唐津市議会 > 2022-10-04 >
10月04日-10号

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  1. 唐津市議会 2022-10-04
    10月04日-10号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    令和 4年 9月 定例会(第3回)   令和4年       唐津市議会会議録(定例会)その10   第3回1 日 時 令和4年10月4日 午前10時00分開議 於唐津市議会議事堂議場2 出席した議員    1番 笹 山 茂 成            2番 青 木   茂    3番 宮 原 辰 海            4番 久 保 美 樹    5番 井 上 裕 文            6番 大宮路 美奈子    7番 伊 藤 一 之            9番 原   雄一郎   10番 古 藤 宏 治           11番 吉 村 慎一郎   12番 江 里 孝 男           13番 中 村 健 一   14番 岡 部 高 広           15番 山 下 壽 次   16番 伊 藤 泰 彦           17番 黒 木   初   18番 浦 田 関 夫           19番 水 上 勝 義   20番 大 西 康 之           21番 石 﨑 俊 治   22番 進 藤 健 介           23番 熊 本 大 成   25番 楢 﨑 三千夫           26番 宮 本 悦 子   27番 中 川 幸 次           28番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      脇  山  秀  明       副   市   長      脇  山  行  人       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     櫻  庭  佳  輝       政  策  部  長      堀  田     信       総  務  部  長      濵  口     智       財  務  部  長      草  野     陽       地 域 交 流 部 長      江  頭  雅  彦       市 民 環 境 部 長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      田  中  寿  幸       農 林 水 産 部 長      奈  良     茂       経  済  部  長      青  山  泰  三       都 市 整 備 部 長      宗  田  匡  央       ス ポ ー ツ 局 長      伊  藤     浩       消   防   長      青  山  幸  生       上 下 水 道 局 長      白  水  英  樹       教  育  部  長      草  場  忠  治       肥前市民センター長      増  田     勉       総  務  課  長      近  藤  達  士4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      林  山  弘  美       議会事務局副局 長      岡  田  和  幸          午前10時00分 開議 ○議長(笹山茂成君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第82号から議案第94号まで並びに報告第12号から報告第15号まで、以上17件を一括付議します。 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) おはようございます。20番、志政会、大西康之です。議案質疑を行います。 今回は、議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算から16項目、議案第94号、令和3年度唐津市モーターボート競走事業会計の利益処分及び決算について質疑いたします。 それでは、議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算から質疑させていただきます。 まず、総務費より3項目お伺いいたします。 新エネルギー導入推進費782万5,924円についてであります。 この事業、当初予算は971万3,000円、決算の予算現額は886万8,000円と84万5,000円の減額が行われております。まずは、その要因についてお示しをお願いいたします。 次に、地域エネルギー創出事業費1億5,813万円についてであります。 唐津スマートレジリエンス拠点構築事業の中から、地中熱設備の導入により、主要施設の再生可能エネルギーの利用拡大を図ることができたとありますが、具体的にお示しをお願いいたします。 次に、移住促進プロジェクト費1,683万円についてお伺いいたします。 この事業、当初予算が782万2,000円に対しまして予算現額が1,977万5,654円と2.5倍ほどに膨れております。予算増の要因と、当初予算に計上できなかった理由についてお示しをお願いいたします。 次に、民生費に移りまして3項目質疑いたします。 生活困窮者自立支援事業費3,344万527円についてお伺いいたします。 この事業では、自立相談支援事業家計改善支援事業住宅確保給付金事業のほか、令和3年度から実施されております就労準備支援事業が行われております。事業ごとの決算額をまずはお示しをお願いいたします。 次に、保育所応援事業費1,828万2,600円についてお伺いいたします。 執行率を見ますと、当初予算に対し65.9%となっております。予算審議の際は、過去3年間の実績を踏まえ、施設の要望も反映し予算構成されたと答弁されておりましたが、執行率が他の事業と比べ低いようであります。その要因についてお示しをお願いいたします。 次に、保育所等旧園舎解体事業費1,267万9,638円についてでありますが、まずは解体の時期についてお示しをください。 次に、衛生費から1項目質疑いたします。 空き家等対策事業費597万2,516円についてでありますが、当初予算563万5,000円に対し決算での予算現額は750万6,720円とされております。約190万円の増額となっておりますが、その要因をお示しください。 次に、商工費から6項目質疑いたします。 まず、唐津焼産業振興事業費225万5,060円についてお伺いいたします。 唐津焼窯元マップを製作されておりますが、その費用、政策部数、配付先など、活用状況について。併せまして、改訂、ブラッシュアップされた点と、唐津焼協同組合とこのマップとの関係、あと1点、マップ改訂後、古いマップはどのように処理されているのかお示しをください。 次に、企業誘致推進費592万7,928円についてでありますが、コロナ禍前、令和元年度との比較で、情報収集、発信活動が228万8,586円に対し87万2,463円と大幅に減額しております。要因についてお示しをください。 次に、観光地域づくり事業費3,427万2,087円についてであります。当初予算3,824万9,000円、予算現額3,546万8,551円と約400万円の減額となっております。減額の要因と、その内容について。あわせまして、地域資源を活用した観光商品づくりの執行率が低かった要因についてお示しください。 次に、一般社団法人唐津観光協会補助金4,442万8,000円についてお伺いいたします。 地域連携事業の中で「おすすめの店」というパンフレットを製作されております。製作部数と現存数について。また、前年度から変わった部分についてお示しをお願いいたします。あわせまして、同じ地域連携事業の各種地域催事に係る人件費の内訳、これについてもお示しをお願いいたします。 次に、宿泊事業2,053万7,100円についてであります。 当初予算4,756万5,000円に対し執行率43.1%となっております。執行率が伸びなかったため予算も減額されているようでありますが、減額の状況並びに減額された時期についてお示しください。 次に、観光産業事業費1億13万6,030円についてお伺いいたします。 予算額に対する執行率が73.3%となっております。これを踏まえまして、クーポン券の販売総数が2,342セットとなっております。3,000セットが上限で、上限まで売り切るということでありましたが、なぜ上限まで販売されなかったのかお伺いいたします。 次に、土木費から3項目質疑いたします。 まず、景観まちづくり推進費293万8,200円についてであります。 景観まちづくり専門家会議の予算28万9,000円、決算6万200円となっております。この予算、各専門家を招聘するための予算だと理解しております。その場合、予算決算で大きな差額が出ないのが通常であります。なぜこのような差額が生じたのかお伺いいたします。 次に、市道明神線無電柱化事業費638万6,804円についてお伺いいたします。 繰越明許費につきましては、執行率99.8%と事業の進捗が図られているようであります。しかし、令和3年度分につきましては執行率13.6%と非常に低い執行率となっておりますが、その要因についてお示しをください。 次に、唐津城石垣再築整備Ⅱ期(2工区)1億75万270円についてお伺いいたします。 令和3年度、年割予算が1億8,132万6,000円であります。残りの8,057万5,730円が逓次繰越しとされておりますが、その要因についてお示しをお願いいたします。 次に、議案第94号、モーターボート競走事業会計の利益処分及び決算について質疑いたします。 令和3年度舟券売上額は約778億3,500万円で、前年比110.7%と売上増になっております。ところが、発売所単位で売上げを確認いたしましたところ、ボートピアみやきだけが前年比94.9%と減少としておりました。この要因をどのように分析されているのかお示しいただき、1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうからは4項目ございました。 まず、新エネルギー導入推進費の不用額の要因、決算額が減った要因でございますけれども、当初予算と予算現額の差額であります84万5,000円につきましては普通旅費でございまして、主な減額の要因といたしましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、想定していた出張が見込めなくなったため減額をしたものでございます。 以上でございます。 2点目の地域エネルギー創出事業費でございます。 唐津スマートレジリエンス拠点構築事業の具体的な成果ということでございました。主要施設の再生可能エネルギーの利用拡大の具体的な内容といたしましては、市の主要施設でございます浄水センターにおきまして、これまで導入してきました消化ガス発電設備や太陽光発電設備及び蓄電池などに加えまして、令和3年度に地中熱利用設備、いわゆる地中熱ヒートポンプシステムを導入したことによりまして、再生可能エネルギーの利用拡大が図れたものと考えているところでございます。 以上でございます。 3点目の唐津焼産業振興事業費唐津焼窯元マップの製作費用、製作部数、配付先等の活用状況でございますけれども、令和3年度は唐津焼窯元マップの増刷、製作費用といたしまして25万3,000円、製作部数は5,000部でございます。 コロナ禍でありましたことも含めてマップの在庫があったこと、そういったことを踏まえまして、令和3年度末に製作し、現在までで唐津観光協会を通しまして約2,600部、唐津城で約200部、旬八青果店赤坂店で約200部、その他イベント等で約200部を配付いたしております。現在、在庫が約1,800部となっているところでございます。 主な用途といたしましては、JRやレンタカーなどで唐津を訪れていただいております観光客の皆様が窯元巡りをされる際などに活用していただいているものと考えているところでございます。 窯元情報などが古くなったマップの取扱いにつきましては、基本的にマップを配り切るタイミングで新しく増刷しておりまして、古いマップと新しいマップが混在しないようにしておりますけれども、古いマップにつきましては、新しいマップを作った時点で回収を行いたいというふうに考えております。 令和3年度には、窯元情報の最新情報への更新は行いましたが、大幅な内容の改訂は行っておりません。今年度末頃に産業振興の視点を入れたマップにリニューアルする予定でございますので、観光客への配付でございますとか、例えば春先に開催されます唐津のひいな遊びなどの市内の各種イベントで配付するなどの活用をしてまいりたいと考えているところでございます。 4点目の企業誘致推進費でございます。 予算額の増額についてというようなご質疑だったかと思います。 予算額が増加した理由といたしましては、今後、若者の雇用が見込まれますIT関連企業を誘致すべく、IT関連企業誘致に向けました戦略策定などのIT関連企業誘致推進業務につきまして、令和3年度6月補正予算に予算計上をさせていただいたことによるものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) ご質疑にお答えいたします。 私のほうから5項目ございました。 まず、移住促進プロジェクト費、予算現額が予算額に対して2.52倍になっている、その要因等につきまして、まず、令和3年度は市長選後の予算編成でございましたので、当初予算におきましては骨格予算として、新規事業などを6月補正としたところでございます。そのため、継続事業である移住コンシェルジュ等の経費としまして782万2,000円を当初予算として計上したところでございます。 また、令和3年度6月補正におきまして、新規事業としての移住促進加速化プロジェクト事業に係る経費700万円や、移住支援金の増額分500万円を補正したことにより、予算現額が当初予算に比べて増加したものでございます。 続きまして、観光地域づくり事業費、予算額を減額補正したその要因です。 予算額が減額となった要因でございますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けまして、当初予定されておりました祭りやイベントが中止になったことから執行を見送ったものでございます。 続きまして、一般社団法人唐津観光協会補助金の中の地域連携事業、「おすすめの店」の製作部数と現存数、また、令和2年度との違いについてでございますが、令和3年度に製作しました「おすすめの店」の部数は2万部となっておりまして、市内の観光案内所や宿泊施設などのパンフレットラックに設置し、配付を行ったところでございます。 令和3年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、通常時の半分程度の配付実績となったことから、令和4年3月末時点の現存数は8,400部となっております。 次に、令和2年度に製作しました「おすすめの店」との違いにつきましては、唐津焼の窯元や食事処などを掲載している全ての店舗にQRコードを追加掲載し、各店舗の詳細な情報をご覧いただけるようウェブへ誘導するよう改訂されております。 また、令和2年度までは、製作に要する印刷費と掲載する店舗情報の構成作業等に関わる人件費の双方に対して補助を行っておりましたが、令和2年度からは、印刷費は観光協会の自主財源として、構成作業等に携わる人件費約50万円のみを市が補助することにいたしております。 続きまして、宿泊促進事業、予算額を減額補正した要因及び時期についてでございます。 予算額を減額補正した要因でございますが、電子クーポン発行事業におきまして、新型コロナウイルス感染症の影響により、電子クーポン発行を一時停止したことや、発行時期を繰上げ終了したことにより、当初の見込みより利用期間が短くなったこともあり、利用者数が減少したものと考えております。 また、体験型民泊受入促進事業補助金につきましても、当初27校で3,616人の体験型民泊の受入予約が入っていると伺っておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、修学旅行の中止や近隣地域への旅行先の変更が相次ぎ、最終的に7校で810人の生徒の受入れにとどまったことも要因であると考えております。 なお、減額補正の時期でございますが、1月時点で電子クーポンの発行状況及び体験型民泊の受入状況から決算見込額を推計し、不用額を3月補正にて減額しております。 続きまして、観光産業応援事業、クーポンを上限まで販売しなかった理由でございます。 上限まで販売できなかった要因でございますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、クーポン券の利用制限や利用時期の変更などを余儀なくされたことから、クーポン券の販売が伸び悩んだものと捉えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 生活困窮者自立支援事業費でございます。 各事業の決算額でございますが、自立相談支援事業1,832万9,480円、家計改善支援事業556万1,421円、就労準備支援事業563万8,698円、住居確保給付金事業391万928円となっているところでございます。 次に、保育所応援事業費でございます。 執行率が高くない要因としましては、保育士等採用希望数に対して、希望どおりに採用ができていないという課題がございます。令和3年度当初の保育士等採用希望の総数は119人でございましたが、採用できましたのは80人でございます。 もう一つの要因としましては、予算の積算方法でございます。令和2年度までは各保育所等が最大で見込んだ採用希望数による要望額をそのまま積み上げて予算計上していたため、予算が過大となっており、令和2年度の予算執行率は20.8%でございました。 令和3年度においては、施設の要望を踏まえつつ、過去3年間の実績を勘案し、予算編成を行ったため、予算執行率は65.9%に上がったものと考えられます。 次に、保育所等旧園舎解体事業費でございます。 旧入野保育所につきましては、令和2年5月にアスベスト含有分析調査を行い、10月に解体実施設計を終えております。その後、アスベストに関する調査基準が見直されたことに伴い、令和3年8月のアスベスト含有分析の再調査を経て、令和3年11月から令和4年2月にかけて解体工事を行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 空き家等対策事業費の当初予算額563万5,000円に対しまして、決算時点での予算現額が750万6,720円となっております。この増額の要因といたしましては、空き家対策室において必要な人員の補充のため、会計年度任用職員の雇用を行うために、給与費より配当替えを行ったことにより、予算現額の増となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 3項目ございました。 まず、景観まちづくり推進費の決算における差額の要因でございます。 審議会の開催等予算では、景観まちづくり審議会の開催、景観まちづくり専門家会議の開催、景観まちづくり推進委員会の開催、九州景観行政連絡会議への出席を予定しておりました。 まず、景観まちづくり審議会は、唐津市の良好な景観の形成に関する基本方針や、唐津市景観計画の変更について審議するものでございますが、景観計画の変更に係る重要な案件が上がった場合に備えて予算化をしており、令和3年度は案件が上がらず、未開催となったものでございます。 また、景観まちづくり専門家会議は、公共施設景観ガイドラインの運用時に助言、指導を受けるもので、会議を2回開催し、現地確認を2回しております。景観まちづくり推進委員会、こちらは重点区域内の助成事業について、令和3年度は4件の案件について書面にてご意見をいただいたものでございます。 最後に、九州景観行政連絡会議への出席につきましては、九州内の景観行政担当者が課題の共有や問題解決に意見交換を行うものでございますが、書面開催となったものでございます。この結果により、令和3年度決算は景観まちづくり専門家会議の開催や現地確認のみであり、減額となったものでございます。 次に、市道明神線無電柱化事業の執行率についてでございます。無電柱化事業の事業区間の中心付近におきまして、地上機の設置場所を複数の民地にお願いに伺いましたが承諾を得ることができず、場所を大きく変え、了承をいただいた地権者との設置位置についての協議や、その後の配線設計の見直しに時間を要しました。また、配線設計完了後、電力業者1社、通信業者3社との基本協定を締結するために時間を要しまして、さらに1月に工事入札を行いましたが、技術者不足の理由で落札者がいなかったため、これらの状況から予算執行ができず明許繰越をお願いしたものでございます。 次に、唐津城石垣再築整備Ⅱ期の繰越の要因でございます。逓次繰越しの理由でございますが、唐津城本丸東面、下段石垣の修復を行っていましたところ、15面の北側、石垣下部の地盤が軟弱であることが確認されまして、基礎地盤の改良とこの基礎を支える法面についても補強の検討を行う必要が生じ、有識者で構成されました唐津城石垣再築推進委員会に諮り、対策方法を検討するため、予定していた石垣修復工事が実施できず、逓次繰越しとなったものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) 令和3年度、モーターボート競走事業会計決算関係のご質疑のお答えします。 議員がおっしゃいましたとおり、ボートピアみやきにおきますボートレースからつ分の売上げにつきましては、前年度比94.9%と約5%の減となっております。その主な要因は、ボートピアみやきにおきます発売場数の変更によるものと分析をいたしております。ボートピアみやきでは、昨年6月に最大発売場数を8場から11場に変更いたしました。これによりまして、お客様が購入できる他場の選択肢が増え、結果といたしましてボートレースからつの売上げに影響したのではないかと分析をいたしております。実際に、他場発売分を合わせました総売り上げでは、前年度比106%と増加をいたしているところでございまして、ボートピアみやき自体の売上げの落ち込みはなかったと捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、新エネルギー導入推進費から再質疑を行います。 予算減額84万5,000円は普通旅費で、新型コロナ感染症拡大により出張ができなかったためという答弁でありました。では、次に唐津市地域エネルギー推進戦略会議での協議内容及び施策への活用状況について、お伺いいたします。どのような議論があり、その議論を受け、どのように施策へ反映されているのかお示しをいただきたい。 また、新エネルギー導入推進費と、次に質疑いたします地域エネルギー創出事業費、2事業とされておる必要性についてお伺いいたします。導入推進費で戦略を立て、創出事業で実施するように組み立てられているようにお見受けいたしますが、これは1本の事業として取り扱ったほうが、より柔軟にスピーディに事業の進捗が図れるのではというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 令和4年2月に開催いたしました唐津市地域エネルギー推進戦略会議におきまして、唐津スマートレジリエンス拠点構築事業を含めた経済産業省のエネルギー構造高度化・転換理解促進事業補助金を活用した事業等の進捗や計画等の報告をはじめ、設置しております3つの分科会から協議等の報告に対し、意見交換等を行っているところでございます。いただきましたご意見等につきましては、唐津スマートレジリエンス拠点構築事業はもとより、再生可能エネルギーの積極的導入による低炭素社会の実現に向けた取組み全般の参考とさせていただいておりますので、今後とも幅広くご意見を賜りたいと考えているところでございます。 また、新エネルギー推進化の施策におきまして、新エネルギー導入推進費と地域英ネルギー創出事業費の2つの事業の必要性についてでございますけれども、ともに唐津市再生可能エネルギーの導入等による低炭素社会づくりの推進に関する条例を根拠とした、低炭素社会づくりを目指す事業でもありますので、各取組みの内容や方向性、今後の展開などによっては、事業を一つにまとめるというようなことも検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。
    ◆20番(大西康之君) それでは、次にエネルギー関係の会議体についてお伺いいたします。 現在、エネルギー産業振興会議と唐津市地域エネルギー推進戦略会議、この2つの会議体で構成されておりますが、エネルギー産業振興会議は機能していないようであります。であれば、唐津市地域エネルギー推進戦略会議、この一本で分かりやすく明確にして取り組んでいくべきではというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 唐津市再生可能エネルギー総合計画にございます、エネルギー産業振興会議の役割を唐津市地域エネルギー推進戦略会議で置き換えることについてでございますけれども、現在、総合計画に基づき設置しております戦略会議の活動状況等を踏まえ、設立には今至っておりませんけれども、エネルギー産業振興会議の役割を置き換えることについての検討を、本年7月から始めているところでございます。ただ、まだ方向性等については見いだせていない現状でございます。今後も引き続き検討を行ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に主要成果説明書、これを見てみますと、成果等の項で、各施策の成果をまとめられております。この事業も成果をまとめられておりました。がしかし、令和元年度の成果とほぼ同様の記載内容でありました。3年間同じ成果というのはあり得ないのではというふうに私は考えておりますが、いかがでしょうか。本当に納得されて、この成果を記載されたのか理解に苦しみますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、成果説明書における記載内容でございますけれども、類似した事業の成果についての説明表現が似通ったものとなっておりました。今後は、事業の効果などをより分かりやすい文書で説明するように心がけてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 分かりやすいように心がけてまいりたいと考えております、それは当然です。なんでこれが一緒になったのか、再度答弁願います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 成果説明の成果の内容でございますけれども、新エネルギー導入推進費はずっと継続してやってきている事業でもございます。そういった意味で、成果のところの書きぶりが、表現の仕方が似通ってきたというふうに、私どもとしては考えております。ただそこは、先ほど議員からご指摘がありましたとおり、分かるような表現をして記入するということに努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 今年度はこういうことをやって、こういう成果が出たというのが分かりやすいようにまとめていただきたい。それをすることによって、次を何をしていくということが見えてくる部分もあろうかと思いますので、くれぐれもよろしくお願いしておきます。 導入推進費と創出事業費の2事業の整理、また産業振興会議と地域エネルギー推進戦略会議の会議体の整理、それなどの整理を行われ、新エネルギー関連事業の推進、これを図られるよう申させていただき、次の質疑に移ります。 次が、地域エネルギー創出事業費1億5,813万円について再質疑を行います。 地中熱利用設備とは、地中熱ヒートポンプシステムであり、導入することにより再生可能エネルギーの利用拡大が図られたという答弁でありました。 では次に、唐津市再生可能エネルギー総合計画についてお伺いいたします。この計画を基に事業進捗を図られているとのことであります。がしかし、この計画、平成25年6月に策定されて以来、見直しが行われておりません。制定後、約10年ほどたとうとしておりますが、計画と現状の間に乖離が生じてきているのはというふうに危惧いたしております。計画の更新、再検討について、どのようにお考えかお示しをください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 唐津市再生可能エネルギー総合計画の見直しについてでございますけども、議員ご指摘のとおり策定以来、約10年間、見直しが行われていない状況でございます。これまでの総合計画に基づいた取組みについて検証を行いますとともに、今年度実行中の第2次唐津市環境基本計画の中間見直し等の整合性も含めまして、唐津市再生可能エネルギー総合計画の見直しに着手をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 着手をしてまいりたいということですが、まだタイムスケジュール等は決まっていませんよね。それでは、再生可能エネルギーに対する施策、これは今後の唐津市にとって非常に大きな、大切な施策になってくるものと私は考えております。その羅針盤ともいえる大切な総合計画であります。速やかに、またより充実させた計画の見直しを行っていただきたいと申させていただき、次の質疑に移ります。 次が、移住促進プロジェクト費について、再質疑を行います。 6月補正で、新規事業として移住促進加速化プロジェクトを追加したため、予算増となったものという答弁でありました。 それでは、次にこのプロジェクトの中で、移住コンセルジュを設置され事業を行われておりますが、その移住コンセルジュの資格要件等についてお示しをいただきたい。また併せまして、移住コンセルジュのその市としての採用基準、これについての考え方、これはどのように整理されているのか、また併せましてコンセルジュの活動状況、これについてお示しをください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) 再質疑にお答えいたします。 一般的にコンセルジュと表現するために必要な資格や経験については、特に定められているものではございませんが、移住希望者からの相談や幅広い要望に応えるということから、移住コンセルジュという表現で相談対応を行っているものでございます。移住コンセルジュの設置におきましては、一定の採用基準を設けて選考を行ったのではなく、唐津Switchの前身であるNPO法人ネットワークステーションまつろで、平成30年4月から移住者の相談窓口対応をされていた方の経験を生かそうとの考えから、コンセルジュをお願いした次第でございます。 次に、活動状況でございますが、移住コンセルジュの業務内容としましては、移住相談対応として、窓口、電話、メールなどの対応、移住候補地などへのアテンド対応、希望する就業先の紹介、地域情報収集などを主に行っており、そのほか移住相談以外の業務としましては、市との連絡調整、移住フェアなどイベントの対応、ふるさと回帰支援センターや佐賀移住サポートデスクとの連携、移住者向けウェブサイトの運営、移住済みの方からの相談対応、フォロー、SNS等での情報発信を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 今、業務内容についてご説明をいただきました。 