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2007-03-22 平成19年第1回定例会(第5日) 名簿
2007-03-22 平成19年第1回定例会(第5日) 本文

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  1. みやき町議会 2007-03-22
    2007-03-22 平成19年第1回定例会(第5日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(大石安弘君)  第1回みやき町本会議5日目の会議、御出席ありがとうございます。  ただいまの出席議員17名、定足数に達しています。会議は成立いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおりでございます。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(大石安弘君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第1号、1番田中俊彦議員の御登壇を願います。1番田中俊彦議員。 3 ◯1番(田中俊彦君)  おはようございます。議席番号1番、田中俊彦でございます。平成19年第1回定例会におきまして、さきの通告書に基づき、一般質問を行います。よろしくお願い申し上げます。  私は、大きく次の2項目について御質問いたします。一つ、通学路の交通安全対策について、二つ、みやき町青少年サポート隊について、以上でございます。  まず、1項目めの通学路の交通安全対策、すなわち、交通事故から子供たちを守ることについてです。  去る2月3日、新村新町線で交通事故が発生しました。縦道、横道とも大変見通しがよく、さらに点滅信号がある交差点にもかかわらず出会い頭の事故で、救急車とドクターヘリがけが人を運んでいきました。翌日に1人が亡くなられたとのこと。交通事故の恐ろしさを改めて感じた次第です。  ところで、町内の通学路の状況はどうでしょうか。幅員が狭く、子供すれすれに車両が通行する道路、歩道がない箇所、歩道はあるが街路樹が茂り、人は車道にはみ出さざるを得ない箇所、また、通学路にもかかわらずスクールゾーン標示や歩行者、運転者に対する注意を呼びかける看板など、ほとんど見当たらないのが現状です。さらに、子供たちが通学しているのにもかかわらずスピードを落とさない運転者など、いつ事故が起こっても不思議ではない状況です。確かに、みんなが注意し事故を起こさない、このことが一番ですが、町として事故を起こさせない取り組みも大事と考えます。  そこで、スクールサポーターとして週二、三回の活動中、目にする中原校区の姫方地域の通学路と開通間もない県道坊所城島線、江見地区の通学路の交通安全対策について、お伺いするものです。  まず1点、中原中学校前の道路、姫方原古賀線は中学生全員と姫方と中原地区の小学生が利用していますが、一部幅員が狭いところがあり、また、中学校を起点とし東西ともに坂になっているため、上りはアクセルを踏み込み、下りは惰力が出てと、どちらも車のスピードが出て子供の横をすり抜けて通行するという危険な状況が目につきます。また、中学校から東に約200メートル行くと姫方住宅から出てくる三差路があり、ここでは過去、車両と中学生との交通事故が数回発生しているにもかかわらず、スクールゾーンや運転者への注意を呼びかける看板などありません。今後の事故防止への取り組みをお伺いいたします。  二つ目に、町営北浦団地から西へ町道簑原石井線までの道路です。この道路は住宅地を抜ける道路ですが、通学路として北浦団地の子供たち約100名が毎日利用しております。幅員は狭く車と人の離合がやっとという状況であり、特に、通学と通勤が重なる時間帯には子供すれすれに車が通る道路です。先日は事故を心配された住民の方の通報によりパトカーが出動いたしました。いずれにしても、大変危険な通学路であり、今後の対策をお伺いいたします。なお、この道路は町道認定はなされておりません。  次に、県道坊所城島線の新両国橋付近の通学路についてです。
     2月6、7の両日、私が確認した状況は、朝7時ぐらいから車の量は徐々にふえると同時に、ぽつぽつと三根中学校自転車通学の生徒が見受けられ、7時半から8時10分ぐらいまで通学のピーク、また車両も約100台以上が通過いたしております。この間、中学の先生が自転車通学の生徒を誘導横断させておられました。三根中の生徒約100人がこの交差点を利用するとのことですが、開通以来、先生や地域の方による誘導のおかげで現在まで事故は発生しておりません。しかし、事故につながると思われる危険な光景を幾つか目にしております。新両国橋の横断歩道を住民の方が横断中にもかかわらず福岡県側から来た車両が一時停止せずに通り抜けるとか、あるいは福岡県側から来た車両が新両国橋を渡り川沿いに西にマイン方向へ左折するときに直進する後続車が対向車線にはみ出す、こういうことも多々目にいたしました。  なお、地域の方の話では横断誘導のため、旗を出すも車は停止せず対向車線にはみ出して通行する、そういうこともあるということです。3月の「広報みやき」に県道坊所城島線の開通記事が掲載され、地域の活性化はもとより両県の結びつきが強まり、我が町の産業経済の発展に寄与すると期待されるという記事がありましたが、その一方、江見地区の方は車両台数の増加と運転者のマナー違反などに伴う交通事故を大変心配されております。県道ではあるものの新両国橋付近の通学路の安全対策について、お伺いいたします。  次に、大きな2項目めのみやき町青少年サポート隊についてでございます。  1月30日の佐賀新聞にみやき町に青少年サポート隊発足との記事が掲載されていました。記事の内容を紹介いたしますと、青少年の安全と健全育成を地域で支援しようとみやき町青少年サポート隊が発足した。地域防犯を目的に活動してきた青少年サポートの連携を強めようと組織されたもので、組織化によって活動を統一、防犯活動や清掃活動、伝統行事の活性化を先頭に立って推進する。なお、今後は見守り活動はもちろん青少年健全育成を視野に町のバックアップを受け、健康づくり文化イベント開催など、活動の幅を広げていく。なお、現在約3,000名が登録との、このような内容でございました。  ところが、この記事から現在まで1カ月半以上経過しておりますが、いまだ活動に関する話は聞こえておりません。また、2月、3月の町広報紙にも青少年サポート隊の発足に関するものは掲載されておりません。関係部門はいろんな課題を検討中かもしれませんが、発足から今日まで町民の皆さんへの周知に間があき過ぎると感じるのは私だけでしょうか。町民の皆さんに青少年サポート隊をしっかりと理解していただき、登録者約3,000名の力を結集させ、新聞記事にあるような活動の活性化を図るため、関係部門になお一層の取り組み強化をお願いする次第です。そこで、青少年サポート隊について、以下の3点をお伺いいたします。  一つ、青少年サポート隊の組織はどのようなものなのか。二つ、青少年育成町民会議とのかかわりはどのようなものか。3点目に、この活動を活性化させるための具体策はどのようなものでしょうか。例えば、活動の周知や具体的な取り組み内容などについてお伺いするものでございます。  以上で1回目の私の質問を終わります。  なお、2回目から質問は自席にて行いたく、よろしくお願い申し上げます。 4 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 5 ◯町長(末安伸之君)  おはようございます。通告第1号、田中議員の御質問にお答えをいたします。  まず、通学道路の交通安全対策について、3点御質問いただいておりますので、順を追って御回答を差し上げます。  まず、1点目の中原中学校前の道路、いわゆる県道早良線中原停車場線風の子保育園の北の信号から町道簑原石井線までの安全対策についての御質問をいただいております。  この区間につきましては、小・中学校の通学道路として利用されておりますし、朝の通学時間帯につきましては、自転車通学が中学校なされておりますので、車両との接触が大変心配されている区間であります。そういうことから、従前からこのような御指摘等もありましたので、取り急ぎ過去行ってきたことについて申し上げますが、中学校の正門から消防格納庫付近、松信さんのところの入り口ですが、そこまで道路拡幅をさせていただきました。その西の下り坂につきましては、土水路の水路の整備を行うこととし、幅員の確保に努めてきたところであります。それと、JR側ののり面のコンクリート擁壁施工、また、早良線のところの曲がり口の拡幅、一部改良等、このような交通安全対策を行ってきたところであります。並行して中学校及び交通指導員さんの御協力もいただきながら、自転車の2列走行をしないように自転車の乗り方などの指導を過去していただいているところであります。  しかしながら、御質問のように、スピードを出して通過している車両が非常に多いということをお聞きしておりますし、非常に危険なときがあるということもお聞きしております。何らかの規制ができないかというような検討も加えておりますけども、まず安全対策の一番は運転者が交通ルールを守るマナーがあれば、こういう問題が発生されませんし、危惧もないかと思いますが、モラルのない運転者がおられることも事実でありますので、運転者に注意喚起を促す方法として公安委員会の指定の速度規制の標識、徐行の標識、あるいは徐行の看板、あるいは音がする特殊な舗装をするとか、こういうことを検討しております。しかし、公安委員会指定の標識等は取り締まりの対象となりますので、地域住民の皆さんの御理解と合意が必要であります。よって、まずは徐行の看板、あるいは音がする特殊な舗装につきまして地区の関係区長さん方、その方々にも御相談しながら、いずれかの方法で協議をさせていただき、設置の方向で検討したいと思っております。  2点目の姫方の北浦団地より町道簑原石井線までの安全対策についての御質問ですが、これも先ほど答弁いたしましたように、まず、運転者の交通マナーを守っていただかなければ解決しない問題であります。ここを朝通行されている方々のほとんどが北浦団地に居住されておられる方々と思われますので、区長さんと相談しまして、まず全戸にそういう注意喚起を促す徐行ビラの配布をしたいと思っています。また、団地内の集会所で団地の方々にお集まりいただきまして、徐行をし、また危険性等についての話し合い、協議をし、交通マナーを守っていただくようなことを地区の区長さんの協力をいただき、お願いをしたいと考えております。  3点目の県道坊所城島線の新両国橋交差点の安全対策につきまして、お答えをいたします。  まず、平成5年に工事着工されまして、早期完成が望まれておりましたけども、用地交渉等の関係により13年という長い年月が過ぎておりました。しかし、昨年、一昨年から交渉をさせていただき、関係者の御理解をいただきましたので、昨年の12月に開通することができたことを大変感謝しているところであります。御承知のとおり、この県道につきましては、高速道路の東脊振インターから上峰町、江見、三根西部工業団地、旧城島町までのアクセス道路として大変重要な道路であると認識をいたしております。三根校区及び江見地区のみならず、みやき町の南の玄関口としての機能を持ち、地域振興の上で大変重要な道路であると認識をしております。しかしながら、交通の利便性が向上することは大変喜ばしいところでありますけども、反面、通行車両の増による危険性があることも現実として御指摘のとおりとらえなければならないと考えております。  そのようなことで、今御質問いただきましたように、朝の通学時間帯における車両のスピードの出し過ぎによる交通事故等も心配をされているところでありますので、地区の区長さんからも信号機の設置を強く要望されましたので、開通前の昨年12月3日に鳥栖土木事務所及び鳥栖警察署に立会をしていただきました。その立会の中では信号機設置の必要性は理解をしていただいたところであります。しかしながら、佐賀県の公安委員会の意見として佐賀県内の信号設置には限界があり、鳥栖署管内では一、二基しか年間設置は望めないということであります。ちなみに、佐賀県の平成19年度の信号機設置台数は13基しかありません。そのうち鳥栖署管内では、例年どおり19年度は一、二基しか望めないということであります。また、各地区からの信号機の要望があります中で、一番早いもので、平成8年からみやき町管内におきましては要望をされているところであります。現在まで22基の要望がありますが、実現までは長い時間がかかるのではないかと思っております。  しかし、これからも公安委員会に対して強く要請をしていきたいと思っておりますし、県の交通安全対策について、非常に行政的スピードが鈍いというふうな印象を私自身も持っておりますので、どうして交通安全対策に対するスピードが佐賀県政は遅いのかについても知事及び公安委員会等に対して、その見解を求めていきたいと考えているところであります。  現在は中学校の職員の皆さんとか、PTAの皆さん、地域の皆さん方の御協力をいただき朝の通学の時間帯には立ち番をしていただいており、子供さんたちの安全対策について御協力をいただいています。このことについては大変感謝をしているところであります。みやき町としましても、街頭指導等の実施について、三根校区の安全協会の皆さんと御相談をさせていただきたいと思っております。  なお、速度規制の標識につきましては、40キロの速度規制標識を先週に設置をしていただいているところであります。また同時に、自転車、歩行者専用標識も設置をしていただいております。今後とも通学道路の安全対策のみならず、住民の皆さんの安全対策につきまして、その対応については関係機関等に対し強く要請をしていく所存でございます。  2点目の、みやき町青少年サポート隊について、3点御質問をいただいておりますので、順追って御回答を差し上げます。  まず、第1点目のサポート隊の組織についてのお尋ねですが、まず、本町内において児童・生徒を対象にした、いわゆる犯罪に対しましてスクール登下校グループサポーターの皆さん方が登下校時の児童・生徒を見守っていただいております。現在サポーターの登録者については約3,000名ということであり、地域の防犯に大きな成果を上げているところであります。これについては、一昨年の12月に中原校区内で白昼、若い2人組の白のワゴン車と聞いておりますけれども、小学生を連れ込もうとして飼い犬がいて難を逃れたということから端を発し、その注意をみやき町全体に喚起する意味でサポーターの募集を急遽させていただき、予想以上に住民の方の御理解をいただき、その協力者が現在で3,000名ということになっております。そのことにつきまして組織だった活動をし、子供さんの見守りのみならず、これから大人と子供の交流を図りながら地域の融和を図り、世代間の相互理解を深めようということで、特にこの青少年サポート隊について力を入れていくことといたしたところであります。よって、1年ぐらい各地区の方の御理解をいただくのに大変苦慮しました。その対応について地域に温度差があり、地域独自で積極的に取り組んでいただいているところもありましたし、どうしてこういうサポート隊の組織を強く行政として推進していくかについて、まだ具体的な考え方について理解できないという御意見等も多々ありましたので、教育長を中心にほとんどの地区で青少年サポート隊についての御説明及び御理解を求めるべく、その説明会等を開催し、ようやく御理解をいただきましたので、正式にことしの1月25日にみやき町青少年サポート隊を発足することができました。  この目的につきましては、青少年が健やかに育つために町民の皆さんが協力して各種運動を推進することとしております。そしてまた、町内全地区、58地区に地区の隊長さんということで1名を委嘱させていただきました。地区隊長は地区内のサポーターを掌握し、青少年健全育成事業を実施していただきたいということでお願いをしたところであります。さらに、その校区を代表して地区隊長の中から本部長1名、副本部長3名を選出していただき、本部長の中からみやき町サポート隊の業務を総括していただく隊長1名と副隊長2名に就任をしていただいております。3月15日にその理事会を行いまして、19年度におけるサポート隊としての事業計画並びに活動目標等について協議をしたところでありますので、19年度におきましては、さらにこの青少年サポート事業について充実できるものと確信をしているところであります。  