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06月09日-02号

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  1. 唐津市議会 2022-06-09
    06月09日-02号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    令和 4年 6月 定例会(第2回)   令和4年       唐津市議会会議録(定例会)その2   第2回1 日 時 令和4年6月9日 午前10時00分開議 於唐津市議会議場2 出席した議員    1番 笹 山 茂 成            2番 青 木   茂    3番 宮 原 辰 海            4番 久 保 美 樹    5番 井 上 裕 文            6番 大宮路 美奈子    7番 岡 部 高 広            8番 伊 藤 一 之    9番 原   雄一郎           10番 古 藤 宏 治   11番 吉 村 慎一郎           12番 江 里 孝 男   13番 山 下 壽 次           14番 伊 藤 泰 彦   15番 楢 﨑 三千夫           17番 黒 木   初   18番 浦 田 関 夫           19番 水 上 勝 義   20番 大 西 康 之           21番 中 村 健 一   22番 石 﨑 俊 治           24番 進 藤 健 介   26番 宮 本 悦 子           27番 中 川 幸 次   28番 白 水 敬 一3 欠席した議員   25番 熊 本 大 成4 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      脇  山  秀  明       副   市   長      脇  山  行  人       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     櫻  庭  佳  輝       政  策  部  長      堀  田     信       総  務  部  長      濵  口     智       財  務  部  長      草  野     陽       地 域 交 流 部 長      江  頭  雅  彦       市 民 環 境 部 長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      田  中  寿  幸       農 林 水 産 部 長      奈  良     茂       経  済  部  長      青  山  泰  三       都 市 整 備 部 長      宗  田  匡  央       ス ポ ー ツ 局 長      伊  藤     浩       副  消  防  長      吉  田  弘  志       上 下 水 道 局 長      白  水  英  樹       教  育  部  長      草  場  忠  治       総  務  課  長      近  藤  達  士5 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      林  山  弘  美       議会事務局副局 長      岡  田  和  幸          午前10時00分 開議 ○議長(笹山茂成君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 事務局長に本日提出されている議案等について報告をさせます。 ◎議会事務局長(林山弘美君) 報告いたします。 本日、令和3年度唐津市土地開発公社経営状況説明書、令和3年度株式会社肥前風力エネルギー開発経営状況説明書、令和3年度株式会社桃山天下経営状況説明書、令和3年度株式会社鳴神温泉経営状況説明書、令和3年度株式会社キコリななやま経営状況説明書、以上、経営状況説明書5件が提出されております。 また、監査報告1件が提出されております。 なお、熊本大成議員から、本日と明日10日、欠席する旨の届出があっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 経営状況説明書5件並びに監査報告1件は、お手元に配付しておりますので、ご覧願います。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第51号から議案第69号まで、並びに報告第2号から報告第10号まで、以上28件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) おはようございます。12番、志政会の江里孝男でございます。議案質疑を行います。 まず初めに、議案第51号、令和4年度唐津市一般会計歳入歳出の中から財政全般についてお尋ねをしたいと思います。 まず初めに、補正予算編成に当たっての考え方、特徴についてお尋ねをいたします。 次に、総務費のコミュニティ事業助成金と、教育費の社会教育コミュニティ助成金については関連がございますので、一括して質疑を行います。 今回、山本地区において、組立て式ステージの整備をされておりますが、整備内容と、その使途についてお尋ねをいたします。 次に、報告第4号、令和3年度唐津市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告についての質疑をいたします。 農林水産業費農業基盤整備促進事業費と災害復旧費、令和2年度災害農地・農業用施設復旧費を一括でお尋ねをいたします。 初めに、繰越しに至ったこれまでの経緯についてお尋ねをいたします。 これで、1回目の質疑といたします。よろしくお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 今回、補正予算案の編成をしたときに絡みまして、考え方、また、その特徴についてのご質疑でございました。 予算と申しますのは、1年間の見通しを全て当初予算に盛り込むことが原則でございます。その上で、地方自治法第218条第1項に規定されておりますとおり、予算の調整後に生じた事由に基づきまして、既定の予算に追加、その他の変更を加える必要が生じたときに補正予算を計上することになっております。一般的にその事由といたしまして、不測の天災、災害の発生、2つ目に経済情勢の変化、3つ目に緊急な施策の必要、3番目に国・県等の事業採択、4番目に財源の過不足等が挙げられるところでございます。こういった状況に生じまして、今回の補正予算、考え方としては編成を行ったところでございます。 次に、今回の補正予算の特徴でございますが、補正予算額の大半を新型コロナウイルス感染症対策に係る経費が占めているところが、今回の大きな特徴でございます。具体的に申し上げますと、4回目のワクチン接種に係る新型コロナウイルスワクチン接種事業費が約2億2,000万円、2つ目に、コロナ禍が長期化する中、厳しい生活環境下にある家計を支援いたします令和4年度住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金及び子育て世帯生活支援特別給付金がございまして、こちら合わせまして約4億7,900万円となっております。また、3つ目に、コロナ禍における原油価格高騰の影響を受けた施設園芸農業者を支援いたします施設園芸支援緊急対策事業補助金が約1億100万円でございまして、先ほどの補正事由で申し上げますと、緊急な施策の必要や経済情勢の変化に該当すると存じますが、これらの事業を合わせますと約8億円となりまして、今回、補正額の約7割を占めることとなっております。 また、残りの補正予算額のうち、およそ半分につきましては、国・県の事業採択に伴う事業が占めております。具体的には、離島航路補助金、ふるさとの森林づくり事業費道路新設改良費4路線及び道路舗装改良費の7事業でございまして、合計で約1億6,200万円、全体の約15%を占めております。 このほか、起債に係る事業計画の承認に伴う排水路整備費及び河川維持費、制度改正に伴います敬老祝い金の追加経費、自治総合センターの事業採択に伴いますコミュニティ事業助成金などを計上しているところが今回の補正予算の特徴となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) ご質疑にお答えいたします。 宝くじの社会貢献広報事業として実施されております一般財団法人自治総合センターコミュニティ助成事業は、採択時期の関係から、毎年度6月補正予算として提案しております。 今回、地域交流部からコミュニティ事業助成金としまして、山本区の備品購入に対する補助金を計上しております。補助対象団体は山本区で、整備予定の備品は、毎年8月に開催されております山本夏祭りで使用するアルミ製ステージ一式で、幅4.5メートル、奥行き2.7メートル、高さが0.6メートルの組立て式のものでございます。補助額は、購入予定額のほぼ全額となる120万円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 事故繰越事業の経緯についてという質問でございました。 まず、農業基盤整備促進事業費の事故繰越についてでございますが、県河川でございます浜玉町の横田川河川改修工事に伴いまして、県から農業用水施設の移設依頼がございましたので、これを受け、令和2年度から事業に着手しております。 次に、令和2年災害農地・農業用施設復旧費につきましては、令和2年度の7月豪雨によりまして被災した厳木町の日ノ越ため池の洪水吐及び放水路の復旧工事を実施するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、財政全般について再質疑を行います。 今年度末の最終見込額はどのように思っておられるのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 令和4年度の最終予算規模の見込みでございますが、今回、補正後の予算額が726億8,667万8,000円でございます。これに、今後の補正見込みといたしまして、国の地方創生臨時交付金を財源とする新型コロナウイルス感染症対策事業や、工事発注の平準化を図るための道路維持改良費などの計上を予定いたしております。 加えまして、ふるさと寄附金の増加に伴いますふるさと寄附金推進費及びふるさと寄附金基金積立金の追加を見込んでいるほか、モーターボート競走事業の収益金による響創のまちづくり基金及び公共施設整備基金への積立金を予定いたしております。 このほか、例年補正で対応しております県営事業負担金や国県補助金の返還金等がございます。 その結果、国のさらなる経済対策や県の補正予算、災害対応などの変動要因はございますが、最終予算規模は780億円から790億円程度になるものと見込んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは次に、今年度末の各種基金の残高、見込額と、起債残高の見込額と、財政計画との整合性についてお尋ねをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 まず、令和4年度末の主要な3基金、財政調整基金公共施設整備基金、響創のまちづくり基金の残高でございます。 初めに、財政調整基金でございますが、約34億9,000万円となる見込みでございます。次に、公共施設整備基金でございますが、モーターボート競走事業収益金による積み増しにより、約26億8,000万円となる見込みでございます。最後に、響創のまちづくり基金でございますが、こちらもモーターボート競走事業収益金による積み増しにより、約27億6,000万円となる見込みでございます。合わせますと、3つの基金の令和4年度末の残高は、合計で約89億3,000万円となる見込みでございます。 財政計画におきましては、これら3つの基金残高の確保に努めることといたしておりまして、計画の最終年度でございます令和6年度末における目標を50億円以上と設定をいたしておりますが、今後の補正見込みを勘案した場合にも、今年度末の時点では目標の50億円以上を確保できる見込みでございます。 次に、市債残高でございますが、令和4年度末の見込額が約893億4,000万円となっております。また、交付税措置を除いた純借入残高は約291億1,000万円となる見込みでございます。 財政計画におきましては、この市債残高、純借入残高の適正管理を基本目標の一つに掲げ、計画最終年度でございます令和6年度末における目標値を市債残高は900億円以下、純借入残高は300億円以下といたしておりまして、今後の補正見込みを勘案しても、今年度末の時点では目標を達成できる見込みと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員