移住加速化プロジェクトについてお伺いしたいんですが、まず費用の内訳についてお示しいただきたいとの併せまして、このプロジェクトでは空き家コーディネーター2名を雇用され、空き家の相談窓口を設置されております。この空き家コーディネーターの採用要件と相談窓口業務における資格要件、あと1点、空き家対策セミナーの開催状況と、このプロジェクトに対する市の関わり方についてお示しをお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) 再質疑にお答えいたします。 コーディネーターを募集した際の条件につきましては、普通自動車免許を取得していること、基本的なパソコン操作ができることをスキルの条件とまして採用を行っているところでございます。空き家に関する専門の資格について有しているものはございません。 次に、空き家の相談窓口についてでございます。この相談窓口につきましては、空き家に関する相談を受けながら、必要に応じそれぞれの分野の専門家へおつなぎしております。 次に、空き家対策セミナーでございますが、令和3年度、本年2月13日に高齢者ふれあい会館りふれで開催しております。このセミナーでは、佐賀県のNPO法人空き家コンシェルジュの代表であります有江氏に講演をお願いし、「知っておきたい空き家の基本」と題し、空き家の現状や関連する法律、空き家活用の事例などの紹介を行ったところでございます。参加者、セミナー会場の出席者とオンラインでの参加者を合わせて33名でございました。 次に、このプロジェクトに対する市の関わりについてでございますが、当然ながらこの事業は人口減少対策の一貫として、事業を促進に当たり、移住希望者が希望する住居がないことから移住を断念するというケースを解消するために、空き家バンクへの登録件数を増やし、市場流通化する空き家総数が増加することにより、住居の選択の幅が広がることで、住居のミスマッチによる移住の断念を予防することが狙いでございます。事業を促進する視点で取り組んでいる事業でありますことから、委託しております唐津Switchと毎月2回定例で行う打ち合わせで、進捗管理や事業協議を行ったほか、各種団体との連携を図る際の協議に同席するなど、一緒に課題解決のために取組みを進めたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次に、若干分からなくなってきたんですが、市の関わりとして技術促進のため空き家バンクへの登録件数を増やし、住居の選択の幅を広げるとの答弁されたんですが、それが狙いであるならば、空き家対策室で行われている業務と、ほぼほぼ同じではというふうに考えますが、いかがお考えでしょうか。仮に同じであるとすれば、どのように連携を図られ、この事業を進めていかれたのか、またこの事業自体、空き家対策室で行ったほうがスムーズであったのではと思うところでもありますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) 再質疑にお答えいたします。 当事業の目的は、空き家をお持ちの方に空き家バンクに登録してもらい、市場に流通する空き家の総数を増やすことにより、移住希望者が住みたい住宅を見つけることができるようになることで、移住に結びつけることでございます。空き家対策室の管理する空き家バンクの登録件数を増加させることは、当事業との親和性が高いものと認識しており、空き家対策室との連携を図りながら、移住者の増加につなげるよう空き家バンクへ登録を促したいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) もう一回。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) 申しわけありません。答弁が抜けておりました。 この事業は、移住者を増やすことを目的としまして、移住定住促進課で実施をしたものでございます。しかしながら、本事業を移住者増加のために実施したとはいえ、実施内容は空き家バンクの登録物件の増加を図るものでもございます。議員ご指摘のとおり、その意味では空き家バンク制度を所管する担当部署が、その役割を担って実施すべきだったのではという思いもございます。また、空き家バンクに限らず市の各部署で実施しております、子育てや教育など、それぞれの施策の充実や制度拡充が移住定住につながっていくものでございますので、各部署が一丸となって、人口減少対策として取り組んでいく必要があると考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 各部署が一体となって、人口減少対策として取り組んでいく必要があると、再認識されたという答弁でありました。 市のほぼほぼ多くの事業の成果が、市の魅力向上に通じておりまして、それがすなわち人口減少対策に結びついていっているものではないかというふうに、私は考えております。再認識という答弁、少し違和感を感じております。 また、空き家対策室との連携もあまりできていなかったようでありますが、移住促進加速化プロジェクト自体は令和4年までの事業とのことです。このプロジェクトでの成果、2年間された成果です、その前もされておるでしょうけど、より多くの空き家を確保するにはという観点と、移住者とのニーズを把握されているという観点を基に、次年度以降の施策に反映させていただきたいと申させていただきまして、次の質疑に移ります。 生活困窮者自立支援事業費についてでありますが、自立相談支援事業家計改善支援事業就労準備支援事業住居確保給付金事業、4事業について決算額をお示しいただきました。 私が思っていましたのが、コロナ禍で生活に困窮された方が多いのではというふうに考えておりました。 幸い生活保護対象者につきましては、令和2年が1,348世帯、1,568名、令和3年が1,237世帯、1,420人と減少しているようであります。コロナだけでなく、いろんな要因で生活困窮される方がいらっしゃるわけでありますので、入り口を広く構えられ、相談体制を充実していただくようお願いさせていただきまして、次の質疑に移ります。 次が、保育所応援事業についてでありますが、保育士採用希望者数は119人、それに対し採用できた保育士は80人であり、採用数の低下に伴い、予算残が発生したという答弁でありました。 待機児童数では、国定義待機児童数につきましては、令和4年度につきましては、令和4年度最新版では、4月、10月ともゼロ人、また、潜在的待機児童数では、令和2年は126人、令和3年は121人と僅かですが、待機児童数減につながっているようであります。 また、令和3年度新規採用保育士等は80人ということでありました。ただし、離職者数も80人と、同数であったということでありました。今後、離職者数、それを減らす方向での何らかの制度設計が必要とある。今もあるんですけど、もう少し充実した制度設計が必要であろうかというふうに考えております。離職者対策の制度設計をお願いさせていただき、次の質疑に移ります。 保育所等旧園舎解体事業費について再質疑を行います。 アスベスト含有分析の再調査が8月に、解体工事を令和3年11月から令和4年2月で行われたとの答弁でありました。 では、次に、主要成果説明書では、解体することにより跡地の有効活用が可能となったとありますが、どのように活用されているのか。また、それはどの部署の権限で行われているのかお示しを頂きたい。 併せまして、解体後、更地にした後、土地の売却、譲渡につきまして検討をすると。また、具体的な方針が定まるまでは、有償にて貸し付けるというふうに当初予算の折に答弁されておりましたが、どのように行われているのかお示しをお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 増田肥前市民センター長。          (肥前市民センター長 増田 勉君登壇) ◎肥前市民センター長(増田勉君) 再質疑にお答えいたします。 まず、跡地の活用についてでございますが、解体後の更地になった土地の有効活用につきましては、他の資産と併せて土地の売却及び譲渡などについて具体的な方針が検討されているところでございまして、現在は、地元自治会に運動広場として貸し付けております。 1年間の貸付けでございますが、運動広場は、高齢者のグラウンドゴルフに使用されておりますので、高齢者の健康増進と生きがいづくりに効果をもたらしているものと考えております。 次に、更地となった跡地の活用の権限がある部署についてでございますが、今回の貸付けにつきましては、跡地を普通財産として管理している肥前市民センター総務・福祉課が、副市長専決により貸付けを行っております。 跡地活用の具体的な方針の検討につきましては、他の資産と併せまして、公共施設再編・資産活用課の所管で進んでいるところでございます。 次に、普通財産の貸付けについてでございますが、普通財産の貸付けにつきましては、原則的に有償での貸付けとなるため、令和3年3月議会において、有償での貸付けを行う予定と答弁したものと考えております。 しかしながら、今回、貸付けを申請されました相手方が、自治会で公共的な活動を行う目的での使用でございましたので、公共的団体として無償での貸付けといたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 時間があれば、その貸付けの申請をされた時期とか云々お尋ねしたいんですが、ちょっと時間の関係もありますので、次に行きます。 今回の地元自治会への無料貸付けにつきましては問題はないものと考えておりますが、そのプロセスについてお伺いいたします。 跡地を普通財産として管理している肥前市民センター総務・福祉課が、副市長専決で貸付けているという答弁がありました。本来であれば、副市長専決の前に公共施設再編・資産活用課との協議が必要であったのではと私は考えておりますが、いかがでしょうか。 また、通常でしたら、建物を解体し、更地になった段階で普通財産となります。その段階で、公共施設再編・資産活用課の所管となるというふうに私は理解しております。また、建物が残っていても普通財産となった時点で、公共施設再編・資産活用課の所管となる。そうしないと、全体的な市のボリュームがつかめないというふうに私は理解しておりましたが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 大西議員の再質疑にお答えいたします。 旧入野保育所跡地につきましては、4月から総合的な管理ということでございまして、公共施設再編・資産活用課で所管をいたしまして、管理を肥前市民センターで行っているところでございますが、移管等、そういった事務手続上の明確化について、なかなか円滑に行っていない部分がございまして、分かりづらい状況になっていることにつきましては、おわびをいたしたいと存じております。 繰り返しになりますけれども、建物解体後の土地につきましては普通財産でございますので、公共施設再編・資産活用課に財産自体は引き継ぐことといたしております。その上で、市民センター管内の普通財産につきましては、事務分掌規則によりまして、直接的な管理を市民センターの総務・福祉課で行っている状況でございます。 なお、当該地につきましては、公共施設再編・資産活用課におきまして、効率的な利活用の推進に基づきまして、引き続き売却も含め、利活用の検討を行っているところでございます。 また、これと伴いまして、建物が残っている場合につきましても、考え方は同様でございますが、施設所管課において利活用がなされない場合につきましては、建物も含めた有効活用や売却等を同様に検討する必要がございますので、整備が進み次第、公共施設再編・資産活用課が今後は所管をするようなこととして、現在、進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 移管と事務手続上うまくいっておらず、分かりづらい状況となっているという答弁でありますが、先ほどの繰り返しになるんですが、なぜ副市長専決の前に公共施設再編・資産活用課との協議が行われていないのか、今、理解に苦しんでおります。これ以上の質疑は、私の所管となりますので、後に設置されます決算特別委員会分科会の中で議論させていただきたいと思います。 次の質疑に移ります。 空き家等対策事業費について再質疑を行います。 予算増の要因につきましては、空き家対策室において、会計年度任用職員1名の給与費よりの配当替えのためという答弁でありました。 これ先ほど移住促進プロジェクト費でもお尋ねしたんですが、この空き家対策事業と、先ほどお尋ねしました移住促進プロジェクトとの連携状況についてお伺いしたいと思います。空き家対策事業のほうでは、この移住促進プロジェクトとどのように連携されて進められていったのか、お示しいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 移住者が唐津を選ぶ要因の一つといたしまして、住みやすい住環境が考えられます。空き家バンクに登録された物件が多数あれば、移住先として唐津を選択される可能性が高いと考えられますので、移住促進プロジェクトによる空き家コーディネーターの取り組みや空き家所有者の空き家バンク登録への第一歩をサポートすることにより、本市への空き家バンク登録数の増加につながっているほか、本市への移住希望者への相談の際に空き家バンク登録物件情報の提供等により、移住者の空き家バンク物件の成約につながっているものと認識しているところでございます。今後も移住定住促進課としっかり連携を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 空き家バンクの成約につながっているものと認識している。何か私の感じ方がおかしいんでしょうけど、何か人ごとのように感じたのは、私だけでしょうか。本来であれば、空き家コーディネーターと本当に密に連携を取られ、コーディネーターへの助言等々を行う必要があったのではというふうに考えております。 また、空き家バンクの幅を広げるんだという視点で、先ほど移住促進のところでもお話しましたけれど、あちらが持ってあるノウハウ、培ったものをどう生かすか、それを今後どう生かしていくかということで、次年度の事業の構築に生かしていただきたいということをお願いさせていただきまして、次の質疑に移ります。 唐津焼産業推進事業についてでありますが、唐津焼窯元マップにつきましては5,000部制作され、現在の在庫は1,800部であると。令和4年度で産業振興の視点を入れたマップにリニューアルするという答弁でありました。 この事業の中では、テーブルウェア・フェスティバル2022に出展される補助金でありますとか、各窯元に対する支援、展示会等出展支援事業補助金等々で各唐津焼自体を支援されているようであります。 テーブルウェア・フェスティバルにつきましては、以前の答弁で、長期にわたり出展する必要があり、長期にわたり出展することで売上げ増につながっているという答弁がありました。より多くの売上げにつながるとともに、唐津を認知していただく一つの大きなツールとして活用していただくべきであるというふうに考えております。 また、ここの窯元も東京での展示会等などなども行われております。唐津のPRと考えたとき、観光部門では、今年は東京ということを伺っておりましたが、唐津焼の窯元さんも東京で自力で展示会等を行われておりますので、繰り返しになりますけど、唐津のPRと考えたとき、十分なメリットがあります。こちらにつきましても、事業内容の改善をお願いし、次の質疑に移ります。 企業誘致推進費について再質疑を行います。 減額要因につきましては、コロナの影響で出張ができなかったため、電源地域振興センターが行う企業立地支援サービス事業を取りやめたためという答弁でありました。 では、次に、IT関連企業誘致推進業務、これが6月定例会で補正され、353万2,520円補正額になっております。事業費の内訳及び成果についてお示しを頂きたい。 また、この業務は、今年度はどのようになっているのかも併せてお示しをお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 IT関連企業誘致推進業務に係ります内訳といたしましては、誘致戦略策定やPR動画作成、個別企業訪問等を実施する事業者への委託料352万円と、プロポーザルによる委託業者選定に係る審査員に対する報償費1万2,520円の合計353万2,520円となっております。 業務内容といたしましては、本市の持つ特徴やIT企業のニーズ、全国的なトレンド分析するとともに、本市の持つ地域課題を把握し、それらをIT技術によって解決できる企業をターゲットとした誘致戦略やPR動画などを作成したところでございます。 また、委託業者によりまして、誘致コンセプトや市の実情にある企業を5社紹介していただきまして、委託事業者のフォローを受けながら、市担当者自ら訪問やウェブにおいて企業面談を行ったところでございます。 結果といたしまして、最終的には誘致には至りませんでしたが、現在、市内事業者との実証実験を継続している企業が1社あるというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) IT関連企業の誘致については、委託業者ともに誘致を進めていただきたい。 あと1点、厳木、石志工業団地につきましては、私の理解では、製造業の枠、これが外れたものと理解しております。であれば、流通関係の企業も視野に企業誘致に取り組んでいただくようお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 次が、観光地域づくり事業費。観光案内所の4カ所の運営事業費についてお伺いいたします。 4カ所あります観光案内所、それぞれの運営費及び委託先についてお示しください。また、その委託先決定までのプロセス、これについてもお示しをお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 まず、観光案内所運営事業のそれぞれの運営費についてお答えいたします。 唐津駅総合観光案内業務543万1,448円、名護屋城跡観光案内業務258万2,099円、鎮西町観光案内業務268万9,419円、呼子観光案内業務404万7,740円となってございます。 次に、委託先でございますが、唐津駅総合観光案内所と呼子観光案内所につきましては、唐津観光協会が受託しております。名護屋城跡観光案内所と鎮西町観光案内所につきましては、肥前名護屋城歴史ツーリズム協議会が受託しております。委託先の決定につきましては、これまで案内所運営に携わっているという経緯も踏まえまして、それぞれの団体に随意契約しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 観光案内所につきましては、それぞれの団体へ随意契約を行っているという答弁でありました。 観光協会の補助金の在り方の中で、事業費補助に切り替えていきますと言いながら、随意契約で決めるのであれば、補助の項目を変更しただけに過ぎないのではと私は思っております。民間の英知を生かすとすれば、また別の業者の決定方法も考えられると思いますので、十分に検討する余地があるのではと申させていただきます。 続きまして、観光協会補助金についてお伺いいたします。 おすすめの店を2万部制作され、令和3年度は、QRコード掲載を追加されたということでした。 これ観光協会だけではなくて、唐津市の観光事業全般についていえることではないかと思うんですが、唐津の観光事業において3月から6月、毎年、春先は非常に大切な時期だと考えております。3月当初予算議決後に事業着手して、春の観光の大切な時間、時期に間に合わないのではというふうに毎年危惧しておるわけでございます。市としてはどのようにお考えでしょうか。繰越明許前提で9月か12月、定例会に予算に上程するなど幾つか方法が考えられるんではないかと思いますが、お考えをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) 再質疑にお答えいたします。 観光事業におきまして、4月は春休みシーズンであり、5月はゴールデンウイークと、1年の中でも観光事業者にとりましては非常に大切な時期であると捉えております。 議員ご案内のとおり、当初予算議決後に事業を着手しているのが現状であり、1年の中で特に3月中旬から5月中旬にかけての期間が手薄になっているところは否めません。市といたしましても、観光振興を図っていく上で取りこぼしがないように各種施策を展開していくことが必要であり、観光事業者が望む時期に効果的な事業が実施できるよう予算上程することも方法の一つとして検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 2月末からのひいな遊びから、ゴールデンウイークのやきもん祭りなど、この時期は観光客にとって非常に動きやすい時期に当たります。初回は補正予算が増額となるかもしれませんが、2年目かは同じことであります。当然、財政部局との協議も必要となりますので、この場で結論はお伺いできませんが、非常に大切なことだと考えますので、協議検討をお願いしておきます。 すいません。私の時間配分の間違いで志政会持ち時間約あと1分となりました。 以上をもちまして、私の議案質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 5番、清風会、井上裕文です。議案質疑をします。 一般会計の決算に関しては、財政全般と商工費の10項目を質疑します。 コスメティック産業推進事業費と観光地域づくり事業費は、前任者と重なったため、除いています。加えて、いずれも令和3年度の唐津市観光施設特別会計歳入歳出決算、唐津市モーターボート競走事業会計の利益処分及び決算に関しても質疑します。 まずは、財政全般からです。 健全化比率と資金不足比率に関する審査意見書では、特に指摘すべき事項がないと結論づけていました。しかし、今年6月に総務省が公表した令和2年度財政状況資料集を参考にすると、令和3年度決算は違った見方ができます。 まずは、実質公債費比率を見ます。 実質公債費比率とは、財政規模に対して、交付税算入分を除いた実質的な市債の返済額の割合を示す指標です。この数字が大きいほど市債の返済で収支が圧迫していることを示します。つまり、借金で首が回らない状態を示す数値です。人口規模と産業構造が似通った全国の10市の比較で、令和2年度では、唐津市は11.9%、下から20位中19位、全国平均より6.2ポイント、県平均より4.7ポイント悪いです。昨年度決算では、11.7%へ、0.2ポイント改善したものの高止まりしています。悪い要因と対策をお示しください。 次は、創業・経営力向上支援事業費です。市内の創業件数は、2016年、平成28年度に33件で、これまで、大体、30件程度、ほぼ横ばいかもしくは減少で推移しています。昨年度の創業件数を示した上で、創業・経営力向上支援事業費はどの程度、寄与したのかご説明ください。 次は、呼子朝市活性化対策事業費です。新規出店者を募る朝市学校は年に2回行われ、各2回、計4人が受講しました。当初、受講数をどの程度、想定していたのか、また、4人の属性を明らかにした上で、新規出店につながった1人の現状を教えてください。 唐津ブランド推進事業費に移ります。 成果説明書によると、唐津ブランド確立促進協議会が昨年10月から12月に行った唐津産品のPR企画では、市内14社が野菜や果物、加工品を首都圏業者の仲介でオンライン販売し、3回のプレゼント企画で延べ1万4,000人余りの応募があったことが成果だと理解しました。 しかし、唐津産品の販売促進販路拡大が目的ならば、1万4,000人の応募は成果に至るまでも事業産出量、アウトプットであり、成果は唐津産品の販売促進販路拡大に関連した指標が望ましいです。こうした考えを踏まえて、主な協議会の事業内容と成果を改めて示してください。 次は、唐津焼産業振興事業費です。肥前窯業圏活性化推進協議会が昨年度販売した周遊パスポートの購入者600人のうち、唐津市を訪れたのがどのくらいでしょうか。また、当協議会のほかの事業と成果を伺います。 次は、企業誘致推進費、決算額592万円です。説明書によると、昨年度の進出立地協定の数は2件で、合併以降の累計は40件に上りました。年間で平均2件程度です。40件の業種や市内外の内訳といった分析結果を説明してください。 次は、観光市場開拓事業です。博多駅とお城EXPO2021のブース出展が市場開拓にどうつながったのか説明をしてください。 次は、唐津観光協会補助金です。観光協会の役割と事業整理を含めた事業精査の見直し状況をお尋ねします。 次は、観光施設等管理費、市民センター地域振興分です。まず、地域振興予算に関する市の方針、考え方をお尋ねします。 次は、唐津城管理費です。指定料5,148万円と舞鶴公園エレベーター案内等業務、舞鶴海浜公園年間藤棚管理業務等1,596万円の支出内訳をお尋ねします。 次は、快適な滞在環境整備費です。令和2年度決算時に令和3年度の事業完了後の洋式化率、トイレの分、65.5%を掲げていました。残るトイレを、廃止を含めてどうするのかという検討状況と、令和4年度以降の事業の進め方をお尋ねします。 次は、観光施設特別会計の決算です。海中展望等管理費の施設使用料、入場者数の近年の推移をご説明ください。 最後に、モーターボート競走事業の決算です。令和3年度は剰余金のうち、建設改良積立金として30億円を予定しています。積立金額の設計の根拠をお示しください。 以上で1回目の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 井上議員のご質疑にお答えいたします。 実質公債費比率の要因関係でございます。本市の財政計画では、この実質公債費比率の令和6年度末で15%以下に抑制することを現在目標値として設定をしているところでございます。令和3年度の実績は11.7%となり、現時点では目標値を達成できているところでございます。 過去10年の推移をみますと、平成24年度には17.6であったものが償還の進展に伴いまして徐々に改善が進み、今回、11.7%にまでいたっているものでございますが、ご質疑のとおり、令和2年度から令和3年度にかけての改善幅は以前より小さくなっているところでございます。 この要因は、過去の起債の償還が進んだ一方で、平成の終わりごろからの投資に係る償還が始まったことによりまして、公債費の減少が下げ止まったところでございます。 実質公債費比率を抑制するための対策といたしましては、当然の取り組みではございますが、投資的経費を抑制することと、起債、借入れに当たっては、高率の交付税措置のあるものを優先し、それ以外は抑制をすることであると、まずは考えているところでございます。 今後は、近年の大型事業によりまして、指標の上昇等が見込まれるところでございますが、財政計画に定める目標達成できるように、引き続き、事業間調整をはじめ、適正管理に努めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 井上議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうからは5項目ございました。まず、創業・経営力向上支援事業費の令和3年度の創業件数と事業がどの程度、寄与したかというご質疑であったかと思います。 令和3年度の市全体の創業件数は、商工3団体からの報告を含みます本市で把握している件数で34件ございました。うち、創業・経営力向上支援事業費の実施内容でございます、創業経営相談窓口において支援した創業件数は6件、創業セミナー受講者の創業件数は2件の計8件、割合でいいますと、約24%が市内での創業に寄与したものと考えております。 次に、呼子朝市活性化対策事業費の朝市学校の受講者数の想定、また受講された方の属性等につきましてでございますけれども、呼子朝市活性化対策事業では、呼子朝市通り活性化のため、新規出店所の創出を目的とした朝市学校と朝市来訪者の滞在を午後まで伸ばすことを目的としました呼子マルシェ開催事業を実施したところでございます。 朝市学校は年2回開催いたしまして、令和3年度は各回2名、合計4名の方が受講されております。当初の受講想定者数としましては、6名程度を予定しておりました。ただ、新型コロナの影響もございまして、例年より若干少なくなっているところでございます。 受講されました4名の方でございますけども、佐賀市在住の30代の男性、玄海町在住で水産加工業の、これは会社、法人でございます。唐津市在住で移動飲食業の40代の男性、唐津市在住で20代の大学生の方が受講されております。そのうち、唐津市在住の移動飲食業の方が、令和4年度より朝市に新規出店をされているところでございまして、出店後も助言や相談などのフォローを行っているところでございます。 次に、唐津ブランド推進事業費の市が負担金を支払う主な協議会の事業内容と成果ということでございました。本事業では、唐津産品の販売促進、販路拡大のため、生産者団体が構成します5つの協議会等へ918万7,000円の負担金を支出いたしております。 ここでは、5つの協議会のうち、唐津ブランド確立推進協議会、唐津玄海地区水産物消費拡大協議会の2つの協議会について、事業内容と成果をご説明いたします。 まず、唐津ブランド確立推進協議会におきましては、旬八青果店を経営されている株式会社アグリゲート様と連携され、唐津産品の販売促進、販路拡大を目的とした4つの事業を実施されております。そのうち一つが、先ほど、議員からご紹介のありました旬八オンラインを活用した3回のプレゼント企画でございます。そのほか、プレゼントキャンペーン、旬八オンラインでの唐津市の紹介や特産品の販売、リアルイベントでの販売などを実施され、旬八青果店における期間中の唐津産品の、これは仕入額でございますけれども、235万円程度になったと聞いているところでございます。 これにより、旬八青果店のお客様でありますとか、主に都内の消費者に対しまして、本市の魅力ある産品のPRによる認知度が高まりますとともに、市内事業者の販路拡大にも一定の成果があったものと考えているところでございます。 次に、唐津玄海地区水産物消費拡大協議会では、毎年、唐津沿岸の市場周辺で開催しております唐津お魚まつりの代替事業といたしまして、佐賀県文化課が主催されました佐賀さいこうフェスブースへ出店されまして、佐賀県水産課の「唐津ん魚こだわりの店」キャンペーン事業と連携して、協議会ブースに来場いただきました約2,400名の方に対しまして、唐津の魚をPRされたところでございます。 また、県の流通貿易課と連携いたしまして、フジテレビの朝の情報番組であります「めざましテレビ」の「めざましじゃんけん」というコーナーがございますけれども、そこでCASイカの活き造りの商品提供を行うなどして、コロナ禍ではありましたけれども、唐津の魚の魅力を全国にPRできたことは、一定の効果であったというふうに考えているところでございます。 4点目の唐津焼産業振興事業費でございます。肥前窯業圏活性化推進協議会の周遊パスポートの購入者のうち、唐津市にどれぐらい来られたかというようなことでございました。肥前窯業圏活性化推進協議会に対しましては、令和3年度に本市を含む圏域の7市町がそれぞれ30万円、佐賀県、長崎県がそれぞれ300万円の負担金を支出いたしまして、約810万円予算で事業が行われております。 