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  1. 鳥栖市議会 2019-04-01
    06月20日-05号


    取得元: 鳥栖市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和元年 6月 定例1 出席議員議席番号及び氏名    議 長   齊 藤  正 治      11 番   内 川  隆 則    1 番   牧 瀬  昭 子      12 番   中 村  直 人    2 番   成 冨  牧 男      13 番   尼 寺  省 悟    3 番   伊 藤  克 也      14 番   藤 田  昌 隆    4 番   西 依  義 規      16 番   飛 松  妙 子    5 番   池 田  利 幸      17 番   古 賀  和 仁    6 番   竹 下  繁 己      18 番   久保山  日出男    7 番   樋 口  伸一郎      20 番   松 隈  清 之    8 番   久保山  博 幸      21 番   小 石  弘 和    9 番   江 副  康 成      22 番   森 山    林    10 番   中川原  豊 志2 欠席議員議席番号及び氏名    な   し3 説明のため出席した者の職氏名  市     長    橋 本  康 志   市民環境部次長    佐 藤  敦 美                        会計管理者  副  市  長    横 尾  金 紹   兼出納室長      吉 田  秀 利  総 務 部 長    野 田    寿   上下水道局次長    高 尾  浩 伸  企画政策部長     石 丸  健 一   総務課長       実 本  和 彦  健康福祉らい部長  詫 間    聡   財政課長       姉 川  勝 之  市民環境部長     橋 本  有 功   総合政策課長     鹿 毛  晃 之  産業経済部長  兼上下水道局長    松 雪    努   商工振興課長     古 沢    修  健康福祉らい部次長 小 栁  秀 和  教育長        天 野  昌 明   教育総務課長     古 賀  達 也  教育次長       白 水  隆 弘4 出席した議会事務局職員の職氏名  事務局長       緒 方  心 一   議事調査係主査    武 田  隆 洋  事務局次長  兼庶務係長      橋 本  千 春   議事調査係主査    大 塚  隆 正  議事調査係長     横 尾  光 晴   議事調査係主事    古 賀  隆 介5 議事日程  日程第1 一般質問  午前10時開議 ○議長(齊藤正治)  これより本日の会議を開きます。           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ △日程第1 一般質問 ○議長(齊藤正治)  日程第1、一般質問を行います。 竹下繁己議員の発言を許します。竹下議員。 ◆議員(竹下繁己)  おはようございます。自民党鳥和会の竹下繁己です。 今回は2点質問をさせていただきます。 1点目は市内の道路整備について、2点目は庁内の組織マネジメントについて質問させていただきます。 まずは、市内の道路整備なんですけれども、このことは通学路に着目して御質問させていただきたいと思います。 私の娘が、まだ麓小学校に通っているんですけれども、この麓小学校では、地域の方々、そして交通安全指導員の方々も一緒に見守りというものを組織していただいておりまして、多分、市内にも、各小学校区にもあると思いますけれども、子供たちの登下校時に、安全のために、子供たちのために時間をつくって見守ってくださっております。 そういう方々と、よくお話をする機会があるんですけれども、いろんな要望とか意見がありまして、例えば、横断歩道が消えかかっとると。危なかろうがって。 それとか、歩行者用の押しボタン信号、つくったほうがいいだろうとか、そういう意見とか要望をいただくんですけれども、そういった中で、今回、補正でも上がっております交通安全施設整備事業というものがございまして、この概要は、通学路等交通安全施設等の整備に要する経費ということで、こういった予算を使ってできないものかなと思いまして、ほかにも、防犯カメラをつけたほうがいいんじゃないかという声も、いろいろ私の耳にも届いております。 そういったものに、この予算、使えないものかと思いまして、この交通安全整備事業の内容を詳しく、まずはお聞かせ願いたいと思います。 以降の質問は質問席よりさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松雪産業経済部長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  おはようございます。 竹下議員の御質問にお答えいたします。 交通安全施設整備事業につきましては、市内の各地域における通行に危険性が伴う箇所や交通事故が懸念される箇所などにつきまして、未然に交通事故を防止し円滑で安全な通行の確保を図るため、カーブミラーや防護柵など、交通安全施設の整備や区画線といった路面標示などを実施をする事業でございます。 議員御指摘の防犯カメラの設置につきましては、防犯を目的とするものでございますので、本事業では実施をいたしておりません。 また、横断歩道、停止線といった道路標示や、信号機の設置などに関する要望につきましては、交通規制にかかわる施設となりますことから、交通管理者でございます警察が設置、補修を行っているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  竹下議員。 ◆議員(竹下繁己)  ありがとうございます。 残念ながら、横断歩道とか信号には適用されないということで、残念でした。 それでは、そういった通学路を含めて、各地区に危険性が伴う箇所や、交通事故が懸念される場所などがあると思いますけれども、市としては、そういった箇所をどのようにして把握されているのか、お聞きかせ願いたいと思います。 ○議長(齊藤正治)  松雪産業経済部長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  竹下議員の御質問にお答えいたします。 市内の各地域における通行に危険性が伴う箇所や、交通事故が懸念される箇所につきましては、各小学校区の通学路付近におきまして、学校関係者交通管理者及び道路管理者など、関係する機関が合同で危険箇所を抽出する通学路緊急合同点検によるもの、各地区で組織する交通対策協議から提出される交通安全要望カードによるもののほか、道路パトロール等を通じて把握に努めているところでございます。 昨年度の要望実績で申し上げますと、通学路緊急合同点検では、小学校ごとにおおむね4カ所を受けており、通学路全体で29カ所となっております。 また、各地区交通対策協議からの要望は、1件に複数箇所が含まれる場合もございますが、おおむね90カ所となっております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  竹下議員。 ◆議員(竹下繁己)  組織を挙げて調べているということでしょうかね。おおむね年間90カ所ですね。 飛松議員の質問の中でもありましたけれども、年間2,200万円とか2,700万円とか、予算をつけていただいて取り組んでいただいていますけれども、今年度、事業をするところが、平成29年度に要望があった箇所と、ちょっと遅れていますよね。 担当課とお話しする中でも、例えば、カラー舗装をしましたと。 近年は、このカラー舗装した場所のメンテナンスにも費用がかかる。剥げていくから、もう一回塗り直したりしなくちゃならんですよね。 安全な通学路は大事なんですから、もっと予算をつけて、早急に対応していただきたいと思います。予算、もうちょっと膨らませていいんじゃないかなと私は思うんですけど。 いろんな要望が市役所には来るようですけれども、例えば、市民の方々、一般の人たちが窓口に直接、横断歩道が、あそこ剥げとるけんが、市役所どやんかしてよって。 警察と市役所ではやるところが違うというお話でしたけれども、市民の人たちは、その区分けはわからんわけですよね。 市役所にそういって要望しに来られた方々とか、その要望に対して、窓口が、どのような、例えば、それ、市役所で扱うもんじゃないけんが警察に行ってくださいとか、俗に言う、たらい回しですよね。 そういったことをされてないのかと、市民の方々から、通学路になっている狭い道、ちょっと箇所を挙げますと、麓地区でいうと、原古賀町や養父町の村中の道路。この狭い道を、登校時間帯、これ、通勤時間帯と一緒ですよね。 あそこがもう抜け道になっていて、もう、小学生が歩いてるところに、猛スピードで突っ込んでくると。そういった要望も出ておりますけれども、市としてどのような対応をされているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(齊藤正治)  松雪産業経済部長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  竹下議員の御質問にお答えいたします。 交通安全に関する要望といたしましては、要望内容に応じて、交通管理者が行う対策と道路管理者が行う対策に分かれております。 各地区の交通対策協議から提出されます交通安全要望カードは、本市が事務を担う鳥栖市交通対策協議で受け取り、要望内容交通管理者が行う対策であれば、警察に対して要望し、道路管理者が行う対策であれば、国、県、市などの各道路管理者に振り分け、対応に努めているところでございます。 生活道路における速度抑制や時間帯での利用制限など、通行規制に関する要望につきましては、通常該当する地区の交通対策協議より、交通安全要望カードの提出を受け、交通管理者でございます警察に対して要望していくこととなります。 しかしながら、交通規制を行う場合における警察の見解といたしましては、通行規制区間の沿線にお住まいの方々の生活への影響が懸念されるため、事前に沿線の方々の同意が必要になること、また、従来通行していた車両が通行規制に伴い、別の生活道路へ回避するおそれがあるなど、少なからず周辺道路への影響も考慮する必要があり、通行規制区間の範囲や、迂回路の確保の検討が必要になることなど、整理すべき課題も多いと聞き及んでおります。 このようなことから、交通規制以外の対策も含めて、地元や警察などの関係者との十分な協議、調整が必要になってくるものと考えております。 なお、議員御指摘の原古賀町の市道山浦・安良線及び養父町の市道蔵上・養父線につきましては、いずれも既に道路沿線に家屋等が建ち並び、必要な用地の確保など、課題も多いことから、明確な歩道の設置までには至っておりません。 このため、原古賀町の市道山浦・安良線につきましては、路側帯カラー化や学童注意などの路面標示の設置を行い、ドライバーへの視覚的な注意喚起や歩行者への歩行空間としての認識を促すことで、交通安全対策に取り組んでいるところでございます。 また、養父町の市道蔵上・養父線につきましては、麓小学校から一定の距離があることから、路側帯カラー化は行っておりませんが、「スピード落とせ」や「飛び出し注意」などの注意喚起を促す看板を設置しているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  竹下議員。 ◆議員(竹下繁己)  ちょっと気になるところが、養父町は麓小学校から遠いからカラー舗装をしてませんと。 若干ちょっとこれ、ひっかかるんですよね。人数が少ないからカラー舗装をしない。コストパフォーマンスが悪いということですかね。 企業ならわかりますよ。企業やったら、まず、人が多いところから手をつけていくというのはですね。 政治的には、こういう少数弱者に手を伸べるのが、政治の仕事、行政の仕事なんじゃないかなと思うんですけどね。 スピード落とせとか飛び出し注意の注意喚起を促しておると言うけれども、やっていますが、それでもスピード出すんです。やっている事業の目的を果たしてないということですよね。 ぜひ、本当、町なかの道路も大事でしょうが、辺境の地って言ったらいかんですけど、人数が少ないところにも、公平な事業、公に平等に事業を行っていただきたいと思います。 例えば、カラー舗装もありますけれども、基山小学校の前にバンクと言うんですかね、車がスピードが出ないように、わざと段をつけて抑制しているわけですよね。 いろんな手法があるはず、歩道をカラー化するのもありますけれども、何か、道路の運転手から見たら立体に見えるようなペイントというか、絵を描くとか、そういう手法もあるんですよね。 何かしらの対応をしていかなくてはならないと思います。 そして、通行規制をすると、迂回路の確保が必要になってくるということでございました。 そしたら、迂回路、つくりゃいいんですよ、迂回路を。 迂回路をつくったら、もう......。ドライバーの方も、狭い道、通りたくないんですよね。でも、そっちが近いから、そこを通られるわけで。 養父町とかは、バイパスから市道平田・養父線に抜けるための抜け道に使用されておりますし、そういったところで、あそこに迂回路つくれば、みんな、広い道に行かれるわけで。 そういった面で、原古賀の山浦・安良線ですね。 新鳥栖駅北入口の交差点がT字路ですよね、今。 原古賀の町なかを通らなくて済むように、新鳥栖駅北入口のT字路の信号から、平田・養父線、山浦の信号付近に、車道と歩道がある道をつくれば、そこの通学路として危険だということが解消されると私は思うんですけれども、いかがお考えでしょうか。 ○議長(齊藤正治)  松雪産業経済部長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  竹下議員の御質問にお答えいたします。 先ほどお答えをいたしましたとおり、原古賀交差点から麓小前交差点をつなぐ市道山浦・安良線につきましては、麓小学校の通学路に指定されておりますことから、特に歩行者の交通安全の確保が求められる路線と認識をしているところでございます。 議員御提案の新鳥栖駅北入口交差点から市道平田・養父線の山浦町交差点付近をつなぐ道路の整備を行い、市道山浦・安良線の自動車交通を転換させることによる交通安全の確保についてでございますが、用地買収等や多額の事業費が伴うことから、現時点では、着手は難しいものと考えております。 今後も、通学路の交通安全の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  竹下議員
