みやき町議会 2007-12-20
2007-12-20 平成19年第4回定例会(第7日) 本文
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前9時30分 開議
◯議長(大石安弘君)
おはようございます。第4回みやき
町議会定例会7日目の会議、御出席ありがとうございます。全員出席です。
直ちに本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元の日程表のとおりです。
日程第1 認定第1号から認定第8号の一括上程
2 ◯議長(大石安弘君)
日程第1.認定第1号から認定第8号までの8件、これを一括して上程いたします。
日程第2 各
常任委員長の報告
3 ◯議長(大石安弘君)
日程第2.
委員長報告。
総務常任委員長の報告を求めます。
岡廣明委員長。
4
◯総務常任委員長(岡 廣明君)
おはようございます。当
総務委員会に付託されました平成18年度の決算認定について審査報告を行います。
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総務常任委員会審査報告書
平成19年9月14日、18日の第3回定例会本会議において、当
総務常任委員会に閉会中の継
続審査として付託された下記案件について、平成19年11月6日、7日、12日、13日の4日間
にわたり審査しましたので、その結果を会議規則第73条の規定に基づき報告します。
付託議案
認定第1号 平成18年度みやき
町一般会計歳入歳出決算認定(
分割付託分)について
認定第7号 平成18年度みやき
町工業用地取得造成事業特別会計歳入歳出決算認定につい
て
認定第8号 平成18年度みやき
町グリーンパーク推進整備事業基金特別会計歳入歳出決算
認定について
記
1、採決の結果
認定第1号 平成18年度みやき
町一般会計歳入歳出決算認定で当委員会に
分割付託分に
ついては全員賛成で認定すべきものと決定しました。
認定第7号 平成18年度みやき
町工業用地取得造成事業特別会計歳入歳出決算認定につ
いては全員賛成をもって、本決算を認定すべきものと決定しました。
認定第8号 平成18年度みやき
町グリーンパーク推進整備事業基金特別会計歳入歳出決
算認定については全員賛成をもって、本決算を認定すべきものと決定しました。
2、審査の結果および所見
認定第1号 平成18年度みやき
町一般会計歳入歳出決算認定(
分割付託分)について
1) 款1.町税については滞納額及び滞納者は年々増加傾向にある。
項1.町民税は7,781万2千608円、項2.固定資産税は1億9,463万827円、項3.
軽自動車税は1,042万7千320円で
合計収入未済額2億8,287万755円で徴収率は89.0%
である。税務課一丸となって努力されていることは評価するが、数字的に結果が出て
いない。県及び伊万里市、武雄市、佐賀市では悪質な未納者に対し、税の強制徴収を
実施している。
みやき町の徴収率は、全国や県平均よりも低く23市町の中で
県下ワースト5位であ
る。
税負担の公平さからも法的手段を用いるか、
国税職員OBや専門徴収員を採用し収
納アップを目指し特段の配慮をされたし。
2) 3町合併後、町有地の財産整理、台帳整理は図られているが、将来見通しの無い塩
漬け土地等は処分等の検討をされたい。
3) みやき町が誕生し早2年を経過した。みやき町の町花、町木、町憲章などを早急に
応募し制定されたし。
4) みやき町町勢要覧がいまだなき、業者委託ではなく職員による手作りで早急に作成
されたし。
認定第7号 平成18年度みやき
町工業用地取得造成事業特別会計歳入歳出決算認定につ
いて
1) 企業誘致については、ホームページで紹介されているが、
企業訪問等の旅費97%が
不用額である。
南島工業団地の残地(4,200m2)を含め今後も積極的に地元雇用力のある優良企業誘
致を図られたい。
2) 一般会計の中で
工場適地普通財産土地については去年も
決算審査報告書で指摘して
いたが、今後当特別会計で処理するよう再度検討されたし。
認定第8号 平成18年度みやき
町グリーンパーク推進整備事業基金特別会計歳入歳出決
算認定について
1) 当特別会計は、平成18年度より初めての決算審査である。
グリーンパーク香田公園
整備事業費は3,071万8,864円で
草スキー場が主な工事であったが、工程順として公園
奥よりも手前からの施工が望ましかったと思う。
草スキー場に対しては、開園後安全
対策に充分注意されたし。
2) 生活環境基盤
整備事業費は、隣接地区の
地域振興費で
道路改良工事2箇所、ため池
整備、
水辺公園負担金に歳出され、平成19年度以降3億2,118万5千円程充当があり事
業全体の計画を年次ごと明確に提示されたし。
平成19年12月4日
みやき
町議会総務常任委員会
委員長 岡 廣 明
副委員長 鶴 田 修 三
委 員 大 隈 正 徳
委 員 宮 原 宏 典
委 員 佐 藤 尚 吉
みやき
町議会議長 大 石 安 弘 様
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以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。
5 ◯議長(大石安弘君)
次に、
産業建設常任委員長の報告を求めます。
平野達矢委員長。
6
◯産業建設常任委員長(平野達矢君)
おはようございます。
産業建設常任委員会の審査の報告をいたします。
お手元に配付をしておりますレジュメを読み上げさせていただきます。
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産業建設常任委員会審査報告書
平成19年9月14日の第3回定例本会議において、当
産業建設常任委員会に閉会中の継続審
査として付託された下記案件について、11月6、7、8日の3日間にわたり審査しましたの
で、その結果を会議規則第73条の規定により報告します。
(付託案件)
認定第1号 平成18年度みやき
町一般会計歳入歳出決算認定について(
分割付託分)
認定第5号 平成18年度みやき
町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第6号 平成18年度みやき
町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について
(採決の結果)
1.認定第1号 平成18年度みやき
町一般会計歳入歳出決算認定の
分割付託分について、
全員賛成をもって認定すべきものと決定しました。
2.認定第5号 平成18年度みやき
町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算について、全
員賛成をもって認定すべきものと決定しました。
3.認定第6号 平成18年度みやき
町農業集落排水事業特別会計決算について、全員賛成
をもって認定すべきものと決定しました。
(審査の経過と所見)
1.認定第1号 平成18年度みやき
町一般会計歳入歳出決算分割付託分について
(歳入)
