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06月03日-01号

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  1. 多久市議会 2004-06-03
    06月03日-01号


    取得元: 多久市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    平成16年 6月 定例会       平成16年6月3日1.出席議員   議 長  武 冨 健 一           10 番  中 原   鎭   副議長  西 山 英 徳           11 番  田 中 英 行   2 番  中 島 國 孝           12 番  山 口 正 信   3 番  野 中 保 圀           13 番  角 田 一 彦   4 番  中 島 慶 子           14 番  田 原   昇   5 番  山 本 茂 雄           15 番  山 口 龍 樹   6 番  飯 守 康 洋           16 番  真 島 信 幸   7 番  興 梠 多津子           17 番  井 上   慧   8 番  古 賀 和 夫           18 番  石 井 順二郎   9 番  牛 島 和 廣           19 番  大 塚 正 直2.欠席議員    な   し3.本会議に出席した事務局職員   事 務 局 長  樋 口 和 吉   次長兼議事係長  野 中 信 広   書記       山 田 智 治4.地方自治法第121条により出席した者    市           長      横   尾   俊   彦    助役                 古   賀   正   義    収入役                田   中   勝   義    教育長                尾   形   善 次 郎    総務課長               藤   田   和   彦    税務課長               牛   島   剛   勇    財政課長               柴   田   藤   男    市民課長               森   山   真   塩    生活環境課長             木   島   武   彦    農林課長               田   中       榮    農業委員会事務局長          舩   山   正   秀    建設課長               小   園   敏   則    企画商工課長             石   橋   慎   一    都市計画課長             成   富   廣   行    下水道課長              中   原   博   秋    人権・同和対策課長          梶   原   栄   三    福祉健康課長             市   丸   正   文    教育次長               松   下   伸   廣    生涯学習課長             松   尾   紀 久 江    学校教育課長             今   泉       弘    会計課長               本   島   和   典    水道課長               前   山       充    市立病院事務長            渕   上   哲   也    監査委員事務局長           三   塩       徹    恵光園長               草   場   藤   夫      ――――――――――――――――――――――――――――――       議  事  日  程    6月3日(木)10時開議       開会 日程第1  会期決定の件 日程第2  会議録署名議員の指名 日程第3  諸報告   議長の諸報告 日程第4  議案の一括上程          ┌ 議案甲第13号~議案甲第15号 ┐                        │ 議案乙第23号~議案乙第26号 │                        └ 報告第1号~報告第11号   ┘ 日程第5  提案理由の説明 日程第6  閉会中継続審査事件特別委員長報告   議会等行財政改革特別委員長の報告   筑後川下流土地改良事業対策特別委員長の報告      ――――――――――――――――――――――――――――――                 午前9時58分 ○副議長(西山英徳君)  おはようございます。開会前に表彰状の伝達を行います。 去る5月25日開催されました全国市議会議長会定期総会において表彰が行われ、多久市議会から武冨健一議員が25年の永年勤続議員として表彰を受けられました。まことにおめでとうございます。 では、ただいまから表彰状の伝達を行います。    