唐津市議会 > 2017-09-13 >
09月13日-05号

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  1. 唐津市議会 2017-09-13
    09月13日-05号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
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    平成 29年 9月 定例会(第5回)   平成29年       唐津市議会会議録(定例会)その5   第5回1 日 時 平成29年9月13日 午前10時00分開議 於唐津市議会議事堂議場2 出席した議員    1番 田 中 秀 和            2番 中 村 健 一    3番 原   雄一郎            4番 青 木   茂    5番 古 藤 宏 治            6番 山 下 壽 次    7番 林   正 樹            8番 酒 井 幸 盛    9番 吉 村 慎一郎           10番 冨 田 幸 樹   11番 江 里 孝 男           12番 大 西 康 之   13番 馬 場 幸 年           14番 伊 藤 泰 彦   15番 楢 﨑 三千夫           16番 宮    卓   17番 福 島 尚 美           18番 浦 田 関 夫   19番 伊 藤 一 之           20番 青 木   茂   21番 石 﨑 俊 治           22番 笹 山 茂 成   23番 水 上 勝 義           24番 山 下 正 雄   25番 三 浦 重 德           26番 進 藤 健 介   27番 熊 本 大 成           28番 宮 本 悦 子   29番 中 川 幸 次           30番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      柴  田     哲       教   育   長      稲  葉  継  雄       総  務  部  長      櫻  庭  佳  輝       企  画  部  長      小  形  昌  和       企 画 政 策 監      阿  蘇  靖  則       財  務  部  長      脇  山  秀  明       市  民  部  長      古  川  光  博       保 健 福 祉 部 長      田  中  士  郎       農 林 水 産 部 長      久  我  邦  浩       商 工 観 光 部 長      井  上  和  彦       交流文化スポーツ部長     保  利  守  男       都 市 整 備 部 長      中  江     勉       消   防   長      折  尾     命       ボートレース企業局長     日  下  義  信       水  道  局  長      濵  田  康  裕       教  育  部  長      金  嶽  栄  作       総 務 部 副 部 長      吉  田  和  文4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      吉  田     稔       議会事務局副局 長      林  山  弘  美          午前10時00分 開議 ○議長(田中秀和君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 △一般質問 ○議長(田中秀和君) 議事日程に従い、一般質問を行います。 本日の一般質問は、石﨑俊治議員古藤宏治議員浦田関夫議員林正樹議員原雄一郎議員の以上5名の予定であります。 通告に従い、順次発言を許します。石﨑俊治議員。          (21番 石﨑俊治君登壇) ◆21番(石﨑俊治君) おはようございます。21番、志政会の石﨑です。通告順に従い、一般質問を行います。 まず、第1回目の質問ですが、幕末維新の顕彰についてであります。 3月議会の答弁では、佐賀県が維新博に取り組む目的は、明治維新150年を契機に、佐賀の偉業や偉人を顕彰し、偉業を成し遂げた先人の志を生かし未来につないでいくため、開催し、佐賀県への愛着、誇りの醸成と地域づくりに資するというような説明があっておりました。 また、スケジュールとしては、平成29年度を準備期間、平成30年度をメイン期間と位置づけ、取り組むというような回答があっておったわけでありますが、現在、県が取り組む事業内容は、どの程度固まっているのか。また、あわせて、予算の概要についてを伺いたいと思います。 次に、唐の津風景街道について伺います。 市内各地域の歴史的・文化的資源、自然、景観、人物や食などの宝を発掘し、再評価し、守るとともに魅力を向上させ、相互をつなぎ、情報を発信することで、地域の活性化をさせる取り組みを唐の津風景街道と呼び、その取り組みを市民協働で進めるため、唐の津風景街道推進ビジョンが策定されております。 その全体構想は、8つのテーマに分け、物語性のあるものを設定してあり、そのテーマに基づく地域の歴史・文化・自然・景観などの資源をつなぎ、保全・継承しながら活かしていくことで、交流の輪をつくり出し、地域の活性化と一体感の醸成を図っていくために唐の津風景街道8つの物語が示されております。そのマップの中で、主要資源を一望するルート、通称8の字ルートが整理されております。 そこで、まず、唐の津風景街道推進ビジョンでは、10年間で各地域の重点事業などに取り組んでいると示してありますが、現在の事業の進捗状況について、簡潔に伺いたいと思います。 次に、観光トイレの整備についてであります。最近、ユーリ!!!on ICEなどの効果もあって、唐津を訪れる若い人たちや外国からの観光客も多くなってきているように感じております。ここ二、三年の市内観光の動向について、所管としては、どう把握をしてあるのか、伺いたいと思います。 最後に国際交流について伺います。 唐津市は長年にわたって、韓国の西歸浦、麗水市と交流を続けてこられました。この交流の実績と効果を簡潔に伺いたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) 石﨑議員のご質問にお答えをいたします。 肥前さが幕末維新博覧会の佐賀県が取り組む事業内容と予算額ということだったと思います。 肥前さが幕末維新博覧会を主催する肥前さが幕末維新博覧会推進協議会の資料によりますと、メイン会場となる幕末維新記念館を含む3つのテーマ館と旧唐津銀行の唐津サテライト館を含む2つのサテライト館の運営。 2つ目に、プレイベントといたしまして、県内4カ所でのリレーシンポジウムの開催。 3つ目といたしまして、食と器のプロモーション、ユージアムサガの展開。 4つ目といたしまして、佐賀駅からメイン会場となる市村記念体育館までの道に佐賀の偉人25体の観光モニュメントの設置。このモニュメントのうち、唐津関係では、建築家の辰野金吾、曽禰達蔵が選定されておりまして、そういう事業が計画されておりますが、テーマ館やサテライト館の具体的な内容は、現在検討が進められていると伺っております。 肥前さが幕末維新博覧会の予算額でございますが、協議会の資料によりますと、その事業予算は、本年8月末時点で、9億8,044万4,000円が計上されております。 また、本市と鳥栖市に設置されますサテライト館の予算額は、8月末時点で、唐津、鳥栖それぞれ3,296万4,000円が計上されております。 協議会予算とは別に、県が市町及び民間団体が実施する佐賀の偉業・偉人の顕彰並びに先人たちの志を次世代に継承するための取り組みを支援することを目的に、明治維新150年記念さが維新交付金が創設されておりまして、市町の申請により、平成29年度、平成30年度の合計で、各市町に1,000万円を限度に交付されることになっておりまして、今年度は2,650万円の予算が計上されていると伺っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 石﨑議員のご質問にお答えをいたします。 2点ございました。まず、唐の津風景街道についてでございます。 唐の津風景街道推進ビジョンは、平成24年度に策定されたものでございます。この中で、市民協働によりビジョンを具体的に推進していくために、全体構想の中で8つの物語をつくり出しております。 この8つの物語は、1、太閤道と唐津街道の物語、2、唐津焼の物語、3、産業遺産の物語、4、万葉文化の物語、5、末盧の史跡物語、6、海遊浪漫の物語、7、七つの島の物語、8、緑と水の物語に分けられており、それぞれの所管ごとに事業に取り組んでまいりました。 ビジョン策定後、3年間、特に重点的に取り組む事業を重点事業として位置づけておりました。 交流文化スポーツ部の所管事業で申し上げますと、旧大島邸の復原整備事業や日本語及び英語による唐津焼の窯元を網羅した唐津焼マップの制作などを実施したところでございます。 次に、国際交流についてでございます。 韓国の2つの市との姉妹都市交流の実績と効果についてでございます。 唐津市の韓国にある姉妹都市は、全羅南道麗水市と済州特別自治道西歸浦市の2つの都市がございます。 実績でございますが、麗水市とは市内の各種民間団体が次々と姉妹結縁されたことにより、市民ぐるみの機運が高まり、昭和57年3月5日に、唐津市にて、行政間の姉妹締結を結び、ことしで姉妹締結35周年を迎えます。行政間の交流実績としましては、両市で開催される大きな行事の際に相互訪問を行っているほか、平成7年度より職員相互派遣事業を開始し、現在も相互に職員の派遣を行うことにより、行政間交流と理解を図っているところでございます。 また、麗水市からの職員研修及び農業・水産団体の視察、議員視察等の受け入れも行っているところでございます。 そのほか、これまで青少年交流スポーツ交流文化交流等も行っており、中国の友好都市である揚州市を含めた3都市交流囲碁大会は、ことしで第19回目を迎え、毎年3都市で会場を持ち回り、現在も継続的に続けているところでございます。 西歸浦市との姉妹締結は、平成3年に西歸浦市職員下水道施設の視察に本市を訪れたことが交流の始まりで、その後も相互訪問等により親善が深まり、平成6年9月14日に行政間の姉妹締結へと至ったものでございます。 行政間の交流実績としましては、こちらも両都市で開催されます大きな行事の際に相互訪問を行っているほか、こちらも平成8年度より、職員相互派遣事業を開始し、現在も相互に職員の派遣を行い、交流を図っているところでございます。 そのほか、西歸浦市からの職員研修、農業・水産団体の視察、婦人会の交流等の受け入れも行っているところでございます。 また、両都市とも5年ごとに会場を相互に移して、周年事業を実施しているところでございます。 これらを行うことによる効果でございますが、行政の相互訪問や職員研修の受け入れ、民間団体視察受け入れをすることにより、お互いの国や市の理解が図られていると思っております。また、民間団体が盛んに交流をしていただくことにより、行政ではできない、行政の枠を超えたつながりができていると思っております。青少年交流や文化交流、スポーツ交流を行うことにつきましては、国際感覚豊かな青少年の醸成につながるとともに、文化スポーツスキルアップにつながっているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 石﨑議員のご質問にお答えいたします。 ここ二、三年の市内の観光動向についてという内容だったかと思います。 現在、佐賀県のほうに、歴年にて公表されております唐津市内の観光客の入り込み客数でございますが、平成25年は739万5,100人、平成26年は744万7,700人、そして、平成27年は772万5,500人となっております。 平成27年の観光客の入り込み客数増の主な要因でございますが、国内の旅行者に関しては、宿泊割引キャンペーンである「よか旅クーポン」を活用した宿泊数の増加。外国人に関しましては、観光団体と連携したインバウンド誘致活動により増加したものと要因を分析しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) それでは、幕末維新の顕彰についてから、再質問をします。 3月議会では、市町村、市・町・県への維新博へのかかわりとして、明治維新150年を契機とした自主事業の実施とありました。具体的には、地元の偉人を顕彰する事業、あるいは、その志を生かし、未来につなぐ事業で、歴史文化施設等における偉業・偉人を検証する企画や住民参加型のイベント、シンポジウムの実施などが想定されるということで、交流文化スポーツ部としては、唐津の近代化に尽くした大島小太郎を初め辰野金吾や曽禰達蔵などの耐恒寮の偉人たちに関するイベント、講座を大島邸などを中心に開催していきたいと答弁があっております。今回予算化もされておりますけれども、来年本番の年には、旧大島邸や旧唐津銀行などで、どういった取り組みをしたいと考えてあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) 再質問にお答えをいたします。 来年に向けた市の取り組みということでございました。 旧唐津銀行につきましては、博覧会のサテライト会場となりますので、本市の明治維新150年事業の核となるところでございまして、期間中、継続的な事業を展開してまいりたいと考えております。 旧大島邸につきましては、今回ご提案させていただいております耐恒寮講座を来年度も引き続き開催したいと考えております。 そのほかにも、民間団体などとも連携しながら、関連事業を計画したいと考えております。 また、関連施設や明治期の産業遺産をめぐる探訪ツアー等ができないかということも、あわせて、現在検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 3月議会の中で、市町の自主事業に関して、佐賀県では補助金等の財政的支援も検討されているとの答弁もあっておりましたが、県の財政支援1,000万円ぐらいはという話はあっておりましたけれども、どのくらいの金額になると考えてあられるか。本年度分と来年度分の見通しとその補助の内容といいますか、中身について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 佐賀県では、明治維新150年を契機に、市町及び民間団体が実施する佐賀の偉業・偉人の顕彰並びに先人たちの志を次世代に継承するための取り組みを支援することにより、佐賀への愛着及び誇りの醸成と地域づくりに資することを目的としまして、明治維新150年記念さが維新交付金を創設されております。補助率といたしましては3分の2、限度額といたしましては、平成29年度及び平成30年度の合計で、各市町へ1,000万円となっております。 本市といたしましては、この交付金を最大限に活用しまして、事業を行っていきたいと考えておりますが、この県の交付金につきましては、単年度事業と制約があることから、交付金の繰り越しについても、県に働きをかけているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。
    ◆21番(石﨑俊治君) そういった資金を活用しまして、偉人顕彰などをやっていただくわけでありますが、今回新聞紙上に8人の偉人と、これまで、例えば、まちはミュージアムなどが中心に顕彰してきた高橋是清と耐恒寮の7人の若者たちというのもあったわけでありますが、その辺の整合性はどう考えているのか、伺いたい。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 今回選定いたしました唐津市8偉人につきましては、明治維新150年記念事業の実施にあわせて、今回選出いたしたものでございます。その選定理由といたしましては、唐津市出身で、幕末、石炭、耐恒寮、女性、近代化といった5つのキーワードを体現し、唐津の発展や日本の躍進に大いに寄与した人々という理由のもと、選定させていただいたものでございます。 このため、これまで顕彰されてきた数多くの偉人がいる中、今回選定されなかった人々が唐津8偉人よりも劣るということは決してございません。あくまでも今回の明治維新150年記念事業を象徴する8人ということで、明治維新150年記念事業の趣旨に沿う形で選定した偉人たちということで、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) そういった意味で、ほかにも明治期の日本の近代化に大きな足跡を残した、例えば、肥前出身で慶應義塾第6代塾長は、近代の政治学や憲法学、あるいは外交史などの非常に先駆者的な学者でもあり、学者としての最高の地位である学士院会員などを務めた林毅陸さん、それから、同じく肥前町出身で東京でドイツ語学校などを設立し、吉岡彌生とともに日本初の東京女医学校を設立に汗を流した吉岡荒太、それから、また、この方は耐恒寮出身でありますけれども、辰野金吾の右腕として、日本銀行の現場監督などを務め、その後、岡田工務所をつくり、土木建築に大きな足跡を残した岡田時太郎、その人の建物は2件、国の重要文化財になっております。 こういった、ほかにも多々あるかと思います。こういった人物は、唐津の偉人として、どのような検討をされたのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 議員ご紹介いただきました、林毅陸、吉岡荒太、岡田時太郎といった偉人のほかにも、唐津藩最後の藩主でございます小笠原長国公や耐恒寮の出身で、法学者の掛下重次郎、唐津鉄工所の創設者である竹内明太郎など、今回選出された8偉人以外にも幕末から明治期に数多くの偉人がこの唐津にいたことは十分認識をしております。これら8偉人以外の偉人たちにつきましても、サテライト会場である旧唐津銀行等での紹介やあらゆる講座などで、積極的に今回の期間中に紹介してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) そういった中で、来年は辰野金吾が実施設計をした、市また、最後の建築物と言われ、国の重要文化財にも指定されております大阪中央公会堂が創建100年を迎えることになります。多分、大阪のほうでも、何らかの記念イベントが開催されるのではないかと考えておりますが、そういった中で、唐津市にとっても、維新150年の記念の年でもありますので、大阪中央公会堂などを活用して、辰野金吾の顕彰をし、あわせて唐津のPRをするようなことを企画してはどうかと思っておりますが、それについて考えを伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 石﨑議員のご質問にお答えいたします。 本市におきましては、国内外からの集客促進を図るために、まずは福岡都市圏を重点市場と位置づけまして、集客プロモーションを実施しているところでございます。その成果もございまして、平成27年の宿泊総数は対前年比で、141%の増。福岡県からの観光客入り込み客総数も対前年比で、116%の増となっております。今後におきましても、福岡都市圏を中心に国内外への集客プロモーションを継続していきたいと考えておるところでございます。 先ほど議員からご提案がありました唐津市出身の偉人でございます辰野金吾氏が設計しました大阪中央公会堂が100周年を迎えるに当たりまして、公会堂のほうでも、先ほどご紹介がありましたように、何らかの記念イベントが開催されるようでございます。その中で唐津市をPRすることが可能であるかどうか、まずは調査をして、今後の交渉をできればと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) ぜひ、民間団体や、あるいは佐賀県などの力を借りて、何らかの、辰野金吾を通じて、唐津をPRできるような企画をぜひお願いをいたしておきます。 幕末維新と言えば、その貴重な資料があります小笠原記念館についてでありますが、この件については、ほかの議員からも質問等があっております。私は、平成22年9月の議会の中で、当時展示物の管理が十分なされていない状況だったので、価値のある展示物なので、もっと、しっかり管理活用をしてほしいと、その議会の中で言っておったわけでありますが、その後の管理活用は十分なされてきているのかどうか。それについて伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 石﨑議員の再質問にお答えいたします。 小笠原記念館の維持管理に係る費用につきましては、記念館の管理業務委託料といたしまして、38万円、夜間等の機械警備委託料が33万円、電気料及び水道料として、6万3,000円の計77万3,000円となりまして、現在できることは実施いたしておるところでございます。しかしながら、重要資料の展示につきましては、館の構造上、決してよい環境とは言えない状況もございます。