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03月08日-02号

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  1. 唐津市議会 2019-03-08
    03月08日-02号


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    平成 31年 3月 定例会(第2回)   平成31年       唐津市議会会議録(定例会)その2   第2回1 日 時 平成31年3月8日 午前10時00分開議 於唐津市議会議場2 出席した議員    1番 田 中 秀 和            2番 石 﨑 俊 治    3番 原   雄一郎            4番 青 木   茂    5番 古 藤 宏 治            6番 山 下 壽 次    7番 林   正 樹            8番 酒 井 幸 盛    9番 吉 村 慎一郎           10番 江 里 孝 男   11番 馬 場 幸 年           12番 青 木   茂   14番 楢 﨑 三千夫           15番 宮    卓   16番 伊 藤 泰 彦           17番 福 島 尚 美   18番 浦 田 関 夫           19番 伊 藤 一 之   20番 大 西 康 之           21番 水 上 勝 義   22番 中 村 健 一           23番 笹 山 茂 成   24番 山 下 正 雄           25番 三 浦 重 德   26番 進 藤 健 介           27番 熊 本 大 成   28番 宮 本 悦 子           29番 中 川 幸 次   30番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      柴  田     哲       副   市   長      中  江     勉       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     日  下  義  信       政  策  部  長      脇  山  秀  明       総  務  部  長      櫻  庭  佳  輝       財  務  部  長      北  方  初  美       未 来 創 生 部 長      久  我  邦  浩       市  民  部  長      古  川  光  博       保 健 福 祉 部 長      田  中  士  郎       農 林 水 産 部 長      吉  村  和  久       経 済 観 光 部 長      阿  蘇  靖  則       都 市 整 備 部 長      新 天 寺     勉       消   防   長      折  尾     命       水  道  局  長      石  倉  智  典       教  育  部  長      保  利  守  男       北波多市民センター長     梅  野  一  也       七山市民センター長      小  形  圭  一       選挙管理委員会事務局長    吉  森  純 一 郎       総 務 部 副 部 長      吉  田  和  文4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      濱  口     智       議会事務局副局 長      林  山  弘  美          午前10時00分 開議 ○議長(田中秀和君) おはようございます。ただいまから、本日の会議を開きます。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第1号から議案第30号まで並びに議案第32号から議案第64号まで、以上63件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。12番、青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) 12番、志政会の青木茂でございます。 議案質疑に入る前に、先般、新聞報道でもございました下水道浄化槽の水道料金の職員の入力ミスによる徴収漏れでございます。 この件は、いわゆる市民の皆様方の行政に対する信用を著しく失墜するものでございます。 今回、平成31年度の当初予算を審議するわけでございますが、その執行以前の話でありまして、このことは大変重いものだというふうに認識しております。そういう意味におかれましても、この問題の責任を含めた原因をしっかりと究明していただきまして、また、再発防止にしっかり努めていただきますよう強く求めるものでございます。よろしくお願いします。 それでは、議案質疑に入ります。 今回のこの定例会は、平成最後の定例議会でございます。また、議会におきましても4年の任期のうちの2年目を迎え、折り返しということになり、私たちも心機一転、新たなスタートを切りますのでよろしくお願いを申し上げます。 それでは、質疑に入ります。 私のほうからは予算の大綱的な質疑でございます。 事業等々の特色等については、うちの会派の議員のほうからそれぞれの事業について質疑を行いますので、私は大綱のほうでとどめさせていただきます。 2点ございます。 1点目、議案第1号、平成31年度唐津市一般会計予算、それと、議案第50号、平成30年度唐津市一般会計補正予算について質疑を行います。 冒頭の議案第1号につきましては、今回の予算、事業の特色等はほかの議員が聞きますので、私のほうからは予算編成するに当たっての今回の平成31年度予算の特徴、予算編成上の特徴等々お示しください。 また、続いて、財政指標がございましたけども、財政指標について過去の数値等も示しながら、また、目標とされた財政指標がどういうふうな目的設定の中、今回の予算が審議されたのか、予算が編成に取り組まれたのか、その点をお聞きします。 次に、議案第50号、平成30年度唐津市一般会計補正予算についてであります。 この件は、約15億5,000万円の減額補正であります。減額になった主な要因等をお示しください。 また、その中で特にやっぱり大きいのが、約11億円の減額補正で災害復旧費の減額であります。このことは、平成31年度に繰り越す予算かというふうに認識をいたします。その中で、既に発注、着手された規模がどの程度のものなのか、また、未発注で、今後いわゆる着手される規模がどの程度のものなのか、その点についてお示しをください。1回目の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 12番、青木議員のご質疑にお答えいたします。 数点ございました。まず、平成31年度当初予算の特徴というふうにおっしゃいました。特徴といいますか、まず、当初予算における考え方についてご説明をしたいと思います。 今回の予算編成に当たりましては、各部の事業費、要求枠として非裁量経費、これは給与費、扶助費、公債費など、市が任意で削減できない経費をいいますが、この非裁量経費を除いた一般行政経費、それから施策経費について、平成30年度事業費ベースからマイナス10%のシーリングを示しました。 その結果といたしましては、全体でマイナス2.46%となっております。評価といたしましては、目標の達成には至りませんでしたが、これは今後の財政運営において、地方交付税の合併後の特例措置が終了し、新市本来の算定になること、人口減少に伴い税収の伸びが期待できないことなどといった理由から、運営が厳しくなることを職員の共通認識として捉えるといった目的もございましたので、数値だけではない部分の効果はあったものと思っております。 また、補助金につきましては終期の設定、補助対象など、基準となる方針を示し、見直し作業に着手しておりますし、予算査定におきましても財源を踏まえ、事業の必要性、効果を確認し、事業実施期間の判断、平準化等について担当部局と協議を重ねたところでございます。 次に、財政指標ということでございました。 財政指標につきましては、まず財政構造の弾力性を判断する指標でございます経常収支比率、こちらは平成31年度92.0%でございます。これまでの数値を申しますと、平成27年度は80.80でございました。平成28年度が90.7、平成29年度は91.2、平成30年度は見込みで93.9となっております。 財政力を示す財政力指数でございます。この指数は高いほど財政力が強いということを示しておりますが、この指標につきましては平成31年度が0.42でございました。この数値については平成27年度から0.42で変化はございません。 実質公債費比率でございますが、平成31年度が13.1でございます。平成27年度からの数値で申しますと、平成27年度が15.2、平成28年度が14.1、平成29年度が13.5、平成30年度の見込みも同じく13.5となっておりますので、若干改善をしているのではないかと思っております。 次に、補正予算の減額補正の主な要因でございます。 入札減や予定事業数量の減少等がございますが、今回の減額補正、約15億5,000万円のうち、農地・農業用施設復旧費で約11億2,000万円の減額をいたしております。 この主な理由といたしましては、現地測量や災害査定の結果による事業費の減額、受益者分担金に関して地権者の承諾が得られなかったことにより、復旧しない箇所が発生したことによるものと考えております。 最後に、災害復旧関係予算の発注状況、それから繰り越し状況についてご説明いたします。 平成30年7月豪雨関連予算の総額といたしましては、予備費、それから7月の先決、9月、12月、3月と4回補正をさせていただき、総額で約21億1,000万円となっております。 この予算の執行状況でございますが、現時点での執行率は37.8%でございます。 続いて、発注状況及び繰り越し状況でございます。 災害農地・農業用施設復旧費につきましては、契約額が7,906万1,000円、未発注は178件で7億2,518万円となっており、未発注分は全額繰越明許費を設定いたしております。 災害林業施設復旧費につきましては、契約済み額が1億3,323万5,000円、未発注は53件で5億1,321万5,000円、繰り越し状況は55件で5億2,585万1,000円となっております。 災害土木施設復旧費につきましては、契約済み額が5億2,541万5,000円、未発注は16件で4,534万8,000円、繰り越し状況は39件で2億9,174万1,000円となっております。 災害観光施設復旧費につきましては、契約額が153万4,000円、未発注は2件で2,324万2,000円、未発注分は全額繰越明許費を設定いたしております。 災害体育施設復旧費につきましては、契約済み額952万3,000円でございまして、未発注分はございません。 災害公立学校施設復旧費につきましては、1件のみでございまして671万8,000円の全額が繰越明許費の設定となっております。 予備費を充当いたしました災害林業施設復旧費災害土木施設復旧費小学校施設維持改修費につきましては、合わせまして4,902万9,000円、全額を執行いたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆12番(青木茂君) ただいま平成31年度の財源の査定等の考え方についてお示しをいただきました。 10%シーリングをかけられ、各部のほうでもそれに対応するような予算ということであったものの、いわゆる結果的にはプラス0.5%という予算規模となっておるわけであります。 そこで、このプラス0.5%の予算が膨れた要因についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 対前年度0.5%増の要因ということでございました。歳出の性質別の数値を用いてご説明をさせていただきます。 まず、物件費でございますが、前年度に比べ1億9,000万円の減、投資的経費は1億6,000万円の減となっておりまして、これらの一般行政経費、施策経費につきましては先ほど申しましたマイナスシーリングの結果、減少したものと考えております。 しかしながら、扶助費が5億3,000万円の増、積立金が3億2,000万円の増と、これら義務的経費の伸びが減少を上回っておりまして、結果といたしましては0.5%、3億5,000万円の増となっております。 増加した扶助費の要因といたしまして、子育て支援関係経費である教育保育施設給付費が約2億7,000万円の増、支給回数の見直しに伴い、平成31年度は15カ月分の予算を計上する必要が生じました児童扶養手当が約1億9,000万円の増、障害福祉サービス費が約1億1,000万円の増となっておりまして、これらが主な要因であると考えております。 また、積立金につきましては、ふるさと寄附金の返礼品の率を変更しておりますので、寄附金額のうち諸費用が抑えられたため、基金積立に回す予算がふえたものと分析をいたしております。 次に、今後の財政運営でございますが、先ほど申しましたように、義務的経費が毎年伸びている一方で歳入である交付税などの自主財源が減少をいたしております。今後につきましては、財政計画にも記載しております「入るを量りて、以て出ずるを為す」のとおり、歳入の状況を見ながら慎重に進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆12番(青木茂君) プラス5%の要因の中で、扶助費が膨れ上がってくるというこれは、なかなか歯どめのきかないものでございまして、今後やっぱり財政運営上、このことをしっかりにらんだ中での財政計画ということになってくるのかなというふうに思っております。 そういう中で、まだまだ唐津市、今後ともまた案件が結構ございます。今、当初予算出したばかりで聞くのも何ですけども、大体本年度の予算の落ち着き、今後の落ち着き等について、もしお考えがありましたらお示しください。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 平成31年度の最終予算規模で説明をさせていただきたいと思います。 現時点で把握いたしております補正予算額といたしましては約7億5,200万円を見込んでおりまして、最終予算規模といたしましては約685億4,800万円を予定いたしております。 大きなものといたしましては、清掃センター第2処分場の整備事業費、それから、道路維持改良費などがございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆12番(青木茂君) 7億5,200万円ほどの本年度あと補正ということで落ち着きが685億円ということでございました。 本庁舎の予算等々、今年度出てくるのかなということで答弁があるかというふうに思っておりましたけども、これが見込んでいないようでございます。 この点については、重大な大きな課題でもございます。しっかりとした時期に、しっかりとした説明を、本庁舎について、建設についてはお願いをしたいというふうに思うわけであります。しっかりと説明をお願いします。 それでは、私、やはり財政を見ていく上で、基金というものが非常に重要かというふうに思っております。 基金残高の推移を、いわゆる合併特例関連の制度がなくなる時期、5年前ぐらいですかね、そのころからの年度の基金の推移についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 まず、基金残高の推移についてご説明をいたします。 財政調整基金、減債基金及びその他特定目的基金の合計で申しますと、平成27年度、基金残高が148億3,860万円でございました。平成28年度が137億3,727万円、平成29年度が130億4,694万円、平成30年度、これは見込みでございますが127億6,897万円、平成31年度の予算規模で申しますと95億9,470万円となっており、残高といたしましては減少しているところでございます。 次に、基金の繰り入れについてでございますが、財政調整基金の基金以外の基金につきましては、条例で定められた目的以外に取り崩すことができませんので、それに沿った充当を行っているところでございます。 充当の際には基金の目的とまず合致するもの、それから維持管理等の計上経費ではなく、施策経費であることなどを判断し、充当を行っているところでございます。 また、基金を所管している課とも査定時に確認をいたしまして、基金充当の確認、充当のルール化について調整を行っているところでございます。基金については減少を今しております。 今後でございますが、必要な施設の整備が続くことから、一定額は取り崩しを行っていく必要があるというふうに考えております。しかし、このままでいきますと基金が枯渇をいたしますので、今後の活用額、取り崩しの限度額等について一定のルールを定めることになるというふうに思っております。 それから、財政計画を1年前倒しで見直す予定にしておりますので、その中でも基金の取り崩しについては検討してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆12番(青木茂君) 基金がかなり逆に市政運営の中で、ものすごくこの基金の活用というのが大きな役割を果たしたちゃ本当はいかんのですけども、果たしてくるのかなというふうに思うわけでございます。 有効な活用をされれば、そのとおり基金の活用というのはあるわけでありますが、やはりこの基金の推移というのは注視しておく必要があると私どもは思っております。 そういう中で、今回の予算の中を見ておりますと、特定財源でいわゆる基金繰り入れというのが、例えば、響創のまちづくり基金モーターボート等々の基金から、それから、ふるさと寄附金関係からの繰り入れ、かなり目立つわけであります。 昨年度の予算書を見てみますと、ふるさと寄附金での基金繰り入れをしていたやつが、響創のまちづくり基金というふうなことにかなり変わっていっております。そういった中で、この基金というものが何か一般財源みたいな形で安易に使われているのではないのかということを危惧するわけであります。このいわゆる基金の活用については先ほど特定の目的とはおっしゃいましたものの、そういう活用について、安易に基金の活用をしているのではないかということも見受けられるわけですけども、その点の考えについてお聞きします。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇)
    ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 先ほどお答えしましたように、まず基金の目的に合致するもの、それから施策経費であることなど、そういうことを勘案しながら今現在、基金を充当しているところでございます。ただ、基金については残額がかなり少なくなっておりますので、その充当については今後とも検討をしてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆12番(青木茂君) しっかりと基金の活用については、十分な取り扱い等を検討していただきまして、財政当局にしっかりとお願いしたいというふうに思うところであります。と同時に、入れるほうも大事でございますので、競艇等、今しっかりと入れていただいております。その活用についてはわかるような基金の活用ということで、当時議論もありました。しっかりモーターボート関連のこれは響創のまちづくりの中でも繰り入れだよということを書いてございます。そういったことも含めて、しっかりとお願いしたいというふうに思っております。 次に、特定財源についてでございます。 国県からのいわゆる補助金等々の繰り入れ等をしておるわけでございますけども、僕はその例えば県なんかのこういう補助金があるからということで、その補助金の有利な財源だということでやるわけではなく、そうしたときに国とか県の補助金というのは期限が限られとって、3年とか5年で、後は市町村でということであるわけであります。そういった意味では、国とか県、特に県においてはいわゆるその予算を取ってくるということよりも大事でありますけども、ソフト面の唐津に合ったようなことを県とスクラムを組んで、唐津市の方向性に導くような協議というものが、国からの補助金等々を取ってくる中で、僕は必要じゃないのかなというふうに思うわけでありますけども、その点について現在どうなっているのかお聞きします。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 ご指摘は、市が主体的に補助金の獲得後という指示の質疑だったと存じます。現状について申し上げさせていただきます。 現在、市が実施しております事業におきましては国・県補助金等を活用した多くの事業を行っておるわけでございますが、国や県の補助メニューに、それの採択を受けるため、それに沿った事業展開をしている現状にございます。 その中で、コスメ部門につきましては実現までには至っておりませんが、補助メニューをより効果的に活用できるよう提案を続けておりまして、また、県に対しましては水産部門で事業の一部費用を要請、協議を行った結果、運営費用の節減が実現してものもございます。 また、エネルギーに関しましては、九州経済産業局との連携により、多くの交付金を活用し、再エネ事業に取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆12番(青木茂君) このことは私どもも審議というものを何年もしておりますので、「あれ、いつの間にどうなったんだろう」というやつが結構ございまして、しっかりとした連携スクラムを県と一緒にとっていただきまして、例えば、県のメニュー等々を唐津市に合ったようなものに誘導してくるとか、そういうふうな汗をかいていただくような取り組みを副市長ともども、しっかりとお願いしたいというふうに思うところでございますけれども。どうぞ。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 現下の財政状況におきましては、特定財源を確保することは大変事業実施する上で、その判断材料となる重要な条件でございますので、今後の国・県との協議連携につきましては、今回、市長公室等を設置する予定でございまして、その事務文章に国・県の政策等の調査、情報収集を所管することといたしておりますので、その中でしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆12番(青木茂君) 市長公室の展開を大いに期待しておりますし、注視しておきます。よろしくお願いしておきます。 次に、今回の予算の中で設計費、それから調査費が上がっておりますが、新たにですね。それが、新たな大きな事業に展開、膨れ上がっていくのではないかということを危惧するところでありますけども、その点どのようにお考えなのかお聞きします。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 平成31年度については、実施設計のみが上がっておりまして、後年度に大きく事業がかさむことがあるのではないかということでございます。 私どもで今把握しております事業といたしましては、平成32年度以降、大きな事業費が見込まれる事業といたしましては、まず先ほどお話にありました新庁舎の建設事業、それから新唐津市民会館の整備事業、清掃センター第2処分場の整備事業、残る2つございますが、消防分署の建設、それから西唐津公民館の移転改築、竹木場公民館の移転改築、それから新給食センターの整備などがあろうかというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆12番(青木茂君) 新規の調査等々を見受けられる中で、例えば防災関係に関する案件、それから河川災害等に関する案件等々が見受けられるわけです。これが将来的に当初議論を我々がやったときのいろんな考え方、例えば防災ラジオについてもそうですけども、何かこうどんどん膨れ上がっていっているような気がするわけです。その点、非常に危惧しますので、しっかりとした考え方の中で整理をしていって、将来本当にそれが必要なのかも含めて、しっかりとお願いをしたいというふうに思うところでございます。 この本会議は市長がお見えになっておって、市長の考え方、答弁を聞く場でございます。委員会では市長をお呼びすることもできるわけですけども、しっかりとしたその与えられた場でございますので、これからは市長のほうにお聞きしたいというふうに思うところであります。 市長の提案理由説明をしっかりと聞かせていただいておりました。その中で数点、市長に答弁を求めます。 経常経費の削減を図ることというものに強い力点を置かれておりました。市長の決意をお聞きします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 12番、青木議員の再質疑にお答えをさせていただく前に、議案質疑の冒頭お触れいただきました浄化槽使用料の徴収漏れにつきましては、市政をあずからせていただく者として、使用者の皆様もとより、市議会並びに市民の皆様に大変ご迷惑をおかけしたこと、改めまして深くお詫びを申し上げる次第でございます。申しわけございません。 再質疑に対しましてお答えをさせていただきます。 経常経費の削減方法につきましてでございますが、非常に難しい課題ではございますが、まずは全庁、全職員一丸となって、施策事業の見直しを行うことが重要であると考えているところでございます。 毎年、現在の社会環境に照らしまして、事業の精査、点検を行い、制度本来の趣旨が意義を失っていないか、あるいは受益と負担の関係が適正かどうかなどの観点から、多角的に見つめ直しをし、必要な施策や事業は守りつつ、スリム化を図っていきたいと考えているところでございます。 なお一層の行財政改革を進め、簡素で効率的な事業実施によりまして、経常経費の削減に努めてまいりたいと思っているところでございます。 次に、公共施設の再編でございますが、公共施設等、総合管理計画の策定後、目に見える形での縮減には至っておりませんが、今後、個別施策の計画の策定を進めていくことといたしております。 そして、3つ目に、これは当たり前のことではございますが、最小の経費で最大の効果をもたらすというコスト意識について、今一度私を含め、職員全体で協議をすることから始めていきたいと考えているところでございます。 誰かにやらされるのではなく、主体性を持ちつつ、一人一人が取り組みを積み重ねることによりまして、ライフサイクルコスト縮減や経常経費の削減、ひいては市民サービスの向上につながるという認識を持ち続けることが極めて重要であると考えているところでございます。 現状での方策といたしまして、私が考えておりますのは、この3点ほどでございますが、引き続き、いろいろなご意見を伺いながら進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆12番(青木茂君) 公共施設の総合管理計画、これは私どももあちこち視察に行くわけでございますが、総論の部分ではいいんですよ。各論の部分でなかなか難航するというようなことでもございます。 例えば、ことし、呼子・鎮西の成人式が合同で行われたという例もございます。そういう意味では、この議場でも関係議員の皆様方からもセンターのあり方についての議論等もございました。そういう機運が徐々に高まっている中で、ここはやっぱり市長のリーダーシップなどを発揮なさって、しっかりとした対応をお願いしたいし、また、そのようにしていくことこそが、市長が各地に出向かれて唐津市長話場集会、やられておりますけども、そういう場でも必要ではないのかなというふうに私は認識しておりますので、スックラップアンドビルド、なかなかスクラップがなくてビルドばっかりしか見えてこないというようなことではいけませんので、市長のリーダーシップを強く求めるところでございます。 次に、市長の提案理由の説明の中にございました「市長あずからせていただき3年目となる、ことしを起承転結の「転」の年となるようにという決意を込めた予算」だということでのご説明がございました。このことについて市長のお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 再質疑にお答えをいたします。 提案理由説明におきます真意についてのご質疑でございました。 これまでも答弁をさせていただいたと存じますが、私は市長に就任以来、さまざまな地域の催しや各種の会議等に出席をさせていただきまして、これまで以上に地域の方々の声をお聞きしてまいりました。その中で、唐津が潜在的に持つ力というものを引き出し、市民の皆様が、ふるさと唐津に誇りを持てるような施策の展開が必要であるとの思いを強くしたところでございます。 しかしながら、一方では、基本である行財政基盤がしっかりしていなければ施策の展開は望めないものと考えているところでもございます。 今回、提案理由説明におきまして、起承転結の「転」となる年としたいと申し上げましたのは、転句は場面が転換をし発展をさせるといった意味などで使われておりますが、変化して工夫をめぐらすといった意味も含まれていると思っているところでございます。 施策の推進と財政健全化という一種相反することでもございますが、一度立ちどまり、いろいろな視点から見直し、工夫をめぐらす年にしたいと、そういった意味で活用させていただいたところでもございます。「転」の部分がどのように予算に反映されたかといった点につきましては見えにくいところではございますが、先ほど財務部長が申しましたように、予算編成時にマイナスシーリングを設定いたしまして、義務費等を除いた市の裁量経費につきましては、マイナス2.46%になったところでございます。そのほか、今後の補助制度の考え方の整理、使用量のあり方などについて、検証を行うよう指示をしたところでもございます。 事業の執行順位につきましても、早急に対応を行うよう準備を進めることといたしておるところでございます。こういった取り組みを引き続き進め、事務事業の適正化、そして効率化へ向けた業務改善を図るとともに、適正な歳出の抑制、歳入対策を行ってまいりたい。そういう思いでの「転」でございますので、その気持ちで財政の健全化を図る所存でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆12番(青木茂君) 市長、この「転」という言葉については、物事を転じるということでございます。物語でいきますと読み手を驚かせるというのがこの「転」でございまして、これにはあっというような、やはり市長のリーダーシップが表に出てくる、また行政がそういうふうに動いていくということが見えなければならないし、そういうふうに結んでいかなければならないわけであります。 ぜひ、これにはスピード感が必要なんです、スピード感が。スピード感を持って、今ほど市長の思いとかそういうものを申されました物事をスピード感を持って、それが我々にも見えるように、市民にも見えるように努めていただき、そのリーダーシップを図っていただきたいということを最後に私から述べさせていただきます。 ぜひ、起承転結の「転」があっと驚くようないい方向に転がりますように、市長に期待を込めまして、私の議案質疑を終わります。 あと、各事業については私どもの会派の各議員のほうから、今から質疑がございますので、よろしく対応のほうお願いします。 それでは、私の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 原雄一郎議員。 ◆3番(原雄一郎君) 3番、志政会、原雄一郎です。 議案第1号、平成31年度一般会計予算のうち、総務費から5事業、商工費から15事業を教育費から1事業、質疑いたします。 まず、総務費中、総合計画策定費について、現時点での進捗や達成度について伺います。 次に、からつ力向上推進費についてですが、今回、未来づくり研究会研修委託費が入っていますが、昨年度の答弁で市長公約ではないというところで、今まではそちらには入れないというご答弁でした。 今回、改めてからつ力向上推進費に入ってきた理由について伺います。 次に、移住促進プロジェクト費についてですが、平成30年度の移住者の属性や実績見込みについて、前年度対比を含めて伺います。 次に、生活路線バス等運行補助金についてですが、事業総額のほうが4,000万円以上の増額となっております。この要因について伺います。 次に、名護屋城跡薪能事業補助金についてですが、今回の入場者数目標が1,100人と設定されております。まずは、その理由について伺います。 続いて、商工費に移りまして、まずは商工業団地基盤整備補助金について、この具体的な内容と補助率の根拠についてお伺いいたします。 次に、賑わいのまちづくり推進事業費について、中心市街地動向調査委託費が減額となっておりますが、その理由について伺います。 次に、呼子朝市活性化対策事業費についてですが、本事業の平成30年度の実績について伺います。 次に、唐津ブランド推進事業費についてですが、唐津ブランド推進協議会への負担金が計上されておりますが、この協議会の中における、その市の役割についてお伺いいたします。 次に、唐津焼産業推進事業費についてですが、日本遺産広告看板設置の概要についてお伺いいたします。 次に、企業誘致推進費について、平成30年度の実績について、制約だけではなくて、問い合わせとか、視察等も含めて得た実績と、あと、今年度新たに工業団地整備の調査検討をするというご答弁が以前ありましたが、その結果についてもお伺いいたします。 次に、コスメティック産業推進事業費と唐津コスメ海外展開促進事業費については、関連する事業ですので一括してお伺いします。 まずは、今年度までの事業効果と今後の展開についてお伺いいたします。 次に、観光地域づくり事業費ですが、以前の答弁で、観光体験プログラムを利用促進の窓口を旅館組合さんに変更するとの答弁がありましたが、その効果についてまずはお伺いいたします。 次に、メディア活用推進費について、内容が昨年度と変わっているようですので、その事業概要と目標とする効果についてお伺いいたします。 次に、唐津観光大使事業費について、平成30年度の事業実績とその効果についてお伺いいたします。 次に、(一社)唐津観光協会補助金について、情報発信事業が大きく減額となっているようなんですけども、その理由についてお伺いいたします。 次に、唐津くんち振興費について、まずは曳山生誕200年記念行事関連事業の概要についてお伺いいたします。 次に、観光地経営推進費について、目的の中の生活水準の向上を目指すとありますが、これは観光地経営戦略にも使われているところなんですけども、もう少し目指すべき目的として、詳細のほうをどういう内容かについて、まずはお伺いいたします。 次に、観光施設等管理費についてですが、まずは虹の松原バイオトイレ設置についての概要をお伺いいたします。 最後に、教育費なんですけども、近代図書館、図書購入費について、以前、その計画等があいまいな等の答弁がありましたが、今回その計画購入金額、冊数の根拠についてどのような計画を持って購入されたかについてお伺いいたします。 以上で、私の最初の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 私のほうからは総合計画と未来づくり研究会についてのご質疑にお答えをさせていただきます。 まず、総合計画の進捗度、達成等でございますが、第2次総合計画に定めております106項目の単位施策の行政評価を実施しておりますので、平成29年度を対象にした行政評価に基づきお答えをさせていただきたいと存じます。 106項目の単位施策におきまして、各指標の数値目標を設定しておりますが、達成度100%をクリアしている単位施策は51項目で、全体の48%でございます。 達成度50%以上、100%未満の単位施策は49項目で全体の46%、達成度50%未満の単位施策は6項目で全体の6%となっております。 総合計画は、本市におきましても全ての計画の基本となる地域づくりの最上位に位置づけられている計画でございますので、各施策に定めております各指標の数値目標達成度が100%となるよう、引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。 次に、未来づくり研究会についてお答えをさせていただきます。 今まで、企画事務費に計上していた未来づくり研究会の予算を、今回、からつ力向上推進費に計上した理由についてでございました。 この未来づくり研究会の予算につきましては、これまで議会の中で新規事業を表す(新)の取り扱いや、平成29年度、平成30年度のこの予算が企画事務費に入っていることについてのご質問をいただいたところでございます。 当時、企画部の回答は、この予算がいわゆる研修会の開催費用や先進地視察に係る経費であるため、事務費として計上させていただきたい旨の答弁をいたしておりました。 今回、からつ力推進費に計上した理由でございますが、私、昨年5月の発表会のほうを見させていただきました。経費は事務費ではございますが、その実施内容につきましては、若手職員の能力の底上げやからつ力を高める施策立案でございまして、からつ力向上に取り組む市の組織力の評価や補完につながるのではないか、そういった視点で、今回、事業費目の整理をさせていただいたものでございます。 なお、平成29年度6月補正、平成30年度当初予算時におきましては、発表会があっておりませんでしたので、その事業成果については不明だったことで事務費的な整理をしたものというふうに捉えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 3点ございました。まず、移住促進プロジェクト費についてでございます。 移住の実績、対前年比較や属性に関する質問でございました。 まず、平成29年度の実績でございますが、移住促進プロジェクト費の中で実施をする事業で移住された方は14世帯、25人の移住者を確認をしております。 次に、同事業で平成30年度の実績の見込みでございますけれども、現在のところ9世帯、20人を見込みでいるところでございます。その移住者の属性につきましては、単純に比較することは難しいところでございますが、実移住者と移住相談から読み取れることは、移住先で店舗出店など新たな計画にチャレンジや検討をされている単身者や田舎暮らしなど、自然を生かした子育て環境を望まれる世帯が比較的多い状況でございます。 次に、生活バス路線等運行補助金で約4,000万円ほどの増額となった要因でございます。 生活路線バス等の運行に係る補助路線は4区分ございまして、廃止路線代替バス路線6路線、生活路線バス7路線、地域間幹線及び一般路線19路線、それに編成実施計画路線20路線がございます。 収入から経常費用を引きました欠損額に対しまして補助を行っているところでございます。 平成30年度期の全体の欠損額は4億2,300万円に対しまして、国・県、他市町の補助額の合計額が1億8,100万円、唐津市が1億4,400万円の補助を行いまして、残りの9,800万円は事業者の負担となっているところでございます。 