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06月15日-03号

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  1. 伊万里市議会 2006-06-15
    06月15日-03号


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    平成18年 6月 定例会(第2回)          平成18年伊万里市議会会議録(第2回定例会)1.日 時  平成18年6月15日 午前10時00分開会2.出席した議員    1番  黒 川 通 信         16番  笠 原 義 久    2番  島 田 布 弘         17番  内 山 泰 宏    3番  山 﨑 秀 明         18番  占 野 秀 男    4番  草 野   譲         19番  盛   泰 子    5番  山 田   悟         20番  岩 橋 紀 行    6番  樋 渡 雅 純         21番  樋 渡 伊 助    7番  渡 邊 英 洋         22番  原 口   弘    8番  前 田 久 年         23番  田 中 啓 三    9番  貞 方 喜 延         24番  岩  盛 房    11番  堀   良 夫         25番  満 江 洋 介    12番  高 木 久 彦         26番  福 田 喜 一    13番  前 田 教 一         27番  下 平 美 代    14番  岡 口 重 文         28番  浜 野 義 則    15番  前 田 儀三郎         3.欠席した議員    10番  川 内   学4.出席した事務局職員    局長  城     武5.地方自治法第121条による出席者の職氏名    市長                  塚 部 芳 和    助役                  前 田 和 人    収入役                 吉 富 常 彦    総務部長                永 田   昇    政策経営部長              友 廣 英 久    市民部長福祉事務所長)        山 平 邦 博    産業部長                田 中 健 志    建設部長                副 島 秀 雄    総務部副部長(総務課長)        江 頭 興 宣    企画政策課長              山  洋一郎    財政課長                光 田 和 夫    美術館建設促進室長           緒 方 俊 夫    中核的病院準備室長           小 島 茂 美    人権・同和対策課長           池 田 常 雄    健康づくり課長             井 手 眞理子    福祉課長                米 田 秀 次    農業振興課長              原 口 源 嗣    建設部副部長(都市開発課長)      馬 場   繁    下水道課長               藤 巻 金 重    理事(経営企画室長)          南   和 夫    市民病院事務長             岩 﨑   雅    水道事業管理者職務代理者            水道部長                川 原 清 春    水道部副部長              尾 形 洋一郎    消防長                 松 永 彰 則    教育長                 岩 永 憲一良    教育部長                田 中 直 記    教育副部長(体育保健課長)       山 口 宇 作1.議事日程    第1 市長提出議案等に対する質疑    第2 議案の常任委員会付託1.本日の会議に付した事件    日程第1 市長提出議案等に対する質疑     議案第80号 平成18年度伊万里市一般会計補正予算(第2号)について     議案第81号 平成18年度伊万里市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)に           ついて     議案第82号 平成18年度伊万里市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)           について     議案第83号 平成18年度伊万里市工業用水道事業特別会計補正予算(第2号)に           ついて     議案第84号 平成18年度伊万里市国民健康保険病院事業特別会計補正予算(第1           号)について     諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について     報告第2号 平成17年度伊万里市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について     報告第3号 平成17年度伊万里市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書           の報告について     報告第4号 平成17年度伊万里市水道事業特別会計予算繰越計算書の報告につい           て     報告第5号 平成17年度伊万里市工業用水道事業特別会計予算繰越計算書の報告           について     報告第6号 平成17年度伊万里市土地開発公社決算の報告について     報告第7号 平成18年度伊万里市土地開発公社事業計画の報告について    日程第2 議案の常任委員会付託                                      常任委員会付託表┌───────┬───────────────────────────────┐│委員会名   │     付託内容                      │├───────┼───────────────────────────────┤│総務委員会  │議案第64号 伊万里市民が主役のまちづくり条例制定について   ││       │                               ││       │議案第65号 伊万里市長、助役、収入役及び水道事業管理者並びに教││       │      育長の給料月額の特例に関する条例制定について   ││       │                               ││       │議案第68号 伊万里市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例制││       │      定について                    ││       │                               ││       │議案第70号 伊万里市税条例の一部を改正する条例制定について  ││       │                               ││       │議案第76号 伊万里市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関す││       │      る条例の一部を改正する条例制定について      ││       │                               ││       │議案第80号 平成18年度伊万里市一般会計補正予算(第2号)のうち││       │       第1条 歳入 全 款              ││       │           歳出 第1款 議 会 費        ││       │            〃 第2款 総 務 費         ││       │            〃 第9款 消 防 費         ││       │            〃 第12款 公 債 費         ││       │            〃 第13款 諸支出金          ││       │       第2条 地方債の補正              │├───────┼───────────────────────────────┤│文教厚生委員会│議案第66号 伊万里市環境基本条例制定について         ││       │                               ││       │議案第67号 伊万里市学校給食センター条例制定について     ││       │                               ││       │議案第69号 資金の積立てに関する基金条例の一部を改正する条例制|│       │      定について                    ││       │                               ││       │議案第71号 伊万里市ひとり親家庭等医療費助成に関する条例の一部││       │      を改正する条例制定について            ││       │                               ││       │議案第72号 伊万里市老人ホーム入所判定委員会設置条例の一部を改││       │      正する条例制定について              ││       │                               ││       │議案第73号 伊万里市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改││       │      正する条例制定について              ││       │                               ││       │議案第74号 伊万里市重度心身障害者の医療費の助成に関する条例の││       │      一部を改正する条例制定について          ││       │                               ││       │議案第75号 伊万里市立市民病院使用料及び手数料条例の一部を改正││       │      する条例制定について               ││       │                               ││       │議案第77号 財産の取得について(磁器食器)          ││       │                               ││       │議案第78号 伊万里・有田地区障害程度区分認定審査会の共同設置に││       │      関する規約の協議について             │└───────┴───────────────────────────────┘┌───────┬───────────────────────────────┐│委員会名   │     付託内容                      │├───────┼───────────────────────────────┤│文教厚生委員会│議案第80号 平成18年度伊万里市一般会計補正予算(第2号)のうち││       │       第1条 歳出  第3款 民 生 費       ││       │            〃   第4款 衛 生 費       ││       │            〃   (第1項 保健衛生費      ││       │                 第4目 環境衛生費     ││       │                  3 浄化槽設置整備事業を除││       │                    く)         ││       │            〃  第10款 教 育 費        ││       │議案第84号 平成18年度伊万里市国民健康保険病院事業特別会計補正││       │      予算(第1号)について              │├───────┼───────────────────────────────┤│産業経済委員会│議案第80号 平成18年度伊万里市一般会計補正予算(第2号)のうち││       │       第1条 歳出 第5款 労働費          ││       │            〃  第6款 農林水産業費       ││       │            〃  第7款 商工費          ││       │            〃  第11款 災害復旧費        ││       │               第2項 農林水産施設災害復旧費 │├───────┼───────────────────────────────┤│建設委員会  │議案第79号 専決処分の承認を求めることについて(平成18年度伊万││       │      里工業用水道事業特別会計補正予算(第1号))  ││       │                               ││       │議案第80号 平成18年度伊万里市一般会計補正予算(第2号)のうち││       │       第1条 歳出 第4款 衛生費          ││       │               第1項 保健衛生費       ││       │                第4目 環境衛生費      ││       │                 3 浄化槽設置整備事業   ││       │            〃  第8款 土木費          ││       │            〃  第11款 災害復旧費        ││       │               第1項 公共土木施設災害復旧費 ││       │議案第81号 平成18年度伊万里市公共下水道事業特別会計補正予算 ││       │      (第2号)について                |│       │議案第82号 平成18年度伊万里市農業集落排水事業特別会計補正予算││       │      (第2号)について                ││       │議案第83号 平成18年度伊万里市工業用水道事業特別会計補正予算 ││       │      (第2号)について                │└───────┴───────────────────────────────┘1.会議の顛末                (午前10時 開議) △日程第1 市長提出議案等に対する質疑 ○議長(黒川通信)  おはようございます。定刻定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。 議案等に対する質疑を行います。 まず、議案第80号 平成18年度伊万里市一般会計補正予算(第2号)について。区分して行います。 まず、第1条 歳入歳出予算の補正のうち歳入全款について、10ページから23ページまで。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に進みます。 同じく歳入歳出予算の補正の歳出のうち、第1款.議会費、第2款.総務費、第3款.民生費、第4款.衛生費について、24ページから49ページまで。3番山﨑議員。 ◆3番(山﨑秀明)  29ページの国際交流推進費の4の各種訪問団交流事業のことでお尋ねをいたします。 経済交流、あるいは文化交流ということで、市の発展を望まれているところでございますが、もう少し事業内容を聞きたいなと思うところでございます。予算的には当初予算で39万9千円、今回60万円、合わせて100万円程度の予算になるわけで、その大半が旅費、費用弁償、あるいは記念品、食糧費ということで占めておるわけですが、どういうことを目指されているのか、少し詳しくお尋ねをしたいなと思うところでございます。 