伊万里市議会 > 2020-10-15 >
10月15日-08号

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  1. 伊万里市議会 2020-10-15
    10月15日-08号


    取得元: 伊万里市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-16
    令和2年 9月 定例会(第3回)          令和2年伊万里市議会会議録(第3回定例会)1.日 時  令和2年10月15日 午前10時00分開会2.出席した議員    1番  馬 場   繁         12番  山 口 恭 寿    2番  坂 本 繁 憲         13番  井 手   勲    3番  加 藤 奈津実         14番  梶 山   太    4番  川 田 耕 一         15番  松 尾 雅 宏    5番  西 田 晃一郎         16番  松 永 孝 三    6番  山 口 常 人         17番  前 田 久 年    7番  岩 﨑 義 弥         18番  渡 邊 英 洋    8番  中 山 光 義         19番  樋 渡 雅 純    9番  力 武 勝 範         20番  笠 原 義 久    10番  前 田 敏 彦         21番  盛   泰 子    11番  前 田 邦 幸3.欠席した議員    な  し4.出席した事務局職員    局長  杵 嶋 尚 武5.地方自治法第121条による出席者の職氏名    市長                  深 浦 弘 信    副市長                 泉   秀 樹    総務部長                古 場   博    総合政策部長              東 嶋 陽 一    市民生活部長              中 野 大 成    健康福祉部長福祉事務所長)      桑 本 成 司    建設農林水産部長            溝 江 龍史朗    理事                  角 永 慎二郎    総務部副部長(総務課長)                        樋 口 哲 也    (選挙管理委員会事務局長)    税務課長                幸 島 浩 信    総合政策部副部長(財政課長)      木 寺 克 郎    企画政策課長              松 本 公 貴    観光戦略課長                        山 口 裕 之    (新型コロナウイルス感染症対策生活支援室長)    環境課長                古 賀 周 平    建設農林水産部副部長                        山 口 公 良    (都市政策課長)    道路河川課長              大川内 孝 隆    施設営繕課長              吉 永 大 輔    会計管理者               力 武 浩 和    上下水道部長              力 武 健 一    教育長                 松 本   定    教育部長                多久島   功    スポーツ課長              春 田 昌 寿1.議事日程    第1 市長提出追加議案の一括上程    第2 市長提出追加議案提案理由説明    第3 市長提出追加議案に対する質疑    第4 追加議案常任委員会付託    第5 決算審査特別委員会及び常任委員会報告    第6 決算審査特別委員会及び常任委員会報告に対する質疑    第7 議案の付議順序により討論及び採決    第8 閉会1.本日の会議に付した事件    日程第1 市長提出追加議案の一括上程     議案甲第62号 工事請負契約締結の変更について(松浦スポーツ・レクリエー            ション施設整備工事)     議案乙第32号 令和2年度伊万里市一般会計補正予算(第9号)について    日程第2 市長提出追加議案提案理由説明    日程第3 市長提出追加議案に対する質疑    日程第4 追加議案常任委員会付託                 常任委員会付託表(その2)┌───────┬───────────────────────────────────┐│ 委員会名  │            付 託 内 容                │├───────┼───────────────────────────────────┤│       │議案乙第32号 令和2年度伊万里市一般会計補正予算(第9号)につい   ││       │       てのうち                        ││総 務 委 員 会│        第1条 歳入 全款                  ││       │            歳出 第2款 総務費             ││       │             〃  第7款 商工費             │├───────┼───────────────────────────────────┤│文教厚生委員会│議案甲第62号 工事請負契約締結の変更について(松浦スポーツレク   ││       │       リエーション施設整備工事)               │├───────┼───────────────────────────────────┤│       │議案乙第32号 令和2年度伊万里市一般会計補正予算(第9号)につい   ││       │       てのうち                        ││環境建設委員会│        第1条 歳出 第4款 衛生費             ││       │             〃  第8款 土木費             ││       │             〃  第9款 消防費             ││       │             〃  第11款 災害復旧費           │└───────┴───────────────────────────────────┘    日程第5 決算審査特別委員会及び常任委員会報告    日程第6 決算審査特別委員会及び常任委員会報告に対する質疑    日程第7 議案の付議順序により討論及び採決    日程第8 閉会1.会議の顛末                (午前10時 開議) △日程第1 市長提出追加議案の一括上程 △日程第2 市長提出追加議案提案理由説明 ○議長(馬場繁)  おはようございます。定刻、定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。 ここで御報告いたします。渡邊議員から9月16日の一般質問における発言の一部を取り消したい旨の申出がありました。これを許可することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、渡邊議員からの発言の一部取消しの申出を許可することに決定いたしました。 また、本日新たに市長提出追加議案2件が提出されております。この取扱いについて議会運営委員会を開催していただき、協議されました結果、本日の日程に追加上程することに決定されております。 そこでお諮りいたします。市長提出追加議案2件の取扱いについては、議会運営委員会決定どおり本日の日程に追加上程いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、市長提出追加議案2件を本日の日程に追加上程いたします。 それでは、ただいま追加上程いたしました議案甲第62号及び乙第32号の2件を議題といたします。 議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(深浦弘信) (登壇) おはようございます。本日提出いたしました追加議案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 議案甲第62号「工事請負契約締結の変更について」は、松浦スポーツレクリエーション施設整備工事の請負契約について、スポーツ振興くじ助成金を活用し、グラウンドゴルフ場に人工芝を整備することに伴い、請負金額を変更するものであります。 議案乙第32号「令和2年度伊万里市一般会計補正予算(第9号)」については、歳入歳出それぞれ2,670万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を345億6,774万8,000円とするものであります。 今回の補正は、確定申告等に伴う市税還付金、平成22年に発生した農村チャレンジキャンプ中の事故に係る損害賠償請求控訴等事件について、原告母親分の判決確定に伴う訴訟への補助参加に係る経費及び伊万里グリーンツーリズム推進協議会への補助金、令和2年7月豪雨や台風第9号・第10号により被害を受けた施設の修繕等に要する経費を追加するものであります。 