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12月15日-03号

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  1. 多久市議会 2017-12-15
    12月15日-03号


    取得元: 多久市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    平成29年12月 定例会       平成29年12月15日1.出席議員   議 長  山 本 茂 雄           8 番  樺 島 永二郎   副議長  野 北   悟           9 番  香 月 正 則   1 番  野 口 義 光           10 番  中 島 國 孝   3 番  中 島 慶 子           11 番  田 渕   厚   4 番  服 部 奈津美           12 番  角 田 一 彦   5 番  國 信 好 永           13 番  古 賀 公 彦   6 番  田 中 英 行           14 番  平 間 智 治   7 番  飯 守 康 洋           15 番  牛 島 和 廣2.欠席議員   な   し3.本会議に出席した事務局職員   事 務 局 長  南 里 靖 宏   次長兼庶務係長  田 崎 義 隆   書     記  志 佐 秀 和4.地方自治法第121条により出席した者    市長                 横   尾   俊   彦    副市長                渕   上   哲   也    教育長                田   原   優   子    会計管理者(兼)会計課長        吉   田   弥   生    総合政策課長             田   代   信   一    総務課長               田   中   穂   積    情報課長               百   武   芳   和    防災安全課長             舩   津   公   雄    財政課長               古   賀   三   也    税務課長               江   打   邦   彦    市民生活課長             石   井   淳   二    広域クリーンセンター推進課長     小   野   浩   司    福祉課長               鳥   井       武    地域包括支援課長           川   田   祥   生    健康増進課長             川   浪   正   則    人権・同和対策課長          前   田   英   文    農林課長               山   田   邦   彦    商工観光課長             上   瀧   幾 久 生    建設課長               上   瀧   和   弘    都市計画課長             河   野   忠   敏    市立病院事務長            村   山   敏   郎    水道課長               小   川   義   隆    監査委員事務局長           松   尾       智    教育振興課長             陣   内   紀   朗    学校教育課長             南   里       豊      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━        議  事  日  程    12月15日(金)10時開議 日程第1  市政一般に対する質問      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━          平成29年12月多久市議会定例会一般質問通告書┌──┬─────────┬───────────────────────────┐│順番│   議員名   │         質問要旨              │├──┼─────────┼───────────────────────────┤│  │         │1 市の施設の利用状況と効果について         ││  │         │ (1) 多久市まちづくり交流センター「あいぱれっと」に ││  │         │  ついて                      ││  │         │ (2) 多久市児童センター「あじさい」について     ││  │         │ (3) 西多久多目的運動広場について          ││ 1 │ 國 信 好 永 │                           ││  │         │2 温泉保養宿泊施設について             ││  │         │ (1) プロポーザルから現在までの運営会社との交渉経緯 ││  │         │  について                     ││  │         │ (2) 改修工事の工事設計について           ││  │         │ (3) 運営会社への補償問題について          │├──┼─────────┼───────────────────────────┤│  │         │ 第4次多久市総合計画・後期基本計画「産業間連携で拓 ││  │         │く-雇用と活力を生み出す産業づくり」商業の振興・工業 ││  │         │の振興に関して                    ││  │         │ (1) 商業の振興について               ││  │         │   ① 市内の事業所数、従業員数等の推移は      ││  │         │   ② 計画書にある今後の施策方向と、その中で現在取 ││ 2 │ 飯 守 康 洋 │   り組んでいる施策は               ││  │         │ (2) 工業の振興について               ││  │         │   ① 市内の事業所数、従業員数等の推移は      ││  │         │   ② 計画書にある今後の施策方向と、その中で現在取 ││  │         │   り組んでいる施策は               ││  │         │ (3) 多久市商工会との連携について          ││  │         │   現在取り組んでいる施策は            │├──┼─────────┼───────────────────────────┤│  │         │1 聖廟周辺の遺跡発掘調査について          ││ 3 │ 中 島 國 孝 │ (1) 遺跡発掘調査の計画内容は            ││  │         │ (2) 発掘調査終了後の計画をどのように考えておられま ││  │         │  すか                       │└──┴─────────┴───────────────────────────┘┌──┬─────────┬───────────────────────────┐│順番│   議員名   │         質問要旨              │├──┼─────────┼───────────────────────────┤│  │         │2 多久の観光について                ││ 3 │ 中 島 國 孝 │ (1) 龍孫の郷散歩道整備事業の現状について      ││  │         │ (2) 龍孫の郷としての地元環境整備は、どのように考え ││  │         │  ておられますか                  │├──┼─────────┼───────────────────────────┤│  │         │1 地域公共交通について               ││  │         │ (1) ふれあいタクシーについて            ││  │         │   ① 運行曜日及び運行時間の拡大ができないか    ││  │         │   ② 利用できる対象者の拡大ができないか      ││  │         │ (2) ふれあいバスについて、温泉保養宿泊施設タクア ││  │         │  での路線をどうするのか              ││  │         │ (3) 運転免許証の自主返納者に対する対応は      ││ 4 │ 平 間 智 治 │                           ││  │         │2 水道事業について                 ││  │         │ (1) 佐賀県内の水道料金の現状は           ││  │         │ (2) 28年度決算で、当年度未処分利益剰余金が約2億1 ││  │         │  千万円あるが、水道料金の値下げができないか    ││  │         │ (3) 平成32年度、佐賀西部広域水道事業統合までのスケ ││  │         │  ジュールは                    │├──┼─────────┼───────────────────────────┤│  │         │多久市児童センター「あじさい」の各事業について    ││  │         │ (1) 多久市児童センター「あじさい」では、6つの事業 ││  │         │  を行っているが、県事業「佐賀西部発達障害者支援セ ││  │         │  ンター蒼空~SORA~」を除いた5つの事業「児童 ││  │         │  館」「子育て支援センターでんでんむし」「利用者支 ││  │         │  援事業パラソル」「ファミリーサポートセンターにじ ││  │         │  いろ」「発達障害児等ほっとカフェ多久」の利用状況 ││  │         │  は                        ││ 5 │ 樺 島 永二郎 │ (2) 苦情や怪我、体調不良の事例は。また、その対処は ││  │         │  どうされたか                   ││  │         │ (3) 各事業使用以外の「創作活動室」「地域活動室」「集││  │         │  会室」「相談室」「あじさいルーム①②」「サークル ││  │         │  活動室①②」「ボランティア室」「音楽室」「病後児 ││  │         │  保育室」の利用状況は               ││  │         │ (4) ファミリーサポートセンター事業の活動状況及び今 ││  │         │  後の展開は                    │└──┴─────────┴───────────────────────────┘      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                 午前10時 開議 ○議長(山本茂雄君)  おはようございます。会議に先立ちまして、去る12月7日の本会議において、野北議員の議案質疑の際の執行部の答弁に対し、予備費を充用することが議会へ説明されていないといった発言をしたことについて、議事をつかさどる者としてふさわしくない発言をいたしましたので、おわびと訂正をさせていただきます。 野北議員に発言を許可いたします。野北悟君。 ◆2番(野北悟君) (登壇) おはようございます。発言の許可をいただきましたので、発言をさせていただきます。 12月7日の議案質疑における私の最後の質問の中で、予備費からの充用については、予算書の中には出てまいりませんので、勘違いをしており、詳しい説明はされていませんが、説明自体はあっておりましたので、説明がなかったとの発言は訂正をさせていただきます。 以上です。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君) (登壇) 私からも12月7日市議会本会議、議案質疑において答弁の一部を修正させていただきたいと思います。 議案質疑に対する私の答弁の中で、11月13日の市議会全員協議会において説明をしていなかった事項を全員協議会で説明したような発言をいたしましたので、これを修正させていただきたいと思います。 ○議長(山本茂雄君)  それでは、会議を開きます。 ただいま出席議員数は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 市政一般に対する質問 ○議長(山本茂雄君)  日程第1.市政一般に対する質問を行います。 通告順に従って発言を許します。 まず、國信好永君。 ◆5番(國信好永君) (登壇) おはようございます。議席番号5番の國信好永です。議長より発言の許可をいただきましたので、トップバッターとして2項目、6点について、市長に一問一答で質問いたします。 1項目め、市の施設利用について。 1点目、平成26年8月にオープンして2年経過しました多久市まちづくり交流センターあいぱれっとについて、利用状況と効果についてお尋ねします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君) (登壇) おはようございます。では、國信議員の御質問に回答してまいります。 1点目、多久市まちづくり交流センターあいぱれっとに関する御質問をいただきました。 多久駅隣接で、多久市まちづくり交流センターあいぱれっとを整備しておりますが、このあいぱれっとにつきましては、中心市街地のにぎわいづくりの核となる施設として整備をしたものです。地域住民の皆様を初めとしたまちづくり協議を幾たびも重ね、それに基づき、身の丈に合ったまちなかの居場所づくり、多世代にわたる交流施設などをコンセプトとして、まちのにぎわいや市民によるまちづくり活動の拠点として、多久駅周辺の交流によるにぎわいを目的として、一般社団法人たく21の指定管理による管理運営のもと、平成26年8月にオープンいたしました。 あいぱれっと内の各施設につきましては、会議室やカフェの利用、また、ミラーウォールとウッドフロアによるキッズダンス、さらには県内では珍しいボルダリング施設、ヨガ教室など各種サークルの活動、またJRやバスを利用される方々の待合所として、またさらに仕事などの各種打ち合わせ、そして、子どもたちの遊びの場、時には学びの場として、多くの方に利用されているところでございます。 交流によるにぎわいづくりの創出の場といたしましても、1年を通じさまざまなイベントを開催されているところでございます。 人数等は次の回答でよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  にぎわいの核ということで、承知いたしました。 じゃ、現在、最初から現在までの使用者の数の推移がわかりましたらお願いします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  お答えをいたします。 多久市まちづくり交流センターあいぱれっとは、平成26年8月6日にオープンいたしました。以降の年度別の来館者、利用者の数につきましてお答えをいたしたいと思います。 平成26年度は10万6,948人、1日当たり449人、平成27年度は16万2,252人、1日当たり443人、28年度は13万9,045人、1日当たり380人、29年度は11月末までの現在の分でございますけれども、9万5,823人で、1日当たり392人となっております。 開業当初は、1日当たり300人、年間10万人の利用を見込んでおりましたけれども、交流センターとしての一定の成果は上がってきているものだと思っております。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  少しずつふえているようですが、28年度は少し減っているみたいですね。29年度も現在で9万5,000人、これは年度別ですか、それとも年ですか。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  この数字は年度別でございます。平成26年度につきましては開業が8月でございましたので、それ以降の分でございます。27年、28年は年度の集計でございます。28年度について若干減っているということで言われましたけれども、あいぱれっと内のコンビニがございましたけれども、そこが閉店いたしましたので、その分の利用者の数という分で減少しているんじゃないかなと思います。29年度につきましては、11月末までの利用者の数でございます。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。
    ◆5番(國信好永君)  了解しました。 この施設をどのような方が利用しているか、市内の方がどのくらいか、市外の方がどのくらいか、わかりましたらお願いします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  お答えをいたします。 現在の施設の利用者の割合といたしましては、平成28年度につきましては市内の方が90.3%、市外の方が9.7%、29年度につきましては11月末までの分でございますけれども、市内の方が83.2%、市外の方が16.8%というような割合になっております。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  はい、わかりました。 市内の方が90.3%ですか、ここにテナントが入っていますよね。この方のテナントの満足度はどうでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  テナントの入られている方の満足度ということでございますけど、今相談の施設が1つと、それから、販売をするところが2カ所ございます。1つは直営のカフェでございますけれども、交流人口がだんだんふえてきておりますので、利用者の分としては上がってきているんじゃないかなと思いますけれども、満足度と言われましたけれども、尺度がいろいろあるとは思いますけれども、今のところは皆さん利用者のために一生懸命やっていただいていると思っていますので、その分については満足をされているんじゃないかなとは思っております。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  わかりました。テナントのでんでんカフェ、これは非常にこのごろ利用率が多いみたいで、私たちも会議の後の打ち上げなんかで使っております。わかりました。 費用対効果はどんなものでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  あいぱれっとの費用対効果ということでございますけれども、都市再生整備計画に記載いたしました数値目標をもとにいきますと、計画エリア内の店舗数、多久駅の北側の1日の歩行者、通行量ですね、これを従前といたしまして、計測というか、効果計測をしております。 エリア内の店舗につきましては、平成22年度の分が66店舗ございました。これを維持することを目標として計画をしております。28年度8月の調査においては、目標値である66に2店舗届かない64店舗でございました。しかし、同年の11月にはワーキングサポートセンターも開所いたしましたし、ことしの6月には飲食店が駅前のほうに新規オープンをしております。また、来年の年明けにはコンビニエンスストアが開店するというような予定で、今着々と工事を進められております。長らく減少してきた店舗数の減少については、一定の歯どめがかかってきているんじゃないかなというふうな形を考えております。 次に、駅の北口の歩行者数の交通量については、平成22年度235人に対しまして、28年の10月の調査においては3.92倍の921人の方の通行量がはかられております。 多久駅周辺を日常として利用する市民の方が約3倍以上にふえているんじゃないかなと思っております。要因といたしましては、多久駅周辺の区画整理事業の進捗、それから、多久駅をハブとする公共交通網の再編、それと交流施設あいぱれっとの開業に伴うイベント等の実施も考えられます。多久駅周辺の交流のにぎわいによるまちづくりの効果が上がってきているんじゃないかなというような形で思っております。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  はい、わかりました。 じゃ、次に行きます。2点目、平成29年4月にオープンした多久市児童センターあじさいについて、施設利用状況と効果についてお尋ねします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  一問一答でございますから、項目ごとに私のほうから最初の回答をさせていただきます。 多久市児童センターあじさいについてのお尋ねでございます。旧北部小学校跡施設を利用して改修を行いまして、多久市児童センターあじさいを平成29年4月1日に開設いたしました。現在も多くの皆様に御利用いただいております。 この児童センターは、子ども・子育ての拠点という位置づけで、子育て支援施設を集約することにより各事業の連携と強化を図り、子育てを行いやすい環境をつくることで子育て世代の支援を行っていくものであります。 施設内では6つの事業を行っております。 1つ目は児童館の機能です。子どもたちに遊びの場と遊びを提供し、遊びを通じて児童の皆さんが心身ともに健やかに成長することをお手伝いする事業であります。 2つ目が、子育て支援センターであります。育児不安などについての相談、助言を行うとともに、子育てサークルなどの育成や支援を行う事業であります。 また、地域の保育園、認定こども園などの情報の提供、また、延長保育、一時保育などの積極的な実施、そして、普及促進を行うという事業であります。 3つ目がファミリーサポートセンター事業であります。子育てのお手伝いをしてほしい人、これを利用会員と呼びます。また、子育てのお手伝いをしたい方、協力会員と呼びます。また、その両方をしたい方、両方会員と呼んでおりますが、これらの会員登録をしていただき、コーディネーターが連絡調整を行い、送迎や一時預かりなどを行う事業として進めています。そのために必要とされる養成講座も行っているところであります。 4つ目が利用者支援事業であります。子どもやその保護者の皆さんの身近な場所で、教育、保育、そして、保健、その他の子育ての情報の提供及び必要に応じて相談や助言を行うとともに、関係機関との連携調整などを行う事業であります。 5つ目が発達障害児などの療育訓練事業であります。多久市在住の就学前の発達障害児を対象として、専門の相談員の方が療育訓練を行う事業として進めています。 そして、6つ目に佐賀県西部発達障害者支援センターであります。これは県の事業でございますが、佐賀県在住の発達障害児あるいは発達障害者の方々やその御家族などの相談を受ける事業として進めております。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  この施設は361,130千円の費用をかけておりますが、その費用対効果といいますか、どのような費用対効果があるかをお尋ねします。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  この費用対効果といいますのは、やはり先ほど市長が述べましたとおり、子育てに関する拠点という位置づけがはっきりとうたわれたことによって、市外の方もたくさん来ていただいておりますけれども、市内の方々の子育てに対するいろんな思いというのは全てそちらのほうに集約されているんじゃないかなというふうに思っています。それによって、いろんな相談事とか、子どもさんを連れてきていただいてのいろんな状況をお互いが確認できるとか、特に就学前の方もいっぱい来られていますので、そういう拠点としての位置づけがはっきりとされたことによって、非常にPR効果もあっているかなというふうに思っているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  はい、わかりました。いただきました資料によりますと、市内、市外の割合、これは乳児とすれば市外が56.07%ですね。市外の方が多くて、市内の方が少ないということは、これはちょっと本末転倒じゃないかと思うんですよね。市のためにつくってあると思うんですが、市内の方の利用率を上げるべき方法が何かございますか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  まず、そしたら全体の利用者の数についてお知らせしたいと思います。 11月30日までの利用者の数でございますけれども、就学前の子どもさんが1万813人、小学生、中学生が7,191人、高校生が106人で、大人の方が1万2,622人、合計で3万732人となっています。そのうち、全体の市内の利用者でございますけれども、全体でいいますと1万6,159人、52.6%です。市外の利用者が1万4,573人、47.6%でございます。先ほど言われましたとおり、やはり就学前の子どもさんというのは意外と市外の方が多うございます。というのは、やはり市内の小・中学生等はやっぱり徒歩とか、自分たちで自転車とかで来られますので、ほとんどそういう市内の方が多いんですけれども、やっぱり就学前の子どもさんというのは、保護者の方が必ず連れてこられます。その1つの効果として、どうやって児童センターを知りましたかとか、利用されましたかということを見ると、ホームページを見てきたとか、SNSを見てきたとか、それとか、お友達から聞いてきたとか、やはり口づてとか、そういうので来られている状況です。