○
議長(
田中秀和君)
江里議員。
◆10番(
江里孝男君) 今回、750万円を計上されておりますが、750万円の仮
復旧の
工事内容について
お尋ねします。
○
議長(
田中秀和君)
堀田保健福祉部長。 (
保健福祉部長 堀田 信君登壇)
◎
保健福祉部長(
堀田信君) お答えいたします。 今回の
工事の内容でございますが、現在、
雨ざらしとなっている
高齢者交流センターの
屋根の鉄骨をさびや潮風から守るため、既存の
屋根の
下地材に
防水性のある
下地シートを貼り付け、
押さえ金物で固定するものでございまして、作業のための
必要最小限の足場の設置を含んだものとなっております。 この仮
復旧工事を行うことによりまして、建物の躯体や
施設の内部の設備にこれ以上被害が拡大しないよう対策を講じるものでございます。 以上でございます。
○
議長(
田中秀和君)
江里議員。
◆10番(
江里孝男君) それでは、次に750万円の財源について
お尋ねします。
○
議長(
田中秀和君)
堀田保健福祉部長。 (
保健福祉部長 堀田 信君登壇)
◎
保健福祉部長(
堀田信君) お答えいたします。 仮
復旧工事の財源についてでございますが、その全額につきまして
災害復旧事業債の活用を予定しているところでございます。 以上でございます。
○
議長(
田中秀和君)
江里議員。
◆10番(
江里孝男君) さきの答弁で、
保健センター、
福祉センターの利用には影響はしていないという答弁であったと思いますが、今現状での
利用者の
安全対策はどのように図られているのか、
お尋ねします。
○
議長(
田中秀和君)
内山浜玉市民センター長。 (
浜玉市民センター長 内山茂昭君登壇)
◎
浜玉市民センター長(
内山茂昭君) お答えします。 台風9号により
高齢者交流センターの
屋根鋼板の大半が剥がれ、一部が落下し、残りの鋼板もめくれ上がった状態となったことから、数日後の台風10号に備え、まずは
近隣住民の生命・財産を守る対応を取る必要があると判断し、直ちに
施設の利用を休止し、残存している
屋根の
鋼板等の除去を行いました。 現在は、そういった
構造物の落下といった
危険性はなくなったものと認識しております。 以上でございます。
○
議長(
田中秀和君)
江里議員。
◆10番(
江里孝男君) 最後の質問になりますが、これは、あくまで仮
復旧でございますので、素材によりますけれども、
耐用年数は大体2年ぐらいではないかというふうに思っておりますが、この建物を今後どのように考えてあるのか、
お尋ねをしたいと思います。
○
議長(
田中秀和君)
堀田保健福祉部長。 (
保健福祉部長 堀田 信君登壇)
◎
保健福祉部長(
堀田信君) お答えいたします。 現在、
建物本体及び
各種設備等の
損傷状況の調査及び
復旧工事につきまして算定を行っているところでございます。なお、
ひれふりランドにつきましては、
公共施設再
配置計画における方針としては
長寿命化としている
施設でございますが、今回、台風による
想定外の甚大な被害を受け、
高齢者交流センターの利用ができなくなる事態となったところでございます。
施設の今後の
復旧方法等につきましては、
復旧に係る
工事費用や
施設の
利用状況、今後の利用見込み、また、市の
大型事業計画等への影響など様々な面から慎重に検討を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○
議長(
田中秀和君)
江里議員。
◆10番(
江里孝男君) それでは、次に、令和2年
災害観光施設復旧費について再
質疑を行います。 台風9号、10号によって
天守閣などの瓦が55枚破損したという答弁であったと思いますが、足場を組むとなれば、180万円、金額計上されておりますが、これでは足りないのではないかというふうに思いますが、どのような
復旧を考えてあるのか、また、
スケジュールについて
お尋ねします。
○
議長(
田中秀和君)
畔田経済観光部長。 (
経済観光部長 畔田浩貴君登壇)
◎
経済観光部長(
畔田浩貴君)
江里議員の再
質疑にお答えします。 今回の
瓦破損に対しましての
復旧の方法といたしましては、まず、割れた
屋根瓦を撤去いたし、新たに
屋根瓦を取りつけるという作業になります。
破損個所が
天守閣の5階から2階まで点在しておりまして、また、その場所も高所におきながら、軒先といったところでの作業となります。ゆえに、一部において議員ご呈示のとおり足場を設置したり、それから、
クレーン車を使用して行う計画といたしております。 工期につきましては、平成21年度
