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03月04日-03号

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  1. 伊万里市議会 2004-03-04
    03月04日-03号


    取得元: 伊万里市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-16
    平成16年 3月 定例会(第1回)          平成16年伊万里市議会会議録(第1回定例会)1 日 時  平成16年3月4日 午前10時00分開会2 出席した議員    1番  黒 川 通 信         15番  前 田 儀三郎    2番  岩 橋 紀 行         16番  笠 原 義 久    3番  山 﨑 秀 明         17番  島 田 布 弘    4番  草 野   譲         18番  内 山 泰 宏    5番  山 田   悟         19番  占 野 秀 男    6番  樋 渡 雅 純         20番  盛   泰 子    7番  渡 邊 英 洋         21番  樋 渡 伊 助    8番  前 田 久 年         22番  原 口   弘    9番  貞 方 喜 延         23番  田 中 啓 三    10番  川 内   学         24番  岩 本 盛 房    11番  堀   良 夫         25番  満 江 洋 介    12番  高 木 久 彦         26番  福 田 喜 一    13番  前 田 教 一         27番  下 平 美 代    14番  岡 口 重 文         28番  浜 野 義 則3 欠席した議員    な  し4 出席した事務局職員    局長 田 中 健 志5 地方自治法第121条による出席者の職氏名    市長                  塚 部 芳 和    助役                  前 田 和 人    収入役                 吉 富 常 彦    総務部長                永 田   昇    政策経営部長              友 廣 英 久    市民部長(福祉事務所長)        永 峰 保 馬    産業部長                吉 富 忠 士    建設部長                小笠原 康 人    総務部副部長(総務課長)        江 頭 興 宣    政策経営部副部長(財政課長)      山 平 邦 博    企画政策課長              山 本 洋一郎    男女協働・国際交流課長         吉 原 和 子    市民部副部長(市民課長)        尾 形 洋一郎    生活環境課長              片 岡 弘 道    健康増進課長              松 永 惠 子    福祉課長                柳 本 満 晴    農林水産課長              力 武 幸 生    商工観光課長              川久保   茂    建設部副部長(建設課長)        副 島 秀 雄    都市開発課長              前 田 君 人    市民病院事務長             米 田 秀 次    水道事業管理者職務代理者         水道部長                南   和 夫    消防長                 川 原 清 春    教育長                 岩 永 憲一良    教育部長                城     武    教育委員会総務課長           山 口 正 信    教育委員会生涯学習課長         池 田 常 雄1.議事日程    第1 市長提出議案等に対する質疑    第2 議案の常任委員会付託1 本日の会議に付した事件    日程第1 市長提出議案等に対する質疑     議案第36号 平成16年度伊万里市一般会計予算について     議案第37号 平成16年度伊万里市国民健康保険特別会計予算について     議案第38号 平成16年度伊万里市介護保険特別会計予算について     議案第39号 平成16年度伊万里市立花台地開発事業特別会計予算について     議案第40号 平成16年度伊万里市公共下水道事業特別会計予算について     議案第41号 平成16年度伊万里市農業集落排水事業特別会計予算について     議案第42号 平成16年度伊万里市伊万里駅周辺土地区画整理事業特別会計予算に           ついて     議案第43号 平成16年度伊万里市市営駐車場特別会計予算について     議案第44号 平成16年度伊万里市老人保健特別会計予算について     議案第45号 平成16年度伊万里市水道事業特別会計予算について     議案第46号 平成16年度伊万里市工業用水道事業特別会計予算について     議案第47号 平成16年度伊万里市国民健康保険病院事業特別会計予算について     報告第1号 専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)    日程第2 議案の常任委員会付託                     常任委員会付託表        ┌────────┬────────────────────────────────┐ │ 委員会名    │      付託内容                       │ ├────────┼────────────────────────────────┤ │        │ 議案第2号 地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関 │ │        │       する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例制定 │ │        │       について                      │ │        │                                │ │ 総務委員会   │ 議案第3号 伊万里市役所出張所設置条例の一部を改正する条例制定 │ │        │       について                      │ │        │                                │ │        │ 議案第4号 伊万里市行政手続条例の一部を改正する条例制定につい │ │        │       て                         │ └────────┴────────────────────────────────┘ ┌────────┬────────────────────────────────┐ │ 委員会名    │      付託内容                       │ ├────────┼────────────────────────────────┤ │        │ 議案第5号 伊万里市駐在員設置条例の一部を改正する条例制定につ │ │        │       いて                        │ │        │                                │ │        │ 議案第6号 伊万里市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定に │ │        │       ついて                       │ │        │                                │ │        │                                │ │        │ 議案第7号 伊万里市情報公開条例の一部を改正する条例制定につい │ │        │       て                         │ │        │                                │ │        │ 議案第8号 伊万里市長、助役、収入役及び水道事業管理者並びに教 │ │        │       育長の給料月額の特例に関する条例の一部を改正する条 │ │        │       例制定について                   │ │        │                                │ │        │ 議案第9号 伊万里市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例制 │ │        │       定について                     │ │        │                                │ │        │ 議案第10号 伊万里市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例制 │ │        │       定について                     │ │        │                                │ │        │ 議案第11号 伊万里市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償 │ │        │       等に関する条例の一部を改正する条例制定について   │ │        │                                │ │ 総務委員会   │ 議案第12号 伊万里市手数料条例の一部を改正する条例制定について │ │        │                                │ │        │ 議案第18号 伊万里市火災予防条例の一部を改正する条例制定につい │ │        │       て                         │ │        │                                │ │        │ 議案第29号 平成15年度伊万里市一般会計補正予算(第6号)のうち │ │        │         第1条 歳入  全款              │ │        │             歳出  第2款 総 務 費       │ │        │             〃   第9款 消 防 費       │ │        │             〃   第12款 公 債 費       │ │        │             〃   第13款 諸支出金        │ │        │         第2条 繰越明許費の補正            │ │        │         第3条 地方債の補正              │ │        │         第4条 一時借入金の補正            │ │        │                                │ │        │ 議案第36号 平成16年度伊万里市一般会計予算のうち        │ │        │         第1条 歳入  全款              │ │        │             歳出  第1款 議 会 費       │ │        │             〃   第2款 総 務 費       │ │        │                 (第1項 総務管理費のうち   │ │        │                   第10目 地籍調査費を除く) │ │        │             〃   第9款 消 防 費       │ │        │                 (第1項 消防費のうち     │ │        │                   第4目 水防費を除く)   │ │        │             〃   第12款 公 債 費       │ │        │             〃   第13款 諸支出金        │ │        │             〃   第14款 予 備 費       │ └────────┴────────────────────────────────┘ ┌────────┬────────────────────────────────┐ │ 委員会名    │      付託内容                       │ ├────────┼────────────────────────────────┤ │        │         第2条 債務負担行為              │ │        │         第3条 地方債                 │ │ 総務委員会   │                                │ │        │         第4条 一時借入金               │ │        │         第5条 歳出予算の流用             │ ├────────┼────────────────────────────────┤ │        │ 議案第14号 伊万里市留守家庭児童クラブ条例の一部を改正する条例 │ │        │       制定について                    │ │        │                                │ │        │ 議案第15号 伊万里市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定 │ │        │       について                      │ │        │                                │ │        │ 議案第16号 伊万里市廃棄物の減量及び適正処理並びに環境美化に関 │ │        │       する条例の一部を改正する条例制定について      │ │        │                                │ │        │ 議案第19号 伊万里市教育長の給与等に関する条例の一部を改正する │ │        │       条例制定について                  │ │        │                                │ │        │ 議案第20号 伊万里市公民館設置条例の一部を改正する条例制定につ │ │        │       いて                        │ │        │                                │ │        │ 議案第21号 伊万里市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を │ │        │       改正する条例制定について              │ │        │                                │ │        │ 議案第22号 伊万里市重度心身障害児福祉年金条例を廃止する条例制 │ │        │       定について                     │ │        │                                │ │        │ 議案第23号 伊万里市火葬場の設置及び管理に関する条例を廃止する │ │        │       条例制定について                  │ │        │                                │ │ 文教厚生委員会 │ 議案第26号 専決処分の承認を求めることについて(平成15年度伊  │ │        │       万里市国民健康保険病院事業特別会計補正予算(第3  │ │        │       号))                       │ │        │                                │ │        │ 議案第29号 平成15年度伊万里市一般会計補正予算(第6号)のうち │ │        │         第1条 歳出 第3款 民 生 費        │ │        │             〃  第4款 衛 生 費        │ │        │             〃  第10款 教 育 費        │ │        │                                │ │        │ 議案第30号 平成15年度伊万里市国民健康保険特別会計補正予算(第 │ │        │       3号)について                   │ │        │                                │ │        │ 議案第31号 平成15年度伊万里市介護保険特別会計補正予算(第3  │ │        │       号)について                    │ │        │                                │ │        │ 議案第33号 平成15年度伊万里市老人保健特別会計補正予算(第4  │ │        │       号)について                    │ │        │                                │ │        │ 議案第35号 平成15年度伊万里市国民健康保険病院事業特別会計補正 │ │        │       予算(第4号)について               │ │        │                                │ │        │ 議案第36号 平成16年度伊万里市一般会計予算のうち        │ │        │         第1条 歳出 第3款 民 生 費        │ │        │             〃  第4款 衛 生 費        │ │        │             〃  第10款 教 育 費        │ └────────┴────────────────────────────────┘ ┌────────┬────────────────────────────────┐ │ 委員会名    │      付託内容                       │ ├────────┼────────────────────────────────┤ │        │ 議案第37号 平成16年度伊万里市国民健康保険特別会計予算について │ │        │                                │ │        │ 議案第38号 平成16年度伊万里市介護保険特別会計予算について   │ │ 文教厚生委員会 │                                │ │        │ 議案第44号 平成16年度伊万里市老人保健特別会計予算について   │ │        │                                │ │        │ 議案第47号 平成16年度伊万里市国民健康保険病院事業特別会計予算 │ │        │       について                      │ ├────────┼────────────────────────────────┤ │        │ 議案第1号 伊万里市都川内森林公園条例制定について       │ │        │                                │ │        │ 議案第17号 伊万里市中小企業振興資金貸付けに関する条例の一部を │ │        │       改正する条例制定について              │ │        │                                │ │        │ 議案第24号 伊万里市林業構造改善事業審議会設置条例を廃止する条 │ │        │       例制定について                   │ │        │                                │ │        │ 議案第29号 平成15年度伊万里市一般会計補正予算(第6号)のうち │ │        │         第1条 歳出 第5款 労 働 費        │ │        │             〃  第6款 農林水産業費       │ │        │             〃  第7款 商 工 費        │ │ 産業経済委員会 │             〃  第11款 災害復旧費        │ │        │                 第1項 農林水産施設災害復旧費 │ │        │                                │ │        │ 議案第36号 平成16年度伊万里市一般会計予算のうち        │ │        │         第1条 歳出 第5款 労 働 費        │ │        │             〃  第6款 農林水産業費       │ │        │             〃  第7款 商 工 