それと、31ページの伊万里湾開発費の中の伊万里・アジアネットワーク事業、ここのところで委託料と諸経費ということで概要の中で説明がございますが、委託料の中に交流センター調査研究事業ということが上がっておりまして、恐らくこれは交流センターを設置していくときにどういう設置の仕方、どういう問題があるかということを調査するということになっていくという思いがいたすわけでございますが、その下の旅費のところでは、既に交流センターの方に職員が2名2カ月間派遣されるよということになるわけですが、調査をしながら、もう既に職員が派遣されるということは、ちょっとこれはどういう関係になっているのかなという思いがいたすところでございます。 それと、45ページ、子育て応援基金のところで、今回寄附金をもとに100万円の計上がなされておるところでございますが、昨日も質問がなされておりましたが、市の方で積極的にこれに取り組むという姿勢がなされております。といいますのは、概要の中で示されております五つのエネルギッシュ政策のこの考え方の中で、たくさん事業を実施されるということになっておるわけでございますが、この基金に限ってはどういう内容のことを目されておるのか、そういう応援活動というのは何を指しているのかということでお尋ねをしたいと思います。当然これも独自の政策ということで、一般財源も十分に対応しながらいくという、そういう姿勢が大事だなという思いがいたすところでございますので、以上3点お尋ねをいたします。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  国際交流の経費でございますけど、実は年度当初で組むべきものを今回になったというのがあるわけでございますけれども、概要書の方にも各種交流、各種訪問事業等の年間分をということで計画いたしておるわけでございまして、大体おおむね60万円程度、訪問という点では年間使っている分があるというのが基本に積算的にはなっているわけでございます。内容的には、じゃ、何もないのかということでございますが、一応大連に大きな図書館があるんですけど、そういったところと伊万里の図書館が全国でも結構いい図書館として認められているということも、向こう側も御存じでございまして、そういう教育文化といいましょうかね、そういうことでの交流というのが一つ提案的になされているものがありまして、そういった点でことしそういったものを踏まえて、経済面では、先ほどもありましたアジアネットワーク事業等もありますので、そういったものとあわせていく時間というものが必要になってくるだろうということから、3名程度を予算化しておく必要があろうということで掲載しているのがこの事業の経費ということで御理解いただけたらと思うところでございます。 それから、アジアネットワーク事業で概要で御説明したときに、私、2名ということを訂正いたしまして1名を2カ月ということで訂正をお願いしたところでございますので、その点は御理解をいただきたいと思うわけでございますが、今回は昨年からのナシ、焼き物、こういったものを、特にナシにつきましては商業ベースといいましょうかね、そういったものにぜひ乗っけていきたいという思いもあるわけでございますが、そういった伊万里ブランドを中国、特に大連において広めたい、情報発信をしていくということで、ねらいといたしておりますのが、今ありました交流センターを考えようということでございまして、これは伊藤忠商事の大連支局があるわけでございますが、そこの一部を貸していいよというのがございまして、そこに2カ月間借用をお願いいたしまして、職員が1名、そういうアンテナショップといいましょうかね、例えば、伊万里焼の情報発信、あるいはナシとか、季節的にはそういったものとか、ほかのいろんなブランドがありますけど、そういったものが発信できる、そういった要素というものが大連の個店だとか、あるいはデパート、そういったところの中で展開ができる方向がないもんだろうかというものを探った方がいいよというアドバイス等もありまして、今回、職員を派遣しようということで交流事業を105万4千円ですか、というものを今回お願いいたしているところでございます。 ただ、アジアネットワーク事業のナシ、焼き物、そういったものの展開をことしは9月の22日から10日ほど、時期が若干ずれる可能性もありますけれども、考えております。そのときには別途また職員も行かにゃいかんわけですね。そういったものも事前に行って、この2人体制で行う調査というものもあわせてあるのではないかということで、別途その旅費の計上というものは行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(山平邦博)  子育て応援基金に関してでございますけれども、近年、確実に人口減少社会になりまして、伊万里市においては世帯数だけが増加しているような状況にございます。こういう中で子育て家庭の孤立化というものが心配されるわけでございますけれども、このような中で何かできることはないかということで、もちろん財源的には厳しい状況にございます。そういう中にあって、子育てを全市で支援したらということで今回提案をさせていただいた次第でございますけれども、考えられる事業といたしましては、私どもといたしましては、まずは基金の造成というものが根幹をなすわけでございますけれども、一つ考えております子育てを手助けするサポーターの養成を行い、地域挙げて応援体制を確立するというようなこと、それから、養成後のサポーターとの利用者のコーディネート事業というようなものに取り組んでいければという思いもございます。 一方、財源確保につきましては、先ほど申し上げましたように、全市挙げてという中で企業、市民の皆様はもちろんのこと、市民挙げての醸成と申しますか、をしてまいりたいというふうな気持ちでおります。 ○議長(黒川通信)  3番山﨑議員。 ◆3番(山﨑秀明)  再度ですけど、実は向こうの相手さんの方を見たときには、お互いに中国を初め、東アジアというようなことになるわけでございますが、この訪問団の交流事業、先ほどおっしゃいました図書館等の先進地の交流をやりたいということでございますが、どうも私はこの交流事業ネットワーク事業がダブっていかないのですが、アジアネットワーク事業を率先して進めていっているうちには、当然もっと派生したことでいろいろの問題が出てきたときに、当然訪問団交流事業のようなことまで発展していくんじゃないかと、あえてわざわざこういう形をとらんばいかんのかなという感じもするわけでございますが、それでは、訪問団交流事業は今後、これはもうもちろん両方とも一般財源ばっかりが主なものでございますが、今後はお互いにそういう両方の方向で継続をしていくのかということで再度お尋ねします。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  大連との交流につきましては、19年度だったと思うんですけど、20周年になるわけですね。人的交流、文化的交流から入りまして、ここのところやっと経済交流ということでアジアネットワークをやっているわけですけど、これはアジアネットワーク事業につきましては、経済交流ということで、いわゆる商業ベースにいかに乗せていくかというのがやっぱり行政の引っ張るところでございまして、一方、20年近くやってきております交流事業といいますのは、大連が、ずっと伊万里とほかの都市との違いといいましょうか、ということで認識をおっしゃるわけでございますけれども、人と人とのつながりというものを大切にしながら、深くかかわっていくというんですか、そういった基礎がやっぱりそこにありますもんねと。したがって、先ほど言いました文化、教育、そういった面も一方ではこれは市を中心とした市同士といいましょうかね、の交流になるわけでございますが、一方、経済交流というのは、口火は今のところ行政が主導したような形になっておるんですけど、結果的には民間企業、こういったものがどんどん発展していくといいましょうか、そういったものを基本的にはねらいとしていく必要があろうと思うわけでございますので、したがって、この国際交流の継続的な進行、進め方というんですか、これは文化交流、教育含めた人的交流、こういったものは別建てといいましょうかね、別建てというか、お互い相乗効果をあらわしているわけでございますが、引き続きやっていく必要があるものと理解をいたして今回お願いしているところでございます。 ○議長(黒川通信)  25番満江議員。 ◆25番(満江洋介)  関連ですけれども、アジアネットワーク事業の中で農産物を特産化してブランド化するということで海外進出を考えてありますけれども、各県のデータを見ておりますと、中国、東南アジア等に送った農産物が現地では高い金額だけれども、実際農家の手取りとしては国内販売よりも安かったというふうな現象が起きておるわけですね。このことをしっかり把握しながらブランド化を図っていかなければ、名前はできたわ、出荷体制で単価が安いから出ないというふうな現象が起きたときには非常にマイナス要因としてダメージを受けますので、この辺の考え方といいますか、今後の指導、この辺を十分にお願いをしたいと思います。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  この伊万里ナシの問題に関しましては、もうことし3年目になるわけでございますが、当初から生産者の方との話の中で、国内流通より少し上回った要素が何とか得られないだろうかというのが基本にございまして、したがって、昨年2年目だったわけでございますが、500キロ持っていった中のものも国内流通のキロ300円というものを350円ということで、少し上乗せした形で、それをとんとんに今のところやっていますので、そういう点では喜ばれているというんですかね、方向としてやるなというのを認めていただいているところでございますので、こういったものを堅持しながらやっていく必要があろうと認識しているところでございます。 ○議長(黒川通信)  25番満江議員。 ◆25番(満江洋介)  行政がタッチして直接やっている場合には中間マージンとか、そういうものが非常に圧縮できるわけですね。ところが、本来、ビジネスとしてそれを成立させようとしたときに、今大きく問題になっているのが、実は中間マージンが非常に多いと、1万円の品物で7千円ぐらいの中間マージンを取られておると。そういうことで最初はよかったけれども、実際ビジネスとしてやったときに手取りが少なかったということが今各生産者の中で問題になっているわけですね。ですから、その辺の中間業者との兼ね合い等をいかに整理してやるかということが重要ではなかろうかと思いますので、よろしくお願いしておきます。答弁結構です。 ○議長(黒川通信)  ほかに。6番樋渡雅純議員。 ◆6番(樋渡雅純)  私は、2点お尋ねしたいと思います。概要書で言えば、8ページになります。 一つは、母子家庭自立支援給付金事業ということが上がっておりますので、まず、この1点目からお尋ねしたいと思いますけれども、ここにも書いてありますように、指定の講座の受講者に今回10分の4の助成とありまして、指定の講座を受講した際ということで、指定の講座ということがちょっと気にかかりますけれども、この講座、どういった種類があるのか、また、そういった講座が市内でしっかり十分受けられるような講座があるのか、もしなければ、例えば、佐賀とか唐津とか武雄、そういったところに行かなければいけない講座なのか、そこら辺まず1点伺います。 それから、昨年の現状として、相談者ですね、どれくらいの相談があったのかというか、問い合わせがあったのかですね。それと、実際受講された方は何人いらっしゃったのか、まずお尋ねします。 それから、2点目ですけれども、次の下に書いてあります子どもの医療費助成事業ということで、これもほんと新規ということで喜ばれている方もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。伊万里には入院の施設がありませんので、よそに行かれていると思いますけれども、まず、昨年度入院された子どもさんの数どれくらいいらっしゃるのか、そして、どちらの方に、近いところで言えば西有田共立とか嬉野とか唐津とかあるとは思いますけれども、どういった方面に入院されているのか、まずお尋ねします。
    ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(山平邦博)  お答えします。 まず、1点目が支援教育訓練がどういった種類があるのかということでございますけれども、1級建築施工管理技士とか、医療事務講座、それから、パソコン、ワープロ、ホームヘルパーなどがございます。どこで受けられるかということでございますけれども、まず、伊万里におきまして教育訓練講座という名簿に載っている部分で御案内申し上げますと、1級建設業経理事務士、それから、ワープロ、パソコン、それから、英会話スクール、ビジネスキャリアアップコースというようなものがございます。もう一つ、伊万里では宅地建物取引主任者合格講座というものがございます。 それから、2点目の子ども医療に関してでございますけれども、入院者ということでございますけれども、一応件数ということでお答えさせていただきたいと思います。平成17年度の実績といたしまして、入院が378件でございます。そして、主な入院施設でございますけれども、西有田共立病院、福岡市の市立こども病院、嬉野医療センター、佐世保市立総合病院、唐津赤十字病院、佐賀大学医学部、県立病院などでございます。 以上でございます。(発言する者あり) 失礼しました。相談者の件でございますけれども、相談件数も受講件数も2名様でございます。その講座の内容でございますけれども、1点目はホームヘルパー2級とパソコン2級の講座をお受けになっております。 ○議長(黒川通信)  6番樋渡雅純議員。 ◆6番(樋渡雅純)  なかなか限定された講座で本当に自立支援に結びつけた講座なのか、ちょっと疑問を感じるところはありますけれども、この講座を受けるというのが多分決まっているんじゃないかとは思うんで、それがなされているんじゃないかとは思っております。 それに関係して、今回新規で母子家庭の高等技能訓練促進費というのが新たに280万円ほどで出ております。この事業は今回国の4分の3の補助ということと、あと4分の1が一般財源でということになっておりますけれども、この制度は多分国が今回就労支援に関するいろんな特別な立法の制度ができて、時限制度というんですかね、2008年まではこういった国も支援しますよということで出てきたもんだとは思うんですけれども、ことしが初めてでありますので、2人分ということで予算も立ててありますので、ぜひ2人確保できるように努力を願いたいと思いますけれども。 先ほどありました相談者あたりも2人ということで、非常に少ないような気もします。伊万里には専門の自立支援の相談員の方もいらっしゃいますし、こういったことを周知する方法、ただ広報紙に載せるだけではなかなか目にとまらないんじゃないかと思いますけれども、こういった周知方法に関してはこれまでどういうふうにされてきたのか、また、1対1で話す機会の場を多く持ってもらいたいと思いますけれども、まず、周知方法に十分取り組んでもらいたいと思いますので、どういった形で周知をされてきたのかお尋ねしたいと思います。 それから2番目に、子どもの医療に関して、今回、償還払いという方法がとられています。これは安易に入院を防ぐ意味合いというのもあるのかなと思いますけれども、より便利なものとして、受領委任というか、その場で半額だけ納めてという方法もありますけれども、償還払いと受領委任払いとどっちにするかということを検討されたと思いますけれども、受領委任払いにしにくい理由というか、それをちょっとお尋ねします。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(山平邦博)  1点目の周知方法ということだったと思います。周知方法につきましては、とりあえず考えておりますことにつきまして申し上げますと、基本的にはこの制度につきましては佐賀県の方でもPRをしていただいております。伊万里市といたしましては、ひとり親家庭等医療費助成制度とか、児童扶養手当の現況届というものが8月に発生します。そういうときには個々の家庭の方に御案内をいたすわけでございます。そういう御案内いたしますチラシの中にPRを含ませていただいてPRを行いたいと、あわせてPRをさせていただこうという形で思っております。 それから、償還払い方法につきましてでございますけれども、他市さんの例を挙げてはいけないんでしょうけれども、県内佐賀市ほか全部取り組んでおられるわけでございますけれども、全部が償還払いという状況でございます。これはなぜかと申しますと、現物給付をするためには、医療機関の協力が不可欠でございます。議員もおっしゃいましたように、市内に入院する医療機関がないというところで、先ほどもお話し申し上げましたけれども、県内と県外というものがございます。