言ってみれば、やはり車で来られることが多いということから考えると、市内だけじゃなくて、それこそ小城だとか唐津、遠くは県外の方も来られています。それは一つのレクリエーション的な考えがあられるようでありまして、どこかに行った途中、多久インターでおりて寄ってみましたというようなこともございます。ですから、一概に市外の方が多いから本末転倒ではなくて、こういうことによって多久市をPRが本当にできている、さっき言われました費用対効果の1つにもなっているかなというふうに思っているところです。 それと済みません、市内の方の利用を促進するということですけれども、1つはやはり小・中学生の方の利用をどうやってふやすか。どうしても北多久の方、南多久の方が多い状況からすると、多久町、西多久町の小・中学生の方にいかにこちらのほうに来ていただくかということで、今学校のほうともいろいろお話をして、やはりまずこういう施設というのを実際見てもらうということも大切だと思っていますので、そういういろんなことを計画しながら、PRに努めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  今の返答と私がいただいたデータとは少し数字的に違っているように思います。また後ほど打ち合わせしたいと思っております。 3点目に入ります。西多久多目的運動広場について、利用状況とその効果についてお尋ねします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  一問一答、3点目でございますが、西多久多目的運動広場についてでございます。この多目的運動広場につきましては、西多久地域の皆様の参加による西部小学校跡地跡施設利活用検討委員会の意見も踏まえまして、地域の活性化を図るために、スポーツを通した交流施設として整備を実施したところであります。 運動広場には、人工芝のグラウンドのほかに、相撲場と屋根つきレクリエーション施設を整備いたしております。特に人工芝グラウンドにつきましては、サッカーやグラウンドゴルフの利用などに、市内はもとより、市外の方からも利用を見込まれ、交流を促進するような施設整備を行ったところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  ここの利用状況といいますか、データをいただいておりますが、この場合は市内の方の利用が非常に多いようでございます。施設利用者のスポーツの種類というのはどういうものでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  お答えいたします。 スポーツの種類の前に、数字を少し御説明させていただきますが、ことしの4月に供用開始をしました西多久多目的運動広場でございますが、8カ月間経過いたしまして、毎月約800人程度、6,400人ほどの利用者があります。うち、200名弱が市外の利用ということで、20%から22~23%が市外の利用者ということになります。 利用としましては、まず地域のスポーツ拠点として、西多久町のソフトボール大会やグラウンドゴルフ大会、相撲大会、ゲートボール大会が開催されております。あわせて、ことしは悪天候のために中止となりましたが、町民体育大会の会場としても予定されておりました。 全体的な利用状況を申し上げますと、一番多い種目としてはサッカーの利用であります。利用者の約8割を超える程度がサッカー競技での利用でありまして、地域のサッカーチームを初め、市外からはJ1で活躍していますサガン鳥栖の中学生チームや高校生チームなどの利用があり、土曜や日曜日はなかなか空きがない状態であります。 あわせて、多久市サッカー協会においても、キッズサッカー等の教室も新たに開催されるなど、応援の家族の方も含めれば利用者の倍ぐらいの方が西多久多目的運動広場を利用されているんじゃないかと思います。 ちなみに、サッカーの次に多いのは、約1割程度ですがグラウンドゴルフ、あとはソフトボールやゲートボールや相撲や、1回だけですが、ラグビーとかいうような競技にも使われたところでございます。 以上です。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  今、説明いただきましたほかに、消防団が3回とありますが、どんな御利用でしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  消防団については、訓練ということで、訓練の会場として使っているということですが、3回のほかにも早朝の訓練というのにも使われております。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  これの建設のときに説明があったドクターヘリの発着というのが1項目あったと思うんですが、ドクターヘリが発着した例がございますか。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  8カ月使っておりますが、この間には幸いなことに1回もございません。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  はい、わかりました。ありがとうございました。 じゃ、2項目めに入ります。温泉保養宿泊施設について。 平成17年、2006年にゆうらくが閉鎖した後に、18年3月にほかの会社が再開したが、半年で閉鎖し、その会社は破産しました。その後、平成24年にクリーンセンター用地として78,840千円で多久市が買い取りました。 そこで、私は平成25年9月の議会で、焼却炉の熱を利用してゆうらくを再開しましょうと提案したが、改修の概算費用は2,795,000千円、解体は407,000千円なので、解体するとの回答でした。 その後の平成27年12月の連合審査会で、ゆうらくの改修、再開をすることが提示されました。2年間で計画が180度変わること自体おかしいのではないか。計画が一貫していないのではないかと思っております。 工事費の面でも、平成25年5月の段階では、2,795,000千円と言っていた工事費が、今回は18億円と激減しています。2年間で10億円もの差がある。これはどういうようなことでこの差が出たのか。2,795,000千円の金額は、全くでたらめな金額だったのか、工事をしないための言いわけだったのか。2年後に旧ゆうらくの工事が再開しました。このプロジェクトは計画性が悪く、思いつきで動いているように私には思えます。タクアの営業は本当にできるのか、営業が継続できるのか心配です。 そこで質問します。1点目、プロポーザルから現在までの運営会社の交渉について、どのような交渉をしたのかお尋ねします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  大きな2項目めの1点目、私のほうからまず回答いたします。 プロポーザルに関する御質問でございます。 まず、平成28年2月17日に第1回目の温泉保養宿泊施設利活用事業者公募選定委員会を開催し、公募概要の説明を行い、翌日、2月18日から公募を開始、結果として、3事業者の事業提案がございました。そして、同年4月28日に公募を終了したところであります。 5月17日の選定委員会におきまして、事業者によるプレゼンテーションが行われ、株式会社長崎環境美化が優先交渉権者として選定をされ、6月28日の6月市議会定例会において、10年間の土地、建物無償貸付を内容といたします財産の無償貸付についての議案が議決された次第であります。 ことしに入りまして、5月26日には、多久市温泉保養宿泊施設の運営に関する確認書を、多久市、株式会社長崎環境美化、株式会社タクアの3者で締結をし、株式会社長崎環境美化が運営を株式会社タクアに委託するとの確認をした次第でございます。 また、改修工事開始後の10月2日付で、10月1日付で施設の引き渡しが完了したことを確認をいたしました使用貸借物件引渡確認書を株式会社長崎環境美化と締結をいたしております。 以上のように、多久市と施設利活用事業者であります株式会社長崎環境美化及び株式会社タクアとの経緯をたどってきているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  回答になっていません。2年間で何で10億円もの差がついたのか、解体する予定が再開したということは答弁にありませんが、お願いします。 ○議長(山本茂雄君)  副市長。 ◎副市長(渕上哲也君)  議員御指摘のように、ゆうらくは平成8年に民間会社によって運営がなされてきまして、平成19年8月に閉館となりました。多久市は平成24年5月に多久・小城地区の広域クリーンセンター建設地として財産を取得しました。この間、広域クリーンセンター建設予定地の地元及び地元で組織されております多久・小城地区広域クリーンセンター建設委員会と、クリーンセンターの建設に関することや地域振興という対策について協議を重ねてきたところです。 多久市としては、当時、少子化の問題や高齢化対策の問題、また人口減少対策という問題とか、雇用、定住、そして、市内経済の活性化、交流人口の増加というような政策課題があり、当然市としてもその対策についてを検討しておりました。 ゆうらく施設は民間が運営された施設でありましたけど、毎年30万人から40万人の観光客があっておりました。多久市の観光振興及び市内経済の発展等に大きく貢献された施設でありました。市としても、公設での運営は厳しいというようなところから、民間活力の導入も含めて、多久市の地域振興とか活性化につなげられないかというような検討も行ってきたところであります。 公設民営としてゆうらくが再開いたしますと、維持管理、経営、運営が民間のノウハウを活用することが可能ということになり、多久市としての財政負担が軽減されるということで、人口減少とか地域経済縮小の課題を克服し、地方創生を実現するために、国においても平成26年11月にまち・ひと・しごと創生法が施行されました。多久市においても、多久市まち・ひと・しごと創生総合戦略を平成27年10月に策定し、その施策の中に多久市がゆうらく施設を改修し、民間に運営を任せて活用するという方針を決定して取り組んできたところであります。 平成25年当時の提案のときの状況と、27年の国の法の改正、また、そういう事業として行ったときの財源の確保という見通しがついたということでありましたので、平成27年10月にゆうらくを活用するという方針を決めたというところであります。 それと、事業費について、25年当時は27億円、今は18億円ということで金額が大幅に減ったということであります。25年当時も概算ということで多分御報告させていただいたと思いますけど、概算という事業費の積算を積み上げて御報告させていただいたということであります。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  おかしいではないですか。概算で10億円もの差があるということ自体おかしいでしょうが。提案したのに対して、その時点では解体しますと言ったじゃないですか。2年後に条件は変わったとしても、それを再開する。そして、現在になっている。おかしいと思いますよ。 公設民営の条件で、公募で3者の応募があったとのことですが、決定した株式会社長崎環境美化は、ほかの2者より何がすぐれていたのか、お尋ねします。 ○議長(山本茂雄君)  広域クリーンセンター推進課長。 ◎広域クリーンセンター推進課長(小野浩司君)  それでは、私のほうから回答いたします。 平成28年5月17日に開催されました第3回の温泉保養宿泊施設利活用事業者選定委員会におきまして、3事業者によるプレゼンテーションがなされたところです。 選定方針に基づきまして、厳正な審査及びさまざまな角度から比較が行われております。この株式会社長崎環境美化が他の事業提案者より評価が高かった点、主な項目につきましては、事業計画の妥当性という評価項目がございます。その中の経営ビジョン及び経営戦略、それと収支計画、この2点が際立って高かったと思います。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  株式会社長崎環境美化が議会に説明したことは、1つ、高級フランス料理を提供します。2つ、訪日外国人客のための免税店の開設、3つ目、農産物などの物産館の開設、4つ目、7社の旅行会社と契約済みとの説明であったんです。それを受けて、議会は賛成多数で承認しました。しかし、現在はどうか。高級フランス料理が和食になり、免税店は先延ばしか凍結、物産館の開設はなし、そして、現在は4社の旅行会社と交渉中、契約していたはずの7社が、今4社と交渉中、おかしいじゃないですか。初めの説明とは全く違っている。これは契約違反ですよ。議会を欺いたのか、議会を軽く見たのか、そこら辺の説明をお願いします。 ○議長(山本茂雄君)  広域クリーンセンター推進課長。 ◎広域クリーンセンター推進課長(小野浩司君)  事業計画書の内容につきましては、先ほど議員言われたとおり、当初計画として出されておりました。この事業計画の内容に関しましては、公設民営という事情に鑑みまして、運営事業者側の経営、運営事項に該当するものと考えております。よって、その変更に関しましても、事業者の経営判断によるものと考えておるところです。 ただし、変更されたものにつきましては、事業計画の重要事項に当たります。変更されるのであれば、多久市に対しまして、事前に子細な説明があってしかるべきと考えておりますが、この点は残念に思っております。 また、これらの変更に関しましては、市民の期待も大きいもので、この点も残念に思っているところです。 多久市としましては、この当初の計画の変更はされましたけれども、新たな運営事業者による仕掛けや経営戦略を構築されまして、集客力のある魅力ある施設になるよう期待をしているところです。 当事業の本来の目的は、雇用創出、市内経済の活性化、交流観光人口の増加など、市の活性化につながるということが目的ですので、それをしっかりと運営をしていただきたいというふうに期待をしているところです。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  課長の説明では以上なのですが、その当時の座長、副市長の意見はいかがですか。 ○議長(山本茂雄君)  副市長。 ◎副市長(渕上哲也君)  当時の選考をしていたときの私は委員長として、11人でそういうプレゼンの内容を聞きました。もちろん、その3者の中で、そういう当初の計画がより他者、ほかの2者よりもすぐれているというような判断で、委員の皆さん方も当然認識をされておりました。 しかしながら、今回、このような形でコンセプトが変更になったというのは、先ほどクリーンセンター推進課長が言うように、私たちも残念で、また遺憾に思っているところであります。そういうことについて、市のほうにもあらかじめ内容の変更とか、そういうのが当然あってよかったのではないかということで考えております。 今後につきましては、当然変更になった部分を今後さらに活性化とか、そういう利用者に対して、サービスの向上も含めて、しっかりとやっていただければと思っています。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  業者を決定するときに、多久市は長崎環境美化へどのような条件を提示したのか、お尋ねします。 ○議長(山本茂雄君)  広域クリーンセンター推進課長。 ◎広域クリーンセンター推進課長(小野浩司君)  長崎環境美化への条件は何だったのかという御質問です。回答いたします。 平成28年2月に開始しました公募の募集要領におきましては、多久市としてこの施設を雇用の創出、市内経済の活性化、交流人口、観光人口の増加など、多久市の活性化に資することを目的に、温泉保養宿泊施設として営業開始できるように施設を改修した後、民間事業者に無償貸与すると目的をまず明記しております。 その上で、条件としましては、1つ、10年以上の持続した経営と多久市への貢献、2つ、施設利活用のための改修、3つ目、多久市が実施する施設改修工事の工期、4つ目、貸与する期間、5つ目、用途の制限、6番目にして、事業に係る経費負担及び収益、7番、貸与施設等の修繕、8番、隣接地での広域クリーンセンターと多久市リサイクル施設の建設、で9番目に法令等の遵守、以上9項目の条件を提示しております。 ちなみに、今言いました2項目めですね、施設利活用のための改修の項目におきまして、多久市において平成19年当時の民間企業が営業されていた状態までの施設改修工事を実施すると明記しているところであります。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  ちょっと答弁が的外れと思うんですが、多久市として業者にどのような条件を出したのかということです。雇用とかなんとかありましたよね。そこら辺をお願いします。 ○議長(山本茂雄君)  広域クリーンセンター推進課長。 ◎広域クリーンセンター推進課長(小野浩司君)  公募の募集要領の条件等の中に、多久市内から雇用何人とかいう条件は提示しておりません。 ○議長(山本茂雄君)  副市長。 ◎副市長(渕上哲也君)  雇用等につきましては、事業提案をそれぞれにしていただきました。その中で、事業者のほうから提案があったということで、多久市のほうから、例えば、雇用を市内から何割せろとか、あるいは何人してくださいとか、そういうお話しじゃなくて、提案の中で9割というような形で提案があったということで、うちのほうから条件をつけたということではありません。私たちは提案を受けるときに、ある程度条件をつければ、なかなか提案の人たちが多く、提案されないということで、なるべくそういう条件はつけなくて、提案の内容で審査をするというようなことで取り組んできました。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  私たちが聞いた記憶なんですが、市内から50人を雇用すると、そういう項目、説明を受けたと思います。ちょっと時間がありませんので、次に行きます。 2点目、改修工事の工事概要について。 いつ、どのような考え方で温泉保養施設ゆうらくの再開を決めたのかお尋ねします。先ほどもありましたが、もう一度。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  次の項目ですので、私から回答しますが、旧ゆうらくの再開をどのように決めたかというお尋ねでございますが、まず平成24年3月26日の庁議で、旧ゆうらく跡地を多久・小城地区広域クリーンセンター建設用地として取得する方針を決定いたしました後、同年の5月18日に多久市臨時市議会におきまして、この旧ゆうらく跡地の取得議案を審議いただき、議決をいただいたところでありました。 その後、平成25年3月12日に、地元でございます関係6地区の住民の皆様で構成する多久・小城地区広域クリーンセンター建設委員会が発足され、平成26年11月20日の多久・小城地区広域クリーンセンター建設委員会におきまして、この旧ゆうらくを再整備して利活用できないかという御意見をいただいたところであります。 この点につきましては、以前から景観の問題、保安、治安の問題などなどもございますので、ぜひ地元としても再活用を希望したいという意見をいただいておったところでございます。 その後、委員会での御意見を踏まえまして、民間業者に施設の利活用が可能かどうかの検討の依頼、また、施設を建設された業者に改修工事費の概算費用の積算依頼を行いました。 平成27年10月5日には、市議会の跡地利活用特別委員会におきまして、この間の経過なども説明を行ったところでございます。 そして、同年10月7日の庁議におきまして、旧ゆうらくの利活用を推進する方針を決定し、10月16日に多久・小城地区広域クリーンセンター建設委員会での説明をいたしまして、10月19日に市議会全員協議会で利活用の説明をさせていただき、そして、11月6日の記者発表におきまして、まち・ひと・しごと創生総合戦略にこの旧ゆうらくの利活用を位置づける旨を公表した次第でございます。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  18億円のリフォーム計画、これには現地の調査、必要事項の打ち合わせ、基本設計、実施設計、積算、これにどのぐらいの時間をかけたのか。平成27年12月14日の連合審査会での話題で、議案甲第36号の設計の段階で、実施設計までの費用として56,000千円のことですが、内訳はどうか。その時点で今の問題の浴槽、プールの水張り試験は含まれていたのかどうかお尋ねします。 ○議長(山本茂雄君)  建設課長。 ◎建設課長(上瀧和弘君)  今回の改修工事につきましては、庁内会議で協議を重ね、平成19年当時の運営状態に戻し、その後の修繕につきましては、運営事業者で行うことが条件となっておりました。そのため、実施設計から行っており、基本設計は行っておりません。 実施設計業務委託は、平成28年1月27日から平成28年7月25日までの約半年間の履行期間で、株式会社三原設計事務所へ発注し、必要な現地調査を合わせて行っております。 積算につきましては、実施設計業務の中に含まれており、納品された設計書の精査や諸経費などを計算し、工事を発注しております。 実施設計の時点でプールの漏水点検は含まれていたかというような御質問ですけれども、今回の実施設計につきましては、先ほど申しましたように、平成19年の閉館当時の状況に戻すために行う工事の実施設計業務となっておりましたので、設計に必要な調査につきましては、目視による点検を行っております。浴槽、プールにつきましても同じく目視による点検調査を行っております。 設計段階で実施設計経費の56,000千円のことだが、内訳はどうなっているかということですけれども、実施設計委託業務の費用として、当初56,000千円を計上しておりましたが、佐賀土木事務所の建築主事と協議した結果、建築確認申請や構造設計業務が不要となったため、33,842,880円の設計額となっております。委託業務の内容につきましては、建築、電気設備、給排水衛生設備、空気調和・換気設備、昇降機などの設備、おのおのの改修工事の実施設計業務となっております。 以上です。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  時間が少ないので、答えは短くお願いします。 防水の件は、今のお話では最初から計画に入っていないと。設計書に書かれていないのではないかと。図面になければ施工業者は見積りしません。見積りしないということは施工もしないということです。図面の書き込みになかったということ自体おかしいんじゃないかと思います。 20年も経過した建物で、雨漏りが一部ありましたが、漏水点検すること自体は常識だと思うんですよ。プールとか浴槽、これはアスファルト防水だと思うんですが、建物自体はコンクリート製です。コンクリートは打設した時期よりも5年、10年、20年、30年、50年と固まり続けます。そうすれば、そこに張りつけてある、密着しているアスファルト防水は、コンクリートが割れるとアスファルトも割れます。切れます。それは当然建築屋としては常識であります。その常識を外れていること自体、設計がミスじゃないかと思うんです。それで、途中で通水試験をしたという話を聞いておりますが、通水試験ということは、配管が終わった後に圧力をかけて水を通す、これが通水試験です。水張り試験とは全然違うんですよ。何で水張り試験をしなかったか、お尋ねします。 ○議長(山本茂雄君)  建設課長。 ◎建設課長(上瀧和弘君)  実施設計の段階では、配管や機器の改修を行っていない状態での浴槽の水張り試験を行った場合、漏水の特定が難しい状態でした。また、実施設計のときに行った目視点検の結果においても、浴槽やプールの目地などにひび割れは発見されなかったことから、先ほど申しましたように配管機器改修を行った後に漏水調査を行う予定でした。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  まず常識として、先ほども言いましたように、アスファルト防水は施工会社は10年しか保証しません。この建物は何年建っていますか。まず水をためるところ、浴槽、プール、まず漏水試験をすべきですよ。それをしていないということ自体が怠慢じゃないですか。 おまけに、工期が延び、要らんところにまた補修金額149,000千円ですか、それだけの無駄な金を使うようになった。これこそ怠慢じゃないですか。アスファルト防水は切れる、これは常識ですよ。水漏れすること自体もまず考えるべきだと思うんです。そこら辺をどうお考えになりますか。 ○議長(山本茂雄君)  建設課長。 ◎建設課長(上瀧和弘君)  先ほどからの答弁と同じようになりますけれども、この設計につきましては、平成19年当時の運営状態に戻し、その後の修繕につきましては、運営事業者で行うことが条件ということで発注をしております。今回は、原状回復のための設計であったため、目視点検ということで実施しております。 水張りによる漏水調査は、工事と並行して行うようにしておりましたが、現時点での結果を見ますと、事前に防水層改修の調査設計が必要だったと思っております。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  堂々めぐりですね。 次に行きます。3点目、運営会社への補償問題について。 施設は9月末に一度は引き渡しましたが、浴槽などの漏水があり、補修工事のために工期が平成30年4月末まで延期され、その期間の営業補償など、運営会社タクアに対して金銭的な補償が生じるのか。現在の段階で20億円を超える金額になります。これを11月1日の多久市の人口、1万9,683人で割ると、赤ちゃんからお年寄りまで1人当たり101,610円となります。運営会社の長崎環境美化と子会社タクアが11月14、15日に多久市側に営業ができないとして、工事期間中の人件費や光熱費、リース代など数千万円に及ぶ経費の肩がわりを求めて補償を請求したと新聞にあったんですが、これは事実ですか、お尋ねします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  回答いたします。 