    ◆12番(江里孝男君) それでは、令和元年度から地方創生臨時交付金を活用して、コロナ感染症に伴い多くの事業をされておりますが、今日までどれくらいの事業をされ、どれくらいの額になるのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 各種給付金やワクチン接種などの国直接事業を除きまして、地方創生臨時交付金を活用した本市の新型コロナウイルス感染症対策事業の事業費につきましては、制度融資の拡充に伴います預託金などの付随事業も含みますが、令和2年度が45事業、約25億1,400万円、令和3年度が、令和2年度からの繰越事業も合わせまして32事業、約16億9,700万円、令和4年度分が、今回補正分まで含めた予算ベースでございますが14事業、約6億4,000万円となっておりまして、合計では、繰越しによる件数の重複を除きまして85事業、総額では約48億5,100万円となるものでございます。 また、財源の内訳といたしましては、地方創生臨時交付金が約35億5,600万円、国・県の支出金が約5億4,500万円、起債が約9,700万円、基金繰入金や一般財源などの本市負担分が約2億300万円、その他の特定財源、こちらは預託金になりますが約4億5,000万円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、この項最後になりますが、多久市におかれましては3,000円のクーポン券の配付と、また、鹿島市では1人当たり商品券5,000円配付を予定されておりますが、唐津市における残額の使途について、今後の計画についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 地方創生臨時交付金につきましては、4月の終わりに、コロナ禍における原油価格・物価高騰対応のための枠が新たに創設をされまして交付限度額が追加されたこともあり、今回、補正後の時点で約6億7,600万円の活用可能額を有しているところでございます。 その使途につきましては、現在、各所管において検討を進めているところでございますが、6億7,600万円のうち約3億2,000万円は、先ほどのコロナ禍における原油価格・物価高騰対応分として、原油価格や物価高騰に直面する生活者、事業者の負担軽減策に使途が限定をされておりまして、国からは生活に困窮する方々の生活支援や学校給食費等の負担軽減、子育て世帯への支援、農林水産業者や運輸・交通分野をはじめとする中小企業者等への支援といった取り組み事例が示されているところでございます。 この点から、コロナ禍におけます原油価格・物価高騰対策が使途の中核となると考えておりますが、いずれにいたしましても各部としっかり協議をさせていただいて、補正予算の編成を引き続き進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、次の項です。教育費の社会教育コミュニティ事業助成金の八幡町公民館や田中区集会所では公民館の備品整備を予定されておりますが、この具体的な内容についてお尋ねをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 それぞれの整備予定額でございますが、佐志校区の八幡町の事業費総額は166万1,160円でございます。内訳といたしましては、天井つり型のエアコン2台の工事費121万円、会議用テーブル36台の35万9,640円、椅子40脚9万1,520円でございます。 北波多の田中区の事業費総額は152万4,857円でございます。内訳といたしまして、壁かけ型のエアコン2台の工事費72万2,000円、テレビ、DVDプレーヤー各1台37万1,580円、座卓としても使用できる高さ調整可能な会議用テーブル10台43万1,277円でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 昨年度の産経委員会での審査において、地区の集会所で使用するエアコンやテーブル類の購入については公民館類似施設に対する支援とも捉えられるため、担当部局との調整が必要ということで指摘が出ていたと記憶しておりますが、今回の補正予算について、どのような点を見直しされたのかお尋ねをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) 再質疑にお答えいたします。 昨年度まで、地域の祭りの用品や集会所の備品購入などを対象とした一般コミュニティ助成事業につきましては、当時の未来創生部で予算化し、集会施設の建設や大規模改修等を対象としたコミュニティセンター助成事業につきましては教育委員会で予算化をしておりました。コロナ禍の影響もあり、ここ2年ほど、一般コミュニティ助成事業での地域の祭りに要する太鼓やはっぴなどの申込みが少なく、結果、集会所等の備品購入で採択を受ける事例が多くなっておりました。 このような状況もありまして、コミュニティ事業助成金による備品購入支援につきましては、多くの集会所が市の公民館類似施設の指定を受けておりますことから、教育委員会の公民館類似施設整備補助金との支援範囲などについて調整が必要とのご指摘を産業経済委員会において頂いておりました。ご指摘を受けまして、教育委員会と協議し、地域の祭りなどに関するものについては地域交流部で、公民館類似施設に関するものについては教育委員会で予算化するよう調整を行いました。 よって、今回、総務費のコミュニティ事業助成金、教育費の社会教育コミュニティ事業助成金で、それぞれ計上させていただいたところでございます。 なお、次年度事業に関する申込みや申請の受付につきましては、佐賀県の地域交流部佐賀創生推進課を経由して自治総合センターに提出する都合上、これまでどおり、地域交流部地域づくり課で取りまとめを行い、手続を行うこととしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 自治総合センターコミュニティ助成事業、多くの事業があります。調べてみますと7つのメニューがあるようですが、その中で青少年健全育成助成事業、それから地域づくり助成事業、この支援内容や活用事例がどのようになっているのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご案内の2つのメニューにつきまして、ご紹介をさせていただきます。 1つ目、青少年健全育成事業でございますが、助成対象は市町村、またはコミュニティ組織となっておりまして、こちらは、令和4年度、全国で18団体が採択されており、うち14団体が市町村となっております。対象事業は、主に親子で参加するスポーツ・レクリエーション活動や文化・学習活動に関する事業及びその他コミュニティ活動のイベントに関する事業となっており、マラソン大会や映画会、ドローン体験などが採択されております。助成額は30万円から100万円までとなっております。 2つ目、地域づくり助成事業につきましては、申請区分が共生の地域づくり助成事業と活力ある地域づくり助成事業に分かれております。 共生の地域づくり助成事業につきましては、助成対象が市町村でございます。対象事業としましては、公共施設へのユニバーサルデザイン遊具バリアフリー対応車両移動図書館車両の購入等でございます。助成額は上限1,000万円、ソフト事業の場合は上限が500万円となっております。 一方、活力ある地域づくり助成事業につきましては、助成対象が市町村、広域連合、一部事務組合、地方自治法の規定に基づき設置された協議会、実行委員会等となっております。対象事業は、地域の活性化に資するため、地域資源の活用や広域的な連携を目的として実施する特色あるソフト事業となっております。具体的には、シンポジウムやイベント開催などが採択を受けております。助成額は上限200万円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) このコミュニティ助成事業は高率の補助率で手出しも少なく、備品等の購入や集会所の整備に活用できる制度で、非常に有利な制度であるというふうに感じております。有益であるため、知っている団体だけが申込みできるといったことがないように広く周知すべきと考えますし、産業経済委員会においても、しっかりとした周知を行うよう意見が出ていたというふうに思っております。 毎年、募集をかけられているようでございますが、具体的にどのような周知方法を取っておられるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 江頭地域交流部長。          (地域交流部長 江頭雅彦君登壇) ◎地域交流部長(江頭雅彦君) 再質疑にお答えいたします。 コミュニティ助成事業の周知についてでございますが、毎年8月に佐賀県を経由して自治総合センターから、次年度募集についての案内がございます。この案内を受けまして、市のホームページや行政放送による広報を行っております。 加えまして、一般コミュニティ助成事業コミュニティセンター助成事業などにつきましては、実施主体が自治会や町内会に限られますことから、行政連絡員宛て直接チラシを送付し、申込みを受け付けているところでございます。 また、本事業は宝くじの社会貢献広報事業ですので、整備完了後には唐津市報に整備内容を掲載するなどして事業の周知を図っております。 なお、こうしたコミュニティ活動における備品の整備や集会所の建設といったご相談につきましては、地域づくり課、生涯学習文化財課、また、各市民センター産業・教育課などが窓口となり、随時対応を行っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) このコミュニティ助成事業は100万円から250万円までは100%の補助で、机や椅子も対象というふうになっております。 一方、類似公民館整備事業では、エアコン整備などは補助対象とはなっておりますが、事業費の5分の3の補助であります。そして、追加で購入する机や椅子などについては補助対象外となっております。あまりにも差があるように思います。机や椅子の購入については対象としていいのではないかというふうに私は考えておりますが、部長の見解をお願いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 今年度から拡充いたしました公民館類似施設で使用する備品整備に対する補助につきましては、地域づくり課が所管しているがんばる地域応援事業補助金の対象としていた公民館類似施設の緊急修繕と備品整備を整理し、今年度から教育委員会で予算化するようにしたものでございます。市内の公民館類似施設は約310施設あることから、今年度は緊急性のある備品整備を対象としており、補助率3分の1、限度額20万円としておりますので、申請状況を見ながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) もう最後のお願いになるんですが、今、答弁がありましたように、やはり各地区には高齢者が非常に多くなっております。従来、床に座って会議等をやっていたんですが、今は膝が痛いとかいろいろありまして、椅子に座って会議をすることが多くなってきております。現在は補助対象外でありますので、各地区で購入をされておりますが、机や椅子などについては補助対象にしてもいいのではないかというように思っております。 また、備品についてでございますが、年に1回か2回使う備品もあるかと思います。他団体への貸付け等についても検討をすべき時期に来ているんではないかというふうに思います。この点については委員会のほうで十分協議をお願いして、次の項に移りたいと思います。 次に、報告第4号、令和3年度唐津市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について再質疑を行います。 事故繰越の理由について、もう少し詳しくお願いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 再質疑にお答えいたします。 事故繰越に至った理由でございますが、農業基盤整備促進事業は令和3年度末の工事完了予定でございましたが、河川の改修に伴う既設農業用水の改良か、下流に移設するかとの県との工法協議に期間を要したこと、また占用協議によりまして、仮設道路の位置に変更が生じたことによりまして、工事に支障となる九州電力、NTT、ケーブルテレビ線の敷設が必要となったこと、さらに、管更生材に使用する建設資材の納期が新型コロナウイルス感染症の影響によりまして時間を要することになり、3月末までの工事完了が困難になり、やむを得ず繰り越したものでございます。 次に、令和2年災害農地・農業用施設災害復旧につきましては、令和2年11月に災害査定を申請し、令和3年3月に内示を受けたものです。