石垣再築整備工事に伴い、旧やぐらを解体した際に保存しておきました瓦、この瓦を新たに取りつける瓦として活用することができるため、当然、経費につきましても安価になっておるほか、その工期も短縮されておりまして、着工から1週間ほどになると見込んでいるところでございます。なお、この
唐津城につきましては、現在、上段や
ぐら復旧工事など施工中でございます。 これら
工事との
工程調整を速やかに行い、いち早く
復旧工事を行いたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○
議長(
田中秀和君)
江里議員。
◆10番(
江里孝男君) この
施設についても多くの方々の
来場者がございます。
来場者の方々への
安全対策について
お尋ねをします。
○
議長(
田中秀和君)
畔田経済観光部長。 (
経済観光部長 畔田浩貴君登壇)
◎
経済観光部長(
畔田浩貴君) 再
質疑にお答えします。
来場者、特に
天守台に多くに
観光客の方がお見えですので、安全という点に関しては注意を払っているところでございまして、割れた瓦の破損や破片などが落下する
可能性があります。 万が一の
事故防止をするために
危険箇所にロープを、今、張っておりまして、さらに
来場者の方には、この軒先に入らないように
注意喚起を行い、
安全対策を講じているところでございます。 また、施工中につきましても、今まで以上に
安全面に寄与、配慮して施工を行うように働きかけてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○
議長(
田中秀和君)
江里議員。
◆10番(
江里孝男君) 次に、令和2年
災害公立学校施設復旧費について
お尋ねをいたします。
復旧方法と財源について
お尋ねをします。
○
議長(
田中秀和君)
草場教育部長。 (
教育部長 草場忠治君登壇)
◎
教育部長(
草場忠治君) 再
質疑にお答えします。 災害の
復旧につきましては、
原形復旧が基本であるため、
東唐津小学校は
原形復旧で
工事施工予定でございます。
佐志小学校につきましては、
防球ネットの半分が
敷地境界フェンスと被っていたため、その部分の
防球ネットは撤去し、残り半分の
フェンスがない部分について
復旧する予定でございます。 また、この2件の財源でございますが、
国庫補助を検討し、県にも確認いたしましたが、
補助要件には該当しないとの回答があり、また、2件とも家屋が隣接しており、早急に対応する必要があるため、
単独事業で対応するものでございます。 以上でございます。
○
議長(
田中秀和君)
江里議員。
◆10番(
江里孝男君)
被災状況の中で、
東唐津小学校については、強風の
ネットの支柱が1本倒れかけておると、それから、
ワイヤーから
防球ネットが外れた
状況であるということでした。 それから、
佐志小学校では、強風で一番端の支柱が1本倒壊し、
ワイヤーから
防球ネットが外れ、
相撲場にかぶさっている
状況であるという答弁でありましたが、そういう
状況である中で、
子供たちが通学を、また、遊びをするわけですけども、
子供たちの
安全対策について
お尋ねをしたいと思います。 また、
工事の
スケジュールについても
お尋ねをしたいと思います。
○
議長(
田中秀和君)
草場教育部長。 (
教育部長 草場忠治君登壇)
◎
教育部長(
草場忠治君) 再
質疑にお答えします。
学校施設が被災した場合は、
校長先生や担任の先生から被災した箇所に近寄らないよう
児童生徒に
注意喚起をしていただいております。また、今回の
東唐津小学校及び
佐志小学校につきましては、2件とも
安全対策として
三角コーンを置いて
児童等が立ち入らないように対応しているところでございます。 次に、
工事の
スケジュールについてでございますが、今議会で可決いただきましたならば、速やかに
事務手続に入り、今年度中の
完成予定でございます。 以上でございます。
○
議長(
田中秀和君)
江里議員。
◆10番(
江里孝男君) それでは、次に、令和2年
災害体育施設普及について再
質疑を行います。 台風9号によりまして、
体育館照明裏の軒天1メートルが離脱と、また、10号によって
正面玄関の軒天が3メートル離脱したという答弁であったと思いますが、2回にわたって離脱をしております。
部分復旧で大丈夫かなという感じがいたしますが、この
復旧方法について
お尋ねをしたいと思います。
○
議長(
田中秀和君)
北方未来創生部長。 (
未来創生部長 北方初美君登壇)
◎
未来創生部長(
北方初美君) 再
質疑にお答えいたします。 まず、唐津市
文化体育館被災箇所の
復旧方法についてでございますが、元の状態に戻す
原形復旧での
工事施工を予定いたしております。 具体的には、被災した2か所、それぞれに足場を組んだ上で脱落した鋼板と同質、同色の資材により
