唐津市議会 > 2019-10-02 >
10月02日-09号

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  1. 唐津市議会 2019-10-02
    10月02日-09号


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    令和 元年 9月 定例会(第4回)   令和元年       唐津市議会会議録(定例会)その9   第4回1 日 時 令和元年10月2日 午前10時00分開議 於唐津市議会議場2 出席した議員    1番 田 中 秀 和            2番 石 﨑 俊 治    3番 原   雄一郎            4番 青 木   茂    5番 古 藤 宏 治            6番 山 下 壽 次    7番 林   正 樹            8番 酒 井 幸 盛    9番 吉 村 慎一郎           10番 江 里 孝 男   12番 青 木   茂           14番 楢 﨑 三千夫   15番 宮    卓           16番 伊 藤 泰 彦   17番 福 島 尚 美           18番 浦 田 関 夫   19番 伊 藤 一 之           20番 大 西 康 之   21番 水 上 勝 義           22番 中 村 健 一   23番 笹 山 茂 成           24番 山 下 正 雄   25番 三 浦 重 德           26番 進 藤 健 介   27番 熊 本 大 成           28番 宮 本 悦 子   29番 中 川 幸 次           30番 白 水 敬 一3 欠席した議員   11番 馬 場 幸 年           4 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      柴  田     哲       副   市   長      中  江     勉       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     日  下  義  信       政  策  部  長      脇  山  秀  明       総  務  部  長      櫻  庭  佳  輝       財  務  部  長      北  方  初  美       未 来 創 生 部 長      阿  蘇  靖  則       市  民  部  長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      堀  田     信       農 林 水 産 部 長      吉  村  和  久       経 済 観 光 部 長      畔  田  浩  貴       都 市 整 備 部 長      新 天 寺     勉       消   防   長      坂  口  和  広       水  道  局  長      石  倉  智  典       教  育  部  長      東  島  千  尋       鎮西市民センター長      山  本  善  文       選挙管理委員会事務局長    吉  森  純 一 郎       総  務  課  長      石  田  晃  誠5 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      濵  口     智       議会事務局副局 長      木  村  佳  商          午前10時00分 開議 ○議長(田中秀和君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。 事務局長に本日提出されている議案等について報告をさせます。 ◎議会事務局長(濵口智君) 報告いたします。 本日、議案第127号、令和元年度唐津市一般会計補正予算の予算議案1件、報告第14号、専決処分の報告について(その1)及び報告第15号、専決処分の報告について(その2)の報告2件、以上、市長提出議案等3件が提出されています。そのほか、監査報告1件が提出されております。 また、馬場幸年議員より本日から10月4日まで欠席する旨の届け出があっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 監査報告はお手元に配付しておりますので、ごらん願います。 正誤表による訂正について報告いたします。 9月25日に提出されました平成30年度唐津市歳入歳出決算書付属書類主要施策成果説明書の一部に誤りがありました。 正誤表の配付を許可し、昨日配付いたしましたので、報告いたします。 議事日程の追加についてお諮りいたします。 本日の日程は、9月25日に提出された決算関連議案等の議案質疑となっておりますが、追加議案3件が提出されましたので、議会運営委員会に諮りました結果、追加議案の議案理由説明、議案質疑、討論、採決を行った後、決算関連議案等の議案質疑を行うことにしたいと思います。 このように議事日程に追加し、審議することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) 異議なしと認めます。 よって、ただいま申し上げましたように、議事日程に追加することに決しました。 議事日程に従い、これより、追加議案の提案理由の説明を行います。 議案第127号並びに報告第14号及び報告第15号、以上3件を一括付議します。 執行部の提案理由の説明を求めます。北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 財務部所管の議案につきまして、ご説明申し上げます。 議案集第19をお願いいたします。1ページをお開き願います。 議案第127号、令和元年度唐津市一般会計補正予算でございますが、第1条歳入歳出予算の総額685億977万5,000円に今回の補正額2億5,579万6,000円を追加し、予算の総額を687億6,557万1,000円とするものでございます。第2条で地方債の補正を定めております。 次のページをお願いいたします。第1表は歳入歳出予算補正の款項区分ごとの補正状況でございます。 4ページをお願いいたします。第2表は地方債補正でございます。補正前の限度額77億5,274万5,000円に今回の補正に伴う起債額を追加いたしまして、限度額を78億3,314万5,000円とするものでございます。予算書につきましては、以上でございます。 次に、補正予算の詳細についてご説明いたします。議案集第20、補正予算に関する説明書をお願いいたします。 1ページをお開き願います。1ページから3ページは一般会計補正予算の総括でございます。歳入は款別補正状況を、歳出では款別補正状況と財源内訳を示しております。 4ページをお願いいたします。歳入の国庫支出金、1つとびまして市債につきましては、歳出の特定財源として計上いたしております。繰入金は財源調整のため、財政調整基金からの繰り入れを行うものでございます。 6ページをお願いいたします。歳出の災害復旧費でございますが、令和元年8月の豪雨等により被災した農地・農業用施設、林業施設、土木施設の早期復旧を図るものでございます。 以上で、財務部所管の提案理由の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議の上、ご決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(田中秀和君) 山本鎮西市民センター長。          (鎮西市民センター長 山本善文君登壇) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) 鎮西市民センター所管の議案についてご説明申し上げます。 議案集第18の1ページから4ページをお願いいたします。 報告第14号及び第15号、専決処分の報告について、その1及びその2をご説明申し上げます。 本件は、鎮西市民センター庁用車のうち、給食センターに配置している庁用車によるブロック塀及び家屋の塀への衝突による物損事故でございます。その1につきましては、令和元年9月10日に専決処分し、同日に示談が成立いたしました。また、その2につきましては、令和元年9月26日に専決処分し、同日に示談が成立しましたので、地方自治法第180条第2項の規定によりまして、市議会にご報告いたすものでございます。 事故の内容でございますが、令和元年7月18日、鎮西給食センターに配置している庁用車にて、給食費の入金状況を確認するため、鎮西学校給食センターから唐津信用金庫西唐津支店に出向き、通帳記帳後、当該駐車場から出庫しようとした際、庁用車のアクセル操作を誤り、当車両前面の当該駐車場のブロック塀並びに駐車場と隣接する民家の塀に衝突し、家屋の外壁及び内部のユニットバスなどを破損させたものでございます。 損害賠償金額はその1につきましては、家屋の外壁修理及びユニットバスの取替費用等で合計206万9,353円でございます。その2につきましては、駐車場のブロック塀の修理費用が12万5,820円でございます。なお、損害賠償金は一般財団法人全国自治協会から全額補填されることとなっております。損害賠償の相手方につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。 市職員がこのような事故を起こしましたことを市民の皆さま並びに市議会に対しまして、深くお詫びを申し上げますとともに、このような事故を起こさないよう事故を起こした職員を含め、関係職員に対し、厳重注意と安全運転への徹底を指導したところでございます。誠に申し訳ございませんでした。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(田中秀和君) 以上で、追加議案の提案理由の説明を終わります。 追加議案考察のため、10時30分に再開し、議案質疑を行うこととし、休憩いたします。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前10時10分  休憩                     午前10時30分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議事日程に従い議案質疑を行います。 議案第第127号並びに報告第14号及び報告第15号、以上3件を一括付議します。ご質疑ございませんか。江里孝男議員。 ◆10番(江里孝男君) 10番、志政会の江里孝男でございます。 令和元年度唐津市一般会計補正予算の中から、農地・農業用施設、林道災害復旧について、議案質疑を行います。 まず1回目でございますが、令和元年8月の豪雨による災害の状況について、また、災害発生時の雨量の状況や、農地・農業用施設、林道の災害件数や被害額についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 江里議員のご質疑にお答えをいたします。 8月の豪雨災害につきまして、まず、災害発生時の雨量の状況でございますが、時間最大雨量が最も多かった厳木ダム観測所で107ミリ、24時間最大雨量は464ミリでございました。 災害復旧事業に申請できる要件といたしましては、時間最大雨量20ミリ以上、24時間最大雨量80ミリ以上となっておりまして、市内全ての観測所において事業要件を満たす雨量でございました。 次に、災害件数でございますが、農地の災害が105件、農作業道路や農業用水路などの農業用施設の災害が95件、林道災害が192件でございました。 また、このほか家屋裏ののり面が崩壊するといった農林地崩壊の災害につきましても5件発生しておりまして、農林関係施設としまして、全体で397件の災害が発生をいたしております。 また、被害額につきましては、農地・農業用施設が約6億6,000万円、林道と農林地崩壊が約1億4,000万円で、合計約8億円の被害額となると見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今回、災害復旧費の補正予算として、農地・農業用施設分で6,728万8,000円、林業施設分で6,180万円を予定してありますが、この事業内容と事業費の内訳、また、委託料等組んでありますが、どの程度、委託に出されるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 今回、補正予算にお願いしておりますのは、農地・農業用施設につきましては、災害復旧事業に申請予定の200カ所の測量設計業務に係る委託料として、6,728万8,000円をお願いをいたしております。 また、林道につきましては、災害復旧事業に申請予定の28カ所の災害設計業務に係る委託料1,945万円に加え、事業費40万円未満で補助対象外となる14カ所の対策工事に係る560万円の工事請負費、同じく補助対象外となる150カ所の崩土取り除きに係る3,675万円の工事請負費で、合計6,180万円をお願いをいたしております。 なお、災害復旧事業に係る工事請負費につきましては、今後、測量設計業務の成果等を踏まえまして、12月議会におきまして補正予算をお願いしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 災害復旧の事業を実施するには、現地調査を行った上で設計書を作成し、国の査定を受け、その後、補助率の増嵩また、実施設計書を作成して復旧工、また発注となると思いますが、そのスケジュールはどのようなっているのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇)
    ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えします。 災害復旧事業のスケジュールについてでございますが、農地・農業用施設につきましては、佐賀県内では10月の21日から国の査定が始まりまして、それ以降、毎週、週単位で査定を受けることが可能となっており、設計書作成の状況を踏まえながら県と調整をし、査定を受けることとなります。 また、林道につきましては、10月18日が査定設計書の提出期限の予定となっておりまして、その翌週から査定が始まることとなりますが、県のほうで調整をされ、日程が示されることとなっております。 どちらも査定を受けた後に復旧工事の発注をすることになりますが、平成30年災害の繰越事業もございますので、基本的には平成30年度災害につきまして優先的に発注を行い、令和元年災害につきましても、被災施設の状況から緊急を要するものもございますので、優先順位等に配慮しながら発注することといたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 次に、補助率についてお尋ねしますが、災害復旧事業の補助率は、被災した自治体の負担軽減のために補助率をかさ上げする制度があるというふうに思っております。 また、今回、激甚災害の指定を受けたところでございますが、激甚災害指定を受けた場合、補助率のかさ上げなど内容についてお伺いし、また、今回の災害復旧の補助率をどのように見込んであるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えします。 災害復旧事業の補助率についてでございますが、農地・農業用施設の普通補助率は、農地が50%、農業用施設が65%となっております。林道の基本補助率は、幅員3メートル以上で、利用対象森林面積が500ヘクタール以上ある路線が65%、それ以外の路線が50%となっております。 これらの補助率につきましては、議員ご案内のとおり被災した自治体の負担軽減を目的として補助率をかさ上げする制度がございまして、農地・農業用施設につきましては、災害復旧事業費の総額を被災した関係農家戸数で除した1戸当たりの事業費によって補助率のかさ上げの基準が定められております。 また、林道につきましても、災害復旧事業費の総額を被災した路線の総延長で除した1メートル当たりの事業費によってかさ上げ基準がございます。また、発生した災害が激甚災害に指定された場合には、さらに補助率がかさ上げされることとなります。 今回、佐賀県内で大きな被害をもたらしました8月末の大雨による被害を含む8月、9月の前線に伴う大雨災害につきまして、激甚災害の指定を行う見込みであることが、令和元年9月6日付、内閣府から通知されたところでございまして、指定に伴いさらに補助率の10%程度のかさ上げが見込まれており、内閣府が示しました過去5年間の実績値の平均では、農地・農業用施設、林道のいずれの施設も90%以上の補助率となることが見込まれております。 また、農地・農業用施設につきましては、唐津市農林業施設整備事業分担金条例の規定によりまして、補助残の2分の1を市が負担を行うため、地元負担金は5%程度となる見込みとなっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今回、5%程度になるという見込みであるということでございました。 また、今回、397件の災害が起きておりますが、昨年7月の豪雨災害の復旧が終わっていないという状況でございます。平成30年度災害の復旧状況と今後の計画についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 農地・農業用施設につきましては、当初、復旧を予定しておりました605カ所について詳細な現地調査を行い、地元との調整を行った結果、最終的に災害復旧事業に申請した箇所数が194カ所となりまして、このうち16カ所を平成30年度に完了いたしました。 残りの178カ所は繰り越し事業としておりまして、繰り越した箇所のうち発注済みが58カ所、見積もり依頼や入札依頼が完了したものが53カ所、未発注が67カ所となっております。 未発注の箇所につきましては、早期の発注を目指しておりましたが、箇所数が多かったことに加え、基盤整備事業等の現年度事業の対応が想定以上に時間を要したため発注がおくれたものでございます。今後、8月豪雨災害による災害復旧事業とも並行して事業進捗を図ってまいりたいと考えているところでございます。 また、林道につきましては、崩土除去等の単独事業及び補助対象外の対策工事については、全て完了をいたしておりますが、災害復旧事業に申請した災害箇所55カ所のうち、復旧済み9カ所、発注済み35カ所、今後、発注予定10カ所となっております。 そのほか、1カ所につきましては、特に大規模な災害であったことから、林野庁と協議の結果、年内に一部の工事と地質調査を実施し、解析の結果をもとに本復旧の工事を令和2年度予算で対応するよう指導を受けているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 令和元年災害が397カ所、それから平成30年度災害が、農地・農業用施設が67カ所、また、林道が10カ所が未発注ということで膨大な数になるわけですけども、災害数に対しまして技術職員、これは不足しているのではないかというふうに私は考えておりますが、現在、土木技術職員はどれだけおられるのか、また、配置をどのようにされておられるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 土木職の職員数でございますけども、令和元年10月1日現在で、管理職、再任用職員を含めまして71名というふうになっております。 その配置状況でございますが、農林水産部に9名、都市整備部に47名、水道局のほうに12名、あと財務部、市民部、浜玉市民センターに各1名となっている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 全体で再任用も含めて71名ということでございました。 次に、採用試験についてお尋ねをしたいと思いますが、毎年、技術職員を採用されておりますが、土木技術職員の採用状況と応募者数についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 土木職を含めました技術系の職員の採用につきましては、皆様ご存じのとおり、民間企業の採用状況の高まりなどから非常に厳しい状況が続いておりますけれども、本市のほうでは、平成29年度から民間企業経験者枠を設けまして人材の確保に努めているところでございます。 その採用状況でございますけれども、平成28年度、土木職員でございますけども、平成28年度が、募集7名程度に対しまして応募者が10名ございまして、6名採用いたしました。 平成29年度が、募集の際は7名程度ということで募集をして応募者が10名ございまして、最終的に採用は4名でございました。 平成30年度が、募集9名程度に対しまして応募者が23名、採用が7名というふうになっているところでございます。 なお、この技術者確保のため、この採用枠に、今年から来年度の採用に向けて公務員経験枠というものを設けまして技術職の確保に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 最後の質問になりますが、昨年7月の豪雨の災害箇所の早期復旧をしながら、今年8月の豪雨災害を行うというのは箇所数が多く、大規模な災害でもあり、業務量が膨大であり、また、土地改良事業や林道舗装費なども繰り越しをされている状況でございます。 農地林務課の技術職員だけでは対応し切れないのではないかという懸念を持っているところでございます。復旧がおくれることにより、農業者や林業者への影響も大きくなるため、早期の復旧をするためにも市を挙げて災害復旧に取り組む必要があると考えますが、市長の考えをお尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 江里議員の再質疑にお答えをいたします。 議員ご心配いただいておりますとおり、平成30年度の農林関係施設の災害復旧に係る事業の進捗がおくれておりますことによりまして、関係農業者及び林業者の皆様には大変ご不便をおかけしており、申しわけなく思っているところでございます。 昨年7月豪雨による災害につきましては、所管部署への他部署からの応援体制を構築をし、あわせて、佐賀県土地改良事業団体連合会への業務委託も行いまして対応に当たったところでございます。 また、今年度からは所管部署の体制強化を図りまして、繰り越しておりました災害復旧事業を初め、基盤整備事業や林道開設事業等の現年度事業並びに繰り越し事業に対応してきたところでございます。 しかしながら、議員ご指摘のとおり、膨大な業務に対応している中、8月豪雨によります災害復旧事業への対応も必要となりまして、所管部署の技術職員だけでの対応が困難な状況であると感じているところでございます。 今後の災害復旧事業の対応といたしましては、所管部署に限らず唐津市として事業進捗を図られるような協力体制により、早期復旧に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 早期の復旧ができるよう、よろしくお願いいたしまして、議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 20番、志政会、大西康之です。議案質疑を行います。 議案第127号、令和元年度唐津市一般会計補正予算から1項目、報告第14号、専決処分の報告について(その1)、報告第15号、専決処分の報告について(その2)について、質疑いたします。 まず、補正予算から質疑いたします。今回の補正は災害復旧費でありますが、その中の土木施設復旧費1億2,670万8,000円についてお伺いいたします。 8月の豪雨災害時は雨量が多く、記録的な雨量となっております。住宅の被害が、床上浸水が6件、床下浸水が23件発生した。そういう中で、まず、市の対応状況についてお伺いしたいと思います。 避難所運営を初めとする市役所の対応は、どのように行われたのか。また、その中で問題点などを把握されておりましたら、お示しをいただきたいと思います。 次に、報告第14号、15号に移ります。 この2件の報告は、1件の自動車事故によるものでありますので一括質疑とさせていただきます。 まず、先ほど説明では、ブロック塀、外壁、ユニットバスの修理費で、約212万円ほどかかったという説明だったかと思いますが、そこに至るまでの事故の状況を詳細にお示しをいただければと思います。 なかなかブロック塀を壊して、それから外壁を壊して、それからユニットバスまで壊すといった、かなりの力が必要になってくるのではないかと思いますが、どのような状況だったのかお伺いしまして、1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 8月の豪雨の本市の対応状況でございます。若干時系列的にご説明をしたいと思います。 大雨が続くだろうという気象庁の予報を受けまして、8月27日ですけども、6時24分、唐津市災害情報連絡室の設置をいたしました。それから、12時には、避難場所を25カ所、開設をいたしております。それから、ずっとまた気象状況が悪化しそうだということで、16時になりまして、唐津市の災害警戒本部のほうに格上げをしたところでございます。 その後、横田川、厳木川、徳須恵川が危険氾濫水位に近づいたということで、17時25分には、浜玉地区の一部の地域、17時50分につきましては、唐津、厳木、相知、北波多地区の一部の地域について、避難勧告の発令をいたしたところでございます。それを受けまして、27日の18時30分には、唐津市災害対策本部のほうを設置をいたしました。 その翌日の明け方になりますけども、ずっと雨が降り続きまして、5時50分に、大雨特別警報が発令をされまして、6時には唐津市全域に避難勧告を発令をいたしたところでございます。 また、相知の佐里地区のほうが内水面で浸水が進みそうだということで、7時15分に避難指示を発令いたしたところでございます。そして、8時には、第1回の災害対策本部会議を開催をして、今後の対応について協議をいたしたところでございます。 その大雨特別警報は、28日の14時55分に解除になりましたけども、事後の対応等の確認をするために、29日の9時、30日の9時には災害対策本部会議を開催して状況の確認を行ってまいったところでございます。 気象状況が落ちつきました30日の12時に、唐津市の災害情報連絡室のほうに格下げをしまして、30日17時には連絡室も廃止をしたという状況でございます。 今回の対応での問題点といいますか課題、まだ課題として残っている部分ということでございましたけども、5点ほどあるかというふうに思っております。これまでも申し上げてきました。 まずは、市民の心構え、意識を、これからもまたずっと変えていく必要があるだろうというふうに思っております。 7月に、自主防災組織のリーダー研修会が開催をされまして、私も出席することができましたので参加をいたしましたけども、やっぱり講師の方が強調されますのは、備え、予防で半分以上は対応できるんだと。でも、どうしようもない想定外の自然災害、そのときはどうしようもないと。ただ、通常の想定できる災害、雨については、心構えが一番、それがあればかなりの部分、防げるということを強調されました。私もそうだろうと思っています。これについては、今後もしっかりと周知等を図っていきたいと思います。 その次に、対応します職員の心構え、これはずっとレベルを上げていく必要がありますけども、まだまだ意識がない職員がいるかというふうに感じていますので、そこもしっかりやっていく必要があるだろうと思っております。 それと、やはり避難行動要支援者に対する支援というのが非常に──健常者は、基本的に自分で避難をしていただくわけですけども、要支援者については、やっぱり周りの方の協力がないといけません。消防団、地区の自治会、自主防災組織、民生委員、駐在員も含めました連携、協力が欠かせませんので、引き続き協力をお願いしたいというふうに思っております。 あと、これまでも情報伝達の多重化ということを言われてきましたので、個別受信機の予算もいただいているところでございます。そういったところが課題かなと思っております。 