伊万里市議会 > 2020-03-04 >
03月04日-02号

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  1. 伊万里市議会 2020-03-04
    03月04日-02号


    取得元: 伊万里市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-16
    令和2年 3月 定例会(第1回)          令和2年伊万里市議会会議録(第1回定例会)1.日 時  令和2年3月4日 午前10時00分開会2.出席した議員    1番  馬 場   繁         12番  山 口 恭 寿    2番  坂 本 繁 憲         13番  井 手   勲    3番  加 藤 奈津実         14番  梶 山   太    4番  川 田 耕 一         15番  松 尾 雅 宏    5番  西 田 晃一郎         16番  松 永 孝 三    6番  山 口 常 人         17番  前 田 久 年    7番  岩 﨑 義 弥         18番  渡 邊 英 洋    8番  中 山 光 義         19番  樋 渡 雅 純    9番  力 武 勝 範         20番  笠 原 義 久    10番  前 田 敏 彦         21番  盛   泰 子    11番  前 田 邦 幸3.欠席した議員    な  し4.出席した事務局職員    局長  杵 嶋 尚 武5.地方自治法第121条による出席者職氏名    市長                  深 浦 弘 信    副市長                 泉   秀 樹    総務部長                古 場   博    政策経営部長              山 邉 賢 一    市民部長福祉事務所長)        桑 本 成 司    産業部長                力 武 健 一    建設部長                橋 口 民 男    理事                  角 永 慎二郎    総務部部長                        樋 口 哲 也    (総務課長)(防災危機管理課長)    政策経営部部長財政課長)      木 寺 克 郎    企画政策課長              松 本 公 貴    人権・同和対策課長           山 口   聡    長寿社会課長              川 口 幹 夫    農山漁村整備課長            樋 口 繁 義    企業誘致商工振興課長         東 嶋 陽 一    建設部部長道路河川課長)      溝 江 龍史朗    都市政策課長              山 口 公 良    会計管理者               多久島   功    上下水道部長              中 里 憲 二    上下水道部部長管理課長)      松 岡 猛 彦    公平委員会事務局長           樋 渡 博 文    教育長                 松 本   定    教育部長                中 野 大 成    教育副部長教育総務課長)       梶 原 貴 英    学校教育課長              中 尾 聡 彦    体育保健課長              山 口 裕 之1.議事日程    第1 市長提出議案等に対する質疑1.本日の会議に付した事件    日程第1 市長提出議案等に対する質疑     議案甲第1号 伊万里駐在員設置条例及び伊万里交通安全指導員設置条例の            一部を改正する条例制定について     議案甲第2号 伊万里個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の            一部を改正する条例制定について     議案甲第3号 伊万里印鑑条例の一部を改正する条例制定について     議案甲第4号 伊万里市議会議員その他非常勤職員公務災害補償等に関す            る条例の一部を改正する条例制定について     議案甲第5号 伊万里留守家庭児童クラブ条例の一部を改正する条例制定につ            いて     議案甲第6号 伊万里災害弔慰金支給等に関する条例の一部を改正する条例            制定について     議案甲第7号 伊万里部落差別撤廃人権擁護に関する条例の一部を改正する            条例制定について     議案甲第8号 伊万里敬老祝金支給条例を廃止する条例制定について     議案甲第9号 私立学校の助成に関する条例を廃止する条例制定について     議案甲第10号 特定事業契約締結の変更について(伊万里学校給食センター整            備事業)     議案甲第11号 路線の認定について     議案甲第12号 相互救済事業の委託について     議案甲第13号 伊万里有田地区定住自立圏形成協定締結の変更について     議案甲第14号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度伊万里市一般            会計補正予算(第5号))     議案甲第15号 専決処分の承認を求めることについて(伊万里ビジネス支援オ            フィス条例の一部を改正する条例)     議案甲第16号 伊万里公平委員会委員の選任について     議案甲第17号 伊万里固定資産評価審査委員会委員の選任について     議案甲第18号 伊万里固定資産評価審査委員会委員の選任について     議案甲第19号 伊万里固定資産評価審査委員会委員の選任について     議案乙第9号 令和元年度伊万里一般会計補正予算(第6号)について     議案乙第10号 令和元年度伊万里国民健康保険特別会計補正予算(第3号)に            ついて     議案乙第11号 令和元年度伊万里介護保険特別会計補正予算(第4号)につい            て     議案乙第12号 令和元年度伊万里後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)            について     諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について     報告第1号 放棄した債権の報告について     報告第2号 放棄した債権の報告について     報告第3号 専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)     報告第4号 専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)1.会議の顛末                (午前10時 開議) △日程第1 市長提出議案等に対する質疑議長馬場繁)  おはようございます。定刻、定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。 日程に従いまして、議案等に対する質疑を行います。 本日は議案甲第1号から甲第19号までの19件、乙第9号から乙第12号までの4件並びに諮問第1号の1件及び報告第1号から第4号までの4件を行います。 