款13使用料及び手数料、項1、目5、節1住宅使用料の
収入未済額が15,841,951円
となっている。前年と比較すると17年度が調定額113,070,481円に対して、収入済額が
100,654,780円収納率89%、18年度は調定額112,648,701円に対して、収入済額が96,806,750円
収納率85.9%で
収入未済額が3,426,250円の増となっている。収納率を団地別に比較する
と、新町団地は100%の収納率に対して綾部団地は84.7%である。昨年も使用料の徴収に
対して厳しく要望していたが改善の跡が見られない。今後税務課との連携により徴収方
法の検討、
行方不明者の取扱い、連帯保証人への督促等、また団地内の
違法駐車等入居
者の不公平が生じないよう特段の努力をされるよう望むものであります。
(歳出)
款6
農林水産業費、項1、目2、節13委託料で旧3町267路線、94,851.6mの農道台帳
整備をし、今後の
農道管理運営を適正かつ速やかに行う事が出来る様にされた事は評価
したい。款6、項1、目3、節19
負担金補助及び交付金で魅力あるさが
園芸農業確立対
策事業費補助金として21,328,109円が支出されている。町内の
施設園芸農家に補助する
ことにより本町の園芸農家の育成、新たな農業の確立に寄与することが大である。若者
の
農業後継者育成のためにも是非この事業をもっと進めて、みやき町の特産物育成と農
家の所得向上に寄与するよう望みます。款6、項1、目7、節15
工事請負費、節22補償
補填及び賠償金の不用額7,490,618円については、予算の執行が出来なかったものであり
予算の計画的な執行を要望する。
款8土木費、項2、目2、節17
公有財産購入費の不用額1,443,336円は長年に渡って解
決できない道路用地である。地権者にご理解頂き早期に実現できるよう努力されるよう
望みます。
款7商工費、項1、目2、節14使用料及び賃借料で
皿山地区遊歩道賃借料232,000円が
支出されているが、現況は遊歩道としての役を供していない。
関係受益者に管理を十分
にされるよう指導を求めるものであります。
2.認定第5号 平成18年度みやき
町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
(歳入)
平成18年6月1日よりみやき
町浄化センターが稼働し、中原処理区の東寒水の一部、
北茂安処理区の東尾、中津隈、江口地区の一部で供用を開始したので中原処理区の分担
金、
北茂安処理区の負担金が、また両区の使用料が歳入として計上されている。主な
ものは
受益者分担金15,646,300円、
受益者負担金65,311,300円、使用料が7,108,510円、
国庫補助金207,268,787円、繰入金として
一般会計繰入金65,000,000円、基金繰入金
2,549,999円、繰越金7,860,194円、諸収入として
消費税還付金等が30,570,262円、町債
が156,300,000円となっている。
尚、分担金及び負担金で
収入未済額が1,014,300円、使用料で26,150円となっている。
供用初年度から
収入未済額を計上するようでは先行きが思いやられる。この事業はみや
き町にとって一番大きな事業である。
受益者負担分の徴収には特段の努力を望みます。
(歳出)
款1、項1、目2
新設改良費の中で地質調査等の委託料として13,041,000円、工事請
負費として369,302,000円、
東部水道企業団等への補償費として11,563,704円となってい
る。また、目3の
維持管理費として
浄化センター運転管理等の委託料等11,685,979円が
主なものです。
新設改良事業予算のうち繰越明許費として425,000,000円が平成19年度に繰越となって
いる。中原処理区と
北茂安処理区において主要県道の
汚水管埋設工事に伴う関係機関と
の協議の上での同一路線での工事の輻輳の防止や
事業認可申請に伴うものとの理由であ
るが、すでに工事が1年以上も遅れている。町民の早期完工の要望に応えるためにも密
なる連携でもって事業予算の執行に努められるよう望みます。また明らかに合併処理浄
化槽での対応しか出来ない区域においては早期の普及設置を望みます。
以上、審査結果を述べましたが
財政状況等を踏まえ
公共下水道、
農業集落排水、合併
浄化槽各受益者に不均衡が生じないよう努められるよう望むものであります。
3.認定第6号 平成18年度みやき
町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
(歳入)
歳入総額89,718,010円で主なものは使用料13,030,650円(278戸分)、繰入金73,574,000
円となっている。使用料の内訳は
上地高柳地区が110戸中80戸(72.7%)、簑原地区が327
戸中198戸(60.6%)となっている。繰入金を1戸当りにすると264,400円(交付税分を
含む)となる。
(歳出)
クリーンセンター運転管理等で20,597,240円、公債費として元利計の66,809,024円と
なっている。
尚、上記のように加入率が思う様に伸びない。
加入率アップに努力されるよう求める
とともに前号で述べている様に各事業の受益者に不均衡が生じないよう一考されるよう
望みます。
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現状を見てみますと、18年度が
農業集落排水事業で1戸当たり、交付税分を除きますと56
千円、
合併処理浄化槽は1回のみで5人槽が114千円、7人槽が124千円の一般財源からの持
ち出しとなっております。
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以上、当委員会の審査の結果を報告します。
みやき
町議会議長
大 石 安 弘 様
平成19年12月4日
みやき
町産業建設常任委員会
委員長 平 野 達 矢
副委員長 益 田 清
委 員 立 石 輝 明
委 員 牟 田 秀 文
委 員 原 口 喜 典
委 員 田 代 敏 光
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以上で報告を終わります。よろしく御審議のほどお願いをいたします。
7 ◯議長(大石安弘君)
続きまして、
文教福祉常任委員長の報告を求めます。
秋吉松司委員長。
8
◯文教福祉常任委員長(秋吉松司君)
皆さんおはようございます。
文教福祉常任委員会に審議付託された案件について、その審査を報告いたします。皆さん方には配付してあると思いますので、それを読み上げながら説明をいたします。
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平成19年9月10日の第3回定例会本会議において、当委員会に付託された標記議案につい
て、平成19年11月6、7、8、9日までの4日間にわたり、監査委員の
決算審査意見書及び
執行部の提出資料をもとに審査しましたので、その経過及び結果について、会議規則第73条
の規定により報告します。
