◎
市民厚生委員長(
中村健一市民厚生委員長)
浦田議員のご質疑にお答えいたします。
議案第53号、
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例制定、それから2点目、
議案第63号、
唐津市国民
健康保険税条例の一部を改正する
条例の
専決処分の承認についての議論についてでございます。 1点目の
敬老祝金関係で、
委員の方から、100歳に5万円、101歳以上に1万円を支給するという設定の理由、また、それに伴う
経費削減についての質疑がございました。 理由につきましては、
高齢者福祉計画や議会での議論を基に
見直しを行い、1世紀を過ごしてこられ、平和と経済の発展に貢献されてこられたという、100歳という節目に5万円を支給、それから101歳以上の方につきましては、長寿の
お祝いとして毎年1万円を支給することとしたというような答弁でございます。 また、経費の削減ということではなくて、
社会情勢の変化に伴い、
高齢者が増えてきている状況で、今後もこの制度をできるだけ維持できるような運用をしていくために、101歳以上の方の金額を控えさせていただいたという答弁でございます。 さらに
委員から、女性の
平均寿命が88歳に迫ってきておる状況であります、そういった中で、88歳への支給や金額について、検討する時期に来ているのではないかというような質疑がございました。
執行部からは、それにつきましては、全体的な
見直しが必要と言われております。
次期改定時には、
対象者と金額も含めて議論を詰めていきたいとの答弁でございます。
議案第63号につきましては、質疑はございませんでした。 以上です。
○議長(
笹山茂成君) 以上で、各
常任委員長報告に対する質疑を終わります。 次に、請願第1号、
難聴者の
補聴器購入に関する
負担軽減を求める請願についての
委員長報告に入ります。 本請願については、
市民厚生委員会に付託しておりましたので、
市民厚生委員長の
報告を求めます。
中村市民厚生委員長。 (
市民厚生委員長 中村健一君登壇)
◎
市民厚生委員長(
中村健一市民厚生委員長)
市民厚生委員会審査報告書(請願)。 本年6月16日の本会議において、本
委員会に付託になりました請願第1号、
難聴者の
補聴器購入に関する
負担軽減を求める請願について、6月17日、21日の2日間
委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、本
委員会といたしましては、不採択とすべきものと決しました。 本請願の審査に当たっては、
紹介議員へ
委員会出席要求を行い、まず
紹介議員から請願の趣旨について説明を受け、その後、質疑を行いました。 難聴は
日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にするなど、生活に与える影響は大きく、
補聴器購入に関する
負担軽減策は必要な施策であると理解するものの、今回の請願の趣旨である
唐津市独自の補助、
支援事業の実施については、
対象者の選定において
医学的根拠、他の障がい種別とのバランス、財源の確保など慎重な検討が必要と考えております。また今後、
少子高齢化が進展し、
人口減少に向かう中、市においては様々な施策の展開を図る必要があります。
唐津市議会といたしましては、平成31年3月26日、国に対して
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める
意見書を提出し、
公的補助制度の創設を要望してきたところであり、また
市長会においても、同様の要望が提出されており、国の動向を注視しているところであります。
請願者におかれましては、
上記理由を十分にご理解いただくよう、強くお願いいたします。 以上、本
委員会における
請願審査の結果
報告といたします。 令和4年6月23日、
市民厚生委員会委員長、
中村健一。
唐津市議会議長、
笹山茂成様。
○議長(
笹山茂成君) 以上で、
市民厚生委員長の
報告を終わります。 これより、
市民厚生委員長の
報告に対する質疑に入ります。
市民厚生委員長の
報告に対し、ご質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
笹山茂成君) 質疑なしと認めます。 以上で、
市民厚生委員長の
報告に対する質疑を終結します。 次に、
意見書案の審議を行います。
意見書案第1号、
義務教育費国庫負担制度の拡充を求める
意見書については、
唐津市議会会議規則第37条第3項の規定により、