この、ため池の設計につきましては、査定時には標準設計で設計を行っておりましたが、工事発注に当たりましては構造計算等が必要であったため、同年6月に詳細設計を発注しましたところ、洪水吐の位置が当初予定していた場所では構造が安定せず、位置の変更が必要となり、当初復旧工事の内容と異なったことから、国や県への重要変更の手続が必要となったところでございます。この協議が令和4年2月に完了したことから、3月までの工事完了が困難となりまして事故繰越としたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 最後のところです。地元の受益者負担金の関係もあると思います。地元の説明の状況はどのような状況なのか、また、今後の計画は何年度に完了するのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 再質疑にお答えいたします。 地元の説明状況でございますが、農業基盤整備促進事業につきましては、既設管の管更生を行う際に断水を行う必要がありますので、農業関係者との協議を行い、作業期間中の断水においては承諾を頂いております。 また、令和2年災害農地・農業用施設災害復旧事業につきましては、地元の農業関係者と随時、事業の説明、施工前の説明を行っており、繰越しになったことについては理解を得ておるところでございます。 いずれの施設につきましても、農業用水使用への影響は最小限になるように工事を進めているところです。 次に、今後の計画でございますが、両事業とも前年度に契約を完了し、現在工事に着手をしております。農業基盤整備促進事業につきましては、令和5年3月に、令和2年災害農地・農業用施設災害復旧事業につきましては、令和4年10月の工事完了を予定しております。 また、今後とも工事の進捗状況を確認しながら、地元と合意形成を図った上で事業を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 以上で議案質疑を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) おはようございます。4番、志政会、久保美樹です。 今回提出されました議案のうち、議案第51号、令和4年度唐津市一般会計補正予算の中から、民生費2項目、敬老祝金支給事業費、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費、子育て世帯生活支援特別給付金給付事務費、議案第53号、唐津市敬老祝金支給条例の一部を改正する条例制定について、以上3項目について通告しておりましたが、民生費、敬老祝金支給事業費と、議案第53号、唐津市敬老祝金支給条例の一部を改正する条例制定については一括して質疑させていただきます。 それではまず、1項目め、敬老祝金支給事業費、唐津市敬老祝金支給条例の一部を改正する条例制定についての質疑をいたします。 この議案につきましては、前回の3月議会において改正案を取り下げられたわけですが、今回再提案されましたことについて、これまでの経緯についてお伺いいたします。 次に、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費並びに子育て世帯生活支援特別給付金給付事務費についての質疑を行います。 まず、この給付金の対象者の内訳についてお伺いいたします。 以上で、1回目の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 久保議員のご質疑にお答えいたします。 1項目め、敬老祝金支給事業費でございます。今回の改正までに至った経緯でございますが、令和4年3月市議会定例会におきましては、敬老祝金の支給額を100歳以上の方に3万円から、100歳の方に5万円、101歳以上の方への支給を廃止し、最高齢者に3万円を支給する改正を提案しておりましたが、議会の審議において、101歳以上の方へも敬老の意を表すべきなど、様々なご意見を頂く中で、改めて敬老祝金の在り方について再考する必要があると判断したため、議案を取り下げたものでございます。 取り下げて以降、議会からの意見等を踏まえて協議を重ねてまいりました。そうした中で、100歳を迎えられた方へ、大きな節目として手厚くお祝いをしたいとの思いと、101歳以上の方へも祝い金を支給し、長寿のお祝いをすることで整理ができましたので、再提案させていただくものでございます。 なお、101歳以上の方への敬老のお祝いとして、記念品の支給も含めて検討いたしましたが、祝金としたところでございます。 次に、2項目め、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費及び同事務費でございます。本給付金は新型コロナウイルス感染症の影響の長期化に加え、昨今の物価高騰などにより困難な状況にある低所得の子育て世帯に対し、その実情を踏まえた生活に対する支援を行うため、令和4年3月31日現在で18歳未満の対象児童に1人当たり5万円を支給するものでございます。 本市における今回の支給対象者は2,466人、支給対象児童は4,506人を見込んでおります。その内訳でございますが、児童扶養手当受給中のひとり親世帯の支給対象は1,626人、対象児童は2,826人、ひとり親世帯以外の住民税非課税世帯の支給対象者は840人、対象児童は1,680人でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、敬老祝金支給事業費並びに唐津市敬老祝金支給条例の一部を改正する条例制定についてから再質疑を行います。 今回の改正内容につきましては、本来の条例の目的でもある、長寿を祝福し、敬老の意を表するということに十分配慮がなされたのでしょうか。その点について確認させていただきます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 敬老祝金の在り方につきましては、さきの議会で議案を取り下げて以降、議会からの様々なご意見や、長い人生を過ごされてきた方への配慮という点を中心に協議を重ねてまいりました。 そうした中で、これまで社会の発展に貢献され、1世紀を過ごされてきた101歳以上の高齢者に対しても敬老祝金を支給することとし、長寿のお祝いと感謝の気持ちを伝えてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) お年寄りを敬う気持ち、感謝の気持ちは持ち続けながらも、今回、金額の引下げとなってしまったことに少々残念な気持ちもありますが、ともかく、この祝金支給については、取下げ後、議会や委員会での意見を多く取り入れたことであり、検討されたことにつきましては理解できました。 それでは、今回の改正内容の中で、特別措置が取られた令和4年度に限り、101歳の方に2万円を加算して支給するという件につきまして、詳しい説明をお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 特例措置についてでございますが、令和4年度に限り、101歳になられる方に対しまして2万円を加算し3万円を支給するとしております。この特例措置は、改正後の支給額が令和4年度から100歳の方に5万円を支給することによりまして、令和3年度に100歳として3万円の支給を受けられている方は令和4年度に101歳として1万円の支給を受けられ、この2年間の支給額が4万円となりますが、令和4年度以降に100歳として5万円、その翌年度に101歳として1万円の支給を受けられますと、2年間の支給額が6万円となり2万円の差が生じてしまうため、特例措置を設けたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 特例措置についても理解させていただきました。 それでは、この項、最後の質疑になります。 祝金の額は減少したものの、長寿を祝福し、敬老の意を表するといった条例にのっとり改正された今回の内容ですが、しばらくの間は改正せずに続けていかれるものでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今後の見直しでございますが、今のところ、何年後に改正するといった計画はございません。しかしながら、超高齢化社会の進展や、日本人女性の平均寿命が88歳に近づいていることなどを考えますと、3月議会でもご意見を頂きましたが、敬老祝い金全体の在り方につきまして、今後見直す時期が来るのではないかと感じております。引き続き、高齢者福祉計画や社会情勢を見ながら、見直しについては慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) これまでの条例については、合併後の平成18年からずっと施行され、今回が初めての改正となったとのことでございますが、今回の再提案をきっかけに、お年寄りを敬う心や感謝の気持ちはいつまでも持ち続けていかなければならないと改めて感じたところでございます。 そして、このように心を込めた祝金などについては可能な限り継続していけるよう、常日頃から不用な歳出の見直し、不用な財産については一日でも早く処分し歳入を増やすなどして、このような感謝の気持ちを伝えるための祝金まで廃止しなければならないようなことにならないよう、人に優しく思いやりのある唐津市で、いつまでもあり続けていただきたいと思いながら、次の質疑に入ります。 それでは、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費並びに子育て世帯生活支援特別給付金給付事務費についての再質疑を行います。 先ほど、ご説明いただきました給付金の対象者でございますが、その対象となる要件についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 本給付金の支給要件の詳細でございますが、まず、ひとり親世帯につきましては、1つ目に、令和4年4月分の児童扶養手当受給者、2つ目に、公的年金等を受給していることにより令和4年4月分の児童扶養手当の支給を受けていないが、養育者の所得が児童扶養手当を受給している方と同じ水準である方、3つ目に、令和4年4月分の児童扶養手当は受給していないが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、収入が児童扶養手当を受給している方と同じ水準となっている方でございます。 次に、ひとり親世帯以外につきましては、1つ目に、令和4年4月分の児童手当及び特別児童扶養手当の受給者で令和4年度分の住民税均等割が非課税である方、2つ目に、児童手当、特別児童扶養手当受給者以外で18歳未満の児童を養育しており、令和4年度分の住民税均等割が非課税である方、もしくは新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、収入が住民税均等割非課税と同じ水準となっている方でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは次に、この給付金を受けるに当たっての申請に関する手続についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 本給付金の迅速な支給のため、令和4年4月分の児童扶養手当受給者、令和4年度住民税均等割非課税の児童手当、特別児童扶養手当の受給者には申請を求めることなく、各手当の指定口座へ振込を行います。今回の対象として見込んでおります2,466人のうち、9割以上の約2,270人に、申請なしで給付金を支給する予定でございます。 そのほか、高校生のみの養育者などのように児童手当等の受給をされていない方や、令和4年1月以降の収入が減少された方につきましては、支給口座の登録や収入状況の確認のための申請をしていただく必要がございますので、適切な周知及びご案内に努めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 新たな対象者となられた方々につきましては、申請に当たっての不備や申請漏れのないよう適切な周知や対応をお願いします。 それでは次に、今回の給付金に係る事務費についてどのようなものが計上されているのか、その内容についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 本給付金に係る事務費といたしましては、業務に従事する職員の時間外手当、事務補助職員の報酬、郵便料、銀行振込に係る手数料、システム改修費用等に要する経費として、合わせて649万3,000円を計上しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは次に、今回の給付金が支給されるまでのスケジュールについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今回の給付金の趣旨は生活支援でございますので、できる限り迅速な支給を行いたいと考えております。 