まず採決の結果を申し上げます。
認定第1号 平成18年度みやき
町一般会計歳入歳出決算認定で当
委員会付託分については、
全員賛成で認定することに決定しました。
認定第2号 平成18年度みやき
町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定は、全員賛成で
認定することに決定しました。
認定第3号 平成18年度みやき
町老人保健特別会計歳入歳出決算認定は、全員賛成で認定
することに決定しました。
認定第4号 平成18年度みやき
町養護老人ホーム南花園特別会計歳入歳出決算認定は、全
員賛成で認定することに決定しました。
審査の経過及び所見ですが、認定第1号 平成18年度みやき
町一般会計歳入歳出決算認定
では、次の5点の検討事項及び要望がありました。
1:(款)民生費について
(項)
社会福祉費・
児童福祉費を合わせた支出額21億6,300万円にのぼり、
一般会計歳
出総額の24.6%、約4分の1を占めます。まず、
養護老人ホーム・南花園に、一般会計
から6,621万円支出されています。又保育所の事業内容は、歳出(給料・
職員手当等・共
済費・その他の経費)は4億5,797万円であり、歳入額(
保育所入所負担金及び延長保
育・一時
的保育利用料)は1億1,506万円であり、差額3億4,291万円は一般会計から支
出されています。尚、みやき町の幼児が町外の保育園等の施設に入所した場合の費用は
本町の負担となり、その総額は1,007万円となっています。
特別養護老人ホーム等の老人施設や、保育所等は、国の方針としても民間委託の方向
にあります。近隣市町においても同様の傾向にあります。本町も真剣に検討する時期で
あるとの意見でありました。
2:(款)衛生費について
(項)衛生費(目)
清掃総務費(節)委託料は前年より1,635万円、約20%増加し、
9,933万円となっている。廃棄物も経費も年々増加しているが、削減の余地は大いにある
と考えられる。又
不法投棄対策等町民の協力を得ながら、先進事例を参考にしながら、
削減に、より努力して欲しいとの意見であった。
3:(款)教育費
1、(項)
小中学校費・(目)
学校給食費について
中原中学校が平成18年9月より学校給食を開始し、町内全校で給食が実施されること
となった。今後予想される一般会計からの
給食費総額は7,500万円を超える見込みです。
学校給食の意義や重要性を関係者に認識して頂くとともに保護者間の不公平感をなくす
ためにも、給食費の
徴収率向上により一層努めて頂きたいとの意見であった。
2、(項)中学校費・(目)
学校建設費について
新築の
三根中学校体育館が落成早々雨漏りし、窓と網戸の使い勝手が悪く、換気が十
分に行われないということです。設計か施工の段階で問題があったようですが、校舎・
体育館建設は旧三根町地区の人達の長年の要望でもあり、その事業費は体育館だけで4
億円を超します。今年度は
中学校舎建設が着工しています。今後このようなことがない
よう、業者と十分検討を重ね、生徒たちの学び易い校舎として頂きたいとの意見があっ
た。
3、(項)
社会教育費・(目)図書館費について
合併前と同じように、3図書館が校区内に一つずつあります。内容の充実、利便性、
よりよい
住民サービス等を考慮して、合理的な運用を検討して頂きたいとの意見があり
ました。
次に認定第2号 平成18年度みやき
町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定では、つぎ
の2点の要望がありました。
1:
国民健康保険税の収納率は、現年度分92.8%で前年度から低下している中、昨年同
様に
調整交付金の減額がなされているとの事であり、
収納率向上対策に特段の努力を
望む。又過年度分についても同様であります。
収納率向上が厳しい財政状況に大きく寄与すると考えられるとの意見があった。
2:県内で1人当りの医療費が最も高い所であり、一要因として生活習慣病にかかる医
療費の増加があるとのことであるが、その要因を調査・分析し予防対策に努め医療費
適正化に努力されたい。又
医療費適正化が厳しい国保財源に、大きく寄与すると考え
るとの意見があった。
次に認定第3号 平成18年度みやき
町老人保健特別会計歳入歳出決算認定については平成
20年度から制度が変わります。
平成20年度からは、この事業が県単位の
後期高齢者医療広域連合で運営されることに
なっているが、いままでのようにみやき町の高齢者の方々が安心して医療が受診できる
ように、制度について周知に努めるように。又高齢者の保健事業にも努め
医療費適正化
に努力する様にとの意見があった。
次に認定第4号 平成18年度みやき
町養護老人ホーム南花園特別会計決算認定では、つぎ
の点に要望があった。
平成18年度決算においては、一般会計より繰入された金額は、前年度より1,991万円、
約20%少なくなっている。関係者の努力によるものと思われるが、今後13年間に公債費
4,900万円を支出することになっている。
みやき町の
行政改革推進委員会の答申・国の政策・他の市町村など考慮して、本町も
民間委託等検討する時期であるとの意見があった。
以上をもって
文教福祉常任委員会の報告を終わります。
平成19年12月4日
文教福祉常任委員会
委員長 秋 吉 松 司
副委員長 牛 島 重 憲
委 員 古 賀 秀 實
委 員 園 田 邦 広
委 員 田 中 俊 彦
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みやき
町議会議長大石安弘様。
以上で終わります。審議のほどよろしくお願いいたします。
9 ◯議長(大石安弘君)
各
常任委員長報告が終わりましたので、
委員長報告に対する質疑を許します。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
10 ◯議長(大石安弘君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
日程第3 認定第1号
11 ◯議長(大石安弘君)
日程第3.認定第1号 平成18年度みやき
町一般会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
これより討論を行います。討論ございませんか。17番益田清議員。
12 ◯17番(益田 清君)
18年度みやき町一般会計決算について、私は2つの点で納得できないというようなことで、反対の意見を述べさせていただきます。
1つは、就学前までの医療費助成制度でございます。18年度は入院のみが実施されております。これは評価できます。しかし、切実な声である通院が実施されていないということでございます。子育て支援の切実な願いは、子供の病気、健康のことではないでしょうか。現在、基山が通院は就学前まで、入院は小学6年生まで広げております。周辺自治体が通院、入院とも実施しているのにどうしてできないの、家計が苦しいので子供を病院に連れていけないなど切実な声が出されています。18年度決算の不用額は160,000千円、17年度は11,000千円が生じていますが、そのための財源はやる気次第で捻出できるのではないでしょうか。