欠損額の増加の大きな要因の一つといたしまして、利用者の減少による収入源、燃油価格の高騰による燃料費の増、並びに運転手確保のための人件費の高騰などが上げられます。 市の補助額につきましては、前年度から3,947万9,000円の増額となっております。その主な要因といたしまして、補助路線の中にあります地域間幹線伊万里線、唐津佐賀線、有浦線、呼子線などの7路線への補助額の見直しを行ったものでございます。 これまで地域間幹線7路線につきましては、約6,000万円の欠損額に対しまして、3,000万円の上限を設けて補助をしておりましたが、他市町の動向を見てみますと地域間幹線については欠損額に対して全額補助を行っている状況でございましたので、当市といたしましても、地域間幹線については欠損額の全額を補助することといたしまして、3,043万4,000円の増になったところでございます。 また、再編実施路線につきましても路線の追加などにより、544万2,000円の増加となっている状況でございます。 最後に、名護屋城後薪能事業補助金についてでございます。 目標人数の設定についてでございました。事業の実施計画を立てる上では過去の実績等をその検討材料といたします。 そこで、これまでの実績でございますが、平成22年度開催時のチケット販売枚数は1,466枚、平成25年度のチケット販売枚数は1,197枚、平成28年度当初計画では1,200枚の目標を立てられておりましたが、実績として711枚の販売にとどまっております。 実行委員会では、現在まだ準備の段階でございますが、今年度のチケット販売目標を設定するに当たりまして、過去の実績と前回の反省点を踏まえまして検討された結果、ここ数回の目標を1,200枚とされておりましたが、前回が目標を大きく下回ったこと等を勘案して、今回の目標は、100枚少ない1,100枚と設定をされたと聞いております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 15項目のご質疑でございましたので、多少時間がかかるかと思いますが、順次答えさせていただきたいと思います。 まず初めに、商工業団地基盤整備補助金の具体的な内容でございますが、これは中原にございます唐津鉄工団地協同組合が、周辺交通の円滑化と安全性の向上、事業活動の円滑な継続のために実施する団地出入り口部分の拡幅工事に対して補助をするものでございます。 唐津鉄工団地協同組合は、個々の企業が抱える工場の課題や公害問題を解消するため、工場集団化を目的として昭和44年に設立され、本年11月でちょうど50周年を迎えるところですが、周辺宅地化の進展や西九州自動車道唐津インターの共用開始、近隣での大型店舗のオープンなどにより、団地前面道路の交通量が増大しており、出入り口部分の見通しの悪さも相まって、資材の搬入や製品の搬出、従業員の通勤、そして地域住民の通行に際して、交通の円滑さを欠き、また安全性に不安を感じる状況が生じております。 加えまして、団地内企業が発注する製品が大型化しており、輸送車両も大型化しているため、その対応が各企業、経営の安定には避けて通れない課題ともなっているところでございます。このことから組合において、出入り口部分の拡幅を検討されたものですが、本市といたしましても当該拡幅工事が周辺交通の円滑化と安全性の向上に寄与し、また団地内企業の円滑な事業活動の継続とそれによる地元雇用の維持、産業の集積の維持に資することから、後押しをすべきと考え、今回の予算をお願いするものでございます。 補助率の考え方でございますが、通常であれば2分の1とするところでございますけれども、先ほど申し上げた事業効果に加え、大型車両への対応が可能となることで、組合企業の受注の拡大に直接寄与すること、その事業効果が持続することから、事業主体の受益の度合いが強いものと捉え、補助率を引き下げ、3分の1とするものでございます。 続きまして、まちなか賑わいを創出し、集客交流を促進するための事業でございますが、賑わいのまちづくり推進事業費における中心市街地動向調査委託料が減額となっている理由についてのご質疑でございました。 この調査は、これまで本市中心市街地活性化基本計画に定める中心市街地地域、学区域、具体的には中央商店街におきまして、通行量と来街者満足度の2種類の調査を実施し、その委託料を予算計上したところでございます。 平成31年度からは、中心市街地活性化基本計画の目標達成度をはかる指標の来街者満足度調査に重きを置くこととし、通年にわたって店舗内や軒先でのアンケート調査を実施する予定でございます。 通行量調査につきましては、都市再生整備計画の目標達成度をはかる指標ではある点を考慮いたしまして、平成31年度から所管のまちづくり課の予算にて計上をお願いしたものでございます。この結果として、交通量調査に係る中心市街地動向調査の委託料が減額となったものでございます。 続きまして、呼子朝市活性化対策事業の平成30年度の状況についてのご質疑でございました。 本事業では、呼子朝市通りの活性化のため、新規出店者の掘り起こしを目的とした新規出店者募集事業と朝市来訪者の滞在を午後まで延ばすことを目的とした呼子マルシェ開催事業を実施したところでございます。 このうち、新規出店者募集事業は、朝市学校と銘打ち、出店希望者を募集し、講義や模擬店出店、実際の出店に向けたサポートを実施したもので、平成30年度は2度の開講により、4件の新規出店につながりました。 呼子マルシェ開催事業は、朝市がお昼12時に終わった後も、来訪者にお昼を挟んで午後まで滞在していただくため、7月、9月、10月、11月、計4回の各回8時から14時30分まで開催したもので、延べ56店舗の出店と7,100人の集客につながりました。 滞在時間の延長につきましては、定量的な数値の測定はできていませんが、マルシェへ訪れた方のうち、現場の感覚では半数は朝市からの滞在、残り半数はマルシェを目的に参加された方ではないかと感じております。 なお、マルシェへの出店者の中から朝市の新規出店が1件誕生しており、平成30年度の朝市への新規出店は、朝市学校での4件と合わせて計5件となったところでございます。 次に、唐津ブランド推進事業費の中で、唐津ブランド確立推進協議会負担金の役割でございますが、唐津ブランド戦略を推進するために設立された唐津ブランド確立推進協議会がマーケットインの視点で唐津産品を磨き上げ、付加価値を高めながらそのよさを効果的に伝え、流通環境をつくり出す取り組みを実施されてきております。また、商品の持つこだわりを多種化させ、露出度を増加させることで購買につなげていくことを目的に、さまざまな取り組みが実践されております。市の取り組みに参画し、負担金を拠出するものでございます。 次に、唐津焼産業振興事業費で、今回提案しております日本遺産広告看板の設置の概要でございますが、唐津焼発祥の地である岸岳古窯跡群周辺には、多くの唐津焼の窯元が存在し、この地域に人の流れを創出して唐津焼に触れる機会を増加させ、唐津焼の売り上げ増加を図ることを目的として設置するものでございます。 看板の高さは4メートル、幅1メートル程度のものを予定しておりまして、設置場所は、国道203号山本跨線橋交差点から佐賀方面に20メートルほどのところにあります市道、鹿ノ口2号線入り口付近に設置を予定いたしております。 次に、企業誘致推進費において、平成30年度の事業実績及び新たな工業団地整備の調査検討事業の結果についてのご質疑でございますが、まず、平成30年度の事業実績についてお答え申し上げます。 平成30年度における企業訪問、現地視察等の誘致活動の件数といたしましては、2月末現在で延べ203件となっております。そのうち、厳木工業団地に関する件数が延べ33件、石志工業団地に関する件数が延べ14件となっております。 また、平成30年度において、企業との進出または立地協定を5件締結しているところでございます。 その内訳といたしましては、市外企業の工業新設によるものが1件、市内に立地している企業の増設によるものが3件、市内に立地している企業の新事業に伴う工場増設によるものが1件となっております。 次に、平成30年度において実施している新たな工業団地整備の調査検討事業の経過についてお答え申し上げます。 この事業は、3月15日までが事業期間となっておりますので、結果が今のところまだ出ておりませんが、実施内容といたしましては、市内における新たな工業団地適地の選定やその整備可能性を調査するとともに、中長期的な視点で工業団地の開発における基本計画を策定することとなっております。 工業団地適地の選定では、まず市内から工業団地適地となり得る候補地を17カ所選定しており、選定した候補地について、用地の状況や特徴、要排水、電力の状況、道路、交通の状況、周辺環境、法規則などの評価基準を設定し、評価を実施しているところでございます。 評価結果を踏まえまして、3カ所から5カ所に工業団地適地として選定することとしておりまして、最終的には土地利用計画図の作成、概算事業費の算定などを実施することにしているところでございます。 続きまして、コスメ関連の事業のご質疑についてお答え申し上げます。 これまで、ジャパンコスメティックセンターを中心としたコスメ関連事業につきましては、その事業効果について説明をいたします。 本事業につきましては、化粧品を初めとする美容健康産業の集積を図ることを目的に、平成25年に推進組織ジャパンコスメティックセンターを設立し、現在、全国から200社以上の参加を得て活動しているところでございます。 事業効果につきましては、唐津市内への産業集積といたしまして、昨年11月、オーガニック化粧品メーカーの株式会社クレコスが石志の工場に進出するなど、企業誘致が6件、新しく業を起こしたり、新規参入する企業創業が14件ございました。現在でもフォローしている案件が複数あっているところでございます。 次に、唐津産素材を使用した商品開発では、17社により商品が46品目開発販売されております。 例えば、昨年9月、東京のメーカーが唐津産の青みかんと白イチゴを原料として使用したフェイスマスクが開発され、全国のバラエティショップで販売されました。 また、国際取引の支援につきましては、これまで国内外で延べ30回の商談会の開催及び展示会の出展をしまして、輸出13社、21件、輸入5社、7件の実績が出たところで、現在もフォローをしている継続案件が複数ございます。 そのほか、企業創業を目指す人向けのセミナーの開催や大学との研究開発の支援等を進めているところでございます。平成31年度におきましても、唐津への産業集積をさらに進め、雇用の創出、地域経済の活性化を図ってまいりたいと考えているところでございます。 続きまして、観光地域づくり事業費で、観光体験プログラム利用促進の窓口が変更された効果についてのご質疑でございました。 観光体験プログラムの利用促進につきましては、唐津市旅館協同組合とともに連携し、引き続き観光協会においても窓口業務や体験事業者への手配業務にあわせ、PR業務につきましても行っているところでございますが、この体験プログラムのうち、旅館、ホテル等の宿泊施設と連携した観光体験プログラムの利用促進窓口について、観光協会から唐津市旅館協同組合に移行したところでございます。 窓口の移行による効果でございますが、今回、旅館、ホテルの窓口で体験プログラム情報を約500件ではございますが、宿泊客に対し、迅速な情報提供と丁寧な説明を行うことで、窓口案内サービスの向上につながったこと、さらに宿泊と連携した体験プログラムを促進することで、観光客の滞在時間を延長することができ、飲食など地域内の消費効果に寄与できたものと考えているところでございます。 次に、メディア活用推進費の事業概要についてのご質疑でございました。 事業概要といたしましては、メディア広告等有効活用による宣伝広告業務とアニメーションを活用した集客促進事業の2事業でございます。 まず、メディア広告等の宣伝広告業務といたしましては427万9,000円を計上いたしております。 事業の内容でございますが、九州ウォーカーなどの雑誌に観光情報を掲載するオフライン広告とヤフー広告など、デジタルサイトを活用したオンライン広告による情報発信を考えております。 次に、アニメーションを活用した集客促進事業といたしまして790万8,000円を計上いたしておりまして、話題性のある人気テレビアニメ「ゾンビランドサガ」の聖地である県内の市と連携を図りながら、多数のメディアが集まるイベント、全国ふるさと甲子園への出場などを考えているところでございます。 また、イベント等へ参加を行うことでメディアの露出を高め、現地への集客促進の呼び水とするとともに、聖地巡礼マップの増刷など、受け入れ体制づくりにも取り組んでいきたいと考えているところでございます。 平成30年度事業との違いでございますが、情報の取得方法がデジタル化している背景もあり、平成31年度からは新たにオンライン広告も取り組むものでございます。 また、平成30年度は人気テレビアニメ「ユーリ!!! on ICE」を活用した集客促進事業を行いまして、20代から40代の女性を中心とした来訪者に、アニメを通して唐津の魅力を発信したところでございます。 平成31年度は「ゾンビランドサガ」のファンである20代から40代の男性を中心とした来訪者に向けた情報発信を行っていくと考えております。 また、本市の来訪者1万人を目標に事業展開を図りたいと考えております。 続きまして、唐津観光大使事業の平成30年度の実績とのご質疑でございましたが、平成30年度の実績でございますが、現在、把握している実績でご答弁させていただきます。 まず、メディア露出につきましては、岩本初恵氏は就任の際にテレビ、新聞、9メディアに対し情報発信をしていただいたところでございます。 また、全国ふるさと甲子園に本市が出場した際にも岩本氏にご協力をいただき、東京の主要テレビ局を初め、181媒体の関係者など、多数のメディアに本市をPRできたところでございます。 佐藤和哉氏におかれましては、JR九州の観光列車あそぼーい!の出発式にメディアに掲載されたほか、100件以上のコンサートやイベント会場におけるステージ出演の際や、テレビ、ラジオの出演の中で本市のPRをしていただいているところでございます。 また、名刺につきましては、岩本氏に1万6,000枚、佐藤氏に2,000枚を渡している状況でございまして、国内各地で名刺を配っていただいているところでございます。 ちなみに、この名刺をご持参された方は、市内の観光文化施設への入場料金免除特典があり、来館者につきましては、唐津城が去年7月から1月末まで84人がこの名刺を活用されております。 また、唐津焼窯元や飲食物販店舗にも割引きサービスの特典をお願いしておりますが、現在、利用促進効果には余りつながっていないといったところでございます。 なお、この制度の利活用促進につきましては改善を行い、より効果ある事業にするため、努力してまいりたいと考えているところでございます。 続きまして、唐津観光協会補助金で、観光協会の情報発信事業が減額となっている理由についてのご質疑でございました。 減額の理由につきましては、観光協会や旅館組合との協議を行い、官民が一体となることによりプロモーション効果を向上させるため、九州観光推進機構などと連携を行う東京や大阪などでのプロモーションに係る費用を一部市へ移行したり、ラジオによる情報発信を見直したりするなど、昨年に引き続き、観光協会の事業の精査を行ったことによるものでございます。 次に、唐津くんち振興費で、曳山生誕200年を記念する関連事業の概要はとのご質疑でございました。 概要といたしましては、国指定重要無形民俗文化財であり、ユネスコ無形文化遺産へ登録されている唐津くんちの曳山行事ですが、ことしは1番曳山の刀町、赤獅子が製作から200年、現在の曳山行事が始まって200年という記念の年であり、また元号が新しくなるという特別の年でもございます。これらを記念して、唐津曳山取締会の主催で5月5日に特別巡行が行われます。 この巡行の事前PRをゴールデンウィークのイベントとして、テレビ、CM放送やチラシを作成して、観光客を誘致しようと考えております。 また、ストレスなく観光していただけるよう、観光客の受け入れ体制として、仮設トイレの設置や雑踏警備、ごみ対策など、受け入れ環境を整備するように予定いたしております。 続きまして、観光地経営推進費で、生活水準の向上を目指す具体的な内容と観光地経営推進事業の概要についてのご質疑でございました。 観光地経営戦略プランに記載してある「生活水準の向上を目指す」の具体的な内容でございますが、観光で稼ぐ仕組みづくりを推進することにより、観光に携わる関係者を中心に、観光で得られた外貨が地域内で内需として循環し、新たな雇用の創出と所得の向上につなげることを目指すものでございます。 次に、観光地経営推進費の事業概要でございますが、観光消費額等のマーケティング調査や携帯端末による位置情報調査、GPS調査ですけども648万円。宿泊強化を図るための宿泊キャンペーン並びにキャンペーンに付随したプロモーションとして826万2,000円、キャッシュレス観光の推進や外国クルーズ船にて来訪者が増加しているヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアの各地域や重点主要としている台湾を調査対象地域として、キャッシュレス観光の推進に向けた調査費等に486万円などがございます。 また、委託先でございますが、観光地経営の基礎づくりを行う目的を達成するために最善の委託先を今後選定していきたいというふうに考えております。 これらの事業に取り組むことで、観光地経営の基礎づくりを進めるとともに、観光地経営に必要な財源確保の課題等についても検討を重ねてまいりたいというふうに思っております。 最後になりますが、観光施設等管理費の中で、虹の松原バイオトイレの設置の概要についてお答え申し上げます。 今回の予算につきましては、市が国から土地を借用しております虹の松原駐車場内に、関係機関の許可を得てバイオトイレを設置し、観光客の利便性向上を図るものでございます。 今回設置しますトイレは、松原内におけるトイレ処理水の流末処理の問題などを解決するため、市内企業が自社開発した使用後にトイレの処理水を外部に放流しない循環型水洗式バイオトイレの設置を計画いたしております。 まずは本製品の開発企業におきまして、松原内の環境下における製品の試験運用を実施し、その後引き続き市といたしまして、その試験データなどにより状況を確認した後に、平成31年度途中から活用を図りたいというふうに考えているところでございます。 平成31年度は、8カ月分の設置費用164万5,000円を予算計上しているところでございます。 なお、設置費用の内訳といたしましては、トイレ本体の賃借料が121万8,000円、消耗品費が4万2,000円、電気料が12万円、清掃業務委託料が26万5,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 保利教育部長。          (教育部長 保利守男君登壇) ◎教育部長(保利守男君) 原議員のご質疑にお答えします。 近代図書館、図書購入費についてでございます。 今回、どのような計画を立て、図書購入費を計上しているのか、その積算根拠はとのご質疑でございました。 前回、図書サービスの向上を目指すためには数値目標を定め、その達成に努めなくてはならないのではないかとの議員ご提案のとおり、数値目標については、平成24年12月に文部科学省告示の図書館の設置及び運営上の望ましい基準において、指標及び数値の伴った目標は、図書館サービスや運営の点検、評価に欠かせないものであり、それぞれの図書館が実態に応じて設定するべきものであると示されております。 現在、唐津市子ども図書活動推進計画のアンケートを実施しておりますが、このアンケートに寄せられた意見などを加味した上で、平成31年度内に達成すべき数値目標を公表できるよう進めているところでございます。 平成31年度の予算要求には数値目標を定め、反映させることはできませんでした。 図書購入費の積算根拠ですが、平成31年度予算計上額として1,055万3,000円でございまして、前年度と比べますと購入冊数433冊、予算計上額で53万3,600円の減でございます。 また、積算根拠といたしましては、前年度の開架冊数に占める新規図書比率の5.5%を参考といたしまして、5%を下回らないよう努め、不足分につきましては佐賀県立図書館が実施しています新刊の児童書を全点購入し、各自治体へ貸し出すシステムや読書支援のため、児童図書を貸し出すシステムなどを利用しながら補ってまいりたいと考えているところでございます。 そのほか、図書以外の購入費といたしましては、新聞14紙、雑誌160、官報追録14種、これの予算計上額は379万3,296円でございます。 また、DVDなど消耗品費及び備品購入費を合算しまして、この予算計上額は98万5,400円。次に、有料データベース使用料141万1,070円などを含めまして、総額で1,725万4,000円を計上させていただいております。 今後は定めました数値目標に基づき、予算や計画等に反映させながら、その達成に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、総務費の総合計画策定費から再質疑を行いたいと思います。 平成30年度に策定の後期基本計画の素案の概要ということで計上されておりまして、その分と及び今後の計画策定に向けたスケジュール、それと議会への報告がどういった形でなされるかについて伺います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 後期基本計画の素案につきましては、前期基本計画の評価、住民アンケートの結果等をもとに分野別の施策の検討、施策ごとの背景、課題、取り組み方針の策定や成果目標、成果指標、目標値の設定のほか、住民と行政の役割等の整理などを行いまして、現在素案の策定を行っているところでございます。 基本的には前期項目に、現状における時点修正でございます。 今後のスケジュールでございますが、今年度策定された素案をもとにいたしまして、4月から9月にかけまして各課への聞き取り及び課題の整理を行います。10月から12月にかけまして後期基本計画の内容の取りまとめを行いまして、1月には計画の議会への提示をする予定といたしております。完成は3月でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 途中での議会への報告のほうもあるということでした。 それでは続きまして、からつ力向上推進費について再質疑いたします。 項目の中に、唐津創生会議というものがありますが、この平成30年度に実施された内容について、開催回数やテーマ及びメンバー等について、後、出た意見等、そのあたりの経緯についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 平成30年度に実施した内容についてのご質疑でございました。 唐津創生会議の平成30年度の実施内容でございますが、平成30年11月27日と、ことし1月16日、2月27日の計3回開催をいたしております。 開催までの経緯について触れさせていただきます。 準備行為としまして、住民の関心のある分野などを把握し、開催1回目の参考資料とするための住民アンケートを9月に実施いたしました。 これは市内5つの保育園に配布を依頼し、サンプルとして150名の回答をお願いしたものでございます。 配布場所の選定理由としましては、他業種、他地域からの意見を求めたいとの考え方から、さまざまな職業の保護者が期待できることで実施したものでございます。 あわせて、創生会議の委員につきましては、唐津旅館協同組合、唐津社会福祉協議会、建設業協会、消防団、唐津観光協会、唐津地区PTA連合会、唐津東松浦医師会へ推薦依頼を行いまして12名の委員を推薦いただき、一般参加枠をチラシ配布及びホームページ記載を行い1名の募集がございました。 また、推薦枠とは別に、地域に根差した活動をされております0─100地域の輪実行委員会の方とスマートタウン構想などの研究を行われております長崎総合科学大学の教授の方が唐津在住ということの情報を得ましたので、両面に事務局から依頼を行っております。計15名の委員としたところでございます。 開催方法といたしましては、委員に対しまして、第1回目の開催前にどういった分野に意識があるのかのアンケートを行いまして、また、住民アンケートの関心が多かったものを第1回の会議の議題として開催をいたしております。 第1回目はグループを3つにわけまして、各テーブルに職員がファシリテーターとしてついた上で、先ほど述べました議題としましては、1つ目に唐津ファースト、2つ目にコンパクトシティ、3つ目に唐津版CCRC、4つ目に子育て体制・子育て環境、5つ目に観光客の受け入れ体制、6つ目に第1次産業の強化、7つ目に医療と健康についての課題等を出していただきまして、各テーブルでの意見発表を行っております。 会議終了後、事務局でこの意見を一覧表にまとめまして、第2回目と3回目の会議では、全員協議の形で1回目の意見について再度協議を行ったところでございます。 結果といたしまして、今年度はテーマに対する意見や要望にとどまったということが反省点ではございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 他業種、他地域の方が集まっていただいて、そういった意見を出していただいたということですけども、ちょっと再度確認したいんですけども、この会議をしている目的は意見を聞くことでしょうか、それとも何かの施策までの結びつけていくというところの何か提案までを出していただくことでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 この唐津創生会議の目的は、議員最後におっしゃいました他業種、他地域からのさまざまな意見で課題を取り上げまして、それを解決するために政策立案に結びつけていく会議でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) そうなると、その施策的なところまでを提言していただくような内容になるということですかね、そうなるとちょっと逆にこれだけ他業種、他地域というところですごく幅が広くなってきますし、それらの人が例えばコンパクトシティ、唐津CCRCについて話してくださいと言われても、その方が何かの施策を出せるのかなというのが、ちょっとかなり無理があるのかなと思っていますが、今後そういったものを拾い上げてしていくには少しいろんな組み合わせ等の組み立て、座組み等の修正が必要になってくると思いますけども、そのあたりについてのお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 先ほど申し上げましたように、今年度の反省としましては要望に留まったということが1点ございまして、平成31年度からはその開催方法としましては、今回、10項目ほど提案が出ておりますので、2項目ほどに絞っていきたいというふうに考えております。 今回はどちらかというと福祉関係の部門が多ございました。市といたしましてもやるべき産業面であるとか、観光面、そういったものを加えまして、4項目ほど市がテーマを設定いたしまして、委員や市民からの意見を聞きながら、事業化もしくは既存事業の充実に結びつけたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) では、次に、移住促進プロジェクト費について再質疑を行います。 先ほどのご答弁の中で、平成29年度が14世帯25人、それに対して平成30年度の実績見込みで9世帯20人ということで、ちょっと数が減っている状況かなというのは理解できたんですけども、それに対して今年度の予算として情報発信に係る経費、こちらのほうが減額になっておりますが、そのあたりはどういうふうに補完されて対応を考えていらっしゃるかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質疑にお答えいたします。 減額の主な要因といたしまして、首都圏で開催されます移住フェアに関する負担金及び旅費等を減額をしております。 理由といたしまして、これまで多くの移住フェアに参加をしてきておりますけれども、平成31年度につきましては開催される移住フェアへの過去の来場者の実績、あるいは移住希望の高い来場者が多い移住フェアに特に重点を置きまして出店することといたしまして、出店効果の高い移住フェアに重点化することにより、高い情報発信に努めて行きたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 効果的な発信のほうを検討されているというところで、さらにちょっと少し効果的にいろんな施策を考える必要があるとは思うんですけども、今、移住・定住促進課のほうで、今回のプロジェクト、移住対策について捉えていらっしゃる課題等、もしくはその対策についてお考えがあればお示しください。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質疑にお答えいたします。 まず移住、定住に欠かせないのが、仕事とのマッチングでございまして、移住や定住分野では避けては通れない、そして最難関の課題であると考えております。 これまで移住促進プロジェクトを約3年間実施をしてきたところでございますが、若年層が求める職種や給与などとのミスマッチが生じておりまして、実移住につながっていないケースが多くございました。このようなことを踏まえますと若年層にマッチングする仕事の確保や創業支援も必要となってくるものと考えております。 また、住まいのマッチングに係る課題もございまして、ニーズに沿った物件をタイムリーに一部提供できていない現状もございます。これにつきましては、空き家バンク制度に関して申し上げますと、年度ごとの登録数に比例して成約数も増加する傾向でございますので、移住希望者に提供できる物件数が単純に多くなり、ニーズに合致する物件が提供できているからだと考えております。 したがいまして、登録物件の増加に向けた取り組みを今後も継続して、実移住の推進に努めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 仕事と、後、住まいとのマッチング等のことで、マッチング作業に関しては移住・定住促進課の仕事かと思いますけど、それに以外に関してすごい広い範囲でのフォローが必要になるかと思いますので、あわせてご検討いただければと思っております。 続きまして、生活路線バス等運行補助金についてなんですけども、4,000万円ほどの増額になっている理由として幾つか述べていただきました。 内容等が変わった部分もありますし、経年で人口減少等の結果、出てきている内容でもあるというのは理解できました。それに対して、特別委員会の提案として、行政内部の関係協議の場を設けることという内容での提言がありましたが、このことについてどういうふうに捉えていらっしゃるかをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質疑にお答えいたします。 議員おっしゃるように、交通弱者にかかる特別委員会でご提案をいただきました行政内部の関係協議の場を設けることにつきましては、これまで情報共有の必要がある場合に関係部署への連絡調整を行っておりました。 今後につきましては、市の関係部署で構成する連絡調整会議等を立ち上げるなど、地域課題の解決に向けた市民センターを交えた協議の場を設けていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 連絡調整会議の場を設けられるとのことで、ただ一方で、確かにそういった、そこの場を設けることも必要な中で、実際にこれだけ減り続けているということで、早急に何か動かないといけないという現状もあると思います。あわせて特別委員会の中での意見で、地域住民のニーズを捉え、まずはコミュニティバス等の試験運行をしてはどうかという提言もさせていただいたと思うんですけども、このあたりの動きについて、市の考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質疑にお答えいたします。 バス路線網の再編を行う際には、地域住民へのアンケート調査や運行しているバスに乗り込んでの聞き取りを行うなど、地域の現状、利用ニーズの把握に努めているところでございます。 地域住民の意見といたしましては、バス停まで遠いやバスの本数が少ないなど、路線バスではカバーしきれない課題があることを認識をしております。 コミュニティバスの試験運行等につきましては、現在運行しているバス路線との兼ね合いもございます。バス、タクシー運行業者とともに協議を進めているところでございます。 市といたしましても、コミュニティバスの運行に限らず、デマンド交通を含め、NPO法人や地域団体等が行う自家用運送、旅客運送事業など、地域みずからが主体となる取り組みに対しまして支援する体制を取り、地域と一体となって取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 先ほどおっしゃられたデマンド交通や地域団体の自家用運送・旅客運送事業等、それらも特別委員会の中で出てきた意見でまとめたのが、まずは試験運行してはどうかという意見だったと思いますので、早急にそういった対応等、検討していただきたいと思います。 続きまして、名護屋城跡薪能事業補助金について伺います。 別途いただいた事業では、入場者数、前回の平成28年度の実績が750人に対して、今回は1,100人ということで、一瞬伸びたのかなというふうに意識していたんですけども、先ほどのご答弁の中では、前々前回が1,466から1,197に減って、さらに前回は711に減ったというところでの、今回は1,100への設定というところで、参加人数が減ってきている中での入場者目標ということが理解できました。 ただ、一方でこの事業は、名護屋地区におけるだけではなくて、やっぱり唐津市全体でのPR効果もあるのではないか、また名護屋城というところとその薪能というイベントの親和性というのもすごく高いのではないかと思うんですけども、何かこの事業実施に向けて課題等、確認されてあることがあればお示しください。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質疑にお答えいたします。 本事業につきましては、約400年前、肥前名護屋の地が豊臣秀吉の在陣とともにや茶の湯を初めとする桃山文化で賑わいを見せておりました。その当時の賑わいを再現し、地域への愛着や文化の醸成を促進し、歴史文化を素材とした交流人口の増加を図り、各種産業の振興を促すため、平成2年に特別史跡名護屋城跡に特設舞台を設営し、開催されたのが始まりでございます。 屋外に特設舞台を設置し開催することで、来場された方にはとてもすばらしいと好評を得ております。しかしながら、開催に当たっては雨天時の対応や開催までの準備、開催費用の捻出など、実行委員会及び地元では大変ご苦労をされていることも聞いております。特に舞台設置では、その都度必要となる費用もかさみまして、特にご協力をいただいています地元の建築関係の皆様の協力なしでは準備することすら難しい状況とも伺っております。 開催当初から11回までは毎年開催されておりましたが、実行委員会で協議の結果、平成16年度の第12回より、地元の負担軽減等を勘案されまして、3年ごとの開催が望ましいと判断をされ、現在に至っております。 また、前回の来場者へのアンケート調査におきましては、2年ごとに開催してほしいが43%、3年ごとに開催してほしいが34%、毎年開催してほしいが2%という結果でございました。 このような状況を踏まえまして、現段階では実行委員会におきまして、毎年開催は厳しい状況にあるとご判断をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 毎年開催してほしいというのがほんの2%というところで、ただ一方で2年ごとに開催してほしいというのが43%という数字があるのは理解できました。その観客の方のニーズであったりとか、あとはこの名護屋城におけるこの薪能等の立ち位置を少しもう一度ご検討いただきまして、地元の方々とのいろんな協議をしましての落としどころというのを一度ご検討いただけたらいいのかなと思いました。 続きまして、商工費に移らさせていただきますが、賑わいのまちづくり推進事業費について伺います。 空き店舗チャレンジ出店補助金のほうがなくなっておりまして、以前からのご答弁のほうの対応をされたのかと思いますが、その内容について再度確認させてください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 先ほど質疑をいただいておりまして、私が答弁を漏らしておりました。大変失礼申し上げました。 空き店舗チャレンジ出店促進事業補助金についてのご質疑でございます。 この補助金は、中心市街地──済みません、失礼しました。          (発言する者あり) ○議長(田中秀和君) 済みません、部長、1回戻ってください。 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 空き店舗チャレンジ出店促進事業補助金のほうがなくなっておりますけども、それがどのように今対応されていらっしゃるかについてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 失礼いたしました。再質疑にお答えいたします。 空き店舗チャレンジ出店促進事業補助金についてのご質疑でございました。 この補助金は、中心市街地域への出店を対象とし、従来、賑わいのまちづくり推進事業費にて予算措置をしていたものでございます。 中心市街地を除く商業集積地域への出店を対象とする新規出店支援事業補助金は、地域のがんばる商店街等支援事業費で予算措置をしておりまして、双方の補助金の性質が同様であることから、昨年3月議会におきましてご指摘いただきましたので、補助金の交付申請者の利便性の促進という点も考慮いたしまして、平成31年度より、地域のがんばる商店街等支援事業費に統合いたしております。 内訳は、中心市街地域の枠を3件300万円、その他の地域の枠を2件200万円と想定いたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 移された理由とあと効果等を考えての変更であることは理解できました。 先ほど、最初に伺いました中心市街地動向調査のほうもそういった形で効率化されて、今回の空き店舗チャレンジ出店促進事業補助金についても効率化されての効果を狙っていらっしゃるのは理解できたんですけども、一方で、もともとこの空き店舗チャレンジ出店補助金というのが、中心市街地のニーズに合わせたところで、もともと立てていらっしゃる第2期の中心市街地活性化基本計画等に特化した形での補助金であったかと思っております。これが統合されることで、一方でそのあたりのニーズにした施策がどういうふうに担保されているのかというのが心配であるんですけれども、そのことについてのお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 空き店舗チャレンジ出店促進事業補助金が、別の予算に統合されたことに伴う中心市街地活性化のニーズに特化した施策の担保についてのご質疑でございました。 