となりますと、統一が県外の医療機関とで図りにくいというのが1点ございます。それから、県内他市と一括してこれは現物払いというようなことでしていかないと、今のところ、この制度をやっているところとやっていないところがございますもんですから、そこら辺について今後協議をしていかないといけないんではないかという思いでおります。 以上です。 ○議長(黒川通信)  ほかに。16番笠原議員。 ◆16番(笠原義久)  関連ですから、続けたがよかったでしょうけど、31ページ、伊万里・アジアネットワーク事業に関して、委託料に関してですけどね。本当に行政がトップになって、その中でもナシ、伊万里焼ですね。国内はおろか、海外に進出。非常にアグレッシブで大変いい事業だと思っております。ただ、昨年の結果を伺っておりますと、確かなあれではないんですが、ナシについては完売と聞いておったんですが、実際は一部若干売れ残ったんじゃなかろうかな、これ実際どうかわかりませんよ。私が聞いた話なんですが。完売じゃなくして、一部残ったと。焼き物については、二、三点の買い手はあったけれども、大半が売れ残ったと、そういうふうなことを聞き及んでおるんですが、実際、大きい費用をかけて、大きいエネルギーをかけて取り組んでいるわけですから、いい結果が出るにこしたことはない。昨年の実績を踏まえて、今回も実施するということですが、そういう反省点を踏まえて、どういうところを改善して、どういうところを調査してやったか、やろうとしておるのか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  ナシにつきましては、確かに一部残りました。ところが、全部向こう側で買い上げていただいて、向こうでもどれくらい販売がその後できるのかということも実験的にやってみましょうということも──というのは、結構人気があるわけですね、ナシにつきましては。だから、今回は商談ということにつながるような、向こう側からの、いわゆるデパート側からの話もあっていまして、これはぜひそういった方向で乗っていくようなことに進めたいなという思いで、今回はそういったものを想定しながらやるというのがナシの場合出てくるのではないかということですね。 それから、焼き物につきましては、先ほどおっしゃったように、確かに3個ほどしか売れなかったわけです。場所が1階の食料品売り場の中の一画を借りて、余りそういったところ、突然焼き物があると、食料品を買いに来たのにというようなところの場所の問題がありまして、通常は5階のそういう贈答品といいましょうかね、そういったところでございますから、もうそのスペースについては昨年から何とか確保ということはお願いをしておりまして、ほぼ大丈夫だろうということになっております。したがって、本来の贈答品売り場でのあり方ということと、それから、昨年、何でこんなに高いのかというような、こういう理由があるから高いんだという認知をさせてほしいとか、そういういろいろ向こう側のいわゆる消費者の方の御意見だとか、あるいは売るサイドのデパート側の助言だとか、そういったのがあっておりますから、そういったものをもとにことしは当然やっていこうということになるわけでございますが、ある面ではおかげさまと言っていいのかもわかりませんけど、登録商標の問題につきましても、伊万里焼というもので先に登録をされているという例はなかったようでございますから、今回はその登録商標を今度は先に、伊万里というものを目指して、焼き物組合の方とも一緒に、そういったものも踏まえながら、どういうふうにスケジュールを組んでやっていくのかというものを明確にしながらやっていこうということに考えておるわけでございますが、この焼き物がやはり年間を通じた、しかも、伊万里の名声を広めた根源でございますから、そういう点ではまさに伊万里ブランドなわけでございますから、こういったものの海外での定着、発信というものが一つあった方がいいといいましょうかね、なければいけないという、そういう強い思いもありまして、ことしがある面ではアジアネットワークのそういう総仕上げといいましょうかね、そういう思いもあって、先ほど申し上げました焼き物を中心とした情報発信のアンテナショップみたいなものもあわせてやれたらいいなというのが今回の計画でございまして、したがって、これも先ほど申し上げましたナシと同じように、商業ベースに早く乗れる体制をつくるというものを目指した取り組みに今回からは少し力を入れていきたいということでお願いをしているところでございます。 ○議長(黒川通信)  16番笠原議員。 ◆16番(笠原義久)  今の件についてはわかりました。 それで、これもう一つ、これは予算書の中で伊万里梨、伊万里焼中国進出事業費ということでそれぞれ94万円、140万円計上されておりますが、トータルでは230万円ぐらいになりますね。この事業費というのは、運送費、ナシ、焼き物のコンテナで持っていくわけですから、その運送費、あるいは税関通るわけですから、タックス、税金あたりの費用なんですか。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  事業をやるためには、今申されましたように、いろいろ輸送費だとか、タックスだとか、いろいろ出てまいります。そういったものを基本的には、例えば、ナシの例で申し上げますと、350円で買い上げて、それをこれくらいで売った場合にどうなるのかというのが試算できますので、それで、今日までやってきているわけでございますが、ナシの場合はそれがペイできているわけですけど、しかし、輸送代とか、そういったものにつきましては、職員派遣でありますとか、そういったものも試算の中には入っておるわけですね。入っておるというのは、ここの中で計上しているものはやっぱり支出をしないといけないという状況ではあるわけでございます。したがって、その分でペイするためにというものでいろんな節減を図らにゃいかんというものが、今の課題になっているわけでございますけど、事業費的には例えば、ナシの場合は94万4千円ということでお願いしておりますけど、この分は、内容的には輸送費であったり、タックスであったりというものは当然含まれるということでございますけど、今回の分から国の海外進出に向けた取り組みについて、この農産物については2分の1の補助をしようということで51万9千円、この分についてはいただくというようなこともあわせてあるわけでございまして、今後もやはりタックス、税金の問題と輸送費の問題はいつもかかわる問題でございますので、この節減策というものが今回どういうふうにあらわしていけるのかというものが一つの課題かなと思っているんですけど、一つは貿易振興会、ジェトロ、そういったものを支援する、そういった方向が事業ベースになった場合にはあるわけですね。だから、そこら辺のところを見きわめながら、ペイできるような方向を見出していくというのもあわせてことしやっていきたいと考えているところでございます。 ○議長(黒川通信)  市長。 ◎市長(塚部芳和)  ちょっと伊万里・アジアネットワークの事業で若干補足をいたしますけれども、この伊万里・アジアネットワーク事業につきましては、私が今議会の冒頭で申し上げましたように、未来志向型の伊万里市づくり、10年後に伊万里市がどうあるべきかというような観点の中で、その施策として位置づけているわけでございますけれども、特にナシあたりが現在、昨年あたりは豊作であったけれども、国内の市場価格は大変上がらない、価格が安いという、そういう状況で、先ほどの満江議員の中にありましたように、要は生産者の手元に幾ら残るかというのが非常に大きな目的でございまして、そういうために今後成長著しい中国にこういうふうなものを売って、生産者の手元に残るような農業経営、そういうふうなものにつなげていっていただけたらなという一環で、なおかつこの伊万里の港を利用して、輸入が多いけれども、輸出が少ないと、輸出の方で空コンテナを少しでも実入りのコンテナで輸出しようと、そういうふうな発想の中で行っている事業であります。 そしてまた、焼き物については確かに現地に行けば、いいけれども値段が高いという声もあります。だから、私は、この焼き物についてはまだまだ日本と中国の文化意識の違いがあるなということを感じてきました。したがいまして、日本の文化をまずは紹介をしていくことが大変重要だろうと、そういうふうな視点にも立っております。 したがいまして、この伊万里・アジアネットワーク事業については、大変予算等財源が厳しい中でこれぐらいの予算をするというのは大変、一方では福祉だとか、そういうふうな点を考えた場合に、道楽的な事業じゃないかとか、いろいろそういう指摘もあるんじゃないかと思うんですけれども、決して今後の伊万里市の10年後の未来志向を考えた場合に、攻めのそういう政策もしていくことも必要だろうという観点に立っております。 ナシについては、去年は500キロ、一昨年は100キロであったんですけど、既にことしは1,000キロ欲しいという注文も入ってきておりまして、実際前からのデパートの担当者が7月に伊万里の方に来て、実際現場を見たいという、そういうふうなデパートの関係者まで伊万里のナシを注目、あるいはまたそういうふうなものを見て中国で売ろうという、そういうふうな意識に立っていらっしゃるんじゃないかと、このように思っておりまして、将来的には農業の振興、ナシ生産農家含めて、そういうふうなものにつなげていく、そういう事業だと位置づけておるところでございます。 ○議長(黒川通信)  20番岩橋議員。 ◆20番(岩橋紀行)  47ページ、保健衛生の中でAEDの整備推進事業についてお尋ねをいたします。 概要書では9ページでございましたけれども、このAEDというのは使われない方が一番いいわけですけれども、まず、今度、ここ予算を見てみますと、155万3千円、この中にAED借上料、要するにリースというふうなことになっています。全部で23台というふうになっていますので、リース1台当たり6万7千円幾らというふうになるわけですが、まず、リースになっているというのはなぜなのかということをお聞きいたします。購入は考えなかったのかですね、まず、このあたりからお尋ねをいたします。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(山平邦博)  お答えします。 まず、1点目といたしましては、AEDの機種につきましては、今現在、カタログ等で出ているのが3種類ございます。その中でどれを選定するかということにもなりますけれども、今、国の方のガイドライン関係で検討されていることが、8歳未満の方に使うAEDについては現在販売されている機種では使えないということと、今新しく使えるという部分が実は両方出てきているところでございます。そういうことで、購入した場合にはいわゆる古いやつを購入したということになりますと、そういう8歳未満の方に使用できないというのが出てくるんじゃないかというようなこと、それから、2点目といたしましては、財政の平準化と申しますか、いわゆるリースによって一度に支払いをしないというですか、そういう形で今回もリース料金ということで155万円程度をお願いしているところでございます。 以上です。 ○議長(黒川通信)  20番岩橋議員。 ◆20番(岩橋紀行)  今、3種類ある中で8歳未満は使えないのもあるということですね。だから、そういうことでどれにするかということで買うよりもまずリースというのを考えたということですね。 それでは、この23台あるわけですけれども、この23台、場所については概要書の33ページに書いてございますけれども、この中を見ますと、学校関係がないようにも思います。滝野小・中学校には1台というふうになっておりますけれども、けさの新聞ですかね、嬉野市の中でも小学校、中学校にも設置というふうな、もちろん機種が違うかもわかりませんが、そういうのがあったんですけれども、まず、23台お選びになった経緯ということと、滝野小・中学校を除いた学校には配備をやらなかったという原因を教えてください。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(山平邦博)  22カ所の23個の配置を計画してお願いしているところでございますけれども、実はこの件につきましては、3月議会の御質問等を受けまして、庁内の関係各課で検討会議を開催したのが4月5日でございます。そして、3月議会のときにお話し申し上げたのが、県の方では3,000人以上の利用施設というような基準で御回答させていただいたと思っております。そのときには99カ所あったということで御報告申し上げたと思うんですけれども、その後、4月5日以降に検討をしたところ、各課で当面、優先順位をつけていただいております。そして、その中で特に46施設47台のその時点では各課から上がってきております。そのときの情報といたしましては、8歳未満には使えないというようなこともありましたもんですから、もちろん保育園関係については除外をした数字になっております。 その後、4月下旬になりまして、また、庁内の関係各課と協議をしたわけですけれども、その時点で一応の配備基準というものを設けまして、その折には年間5万人以上の利用施設といたしまして市民図書館、伊万里・有田焼伝統産業会館、東駅ビル、市民センター、市役所等に常設を1台すると。それから、市の体育施設の中心であります国見台に常設1台、貸し出し用1台、それから、各町の公民館に常設1台、老人施設として老人福祉センターに常設1台ということで、大川、山代、波多津の各憩いの家に公民館との共同という形で配備計画を立てたところでございます。そのほか保健センターには保健事業時の利用や他施設への貸し出し用ということで1台設置をしたいということでございます。小・中学校につきましては、また運動会等々のときに各町の公民館から、できますれば、借用していただくことで対応できないかというようなことを考えたわけでございます。 滝野小・中学校につきましては、東山代公民館の方から遠いということで、冬季対策とか、滝野地区にあっては、いわゆる公共的施設が常時そこに職員なりいられるところが施設が学校のほかに考えられないというようなことで、滝野小学校にというような意味合いで配備計画をしたところでございます。 ○議長(黒川通信)  20番岩橋議員。 ◆20番(岩橋紀行)  はい、わかりました。 それでは、最後にお尋ねしますが、そういうことで、いずれにしても配備がなされまして、要するにこの使い方とかいろいろ、要するに研修会、それはどういうふうに考えているのかですね。 また、今おっしゃった23台のここにありますよというふうなものの市民への設置表示、ここにありますよというのも考えていかなくちゃいけませんけれども、そのあたりはどういうふうに考えておられるのか。一般の市民の皆さんへも例えば、ここにあるんですよというのはやっていかなくちゃいかんと思いますが、そのあたりはどういうふうに考えておられるのかお尋ねいたします。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(山平邦博)  はい、お答えします。 1点目は講習の件だったと思います。講習につきましては、今、消防本部の方にお願いをして検討しているところでございます。消防本部とこれまでの協議の内容を御説明申し上げますと、このAEDの講習を行う際には、AEDの講習資格を持つ講師が必要であるということでございます。消防本部にはAEDの講習資格を持つ救急救命士が2名おられます。ほかの救急救命士の方はAEDの資格はお持ちではないということになります。 このAEDの使用講習には必ず訓練用のトレーナーというものが必要だそうでございます。それで、消防本部には2台そろえているということでございます。お二人で1台ずつそれを使って講習をするということになりますけれども、このトレーナー1台につき講習可能な人数ということで10人程度が適当であろうということになっております。これが1点ですね。 それと、この講習のあり方といたしましては、普通救命講習2の4時間の講習、講習時間が4時間でございます。それと、普通救命講習1というのが3時間と両方あるそうでございますが、県においては3時間の方で行われているようでございますけれども、一般市民向けの講習ということになりますと、普通救命講習の1ということで3時間の方になります。 そういうこともございまして、3時間といいますと、午前中3時間、午後3時間ということになりますけれども、最高見積もっても1日40人ということしかできません。 そういうこともございまして、今現在、講習会の開催につきましては、先ほど申し上げました救急救命士の勤務の調整がありますので、ここら辺については消防本部の計画に沿って日程を調整してまいりたいと思っております。 