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2010-09-09 平成22年第3回定例会(第2日) 名簿
2010-09-09 平成22年第3回定例会(第2日) 本文

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  1. みやき町議会 2010-09-09
    2010-09-09 平成22年第3回定例会(第2日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(宮原宏典君)  皆さんおはようございます。平成22年第3回みやき町議会定例会3日目の会議、御出席ありがとうございます。全員出席です。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしております日程表のとおりでございます。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(宮原宏典君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第1号、2番田中俊彦議員の一般質問を許可いたします。田中議員。 3 ◯2番(田中俊彦君)  皆様おはようございます。議席番号2番田中俊彦です。平成22年第3回定例会におきまして、さきの通告書に基づき一般質問を行います。よろしくお願い申し上げます。  質問は次の4項目です。1つ、学童保育について。2つ、ひまわり児童クラブの北側広場の安全対策について。3つ、町道西尾山田線北浦橋北側について。4、旧中原庁舎跡地について。  それではまず、第1項目めの学童保育についてです。  私は、今年度の第1回定例会で放課後児童健全育成事業について質問いたしておりますが、再度お尋ねするものです。  町の例規集の放課後児童健全育成事業には、目的として、核家族化の進行並びに女性の社会進出により保護者等が常時労働などにより昼間家庭にいない家庭(留守家庭)の児童の増加及び多様な児童の健全育成上の諸問題に対処し、留守家庭小学校児童放課後児童)の育成及び指導に資するため、遊びを主とする健全育成活動を行う児童クラブを設置し、児童の体力増進、情操を豊かにするなど、児童の福祉増進に資すること目的とするとあります。  また、事業内容及び方法などには、放課後児童に集団生活を体験させ遊びを中心とした生活指導を通じて児童の健全育成を図るものとする。2つ目に、事業の実施に当たっては放課後児童健全育成を指導する者(指導員)を配置し、放課後児童受け入れを行うとあります。  また、対象児童は原則として留守家庭の小学校1年から3年までに就学している児童とする。ただし、夏期休業中については4年から6年生の児童も対象にするとあります。  現在、町内4カ所の児童クラブでは、1年生から3年までの児童と事情がある4年生が保護者の迎えまでの数時間を過ごしております。今後さらに核家族化の進行と女性の社会進出が拡大するであろうと考えられる中、保護者にとって放課後児童クラブは大きな頼みの綱となるものと思われます。  ところで、保護者の方からは次のような声をよくお聞きいたします。現在は基本1年から3年生が対象だが、今後、夏休み期間だけでなく通常期においても4年生から6年生の受け入れがあれば、子供を気にすることなく仕事に取り組むことができるのだがなどなどのお声でございます。  そこで、次の2点について御質問します。
     1つ、ことしの夏休み期間における各校区の学童保育ごと学年別人員及び問題点、あったのかなかったのか。  2つ目に、今後、通常期における対象学年の引き上げは。以上の2点でございます。  以上で1回目の質問を終わります。  なお、2回目からの質問及び2項目め以降の質問は自席にて行いますので、よろしくお願いいたします。 4 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 5 ◯町長(末安伸之君)  おはようございます。通告1号、2番田中議員の御質問にお答えをいたします。  まず、学童保育について2点御質問いただいておりますので、順を追って御回答を差し上げます。  まず、1点目の夏休み期間中における各学童保育ごとの学年別の人数及び問題点の有無については、教育委員会のほうから答弁をいたします。  2点目の、今後通常期の対象学年の引き上げについて御回答をいたします。  原則として1年生から3年生までをこの事業対象としているところでありますけれども、夏休み期間の長期休業中に高学年、4年生以上の放課後対策事業の要望がたくさん寄せられまして、また、特に議会の中でも、議会の皆様の御意見等も拝聴しながら試行的に数年前から夏期休業中においてはその取り組みを行っているところであります。  ことしも五十数名の方が利用されたということを聞いております。この中には、通常期において利用されている方が夏休み期間は年上の御兄弟がいらっしゃるということで利用されなかった方もいらっしゃるということです。または、通常期利用していなくて、夏休み期間中利用された方がほとんどでありますけれども、いずれにしましても、保護者等の御意見は非常に助かっているという御意見をお聞きしているところであります。  また、ここ数年前から特別な事情がある方について、その受け入れを拡大していただきたいというニーズもありました。3月に3番議員の御質問等もいただきながら検討を加えた結果、試行的に例外措置としてことし4月から就学委員会支援学校に適当と判定された方、いわゆる県立中原養護学校に通学されております4年生の方1名の児童については、家庭等の事情を勘案しまして4月から試行的に既に受け入れをいたしております。  また、今後、例外措置を拡大するために、町内の支援学級に在籍する児童につきましても、来月10月から受け入れを開始したいということで、9月中に学校長を通じて周知を図りまして、利用者の入所審査を行ってまいりたいと考えております。  4月から行っておりますのは、特に身体的な御障害等をお持ちで支援学校の方を対象としておりますが、保護者の方も大変喜んでいただいておりますし、それを受けまして町内の支援学級を利用されている方についても対象例外措置の拡大を10月から行いたいということで周知をしていきたいと思っております。  なお、御質問の一般の方、いわゆる4年から6年生の方すべてを対象にする考えはないかという御質問だと思いますけれども、本事業については、原則は1年から3年ということで国の事業補助金等を活用しております。今現在、4年生以上については町単独で行っておりますけれども、今、御質問でありましたように、核家族化とか女性の社会進出、昼間の留守家庭が非常に多いという中、それと子供さんの健全な育成等をかんがみますと、4年生、6年生の中にはやはり適切に放課後対策を利用されたほうが好ましいという方もいらっしゃるという実情もつかみつつありますので、結論といたしまして、すべての方を対象にしますと、仮に今まで利用されていた人数を想定しますと施設が足りません。新たな受け入れ施設をつくらざるを得ません。そのようなことで、即時来年度から対応することは非常に困難と思われますので、来年からは例外措置のさらなる拡大を図りたいと考えています。  支援学校は4月から取り組んでいます。支援学級については10月から取り組みます。それ以外の児童の方についても、特別な事情で入所を希望される児童に対して、来年4月から放課後児童入所審査委員会たるものを組織、設置をいたします。そして、適切な入所審査を行い、実施のできる方向で検討をしてまいりたいと考えているところであります。いわゆる身体的、知的、そのような事情のある方以外についても、特に家庭等の事情、やむなく保護者の方の勤めがどうしても日々遅いとか、保護者の方が長期病気にかかられたとか、さまざまな特殊事情をかんがみて、その対象の拡大を図っていきたいと考えております。  そのための資格の審査をさせていただく組織化を図ってまいりたいと考えておりますので、今後、まず、徐々に例外的な措置を拡大しながらニーズの的確な把握に努めて、この事業の推進、充実を図ってまいりたいと考えているところでございます。  以上、質問にお答えを終わります。 6 ◯議長(宮原宏典君)  山崎社会教育課長。 7 ◯社会教育課長(山崎宏敏君)  皆さんおはようございます。社会教育課山崎です。  2番議員の1番目の質問の、夏休み期間における各学童保育ごとの学年別の人数及び問題点の有無についてお答えいたします。  順を追って報告いたします。  まず、ひまわり児童クラブの1のほうですけれども、1年生が28名、2年生24名、3年生1名、4年生1名、計の54名です。  それから、ひまわり児童クラブの2のほうですけれども、3年生が24名、4年生8名、5年生6名、計の38名となっております。  北茂安児童クラブですけれども、1年生が21名、2年生20名、3年生17名、4年生8名、5年生10名、6年生7名の83名となっております。  それから、三根東児童クラブですけれども、1年生6名、2年生8名、3年生12名、4年生3名の29名となっております。  三根西児童クラブですけれども、1年生12名、2年生18名、3年生13名、4年生4名、5年生2名、6年生8名、合計の57名となっております。  問題点の有無でございますけれども、特別これといった問題はなかったかと思っております。  以上、1番目について報告を終わります。 8 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 9 ◯2番(田中俊彦君)  2回目の質問に入らさせていただきます。  まず、学童保育のことしの夏休み期間学年別人員ということでございます。1年、2年、3年、これは通常期より確かにふえているかというふうに思っておるんですけど、4年生以降、4、5、6で4児童クラブ合わせると57名だったというふうに記憶しています。それでよろしいですかね。──はい。  そこで、この57名、6年生が意外と少ないということは、確かに自分たちでいろんなものができるということだろうと思います。ところが、やっぱり4年生が24名ということで、若干多いのかなという気がいたします。そういうことで、やはり4年生ということになりますと、3年まで、3年生の春休みを挟んで4年生になるわけでございます。進学するわけでございます。そこで、つい最近までこの学童に行っていたのが、極端に言いますと、はい、あしたからはあんたはもう家に帰ってきなさいということになっている嫌いがあるわけですね。  そういうことをひっくるめまして、やはり4年生、5年生、あるいは6年生、ぜひ児童クラブで預かっておいていただきたい、そうすることによって、私たちはきちんとした仕事、気にせずに仕事ができます、仕事することができますというお声だと思っております。  それから、今後の対象学年という部分で、先ほど一般質問の当初に申し上げました今年度の3月議会の中で教育長、このようなお話を御回答いただいております。すべての4年生から6年生については、今後、学校、保護者としっかり対応しながら検討していきたいというようなお声をいただいているわけでございます。そして、検討していただいた結果がどうなったのか。  また、末安町長におかれましては、県内でも4年生以上を取り組んでいるところがあると、その先進例などを調査するというような御回答もいただいておるわけでございます。  そこで再度申し上げます。  今年度の夏休みの問題は特別なかったということでございます。なければ幸いでございます。ところが、今後の通常期の対象学年の引き上げについて、再度拡大することは検討した結果どうなったのか、あるいは今後どうなされるのか、再度お尋ねするわけでございます。よろしくお願いします。 10 ◯議長(宮原宏典君)  大坪教育長。 11 ◯教育長(大坪春美君)  学童クラブの件なんですが、再度補足にもなりますけれども、通常時は4クラブで178名おります。夏休みが261名でした。その中で、4年生、5年生、6年生の問題が上がってきておりますけれども、まず、通常時も4年生に関しては今後また保護者と学校と再度お話し合いを進めていきたいと。急に4年生になったら自分でという、先ほど議員が言われたとおりだと思っておりますので、これはもう地区の懇談会の中でも声が上がっておりますので、検討していきたいと思っております。  ただ、1つだけ、各学校4校、学童について学校とお話をしてまいりました。その中で、やはり5年生、6年生は少し自立をする、地域の中で育てることも必要じゃないでしょうかという学校からの4校の校長、管理職、いろんな学年主任とお話し合いの中では出てきております。  というのは、私自身も少しは地域の中で育っていくことも大事かなという思いも持っております。特に、学童に来ている子供たちは保育所も3年、4年と、そしてそのまま学童で6年間となると、9年から10年間はすべて帰りは保護者のお迎えで帰るんですよね。だから、帰りのときに、その地域の子供たちと学童班で帰ることは1回もないんですね、6年生まで預かると。  だから、やっぱり帰りは子供たち、楽しそうですもんね。列を乱しながら道草をしながら、そういう部分もあるし、やっぱり5年生、6年生になると、小学校のリーダーになってくるわけですので、できることなら学童班の中で元気に帰ることも子供の成長の中で必要かなという部分も、私自身も感じています。  でも、特別な事情のある子供さん、どうしてもという、9時、10時しか保護者が帰れないとか、そういう家庭については、しっかり今後相談をしながら進めてまいりたいと思っています。そういう事情ですので、4年生についてはしっかり対応してまいりたいということです。  そういったことで、子供たちを地域の中で育てていく、例えば、女の子はお母さんの帰ってきなっ前に米ば洗うとこうかねとか、洗濯物ば取り込んどこうかねとか、そういった家庭の中でも子供たちの成長の中に必要かなと、そういう部分も思っております。だから、あくまでもいろんな家庭の事情がありますので、しっかり今後面談をしながら取り組んでまいりたいと思っております。  以上です。 12 ◯議長(宮原宏典君)  社会教育課長。 13 ◯社会教育課長(山崎宏敏君)  議員さんの県内での4年生以上受けているところがあるのかという質問でございますけれども、佐賀市のほうで8クラブですね、これは21年度分ですけれども、8クラブ、17名を受けております。それから、鳥栖市のほうで1クラブ、1名ですね。それから神埼市のほうで7児童クラブの45名、それから基山町で1クラブ15名、それから吉野ヶ里町で1クラブ3名、唐津市で5クラブの17名、伊万里市で4クラブの8名、玄海町で1クラブの19名、有田町で2クラブの16名、それから嬉野市で2クラブの6名となっております。  県内の状況は以上でございます。 14 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 15 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  検討しました結果、先ほど教育長が申しましたように、学校現場等も含めて検討した結果を町長部局と教育委員会で協議しました結果、4月からまず支援学校に通学される方は受け入れをすべきだということで試行的に受け入れをしてきました。  さらに、支援学級に在籍されている方も、4年生になったら利用できませんので、その状況等をまずは努力をしていただきました。学校の現場の協力、途中まで下校時送っていくとか、また、保護者の方が途中まで迎えに来るとか、週2回、そのようなことも試行的に行ってまいりました。そして、夏休み期間については利用していただきましたが、その中で、やはり放課後対策クラブをフルに利用しているときと、夏休み等の状況を観察しましたら、そのお子さんの情操的な面を含めて、非常に夏休み期間中、フルに利用しているときが情緒的にも非常によかったというようなことでありましたので、それらの試行的に行った結果を踏まえまして、10月からは支援学級の方を受け入れるという結論に達したところであります。  来年4月からは、先ほど無条件に4年から6年まですべて希望者を受け入れることも検討を加えましたが、施設の問題、そして教育委員会、学校としては、自立を損なう点もあるのではないかということで、やはり地域力というか、家庭力、地域力を損なうような施策はベターではないのではないかというような意見等も踏まえまして、先ほど申し上げましたように、特別な事情で入所を希望される方を、その放課後児童入所審査委員会たるものを組織しまして、学校現場、教育委員会、また福祉サイドと協議をして、適切な審査を行っていくということをしています。  よって、限りなく保護者の実情に即して受け入れをしていくということで御理解をしていただければ大変ありがたいと思っております。  以上です。 16 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 17 ◯2番(田中俊彦君)  3回目でございます。  いろんな御答弁いただきました。なお、その中で4年生以上の受け入れということで、佐賀市の8クラブを初め、嬉野市の2クラブまでというふうなことで、同じ県内でもこんなふうに受け入れをされているところがあると。あるいは三養基郡だけ見ても基山町で1クラブではございますけど、それから隣の鳥栖市、三養基郡じゃないものの鳥栖市、吉野ヶ里町というようなことで受け入れるというようなことでございますので、今後ぜひ御検討していただきたいと思います。  ところで、4年生以上、4年生の授業が終わる時間、これからいきますと3年生までで大体3時から受け入れということでございますので、4年生、あるいは5年生、6年生ということからいきますと、希望がどれくらい、何名ぐらいの方が実際通常期に預けるということあるかもしれません。そういう方たち、例えば、5年生が、あるいは6年生が4時半から5時に授業が終わるんだったら約1時間というようなことになるかと思います。ですから、ぜひここら辺はもう一度、保護者の皆さんのお声もお聞きしていただき、あるいはそれを受けて、町、あるいは議会等々で御検討していただけたらというふうに思っております。  ただ、再度申します。非常に子供がやっぱり気になると、確かに小学校5年生、6年生となっても、やっぱり親から見たら子供は子供なんですね。ですから、そういうことで、今、こういう大変厳しい経済状況の世の中です。そこでしっかり仕事をしなきゃいけない、仕事をしたいという保護者の方の思いも、ぜひ受けとめていただけたらというふうに思っております。  以上で終わります。 18 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 19 ◯町長(末安伸之君)  まず、今後、学校の現場、いわゆる教職員だけじゃなくて、直接指導に当たっていただいている指導員の方についても協議をしていかなければなりません、方針に沿ってですね。そして、さらに来年4月の対応についても、協議をこれから開始していきます。特に3年生から4年生に進級する際が一番御本人、保護者も戸惑いや、そしてまた不安等もあると思いますので、4年生に進級して数カ月、夏休みまでぐらいは受け入れることも1つの検討課題といたしますし、特別な事情の例外的措置を緩和したいというか、拡大したいという中で、例えば、ひとりのお子さんとか、または兄弟が多くても長女、長男とか、逆に年上の兄弟がいるところとか、そういうところを見分けながら、審査会の中で適切な判断をしていきたいということで、特別な事情については家庭の事情、家庭に帰られて留守家庭であっても御兄弟とか、また御親戚の方が近所にいらっしゃるとか、そういう等も1つの判断基準にもさせていただきながら、保護者のニーズにおこたえをしていき、なおかつ子供さんの自立を促進させるようなこととあわせて実施していかなければならないと考えております。  今後、町、そして教育委員会の最終的な方針を学校に伝達し、保護者並びに直接指導に当たっていただいています指導員の方々と最終的な調整を踏まえながら、来年の4月実施に向けての準備を進めていきたいと考えております。  以上です。 20 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 21 ◯2番(田中俊彦君)  次に、2項目めのひまわり児童クラブの北側広場の安全対策についてでございます。  この北側広場は、児童クラブ子供たちボール遊びや縄跳び、鬼ごっこ、また川遊びなど、それぞれが自由奔放に遊ぶために必要な広場でございます。一方、指導員の方たちは、事故がないように注意を払いながら子供の遊び相手などてんてこ舞いが現状でございます。  しかし、子供たちが遊んでいるこの広場を、子供の送迎や地域の方と思われる車両が横切っていくのを多々目にいたしております。この状況を見て、今までよくぞ事故が起きなかったと感心するとともに、指導員の方々の御苦労に感謝しつつ、今後も事故がないようにと願うものでございます。  ところで、ことしの7月22日の佐賀新聞に学童保育で大けが23人との記事がございました。記事の内容を御紹介しますと、ことし3月下旬から7月上旬までの約3カ月半の間に、14の県で23人の児童が大けがを負っていたことが厚生労働省のまとめでわかった。遊具のけがが11人で最も多く、玄関などでの転倒が7名、車との接触事故2人。国民生活センターは今春、学童保育で起きた事故を国が把握する重要性を提言。これを受け、厚生労働省は治療に1カ月以上必要な重傷事故を報告するよう自治体に通知し、初めて事故の実態を集約した。なお、負傷の内訳は、骨折21人、捻挫が1人、1人が歯を折ったということでございます。  また、学年別では1年生12名、2年生7人、3年生3人、4年生1人ということで、低学年ほど多かった。また、事故の場所別では、けがをした場所別では校庭など屋外が14人、ホールなどの屋内9人、遊具でけがをした子供はブランコから転落し手首が折れたなど、車との接触事故では指導員1人が児童5人と移動中、車のタイヤに接触し、すねを骨折の例があり、いずれも指導員がいたときの事故だったとのことです。  ひまわり児童クラブは約70人の児童たちが集う大世帯であり、少しでも事故につながる要因は取り除くことが必要と考えます。  そこで、次の点について御質問します。  児童が遊ぶこの北側広場を車両通路として使用されているが、安全対策として北側の水路に沿った車両通路の確保ができないのか。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 22 ◯議長(宮原宏典君)  森教育委員会事務局長。 23 ◯教育委員会事務局長(森 要兒君)  田中議員の2番目の御質問で、ひまわり児童クラブの北側広場の安全対策についての御質問でございます。この件につきまして御回答を申し上げます。  中原小学校北側の学校敷地内を、現在一般の車両等が通行をされているのが現状でございます。このことにつきましては、圃場整備事業が学校敷地の北側のほうで行われておりますが、それ以前から学校敷地と隣接した里道、農道を農業、水路管理の関係で利用をされているのが現状でございます。  また、圃場整備の完了後につきましても、里道の形態が一部変わってはきておりますが、学校敷地に隣接した里道は現在でもあるわけでございます。存在をいたしております。その中で、車両が通行をされているところでございます。
