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03月19日-08号

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  1. 唐津市議会 2020-03-19
    03月19日-08号


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    令和 2年 3月 定例会(第2回)令和2年       唐津市議会会議録(定例会)その8   第2回1 日 時 令和2年3月19日 午後3時00分開議 於唐津市議会議場2 出席した議員    1番 田 中 秀 和            2番 石 﨑 俊 治    3番 原   雄一郎            4番 青 木   茂    5番 古 藤 宏 治            6番 山 下 壽 次    7番 福 島 尚 美            8番 伊 藤 一 之    9番 吉 村 慎一郎           10番 江 里 孝 男   11番 馬 場 幸 年           12番 青 木   茂   14番 楢 﨑 三千夫           15番 宮 崎   卓   16番 伊 藤 泰 彦           17番 林   正 樹   18番 酒 井 幸 盛           19番 浦 田 関 夫   20番 大 西 康 之           21番 水 上 勝 義   22番 中 村 健 一           23番 笹 山 茂 成   24番 山 下 正 雄           25番 三 浦 重 德   26番 進 藤 健 介           27番 熊 本 大 成   28番 宮 本 悦 子           29番 中 川 幸 次   30番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      柴  田     哲       副   市   長      中  江     勉       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     日  下  義  信       政  策  部  長      脇  山  秀  明       総  務  部  長      櫻  庭  佳  輝       財  務  部  長      北  方  初  美       未 来 創 生 部 長      阿  蘇  靖  則       市  民  部  長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      堀  田     信       農 林 水 産 部 長      吉  村  和  久       経 済 観 光 部 長      畔  田  浩  貴       都 市 整 備 部 長      新 天 寺     勉       消   防   長      坂  口  和  広       水  道  局  長      石  倉  智  典       教  育  部  長      東  島  千  尋       総  務  課  長      石  田  晃  誠4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      濵  口     智       議会事務局副局 長      木  村  佳  商          午後 3時00分 開議 ○議長(田中秀和君) ただいまから、本日の会議を開きます。 △委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(田中秀和君) 議事日程に従い、これより委員長報告を行います。 議案第2号から議案第37号まで、並びに議案第62号から議案第85号まで、以上60件については、予算等特別委員会に付託しておりましたので、予算等特別会計委員長の報告を求めます。 中川予算等特別委員会委員長。          (予算等特別委員長 中川幸次君登壇) ◎予算等特別委員長中川幸次君) 予算等特別委員会審査報告書。 本年3月16日の本会議において本特別委員会に付託になりました、議案第2号から議案第14号までの令和2年度予算議案13件、議案第15号から議案第37号までの条例議案23件、議案第62号から議案第74号までの一般議案13件、議案第75号から議案第85号までの令和元年度補正予算議案11件、以上60件について常任委員会ごとの分科会を設け、3月17日、18日の2日間、分科会を開催し、書類審査並びに現地調査を行い、さらに3月19日には、各分科会長の報告及びこれに対する質疑を行う等、慎重に審査いたしました結果、議案第2号、令和2年度唐津市一般会計予算中、歳出の総務費の総務管理費中、一般管理費原子力発電広報調査等交付金事業費戸籍住民基本台帳費中、戸籍住民基本台帳費戸籍住民基本台帳事務費のうち個人番号カードに係る負担金、民生費の社会福祉費中、社会福祉総務費同和対策に係る団体補助金及び同和対策事業費、教育費の教育総務費中、事務局費の人権・同和教育研究会助成費及び人権・同和教育推進費社会教育費中、社会教育総務費社会教育団体補助金のうち同和関係補助金及び同和対策に係る事業費、議案第3号、令和2年度唐津市国民健康保険特別会計予算、議案第4号、令和2年度唐津市後期高齢者医療特別会計予算、議案第5号、令和2年度唐津市介護保険特別会計予算、議案第29号、唐津市ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定について、以上5議案については反対との一部意見もありましたが、本特別委員会に付託されました議案は、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 