予算は統合しておりますが、中心市街地区域への出店補助の目的と狙いはそのまま継続を図っております。 中心市街地活性化のためのニーズの把握につきましては、中心市街地活性化協議会におきまして、中心市街地における商業活性化のための実行計画を策定した際に、多様な顧客のニーズに応じたサービスや店舗の展開、ニーズに即した情報発信など、売り上げ増加につながる販売促進、商業についての現状把握や消費者ニーズを分析するための調査やマーケティングの不足などが課題として整理されたところでございます。 課題の1つであります調査、マーケティング不足につきましては、今後、来街者満足度調査を充実させる取り組みを通じまして、少なからずフィードバックができるものと考えております。 また、中心市街地におけます商業活性化のための実行計画では、個店事業種、商工会議所まちづくり会社など、関係団体の果たすべき役割が果たされ、多様な顧客のニーズを捉えた魅力ある商業を創出することが、目指すべき姿として掲げられておりまして、それに近づくための取り組みの中で、市は実施主体として商工会議所と協力しながら多様な消費者ニーズに応じた創業展開、具体的には空き店舗への出店の斡旋支援の役割を担うこととなっております。 したがいまして、中心市街区域への出店を対象とした補助金につきましては、ニーズの有無も確認しつつ慎重に対応していきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 続きまして、呼子朝市活性化対策事業費について伺います。 呼子マルシェ開催事業費が減額となっているようなんですけども、その理由についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えします。 平成31年度の呼子朝市活性化事業費の予算額が、平成30年度に比べて減少している理由でございますが、これはマルシェの初年度であった平成30年度におきまして、マルシェ開催に必要な出店者用タープテント、折り畳み机、のぼり旗等を整備しておりまして、その整備分の経費が平成31年度は不要になることによるものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、この呼子朝市における出店者の減少以外の、またこの事業等についていろんな課題がまだまだあるかと思うんですけども、そのあたりについてどのように捉えていらっしゃるかについてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 呼子朝市におけます出店者減少以外の課題でございますが、出店者数は朝市学校等により持ち直しつつあるところながら、鮮魚、野菜の品ぞろえが悪くなりつつあること、それらを取り扱う店舗が減少傾向にあることが課題であると認識いたしております。 鮮魚、野菜は朝市の魅力の中核であると捉えており、これらの品揃いの悪化、店舗の減少は朝市の魅力の衰退につながりかねないと懸念するところでございます。 この点につきましても、対応を検討していく必要はございますので、必要があると認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 続きまして、唐津ブランド推進事業費についてなんですけども、ブランドの推進を進めていく上で、観光との連携というのが必要になってくるかと思います。 観光客に効果的な魅力を発信するなど、その観光と連携した購買につなげる取り組みについて、どのようにお考えかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) お答えいたします。 観光との連携についてでございますが、これまで九州オルレや国際渓流滝登りなどのイベント時に、積極的に産品唐津ブランドを提供するなど、知名度を上げる取り組みがブランド協議会で実践されております。 多くの観光客に産品唐津ブランドを試食し認知していただくことが購買につながるものと考えておりますので、唐津市旅館協同組合など関連する団体と連携した取り組みなど、協議会に働きかけを行ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 観光客の方への周知だけではなくて、例えば旅館等さんで夜出る食事とかにこういったブランドの商品を使われるとか、それを発信していくことでその次の購買等、もしくはふるさと納税等にいろいろつながってくる結果になるんじゃないかと思っておりますので、観光との連携を進めていただきたいと思いますが、そういった意味も含めまして、よく観光は裾野が広い産業と言われますが、そことの連携をさらに考えると、この唐津ブランドに使われる原材料等に関しても唐津産の材料をより使っていただく、もしくは雇用を生み出していただくという域内循環を大きくつくるところで、地域経済の波及効果というのをさらに大きくできるんじゃないかと思います。というところで、このブランド認証の基準について、少しそのあたりを勘案してはどうかと思いますが、そのことについてのお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 ブランド認証の基準につきましては、唐津ブランド確立推進協議会が独自で認証基準を定めております。 平成30年度からは、多くのやる気ある事業者が参加しやすくするため、エントリー制としてネットワークを構築し、専門家の活用や各種セミナーを通じて自社商品の磨き上げを行い、こだわりのある産品として育て上げ、一定の基準を満たしたものをブランド認証する取り組みへと変更されております。 議員ご指摘のとおり、原材料など地場産品を積極的に使用することで、他の産業への波及効果も期待できますので、その点を踏まえた認証基準の設定についてブランド協議会に働きかけを行っていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) そして、商品を売り込むときの発信というか、購買意欲を促進するための取り組みとしては、パッケージデザインというのが最近各地で見直されております。例えば、別府がビームスと組んでのパッケージデザインを考えたりとか、そういったことで購買意欲を促進する取り組みというのを進めておりますが、このパッケージデザインというところの支援について、何かお考えがあればお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇)
    ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) お答えいたします。 パッケージデザインへの支援のご質疑でございますが、県産品の販路拡大や商品パッケージのデザインなど、事業者を支援する県の外郭団体であります佐賀県地域産業支援センターがございます。このセンターでは多岐にわたる事業者の課題に対応するため、さまざまな専門家が登録され、派遣事業を実施されておりますので、関係機関と連携し、専門家とのマッチングを図るなど、事業者の支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。 さらに、ブランド協議会でも独自の取り組みといたしまして、事業者ニーズに合ったパッケージデザインなどの支援を計画されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 次に、唐津焼産業人材育成事業補助金についての再質疑なんですけども、唐津焼産業人材育成補助金を活用して、平成30年度に開催されたセミナーの実績と、あと平成31年度が増額になっているようなんですけども、この理由についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 平成30年度に実施されたセミナーの成果でございますが、唐津焼協同組合が専門家を講師に招き、セミナーを開催する取り組みに対して支援を行っております。 このセミナーは3日間開催され、唐津焼窯元を中心に延べ61名が参加されて、ものづくりに係るデザインの重要性やうつわの形を決めるまでに重視すべき要素など、売り上げにつながるヒントについて学ばれております。 セミナー受講者が取得されたノウハウを自身の作陶に生かし、唐津焼産業界を担う人材として育っていくことで、唐津焼の新たな魅力を最先端のデザイン技術と新たな発想によって発展していただくとともに、ひいては唐津焼産業の発展につながるものと捉えております。 また、平成30年度からの補助金の増額の理由でございますが、唐津焼協同組合が引き続き予定されている人材育成事業はセミナー講師と連携し、講師が新たな形や大きさなどの唐津焼を3種類デザインし、これをもとに唐津焼協同組合加盟の18の窯元が自分なりに作陶を実践される計画となっております。 また、3Dプリンターを活用した器の形の制作やセミナー講師等の打ち合わせの回数の増加など、時間的拘束が多くなることで補助対象経費が増加いたしますので、これに伴い補助金が増額となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 次に、唐津焼協同組合の販路拡大を図る取り組みとして、テーブルウェア・フェスティバル等に出店されておりまして、これも昨年度の答弁ではこれの目的としては取り扱い高増加等が狙いとしてありましたが、その効果についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 現在、本市では、唐津焼協同組合が伝統行事の技を生かし、唐津焼の価値を高めるため、展示販売への出店など取り扱い高増加を中心とした取り組みに支援を行っております。 平成30年度は2月3日から11日まで、東京ドームで開催されました国内最大の陶磁器の催事でありますテーブルウェア・フェスティバルへの出店に支援いたしております。 このテーブルウェア・フェスティバルは、唐津焼協同組合の組合員から、3つの窯元が約600点の日常使いの器から茶器まで幅広い唐津焼を出店いたしております。 テーブルウェア・フェスティバルの全体の入場者は、期間中30万人であり、唐津焼ブースへの来場者1万人に対し、唐津焼の魅力を丁寧に説明し、発信したとのことでございました。 テーブルウェア・フェスティバルは組合にとって初出店でございましたので、売れる商品や価格帯、入場者の客層を把握していなかったこともあり、売り上げ目標を達成することはできませんでした。 今回の出店により、売れる商品の選定ポイントや価格帯の傾向が把握できたことは、今後の出店に大いに活用できるものと期待しているところでございます。 また、全国各産地のさまざまな焼き物が出店されておりますので、産地のデザイン性の優れた焼き物を見たことで刺激を受け、作陶意欲が高まったとの意見も伺っております。 組合は、平成31年度も継続して出店したいという意向でありまして、今回の成果を今後の出店に活用していただきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 続きまして、企業誘致推進費についてお伺いいたします。 先ほどの中で、中長期的な視点での工業団地開発における基本計画を策定するとありました。その中で、他市の事例でいえば、オフィスの整備とかにも誘致が行われておりまして、それの効果もあると言われている一方で、他市の失敗事例等も新聞で取り沙汰されたこともありました。このオフィスの整備に係る考えについてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) お答えいたします。 オフィスへの企業誘致といたしましては、IT関連企業などを含む事務系企業の誘致が考えられているところでございます。 今年度、県内市町への事務系企業の進出等、協定締結企業は、本市2社を含めまして13社ございました。13社の進出場所といたしましては、民間所有の空きオフィスが4件、自社ビル等の建設が2社、自治体により整備されたオフィスまたは借り上げたオフィスが7社となっているところでございます。 本市におきましては、これまで事務系企業からの問い合わせ等があった場合につきましては、市内にある民間所有の空き物件情報を収集、照会し、誘致活動を行ったところでございます。 今後につきましても、まずは民間所有の空き物件情報を収集し、照会していくことで誘致活動を行ってまいりたいと考えているところでございます。 事務系企業では、若者が雇用されることが多く、事務系企業の進出により、若者の雇用が見込まれるところでございますので、今議会におきまして事務系企業に対する奨励措置の要件を緩和する条例改正を提案しておりますので、今後、事務系企業の進出を促進してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時00分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き開議を開きます。 議案質疑を続行します。原雄一郎議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次のコスメティック関連の事業から再質疑を行います。 先ほどの答弁の今後の展開の中で、雇用の創出、地域経済の活性化というのを図っていかれるとのことでした。その中で、今回新しくインキュベーション事業のほうが出てきておりますが、そのインキュベーション事業の概要についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 インキュベーション事業につきましては唐津市内で今後活躍する起業家の輩出と既存企業の第二創業や社内ベンチャーを生み出していくことを狙いとしております。事業の概要といたしましては、美容健康ビジネス分野をテーマに、海外向けビジネスも含めた起業創業の支援プログラムの開発とそのテストを行う事業でございます。 事業項目といたしましては、先進地モデル等の調査、分析、仮説設定、仮説に基づく支援プログラム案の企画、設計、プログラム案をもとにしたテスト事業の実施を計画しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 先ほど内容のほう伺いまして、理解できました。そんな中、確かにインキュベーション事業となると、今各地で活動的にいろんな取り組みが進んでいるのは理解しているんですけども、なぜこのタイミングでというか、インキュベーション事業を唐津コスメ海外展開促進事業として実施されるのか、その至った経緯についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) お答えいたします。 唐津コスメ構想の目的は、唐津を中心に美容健康産業の集積を図ることにございます。産業集積の方法といたしましては、主に3つあると考えておりまして、工場進出などの企業誘致、新しく業を起こす起業創業、既存企業の拡大があると考えているところでございます。これまで、国内外の企業誘致や輸出支援事業、唐津の素材を活用した原料や商品開発等に取り組んでまいりましたが、次の段階といたしまして、起業創業の支援にも力を入れていく時期が来たと考えているところです。新しいビジネスがやりやすい環境をつくり、唐津経済に寄与し、チャレンジしていく人材や企業をふやしていく活動が必要であると感じておるところでございます。実際、唐津でコスメ関連事業に取り組まれている事業者もいろいろな課題をお持ちであり、課題解決や新しいビジネスモデルの開発も必要とされているところでございます。また、市外から唐津でコスメ関連の事業に取り組みたいとのニーズも出てきているところでございます。このような背景のもと、今回のインキュベーション事業は、地域の資源を有効活用しながら、唐津在住で思いを持った人、地場企業で新しい事業を目指している人、他の地域でも唐津に来て事業に取り組みたい人、海外の企業等で日本でビジネスをしたい人などを対象に、起業創業を支援するプログラムの構築を目指すものでございます。この唐津で未来に向かって思いを形にする場をつくっていき、唐津発ベンチャーを生み出していく、ひいては唐津の産業集積を加速させていく、そのような目的のもと、今回のインキュベーション事業に取り組むものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) インキュベーション事業についてなんですけれども、先ほど申しましたように、ほかの地域でもインキュベーターとなる団体等を整えて、起業家の育成というのを進めていらっしゃいます。実際に、例えば岡山県西山栗倉村でいえば森をテーマに、または岩手県遠野市であれば、ホップ等をテーマにその起業家を育てる組織を先に整えて、例えばそれを地域保守協力隊の制度を使って来ていただいて、その方に企業を起こしてもらう、もしくは先にプロジェクトを準備してそこのプロジェクトにかかわっていただくなどの取り組みが今、その2地域だけではなく、加速度的に進んでおります。そんな中、今回のその取り組みについてどのようにされていくのか、テーマ等があれば何かお示しをいただければと思っております。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) ご質疑にお答えいたします。 確かに昨今、地域初の起業創業の取り組みが活発化しているところでございます。今回のインキュベーション事業を取り組むに当たりましても、そのような事例は参考にしておりまして、先進事例である森やホップといったテーマが、唐津におきましては、コスメと見立てて取り組むものでございます。取り組みの手法につきましては、先進事例を参考にしつつも、唐津には唐津なりのやり方、美容健康をテーマにすればそれに見合ったやり方もあろうかと考えておりますので、効果ある仕組みをつくってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次の観光地域づくり事業費についてお伺いいたします。 先ほどは観光プログラムの窓口について伺ったんですけども、今度は事業でついておりますお祭り等への助成についてお伺いしたいと思うんですけども、このお祭りの経費、もしくは助成条件等がありましたら、お示しいただきたいと思いますし、平成30年度の実績についてもお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 まず、祭りの定義でございますが、地域が伝統的に継承し、守ってこられ、地域の活力となる祭りと地域を挙げて行われるような行事、イベントとしての祭りがあります。 次に、助成の条件ですが、地域の特色を生かした魅力ある観光地づくりの促進、及び観光客誘致推進を目的とした事業を対象としておりますが、平成30年度の実績といたしまして、浜玉、相知、北波多で伝統的に実施されている祭りの山笠制作費や国指定重要無形民俗文化財である呼子の大綱引き事業費に助成をいたしております。また、唐津湾、浜玉町玉島川、厳木川、肥前町の地域イベントに対し助成を行ったところでございます。 合計で8団体に対し、1,136万2,000円を助成いたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次に集客拠点形成事業についてお伺いいたします。これは肥前名護屋城跡を含む活用した集客拠点づくり等が含まれると思うんですけども、ことしの知事のご発言の中で、肥前名護屋城を活用する城プロジェクト等のことを掲げられておりますし、また、唐津市には連携した取り組みを今後行うみたいな発言があったと思うんですけども、ただ、今回一方で金額を見てみると減額になっております。そのあたりのお考えについてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 2点ございました。1点目は、集客拠点形成事業の事業額の減額について、2点目は知事が示された肥前名護屋城跡を活用する城プロジェクトとの市の連携についてのご質疑でございました。 まず、集客拠点形成事業の事業費の主な減額内容でございますが、今年度オルレのパンフレット作成や案内標識の作成費用を減額したところでございます。 次に肥前名護屋城跡の歴史文化資源の活用でございますが、山口知事が12月の知事選の際に示された城プロジェクトにつきましては、県の担当課に問い合わせてみましたところ、今後具体的な施策を検討されるということでございました。本市といたしましても、国指定の特別史跡である名護屋城跡の歴史文化資源活用を掲げていますので、佐賀県を初め各関係部署、地元関係者、民間団体と連携を図り、今後の肥前名護屋城の利活用について協議を重ねていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 今後協議を重ねられるということなんですけども、一応県のあり方どうこうを抜きにしても、市としてのどういうふうな方向で進めていかれるか、重要な拠点になると思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。 次に、メディア活用推進費について再質疑いたします。 これは、以前からずっとこの事業が一過性にならないようにというのは、ほかの議員の方からの指摘でもありました。そして、それについてちょっとお伺いしたいんですけども、これまでどういったものがノウハウとして残っていて、そしてそれを今後どうやって活用されるおつもりなのか、このことについてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) お答えいたします。 事業実績を次年度どう生かすかというご質疑でございました。 これまで、アニメとコラボしたイベントを3回実施した取り組みにより、日本のみならず世界40カ国から延べ6万人を超える来訪者があり、本市への直接効果も4億円を超えるなど、新たな観光消費額の誘発につながったところでございます。また、聖地巡礼で唐津に来られた方には、アニメのみならず、虹ノ松原や鏡山を初め、唐津の景観や呼子のイカ、佐賀牛などの食、唐津焼や唐津の曳山など伝統文化など、多くの唐津の魅力を知っていただき、コラボイベント開催時以外でも何回も唐津に足を運ばれる方も見受けられるほど、多くの方に唐津のファン、リピーターにつながっているものと感じております。 アニメーションはあくまで切り口の一つであり、テーマやターゲットを明確にし、そのターゲットに応じた媒体にて情報発信を行う手法の有効性が検証できたものであり、アンケート調査などを通して事業効果の分析をしっかり行うこと、マニュアル化できたことも実績と捉えております。さらには、今回の取り組みを経済効果の分析手法などが評価され、聖地ツーリズムの研究や論文テーマとするために、自治体や国内大学の教授など、20件程度の視察にもつながっているところでございまして、アニメーション事業をきっかけに、幅広い事業効果が得られていると考えております。平成31年度につきましても、取り扱うアニメーションのファン層をしっかり捉えながら、ターゲットに応じた情報発信や集客促進策に取り組み、アニメを活用した事業が一過性にならないためにも、唐津の本質的な価値を伝えていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) では、続きまして、唐津観光大使事業費についてお伺いします。 今回、名刺作成費等が入っていると思いますが、あとノベルティのほう、その分の内訳についての内容をお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 名刺作成費用の内訳とノベルティ制作の内容の再質疑でございました。 名刺作成費用の内訳につきましては、新たに大使に就任される方を含む新しいデザインの名刺作成委託料15万7,000円と、1人1万枚を予定しております3人分の名刺3万枚の印刷製本費53万5,000円となっております。 ノベルティ制作の内容につきましては、本年度作成と同様、唐津城と唐ワンくんをイラストしたパッケージのお菓子を考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 唐津観光大使なんですけども、最初にご答弁いただいたように、ある方は1万6,000枚、もう1人の方は2,000枚の名刺を配付されたりとか、各メディアにも多数出られているところで、そういった発信というところではすごく効果があるのかなと思っております。その中で、今後大使をもう少し数をふやされるお考えはないのか。例えば徳島とかであれば数十人単位で大使の方を依頼されているところもあるんですけども、そういった考えはないのかについてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) お答えいたします。 今後大使数をふやす考えはというご質疑でございました。観光大使をふやす考えにつきましては、まずは、大使に配付していただく名刺を唐津の観光文化施設への誘客や飲食物物販店の利用促進を図るスタイルへと変更してきたため、その検証をした上で、今後ふやす方向で大使依頼方針を明確にしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 次に観光協会の補助金についてお伺いいたします。項目の中で、観光地魅力アップ事業のほうがありますが、これと、先ほど伺いました観光地域づくり事業費の中のそれぞれのイベント等でありましたお祭り等への助成、このあたりの違いを含めてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 観光地魅力アップ事業の概要と他事業の唐津地域づくり事業費との違いはとのご質疑でした。 観光協会事業の観光地魅力アップ事業の概要でございますが、主に観光拠点地域である相知や呼子における観光客の誘致のためのイベントを実施する事業費となっております。市が実施する観光地域づくり事業費との違いでございますが、観光地魅力アップ事業は先ほど申しましたように、観光客誘致のためのイベントを実施する事業でありまして、観光地域づくり事業費は、地域資源を活用した観光商品づくりや観光客の集客拠点を形成する事業となっているものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 観光協会さんのほうに関しては、主に観光拠点地域の相知や呼子ということでしたけども、先ほどの観光地域づくりに関しても呼子の綱引き等、ちょっとそのあたりがもう少し、わかりづらいんですけど、もう少し違いをもう一度お願いできますか。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 先ほどの答弁で観光商品づくりを申し上げましたけれども、この例を挙げますと、観光体験プログラム利用促進、例えばサップであったり、シーカヤック、唐津絵付けなど、唐津市旅館協同組合に委託している事業がございます。さらに、体験型民泊事業の補助につきましては、NPO唐津玄海観光公社に委託をしております。お祭り等の補助につきましては、各市民センターごとに予算を配当し、団体へ補助を行っております。 次に集客拠点形成事業でございますが、九州オルレ唐津コース等の利活用が1点、2点目に肥前名護屋城等を活用した集客拠点づくり等を肥前名護屋城歴史ツーリング協議会に委託をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) そうしたら、もう一つあります地域連携事業、これの概要と、正直先ほどの2つの違いというのがはっきりわからなかったんですけども、このあたり、ある程度整理して統合すべきじゃないかなと思うんですけども、そのあたりについてのお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 まず、地域連携事業の概要についてのご質疑でございました。 概要につきましては、地域イベントを支援することや各地区に存在する観光資源をPRし、観光客を集客することにより、地域の発展と連携を図る費用でございまして、主に海のカーニバルや各地域の海開き、山開き、川開きなど、式典に関する費用となっております。 なお、先ほど質疑がございました観光地魅力アップ事業や唐津市の観光地域づくり事業費との事業区分がわかりづらいという点でございますが、観光協会とも協議の上、それぞれの観光協会と市と重複でやっている部分もありますので、事業の整理、統合を検討したいと考えているところでございます。 また、祭りやイベントの助成や補助制度につきましても、市役所内関係部署と協議の上、整理統合が必要であると考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それぞれが重要な祭りだったりイベントであると思うので、そのあたりの整理統合、市のほうでもしっかりしていただければと思います。 続きまして、唐津くんち推進費についてに移ります。生誕200年記念行事については理解しました。その中でもちょっと出ておりましたが、ごみ対策などの受け入れ環境整備を進めるということで、通常の11月に行われる唐津くんちのときでもやはりごみ問題というのが問題になってきていると思います。お話を伺うとやっぱりボランティア団体の方々もマンパワーがどうしても足りずにごみの処理等が追いつかないという状況が出てきているようです。ごみ対策、せっかく唐津を代表するお祭りという中で、観光客の方にもたくさん来ていただく中で、もう少し対策をすべきかと思いますけども、このあたりについてのお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 受け入れ態勢のごみ対策についてのご質疑でした。 例年唐津くんちの際には、唐津神社周辺を中心に、ごみ箱を6カ所設置しており、ボランティア団体でありますごみゼロ部のご協力を得て、年々改善を図られているところでございますが、収集・集積箇所が少なかったり、小さかったり、収集のタイミングが遅かったり、課題は解消されていないものでございます。今回のゴールデンウイークの5月5日に実施される特別巡行の際にも、これらの対策が非常に重要であると考えておりますので、ボランティア団体の皆様のご意見を参考にさせていただきながら、課題解消のため、対策を図るとともに、引き続き支援をお願いしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 次に観光地経営推進費について伺います。 中にマーケティングによる観光消費額の把握とありますがこの方法等についてお考えがあればお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 マーケティングによる観光消費額の把握の方法についてのご質疑でございます。 観光消費額の把握でございますが、国内旅行者を中心とした観光消費額等調査分析を行い、より正確な観光消費動向を把握することを目指しているところでございます。観光消費額等の調査方法として、宿泊予約サイト大手3社が所有するデータや佐賀県観光動態調査で得られた情報、さらには、市内商工団体が調査した結果を用いて総合的に調査、分析を行うよう考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) さまざまな団体のほうに依頼されての動向調査をとられるとのことで、済いません。これについてもう一度お伺いしたいんですけども、今回、そういった形で観光消費額等を把握されることは一つの指標になるかと思うんですけども、経年でそれをずっと続けていかれるとなると、莫大な費用がかかってくると思います。今後そのあたりについてのお考えをどういうふうに思っていらっしゃるかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 確かに大手が所有するデータをとりに行くためには莫大な費用がかかります。従前であれば、県の観光動態調査等で得られた情報、もしくは、自分たちで調査した結果に基づいて分析を行ったわけですけれども、平成31年度につきましては、そのデータも使いながら、より正確な観光消費額を出すために、今回委託するところでございますので、そのデータをもとに、今後どういったやり方で観光消費額を出せるかということも含めて、業者と検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) そして、次にキャッシュレス観光の推進ということについての詳細をお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 キャッシュレス観光の推進についてのご質疑でございました。 キャッシュレスの推進につきましては、これまで佐賀県の事業を活用しながら、エアレジの試験導入を市内で実施してきたところでございます。導入数は20業者となっております。昨年よりPayPayやLINE Payなど、民間企業のキャッシュレス化が急速に進み、クレジットカードのみならず、さまざまなキャッシュレスの手法が普及しているところでございます。本市といたしましては、このようなキャッシュレスを推進するため、キャッシュレスの必要性や利便性、メリット、デメリットなど、正しい情報を伝えることを目的とした各種キャッシュレス取扱事業者による合同説明会や相談会の機会を創出することを考えております。また、県事業で試験導入されたエアレジの稼働状況を調査するとともに、効果を引き続き検証していくことといたしております。さらには、国内のキャッシュレス対応のみならず、外国人観光客の消費底上げにつながるような受け入れ環境につきましても、関係部署と連携をし、対策を講じていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次の観光施設等管理費についてお伺いしますが、観光施設等管理費における観光トイレ、観光公園等の維持管理の内容を、この考え方について、とても観光課さんの担当じゃないかもしれませんが、例えば唐津城下の老朽化したトイレとか、担当じゃないかもしれないですけども、観光客に対しては、やっぱりそういった維持管理が改修等が必要になってくるかと思うんですけども、そのあたり全体的な考えとして観光課さんどういうふうに考えていらっしゃるかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇経済観光部長。          (経済観光部長 阿蘇靖則君登壇) ◎経済観光部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 観光施設等管理費につきましては、市民及び観光客が安心かつ快適に施設を利用できるように、観光トイレ、観光公園など、比較的小規模な観光施設の維持管理に係る経費につきまして、予算計上を行っているところでございます。 内訳は、電気料、水道料のほか、トイレくみ取り手数料、草刈り、清掃などの委託料、その他施設修繕料などが主な支出項目となっているところでございます。 施設存続についての考え方といたしましては、唐津市公共施設再編の考え方に沿うものでございまして、老朽化したトイレなどにつきましては、利用状況、維持管理コスト、周辺における代替施設の有無などから総合的に判断し、予算要求の際には廃止も含めて検討することといたしております。なお、平成31年度予算に関しましては、肥前町の老朽化したトイレ1カ所につきまして、利用状況などから検討した結果、廃止の判断を行ったところでございます。また、唐津城下のトイレにつきましては、舞鶴海浜公園内の施設として、唐津城を訪れる観光客の利便性向上を目的として平成4年に設置されたものでございまして、施設全体に老朽化が見られるところでございます。 施設の所管は都市公園を管理しております都市整備部となりますが、唐津城は年間15万人の観光客が訪れる観光唐津の中心になる場所でございますので、経済観光部といたしましても、観光客の利便性の向上の観点はもとより、公共施設の適正配置の観点からも当施設の取り扱いにつきましては、十分協議を図っていく必要があると考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、最後の質問になりますが、教育費の近代図書館図書購入費について確認を含めての質疑させていただきます。先ほどのご答弁の中で、前年度の開架冊数に占める新規図書の割合が5.5%、それを目標として購入されるけども、そこに足りない分の数%に関しては県のデータベース等を活用して、補完されるという内容だったと思いますけども、今年度はそれに対してそういうふうなことで進められていくことは理解しました。今後は、最初に申しました図書館の設置及び運営上の望ましい基準等に勘案していろいろ計画を立てていかれるということでよかったでしょうか。 その点だけご答弁お願いします。 ○議長(田中秀和君) 保利教育部長。          (教育部長 保利守男君登壇) ◎教育部長(保利守男君) 再質疑にお答えいたします。 議員さんおっしゃいましたように、平成31年度の図書購入、昨年度に比較しまして、新規図書の割合を約5.2%と見込んでおります。5.5%から下がりますけれども、その分は先ほど申しましたように、県立図書館が実施していますシステム等を利用して、補っていくということでございます。また、目指すべき目標数値、図書館の設置及び運営上の望ましい基準を参照しながら、また隣接の伊万里市などとともに、勉強会を開催しながら、数値目標を策定して、サービスの充実に努めていく所存でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 以上で、私の議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 4番、青木茂議員。 ◆4番(青木茂君) 4番、志政会、青木茂です。通告に従いまして、議案第1号平成31年度唐津市一般会計予算の各事業につきまして、総務費から2項目、土木費から3項目、教育費から5項目質疑をさせていただきます。 まず初めに、出会い創出事業についてでございます。出会い創出事業は、平成28年度より予算化され、各種事業を展開されております。出会いの創出は、少子高齢化、人口減少に対し一定の歯どめをかける効果が期待できるものと確信しております。佐賀県で、平成26年度からさが出会いサポートセンターを開設されておりますが、まず1回目の質疑として、さが出会いサポートセンターの会員の登録状況についてお伺いします。 次に、友好姉妹都市交流費について質問します。当初予算の概要書中に韓国西歸浦市及び熊本県苓北町との25周年記念事業費が上げられていますが、この2都市と姉妹都市締結をするに至った経緯と現状の交流状況についてお伺いします。 次に、道路照明管理費についてですが、道路照明灯の維持管理や各地区が設置する防犯灯の設置補助を行い、明るいまちづくりを構築するものということですが、現在、唐津市で完了している道路照明灯の設置基数にお伺いします。 次に、松浦河川緑地整備事業費についてですが、国が行う松浦川の護岸工事にあわせ遊歩道を整備する事業とのことですが、まずは、事業概要についてお伺いいたします。 次に、市営住宅屋上防水工事について質問します。今回の防水工事の事業内容について説明をお願いいたします。 