原形復旧工事を行うものでございます。 以上でございます。
○
議長(
田中秀和君)
江里議員。
◆10番(
江里孝男君) ここの
文化体育館については、
来場者もかなり多いと思いますが、
来場者に対しての
安全対策はどのように図られているのか、
お尋ねします。
○
議長(
田中秀和君)
北方未来創生部長。 (
未来創生部長 北方初美君登壇)
◎
未来創生部長(
北方初美君) 再
質疑にお答えいたします。
安全確保の対策としましては、まず、
台風通過直後からの対策としまして、さらなる
軒天資材の落下による危険も考えられたため、落下が想定される範囲に人が侵入できないよう
三角コーンバーによる
侵入防止柵を設置をいたしております。 また、
文化体育館の軒の高さは、地上から約12メートルございまして、目視による確認が困難でございましたので、今回、
消防本部ド
ローン隊の協力を得て、軒天全体について
空中撮影による確認を行った結果、
被災箇所のほかに異常が見つからなかったというものでございます。 以上でございます。
○
議長(
田中秀和君)
江里議員。
◆10番(
江里孝男君)
被災箇所以外は異常はなかったということでございますけれども、この
施設は
佐賀国体の
バスケットボール会場ですか、そういうふうになっていると思います。
十分点検をされて、
工事など必要であれば早急にしていただきたいということをお願いして、
議案質疑といたします。どうもありがとうございました。
○
議長(
田中秀和君) 以上で、
追加議案の
議案質疑を終結します。 お諮りします。
議案第151号は、
唐津市議会会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田中秀和君) 異議なしと認めます。よって、
議案第151号は
委員会の付託を省略することに決しました。
△
委員長報告、
質疑、
意見書案の審議、討論、採決
○
議長(
田中秀和君)
議事日程に従い、これより
決算書関連議案の
委員長報告を行います。
議案第136号から
議案第150号まで、以上15件を一括付議します。 以上15件の
議案は、
決算特別委員会に付託しておりましたので、
決算特別委員会委員長の報告を求めます。
水上決算特別委員会委員長。 (
決算特別委員長 水上勝義君登壇)
◎
決算特別委員長(
水上勝義君)
決算特別委員会審査報告書。 本年10月6日の
市議会定例会において、本特別
委員会に付託になりました
決算関連議案の
議案第136号から
議案第150号まで、以上15件について10月6日、7日、8日、9日及び12日の5日間、
委員会を開催し、10月6日に正副委員長互選を、7日、8日及び9日の3日間は常任
委員会ごとの分科会を設けて書類審査並びに現地調査を、12日には各分科会長報告並びにこれに対する
質疑を行う等、慎重に審査いたしました結果、
議案第136号、令和元年度唐津市一般会計歳入歳出決算中、歳出の総務費の総務管理費中、一般管理費の原子力発電広報・調査等交付金事業費、民生費の社会福祉費中、社会福祉総務費の同和対策に係る団体補助金及び同和対策事業費、教育費の教育総務費中、
事務局費の人権同和教育研究会助成費及び人権同和教育推進費、社会教育費中、社会教育総務費の社会教育団体補助金のうち、同和関係補助金及び同和対策に係る事業費、
議案第137号、令和元年度唐津市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、
議案第138号、令和元年度唐津市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、
議案第139号、令和元年度唐津市介護保険特別会計歳入歳出決算、以上4
議案については、認定しがたいとの一部意見もありましたが、本特別
委員会に付託されました
議案第136号から
議案第146号まで並びに
議案第148号及び
議案第149号については、いずれも認定すべきものと決し、
議案第147号及び
議案第150号については、いずれも原案どおり可決及び認定すべきものと決しました。 以上、簡単でありますが、本特別
委員会における決算審査の審査報告といたします。 令和2年10月13日、
決算特別委員会委員長、
水上勝義。 唐津市議会
議長、
田中秀和様。
○
議長(
田中秀和君) 以上で、
決算特別委員会委員長の報告を終わります。 これより、
決算特別委員会委員長報告に対する
質疑に入ります。
決算特別委員会委員長の報告に対しご
質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田中秀和君)
質疑なしと認めます。 以上で、
決算特別委員会委員長報告に対する