〔表彰状伝達〕 ○議長(武冨健一君)  では、この席から一言ごあいさつ申し上げたいと思っております。ただいま全国市議会議長会総会において25年の表彰をいただきました。まことにありがとうございました。50歳で議会に出てから長いようであっという間の25年間であったようでございます。25年間を顧みまして、これもひとえに市民の皆さん、また議会の先輩、同僚の皆様方の御指導、御協力のおかげだと心から感謝を申し上げます。 ひとつ健康には十分留意いたしまして、多久市政の発展と市民の福祉向上のため、また、今後とも務めさせていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)       ――――――――――――――――――――――――――――――                 午前10時 開会 ○議長(武冨健一君)  おはようございます。これより平成16年6月多久市議会定例会を開会いたします。 ただいま出席議員数は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 会期決定の件 ○議長(武冨健一君)  日程第1.会期決定の件を議題といたします。 お諮りいたします。今期定例会における会期日程については、議会運営委員会において御協議いただきましたとおり、本日より6月22日までの20日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武冨健一君)  御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、20日間と決定いたしました。 会期中の議事日程につきましては、お手元に配付しております日程表のとおりでありますので、御了承願います。 △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(武冨健一君)  日程第2.会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、15番議員山口龍樹君、16番議員真島信幸君を指名いたします。 △日程第3 諸報告 ○議長(武冨健一君)  日程第3.諸報告を行います。 去る4月22日、宮崎市で開催されました第79回九州市議会議長会定期総会について御報告いたします。 総会は、93市の議長、来賓として全国市議会議長会会長宮崎県知事(代理三宅副知事)、宮崎県議会議長宮崎市長が出席し、開催されました。 総会の主な内容を申し上げますと、初めに、平成15年度の事務報告及び決算報告、平成16年度予算が提案され、いずれも原案どおり承認されました。 引き続き役員改選が行われ、会長に宮崎市議会議長、副会長に鹿児島市議会議長が選任されました。 続いて、各支部提出議案の審議が行われ、「日米地位協定の抜本的見直しについて」外20件を慎重審議の結果、いずれも原案どおり可決されました。 その中から、1、税源移譲を基本とする三位一体改革早期実現について、2、森林、林業、木材産業政策の確立について、3、九州における交通網の整備充実について、以上3件を全国市議会議長会に提出することを決定し、他の議案については、九州市議会議長会の要望事項として、関係省庁並びに各県選出の衆参両議員に実行運動することになりました。 また、緊急決議として、「真の地方分権を確立するための三位一体改革の実現を求める決議」が可決されました。 次に、去る5月25日に日比谷公会堂で開催されました第80回全国市議会議長会定期総会について御報告いたします。 総会は、 683市の議長、来賓として内閣総理大臣衆参両院議長総務大臣代理山口副大臣)が出席され、開催されました。 総会の主な内容を申し上げますと、会長あいさつ、来賓のあいさつの後、表彰が行われ、永年勤続者 1,518名が受賞されました。 引き続き、一般事務及び会計報告が行われた後、地方行政委員会ほか5委員会の会務報告が行われ、その後、議案審議に入り、各部会から提出されました「基幹税の税源移譲を基本とする三位一体の改革の早期実現について」外21議案、また会長提出議案として「地方議会の機能強化に関する決議」外1議案が提出され、審議の結果、いずれも原案どおり可決されました。 以上で諸報告を終わります。 なお、関係資料につきましては議会事務局にありますので、ごらんいただきたいと思います。 △日程第4 議案の一括上程 ○議長(武冨健一君)  日程第4.議案の一括上程を行います。 議案甲第13号から議案甲第15号まで、議案乙第23号から議案乙第26号まで及び報告第1号から報告第11号までの18件を一括上程いたします。 △日程第5 提案理由の説明 ○議長(武冨健一君)  日程第5.提案理由の説明を行います。 提案者の提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(横尾俊彦君) (登壇) では、冒頭に当たり、議会に提案しております議案の説明をさせていただきます。 議案甲第13号 多久市母子家庭等医療費助成に関する条例の一部を改正する条例について。 今回の改正の一つは、佐賀県の医療費助成に関する補助基準額の改正に伴うものであります。 