以上、本日提出いたしました追加議案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(馬場繁)  市長の提案理由説明が終わりましたので、ここでしばらく休憩いたします。               (午前10時4分 休憩)               (午前10時35分 再開) △日程第3 市長提出追加議案に対する質疑 ○議長(馬場繁)  会議を再開いたします。 それでは、先ほど追加上程いたしました市長提出追加議案に対する質疑を行います。 議案甲第62号 工事請負契約締結の変更について(松浦スポーツレクリエーション施設整備工事)。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第62号に対する質疑を終結いたします。 次、議案乙第32号 令和2年度伊万里市一般会計補正予算(第9号)について。どうぞ。15番松尾議員。 ◆15番(松尾雅宏)  先ほどの資料をもっと早く頂ければよかったんですが、今ここに来てですから、ちょっと順番が、内容がちぐはぐするかも分かりませんけれども、質問をいたします。 10月9日の全員協議会での説明の中ですけれども、この中で、支払保険金、今まで支払った保険金額は3,500万円ほどというふうに伺いましたけれども、まずこのことを確認いたします。 そして、立替金として支払って、そのうちの保険金と寄附金を差し引き精算するとも説明がなされたと思います。しかし、この概要書には推進協議会へ補助金として交付すると書かれています。立替金という言葉が消えています。なぜでしょうか。(409ページで訂正) そして、10月9日には協議会から支援依頼に見えられるとのことでしたが、その内容と今日までの協議について繊細に説明をしてください。 ○議長(馬場繁)  総合政策部長。 ◎総合政策部長東嶋陽一)  まず1点目、これまで支払った額は3,500万円というふうに説明してきたけれども、その内容はどうかということです。 この3,500万円につきましては今回の判決に基づくものではございませんで、その事故があった後、男の子がお亡くなりになった、その段階で共済金及び弔慰金としてお支払いした金額がその金額ということでございます。 2点目、立替金というふうに今おっしゃいましたけれども、私も先般の全員協議会の説明の中でお話し申し上げた中で、実はマスコミ各社の報道の中で立替金というふうな表現がされておりましたけれども、私はその中で一貫として補助金を交付させていただきたいと、そして、その分については精算をしていただきたいというふうに申し上げたところでございまして、この部分についてはかなり繊細に配慮してマスコミさんにもお話をしましたので、立替金という意図で申したことはないというふうに思っております。 それから、3つ目の御質問にありましたグリーンツーリズム推進協議会からの要望の内容でございます。 これにつきましては、この間も御説明しましたとおり10月8日に協議会の会議がございまして、その中で協議会としての賠償金の支払いに資するための十分な資力がないということを確認されまして、そして、伊万里市へその支援を要請するということでの決定がされたところでございます。 そして、10月9日、先般、議員の皆様方に説明した日でございますけれども、この日その要請書が市のほうに提出をされております。その内容につきましては、今申し上げた趣旨のことを書いてあることでございまして、具体的な金額とか、そこに支援を求める金額等が書かれているわけではございませんが、伊万里市へ賠償金の支払いに関する支援をお願いしたいと、そういう内容でございます。 ○議長(馬場繁)  15番松尾議員。 ◆15番(松尾雅宏)  じゃ、立替金という言葉は訂正をいたします。私はそういうふうに意識をしとったもんですから質問をいたしました。 それで、正式な支援依頼という中には具体的なことも書いていなかったということですけれども、その後の協議等は、それっきりで終わっていたのか、その合い中に今日までその会議がなかったのか、こういうことも後もって教えてください。 そして、私もあの説明会の後に、市の職員OBの方とか、グリーンツーリズムを認識していらっしゃる認識者の方々10名ほどに意見を伺いました。もちろんグリーンツーリズム推進協議会は全国の市町村にあって、公益性が高いボランティアの団体で、市と一体化した組織であり、子どもたちのための農村キャンプでの不幸な事件であったと、私個人の感情は入れずに、言葉を一つ一つ注意して伺ったところであります。しかし、その意見は全員が、協議会に過失があったから損害賠償判決が下ったと思う。伊万里市が丸抱えでなく協議会の負担もなければいけないということでありました──寄附ではなく。 議員としてこれらの意見を踏まえて申し上げますが、この予算は市民の税金を使うにあって、市の負担総額の全体像も見えぬまま、あるまじき上程と考えております。しかし、先ほど442万7,000円という保険金は明確になりました──今し方です。今回、母親の方への1,014万7,000円を可決すれば、保険金が442万7,000円ですけれども、寄附金が幾らか分からない。差し引いた金額が市の支援金となります。さらに半年、1年後、母親と同様の金額であるならば、おおむね2,200万円ほどの損害賠償金になると思います。そこから442万7,000円を引いても約1,800万円が伊万里市の一般財源の持ち出しというふうなことになろうとかと思います。こういう大きな財源を使うにあって、市民の大事な税金を2者間で決められたことに違和感を覚えますけれども、どうお考えですか。 ○議長(馬場繁)  総合政策部長。 ◎総合政策部長東嶋陽一)  2点御質問をいただいたというふうに思っています。 まず1点目、要請書を協議会から受け取った後の協議についてということでございますけれども、まず、協議会の内部におかれては、8日までの間に判決が出て、そして、上告をしないという意思決定、そして、その賠償金については市に支援に求めるというふうな過程において、数度幹事会を開催されて、そして、最終的には会員の方が集まられての会議を開催して決められたという経緯があります。 一方、じゃ、市と協議会とのその後の協議につきましては、その要請書を受ける段階でのお話は当然させていただいておりますけれども、その後、具体的な協議は行っておりません。と申しますのも、今回の予算案が通った上での協議会の動きということになってもまいりますので、そこら辺については今の段階で具体的な動きというのはないと御理解いただきたいと思います。 それから2点目、議員の質問の中で、協議会に過失というふうな言葉もおっしゃいましたけれども、過失という点で捉えれば、今回、刑事事件等にも一時発展しましたけれども、この分については刑事事件では無罪というふうなことになりますので、具体的には過失という意味合いでのものはなかったというふうに認識をしております。(412ページで訂正) それで、協議会への補助の妥当性についての質問ということになろうというふうに思いますが、まず、このグリーンツーリズム推進協議会についてでございますけれども、この協議会の設立の当初から、この間から申しておりますように市長が会長を務めておりまして、事務局も市の観光担当課の職員が担っている。さらには、グリーンツーリズム係という組織を市の中に置いて、そして、市の事務分掌規則においても、地域資源を活用した体験交流の推進、それから農林漁家の民泊、そしてグリーンツーリズム推進協議会に関することときちんと明記をして、この係の分掌事務として規定をしているところでございますし、当時においても同様でございます。そして、今もなお職員がその職務に当たっていることからしましても、このグリーンツーリズム推進協議会は市の施策と一体的な活動を推進するために設立された、そういう意味では公益性が非常に高い団体であるということは確固たる事実であるというふうに思います。 そこで、このようなことから、今回の賠償金の支払いに当たっては、本来論として市が負担するべきものとの考えを最優先に要請書を受け取った段階で検討いたしました。それで、この考え方に基づく支援方法につきましては、賠償金の支払い義務者はあくまで協議会でございますので、市が直接賠償金を支払うということは当然できません。このため、市から協議会への補助金の交付という方法を取ることとしたところでございます。 このような中で、協議会側の負担の金額が確定していない中では議論はできないというような御意見もいただきましたけれども、協議会におかれては今回の判決を重く受け止められて、当事者としての姿勢を表すためにも、全会員に対して寄附を募っていく旨のお話がございまして、会員自らの負担も決断されているところでございますので、ぜひこうした会員の皆様の意思も十分に御理解いただきたいというふうに思います。 重ねてでございますが、このグリーンツーリズム推進協議会におきましては、市の施策と一体的な事業として、議員がかなり力を入れて取り組まれている農業の振興にも十分寄与している団体でございますので、非常に公益性が高いと、こういう認識の点でおります。 