次に各種競技大会等出場奨励金についてですが、平成30年度当初に奨励金の単価が改定され、西日本地域が6,000円から8,000円に、東日本・沖縄地域が8,000円から1万円にそれぞれ2,000円増額されていると思います。その一方、新年度予算では1,158万5,000円で、前年比116万2,000円の減額となっていますが、その理由についてご説明をお願いいたします。 次に、プロスポーツ交流事業費についてお伺いいたします。 これまで、福岡ソフトバンクホークスとサガン鳥栖に加え、新たに唐津レオブラックスと鳴門部屋に対する予算が計上されております。プロスポーツとの交流は、さまざまな効果が期待できるため、スポーツで地域を元気にしたい私といたしましては、うれしく思うところでございますが、その内容について確認させていただきます。まず、その事業の概要について説明をお願いいたします。 次に、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会事務費についてお伺いします。新年度予算として、新たに事業を設置され、茨城県や鹿児島県などへ視察旅費として51万5,000円を計上されております。来年度は国民スポーツ大会4年前となりますが、これから大会開催の2023年まで実施主体となる実行委員会組織の立ち上げや運営施設整備など、大会が近づくにつれ、相当な業務量と多額の予算が必要になるのではないかと思います。つきましては、来年度の業務内容と現段階で考えられる開催年までの必要経費について説明をお願いいたします。 次に、体育施設整備費の中から、浜玉屋内相撲場整備について質問いたします。 まず、市内の相撲場の設置状況についてお伺いいたします。 次に、唐津市文化体育館整備費の中から、外壁工事の外壁改修の2期工事について質問します。ことし第1期工事として、西正面玄関から向かって右側の面、南側屋外階段との利用者の危険性が高いところから工事を行われていたわけですが、2期工事の概要についてお伺いいたします。 以上で1回目の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 4番、青木茂議員のご質疑にお答えいたします。 7項目ございました。 まず、第1点目の出会い創出事業についてでございます。さが出会いサポートセンターは、結婚、出産、子育ての希望がかなう環境を整え、佐賀県で子育てしたいと思ってもらえる佐賀県づくりを推進する「子育てし大県“さが”プロジェクト」の一環で、結婚を希望する独身男女の1対1の出会いを支援することを目的として、平成26年度に開設をされたものです。平成29年5月には、佐賀市の大型商業施設モラージュ佐賀にリニューアル移転し、唐津市では毎週日曜日に唐津サテライトが開設されております。本市では、さが出会いサポートセンター会員登録料助成金といたしまして、本センターへの会員登録料5,000円を補助をいたしております。 登録の状況でございますが、平成31年2月末現在の登録者数は、さが出会いサポートセンター全体では776名で、このうち唐津市の登録者数は66名で、その内訳は男性が45名、女性が21名となっている状況でございます。なお、これまでの成婚件数の累計といたしまして、90件で、そのうち唐津市の登録者数の成婚件数は14件となっているところでございます。 次に、友好姉妹都市交流費についてでございます。韓国西歸浦市と熊本県苓北町との姉妹都市締結に至った経緯と現在の交流の状況についてでございます。唐津市が韓国西歸浦市と熊本県苓北町との姉妹都市締結について、まず、韓国西歸浦市とは、平成3年に西歸浦市から下水道施設の視察で本市を訪れられたのが始まりで、その後ハウスミカン施設や水産加工団地等の視察、議員団の相互訪問で親睦を深め、人口、農水産業、観光など、非常によく似た両市は、平成6年9月14日に姉妹都市締結を行ったものでございます。その後も両市は行政交流や民間交流、青少年交流を続けまして、最近では唐津市の生活ごみ処理の研修といたしまして、西歸浦市から行政、民間、学生など、多様な分野から多くの視察受け入れを行っており、平成31年度で姉妹都市締結25周年を迎えるところでございます。また、平成29年度より唐津市内の高校生に済州国際青少年フォーラムへの参加を促し、西歸浦市の学生をはじめ、世界の学生と直接触れ合う場を提供することで、国際感覚豊かな青少年の育成に努めているところでございます。 次に、熊本県苓北町でございますが、平成3年5月に富岡城復元の構想を持たれる苓北町から、唐津城及び唐津城址保存整備事業の視察に本市を何回も訪れられたことが契機となりまして交流が始まり、それ以降も両市町の各分野における相互訪問や交流により機運が高まりまして、同じく平成6年10月29日に姉妹都市締結に至ったものでございます。 現在、苓北町とは、7月に苓北町で開催されるじゃっと祭への訪問参加と、8月に本市で開催しますぺーろん大会への受け入れによる市民交流を行っているところでございます。こちらも、平成31年度で姉妹都市締結25周年を迎えるところでございます。 次に、各種競技大会等出場奨励金についてでございます。平成31年度の各種競技大会出場奨励金の予算は1,158万5,000円をお願いいたしております。その内訳といたしまして、県外スポーツ競技大会等への出場奨励金が658万5,000円、甲子園高校野球大会応援事業補助金が500万円となっております。この県外スポーツ競技大会等出場奨励金につきましては、平成30年度に議員ご紹介のように制度拡充により影響を見込みまして、予算を増額をしておりましたが、平成30年度の決算見込みやここ数年の交付状況を勘案いたしまして、当初予算比較で116万2,000円を減額したところでございます。 次に、プロスポーツ交流事業費についてでございます。スポーツのトップカテゴリーでありますプロチームと交流事業を展開することは、子供たちの夢の実現や交流人口増加による経済効果、青少年健全育成、地域の活性化につながるものと考えております。新年度予算では、これまでも交流を続けてまいりました福岡ソフトバンクホークス、サガン鳥栖の2チームに加えまして、唐津レオブラックスと鳴門部屋との交流事業に係る予算をお願いをしておるところでございます。事業の内容といたしましては、福岡ソフトバンクホークスとサガン鳥栖につきましては、これまでと同様に観戦応援バスツアーに係る負担金を計上させていただいております。 次に、新たに追加をいたしております唐津レオブラックスと鳴門部屋につきましては、応援事業費として計上させていただいたところでございます。 次に、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会事務費についてでございます。4年後の2023年、平成35年に開催されます佐賀大会では、唐津市でも国民スポーツ大会が6競技、全国障害者スポーツ大会が2競技の開催が内定をしております。県内では佐賀市に次ぐ競技数でございまして、相当の業務負担が予測をされているところでございます。新年度に想定される業務内容といたしましては、大会視察のほか、国民スポーツ大会・障害者スポーツ大会の実施主体となる実行委員会組織の立ち上げ、各種調査への対応、県及び中央の競技団体との連絡調整などが想定をしているところでございます。また、必要となる諸費用につきましては、本大会及びリハーサル大会の運営費、協議会会場整備に係る施設整備費、実行委員会組織の運営に係る事務費その他担当職員に係る人件費や広報啓発費など、さまざまな経費が必要になると思われます。毎年開催地が変わる国民スポーツ大会の性質上、これらの費用については、開催競技数や現有の施設規模など、唐津市と条件を同じくする先催地が余りないため、現在、具体的な数字をお示しできる状況ではございません。今後は、事業実施主体となる実行委員会が設立されますので、実行委員会設立後国民スポーツ大会開催に向け先催県の実施状況や費用負担、また国県の動向を踏まえながら情報収集に努め、対応していく必要があると考えております。 次に、体育施設整備費についてでございます。唐津市が設置をしております相撲場でございますが、唐津市都市公園条例及び唐津市体育施設条例に基づく施設といたしまして、屋外と屋内相撲場を併設します施設として唐津市文化体育館内とこれに隣接する体育の森公園相撲場、及び唐津市肥前総合運動場相撲場の2施設がございます。このほか、屋外施設のみの相撲場は唐津市鎮西スポーツセンター相撲場、唐津市西唐津相撲場、唐津市佐志相撲場、唐津市浜玉相撲場の4施設がございまして、合計6施設を設置をしております。なお、相撲場の管理につきましては、体育の森公園相撲場を指定管理による唐津市体育協会へ管理委託しているほか、その他の5施設につきましては、市が直接管理をしているところでございます。 最後に、唐津市文化体育館整備費についてでございます。唐津市文化体育館の外壁補修工事につきましては、平成35年佐賀国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会会場に内定した施設の長寿命化対策を行うもので、国の2分の1の補助を受け、平成30年度から平成33年度までの4年間の計画で実施をしているものでございます。平成31年度は第2期工事といたしまして、1,807万3,000円の予算をお願いをしております。 体育館の西正面玄関から向かって左側の面と北側の補修を行うものでございます。修理工法につきましては、第1期工事同様に、石張り外壁の表層劣化部分の洗浄と剥離落下の恐れがある部位の除去をいたしまして、浸透性のある接着剤を塗布することで、表層剥離を防止し、外壁の長寿命化を図るものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 4番、青木茂議員のご質疑にお答えいたします。私のほうから道路照明管理費、それから松浦河畔緑地整備事業費、市営住宅屋上防水工事費の3項目についてお答えさせていただきます。 まず初めに、道路照明灯の設置基数のご質疑でございました。 現在本市が管理しております道路照明灯の設置基数につきましては、9,096基でございます。 続きまして、松浦河畔緑地整備事業費についての事業概要のご質疑でございました。 国土交通省武雄河川事務所におかれまして、平成29年度から平成31年度の3カ年で松浦橋から栄町県営住宅付近までの約500メートルを計画区間としまして、松浦川左岸側におきまして、前出しでの護岸整備と管理用通路の整備を進められております。市としましては、国によって整備されました管理用通路を遊歩道として活用するため、都市公園としての緑地帯などを整備し、身近に水辺を感じられる水辺の回廊ゾーンとして市民や観光客も楽しめる空間の整備を図るものでございます。 3つ目、市営住宅屋上防水工事の概要でございます。本事業は、中原市営住宅の居住環境の改善のため、屋上防水の改修を行う事業でございます。 中原市営住宅は、全棟3棟ございまして、第1棟は昭和57年に建設されました鉄筋コンクリートづくり5階建てで30戸ございます。第2棟は、昭和59年度に建設されました鉄筋コンクリートづくりで4階建て32戸となっております。また第3棟につきましては第2棟と同じ構造、階数、戸数で、昭和60年度に建設されております。平成31年度の事業内容でございますが、第2棟と第3棟の屋上のアスファルト防水改修工事を行うものでございまして、事業費としまして、4,228万円を計上しております。工事期間としましては、屋上の工事ですので、雨期や台風時期を避けまして、年度後半の第3四半期に発注を予定しておりまして、工事期間は各棟それぞれ2カ月程度を見込んでおります。なお、第1棟につきましては、同じく平成31年度に市営住宅給水管改良工事で、屋上の老朽化している高架水槽を撤去するため、工事の取り合い上、防水工事は翌年の平成32年度に予定しております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) それでは、出会い創出事業費の再質疑に入ります。 さが出会いサポートセンターに関して、新事業として市町連携モデル事業とありますが、どのような事業内容かお示しください。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質疑にお答えいたします。 まず初めに、さが出会いサポートセンターの運営状況についてご説明をさせていただきたいと思います。 さが出会いサポートセンターは、現在、県内4カ所で運営をされております。1カ所は佐賀市のモラージュ佐賀において年末年始を除いた13時から20時まで開設をされ、残りの3カ所は、唐津市、鳥栖市及び嬉野市において週1回13時から20時までの時間帯でサテライトとして開設をされております。今回、予算を新たにお願いしております、さが出会いサポートセンター市町連携モデル事業は、唐津市在住者の利便性を高め、新規登録者の増加を目的といたしまして、現在、毎週日曜日のみ開設をされております、さが出会いサポートセンター唐津サテライトを平日午後に週1回開設するものでございまして、そのことによりまして、会員登録の受付やマッチングシステムの閲覧が可能になるものでございます。本事業は、佐賀県と唐津市が県内で初めて取り組む連携モデルとなっております。なお、マッチングシステム閲覧のための必要なタブレット及びパソコンは佐賀県より無償貸与を受けまして、通信料のみ唐津市が負担をすることとなっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) さが出会いサポートセンター唐津サテライトの開設日に平日を追加するということでしたが、では実際に開設する場所、対応人員、またPR方法をお示しください。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 開設場所につきましては、日曜日に開設をしています場所と同様に、唐津市民交流プラザの会議室を予定をしております。 対応人員につきましては、出会い応援室の職員で対応することといたしておりまして、事前予約制とする予定でございます。 また、PR方法につきましては、佐賀県と連携いたしまして、メディアに取り上げてもらえるような広報活動を展開する予定としております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) それでは、新規事業としてもう一つ婚活総合支援事業とありますが、どのような事業内容なのかお示しください。
    ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質疑にお答えいたします。 婚活総合支援事業は、婚活参加者を成婚へとつなげるベストマッチングを目指しまして、大きく3つの事業を展開することを予定しております。 1つ目は、ライフデザインセミナーの開催でございます。参加者自身の人生設計を改めて考えるきっかけを提供いたしまして、自身の魅力や地域の魅力、そして将来までのライフデザインを見つめ直していただくものでございます。受講者自身の生活観、人生観にマッチするパートナー探しに寄与するものと考えておるところでございます。 2つ目は、魅力発信イベントでございます。本イベントは、先ほどのライフデザインセミナーの受講者が再発見した自身の魅力や地域の魅力を市外に発信するイベントとして位置づけておりまして、事業後半に実施をいたします魅力体験ツアーの参加者を募るイベントと位置づけております。 3つ目に、魅力体験ツアーを予定をしております。こちらがいわゆる婚活ツアーになるわけでございますが、ただし、参加者を単純に募り単発的に実施するものではなく、先ほど申しました魅力発信イベントやウェブサイトを通して事前に交流をしてきた人を主な対象といたしまして、唐津市の魅力をじかに体験してもらうツアーとしたいと考えております。このように3つの事業を展開することで、効果的なカップル成立を目指し、ひいては移住にもつなげていきたいと考えておるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 出会い創出事業の市としての方向性についてどのように考えているのかお聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 これまで婚活イベントは全国的な傾向といたしまして、1日または2日間の短期間で実施するものが主流でございます。しかしながらここ1、2年の動向を見てみますと、人生100年時代ということがうたわれ始めた結果、婚活総合支援事業のように参加者のライフデザインから見つめ直し、人生のターニングポイントの1つとして、結婚が認識され始めております。市といたしましては、この潮流を意識しながらも、人口減少を最大の課題と位置づけた上で、人と地域の魅力を発信するとともに、移住と結婚を同時に解決できる一助になればと、そういった仕組みが確立できればと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 婚活事業につきましては、非常に期待している事業でございます。新規事業も新たに開始されるということで、効果的な事業展開を期待しております。 それでは、次の質疑に移らせていただきます。 友好姉妹都市交流費の再質疑に移ります。 姉妹都市締結に至った経緯と現在の交流状況についてはわかりました。次に、友好姉妹都市交流費の全体予算の内訳について説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 友好姉妹都市交流費の内訳でございますが、全体の予算額は754万9,000円をお願いしております。その内訳といたしまして、例年計上をさせていただいております予算といたしまして、友好姉妹都市からの訪問受け入れ費232万6,000円、友好姉妹都市への訪問費128万2,000円、青少年交流のための受け入れ及び訪問費41万2,000円でございます。これに平成31年度は先ほどご説明いたしました唐津市が姉妹都市を結ぶ韓国西歸浦市と熊本県苓北町との姉妹都市締結25周年に当たる年でございますので、記念行事への訪問費として161万2,000円をお願いをしているところでございます。また、平成31年度で第21回目を迎える日中韓友好姉妹都市囲碁交流大会がことしは本市を会場として開催されるため、その大会運営のための負担金として191万7,000円をお願いをしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 平成31年度は、2つの都市と周年事業があるということですが、それぞれの周年事業予算内訳の説明と国際情勢との関係性についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 平成31年度に予定をしております姉妹都市との周年事業に係る予算の内訳でございますが、この周年事業は、5年を周期に会場を変えて相互に開催をいたしているものでございます。今回は、2つの都市とも唐津市が相手方都市を訪問する番でございます。韓国西歸浦市への訪問に係る予算といたしまして94万3,000円、熊本県苓北町への訪問に係る予算といたしまして66万9,000円をそれぞれ計上させていただいております。 また、国際情勢との関連性でございますけども、最近日本と韓国との情勢が不安定な状況にあるのは認識をしております。ただ、行政同士が姉妹都市締結に至るまでには、長きにわたる各ロータリークラブや青年会議所、その他多くの民間交流による礎があって、現在に続いてきておるものと考えております。その経緯は大事にしたいと考えておりますが、これらの事業の実施に当たりましては、今後の国際情勢を見極めながら、慎重に進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) それでは、次に移りたいと思います。道路照明管理費の再質疑に移ります。 現在管理されている道路照明灯のうち、LED照明へ変更した実績についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 LED照明への更新は、平成22年度から行っておりますが、平成25年より国の社会資本整備総合交付金を活用し、実施しているところでございます。更新の実績でございますが、平成25年度に590基、平成26年度に410基、平成27年度357基、平成28年度439基、平成29年度443基でございまして、平成29年度末で2,347基、更新率としまして25.8%となっております。また、今年度、平成30年度におきましても、約400基を更新する予定でございますので、全体で約2,750基、更新率約30%となる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 平成30年度以降は年次計画に基づいた更新を行っていくのか、地域ごとの実情を踏まえ、優先順位を考慮しながら更新を行っていくのか、更新の考え方についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 更新の考え方でございますが、平成30年度までは地域からの要望や学校の通学路等を確認しながら更新してまいりました。しかしながら、平成32年12月31日をもちまして一般照明用の水銀灯の製造及び輸出、輸入が禁止となりますので、平成31年度からは、水銀灯のLED化を優先させて更新したいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 市が管理する道路照明灯の状況についてはわかりましたが、各地区が管理する防犯灯で新たに設置する場合、防犯灯設置事業補助金がありますが、現状と実績についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 防犯灯設置補助につきましては、唐津市防犯灯設置事業補助金交付要綱を定めており、各地区が夜間の犯罪防止を目的に設置する防犯灯の設置費用に対しまして、各地区代表者を通して助成を行い、安全安心の明るいまちづくりを図っていくものでございます。補助対象経費でございますが、電灯1基につきまして、設置費用が3万円以内のときは、その金額。3万円を超える場合はその超える部分の2分の1を3万円に加算した額としております。また、1基当たりの限度額を10万円としております。設置後の電気代の負担とその他維持管理につきましては、設置者である各区にお願いしております。 補助の実績でございますが、平成28年度が70基、244万9,000円、平成29年度が90基で、307万2,000円、平成30年度におきましては、現時点で140基、433万4,000円の助成を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 松浦河畔緑地整備事業費について再質疑に移ります。 国と市の事業区分の考え方についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 国と市の事業区分についてのご質疑でございました。 松浦川左岸護岸と管理用通路及び雨水等の排水構造物につきましては、国で整備されることになっております。整備完了後は遊歩道、さらには公園として常時開放し、利用させていただくという観点から、利用者の安全確保のための転落防止柵や民地側の境界フェンス、照明などの防犯施設、休憩施設などは市で整備する計画としているとこでございます。 なお、施設の維持管理につきましては、今後、国と協議する予定としております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 用地購入を計画されておりますが、場所、用地購入の必要性及び費用についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 用地購入の場所、必要性及び費用についてのご質疑でございます。 松浦河畔緑地の整備計画につきましては、学識経験者や地元代表者などで構成します松浦川河口部水辺整備検討会におきまして、公園施設としてトイレやあずま屋などについて検討を行っております。利便施設でありますトイレやあずま屋は、地元代表者から、防犯面での懸念についての意見がございまして、交通量が多く、人目にもつきやすい松浦橋付近の県道虹の松原線沿いの場所に計画したものでございます。トイレ等の配置を検討したところ、県による護岸整備の前出し幅では収まらないため、用地購入を行う必要がございました。平成31年度は用地購入費として3筆、費用として580万7,000円を計上させていただいております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 平成32年度までの事業とのことですが、今後の事業内容とスケジュールについてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 今後の事業内容とスケジュールについてのご質疑でございました。 全体の事業内容としましては、整備延長517メートルの区間にメインの緑地帯や遊歩道を整備し、付帯施設として転落防止柵、民地側の境界フェンス、防犯施設として街灯、防犯カメラ、利便施設としてトイレ、あずま屋、ベンチ、小規模な駐車場を整備する計画でございます。市の総事業費は約1億1,000万円で、事業期間は平成30年度から平成32年度までの3カ年を計画しており、平成30年度に詳細設計業務を実施しております。平成31年度は、緑地整備の工事請負費と補償費算定及び用地測量の委託料、用地購入費等として6,838万1,000円を計上させていただいております。 次に、今後のスケジュールでございますが、国の護岸工事は、平成31年度までに整備が完成すると伺っております。市としましては、国の護岸整備完了後に緑地整備を行うもので、平成31年度は275メートル、平成32年度に残りの242メートルを整備いたしまして、身近に水辺を感じ楽しめる空間の供用の開始をしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 市営住宅屋上防水工事費についてですが、中原市営住宅の屋上の現在の状況はどのようになっているのかお答えください。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 現在、第1棟から第3棟までともにアスファルト防水層がひび割れ、剥離などを生じ、劣化が著しい状況になっております。今後雨漏りが発生する可能性が高いと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) それでは、今回施工するアスファルト防水の耐用年数は、どれくらいなのかお答えください。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 耐用年数につきましては、個々の建物周辺の環境により年数が変化するため、一概には言えませんが、メーカーの一般的見解では、約20年程度と言われております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 各種競技大会等出場奨励費について再質疑に移ります。 県外スポーツ競技大会等出場奨励金は、実績及び近年の交付状況を減額されたとのことですが、平成30年度の実績はどのようになっておりますか。また、奨励金に対し利用者がどのように思っているのか、窓口での声などがあればお答えください。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質疑にお答えいたします。 平成30年度につきまして、平成31年2月末時点での交付実績についてご説明をさせていただきます。当該奨励金は、開催地に応じて地域ごとに設定された奨励金額を交付いたしますので、地域ごとにご説明をさせていただきます。 まず、長崎県、福岡県の九州隣県が1人当たり奨励金が4,000円で、117名に対しまして46万7,000円、その他の九州地域が1人5,000円でございまして、299名に対しまして、149万5,000円、西日本地域が8,000円でございまして、50名に対して40万円、東日本、沖縄地域が1人当たり1万円の交付単価でございまして、230名に対しまして、230万円を交付しております。合わせまして、696名に対しまして、466万3,000円の交付の状況となっております。本奨励金は、上位大会に出場される競技者の方をたたえ、激励の意味も含めましてお渡しをしているものでございます。旅費全体を十分にカバーできるものではございませんけれども、交付対象者の皆様方は笑顔でお受け取りいただき、お喜びいただいているものと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 奨励金は、九州大会以上の出場を勝ち取られた方に激励の意味で交付されるものだと理解しております。当然、予選大会を勝ち抜く必要があり、一概に過年度と比較することはできませんが、この奨励金が選手の励みになることは間違いないと思います。甲子園高校野球大会応援事業補助金についても、昨年は決勝進出するも唐津から3年連続甲子園出場の夢には届きませんでした。ことしも、熱い戦いを期待したいと思っております。 それでは、プロスポーツ交流事業費の再質疑に移ります。 今回、新たに予算を計上されている根拠や内容についてそれぞれお伺いしたいと思います。まず、唐津レオブラックス関連の予算要求について説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 今回新たに予算をお願いしております唐津レオブラックスにつきましては、先月2月14日に相互交流宣言を締結をいたしまして、唐津市の発展と青少年健全育成のため、多方面にわたる交流を協力連携し、行うことを確認しております。平成31年度の予算の内容といたしましては、唐津開催イベントにおける来場者への配布用の応援グッズの購入と、唐津市が応援していることを広くPRするための懸垂幕の作成を予定をしております。まずは、市民の皆様に唐津レオブラックスを知っていただき、我が町のチームとして応援していただく機運づくりから始めていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 2月に締結された相互交流宣言に基づき、ともに唐津市の発展、青少年育成のために連携協力し取り組むとの説明であったと思います。 それでは、相互交流宣言を結んでいない鳴門部屋に対する予算計上の根拠はどのようなものなのか、ご説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 鳴門部屋につきましては、平成29年と平成30年の11月九州場所におきまして、2年連続で浜玉町に部屋を構えていただいております。滞在期間中は福祉施設や児童施設の慰問のほか、本年度は親方みずからが唐津のためにもっと貢献したいという思いから、第1回鳴門杯少年相撲大会を立ち上げられるなど、精力的に地域の盛り上げにご尽力をいただいているところでございます。 鳴門親方は東京にお住いのため、頻繁な行き来ができず、また相互交流宣言の締結には至っておりませんが、昨年の九州場所の折に唐津市の地域活性化、青少年育成に向けての連携協働して取り組んでいただくことは双方で確認をいたしております。現在、細部についての協議を行っている状況でございまして、平成31年度の可能な限り早い時期に署名締結をする方向で準備を進めております。 予算の内容といたしましては、場所前に開催される激励会時に贈呈する激励品の費用を予算をお願いしておるところでございます。予算の執行に当たりましては、交流宣言締結後を予定をしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 唐津レオブラックスは唐津市初のプロスポーツチームとして、子供たちへのバスケットボール教室やプロ公式戦の唐津大会誘致など、唐津を広くPRしていただきました。まさに唐津を元気にしてくれている存在だと思います。また、鳴門部屋につきましても、平成29年度に続き、今年度も2年連続で浜玉町に宿舎を構えていただき、市内の大相撲ファンはもとより、市外からも多くの方が公開稽古などにお越しいただきました。九州場所期間中は唐津地区を大変盛り上げていただき、感謝しているところでございます。プロスポーツは子供たちに夢を与える存在であり、にぎわいなど多くの波及効果も期待できます。しっかりとした根拠に基づき、今後も交流事業の推進をお願いいたします。 国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会事務費の再質疑に移ります。 国民スポーツ大会は、佐賀県全体で県が主体となり、取り組むべき事業であると思われますが、県と市の役割分担及び費用負担割合はどのようになっているのでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 国民スポーツ大会に向けた県、市の役割等については、開催4年前でありまして、詳細はこれから決まってまいりますが、これまでの通例では、国民スポーツ大会の主催者は日本スポーツ協会、文部科学省及び開催地都道府県となっております。また、各競技の実際の大会運営につきましては、日本スポーツ協会加盟の競技団体及び会場地市町村を主催者に含めるとなっております。県が全体的な計画の策定、開会式、閉会式、式典の運営、県有施設の整備など、県全体に係る業務を行い、各協議会の運営につきましては、県のサポートを受けながら開催自治体と競技団体が主体となり運営する必要があると思われます。費用負担につきましては、本大会前のリハーサル大会運営経費については、2分の1、本大会運営経費については、3分の2が県から交付金として交付される予定でございます。 そのほか、大会運営費に当たらない一般事務費などについては、開催自治体の負担となる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 約半世紀ぶりに佐賀県で開催される国内スポーツの一大イベントであり、全国からトップアスリートの皆様が唐津市に集結し、トップレベルの戦いが観戦できるのは非常に楽しみであります。行政負担を含め、しっかりと準備を行い、国民スポーツ大会の成功に向け計画的な取り組みをお願いいたします。 次に、体育施設整備費の再質疑に移ります。 浜玉町には、既存の屋外施設として、唐津市浜玉相撲場がありますが、今回屋内相撲場を整備する理由について説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 浜玉町に屋内相撲場を整備する理由でございますが、相撲競技の振興を図るとともに、冬場の練習場を確保するため、今回整備を計画したものでございます。先ほど申し上げましたとおり、本市の屋内相撲場につきましては、市の中央部に位置する唐津市文化体育館と上場地区の肥前町相撲場の計2カ所にありますが、下場地区には屋内相撲場がない状況でございます。冬場や雨天時の練習は文化体育館の屋内相撲場に集中し、複数のクラブや高校相撲部が利用を調整するなど、十分な練習ができていない状況もございます。また、唐津市は、県民体育大会におきまして、相撲競技8連覇中でもあり、今後、平成35年に本県で開催されます国民スポーツ大会に向けた練習強化により、さらなる練習場の不足等が見込まれております。そこで、これらの課題に対応するために、相撲が盛んな浜玉地区に東部の拠点となる屋内相撲場を整備し、練習環境の改善とあわせて選手の育成、強化等を図るものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 屋内相撲場を整備する経緯についてはわかりましたが、次に、相撲場の施設の概要と事業費の内訳をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 浜玉屋内相撲場の概要でございますが、整備する場所といたしましては、浜玉公民館北側にあります唐津市浜玉三本松運動広場内の唐津市浜玉相撲場の東側を予定をしております。施設の概要といたしましては、鉄骨づくり平屋建て延べ床面積は150平方メートル、土俵は高さのない平地に俵を埋め込んだ、いわゆる平土俵で、更衣室、倉庫、シャワーの設備を有する施設としております。既に上場地区にございます肥前町の屋内相撲場と同種・同規模の施設でございます。 次に、事業費でございますが、2,787万3,000円をお願いをしているところでございます。その内訳といたしまして、建築工事が2,390万6,000円、設備工事が310万4,000円、土俵工事が86万3,000円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 延べ床面積が150平米で整備費が2,787万3,000円ということは、坪単価約60万円です。少々高額に思われますが、その理由を説明お願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 浜玉屋内相撲場の設計につきましては、肥前の屋内相撲場を参考にいたしまして、使用部材等につきましては、外壁が一般家庭でも使用されております防火サイディング、屋根は化粧スレートのシングルぶきとしております。単価につきましては、公共工事を設計する際の佐賀県公共建築工事単価等決定基準に従い、主に物価資料等や見積もりにより、また経費につきましては、佐賀県公共建築工事共通費積算基準に従い算出をしておりまして、適正に算出されているものと理解しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 整備内容は理解しました。選手の強化、青少年の育成を図られる施設整備でありますので、平成31年度の早い時期に整備していただきたいと思います。完成までのスケジュールはどのようになっているのかお聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 整備についてのスケジュールでございますけども、本予算をご承認、ご可決いただいた後に、早急に入札の手続きを開始いたしまして、冬場の練習には間に合うよう、時期的には10月上旬の完成を目指して業務の進捗を図りたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) それでは、次に鎮西スポーツセンター体育館の外壁タイル改修工事概要についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 鎮西スポーツセンター体育館の外壁タイルの改修工事の内容についてでございますが、外壁調査の結果により、タイルの浮きやひび割れの部分について必要な改修を行うものでございます。補修方法といたしましては、タイルの破損や欠損が生じている箇所は張りかえを行い、浮き部分につきましては、樹脂注入工事または鉄筋露出部分は合成処理の上にポリマーセメントを施し、タイルを復旧いたしまして、タイル面を長期的に保護するクリアを塗装するものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) この改修工事も5,240万7,000円と非常に高額に思いますが、工法等は検討されたのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) まずは、工事費の内訳でございますが、外壁全面に足場をかけますので、仮設足場費用等に約1,240万円、外壁改修自体にかかる費用といたしましては、外壁補修費に約3,000万円、外壁塗装ほか補修に約1,000万円の計4,000万円となっております。