申請を要しない方への支給につきましては、予算成立と同時にシステムを改修し、支給対象者を抽出、支給要件のチェックを行った後、対象者へ給付金の支給についての案内を送付いたします。実際の振込につきましては、国ができるだけ6月中の支給を求めていることもありますので、6月30日までに振込を完了したいと考えております。 また、申請が必要な方につきましては、6月下旬ごろから申請の受付を開始し、申請受付後1カ月以内に随時支給を行う予定でございます。 なお、申請の期限は令和5年2月末日までとなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 給付金の支給につきましては、6月30日までに振込完了とのことで、正確かつスピーディーな対応が求められるところではございますが、さきの山口県のある自治体での誤送金問題のようなことが決して発生することのないよう、システムやチェック体制の強化には十分努めていただきたいと思います。 それでは、最後の質疑となります。 今回、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、県内、他の自治体では子育て世帯への追加の支援が実施されているところもあるようです。本市においてはどのようにお考えなのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 国の地方創生臨時交付金を活用し、今回の給付金に上乗せで支給を行う自治体もあるようでございます。県内では、多久市と基山町が実施予定とのことでございます。 これまで、コロナ禍における子育て世帯、特にひとり親世帯の家計の悪化への対策として、令和2年度から令和3年度にかけて数度にわたり特別給付金が支給され、子育て世帯を経済的に支援しておりますので、本市として、今回の給付金の上乗せ支給を行うことは現段階では考えておりません。 しかしながら、コロナ禍の長期化、燃料をはじめとする物価高騰が及ぼす影響は、今回の支給対象の方のみならず、多くの方が受けられているのではないかと思います。物価高騰等に直面する子育て世帯の負担軽減に向け、引き続き支援の検討を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) このところ、コロナの感染者数が減少し、若干落ち着いてきたかのような現在の状況ではございますが、原油や資源の高騰による食料品をはじめとする生活必需品の物価の高騰により、経済状況はまだまだ先行きも不安な状況です。子育て支援につきましては給付金の上乗せではなくとも、引き続き、何らかの手厚い支援をよろしくお願いいたします。 以上で、私の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) おはようございます。3番、志政会、宮原辰海です。 今議会に提出されました予算議案の中から、議案第51号、令和4年度唐津市一般会計補正予算から8款土木費の4項目について質疑いたします。 まず、1回目の質疑ですが、道路新設改良費から千々賀石志線道路改良事業費の事業概要についてお尋ねいたします。 次に、同じく道路新設改良費から呼子町内線道路改良事業費の事業概要についてもお示しください。 続きまして、3項目めですが、排水路整備費につきましては事業箇所及び事業内容、併せて工期についてもお尋ねいたします。 最後の項目になりますが、河川維持費につきましても事業箇所及び事業内容と工期についてお尋ねいたしまして、1回目の質疑を終わります。 よろしくお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 4項目ございました。1つ目の千々賀石志線の事業概要につきましては、石志地区と千々賀交差点とを結ぶ路線でございます。近隣には唐津市消防署中部分署や周辺の工業団地に様々な企業が誘致されておりまして、地域の発展に伴う企業への通勤や大型車両など、交通量のさらなる増加が考えられますことから、交差点の円滑な通行の確保はもとより、地域住民の安全な通行を確保するため、歩道整備を含め、右折レーンを設置する交差点改良事業でございます。 次に、呼子町内線でございます。市道呼子町内線は唐津市の観光拠点であります唐津市呼子町に位置しておりまして、呼子朝市通りと呼子台場を結ぶ路線でございます。 延線上には県指定の重要文化財である鯨組主中尾家屋敷をはじめ歴史的町並みが残っており、歴史・文化散策ゾーンとして位置づけられておりますが、経年劣化による舗装の老朽化、側溝の通水不良が発生するなど、通行に支障を来している現状でございました。このため、周辺の景観に配慮した側溝整備及び石畳風の透水性ブロック舗装を行いまして、快適な通行の確保を行う事業でございます。今回は40メートルの道路改良を予定しております。 次に、排水路整備の財源、または事業概要等でございました。 まず、排水路整備事業におきましては、財源として緊急自然災害防止対策事業債を活用しております。この事業債は防災・減災、国土強靭化のための3カ年緊急対策と連携しつつ、災害発生予防、拡大防止を目的として、地方が単独事業として実施する防災インフラの整備を推進するため、新たに創設されたものでございまして、事業期間は令和7年度までとなっております。財源は緊急自然災害防止対策事業債が100%充当されており、このうち元利償還金の70%が地方交付税として措置をされます。 今年度の施工内容といたしましては、ブロック積、石積での護岸工事を行う予定でございまして、旧唐津地区7カ所、浜玉地区2カ所、厳木地区3カ所、北波多地区2カ所、鎮西地区1カ所、七山地区3カ所、合計18カ所でございます。 なお、工事の時期につきましては、排水路整備でございますので、出水期を避けるために秋以降に着手しまして、年度末完了を目標としております。 次に、河川維持費の事業概要等でございました。 河川維持費につきましては、近年の河川氾濫等の大規模な浸水被害等が相次ぐ中、被災後の復旧費を考慮しても維持管理のための河川等のしゅんせつが重要ということで創設されました緊急しゅんせつ推進事業により事業推進をいたしております。河川内に堆積している土砂除去を行うしゅんせつ工事を行う予定でございまして、旧唐津地区3カ所、肥前地区1カ所、合計4カ所でございます。 なお、工事の時期でございますが、河川のしゅんせつでございますので、排水路整備費と同様に出水期を避けるために秋以降に着手し、年度末完了を目標としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 千々賀石志線道路改良事業費につきまして再質疑を行います。 この事業は、令和4年度の当初予算で計上されており、そしてまた今回の6月補正予算でも計上されております。その理由につきましてお尋ね申し上げます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 令和4年当初に、交差点改良に先立ちまして実施いたします歩道整備の事業費として、予算3,280万円を計上いたしておりました。 またその後、国の交付金の内示によりまして、申請事業費よりも多くの配分を受けることができましたことから、当初予算を、こういった配分事業費を6月補正予算にて予算を要求するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 続きまして、呼子町内線道路改良事業費につきまして、再質疑をいたします。 この地域では、今年の10月16日に鯨の山車を引いて町並みを練り歩きます呼子くんちが復興されると聞いております。新しく整備される道路が、今後、呼子くんちに花を添えてくれるものと思っておりますが、この路線の事業のスケジュールにつきましてお尋ね申し上げます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 呼子町内線の事業スケジュールでございますが、本事業は国の交付金を活用し事業を実施しておりますので、交付金の配分状況によっては事業期間の変動も考えられますが、現時点では令和7年度の完成を目指して事業を実施いたしております。住民の生活道路、歴史・文化散策ゾーンとして位置づけられている路線でありますので、交付金の要望等をしっかり行い、早期の事業完了に努めたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 呼子くんちを盛り上げていただくためにも、できるだけ早い事業の完成を期待しております。 次に、3番目の項目、排水路整備費について再質疑を行います。 前年に比べまして事業費が増額されておりますが、その理由についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 前年度と比較しまして8,100万円ほどの増額となっております。これは施工箇所数が、前年の9カ所に比べまして、今年度は18カ所と2倍に増えております。施工延長で申し上げましても、約857.3メートルほど増えております。 こういった増額の理由としましては、職員のパトロールによる護岸の点検や地元の要望が増えたことが要因となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 職員のパトロールによりまして工事が必要な箇所を見つけていただくことは、甚大な被害を未然に防ぐためにも非常に重要なことだと思っております。 この項、最後の質疑になりますが、今回18カ所の事業が予定されておりますが、採択されていない箇所はありますか、お示しください。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 今回18件の事業申請がありまして、全て採択をされております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) あわせまして、この事業の申請から事業採択までの流れにつきましても、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 事業採択までの流れでございますが、例年地元の要望に加えまして、市が管理しております河川の中から、職員のパトロールにより、災害を未然に防ぐ必要がある河川を選定いたしまして、次年度の4月に申請を行いまして、県、国の審査を受け採択を判断されることとなります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。
    ◆3番(宮原辰海君) それでは、最後の項、河川維持費につきまして再質疑を行います。 前年に比べまして事業費は減額されておりますが、その理由につきましてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 前年度に比べまして事業費が減額しているということでございますが、前年に比べまして3,850万円ほどの減額という状況になっております。 これは、施工箇所数が前年度の10カ所に比べまして今年度は4カ所となっておりまして、施工延長で申し上げましても2,530メートルほど減少しております。地元の要望があった箇所は全て申請し採択されておりますので、事業費の減額というよりもしゅんせつ等に関する地元の要望、職員によるパトロール点検におきまして、前年と比較した場合の対象箇所数が少なくなったためということでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) それでは、最後の質疑になりますが、今回の事業箇所数は4カ所ということでしたが、何件ほどの申請を行われて何件が事業採択に至ったのか、お尋ねいたします。 あわせまして、事業採択までの流れにつきましてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 今回4件の事業申請がございまして、全て採択をされております。 また、採択までの流れについてですが、排水路整備事業と同様、例年地元の要望、また、市が管理している河川の中から職員のパトロールによる点検によりまして選定いたしておりまして、これも同じように次年度の4月に申請を行い、県、国の審査を受け採択を判断されることとなります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 排水路整備事業にしましても、河川維持事業につきましても、全ての要望が事業採択に結びついたということは、市民の皆様も、地元を代表する行政連絡員の方々も安心されたのではないかと思います。 今の時期、各地の河川では蛍が飛んでいます。穏やかな清流でしか見ることができない蛍の乱舞は貴重な観光資源でもあります。