なお、本特別会計附帯意見として、議案第2号、令和2年度唐津市一般会計予算中、歳出の総務費の地域振興費中、地域振興費の地域の未来づくり推進交付金については、次のとおり要望します。 1、単年度事業として実施し検証を行うこと。2、実施事業の発表会を行うこと。3、地域まちづくり会議の事務局のあり方を明確にすること。4、地域まちづくり会議の委員について幅広く人材を募ること。5、地域から提案されたまちづくり計画の審査体制の確立を図ること。 以上、簡単でありますが、本特別委員会における議案審査の結果報告といたします。 令和2年3月19日、予算等特別委員会委員長中川幸次。 唐津市議会議長田中秀和様。 ○議長(田中秀和君) 以上で、予算等特別委員会委員長の報告を終わります。 これより、予算等特別委員会委員長の報告に対する質疑に入ります。 ご質疑ございませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) 質疑なしと認めます。 以上で、予算等特別委員会委員長の報告に対する質疑を終わります。 ただいまの時刻は15時6分であります。15分以内に討論の通告をしていただくため、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 3時06分  休憩                     午後 3時20分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議事日程に従い、これより人事議案の議案第38号から議案第61号まで、並びに委員会提出議案第1号及び委員会提出議案第2号を除く、議案第2号から議案第37号まで、並びに議案第62号から議案第85号まで、以上60件についての討論に入ります。 討論の申し出がありますので、順次発言を許します。 浦田関夫議員。          (19番 浦田関夫君登壇) ◎19番(浦田関夫君) 日本共産党浦田関夫でございます。本議会に提案されております60議案の中から5議案について、反対の立場から討論を行います。 3月13日に佐賀県内でも新型コロナウイルス感染者が発生し、唐津市でも峰市長を初め、職員の皆さんが対応に努力されていることに敬意を表しますとともに、万全な対策をとられて、早急な収束を願うものであります。 令和2年度の当初予算では、西部地区学校給食センター(仮称)を令和5年9月完成に向けて事業開始、事業費が計上されております。第一中、第五中の完全給食実施へ向けた動きは評価するものであります。しかし、長松小学校など自校式給食を実施している学校がセンター方式に変わることは、食育の向上や食中毒などの食のリスクという観点からは、再考を求めるものであります。 また、児童の学習環境を高めるために、普通教室にエアコンを16の小学校に設置する予算が計上されたことは喜ばしいことであります。しかし、一部の大規模改修工事予定校統合予定対象校では予算が計上されていないのは残念であります。 しかしながら、昨今の異常気象からは、市民を守るために迅速で確実に、災害の情報伝達として、屋内に戸別に防災無線受信機を希望世帯全てに対応する予算が計上されたことは評価すべきものと考えます。 今回の予算の中で反対を表明するものとして、一般会計予算から原子力発電広報調査等交付金事業であります。原子力発電施設等周辺住民に対し、原子力発電に関する正しい知識の普及を目的に予算化されております。 市民が今関心あるのは、福島第一原発事故から9年が経過しても、なぜ今4万7,000人がふるさとへ帰れない人がいるかということであります。原発は安全だと言われながら、なぜ福島第一原発が重大な事故を起こしたのか。なぜ避難の途中で多くの方々がお亡くなりになったのか。万一の事故の場合に、安全に避難するには、どういう備えと行動が必要なのかなど、事前に知識を身につけることは重要であります。 そのために福島原発事故の避難を経験された方のお話を聞くことはとても有益だと思われますが、このような事業には使えないということになっているのであります。これで市民の安全確保に資する事業と言えるのでしょうか。原発の安全性を強調するのではなく、市民の安全・安心の確保のために予算に改めることを求めるものであります。 次に、社会保障・税番号制、いわゆるマイナンバー制度に係る経費であります。 国は、国民の利便性向上に役立つ等の説明がありますが、私たちが1年に住民票や印鑑証明を何回とるのでしょうか。今でも住民票や印鑑証明をとるのに不自由をしているわけではありません。この制度に賛成する討論であっても、セキュリティー保護を必ず求めています。制度への賛成議員でさえ、個人情報漏えいの危うさを指摘しているのであります。