それから、設置場所の表示の件でございますが、今、私どもが考えておりますのは、本体のみの価格で今回予算要求をさせていただいているところでございます。玄関の入り口に、これは例えばの話でございます。こういうものを張っていって案内をすると。そして、どこにありますというのを表示いたしまして、そして、設置場所をお知らせし、設置場所にはまたこういうものを張って、そして置いて、そして使用方法を明記したものを張って、どなたが見られてもわかるような格好にしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(黒川通信)  11番堀議員。 ◆11番(堀良夫)  2点についてお伺いをいたします。 初めに、2款の総務費です。26ページになります。議会の目玉の一つだろうというふうに受けとめておりますが、目の企画費におきます中核的病院整備推進事業についてでございますが、予算の概要の方に中核的病院の整備基本計画の策定委員会の設置ですね。まず、この委員会の構成メンバーの考え方と、この策定委員会においての役割と申しますか、業務に新病院建設の設置箇所等の検討まで考えてあるのか、まず、1点はそこです。 それから、基本計画の策定支援業務ですが、これは病院の建設の基本的な考え方とあわせて運営業務までの基本的な検討、策定業務だろうというふうに受けとめておりますが、国の方の現時点におきます動きが不透明な中ではありますが、この業務等のまとめが年度いっぱいということではないだろうというふうに受けとめておりまして、この大まかなスケジュールはどのように考えてあるのか、2点です。 もう一つは、民生費、予算書の40ページになります。老人福祉センターの改修事業です。予算の概要の説明によりますと、7ページですが、南北方向の耐震強度が不足しているということの説明がありますが、これを踏まえて皆さん方御承知のように、九州地区も含めて地震が多発をしておる状況の中で、大変不安な面もありますし、福祉施設を含む公共施設の耐震の調査の状況が、国の指示も含めてどのような状況になるのか、福祉施設の方は市民部の方から建設部の方に付託をされているということを聞いておりますし、できれば建設部長の方からのお答えいただけますでしょうか。 以上です。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  病院の問題でございますが、基本計画策定委員会というものの予定を考えているところでございますけれども、この委員につきましては、15名でございまして、おおむね大学の先生を初め医師会、それから薬剤師会、関係の機関、それから区長会だとか婦人会だとか、子供会だとか関係団体、それと行政ですね、というメンバーを予定しておりますが、その役割というのは、コンサルに委託をいたしましていろいろ分析をしていただくわけでございますが、基本分析と、それから、基本計画という2段階になろうかと思いますが、その段階ごとにその委員会でこういう内容になっているけど、どうですかというような、そういう意見をいろいろお聞きして、そういう御意見を参考にしながらまとめ上げていくという、そういう手法がとれたらなと思っているわけでございますが、設置場所の問題につきましてですけど、やはり基本計画ということになりますと、ある程度の方向を見出す必要があろうと思いますので、ただ、場所の問題についてはいろいろ御意見もあろうかとも思いますけれども、基本的にはやはり県もその手法をとったと思うんですけど、幾つかの案、こういうケース、こういうケース、こういう案、そういう幾つかの案をもとに試算をしていくという方法を今回はとっていく必要があるのかなというところで考えているところでございます。 それから、このスケジュールにつきましては、この後、これがお認めいただきますと、コンサルの選定と、それから、委員さんへのお願いということをしていく必要があるわけでございますが、コンサルについては当然入札方式で、できたらコンペ方式もあり得るのかなと思っているんですけど、そういうのをとりながら、大体8月ぐらいからスタートは少なくともできるのかなと。年度末、3月までということを考えますと8カ月程度でございますけれども、それが今回医療制度の医療改革法が通りましたので、改正が具体的になっていくわけでございまして、そういったものも踏まえた計画内容にしなきゃいけませんので、そのあたりのところから若干ずれ込むのかどうか、そこら辺のところはもう少し検討を要すると思いますけれども、今のスケジュールの中では、できるだけ年度内にこれがまとまるようにできないものかということを探りながら考えていきたいということで予定をしているところでございます。 ○議長(黒川通信)  建設部長。 ◎建設部長(副島秀雄)  それでは、老人センターの改修事業等につきまして私の方からお答えをしたいと思います。 昨年の17年3月20日でございますけれども、地震等が発生をいたしまして、調査をいたしましたけれども、老人福祉センターにつきましては、内壁とか柱とか、はりに直接目に見えるクラック等が発生をいたしまして、被災を受けたところでございます。そういう状況でございましたので、昨年、耐震の調査ということで調査業務を実施いたしております。それで、先ほど議員お話がありましたように、南北に向けての強度が不足をしているという調査結果が出てきております。その調査を踏まえまして、今回、改修を行う、改修というのは補強ということになりますけれども、その分につきましての設計をここで計上させていただいているところでございますが、先ほど議員の御案内の中で、ほかの部分についてもということでございますけれども、ほかの部分につきましては、公共施設につきましては、そういうふうな直接目視による被災状況がありませんでしたので、そういう耐震調査については調査を行っておりません。ただ、国の方で指針等が変わりまして、建築物の耐震改修の促進に関する法律というのがございますけれども、これが一部改正になっておりまして、ことしの1月から施行がされております。 その中でこの地震におきまして、いろんな公共施設等の建築物の調査につきましては、18年度から10カ年の計画の中で調査をやるような計画を立てなさいというふうな指示が今出ておりますので、伊万里市におきましても、対象といたしましては昭和56年以前の公共建築物でございますけれども、その分につきましてどのような形の中でどういう年度の中で対応していくのか、検討していくというふうにいたしているところでございます。 ○議長(黒川通信)  11番堀議員。 ◆11番(堀良夫)  2回目の質問に進みますが、政策経営部長の方からお答えいただきました中核的病院のメンバーの構成におきます中で、もう一つは、現に市民病院があるわけですから、そちらの方からも代表者という形が入ってくるのか、そこだけお尋ねをしたいと存じます。 先ほどのスケジュールの説明の中で、部長の方からは、できれば年度内にまとめたいというお答えいただきましたが、今、国の方の動きの中では社会保険庁の関連法案が先送りされた中で、秋の臨時国会でもということもちょっと情報がありますし、さらに年度内に少なくとも国の方針は決定をしたいということもあるわけで、そういった中でのスケジュールが年度いっぱいかかって間に合うのかなと、基本的な構想ですかね、そういった点を含めて先ほどお尋ねしたわけです。そういった点をここでもう一度お願いしたいと存じます。 それと、耐震の調査ですが、さらに公共施設は幅広く存在するわけで、もう一つは、教育関係の施設ですね、そちらの方の調査等についてはどのような計画、対応をされているのか、そこだけお尋ねいたします。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  委員の中に病院が入っているのかということでございますが、今のところ予定をいたしているところでございます。 それと、社会保険庁の改革関連法案との関連でございますけど、今申し上げておりますスケジュールにつきましては、基本的な路線、いわゆる国に申し上げていい部分、これは早目にとりたいなと実は思っておりまして、ただ、いろんな御意見もあるわけでしょうから、そういったものを一まとめに、それで、今、大きく国の医療制度改革がなされたばかりでございまして、しかも、それが来年の4月以降から及ぶという問題もあるもんですから、そういったものが精査できる時期というのがいつになるんだろうかというのはちょっと私頭の中に残っとったもんですから、そういう点では少し延びる可能性もあるのかなと思っているんですけど、社会保険庁の改革に合わせた、今、国が社会保険病院を集約していこうという考え方で、別途この浦之崎病院については別扱いといいましょうかね、そういう配慮をするという元資料ということにも使いたいというのが、この基本計画調査にもなっているわけでございまして、国に申し上げる分については先行して、こういう方向で今のところまとめる方向にありますよということで情報交換をやりましょうということになっているわけでございまして、必ずしも策定した内容をそのまま出しなさいということには言われていないわけですね。だから、その点はまとめとして結果的におくれるというものはあるのかなというのを先ほどは申し上げたわけでございまして、したがって、秋の段階、少なくとも年内ぐらいにはその方向はある程度国に示せる状況は出てくるのではないかという見方を考えているところでございます。 ○議長(黒川通信)  教育部長。 ◎教育部長(田中直記)  耐震診断についてでございますけれども、伊万里市内の小・中学校のうち、耐震診断を行う必要がある200平米以上、または2階建て以上の対象建物は57棟ございます。そのうち牧島小学校は耐震診断を行いまして、補強工事を実施しているところでございますけれども、他につきましては、診断を実施していない状況にございます。 ○議長(黒川通信)  ここでしばらく休憩いたします。               (午前11時5分 休憩)               (午前11時17分 再開) ○議長(黒川通信)  会議を再開いたします。 引き続き議案等に対する質疑を行います。19番盛議員。 ◆19番(盛泰子)  総務費に関して3点と、1点は要請をしておきたいと思いますが、まずは、補正予算書の27ページ、それから、概要書では4ページですが、今回、戸栗美術館関係、あるいは世界遺産登録関係で大川内山に関する予算がいろいろ出てきております。世界遺産については、後ほど産業部の方にお尋ねしようと思いますが、まず、戸栗美術館関係で歩行橋をつくるということになっています。確かにその必要性は十分に認めますので、ぜひあそこの景観に配慮したものをつくっていただきたいと思いますが、どのような手法でなされるのか、まず1点目です。 それから、その次の次の大川内山エコミュージアム構想策定事業ですが、これについてもやはり全体的なイメージの統一みたいなのは絶対的に必要なことだと思いますので、この策定についてもどのような手法でされるのかお尋ねしておきたいと思います。 それから3点目は、今回、当然予算に出てくるだろうと思っていたのが出てないのについてですからページ数とかございませんが、3月議会で議論した名誉市民への特典に関してです。 名誉市民でいらっしゃる山口正次元市長が17年度中に御逝去になりました。お一人分の15万円については、今回の補正で減額補正が出てくるべきではないかなというふうに思うんですが、それについてのお考えをお聞きしたいと思います。 最後に1点要請ですが、中核的病院の整備計画について、基本計画の700万円というのは非常に私は驚いたんですが、先週の9日でしたか、特別委員会を傍聴させていただいて、国の方針決定前にこちらの環境整備という部分では理解をしたわけですが、これの基本計画策定委員会をぜひ公開でやってほしいというところですね。と申しますのは、県立病院の専門家による懇話会、2月に2回行われましたが、県庁の特別会議室で傍聴させていただいて、大変学ぶことがたくさんありました。ですから、これについては、懇話会で決めることですという答弁だろうとは思いますが、そういう方向でなされるような御配慮を要請しておきたいと思います。 以上、3点お願いいたします。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  お尋ねの、まず戸栗美術館の歩行橋の問題でございますが、今、戸栗美術館の方は、もう美術館側が既に構想から基本計画、そういったものは美術館そのものについては発注がなされているようでございます。それで、着々と進んでいると思いますが、その中でも日本にここまで残っているところがまだあったのかというような表現をその設計士の方はされているわけでございますが、そういうことで本当に景観を大切にしなきゃいかんという思いで、どうも設計されているようでございます。そういう設計と合うようなものでということで、先方さんとも景観にぜひ配慮してほしいという美術館側の要請もあっておりますので、ぜひそういったものに合うようなことで景観的に十分あのところにマッチするようなものにしていく必要があろうということで進めていきたいと考えているところでございます。 この分もかかわってきますけれども、エコミュージアム構想ですけれども、先ほどもおっしゃったように、やはり戸栗美術館と大川内山の窯元群、それと、その奥の史跡指定の部分で今計画がなされておるのは、保存という形がメーンでございますけど、そういったものが一体となって大川内山全体、あの地域全体が発展をしていく、その方向の基本的なあり方といいましょうか、それを一つはまとめておこうということでございまして、したがって、当然景観を重視したあり方、そういう中で、例えば、周辺環境といいましょうか、戸栗美術館と藩窯公園の小庭園が入り口にありますけど、そことの一体的な整備のあり方だとか、あるいはその周辺の環境の整備のあり方、あるいはルートの問題だとか、そういったものを具体的にまとめておいて、年次的にそれに向かってそれぞれが整備できていくような方向の取りまとめ、指針といいましょうかね、そういったものになったらいいなということでエコミュージアム構想は考えているところでございます。 それから、病院の問題については、まだ委員会を立ち上げておりませんので、そういうものも視野に入れながら検討はしていかにゃいかんのかなということを感じたところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  総務部長。 ◎総務部長(永田昇)  名誉市民の特典の件についてお答えいたします。 当初予算に45万円計上いたしております。これ山口正次名誉市民の分も含まれております。亡くなられたのが3月末ですので、18年度予算から執行できないというのは私も了解しております。ただ、じゃ、要らんようになったからすぐ予算から削るかということになりますと、ちょっと私もそこまではできないところがございまして、やっぱり御遺族の方々の気持ちを含めて考えますと、しばらくはこのままそっとしておいてあげた方が一番よろしいのじゃなかろうかと、そういう考え方で今回減額補正は計上いたしておりません。 ○議長(黒川通信)  19番盛議員。 ◆19番(盛泰子)  政策経営部長の方は了解いたしましたので、今後を見守りたいと思いますが、総務部長の方です。何かまた私がひどく冷酷な女のようですけれども、地方行政の運営上、そういう考え方というのは非常に遺憾な気がするんです。特に山口正次様については、本来、名誉市民条例で、してさしあげることができる市民葬についても、御生前からもうそれは御辞退するようにというふうにおっしゃられたそうで、非常に人間的な深さみたいのを、私直接あんまりお話ししたこともございませんが、感じたところですね。ですから、御遺族のお気持ちを云々というのよりも、むしろこの15万円を早く次のものに生かす。例えば、寄附していただいた100万円は今度子育て応援に生かしていくという、それにいわばこたえるようなことを考えるべきではなかったかなと思うんですが。 じゃ、今後どういうふうに考えていらっしゃるんですか、不用額のまま残すんでしょうか。 ○議長(黒川通信)  総務部長。 ◎総務部長(永田昇)  例えばの話、人事は市長の職員に対する最大のメッセージであるというのをちょっと読んだことがございます。普遍して考えますと、予算というのは市長からの市民一人一人へのメッセージだと考えております。したがいまして、必要だから増額、不要だからマイナス額というふうな面も当然ございますけれども、その中にはやっぱり思いやり、気配り、目配り、そういうものも織り込まれて当然のことだと考えております。そういうところで、御遺族の気持ちを含むのも当然のことだろうと、そういうものが予算であると、そういう考え方でございます。 