まず、議案甲第1号 伊万里駐在員設置条例及び伊万里交通安全指導員設置条例の一部を改正する条例制定について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第1号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第2号 伊万里個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例制定について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第2号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第3号 伊万里印鑑条例の一部を改正する条例制定について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第3号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第4号 伊万里市議会議員その他非常勤職員公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第4号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第5号 伊万里留守家庭児童クラブ条例の一部を改正する条例制定について。どうぞ。6番山口常人議員。 ◆6番(山口常人)  おはようございます。1点だけ若干心配している部分を申し上げますと、今回、東山代小学校第2児童クラブが町の公民館での対応ということをお伺いいたしております。これについては町の区長会でも御説明があっておるところでございますけれども、その際に、町の公民館となれば、やはり一般の車両、町民が出入りする場所でもあります。 そこで、児童の送迎時、特にお迎えのときになるかと思うんですけれども、あってはならないことでありますけれども、トラブルが発生しないような対応策をお願いしたいなというふうに思います。 僕なりに考えた案ではございますけれども、一つのルールづくりとして、例えば、保護者の方で子どもを車に乗せていただくということと、例えば、ほかの子どもたち駐車場で遊んでいたりすることもあるかと思うんですけれども、できるだけバックを避けて前進での発進をしていただくような、これはあくまでも私の案でございますけれども、執行部としてどのような対応策を検討されるかをお伺いしたいと思います。 ○議長馬場繁)  教育部長。 ◎教育部長中野大成)  今回、小学校から公民館児童クラブを変えるということになりますので、御心配のことがあるかと思います。 対策としましては、先ほど議員のおっしゃったことが適切かなとは思っておりますけれども、それに加えまして、もちろん保護者とか指導員の先生にも、そこら辺は十分注意喚起したいと思いますし、基本的に児童クラブの迎えについては保護者のほうで行うようになっておりますので、そこら辺十分注意させたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長馬場繁)  6番山口常人議員。 ◆6番(山口常人)  ありがとうございます。そこで、4月1日から長期の児童クラブをされるということを聞いています。新1年生が今度3クラスになるということで、どうしても教室が足らないよということの対応と聞いています。長期のそういった受け入れということになろうかと思いますので、十分注意されてお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第5号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第6号 伊万里災害弔慰金支給等に関する条例の一部を改正する条例制定について。どうぞ。3番加藤議員。 ◆3番(加藤奈津実)  今回、条例改正の提案と同時に規則を提示してくださったことには感謝いたします。 議案説明会で配られた市民部資料の8ページ、9ページを見て申し上げます。 ここで、今回、災害弔慰金支給審査委員会設置するに当たっての条例改正だと思いますけれども、条例は基本的に総則があって、実体的規則、雑則、附則等で成り立っていると思います。今回の審査委員会設置を雑則に含めるのは適当でないと考えますけれども、雑則に含められた明確な理由がおありでしたら教えてください。 ○議長馬場繁)  市民部長。 ◎市民部長桑本成司)  なぜ第5章の雑則に規定されたかということでございますけれども、今回の改正につきましては、国から示された準則に基づいて行っております。市の法制を担当する部署とも協議した上で、今回の議案として上程させていただいたところでございます。 当該委員会につきましては、条例第2章に規定している災害弔慰金と第3章に規定しております災害障害見舞金の支給に関する事項を調査、審議するためのものであるということから、どちらかの章に規定するものではなく、また、委員会の組織及び運営については規則で定めることとしているため、単独で章を設ける必要はないというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長馬場繁)  3番加藤議員。 ◆3番(加藤奈津実)  2つの章にまたがるから雑則に含められて、なおかつ規則で定めているので章立てする必要はないとの御回答だと理解いたします。 ただ、今回、審査委員会設置するに当たって、委員には費用弁償が発生いたします。費用弁償が発生する協議会委員会など、ほかにもたくさんありますけれども、私が見た限りでは、費用弁償が発生する委員等については、最低限人数の上限が条例内に含まれているものと拝見いたしました。 今回、規則等に定めるとはなっておりますけれども、人数の上限は最低限条例の中に含めるべきものではないかと思います。例えば、規則に関しては議会に諮るものではありませんので、この上限数を極端なことを言ってしまえば、ないとは思いますけれども、20人にも30人にもできてしまうわけですよね。 そしたら予算額にも影響してくるのかなと思いますので、規則のほうに含められている最低限人数の上限は条例に含めるのが適当ではないかなと思うのと、ほかの委員については、任期であるとか再任を妨げない再任の可否であるとかまでも条例に含まれているものも多数ありますので、最低限人数の上限は条例に含めるべきと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長馬場繁)  市民部長。 ◎市民部長桑本成司)  条例につきましては、その目的とする一定の法的な秩序を実現するために制定されるものでございます。条例上、一定の義務の履行確保措置義務違反に対する制裁措置等を設けて、その実効性を担保するというふうな場合もございます。 今回につきましては、この委員会が大規模災害に起因して審議する事案等が発生するものでございますので、実際に委員会を運営する中で、委員の数や任期を見直す必要が生じた場合、規則で定めることにより、早急に対応することが可能となります。 委員会設置につきましては、基本的にこの条例改正につきましては、国の準則に沿って行っており、伊万里市では規則で定めることとしております。他市においては、要綱で定めているところも少なくない状況でございます。条例に規定する必要は特にないというふうに考えて、今回の形にしているところでございます。 以上です。 ○議長馬場繁)  3番加藤議員。 ◆3番(加藤奈津実)  災害時に早急に対応するためということは理解しておりますが、人数はそう大幅に変わるものなのかなという疑問がまだありますので、できれば委員会のほうで深掘りして審議していただければと思います。答弁は結構です。 以上です。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。21番盛議員。 ◆21番(盛泰子)  議案甲第6号に関してですが、今回新たに設置する審査委員会の役割については、市民部資料の7ページにこんなふうに書いてあります。「自然災害による死亡か否かの判定が困難な場合等には、医師や弁護士等有識者による審査会設置し」ということですね。ですから、非常に高度な専門性が求められているというふうに理解できるわけです。 そのメンバーについては、市民部資料の10ページに規則が示されていますが、第2条の中に医師、弁護士、その次に市の職員というふうになっているのが私は大変気になっております。これはどのような肩書の方を想定されているのでしょうか、お尋ねいたします。