     北側に沿った車両通路の安全対策としての確保についての御質問でございますが、子供たちの安全面と現在生活道路として利用されていることでの車両専用の通路確保を現在考えなければならないというふうなことで思っております。水路の補修は学校敷地内の樹木等の伐採等も、車両通路を確保することによりまして、そのようなことが要因として出てくるわけでございますので、現在、建設課等とどのような車両の通路の確保をしたほうがいいか、現在、現地を調査させていただいておるところでございます。  最後になりますが、子供たちの安全対策につきましては、常に最重点的に考え、今後ともけががないように、指導員の皆様方と連絡をとり合いながら努めていくというようなことで考えておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思っております。  1回目の御質問の御回答を終わります。 24 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 25 ◯2番(田中俊彦君)  今、もともとは圃場整備事業後のというようなお話がございました。ただ、これを見ておりますと、子供さんを迎えに来た車両、あるいは地域の車両が、子供たちはもうやっぱり車を気にすることなく一生懸命遊んでいるわけですね。そこを──そうですね、徐行までもいかないスピードです。ということは、やっぱりぶつかったら大変なけがをするぐらいのスピードで、かなりの車がここを通るということでございます。  一方、委員会でも3月、たしかここのところ見に行ったことがございますが、そのときでもすぐ北側に水路がございます。水路から西にということで、本来はもっと水路のところの里道というんですか、あの道が広かったというようなお声もお聞きしております。  ですから、そういうことを考えて、若干費用はかかるかもしれません。あるいは地域の御理解もいただかにゃいかんかもしれません。しかし、子供たちは今のところあそこの広場、それから運動場の南側のアスレチック、あそこなんですよね、遊ぶのは。やっぱり70名の子供があちこち散らばって遊んでいる、そういう状況を見ますと、指導員の先生方も一人一人、目をかけていると言いながら、やっぱり守り切れない部分がもしかしたらあるかもしれません。  ですから、そういう事故につながるだろうと思われる要因、これはやっぱりつみ取っていかないかんじゃないか、こんなふうに思うわけでございます。幸いに北側の水路に沿って、あるいは上地方面に西方面に道路が1本通れば、通すことができれば、あの広場内を車が通るということは避けられるんじゃないかと、このように思う次第でございます。再度答弁をお願いいたします。 26 ◯議長(宮原宏典君)  森教育委員会事務局長。 27 ◯教育委員会事務局長(森 要兒君)  田中議員の2回目の御質問に御回答いたさせていただきます。  今、御質問があっておりますとおり、安全対策については、最重点的に行っていかなければならないというようなことは、先ほども申し上げたとおりでございます。  また、御質問の中でも言われておりますとおり、原因については当然排除をしていくというふうなことで考えていかなくてはならないというふうなことは十分認識をいたしております。  現在、現場の現況を見てみますと、上地方面からの里道の内を通るというふうなことでいきますと、今現在、学校敷地と水路側についてはフェンスが設置されておるわけでございまして、現況のフェンスの北側、水路側を通るということになりますと、現在の用地では里道の幅員では車両の通行ができないような状況でございます。1回目の質問で言いましたとおり、ここを通すというようなことになりますと、水路の補修なりが当然必要になるかと思っております。  それと、若干幅員等が狭いような状況でございまして、フェンス等の撤去、それから樹木の伐採ですね、桜の木とか数本あの水路の対面にございますが、学校敷地内にありますが、その分の伐採等も若干必要かなというようなことで考えております。  それから、反面、学校の中に車両の通路の確保をするということになりますと、児童クラブ子供たちの遊び場が狭くなるというような原因も発生をしてきます。したがいまして、一番好ましい対策といたしましては、最初に言いましたとおり、水路のほうにフェンスの北側、水路沿いに車両の通路を確保したほうがいいというようなことで、現在、1回目の御質問の中でもお答えをさせていただきましたとおり、現場の調査を現在やらせていただいておるところでございます。  ですから、この安全対策につきましては、早急に対処するべきものだとは思っておりますが、そのような工事関係の調査等も必要でございますので、若干時間をいただきたいというふうに思っておるところでございますので、どうかよろしくお願いしたいと思っております。 28 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 29 ◯町長(末安伸之君)  補足をさせていただきます。  御質問通告を受けまして、一昨日、現地を教育委員会と副町長、総務部長含めまして踏査をいたしました。反省いたしている点については、大変危機意識が薄かったなということで反省をいたしています。なぜなら、一般車両も通行されていますけれども、なおかつ、その東側に、今耐震工事を行っておりますけれども、現場工事の設置を許可しております。その工事関係車両も通行しております。非常にその点では、それに対しての対策が事前にできていなかったのではないかということで反省をしているところであります。  つきましては、現在、北側広場は浄化槽が埋設をされています。そして、アスファルト舗装されて駐車場として従前から活用しています。しかしながら、桜の木を初め、その広場と高木で遊ぶ子供さんが多いということで、その遊び場を確保することも必要なことではないかということで、結論として水路側の補修を行いたいと思います。  現在の里道が狭くなっておりますので、水路側等に補修を行い、一般車両が通行できるような幅員を確保したいと、そして、遊び場との区分をして安全対策をいたしたいというふうに考えています。できるだけ敷地内を横断しなくて、敷地の北側にもともと里道というのはありますので、それにアクセスするようなことを考えたいと思っております。  それと今、東側に工事現場として貸しておりますけれども、この広場を主に子供さんの遊び場として整備をすべきではないかと。北側の浄化槽の埋設したところを遊び場ではなくて、やはり主たる遊び場については旧中原庁舎跡地を整備して、安全対策等を施しながらしていくことの必要性を一昨日感じたところでありますので、これに対しては、事故はいつ起きるかわかりませんので、早急にその対策案について取りまとめをさせていただき、一日も早く対策を講じることで努力をしていきたいと思っております。  それとあわせて、先ほどの例外措置の拡大、10月と来年4月、これが学校現場と指導員の方々にまだこれから周知をしていきますので、あわせて他にそういう事故の発生する可能性とか、そういうリスク等を含めまして、現場の意見を集約して安全対策を講じていきたいと考えています。  年々利用者もふえて、そしてまた、支援学校、支援学級初め、利用者も多様化されていますので、それに対する施設面の安全対策については、細心の注意を払う必要性がありますので、あわせて現場の意見を集約して、この御質問の点とあわせて検討を加えてまいりたいと考えています。  以上でございます。 30 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 31 ◯2番(田中俊彦君)  3回目でございます。水路側の補修を行うというようなことをひっくるめまして、大変前向きな御回答ありがとうございました。期待しております。  ただ、これができるまでは、やはりいつ事故が起こるかわからないという部分でございますので、例えば、あの広場、スピードの規制なり、あるいは注意を呼びかける看板なり、これをとりあえずはみんなが、だれが見てもわかるようなものを、何か注意を喚起するものをしていただく、あるいはそれこそ学校の保護者懇談会などの折にも、学校側からそういう御注意をしていただけたらというふうに思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 32 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 33 ◯町長(末安伸之君)  教育委員会でできることは十分にしていただくと思いますけれども、町長部局としてできることは、その車両の規制とか制限等でありますので、恒久的対策としては道路と遊び場を区分したいと、しかし、それまでの間は応急的対策についても検討を、部局のほうで加えさせていただきますので、早急にできることはいたします。  先ほど申し上げたように、中原校区の児童クラブだけではなくて、みやき町の他の児童クラブも含めて、先ほどの例外措置の拡大とあわせて、安全対策に関する意見聴取を行いますので、総合的に対応をさせていただきたいと考えております。  以上です。 34 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 35 ◯2番(田中俊彦君)  それでは、次に3項目めに移らさせていただきます。  3項目めの町道西尾山田線北浦橋北側についてでございます。  株式会社東洋空機の西側から北へ約400メートル、この付近は道路幅が狭く、車の離合ができない道幅ですし、なおかつ北浦橋の上は人と車との離合でも困難なくらいの道幅でございます。  また、簑原方面から南へ向かって中原中学校方面へ右折する場合、1回でハンドルが切れない鋭角のため、数回の切り返しが必要であり、また、右側には側溝があり、大変危険な道路でございます。このような状況を踏まえ、次の2点について御質問いたします。  1つ、北浦橋のすぐ北側は道路幅が狭く、車両離合時には民地に車が乗り入れている状況にある。今後の対策についてお伺いします。  2点目に、中原中学校に向かう三差路は、通学路として使用されているが、道路と北側の側溝には段差があり、また、この側溝にはふたがございません。さらに、昨今の豪雨の際には道路に水があふれ危険な状況にあるということから、今後の安全対策、どのように考えられているのか、お尋ねするものでございます。  以上で1回目の質問を終わります。 36 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 37 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  町道西尾山田線北浦橋北側についてでありますけれども、随分長い間、当該地区のみならず、中学校関係の方々も要望されてまいりました。過去、交渉した経緯もございます。交渉した中で、民地の中に里道が介在していますので、この里道につきましての認識が地権者の方と町側で一致していなかったと。現況としては里道という確認できませんけれども、道部というか、字図等も含めまして、里道があったということは事実であります。  しかし、現況が里道となっておりませんから、地権者の方は自己所有地だというふうに理解されておりましたので、それに対する認識の不一致で今日までその交渉が容易にできなかったということであります。  つきましては、現在は国土調査を行っておりますので、官民の境界確定ができると思っておりますので、ぜひとも地権者の方には里道が介在しているということを御理解いただきまして、その里道との等価、等積交換を行いながらでも準備を進めていかなければいけないと思っています。  現在、その進捗状況については担当課長のほうから答弁をいたします。  あと、2点目についても担当課長のほうから答弁をいたします。  以上です。 38 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 39 ◯建設課長(中島 識君)  ただいま町長のほうからも答弁をされましたけれども、現在、公図の中に里道があるわけでございます。現状につきましては、西尾山田線そのものが東洋空機、それから北浦橋を通って、上の北のほうに上っておりますけれども、この道路そのものが公図には載っていない状況でございます。ただ、町長が申し上げられたとおり、以前のままの里道が、いわゆる地権者の方の間に入っているということで、現状は実際もうございません。水路だけが残っている状況でございます。  そういう状況の中で、やはり地権者との理解をしていただくことが第一であろうかと思います。その理解がいただければ、当然国土調査の中でそれが表現されてくるかと思いますので、そういう中で、いわゆる里道部分の交換等を含めて進めていきたいと思っております。  また、工事関係につきましても、当然、現在西尾山田線につきましては工事も合併特例債を利用しながら、活用しながら進めておりますので、その部分が解決すれば工事もやっていけるというふうに私たちは思っております。  また、2番目の問題でございますけれども、ちょうど今の地権者の方のところの三差路のところで、これを真っすぐ行きますと、姫方原古賀線ということで、中学校のところに着きます。いわゆる中学校の通学道路というふうにされておりますけれども、そういう中で、やはり危険性というのは当然道幅も狭い、また側溝にふたがついていない。また、側溝のふたをしても段差があるというようなことで、私、現場を見てきて、以前にも現場もちょっと見ておりましたけれども、やはり再度見てきて、非常に危険であるということで、現在、ラバーコーンを立てておりますけれども、あれではちょっと車が来たときには車と自転車、また人との離合も非常に困難であるということで、これも先ほど申し上げました、いわゆる地権者との合意ができれば、その部分も含めて工事を進めていきたいというふうな考え方を今現在持っておるところでございます。  以上でございます。 40 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 41 ◯2番(田中俊彦君)  2回目でございます。  今の御回答では、里道との境界の認識で、これが不一致で、あるいはまた不明で、地権者の方との合意は得られていないということでございます。地権者の方と私も再三お話をさせていただいております。地権者の方いわく、地権者の方と今お話ししているこの土地の間に側溝が走っているわけでございます。側溝の横にやはり里道という形でございます。  随分前のお話ということでお聞きしておるのは、あそこのところが道のところに、道路側に、山田線のほうにあの里道がつくと、そして前後を自分のところが1枚のものにあると、そういうお話が過去あっていたというようなことをお聞きしております。過去何十年か前のことだったというようなお話でございますけど、それからいきますと、早くそういうお話をまとめていただきたいと。あれだったら私も間に入ってお話しさせていただくこと、やぶさかではございません。どんどんお使いください。  そういうことで、ここもやはり大変危険です。コーンを今5本ですか、立てていただいております。あれは地域の方があの溝に転落されたということから、町にお願いして今現在立っているわけでございます。ですから、あそこの簑原方面から来て、中学校のほうに原古賀線に行く、あの部分についても、やはりもう少し鋭角なところを、角なんかの処置が必要じゃないかというふうに思っているところでございます。  ぜひあわせて、今後──もう一度お尋ねします。大体どのようなことで、どのようなスケジュールで進まれる予定なのか、お尋ねするものでございます。よろしくお願いします。 42 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 43 ◯建設課長(中島 識君)  議員が御指摘あったように、確かに以前、私たちも年度は何年ということはちょっと、大分古い話ということでわかりませんけれども、その当時、西尾山田線をつくるときに、結局里道を、町道の中に里道も入れるというような話をされたということをお聞きしております。それが実際何十年かたっても今の現状になっているということで、これは当然私たちもそれを早急にやっておくべきだったろうというように思うわけでございます。  そういう意味の中では、現在、国土調査が行われておりますので、その中でやはり十分に地権者の方と協議しながらやっていかなければならないし、今の時点で早急に解決するということになりますと、現在の里道の部分について交換をしていくというような考え方で行かなければならないかと思います。ただ、私も非常に以前のことですので、昔のことを聞かれてもちょっとなかなかぴんとこないもんですから、非常に地権者の方に対して申しわけなく思っております。  そういうことで、国土調査の時期とあわせながらやっていきたいと、また、もしくは交換をやっていくというようなことで、両方の考え方で行こうかと思っております。  また、ラバーコーンを現在、町道姫方原古賀線のほうにはしておりますけれども、側溝に落ち込むというようなことがないように、やはりこれも西尾山田線の改良とあわせたところで、この現地と一緒にやっていきたいというような考え方を持っております。  以上でございます。 44 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 45 ◯町長(末安伸之君)  大変ありがたい御質問いただきましたので、田中議員も御協力いただく旨の御発言いただきましたので、議会中、もしくは議会終了後、担当課長と一緒にぜひ同行していただいて、交渉を開始させたいと思っています。  そして、今後、交換に応じていただければ早くできますけれども、あとは、でなければ国調とあわせながら進めていかなければなりませんので、いずれにしましても、どちらかの方向で早く地域住民の方々の期待にこたえなければならないと思っていますから、ぜひともスケジュール調整して、議会中、もしくは議会終了後に交渉に行くように指示をいたします。どうかよろしくお願いします。 46 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 47 ◯2番(田中俊彦君)  ぜひよろしくお願いします。  そして、この2点目に中学校に向かう三差路といいながら、すぐ右に行きますと、やはりふたがない、それから段差があると、先ほどから申しております部分でございます。ここのところも昨今の雨では、子供たちが通学している中で水が非常にあふれていると、あるいは砂利もどんどん町道のほうに流れ出しているというふうなものでございますので、あわせて非常に危険な状況であるということでございますので、ここも検討していただきたいということでございます。  以上です。 48 ◯議長(宮原宏典君)  建設課長。 49 ◯建設課長(中島 識君)
     3回目の答弁です。  先ほどから議員言われるように、危険な箇所ということで私も認識しております。そういうことで、当然西尾山田線と一緒にあわせたところで進めていきたいというふうに思っております。これから先、また、町長も申し上げたとおり、議会中、また議会終了後、私もぜひ議員さんに同行していただきたいと、そして用地交渉を早く解決させていただきたいと思っています。よろしくお願いします。 50 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 51 ◯2番(田中俊彦君)  こちらこそどうぞよろしくお願い申し上げます。そして、町民の方の安全・安心、少しでも早く実現していただきたいというふうに思っております。  それでは、最後でございます。4項目めの旧中原庁舎跡地についてでございます。  私は、今年3月の第1回定例会におきまして、町有地の有効活用について質問いたしました。内容は、中原校区の西部保育所跡地、あるいは東部保育所跡地及び北茂安校区の西尾住宅跡地の活用についてお尋ねいたしましたところ、町の遊休地を有効に住宅分譲として処分していこうとの考え方を今進めている。今後については住宅誘致に向けての新たな取り組みについて研究と調査を行っている段階であり、総合計画や国土利用計画、都市計画、マスタープラン等の整合性などを図りながら、行政としての人口増につながるような施策も打ち出していきたいとの回答に、住宅誘致が早く実現してほしいと願うものでございますが、そこで、次の点について御質問いたします。  現在、更地となった旧中原庁舎跡地、今後の活用についてどのように考えられているのか、お伺いするものでございます。  先ほども学童保育の広場を中心とした遊び場としたらどうかというような御回答もいただきました。あわせてこれについて御答弁をお願いいたします。 52 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 53 ◯町長(末安伸之君)  先ほど申し上げましたように、耐震関係の現場事務所として貸しておりますが、これに対して少し安全性に対する認識が希薄していたかという反省をしているところでありますが、今後につきましては、教育施設に編入しまして、行政財産としての活用を視野に入れ、検討をさせていただきたいと考えております。  例えば、学校関係者、学校現場の意見も聞きますけれども、考えられるのは、学校関係者の駐車場とか、または児童クラブの皆さんの遊び場とか、または新たなニーズに合った施設、いわゆる児童館とか、児童に関する施設とかいう考え方ありますけれども、今現状では、やはり子供さんの遊び場のほうを優先すべきではないかなというふうに考えております。  これから学校の現場と指導員さん含めて、その活用については意見を集約して判断していきたいと、考え方については3点ありますけれども、私の今、現時点では、まずは遊び場として優先すべきではないかなという考え方を持っておりますが、最終的には教育委員会、学校、現場の方々等の意見を集約して判断をしたいと考えております。  以上です。 54 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 55 ◯2番(田中俊彦君)  今、3点ほどございました。その中でも、教育施設に編入して活用する、特に子供の遊び場として優先するということでございます。ぜひ一刻も早く、今、先ほどからあっていますように、耐震補強工事のための業者の方の駐車場ということでございますけど、これが11月にたしか終わるかというスケジュールでございます。それが終わった時点で、早目にどうするというような御検討していただいた結果を出していただけたらと思います。  ぜひ子供の遊び場として優先するということでも、やはりあそこ、非常に裏門が狭うございます。そして、右も左も民家があってということで、何か現在は変則的な道路になっているかと、入り口になっているかと思います。ここら辺もあわせて、ぜひ何らかの対策をとっていただきたい。そして、子供の遊び場、本当に安全で安心で遊ぶことができる広場、これになれば幸いかと思います。何かございましたら、お答えちょうだいしたいと思います。 56 ◯議長(宮原宏典君)  大坪教育長。 57 ◯教育長(大坪春美君)  私のほうから、教育現場といたしましては、あそこの駐車場が少し遊具とかいろんなものをそろえながら、遊び場としてぜひ利用させていただければという思いは強く最初から、冒頭から持っておりました。特にあそこが、入り口が中原小学校は正門のほうも厳しいし、裏門のほうも厳しいしということで、夏休み中に実は学校と朝の雨の日なんかに車が80台ぐらい、保護者が送ってくるんですよね。それがあそこの中にどんどんUターンをしていくということで、もう事故に遭いそうになることが何回もありました、1学期に。  そういったことで、PTAとの会議をいたしまして、学校と。そして、一方通行の中で、今言っているその遊び場の部分ですね、あれを抜けながら西のほうに抜けるような一方通行の形をということを取り組みました。早速始業式は雨でした。そして、そのときに車が48台来ました。その中で保護者に周知徹底できていたのは2名だけでした。きちっと一方通行で遊び場の中を──朝だから別に構わないんですが、帰りも迎えに来られる方もいらっしゃるわけですね。そうなると、なかなか遊び場の部分を抜けられると、それから一般車両も行くというので、今の遊び場は非常に、給食室もあるしで、調理室もあるわけで狭いんですよね。そういった部分で、北校舎の北は狭いなと、いつも思っていたんですよね。だから、ぜひ庁舎跡地の広場が子供たちの遊び場として提供していただければ、本当に私も希望しています。今後、そういう形で検討いただければと思っているところです。  以上です。 58 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 59 ◯2番(田中俊彦君)  ぜひ安全・安心、先ほどから何回でも申しています安全・安心につながるように御活用いただきたい。また、そして子供たちを守る、あるいは交通事故をひっくるめた事故をなくすというふうにとらえていただきたいというふうに思っております。  これをもちまして、私の一般質問を終わります。 60 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして、通告第1号、2番田中俊彦議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。休憩をとりたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 61 ◯議長(宮原宏典君)  異議なしと認めます。  再開を10時55分といたしたいと思います。よろしくお願いします。                 午前10時40分 休憩                 午前10時55分 再開 62 ◯議長(宮原宏典君)  休憩中の本会議を再開いたします。  通告第2号、10番園田邦広議員の一般質問を許可いたします。園田議員。 63 ◯10番(園田邦広君)  皆さんこんにちは。議席番号10番、園田邦広でございます。通告2号により、一般質問を行います。質問事項は3項目であります。1項目め、県道北茂安三田川線について、2項目め、町道中津隈黒木線について、3項目め、県道335号神埼北茂安線について、以上、3項目でありますので、よろしくお願いいたします。  1項目め、県道北茂安三田川線についてでありますが、質問事項は、この路線に係る部分的な箇所になりますので、4つに分けて質問をいたします。  まず、1点目の東尾交差点改良事業についてお伺いします。  この事業は、町民の皆さんの長年の要望であり、子供たちの交通安全を願う私たちにとっては、待ちに待った事業であります。当初計画では、工事期間が平成19年度から平成23年度まで、事業費10億円、工事内容は交差点から東西300メートル、南北を県道江口東尾線、町道白石西尾線の一部を含んだ改良事業となっています。  既に、平成19年度より事業に着手され、用地買収、工事等が進められておりますが、平成21年度までの進捗状況はどのようになっておりますか。また、平成22年度の予算額とその内容はどのようになっておるのか。さらに、先ほど申し上げましたとおり、計画では平成19年度から23年度までの5カ年計画で完成となっておりますが、予定どおり23年度までに完了できるのか。また、この交差点改良事業が完成後、東側、小学校の歩道橋から天吹酒造工場入り口付近、西側では宮原歯科、東尾交番までの計画はどのように考えられておるのか、お伺いします。  2点目でございます。板部地区の歩道整備であります。  平成18年度より事業が実施され、少しずつでありますが、整備が進んできており、通学路として利用され、子供を持つ保護者は皆、地域住民の方からも大変感謝されております。今後とも引き続き、事業を強力に進めていただきたいと思います。  さて、平成21年度より板部の井野原神社から東へ約70メートルの区間の用地交渉に入られたと思いますが、進捗状況はどのようになっておりますでしょうか。  3点目、中津隈西地区の切通川にかかる、いわゆる夫婦橋についてお伺いをいたします。  この地区は、県の河川であります切通川の改修が進んでおり、現在、舞子地区の井堰関係の工事があっており、あと四、五年で県道まで改修工事が進んでくることは予想されます。県道の橋梁部を河川改修にあわせて改築工事があると思われますが、夫婦橋の設計はできているのか。また、設計される場合、歩道の計画もされているのか、お伺いします。  4点目、板部交差点についてお伺いします。  みやき町は平成22年度から平成26年度までの5カ年計画で、町を縦断する早良・中原交差点から西島交差点まで、約5キロメートルの町道の整備計画がされていますが、私の推測ですが、板部交差点が1つの通過点になってくると思います。