県では、母子家庭等医療費助成について、本年10月1日から、支払った医療費の一部負担金から助成対象者1名につき一月当たり 500円を控除した額を補助対象とすることに決定されましたので、この改正に伴い、本市の条例の規定中の一部を改正するものでございます。 二つ目には、受給資格証の更新にかかわる改正であります。 受給資格届の更新日は、これまで毎年8月1日となっており、更新手続を7月中に行う必要があり、また、翌8月には児童扶養手当の現況届を提出しなければならないということがありましたけれども、申請される皆様には、この辺がなかなか不便な面もございました。 そこで、今回、受給資格証更新手続児童扶養手当の現況届出をまとめて8月に同時に行えるようにするため、受給資格証の更新日を9月1日とするものでございます。 次に、議案甲第14号 多久市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例について。 本議案は、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部を改正する政令が平成16年4月1日から施行されたことに伴いまして、多久市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正するものです。 改正の内容は、非常勤消防団員の処遇改善を図るため、消防団員等公務災害補償等共済基金が支払う退職報償金の支給額を、5年以上勤め、本年4月1日以後に退職した消防団員に対し、一律2千円を増額するものでございます。 次に、議案甲第15号 国営筑後川下流土地改良事業計画の変更について。 本事業は、福岡県南西部から佐賀県南部にまたがる水田及び山ろくに広がる果樹地帯を対象に、筑後川及び嘉瀬川から農業用水を導水する水路を整備することにより、大規模な用排水系統の再編、淡水取水の合理化、用水不足の解消を図るとともに、白石平野の地盤沈下防止に寄与し、あわせて圃場整備事業等により農業基盤を整備し、農業の近代化、農業経営の合理化を図ることを目的として、昭和51年度に着手された大規模国営事業であります。 国においては、事業着手以降、昭和54年度と平成7年度の2回にわたり事業計画の変更を行いながら、事業促進に努めてこられました。 その後、さらなる農用地の転用や樹園地の見直しによる受益面積の変更と、これに伴う用水計画の見直し、軟弱地盤対策埋蔵文化財保全のための工法変更などが必要となりましたことから、今回、第3回の計画変更が行われるものであります。 今回の主な事業計画の変更の内容としましては、第1に、受益面積を現計画の4万 4,800ヘクタールから4万 899ヘクタールへと変更すること。 第2に、主要工事計画の変更として、導水路の延長を現計画の21.2キロメートルから27.8キロメートルへ、また幹線水路の延長を現計画の 195.4キロメートルから 208.2キロメートルへ変更すること。 第3に、全体事業費を現計画の 1,240億円から 1,840億円へ、また、予定工期を平成13年度完了から平成23年度完了へ変更することなどでございます。 このうち、多久市にかかわる主な計画変更の内容といたしましては、多久導水路の延長を現計画の小城町三里地区から東多久町別府川までの5キロメートルだったものを、南多久町下多久の道灌ため池までの10.4キロメートルヘ延長すること、また、現計画の受益面積から水田の転用分71.3へクタールと樹園地 196.9ヘクタールを減少させ、 464.7ヘクタールとすることなどとなっております。 この事業につきましては、「市町村特別申請事業」として施行されており、土地改良法の規定により、事業計画の変更に当たりましては議会の議決が必要となりますので、よろしく御審議賜りたいと思っております。 次に、議案乙第23号 平成16年度多久市一般会計補正予算(第1号)について。 今回の補正予算は、県支出金財産収入繰入金等を財源として補正を行うものであります。 歳入の主なものは、県支出金 8,023千円、財産収入22,871千円、繰入金18,084千円であります。 次に、歳出の主なものは、総務費 6,928千円、民生費10,657千円、農林業費19,432千円、教育費 9,188千円であります。 歳出の主な事業を申し上げますと、まず1として、企画調整に要する経費 4,600千円、これはコミュニティー助成事業により、大門区の遊具整備、岸川区の伝承芸能である女相撲の衣装整備等に対する助成を行うものであります。 2.園芸作物及び果樹振興に要する経費 5,131千円、これは認定農業者等が行いますエコ農業拡大対策に対し、助成を行います「魅力ある佐賀園芸農業確立対策事業」及び佐城農業協同組合が行いますアスパラガス、ナスの集出荷施設の整備に対する助成を行うものであります。 次に、3.オンリーワンの佐賀体験活動支援事業に要する経費、小学校 1,487千円、中学校 1,188千円、これは佐賀県が県内すべての小・中学校を対象に実施するもので、地域の特色に応じたさまざまな体験活動を通して豊かな感性をはぐくみ、郷土への愛着を深めることをねらいとしています。