伊万里市議会 > 2021-03-01 >
03月01日-01号

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  1. 伊万里市議会 2021-03-01
    03月01日-01号


    取得元: 伊万里市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-16
    令和3年 3月 定例会(第1回)          令和3年伊万里市議会会議録(第1回定例会)1.日 時  令和3年3月1日 午前10時00分開会2.出席した議員    1番  馬 場   繁         12番  山 口 恭 寿    2番  坂 本 繁 憲         13番  井 手   勲    3番  加 藤 奈津実         14番  梶 山   太    5番  西 田 晃一郎         15番  松 尾 雅 宏    6番  山 口 常 人         16番  松 永 孝 三    7番  岩 﨑 義 弥         17番  前 田 久 年    8番  中 山 光 義         19番  樋 渡 雅 純    9番  力 武 勝 範         20番  笠 原 義 久    10番  前 田 敏 彦         21番  盛   泰 子    11番  前 田 邦 幸         3.欠席した議員    4番  川 田 耕 一4.出席した事務局職員    局長  杵 嶋 尚 武5.地方自治法第121条による出席者の職氏名    市長                  深 浦 弘 信    副市長                 泉   秀 樹    総務部長                古 場   博    総合政策部長              東 嶋 陽 一    市民生活部長              中 野 大 成    健康福祉部長福祉事務所長)                        桑 本 成 司    (新型コロナウイルスワクチン接種準備室長)    建設農林水産部長            溝 江 龍史朗    理事                  角 永 慎二郎    総務部副部長(総務課長)                        樋 口 哲 也    (選挙管理委員会事務局長)    総務部副部長(秘書課長)        岩 﨑 友 紀    総合政策部副部長(財政課長)      木 寺 克 郎    企画政策課長              松 本 公 貴    市民生活部副部長(まちづくり課長)   力 武 敏 朗    健康福祉部副部長(福祉課長)                        前 田 文 博    (子育て支援課長)    建設農林水産部副部長                        山 口 公 良    (都市政策課長)    会計管理者               力 武 浩 和    上下水道部長              力 武 健 一    上下水道部副部長(管理課長)      松 岡 猛 彦    教育長                 松 本   定    教育部長                多久島   功    教育副部長(教育総務課長)       梶 原 貴 英1.議事日程    第1 開会    第2 会議録署名議員の指名    第3 会期の決定    第4 市長提出議案等の一括上程    第5 市長提出議案等提案理由説明1.本日の会議に付した事件    日程第1 開会    日程第2 会議録署名議員の指名    日程第3 会期の決定┌─┬─┬─┬───┬────────────────────────┬────┐│月│日│曜│種 別│    内              容    │開議時刻│├─┼─┼─┼───┼────────────────────────┼────┤│ │ │ │   │開   会                   │    ││ │ │ │   │                        │    ││ │ │ │   │会議録署名議員の指名              │    ││ │ │ │   │                        │    ││ ││月│会議│会期の決定                   │    ││ │ │ │   │                        │    ││ │ │ │   │市長提出議案等 35件.........一括上程      │    ││ │ │ │   │                        │    ││ │ │ │   │市長提出議案等提案理由説明          │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ ││火│休 会│全   休                   │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ ││水│会議│議案等に対する質疑               │    ││3├─┼─┼───┼────────────────────────┤午前10時││ │ │ │   │議案等に対する質疑               │    ││ ││木│会議│                        │    ││ │ │ │   │議案常任委員会付託              │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ ││金│休 会│特別委員会公共施設最適化調査特別委員会)   │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ ││土│休 会│全   休                   │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ ││日│休 会│全   休                   │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ ││月│休 会│特別委員会まちづくり調査特別委員会)     │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ ││火│会議│一般市政に対する質問              │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ │10│水│会議│一般市政に対する質問              │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ │11│木│会議│一般市政に対する質問              │    │└─┴─┴─┴───┴────────────────────────┴────┘┌─┬─┬─┬───┬────────────────────────┬────┐│月│日│曜│種 別│    内              容    │開議時刻│├─┼─┼─┼───┼────────────────────────┼────┤│ │12│金│休 会│常任委員会                   │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ │13│土│休 会│全   休                   │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ │14│日│休 会│全   休                   │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ │15│月│休 会│常任委員会                   │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ │16│火│休 会│常任委員会                   │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ │17│水│休 会│全   休                   │    ││3├─┼─┼───┼────────────────────────┤午前10時││ │18│木│休 会│議会運営委員会                 │    ││ ├─┼─┼───┼────────────────────────┤    ││ │ │ │   │常任委員会報告                 │    ││ │ │ │   │                        │    ││ │ │ │   │常任委員会報告に対する質疑           │    ││ │ │ │   │                        │    ││ │ │ │   │特別委員会報告                 │    ││ │19│金│会議│                        │    ││ │ │ │   │特別委員会報告に対する質疑           │    ││ │ │ │   │                        │    ││ │ │ │   │議案等付議順序により討論及び採決       │    ││ │ │ │   │                        │    ││ │ │ │   │閉   会                   │    │└─┴─┴─┴───┴────────────────────────┴────┘    日程第4 市長提出議案等の一括上程     議案甲第2号 伊万里市民交流プラザ条例の一部を改正する条例制定について     議案甲第3号 伊万里市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例制定につい            て     議案甲第4号 伊万里特別会計設置条例の一部を改正する条例制定について     議案甲第5号 伊万里市立保育園条例の一部を改正する条例制定について     議案甲第6号 伊万里国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について     議案甲第7号 伊万里介護保険条例の一部を改正する条例制定について     議案甲第8号 伊万里市立幼稚園条例の一部を改正する条例制定について     議案甲第9号 伊万里林業研修センターの設置及び管理に関する条例を廃止す            る条例制定について     議案甲第10号 伊万里市木工芸センターの設置及び管理に関する条例を廃止する            条例制定について     議案甲第11号 特定事業契約締結の変更について(伊万里学校給食センター整            備事業)     議案甲第12号 工事請負契約締結の変更について(松浦スポーツ・レクリエーショ            ン施設整備工事)     議案甲第13号 財産の無償譲渡について(牧島保育園園舎等)     議案甲第14号 財産の無償譲渡について(南波多保育園園舎等)     議案甲第15号 路線の変更について     議案甲第16号 佐賀県市町総合事務組合規約の変更の協議について     議案甲第17号 伊万里公平委員会委員の選任について     議案甲第18号 伊万里固定資産評価審査委員会委員の選任について     議案甲第19号 伊万里固定資産評価審査委員会委員の選任について     議案甲第20号 伊万里固定資産評価審査委員会委員の選任について     議案乙第2号 令和3年度伊万里一般会計予算について     議案乙第3号 令和3年度伊万里国民健康保険特別会計予算について     議案乙第4号 令和3年度伊万里介護保険特別会計予算について     議案乙第5号 令和3年度伊万里後期高齢者医療特別会計予算について     議案乙第6号 令和3年度伊万里水道事業特別会計予算について     議案乙第7号 令和3年度伊万里工業用水道事業特別会計予算について     議案乙第8号 令和3年度伊万里下水道事業特別会計予算について     議案乙第9号 令和3年度伊万里一般会計補正予算(第1号)について     議案乙第10号 令和2年度伊万里一般会計補正予算(第15号)について     議案乙第11号 令和2年度伊万里国民健康保険特別会計補正予算(第5号)に            ついて     議案乙第12号 令和2年度伊万里介護保険特別会計補正予算(第4号)につい            て     議案乙第13号 令和2年度伊万里市営駐車場特別会計補正予算(第3号)につ            いて     議案乙第14号 令和2年度伊万里後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)            について     議案乙第15号 令和2年度伊万里下水道事業特別会計補正予算(第1号)につ            いて     諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について     報告第2号 専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)    日程第5 市長提出議案等提案理由説明1.