現在の交差点は南からの町道原古賀田島線が、この交差点より東側にずれており、信号による分離ではなく、ドライバーの判断で通行しており、非常に危険な箇所となっております。今後の町道計画において、正規な交差点になるよう改良していただきたいと思いますが、計画はどのようになっておるのか、お伺いをいたします。  以上で、1項目めの質問を終わります。  2回目からは自席にて質問させていただきます。 64 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 65 ◯町長(末安伸之君)  通告2号、10番議員、園田議員の御質問にお答えをいたします。  まず、県道北茂安三田川線について、4点御質問いただいておりますので、順を追って御回答を差し上げます。  1点目の全体計画の進捗率につきましては、県道北茂安三田川線東尾交差点工区の改良工事は、全体事業費が1,260,000千円であります。平成19年度より事業着手をされています。平成21年度末での進捗率は69%となっております。  2点目の平成22年度の予算とその内容についての御質問であります。  平成22年度の予算としましては310,000千円が計上されております。工事につきましては、交差点内のボックス工事が終わりまして、1期区間の上下流の河川のつけかえ工事と上流側の旧河川の土質改良、現県道の改良工事が予定されています。  また、用地関係につきましては、現在、2期区間の用地交渉を進められているところであります。  3点目の平成23年度までに計画どおり完了できるかという御質問でございますけれども、当初計画では、平成19年度から23年度までの5カ年事業で計画をされておりましたが、工程等の見直しを行われた結果、現在、1年延びまして、平成24年度まで計画変更をされております。今後とも早期の事業の進捗に努めてまいりたいと考えております。  4点目の当初の計画が完了した後の以東、いわゆる小学校歩道橋から天吹酒造工場入り口から西のほう、東尾交番までの計画はという御質問でございます。  現在の計画では、東尾交差点工区の500メートル区間の事業が進められておりまして、それから、西の区間はまだ具体的な計画は示されておりません。当初は、東尾交差点までで平成14年に東尾交差点から小学校までの区間の調査を開始されようとしましたが、諸事情で中断され、事業そのものが一たん白紙になっておりましたので、合併後協議に行きました結果、現在の500メートル区間についての事業化をしていただいたところでありますから、それから西については白紙のままで、具体的な計画は示されておりません。東につきましては、具体的な検討もされておりません。  現在、事業の傾向として短期的、集中的に行われておりますので、今後につきましては、西につきましては事業化に向けて要望を行ってまいりたいと考えております。  以上、御質問にお答えを終わらせていただきます。 66 ◯議長(宮原宏典君)  小さな2、3、4、一緒に。2、3、4が一緒になっておりましたので。 67 ◯町長(末安伸之君)続  失礼いたしました、答弁漏れでございます。  県道北茂安三田川線につきまして、板部保育所前の歩道工事はいつになるかという御質問でございます。  これについては、地元の区長さん、そして、園田議員も現地調査等をしていただきまして、その必要性、いわゆる優先的なものについて協議をさせていただき、要望をさせていただいた結果、この歩道整備については、平成21年度から井野原神社から東側に70メートル区間の用地交渉を進められているところであります。  そのうち、東側の東部水道企業団の水管渠部分は、歩行者が車道側にはみ出す場所でありますので、特に危険箇所であります。その箇所の西側の宅地の用地買収につきましては、地権者の方の御理解をいただき完了しております。よって、今月中には宅地部分、約20メートルありますけれども、工事発注が予定されております。  また、井野原神社の用地交渉は、神社庁との協議等に時間を要しておりますが、平成22年度、今年度中には契約をしたいという考え方を示されております。また残りの土地の買収につきましては、平成23年度の対応となるという見込みでございます。  続きまして、県道北茂安三田川線の切通川河川改修に伴う中津隈橋、いわゆる夫婦橋の設計はできたのか。または、橋梁の東西に至る歩道設置はという御質問でございますが、県の河川、切通川の河川改修工事が下流より施工され、現在、舞子地区まで進んできております。  今後、県道北茂安三田川線の夫婦橋のつけかえ工事も河川改修にあわせて実施をされる予定であります。設計業務の状況につきましては、鳥栖土木事務所に確認しましたところ、まだ設計委託業務はされておられません。また、歩道計画は、橋梁の詳細設計をされる際は橋梁の工事影響範囲につきましては、北茂安三田川線の将来計画、いわゆる両側歩道にあわせて計画をしていただきますよう強く要望をしたいと考えております。  次に、町道新設計画に係る板部交差点改良についての御質問にお答えをいたします。  本町の町道改良計画は、平成22年度より5カ年の事業期間で、国の補助事業、道整備交付金で実施する予定であります。今年度、測量、設計業務を行うことにしております。現在、事業の発注の準備をしているところであります。  板部交差点については、議員の御指摘のとおり、不整形でありまして、特に南から来られる車両の運転者の方も、どの信号を見たらいいかということで大変迷うところであるということでございまして、大変危険な箇所と認識をいたしております。今後は、県道の道路管理者、公安委員会等関係機関との協議を踏まえまして、より安全な交差点となるよう検討していきたいと考えております。  しかしながら、ことし1月に県の道路課より、平成22年度をもって、今年度をもって、この道整備交付金事業そのものが行政刷新の取り組みの中で廃止になる可能性が強いという連絡が入りました。大変憤りを感じています。新しい政権になりまして、必要な事業そのものについて特に継続的に、一度採択を受けたものさえ、行政刷新の中で廃止をすることについては強い憤り等を感じておりますので、これについては、事業の継続ができるよう強く支援措置の要望活動を政権政党並びに県選出の国会議員に強くお願いをしていきたいと考えておりますので、ぜひとも議会の皆さんの強い御支援、そして、働きかけ等もお願いしまして、答弁とさせていただきます。  以上です。 68 ◯議長(宮原宏典君)  園田議員。 69 ◯10番(園田邦広君)  2回目の質問に入ります。  東尾交差点については、今、質問したことについてはすべてお答えをしていただいたものと思っております。この件については、7月21日に推進協議会が開かれて、そこで説明があっておるようです。これは町長の行政報告の中で言われておりますので、その中で説明があったろうと思いますが、私は推進協議会に入っておりませんので、わからないために質問をするわけです。  昨年度までの進捗状況は69%、それから、予算については310,000千円というようなことでありますが、その内容については、いよいよ前川のつけかえ工事が始まるということでありますが、この前川については、今の前川の幅ではなく、約5メートル程度だったと思います。深さも大分深くなるというようなつけかえということを聞いております。  それで、今度の310,000千円の内容、つけかえ工事がどこら辺になるのか、今、ボックス設置をされておるものから西になるのか、東になるのか、その点をお伺いしたいと思います。  それから、23年度までの計画が24年度にずれ込むというようなことでありますが、当初の計画は19年度から23年度を2期区に分けて工事をするというようなことであったですが、それからまた、計画変更がありまして、1期、2期合わせて、もう同時に進めていくというようなことで、後で変更されたと思います。それが今、町長言われたように、合わせて500メートルになるんだということだろうというふうに思っております。  2期工事については、用地買収が相当残っておると思っております。それこそ地権者の同意を得らにゃいかんわけですから、これも大変な作業になってくると思いますが、ぜひ努力をしていただきたいと思っております。  それで、つけかえ工事が始まる場合に、今の歩道、これをそのまま使われるのか、それとも一部変更をせにゃいかんのか。と言いますのは、通学路になっておりますので、その通学路の検討もされておるのか、そこら辺もお尋ねをしたいと思います。  それから、2点目になります。板部の歩道整備でありますが、用地買収が大体済んだ、1つ残っておるんですか。ここは、井野原神社も含めて、3人の地権者になろうかと思いますが、一番東のTさんのところは、ことしのもう5月ぐらいに工事を始めるというような連絡が入っておったということですね。それが、8月ごろになるとか言って、いまだにその工事はされとらんということを地権者は、どうせならもう早くやってもらわんと、うちは、もう4月に樹木の伐採、それから、庭石の撤去、そういったものをされております。そういうことで、今回の長雨によって、土砂が玄関のほうまで流れてくるというようなこともありますので、早くしてもらいたいということを言われております。
     それから、1つ不動産会社があると思いますが、ここについて、倒産したということを昨年から聞いておりましたんですが、競売にかかったとか言われましたので、そのところはどのようになったのか。今、町長言われたように、ここが難航しておるということじゃなかかなというふうに思っております。  それから、井野原神社については、もう売買契約ができるんですか。これは、いわゆる神社庁所持分になろうかと思いますが、神社庁の許可を受けんといかんというようなことも聞きますし、少しのことは、その神社を担当しておる宮司さんが了解をしてもらえばよかもんなというようなことも聞きますので、そこら辺の手続が今どのようになっておるのか、それをお尋ねしたいと思います。  それから、3点目、夫婦橋の橋梁の設計についてでありますが、先ほど申しましたように、切通川の改修工事が進んでまいっております。それで、この夫婦橋から東西に歩道が整備されておりませんので、ここの整備をお願いしたいというようなことを言っておりますが、これは、昨年の7月に県道三田川線の改良工事推進協議会が行われた際に、鳥栖土木事務所の副所長が出席をされておりました。せっかくですので、その夫婦橋のところの歩道を進捗してもらわにゃいけませんので、その後、御足労願って現地を見てもらいました。当然、末安町長初め、建設課、地元からは地元の区長さんという方で現地を見てもらい、状況をお話しをしたところ、副所長さんは、河川改修の橋梁は、設計ができなければ、それにあわせて歩道の設置もしなければなりませんので、それは調べておこうというようなことで終わっておりました。  そのときは7月でしたので、その年の11月には──ボートピアの開設が11月ぐらいになるだろうということでありましたので、東側にあるその他の町道になりますが、ここは狭いわけですから、ここの分だけでも広くしてくれということを申し上げたところ、ここについては、オープンに間に合うようにというふうな要望をしておりましたが、オープンまでには間に合わず、1カ月おくれぐらいで広くしてもらっております。  このことについては、地元の皆さん初め、御利用される方は大変喜んでおられます。そういうことで対応していただいたことにはお礼を申し上げたいと思います。  もう何回も、この三田川線の歩道設置については申し上げてきました。また、他の議員からも質問があっておりますが、それこそ上峰町からみやき町に入った途端、道路事情が極端に悪くなるということを以前から言われていたわけですね。そういうようなことで、私どもも努力をしたところですが、この夫婦橋の東から200メートルぐらい、米の自動販売機があると思いますが、ここまでは地権者が6名ぐらいおられます。この6名の方については、すべて了解をいただいております。同意するという署名はしてもらっておりませんが、それぞれ個人的にお願いをしたところ、それは協力をしましょうというようなことも言っておられます。1つは、家屋が1軒あるわけですが、そこもできる限りの協力はするということでありますので、この夫婦橋の設計ができなければ、ここが進まないということになると、それこそ、あと何年でもかかると思いますので、できるだけ歩道だけは、大体今県道の歩道というのは3.5メートルを設置しなければならないというようなことになっておろうかと思いますが、それにあわせたところに歩道の先行をしていただきたいというふうに思っておりますが、この点はいかがでしょうか。  それから、4点目に板部交差点については、交付金問題が今、町長言われました。私もびっくりしておりますが、それはそれとして、今後要望していくということでありますので、議会としても、それは強力に進めてもらいたいというのが皆さんの気持ちではなかろうかと思います。  これはまだ、今年度はどうするかという法線ですか、そういったものを調査するということであったろうと思いますので、まず、この板部交差点を通らんよと、そこには行きませんよということになれば、この話は何もならんわけですが、1回目の質問の中で、私が推測するには、ここを通るんではなかろうかということで質問をしておりますので、その点御理解お願いします。  本来は、真っすぐ南のほうに家屋を相談し、土地を買収して真っすぐ南のほうに行けば、それが一番いいわけですが、南のほうの農道、この町道については、先はクランク状態になっております。ですから、そこまで約300メートル近くあるですかね、そこまで行けば、今度の町道もスムーズに、交差点になっていこうかと思いますが、そういうことは恐らく費用的にも大変難しい問題があろうかと思いますので、先ほど言いました白石中原西島線ですか、この町道を利用してということになろうというふうに思います。  そこで、私は今、朝、学童が通学をするときに、板部の信号に毎朝、青少年のサポーターの一員になっておりますので、あそこに行かせてもらっております。それで、交通の状況も見ておりますが、先ほど言いましたように、この道路は交差点の信号がよく見えません、南から出てきたときですね。ドライバーの個人の判断で出てくるということです。  そういうことで、週に一、二回は急ブレーキをかけてみたり、クラクションをどんどん鳴らしてみたり、そういうことがあります。そういうようなことで、あそこに──もう名前を出しますが、中川組の倉庫があるわけですが、あそこの東側に少し余剰地がありますので、あの辺を御相談していただいて、隅切りをして、今の信号を補助的に1本北のほうに立ててもらえば、私は十分その信号で通行できるというふうに思っております。大がかりな改良事業はせんでも、その程度で私はいいんではないかというふうに思っておりますが、これは県の安全協会、ここら辺との協議もせんばいかんというふうに思いますが、そういった費用を少なく、交通がスムーズができるような改良をしてくださいという質問をしておりますので、この点をお願いしたいと思います。  以上です。 70 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 71 ◯建設課長(中島 識君)  園田議員の質問にお答えします。  まず、県道北茂安三田川線の現在、工事をやっております。その中で、もうボックスができ上がり、そして、この部分については河川の切りかえをやっていくわけでございますけれども、河川については、今の現在のボックスの中を通って切りかえをするわけでございます。  そういう中で、現在の歩道、いわゆる通学路となっております。この部分について、どう考えているかということでございます。これは当然、工事をするような中で歩道をつくるという、また通学路という意味の中では当然県のほうも、その分については検討していただいておりますし、また、どのように切りかえをするかということで、歩道部分についても今後、切りかえの時点では北側のほうに通していくと、一時仮道をつくるというような考え方も出てまいっております。  そういうことで、まだ私たちのほうには、県のほうと正式にまだ協議はしておりませんけれども、そのような話は以前あっていたわけでございます。  それから、この部分について、非常に皆様方に御迷惑をかけているわけでございます。また、議員が申し上げたとおり、当初の計画の中では1工区が19年度から23年までということで5カ年計画、この300メートル、それから、2期工区についてはその後ということで計画がなされていたわけですけれども、1工区、2工区一緒に合わせて、19年から23年度というようなことで計画が見直されたわけでございます。しかしながら、今年度の推進協議会の中で、どうしても工程上、23年度までには完成が無理ということで、1年間延長の24年度までというような協議が推進協議会の中でなされたわけでございます。  そういうことも含めまして、やはり2期工事区間につきましては、まだまだ用地を御協力いただく部分もたくさんいらっしゃいますので、今後はぜひ、地権者の関係者の方に御協力をいただきたいというふうな考え方を持っております。  それから、北茂安三田川線の以東分について、以西の分については町長のほうが先ほど答弁で申したとおりでございます。  それから、板部交差点から以西のほうの部分でございます。これにつきましては、第1回目の町長の答弁の中で、御協力をいただいた分については、確かに工期的に少しずつ延びておりますけれども、土木事務所のほうに問い合わせをしたところ、今月中には入札をしていきますというようなことで回答をいただいているところでございます。  また、井野原神社について、今年度どのような状況になっているかということでございます。言われるとおり、この分につきましては、神社庁ということで、神社庁との協議がなされているわけでございますけれども、これも土木事務所においては、22年度、今年度中にはぜひ契約をしていくというような心構えで臨んでおられますので、どこの時点まで行っているかということまでは、私まだ確かめておりませんけれども、22年度中にはできるというようなことを言われております。  それから、夫婦橋の関係でございますけれども、これは議員さん先ほど申し上げられたとおり、昨年7月の推進協議会のときに現地を見ていただいたというようなこともございまして、土木事務所としても、その夫婦橋の改良の必要性というのは当然、わかって検討されているわけでございますけれども、現在、切通川につきましては、舞子堰を今年度中に完成させるというようなことも計画をされておりますし、また、夫婦橋のすぐ下に1つ堰がございます。こういう部分も含めまして現在検討をされておるわけでございまして、当然、その歩道につきましては、橋のかけかえと一緒にやっていくということで、議員、先ほど申し上げられたとおり、歩道について別の考え方でできないかということで言われておりますけれども、私たちもそのようなことで、できれば、今後は話を進めてまいりますけれども、土木事務所としては、やはり橋のかけかえと同時にというようなことで考えられておりますので、この分については今後、地元の意向もよく踏まえまして、協議をさせていただきたいと思っております。  やはり夫婦橋から以東についても、6人程度の地権者の方があると思いますけれども、その方たちについても、もう内諾はいただいているというような議員の話がありました。そういう意味も含めまして、私たち、当然ながら、残っている部分につきましては宅地部分、それから、宅地の部分であっても家がかからない部分、それから畑の部分というようなことで色分けを土木事務所と協議しながらつくっておりますので、その部分も含めて、土木事務所にも今後話をさせていただきたいと思っております。  それから、板部の交差点の部分につきましては、先ほど町長からも申し上げられたとおり、現在の段階では、今月1日に今までの事業、22年度までやった部分については当然、予算化されて、国のほうも認めておられますけれども、行政刷新の中で、23年度以降については取りやめというようなことが県から通達がなされてきております。  そういう意味では当然、町としても、これから新規認定をしていただくというようなところについては、当然、そういうこともあろうかと思いますけれども、現在はもう既に認可をされ、実施しているところにつきましては、このまま事業を進めさせていただきたいというようなことで思っておりますし、また町長も先ほどから申し上げておられますとおり、今後、いろんな機関を使って要望していくということで、この存続をぜひ、私たちも望んでいるところでございます。  また、交差点部分の改良につきましては、一番妥当な線というのは、やはり、県道の交差点と一緒になして、直角にするのが一番当然のことだろうと思いますけれども、いろいろな面でやはり、用地交渉が難航することもあろうかと思います。そういうことで当然、町の考え方としては、今の現道板部江口線を利用しながら、あるところでやはり県道に直角にしていきたいというような考え方を持っておりますし、また、これにつきましては、議員の御提案のとおり、ある部分について隅切りをして、信号を1本動かせばいいんじゃないかというようなこともあろうかと思いますが、これにつきましては、県の公安委員会、また県道でありますので、土木事務所とよく協議をしながら進めていかなきゃならないと思っておりますので、今後、その部分についても十分なる検討をしていきたいと思っております。  以上でございます。 72 ◯議長(宮原宏典君)  園田議員。 73 ◯10番(園田邦広君)  3回目です。この東尾交差点については、つけかえ工事はどこから始まるかと、区間の問題を尋ねとったと思いますが、3回目で結構です。  それから、工事の際には、今度歩道を変更せんでよかということであれば問題なかろうと思いますが、いずれは、ずっと工事が進んでくれば、歩道の変更はせにゃいかんというふうに思いますが、その際に、恐らく北側の西尾公民館の南のあの道路をずっと東尾交番の横から北側に入って、ずっとあの道路を行かれるというような通学路になっていこうというふうに私は思いますが、もし、そういった通学路変更になった場合、旧北茂安町時代に、この通学路の問題は何度も保護者と学校との話し合いがあっております。その中で、今の県道のあの歩道では危ないから、北側の道路を使って変更したらどうかということの話がされておりますもんね。それがなぜできなかったかといいますのは、その北側の道路には小さな交差点が二つ、三つ存在する。そうすると、三差路がまた幾つかあるというようなことで、かえって向こうは危ないだろうというようなことから、今、県道際の歩道をずっと使っております。  そういうふうな話も以前からあっておりますので、もし歩道を変更された場合には、向こうに変更された場合には、そういった子供たちの通学の交通安全というものに十分対策を講じていただきたいというふうに思っております。これは土木事務所とすり合わせをしながらしていただきたいというふうに思っております。  それから、工事期間については、23年度から1年延びる、24年度までかかるだろうというようなことでありましたが、それはそれとして、いたし方ない部分はあろうかというふうに思っております。しかし、最後に言いましたこの工事が終了した場合に、先ほど言いましたように、東側と西側に未整備分が残るわけですね。この点を引き続き整備をしていかんと、せっかくここに12億円の予算をかけて整備したものが、なかなか効果が発揮できないだろうというふうに思うわけですから、この部分についても強力に土木事務所と相談をしながら、終了後引き続き工事をしていただきたいというふうに思っておりますが、今はこの500メートルを集中的にやっておるから、そこら辺は何も話ししとらんということでありますので、今後、そういった今の工事区間の前後を強力に進めていただきたいというふうに思っております。  1点目については以上で終わります。  2点目です。土地買収の件で、井野原神社については22年度で契約ができるだろうということでありますが、不動産会社のことについては解決しておるんですか。これをお尋ねしたいと思います。  それから、夫婦橋の件については、これはもう先ほども言いましたように、橋梁の設計はできんとその東西の歩道はもう全く進まんよということでは、やはり子供たちの通学の安全が保証できないわけですから、局所的でも結構です、少しずつ整備をしていただくように再度お願いをしたいと思っております。  それから、4点目、板部交差点については、町長も課長も、いや、ここは通らんよという発言はありませんでしたので、恐らくここは1つの通過点になってくると思いますので、まず、執行部担当課に現地をよく確認をしてもらって本当に信号が見えるか、見えんのか。そして、朝、帰り──帰りは余り混雑しません、夕方はですね。朝7時半から8時までの間が一番混雑します。東西の三田川線も多いわけですから、その合間を縫って南から左右に出ていかにゃいかんということですので、この時間帯が一番多いわけですので、担当課、ぜひともここは30分でも立ち会いをしてもらって、どういった形がいいかというのをよく調査をされて、今後整備をしていただきたいというふうに思っております。  以上です。 74 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 75 ◯建設課長(中島 識君)  園田議員の御質問にお答えします。私、答弁が漏れていたようでございます。  まず、東尾交差点のつけかえ部分ということでなっております。この東尾交差点のつけかえの部分につきましては、現在、ボックスができております。この部分が交差点部分になるわけでございます。  それと、歩道のつけかえということで、現在の歩道が非常に川の中にまで張り出してされております。その危険性を含めたところで、やはりこの県道改良も計画されたわけでございます。そういう意味の中で、今、議員のほうから北側にある町道を利用しながら、以前から通学路にというようなことで話があったけれども、やはり、いわゆる交差している部分があって、危険性があるというようなことの中から、非常に懸念されていたということでございます。  