主な事業といたしましては、令和4年度の九州新幹線西九州ルートの開業、佐賀・長崎デスティネーションキャンペーンを景気といたしました産地への誘客促進のため、周遊パスポート「ななぱす」の製作販売を行われております。 周遊パスポートの中には、肥前やきもの圏の魅力発信につながるような、各産地で造成いたしました体験型コンテンツや各産地の器を使った飲食店のメニュー紹介、お得な得点スタンプラリーなどを掲載いたしまして、税込み1冊500円で令和3年11月15日から令和4年1月31日までの2カ月半で617冊が販売されているところでございます。 周遊パスポートを購入された方の中で、本市を訪れた人数でございますけれども、協議会事務局に確認をいたしましたところ、ちょっと詳細な数値は把握できていないということでございました。 その他の事業といたしましては、佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン事務局と連携した全国宣伝販売促進会議の実施でございますとか、観光素材集への記事掲載を行った結果、令和4年度に全国のJRの駅に配置されます個人向けの佐賀・長崎デスティネーションキャンペーンガイドブックに「ななぱす」でありますとか肥前窯業圏の情報が掲載されるなど、成果があったと伺っているところでございます。 最後に、企業誘致推進費でございます。企業誘致の状況でございます。令和3年度につきましては2件の進出立地協定を締結いたしまして、平成17年度から令和3年度までに40件の進出立地協定を締結してきたところでございます。業種別の内訳といたしましては、コスメ関連や食品加工を中心といたしました製造業が29件、IT関連やコールセンターなど事務系企業が6件、化粧品等の成分検査などその他が5件でございます。結果として、事務系企業がちょっと少ない状況になっているところでございます。 また、市外からの企業進出によります事業所の新設が21件、地場企業及び誘致企業によります事業所の新増設が19件、内訳としましては新設7件、増設12件となっております。 誘致企業を定期的に訪問いたしますことで情報収集を行うことが重要であると捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) 私のほうから5項目、お答えさせていただきます。 まず、観光市場開拓事業、博多駅とお城EXPO2021ブース出店の内容についてでございます。観光PRブースの出店時におきましては、唐津の魅力をはじめ、旅前の情報提供や肥前名護屋城のPRを行ったほか、来訪者の向けのアンケート調査を実施し、唐津の認知やイメージ等の現状把握を行ったところでございます。 実際に、博多駅で実施しましたアンケート結果をご紹介しますと、ほとんどが福岡県在住者で20代から40代の女性が主な回答者でございました。具体的には、唐津の来訪経験がある方が全体の約80%、唐津のイメージとしては、海という方が77%、また興味関心が高いものとしまして、唐津城、唐津くんち、呼子のイカが上位を占めている結果となってございます。 これらのアンケート調査で得られた結果も踏まえ、令和4年度、事業予算を検討する際には、ターゲットとテーマを判断するための指標の一つとして活用したところでございます。 続きまして、唐津観光協会の補助金、観光協会の役割と事業整理を含めた事業精査の見直し状況についてでございます。まず、観光協会の役割としましては、市の補完的事業の実施や観光客の受入れ対応など、現場側を重視した実行部隊としての役割を担っていただいているものと捉えております。 次に、観光協会の事業整理への状況でございますが、令和2年度の事業分から見直しに着手しておりまして、令和3年度に策定されました補助金適正化のガイドラインを踏まえながら、段階的な見直しを進めてきたところでございます。令和4年度事業分をもって事業整理は一旦完了しているところでございますが、今後の旅行情勢の変化を見極めながら、より効果的な事業実施につながるよう、引き続き、事業精査を行うとともに、市と観光協会のさらなる連携強化を図っていきたいと考えております。 続きまして、唐津城管理費、委託料の内訳でございます。唐津城管理費の委託料部分について、まず唐津城指定管理料の内容につきましては、唐津城天守閣において指定管理者に管理運営を行ってもらう経費としまして、5,248万円を支出したものでございます。 指定管理料の主な内訳といたしましては、スタッフに支払われる人件費としまして2,371万3,000円、警備、清掃、施設設備の保守、メンテナンス費用などの委託料が1,637万9,000円、光熱水費などその他施設管理に係る費用が1,138万8,000円となっているところでございます。 次に、舞鶴公園エレベーター案内等業務でございますが、市直営で管理を行っている舞鶴公園エレベーターにつきましては、利用者から使用料をいただいている有料施設でございますので、有人により案内対応を行っておりまして、その年間業務委託費用として456万1,329円を支出したところでございます。 本業務の主な内容といたしましては、スタッフ2名体制により、エレベーター利用客の改札及び観光案内、施設の清掃管理を行っているところでございます。 最後に、舞鶴海浜公園年間藤棚管理業務でございますが、唐津市天然記念物になってございます、舞鶴公園の藤につきまして、藤棚の適正管理、疫害虫防止、樹勢回復のための作業を実施しているものでございまして、年間264万円を支出しているところでございます。 続きまして、快適な滞在環境整備費、観光トイレの洋式化率を含めたところの状況でございます。観光トイレ洋式化事業につきましては、観光客の受入環境を整備し、利便性の向上を図る目的で令和2年度から実施している状況でございますが、令和3年度につきましては、トイレ4カ所、7基、これは、ぼたんと緑の丘公園2カ所、波戸岬、杉ノ原牧場の洋式化を実施したところでございまして、令和3年度事業完了後の洋式化率は65.5%となっているところでございます。 観光トイレの洋式化事業につきましては、令和4年度までの事業実施を予定しているところでございまして、今年度、観光トイレ34カ所、57基の洋式化工事を行い、事業完了後の洋式化率は、こちら公共施設再配置計画で短期の施設廃止が計画されている観光施設を除きますが、99.6%となる予定でございます。 最後に、玄海海中展望塔の入場者数、入場料収入の推移についてでございます。玄海海中展望塔の入場者でございます。過去3年間を申し上げますと、令和元年度につきましては、入場者数が4万290人、入場料収入が1,946万6,760円でございます。令和2年度につきましては、入場者数が2万5,337人、入場料収入が1,124万8,123円、令和3年度につきましては、入場者数が2万6,872人、入場料収入が1,201万8,376円となっているところでございます。 なお、玄海海中展望塔につきましては、平成6年度の17万1,000人が入場料のピークとなっており、以降は入場者の減少傾向が続いているところでございまして、近年は4万人ほどで推移していったところでございます。 令和2年度及び令和3年度につきましては、新型コロナウイルス感染症対策としまして、施設の休館などを実施したこともありまして、大きく落ち込んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 井上議員のご質疑にお答えいたします。 地域振興予算に関する市の考えについてでございますが、市民センター地域振興分の予算につきましては、地域住民の生活、活動に密着した要望・課題等に対しまして、市民センターで緊急性や必要性を判断し、迅速に対応をすることで、地域振興を図るための予算でございます。 市民センター地域振興分の予算は、地域住民の生活、活動に密着した要望・課題等に対して迅速に対応をする予算であること、地域振興を目的とした予算であること、当初予算で削除された予算を補うための予算とならないことなどが、予算計上の判断基準となっております。 令和3年度の予算額につきましては、市民センターごとに総額で各180万円としておりまして、各費目への予算配分につきましては、それぞれの市民センターで決定し、市民センター長の判断で予算を執行しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) 唐津市モーターボート競走事業会計の建設改良積立金のご質疑にお答えをいたします。 まず、建設改良積立金は、モーターボート競走事業で使用いたします施設の整備または建設改良工事等を行うための財源として充てる目的で積み立てているものでございます。毎年度の決算後の未処分利益剰余金の処分として積み立てております。 議員のほうからご紹介がありましたように、令和3年度決算後の建設改良費積立金は30億円を予定をいたしているところでございます。 その積立ての考え方でございますが、未処分利益剰余金のうち、まず、マネジメントプランにおきます一般会計への繰出予定額を確保した上で、おおむね5年先の建設改良費必要額を含めまして、執行年度に資金不足が生じないよう当該年度の純利益見込みを勘案しながら積立額を決めているところでございます。 令和3年度の30億円につきましても、この考え方に基づきまして算出したものでございます。 今後につきましても当該年度における利益の状況や建設改良費の支出の計画を見据えながら積み立ててまいります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 財政全般の再質疑に入ります。 最初の答弁をまとめると、過去10年間について見ると、実質公債費比率は着実に改善しているものの、近年大型事業で悪化する見通しです。 次は公債費、いわゆる基金や利子などです。 令和2年度の公債費11.6%の下から2番目、地方債残高は高水準です。令和3年度は11.7%で、0.1ポイント上昇し、僅かながら悪化しています。課題である合併特例債の期間終了後の代わりとなる財源の確保や、財政計画との目標値と実績値を比較してご見解を示してください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 本市の財政運営上の課題の一つに市債残高が大きく、公債費の収支に対する割合が高い部分がございます。 このため、現在の財政計画におきましては、基本目標の一つに市債残高の適正管理を掲げ、市債残高につきましては令和6年度末に900億円以下、純借入残高につきましては令和6年度末で300億円以下とする目標値を設定をさせていただいて、投資的経費の抑制や合併特例債などの高率の交付税措置のある起債の活用により目標達成を図っているところでございます。 令和3年度の実績値は、市債残高が約886.5億円、純借入残高が約276億円となっておりまして、現時点ではいずれも目標値を達成できている状況でございます。 ただし、ご質疑のとおり、合併特例債の活用期限が令和7年度に終了することから、その後の純借入残高の抑制方策が今後の課題となるものでございます。 現状では、活用の自由度や規模面で合併特例債の代替えとなる財源の確保につきましては、現状ではまだできていない状況でございます。 このため、今後公共施設を整備する際には、施設の種類や地域によっては交付税算入率の低い起債を活用せざるを得ない場合も発生する予定でございまして、公債費に係る純粋な市の負担割合が上昇していくものと想定をしているところでございます。 今後は、これまでよりもさらに施設再編等を踏まえた施設整備の優先順位等を十分に考慮するとともに、減債基金の積立て等も視野に入れながら、公債費の適正化に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 合併特例債期限後の財源確保が課題として残り、公債費の適正管理で何とか乗り越えなければならないということが分かりました。 次は、自治体の財政にどれだけ余裕があるかを示す財政力指数です。 1に近いか、1を超えるごと財政に余裕があります。令和2年度の財政力指数は0.43で、これは下から3番目、全国平均、県平均を下回っています。令和2年度は0.01ポイント低下し0.42にとどまっています。主な要因は、中小企業や農林水産業を中心とする産業構造のため、財政基盤が貧弱なところだと見られます。 歳出抑制は重要だと認識していますが、歳出抑制中心の対策で改善できるのでしょうか。ご見解を示してください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 財政力指数は、基準財政収入額、標準的な状態で徴収が見込まれる税収入等を全国一律の方法で算定した額となりますが、これを基準財政需要額、こちらのほうは自治体の自然的・地理的・社会的条件に対応して、合理的かつ妥当な水準の行政を行った上で施設を維持するなど、財政上に必要な一般財源を、こちらも一定の方法で算定した額で除した数値になっております。自治体の財源的な力を示す指数でございます。 このため、この数値を改善するためには、本市の経済構造を都市構造といった根本も変える必要があるものでございます。 ご質疑の歳出抑制は、現在の財政力を前提とした上で、持続可能な財政運営を行うための内容でございまして、ご指摘のとおり、この指標を改善する直接的な方策とはなり得ません。 指数の改善、すなわち財源的な力を増すためには、税収等をもたらすような産業構造を地域経済に変えていく必要がございまして、そのため本市といたしましても、産業振興や企業誘致に取り組みを行っているところでございます。 一朝一夕に状況が改善するものではないと認識はしておりますが、必要な投資、施策についてはしっかり対応できるよう、財政当局といたしましても引き続き対応をしてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 税収増をもたらすための産業構造、地域経済に変えていくために必要な投資、施策にもしっかり対応をするというのがポイントだと思います。並大抵のことではありませんが、財務部中心に期待を寄せています。 次は、将来負担比率です。 この先、自治体として負担しなければならないお金に関する指標です。令和3年度決算時の将来負担比率は115.5%で、前年度より2.5ポイント上がって悪化しています。1,800余りある自治体の中でも下から100位台と不名誉な位置につけていると見られます。類似団体の中でも下から2番目です。 地方債残高や債務負担行為に伴う支出予定額などの将来負担額や、公営企業への繰出金をどう削減するといった具体的な対策と見通しをご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 ご質疑のうち、市債残高につきましては、先ほど来申し上げてきましたとおり、財政計画に基づき抑制を図っていくこととまずいたしているところでございます。 その次に、将来負担比率の影響する部分といたしまして債務負担行為がございまして、債務負担行為に基づく支出予定額につきましては、合併前の旧市・町において進められておりました県営畑地帯総合土地改良事業の負担金に係るものが主でございまして、こちらにつきましては令和11年度までに段階的に減少をしていくものでございます。 残る公営企業への繰出金でございますが、これは公営企業の建設改良に係る公債費に対する繰り出しでございまして、令和3年度におきましては全体の93%を下水道事業が占めている状況でございます。 この下水道事業につきましても、計画区域内の整備完了が間近でありまして、現在、財務部と協議の上で改定した経営戦略に基づき、投資の合理化の観点から、既存設備の更新投資につきまして平準化を行い、計画的に企業債残高の縮減を図ることとされているところでございます。 企業債の償還額は、令和5年度をピークに減少していく見込みでございます。これに伴い、一般会計からの繰り出しも減少していくものと現状では見込んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 将来負担比率の悪化に一定の歯止めがかかることが理解できました。 次は、経常収支比率です。 どのくらい固定費にお金がかかっているかという割合を示す指標で、75%を超えないことが望ましいとされます。財政計画目標は90%以下と設定しており、令和3年度決算では85.2%で、目標はクリアしています。さらなる改善策をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 経常収支比率につきましては、ここ数年90%を超過していたところでございますが、ご質疑のとおり令和3年度は前年度比で5.2ポイント改善をいたしまして85.2%となり、財政計画の目標値を達成いたしたところでございます。 しかしながら、今回の改善は国税収入の増加に伴いまして、地方交付税が増額されたことが主な要因となっておりまして、一時的な改善であると捉えているところでございます。引き続き財政計画に従いまして、経常経費の削減には努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 国の動向にも左右される難しさがある一方、唐津市として管理できる経費削減などに取り組むというご答弁でした。 この項最後は、唐津市民1人当たりの数字で見ます。 令和2年度決算で住民1人当たりのコストを性質別で見ると、市民1人当たりの人件費は8万4,919円、物件費は9万6,031円で、全国平均、県平均を大きく上回っています。人件費は、前年度に比べて約1億9,000万円減少した一方、物件費は約8億円増加しました。人件費と物件費の適正化をどう図るかお示しください。 また、今後増加すると見られる維持補修費にどう対応をするのかご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 人件費につきましては、総務部において新たな計画期間での定員管理計画の策定を進めておりまして、その後は新計画に基づきさらなる適正化を図っていくものとされております。 また、物件費でございますが、まず、令和3年度に8億円増加いたしましたのは、ふるさと寄附金推進費に係る返礼品などの物件費が、寄附受入れの増加による約6.4億円ほど増加したこと、また、新型コロナウイルスワクチン接種事業費に係る物件費が約5.7億円増加したことが要因と捉えております。 なお、本市は、ふるさと寄附金に係る歳入歳出が大きく、ご指摘の令和2年度で申し上げますと、ふるさと寄附金に係る物件費が、市民1人当たりでは1万7,809円となっておりまして、この分を除きますと県平均程度になるものと存じております。 とはいえ、物件費が比較的大きいことには変わりございません。また、ご指摘のとおり、施設の維持補修費も今後増大するものと見ております。 これに対しましては、通常の経費節減努力や、事業のスクラップに加えまして、令和3年度の寿光園の事例のように、公共施設再配置計画に基づく施設の民営化や廃止による施設保有量の削減を進めることで抑制を進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 人件費と物品費の適正化、維持補修費の削減に努めてください。 商工費の創業・経営力向上支援事業の歳出に移ります。 最初の答弁では、市内の創業件数が33件で、そのうち8件にこの事業が役立ったというご答弁でした。目標である12件には、その4件足りないものの、手を伸ばせば届く数字だと思います。期待しております。 次は、事業で寄せられた相談件数です。 件数は、2020年度までの過去5年間で3倍以上増えて右肩上がりです。ただ、昨年度の相談件数は、前年度より42件減り323件になりました。うち経営相談が8割を占めます。中小企業の経営力向上や新事業展開、コロナ禍の課題解決にこの相談がどうつながったのか、具体的に説明してください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 相談窓口の経営相談の内容といたしましては、経営力向上でありますと創業後のフォローアップが37件、販路拡大が18件、経営革新計画策定などが3件のほか、新事業展開の部門では新規事業開拓が3件あっているところでございます。 また、コロナ禍におきましては、対応内訳のうち、通常の相談窓口対応、外部専門家派遣対応、成長初期企業等訪問対応の件数は減少しているところでございますが、臨時相談対応の件数は昨年度の140件から174件と34件増加している状況でございます。 相談内容では、事業再構築補助金に関することが71件、小規模持続化補助金に関することが40件など、支援策に対する相談が最も多い状況でございます。こういったことから、事業者の経営改善や不安の解消につなげられたものというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 相談窓口が不安解消につながったというのは理解しました。加えて、創業のフォローアップや販路拡大、新規事業開拓においた相談件数も伸ばして、さらに有意義な事業にしてほしいと思います。 次の再質疑です。この事業と、税制優遇措置や資金調達制度といったほかの事業との連携状況をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) お答えいたします。 相談窓口及び創業セミナーにつきましては、産業協力強化法に基づき国に認定されました唐津市創業支援等事業計画による事業でございます。 創業セミナー、これは唐津市創業塾と言いますけれども、同計画におきまして、創業希望の人を対象とした経営・財務・人材育成・販路開拓の4分野の知識習得を目的に行う特定創業支援等事業として位置づけられているところでございます。 特定創業支援等事業の特例措置といたしまして、創業セミナー、全5回開催のうち4回以上の受講による市の発行する証明書を取得されますことで、登録免許税の軽減措置、日本政策金融公庫の融資制度である新創業融資制度の自己資金要件撤廃などの特典を受けることができるようになっております。 また、他の事業では、相談内容により、空き店舗対策補助等をご案内させていただいておりまして、まちのにぎわい創出と、起業や事業展開が可能になる環境づくりに連携して取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 他事業との連携に対する補足として、空き店舗対策補助事業を生かした、創業から6人前後の空き家対策への成果があったというのはすばらしい連携成果だと思うので、今後とも連携を進めてください。 次は、昨年度、創業相談窓口の創業者から6人、セミナー受講者から2人の創業者が誕生したことを成果としております。私も、一定の成果だと思いますが、過去5年間で創業者数は横ばいか、やや減少、唐津市全体のです。であるだけに、この事業に対しても改善の余地はないのか。また、これまで、どこをどう改善してきたのか、併せて次年度の目標値も含めてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 創業事業の改善の余地はないのかということと、あと、本年度の目標値ということでございました。 創業者を増加するためには、創業者を目指す方の掘り起こしというのが必要であると考えております。また、昨今の新型コロナによりまして、なかなか創業にというようなことに結びつくような強い気持ちを持たれる方が少ないような状況であろうかと思います。 ただ、こういったことも含めまして、私どもとしては、そういったセミナー等の周知を行うことで、創業者を増やしていきたいというふうに思っております。 これまでそういった周知のことにつきましては、チラシの作成でありますとか、行政放送など定期的な広報、商工団体窓口での周知に加えまして、相談窓口を利用された方の記事などを市報に掲載するなどして周知に努めてきたところでございますけども、なかなか周知が伝わっていないというような状況でございます。 今後、これまで実施してきた取り組みに加えまして、各金融機関、創業相談窓口も設けておりますので、そういったところとの連携でございますとか、中小企業診断協会さんの研修会などもございますので、そういったところで情報発信等を強化してまいりたいというふうに考えているところでございます。 創業件数の目標値につきましては、唐津市創業支援等事業計画におきまして、過去の相談件数や創業者数を基に目標値を設定しているところでございます。 市が設置します創業相談窓口からの目標件数の目標値は、年間9人、また、各商工団体が実施する創業セミナーや随時の個別相談、指導などにより支援した創業件数の目標は、年間15人にしております。 先ほど議員のご理解ありましたとおり、目標値にこういうふうな状況でございますけれども、これにつきましては、目標達成に向けまして、商工団体や金融機関と連携を強化して支援に取り組んでまいりたいというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。
    ◆5番(井上裕文君) 創業者相談からの事業の掘り起こしとして、情報発信に努めるというのが主な内容でした。 また、その目標値に関しては計15人で、課題設定等対策への方向性は間違っていないので、手が届く数字だと思います。 次は、呼子朝市活性化対策事業費の再質疑です。 最初の質疑は、朝市学校の受講者は4人で、このうち20代から30代も含まれていて、高齢化に伴う出店数の減少に歯止めをかける解決策として、朝市学校が機能していることが分かりました。 質疑は、朝市学校は、平成29年度、呼子マルシェは、観光事業を掘り起こすために、平成30年度からこれまで続いています。昨年度までのこれらの成果を教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 朝市学校、呼子マルシェの成果ということでございました。 朝市学校は、平成29年度より年2回開催しております。 成果でございますが、平成29年度は4組6名の方が受講され、3組5名の方が朝市に出店されています。 平成30年度は6名が受講されまして、3名出店、そのうち1名の方が商店街店舗に出店されているところでございます。令和元年度は4名受講され、店舗に1名出店されております。令和2年度は5名受講され、5名すべての方が朝市へ出店されたところでございます。 次に、呼子マルシェについてでございますが、平成30年度より開催いたしておりまして、平成30年度は年4回開催いたしまして、述べ56店舗の出店、来場者数は7,100名、令和元年度は年5回開催し、述べ62店舗の出店、来場者数は約8,800名、令和2年度は年5回開催予定といたしておりましたが、1回、2月開催予定分が新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となっておりまして、4回の開催で述べ38店舗の出店、来場者数は約6,200名となっております。 令和3年度は年5回開催しておりますが、そのうち第4回、第5回につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で出店数を制限いたしまして、また、開催時間を短縮して開催しており、述べ32店舗の出店、来場者数は約4,300名となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前11時58分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案質疑を続行します。井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 呼子朝市活性化対策事業費の再質疑から再開します。 お昼休憩前のその答弁は、朝市学校も呼子マルシェも継続することで一定の成果が出ているという内容でした。行政の支援は重要ですが、長く支援を続ければいいというものでもありません。朝市学校と呼子マルシェはいつどの段階で見直すのがご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 朝市学校、呼子マルシェの事業の見直しについてでございますが、朝市学校につきましては平成29年度から事業に取り組んでおりまして、述べ25名が受講され、15名の方が朝市に出店されております。若い世代の方も受講され、課題でありました高齢化に伴う出店数の減少への一定の歯止めの効果があったものと捉えているところでございます。 呼子マルシェにつきましては平成30年度から実施しておりまして、これまでに延べ18回、188店舗が出店、2万6,400人の来場があり、朝市の時間帯と昼過ぎの時間までずらして開催することによりまして、観光客の滞在時間の延長と集客に一定の効果があったものと捉えております。 また、今年度、令和4年度から呼子マルシェの拡充事業として、夜の呼子も楽しみいただけるよう呼子ナイトマルシェを開催しており、今年8月には約1,300名の来客があっているところでございます。 しかしながら、議員ご指摘のとおり、行政が長く支援し続けることにつきましては、経営の自立性や独立性などの妨げになる恐れもあると考えている反面、拡充事業であります呼子ナイトマルシェなどは単年のみの支援ではなかなか成果も見えづらく、あと2年間は支援が必要であると考えております。 朝市学校、呼子マルシェ、ナイトマルシェの3つの事業につきましては、令和6年度に事業の効果などを踏まえた上で、令和7年度以降の事業については検討を行いたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 事業の終了や縮小は必ずしも悪い意味ではなくて、支援の段階から独り立ちして自立できるのが望ましい姿だと思います。 次は、唐津ブランド推進事業費に移ります。 ただ、1回目の質疑で事業内容と成果を詳細に示していただいたので、再質疑は行わず、唐津焼産業振興事業費にそのまま移ります。 1回目での質疑では、肥前窯業圏活性化推進協議会の事業と成果が主な内容でした。 次は、この項目の最後に、唐津焼曳山像の劣化状況調査結果の内容をお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 唐津駅北口広場に設置されております唐津焼で制作されております曳山像は、昭和63年6月9日に唐津焼が国の伝統的工芸品の指定を受けたことに伴い設置されたものでございます。 曳山像が設置後30年以上経過し、曳山像の角、耳など突起部分の落下の懸念があったこと、また、表層の剥離、傷、雨ざらしによる汚れが顕著になってきたことから状況調査を行ったものでございます。調査費用は47万3,000円でございました。 調査の結果、曳山像の接続部分の接着は強固で、角、耳などの落下の可能性は低かったものの、風などで飛来物による傷など約40カ所が見つかったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 曳山像は駅玄関口の顔であるため、必要な経費だと理解しています。 企業誘致推進費の再質疑に移ります。 最初の質疑では、合併後40件の進出立地協定を結んで、事務系企業がそのうち6件と少なく、市外と市内で大体半々の件数、そして、市内企業を定期訪問して情報収集することが重要だという答弁でした。 私は、むしろ市内企業の再投資を逃さないのは大前提として、市外企業をいかに誘引するか、引っ張るかが重要だと考えます。人口減を抱える多くの地方都市は、市場の縮小に伴い労働人口の流出や交通網の不便さを招いて、また人口減が加速するという悪循環に陥っています。要は、市内企業で経済を回すのは限界があるので、市外にもっと目を向けてほしいということです。 次の質疑です。 