本年7月に唐津城の天守閣をリニューアルいたしまして、重要資料の展示環境が整備できましたので、小笠原記念館の重要資料につきましても、唐津城天守閣で展示している状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 小笠原記念館は、幕末から明治にかけての偉人たちの手紙、写真などが飾ってあるわけでありますが、展示のあり方については、今、部長が述べられましたように、唐津城などを利用して、大いにPRをしていただきたいというふうに思っております。 しかしながら、まだ、現地に建物はあるわけでありますから、この明治維新150年を機に、いま一度、小笠原記念館にも市内外の人に多く見に行かれるよう対応をお願いしたいとともに、今、小笠原記念館パンフレットはありますけれども、問題の展示物の目録は教育委員会にあります。目録は、ただ、何があるというだけであって、写真などないわけでありますから、これを機会に展示物の写真つきのパンフレットなどを作成して、これを永久保存じゃないですけど、未来の遺産としてつないでいくためにも、こういったパンフレットなどを作成して、市民、あるいは、市内外の人に中身について大いにPRをしていくことも大事ではないかと考えているのですけども、この件について、どのような対応を考えているのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 小笠原記念館リーフレットにつきましては、6月の議会におきましてもご質問がございましたので、その後に簡易な物ではございますけども、作成いたしまして、現在、唐津駅の観光案内所唐津城天守閣及び小笠原記念館に設置させていただいているところでございます。 議員ご提案の展示物につきましてのリーフレット。これにつきましても、次回更新時には、制作する場合にリーフレットに展示物の写真と簡単な解説等も掲載する方針で行っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 小笠原記念館の建物もいつまでもつかわからないという状況の中で、やはり、あの中の展示物がいろんなところに散らばっていく可能性があるわけです。今の時点で、しっかり展示物についての内容をまとめたやつを、やっぱり、私はつくっておくべきだというふうに考えておりますので、それの対応をよろしくお願いいたしておきます。 それから、明治に入りまして、唐津の近代化や日本の近代化に大きな足跡を残した人物を取り上げて、例えば、唐津の偉人たちみたいなタイトルで、150年事業の記念誌となるような冊子をつくり、改めて、市民や子供たちにふるさとの偉人を振り返り、郷土の誇りや郷土愛の醸成につなげてはと考えております。合併後は教育委員会にお願いして、郷土に尽くした偉人たちをつくりましたけども、あれは合併後ということにありましたけども、結構、町村割みたいな形でつくっておりますので、非常に総花的になっております。この際、もう一度見直して、幕末から明治期に唐津の近代化に大きく貢献した人、あるいは、日本の近代化に大きく足跡を残した人、そういった人たちをまとめて冊子をつくってはと思いますが、執行部の見解を伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 石﨑議員のご質問にお答えします。 唐津の偉人たちのようなタイトルで、150年事業の記念になるような冊子をつくってはどうかということでございました。郷土の偉人を紹介する本につきましては、これまで何冊か刊行されていますが、主なものとしましては、1つ目が、平成20年2月に唐津市教育委員会が小学校の副読本用に刊行した、「郷土に尽くした人々~ふるさと唐津の偉人たち~」というものがございます。 2つ目が、平成21年4月に郷土先覚者顕彰会が刊行しました、「郷土先覚者列伝」がございます。 3つ目に、鶴城同窓会の企画により平成22年12月に刊行された「耐恒寮の少年たち」などがございます。しかしながら、先ほど議員さんが申されましたように、それぞれの対象とする年齢層や編集方針が異なっておりますので、紹介されている人物もさまざまになっております。議員おっしゃいますように、150年事業はよい機会ですので、教育委員会としましても、幕末、明治期に活躍した人物を改めて調査し、紹介する冊子について検討していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) もとになる本はあるわけでありますから、その中で、例えば、顕彰委員会とか、文化財保護審議会とか、そういった委員会とか、審議会にかけて、一定の基準のもとに明治期に活躍した唐津の偉人たちというのをまとめてほしいというふうに思っております。 この項、最後の質問になりますが、幕末から明治期に入りますと、石炭産業にも、これを機会に目を向けてほしいと思っております。佐賀県で最初に石炭が発見されたのは、享保年間になりますが、北波多の岸山のドウメキというところで、今、その場所には記念碑等が立っております。その後、特に幕末から、市内の北波多、相知、厳木を中心に石炭が採掘され、唐津も経済的に発展していくことになりますが、特に、幕末、唐津藩は幕臣であったため、朝廷方の外様藩から唐津の城下を焼き尽くす計画というのがあったようでありますけれども、朝廷方に藩内から出る石炭を多量に献上をすることで難を逃れたというような話も伝わっております。その後、特に、明治期に入りますと、明治18年、竹内綱・明太郎親子を中心に開坑されました芳谷炭鉱は、当時の最新で最先端の技術を導入し、明治時代を続いて、県内最大の出炭量を誇って、唐津の近代化に大きく貢献した炭鉱であります。 明治の終わりには、相知の方の三菱に引き継がれますが、その芳谷炭鉱が唐津の近代化に果たした役割、また、そのことにかかわった竹内親子などの人物の顕彰などにも、これを機会にすべきではないかと考えておりますけれども、執行部の対応について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質問にお答えします。 芳谷炭鉱、それにかかわった竹内親子の人物などをこの機会に顕彰してはどうかということでございました。 耐恒寮の教師であった高橋是清など、郷土出身でなくとも、唐津の近代化に大きな影響を及ぼした方がおられますので、議員のご提案がありましたように、唐津東松浦出身に限定せず、竹内親子についても、さきに申しました冊子の中で紹介できるのではないかと考えております。 また、唐津の近代化に重要な役割を果たしました石炭などの産業についても、その時代背景を紹介できればと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) それでは、唐の津風景街道の再質問に移ります。 全体的な重点事業については、次の機会で聞くといたしまして、今回は、これまでも何回か質問をしてきた風景街道8の字ルートに設置予定の車両系のサイン計画の進捗状況と設置までのスケジュールについて伺いたい。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 石﨑議員のご質問にお答えいたします。 車両系のサインの計画の進捗状況とスケジュールについてということでございました。 まず、唐の津風景街道のサイン計画に至った経緯からご説明させていただきたいと思います。 平成19年度策定の唐津市景観形成基本方針をもとといたしまして、平成21年度に「唐の津風景街道へのお誘い」を基本理念とした唐津市観光サイン整備計画を策定したものでございます。その後、平成22年度に唐津市観光サイン実施設計を行いまして、平成23年度に9基の観光サインを設置いたしたところでございますが、デザインや素材、大きさ等の部分で若干課題があったのかなということで、議会のほうからもご指摘を受けたという経緯がございます。 そのご指摘を踏まえまして、平成23年度の唐津市観光サイン整備計画を継承することを基本としながらも、新たに唐津市観光サイン整備、車両系の指針を定めまして、平成28年度中に基本デザインを作成しております。また、今回の整備につきましては、車両系の観光サインとしており、道路案内標識の補完的な役割を持たせ、車で唐津に来訪される観光客に対する利便性の向上を目的に整備をしてまいりたいと考えております。 現在の進捗状況でございますが、平成29年度に車両系の観光サイン設置箇所ごとの詳細設計業務を発注し、平成29年8月末に現地確認までを実施いたしたところでございます。 今後の予定といたしましては、平成30年度以降予算化していくことで、市内23カ所のサイン整備が実施できるよう取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 日本風景街道から始まって、唐津版の唐津風景街道推進ビジョンができるまで、数年かかって、いろんな議論があって、今日まで至っております。 この唐の津風景街道推進ビジョンに基づいた整備は、大体10年間でやるというようなことを書いてありますけれども、まだまだ道半ばでありますけれども、このことについては、しっかりと最後まで取り組んでいただきたいというふうに思っております。これをすることが市内の回遊、観光客の回遊にも、市内全体の観光の回遊につながるというふうに考えておりますので、この件について、執行部のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 8つの物語として上げられたビジョンの期間はおおむね10年間であり、策定後3年間、重点的に取り組む事業を重点事業に位置づけております。 これまで、それぞれの所管ごとに事業実施され、現在も継続しているものや、既に完了したものもございますが、ビジョン策定後から4年を経過しておりますので、いま一度、ビジョンについて庁内への周知を図り、共通認識を持って取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 10年間、あと、七、八年ありますけれども、そういった中に、各地域に主要な整備というのもありますので、重点整備事項。各地域のこういったものが完成して、この市内周遊観光のルートである8の字ルートが完成すると思っておりますので、ビジョンに書いてある分については、各所管において、ぜひ、実施をしていただきたいというふうに考えております。 次に移ります。 観光トイレの設置についてでありますが、トイレは観光地の顔と言われておりますけれども、唐津市内には、観光トイレと位置づけられているものと、また、観光客の利用が多い箇所のトイレですが、この数はどのぐらいのあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 石﨑議員の再質問にお答えいたします。 観光課のほうで予算計上いたしまして、所管しておりますトイレは、市内に43カ所ございます。また、観光客の利用が多いと思われるトイレのある施設につきましては、まず、東城内駐車場、鏡山、河畔公園、うまかもん市場、おさかな村、厳木の道の駅、それから、鎮西の道の駅、それから、呼子の台場、このあたりが利用客が多いようでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 唐津市内には、今後も内外から多くの観光客が訪れるようになるというふうに思っております。そういった中で、観光唐津として恥ずかしくないようなトイレの整備。できれば、当然ユニバーサルデザインというのも必要だというふうに考えておりますけれども、あわせて、トイレの近くにはトイレが近くにあるとわかるような表示。できれば、外国語表示にあわせて、そういったものも必要じゃないかというふうに考えておりますが、この件についてのお考えを伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 石﨑議員の再質問にお答えいたします。 ユニバーサルデザインを取り入れたトイレの新規整備につきましては、平成27年度に山本駅のトイレを、平成28年度には七山の観音の滝休憩施設多目的トイレを設置いたしたところでございます。また、和式から洋式化に改修いたしましたトイレにつきましては、平成26年度に相知町にあります秋桜館、佐里駅にございます。そこのトイレですね。それから、さくら館、これは久保駅のほうにございます。こちらのトイレを改修いたしたところでございます。さらに、鎮西町の玄海海中展望塔トイレ及び名護屋浜のトイレの計4カ所を改修いたしたところでございます。平成27年度に改修いたしましたトイレは、肥前町のぼたんと緑の丘、鎮西町の波戸岬サザエのつぼ焼き売り場前のトイレ、厳木駅のトイレ、相知駅のあじさい館、相知町の見帰りの滝駐車場のトイレの5カ所でございます。 また、トイレの案内表示がない箇所につきましては、現地に案内表示板が設置可能かどうかをまず確認させていただきまして、現在使用しておりますデザインのピクトグラムと、それから英語表記の表示欄を設置してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 市内や市外を歩いて回る人、あるいは、車で来られる方にも、トイレの場所がわかるような、そういったものを、ぜひお願いいたしておきます。 次に、最後の国際交流についての再質問に移ります。 国家間では、今、慰安婦像について問題になっております。しかし、国はそうであっても、地方都市や民間の交流は大事に継続をしていくことは大事だと考えております。しかしながら、残念なことに、今回麗水市において、慰安婦像ではありませんけれども、平和の少女像が設置され、そこには麗水の市長も出席したというようなことを聞いてあります。平和の像ということでありますから、このことについては、いろいろ言うことはありませんけれども、ただ、問題はその像に書いてある文章だと思っています。やはり、この文章の内容が客観的な事実あるいは歴史観に基づいたものであれば、問題ないと考えております。できれば、その内容を精査していただき、問題があれば、何らかの申し入れなり、訂正などをお願いすべきではないかと考えてありますが、執行部のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 現在、日本と韓国は、議員がおっしゃるようなご意見もございますが、我々地方行政のつながりや民間団体同士の交流は、こういう時期だからこそ、これまで諸先輩方が築いてこられた長い歴史と友好のきずなを糧に、今後も途絶えることなく、友好関係を続けていくことが大事だと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 日本と韓国は歴史観の違いがあり、時間はかかると思いますけれども、やはり、歴史の事実を理解する努力をしていくことで、相互の距離は縮まり、対等な立場で未来志向の交流を続けることができると思っています。国際平和や真の友好の交流につながるものというふうに考えておりますので、その辺もぜひ念頭に置いていただきたいと思っております。 それでは、市長に最後にお伺いいたしますけれども、今後も国際交流を継続していくことは望ましいということは思っておりますが、日韓には歴史の問題で認識の違いがあります。今後、交流を拡大していく中で、両国の歴史を客観的な視点と歴史的な事実に基づいた相互理解を進めていくということが大事だと考えております。市長は、今後の韓国などとの国際交流の方向性について、どう考えておられるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 石﨑議員の再質問にお答えをいたします。 実は、皆様ご存じかと思いますが、市長室の横の市長応接室に敷華就實という額を飾っております。この敷華就實というのは、「敷」という字ですね、敷、敷ってわかんないですかね。          (発言する者あり) ◎市長(峰達郎君) 「敷」は、敷物の敷ですが、敷という字。          (発言する者あり) ◎市長(峰達郎君) 倉敷の敷です。倉敷の敷に、華やかという華麗な「華」ですね。そして、就職の「就」に、「實」という字が、上が母の字になったような、敷華就實というような形の、それを「敷華就實(ふげしゅうじつ)」というふうな額を飾らせていただいております。これは昭和45年に唐津青年会議所と麗水青年会議所との姉妹締結の話が進んでいた折に、当時の唐津青年会議所に対しまして、当時の内閣官房長官であられました保利茂先生から届けられた励ましの色紙に書かれた内容でございます。そして、それを知った麗水青年会議所のOBが韓国の書道家に書いてもらった書が、今、市長応接室のところに掲げさせていただいております。この「敷華就實」の意味は、苦難な時代に先人たちが築いた国際交流を継承し、次代を担う若者がさらに発展させて、結実させてほしいとの願いが込められているとのことでございます。これまで、民間交流を通しまして、唐津ロータリークラブ、唐津青年会議所、唐津西ロータリークラブ、唐津商工会議所、そして、唐津ライオンズクラブ、松浦文化連盟、唐津中央ロータリーの皆様方が麗水市の各団体と姉妹締結をされ、唐津市立第一中学校、また、唐津商業高等学校も学校間の姉妹校締結をされております。2012年の麗水世界博覧会におきましては、唐津の曳山が出動いたし、唐津港からビートルとカメリアラインが就航いたしまして、多くの唐津市民が麗水市に出かけた交流の実績もございます。私は、これまでの歴史、つながりを大事にしたいと思っております。歴代の市長、そして、先輩方が築き上げられ、推進してこられた思いを受け継ぎ、未来の子供たちにも引き継いでいきたいと。そして、国際平和のために市民交流を大事にしていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 確かに市長おっしゃられましたように、いろんな団体との交流が続き、長い歴史もあるわけでありますから、麗水との交流は今後もしっかり取り組んでいく必要はあると思っております。しかしながら、そうとは言いながらも、そういった問題は、まだ、向こうには一部あるわけですから、そこも今後の交流の中で、真の理解がし合えるような、そういった姉妹都市に、私はなってほしいと思っております。 そこで、もう1点、市長にお伺いしますが、未来の子供たちに引き継ぎたいとか、いろいろ言われましたけれども、例えば、子供たちにどういった取り組みをしたいと、してみたいと、何かそういう思いがあれば、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 石﨑議員の再質問に対しまして、お答えいたします。 未来の子供たちにどのように引き継ぎたいのかということだったかと思っております。この姉妹提携をしております、さっき、交流文化スポーツ部長申しましたように、麗水市と西歸浦市におきましては、韓国と日本、以前は近くて遠い国ということがテーマとなり、その友情のかけ橋をつないでいこうということで、交流が進んできたわけでございます。そして、また、実はグアムとも友好……。友好交流意向書を取り交わしておりまして、そういったつながりで、言葉悪いのですが、適切かもわかりません、不適切かもわかりませんが、英語圏、英語圏とも、もう少し深く交流を進めさせていただき、子供たち、唐津市の子供たちにも、言葉を通じた中での文化を知っていくことが、世界に通じる子供たちに成長してくれるのではないかと思っておりますので、そういったことも含めて、今後、国際交流に対しましては努力をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 古藤宏治議員。          (5番 古藤宏治君登壇) ◆5番(古藤宏治君) おはようございます。5番、清風会、古藤宏治でございます。 至る本年の7月5日に起きました九州北部豪雨災害に見舞われました方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。また、殉職、亡くなられた方々に対して、心よりお悔やみ申し上げます。 殉職されました方は、私の知人の消防団の仲間であり、消防団活動中に亡くなられたとお聞きいたしました。いわゆる二次災害でございます。ご家族様の、また、周りの方々の各関係機関の方々は、さぞかし悲痛の思いだったとお察しいたしますところでございます。 知人に、やっと連絡がとれたのは3日目でした。その知人のつてで、日田市役所に入ったのは5日目の日曜日であり、職員総出、不眠不休の体制のもと、自衛隊、警察、消防の方々がせわしく対応対策をされておられました。また、報道規制もされておられました。そういう中でも、総務課長様、観光課長様に通していただきまして、お見舞いと今後の支援に対する意を伝えることができました。その中で、5日たっても、市内のライフラインは復旧したものの、全体の被害状況が把握できないとのことでした。谷合の集落が土砂などで、ライフラインが遮断され、中に入れないため、情報が入ってこない、人が入れないとのことでした。一部では、手の打ちようがないというところもあったようです。そこで、耳に入ってきたのがドローンです。私は学生のころ、ラジコンで飛行機を飛ばしている大人の人たちを見て、いつかは自分もしたいという好奇心を覚えたことを思い出しました。そのころには、高価だったので、手が届かない理由として考えておりましたが、今ここに来て、多方面でドローンの活用、活躍が聞こえるようになりました。そこで一般質問を取り上げてみようと思いました。 