唐津市議会 > 2017-06-13 >
06月13日-05号

ツイート シェア
  1. 唐津市議会 2017-06-13
    06月13日-05号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    平成 29年 6月 定例会(第3回)   平成29年       唐津市議会会議録(定例会)その5   第3回1 日 時 平成29年6月13日 午前10時00分開議 於唐津市議会議事堂議場2 出席した議員    1番 田 中 秀 和            2番 中 村 健 一    3番 原   雄一郎            4番 青 木   茂    5番 古 藤 宏 治            6番 山 下 壽 次    7番 林   正 樹            8番 酒 井 幸 盛    9番 吉 村 慎一郎           10番 冨 田 幸 樹   11番 江 里 孝 男           12番 大 西 康 之   13番 馬 場 幸 年           14番 伊 藤 泰 彦   15番 楢 﨑 三千夫           16番 宮 崎   卓   17番 福 島 尚 美           18番 浦 田 関 夫   19番 伊 藤 一 之           20番 青 木   茂   21番 石 﨑 俊 治           22番 笹 山 茂 成   23番 水 上 勝 義           24番 山 下 正 雄   25番 三 浦 重 德           26番 進 藤 健 介   27番 熊 本 大 成           28番 宮 本 悦 子   29番 中 川 幸 次           30番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       教   育   長      稲  葉  継  雄       総  務  部  長      櫻  庭  佳  輝       企  画  部  長      小  形  昌  和       財  務  部  長      脇  山  秀  明       市  民  部  長      古  川  光  博       保 健 福 祉 部 長      田  中  士  郎       農 林 水 産 部 長      久  我  邦  浩       商 工 観 光 部 長      井  上  和  彦       交流文化スポーツ部長     保  利  守  男       都 市 整 備 部 長      中  江     勉       消   防   長      折  尾     命       ボートレース企業局長     日  下  義  信       水  道  局  長      濵  田  康  裕       教  育  部  長      金  嶽  栄  作       総 務 部 副 部 長      堀  田     信       ボートレース企業局次長    石  倉  智  典4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      吉  田     稔       議会事務局副局 長      林  山  弘  美          午前10時00分 開議 ○議長(田中秀和君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(吉田稔君) 報告いたします。 本日、発言取り消し申出書が提出されております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 林正樹議員から、昨日6月12日の一般質問における発言について、唐津市議会会議規則第64条の規定により、お手元に配付しましたとおり、発言取り消し申出書の提出があっております。林議員の発言を許可します。林議員。 ◎7番(林正樹君) 議長の許可を得ましたので、発言の取り消しについて申し上げます。 きのうの私の一般質問において、皆様のお手元に配付している部分につきまして、私の主観的な考えで誤解を招くような発言をいたしました。よって、当該発言につきまして取り消しをしたいので、よろしくお願いいたします。 今後、このようなことがないように注意いたします。ご迷惑をおかけいたしました。 ○議長(田中秀和君) お諮りいたします。 林議員から申し出がありました、発言取り消し申出書に記載した部分については、発言の取り消しを許可することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田中秀和君) 異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げましたように、発言取り消しの申し出を許可することに決しました。 次に、小形企画部長より、林正樹議員の一般質問の答弁に対し、訂正の申し出があっております。これを許可します。小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) 昨日の林議員の一般質問への回答につきまして、訂正をお願いしたい箇所がございます。 早稲田佐賀学園との土地建物の契約内容の答弁におきまして、「30年後、どのような状況になるかはまだ判断しませんけれど、引き続き学校存続があるならば、引き続き無償でお貸しするということになろうかと思います」とお答えしましたが、正しくは、「早稲田佐賀中学校・高等学校の賃貸契約につきましては、貸し付け期間の終了後、早稲田佐賀学園と唐津市の双方で協議することとしておりますので、そのときの状況を勘案し、判断することになると考えております」に訂正をお願いしたいと思います。 