財政難はどこの町村でも共通しております。合併しない財政困難な自治体、福島県大玉村では医療費の無料化を中学3年生まで広げました。ここでは人口8,500人から1万人の村づくりを目指しております。ことしは30人ほどの転入を予定されています。18年度、みやき町は出生が174人、死亡が291人、人口減の流れがとまりません。総合計画では人口増の計画でありますけれども、その具体化のためにも若い者が住みたくなり、子供を産み育てたくなるまちづくりを目指すためにも、通院について就学前の医療費助成の早期実施を求めて、決算審査において指摘しておきます。
2つ目、18年度、19年度と住民税が大幅に引き上げられる中で、暮らし、福祉にもっと力を入れてほしいという声が出されております。ところが、町は逆に切り詰めていくことばかり強調されておられます。合併時に配付された新町建設の財政計画の投資的計画は、18年に15億円、19年17億円、20年17億円、21年17億円と公表されていますが、何を優先していくのか論議が必要ではないでしょうか。みやき町の総合計画、基本計画は、平成19年、20年、21年の計画となっております。平成19年度からスタートしているわけです。しかし、実施計画が具体的に提示されておりません。18年度は実施計画、財政計画を示して基本計画実施のための論議を保障すべきではなかったでしょうか。この点を指摘しまして、意見とさせていただきます。
以上です。
13 ◯議長(大石安弘君)
ほかに討論ございませんか。15番古賀秀實議員。
14 ◯15番(古賀秀實君)
私は、認定第1号につきまして反対の討論がございましたので、賛成の立場から討論に参加させていただきたいと思います。
平成18年度における一般会計決算におきましては、歳入総額9,021,228,355円、歳出総額が8,782,775,906円ということで、差し引き額は238,452,449円となっております。翌年度に繰り越すべき財源31,600千円を差し引きますと、実質収支は206,852千円となっておりまして、さらに前年度を差し引いた単年度収支は35,188千円であります。この単年度の収支額35,188千円と財政調整基金積立額86,267千円から財政調整基金取り崩し額を引いて、平成18年度実質単年度収支は35,455千円の黒字決算となっているところであります。
予算執行に際しましては健全財政の水準に沿って、効率的運用を諸経費の節減、合理化に努められたことによるものであり、3町合併によるその予算規模は町政を運営するのにとって極めて重要な使命であります。
また、個別の事業におきましても、政策が実行された年度でもあります。みやき町の新しいまちづくりのために、その基盤、基幹となる方向づけが進められるみやき町総合計画の基本構想、基本計画と町国土利用計画を3月に策定され、また、都市計画の基礎調査とマスタープランづくりが現在進められているところでもあります。
また、一方では、町有財産の実態把握、町道台帳、農道台帳の整備、国土調査の進行は本格的なまちづくりの大きな成果であります。
また、福祉利用につきましても、障害者や児童の福祉の充実、生活の安定等による地域福祉社会の構築を図られてきたところであり、また、平成18年度4月より障害者自立支援法が施行され、原則利用者の1割負担により、どの障害の人も共通のサービスを地域によって受けられるようになったところでもあります。また、10月より、新しいサービスの種類や自立支援に向けて、3月末に障害者計画書ができ上がり、福祉サービスを実施されたところでもあります。
まだそれぞれの部署によって共感するところもありますが、皆さんも決算委員会の審査において御承知であると思いますので、省略させていただきますが、19年度に当たっても行政改革の実施、事務事業の見直しなどを行い、各委員会の指摘事項に留意し、町民生活の向上を図ることを改めて要請し、賛成討論といたします。
15 ◯議長(大石安弘君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
16 ◯議長(大石安弘君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより採決を行います。本案に対する各
常任委員長の報告は可決認定です。
お諮りします。認定第1号 平成18年度みやき
町一般会計歳入歳出決算認定については、各
常任委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の御起立を求めます。
〔賛成者起立〕
17 ◯議長(大石安弘君)
賛成多数。よって、認定第1号は認定されました。
日程第4 認定第2号
18 ◯議長(大石安弘君)
日程第4.認定第2号 平成18年度みやき
町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
これより討論を行います。討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
19 ◯議長(大石安弘君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより採決を行います。本案に対する
文教福祉常任委員長の報告は可決認定です。
お諮りします。認定第2号 平成18年度みやき
町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定については、
文教福祉常任委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の御起立を求めます。
〔賛成者起立〕
20 ◯議長(大石安弘君)
全員賛成。よって、認定第2号は認定されました。
日程第5 認定第3号
21 ◯議長(大石安弘君)
日程第5.認定第3号 平成18年度みやき
町老人保健特別会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
これより討論を行います。討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
22 ◯議長(大石安弘君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより採決を行います。本案に対する
文教福祉常任委員長の報告は可決認定です。
お諮りします。認定第3号 平成18年度みやき
町老人保健特別会計歳入歳出決算認定については、
文教福祉常任委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の御起立を求めます。
〔賛成者起立〕
23 ◯議長(大石安弘君)
全員賛成。よって、認定第3号は認定されました。
日程第6 認定第4号
24 ◯議長(大石安弘君)
日程第6.認定第4号 平成18年度みやき
町養護老人ホーム南花園特別会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
これより討論を行います。討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