会議の顛末                (午前10時 開会) △日程第1 開会 △日程第2 会議録署名議員の指名 △日程第3 会期の決定 △日程第4 市長提出議案等の一括上程 △日程第5 市長提出議案等提案理由説明 ○議長(馬場繁)  おはようございます。定刻、定足数に達しておりますので、ただいまから本日をもって招集されました令和3年伊万里市議会第1回定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 なお、市長並びに伊万里ケーブルテレビジョン及び西海テレビから取材の申出があり、これを許可しておりますので、御了承ください。 また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、議場内でのマスクの着用をお願いいたしております。発言に際しましてはマスクを着用したまま、ゆっくりと聞き取りやすい大きさで発言していただきますようお願いいたします。 まず、会議規則第115条の規定により、会議録署名議員の指名を行います。 6番山口常人議員、7番岩﨑議員会議録の署名をお願いいたします。 次に、会期の決定を議題といたします。 去る2月22日に議会運営委員会を開催していただき、会期日程等について協議がなされ、今期定例会は本日から3月19日までの19日間と決定されております。 そこでお諮りいたします。今期定例会の会期は、議会運営委員会決定どおり、本日から3月19日までの19日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から3月19日までの19日間と決定いたしました。 なお、地方自治法第121条第1項の規定により、議案等の説明のため、市長以下関係者の出席を求めておりますので、御了承ください。 それでは、市長提出議案甲第2号から甲第20号までの19件、議案乙第2号から乙第15号までの14件並びに諮問第1号の1件及び報告第2号の1件を一括上程いたします。 議案等の朗読を省略して、直ちに提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(深浦弘信) (登壇) おはようございます。令和3年第1回定例会の開会に当たり、市政運営について所信の一端を申し述べますとともに、今議会に提案しました令和3年度当初予算及びその他の議案について、その概要を御説明申し上げます。 平成30年4月、市民の皆様から市政運営の負託をいただき、早くも任期の最終年度を迎えます。 私は、「伊万里に新しい風を!子どもたちにさわやかな風を!」との思いを胸に、市長就任以来、市民との対話を重視し、現場主義を貫きながら、本市の将来の発展と飛躍への確かな礎を築くため、全力を尽くしてまいりました。 特に、末来を担う子どもへの投資が最も大事だと考え、安全で快適に学習できる学校施設の整備をはじめ、豊かな創造力を育むプログラミング教育など、ICT教育の充実を積極的に進めてまいりました。 また、地域の成長を牽引するIT企業誘致活動が着実に成果を上げ、若年層の雇用の場を創出し、先進的なデジタル技術市内産業と融合させ次なる発展を導く新しい地方創生の柱を築くことができました。 さらに、将来の世代に課題を残さない未来への責任を強く意識し、市民会館大ホールの廃止や公立保育園の民営化など、統廃合を含めた公共施設の再配置についても、将来のあるべき本市の姿を思い描いた上で苦渋の決断を行い、果敢に実行してきました。 このような市民の豊かな暮らしと経済、産業の持続的な発展の種が芽吹き、次なる成長へのステップに移ろうとした矢先に、未知のウイルスにより私たちの生活は一変し、予想だにしない事態に直面したところであり、この苦難を克服するためには、私自身が不屈の信念を貫き、今こそ、確かなリーダーシップを発揮する時であると、改めて意を強くしたところであります。 私は、まさに混迷を極める時代の真っただ中において、決して臆することなく、新たな道を切り開く気概を持ち、過去の経験にとらわれない斬新な発想と大胆な行動力でイノベーションを起こし、地域のポテンシャルを最大限に引き出しながら、市民の夢と希望がかない、誰もが幸せを実感できる伊万里づくりに、使命感を持って全力で取り組んでまいる覚悟であります。 さて、近年の日本経済は、米中間の貿易摩擦消費税率の引上げなどの影響により景気の後退感が漂い始めた中、突如として現れ猛威を振るった新型コロナウイルス感染症による社会経済活動の唐突かつ急激な停止から、景気の大幅な落ち込みを経験しました。 今なお、新規の感染者数が高い水準で推移するなど、予断を許さない状況が続いており、国や地方は、景気回復を目指す経済活動の後押しと感染拡大を防ぐ行動制限の両方を同時に見極めながらの大変難しいかじ取りを迫られています。 また、制限された社会活動の中で、デジタル技術の活用により、テレワークウェブ会議オンライン授業など、コロナ禍を契機として新しい社会の仕組みが定着してきたことなどから、社会経済システムを再構築するデジタルシフトを積極的に推進しながら、コロナと共生する社会を構築していくことが求められています。 このような「ニューノーマル社会」と呼ばれる中での新しい生活様式や柔軟な働き方が日常化したことにより、若い世代を中心に地方で暮らすことへの関心が高まるなど、東京圏への人口集中の動きを鈍化させる新たな潮流が生まれています。 地方分散のチャンスが到来したこの機を逸することなく、これまで取り組んできた「ひと」と「しごと」の好循環の流れをさらに強め「まち」に活力を与えるためには、令和3年度を地域経済コロナ禍によるダメージからの脱却と再生の年と位置づけ、市民の皆様や企業、団体等と連携を図りながら、地域の特性を生かした実効性のある地方創生の取組を進めていかなければなりません。 