2点目の青少年育成町民会議とのかかわりについての御質問でありますけども、御承知のとおり、青少年育成町民会議につきましては、広く町民の皆さんの総意を結集し、国、県及びみやき町の政策と呼応して青少年の健全な育成を図ることを目的として、町内の主要な団体の方々が参加していただき、青少年対策事業を実施しているところであります。  今回、青少年サポート隊青少年育成町民会議の傘下団体として加盟をし、理事として3名参加をしていただくようにいたしております。理事につきましては、町民会議の理事会において運営活動方針についても広く意見を述べていただき、現場で活動しやすい方策を提案していただきたいと思っております。  また、サポート隊活動予算青少年育成町民会議において計上をさせていただく予定であります。  3点目の活動の活性化に取り組む具体策はという御質問でありますけども、全国で子供さんたちが被害者となる事件、事故が大変多数発生をいたしております。本町におきましても、声かけや連れ去り未遂等の事案が今年度だけでも18件発生をいたしております。このような状況にかんがみまして、サポート隊ではスクール登下校グループサポーター活動と青少年と大人が連携して行う青少年健全育成活動に今邁進しているところであります。特に、青少年サポート隊が活動の活性化に取り組む具体策としては、次の5点を重点的に取り組んでいきたいと考えております。  まず、1点目が日ごろからサポート隊が腕章を装着することにより、地域の防犯力を高めて犯罪が起こりにくい、安心・安全の町であるというイメージづくりに力を入れたいと思っております。2点目にサポート隊の組織化により、新規加入サポーターの把握や連絡網の充実をしていきたいと思っております。3点目が各サポーターの皆さん同士の情報交換、先進地区の紹介、青少年健全育成指導員等との連携や協力により、青少年健全育成活動の充実、4点目にサポーター実践活動マニュアルの作成、地域伝統芸能の伝承活動、夏休み期間中の触れ合い、ラジオ体操の実施、以上、地域に根差したサポート隊の活動を実践していく所存であります。  また、このサポート隊の活動を通じて町民の皆さんの健康づくりを兼ねて活動を推進していただくようなお願いをしているところであります。例えば、ウオーキングをされる方で、どうせみずからの健康保持増進を図る意味で毎日ウオーキングをされるなら、子供さんが下校される時間帯にぜひとも腕章を装着して、一緒にウオーキングをしていただくことで子供の見守り及び地域の防犯に対するイメージづくりに御協力、寄与をしていただきたいとお願いをしているところであり、特に老人クラブに対する事務局の補助の目的として、各老人クラブの地区単位でそのようなサポート活動、また子供さんとの触れ合い活動を促進することを目的として事務局員の配置をしていただくことになりました。昨年の暮れからですから、19年度から特にまた力を入れていただくようにお願いをしております。  また、これから各種団体等につきまして、または自衛隊OBの方とも今協議をしておりますが、小学校の巡回等、そのような防犯、警備等に御経験のある方々を、また、小学校の敷地内の防犯対策に力をおかししていただきたいとお願い等も今しているところであります。  それと、学校現場におきましては、全校長を呼びまして、特に腕章を装着しておられる方については、感謝の言葉を子供さんたちが言ってほしいと。そのことによって私たち大人として喜びとなり、さらなる活動の一つの充実というか、活動する機運が高まるものと思っております。よって、このような青少年サポート活動を通じて子供さん、大人が交流、触れ合いすることにより、感謝の飛び交う町づくりを兼ねて健康づくりを町民総意のもとで行うことを目的として、これからもさらに充実をしていきたいと考えているところであります。  以上、1回目の御質問にお答えを終わります。 6 ◯議長(大石安弘君)  1番田中俊彦議員。 7 ◯1番(田中俊彦君)  るる御説明ありがとうございました。  まず、1点目の中原中学校のところの道路でございますが、音のする、または徐行の看板ということでございますが、例えば、スクールゾーンの設置とか、そういうものはいかがなものでしょうか。  それから、特に先ほど申しました、中学校を起点に東に約200メートルぐらい行くと姫方の住宅から出てくる三差路がある。ここには、ほぼ毎日校長先生みずから立ち番をなされて自転車通学の子供たちの誘導をなされていると、そういう部分でございます。それから、ここの三差路のところに以前は何か警察の格好をした夜間見えるのがありますね、照らされたら警察官というふうな帽子があったり胴体があったりと、そういうものが設置されていた。ところが、数年前にそれが台風か何かで壊れてそのままというふうものもあるやに聞いております。確かに何らかの手だてはとっていただいているかと思いますけど、早急にこういうところを見守っていただきたい、あるいは何かそこら辺が壊れたりしていたら早急な修理をお願いする、そういう部分をお願いしたいというふうに思っております。  それから、次の北浦団地のところでございますが、先ほど町長おっしゃいました、徐行、あるいは団地内の住民の方に呼びかけをというお話でございます。ただ、呼びかけだけではいかがなもんかというふうに思います。私も以前区長さんにお願いして、こういう危険がありますということでビラを回覧していただいた経緯がございます。しかし、なかなかそれが徹底されていないというのが現状でございます。ひとつここは今現在でも先ほど申しました、いろんな事情があって町道認定はなされていない、あるいはいろんな手だてもとりにくいというようなお話もお聞きしております。ぜひこのところにつきましては、特に毎日100名の子供たちが、たったあの狭い道路を通るということから何らかの対策を早急にお願いしたい部分でございます。  それから、新両国橋付近のものでございますが、先ほど信号機設置を要望されて、設置の理解はしていただいたと。しかし、鳥栖署管内で年一、二基であると。だから、今後も公安委員会に強く呼びかけてというお話、大変頼もしく感じております。今後ともここのところをよろしくお願いしたいと同時に、先ほど私申しませんでした、速度規制40キロという部分でございまして、私が確認していたときでは両国橋を渡って芦塚に入るときに、ここから30キロ、また向こうから出てくるときに両国橋のところに、ここまで30キロという部分で、非常に気になっていたものでございます。しかし、つい最近40キロという部分でございますので、今後ともこういう対策をとっていただきたい。こういうところに目を向けていただきたいというふうに思っております。  そうしますと、まとめますとスクールゾーンの設置等々はできませんでしょうか、あるいは拡幅という部分、できないかもしれませんが、中学校の方の道路、一部狭いところがございますので、そういうところの対策。それから、北浦団地でございます。やはりこの道路、町道認定というようなものが必要ではなかろうか、このように思って、以上大きな項目1点目の部分、三つまとめて、第2回目の質問を終わります。 8 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 9 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えをする前に、みやき町内ほとんどくまなく歩いてというか、実際地区に入りましたけど、第一印象としては、非常に交通環境が県内でも、この佐賀東部地区、みやき町管内でも悪化しているというのを感じました。国県道の渋滞の影響か集落内道、いわゆる農道等に県外の車両も多数通行しておりますし、交通マナーが悪いということを実際目の当たりで見ました。事故も多発しております。それに伴ってみやき町民の方の生活が、非常に生命も含めて危険性にさらされているなということを感じました。通学道路の環境が非常に危ないなと、悪化しているなというのを感じたところが北茂安三田川線の中でも、中津隈から板部、東尾小学校までの区間、これに対しての対応をすぐ行いまして、土木事務所の所長と現地を実際踏査し、まずは局部改良を施工していただきました。危険箇所については、父兄会、PTAの方と協議をして、その危険箇所を御指摘いただきましたので、PTAの方、そしてまた、地元の議員、区長さんと実際教育長も含めて現場を歩いてみて、これについては予想以上に、3カ月程度で県の方が対応していただきました。そのほかにも白壁地区内にも通学道路としてございましたが、非常に落下をしたり、また、自転車とか、バイク等も通行しているというところも区長さんと実際歩いてみまして、これに対しての安全対策もさせていただいたところであります。  三根校区内における信号機設置についても、たくさん要望があっております。今御質問いただいた中原校区内に対しても、先ほど申し上げたように、特に朝の地域住民の皆さん以外の方の通行車両が大変ふえている関係で、このような危険性が高まってまいりますので、今、県の方に強くお願いしているのは国道のバイパス化とか、県道の整備、いわゆる幹線機能をまず充実をして渋滞を来さないような整備をしてもらうことを今提案活動として行っているところであります。しかしながら、今できること、しなければならないことについて、まずそれをしていかなきゃなりませんので、中原中学校の御質問でスクールゾーンの設置について、これについては物理的に可能かどうか、まず警察、公安と一緒にまた調査をして、最後は警察、公安等の許可が必要でありますので、それと学校関係者、地区の代表者の方とですね、先ほどの標識等の協議を行う際にあわせて協議をするように教育委員会の方に指示をしたいと思っております。  それと、北浦団地の御質問につきましては、まず、この取り組みについては、団地内の方が朝はほとんどでありますので、そういう話し合いを行うという答弁をいたしましたが、それでは不十分ではないかというふうな趣旨の御質問でありますので、つきましては、朝の立ち番の御協力を地域の皆さんにお願いし、通行車両に対する徐行の促し、また注意喚起をするようなことも含めて、地域の方の御理解とお力も得るような協議もさせていただきたいと思っております。  また、3点目の両国橋付近の交通問題等につきまして、これについてもまた改めて再点検をさせていただき、その対応について検討を加えさせていただきたいと考えているところであります。  以上、あと教育委員会の方から補足等がありましたら、よろしくお願いします。  以上です。 10 ◯議長(大石安弘君)  森園学校教育課長。 11 ◯学校教育課長(森園啓介君)  ただいま田中議員のスクールゾーンの設置についてはどうかということでございます。  先ほど町長からも答弁がございましたように、関係団体との協議も必要でございます。スクールゾーンにつきましては、通常学校の敷地から500メートル以内については、スクールゾーンとして設置ができるわけでございますので、そういった部分についても、先ほど言いますような関係機関等も協議をして進めたいというふうに考えております。  以上です。 12 ◯議長(大石安弘君)  1番田中俊彦議員。 13 ◯1番(田中俊彦君)  はい、ありがとうございました。ただいま御答弁をいただきましたものでございます。  なお、つけ加えますと中学校のところ、それから北浦の団地から抜けるところ、毎朝スクールサポーターの方、民生委員の方ですけど、お立ちいただいて子供たちの安全を見守っていただいているということをつけ加えさせていただきます。  それから、スクールゾーンの設置でございます。ぜひ前向きに協議、調整していただきたいと、このように思っております。  それから、最後になります、北浦団地の町道認定でございますが、ここら辺は今いろんな事情ということをお聞きしております。できたら、これは町道ですよ、いろんな指導が入るというふうなものになればよろしいかなというふうに思っております。ひとつよろしくお願い申し上げます。この町道認定、何かお考えあれば最後お答えいただけたらというふうに思います。  以上です。 14 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 15 ◯町長(末安伸之君)  まず、朝夕に限らずサポーターの方が立ち番、見守りについて、大変たくさん今御協力いただいていますことを、また、田中議員もその活動に率先して御参加いただいていることを、まず御礼を申し上げたいと思います。  そのように、約3,000名の方々のサポーターが登録をしていただいておりますので、まずどのような活動をしていいかということを具体的に示させていただき、そしてまた、組織的にその活動を展開するために、2点目の御質問をいただいておりますが、青少年サポート活動の充実をしていきたい。その中で朝夕の立ち番というか、特に交通をある程度注意を喚起できるような役割を担っていただくことも含めて検討し、通行車両のマナーを高めていただくような取り組みにサポーターの方の御協力、PTA、先生方も協力していただいていますが、さらに促していきたいと思っております。  2点目のスクールゾーンの設置につきまして、これについては先ほど申し上げましたように、早急に関係機関、地元含めまして交通安全対策の一環として検討を加えてまいります。  それと、3点目の北浦団地にかかる道路の件ですが、町道認定する気はないかという御質問でありますが、今議会におきまして、みやき町全体の道路の認定の見直しの議決をいただいたところであります。その中で、御質問等があった中で、再度6月議会までに特に公営住宅、また、旧公営住宅内の道路含めて周辺を町道認定の一つの統一した基準を持って見直すことを含めて検討し、6月議会までには一定の考え方を示させていただきたいという旨の回答をいたしておりますので、その関連として、この御質問の件についても検討を加えていき、6月議会までには御回答を差し上げたいと思っているところであります。  以上です。 16 ◯議長(大石安弘君)  1番田中俊彦議員。 17 ◯1番(田中俊彦君)  次に、青少年サポート隊について、2回目の御質問をさせていただきます。  1、2、3が一緒になって何か御説明いただいたようなものでございますけど、最終的にこの発足から今までないと、何にもその話がないということでございますが、ここら辺、具体策、先ほどの町長の答弁では具体策の1から5までというふうなお話がございました。しかし、ここら辺はなかなか私どもにまだ流れてきていないところでございます。先ほど申しましたように、一月半以上たった現在、まだこれが来ないということは果たしていかがでしょうか。  それから、私、昨年の9月の定例議会でも質問させていただきました。私どもはこのサポーターとして登録はしております。しかし、何をすればいいのか、そんな話がありません。だからというふうなことで、たしか当時2,700名の方が登録されているということをお聞きしました。しかし、今現在腕章をつけて活動をしていただいているという方がいかほどいらっしゃるでしょうか。熱心に立って活動をしていただいている、あるいは子供を送る、地域の見守り、あるいは子供たちが帰ってくるときに、そういう特定の方だけの何か活動になっているんじゃないか、そのように感じる次第です。せっかく今現在3,000名になっております。この組織をフル活動させる、あるいは先ほどおっしゃいました新規にというふうな方もたくさん出てお見えになるかと思います。ですから、少しでも早く周知徹底を図るというものが必要じゃなかろうかと思います。  何か私の個人的な感じでございます。航空母艦化、余りにも巨大の航空母艦になり過ぎて、航空母艦に乗っている人たちにさえ情報がうまいぐあい伝わっていない部分があるんじゃなかろうかという感じをするわけでございます。目的は子供たちを守る、あるいはという、そういう部分があります。もちろん、町民の方、皆さん子供を守るという部分、大命題、あるいはそういう気持ちをお持ちかと思います。ぜひそこら辺を、3,000名の航空母艦でもかまいません。ですから、小回りがきく航空母艦、情報伝達がきちんと上から下まで伝わる航空母艦、このようなものにしていただきたいと思うわけでございます。ぜひよろしくお願いしたいと思います。  こういう部分からいきまして個々の具体策等々がもう少し何か見えているものがございましたら教えていただきたい。  それから、いつ、どのような形で町民の方にお知らせするものなのか、あわせてお願いするものでございます。  