費        │ │        │                                │ │        │ 議案第41号 平成16年度伊万里市農業集落排水事業特別会計予算につ │ │        │       いて                        │ │        │                                │ │        │ 議案第43号 平成16年度伊万里市市営駐車場特別会計予算について  │ ├────────┼────────────────────────────────┤ │        │ 議案第13号 伊万里市特別会計設置条例の一部を改正する条例制定に │ │        │       ついて                       │ │        │                                │ │        │ 議案第25号 伊万里都市計画事業北部第一土地区画整理事業施行に関 │ │        │       する条例を廃止する条例制定について         │ │        │                                │ │        │ 議案第27号 専決処分の承認を求めることについて(損害賠償の額を │ │        │       定めることについて)                │ │ 建設委員会   │                                │ │        │ 議案第29号 平成15年度伊万里市一般会計補正予算(第6号)のうち │ │        │         第1条 歳出 第8款 土 木 費        │ │        │             〃  第11款 災害復旧費        │ │        │                 第2項 公共土木施設災害復旧費 │ │        │                                │ │        │ 議案第32号 平成15年度伊万里市伊万里駅周辺土地区画整理事業特別 │ │        │       会計補正予算(第3号)について           │ └────────┴────────────────────────────────┘ ┌────────┬────────────────────────────────┐ │ 委員会名    │      付託内容                       │ ├────────┼────────────────────────────────┤ │        │ 議案第34号 平成15年度伊万里市水道事業特別会計補正予算(第3  │ │        │       号)について                    │ │        │                                │ │        │ 議案第36号 平成16年度伊万里市一般会計予算のうち        │ │        │         第1条 歳出 第2款 総 務 費        │ │        │                 第1項 総務管理費       │ │        │                  第10目 地籍調査費      │ │        │             〃  第8款 土 木 費        │ │        │             〃  第9款 消 防 費        │ │        │                 第1項 消 防 費       │ │        │                  第4目 水 防 費      │ │        │             〃  第11款 災害復旧費        │ │        │                                │ │ 建設委員会   │ 議案第39号 平成16年度伊万里市立花台地開発事業特別会計予算につ │ │        │       いて                        │ │        │                                │ │        │ 議案第40号 平成16年度伊万里市公共下水道事業特別会計予算につい │ │        │       て                         │ │        │                                │ │        │ 議案第42号 平成16年度伊万里市伊万里駅周辺土地区画整理事業特別 │ │        │       会計予算について                  │ │        │                                │ │        │ 議案第45号 平成16年度伊万里市水道事業特別会計予算について   │ │        │                                │ │        │ 議案第46号 平成16年度伊万里市工業用水道事業特別会計予算につい │ │        │       て                         │ └────────┴────────────────────────────────┘1.会議の顛末                (午前10時 開議) △日程第1 市長提出議案等に対する質疑 ○議長(黒川通信)  おはようございます。定刻定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。 前日に引き続き、議案等に対する質疑を行います。 まず、議案第36号 平成16年度伊万里市一般会計予算について、別冊です。区分して行います。 まず、第1条 歳入歳出予算のうち歳入全款について、51ページから96ページまでです。18番内山議員。 ◆18番(内山泰宏)  市長の演告も受けましたけれども、ちょっと市長に基本的なことでお伺いしたいと思っております。 今回、3月議会の資料をいただいたわけでございますが、その前に今回は大変厳しい予算じゃなかったかなというふうに思いまして、大体、 195億円ぐらいじゃなかったかなというふうに私は試算しておったわけでございますが、当初予算をいただいたときには 207億円ぐらいということで、これは15年と余り変わらんのじゃないかなというふうな感じをいたしておったわけでございますが、実質は 192億円というふうなことで大変厳しい数字じゃないかというふうに思っております。そういう中で、地方交付税が10億円も落ちているというふうなことでございまして、しかし、内容を見てみますと、民生費が前年比と余り変わっていないというふうな状況でございまして、ことしは福祉重視の自治体であるというふうに判断されておるわけでございますが、先々この運営が大変心配をしているところでございます。 その理由は、いわゆる産業部門の予算減、農林水産業費とか商工費、建設費なんかは下がっているわけですね。そこで、やっぱり産業の景気がよくならないと、税収は望めないわけでございまして、その活動を促す事業が減じているというふうなことに対して大変心配をしているわけでございます。私、この民生費の増といいますか、変わらんというのは否定するわけではありません。しかし、これが産業の税収といいますか、がないと、今後の民生を維持していくためには運営が厳しくなっていくのじゃないかなというふうに思っているところでございます。 そこで、市長にお尋ねいたしますが、今後、この産業部門についての運営といいますか、事業に対して、そういうふうな活動に対してどのような展開をしていこうと考えておられるのか、若干予算にはいろいろあっておりますが、大変減になっておりますのでその辺のところを心配しておりますので、今後の市長の考え方を承りたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(黒川通信)  市長。 ◎市長(塚部芳和)  今回の予算編成におきましては、三位一体改革の中で、特に地方交付税並びに国からの補助金の削減、これが大変厳しいものがございまして、当初予算編成には大変私どもも苦慮したところでございます。いわゆる歳入の財源が確保できないという中で、いかに市民の満足度の向上という観点で予算編成を行うかというのは、大変厳しいものがあったわけでございます。そういう中で、今回の予算編成、最終的には今回提示しております 207億円という額になったわけでございます。 基本的に考えますと、健康福祉施策については増、その一方でハード事業抑制型と、こういうふうになっておるわけでございます。それぞれの予算の款ごとの内訳を見てみますと、確かに民生費、一方では土木費、農林水産業費等々が逆に前年、あるいはまた、対四、五年ぐらい前とずうっと比較をしてみますと、落ち込んできている状況でございます。今、内山議員おっしゃられておりますそういう中で、農林水業費等が減っておるという状況でございます。特に、今回の予算の中で、昨年と比べて実質的にはマイナス 0.8%の減額であるわけでございますけれども、本来は昨年と比較をしてみますと、ことしの予算の中には国からの補助金を市の方でそのまま受け入れて、そして、それをトンネル的に出すという、そういう補助金がかなり占めておりまして、その額を差し引きますと 192億円という実質的な予算でございまして、これを昨年の当初予算と比較しますと、マイナス 8.3%ということで、それだけの減ということでございます。いかに予算そのものが実質的には減っているかというふうなことでございます。 そういう中で、私は農林水産業、特にこういう第1次産業につきましては、伊万里市が今日まで中山間地域の中で伊万里市の農業ということで生産者、そしてまた農協を中心に構築をされた、こういうふうな施策につきましては何と言いましてもそのまま維持、また逆に言えば発展をさせていく必要があろうかと、こういうふうに思っております。特にこういう事業につきましては、行政だけが一生懸命旗を振ってもなかなかできないところもあるわけでございまして、あくまでもこれは生産者、農協、行政と一体となった農林水産業の構築、これが大切であろうかと思っております。そういう中で、今回は特に農業の関係につきましては、農協が事業主体となります堆肥センター、あるいはまた、松浦のバイパス沿いの直売所の、そういうハード施設等が計画をされておりまして、それに対する国からの補助、あるいはまた、市からの何らかの支援、こういうふうなものは今回の予算の中で計上をさせていただいておるところでございます。 したがいまして、私はたまたま農業への投資というふうなものの観点に立って、今日までの伊万里市の農業というのは基盤整備事業、あるいは農業の近代化施設整備事業、こういうふうなものはもう既にある程度終わった段階であると、私はこのように位置づけをしております。したがいまして、以前のこの予算を比べてみますと、土地基盤整備、いわゆる農地開発だとか、あるいはまた圃場整備だとか、そういうふうな事業がかなりあっておった関係で、それに対する市の予算もそれ相当のものがあったわけでございますけれども、考えてみますと、そういうふうなある一定の土地基盤整備、あるいは農業の近代化施設整備、こういうふうなものが私は国営総合農地開発も含めて投資が終わったような状態であろうかと、このように思っております。 したがいまして、今の伊万里市の農業を見ますと、今日までの投資した、いろんな財産をいかにしてもうかる農業といいますか、所得のとれるような農業、それに転化していく、そういうふうな時期に来ているというふうに思っております。したがいまして、これから先の農業というのは、やはりもうかる農業のためには、あるいはまた売れる農業のためにはどういうふうな支援をしていくかという観点にですね、私は行政ができるものについては支援をしていきたいというふうなことに考えをシフトしているところでございまして、今後また、生産者、また農協、そしてまた、行政と一体となった伊万里のブランド産品の創出とともに、また、売れる農業というふうな観点で考えているところでございまして、これについては予算のできる範囲というか、むしろ、そういう観点での支援はやっていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(黒川通信)  18番。 ◆18番(内山泰宏)  今、市長がいろいろと答弁をいただきましたけれども、16年度はこのようなことで予算ができたと思いますが、17年は今の状態でいきますと、なかなか厳しい判断をしなければならない、そういうふうなことじゃないかなというふうに思います。いろいろ施策はされておりますが、やっぱりこれは大胆にしていかないといけない、これ以上にですね。外部発注とかなんとか努力はされておりますが、まだまだそれでいいのかというふうなことも思いますので、大分心配をしているわけでございます。 私の要望なんですが、やっぱり民間委託への大胆な移行とか、先ほど説明ありました産業部門へのてこ入れとか、そういうのを早急にこれ以上にしていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(黒川通信)  ほかに。25番満江議員。 ◆25番(満江洋介)  51ページの固定資産税でお尋ねをします。 約1億 1,000万円ほど今年も増加を見込んでありますけれども、本当にこれだけの固定資産税が見込めるのかどうか、こういう不景気の中において。それと、固定資産税を課税される物件の中で、廃屋等の調査はどうなっているのか、もう課税対象にならない分まで課税をされている嫌いがあるように感じますので、その辺もあわせてお願いします。 ○議長(黒川通信)  総務部長。 ◎総務部長(永田昇)  固定資産税の件についてお尋ねですが、詳しくは別表をごらんになるとよくわかると思います。 429ページに市税の説明書を掲げております。ここで伸びておりますのが家屋でございまして、前年度に比べて1億 6,300万円ほど伸びると見込んでおります。土地についても 100万円程度、償却資産は54万2千円程度見込んでおります。 伸ばした根拠と申しますのも、現地をずっと回りまして新築しかかっている建物、それから増築も含めてですが、そういうものを見て回って16年度は前年に比べてこのくらい伸びるだろうという把握をして予算計上いたしております。特に大きな建物が、御存じのようにどんどん建っております、川東、それから八谷搦、それから駅南の方です。ああいうものが大きな要因でございます。 それから、廃屋の件でございますけれども、原則として登記簿に残っておる以上は残存価格はいつまでも残ります。経年でずっと減点していくわけでございますけれども、ある程度の価値までしか下がらないということで、原則として登記簿が残っておれば残存価格として残る。ただし、そういう廃屋を全部確認するというのはなかなか難しゅうございまして、例えば、そこに行ってうちの登記簿はあるけども、実際建物はないよというふうなことがわかれば当然課税対象から外すということで、そのための期間として名寄せの縦覧期間、あるいは閲覧期間を設けておるわけでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  25番。 ◆25番(満江洋介)  残存価格を設定されるということは、これは固定資産として、財産としての価値があるからそういうふうにされておるわけですね。ところが、実際に建物等があってもこれは使えないと、これは財産的価値はゼロだよと、例えば、それを売ろうとした場合には売れないと、そういうものは財産的な価値がないわけですね。そういうものに関しては本来的には課税対象外になるんじゃないかと思うわけです。あくまでも残存価値を査定してずっと残すということでしょうか。 ○議長(黒川通信)  総務部長。 ◎総務部長(永田昇)  価値があるかないかという判断をするというのは非常に難しゅうございまして、ただ、法律に従って課税するという要件としては、基礎があって壁があって風雨をしのげる建物であれば、これは家屋として認めようということで全国一律に自治体課税をいたしております。 ○議長(黒川通信)  ほかに。19番占野議員。 ◆19番(占野秀男)  歳入は総務委員会の管轄でございますので、細かくは総務委員会でお聞きをいたしたいと思いますが、市長に二、三お伺いをしたいと思います。 一つは、国が大変な借金を抱えておりまして、それを改善するために三位一体の改革ということでやられました。原因はここで言うのは省略させていただきますけれども、その三位一体の改革で、例えば、補助金とか交付金の減額は具体的に実施をされた。そして、伊万里市でも約9億円近くの交付税が減らされたというのが報道をされておりますし、内容的にもそうなっております。 そこで、三位一体の改革はそういうふうにして減らした分については税源を地方に移譲して、地方がそんなに困らないようにいろいろ対策を立てるんだということをひっくるめて三位一体というふうに言われておったと思いますが、一体どうなっているのか、その点について市長はどのように受けとめておられるのか、まずその点をお伺いしたい。 それから、二つ目に古川知事はこのような状況はあと二、三年続くだろうというような答弁もきのうなさっているようでございますが、これは県だけじゃなくて伊万里市も余り変わらん状況にあるんじゃないかなというふうに思います。そうなりますと、来年もまた8%前後の減額といいますかね、前年比で減ってくるのかなと。ことしが、ことしといいますか、平成16年度は大幅に減りますから、それに比べると極端な減り方にはならないと思いますが、それでも減ってくるのは間違いないというふうに思うんですね。 そこで、その減になった部分の補充といいますか、かわりに補充をする部分、もしくは出るものを制して有効な使い方を検討していくということになるだろうと思いますが、その点については見通しとしてどのように考えておられますのかね。大体3年ぐらいしたらよくなるんではないかとか、あるいは悪くなるんではないかとか、どのようにお考えなのか、見解をお伺いしたいと思います。 それから、3番目に実はこういう事態は地方交付税をもらっている自治体にとってはどこでも大変な状況になっておるわけでございます。私は6月議会の当初に全国の市長会、全国の市議会議長会、こういうものを日程の中に入れられておりましたから、これはやっぱりちょっと別の時期にすべきではないかというふうに申し上げましたけれども、議長は大変重要な内容を持った会議でございますからということで御説明がありました。また、私もそれはそれなりにあると思います。 そこで、こういう事態の中で全国市長会、どういう対応をされているのか、また、その全国市長会に対して伊万里の市長としてはどういうふうに対応されてきたのか、活動をされてきたのか、佐賀県の市長会では一体どういう動きになっているのか、その辺をわかればお示し願いたいと思います。同じように、これは議長にお伺いしたいと思いますが、全国議長会としては一体どういう動きをされているのか、議長自身はこれまで一体何をされてきたのかを御説明願いたいと思います。 何でこんなことを言うかといいますと、実は地方六団体でもいろんな動きをされているのは新聞報道されております。特に知事会の議長であります会長さんは、やはり政府の三位一体の改革とは約束が違うということで、これは三位一体の改革ではなくてばらばら改革だというふうな大変厳しい指摘などもなさっておるわけで、政府に対しての行動も起こされていると思います。また、市町村の中には議会で一方的な交付税の削減に反対する意見書というのを採択した地方自治体も幾つもあります。こういうのを受けて、議長、全国議長会では一体どういうふうに動きがなっているのか、お伺いをいたいしたいと思います。 とりあえず1回目は以上です。 ○議長(黒川通信)  市長。 ◎市長(塚部芳和)  占野議員のまず1点目の国の三位一体改革でございます。これにつきましては、私どももまず交付税、そしてまた、補助金の削減、その分を税源移譲で賄うというふうな当初のふれ込みであったわけでございまして、大変その点では期待を実はしていたわけでございます。ところが、実際ふたを開けてみますと、交付税の削減だけが先行して、なおかつその部分の税源移譲が思うようにされていないというようなことで、私はこの問題については税源移譲はなされていないと、このように認識をしておりまして、この点について大変遺憾に思っておるところでございます。 2点目の今後、こういうふうなことが二、三年続いていくんじゃないかというふうなことでのお話でございまして、私もこの点については恐らく国の財政状況、決してよくない、なおかつ、現下の経済状況が中央では好転になっていると言われているけれども、果たして地方にこういう経済状況が一挙に加速して財源が、国そのものについても好転ができるかというのは、私はそのようにはならないんじゃないかというふうな判断を持っております。そういう中で、決して国の財政はよくならない。そういう中で、当然こういうふうな状況は二、三年続くであろうと見ておるわけでございまして、なおかつ、一方では自治体がこういうふうなことで厳しい予算、財政措置を講じなければならない状況というのは続いていくだろうと。そういう中で、やはり私ども伊万里市の財政におきましても、どういうふうな形で財政を、予算を編成していくか、一方で市民の皆さんの満足度の向上、市民のニーズにこたえていくかというのは大変重要であろうかと、このように思っておりますので、これにつきましての今後の考え方でございますけれども、あくまでも一定の市役所の財政、財布の中に入ってくる金、それについては見込めない、あるいは決して好転しないわけでございますので、それはそれなりの中でしていかなければならない。そして、逆にスリム化して行財政改革をしながら、それが逆に言えば市民の皆さんの弱者云々という、そういうふうなところじゃなくして、どういうふうなものが行財政改革の中で削られていって、そして何とかやっていけるものかという判断をしながらやっていかなければならないと、このように感じておるところでございます。 したがいまして、これにつきましては現在行っております行財政の評価システム、こういうふうなものあたりを見比べながら、なおかつ、私ども内部で削るべきところは削りながら、この難局を乗り切っていく必要があろうかと、このように思っております。 3点目の全国市長会等への活動状況でございますけれども、この三位一体改革につきましては、全国知事会、先ほどおっしゃられましたように確かに三位一体ばらばら改革というふうなことで言われておるところでございまして、全国市長会の考え方も私どもの情報では全く同一意見でございます。これにつきましては、全国市長会といたしましても、今後、行われます7月ですかね、夏に行われます参議院選挙あたりが控えておるわけでございますけれども、非常に地方はこういうことであえいでおるということで、国に対する申し入れをしようということで平成16年度に全国市長会が開催される予定でございますけれども、こういうふうなことを通じて再度国に対して申し入れをしていきたいというような方向で進んでおる模様でございます。私あたりも全国市長会には出席する中でそういうふうなものに対する行動を一緒にとらせていただいておるところでございます。 県内の7市の市長会におきましても、今回の三位一体改革、大変厳しいものがございまして、実は正月早々、知事と7市の市長が集まりまして、この三位一体改革についての県内の市長会が主催いたしまして知事との懇談会を早速いたしまして、この難局をどのようにして乗り切るかという観点でお話し合いをさせていただきました。県も非常に困っているということで、市も当然困っているだろうというようなことでございまして、特に税源移譲の中では公営保育園等の国からの補助金が一般財源化される等々、非常に難しい、ある意味では市財政にとりましても厳しい措置がなされている状況でございますので、今後、これについては県内の7市の市長会におきましても、国に対して、あるいは全国市長会に対して厳しい状況で、何とか国に対する改善措置を申し入れていこうと、そういうふうな動きをしているところでございまして、私もその一員として活動をしているところでございます。