合併後から今までの分析を踏まえて、令和3年度事業を進める上でどんな課題があったのかと、考えたのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 これまでの企業誘致活動を通しての課題というご指摘でございました。 これまで、ほぼ毎年誘致実績はございますけれども、厳木工業団地、石志工業団地への誘致が進んでいないことは大きな課題だというふうに捉えております。 また、IT関連企業の誘致につきましても戦略を定めておりますけれども、今のところ少ないという状況が続いておりますので、そういったことも課題というふうに捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) ほぼ毎年誘致実績があるという認識の甘さと、課題性との不十分さをしていきます。 唐津市が悪循環に陥っていることは先ほど述べました。今年1月14日付の市商工業振興基本計画では、企業数は2016年、平成28年までの7年間でマイナス12%、608社減、従業員はマイナス7.9%、3,840人減少しています。年間平均で約90社、550人の従業員が減っている計算です。 ちょうど草野財務部長が先ほどご指摘したように、税収増を図って市の財政基盤を強化するためには、会社をつくるのを支援したり誘致したりして、年間で計この減っている90社、550人を穴埋めしないと地域経済の衰退には歯止めがかかりません。 私の主張は、単純化し過ぎた穴がありますが、理屈としてはお分かりいただけると思います。市内の創業件数は年間で大体30社前後なので、理想としてはあと約60社です。短期的には不可能なのは承知していますが、理想はそうです。 したがって、1社でも毎年誘致できているという悠長なことは言えませんし、厳木や石志の工業団地への誘致以前に、そもそも誘致件数と地元雇用が圧倒的に足りないことが最も大きな課題です。恐らく投資金額も足りません。 最後に付け加えると、総合計画の数値目標は、これまでの年間平均2社に合わせて現状を追認した格好です。現状と理想のギャップを埋めるのが政策であり施策事業です。少しでも理想に近づけてください。 次の質疑です。 説明書には期間中の誘致活動の実績として、企業訪問をはじめ電話、来庁、ウェブ会議、現地視察の各件数を紹介しています。その件数を示すことで一体何を伝えたいのでしょうか。 私が言いたいのは、せっかく企業訪問数を数値化しているのであれば、次の対策や振り返りにつなげたり、市民や議員にも分かりやすく説明したりしないと意味がないよねということです。 ひとまず企業立地課が先ほど設定した課題を基にどんな誘致活動をしたかったのか、もしくはできなかったのか、お示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 令和3年度における業務内容といたしましては、課題である厳木工業団地、石志工業団地への誘致実現に向けた誘致活動を行うとともに、IT関連企業の誘致を推進するための誘致戦略を策定するなど、IT関連企業誘致推進業務を実施したところでございます。 このほか誘致企業を訪問いたしまして、投資計画などの情報収集を行うとともに、新型コロナウイルス感染症の影響や状況、課題等の聞き取り、コロナワクチンやコロナ助成金などの情報提供を行ったところでございます。 また、立地いただいた企業に対し補助金を助成することで、安定した事業実施に向けた支援を行ったところでございます。 そうした企業活動を行った結果といたしまして、令和3年度は企業訪問94件、電話対応や来庁された企業への対応58件、ウェブ会議11件、現地視察対応9件を行ったことをお示しさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 単年度の数字を示されても、評価しにくいというのが正直なところです。 私の質疑の意図が伝わらなかったようなので、幾つか例を挙げます。 先ほどの数値を身近にすると、企業訪問は1カ月当たり約8件、1週間当たり約2件、電話・来庁等は月5件、週1件、ウェブ会議と現地視察は月に1件あるかないかです。こうすると、電話・来庁等は営業電話を週にさらに1件かけるだけでも簡単に2倍になります。もっと頑張っていいかもしれません。 また、ライバルや先進自治体と比べてもいいかもしれません。例えばウェブ会議が少ないからもっと増やせばいいかいいかもと気づくかもしれません。 一番簡単なのは、令和2年度の目標の進出立地件数を〇件と設定して、実際には〇〇件だった。だから令和3年度の企業訪問数を強化して○○%増やした。もしくは現地視察から進出立地協定の締結につながる割合が高いので、プレゼン資料や対応職員を見直して、より確実性を高めたい、こういうことです。唐津市が苦手としている事務系企業の社員の大半は、恐らくこう考えるのではないでしょうか。 改めてお尋ねしますが、そもそも令和3年度の誘致件数の数値目標は幾つで達成できたのか、そして、誘致活動がよかったのか悪かったのか、どちらとも言えないのか、数字で示してください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 令和3年度の誘致件数ということでございました。 唐津市総合計画におきまして、年間の誘致目標件数を2件と設定しておりまして、令和3年におきましては数字的には達成できているというところでございます。 これまで佐賀県と連携し、誘致活動には取り組んできておりまして、県の誘致方針を参考にするとともに、社会情勢の変化を分析しつつ、ターゲット業種を選定して誘致活動を行ってまいったところでございます。 しかしながら、現在、厳木工業団地、石志工業団地への誘致については実現していないというような状況でございます。この点につきましては、私どもとしても真摯に受け止めて、今後の誘致活動に生かしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 総合計画の数値目標が甘いというのは、先ほど申し上げたとおりです。 IT関連企業誘致推進業務に移ります。 当初、目標に掲げていた5社の企業訪問はクリアしましたが、進出企業はゼロでした。誘致戦略の策定や資料作成、個別企業面談をパートナーである業者に一任せず、市としてどう積極的に関与したのか説明願います。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 誘致戦略やPR動画につきましては、作成する過程におきまして、誘致担当者と委託事業者であります、あわえ様と一緒に関係部署担当者への様々なヒアリングや現地視察実施、その後、オンラインを含めた綿密な打ち合わせを行うなど、市としても積極的に関与することで、委託時業者と連携を図ってきたところでございます。 また、委託事業者より誘致コンセプトや市の実情に合う企業を5社紹介していただきまして、市担当者自らが企業訪問、またはウェブにおいて面談を行ったところでございます。 結果といたしまして、現地視察が1社あったものの、企業立地までは至っておりません。ただ、現在、市内事業者との実証実験を継続中の企業が1社いるというところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 予算の段階で目標に掲げていた企業訪問5社は、結局全て業者の紹介でした。紹介料込みならいいかもしれませんが、業者に全てお膳立てをしてもらうのを見越した上で、企業訪問を5社というその数値目標にしたことについては、果たしてそれが目標と言えるのかという疑問符がつきます。 次の質疑は、誘致戦略が妥当だったのかという点です。 例えば、IT関連企業の誘致戦略で、他地域に負けないワ―ケーション環境として、東京から飛行機と電車で約3時間、大阪から約2時間半、福岡から1時間と都市圏からのアクセスのよさ、また、令和6年度までに光ケーブルを市内全域に整備し、市内どこにいても快適な通信環境を提供を負けない点に上げています。 東京・大阪からのアクセスのよさは当てはまらず、うなずけるのは福岡からのアクセスのみです。また、光ケーブルで市内全域が1ギガになったとしても、既に全国各地で10ギガが普及しつつあり、唐津市は周回遅れからやっと背中が見えたなと思ったら、また周回遅れになりつつあるという、そういう現状です。 この誘致戦略が妥当だったかという点について、先ほど具体例を少し挙げたんですが、その妥当だったかという点についてご見解をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 誘致戦略が妥当だったのかというようなご質疑だったかと思います。 本市におきましては、IT関連企業が少ないことに加えまして、新型コロナウイルス感染症の影響により、IT関連企業を中心にテレワークやワ―ケーションなど働き方の新しいスタイルが広く普及し、IT関連企業を中心に地方へ進出する動きが強まっている状況もあることから、民間事業所の力を借りて誘致戦略の策定などを行ったところでございます。 議員、先ほどご指摘がありましたとおり、ほかの自治体で比較して首都圏からの地理的な優位性があるとはなかなか言い難い状況であると思いますけれども、しかしながら、本市は歴史や文化を身近に感じることができ、豊かな自然環境の中で休暇と仕事を両立できるワーケーションの適地であるというふうに考えております。 また、本市にはIT技術をもって解決したい地域課題に、唐津駅周辺市街地の活性化、唐津産品の情報発信、水産業活性化などがあることなどから、本市の持つ環境や独自性に興味を持っていただき、他の自治体と差別化を図ることで、IT関連企業の誘致に取り組んでいくこととし、今後も誘致を推進していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 唐津の独自性に興味を持ってもらうという点は賛同しますが、戦略に穴が多いのは指摘させてください。 次の再質疑です。 制作した企業誘致のYouTube動画は公開されているものの、市のホームページの中にあるIT関連企業誘致のトップにあるその動画2本の視聴回数は、公開から約3カ月余りで100回台にとどまっています。想定と比べていかがでしょうか、ご見解をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 PR動画につきましては、唐津市の概要でありますとか、誘致担当者の声などを分けて作成をいたしております。活用方法といたしましては、唐津市のホームページへの掲載、また、私どもが企業との面談の際の本市の紹介するツールなどとして活用させていただいているところでございます。 再生回数については、先ほど議員からご紹介がありましたとおり100回から200回ということでございまして、もともと目標ということは基本的には想定をしておりませんでした。ただ、ホームページの動画をご覧になった企業からは、多くはございませんけれども問い合わせや面談の申込みがあっておるところではございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) すみません。補足として、先ほど、動画は幾つかあって、YouTube上には上がっていて、多いもので400回程度あります。すみません。そこはちょっと補足させてください。 あくまで企業と面談時の紹介がメインで、ホームページやYouTubeはサブ、おまけという位置づけだったようですが、多くの企業にアプローチできるチャンスを、おまけ扱いするのはよくないということは忠告させていただきます。 企業誘致に関して、これまで数多くの質疑や質問があったのは、それだけ期待が大きいということです。特にIT企業であれば、皆さんが誘致戦略で掲げた2024年までに5社、新規雇用15人を達成しなければいけません。昨年度の決算を踏まえて、成果を出すために、この事業をどう改善するか示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。 企業誘致事業の改善のということでございました。今後も引き続き佐賀県と連携した誘致活動を行いますとともに、課題としております厳木工業団地、石志工業団地の企業誘致及びIT関連企業誘致の実現を図ってまいりたいと考えているところでございます。 また、誘致企業への定期的に訪問、現況や企業のニーズ及び投資計画などを把握して、誘致企業の持続的な事業活動を支えていきたいと考えているところでございます。 このような、これまで続けてきました従来の誘致活動を生かしつつも、今年度から新たに民間事業者の力を借りた誘致活動を予定しておりますように、これまでに訪問した企業や現地を視察いただいた企業からのご意見や、他自治体の誘致事例や成功事例等を研究分析し、誘致ターゲットの変更、新たな誘致手法を取り入れながら、総合計画において掲げております年間2件及びIT関連企業誘致戦略において掲げるIT関連企業を2024年までに5件という誘致目標件数を達成できるよう誘致活動に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 数値目標に達しなかったり、できなかったりするのは全然構いません。ただ、数字を避けてはいけないと私は考えています。 次は、観光市場開拓事業に移ります。 最初の質疑では、県外ブース出展のアンケートを今年の事業予算を検討する際に用いたという答弁でした。 再質疑として、肥前名護屋城跡・陣跡の活用策を探るための先進地視察の内容と、それをどう生かしたのかをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) 再質疑にお答えいたします。 肥前名護屋城に集結した武将ゆかりの地への視察につきましては、ゆかりの地で行われている取り組み等の聞き取りをはじめ、今後の事業連携の可能性についての意見交換や、関係施設の見学などを行ったところでございます。 施設によりまして、ゆかりの地との連絡窓口が明確になったことに加え、意見交換により、今後の事業連携に向けた話が具体化し、今年度の武将隊の招聘や特産フェアの開催につながっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 視察の効果として、先進地の知見を得るだけではなく、人的なネットワークパイプを築いて、今年度、武将隊を招いたり、特産フェアにつなげたりしたということでした。非常に有益な視察だと思います。このように実際に事業に落とし込めるのであれば、先進視察をどんどん増やしていいと考えます。 次です。香港からの個人訪問リピーター向けの九州西海岸ルートの内容と、近隣自治体との連携状況をご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 九州西海岸ルートの事業でございますが、香港の個人訪問リピーターであり、レンタカーを利用して周遊観光をされる方をターゲットに、誘客促進を図るものでございます。 事業につきましては、福岡市が音頭を取りながら、糸島市、松浦市、平戸市、唐津市の5市が連携し、平成30年度から事業を実施しているところでございます。 令和3年度は動画制作や現地旅行会社並びにメディア向けのオンラインセミナーの開催などに取り組み、オンラインセミナーでは21社40名の現地旅行会社とメディアに対して、5市が持つ観光素材等の情報を発信しております。 また、セミナーに参加した現地旅行会社のうち10社の自社サイトには記事や動画が掲載され、5市の特設ページを見た人は52万人以上、広告表示回数は70万回以上と一定の広告効果が得られたものと捉えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 九州西海岸の中でも特に勢いがある福岡市や糸島市から唐津まで足を延ばしてもらうために、魅力的な取り組みだと思います。特設ページの広告効果もある程度期待ができるものでした。 次は、唐津観光協会補助金の再質疑です。 最初の質疑では、事業精査の進捗状況を示していただきました。 再質疑は、事業見直しの中で、観光案内所事業が委託事業として意向されたことの効果をご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 観光案内所運営事業を委託事業へ移行した効果でございますが、まずは観光協会が実施すべき事業と、市の補完的な事業との整理が行えたことで、観光案内所運営に関する責任の所在が明確になったところでございます。 また、市内にある4カ所の観光案内所の運営系形態をそろえることができ、一体的に管理できるようになったことで、情報の一元化やサービスの質の向上にもつながっていることが効果として上げられます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 効果の部分が若干曖昧なのは、効果を検証するためには、ある程度の期間が必要であるという理由かもしれません。令和4年度以降の決算では、精緻な検証をお願いします。 次は、観光施設等管理費の再質疑です。 最初の答弁では、各市民センター間で緊急性や必要性を判断して迅速に対応できる事業という内容でした。 再質疑は1点だけで、実際にそうなっているかを確認するために、予算執行の内訳をご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 観光施設等管理費での36件の執行を行ったところでございますが、主な内容といたしましては、観光トイレのつまりの解消、建具・便器等の修繕が7件、観光トイレ以外の観光施設や設備の修繕が19件、観光案内・誘導案内等の看板製作が4件、そのほか除草・害虫駆除等が6件、これらを執行したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 過去、地元要望の多くは草刈りや木の伐採が多かったと理解しております。執行状況を見ると、本来あるべき姿に近づいていると私は考えています。ただ、市民センターにとっての使い勝手のよさや地元の要望、各市民センターの公平性も図ることに配慮し、各市民センターとも連携を図ってほしいと思います。 次は、唐津城管理費の再質疑です。 この事業の一部は、特定財源である天守閣入場料や、舞鶴公園エレベーター使用料、駐車場委託事業を充てています。それぞれの推移をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 唐津城管理費の特定財源となっております天守閣入場料、舞鶴公園エレベーター使用料、駐車場委託事業収入の決算額の推移でございますが、それぞれ過去3年間について申し上げますと、まず、天守閣入場料につきましては、令和元年度が6,441万7,400円、令和2年度が3,093万7,150円、令和3年度が3,343万2,550円でございます。 次に、舞鶴公園エレベーター使用料でございますが、令和元年が970万1,350円、同じく令和2年度が437万350円、令和3年度が453万6,100円でございます。 最後に、駐車場委託事業収入でございますが、東城内駐車場の指定管理者が市に納める施設使用料の収入額となりますが、令和元年度が1,789万1,700円、同じく令和2年度が1,795万6,500円、令和3年度が1,795万6,500円でございます。 なお、天守閣入場料及び舞鶴公園エレベータ使用料につきましては、令和2年度、令和3年度におきまして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大への影響により、施設の休館を実施したことなども影響し、大きく減少しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) コロナ禍で天守閣入場料の落ち込みが激しいことが分かりました。 次は、指定管理者の赤字補填に対する基本的な考え方をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 指定管理者の赤字補填に関する考え方につきましては、基本協定書を締結する際に、市と指定管理者の双方で確認を行います。 リスク分担表におきまして、リスクの種類に応じてどちらが負担するかについて整理を行っているところでございまして、通常の需要変動によって利用者数が減少したことに伴う収入の減少、これにつきましては、指定管理者のリスク負担となるため、赤字補填は行わないこととなっているところでございます。 なお、令和2年度及び令和3年度につきましては、新型コロナウイルスによるマイナスの影響が通常の需要変動を上回る状態であると判断されたため、市から指定管理者に対しまして、新型コロナウイルス対策の支援金が支払われたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) この項目の最後に、関連施設の一元管理の効果を説明願います。例えば、どれだけ自由裁量で自主イベントを指定管理者が企画できるようになったのか、エレベーターの案内には2人必要でなくなったとか、人員が整理されたとか、そういったその効果について教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 唐津城関連施設、先ほど来申し上げております天守閣、舞鶴公園エレベーター、舞鶴公園の唐津城分東城内駐車場、これにつきましては、令和3年度から観光文化施設課で一体的に管理しているところでございます。 その効果といたしましては、施設所管課を一体化したことにより、施設情報の共有などの面で効率化され、以前と比べて観光客へのスムーズな観光案内が実現できていると感じているところでございますが、議員ご指摘の指定管理者の自主事業の活性化や業務の効率化による管理運営コストの削減につきましては、現在のところまだ結びついていない面があると考えております。 なお、令和5年度からは唐津城関連施設におきまして、統一した指定管理者による一体的な管理運営の導入を計画しており、現在公募を行っておるところでございます。 導入後につきましては、指定管理者により天守閣内だけでなく、施設全体を活用した誘客促進の取り組み、自主事業も含めまして、これの実施にも期待しているところでございますので、市といたしましても類似した業務の集約等による管理運営コストの削減にもつなげてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) ありがとうござました。 次は、快適な滞在環境整備費です。 最初の質疑では、観光トイレ洋式化事業は、令和4年度、事業完了後ほぼ100%になる見通しという内容でした。 次は、景観保全事業の候補選定基準と今後の事業の進め方をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 景観保全事業、景観阻害木の伐採につきましては、主に眺望の期待できる観光施設におきまして、その景観を阻害している成長し過ぎた樹木等の伐採を行っているものでございますが、これまで令和2年度に1カ所、これは七山の観音の滝でございます。令和3年度5カ所、見帰りの滝、満越園地、ふれあい自然塾ひぜん、名護屋城跡、風の見える丘公園、以上の5カ所で実施したところでございます。 候補地選定の基準といたしましては、令和2年度は地元の要望に応える形で事業箇所を選定したところでございましたが、令和3年度につきましては、各市民センターの施設管理担当者の現地確認により、各施設における事業の必要性を把握し選定したものでございます。 なお、令和4年度につきましては本事業の実施予定はない状況でございますが、今後の事業の進め方といたしましては、各観光施設において状況確認を行い、必要性を把握しながら事業化を図るなど、来訪者の満足度向上に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) この項目で最後の再質疑です。呼子まちなみ広場整備事業の効果をご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 呼子まちなみ広場につきましては、呼子朝市から呼子台場みなとプラザまでの約2キロメートルの中間点に位置しておりまして、周辺には中尾家屋敷や呼子大綱引会館などの観光文化施設もあるため、観光客の周遊を図り、散策する人の利便性を確保するための休憩スペースとして整備したものでございます。 令和4年3月に完成し、約半年間の状況及び効果でございますが、新型コロナウイルス感染防止対策として、呼子大綱引や花火大会などイベントが中止となったため、イベントでの活用などはできていない状況でございますが、広場内には観光客が休憩するためのベンチ3基を設置しており、そばにはトイレ、駐車スペース等も設置しておりますので、周遊を楽しまれる観光客の休憩スペース、憩いの場として活用されている状況でございます。 地域内の回遊性の向上、滞在時間の延長にも効果をもたらしていると考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 整備の概要は理解できました。 次は、観光施設特別会計の決算に移ります。 最初の質疑の主な内容は、海中展望塔の入場者数がピーク時の4分の1程度に減少しているということでした。 再質疑では、海中展望塔関連施設で今後予定される維持補修工事の概要をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) ご質疑にお答えいたします前に、1回目の質疑の折に、私、海中展望塔のピーク時の年度を平成6年度と言うべきところを令和6年度と申し上げておりました。おわびして訂正いたします。 改めまして、現在、海中展望塔につきましては、昭和49年にオープンしているところでございますが、これまで大規模な内装改修は実施しておりませんので、令和5年度において老朽化した電気設備、壁面などの機能更新を行うと同時に、デジタル技術を活用して時代のニーズに合った施設となり得るよう、リニューアル工事を行うことを計画しているところでございます。 また、本施設につきましては、海水の影響を直接受ける環境下にあり、施設外部においても老朽化が進んでいるところでございます。 特に桟橋部分につきましては、令和元年度の調査にいて補強材の鉄骨部分に腐食、減肉等が報告されており、現在のところ部分補修にて対応しておりますが、将来的には桟橋の架け替えなど、大規模改修が必要になるものと考えているところでございます。 なお、令和4年7月には施設の中長期的な経営の基本計画である経営戦略を策定しておりますので、改修工事等につきましても、本計画に基づいて進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) ありがとうございました。 計画性を持って、維持補修のみならず、利用者増のてこ入れ策を講じていることが理解できました。 項目最後の再質疑です。 虹の松原ホテル管理費の主な支出内訳をお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 虹の松原ホテル管理費の支出額783万4,063円の内訳でございますが、まず、施設修繕料としまして220万7,546円を支出したところでございます。修繕内容といたしましては、施設内の空調設備及び厨房設備の修繕などを実施しております。 次に、火災保険料として6万4,117円、建築設備の法定点検報告書作成及びホール遮光カーテン製作の委託料としまして45万9,800円、それから、施設敷地を国から賃借しておりますので、土地賃借料としまして402万9,000円、それに客室カーペット張り替え工事費としまして104万5,000円、また、ホテルへの進入路の陥没箇所の補修を行ったため、原材料費2万8,600円を支出したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) モーターボート競走事業会計に移ります。 再質疑では、まず、今後の施設改修計画をお尋ねします。言い換えると、最初の質疑でお尋ねした建設改良積立金の今後の使い道です。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 今後の施設改修計画の主なものにつきましては、毎年ローリングをいたしておりますマネジメントプランにおきまして、施設整備年次計画として5カ年の計画を定めているところでございます。 このうち、直近で予定しており主なものといたしましては、競技部棟の建て替えと、対岸大型映像装置の改修がございます。いずれの施設も年数が経過しておりまして、施設の老朽化が進んでいるところでございまして、今後の事業運営に支障が生じないよう、また、今後定期的にSG誘致を目指していくに当たりましても優先すべき課題の一つと捉えているところでございます。 これらの施設につきましては、現在、基本実施設計に着手をしておりまして、予定では来年度の当初予算に工事費をお願いすることで進めております。 このほか、後年度にはレース観戦施設の充実を図るために、競走水面周辺に観戦用のデッキやテラスを整備することも計画をいたしているところでございます。 これらの施設を整備していくことによりまして、第1弾のコミュニティエリアの開設をスタートといたしましたボートレース場のパーク化を一歩進めまして、より魅力のある空間を創出し、たくさんのお客様に足を運んでいただける施設を目指してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 幅広い利用者の獲得という点で、私はボートレース場のパーク化に賛同しています。 全体で最後の再質疑です。 事業報告の中で、売上高向上対策として、ポイント制度や情報提供強化、協力場対策などを上げています。それぞれの内容と、その効果を簡潔にお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 売上向上対策として実施いたしました主な事業の内容と効果、その成果についてお答えをいたします。 まず、からポクラブがございます。これは、正式には、からつキャッシュバックポイントクラブでございますが、これは、全国のボートレース電話投票会員の多くの方々に、ボートレースからつの船券を購入していただくための取り組みでございます。購入金額に応じて付与したポイントによりまして、様々な特典を提供しております。 また、並行して高額購入者の囲い込みを図っているところでございまして、令和3年度末の会員数は8万5,760人、前年度比で127.6%となっております。 この会員数の増加に伴いまして、電話投票全体の売上げに占める会員の購入額の割合も増加しておりまして、令和3年度は24.1%と前年度と比較して1.9ポイント増加しているところでございます。売上げの中心でございます電話投票売上げ全体の底上げにつながっているものと分析しております。 2つ目に、キャッシュレス投票の推進がございます。これは、本場と外向け発売所、あと唐津ミニットの展開で展開をしているものでございまして、こちらにつきましてもポイントの付与及び換金サービスを行っております。 令和3年度末におきます登録会員数、こちらのほうはまだの1,242人でございますが、前年度比150%と、徐々にではございますが、お客様に浸透しつつはあり、今後も利用促進を図ってまいりたいと考えております。 これがどの程度売上げにつながっているかということでございますが、本場、唐津ミニットにおきます売上げに占めるキャッシュレス投票の割合は6.3%、前年度比1.5ポイント増となっております。こちらについても少しずつではございますが、成果が出てきていると思っております。 