唐津市議会 > 2022-10-14 >
10月14日-12号

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  1. 唐津市議会 2022-10-14
    10月14日-12号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    令和 4年 9月 定例会(第3回)   令和4年       唐津市議会会議録定例会)その12   第3回1 日 時 令和4年10月14日 午前10時00分開議 於唐津市議会議事堂議場2 出席した議員    1番 笹 山 茂 成            2番 青 木   茂    3番 宮 原 辰 海            4番 久 保 美 樹    5番 井 上 裕 文            6番 大宮路 美奈子    7番 伊 藤 一 之            9番 原   雄一郎   10番 古 藤 宏 治           11番 吉 村 慎一郎   12番 江 里 孝 男           13番 中 村 健 一   14番 岡 部 高 広           15番 山 下 壽 次   16番 伊 藤 泰 彦           17番 黒 木   初   18番 浦 田 関 夫           19番 水 上 勝 義   20番 大 西 康 之           21番 石 﨑 俊 治   22番 進 藤 健 介           23番 熊 本 大 成   25番 楢 﨑 三千夫           26番 宮 本 悦 子   27番 中 川 幸 次           28番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      脇  山  秀  明       副   市   長      脇  山  行  人       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     櫻  庭  佳  輝       政  策  部  長      堀  田     信       総  務  部  長      濵  口     智       財  務  部  長      草  野     陽       地 域 交 流 部 長      江  頭  雅  彦       市 民 環 境 部 長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      田  中  寿  幸       農 林 水 産 部 長      奈  良     茂       経  済  部  長      青  山  泰  三       都 市 整 備 部 長      宗  田  匡  央       ス ポ ー ツ 局 長      伊  藤     浩       消   防   長      青  山  幸  生       上 下 水 道 局 長      白  水  英  樹       教  育  部  長      草  場  忠  治       総  務  課  長      近  藤  達  士4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      林  山  弘  美       議会事務局副局 長      岡  田  和  幸          午前10時00分 開議 ○議長(笹山茂成君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 事務局長に本日提示されている議案等について報告をさせます。 ◎議会事務局長林山弘美君) 報告いたします。 本日、議案第96号、令和4年度唐津市一般会計補正予算予算議案1件、その他意見書案1件が提出されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 議事日程の追加についてお諮りいたします。 本日の日程は、委員長報告、討論、採決となっておりますが、追加議案1件並びに意見書案1件が提出されましたので、議会運営委員会に諮りました結果、追加議案提案理由説明の後、議案質疑を行い、委員長報告意見書案の審議、討論、採決を行うことにしたいと思います。 このように議事日程に追加し、審議することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げましたように、議事日程に追加することに決しました。 議事日程に従い、これより追加議案提案理由の説明を行います。 議案第96号を付議します。 執行部提案理由の説明を求めます。草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長草野陽君) 本日提出いたしました財務部所管議案についてご説明申し上げます。 議案集第21をお願いいたします。 1ページをお開き願います。 議案第96号、令和4年度唐津市一般会計補正予算についてでございますが、第1条、歳入歳出予算の総額760億852万1,000円に、今回の補正額7億3,340万5,000円を追加し、予算の総額を767億4,192万6,000円とするものでございます。 次のページをお願いいたします。 第1表は、歳入歳出予算補正の款項の区分ごと補正状況でございます。詳細につきましては、別冊の補正予算に関する説明書でご説明をさせていただきます。 次に、議案集第22の補正予算に関する説明書をお願いいたします。 