質疑を終結します。 次に、
意見書案の審議を行います。
意見書案第8号、地方財政の充実・強化を求める意見書、
意見書案第9号、少人数編成を可能とする教員の確保を求める意見書、
意見書案第10号、洋上風力発電事業における候補海域の拡充を求める意見書。 以上、3件の
意見書案は、唐津市会議規則第37条第3号の規定により、
提案理由の説明を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田中秀和君) 異議なしと認めます。よって、以上3件の
意見書案は、
提案理由の説明を省略することに決しました。 ただいまの時刻は、10時35分であります。15分以内に討論の通告をしていただくため、休憩します。 ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 午前10時35分 休憩 午前10時50分 再開 ~~~~~~~~○~~~~~~~~
○
議長(
田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議事日程に従い、これより
決算書関連議案の
議案第136号から
議案第150号まで、以上15件についての討論に入ります。討論の申出がありますので、順次発言を許します。浦田関夫議員。
◎19番(浦田関夫君) おはようございます。日本共産党の浦田関夫でございます。本議会に提出された15
議案中、4
議案について認定しがたいとの立場から討論を行います。
議案第136号、一般会計決算ですけども、本決算では、浜崎小学校、鏡山小学校及び佐志中学校の大規模改修及びエアコンの設置など、教育環境の整備や七山市民センター内に診療所や歯科診療所を移転し、地域住民の健康と医療の増進に寄与されたことは住民の願いに沿うものであり、一定評価するものであります。 その中で、原子力発電広報・調査等交付金事業であります。この事業は、原子力発電の正しい知識の普及と啓発を図るものとされています。そうであるならば、原子力発電におけるメリット、デメリットについて広く使われるべきものであり、原子力関連
施設を駐在員などが視察研修に主に使われています。 原子力発電が抱えている使用済み
核燃料の処分の問題、福島原発事故のように事故が発生すれば、その被害が甚大に及ぶこと、
安全対策による発電のコストが上昇していることなどについても広報すべきと提案していますが、そのような事業には一切使えないのです。このことから、この予算は原子力発電推進の安全・広報予算と言わなければなりません。 次に、同和事業に関する諸事業について一括して討論します。 私は、人権啓発や教育は行政の重要な仕事だと思っております。しかし、余りにも同和事業に特化しているのではないかと問題提起をしているのです。同和事業に賛成討論された議員の内容は、「いまでに潜在的部落差別が存在している」「インター
ネットによる同和差別がある」というものです。地域住民の生活向上や環境改善のために貸付けられた同和対策関連貸付金は、約半数近くが返済されておらず、中小企業振興資金貸付金は6億2,770万円の貸付けに対し、3億6,350万円の未償還があり、69件に対して33件が令和元年度は1円も返済されていないことが市民部長の答弁で明らかになりました。 市民の人権意識は時代とともに変化しています。障がい者、インター
ネットによる人権侵害、男女差別、高齢者・外国人・LGBTなどの幅広いものがあります。市民意識の変化を踏まえた同和問題に限定せず、幅広い人権の課題に取り組んでいる自主的な活動にも支援を広げる方向を打ち出すべきだと提案をしています。 次に、
議案第137号、国民健康保険特別会計歳入歳出決算であります。国保加入者の約8割が所得200万円未満という低所得で高齢者が占めています。国保
税は、相変わらず払いたくても払えない苦しい国保
税になっています。賛成される議員の論調は、高齢化人口の増加の現状から将来にわたる制度維持のためには一定の負担を求めることはやむを得ないと主張されていますが、社会保険制度であるという視点が欠けています。 保険加入者が、保険料が払えず保険制度から排除されないようにするのが政治の役割であります。国保
税が重い原因の一つに人頭割と言われる均等割があり、担税力のない赤ちゃんや子供からも徴収するもので、家族が増えれば増えるほど税金が重くなる仕組みとなっています。全国どこでも国保会計が厳しいと言われる中でも、住民の世論と運動で自治体独自で均等割を廃止する努力が宮城県仙台市、福島県南相馬市、島根県浜田市など25自治体に広がっています。 次に、