あと、避難所については、やはりトイレが遠いとかいう声がちょっとあったり、バリアフリー化が十分でないという声もありますので、そこあたりは随時対応してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山本鎮西市民センター長。          (鎮西市民センター長 山本善文君登壇) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 事故の詳しい内容でございますが、令和元年7月18日、午前10時ごろ、鎮西学校給食センターを、当給食センターに配置している庁用車で出発し、まず、佐志小学校に出向き、給食費還付業務を済ませ、その後、大志小学校の給食費の入金状況を確認するため、唐津信用金庫西唐津支店に向かっております。 当信用金庫のATMで通帳記帳を終え、駐車場に戻り、10時25分ごろ、帰路につくため当駐車場を出庫しようとした際、シフトレバーをドライブに入れましたが進まなかったため、サイドブレーキの解除が甘かったと思い、再度、サイドブレーキの解除を行いました。その際、アクセルに足がかかったままの状態であったため、勢い余って当車両前面の当該駐車場の高さ30センチ程度のブロック塀並びに駐車場と隣接する民家の塀に衝突し、家屋の外壁及びユニットバスなどを破損させたものでございます。家屋の内部のユニットバスにつきましては、一部、ひびが入った状態でしたが、水漏れ等の心配もありましたので、ユニットバスの全部を取りかえを行ったものでございます。 なお、その衝突した際、パニック状態になりまして、ギア操作、アクセル操作を間違え、2度、前面の壁にぶつかっております。 詳細については、以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、災害の補正予算から再質疑させてもらいます。 今ほど答弁がありましたが、1点、確認させてもらいたいんですが、今回の8月豪雨のときは、相知、厳木あたりが結構やられまして通行どめとかなって、唐津に入ってくるのがなかなか大変だったというような状況だったかと思います。 そういった中で、道路の通行どめ等々の情報については、市としては、どのようにして把握され、どのように周知されたのか教えてください。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 通行どめ等の情報につきましては、基本的に職員等からとか市民からも、情報、連絡が入った場合に、スプレッドシートというのを設けておりまして、そこにずっと随時入力をしていって情報共有を図ることにいたしております。 そういうことで、連絡室のほうで、整理、確認をいたしまして、その後、通行どめなどが確かな情報かを確認をした上で、市のホームページでお知らせをしているという状況でございます。 災害時のホームページにつきましては、県の通行規制情報にリンクを掲載しておりますので、国道、県道の通行どめも、一応、確認できるようにはなっているところでございます。 情報発信でございますけれども、今、申しましたように、ある程度、整理ができて、そういった被害報告がふえてきた場合につきましては、今、基本的に2時間単位で整理をしてプレス発表を行っているというような状況でございます。今、申し上げましたように、そういった形で確認作業と周知を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 確認作業をされて、2時間という時間を、今、おっしゃっていただいたんですが、これは非常にかかり過ぎではないかというふうに私は思いますが、それでないと無理なんでしょうか。 というのも、通行どめというのを知らずに、そちらに向かって走っているということで大渋滞がまず起きます。それによって、危ないほうに向かって走っているわけですから、二次災害等々、危険な状態に向かって走っていっているという状況かと思いますので、逆にそういった部分は即時、確認とれ次第、どんどんホームページにアップしていかないと、ホームページの意味がないんじゃないんかなというふうに思います。 今、SNS等々、発達しておりまして、そちらのほうは早く情報が上がっているよという状況です。それで本当にいいのかなと不安に思っておるんですが、その辺の考え方、どう考えてあるのか教えてください。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 今、議員のほうからご指摘があったとおりだと思います。2時間ではスパンがあき過ぎるということもございますので、緊急性が高い事象につきましては、やはり随時に情報を発信することを考えていく必要があるだろうというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) ぜひとも、その方法を考えていっていただきたいと思います。 それでは、次に、公共施設の災害箇所と被害額の総額、これはどのように、今現在、把握されているのかお示しをください。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 令和元年に発生しました災害といたしましては、まず初めに、7月の18日から22日までの梅雨前線豪雨によりまして被害が発生しております。その被害の状況としましては、道路災害8カ所、被害額930万5,000円。河川災害1カ所、被害額60万円。合計9カ所、被害額990万5,000円と想定しております。 次に、記憶に新しい8月26日から28日までの豪雨によります被害状況でございますが、道路災害が137カ所、被害額2億4,450万円。河川災害、6カ所、被害総額2,250万円。合計143カ所、被害額2億6,700万円と把握しております。 なお、この7月、8月の災害を合計しますと152カ所、被害総額、約2億7,700万円を想定しております。 このうち、今回の補正予算としまして、応急本工事費、起債対象工事費、単独復旧工事費としまして109件、1億960万5,000円。復旧のための測量設計費の委託費としまして4件、1,690万円。事務費としまして20万3,000円。合計1億2,670万8,000円を補正をお願いしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 今の答弁の中で、災害復旧を終えるには、今回の補正額プラス約1億5,000万円ほどが必要であるということでありました。 それでは、次に、昨年の災害箇所との関連についてお伺いいたします。 昨年の災害の復旧状況並びに昨年の災害箇所や、その近郊で、今回、被災した箇所はあるのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 昨年、平成30年7月豪雨によります災害につきましては、災害箇所が349カ所、復旧総額約5億6,000万円の予算で災害復旧を行ってまいっておりますが、一部の予算につきましては繰り越し承認をいただきまして、全ての災害復旧工事につきまして契約を行っております。現状としましては、1件の災害復旧工事を残しまして、全て工事が完了しております。 また、ことしの豪雨等によります災害を受けました箇所につきましては、昨年の7月豪雨の災害箇所と重複はしておりません。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、今回の補正予算の内訳についてお伺いしたいと思います。 補正予算の内訳と工事費の算出の方法について、お示しをいただければと思います。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 今回の補正予算の内訳としましては、工事請負件数109件、道路災害が107件、河川災害が2件、予算にしまして、1億960万5,000円でございまして、これにつきましては、職員による積算で算出しております。 また、委託費4件、1,690万円につきましては、職員による測量等が困難な河川災害2件、道路災害2件を計上させていただいております。 そのうち、道路災害1件につきましては、地すべりに関する検討が必要と考えておりますので、地質調査を含んだものとなっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、農林のほうと同じスケジュールになろうかと思いますが、確認の意味で、国の災害査定のスケジュール及び被害箇所についてお示しをいただきたいのと、また、あわせまして補助率についてもお示しをいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 まず初めに、7月18日から22日までの梅雨前線による豪雨につきましての災害査定でございますが、昨日、10月1日に実施されました。 また、8月26日から28日までの豪雨による災害査定は、佐賀県から通知されておりますスケジュールによりますと、10月下旬に行われると聞いております。 次に、地域別の災害箇所数でございますが、7月の災害におきましては、浜玉、3カ所、厳木、1カ所、鎮西、3カ所、七山、2カ所、合計の9カ所でございます。 8月豪雨につきましては、旧唐津、39カ所、浜玉、17カ所、厳木、34カ所、相知、10カ所、北波多、5カ所、肥前、18カ所、鎮西、4カ所、七山、16カ所、合計143カ所でございます。 また、国によります補助率でございますが、公共土木施設災害復旧事業国庫負担法によりまして国の補助率が定められております。内地で3分の2、66.7%、離島におきましては5分の4、80%と定められております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) それでは次にですね、国の査定が10月下旬からとのことでありますが、復旧工事の予定の期間、完了までのスケジュールについて、どのようにお考えかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 今後の復旧工事の予定といたしましては、今回の議案をご承認いただきましたら直ちに発注を行い、年度内完成を目指したいと考えております。また、国の災害査定を要するものにつきましては、査定決定後、速やかに発注を行いたいと考えております。 工事規模や施工場所、施工条件等によっては、一部繰り越しが出るものと想定しておりますが、いずれにせよ早期の復旧を目指したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、災害復旧費の現計予算と補正予算の考え方と申しますか、現計予算は、どのような事業、作業に充当されたのか、先ほどの答弁でありましたが、今回、補正される金額プラス約1億円5,000万円が必要ということでしたが、そこまで含んだ全体的な復旧計画についてお示しをいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 今年度の当初予算で、1,200万円の公共土木災害復旧予算をご承認いただいておりました。これによりまして、今回の災害で発生しました早急に対応しなければならない崩土除去等を実施しております。 災害規模からいたしますと、到底、当初予算の1,200万円では全ての災害復旧はできませんので、今9月議会で追加提案させていただきました補正予算1億2,670万8,000円によりまして、不足する単独災害や起債対象の災害復旧工事を実施したいと考えております。 また、この9月補正予算で提案しております4件の調査設計委託箇所を含めまして、今回の9月補正で計上していない公共土木災害復旧費につきましては、工法等を精査いたしまして、10月下旬ごろに予定されております国の災害査定を経まして、12月議会で補正予算として計上し、ご承認をいただいた後に災害復旧工事を発注したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、先ほどの答弁の中で、土木災害は、市の職員さんで110カ所、約1億1,000万円の復旧工事費の査定を行われているという答弁がありました。 また、ある市民センターでは、センター長、課長を初めとし、災害査定の経験がある職員さんが中心となり、6名ほどのチームをつくり、災害復旧費の査定が行われているということでありますが、市としては、今後、どのように対応されていくのか。当然、全ての市民センターで行えることではないとは思いますが、この地域は、自分たちで守ろうという意識のあらわれの一つだと私は感じておりますが、いかがでしょうか。 また、災害査定の知識、経験を持った職員さんが減っていくこと、これに対しても私は不安を感じておりますが、市として、いかがお考えか、お示しをいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 前任者の質問にもありましたように、非常に技術職の不足というのは大きな課題だというふうに思っております。 今、ご提案がありましたように、各市民センターで自主的に取り組もうということも出てまいりましたんで、非常にいいことだと思っております。 やはり、これから先のことを考えますと、そういう体制づくり、若手の育成というのが必要ですんで、そういうことを意識しながら、そういう職員をふやす、どうしたらふやせるかということを意識しながら、どういったことができるかを考えてみたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 考えてみたい……。そこを考えてみたいとおっしゃる気持ちもわかりますが、そこを動かしていけるのが、今、いらっしゃるポジションの方々でないのかなと私は思いますが、全庁的に物事を考えていく中で、全ての部長さんにお伺いするわけにはいきませんが、こういう状況だよということは伝えているわけですから、それに対して、全庁的にどういう──例えば、今回の災害は、まず早期に解決してもらいたいんですが、それから以降の体制づくりに対して、どういう会議を行うとか何とかあるのかもしれませんけれど、その辺の手法、方法について、何かお考えがありましたら教えてください。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えします。 ちょっと私の説明が足りなかったかもしれませんけど、今回の災害を受けまして、9月に入ってすぐの部長会だったと思いますけれども、昨年のこともございましたんで、部長会で、協力体制をつくりたい、必要人員が足りない分は総務部のほうに申し出てもらって、どこに補強すればいいか、そういった意見があれば出してほしいということはしっかり伝えてきたところでございます。 そういう中で、今現在は、部内での対応、今回お願いしております予算での対応になっておりますけども、先ほどと繰り返しになりますけども、今、具体的にどういうことという、どういうやり方が有効ということはございませんけども、そこはしっかり意識しながら、全庁的にまた協力体制をつくっていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 今回自発的にある市民センターでやられているということを紹介させてもらいました。そういった職員さんがいらっしゃるというのは、私は非常に心強いことだなというふうに感じております。 また、この地域は自分たちで守っていこうという意識のあらわれだと感じておりますので、その辺の意思を酌み取っていただいて、システム的に考えていただきたいなと、お願いしておきます。 それとあわせまして、災害復旧につきましては、速やかな執行をお願いいたしておきます。 次の再質疑に移ります。報告第14号、第15号の専決処分の報告について再質疑を行います。 入金状況を確認のために信用金庫に行かれたと。ドライブに入れたが進まなかったので、サイドブレーキを解除し、30センチのブロック塀を乗り越え、外壁、ユニットバスを破損したと。二度ほど、同じ場所がどうかわかりませんがぶつかられたという答弁であったかと思います。 それでは、それだけ大きな事故でありますので、運転しておられた職員さんを含め、人的な損傷等はなかったのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山本鎮西市民センター長。          (鎮西市民センター長 山本善文君登壇) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) 大西議員の再質疑にお答えします。 人的な被害はございませんでした。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 人的なところまで及ばなくてよかったなと、今感じておるところでございます。 では、次に、ドライブに入れたが進まなかった車両の種類と年式、あわせまして走行距離についてお示しをいただきたいと思います。その車両について車検などの状況並びにその当日の車の状況について何らかありましたら、お示しをいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山本鎮西市民センター長。          (鎮西市民センター長 山本善文君登壇) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) 再質疑にお答えをいたします。 車両につきましては、平成15年式のスズキ軽自動車、箱型の軽自動車でございます。車両の管理に関しましては、唐津市庁用車自動車管理規程に基づき管理をしておったところでございます。 以上でございます。          (発言する者あり) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) 走行距離につきましては、現在確認をしておりません。申しわけございません。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 通常の管理をされとったということで、点検簿というのをいただきました。そこによりますと、17万1,637キロ走っているということが明確に記載されております。わからないということのほうが不思議だなと思っております。 その中で、点検簿を見ましたら、7月18日、事故があった日です。使用時間が9時57分から10時25分とされております。10時25分が事故があった時間です。 車両の点検という項目がありまして、点検の項目に前と後ろとあるんです。これは車両を使う前と車両を使った後という意味だろうと私は解するわけなんですが、前と後ろ両方とも丸がついているんです。それに、車両管理者という方の印鑑が打たれておるわけなんですが、これはどういうことなんでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 山本鎮西市民センター長。          (鎮西市民センター長 山本善文君登壇) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) 先ほどの走行距離に関しましては、17万キロということでございまして確認しておりましたが、答弁ができずに申しわけございませんでした。 庁用車の運転点検簿に関しましては、確認不足といいますか、事故を起こしました車両を機械的に丸をつけたものでございまして、記載誤りと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 財務部長、記載誤りとおっしゃっていますが、どういうふうに把握されておりますか。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えをいたします。 庁用車の管理規程については、昨年4月に改正を行っておりまして、この点検簿についても、これまでは、まず最初にその車を運転する人だけが確認をするようにしておりましたけれども、車を乗る人ごと、運転手ごとに前後に確認をするということに変えております。 先ほど、センター長が答弁をしておりましたけれども、車両点検の前はもちろん点検をして丸ということが適切かもしれませんけども、後はやはりバツ印となるべきというふうには思っておりますので、その辺は私どもも、そのチェックがバツがついていなかったというのを確認をしておりませんでしたので、今後、報告書の書き方についても指導を行ってまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 報告書の書き方ということでなくて、本当に点検しているのかなというところをご指導いただきたいなと思います。 それから、次に、今ほど二百何十万円というのは、ぶつかった相手方のブロック塀であり、ユニットバスであり、の修理費用なんです。ということは、事故を起こした自動車の修理費用、これは幾らぐらい必要になったのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山本鎮西市民センター長。          (鎮西市民センター長 山本善文君登壇) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 修理をする見積もりをとりましたところ、50万円を超えていたということでございましたので、修理はせずに廃車いたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 50万円必要だったので廃車いたしました、廃車の手続に入っているという答弁でしたが、ということは今その業務はどのように遂行されているのか、非常に疑問に思っております。車が必要だから、車に乗って仕事をされとったわけで、その車がなくなった段階でどのように仕事をされているのか。通常、民間でしたら、代車を借りるなり、レンタカーを借りるなり、代替の車を手配して仕事を行っていくところですが、今回はどのように仕事をされているのか教えてください。 ○議長(田中秀和君) 山本鎮西市民センター長。          (鎮西市民センター長 山本善文君登壇) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) ご質疑にお答えいたします。 現在は、鎮西市民センターに配置している庁用車を調整しながら利用させている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 庁用車を調整しながらで業務が遂行できるのであれば、もともとこの車は要らなかったということでしょうか。今できているということは、仮にそういうことでやっているということでなくて、ずっとその形でやっていこうとされているみたいんですんで、新しく購入するという話もありませんでしたし、ということは、もともと車両自体が不要ではなかったのかというふうに私は思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 山本鎮西市民センター長。          (鎮西市民センター長 山本善文君登壇) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 今回の事故が7月18日でございまして、夏休みに入りました関係で、学校との連絡調整の回数が減って、鎮西市民センターの車両をどうにか回すことで事務が、今のところはできております。 しかし、給食センターの事務に関しましては、学校との連絡事務や金融機関での用務、また、あってはならないんですけれども、突発的な事案にも対応する必要があることから、私どもとしましては、給食センターへの車両の配置が望ましいというふうに考えておりまして、他所管の庁用車の配置転換等、そういう調整ができないか、関係部局と今後調整を、協議をしていきたいと考えておるところでございます。 以上です。          (発言する者あり) ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 二つ疑問に思いました。先ほどは、市民センター内の車を回すことでクリアできると。今ほどは夏休みだったんで、学校との事務連絡が少なかったんで、それでクリアできたけれど、本来は1台必要だよとおっしゃいます。あったほうが望ましいと。望ましいんであれば、なぜセンター長、本庁とかけ合って新しい車を1台購入するとかされないんですか。全く理解できないんですが。
    ○議長(田中秀和君) 山本鎮西市民センター長。          (鎮西市民センター長 山本善文君登壇) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 今、事故が発生して現在まではどうにか調整してまいりました。ですが、今後安定的な事務を遂行するためには、やはり専用に配置する庁用車が必要であると、私たちは考えております。ですので、今後協議をしてまいりたいというふうに考えているところです。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) きょうは10月2日です。夏休みだったからとか何とかおっしゃっていましたけど、財務部のほうにお伺いしますが、そのように市民センターのほうから要望が上がっているのか、上がっていないのか教えてください。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 鎮西市民センターの庁用車については、廃車をしているということは把握はしておりましたけれども、その分の不足分の保管転換等の依頼、あいた車がないか等の相談は今のところあってはございません。 ただ、鎮西市民センターと給食センターはかなり離れているものですから、鎮西市民センターとの調整はなかなか難しいとは思っておりますので、今後他の所管課の車で融通できる車がないのかどうかを、私どものほうでも調査をしてみたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 財務部のほうが調整する話ではなくて、センター長が申し入れないといけないと思いますし、何で今までされていないのか不思議に思っています。 少し話を戻しますけれど、信用金庫に行かれた理由が通帳の記帳ということでありました。今は、例えばインターネットで通帳の管理も可能であります。職員さんがわざわざ出向く必要があったのでしょうか。働き方改革と盛んに行政言われておりますが、そのあたりはどのようにお考えかお示しをください。 ○議長(田中秀和君) 山本鎮西市民センター長。          (鎮西市民センター長 山本善文君登壇) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 納入状況の確認につきましては、インターネット等でも可能ということでございます。 今現在におきましては、給食センターの事務ではインターネットで入金状況の確認をするというようなことを検討したことはございませんが、今後は事務の効率化を図るためにも検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) では、少し今後の話をさせてもらいますと、通帳はインターネットで管理の方向で動いていただきたいと、少し先に今後の話に移りまして、今後の安全対策、これについてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 山本鎮西市民センター長。          (鎮西市民センター長 山本善文君登壇) ◎鎮西市民センター長(山本善文君) 今後の安全対策というご質疑でございます。 この事故が起きまして、鎮西市民センターの全職員を集め、安全運転に注意喚起を図ったところでございます。次に、特に車を運転をする場合は時間の余裕を持って行動をすること、車の運転をする方に対し、同僚職員が安全運転をしてくださいという趣旨の言葉をかけるということでございます。 また、私のほうから、全職員にメール等を出す場合は、必ず末尾に安全運転についての注意喚起を行うように記載している、そういうことで安全運転の雰囲気の醸成に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 今回の事案はたまたま鎮西の市民センターで起きた事案でありますが、全庁的にはどのようにお考えか、方向性もあわせてお示しをいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。全庁的な安全運転の取り組みということでございました。 先ほどもご紹介をいたしましたように、平成31年4月1日付で庁用車の管理規程の見直しを行っております。