以上です。 18 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 19 ◯町長(末安伸之君)  航空母艦に例えて御質問をいただきましたけども、私も予想以上にですね、町民の皆さんの本当に御理解というか、あって3,000名ぐらいの登録者がございます。まさに地域力を高めるには人材が不可欠でありますので、その意味で予想以上に登録があったもののどういう活動をしていいかわからないという問い合わせも多数ありました。まずは今できることをできる範囲でお願いできませんでしょうか。今おくればせながら町の方としては、一つの組織として統一した活動ができるような体制づくりについて検討を加えておりますからということで、ここ1年御回答をしてきたところであります。それと並行して十分にまだ御説明できないところの地区を教育委員会が主になって説明会に回りながら御理解をいただき、やっとことしの1月25日に全地区でその代表者を選出していただいたというところでありますので、先ほど申し上げたように、理事会を3月15日行いましたから、19年度が組織としての一つの活動を推進していくことといたしております。まず、やれるところからやれる範囲ということで、ある地区ではもう既に朝夕の立ち番のみならず、さまざまな活動、または行事等も青少年との触れ合いという目的で行っていただくような地区がふえてまいりました。実際はそれをみやき町全体に広めるべく今準備をしているところであります。  あと、その取り組みにつきましては、教育長の方から答弁をいたします。 20 ◯議長(大石安弘君)  大坪教育長。 21 ◯教育長(大坪春美君)  まず最初に、本当に町内のサポーターの皆さんの協力によりまして、高校生、青少年を含めて児童・生徒の登下校の安全、防犯のために本当に日ごろから御尽力をいただきまして、この場をかりて感謝の言葉を申し上げたいと思います。  この活動もやっと2年目に入りまして、今後、地域に根差した活動になるようにしっかり取り組んでいるところであります。その中で、町長の方からずうっと説明をいただきましたけども、少し私の方から補足をさせていただきます。  まず、サポート隊が発足して18年度はやはり1年間をかけまして、いろんな地域、団体、所属、いろんなところに足を運びまして3,000名という町民の皆さんの御理解をいただきました。その中で活動方針はと問われておりますけれども、この3,000名、1年間の中でも防犯には大きく成果を上げていただいております。その中で先ほどから出ているように、1月25日に発足会を行いました。58区です。そして先日、3月15日に理事会を行いました。理事会の中で各校区の隊長、副隊長を選出いただきまして、隊長も決まりました。その中で今後スクール登下校サポーターはどうあるべきか、活動はどうしたらいいのかということを十分協議させていただきました。  まず、19年度の主な事業としてどうしようかということで、まずスクール登下校グループサポーターの活動の充実を図りたいというのが1点です。それから、今後サポート隊の活動のマニュアルをしっかり作成をして地域におろしていきたいということです。それから、青少年サポート隊の宣伝、啓発活動をしっかりやっていこうと。先ほど言葉にも出ていたように、やっぱり町内、みやき町の青少年の啓発用のスローガンとか看板とかが非常に少ないです。そういう部分で今度学校に声をかけましてスローガン募集をいたします。その中で子供たちに似合った、町に似合った、そういった看板を設置していくように19年度は取り組みたいと思っています。  何分、昨年は腕章3,000個と、それから110番の旗も昨年台風ですごく被害をこうむりました。そういったことで、昨年は110番の旗の作成とか、腕章で1年間一応終わりましたので、今年度はその活動についてしっかり取り組みたいと思っております。  それからまた、地区隊長さん58名を含めて、いろんな研修をまず近隣の上峰の取り組みとか、基山のおやじの背中を見る会とか、たくさん地道に活動されている地区がありますので、そういう地区を研修していきたいとか、いろんなことをこの間の理事会の中で一応お話をさせていただきました。  とりあえず今、年度の変わり目で、実は町の方も3年目に入りまして、それぞれ社会教育委員さんとか、公民館審議委員さんとか、いろんな方が改選の時期なんですね、2年過ぎまして。そういうのもありまして変わってからがいいのかなとかという事務局としてはですね、ちょっと待っている部分もあります、いろんな団体にはですね。当然、区長会とか、いろんな団体、変わる時期でもあります。それでも、その中で今度3月24日にサポート隊の総会を行います。その中で今度は確固たる、まず間近に、目の前に迫っている4月、新入学生児童の取り組みはどうしようかということですね。そういった取り組みについてとか、あるいは今度4月に転勤とか転居でサポーターをやめられる方についてどうしようかとか、あるいは今後いろんな腕章の管理はどうしようかとか、連絡先はどうしようかとか、そういった非常にきめ細かい部分を今度はそれぞれの隊長を通じて地区におろしていただくようにお願いをしています。というのは、それぞれまた区長さんを中心に地区の総会、あるいは懇談会、いろんなことが催されておりますので、その中にぜひこのスクールサポーターの隊長さんがそれぞれの地区に入っていただいて、地域の皆さんと一緒に取り組む青少年サポート隊という形で取り組んでいただきたいということをお願いしております。まず、3月24日にしっかり総会の中で今後の活動方針をお示ししまして御理解を得て、今後取り組んでいきたいと思っているところです。
     以上です。終わります。 22 ◯議長(大石安弘君)  1番田中俊彦議員。 23 ◯1番(田中俊彦君)  ありがとうございました。先ほどありましたように、最終的に3月24日、サポート隊の総会をして、今後の活動方針を決めるという部分でございます。早急にここら辺は決められたら私ども町民に幅広くお知らせいただきたい。そうすることによって今まで目が向いていなかった方たちも、このサポート隊についての目が向いていくんじゃないか。と同時に、それが最終的にこの地区の子供たちを守るというふうなもの、それから先ほどございました伝統行事の活性化とか、そういういろんな新聞記事にありましたような最終的な目標に、あるいはつながっていくんじゃないかというふうに思っております。  ぜひここら辺、もう一度申します。迅速にお知らせをいただきたい、このように思って、あと答弁必要ございませんので、私の質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。 24 ◯議長(大石安弘君)  以上をもちまして通告第1号、1番田中俊彦議員の一般質問を終わります。  お諮りします。休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(大石安弘君)  異議なしと認め、休憩します。なお、再開を10時45分とします。                 午前10時31分 休憩                 午前10時45分 再開 26 ◯議長(大石安弘君)  休憩中の本会議をただいまより再開いたします。  通告第2号、8番田代敏光議員の御登壇を願います。8番田代敏光議員。 27 ◯8番(田代敏光君)  おはようございます。議席番号8番、田代です。通告に従いまして一般質問をいたします。  まず、三根中学校区の念願でありました老朽化した三根中学校建設についてです。今年度体育館が見事に完成いたしました。新しい体育館で3年生の卒業式を迎えることができました。よい記念になったと思います。  そこで、3月8日の本会議の後で全員協議会の中で説明をされましたが、確認のために質問いたします。この財政難の中で、中学校の校舎建設予定はどうなっているのかを聞きたい。  2点目は、下水道整備の件で、第2次認可区域の件で石貝汚水幹線は市原の県道までと聞いておりますが、県道北のコスモスの西に約1万坪に食堂、電器店など十五、六店舗が入る建物ができるそうですが、優遇的な方法がないのかを聞きたい。なるだけ早くつくり上げてもらいたいが、誠意ある説明をよろしくお願いします。  2回目の質問としては自席から行わせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。終わり。 28 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 29 ◯町長(末安伸之君)  通告2号、8番議員の御質問にお答えをいたします。  まず、三根中学校の校舎建設の財源の、財政のめどは立っているかという御質問であります。  まず、結論から申し上げますと、昨年度、1年前ですけれども、三根中学校の建設については、体育館は18年度施工したいと、あと校舎については財源のめどが立てっておりませんという回答を申し上げてきたところであります。これにつきましては、特例債という有利な借金、借り入れ制度が合併した自治体にありますけども、この義務教育施設については対象にならないという中で、財源の財政計画の見込み違いがありましたという御報告をさせていただいてきたところであります。その間、1年間、国、県に対しまして特例債対象の拡大について、特に義務教育施設というのは必要な施設でありますので、それらの陳情等を重ねてきました結果、義務教育施設については、特例債の対象を拡大するという旨の御回答がようやく昨年の暮れにございました。よって、さきの全員協議会の中で御報告をしましたように、特例債のめどが立ちましたということで、19年、20年度に校舎建設に入りたいという御回答を差し上げてきたところであります。  詳細につきましては、まず19年度事業分としては全体の3割分を見込んでおります。当初予算に学校建設費として381,442千円、うち工事費363,722千円をお願いしているところであります。財源内訳といたしましては、国庫補助金52,430千円、それと起債が311,800千円、一般財源17,212千円を見込んでおります。また、建物は今年度完成しました体育館の南側に鉄筋コンクリート3階建て、片流れ屋根延べ面積4,841平米を予定しているところであります。  2点目の下水道に関する御質問でありますけども、まず、下水道の利用率について御報告をさせていただきます。  平成18年の6月1日に供用開始をさせていただきました。2月末の利用状況は一般住宅で区域内世帯数が1,021世帯、3,136人のうち356世帯、1,105人の皆さんに利用をしていただいております。接続率といたしましては、世帯で34.9%、利用者で35.2%となっております。接続申請件数につきましては372件となっております。  石貝汚水幹線はいつごろ完成するかという御質問でありますけども、まず、石貝汚水幹線につきましては、第1次の事業認可区域ではありませんので、次の第2次認可区域の、今県道から以南につきましては、第2次認可区域として諸手続を進めていきたいと考えているところでありますので、現在、国土交通省九州地方整備局による認可区域の拡大の事前協議を行っております。平成19年、ことしの6月には下水道法などの認可区域の変更について認可をされる予定となっておりますので、今後の工事施行につきましては、この事業認可の取得後、平成19年度事業として拡大区域の航空測量や基本設計を行うこととなります。次に、この基本設計をもとに汚水幹線や処理区域の詳細設計を行い、工事施行ということになります。  そういうことから、2点目の御質問のコスモスの西に約1万坪に今商業施設が進出をしたいということで、現在農振除外を出されております。農振除外段階ですので、具体的に中核テナント、そしてまた、店舗の配置等の計画についてはまだ示されておりません。しかしながら、先日お会いした際には、中核テナントはほぼ決まっているということをお聞きしましたので、テナントの見通しについては立っておられるような御返事をいただいたところでありますので、あとは農振除外が既にもう農業委員会では協議をされているというところであります。順調に農振除外、農地転用いけば約半年近くはかかりますので、その後から店舗の建設となるとするならば、先ほど申し上げましたように、第1次認可区域にもまだ石貝地区入っておりません。第2次認可区域としては県道の以南を対象としておりますので、その以北に今予定をされておりますので、完成時に下水道につなぎ込むことについては物理的に不可能であります。  しかしながら、商業施設、そういう特定事業等につきましては、1次処理というか、まず汚水処理をしたものしか接続は公共下水道できないと思いますので、いずれにせよ単独での浄化槽を設置し、将来的に下水道区域になり工事がつなぎ込み可能となった時点で、その対応はできるものと思われます。  以上、1回目の御質問にお答えを終わります。 30 ◯議長(大石安弘君)  8番田代敏光議員。 31 ◯8番(田代敏光君)  学校建設でございますが、今、町長が述べられたように、特例債が1,468,000千円ですかね、ができると。このめどは立ったと言っておられますが、学校建設費に約19億円ですかね、体育館まででしょうが。2年後には完成するということですね。19年、20年では完成予定ですね。 32 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 33 ◯町長(末安伸之君)  年度では20年度に完成をいたしますけども、平成21年の3月、遅くとも3月上旬までには竣工引き渡しを受けることができるものと思っております。  以上です。 34 ◯議長(大石安弘君)  8番田代敏光議員。 35 ◯8番(田代敏光君)  どうもありがとうございます。中学校建設はこれで終わります。  それと今度、下水道の件でございますが、今町長が言われましたように、あくまでも浄化槽をつくらにゃいけないということでございますが、ちょっと話を聞いたところでは、浄化槽が約1億円弱ぐらいかかるだろうと言われましたが、それをつくったら利用もせんならせんでもいいような話でございましたが、下水道というのは今から利用料金でしていくわけでございますので、そういう大きな店を何か優遇的につなげるというと難しいことでございますが、大体この第2次認可区域の工事が約7年ぐらいかかると聞いておりますが、それは最低でですか。長くて7年早くて5年。そいぎ、そこの辺の認可区域は大体5年という話でしたが、いろいろ聞いてみると7年も8年もかかるという話も聞きますが、その点をちょっとお願いいたします。 36 ◯議長(大石安弘君)  中島下水道課長。 37 ◯下水道課長(中島 崇君)  今度の事業の認可区域につきましては、先ほど町長の方から答弁されましたように、今後、事業認可をいただきまして、基本設計、それから詳細設計、航空測量等を行ってまいるわけでございますが、まず概算事業費でございますが、2次認可区域で総額約59億円ぐらいの事業費を見込んでおります。この分につきまして5年から7年をかけて整備をしていくというふうな計画でございます。当然、国の補助枠のつきぐあいによりまして早ければ5年ぐらいで済むし、まあ7年ぐらいかかるというふうなことでございますので、5年から7年を見込んでおります。 38 ◯議長(大石安弘君)  8番田代敏光議員。 39 ◯8番(田代敏光君)  そうしたら、今言っているコスモスの横のできるというのは7年先ということですね、早くても。そうなっでしょう。第3次認可区域に入るか入らないかもわからん。早くても8年過ぎですね、8年ぐらいになっですね、早くてもよ。(発言する者あり)ちょっと待ってよ。コスモスのね、わかっとっやろ場所は、場所的には。自分もようっとわからんけんで、人の話。(発言する者あり)コスモスの西て聞いたけんですね。場所はわかっていると思います、課長は。その辺はあとどれくらい待ったら下水道用の工事ができますかね。 40 ◯議長(大石安弘君)  済みません。田代議員もう最後です。(発言する者あり)末安町長。 41 ◯町長(末安伸之君)  まず、みやき町としての下水道計画の全体見直しを図っております。その中で北茂安校区内、中原校区内は既に公共下水道で着手しておりますので、その2次認可区域の拡大について審議会の答申もいただきました中で、物理的に処理場から近いところから整備をしていきますので、2次認可区域でまだ未施工であります豆津、市原、そして座主野、それと県道以南の石貝地区、これが5年から7年かかるということであります。