    ○議長(黒川通信)  私の方から答弁いたします。 先ほど発言ありましたように、昨年の6月議会に三位一体の意見書を伊万里市議会からも提出したわけでございますが、私も全国市議会議長会に初出席いたしまして、非常にこれは重要な会議だなということを認識いたしました。そういう中で、全国議長会等においては会長人事等が主だったわけですが、しかしながら、この三位一体改革をぜひ推進しろというふうなことで全国議長会としましても、一番初めにこの決議書を国会に提出した次第でございます。そういう中で、今回見てみますと、非常に私自身も不満であります。占野議員以上に深刻に考えております。 県内議長会におきましても、先月、伊万里市の方で7市議長会をやったわけですが、このときも今後の日程等についての話はあったわけですが、その中で先ほど市長申されましたように、市長会と知事の会議があったようですが、議長会とは予定をされながらこれを延期になっております。そこで我々議長会としましても、早急にひとつ、県議会終了次第、議長会とも会議を開くようなことで強く要望をしているところでございます。また、今後、九州議長会、あるいは全国議長会が予定されておりますが、この九州議長会におきましても三位一体改革について、こういうふうな結果になった経緯、それぞれ段階的な改革が国も示されつつありますが、十分でないどころじゃなく、先ほど申しましたようにもっともっと権限も与えれば財源も与える、このことを九州議長会、あるいは全国議長会においても我々が訴えて、そして、全議員一緒になって我々もこの改革については一致団結して、知事会、議長会、あるいは市長会、市議長会、全国町村長会、町村議長会、地方六団体一致になってこれを国に申し述べていきたいと、こういうふうに思っております。 以上です。 19番。 ◆19番(占野秀男)  お考えは概略理解をいたしましたが、地方にとっては今行われております市町村の合併問題、それから、今回の三位一体の改革、これは市長自身もどのように受けとめられておるかわかりませんが、予想以上に厳しかったというのが正直なところではないだろうかと。私もこれほどまでに交付税が減らされるというふうには、ちょっと正直思っていなかったもので、これは予想以上の減額ではないかというふうに思っているんですが、そういう意味で地方自治体にとってはまさに合併問題と財政問題は、今後何年間かはもう本当に重大な課題として考えてやっていかなければならないということです。こういうときにこそ、やっぱり全国市長会とか議長会とかという役割を果たすことが、毎年会費を払って単に集会を開いて、会議を開いてというだけではなくて、行動に移す大事なときではないか。それだけの動きを6月にどうせ全国のそういう会合がありましょうから、ぜひ強い意思を持って政府に対しては働きかけ、行動を起こしていただいて、少なくともカットした分の税源については明確な形で地方が少し安心できるような姿を出せるように強く要望してもらいたいと思いますが、そこら辺の決意のほどをそれぞれから一言ずつお願いしたいと思います。 ○議長(黒川通信)  市長。 ◎市長(塚部芳和)  今、占野議員が申されましたが、全く私もそのとおりだとこのように思っております。本当に今市町村を取り巻く財政状況、未曾有の状態であると、このように思っておりまして、私たちも決意というよりも、むしろ、団結をしながら国を突き上げていくような、そういう強い姿勢で臨んでまいりたいと、このように思っております。 ○議長(黒川通信)  ほかにありませんか。20番盛議員。 ◆20番(盛泰子)  60ページです。私も所管委員会ではありますが、担当部長でないと深いことがわからないと思いますので、あえてここで質問いたします。 第4節の都市計画総務管理使用料で駅ビルの使用料が上がっておりますが、駅ビルの会議室の利用料金をどうしようかというときにここで議論したことがありました。それで、会議室の今年度の利用状況についてお尋ねしたいと思います。 以上です。 ○議長(黒川通信)  建設部長。 ◎建設部長(小笠原康人)  駅ビルの会議室の利用状況はということでございます。御承知のように、平成14年の10月20日オープンいたしまして、それ以来1年ちょっとなりますが、平成15年の4月から2月まで、件数にいたしまして 182件、使用料は89万 9,990円となっております。予算上より若干多いですが、これは予算を計上した時期が昨年の10月の中旬に見積もりを出しておりますので、それからさかのぼる1年分の平均ということで算出をいたしております。その後、実際にはことしに入りまして使用状況がかなりよくなりまして、こういった数字に、89万 9,990円、2月時点ですか、という状況になっております。 以上です。 ○議長(黒川通信)  20番盛議員。 ◆20番(盛泰子)  伸びているということで安心したところですけれども、この 182件の中には、いわゆる減免して無料という件数も入っているんじゃないかなと思うんですが、そこまで今おわかりになるでしょうか。 それから、ことし多くなったのは、件数として多くなったのか、それとも1回使用される方たちの利用時間が長くなったのか、そこら辺についてお尋ねしたいと思います。 以上です。 ○議長(黒川通信)  建設部長。 ◎建設部長(小笠原康人)  まず減免の方ですが、 182件のうち12件を減免いたしております。 それから、最近になって使用料がふえてきたということですが、これは件数も若干ふえておりますが、営利目的ですね、そちらの方面での使用がかなりふえてきたんじゃないかと思っておりますが。 以上です。 ○議長(黒川通信)  ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に進みます。同じく歳入歳出予算の歳出のうち、第1款.議会費、第2款.総務費、第3款.民生費、第4款.衛生費について、97ページから 240ページまで。3番山﨑議員。 ◆3番(山﨑秀明)   108ページの中ほどにあります職員研修事業、総務課関係の分でお尋ねを申し上げたいと思います。 当初予算の概要の中の9ページの総務の分の一番最初のところに、民間企業等体験研修事業ということで、職員の方を5日間ほど民間企業に派遣をして研修ということになっております。職員研修の一環として顧客のサービス、あるいは顧客に対する考え方、企業的な経営センスの習得ということで実施されるわけでございますが、期間的に5日間ということで今検討されておるようでございます。5日間といいますと、多分1週間程度になろうかと思いますが、それぐらいでこういう所期の目的が達成されるのかなという疑問が一つあるわけでございます。例えば、人数は少なくしてでもいいですから、企業でいいます決算的な考え、年間を4期に分けて半期ほど、3カ月ぐらいで成果を問うとか、あるいは前期、後期ぐらいで成果を問うというような考え方からしますと、この研修期間も少し3カ月、あるいは6カ月というようなことをした方が、何か研修が、目的が達成するような感じがいたすわけです。もちろん受け入れ側の態勢もありましょうし、事前の話し合いの中でこういうことも進められておると思いますが、5日間という研修期間の中で意図しておった職員研修ができるのかという疑問が一つあるわけでございます。その辺をお尋ねいたしたいと思います。 それと 154ページ、税務課のところで報償費の前納報奨金を出してあります。これは制度的には市県民税、あるいは固定資産税を対象に全期前納した場合の奨励金ということでなっていくわけでございますが、現在、県内の市では鹿島、あるいは唐津、これが廃止をしてあります。先刻の新聞で佐賀市の方が今年度廃止を予定しておるということが載っておりました。その後、多久、あるいは鳥栖が見直しの動き、現在、しっかり残っているのが武雄、伊万里ということになろうかと思います。 14年度の伊万里市の決算で 4,283万 4,330円、15年度の予算で 4,355万5千円で、本年度で 4,283万5千円ということになるわけです。もちろん私はこれは本当に徴収率を上げたりなんかするのにも十分役立つし、早期の納入で運営もしやすい、あるいは納税意識の向上につながるということで大分いいと思いますが、反面、これにこたえきれない人があったり、口座振替をしておった人とか、サラリーマンの天引きでされる人等についての恩恵はないという両者があるわけでございますが、今年はこれでいかれるとしても、今後、どういう考えで進まれるのかなという疑念がありますので、ひとつお尋ねをしたいと思います。 以上です。 ○議長(黒川通信)  総務部長。 ◎総務部長(永田昇)  職員研修の件でございますけれども、今回、5日間という短期間で計画いたしましたのは、どちらかというと、接遇を主に学んでほしいということでございまして、経営センス、経営感覚とか文字では書いておりますけれども、重点は接遇だということで接遇であれば5日間程度でいい刺激を受けるであろうと、そういう考え方で予算化しております。 それと、前納報奨金でございますけれども、議員御指摘のとおり、非常に今の低金利時代に比べてこの前納報奨金制度というのは、たしか3から4%程度の利息相当になると思います。現在、この利用をフルに活用されている方々というのは、ある程度富裕層の方々でございまして、そういう面から比べていきますと、私自身も果たしてこれを存続するのが適当かどうか、今非常に疑問に思っております。16年度はこのままいかせていただいて、この年度中に廃止した先進地、それからその廃止によって影響を与えた徴収率、いろんなものを勉強させていただいて、もう必要ないということであれば早期に廃止もあり得る話だと思っております。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  ほかに。14番岡口議員。 ◆14番(岡口重文)  98ページでございますが、議会費が上がっております。議会の方も今回減額で 650万円ほど上がっておりますが、どの辺を中心に削減をなされたのか、お尋ねをいたします。 それから、 124ページでございますが、浦之崎の失効地対策事業ということで普通旅費が上がっております。これにつきましては、大変長い時間をかけて努力をしていただいておりますが、今までの状況とこの早期解決へ向けてのめどをどのようにとらえていらっしゃるのか、お尋ねをいたします。 それから、 128ページでございますが、井手口川ダムの建設促進事業ということで上がっております。これにつきましては、ことしが大変動きが激しくなるんではないかなと私自身は思っております。これも個人交渉に入ってまいりました。伊万里市としての今後の考え方をお尋ねいたします。 それから、衛生費の中で 220ページでございますが、転倒骨折予防運動教室事業ということで上がっております。この目的と内容、さらに年次計画等がありましたらお示しをお願いしたいと思います。 それから、あと1点、 222ページでございますが、在宅当番医制事業ということで毎年上がってきておりますが、これも大変厳しい予算状況でございますので、今後の体制と事業の考え方をお示しをいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  岡口議員、議会等に対する説明員が形になっておりませんので、後ほどお答えしたいと思います。 岡口議員の質問に対しまして後でお示ししたいと思います。御了承願いたいと思います。 政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  ただいまの御質問で、浦之崎の件からお答えを申し上げてまいりたいと思いますが、これは御承知のとおり戦後処理ができていないというような、いわゆる浦之崎の埋立免許の失効地ですね、土地でなくて土砂があるというのが3万 3,000平米ほどまだ未処理になっているわけでございますが、この問題は相当長期にわたって県と市、国に出向いてというのを繰り返してきております。それで、土砂の地権者4名いらっしゃるわけでございますけれども、それとの折り合いもなかなかというふうなこともございまして、端的に言いますと、土地にしないとそこは活用できないわけでございますが、そのためには一度国に帰属をさせないといけない。ということは買い上げないといけないと、土砂をですね。それで、また国から払い下げていただかなければならないという、基本的にはそういう流れのものが残っておるわけでございますけれども、公共で埋立免許を取った場合には国としても認容をして、手続的には簡素にやっていこうという考え方が今のところ示されつつございます。そういうことから、港湾管理者は県でございますから、県の方に今港湾計画の見直しが行われておりまして、その中で浦之崎の地先の部分は既に廃棄物処理用地ということで埋め立てがなされ、しゅんせつ土砂が入れ込まれております。その手前の部分でございますので、一体的な開発が可能なように、いわゆる将来的な活用のあり方、この部分を今回の見直しの中で土地利用計画を明確に立てていくという、そういう計画地の、今から土地利用計画を立てていきますよというのをあらわす内容を示してほしいということを市として申し上げてきておるわけでございまして、この活動におきましては、地元の3県議さん等もいらっしゃるわけでございまして、相当そういう中で今やりとりを県の方に行っておりまして、私どもといたしましては、今回の計画の中にそういう位置づけがなされていくというものをまずは精力的に頑張っていきたいということで、市挙げて市長以下、取り組んでいるという状況でございます。 それから、井手口川ダムのことしの取り組みといいましょうか、これも昭和53年からダムが必要だということで、具体的には平成に入りましてから調査が本格化いたしまして、今日に至っておるわけでございますが、昨年の12月の時点でやっと11戸の家屋を移転せざる得ない方々との個人交渉に移るということが可能になったわけでございまして、いろいろ地元の方々の強い御支援等もありまして、やっとここまできたということでは本当にありがたく思っているところでございます。 ことしにつきましては、まずは県が補償を、個人の住宅についてはもう既に入っておるわけでございまして、ただ、個人の方の今からの生活再建といいましょうか、こういった点ではいろいろ市にも御相談される点も出てくるわけでございまして、あるいは何といいましょうか、子供さん、孫、そういった今からの問題ですね、それから就職の問題だとか、そういった面も出てくると思いますけれども、そういう個人的な問題まで立ち入った相談、そういったものについても市としてもできる限りの支援をやっていかにゃいかんという対応が出てくると思います。既に法律的な問題については専門家を招いてやっていこうということでその準備もしているところでございます。 それから、今度は残られる方、これは上流部の方、あるいはダムのサイトができまして、下の直下の部分があるわけでございますが、そういったところからは地域振興策ということでいろいろ条件も示されているところもございます。これは市ばかりでなしに県、あるいは必要に応じては国に相談すべき点もあろうかと思いますけれども、これは結構な件数に上っております。したがって、これは全庁的な体制の中でプロジェクトを組みながら、今、その対応策というものを検討しつつございますけれども、これがこういう方向でというのがある程度まとまりすと、地元の方に出向きまして、こういった点はこういった方向で進みたいがというのをずっと協議して、そして、地元振興策につながるような方向を今年度から見出していくという作業に早速入ってまいりたいと、こういうふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(永峰保馬)  それでは、衛生関係でお答えをしたいと思いますが、 220ページの方でございまして、転倒骨折予防運動教室事業ということでございます。予算の概要書にも掲載をいたしておりますが、これはいわゆる高齢者の自立対策ということでやっているところでございまして、昨年は市民センター、松浦、大川老人憩の家という3カ所で実施をしたところでございます。参加者も各20人以上ということで評価をいただいております。今年度につきましても2コースを予定いたしております。結構評価もようございますし、これは引き続きやっていきたいと思っておりますが、内容的にはまずそれに取り組む前の初期の健康診断評価を行いまして、そして、各種トレーニング、運動等を行いまして、その後の判定をいたして効果がどう出ているかと、そういう内容でございます。 そういうことで、週1回の3カ月が1コースという予定をいたしております。これにつきましても、昨年は3カ所でございまして、今回、2コースということで縮小はいたしておりますが、これも引き続き、自立ということからやっていきたいというふうに考えております。 それからもう1点の 222ページでございますが、在宅当番医制でございます。 これは1市2町の広域事業ということで行っているところでございます。産科、耳鼻科とか、内科とか、そういうのを1次救急ということで日曜日、祝祭日に開くということでされておるところでございまして、1市2町でございまして、負担割合は平等割が40%、人口割が60%ということで実施をいたしております。概要書にも掲げておりますが、16年度から国庫負担の見直しの中で一般財源化されたところでございまして、15年度予算ベースで、15、16年、各年度ともでございますが、 270万円ほど国庫負担がなくなりまして一般財源化されたところでございます。これにつきましては、そういう状況等もございまして、在宅当番医制の利用状況等の効果、そのあたりの財源の問題もございますが検証しながら、今年度1市2町で協議をして以降取り組むのかどうか、そのあたりを研究するということで、現在担当者レベルでは話しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  答弁漏れはありませんか。いいですね、次に進みます。27番下平議員。 ◆27番(下平美代)  まず、どの項ということではなくて、ただいまの答弁の中でも、例えば、井手口川ダム、昭和58年から取り組んでやっと云々かんぬんということがございましたが、議会の当初、西暦も併用して使用すべきではないかという質問をしたとき、市長はそのようにやりたいということをおっしゃっておりましたけれども、今さっと換算しますと、じゃあ井手口川ダム、21年もかかったんだなと、昭和58年を西暦に直したとき思いましたが、ぜひそういう答弁を含めてしてほしいなということが1点。 次、 128ページに入ります。事務改善事業が出されておりますけれども、職員が提案したことに対する報奨金でございますが、何件こういう提案がなされたのか、そしてその提案をどれだけ具体化されたのか、お尋ねをいたします。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  以後、注意いたしたいと思います。 ただいまの事務改善事業の分でございますが、さわやか市政の職員提案ということで昨年から行わせていただいておるわけでございますが、昨年が39人の78件でございます。それと15年度が43人、グループも入っておりますけれども、63件の提案があっております。これは年の当初に職員表彰ということで表彰もいたしているところでございますけれども、今、具体的に取り組んでおりますのは、例えば、窓口の時間延長の提案はもう既にやっておりますし、それからローカウンター、1階の部分ですね、そういったものも提案によってやったところでございますし、それから、地籍調査を長年かかっておるわけでございますけれども、こういったものをいわゆる調査部分についてコンサル会社、いわゆる測量会社、そういったところに委託をして面積を広めていくという、金は余りかけずにやれる方法ということでの民間一部委託による地籍調査事業ということで、そういったものが主なものでございますけれども、何件というものを今把握いたしておりませんので、申しわけございませんが、実現してきている主なものはそういうものだということでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  ほかに。20番盛議員。 ◆20番(盛泰子)  総務費で3点、それから市民部関係で5点ほど質問いたします。 まず、総務費は所管事項でございますので、市長に聞くべきことと、あとは今後の方針についてです。 まず 106ページ、名誉市民の特典がありますけれども、45万円ということで15万円をお3人にということで例年どおりの提案になっているようです。予算書全体を見渡しますと、今回は、こういう補助金まで削るのかとか、これはなくなっちゃったのかとか、驚くのがたくさんあるわけですが、その中でこれを例年どおりにする理由ですね、それをまずお尋ねしたいと思います。 