そういう意味の中では、やはり、今度新しく歩道をつくる段階の中で、現在の県道が通れなくなった場合については、当然、2回目に申し上げましたけれども、県のほうも十分そこの付近も考えておりますし、また、北側の町道を利用しながらということであるならば、やはり地元、また学校ともよく協議をしながら、安全性については学童に事故がないようにというようなことで進めていきたいと考えております。  それから、この500メートル区間の工事が終わった後の未整備工区については、やはり進めていかなければ効果がないというようなこと、これはもう当然、そういうことであるわけでございます。そういう意味の中で、私たちもこの交差点が24年度で終わるわけでございますけれども、それ以前にでも、なるべく1年でも早く計画がなされるよう努力をしていきたいというふうな考え方を持っております。  それから、2点目の分で、Sho不動産の関係でございます。Sho不動産につきましては、1回目の競売については不調に終わったということでお聞きし、2回目の競売によって確定したというようなことで聞いております。これにつきましては、どなたがどういうふうにとったかということは私たちも存じておりませんが、競売関係については解決したということをお聞きしております。  それから、夫婦橋の関係でございます。これにつきましては、やはり橋の改修とともに、その歩道を設置していったが一番効果的なことが用地関係、それから工事費関係についても一番いいわけでございますけれども、その部分についてはやはり、私たちも、これも町長もぜひということで現場で申しておりますので、そこの付近も含めて、再度土木事務所のほうには話をさせていただきたいと思っております。  それから、板部の交差点につきましては、先ほど議員から申し上げられておりますとおり、私たちも再度、一番込む時期を見計らって現地を確認させていただき、そして、よりよい交差点をつくるのが私たちも一番だと思っておりますので、今後これにつきましても十分なる検討をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  以上です。 76 ◯議長(宮原宏典君)  園田議員。 77 ◯10番(園田邦広君)  2項目めに参ります。町道251号中津隈黒木線についてお尋ねをいたします。  この道路は、上峰境の農業改良普及事務所前から北茂安三田川線に合流する約263メートルでありますが、隣接する上峰町には、JAセレモニー、JAグリーン等があり、近年、車の往来が激しくなっております。  この道路は幅員が狭く、離合する場所もなく、通常のスピードでは通行できません。このようなことから、平成21年に中津隈西区長さんから道路の拡幅について申請があっておると思いますが、どのように検討をされたのか、お伺いをいたします。 78 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 79 ◯建設課長(中島 識君)  町道中津隈黒木線について、園田議員さんの質問にお答えします。  先ほどから御質問の中で言われておりますとおり、三神改良普及センター、または上峰のほうに通じる道、また、JAみやきの上峰支所のほうにつながる道ということで、この道路につきましては、本当に交通量が多いというふうに私たちも認識をしているわけでございます。  そういう中で、現在、本町ではまちづくり環境整備事業により、道路水路整備を実施しておるわけでございますけれども、当初計画より3年経過しましたので、平成21年度、昨年度の6月に事業の見直しの作業を実施したところであります。  この町道中津隈黒木線の道路拡幅の要望書についても、21年5月に中津隈区長より提出があっております。そういう中で、現地調査、測量を行いながら、まちづくり整備計画に位置づけをしております。これは当然、町長のほうも私たちのほうも、議員さんも一緒になって、現地を確認させていただいたところであります。  この工事につきましては、時期的には未定でございますけれども、この路線は、最初に申し上げましたJA斎場、上峰を結ぶ道路として交通量も多く、離合に不便を来している状況というのは十分認識をしているわけでございますので、現道幅員をどのように整備するかなどにつきましては、関係地区また土地所有者の方と十分なる協議をいたしまして、方向性を決めさせていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 80 ◯議長(宮原宏典君)  園田議員。 81 ◯10番(園田邦広君)  2回目に入ります。まだ検討して、どうするかという結果は出ていないということだろうというふうに思います。この道路については263メートルでありますが、この北茂安三田川線に合流するところにはミニストップですかね、コンビニがあります。この敷地に関するところまでは離合できるわけですね、若干道幅があります。すべてする必要はなかろうと私は思っております。あそこのコンビニのところまでとりあえずすれば、スムーズに離合ができるのではないかというふうに思っています。  あそこは葬祭場もありますから、皆さんよく通られると思いますが、道路事情わかっておられると思いますが、今、南側については、ガードレールをずっと設置されておりますが、あのガードレールがヘビの絡んだようになって、ひどいところはもうぎょっとガードレールが飛び出てきたような形になっております。大変通行上危険ですので、できるならば、南側のほうを整備してもらいたいというふうに地元の区長さんも言っておられましたが、南側には農業用の側溝が流れておりますので、非常に難しいなというような現地調査のときには言われておったわけですね。  この道路は、今言ったように、JAセレモニーがあって、ことしまた増設をされたわけですね。そういったことで、葬祭場で葬儀が行われるのも多くなっております。それから、JAグリーンにおいては、買い物に行かれる方、それから、あそこに農産物を出品される農家の方といった方々も含めて、大変多くの方が通行をされております。そんなことで、恐らく混雑が激しくなったろうというふうに思っておりますので、私が思うには、本来はJAセレモニーを拡張されるときに、この道路を少しでも拡幅してもらいたいという要望を私は出さなかったかというふうに思うわけですね。これ町道でありますが、その辺のところまで町は配慮をしてもらいたかったなというふうに思うわけですが、この点はいかがでしょうか。 82 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 83 ◯建設課長(中島 識君)  2回目の御質問にお答えします。  延長的には263メートルということで、そのうち、一番東側のほうには県道三田川線と北茂安三田川線との交点部分についてはミニストップがございます。このミニストップの区間が多分、五、六十メートルあろうかと思っておりますけれども、この部分については、やはり、広くもなっております。ただ、今現在見てみますと、ミニストップの駐車場にとまって離合しているというようなことが見受けられますけれども、こういうふうな部分についてもやはり、十分に私たちも考えていかなければなりませんけれども、議員が今申し上げたとおり、南側については側溝の横にガードレールをつけております。しかしながら、蛇が曲がりくねったようにぐりぐりとしております。  こういう部分についてはやはり、どのように考えていくかという部分もありますし、上峰町のほうでされておりますように、農業用水路のほうにふたをかける方法と、それから北側の部分について農地がございます。この部分についての農地の部分を地権者の方に御相談していくというような2通りの方法があろうかと思いますけれども、この2通りの中で、やはり金額面だけを考えますと、用地を御相談するのが一番金額的には安く上がり、また効果的でもあろうかと思います。そういう部分も含めて、1回目のときにどの方法がいいかということで検討を加えているということでございます。  また、JAの葬祭場が第2期の分が新しく新設されたときに、町のほうでこの道路の拡幅について、要請ができなかったかということにつきましては、その点につきまして、JA側とは、あそこの部分について本当に、私たちも落ち度があったかと言われれば、その分があろうかと思いますけれども、そういう部分については実際、打ち合わせをやっていないところでございます。その部分についてはやはり、町のほうでございますので、やはり私たちももっと気がけてやっていかなければならなかったというふうに思っております。  そういうことで、この部分につきましては、先ほど申し上げました2つの考え方があると思いますので、この部分について十分検討をしながら、地元とまた地権者の方も含めたところで事業の推進を図っていきたいと思っております。  以上でございます。 84 ◯議長(宮原宏典君)  町長の答弁を求めておられます。町長。 85 ◯町長(末安伸之君)  現地を区長さんと議員も踏査しまして、非常に危険であるということから、その対応をするように指示をしておりますが、計画の中には位置づけしておりますが、その実施時期についてまだ具体的に示すことができませんので、その点について検討を急ぐように指示をしたいと思っております。早く議会の皆様初め、地元の皆さんに示すことができるように、急ぐように指示をしたいと考えております。  セレモニーができた等の直接因果、多少はふえるかもしれませんけど、あくまで町道で、公道でありますので、専用道路ではございませんので、要請すること自体、私としては公式にはすべきものではないと考えております。  以上です。 86 ◯議長(宮原宏典君)  園田議員。 87 ◯10番(園田邦広君)  それで、もう1点は、このミニストップのところから農道が南のほうに走っておりますね。これが、その葬祭場の東に隣接をしていると思います。この農道は、その葬祭場ができるときに、その葬祭場に進入する通行路としては使用できないという申し合わせか何かあっとるんですか。  今言ったように、その251号線は混雑をしますから、できれば、その農道を利用して東から入られるようにしてもらえば、多少の交通の緩和はできるというふうに思っておりますので、利用者についてもそういった意見がございます。東から何で入られんかいというようなことも聞きますので、その点がどういうふうになっとったのか。  それから今、ミニストップの南側、ミニストップの敷地、西東の敷地の南側はセイタカアワダチソウが生い茂って道路のほうに倒れてきております。せっかく道路が広いわけですが、その生い茂ってきておるために、その通行の邪魔になるということになっている。これ私、きのう確認をしましたから間違いないと思います。  この草刈りはどこがやるのか、町道であっても、生活道路であっても、その区である程度は草刈りはやってもらうわけでしょう。それで、あそこは中西区になりますから、中西区がしてもらえればいいんですが、付近には民家がなかわけですね。そういうことになると、わざわざあそこまで行ってというのは一般の方は、なかなか草刈りはできないというふうに思いますので、お願いをするということであれば結構ですが、もしできないとなれば、やはり町で管理をしてもらうというようにしてもらいたいというふうに思っております。そこら辺の考えを最後にお伺いします。 88 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 89 ◯町長(末安伸之君)
     御質問にお答えします。  斎場に通じる東側の農道を利用できないかということでありますけれども、あくまで斎場のメーン入り口は県道側にございます。あえて東側に農道を利用してまでする必要性、耕作者のやっぱり農道ですから、農業に支障があるようなことはすべきではない、むしろ道路がないならですけれども、県道沿いに入り口等もありますので、その必要性はないと思います。  飛行機とか列車とか、発車するわけじゃありませんから、弔問される方はゆとりを持って行っていただければよろしいんではないかというふうに感じますので、農道を利用する必要はないと考えます。  以上です。 90 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 91 ◯建設課長(中島 識君)  草刈りでございますけれども、議員先ほど申し上げられたとおり、町道については町が管理する部分ということで建設課がしますけれども、これにつきましても、先ほど申し上げたとおり、町のほうも区のほうにお願いしております。  そういう意味の中で、やはり建設課としても、どうしても必要な部分については、やはり区のほうにもお願いをしておりますので、私ももう1回現地を見させていただいて、区のほうになるべくならお願いしたいと思っておりますので、その点御理解いただきたいと思っております。  以上です。 92 ◯議長(宮原宏典君)  お諮りいたします。休憩をとりたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◯議長(宮原宏典君)  異議なしと認め、13時再開したいと思いますので、よろしくお願いします。                 午後0時1分 休憩                 午後1時   再開 94 ◯議長(宮原宏典君)  休憩中の本会議を再開いたします。  質問途中でしたので、園田議員。 95 ◯10番(園田邦広君)  3項目めに参ります。県道335号神埼北茂安線についてお尋ねをいたします。  この県道は、数十年前から北茂安校区の市原から神埼までの区間を整備するという計画でありましたが、事業費、土地買収等が難航し一向に進展せず、四、五年前から新たに認可区域を設け事業着手されています。当座の計画は西寄から切通川の西800メートル、いわゆる上峰町の加茂の交差点までとなっています。現在は寒水川から西は進捗しておりますが、寒水川の橋梁、また、その東の土地の買収等はどのようになっているのか、お伺いをいたします。  以上です。 96 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 97 ◯建設課長(中島 識君)  それでは、園田議員の1回目の質問に答弁いたします。  まず、神埼北茂安線の全体の流れでございますけれども、この神埼北茂安線というのは、もちろん神埼の警察署前から市原までの間というようなことで最初計画がなされたわけでございますけれども、神埼の土木事務所管内では、今のところ、まだどの道を通るというのが、どの路線になるというのがまだはっきりとなされていないわけでございます。そういう中で、こちらの鳥栖土木事務所管内のほうでは徐々に工事が進んでおります。特に上峰町の部分につきましては現道の道路を利用し、また、加茂の交差点からは新しい道でつくられております。そういう中で、みやき町に入りますと一部工事をやっている部分ございます。これにつきましては、西部ライスセンター前の原古賀田島線のところから東側のほうに工事をやっているわけでございますけれども、そういう中で、まず、今申し上げました原古賀田島線から東側につきましては、430メートル区間につきまして改良工事を完了しておりますので、平成22年度の計画といたしましては、この部分の車道の舗装、それから歩道の舗装工事というようなことで計画がなされております。また、その東側の寒水川までの区間200メートルの改良工事につきましても、工事の予定をされているところでございます。  そういうことで、全体的な流れとしましては、みやき町のほうも徐々に工事は進んでおりますけれども、ただ、御承知のように、用地の確保に対しまして、若干、問題点の部分がございます。そういう部分につきましては、やはり土木事務所、また町も鋭意御協力いただくように話をしているところでございます。そういうところで、現在につきましては、流れとしてもそういうことでございます。  それから、用地買収の関係でございますけれども、先ほど申し上げました方で、お二人の方が現在、未買収となっております。そういう部分につきましては、やはり一人の方につきましては土地改良の関係で、まだある部分が未整備──未整備というより未解決の部分がございます。それと、もう一人の方は、以前から行政に不信があるということで、これは、ずうっと前の話でございます。もう以前からの話でございますけれども、そういう部分で、二人の方に対しまして町も県もでございますけれども、いろんな面で御協力いただくよう現在話を進めているところでございます。  以上でございます。(発言する者あり) 98 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 99 ◯建設課長(中島 識君)  済みません。寒水川の橋梁の部分につきましては、現在、荒巻堰が完成し、また、土井堰ということで、一つその上のほうの関係がございますけれども、その部分について、この前、寒水川の関係で説明がございました。そのときにも若干県のほうにもお聞きしたわけでございますけれども、現在、寒水川の橋梁につきましては設計は済んでいると。しかしながら、申し上げましたとおり、まだ若干の用地の関連もございます。そういう意味の中で、橋梁の工事をいつやるというのは未定でございます。設計的には図面的にもでき上がっておりますし、今、用地ができればすぐにでも着工できるような状態になっている状況でございます。 100 ◯議長(宮原宏典君)  園田議員。 101 ◯10番(園田邦広君)  この道路については昨年やったですかね、同僚議員の牟田議員のほうからもお尋ねがあっておったようですが、そのときも土地の買収の件で難航しておるというふうな話であったと思いますが、今もそれが難航しておるということでありますが、結局、今、橋梁の部分をお尋ねしたのは、こういった土地買収等が難航しておるために橋梁部分を着工できないのではないかなというふうに私は理解したんですが、そういうことではないですね。例えば、この土地の買収がいよいよできん場合には、あそこの道路の変更をしなければならないというようなことになるかもしれんという、そういった含みはなかとですか。あくまでもこの土地買収はやっていくということですかね。ということであれば、橋梁部分はやっぱり先にでも進められるわけですよね。  寒水川から西は認可区域を設けてずっとしておるということでした。それで、大分進んでまいっております。荒巻の西に幹線水路が通っておりますが、この幹線水路から西側については、もうほぼ完成をしておるわけですね。あの道路の下層部分もできておるし、歩道部分もできております。一部道路の北側の側溝ができていませんが、舗装さえすればこういったところはもう通れるわけですね。それから、切通にかかる橋梁も現在かかっておって、それから先、カーブになっておるのは以前のカントリーの北側からの道路につながっておるわけですよ。ただ、未舗装のところが何メートルか残っておるということであって、ほとんど道路の形態はできておるわけですね。こういうことで、この寒水川の橋梁がかからなければ、この全体は供用開始にできないということになれば、まだその土地買収もできていないわけですから、相当な年月が今からかかっていこうと思うわけです。  ですから、私がお願いをしたいのは、今言いました荒巻の西にあります幹線水路から西側については、ほぼでき上がっておりますので、こちらのほうを急いでもらって、上峰まで現行の道路に伝わっているわけですから、これの整備をしてもらって供用開始をしてもらうということができないだろうかというふうに思いますが、この点は土木事務所の見解としてどうでしょうか。 102 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 103 ◯建設課長(中島 識君)  園田議員の2回目の質問にお答えします。  まず、橋梁の部分でございますけれども、この橋梁が、例えば、用地買収ができないから、ルートを変更するというようなことは現在、土木事務所からそういうふうな話は聞いておりません。極端な話を聞きますと、もう設計もでき上がっておりますし、ある程度用地が固まってくれば、これは当然私たちも早くやっていただきたいということで、一日も早く着工してくださいということで要望をしているところでございます。  それと、でき上がっている部分については、供用開始をしていいんじゃないかということでございます。そういう意味では、県のほうもでき上がった部分については供用開始をやっていくと。荒巻から西のほうについてはやっていくというふうなこともちょっと話が出ております。  ただ、御承知のように、切通川のところについても、先ほどから申し上げますとおり、みやき町に入ったところで用地が若干、一人の方の用地が難航しているということで、この点につきましても地権者の方の了解ができれば、当然、加茂の交差点から荒巻まで、また、原古賀田島線までは供用開始をして通行が可能になると思っております。  以上でございます。 104 ◯議長(宮原宏典君)  園田議員。 105 ◯10番(園田邦広君)  いずれにしましても、この県道についてもこれまで長年かかって予算をつぎ込んできているわけですね。そういうことで、これからもまた何年というようなことでは投資したものが一つも生きてこんということになろうかと思いますので、今言った区間については、早く供用開始をしてもらうように土木事務所にお願いをしていただきたいというふうに思います。  そういうことで、この件については終わりたいと思いますが、最後に、町長の御意見をお聞きしたいと思います。 106 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 107 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  課長が申し上げましたとおり、用地交渉が難航している2カ所、いわゆる2名の方ですけれども、これにつきまして、実は一人の方からは逆に土地改良区の問題で未解決な問題があるので、町が中に入って解決の策を見出していただけないかという相談を受けました。よって、一月1回か2回お会いしながらずうっとその対応をしてきましたが、町に対しての不信感はなく、むしろ、今町のほうに解決をしたいということで頼ってきておられますので、その件につきまして御相談に応じながら土地改良区と協議を進めております。結論から言うと、土地改良区の協力と理解がないと、この問題は永久に解決しないというふうに思っております。  その理由の1つとして換地面積の相違、それとパイプラインの移設問題についての解決ができておりません。このことを土地改良区のほうで解決をしていただかないと、土木事務所が幾ら何回交渉へ行ってもほぼ困難です。よって、その解決策につきまして、町のほうが中に入って地権者の方と土地改良区のほうと何とかお互い、両者歩み寄る方法はないかということで、今後も交渉をしていきたいと思っています。土木事務所が何回行かれても交渉の糸口は見出せないというのがわかりました。  それと、もう一人の方については、長年、戦後の国策で農地解放の問題が大きな交渉の難航している要因であるというふうに聞いておりましたが、直接、昨日お会いすることができました。よくお聞きしますと、1つは県行政に対する強い不満と不信感です。この問題については、ある程度私自身としては解決できる方策があるというふうに判断しましたので、議会終了後、県の土木事務所に出向きまして、その解決策について具体的に進めたいと思っています。その具体的な解決のめどが立ちましたら、改めてその地権者の方に御報告にお伺いするという約束をいたしましたので、近々にその対応策について県と協議をして、私としてはできることだと思っていますので、県の理解を求めたいと考えております。  もう1つの問題点として、やはり土地改良の問題ということをお聞きしました。そこが土地改良には加入されなかったんですけれども、従前は用水の確保ができていたと。しかし、周辺は土地改良されていますが、そのときに用水機能が損なわれたと。このことについて異議申し立てをしているが、それをほごにされて、やむなく水田の耕作はできないので、畑作をしているということでございました。これについては既得権というか、用水の確保は土地改良をしていなくても、やはりしてやらなければならない問題でありますので、これも過去に遡及して土地改良区のほうでどのように対応するかについて協議を開始したいと考えているところでございます。  お二人ともみやき町行政に対しての不信、不満というのはあられませんので、町が窓口となって解決する糸口は見出せるものではないかなと思っております。  現状では土木事務所の交渉では正直言って解決策はないということで、町のほうが中に入って、問題は土地改良区の御理解をいただかないと無理ということだけは土地改良区のほうにも御理解いただきながら、この事業を進めていかなければならないと考えているところでございます。  以上です。 108 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして通告第2号、10番園田邦広議員の一般質問を終わります。  通告第3号、13番牛島重憲議員の一般質問を許可します。牛島議員。 109 ◯13番(牛島重憲君)  皆さんこんにちは。定例会、一般質問の通告第3号をもって、ただいまから行いたいと思っています。議席番号13番牛島重憲です。  質問を行う前に、旧北茂安町議会が、この3町合併に向けて他の町と同じ産みの苦しみを持ち、3町合併に将来の展望を描きながら取り組みをどのように行ったかについて、ぜひお聞き願いたい、御理解をいただきたいと、こういう意味で若干触れさせていただきたいというふうに思っています。  また、将来のみやき町を構築する努力については、その努力は惜しまない、そういうふうに私自身は考えております。また、住民の皆さんも熱い思いを持ち続けていくためにも、この件については触れさせていただきたいというふうに思っておりますので、御理解ください。  16年9月の定例会に向け、旧北茂安町議会は3町合併問題を議決すべき、議会運営は進められてきましたが、旧北茂安町議会を例にとってみますと、合併問題調査特別委員会を設置して合併協議会での協議事項について、さらに深く特別委員会において審議を重ねてまいったという実態がございます。