多久市におきましては、林業や農業などの体験活動を中心に、各学校で計画されています。 次に、歳出を性質別に申し上げますと、投資的経費が18,831千円、全体の33.7%、消費的経費が14,970千円、26.8%、その他の経費が22,100千円、39.5%となっております。 以上、歳入歳出の主なものについて申し上げましたが、今回の補正額は、既定の歳入歳出の総額に55,901千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ10,678,901千円とするものであります。 次に、議案乙第24号 平成16年度多久市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)について。 今回の補正は、平成15年度の医療費及び審査支払手数料の精算に伴う補正でございます。 歳入につきましては、県支出金 385千円、繰入金2千円、歳出は、諸支出金(償還金) 387千円でございます。 以上、今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に 387千円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 3,055,893千円とするものであります。 次に、議案乙第25号 平成16年度多久市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について。 今回の補正は、医療費適正化特別対策事業及び生き生き市町村を育む保健事業の実施に伴いまして、補正を行うものです。 歳入につきましては、国庫支出金 5,043千円、諸収入 500千円。 次に、歳出につきましては、総務費 5,048千円、保健事業費 504千円、予備費9千円の減といたしておりまして、以上、今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に 5,543千円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 2,292,000千円とするものでございます。 議案乙第26号 平成16年度多久市病院事業会計補正予算(第1号)について。 今回の補正は、時間を問わず不特定多数の方が来院されます病院内のセキュリティー(安全対策)を確保することを目的として、夜間におけます常駐の警備員による保安警備機械警備を導入するための委託料を補正するものであります。 第3条予算 収益的収入及び支出は、既定の予算内で組み替え、収入、支出の総額は変わらず 1,476,464千円とするものでございます。 支出の内容は、経費として 2,089千円、内訳は委託料であります。予備費 2,089千円の減でございます。 次に、報告第1号 平成15年度多久市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について。 平成15年度事業で、年度内には完成、完了に至らぬ次の事業を、地方自治法施行令第 146条第1項の規定により、平成16年度に繰り越ししましたので、同条第2項の規定に基づき報告をいたします。 繰り越した事業は、2件でございます。 まず、道路新設改良事業でありますが、過疎債事業による多久原・岸川線外5路線の道路改良事業によるものであります。工事請負費 121,200千円、用地費 6,000千円、補償補填費24,600千円、事務費11千円の計 151,811千円を繰り越すものであります。 その財源内訳は、地方債 131,000千円、一般財源20,811千円であります。 この事業は、関係者との協議等により不測の日数を要しましたため、用地買収及び工事発注時期がおくれたためによるものでございます。 次に、教育費の西渓中学校校舎改築事業でありますが、平成16年3月29日に契約を行い、工期を平成16年3月30日から平成16年12月20日までといたしました。この事業費のうち、工事請負費 180,000千円、委託料 1,062千円、備品購入費 2,400千円、事務費 205千円の計 183,667千円を繰り越すものでございます。 その財源内訳は、文教基金繰入金38,000千円、国庫補助金73,174千円、地方債53,800千円、一般財源18,693千円であります。 この事業は、当初計画の普通教室2室を含む2階建ての案から、将来の生徒数や建設費用等を勘案し、一部2階建てへと見直した結果、構造計算等設計変更が出てきたこと、また、建築基準法の改正(平成15年7月1日施行)に伴いまして、シックハウス対策として法に適合するような教室の換気計算等が必要となりましたことなども原因であります。これらのことに加え、また、国の補正予算が年度半ばということもありましたので、12月予算措置となり、16年度に繰り越したものでございます。 次に、報告第2号 平成15年度多久市土地区画整理事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について。 今回の繰り越しは、区画整理事業に伴います物件移転補償に不測の日数を要したため繰り越すものであります。 