3つ目といたしまして、予想情報提供の強化についてでございますけども、こちらはボートレースからつの専属解説者によります各レースの直前予想を公式ホームページや当該レースを発売している協力場、YouTubeで配信するものでございまして、解説者はSGレースの解説者としても出演依頼のある、ファンの間でも人気度の高い方を起用いたしているところでございます。 これら、特に電話投票購入者に対する情報提供の手段として有効であると分析しておりまして、ホームページのアクセス数が令和3年度は106万8,923件、前年度比で約105%、YouTubeの登録者数が2万2,300人、前年度比136%と共に増加しておりまして、電話投票の売上増に寄与しているものと捉えております。 こうした取り組みによりまして、令和2年度と令和3年度の売上げ比較で、電話投票が前年度比109%、場外売上げが116%と、共に伸びを示したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) いずれも将来を見据えた取り組みだと評価できます。 これで、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 6番、清風会、大宮路美奈子です。通告に従い議案質疑を行います。 議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算より、17項目通告しておりました。 その中で、総務費のからつ力向上推進費、民生費の生活困窮者自立支援事業費、保育士応援事業費、消防費の災害時等ホテル避難支援実証事業費については、前任者の質疑で理解できましたので、省略いたします。 それでは、まず最初に、総務費より、コンビニ交付導入事業費(繰越明許分)についてお伺いいたします。 この事業は、マイナンバーカードを利用して、コンビニエンスストア等で住民票の写しなどの証明書を取得できるシステムを導入するものと理解しておりますが、この事業の目的について確認させてください。 次に、移住促進プロジェクト費についてお伺いします。 この事業費の内訳に移住コンシェルジュの設置とありますが、この移住コンシェルジュの活動内容、実績についてお伺いします。 次に、移住・定住・交流推進支援事業補助金についてですが、事業主体となっております唐津Switchとはどのような組織なのかお伺いします。 次に、出会い創出事業費についてお伺いします。 この事業の中で、唐津市は、さが出会いサポートセンターへの新規会員登録料の助成と、唐津市婚活総合支援業務を行われていると思います。まず、さが出会いサポートセンターについて、どのような組織なのかお伺いします。 次に、民生費に移りまして、市民相談事業費についてお伺いします。 この事業では、無料法律相談、一般相談、消費生活相談が実施されていると思いますが、事業費の内訳についてお伺いします。 次に、支援対象児童等見守り強化事業についてお伺いします。 この事業において補助対象となるのはどのような団体か、そして、申請された数をお聞かせください。 次に、衛生費に移りまして、環境保全啓発費についてですが、まずは、この事業内容と令和3年度の成果についてお伺いします。 次に、もったいないセンター運営事業費についてお伺いします。 この事業費の決算内訳と事業目的及び概要についてお伺いします。 次に、農林水産業費からは、からつの元気な森づくり事業費についてお伺いします。 人材育成及び確保に向けた具体的な取り組みにつきましては、前任者の質疑でおおむね理解できました。私からは、成果説明書に記載されております森林の有する公益的機能に関する普及啓発について、どのような活動を行ったのかお伺いします。 次に、教育費に移りまして、不登校児童生徒対策費についてお伺いします。 事業内容につきましては、前任者の質疑で理解できました。それでは、本市の不登校児童生徒数と、スマイルへの通級者の数、ここ5カ年の推移についてお尋ねします。 次に、中学校部活動指導員配置事業費については、事業内容について確認させてください。 次に、青少年支援センター運営費について、この青少年支援センターの業務内容をお伺いします。 最後に、唐津市中瀬プール運営費についてですが、この運営費の令和2年度と令和3年度の決算額の違いについてお伺いします。 以上で、第1回目の質問といたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 大宮路議員のご質疑にお答えいたします。 4項目ございました。 まず、コンビニ交付を導入した目的でございますが、新型コロナウイルス感染症対策として、証明書等の直接対面交付をする機会を減らし、窓口の混雑の緩和につなげることがまず一つでございました。 また、導入時においては、市内約50店舗、全国で5万店舗のコンビニエンスストア等で利用ができ、市役所の開庁時間外でも利用可能となることなど、大幅な市民サービスの向上を目的として導入したものでございます。 次に、市民相談事業でございますが、この事業は、弁護士による無料法律相談事業、消費生活専門相談員による消費生活相談事業、市職員による一般相談事業の3つの分野がございまして、それぞれの事業費及び事業内容についてご説明させていただきます。 1つ目の無料法律相談事業でございますが、事業費は191万4,000円で、全額が弁護士への報償費でございます。 事業内容といたしましては、年々多様化、複雑化するする様々な相談に対しまして、佐賀県弁護士会唐津部会にご協力をいただき、専門的な立場から法的な助言等を行っていただくものでございます。 2つ目の消費生活相談事業でございますが、事業費は824万7,679円で、これは業務委託先の特定非営利活動法人消費生活相談員の会さがへの委託でございます。 事業内容としましては、市民の消費生活の安定向上を図るため、消費者安全法に基づき消費生活センターを設置し、国家資格等を持つ消費生活専門相談員による消費者トラブルへの助言、苦情処理のあっせん、情報の提供等を実施しているものでございます。 3つ目の一般相談事業でございますが、市民相談室の相談員2名の報酬と職員手当等が444万1,869円でございまして、前に説明いたしました相談内容に該当しない様々な相談について、相談員が詳しく内容を伺った上で、課題解決へ向けて担当窓口や関係機関に案内するものでございます。 また、このほかに消耗品や電信電話料等の事務費が29万9,440円でございまして、市民相談事業費の決算額は合計で1,490万2,988円となっております。 次に、環境保全啓発事業でございます。 環境保全啓発事業は、環境全般にわたって、市民、事業所に対し、意識の高揚、行動喚起を図るため、啓発を行うことを目的としておりまして、主な事業内容としましては、小中学生を対象に、川に住む生物を調査することで、川の水質を調べる水生生物調査や、食べ物やエネルギーを大切にすることを学ぶとともに、できるだけ水を使わずに、ごみを出さないように工夫して行うエコ料理教室の開催、市の環境保護やエコ活動、ごみの正しい出し方などお知らせするための広報紙「環境だより」の発行を行っておりますが。 令和3年度につきましては、新型コロナウイルスの影響により、エコ料理教室を中止したほか、水生生物調査につきましても、例年ですと小中学校から年に三、四回ほど依頼があり、実施するところでございますが、令和3年度は半田川で24人の参加がありました1回のみの開催となっております。 環境だよりにつきましては、例年どおり2回発行しておりまして、9月号はこれまでどおり、ごみの正しい出し方を主とした記事の掲載をいたしました。 3月号には、令和3年度から食品ロス削減に向けての取り組み、研究を始めた頃から、その啓発の足がかりとして、食品ロス削減についての記事を大きく掲載をいたしましたが、従来の活動に加え、新たな取り組みが実施できなかったというのが実情もございます。 次に、もったいないセンター運転管理事業費の決算内訳でございますが、もったいないセンター管理業務委託料として108万2,400円を支出しております。 事業目的でございますが、唐津市清掃センターに搬入される廃棄物のうち、再生利用が可能な自転車や家具など再生することで、償却ごみの減量と温室効果ガスの削減を図り、事業内容を周知することにより、もったいないという意識を持ってもらい、3Rの推進とリサイクル意識の普及促進を図ることでございます。 事業の概要でございますが、小学生等の施設見学コースに組み込むことで環境教育の場といたしており、令和3年度は27回726人の見学者を受け入れたところでございます。 また、自転車や家具などを修理、再生し、公共施設への提供と、抽選会により市民の方に提供しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) ご質疑にお答えいたします。 まず、私、3項目ございます。 移住促進プロジェクト費におけます移住コンシェルジュの活動内容実績についてでございます。 移住コンシェルジュの活動内容でございますが、移住に関する相談は、仕事・住まいをはじめとしました基本的な情報のほか、保育園には入れるのか、農業がしたい、地域のことを知りたい、お店を開きたいなど多岐にわたり、ありとあらゆる相談が寄せられております。このような相談に対応できるよう、専任の移住コンシェルジュを1名配置しているところでございます。 次に、過去5年間の移住実績と相談件数についてお答えします。 移住実績でございますが、平成29年度は14世帯25人、平成30年度は7世帯13人、令和元年度は24世帯46人、令和2度は19世帯39人、令和3年度は36世帯72人でございます。 続きまして、相談件数でございますが、平成29年度は34件、平成30年度は67件、令和元年度は77件、令和2年度は104件、令和3年度は152件と年々増加しております。 続きまして、移住・定住・交流推進支援事業補助金のうちの事業主体、唐津Switchとはどのような組織かということでございます。 唐津Switchは、唐津市の人口減少から生じる問題に対しまして、移住支援を根幹に同問題の解決を図る事業を行い、唐津市の活力ある発展に寄与することを目的として、令和3年3月18日に設立されましたNPO法人でございます。 市から受託している移住コンシェルジュ事業、移住促進加速化プロジェクトのほか、自主事業としてお試し移住のための施設、根の家の運営や、移住者コミュニティの運営などを実施しております。 続きまして、出会い創出事業、さが出会いサポートセンターの概要についてでございます。 さが出会いサポートセンターは、平成26年度から佐賀県の委託を受けて、佐賀広告センターが運営している組織でございます。20歳以上の独身男女の出会いサポートを目的とし、出会いを希望する男女が登録している男女のプロフィールを見て、希望する相手を選び、双方が気に入った場合に1対1でお見合いをするサポートを行っております。 さが出会いサポートセンターは、佐賀市にありますモラージュ佐賀の中にございますが、大手口センタービル3階に、唐津サテライト会場を令和3年4月から9月までは週1回、令和3年10月から令和4年3月までは月2回設置され、新規受付等を行われております。 利用者についてでございますが、令和3年度は唐津サテライト会場のみで、新規会員登録が27件、お見合い検索サービスが216件利用されたところでございます。 以上でございます。
    ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) ご質疑にお答えいたします。 支援対象児童等見守り強化事業費でございます。 本事業の対象は、市内でこども食堂や、子供に対する宅食等の支援を行う民間団体でございます。申請の実績は、こども食堂14団体、こども宅食3団体の合計17団体でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 大宮路議員の質疑にお答えいたします。 令和3年度においては、まず、メイン事業でございます荒廃の恐れのある私有林の整備を重点的に行ったため、森林の有する公益的機能に関する普及啓発に係る事業につきましては実施できておりませんでした。 しかし、水源の涵養や山地災害の防止など、森林の有する公益的機能を市民の皆さんに広く普及啓発することは、森林の整備を促進する観点からも大変重要なことであるため、今後につきましては、例えば小学生を対象とした森林教室を開催するなど、林業事業体とも連携を行いながら検討していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 大宮路議員のご質疑にお答えいたします。 3項目ございました。 不登校児童生徒対策費でございますが、まず、不登校児童生徒数の過去5年の推移でございますが、平成29年度が172名、平成30年度が198名、令和元年が222名、令和2年度が250名、令和3年度が280名でございました。 また、スマイルの通級者数の5年間の推移でございますが、平成29年度15名、そのうち学校に復帰した者は12名、平成30年度6名、うち学校に復帰したのは5名、令和元年度が15名、学校に復帰した者は5名、令和2年度が6名、うち学校に復帰した者は1名、令和3年度は8名、そのうち学校に復帰した者は2名でございました。 次に、中学校部活動指導員配置事業についてでございますが、この事業につきましては、令和2年度からの事業でございまして、本事業の導入により、教員の負担軽減と生徒の質の高い活動の機会を獲得することを目的に行われている事業でございます。 指導員の配置状況でございますが、令和2年度につきましては3名、令和3年度につきましても3名の指導員の配置を行っております。 次に、青少年支援センターについて、その業務内容につきましては、まず、相談部におきまして、相談主事1名、相談員2名及び継続支援相談員2名の合計5名により、6歳から19歳までの青少年本人、保護者及び教員を対象に、電話または面接で相談活動を行っております。 面接を希望する場合は、電話で予約を受け付けており、相談内容に応じて相談部、またはスクールソーシャルワーカーが継続して相談支援活動を行っております。 また、専門相談として、精神科医や臨床心理士の専門相談員による面接相談も定期的に行っております。 ソーシャルワーカー部におきましては、市スクールソーシャルワーカー1名及び県スクールソーシャルワーカー5名の合計6名にて、訪問による本人、家族、教職員への相談活動、関係機関とのネットワークの構築及び他機関と連携した支援活動を行っております。 次に、補導部におきましては、指導主事1名、継続指導員2名の合計3名及び各地域における地域指導員34名により、青少年非行防止や青少年自身を犯罪から守るため、街頭補導や各地域で青色防犯パトロール車において、登下校、夜間における子供たちが集まる場所を巡回して、愛の声かけ活動を行っております。 また、不登校児童生徒の支援業務といたしまして、不登校の児童生徒が通うことができるスマイルを設置し、室長1名、指導員2名の合計3名により、学校と連携を取りながら、学校復帰への学習支援や心身のケアを支援しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤スポーツ局長。          (スポーツ局長 伊藤 浩君登壇) ◎スポーツ局長(伊藤浩君) 唐津市中瀬プール運営費における令和2年度と令和3年度の決算額の違いについてお答えいたします。 中瀬プールは、毎年の夏休み7月21日から8月31日までの期間に、児童プールとして無料開放している施設でございます。令和2年度の決算額8万2,704円に対し、令和3年度は282万561円で、約270万円の増となっております。 この違いでございますが、令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るため、夏休みの全期間プールを休館したため、運営費のほとんどが不要となり、電気料金の基本料金のみを支出しております。 これに対し令和3年度については、受付における検温や手指の消毒、更衣室での3密回避など、感染防止対策を徹底しながら、夏休み期間中のプール開放を行っており、これに伴い必要となる運営費として、プール監視員の人件費や光熱水費のほか、清掃等の委託料を支出したため、決算額が増加したものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) それでは、コンビニ交付導入事業費(繰越明許分)より再質疑をいたします。 施策成果説明書に、コンビニ交付の利用実績が載っておりましたが、利用率が低いと感じました。この要因をどのように捉えているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑に答えいたします。 コンビニ交付は令和3年10月25日からサービスを開始したところでございます。本格的に稼働した11月から3月までの利用率は6.4%でございました。件数といたしましては、コンビニ交付で取得できる証明書、市全体の交付件数の11月から3月までの件数で4万5,907件となっており、そのうちコンビニで交付を行ったものが、11月から3月まで2,928件の利用がございました。 また、月別の件数では、11月が365件、12月441件、1月559件、2月644件、3月919件と徐々に利用が伸びてきているところでございます。 令和3年度のコンビニ交付の利用率が低いということでございますが、その要因といたしましては、サービスを開始しても間もないことから、サービスに対する市民の皆様への周知が行き届いていなかったことと、マイナンバーカードの取得率、取得者が令和3年度末でまだ40.59%だったことなどが考えられます。 コンビニ交付に関する周知につきましては、市報や市のホームページのほか、市役所の窓口に証明書請求に来庁された際や、マイナンバーカードの交付時または電話問合わせ等でご案内をしておりますので、徐々にサービスに対する認識は広がっているものというふうに捉えているところでございます。 なお、本年、令和4年8月末現在の利用率は10.1%でございました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) やはり、コンビニのマルチコピー機での操作は難しいと敬遠されている方が多いのではと推測されますが、新庁舎にもマルチコピー機を導入されるとのことでしたが、その後はどうなっているのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 答えいたします。 証明書の自動交付機、マルチコピー機でございますが、自動交付機の新庁舎への設置につきましては、令和4年度の当初予算で予算措置をいただいておりまして、現在、市役所前に設置をいたしまして、先日10月1日から稼働を始めたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) それでは、操作に不慣れな方への利用促進の強化は具体的にどのようにお考えでしょうか。また、操作方法をチャンネルからつなどで公開してはどうかと考えますが、その点についてお聞かせください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 新庁舎に設置いたしました証明書の自動交付機が10月から稼働しておりますので、まずはそちらの利用をご案内したいと思っております。 自動交付機のご利用の際に、操作に不安がある方には、職員にお声がけをいただければ、サポートをいたします。実際に取得していただく際に、コンビニ等でも手軽に取得でき、また手数料も安く済むことをPRして、今後の利用拡大につなげてまいりたいと考えているところでございます。 新庁舎内の自動交付機が稼働いたしましたので、広聴広報課と協議をいたしまして、そうしたPRを企画してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) この項最後の質疑です。 私自身も証明書取得はコンビニ交付が早くて安いですし、利便性も実感しております。今後の目標値をお聞かせください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 コンビニ交付サービスの利用率につきましては、他市の状況などを参考にいたしまして、当初の利用率の目標を7.8%と想定をしておりましたが、現在10%を超えてきたところでございます。 今現在、今後の目標値としては、特にまだ設定はしていないところでございますが、コンビニ交付サービスの利用にはマイナンバーカードが必要ですので、本市といたしましても、国が掲げておりますほぼ全ての人がマイナンバーカードを取得するとの目標に沿って、コンビニ交付などのカードの利便性を丁寧に説明しながら、まずはカードの取得を強く促進し、コンビニ交付の利用率向上につなげてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) マイナンバーカードの取得率向上と、コンビニ交付の利便性の周知に今後とも力を入れていただきたいと思います。 続きまして、移住促進プロジェクト費について再質疑をいたします。 先ほどの答弁で、移住者も相談者も年々増加傾向にあることが理解できました。 これは、コンシェルジュの方の親身になった対応や丁寧な説明の成果とも言えると思いますが、現在1名体制とのことですが、今後も1名で対応できるのでしょうか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、移住者も相談者も順調に増え続けている状況にございます。このような中、現状1名の移住コンシェルジュで対応しておりますが、令和4年度も相談件数は増加傾向にあるため、1名で対応するには厳しい状態になってきていると認識しております。 この事業は、コンシェルジュによる寄り添った対応を強みにしておりますので、この強みを継続できるようなコンシェルジュ、相談対応の体制について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) それでは次に、主要施策成果説明書に、ふるさと回帰支援センターとの連携を図ったと書いてありましたが、こちらとの連携についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 東京都の有楽町にございますふるさと回帰支援センターの佐賀県ブースには現在2名の相談員が常駐しております。関東にお住まいの方が移住を検討される際には、多くの方がまずこのふるさと回帰支援センターで相談をされているところでございます。 そして、佐賀県に関する相談がなされた場合には、佐賀県ブースの相談員が移住希望者のお話を聞きながら、希望に合った市・町を紹介するという流れになってございます。 相談員の方に近況を伺ったところによりますと、相談者の傾向としまして、若い女性が唐津を名指しで相談に来られるということで、一度唐津を訪れて、風景のよさ、唐津の人の親切さなど、好印象が相談理由として上がっているとのことでございます。 また、本市の移住コンシェルジュが日頃から、ふるさと回帰支援センターの相談員と連絡を密にし、小まめに情報交換を行っていることから、相談者をスムーズに唐津につなぐことができるとのお言葉も頂いているところでございます。 そのほかにもオンライン移住相談会や、オンラインセミナーを共同で開催するなど、東京、唐津、それぞれの立場を生かした移住相談者への対応を行い、ふるさと回帰支援センターとの連携を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) ふるさと回帰支援センターの相談員の方もとても感じがよいとよくお聞きします。その方々の丁寧な対応も移住者の増加につながっているのではと感じます。今後もスムーズな連携を期待します。 この項最後の質疑です。 移住者の実績も重要だと考えますが、人口減少、転出者を減らす取り組みも必要だと考えます。今後の市の見解をお聞かせください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、移住者の獲得だけではなく、市全体として、住み続けたくなるまち、また、戻ってきたくなるまちをつくっていくことが重要だと考えております。このことは、原議員の先般の一般質問でお答えしましたとおり、人口減少対策のためには、一度転出した若者を呼び戻す、いわゆる若者回復率を向上させることが必要であると考えております。 今後、若者回復率の向上を図るための施策を打っていくためにも、現状分析をしっかりと行い、その中で何が問題となっているのかといった課題を整理した上で、その対策を導き出していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 続きまして、移住・定住・交流推進支援事業補助金について再質疑いたします。 お試し移住のための施設、根の家とはどのようなものか、概要をお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 根の家は、唐津Switchがお試し移住制度の実施や、自主財源の確保を目的として、古民家を改修し、シェアハウスとして運営している施設でございます。 根の家には、単身用と家族用がございまして、単身用は同時に5組の利用が可能で、利用料は個室の広さに応じて1カ月当たり2万3,000円から3万5,000円、家族用は1組のみ利用可能で、1カ月当たりの利用料は6万円でございます。そのほかに、単身用、家族用とも共益費としまして、月1万円が必要で、台所や浴室は共有となってございます。 また、家具、家電、寝具、食器、Wi─Fiなどを完備しており、お試し移住期間中、移住コンシェルジュが仕事探しや住まい探しをサポートしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) お試し移住の取り組みはとても魅力的ですし、移住の後押しにもつながっていると考えます。広く周知していただきたいのですが、この根の家についての情報発信はどのようにされているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 移住者向けのホームページ、唐津暮らしや唐津Switchのホームページで情報発信をしておりますが、根の家での暮らしのイメージが湧きやすいよう動画での案内も行っているところでございます。 また、移住フェア等においても、根の家のチラシを配布するなどして、唐津への移住へのきっかけとしていただけるようご案内してございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) この項最後の質疑です。 では、実際に根の家を利用された方の市への移住実績についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 単身用は令和3年度に7人の利用があり、うち6人が唐津に移住されております。家族用は令和4年2月に供用開始したところでもあり、令和3年度の利用実績がございません。令和4年度におきまして、1組6人の利用がございますが、残念ながらこのご家族は唐津への移住にはつながっておりません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 根の家、そして、お試し移住実績制度の利用が、唐津への移住の大きな後押しになっていることが理解できました。今後もNPO法人唐津Switchとの連携を深め、唐津への移住者の確保に取り組んでいただきたいと思います。 続きまして、出会い創出事業費について再質疑をいたします。 さが出会いサポートセンターまで行かず、サテライト会場が唐津にあるということで、週1回から月2回、新規受付をされていたという答弁でした。 それでは、本市のここ数年の新規登録者数や成婚数はどれくらいあるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 さが出会いサポートセンターでの本市の新規登録者数は、令和元年度が、男性29人、女性10人の計39人、令和2年度が、男性18人、女性11人の計29人、令和3年度が、男性13人、女性12人の計25人でございます。 また、本市おけます会員同士の成婚数でございますが、令和元年度が8人、令和2年度が4人、令和3年度が3人でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 新規登録者数も成婚今数も年々減少していることが理解できました。 本市では現在、さが出会いサポートセンターの新規登録料の助成をされておりますが、これまでの実績とその効果についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 さが出会いサポートセンターの新規会員登録者への登録料の助成件数でございますが、令和元年度が36人、令和2年度が20人、令和3年度も20人でございます。 助成の効果についてでございますが、本市における新規登録者数が毎年20人以上おりますことから、一定の効果はあっているものと考えております。 しかし、実際に新規登録をされた方のほとんどが、登録をする際に登録料が不要と聞いて驚かれていると伺っておりますので、周知等も含め、この助成金の在り方について検討する必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 新規登録者や成婚者が一定数以上いるということは、結婚する方が減っている現状からすると喜ばしいことだと思います。 それでは、引き続き本市が行っている唐津市婚活総合支援業務についてお尋ねします。この事業で行ったイベント内容と参加者数をお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。 唐津市婚活総合支援業務でございますが、オンライン出会いイベント、ライフデザインセミナー、対面式出会いイベントの3つのイベントを行っております。 まず、オンライン出会いイベントは、オンラインアプリZoomを利用しまして、自宅にいながらオンライン上で出会いを求める男女が集まり交流するイベントでございます。年間で55回実施し、延べ人数でございますが、男性936人、女性879人の計1,815人に参加をいただいております。 次に、ライフデザインセミナーは、自分が唐津に移住して結婚した場合を想定したセミナーでございます。 オンライン出会いイベントに参加した方の中で、唐津市への移住婚に興味がある方を対象に、唐津市がどのような場所か、どのような生活ができるかなどをお話しし、唐津に興味を持っていただくことや、唐津での結婚生活を考えていただくことを目的とし、年間で6回実施し、男性15人、女性25人、計40人に参加をいただいております。 最後に、対面式出会いイベントでございますが、こちらはオンラインではなく、実際に会って話をするイベントでございまして、1対1でお話しできるようなお見合いや、一緒に楽しめるゲームやスイーツ作りなどを行い交流するイベントを3回開催したところでございます。 また、先ほども申し上げたオンライン出会いイベントに参加した方たちが実際に会って食事をする交流会を2回開催したところでございます。対面式出会いイベントといたしましては、年間で5回実施し、男性19人、女性17人の計36人に参加いただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 先ほど紹介されたイベントのうち、本市の方の参加数、また成立したカップル数をお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。