これまで運行開始前に1回だけ行っていた始業点検を、運行するたびに前後に点検をするということをしておりますし、これまでも部長会、それから副部長・課長会においても注意喚起をいたしております。 それから、毎月初めにグループウエアで職員に対しても今注意喚起を行っているところでございます。 それから、自動車学校で開催されている安全運転の協議会、これは若い職員を中心に参加を、大体20人ぐらい参加を毎年させておりますし、事故を起こした職員につきましては、自動車運転適性検査を受けさせているところでもございます。 さらに、昨年度からでございますが、唐津安全運転管理者協議会が主催をされております、安全運転のセミナーにも参加をさせておりまして、学科の受講、それから自動車学校の教官による実技のアドバイス等も受けさせている状況でございます。このような取り組みは進めてはおりますが、今回の事故のように、なかなか事故が減っていないというのが現状でございます。 今後ともそういうふうな取り組みを進めていかなければいけませんけれども、車両管理者、運転手ともに、まず安全運転に対する自覚をもうちょっと喚起をする必要があると思っておりますので、これまでしてきたことは継続してもちろんのこと実施をしていきますし、そのような事故を減らしていく取り組みをさらにまた検討してみたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 職員さんのほうに注意喚起を促していくというのは当然のことだろうと思いますが、例えば、今いろんな自動車が開発されていまして、追突防止機能などを装置した車両を導入していくよとか、そこら辺についても、その車両を導入することによって、リスクを軽減できるんであれば、それはいいことではないかというふうに私は思いますので、その辺についてもご検討をお願いしておきたいと思いますし、あと一点、本当に必要な車両なのかどうなのか、そこを精査していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 本市が所有する庁用車はかなり多くの台数になっております。庁用車の整理も必要というふうに考えております。各課で複数台所有をしていまして、なかなか稼働率が悪いという車両もあるようでございますので、今後どれだけを必要とするかの調査を進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) それと、あと一点、先ほど申しましたけど、職員さんが移動するということによって、これ割とコストがかかっているんです。職員さんの時給に直していくと、結構なもんではないかというふうに思っています。 いろんなシステム、インターネットを初め、いろいろなシステムを構築することによって職員さんが移動しなくて済むのであれば、移動にかかる経費なり、事故等のリスクが軽減できるなどメリットは大きいというふうに私は考えておりますが、市としてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 今回の件がございましたんで、またこれは事務改善のほう進めてまいりたいと思っております。今、行政改革課のほうではそういった事務改善、業務の合理化あたりを検討しておりますので、この件につきましては、改めまして、再度行政改革課のほうで、部長会でも話をさせていただき、業務の改善に向けて進めてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 今回の事故なんですが、給食費の関係等々で学校にも行かれていた車両であるということでした。私が議案質疑考えていくときに、仮にその信用金庫さんの駐車場じゃなくて、学校の駐車場であったときはどうなったんだろうと思ったときに、非常にぞっとしたというか、そういう事案であったのかなと思います。 運転を安全に行っていただく、繰り返しになりますが、啓発はもとより、それをサポートできる体制が、いろんなシステムの中で構築できるんであれば、それをまず構築するような方向性で今後進んでもらえればというお願いをさせていただきまして、私の議案質疑を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 中川幸次議員。 ◆29番(中川幸次君) 公明党の中川幸次でございます。 議案第127号、令和元年度唐津市一般会計補正予算について、災害復旧費についてお尋ねしたいと思います。前任者の質疑があっておりますので、重ならないように質疑をしたいと思っております。 そこで、災害の原因については、質疑があっておりましたけれども、今回、農業関係、そしてまた林業、そして公共土木というようにありますけど、今回の災害でおのおのの特徴といいますか、主な内容等がありましたら、その点についてお答え願いたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 中川議員のご質疑にお答えをさせていただきます。 特徴ということになるかどうかわかりませんけれど、箇所的に申しますと、今回につきましては、相知・厳木地区、雨はまんべんなく降っておりますが、やはり、相知、厳木が多かった、また去年の災害と比べまして上場地区につきましても、肥前町等に大きな被害が多数起きているというふうな状況でございます。 私が思いますに、去年あれだけの大きな災害がございまして、ことしは去年と比べて被災地は少ないわけでございますが、やっぱり去年あれだけの大きな災害がございましたことから、今回の箇所数が少し軽減されたのかなということで考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 中川議員のご質疑にお答えいたします。 今回の災害の特徴でございますが、比較的全市にまたがって災害が起きております。昨年の7月豪雨につきましては、厳木、相知、北波多、それから七山あたりに多く発生しておりますが、今回は上場地区も含めまして、全市的に発生したというふうに思っております。 また、昨年起きました災害箇所とは別の箇所で発生しておりまして、昨年の災害対応の効果が発揮できているというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中川議員。 ◆29番(中川幸次君) それでは今回の災害で生活面、また産業活動に対しての影響、先ほど若干市長のほうも答弁あったと思いますが、今回の災害についてどういった影響が出ているのか、その点についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えをさせていただきます。 農業面についてお答えをさせていただきます。今回の災害につきましても、農道及び農業用水路等被災を受けまして、農業の生産活動につきましては、支障を来したところでございますが、そういう部分につきましては、本復旧とはまだいっておりませんが、通れるだけの泥よけとかそういうことをしながら、現在のところ、今回農作業ができないよというような箇所につきましては、まだお聞きしていない状況でございます。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 今回の災害によりましての市民への影響という点でございますが、昨年の災害と比較いたしますと、通行どめ等の規制もまだ数カ所残っておりますが、市民生活に影響の出るような通行どめ等は起こっておりません。 幸いにして、人的災害と、それから生活に困窮するような道路災害は起きておりませんので、一安心しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中川議員。 ◆29番(中川幸次君) それでは農地関係等、災害、採択の基準があると思いますけども、その採択基準についてはどうなっているのか、また、先ほどの質疑でもあっていましたが、崩土の除去について、これは国の補助の対象にならないとか、そういった答弁があっておりましたが、この崩土の除去について、何らかの基準等がありましたら、それについてご説明をお願いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 まず採択基準でございますが、先ほども申しましたが、まず自然条件的な要件がございまして、これは24時間の最大雨量が80ミリ以上及び1時間の最大雨量が20ミリ以上というのが、まず基本的なものとしてございます。 あと、施設関係につきましては、関係の戸数、関係の農業者数が2戸以上であることというのが大前提としてございます。あとは工種ごとに、道路とか、水路とかいろいろな工種がございますが、工種ごとの採択要件というのがございまして、例えば、農道でございますならば、1メートル20以上の幅員を必要とするとか、そういうふうな細かな要件が定められているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中川議員。 ◆29番(中川幸次君) 崩土の除去についての考え方についてご説明お願いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。申しわけありません。忘れておりました。 崩土の除去につきましては、林道につきましては、災害の要件といたしまして、構造物を必要としない復旧については対象外となっておりますので、崩土除去につきましては、補助の対象にならないということで考えております。 また、農業施設につきましては、管理自体が全て個人の財産でございますので、補助対象にならない部分については、個人での対応をしていただくというような考えでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中川議員。 ◆29番(中川幸次君) 以上で質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 以上で追加議案の議案質疑を終結します。 お諮りします。議案第127号は、唐津市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) 異議なしと認めます。よって、議案第127号は、委員会の付託を省略することに決しました。 ただいまの時刻は11時49分であります。10分以内に討論の通告をしていただくため休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前11時49分  休憩                     午後 零時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより議案第127号の討論に入ります。議案第127号については、討論の申し出がございませんので、直ちに採決します。 議案第127号は原案どおり決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) 異議なしと認めます。よって、議案第127号は、原案どおり可決することに決しました。 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時01分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議事日程に従い、決算関連議案等の議案質疑を行います。 議案第111号から議案第126号まで、並びに報告第12号及び報告第13号、以上18件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。吉村慎一郎議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 9番、志政会、吉村慎一郎です。議案質疑いたします。 今議会に提出されました議案第111号、平成30年度唐津市一般会計歳入歳出決算中、財政全般について、次に、総務費より1項目、農林水産業費より4項目、土木費より8項目、教育費より1項目、以上15項目について質疑をいたします。 まず、1回目の質疑ですが、財政全般について、平成30年度は、「唐津PRIDEプライド~誇れるふるさと唐津の創生~」の本格的なスタートの年と位置づけ、発動の契機となる施策を中心に事業を展開されたと思いますが、市長の主要施策、2年目である5つの総合力、「からつ力」を構成する生産力、観光力、教育力、安心力、発信力の5つの力ごとの予算、決算の状況と主な事業の成果についてお伺いします。 次に、総務費より、市民協働のまちづくり交付金についてお伺いします。 平成30年度に163件の事業が行われ、決算額は7,543万4,000円でありますが、まちづくり会議の1地区当たりどの程度の決算額なのか、またソフト事業、ハード事業、運用事業それぞれの主な事業内容はどのようなものかお伺いします。 次に、農林水産業費より、明日の農業者支援事業費についてお伺いします。 地域農業のリーダー的な存在となる農業経営体を育成し、永続的な農業の発展を図る目的で実施されましたこの事業、決算額250万円となっておりますが、その減額の要因についてお伺いします。 次に、中山間地域等直接支払事業費についてお伺いします。 この事業、中山間地域の生産条件の不利を是正し、農業生産の維持を通じて耕作放棄地の発生防止と多面的機能の増進を図る目的で実施されておりますが、この決算額の減額の要因についてお伺いします。 次に、猪等駆除事業費について、この事業については、イノシシ、猿等による農作物被害や生活環境被害を防ぐため、唐津地域有害鳥獣広域駆除対策協議会と連携し、駆除及び防除を実施されておりますが、イノシシ駆除事業の決算額が増額となっております。この要因についてお伺いします。 次に、かんきつ集出荷貯蔵設備施設事業補助金について、事業の内容及び予算計上額──これは6月補正でありましたが、これと比較し、決算額の減額の要因についてお伺いします。 次に、土木費より、道路照明管理費について、決算額8,215万2,000円と増額となった要因についてお伺いします。 次に、道路新設改良費中、高畑二号線外道路改良費、七ツ釜線道路改良費、天徳の丘公園2号線道路改良費につきましては、3件一括でお伺いします。 この各事業の平成30年度の各工事概要についてお伺いします。 次に、橋りょう長寿命化事業費について、唐津市が管理している橋梁全体数についてお伺いします。 次に、こどもを守る通学路づくり事業費について、通学路点検結果を踏まえ、要対策箇所と判断された箇所についてカラー舗装及び外側線・防護柵設置等を行うことにより、児童の通学時の安全性向上を図ることを目的に実施されております平成30年度の事業内容をお伺いします。 次に、東城内町田線道路改良費について、平成30年度の事業内容についてお伺いします。 次に、大島市民の森公園再整備事業費について、同じく平成30年度の事業内容についてお伺いします。 最後に、教育費から明治維新150年記念文化事業費について、この事業、県内各地でさまざまなイベントが実施されました。本市においても関連事業が行われましたが、その取り組み内容と成果についてお伺いします。 以上で1回目の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 平成30年度におきましては、議員ご案内のとおり、本市が潜在的に有する生産力、観光力、教育力、安心力、発信力の総合力である「からつ力」を発動させるための施策を中心に事業を行ってまいりました。 平成30年3月に当初予算参考資料としてお示しいたしました「からつ力」事業一覧に基づき、5つの力に沿って事業概要とその成果を申し上げます。 まず初めに、生産力でございますが、最終予算額の50億3,473万円に対しまして、決算総額47億4,302万円。主な事業と決算額を申しますと、明日の農業者支援事業費252万円、明日の漁業者支援事業費958万円、唐津ブランド推進事業費1,272万円、そのほか、呼子朝市活性化対策事業費や創業・経営力向上支援事業費などを実施いたしております。 成果でございますが、永続的な農業や漁業の発展を図るために実施した明日の農業者・漁業者支援事業では、新規の就業者が生まれたほか、呼子朝市への出店者をサポートするとともに、呼子マルシェを開催し、新規出店者の創出やイベント開催による朝市通りのにぎわいづくりにつながったものと考えております。 2つ目に、観光力でございますが、予算額5億2,914万円に対しまして決算総額5億2,071万円。主な事業と決算額を申しますと、メディア活用推進費3,931万円、観光市場開拓事業費1,628万円、明治維新150年記念文化事業費930万円、そのほか、スポーツ・文化合宿等補助金などを実施いたしております。 成果でございますが、明治維新150年の事業として、各種企画展やイベントを実施し、延べ6,000人の参加者を集めたほか、アニメとコラボしたイベントを実施いたしまして、唐津の認知度向上や国内外からの集客につなげられたものと考えております。 3つ目に、教育力でございます。予算額42億3,903万円に対しまして、決算総額34億2,927万円。主な事業と決算額を申しますと、小中学校児童生徒通学費等助成事業費8,968万円、中学校放課後等補充学習支援事業費195万円、そのほか、外国語指導助手事業費や中学校普通教室等空調設備整備事業費などを実施いたしております。 成果でございますが、児童生徒通学費等助成事業では、子供たちの遠距離通学の負担解消につながったほか、継続して実施中ではございますが、中学校の普通教室等への空調設備の整備を進めまして、子供たちの健康と学習環境を保全するための環境整備に取り組むことができたものと考えております。 4つ目に、安心力でございます。予算額95億5,160万円に対しまして決算総額90億7,564万円。主な事業と決算額を申しますと、高機能消防指令センター更新整備事業費6億6,610万円、原子力防災ガイドブック作成費1,069万円、そのほか、こどもを守る通学路づくり事業費や消防分署建設費などを実施いたしました。 成果ございますが、各種消防業務の安定的な運用を行うため、高機能消防指令センターを更新し、市民の安心な生活に寄与したほか、通学路のカラー舗装や外側線、防護柵を設置し、子供たちの安全性向上に取り組むことができたと考えております。 最後に発信力でございます。予算額5億9,630万円に対しまして、決算総額5億4,450万円。主な事業と決算額を申しますと、生活路線バス等運行費補助金1億4,438万円、市民協働のまちづくり交付金7,543万円。成果でございますが、路線バスや乗り合いタクシーを確保するための補助を実施し、地域格差の解消を図ったほか、市民協働のまちづくり交付金につきましては、それぞれの地域が自主的かつ主体的に取り組むまちづくりとして、各地区で有効に活用いただいており、地域ごとの特色強化につながったものと認識しております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 平成30年度の市民協働のまちづくり交付金の決算につきましては、議員ご案内のとおり、16地区全体の事業件数は163件、申請額は7,543万4,000円となっております。決算の状況を申し上げますと、1地区当たり一番少ないところで356万1,000円から上限の500万円となっております。また、事業内容につきましては、各地区3年から4年の年次的な地域まちづくり計画に基づき、地域の特色を生かした事業を実施されております。 その中でソフト事業は109件で、主な取り組みといたしましては、公園などの除草や清掃、花植えなど環境保全活動、地域の伝統文化を継承するための保存活動、地域住民の連帯感を醸成するための交流イベント、地域資源をPRするイベントの開催など、多彩な事業が実施されております。 ハード事業につきましては38件で、主な事業内容といたしましては、観光・史跡案内看板などの設置や伝統芸能の用具、掲示板、地区内公園整備、防犯灯整備、地区の格納倉庫、イベント用テント、藤棚設置などの整備を実施されております。 まちづくり計画の策定及び運用事業につきましては16件で、事業内容といたしましては、地域内の各種連絡、事業実施の記録保存、関係部署への手続き調整など、地域まちづくり計画の運営に取り組まれております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。4項目ございました。 まず、明日の農業者支援事業費でございます。 明日の農業者支援事業費につきましては、3つの事業メニューとなっておりまして、そのうちの、若い農業者就農促進事業費補助金並びに青年農業者等育成補助金につきましては、当初予算額のとおりの決算額となっておりますが、明日の農業者チャレンジ支援事業費につきましては、当初予算額390万円に対し、決算額210万円となっており、180万円の減額となっているものでございます。 明日の農業者チャレンジ支援事業は、平成30年度に創設した新規事業でございますが、給付対象者の要件において、親元への就農日が平成30年4月1日以降であることとあります。就農基準日から募集締め切り日である7月31日まで4カ月と短い期間であったことに伴い、対象者が少なかったため、決算額の減となったものでございます。 次に、中山間地域等直接支払事業費でございます。 中山間地域等直接支払事業費は、協定集落に交付する交付金事業と市が執行する事務に伴う推進事業がございます。交付金事業につきましては、当初予算額3億5,605万3,000円に対し決算額3億5,516万2,409円で89万591円の減となっておりまして、推進事業につきましては、当初予算額347万4,000円に対し、決算額175万7,485円で171万6,515円の減となっております。 減額となった要因につきましては、交付金事業につきまして、当初、対象農用地については11ヘクタールの増加分を見込んでおりましたが、実績では2ヘクタールの増加にとどまったことによるものでございます。 一方、推進事業につきましては、国から県を通して推進交付金が定額交付される仕組みとなっておりまして、平成30年度につきましては、当初予算額の347万4,000円に対し、県からの配分額が約50%の172万3,000円となったことが減額の要因となったものでございます。 次に、猪等駆除事業費でございます。 平成30年度の猪等駆除事業費が増額となった要因についてでございますが、ワイヤーメッシュなどの鳥獣侵入防止柵の整備を行いました。中山間地域所得向上支援事業補助金で3,331万9,928円が増額した主な要因になっております。 これまでワイヤーメッシュなどの鳥獣侵入防止柵の整備につきましては、唐津地域有害鳥獣広域駆除対策協議会へ直接交付される国の交付金でございます鳥獣被害防止総合対策事業費を活用しておりましたが、平成30年度は要望に対しまして3分の1の提示となったことにより、侵入防止柵の整備事業実施が困難となることが予想されました。 そこで、県より唐津市を経由した申請事務が必要になるのが、同じく国の事業である中山間地域所得向上支援事業を活用することにより、要望していた侵入防止柵整備が取り組めると提案がございましたので、鳥獣による農作物被害の軽減を図るため、今回、この事業を活用し、侵入防止柵の整備事業を実施したところでございます。 次に、かんきつ集出荷貯蔵施設整備事業補助金でございます。 かんきつ集出荷貯蔵施設整備事業補助金は、山本選果場、浜玉選果場、上場選果場を再編統合し、浜玉選果場の整備を行う唐津農業協同組合に対し、経費の一部を補助したものでございます。 整備の内容でございますが、空調設備の新設等の建屋改修、低温貯蔵庫の改修工事、光センサー選果機を更新し、受益農家戸数457戸、受益面積338.8ヘクタール、年間計画処理量1万1,350トンの施設を整備されたものでございます。 総事業費は、18億3,115万800円で、消費税、補助対象外経費を除きました16億6,683万9,630円が補助対象事業費となります。 補助金の額は、国が2分の1相当の8億3,341万9,000円、本市と玄海町が20分の1相当の8,334万1,000円で、補助金の総額は9億1,676万円となっております。 補助金額が予算計上時と比較し、減額した要因といたしましては、入札による事業費の減額、また解体工事費、処分費等の一部経費が補助対象外経費となったことから、補助対象事業費が2億2,033万770円減額したことにより補助金額が1億2,118万3,000円減額したものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 吉村議員のご質疑にお答えします。8項目、6つの質疑がございました。 まず初めに、道路照明管理費の増額要因でございます。平成30年度の道路照明管理費としましては、決算額8,215万2,755円でございます。主な事業内容としましては、道路照明の電気料5,010万9,315円、老朽化いたしました道路照明灯の補修などを行います施設修繕料684万7,123円、LED照明への更新工事2,076万8,550円、各地区が設置しております防犯灯に対する補助金、80地区140件に対しまして補助をいたしておりますが、これが442万7,767円でございます。 当初予算からの増額の要因としましては、道路照明灯の電気料がございます。電気料の値上げによる差額が大きく影響いたしたものでございまして、当初予算作成時の想定より電気料金の単価、燃料費調整単価、再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価が上昇したものでございます。 参考といたしまして、平成29年度と平成30年度の道路照明灯電気料金を比較いたしますと、223万8,176円の増額となっております。 続きまして、2つ目、道路改良事業の3件の工事概要についてのご質疑でございました。 まず、高畑二号線外道路改良事業の事業概要でございますが、県道浜玉相知線と市道鏡山入口才三町線までの鏡地区の生活関連道路の拡幅改良工事を実施するものでございます。 事業概要でございますが、施工延長約540メートル、道路幅員は車線区分なしの車道幅員5メートルで計画をしております。総事業費は、約5億6,400万円で、令和5年度の完了を予定しております。 次に、七ツ釜線道路改良事業費の事業概要でございますが、国道204号と玄海国定公園内にあります天然記念物七ツ釜を結ぶ観光主要道路の拡幅改良工事を実施するものでございます。 事業概要でございますが、施工延長約1,800メートル、道路幅員全幅7.0メートルで計画しております。総事業費は約7億円で、令和5年度の完了を予定しております。 最後に、天徳の丘公園2号線道路改良費の事業概要でございますが、相知小学校から宿通りである相知中央線までのJR唐津線の踏切を含めました未改良区間の拡幅改良工事を実施するものでございます。 事業概要でございますが、施工延長約130メートル、道路幅員としましては、車道幅員6.5メートルでございます。JR踏切から相知小学校に向かう区間につきましては、両側に2メートルの歩道を整備し、全幅員10.5メートル、JR踏切から相知中央線に向かいます区間につきましては、片側2メートルの歩道を整備いたしまして全幅員8.5メートルで計画しております。総事業費は、約2億5,000万円で令和5年度の完了を予定しております。 続きまして3つ目、本市が管理しております橋梁の数についてでございます。 現在、唐津市が管理いたしております橋梁の数は、平成29年度までの点検確認の結果、全体で882橋ございまして、そのうち、15メートル以上の橋梁が179橋、15メートル未満の橋梁が520橋、ボックスカルバートが183橋でございます。 続きまして4つ目、こどもを守る通学路づくりの平成30年度の事業内容でございます。 本事業につきましては、高畑山本線の防護柵更新、延長154メートル、町田鬼塚線のカラー舗装、延長607.9メートル、東山田線のカラー舗装、延長52.7メートル、五反田線の中央線抹消とカラー舗装、延長347.4メートル、徳須恵稗田線のカラー舗装、延長301.6メートルを実施しております。 続きまして、5つ目の東城内町田線の道路改良事業について、平成30年度の事業内容でございます。 平成30年度の事業内容の主なものとしましては3つございます。1つ目につきましては、事業区間の北側にございます市道和多田二タ子線の町田3丁目東交差点から南側へ約45メートルの区間におきまして、道路改良及び照明整備工事を行っております。2点目としまして、当該交差点の信号機の移設工事を行っております。