    議長馬場繁)  市民部長。 ◎市民部長桑本成司)  市の職員としてどういう肩書の者かという御質問でよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり) 今、私どもが想定しておりますのは、担当部局部長もしくは副市長という形になるというふうに思っております。 ○議長馬場繁)  21番盛議員。 ◆21番(盛泰子)  以前もこの場で指摘をいたしましたけれども、市の職員事務局の立場として入って、その専門性の議論の中で説明を求められれば、しっかりと説明をしていただくと、そういう立場ではないかなと。むしろ、これは第三者的な立場で判断していただくために設けるのではないかなというふうに思うんですね。 市のホームページに審議会等設置及び運営に関する指針というのを載せていただいております。これは私が提案して載せていただくことになっているんですが、その第4条に委員選任のあり方という項目がありますね。 まず1つには、「市議会議員は、法令等に定めがあるなど特別な理由がある場合を除き、委員に選任しないものとする」と、これは議会からの投げかけでこういうことが決まっております。 それともう一つ、7番目に、「市職員は、法令で定める場合又は審議会等の性質に照らしその専門的知識が必要となるもの等やむを得ない場合を除き、委員に選任しないものとする」というふうになっているわけですね。 ですから、これは規則の部分なので、今後、十分に検討していただきたいというふうに思います。 2点目は、この開催時間、どういう時間帯にするかですね。これについてはどのように考えておられるでしょうか。 ○議長馬場繁)  市民部長。 ◎市民部長桑本成司)  開催時間についてでございますけれども、非常に専門性の高い医師、そして、弁護士をお願いしているところでございますので、当然、委員の皆さんの協議の上で時間を決めていくということで、何も執務時間内ということで考えているわけではございません。 ○議長馬場繁)  市長。 ◎市長(深浦弘信)  ただいま審議会委員市職員を含めるべきではないではないかというふうな御質問があっております。 先ほどから言われている審議会等の「等」に入るのかどうか分かりませんが、今回は審査委員会審査なんですね。審議会といいますのは、総合計画審議会とか、幅広くいろんな意見を求めるようなことを検討してもらうときにはいいと思いますが、今回につきましては、災害の状況、程度、それから、審査会と一般的にいいますのは、成績とか品質とか、そういうふうな合否を選べるものだろうと思っております。 今回は審査会ということで、非常に専門性のあるもの、また、災害の状況とか内容の程度に関する情報も重要になってくるというふうなこと、これは現場を担当する市の職員の意見を反映するというふうなこともありますし、国の準則の中でも職員委員としてというふうなこともありましたので、今回入れております。 審査という特殊なものに対してのことだということで私は考えております。審議会については、できるだけ規則等に基づいてやっていきたいと思っております。 ○議長馬場繁)  21番盛議員。 ◆21番(盛泰子)  それは全く当たらないと思いますね。医師や弁護士等有識者による審査会のところに、やはりここから読み取れるのは、高度な専門性を持った人という意味であって、今、市長がおっしゃったようなことは事務局からしっかりとした資料を提出して審査していただくというのが本当ではないかなと思います。 いずれにしろ、あとは委員会審査をまちたいと思います。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第6号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第7号 伊万里部落差別撤廃人権擁護に関する条例の一部を改正する条例制定について。どうぞ。21番盛議員。 ◆21番(盛泰子)  今回、法改正に基づいて条例も改正するということでございますので、法律のほうに立ち戻ってみました。そうすると第4条に、「地方公共団体は、国との適切な役割分担を踏まえて、その地域の実情に応じ」というふうに記されております。ということは、伊万里市だけではなく、やはり県との連携というものが必要とされているわけですね。 全国的に見れば、現在、県としてこの条例を整備しているのは奈良県と福岡県だというふうに承知しております。佐賀県の条例化の動きについては、どのように把握していらっしゃるでしょうか。 ○議長馬場繁)  市民部長。 ◎市民部長桑本成司)  先ほど盛議員から御紹介がありましたとおり、平成31年3月に福岡県が既存の条例の改正を行っておられます。また、同時期に奈良県においても新たに条例を制定されているというふうな状況でございます。 佐賀県におきましても、今回の伊万里市が条例改正を出した時点において、県内の市町と県ともまた協議をしたところでございますけれども、県といたしましては、現在、平成10年に制定いたしました佐賀県人権の尊重に関する条例、あるいは平成11年に制定、平成29年に二度の改定をいたしました佐賀県人権教育啓発基本方針に基づいて、部落差別をはじめとする様々な人権問題の解決に向けた施策の推進に取り組んでいるということでございます。 このたびの部落差別の解消の推進に関する法律の施行に伴いまして、佐賀県においても新たに条例を制定される、もしくは既存の条例を改正するなどの情報につきましては、現在のところ入っていないというふうな状況でございます。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第7号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第8号 伊万里敬老祝金支給条例を廃止する条例制定について。どうぞ。17番前田久年議員。 ◆17番(前田久年)  今回、廃止の理由の中に、超高齢化社会の到来に伴いということでございますが、祝金制度創設時と、そして、現在の伊万里市の高齢化率と、同様に平均寿命の比較をまずお伺いいたします。 ○議長馬場繁)  市民部長。 ◎市民部長桑本成司)  高齢化率の御質問でございます。 制度を創設いたしました昭和57年のデータというのはございませんけれども、昭和55年に実施された国勢調査の記録によりますと、伊万里市における昭和55年当時の65歳以上の高齢化率は12.7%となっております。 また、本年2月1日現在の高齢化率は31.3%となっております。市民の8人に1人が高齢者だった頃に制度は創設されているわけでございますけれども、現在は市民の約3人に1人が高齢者というふうな状況になっております。 以上でございます。 ○議長馬場繁)  17番前田久年議員。 ◆17番(前田久年)  本当に高齢化、これは平均寿命もお伺いしておりましたが、漏れていたように思いますが、平均寿命も大変延びているというところでございます。 そうした中、今回の制度の中で、廃止の理由に健康長寿を延ばすとありましたが、やっぱり健康寿命を延ばしていく、そうなれば、今後も平均寿命が延びていくんじゃないかなと思うわけですね。そうなれば、いろいろな面で財源も増えることでしょう。そんな中、廃止の理由とその財源をどのように使う考えか、お伺いをいたします。 ○議長馬場繁)  市民部長。 ◎市民部長桑本成司)  失礼いたしました。平均寿命につきましても御説明をさせていただきたいと思います。申し訳ございません。 昭和55年当時の国勢調査を基にした国の全国平均値を御紹介させていただきたいと思います。 昭和55年当時、男性は73.4歳、女性は78.8歳となっております。一方、今から5年前になりますけれども、平成27年の国勢調査を基に算出された伊万里市の平均寿命は、男性が80.5歳、女性が87.6歳ということになっております。この35年間の中で、男性につきましては7.1歳平均寿命が延びていらっしゃる、女性については8.8歳平均寿命が延びていらっしゃるという形になっております。 