    ◆議員(竹下繁己)  ゼロ回答ですよね。そんな構想はないというようなですね。 でも、用地買収等や多額の事業費が......、用地買収、田んぼですよ。そんな金かからんとは思うんですけれども、用地買収に。 通学路で言いますと、原古賀の生徒たち、小学生たちも危ない道を通って、危ないと思われる、危険だと思われるような道を通って登下校しております。 蔵上の一部の子供たちは、そこを通れば近いんだけど、危険だからということで、平田・養父線のほうまで遠回りして、新幹線越えて帰っているんですね。 一、二年生がですよ、夏、そこを登下校するの、ちょっと想像してみてくださいよ。物すごく大変ですよ。 何とか解消してもらいたいなと、何とか道を通してもらいたいなと思うんです。 今でも、ちょっと今、通学路のことでお話をしてきましたけれども、麓小学校付近に住まわれる住民の方々の、日々の食材とか買い物に行くとしたら、もう蔵上まで行かなくてはならない。 皆さんも、あそこの原古賀の町なかを通って行かれているわけですけれども、生活道路になっているわけですよ。 江副議員の質問の中にも、インフラ整備は子の代、孫の代も考えてしていかなければならないというような発言もありました。 本当、江副議員の質問の答弁の中に、山浦スマートインターチェンジも構想はあることはあるという御答弁はいただきましたし、新鳥栖駅周辺の活性化、これもやらなくちゃならんじゃなかですか。あるんだから、新鳥栖駅。もうハイマットもあそこにつくっちゃったんだから。 あの辺を、もう少し行政がリードして開発するというか、何かしらの施策をしていただきたいと。 最近、何かこう、鳥栖市の未来が見えないというか、何か楽しくないんですよ。鳥栖市はこうなります、こうなりますっていうのが、なかなか、将来こうしましょうとか、わくわくしませんよね。 何か、もっと鳥栖市がわくわくして、もっと楽しくなるような事業をしていただきたいと述べまして、次の質問に移らせていただきたいと思います。 現在、鳥栖市もたくさんの事業を推進しております。 解消すべき課題もたくさんある中で、やはり職員の皆様方に活躍していただくというか、思い切り仕事をしていただきたいと思うんですけれども。 そのためには、例えば、職員の皆さんの健康状態やメンタルな面も含めて、そういった状況把握も大切なことだと思います。 それとか、職場環境の改善、もっとこういうふうにしてもらいたいとか、意見ですね。 職員さんの要望とか意見の吸い上げとか、そういったことは、市として取り組まれておるのか、まずお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(齊藤正治)  野田総務部長。 ◎総務部長(野田寿)  おはようございます。 竹下議員の御質問にお答えします。 職員の状況把握につきましては、全職員を対象といたしまして、毎年1月に職員の職務に対する適性、異動希望及び技能等についての職員適性申告を実施し、状況の把握に努めているところでございます。 職員適性申告の具体的な内容といたしましては、職員適性申告書に、現在担当している業務や、その業務についての仕事の量、仕事の難易及びやりがい、異動に関する希望、本人の健康状態、保有する資格、免許の内容、今後活用したい特技、能力や仕事や職場の人間関係などについての悩み事を記載し申告するものでございます。 また、随時、仕事や職場の人間関係、家庭の事についての悩み事の相談を総務課の担当者が受けたり、職場に内容を知られたくない場合は、外部の臨床心理士に相談を受けていただき、本人から了承を得た範囲で、総務課の担当者が臨床心理士から内容を聞き取るなど、プライバシーに配慮した対応を行っているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  竹下議員。 ◆議員(竹下繁己)  しっかりと取り組んでいるという御答弁だったとは思いますけれども。 メンタルケアに関しては、私が聞き及んだところでございますけれども、メンタル不調により休職された、休まれた方が、平成10年度から平成19年度までが4名いらしたそうです。 平成20年度から平成29年度までとすると、これが14名いらっしゃったそうです。 管理職になりますと、平成10年度から19年度まではいなかったけれども、近年10年でいきますと、3名の方がメンタル不調によって休職されていると。 取り組まれておるけれども、私は、これは不十分だと思いますね。やはり成果を上げていただかなくてはならないんじゃないでしょうかね。 仕事や職場の人間関係や家庭の事についての悩み事の相談を総務課の担当者が受けたり、総務課の担当者、これ、相談するのもやはり1つ上の上司とか、何か、課内の仲間たちとか、それが普通じゃないですかね。 風通しが悪いというか、わざわざ総務課に行かなくても、例えば課長やったら部長に相談、係長やったら課長に相談する。そういった組織運営ができんものかなと。 いろんな事業に取り組む中で、各課とか係とかは、やはりチームになって、一丸となって一つの事業に取り組むべきだと僕は思うんですよ。 いろんな農地法違反の状態の問題とか架空発注の問題とか起きてますけれども、これが、やはり、みんなで、せめて課、各課が......(傍聴席より発言する者あり) ○議長(齊藤正治)  傍聴人にお願いいたします。静粛に、会議中でございますので、静粛にお願いいたします。 傍聴人の方にお願いいたします。 ◆議員(竹下繁己) (続) 各課がチーム一丸となって取り組むために、この不祥事も、例えば、ホウレンソウが大事だとか、そういうことがうまくいってなかったとか、そういうののもう一個前ですよ。 各課内が一つのチームになって取り組んでいないから、こういった事が起きていると思うんですよね。 そのためにも、部課内のコミュニケーション力を向上させる必要があると思いますけど、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(齊藤正治)  野田総務部長。 ◎総務部長(野田寿)  竹下議員の御質問にお答えします。 新産業集積エリア整備事業における不適切な事務処理が生じた原因として、新産業集積エリア整備事業の用地取得における農地法違反問題に関する原因究明及び確認等調査業務に関する報告書において、農地法の知識を有した職員との連携が十分でなかったこと、適切な進捗管理リスク管理がなされていなかったことが挙げられております。 このことについて、さらに発生いたしました上下水道局における架空発注のことも踏まえまして、再発防止に向けた課題の一つとし、報告、連絡、相談の不徹底による組織内の情報共有不足の解消のため、部、課、係の定期的な打ち合わせを実施し、組織内における課題や業務進捗状況の共有を図ることとしております。 また、職場内におけるコミュニケーション後輩職員のコーチングを活性化させるため、係長級職員を対象とし、昨年度より実施しておりますOJT実践研修の拡充を図ることといたしております。 以上、お答えとさせていただきます。(傍聴席より発言する者あり) ○議長(齊藤正治)  静粛にお願いいたします。 竹下議員。(傍聴席より発言する者あり) 静粛にお願いいたします。 ◆議員(竹下繁己)  OJT実践研修ですね、オン・ザ・ジョブ・トレーニング。 これも、指導者、上司ですね。上司に能力があればいいんですよ。やってみせて、説明して、やらせてみて、チェックすると。 でも、上司によって、指導力にばらつきがあるんですよね。 もし、例えば、今度、架空発注された次長がおられましたけれども。 次長が架空発注の案件があったんですけど、その仕事を見ている課長とか係長は、そのまねしますよ。やってみせているんだから。もう本当、部長ですらわからないような、うまくできた報告書だったということで。 もしかしたら、この次長も、誰か先輩のやられたことをまねしてやっていたのやもしれないということで。 OJTに頼るのもなかなか危険だということを、私は言っておきます。 それと、部、課、係の定期的な打ち合わせをしますと。以前の質問の中に、週1回打ち合わせをすると言いますが、これ、必要なんですかね。 毎日顔突き合わせているんですよ。会うでしょう、課内では。課内の皆さんと会うでしょう。 そのときに、何で意見交換ができないんですかね。情報の共有ができないんですかね。 そういったところなんですよ。 やりなさい、やりなさいって言うんじゃなくて、そういう雰囲気を醸成することが必要だと思います。 昼休みとか、皆さん、職員の方々はどうされているかわかりますか。 市民ホールの人たちは、みんなですよ。デスクに座って、パソコン画面の前で1人で黙々と御飯食べよんしゃん。 建設課とか総務課行ったら、電気まで消しちゃっですよ。節電のためにっていって。 何か、もう暗い中で黙って御飯を食べている。 僕は、建設業に携わっているんで、建設業のお昼どきっていうたら、御飯を食べながら、みんなで次はどうしようか、お昼からこれを上げて、あれを組み立てて、この間の現場はどがんやったか、どがん進んどるかとか、そういった情報交換をしながら楽しく食事をして、次のお昼からの仕事にリフレッシュするんですよね。そういったことも必要だと思います、僕は。 研修とかではなく、やっぱり環境整備、みんなの雰囲気づくり、そういったことに取り組んでいただきたいと思います。 先ほど言いましたけれども、いろんな不祥事が続いておるわけですけれども、今回、税金を架空発注で使ったということで、この税金というものは、市役所の収入ではなくて、市民の皆様からお預かりしたお金なんですよ。(傍聴席より発言する者あり) ○議長(齊藤正治)  静粛にお願いいたします。会議をされません。 ◆議員(竹下繁己) (続) こういった職員の皆さんのコンプライアンスの問題もあると思います。法令遵守ですね。 それと一緒に、自分たちが何のために仕事をしているのか、誰のために仕事をしているのかという、そういった意識改革が必要と私は考えますけれども、どう思われますか。 ○議長(齊藤正治)  野田総務部長。 ◎総務部長(野田寿)  竹下議員の御質問にお答えします。 私たち公務員は全体の奉仕者としての住民本位の行政の推進に全力を尽くさなければならないという原点に立ち返り、法令遵守及び服務規律の徹底に努めなければならないと考えております。 このようなことから、今月開催されました部課長において、法令遵守及び服務規律の徹底、並びに、報告、連絡、相談の徹底による組織内の情報の共有化について、市長より訓示を行ったところでございます。 また、合わせて各部課長に対しまして、法令遵守及び服務規律の徹底、公務員としての基本原則の周知、並びに、報告、連絡、相談の徹底による組織内の情報の共有化の適切な指示、指導を所属職員に行うよう、市長名で通知を行ったところでございます。 これらを踏まえまして、職場内における上司の適切な指示、指導による職員の意識改革の醸成を図っていきたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。(傍聴席より発言する者あり) ○議長(齊藤正治)  静粛にお願いします。 竹下議員。 ◆議員(竹下繁己)  法令遵守及び服務規律の徹底、訓示をしたと。 鳥栖市全体で、農地法違反状態をそのままにしておる者が法令遵守をしなさいと職員に言ったって刺さらんですよ。 まず自分たちの姿勢を正してから、こういうことを訓示するためにも、自分たちの姿勢を正していただきたい。本当、お願いします。 もうホウレンソウが大切だって、みんなわかってますって。みんなわかっています。 職場内における上司の適切な指示、指導による職員の意識改革の醸成を図っていくと。本当そうなんですよ。 そして、各部課長に対して、法令遵守及び服務規律の徹底、公務員としての基本原則の周知、並びに、報告、連絡、相談の徹底による云々で、指示、指導を所属職員に行うように市長名で通知を行った。 これこそ、全体研修か何かやって、もう伝言ゲームじゃないですか。上から上から、せんばよ、せんばよ、せんばよ、法令は守らんばよ、俺たち公務員やけんなって。 伝言ゲームじゃなくて、これこそ全体で研修を開くなり、しっかりと職員の方々に伝えるべきだと思います。 続きまして、今回、職員数についても、牧瀬議員、藤田議員から質問があっておりましたけれども、私も、今の現在の職員数は、もう少しふやしてもいいと思うんですけれども、市として、職員数は足りているのか。 そして、職員というのは、すぐ即戦力になるわけじゃないですよね。新しく入ってきた方々も、すぐ戦力になる......、育てていかなくてはならない。 その人たちが、ことし入ってきた人たちが、20年後、30年後、この鳥栖市の宝となってもらわなくてはならないわけでありまして。 そういった、20年後、30年後の組織を見据えて採用を行っていくべきだと私は思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(齊藤正治)  野田総務部長。 ◎総務部長(野田寿)  竹下議員の御質問にお答えします。 