まず初めに、災害が発生した場合、または、発生のおそれがある場合に初動対応が重要となってきますが、唐津市の災害対応対策について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 古藤議員の一般質問にお答えをいたします。 災害対応についてのご質問でございました。本市のまず第一段階の初動体制といたしましては、唐津地区に大雨警報等の気象警報の発令があった場合、また、地震の場合は、震度4が発生した場合、危機管理防災課長がトップとなりまして、災害情報連絡室を本庁及び各市民センターに設置をいたします。その際には、危機管理防災課、総務課、市政広報課、道路河川管理課、農地林務課、下水道管理課、また、各市民センター総務教育課等の職員が参集をいたしまして、気象情報やライフラインの状況等の情報収集を行うとともに、消防、警察、並びに佐賀県などの関係機関との連絡調整などを行っております。 次の段階といたしまして、本部を設置するまでには至りませんけども、風水害が発生するおそれがある場合、また、発生した場合、あるいは、震度5の地震が発生した場合は、私が本部長となりまして、主に副部長、課長で構成をいたします災害警戒本部に移行して、災害対応の体制の強化を図っているところでございます。その際には、自主避難所の開設、被害状況の把握、応急対応措置などに当たっているところでございます。 また、最も危険が迫った段階といたしまして、市内で風水害等の甚大な被害が発生するおそれがあるような場合、また、震度6弱以上の地震が発生した場合には、市長を本部長といたしまして、災害対策本部を設置し、その際には全員が参集しまして、避難勧告等の発令、避難所の開設、必要な物資の調達などの災害対応に従事することとなっているところでございます。 また、それらと並行いたしまして、大雨警報等が発令された場合には、気象状況、また、その気象状況の変化があったときや、それに伴い、市の対応体制を変更した際には、災害情報メール、行政放送、市のホームページなどで広報を行っている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) ありがとうございます。まず、災害時に一番必要なのが情報の把握でございます。より早く的確に安全に収集する必要があります。そこで、災害時における被害状況等の情報収集の手段として、ドローンの活用をする可能性について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えをいたします。 ドローンの活用の可能性ということだったかというふうに思っております。職員が災害時の被害状況等の情報収集を行うに当たりまして、地震または大雨等の大規模な土砂崩れ等の災害時において、道路の遮断等によりまして、活動が困難な場合などにドローンを活用しての情報収集が非常に有効であるというふうに考えております。 実際に、テレビのニュース等でもドローンを活用して、災害時の被害状況を記録した映像が流れる場面を最近はよく目にするところでございます。ドローンを災害時に活用できる機会は、今後もますますふえていくであろうというふうに認識をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) ほかの自治体でのドローンの活用事例はどうなっているのかを伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えをいたします。 他の自治体での活用事例ということでございました。佐賀県内の自治体におけるドローンの活用状況をちょっと確認をいたしてみました。そういたしますと、佐賀県、伊万里市、唐津市が佐賀市内の操作のできる民間事業者とドローンを活用いたしました災害時における映像撮影、運搬等に関する応援協定というのを既に締結をされておりまして、そういう締結をされているんですけど、操作の訓練は実施をされておりますけども、実際、災害時に活用された事例はないというふうに伺っているところでございます。 その協定の内容といたしましては、その民間事業者のほうに要請をされまして、災害時の被害状況等の映像撮影及び陸路での移動が困難な場合の物資の運搬に対する支援のほか、平常時のドローン操作技術に係る指導・助言等を行うものとなっているところでございます。場所によりましては、200グラム以上のドローンを飛ばすためには、地方航空局などに許可申請を行う必要がございます。また、業務において活用するには一定の操作技量を必要とすることから、職員の操作技術の向上のために、ただいま申し上げましたとおり、民間事業者と連携を図っている自治体が出てきている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 消防業務において、ドローンを活用する可能性についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) 消防業務におけるドローンの活用方法についてお答えします。 まず、消防活動用のドローンの保有状況については、全国733の消防本部のうち、ドローンを保有している消防本部が70消防本部。率にして、約10%、1割が保有しているという状況です。また、保有することを検討している消防本部が168消防本部、率にして、約23%、約4分の1の消防本部が保有を検討しているという状況です。唐津市消防本部においても、数年前からドローンの導入について検討をしているところです。 具体的には、平成26年度から毎年佐賀県に対して、原子力防災活動資機材として、ドローンを配備要望している状況です。また、平成27年10月にドローンの研修会を実施し、平成29年3月にはドローンを活用した災害対応訓練の参観など、消防活動におけるドローンの有効活用を随時唐津市消防本部では検討しているところであります。 消防活動の具体的な活用方法として、火災建物の延焼状況の確認、水難事故における要救助者の捜索、山林等における行方不明者の捜索活動、また、原子力災害時における現場確認など、活動隊員が現場に近づけない状況、また、上空からの現場状況の確認が有効な現場等で活用することを想定しております。 消防本部としましては、今後さらにドローンの有効活用を検討し、消防活動の充実に向け取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 昨日、ニュースで警察の防災訓練で河川の防波堤が決壊して、中州で人が救助を求めているという想定で、ドローンがロープを張り、救助をするという訓練がなされております。その結果として、活用ができるとの見解がなされたようでした。 次に、土木現場での測量において、ドローンを活用する可能性についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長 中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 古藤議員のご質問にお答えいたします。 土木現場の測量において、ドローンの活用が考えられないかといったご質問だと思います。ドローンにつきましては、測量業者におきましては、既に実際の測量業務への活用が実用化されております。ただし、ドローン本体さえあればできるというものではなく、専用機材を導入いたしまして、大量に撮影した航空写真を図化するため、専用のソフトで加工することが必要でございます。また、これらの作業を行うためには、専門の技術者も必要でございます。ドローン本体のほか、専用機材の導入経費や専門の計測技術の習得など、必要なことなどを考えますと、市職員によりますドローンを利用した測量という点におきましては、官民の役割分担といったものもございますし、もう少し検討が必要ではないかと考えているところでございます。 なお、本市の事業でのドローンの活用事例といたしましては、平成28年度に発生いたしました、市道霧差山2号線の地すべり災害現場におきまして、測量設計の請負業者によりまして、被害の状況やメカニズムの解析のために使用した実績がございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) やはり、正確な測量となりますと、専門的な技術、機械等が必要となるため、請負業者への委託がいいのだろうと認識をいたしております。 公共施設において、いわゆる箱物施設と言われる公共建設物の現在の保有状況はどのようになっているのかをお尋ねをいたします。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 公共建築物の保有状況につきましては、平成28年度に策定をいたしました公共施設等総合管理計画におきまして、毎年、年度末時点の延べ床面積の状況を調査していくことにしておりまして、平成28年度末時点で調査を行いました公共建築物の保有状況といたしましては、売却、解体を予定している施設を除いた合計で、施設数が774カ所、延べ床面積で79万6,145平方メートルとなっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 売却、解体を予定している施設を除いた合計で、約80ヘクタール、虹の松原の約2個分であると認識いたしました。伊万里市での試算ではありますけども、伊万里市の橋脚の点検だけにおいても、3,000万円の経費節減を試算しておられます。 次に、公共建築物の保守点検の場合におけるドローンの活用について、どのように考えているのかをお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 公共建築物の維持管理につきましては、先ほど申しました公共施設等総合管理計画におきまして、事後保全型から予防保全型への転換を図っていくことといたしております。今後は、施設を長く大事に保全し、安全で安心に利用できるように、定期的な点検により早期に損傷を発見し、対策を講じることが必要になってくると考えております。そのため、公共建築物の保守点検につきましては、法で定められました定期点検に加え、施設管理の担当者による日常点検についても実施していく必要があると考えております。 日常点検の具体的な点検方法につきましては、今後、点検マニュアルやチェックシート等を整備していくこととなりますが、日常点検におけるドローンの活用につきましては、打診と直接の点検への使用は困難でございますが、通常の目視困難な箇所の写真撮影においては有効なツールだと考えております。今後は、インフラ整備を含めた全ての公共施設につきまして、予防保全的な修繕や改修、更新時期の計画を定める個別施設計画を平成32年度末までに策定するよう総務省から要請があっておりまして、各施設所管課で個別施設計画が策定されますならば、予防保全型で長寿命化を図っていく施設と長寿命化までは行わない施設等で仕分けを行い、日常点検が必要な施設などもはっきりしてくると思いますので、そのときには、具体的な使用方法や使用頻度なども踏まえまして、ドローンの活用について検討してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 施設の点検では、高所の場所も多く、足場が悪く、危険を伴う場所が多々あると思います。ドローンを使用することにより、スピーディーにかつ安全に点検をすることが可能となるため、使用頻度も高まることから、早期に損傷を発見し、対策することができ、結果、施設の長寿命化につながると考えられます。 次に、農林業において、ドローンを活用する可能性についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 久我農林水産部長。          (農林水産部長 久我邦浩君登壇) ◎農林水産部長(久我邦浩君) お答えいたします。 農林業におきます、ドローンの活用の可能性についてでございますが、まず、農業関係につきましては、近年、農薬散布用のドローンが労働作業の省力化と機動性の高さから関心が高まっているところでございます。農薬散布以外におきましても、土壌分析や害虫駆除、種まき、作物の生育状況など、今後、多様な活用が見込まれておりまして、作業の省力化や低コスト化に加え、収量の増加、品質の向上への取り組みにも活用できるなど、その利用は期待も高く、今後、需要が高まることが予想されているところでございます。 市内におきますドローンの活用事例につきましてですが、平成28年度に、一農事組合法人におきまして、佐賀県の補助事業を活用されまして、ドローンを一台導入をされております。主に水稲の栽培管理において活用されておりまして、施肥の時期や収穫適期の予測などを行われておりまして、高品質米の生産や収穫量の向上に期待が持てるものとなっているところでございます。 また、鳥獣対策の分野では、赤外線サーマルカメラを搭載しましたドローンによりまして、個体の捜索や生息域の把握などが行われている事例もございます。本市におきましても、今後、イノシシや猿などの鳥獣対策の活用も想定をしているところでございます。 次に、林業関係につきましては、現在、山林におきまして、大規模な災害が起こった場合の崩壊地の被害状況の把握や森林の伐採における現状把握などに活用されているところでございますが、将来的には、間伐などの測量作業を初め各種病害虫の被害調査等での活用も想定をされておりまして、作業の省力化によるコスト削減が大いに期待できるものと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 市内でも実際に使用されている農業法人もあるとお聞きしました。今後、大型農機具の入れない山間部において、また、棚田等においても、手軽に農薬散布など行うことができ、より普及するものと思われます。 次に、広報観光においてドローンを活用する可能性についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) お答えいたします。 ドローンの観光施策における活用といった内容だったかと思いますが、現在のところ、積極的な活用の実績はございませんが、唐津城天守閣の外観撮影を行ったり、九州花火大会の際には、ドローンで撮影された写真データ等の提供を受けたりしたことはございます。ドローンで撮影されました上空からの写真や動画は、現在観光課が持ち合わせている地上から撮影されたものと趣も変わりまして、観光地の風景も、今まで知ることができなかった魅力的な部分を撮影できるものと思っております。今後、ドローンが導入されれば、PR用の写真データや動画撮影等の活用を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) これまでの質問で聞きましたが、ドローンには、いろいろな使い道が考えられます。そこで、今後、民間企業との連携など、唐津市として、ドローンの導入について、どのように考えておられるのかを伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 古藤議員の再質問に対しましてお答えをいたします。 実は、私もドローンを所有いたしておりまして、大変操作に関しましては簡単だなという印象を持っているところでございまして、このドローンにつきましては、使い方によって、いろんな有用性があるということを認識しているものでございます。また、現在、空撮などが必要な場合には、事業者への委託などで対応しておりますが、もしも、市でドローンを直接所有すれば、これまでより臨機応変に対応できるようになることについても認識をしているところでございます。ただし、このドローンにも、高価で高機能のものから安価で最低限の機能しか持たないものまで、さまざまな種類のものがあり、用途によっては、専用機材の導入や専門技術の習得なども必要になってまいります。そのために、このドローンの導入につきましては、使用頻度が高く専門性が低いものにつきましては、各担当の部署で直接所有することの検討を行い、また、使用頻度が低く、専門性の高いものにつきましては、ドローンを所有されております民間事業者と連携することで、必要なときに対応できるよう費用対効果や、その他の状況にも応じた検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。
    ◆5番(古藤宏治君) 私が思いますに、民間企業との連携においては、当市には、第三セクターであります、ぴ~ぷる放送があります。ここは市とも、防災災害協定を結んでありますので、広報、撮影はもとより、ドローンについても技術ノウハウを持ち合わせているとのことです。また、速やかなシステム構築も可能であるとお聞きいたしました。 具体的に言いますと、ドローンで空撮した動画をライブで、テレビ、スマホ等で閲覧できるということです。うまく使用することで、防災への利用、広報観光など、多種多様の利用が可能となります。市としても、とても有望な機器であると考えておりますので、今後導入の検討をよろしくお願いいたします。 これで一般質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 浦田関夫議員。          (18番 浦田関夫君登壇) ◆18番(浦田関夫君) 日本共産党の浦田関夫でございます。3点通告しておりますので、通告順に従って、一般質問を行います。 まず、最初に、峰市長の6月議会の答弁についてであります。6月議会での峰市長の答弁の経過について、その後どうなったかについて、2点、お尋ねをしたいというふうに思います。 6月議会での峰市長の私の質問の答弁に対して、「私の思いの中にあった公約をもう少し具体的といいますか、的確にお伝えする必要性を強く感じたところでございます。現時点では、公約に掲げています項目の一つ一つに対して、具現化するための課題や問題点を今整理をしているところでございます。この再整理をいたしました公約の内容を9月議会までにはお示しさせていただき、平成30年度の予算編成に反映できるようにしたいと考えているところでございます」というふうに答弁をされました。 峰市長は、9月議会前の定例記者会見や開会日の提案理由説明などの場があったにもかかわらず、公約の具現化について示されませんでした。議会での発言は重いわけですので、それが、なぜ、9月議会までに示されなかったのか、理由をお示しください。 次に、市有財産のあり方についてであります。市有財産が適正に管理されていない状況が見受けられます。指定管理者の選定による問題や市有財産の売却に伴う問題、または、民間企業への優遇策ととられかねない貸し付けの状況があります。市有財産の適正な管理を求める立場から質問をいたします。 まず、最初に、唐津市は中町にある旧村上歯科を寄附をいただいて、この建物を経済産業省の戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金を活用して、中心市街地のにぎわい活性化とする目的で、いきいき唐津株式会社、いわゆる第三セクターに貸して、それについて、国・県・市からの補助金と第三セクターの拠出金、合わせて6,100万円をかけてリニューアル、新しく改装をしたわけでありますけれども、この運用状況についてお聞きをしたいというふうに思います。 唐津市と第三セクターとの契約の第9条で、唐津市は実施調査や報告を受けることができるとなっております。これまで、施設の運用状況について、どのような実施調査、何回されたのか。また、第三セクターからの報告を何回受けられたのか、お尋ねをいたします。 次に、3問目です。市職・教職員の多忙化解消についてであります。 政府は、平成29年1月に、労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する新たなガイドラインを策定をいたしました。市職員、教職員において、長時間勤務が客観的に把握されず、精神的疾患などで貴重な人材が損なわれる結果となっております。新ガイドラインにより、使用者としての労働時間の客観的な把握がどうなっているのか、お尋ねをいたします。 まず、第一に、現在の勤務時間の把握のやり方について、総務部長と教育委員会のほうにお尋ねをいたします。 これをもちまして、1回目の質問とします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 浦田議員の質問に対しまして、お答えいたします。 公約事業の取りまとめを今議会9月に提案するという、報告いたすということの6月議会での報告に対しましての質問でございました。 この公約事業の取りまとめに際しましては、各事業の所管部におきまして、現在、事業計画の組み立てや財源の検討などの課題の整理を行っておりまして、しばし、それらの課題の整理につきまして、時間を要しておりますので、9月議会の開会までには間に合わなかったものでございますが、議会での発言の重さは十分に認識しているものとして、閉会日までには報告できますよう、企画政策監を頭にいたしまして、全課で取り組んでいるところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 浦田議員のご質問にお答えします。 旧村上歯科の運用状況の実施調査を何回、また、営業報告は受けたのかという内容だったかと思いますが、毎年、いきいき唐津からの賃料が適切に支払われていたということもございまして、契約に伴う調査や報告は必要がないと判断してきたところでございます。