25 ◯議長(大石安弘君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより採決を行います。本案に対する
文教福祉常任委員長の報告は可決認定です。
お諮りします。認定第4号 平成18年度みやき
町養護老人ホーム南花園特別会計歳入歳出決算認定については、
文教福祉常任委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の御起立を求めます。
〔賛成者起立〕
26 ◯議長(大石安弘君)
全員賛成。よって、認定第4号は認定されました。
日程第7 認定第5号
27 ◯議長(大石安弘君)
日程第7.認定第5号 平成18年度みやき
町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
これより討論を行います。討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
28 ◯議長(大石安弘君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより採決を行います。本案に対する
産業建設常任委員長の報告は可決認定です。
お諮りします。認定第5号 平成18年度みやき
町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、
産業建設常任委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の御起立を求めます。
〔賛成者起立〕
29 ◯議長(大石安弘君)
全員賛成。よって、認定第5号は認定されました。
日程第8 認定第6号
30 ◯議長(大石安弘君)
日程第8.認定第6号 平成18年度みやき
町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
これより討論を行います。討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
31 ◯議長(大石安弘君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより採決を行います。本案に対する
産業建設常任委員長の報告は可決認定です。
お諮りします。認定第6号 平成18年度みやき
町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定については、
産業建設常任委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の御起立を求めます。
〔賛成者起立〕
32 ◯議長(大石安弘君)
全員賛成。よって、認定第6号は認定されました。
日程第9 認定第7号
33 ◯議長(大石安弘君)
日程第9.認定第7号 平成18年度みやき
町工業用地取得造成事業特別会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
これより討論を行います。討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
34 ◯議長(大石安弘君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより採決を行います。本案に対する
総務常任委員長の報告は可決認定です。
お諮りします。認定第7号 平成18年度みやき
町工業用地取得造成事業特別会計歳入歳出決算認定については、
総務常任委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の御起立を求めます。
〔賛成者起立〕
35 ◯議長(大石安弘君)
全員賛成。よって、認定第7号は認定されました。
日程第10 認定第8号
36 ◯議長(大石安弘君)
日程第10.認定第8号 平成18年度みやき
町グリーンパーク推進整備事業基金特別会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
これより討論を行います。討論ございませんか。17番益田清議員。
37 ◯17番(益田 清君)
平成18年度グリーンパーク推進整備事業基金特別会計について、反対の意見を述べます。
大型ごみ処理施設に伴う迷惑料として、年90,000千円が歳入として上がっております。歳出は、都市公園事業として今回、
草スキー場建設が行われています。当初予算についても意見を述べております。
草スキー場よりも地域の声を重視する地域振興こそ優先すべきであることを強調して、意見を述べさせていただきます。
以上です。
38 ◯議長(大石安弘君)
ほかに討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
39 ◯議長(大石安弘君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより採決を行います。本案に対する
総務常任委員長の報告は可決認定です。
お諮りします。認定第8号 平成18年度みやき
町グリーンパーク推進整備事業基金特別会計歳入歳出決算認定については、
総務常任委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の御起立を求めます。
〔賛成者起立〕
40 ◯議長(大石安弘君)
賛成多数。よって、認定第8号は認定されました。
お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
41 ◯議長(大石安弘君)
異議なしと認め、休憩します。なお、再開を10時30分とします。
午前10時15分 休憩
午前10時30分 再開
42 ◯議長(大石安弘君)
休憩中の本会議をただいまより再開いたします。
日程第11 意見書案第2号
43 ◯議長(大石安弘君)
日程第11.意見書案第2号 地方交付税の復元に関する意見書の提出についてを議題といたします。
提出者の提案理由の説明を求めます。岡廣明議員。
44 ◯16番(岡 廣明君)
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意見書案第2号
地方交付税の復元に関する意見書の提出について
このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。
平成19年12月11日
提出者 みやき町議会議員
岡 廣 明
賛成者 みやき町議会議員
鶴 田 修 三
宮 原 宏 典
大 隈 正 徳
佐 藤 尚 吉
みやき
町議会議長 大 石 安 弘 様
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
趣旨といたしまして、今日、国において年末の予算編成、税制改正に向けて、地方再生に向けた議論が進められております。地方が今日、疲弊した原因は、地方交付税の急激な削減のためであり、地方再生には地方交付税の復元が最も効果的な政策であると思います。このため、地方交付税の復元を強く求める意見書であります。