私は、まちづくりの原点は「ひとづくり」であるとの揺るぎない信念の下、魅力的なしごとづくりシティプロモーションの多様な展開により、暮らしや働く場の充実による若者の定着を図り、移住や定住、観光、企業立地など、今年の1月に誕生した本市の新しいキャッチコピー「いまりで、決まり!」と、あらゆる社会活動の中で選ばれるまちを目指してまいります。 取組に当たっては、いわゆるウィズコロナまたはアフターコロナヘの対応も視野に入れ、市民との協働を基本として、国や県などと緊密に連携しながら、総合計画の将来都市像である「人がいきいきと活躍する幸せ実感のまち 伊万里」の実現を目指し、施策の展開を図ってまいります。 第1には、「将来を見据えた人づくり」です。 無限の可能性を秘める子どもは、未来への希望、私たちの宝であり、新時代に適応した学びと地域が一体となった育ちの環境を充実させていくことが最も重要です。 GIGAスクール構想の実現に向けたICT教育のさらなる充実と伊万里中学校をはじめとする学校施設の改修に取り組むなど、次代を担う子どもの生きる力と豊かな心を育む教育環境の整備を進めます。 また、長年の懸案であった東山代小学校の建て替えについては、児童の学びの場としてだけでなく、多世代が集う豊かな地域づくりの拠点として、コミュニティセンターなどとの複合化による施設の整備に着手するほか、大坪地区における保育園とコミュニティセンターとの複合施設は、本年11月の供用開始を目指し工事の進捗を図ります。 さらに、民生委員児童委員をはじめ、地域の防災を担う消防団員子育て世代を支える留守家庭児童クラブの支援員など、市民の暮らしを支えるひとづくりに力を入れてまいります。 第2には、「市民主導型公民連携まちづくり」です。 住み慣れた地域を未来に向けて誇りを持って継承していくためには、地域住民が主体性を持って地域のまちづくり活動に取り組み、人と人とがつながり続けるコミュニティを形成していくことが必要です。 集落支援員の機動力を生かして地域課題の解決を図るとともに、地域自らの力で地域の魅力と活力を高める活動を支援するなど、地域住民が主役となるまちづくりを積極的に進めてまいります。 また、本市の美しく魅力ある景観を後世に残し、ふるさと伊万里に愛着と誇りを持つことができる地域づくりを進めるため、大川内山地区や里地区を重点地区とした景観計画の策定に着手します。 さらに、地方創生に関する包括連携協定を締結した伊万里信用金庫と一体となり、看護師、保育士、介護福祉士などを志す若者を支援し、地元就職を促す市民向け学資ローンを新たに創設するなど、医療や子育て、介護等の担い手を確保し、福祉等の専門職と協働した助け合いと支え合いのまちづくりに努めてまいります。 第3には、「しごとづくりと人材の確保」です。 人口減少が進行する中、地域の稼ぐ力を高め発展を図るためには、付加価値の高い仕事と雇用の機会を創出することが重要です。 若者の定住の可能性を拡大するIT企業など事務系企業の誘致には、確かな手応えを感じているところであり、引き続き誘致活動に取り組むとともに、製造業の新しい集積拠点となる伊万里東部工業団地への早期の企業立地を促進し、新たな雇用の場の確保にさらに力を注いでまいります。 また、オンラインによる移住相談会等を活用した情報提供の充実を図り、テレワークやワーケーションなど、新しい暮らしや働き方を希望する若者の本市への関心を高めることにより、地域や企業、農業、まちづくりなどへの新たな人材の参画を促してまいります。 さらに、コロナ禍の中で加速しているDX(デジタルトランスフォーメーション)の取組については、総合政策部内に専門部署を設置し、デジタル技術を活用した新しい発想による業務の変革に向けた取組を支援することで、商工業や農業など産業の生産性と競争力の向上に努めてまいります。 本市最大の資源である伊万里港については、国際コンテナ貨物の取扱量が過去最高を記録するなど、北部九州において確固たる地位を築いていることから、さらなる成長を目指し、コンテナターミナル機能拡充浦ノ崎地区廃棄物処理用地の具体的な将来構想の策定に向け、佐賀県や関係機関との連携を強化してまいります。 第4には、「交流人口の拡大によるにぎわいのあるまちづくり」です。 コロナ禍により、観光客の誘致は大変厳しい状況となっているものの、アフターコロナを見据えて、交流人口の回復、その後の拡大を目指していくことが必要です。 伝統産業や豊富な地域資源など従来からの観光素材に、健康やアニメといった新たなコンテンツを加えた周遊観光を展開するとともに、観光協会等との強固な連携による誘客活動に努めてまいります。 人々を魅了する伊万里焼や伊万里牛、伊万里梨などの伊万里ブランドについては、引き続き観光施策との連携によりPRを強化するとともに、後継者の育成や飼育頭数の増頭、樹園地の改植など、産地を守る取組を支援し、ブランド力の向上に努めてまいります。 また、新たに、慶應義塾大学と連携したデジタルマーケティングの実証実験に取り組み、ウェブデータの利活用や効果的な情報発信などにより、郷土愛の醸成と併せ、さらなる知名度の向上に努めてまいります。 交流人口の拡大のみならず、市外にいながら本市に継続的に関わりを持つ「関係人口」の創出を図るため、伊万里信用金庫と連携し、都市部の優秀な人材が持つノウハウやスキルを地域経済の振興に活用する新たな取組を進めてまいります。 第5には、「安全・安心な暮らしづくり」です。 市民の皆様が幸福を実感するためには、暮らしの安全と安心が確保されていることが大前提となります。 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種については、健康福祉部内に設置した専門部署が推進役を務め、医師会などとも十分連携しながら、計画的かつ迅速な対応を図り、市民の命と暮らしを守る取組に全力を挙げてまいります。 また、私たちの生活に欠かせない水を、衛生的に安定して供給するため、地域住民の意見を踏まえながら、水道未普及地域の解消等に努めてまいります。 さらに、山代町楠久津地区の排水機場の整備に取り組み、道路や家屋など地域の浸水被害の軽減に努めてまいります。 散弾銃射撃場の鉛汚染対策については、専門家からの指導、助言などを踏まえ、引き続き水質検査を実施しながら、汚染土壌の撤去に向けた具体的な検討を進めてまいります。 第6には、「効率的で効果的な行財政運営」です。 厳しい財政運営が続く中、創意工夫を凝らし、最少の経費で最大の効果を発揮することが地方自治の原則であり、常に追求していかなければならない重要な課題です。 