唐津市婚活総合支援業務の唐津市の参加者数でございますが、それぞれ延べ人数でございますが、オンライン出会いイベントが男性61人、女性5人の計66人、ライフデザインセミナーが男性8人のみの計8人、対面式出会いイベントが男性13人、女性6人の計19人に参加いただいております。 また、本事業におきまして成立したカップル成立数でございますが、カップル数は5組でございました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) この項、最後の質疑です。思っていたより本市の方の参加数やカップルの成立数が少ないと感じます。そもそもこの出会い創出事業は、人口減少対策を目的としていると理解しておりますが、自治体として、この事業を行う意義をどのように考えているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。本市におきましては、毎年人口が減少している中で、婚姻数も減少している状況でございます。このようなことから人口減少対策の一環として、出会い創出事業に取り組んでまいりました。 また、2018年度に行われました、内閣府の少子化社会対策に関する意識調査におきましても、結婚しない理由として、適当な相手に巡り会わないと回答した人が、46.8%という結果でございました。 結婚するために、まずは、相手と巡り会える出会いの機会を増やすことが、大事であると考えておりますので、本市といたしましても、出会いの機会の提供を継続して行っていく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 続きまして、市民相談事業費について再質疑をいたします。成果説明書に、消費生活相談員の配置が年間延べ574人と書いてありますが、どのような配置をされているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) お答えいたします。消費生活相談員の配置につきましては、消費生活相談員の会さがから派遣された、消費生活専門の相談員が本庁に設置しております、消費生活センターにおいて、開庁日の8時30分から17時15分まで、原則2名体制、月曜日と第2、第4金曜日が3名体制で、相談等に対応をしているところでございますので、令和3年度においては、年間242日で、延べ574人を配置したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 消費生活相談においては、相談件数が853件と主要成果説明書に書いてありましたが、成年年齢引下げに伴う、若者の契約、消費トラブルが懸念されます。実際に相談はあっているのでしょうか。また周知、啓発はどのようにされているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。まず、消費生活相談の件数でございますが、議員ご案内のとおり、令和3年度は853件でございました。その内訳は、契約トラブルに関する相談が最も多く592件、続いて、多重債務関連が122件、クーリングオフ関連が55件、不当請求関連が40件、その他、個人間の貸金問題などが44件となっております。 相談件数は年々減少傾向にございまして、令和2年度の961件から108件減少しております。また全国や佐賀県全体の統計においても、同様に減少している状況でございます。 民法の改正により、本年4月1日から成年年齢が引き下げられ、親の同意がなくてもクレジットカードをつくる、ローンを組むといった契約ができるようになりました。これまで未成年者が親の同意を得ずに契約した場合には、取り消すことができておりましたが、成年年齢が引き下げられたことにより、対象者は未成年者取消権が行使できなくなりますし、社会経験が少ない若者をターゲットにした、悪質な商法にだまされ、契約してしまうといったことも、想定をされております。 消費生活センターでは、市報、市のホームページ、行政放送で、周知や啓発を図るとともに、今年の成人式での相談窓口の案内、5月の消費者月間での街頭キャンペーン、また市内小中学校の校長会において、成年年齢引下げに関する説明と出前講座の案内をしたところでございます。 現状では、4月の成年年齢引下げの影響により、相談が増加しているという状況ではございませんが、これまで未成年者の高額なゲーム課金や、知り合いに簡単にもうかると誘われて契約をしたが、解約したいといったご相談等もございましたので、引き続き、啓発を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) この項、最後の質疑です。相談内容も多様化していていると思いますが、霊感商法によるトラブルの相談は、上がってきているのでしょうかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) お答えいたします。霊感商法等による消費生活相談でございますが、全国消費生活情報ネットワークシステムというものがございますが、これに開運商法のキーワードで登録された件数は、例年1,200件から1,500件程度ございますが、本市の消費生活センターにおいては、令和3年度の相談はございませんでした。今年度に入りまして、情報提供などが数件と、親族の方からのご相談がございまして、内容を聞き取った上で、助言等を行った案件がございます。 いわゆる、霊感商法等の悪質商法においては、国において、対策検討会を立ち上げられ、現在議論が交わされているところでございます。検討会議の状況を注視しつつ、相談に当たっては、丁寧な対応をしてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 続きまして、支援対象児童等見守り強化事業費について、再質疑をいたします。今回の事業において、補助対象とされていた経費の内容について、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。事業の対象経費でございますが、食材費のほか、食事の提供に必要な食器類や衛生管理のために必要なマスク、消毒液等の消耗品費、学習支援に必要な教材費、パンフレットやポスター作成のための印刷費、ボランティア保険の加入費等の保険料を対象としております。 また、諸経費として、補助対象経費総額の10%を加算して交付しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 経費につきましては、各団体のニーズや要望も聞いていただきたいと思います。 例えば、人件費やこども宅食の配達費なども、対象としてほしかったという声も聞いております。今後、検討をお願いします。 今回の事業で、本市はほかの自治体より多くの申請があったと聞いております。このことについて、どう受け止めていらっしゃるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。令和3年度における、支援対象児童等見守り強化事業の申請団体数17団体は、全国でも高い水準でございます。事業実施前に、市が活動を把握しておりました団体数は、12団体でございましたので、予想を上回る結果でございました。 貧困の問題、新型コロナウイルス感染症の影響等の中、行政の目が届かないところで、困難な環境にあるかもしれない子供たちの、地域の中で見守り支援していく活動は、大変重要なものであると思っております。 今回の事業により、以前からこうした支援活動に尽力されてこられた団体や、新たに活動を始められた団体、それぞれのその持ち味を発揮し、子供たちへの活発な支援を行っていただき、市は各団体の活動状況を、深く認識することができたところでございます。 全国的に見ても、活発となった実施団体の活動の盛り上がりを、本市の特色であり強みと捉え、各団体と市が、今後連携を深めることにより、さらに効果的な支援を行うことができると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) この項、最後の質疑です。今年度もこの事業は、国が予算をつけていましたが、補助率が10分の10から3分の2になっていました。本市は令和3年度の単年度の予算でしたが、今後の支援の展開についてお聞かせください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。先ほども述べましたように、市内のこども食堂等の活動は、大変活発なものとなっております。この動きを持続的なものにするため、実施団体と市、その他支援団体間のネットワーク化による、相互協力体制の構築と情報の共有、市内の企業をはじめ、各方面に対する食料品提供等の支援要請、民間助成金の情報提供や申請の支援などの後方からの支援を行い、必要に応じ、事業運営の中に生じる課題等の解決にも取り組み、各団体が安定的、継続的な活動ができるよう、支援をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 続きまして、環境保全啓発費について、再質疑をいたします。ここ数年は、水生生物調査やエコ料理教室の開催をされているとの答弁でした。環境保全や環境問題については、様々な手法で、市民の皆さんへ伝えることが効果的だと考えますが、今後の事業展開についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。今年度に入りまして、従来の活動に加え、先ほど答弁いたしました食品ロス削減問題など、より新しい取り組みに、市民の皆様と併せて事業所にも幅広く参加していただき、新たにフードドライブ活動、それから、てまえどり運動などを展開し、既に活動を行っているところでございます。 今後につきましても、食品ロス削減以外の活動につきましても、環境保全活動への参加機運の向上を目指し、知って、考え、行動する場をつくるため、出前講座の開催を積極的に促すなど、市民の皆様と一緒に、活動をしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 先日、海洋ごみ問題を、カードゲームを通して、解決方法を探るワークショップに参加いたしました。SDGsのカードゲームがございますし、最近の環境問題を意識した事業も取り入れていただきたいと思います。 続きまして、もったいないセンター運営事業費について、再質疑をいたします。再生利用が可能な自転車や家具などは、市民の方々へ抽せん会を行っているとの答弁でした。では、この抽せん会の開催状況と周知方法についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。もったいないセンターの抽せん会は、通常年に1回開催をいたしており、開催周知については、市報、チャンネルからつ、ホームページにて行っております。 開催状況ですが、最後に開催いたしましたのが、令和元年度の令和2年2月9日でございます。その後、令和2年度は令和3年2月7日に、令和3年度は令和3年5月23日と、令和4年2月13日に開催を計画いたしましたが、新型コロナウイルス感染状況により、感染リスクなど考慮いたしまして、開催を中止したところでございます。 以上でございます。
    ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 令和2年度及び令和3年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、抽せん会を中止されたとのことでした。再生された自転車や家具などはどのようにされているのでしょうか。 清掃センターの中に、プレハブが建っていて、そこがもったいないセンターということですけれども、多分いっぱい、いっぱいあふれていると思うんですが、また、その再生品を必要とされている市民の方は、多くおられると思います。抽せん会だけではなく、例えば移住者への提供など、ほかの方法もあると思います。今後の方向性についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。再生されました自転車、家具などについては、通常もったいないセンターで保管をしているところでございますが、令和2年度と令和3年度に再生された自転車につきましては、他の公共施設に一時保管をしておりまして、現在、抽せん会の開催準備を行っているところでございます。 今後の方向性でございますが、持続可能な社会の実現の一環として、目的の達成、有効性を重視しながら、議員ご提案の例えば、移住者の方や罹災者の方への提供につきましても、関係部署と協議をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 続きまして、からつの元気な森づくり事業費について再質疑をいたします。 1点目の質疑です。今後の人材育成確保に向けた展開についてお聞きしたいのですが、県は先月、さが林業アカデミーというのを、移住促進プロジェクト費でも出てきました、東京のふるさと回帰支援センターで開催し、佐賀で林業を仕事として働きたい人を対象にしたセミナーを開催されました。 今後は、林業体験会なども企画されているようです。本市としてはこのような講習会は考えていらっしゃいますか。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) お答えいたします。人材育成確保に向けたセミナーや講習会につきましては、議員ご案内のように、現在、県が主催で開催されているところでございます。 今のところ、市主催での開催の予定はございませんけれども、今後につきましては県や林業事業体とも連携をしながら、人材確保に向けた有効なセミナーの開催ができるよう、検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 今回は、からつの元気な森づくり事業費ということで、林業の人材確保の取り組みについて確認させていただきました。 林業に限らず、農業や水産業においても、従事者、担い手の確保は、重要な喫緊の課題だと思います。今後、市外からの新規就業者の確保に向け、広報等に取り組んでいただき、市の移住定住促進部門との補助事業とも連携し、人材確保に努めていただきたいと思っております。 続きまして、不登校児童支援事業費について最質疑をいたします。1点のみの質疑になります。 不登校の児童生徒は年々増えてきている現状でした。ではこの事業の成果と見えてきた課題、今後の取り組みについてをお聞かせください。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。まず、事業の成果についてでございますが、児童生徒の社会的な自立と適応力を育てる活動を支えているという点でございます。 具体的な活動といたしましては2点ございます。 1点目は、チャレンジ登校日の実施と自力通学がございます。中には、行くのが嫌な気持ちと戦いながらも、公共交通機関を利用して、通学している児童生徒もおります。このことが、児童生徒の登校への自信にもなり、段階的な学校復帰につながっているものと考えております。 2点目は、調理、栽培などの体験活動の実施でございます。体験活動に参加することで、大したことないな、自分にもできるなと実感し、社会的な自立と適応力を身につけ、力を蓄えているところでございます。 次に、今後の取り組みについてでございますが、現状の取り組みをベースとして、児童生徒の実態に応じながら、活動の幅を柔軟に広げていくことが考えられます。これまで以上に、児童生徒のケアや心の充実に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 不登校の児童生徒、また不登校傾向の児童生徒、これが年間の欠席日数が30日に満たないものの、欠席が多い児童生徒のことですが、こちらも年々増えてきています。きめ細やかな対応をお願いいたします。 続きまして、中学校部活動指導員配置事業費について、1点のみ再質疑をいたします。この事業は、各中学校の希望を取りまとめ、配置されると認識しておりますが、今後の課題と取り組みについてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) お答えいたします。事業の課題といたしましては、部活動指導員の人材確保でございます。地域の方が、学校の部活動にご協力をしていただいておりますが、指導員となると労働時間の制約などの問題により、希望されない状況でございます。 しかし、文部科学省は休日の部活動の段階的な地域移行を、令和5年度以降、段階的に実施することや、地方大会の在り方を整理することなどを示しております。また、佐賀県の方でも、部活動プロジェクト委員会を立ち上げられておりますので、国県の動向を注視しながら、進めていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 公立中学校の休日部活の地域移行も、令和5年度から始まります。スムーズなマッチングができるように、早めの人材確保を、県と共に連携して進めていただきたいと思います。 では、次に、青少年支援センター運営費について再質疑をいたします。1点目のみの質疑になります。青少年支援センターの相談業務体制についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) お答えいたします。青少年支援センターにおける、子どもに関する総合相談業務について、相談曜日や時間についてでございますが、祝日及び年末年始を除き、土曜、日曜を含め、毎日相談業務を行っております。午前9時から午後4時まで電話や面接を行っております。夜間及び祝日、年末年始は留守番電話の24時間体制で受付を行っております。 相談の対象者は、唐津市内にお住まいの6歳から19歳までの全ての子供たち及びその家族、教職員でございます。また相談内容といたしましては、いろんな青少年の悩み全般について、相談を受け付けており、近年では不登校、発達障がい等の相談が多くなっております。 本人の希望、相談内容によっては、学校、児童相談所、佐賀県精神保健福祉センター等の関係機関と連携を取りながら、継続的に相談、指導を行っているところでございます。 また、月1回の精神科医、月4回の臨床心理士による専門相談を実施しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 祝日と年末年始を除く毎日相談業務を行っているとの答弁でした。相談内容も多様化しており、青少年支援センターへ相談しても、解決策が得られず、民間のデイサービスを利用されるケースもあるとお聞きします。 また、近年LINEやSNSでの相談を受け付ける自治体も増えてきていますので、相談体制、人員体制の強化をお願いし、最後の項目の質疑に移ります。 唐津市中瀬プール運営費について再質疑をいたします。令和2年度は休館し、令和3年度は開放したとの答弁でした。中瀬プールの利用者は子供たちが多い施設と思いますが、利用者の推移についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤スポーツ局長。          (スポーツ局長 伊藤 浩君登壇) ◎スポーツ局長(伊藤浩君) 再質疑にお答えします。中瀬プールの利用者のほとんどは、中学生以下の児童生徒や未就学児とその保護者でございます。利用者の推移でございますが、平成30年度から令和4年度までの直近5カ年について申し上げますと、新型コロナの影響による変動がございますが、平成30年度が6,451人、令和元年度5,208人、令和2年度プール休館のためゼロ人、令和3年度2,603人、令和4年度3,264人でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 中瀬プールは子供たちの利用が多い施設であることが理解できました。多くの利用者から、トイレが和式のため、使いにくいとの声をお聞きしますが、トイレの洋式化を含めた今後の維持管理についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤スポーツ局長。          (スポーツ局長 伊藤 浩君登壇) ◎スポーツ局長(伊藤浩君) お答えします。中瀬プールは昭和49年7月の設置から48年が経過しているため、施設全体が老朽化しております。トイレの洋式化については、本市の体育施設全体の話としまして、まずは、令和6年開催のSAGA2024国スポ・全障スポ大会の会場であり、主要施設である唐津市文化体育館などを、優先して改修を進めてきたところでございます。 その他の体育施設につきましても、洋式化の必要性は認識しておりまして、今後利用状況等を踏まえた優先順位により、計画的な整備を検討してまいりたいと思います。その中で、中瀬プールにつきましては、トイレのみならず施設全体の老朽化が進んでいるため、今後を見据えた、全体的な改修を検討する必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 昨今の夏は、異常気象により気温も高く、中瀬プールは未就学児や小学生の子供たちにとって、身近に利用できる貴重なプールだと思います。利用する子供たちが快適に、継続的に利用できる環境の整備を、お願いいたしまして、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 15時20分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 3時02分  休憩                     午後 3時20分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) 14番、清風会、岡部高広です。議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算から10項目、議案第90号、令和3年度唐津市水道事業会計の利益処分及び決算から議案質疑を行います。 議案第82号中、衛生費と唐津市うみ・やま・かわ環境調和のまちづくり事業費、ごみ処理施設整備推進費、清掃センター維持管理業務費と繰越明許分は前任者の質疑で理解したので取り下げます。 まず、総務費から賦課徴収事務費です。この事業は、市税の賦課と徴収事務の効率化と収納率の向上が目的です。令和6基準年度固定資産評価替え業務の内容と委託等の状況についてお示しください。 次に、新エネルギー導入推進費です。事業内容と財源内訳についてお示しください。 次に、離島振興基金事業費です。この事業は、島づくり事業と離島留学事業の二本立てで、離島住民の取り組みを支援されています。離島留学の経緯と近年の留学生の受入れ状況をお示しください。 次に、ふるさと集落活性化事業費です。この事業では集落支援員7名、地域おこし協力隊2名を市内各所に配置され、地域の活動支援を行われています。集落支援員の配置状況と活動内容をお示しください。 次に、地域づくり人材活用事業補助金です。私は3月議会で、この補助金の内容と人材バンク唐津協同組合の設立経過や雇用人材など質疑し、事務局長が1名、マルチワーカーが3名、組合員数が8事業者まで増えたとの回答でした。主要成果説明書では、人材の定住につながったとありますが、成果の詳細についてお示しください。 次に、衛生費から空き家等対策事業費です。本年3月に空家等対策計画を策定されていますが、計画の配布内容と活用状況をお示しください。 次に、令和3年度唐津市水道事業会計の利益処分及び決算で、令和3年度の水道有収率が82.93%であり、前年と比較して1.32ポイント低下しています。要因についてお示しください。 以上で1回目の質疑とします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。二項目ございました。 まず令和6基準年度固定資産評価替え業務についてでございます。土地と家屋の固定資産評価につきましては、総務大臣が定めた固定資産評価基準に基づき、3年に一度の基準年度に評価を見直しておりまして、直近では令和3年度に固定資産の評価を見直しております。 次の評価見直し時期が令和6年度となりますので、その評価見直しに向けて、業者委託にて、令和3年度から固定資産評価替え業務を実施しているところでございます。業務内容といたしましては、土地の利用状況の調査による地目判読や標準宅地状況類似地区の見直し、各種のデータ作成などで、委託期間は令和3年度から令和5年度の3カ年で、債務負担を設定させていただき、実施しているところでございます。 委託方法につきましては、評価替え業務において実績がある業者にて、指名競争入札を行い、業者を決定しております。入札結果は予定価格が4,961万3,300円に対し、落札価格4,708万円、落札率で95%でございました。 令和3年度の委託内容といたしましては、土地の用途、状況類似地区見直し及びデータ更新、標準宅地見直し及びデータ更新、現地確認調査、路線価集約化データ作成、GISデータファイル作成などで、委託事業の実績額は580万5,800円でございました。 次に、空家等対策計画についてでございます。本市の空き家等の現状分析と課題整理を的確に行い、本市の実情に適合した計画策定を効率的に進めるため、計画策定に係る支援業務の委託契約を5月に行い、空家等対策協議会での審議及びパブリックコメントの実施などを行い、令和4年3月に空家等対策計画を、策定を完了いたしております。 配布先につきましては、空家等対策協議会の委員、それから市議会などへの配布のほか、本市のホームページに掲載をいたしております。当該計画に示した方向性に従い、空家等対策協議会及び各種部門における専門の関係団体との連携を行いながら、管理不全な空き家等に対する措置を進めております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 岡部高広議員のご質疑にお答えいたします。私のほうからは、新エネルギー導入推進費の事業内容と財源内訳についてお答えいたします。 まず、事業内容でございますが、平成30年度から毎年非常勤でお願いしております再エネコーディネーターを、令和3年度も引き続き任用いたしております。 また、レンズ風車に係る維持管理及びレンズ風車から浄水センターへの系統電源接続工事並びに電気自動車急速充電器の運用に係る維持管理を実施いたしております。 さらには、九州経済産業局への職員派遣などのエネルギー政策に係る人材育成等が、主な事業内容となっておるところでございます。 次に、財源の内訳でございますが、充電インフラ普及プロジェクト権利金収入、ふるさと寄附基金の繰入金収入、一般財源というふうになっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。私から3項目でございます。 まず、離島留学の経緯、近年の受入れ状況についてご説明申し上げます。離島留学につきましては、離島の区長などで構成する、からつ七つの島活性化協議会が事業主体として実施されており、平成29年度から加唐島と馬渡島で、島の学校に通学する児童生徒の受入れを開始され、令和3年度で5年目となる取り組みでございます。 留学の形態としましては、保護者とともに島に移り住む家族留学、島に居住されている祖父母のもとに転入する孫留学、そして令和3年度は新たな取り組みとしまして、高島において、児童だけをお預かりし、寮で集団生活をしながら高島小学校に通学していただく、寮留学の運営を開始されております。 直近3年間の受入れ状況でございますが、令和元年度は合計10名の留学生を受け入れ、内訳としまして、小川島で家族留学1組、孫留学1組の2名、加唐島で家族留学1組の1名、馬渡島で家族留学3組、孫留学1組の計7名。令和2年度は合計5名の留学生を受け入れております。内訳としまして、小川島で家族留学1組、孫留学2組の計4名、加唐島で家族留学1組の1名。最後に令和3年度は合計7名の留学生を受け入れ、内訳は、高島で寮留学4組の4名、松島で孫留学1組の1名、馬渡島で家族留学1組の2名の実績となっております。なお、松島の孫留学では、加唐小学校に通学されております。 続きまして、集落支援員の7名、配置及び活動内容についてでございます。令和3年度のふるさと集落活性化事業費におけます、集落支援員の活動でございます。 まず、唐津地区担当としまして2名を配置してございます。活動内容としまして、唐津地区の地域まちづくり会議14団体の事業活動に関するアドバイスや、各種事業の後方支援に当たっております。また、定期的に地域に出向き、課題の整理、解決策の提案など、相談対応業務を行っております。 次に、離島担当としまして2名を、配置をしております。活動内容は、7つの離島の活動に対する各種支援を行っておりまして、特産品開発、販売ルート開拓、離島留学に関する調整、島の情報発信などが主な業務となっております。 次に、厳木担当が1名でございます。厳木地域につきましては、令和3年11月に着任しておりまして、地区内の地域づくり団体等への支援や、地区内で若者や高齢者の交流拠点の整備に向けた活動を実施しております。 次に、肥前担当が1名でございます。切木小学校校区を対象に、高齢者の触れ合いの場づくり、棚田保全活動、空き家の調査などに取り組んでおります。 また、呼子担当が1名でございます。朝市学校や呼子マルシェ等を通じ、呼子朝市の活性化や松浦町商店会、呼子地区の各種イベントの支援を行っております。 このように配置しております7名の集落支援員は、担当地域内の課題を把握し、地域と共有しながら一緒になって、解決のための方策を検討し、地域の自立的かつ持続的な活動を支援しているところでございます。 続きまして、地域づくり人材活用事業補助金の成果でございます。人材バンク唐津協同組合が取り組まれている特定地域づくり事業は、過疎地域などの人口減少地域において、マルチワーカーとして複数の仕事を掛け持つことで、マルチワーカー自身のスキルアップを図るとともに、人材確保に苦慮している過疎地域の事業業者が、相互に人材を補完し合う取り組みでございます。 人材バンク唐津協同組合では、当初市内在住者の雇用と、移住者を1名以上雇用することを目標にされておりました。結果としまして、令和3年度には事務局長1名、マルチワーカー3名を雇用されており、全員が市内在住者との報告を受けており、無期限雇用の職員としての採用で、引き続き市内に在住されておりますので、定住につながったと評価したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。私から令和3年度唐津市水道事業会計の利益処分及び決算の中から、有収率の低下の要因についてご説明いたします。 まず、有収率の算出についてでございますが、料金収入につながりました年間有収水量、年間給水量、これを有収水量と申しておりますが、これを分子としまして、配水池から自然流下で流れ出ます年間配水量を分母とした率が、有収率でございます。 本年、本市の近年の有収率の推移をお示しいたしますと、令和元年度84.69%、令和2年度84.25%、そして令和3年度82.93%となっておりまして、議員のご指摘のとおり、令和2年度から令和3年度にかけまして1.32ポイント減少いたしております。 有収率低下の要因といたしましては、前年度と比較いたしますと、分子であります年間給水量が9万7,297立方メートル、率にしまして約0.9%減少いたしまして、年間配水量は逆に9万372立方メートル、率にしまして約0.7%増加し、分母となる数値が大きくなったことから、有収率が低下したものと考えております。 