1ページをお開き願います。 1ページから3ページにかけましては、一般会計補正予算の総括でございます。 歳入の款別補正状況と、歳出では補正状況及び財源内訳を示しております。 4ページをお開き願います。 歳入でございますが、国庫補助金は歳出の特定財源でございます。 6ページをお願いいたします。 歳出の民生費住民税非課税世帯等に対する支援給付金給付事業費(電力・ガス・食料品等価格高騰分)及びこれに伴います事務費につきましては、電力・ガス・食料品等価格高騰により家計への影響が大きい低所得者に対し給付金を支給するための経費でございます。 以上で、財務部所管議案について説明を終わらせていただきます。 何とぞ、よろしくご審議の上、ご決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(笹山茂成君) 以上で、追加議案提案理由の説明を終わります。 議事程に従い、議案質疑を行います。追加議案議案第96号を付議します。原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 9番、志政会原雄一郎です。本日、追加されました議案第96号、令和4年度唐津市一般会計補正予算から2項目について、質疑いたします。 関連していますので一括で質疑いたします。 住民税非課税世帯等に対する支援給付金給付事業費住民税非課税世帯に対する支援給付金給付事務費についてですが、まず最初の項として、今回、支援給付金の内容についてお伺いしたいんですけれども、今回、追加となった経緯、あとは給付の内容、さらには給付の対象となる世帯数等々まで教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長田中寿幸君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 今回の住民税非課税世帯等に対する支援給付金の目的、経緯でございますが、本年9月9日に開催された国の物価・賃金・生活総合対策本部において、電力・ガス・食料品等価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい住民税非課税世帯等に対して1世帯当たり5万円を支給する方針が示されたものでございます。 給付の対象となる世帯でございますが、令和4年9月30日現在、令和4年度分の市町村民税均等割非課税である世帯、または予期せず令和4年1月から令和4年12月までの家計が急変し、令和4年度分の住民税非課税である世帯と同様の事情にあると認められる世帯、いわゆる家計急変世帯が対象となります。 なお、既に令和3年度や令和4年度に住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金10万円を受給した世帯につきましても、今回の支援給付金の要件を満たす世帯は改めて支給の対象となるものでございます。 次に、今回の対象となる世帯数につきましては、9月30日現在の住民税非課税である世帯数約1万4,000世帯を見込んでおります。これに令和4年度の住民税非課税世帯等臨時特別給付金家計急変世帯支給実績状況から200世帯を見込み、合わせて1万4,200世帯を対象世帯としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、再質疑に入ります。 先ほど概要、経緯、あと目的についてお伺いいたしました。 それでは、先ほどご答弁の中でもありましたが、既に同じような仕組みで前回10万円を令和3年度と令和4年度に非課税世帯のほうに振り込まれたということで、同じような事務内容になると思うんですけれども、その事務内容について内訳と、あと前回された中で何かトラブル等がなかったか、その辺りについてお聞かせください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長田中寿幸君) お答えいたします。 支援給付金事務費の内訳でございますが、主な項目でシステム改修費コールセンター等委託業務などの委託料が993万5,000円、確認書などの郵便料給付金振込手数料などの役務費が657万6,000円、パソコンやプリンターなどの使用料賃借料が301万円、会計年度任用職員の報酬、共済費などが157万4,000円でございまして、事務費の総額では2,340万5,000円を計上しております。 なお、臨時特別給付金給付事務を進める中でのトラブルでございますが、トラブルはございませんでした。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 事務作業についてのトラブルがなかったということです。 今回の支給方法について、令和3年度と令和4年度と一部ちょっと違うところがあるというふうに伺っております。そのあたりの内容と、あとこの給付対象となる方々にどれくらいのスケジュールで届くのか、そのあたりについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長田中寿幸君) お答えいたします。 住民税非課税世帯等臨時特別給付金では確認書の返送により支給を行っておりましたが、今回は令和4年度分の住民税非課税世帯として給付金を支給した約1,400世帯については支給要件を確認できる世帯について令和4年度の給付金を支給した口座へ直接振り込むことができることが新たに国から示されております。これらの方には念のため、市から口座に変更がないかどうかの通知書を郵送し、変更がある方のみ14日以内に市に届出を出していただき、口座を確認した後、速やかに振込の手続に入ることとなります。