しかしながら、市が市有財産を貸し付けた目的が守られているのか、状況把握を行っていくことは、財産の適正な管理を行っていく上で必要であろうと考えますので、今後におきましては、施設の利用状況等の報告を求めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 勤務時間の把握方法についてお答えをいたします。 私のほうからは、市の職員の分ということで、お答えをさせていただきたいと思います。 市の職員の出勤につきましては、唐津市庶務規程というのがありまして、それに基づきまして、現在は、本市のほうは、市職員自身が毎日紙の出勤簿に押印をするということになっているところでございます。 なお、正規の勤務時間以外、また、週休日ですとか、休日に勤務する場合には、パソコン上に庶務事務システムというのがございまして、それを活用して、課長等から勤務命令を受けて、後日、実際の勤務時間を自己申告により確認することとしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 教職員の勤務時間の把握についてお答えいたします。 現在は、教職員の自己申告によりまして、規定の業務記録表に勤務時間を記録し、毎月各学校で集約をしていただいております。その中で、80時間以上あるいは100時間以上の時間外勤務があった教職員につきましては、長時間勤務による面接対象者として、その数を報告していただいております。 なお、この業務記録表につきましては、記録内容の改善を検討していきたいと、現在は思っておるところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) それでは、1問目から再質問をさせていただきたいと思います。 峰市長のほうから、財源の問題などがあって、閉会日までには報告するということですけれども、私がこの問題取り上げたのは、確かに市長は9月議会に報告するということですので、末までに報告されれば、それは、うそを言ったわけではないわけですけども、私たち議員としては、一般質問、また、議会での議案質疑などがありますので、当初に出していただかなければ、その出された市長答弁の公約の具現化について議論するのは12月議会になるということになります。スピード感ある行政を求めるのであれば、やはり、閉会日ではなくて、当初に出すべきではなかったのかと思いますけども、市長の考え、いかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 浦田議員の再質問に対しまして、お答えします。 確かに仰せのとおりに、閉会日に提出をいたしますと、次の審議、この本会議場の審議は12月議会になるわけでございます。そこは重々承知の上で、努力した結果がこういった日程のタイムスケジュールになったということで、ご了承いただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) それでは、企画政策監にお尋ねしますけども、今回の9月議会は、10月12日までになっています。10月12日にされるということでよろしいのですか。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇企画政策監。          (企画政策監 阿蘇靖則君登壇) ◎企画政策監(阿蘇靖則君) 再質問にお答えします。 現在、鋭意取りまとめをしておりまして、ようやく資料の整理、調整ができつつありますので、9月議会の討論採決日にお示しすることで、準備を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) ということは、10月12日ということでよろしいのですか。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇企画政策監。          (企画政策監 阿蘇靖則君登壇) ◎企画政策監(阿蘇靖則君) お答えいたします。 9月25日を予定しております。以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) じゃあ、もう1点お尋ねします。 もう1点は、玄海原子力発電所の3キロ周辺住民に対して、38年間、唐津東松浦医師会が血液を含む住民健診を続けてこられた、いわゆる北部健診の問題ですけども、9月議会では、玄海町及び唐津東松浦医師会と話し合うということでしたけども、その報告があっておりません。住民健診の内容についての確認がされたのかどうか。また、その結果、どういう状況になったのか、部長、お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) 再質問にお答えいたします。 唐津東松浦医師会からお聞きしました調査内容をまず申し上げます。 この調査は、玄海町値賀地区及び鎮西町串地区の居住者に関する長期調査研究として、原子力発電施設の設置や道路整備など、生活環境全般に種々の変化が見られる地域に居住する住民の健康状態の推移について、医師会の医学的研究のため、血液を含む健康状態に関する医師会独自の長期調査研究について、唐津東松浦医師会が健康調査特別委員会を組織して、昭和48年より実施したものでございます。その調査方法でございますが、旧鎮西町で実施されておりました老人保健法に基づく基本健診、現在の特定健診に該当する健診に3項目の検査を加えて調査されたものでございます。したがいまして、現在特定健診の結果が個人通知されているのと同様に、当該健診結果につきましても、受診された住民の皆様に対して、追加した3項目を含めた結果について個人通知を行い、もし、数値に異常があった場合は、再検査等の保健指導を行っていたとのことでございました。 また、調査内容は、各年において、受診された住民の結果について、40歳以下の男女及び40歳以上の男女の先ほど申し上げました3項目の平均値を算定したもので、各個人を年次ごとに追跡したものではないということでございました。旧鎮西町では、平成14年で調査を終了しておりますが、その後も玄海町では調査を続けられておりましたが、専門的知見から、3項目全ての数値において、基準値内の数値であることから、問題ないとの委員会の判断のもと、平成24年度に事業を終了し、委員会を解散されたとお聞きしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 私が聞いたのは、話し合いのその後、どういうふうになったのかということを聞いたのですよ。その話は6月議会でもやっているし、説明もあったわけですから、その結果どうなったのかというのと、もう一つは、血液検査が3項目ということです。血液検査、要はがんも含めたことだろうと思うのですけども、3項目はどういう項目でしょうか。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) 再質問にお答えいたします。 市といたしまして、この調査の実施主体は唐津東松浦医師会であり、医師会へ情報公開請求がされるべきものかということも考えまして、医師会として公開できないか、協議もいたしました。医師会としても、慎重に対応すべき案件として顧問弁護士にも相談され、その見解といたしましては、当該調査はあくまでも医学的研究を目的として、純粋に学問的立場で行われたものであり、その要綱で、個人的及び地域的プライバシーを守るほか、研究結果が本研究以外の面に波及し、研究の障害をつくらないよう一切公開しないものとされており、要綱遵守の立場からも、医師会としては、公開はできないという見解でございます。これについては、今現在もいろいろ協議をしているところでございます。 続きまして、血液検査、3項目について、ご説明いたします。 酸素の運搬を主な役割とします赤血球、酸素の調整を主な役目とする血色素、外部から体内に侵入した細菌、ウイルスなどの異物の排除などを主な働きとする白血球の3項目でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) どっちにしても、血液検査については、がんにまつわるものであります。この健診が始まった経緯については、九州電力が当初医師会に持ち込んだということで言われています。住民健診と原子力発電所との影響調査と見るべきなのが妥当ではないかと思いますけど、その辺については、いかがお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) お答えいたします。 先ほど申し上げましたとおり、この調査は、玄海町値賀地区及び鎮西町串地区の居住者に関する長期調査研究として、医師会の医学的研究のため、昭和48年より実施されたものとお聞きしております。また、この調査が地域住民の諸疾患の早期発見や予防対策につながるものとして、当時の鎮西町が調査の趣旨に賛同され、追加項目の検査に要する実費相当額の支援を負担金として受けたこともお聞きいたしました。 また、九電との関係でございますが、医師会に確認しましたところ、稼働前に、九州電力より、稼働前の住民の健康状態を把握することを目的とした調査実施についての相談があり、これを受けて、医師会としては、住民の健康を守るためには、単に1年ではなく、長期にわたり継続的に実施したほうがよいと判断されたとのことでございます。このため、1回目は九電の依頼で実施されておりますが、以後は医師会の判断で実施されたものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) どっちにしても、今回の住民健診は玄海原子力発電所の周辺3キロの住民だけしか血液検査を含めてやってないんですね。そして、その話を持ち込んだのは、今言われたように九州電力ということから見れば、私は、この検査は玄海原子力発電所の影響調査によるものだということだというふうに思います。そして、今中止になっていますけども、その中止になった理由が基準値内なので示せないというか、やめたということですけども、私はですね、この研究結果を隠せば隠すほど、原子力発電所の施設による影響ではないかというふうに疑われるわけですよね。ですから、研究結果は基準以内であるというならば、公表しないことが、かえって住民の疑問をふやすということになると思います。市民の不安を払拭することが行政の役割だというふうに思うわけですよ。ですから、統計学的な学者だとか、第三者の専門家なども入れた、そして、正視させて、公開に向けて努力すべきだというふうに思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) お答えいたします。 市が唐津東松浦医師会から資料を取得し、公開ということでございますけれども、医師会と唐津市及び玄海町で取り交わしました覚書では、市及び町は、資料を取得することは可能とはなっておりますが、条件として、業務上、この研究に関する情報を必要とする場合となっており、また、個人的、地域的プライバシーに十分配慮して取り扱うことと定めており、当該地域の承諾を得ることが、医師会からも、まず求められているところでございます。 この調査資料は、医師会の医学的研究のための調査資料であり、医学的な研究結果を分析する見識を持ち合わせておりませんし、また、旧鎮西町では調査を平成14年で終了し、既に15年を経過したもので、調査結果につきましても、医師会の専門的知見から問題はないと判断されているものであるため、唐津市での資料の取得は不用であると考えているところでございます。また、調査研究の要綱や覚書により厳しく取り扱いを規制されております他の団体が所有する情報を請求しての公開は難しいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 唐津東松浦医師会が調査した資料、調査については、玄海町もですが、鎮西町もお金を出しているわけですから、市民の安全安心を追及するのが行政の役割だということで、問題がなければ、出すべきですよ。隠しているから、かえって、何かあるんじゃないかと。まして、唐津市全部、それとか、玄海町も全地域、この調査はされているだったら、そのことも言えるかもしれないけど、3キロ以内の住民しかされてないんですよ。そうすれば、何かが、差異はない、基準値内、問題ないだったら、出していいじゃないですか。なぜ、出せないんですか。そこを追及していくのが、そして、市民の安全安心、不安を払拭するのが行政の役割だということで、再度──市長に答弁をしてもらいましょうか。私は市民の不安を払拭するのが行政の役割だというふうに思いますので、それについての峰市長の見解をお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 浦田議員の再質問に対しまして、お答えいたします。 市民の不安を払拭するために、何で公開できないかということであったかと思っております。 私は、昨日の別の議員さんの質問に対しましてもお答えをいたしましたが、唐津市では、今、特定健診、そして、がん検診等の受診率の向上、そして重症化の予防等の各種保険予防対策に取り組んでいるところでございますが、この当該報告書に含まれます旧鎮西町の資料は、先ほど部長申しましたように、白血球そして赤血球及び、血色素の3項目を追加され、また、この資料が大変データといたしましては、15年前の古い資料ということでもあり、今後の予防事業推進の資料として活用することは大変難しいのでなかろうかと市としては考えているところでございます。 また、唐津市にはデータによります医学的知識を持つ、また、分析をできる者がいないために、この報告書を例えばいただきましても、分析する能力もないわけでございます。私どもといたしましては、調査委員会に属された大学の専門家の方たちが問題ないと報告されていることをお聞きしているわけでございまして、このようなことから、我が唐津市といたしましては、その報告書を取得する必要がなないものと考えているところでございます。 以上です。          (発言する者あり) ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 問題がないんだったら、出していいじゃないですか。だから、そこが行政の私は役割だというふうに言っているわけであります。 次に、2番目に行きたいと思います。 部長、確認しますけど、もう、ことしで5年目に入るんですけども、現地の実施調査とか、それから、第三セクターからの報告は1回も受けてないということで理解してよろしいんですか。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) お答えいたします。 現地調査等は行っていないということでございますけども、毎年決算書のほうはいただいておりますので、その中での確認はできているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) それが、やっぱり、市有財産の適正な管理がされていないということにつながるんですよ。お金が家賃がちゃんと入ってきているから信頼してというのは確かにあるかもしれないですけども、この旧村上歯科をリノベーション、いわゆる改装して、中心市街地のにぎわいづくりに使われているかどうかというのを見るのが市職員の仕事だし、それがうまく運営できているのかというのが報告を受けると、決算書だけじゃわからんでしょう。例えば、2階の交流スペース、どれくらい利用されているのか。そういう報告を受けてこそ、しっかり市の財産を管理しているということになるんじゃないかと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) ご質問にお答えいたします。 議員さんおっしゃいますように、あの施設自体が中心市街地の活性化という大きな目的のためにリニューアルされた施設でございますので、それの運営状況等につきましては、市といたしましても、しっかり監視、管理していく必要があるのかと思いますので、今後につきましては、そういった報告書のほうは、きちっと求めていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 私はしっかり報告を受けているということ、それは始まりなんですよ。それは始まりなんですね。それを、じゃあ、具体的にどう使われているかということを見て、また、ますますたくさんの方がにぎわうような商店街にするためには、どういうふうにしていいのか、第三セクターと協議しながら、そして、減ってくれば、どこを改善すれば、もっとにぎわいのまちにできるのか、人が集まるのかというのを議論しないと、十分な活用、また、それを寄附された方に対しても失礼だと思うし、予算が有効に使われていないというふうに思います。 次に、質問ですけども、この旧村上歯科については、先ほども言いましたように、国の補助金、それから、県・市から、それから第三セクターであるいきいき唐津株式会社が合わせて、6,100万円をかけてリニューアルしているわけですけども、これを唐津市は、その第三セクターに貸し付けていた金額が年間約40万円、そして、それをいきいき唐津株式会社が別の会社に貸しているのが年間252万円ということで、6.2倍も高い金額で貸し付けているわけですけども、これにいった経緯、また、転貸ししてはいけないというふうになっているけども、ただし書きだけで、また許すということになっているんですが、転貸しした経緯と、それから転貸ししたときの家賃の金額の決め方については、どういうふうにされていたのか、説明をお願いします。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) お答えいたします。 旧村上歯科を集客交流拠点として開設する事業は、国からの採択要件といたしまして、市が実施主体になることができなかったため、国の制度の要件を満たす、いきいき唐津株式会社が実施主体となって取り組んだところでございます。 この国の制度では、店舗を整備する場合、実施主体がその店舗を営業できず、整備した店舗を他の事業者に賃貸し、営業してもらうことが補助の要件でもございました。このため、借り受けた物件を別の第三者に貸し付ける、いわゆる転貸しということになったところでございます。 また、市といたしましても、集客交流施設を整備することにより、まちなかの交流人口の増加や地域コミュニティの構築を図ることと、まちなかにおける観光会議の拠点化とすることで、中央商店街の面的な回遊を創出するといった事業でもございました。このため、整備費用の一部を支援するための補助金を交付しており、結果的に転貸しを認めたということになっているところでございます。 また、この施設をさらに貸し付ける際のことでございますが、いきいき唐津株式会社は、借り受けた財産につきまして、国等の支援を受け、中心市街地活性化のための拠点として、1階をカフェレストラン店舗、2階をコミュニティスペースとして整備するために、建物の耐震補強と内外装の改修を行われました。いきいき唐津が負担した費用の改修と建物のその後の管理経費費用を計算されまして、貸付料を設定されたところでございます。そのため、本市がいきいき唐津に貸し付けた年額40万円に対し、1階店舗の貸付料が年額252万円と約6倍の開きとなったところでございます。 以上でございます。          (発言する者あり) ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 部長、確認ですけど、転貸しにされた金額の関与については、市は関与していないということで理解してよろしいでしょうか。第三セクターが独自に決めた金額ということでよろしいんでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 第三セクターのほうがレストランとして貸し付けた部分につきましては、市のほうで関知してないというふうに理解しております。          (発言する者あり) ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 私は、担当者というか、第三セクターの関係者の方から聞きましたけども、市のほうもかかわっていると、了解も受けているという話を聞いているんですけども、市は一切関与してないということでよろしいんですね。          (発言する者あり) ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) お答えいたします。私のほうで、ちょっと確認できる書類のほうを見てないというところでございますので、現実には、はい、そういった理解でございます。 ○議長(田中秀和君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前11時58分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 答弁の訂正の申し出があっておりますので、これを許可します。