提案理由の説明を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、
意見書案第1号は、
提案理由の説明を省略することに決しました。 ただいまの時刻は、10時19分であります。15分以内に討論の通告をしていただくため、休憩します。 ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 午前10時19分 休憩 午前10時34分 再開 ~~~~~~~~○~~~~~~~~
○議長(
笹山茂成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
議事日程に従い、これより、
議案第51号から
議案第56号まで並びに
議案第58号から
議案第69号まで、以上18件についての討論に入ります。 討論の申出がありますので、順次発言を許します。
黒木初議員。 (17番 黒木 初君登壇)
◎17番(
黒木初君) おはようございます。
日本共産党の
黒木初です。 会派を代表し、本議会に提出された18
議案のうち、
議案第53号、
唐津市
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例制定について、次に、
議案第63号、
唐津市国民
健康保険税条例の一部を改正する
条例の
専決処分の承認についての2
議案について、反対の立場から討論を行います。 まず、
議案第53号、
唐津市
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例制定についてです。 日本は、
WHO加盟国194カ国の中で、
男女平均寿命が最も高い国です。しかし、少ない年金、医療、介護、老後の
生活費などの不安が、素直に長寿を喜べない社会になっています。 これまで毎年、88歳には2万円、100歳以上の方へは3万円が長寿の
お祝いとして支給されてきました。しかし、今回の
改正案は、88歳はこれまでと変わらず2万円、100歳は3万円から5万円へ引き上げられますが、101歳以上の方は3万円から1万円へ引き下げられますが、最高齢の方へはこれまでどおり3万円支給となる、そんな
改定案です。 新庁舎に約96億円、そのほかにも新
市民会館や
曳山展示場の建設も予定されている中で、
執行部の説明では
削減額がわずか100万円とのことでした。 削減、
効率化だけでなく、
高齢者の方が安心して暮らせる社会をつくることは政治の責任です。
唐津市に長年多大な貢献をされてきた方々に、敬意と感謝を込めた
敬老祝金の制度は
現状維持を続けることを求めます。 次に、
議案第63号、
唐津市国民
健康保険税条例の一部を改正する
条例の
専決処分の承認についてです。 この
条例は、
基礎課税額となる
医療費分の
課税限度額63万円を65万円へ、
後期高齢者支援分19万円を20万円へ引き上げられ、令和4年4月1日からの国民
健康保険税の
限度額は最高102万円にするものであり、国民
健康保険加入者は今でも重い負担にある中で、さらに思い負担を課す
条例となってしまっています。
限度額を引き上げることで、中低
所得者の
負担軽減が図られると言いますが、
限度額が引き上げられる世帯も高
所得世帯でなく、所得の1割を超える重い国民
健康保険料金負担となっていることを見れば、国民
健康保険の被
保険者の間で
負担割合を変えることで、中低
所得者の国民
健康保険料を
引下げを解決することはできません。下
限度額の
引上げでなく、市が
市民生活を守る立場から、
一般会計から繰入れを行うことで国民
健康保険料の
引下げを行うことを求めます。 また、国、県に対しても、国民
健康保険への
公的負担増を改めて求めることを求め、討論とします。
○議長(
笹山茂成君)
古藤宏治議員。 (10番
古藤宏治君登壇)
◎10番(
古藤宏治君) 10番、
古藤宏治でございます。
志政会を代表いたしまして、本
定例会に提出されました令和4年度
補正予算案をはじめ、諸
議案に対しまして賛成の立場から討論をいたします。 まず、令和4年度
補正予算でありますが、今回の
補正予算は、4回目の
新型コロナウイルスワクチン接種に関わる経費のほか、国の
コロナ禍における
原油価格、
物価高騰等総合緊急対策に伴う
住民税非課税世帯及び低
所得層の
子育て世帯への
給付金や、
燃油使用量の削減に取り組む
施設園芸農業者への
補助金が計上されております。 また、国・
県事業の
採択等に伴い、
離島航路の運営に対する
補助金や、市道の改良及び舗装、補修のほか、災害を未然に防ぐための
排水路整備及び
河川しゅんせつや、