それなのにマイナンバーカード健康保険証やプリペイドカードにも使えるように、ポイントまでつけなければ利用者がふえないのはなぜでしょうか。マイナンバーカードを持つか持たないかの選択を認め、行政だけが知り得る情報の一元化で市民を監視するシステムは中止すべきであります。 次に、同和事業についてであります。 これまで同和事業に賛成討論された議員の発言を聞いていますと、いまだ潜在的部落差別が存在している。インターネット同和差別がある。だから、啓発活動は引き続き必要と主張されています。私はこのことを全て否定はしませんが、唐津市が平成30年3月に行った市民の差別意識調査によると、最も多い順番から、障害者差別東日本災害による差別、女性差別子供差別、高齢者などの差別が上位を占め、部落差別は下のほうになっているのが結果であります。 私は部落差別が全て終わったとは言いませんが、男女差別ジェンダー差別など、人権にかかわる一切の差別をなくさなければならないと考えています。あらゆる差別の根源は同和差別にあるという化石のような考え方を改め、時代に合った人権啓発予算の使い方に改めるよう強く求めるものであります。 次に、ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例を改めることについてであります。 今回の条例は、寡婦の医療費、これまで支援してきたものを段階的に廃止するというものであります。市の説明では、対象者が140人、約1,100万円を助成しています。県は、平成21年度にこの助成制度を廃止しました。しかし、唐津市は経済的に弱い立場の方を支援するという観点から、10年間、助成を継続してきました。それを覆そうというものであります。地方自治法第1条の2項では、住民の福祉の増進を図ることを基本にも反すると言わなければなりません。 次に、国民健康保険後期高齢者医療保険介護保険特別会計についてであります。 国民健康保険税は所得の約2割に及び、払いたくても払えないという重い負担となっています。払えなければ保険証がもらえず、病気をしても我慢する。我慢できなければ病院に行ったら容体が悪化したという事例も聞かれます。また、後期高齢者医療保険は、横尾俊彦多久市長全国後期高齢者医療広域連合会の会長をされております。昨年11月に横尾会長は低所得者に影響が出ないよう、現行制度を維持するよう、根本匠厚生労働大臣に要望書を提出しています。介護保険でも普通徴収の15.2%が滞納とされています。 この3つの保険制度は、そもそも社会保障制度であります。一定の利用負担は必要としても、制度の維持のために値上げはやむを得ないという論法では、制度だけが残って、保険加入者保険制度から排除されかねません。加えて、保険加入者は年金生活など低所得者と高齢者によって占められています。当然、医療や介護は必要となります。この構造的脆弱な保険制度は、国や自治体によって支えなければ維持できないことを申し上げ、討論とします。 ○議長(田中秀和君) 馬場幸年議員。          (11番 馬場幸年君登壇) ◎11番(馬場幸年君) 11番、馬場幸年でございます。志政会を代表いたしまして、本定例会に提出されました令和2年度当初予算案を初め、諸議案に対し賛成の立場から討論を行います。 まず、令和2年度当初予算案でございますが、「唐津PRIDE~誇れるふるさと唐津を未来へ~」というテーマのもと、未来の唐津へつなぐ予算として、からつ力の施策を中心に重点配分がなされております。 その中で生産力においては、佐賀牛の生産拠点となる施設の整備に対する補助金が計上されたほか、ふるさと寄附金推進については、繰り返し唐津市を選んでいただくための取り組みの充実が図られており、寄附金の増額とともに、地域経済の活性化、地場産業の振興につながるものと大いに期待するものでございます。 次に、観光力においては、観光トイレの洋式化など観光客の滞在環境の充実を図る経費のほか、市民会館の建てかえに伴う関連経費が計上されております。 このほか、令和5年の国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会に向けた施設整備や、東京2020オリンピック関連経費として、出場国の事前合宿の受け入れや市民交流を行う経費など、スポーツ、芸術、文化都市唐津の実現に向けた取り組みがなされております。 教育力では、小学校普通教室棟へのエアコンの整備費が計上されたほか、西部学校給食センター整備事業につきましては、子供たちの心身の健全な発達を促し、安全・安心でおいしい学校給食を提供することは、食育や地産地消の観点からも非常に重要であると考えます。 安心力では、手話等の普及啓発への取り組みや、音声による119番通報は困難な方が簡単に通報が可能となるシステムを構築するなど、手話言語の普及及び聴覚障害児・者のコミュニケーション手段の利用を促進する条例の目的に沿った取り組みが進められたことは評価するものでございます。 最後に発信力として、市全体の社会課題の解決に向け、地域の未来づくり推進交付金が計上されておりますが、附帯意見にもありましたように、まずは単年度の事業として実施し、効果、課題等についてしっかりと検証を行うなど、今議会での議論を踏まえ、慎重な事業の実施を望むものでございます。 このほか、提案されております条例議案等を含め、各議案に対し賛意を表するものでございます。この中で一部反対との意見がありました。 