それから2点目、 116ページです。今回の50周年記念事業については委員会の中で詳しくやりたいと思っておりますが、今回、ブックスタートを50周年の記念としてなさるということで大変喜ばしいことではありますが、まず、市長の演告でも、それから市のホームページでも乳児に対する絵本の読み聞かせというふうに表現されている部分は正しくありませんね。これはこれまでも指摘してきたところですが、今回、伊万里市でしようとしているのは特に3カ月児健診ですから、まだ首がすわってやっとのところですね。ですから、これは絵本を素材にして親と子の触れ合い、「体にはミルク、心には絵本」というのが標語ですから、そこら辺の間違いがないようにしていただきたいと思います。 これは50周年だから16年度だけしてやめますよということでは全国的に物笑いの種になると思いますね。ですから、今後、どういうふうに考えていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。 それから、総務費関係の3点目は 124ページです。住みたいまち伊万里・行きたいまち伊万里構築事業ということで 300万円の委託ということで予算が出ております。どういうたぐいのところに委託をするお考えなのか、お尋ねしたいと思います。 それから、市民部関係ですが、まず 170ページ、民生・児童委員活動事業に関してお尋ねいたします。本当は一般質問でしたかったんですが、時間の関係でこちらでお尋ねいたします。 今、全国的に虐待の問題で私たちの心が痛い、本当に毎日そういう報道があっているわけですが、伊万里市では絶対そういうことがないように、万一あったら早く発見して早く手だてがされるようにしてほしいと思います。そこで、そういう部分で一番活躍していただきたい児童委員の皆さん、あるいは保育所で発見される場合もあるでしょうけれども、そういう事態が発生したときの態勢ですね、それがどのようになっているかが1点目。 それから、2点目は 202ページです。今回、幼児のインフルエンザ予防接種助成ということで、これによって非常に経済的に負担が軽くなる方たちがいるということは大変うれしいことですし、私としてもそういうふうに思うんですけれども、ただ、乳幼児のインフルエンザの接種については、フッ素洗口と同じように、あるいはそれ以上に賛否両論があるところです。それで、専門的なことはもう委員会の方にお任せしたいと思いますが、今回、償還払いということですから、乳幼児医療費助成のときに償還払い、つまり、ひとまず自分で窓口ではすべて払っていただいて、後から申し出ていただいて返ってくるというやり方なわけですね。それでは乳幼児医療費助成のときにもありましたように、恐らく大変不便だという声が後から出てくると思います。こうしなくてはいけない理由は私としてはわかるんですけれども、やはりここで説明をきちんとしておいていただきたいと思います。 それから、3点目は 205ページ、説明欄は 206ページですが、母子生活支援施設管理運営事業で、昨年度に比べると 431万5千円の増額になっているわけですね。増額したのが悪いという意味で申し上げるわけではありませんが、やはり枠配分の中で、こういう増額要素があるとほかが削られてくるという中で、今回の増額の要素は何だったのか、お尋ねしておきたいと思います。 それから、4点目は 232ページの火葬場の解体に関する予算です。ごみ焼却場ほどではないにしても、やはり長い間焼くということが行われてきたところですので、ダイオキシン対策というのもこの解体作業のときには必要だと思います。今回の 2,200万円の予算、やはりこういうことはしょっちゅうあることではありませんので、どういうような積算根拠でこの金額が出てきたのかお尋ねいたします。 そして最後ですが、 238ページ、家庭用電動生ごみ処理器の購入費補助のことです。 実は先日行われたごみ対策協議会、私も傍聴いたしましたが、そこでは委員の皆さんから環境負荷の問題、つまり、耐用年数とか電気料などを勘案したときにいかがなものかという異論が相次いだ現状がありました。それで、今回、件数は減らしているわけですけれども、伊万里市としてはこれを続けていくわけですね。これまで助成した方へのアンケートもとっていると思いますので、それらを含めて今後の方針についてお尋ねしたいと思います。 以上です。 ○議長(黒川通信)  ここでしばらく休憩いたします。               (午前11時   休憩)               (午前11時15分 再開) ○議長(黒川通信)  会議を再開いたします。 皆様方に申し上げます。単なる数字の御質問とか、含蓄のある質問をお願い申し上げたいと思います。(「はい」と呼ぶ者あり) 市長。 ◎市長(塚部芳和)  お尋ねの名誉市民特典でございますけれども、この名誉市民特典につきましては、伊万里市名誉市民条例のその他市長が必要と認めた特典として支給をしているものでございます。 この特典は、名誉市民としての功績に対する礼儀として報償費で予算措置をしておるわけでございます。御指摘のとおり、大変財政状況厳しい折ではございますが、これは投資的事業や施策的経費などとは異なるものから、経費削減の対象としなくて前年度と同額に据え置いているところでございます。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  盛議員の50周年記念事業ということでブックスタートの件がございましたけれども、これは御存じのとおり、市民の発議といいましょうか、御提案によって市民交えた中で選ばれた事業ということで、図書館事業等といたしましても、随分とうとばれる、必要のあるものだと認識をいたしております。50周年を記念してスタートするわけでございまして、今後も継続してとらえていくべきものだろうと認識はいたしております。ただ、予算的には17年度予算編成の中で検討はしていくべきものだろうと思っておりますので、その点は御了解をいただきたいと思います。 それから、 124ページの住みたいまち伊万里・行きたいまち伊万里の調査事業の件で、委託先の考え方ということでございましたけれども、これは既に若干この事業については御説明いたしておりますとおり、50周年のこの節目の年をスタートの年としてこれからのソフト事業といいましょうか、まちづくりのあり方、こういったものを市民とともに共同事業としてやれないものだろうかということで取り組んでいく事業ということでとらえておるところでございますが、したがって、市民生活の分野から環境問題、あるいは教育問題、あるいは産業問題ですね、そういった多岐にわたることになってまいります。しかし、長期にわたって取り組むという考え方も持っておりまして、したがって、初年度からはどういうものかということも御説明したところでございますけれども、まずはバリアフリーといいましょうか、高齢化社会の中での考え方、そういったものの視点というものをまず明確にいたしたいということで、いわゆる市民の住み心地度調査といいましょうか、満足度調査といいましょうか、そういったもの。それから、行きたいまちということですから、外から見た目ということで観光客等のお考えの調査、そういったものをまず底辺に置いた上でいろいろ課題を整理し、まとめて戦略を練っていくと、計画を練っていくと、そういうところまでをまずは今年度考えているところでございまして、したがって、分析だとかなんとかというものが交わってまいりますので、マーケティングやPR、そういったものにたけているコンサル会社、そういったところを想定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(永峰保馬)  それでは、三、四点ございましたので、順次お答えをしていきたいと思います。 まず、幼児のインフルエンザの予防接種の支援事業でございます。今年度新たに取り組みたいということで予定をいたしているところでございます。予防接種を受けられた方に対して1千円の助成を行いたいということでございます。その中での償還払いということで今計画をしているところでございますが、実は現物支給ということになりますと、当然、地元医師会の協力が必要でございます。保護者がお子様を医療機関で予防接種を受けられたときには、私どもが助成する1千円を除いて支払われるわけでございまして、後日、私どもが医療機関に支払うというシステムでございます。そのあたりで医師会との協議が当然必要になってまいります。今回取り組むことで予算に計上いたしておりますが、まだ医師会とそこまで協議をする時間といいますか、がございませんでしたので、とりあえず償還払いということで考えてはおります。ただ、医師会との協議が調いますと、先ほど御指摘といいますか、御案内がありましたように、市にとりましても事務的に軽減が、軽くなりますし、保護者にとりましても市役所に来なくていいという利便性がございますので、できたらそのようにしたいと思っております。 ただ、一つ課題と申しますか、御案内のとおり、予防接種は2回受けることで免疫ができるということでございます。現実的にちょっと私も承知はしておりませんが、2回受けるわけでございます。仮に医療機関を異にして受けられるというケースがあるのかなという感じもいたしますし、そういう場合にはどう対処したらいいかなというような、そういう課題もございますので、そのあたりも含めて研究をして医師会の御協力がいただければ現物支給の方にやっていきたいというふうには考えておりますので、その点については宿題となりますが、そういうことで考えております。 それから、2点目の母子生活支援施設です。 205ページになりますが、対前年度ふえているところでございます。その要因は2点ございます。一つは母子生活支援施設の水道管配管の取りかえを行いたいと思っております。今は鋼管製でございます。これをステンレス製に切りかえたいと思っております。現在も使用可能でございますが、今までの建物では壁に埋め込みで配管がされておりますので、いろいろなトラブルがあったときに点検が壁まであけてしなければいけないとか、原因究明が遅くなるということでございますので、部屋の方の隅に露出で配管をしたいということを考えておりまして、その経費が工事請負で増加をした点が一つ。 もう一つは、伊万里市民の方が事情がございまして、市外の母子生活支援施設に入所されております。関西方面の市でございますが、それに対する入所の負担金が 220万円程度ふえております。これが主な要因でございます。 それから、3点目の火葬場の解体工事ということで、ダイオキシンということで御質問いただいたかと思っております。 232ページになります。 御案内のとおり、火葬場は4月からは広域ということでいたしまして、市の火葬場を解体して跡売却をして組合の方で駐車場等整備する計画でございます。今回につきましては、解体費用を 2,200万円上げておりますが、内容的には建物解体とか電気設備解体、機械設備解体等を予定しております。そういう中で焼却炉でございますが、灰とか炉内のれんがとかございます。そういうことで、ダイオキシンの心配はないかというふうなことではないかと思っております。法的には環境センターのように規制の対象にはなっておりません。ただ、安全を確認する、確保するという視点から今回の全体の中でダイオキシンの測定をいたす経費も入っております。これが御案内のとおり規制では3ナノグラム以下であればオーケーという基準になっておりますので、そういうことであれば通常の産業廃棄物の処理運搬ということで対処いたしますが、仮にその基準をオーバーした場合には通常の産廃では処分できませんので、特別管理産業廃棄物の範疇になりますので、それ専門の処分業者に委託しなければなりません。したがいまして、その特別管理産業廃棄物の関係になりますと、今回の予算の中では積算として入っておりませんので、別途経費が出てくるのではないかなと思っておりますが、いずれにいたしましても、ダイオキシンについては検査をするということにいたしております。 それから、4点目の 238ページでございますが、電動生ごみ処理機への補助を今年度も計上をいたしておりますが、これを今後どうするのかということとアンケートあたりはどうだったかということだったと思います。引き続き16年度もやっていくことにしておりますが、先般、ごみ対策協議会を開きまして、環境行政全般、そういうことについての御意見等も伺う中で、16年度の当市のいろんな施策を資料として提出して説明をいたして御意見を伺ったところですが、その中で当生ごみ処理機についてはもう要らんのじゃないかとか、負荷があるのじゃないかとか、いろいろ御意見もあって廃止してはどうかという御意見もあったのは事実でございます。 そういうことで、市といたしましても、16年度状況を見ながら引き続きやっていきたいと思いますが、そういう意見もございますので、16年度検証をして17年度以降、そういう意向を踏まえて廃止にするのか、そういうことを検討させていただきたいと思っておるところでございます。 アンケートの件でございますが、実は昨年の5月に実施をいたしました。対象者としては13年度、14年度の補助金を交付した90人の方にアンケートをお願いをして70人から回答をいただいております。その内容を簡単に御説明しますと、「引き続き継続して使用しますか」というお尋ねに63人の方が「引き続き使用します」というお答えをいただいております。それから、生ごみの量について、市の指定袋で出すごみの量について少なくなったか、多くなったかという話の中では、指定袋に入れる可燃ごみの量が「少なくなった」と答えた方が49人、変わらないが13人などとなっております。堆肥については「花づくりや家庭菜園で活用している」が59人というようなことになっております。今後もさらに引き続いて処理機を利用するという方は63人というようなことでございます。そういうもろもろのアンケートをいたしておりますが、御意見としては堆肥が良質なものができているので、近所に配ったりとか、そのお返しに野菜をいただいているとか、そういう話もございますし、ちょっとにおいが、異臭がするなという御意見もあっております。それと投入できないものがあり、分別や使い方が若干面倒かなという御意見もあっております。そういうアンケートの結果等もございますが、さきのごみ対策協議会のそういう意見等も踏まえて今年度検討をして、今後どうするか、結論を出してまいりたいと思っているところでございます。 以上でございます。 もう1点、児童虐待のことで御質問いただいております。最近、御案内のとおり全国的にいろんな形で、まさかこんなというような児童虐待の事案が出ておるところで大変心配をしておるところでございます。ごらんのとおり、児童虐待につきましては、基本的には県の業務になっておりまして、中央児童相談所が佐賀にございます。唐津に分室があるようでございます。発生した場合、どうかということでございますが、大方三つに分けられるんじゃないかなと思っております。子供さん本人とか、家族とか、親族の方たちからのいわゆる児童相談所への相談とか、報告とか、それから一般国民というようなことで一般の市民ということになりますが、児童委員さんがいらっしゃいますので、そのあたりを通して児童相談所、当然、その中には伊万里市役所という自治体も入ってくるだろうと思います。 それともう一つ、施設あたりでの発見といいますか、相談、例えば、小・中学校、それから保育園というのがございます。そういうことについてはそれぞれの所管の教育委員会とか通して市の家庭児童相談室がございますので、家庭児童相談員さんに御相談とか、そういうことは最終的には市がすべてノウハウを持っているわけではございませんので、中央児童相談所あたりに連絡をして、いろいろアドバイスを受けながら対応するということになろうかと思います。現実的に明らかに発生した場合はどうかということになりますけれども、もうそうなりますと、児童相談所が直接任意調査とか立入調査とか、そういうふうなことになろうと思います。それで、明らかなときには一時保護とか、そういう流れになろうかと思っております。そういうことで、私どもとしては家庭児童相談室で相談員さんがいらっしゃいますので、一般の方もでございますが、小・中学校からの相談、保育所からの相談、そういう等に応じてこまめに県との連携をとりながら対応していくということになろうかと思っております。 以上です。 ○議長(黒川通信)  20番。 ◆20番(盛泰子)  市民部長の方は今後を見守りたいと思います。 そして、総務部関係ですけれども、まず、名誉市民の特典については市長から御答弁いただきましたが、例えば、今回、補助金関係でいえばボーイスカウト、海洋少年団、少年少女合唱団、伊万里子供劇場など子供に関係する団体の分まで1割カットしていますね。それから、いろんな場で活躍していただいている、成人式でもすばらしい演奏を聞かせてくださった太鼓の会の補助金も1割カットです。いろんな部分の補助金をカットするのに、原課は相手に対して物すごく厳しい状況を何とかわかっていただく努力をしている中で、残念ながら今回こういう聖域が設けられているということに私は非常に遺憾に思うところです。これ以上は求めても同じことでしょうから、あとは総務委員会の方でしたいと思います。 それから、ブックスタートですが、これは今回の発案が図書館関係だったかもしれませんが、じゃあ、何で保健センターの3カ月健診でするんでしょうか、そこら辺が部長の認識がちょっと違うと思うんですね。やはりこれは図書館事業ではなくて子育て支援の原点としてやっていくものですから、そこが違うから本の読み聞かせということになっちゃったのかなと今思ったところです。予算編成で努力するとありますが、これはやはり今後の、これからの見通しですから、市長に答弁をいただいておきたいと思います。 それから、委託の住みたいまち伊万里の関係の委託先ですが、案の定、コンサル会社という返事が出てきて私はがっかりしています。毎年、決算の資料として監査委員さんからの意見書がついてくるわけですが、あそこには必ず「安易な委託は避けなさい」というのがありますね。かつて、議会の決算委員会も同じようにそれを委員長報告で上げていたんですが、私が委員長をしたときから、いや、私たちは予算の段階でチェックすべきだからということであえてその分については書くのをやめた経緯があります。今回、じゃあ、この事業は今年度は 300万円ということでしたが、総予算としてはどのくらいを考えていらっしゃるんでしょうか。 以上です。 ○議長(黒川通信)  市長。 ◎市長(塚部芳和)  名誉市民の特典については後で総務委員会でというようなことでございますけど、先ほどの私の答弁の中で、もう一つつけ加えておきますけれども、確かに財政事情厳しい中でございます。いろいろな補助金等の見直し等も進めてきたわけでございますけれども、この名誉市民の特典につきましては、この特典というのは辞書で調べてみますと、特別な扱いでございますので、これは先ほど言いましたように特別扱いということで従来どおりということです。 ブックスタートにつきましては、ことし市制50周年という節目の年の中でスタートをして、今後、これについては子育て支援という観点から私は今回をスタートの年として位置づけて継続してまいりたいという意向を持っております。 ○議長(黒川通信)  政策経営部長。 ◎政策経営部長(友廣英久)  このコンサル会社の分でございますが、 300万円ということで先ほど言いました調査、課題整理までということになるわけでございますが、私どもも全部丸投げでコンサル委託ということは今回の分考えておりませんで、例えば、コンサルということになりますと、相当の、例えば、市民ということになりますと、郵送して送り返してもらう、そういう手作業部分等も当然入ってまいります。そういった部分、私どもがやれる部分については、私どもでやっていく、そういう努力をしながら、しかし、専門的な見地でノウハウを使った分析だとか、そういったものについてはやっぱり頼らざるを得ない分については頼っていきたいと、そういう内容のものだと認識をして取りかかっていきたいと考えているところでございます。 先ほども申し上げましたとおり、やはり今回は高齢者社会が到来する中でということからまず入っていくわけでございますけれども、あと言いましたように産業分野まで、いろいろ多岐にわたることもございます。それから仕掛けというものを、どういう形で共同の市民と行政の作業というものでの仕掛けですね、そういったものをどういった形でやっていこうかという段階に深まっていくわけでございます、それぞれの分野において。したがって、庁内的にも部をまたいだ、いろんなセクションから集まったプロジェクトチームを編成しながら対応していきたいと、こういうふうに考えているわけでございますが、調査そのものにつきましては、来年、再来年という形で必要だろうという認識を持っております。それで、まだ全体枠というものを、幾らというようなところをここで申し上げるような段階でございませんで、まずここから取っかかりをつくって取り組めるところから、具体的に取り組めるものが出てくるとそれを取り組んでいくと、そういうものをしながら各分野にずうっと広めていくと、こういう考え方でやっていきたいなという考え方でおるところでございます。 ○議長(黒川通信)  ほかに。19番占野議員。 ◆19番(占野秀男)  それでは何点かお伺いをいたします。 まず、民生費の中で 171ページですね、国民年金取扱費が上がっておりますが、この問題は今社会的にも大きな問題になっておりまして、国の年金改革にも大きな影響を与えております。報道によりますと、もう3分の1の方が年金の掛金を払わないということで報道をされておりますが、伊万里市ではどのような状況になっておりますのか。できますれば、これはほかにも関連をする、例えば、学校給食費も払わない人がふえているとかというふうに聞いていますし、市営住宅の家賃等についても滞納が多いとかというふうにも聞いておりますが、一つ一つ聞いてもいいんですが、全体としてこれらについてはどのような状況を把握され、対策を立てられておりますのか、まず1点目お伺いをいたしたいと思います。 それから、2点目はこれは福祉の方になるのか、教育の方になるのか、はっきりしませんので、ちょっと福祉の方で出したんですが、実は6月の一般質問でグラウンドゴルフ場の設置の件についてお願いをいたしました。近くにも公認のコースがあって、そんなに広い土地がなくても工夫ではできるということでお願いをしておりましたが、その後どこが担当をされて実態調査をされたり、設置についての検討がなされておりますのか、その責任部署とこれまでの取り組みについて御報告をお願いしたいと思います。 