補償問題ということでございますが、運営事業者においては、漏水対策工事によりまして営業が中止となり、事業計画の変更が余儀なくされていると主張されておりまして、営業再開までの間、収入が見込めません。そのため、多久市に対して漏水対策工事期間中の人件費、リース代、水道光熱費などのいわゆる維持管理費等について支援を求められている状況にあります。 多久市としましては、漏水は営業するに当たって重要な事象であり、漏水対策工事により運営事業者の資金経営計画に変更が生じたことを重く捉えまして、一定の支援は必要だと考えているところでございます。 細かい数値等については、これから精査し、対応していくことになると思っています。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君。 ◆5番(國信好永君)  補償はしたけど、工期などで契約の内容と実際が違うというようにもしタクア側が言ってきた場合は、そういうことを理由に、契約不履行を理由にタクアが撤退するおそれがあるのではないかと思います。ないことを祈っておりますが、そこにもしタクアがそういう状態になったとき、老人福祉センターむつみ荘はどうなるのか、お尋ねします。現在のままか。移すように今のところなっておりますね。こうなった場合は、むつみ荘は移さないほうがいいのではないかと思っております。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  老人福祉センターむつみ荘の機能の移転につきましては、現在のところで言えば、タクアが新たに営業を開始したときに実施するというような条件で今のところはありましたので、現在未定でございますので、このまま今のところはむつみ荘そのものを存続させて営業していきたいというふうにこちらのほうでは思っているところです。(「タクアの撤退の件を答弁お願いします」と呼ぶ者あり) ○議長(山本茂雄君)  広域クリーンセンター推進課長。 ◎広域クリーンセンター推進課長(小野浩司君)  タクアの撤退に関しましては、もしそういうことになれば運営事業者の経営判断になるものと想定しているところなんですけれども、先日、市長と長崎環境美化を含むグループの統括本部長と会談した際に、経営継続の方針を確認された、かつ、双方自筆署名の覚書等も取り交わされておりますので、現在のところは経営継続の方針であるというふうに考えております。 私どもとしましても、その撤退は私どもの期待するものでは全くありませんので、そこにつきましては、多久市として今なすべきは目の前のこの漏水対策工事に注力を注ぐことというふうに考えているところです。 ○議長(山本茂雄君)  國信好永君の質問は終わりました。 次に、飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君) (登壇) おはようございます。7番議員の飯守康洋です。ただいま議長より発言の許可を得ましたので、通告しております2件について市長へ質問いたします。 質問は一問一答でします。 では、質問に入ります。 産業とは、私たち人々が生活する上で必要とされるものを生み出したり、提供したりする経済活動、また生産活動と思っております。多久市の行政においても非常に重要な分野です。農業、商業、工業とあります。今回は、商業と工業について質問をいたします。 第4次多久市総合計画・後期基本計画「産業間連携で拓く-雇用と活力を生み出す産業づくり」、商業の振興、工業の振興に関して、1項目めは商業の振興について、1点目、市内の事業所数、従業員数などの推移を質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君) (登壇) 飯守議員の御質問に回答します。 まず、商業の振興について、事業所数、従業員数等の推移についてお尋ねがございました。 市内の卸売業と小売業を対象とする商業の事業所数の推移につきましては、多久市商工会による実態調査によりますと、平成20年が事業所数278社、平成29年が事業所数205社となっております。平成20年と最新であります29年の比較では、商業の推移については73社減少で約26%の減少となっております。この10年ほどの間に、市内商業の事業所においては、近隣市町も同様でございますけれども、同じような減少傾向にあるようでございます。 従業員数、年間商品販売数等の推移につきましては、多久市商工会実態調査にも評価できる数値がなく、経済センサスや商業統計調査等の数値がございますが、これらは途中で統計の調査方法の大幅な変更がありまして、データの推移、いわゆる変化として比較することがなかなか困難な状況となっているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。
    ◆7番(飯守康洋君)  事業所の数につきましては、26%減ということであります。それと、商業についての、従業員数については資料といいますか、統計がないということで、わからないということですので、私もそこら辺はですね、統計がないのではどうしようもないなと思っております。 確かに商業につきましては、事業所も形態が変わったと思っております。一番変わったのは、やっぱりセブンイレブンなんかが出てきてですね、あれは昭和49年に山本酒店が始められてから、それまでは朝は9時ぐらいから夜は8時ぐらいまでだったのが、「セブンイレブン」ということで7時から11時までということで店舗も変わってきてですね、多久市もそういうところでこういう状況になったのかなと思っております。また、消費者のほうも、そういうことで動向が変わったということじゃないかと思っております。 それで、この件については質問いたしましたが、そういう結果で、ただ、26%が減ったということだけはですね、やっぱり人口減もあろうし、いろいろもろもろの原因があるのかなということで推察をいたしております。 1点目については終わります。 2点目の、計画書にある今後の施策方針と、また、その中で現在取り組んでおられる施策を質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  関連の2項目めということでございますが、施策方向や取り組んでいる施策でございます。 今後の施策の方向といたしましては、商工会などと連携をして、商業者の皆さんの経営の安定化に向けた取り組みを支援しておるところでございます。市内の経済の活性化につながる商工事業者によります新たな商業の仕組みづくりとして、商工会が今年度より取り組んでおられますが、経営発達支援計画というのがございます。これに協力連携をしております。 また、今月のNHK佐賀のお昼の情報番組でも取り上げられましたが、孔子みそがございます。この多久の名物料理づくりの一環として取り組んでおりますため、孔子みそ料理学生選手権を来年2月にも開催を予定されております。前回も開催され、大変好評でございました。 さらに、ICTを活用した事業の展開につきましては、昨年度、11月7日に多久駅前にオープンしましたワーキングサポートセンターがございますが、これを活用して、在宅ワーカーの育成により労働機会の確保などにも力を入れているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  経済発達支援計画につきましては、また商工会のほうで質問いたします。 今、経営安定化とICTにつきまして、ワーキングサポートセンターのことを話されましたが、ここら辺をもう少し、どういう状態でどういう施策と補助があったのか、詳細をお願いいたします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  それでは、お答えをいたしたいと思います。 昨年の11月、先ほど市長が申しましたように、ワーキングサポートセンター、愛称は「cococolor(ココカラ)」と言います。それを開設いたしました。 ワーキングサポートセンターにつきましては、ローカルシェアリングセンター事業と、それからチャレンジショップ事業の2つの事業を展開しているところでございます。 1つ目の、ローカルシェアリングセンター事業でございますけれども、これは、働きたいけど、いろんな事情で時間がとれなかったりして働けない方を対象に、自宅で仕事をする方の育成により働く機会の創出を目的として計画しておる事業でございます。具体的には、ローカルシェアリングセンターでは、在宅でパソコンにより執筆や数値入力などを行うための技術の取得ですね、それにより、クラウドソーシングを行うクラウドワーカーの育成や、企業とのクラウドソーシング利用促進などを行っております。 また、ローカルシェアリングセンターには、ディレクターという職の方が常駐しておりまして、これにつきましては、インターネットを使った受発注のお仕事、それからクラウドワーカーさんの御指導とか、それからいろんな仕事の精査をしているというふうなところでございます。 また、このローカルシェアリングセンターの中には、コワーキングスペースというところを設けまして、これはスペースを貸し出すようなところでございますけれども、それも行いながら、シェアリングエコノミーに関する相談窓口としての利用も活動をしているところでございます。 現在、在宅ワーカーさんが37名おられまして、一番収入を得ている人については、一月約40千円程度の収入を得られている方はいらっしゃいます。平均的には15千円程度の収入ということで、あいた時間を活用して仕事をされていますので、このような形になっておると思います。 ワーキングサポートセンターの指定管理者である特定非営利活動法人価値創造プラットフォームが行っておりますけれども、毎月、ワーカーさんの定例会を開催しながら、在宅ワーカーさんの情報交換に努められて、いろんな御指導とかされています。それで実績を積んでいるというところでございます。 2つ目が、チャレンジショップ事業というのを行っております。これにつきましては、新規にお店をしたいという起業者の就業の機会の創出及び多久駅周辺のにぎわいづくりの創出を目的として開設しているところでございます。 事業の内容といたしましては、チャレンジショップ出店者を募集、選定いたしまして、経営のノウハウや専門家による経営診断を行って、独立開業に向けて支援を行うことを目的といたしております。現在、佐賀県地域商業活性化支援事業補助金等を活用しながら、ワーキングサポートセンターの指定管理者である特定非営利活動法人価値創造プラットフォームが事業を進めているところでございます。 チャレンジショップにつきましては、平成28年12月12日に、エステで創業を望む方が開店をされました。多久駅周辺への新たな客層の呼び込みと、それからにぎわいづくりのイベントへの積極的な参加をしていただきました。多久市内での創業については、残念ながら結びつきはいたしませんでしたが、引き続き多久駅周辺で開催されるイベント等には参加をいただいておるところでございます。 このチャレンジショップにつきましては、入居の期間を1年というふうな形にしております。年度の途中で入るような形になっておりますけれども、ことしは11月21日にチャレンジショップの選考会を開催いたしまして、新たな入居者が決定をいたしております。今月の本格オープンに向けて準備を行われているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  ワーキングサポートセンター「cococolor」ということで、駅前に建っております。 これに関連して聞きたいのが、シェアリングシティといいますかね、シェアリング事業で多久市が全国でも最初に手を挙げて、5自治体ですかね、それからまたふえたと聞いておりますけれども、そのシェアリングシティの都市についてもう少し、5自治体じゃなくて、十何自治体にふえたと聞いておりますけれども、そこら辺どうなっていますかね。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  シェアリングシティ宣言につきましては、最初、5都市でやっております。その中に多久市も入っておりますけれども、今現在は、その後ふえているということで、議員言われましたようにふえております。ただ、どこの市町がというのは今把握しておりませんので、申しわけございませんけど、ここでお答えすることはできません。 多久市といたしましては、今現在のインターネットが広く普及された状況では、東京にいなくても、地方にいてもネットを通じながら仕事ができるという環境が整いつつあります。そういう中で、定時の仕事ができないような方も中にはいらっしゃいます。子育て中の方とか、介護をされている方とか、どうしても定時が難しいというような方もいらっしゃいますので、そういう方につきましては、自宅におりながらインターネットを使って仕事ができるというような環境が整いつつありますので、インターネットを使った事業についてのシェアリングシティ宣言というのを行いまして、これからそういうところも市民の皆様に紹介しながら普及をさせていただきたいということで事業を取り組んでいるところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  補足をさせていただきます。 当初にスタートした5つの自治体ですけど、多久市のほかには、北からいきますと湯沢市、千葉市、浜松市、多久市、そして島原市の5つとなっております。その後、シェアリングエコノミー協会に加盟する150以上の団体や会社があるようですけれども、そこが提供するサービスを2つ以上取り組むことになっている自治体が認定を受けて、そのネットワークに入るようになりまして、現在15ぐらいの自治体に広がってきています。 もう一つ重要だなと私自身思っておりますのが、内閣府、経済産業省、総務省等におかれましても、このシェアリングエコノミーというのが、政権としても注目をされているようですけれども、今後の重要な施策にもなるだろうということで、さまざまな支援策とか施策の充実を現在考えられたり、予算化に向けても検討されているように聞いておりますので、活用できるものは活用して生かしていければというふうに思っています。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  私もホームページを見ておりましたら、15自治体があるということで、市長を初め15の首長さんの写真が載っておりました。 そういうことで、私が言いたいのは、先進的な取り組みをされていることにつきましてはいいのかなと思っておりますが、これが単発で終わらなくて継続的にできるようなことをぜひしてもらうことをお願いしておきます。 それと、市内のことに──市内といいますか、地元といいますか、ちょっと聞きたいんですが、中多久地区で、何かマーケットのほうでいろいろと商店街の方が活躍されているということを聞いておりますけれども、多久市としてはそこら辺をどういうふうに把握しておられますかね。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  お答えをいたします。 中多久地区にある中多久マーケットを中心として、今、商店主さんが活発に動かれているところでございます。 中多久マーケットにつきましては、交流会として平成27年1月から開始をされ、その月ごとにテーマを決めて開催を今されております。現在は隔月に一回ということになっておりますけれども、市内外から50名ほど参加をされておりまして、ことしの10月21日に開催された、これは北多久公民館を活用されたんですけれども、古今亭文菊師匠による落語会と、それから同時開催されました中多久マーケットの交流会では、「さんま祭り」と題をいたしまして、約100名を超す方が、中多久マーケットの屋外や軒下等のスペースで飲食をともにしながら交流をされ、中多久マーケットの知名度向上と活性化を図る努力をされているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  そういうところで、すばらしい活動といいますか、中多久マーケットさん頑張っておられます。私も聞いたところでは、10月21日の落語は本当にいい内容だったということを聞いておりますので、そこら辺、市としても今からも支援のほうをお願いしておきます。 それと、商工でよく聞くのは、農商連携という言葉が最近あっておりますけれども、そこら辺、農業とこの商業の連携というのを何かやられていたらお願いいたします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  お答えをいたします。 市としては、今、「女山大根」や「桐岡ナス」などの地域の農産物等のPR、それから販売拡大ということについて努力をしているところでございます。 地域農産物のPRといたしましては、各種のパンフレット等に女山大根や桐岡ナスなどの伝統野菜についての掲載をいたしております。また、多久市をPRするようなイベントでは、西多久にございます幡船の里に協力をいただきまして、伝統野菜の販売等も行っていただいているところでございます。さらに、女山大根については商工会に依頼して、登録商標として特許庁への申請も行っているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  名前が出たのが女山大根、桐岡ナスということで、PRをしてもらっているということであります。幡船の里さんも一緒になってしてもらっておりますし、幡船の里さんは多久市の情報発信の館ということでありますので、市の商工といたしましても十分そこら辺も利活用をして、多久市のそういう情報発信をしてもらえればなと思っております。 1項目めを終わります。 次に行きます。2項目めの工業の振興についてに入ります。 1点目、これも一緒ですけれども、市内の事業所数、従業員数などの推移を質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  一問一答の2項目めということで、私からまず回答します。 工業の振興についてでございますが、市内の事業所、従業員数の推移につきましては、毎年、佐賀県、または経済産業省で行われております工業センサス、工業統計調査がございます。これによりますと、従業員4名以上の製造業が対象となった調査でございますが、平成20年で見ますと、事業所数51社、従業員数2,022名、製造品の出荷額が63,194,230千円となっております。 また、平成27年──これは直近の数字でございますが、事業所数は43社、従業員数1,961名、製造品出荷額が68,266,230千円となっておりまして、平成19年に比べまして過去最多の出荷額となっております。 平成20年調査とこの平成27年調査の比較を見てみますと、事業所数で見ますと約16%が減少しているものの、従業員数につきましては約3%の減少となっております。一方では、先ほど申し上げましたが、製造品出荷額につきましては約8%増加となっているところでございます。途中にリーマンショックによる景気の落ち込み等ございましたけれども、それぞれの企業、頑張っていただいていると認識しております。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  市長、数字を言われまして、私も頂戴しておりますけれども、確かにですね、私の表では平成13年から27年までいただいておりますが、事業所数は、市長言われましたが、平成20年からだったら──20年というと、ちょうどリーマンショックですよね。そのときからだったら51社から43社に減っております。平成13年の統計を見れば60社あったようで、それからすれば今が72%。でも、出荷額については、ずっとこの表を見たら、今言われましたとおり最高額になっております。そういうことで、4人以上ではありますが、従業員の数も2,000名前後ということで、そう変わっていないなということでありまして、数字を見れば市内の工業の会社におかれましては日々努力をしておられるんじゃないかなと思っております。そういうことで、工業団地等々もあと少しということでございますので、そこら辺を含めたところで支援等々もお願いをしておきます。 2点目に行きます。 その中で、計画書にある今後の施策方針と、その中で現在取り組んでいる施策について質問をいたします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  今後の施策方向ということでございます。 新規企業の誘致や既存の誘致企業、また関係機関の連携によります産業の振興に鋭意取り組んでいるところでございます。 新規の企業誘致につきましては、現在、多久北部工業団地Cロットが分譲中でございまして、長崎自動車道の多久インターチェンジのアクセス利便性や、県央かつ九州北西部の中央という立地条件を生かしながら、良質な雇用の場を確保すべく誘致活動に取り組んでおります。現在も話を進めている状態でございます。 また、産学官の連携ということがございます。市内の誘致企業、また佐賀公共職業安定所、いわゆるハローワーク佐賀、そして多久市商工会、また佐賀県立多久高等学校、また佐賀県立産業技術学院等で構成します、多久市も参加しておりますが、多久市産業連絡協議会におきまして、企業経営と人材の育成、また人材の確保などのための有効な情報交換も行っておりまして、このような場の活動を通じながら充実に努めていきたいと考えております。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  今ちょっと市長申されました、私も質問したかったとですけど、産業連絡協議会、今お名前を出されましたが、課長、これをもう少し詳しくお願いいたします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  それでは、多久市産業連絡協議会の詳細についてお答えをさせていただきたいと思います。 協議会の会員といたしましては、市内の誘致企業27社、佐賀県公共職業安定所──ハローワーク佐賀さんですね、佐賀県立産業技術学院、佐賀県立多久高校、多久市商工会、多久市商工観光課の32団体で構成をいたしております。事務局は商工観光課が担っております。 年2回の会議と年1回の現地視察及び研修を行いながら、雇用や各種事業の情報交換等を行っているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  構成についてはわかりました。 年2回、何かそういう情報の交換をしておられると言われましたが、直近ではどういうことがあったのか、お願いいたします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  直近でということで、年に2回行っております。協議会を開いた中では、各企業さんからのいろんな事業の紹介とかはあっております。それと、ここの中の構成要員として、ハローワーク、それと産業技術学院さん、それから多久高校というような形で構成の要素に入っていただいております。職業安定所さんにつきましては、雇用の状況とか、そういうのを報告いただいております。それから、産業技術学院さんにつきましても、生徒さんの状況とか、就職の状況とか、そういうことをいただいております。それから、県立多久高校の方からは就職の先生がお見えになられて、市内での就職の状況、市外での就職の状況、それから県内・県外での就職の状況の報告等をいただきながら、いろんな情報交換というか、企業さんからの要望なり、また学校とかそういうところの情報を交換しながら交流を図っているというようなところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  詳しく説明いただきました。要するに、学校さんとか、学院、ハローワークさん等の情報交換をしながら業者さんと情報を共有していると思っております。 それと、これは企業さんに関してですけれども、実は多久市商工会で研修をしておりますが、今回、天草市商工会に行きまして、私も会員ですので行ってきましたが、その中で、天草市商工会さんが言われていたのが、市内の会社さんを一堂に会して企業の説明会、ひいてはそれが企業の求人の場とかですね、また、子どもさんとか親が来て、この会社はこういう事業をしているという、私たちも事業名はわかりますが、実際にどういう製造をしているのかというのがなかなかわからないところもありますので、多久市と商工会と連携をして、そういう連絡協議会さんたちと、例えばどこかの体育館にでもブースをつくって、企業説明会といいますか、そういうのをしたらどうかということをですね、これは商工会の事務局長ともどうかなという話をしておりますが、提案ですけれども、そういうことは取り組まれないか、お聞きします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  合同の企業説明会ということでございますけれども、現在、佐賀県内でもハローワークさんを中心としたところが主催されて、新規の就業者の企業説明会とか、それからIターンとかJターンとか、そういう中途採用の方々の企業説明会と合同説明会というのは行われております。昨今、市内の業者も含めて、景気が上向きの状態というところもございまして、人手不足というようなところを言われるところもございます。また、新しく学校を卒業された方々も毎年おられますので、就業の機会の拡充や雇用の確保という意味では有効な手段の一つではないかなとは思っております。 今後、市としても産業連絡協議会や企業訪問を行う中で、企業さんのニーズ等を把握しながら、佐賀公共職業安定所さんや多久市商工会とも連携をして、このことについては検討していきたいというふうな形で思っております。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  突然でしたのであれですけど、本当、やっぱり業者、工業の方が一堂に会して、してもらえば、そこに来た親御さん、子どもさんたちも、こういう会社はこういうのをつくってあるなら私も行ってみたいなというので、やっぱり百聞は一見にしかずでございますので、検討ということですけれども、前向きな検討をお願いしておきます。 2項目めについては終わります。 次に3項目めに入りますが、ことしの3月議会の市長演告でも発言されておりました多久市商工会との連携について、現在取り組んでおられる施策を質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  3点目、商工会との連携というお尋ねです。 