それから中津隈とか含めてですね。そうしますと物理的に言うと処理場に近いところからしてきますので、石貝地区の県道沿いのところは約7年目ぐらいになるのではないかというふうに見込んでおります。  それから、県道以北につきましては、今後は2次認可区域の工事の進捗率が一定の進捗率を満たさないと第3次認可区域の協議ができませんので、これから施工していく中で、あと六、七年後に第3次認可区域の拡大を行うときに、その以北のコスモスが今西に進出をされているところについては、早くて7年後からその対象区域になりますので、それから工事、調査等を行っていきますので、第3次認可区域にそこが拡大されたとしても10年はかかるという見通しであります。  以上です。(「はい、終わります」と呼ぶ者あり) 42 ◯議長(大石安弘君)  以上をもちまして通告第2号、8番田代敏光議員の一般質問を終わります。  通告第3号、12番牛島重憲議員の御登壇を願います。12番牛島重憲議員。 43 ◯12番(牛島重憲君)  皆さんおはようございます。私は、通告3号をもって事前に提出いたしておりましたとおり、順を追って一般質問をさせていただきます。議席番号12番、牛島重憲です。  質問事項として大きく4項目いたしております。その1点として白石地区乱開発防止に向けて、二つ目に開発行為施行基準について、三つ目に都市計画、土地利用などを定め、その制定を促進することについて、四つ目には焼却場跡地の今後の扱いについて、五つ目には国土調査事業の早期完了に向けて、六つ目には小・中学校総合学習等の充実を図ることを取り上げ、町長の見解をお聞きいたしたいと思っております。  また、それぞれの担当課として、今後どのように対処、推進されていこうとされているのかを伺いたいと思います。質問した内容を検討していただけるものなのかもあわせてお尋ねいたします。  なお、質問の内容において事業推進する上での方向性、執行部の考え方に乖離なり、ギャップがあるところについては指摘していただき、質問の視点が同じスタンスの中で町長の行政責任者としての確固たる見解、それらの姿勢をお尋ねしたいと思っておりますので、その点もあわせてよろしくお願いいたします。  最初にお伺いいたします。  みやき町全体に乱開発の兆しが見えてきている状況にあると言わざるを得ない中で、特に白石地区の乱開発に向けた防止はないのかを観点にした問題を取り上げてみました。町長の行政報告にも触れられていたように、白石地区において産業廃棄物が不法投棄される事件が発生いたしております。当然ながら捜査に支障がある内容については、触れないように十分注意しながら質問を行っていきたいと考えています。  私は過去、旧北茂安議会においてでも何回となく取り上げ、執行部の見解なり、解決に向けた施策を構築すべきだと問いただしてまいりました。残念ながら諸条件のハードルが高く、結論を得ることができませんでした。しかし、白石丘陵地区が虫食い状態にあることについては、認識を一致することはできておりましたが、今日まで地元住民を初め行政担当者として、乱開発防止に向けて鋭意努力されてきたことについては承知いたしておりますが、残念ながら防止対策施行よりも不法投棄が先になってしまったと言わざるを得ません。今回、事件を教訓にしながら反省と、二度と産業廃棄物を初め一般不燃物、可燃物含めた不法投棄をさせない施策を講じていただきたい。その意味で4項目について、これから末安町長の行政責任者としてしっかり受けとめ、誠意のある回答をお願いいたします。  地元白石地区住民から産廃の不法投棄されている旨の通報を17年には県議を通じて、また18年には担当課に通報を行ったと聞いていますが、3月5日に開かれた文教福祉常任委員会に、みやき町北茂安校区白石地区における産廃棄物の処理法違反事件についての資料を提示していただきました。その通報の事実確認と通報を受けて担当課としてどのように処理されたのかをお伺いいたします。  二つに、通報受け付け後の措置、地元通告者などにどのような内容でフィードバックされたのかについて、回答を求めます。  三つに、佐賀県からの産業廃棄物監視員として委嘱されていると聞くが、みやき町には何名の方が委嘱を受けられ、差し支えなければ委嘱事項の内容を教えていただきたい。  四つ目には、新聞報道による700トンの産廃が不法投棄されていると報じていますが、最初に申し上げたとおり、場所等をお尋ねいたしたいところですが、今、捜査中だと聞いておりますので、報告ができる状態になったときに報告をいただくことにしておきたいと思います。しかし、不法にも投棄されたものが産業廃棄物なので、佐賀県の所管の扱いというふうになるかと思われます。みやき町では主な対応はできないものではないかと推測をいたしますが、不法に投棄された産廃を除去することなく、放置されたままのときに地域住民の生活環境破壊、水資源の汚染などが将来にわたって郷土破壊、汚染が進むことになるであろうことは、まさに子孫末代までの禍根を残すことになるであろうと考えております。県サイドの対応とは申せ、みやき町として不法にも投棄された産業廃棄物を完全に撤去させる方策を含め何らかの対応を打つべきだと考えますが、現段階で将来に向けた方策などをどのように進めていくのか、町の対応についてお尋ねいたします。  二つ目のみやき町開発行為施行基準についてお尋ねいたします。  一つ目に、みやき町の開発基準の定義に、「開発行為とは土地の区画形質の変更及び建築物その他の工作物の建設に関する行為をいう」と定められていますが、開発者の届け出を促す物差しにしかなっていないのではないだろうか。文面では開発行為の規制とは考えにくい開発の目的が明記されていないと思うからです。都市計画法ではその定義は、「この法律において「開発行為」とは、主として建設物の建築又は特定工作物の建設の用に供する目的で行う土地の区画形質の変更をいう」ということで、目的が明らかになっております。そういった面をどのように考えられるかについて、お尋ねしております。  2番目に適用範囲について、みやき町基準では開発区域の面積が1,000平方メートル以上の開発行為をするものに適用すると。法第4条第12項では、建設物の建築をしないものは開発行為には該当しないとあります。また、法第29条、政令第19条でも開発許可が必要のないものの中に、区域区分が定められていない都市計画区域において行う開発行為で、その規模が3,000平方メートル未満のものも開発許可が必要ないと定められています。みやき町には都市計画区域の定めがなされていない。現在でも北茂安校区には都市計画区域でありますが、未線引きとなっている状況だけに都市計画法開発行為施行基準では適切な法の基準適用が盲点となっているのではないか、みやき町の開発基準では乱開発を防止する歯どめにはなっていないと思われるが、町長の見解をお尋ねいたします。  三つ目として、その確認事項として違反した者のときの扱いとして、例えば、今回の開発行為の提出として、伐採、道路使用をみやき町に届け書が提出されたと。しかし、その後の届けどおりに履行されているのかどうかの確認は実施されているのか、ただ単の届けのみでよいのか、届けの取り扱いについてお尋ねいたします。  四つ目に、開発行為施行基準の第7条に、被害の補償とは開発者が行うべき被害の補償であることは当然であるが、その行為が不履行になる。やっていただけないときの扱いは町は届け書を受理した責任は発生しないのか、執行部の見解を求めます。  五つ目として、白石地区に発生した不適正処理された産業廃棄物の撤去、原状回復についてお尋ねいたします。  今回の事件に伴う解決の見通しは捜査の関係もあって不明ですが、開発者が原状回復の責任は全面的に負うことになるとは思っております。廃棄物の除去については、佐賀県側も責任を持って行わせるべきものであるわけですが、廃棄物の撤去にかかわる代行執行を町が行ってでも地域住民が安心して暮らせる生活環境と、これからの都市計画、土地利用に支障を来さないように、地域を守っていくためにも県に対して毅然たる対応を示してほしいと思っておりますが、町長の産業廃棄物撤去処理にかかわる見解をお尋ねいたしたい。  三つ目に、今、定例会に都市計画土地利用の上位法の土地利用法に基づき、みやき町国土利用計画が議案第20号で提案されました。みやき町が基本計画に基づく均整のとれた町づくりと秩序のある地域開発を構築するためには、関係条例規則を制定確立まで乱開発を抑制することを目的とした当面の緊急避難的な措置として規則を作成し、みやき町の自然環境を守り、自然で豊かな町づくりを行う考えはないのか、町長の考えについてお尋ねいたしたいと思います。  四つ目に、北茂安校区にある焼却場の今後の扱いについてお尋ねします。  16年6月の北茂安町議会では、焼却場の解体工事と跡地の利用は一体的な検討を加える旨の回答をいただいております。国県の解体費補助関係が制度化されることが予想され、跡地利用もリサイクル施設、廃棄物の再生利用施設等を建築することが条件であるとの説明を受けてまいったところです。このことは3町合併の際に新町へ移行後に検討事項として扱っていくというふうに聞いておりますが、現町長のその扱い方について伺っておきたいというふうに思います。  なお、19年度当初予算に旧じんかい焼却場関連の解体整備調査委託費として3,948千円が計上されていますが、北茂安校区内の焼却場解体などの計画概要があれば御報告いただきたいと思います。  五つ目に、18年度当初予算の中原校区の国土調査事業費が平成14年から30年までの長期にわたる事業内容になっていますが、三根校区では昭和40年から3カ年で完了いたしております。北茂安校区では昭和40年から、訴訟問題があったけれども10カ年で終了していると聞いております。この事業目的は固定資産税の課税の適正化、境界トラブルの未然防止、各種公共事業における測量事業の効率化を事業目的として明快に、明らかにされております。まさに早期に、短期に行うべき事業内容と思われながら、平成30年まで事業完了時期を延ばさなければならない理由が私には見つかりません。町長の見解をお尋ねいたします。  最後に、小・中学校総合学習の充実を図ることについての見直しをお願いしたいというふうに見解をお聞きいたしたいと思っております。  みやき町の歴史を知り、郷土の伝統文化にじかに触れ賢人偉人の功績をたたえ、その人の歩みを見詰めることで児童の心の豊かさをはぐくむ学習授業を現場裁量の拡大をもって学習させる時間をつくり、教員が創意工夫を凝らして授業を行うように促した学習内容を取り入れてほしいと基本的には考えますが、町長の見解をお尋ねします。  私は、中原保育園で、今、児童同士のささいな言葉遣い、また先生に話しかける言葉の内容は本当にこのままでよいのかと、このごろ痛切に感じます旨のお話を聞くことができました。幼児に先生を敬う心を育てるしつけ、家庭教育が必要ではないかと私も痛切に感じておるところです。三根中学校では天建寺坂口地区で起きた渡し船転覆の水難事故を忘れないように命のとうとさ、命の大切さを教え続けていきたいとお話がありました。三根西小学校では続命院地区で起きた学童による路上飛び出し交通人身事故について、再発防止を図る意味を持って安全教育の中にずうっと話し続けていらっしゃるとのことも話し聞きました。  また、皆さんも御存じだと思いますが、ケニアのマータイ環境副大臣の提唱で「もったいなか」の日本語を持つ意味、物を大切にすることが今国際語になっていると聞きます。世界各地で発生している難民における食料事情の悪化に伴い、それらに手を差し伸べ国際的な感覚支援を呼びかけ、弱者に救済を訴えている人たちがいる現状もやはり教育の中で教えていくべきではないだろうかと感じております。  ベラルーシでの出来事ですが、長野県諏訪中央病院の先生たち、日本人の医師団が地元の子供たちに話した内容で、「雪とパイナップル」と今本になっているそうですが、がん病に侵されている児童に「今何を食べたいのか」と聞いたら「パイナップルを食べたい」と言ったそうです。その子供のためにパイナップルを探し食べさせてやる優しさと思いやりのある指導者の紹介をされました。今、いじめ、児童による犯罪など、問題が多発している要因に教育のあり方を見直すべきではないかと指摘もあっております。幸いにもみやき町の小・中学校では、いじめによる問題件数はゼロであると報告があり喜んでおりますし、また、校長先生初め関係者の御努力には感謝等いたしておりますが、さらに総合学習に力を入れ、思いやりと優しさを持った学童を養育することについて、力点を置く考え方についてはできないものか、町長にお尋ねいたしたいというふうに思っております。  論語に古きを温めて新しきを知る、温故知新という指導者の道を諭している言葉もあります。今多くの項目について質問いたしましたが、限られた時間内でありますので、誠意ある御回答を期待しております。  なお、2回目については自席から行いたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたし、第1回目の質問をこれで終わります。 44 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。
    45 ◯町長(末安伸之君)  通告第3号、12番議員の御質問にお答えをいたします。  まず、第1点目の白石地区の乱開発防止に向けて4点御質問をいただいておりますので、順追って御回答を差し上げます。  1点目の地元白石地区からの通報に対する対応についてですが、11月14日に白石の区長さんから地区内に、地区の方に知らせることもなく開発をされており、その東側の民地の貯水池に異物が搬入されていると。よって、それらの汚染等が心配であるという連絡をいただきました。早速現地を確認し、鳥栖保健福祉事務所環境廃棄物課に通報をするとともに本町関係課に連絡指示をいたしたところであります。関係課より伐採、開発行為、道路の乗り入れ使用等については、現場作業従事者に通達指導を行ったところであります。  一方、鳥栖保健福祉事務所におかれましては、現場において作業従事者の事情聴取において、建設残土で資材置き場として使用するとの報告に佐賀県としては、それ以上の行政指導はできないと判断したという報告を受けました。その後、産業課に伐採届けが提出をされました。そのほか、その対応について鳥栖保健福祉事務所と本町の建設課と住民生活課において協議を指示しましたが、本町の開発行為の基準、都市計画法による開発行為許可申請にも該当をしないということで、定期的に巡回し、動向を静観するしかないとの判断を行い、定期的な巡視を行っておりました。それと並行して、以前から事件の内偵をされていた警察が12月27日、28日に現場を検証され、2月3日に4人を逮捕したとの情報を入手いたしました。すぐに鳥栖保健福祉事務所並びに鳥栖警察署に情報収集を図りましたが、マスコミ報道以外の情報を入手することはできませんでしたので、現在においても同様な状況であります。  2点目に通報受理後の対応についての御質問ですが、地区の役員さん等に現場を確認しましたところ、関係機関並びに町内部における協議内容や対応について、まずは報告をさせていただき、捜査中であり経緯を見守りながら対応を継続して検討するということを報告させていただいた次第であります。また、2月6日に白石区長さんと現地確認をさせていただき、現状を再確認したところであります。それとあわせて建設課の方でも通報受理後の扱いについて検討させておりますけれども、現地確認をさせ、都市計画区域内で3,000平米を超えているということであります。したがいまして、鳥栖土木事務所に許可申請の確認をしたところ、建物を建てないので、開発行為とみなさないとの回答がありました。町としても、これに準じて町の開発行為届けも受け取っておりません。  3点目の県の産廃の監視員委嘱についての御質問にお答えをいたします。  まず、佐賀県の廃棄物監視員の委嘱についてですが、市町村より推薦を受けられた方を知事が委嘱するというものでありまして、任期は1年で再任は妨げないものとなっております。主な業務としましては、年1回の講習、各地域における不法投棄等の不適正処理についての行政機関への情報提供と廃棄物の適正処理の啓発活動となっております。現在本町におきましては、5名の廃棄物監視員さんが委嘱をされているところであります。  4点目の700トンの産業廃棄物の不法投棄に対する町の見解について御質問をいただきましたが、まず、マスコミ報道等による700トンの不法投棄がなされたという報道がされました。