これにより約1,400世帯に対して11月中旬には支給する予定でございます。 そのほかの方については、11月中旬に確認書を発送し、要件の確認ができた世帯から順に支給してまいります。なお、確認書等提出期限は令和5年1月31日となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) すみません、1点だけ確認させください。 すでに口座が分かってある方に自動的にされるのではなくて、1度、確実にそこで間違いないでしょうかというような文章が送られるということですね。口座がそのときに変わられている方のトラブル等がそこで起きないかなというのがちょっと気になったんですけども、その点だけもう一度確認させてください。
    ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長田中寿幸君) お答えいたします。 今年度支給した給付金について、その口座情報を使用できるということで国から通知が来ております。念のために市から口座に変更がないかどうか確認できる通知書を郵送して、変更がなければその前回の口座に振り込む、変更がある場合には届出を出してもらって、出してもらった口座に振り込むということで手続をしたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 以上で、質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 以上で、追加議案議案第96号の議案質疑を終結します。 お諮りいたします。議案第96号は、唐津市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、議案第96号は、委員会付託を省略することに決しました。 △委員長報告意見書案の審議、討論、採決 ○議長(笹山茂成君) 議事日程に従い、これより決算関連議案委員長報告を行います。 議案第82号から議案第94号まで、以上13件の議案決算特別委員会に付託しておりましたので、決算特別委員会委員長の報告を求めます。白水決算特別委員会委員長。          (決算特別委員長 白水敬一君登壇) ◎決算特別委員長白水敬一決算特別委員長) 決算特別委員会審査報告書。 本年10月5日の市議会定例会において、本特別委員会に付託になりました決算関連議案議案第82号から議案第94号まで、以上13件について、10月5日、6日、7日、11日及び12日の5日間、委員会を開催し、10月5日に正副委員長互選を、6日、7日及び11日の3日間は、常任委員会ごと分科会を設けて書類審査並びに現地調査を、12日には各分科会長報告並びにこれに対する質疑を行う等、慎重に審査いたしました結果、議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算中、歳出の民生費社会福祉費中、社会福祉総務費同和対策に係る団体補助金及び同和対策事業費教育費教育総務費中、事務局費の人権・同和教育研究会助成費及び人権・同和教育推進費社会教育費中、社会教育総務費社会教育団体補助金のうち、同和関係補助金及び同和対策に係る事業費議案第83号、令和3年度唐津市国民健康保険特別会計歳入歳出決算議案第84号、令和3年度唐津市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算議案第85号、令和3年度唐津市介護保険特別会計歳入歳出決算、以上4議案については、認定し難いとの一部意見もありましたが、本特別委員会に付託されました議案第82号から議案第89号まで及び議案第91号から議案第93号までについては、いずれも認定すべきものと決し、議案第90号及び議案第94号については、いずれも原案どおり可決及び認定すべきものと決しました。 以上、簡単ではありますが、本特別委員会における決算審査の報告といたします。 令和4年10月14日、決算特別委員会委員長白水敬一。 唐津市議会議長笹山茂成様。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 以上で、決算特別委員会委員長の報告を終わります。 これより、決算特別委員会委員長の報告に対する質疑に入ります。決算特別委員会委員長の報告に対し、ご質疑ございませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 質疑なしと認めます。 以上で、決算特別委員会委員長の報告に対する質疑を終わります。 次に、意見書案の審議を行います。 意見書案第2号、食料安全保障の強化を図り農業者への緊急支援を求める意見書については、唐津市議会会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略したいと思います。 これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、意見書案第2号は、提案理由の説明を省略することに決しました。 ただいまの時刻は10時18分ではあります。15分以内に討論の通告をしていただくため休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前10時19分  休憩                     午前10時30分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議事日程に従い、これより決算関連議案議案第82号から議案第94号まで、以上13件についての討論に入ります。 