議案第2号、令和2年度唐津市一般会計予算のうち総務費の総務管理費中、原子力発電広報調査等交付金事業費につきましては、原子力に関し、広範な見地からの知識普及のため、各種調査研究及び広報など、原子力発電施設周辺自治体として取り組みを行うものであり、執行部におかれましては、別途職員に向けた知識の普及啓発には取り組んでいるとのことではございますが、より一層の充実をお願いするものでございます。 次に、総務費、戸籍住民基本台帳事務費中のいわゆるマイナンバー制度に係る予算でございますが、マイナンバー制度は国の政策として実施されており、公平公正な社会、利便性の向上など、きめ細やかな社会保障が的確に行われる社会を実現するために必要な制度であると考えます。 なお、セキュリティー対策につきましては、引き続き万全を期していただくとともに、市民への周知を図り、カードの普及促進についても取り組みを勧めていただきますようお願いいたします。 次に、民生費及び教育費における同和対策に係る団体補助助成金同和対策事業につきましては、人権対策として地道な努力はなされているものの、固有の問題である同和差別については、根本的な解決がなされたとは言いがたい状況であります。 インターネットによる悪質な書き込みや差別図書ネット販売など、意識の希薄化に伴い問題が発生しており、地道な啓発を続けることが肝要であり、部落差別の解消の推進に関する法律に基づき、引き続き取り組むべき施策であると考えております。 また、議案第3号の国民健康保険に係る予算につきましては、事業の広域化から2年が経過し、佐賀県を中心とした適正な財政運営が行われており、引き続き安定的な保険制度を維持していただきますようお願いいたします。 さらに、議案第4号、唐津市後期高齢者医療特別会計及び議案第5号、唐津市介護保険特別会計についても、加速度的に進む高齢化社会において、健全な市民の医療及び介護保険制度の維持向上は必須の課題であり、その必要性は十分理解できるものであります。今後とも適正な市民負担について考慮し、効率的な制度の運営に努められるようお願いいたします。 また、議案第29号、唐津市ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定についてにつきましては、他の自治体の状況、公平性という観点を鑑み、あわせて激変緩和のための措置も講じてあることから、今回の改正はやむを得ないと考えますが、十分な周知と丁寧な説明をお願いするものでございます。 最後に、執行部におかれましては、喫緊の課題といたしまして、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のための市民への適宜適切な情報提供や学校の臨時休業や公共施設の休館に伴って生じる課題への対応等に万全を期していただくとともに、事業活動の縮小に伴い、地域経済への影響が懸念されており、早急な実態の把握に努められるとともに、市としての支援策など柔軟かつきめ細やかな対応についても検討していただきますようお願いするとともに、今後の行財政運営に当たりましては、今回示されました総合計画の後期基本計画や財政計画に沿った健全な運営に努めていただき、将来にわたって持続可能となる市政の運営に全力を傾注していただきますようお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(田中秀和君) 伊藤一之議員。          (8番 伊藤一之君登壇) ◎8番(伊藤一之君) 8番、社民党の伊藤一之でございます。本議会に提出されています議案の中から1議案について、反対の立場から討論したいというふうに思います。 議案第2号、令和2年度唐津市一般会計予算中、歳出の総務費の総務管理費中、一般管理費原子力発電広報調査等交付金事業費についてでございます。 福島第一原発の事故から9年が経過をいたしました。今も住みなれた我が家に帰れていない福島第一原発の事故からの避難者が約4万人もいます。すぐそこに玄海原発を抱える私たち唐津市民も、ひとたび玄海原発で過酷事故が起きれば、福島と同じように愛する唐津を離れ、長い期間、帰れなくなること、事故を前提としている今、現実として受けとめなければなりません。 この事業の目的は、1つには、原子力発電施設周辺地域住民に対する原子力発電に関する知識の普及、もう1点は原子力発電施設等周辺地域住民の生活に及ぼす影響に関する調査を行うとあります。 この目的、要綱等から解釈すれば、福島第一原発事故前の原発の安全神話が言われたときからの事業ではありますけれども、そうした安全面だけではなく、同時に福島第一原発事故、その教訓を生かしながら、この事業でも避難住民の生活や原発の大きなリスクを講演や避難者との意見交換などでも学ぶことができるというふうに考えます。そうした中で、原発に賛成でも反対であっても、原発に向き合う姿勢を考えるべきだと思います。 しかし、何ら令和元年度と変わらない事業が提案をされています。この間、予算、決算を含めて何度も何度も申し上げてきました。今回は市の単独事業でもできないということでもございますと。そうであれば、そうした原発の安全面が多く強調される中で進められる原発推進のこの事業に賛成することはできません。したがって、この1議案に反対を申し上げ、討論を終わります。 ○議長(田中秀和君) 山下壽次議員。          (6番 山下壽次君登壇) ◎6番(山下壽次君) 6番、清風会、山下壽次でございます。清風会を代表いたしまして、本定例会に提出されました令和2年度当初予算案並びに令和元年度補正予算案を初め、諸議案に対し賛成の立場から討論を行います。 令和2年度当初予算案につきましては、本市の大きなプロジェクトの1つであります新庁舎建設に着手するほか、新たな学校給食センター市民会館国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会に向けた施設整備など、将来を見据えた事業の展開が図られております。 なお、一部認定しがたいとの意見がありました、令和2年度唐津市一般会計予算の総務費中、原子力発電広報調査等交付金事業につきましては、広報・調査の活動の充実は必要ですが、原子力発電に関する知識の普及や原子力発電施設等に関する理解向上のための取り組みを行うなど、市民の安心・安全に寄与するものであり、事業内容そのものには問題ないと考えます。 同じ総務費の戸籍住民基本台帳事務費中、いわゆるマイナンバー制度関連予算につきましては、事務申請手続の簡素化や行政事務の効率化はもとより、市民の利便性の向上につながる制度でありますので、引き続きセキュリティー対策には十分注意を払いつつ、マイナンバーカード普及促進に努めるべきものであると考えております。 次に、民生費及び教育費の同和対策関連の諸事業につきましては、引き続き同和問題の解決、人権を守るための啓発等に取り組む施策として必要であると考えるものであります。 また、議案第3号、唐津市国民健康保険特別会計予算、議案第4号、唐津市後期高齢者医療費特別会計予算、議案第5号、唐津市介護保険特別会計予算につきましても、高齢化に伴う医療費や介護給付などが増加していく中、国民全体で医療費の抑制に努めることは必要ですが、一定の市民負担はやむを得ないところであり、安定的な制度の運営が図られることを願うものであります。 次に、議案第29号、唐津市ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定についてにつきましては、公平性の観点を踏まえた改正であり、激変緩和の経過措置も設けられていることから、一定の理解をするものであります。 今回、執行部から提案されている令和2年度一般会計当初予算は、過去最大規模であります。翌年度以降も大型事業が控えており、より一層の健全な財政運営に努められるようお願いするものであります。 最後に、執行部におかれましては、現在、新型コロナウイルス感染拡大防止に全庁を挙げて取り組まれているところでございますが、市民の安全を第一に考え、そして、景気動向、市内事業者の経済活動をしっかりと注視され、今後の対応に当たっていただきたいと思います。 最後に、新型コロナウイルスの一刻も早い終息を願いまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(田中秀和君) 福島尚美議員。          (7番 福島尚美君登壇) ◎7番(福島尚美君) 7番、泰推海、福島尚美です。本議会に提案されました議案中2議案について、反対の立場から討論をいたします。 議案第2号、令和2年度唐津市一般会計予算中、総務費の原子力発電広報調査等交付金事業費、議案第29号、唐津市ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 1点目の原子力発電広報調査等交付金事業につきましては、議案質疑の中でもありましたように、原子力発電は安全であるという着地点となっている傾向があることがアンケート回答からうかがえます。報道が伝えているのは、原子力災害被害の現状でございます。原子力発電とともに現に起きている事故の被害と現状を知ることは、原子力の利用について考えるために欠かせない2本の柱であろうと考えます。この事業でさまざまな原子力関連施設に行った結果、原子力災害に関する報道までを否定的に見る意見があるにもかかわらず、答弁では、被害・災害についてはさまざまな報道があるので取り組む必要はないとされました。原子力についてと原子力災害について、2本の柱は同時に取り組まれなければならないものと考えます。 次に、議案第29号、唐津市ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定についてです。 議案質疑におきまして、令和2年2月末時点の対象者が140名ほどいらっしゃるとのことでした。この医療費助成はセーフティーネットの役割があるものと考えます。生活保護に至る前の段階にある生活困窮者等に対し、包括的かつ継続的な相談支援及び訪問支援を含めた支援体制を構築し、経済的及び社会的な自立を支援する事業といたしましては、生活困窮者自立支援事業がございます。この事業の当初予算は、平成31年、令和元年当初よりも増額されており、全市的に見て生活困窮の状態が改善されているものではないと考えられます。2017年、平成29年ですが、佐賀県の男女の平均年収では、男性のほうが女性よりも140万円ほど年収が高く、年代別で見ますと、年齢を重ねるほど男女の平均年収に差が出る状況でございます。このことと女性が身体的・精神的・経済的リスクを負って出産することを考えれば、医療費の助成を継続し、男女共同参画、働き方の見直し等が社会的に進んで、医療費助成が必要ないとされる指標をもって条例の改正に至るべきものでございます。