井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 午前中の私の答弁の中で、浦田議員のほうからのテナント料の賃料の設定に当たって、市のほうの関与があったのかなかったのかという質問に対しまして、私のほうから関与をしておりませんというふうな答弁をいたしましたけども、市のほうではこの旧村上歯科のリノベーション後のテナント料の設定に関しましては、使用者でございますいきいき唐津株式会社のほうから相談的な形でメールですとか面談とか、あと事業申請の写しをもらう等いたしたということがございましたので、そういった形でその金額を本市のほうに提示をいただいたところでのご相談という形で私のほうで当然関係をしていたということでございましたので、おわびして訂正させていただきます。どうも申しわけございませんでした。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 部長確認しますけど、唐津市は第三セクターいきいき唐津株式会社に転貸しすることの了解をした確認書または承諾書の文書というのは当然あるんですよね。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) そのテナントの賃料等も含めまして、市のほうでの確認したというふうな確認書のほうは私のほうでは探しましたけども確認ができておりませんので、そのあたりも含めまして今後きちんと見直しを図っていきたいというふうに思っております。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) ちょっとため息が出ました。やはり市の財産を第三セクターを通じて貸すんであっても、本来はまた貸しは転貸しはできないということになっているけども、特例的にそういうふうにされていることについては最後までやっぱり確認するというか、文書で交わしてやるというのが必要ではないのかなと。それが行政の役割だというふうに思います。 それで次の質問になりますけども、貸付から5年が経過して、このまま貸付を続ければ転貸しの差額の一部がいわゆる第三セクターの裏補助金になりかねないわけですよね。こういう市有財産を、やっぱり初期の目的である集客交流の拠点としての活用に本来図るべきだというふうに思いますし、市民から誤解を招かないように改めるべきではないかと思いますけども、部長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) ご質問にお答えいたします。 市といたしましても、財産寄附者の意向がございます。及び国費投入の成果の目標でもございます集客、交流等の拠点として整備した中心市街地を活性化するための一環として1階店舗の貸付料の抑制をお願いしたというふうな経緯もございます。 いきいき唐津株式会社としては、負担した費用の回収と管理経費の財源確保という観点から、当初設定した金額を現在も継続されているようでございますが、事業実施から5年目となります。市有財産の適正な管理を図っていく上で取り決めなければならない事項も含めまして、見直すべき部分は見直すなどの対応を今後行いまして、補助金を交付した目的に沿うよう市有財産の適正な管理に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 見直すということでありますけども、先ほど部長答弁がありました。 賃貸料の抑制をお願いしてきた経緯があるというのは、第三セクターのいきいき唐津株式会社にお願いしてきたということだろうと思うんですけど、やっぱりそういう問題意識があればやっぱり早く対応すべきではなかったのかなというふうに思います。 再度確認ですけれども、転貸しも含めて見直すということですけれども、どういうところを具体的に想定して見直しをされようとしているのか、答弁をお願いします。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 まず、当時からいろいろと書類を見ておりましたところ、契約書の条項の内容ですとかもう少し細部にわたってきちっと契約書状を取り交わしておかなければならなかったのではないかという部分がございますので、そのあたりをまずはきちっと見直しを行って正式な契約という形でやっていきたいなと思います。 家賃等につきましても、先ほどお話がございましたように回収分といいますか、そういった部分がどの程度回収できているのか、そのあたりを確認した上で相手方の第三セクターのほうとも話をしながら、適正な家賃にしていただくようまたお願い等をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 契約書の、先ほど答弁がありましたように第三セクターが転貸ししたことを了解する文書もないようなことでは、やっぱり契約書の見直しもしないといけないというふうに、当然であります。 市有財産は市民の財産ですので、そこをしっかりと適正に管理することが行政の役割だというふうに思いますし、部長答弁があったように旧村上歯科がにぎわいの創出の場所として、そこを担っているいきいき唐津株式会社にとっても、唐津市と一体となってやっぱり中心市街地の活性化に努めるよう、そしてそのいきいき唐津株式会社が不利益というか、適正な利潤を確保でき、しかもそれが中央商店街の活性化につながるようなそういう有効な活用をすることが今求められているのではないかというふうに思っておりますので、その点での努力をお願いして次の質問にまいりたいというふうに思います。 市職員・教職員の多忙化解消についてでありますけれども、私がなぜこの問題を取り上げたかというと、これまでずっと多忙化解消については取り上げてきたわけですけども、国も重い腰を上げて1月に使用者責任をしっかりしないといけないと、客観的に把握しなければならないということを決めてというか、それを通知をしているわけです。 政府のガイドラインを受けてどのような対応策を考えられているのか、具体的にお示しをしてください。国は客観的把握をするために、タイムカード、ICカード、パソコンなどでの把握が必要だというふうに思ってますけども、総務部長と教育委員会からの答弁をお願いします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 勤務時間の把握等に関する再質問についてお答えをいたします。 ガイドラインが出てからどのような対応をとってきたのか、今後どのような対応をとるのかということだったというふうに思います。 先ほど1回目の答弁でも申し上げましたように、現時点で本市のほうはまだ紙のほうで確認をしているという状況で具体的に、現状といたしましてはガイドラインに沿った対応はできていないというところが率直なとこだというふうに思っております。ただそういう方向で進めなければならないという認識は持っているところでございます。 参考までに、県内の状況を確認してみました。今後のこともございますので。現在県内でタイムカードによりまして職員の始業及び終業時間を客観的に記録されておりますのは、佐賀市と伊万里市がタイムカードのほうを導入されております。ほかの市はまだ本市と同様な状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 再質問にお答えいたします。 教職員に関しまして、現在タイムカードやパソコンなどによりまして始業及び終業時刻を客観的に記録しているのは、嬉野市と白石町のようであります。その他の市町は、本市を含めてこれから検討ということでございます。 タイムカード、ICカードにつきましては、経費の問題とか実施することでかえって煩雑化するというデメリットも考慮する必要があると思います。 学校業務おきましては、出勤の途次に不登校の子供のところに寄ってきたりとか、学校に着くや否や校門に立って指導をして挨拶運動するとか、あるいは職員室よりも先に教室に直行するとかそういう先生もかなりいるわけでありまして、わざわざタイムカードを押してまたというのもかえって煩雑になるという声も事実としてあります。 これから他市の取り組みも参考にしながら、効果的な方法というのを検討してまいりたいと思っておるところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 他市が余りやってない状況だから、これから唐津も検討するということですけども、私は国がせっかくガイドラインを示しているわけですから、それに向かって努力すると、また実施に向かってするということが必要ではないのかなというふうに思いますし、それもいつまでにすると、期限を決めて実施するというふうにしなければならないと、それが今回示された使用者責任だというふうに思います。 教育長が答弁されましたけども、かえって煩雑になると、煩雑になるかどうかについてはやっぱり現場との話し合いも必要ですけども、国がそういうガイドラインを示している以上はやはりその客観的な、それに例外規定も決められてます。事業者の皆さんへという中で、例外的にはどういうふうにするのかということも、やむを得ず自己申告制度もありますけども、原則は客観的にするのは、本来一番最初に出ているのは使用者は労働者の労働日ごとの始業、始めのことですね、それから終わりの時刻を確認し、適正に記録することというのが大前提なんです。それが難しいから、客観的にはタイムカードとかICカードとパソコンがあるんだと。 今教育長が言われたように、やむを得ない自己申告の場合については、こういうふうにしなさいとあるわけですね。だから、この国のガイドラインに向かって行政はどっちを向いて仕事をしようとしているのか、そしていつまでにするのかということをお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えをいたします。 今議員からご指摘ありましたように、私たちもそのガイドラインに沿って、検討じゃいけないんですけど導入を進めるべきだという認識は持っているところでございます。 時期というところですけども、早目にという思いは持っておりますけど、先ほど教育長のほうからもありましたように、場所によっては現業職だとかパソコンがないとかそういった状況もありますし、またどのくらいの経費がかかるかというのをちょっと早急に試算をしてみないといけないというふうに思っております。 新庁舎のほうの改築も控えておりますので、もし経費が大きなものであればそういったタイミングに合わせるということ。ですので、遅くとも2年半後ですか、できるだけ早目という思いは持っております。経費的に余りかからないところあれば早目に検討していきたいという思いでおります。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 再質問にお答えいたします。 教育委員会といたしましても、市長部局と歩調を合わせていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 教育長が市長部局と歩調を合わせてということでありました。総務部のほうでは、庁舎建設の兼ね合いもあるのでどれぐらいなるのか、概算はやっぱり早急にする必要があると思うんです。やれるというのは、少なくても年内にはやらないといけないとですけども、教育サイドのほうは校舎を建てるところも若干ありますけども、そうじゃない整備が済んでるところはできるわけですから、総務のほうからもその辺の予算要求なりもして、やっぱり使用者責任をしっかり果たすべきだというふうに思います。 時期が明確でなければ、いつまでするという明確がなければ教育サイドもなければ今までもずるずるとおくれてきているわけですから、そこはしっかりと使用者責任としての自覚を教育長も持ってもらいたいというふうに思います。 次の質問ですけども、政府も労働時間短縮に向けて取り組みがされています。唐津の市役所も、また教育現場も夜遅くまで、市役所の庁舎が電気がついている、学校も電気がついているという状況で、過密という状況が出されていますけども、ある自治体では時間外削減を30%削減するとか目標を掲げて取り組んでいるところもあります。唐津市としてはどうなのか、教育サイドではどうなのかお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 労働時間の短縮に向けた取り組みについてお答えをいたします。 本市が取り組んでいることの一つといたしまして、仕事と家庭生活の両立できる環境づくりを目指して平成27年4月1日に第2次唐津市特定事業主行動計画というのを策定をいたしております。 この中では、平成31年度までに職員1人当たりの1年間の時間外勤務の時間数を平成26年度実績比で5%、毎年1%ということですけども、その積み上げで5%削減する目標を掲げているところでございます。 その計画の進捗状況といたしましては、平成26年度の職員1人当たりの実績が118時間でございまして、平成27年度は111時間、26年度と比べてその年は5.9%削減ができております。ただし、この平成28年になりますと119時間、前年度比でいきますと0.8%の増となったところでございます。 ということで、平成27年度は目標達成をできているんですけども、28年度は一つは熊本地震による職員派遣等のために増加要因があったという状況で、若干はふえております。 時間外勤務の縮減のための具体的な取り組みの例としては、これまでもこの議場でも紹介をしてきたかもしれませんけど、どの自治体でもかなり取り入れておりますけど、毎週金曜日を定時退庁日とする流れですね。いわゆるノー残業デーを設けて、緊急かつやむを得ない理由により時間外を命じられている職員以外は基本帰るということ。 もう一つ参考までにご紹介をしたいと思いますけど、先ほどご紹介いたしました特定事業主行動計画の中には、これはノー残業ウイークというのを設けたらどうかということも掲げております。こちらについてはぜひ実現に向けてまた頑張っていきたいと思います。 以上のような状況でございます。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 教育委員会サイドにおける取り組みについてお答えいたします。 平成28年度に月80時間以上の時間外勤務をしたことのある教職員の数は、小中学校合わせて57名でありました。これは唐津市内の教職員の約6.1%に当たります。これをなるべく少なくしよう、ゼロに近づけようということでやってきておるわけであります。 これまでの唐津市教育委員会における勤務時間短縮に向けた取り組みとしましては、公務の電子情報化及び学校事務の各学校での共同実施の推進、それから定時退勤日を週1日設定する。それから学校行事の精選、それから諸帳簿のデジタル化とICTの活用推進、それから会議の短縮化、校務分掌の改善等を実施しております。 中学校において、部活動指導の時間が長時間の時間外勤務の一因になっている現状がありますので、月に1日唐津市一律に部活動一斉停止日を設定したり、部活動の複数顧問制を促しまして、交代で指導する体制をとるように指導したりしております。 また、生徒指導等に時間を費やすことも勤務時間の長時間化の要因になっていると考えられます。そのため、国が進めるチーム学校の取り組み、すなわち教職員やさまざまな関係機関、専門スタッフがチームとして適切に役割分担をしていく取り組みを唐津市でも推進していくために、生活支援員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等を配置し教職員の負担を軽減し、本来の業務である授業に専念できるような環境づくりに努めているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 教育長がいろいろと努力されていることが答弁されましたけども、されていてもなお長時間勤務が減らないと。だから、そのためにも客観的な、どれぐらいの勤務がされているのかというのをつかむ、自主申告ではあいまいになるということで国も指針を出しているわけですから、そこはやっぱりしっかり捕まえてというか、ですからもっと人間をふやすとかいろんな人的な配置をしないと、チーム学校とかと言っても限られた人数で仕事割振りしているだけですので、それがだめだとは言いませんけども、やはり根本的な解決にはならないというふうに思いますし、金曜日はノー残業デーと言いながら金曜日でも市役所の中夜遅くまで電気がついているというような状況になっております。 教育長にお尋ねしますけど、安全衛生体制については十分ご承知だと思いますけども、職員が50人以下では余り熱心に取り組まれてないという状況でした。今までの答弁が。例え50人以上でも50人以下でも、やはりそこで働いている教職員が労働安全衛生についてはしっかり把握し指導するべきだと、事前に予防も含めて取り組むべきだと思いますけども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 50人以下の職場での安全衛生体制ということでございますが、現在平成29年度は50人以上の職員を抱える対象学校は鏡山小学校1校でありまして、この鏡山小学校には法にのっとりまして産業医、お医者さんを配置しております。 職員50人以下の学校につきましては、全ての学校に産業医を配置することは物理的にも財政的にも困難でございます。そのため、市内全ての教職員にストレスチェックを行い、その結果をもとに鏡山小学校に配置している産業医との面接がいつでもできるようにしておるところでございます。 以上です。
    ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 確認ですけど、ストレスチェックをこれまで何回やられて、そのストレスチェックによって産業医に診られた方は何人ぐらいおられるんでしょうか。そんなたくさんいらっしゃらないと思うんですよ。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) お答えいたします。 昨年度、今年度はまだ途中ですから、昨年度産業医との面談の希望者は1名だけございました。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) ほかの小中学校でもストレスチェックをして、産業医に受けられたというのはわずか1名だということでは、もっと潜在的なところを掘り下げることがそこで働く人、教職員また職員の安全衛生をしっかり担保すると、サポートするというのが使用者、教育長の役割だというふうに思います。 次にいきます。ノー部活デーの設定については先ほど触れましたけども、部活のあり方を見直すべきではないのか、ノー部活デーだけでなくて部活の時間なども、過度の部活が学力に影響を及ぼすという報告もあっております。その辺についての改善はいかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) お答えいたします。 先ほどの方策の中でも述べましたけれども、月1回唐津市内の中学校で一律に部活動一斉停止日を設定しております。また週に1日は部活動休養日を設けるよう中学校に指導しております。 部活動は教育活動の一環であります。過度に行えば、それが教職員にも生徒にも負担になり、その効果が減少します。そうならないように、今後も中学校に指導をしていきたいと考えております。 私自身も体育会系でありまして、中学校から大学院までずっと部活動をやってきましたんですが、強くなるためにはトレーニングももちろんでありますが、それと並行して栄養と休養これが大事だということを校長会でもしばしば私は強調しておるところであります。 終わります。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 教育長のめり張りのある体育会系の話をしていただきましたけども、やはり最近新聞でも特に中学校の部活が、保護者もですけども熱心になり過ぎて、朝練それからまた夕方も暗くなるまでというふうにしていますし、また対外試合も土曜日曜というふうになって、それに先生が引率するということで、そこに引率しないとその先生は教育熱心じゃないんだということで孤立するというようなことで、やっぱり仕方なく、強制ではなくてもそういうジレンマに追い込まれていく状況があります。その実態について教育長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) お答えいたします。 実態につきまして、まさに議員さんのおっしゃるとおりでございます。決していいことではありません。僕の娘のとこなんか母子家庭であります。何とか教師を家庭に取り戻すといいますか、そういう面からも部活動の負担を減らしていきたいと思います。本当にこれは子供のためであります。子供が健全に成長するためには栄養と休養、先ほども言いましたけれどもトレーニングだけがではありません。 対外試合につきましては、教育長会でも話し合っておるところで、県下一斉に歩調を合わせてその対外試合を自粛するというか、そういう方向に行こうじゃないかということであります。文部科学省も今年度中に部活動に関するガイドラインを出すと言っていますので、それを待って具体化をしていこうと思っております。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 教育長から母子家庭の話がありましたけども、私は若い夫婦の学校の先生が両方とも遠距離になって子供をじいちゃんばあちゃんに預けないといけないというようなそういう形での子育て、そして教育現場に行っていると。