大変その無法さに強い憤りを感じておりましたし、その後処理についても佐賀県に確認をとりました。不法投棄物の撤去は原因者が行うことは当然のことでありますが、原因者が対応できなかった場合についての確認をとりましたが、不法投棄物の撤去は原因者が行うことであり対応できないということ。対応できないときは原因者に対する行政指導を行っていくとの佐賀県の説明でありました。本件につきましては、現在も捜査中であり、今後の対応については、捜査の動向を見きわめながら佐賀県に対して強く要請をしていきたいと考えております。  2点目の開発行為の施行基準について、御回答を申し上げます。  まず、町基準の定義についてですが、町の基準においても都市計画法に基づく開発行為をまず基本としております。建築物の建築などを目的に土地の区画形質の変更をしようとするときに適用をすることにいたしております。基準の内容につきましても、宅地開発等における道路、公園、消防、上下水道といった生活環境面においてのまず基準を示し、開発後の住民生活を快適にするためのものとなっております、基準が。  2点目の適用範囲についてですが、先ほども申し上げましたとおり、町の基準においても都市計画法に基づく開発行為が基本であります。親法を超えて届け出の提出を求めることは大変厳しいのではないかと考えております。仮に本町の開発行為基準に該当する場合でありましても、法令、条例等の効力を持っておりませんので、相手方が従わない場合においても法的な根拠がないことから行政措置をとることは大変難しいものと考えられます。  したがいまして、行政指導として町の開発基準は有効であると考えておりますが、乱開発防止の相手が従わない場合においては、大変歯どめになりがたい面も持っております。今後、やはり司法のお力をかりて連携をとっていかなければならないというふうに思っております。  次に、道路使用を提出されたということでありますが、本件についての町道反復使用許可申請は出ておりません。しかし、担当者は現地の作業を行っている重機オペレーターに対し、道路の破損、清掃について、二、三回指導は行っております。  次に、第7条の責任履行は町が行うかという御質問でありますが、町の施行基準は法令に基づく許認可制度でもなく、届け出を義務化しているものではありません。無届けの場合には町としても関与をしておらず、民々での損害賠償等について町の責任は出てこないものと考えております。また、届け出があった場合の罰則については、関連する事業についての以後の行政上、措置停止、関係機関への要請といったものとなっており、違反者に対する法的措置は乏しいものと考えられます。  5点目の産業廃棄物の、いわゆる原状復帰に向けた代行施行の要請についての御質問ですが、違法に投棄された産業廃棄物の取り扱いにつきましては、当然、原因者が撤去整理すべきものと考えておりますが、先ほど申し上げたように、原因者が執行できないときの代理執行はだれが行うか、また、その要請はどのように行うかという御質問であるかと思います。  先ほど答弁しましたように、佐賀県は原因者に対し行政指導を行っていくとの説明をされておりますので、どこまで対応されるかわかりませんが、今後も捜査の動向を見ながら、さらに要請を強くしていきたいと考えております。  3点目の都市計画、土地利用法等定め制定促進についての御質問にお答えをいたします。  まず、都市計画法に基づく開発行為につきましては、あくまで建築物の建築が前提条件であり、建物が建たない造成等は法のいわゆるグレーゾーンで適用除外となっております。森林法につきましては、産業課の方でも答弁します。森林法については、小規模林の林地の開発行為措置要綱というのがございます。そのほかに農地については農用振興地というのがありますし、転用の際についても法的な定めがあります。今回のような、いわゆる民間の雑種地、森林等については、町としても、非常に開発行為上の手続等の問題だけであって、法的なやはり措置とか、そういうのがとりにくい現状がありますので、今後これらの発生するおそれ等も当然考えられますので、町独自の制度を検討しなければならないというふうに考えております。先進事例等も参考にしながら検討を加えていきたいと考えているところであります。  しかし、御質問の白石地区につきましては、森林といえども、雑種地といえども、既に雑種地内を宅地に地目変更されているところがたくさん見受けられます。既にたくさんの事業所が取得しているところ等もありますので、今から規制とかすることについても十分な可能性というのは厳しいものがあると思います。本来は全体的な開発抑制を町として考えていかなければなりませんし、今後同様なことがないような取り組みと規則や条例等である程度の制限ができるように検討を加えていきたいと考えております。  4点目の焼却場跡の今後の取り扱いについての御質問にお答えをいたします。  まず、旧北茂安と旧中原の二つの処理場がございます。まず旧北茂安の処理場の解体は旧北茂安町議会におきまして、平成15年の6月、平成16年の6月、また同年の12月議会において議論をされております。そのときの議事録、または資料等を読ませていただきますと、既に処理施設のダイオキシン等の事前調査及び焼却灰の撤去、地下水の水質並びに土壌検査は実施をされております。みやき町においては旧中原町にも同様な旧廃棄物処理場がありますので、こちらについてはまだ事前調査等を行っておりませんでしたので、平成19年度の当初予算に土壌検査委託料を計上させていただいているところであります。予算議決いただきました後は速やかに調査を実施し、調査結果をもとに両施設の解体計画の検討を行い、その後の跡地利用についてどのように行うか、解体事業の補助制度も視野に入れながら早急に検討を加えていきたいと考えております。  5点目の国土調査事業の早期完成に向けての御質問にお答えをいたします。  まず、事業計画が平成14年から平成30年ではなく、事業の推進を早める施策を図るべきだという御質問でありますが、現在、法務局に備えてある登記簿謄本、そしてまた字原図、いわゆる公図といいますけども、それと地域地籍に関する資料のほとんどは明治時代の地租改正の際に行われた測量が基礎となっております。特に、今日は地権者の権利意識も高く、権利関係も複雑になっております。境界確認等の段階で残念ながら地権者間でのトラブルが生じているのが実態であります。このような状況にあり、三根校区は昭和40年から昭和43年まで、北茂安校区は昭和46年から昭和59年まで、中原校区については平成14年から着手をし、平成30年度までの調査計画を立てておりますが、各種公共事業における測量業務の効率化等を図るために、今後、職員の配置、県への補助金要望を図り、早期完成を目指し検討を進めてまいりたいと思っているところであります。  6点目の小・中学校総合学習等の充実に関する御質問につきましては、教育委員会の方から答弁をさせます。 46 ◯議長(大石安弘君)  大坪教育長。 47 ◯教育長(大坪春美君)  それでは、6点目の牛島議員の質問に答えていきたいと思います。  まず、小・中学校の総合学習等の充実を図るということですが、その中で、まず平成14年度から総合的な学習の時間が創設されまして今年度で5年が経過しております。その間、各学校において創意工夫を生かして学習が進められております。また、佐賀県教育委員会の事業としても、「オンリーワン」のさが体験活動支援事業が平成16年度から始まりました。その中で地元佐賀のよさを理解するために各学校一つの学年を選んで体験活動が推進されております。この事業の教育課程での位置づけは、総合的な学習の時間という形で取り扱っております。町の教育委員会といたしまして、地域の子供は地域で育てるということを一つの柱に据えまして、地域知ることなくしては郷土愛も育ちにくいと考えております。そこで、地域に関する学習を支援していくことが大切だと考えております。  現在、学習されている総合的な学習の時間の一例を挙げますけれども、まず、中原小学校では4年生で大豆を栽培、収穫をし、豆腐に加工していく活動を通して地域を理解する学習を進めております。三根東小学校ではイチゴを栽培する学習です。それから中原中学校におきましては、地元農産物の食材を使ったお昼の御飯づくりなど、特に、みやき町では農業を中心とした教材、資料等、地元の専門家の協力を得まして学習活動がなされております。  議員からの質問にありました、地元みやき町の歴史に関してはどうかと。地域社会の学習としては、これにつきましては、小学校の3年生、4年生の社会で取り扱っております。例えば、中原小学校では長崎街道、それから綾部神社、成富兵庫茂安、あるいは松尾禎作先生の業績、そういったものを取り扱っています。北茂安小学校におきましては、当然、成富兵庫茂安、あるいは市村清先生の業績、そういったことを取り扱っています。三根東小学校におきましては、千栗の土居とか、徳常寺、八幡神社、そういったところに実際に見学に行きまして学習を進めているところです。  また、ほかの学年においても中原小学校では大塚古墳の見学、あるいは寒水がらがらづくりとか、小学校で取り組んでいます。また、北茂安におきましては、小学校の2年生、北中の1年生が、当然白石焼の陶器づくり、それから中原中学校においては風天太鼓を3年生が学習の中で取り組んでおります。特に白石焼の指導につきましては、地元の陶芸家の井樋さんとか鮎川さんらを特別非常勤講師として任用いたしまして御指導をいただいております。  質問の趣旨から少しずれますが、中学校においては、2年生において職場体験活動という学習を5日間にわたって実施をしております。地元みやき町において50の事業所で子供たちの指導をしていただきました。この活動も地域を知る、仕事を知るということにおいては有効であると思いますし、人間関係をつくる力、調整する力を育てるには十分な活動であると考えています。  心を育てる道徳の時間におきましては、三根東小学校では毎年2月13日に天建寺渡し船の転覆事故と六地蔵にまつわる講話を毎年実施されております。また、三根中学校におきましては、三根町史を原点とした自作の道徳資料を作成してあり、全学年で実施するなど、事故の教訓と、そこにかかわった人々の思いを通じて命のとうとさを理解する学習に取り組んでいただいております。この三根町史の中にある自作の道徳資料、これは先日読ませていただきましたけど、本当に涙が出るようなすばらしい資料であります。  また、学校経営の面におきましては、教職員の人事異動に関して、いわゆる昨年度からFA制度──フリーエージェント制度というのが始まりました。その中で今年度は手を挙げた先生、FAをした先生を受け入れたいという北茂安小学校は手を挙げられました。その中で北茂安小学校の経営方針の中にも地元市村清先生が実践なされた三愛──三つの愛ですね──の精神をもとに学校の組織力を結集して学校の経営方針を示していただいております。  また、教職員研修においても初任者研修の町教育委員会研修として町の歴史文化についての講義をし、地元の歴史、文化に興味を持ち学習に取り入れていただくように研修をさせております。昨年も新採研を行いました。  以上説明いたしましたけども、今のがみやき町で取り組んでいる総合学習の現状であります。  今後は郷土に関する学習を旧中原、旧北茂安、旧三根というような範囲でとらえるんじゃなくて、みやき町としてとらえ直して地元に根差す教材の活用を図っていくことが必要と考えております。そういったことで、今後とも総合学習しっかり取り組んでまいりたいと思っていますので、よろしくお願いします。  以上です。 48 ◯議長(大石安弘君)  お諮りします。ただいま12番牛島重憲議員の質問の途中でございますが、休憩したいと思います。御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 49 ◯議長(大石安弘君)  異議なしと認め、休憩します。なお、再開を13時とします。                 午前11時50分 休憩                 午後1時   再開 50 ◯議長(大石安弘君)  本会議をただいまより再開いたします。  12番牛島議員の2回目の質問より再開いたします。12番牛島重憲議員。 51 ◯12番(牛島重憲君)  多くの質問に対して御回答いただきまして、2回目の質問に入りたいと思います。  まず、具体的な質問に入る前に、私の手元に平成8年につくられた北茂安町北部地域ビジョン計画がございます。この中にも、地域資源の開発の動向についても慎重に配慮しながらもというふうに、特に北茂安町の北部地域について都市機能を向上させるため、土地利用計画を明確にし、本町の開発計画を提示することが本ビジョンの基本的態度であるということで、一般質問の中でも申し上げましたように、北茂安北部丘陵の乱開発について、いかにして防止をし、その歯どめをしていくということに執行部側が努力していただくことについては敬意を表しながら、これから先の取り組み姿勢いかんによっては、ぜひそういった当初の目的を達することで、北茂安町総合計画の中にうたった内容を補完するという約束事でつくられた代物であるわけです。  ただ、今回については、先ほども一般質問の中で申し上げましたように、開発行為を阻止、また考え方を並べていく前にこういった事件が発生したということについては、本当に残念に思うわけです。そういった意味を含めて、この認識度というかな、北部丘陵について虫食い状態にあると執行部が認めておるこの状況について、当時の北茂安町ではそう言っておったけれども、合併後も白石地区における問題をどういうふうに認識されておるかについて、少しお尋ねをしておきたいというふうに思います。  私の一般質問については、1項目から大体5項目までは前後ほとんど関連する問題でありますので、できるだけ精査しながら1項目、2項目というふうにいきたいと思いますので、まず最初に1項目の中で、こういった認識について、どう対応していただきましたかということについては回答いただきました。文教委員会の中でも時系列を持ちながら、どういった対応をしたんだということについては明らかになりましたので、それはそれとして受けとめておきたい。  しかしながら、この中で言う、建設残土で資材置き場として提供したという発言があっておりました。やはりその扱い方については、先ほどから言うように、将来の都市計画を考えていく中では十分認識しておかなければならない問題であったんじゃないのかなと思うのは、ただ単に建設残土を置いておるということについてだけの問題処理ではいかがなものだったろうかなという感じがいたします。  それから、通報受理後の扱い等について回答いただきましたけれども、地元住民の方から一番密接に、じかに見て、いろんな通告をしたにもかかわらず、その十分な回答を地元にはフィードバックができていないというふうに理解をされておるわけですね。やはり一つ一つ、先ほど町長からも話がありましたように、監視員委嘱等の問題も含めて、地元がどういうふうになっているのかということは一番地元の方が承知しておるわけですから、それを的確に受けとめながらやってほしいなというふうに思いましたので、これは先ほど申し上げた内容とあわせて、再度お願いしたい。  それから、県の産廃監視員の関係等については、5名ほどいるということでしたけれども、任期1年となると、まだ何年ある、再選は妨げないと言われておるけれども、5名の方がどういった地域に、校区ごとに分かれておるのか。  今この産業廃棄物なるものが事件として上がっておるわけですけれども、こういった問題等については中原地区の白石地区に──山田地区やったかな(「山田」と呼ぶ者あり)山田地区にもそういうふうにぼつぼつ兆候があらわれておるやにうわさを聞きます。やはり今日まで一番乱開発されてきておったのは北茂安地区だと。幸いにして、まだ三根地区にはそういったことは余り耳にはしないというふうなありがたい状況ですけれども。  そういった意味で、産廃監視員については5名だそうですので、どういった地区の方に委嘱されておるのかについて、ちょっとお尋ねしておきたいなというふうに思います。  それから、4番目に書いております700トンの産廃不法投棄に対する町の見解について、私もいろいろ事件発生後に、驚きとともに最初に思ったのは、だれがのけるんだろうなという感じを受けました。だれが撤廃をし、除去し、原状復旧させるのかなというふうに思いましたけど、やはり法に照らし合わせてみると原因者がやるんだと、当然そういうふうになっておるわけですけれども、これについては県の産業廃棄物となると、県の扱いになります。