このことにつきましては、今年度から2カ月に1回のペースで情報交換会を開催して、協力連携をさらに進めているところです。特に商工会が今年度から実施されています経営発達支援計画をバックアップするために、積極的な意見交換を行っております。また、多久市まちづくり協議会や多久市観光振興協議会などと積極的に連携をされ、各種イベントなどにも協力をいただいているところでございます。 昨年度より商工会におきましては、独自の支援策として小規模事業者等活性化補助事業というものを始められました。市内の商工業者の方を対象に、これまで支援が及ばなかった経費などについての支援を行うようになりました。この事業での補助金は最大50千円と少額ではございますが、店舗の看板設置、あるいはチラシの制作など、小さな相談、あるいは事業から地域の活性化につなげていけるよう進められているところでございます。市としましても、今年度から支援強化ということで、商工業振興事業補助金を増額して商工会事業の全般をバックアップいたしているところでございます。このように商工会と密に連携を図ることで、市内商工業者の方々の持続可能な発展を目指していきたいと考えています。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  商工会につきましては、ちょっと状況を申しますと、飯盛康登会長を頭に、川﨑事務局長以下、会員さんがですね、28年度決算ですけれども443名ということで総会資料に載っております。3部会がありまして、商業部会、工業部会、建設部会。商業部会が235名、工業部会が65名、建設部会が100名という資料でありました。 今、市長申されましたとおりに、今年度の予算につきましては500千円アップといいますか、活性化事業に対していただきまして、今まで年間9,800千円が10,300千円ということで今年度の当初予算に上がっております。 そういう中で、国においても小規模企業に、やっぱり重要な位置だということで光を当てるということで、小規模企業振興基本法というのが26年6月に施行、制定されておりますが、ここで言う小規模企業の定義とか、少し内容がわかったら教えていただきたいと思いますが。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  それでは、お答えをいたします。 小規模企業、小規模事業者ということでございますけれども、小売業、卸売業につきましては、常時使用する従業員の数が5名以下と。それから、サービス業の中でも宿泊業、娯楽業以外の方についても5名以下ということでございます。それから、サービス業のうち宿泊業、娯楽業につきましては、常時使用する従業員の数は20名以下。それから、製造業、その他につきましても、常時使用する従業員の数は20名以下というのが小規模事業者の定義でございます。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  5名以下と20名以下ということで、大方のところが多久市でも小規模に入るのじゃないかということで、今、会員さんが443名ということでございます。 そういうことで、市長も何回か言葉が出ております経営発達支援事業というのを、今度、市のほうも一緒になってバックアップをしてもらっております。その内容を少し、これは平成29年4月1日から平成34年3月31日までの5年間が実施期間でございまして、目的としましては、経営改善普及事業の新規拡大、PDCAサイクルを構築し、経営力強化が図られた小規模事業者の創出と拡大という目的と、もう一つが地域総合振興事業の新規拡大、魅力ある多久ブランドの確立による交流人口の増加とにぎわいの創出ということで上がっております。 そういうことで、市の商工会といたされても、独自にいろいろと努力をされておられるようでございます。 その中で最後になりますが、経営発達支援事業についても、最後のほうに多久市のブランドの確立につきましては、リゾート施設オープンに伴う多久ブランドの確立ということで、タクアさんの創業をですね、ちゃんと名目を上げておられますので、これにつきましての質問は、ほかの議員4名がされますので、私からはしませんが、安全で安心で安定した運営指導をしていただくようにお願いしておきます。 そういうことで、今回、私も商工業について質問いたしました。総合計画に基づいて質問しましたので、いろいろ文言は見ております。そういう中で、やっぱり総合計画というのは、書いてありますが、将来像、基本目標というのを掲げてあります。ちょっと言ったら、多久市がこうあるべきというとの手引書、指南書なんかじゃないかなと思っております。 そこで、最後に市長に、商工業につきましては、将来像、基本目標等について今るる課長からもありましたが、今後の施策の方針があれば市長から答弁をお願いいたします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  お尋ねでございますので、回答いたします。 商工業、商業と工業、実はかなり違うところもございますが、基本のところは、経営を行って経営を成功させていくというのが一番肝心かなめかなと思っているところです。そういった意味でも、小規模事業者の皆様への、例えば融資や資金的なバックアップについては、制度事業もございますので、これらについては商工会を通じて適宜情報を提供し、また連携できるように努めているところです。 また、今回、回答でも述べました、少額でございますけれども、例えばチラシとか、自分たちなりの何か工夫した展開をしていきたいということを少し後押しする形での資金を用意して、商工会と連携して応援をさせていただいていますが、去年実施された方々におかれましては大変有効性を強く感じておられまして、効果があったというふうな報告を受けておりますので、ぜひこういった、規模は決して大きくなくても有効性のある取り組みをですね、きらりと光る取り組みといいますか、そういったものをしっかりサポートすることが重要と思っているところでございます。 また、経営全般に関しまして、まちの景気ということがございますが、国においては景気がよくなってきている、今続いているという状況ですが、私ども地方にいる者からすると、まだまだ実感を感じていない方も多々おられると思います。そういった意味でも、国に対しましても、新たな経済政策や、そこをしっかり支えられるような経済政策というものを、市長会を通じて求めていく必要があると、このことも強く思っているところです。 また、工業におきましては、先ほど御紹介しましたが、実は数字を見ますと、御指摘もあった平成20年、リーマンショックの翌年にはかなりの減少という傾向がございましたが、それ以降は着実に各企業の自助努力、また経営努力で経営を発展し、出荷額等も着実に伸びておりますので、こういった事業がより発展できるように、さまざまな連携やサポートをしていきたい。そのためにも産業連絡協議会は大変意義あるところでございまして、30を超える会員という形で情報の交換、交流を行いますし、最新の情報があったらお互いに共有して、お互いに何か新しい事業を考えようかみたいなやりとりをそばで聞いたこともございます。あるいは人員につきましても、産業技術学院、多久高等学校、新規で卒業として職を求める方についても、そういったところでの密な出会いがございますから、よりよい展開になるように仕組みをつくっていく、仕組みを高めていくことが重要と思っています。 いずれにしましても、経済はやはり非常に大きな地域を支える活動でありますし、多くの方々が未来に希望を寄せる仕事、そして自分の勤め先、そして日々の経営と思っております。このことをしっかり肝に銘じて、今後とも努力をしてまいりたいと思っているところです。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君。 ◆7番(飯守康洋君)  市長、最後に申されましたとおり、経済は地域の支えでありますし、未来を期待することでございます。また、やっぱりまちににぎわいがなければ、どうしても活性化できませんので、ちっちゃなまちでありますが、皆さんが多久市で商工業をしてよかったということになりますように、ぜひサポートをしていただきたいと思います。 今回、市長申されました、たかが500千円ですけど、されど500千円ということで、皆さん本当に感謝をしておられます。そういうことで、商工につきましてもぜひ、多久市の基幹産業としては農業でございますが、それを支える一つの手段として、商工業に対してもサポートをお願いして、質問を終わります。 ○議長(山本茂雄君)  飯守康洋君の質問は終わりました。 残された質問は午後1時から行うこととし、暫時休憩をいたします。                午前11時50分 休憩                午後1時   再開 ○議長(山本茂雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 市政一般に対する質問を行います。中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君) (登壇) 10番議員の中島國孝です。通告書に従い、2項目4点について、一問一答方式にて質問をいたします。 1項目め、聖廟周辺の遺跡発掘調査について。 以前、多久町より図書館建設を聖廟周辺にと市に要望書が提出されました。その回答として、聖廟周辺の遺跡発掘調査を計画しておりますので、図書館建設には時間が間に合わないという回答でした。そこで1点目の質問です。 遺跡発掘調査の計画内容はどのようになっておるのか、質問いたします。 1回目を終わります。 ○議長(山本茂雄君)  教育長。 ◎教育長(田原優子君) (登壇) お答えいたします。 多久は石器の材料となる安山岩の原産地であり、旧石器時代の遺跡である多久石器原産地遺跡群がございます。この遺跡群は鬼ノ鼻山の北麓一帯に南北に広がっており、東西には瓦川内川から西の原地区までと、大変広い範囲です。昭和35年、明治大学によって九州で初の学術調査が行われ、大量の石器が出土しただけでなく、各所に石器製作の痕跡が発見されました。また、鹿児島県の遺跡において、多久産の安山岩が確認されるなど、流通した範囲も広く、考古学では非常に有名な地域です。その多久での発掘調査を皮切りに、北部九州各地での発掘調査が行われていきました。 今後予定している事業といたしましては、この遺跡群の範囲にある多久町の三年山遺跡、茶園原遺跡周辺の発掘調査がございます。この事業は、例年、国庫補助を受け、実施している市内の開発に伴う遺跡確認調査枠を拡大し、遺跡の内容を把握する分布調査の位置づけで、主要部や周辺部の調査を行い、過去の発掘調査と照らし合わせ、遺跡の範囲を、より明確にする目的で平成30年度より5カ年をめどに行います。 以上です。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  昭和35年ごろ、茶園原遺跡地区の発掘調査、これは明治大学がされたと思います。これは私も家の近くでありましたので、記憶にあります。今度の調査も、大学とか遺跡を研究されているところとかの合同で発掘調査をされるのか、質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  お答えいたします。 今回の調査は、多久市が国の補助事業を活用しながら進めるものでございます。大学やその他の関係機関との合同というものではございません。ただ、多久市の調査にかかわる調査委員会という組織をつくりまして、そこには大学の先生方に委員として入っていただいて、助言や御指導を受けながら行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  今、調査委員会をつくると言われましたけれども、これは何名ぐらいでつくられるのか、ちょっとお聞きします。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  お答えいたします。 詳細を今決めているわけではございませんが、5名程度の学術関係者で組織して御助言をいただくというようなイメージを持っております。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  5年間の調査と言われますが、短期間ですけれども、ここではやはり雇用が生まれてくると思いますが、どれくらいの雇用を考えておられるか、質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  お答えいたします。 5年間現地で調査活動をするわけですが、調査員として現地で調査をする者は、延べ人数でございますが、年間150人程度と考えています。調査の内容、進捗状況にもよりますが、掛ける5というようなイメージで現時点では予定をいたしています。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  そしたら、年間750名ぐらい。(「5年間」と呼ぶ者あり)ああ、5年間でですね。150名の5年間ということでわかりました。 この発掘調査の財源は国の補助だけで間に合うのか、市の一般財源も少し入るのか、そこの辺をお聞きします。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  最初にお答えしましたように、国の補助事業でございまして、経費の負担のスキームとしましては、国が50%、県が18%、残り32%が多久市の負担というような制度になっています。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  そしたら、この5年間での予算はどれくらいを見込んでおられるか、お聞きします。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  調査に入ってみないとわからない部分がありますが、現時点では一千五、六百万円程度の規模にはなるのかなと、5年間ですが、というふうに今考えています。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  一千五、六百万円、これは5年間の通しですよね。 それで、調査を行う土地、場所ですよね、場所は、市有地だけか、それとも民地も考えておられるのか、お聞きいたします。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  当然のことながら、市有地だけで調査が完了するものではございませんので、民地も含めて調査になると思います。民地ですので、当然、所有者の方の御理解をいただけるところを調査させてもらうということになるかと思っています。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  調査をされますが、どのような遺跡が出てくるかわかりませんが、発掘調査の途中での見学会等は考えておられるのか、お聞きします。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  お答えいたします。 今、私どもが考えておりますのは、5年間かけて調査をするわけですけど、各年度末に調査結果の部分的な御紹介というか、展示とかいうやつを資料館等を使って企画展という形で検討したいなと思っています。当然のことながら、最終年度はその全体の調査結果の報告ということになりますが、場合によっては現地見学会あたりもできれば実施することも想定はいたしています。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  私の要望としては、現地での見学会をしていただきたいなと。やはり直接現地を見るとよくわかりますので、ぜひ現地での見学会を開催していただきたいと思います。 では、2点目の発掘調査終了後はどのように考えておられるのか、質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  教育長。 ◎教育長(田原優子君)  発掘調査終了後、事業成果につきまして、市内外に情報発信を行い、西日本最大級規模との声もあります石材と石器の原産地である本遺跡の価値を改めて知っていただく機会にしたいと考えております。 学識者や専門家の間でも関心は非常に高く、この調査結果をもとに国の史跡指定を目指した取り組みを実施することも考えられます。その場合、史跡指定に取り組む期間につきましては、調査終了後、3年から5年をめどに考えております。 以上です。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  前の質問で、終了後にも発掘した出てきたものを資料館なんかで展示するということでしたので、ぜひそういうところも必ず実行していただきたいと思います。 それと、発掘調査後、その土地の周辺、民地ですけれども、開発しようとしたとき、またそこを調査しなければならないのか、そこをお尋ねします。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  お答えいたします。 今回の調査後のその開発後の手続等に関する御質問だと思いますが、今回の調査予定地につきましては、広大な範囲でありますし、その大半が佐賀県遺跡地図に登録されております周知の埋蔵文化財包蔵地ということで、文化財が埋まっている土地だということであります。その範囲内における開発に当たりましては、文化財保護法の規定によりまして、佐賀県教育委員会への届け出と、遺跡の発掘調査などの保護調整という手続が必要であります。今回の遺跡分布調査につきましては、遺跡の範囲を全て発掘して調査を完結するものではございませんので、5年間かけて調査をいたしますが、その後も開発時にはその手続は現在と同じように佐賀県教育委員会の届け出と調査等の保護措置が必要であるものでございます。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  やっぱり民間の土地をその後開発するには、今までどおりということで理解いたしました。 その後の考え方で、三年山の遺跡のところに、今、昭和35年、明治大学が発掘調査したときの記念碑がありますが、その整備は考えておられるか、お聞きいたします。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  今現在、記念碑が建っているところの周辺も、当然、今回の調査の区域で範囲でございますが、調査結果を受けて記念碑を整備するということは現時点で考えてはおりません。
    ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  記念碑の周辺というんですか、今、記念碑のところのほんな横にでも調査したら石器が出てくると思いますので、それを多久に来られた方に、ここですよと見せるような施設というとおかしいんですけれども、小さな施設で結構ですが、そういう見学もできるような場所をつくるような考えはありませんか。 ○議長(山本茂雄君)  教育振興課長。 ◎教育振興課長(陣内紀朗君)  お答えいたします。 今回、調査を受けて、受けたその成果をやはり市民の方や多久を訪れていただける観光客の方にぜひお知らせしたいというふうに思っています。具体的には、調査結果を受けての検討にはなりますが、遺跡の詳細な説明看板を設置するなど、現地を訪れた方の知的欲求を満たされるような工夫は、ぜひ今回の調査結果を受けて整備したいと思っています。また、そうすることによって、近隣の多久聖廟や西渓公園、郷土資料館などの、いわゆる多久の歴史エリアとしての観光資源にもなってまいりますし、その構成要因の一つとしても活用できるものというふうに考えております。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  本当に今、多久はやっと観光でお客さんが集まってきました。それと、龍孫の郷の肥前多久のパンフレットとか、観光のパンフレットにも、三年山遺跡は載っているんですよね。ぜひよそから来られた方に、ここですよ、こういう石器時代の出ていますよというような見れる現地をやはり整備して、皆さんが見れて、多久の宝ですよね、やっぱりそういう歴史は宝ですので、その多久の宝をしっかりと見せるように、見ていただくようにしていただきたいと思いますが、教育長、どのようなお考えを持っておられるか、お聞きいたします。 ○議長(山本茂雄君)  教育長。 ◎教育長(田原優子君)  私もおっしゃるとおり、多久の宝だと思います。皆さんに情報発信をすることと、ただ、痛しかゆしのところがあるのが、余りここにここにというと、今度いろいろ荒らされてしまうところもある。人が足を入れてという荒れ方もあるので、そこら辺を慎重に考えながら、アピールはしていきたいなと思っておりますし、一番は、多久市民、特に子どもたちとかに、ああ、こんなすごいところなんだなという誇りを持ってもらえるような、そういう発信は十分行っていきたいなと思っております。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  市長に同じ質問ですけれども、市長どのようにお考えでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  今回の計画につきましては、もともと文化庁からの助言に基づいてスタートといいますか、動きを始めたところがございます。それだけに、西日本地区において大変大きな古代、特に石器文化等にかかわる遺跡群があるわけです。今回の御質問をいただいたので、改めて教育委員会のほうから該当しそうな地域の広がりについての説明も受けました。私の予想をはるかに超えて広くございまして、また、そこで出た遺跡が先ほど回答にもありましたように、鹿児島等でも多久からの石器というのが出ているとかいう等の説明もありまして、考古学の専門家の皆さんには多久というのは非常によく熟知されているところでございますので、まさに今、議員がおっしゃる多久の宝、地域の宝の一つと思います。こういったことも教育長からも回答がありましたように、適切にそれらを管理したり、あるいは情報発信したり、そのことによって多久にまた人が来ていただくような、そういう取り組みにつなげていくことができるように努力していかなきゃいけないと受けとめております。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  ぜひお願いいたします。 それでは、2項目めの多久の観光について。 新日本歩く道紀行に認定され、観光客の増に期待しております。 そこで1点目、龍孫の郷散歩道整備事業の現状について質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  大きな2項目め、観光について、私のほうからまず回答します。 多久市観光振興協議会の観光地部会がございまして、こちらの皆様が申請された「龍孫の郷~肥前多久~聖学華開き文教の風薫る城下散歩道」というものが平成27年9月に新日本歩く道紀行100選選考委員会から、文化の道として認定をされました。このことをきっかけに、平成28年度の観光振興の事業として、龍孫の郷散歩道整備事業を行いました。この事業は、佐賀県のさが未来スイッチ交付金を活用し、多久町が持っている地域の魅力を再確認し、観光客の皆様にもわかりやすく多久の歴史体験ができるように、散歩道の案内看板の整備や地元住民の皆さんとワークショップを開催するなど、より魅力的な発信力のある散歩道になるようパンフレットの作成、ネットを活用した案内アプリの利用などができるように整備を行っているものです。 現在は、新たな観光資源として歴史探訪を重視したウオーキング会、また、ノルディックポールを活用したウオーキング会など開催されており、これまで2カ月に1回を目標に実施されているところです。来月は、新春ウオーキングとして近隣市町の方も対象とした健康づくりウオーキングを開催する予定となっています。 事業の実施につきましても、多久市観光振興協議会の所属団体でもあります多久市観光協会が行い、今年度は地方推進交付金の多久魅力アップ事業を活用して取り組んでおります。さらには、周辺のイベントとして、トレイルランも去年、ことしと開催されておりますが、ここに来られる方等もこの龍孫の郷の看板を見ながら、また、コースの一部も歩いたりされながら、親しまれているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  今、ネットを活用した案内アプリの整備が行われていると言われましたが、このアプリの利用状況というんですか、どのように感じておられるのか、質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  それでは、お答えをいたします。 龍孫の郷散歩道の案内のために学術アプリを今採用しているところです。これにつきましては、今現在、多くの方がインターネットを活用できるスマートフォンなどをお持ちです。今回、散歩道を設定するに当たりまして、このスマートフォン等のICTを活用して、龍孫の郷散歩道を案内する学術アプリとして採用しております。これは本来は美術館や博物館の展示品の説明のために開発をされたアプリで、ミュージアム展示ガイドアプリのポケット学芸員というものでございます。散歩道のパンフレットにもアプリの登録のQRコードを表示しておりますので、活用をしていただけるものと思っておりますし、宣伝もしております。 今後はこの学術アプリにつきましては、先ほど言いましたように、本来は美術館や博物館の展示物のためのアプリでございますので、郷土資料館や歴史民俗資料館、先覚者資料館等の展示物の紹介や教育振興課が進めている日本遺産の分についても活用の幅が広げられるものと思っております。これからは観光と文化の両面からこのアプリを使って活用をしていただけるものと思っております。 