議案第138号、後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算であります。75歳という年齢を区切る医療制度であります。高齢者は、年金だけの収入で病気にかかりやすく、重い医療負担を負わされる制度であります。医療保険制度は、本来社会全体で支えるものであります。後期高齢者医療制度は、高齢者と現役世代を対立を持ち込むものであります。 次に、
議案第139号、介護保険特別会計歳入歳出決算であります。 介護保険は、介護予防重視ということでありますが、介護予防事業が十分とは言えません。保険料だけ払って必要なサービスを受けられない、こういうことがあってはならないと考えます。 誰でもが住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らしたいという願いにしっかりと応える、そういう介護保険の実現のために全力を挙げていただきたいと思います。現在の介護保険制度は、サービスの利用が増えたり介護職員の労働条件を改善すれば、直ちに保険料や利用料の負担増に跳ね返るという根本的な矛盾を抱えています。 定年のために年金から天引きされない、することができない普通徴収では、滞納者数が増えているのが実態であり、介護保険料の引上げが市民の暮らしに負担になっていることを申し上げ、反対討論とします。
○
議長(
田中秀和君)
江里孝男議員。
◎10番(
江里孝男君) 10番、
江里孝男でございます。
志政会を代表いたしまして、
議案第136号から
議案第150号までの令和元年度唐津市一般会計及び各会計の決算認定について賛成の立場から討論を行います。 令和元年度は、「唐津PRIDE~誇れるふるさと唐津の飛躍~」として位置づけられ、生産・観光・教育・安心・発信の5つの力を総合したからつ力躍動への契機となる施策を中心に事業の展開が図られております。 この中で、生産力においては、農業及び漁業の担い手に対する支援が拡充されたほか、観光力では唐津くんちの曳山生誕200年記念行事に併せ、観光PRや受入態勢の整備がなされております。 また、教育力においては、小中学校の校舎等の大規模改造や改築が計画的に進められております。安心力においては、280メガヘルツデジタル同報無線・防災無線システムの整備に着手され、防災情報の伝達手段が増えることにより、近年、激甚化する災害への対策が進められているものと評価するものでございます。 最後に、発信力では、市民センターの機能強化を図るため、市民センター地域振興分として予算が計上、執行され、地域住民の生活や活動に密着した要望、課題等に対する迅速な対応が図られたものと理解するところでございます。 そのほか、令和元年度決算を受けた財政指標では、実質公債費率、将来負担比率においては、それぞれ早期健全化比率を下回ってはおりますが、財政の健全化には引き続き十分留意され、今後の予算編成の執行に当たっていただきたいと存じます。 その中で、一部認定しがたいとの意見がありました総務費の原子力発電広報・調査等交付金事業は、県の補助金要綱に従い、原子力発電
施設等の周辺住民に対し、原子力発電に関する知識の普及を図るために各種調査事業や情報収集等の事業を実施されており、この事業により、原子力発電
施設の視察などを通し、市民の原子力発電に対する知識向上を図るものであり、その基礎を学ぶ上でも必要なものと認識しております。 次に、民生費及び教育費における人権同和関連の事業費につきましては、いまだにインター
ネットなどを利用した差別や人権事象が発生しており、各活動への支援は差別のない社会への啓発、教育の一環として必要不可欠なものであり、引き続き問題解決に向け努力していただきたいと考えます。 このほか、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計及び介護保険特別会計決算についてでございますが、国民健康保険特別会計においては、持続可能な医療保険制度を構築するため、広域的な運営が適切に行われており、後期高齢者医療及び介護保険の両会計においても高齢化人口の増加に伴い、医療費や介護給付費などの増大している現状を鑑みますと、将来にわたる制度維持のためには一定の負担を求めることはやむを得ないと考えるところであり、併せて医療費の適正化、健康維持に向けた施策の展開をお願いするものでございます。 最後になりますが、本年度より新庁舎整備事業が始まり、今後も市民会館の建設など大型プロジェクトが続いております。併せて
公共施設の老朽化に伴う維持管理コストや社会保障関連経費の増加などさらなる財政需要の増加が予想されるところであります。