以上でございます。 ○議長(馬場繁)  15番松尾議員。 ◆15番(松尾雅宏)  先ほど過失はないというふうにおっしゃられましたけれども、9月7日ですね、新聞には、溺れる危険性を予測できたとし、男児に過失があるとは言えないというふうに書いてあるんですよ。だから、過失がないと書いてあるんです、判決が。だから、過失がないの反対はあるということでしょう。 それから、市が負担すべきというふうにおっしゃいましたけれども、ここで、ここをまさに聞いておるんです。公益性が高いのは私だって当然分かります。あんなに夏の努力をして、子どもたちのための農村キャンプ、分かるんですけれども、そのことが伊万里市民に果たして理解が得られるかというふうなことが大事なことだと思うんです。ですから、一方的に関係機関の両者で決めたというふうなことが非常に、市民の理解が得られるかというふうなことを私は申し上げております。 いずれにしろ、今回の案件は付託案件となるそうですから、保険金総額、寄附金が確定してから再度上程すべきじゃないかなというふうに思います。それまで精算を伴わない立替え、または貸付けを提案するところです。伊万里市の支援は当然だと思います。それでも、丸抱えでなくもっと事前の協議をして上程してほしいというふうに、多くの市民に理解が得られるような協議をした後に上程していただきたいと思うんです。 総務委員会委員長、十分協議をよろしくお願いいたします。 ○議長(馬場繁)  総合政策部長。 ◎総合政策部長東嶋陽一)  すみません、私先ほど議員の質問に対して、グリーンツーリズム推進協議会に過失がないというふうに申しました。これは個人に対する過失がないということを言いたかったわけでありまして、そういう意味では、協議会の注意義務違反とか、こうしたものが判決の中にも書かれておりますので、今の分については何らかの過失といいましょうか、落ち度があったということで訂正をさせていただきたいと思います。 ○議長(馬場繁)  ほかにありませんか。12番山口恭寿議員
    ◆12番(山口恭寿)  今、松尾雅宏議員から補助の妥当性と、執行部からの答弁があったところなんですけれども、この問題は10年前からずっと引きずっておりまして、再度確認なんですけれども、まず、今まで3,500万円の共済金、あと弔慰金、それと、10年前に当時の弁護士を雇った際の弁護士さんの着手金、あと、今回の資料を見ましても1審裁判にかかった費用などは既に伊万里市のほうで支払われているかと思います。 そこでお尋ねします。伊万里市のほうでこれらの金額を負担した経緯を改めてお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(馬場繁)  総合政策部長。 ◎総合政策部長東嶋陽一)  今、山口恭寿議員から御質問いただきましたように、これまでも平成28年度から令和元年度にかけまして、伊万里グリーンツーリズム推進協議会代理人弁護士の着手金や保証金について、協議会への補助金として交付した経緯がございます。 御質問は、その時点での判断の根拠はどうだったのかという趣旨だと思いますので、少し御説明いたします。 当時の協議会の運営は、会計面において現在と大きな変わりはございませんで、市からの補助金だけを財源として事業に取り組まれている状態でございました。また、会長につきましても同じく市長が務め、観光担当課が事務局を担うという運営体制についても現在と変わりはございません。 このため、市としての協議会に関する考え方も現在と同様に、当協議会は市の施策と一体的な活動、この点、繰り返し申しておりますが、これを推進するための団体であるというふうに捉えまして、代理人弁護士への委託料等の補助を開始したものでございます。 以上でございます。 ○議長(馬場繁)  12番山口恭寿議員。 ◆12番(山口恭寿)  そしたら、仮に今の段階でグリーンツーリズム推進協議会が解散した場合、この損害賠償金の責任というのは伊万里市に来るというふうに考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(馬場繁)  総合政策部長。 ◎総合政策部長東嶋陽一)  協議会の規約によれば、そのとおりでございます。(「以上です」と呼ぶ者あり) ○議長(馬場繁)  ほかにありませんか。9番力武議員。 ◆9番(力武勝範)  私、災害復旧費土木施設災害復旧事業(単独、現年)について、先ほどの説明で、国見団地の斜面が崩壊をして、神ノ原川の復旧工事をするというふうなことで復旧方針が決定されたという説明がなされたんですけれども、では、復旧の方針がどのような内容になっているのか、まず説明をしていただきたいと思います。 ○議長(馬場繁)  建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長溝江龍史朗)  力武議員お尋ねの神ノ原川の復旧方針についてでございます。 少し経緯を申しますと、7月豪雨によりまして国見団地ののり面が崩壊し、その崩壊した土砂が一部、神ノ原川の護岸と共にまた一緒に崩壊したという状況でございます。 国見団地ののり面の所有でございますけれども、その所有につきましては上部に家屋を持っておられます方の個別の所有地ということでございます。そういったことで、のり面高も10メートルから十二、三メートルございますので、なかなか個人での復旧も難しいということで、我々もいろいろ相談を受けたわけでございますけれども、その中で、復旧する方法としまして、国庫補助の中で地震対策ということで取り組める事業がございましたけれども、それにつきましては負担金がかなり大きな事業になるということで、個人さんのほうもそこまでの負担をかけてはできないというようなことで、のり面の全体的な復旧については断念をいたしております。しかし、下流にあります河川につきましては、農地や洪水等の排水も必要になるということで、市のほうでどういった方法が取れるかということで検討をしてまいったところでございます。 復旧の方針といたしましては、現在のり面のすぐ横を川が流れておりますけれども、川を元の位置に復旧するということになりますと、今、崩壊しております土砂を全体的に止めるような大きな構造物が必要になるというようなこともございまして、費用的にかなりかかるということと、崩壊を止めるということですので、どうしても技術的に難しい部分がございます。そういったことで、今ある河川を隣接する田んぼの中に位置を変えまして、そこに河川を造ると。その河川とのり面の間に大規模な盛土をやりまして、我々カウンターと言うんですけれども、その重さによって崩壊を止めるというようなことで考えておるところでございます。 ○議長(馬場繁)  9番力武議員。 ◆9番(力武勝範)  この災害復旧については、当初、私のほうでも県のほうと協議をして、最初、河川を復旧する場合にはどうしても民地のほうの石垣を、以前築いてあるところを、そこを復旧しないと河川の復旧は難しいだろうというふうに話をして、ただ、民地であるから、これが災害復旧として今まで例がないということで、それができないとかいう話をされておりました。 ただ、そういうのは全国的にはもしかしたら例があるかも分からんから調査をしなさいということで話をして、ただ、その中で私もつい、そんなに費用がかかるんだったら川を付け替えたほうがもっと安くなるよねと、私は本意で言ったわけじゃないんですけれども、それが現実として今そういうふうにされておるわけですよね。 ただ、国見団地に住まわれている方からすれば、やっぱり今の河川を復旧するための途中にある石垣を補強していただいたほうが、上の方たちにとっては安心じゃないのかなということで、私はそこを強く要望していたんですけれども、その河川、この災害復旧で石垣が民地であるからできないというのが、これは本当にできないのか、ただ費用がかかるからしないのか、どちらなんでしょうか。 ○議長(馬場繁)  建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長溝江龍史朗)  公共施設の災害復旧につきまして、基本的には境界主義というのがございます。そういった中で、できればもともとの施設の境界の中で災害復旧を完結させるという基本的な考え方をまず持ちます。それでも、例えば、大規模な土砂崩れ等がございまして、どうしても道路とか河川自体を違う場所に迂回するような形で復旧するほうが経済的にも、危険性的にも、技術的にも安定するというようなことであれば、そういった方法もできます。そういった意味では、民地を買収なり借地なりして復旧を行うという手法が全く認められていないというようなことではございません。ただ、その目的ですよね、民地の安定を図ることを目的に、河川側の工事を公共で復旧をするのかというようなことになれば、それは非常に難しい問題になると思いますので、それが全てできるともできないとも、ケース・バイ・ケースになると思いますので、この場ではちょっと回答を差し控えさせていただきます。 ○議長(馬場繁)  9番力武議員。 ◆9番(力武勝範)  市の事情とか財政状況というのは分かるんですけれども、片やその団地の住民からすれば、下のほうだけを埋立てして上部がしっかりしていなかったら、なかなか住みにくいということで、もしかしたらそこから転居されて、将来的に廃墟になる可能性も十分考えられるのかなと。そこを考えたらある程度市も、少々費用がかかってでも住民対策として途中までの石垣を市が補強するというのも一つの考え方なのかなと。 もう一つは、逆に私たちがそういうふうにして市が河川を改修するための石垣をもっと補強してくれるための、例えば、付け替えの河川の地主がもしその土地を譲渡しないということであれば、どうしてもそこは補強をしていかないといけないことになりますよね。そういったものもやっぱり地域全体で話し合っていかないといけない問題かなと。これは市の財政状況だけの問題ではないと思います。私は地元の方たちとも十分協議をして、国見団地の方、また下の河川の隣接される農地の方、やっぱりそういう全体的な中での協議が必要かなと今思ったところです。 ○議長(馬場繁)  建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長溝江龍史朗)  地元の方、それから地権者の方の安心というようなことで言われております。 ただ、今回の分は確かに大規模な状況で、危険な状況も幾らか残っているというのはございます。そこを規模の話だけで税金を投入してやるかやらないかいう話になれば、また違う話になると思いますので、それについては慎重に考えていく必要があると思っております。 以上です。 ○議長(馬場繁)  8番中山議員。 ◆8番(中山光義)  この質疑は議案乙第32号ということで、これ全てということですよね、一気にですね。 ○議長(馬場繁)  はい。 ◆8番(中山光義) 続 まず1つ目です。補正予算書の9ページ、土木費の市営住宅管理事業です。 概要で、さきの台風で屋根等の破損によって計上されています。この市営住宅というのは、そもそも保険が掛けられていないのか。要するに、俗に言う建物火災保険等が掛けられていないのか、その保険の手当てがないものかが1つです。 そしてもう一点、先ほど力武議員が言われました同じ事業でございます。 復旧の方針が固まったということであります。河川のほうの復旧の方針が固まったと。ここは私も何回も現場に行っています。そうしたときに、国見中学校の体育館の脇の擁壁が開いています。ずっと開いています。こういうのも方針は固まっているんですか。川だけの方針が固まっているんですか。そこが質問です。 ○議長(馬場繁)  建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長溝江龍史朗)  まず、1つ目の市営住宅の件でございます。 市営住宅におきましては、昨年度から公益社団法人全国公営住宅火災共済機構というところの共済に加入をいたしております。ですから、今回の災害につきましても、歳入で80万円のお見舞金という形で支払いがあるだろうということで、今80万円を共済のほうから支払っていただく見込みということで歳入で計上しているところでございます。 次に、神ノ原川の災害の件で、国見中学校側の擁壁ということでございますけれども、確かに擁壁のほうがひびが入って、角のあたりについては幾らか崩壊が発生しているということで、現在、河川に影響があっている部分というのは、全体の崩壊からすれば一部でございます。ただ、全体的に、河川自体は災害が発生していない部分もございますけれども、擁壁自体は幾らか崩壊している部分もございますので、災害で対応できる分と単独で対応しなければいけない分というのが発生するのかなということで、河川については擁壁自体が今後崩壊しないような手当てを考えていくべきだろうということで、これから調査設計をやっていきますので、具体的な部分は言えませんけれども、ある一定程度の河川の建て替えと盛土が必要になるだろうということで考えているところでございます。 中学校側につきましては、我々所管外でございますけれども、まだそこら辺までの、うちの範囲も定まっていない状況の中で、その中学校側をどういったふうにするかというのは、これからまた考えていかなきゃいけないかなというふうには思っているところでございます。 ○議長(馬場繁)  8番中山議員。 ◆8番(中山光義)  ということは、この上程されたのは河川の分ですからそれでいいんですが、参考のためにお聞きしますが、中学校は所管外というのは、教育委員会に聞けばいいんですか。 ○議長(馬場繁)  建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長溝江龍史朗)  教育委員会所管になると思っております。 ○議長(馬場繁)  8番中山議員。 ◆8番(中山光義)  河川工事の中で、今、力武議員が言われたように、上部については個人のものだからという話です。それは基本はそうでしょう。それと、先ほど言われたようにカウンターで土留めをして止めるということですが、あの高さがあった場合に、そのカウンターの規模がどのくらいか分かりませんが、果たしてまた、あれが本当にずるっと来た場合に、河川まで本当に来ないのかなというのが私の一つのまた心配であるし、上に住んでいる方がそういう思いもされているんじゃないかなというふうに思うんですよ。 それとまた、教育委員会のほうなんですが、中学校の脇の、体育館の脇の擁壁が膨らんでいます。これも、もしかしたら上ののり面に追従しているものであって個人のほうになっているかもしれない。片やそうしたときに、それはこっちでするよ、のりが崩れているのは私たちはしないよというようなことでは、その住民は多分納得しないと思うんですよ。 ですから、あそこの場合は、やはり全国のいろんな事例を調べながらもう一回検討する必要があるんじゃないかなと、河川は河川としてやっぱり検討する必要があるんじゃないかなというふうに私は思っています。 そして、この災害復旧についてやっぱり住民の方が不安がっておられますので、そこについては住民に詳しくもっと説明をする必要があると。これは個人のものだからできないよと言うだけじゃなくて、そこにやはり市民目線に立った説明を私はする必要があるというふうに思っています。 ○議長(馬場繁)  答弁は。建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長溝江龍史朗)  先ほどから申し上げておりますけれども、公共施設と宅地の分ということで、なかなか制度的にはできない部分もあるというのは御理解いただいていることとは思います。当然これまでもいろいろな──いろいろなといいますか、できる事業の手法については国の本省までお話を通した上で、地元に下ろして協議をしてきたわけでございますけれども、そういった中でも、やはり負担が大きいのでちょっとできないというようなことで言われております。その中で、我々としても今の崩壊の分が、これ以上崩壊しないような形での復旧を考えておるところでございますので、それについては、もしまた地元のほうから御相談があれば、それについてはできる範囲で受けてはいきたいと思いますけれども、できる部分については限りがあるというようなことは御理解をいただきたいと思います。 それと、カウンターで止められるかという話でございますけれども、そのために調査設計を今からやりますので、これについては二度と崩壊しないような、そういった設計は慎重にやっていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(馬場繁)  教育部長。 ◎教育部長(多久島功)  先ほどの国見中学校の体育館のところのブロックの件でございますけれども、現在の状況からいたしまして、今後につきましては経過観察をしながら対応については考えていこうということで考えていたところでございます。 以上でございます。 △日程第4 追加議案常任委員会付託 ○議長(馬場繁)  ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案乙第32号に対する質疑を終結いたします。 次に、議案の常任委員会付託を行います。 本日、追加提案されました議案については、お手元に配付しております付託表(その2)のとおり各常任委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、別紙付託表(その2)のとおり各常任委員会に付託することに決定いたしました。 ここでしばらく休憩いたします。               (午前11時10分 休憩)               (午後2時   再開) △日程第5 決算審査特別委員会及び常任委員会報告 ○議長(馬場繁)  会議を再開します。 それでは、日程に従いまして、まず、決算審査特別委員会の報告を求めます。 令和元年度決算審査特別委員会、坂本委員長。 ◎令和元年度決算審査特別委員長(坂本繁憲) (登壇)      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━            令和元年度決算審査特別委員会報告書 令和2年第3回定例会において本委員会に付託されました、議案乙第19号 令和元年度伊万里市水道事業特別会計決算認定について議案乙第20号 令和元年度伊万里市工業用水道事業特別会計決算認定について議案乙第21号 令和元年度伊万里市下水道事業特別会計決算認定について議案乙第27号 令和元年度伊万里市一般会計決算認定について議案乙第28号 令和元年度伊万里市国民健康保険特別会計決算認定について議案乙第29号 令和元年度伊万里市介護保険特別会計決算認定について議案乙第30号 令和元年度伊万里市市営駐車場特別会計決算認定について議案乙第31号 令和元年度伊万里市後期高齢者医療特別会計決算認定について 以上諸議案について、9月28日、29日及び30日に現地調査を実施し、10月1日、2日、5日、6日、7日及び8日の6日間にわたり審査を行った結果、以下の意見を付し、これらを認定すべきものと決定しましたので報告いたします。1 一般会計決算について  一般会計の歳入は285億223万円、歳出は282億6,249万円で、翌年度繰越財源3,125万円 を差し引いた実質収支は2億850万円の黒字である。この実質収支から平成30年度の実質 収支3億2,465万円を差し引いた単年度収支は、1億1,615万円の赤字となっている。 また、歳入に占める自主財源比率は44.8%で、自主財源は前年度より7,490万円(0.1%) 増加している。実質公債費比率は14.8%(平成30年度16.5%)、将来負担比率は69.0% (平成30年度78.4%)と、それぞれ前年度と比較すれば改善がみられるが、実質公債費 比率については、依然として高い数値である。新型コロナウイルス感染症の影響により 経済情勢が悪化しており、これからも厳しい財政状況が見込まれるため、引き続き財政 健全化に取り組まれたい。 (1) 歳入について  一般会計における収入未済額の合計は11億2,572万円で、前年度に比べ9,335万円減少 している。  不納欠損額は、前年度に比べ3,042万円増加している。これは、市税において企業倒産 等回収困難な案件の処理が進んだことに加え、新たに制定された債権の管理に関する条 例に基づく処理が進められたことによるものである。  市税の収入済額は71億8,507万円で収入率は97.5%と前年度と比較して0.4ポイント上 昇している。調定額に対する収入未済額(滞納額)は前年度と比較して4,832万円減少し ている。口座振替の加入促進や滞納処分を強化するなど収入未済額の縮減に努められて いるが、今後も税負担の公平性を確保するために、更なる収納率の向上を図るよう求め る。  負担金の主な収入未済額は児童福祉費負担金(保育料)2,060万円で、前年度に比べ 543万円減少している。保育料は保護者から保育の実施に要する費用の一部を、所得の状 況に応じて徴収している受益者負担金である。今後も滞納が発生しないよう保護者への 指導に努めるとともに、滞納者への催告等更なる収入未済額の解消を求める。  使用料の主な収入未済額は児童福祉使用料(留守家庭児童クラブ利用料等)339万円及 び住宅使用料(市営住宅家賃)3,281万円である。使用者負担の公平性を確保するために も、滞納者に対する納入指導を強化するとともに、債権の管理に関する条例に基づき、 債権管理所管課と連携し、適切に対応することを求める。 (2) 歳出について  ① 財産管理事業   財産管理事業については、旧ポリテクセンター等の普通財産や公用車の維持管理を適  切に行うとともに、土地開発公社が所有していた用地について一部買い戻すなど、健全  な財政基盤の確立に努められているが、伊万里市民病院跡地については依然として売却  の目途が立っていない状況である。管理費の節減と土地の有効活用を図るため、売却に  向けた更なる対策を講じられたい。  ② コミュニティバス等運行事業   コミュニティバス等運行事業については、交通弱者のための移動手段として必要な事  業である。補助金に依存しない自立的な経営を行うためには、コミュニティバス等をよ  り使い勝手の良いものにし、利用者の増加を図る必要がある。運行経路・運行時間帯・  曜日等のスケジュール・発車時刻等について十分な検討を行い、利便性を高め利用者増  加に努めること。  ③ 公共老人施設管理運営事業   老人憩の家3施設(波多津・大川・山代)の令和元年度の利用者は、各施設とも延 4,000人を超えている。築約50年となり老朽化が進んでいるが、ファシリティマネジメン トの観点から大規模改修は行わず、軽微な改修で対応し維持管理を行っていく。   令和2年度で指定管理者制度を終了し、令和3年度からは市直営での対応となる。令  和4年度から3地区(波多津・大川・山代)のコミュニティセンターに老人憩の家の機  能を持たせ、また、3地区以外のコミュニティセンターについても、今後、老人憩の家  と同様の機能を持たせる計画である。コミュニティセンターに老人憩の家の機能を持た  せるに当たっては、地域住民や利用者の意見を十分反映させるよう努めること。  ④ 留守家庭児童クラブ管理運営事業   本事業は、平成30年度から民間事業所に運営業務を委託し、令和2年度には、委託期  間の3年が満了する。   民間事業所委託後は、臨機応変な対応などの成果があった反面、なお加配など改善の  余地があると思われる。   よって、契約更新においては、委託と直営におけるメリットやデメリット等を整理、  検証し、子どもの健全育成の向上と利用者のニーズに合わせた運営について検討するこ  と。  ⑤ 認可外保育施設等利用費支給事業   幼児教育・保育の無償化では、3~5歳児及び住民税非課税世帯の0~2歳児の認可  保育所や認定こども園などの保育料が無償になり、利用者の負担軽減につながっている。   一方、認可外保育施設(一時預かり事業、病児保育事業及びファミリーサポート事業  を含む)の利用料、また、幼稚園の預かり保育利用料の無償化においては上限の設定が  あるため、本市では償還払いの方法で無償化に努めている。   このことについては、現物給付方式、償還払い方式及び両方の組合せがあり、市町に  よって対応も様々ではあるが、認可保育所等の利用者と同様に負担軽減につながるよう  な方法について検討すること。  ⑥ 浄化槽設置促進事業   浄化槽設置促進事業は、新規の合併処理浄化槽設置のみ対象であり、既設の合併処理  浄化槽の更新についての補助金は無い。合併処理浄化槽は数十年に一度更新を必要とす  るため多大な費用を要する状況にあり、下水道供用地域世帯との負担額に平等性を欠く  ため、合併処理浄化槽の更新についても補助対象とするよう検討すること。  ⑦ 人・農地プラン推進事業   人・農地プラン推進事業については、農業者に対するアンケート調査において10年以  内に農業をやめると回答した農家が約8割との結果が出ている。担い手の確保は中山間  地を多く抱える本市農業における最大の課題であり、今後の地域農業を考える上で大き  な危機感を持つところである。持続可能な地域農業の実現を図るために、早急に集落営  農法人化や担い手農家への集積・集約化などの取組を関係機関と共に進めること。  ⑧ 藩窯公園管理事業   藩窯公園管理事業は、秘窯の里大川内山の鍋島藩窯公園の維持管理に要する経費であ  り、公園の施設管理を行うことにより、受け入れ態勢を整え、観光客の誘致に努められ  ている。   当該公園は、「めおとしの塔」や「唐臼小屋」をはじめ、「関所」、御経石窯跡や清  源下窯跡などの古窯跡といった歴史的文化遺産などが多数あり、伊万里市を代表する観  光地であるが、一部管理が不十分なところが見受けられる。観光客による口コミなど更  なる誘致につなげるため、尚一層の維持管理に努められたい。  ⑨ 防災行政無線施設管理事業   防災行政無線は、災害時等に緊急情報を伝える目的で整備されたが、その特性から屋  外放送による情報の伝達にはおのずと限界がある。そこで、ケーブルテレビや「防災  ネット あんあん」、電話応答装置などを活用する情報伝達方法の多重化が図られてい  るが、まだそれらが市民に十分浸透しているとは言えない。   災害時において市民に正確な情報を確実に伝達するため、現在市民が利用できる情報  伝達方法について、あらゆる機会を捉えて周知を図ること。  ⑩ 中学校放課後等補充学習事業   中学校放課後等補充学習の対象者は全学年となっているが、進路保障のために3年生  を中心に実施した学校もある。この事業の目的である学習習慣の確立、基礎学力の定着  と学習への意欲付けを図るためには、1年生からの継続的な補充学習の実施も重要であ  る。この事業は県の補助事業を活用し実施されているが、県の動向にかかわらず事業を  継続し、基礎学力の定着による学力の向上と学習意欲の向上に努めること。2 企業会計決算について (1) 水道事業特別会計  水道事業では、収益的収入が14億1,327万円(税抜き)となり、前年度と比較して229 万円増加している。これは、雑収益及び他会計補助金が増加したためである。一方、収 益的支出は13億7,809万円となり、前年度と比較して595万円増加している。これは、減 価償却費、支払利息、企業債取扱諸費及び維持管理費が減少したものの、資産減耗費、 人件費が増加したためである。