峰市長の令和2年新年記者会見では、真に必要な事業の取捨選択が必要とおっしゃられていました。反対といたしました2議案は、命、健康にかかわるものです。取捨選択において捨てていただきたくない部分と考えております。人権同和に関しましては、議案質疑の中でも申しましたが、広く市民に開かれた取り組みの部分、ここを行政が主に担い、関係団体との協働が不十分と見られる点は、よりよい取り組みをつくられてください。 また、マイナンバーの普及に関しましては、利活用について詳細がわからない状態での普及に取り組むことは控えていただきたいと考えております。 最後に、建築物の老朽化に伴い、大規模な工事が続きます。後世に大きな負債を残さないよう財政運営に努めていただくこと、また健康に留意し、新型コロナ対策に当たっていただくことをお願いいたしまして、反対討論とします。 ○議長(田中秀和君) 中川幸次議員。          (29番 中川幸次君登壇) ◎29番(中川幸次君) 公明党の中川幸次でございます。公明党を代表しまして、本定例会に提出されました令和2年度当初予算案、並びに令和元年度補正予算案を初め諸議案に対しまして、賛成の立場から討論を行います。 令和2年度当初予算案におかれましては、峰市長が1期4年間の最後の年をこれまでの3年間の結びの年として、「誇れるふるさと唐津を未来へ」という基本方針のもと、未来の唐津へつながる予算として編成されています。 具体的には、新庁舎建設の着手、新たな学校給食センター市民会館国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会に向けた施設整備などの事業費が含まれております。また、歳入対策として、ふるさと寄附金の増加に向けた取り組みやネーミングライツの活用に取り組むとともに、事業の選択による予算の平準化を行い、持続可能な行財政運営に取り組まれております。 未来へつなぐ事業として、唐津独自の稼げる農林水産業の振興を図るための、新たな担い手に対する支援、観光では観光客の滞在環境の充実を図る観光トイレの洋式化、教育では、学校の働き方改革につながる中学校の部活動指導員の配置や小学校17校の普通教室等へのエアコン整備、また、昨年制定されました手話言語の普及及び聴覚障害児・者のコミュニケーション手段の利用を促進する、条例の目的に沿った手話等の普及啓発のため市内の事業者や学校を訪問する経費や、音声による119番通報が困難な方が簡単に通報できるシステム構築費用の計上、さらに災害に強いまちづくりに向け、森林環境基金を財源に私有林の間伐や280メガヘルツデジタル同報無線システム整備による防災情報の伝達の多重化を図り、市民の安全安心の確保に努められております。 次に、令和元年度補正予算案におかれましては、国の補正予算に伴う道路新設改良費等の増額のほか、各会計において令和元年度決算見込みによる減額補正等を計上されております。国の補正予算に機敏に対応され、事業の進捗を図られており、評価をするものであります。 このほか提案されております条例・議案等に対し、賛意を表します。 なお、その中で一部反対との意見がありました議案第2号、令和2年度唐津市一般会計予算中、マイナンバー制度に係る事業等につきましては、セキュリティー対策は十分にとられており、今後、マイナンバーカードの活用により、医療や福祉面等においてサービスの充実が図られることを期待しておるところでございます。 次に、歳出の総務費の原子力発電広報調査等交付金事業費につきましては、東日本大震災に伴い、国の原子力政策の見直し等への対応を含め、原子力安全に関する知識の普及や安全確保に関する調査など、十分な調査研究が必要であると考えるものでございます。 次に、民生費及び教育費の同和対策に係る事業費につきましては、現実にインターネットによる差別事象が認められる中、あらゆる差別をなくし、人権を擁護していくための啓発事業として必要であると考えるものでございます。 次に、議案第3号、令和2年度唐津市国民健康保険特別会計予算、議案第4号、令和2年度唐津市後期高齢者医療特別会計予算、議案第5号、令和2年度唐津市介護保険特別会計予算につきましては、いずれも市民の健康と生命を守るための持続可能な制度を確立していくものであります。これまでも負担軽減や制度の改善・改正などを要望してまいりましたが、引き続き市民の立場に立った効率的な運営をお願いするものでございます。 次に、議案第29号、唐津市ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定につきましては、男性と女性における公平性の確保のため、また他の福祉施策も充実しており、今回の改正で助成の対象から寡婦を除くことはやむを得ないものと考えます。 次に、附帯意見がつきました議案第2号、令和2年度一般会計予算中、地域振興費の地域の未来づくり推進交付金につきましては、真に地域の未来づくりのために要望事項に対して真摯に取り組んでいただきたいと思います。 最後に、峰市長におかれましては、まずは、新型コロナウイルス対策について市民に安心を与えられる相談医療体制や正しい知識等の情報提供の周知徹底に努めていただくとともに、今後、新庁舎建設と大型の公共施設の建設も計画されておりますが、持続的な財政運営に取り組まれ、市民に希望と幸福を与えていただくことを期待いたしまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(田中秀和君) 以上で討論を終結します。 これより採決を行います。 まず、反対討論がありました議案について採決します。 議案第2号、令和2年度唐津市一般会計予算について採決します。 本案は原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立)