こちらも公共工事にかかわる積算基準に従いまして、積み上げた工事費ということで、適正に算出されたものと考えております。また、工法等の検討でございますが、今回のタイル改修工事につきましては、最も安価で一般的な工法で改修するものでございます。なお、長寿命化への対応、対策といたしまして、全面保護、塗装を施すよう考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 次に、唐津市文化体育館整備費の再質疑に移ります。 外壁補修は、平成33年までの計画であることがわかりました。それでは、3期以降の計画箇所と外壁補修のほかに国民スポーツ大会に向けた整備計画があるのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 外壁補修に関しましては、第3期、平成32年度に文化体育館の東側、第4期、平成33年度に残る2階部分、歩行者デッキに面した体育館と文化ホールの外壁補修を行う計画でございます。このほか、国民スポーツ大会に向けた整備といたしましては、ユニバーサルデザイン化の観点からトイレの洋式化や多目的トイレの整備、段差解消などが必要と考えておりまして、専門部署の意見も取り入れながら、計画的な整備を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 平成35年に佐賀県で開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向けた整備事業であることがわかりました。文化体育館は本市のスポーツ施設の核となる施設であります。利用者に不便を来さないよう適切な維持管理に努めていただきますようよろしくお願いいたします。 以上で、私の議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 吉村慎一郎議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 9番、志政会、吉村慎一郎です。議案第1号、平成31年度唐津市一般会計予算の中から議案質疑を行います。 1回目の質疑ですが、総務費中、離島ヘリポート整備費、新エネルギー導入推進費、地域エネルギー創出事業費、離島振興基金事業費、ふるさと集落活性化事業費5項目、農林水産業費中、人・農地プラン推進事業費、明日の漁業者支援事業費、唐津水産業活性化支援事業費3項目、消防費中、防災情報ネットワーク整備費、化学消防ポンプ自動車更新費、ドローン整備事業費、3項目について、以上、11項目質疑をいたします。 まず、総務費の離島ヘリポート整備費についてお伺いします。この事業は、原子力防災時に空路による住民避難や物資搬送を円滑に行うため、離島ヘリポートを整備されるものということでありますが、まず、各年度の事業内容、スケジュールについてお伺いします。 次に、新エネルギー導入推進費についてお伺いします。この事業は、再生可能エネルギーの積極的な導入を推進し、地域産業の振興を図ることとともに、クリーンエネルギーによる低炭素社会を目指すものと位置づけられており、実施されております。まず、平成31年度の新エネルギー導入推進費について再生可能エネルギーコーディネーター謝金等が昨年から増額となっておりますが、その要因について。また、再生可能エネルギーセミナーを開催とありますが、今年度の実施状況と来年度の実施見込みはどう考えてあるのか、お伺いします。 次に地域エネルギー創出事業費についてお伺いします。 唐津市浄水センター周辺をエネルギー創出モデルとし、複合的な再生可能エネルギーを導入することにより、エネルギー利用の高度化を図るものとありますが、まず、地域エネルギー創出事業費の中のスマートレジリエンス拠点整備事業について、事業概要をお伺いします。 新エネルギー導入推進費及び地域エネルギー創出事業費につきましては、関連しておりますので、一括でお伺いしたいと思います。 次に、離島振興基金事業費についてお伺いします。離島振興基金を活用し、離島振興活性化及び活力維持を図る団体に対し支援するものとありますが、離島留学の目的及び対象者について、離島留学事業実施する目的は、またその留学の対象者、募集方法についてお伺いします。 次に、ふるさと集落活性化事業費についてお伺いします。この事業は、集落の維持及び活性化を図ることを目的として、地域住民の自発的な取り組み等を支援するため、集落支援員を配置するものとありますが、平成30年度の地域振興、離島振興及び市民協働に対する集落支援員の配置状況について、また活動実績についてお伺いします。 次に、農林水産業費中、人・農地プラン推進事業費についてお伺いします。この事業は、集落における問題解決を図り、地域における持続可能な力強い農業の実現を目指すものとありますが、農業次世代人材投資事業の平成30年度の実績についてお伺いします。 次に、明日の漁業者支援事業費についてお伺いします。まず、平成30年度から取り組まれております明日の漁業者チャレンジ支援事業の実績についてお伺いします。 次に、唐津水産業活性化支援事業費についてお伺いします。この事業は、新しい水産資源の創出及び水産業の高度化など、市における水産業の振興を図ることを目的として、平成24年度に九州大学との委託契約を締結され、事業を実施されております。まず、九州大学への委託研究費635万2,000円減額となった理由についてお伺いします。 次に、消防費中、防災情報ネットワーク整備費についてお伺いします。今までの整備状況と今後の事業内容について、防災情報ネットワーク整備に関して、防災無線の整備は平成28年度が最終年度と認識をしておりましたが、このことから、今回の事業、280メガヘルツ個別受信機を含めたこれからの考え方はどうなっているのかお伺いします。 次に、化学消防ポンプ自動車更新費についてお伺いします。事業内容についてお伺いします。 最後に、ドローン整備事業費についてお伺いします。この事業内容についてお伺いします。 以上で1回目の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 総務部の関連で2項目ございました。まず、離島ヘリポート整備費のご質疑でございまして、事業計画ということでございました。事業計画のほうでは、平成31年度に現地調査、施設配置計画、実施計画を行いまして、整備工事のほうは平成で申し上げますと、平成32年度と平成33年度で事業費を平準化するために、平成32年度に3島、平成33年度に4島の整備を計画しているところでございます。 2点目でございます。防災情報ネットワーク整備費に関するご質問でございました。これまで一旦平成28年度に防災無線の整備は終了いたしておりますけども、今回、280メガヘルツ、個別受信機の整備を実施することになった考え方でございます。防災無線通信設備につきましては、平成26年度から平成28年度の3カ年でデジタル化工事を行っておるところでございます。その整備では、親局、中継局、屋外拡声装置とともに、戸別受信機もあわせた整備を行ってきたところでございます。これまでの戸別受信機配備方針では、玄海原発10キロ圏につきましては、全戸配布、10キロ圏以外は駐在員や消防団幹部など、地区防災の中核となる方、公共施設等を基本に配備するという方針で防災通信の運用を行ってきているところでございます。 今後、280メガヘルツ戸別受信機を整備するに至った理由でございますけども、まず、1点目に、防災情報につきましては、ケーブルテレビ、市のホームページ、防災情報メール、防災行政無線、またFMからつなど、さまざまな手段で防災情報を発信しているとこでございますけども、昨年の西日本豪雨を経験をいたしまして、さらなる情報の伝達手段の強化が重要であるということを改めて認識した次第でございます。 2点目に、そういうことを踏まえまして、国のほうでも近年大きな災害が多発しておりますことから、情報伝達の多重化を推進をしておりまして、交付税がございます緊急防災・減災事業債など、国の財政支援措置を設けられているところでございます。 3点目といたしまして、防災行政無線の屋外拡声装置からの放送は、前々からご指摘いただいておりますように、住宅の気密性とか、窓を閉めたとき、聞こえないとか、雨風など、気象条件によって聞こえにくいという課題がございました。 4点目といたしまして、呼子地区とか相知地区のほうで合併前から戸別受信機として利用されておりました光ケーブル等の回線を利用するIP告知端末機の製造が既に終了いたしております。このような状況や課題を踏まえまして、さらなる災害情報の伝達手段の多重化を図るため、現在戸別受信機を設置していない地区につきましても、これまで設置したタイプの戸別受信機よりも伝達性が高くて、コストが安価な280メガヘルツ戸別受信機の配備ができるようにするものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 私のほうからは、新エネルギー導入推進費と地域エネルギー創出事業費についてのご質疑にお答えさせていただきます。 まず、新エネルギー導入推進費の中で、コーディネーターの初期の増加要因ということでございました。本市におきましては、平成30年度からエネルギー分野の高度な専門性を高めるために、九州工業大学の方をコーディネーターとして非常勤で勤務をお願いいたしております。業務内容に関しましては、再生可能エネルギーの学術的な知見からのコーディネート、また平成28年度から産学官で立ち上げております唐津市地域エネルギー推進戦略会議の進め方に関する助言、さらに補助金申請に係るアテンドなどをお願いいたしております。コーディネーターの予算につきましては、1回当たりの謝金でございまして、今回の予算の増加内容でございますが、平成30年度は15回程度、月に1回と、唐津市地域エネルギー推進戦略会議、分科会との参加を想定いたしておりましたが、平成31年度に関しましては、前年度の15回に加えまして、総合計画の改変に係る資料の作成業務を5回程度想定いたしまして、合計20回の勤務予定でございますので、その分が予算額として増加したものでございます。 次に、再生可能エネルギーセミナーでございますが、毎年度開催をいたしておりまして、平成30年度におきましては、早稲田大学との包括連携協定記念講演といたしまして、ことし2月20日に唐津市で開催をいたしました。約100名の方に参加をいただいたところでございます。内容は、新たな地域活性化を実現する地域エネルギー構想セミナーで、ご登壇いただきました方々は、環境省、経済産業省の国の機関を初め、早稲田大学、北九州パワーの方々にご講演いただき、パネルディスカッション等も開催し、地域エネルギーに関して広くPRできたのではないかというふうに考えております。 平成31年度におきましても、ステップアップを図りながら、セミナーを開催する予定でございまして、その内容は事業の進捗状況及び登壇者を含めて今後検討を行っていくようになりますが、地域エネルギー創出によるさらなる再生可能エネルギーの積極的な推進、総合計画が目指す低炭素社会の構築に向けた取り組みを予定いたしております。 次に、スマートレジリエンス拠点構築事業の事業概要ということでございました。 まず、このレジリエンスという言葉は強靭なという意味がございまして、災害にも強いという意味で、防災用としても使われておるようでございます。現在、この事業は、浄水センターで展開をいたしておりまして、平成30年度におきましては、下水の処理過程から発生する下水バイオガスを燃料として、100キロワットのガス発電設備を導入し、発電した電力に関しましては、浄水センター内の消費で利用する計画で進めております。また、浄水センターエリアの中でどういった再生可能エネルギーのポテンシャルがあり、どういった設備を導入していくかなどの調査業務との実施を行ったところでございます。平成31年度に関しましては、さらなる再生可能エネルギーの導入といたしまして、太陽光発電設備の導入を想定いたしておりまして、廃熱の利用に関する調査もあわせて行う予定でございます。また、平成30年度、平成32年度以降に関しましては、熱交換器の導入や、蓄電池を併設して、有事の際に電力供給ができる体制を構築し、レジリエンス機能を強化していく計画でございまして、現在のところ補助金の採択状況にもよりますが、今年度から4カ年で整備する計画でございます。整備が完了すれば、さらなる再生可能エネルギーの導入が進みますので、再エネ条例、再生可能エネルギー総合計画が目指す低炭素社会の構築が図れるものというふうに期待をいたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 吉村議員の質疑にお答えいたします。 2点ございました。まず、離島振興基金事業費についてでございます。離島留学につきましては、からつ七つの島活性化協議会で実施をしております。目的といたしましては、7つの島の豊かな自然の中での学びと体験活動等を通して唐津7つの島島内の児童生徒と留学生がお互いに影響し合うことによりまして、教育効果の向上と振興を期し、あわせて地域の活性化と発展を図ることとしておりまして、現在の島留学の状況は、馬渡島で3名、加唐島、小川島でそれぞれ1名、合わせまして5名を受け入れております。留学の対象者についてでございますが、1つ目に、地域の自然環境や地域を理解し、就学を希望する児童生徒、2つ目に、豊かな体験と想像、思い出づくり等により第2のふるさとを求める児童生徒、3つ目に7つの島と海の大自然と地域の中で心豊かによく遊び、よく学ぶことを希望する児童生徒、4目に、小学校及び中学校義務教育対象年齢の児童生徒でございます。募集の方法や周知についてでございますが、唐津市、佐賀県のホームページ上への掲載のほか、佐賀県内の小中学校、福岡市内の小学校への文書の送付及び東京都内にございますNPO法人ふるさと回帰センターでの説明会を実施をしております。 次に、ふるさと集落活性化事業費についてでございます。平成30年度の集落支援員の配置状況と活動実績についてでございました。 平成30年度の集落支援員の配置状況でございますが、地域振興担当といたしまして、厳木地区担当1名、北波多地区担当1名、呼子地区担当1名、離島振興担当1名、市民協働担当2名の計6名を配置をいたしております。その活動内容でございますが、厳木地区担当は、有害鳥獣駆除活動の支援、荒廃地対策及び食育支援などを行っております。北波多地区担当は、特産品のPR、唐津焼の里育成協議会の支援など管内の各種イベントへの支援を行っております。呼子地区担当は、呼子の観光資源を生かした集客プランの発案、観光集客力向上及び活性化につながる活動、呼子朝市活性化及び周辺事業者連携事業の支援などを行っております。また、離島振興担当は、全7離島におきまして、島の特産品の情報発信及び販売支援、離島間及び本土との交流事業の支援、からつ七つの島活性化協議会の運営支援などを行っております。市民協働担当は、市民協働のまちづくり交付金の支援といたしまして、旧唐津市内の8団体の地域等の巡回、活動状況の把握及び課題調整、各種取り組みの支援など、地域まちづくり会議の事務局支援を行っております。それぞれ地域課題を把握し、市民活動の支援を行っている状況でございます。 以上でございます。
    ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 3項目ございました。 まず、人・農地プラン推進事業費でございます。農業次世代人材投資事業の平成30年度の実績見込みにつきまして、平成31年2月末現在の状況でございますが、個人就農者が19名、夫婦就農者が3組の6名、合わせて25名に対しての資金交付となっております。このうち、平成30年度における新規就農者は1名となっております。支援対象者の主な経営内容を申しますと、露地果樹3名、施設果樹8名、露地野菜3名、施設野菜9名、花き1名、畜産1名となっております。 次に、明日の漁業者チャレンジ支援事業費でございます。昨今の漁業を取り巻く情勢は、燃油価格の高騰や魚価の低迷など、非常に厳しい状況であり、初期投資や操業費用の大きな水産業の後継者不足は深刻な問題でございます。漁協正組合員の数も10年前より半減し、年間30名以上減少している状況でございます。組合員数の減少を食いとめようと、国の支援対象外である家族継承する漁家子弟である三親等以内の漁業後継者を支援する、明日の漁業者チャレンジ支援事業が今年度より始まったところでございます。チラシや市報などで周知しながら、漁協や漁業者へ呼びかけを行いましたが、受給者は3名という結果になりました。そのほか、国の支援制度受給者3名と合わせると、唐津市内の新規漁業者6名が支援制度を利用されております。今後は漁協とも協議を行いながら、さらなる普及に向け、周知を図ってまいりたいと考えております。 次に、唐津水産業活性化支援事業費でございます。九州大学への委託研究費は専門研究機関による養殖技術開発、養殖技術を利用した産業化の研究開発を目的とし、平成27年4月1日に九州大学と唐津市において唐津水産研究センター共同研究部門個別事業業務として、平成31年度まで行う研究費用でございます。業務内容といたしましては、サバ完全養殖やケンサキイカの養殖に関する先端的研究などの5つの研究業務でございまして、九州大学の准教授1名、助教2名及び技術補佐員の人件費、研究に使用する消耗品費等に年間4,000万円の予算をお願いしてきたところでございます。 今回の減額につきましては、助教1名が平成30年7月末をもちまして退職され、その人件費が不要になったことが主な原因となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) 消防本部所管で2点ございました。まず、化学消防ポンプ自動車更新費の事業内容についてであります。平成10年度に整備し、20年が経過した大型化学車と平成8年度に整備し、22年が経過したタンク車、この2台が経年劣化による不具合により、機能不良となり、性能低下が生じており、この2台の車両の機能を集約した化学消防ポンプ自動車1台について更新整備をお願いするもので、次に、ドローン整備事業の目的及び内容についてであります。 ドローン整備事業の目的については、救助活動や行方不明者捜索等で人が立ち入ることが困難な崖地等において、ドローンによる空からの情報収集を行い、要救助者の早期発見、救出に努めるものです。さらに大規模な自然災害等において、現場画像をリアルタイムに消防指令センター及び市の災害対策本部に伝送することで生の災害実態を全庁的に情報共有でき、しっかりとした災害対応につなげるというものです。整備する内容については、ドローンの機体を2機、画像伝送装置1式を導入するものです。また、いろんな場所において、安全にドローンを飛行させるためのオペレーターの養成が重要であるというふうに考えております。このオペレーターを養成するために外部の講習を受講することにしております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 15時25分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後3時05分  休憩                     午後3時25分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。吉村慎一郎議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) それでは、総務費の離島ヘリポート整備事業について再質疑を行います。各離島の整備に当たっての考え方についてお伺います。ヘリポートを3島に新設するということで、そちらのほうはわかるわけですが、既に4島についてはヘリポートが整備してあると思います。どういった整備の考え方で進められるのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 現在、既に3島にはヘリポートございますけど、今回改めて整理する考え方ということだと私は思っております。神集島、加唐島、馬渡島、小川島、この4島に昭和47年、昭和52年当時に整備をいたしました。直径が20メートル程度のヘリポートがございまして、40年以上が経過しているところでございます。いずれも山中でございまして、アクセス道路の幅も非常に狭くて、また集落から距離があることもありまして、アクセス道路の管理がしにくい状況にございます。緊急時のヘリポートとして活用するのには時代も変化して、適さない状況になっているところでございます。現実的にドクターヘリ等が来る場合には、集落の周辺の空き地とか、学校の運動場のほうを活用している現状でございます。今回の整備では、100%補助金をいただけることになりましたので、防災ヘリやドクターヘリに加えまして、自衛隊の大型ヘリも離着陸ができるような規模を考えているところでござまして、具体的なことにつきましては、来年度、専用のコンサルタントに調査設計をお願いすることにいたしておりますので、その島に適した場所、形状、規模のヘリポートを整備したいと考えているところでございます。 場所につきましては、各離島には放射線防護施設がございますので、その施設の近くであることや集落からアクセスしやすいことなどを考慮して選定をして整備をしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 先ほど4島では、40年以上前に整備され、いずれも山中にあり、アクセスが悪いということでありました。先ほど申されましたように、この島に適した場所、形状、規模のヘリポート整備をお願いして、次の質疑に移ります。 次に、新エネルギー導入事業費について再質疑を行います。概要書では、レンズ風車技術指導・管理業務ということでありますけども、このことについて、どういった業務内容なのか、また契約先についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 レンズ風車の導入に関しましては、九州大学と連携をいたしまして、平成24年度に神集島におきまして、3キロワットのレンズ風車1基の導入を行っております。本市はフィールドの提供として参画をしているところでございます。レンズ風車の技術指導・管理業務に関しましては、その神集島で導入したレンズ風車の維持管理を行うための経費でございます。その契約先でございますが、導入しておりますレンズ風車は九州大学の知見が集積され、技術的にも高度な発電設備であり、維持管理に関しましても、専用のオンライン管理を行い、不具合が起きれば至急現地へ急行し、修理業務を行うなど、そうした専門の方に行っていただく必要がございます。その専門家の方々は、九州大学の先生が大学のベンチャー企業として立ち上げられ、他会社に在籍されておりまして、維持管理業務を行う企業として指定をされており、平成30年度まではそのベンチャー企業と委託契約を行ってございますので、今後も同様の契約手法でお願いすることを予定いたしております。金額に関しましては、前年度と同額でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、電気自動車急速充電器の維持管理についてお伺いします。市内3カ所に設置してあります電気自動車急速充電器の維持管理に関して、その利用状況と、その要因について、また、今後の増設の考えはないのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 電気自動車の急速充電器は、平成26年度に北波多市民センター、桃山天下市、鷹島肥前大橋展望広場の3カ所に設置をいたしております。使用状況に関しましては、3カ所の合計で申し上げさせていただきます。平成27年度731件、平成28年度843件で、前年比15%の増でございます。平成29年度1,386件で、前年比64.4%の増、平成30年度に関しましては、平成31年の2月末現在でお答えをさせていただきます。1,776件で前年度費28.1%の増でございます。その要因でございますが、佐賀県内の電気自動車の保有状況は、平成27年度754台、平成28年度848台、平成29年度1,050台以上となっておりまして、電気自動車の保有台数の増加が急速充電器の利用率が上がった要因の1つと考えているところでございます。 次に、急速充電器の今後の増設見込みについてでございますが、平成26年度に3カ所設置をしました急速充電器は次世代自動車振興センターの補助金を活用して設置を行ったものでございますが、現在、唐津市内には充電スポットが28カ所程度ございまして、市内の中心部は民間企業を中心として進められておりますので、市としましては、増設の考えは現在のところ持っておりません。しかしながら、電気自動車の保有台数が年々ふえております。今後につきましては、その状況を見ながら検討のほうさせていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 民間主導で市内に充電スポット28カ所あるということで、市としては今のところ増設の考えはないということでありました。 次の質疑ですが、エネルギー政策に係る人材育成ということで、現在、その対象職員はどんな方でどういう業務を行っているのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 エネルギー政策に関する人材の育成につきましては、平成25年度から経済産業省の九州経済産業局へ派遣を行っておりまして、実務研修を通して専門知識及び技術の習得、また国の制度や補助金等の情報をいち早く収集することによりまして、市政の推進に資する目的で派遣を行っております。 これまで、エネルギー関連部署、コスメ関連部署、また中小企業関連部署などに派遣を行っておりまして、さまざまな情報収集に努めているところでございます。現在、40代の男性職員を派遣しておりまして、ことしで丸2年と研修のほうが終了という予定になっておりますが、今後の派遣に関しましても、補助金等の情報もいち早く入手できるメリットもございますので、職員課とも相談をしながら、研修のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 続きまして、地域エネルギー創出事業費について再質疑を行います。 以前の答弁では、浄水センター内で3連のレンズ風車の導入に向けて、風況の調査を行っているということでありました。その結果はどうだったのか。また現在の進捗状況についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 3連のレンズ風車の導入に向けまして、国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構、通称ネドと申しますが、その平成30年度の補助事業に対し、九州大学と連携して本市はフィールドの提供を行うことで提案をした結果、採択をいただいております。そのフィールドとしましては、浄水センターの北側の事業用地を提供し、昨年の10月から風況観測を行っておりまして、観測結果もよいことから、九州大学が3連レンズ風車の建設を行い、先月これが完成をいたしております。平成31年度からは九州大学が実証実験を行う予定となっておりまして、本市におきましては、同エリアで展開しておりますスマートレジリエンス拠点整備事業の相互効果もございますので、今後も積極的に協力のほうを行っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、太陽光発電設備の導入の内容及び熱利用に関する可能性調査というのは、どういう調査が行われるのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 太陽光発電設備の導入に関しましては、浄水センターエリア内に約300キロワット程度の太陽光を導入する計画でございます。発電された電力は浄水センター内の所内消費で利用する予定でございまして、維持管理費の削減に努めてまいりたいというふうに考えております。熱利用に関する可能性調査に関しましては、平成30年度に導入しました下水バイオガス発電設備や高温の設備で廃熱利用が可能となっております。その廃熱を利用し、熱交換器を導入いたしまして、有事の際の温水シャワーの利用に関する調査を行う予定でございます。このように、有事の際のシャワーの利用といったレジリエンス機能強化を図るとともに、通常では現在室内プールでは加湿を行うため、プロパンガスを利用されておりまして、そのガス代の削減効果も見越せる内容となっております。そういったことを考慮しながら導入に向けて検討を行っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、地域エネルギー創出事業におきまして、水力発電に係る潜在能力調査の事業費が計上されておりますが、どういう調査が行われるのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 地域エネルギー創出事業におきまして、平成31年度に実施する調査の内容に関しましては、伊岐佐ダムの上流に水力発電のポテンシャルが見込まれる地点がございまして、その地点での流量調査、地質調査、地形測量などの基本的な設計業務を国の補助金を活用して実施していきたいというふうに考えております。補助金獲得次第にはなりますが、平成32年度は引き続き流量調査を行うとともに、さらに事業性評価まで行う予定でございまして、平成31年度から2カ年での事業で進める計画でございます。調査後に関しましては、その地点で水力発電を行うことが可能な発電事業者の公募を行い、事業者を決定していく予定でございます。また、この事業では、平成31年度固定価格買取制度の終了する再生可能エネルギー設備がどのくらいあるのか、その調査を行うことといたしております。アンケートによる調査がメインになりますが、そうした調査を行うことで、買い取り期間終了後の電力の買い取りに関する選択肢の把握や余剰電力の買い取りを希望する事業者へのマッチング、さらに設立予定の地域エネルギー会社の可能性について国の補助金を活用しながら進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項、最後の質疑ですが、地域エネルギー会社創設に関しての進捗状況をお示しいただきたいと思います。また、どういった会社を目指されているのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 地域エネルギー会社に関しましては、平成29年度に経済産業省の補助金を活用いたしまして、市内の再生可能エネルギーの賦存量及び大口事業家の電力使用量に関する調査を行っております。市内の電力の需要量に対し、供給源となる再生可能エネルギー電源が多く存在することから、地域エネルギー会社設立の可能性も見出せた結果でございました。以上の結果によりまして、地域エネルギー会社の創設を平成31年度で設立に向けて現在検討いたしております。その設立形態でございますが、本市の場合、既に第3セクターが10社ございまして、さらに新規の第3セクターでの設立は難しいものと考えております。現在、肥前にて風力発電事業を行っております株式会社肥前風力エネルギー開発という第3セクターが既に存在いたしておりますので、その会社から新たに地域エネルギー会社に特化した会社の設立を検討いたしております。その地域エネルギー会社の目指す方向性でございますが、市内企業を中心として地域の会社から出資を募り、地域課題を解決できる会社を目指していきたいというふうに考えております。事業内容としましては、まず電気の小売業を軸にいたしますが、そのほかの附帯サービスといたしましては、市内工場での再生可能エネルギーの推進をこの地域エネルギー会社との共同で進めるなど、さらなる低炭素社会の構築に寄与したいと考えております。また、今後の独居老人の増加も見越した見守りサービスに関しましても、実施方法を含め検討することといたしております。こうした見守りサービス等含みます自治体主導で設立されている地域エネルギー会社は福岡県みやま市を初め、全国的に徐々に広がっております。市といたしましても、市が出資している第3セクターから地域エネルギー会社の設立を想定いたしておりますので、間接的に事業に行政がかかわることで地域課題を解決できる社会づくりができるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 平成29年度から実施されました賦存量調査等の結果をもとに地域エネルギー会社創設が妥当であるかどうか、今までの検証結果では平成31年度設立検討がなされているというのは大変前進だと思います。また、高齢者見守りサービスに関しても、電力の使用状況により、安否確認も技術的に可能になってきているサービスであるということでありました。実施方法も含めて、検討を進めていただきたいというふうに思います。 そこで、次の項の質疑に移ります。 離島留学推進事業費について再質疑を行います。 平成31年度の離島留学推進事業補助金の拡充内容についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 離島留学推進事業費の補助金につきましては、1,155万円を計上してお願いをしているところでございます。この内訳でございますが家屋改修費用補助として450万円、先進地視察等活動費用補助として75万円、留学告知・募集等利用する事業補助として90万円、留学生負担補助として540万円を計上させていただいております。今回の拡充内容についてでございますが、離島留学には、島外からの入学または転学を希望される児童生徒を受け入れる里親留学、また、家族との移住を受け入れる家族留学、そして、祖父母のもとで孫を預かる孫留学の3つがございます。今回は、家族留学の住居となります空き家改修に対しまして拡充をすることとしております。平成30年度までは借家の改修及び引っ越し費用など、準備金といたしまして、留学してくる家族に対して10万円の補助をしておりました。それを平成31年度からは協議会が実施します家族留学が留学してくる住居のための空き家を改修する改修費用につきまして、補助の対象としたものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 協議会で、生活に支障がない程度の空き家改修を可能とする拡充がなされたということで理解をいたしました。 次の質疑ですが、離島通学支援補助金制度の内容についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 離島通学支援補助の内容ということでお答えをさせていただきたいと思います。 現在、中学校が廃校になっている離島から本土の唐津市立中学校への通学につきましては、唐津市の教育委員会からの通学用定期乗車券の支給がございます。県立中学校や私立中学校への通学に対しましては、助成制度がございません。県立及び私立中学校への進学を選択しようとする子供さんが島を離れないよう経済的な負担を軽減するために定期船の運賃に対しまして、補助、助成を行うものでございます。今回対象となります小学生は7名対象となっておりますけども、そのうち1名の方が唐津市立中学校以外への進学を希望されているということでお聞きしておりますので、その予算を計上させていただいております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、ふるさと集落活性化事業費について再質疑を行います。 先ほどの答弁では、厳木地区担当1名、北波多地区担当1名、呼子地区担当1名、離島振興担当1名、市民協働担当2名、計6名を配置しているということでありましたが、平成31年度につきましては、肥前市民センター管内に新規で離島振興に増員でおのおの1名配置されておりますが、本年度まで配置してありました北波多市民センター管内に配置されない理由についてお伺いいたしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 梅野北波多市民センター長。          (北波多市民センター長 梅野一也君登壇) ◎北波多市民センター長(梅野一也君) ご質疑にお答えいたします。 集落支援員は集落の維持活性化を図るため、市民の自主的な地域づくり活動をサポートすることを目的に、配置いたしております。北波多地区におきましては、平成25年度から今年度まで6年間集落支援員を配置し、北波多が唐津焼発祥の地であることを生かしたイベントや北波多の特産品である梨を生かしたツアーなど、北波多地区の魅力を活用した地域づくり活動をサポートしてきました。6年間の集落支援員の活動により、市民の自主的な地域づくり活動が育まれつつあり、当初の目的はある程度達成できたと考えられることから、平成31年度は北波多地区への集落支援員を配置しないことといたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 平成31年度からは配置をしないということで理解をいたしました。 次の質疑ですが、平成31年度に7名配置される中で、重点取り組みとしてはどのようにお考えなのかお伺いいたしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質疑にお答えいたします。 平成31年度に新たに配置をいたします肥前地区を重点地区と捉えております。肥前地区におきましては、市内の周辺地域と同様に、人口減少と高齢化が急速に進んでいる状況にございます。その中で、切木校区は平成25年3月に高峰中学校への統合に伴う切木中学校の閉校、平成31年3月末にはJAからつ切木支所の廃止となる予定でございまして、今後ますます切木地域の疲弊が進むのではないかと懸念されているところでございます。そうした中、地元の有志による、切木地域づくり協議会の設立が進められております。行政といたしまして、こうした動きを後押しするために集落支援員を配置することによりまして、地域と行政が一体となった地域振興を行うモデル地区として地域の活性化を推進してまいりたいと考えておるところでございます。活動の内容といたしましては、地元自治会や地域づくり団体等の各種団体と連携し、まず地域の巡回等による状況の把握、及び課題、問題の分析を行い、そうしたことの上に立って次に問題の解決のための具体的な方策の検討及び実施を予定をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項、最後の質疑でございますが、集落支援員と地域おこし協力隊、この違いについてどのようなことかお伺いいたしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 集落支援員と地域おこし協力隊の違いについてでございます。まず集落支援員についてでございますが、地域の実情に詳しく、集落対策の推進に関してノウハウ、知見を有した人材が地方自治体からの委嘱を受け、市町村職員と連携し集落への目配りとして、集落の巡回、状況把握等を実施することを目的とした制度でございます。財政措置といたしまして、支援員1人当たり350万円を限度に特別交付税で措置されることになっております。 