それと、あと廃止の理由とその財源をどのように生かしていくかということでございますけれども、今後も高齢化が進んでいく中で、特定年齢高齢者全員を対象として、一律に現金を支給する施策を将来にわたって維持していくというよりも、今後は高齢者を支え、健康寿命を延ばすための取組を積極的に推進していきたいということで、今回廃止を提案させていただいているところでございます。ぜひ御理解を賜りたいというふうに思います。 ○議長馬場繁)  市民部長、さっきの質問に対しての財源の...... ◎市民部長桑本成司) 続 申し訳ございません。 財源につきましては、代替する事業につきましては、総額といたしまして1,075万2千円を見込んでいるところでございます。 比較といたしまして、一般財源というところになってくると思いますけれども、認知症高齢者等の損害保険と地域づくり交付金以外は国、県等の補助金制度を活用できるということから、総事業費のうちの約1割に当たります136万3千円を一般財源と見込んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長馬場繁)  17番前田久年議員。 ◆17番(前田久年)  何か分かるような分からないような説明ですけど、では、私、財源とかそういうのは、今後、健康寿命を延ばすということで、いろいろその辺の財源にも使わせていただくということを、そういうふうな思いをしているわけでございますが、それはそれとして、今後やはり祝い金を楽しみにしている高齢者もいるんじゃないかという思いをいたしておるところでございますが、説明の中でこの経緯、平成19年4月に敬老会祝金条例を廃止後、そしてまた同年7月に敬老商品券を創設と、そしてまた、その後、平成22年度に商品券から現金支給に変更し、現在に至っている経緯があるわけですね。 この中身は言わなくても御存じのとおり、いろいろあったんじゃないかなという思いがありますが、そんな中、やはり対象者に説明をしていかないといけない。対象者の理解を得ないといけない。そのため、対象者の理解を得るための方策、そして、周知をどう考えているのか、お伺いをいたします。 ○議長馬場繁)  市民部長。 ◎市民部長桑本成司)  方策周知ということでございますけれども、今回、支給の対象者となられる方というのは、昨年10月2日以降に88歳になられた方やもうすぐ88歳になられる方にとっては非常に楽しみにされていた方もいらっしゃるというふうに考えておるところでございます。 そうした方々のことを考えますと、非常に胸が痛い思いもございますけれども、今後は高齢者の安心や健康寿命の延伸、生きがいづくりのために大切に使わせていただきたいというふうに考えておりまして、当然それに対する周知に努めてまいりますし、その説明についても丁寧に御説明を申し上げたいと思っておりますので、御理解を賜りたいというふうに考えております。 また、周知方法につきましては、広報伊万里及び伊万里市のホームページへの掲載や、区長会長会、老人クラブ連合会などの説明なども通じまして周知を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長馬場繁)  市長。 ◎市長(深浦弘信)  確かにおっしゃるとおり、今回の祝い金の廃止については期待されている方がいらっしゃるかも分かりませんが、私としてはこれまでも、この条例が昭和五十何年ですか──につくられた、そして、平成19年に一旦廃止されて、また平成22年にできたというふうな経緯も調べまして、皆さん方の御意見も見ております。 そういうふうな中で、私としてはこの有効な使い方ということを考える時期に来ているのではないかというふうに判断いたしております。今回、新たに4つの事業をこの部分の代わりにやりたいと。金額的にも先ほど市民部長が言いましたが、1,000万円を超える金額になりますが、ぜひ国、県等の予算を利用しながらでもやっていきたいと。それであっても、先ほど百三十数万円と言いましたけれども、現在、皆さんにお支払いしている金額よりも若干多い金額になると思います。 その中の一つとして、私が知っておりますのは、まずは認知症の高齢者等の損害保険加入というふうなことで、認知症を抱えている皆さんが安心して過ごせるような形にしたいと。それから、高齢者の方が地域でいきいき百歳体操に取り組むとか通いの場を立ち上げるための支援、それから、介護予防をするところに保健指導や健康相談、介護的な予防の一体的な取組を行うと。そして、4つ目として高齢者の健康づくり、生きがいづくり、そういうふうな支援をしていくということで、全般的に高齢者施策について今回行っていきたいということで、この祝い金については廃止し、その財源にプラスアルファをしながらでも高齢者福祉に対応していきたいということで今回お願いしているわけですので、ぜひ御理解いただきたいと思っております。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第8号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第9号 私立学校の助成に関する条例を廃止する条例制定について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第9号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第10号 特定事業契約締結の変更について(伊万里学校給食センター整備事業)。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第10号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第11号 路線の認定について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第11号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第12号 相互救済事業の委託について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第12号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第13号 伊万里有田地区定住自立圏形成協定締結の変更について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第13号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第14号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度伊万里一般会計補正予算(第5号))、別冊です。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第14号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第15号 専決処分の承認を求めることについて(伊万里ビジネス支援オフィス条例の一部を改正する条例)。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第15号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第16号 伊万里公平委員会委員の選任について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第16号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第17号 伊万里固定資産評価審査委員会委員の選任について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第17号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第18号 伊万里固定資産評価審査委員会委員の選任について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第18号に対する質疑を終結いたします。 