結果、当年度純利益は3,518万円となり、前年度に比べて 366万円減少しているが黒字は維持できている。なお、水道料金の収納率については、現 年度分の収納率は向上している。一方、有収率については漏水により現年度より0.7ポイ ント低下し86.3%となっている。有収率の向上は経営改善につながるため、引き続き漏 水検査及び老朽管の更新を行い、安定的な水道の維持管理に努めること。 (2) 工業用水道事業特別会計  工業用水道事業では、収益的収入が9億9,516万円(税抜き)となり、前年度と比較し て545万円増加している。これは、給水収益が増加したためである。一方、収益的支出は 9億9,565万円となり、前年度と比較して7,091万円減少している。これは、職員給与等、 支払利息、減価償却費及び修繕費が減少したためである。結果、当年度純損益は49万円 の赤字となっているが、前年度に比べ7,636万円赤字を縮小している。今後も引き続き、 受水企業の水需要動向を注視しながら、各施設の適切な維持管理を行い、工業用水道事 業の使命である良質で低廉豊富な工業用水の安定供給に努めること。 (3) 下水道事業特別会計  下水道事業会計は、令和元年度から地方公営企業法の全部を適用した公営企業会計と なり、初めての決算であるため、一部を除き当年度数値のみである。当年度の収益的収 入は11億8,280万円(税抜き)、収益的支出は12億277万円となり、この結果、当年度純 損益は1,997万円の赤字である。公営企業会計に移行したことで、決算状況の経年推移に おいて一部前年度比較が困難な部分も生じたが、地方公営企業法の規定等を適用し、資 産情報等の把握が容易になり、損益計算書や貸借対照表などの財務諸表により、経営状 況や財政状況を把握しやすくなったことから、中長期的な経営計画や施設の更新計画な ど、将来にわたり下水道事業を考えていく上でも意義あるものである。今後も引き続き 収納率の向上を図り、各施設の適切な維持管理を行うなど、経営改善に努めること。3 その他 (1) 関連資料の充実について  「主要な施策の成果に関する説明書」の記載内容については、年々改善されているが、 成果の説明内容に濃淡がある。事業によっては成果を表しにくい場合もあるが、予算編 成時に意図した成果の達成度を検証するためには、具体的な資料が必要であることから、 より詳細な成果説明とすることを、伊万里市議会基本条例第9条の規定により要請する。 以上報告いたします。  令和2年10月15日                            令和元年度決算審査特別委員会                            委員長 坂 本 繁 憲 伊万里市議会議長 馬 場   繁 様      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○議長(馬場繁)  次に、追加議案に対する各常任委員会の報告を求めます。 初めに、総務委員会、中山委員長。 ◎総務委員長(中山光義) (登壇)      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              総務委員会報告書(その2) 10月15日の本会議において付託されました、議案乙第32号 令和2年度伊万里市一般会計補正予算(第9号)についてのうち        第1条 歳入 全款            歳出 第2款 総務費             〃  第7款 商工費 以上議案審査の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、付託議案に対しての主な意見及び質疑は以下のとおりです。(意見)・グリーンツーリズムについては、都市圏との交流、農林水産業や観光の振興、ひいては地域振興につながる重要な施策である。市においては、今回の事故を教訓として、今後も積極的に事業を推進し、市民の付託に応えること。(質疑)・市とグリーンツーリズム推進協議会との関係について・グリーンツーリズム推進協議会の負担について・否決されたときの対応について・特定財源の保険金について・貸付金について 以上報告いたします。  令和2年10月15日                               総務委員会                                   委員長 中 山 光 義伊万里市議会議長 馬 場   繁 様      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○議長(馬場繁)  次、文教厚生委員会、井手委員長。 ◎文教厚生委員長(井手勲) (登壇)      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             文教厚生委員会報告書(その2) 10月15日の本会議において付託されました、議案甲第62号 工事請負契約締結の変更について(松浦スポーツ・レクリエーション施設整       備工事) 以上議案審査の結果、原案のとおり全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 以上報告いたします。  令和2年10月15日                               文教厚生委員会                                 委員長 井 手   勲伊万里市議会議長 馬 場   繁 様      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○議長(馬場繁)  次、環境建設委員会、松永委員長。 ◎環境建設委員長(松永孝三) (登壇)      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             環境建設委員会報告書(その2) 10月15日の本会議において付託されました、議案乙第32号 令和2年度伊万里市一般会計補正予算(第9号)についてのうち        第1条 歳出 第4款 衛生費             〃  第8款 土木費             〃  第9款 消防費             〃  第11款 災害復旧費 以上議案審査の結果、原案のとおり全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 なお、付託議案に対しての主な意見は以下のとおりです。(意見)・近年、大きな豪雨災害に見舞われるようになってきている。排水機場の稼働については、排水機能が十分に発揮できるように、燃料補給に必要な予算措置を行うこと。 以上報告いたします。  令和2年10月15日                               環境建設委員会                                 委員長 松 永 孝 三伊万里市議会議長 馬 場   繁 様      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○議長(馬場繁)  以上で決算審査特別委員会及び各常任委員会の報告が終わりましたので、しばらく休憩します。               (午後2時25分 休憩)               (午後2時40分 再開) △日程第6 決算審査特別委員会及び常任委員会報告に対する質疑 ○議長(馬場繁)  会議を再開いたします。 それでは、決算審査特別委員会及び各常任委員会の報告に対する質疑を行います。 まず、決算審査特別委員会報告について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(馬場繁)  次、総務委員会報告について。12番山口恭寿議員。 ◆12番(山口恭寿)  総務委員長にお聞きします。 今回このグリーンツーリズムの訴訟の問題なんですけれども、なかなか答えを出すのも難しかったんではないかなというふうに私自身も思います。そこで、継続審議というような話があったのかどうか、まずお聞きします。 ○議長(馬場繁)  中山委員長。 ◎総務委員長(中山光義)  継続審議についてでございますが、継続審議については最後の議員間討議のときにお話が出てきました。 以上です。 ○議長(馬場繁)  12番山口恭寿議員。 ◆12番(山口恭寿)  そうすると、市のほうから提出された書類に、原告側、要は今回支払うお母さんのほうですね──に支払う損害金は、直ちに損害賠償金として遅延損害金と共に支払う必要があるというふうにあるんですけれども、この直ちにという期日、期限はどのようになっているでしょうか。 ○議長(馬場繁)  中山委員長。 ◎総務委員長(中山光義)  期限については、執行部のほうから10月30日というふうなことで回答があったところです。 ○議長(馬場繁)  12番山口恭寿議員。 ◆12番(山口恭寿)  そうすると、10月30日という期限が決まっているのであれば、継続審議をするとなるとさらに遅延損害金が発生するかと思います。