討論の申出がありますので、順次発言を許します。黒木初議員。          (17番 黒木 初君登壇) ◎17番(黒木初君) おはようございます。日本共産党黒木初です。会派を代表しまして、本会議に提出された13議案中4議案について反対の立場から討論を行います。 議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算です。令和3年度の決算は、峰市長の2期目のスタートの年として唐津力を発揮し、「進化する唐津」を実現するための事業を展開されました。観光トイレ洋式化普通教室へのエアコン設置鏡山小学校の改築など、西部給食センター設置へ着手、新型コロナウイルス感染対策など評価する施策もありますが、以下の項目について反対の理由を述べて討論します。 まず、人権同和事業について一括して討論します。 日本共産党は、誰もが人として等しく尊とばれ、人権が尊重される社会の実現に努力しています。また、あらゆる差別解消は行政の重要な仕事でもあります。 しかし、唐津市の人権同和事業はあまりにも偏った施策で、市民の理解が得られるものになっていません。10月5日の浦田関夫議員議案質疑で、同和地区住民向けに生活安定を図る目的で結婚資金を貸し付けています。しかし、返済期限が27年も過ぎていても元金の95%が返済されていないことが明らかになりました。住宅貸付金返済期限を10年も過ぎているのに7件の約1,700万円が滞納している状態も執行部の答弁がありました。 返済が遅れている理由として、返済の長期化債権者高齢化年金生活などが挙げられましたが、市民が税金を滞納した場合や借金の返済が遅れるとすぐに督促、差押えなどの強制執行が行われます。執行部は行政の公平性透明性を強調されますが、同和行政には極めて甘い対策が続いているのが実態です。同和行政に賛成された議員の皆さんは、今なお同和差別が存在しているという理由だけでこのような優遇された同和行政をよしとされるのでしょうか。日本共産党唐津市議団は、公平で透明性のある人権同和行政を強く求めるものです。 次に、議案第83号、令和3年度唐津市国民健康保険特別会計歳入歳出決算です。国民健康保険料は、負担の限界を超えています。健康保険には保険税には所得割、均等割、平等割と3つの名目で課税がされています。その中で問題なのは均等割課税制度です。負担能力がない赤ちゃんにも課税するという、まさに人頭税というべき前時代的な課税がいまだ行われています。世帯の人数に課税することはほかの保険制度にはなく、国民健康保険税だけの制度です。せめて18歳未満の子供には課税しないよう早急に改めるよう求めます。 次に、議案第84号、令和3年度唐津市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算です。後期高齢者医療制度は75歳になると、これまで加入していた国民健康保険健康保険共済組合等から強制的に後期高齢者医療制度に移行させられる医療制度です。若者もいずれ高齢者になります。高齢者になれば、病院を受診する頻度は高くなります。それを若者と高齢者を意図的に対立させるような世論がつくり出され、高齢者窓口負担が今年10月から自己負担は1割から2割負担へ引き上げられ、さらに病院を受診しにくいものに変わりました。早急にもとの保険制度に戻すよう求めます。 次に、議案第85号、令和3年度唐津市介護保険特別会計歳入歳出決算です。介護保険料のほとんどが年金天引きですが、年金が月1万5,000円以下の人は納付書による支払いになります。低所得者は減免されているとはいえ、少ない年金はさらに少なくなり、高齢者暮らしを圧迫させています。決算では普通徴収滞納繰越金が約6,150万円に対して、収納率は12.06%の約740万円です。しかも、不納欠損額は約2,300万円にも及びます。このように滞納欠損金市民税と比較しても多くなっており、介護保険料が低所得者ほど暮らしを圧迫している証しです。 以上の3保険制度は、市民の健康で文化的な暮らしに欠かせないものであります。租税をもって公共サービスを提供するという行政の原則を強く求め、討論とします。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。          (11番 吉村慎一郎君登壇) ◎11番(吉村慎一郎君) 11番、吉村慎一郎です。志政会を代表しまして、議案第82号から議案第94号までの令和3年度唐津市一般会計及び各会計の決算の認定について、賛成の立場から討論を行います。 令和3年度は「進化する唐津」を実現するためのスタートの年と位置づけられ、地域づくりの推進や人口減少対策等、将来を見据えた事業を展開されているところであります。 からつ力中、生産力では農・漁業の新たな担い手支援森林環境基金を財源とした森林に対する支援策の新設など、1次産業の基礎づくりが図られております。 次に、観光力では本市の知名度向上に取り組んだほか、国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会に向けた整備が推進されております。 教育力では、小中学校校舎の大規模改造による教育環境の充実が図られたほか、公民館の改築、また、仮称西部学校給食センター整備にも着手されております。 安心力では、子育て世帯支援事業地域医療確保のための支援、市民の安全な暮らしを守るために原子力緊急事態に備えた離島ヘリポート整備等が進められたところであります。 