3点目としまして、町田保育園から南側へ約230メートルの区間におきまして、歩道舗装及び照明用の基礎・配線工事を行っております。 そのほか、委託料の主な内容としまして、支障木の伐採及び事業に必要な用地取得に向けました補償算定業務を行っております。 最後に、大島市民の森公園整備事業についての事業内容でございました。 平成30年度の事業内容については、当該事業につきましては、平成28年度から平成30年度までの3カ年で事業を行っております。平成30年度の事業内容としましては、工事請負費としまして、園路整備655メートル、あずまや設置1基、ベンチ設置2基、広場整備としまして真砂土仕上げの舗装193平方メートル、公園内の案内看板設置5基、唐津港フェリーターミナル等周辺施設に設置いたします案内看板設置7基を実施しております。 また、委託料としまして、眺望確保のための樹木伐採及び枯損木の除去4,460平方メートルを実施しております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 私のほうからは、明治維新150年事業についてのご質疑にお答えをいたします。 明治維新150年記念文化事業につきましては、佐賀県が、平成30年3月17日から翌年1月14日の304日間にわたって開催をいたしました肥前さが幕末維新博覧会に連動いたしまして、本市におきましても幕末の唐津の立ち位置、また唐津が誇る文化や伝統、建築技術などをアピールするとともに、関連するイベントを実施いたしております。 まず、県のサテライト館としまして、旧唐津銀行では、耐恒寮、石炭、旧唐津藩などの紹介を行いまして、本市独自の取り組みとしましては、唐津八偉人のラッピングバスの運行、まちなかフラッグの作成により、事業のPRを行うとともに、「唐津藩と明治維新」と銘打った企画展やイベントトークショー、石炭史跡ツアーなどを実施いたしております。 また、唐津八偉人の冊子のほうを作成をいたしまして、市内小学6年生、中学、高校生を初め各関係団体にも配布を行い、その偉業を広く紹介し、顕彰を行ったところでございます。 事業の成果でございますが、サテライト会場には、目標としておりました5万人に近い4万9,146名の入場がございまして、市のイベントにおきましても6,000人を超える皆さんにご参加をいただき、市内外を問わず多くの方に幕末期、明治期の唐津の情報発信ができたのではないかと思っております。 特に、将来を担う子供たちに八偉人の冊子を通して地元の偉人を認知してもらえたことは、誇れる唐津、郷土愛につながる大きな成果と捉えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) それでは、財政全般について再質疑を行います。 先ほど、掲げられておりました5つの総合力である「からつ力」については、一定の成果があったということでありました。次の質疑でありますが、地方自治法第233条の2の規定により、平成30年度の実質収支額5億5,666万4,915円のうち3億円を積み立ててありますが、平成28年度及び平成29年度は、各6億円の積み立てとなっておりました。 今回、例年の半分となった理由は何なのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご案内のとおり、地方自治法第233条の2の規定に、「各会計年度において決算上剰余金を生じたときは、翌年度の歳入に編入しなければならない。ただし、条例の定めるところにより、又は普通地方公共団体の議会の議決により、剰余金の全部又は一部を翌年度に繰り越さないで基金に編入することができる」とされております。 さらに、地方財政法第7条の規定において、「地方公共団体は、各会計年度において歳入歳出の決算上剰余金を生じた場合においては、当該剰余金のうち二分の一を下回らない金額を積み立て、又は償還期限を繰り上げて行う地方債の償還の財源に充てなければならない」と定められておりますので、実質収支額の2分の1以上の額を財政調整基金へ積み立てているものでございます。 平成28年度の実質収支額が11億2,121万円でございましたので、その2分の1以上の額である6億円を、平成29年度の実質収支額は10億8,296万円でございましたので、その2分の1以上の額である6億円を基金に積み立てておりましたが、平成30年度の実質収支額は5億5,665万円でございましたので、その2分の1以上となる3億円を積み立てることといたしたものでございます。 結果として、実質収支額の減少により、例年と比較して少額となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 結果として実質収支額の減少により、例年と比較して少額となったというような答弁でございました。 一般会計の剰余金に関しましては、平成28年度、5億2,121万971円、平成29年度、4億8,295万6,525円、平成30年度は、2億5,664万4,915円でありますということで、年々減少しております。 これ、翌年度の財源となっているこの額が減少すると、平成31年度の財政状況としては厳しいのではないかというふうに思うわけですが、このことをどのように考えてあるのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 先ほど、お答えいたしました実質収支額からその2分の1以上の額となる基金積立額を差し引いた残額を剰余金として翌年に繰り越しをしておりますが、議員ご案内のように、剰余金が減少しておりますのは、差し引く前の実質収支額が減少しているためでございます。 この実質収支額が減少した要因といたしましては、予算に計上しておりました特定財源が想定よりも少なくなったためと考えております。特にその要因に当たると考えておりますのは、災害復旧事業において想定以上の崩土除去工事の増加や補助対象外となった測量試験費がふえ、補助金や起債などの特定財源を充当するよう見込んでいたものが事業を実施する時点には充当できなかったものが数多く出てきております。 平成30年度は7月豪雨により災害復旧費について多額の予算を補正で対応させていただきましたが、先ほど申したような事案が数多く発生いたしておりまして、実質収支が大きく落ち込んだものと考えております。 議員ご案内のように、平成30年度の剰余金が減少いたしますと、翌年度、すなわち令和元年度の繰越金が減少することとなりますので、本年度の財源として使える部分が少なくなり、結果として財政調整基金の繰入額に影響をしてまいります。 自主財源の割合が小さく、経常収支比率が高い本市におきましては、例えば、次年度に大きな事業を実施する、あるいは災害復旧事業などの想定していなかった突発的な事業が出た場合、弾力的な財政運営が厳しくなるため、予算執行に関しては極力経費削減に努め、後年度のことを考慮した財政運営を行っていく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次の質疑ですが、市長にお伺いいたします。 平成27年度決算ベースの実質公債比率及び将来負担比率は、それぞれ15.2%、128.2%でありました。そのことを峰市長は、選挙公約で当時、県内10市の中で唐津市の財政状況が最悪であるということをうたわれまして、身を削る改革を旗印に当選をされました。 公約どおりに、この2つの数値は年々改善状況にあり、今回、見てみると、実質公債比率15.2%が13.0%、将来負担比率は128.2%から108.1%となっております。 実質公債比率及び将来負担比率が減少した理由として、市長が実行された身を削る改革の事例についてお伺いします。 また、この先、市町村合併の恩恵である地方交付税の合併算定替や合併特例債などを失っていく中で、市民会館や市民センター建てかえなどの大型事業がまだまだ控えているのに対し、合併特例債がなくなった後の比率の予測についてどのようにお考えがあるのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 吉村議員の再質疑に対しましてお答えいたします。 身を削る改革の事例をということでございましたが、この身を削る改革というフレーズは、私が選挙公報に使っていたものでございますが、私自身が身を削ることによりまして、市の財政運営に対しましても危機感を持ち続けて、厳しい時期が予想される今後の財政状況を踏まえながら、市政運営の道筋をつけていかなければならないという思いを示したものでございまして、今現在も私を含め、全ての職員が強い危機意識と責任感を共有していく必要があると考えているところでございます。 私が、就任いたしまして最初の当初予算編成となりました平成30年度予算におきましては、一般財源ベースでマイナス2%、平成31年度、令和元年度の当初予算編成では、事業費ベースでマイナス10%の経費節減に努めるよう、予算編成方針を定めたところでございます。 結果といたしましては、目標の数値までには届きませんでしたが、今後とも全ての事業に対しまして聖域を設けることなく見直すことによりまして、将来負担の軽減を図り、健全化へ取り組む不断の努力を続けていかなければならない、そういう思いでございます。 続きまして、合併特例債がなくなった後の比率の予測についてでございますが、実質公債費比率、将来負担比率、これらの2つの指標につきましては、近年、ご指摘のとおり、低下傾向にございますが、今後、大型事業の計画がしばらく続いてまいりますので、両指標とも緩やかに上昇していくものと見込んでおりまして、引き続き、全職員が危機意識を持ち続けつつ、財政運営に当たってまいらなければならないと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項、最後の質疑になりますが、財産に関する調書によりますと、財政調整基金残高については、峰市長が就任時の平成28年度末については、31億59万5,000円でありました。また、平成30年度末には20億5,458万2,000円となっております。約2年間で10億円が減少しております。 やはり、2年間で3分の1が目減りして、唐津の現状、これ、大丈夫なのかなというふうに心配をするわけでありますけれども、この部分だけで判断することはできないとは思いますが、峰市長は、財政の現状をどう認識されて、この先の財政運営をどう考えておられるのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 吉村議員の再質疑にお答えいたします。 まず、財政状況をどう認識しているかということでございますが、歳入であります交付税などの自主財源が減少している一方で、国の施策に伴います社会保障費の増加に加え、事業を行うに当たっての業務費や工事費における労務単価、また諸経費等の上昇によりまして歳出は伸びておりまして、さらに、先ほども申しましたように、大型の投資事業の計画が続いている状況でございます。 そのような中、財政調整基金が減少をし、財政状況は厳しくなっているということは、私自身、十分認識をしているところでございます。 今後の財政運営についてでございますが、財政計画にも記載をいたしておりますように、「入るを量りて、以て出ずるを為す」のとおり、まず歳入の状況を見据えまして慎重に進めてまいりたいと考えているところでございます。 引き続き、現在の社会環境に照らして、事業本来の趣旨が意義を失っていないか、また、受益と負担の関係が適正かどうかなどの観点から、事業の精査、点検を行うとともに、必要な施策や事業は守りつつ、スリム化を図っていきたいと考えているところでございます。 なお、一層の行財政改革を進めまして、簡素で効率的な事業実施によりまして、経常経費の削減に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 財政状況が厳しさをましているということは十分認識をされているということで、予算執行に関しては、極力経費節減に努められ、後年度のことを考慮した財政運営を行っていただくことをお願いし、次の質疑に移ります。 市民協働のまちづくり交付金について再質疑をいたします。 地域まちづくり会議の組織の構成、また事業を決定する上での協議をどのように行ったのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 地域まちづくり会議の組織の構成につきましては、各地区の区長さんを初め、社会福祉協議会、体育協会、PTA、老人会、消防団、公民館長など、地域のさまざまな団体により組織されております。 また、まちづくり会議で実施されている事業につきましては、各会議が事業の募集を行われており、地域まちづくり計画に基づいた事業内容になっているかなど、先ほど申しましたまちづくり会議の構成員で協議され、決定されております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑ですが、まちづくり会議については、協議、決定、そういったものについては理解はできました。この事業の効果をどう捉え、これまで実施されてきた事業の検証を行っているのか、また今年度で事業が最終年度となりますが、今後の事業継続についてどのようにお考えなのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 この事業の効果についてですが、まちづくり会議の地域範囲はおおむね中学校単位と広いため、複数の公民館や地区の集まりとなっております。この地域課題の把握や事業を行う上で、周辺地区の考え方、取り組みなどがわかることにより、新たな視点による課題解決や新たな取り組みにつながり、地域の活性化に役立っているものと考えております。 今議会で江里議員の一般質問の際にも答弁させていただきましたが、現在、国際交流・地域づくり課では、各まちづくり会議が平成28年度から平成30年度までに実施いたしました事業の検証を行っているところでございます。この検証結果を受けて、事業の成果や課題、問題点を十分洗い出して、再度、成果検証や制度検証を行いまして、事業費等を含め、一部制度の見直しも視野に入れ検討していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 平成28年度から30年度まで実施された事業、この中身の検証、これを十分に検証されて、地域課題解決や新たな取り組みにはつながっているというふうに私も認識をしておりますので、継続に向けて検討をお願いし、次の質疑に移ります。 農林水産業費の明日の農業者支援事業費について、再質疑を行います。 先ほどの答弁では、3つのメニューがあると。その中でも農業者チャレンジ支援事業の給付対象者の今回新たな事業として取り組まれた分で、就農基準日から募集締め切りまで約4カ月足らずということで、大変短かったということでございました。 次の質疑ですけれども、新規事業であります明日の農業者チャレンジ支援事業の課題等についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 明日の農業者チャレンジ支援事業につきましては、対象者や給付に関する要件が幾つかございます。平成30年度における募集期間中の相談は9件あっておりまして、そのうち給付対象となった件数は、個人申請が2件、夫婦申請が1件の合計3件となっており、給付対象外となった件数につきましては6件となっております。 対象外となった理由につきましては、就農日が平成30年4月1日より前であったものが1件、親が認定農業者でないものが3件、親の前年の総所得が250万円以上であったものが2件となっております。このように、相談件数のうち3分の1程度の採択となっていることから、採択要件の再考等も必要ではないかと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 私も親等が前年度総所得が250万円以上であったものというのは非常に、採択要件として厳しいんじゃないかなというふうな思いがあるわけですけれども、またこの事業については人・農地プラン推進事業費の農業次世代人材投資事業補助金に該当しない農業者が対象でありますが、そういった先ほど申しましたような、採択要件の見直しの協議等も進めていただきたいと思います。 次に、この項最後ですが、青年農業者等育成補助金の補助対象者である唐津・上場地区農業青年クラブ連絡会の活動状況について、どういうふうな状況だったのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 農業青年グループである唐津・上場地区農業青年クラブ連絡会、通称「4Hクラブ」につきましては、青年農業者の相互の自主連携を図り、各クラブ員の農業経営及び技術向上を目的として、平成30年度は24名の会員で活動をなされております。 4Hクラブの主な活動内容につきましては、幼稚園児や保育園児、唐津南高等学校の生徒と一緒に、もち米やサツマイモを栽培するなど、子供たちに食や命、農の大切さを伝える食育活動を行い、また会員相互の圃場見学や意見交換、ほかの農業青年団体との交流、先進地視察などを実施をされておりまして、最新の情報を柔軟に取り入れるなど、会員のスキルアップが図られております。 また、4Hクラブの会員は日ごろの活動成果などを発表する場として、定期的に開催されている若手農業者による発表会に出場をされております。発表会におきましても、これまでも県大会や九州大会にも出場し、表彰されるなど優秀な成績をおさめられておりますが、ことし2月26日に東京で開催された全国大会では、プロジェクト発表の園芸・特産部門において、ハウス内の二酸化炭素濃度の改善でみかんの収益増加を達成されました浜玉町の上野勉さんが最優秀賞に当たる農林水産大臣賞を受賞されました。 本年度におきましても、ネパール出身で、現在浜玉管内において施設トマト栽培による農業経営をされているラマ・カンチャさんが、九州・沖縄代表として来年2月の全国大会に出場される予定となっております。 また、4Hクラブを卒業された方は、クラブ内での経験を生かし、地域農業をけん引するリーダーとして活躍されており、次世代を担う農業者の育成に寄与されているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この唐津・上場地区農業青年クラブ、4Hクラブについては、やはり唐津・上場地区のけん引者でありますので、今後とも指導、それからご支援のほうよろしくお願いいたしまして、次の中山間地域等直接支払事業費について再質疑をいたします。 先ほど、減額の理由については、面積の増加を見込んでいたものが面積の増加につながらなかった、そしてまた、県からの配分額が約半分になったというふうなところで、決算の減となったということでございました。 次に、この事業、第1期対策については、平成12年度より始まっております。今期が第4期対策の令和元年度で、これ1期5年かと思いますけれども、終了であります。 これまでの協定集落数、それから協定農用地面積及び高齢化率の推移についてお伺いします。
    ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 本事業につきましては、平成12年度から第1期対策が始まり、5年を1期とする事業となっておりまして、平成30年度は第4期の4年目となっております。本事業における協定締結集落数、協定農用地面積につきましては、第1期の平成12年度は89集落、1,504ヘクタール、第2期の平成17年度は97集落、1,763ヘクタール、第3期の平成22年度につきましては105集落、2,130ヘクタール、第4期の平成27年度は104集落、1,982ヘクタールとなっております。 次に、高齢化率の推移につきましては、唐津市全体における農業センサスの数値による65歳以上の割合を順に申し上げますと、平成12年度が40%、平成17年度が45%、平成22年度が49%、平成27年度が53%となっており、平成12年度から平成27年度までの15年で13%の増と高齢化が進行している状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 協定締結集落数、協定農用地面積については、第1期から第4期までの中では維持が図られているというふうに感じますが、やはり高齢化の進展については13%の増加ということで、かなり進展が進んでいるということが理解できました。 次に、第4期対策されておりますけれども、協定集落からの意見や要望、どういったものが上がっているのか、それについてお伺いいたしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 本事業につきましては、対策の3年目の年度に中間年評価を実施することとなっておりまして、平成29年度に実施した第4期対策の中間年評価において、各協定集落へのアンケート調査を行っております。 その結果でございますが、交付単価の増額、「一定の所得額を超える者が個人配分を受けることができない」という要件の緩和、若年層の確保促進を図るような施策の実施、1期5年の継続の縛りを緩和し、中途除外でも交付金の遡及返還をしないでもよい仕組みへの移行などの意見、要望を伺っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑ですけれども、このような意見、要望については、やはりその受益者というか、実施者の声でございますので、県や国に確実に伝えていただきたい、要望していただきたいというふうに思います。 次に、令和2年度より第5期対策が始まるわけですが、それに向けた取り組みについて、どういうふうなお考えがあるのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えします。 令和2年度から始まる第5期対策の詳細な内容につきましては、まだ国から示されていない状況でございます。現時点における情報といたしましては、国におきましては先ほど申し上げました中間年評価の結果を踏まえ、原則として遡及返還を廃止する方向で調整がなされるなど、中山間地域の集落で本事業に取り組みやすい仕組みづくりが進められているようでございます。 市といたしましても、今後も引き続き地元への説明や周知を行い、本事業による中山間地域における農業生産活動などの維持並びに多面的機能の増進に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) よろしくお願いいたしたいと思います。 次に、猪等駆除事業費について、再質疑を行います。 増額となった要因については、従来、活用されておりました交付金が活用できなくなり、本市をとおして中山間地域所得向上支援事業を活用することによって、できなくなった分の補填といいますか、拡充をしたというふうな内容であったかと思います。 次に、平成30年度のイノシシの捕獲頭数、これ3カ年ぐらいの過去からの捕獲頭数と被害状況についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 平成30年度のイノシシの捕獲頭数につきましては5,888頭となっております。また、イノシシの過去の捕獲頭数でございますが、平成25年度から平成27年度まで、3カ年平均が3,670頭、平成28年度から平成30年度までの3カ年平均が5,962頭となっておりまして、平成27年度までは4月から10月までを有害鳥獣駆除期間として活動をしてまいりましたが、平成28年度以降は11月から翌年の3月までの狩猟期間も有害鳥獣駆除の捕獲対象とし、1年をとおして捕獲の強化を図ったことによりまして、捕獲頭数がふえたものでございます。 このような活動の結果、被害状況につきましても、平成20年度には1億600万円ほどありました被害額が、平成30年度におきましては4,580万円となるなど、対策の成果が表れているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 捕獲頭数もほぼ毎年度約6,000頭、捕獲している状況ということで、非常に驚いております。そして、成果としては捕獲実績もあって、農業被害額については対策の成果が表れているというふうに思っております。非常にこの事業、大切な事業ではなかろうかというのを認識をしているわけでございますが、次の、この項最後の質疑ですが、有害鳥獣対策の今後の基本方針についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 有害鳥獣対策の基本方針につきましては、侵入防止柵整備による防護対策、駆除従事者による捕獲対策、収穫残渣の適正廃棄や耕作放棄地の管理など、すみ分け対策の3つの対策を本市の基本方針といたしております。 また、今までに設置を行っている防護柵の適正な管理に向けた指導を行うとともに、駆除従事者の高齢化による捕獲者の減少が懸念されるため、新たな駆除員の確保を図るなど、被害軽減に向け、より一層努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、かんきつ集出荷貯蔵施設整備事業補助金について、再質疑をいたします。 入札による事業費の減額、また解体工事費、処分費等の一部経費が補助対象外経費となって、補助額が減額になったということでございました。 次に、施設の稼働が平成31年4月下旬からでありますが、まだ事業の効果は見えてきてないと思うわけですが、再度、事業実施による効果、これ生産者の自家選別の労力軽減や事業目標である集出荷コストの10%以上の低減についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 事業実施による効果でございますが、事業着手前は自家選別作業の労力負担が大きな課題となっておりました。今回、光センサー選果機の機能が向上したことにより、規格区分が大幅に簡素化されまして、ハウスミカンにおきましては、生産者による選別が7区分から2区分に軽減され、労力の負担軽減により産地の維持・拡大が図れると期待できるものでございます。 また、選果場の再編統合は、山本選果場、上場選果場から浜玉選果場への運搬費が新たに発生はいたしますものの、選果設備の集約化によるランニングコストの低減、選果作業の高率化、労務費の削減により事業目標であります集出荷コストの10%以上の低減が図られ、施設利用料金の削減につながるものでございます。 これらのことから、かんきつ農家の所得向上、品質の均一化、出荷数量の安定確保によりまして、有利販売と単価確保が期待でき、産地としての高収益化が図れると考えるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、土木費の道路照明管理費について再質疑を行います。 増額の要因としては電気料金の値上げによる差額が大きく影響しているということでありました。道路照明の全体の設置基数とLED照明化した基数についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 本市が管理いたします道路照明灯は、平成30年度末で9,096基ございます。そのうち平成30年度までにLED化になっている照明は2,741基ございまして、割合でいいますと30.1%となっております。 なお、平成30年度につきましては、工事請負費の決算額2,076万8,550円で、LEDの照明20ワット相当を242基、40ワット相当を131基、それ以外のものを21基、合計394基の更新を行っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) LED化の更新率が30.1%まできたということでございました。 この項最後の質疑ですが、今後の道路照明の計画について、どのように考えられているのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 LED照明の更新につきましては、平成22年度から実施しておりますが、平成25年度からは、国の社会資本整備総合交付金を活用いたしまして、LED化の更新を行っております。 また、一般照明用の水銀等の製造及び輸出、輸入が令和2年12月31日をもちまして禁止となりますことから、水銀灯のLED化を優先させて更新し、市民の安全安心な生活のために、街路灯のLED化を推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、道路新設改良費について再質疑を行います。 