そういったときの負担はどういうふうにするかというような議論があったのか、お聞きします。 ○議長(馬場繁)  中山委員長。 ◎総務委員長(中山光義)  それについては継続審議がいいんじゃないかという御指摘の議員がおられました。しかし、その先の負担については、議員間討議の中でございましたので、執行部も退席した後でございましたので、そのことについて議論はしておりません。 ○議長(馬場繁)  ほかにありませんか。5番西田議員。 ◆5番(西田晃一郎)  今回、訴訟の問題もございましたが、市内は様々な団体があると思います。そうした中で、行政が市民との協働を推進していく中で、このことを踏まえて、今後の市民との協働の推進について議論されましたでしょうか、お伝えください。 ○議長(馬場繁)  中山委員長。 ◎総務委員長(中山光義)  各種団体、市民との協働の推進についてどういう協議をしたかという御質問であります。 各種団体、市民との協働の推進については、今回の事故を教訓として、さらなる安全の徹底をさせて、それで、市民との協働のまちづくりになお一層邁進していきたいというような部長の答弁でありました。 以上です。 ○議長(馬場繁)  5番西田議員。 ◆5番(西田晃一郎)  その中で、具体的な対策として執行部側から説明がありましたでしょうか。 ○議長(馬場繁)  中山委員長。 ◎総務委員長(中山光義)  対策という御質問でございますが、まさしく私が先ほど言いましたように、執行部のほうからは、今回の事故の再発を防ぐのはもちろんのこと、なお一層の安全対策に力を入れていくと、そして、まちづくりを市民と一緒になって進めていくんだという答弁でありました。 以上です。 ○議長(馬場繁)  ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、文教厚生委員会報告について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、環境建設委員会報告について。どうぞ。9番力武議員。 ◆9番(力武勝範)  環境建設委員会の委員長にお尋ねします。 今回、意見の中には排水機場の稼働の補給燃料についてが付されているわけですけれども、先ほどの議案質疑の中で、私が災害復旧費土木施設災害復旧事業、国見団地の南側の側面が崩壊した分で、その下に神ノ原川、市の管理河川があるわけですけれども、それを復旧する事業の調査費用が今回提示されております。 先ほども議案質疑の中で私もお願いをというか、発言をしたんですけれども、既存の河川をそのまま復旧するためには、その河川の北側の斜面のブロックの修理をしないと既存河川の修理ができない。それをしてもらうことで、上の住民の方の若干なる費用負担と、生活と安全・安心が保てるということになるわけですよね。それを今回、今の方針決定では河川を付け替えて、今のブロックが倒壊しているところはあまり触らないというふうな説明ではなかったかと思うんですけれども、この委員会ではブロックを補修することじゃなくて、河川を付け替えることでよしとされたのか、それはどういうふうな意見が出たのか、お尋ねします。 ○議長(馬場繁)  松永委員長。 ◎環境建設委員長(松永孝三)  力武議員の質問にお答えします。 基本的には、のり面の構造物については民間がやるという説明がありまして、河川の付け替え工法については委員会で現地確認の折に説明がありました。 今回、復旧に向けた必要な査定を受けるために調査、測量、設計をする予算でありまして、今から現地ののり面のボーリング調査とか、岩盤の滑り面の状況を把握して工法を決めるという段階でありまして、一応構想としては河川の付け替えをして、下の抑え盛土でのり面がさらに崩壊しないような手だてをするという説明がありまして、のり面の構造物の件についての説明はありませんでした。 ○議長(馬場繁)  9番力武議員。 ◆9番(力武勝範)  河川の復旧については、そういう方法も一つの手法であると思います。要は、上の団地の方の今住まわれているところ、安心・安全をするためには全額自費でするというのは相当な費用がかかるということで、もしそこに市の災害復旧でブロックを築くこととかができれば市民の負担も軽減ができるという、今の現状としてそういう話はなかったんですね。上の住民に対する配慮という意見はなかったんですね。 ○議長(馬場繁)  松永委員長。 ◎環境建設委員長(松永孝三)  個人負担という部分については、国の施策で地震対策の予算があるということで地元と協議はされているみたいですけど、それについて地元から個人の負担はできないという旨の回答を得たということで、現在さっきも申し上げました工法を考えているという説明がありました。 ○議長(馬場繁)  ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 以上で決算審査特別委員会及び各常任委員会の報告に対する質疑を終結いたします。 ここでしばらく休憩いたします。               (午後2時49分 休憩)               (午後3時   再開) △日程第7 議案の付議順序により討論及び採決 ○議長(馬場繁)  会議を再開いたします。 それでは、決算議案及び追加議案について、これより討論、採決を行います。 議案乙第19号から乙第21号まで及び乙第27号から乙第31号までの決算議案8件については討論の通告がなされておりませんので、討論を省略し、採決いたします。 まず、議案乙第19号 令和元年度伊万里市水道事業特別会計決算認定について原案のとおり認定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案乙第19号については原案のとおり認定されました。 次、議案乙第20号 令和元年度伊万里市工業用水道事業特別会計決算認定について原案のとおり認定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案乙第20号については原案のとおり認定されました。 次、議案乙第21号 令和元年度伊万里市下水道事業特別会計決算認定について原案のとおり認定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案乙第21号については原案のとおり認定されました。 次、議案乙第27号 令和元年度伊万里市一般会計決算認定について原案のとおり認定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案乙第27号については原案のとおり認定されました。 次、議案乙第28号 令和元年度伊万里市国民健康保険特別会計決算認定について原案のとおり認定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案乙第28号については原案のとおり認定されました。 次、議案乙第29号 令和元年度伊万里市介護保険特別会計決算認定について原案のとおり認定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案乙第29号については原案のとおり認定されました。 次、議案乙第30号 令和元年度伊万里市市営駐車場特別会計決算認定について原案のとおり認定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案乙第30号については原案のとおり認定されました。 次、議案乙第31号 令和元年度伊万里市後期高齢者医療特別会計決算認定について原案のとおり認定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案乙第31号については原案のとおり認定されました。 次、議案甲第62号 工事請負契約締結の変更について(松浦スポーツレクリエーション施設整備工事)、討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認め、討論を終結いたします。 それでは、採決いたします。本案について原案のとおり可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案甲第62号については原案のとおり可決されました。 次、議案乙第32号 令和2年度伊万里市一般会計補正予算(第9号)について討論はありませんか。15番松尾議員。 ◆15番(松尾雅宏) (登壇) 議案審議で申し上げましたので、殊さらはありませんけれども、付託された委員会を傍聴して聞いてみますと、グリーンツーリズムと市との関係が議論され、市の事業と一体化しているとか、市の事業であるとか、今後支障を来すなどが議論されておりました。そういう中で、市と一体となったグリーンツーリズム推進協議会ですから、市がその賠償金については負担すべきという意見が大半であったと思います。 そういうのは私は分かっているんです。それでもあえて、要は過失があったから賠償責任が生まれた民事の判決ですので、亡くなった子どもに道義的責任を負うという誠意を示すためにも市と協議会で負担割合を決め、多い少ないは別として負担割合を決めて賠償してほしいと考えたからです。 