    ○議長(田中秀和君) 起立多数であります。 よって、議案第2号は原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第3号、令和2年度唐津市国民健康保険特別会計予算について採決します。 本案は原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(田中秀和君) 起立多数であります。 よって、議案第3号は原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第4号、令和2年度唐津市後期高齢者医療特別会計予算について採決します。 本案は原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(田中秀和君) 起立多数であります。 よって、議案第4号は原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第5号、令和2年度唐津市介護保険特別会計予算について採決します。 本案は原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(田中秀和君) 起立多数であります。 よって、議案第5号は原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第29号、唐津市ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定についてを採決します。 本案は原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(田中秀和君) 起立多数であります。 よって、議案第29号は原案どおり可決することに決しました。 次に、ただいま採決した議案以外の議案について採決いたします。 議案第6号から議案第28号まで並びに議案第30号から議案第37号まで並びに議案第62号から議案第85号まで、以上55件を一括採決します。 議案第6号から議案第28号まで並びに議案第30号から議案第37号まで並びに議案第62号から議案第85号まで、以上55件の議案は、原案どおり決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) 異議なしと認めます。 よって、議案第6号から議案第28号まで並びに議案第30号から議案第37号まで並びに議案第62号から議案第85号まで、以上55件の議案は原案どおり可決することに決しました。 次に、人事議案の討論、採決を行います。 議案第38号、唐津市農業委員会委員の任命につき市議会の同意を求めることについて(その1)から議案第56号、唐津市農業委員会委員の任命につき市議会の同意を求めることについて(その19)まで、以上19件の議案については、討論の申し出がございませんので、直ちに採決します。 議案第38号から議案第56号まで、以上19件を一括採決します。 以上19件の議案は同意することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) 異議なしと認めます。 よって、議案第38号から議案第56号まで、以上19件の議案は同意することに決しました。 次に、議案第57号、人権擁護委員の候補者推薦につき市議会の意見を求めることについて(その1)から議案第61号、人権擁護委員の候補者推薦につき市議会の意見を求めることについて(その5)まで、以上5件の議案については、討論の申し出がございませんので、直ちに採決します。 議案第57号から議案第61号まで、以上5件を一括採決します。 以上5件の議案は適任と認めることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) 異議なしと認めます。 よって、議案第57号から議案第61号まで、以上5件の議案は適任と認めることに決しました。 次に、委員会提出議案の討論、採決を行います。 討論の申し出がありますので、順次発言を許します。浦田関夫議員。          (19番 浦田関夫君登壇) ◎19番(浦田関夫君) 日本共産党浦田関夫でございます。 委員会提出議案第1号、唐津市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、反対の立場から討論を行います。 提案理由は、次回の市議会議員選挙から議員定数現在30を2減らして28にしようというものであります。議員定数を減らす理由として、唐津市の財政が厳しくなっていることや住民感情、人口の減少、議員のなり手が不足で無投票になるのではないかなど、理由が挙げられております。合併して15年、唐津市議会は4回の選挙ごとに議員を減らしてきました。