制度改正に伴う
敬老祝金の
追加経費などが計上されているところでございます。 このほか、提案されております
条例議案等を含め全
議案に対し、賛意を表すものであります。 なお、この中で一部反対との意見がありました中で、
議案第51号、令和4年度
唐津市
一般会計補正予算のうち、
民生費の
敬老祝金支給事業及び
議案第53号、
唐津市
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例制定でありますが、本予算及び
条例は制度の
見直しの中で、議会での議論を踏まえ再度提出されたものであり、
予算削減を目的としたものではなく、
高齢者に敬意を表しながらも
高齢者の人口の
増加等社会情勢に応じて見直されたものであります。 本市における
高齢化率は今後も
上昇傾向にあり、ほかの世代との均衡を図る上でも、一定の
見直しは必要と考えるものであります。 また、
議案第63号、
唐津市国民
健康保険税条例の一部を改正する
条例の
専決処分の承認については、
限度額引上げに伴い、一部の方には
負担増となってしまうものでありますが、国民
健康保険制度の維持のためには必要な改正と考えております。 なお、今後の
予算執行に当たっては、本
年度予算の1
号補正に計上された
新型コロナウイルス対策も併せて迅速に
予算執行を進めていただき、また、丁寧に周知を図ることにより、
新型コロナウイルスの影響により痛んだ本市の
経済回復の一助となり、また、
原油価格及び物価の
高騰等に苦しむ市民の皆様に対し、しっかりと寄り添った予算の執行をお願いするものであります。
執行部におかれましては、
原油価格及び物価の高騰は、本市においても影響が幅広く及んでおることから、その対策については真に支援が必要な方に対し、しっかりと取り組んでいただき、また、今後も本市の在るべき姿を見据えた
市政運営には、ひるむことなく突き進んでいただくことを強く要望いたしまして、私の
賛成討論といたします。
○議長(
笹山茂成君)
井上裕文議員。 (5番
井上裕文君登壇)
◎5番(
井上裕文君) 5番、
清風会、
井上裕文です。 会派を代表し、今回の
定例会に提出された令和4年度
唐津市
一般会計補正予算案をはじめ、諸
議案に賛成の立場で討論します。
補正予算案は、
新型コロナウイルス感染症対策の
関連経費が
補正額全体のうち7割を占めたことが最大の特徴です。4回目の
ワクチン接種経費をはじめ、国の
原油高、物価高の
緊急対策、
住民税非課税世帯と低所得の
子育て世帯への各
給付金といった事業は、多くの市民や
対象者にとって不可欠です。さらに
離島航路を手がける
事業者への
補助金など、
地域生活を支えるインフラへの手だても重要です。 一方、
条例議案では、市側が3月
定例会で一旦取り下げた
敬老祝金の
改正条例を再提出しました。その
改正内容には一定の評価をしています。このほか、市が提出した全
議案に賛成します。 これから、
反対意見があった、
議案第53号、
唐津市
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例制定についてと、その
関連予算に一定の評価をした理由を3点述べます。 1点目は、
高齢化という時代の変化に合わせて改正することです。
敬老祝金の前身となる
敬老年金などは、全国の自治体と同様に旧
唐津市や東松浦郡で昭和30年から昭和40年台、西暦で言うと1960年から1970年代に始まりました。当時、
老人医療費が無料で
公的年金は手厚かったという
時代背景の中、祝金ではなく年金として
経済的支援を主な名目に支給されました。したがって、本質的にはばらまきと同等です。
高度成長が終わり、
老人医療費が無料でなくなったように、
社会保障分野は変化をしました。女性の
平均寿命が間もなく90歳を迎えようとする今、
敬老祝金を見直すのは当然です。 2点目は、目的をほぼ同じくする
地区敬老会行事奨励事業補助金があり、
敬老祝金と重複していることです。
敬老会の
補助金要綱には、
敬老精神の
普及高揚を図るという目的が記されており、お年寄りに支給するのか行事に補助するのかという違いはあるものの、敬老という点では同じです。
大型事業を取りやめる分を
敬老祝金に回せばよいという先ほどの
反対意見は、政策、施策、
事業ごとに目的や効果などを検証するという基本を無視しており、乱暴です。 また、祝金を支給することも、敬老の一つの形だとは理解するものの、祝金を支給することだけがお年寄りを敬うことではありません。 (発言する者あり)
◎5番(
井上裕文君) 地区
敬老会の
補助金には、