将来を見据えた公共施設の在り方については、今月末に策定する公共建築物の個別施設計画に基づき、人口動向や財政状況のほか、市民の皆様の意見を十分に踏まえ、公共施設の適正な再配置や効率的な維持管理に努めてまいります。 特に、公立保育園の民営化については、民間活力を活用した施設の更新につなげるため、運営主体となる社会福祉法人等と緊密に連携し、子どもが健やかに育つ環境の整備を進めてまいります。 また、ふるさと応援寄附金については、生産者や事業者、行政がー丸となって取り組んだ成果により過去最高の寄附額を更新しており、引き続き魅力ある新しい返礼品の開発などに取り組み、本市の特産品のPRとともに貴重な財源の確保に努めます。 さらに、国による行政手続のデジタル化の流れに機敏に対応するため、市役所の行政事務についても効率化と市民サービスの向上につなげるDX推進の取組を本格化させます。 令和3年度の施策の推進に当たりましては、当面は新型コロナウイルス感染症の対応が中心となるものの、人口減少をはじめ、少子高齢化が顕在化する中で、私は、コロナ禍が続く激動の社会の先に明るい未来をつくり上げるという強い信念の下、積み重なった困難な課題にも勇気を持って挑戦する1年にしたいと考えています。 本市の令和3年度における財政状況については、歳入を見ると、新型コロナウイルス感染症の影響等により、自主財源の根幹をなす個人市民税の大幅な減少が見込まれ、歳出では、社会保障に関する経費や一部事務組合への負担金などの義務的経費のほか、伊万里中学校改築工事、大坪地区における複合施設の整備などの建設事業費が増加する見込みであります。 このような中、昨年10月に策定した「第5次伊万里市財政基盤安定化計画」に基づき、個々の事業を徹底的に見直したほか、コロナ禍における対応も十分配慮した真に必要で緊急性や実現性の高い事業を選択し、財政の健全化を図りながら、堅実な予算編成に努めたところです。 この結果、令和3年度の当初予算の規模は、一般会計276億4,300万円、特別会計145億518万8,000円、企業会計73億4,064万9,000円としております。 以下、今回提案しました予算の主な内容について、重複を避けながら、総合計画で定めたまちづくりの目標に沿って御説明いたします。 初めに、安心で健やかな暮らしづくりについて申し上げます。 地域福祉の充実については、誰もが住み慣れた地域で安心して生活を送ることができる地域共生社会の実現に向け、基本的な指針を定める第4次地域福祉計画の策定に取り組みます。 また、市民の皆様の最も身近な相談窓口となる民生委員児童委員の活動や市民による福祉活動の中心となる社会福祉協議会の運営を支援するほか、犯罪被害者等の経済的負担の軽減を図るための見舞金を支給します。 高齢者支援の充実については、在宅医療や介護の関係機関等と地域との連携による地域包括ケアシステムの充実に努めるほか、いきいき百歳体操など市民主体の介護予防の活動等を支援し、地域住民が共に支え合い、住み慣れた地域で自分らしい生活を続けることができる地域づくりを進めます。 また、老人クラブの活動やシルバー人材センターの運営を支援し、高齢者が積極的に地域との関わりを深め、豊かな知識や経験を生かして地域づくりの担い手としていきいきと活躍できる取組を進めていきます。 障害者支援の充実については、介護給付や訓練等給付などの障害福祉サービスを適切に提供し、障害を軽減するための医療費や補装具等の購入費用を助成するなど、障害のある人の地域での自立した生活を支援します。 こどもハートフルセンターひまわり園においては、心身の発達に支援を要する就学前の幼児とその保護者を対象に、子どもの個々の特性に応じて、日常生活や集団生活に適応するための訓練や指導を行います。 子育て支援の充実については、近年多様化している保育ニーズに対応するため、引き続き一時保育や休日保育を実施するほか、病後児保育室について市民交流プラザ内に専用施設を整備し移転します。 また、保育士をサポートする保育補助者等の雇用やICTを活用した保育業務の効率化に取り組む保育所等を支援し、安心して子どもを産み育てることができる保育環境の整備を進めます。 さらに、家庭の状況に応じたきめ細かな支援を行うため、家庭児童相談員や母子父子自立支援員等を配置します。 新たに、子どもの貧困についての調査に基づいた対策計画を策定するほか、支援が必要な児童に食事を提供し見守り支援を行う民間団体の活動等を支援します。 留守家庭児童クラブにおいては、支援員を増員し、支援を要する児童への対応を強化するほか、施設の拡充により待機児童の解消を図るなど支援体制の充実に努めます。 また、運営に必要な人材を安定的に確保するため、支援員の処遇改善に取り組みます。 低所得者支援の充実については、生活困窮者に寄り添った支援を行うため、専門の相談員や指導員を配置します。 また、離職等により住居を失うおそれのある人などを対象に住居確保のための支援を行います。 保健医療体制の充実については、妊婦や乳幼児の疾病の予防と早期発見のため、健康診査の実施や費用の助成のほか、1歳6か月児等の健康診査や4か月児訪問事業による全戸訪問の際に育児相談を行うなど、子どもの心身の成長発達に応じた相談体制の充実に努めます。 また、出産を希望する夫婦の経済的負担を軽減するため、不妊治療費の一部を助成するなど、子どもが健やかに生まれ育つための取組を推進します。 さらに、各種がん検診の受診率向上に努めるとともに、抗がん剤の副作用によりかつらの購入を必要とする人に対し費用の一部を助成するほか、感染症の発生や蔓延を予防するため、子どもと高齢者の定期予防接種を実施します。 健康づくり活動の推進については、コミュニティセンター等での健康相談や食生活改善による食を通じた健康づくりを推進するなど、市民の健康意識の向上を図ります。 さらに、生涯を通して歯の健康を保つため、幼稚園や保育園、小・中学校及び義務教育学校を対象に、品質や安全性が認められた医薬品を用いて、フッ化物洗口を実施します。 地域医療の充実については、地域の中核的病院である伊万里有田共立病院をはじめ、医療や看護の担い手を育成する伊万里看護学校の運営を支援するほか、医師会等と連携し、休日・夜間急患医療センターや病院群輪番制などの円滑な運営を図ります。 2つ目に、創造的で心豊かなひとづくりについて申し上げます。 学校教育の推進については、小・中学校及び義務教育学校において、魅力ある学校づくりや学びの環境の整備を図るための学校運営交付金を交付するとともに、学校運営協議会の設置によりコミュニティ・スクールを推進し、地域と一体となった特色ある学校づくりを進めます。 