1時間、2時間まではいわないで1時間半ぐらいかかる学校に両方、股先と言うたら言葉悪いんですけどいろんなところに、だからその職員の配置についても少なくとも母子家庭そのままいいとは言いませんけども、そういうことが、母子家庭でもないような状況も人事配置あっていますので、そういう通勤の時間が一人は佐賀、一人は鹿島というような、白石だったか、に行かれているという先生もおられます。 そういうことでは、自分の子供をしっかり育てることもできないのでじいちゃんところに預けている、おばあちゃんとこに預けているという状況もありますので、少し脱線しましたけどもそういう家庭、教育環境をよくするためにはやっぱり人的、配置という勤務配転も考えておく必要があるんじゃないかなというふうに思います。 次に、臨時非常勤の処遇改善ですけども、総務部長にお尋ねしますが、正職員と非常勤職員とではいろんな待遇で差があります。交通費が出ないとか駐車場がないとかボーナスが出ないとか、そういう問題が出ております。この臨時や非常勤職員の処遇改善についてはどのような取り組みをされておりますでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えをいたします。 臨時とか非常勤職員さんの処遇改善についての取り組みということでございました。 まず有給休暇のほうからちょっとご紹介をしたいと思いますけども、先ほどありました以前は嘱託と一般的に呼んでおりました期間業務非常勤職員につきましては、勤務日数に応じて付与をいたしておりまして、例えば週5日以上また年217日以上の勤務の場合には20日、週4日以下または年間216日以下の勤務の場合には15日の年次休暇を任用当初から付与いたしております。 また臨時的任用職員につきましても、任用期間に応じて有給休暇は付与しておりまして、三月以上五月未満の場合には1日、五月以上六月以内の場合には2日、六月を超えて継続する場合には10日というふうになっております。 なお労働基準法第39条では、6カ月間継続して勤務して勤務日の8割以上を出勤した労働者に対して10日間の有給休暇を与えなければならないというふうになっておりますので、現在は本市の場合は労働基準法よりも有利な条件で、有給休暇のほうは与えていることができている状況でございます。 先ほど1点ありました、もう1点の交通費関係をご紹介しときますと、期間業務非常勤職員さんの場合は一度うちのほうでも見直しをいたしました。それで、公共交通機関については正規職員並みと一緒です使われる方は。自動車の場合が、一部正規職員と同等ではない部分がまだ残っているような状況でございます。臨時的任用職員さんについては交通費はまだ支給できていない状況で、ただし離島等に勤務する場合の船賃については見ることにいたしております。 以上のような状況でございます。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 駐車場のお話をちょっとしましたけども、同じところに車とめて正職員だったら駐車料金というか後で互助会で補助がある、非常勤というか臨時の方には駐車料金が補助がないというような、同じ仕事をしながらできないというそういう差もありますし、それから唐津市は臨時職員さんに有利に少し有給休暇を与えていると言いますけれども、付与しているということですけども、忙しいから採用されているのであってなかなかとられていないんじゃないかと思いますけど、実態調査をされているんですか。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えいたします。 現在実績の数字は手元にちょっとございませんけど、出勤簿を確認すれば当然確認はできます。それは把握はできているというふうに認識をいたしております。 ○議長(田中秀和君) 浦田議員。 ◆18番(浦田関夫君) 後日示していただいて、臨時職員さんであってもしっかりした行政に役立つ仕事をしていただきたいということを申し上げて私の一般質問とします。ありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 正樹議員。          (7番 林正樹君登壇) ◆7番(林正樹君) 7番、展望会、林正樹です。 初めに、観光における唐津の現状と課題についてお伺いいたします。 唐津の観光客は日帰りが主であり、宿泊客は伸び悩みの傾向にあります。新しい発想として、自然、環境保全、活用する、少子高齢化社会に対応した現在における産業を構想する必要があります。こういうところを総合的に考え、市長の今後唐津の観光行政の進め方、方向性をお聞かせください。 次に、市道改良工事についてです。 この市道松原線道路改良工事ですが、工事名だけを申し上げてもわかりにくいかもしれませんので場所を申し上げておきますと、曳山展示場の西側の場所で屋根つきの塀、駐車場、植木の移植などが行われた場所であります。 大志小学校の南側の生活道路にも隣接しており、私もたびたびその場所を見に行ってまいりました。伺ったところでは、校区運動会などの学校や学校区のイベント等においても利用されている道路です。 そこでお伺いいたします。この市道松原線道路改良工事はいつ完了したのでしょうか。またその担当部署は当時の建設部だったのか、場所が場所だけに教育委員会だったのか、はたまた共同した工事だったのかお示しください。 次に、ごみ収集についてでございます。 唐津市は古くから交易港としての歴史を持ち、江戸時代後期から大正時代にかけて石炭輸出で発展してきました。また玄海国定公園に指定されている唐津湾沿岸は、100万本のクロマツ林がおよそ5キロにわたって続く虹の松原や唐津城など、海と融合した風景や町並みを楽しめる観光の町となっている。こうした観光唐津のごみ収集の課題について検証したいと思います。 唐津市のごみ収集は、市の職員による直接収集と業者委託によって行われていますが、直営班の収集ルートや委託業者の収集ルート、委託先などについて示してください。 これで第1回の質問とさせていただきます。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 林議員の質問に対しましてお答えを申し上げます。 今後、唐津市がどのような観光行政を進めてまいるのかという方向性についての質問だったと思っておりますが、私も公約に上げさせていただきますように唐津力の中の観光力をしっかりと伸ばしていきたいという思いと、また本市が行っております観光手段とした地域が儲かる仕組みづくりをやはり構築をし、唐津を訪れていただきました観光客並びに地域の方々が幸せを感じていただける、そのような唐津の観光地域づくりを目指しているところでございます。 このように観光地域づくりに取り組むことで観光の産業が推進をされ、また今まで唐津が育んでまいりました歴史や伝統文化、そして唐津独自の地域資源の発掘や研磨につながっていくものと考えているところでございます。 インバウンド観光も含め、今後とも世界から選ばれる国際観光都市唐津の実現を目指してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長 中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 林議員のご質問にお答えいたします。 市道松原線の道路改良の完成はいつなのかということと、担当部署はどこだったのかといったご質問でございました。 市道松原線につきましては、大志小学校の通学路ともなっておりまして、歩道の未整備箇所48.2メーターにつきまして、児童の通学時の安全を図る目的で幅員2メーターの歩道を整備したものでございます。 完成日は平成25年9月18日でございまして、工事につきましては、当時の建設部道路河川課が担当し実施しております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古川市民部長。          (市民部長 古川光博君登壇) ◎市民部長(古川光博君) 林議員のご質問にお答えします。 ごみの収集につきましては、市内全域を旧市町村の9地区に区分して実施をしており、収集時間などは地区ごとに少し異なりますけれども、各地区の現状に応じた収集運搬体制をとっているところでございます。 なお旧町村におきましては、合併前から全て業者委託となっており、各地区1業者で収集を行っているところです。 旧唐津につきましては、家庭系可燃物の収集12コースを持っておりまして、このうち11コースを4業者に委託しております。残り1コースにつきましては、市の直営班で収集を行っているところです。 委託業者につきましては、地域の実情に精通した地元の業者や下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業の合理化に関する特別措置法、いわゆる合特法に基づき影響を受ける業者などに委託をしているところです。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 唐津は当然きれいな海があり、環境はすばらしいものがあると思います。海の活用をすべきと思います。我が国屈指のオリンピックセーリング強化基地となるほど、ヨットなどの海洋性スポーツに最適な自然条件と海域を有しているから、それを観光に結びつけていかないといけないと思っております。サーフィン、ウインドサーフィン、SUP(サップ)など、海のスポーツを通して海の素晴らしさを宣伝すべきだと思っております。 具体的な例を上げますと、東の浜海水浴場は設備は何もない状態です。海水浴客が来るわけがありません。そこで、東唐津二丁目三丁目の海岸に松が植えてあります。松の木を間引きして、更衣室、トイレ、シャワー、足洗い場をつくるべきと考えますが、考えを教えてもらいたいと思っております。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 林議員さんのご質問にお答えいたします。 先ほどご紹介がありましたように、唐津は自然に恵まれた環境でございまして、サーフィン、ウインドサーフィン等年間を通して海のレジャーを楽しむ方が訪れていただいているとこでございます。 ヨットにおいては、オリンピックのメダリストを輩出するほどでございまして、2年前に開催されました420級の世界選手権など、唐津の海では世界大会も開催されてきたところでございます。 観光の活用という点では、海水浴場は市内に8カ所ございます。近年、レジャーの多様化あるいは少子化等によりまして昔ほどのにぎわいはないようでございますが、年間12万人以上の海水浴客が訪れられているところでございます。 先ほどご提案ございました東唐津の海岸沿いに松を植えてありますが、その松を伐採といいますか間引きして、そちらのほうにトイレ、シャワー等をつけられないのかというご提案でございました。 庁内の都市整備部のほうともお話をさせていただきましたが、東唐津の海岸沿いの土地は佐賀県の土地でもございます。唐津市が地元からの意見を聞いて、防風防砂のために県に許可をいただいて松を植えたという、その後また管理もしているということで聞いております。 その場所を整備することに関しましては、当時の松の植林の経緯を踏まえましてまず地元の意見等を第一に考えまして、整備の必要があるとなれば県のほうと今後土地の活用について協議してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 駐車場とか更衣室とかそういうのがなかったら、東唐津に泳ぎとかそういうのに来られないと思いますので、早急にそういう考えを進めてもらえればと思っております。 次に、今大型バイクでツーリングをする中高年の方がふえております。唐津に観光に来て、例えばお城を見ようと思ってツーリング、20人か30人ぐらいの仲間と思いますが東城内駐車場にとめることができません。あそこ二輪はとめたらいけないと看板立っております。 二輪車、バイクのとめる場所の確保、それと自転車で市内観光してもらうような、例えば唐津城から曳山展示場とか旧大島邸だとかあそこら辺を自転車で回れるような、自転車の貸し出しを行うように考えてもよいのではないかなと思っておりますが、それについてご意見をよろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 脇山財務部長。          (財務部長 脇山秀明君登壇) ◎財務部長(脇山秀明君) お答えいたします。 財務部のほうで、東城内の駐車場を管理しておりますので、そっちの面から私のほうから回答させていただきます。 東城内駐車場につきましては、昭和60年に開設をいたしまして、当時お城の入り口付近が今のように歩道が広くなくて、広いスペースでございました。当時あそこで自転車とかバイクはとめてあったということから、この東城内の駐車場につきましては、自動車の専用駐車場として整備をされたものと推察をいたしております。 その中で二輪について、駐車場としては自動車専用として開設をしておりますので、精算機とかそういう面の改修も必要でございまして、またこの分が現在の駐車台数は194台でございますが、春秋の行楽シーズンにおきましては満車となるケースがございます。そういったことから、この今の現在にある駐車場につきましては、別のところで二輪用の専用駐車場を確保したほうがいいのではないかなというふうに考えております。 今回図面のほうよく確認いたしましたところ、駐車場内の一部北側の道路に面したところでございますが一部緑地帯がございますので、その分を利用することは考えられるところでございます。 また唐津城の東側、入口付近には活用可能なスペースもございますので、利用者の多くが唐津城の観光を目的としてございます。二輪車の現状を確認いたしまして、関係部署、観光課とか都市整備の部局とも協議をして検討させていただきたいと存じます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) ご質問にお答えします。 林議員さんのほうから自転車のもっと活用してはどうかというふうなご提案だったかと思います。 現時点では、唐津市ふるさと会館アルピノのほうに貸自転車を確か五、六台備えつけてあるかと思います。こういったことで、活用できる自転車の台数を今後もまた検討して、実際に最近たくさん若い方、特にユーリ!!!on ICEのファンの方がおいでになってまして市内ずっと回っていらっしゃいますけども、こういった方たちの利便性を図るという意味でもそういった自転車の活用が図れるような環境の整備を今後検討してまいりたいと思っております。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 今ちょっとアニメブームで若い人も唐津に来てくれていますというふうな話がありましたけど、本当にうれしいことと思うし、またこれから明治維新150年事業が始まります。これはこれですばらしいことだと思っております。 これはこれでいいと思いますけど、唐津の土台をつくった寺沢志摩守広高の功績といいますか、虹の松原をつくり、唐津城を築城し、松浦川の治水事業を行い、現在の唐津の基礎をつくった人です。 それなのに、その寺沢志摩守広高のお墓、鏡にあるんですけど、余りにも荒れてかわいそうな気がしております。唐津の本当の一番の、何というのかな貢献者というのかな、その人のお墓が余り荒れていたのでちょっと変に思いますので、これをきれいにして観光スポットしてアピールし、もっと宣伝すべきものと考えております。 寺沢志摩守について、功績、観光活用などについてありましたらちょっとお知らせ願えればと思っております。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 林議員のご質問にお答えします。 寺沢志摩守広高の唐津における功績ということでございました。 議員さんも申されましたように、唐津藩の最初の藩主である寺沢広高は、居城である唐津城と城下町の整備、治水事業や新田開発、虹の松原の植林などの事業を行いました。また、唐津焼の陶工の保護や和紙などの産業の充実を図っています。これら寺沢広高が行った事業で生み出されたものの多くは現在でも唐津の特徴になっているものが多く、まさに唐津の基礎を築いた一人であると言えます。 残念ながら、寺沢氏は後に途絶えてしまいましたので、広高の遺品や遺跡は余り残っておりません。しかしながら、鏡神社の境内の一角に寺沢広高の墓碑が残されております。花崗岩の非常に大きく立派な墓碑で、昭和58年に唐津市史跡に指定されています。現在は地元保護団体に年間を通じて管理をお願いしているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 私のほうからは、観光面での活用はという点でご答弁させていただきます。 この寺沢広高公の墓碑がある場所につきましては、春先には桜の花が咲き誇りまして地元の方が大変多く寄っていらっしゃるようでございます。また、近くには鏡神社、それから鏡山といった観光名所もございますので、地元の保存団体の方も大切に管理してあるようでございます。 ただお伺いしたとこによりますと、この保存管理されている団体の方もだんだん高齢化されまして、管理が行き届いていないというふうな状況もあるようでございますので、そういった点も含めまして唐津市の史跡担当の生涯学習文化財課と相談しながら、今後どういった観光面での活用ができるのかといった部分で検討を行ってまいりたいと思いますし、ほかにも唐津市内には6つの墓碑といいますか墓所がございますので、そのあたりも含めまして今後観光活用といいますか観光面でもご紹介をしていきたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) それでは、市道松原線道路改良工事について再質疑をさせていただきます。 その土地なのですが、私の知るところでは元の所有者である神奈川県茅ケ崎市にお住まいのHさんと市内のD住宅さんとの間で、平成24年3月14日に売買契約をされております。 そして、Dさんは同日の平成24年3月14日に神奈川県横浜市にお住いのある団体のSさんという方と売買契約をなされて届け出をされております。この同日に契約するということは、中間省略登記といって第三者のためにする売買契約の手法を用いる登記で、第三者のためにする契約とは、HとDとの間で締結される第三者であるSに直接権利を取得されることを内容とする契約です。 具体的にはHD間で、Dは代金決済までに所有権の移転先を指定し、HはDの指定するものに所有権を直接移転するとの特約付での売買契約を締結し、この特約に従いDが所有権移転先としてSを指定し、SがHに対して受益の意思表示、所有権の移転を受けるとの意思表示を行い、DがHに対して売買代金全額を支払うというものでございます。 同日に契約を行う場合は、具体的な売買契約がなされるか、またはこの方法しかないと思いますが、念のためにこのような法律解釈で間違いないでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 再質問にお答えいたします。 市道松原線の道路改良工事に係る用地の所有権の登記の経緯についてのご質問であったかと思いますけれども、議員ご案内の内容に関しましては、市のほうが用地交渉を開始する以前の民間の売買の手続でございまして、市としましては関知していないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 言ってみれば本当に民から民の売買契約ですので、とやかく口出しをすることはできないと思いますけど、まずは法律上での確認をさせていただきました。 問題はこの後なんです。この売買契約がなされた後に、そのSさんと唐津市の間で交換処理がなされているわけです。まずはその交換処理とはどういった場合になされるものでしょうか。また、その交換に関連して行政的に似たような手続について、その他どのようなやり方があるのでしょうか。参考のために教えてもらえればと思っております。 また、その交換処理がなされた契約と届け出の日はいつになっていますか。 また、この時点で市の費用負担はあったのでしょうか。 また、何より当然なされているとは思いますが、念のために確認ですが、先に申し上げたHさんとD住宅さんとSさんとの間で正しく登記が行われていたんでしょうか。お答えは難しいかもしれませんが、市が最終的に交換処理という契約をしているのですから経緯はご存じだと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長 中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 再質問にお答えいたします。 ご質問の土地につきましては、市道松原線道路改良工事におきまして、歩道整備のための用地ということで当時の所有者の方に買収のお願いをしたところ、所有者から隣接する大志小学校の学校用地との交換の申し出がなされたというところでございまして、教育委員会と協議の上、所有者の方の土地の一部と学校用地の一部を交換し、交換した土地の一部を歩道用地として確保して整備をしたという流れでございます。 幾つかご質問ございましたけれども、民有地を取得する場合、まず地権者に買収を相談いたしますけれども、本件につきましては、市が買収の相談をしたところ土地の所有者から市有地との交換を申し出られたということでございまして、用地取得の際、地権者からの交換の申し出があった場合には、市有地で適当な交換用地があり、庁内で調整がつけば用地交換するというケースは本件に限ったことではございません。 