次、議案甲第19号 伊万里固定資産評価審査委員会委員の選任について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案甲第19号に対する質疑を終結いたします。 次、議案乙第9号 令和元年度伊万里一般会計補正予算(第6号)について、別冊です。区分して行います。 まず、第1条 歳入歳出予算の補正のうち、歳入全款について、10ページから19ページまでです。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に進みます。 同じく歳入歳出予算の歳出のうち、第2款.総務費、第3款.民生費、第4款.衛生費、第5款.労働費、第6款.農林水産業費、第7款.商工費について、20ページから31ページまでです。どうぞ。8番中山議員。 ◆8番(中山光義)  第6款.農林水産業費、補正予算書の29ページ、3目の農業振興費の中の5の事業、新規就農者支援事業、これについては減額補正950万円ほどされております。新規就農者が少なかったのか、マイナス補正をされた理由をまず1点。 それと、次のページの2目.林業振興費、7.森林経営管理事業ですが、これはさきの一般質問で私しましたけれども、森林環境譲与税に関わるものかなというふうに思いますが、これについても180万円ほどマイナス補正です。このマイナス補正、要するに所有者の意向調査のあれが少なかったのか、このマイナス補正になった理由について、まずお尋ねをいたします。 ○議長馬場繁)  産業部長。 ◎産業部長(力武健一)  2点についての御質問です。 まず最初に、新規就農者支援事業のほうについて回答申し上げます。 この事業では、新規就農者の営農定着とともに、後継者の親元就農を促進するために取り組んでおりまして、国庫事業の農業次世代人材投資資金と市単独事業の親元就農等給付金がございますが、今回の補正は国の農業次世代人材投資資金を減額するものです。 国の資金につきましては、財源は全額国庫補助金でありまして、50歳未満の独立自営就農者に対し、年間最大150万円、最長5年間給付しておりまして、所得が100万円を超えますと、段階的に減額し、350万円以上で給付停止となります。 当初予算で継続分として、4人と夫婦1組の6人分に加え、新規3人の延べ9人分の1,200万円を予算計上しておりました。本年度の給付につきましては、給付停止が4人、減額が2人、新規が1人の延べ7人分で247万2千円の給付見込みとなりましたので、不用となります952万8千円を減額補正するものです。 本年度の給付対象者は全て施設キュウリ栽培者であり、予定していた継続の6人については、農業所得の基準額オーバーによる給付停止と減額でありますので、今回の予算の減額は、新規就農者の農業経営が順調にいっている結果であるというふうに考えております。 次に、2点目の森林経営管理事業の減額でございますけど、今回実施しました森林ゾーニング及び所有者意向調査業務委託において、市内森林について、制度対象森林の抽出や森林経営の適合性の判断並びにモデル地区での森林所有者への意向調査を実施しております。 森林ゾーニングの結果、市内の人工林の大半が森林経営に適さないことが明らかになりました。このため、当初予定していた小規模なモデル地区選定に伴う森林所有者への意向調査については、改めて基本計画及び取組森林の優先順位などを早急に検討する必要があることから、当初、500件として予定しておりました意向調査対象件数を最小限の150件としたため、委託料の181万9千円の減額補正を行うものでございます。 以上です。 ○議長馬場繁)  8番中山議員。 ◆8番(中山光義)  新規就農者のマイナス補正については、今答弁があったように、キュウリ農家が反対に頑張っているんだなということでマイナス補正、これは喜ばしいことかなというふうに思っています。多分、大川野の青年かなと思うんですけれども。 そういう中で、次の森林経営管理事業の中で、伊万里市の森林がなかなかそういう森林経営に適さないところだと、要するに、森林ゾーニングの中でそういう結果だということです。これは新年度予算にも組まれていますよね。 そういうことで、要するに森林環境譲与税の基本的な目的が、そういう山を今から生かしていこうねというような目的でありますので、この取組については、新年度では前にずっと進んでいくように、ぜひ力を入れてやっていただきたいなと。せっかくの国からの譲与税でありますので、力を入れて伊万里市の森林が有効活用されるようにぜひしていただきたいというふうに付け加えておきます。 以上です。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。21番盛議員。 ◆21番(盛泰子)  予算書25ページの障害児通所給付事業です。概要書は4ページにあります。 これは障害児の保護者に対して給付する通所給付費が見込みを上回るために、つまり、予定していた予算では足りないので、今回補正をしますよということでございます。 これについては、12月議会でもやはり見込みを上回るということで補正があったと思うんですけれども、今回の補正によって、当初予算と比べますと27%の増になっているというふうに思っています。今回の増額補正の見込みを上回るということになったわけですけれども、その分析はどのようにされているんでしょうか。理由をどのように考えていらっしゃるか、お聞きしたいと思います。 ○議長馬場繁)  市民部長。 ◎市民部長桑本成司)  児童通所事業所と利用件数の両方が増加したというのが非常に大きな理由でございます。ここ数年、市内におきましては児童通所事業所が増加しておりまして、養育の必要性があると認められた児童の受皿が確保されたことに伴いまして、利用件数も大幅に増加しているところでございます。 本年度の当初予算を見込むところにおきましては、利用件数を平成30年度実績の年間1万1,529件から、見込みとしては、今回ございましたように27%から30%程度増加するのではないかというふうに考えていたところでございますけれども、当初といたしましては、まずその半分程度の14%の年間1万3,136件程度の予算を組み、その後、増加する分につきましては補正対応というふうに考えていたところでございます。 現時点における実績を見ますと、平成30年4月から12月までの合計というのが8,606件でございました。今年度の令和元年度の4月から12月におきましては1万826件と、およそ26%の増加というふうな形になっております。 現時点における令和元年度の利用件数につきましては、合計いたしますと1万4,676件程度というふうに見込まれることから、予算額を増額する必要が生じたということでございます。 以上でございます。 ○議長馬場繁)  21番盛議員。 ◆21番(盛泰子)  見込みから大幅に増えたことを責めているわけでは決してありません。受皿が増えて、そこに行っていらっしゃる方がいる。そこでもちろん適切なケアを今受けていただいているわけですけれども、前回指摘しましたように、やはりそこから今度はより高度なといいましょうか、そういう相談ができる場所が必要だというのはますます高まってきているのではないかなというふうに思います。 児童発達支援センターについては、今検討していただいているというふうに思いますけれども、現在の検討状況についてお聞かせください。 ○議長馬場繁)  市民部長。 ◎市民部長桑本成司)  先ほど議員が御紹介いただきました児童発達支援センターにつきましては、児童福祉法の第43条に規定される児童福祉施設でございます。日常生活における基本的な動作の指導、知識、技能の付与、集団生活への適応訓練、その他必要な支援を行うものというふうになっております。 対象といたしましては、療育の観点から、集団及び個別療育を行う必要があると認められる未就学の障害児ということで、手帳の有無は問わないとされております。 本年の取組状況でございますけれども、昨年10月に近隣の児童発達支援センター、具体的に申しますと、唐津の児童発達支援センターくれよん、それと、武雄市にございますくろかみ学園児童発達支援センターの2カ所を視察させていただいたところでございます。 