実際、このアプリを活用すると、いろんな写真とか該当の説明を紹介できますので、活用ができるものということで提供しているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  ウオーキング会を開催されておりますが、今、延べ人数で結構ですので、どれくらい参加されたか、質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  ウオーキング会の参加者の延べ人数ということでございますけれども、現在、最初が3月26日行っております。一番最近としては11月18日に行っておりまして、合計の参加者として62名の方が参加をしていただいております。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  その参加された62名の方に、アプリの利用説明とか、そういうのはされたでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  このウオーキングにつきましては、ガイドがついてウオーキングをいたしております。その中で、パンフレット等を配布しながら行っております。このパンフレットの一番裏側のほうにQRコードがついておりまして、このポケット学芸員の説明をいたしておりますので、こういうことも、このポケット学芸員もまた活用することができますということでお知らせはしておるところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  市報にTABICAが載っておりました。区長会でも説明がありました。龍孫の郷のTABICAの活用はどのようになっておるか、質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  それでは、お答えをいたします。 市報にTABICAの件で載っておりました。龍孫の郷の分で、TABICAの事業の拡大についてということですけれども、これまでの観光につきましては、観光地に立ち寄って通過する形の観光でございました。以前からの大型の観光から個人観光への観光客のニーズの変化というのが今ございまして、現地で体験して、そこにしかない思い出をつくってもらうような体験型というようなことに移行しているところでございます。 そこで、多久市では、インターネットのサイト、TABICAを活用いたしまして、この体験型のTABICAということで「この体験が、旅になる。」というキャッチフレーズのもと、旅のコンテンツを発信しているところでございます。現在では18の旅のメニューをインターネット上に掲載をいたして、多久市の情報発信に努めておるところでございます。12月号には、このTABICAの体験型観光の期日限定のイベントといたしまして、おじいちゃんと田舎料理をつくる、世界で一つだけの器をつくる、ほかほかふわふわもちつき大会の3つの体験イベントを掲載して、市民の皆様にお知らせをいたしておるところでございます。市報に掲載している半額クーポンを活用して、多久市で開催される体験に気軽に御参加していただけるようにいたしておるところでございます。 龍孫の郷の散歩道の活用についてはということですけれども、既に多久市観光協会が主体となり、TABICAの体験コンテンツの一つとして、ランチつきウオーキングとして「健康ウォーキングと自然食ランチを楽しもう!」という題目でTABICAのインターネットサイトに掲載をいたしているところでございます。住んでいるまちを知るために、市民の皆様にも大いに活用していただければと思っているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  実際に、龍孫の郷散歩道でウオーキングなどのイベントを開催したときに、観光協会自体が動ける状態か、どのような考えか、お聞きいたします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  観光協会が動ける状態かという御質問ですけれども、現在の観光協会の職員の人員につきましては、局長1名、臨時職員3名、売店職員が3名となっております。しかし、現在、臨時職員が1名しかいない状況でございまして、ハローワークを通じて随時募集をいたしました。現在、面接を終えて、12月中旬ごろ2名をまた採用するようにしておるところでございます。観光協会につきましては、休日のイベントが多く、土曜、日曜に出勤することが多いため、なかなかスタッフが集まらないという状況で、雇用条件としても期間が決まっているため、募集しても応募が少なく、また、雇用されても長続きをされない方が多いというのが現状でございます。また、イベント等の事業をサポートするスタッフが十分ではなく、市職員がバックアップを行っているような状態ではございます。 来年度までは、推進交付金の多久魅力アップ事業を活用して臨時職員3名の雇用確保の予算がございます。また、地域の方々が地域を盛り上げるイベントをいろいろ企画開催していただいておりますので、観光協会が活発に動けるように雇用の確保に向けて努力していきたいという考えでございます。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  今、新たに2名採用するということですが、この方は何年間、実際採用できるのか、質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  新たに2名臨時職員を採用するということでございますけれども、予算の関係上、年度ごとという形になっております。今年度は12月から3月31日まで、来年度、もし引き続きということになれば、4月1日から3月31日までというような形の採用の形になってくると思います。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  そしたら、同じ人が年度末、また次の年まで続けてされるのか、そこをお聞きします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  同じ方が引き続きされるということでございます。ただ、本人さんの希望とかもございますので、次の年度にどうかというのはありませんけれども、基本的には引き続きお願いをしたいというような形で思っております。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  この採用された2名については、ハローワーク等に登録されて、そこから紹介で来られたんですよね。そこをちょっと済みません。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  臨時職員の雇用につきましては、ハローワークを通じて雇用の応募の用紙を提出いたしまして、そこを通じて今回の職員の採用というような形になっております。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  じゃ、今、ハローワークを通してということですので、今、話題になっていますタクアの採用取り消しの方、こういう方もやはりそこに応募されていますよね。そういうところはどうでしょうか。わかりませんか。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  現在、タクアの内定取り消しになった方も、雇用についてはハローワークを通じながら応募されているということでございます。採用された方がどうだというのは、また個人情報もございますので、この辺につきましては詳しいことはできませんけれども、応募をされているということはお答えをできます。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  わかりました。それでは、龍孫の郷散歩道整備事業について、地域の方の理解度はどのように考えておられるか、ちょっとお尋ねいたします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  それでは、お答えをいたします。 龍孫の郷散歩道については、昨年度はコースの設定のワークショップを2回、看板設置のワークショップを2回開催し、住民の方々に御参加いただいて、聖廟周辺の知られていない歴史について考えをお聞かせいただいたり、写真を提供していただいたりと、多くの協力をいただいております。今年度は龍孫の郷ウオーキング大会に率先して参加していただいており、ガイドができるほどになられた方も現在いらっしゃいます。地元の住民の皆様の間では、龍孫の郷の散歩道についての理解度が深まっているというふうに感じております。また、周辺の住民の皆様には、夏には「もりあがらナイト」、冬にはお火たき、それからきょうから始まります聖廟のイルミネーション等ですね、多久町区長会や多久町区長会OBの懇話会などを中心に各方面で活発に協力をいただいております。このような活動を通じて、連帯の意識が強く形成され、龍孫の郷としての愛着もより深まってきているのじゃないかなと考えております。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  地域の方々の理解度が高まっていると言われますが、実際、地元の方々にパンフを持っていろんな会合がありますよね。そういうところに行って説明をされたかどうか、お聞きいたします。 ○議長(山本茂雄君)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(上瀧幾久生君)  この龍孫の郷につきましては、昨年からコースを設定したり、いろいろ行っております。その際には、嘱託員会等もありますし、それから多久町のいろんな会合のとき、それから市報を通じながら広報に努めているところでございます。今後もそういう広報がまだ足らないのではないかということであれば、また観光協会と一緒に市役所の職員も出向いて広報に努めさせていただきたいと思っております。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  各区の敬老会とかなんとかあるときに、私もパンフを持っていきます。皆さんに配ります。なかなか理解してないかなというところがありましたので、そういうところをちょっと質問したんですけれども。 それでは、やはり地元の人の協力、理解がなければ、この事業は成功しないと思います。なかなか皆さんが乗ってこないと、なかなかできていかないと思いますので、そのために今度2点目の質問をいたします。 2点目です。龍孫の郷としての地元環境整備はどのように考えておられるのか、質問いたします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  関連した2点目、龍孫の郷関連でのお尋ねです。 龍孫の郷としての地元環境整備はという御質問ですが、城下町であります城下散歩道マップに表記されております西渓公園駐車場の屋外トイレにつきましては、さきの議会でも報告をさせていただきましたように、都市公園施設長寿命化対策支援事業というものがございまして、これを活用して改修工事を平成30年度の事業として考え、予定をしているところです。また、城下散歩道の整備につきましては、聖堂小路、市道東の原・聖堂線、どんだ路、市道多久町・公園線におきまして、現在、道路維持工事としてふたのない側溝からふたのある側溝へ年次計画をもって整備を進めているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  何で西渓公園のトイレのことをまた質問したかと。都市公園施設長寿命化対策支援事業で行うということですが、これはわかっていたんですよね。それで、今、市長言われましたが、30年度の計画ですと、そこがわからなかったんですよね。それで、今質問しました。 それと、ことしの紅葉まつりのときに、女性は仮設トイレにはなかなか入りにくいんですよ。まちのイベントのときには、仮設トイレを多く設置し、ちゃんと整えておられますが、女性はなかなか入りにくいんです。ある夫婦連れだったんですけれども、女性の方が、既設のトイレに入って、中から鍵をかけますよね。あからなくなったんですよ。それで、男性の方が言ってこられましたので、管理をしているところに言って、ドライバーで一生懸命してもなかなかあからなかったんですが、最後はあきましたけれども、1人で入ったときには大変困りますよね。子どもたちでも困りますよね。そういうふうに老朽化していますので、とにかく早くしてもらいたいということで、またここで質問しております。そういうところの理解、よろしくお願いいたします。 多分、これは臨時的に応急処理はできていますよね。 ○議長(山本茂雄君)  都市計画課長。 ◎都市計画課長(河野忠敏君)  修理はできております。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  そういうところは早くお願いします。 聖堂小路の通称赤橋ですよね。あれは、大体色を塗りかえると、塗りかえてくださいと要望が出てからもう2年ぐらいなりますかね。欄干だけでも塗ってくださいとお話をしていますが、なかなかできませんので、何年ぐらいしたらできるか、お尋ねいたします。 ○議長(山本茂雄君)  建設課長。 ◎建設課長(上瀧和弘君)  議員御質問の橋につきましては、市道橋となっております。宮城橋と申します。この宮城橋の塗りかえにつきましては、現在多久市で行っています橋梁長寿命化修繕事業の橋梁の補修とあわせて行うように計画しております。多久市で管理している橋梁につきましては、平成22年度に多久市橋梁長寿命化修繕計画を策定しております。この計画の中で市道聖堂・西の原線にある宮城橋につきましては、平成29年度から事業を開始するように予定しておりました。しかし、平成27年度に実施した近接目視による点検の調査結果は、「補修は必要だが、早急な補修は必要でない」との判断だったため、早急に補修が必要な橋梁を先行して実施しているところです。このことから、宮城橋につきましては、現在の予定では平成31年度からの事業着手する予定です。 以上です。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  そしたら、31年度から橋の改修をするということで、その終わった時点で欄干の色塗りかえができるということでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  建設課長。 ◎建設課長(上瀧和弘君)  平成31年度から調査、測量設計です。設計を行った後に次年度で橋梁の補修工事、あわせて欄干の塗装工事を行いますので、完了は32年度になると思います。 以上です。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  そしたら、32年度まで待てということですが、その間に聖廟に来られるお客様はどのように思われるか、その辺をよく考えてもらいたいと思います。 もう一つ、多久町・公園線ですね、西の原のところの側溝です。これは何年計画でされておられますか。ことし20メートルぐらい、幾らですかね、改修されていますが、何年で完成するのか、お聞きいたします。 ○議長(山本茂雄君)  建設課長。 ◎建設課長(上瀧和弘君)  多久町・公園線ですけれども、この事業につきましては、平成29年度、今年度から行っております。こちらも毎年、両側ですけれども、40メートルほどを行っております。整備を5カ年計画で行っており、平成33年度までには完成する予定でございます。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  5カ年よりも、やはりこれは龍孫の郷の散歩道になっているわけでしょう。多久市全体で流動人口をふやそうという計画の中で、そういう計画を立てておられますので、やっぱりお客さん来ると思いますよね。一年でも早く、二年でも早く、これを終わるようにしてもらいたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  建設課長。 ◎建設課長(上瀧和弘君)  側溝の整備につきましては、国の制度事業などもなく、多久市の単独事業で行っています。できるだけ早期の完成に努力していきたいと考えていますが、限られた財源で行っており、また、ほかの地区の御要望もありまして、年次計画での事業となっていますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  さっきも言いましたように、やはり流動人口をふやす、これが多久の一番の課題と思いますので、ぜひふやすためにも地元環境整備、お客さんが来て、何やと言うて帰られるよりも、きれいにできているねと、おもてなしをされているねという気持ちで帰っていただきたい。そういうふうな取り組みで事業をされておると思いますので、市全体でも、各課が、一つずつじゃなしに、全体でしてください。商工観光課は商工観光課、建設課は建設課じゃなくて、1つのチームとして考えていっていただきたいと思います。 市長、そういうところはどのようなお考えか、お聞きいたします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君)  まさにおっしゃったように、こういう場合はエリアがある程度はっきりしておりますので、そこを各課ごとに個別に年次を分けてやるんではなくて、連携してやれるような、そういう連携は当然必要と思っています。 また、側溝についてもできるだけ急ぎたいと思いますが、先ほど答弁にもありましたように、ほかの地区でも同じようなニーズがあるわけでございますから、他地区の御理解等が得られること等があるならば、例えば、短期的でございますけれども、あるエリアに集中的に促進をしていくということも一つの考え方だと思いますから、技術職の関係者ともちょっと検討させていただいて、今後の進捗を図れるよう努めていきたいと思います。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君。 ◆10番(中島國孝君)  行政、本当に連携して、しっかり検討していただきたい。やはり少しでも流動人口をふやすように考えていただきたいと思います。 これで質問を終わります。 ○議長(山本茂雄君)  中島國孝君の質問は終わりました。 次に、平間智治君。 ◆14番(平間智治君) (登壇) 皆様こんにちは。14番議員の平間智治です。通告に従い、2項目6点について併用方式で市長に質問をいたします。 1項目め、地域公共交通についてお伺いいたします。 全国的な統計で、食料品や生活必需品の買い物が身体的や経済的な理由で困難を感じていらっしゃる買い物弱者は、60歳以上で約700万人とも言われています。多久市でも、高齢人口65歳以上では、平成19年では5,995人、高齢化率26.4%でしたが、平成28年では6,394人、高齢化率31.9%に上昇をしています。 身体障害者の手帳所持者数は、平成28年では1,308人、全市民の6.5%という状況です。高齢者の交通事故もふえています。また、病院への通院や市役所、郵便局や銀行などの用事があるときに、便数が少なくて不便などの声もあります。 そこで、今後の市の取り組みを質問いたします。 1点目、ふれあいタクシーについて。 現在、週3回の運行になっていますが、運行曜日及び運行時間の拡大ができないか。2点目、利用できる対象者の拡大ができないか。 2項目め、ふれあいバスについて、タクアまでの路線をどう考えていますか。 3点目、運転免許証の自主返納者に対する対応はどうなっていますか。 次に、大きな2項目め、水道事業についてお伺いをいたします。 多久市は一時期、県内で一番水道料金が高い状態が続きましたが、平成25年より値下げがありました。しかし、まだ現状は佐賀県内で4番目に高い料金です。住みやすい多久市のためにも、水道料金の値下げなど市の今後の取り組みをお伺いいたします。 1点目、佐賀県内の水道料金の現状はどうなっていますか。 2点目、28年度決算で、当年度未処分利益剰余金が約210,000千円ありますが、水道料金の値下げができないでしょうか。 3点目、平成32年度統合までのスケジュールはどうなっていますか。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君) (登壇) 平間議員の御質問に順次回答していきます。 まず、地域公共交通についてです。 ふれあいタクシーは平成26年1月6日から運行を開始しております。委託事業者の方にも御理解、御協力をいただきながら推進をしているところです。 当初は市内を4つのエリアに区分をし、バス路線が通っていない行政区にお住まいの方を対象に利用登録をいただき、エリア内の移動及び主要施設への移動に御利用をいただいておりました。 運行曜日は各エリアとも週2回、運行時間は1時間の運行時間帯を1日に6便設定をいたしておりました。 平成27年10月、利便性向上、利用拡大を目的として、エリア運行を撤廃し市内一円に広げ、また、運行曜日を月、水、金の週3日に拡充をし、また、利用登録対象者にバス停まで相当距離のある方を加えるなどの改正を実施し、現在もこの運行形態で運行しているところであります。 現在は年間で見ますと、延べ約350名の御利用をいただいているところです。 運行内容の検討については、市民の代表、運行事業者、関係機関などの委員で構成します多久市地域公共交通会議、また多久市地域公共交通確保維持改善協議会において御協議をいただき、設定をしているところです。 先般、11月20日に開催された同会議におきまして、ふれあいタクシーのさらなる利便性の向上、利用拡大を目指し、運行内容の改正について御協議をいただきました。協議の結果、平成30年2月から運行曜日の拡大として、現在の月、水、金、週3日の運行から月曜から土曜までの週6日の運行への改正を行うこととしているところです。 次に、2点目でございますが、今も触れましたが、利用登録対象者につきましては、運行開始当初は、「バス路線が通っていない行政区にお住まいの方」を対象としておりましたが、平成27年10月の改正時に、「バス停まで相当距離のある方」を加える改正を実施したところです。 「バス停まで相当距離のある方」の周知が十分に行き届いていないという状況もあるようでございますので、次回改正の周知とあわせて、改めて市報などによる広報を行い、利用登録者数、利用実績の推移を確認していきたいと考えています。 次に、タクアへの路線ということです。 これまでタクアオープンに合わせての改正を目指し、多久市地域公共交通会議並びに多久市地域公共交通確保維持改善協議会で複数の案についてそれぞれ協議を進めていただきました。 先般、11月20日に開催の同会議におきまして、タクアへの乗り入れにつきましては、現在の3路線とも乗り入れる内容で協議が調ったところでございます。 改正時期につきましては、タクアのオープン時期に合わせることとしており、現在、事前の準備を進めているところであります。 次に、関連して3点目、運転免許証自主返納者に対する対応というお尋ねです。 運転免許証自主返納者に対する公共交通においての対応は、県内のタクシー事業者による割引制度を初め、県内自治体の多くで多用な取り組みがそれぞれ導入されているところです。 本市におきましても、平成29年10月1日からふれあいバス・タクシー(地域公共交通)利用へのきっかけづくりを目的として、運賃等に対する運転免許返納減免(割引)を実施しているところです。 対象につきましては、運転免許証の自主返納者としています。 また、期間につきましては1年間でございます。開始当初は平成29年10月1日を基点に1年間としておりました。 また、割引の内容についてでございますが、まず1つ目に運賃を小児料金に割り引きます。例えば、ふれあいバスの場合、200円が100円となりますし、ふれあいタクシーの場合300円が200円となります。 次に、フリー定期乗車券を小児料金に割り引きます。例えば6カ月の場合、10千円かかる料金が5千円となり、また3カ月の場合は6千円のものが3千円となります。このような対応をしているところでございます。 次に、大きな2項目め、水道事業についてです。 県内の水道料金の状況を見てみますと、県内には17の水道事業体がございます。基本料金の設定は水道事業体それぞれで設定をされております。平成29年4月現在のベースで、10立方メートル当たりの料金について見てみますと、高いところでは2,440円から低いところで1,290円と、1,150円ほどの差がございます。多久市におきましては、議員もお尋ねで触れられましたように2,052円となっており、県内17水道事業体の中で高いほうから4番目となっている現状でございます。 また、20立方メートルでさらに見てみますと、高いところで5,616円から低いところで3,020円と約2,600円の差があるようです。多久市では4,860円となっており、20立方メートルにおいても同様ですが、県内17水道事業体の中で高いほうから4番目となっている現状にあります。 多久市の水道料金につきましては、平成19年度と平成25年度に、佐賀西部広域水道企業団からの受水単価の減により料金の減額改定を行い、その後、平成26年度の消費税法改正に伴い料金改定を行い、現在に至っているところです。 市民の皆様へ安定的な水道水の供給を行うために、平成15年度に、それまでの厳木多久共同浄水場からの用水に加えまして、佐賀西部広域水道企業団に加入し用水を受けるなど、水道水の水源確保に努めてきたところでございます。加入後は、給水制限など生じることなく対応できておるところです。かつて平成6年には、全国で最初に給水制限になったという経緯もございましたが、そのような事象を回避できているということでございます。 安定した水源確保が課題でありました多久市におきましては、この水源確保に必要な、例えば、今回の説明いたしておりますような加入に伴います応分の負担などを要するために、水道料金が上位に位置する要因となっていると認識をしております。 次に、関連して2点目で、値下げについてのお尋ねです。 多久市の未処分利益剰余金についてでございますが、このことについては平成29年4月1日現在で、議員御案内の約210,000千円ございます。 これは、水道事業会計に欠損が生じた場合などに補填財源として準備しているものでございます。 多久市では、市民の皆様へ将来にわたる安心・安全で安定的な水道水を供給するために、平成32年度に佐賀西部広域水道企業団から用水供給を受けております7団体で水道事業の統合を計画いたしております。 この事業統合におきまして、各団体の資産、負債は全て引き継がれる予定となっておりますが、水道の用に供していない遊休施設につきましては引き継がれないこととなっています。 このことから市内の遊休施設につきましては、多久市水道事業で平成30年度及び31年度の2カ年で解体並びに処分を実施していく予定としており、その処分費用につきまして、この未処分利益剰余を充てたいと考えているところでございます。 したがいまして、現在保有しております未処分利益剰余金を料金値下げの財源に充てるということは考えておりません。 次に、3点目、広域統合についてのスケジュールのお尋ねです。 平成25年、佐賀西部広域水道企業団議会の全員協議会におきまして、統合に向けた具体的な協議を進めることが了承をされ、平成27年に小城市水道事業を除く佐賀西部広域水道企業団の構成団体7団体で水道事業統合推進協議会が設置されました。また、これまで構成団体の部課長で構成される推進会議が幾度となく開催をされ、この事業統合に向けた協議を進めてまいりました。 統合協議の最大の懸念事項でありました統合後の料金問題につきましても、おおむね意見がまとまり、今後、首長で構成する統合協議会において基本協定書(案)の了承が得られれば、平成30年3月に基本協定書の締結を行うことと予定しております。 この協定締結後は、平成30年4月から佐賀西部広域水道企業団内に統合準備室が設置され、国への認可申請書の作成や条例の制定を行います。さらにあわせまして、その他各団体で異なります、例えば検針のやり方、徴収の仕方、土日の取り扱いなど、およそ170項目の細かな事務等がございますが、これら業務の調整、あるいは統一化を図っていき、平成32年4月1日より事業統合を行う予定といたしております。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  1回目の答弁を終わりました。それでは、2回目の質問に移りたいと思います。 まず、ふれあいタクシーについてですけれども、今現在は週3回の月、水、金ですけれども、今触れましたように、来年の2月から月、火、水、木、金、土と6日間になるということ、非常にうれしく思っております。 そこで、2回目の質問ですけど、現在の利用状況ですけれども、登録者が今35名と言われました。そういった中で、実際に運行回数、または実質利用者の状態はどうなっていますでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(田代信一君)  ふれあいタクシーの運行状況ということでお答えいたします。 現在、市長の答弁のほうでは年間350名程度ということでお知らせをしております。28年度の実績によりますと、運行回数は月平均で25回程度、年間トータルでは309回、それから利用者の方の数はトータルで347名、月平均にしますと大体28名ぐらいの方がいらっしゃいます。28名の回数として御利用いただいていますけれども、実際、常時御利用いただいている方は10名前後の方がよく御利用いただいているという状況でございます。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  今、答弁ありましたように、350名の登録者がいらっしゃって、実際利用される方は大体10名ぐらいだろうということですけど、何か非常に少ないような気がするんですけど、実質利用者が少ない理由はどう考えていらっしゃいますか。