高畑二号線外道路改良費、七ツ釜線道路改良費、天徳の丘公園2号線道路改良費の平成30年度の各工事概要については理解ができました。 次に、この用地買収及び補償費の進捗状況について、どのようになっているのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 まず、高畑二号線外道路改良費の進捗状況でございますが、施工延長約540メートルのうち県道浜玉相知線から住宅地内に向かいます110メートルの区間を1工区として整備を進めております。用地買収等につきましては、県道側の1件を残し完了をしております。 次に、七ツ釜線道路改良費につきましては、国道204号から屋形石漁港までの1工区区間で、1件が未買収となっております。 最後に、3つ目の天徳の丘公園2号線道路改良費でございますが、踏切から相知小学校に向かう区間で1件、踏切から相知中央線に向かう区間で2件が未買収となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) まだ未買収の、用地買収等の未買収があるということであります。 この項最後の質疑ですが、ただいま説明していただきました改良費の今後の計画についてはどういうふうになっているのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 まず、高畑二号線外道路改良費につきましては、1工区の未買収地の交渉を進めつつ、1工区の未整備箇所の整備を進めてまいりたいと考えております。 また、施工延長540メートルのうち残っております430メートル区間につきましては、予算の都合もございますが、事業着手に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。 次に、七ツ釜線道路改良費につきましては、1工区の未買収地の交渉を進めつつ、1工区の未整備箇所の整備を進めてまいりたいと考えております。 最後に、天徳の丘公園2号線道路改良費につきましては、令和5年度の完成を目指して、関係者の理解、ご協力を得ながら鋭意事業を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 計画に沿った工事進捗を進めていただければと思っております。 次に、橋りょう長寿命化事業費について再質疑をいたします。 唐津市全体では882橋の管理ということでございました。橋梁長寿命化修繕計画に基づき、補修が完了した橋梁数についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 本市では、平成21年度から橋梁の点検調査に着手しまして、平成24年度に策定いたしました唐津市橋梁長寿命化修繕計画に基づきまして、国の交付金を利用し長寿命化事業を実施しております。 平成25年度から平成30年度まで141の橋梁の補修が完了しております。うち平成30年度は44橋の補修を実施したところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑ですが、今後の長寿命化の事業計画について、どのようになっているのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 橋梁の長寿命化事業につきましては、橋梁の健全度のランク判定をもとに順次補修を行っておりますが、平成26年7月に道路法の改正が行われ、橋梁の点検につきましては、5年ごとの近接目視による定期点検が定められております。これに基づきまして、平成30年度までの点検結果をもとに、令和元年度から令和5年度までに59橋、令和6年度から令和10年度まで310橋の補修を行いたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、こどもを守る通学路づくり事業費について再質疑を行います。 この事業、計画に基づき防護柵の設置、カラー舗装を実施されたというふうな答弁でございました。 次に、こどもを守る通学路づくり事業の進捗状況はどうなっているのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 本事業の年度当初の平成29年度は、紺屋町船宮町線、町田鬼塚線、高畑山本線、千束伊岐佐線の4路線、延長1,187.98メートルを整備しております。 平成30年度は継続路線2路線を含めまして、先ほどの5路線を整備し、合計7路線で約2.7キロメートルの整備が完了している状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後ですが、これについても同じく、こどもを守る通学路づくりの今後の事業計画について、お伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 今後の計画についてのご質疑でございました。今年度は谷間代先大石線、満島中町線の外側線設置、虹の松原宇木線、中原久里線のカラー舗装、瀬田原二号線の地下道照明改良を実施しております。 来年度以降につきましても、通学路の合同点検の結果をもとに安全対策を実施してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 今後も、引き続き通学路の安全確保のため、通学路の点検結果をもとに対策を実施していただきますよう、お願いいたします。 次に、東城内町田線道路改良費について、再質疑を行います。 工事請負費の主な内容としては3点あるとの答弁でありました。次の質疑ですが、事業の進捗状況についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 東城内町田線の事業の進捗状況についてのご質疑でございました。当該路線は平成20年10月から令和元年度までの事業認可を受け、現在事業を実施しております。本年度予定しております事業のうち、町田保育園より南側におきまして、照明設備及び防護柵設置工事等を完了し、取得済用用地での道路工事は全て完了したところでございます。 今後は、残りの用地取得契約5筆とそれに伴う補償契約を行いまして、用地取得範囲の道路改良工事を予定しております。 現在、用地取得に向け契約手続を行っているところでございます。また、用地取得後、速やかに工事に着手できるよう工事発注の事務手続きもあわせて行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑ですが、今後の計画、それから事業完了見込みについてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 今後の計画、事業完了の見込みについてのご質疑でございました。 今後は残りの用地取得後、約120メートルの道路改良工事を実施してまいります。本年度末での事業完了に向け取り組んでいるところでございます。早期の用地取得に努め、地域住民の方々や営業を営んでおられる方のご理解、ご協力を得ながら、工事を進めてまいりたいと考えておりますが、現場の状況等によりましては繰り越しも検討していく必要があるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 状況としては、繰り越しについても検討していくと、そういったところで残りの用地取得契約については、大変ではありますが早期に取得されて事業の進捗を図っていただくようお願いします。 次に、大島市民の森公園再整備事業について、再質疑を行います。 この事業、平成28年から30年度までの3カ年で事業を行ってありますが、この事業効果をどのように捉えてあるのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 事業効果についてのご質疑でございました。今回の3カ年の再整備事業によりまして、海を介しまして市街地や唐津城を望む東側の眺望点を確保し、相賀地区が望めます西側の眺望点についても確保したところでございます。 また、トイレや休憩施設の整備を行い、公園に至るまでの園路拡幅整備事業等によりまして、利用者が来訪しやすい公園となるよう整備したところでございます。 公園の利用者数につきましては、その正確な数字の把握は難しいところではございますが、トイレの使用状況の実績から見ますと、公園利用者は年々増加しているものと把握しております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、大島市民の森公園は、自然林を中心とした森林緑地公園として整備され、市民の憩いの場とする市民の森として4.7ヘクタールの広さで開設されております。 そこで、この公園の維持管理についてどのようになるのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 維持管理についてのご質疑でございました。現在、本市では除草、伐採、各施設の修繕など、毎年限られた予算の中で行っておりますが、大島市民の森公園の面積は4.7ヘクタールと広大であります。また、園路につきましても3.2キロメートルと長い延長を有しておりますので、維持管理が重要な課題となっている状況でございます。 このような中、平成25年度から唐津みなと里山の会が発足いたしまして、眺望を阻害している竹林などの伐採活動を継続的に取り組まれているところでございます。 今後につきましては、維持管理が行政だけでは行き届かない部分がございますので、地域の皆様に積極的な維持管理にご協力をいただいていることにつきましては、本市として非常にありがたく思っているところでございます。 今後も行政と市民が一緒になって維持管理していく仕組みづくりにつなげてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑でございますが、大島市民の森公園については、緑の拠点として位置づけられているわけですが、今後の計画、利活用についてどのように考えられているのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 今後の計画、利活用についてのご質疑でございました。当該事業におきまして、唐津港フェリーターミナルや大島公民館などに公園案内図やウォーキングマップが掲載された案内看板などを設置し、多くの皆様に利活用していただくよう案内しているところでございます。 また、ことし4月にオープンしました唐津市保健センター「さんて」にあります、健康広場内にも大島市民の森公園までのコースを紹介しましたウォーキングマップを設置しており、多くの市民の皆様がウォーキングなどを楽しみながら、行っていただくことによりまして、健康増進にも寄与するものと考えております。 今後は、唐津港東港地区などで開催されます各種イベントと連動しましたウォーキング大会等を企画して、さらなる利用、活用を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、教育費の明治維新150年記念文化事業費について、再質疑を行います。 成果としては将来を担うべき子供たちに、地元の偉人を認知してもらえたことは大きな成果となったというような答弁でございました。 次に、明治維新150年記念文化事業の決算額929万6,836円となった、これ減額となっておりますが、この理由についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 明治維新150年記念事業のうち、文化振興課が実施いたしました明治維新150年記念文化事業につきましてお答えいたします。 当事業の当初予算は1,176万2,000円のうち不用額は246万5,164円で、委託料の入札減の合計が248万6,984円でございました。このように不用額はそのほぼ全額が委託料の入札残によるもので、具体的な委託の内容といたしましては、企画展の借用資料の美術専用車による運搬費や、同じく企画展のパネル、ポスター等の製作費、唐津藩箱館新選組の説明板の設置費などでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 委託料の入札残ということでございました。 次に、明治維新150年記念文化事業の事業内容について、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 平成30年度の明治維新150年記念文化事業では、大きく分けて2つの事業を実施いたしました。 1つ目は、唐津の幕末から明治期に特異性を周知することを目的とした企画展やイベント・トークショー、バスツアーなどの開催のほか、唐津藩箱館新選組の説明板の設置でございます。 具体的な内容といたしましては、企画展は近代図書館の美術ホールで開催したもので、「唐津八偉人」、「幕末の小笠原藩」、「唐津藩箱館新選組と戊辰戦争」、「明治維新と久敬社塾」、「明治以後の唐津炭田」といった、5つのテーマのもとに展示会を開催いたしました。 イベント・トークショーでは、午前中、市内の唐津藩箱館新選組関係の史跡を巡り、午後から相知交流文化センターのサライホールにて、新選組の研究者や唐津出身の芸能人を交えた唐津藩箱館新選組に関する講演やトークショーを開催いたしました。 このほか、相知から北波多、妙見に残る明治期の石炭関係史跡を巡るバスツアーの開催や、石炭史のマップ作成、市内の4つの寺院に5基の唐津藩箱館新選組隊士の説明板を設置いたしました。 2つ目は、唐津出身の偉人の顕彰と和文化の継承の両方を目的としたのワークショップや門松づくりの体験教室、お雛様展の開催で、邸内に舞台を設置し、自らもを舞ったとされる高取伊好の顕彰を兼ねた、市内3つの小学校や大人を対象としたのワークショップの開催。大島小太郎の顕彰を兼ねて、大島家が譜代大名の家中であったことから、譜代大名と深い結びつきのある、先をとがらせた門松の作成体験や、大島家が保有していた江戸前期、中期、明治期のお雛様の展示会などを開催いたしました。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑を行います。 この事業の効果についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 各イベントの参加者は、近代図書館の企画展が3,600人、旧大島邸のお雛様展が2,038人、イベント・トークショーが250人、のワークショップが160人、石炭史跡のバスツアーが40人、門松づくり体験教室が19人で、計6,107人でございます。平成29年度に同じく明治維新150年事業として、佐賀県の委託金をいただいて作成しました市内の幕末、明治期を巡るマップや平成30年度に作成した石炭関連のマップは、今でも問い合わせが多くいただいており、観光客のみならず市民の方々にも喜んでいただいております。 また、今回の事業において広く周知化することができました新選組に入隊した唐津藩士が存在していたことにつきましても、全国にいらっしゃる熱狂的な新撰組ファンのみならず、驚きとともに興味を持たれる方も多くいらっしゃいまして、マップを片手に説明板の設置された寺院を巡る方もいらっしゃると聞いております。 このように、譜代大名であった唐津藩と有力外様大名であった佐賀鍋島藩とを比較した場合の唐津藩の特異性について、広く知っていただけたことは大きな収穫であったと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) これで、私の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 原雄一郎議員。 ◆3番(原雄一郎君) 3番、志政会、原雄一郎です。 議案第111号、平成30年度唐津市一般会計歳入歳出決算のうち総務費から4事業、商工費から6事業、教育費から1事業、使用料及び手数料から1事業を質疑いたします。 まず、総務費中、原子力防災ガイドブック作成費についてですが、既に配布等終わっていると思いますので、その配布時、または配布後における市民の反応等があればお聞かせください。 次に、地域エネルギー創出事業費についてですがスマートレジリエンス拠点構築事業、この実施内容についてお伺いいたします。 次に、国際交流推進事業についてですが、国際交流活動に対しての補助とありますが、まず補助の内容についての詳細をお伺いいたします。 次に、離島活性化交付金事業費についてですが、事業の中で離島留学等を実施されていると思いますが、その結果についてお伺いいたします。 次に商工費中、呼子朝市活性化対策事業費についてですが、まず、今事業の実施結果と効果についてお伺いいたします。 次に、唐津焼産業振興事業費についてですが、事業の中で唐津焼産業人材育成事業について、その実施内容と効果についてお伺いいたします。 次に、コスメティック産業推進事業費についてですが、JCC運営支援負担金について、その運営状況についてお伺いいたします。 次に、観光地域づくり事業費についてですが、観光体験商品の利用促進について、その成果についてお伺いいたします。 次に、観光市場開拓事業費についてですが、海外市場開拓事業について、その現地でのプロモーション費とその効果について、お伺いいたします。 次に、唐津くんち振興費について、唐津くんち期間中におけるごみ対策についてお伺いいたします。 次に、教育費中、スクールカウンセラー事業費についてですが、その活動状況についてお伺いいたします。 最後に、使用料及び手数料中、旧高取邸入場料について、当初予算の1,745万円の予定に対して、決算として1,343万円と、約402万円、率にして約23%も落ちております。まずはここ近年の推移についてお伺いいたします。 以上で、私の最初の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 原子力防災ガイドブック作成費についてのご質疑にお答えをいたします。 配布後の市民の反応についての確認でございました。市民の反応の1つとして挙げられますのは、自主防災組織が開催されまして、避難訓練等の折りに原子力防災ガイドブックの説明をしてほしいという依頼を受けることが出てまいりました。その際には、防災講話に出向きまして内容の説明をいたしているところでございます。 そのほか、電話等の問い合わせたがあった事項としては、危ないのか心配をされて、なぜこのタイミングなのかといったこと、また改めて自分の地区の集合場所と避難場所の確認をされたという電話が入ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 私のほうからは、地域エネルギー創出事業費、スマートレジリエンス拠点構築事業の実施内容について、お答えをさせていただきます。 この事業は平成30年度から開始をした事業で、大きく3つの調査、導入を行っております。 まず、浄水センターの敷地内におきまして、太陽光発電設備の導入にかかる設置場所の選定調査を行いました。土地の利用状況の確認と将来増設見込みの水処理棟などの位置の確認を行い、また日射量、設置の方向、設置可能容量等を考慮した、可能性がある箇所を洗い出し、その結果、現在、消化ガスタンク北東部など6カ所を選定いたしております。 2つ目が下水バイオガス発電設備の導入でございます。これまで、下水処理過程から発生する下水バイオガスは燃焼するのみでございましたが、今回、そのガスを利用した100キロワットのガス発電設備を設置いたしております。発電した電気は浄水センターの電気量として利用いたしまして、電気量の削減につなげるものでございます。 3つ目が、浄水センターエリア内の事業全体のコストシュミレーションでございます。今後、太陽光発電設備や熱利用設備、蓄電池などの設備を導入した場合の電気量削減効果と導入に伴う維持管理費の増加分について、シミュレーションを行ったものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 原議員のご質疑にお答えいたします。3項目ございました。 初めに、国際交流推進事業費の補助金の内容についてでございますが、唐津市の国際交流関係団体で組織する、唐津市国際交流協会への補助金を支出し、民間団体の国際交流を支援することで、本市における多文化共生社会の醸成を図り、国際交流活動を推進できたものと考えております。 補助金の対象となる事業は、唐津市国際交流協会の運営事務事業及び唐津市国際交流協会が主催し、または当協会の後援を受けた国際交流協会の会員が行う国際交流事業を対象としております。 続きまして、2項目目の離島活性化交付金事業における事業の概要について、ご説明を申し上げます。 唐津市における離島留学につきましては、平成29年度よりからつ七つの島活性化協議会が事業主体となり実施されております。留学生受け入れの形態は、児童生徒が島内の里親宅に移り住み通学する里親留学、児童生徒と保護者が一緒に島内の空き家等へ移り住み通学する家族留学、島に祖父母がいる場合にその家に移り住み通学する孫留学、この3タイプがございます。 平成30年度はその3タイプそれぞれ2名ずつ、計6名を受け入れており、島別といたしましては、小川島に1名、加唐島に1名、馬渡島に4名となっております。 次に、3点目でございます。旧高取邸の入館者、入館料の推移についてご説明申し上げます。旧高取邸の入場者の推移につきましては、平成30年度の入場者は3万103人で、前年度、平成29年度の入場者3万3,526人と比較して約10%の減となっております。また、平成26年度から30年度までの5カ年間の平均は3万8,548人で、この平均値と比較しますと平成30年度の入場者数は約22%の減となっております。 入場料収入につきましては、平成30年度の入場料収入が1,342万9,540円で前年度の平成29年度との比較で約10%の減。5カ年の平均値である1,650万3,366円との比較で約19%の減となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 原議員のご質疑にお答えします。商工費のほうから6項目ございました。 まず1番目の、呼子朝市活性化対策事業の実施の結果とその効果についてでございます。本事業では、呼子朝市通りの活性化のために、新規出店者の創出を目的としました新規出店者募集事業と、それから朝市来訪者の滞在を午後まで延ばすことを目的としました呼子マルシェ開催事業を実施したところでございます。 このうち、新規出店者募集事業は朝市学校と銘打ち、出店希望者を募集し、講義や模擬出店を踏まえまして、実際の出店へ向けた個別のサポートを実施したものでございます。平成30年度につきましては、2度の朝市学校開校をいたし、4件の新規出店の成果が得られたところでございます。 次に、呼子マルシェ開催事業でございますが、朝市が通常お昼の12時に終わっていたわけですけども、その後も来訪者にお昼をはさんで、午後まで滞在していただくため、7月、9月、10月、11月の日曜日計4回、毎回朝8時から14時半までこのマルシェを開催したもので、4回をとおして延べ56店舗の出店と7,100人の集客につながったというところでございます。 なお、このマルシェの出店者の中から、朝市への新規出店が3件誕生しておりまして、平成30年度、先ほど申し上げました朝市新規出店の朝市学校による4件とあわせまして合計7件となっているところでございます。 次に、2番目の唐津焼産業人材育成事業費のご質問でございました。内容と結果についてご説明いたします。 まず、内容につきましては、唐津焼協同組合がものづくりにかかるデザインの重要性、それから唐津焼の器の形を決めるまでの重要視すべき要件・要素など、各組合員のそれぞれ直接的な売り上げにつながるために必要なことを学ぶために、とりわけ全国的にその実績のある方を招へいして、そのスキルアップと人材育成を図るというような事業でございました。 具体的には、この招へいされた講師は大手メーカーのプリンターやスマートフォン、それから列車のデザインを手がけるといった、工業デザイナーのプロダクトデザイナーの方に講師派遣を依頼したところで、協力を得られたことで、セミナーを3日間開催する事業が実施され、当組合員の決算額は216万円となっているところでございます。 効果でございますが、セミナーには受講者延べ61名が参加され、デザインを決め、つくったものを売り込むノウハウを習得されたほか、組合におかれてはセミナーで使用された資料や教材を活用し、受講者以外にも唐津焼関係者等、広く提供する予定だと伺っているところでございます。 どちらにしても、これにより作陶のスキルアップが図られ、唐津焼産業界を担う人材の育成が図られていくものと捉えているところでございます。 また、唐津焼産業界のボトムアップを初め、唐津焼の新たな魅力を最先端のデザイン技術と新たな発想によって発展していくことも期待できると考えているところでございます。 これら効果を継続して活用していくことも必要と考えておりまして、当組合では今年度もその招へいしたプロダクトデザイナーにより、新たな形や大きさなど、唐津焼を3種類、直接提案していただき、これをベースに協同組合加盟店18の窯元が自分なりに創意工夫を加えて作陶を実践することとなっており、これらの新たな成果を活用して54のアイテム、作品が完成する予定というところでございます。以上でございます。 それから、次に3つ目のジャパン・コスメティックセンター、いわゆるJCCへの運営負担金へのご質問でございました。運営状況につきましては、コスメティック構想の概要並びに活動内容、事務局体制、収支状況をもってお答えしたいと思います。 JCCいわゆる一般社団法人ジャパン・コスメティックセンターは、平成25年11月に社団法人として設立され、平成30年度末現在で会員企業は195社、支援機関27団体の産学官連携組織として運営されているところでございます。 その主な活動としましては、化粧品や健康食品の輸出入の支援、地元唐津産で生産された農産物や植物を使用した原料や商品の開発、販路開拓の支援などがございます。会員企業のビジネスマッチング、新しくコスメ事業を起こされる方を対象とした支援のほか、商品の販売・PR、顧客の掘り起こし、コスメ集積地として唐津のイメージアップを図るイベント開催などにも取り組まれているところでございます。活動を実行する事務局は、現在12名の専任の人材を雇用し、市、県や町と連携・協力しながら、その活動を展開されているところでございます。 また、法人経営としての主な財源内訳としましては、平成30年度決算ベースで会員収入で853万円、佐賀県、市、玄海町からの運営負担金が合わせて8,700万円、それからそれぞれの国、県、市からの委託事業収入の合計が5,976万円、合計額1億5,516万円ほどとなっております。このうち市の運営負担金は2,800万円を拠出しているところでございます。 続きまして、観光地域づくり事業費のうち観光体験商品の利用促進の成果についてのご質問であったと思います。観光体験商品の利用促進事業につきましては、宿泊者の観光体験を促進することで、市内における観光客の滞在時間を延ばし、それから飲食物や土産などの観光消費の効果を拡大することを目的としたものでございました。 平成30年度のその業務の決算額は39万2,197円となっております。体験商品の利用実績としましては、体験商品の案内件数が534件で、実際の利用数は58件の利用がありまして、体験商品の販売額は26万550円となっているところでございます。 また、このほかにも業務の中で製作いたしましたチラシ、宿泊施設のホームページ等閲覧された方が、体験事業へ直接予約されたケースもあっていると伺っているところでございます。 そのほか、窓口を平成29年度までは観光協会といたしましたが、施設との十分な調整をより図るために、平成30年度より唐津市旅館協同組合を窓口といたし、そのことによりまして宿泊者の事業者と体験事業者との連絡調整がスムーズにできるようになりました。そのことによりまして、オペレーションの簡素化と利用者の予約手続の簡略化が図られたところでございます。 とりわけ、この利用される側としましては、宿泊事業者が体験メニューの販売をセールスしたりご説明したりという環境が整ったことから、利用者のニーズをフロントが把握でき、そしていろんな形のサービスの展開につながったと捉えているところでございます。 平成30年度の利用人数としましては、若干伸び悩みはあるものの、全国的にはこの観光体験商品に対するニーズが高まりつつあります。