今後の設置を検討するに当たりましては、まず、この伊万里・有田地域での需要がどれぐらいあるかということ、また、設置する事業者、引受手があるかというようなことがございますけれども、そのほかに設置基準を満たす施設の整備や、保育士や児童指導員、調理師などの専門職を配置する必要があること等が大きな課題でございますので、今後どのような手法が考えられるのか、検討を続けたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に進みます。 第8款.土木費、第9款.消防費、第10款.教育費、第11款.災害復旧費について、30ページから43ページまでです。どうぞ。9番力武議員。 ◆9番(力武勝範)  まず、補正予算書の39ページから41ページ、災害復旧費ですね。1項の農林水産施設災害復旧費、2目の林道災害復旧費の林道災害復旧事業(補助、現年)及び(単独、現年)について。 今回、補助、現年で4,099万3千円、単独、現年では143万3千円の減額となっておりますけれども、この事業については、補助、現年で予算総額4,480万1千円に、昨年、本年度10月補正で858万1千円、単独、現年でも225万円の補正を行ったばかりであります。それを今回、補助と単独合わせて76%にも上がる減額補正をされたわけですけれども、まず、その理由ですね、経緯と原因についての説明をお願いいたします。 それともう一つ、次の農地災害復旧費の農地災害復旧事業(補助、現年)の工事請負費について。 今回、1,828万円の減額で、これは当初、10月補正で4,270万円予算を組んでいたわけですけれども、この予算からすると、57.1%の減額となっております。半分以下になっておりますけれども、これについてもその経緯と原因について説明をお願いします。 ○議長馬場繁)  産業部長。 ◎産業部長(力武健一)  御回答申し上げます。 まず、林道災害復旧事業の補助、現年につきましては、平成30年7月豪雨によりまして、林道大川眉山線において地滑りの兆候が確認された箇所になります。 当初予算としましては、観測、解析等の委託業務並びに復旧工事費としまして4,480万1千円を計上し、現場の調査、観測を行っておりましたが、昨年の8月豪雨によりまして、当該現場が地滑り性の崩壊を起こし、対策工法の検討において追加の現地試験を行う必要が生じたこと、また、同じ大川眉山線の別箇所におきましてのり面崩壊が生じたため、その復旧工事としまして、合わせて858万1千円を10月補正にて計上したところでございまして、既に執行済みでございます。 今回、減額の対象となっております大川眉山線の地滑り災害については、全国的に災害が多数発生した年でもありますので、林野庁との査定日程の調整が難航しまして、令和2年4月の査定予定と聞いており、額も確定してはおりません。 仮に事業費を令和2年度に繰り越した場合には、必ず2年度内に完了が不可欠でありますので、近年の異常気象を見れば、いつ大雨が降るのか予想がつかない中、復旧範囲が増加することも考えられますので、当初予算で措置しておりました地滑り工事に係る工事費につきましては、3月補正にて減額し、改めて令和2年度当初予算に計上するものでございます。 また、林道災害復旧事業の単独、現年につきましては、8月豪雨により発生しました林道崩壊箇所について現地確認を行い、概算工事費として225万円を10月補正にて計上しておりました。その後の現地測量及び復旧工法の精査等によりまして復旧額が確定しましたので、143万3千円を今回減額するものです。 また、3目の農地災害復旧事業の補助、現年の工事請負費につきましてですけど、8月豪雨による農地災害につきましては、昨年12月議会の一般質問でも回答しましたけど、災害発生から3週間締切りで国への報告をすることになります。地元からの報告を受け、職員が現地調査を行った結果、24カ所分、工事費4,270万円を10月補正で措置しておりました。 これは災害査定を受ける前の概算見積りでありますので、この時点では補助として採択できる箇所全てを計上しております。その後、現地測量を行いまして、正式に復旧工事費を算定して所有者へ負担額、この場合は大体多く見積もりまして、工事費の10%程度ということで説明をした上で申請するかどうかを相談し、所有者に判断していただいているところでございます。 その結果、8カ所が取り下げられまして、災害査定後の16カ所分、工事費2,442万円となりましたので、差引き1,828万円の減額補正を今回提示させてもらっております。 以上です。 ○議長馬場繁)  9番力武議員。 ◆9番(力武勝範)  林道災害復旧事業費、これは先ほど答弁ありました、要は令和2年度に新規で5,000万円計上された分とどういう関連性があるのかなというのを聞きたかったわけですけれども、今おっしゃったとおり、繰り越した場合に令和2年度ではなかなか難しいから、新しい事業として計上するということですね。これは理解できました。 もう一つは農地災害復旧事業費、これは先ほど地元負担が10%程度で話を進められているということであったんですけれども、今回、10月補正と今回の補正、分担金及び負担金ですね、これが地元負担金だと思うんですけれども、この総事業費から合計すると、大体4.55%が負担金になるようになるわけですよね。 当初の10%での地元の説明と、実際は4.55%であれば、逆に言えば、そのくらいであればしてもよかったかなと、そういう地元の意見があったんじゃないかなと思うんですけれども、もう少し耕作者と調整ができなかったのかな──耕作者というか、地権者、地元とですね。 要は、復旧工事をしなくても、耕作ができるところでそのまま耕作されているところは問題ないんですけれども、この際だから耕作もしないで荒廃地になるというのが一番危惧されるのかなと思っております。 ぜひこういった点については、少し改善ができるような取組が何かできないでしょうか。 ○議長馬場繁)  産業部長。 ◎産業部長(力武健一)  農地災害復旧事業ですね、基本的な補助率は60%かそれぐらいなんですけど、災害が全国的に大規模に発生しているということで、国のほうに対して補助率アップの増嵩申請を行います。そういうことも予想されますので、通常より負担率は少なくなるだろうということで、地元のほうにアッパーとして10%ぐらいじゃないでしょうかということ、少し高めになりますけど、そういう説明をしております。 結果的には令和元年度の農地災害復旧の補助率が、国が93.7%ですね。その残りを市と地元になりますので、地元負担が3.15%になるわけですけど、いろいろあるかと思いますけど、市としては少しは安全性を、確実に説明できる範囲でしか説明できませんので、そういう事情がありますので、そこら辺は御理解いただきたいと思います。 ○議長馬場繁)  9番力武議員。 ◆9番(力武勝範)  確かに時間的に余裕もないということで、大分苦労されているとは理解をします。その中でも、やはり農地を守るという観点からは、ぜひ努力をしていただきたい。よろしくお願いします。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。3番加藤議員。 ◆3番(加藤奈津実)  最初の37ページ、8款.土木費、6項.住宅費、2目.住宅建設費の2の一般住宅耐震改修等促進事業についてお伺いいたします。 こちらは平成30年度の決算額が57万5千円、平成31年度の当初予算額が186万円ほどありますけれども、今回の減額補正で178万5千円の減額、ほぼ活用されていないほどの減額がされておりますけれども、まず、こちらの理由について御説明いただけますでしょうか。 ○議長馬場繁)  建設部長。 ◎建設部長(橋口民男)  減額の理由ということでお答えしたいと思います。 まず、予算としまして、全体額で186万円を計上しておりました。中身を申しますと、耐震診断10件、補強設計1件、耐震改修で1件分、それで合わせまして186万円でございます。