また、学校施設の適切な保守管理を行い、トイレの洋式化についての検討を進めるなど、児童生徒が安心して学習活動に取り組むことができる教育環境の整備に努めます。 生涯学習の推進については、多様な学習ニーズに応じた「伊万里学」などの学習活動の充実を図ります。 市民図書館においては、市民との協働による運営の下、生涯学習の拠点として、家読やブックスタート、調べる学習コンクールなどの取組を進めます。 青少年の健全育成の推進については、いじめや不登校などの悩みを抱える青少年やその家族からの相談に対応するほか、青少年育成市民会議などの関係機関と連携した体験活動の実施により、青少年の健全育成を図ります。 文化芸術・スポーツの振興のうち、文化芸術の振興については、市民の文化活動の成果を発表する場であり、市民が文化芸術を鑑賞する機会となる市美術展や市民音楽祭について、感染症対策に十分に配慮した上での開催を目指します。 また、多文化共生の地域づくりを推進するため、日本語教室を開催するなど、増加する外国人住民と市民との交流を図る取組を行います。 スポーツの振興については、市民が広くスポーツに親しむ機会として、グラウンドゴルフ大会や伊万里ウオークなどを開催するとともに、スポーツ推進委員を中心に各地域における生涯スポーツの振興を図ります。 また、7月から開催予定の東京オリンピック・パラリンピックヘの関心と期待を呼び起こすため、聖火リレーを実施します。 スポーツ施設の整備については、令和6年に開催することとなった国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会佐賀大会に向けて、会場となる国見台球技場や野球場の改修に取り組みます。 人権教育と啓発の推進については、同和問題をはじめとする人権問題について、地区巡回講座等の市民への学習の場の提供や動画の配信等による啓発活動の展開に努めます。 また、小学生を対象とした人権の花運動や高校生を主体としたハートフルフォーラムを実施し、人権尊重の意識の高揚を図ります。 文化財の保護については、鍋島焼の歴史認識や今後の整備事業についての理解を深めるため、国史跡大川内鍋島窯跡の発掘調査の成果を市民に広く公開するほか、引き続き市内遺跡の確認調査を実施し、埋蔵文化財の保護に努めます。 3つ目に、活気あふれる産業づくりについて申し上げます。 農林水産業の振興のうち、本市の主要な産業である農業については、水田農業の担い手の経営安定と競争力の強化を図るとともに、収益性の高い園芸農業を確立するため、農業機械やハウスなどの施設整備を支援するほか、土地改良区が行う東山代干拓の区画の整理や水路等の整備を支援するなど、生産性向上による農家の経営の安定化を図ります。 また、農業の生産条件が不利な中山間地域等において、中山間地域等直接支払交付金を活用し農地の適正な管理に努めるとともに、有害鳥獣の駆除に要する経費等への支援を行い、農作物の被害軽減に努めます。 林業については、森林環境譲与税の活用により、森林所有者の意向に基づく今後の管理方針についての計画を策定し、意欲と能力のある林業経営者を市が仲介することにより、森林管理の適正化と林業経営の効率化を図ります。 また、森林整備や県内産木材の利用を促進するため、森林組合などが行う間伐材の搬出や作業路の開設に要する費用を支援します。 水産業については、良好な海域の環境や生態系を維持し、水産資源の確保による安定的な漁業の振興を図るため、地域住民が行う漂着物の回収や漁業協同組合が行う稚魚の放流などの活動を支援します。 商工業の振興については、地域の特性や潜在能力を生かした創業が活発に行われるよう、伊万里商工会議所が取り組む専門家相談や創業塾の開講等を支援します。 また、本市の伝統産業である窯業の振興を図るため、後継者の確保や育成のほか、感染症防止の観点を踏まえた新たな誘客や販売促進に取り組む伊万里鍋島焼協同組合の活動を支援します。 観光の振興については、伊万里フェアの開催などにより、伊万里焼をはじめとする伊万里産品のブランド価値の向上や販売の促進を図るとともに、連携協定を締結している日本航空株式会社のネットワークやPR媒体を最大限に活用し伊万里の魅力を効果的に発信するなど、本市の観光資源の国内外への認知度向上に努めます。 また、新型コロナウイルス感染症の収束後を見据え、市内周遊観光券の発行などに取り組む観光協会を支援するほか、佐賀県観光連盟等の関係機関と連携した営業プロモーション活動の推進や観光客の受入れ体制の充実を図ることで、コロナ禍で落ち込んだ交流人口の回復を目指します。 港湾の活用については、伊万里港の国際的な物流拠点としてのさらなる発展を図るため、佐賀県や民間企業等と連携し、伊万里港セミナーの開催を通して、伊万里港活用の利点を広く紹介するなど、国内外の荷主や船会社への積極的なポートセールスに取り組み、コンテナ貨物の集荷を促進します。 4つ目に、生活の基盤づくりについて申し上げます。 道路・交通体系の整備については、道路は市民生活や経済活動を支える重要な社会基盤の一つであるため、市道重橋・中山線などの改良や市道中山・井野尾線の歩道整備を行うほか、老朽化が進行する橋梁や道路照明灯の計画的な維持補修による長寿命化を図ります。 西九州自動車道については、市内全区間の早期開通を目指し、地元期成会等と連携しながら、関係機関への積極的な提案活動を行います。 公共交通については、高齢者や障害のある人、学生などの交通弱者をはじめとする市民の皆様の移動手段を確保するため、市街地などを巡回するいまりんバスを運行するほか、地域が取り組むコミュニティバスやデマンドタクシーの運行を支援するなど、地域の実情に応じた交通体系の維持や確保に努めます。 上下水道の整備のうち、上水道については、水道施設の更新計画に基づき、有田川浄水場の排水処理施設の更新に着手するほか、老朽化した管路の更新を進めるなど、安全で安心な水道水の安定的な供給に努めます。 また、下水道については、公共下水道施設の長寿命化を図るため、ストックマネジメント実施計画の策定に着手するとともに、老朽化している浄化センターの汚水ポンプや宿地区農業集落排水処理センターの機械設備等の更新を行うなど、下水道施設の適切な維持管理に努めます。 さらに、公共下水道と農業集落排水の処理区域外において、浄化槽の普及促進のための設置費用の補助を行います。 都市空間の形成については、交通事情の変化などの現状に即した都市計画道路の計画の見直しに着手するほか、市内各地の公園について、長寿命化計画を策定し、市民の憩いの場として安全かつ快適に利用できるよう、適正な維持管理に努めます。 