発信力では、行政手続の課題及び解決策の整理を行うとともにLINEを活用した情報発信による市民の利便性向上が図られております。 地域力では、本市への移住促進地域づくり人材確保の取組など地域の活性化に取り組まれたところであります。 また、令和2年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策として国の事業ほか、市独自の事業も実施されているところであります。 財政健全化につきましては、寿光園民営化及び寿光園デイサービスセンターの廃止や、有線テレビ事業民設民営化に向け情報化基盤光ケーブル推進事業補助金の創設など、将来負担の軽減へ向けた取組が行われたところであります。 その中で、一部認定し難いとの意見がありました人権、同和関連事業費は、まずは差別のない社会に向け啓発と教育の一環として必要不可欠なものであると考えます。加えて、令和4年度においては、佐賀県内の有地区の副市長会で構成される同和対策事業有地区市長会協議項目の提案を行い審議することとなっており、事業の見直し作業にも取り組まれているところであります。 今後も新たな取組を加えながら問題解決に向け努力していただきたいと考えております。 このほか国民健康保険特別会計後期高齢者医療特別会計及び介護保険特別会計決算についてであります。 本市においても高齢化人口の増加に加え、市全体の人口減少が進み、制度を支える人が減少している中においても何とかして我が国が世界に誇る国民皆保険制度を守らなければならないと考えているところであります。そのためには将来負担を先送りすることとならないよう、被保険者の皆様には一定の負担をしていただく必要があると考えるところであります。 最後になりますが、執行部におかれましては公共施設再編資産活用財政健全化に向けた取組を不断の努力により、さらに前進させるとともに、今回の決算審議で取り上げられました様々な課題にもしっかりと応えていくという決意を持って取り組んでいただくことにより、これからの市の施策にも反映していただき、市民に真に信頼される市政となるよう要望いたしまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。          (5番 井上裕文君登壇) ◎5番(井上裕文君) 5番、清風会井上裕文です。清風会を代表して、令和3年度の一般会計と各会計の決算の認定に賛成の立場で討論します。 大まかな順番としては、賛成する理由として歳入と歳出の評価できる点、決算全体に関する気づき、賛否が分かれた事業への見解です。 まずは、評価できる点です。 昨年度は、コロナ禍と相次ぐ災害への対応で多くの職員が奮闘し、唐津を下支えした1年でした。また、峰市政の2期目の初年度であり、「進化する唐津」を実現するためのスタートの年という位置づけでした。 歳入では、ふるさと寄附金で過去最高となる50億円超の寄附を受け入れ、寄附者に届ける地場産品を通してPRや地域経済の活性化に一定の効果があったと高く評価します。 一方、歳出面のDX推進事業では、公式LINEを活用した情報発信をはじめ、市民サービスが向上しつつあります。DX推進事業への期待は大きいです。さらなる進展を求めます。 課題である人口減少対策としても移住促進人材確保の各事業で明るい兆しが見える点は一目置いています。 ただ、決算全体を見渡して1つお伝えしたいことがあります。釈迦に説法で心苦しいのですが、決算は1会計年度でどれだけの歳入と歳出があったかを内訳とともに明らかにすることで、行政活動の結果が集約された実績や成果の有無を客観的に示すことです。主要成果説明書に前年と変わらない表現を用いたり、客観性に乏しい一、二行の文章だけで説明したりする事業が散見されたことが大変残念です。行政評価の視点を持って決算を事業の取捨選択や改善、次の予算編成に生かせれば、よりよい唐津になるはずです。 次に、賛否が分かれた事業への見解です。 一部認定しがたいという意見があった同和対策関連事業は、昨年度の決算時に私が討論で指摘したように、事業の継続は一定程度必要であるものの将来的な見直しを避けては通れません。国と地方で同和対策事業として生活や教育の支援、環境改善といった特別対策に30年以上、少なくとも16兆円を投じたとされます。ただ、国の特別対策は2002年3月末で終了し、一般対策に移っており、見直す時期に来ていますが、歴史的な経緯もあり、早急な見直しは困難であることも理解しています。そんな中、唐津市としては、現在、佐賀県内の自治体担当者らでつくる同和対策推進連絡協議会で事業の見直しに向けて協議していることを重視し、決算としては認めます。 このほか国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険の各特別会計決算については、安定的な市民の医療と各制度の維持のために現行制度の枠組みの中で、市として適正に予算執行したと考えます。将来にわたり持続可能な制度となるよう医療費の節減に取り組んでください。 これで最後です。今回の決算で示された本市の主な財政指標は、審査意見書で特に指摘すべき事項はないとのことでありました。しかし、全国の類似団体と比較した場合、唐津の主要指標は軒並み下位──下のほうにあり、今後も社会保障がかさみ大型事業に伴う投資的経費の増加が見込まれる中、行政サービスの維持向上や公共施設の老朽化対策などには多額な財源が必要なため、厳しい財政運営が続いていくでしょう。 峰市長のもとで財政が改善しつつある点は評価できるものの、それが決して楽観できる状況ではありません。