このうち、耐震診断につきましてのみ1件の補助金申請がありまして、それが7万5千円でございます。それを差し引きまして178万5千円を今回減額補正ということで、本来はもう少し申請があったほうがよかったと思いますけど、申請の数が少なかったということでございます。 ○議長馬場繁)  3番加藤議員。 ◆3番(加藤奈津実)  186万円の予算額の根拠もお聞きしようと思ったんですけれども、今御答弁いただきましたので。 こういった年によって活用される額は、やはり変動がかなり大きいものでしょうか。あまりに予算額と乖離が過ぎるかなと思うんですけれども、平成30年度は少なくとも57万5千円活用されていたにもかかわらず、今回1件のみということで、こういった審査の数が変動する理由について教えていただけますでしょうか。 ○議長馬場繁)  建設部長。 ◎建設部長(橋口民男)  平成30年度につきましては、8件の耐震診断についての申請があっております。また、その前年度、平成29年度につきましては9件の申請があっておりまして、元年度につきましては1件少なくなったというわけなんですけど、これはどういうことかと推察するわけなんですけど、近年の地震によって、熊本地震等が発生したというような時期がございまして、そういうところから申請件数が増え、そして、なぜか落ち着いてしまったというところにあるのではないかと推察するところです。 ○議長馬場繁)  3番加藤議員。 ◆3番(加藤奈津実)  直近に近隣地などで地震が起こったことによる市民の不安感情が高まって、活用数が増えるというのは理解しますけれども、平成30年度は増えても9件だったわけですよね。今回1件ということなので、あまりにも補助金の存在が知られていないのかなと思います。 ですので、耐震化の審査の対象になるのが昭和56年以前に建てられた建物で、市内に6,000件以上あるというふうにもお伺いしているところなんですけれども、その話を聞いて、うちも対象だなと思ったところではあったんですけれども、そういった対象物件が市内に多数存在するにもかかわらず、こういった審査件数があまりにも低いと思いますので、せっかく毎年補助金を活用して予算を確保されているのであれば、いま一度周知の方法を見直していただいて、なるべく予算が適正に活用されるように御尽力いただきたいなと思います。 以上です。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。8番中山議員。 ◆8番(中山光義)  その前に、私も関連でさっき言おうかなと思ったんですが、最後の結びでありましたので、先ほどの事業の中で私も同感です。周知がされていなかったのかなと、私もつくづくそう思ったところですけれども、私が質問するのは、10款の教育費、予算書の39ページ、概要の6ページです。 そこの中の1目の保健体育総務費です。競技スポーツ全国大会等出場支援事業についてお尋ねいたします。 今回補正で90万円上がっております。この90万円補正をしたうちの競技、どういう競技とどのくらいの人数の方に補助をされるのか、それと、全てのスポーツで一律に補助がなされているのか。 そして、もう一つです。昨今、今日の新聞でも甲子園の選抜の大会をどうするかというような話が出ておりました。もちろん全国大会ですね。そうした場合に、ここに90万円上がっておりますが、コロナウイルスの影響で全国大会が開催できないというようなスポーツも多分あるのではないかというふうに思いますが、そこの辺について質問いたします。 ○議長馬場繁)  教育部長。 ◎教育部長中野大成)  90万円の内訳でございますけれども、まず1つは社会人の全九州シニアソフトボール大会、これは伊万里倶楽部でございますけれども、13名に5万2千円、もう一つが全国U15バスケットボール選手権プレ大会、伊万里中学校バスケット部で19名、84万8千円が積算の根拠となっております。 補助についてでございますけれども、補助金の金額につきましては、全国大会等に出場される児童生徒に補助対象経費というのがございまして、これは宿泊料、それから、交通費ですね、この分については2分の1、それから、児童生徒以外には3分の1ということで支出をしております。ただ、児童生徒以外の団体で全国大会等に出場する場合には、上限額が10万円ということで設定されております。 それから、最後の御質問でございますけれども、先ほどの90万円の積算についてでございますが、2月26日に議案説明会がございまして、その後、2月28日に伊万里中学校バスケットボールのプレ大会につきましては、2月28日に中止が決定ということになっておりますので、この分については支出ができないというような形になっております。 以上でございます。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。21番盛議員。 ◆21番(盛泰子)  予算書37ページです。教育振興費の中でスクールサポーター配置事業というのがございます。これは学校現場での様々な問題に対応していただくために、予算を教育委員会の厳しい予算の中でつけていらっしゃるというふうに理解しているんですけれども、今回、152万5千円の減額補正ということで、当初予算からすると40%も減額になっているわけですね。その必要性からいうと、これはちょっと残念な結果だなというふうに思います。どういう事情だったのか、御説明をいただきたいと思います。 ○議長馬場繁)  教育部長。 ◎教育部長中野大成)  減額になった理由でございますけれども、この事業につきましては、先ほど議員から御紹介がありましたように、生徒の問題行動であったり、非行の未然防止、学校の安全対策といたしまして、スクールサポーターを伊万里中学校と啓成中学校に各1名ずつ、合計2名配置することとしております。 御存じと思いますけれども、スクールサポーターとしまして必要な資格、経験といたしましては、少年非行などに知識を持っていらっしゃる警察官のOBの方、少年犯罪有識者、また、生徒指導等の経験者としておりまして、通常は採用に当たりまして、教職員の人事異動であったり、ハローワークでの募集によって適任者を選定しているところでございます。 しかしながら、今年度につきましては、スクールサポーター2名のうち、学校でもなかなか講師が不足しているということや、ハローワークでの募集でも適任者が見つからなかったということで、啓成中学校に10月まで配置ができなかったということでございます。このため、予算を減額しているところでございます。 以上です。 ○議長馬場繁)  21番盛議員。 ◆21番(盛泰子)  状況については理解をするところではございますけれども、やはり今、学校現場での心痛い事案などが耳に聞こえてくる中で、講師の不足も影響しているという部分はちょっとショックですね。 ですから、来年度についてもこの予算というのはもちろんつけてくるわけですけれども、これを充足させるための方策というものをどのように考えていらっしゃるでしょうか。 ○議長馬場繁)  教育部長。 ◎教育部長中野大成)  おっしゃるとおり、啓成中学校に10月まで配置できなかったということは残念でございます。ただ、啓成中学校につきましては、平成29年度にそういった問題が多くなったということで配置をしたわけですけれども、学校の先生方の努力であったり、スクールサポーターを配置したということの効果もございまして、配置をした平成30年度から減少しておりまして、平成29年度と今年度を比較いたしますと3分の1程度、特に問題行動件数については激減をしているということになっております。このため、令和2年度につきましては、伊万里中学校のみ配置を予定しているところでございます。 なお、最近の問題の傾向といたしまして、特別支援員のサポートが必要な子どもというものが増えておりますので、来年度、令和2年度につきましては、該当する学校につきまして、生徒指導と特別支援教育の両方ができる支援員を配置する予定としております。来年度以降につきましては、各学校の問題行動の傾向であったり、件数等も踏まえまして、人数や確保について検討していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、第2条 繰越明許費について、4ページです。