意見書を読み上げて提案にかえさせていただきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
地方交付税の復元に関する意見書
地方再生は今やわが国の緊急の政治課題である。
三位一体の改革の名を借りて、地方側の予想を大幅に上回る規模で地方交付税が一方的に
削減された結果、多くの自治体が歳出予算の削減につぐ削減を余儀なくされ、公共サービス
の見直しを迫られている状況である。
地域ごとに経済力、人口、社会資源に差がある以上、地域格差は存在する。
しかし、今やその格差は、一国の内で放置することができない格差になっている。こうし
た看過できない格差を生んだのは、ひとえに地域間の財政力を調整してきた地方交付税の財
源保障機能・財源調整機能が弱体化したからに他ならない。
よって、国においては、地方公共団体の厳しい財政状況を十分認識し、各地方公共団体の
毎年度の予算編成に支障が生じることのないよう、下記の事項について強く要望する。
記
1 地方財政計画の一般行政経費などの歳出規模を増額し、地域間の財政力格差が適切に調
整されるよう、地方交付税を最大限「復元」すること。
2 地域間の偏在性が少なく、安定した地方税制となるよう、地方法人二税と消費税の「税
源交換」を実現すること。
3 地方消費税は、地方の安定的な基幹税であり、充実強化すべきもの。地方消費税を廃止
し、年金財源に全額充当することは断じて行わないこと。
以上、地方自治法第99条の規定より意見書を提出する。
平成19年12月20日
佐賀県みやき町議会
衆議院議長 河 野 洋 平 様
参議院議長 江 田 五 月 様
内閣総理大臣 福 田 康 夫 様
総務大臣 増 田 寛 也 様
財務大臣 額 賀 福志郎 様
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。
45 ◯議長(大石安弘君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
46 ◯議長(大石安弘君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これより討論を行います。討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
47 ◯議長(大石安弘君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより採決を行います。
お諮りいたします。意見書案第2号 地方交付税の復元に関する意見書を原案のとおり決定することに賛成の方の御起立を求めます。
〔賛成者起立〕
48 ◯議長(大石安弘君)
全員賛成。よって、意見書案第2号は原案のとおり可決されました。
意見書案第3号 道路財源の確保等に関する意見書につきまして、12月19日、益田議員から賛成者取り消しの申し出があり、本日許可しましたので、御報告いたします。
なお、お手元の議案書から益田議員の抹消をお願いします。
日程第12 意見書案第3号
49 ◯議長(大石安弘君)
日程第12.意見書案第3号 道路財源の確保等に関する意見書の提出についてを議題といたします。
提出者の提案理由の説明を求めます。平野達矢議員。
50 ◯14番(平野達矢君)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
意見書案第3号
道路財源の確保等に関する意見書の提出について
このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。
平成19年12月11日
提出者 みやき町議会議員
平 野 達 矢
賛成者 みやき町議会議員
牟 田 秀 文
立 石 輝 明
田 代 敏 光
原 口 喜 典
みやき
町議会議長 大 石 安 弘 様
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
道路特定財源については、先般より見直しの検討が進められまして、平成17年12月9日に政府与党による道路特定財源の見直しに関する基本方針が取りまとめられました。この基本方針の内容を法文化した、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律が翌年の18年6月に交付をされまして、同法に沿って検討が進められることとなりました。
18年7月7日に閣議決定された骨太の方針2006においては、行政改革推進法に基づきまして一般財源化を図ることを前提に早急に検討を進め、納税者の理解を得ながら具体策を取りまとめるとされまして、この方針に沿いまして政府与党において精力的に議論がなされまして、平成18年12月8日に道路特定財源の見直しに関する具体策が閣議決定されたところでございます。この道路特定財源の内容につきまして、本町議会といたしまして意見書を提出いたします。
その意見書を読み上げさせていただきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
道路財源の確保等に関する意見書
道路は地方経済の活性化はもとより、教育、医療、福祉などの生活環境の向上を図る上で
最も基礎的な社会資本である。
これまで、十三次にわたる五箇年計画の推進によって道路整備がすすめられ大都市部を中
心に一定の量的なストックは形成されていると言われるが、地方部の道路事情は、幹線道路
の容量不足、生活道路の未整備、通学路等の歩道の未設置など、質・量とも十分とは言い難
く、その整備は喫緊の課題である。
さらには、合併等による中心市街地や公共施設等の拠点を連絡する道路ネットワークは合
併市町の一体化を図るためにも不可欠であり、その整備が熱望されている。
このような中、公共事業を取り巻く環境は昨今極めて厳しく、道路事業についても道路整
備が不要であるかのような意見もあり、地方の実情やニーズを無視した声である。
さらに、平成19年度予算では、公共事業費の削減がなされ、道路整備においても真に必要
な事業が確実に行われるとはいえない状況となっている。
又、これまで「三位一体の改革」が進められてきた結果、地方財政は、
国庫補助金の削減
等により、かつてない厳しい状況におかれている。
こうした中、「道路特定財源の見直しに関する具体策」が昨年12月8日に閣議決定され、
本年中に今後の具体的な道路整備の姿を示した中期的な計画の作成が決まり、11月13日に68
兆円規模の道路の中期計画(素案)が公表されたところである。
みやき町議会では、地方の時代にふさわしい個性的な・主体的な町づくりを積極的に進め、
誇りを持てる「ふるさとづくり」に努力しているところである。
このためにも、一般国道等の幹線道路をはじめ、生活に密着した県道、市町村道の整備を
促進することが緊急かつ最重要課題となっている。
よって、国におかれては、下記の事項を基本として道路財源の確保に努められるよう、地
方自治法第99条の規定に基づき、意見書をもって強く要請する。
記
1 道路特定財源の見直しにあたっては地方が真に必要とする道路の整備が遅れることのな