都市再生事業につきましては、事務費5千円、補償費 7,196千円の計 7,201千円を繰り越すものであります。 財源内訳は、国庫支出金 3,600千円、地方債 1,900千円、一般財源 1,701千円でございます。 次に、報告第3号 平成15年度農業集落排水事業特別会計継続費繰越計算書の報告について。 今回の繰り越しにつきましては、当初予算より継続費として設定を行っており、農業集落排水事業における処理場建設に伴い繰り越すものであります。 繰り越しの理由につきましては、今回の終末処理場建設工事を、土木・建築工事と機械・電気設備工事の同時進行により施行しておりますが、お互いの工事進捗状況を調整した結果、繰り越すものであります。 繰越額は、処理場建設事業の事務費35,554円、工事費 1,535,700円の計 1,571,254円でございます。この財源内訳は、一般財源であります。 次に、報告第4号 平成15年度多久市土地開発公社事業報告及び決算について。 平成15年度多久市土地開発公社事業報告及び決算につきまして、地方自治法第 243条の3第2項の規定により御報告いたします。 初めに、平成15年度の事業について申し上げますと、取得事業処分事業はともにございません。 以上の結果、平成15年度末総面積は、14万2,268.90平方メートル、総原価 2,193,305,237円となっております。これは多久北部工業団地の4区画に係る分であります。 経済状況の厳しさ等により、15年度の新たな立地はございませんが、4月からの企業立地奨励金の導入や、または県と連携して立地しやすい環境づくりを行い、早期完売に努めてまいる所存でございます。 次に、報告第5号 平成16年度多久市土地開発公社事業計画及び予算について。 初めに、取得・造成事業については、今年度の当初予算では予定をいたしておりません。 次に、処分事業について申し上げますと、多久北部工業団地4区画、14万2,268.90平方メートルを 2,182,561千円で処分するよう計画いたしております。 なお、資金計画についてでありますが、金融機関等から資金を調達するため、今議会に、債務負担行為をお願いいたしているところであります。 以上、平成16年度多久市土地開発公社事業計画及び予算についての報告をいたしましたが、今後、これらの事業をぜひとも成功させ、市勢浮揚を図ってまいりたいと考えております。 次に、報告第6号 平成15年度財団法人「孔子の里」事業報告及び決算について。 まず、平成15年度の事業報告について御説明をいたします。 重要文化財多久聖廟の保護、管守、東原庠舎展示館等の管理、運営業務を市より委託を受けて実行いたしておりますが、事故もなく、来廟される方々の拝観、東原庠舎の利用等、着実に実行できているものと認識をいたしております。 平成15年度に新たに行ったものを中心に紹介をいたしますと、漢字文化振興会の協力を得て漢字セミナー北部小学校で開催いたしました。 また、このときは日本漢字教育振興協會土屋秀宇先生が「なるほどザ・漢字ワールド」と題して、漢字のルーツなどをわかりやすくお話をしていただき、子供たちも熱心に聞き入っておりました。 また、中国山東省曲阜市との友好都市締結10周年を記念いたしまして、市内の小、中、高等学校へ楷の木の記念植樹を実施いたしました。 また、秋の「第13回孔子祭」におきましては、「多久祭」と初の合同開催となり、多くの人出でにぎわいました。式典後には、西渓中学校多久高校生によります「釈菜の舞」を奉納し、また午後からは、東原庠舎において宮崎大学の宮崎まゆみ教授によります「今甦る幻の古筝曲筑紫琴」の釈菜記念講演会を実施いたしたところであります。その他は資料にも明記をしております。 次に、平成15年度の決算について申し上げます。 まず、一般会計につきましては、収入総額27,245,830円、支出総額26,024,715円となっており、差し引き 1,221,115円を平成16年度に繰り越しをしております。 次に、事業特別会計でございますが、受託事業としては、音楽講師による演奏活動を実施し、また、出版事業は「時空(とき)を越えて」、「日本・中国・朝鮮の孔子廟」、「論語いろはカルタ」、「百人一首論語カルタ」、「サザエさんカレンダー」等の販売に取り組んでおります。 平成15年度における事業特別会計につきましては、収入総額17,267,380円、支出総額17,267,210円であります。差し引き 170円を平成16年度に繰り越しております。 次に、報告第7号 平成16年度財団法人「孔子の里」事業計画及び予算について。 平成16年度事業計画につきましては、別冊資料にもありますとおり、長引く経済情勢の低迷と基金運用収入の落ち込みというものが財団の財政運営に大きな影響を与えておりまして、厳しい状況でございます。 経済の回復を期待しつつ、限られた財源の有効活用で、効率的な財団の運営を行い、財団設立の趣旨に沿って多久聖廟と東原庠舎の管理運営、春秋の釈菜の実施、また、奨励育成事業、自主活動事業、さらに受託事業の実施と出版事業の販売活動等に努めてまいりたいと考えております。 