住宅施策の推進については、市営住宅において、断熱改修やガス管改修などを行い、住環境の改善や施設の長寿命化を図るとともに、一般の住宅において、所有者が行う耐震診断やブロック塀の除去の費用の一部を補助し、地震による住宅の被害への不安の解消を図ります。 また、市内で増加傾向にある空き家については、法律や条例に基づき、所有者への指導や助言のほか、解体費用の一部の補助や緊急対応として、安全を確保するための措置などを行います。 5つ目に、住みよい環境づくりについて申し上げます。 生活環境の保全については、一般廃棄物を適正かつ衛生的に処理するため、さが西部クリーンセンターの運営を支援するほか、瓶類やペットボトルなど再資源化が可能なものについては、環境センターにおいて適切な中間処理を行います。 また、良好な自然環境と生活環境を維持するため、市民大清掃や伊万里湾岸清掃などの環境美化活動を促進するほか、水質や騒音、振動などの測定を行い状況の把握に努めます。 防災体制の整備については、多発する集中豪雨に対応し、浸水などによる被害を軽減するため、雨水排水路やポンプ場を適正に管理するとともに、河川改修や急傾斜地崩壊危険区域の整備を行うなど、災害による被害の軽減や防止に努めます。 また、地域の防災力向上を図るため、地区防災委員の研修や情報伝達訓練を実施するとともに、コミュニティセンターにおける災害用の備蓄品を充実させるほか、防災情報を確実に伝達するため、防災行政無線の適切な運用に加え、補完的な役割を担う戸別受信機の設置などを進めます。 さらに、火災や自然災害から市民の生命や財産を守るため、伊万里・有田消防組合を支援するほか、消防団の円滑な活動を支援するため、運営交付金の増額や小型動動力ポンプ付積載車の更新などに取り組みます。 暮らしの安全・安心の確立については、交通安全意識の向上を図るため、交通対策協議会を中心として、交通安全運動などの機会を捉えた啓発活動を行います。 また、今後5年間の本市の交通安全対策の方向性を定める第11次の交通安全計画の策定に取り組みます。 市民の皆様の日常生活で生じる相続などの法的判断を必要とする問題等の解決を図るため、弁護士や司法書士などによる専門的な相談窓口を開設するとともに、複雑化し多様化する市民の消費生活相談に対応する相談体制の充実に努めます。 最後に、自立と協働のまちづくりについて申し上げます。 市政に関する情報共有と市民参画の促進については、広報紙や市ホームページに加え、SNSや動画共有サービスなどの情報発信手段を活用し、的確で迅速な行政情報や災害情報の提供に努めます。 また、市政に関する意見や提案を広く募集するパブリックコメントや伊万里っ子ポストの取組により、行政運営への市民の参画を促進します。 市民との協働によるまちづくりの推進については、地域住民自らが発案し、地域資源を生かした活力ある地域づくりに取り組むまちづくり団体等の活動を支援します。 男女協働参画社会の形成については、第4次男女協働参画基本計画の改定に向け市民意識調査を実施するなど、男女協働参画に関する意識を向上させる取組を促進します。 また、男女間のあらゆる暴力の根絶のため、末然防止のための啓発活動を積極的に行うとともに、関係部署や関係機関と連携し、被害者への切れ目のない支援に努めます。 自立した行財政運営の確立については、第6次総合計画の前期基本計画の期間が令和4年度で満了となることから、市民アンケートを実施するなど、後期基本計画の策定作業に着手します。 行政手続の簡略化による利便性向上などを目的に国が定着を図っているマイナンバー制度については、健康保険証としての利用が拡大され運転免許証等としての利用も計画されているマイナンバーカードの取得促進に努めます。 また、本庁舎をはじめ市民図書館や体育施設などの照明設備のLEDへの更新について、効率的な手法による実施を検討します。 移住・定住の促進については、ワンストップで住まいや仕事等の情報提供を行うなど、移住希望者のニーズに応じた相談窓口の充実を図るほか、40歳末満の転入世帯を対象に、新築住宅や空き家情報バンクに登録されている物件の購入費等を助成し、子育て世代の転入促進を図ります。 婚活の推進については、地域ならではの特色を生かした魅力ある婚活イベントを実施し、登録者や成婚者の増加に努めます。 続きまして、予算以外の議案について御説明します。 議案甲第2号については、市民交流プラザに設置している障害者生活支援センターの移転に伴い条文を整理するため、条例を改正するものです。 議案甲第3号については、コミュニティ・スクールの導入に伴い新たに設置される学校運営協議会委員に報酬を支給するため、条例を改正するものです。 議案甲第4号については、これまで特別会計で行ってきた市営駐車場の運営に関する経理を一般会計に移行するため、条例を改正するものです。 議案甲第5号については、牧島保育園と南波多保育園を民営化することに伴い、市立保育園から除外するため、条例を改正するものです。 関係するそれぞれの財産の社会福祉法人への移管については、議案甲第13号及び議案甲第14号により園舎や倉庫、機械室を無償譲渡するほか、伊万里市有財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例に基づき敷地を無償貸付けとし、物品については無償該渡することにしております。 議案甲第6号については、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴い、条文を整理するため、条例を改正するものです。 議案甲第7号については、令和3年度から令和5年度までの第8期介護保険事業計画に基づき、介護保険料の区分等を変更するため、条例を改正するものです。 議案甲第8号については、市立幼稚園の施設等利用費の支給対象となる保護者からの預かり保育料の徴収方法を、施設等利用費から差し引く現物給付方式に変更するため、条例を改正するものです。 議案甲第9号と議案甲第10号については、施設の老朽化や利用者数の減少に伴い、林業研修センターと木工芸センターをそれぞれ廃止するため、条例を廃止するものです。 議案甲第11号については、伊万里市学校給食センター(仮称)整備事業の特定事業契約について、維持管理業務費などの改定に伴い、契約金額を変更するものです。 議案甲第12号については、松浦スポーツ・レクリエーション施設整備工事の請負契約について、造成工事などの遅れに伴い、竣工期限を変更するものです。 議案甲第15号については、市道新天町2号線の未供用区間の廃止に伴い、同路線を変更するものです。 