職員数といたしましては、本年4月1日現在、市長部局、議会事務局、各行政委員及び公益企業を合わせまして447名となっているところでございます。 平成24年度最も職員が少なかった423名をピークといたしまして、これまで24名の増員を行ってきているところでございます。 職員配置につきましては、大型事業や制度改正などによる業務増や職員の時間外勤務の状況により、現行の配置人数から増員の必要性がある場合、担当課と協議の上、事務量などに基づく人員数の推量を行い、庁内調整、もしくはその人員数を採用計画に盛り込み、適切な人員配置に努めているところでございます。 議員御提案の、20年後、30年後の組織を見据えた採用を行うべきとのことにつきましては、行政需要が多様化している現在、効率的かつ効果的な行政運営も求められており、また、今後も同様であると考えられることから、これらを見据えた職員の必要数を長期的に見込むことにつきましては、難しいところもございますが、長期的視点に立った職員数の一定数の確保及び人材育成は重要であると考えているところでございます。 今後も、職員に過度な負担がかからないよう、適宜組織機構の見直しを行うとともに、職員の業務量や年齢構成のバランスなどを勘案した職員採用を行い、職員の適正配置に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。(傍聴席より発言する者あり) ○議長(齊藤正治)  静粛にお願いします。 傍聴の皆様に申し上げます。傍聴人は議事について賛否を表明し、または、騒ぎ立てることは禁止されておりますので、静粛にお願いいたします。 竹下議員。 ◆議員(竹下繁己)  ありがとうございます。 12月議会で、藤田議員が市職員の適正、組織編成について御質問された際に、平成29年4月1日現在で、教育・消防部門及び公営企業部門を除く一般行政部門の人口100人当たりの職員数が県内で一番少なく4.59人という数字を御提示されております。 県内で一番少ないと。最も多いところが多久市の8.43人。 これを比較しましても、やはり職員数が適正だとは、私は思えないんですよね。 例えば、議員が職員数を減らせって言うのを、執行部がちょっと待ってくれと言うのは、私も納得するんですけど。 ふやしたほうがいいですよって言っているのに、いやいや大丈夫です。いや、これでいきます。 いや、ふやさんとだめでしょうもんって言っているのを、とめられるのが何ともしっくりこないというかですね。 本当、人材育成が大切ですし、ぜひ、適正な人数を、もう一度見直していただきたいと思います。 最後にですけれども、そういった職員の資質向上とか人材育成、そしてメンタルケアも含めて、職員に対する働きかけを充実させるためにも、今、総務課の職員係ですよね。職員係という係がございまして、それはもう、やっぱり人事課、12月議会で、藤田議員が人事部をつくったほうがいいというような質問がありましたけれども、私は、せめて人事課をつくられたほうが、私はよいと思うんですけれども、どうお考えでしょうか。 ○議長(齊藤正治)  野田総務部長。 ◎総務部長(野田寿)  竹下議員の御質問にお答えします。 職員に関することにつきましては、現在、総務課が所管しているところでございます。 人事課の新設に関しまして、人口規模及び職員数規模から見た場合、すぐに総務課からの独立については、設置する組織体制として難しいと考えているところでございます。 議員御提案の管理職等のマネジメント力の強化、メンタルケアの充実につきましては、今後進めていくべきものと考えているところであり、その組織体制につきましては、今後十分に考えてまいりたいと思っております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  竹下議員。 ◆議員(竹下繁己)  今後十分に考えていきたいと考えているということでございます。 ぜひ実現していただきたいと思います。 今、市役所の信頼といいますか、市民からの信頼というのは、もう本当失墜しておりまして、多分どん底ですよ。いや、多分どん底であってほしい。もうこれ以上、もう信頼を失わないでほしいと思います。 このどん底からはい上がるというか、市役所全体の職員の皆さんが一丸となって、市民の信頼回復に当たらなくてはならないわけでありまして。 部長職の皆さんにちょっとお願いしますよ、本当に。 あなたたちが、職員の手本になるように、もう自分たちが、この鳥栖市役所をマネジメントしていくというような思いで、日々の業務に当たっていただきたいとお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(齊藤正治)  暫時休憩いたします。  午前10時45分休憩           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午前11時開議 ○議長(齊藤正治)  再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、中川原豊志議員の発言を許します。中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  おはようございます。自民党鳥和会の中川原でございます。 通告に従い順次質問いたしますので、答弁のほどよろしくお願いいたします。 まず、高齢者の事故防止と移動手段の確保についてお伺いいたします。 最近、日々高齢者による交通事故が日本各地で起きております。今月も4日の日に、福岡市早良区のほうで高齢者の運転する車が逆走し、交差点で停車中の車に衝突、運転をしていた方と助手席の奥様2名がお亡くなりになり、合わせて9名の方が死傷するという事故がありました。 今や高齢者の交通事故と運転免許の返納、高齢者の移動手段の確保が社会問題となっております。 そこでまず、高齢者の安全運転についての講習と運転免許返納の取り組み状況、まずそれをお教えください。 以降の質問は質問席より行います。 ○議長(齊藤正治)  松雪産業経済部長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 県内における交通事故の発生件数は年々減少してきておりますが、高齢者が関係した交通事故の割合は依然として高く、昨年中の事故総数の21.9%を占める状況でございます。 加えて、議員御指摘のとおり、近年、認知機能の低下が原因と考えられる重大な交通事故が発生するなど、高齢者が加害者となる事故が全国的に社会問題化しております。 このような中、高齢者の安全運転に関する講習等の取り組みといたしましては、本市が鳥栖警察署と連携して実施をいたしております交通安全に関する出前講座のほか、季節ごとの交通安全県民運動の一環として、鳥栖三養基地区交通安全協会が主催いたしますシルバードライバースクール、鳥栖警察署による運転講習などが行われており、高齢者による交通事故の現状や運転時の注意点等の交通講話を通じて、安全運転の推進や事故の防止に努めているところでございます。 また、運転に不安を抱える高齢者が運転免許証を返納した場合、市内を運行する路線バス及びミニバスに使用できます高齢者福祉乗車券の販売を行うとともに、出前講座等を通じて制度の周知に努めているところでございます。 佐賀県警察本部におきましても、これまで運転免許証自主返納者に対しまして、運転免許証のかわりに身分証明書としての機能を持つ運転経歴証明書の発行などを行っておりましたが、ことし4月から、新たに高齢ドライバーの安全運転に関する支援窓口として、シルバードライバーズサポート室が設置され、70歳以上の高齢ドライバーの安全運転を支援するための技能教習や高齢者や家族等からの免許証返納に関する相談受け付けなどの取り組みが開始されたところでございまして、高齢ドライバーの安全運転や運転免許証の自主返納に向けた環境も整いつつあると認識をいたしているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 高齢者の安全運転講習につきましては、鳥栖警察署と連携して、交通安全に関する出前講座のほか、交通安全協会主催のシルバードライバースクールや、鳥栖警察署における運転講習などがあり、安全運転の推進や事故防止に努めていると。 また、佐賀県警本部では、高齢者ドライバーの安全運転に関する支援窓口として、シルバードライバーズサポート室を設置した。また、高齢ドライバーの安全運転を支援するために、運転免許返納の相談窓口等も設置をしたということのようでございます。 鳥栖市としても、県や県警などと連携しまして、高齢者の事故防止にさらに取り組んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。 では、運転免許の返納の状況と返納された方への対応についてお教え願います。 また、返納された方の情報っていうのは警察等から市のほうに入ってくるのかどうかも重ねてお願いします。 ○議長(齊藤正治)  詫間健康福祉らい部長。 ◎健康福祉らい部長(詫間聡)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 鳥栖警察署の調べでは、本市における平成30年度の運転免許証返納者は179人とのことでございます。 また、そのうち、高齢者福祉乗車券の交付を受けた方は14人でございます。 高齢者の移動手段の確保のため、平成26年度に開始いたしました高齢者路線バス及びミニバス運賃助成事業は75歳以上の方、70歳以上の運転免許証の自主返納者及び本年1月から心身の状況等により自主的に自動車の運転をやめられ、更新をせずに、免許証が失効された方も対象とし、高齢者の移動支援を行っております。 また、県警察本部において運転免許証を返納された方で、かつ、個人情報の提供に同意をいただいた方については、お住まいの市町を経由して、その地域の地域包括支援センターに住所、氏名等の情報を提供する制度を本年7月実施に向けて準備を進めているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございました。 平成30年度、鳥栖市内において運転免許の返納が176名、そのうち14名が高齢者福祉乗車券の交付を受けられたということのようでございます。 また、県警本部では運転免許証の返納された方で個人情報の提供に同意をいただければ、住まいの市町に連絡がいくと。地域包括支援センターに情報を提供しているというふうなことが、今年度から始まっているというふうなことでございます。 高齢者の運転の講習とか支援策についての取り組みがある程度わかりました。 鳥栖市では、今、高齢者福祉乗車券、5,000円分のバスのチケットが1,500円で購入できる制度でございます。 高齢者の移動手段としては有効な制度だと思いますんで、これまで以上に周知のほうをよろしくお願いいたします。 では、主に高齢者の移動手段として利用されている市内のミニバスについて、最近の利用状況の推移と課題について、お教え願います。 ○議長(齊藤正治)  松雪産業経済部長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 鳥栖市ミニバスは、主に高齢者の日常生活の移動手段として、現在、市内4地区で運行をいたしております。 利用状況につきましては、直近の平成29年10月から平成30年9月までの1年間で、ミニバス4路線の総利用者数1万8,088人、その内訳といたしまして、鳥栖地区循環線4,902人、田代地区循環線6,472人、基里地区循環線5,017人、旭地区循環線1,697人となっており、その前年の同時期に比べますと、総利用者数は2,808人の減少となっております。 次に、ミニバスの課題につきましては、一昨年までは年々着実に利用者数をふやしておりましたが、天候や気温など自然状況により、外出が控えられたことなどから、昨年、利用者数が大幅に減少したところでございます。 また、これまで、ミニバスの普及、定着によりまして、高齢者の移動手段が一定確保されてきましたが、高齢者の増加や移動ニーズの多様化などにより依然として移動にお困りの高齢者がおられることが課題であると考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 利用状況については、近年増加傾向にあったものの直近の1年では2,808人の減少になっておると。 原因としては、天候や気温などの自然状況によることと、高齢者の移動ニーズの多様化などが原因であろうと挙げられておりますが、実際、高齢者の移動ニーズの多様化ということにつきましては、車を利用される方が多いのかどうかわかりませんけれども、ミニバス本来の目的といいますか、本当に行きたいところにミニバスが走ってんのかなというふうな意向も検討する必要があるのかなというふうに思います。 昨年減少したのが、天候等の自然災害だけの原因ではないかなというふうに、ぜひ検討していただきたいな。 鳥栖市では、現在、ミニバスを含めた交通機関の見直しを進められております。 そこで、高齢者の移動目的に沿うような検討として、例えば、デマンドタクシーの導入をするとか、高齢者福祉乗車券、これをタクシーでも利用できるようにするとかっていう考えができないものかというふうに思っております。ぜひ見解をお聞かせください。 ○議長(齊藤正治)  詫間健康福祉らい部長。 ◎健康福祉らい部長(詫間聡)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 高齢者の運転免許証の自主返納者への施策等につきましては、各地の自治体を初め、タクシー、飲食店などの民間事業所におきましても、多くの取り組みが実施されております。 例えば、返納された方に対し、タクシー券の支給や運転経歴証明書を提示することにより、タクシーの運賃割引やレストラン等での割引が受けられるサービス等を実施されているようでございます。 