観光客数を延ばすためには、この利用者が興味を示すようなインパクトのある、そして魅力的なものを伝えていくことができる広告物やそういったデザイン、そういった発信のあり方が課題だと考えており、加えて、今までつくりました観光体験商品のブラッシュアップ、それから今まで掘り起こしていない新しい体験メニューの立ち上げなども課題として整理しているところでございます。 次に、観光市場開拓事業費のうち現地プロモーション費用における内容と効果についてのご質問でありました。 中でも、海外市場開拓事業費の決算額884万8,230円となっておりまして、このうち現地におきますプロモーション費は318万5,419円となっております。内訳を申しますと、韓国での現地プロモーションが3回分で71万7,958円。台湾での現地プロモーションが2回分で246万7,461円となっているところでございます。 実績でございますが、台湾の場合でご説明いたしますと、本市が現地プロモーションを実施する時期にあわせまして、現地旅行社2社による協力も得まして、旅行商品を3つ造成していただいています。そしてこの旅行商品の販売期間中は、当然、旅行者がネットやチラシにて唐津の地名を含めたところで、この宣伝なりをやっておりますので、こういった宣伝広告の効果があったと捉えているところでございます。 なお、この旅行商品3つの商品を販売した結果、115名の方が旅行商品を購入いただいたというところでございます。この115人の方全てが唐津市内に宿泊され、宿泊費換算で約101万円、ツアーに組み込まれた有料施設への入場料収入が約14万円、合計で約115万円の直接効果があったというところでございます。 ただ、議員ご指摘の費用対効果という観点で申し上げますと、1回の現地プロモーションで得られる直接効果は、先ほど来ご説明いたした限られたものではありますが、継続して現地を訪れることで、現地でないと得られない旅行者ニーズ等が把握できるほか、現地旅行社との面談を重ねることによりまして、信頼性も高まり、旅行商品の造成の機会が創出されるなどにつながっていくと考えておりますので、引き続き継続していく必要もあるのではないかというふうに捉えているところでございます。 最後の項目でございます、唐津くんち振興費におけるトイレやごみ対策への対応についてのご質問だと思います。 観光客の受け入れ体制の整備ということで、決算額1,174万7,018円となっておりまして、このうちのトイレやごみ対策費は251万3,294円となっております。平成30年度は特にトイレが不足しているという、この課題の解消に向け、12カ所に仮設トイレを46棟設置したところでございます。 また、ごみ対策といたしましては、例年やっていることではありますけども、ごみステーションの設置と一日5名体制による巡回による回収を市内業者のほうに委託し、とりわけ多くの観光客がいらっしゃる時間帯に対象エリアを絞って移動しながら、直接ごみを投げ捨てた瞬間に拾うなり、注意を呼びかけるなどして、路上のごみの回収に取り組んだところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 東島教育部長。          (教育部長 東島千尋君登壇) ◎教育部長(東島千尋君) 原議員のご質疑にお答えをいたします。 スクールカウンセラーの活用状況についてのご質疑でございました。スクールカウンセラー事業は佐賀県が主体として、県内の市町が連携して実施している施策であり、県がカウンセラーを採用し、カウンセラーの派遣割り当て時間を各自治体の要望に基づき調整し、配分している事業でございます。 なお、中学校におけるスクールカウンセラー事業につきましては、県の事業として県の予算で実施をされております。 平成30年度の唐津市のスクールカウンセラー事業は、市内小学校33校を対象校として、県の補助を受け実施した事業であり、活用状況としましては、臨床心理に関して高度な専門的知識と経験を有するカウンセラー8人で、年間1,432時間派遣していただき、児童、保護者、教職員一人一人に寄り添ったカウンセリングを行っております。カウンセラー1人当たりに換算しますと、年間179時間、日数に直しますと年間22日の勤務となります。 なお、各小学校への派遣状況としましては、学校の要望や過去の実績をもとに日数と時間を考慮して派遣しております。一部実績を申し上げますと、小川小学校では年間3日間で12時間、厳木小学校では年間8日間で32時間、北波多小学校では年間11日間で44時間、鏡山小学校では年間18日間で72時間、長松小学校では年間23日間で100時間を配分してカウンセリングを行っております。 また、スクールカウンセラーの配置・勤務形態としましては、効率的なカウンセリング時間の確保のため、巡回型配置による半日単位を基準とした勤務体制を行ったところです。 以上でございます。
    ○議長(田中秀和君) 15時15分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 2時57分  休憩                     午後 3時15分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。原雄一郎議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、総務費、原子力防災ガイドブック作成費から再質疑を行います。 先ほど部長のご答弁の中で、反応として説明してほしいとかのお話が出ておりました。 中身に関しては、一定の認知はしていただいたのかなと思っている一方で、私のところにちょっと声が届いているところとして、「サイズが大き過ぎる、重過ぎる。なので、どこにも置く場所がない」とかという声もありますし、またもう一つとして、今ホームページを拝見していく中で、やはりホームページからの検索がかなり見づらいという声がありまして、こういった点は今後改善点じゃないかと思うんですけども、そのことについてのご答弁をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 まず、サイズの件でございますけども、今議員からありましたような意見が出るだろうということは、想定はある程度していたところです。 そういう中で、なぜあえてB4サイズにしたかと申しますと、1点はできるだけ大きく地図とか写真を見ていただけるということがございます。 あと一点が、埋もれ防止ですね。といいますのは、原子力防災ガイドブックは、万一の事故のためにつくっております。本来もう使われることがあってはならないわけでございまして、これは普通のサイズ、A4サイズと一緒にしますと、本棚に入れて埋もれてしまう可能性があるんじゃないかというところを一番危惧したとこでございます。 そういったことで、今どこに置いたらいいかわからないということがありますが、そこがある意味狙いなんです。それであればいつでも意識づけできる。そういうところ、そういう意図があったということをぜひご理解をいただきたいと思います。 ただし、今回こういうご意見も出ていますので、次回改訂する機会があるときには、再検討はしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 趣旨は理解しました。一方で、避難マップとデザインが似ているから、よく間違う、いわゆる埋もれてしまうという声も出ていましたので、その点今後またご検討いただければと思って次の質問に移ります。 地域エネルギー創出事業費についてなんですけれども、先ほど事業のご答弁の中で、下水バイオガス発電設備の導入効果、あと全体デザインの可能性調査のお話が出ておりましたが、その調査内容及び結果についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 バイオガス発電設備の導入効果と可能性調査の調査内容ということでございました。まず、バイオガス発電設備の導入効果でございますが、ここで発電された電力を浄水センター内の所内消費として利用することで、センター内の電気料の削減効果がございます。 本年3月に完成をいたしておりまして、8月までの実績で33万7,785キロワットアワーの発電を行い、電力会社との契約単価11円のほうで計算をしますと、現在約371万円程度の電気料が削減となっておりまして、年間では約821万円程度の削減を見込んでおります。下水道処理場は、電気料が約5,640万円ほどかかっておりますので、7分の1程度の削減と見込んでいるところでございます。 次に、全体デザインの可能性調査でございますが、今回導入しました下水バイオガス発電設備と、今後導入見込みの太陽光発電設備、熱利用設備、蓄電池、自営線等を導入した場合の全体のコストシミュレーションを実施いたしております。 調査結果としましては、各種点検等を行う維持管理費のほうが年間約800万円程度の支出が出てまいりますが、一方で電気料の削減効果は、先ほどちょっと触れましたように、ガス発電設備で年間821万円、太陽光発電設備が稼働しますと485万円、廃熱利用に伴う温水プールのガス料金の削減で約196万円、合計1,502万円となりますので、差し引きでは年間702万円の黒字となる見込みでございます。 以上により、コストシミュレーションにおきまして十分導入効果があらわれておりますので、今後も計画に沿って事業の推進を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、このスマートレジリエンス拠点構築事業における計画の全体像なんですけども、これは計画どおりに進んでいるのか、ということについて確認させてください。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 スマートレジリエンス拠点構築事業の全体計画、進捗状況についてでございました。 まず、スマートレジリエンス拠点構築事業の初年度でございます、平成30年度におきましては、予定の補助金のほうを獲得できましたので、予定どおりの整備が完了いたしております。 今後令和元年度以降は、約400キロワットの太陽光発電設備の整備を行いまして、温水プールへの廃熱利用の導入、また災害時の電力の融通を行うための消防署まで自営線を敷設いたしまして、太陽光を初め、再生可能エネルギーを電力源としました電力供給を行う計画で、あわせて電力の平準化させる機能を持つ蓄電池の導入を予定いたしております。 全体計画としましては、当初この事業は平成30年度から4年間の整備で行う予定でございましたが、令和元年度の補助金のほうが大幅に減額をされておりまして、一、二年程度延長させていただき、令和5、6年度の完成を目指す計画で進めていきたいと考えております。 なお、全体事業費につきましては、当初計画の約8億円の予定でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次に地域エネルギー会社創設事業についてお伺いしたいと思います。 こちらがビジネスモデルとして成立できるかどうかの調査を行われるとのことだったんですけれども、その進捗状況をご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 このスマートレジリエンス拠点構築事業の期待できる効果として上げられますのが、まずは発電した電気を浄水センター内で利用することによる電力使用料の削減効果がございます。 また、非常時の役割・効果としましては、今後予定をいたしております消防署まで自営線を敷設することによりまして、太陽光を初めとする再生化のエネルギーを非常用の電源として活用を想定いたしております。 自営線を敷設いたしますので、仮に九州電力管内が停電となった際にも、自己電源としての利用ができ、防災拠点となる消防署の電力確保が可能になると考えております。 また、平成30年度に導入しました下水バイオガス発電設備の廃熱を、隣接の温水プールまで熱導管を敷設いたしまして、通常時は温水プールの加温用として使用することにより、維持管理費の削減効果が見込まれておりまして、非常時には温水シャワーとして市民に開放することが可能になると考えております。 このように、防災の観点も考慮しながら、電力・熱利用が可能な体制を構築していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) そちら今おっしゃっていただいたのは、スマートレジリエンスの効果だということですね。済いません、先ほど質疑いたしましたのは、次の地域エネルギー会社のビジネスモデルの結果と、あとはその地域エネルギー会社のその進捗についてを確認させてください。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 大変失礼いたしました。平成30年度の地域エネルギー創出事業費につきましては、スマートレジリエンス拠点構築事業と地域エネルギー会社設立事業の2本を計上いたしておりましたが、設立事業のほうは不採択となりまして、3月で減額の補正をさせていただいております。 その対応策といたしまして、本市も参画しております民間主体の研究事業におきまして、地域エネルギー会社のビジネスモデル事業の可能性調査を依頼することで、調査のほうをいたしております。 調査内容は、電力受給管理委託料、顧客管理システム、託送費用、人件費及び事務費等の支出項目、収入面では公共施設等の電力販売収入などの調査を行っております。 調査結果では、初年度の令和2年1月から半年間で約200万キロワットアワーの電力供給を想定した場合、申し上げました費用等を差し引きまして、約250万円程度の利益が見込める結果が出ておりまして、次年度以降につきましては、年間1,550万キロワットアワーの電力供給で、約1,000万円程度の利益が出るシミュレーション結果となっております。 次に、地域エネルギー会社の設立についてということでお話をさせていただきます。 本年7月に、地域エネルギー会社、株式会社唐津パワーホールディングスとして会社登記のほうをされまして、現在、経済産業省に電力の小売り許可の申請を行っております。 資本金は1,000万円で、株主としましては、株式会社肥前風力エネルギー開発及び市内ガス会社、金融機関から出資をいただいております。 先月2次募集のほうがございまして、さらに3社の参加、資本金は2,000万円となっております。現在、増資における登記の手続中でございまして、経済産業省の許可がおり次第、企業活動を開始される予定でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) ビジネスモデルとして確立ができるというのは、可能性は確認できました。それでは、この項最後の質問になりますが、今後、この地域エネルギー会社設立に関して、どのような展開が期待できるのか、その役割等を含めてお示しいただければと思います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 この地域エネルギー会社の供給対象としましては、まず公共施設等を考えておりまして、その電気を切りかえることにより、既存の電気料に対して約5%程度の値引きを想定いたしております。 市の施設の中でも、切りかえによるメリットが出そうな施設のピックアップを行いまして、5%の割引を行うことで、約1,700万円程度の電気料削減を目指すものでございます。 今後、公共施設への電力供給を広げまして、その後は大口民間企業、さらに一般家庭へと徐々に営業範囲を広げる予定でございます。 次に、地域エネルギー会社に期待できる役割ということでございました。例えば、今後の独居老人の増加を見越した見守りサービスに関しましては、電力の使用状況により安否の確認も技術的に可能なサービスでございますので、今後一般家庭へ広げていった際に、実施をしていきたいと考えております。 また、スマートレジリエンス拠点構築事業において、再生可能エネルギーの導入を行っておりますが、そのメンテナンス業務も今後の事業展開として可能であるというふうに考えております。 申し上げましたように、地域エネルギー会社は、単純に利益のみを追求するものではなく、地域課題も解決できるような会社となるよう、市内の企業と協議をしていただき、市といたしましても、事業進捗に協力のほうをしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次に国際交流推進事業について再質疑いたします。 先ほど概要は伺ったんですけども、次に平成30年度の唐津市国際交流協会の活動内容についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えします。 昨年度、唐津市国際交流協会では、協会の自主事業として佐賀県国際交流協会主催の「さが国際交流フェスタ」を唐津市役所前駐車場で開催し、ブースを出展されております。 また、唐津市国際交流協会の後援を受けた協会の会員が行う国際交流事業への補助金を3団体が活用し、アメリカへのホームステイ事業、講習会や研修会などの事業が行われております。 具体的には、1件目ですが、かもめ交流実行委員会によるアメリカテキサス州パラシオスで唐津市在住の中高生6名がホームステイ先での生活を初め、受け入れ先の子供たちとともに学校生活の体験や着物の着つけ、書道など日本文化の体験などを通して交流を行っております。 2件目につきましては、唐津ボランティアガイドによるクルーズ船の受け入れに際し、クルーズ誘致、観光振興の有識者を講師として招き、会員、市民向けの講習会を開催され、61名が参加されております。 なお、昨年度5回のクルーズ船寄港時、延べ53名の方がボランティアガイドとして採用されております。 3件目は、唐津日本語教室により、日本語ボランティアの技能向上のため、講師を招いての研修会を実施されております。なお、昨年度は生徒22名が個別に毎週1回程度の日本語教室を受講されております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 民間の団体の方々が、いろんなさまざまな活動をしていらっしゃるのは理解できました。 一方で、それでもまだまだ国際交流というところで見えてこない、どういうふうにしていくのかがわからない部分もあるんですけども、ここでちょっと質疑なんですけども、今回その1年間された中で、唐津市が実施されている事業、または唐津市国際交流協会の事業を含めてその反省点、課題等をどういうふうに捉えられているかについて、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えします。 昨年度の国際交流事業といたしましては、中国、韓国の姉妹都市と訪問交流を行いましたが、中でも青少年の事業といたしましては、韓国ヨス市のサンボン初等学校から21名の生徒を受け入れ、また韓国ソギポ市で開催された国際少年フェスタへ市内高校生4名が参加しております。 反省点や課題では、本市といたしましては、青少年の国際交流に力を入れていきたいと考えていますが、相手側の都合もありますので、学校間の相互交流につながっていないことや、英語圏との青少年の交流につながっていないことなど課題がございます。 また、市といたしましては、唐津市国際交流協会の設立が初年度であったため、協会と協力した施策の実行ができなかったなどの反省点がございます。 なお、唐津市国際交流協会から伺っております反省点や課題点につきましては、「事業内容を周知するHPや広報誌がない」、「専従の担当がいないため、安定的な事務等が困難である」などといったことを伺っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、この項最後の質問になるかと思いますが、おっしゃられるとおり、協会との協力した実施ができていないというところもありますし、唐津市として、じゃあ、実際この国際化というのをどういうふうに捉えていらっしゃるのかという大きな問題があるんじゃないかと思います。 そう考えると、今のままの民間団体の方の活動をただ支えるだけというのではなくて、唐津市として、どうこの国際感覚を子供たちに養ってもらうかとか、そして、その子たちがどうやって唐津にまた還元してもらえる、例えば移住でUターンで戻ってきてもらうとか、そういったものを含めて、唐津市として一旦目標とかビジョンとか立てた上でこの活動というのを後押しするべきだと思うんですけども、そのあたりについてのお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 これまでの唐津の国際交流は、どちらかといいますと国際姉妹都市、友好都市との交流を重点に置いておりました。しかし、現在では東京オリンピックを契機とした外国人観光客の増加や入管法改正に伴う新たな在留資格制度による外国人労働者の増加が見込まれる中、多文化共生社会に向けた国際交流にシフトしてきております。 ただ、本市といたしましては、多文化共生の施策については、現在おくれている状況でございまして、本年度から佐賀県と共同で現状の把握や講習会などによる啓発活動を少しずつ始めたところでございます。 また、これまでの国際姉妹都市との交流を、より青少年層や外国圏にターゲットを絞った国際交流につなげていきたいと考えているところでございます。 昨年立ち上がった国際交流協会は、唐津市との民間国際交流活動の多くを会員団体により推進されており、青少年の交流に関するノウハウもお持ちですので、本市といたしましても、唐津市国際交流協会への支援はもとより、相互に協力し合いながら施策の実施に向け検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) ぜひ唐津市としてどういうふうにしていくかというのを、軸をつくっていただいて、ぜひ加速させていただきたいと思っております。 では、次の離島活性化交付金事業費について再質疑を行います。 今回、小川島、加唐島、馬渡島等にそれぞれいろんなタイプでの受け入れをされていらっしゃるということで、では、そのそれぞれの島で留学生の受け入れに対する島民の皆さんの反応、または送り出されている家族の方の反応、あわせてそれにどのような効果が今後また見込めるかを含めて回答をお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 留学生の受け入れに対する島民の皆様の反応につきましては、どの島におきましても、留学生を快く歓迎していただいており、地元の子供たちと同様に接していただいているようでございます。 留学生やその家族も、すぐに島に溶け込み、豊かな自然に囲まれた島での生活を満喫されております。 また、とれた魚や野菜のおすそ分けなども行われており、良好な関係が築かれているものと思っております。 また、効果でございますが、まず第1に島の人口、特に小中学生が増加することが挙げられます。離島では、学校と地域のかかわりが深く、小学生がふえれば学校が盛り上がり、学校が盛り上がれば地域が盛り上がるという好循環が生まれます。 馬渡中学校では、卓球に力を入れておられますが、卓球が強くなるために佐賀市から留学してきた生徒がおります。この生徒の影響もあってか、馬渡中学校の卓球部は、ことしの県中体連で団体優勝を果たし、島を大いに盛り上げ、島民も自分のことのように喜ばれたと聞いております。 このほか、島内の子供たちが島外の児童生徒と接することにより、教育効果の向上や児童生徒の増加による安定した学校運営、留学を終えた児童生徒が地元に帰り、広報役となって唐津や島での体験談などを周囲に話していただくことによる宣伝効果などが挙げられます。 将来的には、島留学を経験した児童生徒が大人になり、移住者や旅行者となって再び島に足を運んでいただけることを期待しております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) さまざまな効果等が期待できる、また島民の方の反応もすごくいいということで、かなり地域にとってすごくいい制度であるとは思うんですけども、一方で、例えばこれ以上の受け入れ体制を整えられている島等もあります。そんな中で、どのように今の離島留学についての課題を確認されているか、今後についてもあわせてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えします。 島留学を希望する方からの問い合わせは、年々増加傾向にあり、多くは児童生徒だけが島に移り住む形態を希望されております。 唐津市の離島留学で児童生徒だけが島に移り住む形態としましては、里親留学と孫留学がございますが、受け入れ数に限りがあるため、その需要に応えることができずお断りをしている状況であり、この需要の受け皿をつくることが今後離島留学を充実させていくための課題であると考えているところでございます。 県外市町村の離島におきましては、留学生が共同生活できる寮を整備し、受け入れを行っている事例などがございます。今後はそのような事例も参考にしながら、島留学の充実を図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次の質疑で商工費の呼子朝市活性化対策事業費について再質疑いたします。 実際の朝市出店者数の推移がどのようになっているか、お示しください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 呼子朝市の組合員数は、平成29年度が82名、平成30年度が81名、現在は83名と推移しております。 従来の朝市組合は、高齢化により減少されているところでございますけども、先ほどご説明しました呼子朝市活性化対策事業の取り組みが、新規組合員の加入につながっており、全体的には組合数の減少が食いとめられ、組合員数とともに出店数につきましては横ばいの状況で推移しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 全体的にもともと自然減していたところが、この出店者の方が新しく加わることで、何とか横ばいが保たれているという状況が理解できました。 実際、メディア等にも取り上げられたりとか、あとは新しい風が入ってきた等の声も聞いております。今後も続けていくべきものなのかなと理解している中で、今後の課題について捉えられていることがあれば、この項最後の質問になりますが、お示しください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 今後の課題でございますけども、呼子朝市がこれまで形成されてきました歴史的背景、それからそれらを感じとれる建造物も多数残っている中で、これらを地域商業の活性化や消費額アップなどに活用していくことが、まずは課題ではないかと捉えております。 そのほか、空き店舗そのものも多数ございます。加えて、今や呼子朝市につきましては、観光地としての側面が強くなってきている状況でございますので、来訪者の客層や需要の変化など、さらに出店者希望のニーズの把握なども今後の課題だと捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、唐津焼産業振興事業費に移りまして、先ほど平成30年度の事業として、デザイン等へのアドバイス等、プロダクトデザイナーの方等のご指導をいただいたというお話でした。 一方で、窯元の方にお話を伺ったり、もしくは実際に購入される方にもいろいろとお話を伺っていると、また別の課題というのが見えてきております。 というのも、実際に例えばイベントの際に販売の仕方として、唐津焼を売るにふさわしくないような売り方、雑に売られてあったりとか、唐津焼っていうものはそういうような売り方をするものじゃないよというのが、よくデパートの方とかがその販売のやり方とかを見られて、すごく悲しまれていた。 同じ物をデパートという高級店で売るということにすごく抵抗があるというお話も聞きましたし、逆に窯元の方としては、じゃあそういった声をどういうふうに反映すべきかもわからないし、備品等ももちろんそろえていない。そういった声、つまり販売に対しての課題というのがよく聞かれますが、このことについてどういうふうに捉えられているかについてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 原議員の再質疑にお答えします。 課題へのご質疑でありました。確かに、私どものほうにも売り場のレイアウトなり、それから唐津焼の取り扱い、陳列の仕方のご意見もいただいているということもございます。 