まことに申しわけございませんでした。 ○議長(田中秀和君) 議長よりお願いをいたします。 ただいま発言の取り消しと発言の訂正が行われましたが、本会議場での発言は、大変重いものがあります。数字、日時等については事前に十分精査して発言を行い、今後の方向性などについては十分な協議を行って発言をしていただくようお願い申し上げます。よろしくお願いします。 △一般質問 ○議長(田中秀和君) 議事日程に従い、一般質問を行います。 本日の一般質問は、原雄一郎議員山下正雄議員酒井幸盛議員石﨑俊治議員福島尚美議員、以上5名の予定です。 通告に従い、順次発言を許します。原雄一郎議員。          (3番 原雄一郎君登壇) ◆3番(原雄一郎君) おはようございます。3番、志政会、原雄一郎でございます。発言には十分気をつけながら質問していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、晴れの日が続きますが、かなり暑い日々が続きます。天気予報を見ていくと、この先1週間もまだ雨が降る予想が出ておりません。雨を心配される農家の方々は、本当に心配されていることと思います。これも一つの異常気象であるかなと思いますが、最近はこの異常気象という言葉でさえも既に使い古されているような気がします。このように日常的に起こる異常気象や災害について、普段からの心構えであったりとか準備というものが、より一層必要になってきていることを強く感じます。 本日質問いたします項目は、通告しておりました2項目です。 通告に従いまして、順次質問させていただきます。 まず1点目は、離島における火災対応について質問いたします。先ほど申しました、異常気象や災害に対する対策に少しかかわる項目でもあります。 先日4月14日に、離島である神集島で、二十数年ぶりとなる建物火災が発生いたしました。実は、この建物火災の際なんですけども、私も消防団員として出動しておりました。実際に出動していて、やっぱり離島ならではのさまざまな課題というのをその場で感じました。 また、その後、後日なんですけども、島のほうに渡りまして、当時出動されておりました方々に、当時の状況であったり、また普段島で感じていらっしゃる課題についてヒアリングを行ってきました。これは、今回建物火災が起こった神集島だけではなく、少なからず7つの島全てに共通する課題であると感じております。この質問を行うことで、島民の方の不安を少しでも払拭できればと思っておりますので、ご答弁よろしくお願いいたします。 まずは、4月14日に発生いたしました神集島での建物火災の概要について教えてください。 2点目の項目です。 2点目は、七ツ釜についてでございます。 七ツ釜は、玄海国定公園に指定され、全国にも誇れる風光明媚な観光地であると認識しております。しかし、現状に目を移すと、公園内の建物は絵や文字も剥がれ落ち、木柵──木の柵ですね──こちらのほうも朽ち果て、危険な箇所もあります。七ツ釜を観光地として捉えた際の視点から、七ツ釜の整備方法について、唐津市の考え方を今回お伺いしたいと思います。 まずは、七ツ釜の立ち位置を確認したい意味も含めまして、七ツ釜が指定されております玄海国定公園としての概要と規制等について教えてください。 以上で、私の最初の質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) 議員さんのご質問にお答えします。 神集島での火災の概要であります。 消防本部に119番通報があった時間は、4月14日金曜日の午前7時41分です。鎮火時間は同日の9時40分、鎮火まで約2時間を要しております。常備消防隊が神集島に到着し、火災現場の状況を確認するまでに要した時間は、通報から約50分です。 次に、出動状況ですが、消防本部は車両5台、出動人員12名、消防団については小型ポンプ6台、出動人員99名です。 現在、出火原因等、消防署で調査を実施中であります。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長 中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 玄海国定公園として指定された経緯と目的、また七ツ釜園地を使用する際の規制についてのご質問でございました。 玄海国定公園につきましては、玄界灘沿岸のすぐれた自然の風致、景観の保護とその利用増進を図りまして、国民の健康、休養及び教養に資するとともに、自然植生物の確保に寄与することを目的といたしまして、東は北九州の若松海岸から西は伊万里湾近辺まで、広範囲に広がる国定公園として、昭和31年に指定されたものでございます。 その後、七ツ釜につきましては、玄海国定公園の重要な観光地でございますことから、本市から佐賀県に公園整備を要望いたしまして、市が用地の確保を行った上で、県がトイレや休憩施設などを整備され、七ツ釜園地として昭和44年に開設され、現在に至っております。 また、使用に当たりましては、規制といたしまして、七ツ釜園地は玄海国定公園の第1種及び第2種特別地域に該当しております。そういったことから、工作物の新築・改築・増築、また木竹の伐採、それと広告物の設置、指定植物の採取・植栽・種子散布などの行為を行う場合は、佐賀県知事の許可が必要となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それではまず、離島における建物火災について再質問いたします。 