執行部におかれましては、財政健全化に向けた取り組みをさらに前進させていただくとともに、先ほど申し上げましたように、財政需要への対応や今回の決算審査で取り上げられました様々な課題にもしっかりと問題意識を持って今後の施策に反映していただくようお願いいたします。 そして、いまだ収束の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症に対しましては、引き続き感染拡大の防止と社会経済活動の維持の両立により強靭な経済構造の構築を図っていただくとともに、市
税などの歳入の減少も予想されますことから、今後の行財政運営に対しましては、迅速かつ丁寧に取り組んでいただくよう要望いたしまして、賛成討論といたします。
○
議長(
田中秀和君) 福島尚美議員。
◎7番(福島尚美君) 7番、泰推海、福島尚美です。
決算特別委員会に提出されました中から1
議案について認定しがたいとの立場での討論を行います。
議案第136号、令和元年度唐津市一般会計歳入歳出決算中、総務費の原子力発電広報・調査等交付金事業についてでございます。 本事業は、経済産業省資源エネルギー庁の所管で、全国15の県で実施されているものです。自治体のほか、公益社団法人茨城原子力協議会が行う原子力科学館展示物のリニューアルにも使用されております。 佐賀県では、県及び玄海町と唐津市だけが事業費を交付されており、平成30年度では事業費の65%、令和元年度では41%が旅費となっています。原子力発電所で甚大な事故が起きた場合、大規模な避難に巻き込まれるのは、また、健康不安を抱えるのは県内他市町でも同じであり、この事業の成果が広く公開された場で報告会等がないことや、ほとんど人知れず行われていることに対しては、唐津市は、自分さえよければいいのかという周辺地域の住民の声もございます。 この事業と実施
状況は、唐津市民の名誉を損ねかねないものです。福島第一原発の事故では、物的、身体的、精神的ない多大な苦しみを受け、自死された方もあり、また、先祖代々守ってきた土地や家に自由に出入りすることができない方や家族が家庭にバラバラになった方、なりわいを奪われた方などが、今も原発事故による被害をきちんと被害と認めるべきだと戦われています。その現実を脇に置き、本事業の成果及び評価においては、現在でも原子力に対して不安を感じている市民も多いため、引き続き当交付金による事業を実施することにより、原子力放射線に係る基礎知識の普及と理解促進を図るとくくられました。 研修事業においては、日本原子力文化財団に契約金を支払って受講をされていますが、当該財団の理事長は電気事業連合会の副会長、東京電力の副社長を歴任されております。研修先についても住民の不信感を生ずるものです。また、市民を対象に行われた青森県日本原燃への見学は広報事業となっています。広報とはPRのことで、一般的に企業や組織などが公衆と良好な関係を構築をしていく活動のことです。 唐津市民のために働く唐津市職員が原子力発電のPR事業のようなことをさせられていることは容認しがたいことです。県とともに原子力災害時の避難、受入先等の調整のみならず、自然災害への備えや自主防災組織の普及、育成など、限られた人員と時間を割いて強化すべき取り組みがあることを述べて討論といたします。
○
議長(
田中秀和君) 古藤宏治議員。
◎5番(古藤宏治君) 5番、古藤宏治でございます。清風会を代表いたしまして、令和元年度唐津市一般会計並びに各会計の決算の認定につきまして賛成の立場から討論をいたします。 令和元年度は、「唐津PRIDE~誇れるふるさと唐津の飛躍~」という基本方針の下、からつ力の五つの力をさらに躍動させるために、市民センター地域振興分をはじめとした地域の声に寄り添った施策が展開されたことは大いに評価するところでございます。 なお、その中で一部認定しがたいと意見がありました、原子力発電広報・調査等交付金事業費につきましては、原子力発電に関する正しい知識の普及や原子力発電
施設等に関する理解向上のために必要な事業について県の要綱に基づき効果的に実施されているものと理解するとこでございます。 また、同和対策に関わる諸事業につきましては、今もなおSNS等での人権侵害、潜在的な差別意識が存在する以上、差別のない社会に向けた啓発と教育の推進は必要であると考えるとこでございます。 このほか国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険の各特別会計決算につきましては、安定的かつ健全な市民の医療及び介護保険制度の維持向上を図るものであり、一定程度の負担を求めることはやむを得ないとこでございますが、将来にわたり持続可能な制度となるよう、より効率的な運営に努められますことをお願いするとこでございます。 最後になりますが、新型コロナウイルス感染症につきましては、いまだに収束の見通しが立たず予断を許さない