新町の事務所の位置及び新町建設計画策定小委員会報告、議会議員及び農業委員会の定数及び任期についてなどは長い時間を費やしながら審議し、その結果、説明の不十分さを、この件につきましては、議長不信任案という採決をもって議会の正常化を図り、3町合併案は賛成多数をもって旧北茂安町議会は合併にかかわる議案を議決することができました。当時の議会状況を十分に皆様も察知していただき、これからのみやき町づくりをぜひすばらしい計画の作成のもとに万全を期して議論を、審議を重ねていただきたいものだというふうに思っております。  そういう意味で、最初にみやき庁舎の企業への一部貸し付けについてをお伺いしたいというふうに思っております。  1つには、佐賀東部合併協議会会長末安伸之様にあてた新町事務所の位置及び新町建設計画策定小委員会報告なるものがありました。第4号です。この協議会結果を含めどのような回答と、その内容について現在も変動はないのか確認をしたいというふうに思いますので、御回答を求めておきたいと思います。  その中に、協議結果の趣旨として、現在の3町庁舎を有効に利用するものとし、北茂安町庁舎を本庁舎としながら、中原町庁舎、三根町庁舎に行政事務を分散するものとするというふうに明記されております。旧北茂安町議会は、合併調査特別委員会においては総務部をみやき町本庁舎に、中原庁舎に民生部、三根庁舎に事業部の行政事務を配置したいと当時説明があったと私は記憶いたしております。このことについては、旧町議会での確認ですので、紹介にとどめておきたいと思いますが、その辺のことが意見としてあるならば御回答いただきたい。  本庁の位置の変更、中原庁舎、三根庁舎の行政事務変動の場合は議会の議決が必要となると考えますが、見解を求めておきたいというふうに思います。  なお、町長部局の部設置の変更についても同様だと考えますが、あわせて見解があればお答えいただきたい。  公民館等の施設整備委員会で、教育委員会の移転を決めるのは早過ぎたのではないかと私は考えております。施設整備委員会での協議内容、どういったことでそういったふうになったのかについては明らかにしていただきたいし、どういった経過があったについてのお伺いをいたしておきたい。  行政財産の管理及び処分、これは自治法第238条の4の2、それの4項、行政財産のうち庁舎、そのほかの建物及びその附帯設備並びにこれらの敷地において、その床面積は敷地に余裕がある場合、行政財産の管理、処分の中に法でうたわれております。ただし、政令で定める場合においてということで注釈がございますけれども、この省令第169条の3項には行政財産である庁舎を貸し付けることができる場合として、地方公共団体の事務又は事業の遂行に関し、現に使用され又は使用されることが確実であると見込まれる部分以外の部分がある場合とわざわざ注釈が書かれております。みやき庁舎の現状は、貸し付けを履行できる実態にあるのかどうかをわかりやすく回答をいただきたいというふうに思っております。  合併履行に向けた議案審議した時点の状態について、あえて質問の冒頭に合併当時の町民議会の取り組みの雰囲気について述べさせていただきましたが、先ほど触れました合併特別委員会の中でも、市街地の市街化の形成などは10年以内にはどのような町づくりを進めていくのか、基本的な合意を踏まえながらやはり合併を進めるべきではないのか、合併協議会に向けた多くの意見が寄せられたことも紹介しておきたいというふうに思います。  なぜならば、みやき町が制定されてわずかまだ6年しか経過いたしておりません。みやき町マスタープラン基本構想10カ年としたものについては、たしか平成19年だったと思いますので、まだ多く経過しておるわけじゃありませんが、そのマスタープランについては、プランのローリングを大体3カ年実行計画を明らかにしますというふうにマスタープランの中に載っておるかというふうに思います。  この実施計画の策定も、まだまだ実行計画の策定の半ばではないのかと私は思っているから、この辺を触れさせていただいておるわけです。この間、多くの議員の質問の中に、この現在のみやき町における施策の問題を質問されておりますので、あえてここで取り上げさせていただきますが、質問趣旨なり、回答趣旨、概要を述べてみますと、人件費の抑制を、職員数削減をし、26年度目標に186名としたい。10カ年職員不補充による住民サービスを低下させないためにはどうしたらいいのかと、機構改革と職員組合との協議がまだなされていない。アクションプログラム40項目について、具体的な実行に向けた内部調整をやらなければならない。庁舎あり方検討委員会なども十分検討を加えて内部のコンセンサスを経て議会に明らかにしたい。その中で、その内容がどのように進められて内部検討がされたのか、まだ回答を聞いておりませんので、できれば質問の大きな問題とかかわり合いがありますので、御回答をいただきたい。  アクションプログラム実行に向けた目標年度を26年度と明言されております。26年とは、今3町合併をし、10カ年での交付金の目減り、類似団体を1町にした場合の交付金がどのようになるんだというのは既に皆さんたちのお手元に資料があるかと思いますが、その26年に向けて、いろいろ先ほど申し上げた内容はございますけれども、あわせて公共施設全体の再編成計画があって初めて行政財産を縮小するという理解を深めながら計画の実施ができるものだと私は思うのであります。そのために再建プランを明確に示していただくことをここで求めておきます。できたら、そのプランの提示がいつごろまでに明らかになるかについても御回答をいただきたいというふうに思います。  みやき町のあるべき姿、町民との語らいで、安全・安心町づくりのマスタープランの実施計画に基づいて、公共施設全体の再編した計画内容を住民にも十分説明をし、理解を求めていくというふうな方策はやはり明らかにすべきではないかと思います。また、このことについて住民等の説明を行うべきだというふうに私は考えますので、最後また町長の御回答をお願いをいたしまして、1回目の一般質問を終わりたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 110 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 111 ◯町長(末安伸之君)  通告第3号、13番牛島議員の御質問にお答えをいたします。  みやき庁舎の一部貸与についての御質問にお答えをいたします。  1点目の合併時の新町の事務所の位置及び新町建設計画策定小委員会の報告についてのお尋ねにお答えいたします。  平成16年3月26日の第14回佐賀東部合併協議会の中で、協議事項の新町の事務所の位置関連として小委員会から、次のような報告がなされております。協議結果として、新町の事務所の位置は現在の北茂安役場の位置である三養基郡北茂安町大字東尾737番地の5とすると記されております。  協議経過としては、次の3点が報告をされております。第1点としましては、本庁の位置は3町の中心部に位置する北茂安町に置くことが妥当であると。第2点として、厳しい財政状況や合併の効果等を考慮し、新庁舎の建設は当面行わないものとする。第3点目は、現在の3庁舎を有効利用するものとして北茂安庁舎を本庁舎としながら中原庁舎と三根庁舎に行政事務を分散するものとすると。また、住民サービス等、利便性を低下させないように、それぞれの庁舎に基本的な行政サービスを行う総合窓口を行うものとするとされておりまして、いわゆる主たる事務所の位置は現在の北茂安役場の位置としまして合併協議会の中で確認をされているところであります。いわゆる完全本庁方式ではないということは御理解を、いわゆる分庁方式であってかつやはり主たる事務所の位置を定める必要がありますので、それが現在のみやき庁舎であるということで御理解をお願いいたします。  2点目の、公民館等施設整備委員会で、教育委員会移転を決めたのは越権と思うがその見解を問うという御質問にお答えをいたします。  まず、その経過については、教育委員会並びに総務部のほうから報告をいたしますが、この委員会の中では教育委員会の移転に関する審議等は行っておりませんので、越権行為には当たらないと判断をいたしております。  それと、公民館に、今回のコミュニティーセンター内に教育委員会の移転は早過ぎたのではないかと。全体的な公共施設の見直し、いわゆるアクションプログラムとの整合性を図りながら実施すべきではないかという御意見でございますけれども、原則的にはやはりそうだと思っております。しかし、物理的に来年の4月にオープンいたしますので、今回、教育委員会が移転するのは適切な時期であるというふうに判断をしたところでございます。  3点目の行政財産の管理及び処分を定めた自治法第238条の4の解釈と採用した理由は何なのかという御質問にお答えをいたします。  まず、平成18年の地方自治法の一部改正におきまして、庁舎等の行政財産に余裕スペースがある場合においては当該普通地方公共団体以外の者に貸し付けができるように、その範囲が拡大されたところであります。私法上の契約によって行政財産の貸し付けは可能となったところであります。長期安定的な利用可能とする制度に変わったということであります。以上のような法的根拠に基づきみやき庁舎の一部を一部事務組合方式、いわゆる6市町で構成しております佐賀東部水道企業団に貸し出しを行うよう準備を進めているところでございます。全く民間的な事業所及び企業ということでなく、私たちみやき町も構成の一員であります一部事務組合であるということを御理解いただければ幸いだと思っております。  なお、庁舎等の余裕スペースを貸し付ける場合においての契約内容等については、借地借家法の適用を受けることとなります。
     いずれにしましても、7月1日に全員協議会で、このみやき庁舎の一部貸し付けについて、御報告をしたところでありまして、施設、建物使用に関する協議確認書(案)についても御説明をしたところでございます。よって、本建物の賃貸料については、9月末日までに確認をするという協議確認を交わしております。よって、この議会終了後に全員協議会で御報告をして、確認書の第7条に基づきまして、平成22年12月末を目途に契約を行うということを実行していきたいと考えているところでございます。  4点目の住民説明会の開催を求めることについての見解を明らかにという御質問にお答えをいたします。  今回の庁舎の一部賃貸につきましては、庁舎内に空きスペースが発生するために社会資源の有効活用という観点から、また、行政改革の一環として行うものでありまして、他の自治体においても既に実施されているところがございます。  結論から申し上げまして、みやき町庁舎の一部を佐賀東部水道企業団に賃貸することに対しましては、住民の説明会を開催する考えはございません。しかしながら、広報、区長会、団体の会議等でその周知を図る必要性はありますので、12月に契約を締結しましたら1月から3カ月間でその周知を図っていきたいと考えているところでございます。  それと、アクションプログラムについて、そのプランの提示がいつごろになるかという御質問でありますが、プランの提示は既にさせていただいていると思います。二百八十数項目、これがメニューですと。その中で、約70項目がまだ実施する時期を定めておりませんと。これについては、医療、福祉、住民の皆さんの生活に身近な問題、事業等がございますので、これらを実施しなくていいように最大限の努力を行いますということで、今努力をしている最中でございますので、さらなる他の行革とあわせて新たな財源確保を見出しながら、できるだけこの70項目は実施しなくていいようにその努力をし続けているところでありますので、現時点におきましては、その70項目を早急に実施する必要性には迫られていないと。  しかしながら、平成26年度以降、5カ年で交付税が段階的に補正されますので、正式には平成32年までですから33年からは通常の交付税となります。そのときを見据えて当初示したプランの中では、財源がすべて二百八十数項目実施したとしても920,000千円程度不足するという資料を差し上げているところでございますが、先ほど申し上げたように、220項目ぐらいは既に実施、または実施するめどが立っております。後で70項目については、実施しなくて済むようにまずは最大の努力をしていきたいというふうに考えておりますので、既にプランの提示は行っているということで御理解のほどよろしくお願い申し上げます。  以上、1回目の御質問にお答えを終わります。 112 ◯議長(宮原宏典君)  森教育委員会事務局長。 113 ◯教育委員会事務局長(森 要兒君)  牛島議員の1番目の質問の中で、2項目めの公民館等の施設整備委員会で、教育委員会の移転を決めた部分についての御質問でございます。この部分について御回答をさせていただきます。  みやき町の公民館等施設整備委員会条例につきましては、平成21年6月議会で議決をいただいておるところでございますが、施設整備委員会では、公民館等の施設整備に関し必要な調査及び審議を行うところでございます。当委員会では、平成21年7月16日から平成22年3月30日まで5回開催をいたしております。この開催の内容でございますが、公民館類似施設の視察、基本構想、基本計画、用地、規模、内容等の検討をしていただいたところでございます。  したがいまして、施設整備委員会のほうで教育委員会の移転に関する審議等につきましては行っておりません。教育委員会といたしましても、新たなコミュニティーセンター内に移転に関することにつきましては、施設の管理、運用面から考えまして教育委員会が新たな施設に入るのが適当というふうなことで判断をし、決定をいたしたところでございます。  以上でございます。 114 ◯議長(宮原宏典君)  原野総務部長。 115 ◯総務部長(原野 茂君)  牛島議員の御質問に御回答いたします。  まず、本庁の位置の変更についての議会の議決云々ということがありましたけれども、本庁の位置の規定につきましては、みやき町役場の位置を定める条例が例規集の中でございますので、当然、議会の議決が必要ということでございます。  また、町長部局の部の設置の変更についてもというふうなことですが、これにつきましても、みやき町部設置条例によると条例がございますので、部の設置等があれば、当然議会の議決が必要ということでございます。  過去、合併してこうしたことがありましたのは議会事務局の設置条例の改正を18年の3月に行っております。三根のほうから中原に移ったときがそうした条例の議決をいただいております。  2)の公民館等の教育委員会移転に関することでございますが、総務部といたしましては、内部検討した結果、コミュニティーセンター内に教育委員会部局を予定するのは、効率性、利便性、管理体制の面から総合的に判断した最終的な結果でございます。コミュニティーセンターが完成し、その施設を管理する部署が当然必要ということになってきますと、新たな職員の増を予定していない現状では、その一番の適切な部署としては教育委員会ということの判断をいたしたところでございます。  また、コミュニティーセンターにつきましては、本町の全体の生涯学習の拠点として考えておりますので、その建物を有効に活用していくためには、その中央にコミュニティーセンターを置いて本町の社会教育、社会体育、あるいは公民館活動、そういった学校施設の一体的な管理が可能となろうということで教育委員会部局にお願いをしたところでございます。  学校教育だけとか、社会教育だけとか分散しますと、その指揮命令等が不十分になり、住民の方々に迷惑をかけるという判断に立ち、教育委員会部局を新しく予定されているコミュニティーセンターのほうに全部移転するという考え方で現在進めているところでございます。  以上でございます。 116 ◯議長(宮原宏典君)  ほかに答弁ありますか。(「進行」と呼ぶ者あり)牛島議員。 117 ◯13番(牛島重憲君)  私の第1項目に対する大まかに4点について、すべて回答いただきました。私はあえてここでお願いをしたかったのは、この合併問題等について、やはり10カ年程度ぐらいは当然みやき町としての動きをどうあるべきか、その中で十分検討すべきだということについては、先ほど申し上げましたように、旧北茂安町の特別委員会の中で議決というか、話し合いの中でそれなりにその内容をもって合併協議会の中にも明らかに意見として出たと思いますので、ここの場でこれに対する回答を即いただきたいということではなしに、やはり、その当時の旧北茂安町議会では、そういった議論を重ねながらこの合併というものをやってきました。だから、せめてこの内容等については、もう少し慎重にしていただけないのかというのが最初の骨子になるわけですけれども、確かに答えはいただいておりませんけれども、そういった内容で、全体的な姿の中でやはり公共施設整備の再編成ということにうたっておりますけれども、これはあらゆる公共施設がございますので、それらについてどう進めていくのか、その中を明らかにしてほしいというふうに私は先ほどの質問の中で申し上げたというふうには思っております。  今、町長の回答ではアクションプランを19年に出した。資料について出しているからと。私もいただきました。この中で議論された庁舎あり方委員会等については、他の議員からも質問があっていたように、今でも賛否あるようですけれども、私は庁舎あり方検討委員会での質疑した、議論した内容等については、どのように執行部側で理解をされておりますのかというのをさきの総務委員会の中でもちょっとお尋ねをしたところです。これはあくまでもあり方検討委員会で私たちはこういうふうな検討をいたしましたよということで町長に提示いたしたことであって、これが諮問を受けた内容ではありませんというふうに話がございましたので、この件については私も承知いたしましたし、あえて、ならば公共施設全体の再編成について、早期に明らかにして話を進めるべきではないのかと私は改めて今質問をしたところですけれども、これについては、まだ答えはいただいておりません。2回目で結構ですので、回答があればお願いいたします。  というのは、教育委員会の設置について、大変恐縮ですけれども、越権行為と書いてあったので、いろいろ言葉が過ぎるところがありましたけれども、やはり整備委員会の中で、教育委員会をコミュニティーセンターに持ってきます。そして、教育委員会があるところについては、空き部屋になるんで税務課を持ってきたい。徴収対策室を持ってきたいというのが一つの流れ的に流れてしまう。言葉の中で出たんですから、そういった内容等については、確かに課設置等については、町長の権限なんですから、どこどこに持っていくということを議会の中で議論する考えはできないと思っておりますので、その辺は私も承知をいたしております。  あえて、部──教育委員会を部とは申しませんけれども、よければ同じ部設置、町長管轄、町長部局じゃございませんので、自治法における教育委員会設置に伴う扱いがやられていると思いますので、あえて言わせてもらうなら、教育委員会は向こうに、コミュニティーセンターに持っていきたいという考え方があるとするなら、やはり前広にその辺はやるべきではないかということが慎重に扱うべきではないかということで私は申し上げたつもり。  前に公民館の問題等について、この場の議論もさせていただきました。そのときも各担当のほうからの答えがありましたように、教育委員会における社会教育課が公民館を指導する。そして、一連のものの活動を促進していきたいという回答をいただいていることは私も承知いたしております。だから、教育委員会が行くことについて私は反対しておるわけじゃありません。そうした内部が有効的である、または施設もいいとするなら、それらについて前広にお話はできませんかという話を私は申し上げておるわけです。そういったことで、この問題、根幹について十分に、慎重に扱うべきではないか。  それから2つ目に、自治法第238条4の2の項に、その用途又は目的を妨げない限度においてということで、政令における、先ほども申し上げました内容で貸し付けをすることができると書いてあります。政令169条の3の中です。これは今使っているもの、今、庁舎の中で全然使わない部分を、使っておらない部分がある場合については、貸し付けすることができるということを書いたのが政令169条の3に書いてある。他のところであるということはその説明を受けましたので、隣の上峰町で花屋さんがどこの施設で、設備でどういったことをされておりましょうかという私の問いに対して、本庁の一番離れの、本庁の西側の離れに空き地が、空き部屋がありましたと。だから、花屋さんに貸すことにいたしておりましたと。しかし、もう1年前に撤退されましたという話は聞いたところです。だから、貸すことはできないと言っているわけではありません。また、このことがリンクするかもしれん、話が続くかもしれませんけれども、やはり、例えば三根庁舎の3階、一つも使われていない。そこがいいかどうか別ですよ。三根庁舎の中に空室としても4年、5年使っていない。また、中原庁舎の西側のところにも、相当長い期間、空き部屋と言えば空き部屋かもしれません。そういったものもあります。そういったいろんなものがあるので、やはり十分に設置、つけるならほかのところも十分検討した上でやるべきではないのかという私は公共施設設備の再編成を考えた、将来どう使っていくんだというプランの中でこういったものをやっていったらどうかと。こういうことをすることによって、みやき町の将来展望、施設の有効活用ができる。ひいてはこれに伴う財政が節減できる。そういったものを出していただけませんかというのは私が第1項目で説明をしたところ。大変質問の内容が理解をしていただけなかったことについては、私が十分な説明をし得なかったというふうに思っておりますので、あえてそういった意味でお尋ねしたことをこの場、もう一回重ねておきたいというふうに思います。  そういう意味で大変厳しいことでしょうけれども、みやき町の現状では貸し付けを履行することというふうな、やっていいことが今現在ありますか。ただ単に教育委員会を出します、持っていきます、何をしますと言っても、現におらん。もちろん改めて12月か、コミュニティーセンターの供用開始に向けて提案があるだろうとは思います。  しかし、教育委員会が向こうに入ります。税務課がこっちに入ります。徴収対策室が入りますという余りひとり歩きはさせないで、しっかり親元で握っとってほしいと思いを伝えただけです。だから、いい悪いはそのときまた改めて議論はさせていただきますけれども、やはりそうすることをというのが合併協議会の中でも、それを受けた旧北茂安町の議会、また、それらについて条例等で書いたんではないでしょうかということで、あえて合併協議会の第4号、新町における位置ということで報告受けた内容を、昔の資料を出していただいたのはそういう意味を持って出させていただきました。十分承知いたしておりますので、そういったことを十分踏まえた上で、私はもう一つだけお願いしたいのは、やはり、地方自治法第238条の4項にその用途又は目的を妨げない限度においてとあります内容、そのことがまだまだ十分な議論をすべき事柄ではないのかということで、あえてこのことについて触れております。  私は、本当にこういった言葉があるかどうかわかりませんけれども、北茂安を本庁とするという本庁機能とは何かと。何だろう。本庁が目的を遂行できるようなものとは何なのか。大変失礼な言葉になるかもしれませんけれども、町長が北茂安町におれば本庁としていいのか、だれだれがおればいいのか。先ほど有効的なことでという話がありました。教育委員会が向こうに行けば有効的にできます。それは先ほど申し上げたように、いろんな管轄の問題なり、有効的ものがあればそれがいいということについては、あれば前広にお話しいただけませんかというのと同時に、本庁機能とは何だろう。では、合併時には本庁の定義とは何を議論して北茂安町を本庁とするというふうにお決めになったのか、それらがわかればお教えいただきたい。  また、先ほども何回と触れておりますが、三根庁舎なり中原庁舎、北茂安庁舎以外のところで一部貸し付けができないのはなぜですかと。全員協議会のときに回答では、東部水道企業団が、北茂安がいいと言ったということでした。まあ、そのときにどっちが言うた、どっちが言わんやったという議論もありましたけれども、それは置いといて、好かれた北茂安がちょっと迷惑だと思います、正直言って。  しかしながら、今回の問題としては、町長としてはぜひ有効的に使いたいんで何とかということでありますので、何回となく申し上げますけれども、公共施設全体の流れ、スケジュールをぜひ明らかにした上でこのお話を進めていただけるように、あえて2回目の質問とさせていただきますので、御回答いただきますようにお願いいたします。 118 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 119 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えをいたします。  結論から言うと、なぜ北茂安でだめなんでしょうかということを逆にお聞きしたいような気がいたしますけれども、合併協議上ですね、本庁という機能はすべての事務分掌をつかさどることができるのを本庁というふうに解しています。しかし、物理上できないということは明らかだったわけですよね。すべての職員、議会も含めて3庁舎の中で一つの事務をつかさどることができないという議論の中で、そうすれば3庁舎でどれがいいかということで、スペース的にも中原、三根が新しいからそこはどうかという話も当然ずうっと出たんですよ。なぜ決まったかというと、北茂安町が本庁じゃないと合併しないと言われたから、大きな要因ですよ、はっきり言って議員も御承知のとおり。そいけん、議論が進まなかったんですよ。だから、やむを得ないと。それは地理的に真ん中であろうと。当面は本庁というのはつくれませんから、将来的に本庁をつくるときは当然地理的真ん中の北茂安がいいでしょうと。しかし、財政上の問題で今の庁舎を活用するならば中原か三根のほうがベターじゃないかという議論も何回もさせていただきました。最終的に、牛島議員も当時いらっしゃったんですけど、本庁を北茂安町に持ってこないと合併をしないとおっしゃったから、やむを得ないと。