次に、地域おこし協力隊についてでございますが、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動し、生活の拠点を移した者を地方公共団体が地域おこし協力隊員として委嘱し、隊員はおおむね1年以上、3年以下の期間地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発、販売、PR等の地域おこしの支援や農林水産業への従事、住民の生活支援などの地域協力活動を行いながらその地域への定住、定着を図る取り組みでございます。この財政措置といたしましては、地域おこし協力隊の活動に要する経費に隊員一人当たり400万円を上限として特別交付税が措置をされているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 今回、集落支援員の配置ということでありますけれども、私は、人口減少や高齢化に歯どめがかからない状況の中、地域おこし協力隊についても、活用をすべきではないかというふうに思います。 それでは、農林水産業費の人・農地プラン推進事業について再質疑を行います。 全体では25名、施設果樹及び施設野菜が主だと理解できました。平成31年度における農業次世代人材投資事業の変更内容についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 国が作成した資料によりますと、2項目が事業見直しによる変更点となっております。 1点目が、農業次世代人材投資事業において支援する新規就農者の年齢を原則45歳未満から50歳未満まで引き上げるものでございます。 2点目につきましては、事業要件を満たす場合の親元就農における農地の所有権移転義務を撤廃し、利用権設定でも可とするものでございまして、事業採択における年齢要件並びに農地要件の緩和となっております。年齢要件の緩和に至った背景等につきましては、国において、農家中間管理事業の5年後見直しを行った結果、農地の集積が進まない原因の1つとして、中山間地域を含めて、担い手が不足しているという課題を踏まえ、新規就農者の裾野の拡大を図るため、支援対象者の年齢要件の引き上げを行うこととなったものでございます。 一方、農地要件の緩和に至った背景等につきましては、親族からの農地が過半で就農する場合、従来は就農後5年以内の所有権移転を必要としていたものの親が若い場合、農地を相続することが現実的に厳しい面等もあることから、利用権設定でも可とすることになったものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 要件緩和がなされたことによって新規就農者の増加、それから、農地の集積が進み、その裾野拡大が図られればと期待をするところであります。 次の質疑ですが、農業次世代人材投資事業と平成30年度新規事業として取り組まれている、明日の農業者チャレンジ支援事業との違いについてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えします。 農業次世代人材投資事業につきましては、国の支援制度でございますが、親元に就農する場合は、新規参入者と同等の経営リスクを負うこととされており、親の経営の分割や経営の継承は補助対象外となるなど、親元就農における本事業採択の要件が厳しい内容となっております。 このことから、親元就農者を支援する市単独事業として、明日の農業者チャレンジ支援事業を平成30年度に創設、運用開始しておりますが、国の補助事業の対象とならない親元就農者については、明日の農業者チャレンジ支援事業で対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑でございますが、国において農地中間管理事業の5年後見直しに当たり、人・農地プランを実質化する動きがあっておりますが、これまでの経緯や今後の取り組み等についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えします。 人・農地プランとは、持続可能な力強い農業構造を実現することを目的として、集落や地域における農業の現状、諸課題を整理し、地域農業における人と農地の将来像を描いた地域のマスタープランでございます。 本市の人・農地プランは、平成25年2月に作成いたしましたが、変化していく地域の実情をプランに反映するため、毎年2月と8月に人・農地プラン作成検討会による審議会を経て、更新を行っております。 しかしながら、全国的に農業の集積・集約化の前提となる地域内の話し合いが低調であることから、地域の徹底した話し合いに基づき、人・農地プランを実質化させることについて、明示されたところでございます。 国が作成した資料によりますと、人・農地プランの実質化についての具体的な取り組み項目としまして、1つ目、アンケートの実施、2つ目に、地図による現況把握、3つ目に、集落における農地利用を担う者に関する方針の作成の実施が実質化の要件とする旨、素案として示されております。 また、地域での話し合いにおいては、農業委員、農地利用最適化推進委員がコーディネーターとして積極的に参加する活動が必須となるなど、農業委員会の果たす役割は大きくなるものと考えます。 今後、詳細かつ具体的な内容が示されることとなりますが、本市におきましても、人と農地の課題解決に向けた取り組みの推進につきましては、なお一層強化してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 先ほど申されましたように、農地利用最適化推進委員さんの積極的な活動が鍵ではないかなというふうに私も思っているところであります。 次の質疑に移ります。明日の漁業者チャレンジ支援事業の再質疑を行います。 明日の漁業者チャレンジ支援事業の平成31年度見込みについてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えします。 平成31年度につきましては、単価が安定しているイカ釣り、はえ縄、海士、シラス漁などの漁業後継者に期待しているところでございます。 本年度予算は佐賀県漁業就業者支援協議会と連携し、情報収集を行いながら漁協支所単位で調査を行いまして、4名の新規漁業者を見込んでおります。継続の2年目となる3名と合わせて合計で7名を見込んで予算計上させていただいたところでございます。 現在のところ、受給者数は少数にとどまっておりますが、事業の広報、周知を図りながら、この後継者育成の取り組みは、今後も継続していきたいと考えております。 さらに、種苗放流や栽培養殖など生産性向上の取り組みとあわせて、粘り強く漁業経営の構築を支援してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑ですが、明日の漁業者競争力強化支援事業の交付状況及び新規追加事業についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えします。 今年度より実施しました、明日の漁業者競争力強化支援事業は、国の漁船リース事業や漁業用機器導入事業などに補助を行うことにより、漁業者の経費負担を軽減し、収益性の改善を図るものでございます。 平成30年度の実績は、申請件数12件、総額778万4,000円となっております。 漁船エンジンの交換に要する費用は高額で、この漁業用機器導入に対する支援は、漁業者に非常に好評でございます。 さらに、平成31年度の国の予算では、漁業者の要望に応える形で新たに老朽化している漁具、漁網等のリースに対する補助が追加され、このメニューに市も上乗せ補助を行う予定でございますが、詳細につきましては、まだ国で協議中でございます。 唐津地区で現在使われている漁網は、導入時の古い重量のある漁網等を補修しながら使用している漁業者が多いため、網の巻き上げ時に重労働となっていると伺っております。近年の定置網、漁網等は、軽量化を初め品質・性能も格段に進歩をいたしておりますので、漁業就労の効率化が期待されるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、唐津水産業活性化支援事業費について再質疑を行います。 平成28年度からの唐津Qサバの生産出荷状況についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えします。 平成28年度唐津Qサバの出荷生産状況でございますが、平成28年度約1万尾、平成29年度約2万尾、平成30年度はまだ未確定ではございますが、約3万尾の出荷が可能と考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 年度ごとに1万尾ずつの生産増加になっておりますけれども、以前の答弁では、唐津Qサバの生産目標については、平成29年度が5万尾、平成30年度7万尾、最終目標は15万尾ということでありました。 この未達の原因、主に歩どまりの改善が大きい課題だと思いますが、その後の検証及び今後の量産体制確立対策についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えします。 唐津Qサバの生産目標についてでございますが、当初の最終目標といたしましては、平成23年度の九州大学による市内の需要調査をもとにした15万尾ということで設定をいたしておりました。 平成30年度においては、出荷販売可能数は3万尾程度となっております。目標に達しなかった理由といたしましては、種苗量産体制の未確立、また種苗生産後の歩どまり低下が主な原因でございます。 このような中、種苗量産体制の確立や養殖時の歩どまりの改善などを達成した上で生産尾数をふやしていくことができれば、価格の調整や需要に応じた安定供給が可能となり、さらなる需要の喚起につながるものと考えられます。 量産体制の確立につきましては、今年度より佐賀県の協力を得て、県の施設でございます玄海水産振興センターにおいて種苗生産を始めたところ、想定の1.6倍の種苗ができ、大いに成果が上がったところでございます。 来年度についても、規模を拡大して県との協力のもと、より効率のよい種苗生産に取り組んでいきたいと考えているところでございます。 種苗生産後の歩どまりにつきましては、稚魚の生存率の低迷、育成段階でのへい死や共食いによるものなど原因がありますが、当初十数%だったものがさまざまな経験を踏まえ、徐々に改善をしてきており、現在は養殖を行っている海域等で異なりますが、30%程度の歩どまりとなっているところでございます。 今後におきましても、生産者、九州大学と協力し、高品質な種苗や共食いの減少の研究など、少しでも歩どまりを改善していけるよう、取り組みを継続していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 海域等で異なるということで、30%程度の歩どまり率に向上したということでございました。 次の質疑ですが、その後の唐津Qサバの搬送、これは主に関東圏等への実験についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えします。 唐津Qサバの関東圏への搬送実験でございますが、サバは傷みやすい性質から、締めてから提供できるまで短時間での処理が必要となります。鮮度を保ったままで提供できることを実証するために、平成30年4月より複数都内飲食店へ鮮魚のサンプルを提供しましたところ、鮮度を保持できたままお客様に提供できることが実証をされまして、その結果、現在は定期的な出荷につながっているところでございます。 出荷の方法といたしましては、当日の早朝に締めたものを航空便で当日の夕方、都内飲食店に到着するルートの確立をいたしました。このこともあって、仕入れ先の飲食店からは高評価をいただき、月50本程度ではございますが、安定的に出荷をしているところでございます。 現在におきましては、関東以外の地区の飲食店からも問い合わせをいただくようになりましたが、提供できるまで時間がかかるため、鮮度を保つ有効な改善策を今後検討していきたいと考えております。 新規取扱店舗等でございますが、さまざまな形態の飲食店より問い合わせがあっておりまして、今後も継続してサンプル提供などを行うことによって、新規取引先の開拓に努めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 関東圏への搬送も確立しつつあるということで確認をいたしました。 この項最後の質疑ですが、種苗量産技術開発研究委託費の360万円の増額理由についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えします。 種苗量産技術開発研究委託費が平成30年度は840万円、平成31年度は1,200万円と360万円の増額した理由でございますが、先ほど量産体制の確立の際に申し上げましたが、平成30年度に県に種苗生産の協力を得た結果により、県での増産が可能であると確認が得られ、このことにより平成31年度は5万尾から10万尾の生産拡大を計画したことによるものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 唐津Qサバの歩どまり率のさらなる向上を願いまして、防災情報ネットワーク整備費の再質疑を行います。 次の質疑でございますが、280メガヘルツ戸別受信機の事業内容と配布対象地区について、今回の配布対象者についてはどういうふうになっているのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 繰り返しになりますけども、市民の安全安心の確保の観点から、災害情報伝達手段の多重化を図るために、現在、戸別受信機を設置していない地区についても、280メガヘルツ戸別受信機の配備ができるようにするものでございます。 今回配備予定の280メガヘルツ戸別受信機は、ポケットベルに使われていた周波数を利用するタイプでございまして、電波の伝達性がすぐれております。また、中継局や再送信子局が現在整備しております防災無線では、16局を必要としておりましたけども、今回のタイプの運用では2局で全市をカバーできまして、戸別受信機の外部アンテナ設置や機器費に係る費用の削減も図られるために、従来方式と比べまして費用を抑えることができるものでございます。 この戸別受信機の配布対象者でございますけども、現在、全戸配布を行っておりません、玄海原発10キロ圏外の地区で希望する市民を対象に、避難行動要支援者など優先順位は踏まえた上、戸別受信機の貸し出しを予定しているところでございます。 整備計画といたしましては、平成31年度に調査設計を行いまして、平成32年度に配信局・送信局工事を実施し、280メガヘルツ戸別受信機の貸し出しを始めまして、平成33年度には希望者への戸別受信機貸し出しがほぼ終えるようにしたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑ですが、平成32年度以降の考え方について、280メガヘルツ戸別受信機を整備した以降の考え方、どのようになっていくのか、お伺いいたしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇)
    ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 この280メガヘルツ戸別受信機を整備した以降の考え方でございます。この戸別受信機の配備が可能となります平成32年度以降の考え方でございますけども、現在の戸別受信機は、既存の戸別受信機が既に配備をされているところにつきましては、使用できる間はそのまま使用していただき、新規に貸し出しを希望される方につきましては、280メガヘルツの戸別受信機を配備をしてまいりますので、当面は既存の防災無線の戸別受信機と、この280メガヘルツ戸別受信機を併用しての運用となります。 平成32年度以降、既存の戸別受信機の更新が必要になった場合には、新しいタイプの戸別受信機に順次取りかえていくように計画をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、化学消防ポンプ自動車更新費について再質疑を行います。 先ほど事業内容について説明がありました。今回、経年劣化によって大型化学車とタンク車を更新するという答弁でございました。 化学消防ポンプ自動車の役割といいますか、従来の大型化学車との違いについてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) お答えします。 今回導入予定の化学消防ポンプ自動車の役割についてであります。 まず、従来の大型化学車については、危険物施設での火災において、ガソリンのある給油施設等水を使用することができない火災のときに、泡消火剤を用いて消火を行うということが主な役割でした。 今回更新をお願いします化学消防ポンプ自動車につきましては、大型化学車と同様に泡消火剤を用いた消火のほかに、水による消火と併用できる泡消火システムというものを装備します。これにより、水槽の容量も従来のタンク車の3トンから1.3トンと少なくなっておりますが、従来と比べても同等以上の消火能力を持つということになります。 車両のサイズも現在分署に配置しているタンク車と同サイズとなり、一般住宅等の火災にも支障なく対応することができるというふうになります。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑になります。2台を1台に機能集約するということでございますけども、そうすることによりメリットというのはどのようなものか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) お答えします。 2台を1台に機能集約となったことによるメリットについてであります。 まず、運用面でのメリットとして、危険物施設での火災と、それ以外の火災で出動車両の乗りかえの必要がなくなり、多種多様な火災で使用することができるようになります。 また、更新に伴う購入費用は1台分で済むこと、車両の維持管理に係るランニングコストの軽減等が上げられるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、ドローン整備事業費について再質疑を行います。 ドローンについては使える場所、使いづらい場所があると思います。ドローンはどういう場所で有効に活用できるのか、また困難な場所についてはどう捉えておられるのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) お答えします。 ドローンの有効な活用場面等についてであります。有効な場面として、大規模な自然災害における空からの情報収集、水難事故現場で海面上からの画像による捜索、行方不明者捜索において、海岸線、崖地等立ち入ることが困難な場所の画像による捜索活動等が有効であるというふうに考えております。 困難な場面として、市街地等においては、電線、電柱が多く配されており、飛行させるのが困難であろうかというふうに考えております。 なお、市街地については、航空法で定める飛行禁止区域となっておりますが、災害時の特例として、捜索または救助を行う場合に限り許可を受けずに飛行させることが認められております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、ドローン隊の結成についてお伺いします。 このドローン隊の結成、構成員及び育成方法についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) お答えします。 ドローン隊の構成については、唐津市消防本部の職員約10人で構成する計画であります。 ドローン隊の隊員の育成については、まず隊長1人、副隊長2人の計3人が4日間の外部の講習を受講し、離発着や対面飛行、8の字飛行等を習得した上で、他の隊員を指導・育成していく計画にしております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) ドローン隊の構成については理解できました。 次に、ドローンのライセンス取得について、このライセンス取得費用についてどのように考えてあるのか、また職員自己啓発研修助成金等がありますが、その点についてどうなるのか、お伺いいたしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) お答えします。 まず、ライセンス取得費用についてどのように考えているかということであります。 先ほど申し上げたとおり、隊長、副隊長3人が外部の講習を受講し、ライセンスを取得します。この3人については、ドローン隊発足時の核となる隊員となります。ライセンスを取得します、その受講費用は確かに高額ですが、ドローンを安全確実に飛行させるための知識、技術を習得するために必要な経費であるというふうに考えております。 それから、職員自己啓発研修助成金の活用はということであります。今回のドローン隊の養成に係る経費については、職務上必要な資格として取得させるということで、職員自己啓発研修助成金には該当しないものというふうに考えております。全額費用を負担し、ライセンスの取得をするということにしております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項最後の質疑ですけれども、ドローン隊の結成後の展開についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) お答えします。 ドローン隊の結成後の展開についてであります。 まずは、ドローン隊の運用を維持する体制をしっかりと構築し、各隊員が正しい知識、技術のもと災害時に運用し、ドローンの墜落や衝突といった事故を起こさないこと、そして、これを継続していくことが重要であるというふうに認識をしております。 ドローンは現在、日進月歩で性能が向上している状況です。今後も数年でさらに高性能の新製品が開発されていくものというふうに考えております。 消防本部としては、ドローン隊として情報収集を主な目的として運用しますが、今後もドローンの性能向上にあわせて、ドローン隊の職務内容もレベルアップし、市民の安全安心に寄与してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) これで私の議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 江里孝男議員。 ◆10番(江里孝男君) 10番、志政会の江里孝男です。平成31年度一般会計予算の中から9項目、平成30年度一般会計補正予算から1項目について質疑を行います。 初めに、七山市民センター事務室改修費から質疑を行います。 今年度事務室改修費、また工事監理業務費が計上されております。事業の概要についてお尋ねをします。 次に、参議院議員通常選挙費につきましては、第25回参議院議員通常選挙から新たにイオン唐津ショッピングセンターにて、期日前投票所を開設される予算が計上されております。この目的についてお尋ねをします。 次に、市民協働のまちづくり交付金についてでございますが、平成30年度の実施状況についてお尋ねをします。 次に、相知宿通り賑わいづくり支援事業費につきましては、地域の伝統文化を守り、育て、魅力ある地域づくりを推進する、地域力の向上を図るため、相知宿通りのにぎわいづくりを支援するために1,816万円計上されております。その目的についてお尋ねをします。 次に、七山診療所改築事業費につきましては、七山藤川診療所と七山歯科診療所を市民センター庁舎内に移転するために、診療所改修工事とまた医療機器など整備費が計上されております。事業の概要と財源についてお尋ねをします。 次に、農業基盤整備促進事業費につきましては、4カ所の農業基盤整備のために9,390万円計上されております。その中で、平山下地区水門設置工事が新規として計上されておりますが、その工事の目的と事業概要についてお尋ねをします。 次に、農業水路等長寿命化・防災減災事業費については、新規事業として農業水路等長寿命化・防災減災事業費が計上されています。平成30年度に計上されておりました農村地域防災減災事業とどのように違うのか、お尋ねをします。 次に、林道改良舗装事業費につきましては、平成30年度4,514万円、平成31年度3,858万7,000円で、655万3,000円の減額となっております。その理由についてお尋ねをします。 次に、市民センター地域振興分につきましては、地域振興分一覧(別掲)として1,600万円計上されております。その計上の目的についてお尋ねをします。 次に、平成30年度一般会計補正予算の中から、平成30年災害農地・農業用施設復旧費につきましては、今回11億2,143万5,000円が減額されております。その減額の理由についてお尋ねをいたします。 以上で1回目の質疑といたします。答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 小形七山市民センター長。          (七山市民センター長 小形圭一君登壇) ◎七山市民センター長(小形圭一君) 江里議員の質疑についてお答えいたします。 事業の概要でございますが、老朽化した七山藤川診療所及び七山歯科診療所を七山市民センター庁舎1階に移転集約するために、診療所移転先となる市民福祉課事務室1階を1階ホールへ、また産業課事務室を2階の旧教育課事務室に移転するため、改修を行うものでございます。 次に、予算の内訳でございますが、改修に係る建築工事、機械設備工事、電気設備工事、LAN配線工事等の工事請負費が3,943万7,000円、工事監理業務、電話設備移設業務等の委託料が178万5,000円で、事業費合計4,122万2,000円となっております。 なお、特定財源として一般単独事業債3,090万円を計上いたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉森選挙管理委員会事務局長。          (選挙管理委員会事務局長 吉森純一郎君登壇) ◎選挙管理委員会事務局長(吉森純一郎君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 参議院議員通常選挙費中、商業施設期日前投票所の開設について、事業の目的はということでございました。 近年低下する投票率の向上のため、投票できる場所や投票機会などの環境を整えるものでございます。市内各地から子供からお年寄りまで買い物などで足を運ばれることが多い商業施設に期日前投票所を開設することで、より選挙を身近に感じてもらい、広く有権者に投票機会をふやす環境づくりの一環として実施するものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 2点ございました。まず、市民協働のまちづくり交付金についてでございます。 今年度の平成30年度の市民協働のまちづくり交付金の現在の申請状況、取り組み状況について、全体の数字でご説明させていただきたいと思います。 唐津地区16地区全体で取り組まれている事業件数につきましては163件、現在の申請額について7,635万2,000円が申請額となっております。 その内訳、内容等を見てみますと、1地区当たり取り組み件数といたしましては、4件から19件の事業を取り組まれている状況でございまして、その申請額は最低の地区が392万5,000円、最高の地区は500万円の申請額となっているところでございます。 次に、相知宿通り賑わいづくり支援事業費についてでございます。 事業の目的についてのご質疑でございました。この事業の目的につきましては、江戸時代に始まったと言われています相知くんちを運営する相知くんち振興会、相知町郷土芸能保存会などの組織からの10メートル山笠の巡行を再興したい。また、相知くんちを相知町全体の祭りと位置づけ、今後の地域づくりの核として発展させていきたいとの強い思いを受けまして、本市といたしまして地域の伝統文化を守り、育て、魅力ある地域づくりを推進するとともに、地域力の向上を図るため、相知宿通りのにぎわいづくりを支援することを目的として、今回計画を計上させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 まず、事業の概要でございますが、七山市民センターの有効活用を踏まえ、老朽化している七山藤川診療所及び七山歯科診療所を七山市民センター庁舎内に移転集約し、もって地域住民の健康維持と地域医療の確保を図ることを目的といたしまして、市民センターの改修工事を行うものでございます。 平成31年度におきましては、診療所改修工事のほかの経費といたしまして、1億3,061万7,000円、医療機器等整備の経費といたしまして、5,782万9,000円で事業費合計1億8,844万6,000円を計上させていただいております。 なお、特定財源といたしましては、過疎対策事業債1億8,730万円を計上いたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 江里議員のご質疑にお答えします。4項目ございました。 まず、農業基盤整備促進事業費でございます。 今回計画しております相知町平山下地区の水門設置工事につきましては、二級河川平山川の右岸に設置された堰板を改修するものでございます。堰は受益となる農地6.1ヘクタールへの送水のため設置された施設でございますが、現在、堰の開閉操作は河川におりなければ操作できない状況で、河川の増水時には非常に危険であることから、近接する道路からの操作ができるよう改修することにより、水管理に係る労力の軽減と操作の安全性向上を図るものでございます。 事業の内容といたしましては、高性能スライド式ゲートを1基設置するもので、事業費は350万円を予定しております。 次に、農業水路等長寿命化・防災減災事業費でございます。 農村地域防災減災事業は、老朽化したため池において、人命、人家、公共施設等に被害を及ぶおそれのある農業用ため池の決壊を未然に防止し、農業用水の確保、農業経営の安定と国土の保全を図ることを目的に、ため池本体、取水施設、洪水吐などを一体的に大規模な整備を行うことが可能で、事業計画書の作成、概算工事費及び事業効果算定等を市が行い、ため池本体の工事につきましては県が実施する事業でございます。 採択要件は、防災受益面積が中山間地域で7ヘクタール以上、総事業費3,000万円以上となっております。 次に、農業水路等長寿命化・防災減災事業でございますが、平成30年度に新たに創設された事業でございまして、ため池、農業用水路等の長寿命化、防災減災対策を実施することにより農地や農業用施設を健全な状態に保つとともに、維持管理の省力化やコスト低減などに取り組む事業となっており、農村地域防災減災事業に比べ、小規模な整備に対応が可能でございます。 事業の採択要件は、1地区当たりの事業費が200万円以上、受益者数が2名以上で、事業期間が3年以内であることとなっております。 次に、林道改良舗装事業費についてでございます。 林道改良舗装事業費の減額についてでございますが、その主なものといたしまして、林道橋の点検を平成30年度が46橋を1,314万円で実施し、平成31年度は7橋を558万7,000円で計画をいたしております。点検橋りょうの数が減少したことにより、平成30年度より655万3,000円の予算減となったものでございます。 最後でございますが、平成30年災害農地・農業用施設復旧費でございます。 今回の農地・農業用施設の災害につきましては、大規模で箇所数も多く、佐賀県への災害報告期間も短期間であったことから、地元より報告のありました農地災害366カ所、農業用施設災害239カ所の計605カ所について予算計上をさせていただいておりました。 その後、担当技術者にて現地調査及び地元関係者に分担金の確認を行った結果、被災箇所が採択要件に該当しないもの、災害の規模が小さく対象とならないもの、また、他事業での対応となったものなどを取りまとめた結果、最終的に農地災害96カ所、農業用施設災害98カ所、計194カ所となったことにより、予算減額となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 私のほうからは、市民センター地域振興分の予算計上の目的についてのご質疑にお答えをさせていただきます。 まず、予算計上に至った背景のほうから申し上げさせていただきます。 平成31年度4月の機構改革を検討するに当たりまして、昨年8月から11月にかけ、各市民センター管内の駐在員会議に各2回ずつ、計16回参加をさせていただきまして、機構改革を初め、さまざまなご意見をいただいたところでございます。 その中で最も多かったものが、市民センターで即座に対応できる権限を、市民センター長の判断で使える予算をというご意見でございました。 地域の方々の視点では、本庁との協議等に時間を要したり、また、要望に対する対応などに多少不満を持っておられるのではないかというふうに感じたところでございます。 また、議会のほうでもこれまで複数の議員さんのほうから、市民センターに一定の予算枠についてのご質疑等もあったところでございます。 こういったこと、何らか実現できないか、そういった観点に立ちまして、今回予算計上を行ったところでございます。 ご質疑の目的でございますが、市民センター区域の地域住民の方から寄せられる当初予算時において想定できなかったものや、年度の途中で大きく変わったもの、また、市民センターみずからが対応すべき事案に対しまして、市民センターにおいて緊急性と必要性から対応の可否を判断し、迅速な対応を図ることにより、各市民センター区域内の行政サービスの向上、地域振興につながることを目的といたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それじゃ、七山市民センターの事務室改修費から再質疑を行います。 改修の予定図面を見てみますと、市民福祉課、産業課が移転となるようになっておりますが、市民福祉課が205平方メートルが114平方メートルと、産業課が181平方メートルが72平方メートルとなっておりますが、事務室のスペースはこれ大丈夫なのかどうか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形七山市民センター長。          (七山市民センター長 小形圭一君登壇) ◎七山市民センター長(小形圭一君) 事務室の面積が現状より狭くなるが、支障はないかとの再質問でございますが、現状の職員数をもとに移転後の職員1人当たりの事務室面積を算定しますと、市民福祉課が9.5平方メートル、産業課が9平方メートルとなってまいります。キャビネット類やパソコン用の机なども配置しますので、実際にはこれより減少しますが、設計に当たって机配置等も検討しておりますので、執務に当たって支障はないものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 事務室、今年度から改修予定ということになっておりますが、玄関付近の改修も予定されております。住民サービスに問題はないのか、また、今後のスケジュールはどのようになっているのか、それから病院の駐車場についてどのようになっているのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形七山市民センター長。          (七山市民センター長 小形圭一君登壇) ◎七山市民センター長(小形圭一君) 再質疑にお答えいたします。 今回の改修では、通常の業務を行いながら同時に工事を行うことになってまいりますので、来庁者への安全対策には十分注意してまいります。 改修工事のスケジュールでございますが、9月末をめどに事務室の移転先部分の改修と事務室の移転を完了し、その後、診療所部分の改修を行い、来年春の診療所移転開院を目指すこととしております。 また、駐車場でございますが、七山市民センターの駐車場は80台の駐車が可能であり、また、隣接する七山公民館の35台と合わせると、延べ115台の車の駐車が可能であります。 現状において、イベント等がない限り満車状態にはなっておりませんので、診療所が開院しても駐車場が不足するおそれはないものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今回改修図面を見てみますと、事務室が1階と2階に分かれるようになっておりますが、執務に当たって問題はないのかどうか、また、今回の改修で事務室以外の改修はどのようになっているのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形七山市民センター長。          (七山市民センター長 小形圭一君登壇) ◎七山市民センター長(小形圭一君) 再質疑にお答えいたします。 事務室以外の改修でございますが、七山市民センターの事務室は現在1階に市民福祉課と産業課、2階に総務教育課が配置されております。 改修後は産業課が2階に移転するだけで大きな違いはありませんので、新たな改修は必要ないものと考えておりますが、七山市民センター庁舎も建設から27年目を迎え、エレベーターも部品供給期限を経過しておりますので、将来的にはエレベーターの更新も必要になってくると考えております。 また、高齢者など足が不自由な患者さんなどに配慮し、庁舎入り口に近い庁舎前広場の一部を駐車場として利用することも検討する必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それじゃ、次に参議院議員通常選挙費について再質疑を行います。 今回、イオン唐津ショッピングセンターを選定されておりますが、選定された理由についてお尋ねをします。 ○議長(田中秀和君) 吉森選挙管理委員会事務局長。          (選挙管理委員会事務局長 吉森純一郎君登壇) ◎選挙管理委員会事務局長(吉森純一郎君) 再質疑にお答えいたします。 イオン唐津ショッピングセンターに選定した理由はということでございました。近年の本市の人口動態、移動等の傾向を見ますと、東唐津駅周辺から鏡、浜玉地区に新興住宅地や商業施設等の開発が見られ、その地域に期日前投票所を設置してみるのが、投票率向上の寄与度を見きわめるのに効果的であると判断いたしました。 イオン唐津店は、唐津市最大級の商業施設であり、本市と「唐津市とイオン株式会社との地域貢献協定」が締結されており、唐津市選挙管理委員会とも平成30年11月に選挙等の応援協力に関する協定を締結していただいております。 他の商業施設と比較し、投票所のスペースや駐車場の確保が容易であったため、まずは試行的な位置づけで選定したところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今回、イオン唐津ショッピングセンターを選定されております。この商業施設の期日前投票所開設については、唐津市だけなのか、また県内でこのような事例があるのかどうか、お尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 吉森選挙管理委員会事務局長。          (選挙管理委員会事務局長 吉森純一郎君登壇) ◎選挙管理委員会事務局長(吉森純一郎君) お答えします。 