状況でございます。この影響により、今後歳入の減少等が見込まれる中、引き続き市民の安全安心を最優先に様々な対策が必要になるものと思われ、これまで以上に事業の選択と集中が求められるとこでございます。
執行部におかれましては、今回の決算審議で取り上げられた課題をしっかりと検証され、的確に反映していただくとともに、コロナ禍というこれまでに経験したことのない難局を、市長の強いリーダーシップの下、全職員の団結力で乗り切っていただきたいと思っております。 持続可能な財政基盤の確立と健全な財政運営を確立し、私たちのふるさと唐津が希望ある未来へつながっていくことを願いまして、私の賛成の意見といたします。
○
議長(
田中秀和君) 中川幸次議員。
◎29番(中川幸次君) 公明党の中川幸次でございます。会派を代表いたしまして、令和元年度決算に対しまして賛成の立場から討論を行います。 令和元年度の決算
状況は、一般会計におきましては黒字決算となりました。また、特別会計会計におきましては、各会計とも歳入歳出同額または黒字決算となっております。 令和元年度は、「唐津PRIDE~誇れるふるさと唐津の飛躍~」として位置づけ、生産力、観光力、教育力、安心力、発信力の総合力であるからつ力躍動への契機となる施策を中心に事業を展開されております。 特に農業及び漁業の新たな担い手に対する支援の拡充を図るとともに、全世代型社会保障の一環である幼児教育の無償化につきましても、これまで唐津市独自の保育料等の軽減を行ってこられましたが、円滑な実施をしていただきました。 また、小中学校普通教室と空調設備事業や離島留学事業などにより教育環境の整備を図るとともにプロバスケットボールチームや大相撲との交流事業を展開され、高く評価するものであります。 また、火災予防行政に努めるとともに、防災情報の伝達手段として防災ラジオとしても利用できる280メガヘルツデジタル同報防災無線システムの着手や災害対応指揮支援システムの整備など防災・減災に取り組まれており、評価するものでございます。このほか、提案されております
議案等に対し賛意を表するものでございます。 なお、その中で一部認定しがたいとの意見がありました
議案第136号、令和元年度唐津市一般会計歳入歳出決算中、歳出の総務費の原子力発電広報・調査等交付金事業につきましては、事業内容は、原子力発電
施設等の視察会を実施したほか、原子力講座、原子力防災
施設に関する専門研修等への職員の派遣などであります。 原子力発電所のデメリット、
危険性についても学べるようにということでありますが、この事業費により
危険性を含めたところの安全を確保するための正しい知識など、原子力発電に対する知識は深まっていると考えます。 次に、民生費及び教育費の同和対策に係る補助金及び同和対策事業費につきましては、差別が現実に存在する中にありましては、これらの事業は必要であると考えます。また、幅広い人権啓発の事業に取り組むべきということでございますけども、現在の事業もあらゆる差別をなくしていく市民全体の人権を擁護していくための啓発事業として取り組まれていると考えるものでございます。 次に、
議案第137号、令和元年度唐津市国民健康保険特別会計歳入歳出決算及び
議案第138号、令和元年度唐津市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算並びに
議案第139号、令和元年度唐津市介護保険特別会計歳入歳出決算につきましては、市民の健康と生命を守るための持続可能な制度を確立していくことが最も重要であると考えます。 その上で、市民の立場に立った効率的な運営をお願いするとともに被保険者の負担軽減が図られますよう、特に国民健康保険
税につきましては、抜本的な改革を視野に、さらに国に対し強く要請をしていただきたいと考えるところでございます。 最後に、今、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策が重要な課題となっておりますが、もともと近年は大きな変革期と言われてきており、情報通信技術の利活用によるIT革命のことは20年前から使われております。国においてもデジタル庁が始動いたしました。 峰市長におかれましては、この危機を最大のチャンスと捉え、唐津市が生まれ変わるような行政や民間におけるデジタル化の推進を図っていただくことを要望いたしまして、私の賛成討論といたします。
○
議長(
田中秀和君) 以上で、
決算関連議案の
議案第136号から
議案第150号まで、以上15件についての討論を終結します。 これより、
決算関連議案の採決を行います。 まず、反対討論がありました
議案について採決します。
議案第136号、令和元年度唐津市一般会計歳入歳出決算を採決します。 本案は、認定することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○