生き物の生態系と自然環境にも配慮した施工計画を立てていただきたいということと、市民の安心安全を守るための監視パトロールにつきましても継続して実施していただきたいということをお願いいたしまして、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 10番、志政会、古藤宏治でございます。 議案質疑を行います。 議案第51号、令和4年度唐津市一般会計補正予算の中から総務費の離島航路補助金についてですが、佐賀県には7つの有人離島がありますが、その離島の全部が本市にあるわけですが、市内の離島航路は本土と離島を結ぶ唯一の交通手段であり、国道、県道等に匹敵するものであります。また、動脈でもあります。離島の住民の皆さんの生活の安定のためにも、しっかりとした支援をしていく必要があると考えております。 それではまず、市内の7つの離島航路の補助の状況についてお伺いをいたします。 次に、農林水産業費施設園芸支援緊急対策事業補助金についてですが、まず、本事業は燃油価格の高騰に伴う農業者支援ということですが、過去と比較してどのくらい燃油価格が高騰しているのか、また、農業においてはどのような影響が生じているのかをお尋ねをいたします。 これで1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 古藤議員のご質疑にお答えいたします。 市内にある7つの離島航路の状況でございますが、市内4つの航路が運航に対し国から補助を受けておりまして、神集島航路、加唐島航路、馬渡島航路、小川島航路が国庫補助航路となっております。 また、国の補助を受けていない、市、県で補助を行っております航路が3航路ございまして、高島航路、向島航路、松島航路でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 古藤議員の質疑にお答えいたします。 燃油価格高騰の推移と価格高騰に伴う農業への影響についてというご質疑でございました。 まず、燃油価格高騰の推移でございます。農業で最も使用されている燃油につきましては、施設園芸用ハウスの暖房に使用されておりますA重油でございます。A重油に関しまして、JAからつの販売実績を基に1リットル当たりの販売単価の推移を申し上げます。平成25年度、93円から101円、平成26年度、70円から107円、平成27年度、52円から76円、平成28年度、52円から69円、平成29年度、68円から82円、平成30年度、78円から98円、令和元年度、82円から90円、令和2年度、55円から81円、令和3年度、87円から113円でございます。 平成25年度から平成26年度の一時期に高騰いたしましたが、近年は最大で80円から90円程度、低いときには50円台に落ち着いておりました。それが、昨年11月頃から一気に高騰し、本年2月には113円と、ここ10年なかったような単価にまで上昇し、現在も110円前後に高止まりしている状況でございます。 次に、燃油価格高騰の農業への影響でございますが、燃油価格の高騰は農業者の経営コストを増大させ、経営を圧迫しております。特に本市におきましてはハウスミカンなど、ハウス内の暖房にA重油を多く使用するため、経営コストに占める燃油量の割合が大きく、そういった施設園芸農業者にとりましては、特に大きな打撃となり、経営継続が厳しい状況に置かれていると認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) それでは、離島航路補助金の再質疑を行います。 離島航路の補助金は当初予算で請求されていたと思いますが、今回の補助金の概要についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 今回の補助金の概要についてでございますが、各航路を運航しております船舶の減価償却に係る補助で、取得価格1割の残存価格分について補助を行うものでございます。 離島航路を運航している船舶の補助につきましては、船舶の建造時ではなく、運航事業者が航路損益上で減価償却する際に航路運営に係る欠損額の補助金として補助しております。 航路船舶に対する補助につきましては、平成19年度の税制改正によりまして、減価償却する際に取得価格の1割を残存価格として差し引き、9割を減価償却する制度が廃止となりまして、1円まで減価償却することができるようになりました。 しかし、離島航路の運航補助を行っております国土交通省は、この補助を段階的に行うこととし、まず、平成24年9月30日より後に取得された船舶は、この残存価格分について補助を行っておりますが、それ以前に建造された船舶については、船舶のトン数などに条件をつけ、徐々に補助を行ってまいりました。今回、国が本市で運航する船舶について補助をすることとしましたので、市及び県につきましても残存価格から国庫補助を差し引いた欠損額の補助を行うこととしたものでございます。 また、国庫補助航路以外の船舶につきましても、今回、国が補助するタイミングに合わせまして補助するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 今回、補助を行う概要については伺いましたが、各航路の具体的な補助金額についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 今回補助を行います航路の船舶は、加唐島航路のかから丸、馬渡島航路のゆうしょう、小川島航路のそよかぜ、高島航路のニューたかしまになります。 補助対象経費については、船舶の取得価格1割の残存価格分についてで、補助金額については補助対象経費から国庫補助金額を引いた額となります。具体的な金額につきまして申しますと、加唐島航路かから丸の補助対象経費が1,324万4,099円で、補助金額が826万8,894円、馬渡島航路ゆうしょうの補助対象経費が2,151万8,653円で、補助金額が1,618万9,154円、小川島航路そよかぜの補助対象経費が2,400万9,528円で、補助金額が1,683万7,040円、高島航路ニューたかしまの補助対象経費が802万1,304円で、補助金額が同額の802万1,304円になります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) この項、最後の質疑ですが、今回補助を行う航路の船舶の状況については分かりましたが、それ以外の航路の船舶の状況についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 今回補助を行います航路以外の船舶の補助の状況についてでございますが、まず、神集島航路の荒神丸については、船舶の取得が平成27年6月で、償還期間が5年のため、既に船舶の補助は終了いたしております。 次に、松島航路の新栄につきましては、船舶の取得が平成25年3月で、こちらも償却期間が5年のため、既に船舶の補助は終了しております。 最後に、向島航路のむくしまにつきましては、令和3年10月の取得でございまして、こちらは今後補助していくこととなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) ありがとうございました。 次に、施設園芸支援緊急対策事業補助金の再質疑を行います。 過去に例のない燃油価格の高騰であり、農業者の経営コストは増大して経営を圧迫しているとの答弁でした。 次に、本事業では対象者を施設園芸農業者とされていますが、先ほど少し触れましたが、今回、施設園芸農業者に絞って支援することにした経緯について詳細をお願いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) お答えいたします。 対象者を施設園芸農業者に絞った経緯の詳細をお答えいたします。 昨今の燃油価格高騰に伴う国の支援といたしましては、販売店への直接支援や農業用A重油購入に対するセーフティーネット構築事業が実施されております。 そのような中、本市の独自支援といたしましては、市内農業者のニーズ、要望はあるものの、国が講じることのできない部分に対するきめ細かな支援策を講じ、農業者が安心して生産活動及び農業経営を継続できるような施策とするよう検討を進めてまいりました。 そこで、今回、緊急的に支援すべき農業者を、特に大きな影響を受けた方である経営コストに占める燃油量の割合が大きい施設園芸農業者とさせていただき、市内に住所を有して施設園芸農業を営む方に対しまして支援を行いたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 対象者を施設園芸農業者に絞った理由に関しては理解をいたしました。 次に、支援の内容について質疑をいたしますが、市独自支援の対象機械をハウス加温機の再導入とされた根拠についてお尋ねをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) お答えいたします。 ハウス加温機につきましては、ハウスミカンやイチゴなどのハウス内の暖房に使用されており、加温機単体またはヒートポンプによる電力との併用にて温度管理、栽培管理がなされております。加温機は故障が少ないこと、また、再導入に関しては国、県などの補助対象にならないことから、長期間使用されている実態がございます。 製造メーカーの経年変化一覧によりますと、導入から30年経過した加温機は、経年劣化によって熱効率が10%悪化することが示されており、本市においても、30年程度経過した加温機が多く稼動しているとお聞きしております。これを新しくすることで燃油消費量が改善され、経営コストの削減と農業経営を継続する動機づけになると考えまして、加温機の再導入を今回の支援対象とするものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) それでは次に、本事業の実施による効果についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) お答えいたします。 加温機の再導入による事業効果でございますが、投資効果の試算を行いましたところ、30年経過した加温機を再導入した場合、ハウスミカンでは10アール当たり、年間約1,300リットル、加温機1台当たりで約2,000リットルの燃油消費量削減につながることが期待できるものでございます。 なお、ヒートポンプ及び加温機の事業実施前後での使用量を比較することで削減量が明らかとなり、詳細な事業効果として見えてくるものと考えております。 本事業の実施によりまして、施設園芸用の燃油購入に係る経費負担を軽減して施設園芸農業者の経営継続につながり、施設園芸産地としての維持に資するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 最後の質疑になりますけども、次に本事業の対象者となる施設園芸農業者は市内全域にたくさんの方がおられますが、事業周知方法と申請から補助金を受け取るまでの事業スケジュールについてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 再質疑にお答えいたします。 事業の周知方法と、申請と交付のスケジュールに関するご質疑でございました。 まず、事業の周知につきましては、全体としての周知を本市のホームページに掲載して行い、個別の周知といたしましてはJAからつの作物ごとの会議などで広く事業周知を行っていただくよう依頼する予定としております。 また、JAに属しておられない農業者に対しまして、市で把握している方については、直接電話や郵送などで案内を行い、申請の意向確認を行いたいと考えております。 次に、申請及び交付のスケジュールにつきましては、本議会にてご承認を頂きましたら、直ちに交付要綱の制定を行い、申請の受付を8月中に開始し、ハウスの加温が必要な時期に間に合うよう導入がなされ、また、年度内に事業完了できるようなスケジュールで進めていきたいと考えております。 また、早期に補助金をお届けできるよう、概算払いが可能な制度設計とする予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) これで議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 11番、志政会、吉村慎一郎です。議案質疑をいたします。 議案第51号、令和4年度唐津市一般会計補正予算中、民生費の令和4年度住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金給付事業費、事務費、衛生費の新型コロナウイルスワクチン接種事業費農林水産業費のふるさとの森づくり事業費、以上3項目について質疑をいたします。 まず、民生費の令和4年度住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金給付事業費、事務費についてお伺いします。