議案甲第16号については、佐賀県市町総合事務組合の事務所が移転するとともに、同組合が設置する佐賀県自治会館の名称が変更されるため、同組合規約の変更について、関係地方公共団体で協議するものです。 議案甲第17号については、伊万里公平委員会委員 石本洋子氏の任期が令和3年5月4日で満了することに伴い、同氏を再任したいので、議会の同意を求めるものです。 議案甲第18号から議案甲第20号までについては、伊万里固定資産評価審査委員会委員 池田惠氏、増﨑幸一郎氏及び諸石秀子氏の任期がそれぞれ令和3年3月31日で満了することに伴い、増﨑氏と諸石氏を再任するとともに、新たに大野嘉人氏を選任したいので、議会の同意を求めるものです。 諮問第1号については、人権擁護委員 松尾孝幸氏の任期が令和3年6月30日で満了することに伴い、新たに波多唯明氏を推薦したいので、議会の意見を求めるものです。 続きまして、令和3年度補正予算について御説明します。 今回の一般会計補正予算については、先月の臨時会で御審議いただいたように、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中において、新しい生活様式を踏まえた地域づくりや地域の経済活動への幅広い支援などが引き続き必要であるとの強い思いから、国の令和2年度第3次補正予算に伴う新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して取り組む事業のうち、令和3年4月以降に開始する事業について補正を行うものです。 予算としましては、歳入歳出それぞれ1億9,994万3,000円を追加し、予算の総額を278億4,294万3,000円とするものです。 以下、款ごとに補正の内容について御説明します。 総務費では、自治公民館での感染症を予防するための補助金を追加するものです。 農林水産業費では、肉用牛肥育農家の経営回復を支援するための補助金を追加するものです。 商工費では、緊急経済対策クーポン券の発行に要する経費を追加するものです。 教育費では、小・中学校及び義務教育学校でのICT活用の支援に要する経費を追加するものです。 なお、歳入については、ただいま御説明しました事務事業に要する経費の財源として、国庫支出金及び繰入金を追加するものです。 続きまして、令和2年度補正予算について御説明します。 今回の一般会計補正予算及び特別会計補正予算については、国の令和2年度第3次補正予算に対応した事業費を追加するほか、各種補助事業等の事業費において額の確定により見込まれる主な不用額について、歳入歳出全般にわたり補正を行うものです。 まず、一般会計については、歳入歳出それぞれ4億5,430万9,000円を追加し、予算の総額を375億7,609万7,000円とするものです。 以下、款ごとに補正の主なものについて御説明します。 総務費では、路線バスの運行に関する補助金等を追加するとともに、市民1人当たり10万円を給付した特別定額給付金の支給に要する経費等を減額するものです。 民生費では、対象児童の確定に伴い障害児保育事業費補助金等を追加するとともに、児童手当、子育て世帯への臨時特別給付金等を減額するものです。 衛生費では、インフルエンザをはじめとする予防接種の接種者数の増加に伴い予防接種に要する経費等を追加するとともに、伊万里・有田地区医療福祉組合、伊万里・有田地区衛生組合及び佐賀県西部広域環境組合への負担金等を減額するものです。 農林水産業費では、梨の改植等を促進するための伊万里梨産地強化支援事業費補助金等を追加するとともに、畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業費補助金等を減額するものです。 商工費では、伊万里・有田焼伝統産業会館の空調設備の改修に要する経費等を追加するとともに、緊急経済対策クーポン券の発行に要する経費等を減額するものです。 土木費では、国の補正予算に伴い道路の補修に要する経費等を追加するとともに、市営住宅の改修に要する経費等を減額するものです。 消防費では、消火栓の改修工事に係る負担金を追加するとともに、避難所の備蓄品購入に要する経費等を減額するものです。 教育費では、国の補正予算に伴い国見台体育施設の改修に要する経費等を追加するとともに、小学校の屋内運動場の改修に要する経費等を減額するものです。 災害復旧費では、農業用施設、林道、農地及び土木施設の災害復旧に要する経費を減額するものです。 なお、歳入については、ただいま御説明しました事務事業に要する経費の財源として、国庫支出金、財産収入、寄附金及び市債を追加するとともに、市税、分担金及び負担金、使用料及び手数料、県支出金、繰入金及び諸収入を減額するものです。 繰越明許費については、総務費、民生費、衛生費、農林水産業費、商工費、土木費、教育費及び災害復旧費において、年度内の完了が見込めない21事業について、それぞれ令和3年度へ繰り越すものです。 次に特別会計補正予算の主な内容について御説明します。 国民健康保険特別会計については、3,007万9,000円を追加し、予算の総額を72億5,895万6,000円とするもので、国庫補助金の受入れ等により発生する剰余金の基金への積立金などを追加するものです。 介護保険特別会計については、343万4,000円を減額し、予算の総額を64億615万2,000円とするもので、要介護認定申請件数の減少に伴い認定調査に要する経費等を減額するものです。 市営駐車場特別会計については、令和3年3月31日をもって特別会計を廃止するため、特別会計の清算に伴う一般会計繰出金を追加するものです。 後期高齢者医療特別会計については、865万4,000円を減額し、予算の総額を14億8,122万9,000円とするもので、佐賀県後期高齢者医療広域連合への納付金を減額するものです。 次に企業会計について御説明します。 下水道事業特別会計については、資本的収入を2,550万円増額し、資本的収入の総額を13億4,881万3,000円とし、また、資本的支出を2,893万円増額し、資本的支出の総額を16億1,555万5,000円とするもので、国の社会資本整備総合交付金を活用し、汚水管渠の更新等を行うものです。 以上、今回の議会に提案しました予算議案及びその他の議案について、その概要を御説明しましたが、何とぞよろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(馬場繁)  市長の提案理由の説明が終わりましたので、本日はこれをもちまして散会いたします。               (午前10時56分 散会)...