当然みやき町ではそういったことまで踏み入って議論をすることは、なかなか立ち入ったことはなかっただろうとは思いますけれども、後ほど議論をさせていただきますけれども、この状況の中では、期限の中では、制限の中ではどうしても言いあらわせない問題等があったんじゃなかろうかと思います。  また、これは全然違った意味になりますので、内容を読むわけにいきません。産業廃棄物等特定物及び土砂の不適正処理の防止に関する条例ということで、当然、県段階で条例の骨子案が、佐賀県じゃありません、他の県で議論され、条例化されているような状況が、やはりこのいろんな各地区における産業廃棄物と言われるものが、本来は捨ててはいけないところに捨てられておるというふうな状況の中で出ておるわけですから、そういったものについて、今地元が一番心配するのは、この700トンあるというものについて、どこがということは先ほども言ったように、質問の中でしませんけれども、本当にその700トンは取り除いてくれるのか、だれがしてくれるのか、責任持ってちゃんとやってくれるんでしょうねというのが地元の偽らざる気持ちだと思います。  今回答をいただきましたので、改めてその辺の考え方を、行政で十分指導したいという御回答はいただきましたが、そういった意味を含めて、2回目の御回答をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 52 ◯議長(大石安弘君)  平位住民生活課長。 53 ◯住民生活課長(平位英二君)  12番議員の2回目の質問にお答えしたいと思います。  まず、今回問題となっております箇所につきまして、建設残土の置き場であり、資材置き場として利用するといったことについて現場での確認を行った、そのことについて都市計画、そういった町の総合的な計画との絡みでどうかといった質問の趣旨かと思いますけれども、これにつきましては、内部的な協議を重ねる中で今後検討を加えていきたいというふうに思っています。  それから、2点目の十分なフィードバックを地区の方に行っていないのではないかということでございますけれども、1回目の答弁で町長が申し上げましたように、地区の方には私どもが知り得た情報、それから、とるべき対策等については御答弁を申し上げたとおりでございます。  現段階におきましては、佐賀県警、福岡県警、合同捜査本部を設置されまして、その中で捜査を継続中でございますので、この動向を見ながら、町といたしましても県の保健福祉事務所等々と連携を図りながら対応していきたいというふうに考えております。  それから、県の廃棄物監視員さんについてでございますが、現在5名の廃棄物監視員さんが県知事から委嘱をされております。その方々の構成でございますけれども、中原校区におきまして2名、それから、北茂安校区におきまして1名、三根校区につきまして2名、計5名の方が県の方から委嘱をされておるところでございます。この廃棄物監視員さんの業務につきましては、先ほど1回目の答弁で町長が申し上げたとおりでございますけれども、そのほかに、みやき町におきまして廃棄物指導監視員さんを58名委嘱しております。この方たちも同様な内容でございますけれども、町の方から委嘱しておりますので、この方たちの情報等をもとに、町としても今後対応していきたいというふうには考えているところでございます。  また、県の委嘱されている5名さんの内容については、今述べましたとおりでございます。  それから、他県等において条例を制定され、そういったことに向けて前向きに対応されているところもあるといったような質問趣旨の中に、さらに、地区の廃棄物に対しての原因者責任をどのように全うさせるかといった質問でございますけれども、この条例につきましても、県の方に現行での対応の部分とあわせて、今後、他県についてはこういった条例化もされているところがあるので、何とかその件につきましても対応できないかというような要請を現在行っているところでございます。  一番問題になるのが、投棄されました廃棄物についての撤去の責任施行でございますけれども、これにつきましても1回目の答弁で町長が申し上げましたような内容でございます。その繰り返しになりますけれども、県といたしましては、直接的に撤去するということは現時点においては考えていないと。それについては、あくまでも行政指導として撤去の命令をずっと行っていくといったことの対応を現段階においては考えているといった回答を得ておりまして、これにつきましては、町の責任といたしましては、産業廃棄物でございますので、県の方に積極的に撤去に対する姿勢を明確にし、そして、その責任を果たしていただくように町の方からも要請をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 54 ◯議長(大石安弘君)  12番牛島重憲議員。 55 ◯12番(牛島重憲君)  あと29分ですから先に進ませていただきますが、一つだけ、やはり北茂安町時代において、先ほども申し上げたように、基本計画を補完するために北部地域ビジョンというものを明らかにし、白石地区の乱開発に歯どめをかけたい、町が考えておる都市計画の中に入れていきたい、そのためには土地利用計画など入れていきたい、利用を考えていきたいというふうなものもあったわけですけれども、地権者の問題等もあり、なかなかそのハードルが高かったと、ではないのかというふうに私は推測している。そのことの認識がもう少し足りないのかなというのが感じられるわけですから、このことについては時間がございませんので、これより先について関係するところが出てくるかと思いますので、そのときに回答いただきますけれども、2番目の開発行為施行基準についてちょっとお尋ねしておきたいと思います。  やはり一番に申し上げましたように、土地の開発行為施行基準なるものを読んでみると、これには目的は何も書いていない。その中で、ただ単にこういうものがあります、こういうふうになっているということだけで、執行部からの回答の中にも、本町における開発行為等については法令などの効力は余りない、相手が従わなければ法的な根拠がないので行政措置をとることがなかなか難しいと町長はみずから言われておりますね。やはり開発行為の基準だけであって、このことに法的にイエス、ノー、それから、ペナルティーというのはないわけですね。2項の第4号で、第7条の責任履行は町が行うのかということについては、この基本条項の中で第7条に、いろいろ覚書を交換して、その同意に違反した場合についての補償は被害者がちゃんとするんですねということを書いてあるんです。すべきだよと書いてあるわけです。そういったものはちゃんと守らせることができるのかという意味も含めて、第7条に責任履行とある。受け付けたなら今度は町がちゃんと責任持ってやらせるのかということを尋ねたいわけです。しかしながら、基準というそのものが、1,000平米以上の問題等についてはやるけれども、建物がなければ、その基準というか、法的根拠は何も戒めることはできないと言っているわけね。だから、そうであると、どういったことに対してするかということを一番初めの町の基準の定義についてということをお尋ねしたわけです。  都市計画法でいうところの問題は、建物を建てるという一つの目的が明らかになっているわけです。それでなければ開発許可なり届けなりする必要ありませんと書いてあります。そうすると、建物を建てないというと何平米あったって同じことなんですよ。ただ、1,000平米以上になったら届けを出しなさい、それも法的根拠がないというなら、どうすれば乱開発をとめることができるんですか。  先ほども言ったように、地権者も聞くところによると、あの白石地区の地権者というのもほとんど地元の方ではないやの聞き方をします。そういったいろいろな開発に向けて地元の人、地元以外、地域以外の人が入ってきておるということは事実なんですね。だからそういったことで、今言われるように、建設の土砂を置いただけというなら開発行為でもなければ何もないということで歯どめがないということなんですよ。それをどうして乱開発をとめていくの。捨ててはいけない、捨てるような考え方はとっていないんです。建物の開発とか、言うならそういったものをすることを決めたことであって、廃棄物を捨てるなんていうのは当初から考え方というのは町で扱うことじゃないわけですから、うたっていないわけですよ。でも、現実として出てきたわけです。それはどうするのかという問題を私は提起しているわけです。  だから、そういった意味で、2項目について私の方が質問している適用範囲のことについて、私も事実読ませていただくと、北茂安校区については都市計画区域に指定はしておるものの、未線引きであるので、これも適用しないわけですね。そうすると、何ぼ上の方で3,000平米未満のものについてといったって、あれは私の調べたところでは3,000平米を優に超えているわけね、二つとも。三つ、四つ、あの辺はあるわけですけれども、すべてそれは3,000平米を超えておる状況にあるわけです。そうすると、この歯どめというものについて、私はもう少し認識をしてほしいし、そういったものの法的な考え方の中で、これから先の防止策をどう考えていくのかというのを順を追って尋ねておりましたので、言葉としては、適用範囲、確認事項を違反したときの扱いということを書いておりますけれども、これは伐採届を出したと、言うなら、出しても伐採をしないままに土砂を置いているんじゃないかということで、地元の人からこうやって写真を送ってもらったわけですよ。全然伐採はしていないじゃないの、そのままに泥を置いたじゃないねと言っているわけです。それをちゃんと地元の人は見たから、こういったことをしてあなたたちは届けを出したと言うけど、そんなら確認はしたのねと私は尋ねているだけの話です。だから、そういったところについては、今度それに対する責任の度合いはどういうふうに進むんですかということをお尋ねしておったわけですので、この辺がもう少し、よければ回答いただきたいと思います。余り時間がございませんので、よろしくお願いいたします。 56 ◯議長(大石安弘君)  中島建設課長。 57 ◯建設課長(中島 識君)  12番議員の質問にお答えします。  まず、町の基準の定義でございます。町長も申し上げたとおり、都市計画法に基づき開発行為施行基準の定義を行っておるわけでございますけれども、建築物の建築などを目的に土地の区画形質の変更をしようとするときに適用するということでなっております。そのために、この基準といたしましては、開発後の住民生活を快適にするためのものというふうになっておるわけでございます。  次に、適用範囲ということでございます。例えば、開発行為を出されて、またそれに基づく行為がなされなかったということであっても、これはあくまでも届け出ということの中で、法的な根拠での行政措置をとるのが非常に難しいというのが現時点のことでございます。今言われるように、鳥栖の土木事務所の方にも都市計画、当然都市計画区域内の未線引きでございますけれども、開発行為が出たかということで申し上げたところ、これについては建築物の申し出があっていないということで、開発行為の基準としてはならないというようなことの指導を建設課としても受けておるわけでございます。  そういう中で、確かに牛島議員が言われるとおり、歯どめ策が何もないじゃないかということは、これは今の状況の中では本当にあり得る状況でございます。その中で、町長が申し上げたとおり、今後そういう部分について先進地あたりも探しながら、そして、十分に検討策を考えていく必要があるというふうに、私、建設課としても認識をしているところでございます。  以上でございます。 58 ◯議長(大石安弘君)  12番牛島重憲議員。 59 ◯12番(牛島重憲君)  2項目の5番目について、町長の見解だけお尋ねします。  確かに今ずっと、るる答えられておるように、町に責任はないわけですね。しかし、地元ではこの問題を放置しておくことが、やはり将来的なものもいろいろな意味で不合理を感じるし、また、水資源も汚染されていくだろうし、そういった問題を考えるので、原因者が捨てたものについて撤去するという責任があるということはわかっておりますから、ぜひ地元の大きな気持ちを酌んでいただいて、これから先まだどうなるかわかりませんけれども、この関係についてどういうふうに見解を持っておられるかについて、再度5項目についてのみちょっとお尋ねをいたしたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 60 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 61 ◯町長(末安伸之君)  先ほどからるる、佐賀県に対しての要請をということで私も課長も申し上げました。捜査も継続中でありますし、町としては、まず的確に、違法に産業廃棄物が投棄されていないか、これらの情報を迅速に今後とも把握していく、その上で住民の方々を含めて情報提供をいただきたい。それを受けて、迅速に保健福祉事務所とか、警察とか、佐賀県含めて、関係機関と連携をとり、住民の皆さんの御期待におこたえをしていかなければならないと思っております。これからにつきましても、県初め関係機関と連携を密にしながら対応させていただきたいと思います。
     それと、先ほどの計画、平成8年に策定された計画、私もちょっと初めてお聞きしましたので、それらをもう一回私も精査しまして、今後の対応についての一つの指針とさせていただきたいと思います。  以上です。 62 ◯議長(大石安弘君)  12番牛島重憲議員。 63 ◯12番(牛島重憲君)  今、1項目、2項目、また3項目入れて、幾つかの観点から質問をいたし、まだ不十分さはありますけれども、時間がございませんので、こういった不合理な面を、やはりみやき町として抑制する意味も含めた規則をつくるという考え方はないのかということで、先進事例を考えながら何とか対応したいということであると回答いただきました。結構なことです。  今回、議案第20号で提案されております国土利用についても、これから土地利用の関係、用途関係とか、いろいろ難しい、時間が物すごくかかることは私も承知いたしております。しかしながら、こういう産業廃棄物等に係る問題、一般可燃物にしたって、不燃物にしても一緒です。投棄をされてしもうてから、後の扱いというのはなかなか難しいので、これを抑制するという気持ちも持って、できるだけ早く対応していただきたいなと思いますので、この件についてのみ、3項について先に進めさせていただきたいと思います。 64 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 65 ◯町長(末安伸之君)  従前、10年ぐらい前に、旧中原校区内でも空き地の草が繁茂して、非常に隣地を含む周辺の生活環境が悪化しているということを受けまして、空き地管理条例、環境美化関係の条例を制定し、それを管理されている所有者の方々に指導させていただき、かなりの改善等がございました。そういうことも踏まえまして、先進事例等をかんがみて、新たに条例化なり、また規則なりでその対応をしていかなければならないという認識を持っておりますので、その調査をさせていただき、対応策についてお示しができるよう最善の努力を期していきたいと考えているところであります。  以上です。 66 ◯議長(大石安弘君)  12番牛島重憲議員。 67 ◯12番(牛島重憲君)  3回目で簡単に、回答要りません。建物がない造成関係等について、やはり法的な制約ができないということについてはわかりました。しかしながら、町独自で抑制する条例等を今町長が答えられたように、先進事例を含めて、いろんな今日までの知識を傾注しながらつくっていくということですので、早期にやってほしいことをつけ加えて3項目を終わり、4項目の質問をさせていただきたいと思います。  4項目の焼却場跡の今後の取り扱い等については、第1回目の回答をいただきました。御存じのように、北茂安町においても数億円という多額の金額をかけながら、焼却灰を全部八代まで運搬しながら捨てたという経緯があります。その金額をかけながら整理をし、まだ今のところやっているわけですけれども、この建屋の関係等については、今回答いただいたように、言うなら焼却施設、資材置き場とかそういったものになればということの制度が変わった、その制度が少し、一部制度があるから、また今変わりつつあるというのが、その当時の回答でした。