住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金について、令和4年度住民税非課税世帯に対する給付に至る経緯をお伺いします。 次に、衛生費の新型コロナウイルスワクチン接種事業費について伺います。これまでの新型コロナウイルスワクチンの接種状況、これは離島も含めた経過についてお伺いします。 最後に、農林水産業費のふるさとの森づくり事業費についてお伺いします。事業概要とこれまでの実績についてお伺いします。 以上、1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 1項目め、令和4年度住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金給付事業費及び同事務費でございます。 今回の給付金につきましては、政府でコロナ禍における原油価格、物価高騰等、総合緊急対策について閣議決定が行われ、真に生活に困っている方々への支援措置の強化として、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金について、家計急変により受給資格があるにもかかわらず、申請がないことにより受給できていない世帯に対して、令和4年度の課税情報を活用したプッシュ型の給付を行うことが示されました。この政府の方針を受け、令和3年1月以降の家計急変世帯に該当する世帯のうち、令和4年度の住民税が非課税となる世帯についてプッシュ型による給付を行うことで、給付の拡大と促進を図るものでございます。 次に2項目め、新型コロナウイルスワクチン接種事業費でございます。 ワクチン接種の進捗状況でございますが、新型コロナワクチン接種につきましては、まず1、2回目の初回接種が昨年の3月から医療従事者等を対象に始まりまして、4月には一般の高齢者の接種を始めております。その後、順次年齢枠を増やして接種を続けてまいりました。現在は5歳以上の方が対象でございまして、6月6日現在における本市の全人口に対する接種者数と接種率は、1回目接種が9万785人で77.2%、2回目接種が9万283人で76.8%となっております。 また、3回目の追加接種につきましては、昨年12月から医療従事者等を対象に始まりまして、こちらも順次年齢枠を増やして接種を続けております。現在は12歳以上の方が対象でございまして、6月6日現在、6万5,703人の方が接種をされており、全人口に対する接種率は55.9%となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 ふるさとの森づくり事業の概要とこれまでの実績についてという質問でございました。 この事業につきましては、平成20年度から県の森林環境税を財源とし、佐賀県重要森林公有化等支援事業補助金として始まりまして、その後、平成30年度からは佐賀県ふるさとの森づくり事業補助金と名称を変更されております。この補助金は事業費の100%補助でございまして、これを活用して事業を実施しております。 事業内容といたしましては、森林が有する公益的機能の高度発揮及び維持増進を図るために、公的な管理を必要とする重要な私有林について、整備を実施するものでございます。市内の民有林面積約2万1,600ヘクタールのうち、事業の対象となり得る森林面積は約1万6,480ヘクタールございまして、過去に実施した事業を地区別に申しますと、相知地区で平成23年度から平成29年度にかけて、切捨間伐を57.3ヘクタール、事業費約1,095万円、北波多地区で平成25年度から平成27年度にかけて、切捨間伐を14.4ヘクタール、事業費約638万円、唐津市鬼塚地区で平成27年度から平成29年度にかけて、切捨間伐を36.3ヘクタール、事業費約926万円、厳木地区で平成28年度から令和3年度にかけて、切捨間伐や広葉樹の植栽等を1.4ヘクタール、事業費630万円を実施しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 令和4年度住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金給付事業費、事務費について再質疑を行います。 令和4年度住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金を行うことにより家計急変世帯の支給要件はどうなるのか、また、判定方法も含めお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 家計急変世帯に対する支給要件についてのご質問でございました。 これまで、住民税非課税世帯でない世帯のうち、令和3年1月以降において、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、家計急変となった世帯が対象でございましたが、今回、令和4年度住民税非課税世帯がプッシュ型での給付金の対象となることから、家計急変の対象となる世帯といたしましては、令和4年1月以降の家計が急変した世帯で、住民税非課税世帯の水準に相当する世帯が対象となるものでございます。 家計急変世帯に適合するかの判定方法でございますが、同じ世帯の方、それぞれの1年間の収入見込額または所得見込額が、市町村民税均等割で非課税となる水準に相当する額以下であるかどうかで判定いたします。 1年間の収入見込額等につきましては、令和4年1月以降で、新型コロナウイルス感染症の影響により減少した1カ月の収入を12倍することで見込額を算定しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次の質疑ですが、令和3年度に住民税非課税世帯であり、既に住民税非課税世帯等の臨時特別給付金を受給した世帯については、今回の給付の支給対象となるのかお伺いしますが、また、対象とならない場合はその趣旨をお示しください。また、外国人の方も対象となるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今回の給付金につきましては、令和3年度において家計急変により受給資格があるにもかかわらず、申請がないことにより受給できない世帯に対して行う措置でございます。そのため、既に令和3年度の住民税非課税世帯や、あるいは家計急変世帯に対する給付のいずれかを受けた世帯につきましては、給付の支給を受けることはできません。なお、外国人の方につきましても、給付の要件を満たす場合には臨時特別給付金の支給の対象となります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) ただいま、令和3年度において家計急変により受給資格があるにもかかわらず、申請がないことにより受給ができない世帯に対して行う措置ということで理解ができました。 次の質疑ですが、住民税については条例で免除されている世帯もあると思いますが、そのような世帯はどのようになるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 条例で住民税の免除を受けている世帯の取扱いでございますが、唐津市税条例第51条で定める市民税を減免する者として、生活保護法の規定による保護を受けている者、あるいは当該年において所得が皆無となったため、生活が著しく困難となった者などについては、給付金の対象となります。 また、地方税法に定める天災、その他特別の事由がある場合において、市町村民税の減免を必要とすると認める者、貧困により生活のための公私の扶助を受けている者、その他特別の事由がある者として住民税が課税されていない世帯に該当し、課税されている世帯から税扶養を受けていないなど、そのほかの支給要件を満たせば支給の対象となるものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑ですが、臨時特別給付金を受給するために必要な手続についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 受給をするために必要な手続でございますが、いわゆるプッシュ型の支給方法につきましては、まず、令和4年6月1日現在で本市に住民登録をされている世帯のうち、市が支給要件に該当する世帯に確認書を送付いたします。確認書が届いた世帯は、確認書に明記されている項目をご確認いただき、市に返送していただきます。その後、確認書の内容に不備がないか審査を行い、指定の口座に振込をいたします。 なお、令和4年1月2日から6月1日までに市外から転入された世帯で、未申告などの事由により市で課税状況が確認できない場合は、対象となる世帯の方に確定申告を行っていただく必要がございます。税の確定後、申請書による手続を行っていただくことになります。 また、令和4年6月2日以降に転入された非課税世帯の方は、転入前の住所地の自治体での申請となります。そのほか、家計急変世帯への支給につきましては、申立書など必要書類をそろえていただき、申請時点で居住する市町村に対し、所定の申請書を提出することになります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) スムーズな手続を行っていただくことをお願いし、次の質疑に移ります。 新型コロナウイルスワクチン接種事業費について、再質疑を行います。 4回目接種の対象者とスケジュールについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 まず、4回目接種の対象者でございますが、年齢により対象者が異なっており、3回目の接種完了から5カ月を経過した方に接種することになります。年齢が60歳以上の方は全員が対象ですが、18歳から59歳までの方につきましては、基礎疾患などによって免疫機能が低下した状態にある方など、感染した場合に重症化リスクが高い方が対象となります。人数につきましては、60歳以上で約4万5,100人、18歳から59歳までの基礎疾患等のある方で約6,500人、合計で約5万1,600人を見込んでいるところでございます。 4回目の接種のスケジュールについてでございますが、最初の接種券発送を6月29日に行い、お手元に届くのが7月1日頃と予定しております。以降も3回目接種から5カ月経過した方に順次、月3回の発送を予定しております。接種券が届いた段階で医療機関での接種予約、市の集団接種の予約ができるよう関係機関との調整をいたしております。なお、離島につきましては、6月下旬から先行して接種を始める計画をしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次の質疑ですが、59歳以下は基礎疾患などがある方だけが対象とのことでありますが、接種券の発行方法はどのようになるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 18歳から59歳までの方のうち、基礎疾患などがある方への4回目接種券の発行方法について、当初、対象者からの申請が必要と国から示されておりましたが、後に3回目接種された方全員に発行する方法も認められました。 本市といたしましては、申請手続に係る市民の負担などを考慮しまして、全員に発行する方法を採用したいと考えております。60歳以上の方と同様に、接種間隔に合わせて接種券が順次送られますので、届いてすぐに接種の予約がしていただけることになります。一方、基礎疾患などがなく、4回目接種の対象とならない方も接種券を発送しますので、封筒に接種対象の方を分かりやすく表示したり、簡易的な基礎疾患の確認チェック表を同封するなど工夫をいたしておりまして、ご理解を得たいと考えております。また、現時点では対象外でも、大切に保管していただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 基礎疾患に関係なく、対象が拡大された際には今回の接種券を使用できるということでありますが、接種券を破棄されないような周知の徹底もお願いしたいと思います。 次の質疑ですが、本市のワクチン接種における相談体制についてですが、コールセンターや本庁、各支所窓口において、市民から副反応、その他どのような相談があっているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 市民からの相談への対応についてお答えいたします。 ワクチン接種に関する相談体制につきましては、市のコールセンターのほか、本庁、各市民センターの窓口で対応しておりますが、相談件数は昨年5月から本年5月末までの実績で、コールセンター相談が約2万2,770件、唐津市健康サポートセンター「さんて」を除く窓口相談が約5,660件となっております。 相談内容といたしましては、一般的な接種の予約に関する相談のほか、接種後に発熱症状があるが大丈夫かといった副反応についてのご相談も頂きます。その場合には、副反応の種類などについて説明をいたしておりますとともに、より詳しいお尋ねになりたい場合は、佐賀県ワクチン副反応等相談センターをご案内させていただいているところでございます。 