それから、三つ目にこれは市長にお伺いをしたいと思いますが、今回の予算編成に当たっては大変な苦労をされて今回予算が提出をされております。この中には言うならば、塚部色を出し過ぎるとまた問題ですし、だからと言って余りにも塚部色が出ないと、一体何を考えているのかというふうに言われますから、相当苦心をされ、財政状況の中では辛抱をされたというふうに聞いております。特に出先でもそれぞれの部下でも当初は何か3割減ぐらいの見積もりで予算編成に当たれというような指導まであったやに聞いておりますけれども、それだけ厳しい状況で予算編成がなされているというふうに理解はいたしております。 ただ、いろいろ苦労をされてつくられました予算案ですから、間違いはない、自信を持って提案をされているというふうに思いますが、中には執行部が考えておるような形で市民に受け取られないような部分もあるやに思います。それを代表して審査をし、チェックをし、意見を言うのが市議会議員の役目だというふうに思いますが、もし、万全を期した予算案であってもそうした市民の声があったときには、これは当然と言えば当然ですが、受けとめていただいて内容の見直し、検討などなさる広いお気持ちがおありかどうか、要らんことですが、確認だけさせていただいておきたいと思います。 それは、最悪な場合は裁判闘争になる場合もあるでしょうし、裁判までいかなくて和解協議ということで話がつくこともありましょうし、訴訟を引っ込めて話し合いで決着をつけるといういろんな方法があるだろうと思いますが、もし、予算の中身にそういう問題が起こってきた場合はそれに幅広く対応するお気持ちをお持ちであるかどうか、要らん確認ですが、お願いしたいと思います。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(永峰保馬)  占野議員の方から二、三ございますが、第1点の国民年金の取り扱い関係で伊万里市の関係の収納状況はどうかということだったと思います。 御案内のとおり、平成14年から国民年金の収納事務が国に移管、戻ったわけでございまして、現在、手元に資料がございませんので、唐津の社会保険事務所あたりに問い合わせをしなければなりませんから、ちょっとお時間をいただきたいと思っております。 ○議長(黒川通信)  市長。 ◎市長(塚部芳和)  グラウンドゴルフ場の件で、確かに占野議員、昨年の6月ですかね、御質問がなされております。その後、グラウンドゴルフについては今や競技人口もふえて、また気軽に取り組める競技ということで大変市民の間でも人気の的といいますか、そういう中で確かにする場所が少ない、そしてまた、地域、地域でそれぞれやられておるわけでございますけれども、市としての対応もその後いろいろと協議をしてまいりました。これは福祉課だとか、教育委員会だとか、いろいろな部署にまたがるわけでございますので、私の方から回答をさせていただきたいと思っております。 いろいろ協議をする中で、いろんな場所、あるいはまた遊休地等々の中で検討していたわけでございますけれども、一つ、ここで明らかに申し上げたいのは、きのうの議案の中でも出ました、都川内ダムの森林公園、これが今回の議案で出ておるわけでございますけれども、この場所にグラウンドゴルフの場所を確保するというふうなことで進めておるところでございます。これは非常に景観もいい、自然もいいところでございますので、ぜひこの場所を、私は都川内周辺の景観の市民への周知と、また、非常に環境もいいところでございますので、こういうところで1日グラウンドゴルフを楽しんでいただける、そういう受け入れ態勢を考えておるところでございます。 2点目の市民の声を反映して、いろいろと今後の考え方をどのような気持ちかということでございますけれども、これにつきましてはどういうふうな内容か、私もよく存じ上げておりませんけれども、市民の声、これは当然聞いていかなければならない、そしてまた、その内容によりけりでございますけれども、当然、そういうふうなものについては幅広く対応してまいりたいと、このように考えております。 ○議長(黒川通信)  19番。 ◆19番(占野秀男)  グラウンドゴルフ場の件ですが、普通のグラウンドゴルフ場であれば、例えば、小学校の校庭を借りたり、私は大坪ですが、大坪の公民館の横のグラウンドを利用したり、それから 博跡の土地を利用したりということで、ふだんに練習とか親しむという意味ではあちこちでできるんですね。それから国見台の競技場じゃなくて、球技場の方も利用されますからいいわけですが、それはあくまで練習場みたいな形で公式のコースじゃないんですね。そういう意味で、よそにそんなに広くしないでもあるということで、そこを見ていただいて市の大会とか市長杯というのもありますけれども、その大会とか協会の大会とか、市民の大会とかいうようなものはなるだけきちっとしたコースとして整備をされたところでやりたいという多くの方々がいらっしゃるもんですから、ぜひ一つはどこかにそういったものを設置してもらいたいという希望を持っておるわけです。もし都川内で、そこでやられるということであれば普通の広っぱという形だけではなくて、少しは競技会にも対応できるような形のグラウンドゴルフが利用できる施設にしていただきたい。私が質問をいたしましたときには、山代の団地の中の広場も利用できるということで答弁があっておったと思いますが、あれにはもう少し時間がかかりそうでございますから、せっかく都川内でされるならば、そういう公認競技場に近い形の整備というものも考えていただきたいというふうに思いますが、いかがですか。 ○議長(黒川通信)  市長。 ◎市長(塚部芳和)  確かに今おっしゃられるとおり、市としてのグラウンドゴルフ競技ができる場所というような形で受け入れをしていきたいということで、今、伊万里市グラウンドゴルフ協会の事務局と、この都川内の森林公園の場所で正式なそういうふうな競技ができるかというふうなことで協議を進めておるところでございます。事務局側の意向としては現地等も見られて、駐車場等もあるという中で、平面的にも確保できるというふうなことで、ここならば大丈夫だというふうなことで言われておるわけでございますけれども、詳細についてはまたグラウンドゴルフ協会の事務局あたりと私どもで検討をして、今おっしゃられるような方向で整備を進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(黒川通信)  ほかに。15番前田儀三郎議員。 ◆15番(前田儀三郎)  1点だけお尋ねしたいと思いますけども、所属委員会ですので、その委員会でいいかなと思っていますけども、全議員さんに耳をかしていただきたいと思いますけども、 203ページですけども、民生費、児童福祉費の中の児童措置費の件でちょっとお尋ねしたいと思います。 概要の中の方で質問させてもらいますけども、20ページですけども、保育園運営事業の件で、米印で公立保育園運営に係る国庫負担金が一般財源化され、県負担金は廃止されるということで説明を受けましたけども、公立保育園と私立保育園の差が今後出てくるかなという感じがしています。公立の場合は一般財源化されるということですので、そのまま保育園運営費の方に回されたらそうでもないかと思いますけれども、その辺の心配をするわけです。ですから、その辺のことは今後も続くと思いますけれども、伊万里市の場合も公立の場合を私立にということで話もあっています。この辺の件をお聞きしたいと思います。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(永峰保馬)  概要書の20ページの方に保育園運営事業ということで17億 800万円という事業費を上げておりまして、これは公立、私立、25カ園の年間の運営費でございます。そういう中で公立保育所の運営に関して従来国庫負担がございましたが、これが一般財源化されたということでございます。従来、国庫が2分の1、県が4分の1ということで、その額にいたしましては、当初予算ベースでございますが、昨年度が国、県合わせまして1億 8,000万円、今年度は一般財源化しておりますが、当初の見積もりレベルで1億 9,900万円ほど国と県の財源がなくなったわけでございます。このことによって保育内容が変わるかということでございますが、保育内容は変わらないということでございます。 ○議長(黒川通信)  15番。 ◆15番(前田儀三郎)  今の答弁の中で、確かに保育内容は変わらないと思いますけれども、そういうふうな格差が出てきはせんかと心配しておるんですけども、私立と公立の件の……(発言する者あり)一言でどう言えばいいですかね……、格差は何かと言われれば、確かに園児一人一人の措置費、あるいはその他の運営費にかかわる予算が削られてくるのかなと心配しておりますけれども、それはないということですけれども、その辺の数字的に、あるいは一園に関して公立と私立は変わらないということなんでしょうか。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(永峰保馬)  再度の御質問でございますが、どのようにお答えしていいか、ちょっとわかりませんが、基本的には国庫、県費は削除されましたが、これは財源の問題でございまして、歳出ということは運営、事業内容でございます。そういう点では先ほど申し上げましたように変わらないと思います。 したがいまして、0歳児から就学前までのお子様を預かっておるわけでございまして、基準的には国が示した1人当たりの単価ということがございますし、当然、保育料はそれをもとに算定をするわけで、園児1人当たりの措置費といいますか、それは歴然とあるわけでございますので、公立の場合も私立の場合もそれに沿って試算をして歳出を組むわけでございますので、格差が生じるということは想定をいたしておりません。ただ、この財源の問題とは別に、園それぞれ公私立あわせてでございますが、それぞれ園として独自の保育活動をされておりますので、それと今の御質問とはちょっと別の次元かなと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(黒川通信)  ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ここでしばらく休憩いたします。再開は午後1時であります。               (午前11時52分 休憩)               (午後1時   再開) ○議長(黒川通信)  会議を再開いたします。 引き続き、議案等に対する質疑を行います。 ここで、市民部長から先ほどの占野議員の質問に対して答弁の申し出があっておりますので、許可いたします。市民部長。 ◎市民部長(永峰保馬)  先ほど占野議員より国民年金の収納状況等についてのお尋ねがございましたので、お答えをいたします。 唐津の社会保険事務所の方に問い合わせをしたところでございます。 まず、収納状況でございますが、伊万里の関係ということでございます。ちなみに13年度が69.6%、14年度が59.9%、15年度が11月末でございますが、58.1%ということです。これは収納率でございます。納付状況です。ちなみに全県合わせますと、13年が78.6%、14年が66.4%となっております。先ほど申し上げましたように、14年度より収納事務が国に移った、そのあたりが数字的にあらわれているんではないかと思います。 そういう中で、伊万里市のもう一つでございますが、15年の11月末でございますが、1号被保険者数が 9,907人、逆に未納者の数が41.9%ということで 4,157人となっているようでございます。その中で、この4月から11月までの間に1回も納めていない人が23.8%と、このような状況でございますので、お知らせをしておきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  なお、住宅収納率、給食費については、その所管の項の質疑の中で御答弁をお願いいたします。 次に進みます。 第5款.労働費、第6款.農林水産業費、第7款.商工費、第8款.土木費について、 241ページから 330ページまで。11番堀議員。 ◆11番(堀良夫)  2点ほど、産業部長の方にお伺いいたします。 初めに 252ページ、3目の農業振興費におけます地産地消推進事業ですね、この16年度新規事業として出てきておりますが、この推進事業の具体的な内容といいますか、ソフト的事業だろうというふうに推察しておりますが、この事業の具体的な考え方をひとつお尋ねいたします。 それと、この事業については中山間地域の振興基金の活用事業というふうに予算の概要の方にも説明が出ておりますが、この基金を活用しての事業ですから、この事業が今後どのような継続的な計画で進められるのか、お尋ねをいたします。 次に、 258ページです。  258ページのイノシシです。有害鳥獣の対策事業、これは平成14年度の捕獲実績が 601頭だったというふうに記憶しておりますが、平成15年度、前年度よりも捕獲実数は増加していると聞いておりますが、これの実数がわかればまずお聞きして、今年度の予算で予算概要の中身を見ますと、約 600頭の積算で計上してありますが、これは県の方でも平成15年度から独自の特定鳥獣のイノシシですが、保護管理の取り組みも平成18年度までですか、そういった県の方も取り組みが始まっておりますし、本年度の見込みについてお尋ねをいたします。 以上です。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(吉富忠士)  御質問にお答えいたします。 初めに、 252ページの地産地消推進事業の中で 230万1千円ほどお願いをいたしております。これは13年度に国、県、市で基金を造成いたしまして、負担割合は3分の1です。13年度から 250ページの一番下になりますけれども、7号ですね。それから、 254ページの14号まで、これまでの事業が3分の1ずつを積み上げた事業で、現在13年度から16年度まで行っているわけです。5カ年事業ですから17年度までやります。 今年度 230万1千円の地産地消推進事業の内容でございますけれども、これは畑の中のレストランというふうなことで、毎月12カ月ほどそれぞれにテーマを決めまして、田舎料理の紹介やら加工品づくりの体験、あるいはブドウの収穫体験とか、リンゴもそうですが、それぞれに一月ずつ行事を組んでやっていくというふうなことでいたしております。それにはそれぞれの農協の部会の方たちと一緒になりまして、あるいは農林高校等も含みまして、12回ほどの行事をやると。それともう一つは、リーフレットの作成と、それから情報誌に伊万里市内の農産物のPRというふうなことで掲載依頼、こういうふうな予算でお願いをいたしておるところです。 それから、 258ページの28号ですかね、有害鳥獣対策事業として 659万5千円ほどお願いをいたしておりますけれども、これはイノシシが主になるわけですけれども、先ほど14年度は 601頭ということでありましたけれども、15年度は 695頭ほど捕獲いたしております。新年度の 600頭の予算措置というのは、一応議員先刻御承知でしょうけれども、4月28日から11月の14日までの間を対象として捕獲された分を実績で補助しているわけですけれども、 600頭の数字は先ほど議員先刻御承知と申しましたけれども、これが精算補助になっておりますもんですから、当然3月の補正議案で、また16年度はお願いするというふうな考え方に立って予算の計上をいたしております。 以上です。 ○議長(黒川通信)  11番。 ◆11番(堀良夫)  地産地消の推進事業について再度お尋ねいたしますが、先ほど事業の内容と、この事業に対する今後の継続的な取り組みはという2点をお尋ねしたつもりでしたが、今、部長の方のお答えでは5カ年計画で17年度までだというふうにお答えがありましたが、16年度で新規事業として地産地消の取り組みの推進が出てきたわけですから、平成17年度までの関連で取り組むということだけではなくて、その後、この事業に対する取り組みの継続的な取り組みはどのようにお考えかということを1点だけお尋ねをいたします。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(吉富忠士)  先ほど回答いたしましたけれども、この地産地消の推進事業というのは、非常に今大事なことだと考えております。先ほど申しました事業の中から、順位づけをするとするならば、地産地消を17年度引き続き2カ年でやっていきたいというふうに考えております。 基金の残が 340万円ほど残っておりますけれども、この部分をそういうふうな措置をやっていきたいと。17年度以降につきましては、ちょっと今のところは国が、あるいは県と一緒になってやってきたわけですけれども、そこの形がまだ姿が見えておりませんので、こういうふうな考え方で制度の創設を引き続きお願いしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(黒川通信)  ほかに。3番山﨑議員。 ◆3番(山﨑秀明)   330ページの定住促進事業、建設課の分でございますが、これは興味のある事業だなというふうに考えるものです。体制づくり、あるいは法制度の研究ということで、今年度目標とされておりますが、そうなりますと、構想があってこういう体制、あるいは法制度にどういうのにのっとるかということになると思いますので、その事業の概要について御説明をお願いいたしたいと思います。 ○議長(黒川通信)  建設部長。 ◎建設部長(小笠原康人)  定住促進事業についての御質問でございます。 これは伊万里市内でも田舎の方ですね、そちらの方の対策として、全国的なことですが高齢化とか、あるいは若者が都会へ移住していくということで、空き家等が発生しております。そういったところで、何とか住宅政策の方から空き家対策ということで、例えば、にぎわいとか活性化の一助にならないかということで、今回計上させていただいておりますが、内容といたしましては、まず、都会の人とか、あるいは伊万里市街地で田舎暮らしをしたいといった希望者等を募りまして、そして田舎の方で空き家の持ち主の方とか、あるいは今後もうしばらくしたら住まないよとか、家のそういった実態調査をいたしまして、できればお互いの紹介、そういったことをやって何とか都会の人を呼び込めないかとか、そして中山間地、田舎の方のにぎわいを取り戻せないかということで、挑戦したいということで考えております。 調査内容といたしましては、まず、そういった希望者の調査、それを農協とか、伊万里市でも産業部とか、そういったところとの勉強もありますが、それとあと、法も農地法とか、あるいは宅建法とか税法とかいろいろな絡みがあると思うんです。そういったのも今後もっと詰めて16年度である程度整理をしていきたいなということで考えております。 ○議長(黒川通信)  ほかに。20番盛議員。 ◆20番(盛泰子)  2点お尋ねいたします。 まず、 284ページの毎回聞くことですが、佐賀空港振興支援事業に関してです。 初めての方もいらっしゃいますから説明いたしますと、金額としては7万円ですけれども、佐賀空港が振興していくように、頑張っていくようにということで各市町村から負担金として出しているわけですね。その一方で、伊万里市は距離的な問題もあって、あるいは公共交通機関の整備状況の問題もあって、旅費条例の規定からはなかなか佐賀空港が使いづらい条件にあるというふうに思っております。そこで、今年度市長及び職員の方の出張で佐賀空港を何回利用されたのか、お尋ねしたいと思います。 それから 288ページ、コミュニティーバス運行調査事業ですけれども、私たちも議会の視察で行った先の市で何カ所もこういうのをやっていらっしゃるところに出会い、私も時間が許せば何カ所か乗ってみて、やはり地理的な条件とか、公共施設の配置ぐあいとか、そういうので参考になるところもあれば、なかなかそれぞれだなというのを印象として持っております。今回の予算で旅費が7万7千円ですか、組んであるわけですが、差し当たって先進地としてどのあたりを計画されているのかをお尋ねしたいと思います。 以上です。 ○議長(黒川通信)  総務部長。 ◎総務部長(永田昇)  佐賀空港の公務での利用実績でございますが、本年度はございません。 それと、占野議員の御質問で住宅使用料に対する徴収関係の御質問がございました。私どもの徴税対策室で担当しておりますのでお答えいたしますけれども、11年度の徴収率が75.2%、12年度が74.4%、13年度が74.9%、14年度が71.6%となっております。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  産業部長。 ◎産業部長(吉富忠士)  御質問にお答えいたします。  288ページの25、コミュニティーバス運行調査事業ということで9万7千円ほどお願いをいたしておりますが、この中で先進地調査をどこに行うかというふうな御質問だったと思います。現在計画いたしておりますのは、福岡県の田川郡添田町、それから大分県大野郡の緒方町、この2カ所を現在計画いたしております。 添田町の方は車両数がスクールバスが2台、それからこれちょっとまだよく把握しておりませんけれども、患者輸送バスが1台、町営バスが1台というふうなことでなさっているようです。 それから、緒方町の方は、これはNHK総合テレビで「難問解決!ご近所の底力」という番組で御紹介されているようです。ここはマイクロバスが3台あるようです。一応調査をいたしまして、いわゆる道路運送法の改正によりまして、自治体みずからが自動車による有償運行の許可ができるようになりましたので、この運行を民間に委託しているというふうな考え方のもとに取り組んでいこうというふうなことで、新年度は一般市民の方を加えたコミュニティーバス検討委員会――これは仮称ですけれども――立ち上げまして、市民の方々のニーズに即した交通体系の構築というふうなことでやっていきたいというふうに考えております。 まだ、たくさんの諸問題がありますけれども、一応先にそういうふうに先進地でやっているところを見て、その取り組みのスピードを早めたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(黒川通信)  20番。 ◆20番(盛泰子)  コミュニティーバスの方はわかりました。 それで、佐賀空港関係ですが、確かに職員の出張にはとてもとても使いづらいだろうというふうに思います。