また、市民一人一人の生活の豊かさや地域の活性化を生み出す施策の一つとして、生涯学習の推進というものがございますが、そうした期待にこたえるべく、教育委員会と連携をしながら、たく市民大学事業に取り組む運びとなりました。 このことにつきましては、会計を明確にいたしますため、「たく市民大学事業特別会計」を設けております。 次に、平成16年度は「第3回全国藩校サミットIN多久」の開催を計画いたしております。江戸期に人材を育成した各藩の藩校というものがありますが、この藩校の教育を今日の学校や社会での教育等に生かしていくことが大事でもあります。また、そこで活躍されている方々もおられまして、それらの方々が相集い、今日に生かすべき方策を創造し、提言などの活動を通して、教育の充実発展と明るい文化的社会の構築に寄与できればと思っております。 次に、予算について報告をいたします。 一般会計予算につきましては、歳入歳出それぞれ13,493千円といたしております。 歳入の主なものを申し上げますと、基本財産運用収入が 3,291千円、自主活動事業収入 1,041千円、補助金等収入 5,030千円、寄付金収入 3,000千円でございます。 歳出の主なものとしましては、自主活動事業費が 3,390千円、藩校サミット事業費 2,206千円、聖廟祭典事業費 1,906千円、管理費 4,626千円でございます。 次に、事業特別会計の予算につきましては、学芸文化の研さん振興を図る出版事業及び中国出身の音楽講師による音楽演奏活動等でございます。 また、税務署より指導がございまして、多久市よりの聖廟維持管理受託事業収入、並びに東原庠舎維持管理受託事業収入、また、自主活動事業収入の一部につきましても、収益事業とみなされるという内容でございましたので、これらを一般会計から事業特別会計へ移行をしております。 したがいまして、事業特別会計の予算につきましては、歳入を26,405千円、歳出を26,405千円といたしております。 歳入の主なものは、自主活動事業収入 650千円、受託事業収入 8,929千円、図書販売収入 3,157千円、補助金等収入12,771千円でございます。 歳出の主なものは、自主活動事業費 974千円、聖廟維持管理受託事業費 1,429千円、東原庠舎維持管理受託事業費 9,745千円、受託事業費 9,123千円、出版事業費 3,559千円でございます。 次に、新たなたく市民大学事業特別会計につきましては、歳入歳出それぞれ 6,266千円とし、歳入の主なものは、自主活動事業収入 2,264千円、補助金等収入 4,000千円であります。 歳出の主なものは、自主活動事業費として 5,772千円でございます。 次に、報告第8号 平成15年度財団法人「多久市体育協会」事業報告及び決算について。 財団法人「多久市体育協会」は、設立以来、関係者の皆様の御協力によりさまざまな事業を展開しておられます。 平成15年度の事業につきましては、別冊報告書のとおり、各種スポーツ大会の主催・後援を行ってきておられます。 10月に鹿島市・藤津郡で実施されました第56回県民体育大会、さらに2月の第44回郡市対抗県内一周駅伝大会は、選手・関係者の努力により、悲願の最下位脱出、そして、敢闘賞を得ることなどができたことは、選手の皆様にとりましても自信につながったことだと思います。 そのほか、7月には第24回国体九州ブロック大会の山岳競技、10月には高松宮賜杯第47回全日本軟式野球大会佐賀大会が、多久市を含む県内4カ所で開催をされました。 今後も長期的な視野に立ち、選手の育成強化に努め、多久市民の期待にこたえるよう努力してまいります。 なお、1月に実施しました成人祝賀ロードレース大会では、今年度も商工会青年部等によります甘酒・豚汁のサービス、物産品の販売、入浴券の無料配布など、各関係団体との協力体制により大会を盛り上げることができております。 これからも、広く各関係団体に協力を呼びかけ、各種大会の充実を図っていく所存でございます。また、御協力いただきました方々にこの場をかりて御礼を申し上げます。 平成15年度の決算でありますが、収益総額が20,151,952円、費用総額19,000,623円、正味財産期末残高が 102,470,495円となっております。 次に、スポーツ災害共済事業特別会計の決算額は、収入済額が 225,633円、支出済額 150千円で、差し引き75,633円を平成16年度へ繰り越しをしております。 次に、報告第9号 平成16年度財団法人「多久市体育協会」事業計画及び予算について。 平成16年度の事業につきましては、今年度も、市・県外を含めてのイベントも計画いたしております。 7月には、昨年に引き続き、国民体育大会第24回九州ブロック大会山岳競技も多久で計画されておりますので、これも何としても成功させ、多久市の名を市・県外へ広めていきたいと思っております。主会場は沖縄県であります。 また、平成12年度から取り組んでまいりました総合型地域スポーツクラブ「多久スポーツピア」は平成16年3月にクラブハウスが完成をいたしました。 これからは、さらに相互に協力して所期の目的を達成するように努力してまいります。 次に、予算について説明いたします。 