    ○議長(山本茂雄君)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(田代信一君)  実質利用者の数が登録をいただいている方と大きく開きがあるということについてでございますけれども、私どものほうとしての見解としては、まずふれあいタクシーと申しますものは、ふれあいバスの補完という形で導入をしております。ふれあいタクシーの部分につきましては、やはり料金等も300円ほど必要になると。それと、あとは予約制、事前登録制、そういう部分がふれあいバスに比べて若干手続が必要というようなこともありまして、実際の登録と御利用者の数の差があるんではないかというふうに考えております。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  今、理由を言われましたけれども、やはり使い勝手が悪いような気がします。 あと、今からいろいろ質問しますけど、やっぱり周知徹底というか内容が理解されていない部分があって少ないんじゃないかということで、私は今回この質問をしているところです。 では、次の質問ですけれども、運行時間が出かけるとき3便、それから帰るとき3便というふうになっています。これが例えば出かけるときですけど、1便が8時から9時とか、11時から12時、次が14時から15時と書いてあるんですけど、この辺の周知徹底ができていないから非常に少ないんじゃないかと思いますけれども、例えば、この1時間の間に乗れる、出発時間は何時までいいんでしょうか。1人の方が出発する時間は9時なら9時とか、乗り合いですから何人も乗ると思うんですけど、その状況を、出発時間をお願いします。 ○議長(山本茂雄君)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(田代信一君)  御利用の時間帯、便数ということでお答えさせていただきます。 1日に出発3便、帰りが3便というふうなお話でございますけれども、この運用につきましては、1日を6つの時間帯に分けまして、8時から9時、それから以降1時間ごとに最終6便目が16時から17時という時間帯で運行していると。この時間帯につきましては、予約制ということと乗り合い制というようなことで制度をつくっておりますので、その間に御利用いただくような予約をいただいた方が御利用いただけるというふうなことで考えております。 確かに御指摘のように、ふれあいタクシーの冊子をお配りしておりますけれども、そのふれあいタクシーの表示については、1便目が8時発9時着というふうな表現になっております。こちらについては、若干こちらの説明が十分ではないということで、実際には第1便で申しますと、8時から9時の時間帯に利用するというふうなことで前日5時までに御予約をいただければ、その時間帯で出発の時間はある程度指定をいただくことが可能というふうになっております。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  今ありましたように、非常に簡単には書いてあるんですけど、これは本当によく理解すれば、利用しやすい形になっています。この前、私も産業厚生委員会で視察に行きました。そこの市は30分ごとに時間割が書いてありまして、それも便数もとにかく30分ごとにずっと5時まで、デマンドタクシーが朝から5時まで30分ごとの刻みでなっておりました。そういうことで、タクシーも実はよくよく考えたら、これは同じことなんですね。 例えば、極端な話ですけど、この前確認したら、8時50分予約でもいいそうです。この辺を本当に周知していれば、例えば、8時は無理だけど8時50分ならどうか、50分の差があるわけですよ。だから、この間に1人の人が出発すれば到着は9時過ぎてもいいわけです。この辺の徹底をしていただければ、非常に利用しやすい。その30分ほどと考えてもいいわけですよ。8時、8時30分、9時、それから11時と11時30分とかいうように考えれば非常に予約もしやすいということで、ぜひこの辺の啓発をしていただけたら、非常に利用回数がふえるんじゃないかと思います。この辺の啓発ですね、今までこういったのをどういった形で啓発というか、小まめにしてあったんでしょうか。その辺の利用の仕方というのを、その辺をお願いします。 ○議長(山本茂雄君)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(田代信一君)  ふれあいタクシーのお知らせの方法ということでございますけれども、先ほど申し上げました時刻表、それから簡易版の時刻表、そういうものを世帯に配布して行っております。 あと、改正等の時期につきましては、また別途追加等をしてお配りをしているような状況です。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  それでは、次の質問ですけれども、利用できる対象者の拡大ができないということで、相当分と運行対象行政区以外のバス停までの相当距離のある方と、この辺の説明がちょっと具体的にはわかりにくい。この辺はどのように考えたらいいのか、質問をいたします。 ○議長(山本茂雄君)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(田代信一君)  さきの説明の中で、ふれあいバスの補完としてタクシーをふれあいタクシーとして予約制で運行しているというふうに申し上げましたけれども、改正で地区を限定して行っていたものを27年からは地区を限定せずに行っていると。そのかわりに、相当距離というような表現で運用する範囲をお知らせしていると。この相当距離と申しますのは、おおむね300メートル程度というふうに考えております。ただ、この300メートルを表示した場合には、それが厳密に運用されて、その利用等、本当に御事情がある方とかにお困りになる方もいらっしゃるというようなこともございますので、これにつきましては弾力的な運用というふうな形で考えております。 具体的な御利用に関しましては、総合政策課のほうで御相談いただければ、事情等を含めて考えて対応させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  今、実際が10名程度、実質利用者が、日常よく使われている方は10名ということですから、まだふえても十分対応が可能じゃないかと思います。そういう意味で、例えば行政区内にバス停があっても、それが今言われた300メートルだったら、それより遠いところがいっぱいあるんですよ。その方がもう車を持たないので困るという、タクシー代往復だったらかなりかかるわけですね。夜はいろんな若い方がいらっしゃいますけれども、昼間急に用事ができた場合に便がないというときに、やっぱりこういったふれあいタクシーというのは物すごく便利な、事前にですけど予約すれば30分単位とかでできるわけです。そういう意味でまたそういう、自分はできんと思いよったけど、それぐらい、例えば500メートルでもですね、それより遠いところだったら相談に応じていただいて、その辺もできるんじゃないかと。そうすれば非常に住みやすい多久になるんじゃないかと思いますけど、その辺をぜひとも今後、説明といいますか、どんなふうな形で市民の方にお知らせされる予定ですか。 ○議長(山本茂雄君)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(田代信一君)  ふれあいタクシーにつきましては申し上げておりますとおり、ふれあいバスの補完という形で運行させていただいております。御利用者の拡大に関しましては、その活用方法を検討するに当たり、ふれあいバスの関連というのが非常に重要になってくるというふうに考えております。その拡大が、ふれあいバスの部分に運行としてかなりの費用をかけておりますので、タクシーとの兼ね合い、これにつきましては財政的な費用の部分も勘案して行っていく必要があるというふうな認識はしております。ただ、現在の時点での利用方法の周知につきましては、これまで過去に配布をしている分の表現の修正等、工夫をさせていただくという部分と、あとダイヤの改正も予定をしておるような計画もございますので、そのときにあわせて周知、御理解がしやすいような表現で表示をさせたものを世帯に配布できるというふうに考えております。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  とにかくそういういろんな、嘱託員会の場とか、それも簡単にではなくて、ある程度詳しく、こういったところまで説明すれば、そしたらうちの隣のおばあちゃんはいいかもわからないと、隣やったら近いかもわかりませんけど、そういうのもあるので、とにかくできるだけわかりやすく、具体的に例を挙げたらいいんじゃないかと思います。その辺の周知はよろしくお願いいたします。 では次に、今度は予算面ですけど、今言われましたようにふれあいバスは、特に夕方とかは1人とかゼロ、乗っていないことが多いんですよね。そういう意味で、まずふれあいタクシーについての補助金、または負担、予算ですね。特に今度の2月改正ということですけど、年度はもうすぐ終わるんですけど、2月改正の予算計上とか財源はどうされるおつもりですか。 ○議長(山本茂雄君)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(田代信一君)  2月の改正で、またPR等が功を奏して利用者が拡大した場合の予算措置が大丈夫かというふうなことでお答えさせていただきます。 ふれあいタクシーにつきましては、現在、既決の予算を持っておりますけれども、利用の実績からすれば、今現在でその予算の約半分程度を支出している状況でございます。毎月実績が出ますので、毎月支払いを運行委託者のほうにさせていただいておりますので、現在、その執行状況としては約半分ぐらいということで、2月で改正して利用者の方が増加されても、現在の予算内で支出が対応可能というふうなことで補正の予算等は現在のところ予定をしておりません。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  それでは、その予算の計算をするときに、利用者数とか利用回数をどのくらい試算をしてありますか。 ○議長(山本茂雄君)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(田代信一君)  現在の利用数ということでございますけれども、利用の単価につきましては30分ごとに2千円の契約で委託をしております。30分を超えれば、さらに30分で2千円加算されるということで、現在、その2千円のうちから300円を1回ごとに利用者の方からいただいておると。したがいまして、その差額の1,700円というのが実質市のほうで支援しているという状況の単価になっております。 現在、960千円ほどの予算を計上しておりますので、その分で現在の11月末までで440千円ほど支出をしているというような状況でございます。ちょっと回数的には済みません、960千円を1,700円で割っていただければ回数が出ることとなります。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  あと半分あるということですので、足りるというふうに考えて、足りなかったらまた補正があるとは思いますけれども、わかりました。 じゃ、続きまして、ふれあいバスについてのことですけれども、ふれあいバスについてタクアまでの路線をどうするかということですけれども、これは今、答弁ありましたように、3コースともタクアの玄関まで乗り入れをするということですね。これは大体わかりました。 じゃ次に、大きな3点目ですけど、運転免許証の自主返納に対する対応ということで、要するに小児料金、割引でできるということですけれども、これが具体的に必要な書類とか、そういったのはどういう手続をすれば自主返納を認められるんでしょうか。その辺をお願いします。 ○議長(山本茂雄君)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(田代信一君)  自主返納者へのふれあいバス、ふれあいタクシーの割引の申請ということで、手続につきましては、まず免許証を自主返納された方が対象になると。いわゆる更新をされずに失効をされた場合には証明書等が発行されないということもございまして、現在のところ対象ということでは考えておりません。 したがいまして、自主返納者につきましては申請による免許証許可の取り消し通知、または運転経歴証明書、これは有料1千円で発行されるというふうに聞いておりますけれども、これを御提示いただいて割引をするというふうな形で考えております。 手続については、御利用の場合にそれを運転手さんに提示いただくというふうな形で割引を行うということで考えております。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  自主返納された時期の有効期間ということで、10月1日というのはことしの10月1日を基点ということですけれども、今、いろいろ話していたら、免許自主返納をした方から、ほんのさっき聞きましたけど、それは知らんやったと。そういう制度が多久に導入されているのは知らなかったというふうにあります。非常に啓発が伝わっていないというか、そういうことでとにかくこの辺の啓発をぜひ、やっぱり交通事故も多いですし、そういう意味で先ほどのふれあいタクシーも含めて、とにかく設定すれば住みやすい多久に本当になると思うんですよ。その辺での啓発をお願いします。 そうした場合に、今知った人はまだ2カ月弱なのでいいと思うんですけど、それ前、これを知らん──そしたら、10月1日前はだめですよね。そして、例えば知らなくて、10月1日以降に免許を──ああそうか、しとけばいいわけですね。その辺の猶予期間といいますか、そういうのはありませんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(田代信一君)  免許証を返納された方に対しての割引の制度につきましては、本年の10月1日から実施をするということで、周知に関しましては市報や市のホームページ等で周知をさせていただいておりました。10月1日以前に返納された方で、証明書等をお持ちの方は10月1日から1年間の割引ということで、例えば9月1日に返納された方については10月1日から1年間、翌年の9月末までということで、制度以前に周知等を行うことができておりませんので、その以前の方たちには1年間の割引の期間を適用できるというふうになっております。 それから、済みません。先ほどの答弁で、ふれあいタクシーの年間予算ということで、960千円ほどということで29年度の予算を申し上げましたけれども、その内訳としては、月に80千円の12カ月で960千円という積算をしております。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  はい、わかりました。その辺、本当に啓発をしていただければ、非常に対象者もふえて、少しはそういった多久市内での便利な移動手段になるかと思いますので、その辺の周知徹底をよろしくお願いいたします。 これで1項目めの質問を終わりまして、次に水道事業についての質問に移ります。 1点目は、今ずっと紹介ありましたように、多久が高いところから4番目ということですね。 2点目ですけれども、当年度未処分利益剰余金ということについて、これは非常に企業会計、なかなか難しいところなんですけど、未処分利益剰余金というのはいろんな減価償却費まで全部引いた上での当年度未処分利益剰余金ですので、これが丸々余った水道料金を集めたものは、ほかの用途には使えません。水道を利用している方にしか使えません。ですから、水道を使っている市民の方に返すのが原則だと思いますので、こういった210,000千円は還元できないかという質問したんですけど、今説明あったように、統合に向けての遊休施設の解体、これはもう当市でやらなくちゃいけないということでありましたので、これはいたし方がないなということで、その辺のどれだけの施設があるか、その辺の詳しい説明をお願いします。 ○議長(山本茂雄君)  水道課長。 ◎水道課長(小川義隆君)  今、多久市が遊休施設として所有しております施設は、浄水場を含みまして、大小さまざまな施設がございますが、31の施設がございます。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  その31の施設は32年度で統合するわけですけれども、処分の仕方、例えば30年度、また31年度のそういう処分の計画はどうなっていますか。 ○議長(山本茂雄君)  水道課長。 ◎水道課長(小川義隆君)  まず、規模の大きな施設、浄水場でございますが、四下浄水場、あるいは明治佐賀浄水場、あるいは東部の第1浄水場、第2浄水場といったところをまずもって解体をいたしまして、水道事業として処分できるのであれば処分をしたいと。その次の年度に、山間部に位置します小さな遊休施設、そういったところを処分したいと思っております。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  その解体にかかる費用はどうなっていますか。 ○議長(山本茂雄君)  水道課長。 ◎水道課長(小川義隆君)  平成30年度で約1億円、平成31年度で約50,000千円と予定しております。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  はい、わかりました。ですから、あともう50,000千円ぐらいしか残らないということですね。はい、わかりました。 次に、統合の一番聞きたいのが、まずは統合する自治体及び水道企業体、この辺の詳しい、どのような形で、どことどこが統合するのか、その辺をわかりやすく説明をお願いします。 ○議長(山本茂雄君)  水道課長。 ◎水道課長(小川義隆君)  現在、多久市は佐賀西部広域水道企業団から用水を受けておりますが、用水供給事業の佐賀西部広域水道企業団と、その用水供給を受けております8団体のうち、小城市水道事業を除く7団体、自治体名でいいますと、嬉野市、武雄市、多久市──当然多久市も入ります。大町町、江北町、白石町、それと西佐賀水道企業団で統合計画をしております。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  はい、わかりました。 気になるのが、今、唐津と多久で浄水場の会議があっておりますけど、多久は一応厳木浄水場からも水道を利用させてもらっているんですけど、厳木浄水場との関係はどうなるんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  水道課長。 ◎水道課長(小川義隆君)  統合の条件に資産を全て引き継ぐという条件がございますので、厳木多久浄水場につきましても佐賀西部広域水道企業団に引き継ぐことになります。 危機管理の面におきまして、佐賀西部広域水道企業団では、厳木多久共同浄水場につきましては遊休施設とせずに、そのまま運転を継続していく予定であります。 以上です。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  はい、わかりました。ということは、例えば多久市に職員はなくて、職員を派遣する場合は統合した企業団から多久市に派遣すると、そういった形になるんでしょうかね。 ○議長(山本茂雄君)  水道課長。 ◎水道課長(小川義隆君)  事業統合後の職員のことにつきましては、統合日をもって直ちに職員を入れかえるということは、それぞれの水道事業体でいろんな技術の特性がございます。そういったことで、施設の管理面、維持面含めまして、技術継承が非常に難しいところがございますので、当分の間は現在水道事業を経営している各団体から職員を派遣いたしまして、技術継承を徐々に行いながら、最終的には企業団のプロパーの職員の配置となる予定であります。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  はい、わかりました。 それでは次に、一番の聞きたいところですが、統合する理由、この辺のメリット、デメリットがあると思うんですけど、その辺の統合する理由、それから統合する効果、その辺のお尋ねをいたします。 ○議長(山本茂雄君)  水道課長。 ◎水道課長(小川義隆君)  現在、全国の多くの水道事業体では、人口減少、節水器具の普及に伴い給水収益が減少しております。一方で、老朽化した水道施設、水道管の更新需要が高まりまして、その更新財源をどう確保していくかという大きな課題があるところであります。施設老朽化のスピードに施設更新が追いついていないという現状があります。 また、自然災害や水質事故等の対策として、水道施設の耐震化、水質管理、管理体制の強化なども求められています。 このような状況の中で、多久市がこのまま単独で水道事業を経営していけば、将来的に右肩上がりに水道料金の値上げをお願いしないと経営できないと、そういうふうに判断しております。 そこで、先ほども言いました佐賀西部広域水道企業団と、その構成団体である7団体とで、将来的な運営基盤の強化を図ることを目的としまして、平成27年に佐賀西部広域水道事業統合協議会を設立したところでございます。 具体的な統合の効果ですが、財政面でいいますと、給水量の減少に伴い、施設の統廃合や適正規模への縮小により維持管理費や更新費用を抑えることができます。また、組織の再編に伴い、人件費を削減することも可能です。さらには施設更新事業には国の補助金や一般会計繰出金があるため、企業債借入額を縮小できます。さらに受水費の負担がなくなりますので、経費削減効果があります。また、経費の削減により料金の低減化を図ることが可能となります。 続きまして、危機管理面では佐賀西部広域水道企業団は、水質検査につきまして専門の職員を配置し、自己検査を行えることから、水質管理体制の一元化が図れます。また、現在の各団体への配分水量枠にとらわれない水の運用が可能となります。さらに漏水事故や水質事故における応急給水体制が強化されます。 技術面では、専門的な技術職員の採用や要請ができますことから、技術継承の効果も期待できるところであります。 以上です。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  わかりました。それでは、市民の方が一番気になるところですけど、具体的に多久市の、はっきりは言えないとは思うんですけど、多久市の水道料金は今4番目に高いです。これがいつの時点で平準化といいますか、まず水道料金の流れ及び多久市の水道料金がどうなるかという将来の見通しをお願いします。 ○議長(山本茂雄君)  水道課長。 ◎水道課長(小川義隆君)  事業統合を行うことによりまして、経費の削減ができますので、給水原価が低く抑えられます。