年間給水量の減少につきましては、近年の人口減少に伴うものが、最も大きいと考えておりまして、年間配水量が増加した要因につきましては、配水管の漏水事故による漏水量が、前年度より増加したことが影響したものと分析いたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) それでは、賦課徴収事務費から再質疑を行います。先ほど、令和6年度の固定資産評価に向けて業務を実施中という回答でした。 次に、家屋評価調書の電子化というのも行われておりますけれども、この業務の委託と業務の内容についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。令和2年度に引き続き、令和3年度において、家屋評価調書の電子化を行っております。 まず家屋評価調書とは、家屋の現地調査を基に作成した評価計算書や平面図、配置図などの資料でございまして、固定資産税の課税のための根拠資料となるものでございます。 この資料は、昭和30年代のものからございまして、紙ベースで膨大な量を保管していたものでございます。家屋の増築や滅失、所有権移転など、固定資産税の様々な手続において、この資料による確認が必要なたびに、保管庫から資料を探し出してくるという、手間のかかる作業を行っておりました。 今回、作業効率化のため業者委託による、この膨大な紙の資料をPDFデータにして、保管管理する電子化を行ったものでございます。業者委託の方法は、当該業務が実施可能な県内の業者にて、指名競争入札を行い、資料の確認作業やスキャニング、管理情報入力など、作業ごとの単価契約を行いました。 入札結果は予定価格2,292万975円に対し、落札価格が1,805万8,700円、落札率が79%でございました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) 作業効率化のため、電子化されたとの回答でした。この電子化については、令和2年度より引き続きということで、事業を進められておりますけれども、この事業スケジュールと電子化によるメリットをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。家屋評価調書の電子化の事業期間でございますが、令和2年度と令和3年度の2カ年で、債務負担行為を設定させていただき実施をいたしました。 実績でございますが、令和2年度が、資料枚数で36万4,954枚、金額にして1,145万9,140円、令和3年度実績が、資料枚数で35万4,305枚、金額が1,103万4,868円でございました。 次に、電子化のメリットといたしましては、資料の検索がスムーズになり、作業効率が向上したことと、資料の保管スペース、これが削減できたこと、また資料の劣化や保管場所の浸水や火災などの災害対応ができたことでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) この項、最後ですけども、賦課徴収による市税の増減状況と、その増減による要因をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。令和3年度の市税収入は約127億4,011万円でございまして、前年度と比較して、約7,277万円、0.57%の減少でございました。 増減の内訳を見ますと、まず、税収が増加しておりますのが、法人市民税が約1億1,879万円、19.5%の増、軽自動車税が約1,075万円、2.4%の増、市たばこ税が約6,977万円、7.9%の増、入湯税が約242万円、16.8%の増となっております。 この増加の主な要因といたしましては、法人市民税では、新型コロナウイルス感染症の影響による、業績悪化から回復傾向が見られる法人があったことによるものでございます。 次に、軽自動車税では、登録台数が増加していることとともに、古い自動車車両の買換えにより、1台当たりの税額が、新しい税額に上昇したことによるものでございます。 次に、市たばこ税は、令和3年10月から税率が上がったことによるものでございます。 最後に、入湯税では、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復傾向が見られ、入湯客数が増加したことによるものでございます。 続きまして、税収が減少しておりますのが、個人市民税が約1,903万円、0.4%の減、固定資産税が約2億5,289万円、4.2%の減でございます。 この現象の主な要因といたしましては、まず個人市民税では、新型コロナウイルス感染症の影響による所得の減少で、前年より税額が減少した人が増加したこと及び扶養人数が増加したことによるものでございます。 次に、固定資産税では、令和3年度は3年に1度の評価替えの年でありましたので、評価替えによる評価の下落によるもの及び新型コロナウイルス感染症の影響に係る軽減措置によるものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) 説明いただきました。市税は、歳入の根幹をなすものであり、収納率の向上に努めていただきたいと思います。 次に、新エネルギー導入推進費に移ります。この事業を推進するために、再エネコーディネーターを活用されています。この再エネコーディネーターとは何か。また、コーディネーターの業務内容と成果をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。再エネコーディネーターとはということと、業務内容と成果ということでございました。 再エネコーディネーターでございますが、エネルギー分野の高度な専門性に対応するために、平成30年度から、エネルギーに関する学識や実務経験のある有識者の方を、再エネコーディネーターとして任用しているところでございます。 また、業務内容と成果でございますけれども、再生可能エネルギーに関する学術的な知見からのコーディネートをはじめ、産学官で構成する、唐津市地域エネルギー推進戦略会議への助言を頂いているほか、国への補助金申請に関し、丁寧な指導と適確な意見を頂くなど、全般的な力添えをお願いいたしているところでございます。 本市の取り組みを進める中で、再エネコーディネーターの業務により得られたものは、大きいものと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) 今回の事業の中で、再生可能エネルギー導入のために、二タ子の浄水センターに、レンズ風車が設置されております。このレンズ風車の維持管理費の内容と、耐用年数の考え方についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。レンズ風車の維持管理費についてのご質疑でございました。レンズ風車の維持管理費の内訳でございますが、保守メンテナンスなどの定期点検業務、バージョンアップも含めた機器類の調整等の業務、遠隔装置によるデータの収集と整理に関する業務の3業務を、維持管理業務として委託しているところでございます。 このほか、レンズ風車にかかります保険の加入などを行っているところでございます。 次に、レンズ風車の耐用年数でございますが、一般的に類似する風力発電システムに係る耐用年数は、おおむね9年との情報がございますが、本施設では、維持管理業務にあります、機器のバージョンアップ等を踏まえたところで、一般耐用年数を超える期間対応できて、発電が見込まれているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) この項、最後ですけども、このレンズ風車のずっと実証実験が行われていたということと、今回、風車の接続工事をされたという、この内容と、接続先のメリットについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山経済部長。          (経済部長 青山泰三君登壇) ◎経済部長(青山泰三君) 再質疑にお答えいたします。レンズ風車の接続工事の内容と接続先のメリットでございますが、令和2年11月に、ご寄附を頂きました二タ子のレンズ風車の電力を、浄水センターで利用できるように、接続する工事を行っております。発電した電気を浄水センターに供給することで、年間およそ50万円程度の維持管理費の削減に寄与しているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) 現在の世界情勢も含みまして、再生エネルギーの重要性というのが非常に高まっております。導入に向けて、積極的な取り組みというものをお願いいたします。 次に、離島振興基金事業費に移ります。令和3年度から新たに寮留学を開始され、子供だけを預かる体制を設け、選択肢を増やした点は、工夫されたと感じます。 島づくり事業で有害鳥獣対策が実施されています。農林水産部で行われている本土部とは異なり、離島ならではの事情や特徴があればお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。島づくり事業では、向島を除く6島で、有害鳥獣対策事業に取り組まれております。島内でのワイヤーメッシュ設置については、過去の島づくり事業おおむね完了されておりまして、令和3年度の有害鳥獣対策事業の実績としましては、箱わなによるイノシシの捕獲駆除、狩猟免許に関する手数料、イノシシの処分に使用する小型ショベルカーの維持経費、ワイヤーメッシュの点検、補修経費などとなっております。 島づくり事業における有害鳥獣対策事業の特徴でございますが、農地だけではなく、住宅と自給自足用の畑をセットで、ワイヤーメッシュで囲い、住民が生活しているエリアの中に、イノシシ等が侵入しないよう、防護措置を実施されております。 これは、島内では自動車等の騒音も少ないため、人が生活するエリアのすぐ近くにイノシシ等の有害鳥獣が出没しているためでございます。 したがいまして、島づくり事業の有害鳥獣対策では、生活環境の安全確保の観点から、住民の生活エリアの防護を目的とした、ワイヤーメッシュの設置などを対象経費として取り扱っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) 離島ならではの工夫がなされていると理解いたしました。 成果説明書では、島づくり事業で各島の活性化が図られた、離島留学で島民の活力向上につながったとありますが、この事業での成果を詳しくお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。離島振興基金事業は、地理的条件に恵まれていない7つの離島の課題を解決するため、佐賀県と唐津市が共同で基金を造成し、各島での取り組みを支援しております。 島づくり事業につきましては、島が抱える課題に対応できるよう、多くの取り組みを補助対象事業としております。各島で課題や力を入れる項目が異なっている中、島民の皆さんが知恵と労力を出し合い、課題解決に向かって事業を実施されておりますので、総括して活性化が図られたと評価をいたしております。 また、島に学校がある高島、小川島、加唐島、馬渡島の4島につきましては、子供たちが学ぶ場を次の世代に確保していくこと、子供の声が聞こえる島内の環境を維持していくことが、島の活性化のため非常に重要であると、島民の方から常日頃ご意見を頂いております。 少人数の学校で学んでいる島の子供たちの友達を増やすことが、島民の皆さんの願いでもあります。このため、離島留学の実施により、島内が子供たちの声でにぎやかになったことを成果として、島民の活力向上につながったと評価させていただきました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) 島民の皆さんが知恵と労力を出し合って、課題解決に取り組まれているということが理解できました。また、学校があることで、非常に活力になっているということで、喜ばしいことだと思っております。 この項、最後ですけれども、この取り組み内容は、離島の皆さんが発案されていると考えますけども、事業化の経緯と人的支援の状況をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。島づくり事業では、有害鳥獣対策や生活道路の草刈り、清掃と、島に共通する課題への対応が計画、実施されている一方で、島の特産品開発に関する事業や島のPRに関する事業など、それぞれの島に特徴的なことにも取り組まれております。 島での事業検討の際に、ご相談を頂き助言することもございますが、それぞれの島で検討、発案された内容を尊重しつつ、予算の範囲内において、7つの島の間でも事業量の調整を図っていただきながら、進めているところでございます。 また、人的支援の実施状況についてでございますが、離島振興基金事業の推進にあたりましては、佐賀県からの補助金とともに、毎年積み立てる離島振興基金を活用することで、継続的な事業支援を行っております。 人的支援という点では、離島振興室を設置し、離島に特化した支援体制をとっており、肥前、鎮西、呼子の各市民センターの産業・教育課におきましても、離島振興業務を担当しております。加えまして、ふるさと集落活性化事業により、離島担当の集落支援員を配置しております。令和3年度は支援員2名体制で、各島の島づくり事業や、からつ七つの島活性化協議会が行う離島留学事業などの運営サポートを実施しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) やはり、各離島でいろんな課題が、それぞれ違うということだと思っています。人的支援というところを含めて、サポート体制をしっかり、今後ともよろしくお願いしたいと思っています。 次に、ふるさと集落活性化事業費の再質疑に移ります。唐津地区担当は、2人で地域まちづくり会議をサポートとされていると聞きましたけれども、具体的な内容についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。集落支援員が行っております地域まちづくり会議の事業活動に関するアドバイスや各種事業の後方支援の業務につきまして、ご説明申し上げます。 各まちづくり会議では、事務局で資料の作成や補助金の申請業務などを行われております。役員や毎年度ごとに交代をされるケースもありますので、全ての団体の役員が事務に精通されているわけでございません。 そのため、集落支援員が各地域を訪問し、事務処理のサポート、企画立案に関する助言などを行っております。また、唐津地区の地域まちづくり会議につきましては、令和2年度まで、中学校区単位の8団体がございました。令和3年度に会議の構成単位を市一律公民館単位に見直しましたので、一部の地域まちづくり会議では、団体の分割などが行われ、現在14団体となっております。令和3年度はまちづくり会議再編に伴う設立総会の開催、資料や規約などの作成のサポートなどに関する支援も行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) この項、最後ですけども、浜玉、北波多、鎮西など、集落支援員、この地域おこし協力隊が配置されていない地域があります。この導入の考え方についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。集落支援員は、その地域の実情に詳しい人材である必要があることから、主に市内在住の方を雇用し、市職員とともに、集落対策を推進してまいりました。 一方、地域おこし協力隊は、大都市圏からの移住が1つの条件となっておりますことから、唐津市に移住をして地域協力活動に従事していただく必要がございます。配置をしていない地域、議員ご案内のとおり、これまでございますが、これまで北波多地域には集落支援を6年間、鎮西地域には地域おこし協力隊を3年間、配置した実績があるところです。 いずれにしましても、地域が抱える課題の解決のため、人的な支援が必要なのかについて、地域からの要望や市担当部署の意見を伺い、集落支援員と地域おこし協力隊のどちらが適当なのか、そして本市における地域間のバランスと配置人数等を考慮した上で、導入の判断が必要であると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) やはり、集落支援員等に来ていただくと、しっかりサポート等がやられているような感じがします。地域が偏らないような支援をお願いしたいと思っています。 次に、地域づくり人材活用事業補助金に移ります。この項、最後ですけれども、予算の執行率が66.1%であり、低かったということで、その要因と人材バンク唐津協同組合の現状について、説明をお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) お答えいたします。当初は、昨年8月に組合設立の県知事認定を受けた後、翌9月から、マルチワーカー4名と事務局職員1名の雇用を開始する計画となっておりました。 しかしながら、事務局職員の雇用は9月に開始されましたが、労働局への派遣業開始の届出などに時間を要し、マルチワーカーの派遣開始が令和3年11月にずれ込んでおります。併せまして、11月時点でのマルチワーカーの雇用が2名、もう一名の採用は令和4年2月となり、人件費等の経費が当初計画より少なくなったものでございます。このため、補助額が375万2,000円、執行率が66.1%となっております。 なお、人材バンク唐津協同組合の近況でございますが、本年4月に、地域づくり人材活用事業補助金の交付申請を受理しておりまして、総事業費1,914万円に対し、補助金957万円の交付決定をしております。4月の交付申請時点では、マルチワーカーの雇用は3名でございましたが、さがUターンナビでの情報発信やハローワークで求人募集を続けられており、10月からはマルチワーカー4名体制になると、報告を受けております。引き続き、特定地域づくり事業の推進に努めていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) この事業、昨年度から始められたということで、しっかり地域に根づかせるように、頑張っていただきたいと思っています。 次に、空き家等対策事業費に移ります。空家等対策計画では、不良度ランクD、一番悪いランクでしょうけども、倒壊の危険があり、修繕や解体などの緊急性が高いという家屋は、229件あるように書いてあります。この所有者への周知方法と、周知後、解体などをされて、改善が行われた事例があるかをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。空家等実態把握調査において、229件が倒壊の危険性があり、修繕や解体などの緊急度が高いと判定されております。 空き家対策室においては、行政連絡員及び市民の方から通報のあった案件について、空き家所有者等へ、管理不全な状態の改善を促しているところでございます。 空き家所有者への周知の後に、所有者等において解体が行われた案件につきましては、令和3年度の実績で14件ございました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) このDランク、状態が悪い家屋ですけれども、家屋の所有者が分からなかったり、そういったところで大変なこともあるかと思いますけれども、やはり危険防止のために、しっかりと継続をしていただければと思っています。 それでは、空家改修事業補助金の令和3年度と、本年度令和4年度の活用状況についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。空家改修事業補助金につきましては、まず令和2年度の申請件数が3件で、49万円でございました。令和3年度は申請件数が3件で、120万円の活用実績となっております。令和4年度の状況といたしましては、9月末現在で、5件の申請を受け付けており、改修事業が完了し、補助金支払い済みの案件が2件、改修工事の施工中の案件が3件となっております。 本年度におきましては、既に当初の申請予定件数に達しておりまして、調整を行いながら、移住者からの相談に応じているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) この補助金ですけど、申請が多いという状況ですので、今後しっかりと配慮をしていただければと思っています。 この項、最後です。本業務は多岐にわたる相談と、支援があるということで考えておりますけれども、現在の職員体制と、県内他市の状況についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民環境部長。          (市民環境部長 緒方俊寿君登壇)
    ◎市民環境部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。旧生活環境対策課の事務分掌でございました危険空き家への対応業務に加えまして、令和2年度より新たに移住定住促進課から、空き家バンク関連業務及び建築住宅課からの老朽危険空き家等除却促進事業関連業務を一括して、空き家に関する一連の業務を、空き家対策室の事務分掌方として、実施をしているところでございます。 現在の職員の配置状況は、兼任の室長が1名、専任の係長が1名、兼任の係員が2名となっておりまして、専任の職員は1名の配置となっております。 県内他市の状況でございますが、空き家対策室を設置しているのは、佐賀市がございまして、室長以下4名の職員が、専任で配置されている状況となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) 先ほど229件の危険空き家等が、今後解消されていかないといけないと、そういった危険空き家の対策とか、移住用の空き家バンクの調整など、この業務については、今後においても非常に重要な施策であると、私は考えます。 先ほど佐賀市と比較しても、専任の職員数が不足していると思いますので、職員の増員ということも、検討していただければと思っています。 次に、唐津市水道事業会計の利益処分及び決算の再質疑です。有収率82.93%は非常に低い数値であると思います。ほか事業体との比較と、有収率の向上に向けた考えについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。佐賀県内には、唐津市を含めまして、11の上水道の事業体がございます。有収率が高い事業体から幾つかご紹介いたしますと、いずれも令和3年度決算でございますが、鳥栖市93.7%、佐賀市91.1%、佐賀東部水道企業団90.0%となっておりまして、唐津市の82.93%は低いいほうから5番目となっております。 次に、有収率向上に向けての対策及び今後の考え方についてでございますが、漏水事故が多く発生している配水管から、随時水道管の更新工事を行っているところでございます。 また、漏水箇所をいち早く発見する対策といたしまして、専門業者によります漏水調査を毎年実施いたしております。令和3年度の有収率の低下を受けまして、令和4年度におきましては、最重点地区を設定いたしまして、漏水調査を実施しております。 しかしながら、小規模な漏水を発見はできたものの、大規模な漏水発見には至っておりませんでしたので、今後は調査延長を増やして、漏水の早期発見に努め、早期修繕を行い、漏水量の低減を図っていく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) なかなかこの漏水については、対策は難しいかと思いますけれども、やはりつくった水を、漏水されるというのは、効率が悪いと思っとりますので、しっかりと漏水対策やっていただきたいと思っています。 次に、決算書では、令和3年度の未処分利益剰余金が、約6億8,900万円あるということですけども、近年の推移と今後の使用目的についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。近年の未処分利益剰余金の推移でございますが、令和元年度10億5,884万5,030円、令和2年度8億628万9,183円、令和3年度6億8,925万9,177円となっておりまして、議会の議決を受けました後に、建設改良積立金に積立てを行っております。 この建設改良積立金の使用目的でございますが、老朽管の更新工事や今後計画をいたしております、久里第1浄水場更新などの施設の更新のための財源として、積立てを行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) それでは最後の質疑です。この水道事業では、業務の包括委託をなされていると思っております。この委託の状況と今後の考え方についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。本市上水道事業におきましては、窓口業務、導・送・配水施設維持管理等業務、浄水施設等維持管理業務の3つの業務につきまして、包括的委託を実施しており、いずれも昨年度で第2期が終了し、今年度から新たに、令和8年度までの債務負担行為を設定いたしております。 業務の内容でございますが、まず窓口業務につきましては、受付窓口対応、開栓、閉栓、検針、調定、収納の業務など、市民の皆様にとりましても、最も身近な業務を委託しております。 次に、導・送・配水施設維持管理等業務でございますが、管路のパトロール、漏水の修理、洗管、導・送・配水管の切替え、水道メーターの取替えなど、主に管路に係る業務を委託しております。 最後に、浄水施設等維持管理業務でございます。市が所有いたしております取水施設、浄水施設、配水施設等の運転管理業務を委託いたしております。 続きまして、委託金額でございます。いずれも昨年度までの第2期の5年度間の総額でございます。窓口業務が5億9,536万5,614円、導・送・配水施設維持管理等業務が7億6,463万9,120円、浄水施設等維持管理業務が26億1,792万円となっております。現在、第3期目の事業となっておりますが、いずれの業務につきましても、専門的な知識及び技術を伴うものでございまして、民間の能力とノウハウを活用することにより、行政では不足する部分を補い、また業務の効率化を図ることができますことから、包括的委託につきましては、今後も継続したいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆14番(岡部高広君) 水道事業における有収率の向上の取り組みと、専門的な知識及び技術力を活用されまして、しっかりと業務の効率化を図られることをお願いして、議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 15番、清風会、山下壽次です。議案質疑をいたします。 議案第82号、令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算より、歳入4項目、歳出11項目について、議案質疑をする予定でしたが、農林水産業費、明日の農業者支援事業費、中山間地域等直接支払事業費、農業経営等継続応援補助金、唐津市水産業活性化支援事業費、漁業経営継続補助金、諸収入の唐津Qサバ稚魚販売収入については、前任者の質疑で理解できましたので、質疑を取り下げます。 農林水産業費、農業費、さが園芸農業者育成対策事業補助金、諸収入、さが園芸農業者育成対策事業返還金は関連しておりますので、一括して質疑いたします。 まず、当該事業、県が定めている政策目的ごとに、事業実績をお尋ねします。 まず、先進的モデル経営体の実績をお尋ねします。 次に、人・農地プラン推進事業費について質疑いたします。現在、人・農地プランの実質化に取り組まれていますが、実質化するとはどのようなことなのか、その概要と令和3年度における取り組み実績についてお尋ねします。 次に、多面的機能支払交付金について質疑いたします。私からは1点のみ。活動組織への交付金において、加算措置の増進分と深化分があります。その内容及び実績についてお尋ねします。 次に、水産業費より、複合経営等漁家経営改善支援事業補助金について質疑いたします。県が2分の1、市が3分の1を助成する補助率が有利な事業ですが、採択要件についてお尋ねします。 次に、明日の漁業者支援事業費と諸収入、明日の漁業者チャレンジ支援給付金返還金は関連しておりますので、一括して質疑いたします。佐賀県漁業研修推進協議会負担金を支出する目的と、令和3年度の実績についてお尋ねします。 最後に公債費及び市債全般について質疑いたします。 まず、令和3年度の公債費のうち、主な起債の償還額と交付税算入額についてお尋ねします。 これで1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。5項目ございました。 まず、さが園芸農業者育成対策支援事業補助金についてでございます。先進的モデル経営体育成とは、イチゴの高設栽培システムや、果樹の根域制限栽培システムといった、機能高度化の取り組みで、実績といたしましては、取り組み件数1件、受益戸数が3戸、受益面積は65.9アール、取り組み品目はイチゴでございまして、事業内容は高設育苗施設の導入でございます。事業費は5,122万4,000円。県の補助率が2分の1で2,561万2,000円、市の補助率が10分の1で512万3,000円となっているところでございます。 続きまして、人・農地プランの推進事業費でございます。人・農地プランにつきましては、人と農地の将来における問題を解決するため、地域での話合いを基に、今後の地域農業に関する大まかな方針をまとめたものでございます。 本市におきましては、JAからつ旧支所単位による地域区分の設定を行い、市内を19の地域に分け、それぞれの地域ごとに、人・農地プランの作成を行っております。 しかしながら、全国的に既存の人・農地プランについては、行政主導で作成されているため、地域の話合いに基づくものとは、言い難いものが見受けられるものとの見解が示されました。 そこで集落単位で、将来について徹底して話し合い、実効性のある人・農地プランの実質化の取り組みを推進することとされております。 令和3年度における人・農地プランの実質化の対象は、45地区、57集落ございましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、予定されていた座談会等の中止など、地域での話合いが実施できなかった地区が多数ございました。 そのような中で、旧鎮西町の八床地区、旧七山村の林ノ上地区、馬川地区、滝川地区の4地区において、地域における徹底した話合いの下、実質化された人・農地プランを策定したところでございます。 次に、多面的機能支払交付金の加算措置の概要及び実績についてでございます。加算措置の増進分と深化分についてでございますが、これは資源向上支払交付金共同活動の加算措置でございまして、令和元年度から拡充されたものでございます。 加算措置の増進分は、資源向上支払交付金共同活動の多面的機能のさらなる増進に向けた活動への支援でございまして、遊休農地の有効活用、農地周りの環境改善活動の強化、地域住民による直営施工、防災・減災力の強化などの活動項目のうち、新たに2項目以上取り組む場合に、加算されるものでございます。実績といたしましては、15の活動組織が取り組まれ、119万3,882円の加算を受けられているところでございます。 加算措置の深化分につきましては、資源向上支払共同活動の農村協働力の深化に向けた活動への支援でございまして、加算措置の増進分を受けていること、非農家の方の参画割合が4割以上であること、構成員の総人数の8割以上が参加する実践活動を行うことなどの条件を満たしている場合に、加算されるものでございます。