市の丸抱えには反対です。しかし、可決するようであれば市民への丁寧な説明をしてほしいと付け加えて討論といたします。 ○議長(馬場繁)  ただいま反対討論がございました。 賛成討論はありませんか。8番中山議員。 ◆8番(中山光義) (登壇) 先ほど反対討論がありましたので、総務委員会を代表して賛成討論をいたします。 いろいろと反対討論の趣旨が述べられたわけでございますが、それはそれとして思いを述べさせていただき、賛成討論といたします。 まずもって、今回の事故でお亡くなりになられた方に対しまして、謹んで哀悼の意を表すところであります。 今回の裁判の判決の内容については、私ども議員が言及するところではありませんが、提出された議案について総務委員会で審議した結果、賛成多数で原案に賛同することと決しましたので、ここに賛成の立場で討論をするものであります。 伊万里グリーンツーリズム推進協議会は、設立以来、伊万里の豊かな農山漁村において、自然や文化、人々の交流を楽しむ滞在型の余暇活動を通して農山漁村の活性化を図り、都市と地域住民との交流を推進するなど、伊万里市の観光振興のみならず、農業の振興においても重要な役割を担ってきた団体であります。 協議会の設立当初から市長が会長を務められ、また、事務局も市の観光担当課の職員が担っており、伊万里グリーンツーリズム推進協議会は、まさに市の施策と一体的な活動を推進するために設立された公益性の高い団体であるということは厳然たる事実であります。 また、伊万里市では地域が主体となった取組が今まで以上に今日求められているところであります。こうした中で、市が支援することなくその責任の全てを事業の実施者が負う義務が生じるとなると、今後の地域活動にも重大な影響が出るものと私は大きな危惧の念を抱いているところであります。 お亡くなりになられてから10年、これまでの御遺族の心痛を思うと、私はここで市としても哀悼の意を表さなければならない、心から強くそう感じているところであります。また、多くの市民が当然万全の安全対策を講じた上で地域の活性化に向けた振興策の実践に臆することなく携わっていくためにも、私は今回の議案については可決するべきという判断でありますし、総務委員会も賛成多数で可決したところでございます。 どうか議員皆様の御賛同をお願いし、私の賛成討論といたします。 △日程第8 閉会 ○議長(馬場繁)  ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ここで討論を終結いたします。 これより採決を行います。本案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 賛成多数であります。よって、議案乙第32号は原案のとおり可決されました。 以上で討論及び採決を終結いたします。 ここで、お手元に配付しておりますとおり、各常任委員会並びに公共施設最適化調査特別委員会及びまちづくり調査特別委員会から会議規則第65条の規定により継続審査の申出がなされております。 そこでお諮りいたします。各委員会からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、各委員会からの申出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。 次に、議決事件の字句及び数字等の整理についてお諮りいたします。 本定例会におきまして議案等が議決されましたが、議決事項についての字句、数字、その他単なる誤謬の整理を必要とするときは、会議規則第39条の規定によりその整理を議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、字句、数字、その他単なる誤謬の整理は議長に委任することに決定いたしました。 以上をもちまして今期定例会の日程を全て終了いたしましたので、令和2年伊万里市議会第3回定例会を閉会いたします。               (午後3時13分 閉会) 上記のとおり会議の次第を記録し、これを証するために署名する。  令和  年  月  日             伊万里市議会                 議 長  馬 場   繁                 副議長  坂 本 繁 憲                 議 員  前 田 久 年                 議 員 会議録署名議員は、伊万里市議会会議規則(昭和31年9月29日議会告示第1号)第115条の規定により、17番前田久年議員、18番渡邊英洋議員を指名していたが、令和2年10月30日に渡邊英洋議員が逝去したため、伊万里市議会会議規則第118条により議長の決定にて、会議録署名議員は17番前田久年議員1人とする。特別委員会設置に関する決議 地方自治法第109条及び伊万里市議会委員会条例第6条の規定により、下記のとおり特別委員会を設置するものとする。              記1 令和元年度決算審査特別委員会 (1)設置目的 令和元年度決算審査を行うため (2)委員定数 19人 (3)調査経費 予算の範囲内 (4)調査期間 設置の日から調査終了の日まで意見書案第2号   新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地   方税財源の確保を求める意見書の提出について 地方自治法第99条の規定により、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、経済再生担当大臣、まち・ひと・しごと創生担当大臣に対し、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書を提出する。   令和2年9月24日提出者 伊万里市議会議員 坂 本 繁 憲    伊万里市議会議員 山 口 恭 寿       〃     加 藤 奈津実       〃     井 手   勲       〃     川 田 耕 一       〃     梶 山   太       〃     西 田 晃一郎       〃     松 尾 雅 宏       〃     山 口 常 人       〃     松 永 孝 三       〃     岩 﨑 義 弥       〃     前 田 久 年       〃     中 山 光 義       〃     渡 邊 英 洋       〃     力 武 勝 範       〃     樋 渡 雅 純       〃     前 田 敏 彦       〃     笠 原 義 久       〃     前 田 邦 幸       〃     盛   泰 子伊万里市議会議 長  馬 場   繁 様提案理由 新型コロナウイルス感染症の蔓延は、地域経済にも大きな影響が及び、本年 度はもとより来年度においても、一般財源の激減が避けがたくなっており、地方財政 は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。  よって、国における令和3年度地方財政対策及び地方税制改正において、地方財政 の困窮を招かないよう地方税財源の確保を求めるため、この案を提出する意見書案第3号   GIGAスクール構想の実現に向けた自治体への継続的支援等を求める   意見書の提出について 地方自治法第99条の規定により、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大 臣、財務大臣、文部科学大臣に対し、GIGAスクール構想の実現に向けた自治体への 継続的支援等を求める意見書を提出する。 令和2年9月24日提出者 伊万里市議会議員 加 藤 奈津実    伊万里市議会議員 山 口 恭 寿       〃     坂 本 繁 憲       〃     井 手   勲       〃     川 田 耕 一       〃     梶 山   太       〃     西 田 晃一郎       〃     松 尾 雅 宏       〃     山 口 常 人       〃     松 永 孝 三       〃     岩 﨑 義 弥       〃     前 田 久 年       〃     中 山 光 義       〃     渡 邊 英 洋       〃     力 武 勝 範       〃     樋 渡 雅 純       〃     前 田 敏 彦       〃     笠 原 義 久       〃     前 田 邦 幸       〃     盛   泰 子伊万里市議会議 長  馬 場   繁 様提案理由 GIGAスクール構想の早期実現に向け、国によって加速推進が図られてい るが、自治体負担は避けられないものであり、各自治体によって財政状況や抱える課 題も異なることから、全国的に足並みをそろえた実現は困難を極めている。また、従 前の教育方法とICTを融合し効果的に活用できる体制を整えるためには、継続的か つ安定した予算が必要である。  GIGAスクール構想は国の未来に繋がる重要施策であり、全国で画一的に実施さ れるべきであるため、意見書を提出する。...