先ほど、4月14日に神集島で起こった火災について概要説明を受けましたが、先ほど申したように、私もその場で出動しておりまして、さまざまな課題を感じました。その中で、島独特の課題として一番挙げられることとしては、やっぱり島へ渡る方法だと思います。ですので、唐津市として、島に渡る方法をどのように体制として整えていらっしゃるか。消防本部及び消防団、それぞれでお答えいただければと思います。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) 再質問にお答えします。 渡航体制の現状についてであります。 現在の渡航体制については、消防本部、消防団の各種団において、これまでの現場活動や訓練を踏まえ、一定の要領等を定めております。消防本部においては、離島ごとに3隻以上の依頼可能な船舶を把握しており、火災覚知後、すぐにその船舶所有者の一覧から電話連絡で依頼をしております。消防団においても、地域消防課及び各離島を所管する市民センター消防主任等が、消防本部同様に依頼しているという状況であります。 しかし、現在、依頼可能な船舶所有者災害協定等を締結していないため、安定的な渡航体制は整っていないというのが現状であります。また、消防本部として、独自に離島まで人員を輸送する船舶等は保有しておりません。 以上です。
    ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 前提として、消防本部としては独自の船はお持ちでないというところで、あとは各島ごとに3隻以上の連絡先のほうを把握していらっしゃるが、協定としては結んでいらっしゃるわけではないということですね。 前回の建物火災で言えば、やはり少し時間を要したように感じたんですけども、実際に先日の火災の際の時間を要した内容と申しますか、その問題もしくはその状況のほうをお伝えいただければと思います。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) ご質問にお答えします。 消防隊が神集島に到着し、状況を確認するまでに要した時間は、通報から約50分です。離島火災の場合、119番受信後に船をチャーターするため、どうしても時間がかかってしまうというのが現状であります。 今回の渡航は、神集島の定期船を利用しております。119番受信後、消防本部から連絡した時点で、定期船は既に湊漁港を出港して神集島に向かっている状況で、すぐに渡航することができないという状況でした。他の渡航手段として海上タクシーへの手配を行いましたが、湊漁港への到着に時間を要するとのことであり、定期船の到着を待つという判断をしております。その間、消防隊は、車両から必要な資機材の積み下ろし等を行い、渡航の準備をし、待機をしていたという状況です。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 先ほどのお話では、常時、島ごとに3隻以上の連絡先を確保されていらっしゃるとのことですけども、やはり今回の火災で判明したことが、船自体がやはり島に渡っている状況であったりとか、連絡先は確保していても次の船が手配できないなどの課題がわかったかと思うんですけども、では、3隻では足りないという状況の中で、さらに多くの船と協定なりそういった連絡先を結ぶ、もしくは漁船とか、そういった方法があるかと思うんですけども、そのあたりについてどうお考えか。お考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) ご質問にお答えします。 個人の漁船と協定を結び、人員を輸送することは可能ではないかというご質問であったろうというふうに思います。 渡航体制として、個人所有の漁船を利用できないかということでありますが、漁船はもっぱら漁業に従事する船ということで、人員輸送はできないということであります。 しかし、漁船であっても、小型船舶の登録を受け、旅客定員を持つ船であれば、法律上可能であるということであります。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 登録を受けた小型船舶は可能であるけども、やはり漁船のほうは難しいということであるんですけども、正直、現場にいて、目の前に漁船もあって、その船を渡していただける漁師さんもいて、それでも渡れない、目の前で建物火災は起こっているけどもという状況は、どうしても現場として何とかしたいという思いがすごく強くなると思うんですけども。やはり漁船を、何とか特例なり、特別措置、緩和措置みたいな形で利用させていただいて島に渡るということはできないものでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) 再質問にお答えします。 漁船はもっぱら漁業に従事する船舶であることから、漁業に従事しない者を乗船させることはできないというふうに法律では決まっております。また、漁船法上では、災害時においても特例措置、緩和措置はないということであります。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) なかなかそういった対応ができないというのは、正直、本当に現場としてはつらいものでもありますので、例えば人は動かせなくても、資機材だけはその漁船のほうに先に持っていっていただくとか、もしくは何らかの対応というのは今後検討していただきたいなとは強く思います。 では次に、実際に島に渡った後の課題としまして、先日渡ったときに、船が着いた場所が、実際に燃えていた場所から結構遠くの場所だったんです。