なおかつ議会も北茂安じゃないと合併しないということをおっしゃったから、それに対しては異論を強く申し上げました。物理的にどうして今の庁舎に議会が入るんですかということも言いました。町長部局が入って議会まで入るんですかと。しかし、それについても異論を唱えられましたけれども、多くの委員さん方が、それは物理的にも、議会も町長部局もすべて入るような建物じゃないということで、当初は三根のほうでスタートした経緯がございます。それが御存じのとおりでございます。  本庁とか3つの中で主たる事務所を定める必要がありますので、それは北茂安、それを本庁と呼ぼうということにしたことであって、本庁の機能がある庁舎じゃないということは御理解いただいているじゃないですか。すべて部局が入って議会も入って、そこで事務とか行政をつかさどれるところじゃないということで、議会は今中原を使っていらっしゃるし、通常の本庁という機能ではないということで、分庁方式ということですよ。事務をそれぞれに分けて行政機能を果たしていこうということですから。  それと、公共施設の再編について明らかにせよということですが、確証というか、確たるものがないものを、夢物語を示すわけにはいかないじゃないですか。まず、保育所については、こういう統合計画をして民間に移行しますということを申し上げながら、議論をしながら、それを1つ実行させていただきました。その後、3庁舎については、それぞれの機能で、分庁方式でやるということは、それは当面というか、あと10年以上過ぎてもこれは続けざるを得ないでしょう。そのほかに、公民館機能については今、コミュニティーセンターをつくっておりますので、この際、みやき町の中央公民館として、その位置を定めなければならないと思っております。  それ以外の公共施設の再編というのは三根の保育所を統合するぐらいであって、あとはその必要性というのが、明らかにせろと言われますけど、明らかにするまだ根拠とかそういうのがございません。  あとは再編ではなくて、3庁舎をどのように有効に活用していくかという御質問ならお答えができます。職員が186名と目途を持っていますので、当然、もっともっと空きスペースが出てきます。あかしたままよりか有効に活用するのがその責任だと思います。なおかつ、今回は全く民間じゃなくて、我々も構成となっている佐賀東部水道企業団に北茂安庁舎の一部を貸与することが、むしろ三根、中原になぜ持っていけなかったと、比較検討はいたしました。三根のほうの議場を使えないかとか、しかし、位置的に基山と三養基営業所を統合するなら北茂安のほうがベターであるというか、企業団の意向もありますし、むしろ町民の方も水道企業団を当然利用されている方がほとんどですから、むしろ北茂安庁舎にあったほうが住民の利便性はいいんじゃないですか、あえて中原、三根に持っていくよりですね。  それと、教育委員会を移すことを慎重にという、慎重に行ってきた結果で、きょう唐突に申し上げているわけじゃありませんし、全員協議会でもお話をして議論もさせていただきましたし、まず、問題は東尾交差点改良が直接な要因ですよ。改良し、公民館が移転対象になる。それにかわるものを建てかえなきゃならない。そうしないと北茂安公民館を利用されている方々に不利益、不便をこうむらせますから。どうせつくるなら補償金、特例債を使えば12億数千万円のうち950,000千円ぐらいの財源が確保できる。今したほうが得という、得策ということは御判断されているかと思いますけど、その際、もっとみやき町民のすべての方が利用できるような中央公民館的な機能を持たせようということは御理解いただいていますので、そうすると、あとの効率的な運営と、そしてまた、むしろ中心に来ることで社会教育の充実も図られるじゃないですか。保健センターや社協やら保育園もできますから、それと有機的に社会教育の充実、生涯教育の充実が図られるなら、むしろ牛島議員は心から歓迎していただきたいなと思います。  そのようなことを踏まえながら、ぜひ今まで我々が説明不足についての反省はいたしますけども、きょうの答弁を聞いて御理解いただければ、大変私としてはありがたいし、うれしく感じるところでございますので、どうかよろしくお願いを申し上げます。  以上です。 120 ◯議長(宮原宏典君)  牛島議員。(「議長、休憩」と呼ぶ者あり) 121 ◯13番(牛島重憲君)  休憩ていろいろ言いよるが、どがんしますか。(発言する者あり) 122 ◯議長(宮原宏典君)  この項目だけ終わってから休憩と思っておりましたので。 123 ◯13番(牛島重憲君)続  ああ、そうですか、よろしくお願いします。  今、町長から幾つかの点について御回答をいただきました。若干、今ある意味では町長から聞くという内容もあったし、3回目の質問ですが、それに対して御回答をいただきたいなと思います。  1つは庁舎問題、公共施設再編成について、できないじゃないかと。私はできないではないと思います。というのは、みやき町にマスタープランがあるわけですから、これに対してはどういうふうに進めていくかという10カ年の計画を立てておるわけです。それに伴ってみやき町をどうしていくかというのは基本たる基本じゃないでしょうか。この中で、具体的に先ほども触れましたけれども、これをどうしても変えたいのなら実行計画の中で3カ年のローリングしながらやっていくということを、取り組みをやってください。私は若干、夢物語のような話しかできないんじゃないのかということについては、大変恐縮ですけれども、それだけ話を入れさせてください。  それから、東部水道企業団が北茂安に来ることについて利便性があるんじゃないかということについては、利便性がないとは申し上げません。ここらは利便性だけで変わるとするなら、三根が何でできないのですか、中原が何でできないのですか。今モータリゼーション、10分あればどこでも行きます。基山から来れば中原やったら、まちょっと近いと思う、北茂安に行くより。利便性から言ったらそれだって同じことじゃないでしょうか。だから、私はそういった利便性ということについては、ちょっと少しあるんです。  それから、公民館の問題が出たんで、確かに公民館を設置するという一つの内容からこういう問題が出てきたことは事実だし、町長、私も議会で取り上げたときに心からコミュニティーセンターを設置していただいてありがとうございますと申し上げておりましたけれども、改めて申し上げたいというふうに思います。コミュニティーセンターを北茂安に置くことによって全体的な地域の活性化になるかもしれません。私はその辺では大変ありがたく思っている。  この問題で先ほどから何回となく言っているわけですけれども、やはり合併問題等については、話し合い、解決したい。せめて10年間はその中での話をしていただけませんかということを第1回目の質問の中で申し上げたんですけれども、その中で、やっぱり残念ながら特別委員会を設置するという一つの難しさがあったんで、北茂安に本庁舎を持ってこなければ合併をしないよという意見が出たことも事実です。それでは困るということで、いろいろ議論の中で合併をしてきたということも事実です。だからこそ、私はこれを声を大にして申し上げているわけです。やはり北茂安町民の中では全部が全部賛成だったということには私は理解しておりませんので、表決の結果、多数をもって議決をとったということを先ほど紹介をいたしました。その前にいろいろな問題があったんで、そのような、いい言葉は見つかりませんけれども、慎重にやっていただけませんかという言葉で結んだわけですけれども、ぜひそういった意味でやってほしいなというのが先ほど町長の回答の中で感じられましたので、少し誤解があっているような向きもあるけれども、そういったことで、ぜひこの問題等については、12月には明らかにしたいということでしたので、再度改めて十分そうしたものは取り入れてほしいなというふうに思いますので、この問題については、ただ単なる空き部屋の一部を貸し出すという案件というふうには私はとらえるべきではない。賃貸仮契約ではなく、やはりこの問題については、十分な内容を今日までの歴史の中でも踏まえておるから、それを十分踏まえてやってほしいということをあえて3回目の質問といたしますので、それの回答をいただいて1項目のことについては、終わりたいと思います。  以上です。 124 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 125 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  公共施設の再編と総合計画の整合性に関する御質問かと思いますが、総合計画の88ページに町民のニーズにこたえる生涯学習施設の整備、充実ということで、町民の学習ニーズに対応するための生涯学習の拠点となる中央公民館の建設を推進するとともに図書館機能の充実や効率的活用とか。だから、公民館建設を推進することが、この総合計画との整合性がとれていると判断をしております。その他の公共施設の再編の関係は総合計画の中に位置づけておられませんので、私は総合計画との整合性はむしろ図られているというふうに判断をしているところであります。  それと、先ほど三根、中原でも10分でも行けるから町民の利便性は損なわれないという趣旨の御発言をいただきましたけれども──じゃなかったでしょうかね。(発言する者あり)水道企業団が中原、三根でもいいじゃないかと。そうするならばなぜ北茂安に、合併協議も踏まえ本庁が北茂安じゃないといけないということを強く主張されたのか、また、今でもそのような趣旨の発言をされるのか私としては理解に苦しんでいるところであります。 126 ◯議長(宮原宏典君)  お諮りしたいと思います。休憩をとりたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 127 ◯議長(宮原宏典君)  14時35分再開したいと思います。よろしくお願いします。                 午後2時17分 休憩                 午後2時35分 再開 128 ◯議長(宮原宏典君)  休憩中の本会議を再開いたします。  質問途中でございましたので、質問を続行します。牛島議員。 129 ◯13番(牛島重憲君)  2項目めについて質問いたします。  国旗掲揚ポールの増設についてということで、19年の6月議会の中でもこの問題は取り上げおきましたけれども、この議論をする前に私のほうは大変恐縮ですけれども、中原小学校についてはポールが1本しか設置していないというふうに問題を提起いたしておりましたけれども、平成19年のときにはそういった話は聞いたやに思いましたけれども、改めて調査した結果、中原小学校は2本ありますということがありましたので、議長、その辺は質問の内容から削除させていただきたいと思いますので、質問する前にひとつよろしくお願いいたします。  今申し上げましたように、19年6月の定例会でこの問題等については取り上げました。そのときの回答では、現場の意向を踏まえて前向きに検討していきたいという回答をいただいておったかとは思います。また、学校現場からの要望が上がっておりませんでしたという内容もその当時書いていただいたかとは思っております。今日までのその後の経緯についてお尋ねをいたしたいというふうに思いますので、第1回目の回答については、それらを受けた回答をよろしくお願いいたします。 130 ◯議長(宮原宏典君)  森教育委員会事務局長。 131 ◯教育委員会事務局長(森 要兒君)  牛島議員の2項目めの国旗掲揚ポールの増設についての御質問でございます。  質問の前に、中原小学校については2本ではなくして3本設置をしてありますので、御報告をさせていただきます。  続きまして、御質問のほうに回答させていただきます。  現在、町内小・中学校の国旗掲揚などをするポールの設置状況につきましては、御質問のとおり、三根東小学校及び北茂安中学校が1本の設置状況になっております。その他の小・中学校につきましては、3本設置をしておる現状でございます。  19年6月質問をされ、現場の意向を踏まえてというようなことで御回答をさせていただいておるところでございますが、その後、1本設置の2校の学校長と増設について協議をしたわけでございますが、差し当たっての増設等につきましての要望がなかったというようなものが現状でございます。  しかし、再度増設について2校の当該学校長との協議を行っていきたいというようなことで教育委員会としては考えておりますので、よろしくお願い申し上げまして、1回目の答弁にさせていただきます。 132 ◯議長(宮原宏典君)  牛島議員。 133 ◯13番(牛島重憲君)  19年から今日まで検討された結果、改めて再度現場で話をしたいという意向でしたね。私も先ほど事務局長のほうから話がありましたように、一昨日、中原小学校の校長さんがちょっと違うよという話がありましたので、お尋ねしたところ、先生のところは2本ありますかと言ったら、はい、2本ありますよということだったので、私は答えを1本ということにしておったんだと。だから、間違っていますということを申し上げましたので、3本あるとは知りませんでしたので、今度は緒方校長先生にお尋ねしておきます。  まあ冗談ですけど、いずれにしても、日曜日に北茂安中学校の体育大会がありましたね。私も参加させていただきました。ある日、正々堂々と国旗、校旗を先頭にしながら、ずうっと威風堂々として入ってもらったんですけど、すばらしいなというふうに思っていました。そして、最後に上がったのは、1本のポールに、国旗の下に校旗が上がっていた。また同じことかというふうに思っておりました。  北茂安の例を申し上げると、北茂安の中学校の体育大会は本当に校歌を各それぞれが3つの組が歌いながら盛り上げていこうというふうな意気込みで頑張ってくれましたことについては、私も感銘を持ったところです。
     ところで、今、北茂安だけ併掲というが、また三根東小学校は逆に体育大会のときには国旗は揚げますけれども、校旗は揚げませんということでした。ましてや、町旗はありますかといったら、町旗はありますけれども、行事のときは使いますけれどもということでした。私たち町議会ですから、国旗はちょっとさておいて、町旗、校旗についてはやっていただけませんかというのが本来論議をしていくところの場かとは思いますけれども、三根東の例をとると校長先生いわく、いやあ、スペースがありませんので、国旗だけですよというふうに言われました。あがなふうに校旗を揚げられたら、子供たちの情操教育は立派になりますと。意識が盛り上がるでしょうと。みやき町旗を揚げていただければ、みやき町という意識も上がりましょうという言葉でした。そういう意味で、あえてこの問題を討議調整してほしいというふうに思います。  それから、県の全議員研修会でサガン鳥栖の松本育夫監督のほうから、やはり選手たちを指導していく中で一番問題になるのが、やはり自分で何をしようかということも2つ目にあったけれども、まず最初に国旗に対する敬意がないし、国家に対して何を見せようかということがないので、これから先、サッカーは世界に向けて羽ばたくし、世界で優勝せんばいかんという目標に、国旗に対する敬意がなさ過ぎる。鋭意議員の皆さん、国旗に対する考え方なり、意識を高揚していくような論議をぜひやってくださいというのが私たちに語られた問題です。  そういったことを十分受けていくなら、国旗の問題はちょっと先のほうに置くにしても、せめて校旗ですね、校旗を揚げられるような問題は解決すべきではないでしょうか。  鋭意そういった意味において、前回も申し上げたんですけれども、北茂安のように国旗の下にこいのぼりのように2列に揚げるというのは格好悪いと、そういうことをしないでくださいということを19年に申し上げたつもりです。しかし、さらに今から検討していただけるということですので、ぜひお願いをいたしたいと。  特に、先ほど問題になっている中原町においては、私の古い記憶では、政府のお偉方が行政事務がとっているような庁舎等については、屋上に国旗がこんこんと広がっておったというのは記憶があります。  中原小学校、聞くところによると屋上にあるそうです。子供たちがそれに携わってみたり、何にもしませんと。先生が粛々と揚げに行きます、行事のときは。日ごろはかぎかけて、ちゃんと入られないようにしていますということなんです。強いて言えば、国旗だけ、校旗だって、町旗だって揚がっていませんよという意味なんです。その揚げる、揚げないの問題は別として、せめて国旗、校旗、町旗を揚げられるような問題だけはぜひお願いをしたいということで、あえてこの問題を取り上げましたので、回答は何回も言う問題ではありませんので、先ほどさらに検討しますではなしに、それこそ前向きに頑張りますというぐらいの意気込みで教育長、何かお話がありましたらよろしくお願いいたします。 134 ◯議長(宮原宏典君)  教育長。 135 ◯教育長(大坪春美君)  この国旗掲揚台の件は、以前から牛島議員のほうから申し出もあっておりました。その中で、私も何回もない北中と、それから東小については校長等とお話し合いの中で、十分ですよ、これでという回答が──今回も実はそうでした。だから、私自身はこいのぼりと言われても、いやあ、いいかなという思いも感じ方の違い、とらえ方の違い方かもしれません。  ただ、入学式とか卒業式はきちっと国旗も町旗も揚げ、そして、校旗も掲げながら行事はとり行っております。  それから、松本監督が言われたように、私もジャパンの日の丸を背負ってオリンピックに出ることが大きな夢でもありましたので、そういった意味を兼ねても校旗、町旗、国旗、そういったものの大切さも子供たちの中に植えつけていきたいと思いますので、もう前向きでまた町当局と相談させていただきます。よろしくお願いします。  以上です。 136 ◯議長(宮原宏典君)  牛島議員。 137 ◯13番(牛島重憲君)  3項目めに進みます。  郷土歴史資料展示館の建設について、この件についても19年の1回目、2回目ということで関連する質問をさせていただきました。  今回、るる町長のほうからコミュニティーセンターができれば、その問題等について郷土の歴史的なものについては十分考えていきたいと、あわせてやらざるを得ないかなという感じをお答えいただきました。そしてまた、板部保育所と江口保育所の統一によって、あそこはあきになるので、そのことも考慮せにゃいかんのかなというのは各議員さんたちの質問の中でもお答えになったというふうに思っております。  それで、私もぜひ今回について、この問題についてはぜひ前向きに検討をしていただきたい、改めて建設するということではなしにあの利用をしていただきたいというふうに思います。  このことについては、文化協会の郷土歴史を研究されている皆さん方からも要望なり請願が上がっているやに聞きます。そういったことも踏まえて、板部の保育所の移転後にこういったものを利用していただくという考え方についてどういったお考えを持っていらっしゃるか、御回答いただきたいというふうに思っております。  以上です。 138 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 139 ◯町長(末安伸之君)  保育所の跡地利用でよろしいんでしょうか。(発言する者あり)通告書どおり回答申し上げていいのか、御質問に沿っていいのか。保育所跡地利用の考え方について通告を受けておりまして準備をしていましたが、御質問いただかなかったものですから、いかがでしょうか、答弁。(「そのまま読んでください」と呼ぶ者あり)  まず、保育所跡地利用の考え方について通告をいただいておりましたので、御回答いたします。  まず、中原中央保育所、西部保育所、東部保育所が存在しておりまして、風の館に統合した後については、中原中央保育所については庁舎の南ですけれども、町村合併前に民間不動産に譲渡しまして、既に住宅が建設をされています。  残り西部、東部保育所跡地につきましては、民間へ譲渡する方向で検討していると答弁をさせていただいておりますし、西寒水は下水道の布設工事等も始まっておりますので、並行しながら、優先的に譲渡処分について検討を加えていきたいと考えております。  東部保育所については、まだ認可区域に入っていませんので、下水道の時期となるともう少し時間がかかりますけれども、その前に譲渡の申し入れ後、協議申し入れを受けております。その方と話を詰めていき、価格面、条件面で合えば譲渡の方向に向けて対応していきたいと思っておりますが、現時点ではやはり一括処分ということで考えていますので、一括については資金的にも厳しいのかなということも言われていますから、今後、分譲でもできないかということで検討も加えていきたいと思っております。  それと、今回御質問いただいています北茂安校区の板部保育所、江口保育所が御質問の趣旨だと思いますので、これにつきましては、民間移譲しました川原福祉会のほうでもう既に9月1日に地鎮祭がとり行われ、統合保育所が建設されます。よって、来年4月には新たな園舎での保育サービスを行いますので、その後、江口保育所については解体したいと思っています。その跡地については有効に活用したいということで、企業誘致できるものならしたいと。できなくても、民間の方に譲渡する方向で準備を進めたいと思っています。  板部保育所につきましては、まだ建設年度が江口に比べると新しいということで、十分にまだ活用できるということもありますし、建物に防衛施設局の補助をいただいて建設しておりますので、取り壊しを今するとなれば返納金も発生しますので、当面は有効に活用できるというふうに考えています。  利用につきましては、建築から10年以上経過しているので用途変更はできるということであり、先ほどの防衛施設局の補助金の返還金も発生しないということでありますので、今後、どのような施設として活用できるかについて、議会の皆さん、住民の皆さんからの御意見を拝聴していきたいと思っています。  まだ非公式には幾つか、文化協会の活動拠点とか、事務局とか、そういう話もちょっと出ておりますし、いずれにしましても、板部保育所の活用については、もう少し議会の皆さんを初め住民の皆さんの御意見を聞きながら、活用について判断をしていきたいと考えております。  それと、郷土歴史資料展示館の建設について、資料館建設要望にこたえる考えはないかというお尋ねですけれども、要望書の内容につきましては、農業文化、農業経済、農耕機具などが機械化されて、そういう農業文化を形成してきた機具類とかを住民の皆さんに呼びかけて、資料保存館なり、そういうものをつくっていただけないかという要望はいただいております。その要望内で、小学校の空き教室とか、東部隔離病舎を使ってみてはどうかとか、収納する資料を遺跡からの遺物とか農機具、生活用品、その他を広報紙を利用して提供を呼びかけてみたらどうかという御要望で、新たな新規の郷土資料館を建設してくださいという要望ではございません。  みやき町では、現時点で新規の箱物的な郷土資料館を建てることについては、財政的、優先順位から見るとかなり低いほうになるかと思いますので、現時点では新規の郷土資料館は建設する考えはございません。  今後、板部保育所も含めまして、余裕施設が生じてくる可能性がありますので、その中で分散して保存をしておきたいと考えております。  三根庁舎の3階の活用についても、余りにもすばらしい施設ですから、どのようにしたほうがいいのかとか、単なる歴史保存の資料として活用するのはもったいないとか、そういうものも含めまして、公共施設の再編ではありませんけれども、利活用についての検討を加えていきたいと考えております。  以上です。 140 ◯議長(宮原宏典君)  牛島議員。 141 ◯13番(牛島重憲君)  最後にしたいと思います。  先ほどから前の1項目めの質問のときにも申し上げましたように、公共施設全体の再編成を早期にすべきだというのは、私が質問内容の中で保育所の跡地利用と書いておったので、それは中原から全部考えられて、お答えをいただいて恐縮いたしております。あくまでも今回実施されるみやき町内の江口、それから板部の保育所関係等で、その関係で空き地になると頭の中で想定いたしておりましたけれども、書くのにこういったふうに書きまして、答えをいただくことに迷惑かけたことについてはおわびを申し上げたいと思います。あくまでも板部保育所の跡地利用について改めて問題を提起したいと。  そういう意味で、公共施設の全体編成はこういったふうにやったらどうかというものを明らかにしておきたい、すべきであると。それから、歴史を保存し、後世に伝えていくことは、私たちの最大の責務だというふうに考えておりますし、先ほども申し上げましたように、各議員から郷土の歴史を学べる資料館の建設ということで申し上げられていた時代もあったけれども、今回、そういった状況が変わりましたので、利用ということにしていただければ、マスタープランの中にあります施設の大綱の中に、いつまでも学び自己実現できる町、歴史、伝統、文化の保存、活用ということをうたわれておりますので、そういった意味でもマスタープランの実施、実行に向けた内容をあの地を利用してやっていただけないかというのが私の意見です。ぜひそういった意味でお願いをいたしたいと思います。  それはちょっとさっき町長お答えになっていたようですけれども、防衛庁の施設の関係で、今、補助金、助成金をいただいておると思うんですけれども、それらについてはどういった今後の問題になりましょうか、おわかりであればお答えをいただきたいというふうに思います。 142 ◯議長(宮原宏典君)  岡福祉課長。 143 ◯福祉課長(岡 耕司君)  牛島議員の板部保育園の防衛庁からの防音対策に対する補助金の有無のあり方についての御質問かと思いますが、子供たちをお預かりしている養育施設として今現在補助金をいただいておりますので、他用途に変更することは可能ではございますけれども、他用途に変更になった場合、補助金はいただけなくなります。以上のようなことで、防衛省のほうから指示を受けているところでございます。  以上です。 144 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 145 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  総合計画の中でも御指摘がありましたように、町民への文化財の公開、啓蒙を行うとともに、学校教育、生涯学習の場としての活用を考慮すべきと定義されています。