それから、先ほど申し上げたマネジメント力、それからやはりお客様に手に取っていただけるという創意工夫などが必要だと思っておりますので、伝統工芸を守りながらも、唐津焼を作陶する上で、いろんな発想のひらめきや新しい技術にチャレンジするなど、そういったことを窯元それぞれが自覚され、売り上げ目標を達成するためには何が一番不足しているかと、まず考えていただいていくことが、必要ではないかと考えているところでございます。 そういった点では、協同組合とも情報交換を図りながら、意見交換を重ねているところではございますけども、当然組合員以外の方も、本市における小規模事業者の方でもあります。 唐津焼産業会のボトムアップのためには、組合員以外の方の窯元の声や、それから唐津焼を小売業とされる方々といったいろんな方面から意見を伺いながら、課題に対してどういったことをするのかというのも、それらの方々と話し合いをしながら、課題解決に向けて調整を図ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次の項、コスメティック産業推進事業費について再質疑いたします。 これもこの項最後になるかと思いますけども、先ほど現在の状況等はお伺いいたしましたが、ただ一方で全体的にどう進んでいて、何が不足しているかというのが見えにくいというのもあると思います。 実際に、計画における達成状況、あと不足している部分等、あわせてJCCの今後の方向性についてどのようにされているかをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 達成状況と不足している部分という観点からですけども、定量的な観点から申し上げますと、本市の行政評価という作業を行っておりまして、その成果目標の達成状況といたしましては、コスメ関連の企業誘致目標は5件に対して7件の達成。それから、企業創業件数は5件の目標に対して4件達成。地産地消の原料供給件数が5件に対して27件の達成と、一定の成果が出ているところではございます。 ただ、不足している面という点では、今後ブランドメーカーや受託製造企業、原料商社等がこれまで進出立地しておるところではございますけども、市内事業者さんとの連携や国内外への販路、流通の体制がさらに構築されていくことが必要ではないかと考えております。とりわけ、原料加工や資材製造など、不足する分野の企業誘致も必要と考えております。 さらに、人工知能など、昨今言われていますようなテクノロジーや環境負荷に対応した物づくり、新しいビジネスモデルを提供できるといった企業創業者の育成など、特に市内事業者様との連携や、その市内事業さんとのマッチングによる事業拡張も視野に入れながら、その支援に力を入れ、唐津でのコスメ産業の集積を加速させていきたいと考えているところでございます。 JCCの方向につきましては、県、玄海町とともに自治体としてのコスメ構想に対する方針整理を今行っているところでございまして、その方向性を協議しつつも、特に経営面では自治体に頼らない組織の自走化に向けた取り組み強化も協議を始めているところでございます。 JCCでは、来年度からの5カ年の中期計画を策定中ということでございますので、市といたしましても、資金確保に対し自主財源の確保等、自治体負担金の低減についても計画に反映させていただくよう協議を行いながら、引き続きJCCの活動を支援し、コスメ関連産業の集積、地域経済の活性化に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次に観光地域づくり事業費について再質疑いたします。 先ほど体験商品の利用促進についてお話を伺いましたが、次に、民泊事業の成果及び効果について、あとまた課題等があれば、そこについてお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 体験型・民泊事業につきましては、実施主体であるNPO法人唐津・玄海観光交流社が会員150名の方を有されている組織でございますけれども、これが中心となりまして、中学生と高校生を中心といたしました修学旅行を構成会員の自宅で受け入れられているものでございます。 平成30年度の実績としましては、42校で5,347人の生徒を受け入れられているというところでございます。 この民泊で提供されておられます食材の域内調達率が80%だと伺っております。そういった観点からも、域内循環にも貢献されていると評価しているところでございます。 課題といたしましては、この唐津・玄海観光交流社の受け入れ目標が2万人を設定されており、受け入れ世帯の増加が喫緊の課題だということでございます。 現状では、そういった課題のほかにも受け入れのシーズンが春と秋に集中しているということで、この受け入れを年間を通して平準化させていくことも課題だというふうに捉えられており、現在は沖縄県の修学旅行が冬に当たるということもございまして、沖縄県からの誘致活動に力を入れていると伺っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、この項最後の質問になりますが、先ほどのその域内循環率が80%ということは、結構な形で地域のところに経済効果が出ているのかと思いますけれども、例えば民家への支払額とか昼食代、もしくは実際にその来た方々は泊まられないとは思いますけども、先生方が例えばホテルに泊まられるというお話も伺っておりますので、そのあたりの効果がどのように出ているかについてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 まず、民家への支払額でございますけども、受け入れ生徒お一人当たり1泊につき6,600円を受け入れ世帯に支払われておられまして、平成30年度の総額にしますと、3,554万3,200円となっております。 次に、昼食代でございますけれども、生徒の昼食手配によります平成30年度の総額は156万4,637円となっております。 最後に、引率の方が市内のホテルにお泊まりいただくことのホテルへの効果でございますが、宿泊者数としまして841名、総額にしますと806万6,711円となっており、このほかにも消費額はあるとは思いますが、この例示をいたしました3つを総合計にいたしますと、4,517万4,548円という金額が域内への直接な消費額というふうに捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次に観光市場開拓事業費についてお伺いいたします。 先ほど民泊では、かなりの経済効果、波及効果が出ているようで、費用に対しての費用対効果というのが出ているのかなと思いますが、一方で先ほどこの海外での開拓事業において、台湾での現地プロモーションが2回で246万円、それに対して唐津で落ちているお金が116万円と、かなり費用対効果としては低いように思えます。 なので、まずちょっと確認させていただきたいんですけれども、なぜ韓国と台湾をターゲットにされているのか、そこの理由についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質問にお答えします。 韓国と台湾をターゲットにした理由でございますけれども、日本政府観光局が公表されておりますデータがございます。その平成28年度のデータで、訪日外国人数で日本に最も旅行されている方が東アジアからであり、全体の73%近くございました。 この73%のうち、東アジア諸国で中国、韓国、台湾の方からの入国が上位3カ国、全体で65%を占めております。加えて、佐賀県における訪日外国人数でも、中国、韓国、台湾が上位3カ国となっておりまして、本市におきましても同様に、この3カ国が全体の83%を占めていたということもございました。 加えまして、福岡空港や佐賀空港からの入国が多い国だという観点、それからLCCの新規就航や増便が予定されていたことも背景とし、唐津市旅館協同組合などとの意見交換を図り、受け入れ環境面も考慮した結果、韓国と台湾を本市の重点市場と位置づけたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 確かに先ほど部長がおっしゃられた東アジアというところで、中国、韓国、台湾で全体の65%ということなんですけども、実際にその数字を確認すると、例えば台湾だけで取り上げると15%なので、そんなに大きい数字じゃないですよね。 また、同じように政府観光局が発表している外国人の国別の消費額を見ると、台湾が大体消費単価として12万円、それに対して中国が22万円だったりとか、香港が15万円、ほかのエリアのほうがはるかに高くて、韓国と台湾はどちらかというと少ない部類に入るんですけども、そう考えると、台湾、韓国をターゲットにするのではなくて、例えば違う中国であったりとか、違う東南アジアをターゲットにするほうが、労力として効果、来てもらっての経済効果としては大きいのではないかと思うんですけども、その点についてどうお考えか、お示しください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 先ほど来議員ご提示のありました確かに消費額そのものについては、そういったデータもございます。ただ一方では、リピート率というのもございまして、中国の初回来訪者率が6割、それからリピート率が4割という値に対しまして、韓国、台湾ともにリピート率は7割を超えるという状況でございます。 こういったことのデータも一つとして捉えているところでございますが、先ほど議員がご指摘のありました消費額ですね、ただその消費額についても、どのようなところでどういった買い物をされた上での消費単価なのか、こういったものもやはり本市独自の定量的な調査をしながら、果たしてどこにターゲットを絞り込むかというのは、今後そういった面を考えて研究してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 確認ですけども、そうしたらどのようにその方々が買い物をされているかというのは、今の時点では確認は、定量的な調査はされていないというふうに理解してよかったでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 定量的なデータの一つとして、判断するに至るまでの十分なデータがまだ不足しているというふうに認識しているところでございまして、やっていないかといえば、幾らかでも実施しているところはございます。とりわけ、昨年やりましたSNSを使いましたインフルエンサーと呼ばれる方を招聘して、SNSを使って旅先前の情報を発信したりとかいうことで、やはりターゲット国がネットによる情報収集が強いということも、もともと存じ上げておりますので、こういった形で情報を発信することによって、アクセス数がわかりますし、その嗜好やそういったものも取り入れることができるということがあります。 そういったことのみならず、先ほど来申し上げた、まだまだ市内のどこでお使いになっているかというのは、今のところまだ実施をしていないというところではございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 今の形で韓国、台湾というのを一旦のターゲットにされているというところはわかりました。 プラスして、僕は現地プロモーションに行くというのが、ちょっと違和感を感じているんですけども、先ほどちょっとインフルエンサーという形でお話をされましたが、実際にマーケティングの中で、通常その方たちを動かす、消費行動に動かすためには、実際に認知度を上げる。そして、消費意欲を上げる。そして、そこにそういった宣伝をぶつける、プロモーションをぶつけるというような動きが必要になってくるんですけれども、今までのずっと動きを見ていますと、台湾でいきなりその現地プロモーションという形で動かれているように見えます。 どうしてもマーケティングの形からいうと、ちょっと違和感がありまして、効果も薄いんではないかと思うんですけれども、そのあたりについてはいかがお考えですか。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 議員ご指摘のとおり、現地プロモーションの費用対効果ですね、とりわけ先ほどご紹介をいただきましたそのインフルエンサーなどもありますし、とりわけ、また、加えてご指摘のあっていますそのネット上におけるマーケティングとかセールス手法、昨今ではいろんな取り組みもなされております。まさにそういう意味を考えますと、これまでのやり方に加えてそういったものをつぶさに吸収してやる、見直すべきところは見直しながらやっていく必要があると考えています。 特に、果たしてそういったことを実施した場合に、どれだけ私どものほうに返ってくるのか、こういったものを検索したりすることで、より効果的な事業の実施に向けて研究してまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 先ほど部長おっしゃったとおり、そういった調査というのはすごく必要になってきますし、最近の流れでいけば、最後にシェア、人を動かすときに今の要素として必要な状況として、ウエブで実際に来られた方がどういった感想を出されるかというのが、消費行動に対してすごく大きい影響を出すというふうに、最近では言われております。 つまり、現地に行ってプロモーションをするよりも、地域の受け入れ態勢を整えるほうが、それなりの効果があるというふうに言われてきている状況ですので、それが唐津にとってどういうふうにプロモーション、マーケティングが合うのかというのを、確認されながら進めていかれたらいいかなと思っております。 次に、唐津くんち振興費についてお伺いいたしたいと思います。 ごみとトイレの状況に関しては伺いました。それでは、唐津くんちの際に、ごみ収集ボランティアをされている方々、その方々との取り組み状況について伺います。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 おくんち期間中のごみ収集に関するボランティアでございますけども、毎年、近隣の小学校、中学校、高等学校並びにシルバー人材センターの方々、多くの団体や個人の皆さんが、自発的に清掃活動をされている状況でございます。ボランティア団体であります唐津ゴミゼロ部の協力も受けながら、平成28年度よりごみの分別収集にも取り組んでいただいているところでございます。 全体的なその数や参加者数につきましては、今のところ収集量など詳細を把握できてないのが現状でございますが、市が把握できている唐津くんち3日間のごみの処分量としましては、可燃物で1,760キログラム、不燃物で510キログラムとなっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、この項、最後の質問になるかと思いますが、そういったボランティアをされていらっしゃる団体の方々のお話を聞くと、やはり市の当日のごみ収集に関しての取り組みの動きが見えないとか、もしくは備品の準備等の自分たちの負担が大きいとか、もしくはごみ、例えばボランティアごみ袋をもらえるのかもらえないのかさえもわからないとか、そういった情報不足による不満というのはすごく多く聞かれるんですけども、そのような、その方々の不満というかストレスを解消するような、ある程度、例えば事前に説明会を開くとか、そういった何かごみの拾い方、捨て方を示すとか、そういった何かの仕組みとかが必要になってくるかと思うんですけども、そのことについての市のお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 議員が今、ご紹介いただきましたボランティアによる清掃活動をされている方々の悩みなり課題というのは、今後、いろんな方面からお聞きをして改善等に向けて対応を図っていかなければいけないと思っております。 とりわけ、私どもが掲げております観光地経営戦略プランでも「ストレスなく快適な旅ができる受け入れ環境を充実させる」とうたっております。当然、それは観光客のみならず、唐津市内の方々もストレスなくそういった活動に参加いただくという点では、今、ご提案のありました事前の説明会なり、何を市が提供できるのかといったことも、できるだけ多くの方にご紹介し、そして悩みなどもお聞きするというのを、今、活動されている団体の方々との意見調整なりを図りながら、今後、研究してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 部長、研究していただくということなんですけども、研究していただく前に、もう、くんちも近いのでそういった動きは既にしていただけたらいいかと思うんですけども、その点について、最後、お伺いさせてください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 長期的にはいろんな形の課題に向けて研究をしてまいりますが、直前の唐津くんちでございます。今からできることをボランティアの方々に、私どもができることは精いっぱいこれからやらせていただきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次に、教育費、スクールカウンセラー事業費について再質疑いたします。 先ほどそれぞれの学校での活動時間等はお伺いいたしました。それでは、カウンセリングの過去の3年間の実績、内容等を含めてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 東島教育部長。          (教育部長 東島千尋君登壇)
    ◎教育部長(東島千尋君) 再質疑にお答えをいたします。 カウンセリングの過去3年間の実績についてでございますが、まず、カウンセリングの内容としましては、児童からの相談は「友人関係」が一番多く、次に、「家庭問題」、そして「学業・進路」となっております。また、保護者と教職員等の相談内容では、「発達障害への対応」が一番多く、次に「不登校への対応」となっております。 続きまして、相談件数の推移を申し上げますと、平成28年度は1,628件で、内訳としましては児童による相談が382件、保護者による相談が388件、教職員等による相談が858件となっています。 平成29年度は1,316件で、内訳では児童による相談が311件、保護者による相談が265件、教職員等による相談が740件となっております。平成30年度につきましては1,424件で、内訳では児童による相談が427件、保護者による相談が279件、教職員等による相談が718件となっています。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、この項、最後の質疑になると思いますが、今のご答弁をお伺いしますと、この年間で絶対数というのは同じぐらいで推移しているようなんですけども、ただ、現場でいろいろとお話を伺いますと、やはりスクールカウンセラーの方に来ていただく時間が少ないというお話も聞きます。 つまり、スクールカウンセラーの方が来ていただく時間が少ないので、そういった件数というのもふえないのではないかと思います。例えば先ほどおっしゃられた中でも年間3日間しか来られないとか、8日間しか来られないということであれば、少し少ないように思うんですけども、今後の事業の課題とか方向性、私としてはもう少し県に対して要望をして時間をふやしていただく等をするべきかと思うんですけども、そのことについてのお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 東島教育部長。          (教育部長 東島千尋君登壇) ◎教育部長(東島千尋君) 再質疑にお答えをいたします。 近年、児童生徒、保護者、教職員からの相談内容は多岐に及んでおり、また学校現場からのカウンセラーの増員要望も多く、スクールカウンセラー事業の役割は非常に大きく、また重要な事業であると考えております。 教育委員会としましても、個々の案件で十分な相談時間がとれない、あるいは相談に応じることができなかったケースもあることから、カウンセラーの増員が必要不可欠であると考えております。しかしながら、スクールカウンセラー事業は、先ほども申しましたように、佐賀県が実施主体としてカウンセラーを採用し、カウンセラーの派遣割り当て時間を各自治体に配分している現状であり、唐津市におきましては、ここ数年微増で推移しているところでございます。 今後につきましても、県の予算措置の問題や、臨床心理士等の免許を取得した佐賀県内の人材の不足など、当該事業を取り巻く状況は厳しいものがありますので、増員は容易ではないと思われますが、今後もカウンセラー増員につきまして、佐賀県に対しても強く働きかけをしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、最後の項になりますが、使用料及び手数料で旧高取邸入場料について再質疑いたします。先ほどのご答弁で、だいぶ数のほうが減ってきているとのお話でした。 それでは、ちょっと確認したいんですけども、旧高取邸入場者数、たくさんきていただきたいものの、ただ、文化財の保護という観点もありまして、人数がふえ過ぎるのもちょっと望ましくないのかなと思いまして、ある程度の数を設定する必要もあるのかなと思っております。市のほうで考えられる、大体これくらいが望ましい数だという数字、入場料等があればお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 旧高取邸のうち、舞台のある大広間棟は数寄屋づくりということもあり、柱が意図的に細くかつ柱間も長くとってあり、耐震補強としての強化ガラスや補強壁等を設置しているものの、あまり多くの人々が一度に2階に上がるのは望ましくないと聞いております。 実際の案内の際にも、一度に2階に上げる人数は30人程度で、最大でも50人を目安といたしております。また、通常の見学では、ボランティアガイドの方や職員が説明しながら案内することが多いのですが、これも余り多くの人が一度に移動すると邸内には狭い箇所や急な階段、杉戸絵などもあり、人、建物の両方にとって危険が増すこととなります。 これらのことを勘案しますと、1日当たり最大入場者数は300人程度と考えております。年間の入場者といたしましては、4万人から5万人程度が望ましいのではないかと考えております。この望ましいと考える入館者と、現在の入館者の差を埋めるための対策でございますが、入場者の減少の最も大きな要因と考えておりますのが、団体客の減少です。 これにつきましては、関係部局と協議を行い、団体客の誘致の方策について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは最後の質疑にいたしますが、今、部長おっしゃられましたように、望ましい数に対して、約1万2,000人ほど足りないということで、恐らく文化振興課さんだけではできなくて、どちらかといえば観光課さんも含めての話になってくると思いますが、そこで経済観光部長のほうにお話を伺いたいと思いますけども、この観光客をふやすという形で市内の循環の数というのをふやすべきだと思うんですけども、そのあたりについて、今後どうのように検討されるかについて、最後お示しください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質問にお答えします。 もとより旧高取邸エリアにつきましては、場内エリアということで捉えておりますので、歩きながら回っていただくエリアの一つであり、そういうガイドの中の一コースであったりとか、それから今まで文化振興サイドで使われていない使い方も観光関係団体と協議しながら、ほかの利用ができないか、それから、もとより観光ツアーで組むにはなかなか難しい利用実態もあるだろうと思います。 そういったものも改善することによって、誘致可能かどうかも所管と研究しながら、改善策を図ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 以上で、私の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 江里孝男議員。 ◆10番(江里孝男君) 10番、志政会の江里孝男です。平成30年度一般会計決算の中から質疑を行います。 初めに、浜玉市民センター等改修整備費については、事業の概要、主な経費の内訳、不用額発生の理由についてお尋ねをいたします。 次に、湊、切木、打上出張所費については、開所日、人員などの現状についてお尋ねをいたします。 次に、県議会議員、県知事選挙費については、平成30年12月に執行された佐賀県知事選挙及び平成31年4月に執行された佐賀県議会議員選挙の投票率の推移について、どのようになっているのかお尋ねをいたします。 次に、運転免許証自主返納者支援事業費については、平成30年度の運転免許証の返納者数、タクシー券の申請者数及び運転経歴証明書の発行手数料助成数の状況についてお尋ねをいたします。 次に、多面的機能支払交付金につきましては、当初予算では3億5,842万円でありましたが、決算では3億4,878万9,000円となっております。960万円程度の減額となっていますが、この減額の理由についてお伺いいたします。 次に、農業基盤整備促進事業費につきましては、事業費が当初予算では1億3,108万1,000円であったのに対しまして、決算では2,862万2,000円になっております。減額になった理由と繰り越した事業の内容についてお尋ねをいたします。 次に、林道改良舗装事業費につきましては、事業費が当初予算では4,514万円であったのに対しまして、決算では128万6,000円になっております。減額となった理由と繰り越しした事業の内容についてお尋ねをいたします。 次に、唐津市水産会館管理費については、管理費の内訳についてお尋ねをいたします。 次に、高機能消防指令センター更新整備事業費につきましては、高機能消防指令センター更新整備事業の内容についてお尋ねをいたします。 次に、被服購入費につきましては、被服購入費の主な内容についてお尋ねをいたします。 次に、公民館類似施設整備補助金につきましては、補助金の目的と内容についてお尋ねをいたします。 次に、災害復旧費8項目につきましては、補正予算で質疑をいたしましたので取り下げます。 以上で、1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 浜玉市民センター等改修整備費についてのご質疑にお答えをいたします。 事業概要、経費の内訳、不用額の発生の理由ということでございました。 まず、この事業の予算額2億2,388万3,000円に対しまして、執行額のほうが1億8,429万6,240円、不用額は3,958万6,760円となったところでございます。 事業費の内訳でございますけども、1番目に庁舎等建設実施設計業務委託関係で、一応、1,000円に丸めて申し上げますけども、4,575万6,000円、庁舎等建設工事に伴います周辺家屋事前調査業務に1,117万3,000円、浜玉公民館既存建物ほか解体工事及び管理業務に1億2,000万8,520円、済みません、ここは円単位で申し上げました。そのほか公民館仮設移転に伴う現市民センターの改修や引っ越し費用等で735万9,000円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 湊、切木、打上出張所の開所日でございますが、本庁と市民センターと同様に平日の午前8時30分から午後5時15分まで業務を行っております。また、配置人員でございますが、湊、切木、打上出張所ともに職員1名、期間業務非常勤職員1名の計2名をそれぞれ配置し、業務を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉森選挙管理委員会事務局長。          (選挙管理委員会事務局長 吉森純一郎君登壇) ◎選挙管理委員会事務局長(吉森純一郎君) 江里議員のご質問にお答えいたします。 佐賀県知事選挙と佐賀県議会議員選挙の投票率の推移はということでございました。 佐賀県知事選挙は平成30年12月16日に執行され、唐津市の投票率は34.05%であり、4年前の前回平成27年1月11日執行の投票率49.97%と比較して、15.92%の低下でございました。 佐賀県全体の投票率は35.26%であり、前回選挙時の54.61%と比較して、19.35%の低下となっております。また、佐賀県議会議員選挙は平成31年4月7日に執行され、本市の投票率は47.76%であり、前回平成27年4月12日執行の投票率52.45%と比較して、4.69%の低下でございました。 