いよう、地方の実情を十分考慮し、これを「中期的な計画」に的確に反映させること。
2 「道路の中期計画(素案)」において示された事業費を確実に「中期的な計画」に位置
づけ、必要な道路整備予算を確保するとともに、その前提として、道路関係諸税につい
て現行の税目・税率を維持すること。
3 地方が真に必要な道路整備を行うために、重要な役割を果たしている地方道路整備臨時
交付金制度は今後も維持すること。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。
平成19年12月20日
佐賀県みやき町議会
衆議院議長 河 野 洋 平 様
参議院議長 江 田 五 月 様
内閣総理大臣 福 田 康 夫 様
総務大臣 増 田 寛 也 様
財務大臣 額 賀 福志郎 様
国土交通大臣 冬 柴 鐵 三 様
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上でございます。よろしく御審議のほどお願いをいたします。
51 ◯議長(大石安弘君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
52 ◯議長(大石安弘君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これより討論を行います。討論ございませんか。13番淺川京子議員。
53 ◯13番(淺川京子君)
意見書案第3号 道路財源の確保等に関する意見書の提出について、私は採択に同意できませんので、その理由を申し上げます。
12月8日の新聞などの報道によりますと、政府は7日に道路特定財源の見直し案を正式に決定しました。ガソリンに課税する揮発油税などに適用している暫定税率を2008年度から10年間延長するほか、2兆5,000億円を使って高速道路料金を引き下げることなどが柱となっています。
政府はこれを受け、2008年度から10年間の道路整備の指針となる道路の中期計画を年内に作成し、閣議決定いたします。見直し案には、地方自治体の道路整備向けとして5年間で総額5,000億円規模の無利子貸付制度の導入や、道路整備のための交付金の交付率引き上げなどが盛り込まれました。さらに、揮発油税収などの全額を道路整備に充てるよう義務づけしている単年の法律を改定して、2007年度は約1,800億円だった一般財源化の規模を拡大、環境対策などに活用することを明記しました。
このほか、国土交通省が11月にまとめた道路の中期計画の素案で65兆円だった道路整備費は59兆円を上回らない規模まで削減し、道路特定財源の余剰分の一般財源化などを打ち出しています。
暫定税率のままで10年間維持というのは、税率も特定財源という仕組みも10年間続ける、いわば恒久化につながっていくもので、一般財源化と書いてありますが、これは道路に目いっぱい使って、余った分だけ一般財源化するという話で、本来の一般財源化ではありません。
道路特定財源は、道路にしか使えない非常に拘束した仕組みです。地方にはつくるべき必要な道路があるわけですから、それは地方の裁量権で一般財源で道路をつくる。道路も大切だし、社会保障も教育も子育ても大切です。優先順位は地方の裁量権で、まさに地方分権で考えていっていいのではないでしょうか。
この道路特定財源は、国道と都道府県道の舗装率が5%しかなかった半世紀前に、整備を急がなければならないという理由で臨時措置法としてスタートした制度です。本当に必要な道路は一般財源で建設できます。舗装率が97%を超えた現在も道路特定財源を続ける理由は全くないと思います。
政府が財政危機を強調すればするほど、税金の無駄遣いに対する国民の不安も高まっています。巨額の税収を当てにして無駄な道路をつくり続け、浪費の温床となってきた道路特定財源をやめ、使い道を特定しない一般財源として社会保障などの予算にも回せるようにすることは国民的な緊急な課題だと思います。無駄な道路整備費の温床となっている道路特定財源を一般財源化するように求め、私はこの道路財源の確保等に関する意見書採択には同意できません。
以上です。
54 ◯議長(大石安弘君)
ほかに討論ございませんか。15番古賀秀實議員。
55 ◯15番(古賀秀實君)
私は賛成の立場から討論に参加させていただきたいと思います。
この道路特定財源制度は、昭和28年に道路整備費等に関する臨時措置法が制定されまして、揮発油税収相当額を道路整備に企てることに始まりまして、石油ガス税、自動車重量税が国の道路財源として創設されたところであります。
また、地方の財源として地方道路譲与税、軽油引取税、石油ガス譲与税、自動車取得税、自動車重量譲与税がそれぞれ創設されたものであります。この制度は、受益者負担、原因者負担の考え方に基づきまして、自動車利用者が道路整備費を負担する制度でありまして、道路財源は安定して確保され、道路整備が計画的に進められているところであります。そして、これからも豊かな社会を持続し、安全で快適な道路をつくっていくためにも、この制度は重要なのであります。
しかし、13番議員のように、特定財源の一般化や他の用途への転用など、さまざまな議論がなされているところであります。道路特定財源の見直しもその一つであります。こうした議論は、受益者負担に基づく特定財源としての課税の趣旨に反するとともに、本町のように整備のおくれている地方の道路整備のさらなるおくれにつながり、救急医療、災害対策、市町村合併支援などに対応できなくなるおそれがあるのであります。
私は、一般財源化とか他の用途を考える前に、おくれている地方道路財源の拡充を図ることが先であると思うのであります。特に地方においては、高齢者や子供を守るための生活道路の安全施策や交差点の改良などによる渋滞対策にも、この制度を利用しなければなりません。このような中、地方の道路整備は、いまだ道半ばであり、道路特定財源制度の果たす役割は極めて大きく、引き続き道路特定財源は制度本来の趣旨に基づき全額道路整備に使うべきであることを申し上げまして、討論を終わります。
56 ◯議長(大石安弘君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
57 ◯議長(大石安弘君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより採決を行います。
お諮りいたします。意見書案第3号 道路財源の確保等に関する意見書を原案のとおり決定することに賛成の方の御起立を求めます。
〔賛成者起立〕
58 ◯議長(大石安弘君)
賛成多数。よって、意見書案第3号は原案のとおり可決されました。
日程第13 意見書案第4号
59 ◯議長(大石安弘君)
日程第13.意見書案第4号 農業政策見直しに関する意見書の提出についてを議題といたします。
提案者の提案理由の説明を求めます。平野達矢議員。
60 ◯14番(平野達矢君)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
意見書案第4号
農業政策見直しに関する意見書の提出について
このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。