本市におきましては、引き続き、高齢者福祉乗車券の交付を継続し、運転免許証を自主返納した高齢者の移動手段の確保、あるいは、外出する機会を支援したいと考えているところでございます。 また、議員御指摘のタクシーでの高齢者福祉乗車券の利用につきましては、高齢者がいつでも元気で外出できるよう施策を考えていく中で、本市の交通政策部局と連携し、他の自治体の事例を調査してまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松雪産業経済部長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 デマンドタクシーの導入の検討につきましては、現在、公共交通に関する新たな計画でございます地域公共交通網形成計画を、今年度末までの策定に向け取り組んでいるところでございます。 高齢者の移動手段の確保には、幾つかの手段が考えられますので、本計画策定の中でも、本市の課題に対する施策案を検討してまいります。 今後、議員の御指摘も踏まえまして、本市に合った公共交通のあり方につきまして検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 高齢者福祉乗車券のタクシーでの利用、またデマンドタクシーの導入についても、各課によって、検討または調査をしていただくと、私には前向きな答弁というふうに認識をいたしました。ぜひ御検討していただきますようお願いいたします。 現在、自動車の安全機能の向上、技術の向上もかなり進んでおり、衝突防止のための緊急ブレーキ、または誤作動発進防止の設置、自動車の自動運転化等も進んできております。 来年度は、高速道路において自動運転の車が実用化をされるというふうにも聞いております。 高齢者の事故防止と移動手段の確保は地方の都市ほど大きな問題でございます。 高齢者福祉乗車券の利用時にも、高齢者福祉乗車券がタクシーでも使えるようになれば、さらに、高齢者の外出の機会がふえ、健康増進にもつながるものというふうに思っておりますんで、各課の調整をしていただきまして、ぜひ検討をお願いいたします。 では次に、都市計画道路見直し検討懇話の状況についてお教え願います。 昨年12月に、鳥栖駅周辺整備は、橋上駅と自由通路についての計画が財政面を理由に突如断念をされました。 しかしながら、駅周辺整備はまだ続いていくものと私は認識をしておりました。しかし、現在、全ての事業がとまっているような気がいたします。いかがでしょうか。 そこでまず、線路をまたぐ都市計画道路3路線、都市計画道路見直し検討懇話が、平成28年度からいろいろ検討されておりました。その状況をお教え願います。 ○議長(齊藤正治)  松雪産業経済部長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 都市計画道路の見直しにつきましては、方針が未決定でありました市街地の東西連携を担う久留米甘木線、飯田蔵上線及び酒井西宿町線の鉄道交差3路線を中心とした都市計画道路の見直し方針を決定するものでございます。 この方針決定に当たりましては、平成28年度に鳥栖市都市計画道路見直し検討懇話を設置し、学識経験者や市民の代表及び国や県など関係機関の道路担当部署などを初めとした委員より、幅広い視点から御意見を伺い検討を進めているところでございます。 これまで、平成28年度に検討懇話を2回開催し、委員より、今後の進め方につきまして、広域的な交通動向や、まちづくりの観点から検討すべきとの御意見を受けまして、平成29年度に、交通の課題であります国道、県道を含めました広域的な幹線道路の交通混雑緩和に向け、国や県の道路担当部署を交えて合同会議を4回開催し、将来道路網の方針検討に取り組み、将来道路網の方針を策定させていただきました。 平成30年度は平成29年度に策定をいたしました将来道路網の方針を踏まえまして、検討懇話を3回開催し、課題の抽出や必要性及び実現性の視点から総合的に評価を行い、久留米甘木線及び飯田蔵上線は計画変更候補、酒井西宿町線につきましては計画廃止候補として方針案を提示させていただいたところでございます。 さらに、この3路線の方針案をもとに作成をいたしました見直し案や、交通処理機能への影響の評価結果に対しまして、委員より御意見をいただいたところでございます。 現在、昨年度12月に鳥栖駅周辺整備事業における橋上駅と自由通路による計画断念に伴いまして、2月に開催予定でありました検討懇話の開催を見送らさせていただいていることから、策定中の都市計画マスタープランなどと関連性につきまして、一定の整理を行い、関係機関との調整を図っている状況でございます。 今後につきましては、今年度中に検討懇話を開催いたしまして、来年度を目標に、都市計画道路の見直し方針を策定する予定といたしております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 答弁によりますと、昨年12月の橋上駅、自由通路の計画断念に伴い、ことし2月の予定でした懇話は中止をしたと。 しかし、今年度中には検討懇話を開催し、来年度を目標に、都市計画道路見直しの方針を策定する予定であるというふうなことでございます。 駅が断念されたといって、道路の整備までもとめられては困るなというふうに思います。 平成28年度から、懇話をされまして、多分、数千万円の調査費、検討の費用がかかっていると思います。 無駄にすることなく、ぜひ早急に、また、この東西連携につながる道路網の政策を進めていただきたいというふうに思います。 では次に、鳥栖駅周辺整備事業についてお伺いいたします。 先ほども言いましたように、橋上駅と自由通路については急遽断念をされておりますが、そのことによって、県やJR九州との関係も悪化しているものというふうに推測をしております。 市長は市長選の着々と進行中というリーフの中で、鳥栖駅周辺整備は引き続きしっかり取り組んでいくというふうに公約をされております。 どういうふうに進めていかれるのか、お教え願います。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の御質問にお答えを申し上げます。 鳥栖駅周辺整備事業につきましては、昨年12月に、財政上の理由から、橋上駅と自由通路による計画を断念したことから、計画は白紙の状態となっております。 しかしながら、鳥栖駅周辺の課題は残されたままでございますことから、何らかの取り組みが必要であるとの思いで、そのような表現をしておりました。 今後は、まず財政面を含め、市の考え方を整えることから努めていかなければならないと考えておりまして、現時点で、主たる関係先でございます佐賀県、あるいはJR九州との協議の再開までには至っていないところでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  公約としては挙げたものの、今のところ何も考えていないというふうなことで、よろしいんでしょうかね。 また、県やJR九州との協議再開までは至っていないと。 断念して6カ月たちますが、この間、市長として、県及びJR九州のほうへは、どういうふうな協力依頼、または働きかけをされたんでしょうか。お教え願います。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の御質問にお答えをいたします。 繰り返しになりますけれども、市長選挙後、主たる関係先でございます佐賀県、並びにJR九州に御挨拶には伺いしておりますけれども、鳥栖駅周辺整備事業に関しての具体的なお話はできておりません。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  2月の市長選挙が終わって、挨拶には行ったけれども、県やJR九州には何も話はしていない。 何で、何も話せないんでしょうかね。急遽やめたことに対して、おしかりでも受けるというふうに思われているのでしょうか。 何か、リーフレットで、今後もちゃんと取り組んでいきますというのは、市民に対する偽りの言葉、欺いたことになるのではないかなというふうに思うんですが、本気で関係を改善しなければならないならば、率先して自分から訪問し、理解を得るように努めるべきだというふうに思います。 一度訪問して、後は職員に任せるつもりのようにしか聞こえません。 断念をしたのは市長です。その尻拭いを職員にさせるというのは、それは職員は余りかわいそうであろうかなというふうに思います。職員の士気も上がりません。 では、駅東側の利用者に対しての利便性向上については、どのように考えをお持ちなんでしょうか。 ことし年始に、あるで、市長は、橋上駅と自由通路は断念したものの、東側の利便性については今後も取り組んでいくと言われておりました。どのようにお考えをお持ちなのか、お教え願います。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の御質問にお答えを申し上げます。 鳥栖駅東側につきましては、鳥栖駅の利用、あるいは、西側中心市街地への東側からのアクセスが不利な駅東側でございます。 今後とも利便性の向上は重要な課題であると認識をしております。 抜本的に課題を解決するためには、鳥栖駅周辺、東西のまちづくりにつながる方策が必要であると思っておりますけれども、先ほど、お答え申し上げましたように、財政上の理由から事業を断念したことを踏まえますと、慎重に進めていく必要があると考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  駅東からの利便性の向上は重要な課題と認識はしており、課題解決には、鳥栖駅周辺、東西まちづくりにつながる方策が必要であり、慎重に進めざるを得ませんというふうなことでございます。 私は、この質問を担当課のほうに通告をしましたところ、市長が言われるように、東西連携のまちづくりが必要なんですよと一点張りのような回答でございました。 東西連携のまちづくりは、橋上駅と自由通路による駅周辺整備を断念したばかりなんで、先ほど市長が言われますように、財政面から考えると、とても実現性がないというふうに思います。 なぜ東西連携のまちづくりが必要というふうにこだわるのかが、わからないくらいでございました。 担当課には、どんな指示をされているのでしょうか。 こんな状況では、県やJR九州との関係改善及び協議の再開については、さらに遠くなるんではないかと危惧をしているところでございます。 そういう状況の中、市長公約の中に、市長は、鳥栖駅周辺整備における鳥栖市中心部の活性化についても、公約として挙げられております。 これにつきましても、どのような考えをお持ちなのか、お教え願います。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の御質問にお答えを申し上げます。 以前、お答えを申し上げていた中にもございますけれども、私はこの市長の職になる以前から、鳥栖駅周辺の活性化、これを何とかしていかなければならないということで、商店街の皆様を初めとする地元の皆様と一緒に勉強を続けてまいっております。 ただ、なかなか突破口が見出せなかったというのが実態でございます。 今後とも鳥栖駅周辺の将来への思いから、鳥栖駅周辺の中心市街地の活性化ということで表現しております。 御理解賜りますようお願い申し上げ、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  鳥栖駅周辺整備の活性化は、思いがあるんで挙げました。 別に、思いがあって挙げるのは、僕は構わないと思うんです。 だから、挙げた以上、それをどういうふうにやっていこうか、この任期中にやっていこうかっていうことを取り組むべきではないのかな。 今のお話では、思いだけであって、取り組みは今のところ全然考えてない。そういうふうにしかとれません。 ぜひね、そういうふうな公約を掲げたんであれば、取り組むべきだというふうに私は思います。 鳥栖駅周辺整備、または鳥栖市の中心市街地の活性化、駅の東側の利便性の向上、いろいろ公約として挙げられていますが、本当に、この挙げられたのは、選挙対策というふうにしか聞こえてこないんですよ、私には。 市民を欺いて、とりあえず選挙に勝てばいい。だから、できもしないことを挙げておこうというふうにリーフレットに書かれたのではないかなというふうに思うんですが、この件について市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の御質問にお答えを申し上げます。 先ほど申し上げましたように、私の市長選挙の際、鳥栖駅周辺における課題の解決について、ずっとこれまでさまざまな思いをめぐらせてまいっております。 ただ、具体的に事業を進めていくにおきましては、関係機関や地元等との調整が必要となってまいります。 そうした中、そのような表現をしておりましたけれども、現時点で具体的にお示しできるものは用意できてないところでございます。 以上、お答えといたします。(傍聴席より発言する者あり) ○議長(齊藤正治)  静粛にお願いします。 中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  市長の口から、そうですとは言えないとは思いますけれども。 ただ、答弁聞いていますと、御理解くださいと言われても、何とも理解しがたいような気がいたします。 公約に挙げて努力したけど、結果的にできませんでしたと言うなら、まだかわいいんですけれども、公約に挙げて、何も考えてないんですよというのはあんまりじゃないですかね。 県やJR九州に行っても、何もおっしゃってない。それでは、選挙対策というふうに言わざるを得ないなというふうに思います。 先日の久保山博幸議員の質問の折に、市長が決起大会等されたときの質問がございました。 小さい子供さんに頑張ろうという形で、一緒に写真撮っているのが公表されましたけれども、あれはもう選挙違反というふうに言われても仕方ない写真だなというふうに思うんですけども、それでも市長は、たまたま子供が紛れ込んだんですよというふうに、言い逃れにも聞こえる答弁をされております。 