しかし、この回答については今どういうふうになっているのか。それで今、中原町の関係で塵芥処理と土壌の調査をしたいということについては、今からやられることはいたし方ないにしても、やはりやり方については施設の一体化、言うなら解体と今後の利用については一体としながら提案しますということは北茂安のときに出てきたわけですね。中原町は今からやりますということは仕方ないにしても、やはり同じようなものが二つあるわけですから、そういったものを十分認識し、頭に置いて対応してほしいという願望と、先ほど言うように、制度がどう変わったかということについてだけお答えいただきたいというふうに思います。 68 ◯議長(大石安弘君)  平位住民生活課長。 69 ◯住民生活課長(平位英二君)  12番議員の4項目めに関する2回目の質問にお答えいたします。  先ほど1回目の答弁で町長が申し上げましたように、北茂安塵芥処理場につきましては、もう既に実施をされておりまして、中原についてがそういった土壌調査を行っていなかったということで、今回当初予算に計上させていただいております。その調査を行うことによって、初めて両施設が事前調査に対しての準備ができたといった、同じレベルになってくるかと思いますけれども、調査等を踏まえて、そういった状況にし、そして、今後の解体、今議員おっしゃいましたように、その後の跡地利用も含めた計画をどのように行っていくかといった部分については十分、内部的な検討が必要になってくるかと思います。今回計上しております予算については、そういったことで計上させていただいておりますので、両施設については、どちらが先ということじゃなくて、財政状況等々勘案しながら計画的に進めていきたいというのを考えておりますので、その点よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 70 ◯議長(大石安弘君)  12番牛島重憲議員。 71 ◯12番(牛島重憲君)  焼却場跡の今後の取り扱いについてということで、北茂安を中心にしながら議論して、私は質問をしていくつもりだったんです。  そういった意味では、先ほどから申し上げましたように、やはり解体についての費用が多額にかかるということの制度的なものがどうなったのかというのをお尋ねしたんだから、そのことについてちょっと聞きたかったわけですけれども、今から土壌を調査し、一列に足並みをそろえる、言うなら一列に並べて用意ドン、今から始めるよということであれば、それなりにいいんですけれども、今言う乱開発、北茂安の場合、ごみ焼却場は白石地区にあるわけですね。最終的には総合的に開発するにしても、やっぱり一体になってこなきゃいかんわけですね。そういう意味も込めて、この北茂安における焼却場を今後どう取り扱うのかというのがちょっと聞きたかったわけですね。それから、ここだけしますよ、ここだけしますよというわけにはやはりまいらんでしょう。土地利用、土地開発の関係を含めて。そういった意味も含めてあったんですから、そのことの答えを聞くと、先がございませんので、十分認識した上で、今住民生活課長が言われるような形で整理をしていただくように、やはり一列に並んで用意ドン、スタートは一緒にさせていただくように、よろしくお願いをいたしたいというふうに思います。  5項目についての第2回目の質問をいたしますが、私はこの事業計画が14年から30年までかかるというのは、ここに18年度の当初予算の中で、私もこれもう3回目に取り上げたと思うんですけれども、初めて知ったことだったんですけど、何で今ごろなのかというのはまず正直に言ってあったんです。にもかかわらず、平成30年度までというのはちょっと長過ぎりゃしないでしょうかなというのは素朴な疑問でした、正直言って。だから、そのことについて30年もかけるんではなしに、この理由が先ほど1回目の質問で申し上げたように、固定資産税の、言うなら取り扱い等、また境の関係、境トラブルは解消するとか、効率的に事業をやっていきたいということなどなど理由を述べられておりますが、そういった意味では逆に私が質問をしなくても執行部の方から、30年までかかる事業計画を、いや半分にします、3分の1にしますというのがあってしかるべきではないのかというのは率直な気持ちです。そういった意味での回答がありますならば、よろしくお願いいたします。  以上です。 72 ◯議長(大石安弘君)  中島建設課長。 73 ◯建設課長(中島 識君)  12番議員の質問にお答えします。  現在、国土調査を実施している市町が80市町ございます。そういう中で、近隣を見てみますと、上峰町が昭和63年から平成18年までということで19年間、また基山町におきましては、平成4年から平成21年までということで18年間の予定で実施されておるわけでございます。当然、国土調査はそれぞれの土地の境界を明確化するわけでございます。その中に当然、土地所有者の十分な理解が必要でございますので、そういう時間が非常にかかっているということで、他の町も聞いたときにはっきりしたわけです。  そういうことで、このみやき町におきましても当然、16年かかる部分につきましては、やはり1年でも早く完了していくように、県あたりに働きかけていきたいと思っております。よろしくお願いします。 74 ◯議長(大石安弘君)  12番牛島重憲議員。 75 ◯12番(牛島重憲君)  今、他町の関係等についてはこういった状況になっておりますので、県の補助金等も考えながら早目にやっていきたいことについては、ぜひそのようにやっていただきたいと思います。特に、みやき町における、3町が合併したわけですから、この辺の歩調を早く合わせたいという気持ち、願望があって私の方から意見を申し上げておりますので、ぜひそういった意を酌み、やはりみやき町が一列に並んだところでの、言うならいろいろな形の整備をしてほしいというふうに思いましたので、5項目の国土調査事業の早期完了に向けてということを提示いたしました。ぜひそういった意味では、早く対応できるようにお願いをいたしたいと思います。もう2回とも同じよう回答でしたので、回答は要りません。  次、6番目の小・中学校の総合学習等の充実を図るということで、教育長からるる説明を受けました。私は、総合学習が今やっていることが悪いとかなんとかということで質問したわけでも何でもありませんので、十分やられていることについて、オンリーワンでも結構ですし、体験学習は当然のことだろうというふうに思いました。しかしながら、あるところの研修に行ったときに、ずっとそのケニアのマーティーさんですか、そういった方たちの物を大切にするというふうな問題等を含めて、いろいろな形を、思いやりをどうしたらいいというのが、今必要なのは子供にそういった思いやりと優しさを持たせていく、というのをつくり上げていくというものが、今におけるいじめの問題とか、児童による犯罪行為というものが少なくなるのではないかというふうな一面の一端を申し述べただけです。  例えば、佐賀県の中であるのは、佐賀市内の小学校だろうと思いますけれども、詳細はわかりませんけれども、新聞で見たときには、佐賀七賢人の考え方について学校で取り上げられているというふうに聞きます。また、多久においては孔子のいわれ、教え、それを生活の中でのイロハがるたで教えているというような、精神的なものをうたいながら指導しているということを、やはりみやき町でも3町それぞれ歴史を当然やらにゃいけん。しかしながら、そういったものをしながら幼児のときから育成していくというのが大切なことではないか、そういったものをもう一回見直してやっていく考え方はないのかということをちょっと申し述べたんです。  私のようなものが教育感について物申すというのは大変失礼な言い方になっておると思いますけれども、研修に行ったとき、なるほどなあと私も思いましたので、そのことを申し述べてみたわけです。  それで、もう時間がございませんので、町長なり教育長の方から結構です。この時間内に、そういった子供たちを養育する上での精神的な養育を大切にしてほしいということを再度質問の中に入れて、終わりたいと思います。  以上です。 76 ◯議長(大石安弘君)  大坪教育長。 77 ◯教育長(大坪春美君)  2回目の質問にお答えしていきたいと思います。  まず、小・中学校の総合学習の中に、ぜひ地域の教育力を高めていく中に大変必要なことだと思っております。特に、最初の田中議員の中でも出てきましたけれども、今年度正式に立ち上げました青少年サポート隊員の皆さんが持っておられる情報とか知恵とかを地域の学校にお寄せいただいて、そして、地域の教材として学校が自作をして、そして、子供たちの指導の中に流していけるように、教育委員会はしっかり支援をしていきたいと思っています。  それから、最初の質問の中にありましたけれども、言葉の乱れということを取り上げていただきましたけれども、これはもう日本全国、この言葉の乱れについては問題になってきております。特に、言葉の中で非常に、「うざい」とか「死ね」とか本当にいじめにつながるような、不登校につながるような、こういった言葉が飛び交っております。そういう中で、やはり子供たちは家庭、それから地域、保育園だったり幼稚園だったり、あるいは小・中学校と、そういった中で育っておりますが、その中でやはり言語教育、こういったものをしっかり家庭、地域、それから学校とともに、この学校教育の中で当然、一番大切な部分だと認識しております。その中で、やはりもう現在、幼稚園、保育園だけでもなりませんので、幼小だけじゃなくて、中学校、高校、すべて連携をして、今後総合学習に取り組んでいきたいと思います。  そして、牛島議員から御質問いただきました貴重な御提言を受けとめて、今後、みやき町の子供を思いやりと優しさを持った児童・生徒に育てていくためにしっかり取り組んでまいりたいと思います。  以上です。 78 ◯議長(大石安弘君)  以上をもちまして通告第3号、12番牛島重憲議員の一般質問を終わります。  通告第4号、2番立石輝明議員の御登壇を願います。2番立石輝明議員。 79 ◯2番(立石輝明君)  通告第4号により、2番立石が一般質問を行います。  質問項目は、大きくは3項目ですが、順を追って1回目の質問を行います。  最初に、取り上げた理由と質問の概要を申し上げます。  新しいみやき町として合併し、早くも2年を経過した。この2年間で問題点と課題や、町民からの要望等は、ほぼ浮き彫りになってきたと思うが、山積する諸問題に今後どのように取り組まれ、予算に反映されたかを伺う。また、反映されていくのかを問うものです。  最初1項目め、まず、この2年間の成果と実績は何か。この2年間とは、17年度と18年度のことです。  2)反省点は何か。予想外の事例はないか。この場合は、よい点などと書いております。  3番目に、問題点は発生していないか。私の方は、問題点は当然あるだろうということで質問しておるものです。  次に、2項目め、これは19年度予算重要施策は何か。継続事業の主なものとしております。その他、末安町長の創意工夫の事業はないか。一般的に言われる末安カラーということの事業がありますかという質問です。  2)将来を見据えた投資計画や活動は進んでいるか。人口増、税収増対策、企業誘致活動など。  3項目め、国の施策として、19年度よりスタートする農地・水・環境保全向上対策の進捗状況を伺う。主に産業課担当で御答弁をお願いしたいと思います。これは農家のみならず、地域住民と一体となった活動なので、予算の総額はどの程度を見込んでいるかということです。この3番目の回答は要点を絞って簡潔でよいと思います。  議事をスムーズに進めるために、関係者の方にはこの質問項目をお配りしておりますので、これで御回答をお願いします。  以上、1回目の質問を終わります。 80 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 81 ◯町長(末安伸之君)  通告第4号、2番議員の御質問にお答えをいたします。  まず、御質問の1点目の2年間の成果と実績は何かという御質問ですが、成果としては、所信表明でも申し上げましたが、平成17年度は旧3町からの継続事業の着実な推進、そして、18年度はみやき町の基礎を固める重要な年としての位置づけの中で各種事業に取り組んできたところであります。  また、この間、行政報告会や地区懇話会を全地区で開催しまして、町政の概要を説明する一方で、町民の皆さんから大変貴重な御意見、提言をいただいたところであります。まず、2年間の成果としては、すべての地区での説明会の開催だけではなくて、各要望事項をすべて文書で出していただきまして、それが400から現在は600近くになっていますけど、それを仕分け、分析して、そして、対応できる回答事項等について文書で御回答させていただきながら、随時取り組んできたところであります。そういう中で、現地を踏査したことで地域の実情を的確に把握することができ、なおかつ住民の皆さんと多く接することで、さらに行政を推進していく中での町民の皆さんの声を反映させることができつつあるというのが成果として私自身認めているところであります。  こうした中で、行政ニーズが非常に多様化しておりますし、広域行政も多様化する中で、財政的な面も含めまして大変難しさを痛感しているところであります。今後も町民の皆さんの信頼を大切にしながら、対話と説明、そしてまた行動に努めていくことが町長としての使命と責任であるという認識を持ち続けているところであります。  反省点は何かということでありますけれども、合併時に1,200項目ぐらいの旧3町の行政事務の調整を行わなければなりませんでした。しかしながら、基本項目の42項目の調整を踏まえて調印をしたところでありますが、あとまた詳細な事務分掌等についての旧3町の調整はできていないものが多々ございました。これを現在までいち早く調整をすべく努力をしてきたところでありますけれども、旧3町の行政サービスの水準の違い等もありますし、今までまだ十分に調整ができていないことを反省としているところであります。  その中で、予想外の事例はないかということでありますが、さきの御質問の中でも御回答申し上げましたけれども、青少年を取り巻く事件、事案が多発する中で、町民の皆さんに注意を喚起するとともに、御協力を求めた結果、3,000人というサポーターの登録を経て、その組織化もことしでき、19年度から町民総意のもとで、地域力を強化し、青少年サポートを通じた町民の協調と融和を目指すことができるという目標が立ったことが大きな予想外の事例ではないかと認識しているところであります。  次に、問題点は発生していないかという御質問でありますけれども、みやき町全体を見渡す中で、まず土地利用計画、いわゆる国土利用計画を今策定しております。これをもとに、今後都市計画、そしてまた総合計画との整合性を図りながら、秩序ある開発、そして、町政の振興を図っていかなければなりません。しかしながら、先ほどの白石地区を初め、山田地区の林道を含み、河川の環境というのが不法投棄を含め、非常に悪化しているところが多々ございます。そしてまた、三根校区内における集落内の環境整備が非常に多く残されており、集落環境が水質の悪化とともに非常に阻害されているという問題点がございます。今後、それに対する対応を具体的に計画を策定しながら進めていかなければならないというのが一つの私としての課題であり、問題点であるという認識に立っているところであります。  次、2点目の19年度予算の中での重要施策は何かということで、継続事業の主なもの、その他、そして、創意工夫の事業はないかという御質問にお答えをさせていただきます。  基本的に予算に計上させていただいているものにつきましては、すべて重要と考えて今議会にお願いしているわけでございます。その中でも主なものを申し上げますと、所信表明でも申し上げましたが、平成19年度を初年度とする第1次みやき町総合基本構想であります。総合計画の施策の大綱に沿って諸施策を推進するために、平成19年度予算をお願いしているところであります。  新規事業、いわゆる創意工夫について申し上げますと、町民の皆さんが安心して安全な生活をしていただくために、昨年9月に道路と水路だけに特化した計画をつくりたいということで、各地区からの意向調査を踏まえ、道路と水路の計画的な整備を進めるための計画ができましたので、これらを進めていきたいと、いわゆる環境整備を進めていきたいと思っております。  また、町内の交流を円滑にするため、また新たな交通手段の検討を行うため、19年度につきましては地域交通関連の調査研究事業の予算を計上しております。