敬老祝金の総額とほぼ同じ規模の年間2,000万円を充てています。うち、一部は
コロナ禍ということもあり、商品券としてお年寄りに届けられます。つまり実態は祝金の二重支給に近いです。
敬老祝金の目的は、
条例によると敬老の意を表し、併せてその福祉を増進することとあります。福祉の増進であれば、
健康寿命を延ばす事業や介護事業のてこ入れを進めるほうを、祝金よりも優先すべきです。 将来的には、
敬老祝金か
敬老会への
補助金のどちらかに一本化し、別の事業の財源に充てるのが望ましいと考えます。 3点目は、市
執行部は祝金の支給額削減が目的ではないと否定するものの、100万円程度の削減効果が見込まれることです。 ちなみに旧
唐津市は、昭和45年度、1970年度から始まり、遡って確認できる範囲では77歳以上から支給していました。その後、80歳以上全員に対し、年齢区分に応じて5,000円から1万円を支給していました。
条例は、その後、少なくとも2001年、平成13年度、合併後の2006年、平成18年度に、結果として事業費が5割前後減少する改正を経ています。 私が会議録で確認できた平成13年、2001年度以降、
日本共産党唐津市議団を中心にたびたび反対に回っています。一度も改正せずに今を迎えれば、財政を圧迫するのは明白です。 単純比較はできませんが、75歳以上の後期
高齢者数は市内で2万人弱、平成13年度当時で
対象者が80歳以上全員で約3,400人、事業費が2,300万円に上っていたことを考えると、一度も改正せずに今に至れば、事業費が1億円を超えていたかもしれません。 当時も、そして今も、
反対意見がいかに無責任であるかということがお分かりになると思います。反対するのであれば、当事者意識を持って10年後、20年後の検証に耐え得る議論を戦わせてください。 責任を負うのは主に現役世代です。
反対意見では、何度も、僅か100万円を強調していましたが、期待できる削減効果分の100万円は貴重な100万円であり、この意見は公金を扱うという意識に欠けます。 他方、今回の
改正案が財政事情と関連がない、削減を目的としていないとする
執行部の主張が3月
定例会から問題をこじらせています。費用対効果を意識するのは当然のことです。財政計画やこれまでの議会の中で、
執行部が何度も言及した歳出削減や選択と集中の本気度が試されています。数年後は真正面から議会を説得してください。 以上、3つの理由で、
反対意見は誰も否定できない敬老という建前を隠れみのにした一種の人気取りにすぎないか、もしくは年金から祝金への変遷や
経済的支援だったという本質を直視せず、目先の利益と感情に流されていると言わざるを得ません。
改正案は抜本的な
見直しではないため、もろ手を挙げた賛成ではなく、一定の評価としました。 3月に続く
改正案の提出となり、朝令暮改で仮にあったとしても、数年後の抜本的
見直しにつながってほしいという期待を込めて、責める姿勢を見せた点は大いに評価しています。 以上が、責任ある会派、
清風会としての考えです。 次に、
議案第63号、
唐津市国民
健康保険税条例の一部を改正する
条例の
専決処分の承認についてです。 今回の改正は、高
所得者と中間
所得者の負担バランスを考慮しており、国民
健康保険の制度を続けていくために、やむを得ない措置だと考えます。したがって、この
議案には賛成です。 これで最後です。 これから出水期を迎えて、豪雨や洪水などの備えが必要な時期となりました。県内を含め、全国各地で被害に見舞われており、対策を講じる必要があります。 一方、災害対応に伴う業務量が増えて、職員の肉体面や精神面での負担が深刻化することを危惧しています。特定の職員に負担が集中することがないよう、応援体制や職場環境づくりに取り組んでほしいと思います。 以上、
清風会の
賛成討論とします。
○議長(
笹山茂成君) 白水敬一議員。 (28番 白水敬一君登壇)
◎28番(白水敬一君) 公明党の白水敬一でございます。 会派を代表いたしまして、令和4年度6月議会
補正予算及び
条例に対しまして、賛成の意から討論をいたします。 令和4年度6月議会
補正予算は、
新型コロナウイルス感染症対策として4回目のワクチン接種に係る経費の計上、そして、国の
コロナ禍における
原油価格、
物価高騰等総合緊急対策に伴い、
住民税非課税世帯及び低
所得者の
子育て世帯への
給付金、また燃油高騰の影響を受けた施設園芸者を支援するための経費を計上、また、国、
県事業の採択に伴い
離島航路の運営に対する
補助金、市道の改良及び舗装、補修の進捗を図る経費の追加、また、災害を未然に防ぐための排水路の整備及び河川の橋りょうに要する経費、そして