議員定数の削減の理由に唐津市の財政が厳しいという意見がありますが、議員を減らして大幅な削減効果が果たしてあるのでしょうか。例えば議員が32名だった平成25年の議会費は4億2,077万円でした。議員が30人だった平成29年は3億9,824万円と、2,253万円の減少であります。これは、議員報酬など議員に係る費用が減ったということであり、議会運営が大幅に減るということを示したものではありません。住民感情の問題ですが、議員の活動がよく見えないから議員定数を少なくしていいのではないかという意見を耳にします。このことは、議員みずから反省すべきことで、私たちは肝に銘じる必要があります。議員が住民の立場に立って住民の声を取り上げ、また市政にしっかりチェックすることにより、議会議員というものが必要だということを住民に知ってもらうことが大切です。議会制民主主義の中で議員だけが市の予算を討論でき、決定する立場にあります。議員が果たさなければならない役割が、地方分権が叫ばれる今、ますます重要になっています。議員を削減することで、議員みずからが議員という任務を否定することになりかねません。佐賀県一広い地域を持つ新唐津市において、周辺部の過疎化、人口減少が激しくなる中で住民の声を代弁する議員の役割はますます大きくなっているのであります。議会議員がしっかりしなければならないことは、住民のための市政に取り組むことであり、それが第一であります。日本共産党は、議会改革について積極的に提案を行い議会の合意となったものは、例えば議会のテレビ中継やインターネット中継、費用弁償1日3,000円だったものを交通費実費への変更、海外視察の自粛、政務活動費の領収書の全面公開などを進めてきました。これからも積極的に提案を行ってまいりたいと考えております。1市6町2村が合併した平成15年、旧町村での過疎化や人口減少問題など、市民のさまざまな人の意見を反映できるようにすることこそ、新唐津市の発展に資するものと考えます。こうしたことからも議員の役割は大きいものと考えます。議員定数は、削減するのではなく、現状の30人を維持することであることを申し上げ、議員各位のご賛同を心よりお願いし、この議案に対する反対討論とします。          (発言する者あり) ○議長(田中秀和君) 大西康之議員。          (20番 大西康之君登壇) ◎20番(大西康之君) 20番、志政会、大西康之でございます。志政会を代表いたしまして、本定例会に提出されました委員会提出議案第1号、唐津市議会議員定数の条例の一部を改正する条例制定について、賛成の立場から討論を行います。 提案理由でも申し上げましたが、本市において少子高齢化による人口減少という大きな社会環境の変化は続いており、合併以後、人口が約1万2,000人も減少しております。このような中、改めて議会の果たす役割やその責任を確認し、本市議会の議員定数について討論してまいりました。今回、議員定数を2名削減することになるわけでありますが、広大な面積を有する本市において、周辺部まで議員の目が届かなくなるのではという不安の声があることは十分認識いたしております。しかし、全国の類似団体の状況、これを鑑みますと、本市議会といたしましても、議員定数の削減は避けては通れません。また、公共施設再配置計画など考えたとき、今後、市民の皆様に大きな迷惑をかける場面も多々あるのではというふうに危惧いたしております。 そのような中、議会の機能、役割に十分留意しながら、近々の課題である行政改革に市議会議員が率先して取り組む必要があると考えております。定数は削減となりましても、議会全体として多様な民意を市政に反映させる役割、さらには行政に対する監視機能が低下することがないよう、今後も議員一人ひとりの資質向上に努めることを約束し、私の賛成討論といたします。 最後に、先ほど反対の表明をされました浦田議員さんにおかれましては、たしか当時は議会運営委員会の一人でありました。委員会の中で納得され、今ここで反対される姿勢が私には理解できない、そのように申させていただきますのと、勝手に提案理由をつくって反対されるその姿勢についても、私は疑義を唱えます。 以上でございます。(拍手)          (発言する者あり) ○議長(田中秀和君) 以上で、討論を終結します。 これより採決を行います。 まず、反対討論がありました議案について採決します。 委員会提出議案第1号、唐津市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定についてを採決します。 本案は原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長(田中秀和君) 起立者多数であります。 よって、委員会提出議案第1号は原案どおり可決することに決しました。 次に、委員会提出議案第2号を採決します。 本案は原案どおり決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) 異議なしと認めます。 よって、委員会提出議案第2号は原案どおり可決することに決しました。 以上で、委員長報告、討論、採決を終わります。 議事日程に従い、次会は3月23日午前10時から本会議を開き、一般質問を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 4時10分 散会...