執行部を含めた全職員に対し、今回の決算審議での議論を踏まえ、事業成果をしっかりと再検証し、来年度の予算編成に向けてゼロベースで各事業の取捨選択や改善を行ってください。時には止める勇気も必要です。持続可能な市政運営に努めていただきますようお願いし、清風会賛成討論といたします。(拍手) ○議長(笹山茂成君) 宮本悦子議員。          (26番 宮本悦子君登壇) ◎26番(宮本悦子君) 公明党の宮本悦子でございます。会派を代表いたしまして、令和3年度歳入歳出決算に対しまして、賛成の立場から討論させていただきます。 令和3年度は、峰市長2期目のスタートとしてからつ力に新たな地域力を加えた6つの総合力で、「進化する唐津」に臨まれた1年でした。その中で地域づくりの推進や人口減少対策、行財政改革の推進など将来を見据えた事業を展開されました。 また、長引くコロナ禍の中で緊急対策事業として、臨時特別給付金を活用し、唐津市独自の事業として感染拡大防止対策のほか、事業者や労働者に対する雇用と事業の継続に係る支援や、冷え込んでいる宿泊事業者、観光産業に対する支援、コロナ禍を機に経済構造の強靭化を推進し、ICTを活用して遠隔医療相談等が可能な環境を整備されたことで離島診療所医師等が罹患した場合や濃厚接触者となった場合、診療所を閉鎖することなく遠隔医療相談、オンライン診療等により診療体制が整備されました。 今後は遠隔医療相談等を活用することで医師不足時における救急患者への対応や常駐医師がいない診療所で遠隔医療取り組むこともでき、離島における診療体制の充実、島民の方の安心にもつながっていくものと期待、評価をし、令和3年度決算に対しまして賛意を表します。 その中で一部反対の意見がありました、議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算中、歳出の民生費同和対策に係る団体補助金及び対策事業費についてでありますが、誰もが人として尊重される社会の実現はSDGsの基本理念でもある「誰一人取り残さない」に通じるものであり、全世界的に重要な課題であると私たちも思っております。その中で同和問題に関しては、あからさまな差別は見受けられなくなってきていますが、部落差別はいまだに存在しており、特に近年はインターネット上での差別が増え、唐津市においてもネット上に被差別部落の状況がアップされるなどの事象も発生しています。こういった問題に対しては、インターネットによる差別への対応を本市でもさらに進める必要があると思います。また、社会の多様化に伴い、人権課題の多様化、複雑化も進んでおり、新型コロナウイルス感染症をめぐる様々な問題も発生しております。このような人権課題についての啓発も積極的に進め、人権意識の高揚に努めていただきたいと思います。 その中で相談員の方のアウトリーチ支援は、表面的には民生委員の活動と同じように見えても、ほかの方が代わりにできるような内容ではありません。訪問した際に声をかけると家の中から待っとったよ、昨日倒れて動けない、助けてと実際に救急車を呼ばれたことは何度もあったようです。相談員の方が一人一人の状況を民生委員やケアマネジャーにつないでおられるのが実態です。何げない差別を感じることがあっても何でも分かってもらえる、相談員にだから言葉を交わせなくても理解してもらえる安心感、相談員の方の活動は当事者に寄り添う重要な役割であり、すぐには切り離せる状況ではないと思っております。 住宅新築資金等貸付金、結婚資金貸付金、中小企業振興資金貸付金などの同和関係貸付金については返済期限がかなりすぎているのに未返済があり、その中でも中小企業振興資金貸付金については未返済率が74.8%にとどまっておりますが、年金の中から少額ながらも返済を続けている債務者もおられます。貸付債権につきましては、債務者の状況把握に努め、今後も回収と保全に努められるよう求めます。 次に、議案第83号、国民健康保険特別会計の均等割の軽減についてでありますが、軽減した分を賄うために均等割以外の部分で国保税を増額していいのか。また、一般会計から繰り入れするその費用を賄うとすれば、国保以外の方までがその費用を負担することになってしまいます。また、県内の国保税率は令和9年度から統一することで合意がされており、唐津市独自で実施することはできないのではないでしょうか。 次に、議案第84号、後期高齢者医療特別会計についてでありますが、後期高齢者だけの医療保険が成り立たず、医療費の窓口負担が増額していくのではないかということですが、佐賀県の後期高齢者医療の財源は国県市町の負担が54%、現役世代からの支援が40%、後期高齢者の保険料負担はわずか6%となっているのが現状です。 近年、少子高齢化が進み、団塊の世代が後期高齢者となり始める中、若い世代は貯蓄も少なく住居費、教育費等の負担も大きいという事情を考えると、高齢者であっても負担能力のある方に可能な範囲で負担をしていただき、若い世代の保険料負担の上昇を少しでも減らしていくことも重要だと思います。 しかし、何より優先すべきは有病率の高い高齢者に必要な医療が確保されるということであり、ほかの世代と比べて高い医療費、低い収入といった後期高齢者の生活実態を踏まえつつ、自己負担割合の見直しにより、必要な受診が抑制されるといった事態が生じないようにすることが不可欠であります。 今月から窓口負担割合が1割から2割に変更になった患者に対しては、3年間の軽減措置のほか、月額の自己負担限度額は1割負担者と2割負担者はこれまでと変わらず同額となっており、配慮されたものと考えます。 