制度改正に伴う
敬老祝金の
追加経費などが計上されております。
コロナ禍の中で、さらなるワクチン接種等の感染症対策、疲弊した、落ち込んだ業界を再生する施策や、
市民生活を正常に戻すための支援、それら、また、国、県の事業を受けての事業予算等の実施については評価をし、賛意を表するものでございます。 その中で、一部、反対との意見がありました。
議案第51号、令和4年度
唐津市
一般会計補正予算中、
民生費の
敬老祝金支給事業と、
議案第53号、
唐津市
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例制定についてでありますが、この
条例の目的は、本市に居住する
高齢者に対し、その長寿を祝福し
敬老祝金を支給することにより、敬老の意を表し併せてその福祉を増進することであります。 手短に言います。今回の
見直しは、1番、この
条例の目的に沿ったものであり、2番、これまでの改正趣旨の発言どおり社会的情勢に適応したものであるということ、3番目に、県内各市町において同様な支給が実施されていること、この3つから評価をするものでございます。 次に、
議案第63号、国民
健康保険税条例の一部を改正する
条例の
専決処分の承認についてでありますが、国民
健康保険は市民の
健康と生命を守るための持続可能な制度を確立していくものであります。 令和4年度の国民
健康保険税について、
課税限度額の3万円の
引上げについては、令和3年度内、年度末に地方税法施行令が改正され、本年4月から施行されているところでございます。 本市の国民
健康保険の1人当たりの医療費は、令和2年度で43万6,399円でありまして、平成29年度と比較しても、何と2万3,000円も増加をしている、そういう状況でございます。今後も
高齢化や医療の高度化等に伴う医療費の増加が見込まれております。 付加制度の
引上げは、高
所得者層にも応分の負担を求め、負担感が強いと言われる中間
所得層の負担上昇をできる限り抑制することを目的としており、
引上げは致し方ないと考えるところであり、まだまだコロナ終息ではございませんが、コロナ感染防止の体制を強化しながらも、格差や貧困の拡大、深刻な気候変動問題など、資本主義の課題を是正し、市民の皆様が幸福を実感できる経済成長や雇用、そして所得の拡大を、国、県と連携しながらも、推進していっていただきたいと思います。 峰市長が常々言われます、地域が抱える問題への即応、そして多様化する市民ニーズへの的確に対応する施策の展開、これをぜひとも図っていただきたいと期待をいたしまして、私の討論といたします。ありがとうございました。
○議長(
笹山茂成君) 以上で討論を終結します。 これより、採決を行います。 まず、反対討論がありました
議案について採決します。
議案第53号、
唐津市
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例制定についてを採決します。 本案は、原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
笹山茂成君) 起立多数であります。よって、
議案第53号は、原案どおり可決することに決しました。 次に、
議案第63号、
唐津市国民
健康保険税条例の一部を改正する
条例の
専決処分の承認についてを採決します。 本案は、承認することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
笹山茂成君) 起立多数であります。よって、
議案第63号は、承認することに決しました。 次に、ただいま採決した
議案以外の
議案について採決をします。
議案第51号並びに
議案第52号並びに
議案第54号から
議案第56号まで、並びに
議案第58号から
議案第61号まで、並びに
議案第64号から
議案第69号まで、以上15件の
議案は、原案どおり決することに、
議案第62号は、承認することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、
議案第51号並びに
議案第52号並びに
議案第54号から
議案第56号まで、並びに
議案第58号から
議案第61号まで、並びに
議案第64号から
議案第69号まで、以上15件の
議案は、原案どおり決することに、
議案第62号は、承認することに決しました。 次に、人事
議案の討論、採決を行います。
議案第57号、人権擁護