よって、今回、コミュニティーセンターのホール前に展示スペースを設けるようにいたしています。そこにまず、町長室に名誉町民の方お二人いらっしゃいますけど、いつも私だけが見ておくのもですね。広く町民の方に名誉町民の方の偉業、功績をお知らせする義務がありますので、町民ホールに常設をしたいと。そのほかのスペース、ガラスケースもありますけれども、それは町内の遺物とか文化財をある一定期間決めて展示をしていく方法と、また、文化協会の作品のギャラリー的なものも期間を定めて展示していくことも、スペースを設けますので、この中でも少し展示できるコーナーは確保できるものと思っています。  そのほかに三根庁舎の3階とホールのほうももう少し有効に活用したいなと思っておりますので、少しずつそのような生涯学習や学校教育等に活用できるものについては展示、そして啓蒙啓発をしていきたいと考えているところでございます。公共施設全体でですね。  公共施設の再編成を早期にすべきだということですが、先ほど慎重に物事を進めるべきという貴重なアドバイスをいただきましたので、慎重に進めていきながら、御期待にこたえるよう努力をしていきたいと考えます。  以上です。 146 ◯議長(宮原宏典君)  牛島議員。 147 ◯13番(牛島重憲君)  あと5分ありますので、何とかあと1点だけ。  アスベストの補助金、アスベスト工事に伴う助成というものがあったと思います。これらについては、用途変更に伴う問題としては何ら関係がないかどうか。公共施設を皆どれどれには貸してはいけないとか、用途変更したら返納してもらわにゃいかんよとかいう状況があるかどうかだけはお聞かせいただきたいと思います。  以上です。 148 ◯議長(宮原宏典君)  前山財政課長。 149 ◯財政課長(前山秀敏君)  アスベストの助成金の関係につきましては、これは以前もお話をしておるかと思いますが、壊した場合ですね、建物を壊すということになりますと、その分が返還というような形になるかと思います。  以上です。(「終わります」と呼ぶ者あり) 150 ◯議長(宮原宏典君)  答弁ですか。(「いいですか、答弁します」と呼ぶ者あり)教育長。 151 ◯教育長(大坪春美君)  牛島議員の大きな3番目の課題は郷土歴史館ということですので、この部分は教育委員会の中でも本当にできることなら、みやき町にもきちんとした資料館があったら社会教育の振興、あるいは歴史、文化の情報発信の場として非常にすばらしいことだと思うんですが、現在、佐賀県でも佐賀城本丸跡だけしか資料館はありません。三神管内も、鳥栖も全部ない状況ですね。そういう中でも、やはりみやき町としてはしっかり町民に、あるいは児童・生徒に社会教育、学校教育にも生かしてまいりたいと強く思っております。  小さなことなんですが、実は東尾の交差点の工事に伴って、その横にタクシーがありましたね、東尾タクシーの。あそこの牛島さんのおうちに、壊すときにたくさんの農耕具が山のように保存してありました。それで、どこに保管しようかということで担当と話していたら、幸い立派な方がいらっしゃって、フジショウさんの藤永さんのほうから申し出があって、うちの倉庫が広うあいとっけんということで、すごいトラックを何台も持っていっていただいて、今、保管をいただいています。  そういったことで、今後、昔の農業のあり方とか、工具とか、こういったものも子供たちに伝えていけたらなと強く思っています。補足です。  以上です。終わります。 152 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして、通告第3号、13番牛島重憲議員の一般質問を終わります。  通告第4号、12番松信彰文議員の一般質問を許可いたします。松信議員。 153 ◯12番(松信彰文君)  議席番号12番松信彰文でございます。簡潔な質問をいたしたいと思っております。執行部の力強い前向きな答弁をお願いいたします。  私は通告しておりましたとおり、3項目6点について御質問を申し上げます。  まず1項目め、町内主要道路の整備について、3点につき御質問申し上げます。  1点目の県道22号北茂安三田川線の中津隈区域の歩道設置、道路改良について御質問申し上げます。  本年3月及び6月の定例本会議での一般質問に続く3回目の質問であり、議論も大分煮詰まってきたと感じております。まず、この問題についての事実確認と経過確認をここでお互い確認させていただきたいと思います。  まず事実確認としては、1番、この県道22号北茂安三田川線は総延長が7,849メートルであり、本町内延長分は6,390メートル、総延長の81.4%であること。  起点の豆津橋交差点から板部保育所前までは延長約4,690メートルであり、歩道設置率は97.8%であること。  3、板部保育所から上峰町境までの延長1,720メートルについては、歩道設置率はわずか17.4%であり、残りの中津隈区域分1,420メートルについては歩道が全く設置されていないこと等であります。  また、経過確認といたしましては、3町合併後、平成18年に北茂安小・中学校から最も遠い中津隈子供クラブ、PTAより歩道設置要望と危険箇所の是正等の要望があったこと。  2番、この要望を受け、地元中津隈区、みやき町、鳥栖事務所の3者で道路状況の把握と危険箇所の確認除去を行ったこと。  3、その成果として中津隈宮前東交差点信号等の設置をしていただいたことなどが上げられます。  また、この間、1、平成20年2月2日付で中津隈西区長及び板部区長からの要望書が提出されたこと。  2番、平成21年5月5日付で中津隈西区住民3名からの用地提供申し出を含む陳情書が提出されたこと等があっております。  以上が事実経過の概要であります。  さらに、この問題に関連いたしましては、去る7月21日に県道22号線北茂安三田川線改良事業推進協議会が開催され、鳥栖土木事務所、町、地元区長、関係議員、私も出席をさせていただきました──の会合が持たれ、協議を行いました。その中での鳥栖土木事務所の説明としては、予算の都合上、東尾交差点改良工事の完工、これは平成24年度予定をめどとして、この終了を見通して、同時並行的に中津隈区域分の歩道設置の問題の着工準備を確実に進めていくということでありました。執行部としてはこの間、この問題に対してどのような具体的対応、対策をされていくおつもりなのか、お伺いを申し上げます。  また、さきの3月、6月議会で答弁をいただいておりました井野原神社から東側へ約70メートルの歩道設置事業についての現在までの進捗状況についてもあわせてお伺い申し上げます。  これは園田議員から質問があって、2カ所、土地の契約等が本年度中にまとまって、工事を開始できる状態になるということをお伺いいたしました。合わせてその2つの地点の合計距離ですね、全部で70メートルになるわけですけれども、2つ合わせて何メートルになるか、お伺いを申し上げます。  次に、1項目めの2点、県道136号早良中原停車場線について御質問申し上げます。  この県道136号線は、佐賀県側部分の起点がみやき町大字簑原地内、七曲峠の県境地点であります。終点がJR中原駅前地点の延長7,985メートルと伺っております。
     一方、福岡県側は路線名県道入部中原停車場線となっております。起点は福岡市早良区東入部、終点がみやき町大字簑原七曲峠県境地点となっており、延長2,466メートルであり、1本の道路として佐賀県側と福岡県を合算した総延長は1万431メートルであると伺っております。  この道路路線に対する私の質問は、福岡県側、すなわち県道入部中原停車場線、延長2,466メートルについてであります。  現在、この道路区間は使用実績もなく、維持管理についても長期間全くなされていない供用廃止道路との感触を私は歩いて持ったわけでございます。町当局として、この福岡県側、県道入部中原停車場線2,466メートルについて、どのような現状認識と福岡県側の情報把握をなされているものかどうか、お伺いを申し上げます。  1項目めの最後として、3点目の町道丸山線について御質問申し上げます。  この町道につきましては、起点、終点ともみやき町大字簑原地内となっており、総延長は1,461メートルと伺っております。また、町道認定日が新しく、平成19年3月12日と伺っております。私は、現在ではこの町道が本町と福岡県筑紫郡那珂川町とを結ぶ貴重な道路であり、また、この福岡県那珂川町を起点として、北は福岡市、東は春日市、西は前原市とも至近距離で直接通じる本町にとって大事な大事な道路であると考えます。  道路管理者として、執行部のこの道路の町道認定に至るまでの経緯とこの道路に対する現状認識、また、この道路に対する整備計画、さらにはこの道路を通じた次世代につなぐ本町発展の将来構想を持っておられるかどうか、お伺いを申し上げます。  2項目め以降の質問につきましては自席より行います。 154 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 155 ◯町長(末安伸之君)  通告4号、12番松信議員の御質問にお答えします。  町内主要道路の整備について4点御質問いただいていますので、順を追って御回答を差し上げたいと思います。(「3点です」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。3点でございます。  まず、県道北茂安三田川線、中津隈区域の歩道設置及び道路改良についての御質問でありますけれども、さきの議員の御質問の中で申し上げましたとおり、現在は東尾交差点校区の完了に向け、集中的に事業の推進を図っているということで、その事業も平成24年度までには完了したいという旨の報告がありまして、結論として中津隈方向の事業計画はまだ具体的な計画が示されておりませんので、今後、事業採択に向け、本町としても県当局に要請をしていきたいと考えております。  2点目の井野原神社から東70メートルの用地の交渉結果について22年度どうなったかということでございますが、結論として今月中に宅地部分約20メートルの工事発注が予定されております。また、井野原神社の用地交渉は神社庁との協議に時間を要しておりますが、平成22年度中には契約したいということでございます。(発言する者あり)後ほど担当のほうから答弁をいたします。  また、残りの土地買収、いわゆる元不動産会社があったところにつきましては、競売者も確定したということでありますので、23年度以降の対応になるという回答をいただいております。  次に、県道早良中原停車場線の全線開通見通しと今後の対応についてという御質問にお答えをいたします。  まず、現在通行どめになっております経緯についてでありますが、佐賀県と福岡県の県境で福岡県側での通行どめがされておりますのは、時期的には平成20年の3月30日からです。その理由については、のり面の崩壊と五ヶ山ダム建設事業に伴い実施されているということであります。  そして、福岡県としましては、五ヶ山ダム建設事業に伴う湛水区域を通っている県道については、つけかえ道路としての整備を実施されますけれども、湛水地域以外の県道については、つけかえ計画の予定はないということでございます。  ただ、湛水地域外の一部県道につきましても、のり面崩壊箇所の復旧等一部道路改良を行うための現地測量は実施されまして、本年度設計業務まで行うということは聞き及んでおります。それで原状復旧はされるのではないか。しかし、御承知のように入部早良線というのが急勾配でありまして、とても一般車両が離合できるような状況でもありませんし、安全対策も十分ではございません。よって、それを整備されるということは聞いていません。現況の復旧、測量と設計を行うというところまでしか聞いておりません。よって、その改良の規模とか、いつ着手をされるかについても、これは現時点で未定ということであります。  よって、現状認識と福岡県の働きかけはということでありますが、(「働きかけじゃない。福岡県の情報把握をしているかと」と呼ぶ者あり)結論として、福岡県としては前向きではあられません。以上です。  次に、町道丸山線についての町道認定の経緯ということでありますけれども、議会でも何回か申し上げましたけれども、私も就任して十数年前から積極的に福岡県にも参りまして、佐賀県当局とも協議して、この五ヶ山ダム建設とあわせてぜひ周回道路とのアクセスをお願いしたいということで、特に福岡県の前副知事が非常に理解を示していただきましたので、当時、10年ぐらい前、条件としてまず福岡南部と早良中原停車場線、福岡県側は早良入部線、これを計画してくれということでありましたけど、県当局と協議しまして、まず期成会をつくってくれと。中原天建寺線ということでのルート認定に向けて3町が一つになって提案活動を行ってくれということでありましたので、旧3町の町長で協議しましたが、残念ながら1町の町長さんが理解をしていただけませんでしたので、やむなく県当局に働きかけて中原鳥栖線というルートを認定していただきました。  しかし、実際これは現在の国道34号線から旧国道までは少なくとも整備したいということで、本来は中原天建寺線としてルート認定してもらいたかったんですけど、3町の首長が一致しませんでしたので、やむなく鳥栖と協議して中原鳥栖線という名のもとで整備をしていただいた経緯がございます。  今後、私としては五ヶ山ダムとの周回道路のアクセスは福岡県側が決定権を持っていますので、それだけでは見通しも十分できないということで、並行して佐賀県側と国道385号線と早良中原線県道との──国県道との一つのアクセスとして林道を県道に昇格してくださいというお願いを再三させていただき、県当局の見解として林道を真っすぐ県道にはできないということで、一たん町道としての認定をしていただかないと協議に応じられませんということでした。  それを受けて、町道認定をさせていただきました。町道認定をさせていただいたので、早速県道昇格についての協議を行いました。県として2回ほど交通量調査をしていただきました。多いときで1日当たり300台程度、ほとんど200台、交通量が少ないということです。このぐらいの交通量では県道昇格の条件には非常に合致しないということでありましたけれども、再三、県が町道に昇格するといかにも県道としてできるかのように言われたから町道にしましたということで、当時の農林部長じきじきに現地に来ていただきました。それと、当時の井本知事もじきじきに現地に来ていただいて、何回も申しますが、五ヶ山ダムとの関連があるので、丸山町道を即県道昇格するということは佐賀県としてあきらめたことになると。福岡県の早良入部線とのアクセスが前提であるけれども、林道を早く県道に昇格することはそれを放棄したことになるということで、できないということで言われましたので、そのかわりに先ほど申し上げたように旧国道まで何とかこれをしてくださいということで、当時の井本知事の特別の配慮で中原鳥栖線という名のもとでの整備をしていただいた経緯でございます。これが町道認定の経緯であります。  現状認識としては、佐賀県側にも交渉をしておりますが、今、事業の評価とかいろいろ厳しい中では優先順位は低いということで、現状としては交通量の問題等からいくと県道昇格については極めて困難性があるのではないかということであります。そのかわりに何とかしてほしいということで、今お願いしている道整備交付金、いわゆる林道と一般道とのアクセスを図り、林業振興を図るという名目で天建寺まで何とか整備しようということで、昨年特別に御理解をいただいたものです。それにかわるものとしての一つとしてですね──と御理解ください。  現状としては単独での県道昇格は困難、そのかわり、別の方法で御理解をいただいたと。先ほど答弁しましたとおりですね。しかし、今、極めて厳しい状況ですので、また議会終了後、強く働きかけをしていきたいと思います。  その整備計画をということでありますので、一回、これはたしか6番立石議員からも質問をいただいたことがあります。町道として改良する場合、用地費抜きで直接工事費で760,000千円の事業費がかかります。これに用地を加えると10億円近くなる可能性もあります。いわゆる費用対効果です。町民の方の利用、全体で1日200から300しかありませんので、そのうち町民の方がどの程度かというと、調査の結果は全くないじゃないですけど、みやき町民の方が利用される頻度としては少ない。むしろ、ゴルフ場を利用される方が、福岡県側から見えている人が多いという結果でありましたので、今、現時点で10億円近い費用を投じてこれを整備することについては、優先順位的にはかなり低いものというふうに解しておりますので、整備する予定はございません。  4点目の御質問で将来構想としてどうかということで、将来構想としてはぜひともまずは五ヶ山ダム等の周回道路とのアクセス、これは福岡県、佐賀県との問題がありますけれども、それに加えて林道の県道昇格もしていきたいと。そして、先ほど申し上げたように、今300台程度ですので、10億円近い費用を投じて、それがどれだけの交通量、そして、我が町に、みやき町にどの程度の経済効果をもたらすかを十分に見きわめた上でしていかなければなりませんので、将来的な構想としては決してあきらめたわけではございません。  以上です。 156 ◯議長(宮原宏典君)  松信議員。 157 ◯12番(松信彰文君)  県道北茂安三田川線につきましては、私、登壇して申し上げましたように、県道北茂安三田川線改良事業推進協議会というものが年に1回あっておるわけですね。ことしは7月21日ということでございました。来年も7月ごろ、この会が催されるだろうということで、中島課長にもお聞き願いたいんですが、来年度の推進協議会に向けて、私はこの1,420メートルの中津隈地区の道路詳細マップをつくっていただいて、家が張りついているところ、張りついていないところ、それから、園田議員の質問にあった切通川の河川改修区域になっておるところ、あるいは危険箇所、それから建物があっても協力できるところ、そういうやつを道路マップで1,420メートルつくってください。そして、それを来年の協議会に提出をしていただいて、鳥栖土木事務所と協議をしたいというふうに私は考えたわけです。  この東尾交差点が24年度に終わりますので、そして、22年度、23年度については大体板部の70メートルのうちの何十メートルかはできるわけですね。ですから、それに1年か1年半あくんですけれども、これはもうしょうがないと。その間にマップをつくって、町と土木事務所が協議を続けていくということであれば、私は将来に光が見えてきたなと、課長さん、よかったねという気持ちで私はおるわけです。  そして、改良事業推進協議会の会則の3条の3に、地区推進委員会は事業目的ごとに委員会を開催することができるという一条があるわけですね。これは大体東尾交差点改良のためにつくられた推進協議会の会則であろうと私は思うわけですね。ですけれども、東尾交差点改良のめどがついた時点では、あわせて中津隈区域の歩道の設置の事業というものについても、この改良事業推進協議会の中で地区推進委員会というのを設けていただければ、私は実施の見込みが大いに立ってくるのではないかと。  ですから、まず板部の70メートルの予定されているうちの何十メートルかについて、22年度、23年度でやっていただいて、東尾交差点が24年度に終わりますので、その終わった時点と同時に基礎資料である道路マップをもとに鳥栖土木事務所に陳情を行っていくという形であれば、私は継続性のある中津隈地区も歩道の設置ができるのではないかというふうに思いましたので、そういう形で今後事業を進めていただきたいと思っております。この点について課長の力強い答弁をお願いいたします。 158 ◯議長(宮原宏典君)  中島建設課長。 159 ◯建設課長(中島 識君)  松信議員の御質問でございますけれども、1,420メートル間について道路マップをつくれということであります。これは6月にも申し上げられておりましたので、これについては土木事務所と一緒になって、現在、写真を撮りながらまた色分けをして、宅地部分についてはこうだ、この宅地の中にも家があってできないところ、それから例えば、木の補償とかブロックを補償すればできる部分と、そういう部分について一応建設課なりに調査をして、そして、まだ土木事務所のほうには議員言われたとおり協議はしておりません。  しかしながら、今言われたように、24年度で終了するならば、やはりそれ以後についてはそこの部分についてやっていくというのが北茂安三田川線の改良につながっていくと、いわゆる進捗していくというのは、これは目に見えるわけでございます。そういう意味では、ぜひ議員の言われるとおり、私たちも頑張っていきたいと思っております。  それから、条項の中にいろんな部分が入っているから、それも今後検討せろということでございます。そういう部分、先ほど申し上げたとおり、24年度に終了するならば、そういうふうな方向に移行していくのも当然だし、また、以東の部分についても、そういうふうな考え方も示していかなければならないというふうに私は思っております。  それから、今年度でございますけれども、20メートル程度事業をしております。また、残りの部分につきましては、正確な資料を私持っておりませんけれども、Sho不動産のところが約20メートル程度、それから井野原神社の階段部分でございますので、10メートル程度ではなかろうかというふうに思っております。正確何メートルというふうに今の時点で私、資料を持ちませんので、答えにならないかと思いますけれども、そういうふうに思っております。  それで、言われるとおり、事業推進というのは進めていくことが重要でありますので、私たちも一生懸命頑張っていきたいと思っております。  以上です。 160 ◯議長(宮原宏典君)  松信議員。 161 ◯12番(松信彰文君)  3回目ですね。この推進協議会の会のときに、町長のほうからも同時並行的ですよということで私、町長から強い示唆を受けておりますので、ひとつその点、お忘れなきようにお願いしておきます。  それから、町長に最後に私申し上げたいのは、福岡の県道入部中原停車場線、これは道路としてはもう投資効果がないということで、私としては99.9%福岡県は道路としての投資はしないんじゃないかというふうに思いました。  町道丸山線については、町長、今、優先順位が低いとおっしゃいましたけれども、私は将来を見越した中ではこの道路は将来性ナンバーワンというふうに思っております。福岡県の筑紫野、いわゆる五ヶ山ダム関係で山の向こうは物すごい道路の改良、橋梁の改良、進んでおります。今後、グリーンツーリズム、それから高齢者もドライブコース、こういうことで南畑ダム、五ヶ山ダム、脊振ダム、この辺は私は観光地、あるいはドライブコースとして物すごく発展するのではないかというふうに認識をしております。  私どもみやき町にこの動きが導入できれば、将来のみやき町は物すごいことになるというふうに私は確信をしておりますので、町長、優先順位が低いとか言わずに何とかこの道路を大事に大事にひとつお願いをいたします。  以上で道路関係を終わります。 162 ◯議長(宮原宏典君)  お諮りします。休憩をしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 163 ◯議長(宮原宏典君)  異議なしと認め、休憩をとりたいと思います。再開を15時50分にお願いしたいと思います。                 午後3時34分 休憩                 午後3時50分 再開 164 ◯議長(宮原宏典君)  再開いたします。  質問途中でございましたので、続行いたします。松信議員。 165 ◯12番(松信彰文君)  2項目めの町営綾部住宅の抜本的改善整備について御質問申し上げます。  この問題につきましても、私は去る3月及び6月定例本会議の一般質問において質疑応答をお願いしてきたところでございます。皆様御承知のとおり、この町営綾部住宅につきましては、高齢の単独者や夫婦の方々が多く、相互扶助の観点からの安否確認体制の確立、緊急時の連絡体制の整備等、なお一層の自助、公助、共助の精神に基づく配慮と生活環境の整備が必要と考えます。  以上の趣旨から以下の4点について御質問を申し上げます。  緩やかな自治会組織の結成と集会室の確保、提供について、住民の方とお話し合いはなされましたでしょうか。  2番、児童公園の廃止と無料指定駐車場の確保について、さきの議会において提案をいたしておりましたけれども、御検討いただけましたでしょうか。  3番、生活排水大型合併処理浄化槽の設置について御検討はいただけましたでしょうか。  4番、保証人3年期限2人制度の見直しについて住民から強い要望があっております。御検討をいただきましたでしょうか。  以上、3月議会、6月議会以降の対応、取り組み状況について御質問を申し上げます。  また、この問題に関連しましては、去る7月20日の佐賀新聞に国土交通省が高齢者を多数抱える公営住宅については福祉施設への転用条件を緩和し、グループホームとして社会福祉法人などに利活用を委託できる旨の新しい施策方針を決定したとの報道記事が掲載をされておりました。まさに時宜を得た画期的な政策だと感じたところでございます。このことについての執行部のお考えもあわせてお伺い申し上げます。 166 ◯議長(宮原宏典君)  最所事業部長。 167 ◯事業部長(最所和美君)  ただいま12番議席松信議員からの綾部住宅の抜本的改善整備についてというようなことで、5項目ほど御質問がございましたので、順次回答を申し上げさせていただきます。  まず、集会所の件についてでございますが、町のほうで管理しております町営住宅につきましては、耐用年数で申し上げますと簡易耐火平家建てで30年、それから、簡易の2階建てで45年という年限が定められております。その中で、綾部団地につきましては昭和47年から49年までの間に建設されたもので、ほぼ耐用年数を経過しつつある状況でございます。  したがいまして、今後、建てかえ及び用地変更等も含めまして、みやき町全体の住宅の再生のあり方の中で検討しなければならない時期が参ってきているのではないかというふうに考えております。