また、交換の内訳としましては市有地が約521平方メートル、民有地が約472平方メートルであり、面積は市有地のほうが多かったわけでございますけれども、民有地のほうが道路に隣接しているということもあり、評価額が高額であったために、契約に当たりましてはその交換するときの差金としまして48万6,900円を支払っております。 そういった経緯での用地の取得でございますけれども、先ほどお尋ねがありました交換の契約日、これにつきましては平成25年の3月15日でございますけれども、用地交換の協議につきましては、当時の所有者と行っておりまして、先ほども申しましたように、それ以前の所有者との売買の契約につきましては関知していないという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 同日に売買の登記をなされるということは普通あるんですか。同時に売買契約と届け出で、つまり登記をされる場合は手数料の費用がかなり負担になるのではないかと思っております。この形でD住宅さんの負担だとは思われますが、中間省略登記はこのときには考えられなかったのでしょうか。 もう少し、ちょっとお伺いしたいこともありますんで先にいきます。 ちょうど1年後ということで、この補償工事ですが当然交換処理がなされる、平成25年3月15日以降から交渉は始められたわけですよね。工事開始日はいつなのか、また事業費の総額は幾らなったのかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長 中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 再質問にお答えいたします。 協議開始がいつなのかという点につきましては、平成24年の11月に協議を開始しております。 それと、工事の契約金額ですけれども185万6,400円、工期につきましては、平成25年の6月25日から平成25年9月18日までを工期といたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 工事完了及び引き渡しの日は、1回目の質問のときに平成25年8月28日と答弁いただきましたと思いますが、完成までにほぼ5カ月です。私は現在行政の常識をまだまだ勉強中の身ですが、着工から完了までの期間が少し早過ぎると思います。業者さんはちょっときっちり工期は守ってくれるとは思いますけど、この補償工事をする何かの理由があったのでしょうか。そこら辺をお願いします。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長 中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 再質問にお答えいたします。 先ほど申しましたのは、道路の改良工事についての答弁をしたわけですけれども、当然ながら用地を取得して歩道を整備するとなりますと、工事着工前には築地塀ふうの塀がございましたので、その塀を補償工事で一時撤去して、復元するという工事を別途行っているということでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 済いません、その補償工事の金額は幾らだったんでしょうか。 それと、この工事は以前からの計画があったのでしょうかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長 中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 再質問にお答えします。 補償工事の計画というよりも、道路、歩道を整備するというときには当然支障となる物件でありますその塀を一時撤去しなければいけませんので、道路工事とあわせて計画をしたということでございます。 補償工事につきましては、契約金額が987万7,350円となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 少し余談ですが、あの敷地の中に平成曳山製作所、横に百花岩石園ですか、と書かれてある看板が立っております。その看板の左端に、全国唐津っ子連合理事長進藤幸彦と書いてあります。 内容を拝見いたしますと、簡単に申し上げれば現代技法で新しい曳山を製作しようと考えたが諸般の事情で製作に至らず、しかしながら思いは持ち続けていきたい、何か呼子との関係もいろいろ書かれていたようです。 資料によれば、この唐津っ子連合さんは一般財団法人で法人を持たれた団体のようです。定期的にペーパーを発行されているようです。設立は平成24年7月2日とのことです。役員さんには同姓の方も複数おられるようですので親戚か何かでしょうね。この曳山製作所は平成28年1月27日に棟上げをされ、その棟上げ式あわせてご案内の看板が立てられていたと書いてありました。 ここでお尋ねしますが、団体名称と団体の設立年月日に間違いありませんか。少し突っ込んだ質問になりますけど、さきに申し上げた平成25年3月15日に市と交換処理された相手の理事長さんである進藤さんでしょうか、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長 中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 再質問にお答えいたします。 議員お尋ねの団体につきましては市が関与する団体ではございませんので、名称、設立年月日につきましては関知しておりません。 また、用地取得の相手方につきましては、この場での回答は差し控えさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 私はふるさとを離れて暮らす方々が、唐津を思ってこういう団体を設立されるということには大いに結構なことではないかと考えます。 しかしながら、これまで存在するとは聞いていたんですが、平成曳山製作所とはどういったものなのか不思議だったんです。看板を拝見して少し理解できたんですが、恐縮ながら私は唐津くんちの曳山に関して少し疎いものですから、念のために教えていただきたいんですが、その曳山の総塗りかえや修理は市で、曳山の蔵を建てられて全てあそこでされているんじゃないでしょうか。民間の施設なので余り申し上げられませんが、あの場所では看板どおり現在は何も行われていないんですよね。 先日私の友だちに尋ねられました。看板の内容をしっかり読めばわかりますが、曳山展示場のすぐそばにありますし、ぱっと見では平成曳山製作所と書いてありますので、きっと錯覚したのだろうと思います。この平成曳山製作所と曳山の蔵について教えてもらえればと思っております。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質問にお答えします。 市が補助金を出す形で関与している曳山の修理につきましては、総塗りかえなどの大規模な修理は曳山の蔵で、その他の小規模な修理につきましては、曳山展示場で行っておりまして、曳山を管理する各町によって行われております。議員さんおっしゃいます平成曳山製作所につきましては、市としては関知しておりません。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) ありがとうございます。この平成曳山製作所なる建物とこの市道松原線道路改良工事との関係は全くないのでしょうか。 さきに述べました三者による登記がなされたのが平成24年3月14日、全国唐津っ子連合が設立されたのが平成24年7月2日、そして市が交換処理されたのが平成25年3月15日、そしてその周りの市道松原線道路改良工事、つまり屋根つき駐車場整備、庭木移植などの補償工事が完了したのが平成25年8月28日、そしてこの平成曳山製作所の棟上げが平成28年1月27日です。 私は、この全国唐津っ子連合の会員の皆様のように、唐津市出身の方々が純粋に唐津を思い、将来的に唐津の文化をしっかり継承していこうという趣旨には立派ことだと思います。 ですが、この工事の完成に至るまでのスピード感を考えれば、この一連の流れに平成24年3月14日の時点で、関係者の間に既に水面下で何らかの話し合いがなされていたのではないか、計画があったのではないかと疑問に思っております。私の思い違いでしたら改めますけど、本当になかったのですよね。 ちょっと疑問に思ったのは先ほど述べましたけど、財団法人の理事として「■■■■■■ 」さんの名前があります。「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 」であり、旦那さんは「■■■■■■■■■■■■■■■■■ 」と聞き及んでおります。行政の方は承知しておられるのでしょうか。これらがもし本当であれば、何らかの忖度があったのではないかという疑念を持ったんですけどいかがでしょうか。 唐津市民のために、少しでも唐津がよくなるよう、執行部初め全職員のさらなる倫理観の向上を求めたいと思っております。執行部としてどのようにお考えになられるか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長 中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 再質問にお答えします。 ちょっと倫理観の件につきましては、別に答弁を準備していただきたいと思いますけれども、工事に関しましては繰り返しになりますけども、市道松原線の歩道の整備ということで実施しております。 議員がおっしゃる施設との関連もございませんし、市が用地交渉を始める以前の土地の取り引きに関しましては関知しておりませんし、コメントする立場でもないというふうに考えております。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えをいたします。 先ほども都市整備部長が答弁をいたしましたけども、議員さんにちょっと失礼になるかもしれませんけど、今ほどの質疑の流れの中でちょっと関係性が私も理解できておりません。それが倫理にどうつながるかもちょっと理解できておりませんので、現時点でちょっとコメントはできないような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 今の質問ですけど、何というのかこういう疑念を持ったという私ですけど、何かおかしいよねて、そういうことを思われないような市の行政、また自分自身を律していただきたいとそういう観点から質問させていただきました。そしたら、もう一応これはこれで終わりたいと思います。 次に、家庭から出されるごみは、一般的に月曜と木曜に集める地区と火曜と金曜に集める地区があると思いますが、年末年始のごみはどのように行われているのか確認いたしたいと思っております。 ○議長(田中秀和君) 古川市民部長。          (市民部長 古川光博君登壇) ◎市民部長(古川光博君) 再質問にお答えします。 家庭から出される可燃ごみにつきましては、原則として週2日の収集を行っておりまして、議員からご紹介がありましたように月曜、木曜と火曜、金曜、地区に分けて実施をしております。 ただし土曜日、日曜日、祝日と年末年始はごみ収集を行っていませんので、祝日の関係で収集する曜日がずれる場合がありますので、各家庭に配付をしております分別収集カレンダーを確認していただくようお願いをしているところです。 なお、議員からご質問ありました年末年始につきましては、基本的には12月31日から1月3日までを休業としております。平成28年度から29年度の年末年始では、月曜木曜収集の地区の収集日が年末の29日、年始が5日でございました。また火曜金曜収集地区の収集日は、年末が30日、年始が6日からとなっておりまして、いずれも収集しない日が6日間となっております。 なお来年、平成30年の年末は12月31日が月曜日になります。このため月木の収集地区では収集しない日が10日間続くことになりますので、市としては家庭から出される可燃ごみを収集しない日が7日を超えないよう、平成30年12月31日はごみの収集を行いたいと考えているところです。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 昨年12月にユネスコの無形文化遺産に登録された唐津くんちは、毎年11月2日から4日までの3日間で開催されますが、このくんち期間が平日にあった場合のごみの収集はどのように行われているのかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 古川市民部長。          (市民部長 古川光博君登壇) ◎市民部長(古川光博君) お答えいたします。 唐津くんちが開催される11月2日から4日のうち、2日は宵山でありますので特に収集に影響はありません。3日につきましては、祝日ですから家庭から出るごみの収集は行っておりません。 議員が質問されておりますように4日が平日の場合、曳山の巡行コース上にある地区の収集場所は通常の時間帯では収集は困難になりますので、市民の皆様にご協力をいただいて早朝から収集を行っており、その他の地区で収集が困難な場合には臨時の収集場所を設けて回収を行っているところです。 また、ご紹介になりますけども、3日から5日の3日間につきましては、曳山関係者を初め地元商店街や町内会、老人クラブ、大志小学校の子供たちなど、たくさんのボランティアの皆さんに早朝から清掃活動を行っていただいており、そこで集められたごみは所管課で回収をして清掃センターに搬送をしているところです。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) 市民の人から、正月は年始客の来訪も多く、また唐津観光と考えて唐津市内にごみが散らかっているようにしたらちょっとおかしいよねというふうな話を聞いております。 生ごみなどが多く出るため、三が日にもごみを収集してほしいという要望を聞いていますが、市はどのようにお考えなのか示してほしいと思っております。 ○議長(田中秀和君) 古川市民部長。          (市民部長 古川光博君登壇) ◎市民部長(古川光博君) 再質問にお答えをします。 議員おっしゃるように、年末は大掃除や新年を迎える準備などで大量のごみが家庭から出されます。このため、先ほども答弁いたしましたように年末ぎりぎりまではごみの収集を行っているところですけれども、年始、特に正月三が日につきましては各家庭で保管をしていただき、直近の収集日に出していただくようにしております。 議員おっしゃるように、正月には生ごみもたくさん出てまいりますので、三が日も収集してほしいという要望は理解はできますが、実施をするとなれば委託業者の業務体制を確立するほか、委託料の増額の問題等もあります。また個別収集を行っている地区では、収集する時間までごみが道路上などに出されたままとなりますので、逆に正月の景観としては好ましくないのではないかと考えられます。 いずれにしましても、来年平成30年の年始の収集日は既に日程が決まっておりますので、再来年平成31年以降に検討はしたいと思います。ただ、県内他市の状況を申し上げますと、正月三が日で家庭系のごみ収集を行っているところはありませんでした。 なお一部ではありますけれども、地区ごとに決められたごみの出し方のルールが守られていなかったり、カレンダーを確認せずにごみを出されるケースも見受けられますので、放置されたままのごみがカラスや野良猫などによって荒らされ、ごみが散乱するという事例もあるように伺っております。 行政放送を活用したりチラシを配付するなどして、改めて市民の皆様にごみ出しのルールの啓発を図ってまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 林議員。 ◆7番(林正樹君) ありがとうございました。これで一般質問終わります。 ○議長(田中秀和君) ただいまの林議員の市道改良工事についての質問において、林議員の発言の中で個人名が発言されましたので、個人情報保護の確認のため14時45分再開とし、暫時休憩をいたします。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 2時26分  休憩                     午後 3時09分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を始めます。 確認作業が遅くなり、開会の時間がおくれましたことをおわびいたします。 林議員から先ほどの一般質問における発言について、唐津市議会会議規則第64条の規定により、お手元に配付しました発言取り消し申出書に記載した部分を取り消したいとの申し出がありました。 林議員の発言を許可します。林議員。 ◆7番(林正樹君) 議長の許可を得ましたので、発言の取り消しについて申し上げます。 私の一般質問において、皆様のお手元に配付している部分につきまして、個人情報のための氏名、職業等を取り消したいのでよろしくお願いいたします。 今後このようなことがないよう注意いたします。ご迷惑をおかけいたました。 ○議長(田中秀和君) お諮りいたします。林議員から申し出がありました発言取り消し申出書に記載した部分については、発言の取り消しを許可することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) 異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げましたように発言取り消しの申し出を許可することに決しました。 一般質問を続行します。原雄一郎議員。          (3番 原雄一郎君登壇) ◆3番(原雄一郎君) 3番、志政会、原雄一郎です。本日のトリを務めますので、さくさくと話をしていきたいと思いますので、ご答弁も簡潔によろしくお願いいたします。 それでは通告に従い、移住促進について質問いたします。 この質問を行うにあたり、私は知人友人を通じてここの1カ月2カ月で唐津に移住して来られた方にいろいろと話を伺ってきました。人数としては20数人なので、まだサンプル数としては少ないんですけども、それでも今の現状で浮かび上がってきた共通の課題、また先進地事例等を調べた結果のいろんな話も出てきましたので、それに関連して今の唐津市の取り組みについて質問させていただきたいと思います。 まずは、唐津市が現在取り組んでいらっしゃる移住促進の取り組みについてお示しください。 以上で私の最初の質問終わります。
    ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) 原議員のご質問にお答えをいたします。 本市における移住促進の取り組みということでございました。 移住促進にかかる取り組みでございますが、平成28年3月に策定をいたしました唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づきまして事業を実施しておりまして、移住促進は地域資源の輝きが生み出す「人の流れ」の創生という基本目標の中に位置づけておりまして事業を実施しております。 具体的には、移住先候補として唐津の認知度を高めるものとしまして、移住フェア等への参加やホームページ等での情報発信、次に移住希望者に住まいの情報を提供するものとして、空き家バンク制度、空き家改修事業補助金、移住のハードルを下げるものとしましてお試し移住モニター事業、安心して移り住んでもらう環境づくりといたしまして移住者の受け入れ体制整備といった事業を実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 続きまして、それの取り組みについて得られた効果、実績について、恐らくまだ始められてそれほどたってはないと思うんですけども、どのような効果が得られているかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。これまでの事業の実績ということでお答をさせていただきます。 平成28年度におきましては、6世帯11人が唐津のほうへ移住されております。事業別で申しますと、お試し移住モニター事業で2世帯5人、空き家バンク制度で2世帯3人が移住しておられます。それから、相談対応で2世帯3人が移住しておられまして、事業で重なった部分がございまして、合計で6世帯の転入が行われております。転入前の住所といたしましては、愛知県とか福岡県、静岡県、千葉県、埼玉県、それから海外という事例もございます。 本年度につきましては、現在まで5世帯8人が移住をされておりまして、事業別で申しますと空き家バンク制度で4世帯7人、相談対応で1世帯1人となっておりまして、長崎、東京、県内が3組で移住をされてきております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 先ほどおっしゃっていただいた幾つかの事業の中で、今結果としてこの2年間で8世帯が来ているということですかね。少しずつふえているのは、この数字を拝見するとわかるんですけども、私は今までいろいろとお話を伺っていく中でよくおっしゃられるのは、やはりどういうふうに移転先で人とつながれるか、もしくはどういう人がいらっしゃるかというのをものすごく不安にされてらっしゃる方が多いです。 私としても、このフォローというのは必要になってくるかと思いますし、このフォローをすることでPDCAを回すと申しますか、次の移住促進の事業につながるかと思いますが、そのフォローというのはどういうふうにしてらっしゃるかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 移住者へのフォローということでございました。移住者へのアフターフォローは非常に重要で、移住者が地域に溶け込む、またはかかわることができるかが一つのポイントなっております。 フォローアップにつきましては、昨年度よりNPO法人ネットワークステーションまつろに委託をいたしまして、移住者それぞれの意向に合わせまして個々に対応しておりますが、移住者同士の交流会などはこれまでのところ開催はいたしておりません。 実際のフォローアップ案件では、お試し移住モニター事業利用者に対しまして、空き家バンク登録物件、一般流通物件の紹介などを通しまして移住につながり、今月末にはカフェのオープンに至るといったケースもございます。 このほかの利用者につきましても、空き店舗の紹介や地域との交流会を実施するなど、NPO法人ならではのネットワークを活用したフォローを実施していただいております。 また、お試し移住モニター事業を体験され、いまだ移住に至っていない世帯につきましては、引き続き唐津への移住につきまして積極的に働きかけをしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) これに関しては、NPOさんを通してのフォローをされてらっしゃるというところで、先日私もこのNPOさんのセミナーと申しますかキックオフキャンペーンのほうに拝見したときに、やはりその人のつながりというのをすごく大切にしてらっしゃるのは感じました。 ただ一方で、先ほど申しましたように、やっぱり移住された方というのはどういった不安を持たれているかわからないところがあるので、引き続きそのあたりはNPOさんとの連携をとりながら行っていっていただきたいと思っております。 今唐津市のホームページを拝見する中で、移住というのが大分環境は整ってきたんじゃないかな、移住促進の事業がというのは私自身も感じております。つい数年前に見たときは、まだホームページもできてなかったり、できたときもまだちょっと正直見るに堪えないホームページであったんですけども、最近のホームページを見ると、デザイン等もしっかりしてますしターゲットもどこを狙っているかというのもわかります。あと見やすさというのもすごくわかるというところで、かなり他市と比べても見劣りするものではない、優れているんじゃないかなと思います。また、公開頻度というのもフェイスブックと連携してつくってらっしゃるというので、うまくできているんじゃないかなと思っております。 実は、先ほど申しましたヒアリングを私行っていく中で、やはり先ほど申したように人とのつながりというのをやはりどの方も大切に、あと不安に思われているところがあります。そういったところから、先ほどおっしゃられたNPOさんとの連携でフォローされていくというところで、他市の取り組みを確認していきますとやはり任せられるところは民間に任せる、NPOであったりとか何かほかの協議体であったりとかいうふうにされてらっしゃるところが多くて、あとはそこをいかに任せて行政としてはできるところ、逆に言えば行政の方でないとできないところというのを徹底的に行うというのがやはり先進的な事例として多く見られております。私もそういった事例を調べていく中で、大きく2つの要素が行政として行っていかないといけないのかなと思っております。 1つ目が情報発信ですね。もう1つは、やはり空き家、住まいの提供と申しますかその情報の提供というところは、これは行政でないと行えないところかなと思っております。 まずその情報発信というところにおきまして、まず1点目なんですけども、先ほど申しましたように人とのつながりを気にされるところが多くて、例えば高知県高知市とかであれば先に移住体験モニターと申しまして、東京、関東圏、関西圏からのモニターを募集して実際に一度こちらに来てもらう。そこで実際に住んでらっしゃる方、もしくは先に移住された方との話を通じて市のよさ、場所のよさというのを理解されてらっしゃるみたいなんですが、唐津市としてお試し移住というのはされているみたいなんですけれども、そういった移住体験ツアーというのは計画されるご予定というのはおありでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 現在唐津市においては、短期的な体験ツアーの実施は予定をいたしておりませんけども、佐賀県のほうで移住施策の中で実施が予定をされております。県内他市町と調整しながら実施されると思われますが、唐津市内での体験が盛り込めないか現在県のほうと協議を行っているところでございます。 この体験ツアー事業では、実際に移住した方との懇談会などがプログラムとして組み込まれる予定と聞いており、体験ツアー参加者は実生活の内容を移住者などから直接聞く機会ができるため、移住への有効な手段と理解しております。 したがいまして、県と積極的に情報交換を行いながら、市を含めたツアーを開催していただけるように努めてまいりたいと思いますし、将来的には市単独でも実施をしていきたいというふうにも考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 佐賀県との連携の中で、まずは移住体験ツアー行われるということで今県の移住体験ツアーの状況を拝見しますと、やはり順番が各市での持ち回りであって、唐津市の順番というのがもしあっても頻度としてはかなり少ないのかなというのがすごく受けている印象です。 先ほどおっしゃっていただいたようにやっぱり唐津市独自で、恐らく唐津市で行うとしてもいろんな体験、いろんな形の提案ができると思いますので、ぜひその移住体験ツアーというのは早めに行っていただきたいと思っております。 あわせて、情報発信というところで重要な要素として、東京の有楽町にふるさと回帰支援センターというところがあると思います。こちらは関東圏の方々を中心に、各地区、唐津だけに限ったところではないんですが、各地方で移住を希望される方に対しての窓口となるところだと思います。 私もちょっと東京に行ったときに立ち寄って色々とお話を伺ったんですけども、やっぱり唐津に限らずたくさんの移住を希望されていらっしゃる方がいらっしゃって、唐津さえそういった情報をうまく発信できればもっともっと送り込める自信がありますというふうに担当者の方もおっしゃっていただきました。 そういう中で、ひとつ提案と申しますか、ありますのが、ふるさと回帰支援センターとしてそちらに会員として登録するべきではないかと思っております。その会員といいますのが、年会費5万円の市団体会員という形になります。 これは、どういった特約があるかと申しますと、まずそちらのふるさと回帰支援センターにありますボックスを2つ使うことができます。また、そちらでの会場の使用料として通常は3万2,400円がかかるんですけどもこれが無料になります。 またこちらのほうが設置してらっしゃるんですけども、ホームページへのイベント情報の掲載料これ3,780円なんですけどもこれも無料です。しかも毎月掲載していただけます。あとはホームページへの移住体験掲載を年2回載せていただけます。 金銭的なところで言えば、こちらが行っていらっしゃいますふるさと回帰フェアですね、これは約1万人を超える来場者が毎回来られるというなことなんですけども、こちらのほうが8万6,400円が6万4,800円、つまり2万円安いというところで、これはぜひこの5万円の市会員になることで実際に費用対効果というのは必ず確実にあるものだと理解していますので、ぜひこちらのほうに入るべきかとは思いますがいかがお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 現在議員もおっしゃいましたふるさと回帰支援センターのほうには、会員として登録はしておりません。しかしながら佐賀県のほうが当該センターの会員になっておられまして、それに伴いまして県内各市町が参加できる移住フェア等への開催やふるさと回帰支援センターが運営するウェブサイトを利用し、県内移住情報の発信を手がけておられます。 本市も県主催の移住フェア等には積極的に参加をいたしておりまして、県が会員になっていることで本市も会員とほぼ同等のサービスを受けられている状況ではございます。 しかしながら、一部大規模な移住フェア等への参加は会員にならないと一般参加が難しいといったいろんな制約等がございますので、ふるさと回帰支援センターへの会員になることにつきましては、そういうところも含めまして検討させていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) こちらのほうも佐賀県との連携の中での今後の検討とのことなんですけども、先ほど申しましたように5万円というコストの中でこれだけの効果で、県との重なる部分が確かにあるとはおっしゃってますけども、これも先ほどの移住体験モニターと同じでやはり唐津市の持ち分、割り当てられる分というのはかなり少なくなってくると思います。 それと、部長ご自身もおっしゃられたように最後の移住フェアですね、1万人を超すフェアなんですけども、これは市団体会員に入られている方が優先なんですね。これは希望される団体というのがものすごく多いみたいです。実際に自治体として出すかどうかでやはり移住者の方もそちらの本気度というのは見られていると思います。 ですので、もう一度ちょっとご確認したいんですけども、こちらのほうぜひ前向きにご検討いただけるかご返答よろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 今ほど議員のほうからいろんな有利な点ご紹介いただきましたんで、そういうところを含めまして来年度に向けた積極的な検討をしてまいりたいと思っております。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) ぜひ前向きに、積極的によろしくお願いいたします。 続きまして2点目、移住される方が気にされる点で、先ほど申したように住まいの点が出てくると思います。実際に唐津市として、空き家バンクというのを整備していらっしゃる様子なんですけども、まずこの空き家バンクの登録状況、また実績等もあればお示しください。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 現在市における空き家バンクの登録件数ということでございました。平成28年昨年の6月に運用を開始してから、現在までに38件の空き家、空き地が市に登録をされております。 このうち、空き家が30件、空き地が8件となっておりまして、地区別で申し上げますと唐津地区に13件、浜玉、厳木地区に各5件、相知地区4件、北波多、肥前地区各3件、呼子、鎮西地区に各2件、七山地区が1件でございます。また移住希望者の登録を市で受け付けておりまして、登録世帯数は21件となっております。 それから、成約に至っている件数でございますが、運用を開始しまして現在までに7件が成約済となっております。地区別では、唐津、浜玉、相知、呼子が各1件、厳木地区が3件という状況でございます。この7件のうち6件につきましては、空き家改修事業補助金の申請受付を行っております。 今後、成約見込みの案件も複数ございまして、今年度に入り徐々にではありますが成果が出始めているところでございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 空き家バンク制度というのが始まって、少しずつ成果が出ているところは理解できました。 また私のヒアリングの結果で申しますと、移住された方もしくは移住しようとされる方、あと1人だけなんですけども唐津の移住はあきらめた方のご意見の中で、唐津は家賃が高いもんねというお話がやっぱりよく言われました。移住をあきらめた方も、やっぱり家賃が合わなかったというのが一ついらっしゃいました。逆に、唐津でうまくされていらっしゃる方は家賃が安いところを自分で見つけたという方もたくさんいらっしゃいました。 まず確認させていただきたいんですけども、この空き家バンク登録の家賃の設定と申しますか、そういうのはどういうふうな形で出されているのか。またその家主とあとは希望者との仲介というのをどういうふうにされていらっしゃるかをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 家賃等の価格設定の経緯でございます。所持者等から登録申請を受けました空き家は、本市が佐賀県宅地建物取引業協会唐津支部へ委託をしている空き家の現況調査の中で、家賃、売買価格の目安額を算定いただいております。その目安額を基準に所有者と相談の上、価格の決定はなされております。 目安額につきましては、物件周辺の路線価、地区年数、立地環境などを考慮しながら設定されております。実際の家賃、売買価格につきましても、物件周辺の路線価、建築年数、それから立地環境などに左右されておりまして、賃貸価格は低いもので1万円から高いもので10万円というふうになっております。物件によりそれぞれ価格が変わってきていると思います。売買価格につきましても、低いもので100万円台から高いものでは3千万円台となっているところでございます。 また、不動産の仲介につきましては、宅地建物取引士の免許を持ち都道府県の登録を受けた資格者が行うことになっておりまして、そのため市が直接仲介を行うことはできませんので、空き家バンク制度での所有者、入居者間の仲介につきましては、宅地建物取引士、不動産業者でございますけども、が行っている現状でございます。 本市では、空き家の登録者が不動産業者を指定する場合を除きまして、佐賀県宅地建物取引業協会唐津支部に属する会員が仲介業務を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 仲介の業者さんに少しお願いするというところで、なかなか価格をそこで下げてという、なかなかちょっと難しいところもあるかもしれないんですけども、そしたら少し数をふやすしかないのかな、いろんなパターンをふやすしかないのかなというのがひとつ考えられます。今先ほどのお話では38件というところなんですけども、これからふやすところですね、というところでどういった取り組みをされてらっしゃるか。 また、これは以前の諸先輩方の議事録拝見した中でも、空き家のデータバンクとかをいろいろとつくるべきじゃないかという議論も出てたように思いますけども、その空き家の掘り起しというところでどのように考えていらっしゃるかをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 本事業が昨年の6月から実施ということで、まだ事業開始から年数が浅いということで空き家の登録が38件と少なくございまして、まだ市内にそういった周知が行き届いていないのが実情かなと考えております。 そこで、今年度は固定資産税の納税通知書に空き家バンク制度の案内チラシを同封いたしておりまして、空き家の登録件数の増加につながっておりますが、市内にはまだ登録されず放置されている空き家が多数存在するのが実情でございます。今後も引き続きそういう機会を見つけまして、この制度の周知に努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 普段から通知のほうをしてらっしゃるというところで、これは引き続きしていただきたいところであります。また、やはりデータベースという形で唐津市行政の資産としてそういった空き家情報を残していくというのはすごく今後必要になってくるかなとは思いますが、私今回のヒアリングの中でもよく思ったのが、やはりやる気のある方というのは自分たちで空き家を見つけてきて、というのも、その土地にほれ込んだりその人たちにほれ込んでこの場所でというところで、移住を決めてらっしゃる方がやっぱりいらっしゃいます。 その方々は、やはり空き家を自分たちで見つけてきてここに住みたい、リノベーションしていきたいというすごくパワーを持った方々がいらっしゃるんですね。ですので、そのデータベースとは別にそういった個別の空き家の問い合わせに対する対応というのが確実に必要になってくるかと思いますが、そのあたりについて唐津市としてどういうふうに思われているかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 議員がおっしゃる空き家の所有者情報などを収集したデータベース化、あるいは個別対応につきましては、空き家のスムーズな流通という点におきまして有効な手段になるのではないかと思っております。 しかしながら、税情報などの個人情報を初め非常に機密性の高い情報を取り扱うということもございますので、このことについては慎重に議論を進めていく必要があるのではないかというふうに思っております。 まずは先進事例の収集に努めるとともに、関係各課と協議を進めて、できるだけ多くの情報が発信できるような体制は構築していきたいというふうには考えております。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) なかなかやはりデータベース化というところで難しいのかなとは思いますが、先ほど税情報の話、もしくは個人情報の絡みが出てくるかと思いますけども、空き家等対策の推進に関する特別措置法というところで、空き家の利活用を推進するために、そういった個人情報を庁内で共有することは可能、またそのガイドラインというのもことしの3月にできているようです。 つまり、市民部のほうで調べられた個人情報を企画部のほうで確認して、そしてその方に空き家の利用の希望者がいらっしゃいますが、どういうふうにお思いですかという連絡をとられることはもう既に可能であると思います。 そして、あとは確かにおっしゃるとおりここから仲介になるとどうしても宅建業、いろんな法律が絡むんですけども、仲介紹介だけをして後は個人、お互いでどうぞ、そこから先は行政としては責任とれませんという形もあると思います。実際これは高知市が行われているところです。 これによって、市の関与、手間というのはすごく抑えることと、あとは民間による活力というのはすごく活かされる取り組みとして、これは各市でも注目されている取り組みです。 なかなか難しいところがあるのは理解できるんですけども、これだけ法整備が進んでいって、また、過去の議事録を紐解いたときに、平成27年度の12月の冨田議員に対する答弁で、40代の世帯、子供2人、4人世帯が唐津市に来た場合は、約50万円の税収がふえるというような答弁がありました。 つまり手間はかかるんですけども、それだけのことをやれば唐津市としても税収がふえる。それは手間をかけた分だけのバックが返ってくるものであり、あとは唐津市のやる気だけかなと思います。 せっかく今NPO団体さんが民間の強みを生かして、またネットワーク、あとはそれぞれお持ちの会社の雇用状態を生かして移住希望される方にどんどんアプローチをされていらっしゃる中で、唐津市としてはなかなか個人情報なので出せません、もしくは手間がかかるから出せませんというのはやはりちょっと違うんじゃないかと思います。 ですので、今後もう一度ちょっと質問したいんですけども、今後そういった取り組みというのを前向きに進めていただけるお考えというのはおありでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 一番最初のほうでも申し上げましたように、この事業の取り組みにつきましては、唐津市のまち・ひと・しごと創生総合戦略の中に基づいたもので、人口の減少対策の一環を担っているというふうに思いますし、そういう点から申しますと議員おっしゃられるような働きが必要だと思いますし、さらには空き家がふえると、そのままにしておくということは老朽化が進み、やっぱり危険な家屋がふえるというようなことも、その対策も必要が出てくると思いますので、そういうところも総合的に判断しまして、まだ1年半ほどしかたっておりませんけども、その改善点は十分反省しながらも、有効な手段として成り立つように検討してまいりたいと思っております。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) このままやはり前向きに検討していただきまして、今NPOさんがしてらっしゃる民間の力を最大限に生かせる取り組みとして活動していただきたいですし、行政でしかできないというところがこの空き家の情報管理であったりとか発信、紹介であると思いますので、ここはやはり行ったら行った分だけのメリットというのは確実にあるものですので、また前向きに進めていただきたいというふうにお願いしまして私の一般質問終わらせていただきます。 ○議長(田中秀和君) 以上で、本日の一般質問を終わります。 議事日程に従い、次回は明14日午前10時から本会議を開き、一般質問を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 3時43分 散会...