それで、前回質問したときも市長は、例えば、佐賀で公務があったときに、その後出張に使えれば使うんだというお話がありましたが、公用車での送迎があるわけですから、可能な限りやっぱり、私は佐賀空港に対して決して積極派ではありませんけれども、今回も県がマイル上乗せのために 750万円出すんだということですけれども、何か涙ぐましいというか、そこまでするかというか、本当にそういうふうに思っているところで、公用車での送り迎えがあるということからすれば、そこら辺はもう少し可能ではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(黒川通信)  市長。 ◎市長(塚部芳和)  佐賀空港には、確かに私たちも利用は同じ県民としてしなければならないという気持ちには立っておるところでございます。ただ、やはり時間帯だとか、あるいは便数の問題等あるわけでございまして、私は一昨年は佐賀で会議があったときは佐賀空港を利用した経緯がございますけど、今年度はないというふうに記憶をしております。そういう観点で、使わなければならないという気持ちには立ってはおるところでございます。 以上です。 ○議長(黒川通信)  ほかに。27番下平議員。 ◆27番(下平美代)   330ページ、先ほど質問があった関連ですが、土木費の委託料の中の空き家の調査委託で、説明があったのは、田舎に住みたいという方がいらしたら空き家のおうちを提供したりするようなことも考えられるということでございましたけれども、そうじゃなくて、住めるおうちじゃないという状況の家が空き家で何年も続いている。それは個人の財産ですから、いろいろ立ち入った指導はしにくい部分があろうかとは思いますけれども、景観上、または防犯上、やっぱりだれかが何がしかの指導といいますか、なさって何とか解決を図らなければいけないのではないかと思われる空き家が点在しております。そういうものに対してはどのようなお考えでしょうか。 ○議長(黒川通信)  建設部長。 ◎建設部長(小笠原康人)  その空き家の実態調査で登録をしていただくわけ――今のところ考えておりますが、その条件もやはり大規模な修理とか、そういった修理費が必要なところとかはちょっと除外というか、ちょっと無理じゃないかと。それと、要するに農地がある、休耕農地があると、そういった条件もある程度示していかなければいけないんじゃないかと思っております。 それから、例えば、家屋に所有者以外の権利が入っているとか、そういったものもある程度もっと調査が必要じゃないかと思っておりますし、それから、いずれにしろ土地とか家屋の所有者がはっきりしていないとだめなわけでございます。そういったところで、大規模な修繕とか、土地の持ち主がはっきりしないとか、ほかの権利者が入っておるとか、そういったところは除外していきたいと思っておりますが。 ○議長(黒川通信)  27番。 ◆27番(下平美代)  大規模な修理をしてまで行政が都会の人に貸すというようなことは当然、私も考えているわけではございませんが、そういう都会の人に貸すということに値しないおうち、それは、例えば、今おっしゃったように権利がほかのところに属しているというようなことも考えられるものがあるんですが、じゃあ、そういうおうちは非常に景観上も防犯上も危ないというとき、何らかの指導といいますか、助言というか、そういうものをやっぱりすべきではなかろうかということでの質問です。 ○議長(黒川通信)  建設部長。 ◎建設部長(小笠原康人)  そういった放置空き家といいますか、そういったところはこの定住促進事業ではちょっと考えておりません。 以上です。 ○議長(黒川通信)  27番。 ◆27番(下平美代)  文言を見ますと、定住促進事業のための空き家の調査を委託しますということではないので、一般のそういう空き家に対しても、やっぱり当然考えるべきではないでしょうか。健全なおうちで、都会から来た人が住めるようなおうちには、そういうことを考えています。しかし、片方にそうじゃない空き家があることに対しても、何らかの指導、助言をやっぱりしていくことは大事じゃないでしょうか。 定住者のための空き家調査という文言は、質問して初めてわかったところですので、これは何かやっぱり行政として助言をしていくべきだろうと思いますので、ぜひお考えをしていただきたいと思います。 ○議長(黒川通信)  ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、第9款.消防費、第10款.教育費、第11款.災害復旧費、第12款.公債費、第13款.諸支出金、第14款.予備費について、 331ページから 412ページまで。12番高木議員。 ◆12番(高木久彦)  教育費についてお尋ねをいたします。 ページでいきますと 362ページになるかと思います。小学校費、学校建設費、概要の中にも出ております山代東小学校の建設事業費の関連でございます。これについてでございますが、実は、おかげさまで14年度、15年度におきまして校舎、あるいは屋内運動場、立派にできまして大変喜んでいるところでございます。この関連で、プールの建設があったわけでございます。これは全体計画の中でプールを16年度に建設するということになっておったわけでございますけれども、今回見ました予算書ではリニューアルと、こういうふうになっているわけでございます。この辺について、こういう計画変更されたいきさつについて、まずお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(黒川通信)  教育部長。 ◎教育部長(城武)  高木議員の御質問にお答えしたいと思います。  360ページの小学校建設事業の中で、今のところでいきますとプールということでございましたので、プールについてお答え申し上げたいと思います。 今、議員御案内のように、山代東小学校の整備事業につきましては、14年度から改修いたしまして屋内体育館、それから校舎につきまして完成をしたわけでございまして、あと、プールが残っているということで、16年度事業ということで当初から計画をいたしたところでございますけれども、非常にやっぱり財政的な面から厳しいということで、いろいろ教育委員会の中でも検討させていただいたところでございます。 当初の予算の中でいきますと、新築いたしますと約1億 1,300万円程度かかるというような見積もりもしていたわけでございますが、これらのことにつきましても、やっぱり国庫補助が非常に少ないということ、それからやっぱり起債にいたしましても非常に少ないという面ございます。そういう中で、いろいろ検討した中で他学校とのプールの事情も調査したわけでございます。山代東小学校につきましては、昭和44年度に建設をされているところでございますけれども、ほかの小学校に比べまして、若干ろ過器についてまだ使用できるという状況もあったところでございます。 そういう中で、本当に次年度以降にプール建設はしないということでという検討もしていたわけでございますが、やはり新築時期にあわせてリニューアル化をしていきたいということで、16年度に予算の計上をさせていただいているところでございます。このリニューアルにつきましては、プールの附属等の改善、それから内部塗装、それからプールサイドの改修、それからろ過器の補修ということで金額を今回計上させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  12番。 ◆12番(高木久彦)  今の説明では、結局財源の問題といいますか、そういうことということでありますけれども、これは校舎改築については一連の改修の計画があったわけでございます。その中で、用地につきましても、全体的なプールの予定地もあわせて購入されているわけでございます。そういう中でリニューアルということになれば、地元といたしましても説明がどうなされるものか、これまでに地主あたりへの説明等もなされておらないわけでありまして、相当地元では残念といいますか、用地提供者等についての説明も必要だったと思います。 それと、承知のとおり、このプールが校舎から離れたところにございます。そして、今回また校舎も北側に移転をいたしまして、さらに遠くなっているわけでございます。そういう面で、安全面についてもこれまで以上に不安といいますか、そういう面があるんじゃないかと思うわけでございます。確かにこのような厳しい財源もありますけれども、やはり当初計画は計画としてやっていただきたかったなということでございます。 市長がかわり、教育長がかわって、そういうことで今度取りやめになったのかなと、こういうこともちょっと話を聞くわけでございますけれども、そんなことはないと思いますが、それはそれとしまして、やはり地元へのそういう十分なる、特に建設委員会というのがございまして、これまでにこのプールの建設につきましては、再三陳情もお願いもいたしてきた経過もあるわけでございます。そういうことで、今後の問題として、リニューアルも結構でしょうけれども、果たしていつごろ新しいプールが建設を予定されているのか、その辺を少しお聞かせをお願いしたいと思います。
    ○議長(黒川通信)  教育部長。 ◎教育部長(城武)  2回目の御質問にお答えしたいと思います。 先ほどリニューアル化ということで、内部の工事内容の概要を申し上げたところでございまして、先ほども申し上げましたように、ろ過器についてはまだまだよその学校と比べますと利用できるということで、本当にこの前の一般質問の中でも――12月の議会だったと思いますが、学校のプールについてはいろいろな御質問等もあっていたわけでございます。 そういう中で、やはり大坪小学校、それから大川小学校、それから松浦小学校とか、いろいろ古いのもありますけれども、非常に厳しい状態のプールの状況もございます。そういう中でいろいろ検討させていただいた中で、やはりこれらにつきましては山代東小学校につきましては、リニューアル化の中で御不便をおかけするにいたしましても検討していきたいということで、今回16年度の予算で計上させていただいたところでございます。先ほど議員の方から安全面、それから学校の建設委員会等の話をされたわけでございますが、これらにつきましても十分御了解をいただきながら進めていきたいと思います。 それと、新築はいつなのかということでございますが、これにつきましては先ほど申し上げましたように、リニューアル化を進めていきたいということで、先ほど申し上げましたように、ろ過器についてはまだまだ使用できるということで、今回のリニューアル事業の中には含まれておりませんが、そういう状況になりますと、他の学校と同じように能力の低下にあわせて年次的に取りかえをしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(黒川通信)  12番。 ◆12番(高木久彦)  今のお話ですと、当分新築といいますか、改築というのは見通しはないということに受け取られますけれども、そういうようなことでしょうか。 市長の方にもこの件についてはお願いをしてきた経緯はございます。そのときに市長は、できる限りその方向で検討すると、こういうお答えをいただいておりました。そういう中でこういう結果になっておりますけれども、今の話ではそれこそいつになるかわからんということじゃ困りますので、ぜひとも早急に計画をまたしていただくと、こういうお願いをし、また、安全面、特に監視等、事故のないような措置を講じていただきたいとお願いし、市長のお考えをお願いしたいと思います。 ◎市長(塚部芳和)  山代東小学校につきましては、16年度でもって当初予定されていた事業を完了したいと、基本的にはそのように考えておるところでございます。そして、確かに私も半年ほど前に建設委員会の皆さんから、当初こういうふうな全体事業の中で進んでいるわけでございますのでプールも新設すべきだというような陳情もいただきました。新年度の予算編成の作業の中で、プールについての新設した場合1億数千万かかるというような中で、本来ならば皆さんの御希望どおり建設をしていきたいという気持ちは多々持っていたわけでございます。 ただ、私も現在あるプールのリニューアル化で、現在全国的にも家あたりもかなりリニューアル化というのが話題になっておりまして、立派にまたリニューアルしてできるというようなことの判断も、私も一方ではちょっとしておった中でいろいろ検討しました。まずもってリニューアル化をすれば、それなりの立派なプールとして生まれ変わると、なおかつ場所の問題でございますけど、確かに校舎の近くにプールはあった方がいいとは思うんですけれども、いずれにいたしましても、校舎の近くだろうが遠くだろうが、監視は監視でやはり置かなければならないという中で、安全面の管理は私は校舎の位置関係に関係なくすべきであるというふうに考えております。 そういう中で、もう新築と同じぐらいのリニューアルをしてプールをつくっていきたいということで、今年度16年度にプールもそのような形でつくらせていただきまして事業を完了させていきたいと。これについての地元の皆さんの理解、なかなか厳しいものがあるというようなお話でございますけれども、やはり一方では住民側の理解といいますか、協力、こういうようなものもある一定は私は理解を得ていかなければ、こういうふうな問題はいかないんじゃないかというふうに思っておりますので、よろしく御理解を賜りたいと思っております。 ○議長(黒川通信)  ほかに。19番占野議員。 ◆19番(占野秀男)  済みません、何点かお伺いをいたします。 まず一つは、 354ページのフッ素洗口推進事業でございますが、もう御存じかと思いますが、虫歯を防ぐためにフッ素の入った水でうがいをして虫歯を予防するということでやられることだと思いますが、実はこのフッ素洗口に使うフッ化ナトリウムというのは、非常に劇薬だそうでございまして、これを過って飲み込むと、私も専門家ではないですから、何ミリグラム以上がすぐ影響が出るとかというのは詳しくは知りませんが、少量でも吐き気を催したり、中毒症状が出たりして、3日、4日、治るまでにかかるというような事例もあったやに聞いております。そんな危険なフッ素を使って子供たちに、それも保育園、小学校で使うことに心配はないのか、そういう方法しか虫歯を予防する方法はないのか、その点について少し認識をお聞きしておきたいと思います。 劇薬ですから、だれでもかれでもは取り扱いはされないと思います。そうすると、一体その薬はどこでだれが保管をして、薄めて使うそうですが、だれがどのくらい薄めて指導をして使うのか。子供ですから、うがいをして飲み込むということもあると思いますが、そういった場合中毒なんかが、吐き気が出てきた場合はどう対応されるのか、本当にいろんな心配がいっぱいあるわけでございます。その点について、そういった劇薬であることなどの事情は十分把握をされた上で、専門家がそこについて指導をなされるのか、その点をまずお伺いをいたしたいと思います。 2番目に、これはひょっとしたら障害者の対策ですから、福祉の方になるかもわかりませんが、私の場合は就学前の子供、それから就学をしている子供の、いわゆる障害に対する専門的な回復指導といいますか、訓練といいますか、そういうものを取り上げていただけないかという話でございます。 現在、伊万里市に何人の方がいらっしゃるかわかりませんが、実は私の近所にもそういう子供さんがおられるわけで、要するに脳からの伝達が耳や口に十分に行き届かないもんですから、難聴であり言葉が自由に発声できないという子供さんがおられますけれども、実はそういう子供さんを専門的に指導をされる資格を持った方がおられるそうでございます。現在は唐津の山本にございます唐津養護学校の隣にそういった子供さんを預かって訓練をしていただける先生が配置をされているそうで、そこに行かれているそうでございます。 ところが、伊万里にはそういうところがないわけで、週に2回、ずっと送っていかにゃならない。親御さんにしますと仕事もありますし、年をとってくるとやっぱり送り迎えといっても、そんなにたびたびできるわけではない。そういう訓練の場をひとつ伊万里につくっていただいて、そういう訓練の人を伊万里で1週間に1回か2回か指導してくださるような体制ができないのかということで言われるわけですけれども、現在こういう不自由な子供たちを、いわゆる就学前の子供はひまわり園といいますかね、市民センターの中にございます、そこで指導をされているというふうに聞いておりますし、養護学校にも恐らく何人も子供がおるんじゃないかというふうに思いますが、養護学校ではそこに入っている子供さんには指導されているかもわかりませんが、そこに入っていない子供には果たしてできるものかどうかわかりませんし、まだ今のところ行われていないというふうに聞いております。 それから、大坪小学校で行われております言葉の教室というのは、またそういう子供さんとは違って、ある程度聞こえるし、ある程度は話すことはできるという、言うならば普通の小学校に通われても十分対応できる方々の中で不自由な方が、この言葉の学校に行かれているというふうに聞いております。そういう意味で、ぜひ伊万里地区にもそういう子供さんが結構おられるようでございますので、専門の資格を持った方が週に1回か2回、例えば、市民センターとか、例えば、養護学校とか、例えば、ひまわり園とか、例えば、どこかのそういう施設のところに来ていただいて、専門的な指導をやっていただくような取り組みができないものかどうかということでお伺いをいたしたいと思います。 これ、ひょっとしたら障害者福祉の方の関係になるかもわかりませんので、もしそうであったら福祉の方でお願いをしたいと思います。 次に、小学校の管理費の中でプールの改修の件でございますが、一般質問で取り上げましたところ、大変厳しい財政事情の中で、早速大坪小学校の改修の予算をつけていただいて、もう素直に喜んでおります。ただ、そのときの質問の中でちょっと気になりますのは、大坪小学校は予算をつけてもらってうれしい限りですからいいのかもしれませんが、それだけではちょっとやっぱり私も気になりますので、お伺いをしたいと思いますが、そのときの話では30年以上たったプールが9校ぐらいあるというふうにお伺いしておりまして、その中の、また4校か5校ぐらいが、もう早く何とかしてもらいたいという話があっているというように答弁をいただいたかと思っておりますが、その中で、一つは大坪小学校、今回予算をつけていただいた。山代東小学校も今言われたようにリニューアルをするというふうに言われていますが、そのほかの、ちょっと相当年数たった学校の計画というのは、1校だけではなくて2校か3校か予算的に配慮ができなかったものかというのが、ちょっと喜びと同時に気の毒だなという感じもしないわけでもありませんので、検討できなかったかどうかお伺いしたいと思います。できれば、それだけあるわけですから、1年間に2校か3校ずつ計画的にプールの改修をしていくというような計画もお持ちであれば示していただきたいと思います。 次に、ちょっと小さな話で申しわけありませんが、今青少年の健全育成の問題でございますが、実は全市的な活動とともにそれぞれの地区でも青少年健全活動というのがずっとやられております。それに対する助成もされておりますけれども、地域では一般の家庭から1戸当たり幾らということで、この協力費も取られているのは御承知だろうと思います。それが、少し機構がえとか組織がえとかございまして、今までの負担よりもちょっと大きく各戸の負担がふえている事情にございます。これは大坪と立花の問題です。 そこで、こういうふうな事情が生じて、今度は今までは一つの区域の中でやられておったのが、二つに分かれてやるということになって、人的にも予算的にも、また新たな形で負担が出てくるということで心配をされて、何とか今までどおり青少年の健全育成の事業がスムーズにいくようにということで、どうしても人的配置と予算が要るもんですから、結果としては関係する住民に負担をお願いしたいということになっているわけです。 ですから、こういういわゆる今までは一つの区域の担当だったのが二つに分かれて、それに見合う人的、予算的配置が必要だというときには、これは少し青少年健全育成の関係をする教育委員会もそれなりの配慮をして、予算の配置というのも私は検討していただくべきではなかっただろうかというふうに思うんです。それでも不足をする部分を地域の方々に少しずつ負担をしていただくということは、またそれはそれなりに理解はするところですけれども、そういうものが市の予算が厳しいからといって、結果として住民に負担を押しつけた格好になるいうことは、そういう特殊な事情である以上考えるべきではないか。 何も財政的に厳しいのは市役所だけじゃなくて、私たちの家庭も決して裕福ではないわけです。その点を考えていただくならば、こういう市のいわゆる公民館活動の関係で分かれた場合のようなときは、それに見合う予算の配備というのは、当然検討していただくべきではないのかという気がいたしましたので、御質問を申し上げます。 次に、保健体育費の中の体育施設費でお伺いをいたします。 今、国見台にいろんな競技場が集中しておりまして、そこにいろんな行事が取り組まれております。私もよくソフトボールや野球やグラウンドゴルフや――陸上は余り得意じゃありませんからたびたびは行かないんですが、行くたびに実は駐車場が狭くて困っているんですね。ソフトボールとかするところの球技場の東側に実は大きな駐車場が設定をしてあるんですが、どうも伊万里の人が悪いというわけじゃないでしょうが、ほんの近くにとめないと気が済まない方が多いようで、駐車場にとめて歩いていけばそう2キロも3キロも行くんじゃないんですが、どうしても前の辺にとめて、そこら辺の関係でこの前交通事故があって補償ばせにゃいかんごとなったんではないかと思いますが、そういうことで非常に周辺だけに集中をして、ちょっと歩けばいいところに駐車場があるにもかかわらず、なかなか利用されていないということを考えた場合に、あそこにはプールもございます。それから体育館もございますが、この際思い切って、体育館の場所を変えたらどうだろうかと。その跡地は駐車場として利用したらどうだろうかという、ちょっと思いがひらめいたもんですから、どうだろうかというふうに思っております。 幸か不幸か、体育館も結構年数がたちまして、恐らくもうつくりかえの時期に来ているんではなかろうかなという感じもいたしますから、公園全体のレイアウトを考えていただくときに、駐車場はやはり真ん中の辺にして、どこの施設を利用するにしてもしやすいところになるだけ駐車場をつくって、ちょっとしたところ、体育館なんかはちょっと離れたところでも結構だと思いますで、今の駐車場の辺に計画変更したらどうだろうかという、まさに勝手な私の案でございますが、イメージ的にそういうふうに思いました。