このようなことから、現在において綾部住宅団地に新たに集会所の設置をするということについては、現在のところは考えておりません。  それから、2点目の自治会組織、いわゆる管理人の設置でございますが、この件につきましても、さきの議会の中で御質問があったわけでございますが、ことし梅雨明けにこの住宅の外部の塗装工事の──失礼いたしました。シロアリ防除工事の予定をいたしておりましたので、梅雨明け後に工事の発注をいたしております。  この工事につきましては、説明会を住宅団地内でいたしまして、その中で管理人の必要性についてお話をしたところでございますが、この住宅におきましては長年管理人が不在というような状態が続いておりまして、なかなか一度ぐらいの依頼では十分に入居者の方に理解していただけなかったようでございますので、この件につきましては、これからも時間をかけながら、機会をとらえ、住民の方とお話をし、ぜひ管理人をほかの住宅と同様につくっていただきたいというようなことで継続してまいりたいというふうに思っております。  それから、保証人制度でございますが、この連帯保証人につきましては、住宅に入居する際、それから3年ごとに契約を更新するようになっております。そういったことで、現在の規定では2名の保証人を必要としているわけでございますが、この制度につきましては、現在まで議会の中で何回となく改善の必要性が言われてきておるところでございます。  この保証人制度につきましては、御承知のように、入居者との連絡等、特に家賃滞納の対応として2名というふうなことで規定しておるわけでございますが、高齢化が進み、親類、それから知人で2名の保証人を見つけるのに大変苦労されている方もいらっしゃるようでございます。  したがいまして、このような状況を踏まえまして、部内でいろいろと検討をいたしました結果、更新時の保証人制度について3年ごとに参りますので、それまでの間、いわゆる過去の3年間において滞納、未納がなかった場合には、そのときのみ保証人を1名にというようなことで改善していきたいというふうに考えております。このことは綾部住宅団地に限らず全住宅について、高齢者、若者に限らず、過去3年間滞納がない場合については1名でというふうなことで改善したいと考えておるところでございます。  したがいまして、町のほうには入居者選考委員会もありますので、今後、その方向で説明をしてまいりたいというふうに考えております。  それから、公営住宅の排水処理の検討でございますが、この件につきましては、御指摘のとおり、現在、合併浄化槽の施設、それから下水道の完備もいたしておりません。よって、下水道について検討を加えてまいりましたが、この下水道につきましては、中原処理区の第3次認可区域予定というようなことで、その中でも一番末端に綾部住宅団地は位置するわけでございます。  したがいまして、今後考えた場合に平成30年以降になるのではないかというようなことを考えておりますので、まだかなり時間を要すわけでございます。  したがいまして、もう一方の合併処理浄化槽についても検討を加えたところでございますが、問題点といたしまして、浄化槽の設置場所の確保、それと個々の現在のくみ取り式の便槽の処理、それから住宅内のトイレの改修、これらについて総合的に検討を加えている途中でありますが、場所の確保、それから個々の便所改修を含めまして、施工的にはかなり困難な施工方法が強いられるのではないかと推測しているところでございます。  したがいまして、この件につきましても、今後、みやき町全体の住宅の再生のあり方を踏まえまして、総合的に勘案していきたいというふうに思っております。  それから、グループホームの公営住宅の開設、開放でございますが、この件につきましては、平成8年に厚生省と建設省令において、公営住宅の福祉施設の利用について通知が参ってきております。そういったことで、平成8年に本町の条例の40条の中に公営住宅法45条第1項に基づく社会福祉事業等への活用というようなことで規定をいたしております。  この規定はどういうことかと申しますと、いわゆる事業者が──みやき町が公営住宅の適正かつ合理的な管理に著しい支障がない範囲内で福祉利用に供することができるということになっているわけでございますが、今回の佐賀新聞の報道ではこの解釈の整理がなされておりまして、いわゆる障害者が従来どおり同じ地域で生活を送っていただくということになりますと、その障害者についても公営住宅の入居資格を満たすものを入居者とするグループホーム等の事業につきましては、いわゆる一般の入居申込者と変わらないというようなことで、その住宅の応募倍率が高くても地域の実情に応じて公営住宅を活用することができるというようなことで緩和されたわけでございます。  そういったことで、この制度につきましては、事業者から公営施設を利用してグループホームを活用したいというような申し込みがあった場合に、一般の申込者の方と同じような条件で選定するように今度なったわけでございますが、現在、鳥栖三養基管内ではグループホームの施設の申請をしましても、設置数が規定を満たしているというような状況でございます。  また、特に綾部住宅団地につきましては、先ほど申し上げましたように、建設年度が昭和45年から49年というふうなことで耐用年数を経過する状態となっておりますので、この施設を改良しても無理ではないかというふうに思っております。そういったことで、特に綾部住宅については、グループホームについては適していないのではないかというふうに現在考えていないところでございます。  それから、無料駐車場について検討したかというようなことでございましたが、現在、各住宅につきましては、駐車場を整備したところについては駐車料金をいただいております。そういったことで、綾部住宅団地が現在、従来からの簡平で南のほうに庭がある、その庭先のほうに今車をとめておられる状態であるということでございますので、それをちゃんと整備すべきではないかという趣旨での御質問ではないかというふうに思っております。  そういったことで、現在、綾部住宅団地の中で車を使用されている方がどの程度おられて、どれだけの──北側あたりに余地もあるようでございます。そして、南のほうに児童公園はありますが、大体もう半数以上が高齢世帯になっておりますので、児童公園を使うような子供さんも少ないかと思います。そういったことで、そういったものを活用した場合に車を所有される方の台数が確保できるのかどうか、ここら辺について、申しわけございませんが、まだ細部について検討いたしておりませんので、その分につきましては調査をしてみたいというふうに思っております。  以上でございます。まことに意に沿えない回答になりましたが、御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。 168 ◯議長(宮原宏典君)  松信議員。 169 ◯12番(松信彰文君)  全く意に沿いません。しかし、憎んではおりません。事業部長も一生懸命考えられた結果だろうと。あとは町長、副町長が政治判断をどうしてしないのかな、行政判断をどうしてしないのかなというのが私、不思議なところでございます。
     私は、難しいことを言っているんじゃないですよ。1番の緩やかな自治会組織と集会室の確保、提供、これは月番ですよ、月番。回覧板を持っていくでしょう。ああいう人を1棟に1人つくりなさいと。そして、1班から順番に総班長をつくって、その班長が翌年には2班、翌年には3班、翌年には4班という形で回覧板を、各棟に班長さんを決めて、1班から順繰りに総班長さんを決めればいいじゃないですかと申し上げているわけですよ。何かしち面倒くさい、せんでよかごと、せんでよかごとて。それじゃ、世の中の流れに立ちおくれてしまいますよ。国交省の役人がもっと先のことを考えているじゃないですか。  それから2番、集会室の確保、提供──これは2番じゃない、1番ね。これは県の住宅建築課に行って、ぎゃんして空き室もあってから、あそこはトイレも垂れ流し方式やけん、空き家にしては埋まりませんもんねと、ずうっと空き室のままですよと一回相談してみたらいいじゃないですか、自分で判断せんで。  それから2番、児童公園の廃止と無料指定駐車場の確保。だから、私は65歳とか70歳以上の年金暮らしの方について駐車場を無料にしていただけたらいいんですよ。50歳代とか40歳代の人にただにせろとかなんとか言っていないじゃないですか。  それから、生活排水を大型合併処理浄化槽にと。平成30年度なんて言いよったら、今入っている人は全部死んでしまうですばい。そして、大方平成30年と言いよっと平成40年ぐらいになっですもんね、今の取り組み状況では。  それから、保証人3年期限2人制度の見直しについて。これも65歳、70歳以上の方は年金でお暮らしになっておられるでしょうから、覚書を交わして、年金から直接家賃を取ることができないのであれば、年金から通帳におろして、通帳から直接みやき町に落ちるようにすればいいじゃないですか。そして、過去3年、5年滞納がないという方については1人にしますということをもう少し研究してくださいよ。  そして、平成8年度からと事業部長は言ったけど、7月19日の佐賀新聞にはこう書いてあるんですよ。地方自治体が賃貸する公営住宅について、高齢者や障害者向けのグループホームやケアホームとしての利用を大幅に緩和することを決めた。これまで空き室などに限定していたが、都市部にあるなど一般の入居希望者が多い物件でも一定の戸数を福祉枠として設け、利用を認めると。だから、空き室だったらここは無条件でいいということですよ。そして、要介護高齢者の増加が見込まれる中、住みなれた地域で自立して生活できる受け皿づくりを進めることがねらいで、近く関係自治体に通知する。国土交通省は自治体からの要望も踏まえ、運用見直しが必要と判断、収入基準など公営住宅の入居資格を満たす高齢者や障害者を対象としたグループホームなら、福祉枠を自治体が設け、社会福祉法人などが利活用できるようにする。本年度中に関係省令を改正し、解禁する方針だということを書いてあるわけですよ。  だから、私もちょっと頭にきましたけど、冷静になって、この公営住宅のグループホーム化、これを建設課が、事業部が一生懸命検討する中でこの問題については最終的に解決をしていくということで確認をさせていただいてよろしいでしょうか。どうぞ。 170 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 171 ◯町長(末安伸之君)  済みません。部長を御指名ですけれども、グループホームについては介護保険等の事業もありますので、部長としては答弁できないでしょうから、私のほうからよろしいでしょうか。(「はい、お願いします」と呼ぶ者あり)  松信議員の御質問については、大変私どもも勉強させられる点がございまして、非常にその必要性というか、需要がございましたら当然その方向で検討を加えます。  現在、鳥栖三養基管内ではグループホームについてはあきが二十数所あります。よって、介護保険計画の中で新規のグループホームについては現計画では認められないようになっております。3年ごとに見直しですが、あと1年半ぐらいありますが、現時点でも二十数所あいておりますので、あと1年半後の介護保険計画の中でもグループホームの新規については計画の中には大変厳しいものと思っております。  よって、現時点では介護保険計画の中との整合性を図らなければなりませんので、その必要性、いわゆる需要が過多になって、供給が不足する場合においては、当然このような公営住宅をグループホームに用途を変えていくことも一つの方策だということで、大変ありがたい御提案をいただき、勉強をさせていただきたいと思います。  以上です。 172 ◯議長(宮原宏典君)  松信議員。 173 ◯12番(松信彰文君)  そしたら、最所事業部長、1番の緩やかな自治会組織というのは隣保班ということで御理解をください。よろしいですね。そして、空き室については県の住宅課に問い合わせてください。  それで、2番の児童公園の廃止と無料指定駐車場の確保については、保証人3年期限2人制度の見直し等々についてと一緒に再度検討方をお願いします。  生活排水大型合併処理浄化槽の設置については、平成30年度目途ということで了解をいたしました。長期目標という形で取り組んでいただきたいということでお願いをしておきます。あと答弁は要りません。  では、3項目めの町内への企業進出・誘致について2点をお伺い申し上げます。  仮称コメリホームセンターみやきの北茂安校区、石貝地区への進出について。  2点目、ボローニャマックス(株)の北茂安校区、石貝団地地区への誘致についてを御質問申し上げます。  まず、1点目の仮称コメリホームセンターみやき、これはけさチラシが入っておりましたので、それまでは匿名でやろうと思っておりましたけれども、企画課長と農業委員会事務局長にお許しを得て、この名前で質問をさせていただきます。  1点目の仮称コメリホームセンターみやきの本町への出店については、県への農地転用申請や開発行為許可申請等の事務手続も既に終了し、許認可を待つばかりの状況と伺っております。みやき町として把握されているこの大型ホームセンターの進出の現状についてお伺いを申し上げます。  次に、2点目のボローニャマックス(株)のパン製造・販売工場の本町への誘致についてお伺いを申し上げます。  この問題につきましては、6月16日及び7月1日の全員協議会での執行部説明、さらには7月31日の議会による現地工場視察、久留米市長門石町ですね──等の経緯を踏まえて今日に至っております。  執行部におかれてのその後の取り組み状況、特に行政財産を普通財産に変換してやっていくということが必須条件と思いますけれども、それらを含めた現在までの取り組み状況について御質問申し上げます。 174 ◯議長(宮原宏典君)  森園農業委員会事務局長。 175 ◯農業委員会事務局長(森園啓介君)  12番松信議員の質問にお答えいたします。  御質問の大型小売店チェーン店の農地転用の経緯につきましては、7月20日に賃借権による農地法第5条の許可申請が提出されました。これは、貸し付けにつきましては地権者13名、借り受けにつきましては株式会社コメリでございます。20日に提出されましたので、7月26日に農業委員会の会長、副会長及び地元の農業委員さん、それに事務局で現地調査を行いました。  8月2日に8月の定例農業委員会が開催されまして、それに提出議案が出されましたので、審議が行われたところでございます。審議の結果につきましては、立地基準、それから一般基準、これは農地転用の許可基準でございますが、ともに問題ないため、許可することに支障のないということで農業委員会の意見の決定がなされましたので、同日付で県のほうに進達を行いました。  県では、8月28日に佐賀県農業会議の常任会議員の会議が開催され、その諮問が行われ、審査が終了しているところでございます。  佐賀県知事の転用許可につきましては、開発行為許可申請も出されておりますので、開発行為の許可日と同日になるということで、9月中に許可になる予定ということで県のほうから連絡を受けているところでございます。  転用申請の概要につきましては、先ほど言いましたように地権者が13名でございまして、転用の申請面積は1万8,145平米でございます。そのうち、田が1万7,861平米、畑が284平米でございまして、筆数は24筆となっております。転用の時期につきましては、工事着工は転用許可後、工事完了予定は平成23年の2月末となっております。  店舗の概要につきましては、先ほど議員おっしゃいますように、店舗の仮称につきましてはコメリホームセンターみやき店でございます。店舗の面積は8,237平米、駐車場が250台の3,437平米ということで、販売物品につきましては、生活関連用品、それから大型建築資材、農業関連資材の販売ということでございます。  以上、終わります。 176 ◯議長(宮原宏典君)  森企画課長。 177 ◯企画課長(森 幸司君)  次の項目のボローニャマックス、パン製造・販売工場設置についてということですけれども、その後の状況ということですけど、ちょっと説明いたします。  現在、企業誘致を進めております全国チェーン展開のパンの製造企業でありますけれども、先般、6月26日に進出予定地区の隣接者の皆様に対し、役員説明会を行い、その中で環境面を心配する意見がありました。  それで、7月17日に地元の代表者の方々に御足労いただきまして、操業開始の6時から8時まで工場の視察及び騒音、汚水、臭気の環境影響調査をしてもらいました。また、7月31日には議会の皆様にも視察をいただき、まことにありがとうございました。  その中で、地元代表者の方から騒音、汚水についての意見は別にありませんでしたが、臭気についての意見がちょっと出ました。そういうことがありましたので、今後は具体的に会社の社屋の平面図、また立面図、社屋等の設計で臭気対策のダクトの設置、または具体的対策を今、企業側に検討いただいているところであります。町としましても、予定地の前の町道の整備についても現在検討を加えております。よって、企業側の具体的な案が示された段階で地元説明会をお願いしたいと今のところ考えております。  以上です。 178 ◯議長(宮原宏典君)  松信議員。 179 ◯12番(松信彰文君)  2回目です。コメリですね、これは本社が新潟県新潟市、資本金が18,802,000千円、売上高が2,854億円、従業員が9,899名、東証一部上場ということになっております。黒船も黒船、大きい黒船です。  こういう大型ホームセンターですけれども、今後はいかに大きな企業であっても、地元と密着した形で商売をやっていかないことには私はうまくいかないというふうに認識をいたしております。そして、漏れ承りますと、この企業は地区の緊急避難場所にも場所を提供され、指定されておるというふうに伺っております。今後、地元農産品の販売、それから地元農産品販売フェアというですか、イベント、そういうことを駐車場内でやっていただいたり、従来朝市をやっておられる方々についても、こういうお客さんが来る場所でやっていただければ活性化していくんじゃないかというふうに思っておりますので、今後、町としてできるだけの配慮をしながら、友好関係をこういう大型の店舗と結んでいくことは大事ではなかろうかというふうに思っております。  説明会が22年9月16日午後7時より石貝公民館であるということでございますので、私も暇であれば友人と行ってみようかなと思っております。町長、課長さん、あるいは──課長さんじゃなくて係長さんやろうね、係長さんあたりをこの説明会に派遣する考えはあるかどうか、お伺いをします。  ボローニャマックスについては、もう詳しいことは申しません。ただ、6月16日の当初説明では、町長は7月契約、8月建設、年内建設完了、平成23年、来年4月オープンと大見えを切ったわけですね。だけども、やっぱり地元対策でそういうふうに時間がかかってきたということでございますので、公害防止協定等も当然結ばれるだろうと、誘致企業ですのでね。ですから、そういうところを遺漏のないように、企画課長、一日も早く進出をしていただいて、地元から雇用をしていただくというような形で活性化に寄与していただきたいと思いますけど、その点について、2点について御返答をお伺いいたします。 180 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 181 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  株式会社コメリの進出について、コメリについて概要を若干説明させていただきます。  まず、1952年に創業され、設立は1962年で資本金が18,820,000千円です。株式上場も一部上場されています。本社は新潟市です。売り上げが2,775億円、経常利益が147億円、従業員数が約1万人近くです。出店地域は46都道府県、店舗数が980ということで、国内でも大型のホームセンターです。通常の日用品等のホームセンターの商品ばかりではなくて、建設資材とか農業用、園芸用の資材提供も行うということで、私もこの件については4年前から誘致活動に向けて努力をしてまいりまして、非常に県の農振除外、転用等について困難なときもありましたけど、何とか理解していただいて、予定地4ヘクタールのうち2ヘクタールについてこのコメリが進出していただくということに決定しました。  大型の家電製品販売店を物色していました。この地域一帯にはなかったものですから。それを中核テナントとして、新たな医療施設も含めながら、住民の利便性やサービス向上につながるような誘致を図りたいということで動いておりましたけれども、今回については国内でも最大と言ってもいいほど大きな会社が来ていただきます。  なぜここをみやき町として積極的に誘致を続けたかといいますと、この会社については地域貢献をされています。環境への取り組みということで、コメリ緑資金というのを持っておられまして、これらを環境問題に、農業研修とか研究事業に積極的な助成金を充てられたりされております。  そしてまた、従業員さんがボランティアとして地域の緑化活動にも協力されています。地元とのタイアップということで、特に取り扱い商品を地元からより多く仕入れたいということで、特に農業関係については直接農家の皆さんと契約をやりたいと、そういうのも紹介してくださいということでございます。  それと、生産者が直接販売できるコーナーを設置することも受け入れをしますと。一番みやき町として防災拠点、いわゆる一時避難所とか、緊急医療テントの設置とか、救援物資の管理保管とか、また、ボランティア等の休憩とか宿泊施設とか、さまざまな地域貢献等をされています。そして、地方自治体と協定書を締結されています。災害における物資供給に関する協定書とか、防災拠点として行政と一緒になって貢献するとか、そのような地元の生産者とか消費者、地方自治体に対して非常に貢献度の高い優良な企業であるということから、積極的に誘致活動を続けてきたところであります。  なおまた、そのコメリが進出予定地の西側に約2ヘクタールぐらい同様な農振除外申請を出されていますので、これについてもみやき町の商業関係者、工業関係者と競合することのない、むしろ新たな消費サービスができるような事業所、企業等を誘致すべく、既に動いております。まだちょっと明らかにできませんけど、可能性が非常に強くなっています。  みやき町の総合計画の中でも商業集積を図るという位置づけをしていますので、商業集積を図りながら、久留米と鳥栖からの集客率を図りながら、その分がみやき町の経済効果に大きな貢献をもたらすと。そして、都市部との共生を図るべく、今後とも優良な商業施設を中心としたものを誘導、誘発、誘致を図っていきたいと考えているところであります。  以上、補足をさせていただきます。以上です。 182 ◯議長(宮原宏典君)  松信議員。 183 ◯12番(松信彰文君)  詳しい説明ありがとうございました。  こういうふうに北茂安の市原、豆津地区に企業が張りついてくるということは、豆津橋から西へ久留米市の大型道路が、本町、あるいは西鉄久留米あたりとの連結がスムーズになったということも一つの大きな要因であろうと。また、豆津、市原地区に今後も大きな企業が張りついてくるということが考えられますので、少子・高齢化の中、活性化のためにひとつ町長、地元の雇用の促進とか、今後はいろいろな問題が出てくるでありましょうけれども、よろしくお願いを申し上げます。  それと中島課長、道路を急がないと町内は車がふん詰まってしまいます。ひとつよろしくお願いします。  以上で終わります。 184 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 185 ◯町長(末安伸之君)  先ほど申し上げましたように、社会貢献で非常に実績のあるところでありますので、その点に対して会社側とシミュレーションをさせていただきました。出店に伴う直接経済効果、みやき町を対象に想定をいたしております。社員、アルバイト給料が年間90,000千円、これは同規模の店舗事例をもとに試算しております。そのことによって一般消費町民税が入ってきます。建物の固定資産、償却資産の課税評価額を515,000千円見ております。これは同規模店舗事例、県内では最も大きい施設です。これに伴う固定資産税が見込まれます。  それと、直接、さっき申し上げたように契約栽培の仕入れ額を1戸当たり1,900千円想定しております。多くの方が希望されれば農業振興も図られますし、農家の所得向上にも寄与できるものと思っています。  それと、インターネット販売取引についても、一企業農家当たり1,250千円を見積もっております。これも農家の所得向上につながるということと、みやき町内産のブランド品というか、農産物のPR、販売促進にもつながるということを考えています。  それと、町内から木材、コンクリート製品の仕入れを年間2,500千円、これも見積もりを出しております。これはあくまでコメリ側の提案です。みやき町にどのような経済効果、貢献をするかを見て、町としてもどのように積極的に対応するかという中から協議した中で、このような経済効果を、これは全国の実績、事例をもとに算出をしていただいております。  それに加えて防災拠点、それと緊急避難の物資の拠点、そして、地域貢献を行っていくということで、両者、町と企業の理念が一致いたしましたので、私としても積極的に県当局に農振除外、農地転用についての働きかけをさせていただき、今回、その見通しが立ったものでございます。  以上でございます。 186 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして、通告第4号、12番松信彰文議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日の会議、お疲れさまでした。これをもちまして散会といたします。                 午後4時33分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...