まず、収入について申し上げます。 基本財産1億円から生まれる定期預金の果実収入では、本協会の運営は困難でございます。このため、国債購入など運用方法を考え、果実収入の増加を図ってまいります。 あわせて、賛助会員制度、本協会主催の各種大会、自動販売機等の増設などによる財源確保に努めております。 次に、支出でありますが、支出は各種のスポーツ大会や体育施設の維持管理等、ほとんど固定されており、市の助成金及び委託料などが協会運営の主な財源となっております。 本年度の予算総額は、16,854千円といたしております。 次に、報告第10号 平成15年度財団法人「多久市学校給食振興会」事業報告及び決算について。 まず、平成15年度事業について説明を申し上げます。 自主事業としまして、夏休み前に給食の目標を掲げ、規則正しい食生活の啓発のため「学校給食センターだより」の全家庭配布や、児童・生徒がおられる家庭に毎月学校給食献立表を配布いたしております。 また、調理実技講習会を南多久公民館で、親子料理教室を食生活改善推進協議会委員の方々と一緒に各地区公民館等で実施をいたし、それぞれ36名、また 184名の参加を得たところであります。 また、新たに児童・生徒を対象に学校給食作文コンクールを開催し、 139点の応募を得ております。 また、受託事業といたしましては、平成15年4月10日から平成16年3月19日まで、延べ 191回(小、中学校の実施回数は 182回)、43万 1,441食を実施し、安全でおいしい学校給食を提供してまいりました。 次に、決算でありますが、財団法人多久市学校給食振興会収支決算につきましては、収入総額69,326,253円、支出総額65,975,886円となっており、差し引き 3,350,367円を平成16年度に繰り越しております。 次に、財団法人多久市学校給食振興会給食会計収支決算におきましては、収入総額―― 112,763,812円、支出総額 100,926,741円となっており、差し引き11,837,071円を平成16年度に繰り越しをしております。 次に、報告第11号 平成16年度財団法人「多久市学校給食振興会」事業計画及び収支予算について。 本年度の学校給食は、平成16年4月7日から平成17年3月23日まで、延べ 193回を予定しておりますが、小・中学校とも学校行事などで12回未実施がありますため、各学校の給食実施回数は年間 181回と予定しております。 なお、小学1年生の給食開始は、14年度から4月下旬より実施しており、今年度も4月19日から実施いたしております。 今後とも、衛生管理の徹底と食材納入業者の方への指導の強化、食中毒防止に努め、児童・生徒に安全でおいしい給食の提供に努めてまいりたいと考えております。 また、地産地消の推進につきましては、関係団体との連携を図り、地場農産物を積極的に推進をしていきたいと思っております。 なお、学校給食費の滞納につきましては、年々やや増加傾向にあり、滞納解消に努力いたしているところでありますが、給食費の徴収について、今年度新たに保護者の皆様より「給食費納入確約書」の提出をお願いし、滞納防止を図り、給食費の確保に努めてまいりたいと考えて思います。ぜひその重要性にかんがみ、御協力賜りますよう改めてお願い申し上げたいと思います。 また、自主事業の主なものは、(1) 食生活に関する情報紙の発行、(2) 料理講習会の開催、(3) 学校給食関係者を対象とした各種研修会の開催、(4) ふるさと「多久」の料理の掘り起こしなどを予定しています。 また、受託事業といたしましては、(1) 多久市学校給食センターの運営の受託事業、(2) 給食にかかわる受託事業を予定しております。以上のような事業を本年度計画をいたしております。 次に、財団法人多久市学校給食振興会収支予算につきましては、収入支出総額それぞれ68,970千円でございます。 収入の主なものは、補助金等収入が65,508千円、前期繰越金 3,350千円であります。支出の主なものは、自主事業費 110千円、受託事業費67,485千円でございます。 次に、財団法人多久市学校給食振興会給食会計収支予算について申し上げますと、収入の主なものは、給食費収入が96,124千円、支出は、給食材料費 107,992千円でございます。 ○議長(武冨健一君)  提案理由の説明は終わりました。 △日程第6 閉会中継続審査事件特別委員長報告 ○議長(武冨健一君)  日程第6.閉会中継続審査事件特別委員長報告を行います。 まず、議会等行財政改革特別委員長の報告を求めます。 ◎議会等行財政改革特別委員長(山口正信君) (登壇) おはようございます。報告申し上げます。      ――――――――――――――――――――――――――――――            議会等行財政改革特別委員会審査報告 本委員会に付託になっております、議会等行財政改革について、去る5月13日・5月28日に委員会を開催しましたので、その結果を次のとおり報告します。 