ですから、もし体育館の建設を検討されておりますならば、その節にやっぱり利用しやすい施設と、そこに行きやすい駐車場の確保を検討していくべきではないかというふうに思いましたので、御答弁をお願いいたします。済みません、ちょっと一人で長くなって。 次に、体育施設費の中に該当するかどうかわかりませんが、伊万里市内にもおかげさまで各地に勤労者の方々や昼間なかなか競技ができない方がナイター施設の中で楽しみをされておりますし、競技をされております。そのナイター施設を、ちょっとどこにあるのか確認をさせていただきましたところ、周辺部には一つか二つずつ、ずっとナイター設備のある学校とか広場とかがあるようでございますが、中心部は残念ながら国見台に集中しているようでございます。おまけに国見台のナイター施設のあるところはもう御承知のように、使い方がほぼある程度決まっている。野球場なら野球場、陸上競技場なら陸上競技場、球技場なら球技場ということで、ある程度使い道が決まって、それのところにいろんなレクリエーションスポーツで利用しようとしても、なかなか制限があるんではなかろうかと思いますし、いろんなそういうスポーツを楽しんでいる方も多い事情、なかなか借りられないということもあるかと思います。 ですから、中心部といえども、なかなか今の国見台だけを利用するということには限界があると思いますので、これは大坪地区の区長会からも長い間、公民館か中学校にナイターの設備を何とかならないかというふうに言われておったと思います。地元の話で大変恐縮ですが、ここら辺についてはどのように検討されてきましたのか、お伺いをいたします。 最後に、学校給食の問題でいろいろ御質問をいたしました中で、市は市なりにいろんな検討をしていただいて、若干の改善をなされて改めてこういうふうにしたらどうだろうかということで御説明をいただきました。それはそれなりにいろいろ研究をしていただいたというふうに感謝を申し上げたいと思いますが、本来の学校給食は一体どういうふうな形で、どういうふうにやったが一番子供たちのためになるか、保護者は安心できるかという視点での議論が、もう一遍これはやる必要があるのではないかなと、そうしないと、今、出されております答申案、またそれに基づく教育委員会の考え方は、どうしても財政事情とか、そこら辺が優先をされて、1カ所に集中してやるというようなことを言われております。 私も、一般質問の中でも申し上げましたが、1カ所でやりますと、万が一というときに困るわけですね。例えば、思いもしなかったO-157が出たときにも大変大混乱をしたですね、全国的に。それから、今はアメリカの牛肉、それから日本の鳥ウイルス、予想だにつかない大きな問題が1カ所でできてきても、それがあっという間に広い範囲に広がるという中で、油断はできないわけです。そういう意味で、やっぱり1カ所だけですべての子供たちの 6,000食以上をやるというのは、万が一のときに心配だなというのは依然として残っております。 だから、そういう意味で親御さんたちの意見を聞く場をもっと私は設けるべきではないか。そうしないと、子供や保護者の話を聞かないと、もう具体的にどんどんどんどん1カ所にして、民間委託にしてつくり方も新しい形のつくり方にしてというのが具体的にどんどん出ていったら、親御さんは物を言う場がないわけです。おまけに既成事実がどんどんそういう進んでいる中では、ちょっと考え直してもらいたいというのはなかなか言いにくいわけです。だから、考え方としてはこういうのを持っておりますというのを、やっぱり保護者にも知らせるといいますか、意見を聞く場というのは、当然つくっていかなければならないというふうに思いますが、その点についてはどのようにお考えになっておりますのか、もうそういう保護者の意見は聞かずに、金はなかとじゃけん、市の思うたごとさせてもらいますということなのか、もう市会議員が保護者のかわりまで務めてくださいという意味なのか、そういう点でお考えをお示し願いたいと思います。 ○議長(黒川通信)  占野議員、御質疑は結構ですが、簡潔にお願いしたいと思います。 それでは、ただいま占野議員、御質問ございましたが、駐車場、ナイター設備については関連がございますが、御答弁は後でお願いしたいと思います。 ◎教育部長(城武)  占野議員の御質問にお答えしたいと思います。 ちょっと余り多かったものですから、前後するかもわかりませんし、全部の回答が言えるかどうかわかりませんが、その都度御回答申し上げたいと思います。 まず、1点目、フッ素洗口について御質問があったところでございます。 これにつきましては、以前の、これ先ほど下平議員から西暦でということでございましたが、平成14年のときに議会の中でもフッ素洗口の事業を取り上げるときにいろいろ問題があったところでございます。これらにつきましては、本当にいろんな面で心配される面もございましたし、学校の部会の中でもいろいろ心配事があったわけでございます。これらにつきましては、学校の方も保護者の方も入れました検討委員会、それから勉強会、いろいろな問題をしていただきまして、学校で取り組みをしていただいたということで、今のところはそういう専門家の方については各学校はしておりませんが、以前の当初のときには専門家の方にも十分こういうふうにしたら一番安全ですという指導等を受けていたところでござい ます。 それと、劇薬でということでございますが、これにつきましても、やはり小学生のことでございますので、やはり養護教諭の方で十分保管等をしながら、今のところやっているところでございます。 それと、薄める場合につきましても、コップというですか、そういう紙コップ、それと計量の容器がありまして、何倍に薄めると、これは先生の方でいたします。それを子供に配ってフッ素洗口をやっております。これにつきましても、以前の議会の中でも答弁したかと思いますが、強制ではございませんで、拒否される子供については強制はいたしていないところでございます。ただ、今、たしか数字的にいきますと、90%ぐらいの児童は使用しているということでお聞きしているところでございます。 それから、障害者に対する制度等を議員の方から提案ということで話をされたところでございますが、これにつきましては教育委員会の中での御回答を申し上げますと、やはり障害を持った児童に対しましては特殊学級、これ情緒障害、それから知的障害の子供もいるところでございますが、これにつきましては特殊学級の制度等を利用しながら学校の中で取り組みをさせていただいているところでございます。 それから、プールの件で話があったわけでございますが、プールにつきましては先ほど議員の方から大坪小学校のプールの改修事業についてお話がございました。これにつきましても、前回の一般質問だったと思いますが、古い年度の学校がありますという話等もしていたわけでございます。それに関連いたしましてプールの保守点検、水質の改善ということで、前回一般質問の中で御回答を申し上げていたというふうに記憶をいたしているところでございます。 そういう中で、やはり先ほど山代東小学校のときにも申し上げましたように、いろいろやはり学校等からプールについては要望等も出てきているのは事実でございます。建設年度も古いということと、やはり利用度、頻度によっては思いもかけない事故等があっているというのも事実でございます。これらにつきましては、今回大坪小学校だけのプールを改修させていただくわけでございますが、十分教育委員会としても認識をいたしておりますので、予算の獲得等に努力をしながら、できれば早い時期に改修等をしていきたいというふうに思っているところでございます。 それから、青少年の関係でお話があったところでございますが、市の予算が少なくなったから各家庭の負担がふえたというような話だったと思いますが、青少年育成会議の問題、それから子供さん方については、たしか市連合PTAの方も子供さんから会費を取られて事業運営をなさっているというふうに思っているところでございます。これらにつきましては、市の青少年育成会議、それから市連合PTA等につきましては、おのおの機関で事業等をやっていらっしゃるわけでございますので、市の方でとやかく言えることではございませんけれども、市の方では事業等に合わせながら予算の要求、それから負担額に合わせた事業等をやっていきたいというふうに思っているところでございます。 それから、体育館の駐車場の件で、先ほど議員の方からは建設等をする場合にはということでございました。これにつきましても、昨年度の本当に市民体育祭の折には本当に駐車場が足らないということで、市民の皆さん方にも非常に多大な迷惑をかけたところでございます。これらにつきましても、今年度におきましてもこういうやっぱり駐車場不足は早急に解決されるということでございませんので、やはり各種大会の折に、皆さん方について、やっぱり乗り合わせをお願いしたりということで、各団体等にもお願いしながら進めているところでございます。これらにつきましても、やはりそういう時期になりますと全体的な見直しということも必要になってくるかと思います。これらにつきましても、前提的なことで申し上げますと、やはり利用しやすい駐車場建設というのももっともだと思いますので、そういう時期になりますと全体的な計画をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。 それから、ナイター施設でございますが、先ほど議員御案内のように、中心部の国見台にはナイター施設等あるわけでございますけれども、地元から陳情ということで教育委員会の方にもナイター施設については陳情を受けたところでございます。どのような検討をしているのかということであったかと思いますけれども、できれば新年度でもと思っていたところでございますけれども、なかなか予算の範囲の中で非常に厳しいということ、それからやはりいろんな面で対応ができなかったということでございますけれども、非常に地元の方の強い御要望もございますので、教育委員会としましても何らかの形で検討していきたいというふうに思っているところでございます。 それから、学校給食の件でございました。1センターにした場合の事故の問題、それから保護者等の意見ということでございますが、この前の全員協議会の折にお話をさせていただきまして、市役所内部の方針ということで、教育長の方から市の内部の方針をお話したところでございますけれども、事故等の問題についてもいろんな面で検討をさせていただきながら、1センターでも可能だという結論を出させていただいて、ああいう報告をさせていただいたところでございます。 保護者の意見を聞くということでございますが、全体的には市民の皆さん方と保護者の方には説明をしたいということで、まず市民の皆さん方というのは議員の方が代表者でございますので、まず議会の中で説明をさせていただくということで、前回の全員協議会での説明をさせていただいたところでございます。それから、保護者の皆様方につきましては、随時学校に入りまして、こういう話をさせていただくということで、今現在進めているところでございます。 それから、内容的にはいろんな面で学校給食センターの事務関係の方の意見も取り入れたいということ、それから先ほど申し上げました保護者の意見というのは、昨年の12月の議会にもいろいろ検討委員会の中でのメンバーの話とかあったわけでございますが、保護者の代表の方も入っていただきまして、十分意見を拝聴をさせていただいたところでございます。その意見を十分尊重しながら、今回の市役所内部の方針を固めたところでございますので、御理解を賜りたいというふうに思っているところでございます。 以上だったかと思います。 ○議長(黒川通信)  19番。 ◆19番(占野秀男)  総体的に答弁はわかりましたけれども、申しわけない、一つずつもう1回お聞きをしたいと思います。 まず、フッ素洗口の件ですが、今まで14年からだそうですから、もう2年間実施をされてきたということですが、今までにそういう吐き気を催したとか、ぐあいが悪くなったとかいう事例はないのかどうか、それから取り扱い上、問題が起こるようなことはなかったのか、ちょっとお知らせを願いたいと思います。 それから、もう一つは、言うならば子供に対する一つのしつけみたいなものですから、やっぱり健康に関することはせからしかったっちゃきちっと教えることが、私は大事ではないかなというふうに思うんです。それが健康で長生きする秘訣ではないかなと、それを安易なままで楽な方でやっていきよると、年とってから早く骨粗鬆症になったり、腰が曲がったり、心臓病にかかったり、生活習慣病にかかったりということになってくるのではないかなというふうに思いますから、虫歯を防ごうでちゃ歯磨きを教えたらよかでしょうが、危険な薬を飲ませんでも。 だから、そういう意味で、何でわざわざそういうしつけ、食後にはなるだけ歯を磨きましょうという、一番基本的なところの指導をしようとしないで、何かうがい薬のようなものを飲ませて、それで事を済まそうとするところに私は若干問題があると思いますし、その使う薬も使いようによっては大変危険なものであるのに、なぜ改めようとされないのか、そこがよくわからん。相手は子供なんですよ。だから、もっと親として、これは配慮をして歯磨きで効果があるはずですから、これをしたからといって虫歯が少なくなるというデータはありません。フッ素洗口をしなかったからといって虫歯がどんどんふえたという事例も余りありません。これは科学的にあちこちでこの問題は起こっておりまして、インターネットを調べていただくとわかりますが、そういう結果がいっぱい出ております。必ずしもフッ素洗口をしたからといって、虫歯がどんどん減るということは科学的にないんです、実績としても。 だから、それならばもっと安全で子供たちの将来にわたっても必要な歯磨きを励行して、県も言っている「8020」ですか、そういう運動の一つとしてやるべきではないか。子供にはなるだけ危険なものにはさわらせない、そういうことをしていかないと、何かあったときに全責任をあなたたちがかぶらにゃいかんわけですよ。それで、歯磨きで効果がないとするならば、新しい形でも必要だと思いますが、その点、改めて見直すべきではないかという気がしますので、もう一度お願いいたします。 それから、資格を持った障害者の指導員の問題ですが、特殊学級の中で実施しているというふうに言われますが、それは一般の先生が日常的に教育の間、それから生活の指導とかの中で行われているんだと思いますが、実はそういう子供さんのお母さん方、保護者というのはやっぱり大変心配をされているんです。今はまだ私が元気かけんよかと、しかし、年とって私が先にいったら、残った子供はどうなるかと、そういう子供たちを残していくのは厳しいから、ぜひ元気なうちに専門の指導員さんのような方を置いていただいて、指導、訓練をやっていただけないかという切実な声がここにはあるんです。 だから、日常的に養護学校とか特殊学級でやっていらっしゃることも、それはそれなりに大事なことですからいいんですけれども、それにプラスをしてそういう専門の――国家資格だそうでございます――資格を持った方にお願いをして、やはり十分じゃないにしても週に1回か2回か、指導をしていただくような形をぜひ考えていただけないのかというふうに思っております。ひまわり園では、16年度、何か県の方から予算がついたそうで(発言する者あり)福祉の方ですか、ついたそうで、週に1回かおいでになって、子供たちに対する指導が何か行われるとかというふうにお聞きをしました。問題は小学校、中学校ですね、そういうところの子供さんに対する専門的な指導を行える資格を持った先生に要請をして、福祉の充実を図っていただきたいと思っておりますが、教育委員会に言いましたらあっちあっちということでございますから、市民部長、そこら辺はどうなのか、ちょっと改めて回答をお願いします。 それから、小学校のプールはわかりました。ぜひ大坪だけじゃ本当に心苦しくもございますので、ぜひそのほかのところも早急に取り組んでいただくように、これはお願いします。 国見台はわかりました。 中学校のグラウンドも本当95%までいったけれども、残りの5%で予算がつかなかったというような印象を受けました。ですから、これはひょっとしたら6月か9月の補正で改めて出てくるのかなという感じもしたんですが、そういう期待を持ってよろしいのかどうか、どうも答弁だけ聞いていますと、もう精いっぱいやったということで、もうゴール目前という感じがしたんですが、その辺についてはいかがなのかお伺いをいたします。 以上です。 ○議長(黒川通信)  ここでしばらく休憩いたします。               (午後2時10分 休憩)               (午後2時25分 再開) ○議長(黒川通信)  会議を再開いたします。 教育長。 ◎教育長(岩永憲一良)  先ほどフッ素洗口のことで、不安があるというようなことの御質問だったと思いますが、フッ素洗口のやり方としましては、薬剤師さんが処方をいたしまして、それを各クラス分区分けをして、いわゆる薬剤師さんが取り扱われますので、適量のものということです。それを養護教諭が薄めまして、いわゆる危険でない状態を確認して、そして子供に渡すということでございます。そういうことで、今まで山代西小学校と、それから牧島小学校は長年やってきておるわけですが、山代西が10年以上、14年ですか、牧島が7年ですか、今まで事故はないということです。 それで、効果ですけれども、二つの学校については明らかに効果があらわれております。そのほかの学校はまだ期間が浅うございますので、はっきりまだわかりませんけれども、明らかに効果が出ているということは、この2校では言えます。 それから、おっしゃるとおり歯磨き指導は十分しなきゃいかんと思います。歯磨き指導の徹底をしている中で、佐賀県が非常に全国的に見ても虫歯が多いということで、これが取り入れられてきたわけでございますので、今後もしつけ指導を含めまして歯磨き指導を徹底することもあわせてやっていきたいと思います。 それから、心身に障害を持つ人の専門家の訓練ができないかということですが、今の学校の実態からすると、内容によって専門的に訓練をするというふうな指導者とまではいかないかと思います。養護学校に行けば、それが訓練できるんじゃないかと思います。実態として、いわゆるある程度心身障害を持ったお子さんが小・中学校に入ってきておりますので、それの、今おっしゃるような訓練というのが学校内ではできませんので、何か別の方策が必要かと思います。 将来的なことになりますけれども、今、特殊学級で指導しているのを、今後は普通学級でもいろいろ障害を持った児童・生徒が入ってくることがありまして、特別支援というのを広めまして、学校全体でかかわるという、そういう指導が必要ではないかと、そういう方向で今検討をされつつあります。そうしますと、養護学校がまた拠点となりまして、そこの地域にアドバイスをするとか、そういう方向も見出されておりますので、これ方向だけでございまして、まだ具体的なことがわかっておりませんが、そういうのが実現していきますと、何らかの指導、助言等もできるようになるんじゃないかと、今のところ考えております。 以上です。 ○議長(黒川通信)  市民部長。 ◎市民部長(永峰保馬)  占野議員の方から障害児関係の関連ということで御質問があったわけでございますが、御質問の趣旨は、いわゆる市町村は義務教育を担当しておりますので、小学校、中学校、その世代の障害児の関係だったと思います。 先ほど、学校教育的な視点では教育委員会の方からお答えをしたとおりでございまして、特殊学級なり養護学校等がございます。一方、お尋ねがありました福祉的なサイドでのそういう施設受け入れはというようなことではなかったかと思います。全体的な把握はいたしておりませんが、二、三御紹介を申し上げますと、18歳以下、障害児ということでいろいろ定義がございますが、この場合は18歳未満ということになりますが、例えば、大和にある春日園、それから佐賀市にございますめぐみ園、それとくすのみ園と、そういうようなことで主に知的障害児――18歳未満でございますが、そういう方々、中には身体の方もオーケーというようなことでございますが、入所なり通園していく施設がございます。そこはあくまで生活上の知識なり、日常生活の技能を身につけるところでございますので、今回の教育といいますか、義務教育的な視点でのそういうことはあっていないように伺っておるところでございます。 それと、もう一つ御紹介いただきました就学前の障害児の対策といたしましては、ひまわり園を実施しているわけでございます。伊万里福祉会に委託をしておりますが、今年度からかねて要望がございました言語療法士という方を週に1回招いて、言葉の不自由、発達のおくれの子供さんの訓練、そういう点で今年度からそういう専門の方を呼んで手だてをするということになっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  市長。 ◎市長(塚部芳和)  伊万里中学校のナイター施設の件でございます。 私もこの話は昨年の11月に大坪町の区長会、そしてまた立花町の区長会等の役員さんの皆さんから初めて陳情を聞いたわけでございます。長年の課題だというようなことであったわけでございますけど、私も初めてお聞きいたしまして、早速教育委員会等にどれぐらいの事業費がかかるのかの指示をしておったところでございます。そういう中で、本年度の予算要求として上がってきたわけでございますけれども、いきなりの予算要求的なこともございまして、なおかつすべてが市の単独費と一般財源だというようなことであって、なかなか現在の厳しい状況下の中ですぐに一般財源で賄うというのは難しい面もあって、今回のこの当初予算に計上はしておりませんでした。 その中で、これは県の補助あたりがあるんじゃないかと私も思いまして、そこら辺の調査を依頼しておるところでございまして、県の補助あたりがあれば、それなりのまた補助金があれば市の財政も助かるわけでございますので、県の補助がいきなりと県の方に言うても、県もなかなか既に予定しているところもあるというようなことでもあったわけでありますので、今後県の補助が受けられるような見通しが立てば、これは対応してまいりたいと、このように思っております。 聞くところによりますと、つい最近の調査では県の方も何とか対応が可能だという明るい情報も得ているところでございますので、今後の対応を検討してまいりたいと思っております。 ○議長(黒川通信)  19番。 ◆19番(占野秀男)  2点だけ確認をさせていただきます。 