今後のことですが、9月以降、これを減額するか、あるいは決算までそのままそっとしておいて不用額として残すか、いずれかいい方法を、これは市長とも相談しながら決定していきたいと、そういうふうに考えております。 ○議長(黒川通信)  ほかに。7番渡邊議員。 ◆7番(渡邊英洋)  大川内山エコミュージアムの構想について、読んでみますというと、大川内山の一体的な発展方策を検討するとありますけど、検討会等を立ち上げられるんですか、まず1点。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  このエコミュージアムそのものの策定につきましては、やっぱりコンサルをお願いしないとまとめができませんので、そういうのを想定いたしておりますが、この策定に当たりましては基礎的な部分はそういうコンサルがずっと調査をやったりなんかするわけですけど、そういったものをもとに実は学識経験者とか、地元の区、あるいは関係団体、そういった者から成る委員会を設けまして、こういう調査だけど、方向としてはこういう方向でどうですかというような、そういう問いかけをやりながら意見を聞きながらまとめ上げる、そういう手法で地元の意向を踏まえた、そして、将来に生きる計画になるようにという思いで進めてまいりたいと思っておるところでございます。 ○議長(黒川通信)  7番渡邊議員。 ◆7番(渡邊英洋)  この件につきまして、ぜひ地元、特に大川内山等々は何といいますか、戸栗さんが来られて、要するに都会的なセンスで地元無視じゃないですけど、そういうことも危惧あるのも否めないところでございますから、ぜひひとつその点は地元を巻き込んだと言ったら語弊がありますけれども、一緒にやってもらいたいと、これは要望でございます。 以上です。 ○議長(黒川通信)  ほかに。18番占野議員。 ◆18番(占野秀男)  何点かお伺いをいたします。 まず最初に、27ページの消費者グループに対する補助金が出ておりますが、消費者グループもいろんな食品関係、安全対策とか、いろんなところで活動をされているかと思いますが、今、幾つぐらいのグループがあって、何人ぐらいこれに参加をされておりますのか。それから、日常的には一体どういう活動をされておりますのか、お知らせを願いたいと思います。 2番目に、同じ27ページで中核的病院の委託料が上がっております。前回、社会保険浦之崎病院と伊万里市民病院が合併をして、運営をしていく上での、言うならば基本調査みたいなのが500万円かけて実施をされまして、その報告がありました。今回、さらにそれをもう一度前進させる形でこの委託というのがなされるんだろうと思いますが、その前段の報告のときに心配をされましたのは、本当にあの報告書は現実的なものとして受けとめられるかどうかという不安が皆さんにも若干あったようでございまして、最高のところの評価の仕方とか、受けとめ方とか、それから、外来、入院、その他いろんなところが統計として出されて、報告があっていたと思いますが、ああいう報告でいいんだろうかという心配がちょっとありましたが、部長の答弁では、言うなら国に対する気持ちとして最大限の努力をしていくための一つの指針みたいな形で出しているということでおっしゃっていたように思いますが、やはりそれはそれとして気持ちはわかるんですが、そのことと現実的な対応、これを考えますと、今後、新たな形での委託をされてやっていかれると思いますが、どういう形を考えておられますのか、お伺いしたいと思います。 それからもう一つは、例えば、この後、私、一般質問で子育て支援の関係を出しておりますが、小児医療の問題も市民の皆さん大変関心が深いと思いますが、残念ながら入院施設が伊万里にはございませんので、よそに行かれたというのが先ほど報告があっておりました。 今度の予算の中にもその分が出ておったと思いますが、佐賀県と伊万里と有田で対応して、西有田の共立病院の中で小児科対策なり取り組みをしていくということで予算がついとったと思いますが、その関係と、一方では有田・西有田と言われる、いわゆる西部医療圏という形で検討されている部分と、今度のこれは言うならば社会保険浦之崎病院と伊万里市民病院という、伊万里という地域の中での検討になるのかというのを考えますと、ちょっとそこら辺はもう少し西部医療圏というのも考慮の中に入れながらする必要があるかと思いますが、そういう考えはあられるのかどうかお伺いいたします。 次に、大川内山のエコミュージアムの関係ですが、全体的に計画をされていくということですが、大川内山の一番奥にキャンプ場がございますが、このキャンプ場についてはその計画の範疇に入るのか、入らないのか、お伺いをいたします。 次に、39ページに敬老会の予算が上がっておりますが、私の住んでおる地域では敬老会は市から委託を受けて婦人会が今までずっとお世話をしていただいて、お年寄りの方に喜んでいただいておられましたが、実は婦人会というのが解散をいたしまして、なくなりました。そしたら、その後の敬老会は一体どういう形でやられるのだろうかというのを、私も老人会の一員ですが、若干不安に思っておりまして、どういうふうになるのかな。本来、敬老会というのは市が当然やるべき内容のもので、たまたまいろんな団体があって婦人会が引き受けていただいているというのが今までの実態ではなかったろうかと思いますが、この問題については、どう考えておられるのか、もうやめたということになるのかですね。どこで対応されるおつもりなのかお伺いをいたします。 以上です。 ○議長(黒川通信)  総務部長。 ◎総務部長(永田昇)  消費者グループの件についてお答えいたします。 現在7グループございまして、会員数が79名でございます。活動内容は多岐にわたっておりまして、メーンイベントといたしましては、リサイクルフェア、それから、生活展、こういうものが主な活動内容でございます。ただ、中には菜の花祭りとか、いろんなイベント、食のまちづくりに関して、そういうところに積極的に参加されて活動されているようでございます。活動報告書を今見ておりますけれども、廃油石けんをつくったり、複雑多岐にわたって活躍されておるようでございます。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  病院の問題ですね。前回の3月の基本構想づくり、これは実は340万円程度だったと思うんですけど、これは国にも提出ができるような、そういう基本的な可能性というものを探ろうということであったわけでございまして、ただ、こちらに不足する手術のできる病院といいましょうかね、そういったものが見えてきたというような点だとか、診療科目の問題とか、そういったものがおおむね出されて、こういう方向だったらまあまあいけるんではないかというのが見えてきた、可能性があるというのが出てきたわけでございますが、これがすべてかということになるわけでございますが、これを本来のこれでやれるのかどうかというのをもっと精査するといいましょうかね、これが今回の務めになるわけでございますけれども、したがって、前の構想はどちらかといいますと、統合のために国に提出するための資料づくりといいましょうか、そういった感があったのではないかというのも入っているわけですね。しかし、今回の分については、具体的にもっと掘り下げて、いわゆる患者の実態分析でありますとか、医療行政も随分変わってきておりますので、そういったものの基礎調査分析を初め、経営方針、あるいは病床規模、それから診療機能の問題、それから運営形態、それから財政計画、それから場所を含めたあり方、そういったもののいわゆる基本的な考え方をまとめようというのが今回でございまして、したがって、前回の調査が2カ月か3カ月足らずで終わったものが、8カ月ぐらいは少なくともかかるだろうということで、しかも、いろんな意見も踏まえた計画にしたいということで今回基本計画調査と、それから委員会を設置して、そういうものをまとめ上げようというのが今回の方向でございます。 3点目に申されました西部医療圏というのは、これは視野に当然入ってはまいりますけれども、共立病院と三者でできたら一番いいよというのは私どもも基本的には思っているわけでございますが、この共立病院の問題については、もう何回も申し上げておりますけど、合併の時点でこの病院の問題に向こうから脱会をされたわけでございますから、これがその病院問題に改めて、あなたのところもう一度加わりませんかというわけには、今のところいけない。したがって、当面というか、この医療の新病院の中核的問題については、この二つの浦之崎病院と市民病院とで統合した病床数の中でどういう形が一番ふさわしいのか、好ましいのか、これを明確につくり上げていくというのが必要になってくる。そのためにこの予算をお願いし、時期を失しないようにやりたいというのが今回の示した内容でございます。 それから、エコミュージアムにキャンプ場が入っているのかということでございますけれども、区域的にはそのあたりも視野に入れる必要はあると思います。ただ、キャンプ場そのものがこうあるべきだ、どうあるべきかというものまで及ぶのかどうか、これは入ってみてからの問題かなということで理解をいたしておりますので、その点御了解いただきたいと思います。 ○議長(黒川通信)  市長。 ◎市長(塚部芳和)  小児医療の医師配置の西部医療圏への問題と、社会保険、あるいは伊万里市民病院との中核的病院との統合との関連性でございますけれども、基本的には小児科医師が西有田共立病院、もしくは伊万里市民病院に配置をなされれば、県の政策として2分の1補助をするというような中でございますので、これはあくまでも浦之崎社会保険病院、市民病院との統合とは切り離した施策として考えておる事業でございます。 何もこれは共立病院の方に小児科医師を配置してもらうよりも、また市民病院に配置してもらえば、なおいいわけでございますので、どちらの病院に仮に小児科医師が配置されても、県の方としては補助をしますよということでの問題でございますので、先ほどの前者と後者は切り離すという考えに立っております。 そして、今、友廣部長が説明いたしましたけど、エコミュージアムの中でキャンプ場、非常に今の時代にあのキャンプ場そのものは合わないキャンプ場ではありますけれども、私はあの一帯も含めて、このエコミュージアム構想の中に入れるべきだという考えでおります。と申しますのは、やはり自然が豊かである、カジカが鳴く、あるいはサワガニも豊富だと、そういうふうないろんなまた別な意味での魅力ある地域であろうと、このように思っておりますので、そういうふうなところもひっくるめてエコミュージアム構想の大川内山の中に入れ、取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(山平邦博)  敬老会の開催についてということで御質問でございますけれども、これまで敬老会につきましては各町の方に実行委員会というものをつくらせていただいて、そこで開催をさせていただいている状況でございますけれども、ただいま議員の方から御紹介ありましたように、実際の敬老会の開催等運営といたしましては、婦人会の皆さんの役割と申しますか、これが一番大きいことは私も承知しておりますし、感謝をいたしているところでございます。 今回、解散されたというようなことをただいまお聞きしまして、今後、地元の区長会の皆さん等々もあわせまして、ここら辺についてどうやっていくのかというのを協議してまいりたいと考えております。 ○議長(黒川通信)  18番占野議員。 ◆18番(占野秀男)  それぞれ考え方はわかりましたので、一応了解をしたいと思います。 29ページのエコミュージアムの関係ですが、市長からは当然あそこもひっくるめて考えていくべきだということで言われておりますが、大川内山など、また、特に美術館などができると、ある程度今までは2時間ぐらいの散策で済んでおったのが、例えば、4時間になる、5時間になるという可能性も出てくるわけですね。そうすると、市内に宿泊をされる観光客もまた出てくるんではないかなということも考えますし、夏の時期はある意味、親子が大川内山に行って美術館を見たり、焼き物を見たりした後、1日ぐらいはキャンプ場に泊まって帰ろうかというのも、ひょっとしたら出てくるかもわからないですね。そういうことを考えますと、キャンプ場、何か今ばらばらといいますか、ぼろぼろになっているという話も若干お伺いをしますが、やっぱりそこら辺も考えると、全部を新品にするというわけにはいかないと思いますが、幾つかきちっとした形でいつでも泊まれるような形の整備は当然考えるべきではないかというふうに思いますが、もうキャンプ場も大変だそうですね、引き受け手もないということで。いろいろ御苦労も聞いておりますが、一つの理由は、キャンプ場の施設に時期的な課題、改修をしなければいけない時期に来ているんではないかというふうにお伺いしますが、その点はどのようにお考えになっておりますのか、お伺いいたします。 それから、敬老会は地元と協議の上ということでございますので、了解をいたしました。 以上です。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(田中健志)  キャンプ場の件でございます。今、議員御指摘のとおり、確かに施設的にはもう大分古くなって、ぼろぼろとまではいきませんけれども、古くなっているのは事実でございます。それで、あそこの自然環境かれこれを考えますときに、あの場所は非常に今後とも必要なところであるというふうに考えておりますので、施設の維持補修、それから、改修につきましては、今後とも年次的にやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(黒川通信)  ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に進みます。 第5款.労働費、第6款.農林水産業費、第7款.商工費について、48ページから67ページまで。7番渡邊議員。 ◆7番(渡邊英洋)  予算書の53ページ、概要書の11ページですね。11番の有害鳥獣対策事業について質問いたします。 このことにつきましては、昨年も何回となく質問があったわけですけれども、特にイノシシの捕獲の報償金について、改めて質問いたします。 たしか今、確認方法につきましては、写真でやっていらっしゃると思いますけれども、具体的にどこでどのような形でやっていらっしゃるのか、そしてまた、当初は尾っぽ確認からだったと思いますが、その経緯について質問をいたします。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(田中健志)  イノシシの捕獲の確認方法ということでございます。 以前にも申し上げましたとおり、伊万里市ではその確認につきましては写真で確認をいたしているところでございます。これにつきましては、その年の駆除期間が終了をいたしましてから後、猟友会の方で取りまとめをいただきまして、それを私どもの方に提出いただくというような手順で行っております。写真での確認というのは、県の方が写真確認ということで県補助あたりの申請に写真添付というふうになっておりますので、そういった方向で行っております。確かに御指摘のとおり、しっぽで確認をされている市町村もございます。ただ、私どもは、昨年度のいろいろ御質問の中にもありまして、写真で十分に確認ができるのかというような御質問もあったわけでございますが、そういうことも含めまして17年度には猟友会、それから、農協、伊万里市、三者で打ち合わせを行いまして、そういった写真確認の不明瞭な点がないようにというようなことで、今年度また捕獲事業をお願いするに当たりまして、4月の免許交付の時点においても、その辺を十分確認をさせていただいたところでございます。 今のところ、しっぽの確認ということも、私どもはしっぽが100%確実だというふうには、写真も疑えばいろいろあるわけでございますけれども、そういった中で、本市といたしましては、今後とも写真確認で行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(黒川通信)  7番渡邊議員。 ◆7番(渡邊英洋)  そのことにつきましては、昨年来の質問等々でわかっておるんですけれども、実は私のところに数人から、例えば、1頭の捕獲報償金が1万5千円になったり、2万2,500円になったりというふうな、正直な話、農業関係のある団体のかなりの地位の方からもそういう話があっておるわけでございますね。今、産業部長の話では、年度もその写真判定でやっていくということですから、それをどうのこうのは言いませんけれども、少なくともそういうふうなブーイングといいますか、声が出ないような周知徹底といいますか、そのことを要望しておきます。 以上です。 ○議長(黒川通信)  ここでしばらく休憩いたします。               (午前11時50分 休憩)               (午後1時   再開) ○議長(黒川通信)  会議を再開いたします。 引き続き議案等に対する質疑を行います。27番下平議員。 ◆27番(下平美代)  補正予算の概要でいきます。11ページの農林水産業費の有害鳥獣対策事業のところですけれども、先ほど渡邊議員の質問がございましたけれども、私はその質問とは違って、イノシシが大変ふえてきておりますので、私も前に質問したことがございますが、14年に679頭だったのが、16年には1,274頭の捕獲といいますか、出ておりました。17年度はどれぐらいだろうかと県に聞いてみましたら、今まとめの途中ですが、伊万里は1,200ぐらいということでございましたけれども、この昨年の1,274頭、このイノシシの処理はどのようになさったのか、お尋ねをいたします。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(田中健志)  捕獲されたイノシシの処理につきましては、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律というのがございまして、その中で捕獲した鳥獣を放置してはならないということが決められております。このことから、原則として伊万里市では駆除従事者の皆さんに一応とめさし、殺して、その後、暑い中の作業とはなるんですけれども埋却、いわゆる1メートル程度の穴を掘って埋めていただくという作業をお願いしているところでございます。 また、市の環境センターあたりとも連携いたしまして、一般廃棄物として有料で受け入れも可能であるということも連絡を申し上げております。去年の実績としては2頭程度の搬入があったというふうに聞いております。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  27番下平議員。 ◆27番(下平美代)  私は1,274頭がどのように、放置してはいけないということですので、きちっと埋めたと、環境センターに2頭、それから食肉に供してあるのもあると思うんですが、その辺の数は把握していないんですか。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(田中健志)  食肉の用に供された分の頭数というのは把握いたしておりません。いわゆる処理技術を持たれた方については食肉として利用されたという話はお聞きいたしますけれども、それが果たして全体のどのくらいかとか、何頭というところまでは把握いたしておりません。 ○議長(黒川通信)  27番下平議員。 ◆27番(下平美代)  この処分のときに放置をしてはいけないというのがうたってあるように、この捕獲をする人の御苦労の多い部分の一つに、イノシシを埋める穴を掘るのに大変苦労をしておられるようでございます。ですから、放置をしたらいかんよということは何かを物語っているんじゃなかろうかと思うんですが、ここにはきちっと捕獲の助成費等が出ておるところですから、あとの処理もきちっと、どれだけが食されていて、どれだけが環境センター、どれだけがきちっと埋めたかということの把握も私は大事なところだろうと思います。 それと、県も18年度を一区切りとして、このイノシシの被害も2分の1にしようという策定をなされておりましたけれども、2分の1どころか、2倍にふえてきているような状況ですので、ただつかまえてもらったのを処理するというだけじゃなくて、根本的なイノシシの被害対策に対処しなければいけないことだろうと思うんですが、その辺について何かお考えがあるのか、つかまえたのをただ補助金を出すだけのことなのか、お尋ねいたします。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(田中健志)  処理の具体的な方法について、例えば、市の方で食肉センターとか、そういったものをつくってというような具体的なところまでは今のところ考えておりません。あと、長崎県の隣の松浦市の方になりますけれども、そこではイノシシを主にした食肉センターの計画はあるみたいでございます。その中で、広域的なことで長崎県、佐賀県、松浦市、伊万里市が共同でという方法もないわけじゃございませんけれども、ただ、食肉に供するためには殺してから少なくとも30分以内に処理をしないと食肉用にはならないというようなことがございまして、果たして松浦町とか、そういったところでとったイノシシを30分以内にさっと運ぶとか、非常に物理的な問題もございまして、伊万里市と松浦市が合同でという話にはなかなかならないのかなというふうには考えております。 それと、県の補助金、市の補助金、それからJAの補助金ということで1頭につき7,500円というような報償金といいますか、それを出しておるわけでございますが、それの中に処理をお願いしたいということも申し上げておりますが、具体的に今の段階で、市の方で、また農協とタイアップしてとか、そういった具体的な処理策というのは今のところ考えておりません。 ○議長(黒川通信)  ほかに。19番盛議員。 ◆19番(盛泰子)  産業部に2点、建設部に5点質問したいと思います。 まず産業部ですが、概要の方の15ページ、世界遺産登録推進事業で、大川内山の路地に名前をつけて案内標識の設置を行うというのがございますが、これは午前中に議論した部分にも関連してきますが、やはりあそこの街並みにマッチしたものをぜひお願いしたいというふうに思うわけですが、どんなふうな方策でされていくのかですね。 それから、2点目はその下にあるスタンプラリーの件です。これは観光協会が実施主体ですけれども、スタンプの設置箇所が海のシルクロード館外10カ所ということで、市内ということですから、どのくらいの範囲に及ぶのかなというふうにちょっと思いますので、10カ所をお示しいただきたいのと、それから、実施期間が春、夏、秋、冬の4シーズンで各3カ月ということは、結局は通年されるのかなという気がするんですが、例えば、春の時期に1回来られて、そう遠くない方であったら別のシーズンにもまたおいでいただくということは十分想定できると思うんですが、そういうようなことにも対応できるような内容なのかどうかですね、その2点です。 それから、建設部の方は概要書の17ページ、下二つですけれども、例えば、都市景観形成事業では「伊万里らしい都市景観」という表現があります。それから、その下の伊万里を感じる街並み修景というところでは「伊万里を感じる」という表現があります。平成10年、11年ごろ、駅ビルができるころに伊万里らしさというのはどういうものかというのをこの議会で随分議論いたしまして、当時、都市開発課長だった市長はお覚えがあると思いますが…… ○議長(黒川通信)  まだ入っていません。 ◆19番(盛泰子) (続) 済みません、失礼しました。ごめんなさい。そしたら、産業部だけで結構です。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(田中健志)  まず、世界遺産登録推進事業の中で、今年度案内看板をというような御説明をしたところでございます。これにつきましては、地元の大川内山区において、以前から路地に命名を検討された経緯がございます。鍋島藩窯の歴史、また遺跡をもとに大川内山にふさわしい、歴史を感じるような名前を検討されておられます。その中で、今、候補に挙がっているのは、例えば、代官坂通りとか、藩窯坂通り、権現神社坂通り、高麗神坂通り、陶祖通り坂とか、そういったものが検討をされておられます。こういった路地に名称をつけまして、そこに案内看板をという考えでおります。 その看板につきましても、焼き物の産地であるから焼き物でというのではなくて、いわゆる自然に溶け合うような木の感じを持ったような表示にした方がいいんじゃないかというような意見が今出されているところでございます。 大川内山を世界遺産にする会というのがございますので、今後、その中で協議をしていただいて1カ所ずつでも通りを命名して、そこにその通りの案内看板をつけていきたいというふうに今考えておるところでございます。 それから、スタンプラリーでございます。現在、スタンプラリー事業を実施しておるわけでございますが、今現在、市内に10カ所スタンプを設置しているところがございます。まず、大川内山の方は伊万里鍋島焼会館、それから鍋島ギャラリーですね。それから、市街地の方に行きまして、伊万里焼会館、それから松浦一酒造、黒澤のサテライトスタジオですね。それから、ウェルサンピア伊万里、松浦の里、海のシルクロード館、伊万里ふるさと村、伊万里温泉白磁の湯というような10カ所を指定しているところでございます。このうち3カ所のスタンプを押していただければ応募して抽選が可能であるというふうにいたしております。 それと、通年、通してというような御質問だったでしょうか。スタンプラリーにつきましては、春、夏、秋、冬と4シーズンに分けまして実施をしているところでございますが、これは今年度からは4シーズンで1年間完全にカバーをいたしております。ただ時期的に、例えば、夏であれば6月1日から8月31日までですか、そういった区切りになる月がございますので、そのときにスタンプラリーの台紙のデザインを変えておりますので、日にちが変わったときには新しい台紙になるということでございますので、夏と次の秋と、またがってのスタンプというのはないというふうに考えております。 ○議長(黒川通信)  ほかに。3番山﨑議員。 ◆3番(山﨑秀明)  14ページの松浦鉄道支援事業のことで、実は8年間の合計額の1億7,052万6千円の中の18年度分が今度2,463万5千円ということで出してあるんですが、これは当然、債務負担行為で出されるんじゃないかという思いをしておったんですが、8年間というトータルの中で今年度はこれだけということで、これは債務負担行為に該当するという感じを持っているんですが、債務負担行為とならなかった理由について一つお尋ねしたいと思います。 それと、先ほどの67ページの世界遺産登録推進事業で、17年度にも5万1千円の看板製作委託料、今回も3万円の看板製作委託料ということで、事業を進める上の進捗の一部だと思いますが、本来の推進を進めるための段階の中ではどれくらいまで今いっておるのか、その辺の取り組み状況を少しお知らせいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(田中健志)  まず最初の松浦鉄道の支援事業でございますけれども、議員おっしゃるとおり、平成18年度から25年度までの支援を周辺自治体の中で計画を決定されたところでございます。おっしゃるように、当然、債務負担行為という話になってくるわけでございますが、この支援計画の中の金額がおのおの各年度ごと出しておりますけれども、中には国庫補助、いわゆる県・市の補助、そういったやつも加味して金額をはじいておるわけでございますが、非常に国庫補助についても確実に約束された金額ではなくて、こちらの方で試算をした計画というのが一つございます。それと、この計画については毎年度見直しをやっていこうということもございまして、周辺自治体協議会の中でもその協議をいたしまして、債務負担行為ということではなくて単年度の補助事業という格好でやっていこうということで、これについては佐賀県も債務負担行為を行っておられません。ほかの市町村についても1町だけは債務負担行為をされておられるようでございますけれども、そういった理由で単年度の補助という考えでいこうというふうに意思統一をしたところでございます。 それと、世界遺産の件でございますが、これにつきましては、まず世界遺産登録という一つの大きな目標に向かって意識の統一、それからそういった意欲の醸成をやっていこうという事業でございまして、その中で今は一つ一つ小さいところから始めておりますけれども、教育委員会あたりで予定をされております、いわゆる歴史あたりの指定がなされて、そういうふうな事業が完成をしてまいりますと、ある程度世界遺産登録ということも具体化してくるのではないかなというふうに思っております。ですから、今の段階ではあくまで地元、それから伊万里市の市民の方々がそういった方向に向けてやっていきましょうという意思統一の段階というふうに考えております。
    ○議長(黒川通信)  いいですか。ほかに、商工費まで。18番占野議員。 ◆18番(占野秀男)  今出ました松浦鉄道の関係ですが、説明書を見てみますと、全額単独費という形になっていますが、今ちょっとおっしゃいました国からの補助、県の補助というのも全体としては考えられているようですが、たまたま今回のやつには入っていない。市の単独でとりあえず全額補助をするという格好だと思うんですよね。鹿島市が新幹線との関係で、従来の鉄道を存続しない限り協力できないというような姿勢のようですけれども、そこも第三セクターになったらこういう道筋をたどっていくんではないかという危惧をされているんではないかと思うんですよね。だから、本来ならば第三セクターでやり出すと、第三セクターで収支をきちっと合わせていくというのが原則だろうと思いますが、確かに松浦鉄道の場合はいろいろ工夫をされて駅舎を数多くつくるとか、便数をふやすとか、それぞれ努力をされて、第三セクターの形での運営の中では黒字を出したという年もありましたし、よそ以上に努力をされているのはわかりますが、これからずっと設備投資の面については各自治体が補助をしていくというのが、これから先ずっと続いていくと思うんですよね。そうなってきますと、都会の、四つも五つも民間会社が電車を走らせているところはともかくとして、めったに走らないところは国民、市民の足を守るという立場で、バスの場合には辺地対策ということで補助がありますけれども、そういう制度をきちっと第三セクター、ただ、形態がバスと電車の違いだけでございますから、きちっとした形で補助対策を要望してもいいんではないかなというふうに思いますが、その辺の考え方なり、これまでそういう話がなかったのかどうか、お伺いをいたします。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(田中健志)  この松浦鉄道の支援の計画につきましては、先ほど私、国庫補助等も変わるおそれがあるというふうなことを申し上げましたが、これについては施設整備の補助、施設整備と申しますのは、例えば車両とか、それから鉄道、鉄橋とかトンネルとか、こういったやつが非常に老朽化しているということで、それに対する支援計画が18年度から25年度まで立てられたと。経営に関しては、松浦鉄道については今のところ経営努力をされておりまして、経営に関する、大きい面から言えば、いろいろ補助金の中にはそれも含まれていくものかとは思いますけれども、今回2,463万5千円をお願いしているところにつきましては、この分の計画の中の金額でございまして、いわゆる施設の整備についてはそれ相当の国庫補助金の制度がございまして、それを除いた分の周辺市町村の支援というのは100%一般財源でやっているところでございます。 今後、そういったことで松浦鉄道そのものが経営的に非常に厳しいものがございますけれども、経営の方については会社としても努力をしていくというふうなことで、我々もそういった計画の中でこの支援計画を考えたところでございます。 ○議長(黒川通信)  18番占野議員。 ◆18番(占野秀男)  そうしますと、通常の運営については国からの補助はあっているわけ。設備関係のやつは別にあるということですけども。そうすると、大体総額、今年度どれくらい補助があって、そのうちの2,400万円というのは伊万里の担当は大体どの程度になるのか、改めてお伺いします。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(田中健志)  18年度について申し上げますと、市町村で1億6,655万4千円、その中の2,453万5千円を伊万里市が負担をしているところでございます。 それと、国の方からの補助としては1億6,939万3千円の近代化の施設に対する補助が予定をされているところでございます。合わせて18年度に施設整備費として充てる総額といたしましては、5億320万円というふうになっているところでございます。 ○議長(黒川通信)  ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 それでは、次に進みます。第8款.土木費、第9款.消防費、第10款.教育費、第11款.災害復旧費、第12款.公債費、第13款.諸支出金について、66ページから99ページまで。11番堀議員。 ◆11番(堀良夫)  3点についてお伺いいたします。 まず初めに、土木費ですが、予算の概要書の方でお尋ねいたします。 