そういうふうな市長の曖昧な、またいいかげんな、そういった姿勢が、今の鳥栖市の、例えば、農地法違反架空発注問題という失態につながっているんではないかなというふうに思います。 市政のトップとしてお恥ずかしくないんでしょうかね。 では次に、新産業集積エリア整備事業農地法違反の是正についてお伺いいたします。 市長はこの農地法違反を是正するに当たり、先頭に立って取り組むとされております。 違反を知ってから2年、発覚してから9カ月、この間、是正に向けて、市長としてどんな取り組み、行動をされたのか、お教えください。 また、是正策は見つかってきているのでしょうか。重ねてお願いします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の御質問にお答えをいたします。 農地法違反是正に向けて、私がどのような行動をとってきたかという御質問でございます。 公表後、昨年9月に農業委員の皆様に謝罪いたしまして、違反状態を是正するための協議を、県や関係者と進めることを説明をし、是正する一定の方向性が出た際には、農業委員において検討いただきますようお願いをしております。 また、昨年10月には、市内及び県内の未契約者を含めました地権者の皆様の自宅を訪問し、謝罪と経緯についての説明を申し上げております。 なお、県に対しましても謝罪し、経緯を説明したところでございます。 本年1月には、農業委員の皆様に対しまして、農地法違反の原因及び責任等について弁護士から報告書の提出がなされたことを御説明をいたしております。 また、本年2月には、今後より一層の事業進捗が図っていくことができるよう、改めて新産業集積エリア整備事業推進本部長の職についたところであります。 直近では、本年4月に、農業委員の皆様に対しまして、これまでに商工振興課から、農地法違反の2つの是正方法について説明をしておりましたけれども、是正方法の1つであります追認する方法について、申請できる状況ではございませんが、農地転用申請の窓口であります農業委員において、認めていただけるものであるのかなどについて、できるだけ早期に検討、協議いただくように、私から直接お願い申し上げたところでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  昨年9月に、農業委員へ謝罪し、方向性が出たら検討していただきたいとお願いをしたと。 また、昨年10月には、未契約者を含め地権者宅を訪問し、謝罪と経緯についての説明、本年1月には、農地法違反の原因及び責任等の報告書が弁護士から提出をされたことを、農業委員に説明をしたと。 その後、2月に、推進本部長の職について、直近では4月に農業委員に是正の方法について説明するとともに、追認する方法についても、認めていただけるのか、協議、検討をお願いしたいというふうなことをされているようでございます。 先頭に立って是正に向けて取り組むとされながら、推進本部長になって4カ月ほどたつんでしょうけれども、この間、市長としての行動としては、農業委員に1度お願いに行っただけという状況でございます。 いろいろ新産業エリア集積事業についても、他の議員からも質問があっておりますが、本当に、このままで是正が図れるのか心配でございます。 未契約者の地権者への交渉についても、どういうふうな状況になっているのか、これもまだわかりません。本当に本気度が見えてきていないという状況でございます。 昨年10月には、地権者等へ訪問されたというふうに報告がございました。そのことは私も知っております。 その中で、市長は謝罪と説明をされたというふうにおっしゃいましたけれども、どういうふうな謝罪、説明をされたのかも疑問でございます。 地権者の中には、田んぼを高額で買ってもらった、ありがたいな。その上、わざわざ市長が挨拶に来てくんさったと感謝をしている方もいらっしゃいます。 本当に農地法違反をしてしまったので、場合によっては契約を元に戻さないければいけないんですよ。お金を返してくださいと言うかもしれませんよ。そういうふうなところまでちゃんと説明をされたのかな。 今回、田んぼを売っていただいてありがとうございました。皆さんに迷惑をかけませんから。その程度で経緯の説明と言ったら、ちょっと違うのかなというふうに思います。 とにかくまず、この事業を進めるには農地法違反の是正をしなければいけません。 追認の方法も検討していただきたいとお願いをされているようですが、追認をしていただくには、農地の一括申請でなければならないはずでございます。 先頭に立って是正に取り組まれる市長は、まず、未契約者の地権者への交渉と県への交渉、これを本気で取り組んでいただきたい。 この違反の解決のめどですけれども、いつごろを目指しているのか。また、工事の開始の時期、分譲の時期、それをいつごろに思っているのか、再度お示しください。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の質問にお答えを申し上げます。 農地法違反の是正の時期につきましては、現在、申請の窓口となります鳥栖市農業委員を初め、許可権者でございます佐賀県等関係機関と協議しているところでございまして、具体的な是正の時期は、まだお示しできない状況ではございますけれども、是正の方法の一つでございます追認する方法につきまして、先ほど申し上げましたとおり、鳥栖市農業委員に対しまして、できるだけ早期に協議、検討いただきますようお願いしております。 また、是正と並行する形で、未買収用地の新たな契約につきまして取り組んでいるところでございますが、農地転用許可を条件とした仮登記を設定する契約方法によりまして、昨年度2名、今年度に新たに1名と用地売買契約を締結し、仮登記を設定したところでございます。 残りの未契約者4名につきましても、私が先頭に立ち、引き続き、同意を得られるよう進めてまいります。 また、工事開始及び分譲開始の時期につきましても、開発区域全体を一括して造成工事をする現在の造成方法のみならず、少しでも早く分譲開始ができるよう、分割をして造成する方法も検討しております。 できる限り早期に分譲開始ができますよう、まずは農地法違反の是正の方向性を出した上で、未契約者及び地元との同意取得に向けまして鋭意努力してまいります。 以上、御理解賜りますようお願い申し上げ、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  答弁では、是正の時期、または、分譲開始の時期等については全く未定だということでございます。 解決に向け、私が先頭に立ち鋭意努力をしてまいりますというふうなことでございますが、本部長に就任されまして、先ほど言いましたように4カ月がたっております。 その間、市長みずから県の関係機関や、未契約者等への交渉というのは、報告ではされていないというふうな状況でございます。 本当に、それで先頭に立ってやっていくつもりなんでしょうか。大丈夫なんですかね、ちょっと心配になります。 この場をしのぐだけの言い逃れじゃないというふうに信じたいのですが、そういうふうにも捉えてしまいます。 万一、じゃあこれが解決できない状況に陥った場合どうするのか。そこまで考えたくないんですけれども、本当にできるのかなという心配もございます。 解決できるんですかというところで、改めて市長の決意を聞かさせてください。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の質問にお答え申し上げます。 新産業集積エリア整備事業につきましては、これまでも、佐賀県の企業立地課、あるいは農山漁村課とも時々に情報交換をし、情報共有をし、協力をいただいております。 これまで、地権者の皆様、あるいは関係者の皆様など、たくさんの皆様に協力をいただきながら、長い年月をかけて事業を進めてまいっております。 これまでの成果や努力及び多くの皆様からの協力を無駄にすることのないよう、課題の解決を図るため、まずは、農地法違反の是正の方向性を出した上で、未契約者及び地元との同意取得に向けて鋭意努力してまいります。 何とぞ御理解賜りますようお願い申し上げ、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  長い年月をかけ、多くの関係者の協力のもと、これまで進めてきた事業であり、これからも無駄にならないよう鋭意努力をすると、当たり前のことでございます。 既に、もう多額の税金等も支出をしております。 しかし、今の市長の答弁を聞きますと、本当に是正できるのか、事業が進むのか心配でございます。 農地法違反を知って2年、発覚して9カ月、その間の是正策としては、まだまだ決まっておりません。模索をされている状態でございます。 市長みずからとった行動としても、農業委員へのお願いに二、三度、県へは謝罪に1度行っただけ。 未契約者への交渉としては、市長みずからが行っているような状況は、今のところございません。 鳥栖駅周辺の見直しについても、県及びJR九州へは行ったものの何も言われておりません。関係改善はできないままでございます。 いろいろ公約等に書かれているものにつきましても、できるもの、できないものがあろうかと思いますが、鳥栖駅東西の連携等につきましても、市の職員も、何かこだわりがあるような答弁でございました。 鳥栖駅周辺の見直しについても、できないんであれば、見直しすることを断念されることも大切かなと思います。ぜひ断念したらいかがですか。 また、新産業集積エリアの土地ですけれども、小石議員の質問の折にもありましたけれども、維持管理をするだけでも、4年間で1億円ぐらいかかるというふうに言われておりました。 4年も待つことはできません。ぜひ、もう、いつって言いません。早い時期にどこまですると。それができないならば腹をくくる。ぜひ、そういうふうに決断していただきたい。 そのことを申しまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(齊藤正治)  暫時休憩いたします。  午前11時46分休憩           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後1時10分開議 ○議長(齊藤正治)  再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、松隈清之議員の発言を許します。松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  自民党鳥和会の松隈でございます。 通告に従いまして質問させていただきますので、御答弁のほどよろしくお願いいたします。 まず、鳥栖駅周辺整備事業について、今後の方針をお尋ねいたします。 市長は、公約で鳥栖駅周辺整備の見直しと言われておりますが、これ、3月にもお聞きいたしましたが、市長の言われた腹案が、この見直しのベースになっているのか。それとも、腹案はもともとないのか、お尋ねをいたします。 以降の質問は質問席よりさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  松隈議員の御質問にお答えをいたします。 鳥栖駅周辺における課題の解決につきまして、さまざまな思いをめぐらせる中で、そのような表現をしておりましたけれども、関係機関や地元等との調整が必要となりますことから、現時点で、お示しできるものはございません。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  腹案がないとは言われませんでした。関係機関や地元等との調整が必要となることから、お示しできるものはございません。 ということは、腹案を示すには、調整が必要になるわけなんですけれども、では、その腹案をベースとした検討や検証、こういったものを担当部署に指示はされているのか、お尋ねをいたします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  松隈議員の御質問にお答えを申し上げます。 鳥栖駅周辺に関しましては、旧鳥栖ビル跡地の対応につきましては、検討を指示しておりますけれども、鳥栖駅周辺整備事業全体について、どのような見直しを行うかについての指示は行っておりません。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  担当課に指示はされていないということであれば、どうされるおつもりなんでしょうか。 市長みずから腹案をベースとした見直し案について、関係機関や地元等との調整を行うつもりがあるんでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  松隈議員の御質問にお答え申し上げます。 繰り返しになりますけれども、市長選挙後、主たる関係先である佐賀県及びJR九州に御挨拶にはお伺いしておりますけれども、鳥栖駅周辺整備事業に関しての具体的なお話はできておりません。 ただ、そういった状況ができてきましたら、接触する必要があると考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  ほかの議員も言われていましたけれども、何もやってないんですよね、今のところ。 この腹案を示すためには、関係機関や地元との調整が必要と言われるならば、腹案があるとするならば、なぜ今すぐやらないんですかね。 見直しを行うつもりが、そもそもあるのか。それとも、やっぱり腹案はないのか。 今議会のやりとり聞いておりますと、仮に見直し案をつくったとしても、この見直し案を示せる状況にあるのかも疑問でありますが、どのようにお考えなのか、お尋ねいたします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  松隈議員の御質問にお答えをいたします。 鳥栖駅周辺の課題解決は諦めるべきではないという思いがございますけれども、現在、断念したばかりでございまして、財源のめどが立っておりません。 仮に見直し案を作成できたといたしましても、鳥栖駅周辺の課題を解決するためには、多額の事業費を伴う見直し案が必要になると考えられますので、同じ轍を踏まないよう十分な財源の裏づけがないとお示しできないものと考えています。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。