県内の状況はということでございました。佐賀県内で今まで商業施設に期日前投票所を設置した事例はございません。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) このショッピングセンターの期日前投票につきましては、投票率の向上のためという答弁であったわけですけども、従前、周辺部においては、投票所が一部廃止され、投票所がなくなった経緯がございます。 そのために、老人の方々はなかなか行きにくいな、遠くなったなという問題も生じております。このことについての対応も考えなければならないのかなというふうに思っておりますが、どのように考えてあるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉森選挙管理委員会事務局長。          (選挙管理委員会事務局長 吉森純一郎君登壇) ◎選挙管理委員会事務局長(吉森純一郎君) 再質疑にお答えいたします。 周辺部は投票所を統合されて老人は行かなくなった、今後の対応はということでございました。 高齢者の投票率の推移を70歳代と80歳以上の投票率で見てみますと、平成25年1月の市長・市議会議員選挙では、70歳代で78.79%、80歳以上で55.65%であったものが、平成29年1月執行の市長・市議会議員選挙では、70歳代で77.75%、80歳以上で51.51%となっており、それぞれ1.04%、4.14%の低下となっておりますが、唐津市全体の投票率も同様に69.47%から63.33%と6.14%低下しております。 投票所の統合等を行った他の自治体では、その自治体の状況等により送迎バスの運行などの移動支援策や移動式投票所などの開設、投票環境の向上策などを実施した事例もございます。 本市でも、今後、投票状況等を見ながら投票率向上につながるさまざまな施策を検討を実施していく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今後、投票率向上のためにさまざまな施策を検討し、実施していくということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、今回の効果を見てからだというふうに思いますが、今後別の箇所での予定があるのかどうか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉森選挙管理委員会事務局長。          (選挙管理委員会事務局長 吉森純一郎君登壇) ◎選挙管理委員会事務局長(吉森純一郎君) 今後、開設の予定はあるのかということでございました。 期日前投票の利用者数はその利便性から上昇傾向にあります。今回の商業施設での期日前投票の実施で、投票率アップに有効であることが確認できれば、今後、ほかの地区でも実施することを検討したいと考えております。 その場合は、施設環境や地区のバランス、費用対効果などを十分に考慮した上で選挙管理委員会に諮り、決定していくこととなります。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 地区のバランスとか費用対効果を効率的に考えてということですけども、選挙に費用対効果とはあんまり言わなくてもいいのではないかという感じがいたしますが、その検討をよろしくお願いいたします。 次に、市民協働のまちづくり交付金について再質疑をいたします。 16地区でいろんな事業をされていると思いますが、どのような事業をされたのか、また、特徴的な事業がありましたらよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質疑にお答えいたします。 市民協働のまちづくり事業での事業の取り組み内容でございますけれども、地域住民の交流などに関する事業、安心安全のまちづくり活動や防犯パトロールなどの地域防災事業、あるいは環境美化活動や花いっぱい運動などの環境景観保全事業などに取り組まれております。 その中で、特徴的な事業といたしましては、湊地区で実施をされました事業で、首都圏を中心に活動をされます学生団体リテラスの指導のもとに、市内の中高生が地区の魅力を発信する動画の作成を通じ、まちづくりやメディアリテラシーなどを学ぶ事業を実施されているものが挙げられます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) このまちづくり交付金の制度は地域まちづくり会議が中心となって地域の課題などを出し合い、地域のまちづくり計画を作成して実施するようになっていると思いますが、まちづくり会議は当初の予定どおり機能しているのかどうか、お尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 地域まちづくり会議は、地域の各種団体等が主体になりまして、地域の課題を取りまとめまして課題解決に向けた取り組みをする会議として位置づけられたものでございます。 元気で快適な魅力あるまちづくりを推進するために、それぞれの地域でそれぞれの計画を策定をされて取り組まれております。地域がお互いの適切な役割のもとに連携・協働し合いながら、その計画に基づき自主的・主体的なまちづくり活動を取り組まれているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 会議時間を延長します。 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) この事業につきましては、平成31年度が最終年度であるというように思っております。この事業、まちづくり事業には欠かせない制度であります。今後の方針についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質問にお答えいたします。 今後の方針についてでございますが、地域まちづくり会議は地域間の交流、人づくりやリーダー育成のために重要な組織であると認識をしております。 また、地域ごとに違う課題の解決策を見出していくためには、地域での話し合いの場が必要でございます。この地域まちづくり会議は、そういった意味で重要な位置づけにあるものと考えております。このような役割を担っていただくべく、これからも支援をしていきたいと考えております。 しかしながら、議員がおっしゃいますように、今年度でこの交付金制度につきましては、平成31年度で5年目を迎えます。今後につきましては、これまでの実績等を精査し、地域の意見等を酌みながら、市民センター等の意見を交換しながら検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 十分検討されて今後も続けていただきますよう、よろしくお願いしたいと思います。 次に、相知宿通り賑わいづくり支援事業について再質疑を行います。 この事業は、相知くんちを相知町全体の祭りと位置づけ、今後の地域づくりの核として発展させたいとの答弁でありました。この相知くんちの現状について、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 相知くんちの現状についてでございます。 相知くんちにつきましては、遅くとも江戸時代1700年代に始まったと言われておりまして、明治40年代からは高さが10メートルを超すような巨大な山笠もつくられるようになり、明治期から昭和初期までは10メートルを超える山笠が巡行されていたようでございます。 現在は、毎年10月の第3金曜日の宵山から日曜日までの3日間の日程で、羽熊行列を先頭に、おみこし行列、稚児行列、中山浮立と2台の山笠が相知宿通りの約1.6キロメートルを巡行する相知地区最大のお祭りとなっております。大野大黒舞や子供羽熊などの催しも行われ、毎年多くの見物客でにぎわっております。 また、相知くんちを核としたにぎわいづくりの取り組みとして、数年前から10メートルの飾り山笠の制作を初め、明治期の山笠写真展、村田英雄王将杯将棋大会、山笠曳き体験など、まちづくり団体により既に実施をされているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それじゃ、今回実施される事業内容と平成31年度のスケジュール、また今回過疎債で計画されておりますが、有利な補助事業はなかったのか、また、事業の効果をどのように捉えてあるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) お答えいたします。 まず、事業内容とスケジュールについてでございます。 事業内容といたしましては、相知熊野神社前広場から相知市民センターまでの約200メートルの区間を10メートルの山笠が巡行できるよう、支障となっている道路上空の横断電線の解消を行うものでございます。 具体的な内容といたしましては、まず、九電柱及びNTT柱を建てかえ等によりまして高くいたしまして、共架されている電線を整理し再配線を行います。その後、どうしても道路上空の横断が必要な電線につきましては、数を必要最小限に抑え、10メートルの高さを確保した位置で横断させる計画でございます。 また、信号機につきましても、短いアームに取りかえるなど、山笠がスムーズに巡行できる計画としております。 次に、スケジュールでございますが、予算案をご承認いただきましたならば、九州電力などの関係企業へ4月中に工事の依頼を行いまして、10月に開催されます相知くんちに10メートルの山笠が巡行できるよう事業を進めたいと計画をしております。 次に、財源についてでございますけれども、いろいろ財源、国庫補助事業、県補助事業等地域づくりの観点から調査研究をしてまいりましたが、この事業実施に該当する補助金は残念ながら見当たらない状況でございました。 最後に、事業の効果でございますけれども、相知くんちを活用したにぎわいづくりの取り組みといたしまして、10メートルの飾り山笠の作成を初め、明治期の山笠写真展、村田英雄王将杯将棋大会、山笠曳き体験など、まちづくり団体により既に実施されているところでございますが、さらに相知くんちを核としたにぎわいづくりを進めていくために、現在、相知くんち振興会や相知区と新たな取り組みについて検討を行っております。 計画といたしましては、相知くんちを相知区から相知町の祭りに拡大していくことで、地域住民のつながりや結束力を高め、地域コミュニティの強化に努めることで、過疎化などに伴う地域衰退に一定の歯どめをかけることができるのではないかと期待をしているところでございます。 集客の増加を図るための取り組みといたしまして、相知町内の方を初め観光客の方にも相知くんちを満喫していただけるよう、飲食スペースの提供等ができないか、検討もしているところでございます。 また、次世代を担う若者の育成を最重要課題と位置づけまして、相知くんちを活用した取り組みができないかとも考えております。 小学校や中学校と連携し、山笠制作や山笠巡行、子供羽熊などさまざまな体験を子供たちにしていただける環境をつくり、郷土愛の醸成や伝統文化の継承に努めていきたいと考えております。 また、この体験を通しまして、伝統文化の継承や地域リーダーの育成等に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) この項最後ですけども、市長にお尋ねをしたいと思います。 このような祭りは市内各地で開催されております。また、祭りを中心として各地でにぎわいづくりが開催されております。このような取組に対する支援について、市長、今後どのように事業の実施について考えておられるのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 江里議員の再質疑に対しましてお答えをいたします。 今後の支援についてのご質疑でございました。 議員がおっしゃるとおり、市内各地で大小さまざまな祭りが開催されております。先ほど部長も答弁をいたしましたが、このような祭りを通して郷土愛の醸成や、伝統文化の継承につながっていくものと考えているところでございまして、そのことがひいては地域のにぎわいづくりに大いに寄与していくものと思っているところでございます。 しかしながら、この祭りを運営していくためには、いろんな問題を抱えながら実施をされている団体も少なくないのではないかと思っているところでもございます。 このような団体からご要望いただきましたならば、その内容を十分に精査いたしまして、助成制度や財源を含め検討させていただきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 17時20分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 5時05分  休憩                     午後 5時20分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。江里孝男議員。 ◆10番(江里孝男君) 先ほどの市長の答弁で、各団体から要望があったらその内容を十分精査して、補助制度及び財源を含めて検討するという答弁がありました。この事業につきましては、祭りを中心として地域の活性化、地域の住民の醸成等非常に重要な事業であるというふうに思っています。 市長におかれましては、要望があった場合、財源等もいろいろあると思いますが、実施に向けて検討をよろしくお願いしたいと思います。 次に、七山診療所改修事業費について再質疑を行います。 事業のスケジュールと事業の効果についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) 再質疑にお答えいたします。 本事業の今後のスケジュールの予定でございますが、平成31年度の上半期に市民センターの事務室改修工事を行いまして、下半期に市民センター庁舎1階に診療所の改修工事を行い、その後医療機器の設置、移設を3月までに行いまして、平成32年4月に開院の予定で進めているところでございます。 次に、事業効果でございますが、市民センター庁舎の複合施設化に期待される効果といたしましては、小さな拠点の形成により、七山市民センターを核とした自立的、持続的な地域づくりが行われることが期待されます。 また、施設の集約により利便性の向上のほか、七山公民館や七山保育園などの近隣施設間の相乗効果を生み出すことも期待しているところでございます。 また、七山地区の新たな魅力の発信拠点となることにより、地域全体の活力づくりに大きな効果が期待できるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今回市民センター庁舎内の移転となるわけでございますが、貸付料等がどのようになるのか、お尋ねをしたいと思います。
    ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) お答えいたします。 市民センター庁舎内への移転後の貸付料でございますが、庁舎内を改修して診療所として貸し付ける場合、行政財産の一部を貸し付けることになります。建物の固定資産評価額は、現在の診療所よりも高くなり、貸付料も引き上げることになると考えておりますが、七山地区における医師の確保と向上、地域住民の健康福祉の増進に貢献していただいておりますこと、また、七山地区が今後人口減少と少子高齢化が予測される中で、患者数は減少していくと思われる中、無医地区とならないために将来的にも継続して医療サービスを提供していただくための病院経営を確保することを考慮し、現在詳細について詰めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 詳細に詰めているということですので、よろしくお願いしたいと思います。 また、現在ある七山診療所と歯科診療所の跡地についての計画と課題について、どのように考えてあるのか、お尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) お答えいたします。 現在の両診療所の閉院後の計画につきましては、基本的には両診療所とも解体後更地とすることになると考えているところでございますが、七山地区駐在員会や七山まちづくり会議等に諮り、検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 今後の課題につきましては、診療所に受診される患者の利便性を考慮しますと、現在、七山市民センター前を経由するバス路線がありませんので、バス路線の再編実施に向けて検討を行うとともに、バス停の設置に向けた協議を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 次、農業基盤整備促進事業費について再質疑を行います。 下久里地区、田中地区、玉島地区の3地区につきましては、平成30年度も予算計上をされておりましたが、今後の予定はどのようになっているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 まず、下久里地区につきましては、事業期間は平成29年度から平成31年度の3年間で、延長150メートルの排水路を総事業費1,930万円で整備するものでございまして、平成31年度は延長24メートルにつきまして、幅3メートル、高さ1メートルの三面水路を事業費330万円で整備する予定でございます。 次に、北波多の田中地区につきましては、事業期間は平成28年度から平成32年度の5年間で農道幅員を3メートルから4メートルに拡幅する事業でございまして、総延長605メートルを総事業費2,540万円で整備をする計画となっております。 平成31年度は延長120メートルを事業費500万円で整備する計画としており、最終年度の平成32年度は、延長120メートルを整備する計画でございます。 最後に、浜玉町の玉島地区につきましては、事業期間は平成30年度から平成33年度の4年間で水管橋移設1橋、延長440メートルのパイプラインの布設がえを総事業費3億2,000万円で計画をしておりまして、平成31年度は水管橋移設工事、パイプライン布設設計業務を事業費8,200万円で実施をし、平成32年度は水管橋工事とパイプライン布設工事、最終年度の平成33年度には、パイプラインの撤去工事を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 農業基盤整備促進事業費の中で、国の補助金の割合が事業によって55%と50%というふうになっておりますが、これはどのようになっているのか、また、同じ土地改良事業で受益者負担が22.5%と負担なしというのがありますが、どのような基準でこのようになっているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 国の補助率につきまして説明をいたします。 農業基盤整備促進事業の補助率は、基本的には50%でございますが、半島振興、特定農山村、過疎地域等に指定された地域につきましては、補助率のかさ上げがございまして、補助率55%となっております。 次に、受益者負担につきましては、唐津市土地改良事業分担金条例に基づき、国、県の補助残の50%を負担していただくよう定めております。 ただし、集落間を結ぶ公共性が高い幅員4メートル以上の農道、雨水計画がない地域で公共性が高く幅員が3メートル以上の農業用排水路、国、県へ河川協議を行い工事を実施する農業用河川工作物については、負担金はございません。 また、ため池本体の工事に係るものについては、25%の補助としているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それじゃ次に、農業水路等長寿命化・防災減災事業費について質疑を行います。 平石ため池の堤体改修55メートルを計上されております。ため池の現状と改修の事業内容についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 平石ため池の事業内容でございますが、肥前町仁田野尾に設置された受益戸数5戸、受益面積が0.6ヘクタールのため池で、堤体の侵食が激しく、陥没も見られ、取水設備も老朽化していることから、張りブロックによる堤体のり面の保護55メートルと取水施設の改修を行うもので、事業費1,000万円で実施するものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) この事業、農業水路等長寿命化・防災減災事業というものになっておりますが、用水路、また排水路等の改修ができるのかどうか、お尋ねしたいと思う。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えします。 農業用用水路・排水路の整備についてでございますが、先ほど説明いたしました採択要件の総事業費200万円以上、受益戸数2戸以上であれば実施は可能でございます。 しかしながら、ため池については、決壊した場合、下流域への影響が大きいことから、国の55%に加え、県から15%の補助の上乗せがございますが、用排水路等につきましては、県の上乗せがございませんので、55%の補助率となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 通常、土地改良の場合、補助残の2分の1は市で、あとの2分の1が受益者負担というのが原則だろうというふうに思います。 そしてまた、この事業は受益者負担7.5%というふうになっておりますが、この理由についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 今回の事業におきましては、国庫補助は55%、県負担が15%でございます。補助残の30%を市と地元で負担することになっております。 また、唐津市土地改良事業分担金条例の規定によりまして、ため池本体の工事につきましては、防災効果が高いことから、市が補助残の4分の3、地元が4分の1となっており、市が全体の22.5%、地元が7.5%になるものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 次に、林道改良舗装事業費について再質疑を行います。 林道橋点検7カ所、椿橋補修工事の事業内容についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 林道橋の点検内容についてでございますが、鋼材の腐食、コンクリート部材のひび割れ等確認を行いまして、損傷の状況を把握するようにいたしております。 橋の補修工事の内容につきましては、点検結果をもとにコンクリート部分の補修、機能が低下しております伸縮装置の取りかえ、鋼材部分の再塗装、ボルト等の附属部材につきましても、腐食があるものについては取りかえを計画をいたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) この林道橋の箇所数と点検済み、改修済み等の進捗状況と林道橋点検後の計画について、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えします。 唐津市が管理します林道橋につきましては61橋ございます。このうち8橋につきましては、点検を完了しておりまして、その中で改修が必要なものが3橋ございますが、そのうち1橋は既に補修を完了いたしております。また、残りの2橋につきましても、平成31年度まで補修を完了する予定でございます。 点検後の計画についてでございますが、林道橋の今後の計画は、平成30年度及び平成31年度の2カ年で唐津市が管理しています林道橋の点検を完了する予定でございます。 その結果をもとに、林道橋の個別施設計画を作成をいたしまして、計画的な補修による橋りょうの長寿命化を図りたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 次に、市民センター地域振興分について再質疑を行います。 予算計上の目的についてお尋ねをいたしました。それで、4項目の予算については、どこについているのか、また、4項目の事業はどのようなものを想定されておるのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 まず、市民センターの地域振興分の予算の内訳のほう申し上げさせていただきます。 1市民センターごとに総務費の一般管理事務費に30万円、商工費の観光施設等管理費に40万円、土木費の道路維持改良費に100万円、教育費の体育施設整備費に30万円の計200万円、8市民センター分、1,600万円を予算計上いたしております。 想定しております事業の内容といたしましては、先ほど触れましたが、当初想定ができなかったもので、年度の途中において緊急性、必要性が認められる庁舎、観光施設、体育施設や市道の補修、樹木伐採、除草などを想定いたしておりまして、行政が管理者としてすべき案件を対象といたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) この4項目でありますと、例えば通学道路、それから用排水路、農道、集落内道路、こういうものはできないことになるというふうに思いますが、駐在員さん、駐在員会の会議等で、計、何回あったですかね、多くの駐在員会に出席されて要望があったということでありますけれども、この要望については、この場合を含む予算の要望であったのではないかというふうに思っておりますが、駐在員会でどのように聞かれたのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 市民センターでの要望というのはさまざまございました。 ただ、今回私どもが予算計上しておりますのは、行政が管理する施設についての案件でございまして、例えば市の施設以外のものにつきましては、それぞれの例えばまちづくり交付金であるとか、そういったものを活用させていただきたいというふうなお答えはさせていただいております。 あくまで今回の分は、緊急性や必要性が高まった市が当然行政管理者としてすべき案件を対象といたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それと、この別掲を見てみますと、一般管理事務費とか、観光施設等管理費、こういうものの款項目分かれて、4項目にされております。この4項目の予算流用等についてはどうなっているのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 予算につきましては、款項を超えて流用ができませんので、各市民センターの配当予算の枠を超えて予算が必要となった場合につきましては、各市民センター間での調整によりまして、配当替えで対応させていただきたいというふうに考えております。 これにより、センター間での情報共有や意見交換ができ、センター間の連携ができることを期待をいたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 流用はできないと、それから各項目の市民センター間の配当替えはできるという答弁であったと思いますが、実際、センター長としては、今後、何があるかわからないという状況の中で、やっぱり3月までは保留しておくんじゃないかというふうに思っております。 そういうことを考えると、実際センター間での流用といいますか、調整についてはもう無理ではないかというふうに思っております。であるならば、例えば観光施設等管理費が、全体事業費が3,784万7,000円あるわけですね、それで地域振興分は320万円ありますので、残が3,464万7,000円あることになります。これはある程度予算、目的持って計上されておると思いますが、その中である程度流用したほうが、流用しやすいのではないかというふうに思いますが、その点、答弁よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 先ほどの金額のご紹介は、当初予算において、それぞれ計上された金額ではないかというふうに思っております。 観光施設に関しましての予算要求は、当然これまでどおりにこの市民センター地域振興分を念頭に置かず、これまで課題となって積み上がっている予算について、予算要求をされております。 したがいまして、今ついている予算につきましては、これまで同様に課題で当然予算として執行するものを想定され、それを公平に財政のほうが査定をした結果でございます。 今回の分につきましては、当初想定をしていない案件を対象としておりますので、その分にはもともと予算要求には含まれておりません。今回は予算の上積みでございます。 それと、市民センター長がなかなか年度の途中まで保留するのではないか、そういったことが危惧されるというお話がございました。今回の予算の趣旨は、緊急かつ必要な分について、市民センターが本庁に相談をすることなく、自分たちの判断で即座に使うというのが目的でございます。 保留をすること自体がそもそも必要ではない案件というふうに私は理解するわけでございます。保留をするのであれば、これはそういった緊急性がないものというふうに、私のほうは四半期ごとの調査の中で判断をさせていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 初めにちょっと確認させていただきますが、例えば観光施設等管理費、これは3,784万7,000円これ予算計上してありますよね。その中のうちの320万円は、地域振興費であるということじゃないんですか。私はそのように理解していたんですが、そしたら残が3,464万7,000円になるわけですね。これを、これから流用したほうが、いいのではないかと私は思っておるわけです。 それともう1点が、センターに配当がある分について、例えばいつ出てくるかわからないわけですね。観光施設が8月出てくるかわからんし、12月出てくるかわからん、そういう場合に、やはり3月ぎりぎりまでとっておくと思うんですよ。ちょっとわからんですかね。          (発言する者あり) ◆10番(江里孝男君) いや、緊急的に12月ぐらいに出てきたときには、これで対応していくわけですね。ですから、そこまでとっておくと思うんですが、実際としてセンター間で流用ができるのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 先ほどの観光施設等管理費の金額については失礼をいたしました。私のほうが間違っておりました。 先ほどのとっておくという不安といいますか、そういったことが想定されるというお話でございますが、この予算は、当然想定されないときに使うわけでございますので、とっておくということは、私はちょっとあり得ないというふうに思っております。 そもそも必要な分については、当初予算の中で計上されているというふうに考えておりますので、私はそういうふうな理解をいたしております。 この予算の執行につきましては、私は年度当初4月からスタートした時点において、すぐに緊急性があるとか必要性があるという事案は出てこないものというふうに考えておりまして、やはり年度の途中後半において、当初想定していなかったものが出てきた場合に対応するというふうに理解をしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それじゃ、ちょっと見方変えますが、例えば30万円予算組んでありますよね、そしたら10万円不足したとした場合については、センター間の流用ですね、そこはできんとですよね。それよりも、私はこの残った金額がありますよね、観光施設等管理費に今幾らついたかな。          (発言する者あり) ◆10番(江里孝男君) そのほうから流用したほうがいいんではないかと、仕事が早いんではないかということで言っているわけですけども。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 私のほうがちょっと理解ができずにちょっと答弁をいたしておりました。 今のお話は当初に各市民センターにおいて、例えば100万円通常の予算として要求をしていて、今回観光施設として30万円の上積みがあって、その執行するときに10万円足りないから、その分で執行できるのかというお話でよろしいでしょうか。 それにつきましては、まず、当初の予定が100万円がちょっとふえて、それを超えてからこの地域振興分まで手をつけないといけない、それは当初の想定より金額がふえたわけでございますので、その分については当初から執行ができるものというふうに理解いたしております。 以上でございます。          (「ちょっと違うね」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) もう一回、江里議員。説明しながら聞いてください。江里議員。 ◆10番(江里孝男君) あと委員会があります。          (発言する者あり) ◆10番(江里孝男君) 多分同じ理由だろうというふうに思いますが、私のほうは30万円予算組んでありますね。それが40万円になった場合ですよ、その流用を、この振興の別掲の中からは流用はできないと、ですよね。 例えば一般管理事務費は30万円ですよね、1市民センター、そしたらこれが40万円になった場合に、下のほうからの流用はできないと。ですから、市民センター間で調整はできますよという答弁だったわけですね。 そしたら市民センター間の流用となれば、お互い話し合わないかんですけども、なかなか非常に難しいということを私は思っております。ですから、この一般管理事務費の予算を組んである、これを差し引いた分がまだあるわけですから、その中から流用したらいけないのかということを言っているわけですけども。          (発言する者あり)          (「あと委員会で、わからんようになってきたと」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えしたいと思いますが、申しわけございません。まだ私の頭の中が整理ができておりません。お答えに足り得る材料がございません。申しわけございません。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今度の委員会の中で十分協議をよろしくお願いしたいと思います。 それで、次の質問に行きますが、あらゆるものをセンター長の権限でできる予算を要望されたということで思っておりますが、この予算を組むときに、私としては総務費の地域振興費あたりに上げれば、流用もできて使い勝手がよかったのではないかというふうに思っておりますが、そこら辺の答弁よろしくお願いしたいと思う。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 予算の計上につきましては、地方自治法第216条におきまして、歳出にあってはその目的に従ってこれを款項に区分しなければならないと規定されておりますので、その事業の目的に沿った費目に計上する必要がございます。 このことから、市民センター地域振興分の予算につきましては、一般管理費、観光施設等管理費、道路維持改良費、体育施設整備費に分けて計上いたしておりました。 ご質疑の件でございますが、地域振興の費目については、合併後、本市の実情に合わせて設置をした市独自の目でございます。 議員ご案内がありましたように、今回予算要求としましては、この地域振興費の中で一つの事業として要求をさせていただきました。そういったことでは、議員さんと私の考えは同じでございます。結果として、この中に入れることができなかった理由を申し上げさせていただきます。 現在、この地域振興費の中に計上しております事業のほうを申し上げさせていただきます。 離島関係の事業、がんばる地域応援補助金、市民協働まちづくり交付金、集落活性化補助金などでございまして、事業制度があるものや対象事業を絞った目的予算が計上されております。これと同等に今回の予算を計上した場合に、地域振興という意味が地域住民を盛んにすることという意味でございますので、使い方によっては地域のためなら何でも使えると思われるおそれもございます。 これは申し上げました地方自治法第216条に結果として抵触する場合があり得る、そう判断いたしまして、今回の予算の組み方になったものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 以降十分検討されて、このようにされたと思いますが、例えば、私は2款の総務費、それから1項の地域振興費、それから節の中で一般管理費とか工事請負費ありますよね、その中に入れていったらどうなのかなというふうに思ったところです。 財務部長、このようなことでは予算が組めないということですか。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) お答えいたします。 先ほど政策部長が申しましたように、予算の計上につきましては、地方自治法第216条において、その目的に従って款項に区分をしなければならないことになっております。 これまでも二度ほど同じような趣旨の質問を受けておりまして、同じような答えをさせていただいておりますけれども、予算を要求をするときには、そこの目的に沿ったものの積み上げがそこの中の節、それから目、その上の項、そして款というふうになってくるというふうに思っております。 今回の場合ですと、例えば今おっしゃったように、地域振興費の中にやっぱり道路、市道の補修とかを入れると、目的がやはりそれは土木費であろうというふうに考えておりますので、今回はこのような分け方をさせていただいたということでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それじゃ、次に行きます。今度、予算を200万円計上されておるわけですけども、予算を計上されるまで、市民センター長と協議をされたのかどうか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 市民センター地域振興分の予算につきましては、平成30年10月17日、部長会終了後、センター長会議を開催いたしております。市長、副市長、全市民センター長との間で政策部が本予算について説明を行いました。そして意見交換を行ったところでございます。これが今回の予算計上に当たってのスタートでございます。 協議の内容を申し上げさせていただきます。住民要望に応え得る予算が不足していることが地域課題となっている、300万円から500万円で財源調整をしながら進める、必ず市民センターで予算要求をすること、こういったことを申し上げまして、4市民センター長からは、執行や計上に当たっての課題、質問等がございました。 それに対しましては、今後財務部と協議して制度化を行うと答えまして、最後に市長、副市長からは予算がないからといってほったらかしにはできない、センター内で取りまとめを行うこと、そういった内容でございました。 その後12月の25日、市民センター長に対しまして、本予算で想定される事業の内容について確認をするため、課題となっている事案の照会を行っております。 1月の7日、各市民センターの市民センター長、総務教育課長、産業課長との協議において、地元要望を実現させるための最低限どの程度の費用が必要なのかについて確認を行っております。