そのほか、これまでのお問い合わせでは、ワクチンの効果についてのご質問、転入や転出をした場合の接種の仕方についてのご質問、かかりつけ医がワクチン接種を行っていない場合にどこで接種をしたらよいかといったようなご質問などがあっております。市民のニーズに合わせた対応ができますよう、今後も相談体制を整備してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次に、全国的に若者の接種割合が低いと言われております。そういった接種割合が低いと思いますが、接種率を上げるための対策についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 まず、20歳代の方の3回目の接種状況を申し上げますと、6月6日現在、8,981人の対象者に対し3,371人で、接種率は37.5%となっております。また、30歳代の方につきましては、1万989人の対象者に対し4,318人で、39.3%の接種率となっております。 若い方の接種が進まない理由といたしましては、SNSなどでワクチンに対する否定的な情報が多いことや、若いと重症化しないのではないかという認識が広まってしまいまして、3回目接種に対して消極的になってきていることが考えられます。しかし、3回目のワクチン接種をしていない若い世代で重症化するケースも実際にありますことから、本市といたしましては、接種率を上げるため、公式LINEやホームページ、行政放送での情報発信はもとより、唐津東松浦医師会や唐津保健福祉事務所のご協力を頂いて、正しい知識の普及啓発のための動画を作成し、ユーチューブでの発信を行っております。また、仕事帰りや休みの日に接種しやすいよう集団接種を土日や夜間に実施いたしております。また、ボートレースからつで実施した際は、予約なしでの接種も行っております。 今後も若者のニーズを把握し、正しい情報を分かりやすく丁寧に発信するよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 今、お伺いするとかなり、40%以下の若い人たちの接種率ということでございます。とにかく情報発信をしていただいて、若い人たちへの周知理解を促進していただきたいと思います。 それでは最後の質疑ですが、他市でモデルナ製ワクチンの廃棄について報道されております。本市の状況はどのようになっているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 ワクチンの廃棄の状況についてお答えいたします。 現在、本市が保有しておりますワクチンの使用期限は、一番短いものでファイザー社製が10月31日、モデルナ社製が10月21日となっております。現在、集団接種ではモデルナ社製を用いることとしておりますほか、医療機関での個別接種ではファイザー社製とモデルナ社製の両方を使用しておりますが、一時期、ファイザー社製の供給が途切れたときにはモデルナ社製を中心に使うご協力を頂くなど、供給に合わせて著しい偏りをなくす使用をすることができております。今後も、現在実施しております3回目までの接種に用いますほか、今後開始となる4回目接種にも使用しますので、本市におきましては、現時点では、使用期限切れによるワクチンの廃棄を行う見込みはございません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) ふるさとの森づくり事業費について再質疑をいたします。 今回の事業計画地は七山滝川地区となっておりますが、その選定についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 再質疑にお答えします。 今回の事業計画地の選定につきましては、県より、土砂災害防止等の観点から、主要道路である国道323号線沿いで、未整備森林の多い七山滝川地区を重点区域として実施要望がございましたので、地元と協議を踏まえながら選定したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次に、森林調査業務委託と間伐業務委託の事業内容についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 再質疑にお答えいたします。 まず、森林調査業務委託につきましては、計画対象森林の所有者への意向調査を計画面積の12.9ヘクタールで予定しておりまして、事業の同意を得た方から協定書の取得、実施面積の測量等までを行うよう予定しております。事業費につきましては、194万円を見込んでいるところでございます。 次に、間伐業務委託につきましては、先ほどの森林調査業務で協定書の取得を9ヘクタールほど見込んでおりまして、この森林について切捨間伐を実施する計画でございます。事業費につきましては566万円を見込んでおりまして、調査業務を含めまして今回760万円の事業費を補正でお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 最後の質疑ですが、ふるさとの森づくり事業費と唐津の元気な森づくり事業費との違いについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 再質疑にお答えいたします。 事業の違いについてでございますが、ともに荒廃のおそれのある私有林の整備等を実施することは同じでございますが、ふるさとの森づくり事業費は県の森林環境税、唐津の元気な森づくり事業は国の森林環境譲与税が原資となっており、財源が違っているところです。 どちらも森林の整備に活用できる財源でございますので、これからも積極的に活用し、公益的機能の高度発揮及び維持増進を図るため、森林整備を促進させていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。
    ◆11番(吉村慎一郎君) これで私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時02分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案質疑を続行します。 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 13番、清風会、山下壽次です。 会派を代表して議案質疑をいたします。 議案第51号、令和4年度唐津市一般会計補正予算より8項目議案質疑をする予定でしたが、前任者と重複いたしました、民生費、子育て世帯生活支援特別給付金事業費、事務費、土木費、排水路整備費については、議案質疑を取り下げます。また、重複した部分については、極力省略しながら議案質疑をいたします。 まず、総務費、離島航路補助金について質疑いたします。 本事業は離島航路事業者に対し、離島航路における船舶の減価償却に係る残存価格分の補助を行うもので、平成24年9月30日以前に取得し、現在運航している船舶となっています。 まず、各離島航路の利用状況について、お尋ねいたします。 次に、民生費、令和4年度住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金事務費について、質疑いたします。本事業は、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中、様々な困難に直面した低所得世帯に対し速やかに支援を行うため給付金を支給するものとあります。また、支給対象者は、令和4年度住民税均等割が非課税である世帯で、令和3年度住民税非課税世帯臨時特別給付金受給済み世帯が対象外となっております。2,400世帯、2億4,000万円が計上されております。算出根拠について、この1点のみお尋ねいたします。 同じく民生費、敬老祝金支給事業費について質疑いたします。本事業は、高齢者に対しその長寿を祝福し敬老の意を表するもので、前回の3月議会において提案された内容から再考された上で再度提案されたとのことですが、まず、前回とどのように違うのかお尋ねいたします。 次に、農林水産業費施設園芸支援緊急対策事業補助金について質疑いたします。本事業は、コロナ禍における原油価格急騰の影響を受けた施設園芸農業者に対し、燃油使用量削減につながる加温機等の再導入に係る経費を補助することで、経営改善を支援するものとあります。本市の施設園芸の歴史は古く、30年以上経過した加温機も数多く稼働していると聞き及んでいます。臨時的な措置と推測いたしますが、施設園芸農家にとっては大きな応援となるのではと考えます。まず、本事業の対象となる施設園芸ハウス農家戸数、面積及びハウス棟数についてお尋ねいたします。 次に、土木費、道路舗装改良費についてお尋ねします。本事業は、老朽化した道路の舗装改良を行うことにより、地域住民の日常生活の利便性、安全性の向上を図るものとあります。まず、事業内容及び採択要件についてお尋ねします。 最後に、河川維持費について質疑いたします。当該事業は、河川のしゅんせつ等を行うことにより、施設の流化能力を回復し、災害の防止を図るものとあります。緊急しゅんせつ事業の事業内容及び財源についてお尋ねします。また、その財源に交付税措置があるならば、合わせてお尋ねいたします。 これで、1回目の質疑を終了いたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 各離島航路の乗客数の状況について、令和元年度と令和3年度の比較で申しますと、神集島航路は令和元年度の乗客数が7万8,869人で、令和3年度には1万5,204人減少し6万3,665人、加唐島航路は令和元年度が3万777人で、令和3年度には4,130人減少し2万6,647人、馬渡島航路は令和元年度が4万4,006人で、令和3年度には8,812人減少し3万5,194人、小川島航路は令和元年度が6万489人で、令和3年度には1万2,219人減少し4万8,270人、高島航路は令和元年度が15万9,316人で、令和3年度には5万2,467人減少し10万6,849人、向島航路は令和元年度が8,256人で、令和3年度には132人増加し8,388人、松島航路は令和元年度が4,660人で、令和3年度には886人減少し3,774人となっております。 人口減少、コロナ禍の影響等で乗客数は減少傾向にございますが、向島航路におきましては、向島に民間の介護施設が開設されたことから、介護施設職員の方々の通勤利用などで増加している状況となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 1項目め、令和4年度住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金給付事業費と事務費でございます。今回の補正予算の対象となる世帯数につきましては、補正予算額の算定時点における住民税に係る課税情報に基づき算定しております。算定時点におきまして、令和4年度住民税非課税世帯の見込み数が1万3,780世帯、このうち、令和3年度の住民税非課税世帯臨時特別給付金を受給された世帯が1万1,699世帯でございますので、これを差し引いた世帯数2,081世帯となりますが、これに、令和4年1月以降の転入世帯のうち非課税世帯となる、該当すると考えられる世帯数を211世帯と試算いたしました。そのほか、措置入所児童やDV避難者等で115世帯の見込みとして、合わせて2,400世帯と算定いたしたところでございます。 次に、2項目め、敬老祝金支給事業費でございます。前回提案との変更点でございますが、令和4年3月市議会定例会での提案内容は、敬老祝金の支給額を100歳以上の方に3万円から100歳の方に5万円、最高齢者に3万円を支給し、101歳以上の方への支給を廃止するものでございました。 今回、提案する改正案との変更点でございますが、101歳以上の方への支給につきまして、廃止ではなく1万円の祝金を支給する点でございます。なお、100歳の方に5万円、最高齢者の3万円は前回提案とした内容と同じで、88歳の方に2万円も変更はございません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 本事業の支援対象となる生産者の戸数、栽培面積、ハウスの棟数についてのご質疑でございました。 JAからつから提供いただきました推計のデータにてお答えいたします。施設栽培を行っている戸数が延べ1,254戸、栽培面積が350ヘクタール、施設の棟数が2,574棟、うち、加温機を設置して暖房を行っている台数が1,363台でございます。また、JAへの出荷等を行っていない、いわゆる系統外の農業者に関しましては、ハウス栽培の農家の件数が150件程度おられることを把握しておりますが、経営状況や栽培面積、ハウスの棟数、加温機やヒートポンプの設置状況など、正確な数の把握にまでは至っていない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。