平成19年12月11日
提出者 みやき町議会議員
平 野 達 矢
賛成者 みやき町議会議員
益 田 清
牟 田 秀 文
立 石 輝 明
田 代 敏 光
原 口 喜 典
みやき
町議会議長 大 石 安 弘 様
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
提案理由の説明をいたします。
規模の大きな農家を育てる国の新政策が今年から始まったわけでございます。国際競争力をつけるため、前向きな政策として始まったわけでございます。しかしながら、支援をしようとしました大規模農家の所得がなかなか伸びない、大幅に減るおそれが出てきたというようなところが出てきております。
一方、我が町でも同じでございますけれども、小規模農家は一定規模以上に限られた国の助成金の対象になろうということで、農地を集めて大規模化するのに、昨日も補正予算で担い手農地集積高度化促進事業ということで賛成をいただいて、補正予算が通ったことでございますけれども、希望を持って農業を続けるのにはということで、我々議会といたしましても政府に対して意見を申し述べたいということで、今回、意見書を提出するわけでございます。
意見書の中身を読み上げさせていただきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
農業政策見直しに関する意見書
我が国の農業政策については、「食料・農業・農村基本法」の基本理念に基づき、平成17
年に策定された「食料・農業・農村基本計画」に沿って、我が国農業の持続的な発展を目指
した各種政策が実施されているところであり、平成19年度からは、戦後農政の大転換となる
「米政策改革推進対策」、「品目横断的経営安定対策」並びに「農地・水・環境保全向上対
策」が実施されることとなり、現在、国内農業の体質強化に向けた新たな政策に取り組んで
いる。
しかし、農業・農村の現場においては、農業従事者の減少や高齢化、耕作放棄地の増加、
また、WTO農業交渉やEPA・FTA交渉、あるいは原油や穀類の高騰に伴う飼料や生産
資材の高騰、さらには20ヶ月齢以下の牛に係るBSE検査中止に伴う消費者の不信など、将
来に対する不安から生産意欲が減退し、農村の崩壊すら懸念される状況となっている。
こうした中、現在実施している米政策改革推進対策については、生産調整機能が十分発揮
されない中で、米価が下落し、経営を左右する危機的状況となっており、水田農業を基幹と
する本県農業にとって、早急な見直しが求められる。
また、品目横断的経営安定対策については、農業団体・行政一体となった取り組みにより
生産面積で麦が100%、米が61%と全国でも有数の実績をあげたものの、意欲と能力がある
にもかかわらず規模要件に該当しない農業者が支援の対象とならないこと、また、総じて従
前の対策と比較して助成金額が低いなど、多くの問題が明らかとなっている。
農業政策については、単に農業者のみならず、国民の日常生活に深く関わるため、生産現
場の取り組みとともに消費者の声を積極的に反映させながら、国民の信頼と支持を得ながら
実施していくことが何よりも重要である。
このように、農業・農村を取り巻く情勢はますます厳しさを増しており、新たな対策につ
いても多くの問題が明らかとなっていることから、国においては、農業者が夢と希望を持っ
て営農に励み、農業・農村が将来にわたり持続的に発展できるよう、以下の事項について強
く要望する。
記
1 米政策改革推進対策については、政府主導による実効ある生産調整制度に見直すととも
に、米価格下落に直面する農業者が今後とも意欲をもって農業経営が継続できるような
対策を講じるなど、農業現場の実情を踏まえて見直すこと。
2 品目横断的経営安定対策については、意欲と能力を有する農業者が希望をもって農業経
営に従事できるよう規模等要件の緩和やゲタ・ナラシ対策の拡大など、農業現場の実情
を踏まえて見直すこと。
3 WTO農業交渉やEPA・FTA交渉は、国内農業の持続的な発展が将来にわたって可
能となるよう慎重に交渉を行うこと。
4 原油価格等の高騰に対処するため、農業施設・設備の省エネルギー化に向けた技術開発
を推進するとともに、農業者の経営コスト削減に向けた新たな取り組みに対する支援措
置を講ずること。
5 BSE全頭検査は、消費者の安心の確保に大きく寄与するものであることから、自治体
が行う自主検査への 国庫補助を継続し、BSE全頭検査体制が維持されるよう措置する
こと。
平成19年12月20日
佐賀県みやき町議会
衆議院議長 河 野 洋 平 様
参議院議長 江 田 五 月 様
内閣総理大臣 福 田 康 夫 様
総務大臣 増 田 寛 也 様
財務大臣 額 賀 福志郎 様
農林水産大臣 若 林 正 俊 様
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上でございます。よろしく御審議のほどお願いをいたします。
61 ◯議長(大石安弘君)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
62 ◯議長(大石安弘君)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これより討論を行います。討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
63 ◯議長(大石安弘君)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
これより採決を行います。
お諮りいたします。意見書案第4号 農業政策見直しに関する意見書を原案のとおり決定することに賛成の方の御起立を求めます。
〔賛成者起立〕
64 ◯議長(大石安弘君)
全員賛成。よって、意見書案第4号は原案のとおり可決されました。
日程第14 閉会中の所管事務調査について
65 ◯議長(大石安弘君)
日程第14.閉会中の所管事務調査についてを議題といたします。
お諮りします。みやき町議会会議規則第71条の規定により、お手元に配付の議会運営委員長及び総務、産業建設、文教福祉の各
常任委員長から申し出のとおり、閉会中の所管事務調査することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
66 ◯議長(大石安弘君)
異議なしと認めます。よって、議会運営委員長及び各
常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の所管事務調査をすることに決定しました。
以上で本日の日程を全部終了いたしました。
これをもちまして、平成19年第4回みやき
町議会定例会を閉会いたします。
午前10時58分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成 年 月 日
みやき
町議会議長 大 石 安 弘
みやき町議会議員 宮 原 宏 典
みやき町議会議員 秋 吉 松 司
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