委員の候補者推薦につき市議会の意見を求めることについてを付議します。 本案は、討論の申出がございませんので、直ちに採決します。 本案は、適任と認めることにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、
議案第57号は、適任と認めることに決しました。 次に、請願第1号、
難聴者の
補聴器購入に関する
負担軽減を求める請願についての討論に入ります。 討論の申出がありますので、順次発言を許します。
浦田関夫議員。 (18番
浦田関夫君登壇)
◎18番(
浦田関夫君)
日本共産党の
浦田関夫でございます。 会派を代表いたしまして、請願第1号、
難聴者の
補聴器購入に関する
負担軽減を求める請願についてであります。
市民厚生委員会の採決は、不採択であります。 私は市民の方から618人による請願署名の願いに応えるためにも、請願に賛成する立場から討論を行います。 審査
報告書では、難聴は
日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にするなど、生活に与える影響は大きく、
補聴器購入の
負担軽減は必要な施策と、請願の趣旨について一定の賛同を頂きました。 しかし、不採択の理由として、1つ、
医学的根拠、2つ、他の障がい種別とのバランス、3、財源の確保の3点を挙げられています。 1番目の
医学的根拠については、
報告書で述べられているように、
日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にしているのが、加齢による難聴であります。 ほとんど聞こえないようにならなければ、障がい者に認定されず補聴器の助成は受けられません。以上のことから、中軽度の
難聴者に全国の79自治体で、独自に助成を実施しているのであります。 2番目の他の障がい種別とのバランスですが、身体の衰えについては介護保険で家庭のバリアフリー工事、歩行器、施設での介護が1割で受けられるようになっています。 白内障による見えづらさについては、以前、加齢による白内障は誰でもなるという理由で、法的保険の適用がありませんでした。しかし、全国の自治体で実施するようになり、今では国の制度として保険適用となっています。 障がい種別では、難聴の解消だけが取り沙汰されているのが現状であります。 3つ目の財源の問題ですが、全国79自治体で実施されていることを申し上げましたけれども、人口31万人の沖縄県那覇市では、1人2万5,000円の助成で25人分、65万円を限度に予算化をしております。唐津市に直すと10人25万円に匹敵します。わずか25万円を
唐津市がやれないことはありません。 新庁舎や新
市民会館と曳山会館に建設するビッグプロジェクトを考えれば、お金がないのではなく、足りないのは
難聴者の困難さを思いやる心ではないでしょうか。 令和2年6月議会で、当時の堀田保健福祉部長は介護認定者の約5,900人中、42%に当たる2,472人が聞こえづらい、28%の1,672人がやっと聞こえることを答弁しています。介護認定申請をされていない方にも、中軽度の
難聴者がおられることが思われます。 行政や議会の役割は、これらの人に手を差し伸べることではないでしょうか。党議員団としても、引き続き
難聴者の
補聴器購入者に助成制度の実現に向けて努力することを述べて、本
議案の討論といたします。
○議長(
笹山茂成君) 原雄一郎議員。 (9番 原雄一郎君登壇)
◎9番(原雄一郎君) 9番、
志政会、原雄一郎です。 会派を代表いたしまして、請願第1号、
難聴者の
補聴器購入に関する
負担軽減を求める請願について、原案に対して反対、
市民厚生委員長の
報告に対して賛成の立場から討論を行います。 本請願の趣旨は、
唐津市独自で補助
支援事業を実施するものであります。唐津市独自での実施となると、先ほど反対討論でもありましたが、他市でわずかな金額で補助されている実績はあるものの、それでは
唐津市で展開したときにどれほどの効果があるのか、また、それが幾らかかってくるのかというのがまだ明確ではありません。 それらを選定していくためには、
委員長が申されたとおり、
医学的根拠、そしてほかの障がい者とのバランス等を考慮する必要があります。さらには、僅かな額とはいえ、その額を市単独で確保する必要があり、それらを市独自で解決するのは困難であると考えます。 一方で、本請願で取り上げられております難聴は、
日常生活を不便にしてコミュニケーションを困難にする、また、生活に影響を与えるなど、補聴器に対する
負担軽減は必要な施策であることは感じております。 実際に
唐津市議会においても、平成31年3月26日に、国に対して
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める