    ◆議員(松隈清之)  鳥栖駅周辺の課題解決は諦めるべきではないという思いは、ただ、断念したばかりで、財源のめどが立っていないので、仮に見直し案つくっても、その財源の裏づけがないとお示しできないというふうに言われましたよね。 そういう状況であれば、見直しを行うということが初めから、現時点では無理ですよね。そういうことではないんですか。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  松隈議員の御質問にお答えをいたします。 議員御指摘のとおり、鳥栖駅周辺の課題解決に向けた実現可能な見直し案を作成をし、再事業化するまでには時間を要すると思われます。 財政上の理由から事業を断念したことを十分に踏まえまして、事業費の積立等、可能な取り組みの実施について検討してまいりたいと考えています。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  見直しできる環境にないっていうのが、今の答弁ではっきりしたんですよね。 であれば、ほかの議員も言われていましたけれども、何で公約するんですかね。 今の答弁でいくと、財源の問題で断念をしたので、公約するなら、今後のためにお金をためますって言うのが公約でしょう。 見直しをするって公約されると、皆さんは、断念したけど、すぐまた見直しができるというふうに思われるじゃないですか。 今の財源の問題にしてもそうなんですけれども、選挙に出る前からわかってることですよね。それを原因で断念したんだから。 それを何で公約をされるんですか。お尋ねいたします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  松隈議員の御質問にお答えを申し上げます。 先ほど来お答えを申し上げておりますように、鳥栖駅周辺の課題は依然として残っていると思っております。 この課題解決に向けまして、できる限りの努力を傾注していきたいということで公約にも掲げておりますし、これからも対応してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  ほかの議員も言われていましたけれども、選挙対策というよりも選挙戦略上、できる当てはないけれども、いかにもできそうなように見せかけたというふうにしか受け取ることはできません。 そのように認識をして、次の質問に移ります。 次に、次期ごみ処理施設と土壌汚染問題についてお尋ねをいたします。 まず、リサイクルプラザの用地選定についてお尋ねいたしますが、リサイクルプラザについては、鳥栖市において用地を選定し組合で建設を行うこととなっています。 これが令和6年の運用開始に間に合うのでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市民環境部長。 ◎市民環境部長(橋本有功)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 本年4月に開催されました佐賀県東部環境施設組合首長におきまして、次期ごみ処理施設につきましては、建設予定地北西部のみを事業用地とし、土壌汚染が確認されました南東部及び最終処分場跡地の南西部は建設予定地から外すこと。北西部には焼却施設のみを建設すること。 そして、リサイクル施設の適地選定につきましては、鳥栖市が引き続き努力することとし、リサイクル施設建設について、組合首長で継続して協議していくということが確認されたところでございます。 この方針決定を踏まえまして、現在、本市においてリサイクル施設の候補地選定を進めているところでございますが、候補地選定後の各種手続といたしましては、国庫補助採択のために必要な循環型社会形成推進地域計画作成、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づきます生活環境影響調査、建設予定地の測量、地質調査、事業者選定及び建設工事等に要する期間が必要となってまいります。 そうしたことでございますので、リサイクル施設を令和6年度の供用開始に間に合わせるということは、現状では厳しい状況であると認識をいたしており、本市としても、できる限り早急に候補地の選定に努めてまいる必要があると考えているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  ただいま令和6年度の供用開始の時期に間に合わせることは厳しい状況だという御答弁でありました。 これ、一般的にかかる期間を出したんですけれども、生活環境影響評価に約2年、基本設計や実施設計をへた建設工事で約3年程度かかるということなんですけれども、そうなると、当然、今御答弁にありましたように、建設予定地も決まっていない現状では、令和6年は絶対間に合いませんよね。厳しいんじゃないんですか、絶対間に合わないんですよ。 であれば、ますます用地選定に要する時間に余裕はないと思いますが、本市としては、いつまでに用地選定を行う予定なのでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市民環境部長。 ◎市民環境部長(橋本有功)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 本市におきまして進めておりますリサイクル施設の候補地選定のスケジュールにつきましては、現時点では未定となっておりますが、候補地選定後の各種手続を進めていく中におきまして、他の関係機関との調整等も必要となってくるものと考えておりますことから、それらを踏まえますと、議員御指摘のとおり、リサイクル施設の建設スケジュール全体に余裕がないということにつきましては認識をいたしているところでございます。早急に候補地選定を行う必要があると考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  早急になのはわかっているんですよ。もう今でも間に合わないんだから。 いつまでにという御答弁はございませんでした。 では、どのような、その選定において、用地選定をする体制で行うか、あるいは、また、どういう選定方法で決めていくのかをお尋ねいたします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市民環境部長。 ◎市民環境部長(橋本有功)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 リサイクル施設の適地につきましては、本年4月に開催されました佐賀県東部環境施設組合首長におきまして、本市が引き続き、適地選定について努力するという方針が確認されたことを受けまして、現在、候補地選定に係る体制や選定方法について検討を進めており、具体的には、建設予定地を選定した前回の手法を参考にしつつ、専門的な知見や知識を持つ関係機関等を活用するなど、迅速でありつつも、慎重に検討を進めていくことのできる手法をとる必要があるものと認識いたしているところでございます。 本市でのリサイクル施設建設候補地選定後の手続に時間を要するという状況も十分認識いたしておりますことから、候補地選定に係る体制や選定方法につきましても、できる限り早急に決定し選定を進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  これだけタイトなスケジュールですよね。もう間に合わないっていうのは、ほぼほぼはっきりしている中で、いまだにその用地選定の体制や選定方法について検討中なんですよね。 確かに、4月にそういった努力するっていうことを、方針は確認されたかもしれないけれども、もっと前からそうなることはわかっているんですよ。そうせざるを得んことは。 それがいまだにね、体制や選定方法を決定していないっていうのは、ある意味怠慢と言われても仕方ないですよ。 いずれにしても、これは本市だけのことではなくて、組合構成する市町に影響することでございますんで、速やかに決定をしていただきたいというふうに思います。 それでは、続きまして、今回の土壌調査の内容と、その期間がどうなっているのか、土壌汚染対策についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(齊藤正治)  橋本市民環境部長。 ◎市民環境部長(橋本有功)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 衛生処理場敷地の土壌につきまして、本市において土壌汚染対策法に基づき、国が定めました土壌汚染対策法ガイドラインに沿って進めていくことといたしております。 まず、調査内容についてでございますが、昨年度まで、佐賀県東部環境施設組合で実施されてまいりました調査を、本市が引き継ぐ形で進めてまいりますことから、当該敷地の場所によって、本市が実施すべき調査内容も変わってまいります。 まず、今川グラウンドとして整備されておりました旧ため池部分の土壌につきましては、埋設物層及び埋設物直下の地山層の一部までは、既に詳細な汚染状況の調査が完了いたしておりますことから、今後は、現在汚染が確認されております箇所の深度方向への汚染の広がりを詳細に把握するためのボーリング調査を実施することといたしております。 次に、し尿処理施設周辺の土壌につきましては、音波を用いて土壌の埋設物等の範囲を調べます物理探査は完了いたしておりますことから、ボーリングによる土壌の概況調査を実施し、万が一汚染が確認された場合につきましては、汚染が確認された地点付近をさらに詳細を調査し、汚染範囲を確定することといたしております。 最後に、旧焼却施設周辺の土壌につきましては、組合におけます調査が実施されておりませんので、まずは物理探査を実施し、埋設物の範囲を把握した上で、し尿処理施設周辺と同様にボーリング調査により汚染範囲を確定することといたしております。 また、汚染範囲の調査に加え、確認された基準値を超過した物質が自然由来のものかどうかを判断するための解析や、汚染範囲の拡散予測なども実施することといたしております。 なお、当該敷地周辺に汚染が広がっていないかを監視するための、地下水モニタリング調査もあわせて実施することといたしており、周辺地域の安全、安心に配慮しながら、調査を進めてまいりたいと考えているところでございます。 また、調査の期間につきましては、汚染範囲の広さや深さによりまして調査期間も変わってまいりますことから、詳細につきましては、調査を進めていく過程において明らかになってまいるものと考えているところでございますが、現時点では、今年度、来年度の2カ年での実施を予定いたしているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  まず期間については、今年度と来年度の2カ年を予定しているということでございます。 ただ、その対策ですよね、今後の対策。この対策については、これ、もう調査後にしか決まらないんでしょうか。 市として考えられる対策については、今からでも議論できるのではないかと思いますが、見解を求めておきます。 ○議長(齊藤正治)  橋本市民環境部長。 ◎市民環境部長(橋本有功)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 衛生処理場敷地の土壌への対応につきましては、土壌汚染対策法に定められました手続に沿って実施することといたしており、まずは、本市において土壌調査を実施し、土壌汚染の詳細を把握する必要がございます。 この調査結果をもとに、本市から佐賀県に対しまして、同法に基づき区域指定申請を行う予定としておりまして、県は申請内容等を確認した上で、当該地が何らかの対策が必要であることを意味いたします要措置区域か、または土地の形状を変えない限り安全であることを意味いたします形質変更時要届出区域か、いずれかの区域指定を行うものでございます。 仮に、要措置区域に指定された場合につきましては、同法に基づきまして、県が本市に指示する措置、もしくは、それと同等の措置による対策を行う必要が出てまいりますことから、対応策につきましては、今回予定いたしております土壌調査により、土壌の状況について詳細を把握した上で、関係法令に基づき、県からの指示や指導を踏まえ検討する必要があるものと考えております。 いずれにいたしましても、住民の皆様に御安心いただけるよう対応してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  そもそも対策として、調査結果に基づいて、県が、対策が必要な要措置区域か、形状を変えない限りは安全であると言われる形質変更時要届出区域のいずれかが指定された後に、仮に要措置区域であれば、県が指示する措置、もしくは、それと同等の措置による対策が必要となるので、市としての対策は検討してないという趣旨なんだろうというふうに思います。 仮に、これが要措置区域であり、県からの指示に、以前お示しいただきました選択肢の中に、全量撤去、あるいは掘削選別というような指示がない場合は、鳥栖市としてとる対策っていうのは、もう全量撤去とか掘削選別はないと判断をしていいんでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市民環境部長。 ◎市民環境部長(橋本有功)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 先ほど申し上げましたとおり、仮に、土壌汚染対策法に基づく要措置区域に指定された場合は、佐賀県が同法に基づきまして本市に指示される内容を確認した上で、対策を行う必要があるものと考えております。 議員御指摘の件につきましては、今後の土地利用計画の有無など、さまざまな状況を考慮しながら、適切な対策を選択する必要があるものと考えているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  もちろん適切な対策を行う必要があるんですよ。 今言われたのは、その土地利用計画の有無等、さまざまな状況を考慮しながらって言われたんですよね。 今回2カ年で調査するじゃないですか。それに対してどういう対策を打つかですよね。 現時点で、ここに土地利用計画ないじゃないですか。現時点ではですよ。 これから、そういうところに対して、何らかの計画を立てるというのも考えづらいですよね。 ですから、前提としては、そういうのが、もうないんですよ。 ないから、言われたとしてね、県からの指示が特に全量撤去を求めないと、あるいは掘削選別も求めないという指示であれば、もうそれはやらないんですかと。 言えばね、さっきいずれにいたしましても、住民の皆様に御安心いただけるように対応してまいりたいと考えているところでございますと言われましたよね。 多分、安全にはなるんですよ、何らかの対策を打てば。ただ、じゃあ安心できるかっていうと別の話じゃないですか。 だから、県の指示がこれで安全ですと言われる以上の対応を、今の段階で、もう財政的にも非常に厳しい。 だから、できないんだったら、できないって姿勢をはっきりしてほしいんですよ。いかがでしょうか。 ○議長(齊藤正治)  橋本市民環境部長。 ◎市民環境部長(橋本有功)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 先ほど申し上げましたとおり、繰り返しになりますが、仮に、土壌汚染対策法に基づく要措置区域に指定された場合は、佐賀県の指示に従い、確認した上で、対策を行う必要があると考えておりますし、今後、議員御指摘のような部分に関しましても、今後の土地利用計画等、さまざまな状況を考慮し、考えていく必要があるものと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  現時点では、その判断はできないっちゅうことなんでしょうね。 それでは次に、費用についてお尋ねをいたします。 今回、調査をされて、2億6,000万円程度でしたかね、予算上がっておりますが、それと今後想定される土壌対策に一体どの程度の費用を見込んでいるのか。 本市が大きな事業を幾つも抱えている中で、これは非常に気になるところだと思うんですけれども、今、どの程度の費用を見込んでいるのか。お尋ねをいたします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市民環境部長。 ◎市民環境部長(橋本有功)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 衛生処理場敷地の土壌対応に要する費用といたしまして、本年度につきましては、土壌調査に係る費用として約2億6,000万円を本議会の補正予算案として提案させていただいております。 土壌調査につきましては、次年度までの2カ年度で実施を予定いたしておるところでございますが、次年度の調査費用につきましては、本年度の調査結果により必要な業務が確定してまいりますことから、現段階では未定となっております。 調査後に実施する対策につきましても、調査により判明いたします汚染の程度や範囲及び深さなどの状況に基づき、県の指示や指導を踏まえ検討していく必要があるものと考えておりますので、現時点では費用については未定となっております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  幾らかかるかわからんということですよね。怖いですよね、幾らかかるかわからないっていうのは。 それでは、この確認された土壌汚染に対して、もちろん対策をとることは必要ですよ、当然ですよ。 ただ、なぜそもそも次期ごみ処理施設候補地として、この場所を選定したんでしょうか。 これはさきに、尼寺議員からも御質問ございましたけれども、私も、ここに埋設物があるということを知っていた職員がいたことは、いろんなところから聞いております。 なぜこのようなリスクのある用地を選定をしたのか。そのような職員の意見は取り入れられなかったのか。お尋ねをいたします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市民環境部長。 ◎市民環境部長(橋本有功)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 ごみ処理施設候補地の選定方法につきましては、特段の定めはなく、本市におきましては、他の事例等を参考にしながら選定をいたしております。 そのような中、最終的に候補地が建設用地として定められた後に、その用地におけるさまざまな課題等が発生した場合につきましては、その課題に対し、解決、整理していくことになるものと認識をしておりました。 本件につきましては、候補地選定後に、土壌汚染対策法に基づき佐賀県東部環境施設組合が実施していただきました調査結果により土壌汚染が確認されましたことから、今後の対応方針について現在協議を進めているものでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  聞いたことに対しての答弁ではないですよね。 市長も、さきの尼寺議員の質問に対して、聞いてなかったというような趣旨で御答弁をされましたが、私も信じられません。 そこでね、この用地がこの場所に決定された流れを調べましたが、平成26年5月22日に、第1回のこの検討委員で検討が始まっているんですよね。同年26年の10月20日には、庁議でこの候補地が決定をされています。5カ月ですよね。 先ほどのリサイクルプラザの用地選定、いまだに時期すら示せないと言われる、急がなきゃいけないのに、いつまでに決められるかわからないということからすると、これ、5カ月で決まっているんですよ。何十年も使う用地がですよ。 だから、なぜ、このときはこんなに早く、なぜこのように急ぐ必要があったんでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  松隈議員の御質問にお答えをいたします。 次期ごみ処理施設整備事業の候補地選定につきましては、平成25年12月20日に行われました鳥栖・三養基西部環境施設組合首長におきまして、次期ごみ処理施設の建設地を鳥栖市内にすることが確認をされております。 また、翌平成26年1月24日に、上峰町、みやき町及び鳥栖・三養基西部環境施設組合の連名で、鳥栖市に対しまして、候補地の選定を行うよう正式な依頼があっております。 これらの動きがある中で、担当部局内においては、候補地選定の体制や選定方法の検討、対象となります候補地の抽出などの作業を行っておりまして、平成26年5月に立ち上げました検討委員において、担当部局以外のさまざまな視点を取り入れながら、最終的な候補地を選んでおります。 また、候補地選定につきましては、ごみ処理施設が設置をされることに対する地元住民の皆様の御同意をいただくための期間を十分に確保する必要性も認識しておりましたことから、効率的に検討を進めてきたと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  答弁を聞く限り、特に急いでいたようには聞こえませんが、これ、先ほど、私は5月22日に第1回が始まって、10月20日に庁議で決定したと申し上げましたよね。 しかしこれ、検討委員自体は5月22日に始まって5回行われているんですけれども、7月22日には結論出ているんですよ。2カ月、2カ月ですよ。 庁議での決定が10月20日になっているのはね、これ、8月1日に江島町から誘致の要望書が出されたからですよね。それに対する検討、調査を行った結果、10月20日の庁議で決定となっているんですよ。 なぜ、そうなっているのか。恐らく、多分、これ、お尋ねしても、答弁出てこないと思いますんでね、こっから推測で申し上げます。 鳥栖市は埋設物の存在を知っていたんですよ。 知っていたけれども、旧処理場の解体含めて、組合で処分してもらおうというふうに思っていた。 ところが、埋設物があることはわかっていたけれども、想定外に対策が必要な土壌汚染が見つかったっていうことじゃないでしょうかね。 リスクを軽く見過ぎていたというふうに私は思っています。リスクがあることがわかっていたなら、別の候補地にすればよかったんですよ。 経済性だけが抜きん出たんですよね、この場所は。 結果、このようなことになるんだったら、リスクがあるんだったら、別の場所にしていればね、こんなことになってないんですよ。 結果なんですけれども、これは、ありきの議論で、そういう欲ですよね。人のお金でそういった解体等の費用を出そうとする欲もあって、そこになったんだと僕は推測いたしますが、これ、結果的に失策だと思います。 そのために、今回も、今年度だけでも2億6,000万円。今後、幾らかかるかわからないっていう損害が発生しております。 民間企業であればね、責任取らないかん事態ですよ。 もちろん悪気はなかったと思いますよ。わからなかったと。それはあるでしょう。 ただ、関係ないんですよね、結果は。結果責任取らないかんのですよ、トップは。 答弁期待できないんで、次の質問に移りますけれども。 次に、土地利用構想と農業政策についてお尋ねをいたします。 本市は、平成30年5月に、基里地区南部を次なる候補地とする土地利用構想を策定していますが、当該地区は、土地改良区事業である暗渠排水工事の施工予定区域であり、事業費の助成も予定をされております。 つまり、本市として、当該区域に対して開発をしたいのか。一方で、農業振興を図りたいのかっていう、これ、相反する政策が、今、もう立っているわけですよね。矛盾した計画が立っているんですよ。 このことを一体どのように整理をしているのか。お尋ねをいたします。 ○議長(齊藤正治)  石丸企画政策部長。 ◎企画政策部長(石丸健一)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 本市は市制施行以来、一貫して企業誘致に取り組んでまいりましたが、企業の旺盛な進出意欲に十分に対応できる企業用地の確保が困難な状況であり、企業用地の確保、並びに新たな住環境の整備に向けた、まとまった用地の確保が必要であると考えております。 このため、平成30年5月に、新産業集積エリア整備事業に続く、新たな拠点形成を目指した土地利用の考え方となる鳥栖市土地利用構想を策定し、それを踏まえた第6次総合計画の土地利用計画を改訂したところでございます。 構想の具体化に向けましては、地元関係者の皆様初め、関係機関との協議を開始することを想定したものであり、その上で、将来の開発に向けた具体的方策にも言及していくとともに、関係する皆様の理解を得ながら、開発区域の検討や事業手法、事業スケジュールの検討を通して進めてまいりたいと考えていたところでございます。 構想は、土地利用計画の考え方としてお示ししたものでございますが、議員御指摘のとおり、農業振興地域において、将来的な開発を想定しておりますことから、構想区域の土地利用につきまして、関係する皆様との協議が必要と考えているところでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  今の答弁は、先ほどの質問である相反する、もう逆の政策についての説明、なかったんですよね。どう整理しているかっていうのは。 当該地区で開発を誘導したいならば、土地改良事業区域から除外しないといけないんですよ、その今計画している土地利用計画のところはですね。 あるいは、農業振興地域として、今後も農業振興を図っていくならば、これはもう構想を取り下げるしかないんですよ。 対外的に、これ、矛盾した計画が立っている以上ね、当然想定されるんですよね。これ、整理しとかないといけないんですよ、立てるときには。 どういう整理をされてきたのかっていうことです。逆の開発をしたいのか、農業振興したいのかって。 そこをどう整理されてきたのか。改めてお尋ねをいたします。 ○議長(齊藤正治)  石丸企画政策部長。 ◎企画政策部長(石丸健一)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 構想策定による土地利用計画の改訂を踏まえ、地元関係者の皆様を初め、関係機関と構想の具体化に向けた協議を開始することを想定したものでございましたが、現状におきましては、構想の具体化のめどを立てることができていない状況でございます。 構想の具体化は、新産業集積エリア整備事業後の新たな開発拠点を示すものであり、本市が今後も持続的な発展を遂げていくためには、解決すべき重要な課題であると認識しております。 しかしながら、時期も含め、構想の具体的なめどが立っていないことから、その間の関係者の皆様への配慮も必要になってまいります。 議員御指摘のとおり、構想を策定したことで、土地改良事業に課題が生じておりますが、当該地域は、今後、新たな企業の受け皿、それに伴う雇用の創出、定住人口の拡大等につながる拠点地域として、本市の今後の発展を考えたときに重要な地域と考えております。 