交付税の減額等で、市の財政状況を踏まえ、執行部と2回にわたり、委託料や嘱託員制度の見直し等を協議して参りましたが、その結果、委託料については34項目の中から平成17年度迄に15%の約 2,000万円の削減、嘱託員制度については平成17年度迄に平等割・均等割の見直しで15%の約 600万円の削減の方向で実施するという説明を受けました。 尚、これらの案件については、詳しい計画書を作成していただくように要望しております。 また総務委員会から要望されました議員報酬の削減や費用弁償の件を協議致しましたが、執行部3役の5・4・3%の削減等も考慮協議した結果、議員報酬の2%を削減することを決議致しました。この事により、年間約 247万円の削減となります。 内訳としましては、議長が現在月額 441,000円が 432,180円となり、 8,820円の減額、副議長も 371,000円から 363,580円となり、 7,420円の減額、また、議員についても 345,000円が 338,100円となり、 6,900円の減額になり、その他に、共済組合負担金 252,000円の削減となり、これらを合計すると、年間約 247万円の削減となります。 議員報酬削減につきましては、当面平成16年7月1日から平成17年3月31日まで実施することを確認しました。 その他に、平成15年4月の統一選挙での2名削減に伴い議員報酬約 1,178万円の削減を実施してきました。 尚、全員協議会で意見が出された、市職員の人件費削減についても協議致しましたが、市職員についても人事院勧告等で削減をされており、また、管理職手当て25%の削減、その他、通勤手当・住居手当についても削減がなされております。 人件費削減についても、今後更なる協議を重ねていくことを申し合わせました。 引き続き、議会等行財政改革の対策についても、更なる協議をすることを確認いたしました。 以上のとおり報告します。 平成16年6月3日                           議会等行財政改革特別委員会                             委員長 山 口 正 信多久市議会 議 長  武 冨 健 一 様      ――――――――――――――――――――――――――――――
    ○議長(武冨健一君)  議会等行財政改革特別委員長の報告は終わりました。 次に、筑後川下流土地改良事業対策特別委員長の報告を求めます。 ◎筑後川下流土地改良事業対策特別委員長(野中保圀君) (登壇)      ――――――――――――――――――――――――――――――         筑後川下流土地改良事業対策特別委員会審査報告 本委員会に付託になっております筑後川下流土地改良事業対策について、3月議会で中間報告をしましたが、その後引き続き審査をしましたので、その結果を次のとおり報告します。 4月16日 現地視察研修 佐賀東部土地改良区、嘉瀬川ダムの建設状況、佐賀西部導水路の工事状況を視察 5月13日及び5月17日に委員会を開催し、審査、検討をしました。 多久東部土地改良区、納所土地改良区の意見聴取の報告では、いずれも農家負担は厳しいとの意見であり、事業そのものの中止の声も出たとのことでした。 羽佐間水道土地改良区においては、牛津町、江北町も含まれるため、2系統の水を使用することから、意見書までは至っていません。 問題点は、 1、事業開始から相当年数が経過しており、事業の内容を理解していない関係者が多いこ   と。 2、この間、農業を取り巻く環境が、米価の下落、減反政策、後継者の問題等大きく変化   したことである。 執行部からは、事業費の地元負担については、これまでの対応を尊重し、受益者負担の軽減に努力する。管理運営については、土地改良区を立ち上げ、その中で協議することになるが、近隣区と同じ対応になるだろうという説明でした。 委員会での意見としては、 1、事業の内容を理解してもらうため、なお一層の努力をすること。 2、土地改良区を早急につくり、具体的な説明を地元にすること。 3、基幹水利施設管理事業等の補助事業を活用し、受益者負担の軽減に努力すること。等の意見が出ました。 多久市は、鉱害地域であるので自然流水が減少しているため、農業用水のみならず、上水の確保が困難になっています。今後、水量の安定的な確保を考慮すると、国営筑後川下流土地改良事業は、市町村特別申請事業でもあり、必要であるとの意見が多数でした。 なお、今回の計画変更につきましても、多久導水路の延長を県営事業から国営事業に変更する計画も含まれており、多久市の負担軽減になることから、一部反対意見はありましたが、賛成意見が多数でありました。 以上のとおり報告します。 平成16年6月3日                        筑後川下流土地改良事業対策                        特別委員会委員長 野 中 保 圀多久市議会  議 長 武 冨 健 一 様      ―――――――――――――――――――――――――――――― 以上です。 ○議長(武冨健一君)  筑後川下流土地改良事業対策特別委員長の報告は終わりました。 以上で本日の議事日程は全部終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。                午前10時48分 散会...