したがいまして、多久市の水道料金は、現在の料金より低く抑えることが可能となります。 統合推進会議での統一料金についての協議では、団体間の較差が大きい20立方メートルの料金をもとに協議を行ってきました。最終的には事業統合後の各団体の料金は統合時には各団体の現行料金を据え置き、それぞれの団体ごとに統一料金へ向けて段階的な移行を行い、統合後15年後をめどに統一料金となることで調整を行いました。 事業統合時に直ちに統一料金の設定ができない理由としましては、団体間の料金格差が大きく、20立方メートルの料金で最大約1.5倍、金額にして約1,900円の差がございます。激変緩和措置としまして、緩やかに統一料金に移行することで調整しましたので、御理解いただきたいと思います。 なお、多久市の場合でいいますと、統合後4年目をめどに緩やかに料金を引き下げまして、統合15年目に統一料金となるシミュレーションが示されておりますが、基本料金、超過料金などの詳細な料金設定につきましては、協定締結後に料金検討委員会が設置されますので、その中で検討する予定となっております。 以上です。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君。 ◆14番(平間智治君)  はい、わかりました。32年に統合して、最初は一緒ということですけれども、4年目ぐらいから安くなって、15年後には統一料金という流れということで了解をいたしました。 これでなりましたけれども、とにかくこちらにいろんな企業を誘致するときにも、やはり水道料金とかそういったのも非常に大事なことですので、合併によって平準化になれば、多久にももっともっとほかのところで努力すれば平等になっていきますので、その辺は非常によかったと思います。 以上をもちまして、私の質問を終わります。 ○議長(山本茂雄君)  平間智治君の質問は終わりました。 ここで10分間休憩をいたします。                午後2時39分 休憩                午後2時53分 再開 ○議長(山本茂雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 市政一般に対する質問を行います。樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君) (登壇) 本日最後の質問者になります8番議員、樺島です。事前に通告しております1項目3点、多久市児童センターあじさいについて、併用方式で質問します。 本年4月に北部小学校南側校舎を改築し、子育て支援施設、事業を集約し、子育てを行いやすい環境を整えた子育て拠点としての施設、多久市児童センター「あじさい」が開所されました。 多久市児童センター「あじさい」では、6つの事業を行っていますが、県事業の専門相談員が県内の発達障害児、障害者やその家族等の相談を受ける事業、佐賀西部発達障害者支援センター「蒼空」を除いた5つの事業、子どもたちの遊びの場と遊びを提供し、遊びを通して児童が心身ともに健やかに成長する場所としての児童館、育児不安などの相談、指導を行うとともに子育て親子の交流の場の提供と交流の促進を行い、また、地域の子育て関連情報の提供、子育てに関する講習を行う子育て支援センター「でんでんむし」、子どもやその保護者の身近な場所での教育、保育、保健などの子育ての情報提供を行い、また、必要に応じて相談、助言を行うほか、関連機関との連絡調整等を実施する利用者支援事業「パラソル」、子育ての応援をしてほしい人と子育ての応援をしたい人が登録し、コーディネーターが連絡調整を行う事業、ファミリーサポートセンター「にじいろ」、多久市在住の就学前の発達障害児等を対象に専門スタッフが療育訓練等を行う事業、発達障害児等療育訓練支援事業「ほっとカフェ多久」があります。 1点目の質問として、この5つの事業、その利用状況は。 2点目の質問として、苦情箱を児童センター「あじさい」に設置してありますが、苦情の内容やけが、体調不良等の事例、また、その対応はどのようにされたのか。 3点目の質問として、児童センター「あじさい」では、事業以外の教室として創作活動室、地域活動室、集会所、相談室、あじさいルーム①、あじさいルーム②、サークル活動室①、サークル活動室②、ボランティア室、音楽室、病後児保育室がありますが、その利用状況は。 4点目の質問として、ファミリーサポートセンター「にじいろ」の活動状況及び今後の展開をどう考えておられるのか。 以上、1項目4点について1回目の質問をいたします。 ○議長(山本茂雄君)  市長。 ◎市長(横尾俊彦君) (登壇) それでは、樺島議員の御質問に順に回答いたします。 多久市児童センター「あじさい」について、詳しくお尋ねをいただきました。 まず、1項目めでございます。 児童館についてですが、児童センターの総合受け付けをこの児童館で行っており、そこから1階の各部屋、または2階の各部屋、さらに児童遊園へとそれぞれ行くことになっておりまして、それぞれ利用いただいております。したがいまして、児童館だけの利用者数は把握をいたしておりませんので、児童センターの利用者数についてお答えをさせていただきたいと思います。 開所しました4月から11月までの利用者でございますが、就学前の子どもの皆さんが1万813人、小・中学生の皆さんが7,191人、高校生の皆さんが106人、さらに大人の方が1万2,622人となっており、合計いたしますと3万732名の利用となっています。 2つ目の子育て支援センター「でんでんむし」では、就学前の子どもさんが2,747人、保護者の方々が2,318人、合計いたしますと5,065人の利用となっています。 3つ目の利用者支援事業「パラソル」についてですが、こちらは就学前の子どもさんが208人、保護者の方が185人、合計で393人となっています。 4つ目がファミリーサポートセンター「にじいろ」でありますが、現在、利用会員が49人、協力会員が20人、両方会員が5人、合計いたしますと74人となっております。事前打ち合わせを13件、援助の活動を6件、これまで行っております。 大きく5つ目の発達障害児等「ほっとカフェ多久」につきましては、こちらの事業は週に火曜日と金曜日の2回行っております。保護者の皆さんからの聞き取りや子どもさん方の検査、療育などを行っております。来館された保護者の方は222人、就学前の子どもさん方が189人、合計いたしますと411名の利用となっているところです。 次に、苦情やけが、体調不良の事例というお尋ねです。 苦情につきましては、児童館苦情等受付対応マニュアルを設け、これに従い、窓口に苦情箱を設置しておりますが、今のところございません。しかし、市長へのメールや口頭での苦情、意見などがございました。 内容は、児童センターでの飲食についてのこと、1階部分と2階部分の利用についてのことでございました。それぞれ誠意をもってお答えし、改善に努めているところです。 次に、けがや体調不良の御質問でございましたが、児童センター内でのけがや体調不良につきましては、けがという、これは状況もいろいろありますので詳しく言いますが4件、体調不良としては2件、計6件ございます。けがについては、一つは雲梯遊具がございますが、ここから滑り落ちたという事例が1つ、また、階段をおりたところと階段の段差がございまして、その段差につまずいたというのがそれぞれ1件ずつの2件、そして、木製遊具の中に箱があるんですけど、この箱に手を挟んだという4つの事案があったようです。 また、体調不良としては、9年生と5年生の男子がちょっと気分悪くなったという方がおられたようでございます。それぞれ例えば、気分が悪くなった方には学校に連絡して学校まで付き添ったり、あるいは保護者の方に病院へ連れて行ってもらうなど、それぞれ適切な対応に努めているところです。 次に3点目でございますが、利用状況についてということでした。 まず各部屋ごとに、1つ目の地域活動室ですが、この部屋につきましては、地域の方に来ていただいて、子どもさんたちとお手玉や折り紙など昔遊びなどをして触れ合ってもらう目的で設置をしたところですが、今のところ、4件の利用があっております。 2つ目の集会室でございますが、会議室として利用をしております。園長会、高校生の実習、視察の対応、ファミリーサポートセンター事業の研修会などで利用をいたしております。 3つ目の病後児保育室でありますが、ファミリーサポートセンター事業での病後の子どもさんたちのお預かりをする部屋として設置をしておりますが、これまで1件御利用がございました。 4つ目のあじさいルームの①②でございますが、あじさいルーム①は、佐賀県西部発達障害者支援センター「蒼空」の部屋として利用され、また、あじさいルーム②は、発達障害児等「ほっとカフェ多久」の部屋としてそれぞれ利用いただいています。 5つ目のサークル活動室の①と②でございますが、小学生以上を対象としたサークル活動室として設置をしております。すこやかタイム、クラフトクラブ、ママクラフト、絵手紙教室、絵画教室、手話教室、科学教室、書道教室などで利用をいたしており、就学前の子どもさんたちが49人、小学生が262人、保護者の方が88人で、合計いたしますと399人の利用があっております。 6つ目にボランティア室であります。小学生から大学生までの子どもボランティアの活動を行う部屋として設置をいたしております。現在、小学生のボランティアは13人が登録をしていただいており、月に1回定例会を行っています。児童センター内の季節に応じた飾りつけのお手伝いをしてもらったり、イベントの準備などを行っております。 7つ目に音楽室です。会議室、文化祭の発表会、音楽サークル、DVDの鑑賞会など、多目的に利用ができております。例えば、メルヘンタイム、その他会議室として利用をしているようです。就学前の子どもさんの利用が3人、小学生の利用が75人、保護者の方が75人、合計153人の利用があっております。 8つ目の部屋が創作活動室でありますが、ママ、パパの離乳食教室や、子どもを対象とした季節に応じたお菓子の料理教室、そして親と子の料理教室などを行っております。12回の料理教室を行いまして、参加の状況は、就学前の子どもさんが110人、小学生が43人、保護者の方が109人で、合計しますと262人の利用があっております。 9つ目の部屋が相談室でありますが、育児相談やファミリーサポートセンター事業のペアのマッチング──それぞれ紹介をしたり、調整して協力体制ができるという意味でのマッチングでございます。これらの事前打ち合わせなどで利用をしているところです。利用状況は、就学前の子どもさんが16人、大人が36人で合計52人の利用となっています。 次に、項目4点目で事業活動状況と今後の展望についてのお尋ねです。 ファミリーサポートセンター事業活動状況について少し御紹介しますと、登録者数と利用状況については先ほど申し上げたとおりですが、会員数の増加に向けた取り組みとしまして、スポーツクラブ、文化活動、地区のふれあいサロンなどへ出向いて参加者へ事業の説明を行い、協力会員への登録をお願いしております。なかなか会員数の増加にはまだ至っていない状況であると認識しています。 利用会員の増加に向けた取り組みとしましては、市内義務教育学校3校のPTA総会、保育園や認定こども園、また保健センターでの乳幼児健診などでの事業の説明、情報の提供を行い、利用会員への登録をお願いしているところであります。 また、児童センターの内覧会、会員同士の交流会、ファミリーサポートセンターの研修会などを行っております。 そのほかに他事業との共催としてスマイルフェスタ、多久まつり、赤ちゃん広場、赤ちゃん登校日なども実施をして、事業の積極的な啓発活動も行っております。 今後も事業の啓発活動を行い、事業の円滑な活動が図られるよう利用者のニーズの把握に努めていきたいと考えております。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  それでは、2回目の質問に入っていきたいと思います。 まずは1点目、5つの事業の利用状況ということで質問をしました。 まず、数字的には、児童館としての数字はわからないということでなっています。それで小・中学生の利用状況というのは今お伺いしました。 学校区ごとに人数を、ちょっと資料をもらいましたので調べてみました。そしたら、中央校区の小・中学生については4,972名、全体の69.1%です。市外の方が1,467名、20.4%、東部校区の方が397名、5.5%、西渓校区の方、355名、4.9%ということで、東部と西渓合わせて、まだ10%程度の人数ということになっています。この部分をどういうふうに考えてあるか、聞かせてもらっていいでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  今、議員おっしゃいましたとおり、中央校区の子の来訪者が非常に多いというのは確かでございます。児童センターの利用者につきましては、市内、市外の割合というのは全体では半々ということで、市外の方にも多く来ていただいているんですけれども、やはり市内の方の利用をどう促進するかというのが非常な課題と思っております。これについては学校へのお願いをしながら、児童センターへの見学会、逆に、こちらのほうから学校行事に出向いて、こういう児童センターがありますよという紹介等を行っていきながら、まずやはりどういう形であれ、周知を図っていきたいというふうに思っております。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  この部分は昔、自分がPTAの代表として児童館運営委員会、その会議に出た中でもお話をしています。西渓、東部、そっちのほうの子どもたちに何とか行ける機会をつくってもらえないのかというようなお話をずっと昔からやっていまして、今現在、学校等に出向いてということのお話なんですが、例えば、イベントとかあるときに、夏休みとか、逆に車両等を使用できるようなことを行うということはできないんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  この件については、やはり学校行事等との兼ね合いもございますので、ここですぐお答えはできませんけれども、やはり今後とも学校のほうとの協議体制を持ちたいと思いますので、十分な検討をさせていただきたいと思います。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  なるべく多久市の施設ということでありますので、中央校の生徒だけの施設ではなく、ほかの学校の子ももっと利用者がふえるような状況にしていっていただきたいと思います。 続いて、子育て支援センター「でんでんむし」のほうのお話に入らせていただきます。 こちら、今お話を聞きましたけど、利用者が全体で5,000人以上ということで非常に多いように感じますが、最初からこれぐらいの利用数を想像されていたんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  まず、児童センター自身が当初の予想というか、私たちとしては年間で2万人程度ということで考えておりました。 というのは、今までありました社会福祉協議会会館の2階にありました児童館のときの、現在で言えば4.4倍ほどの入館者というか、来場者、利用者が来ていただいています。それからしますと、非常に喜ばしいことであるんですけれども、非常にたくさんの方が来ていただいています。ですから、同じように子育て支援の「でんでんむし」のほうにも、当初よりやはり思った以上の方々が来ていただいて、特にここは保護者の方と未満児さんといいますか、小さい方が一緒に来られますので、そこでサークル的な活動というか、お話し合いができたりとか、非常にまたアットホームな家庭的な雰囲気が味わえるということで、来館者のほうも非常にここもふえているんじゃないかなと思っています。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  この子育て支援センター「でんでんむし」の事業内容としては、悩みの相談ということになっています。この相談の内容とか、件数とか、わかれば教えていただけますか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  済みません。ちなみに11月の状況でございますけれども、育児相談ということで15件程度あります。内容としては、やはり子どもさんの動きだとか言葉だとか、こだわりだとか、かんしゃく、赤ちゃん言葉の利用等、そういうような子育てに関する悩み、また、発達障害関連ということで、療育のあり方ですとか、どういう内容がいいのかという相談、また、食育の相談で食事に集中しないとか、立って食べたりするとか、ミルクを飲まない、味つけはどうすればいいかとか、アレルギーの問題とか、やはりそういう子どもさんたちの身近な思いとか、悩みとかいうのを相談していただいているように思います。また、そのときには利用者支援事業も一緒になって相談を受けて、関係機関へつなげるような形での対応をしていっている状況でございます。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  対応は大事なことだと思います。この対応の中で今、地域の子育てに関する情報とか講演を行われているということなんですけど、講演は、どのような講演を行われたんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  子育て支援センターのほうで行っていただいたものとすれば、例えば、食育で言えば、離乳食の問題の講演だとか、あと、子育てのほうは、あそこで言えばやっぱり専門の先生とのつながりがありますので、子育てについての講話をしていただいて子どもの心を声で包んであげましょうですとか、乳幼児の発育とか発達の過程についての、いろんな食事というようなテーマを決められて、大体月1回程度、最低1回程度そういう講演会を開いていただいている状況です。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  こちらのお悩みの相談っていうのを受けるようなことを、今、想像以上の方が来られてあるということで今の人員と設備、これで十分対応できているのでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  確かにたくさんの方々が来ていただいて、いろんな相談等も行っていただいています。また、それについても、支援センターのほうでも積極的な対応をしていただいています。 それと、先ほど言いましたように、こういう相談等があるときには必ず利用者支援事業の担当のほうの職員も一緒について、その関連のところとかへのつなぎとか、そういうようなこともやっております。 ですから、早急にその対応が今足りていないという状況ではございませんけれども、これについても今後とも状況を見ながら、見ていきたいというふうには思っております。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  児童センター「あじさい」が周りに認知されていけば、こういう子育てに対する悩み、不安を持っている方たちはたくさん、もともとがおられると思いますが、「あじさい」自体の認知度がふえることによって、まだまだ利用者がふえる可能性がありますので、今後、対応できるようなことを事前に前もって考えながら行ってほしいと思います。 それと、利用者支援事業「パラソル」のお話になりますが、こちらも内容的には支援センター「でんでんむし」とちょっと見ていて違いを余り感じないんですけど、この大きな違いというのは、どういうところなんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。
    ◎福祉課長(鳥井武君)  今言われましたとおり、特に相談事については、そこに来られたときとか、支援センターに来られたときには、もう完全に一緒に相談に行きますけれども、こちらのほうは逆に言えば、「パラソル」のほうは積極的にいろんなところに出て行って、こういう事業がありますから何かございましたら説明とか、相談に来てくださいということで行っているところです。 そんな中でやっぱり次の段階として、「パラソル」のほうに特徴的に相談があるのは、保育園とか認定こども園の違いとかは、どうなっているんでしょうかとか、1号認定、2号認定、3号認定と認定がありますけれども、そういうもの、またゼロ歳で入園できるような保育園はあるんでしょうかとか、来年度の保育園の入園の手続はいつから始まるんでしょうかというような、いろんな保育園、こども園についての相談があったりとか、あとはやっぱり一時保育、休日保育、また児童センターで行っていますファミサポの利用についての相談があったりとか、あと離乳食はいつから、乳児健診等に行ったときにも若干の相談があるように、やっぱり離乳食とか、野菜を食べないんだけど、どうしたらいいんだろうかとか、トイレのトレーニングはいつぐらいからすればいいんだろうか、また、絵本はいつから読んでやったほうがいいんだろうかとか、3歳の子どもに対するいらいらなどの育児相談とか、そういうような相談等があっておりますので、さっき言いましたように、健診とか、そういうところに積極的に出向いて行って、保育士さんが相談を受け付けますので、その場でお答えできることはお答えするとして、できない場合は、この利用者支援事業のほうでいろんな関係機関へのおつなぎをして解決が図れるようにしていきたいというところが、出向いて行くというのが積極的な違いだというふうに思っております。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  説明ありがとうございました。 それでは次に、発達障害児等療育訓練事業「ほっとカフェ多久」についてお尋ねをします。 こちらはトータルの利用多数ということで、子ども189名、大人の方411名ということでしたが、これは多久市全体で就学前までですよね、たしか。対象者は何名で、そのうちの何名の方が利用されているんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  「ほっとカフェ多久」の件でございますけれども、現在、療育の対象となる子どもさんは市内に60名いらっしゃいます。そのうち20名の方が、このほっとカフェでの療育訓練を受けているという状況でございます。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  今20名の方が療育訓練を受けているということで、それ以外の40名の方については、なぜ利用されていないと考えているのでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  現在、その40名の方というのは待機をしていただくというような状況になっています。現在やっぱり週2回、火曜日と金曜日に行っている関係上、その療育訓練も1回では終わらないもんですから、やはり1人の方が受け始められると、例えば、5回コースだとか、人によって違うんですけれども、そういうことで訓練を受けていただくことになりますので、どうしても年度の途中ぐらいからになってきますと、新たにこういう相談を受けたら訓練を受けたほうがいいとか、相談をしたがいいよという方がふえてまいりますので、ちょっとその方々の待機状態が出ていますので、これについては、なるべく事業回数を1週間3回程度にふやせるように、今、検討を行っているところでございます。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  残りの40名の方は待機状態ということで、あとは療養を行う日が火、金で週に2日だけということもありまして、これは1日に何名ぐらい療養訓練ができるんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  大体5名です。午前2名、午後3名ぐらいの大体スケジュールを組んで、そこに来ていただくようにということでスケジュールを組みながら行っているところです。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  現在、この待機をされてある方は、その後、今後何月からは入られますというのは連絡というか、そういうことはされてあるんですか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  まだこれについてはやはり先ほど言いましたように、1人の方が1回で済むとか、2回で済むというのがはっきりわかりませんので、その療養の中で行っていただいておりますので、ある方がいつからというのが、すぐにははっきりできていない状況です。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  この待機の方も、できればある程度の目安というか、何月ぐらいから入られるんじゃないかという予測なり何なりは事前に教えてあげていれば、非常に使いやすいのかなと思います。 それと、こちら療育されるということなんですけど、療育プログラムは、どういう形で、どういう流れでされているんですか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  専門の相談員の方が子どもさんに対する訓練を行いながら、また逆にそのとき保護者の方に来ていただいて、どういうような訓練をするとか、今どういう状況なんですよというのを保護者の方にもはっきり理解していただくと、そういうのを数回繰り返していただきながら、なるべく早い状況でその発達障害児の方に対するケアを行うと、そうすることによって、早目の手当てをすることによって重度にならないとか、逆に言えば、早くその症状から脱することができるとか、程度の見きわめがはっきりできるとか、そういうのを専門の方に見ていただきながら、保護者の方と本人さんとが一緒になって療育に向かっていただくというようなシステムでございます。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  この療育訓練について何回かかるか人によって違うということでお話を伺いましたけど、これ利用期間とかの限度はあるんですか、利用回数だとか、期間とか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  一応めどとしては10回程度というふうにお聞きしております。