そのほかには、災害から町民の皆さんを守り、安全を確保するための避難所の標識設置事業、防火水槽設置事業、ごみ環境対策として、地区要望全箇所にダストボックス設置を行うこととして予算をお願いしているところであります。  また、子供さんの安全な遊び場や町民の方の憩いの場となる快適な空間づくりとして、地区公園施設の補修等の補助事業、集落内の環境保全活動を行うための農地・水・環境保全向上対策事業、品質向上における高付加価値化の促進を行うために、新たな米政策対策事業、アスパラ、トマトなどの施設園芸の振興を図る魅力あるさが園芸農業確立対策事業、心肺停止となった住民の救命率の向上を図るため、庁舎など15カ所の公共施設へのAED設置事業、多様化する保育ニーズに対応するため新しい保育事業のあり方を検討するための事業、次代を担う子供たちを安心して生み育てることができる環境づくりとして、広域小児救急医療支援事業、介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画策定のための高齢者実態調査、また、放課後児童対策につきましては、文部科学省の放課後子ども教室として、厚生労働省の放課後児童健全育成事業を19年度から教育委員会において一体的、総合的に実施することとしております。  児童・生徒が一日の多くを過ごす場を安全で安心なものとするために、三根中学校の校舎改築事業、不登校等に対応するためのスクールアドバイザー事業、旧JIS規格の机、いすをすべて新規格のものに更新する校具・備品整備事業、その他継続事業も予算計上させていただいておりますが、今後の町政運営については行政改革集中プランを着実に推進していくとともに、今後も地区懇話会などを通じて町民の皆さんの意見やアイデアをよく聞き、そして、協働の考え方のもとで、町民の皆さんと行政が一丸となって限られた財源、資源を効率的に活用していく選択と集中を視野に入れた町政運営を行っていかなければならないと考えているところであります。  次に、将来を見据えた投資計画や活動は進んでいるかという御質問にお答えをいたします。  まず、人口増、企業誘致活動についての施策として、先日議決いただきましたみやき町総合計画、国土利用計画の中で、今後10年間のみやき町の町づくりを進める指針を策定いたしております。平成17年度の国勢調査では、本町の人口は2万7,157人となっておりまして、5年間で1,019人減少しております。さらに、少子・高齢社会の影響等もあり、このままでは人口減少傾向は今後とも続くことが予測されます。  町づくりの基本は人口であります。町の活性化を図るために、人口を増加させる必要がありますので、5歳区切りに区別して、本町の人口構造と県の人口構造を比較しますと、50歳以上ではほとんどの階級が県の平均を上回っているのに対しまして、若年世代では、ほぼ県の平均を下回る結果となっております。このままでは本町の少子・高齢化はさらに進むことは間違いありませんので、特に若い世代の定住や雇用の場の確保が必要となります。そのための施策として、優良農地は当然保全する必要がありますけれども、久留米に近いという利点等がありますので、三根校区内の天建寺橋から通じる道路から神埼北茂安線に通じて、豆津、一ノ原に向けたところを一つの産業道路としての機能の位置づけを図りながら、それらに沿った市街化計画を策定し、自然人口増を図るようなことを踏まえた国土利用計画を策定し、総合計画の中でも位置づけ、既に民間等に対しての営業等も始めているところであります。人口増を図れるような民間を誘導できるような条件整備をしていくことといたしております。  そのほかの施策としては、みやき町の恵まれた自然環境の保全を図りながら、安心・安全で暮らしよい町づくりをするために、子育て支援策の充実が必要であります。子育て支援の充実については、乳幼児医療費の就学前の無料化とか、近隣の他自治体には、ややおくれている部分等もありますけれども、総合的にプロジェクトを編成し、その対応をしていきたいと考えているところであります。  そのほかに下水道整備とか道路、いわゆるインフラ整備がおくれておりますので、人口増を図る意味でもインフラ整備が不可欠であります。それらの事業も進めていかなければならないと思っております。  企業誘致活動については、17、18年と三根校区内に4社誘致することができました。今後も、ミニ工業団地化を目指し、大きな企業誘致も当然働きかけ等もしていきますけれども、隣接する久留米、鳥栖内での移転、希望されているところ等に対しての働きかけも継続して行っていきたいと考えております。そのための条件整備として計画が必要でありますので、国土利用、都市計画、総合計画の中でも位置づけをさせていただいているところであります。  それと、人口増についても申し上げましたとおり、税収増対策について、まずは悪質滞納者についての訪問徴収とか夜間徴収の強化はもちろんでありますけれども、積極的な滞納処分の準備に取りかかっております。滞納処分の執行に当たりましては、専門的知識を習得し、活用できる能力を備えることが必要ということで、19年度から県に派遣をさせて滞納処分の研修をすることで、滞納整理知識の習得、強化に努め、税収対策の向上推進に向け、職員一丸となって取り組む覚悟であります。  税収増対策としては、企業の誘致とか人口増を図るような策をするための条件整備を今、今年度、18年度はほぼ終わりますので、19年度から計画的な税収増に対しての対策、そしてまた事業化を図っていきたいと考えております。  3点目の御質問で、19年度よりスタートする農地・水・環境保全向上対策の進捗状況につきましては、産業課の方から答弁をさせていただきます。  以上、1回目の御質問にお答えを終わります。 82 ◯議長(大石安弘君)  森産業課長。 83 ◯産業課長(森 幸司君)  2番立石議員の3項目め、国の施策として、19年度よりスタートする農地・水・環境保全向上対策の進捗状況を伺うということで、その中で、まず予算としてはどの程度を見込んでいるかということですけれども、これはみやき町全地域の方が取り組んでもらうということで、今現在、農地面積反当4,400円、畑2,800円として、今のところ当初予算として20,994千円お願いをいたしているところであります。  その中で、前もって議員から質問内容をもらっておりますので、それに沿って説明していきたいと思います。
     まず、この制度の概要についてということですけれども、この目的は農地、農業用水の資源や環境、これは国民共有の財産であります。これを子孫に伝えていくということで、農業者だけでなく、非農家も含めたところで一体となって資源の良好な保全や環境の向上を図るのが目的となっております。  また、その目標及び目標値ですけれども、この制度は平成19年度から平成23年度で一応終了予定と今現在のところなっております。しかし、制度が終了しても、この制度の目的である農地・水・環境の保全、その活動と意識を定着していくことではないだろうかと現在考えております。  あと、目的、目標を達成するための推進体制ということですけれども、今現在のところは産業課の農政担当が5人おります。そして、私1人の6人で、地区の担当割を決めて、各校区2人体制でやっております。今でも毎日地元から内容の説明とか、そういうふうな協議は毎日来てもらっております。  次に、地域への指導助言、実行計画、希望類の整備の進捗状況ということですけれども、指導助言については各区長会での説明を行ったり、また、地区から要望があれば、その地区に出かけていって説明を行っております。現在では、活動計画と規約の二つをまず3月中に作成をしてもらいたいということで、私たちとしても指導して助言しているところであります。  次に、地域説明会での問題点はどういうのがあったかということですけれども、これは農地面積に対して交付金が来ますので、農地が多いところ少ないところ、確かにばらつきはあります。しかし、そういうところについては、当然交付金が少ないところでも区役を他の地区と同じようにやっておられます。そういうところについては、隣の地区とグループをつくってもらって、そういうふうな組織を立ち上げてもらって、有効に交付金を活用して今後も農地・水・環境の保全に努めていってもらいたいと、今現在推進を行っているところであります。  そのほかの問題点といたしましては、書類作成の煩雑さという声も聞きます。これについてはマニュアルをうちの方で作成し、それを各役員さんに配って指導をしているところであります。  以上です。 84 ◯議長(大石安弘君)  お諮りします。ただいま2番立石輝明議員の質問の途中でございますが、休憩したいと思います。御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 85 ◯議長(大石安弘君)  異議なしと認め、休憩します。  なお、再開を14時20分とします。                 午後2時7分 休憩                 午後2時20分 再開 86 ◯議長(大石安弘君)  再開します。  2番立石輝明議員の2回目の質問を行います。 87 ◯2番(立石輝明君)  先ほど町長から回答いただきました。質問は、あと三つほどです。  まず、一番初めの1項目めの問題点は発生していないかというところで、17年度、18年度の話ですけれども、私が今思っていることは、合併前からの懸案事項であった土地改良区の統合といいますか、これは大きな問題点で、なかなかの障壁といいますかね、その壁が非常に厚くて高いんじゃないかと思っています。これは農業者とかなんとかでなくて、やっぱり総合的に、我々みやき町の知恵袋を全部集めて、ここは大きな議といいますか、討論の機会を持つべきではないかというふうに思っております。後で町長の御回答をお願いします。もしくは担当課の推進体制をどのようにして、ここを本当に取り組むんだよというところの御回答をお願いしたいと思います。  あと一つは、末安カラーが出たか出ないかというようなところをちょっとだけ質問します。  これは民生費の話です。民生費は今見たら、55ページのところに老人福祉費というのが894,000千円ありますね。これは実に、ざっと言えば総予算の約9%から10%程度、約1割あるんですよね。ここがいつもこの議会で福祉を充実せろとか、何だかんだという話が出ます。  そこで、町長への質問ですけど、町長は福祉の専門家、実技と豊富な経験がございますので、ここらあたりで町長色が出るかなと、そのカラーが出せるかなと思っておるんですけど、町長の場合は、みやき町の全体のことを大所高所から見てもらって、公平に公正に判断されているので、それについては別に何ということはないんですけど、3年目に入ってきましたので、具体的には御老人、例えば、100人に1人とか、そういう高い率でなくて、どんなに頑張っても浮かばれないといいますか、もがけばもがくほど体力も気力もお金なくなってしまっているということは、1,000人に1人ぐらい、例えば1,000人に1人というと、みやき町が2万7,000人とすれば、27人ぐらいおられると思います。そこらあたりも何か予算といいますか、そこらあたりが出たらいいなと思って質問しているわけです。  このきっかけは、私が老人施設とか病院などへ行ったときに、昔の青年といいますかね、かなり元気で頭もよくてばりばりの人が、20年後の今、30年後の今を見たら、見る影もなく、何となく元気がないといいますか、哀れを感じるわけですね。そこらあたりの人に対しても何かやれるんじゃないかという背景があったものですから、質問しているものです。  最後に、三つ目は、農地・水・環境関係ですけれども、ざっと産業課の方から回答がありました。総枠で20,990千円ですよという話です。そこで、この進捗状況といいますか、産業課長から回答ありましたけれども、ことしの3月まで、あと数日しかないんですけど、書類関係、規約類の整備をして実行に移しますよという整備があるんですけど、そこらあたりをどの程度、進捗状況、例えば、パーセントなど知らせてもらえばなと思います。  ちょっと前後して御無礼しました。以上三つの質問を終わります。お願いします。 88 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 89 ◯町長(末安伸之君)  まず、問題点というか、課題として、まだ未調整が多いという中で、一つ今御指摘いただいた土地改良の取り扱いについてが大変ネックとなっているのは事実であります。よって、今後、県圃土地改良区の運営費の問題につきましては予算計上させていただいておりますので、その中でも御説明をさせていただきたいと思っております。そしてまた、さきの委員会の中でも御説明はさせていただきました。  それと、土地改良区の県圃の運営費補助についてもですが、それ以上に懸念されるのが県営かんがい排水事業の事業負担金、これが三根校区内だけ10%負担され、北茂安校区については既に農家負担、事業負担はゼロという公文書を、みやき土地改良区に過去2回示されております。中原については、通水はまだしておりませんので、通水後10%以内で協議をしたいということで慎重に発足したわけです。  ことしの夏前から、県営かんがい排水の変更同意徴集がなされます。そのときに、もう既に同意徴集が非常に困難であるのではないかという兆候がございます。なぜなら、三根校区内だけの皆さんが負担して、同じ町民でありながら他校区の農家の受益者の方の負担はゼロという中で、三根校区内の方々は同意については極めて困難であるというようなことを既にもう土地改良関係の方からも言われております。また、中原校区内におきましても、水は不必要であるということの御意見があり、今、東部線、西部線についての事業説明が、一部の地域で説明開始さえ十分にできないところもございます。  そういう中で、県営かんがい排水の同意について非常に困難な中で、その対応としては、県当局、県事業でありますけれども、県だけの問題ではありませんので、特に議会の皆さん、また土地改良関係の皆さん含めて、夏場ぐらいに御相談する議論の場を設けなければならないのではないかと思っております。  そのほかに、課題はたくさんございますけど、まず現状把握をすることを最優先として努めてまいりましたので、その中からある程度把握ができ、調整可能なものについては少しずつ調整をさせていただいているところであります。  2点目につきまして、まず、末安カラーは出たのかということでありますけど、先ほど申し上げましたように、まずは財政見通し、財政の健全化を最優先といたしておりますので、中・長期的にかんがみて、財政的な見通しを踏まえた中で独自の施策を示させていただきたいと思っております。  その中で、小さい独自色というのは昨年度から示させていただいておりますけれども、町民の方に対しての御期待を果たすような独自色はまだ十分に示させていただいていないというのが率直なところでございます。先ほど申し上げたように、中・長期的に財政見通しを的確に把握して、その範囲内で独自の施策について示させていただく時期もまいるかと思っております。  以上です。 90 ◯議長(大石安弘君)  森産業課長。 91 ◯産業課長(森 幸司君)  農地・水・環境保全向上対策の進捗状況、パーセントとしてはどれくらいかということですけれども、なかなか数字的にはちょっと表現しにくい面もあります。  今現在、私たちが指導しておりますのは、まず一般的に3月25日、3月の最終日曜ですけれども、ここで大体地元での総会とかがあります。その総会に、規約と活動計画書をつくって、総会で一応承認をもらったらどうかということで、総会へかけるためのそういうふうな活動計画書と規約の作成も現在、産業課の方に来てもらってチェックして、また修正をし直してもらうというふうなことで、数多くの地区から来てもらっております。正式に出してもらうのは4月からになりますけれども、その前段の内容のチェック及び作成を今現在指導しているところであります。  以上です。 92 ◯議長(大石安弘君)  2番立石輝明議員。 93 ◯2番(立石輝明君)  今聞きましたので、これで終わります。 94 ◯議長(大石安弘君)  以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会します。御苦労さまでした。                 午後2時32分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...