県全体の投票率は46.12%であり、前回選挙時の50.92%と比較して、4.8%の低下となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 運転免許自主返納者支援事業費に関しまして、まず、平成30年度の運転免許証の返納者数でございますが、唐津市内の方で542人となっております。 次に、タクシー券の申請者数でございますが、運転免許証の返納者の約65%に当たります352人となっております。 最後に、運転経歴証明書の発行手数料助成の人数でございますが、タクシー券を申請された方のうち、約97%に当たります342人となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。4項目ございました。 まず、多面的機能支払交付金につきましては、集落等を単位とした活動組織が保全活動等を行う対象農業地を選定し、農地維持支払交付金や資源向上支払交付金といった、メニューごとに定められた単位面積当たりの単価をもとに算定された交付金を活動組織へ交付をいたしております。 平成30年度におきましては、対象農業地が農地転用等によって減少したことにより、交付金が減額となったことに加えまして、資源向上支払交付金の長寿命化対策に係る交付金につきまして、国の配当額が減額になったものでございます。 次に、農業基盤整備促進事業費でございます。平成30年度の農業基盤整備促進事業につきましては、各地区の工事を水稲収穫後の非出水期に着工するよう準備を進めておりました。しかしながら、7月の豪雨により大規模な災害が発生したことから、災害復旧業務を最優先に取り組むこととなり、他部署からの応援も受け対応してまいりましたが、想定を超える大規模災害であったため、思うように事業進捗を図ることができませんでした。その結果、多くの事業を繰り越すこととしたことから、予算に対して事業費が減額となったものでございます。 繰り越し事業の内容といたしましては、北波多成渕地区及び山彦地区の頭首工補修工事、山本地区の排水路整備工事、浜玉町玉島地区の水管橋移転調査設計業務、北波多岸山地区の頭首工補修調査設計業務等でございます。 次に、林道改良舗装事業費でございます。林道改良舗装事業費につきましては、林道舗装工事及び橋梁点検診断業務、橋梁補修工事を計画し、林道舗装工事は完了いたしましたが、7月豪雨災害により林道の通行ができなくなったことから、橋梁点検と橋梁補修に着手することができませんでした。そのため、繰り越し事業としたため当初予算と比較して事業費が減額となったものでございます。繰り越した事業につきましては、橋梁34カ所の点検診断業務と、橋梁1カ所の補修工事でございます。 次に、唐津市水産会館管理費でございます。唐津市水産会館は水産物及び水産加工品の普及の場並びに水産業関係者などの利用による交流の場として提供を図り、水産業の活性化に資することを目的に、平成25年に運営を開始した施設でございまして、1階に展示販売施設を設けており、2階に多目的ホール、研修室、その他付属施設といたしまして貸事務所がございます。 平成30年度の水産会館管理費の内訳でございますが、建物、駐車場の借地料といたしまして122万7,000円、水道料や電気料など光熱費といたしまして454万1,000円、建物の保守点検、管理清掃などの委託料といたしまして417万9,000円、施設の修繕料が49万6,000円、火災保険その他の経費といたしまして21万円を支出しており、その合計額は1,065万3,000円でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 坂口消防長。          (消防長 坂口和広君登壇) ◎消防長(坂口和広君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 2項目のうち、まず、高機能消防指令センター更新整備事業費の事業内容についてでございます。 高機能消防指令センターは住民からの119番通報の受信を初めとする、指令管制業務を円滑に実施するものでございます。住民の命を守る重要なシステムとして安定的な指令管制業務を継続するため、更新整備を行ったところでございます。事業内容につきましては、消防指令システムを構成するコンピューター系、大型表示板の全面的な更新、消防分署、消防車両の機器など、通信指令を行う装置を更新したものでございます。 また、新規機能としまして現場状況をリアルタイムに共有できる現場画像伝承装置の導入や、消防団幹部等に災害現場の地図情報を添付し、より正確な情報を伝え災害現場に迅速に出動できるよう、災害情報メールの機能強化を図っております。加えて、年々増加傾向にある救急活動を支援する救急活動支援システムを導入したところでございます。 続きまして、平成30年度の被服購入費の主な執行内容についてお答えいたします。 活動服228着で502万5,618円、はっぴ195着で180万8,028円、防火衣一式41着で188万6,328円となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 東島教育部長。          (教育部長 東島千尋君登壇) ◎教育部長(東島千尋君) 江里議員のご質疑にお答えをいたします。 公民館類似施設整備補助金の目的と内容についてでございます。 公民館類似施設整備補助金の目的は、社会教育の地域での振興を図るため、公民館類似施設の新築、増築、改築、補修に対し、その一部の補助を行っているものでございます。 事業内容といたしましては、地域が行う類似公民館の新増築等の経費のうち補助対象事業費に対しまして5分の3、60%の補助を行うもので、補助限度額は新築事業で450万円、増改築補修事業で210万円となっております。 なお、当該補助金の交付を受けた年度の翌年度から起算して5年間は補助金の交付対象としないこととしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 済みません、私の浜玉市民センター等改修整備費の中で、不用額の理由の答弁がちょっと漏れておりましたので、追加をさせていただきたいと思います。 不用額が生じました理由でございますけども、解体工事、実施設計業務及び周辺家屋調査業務におきます入札減でございます。あわせまして浜玉公民館等の解体工事につきましては、予算要求時点では基礎ぐいの撤去費用が必要であると想定をしておりましたが、実際は既存建物の地下に基礎ぐいが設置をされておりませんでしたので、結果的に解体工事費が安価で済んだことも一つの要因でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それでは、浜玉市民センター等改修整備費について再質疑を行います。 周辺家屋事前調査業務の調査範囲と件数及び解体工事の影響はなかったのかどうかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 周辺家屋の事前調査の範囲につきましては、工事境界線から工事による影響が及ぶ可能性が想定されます40メールの範囲、25件を調査をいたしたところでございます。 解体工事における影響につきましては、昨年度の解体工事の実施時期に振動と騒音について、周辺住民から数件ご相談が寄せられておりますが、その相談者に対しましては説明を行いまして、ご理解をいただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それでは、次に、現在の進捗状況及び今後の計画についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 現在の進捗状況といたしましては、基礎ぐい打ち及び基礎の床掘りが完了いたしまして、基礎の地中梁の配筋作業を行っているところでございます。工事については、予定どおり進捗をいたしております。 今後につきましては、建物の建築工事の進捗状況に応じまして、電気設備工事及び機械設備工事を行い、予定をしております令和3年度には供用開始できる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それでは、次に、湊、切木、打上出張所費について再質疑を行います。 各出張所の利用状況と近隣市民センターと比較しての利用率はどのようになっているのかをお尋ねしますとともに、また、この出張所につきましては、耐震化の問題等があると思いますが、今後、どのようにされるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 平成30年度におきます戸籍、住民基本台帳等の受付件数を申し上げますと、市全体の受付件数が20万1,436件でございます。そのうち、湊出張所が2,003件で全体の0.99%、切木出張所が1,480件で全体の0.73%、打上出張所が2,360件で全体の1.17%となっております。ここ数年の利用状況は、ほぼ横ばいでございます。 また、近隣の市民センターの状況でございますが、市民課関係の受付業務で申し上げますが、呼子市民センターが3,589件で全体の1.78%、鎮西市民センターが3,685件で全体の1.83%、肥前市民センターが4,830件で全体の2.40%となっております。 次に、出張所の今後の方向性でございますが、唐津市公共施設等総合管理計画に基づき、平成30年度に策定されました公共施設再配置計画におきまして、出張所については、他の公共施設への機能集約を前提に、施設の更新は行わないものとされておりますので、今後はこの方向性に沿って政策部と協議を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 次に、県議会議員、県知事選挙費について再質疑を行います。 県議会議員選挙の決算額は約1,590万円、県知事選挙費が4,294万円となっておりますが、支出額が大きく違う理由についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉森選挙管理委員会事務局長。          (選挙管理委員会事務局長 吉森純一郎君登壇) ◎選挙管理委員会事務局長(吉森純一郎君) 再質疑にお答えします。 佐賀県議会議員選挙は、平成31年度当初の4月7日に執行されたため、その準備を前年度である平成30年度から進める必要があり、歳出の執行が平成30年度と平成31年度をまたぐ形となっております。 県議会議員選挙費の平成30年度に係る主な支出しましては、事前に購入する必要がある消耗品や備品、投票場入場整理券や啓発チラシの印刷費、郵便料、またポスター掲示場の設置委託料などがございました。 また、平成31年度に係る主な支出としましては、事務従事をする職員への時間外手当、臨時職員の賃金、投票立会人等への報酬などがございました。なお、県議会議員選挙の平成30年度及び平成31年度を合わせた歳出額は、県知事選挙の歳出額とほぼ同等額となります。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今現在、投票率とか投票者数が低下傾向にあると思いますが、期日前投票者数は増加傾向にあります。今年7月に行われました参議院選挙では、期日前投票をイオン唐津店で行われましたが、今後も商業施設での期日前投票所を開設するのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉森選挙管理委員会事務局長。          (選挙管理委員会事務局長 吉森純一郎君登壇) ◎選挙管理委員会事務局長(吉森純一郎君) 再質疑にお答えします。 商業施設の期日前投票所のお話でございました。 令和元年7月21日執行の第25回参議院議員通常選挙において、期日前投票所を商業施設であるイオン唐津店に開設いたしました。期間中4,009人の方が利用され、3年前の前回、平成28年の参議院選挙と比較しまして、唐津市全体の期日前投票利用者が1万6,879人から1万9,913人と3,034人増加しております。 現地での利用者アンケート調査でも、今後も商業施設での期日前投票を利用したいという方が9割を超えており、投票の利便性の向上に寄与したものと思っております。このようなことから、当面は投票の利便性の向上の一環として、商業施設であるイオン唐津店での期日前投票所開設を継続し、投票率への寄与度などをもう少し見てみたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それでは、次に、運転免許証自主返納者支援事業費について再質疑を行います。 平成30年度の決算額で544万円程度となっておりますが、この事業費の内訳について、またタクシー券の申請者数が352人ということでございましたが、地域ごとの申請者数の利用状況についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 再質疑にお答えします。 事業の内訳でございますが、タクシー利用券印刷製本費8万9,040円、総合行政システム改修費356万4,000円、システム使用料37万8,000円、タクシー利用補助金103万10円、運転経歴証明書発行手数料助成37万6,200円となっております。 次に、平成30年度の地域ごとの申請者数及び利用状況でございますが、唐津地区は申請者が238人、タクシー券の利用枚数が1,875枚、1人1月当たりの平均助成額が約390円。浜玉地区は申請者が24人、タクシー券の利用枚数が144枚、1人1月当たりの平均助成額が約550円。厳木地区は申請者が13人、タクシー券の利用枚数が66枚、1人1月当たりの平均助成額が約380円。相知地区は申請者が24人、タクシー券の利用枚数が113枚、1人1月当たりの平均助成額が約600円。北波多地区は申請者が8人、タクシー券の利用枚数が46枚、1人1月当たりの平均助成額が約770円。肥前地区は申請者が9人、タクシー券の利用枚数が30枚、1人1月当たりの平均助成額が約1,100円。鎮西地区は申請者が14人、タクシー券の利用枚数が60枚、1人1月当たりの平均助成額が約460円。呼子地区は申請者が13人、タクシー券の利用枚数が59枚、1人1月当たりの平均助成額が約360円。七山地区は申請者が9人、タクシー券の利用枚数が50枚、1人1月当たりの平均助成額が約600円となっておりまして、全体の1人1月当たりの平均助成額は約430円でございました。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 次に、タクシー会社の廃業などによりまして、タクシーがない地域があります。タクシー券をもらっても利用できないという声も聞いておりますし、その対応について、どのように考えてあるのか、また今後、どのようにされようとしているのかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 再質疑にお答えします。 議員おっしゃるとおり、運転免許証自主返納者事業を開始しました後に、一部の地域におきましてタクシー事業所を閉じられておりまして、以前よりタクシーの利用に時間がかかる状況にございます。今後、タクシー券の交付を受けた方がどなたでも利用しやすい環境整備を関係部局と協議、連携をしまして、行政としてできることを研究してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 行政でできることを研究していきたいということですが、もう新年度、もういっときしたら予算等があろうかと思いますが、先ほど申し上げられたとおり相知、厳木には、相知が5時以降はタクシーがありません。そして、また、厳木地区はタクシーございません。このような問題がありますので早急に解決をお願いしたいというふうに思います。 それでは、次に、多面的機能支払交付金について再質疑を行います。 事業のメニューには、農地維持支払交付金と資源向上支払交付金がありますが、その内容についてお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 多面的機能支払交付金の事業メニューの内容についてご説明申し上げます。 まず、農地維持支払交付金につきましては、水路、農道等の管理を地域で支える共同活動を支援するメニューで、対象となる活動は、農地のり面の草刈り、水路の泥上げ、農道の草刈り等となっております。 次に、資源向上支払交付金につきましては、水路、農道などの軽微な補修や、長寿命化のための工事を支援するメニューで、対象となる活動は、軽微な補修としてひび割れした水路の補修や、農道の部分補修、長寿命化工事として未舗装農道の舗装や水路の更新等となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 多面的機能支払交付金の中で、今回、対象農地等が減少したことによりまして、交付金の返還をされております。返還に係る歳入金額が420万5,000円であるのに対しまして、歳出金額が384万4,000円となっております。どのような理由でこのような差額が出たのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 交付金返還に係る歳入額と歳出額の差額につきまして、ご説明申し上げます。 多面的機能支払交付金につきましては、対象の農用地面積と面積単価に基づいて各活動組織の交付金額を算定しておりますが、この交付金額の財源といたしましては国庫補助が50%、県補助が25%、市の補助が25%となっておりまして、面積の減少等に伴い交付金を返還される場合には、活動組織から減少した面積に係る交付金を市へ返還していただいた上で、市からは交付金の国庫分と県費分を県へ返還していることから、差額が発生しているものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) この多面的機能支払交付金、大変利用しやすい事業ではありますけれども、交付金の交付は非常に遅いと、多分、今ぎりぎりに入っているぐらいかなという感じがして、工事がもう冬場になってしまうという状況がございます。それと、事務が若干煩雑であるという意見も聞いておりますが、この交付金の時期を早めることと、簡素化が図れないものかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 交付時期の早期化につきましては、これまでも県への要望を行ってきたところでございまして、昨年度、事務手続きの見直しが行われてはおりますが、交付金の返還額確定の事務処理と、これに係る県との調整に時間を要しておりまして、思うように交付時期の改善が図れていない状況でございます。交付金の早期交付につきましては、今後とも事務手続きの見直し等について県と協議を行いまして、改善を図ってまいりたいと考えております。 次に、事務手続きの簡素化につきましては、これまで国により事務処理の簡素化が図られてきたところでございますが、まだまだ不十分な点もあることから、今後とも地域活動組織から出される声を受けとめまして、国・県へお伝えしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それでは、次に、農業基盤整備促進事業費について再質疑を行います。 田中地区におきましては、農作業道路改良工事として農道舗装をすることになっておりました。計画延長が90メートルであったものが、実績では36.5メートル、それから事業費も424万8,000円が実績では205万1,000円となっておりますが、減少した理由についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 田中地区農作業道舗装工事の延長と事業費についてのご質疑でございました。 田中地区農作業道舗装工事につきましては、施工延長90メートル、事業費424万8,000円で実施を予定しておりましたところ、田中地区と同じ受益農家で事業申請されていた北波多地区内の頭首工補修工事におきまして、工事内容に変更を生じ、事業費が増額となりまして国庫補助金の配当にも減額がありましたことから、田中地区にご相談いたしましたところ、頭首工補修工事を優先する意向を示されましたので、田中地区農道舗装工事を縮小し、工事の残工事につきましては本年度事業で実施することとしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 次に、林道改良舗装事業費について再質疑を行います。 平成30年度に実施した事業の内容及び今後の事業計画についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 林道改良舗装事業において、実施いたしました事業内容につきましては、七山地区の林道藪田線の舗装工事でございます。未舗装区間内で、特に陥没等の激しい区間95メートルにつきまして、アスファルト舗装を実施いたしました。 次に、今後の事業計画でございますが、橋梁の点検診断の結果に基づき補修が必要と認められました橋梁につきまして、林道施設長寿命化計画を作成いたしまして、計画的に補修を進めていく方針でございます。また、林道舗装事業につきましても、未舗装林道の状況を把握をしながら計画的に舗装を実施し、林道の機能保全と安全性確保を図ることで、林道の作業性向上に寄与してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それでは、次に唐津市水産会館管理費について再質疑を行います。 施設の利用状況及び今後の活用方法についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 平成30年度の水産会館の利用状況でございますが、1階の水産物展示販売施設におきましては、唐津市内の主な漁業関係4団体に販売施設を運営していただいておりまして、利用者の来店状況は月平均で1,845人、年間2万2,145人の方々に利用をしていただいております。 しかしながら、令和元年5月末をもちまして販売施設は撤退されている状況でございます。2階の利用状況でございますが、多目的ホールにおきましては各種団体の会議の場として、水産業関係者を含め75件、5,612名、研修室におきましても同様に45件、684名の方にご利用いただいております。貸事務所には平成25年3月より佐賀県水難救済会、平成28年5月より唐津玄海小型船安全協会の2つの団体が現在まで入居し、利用していただいている状況でございます。 今後の活用についてでございますが、2階につきましては、水産業の活性化や水産業関係者などの利用による交流の場として、引き続き多目的ホール、研修室、貸事務所をご利用していただき、唐津市水産会館の利用促進に努めてまいりたいと考えております。1階の施設につきましても、今まで同様、水産加工品の販売を主として活用していきたいと考えております。 そのため、これまで販売施設の運営を行っていただいておりました4つの団体が感じてこられた問題点や疑問点などをお話させていただいておりまして、貴重なご意見として参考にさせていただき、営業時間の延長など公募条件の見直しや改善点を模索し、再公募に向け準備をしている状況でございます。いずれにいたしましても、唐津の水産業の振興と活性化を図る拠点施設として、利用者のニーズに沿えるよう管理、運営を行っていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それでは、次に、高機能消防指令センター更新整備事業費について再質疑を行います。 事業の財源の内訳と更新後どのように変わったのか、また事業の効果についてお尋ねをします。 ○議長(田中秀和君) 坂口消防長。          (消防長 坂口和広君登壇) ◎消防長(坂口和広君) 再質疑にお答えいたします。 高機能消防指令センター更新工事に係る総事業費につきましては6億6,609万5,310円でございます。財源の内訳につきましては、合併特例債6億3,270万円、公共施設整備基金繰入金3,124万3,000円、一般財源215万2,310円となっております。 更新後の効果といたしましては、老朽化していた消防指令システムを構成するコンピューター類を更新することにより、安定的な運用ができているところでございます。また、最新の消防指令システムを導入しておりますので、119番通報の受信から、特に災害現場の場所の特定の精度が高くなっております。 さらに、新規機能としまして追加しました現場画像伝送装置は、現場のリアルタイムな映像を指令センターで確認することができるようになり、これまで以上に災害現場と消防指令センターの情報共有が円滑になっております。 また、災害現場の地図情報を添付した災害情報メールにつきましては、消防団幹部の方からも地図で場所が確認でき、スムーズな対応ができるようになったと好評をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 会議時間を延長します。 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 次に、被服購入費について再質疑を行います。 活動服等の今後の配備計画及び他の装備品の配備状況はどのようになっているのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口消防長。          (消防長 坂口和広君登壇) ◎消防長(坂口和広君) 再質疑にお答えいたします。 活動服につきましては、平成26年2月7日に消防団員服制基準が一部改正され、機能性及びデザイン性の向上を図り、消防団員の士気向上等に資する観点から、紺色を基調とし、消防の象徴カラーであるオレンジ色を活用する従前の制服を踏襲しつつ、夜間活動時の視認性及び注目度を高めるため、オレンジ色の配色をふやす変更がなされているところです。 本市におきましても、この改正を踏まえ平成26年度から平成30年度までに1,628着を更新しております。今後も新入団員を初め、5年程度で更新を終える計画でございます。 続きまして、他の装備品の配備状況ですが、平成26年2月7日に消防団の整備の基準が一部改正され、その中で安全確保のための装備として救助用半長靴等を全部の消防団員数に相当する数を配備するよう定められたところでございます。緊急度合いが高い救助用半長靴、耐切創性手袋を優先的に配備し、平成28年度までに現団員分の配備を終えたところでございます。 今後は、大雨等による災害にも対応するため、救命胴衣や雨合羽などを中心に各支団、また各分団の要望に応じて順次、装備の充実を図ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 最後の質疑です。公民館類似施設整備補助金について再質疑を行います。 この補助金の周知方法と平成30年度の実績についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 東島教育部長。          (教育部長 東島千尋君登壇) ◎教育部長(東島千尋君) 再質疑にお答えをいたします。 公民館類似施設整備補助金の周知方法につきましては、毎年7月下旬に全ての駐在員に文書を発送し、10月上旬を締め切りとして翌年度に実施予定の事業について募集しているところでございます。 次に、公民館類似施設整備補助金の平成30年度の実績につきましては、16件で補助金額は2,177万2,398円でございます。内訳としましては、新築が1件、450万円、改修が15件、1,727万2,398円でございます。改修の主なものではトイレの洋式化、畳がえ、床の張りかえ、部屋の増築、エアコンやスロープの設置、舞台幕や照明器具の取りかえ、公共下水道接続工事等が実施されております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 以上で、議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 以上で本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は明3日午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日は、これにて散会いたします。          午後 5時03分 散会...