私たちも、小型ポンプを下ろして、ホースを下ろして、筒先を下ろしたんですけども、実際、そこから火災現場まで行く方法というのがなかったんです。3名か4名で小型ポンプを運んだものの、あと、そこからホースを運んだりとか筒先を運んだりというのが正直不可能でして、その際は、最終的には島の方に軽トラックを準備していただいて、荷物を運ぶことができました。 今回はそういうふうに対応していただいたんですけども、普段から島に渡った後、現場までの対応というのを整えておく必要があると思いますが、そのことについてお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) 再質問にお答えします。 渡航後の人員、資機材等の搬送手段についてであります。 渡航後の人員や資機材の搬送については、離島にある軽トラック等の車両で現場まで搬送協力をしてもらっているというのが実情であります。 しかし、車両がない場合は、小型ポンプや多数のホースなどを現場まで人力で搬送することは困難であるということで、円滑に搬送できるように、今後、専用のリヤカーなど、搬送に必要な資機材の導入を検討したいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 今後、リヤカー等の資機材のほうをご検討いただけるということで、ぜひ整えていただきたいんですが、一方で、例えば松島であったりとか馬渡島とかで、少しやっぱり建物が離れていると、どうしても今回のパターンのように、島の方に迎えにきていただく、もしくは準備していただくという体制を整える必要があるかと思います。そういったところは、普段から、例えば消防団の係の中でお迎えに行く係じゃないですけども、そういった体制を整えておく必要があるかと思いますけども、そのあたりの検討についてお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) 再質問にお答えします。 資機材の搬送については、島の方の協力が必要であるということであります。議員おっしゃるように、当然、その場その場で頼むというんじゃなくて、事前にそういう体制づくりをとっておく。常備消防、消防団が島に到着したら、軽トラック等準備してお願いしますという、そういう事前の体制づくりというものが、議員おっしゃるように必要であるというふうに思っております。 今後、そこら辺も含めて、消防団の方と、また島の方とお話をして、体制づくりをしっかりとつくりたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) では、渡航の後の移動に関しては、そういった資機材、船の増船、それとあと体制のほうを整えていただけるということで、ぜひ早期にお願いしたいんですけども。 次にご質問したいことが、離島の場合、最悪、天候の状況であったり、もしくはそのほかの原因で、応援部隊また本部の方々が渡れないという状況が発生するかもしれません。その場合は、本当に大変申しわけないんですけども、やっぱり現場の島の方々だけで、まず、ずっと対応していただくという状況が発生するかと思うんですけども、そうなると、やっぱりある程度必要な資機材というのをあらかじめ準備しておく必要があるかと思います。 そこで、今現在離島に配備されております資機材について、どのような状況かを、まず教えていただければと思っております。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) ご質問にお答えします。 まず、離島における資機材の配備状況であります。 神集島を例にしますと、主な装備として、小型ポンプつき自動車1台、小型ポンプ4台、軽トラック1台、ホース36本が配備されております。各離島についても、同様な装備をしている状況でございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 先ほど、神集島を例に出していただいたんですけども、そこでちょっとお伺いしたいことが、その配備数、配置していただいている数というところなんですけども、離島というところを少し考慮していただいているのかなというところをお伺いしたいと思います。 というのは、基準をもとに多分配備されていらっしゃると思うんですけども、例えば私が住む湊地区であれば、火災が発生すれば、本部の方がすぐ来ていただけますし、隣の分団の方が応援に来ていただけるという状況があるので、最低限の装備だけで何とか持ちこたえればいいかと思うんですけども、島になると、どうしても先ほど申したように、応援部隊が来れない、しばらく本当に長い間来れないという状況も想定されます。 先ほどの神集島を例に出しますと、配備されていただいているホースですけども、これが水利ごとに各地に置かれている、3本から4本。これは、ほかの地区での同じかと思うんですけども。そういう状況の中で、先日のように建物火災が発生しますと、配備されているそれぞれのホースをかき集めるというだけで一手間かかっているみたいなんです。そうなると、やっぱりどうしても初動の動きとしてはおくれが出てくると思いますので、例えば離島独自、ほかの地区の基準よりも、少し離島として優先的に配備していただくとか、そういったことを考えていただくことは可能か、教えてください。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) ご質問にお答えします。 資機材の配備基準についてであります。 