実績といたしましては、3つの活動組織が取り組まれ、38万5,842円の加算を受けられております。 次に、複合経営等漁家経営改善支援事業補助金についての採択要件でございます。複合経営等漁家経営改善支援事業補助金は、新たな漁法、養殖、加工事業など、複合的な経営に取り組むための初期経費に対する、県と市による補助事業となっております。 採択要件についてご説明いたします。応募資格としましては、複合経営への取り組みを希望する漁業者、またはグループとなっておりまして、対象となる取り組みといたしましては、新たに複合経営に取り組むチャレンジタイプと、チャレンジタイプ等の取り組みのさらなるステップアップを目指した、地域への波及効果が期待される、地域の中核タイプがございまして、佐賀県内で、毎年チャレンジタイプが3件程度、地域の中核タイプが1件程度を、採択されているところでございます。 事業の実施を希望する漁業者は、まず事業実施計画書を作成し、佐賀県へ応募します。応募があった事業実施計画書について、佐賀県は審査委員会で厳正な審査を行い、採択者を決定しているところでございます。 次に、明日の漁業者支援事業費の令和3年度の実績についてでございます。佐賀県漁業研修推進協議会負担金を支出する目的でございますが、唐津市に在住する方が、漁業への新規就業を目指して、漁業研修のための佐賀県高等水産講習所へ入所した際に、入所者1人当たり3万円の負担金を、新たな漁業者の育成を図る目的として支出するものでございます。 令和3年度につきましては、唐津市在住の2名の方が入所されましたので、6万円の負担金の支出を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。令和3年度の公債費の決算額は、約80億2,631万円でございました。このうち主な起債区分ごとに、償還額と交付税の算入額を申し上げさせていただきます。 合併特例債が約24億3,959万円で、交付税後の計算上、交付税算入される額でございますけれども、この額につきましては約17億771万円、70%でございます。 次に、臨時財政対策債が約22億5,028万円で、交付税の算入額は全額、こちらは100%の算入となっております。 また、過疎対策事業債が約9億2,310万円で、交付税の算入額は約6億4,617万円で、こちらも算入率は70%となっております。 そのほか、一般単独事業債が約6億2,967万円で、交付税算入額は約2億150万円でございまして、総額では約80億2,631万円のうち、交付税算入額につきましては、約54億3,596万円、全体的なパーセンテージで申し上げますと68%程度算入される見込みとなっておりまして、実負担額といたしましては、約25億9,035万円となっているものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) さが園芸農業者育成対策事業補助金について、再質疑いたします。次に、新たな園芸農業者の育成に対する実績についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 新たな園芸農業者の育成ということでございましたが、新規就農者等による園芸部門の規模拡大や、省力化等の取り組みで、実績といたしましては、取り組み件数が3件、受益戸数の合計が3戸、受益面積の合計は71.1アール、取り組み品目はキュウリ、ハウスみかん、レモンで、事業内容につきましては、園芸ハウスの新規整備や既存ハウスの長寿命化対策でございます。 事業費の合計は5,375万4,000円、県の補助率が2分の1で、補助金額の合計は2,637万5,000円、市の補助率が10分の1で、補助金額の合計は537万7,000円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 次に、経営力向上志向経営体育成に対する実績についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 経営力向上志向経営体育成は所得向上に向けた収量や品質の向上など、経営力を高める取り組みでございます。 実績といたしましては、取り組み件数が30件、受益戸数の合計が145戸、受益面積の合計は約37.6ヘクタール、取り組み品目はハウスみかん、イチゴ、小ネギ、アスパラガス、お茶、その他の野菜や果樹でございます。 主な事業内容といたしましては、園芸ハウスの新規整備や既存ハウスの長寿命化対策、自動カーテンや循環扇など、ハウス内部装置の導入などでございます。 事業費の合計は2億5,915万3,000円となっておりまして、県の補助率は、県が選定したチャレンジ集落、またはチャレンジ産地内かつ中山間地域等直接支払いの基準を超える標高の農地における導入は2分の1補助、それ以外は3分の1の補助となっておりまして、補助金の合計額は1億1,270万3,000円、市の補助率が10分の1で、補助金額の合計は2,593万1,000円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 実績及び政策目的を答弁いただきました。県の補助率は2分の1または3分の1に対し、市の補助率は10分の1です。市の補助率の根拠についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 市の補助率10分の1の根拠でございますが、本事業は県単事業でございます、さが園芸生産888億円推進事業を、本市において実施するための事業でございます。 県の補助金交付要綱において、県の補助を受けるためには、市が補助することが必要、いわゆる市の義務負担が生じるものとされております。また、市が10分の1より低い補助率で上乗せ補助をした場合、県の補助率でございます2分の1、または3分の1の補助率が、減額される仕組みとなっております。 以上を踏まえ、過去対策の上乗せ補助の実績を考慮して、現行の対策期間の初年度である令和元年に検討を行いまして、上乗せの補助率を10分の1と定めたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 本事業で返還金が生じていますが、その要因についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) お答えいたします。補助金返還の要因、経緯といたしましては、令和2年度に実施された事業のうち、事業実施主体1件の受益農業者の一部において、申請時点では消費税の簡易課税事業者であったことから、税込み額を事業費として、補助金額を算定し、交付していたところでございます。 その後の消費税申告で、本則課税の事業者となったことが判明したため、事業費から仕入れに係る消費税及び地方消費税相当額を控除して、補助金額を再計算し、減額となった分について、補助金の一部返還を行っていただいたものとなっておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 人・農地プラン推進事業費について再質疑いたします。人・農地プランの実質化は、各種補助事業の交付要件となっていることもあります。今後一層推進する必要があると考えますが、どのように進められるのかお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 本市における、人・農地プランの実質化につきましては、令和3年度に4地区、令和2年度に、厳木町の浪瀬地区の1地区と、既に実質化されていると判断いたしました、旧唐津の千々賀地区の1地区の計6地区と、非常に進んでいない状況となっております。 議員ご指摘のとおり、国の各種補助事業において実質化された人・農地プランに、中心経営体として位置づけられることなどの要件がございまして、より一層実質化を進める必要がございます。 令和4年度におきましては、人・農地プランの実質化と同様の手順により策定しなければならない、中山間地域等直接支払制度の集落戦略と同時に進めるよう、地元集落と調整を行っているところでございます。 また、国におきまして、人・農地プランを法定化されることとなっており、具体的な内容や進め方などについては、今後、国より示されるとのことでございます。市といたしましては、国の動向の情報を収集しつつ、市農業委員会、県、地域によっては、JAなどと一体となって、地域での話合いをサポートするとともに、地域の実質に合った人・農地プランの策定を進めていきたいと、考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 最後に、農業次世代人材投資事業の交付実績についてお尋ねします。交付額は1年につき1人当たり150万円と聞いておりますが、決算額を見ると、1万円以下の端数が生じています。その理由についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 農業次世代人材投資事業資金における、交付額の端数の理由でございますが、本事業は、国において、毎年度交付要件等の見直しを行われており、採択された年度により、交付額も異なっております。 令和2年度以前に採択された方につきましては、交付金額が、初年度は1年につき150万円でございますが、2年目から5年目については、前年の所得が100万円未満の場合には150万円、100万円から350万円未満の場合には、その所得に応じ変動するものとなっており、350万円以上で交付停止となります。 今回、令和元年度の採択者2名が交付金額の変動の対象となられ、所得に応じた資金を交付したものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 次に、複合経営等漁家経営改善支援事業補助金について、再質疑いたします。過去5年間の事業実績についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 平成29年度から令和3年度までの5カ年間の事業費の推移についてご説明いたします。 まず、平成29年度におきましては、チャレンジタイプ1件、地域の中核タイプ1件が採択され、2件の事業費706万2,112円に対し、583万2,000円の補助を行っております。 平成30年度におきましては、チャレンジタイプ3件が採択され、3件の事業費603万4,420円に対し、499万8,000円の補助を行っております。 令和元年度におきましては、チャレンジタイプ1件が採択され、事業費1,300万円に対し、166万6,000円の補助を行っております。 令和2年度におきましては、チャレンジタイプ3件が採択され、3件の事業費655万1,000円に対しまして、484万333円の補助を行っております。 令和3年度におきましては、チャレンジタイプ3件が採択され、3件の事業費678万4,767円に対し、499万8,000円の補助を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 令和3年度ではチャレンジタイプ3件に対して、499万8,000円が交付されております。具体的な事業内容についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 令和3年度に実施した3件のチャレンジタイプの具体的な内容についてでございます。 まず、1件目につきましては、イワシ網とマガキ養殖を営まれている方が、これまで手作業で行っていた、マガキ養殖の作業を、脱貝機の導入によりまして、作業の効率化を図ることで、養殖数を増やし、作業効率化で生じた時間を活用して、高価格で取引が見込まれるECサイトでの販路を拡大して、漁家経営の改善を図るものとなっております。 2件目でございますが、イカ釣り漁を営んでいる方が、近年のイカ不漁への対応策といたしまして、高価で取引されている赤ウニの陸上養殖に取り組まれ、廃棄予定のキャベツや自ら養殖したワカメを餌として利用することで、生産コストを控え、漁家経営の改善を図るため、ウニ養殖に必要な海水ポンプやブロワ、水槽等の機器導入を行ったものとなっております。 続きまして、3件目でございますが、ごち網、イワシ網等を営んでいる漁業者グループは、冬場の休漁期間の収入減少の課題を克服し、漁家経営を改善するため、マガキ養殖に取り組むに当たり、養殖に必要なハンドクリーナーや紫外線殺菌装置、水槽等の機器の導入を行ったものとなっております。 以上、3件が令和3年度に実施した事業でございまして、それぞれに166万6,000円を、合計で499万8,000円の補助金を交付しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 明日の漁業者支援事業費について、再質疑いたします。 次に、競争力強化型機器等導入緊急対策事業の採択要件と、事業内容についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 競争力強化型機器等導入緊急対策事業は、漁業用の機器導入に関し補助を行うことで、漁業者の負担軽減を図るものでございます。 採択要件でございますが、当該事業は国庫補助事業となっておりまして、省力化や省コスト化に資する漁業用機器等の導入を行う漁業者に対して、漁業用機器等の導入経費について、1件当たり2,000万円を上限に、2分の1を国が交付いたします。市といたしましては、国の交付決定を受けた方に対して、1件100万円を上限に、10分の1の上乗せ補助を行うことで、漁業者の負担を軽減するものでございます。 令和3年度の事業内容でございますが、省エネ性に優れた新型エンジンを導入された2名の漁業者に、事業費957万5,550円に対し、95万7,000円の補助を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 本事業での国の交付額は補助率2分の1で、2,000万円が上限とのことでした。しかるに、本市の補助率は10分の1で、上限額が100万円となっております。 さがの園芸農業者育成対策事業費等では上限額は設けてありません。上限額を100万円に設けた、設定した理由についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) この事業は、国において、平成28年度から補助を開始されております。市といたしましても、平成30年度より漁業者の負担軽減のため10分の1の上乗せ補助を開始しております。 100万円の補助上限を設けた理由でございますが、漁協と協議をする中で、実績として過去5年間の唐津地区における、エンジンの価格が平均で850万円であったこと、エンジンを載せ替えた41件のうち、1,000万円を超えるものが、4件だったということから勘案し、100万円を上限とすることとしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 諸費用が高騰しております。上限額の再考を希望いたします。 次に、諸収入で、明日の漁業者チャレンジ支援給付金返還金が120万円とあります。返還理由についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) お答えいたします。明日の漁業者チャレンジ支援事業は、将来の唐津の漁業の担い手の確保と育成を目的に、平成30年度から始まった事業でございまして、市内に在住する3親等以内の親族が漁業を継承し、従事する際に、最長2年間、給付期間1年間につき60万円を給付いたします。 ただし、新規で漁業経営を始める場合や、親族が死亡したことなどで経営を引き継いだ場合には、年間120万円を支給する事業となっております。 今回の返還金につきましては、2年間分の120万円の給付を受けられて、給付期間中の新規就業者が、漁業を辞めて、企業で就職したいとの意思を示され、本人、漁協を含めて協議を行いましたが、漁業を辞められたということでございます。 今回のケースにつきましては、唐津市明日の漁業者チャレンジ支援事業実施要綱の第10条に規定する、決定の取消し及び給付金の返還に該当することから、給付金の全額を返還していただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 最後に、公債費及び市債全般について再質疑いたします。令和3年度の市債借入れのうち、主な起債の償還期間と金利、交付税算入率についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。令和3年度の市債借入額は118億5,669万9,000円でございます。このうち主な起債区分ごとに借入額と償還期間等を申し上げますと、まず、公共施設等適正管理推進債、これは庁舎の整備であるとか、都市青年の家の解体、竹木場・西唐津の公民館の整備に充てておりますけれども、こちらが借入額59億4,940万円、償還期間は、耐用年数等によって異なりますが、おおむね30年、利率につきましては、こちらも借入れの期間に伴いまして違いますが、大体0.02%から0.2%の間となっております。交付税の算入率は、こちらも整備の条件に伴いまして違っておりますが、約20%から50%の間で算入はされる見込みでございます。 その次に、学校教育施設等整備事業債でございます。こちらは鏡山小学校でありますとか、普通教室の空調整備等に活用させていただいておりますが、こちらの借入額が16億4,640万円、償還期間につきましては、おおむね25年になっております。また利率につきましては、0.009%から0.3%の間でございます。交付税算入率はゼロ%から条件によりましては37.5%まで、交付税の算入がございます。 次に、臨時財政対策債でございますが、こちらは借入額が11億6,229万9,000円でございまして、こちらは償還期間は20年、利率は0.04%から0.2%となっておりまして、交付税算入率は100%でございます。 続きまして、過疎対策事業債が8億4,360万円で、こちらは呼子大橋長寿命化のための負担金でありますとか、道路改良費等に活用させていただいておりますけれども、こちらが8億4,360万円で、償還期間はおおむね12年、利率は0.02%から0.3%、交付税算入率は70%となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 令和3年度、歳出決算額854億円に対し、公債費の償還は80億円、10%弱を占めております。据置期間が終えると、大型事業の元金償還が始まります。公債費比率と将来負担比率の今後の見通しについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。令和3年度の実質公債費比率は11.7%、将来負担比率は115.2でございました。 過去10年の推移を見ますと、実質公債比率は平成24年度の17.6%から減少を続けておりますが、将来負担比率につきましては、平成25年度の140.2をピークに減少が続いた後、平成30年度の108.1を底として、再び上昇に転じているところでございます。 今後の見通しにつきましては、具体的な数値での提示は困難でございますが、大型事業等の実施等に伴いまして、実質公債費比率は上昇するものと見込んでおります。 将来負担比率につきましても、現状では、実質公債費比率と同様に、一旦上昇するものと見込んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) 実質公債費比率、将来負担比率、今後ともに上昇するとの見通しを示されました。本市の投資事業の財源として活用してきた合併特例債も、令和7年度までとなっております。公債費と交付税算入額の見通しについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。公債費につきましては、これまで合併特例債など、交付税算入率が高い有利な起債を中心として、借入れを行ってきたところでございます。 しかしながら、議員ご紹介のとおり、合併特例債の活用期限は令和7年度まででございまして、また、その他の交付税算入率の高い起債の過疎対策事業債、辺地対策事業債等につきましては、活用可能な地域や事業が限定されているところでございます。 このため、今後、公共施設の整備等につきまして、施設の種類や地域によりましては、交付税算入率の低い起債を活用せざる得ない場合もあるかと考えております。 公債費に係る純粋な市の負担割合が、これに伴い上昇していくことが想定されております。今後は、これまでよりもさらに、公債費の適正化に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆15番(山下壽次君) これで私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆25番(楢﨑三千夫君) 25番、清風会の楢﨑でございます。決算議案の議案質疑を行います。 令和3年度唐津市一般会計歳入歳出決算から、総務費から1点、土木費3点を予定しておりましたけれども、土木費の道路維持改良費については、前任者の質疑で了解いたしました。 それでは、まず総務費、浜玉市民センター等改修整備について質疑をいたします。 当初予算額は1億2,434万円に対して、決算額が1億309万3,880円で、この差について、その要因についてお伺いをいたします。 それから、2点目、土木費の橋りょう長寿命化事業費についてでございますけれども、これも当初予算は2億7,060万円、6月に3,404万円の補正予算を計上してありますけれども、その理由についてお伺いをいたします。 3点目です。これも土木費の住宅移転事業補助金についてお伺いをいたします。補助金の内容と令和3年度の実績についてお伺いいたします。これで1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 浜玉市民センター等改修整備費の不用額の主な要因についてでございますが、旧浜玉市民センター庁舎の解体工事等の入札残によるものでございます。 事業費のうち、旧浜玉庁舎の解体工事費につきましては、当初予算額9,768万9,000円を計上いたしておりました。入札に伴い、契約額が7,988万9,700円となりましたことから、当初予算額に対する不用額が1,779万9,300円生じたものでございます。 このほかに、解体工事に伴う周辺家屋事前調査、廃棄物品等の処分、新庁舎への移転業務等で不用となった分が344万6,820円ございます。これらの合計といたしまして、2,124万6,120円が全体の不用額となったものでございます。 このうち解体工事において、不測の事態へ対応するために、一部留保した額を除いた1,338万2,000円については、3月補正において減額補正を行ったものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 会議時間を延長します。宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 楢﨑議員のご質疑にお答えいたします。2項目ございました。橋りょう長寿命化事業における6月補正での、補正予算の理由でございます。6月補正でご承認いただきました3,404万円につきましては、橋りょう定期点検の費用となっております。点検を実施する橋りょうの整備を十分に行いまして、全体点検費用の算出、精査ができてから、6月議会で補正予算として計上させていただいたものでございます。 2つ目に、住宅移転事業補助金の内容と実績でございます。補助の内容は地すべり等危険地域内に建っている危険住宅から、安全な場所への移転に伴い、危険住宅に代わる新たな住宅の建設、または購入並びに住宅の建設に係る土地の購入のため、金融機関から融資を受けた場合の利子相当額及び危険住宅の除去等に要する費用に対し、助成するものでございます。 令和3年度の実績といたしましては、1件ございまして、総額422万5,000円を交付いたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆25番(楢﨑三千夫君) それでは、浜玉市民センターの解体後の跡地について、きれいに整地をされておりますけれども、この跡地については、現在どのようになっているのかをお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 楢﨑議員の再質疑にお答えいたします。旧浜玉市民センター解体後の跡地につきましては、敷地内にございました防火水槽を、一旦北側に移設をさせていただきまして、それ以外の土地につきましては、売却をするといった方針で進めてきたところでございます。 現在、一般競争入札による売却を進めているところでございまして、市報、行政放送、ホームページを通じ、売却のお知らせをさせていただいたところでございます。 申込みにつきましては、既に先月末で閉め切っておりまして、入札を10月19日に予定をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆25番(楢﨑三千夫君) 売却の予定ということで、ホームページにも売却のお知らせをしてあるということでございますけれども、その売却の金額について、分かればお知らせください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。現在、一般競争入札をする予定にしておりますので、現状での最低の売却価格、公示の売却価格、最低売却価格についてお答えいたします。最低売却価格につきましては5,194万7,376円と設定をさせていただいているところでございます。面積につきましては2,350.56平米となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆25番(楢﨑三千夫君) 最低制限価格を考慮してということでございます。これを計算しますと、坪当たりは7万2,000円ぐらいになると思いますけれども、あそこは、まちの中心部でありまして、これはかなり買い得かなと思っておりますので、多くの人にしっかり手を挙げていただいて、少しでも高く売れることを望みたいと思っております。 それでは、続きまして、橋りょうの長寿命化について質疑をいたします。令和3年度の橋りょう修繕点検については、計画どおり進行しているのかどうか、そして、またその負担金の詳細についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。令和3年度の執行状況でございますが、修繕工事につきましては、当初28橋を予定しておりましたが、令和2年度進捗が図られまして、3基ほど前倒しで対応できております。 令和3年度は、この全体計画に合わせるために、前倒しした3基を除きます25橋の修繕に着手しておりまして、全体計画としては予定どおり進捗をしております。 また定期点検につきましては、跨線橋3橋、舞鶴橋などの大規模橋りょうを含め378橋の点検を行っており、順調に進捗をしております。 負担金につきましては、鉄道の上空にかかる跨線橋点検を行うために、西唐津駅に隣接するりふれ橋など3橋の、JRによる列車停止などの安全管理、鉄道周辺での高所作業車の操作などの作業について、負担金を支払っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆25番(楢﨑三千夫君) それでは、その事業計画における、現在の進捗率についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇)
    ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。点検及び工事につきましては、令和元年度から令和5年度までの5カ年の計画で進めております。点検につきましては、唐津市内の市道橋882橋の全てが対象となっており、5年に1度の点検を行っております。令和元年度から2巡目の点検を開始しており、3年目に当たります令和3年度に378橋の点検を行い、令和元年、令和2年度と合わせますと合計が625橋となりまして、進捗率は71%となっております。 修繕工事の計画といたしましては、1巡目点検結果を基に、修繕が必要である橋りょうを抽出しまして、令和元年度からの5カ年で58橋の修繕を行う計画を進めております。令和3年度に25橋の修繕に着手し、令和元年度から合計しますと44橋の修繕に着手しております。進捗率は76%となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆25番(楢﨑三千夫君) 76%、順調に進んでいるようでございます。もう2回目の計画も上がっているようでございます。それでは、今後の計画についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。令和4年度に橋りょう長寿命化計画の更新を実施しております。この計画は、令和4年度中に完成する予定でございまして、令和6年度から令和10年度の5カ年で100橋程度の修繕工事を行う計画になると、想定をしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆25番(楢﨑三千夫君) これからも、順調に進むことをお願いしておきます。 それでは、最後になりますけれども、住宅移転事業補助金の再質疑を行います。これは、危険地域の住宅が住居を移して、安全なところに建て替える分の、先ほどの説明では、利子相当額と除却等に要する経費を助成する、ということでございますけれども、この金額の根拠についてお伺いをいたします。 そして、また、この制度を活用した例が、今までどれぐらいあるのか、お伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。補助金の上限額といたしましては、新たな住宅の建設、または購入のために金融機関等からの融資を受けられた際の、当該借入金利子の費用としまして、住宅建設費補助金として325万円、住宅除去等に要する費用として、解体費補助金97万5,000円が限度額となります。 また、事例につきましては、当制度は、昭和49年に制度が開始されまして、市町村合併に伴い、各市町、旧条例を集約しまして、平成17年から、唐津市地すべり等危険地域における住宅移転の助成に関する条例として制定されております。 なお、活用事例につきましては、合併前の事例につきましては、書類等ももう既になく、確認が取れておりませんが、合併後につきましては、今回の令和3年度に実施しました1件が、初めての制度活用でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 楢﨑三千夫議員。 ◆25番(楢﨑三千夫君) かなり以前からの制度ではありますけれども、今回が初めてということで、これは非常に助かる、危険地域がたくさんあるわけでございますので、これは非常に市民の方も助かる制度じゃないかなと思っておりますので、PRのほうをよろしくお願いしたいと思っております。 これで、議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 以上で、本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は明5日午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 5時07分 散会...