意見書を提出し、
公的補助制度の創設を要望してきました。また、
市長会においても、同様の要望が提出されております。 以上のことから、
公的補助制度については、
唐津市独自で実施するのではなく、今後は県または国において、研究、議論が進められ創設されるべきと考え、それを期待して私の
賛成討論といたします。 以上です。
○議長(
笹山茂成君)
井上裕文議員。 (5番
井上裕文君登壇)
◎5番(
井上裕文君) 5番、
清風会、
井上裕文です。 会派を代表して、請願第1号、
難聴者の
補聴器購入に関する
負担軽減を求める請願に反対、不採択に賛成の立場から討論します。
請願者の主張の一部は納得できます。確かに難聴でコミュニケーションが難しくなり、
日常生活を不便にするでしょう。放置すると疾病リスクが高まる反面、補聴器が普及した場合は医療費の抑制効果が一定程度発揮される可能性も理解できます。 実際に市議会として、平成31年の
意見書の中で、国に対して
公的補助制度の拡充を求めました。
難聴者の支援を図ることは、私たちも重要な問題だと捉えています。 しかし、請願が求める
唐津市独自の補助制度を設けるのは、残念ながら反対します。 理由の1つ目として、制度設計が不十分であり財源の見通しが立たないことです。 2つ目として、
難聴者が抱える問題を解決するという重要性はうなずけるものの、目や鼻、足腰の不調など、障がいとのバランスも考慮しなければなりません。諸問題がある中で、なぜ
難聴者の補聴器だけなのかという点をより一層明確にする必要があります。 3点目として、補聴器の普及が限定的なのは経済的な問題だけなのか、という疑問が解消されなかったことです。補聴器は人それぞれ調整が必要で、使いこなせないケースが多々あることが一般的に知られています。 したがって、
難聴者自身が難聴だと初期に気づいて、手後れになる前に補聴器を入手したり、その補聴器の調整を小まめにできたり、技術革新で補聴器が安く高性能になるのを待ったりするなど、
難聴者を取り巻く環境がどうなるのか、政治としてどう変えていくのかという、大きな視点も必要です。 補聴器の補助制度の有無だけに焦点を当てることは、望ましくありません。 以上の理由から請願の願意には沿えず、不採択に賛成です。
○議長(
笹山茂成君) 以上で討論を終結します。 これより採決します。 請願第1号、
難聴者の
補聴器購入に関する
負担軽減を求める請願の
市民厚生委員長の
報告は不採択であります。
市民厚生委員長の
報告どおり、不採択と決することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
笹山茂成君) 起立多数であります。よって、請願第1号、
難聴者の
補聴器購入に関する
負担軽減を求める請願は、不採択と決しました。 次に、
意見書案の討論、採決を行います。
意見書案第1号、
義務教育費国庫負担制度の拡充を求める
意見書については、討論の申出がございませんので直ちに採決します。
意見書案第1号は、原案どおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、
意見書案第1号は、原案どおり可決することに決しました。
△閉会中の
継続調査の申し出
○議長(
笹山茂成君) 次に、
議会運営委員長、
産業経済委員長、
市民厚生委員長から、
唐津市議会会議規則第109条の規定により、お手元に配付しておりますとおり、閉会中の
継続調査の申出があっております。 お諮りします。 申出のとおり、閉会中の
継続調査に付することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、申出のとおり、閉会中の
継続調査に付することに決しました。 次に、議決事件の字句及び数字等の整理についてお諮りします。 本
定例会におきまして、
議案及び
意見書等が議決されましたが、その条項、字句、数字その他の整理を必要とするときは、
唐津市議会会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
笹山茂成君) 異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字その他の整理は、議長に委任することに決しました。 以上をもちまして、令和4年第2回
唐津市議会定例会を閉会いたします。 午前11時15分 閉会 本会議録の正当なることを認め署名する。 令和4年6月23日 唐 津 市 議 会 議 長 唐 津 市 議 会 議 員 唐 津 市 議 会 議 員...