2項目ございました。 1つ目の道路舗装改良費につきましては、通行する市民が安全で快適な通行の確保を目的といたしまして、計画的に道路の舗装・改良を行う事業でございまして、今回補正をお願いしております舗装事業は2つの事業種別がございます。1つ目は、国の社会資本整備総合交付金を活用した事業で、採択要件としましては、舗装の老朽化により通行に支障がある舗装構成が2層以上の舗装打ち換えを行う路線が対象となっております。2つ目は、公共施設等適正管理推進事業債を活用した事業で、採択要件としましては、同じく舗装の老朽化による通行に支障がある舗装構成が1層の舗装打ち換えを行う路線が対象となっております。 2つ目に、河川維持費の事業内容、財源等についてでございます。近年の河川氾濫等の大規模な浸水被害等が相次ぐ中、被災後の復旧費を考慮しましても、維持管理のための河川等のしゅんせつが重要ということで創設されました緊急浚渫推進事業により、事業推進をいたしております。河川内に堆積しております土砂除去を行うしゅんせつ工事でございまして、旧唐津地区3カ所、肥前地区1カ所の計4カ所を行う予定でございます。財源といたしましては、緊急浚渫推進事業債が100%充当されており、このうち元利償還金の70%が普通交付税として措置されます。事業期間といたしましては、令和2年度から令和6年度の5年間となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 離島航路補助金について再質疑をいたします。 向島の特殊要因を除いて減少傾向にあるとのことでした。離島航路の運営は利用者が限定的で、特殊要因がない限り増加は困難と考えております。 次に、離島運航事業者が新船建造時の補助のあり方についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 運航事業者が新船を建造する際の補助の考え方についてでございますが、新船建造時に補助するのではなく、運航事業者が航路損益上で減価償却する際に運航運営に係る欠損額の補助金として補助することになります。そのため運航事業者は、新船建造時に金融機関から建造資金を借り入れられ、国、県、市がそれを減価償却期間に分割して補助することとなります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 最後に、島民にとって重要なライフラインである航路の維持についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 離島航路維持の考え方についてでございますが、市内の離島航路全体では人口減少等により乗客数は年々減少しておりまして、また、今後、船舶の老朽化による新船建造を予定されている航路もございますので、欠損額の増加による補助金額の増加が懸念されるところでございます。しかしながら、離島の住民の方々にとって重要な移動手段でございますので、国や県に対し支援拡充を要望するとともに、本市としましても引き続き支援を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 島民が安心して暮らせるよう、しっかりとした支援を切にお願いいたします。 次に、民生費、敬老祝金支給事業費について再質疑いたします。高齢化は今後ますます進展すると考えますが、今回提案されている支給方法になった場合、現行制度と比較してどの程度抑制されるのかお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今回の改正案での事業費は約2,150万円で、現行制度で算出した場合は約2,170万円となります。差し引き20万円の減額となります。ただし、令和4年度は、特例措置として101歳の方へ2万円を追加支給する分を含んでおりますので、特例措置を除きますと約100万円の減額となり、翌年度以降におきましても100万円前後の減額となる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 今回、唐津市では、100歳以上の祝金の見直しが提案されています。県内他市の状況についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 県内他市の状況について、市で把握しているもので申し上げますと、9市のうち100歳の方に対し祝金を支給しているのは7市で、そのうち5万円を支給しているのは4市、3万円を支給しているのは3市でございます。また、101歳以上に支給をしているのは2市で、支給額は1万円と3万円になります。県内におきましても、敬老祝金について、支給対象者や支給額の見直しが図られている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 県内においても、支給額に差があります。今回、101歳以上の方へ支給を見直して1万円を支給するとされています。どのような検討がなされ1万円になったのか、その考え方についてお尋ねします。また、100歳の方を5万円にした理由についてもお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 まず、101歳以上の方への1万円についてでございますが、101歳以上の方への敬老祝金の支給につきましては、米寿、百寿への支給額との相対的に考えまして、毎年支給する祝金でもあり、節目の支給額を超えない範囲として、米寿の祝金2万円の半額である1万円としたものでございます。 次に、100歳の方への5万円についてでございますが、これまで、88歳の方に2万円、100歳以上の方に3万円を支給しておりましたが、支給額に差があまりないため、大きな節目である100歳到達時に手厚くお祝いをしたい思いから、2万円を増額して5万円の支給としたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 前任者の答弁でもありましたように、高齢者福祉計画や社会情勢を十分に調査・分析し、慎重な中にも時代に即した制度設計を検討されるよう希望いたします。 次に、施設園芸支援緊急対策事業補助金についてお尋ねいたします。 JAからつのデータによれば、施設栽培を行っている農家戸数が1,254戸、栽培面積が350ヘクタール、施設の棟数が2,574棟、うち加温機を設置して暖房を行っている台数が1,363台とのことでした。平成25年度、平成26年度、燃油が高騰し、ヒートポンプの導入が図られています。その実績についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 再質疑にお答えいたします。 平成26年度の燃油価格高騰に伴いまして、本市で実施いたしました燃油高騰緊急対策費につきましては、国庫補助事業のリース事業を活用した園芸施設用のヒートポンプ及びハウス内の循環線の導入支援でございます。実績といたしましては、受益戸数が78戸、導入台数がヒートポンプ739台、循環線が275台、総事業費が5億8,633万9,000円となっております。そのうち、国庫補助金が2分の1で2億9,313万9,000円、そのほか、別途、市の単独補助といたしまして10分の1の5,859万9,000円の補助を行っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 1台当たりの限度額が75万円と設定されています。根拠についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 奈良農林水産部長。          (農林水産部長 奈良 茂君登壇) ◎農林水産部長(奈良茂君) 再質疑にお答えいたします。 まず、補助率につきましては、燃油価格高騰に伴う農業経営体質強化を図るための政策金融緊急対策であること、また、県単独事業のヒートポンプ再導入支援との平準化を踏まえ、補助率は県単独事業と同率の2分の1以内に提案させていただくものでございます。 次に、1台当たり75万円の補助金上限額設定の根拠といたしましては、平均的な加温機の導入経費の試算では、1台当たり150万円程度であるとの結果でございました。既存加温機の撤去費や、再導入に伴う設置工事費は施設によって変動し、また、設置場所の変更などによって事業費が高額になるケースがございますので、限られた財源を有効活用し、できる限り多くの方に支援の手が行き届くように試算した150万円に2分の1の補助率を掛けた75万円を、1台当たりの補助金上限額としたく提案させていただくものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 1台当たりの上限額75万円の設定根拠、目的については理解いたしました。また、前任者の質疑で、削減効果についても理解いたしました。本市において、施設園芸は重要な農業分野です。生産経費が急騰しております。国・県に対し、地域事業が採択されるよう働きがけを、新たな制度設計を切に希望いたします。 次に、道路舗装改良費について再質疑いたします。 事業内容、採択要件については理解いたしました。事業箇所及び選定方法についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 事業箇所につきましては、社会資本整備総合交付金を活用した事業としまして、市道山田竹木場線ほか3路線で工事費4,250万円を予定しております。 次に、公共施設等適正管理推進事業債を活用した事業としましては、市道七ツ釜線ほか7路線で工事費2,000万円を予定しております。 路線の選定方法としましては、職員により道路パトロールなどを行い、路面状態の悪い路線を抽出しまして、劣化状況、交通量及び利用状況等を踏まえまして選定をしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 道路の劣化状況、利用状況等を踏まえて選定しているとのことでした。 当該事業には、公共事業債等、公共施設等適正管理推進事業債が充当されています。交付税措置についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 本事業の財源につきましては2つの事業がございます。 1つ目の、社会資本整備総合交付金及び公共事業等債を予定しております。この地方債の交付税算入率に関しましては20%となっております。また、もう1つの公共施設等適正管理推進事業債を予定しておりまして、交付税算入率は市町村の財政力に応じまして30から50%となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 公共交通が脆弱な本市では、道路の劣化は市民の生活にとって大きな問題です。限られた財源と推測いたしますが、積極果敢な事業の進捗をお願いいたします。 最後に、河川維持費について再質疑いたします。事業費に対し100%起債が充当され、交付税措置が70%、事業期間は令和2年度から6年度までの5年間とのことでした。対象となる河川についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 対象となる河川でございますが、堆積土砂の量や隣接している人家への危険度に応じまして、河川断面の確保、河川の超過能力の維持が保持ができないなど、緊急的にしゅんせつ、河川内の伐採が必要と判断しました準用河川及び普通河川が対象となります。また、個別に緊急浚渫推進事業計画を立てることが必要となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 緊急的にしゅんせつ、河川内の伐採が必要と判断された準用河川及び普通河川が対象とのことでした。 最後に、事業実績及び今後の計画についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 事業実績としましては、令和3年度に10カ所、今回、令和4年度に4カ所を予定しております。また、令和5年度以降につきましても、その年の年度当初までに地元の要望を取りまとめて取り組んでいくということになります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) ウクライナの紛争により、エネルギー、資源、飼料等の高騰が様々な分野に影響を及ぼしておると心配しております。 地場産業への十分な目配りをお願いして、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 以上で、本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は明日10日午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 1時30分 散会...