これが150万円から500万円というところが出てまいりました。 1月の23日、想定される事業の委託料、修繕料、費目ごとの金額の割合について照会をいたしまして、市長査定後の結果につきましては、2月の14日、事業内容、金額等の通知を行っております。 2月の26日、再度、市民センター長との打ち合わせを実施いたしまして、具体的な予算の執行方法などについて最終確認を行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 市民センター長とは十分協議をしたという答弁だったと思いますが、市民センターには技術者はいないわけですね、そういう中で、市民センターで本当に対応できるのかどうか危惧しているところですが、その点どのように考えてあるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 市民センターの地域振興分の予算のうち、道路維持改良費分につきましては、ほかの維持改良事業との調整や技術者の専門的な知識が必要な場合もあることから、市民センター長からの出向依頼に基づき、道路維持課及び道路環境パトロール室において実施することで、2月の26日協議が済んでおります。いわゆる一旦、市民センターから道路環境パトロール室と道路維持課のほうに配当替えという形でございます。 また、そのほかの予算につきましては、随意契約で執行できる金額を想定いたしておりますので、市民センターで直接執行することといたしております。 なお、道路維持改良費分の予算執行の意思決定につきましては、市民センターにおいてなされるものでございまして、事業の執行状況につきましては、市民センターからも随時確認かできるようスムーズな連携体制になるよう努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今の答弁で、市民センターからの出向依頼に基づき、道路維持課及び道路環境パトロール室において実施するという答弁でありましたが、道路維持補修の場合、現在は、例えば駐在員さんから市民センターに要望がございます。市民センターから道路維持課または道路環境パトロール室に連絡して、実施をしていくということになりますので、今言われた分と全然変わりないというふうに思いますが、市民センターで実施できる仕組みをつくらんと何にもならんのじゃないかというふうに思いますが、その点どのように考えてあるのか、お尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 市民センターで道路関係の分につきましても、執行できる体制をというお話というふうに理解をさせていただきました。 これにつきましては、平成27年に技術関係の職員については、道路環境パトロール室関係に在籍させていただきまして、市民センターのほうは3課体制になったところでございます。 この要因の一つに技術職員の人員不足というのもあったかと思います。今の市民センターのほうに技術の方をまた配置をするとなると、全体の技術職員の方がもう既に不足をしておりますので、この件については再度職員課のほうとも確認の上、検討のほうさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それともう1点あるんですけども、その他予算については、随意契約で執行できると、執行できる金額を上げているので、市民センターで直接執行するという答弁であったんですけども、随意契約する場合見積書をとらなけりゃいけないと思いますが、見積書の金額のチェックを市民センター、技術者いないわけですから、そこら辺を含めた中で、十分部内協議をやっていただいて、執行に当たっていただきたいと思いますが、この点についてどんなふうに考えてあるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 今回につきましては、初めての予算ということで、まだまだ市民センターと打ち合わせすることが多くあると存じます。今の件につきましては、再度、市民センターとも実務レベルでのお話をさせていただきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それと、今回200万円を計上されておりますが、この金額の根拠についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 市民センター地域振興分の予算の積算に当たりましては、冒頭申し上げましたように、各市民センターにおいて想定される事業や金額を照会したところでございます。市民ニーズに応える想定額としましては、150万円から500万円という回答でございましたが、今回の予算は市民センターでできそうな細かなことがスピーディーにできない、そういった解釈をいたしております。 そういったことで、300万円で要求を行ったところでございますが、想定される事業が不確定であること、これが1点でございます。それと財源等を考慮した結果、道路関係で100万円、その他の施設で100万円、合わせて200万円、計1,600万円としたものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今回、市民センター地域振興分として今後も継続されていくのかどうか、それとまた、今後検証はどのようにされていくのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 脇山政策部長。          (政策部長 脇山秀明君登壇) ◎政策部長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 市民センター地域振興分の予算として実施します事業につきましては、平成31年度、平成32年度の2カ年で実施をさせていただきたいと考えておりまして、その後につきましては事業の効果などの検証を行いまして、予算内容の検討とあわせて継続の是非につきましても、地域の方のご意見、評価を伺いながら検討してまいりたいというふうに考えております。 検証方法でございます。本予算は試行的な要素も含まれておりますので、事業の検証はしっかり行う必要があるというふうに考えております。検証方法につきましては、事業の実施状況を四半期ごとに調査を行いまして、具体的にどのような内容の事業に予算が使われているのかを確認し、予算の規模は適正か、また今後も事業を継続する必要性があるのかといったことを中心として検証してまいりたいというふうに考えております。 具体的には市民からの要望事項、また市民センターみずからが必要とする事項を一覧化しまして、予算執行したもの、これは今回の地域振興分を予算執行したものでございます。金額の面から補正予算、次年度予算としたもの、過度な要求として留保・検討としたものなど、そういったものを整理したいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今回の市民センター地域振興分については、なかなかいろんな問題があろうと思います。また、事務的に十分詰めていただいて、スムーズに執行ができるようによろしくお願いしたいと思います。 また、詳細につきましては、委員会のほうでも十分詰めていただきたいというふうに思います。 それでは、最後の項目ですが、平成30年災害農地・農業用施設復旧費について再質疑を行います。 農地・農業用施設災害の進捗状況及び今後の予定、またこの農地・農業用施設につきましては、やはり田植えまで終わるのかどうか、これはやはり一番心配だろうというふうに思いますので、この辺どのようになっておるのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇)
    ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えします。 農地・農業用施設災害の進捗についてでございますが、今回災害件数が多かったことによりまして、国の査定完了が12月末となりました。発注を行うための設計業務におきましては、1月に入ってから実施をいたしておりまして、設計が完了したものから現在発注を行っているところでございます。 平成31年3月末までに農地災害10カ所、施設災害6カ所の計16カ所が完了する予定でございます。他の農地・農業用施設災害におきましては、今議会で繰り越しをお願いをしており、図面の作成及び設計が平成31年4月には完了するよう、現在計画をしておるところでございます。 また、水稲の作付までに工事が間に合わない箇所につきましては、市民の方には大変ご迷惑をおかけすることとなりますが、仮畦畔等の設置をお願いをし、稲刈り後に工事をさせていただくなど、関係者と十分協議をさせていただきまして、随時発注を行い、復旧を行いたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今回の農地・農業用施設災害についてでございますけども、今度現場管理とか変更について、市民センターで対応することになっているというふうに聞いておりますが、どのようになっているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えします。 現在、設計書の作成につきましては、本庁農地林務課のほかに水産課職員、また委託をいたしております土地改良事業団体連合会にて実施をいたしております。 市民センター管内の災害につきましての契約事務等につきましては、市民センターで行うよう事務を進めているところでございます。 工事の監督及び現場管理につきましては、他部署との協議、調整を行いながら、早急な災害復旧に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) よろしくお願いしたいと思います。 また、今回の災害復旧につきましては、現地調査、また測量、査定設計書の作成、受益者の調査、補助率動向等の作成、実施設計書の作成など大変な作業であったというふうに思っております。 また、査定実施に追われて徹夜の作業もあったと聞いております。作業に当たられた皆様には大変な仕事、皆様には本来の仕事を持ちながらの復旧作業であったということで、大変ご苦労であったと思います。 まだ多くの事業が残っております。健康には十分留意され、頑張っていただきますようお願いいたしまして、議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 中村健一議員。 ◆22番(中村健一君) 22番、志政会、中村です。議案第1号、平成31年度唐津市一般会計予算から9事業につき議案質疑いたします。 まず総務費、地域振興費の古窯の里整備事業費は、歩道橋測量と多目的広場整備の事業内容について伺います。 次に、農林水産業費、農業振興費の猪等駆除事業費ですが、過去3カ年の農産物の被害額、また有害鳥獣の捕獲実績についてお示しください。 次に、林業費、林業総務費の市有林野管理費、林業振興費の造林事業補助金及び森林整備担い手育成基金事業補助金及び高性能林業機械整備事業補助金は、事業内容について伺います。 次に、林道維持管理費でございますが、林道の路線、それと延長キロ数をお示しください。 8点目、土木費、道路新設改良費7億9,790万円でございます。新規路線事業化の考え方と今回23路線中新規の虹の松原宇木線、北波多・稗田志気線、呼子・加部島中央線の事業内容について伺います。 最後に、街路事業費、東城内町田線道路改良費は、平成20年度からの事業であり、今回3億円を超える事業費が計上されておりますが、平成31年度で事業完了となるのか、伺います。 これで1回目の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 中村議員のご質疑にお答えいたします。 古窯の里整備事業費についてのご質疑でございました。平成31年度の事業概要でございますけれども、古窯の里整備事業につきましては、平成26年度から整備工事を行ってきております。平成31年度は多目的広場整備に236万7,000円、歩道橋の測量業務に112万4,000円を予定をしております。 多目的広場整備につきましては、現在、イベント等開催する広場がないため、既存の駐車場でイベント等を実施しております。このため、平成30年度に景観整備を行いました土地の一部約850平方メートルを芝生広場として整備する計画でございます。 また、歩道橋測量業務につきましては、現在、生涯学習文化財課で展示・保存整備が行われております日本遺産に認定されました、国指定の岸岳古窯跡への人の流れをつくるため、歩道橋整備を計画しており、整備に必要な路線測量を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 中村議員のご質疑にお答えいたします。6項目ございました。 まず、猪等駆除事業費でございます。 唐津市におきます有害鳥獣による過去3年間の被害金額と捕獲実績についてのご質問でございます。 まず、被害金額でございますが、平成27年度の被害金額は5,269万円、平成28年度が4,798万円、平成29年度は4,515万円となっておりまして、平成29年度は平成27年度と比べまして15%ほど被害額は減少しているところでございます。 次に、捕獲実績についてでございます。 平成28年度がイノシシ6,669頭、猿61頭、アナグマなどの中型獣類218頭、カラスほか鳥類47羽、平成29年度はイノシシ5,331頭、猿15頭、アナグマなどの中型獣類154頭、カラスほか鳥類34羽となっておりまして、平成30年度におきましては、1月末時点の捕獲実績で申し上げますと、イノシシ5,497頭、猿31頭、アナグマなどの中型獣類219頭、カラスほか鳥類16羽となっているところでございます。 次に、市有林野管理費についてでございます。 平成31年度の市有林の森林整備における事業内容につきましては、国・県の造林事業補助金を活用し、下刈り17.19ヘクタール、間伐37.99ヘクタール、再造林2.5ヘクタール、作業道開設6,900メートルを七山、厳木、相知地区において実施する計画でございます。 また、単独事業といたしまして、下刈り5.22ヘクタール、皆伐1.5ヘクタールを主に七山地区において計画をいたしております。 次に、造林事業補助金についてでございます。 造林事業補助金の対象となる事業につきましては、佐賀県造林事業補助金の採択を受けた私有林の作業道開設及び間伐等でございます。補助率でございますが、森林作業道につきましては、国51%、県34%、市8.5%で、合わせますと補助対象事業費の93.5%の補助率となっております。 また、間伐につきましては、国51%、県17%、市12%、合わせて80%の補助率となっているところでございます。 なお、国・県の補助率につきましては、市を経由せず申請者に直接交付をされます。 平成31年度の事業計画といたしましては、森林経営計画を策定している七山、厳木、相知、浜玉地区などにおいて、間伐を80ヘクタール、森林作業道を11キロ予定をいたしております。 次に、森林整備担い手育成基金助成事業補助金でございます。 森林整備担い手育成基金助成事業補助金につきましては、森林施業に組織的に充実する担い手を育成するため、森林組合等が直接雇用する担い手の福利厚生・安全衛生対策などの就労環境の整備を図ることを目的に、補助金を交付するものでございます。 主な補助対象経費といたしましては、雇用保険、健康保険、厚生年金等の社会保険制度に係る事業主負担分でございまして、佐賀県森林整備担い手育成基金が3分の1、市が3分の1を助成するものでございます。 また、退職金共済制度に係る事業主負担分につきましては、基金が4分の1、市が4分の1を助成する制度となっております。 そのほか各地区の生産森林組合が加入する集落安全衛生任意保険についても、助成対象となっております。 平成31年度の助成の計画といたしましては、まつら森林組合の作業員23名、地区生産森林組合の組合員80名を対象として927万8,000円の助成を予定をいたしております。 次に、高性能林業機械整備事業補助金でございます。 平成31年度はまつら森林組合が国・県の補助事業を活用し、導入する高性能林業機械フォワーダに対する補助を行う計画でございます。 この計画は、伐倒し、玉切りした丸太を荷台に積み込み、トラックに積み込む土場まで運搬するための集材用車両でございます。これまで主に3トンから4トンクラスのフォワーダを導入してまいりましたが、平成31年度につきましては、5トンクラスの大型機械を導入予定でございまして、間伐施業の推進とあわせて山林の更新を目的とした皆伐施業にも積極的に利用する計画でございます。 補助率及び補助金額につきましては、国・県が48%の865万1,000円、市が10%の179万円、合わせて約58%の1,044万1,000円の補助を予定しております。 最後に、林道維持管理費でございます。 林道は、森林の持つ多様的な機能を維持し、森林の管理や搬出を目的とした施設でございます。唐津市にて管理しております林道の延長は、約316キロメートル、各市民センターごとの路線数は旧唐津地区18路線、浜玉15路線、厳木24路線、相知24路線、鎮西1路線、七山27路線の計109路線でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 中村議員のご質疑にお答えいたします。 道路関係の項目で2項目ございました。 初めに、道路改良事業の新規事業化の考え方と、平成31年度新規に行います事業概要についてのご質疑でございました。 道路改良事業の新規の事業化の考え方につきましては、通学路の交通安全対策と道路施設の老朽化対策につきましては、国の重点的な施策でもございますので、本市としましても、利用者の安全性を第一に考え、優先的に事業化してまいりたいと考えております。 また、集落間を結ぶ主要な市道の拡幅につきましては、慎重に用地の確保の確認を行いながら、事業化の優先度を見きわめたいと考えております。 道路改良事業の新規路線の事業概要でございますが、虹の松原宇木線につきましては、鏡地区と宇木地区をつなぎます市道の歩道部約500メートルにおきまして、舗装の傷みと転落防止柵の腐食が著しいため、歩行者の安全確保のため、傷みが激しい部分から歩道舗装や転落防止柵の改修を行うものです。 稗田志気線につきましては、北波多の稗田地区と志気地区を結ぶ市道ののり面部約67メートルのモルタル吹きつけ分におきまして、ひび割れ、全体的な浮きが確認されたため、改修工事を行うものです。 加部島中央線につきましては、呼子大橋から加部島の片島漁港につながる市道ののり面部分約105メートルのモルタル吹きつけ部分におきまして、ひび割れ、浮き、湧水があり、剥離、剥脱のおそれがあるため、改修工事を行うものです。 また、稗田志気線と加部島中央線ののり面対策につきましては、平成30年7月豪雨など、近年の災害の多発を受け、平成30年12月14日に閣議決定されました「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」の内定をいただいており、早急に対策を実施し、歩行者及び車両の安全性の確保に努めてまいりたいと考えております。 2項目め、東城内町田線道路改良の事業概要でございました。 本事業は、平成20年10月から事業認定を受け、事業を実施しております。平成30年度は北側にあります市道和多田二タ子線の町田3丁目東交差点の改良と、38メートルの道路整備を実施し、平成30年度末で総延長326.2メートルの整備が完了しております。 平成31年度は工事未着手区間になっております遊技店の駐車場部残り102メートルの道路改良を計画しております。 内容としましては、駐車場部の用地取得を実施した後、工事発注を行いまして、道路改良、照明施設整備、標識設置を実施し、事業の完了を目指してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) 再質疑を行います。 古窯の里整備事業の概要について示していただきましたけども、今回、歩道橋の測量というのがあります。これは歩道橋といってもやはり橋でございますので、かなりの事業費になるのではないかと思うわけですけども、どれぐらいの事業費を見込んであるのか。また、この古窯の里整備事業というのは、ずっと平成26年から予算で上がってきておりますけども、なかなか予算が小さいといったら語弊がありますけども、200万円から300万円ぐらいで進んでいかないなというような感があるんですけども、そういったことをするためには、事業費を増額してでも一気にできないかというようなことをお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 久我未来創生部長。          (未来創生部長 久我邦浩君登壇) ◎未来創生部長(久我邦浩君) 再質疑にお答えいたします。 まず、歩道橋の事業費についてでございますが、他の事例から現段階で試算をいたしますと、約1,000万円ほどの事業費がかかるというふうに見込みを立てております。 この事業の整備計画につきましては、生涯学習文化財課で行っております、肥前陶器窯跡保存整備事業の整備状況と歩調を合わせて、年度計画を立てて整備をしていく予定にしております。 また、今議員ご指摘のように、全体計画の中で平成32年度以降まで事業計画を立てておりますけれども、平成32年度から平成33年度にかけまして、今ご説明いたしました歩道橋の整備を計画をしております。 平成34年度は駐車場の整備、平成35年度は散策路の未整備部分の整備を行う計画としております。 先ほど申しましたように、肥前陶器窯跡保存整備事業の進捗状況と合わせた整備となっておりますので、その整備と、保存計画とあわせながら整備を早急に行ってまいりたいと思っております。 また、周辺部におきましては、ボランティアや有志の方々による広葉樹の植樹等行うことにより、水源涵養も兼ねました自然豊かな古窯の里づくりを推進してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) 文化財所管の事業と歩調を合わせるということでございます。この古窯の里というのは、もう皆さんご存じですけども、国史跡の岸岳古窯跡、これは何年か前に日本遺産にも指定されたということであります。こういったものもございますので、財源の問題というのもあると思いますけども、急ぎの事業完了を願うところであります。 次の猪等駆除事業費です。農産物被害額というのは、平成27年度対比がございますけども、13%のほどの減少、それから捕獲実績がイノシシでは年間5,000頭を上回るような実績があるということで、事業効果は上がっているんではないかと認識をいたします。 次に、平成30年度の3月補正予算で、駆除事業費が1,254万7,000円の減額補正となっておりますけども、この減額の理由について伺います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 平成30年度の猪等駆除事業費のうち、中山間地域所得向上支援事業で、ワイヤーメッシュ及び電気牧柵器等の防護柵整備としまして、4,375万5,000円を計上いたしておりましたが、入札執行に伴いまして、1,254万7,000円の入札減が生じたことが主な要因となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) 減額理由については理解をいたしました。 次に、捕獲報償金について伺います。 捕獲した獣種に対しての報償金でございます。報償金の考え方と額、捕獲獣の確認の方法、また報償金の支給対象者について伺います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 有害鳥獣の駆除におきましては、捕獲駆除した獣種ごとに捕獲者への捕獲頭数に応じた捕獲経費への補助として、捕獲報償金が支給されているところでございます。平成30年度の各駆除獣種の捕獲報償金の額でございますが、4月から10月までの有害鳥獣駆除期間は、イノシシの成獣が1万2,000円、イノシシの幼獣が6,000円、猿の成獣が2万8,000円、猿の幼獣が2万1,000円、アライグマが3,000円、アナグマ、タヌキが2,000円、カラスほか鳥類が500円となっているところでございます。 狩猟期間におきましては、イノシシと猿のみが捕獲報償金の対象となっておりまして、11月から1月まではイノシシの成獣が9,500円、イノシシの幼獣が3,500円、猿の成獣が2万8,000円、猿の幼獣が2万1,000円、また、2月、3月につきましては、イノシシが1頭2,500円、猿が1頭2万円となっているところでございます。 捕獲報告の確認につきましては、捕獲固体の生体、止め刺し後捕獲者本人の手または捕獲者本人が入った写真と捕獲固体の両耳と尻尾。鳥類については、両足を証拠物として月ごとに提出していただいており、市職員によりまして報告書と写真、証拠物により確認をいたしております。 この捕獲報償金の支給対象者は狩猟免許の所持者で、年度ごとに唐津市長より捕獲等許可を受けた唐津地域有害鳥獣広域駆除対策協議会の駆除班に所属する方が対象となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) 報償金については例年と変わらないような報償金のようでございます。 捕獲獣の確認ということでございますけども、近年は、捕獲場所が特定できるといったGPS機能つきのデジタルカメラも導入されておると聞くわけでございますけども、やはり報奨金といったお金が絡んでまいりますので、不正のないようにチェックの体制というのはしっかりとっていただくようにお願いするところです。 次に、有害鳥獣の駆除を行うのは狩猟免許所持者で捕獲許可を受けた駆除班員であることとなっております。近年、狩猟免許取得者の高齢化ということもありまして、免許所持者が減少しているのではないかと思うわけでございますけども、現在の狩猟免許所持者数と駆除員数、また新たな狩猟登録者の確保に向けた支援策について伺います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 まず、狩猟免許を所持し、佐賀県に狩猟者登録を行っている人数についてでございますが、唐津市においては192名がおられます。そのうち捕獲許可を受け、有害鳥獣駆除員として活動されている方は平成31年1月1日現在、178名いらっしゃいまして、捕獲活動を行っていただいているところでございます。 議員さんがおっしゃいますとおり、近年では狩猟免許取得者の減少に加え、狩猟免許所持者の高齢化も指摘されており、捕獲許可を受けた178名の有害鳥獣駆除員のうち、60歳以上の方が124名いらっしゃいまして、全体の約70%を占める状況でございます。 市といたしましては、新たに狩猟免許を取得された方へ免許取得費用の一部補助を行っておりますが、新規狩猟免許取得者への支援に加え、新たな狩猟免許取得者の掘り起こしにつきましても、関係機関と連携を図ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) 新たに免許を取得される方の一部助成もあるということでございます。 有害鳥獣捕獲のための講習会というのも積極的にやっていただきたいと思っております。今テレビなんかでよく有害鳥獣を捕獲したり、番組でも外来魚を駆除するというような番組が放映されておりますけども、けものにしても、魚にしても外来種の増加ということで、日本古来の種が絶滅して、環境とか生態系というものが変わっていくんじゃないかというようなことも言われております。 有害獣の増加というのは、都市化になったこと、また農地が遊休農地になって荒れておるということもあると思うんですけども、やはり飼い切れなくなったペットなんかを、飼い切れなくなって放してしまうといったことも一つの原因ではないかと思っております。 有害獣対策というのは、やはり社会全体で考えていかなければならないことだと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。 次の市有林野管理費に移ります。 平成31年度計画で下刈り、間伐など合計で約65ヘクタールの整備計画ということでございます。それでは、直近の木材の売り払い収入の実績と平成30年度の見込みについて伺います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 間伐及び皆伐施業における木材の売り払い収入についてでございますが、平成28年度につきましては、搬出間伐約16ヘクタール、皆伐を約2.6ヘクタール実施しまして、木材の売り払い収入は約850万円、平成29年度につきましては、搬出間伐を約25ヘクタール、皆伐を約5.3ヘクタール実施をし、売り払い収入は約1,830万円となっております。平成30年度につきましては、搬出間伐を約32ヘクタール、皆伐を約4.5ヘクタール実施いたしまして、木材の売り払い収入は1,870万円を見込んでおるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) 木材の売り払い実績について示していただきました。 平成28年、平成29年、平成30年度の見込み合計いたしますと、約4,500万円ほどの収入があるということであります。 市有林の伐採時期を迎えた杉、ヒノキの山林が相当ふえておるんではないかと想像いたしますけども、今後の整備計画をどのように考えてあるのか、伺います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 唐津市森林整備計画では、標準伐期を杉35年、ヒノキ40年と定めておりますが、市有林は40年生を超える山林が全体の約75%を占め、材の利用可能な時期を迎えております。 したがいまして、皆伐し、再造林を行い、材齢構成の平準化を図る必要がございますが、長期の材価低迷によりまして、皆伐費用及び植林後の管理費用を賄うことができない状況でございます。そのため、市では近年、年間2ヘクタールから5ヘクタール程度の小規模な皆伐を実施している状況でございます。 しかし、森林の持つ公益的機能の維持・増進や地元産材の有効利用及び雇用の場の確保のため、国・県の補助事業を活用できる搬出間伐を中心とした森林整備を行いまして、伐期を標準のおおむね2倍とする超伐期施業などを視野に入れ、市産材の有効利用を積極的に図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) 森林の持つ公益的機能というのは、皆さん周知のことでございます。長期の材価の低迷によりまして森林整備がなかなか進まない現状ではございますが、杉、ヒノキの人工林、つくり過ぎてしまったというのは林野庁も認めておるところでございます。山林は先人から受け継いだ財産でございます。今、林業採算のとれない人工林は、間伐だけではなく、一定面積を皆伐し、天然林に戻していくべきであるというような動きもあっております。 皆伐面積をふやして森林の若返りを図る、そしてドングリやカシなど実のなる雑木林に転換していくことで、野生動物とのすみ分けを取り戻す、このことは将来に財産を引き継ぎ、禍根を残さないことにつながると思うわけでございます。国の動向を注視しながら、森林整備に努めていただきたいと思います。 次に、造林事業補助金についてでございます。 苗木についての補助というのはないのか、伺います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 造林事業補助金の苗木代に対する補助についてのご質疑でございますが、苗木代を含む植林費用につきましては、補助対象経費の68%の補助がございます。内訳としまして、国が51%、県が17%となっており、唐津市の上乗せ補助は現在行っておりません。 なお、苗木の種類につきましては、杉、ヒノキだけではなく、松、クヌギ、ケヤキなども対象となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) はい、わかりました。次の森林整備担い手育成基金助成事業補助金は、森林整備従事者の福利厚生等の社会保障制度に係る事業主負担の予算であると理解をしました。 高性能林業機械が、まつら森林組合に集材用運搬のフォワーダの導入ということでございます。これまでさまざまな高性能林業機械が導入されておりますけども、導入実績についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 現在のまつら森林組合の高性能林業機械の導入状況でございます。 造材機であるプロセッサ等を6台、集材運搬するフォワーダを5台、ワイヤーを使い集材するスイングヤーダなどを5台導入済みでございます。 平成31年度に導入予定の大型のフォワーダにつきましては、平成30年度に導入した大型のプロセッサとセットで、面積が広く大径木が多い間伐や皆伐施業に活用いたしまして、木材生産量の増加を図る計画でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) それでは、今後のこの機械導入計画、それから市の支援方針について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 平成31年度以降の導入計画につきましては、まつら森林組合において、皆伐や間伐施業の木材搬出量を見ながら、必要な機械の導入について検討されているところでございます。 市といたしましても、今後も適正な森林整備を行う上で、唐津市市有林及び私有林の皆伐や森林の更新を目的とした皆伐等を推進していく上でも、木材生産量等を考慮しながら、必要な機械の導入について支援してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) はい、よろしくお願いします。 まつら森林組合におかれましては、当初の目的のセット数といいますか、プロセッサ、フォワーダ、スイングヤーダといったセット数が、今のところ、ちょうど確保できたと思っております。高性能機械の活用によりまして、搬出経費の削減が図られることを期待をするところであります。 次の林道維持管理費でございますけども、市内林道109路線316キロの延長でございますけども、林道は市道に比べますと、やはり利用頻度が低く、枯れ葉や枯れ枝、またイノシシのしわざで側溝を詰まらせ、また反対側に水が流れて路肩が崩れるといったような事例がありまして、昨年7月の豪雨によりまして林道は通行できないというような箇所が数カ所発生もいたしました。 それで、林道の維持管理の基本的な考えと管理状況について伺います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 林道の維持管理につきましては、施設の修繕、草刈りや側溝清掃などの委託業務、横断溝の設置などの改築工事等がございます。 管理の状況でございますが、市民センターごとに職員にての点検を行うとともに、林道を使用されている地区住民の方とお話をさせていただきながら、必要と考えられる路線につきまして、管理計画を立て維持管理を行っております。 林道の草刈りにつきましては、視野・視界の阻害や通行に支障を来しております林道におきまして、地元地区やシルバー人材センターへ委託をしているところでございます。 また、修繕等が必要な箇所につきましては、舗装補修や水路整備など、専門業者に補修を依頼しているところでございます。 いずれにいたしましても、限られた予算の中ではございますが、緊急性を考慮し、地元と協議の上、有効な管理に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) 林道の管理については、限られた予算の中で有効な管理に努めるということでございますけども、草刈りとか支障木の伐採といったものは、やはり林道を利用される地元の自治会、また山林所有者の皆様に行政側からも道路愛護の精神での協力をお願いするというような姿勢で臨んでいただきたいと思っております。 次に、土木費の道路新設改良費の新規の事業化に対する考え方と3路線の説明でありました。 この道路改良というのは、普通1路線3年から5年の事業の期間が設定をされ、事業が進められております。財源の問題というのもございますけども、用地買収に不測の時間を要したために予算を繰り越すといったこともございます。 今後、新規事業に着手する場合は、最低でも地権者や地元の同意というものをとっていただいて進めるべきであると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 集落間の連絡道の拡幅改良を行う路線の進捗等につきましては、地形的な問題、地形的な課題、用地の確保、それから財源の確保などが課題となっております。 事業を進める上で、最後に用地の確保がなかなか進まないこともございますことから、まずは現在事業継続中の路線の早期完成を目指しながら、今後、拡幅改良を伴う新規事業につきましては、地元の同意や用地を提供していただく地権者全員の同意を前提条件といたしまして、慎重に検討した上で事業化を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) 特に市道の新設改良というのは、私たち議員にも多く要望が寄せられる案件でもございます。よろしくお願いします。 東城内町田線道路改良費に移ります。平成31年度完了を目指すということでございます。今回用地取得費なども上がっておりますけども、事業の見通しはどうであるのか、伺います。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 工事未着手区間の用地取得と今後の事業の見通しについてのご質疑でございました。 平成29年度に遊技店駐車場の利用実態調査を行いまして、その調査結果及び土地の評価額をもとに用地取得に向け関係者と平成30年度に8回の交渉を行っているところでございます。 今後もご理解をいただけるよう鋭意交渉に努め、まず、用地取得が可能となるようしっかり取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) 快く同意いただけるような粘り強い交渉をお願いいたします。 最後の質疑です。10年がかりの事業であります。事業完了後の効果について伺います。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 事業効果についてのご質疑でございました。 当該路線は、まいづるスリーナイン前の国道204号山ノ口交差点から、北側の市道和多田二タ子線町田3丁目の東交差点を結ぶ路線であり、市街地中心部にアクセスする非常に重要な南北の幹線道路でございます。 事業効果としましては、安全で快適な交通空間の確保ができることに加えまして、中心市街地の活性化に資するものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆22番(中村健一君) これで私の議案質疑を終わります。(拍手) ○議長(田中秀和君) 以上で、本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は3月11日午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 6時50分 散会...