どうぞ。9番力武議員。 ◆9番(力武勝範)  補正予算書の4ページですね、繰越明許費、概要書の11ページと12ページです。 これは上から農業用施設災害復旧事業、単独、現年、補助、現年、それと林道災害復旧事業、これも補助、現年、単独、現年、農地災害復旧事業、これも補助、現年ですね。この5つの繰越しの理由。概要書で見ますと、「工事用資機材等の運搬路に使用に当たり、地元との調整に不測の日数を要し」と、全て同じ理由で記載をされてあります。 まず、これをお聞きしますけれども、同じ箇所の工事なのでしょうか。 ○議長馬場繁)  産業部長。 ◎産業部長(力武健一)  こちらにつきましては同一箇所の災害復旧事業ではなく、5事業で50カ所分の復旧工事となっております。それぞれ現場は異なった場所に存在しております。 ○議長馬場繁)  9番力武議員。 ◆9番(力武勝範)  全て違う場所であるにもかかわらず、全て同じ理由というのはなかなかあり得ないのかな。複数の理由の中に重複する理由は幾らかはあると思います。ただ、全く同じ理由をそれぞれに書くというのが本当に概要書というか、説明資料になっているのかなと思ったところですね。 詳細にとは言いませんけれども、工事箇所に特化した、具体的にもう少し分かりやすい説明資料にしていただけないのか、次回からこのようなことがないようにしていただけないでしょうか。 ○議長馬場繁)  産業部長。 ◎産業部長(力武健一)  繰越理由につきましては、工事箇所が多かったため、先ほど議員が申されましたように、それぞれの事業で一番共通している事項を挙げております。 災害の査定が12月いっぱいまでかかりまして、入札が1月下旬ぐらいですね、行われております。その中で幾つか入札の不調ですね、そういうのもありまして、いろいろ場所によっては原因が違っておりますし、また実際、災害が発生した場所に行くとほかの農地があるものですから、そういう相談も必要ということで時間がかかっておりますので、我々としてもできれば詳しく書きたいと思っておりますけど、国に対してはこういうふうな説明で一般的に書いておりますので、そこら辺を今段階では採用しておりますので、今後、そこら辺については検討していきたいと思っております。 ○議長馬場繁)  ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に行きます。 第3条 債務負担行為の補正について、5ページと44ページです。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に行きます。 第4条 地方債の補正について、6ページと45ページです。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 以上で議案乙第9号に対する質疑を終結いたします。 次、議案乙第10号 令和元年度伊万里国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、47ページから57ページまでです。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案乙第10号に対する質疑を終結いたします。 次、議案乙第11号 令和元年度伊万里介護保険特別会計補正予算(第4号)について、59ページから69ページまでです。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案乙第11号に対する質疑を終結いたします。 次、議案乙第12号 令和元年度伊万里後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)について、71ページから79ページまでです。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案乙第12号に対する質疑を終結いたします。 次、諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について、議案書35ページです。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、諮問第1号に対する質疑を終結いたします。 次、報告第1号 放棄した債権の報告について。どうぞ。21番盛議員。 ◆21番(盛泰子)  この報告第1号と第2号、両方に関してでございますが、今回、例えば報告第1号でいえば、市営駐車場の使用料の未納分を消滅時効の期間が経過したためということで債権を放棄すると、これは私たちが制定した条例の趣旨にのっとってですから、内容についてどうのこうのということでは全くございません。ただ、議案の書き方として、例えば、第1号でいえば11万7,750円という金額の数字のみ書かれていますし、第2号のほうは旧市民病院の未収金ですけれども、これは1,366万2,807円というふうに大変高額になっているわけですね。 それで、やはり議案などは後もって図書館などに備え付けられ、市民の方も見られることになりますので、やはり私たちとしては、今、各部の資料として詳しい資料が配付されておりますよね。その中でのエッセンスの部分は、この議案の中に書き込むことはできないのかというふうに考えました。 よその事例を見ると、結構そこを丁寧に書いているところが散見できるんですね。ですから、それを今後していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長馬場繁)  総務部長。 ◎総務部長(古場博)  議案の調整は総務部のほうで行っておりますので、私のほうで御回答を申し上げます。 まず、議案に明記すべき事項について、本市の考え方を御説明申し上げます。 議案につきましては、内容を簡潔に、根拠法令を示す等の点に留意をしながら、行政実例や地方公共団体の書式実例集といった専門図書を参考に、伊万里市文書規程において、議案の種類ごとに明記すべき事項を定めております。 例えば、工事請負契約議案については、工事の場所、請負金額、契約方法などですが、議員御質問の債権放棄、これは地方自治法に定める議決事件であり、権利の放棄になりますけれども、この議案について明記すべき事項は文書規程に定めはございません。 債権放棄について、昨年の3月議会で条例を制定し、9月議会で初めて議会報告をしたわけでございますけれども、このように文書規程に定めのない新たな形式の議案等を提出する場合には、他自治体の例を参考に議案を作成しております。 今回放棄した債権の報告につきましては、自治体によって差はございますけれども、各自治体でおおむね共通している必要最小限の明記事項として、1つに放棄する債権の名称、2つに金額、3つに放棄した日、4つに放棄した理由、この4つの事項を本市として記載することとしたものでございます。 盛議員御提案のように、ほかにも債権の件数とか1件ごとの金額など、明記したほうがよいと思われる事項はないのか、いま一度研究をさせていただきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長馬場繁)  質疑なしと認めます。よって、報告第1号に対する質疑を終結いたします。 次、報告第2号 放棄した債権の報告について。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、報告第2号に対する質疑を終結いたします。 次、報告第3号 専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、報告第3号に対する質疑を終結いたします。 次、報告第4号 専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)。どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、報告第4号に対する質疑を終結いたします。 本日はこれをもちまして散会いたします。               (午前11時20分 散会)...