現在、鳥栖市土地改良区では、構想区域内を基盤整備促進事業から除外したところで事業を進めていただいておりますが、構想策定後に行った関係者の皆様への説明では、具体化に向けた検討はこれからとの説明にとどまっていることから、新産業集積エリア整備事業の進捗等も十分に見きわめながら、構想区域内の関係者初め、関係機関の皆様と協議を通して、構想の具体化を進める必要があると考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  整理できてないっていうことですよね、だから。 今回、新産業集積エリア整備事業が停滞していることも、見通しが立たない理由としてはもちろんあるんでしょう。当然、その後のことですからね。 ただ、仮にこの整備自体がスムーズにいっていたとしても、いろんな問題がなくて、スムーズにいっとったとしても、分譲がスムーズにいくかどうかはわからんじゃないですか。ここが売れ残っているのに、こっちを開発するんですかみたいな話になるんですよ、売れてなければね。 だから、何でもかんでもスムーズにいくとは限らないんで、当然、時間がかかることも想定しとかないといけないんですよ。こういう状況で計画を立てる以上ね、地権者への配慮は当然必要なんですよ。 でもね、それがわかってないんですよ、今の鳥栖市には。こんなことで、地権者を巻き込んだ事業なんかできるはずがないんですよ、そんな配慮もできないようでは。 ちょっと時間の都合もありますんで、次にまいりますけどね。 これだけはちょっと申し上げておきますけれども、やっぱり鳥栖市が何か大きな事業するときに、鳥栖市の土地だけじゃできないんですよね。このような農地とか含めて民間の皆さんの協力要るんですよ。 そこに、今回網かけているんですよ、計画を。具体化はしてないかもしれないけど。 人様の財産に網かけるっていうことは大変なことですよ。特に農地はね、その人たちの生活の糧ですよ。こっからどう人生を送っていくか左右されるんですよね。農地がなくなるかどうか、子供に継がせようかどうかも含めてですよ。 だから、そういう人の人生の左右されるようなことに対して、そういう配慮ができない、そういう意識もないっていうことであれば、余りにも無責任な対応。 そんなことでは、今後事業できないっていうふうに申し上げておきたいと思います。 それでは、ちょっと時間もありますんで、次の質問移りますが、次に、架空発注についてお尋ねをいたします。 このことにつきましては、今回、多くの議員から質問ありましたんで、ある程度わかった部分は省いて御質問いたしますが、この施工不良に、原因となった工事ですよね、急速ろ過池の工事。 施工不良に至った原因、発覚した時期、また、発覚した理由は何でしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(齊藤正治)  松雪上下水道局長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  今回の架空発注につきましては、議員の皆様を初め、市民の皆様に多大な御迷惑をおかけしましたこと、改めましておわび申し上げます。 松隈議員の御質問にお答えいたします。 今回の施工不良の内容といたしましては、土木工事の請負業者でございます栗山・坂口建設共同企業体が施工いたしましたコンクリート表面の下地処理が不十分であったことに起因をしております。 下地処理が不十分となった理由は、下地処理材が乾燥に弱く、温度及び湿度管理に不備があったものと思われます。 この施工不良は、初めに建築工事の請負業者でございます株式会社マツコーが平成30年8月に発見をいたしております。 その後、それを受け、施工監理業務の請負業者でございます株式会社東京設計事務所佐賀事務所が提案し、実施をいたしました引っ張り強度試験で確認されたものでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  それでは、この施工不良がわかりましたと、このことで工期は一体どれくらい延びたんですかね。今回、その工期のおくれを心配してということを言われていましたけど、これで工期がどれくらい延びたのかお尋ねいたします。 ○議長(齊藤正治)  松雪上下水道局長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 施工不良の判明を受けまして、土木工事の請負業者が下地コンクリート表面補修工の施工計画書を作成し、上下水道局へ平成30年10月12日に提出をいたしております。 その計画書によりますと、まず土木工事の請負業者が下地コンクリートの剥ぎ取りを行い下地処理を行うこととなっておりました。 その施工終了後、11月7日の段階検査を経て、建築工事の請負業者が防食塗装を施工する予定でございました。 この時点では、土木工事の工期は、当初の工期末でございます平成31年2月28日までに終了の予定でございました。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  この時点では、工期は間に合っていたんですよね、この時点では。 ただね、私が調査したところ、実は2度にわたって手直しが行われたらしいんですよ。今の答弁のとおりにはいかなかったということですよね。 だからこそ、次長は工期のおくれを懸念する必要も出てきたというふうにも推測もいたしますけれども、これ、再度の工期のおくれが何で起こったのか、お尋ねをいたします。 ○議長(齊藤正治)  松雪上下水道局長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 平成30年10月12日に提出されました施工計画書に沿いまして、土木工事の請負業者が施工を進めておりました。 しかし、下地コンクリートの剥ぎ取りが難航したことにより、当初11月7日に予定しておりました段階検査が12月7日になっております。 また、段階検査でも、目視による気泡等の補修箇所の指摘があり、最終的に1月7日に段階検査が終了いたしております。 これらのことで、当初の計画より2カ月遅延することとなりました。 その後、さらに土木工事の請負業者が実施をいたしました下地処理で、実績が余りない補修材を使用していたことにより、建築工事の請負業者との調整及び工期延長が必要となりました。 これらのことにより、補償額の調整が整わなくなり、当時の次長が補償額の差額の一部を肩がわりすることを申し出て解決を図っております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  これらのことによりと言われましたよね。 これが、架空発注してまで肩がわりしなければならなかった理由なんですかね。 架空発注ってすごいことですよ。それをしてまでやらなかった理由は一体何だと思われていますか。お尋ねいたします。 ○議長(齊藤正治)  松雪上下水道局長。 ◎産業経済部長上下水道局長(松雪努)  松隈議員の御質問にお答えいたします。 肩がわりを申し出た理由といたしましては、当時の次長によりますと、下地処理が不十分であったことにより、下地処理の手直し工事に想定以上の時間を要したことから、業者間での補償額の調整が整わなくなったため、積算上必須ではありませんが、設計額に下地処理の費用を含んでいなかったことに負い目を感じております。 さらに、水の供給責任が果たせなくなるおそれがある重圧の中、解決の糸口が見えず、焦りもあり、一刻も早く進めるためと報告をいたしております。 また、架空発注という方法につきましては、在籍中に整理したいとの思いがあり、とっさの判断で行ったとも報告をいたしております。 よろしく御理解いただきますようお願い申し上げ、お答えとさせていただきます。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  下地処理の費用を含めていなかった負い目、水の供給責任ですよね。あるいは、在籍中に整理したい。 これが架空発注に至った理由っていうのがね、本当にそれが真実なら、これまで一般質問でのやりとりで議員と執行部がかみ合ってなかったことについて、ちょっとわかる気がします。 我々は認識を変える必要があるかもしれません。 我々、これまでね、架空発注という前代未聞の事件ですよ。 もう内容としては詐欺になるかもしれんし、虚偽公文書作成等罪、虚偽公文書行使等罪、それぞれ1年以上10年以下の懲役、刑事事件ですよね。 これ重大事件ですよね。そして不正に支出をしているわけです。鳥栖市に損害を与えているわけですよ。 このような行為に至るには、よほどのことがあったのではないかと、ずっと推測していたんですよね。 ただ、今言われるようなことが理由だとするならね、これまでも職員の中で、さまざまなトラブルに対して公金支出による解決を図ることが常態化していたとしか思えないんですよ。 先日、成冨議員とのやりとりでもね、JVの頭とってる業者が架空発注について聞いてないはずがないみたいなやりとり、ありましたよね。 でも、ふだんから、何か問題があったら、架空発注であるかどうかは別としても、公金で解決する方法をとるのが常態化していたら、いちいちどんなやり方で解決したかなんて気にならないかもしれないんですよ。 それも巧妙なやり方で繰り返されてきたとしたら、業者にとっては、ある意味、日常茶飯事だったかもしれません。 次長はね、罪の意識もそれほどなかったかもしれないですよ。 これが今の鳥栖市っていうことじゃないですかね、市長。どのようにお考えですか。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  松隈議員の御質問にお答えをいたします。 今回の上下水道局におきます工事の架空発注につきましては、議員の皆様を初め、市民の皆様に多大な御迷惑をおかけしましたことを深く改めておわびを申し上げます。 この不適切な事務処理の再発防止及び市民の皆様の信頼回復に向けました取り組みを進めている中に発生したものでございまして、再びこのような事態が発生しましたことは痛恨のきわみでございます。 私といたしましては、課題や業務進捗状況の情報の共有、また、法令遵守及び服務規律の確保、このより一層の徹底を各部長一人一人に指示をしております。 市に対する市民の皆様の信頼回復に向けまして、また、二度とこのような事態を起こさないよう全力を尽くし誠心誠意努めてまいります。 以上、御理解賜りますようお願い申し上げ、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  責任をうやむやにしてごまかそうとしたり隠そうとする意識を、市長責められますかね。 確かに、給食センターの問題も農地法違反も今回の架空発注も、決して市長が指示したことではないですよ。それはわかっていますよ。 ただね、今回もお尋ねしましたけど、鳥栖駅周辺整備でも、腹案があると言いながら示すことができない。いつまでもごまかし続ける。 これ、もう、私はうそだと思っています。 見直しできる環境もないのにね、鳥栖駅周辺整備、公約する。これも有権者にうそをついたと言わざるを得ない。 さかのぼれば、鉄道高架事業ですよ。言い続けて7年半。これも、その間、具体的な努力もせずに、何の責任も取らずに方針転換しているわけじゃないですか。 給食センターの問題でも、その意識がないとしても隠蔽ですよ、我々からしたら。農地法違反問題でも隠蔽。 市長みずからの姿勢がね、今の鳥栖市に反映されていると思いませんか。 市民の皆様の信頼回復に向け、また、二度とこのような事態を起こさないよう全力を尽くし誠心誠意努めてまいりたいと御答弁されましたけど、もう無理だと思いませんかね。 私はね、橋本市長が鳥栖市を悪くするために市長になったとは決して思っていませんし、市長なりに頑張ってこられたのかもしれない。そのことを評価する人もいると思っています。 しかし、今の鳥栖の現状を見てくださいよ。次々に起こる事件とかね、結果がやっぱり物語っている。 当然、市長という仕事は大変ですよ。大きな決断を強いられることばかり。その判断で、鳥栖市の未来がかかっているわけだから、そりゃ、責任は我々の想像以上に重いものがあると思います。 頑張ってでも、結果として判断を誤ることもあるでしょうし、組織を引っ張っていこうというリーダーシップもね、結果としてできないこともあるでしょう。ただそれ、結果なんですよね。 市長はね、多分多くの方に愛されているんですよ。選挙も通られるし。 家庭においては、よき夫であり、よき父であるんでしょう。企業においてはね、よき経営者でもあったかもしれません。仲間の間ではよきでもあったでしょうし。 ただね、よき市長にはなれなかった。それだけじゃないですか。決して市長の人間性が否定されるわけではありません。 そろそろ考えるときにきたと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(齊藤正治)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  松隈議員の御質問にお答えを申し上げます。 さまざま御指摘をいただきありがとうございました。 これまで、いろいろ申し上げてきたとおり、これまでのことを猛省しつつ精進してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(齊藤正治)  松隈議員。 ◆議員(松隈清之)  私は、自分が非常に時々無力であるなと思うことがありますが、だから、自分ができない、担えないと自覚できる仕事や責任は負わないように、なるだけしていますし、荷が勝ち過ぎているなという場合にはおりるようにもしています。 でも、無力であることは罪じゃないんですよ。本当の罪はね、自分の力を過信して責任を果たせないことだと、私は思っています。 以上で質問を終わります。           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(齊藤正治)  以上で一般質問を終わります。 本日の日程は終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。  午後2時7分散会...