19ページになります。19ページの一番上ですね、8款.土木費の中の地域住宅交付金事業です。これは昨年度から新規の制度を活用しての取り組みで、年度の事業費3億2,880万円、そして、平成17年から21年までの5カ年間で6億6,443万円、事業内容といたしましては市営住宅団地9団地のうち5市営住宅について取り組むというふうに説明欄にも上がっております。そこでお尋ねしたいのは、この5団地の戸数が550戸程度というふうに資料では見ておりますが、全体が改修の対象としてとられてあるのか、5団地の全体がですね、5カ年間の中で。それと年度の対象戸数はどの程度計画してあるのか、もう少し事業内容についてお尋ねをいたします。 それと、冒頭に申しました9団地の中で、この5カ年間の計画の中で5団地を計画に上げられている理由、その点についてお伺いいたします。 次に、9款の消防費ですが、同じく概要書の19ページです。消防費の非常備消防車両等の整備事業ということで1,076万2千円、これは分団車両の黒川1部、二里3部、松浦3部の3地区の車両を更新ということで計上されております。この消防の行政における車両等の件については、3月の一般質問で福島町の受託事業等の絡みとも踏まえて車両の整備計画をお尋ねしたところでありますが、早速、車両等の対応ということで予算が計上されたということについてはお礼を申し上げたいと存じますが、あわせて3月の時点でも申し上げましたように、はしご車の対応ですね。平成9年の1月に納入されていて、既に現時点で9カ年を経過しているということを聞きます。こういったはしご車の整備の計画については今回変わるということで期待もしておりましたが、財源の厳しい中でのいろいろな検討の結果というふうに受けとめておりますが、まず、はしご車についての質問は、現時点でのはしご車の点検ですね、予想以上に劣化が進んでいるということもお聞きいたしまして、その現在の状況をまずお伺いいたします。 それから、3番目に10款の教育費ですが、概要書の20ページにあります中学校の建設事業として1,405万3千円計上されております。皆さん御承知のように、国見中学校の老朽化については昨年より調査等に取り組んでいただき、東山代、二里町一体となっての建設促進についてのお願いも重ねてきたところでありますが、ここで所管事項でありますし、基本的な点だけをお伺いいたしますが、この概要の方の説明欄に掲げてありますように基本設計は全体ですね。実施設計は屋内運動場、地質調査もあわせて屋内運動場分については行いますと説明がありますが、年度の基本設計、屋内運動場の実施設計を踏まえて、今後の国見中学校の建設スケジュールについてお伺いをいたします。 以上です。 ○議長(黒川通信)  建設部長。 ◎建設部長(副島秀雄)  初めの地域住宅交付金事業についてお答えをいたします。 今、伊万里市におきましては住宅の管理を行っておりますけれども、通常でございますと、改修改善事業につきましては、補助事業と、それから一般単独の中で対応をしてまいったところでございますけれども、非常に予算的に厳しいものがございまして限られた修繕にとどまっていたところでございます。ただ、先ほど議員からの紹介にありましたように、17年度から補助事業にかわりまして地域住宅交付金事業というものが創設をなされたところでございます。この事業につきましては、総合的に住宅政策を推進するということで、地域の実情に合った整備を図るということで創設されたものでございまして、基本的には地域の計画書を策定をしなければならないというものがございます。伊万里市におきましては、17年度に地域計画を作成いたしまして、17年度から21年度、5カ年間で整備を行うということで先ほどの総事業費6億6,000万円程度の計画を立てたところでございます。それによって17年度から事業を21年までやっていくという形で計画をしている分でございます。 内容につきましては、住宅につきましての管理部門の中では非常に対応する部分がございまして、外壁の改修とか給水、ガス設備の改修等いろいろございます。そういうふうなものの中で一体的な整備を行うということにいたしております。 先ほどの御質問でございますけれども、この計画書に入れている部分につきましては、5団地に限って今計画書を立てているところでございます。 外れた分につきましては、弁天団地がまだ新しいというふうなところで外しております。それからもう一つ、片竹住宅がございますけれども、片竹住宅につきましては、片竹住宅の長期計画等がございますので、その分の中で対応していきたいということで外しております。それから、勝田住宅につきましては、住宅の計画の中で将来的なもの、存続的なものをまだ検討する必要がございますので、その分を外しているところでございます。それから、久原住宅につきましては、前からいろいろと協議をしてまいりましたけれども、全面改築という部分がございましたので、その分につきましては非常に課題が多いということもございますので、とりあえずこの5カ年計画の中には外して計画をさせていただいているというところでございます。 それで、18年度の事業内容でございますけれども、5団地の中で立花団地、楠久第2、大坪、立岩、大久保、その住宅につきまして、先ほど申しました外壁の改修なり、給水管なり、浄化槽なり、そういうふうなものを改修改築等に努めていきたいというふうに思っておりますので、どこの住宅が何がどのくらいということにつきましてはまだ集計ができておりませんので、できたらまた御報告したいと思います。 以上です。 ○議長(黒川通信)  消防長。 ◎消防長(松永彰則)  消防設備の更新計画の中で、はしご車についての現状ということでございますので、お答えいたします。 先ほど堀議員から出ましたように、はしご車につきましては、平成8年度の国庫事業で平成9年の2月に導入しております。話がありましたように9年を経過いたしまして10年目を迎えているところでございます。このはしご車の運用につきましては、安全性や機動力を低下させないという中で、経過年数によってオーバーホールが必要ですよという一つの目安として、国の実施基準では7年目が目安とされております。 また一方、全国的にはしご車による運用の中で消防職員が亡くなったという事故等も発生をいたしております。そういった中で、伊万里消防におけるはしご車におきましても、標準を過ぎているわけでございますが、当然、劣化なり摩耗の部分が出てまいっております。いろいろな面で点検をする段階でふぐあいがあったりした分については費用等がかかる面か、あるいは全体的にオーバーホールを行うという状況の中で、それまで一時的な修復、その部分の修復を行ってきておりますが、全体的な修復は行っていない状況でございます。今後、市内でも高層住宅がかなりふえる中で、現況の消防のはしご車につきましては、現状のままでは十分なはしご車としての機能を生かせないということが考えられます。そのため、できるだけ摩耗なり劣化を防ぐために毎日点検等を行っている回数を減らすとか、万一の場合に出動する場合については作業等の方法を考えながら、はしご車の機能を生かした消火活動が必要じゃないかというふうに考える中で、近いうちにオーバーホールの必要性はあるんじゃないかというふうに考えておるところでございますけれども、消防設備につきましては、オーバーホールにつきましても、3,000万円近い費用がかかるという財政的な面が大きなネックとなっている実態もございます。 ただ、そういった面から市民の方々の安心・安全を確保するという観点からも最大限の、そして、今何ができるかということを踏まえながら延命策を講じていき、市民の方に迷惑をかけないようにしていきたいというふうに考えております。 ○議長(黒川通信)  教育部長。 ◎教育部長(田中直記)  国見中学校建設の今後の計画についてお答え申し上げたいと思います。 まず、平成18年度につきましては、先ほど議員御案内のとおり、全体の基本設計、それから屋内運動場の実施設計、屋内運動場の地質調査となっております。平成19年度が屋内運動場の建設工事、それから校舎等の実施設計、平成20年度が校舎の建設工事、平成21年度が引き続き校舎の建設工事と完成による新校舎移転がございます。平成22年度、屋外運動場の整備等でございまして、部室、柔剣道場、屋外倉庫、屋外便所、このような計画になっております。 ○議長(黒川通信)  11番堀議員。 ◆11番(堀良夫)  再度お尋ねいたしますが、まず、土木費の地域住宅交付金事業の方ですが、昨年からの新制度を活用しての思い切った取り組みということで評価をいたしておるところでございますが、この改修計画の中で、ひとり暮らし老人の方の占有率が非常に進んできているということを聞いておりますし、一方では建物が経過年数を経て相当古くなってきているということもあります。そういった中でのバリアフリー化ですね、階段等の手すり等については若干触れてありますが、そういった老人のバリアフリー化を中心とした対応については市民部の方との今後の実施計画については協議も必要じゃないかというふうに受けとめておりますが、その状況はどのようになるのか、今後、具体的な打ち合わせをやっていただくのかどうか、そこをお尋ねいたします。 次に、消防費の方のはしご車ですが、先ほど申し上げましたように国の定期点検の実施基準というのが示されてあって、はしご車については9年目を目安とするというのが国の方から示されているということは3月の一般質問の中でも確認をしておりましたが、先ほどのお答えのように既に9年を経て、今年度、18年度の年明けて2月ということになりますと満10カ年を迎えるわけですね。そういった状況で仮に来年度の予算の中で何とか配慮をというふうになれば、11年目になってくるわけですから、そういった面も含めながら、このはしご車の劣化の状況は十分に把握はしているということであります。しかし、そう言いながらも、オーバーホール等の経費が非常に高いと、今回の精査で2,800万円かかると。しかも、予想以上に劣化が進んでいるということも聞いておるわけでございます。 ちなみに、今の市のはしご車の活用についての状況に若干触れてみますと、3階以上の中高層建築は297棟あるというふうに聞いております。しかも、17年の7月に皆さん御存じと存じますが、弁天町の市営住宅で火災が発生いたしました。これは4階建てでありまして、3階から出火したという状況で、はしご車の活用は単に高さに対応したということだけじゃなくて、火災物件の近くで消火活動ができるということはなかなか難しい面があって、そういう物件から離れた箇所の消火活動に活用できるというのがはしご車の大きなメリットというふうに聞いておるわけで、一方、職員は最先端部で作業をやるわけですし、市民の救出もまさにはしご車の大きなメリット、特徴でもあるわけです。そういった状況の中で、本来のはしご車の運行が制限される状況にあるということですから、これは単に消防行政の中での範疇というよりも、市の財政的な面も含めて国の交付金の動向が年々不透明な部分も十分承知しておりますが、今後もこの対応については早急に御配慮いただきたいということで、これは政策経営部長の方でどんなでしょうか、お伺いをいたします。 以上です。 ○議長(黒川通信)  建設部長。 ◎建設部長(副島秀雄)  住宅整備事業の件でございますが、高齢者の入居者への対応ということでバリアフリーのお話がございました。今、うちの方の管理事業の中での整備事業につきましては、階段の手すり事業というふうなハード的なものにつきましては、昨年度からバリアフリー事業という形で整備をするような形で対応いたしております。この分につきましては5カ年計画の中で引き続き計画をいたしておりますので、対応していきたいというふうに思っております。 その他のバリアフリー等につきましては、まだ十分出てきておりませんけれども、お話のように市民部の方とどういうものがあるのか、それで住宅整備事業の中で対応できるものがどういうものがあるのか、そういうものを十分協議をしながら進めさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  御指名でございますので。確かに私どももここのところ、はしご車のオーバーホールの時期に来ているというのは、当然議論の対象になっているわけでございます。ただ、議員もおっしゃっておりますように単独一般財源で、これが起債とかなんとかの対象にならない、オーバーホールについては。このあたりが大きなネック、私どもからするとネックになっておりまして、これまでになかなか財源的に見出せなかったということでございます。しかし、市民の安全・安心を守る大きな使命の材料、手段でございますので、何とか今後、この2,800万円から3,000万円の一般単独について捻出できるような、そういう方向を探っていく必要があろうということで今考えているところでございます。 ○議長(黒川通信)  ほかに。7番渡邊議員。 ◆7番(渡邊英洋)  教育費で2点ほどお尋ねいたします。予算書の95ページ、概要書の22ページですね、ウオーキング大会について1点目ですね。50周年記念であったわけですけれども、今度のウオーキング大会は単年度、これは1回きりなのか、それとも毎年、一つの行事としてされるのか。それから、規模的にどのくらいの大会になるのかですね。 それから、コースが秘窯の里・鍋島コースと、それから古伊万里コースがありますが、秘窯の里・鍋島コースというのは大川内中心かなと思うんですけれども、2番目の古伊万里コースはどの辺のコースを設定、予定されているのかですね。 それから、2点目がその下の黒川中学校跡地利活用の件ですけれども、今回、水洗トイレということですけれども、グラウンド自体も相当水はけが悪いとか、雑草あたりがあるわけですけれども、その辺のグラウンド整備の計画はあるのかないのか、お尋ねいたします。 ○議長(黒川通信)  教育部長。 ◎教育部長(田中直記)  まず、1点目のウオーキング大会でございますけれども、先ほど御案内のとおり、平成16年度に開催いたしましたウオーキング大会でございますが、これは市制50周年を記念した1回限りの大会でございました。しかしながら、市民の健康に対する関心も高まってきておりますので、この大会は1回限りでなく、今後も継続して開催していければと、このように思っております。 先ほどのコースでございますけれども、秘窯の里・鍋島コース、これは15キロでございまして、もう1コースが古伊万里コース、これは市街地の5キロのコースを考えているところでございます。 それから、黒川中学校の跡地の問題でございますけれども、グラウンド内の整備につきましては含まれていないところでございます。したがって、グラウンドの整備につきましては、黒川中学校のグラウンド跡でございますので、十分ではございませんが、使用は可能ではないかというふうに思っているところでございまして、これまでもそうでしたけれども、地元の皆様には大変心苦しく存じますけれども、これまで同様、真砂土等を支給したいと、このように思っておりますので、御協力賜りたいというふうに思っておるところでございます。 ウオーキング大会の規模ですね、人数につきましては、一応500名の参加を予定いたしているところでございます。 ○議長(黒川通信)  市長。 ◎市長(塚部芳和)  先ほどの黒川中学校の跡地活用の件でございますけれども、この件について、今教育部長が答弁した内容でございますけれども、今年度、まず手洗い所、トイレ、そして、グラウンドの整備については暗渠排水あたりをして、そして、グラウンドが使えるような状態に持っていこうと、そういう年次的な計画を立てておるところでございます。以前、占野議員の方から将来的なグラウンドゴルフ場の計画はということでございましたけれども、そういうふうなものへの利用を前提にやろうということで、先ほどの堀議員からのはしご車の予算の問題も大変重要な問題であったわけでございますけれども、今回、6月補正で一般財源が、市長に与えられた額というのがこれだけだということで、その中で動かざるを得ないという中で、大変苦慮した予算編成になったんですけれども、ただ、黒川中学校跡地については一遍にはできないけれども、年次的にやっていこうじゃないかという、そういうふうな知恵を出して、まず一番最初何が大切かという、あるいはまた地域の皆さんの声も聞いたところ、まずトイレと手洗い所をしていただいて、その後、やはり排水も悪いというようなことでございますので暗渠排水、そして一部真砂土あたりを置きながらグラウンド整備をして、そしてまた駐車場も必要でしょう。そのためには現在のフェンスがありますけれども、あそこのフェンスを取り除いて道路をつくる計画もしなければならない、いろいろそういうふうなこともございます。しかし、それを一度にできるというのは、なかなか財政的な余裕がないという中で、今回、まずこういうふうな最低限の予算措置を考えたところでございます。 ○議長(黒川通信)  ほかに。19番盛議員。 ◆19番(盛泰子)  先ほどは失礼いたしました。17ページの概要書、都市景観形成事業と伊万里を感じる街並み修景関係ですけれども、「伊万里を感じる」とか「伊万里らしい」という表現が非常にぶれることがあるというのを前に経験している者としては、これまでにいろんな計画書がつくられてきています。特に、私が一番思い出すのは、賑わいと潤いのあるまちづくり整備計画書で、今回、資料に示されている絵と似たようなものがあったなというふうに思い出すわけですね。もちろん、それからいろいろな状況が変わっていますから、そこからまた変わっていくものもあるとは思いますが、ぜひこれまでに作成されたベースの部分を検証した上で、今回こういう計画がまたつくられていくように希望したいと思います。 そこで、特に伊万里を感じる街並み修景整備計画の方のつくり方ですね、どのような形でしていくのか、お尋ねをしたいと思います。ですから、その二つは1点として結構です。 それから、二つ目は18ページの一番上、「大庄屋前田家」利活用調査の件です。これにつきましては、大坪塾の皆さんが大変御苦労をいただいて調査をしていただき、そのお披露目がこの春にあって市長ともども私もその会に参加させていただいたところですが、これから先、これの利活用の調査を模索していく中でも、やはり例えば、大坪塾の皆さんとか、そういう方々が参加していくような形が望ましいと思いますが、どのような形での計画づくりを想定されているのか、お尋ねします。 それから、3点目は同じく18ページの東西駅ビル間の横断を抑止するための今回の措置ですけれども、100万円かけてガードコーンを34つくるということで、これで抑止になるのかなあというのが、ちょっと私としても心配するところなんですが、まず1回目はコーンの間隔ですね、それあたりはどのくらいを想定されているのでしょうか、お尋ねします。 それから最後に、その下に来ているファミリーパーク、いまり夢みさき公園の関係ですが、開園以来、大変人気があるということで喜ばしいことではありますが、特に草スキーの用具が最初のころ、なかなか借りられない状態にあるというお話をいろんな方からお聞きしました。今ではもうマイスキーを持っていくよという人がかなりふえていらっしゃるようには思うんですけれども、現在、どのような状況かお尋ねしたいと思います。 以上4点、お願いします。 ○議長(黒川通信)  建設部長。 ◎建設部長(副島秀雄)  まず1点目でございますが、伊万里を感じる街並み修景整備計画策定事業でございます。 いろいろと文言の表現等につきましてもお話がありましたけれども、この事業につきましてはどういうものであるかということにつきまして、もう少し具体的に御説明をしていきたいと思っております。 いろいろ調査を過去にもやってきておりますけれども、今度の部分につきましては、基本的な考え方といたしまして、伊万里市につきましては当然、古伊万里の積出港というような形の中で、焼き物のまちというふうな知名度が非常に高いということについては全国的に知られていることだと思っております。ただ、そういうところで、いざ伊万里市に訪れた場合には本当に伊万里が表現できているのかなというふうなものが私たちも感じているところでございまして、やっぱり伊万里に入ったところで焼き物の積出港、本当に焼き物のまちの伊万里だなというものを肌で感じていただくような事業をしていきたいというふうな考え方がスタートでございます。 その中で、市街地に入っていただくアクセス等の中に、実際に焼き物等を配置いたしまして、そして、焼き物のまちである伊万里を肌で感じていただきたいというふうなものを今考えているところです。ちょっと構想的なものにつきましては、ロードギャラリー的なものを今考えているところでございますけれども、そういうふうなものを今度設置をしていきたいと。そして、伊万里に入ってきたときに、本当に焼き物のまち・伊万里だというものを感じていただきたい。 それに加えまして、やっぱり積出港として栄えたまちでございますので、そこの中心市街地の方にも観光客の方につきましては誘導していきたいと、そういうふうなものにつきましてはどういう仕掛けをしていった方がいいのか、そういうふうなものもあわせてこの中で調査、研究をしていきたいということで考えているところでございますので、この伊万里を感じるというものにつきましては、現下といたしましては、焼き物のまちの表現をしたいというふうなことでございます。 それから、2点目でございますけれども、大庄屋前田家の部分でございます。この分につきましては、今、議員の方から御紹介がありましたように、大坪塾的なものとか、そういうふうな市民の皆さん方のボランティアの中で、いろんな形の中で今所蔵の資料の整理とか補修等、そういうふうなものをやっていただいているということにつきましては承知をいたしております。非常に感謝をいたしておるところでございます。 今回、22世紀に残す遺産という形で登録がなされましたので、その分の中で魅力的なものを何か出せないかということでこの中でも検討していきたいというふうに思っておりますが、今御指摘のようにその中身でございますけれども、伊万里市のいろんな方たちの御意見等を聞くという形の中で、この策定の中にはコンサルが出した部分の検討会というものにつきまして、そういうふうな市民の皆さん方の代表、どういうふうな形の代表にするのか、まだ決めてはおりません。そういう中で伊万里を知る人たちと議論をしていただいて、本当に大庄屋の前田家を未来に残すために、そして、いろんな皆さん方が御利用いただいて、なおかつ、伊万里市の核となるようなものにやっていきたいというふうに思っております。そういう人たちの選定につきましてはまだ今からになりますけれども、決めておりませんので、十分配慮しながら考えていきたいというふうに思っております。 それから、3点目でございますけれども、駅前の安全施設の設置でございます。この分につきましては、いろいろと協議をいただいてきましたけれども、どうしてもいろんな誘導策という形の中で、警察、市、いろんな形の中で協力を得ながら誘導、立哨指導等を行ってまいりましたけれども、なかなかまだ完全にはいかないような状況でございます。 そういう状況の中で何が一番いいのか、手探りの中で協議をいろいろしてまいりましたけれども、警察の方と十分協議をした中で、とりあえずは横断を防止する策として、抑止をするという形の中で今回計画しておりますガードコーンを設置をしていきたいというふうに思っております。これがあることよって立哨するとき、やっぱり指導するときにこういうふうな抑止策を示しながら横断を誘導していきたいというふうに思っております。 そのガードコーンの間隔等でございますけれども、この分につきましては私たち市と警察と協議をしたところでは1メートル間隔で設置をしていきたいというふうに思っております。1メートル間隔がどうなのかということの中で、1メートルであれば、当然、自由に横断できるじゃないかというふうなこともあると思いますけれども、とりあえず横断をそこで制止をするという施設ではなくて、誘導を図るということで1メートル、その中にはもし横断したときにぶつかって逃げられないような間隔では、また危険等もございますので、十分警察の専門家とも協議をしながら、1メートルという形で設置をしていきたいというふうに思っております。 それから、最後でございますけれども、ファミリーパーク夢みさき公園の現状でございますけれども、4月1日に供用開始をいたしまして2カ月ちょっとたっておりますけれども、非常に皆さんの御利用状況がよろしゅうございます。全協でもお話ししましたように、今1万6,000人ぐらいの利用をいただいておりますけれども、その中でも議員御紹介のように草スキー場が非常に人気がございまして、多くの児童といいますか、子どもさんたちに御利用いただいております。そこで、伊万里市といたしましては草スキー場のスキー、これはそりと言っていますけれども、そりを20台購入をいたしまして無料貸し出しということで用意をいたしております。当初は非常によくわからなかったこともあるんでしょうけれども、用具が足らない状況で、来たけれども、滑られないというのがございました。そういう状況の中で、うちとしても検討を進めておりましたけれども、だんだん日がたつにつれまして、自分で持参をしてくるというふうな利用者が大変ふえております。それで、現在のところはそういうふうな経緯もございまして、貸し出しをするときには2時間ぐらいでお返しくださいというふうな指導の中で今貸し出しをしているようでございますが、20台ございますけれども、多い日には3回転するぐらいの御利用をいただいているところです。それで完全かといいますと、そうでもございませんけれども、一番多いときにはちょっと待っていただくようなところもあります。しかし、長く待たせるような時間帯ではないと、回転はしておりますよというふうな管理者の報告も受けておりますので、またいろいろと検討させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(黒川通信)  19番盛議員。 ◆19番(盛泰子)  焼き物のまちの表現については今後見守りたいと思います。 前田家の利活用に関しては、例えば、今回教育費は私所管事項ですから特に申し上げませんが、文化振興懇話会というのがありながら、なかなか皆さんがせっかく気持ちを持って集まっていただいているのに予算の関係もあって御活躍いただいていないというところもあったりするんですよね。ですから、ぜひそういうことも視野に入れながら、よりいろんな範囲の方々に参加していただけるような形を模索していただきたいと思います。 それから、駅の横断禁止の件ですが、1メートルだとどうかなというふうにやっぱり思いますね。もちろん、ただあそこに立ってみて、今何にもない状況よりはそれがあることで、あ、渡ってはいけないのかなという一つの抑止にはなりますよね。 もう一つ残念なのは、せっかく今までの一般質問とかの成果として、あそこの柱に横断しないでエレベーターを使ってくださいという表示がありますが、なかなか目にかからないというところもあるかなあと思うんですよね。だから、できればあそこに立ったときに、路面に書くことが可能なのかどうかわかりませんが、もうちょっと目に触れるような工夫ができないんでしょうか。ちょっとそこはお尋ねしておきたいと思います。 それから、草スキーは当初のファミリーパークの計画から唯一残っていると言ったら語弊があるかもしれませんが、今後はやはり消耗品でもありますし、気がけていっていただきたいと思います。答弁はその横断禁止の件だけです。 ○議長(黒川通信)  建設部長。 ◎建設部長(副島秀雄)  今、ガードコーンの部分につきまして、まだ完全なものではないと私たちも思っておりますけれども、これも一つの方法だという形の中で見守っていただきたいというふうに思っております。 ただ、御紹介の横断禁止の表示の仕方でございますけれども、今おっしゃるように、路面に表示をする方法が一番目立って有効的かなというふうに思っておりますけれども、あの横断禁止というものにつきましては交通の規制になってまいりますので、道路の管理者では書けないと。公安委員会の方と協議をしなければならないというのが一つございます。ただ、そういう部分で警察とも協議をいたしましたが、道路の幅員等、いろんな形状、それから交通量、いろんなものを検討した結果、伊万里市のあの場所での規制の表示は許可ができないというふうな回答をいただいておりますので、まだまだあそこの分については研究する部分があると思いますので、もう少し時間をいただきながら研究をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(黒川通信)  ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13款.諸支出金までの質疑を終結いたします。 ここでしばらく休憩いたします。               (午後2時9分 休憩)               (午後2時16分 再開) △日程第2 議案の常任委員会付託 ○議長(黒川通信)  会議を再開いたします。 引き続き議案等に対する質疑を行います。 第2条 地方債の補正について、5ページと100ページであります。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第80号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第81号 平成18年度伊万里市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、101ページから116ページまで。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第81号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第82号 平成18年度伊万里市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、117ページから125ページまで。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第82号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第83号 平成18年度伊万里市工業用水道事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊です。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第83号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第84号 平成18年度伊万里市国民健康保険病院事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊です。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第84号に対する質疑を終結いたします。 次、諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について、議案集の50ページです。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、諮問第1号に対する質疑を終結いたします。 次、報告第2号 平成17年度伊万里市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、報告第2号に対する質疑を終結いたします。 次、報告第3号 平成17年度伊万里市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、報告第3号に対する質疑を終結いたします。 次、報告第4号 平成17年度伊万里市水道事業特別会計予算繰越計算書の報告について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、報告第4号に対する質疑を終結いたします。 次、報告第5号 平成17年度伊万里市工業用水道事業特別会計予算繰越計算書の報告について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、報告第5号に対する質疑を終結いたします。 次、報告第6号 平成17年度伊万里市土地開発公社決算の報告について、別冊です。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、報告第6号に対する質疑を終結いたします。 次、報告第7号 平成18年度伊万里市土地開発公社事業計画の報告について、別冊です。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、報告第7号に対する質疑を終結いたします。 以上で全議案等に対する質疑を終結いたします。 それでは、議案の委員会付託を行います。 定例会に提案されました議案等のうち、人事案件であります諮問第1号は慣例により委員会付託を省略し、他の議案についてはお手元に配付しております付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、別紙付託表のとおり各常任委員会に付託することに決定いたしました。 以上で本日の日程をすべて終了いたしましたので、これをもちまして散会いたします。               (午後2時20分 散会)...