議長(
田中秀和君) 起立多数であります。よって、
議案第136号は認定することに決しました。 次に、
議案第137号、令和元年度唐津市国民健康保険特別会計歳入歳出決算を採決します。 本案は、認定することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○
議長(
田中秀和君) 起立多数であります。よって、
議案第137号は認定することに決しました。 次に、
議案第138号、令和元年度唐津市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算を採決します。 本案は、認定することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○
議長(
田中秀和君) 起立多数であります。よって、
議案第138号は認定することに決しました。 次に、
議案第139号、令和元年度唐津市介護保険特別会計歳入歳出決算を採決します。 本案は、認定することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○
議長(
田中秀和君) 起立多数であります。よって、
議案第139号は認定することに決しました。 次に、ただいま採決しました
議案以外の
議案について採決します。
議案第140号から
議案第150号まで、以上11件を一括採決します。
議案第140号から
議案第146号まで並びに
議案第148号及び
議案第149号、以上9件については認定することに、
議案第147号及び
議案第150号については原案どおり決し、認定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田中秀和君) 異議なしと認めます。よって、
議案第140号から
議案第146号まで並びに
議案第148号及び
議案第149号、以上9件については認定することに、
議案第147号及び
議案第150号については原案どおり可決及び認定することに決しました。 次に、
追加議案の
議案第151号を付議します。 本案は、討論の申出がございませんので、直ちに採決します。 本案は、原案どおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田中秀和君) 異議なしと認めます。よって、
議案第151号は原案どおり可決することに決しました。 次に、
意見書案の討論、採決を行います。
意見書案第8号、地方財政の充実・強化を求める意見書、
意見書案第9号、少人数編成を可能とする教員の確保を求める意見書、
意見書案第10号、洋上風力発電事業における候補海域の拡充を求める意見書、以上3件の
意見書案については、討論の申出がございませんので、直ちに採決します。
意見書案第8号から
意見書案第10号まで、以上3件を一括採決します。 以上3件の
意見書案は、原案どおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田中秀和君) 異議なしと認めます。よって、以上3件の
意見書案は原案どおり可決することに決しました。
△閉会中の継続調査の申し出
○
議長(
田中秀和君) 次に、議会運営委員長から
唐津市議会会議規則第109条の規定により、お手元に配付しておりますとおり、閉会中の継続調査の申し出があっております。 お諮りいたします。申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田中秀和君) 異議なしと認めます。よって、申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。 次に、議決事件の字句及び数字等の整理についてお諮りいたします。本
定例会におきまして、
議案及び意見書等が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他の整理を必要とするときは、
唐津市議会会議規則第43条の規定により、その整理を
議長に委任されたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田中秀和君) 異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は、
議長に委任することに決しました。 以上をもちまして、令和2年第6回唐津
市議会定例会を閉会いたします。 午前11時24分 閉会 本会議録の正当なることを認め署名する。 令和2年10月13日 唐 津 市 議 会 議 長 唐 津 市 議 会 議 員 唐 津 市 議 会 議 員...