一つはフッ素洗口のことですが、これはもう14年度から実施をされているということですから、そのときも話になったと思いますが、確認だけさせてください。保護者の方からぜひこういうことで虫歯予防のフッ素洗口をやってもらいたいというお話があったのか、それとも医師会とか歯科医師会とか、そういうところからあったのか、どちらだったのかその点だけ確認させてください。 それから、言うなら専門の資格を持った方の指導ができないかということですが、今言われましたように、ひまわり園の方ではそういうことで県が資格を持った方を配置して、週に何回かやるということで検討されております。今、養護学校の話もちょっと出ましたが、養護学校では学校のいろんな教育の中身にそういう教育を養護学校でやっていくという分は、残念ながら今のところないんです、今は。県としても将来は地域にも開かれた学校を目指していこうということで、いろいろ検討はされているそうでございまして、もし地域からそういう声が上がってきた場合には、できる範囲であれば養護学校の方でも教室を利用して資格を持った先生が指導に当たるということも、全く見込みがないわけではないというようなお話も聞いております。 ですから、ぜひ、もうこれももちろん予算が伴うわけですから、どんどんやってくださいというわけにもいかないでしょうが、ぜひ打ち合わせをし、検討をしていただいて、毎日じゃないわけで、週のうちに1回とか2回ということでお願いをするわけですから、そこら辺の協議もできれば養護学校の方ともしていただければというふうに思っております。そして、もしそこで実現ができるならば、本当に伊万里市内の保護者の方も多分安心できるし、遠くまで通わなくても済むということで助かられるんではないかと思いますから、そういう意味で検討をぜひお願いしたい。 以上で終わります。 ○議長(黒川通信)  答弁求めますか。(「いや、さっきの」と呼ぶ者あり)教育部長。 ◎教育部長(城武)  占野議員の再度の御質問でございますが、確認ということでございました。これにつきましては、先ほど申し上げられましたように、当初は保護者の方からの話ではございませんで、やはり先ほど教育長が申し上げましたように、全国ワーストワンという佐賀県が悪い記録をつくったということで、県の医師会、歯科医師会がいろいろ研究をなされて、県の校長会の方に話があって、市の方にもあったということでございます。そういう中で、市の方でも保護者の方ともども学校で研究会、勉強会をして、その後に実施に移らせていただいたという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  ほかに。20番盛議員。 ◆20番(盛泰子)  予算書に沿っていきたいと思います。 まず、小・中学校のことを申し上げますので、 356ページと 362ページかと思います。 小・中学校の学校図書館の図書購入費についてお尋ねをしたいと思います。 予算書上は備品購入費として一括して上がってくると思いますので、昨年との比較でどうなっているのかが1点目です。 それから、2点目は 366ページ、議案の概要の方がわかりやすいんですが、39ページの一番下に、昨日も議論いたしました緊急雇用創出基金事業で、幼稚園の方に新規にお二人雇用するということになっております。この雇用に当たっての資格の要件ですね、資格が要るのかどうかの要件ですね、それについてお尋ねしたいと思います。 それから、3点目は 386ページです。 図書館費の中の――ごめんなさい、内容的には 388ページですが、備品購入費、つまり図書館資料の購入費が今回 2,600万円という数字になっております。これまでほぼ通年 3,000万円で通してきたと思いますが、やはり一つの生命線は 3,000万円だという話がずうっとある中で、今回 2,600万円という数字が示されたところです。先ほども議論したように、ブックスタートを今年度始めて、これからもしていくということですね。それから、子供の読書活動推進計画も今回つくるんだということで予算も上がっています。それから、自動車図書館ぶっくんの小・中学校の巡回先の数も年々ふえていっています。それから、ほとんどの保育園や公立幼稚園にも巡回しています。ということからすると、これは図書館だけの資料費ではなくて、そういう部分まで含んだ全体的な資料費と見るべきだと思うわけですね。ですから、一律の減額にはなじまないなと思うところですけれども、図書費についての今後の考え方をお尋ねしたいと思います。 それから、最後4点目、 402ページです。 学校給食センターについては、今回一般質問でも議論があるようですが、PFIの導入調査アドバイザー委託料として 1,500万円、こんなに大きい数字がかかるんだなと改めて驚いたりするところですけれども、この根拠となるものはどういうところから出していらっしゃるのか、それをお尋ねしたいと思います。 以上、4点です。 ○議長(黒川通信)  教育部長。 ◎教育部長(城武)  盛議員の御質問にお答えしたいと思います。 まず、1点目でございます。小学校、中学校の管理費の中の備品購入ということで、学校図書の話があったわけでございますが、これにつきましては一括して、先ほど議員御案内のように備品購入費の中では一般備品、それから義務教材備品、それから図書備品ということで分かれております。数字的には一括して上げてあるわけでございますが、15年度でいきますと、予算措置といたしましては、小学校が1学級当たりが2万 8,733円、児童1人当たりが 1,160円です。それから、中学校が1学級当たりの予算額が4万 6,348円、それから児童・生徒1人当たりが 1,546円ということで予算計上させていただいたところでございます。 16年度につきましては、今回交付税の措置額が明記されていないところでございますので、これにつきましては、15年度と同額の予算要求をしていきながら確保していきたいというふうに考えているところでございます。 それから、 366ページの幼稚園の緊急雇用でございました。幼稚園の体験学習充実事業ということで、概要書には載せているところでございますが、資格要件ということでございますが、緊急雇用につきましては、実は職安等の指導もございまして、要件は本来つけるべきではございませんが、今回幼稚園でございますので、やはり幼稚園教諭の免許は持っている方ということで、これまでも14年度から緊急雇用は16年度までの事業ということでございますので、一貫して幼稚園教諭の免許を持っている方にお願いしているところでございます。したがいまして、この概要書の中には賃金と共済費ということでの金額を掲げさせていただいているところでございます。 それから、 386ページですか、備品購入費、図書費の件でございましたけれども、先ほど議員御案内のように、本当に事業的にはいろいろ16年度もまた、新たな事業ということで取り組みをさせていただくところでございます。言葉で言いますと、図書館は本当に資料と人と館が三大要素と言われているところでございます。それと資料費は図書館の命ということで、いつも言っているところでございますが、これまでは大体約 3,000万円の金額を確保しながら進めてきたところでございます。これにつきましては、先ほどからもいろいろ出ておりますが、16年度の事業につきましては、本当に財政の規模の厳しい中で、いろいろ検討をさせていただいて予算要求等もさせていただいたところでございますが、非常に厳しい査定もあったわけでございますが、実は市長復活までさせていただいて、今回の 2,600万円を確保させていただいたところでございます。 先ほどから議員御案内のように、本当にぶっくんの巡回も山代中学校とか東陵中学校、青嶺中学校もふえておりますし、単体の貸し出しも非常に多くなってきているところでございます。資料費には臨界点ということであるわけでございますけれども、十分に資料が購入できない場合は、本当に資料に魅力がないということで利用者が減るという悪循環の繰り返しもできてくることも懸念をされているところでございますけれども、16年度につきましてはこういう状況もございましたので、いろんな面でカバーをしながら、図書業務につきましてもできるだけこの中で抑えて、市民の皆さん方に満足できるような本の購入をしていきたいというふうに考えているところでございます。今後につきましても、市民の方の利用をやっぱり考慮しながら、資料につきましてはできる限りの要求等をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 それから、 402ページの学校給食センターの建設事業の中の委託料でございますけれども、PFIの導入調査アドバイザー委託料の積算基礎ということでございましたけれども、今回につきましてはいろいろPFI事業ということで検討を庁内でもいたして、PFI事業でやれるという自信の中で進めをさせていただいているところでございます。積算基礎と申し上げますとあれですが、調査の作業の内容を若干申し上げますと、まず導入調査につきましては基本構想のとりまとめ、それから法制度上の課題の検討、それから事業スキームの検討、モデルプランの作成、それからいろいろPFI導入シミュレーション、それから手法導入の妥当性の検証等をしていただくということにしているところでございます。 これにつきましては、概算の見積書もとっておりますし、それと他の市町村での前例の事例もございます。全国的にはこのPFI事業、たしか今現在 127事業全国的にされているというような話も聞いておりまして、それらの件を参考にしながら、この積算をさせていただいたところでございます。 それと、アドバイザーの委託料でございますが、業務内容といたしましては、その導入調査の結果に基づきましてでございますけれども、実施の方針、それから要求水準書の作成、それからVFM、これはバリューフォーマネーでございますけれども、再精査、それから特定事業としての評価、それから民間事業所の提案公募、入札、それから提案審査等、いろんな面でアドバイザーを受けたいというふうに思っているところでございまして、先ほどから申し上げましたように、今、見積書と前例の市町村の事例を参考にさせていただきながら、積算基礎を持ってきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  20番。 ◆20番(盛泰子)  学校図書館の図書費については、やはり総枠の中での配分になってくるわけですから、やっぱり学校が欲しいものはたくさんありますよね。その中で、こちらに影響が出るのをもうちょっと心配したりします。ですから、図書館の図書費とあわせて、いい運用ができるように今後私も見守っていきたいと思いますが、PFIの導入調査の方は、その成果物はいつごろ出る予想なんでしょうか。その点だけお尋ねいたします。 ○議長(黒川通信)  教育部長。 ◎教育部長(城武)  この前、全員協議会の折にもできましたら18年度の早い時期に供用開始をしていきたいという話をさせていただいたところでございますが、PFIの導入調査につきましては、今お聞きしているところでは4カ月ぐらいかかるんじゃないかというふうに聞いているところでございます。アドバイザー事業はその後ということになるかと思います。しかし、導入調査とアドバイザー委託は通常でありますと別々の発注になるところでございますが、一括にするのかどうか、よその例では一括してされているところもあるようでございます。いろいろ今後検討させていただきながら、できるだけ早い時期に調査をしながら進めていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(黒川通信)  ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、第2条 債務負担行為について、13ページと 423ページから 426ページまで。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、第3条 地方債について、14ページと 427ページ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、第4条 一時借入金について、8ページです。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、第5条 歳出予算の流用について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第36号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第37号 平成16年度伊万里市国民健康保険特別会計予算について、16ページと 432ページから 462ページまで。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第37号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第38号 平成16年度伊万里市介護保険特別会計予算について、20ページと 464ページから 495ページまで。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第38号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第39号 平成16年度伊万里市立花台地開発事業特別会計予算について、24ページと 496ページから 510ページまで。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第39号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第40号 平成16年度伊万里市公共下水道事業特別会計予算について、28ページと 512ページから 539ページまで。22番原口議員。 ◆22番(原口弘)  公共下水道が始まってから、約40年代に始まっていますので、三十四、五年ぐらいたっているかなというように思います。15年度で下水道マスタープランが予定されていますが、いよいよマスタープランが発表になるかなというふうに期待をしているところです。先般2月の6日の日に佐賀県の文化会館の方で浄化槽の研究会がありました。伊万里市の議員さんたちも約10名ほど参加をいただいていたようです。行政の方からも当然行かれたというように思います。それを踏まえてちょっと質問をしたいと思います。 今回、25億 1,299万4千円というのが上げられています。今までずっと市債もかなり投入をされておると思います。前にも一般質問をした経緯がありますが、恐らく市債については累計の 160億円を超しているんじゃないかなというふうに思います。この中で、特別会計とか給与会計というのは歳入歳出、その中の事業費の中の収入とか支出は、その中で全部やっていくのが原則だろうというふうに思っているわけです。 それで、私が非常にこんなのでいいのかなと思うのが、一般財源を毎年8億円以上投入をされているということですよね。これが借入金はその都度ずっと払っていくわけですが、公債費として払っていくわけですが、一般会計から投入された分はそのままなんですね。これが累積、30年間ぐらいちょっと払っていると思いますが、幾らになっているのかお知らせをいただきたいと思います。これは事前通告をしていますのでよろしくお願いします。 以上です。 ○議長(黒川通信)  建設部長。 ◎建設部長(小笠原康人)  一般会計からの特別会計への繰入金は幾らかということでございます。 昭和53年度に一部供用開始いたしまして、ずっと順次区域を広げてまいりまして、現在平成14年度末で 935ヘクタール、 1,212ヘクタールのうちの 935ヘクタールが今整備済みになっております。それで、その一般会計からの繰り入れですが、昭和53年から平成15年までの約25年間、これでトータルの約89億円でございます。 ○議長(黒川通信)  22番。 ◆22番(原口弘)  市債の方の累積は幾らだったんでしょうかね。一般会計から89億円を投入されているということですが、私前にも言ったことがあるんですが、公共下水道は市の一部の方たち、全体の人口からいったら3分の1ぐらいかなという気がします。税の公正な使い方からいったら、これはちょっと問題があるんじゃないかなと思います。毎年6億円、8億円の金を一般会計から投入をする。ことしもかなりの収入減で予算が計上されていますが、こういうお金を金銭感覚にちょっと麻痺をされているんじゃないかなというふうに私は感じているわけです。 本当にこれから先、公債を払っていくためには、孫の代までこれずっと来るわけですよ。ですから、15年度で見直しをされるのは、どれくらいまで西の方に延びるのを食いとめられるのかなというのが、一番関心があるわけですが、ちなみに先般二里町にちょっとお伺いしたときに、下水道工事が今敷設されていますねということで、 100メートルばっかり今してもらっていますよということで、その中に戸数が4戸か5戸なんですよね、負担金を納められる方が。それでちょっと考えていきますと、もう西の方にずうっと延びていくとなれば、ますますふえてくると、それから今度また処理場のレーンが増設されます。これ、もうあと今回のとを入れてもう1レーンふやさんとやっていけんような状態になってくるだろうと思います。(発言する者あり)だから、見直しをぜひ検討してほしいということです。 終わります。 ○議長(黒川通信)  答弁要りますか。建設部長。 ◎建設部長(小笠原康人)  市債残高はということでございますが、 539ページに載っておりますが、15年度見込みでございますが、 158億 4,000万円、16年度見込みで 158億円となっております。 それと見直しの件でございますが、14年度から県の方で見直しがされまして、伊万里市内は市も一緒に調査して検討してまいりまして、間もなく県の方で発表があるかと思いますが、うちの方の手持ちの資料ではこの公共下水道事業と、それから農村集落排水事業、それから合併浄化槽、この三つの手法があるんですけど、それの見直しをやっておりまして、数字的にはちょっとはっきり覚えていないんですが、公共下水道事業と、それから農村集落排水事業、これを縮小しまして合併浄化槽の手法でやるということで、ちょっと数字までは今手元にありません。 今後の整備の仕方でございますが、一応事業認可を受けているのが 1,212ヘクタール、先ほど申し上げましたが、14年度末で 935ヘクタールですから、あと若干残っておりますが、それをまず実施いたしまして、今のペースでいきますと、大体平成19年度ぐらいまでかかるんじゃないかと思いますが、その後、新たな区域、下水道の全体計画区域は 1,525ヘクタールですが、その新たな区域に入る時点で、また財政の状況など見ながら詳細に検討して判断したいと思っております。 △日程第2 議案の常任委員会付託 ○議長(黒川通信)  ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第40号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第41号 平成16年度伊万里市農業集落排水事業特別会計予算について、32ページと 540ページから 557ページまで。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第41号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第42号 平成16年度伊万里市伊万里駅周辺土地区画整理事業特別会計予算について、36ページと 558ページから 572ページまで。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第42号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第43号 平成16年度伊万里市市営駐車場特別会計予算について、40ページと 574ページから 580ページまで。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第43号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第44号 平成16年度伊万里市老人保健特別会計予算について、44ページと 582ページから最終ページまで。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第44号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第45号 平成16年度伊万里市水道事業特別会計予算について、別冊です、グリーンの色です。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第45号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第46号 平成16年度伊万里市工業用水道事業特別会計予算について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第46号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第47号 平成16年度伊万里市国民健康保険病院事業特別会計予算について、別冊です、黄色のです。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議案第47号に対する質疑を終結いたします。 次、報告第1号 専決処分の報告について、損害賠償の額を定めることについて。議案集の61、62ページです。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって報告第1号に対する質疑を終結いたします。 以上で全議案等に対する質疑を終結いたします。 それでは、議案の委員会付託を行います。 本定例会に提案されました議案のうち、人事案件であります議案第28号の1件は慣例により委員会付託を省略し、他の議案についてはお手元に配付しております付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって別紙付託表のとおり、各常任委員会に付託することに決定いたしました。 以上で本日の日程をすべて終了いたしましたので、これをもちまして散会いたします。                (午後3時 散会)...