そうすることによって、この次は、正式にはやはり、医療機関の判断を得ないと、その方がどういう症状ですよというのは、最終的には医療機関に持っていかれるということですから、その前段の、前段でも早いうちにそういう手だてができるというようなシステムでございます。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  それでは、この療育訓練利用を終了された方とか、または就学前までということなので、就学した後にそういう関係機関へのつなぎ的な活動はされる予定なんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  先ほど言いましたように、専門的な医療機関でちゃんとした診断を受けていただくというのが最終的なことになるかと思いますけれども、先ほどの利用の限度というところで回数を言いましたけれども、最大で言えば、1年間というのが最高の長さでございますので、その中でその子に合ったシステム、療育訓練をしながらということになっています。 先ほど言いましたように関係機関へ最終的にはつながないと、これで終わりではございませんので、そこについてはしっかりとサポートをするという体制でございます。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  きちんと最後までサポートをされてください。 続いて、2点目の質問に入ります。 苦情箱を設置してあるけれども、苦情箱のほうには、今のところ、何もなかったということで、それ以外で市のほうの問い合わせフォームかなんかに送られてきたんですかね。その送られてきた分の内容をよろしければ教えていただけますか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  市のホームページのほうに問い合わせとして送られてきたのは、ある子どもさんがガムを食べながら児童センターに来られたと。飲食については児童センターは一定決まったところで食べていただくようになっていますので、そのときの諭し方が、ちょっと子どもさんにとってはきつい言葉になったのか、その件を自宅に帰られて保護者の方に言われて、その方から、いろんな周知もされていないのに、そういう言い方をされたのは、ちょっといかがなものかというような形での苦情がございましたので、これについては、先ほどマニュアルをつくっていると言いましたように、館内での飲食についての問題だとか、1階部分とか2階部分での利用についてはこういうことですよというのを、基本的マニュアルに沿って、再度、丁寧な説明をしていきたいということで考えております。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  子どもさんが職員に注意されてということで、それがちょっと頭ごなしであったんじゃないかみたいな受け取り方を子どもがされたということですかね。これは子ども、相手の受け取り方というのは本当にいろいろありますので、本当に叱るときには十分に注意をしないといけないんじゃないかなと感じます。この部分は、職員さんにも一言お話をしていただきたいと思います。 それと、それ以外の禁止事項とかの説明はどういうふうにされてあるんでしょうか、初めて入館をする方に対して。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  児童センターのほうに初めて来られた方につきましては、パンフレットを差し上げて説明をしております。その中で、先ほど言いましたように、1階部分というのは、まだ小学校に行かない方々が基本的に遊んでいただくところ、2階は小学生以上の方が遊んでいただくというようなところになっていますよということ、また、児童遊園のほうも大体小学生が遊ぶところと、未就学児さんが遊ばれるところの遊具がちょっと違いますので、そういうのを事前的に言って、やっぱり逆に、大きい子どもさんのところにちっちゃい子が行くと、大きい子どもはやっぱり活発的に動きますので危ないし、逆にちっちゃい子のところに大きい子どもさんが来られると、ちっちゃい子は怖がって、もう遊べなくなっちゃうとか、そういうのがありますので、そういうのを事前的にするということ。 それともう一つ、やっぱりさっき言いましたように館内では、飲食は決まったところでしてください。食べながらとか、そういうので遊んではいけませんということをパンフレットを差し上げながら言うとともに、マニュアルをちゃんとつくっておりますので、それに基づいて言っております。 先ほど議員言われたとおり、言うところは、ちゃんと受付のほうで言って、やっぱりマナーを守ったところでの遊びというのが基本だと思いますので、これについては、先ほど言われたとおり、言葉遣いにある程度丁寧に対応しながら、ちゃんとした説明をしていきたいというふうに思います。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  そしたら、就学前の児童については保護者のほうへ説明をする、そういう小・中学生については、自分たちで来た分にはその子たちに直接説明をするということでいいんですかね、パンフレットを渡しながら。 先ほどマニュアルに沿ってということでお話しされていましたんですけど、マニュアルのほうがもしあれば、後でいただいてよろしいでしょうか。済みません、ありがとうございます。 それと、続いて、けが、体調不良についてです。 けがのあらかたの内容をちょっとお聞きしています。この中で階段の段差でつまずくという件が2件あっています。この階段についてというのは、視察なんかで行かせてもらったときに、ここは危ないんじゃないかなという、ちょっとかさ上げした分のところの話でしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  議員言われたとおり、ちょうど2階に上がった、あの階段からちょっとすりつけのところですね。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  その階段のつまずき自体が4月と6月に起きています。現在その場所はどうなっていますか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  けがの方が出られたということで、言ってみれば、その構造上の問題であるということでございますので、段差解消の改修工事を行って改善を済ませておりますので、その後については、今のところ、けがはあっておりません。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  できればもっと早く視察の段階で気づいた部分で、きっとけが人が出るということ、そのとおりになってしまいましたので、もっと早目の対応がよかったんじゃないかなと思います。 それと、こちら体調不良で嘔吐という生徒が発生しています。これ嘔吐とかなってしまえば感染症とか危険性があるわけで、この方は親御さんなり病院なり連絡したと、その後の経過とかを問い合わせて聞いたことはないんですか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  このときは体調不良で嘔吐をしたということで、まず、病後児室に連れて行きまして、そこで職員のほうが対応しながら、まず嘔吐はちょっとだけだったんですけど、ぐあい全体がちょっと悪そうだったので、うちの健康増進課の保健師さんのほうに来ていただいて、御両親というか、保護者のほうに連絡をしました。その後、体調等が戻る状況ではあったんですけれども、とにかく家のほうに連れて行ってくださいということで、一応処置をしまして、保護者のほうに来てもらったという状況です。その後、次の日もまた遊びに来ていましたので、一応その日だけのぐあいの悪さで終わったんではないかなと思っています。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  このけがとか、体調不良に対する対応をするためのマニュアル的なものはつくってあるんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  この件につきましても「児童館事故対応マニュアル」というのを作成いたしまして、それに基づいて対応するということで、今行っているところです。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  今行っているというより、今作成中。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  はい、つくっております。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  それでは、それもよければ後ほどいただきたいと思います。 ぜひけが等については、本当に意識がなくなってしまったりしたら、センター長とか職員同士で知らせるんじゃなくて、すぐに119番通報したほうがよろしいでしょうし、嘔吐とかが発生した場合は、それが感染症であったり、伝染病とかいう可能性もあります。そういうのもありますので、その後の経過観察をするとか、経過の情報を仕入れるみたいなこともちゃんとマニュアルに取り入れていただいたほうがいいのかなと思います。 続いて、3点目の質問に入らせていただきます。 児童センター「あじさい」の事業以外の居室についてということで、いろいろたくさんお話を聞きました。これ自体が、一番最初のころは、問い合わせをしたときには、児童センター「あじさい」関係以外の団体等には使用はちょっと遠慮してもらうというようなお話を最初されたと思うんですけど、現在でもそうなんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  児童センター自体が、前も言いましたとおり、目的を持って設置をしております。その各部屋につきましても、それぞれの目的を持って設置をしておりますけれども、いつも確かに全部が使われているわけではない。 ただ、やはり利用されるときには、児童に関することですとか子どもに関すること、また、ボランティア関係で子どもさんへのボランティアができないかとか、そういうやはりある一定子どもさんとの利用ができるということを、今のところ、まだ前提に部屋の利用については行っている状況です。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  子ども関係の事業であれば、ある程度使用はできるということでいいんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  今おっしゃられたとおり、やはり子どもに関係することを、例えば、会議であれば、一つの目的であるというようなことが必要だと思っておりますので、まずはそういう状況をお聞きしながら、この部屋の利用については対応している状況です。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  事前にもらった資料の中で若干集会場の利用について、余り子ども関係ないのかなというような団体が使われている例とかもあったんで、これは確認させていただきました。 それと地域活動室、こちらはもともと、市長答弁されましたけど、地域等の方がボランティアで昔遊びを教えるというような目的で最初つくられたと思います。実際これで4件ということで、本当にこれ4件されたんでしょうか。それと、これは老人会等にお願いしてあるのかな、ボランティアとして、それ確認をお願いします。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  その活動室の利用については4件、ボランティアという形でやっていただいています。 ただ、老人会の方とか、そこにお話は、しに行ったりしているんですけれども、なかなかボランティアというような形での形成まではまだ至っていないというのが現状でございます。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  1回お話しされに行ったということなんですけど、ほかの団体とかにもそういうお願いとか、継続的に探す努力はされているんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  市内にはたくさんの、いろんな文化団体ですとかサークルがございますので、そういうところの、特に夏前ぐらいまで、ちょうど皆さんが総会等で集まっていただくことが多いかと思いますけれども、そういうときに出向いて行って、こういうところでボランティア的に、その中でやはり発生したのがいろんな教室をしていただいているとか、そういうのもございますので、そういういろんな活動に資するような、ボランティアだけではなくて、そういう特技的なものを生かしていただいて、児童センターではいろんな事業を行っていますので、そこへのお願いというようなことをしながら行っている状況です。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  この部屋自体が確かに使用実績が余りない、少ない状態になっています。これはぜひ活用していただきたいなと思っています。 それ以外の子どものための活動であれば、使用できるというのが今お聞きしましたので、ぜひその部分も広報されるなり何かしてぜひ使用していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、4点目の質問をさせていただきます。 ファミリーサポートセンター事業についてです。こちら協力会員、当初から比べると、協力会員、利用会員、両会員全部足して、59名から74名ということで増加はされていますが、これは現状のままでいいんでしょうか。今後もちゃんと会員の増加のための活動はされていくんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  4月には本当に当初のスタートは59人、一番問題になるのはやはり協力会員さんだと思います。その方々が今、いろんな分野にたくさんいらっしゃれば、預かれる対象の子どもさん方もふえるということになりますので、ここの協力会員さんをいかにふやすかというのが多分、多久の児童センターもそうでしょうけど、県内で行っているところも、一番の悩みだと思います。 こちらの児童センターでは、今後、会員増に向けた取り組みということで取り組んでいることでございますけれども、今後は、子育て中の親御さんが利用される医療機関とか駅とか、お店のようなところに市内70カ所ぐらいにポスターを今掲示しております。 また、今度の1月の市報では、このファミサポの1時間お試しクーポンというのをつけまして、広報しながら、こういう利用もございます、しませんかというのを行っていきたいというふうに思っています。 やはり、そういう啓発が一番大事だと思いますし、会員さん同士のいろんな話し合いとか交流会もありますので、そういう中で横の広がりを持って協力会員さんをふやしていけるように、こちらも努力していきたいというふうに思っています。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  利用状況ということで、今現在マッチング件数が13件、援助活動が6回となっています。この援助活動の内容は何ですか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  基本的に言いますと、一時預かりがほとんどでございまして、そのときもやっぱり多いのは児童センターのほう、なかなかやっぱり自分のお家で見ていただくというのではなくて、もう児童センターに連れてきていただいて、そこで一緒になってある一定時間まで見ていただくというようなことが多いということが、この13件のうちでは主な預かりの状況でございます。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  援助活動、これは預かり活動ということですね。それ以外の、最初にこの事業のメーンとしていた送迎などの活動はないんですか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  ちょっと今、数は把握しておりませんけれども、その前段として保育園、幼稚園のほうに普通、保護者の方がお迎えに行かれますけれども、ファミサポの方が行かれると、どの方ですかというような問題があるかと思いますので、それについては、各園のほうに、こういう様式を持ってまいりますので、お迎えに行ったときに、この方に預けていいですよというようなことができるようなものはこういうものですということで、園長会とか、そういう園のほうを回って説明をさせていただいています。済みません。送迎については、2件これまであっております。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  送迎も実際預かるときには、その前に事前に迎えに行くということで、これも送迎に入るというところでしょうかね。 あと今お聞きした、身分証明書的なものを用意するということでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  基本的に子どもさん同士というか、保護者さんとそのファミサポの協力会員さんが会うのは事前にマッチングしていますので、そこで違う人と会うということはないんですけれども、保育園とかに迎えに行くときには、その保育園がどなたかわからないので、そのときには、この方にお迎えをお願いしていますという保護者からの同意書的な文書をつけて、迎えに行くというようなことをしております。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  その同意書は、サポートセンターのほうでつくられて、それに署名してもらうというような形でいいですかね。 それと実際、一応会員数は急激にはふえていませんけど、ふえている状態の中で、開所して8カ月で全部で6回です、活動自体が。月に1件に満たないような状態なんですけど、これは、原因は何と考えられますか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  実際、このファミサポの事業が動き出したのは夏過ぎぐらいからですね。やっぱりそれまでは、なかなか両方の会員さんはいらっしゃいますけども、マッチングまでもなかなか行かない状況で、マッチングがあったのが多分夏過ぎたぐらいからだと思いますので、確かに利用がまだ少ないんで、それは啓発をしないといけないんですけれども、やはり徐々に浸透させていけばいいかなというふうに思っているところです。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  そうですね、どんどん浸透していただいて、せっかくの活動ですので、たくさん利用してほしいと思います。 それと、マッチング件数が13件、活動自体が6件、マッチングの件数の半分になるんですけど、なぜにマッチングが成功しなかったんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  全てではないですけれども、やっぱり急に預けなくても大丈夫になったと、大体最低でも前日までにはマッチングを行うことにしていますので、ただ、そういうことで、大体予定をしていましたけれども、預けなくても大丈夫になりましたというような連絡が入って、ちょうど半分程度ぐらいになったという状況でございます。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  はい、わかりました。 続いて、この協力会員の養成講座についてお尋ねをしたいと思います。 こちら9項目の24時間、大体11日間ぐらいをかけて行うということで前回の質問のときに聞いています。 昨年度はオープンに向けて、集中的に多分1月、2月でされてあったと思います、この13こまの講習をですね。今年度も講習が9月と10月の2カ月間だけで実施してあるんですけど、これはなぜでしょう。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。
    ◎福祉課長(鳥井武君)  ことしの春口、ちょうど会員募集を始めまして、3月までに行ったのは議員言われたとおり、事業を開始するまでに、やっぱり一定の資質を持ってもらいたいということで事前の講習になったかと思います。 新年度が始まりまして、大体春先に集中的に会員さんの募集を行ってまいりました。それを受けてやはり間髪を入れずじゃないですけれども、なるべく早い時期にある一定の研修をしたがいいだろうという、ことしの担当課としての思いがあったもんですから、ちょうど9月ぐらいから11月までの延べ14日間にわたって講習をさせていただいたところです。 これについて、ちょっと2年目というか、スタート時になったもんですから、やっぱり早い時期に皆さんに講習を受けていただいたほうがよろしいんではないかという思いでの、今回の日程でございました。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  この分については前回の一般質問でもお聞きしたんですけど、今後は、1カ年を通して協力会員さんの能力を向上してもらうべく実施すると、受講していない科目があれば、そのときに年間を通してスケジュールを組みますので、その中で受けてくださいねということで、スキルアップしてもらうということでお話をもともとされてあったんで、急にこういうふうな状況でされていたんで、ちょっと問題があるのかなと思っています。 これは実際9、10、11ということなんですけれども、11も11月1日の話で、ほぼ2カ月間で14日間、集中的にされています。これを受講するというのは、なかなか難しいんじゃないかなと感じますので、今後も、もし機会があれば、これだけは取ってほしいというような講座があれば重複してもいいんで、一回きりではなく、ほかの機会にも、これと別にやってもらうようなことをしていただければ、この協力会員のスキルアップにつながっていくんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いします。 続いて、ことしの3月の一般質問でもお聞きしたときに、ファミリーサポート事業として、保険については4つの保険に入るということになっていましたが、そのときに言われていた研修傷害保険にも入るということでしたが、それが今、見当たらないようなんですけど、どうされたんでしょうか。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  一応、その一般財団法人女性労働協会の保険に入っておりまして、その中には研修・会合障害と地域子育て支援保障保険、それとお見舞金制度というような内容がある保険に入っておりますので、多分大丈夫だというふうに思っています。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  自分が確認したのはサービス提供会員障害保険、これは協力会員が活動中の事故によりけがをされたとき、それと賠償責任保険、活動中の事故で第三者に損害を与えた賠償責任、そして依頼子供障害保険、利用子どもが活動中に事故等により障害を負われたときに保障するという、この3つとお見舞金制度だけだったと思います。 最初に言われていた研修障害保険、こちら研修とか会合等に出席されたときの前後の移動中も出るような保険だったんですけど、こちらが今現在はもうないような状態になっています。この部分、もう一回確認してから、後ほどまたお返事をよろしくお願いします。 それと利用者の年齢制限が、生後6カ月から小学校3年生までということになっています。こちら、ぜひ6年生までできないのかなと思っています。 それというのも、例えば、兄弟であれば、小学校2年生、3年生で兄弟がおれば5年生であったり、6年生であったりということもありますし、3年生まで塾に通っていたけど、4年生になったら塾に通わないとか、3年生までお父さん、お母さん働いていたけど、4年生からお母さん家におるから送れるよというような状況にはならないと思います。 ほかの自治体でも、ほぼ半分以上が6年生まで対応されています。この答弁のほうでは、状況を見ながらということでしたが、今現在はどういうふうに思われてあるか、お教えください。 ○議長(山本茂雄君)  福祉課長。 ◎福祉課長(鳥井武君)  まず、そういう対応をしていただく協力会員さんとのいろんなコミュニケーションをとりながら、今の3年生までのお預かりをもう少し年齢的に上まで上げれるのか、そこら辺については、十分なコミュニケーション、ディスカッションをして対応していきたいと思っています。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君。 ◆8番(樺島永二郎君)  ぜひ対応をしてほしいと思います。 それと、ちょっと時間もないので最後になります。このファミリーサポート事業に対して、本当に必要な方たちがおられると思うんです。ひとり親世帯であったり、生活困窮世帯であったり、働いていてなかなか子どもを塾にも送ってやれないとか、そういう方たちには本当に必要だと思います。 その方たちを手助けする制度として、ほかの自治体なんですけど、逗子市であったり、鎌ヶ谷市では、ひとり親世帯利用料補助制度というのがあります。こちらの条件は、ひとり親家庭医療費助成等を受けている方、またはそれに準じた方、あと、就学援助制度を利用している方、または逗子市のほうでは児童扶養手当の支給を受けている方ということでやっていますので、その方たちが何とか利用できるようなことを考えてもらえるか、お答えください。 ○議長(山本茂雄君)  樺島永二郎君の質問は終わりました。 残された市政一般に対する質問は18日月曜日に行うこととし、本日はこれにて散会いたします。                午後3時54分 散会...