最後に、議案第85号、介護保険特別会計でありますが、普通徴収分の収納率が89.45%と低くなっておりますが、特別徴収分と合わせた現年度分全体の収納率は99.14%であります。収納率は前年度と比較したところ、普通収納分も1.5%増、全体で0.16%増と収納率が上昇しているようです。 今後も負担の公平性を確保するために、引き続き、収納率の向上に努められるとともに健全で効率的な事業運営を行っていただきたいと思います。 今回の決算特別委員会で出された様々な指摘や提案等に対しまして真摯に受け止め、来年の予算計上に生かしていただきたいと思います。 また、今後、市民会館、曳山展示場等、大型事業が予定されておりますが、財政計画と本市のマスタープランに沿った事業の推進をお願いいたします。 まだまだ続くコロナ禍の中、令和3年度は中止、縮小された事業が多くありましたが、これからはウイズコロナとしての事業展開と経済復興に努めていただき、人と人とのつながりが希薄にならないよう、また唐津に住み続けて良かったと市民の皆様が言っていただけるような市政運営に期待をいたしまして、私の討論といたします。 以上でございます。(拍手) ○議長(笹山茂成君) 以上で、決算関連議案議案第82号から議案第94号まで、以上13件についての討論を終結します。 これより、決算関連議案の採決を行います。 まず、反対討論がありました議案について採決します。 議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算を採決します。 本案は、認定することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(笹山茂成君) 起立多数であります。よって、議案第82号は、認定することに決しました。 次に、議案第83号、令和3年度唐津市国民健康保険特別会計歳入歳出決算を採決します。 本案は、認定することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(笹山茂成君) 起立多数であります。よって、議案第83号は、認定することに決しました。 次に、議案第84号、令和3年度唐津市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算を採決します。 本案は、認定することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(笹山茂成君) 起立多数であります。よって、議案第84号は、認定することに決しました。 次に、議案第85号、令和3年度唐津市介護保険特別会計歳入歳出決算を採決します。 本案は、認定することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(笹山茂成君) 起立多数であります。よって、議案第85号は、認定することに決しました。 次に、ただいま採決しました議案以外の議案について採決します。 議案第86号から議案第94号まで、以上9件を一括採決します。 議案第86号から議案第89号まで並びに議案第91号から議案第93号まで、以上7件については認定することに、議案第90号並びに議案第94号については原案どおり決し認定することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、議案第86号から議案第89号まで並びに議案第91号から議案第93号まで、以上7件については認定することに、議案第90号並びに議案第94号については原案どおり可決及び認定することに決しました。 次に、議案第96号、令和4年度唐津市一般会計補正予算についての討論に入ります。 本案は、討論の申出がございませんので、直ちに採決します。 議案第96号は、原案どおり決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、議案第96号は、原案どおり可決することに決しました。 次に、意見書案の討論、採決を行います。 意見書案第2号、食料安全保障の強化を図り農業者への緊急支援を求める意見書については、討論の申出がございませんので、直ちに採決します。 意見書案第2号は、原案どおり決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、意見書案第2号は、原案どおり可決することに決しました。 △閉会中の継続調査の申し出 ○議長(笹山茂成君) 次に、議会運営委員長から、唐津市議会会議規則第109条の規定により、お手元に配付しておりますとおり、閉会中の継続調査の申出があっております。 お諮りいたします。申出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、申出のとおり閉会中の継続調査に付することに決しました。 次に、議決事件の字句及び数字等の整理についてお諮りします。本定例会におきまして、議案及び意見書等が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他の整理を必要とするときは、唐津市議会会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は、議長に委任することに決しました。 以上をもちまして、令和4年第3回唐津市議会定例会を閉会いたします。          午前11時03分 閉会        本会議録の正当なることを認め署名する。            令和4年10月14日    唐 津 市 議 会 議 長    唐 津 市 議 会 議 員    唐 津 市 議 会 議 員...