島独自の配備基準があるのかということでありますけども、基本的に資機材の配備基準につきましては、総務省消防庁から通知があっております消防力の整備指針を参考に、地域の実情に合わせて整備をしているという状況であり、離島に限ってこういう資機材をしっかりそろえようというものは、現在、特段に設けていないという状況ではあります。 しかしながら、今回の神集島の火災を受けて、ホースの数が足りないという話も伺っております。ホースについては、例年、唐津市消防団全体で190本ほど配備しておりますが、今年度配備分から、離島におけるホースの割り当てをふやす検討を消防団の方と行っていきたいというふうに考えております。 また、資機材の更新につきましては、全日本離島振興協議会小型ポンプ等の寄贈事業なども活用しながら、更新を図っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 今後、資機材の充実をいろいろと検討いただけるということで、先ほど神集島の例を出して話しましたけども、やっぱり島独自と申しますか、それぞれの島で必要な資機材というのはまた変わってくるかと思いますので、よかったら、ぜひそれぞれの島で必要なものが何かというのをご確認いただきまして、そして配備を進めていただければと思っております。 では次に、資機材ではなく、火災が発生した際に、火災の発生を島民に知らせる方法、この伝達方法についてお聞きしたいと思います。 最近、原発の10キロ圏内に戸別の無線受信機を配備されているみたいなんですけども、この戸別受信機を活用すれば、より早く島民の方に火災の発生を知らせることができ、対応がとれるかと思うんですけども、一方で、島の方に伺ってみますと、島によっては全戸配布されていないという状況が聞き取れました。今の戸別受信機、この配備状況について、まずは教えてください。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 離島での戸別受信機の配布状況ということでございました。 離島での戸別受信機の配布状況でございますけども、先ほどちょっとご紹介がありました玄海原発10キロ圏内、すなわち呼子、鎮西、肥前地区の離島につきましては全戸配布をいたしております。しかしながら、10キロ圏外、神集島、高島になりますけども、そこにつきましては、駐在員、自主防災組織リーダー、消防団幹部と、防災関係の中核となる個人また小中学校等を念頭に置いた配布をしているところでございます。 神集島の例で申しますと、屋外拡声装置は公民館の敷地に1カ所、戸別受信機は駐在員、消防団の副分団長以上ほか簡易郵便局などへ整備を、平成28年度に終了いたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) やはり離島だからというところは考慮されていなく、あくまでも原発から10キロという距離が基準とされているみたいなんですけども、そうしますと、先ほどから申し上げていますとおり、離島である地理的な不便さとかを少し考慮する必要、今後検討していただく必要があるかと思うんですけども、ぜひ全戸配布されていない神集島、そして高島にも全戸配布していただきたいと思いますが、今後のご予定としてはいかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えをいたします。 神集島、高島等にも全戸配布をできないのかというご質問であったろうと思います。 仮に、神集島と高島で戸別の受信機を全戸配布を行いますと、戸別受信機のほうが1台当たり、アンテナ費用等を含めますと約10万円かかります。平成29年5月末での世帯数でございますけども、神集島のほうで170世帯、高島で122世帯、合わせまして292世帯になっております。そういたしましと、2,920万円ほどの費用が見込まれるわけでございます。 玄海原発10キロ圏外の神集島、高島での戸別受信機の全戸配布につきましては、今ちょうど整備が終わった直後でもありますので、当面は様子を見て、このまま運用を行っていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 神集島、高島のほうに全戸配布とすると、2,900万円以上のお金がかかるというところで、なかなか予算として難しいところではあると思うんですが、やっぱり火災というのがいつ起こるかわからない状況の中で、しかも離島という地理的な不利を考えますと、ぜひ今後の中で、高島、そして神集島というところに優先的な配布を検討していただきたいと思います。 ちなみにお伺いしたいんですけども、予算の問題ということであれば、例えばクラウドファンディングであったり、もしくはふるさと納税という形で、方法は置いといて、資金をある程度別の形で調達できれば、この機材というのは、配布して、同じように運用を続けていくことはできるんでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えをいたします。 機材の費用はちょっと別に置いときまして、例えば現在導入しております製造会社で、同タイプの受信機を用意をしていただければ、内部設定を同じ仕様にすることで技術的には対応が可能になりますので、そういった申し出があれば、内容を精査いたしまして、運用できるような対応はいたしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 資金の調達方法は別として、そういった運用は可能というところで、災害に対する対応というところで、何らかの方法は考えて進めていただきたいなというふうに思っております。 今回は大きく2つ、離島への渡航方法と、また資機材の配備という形で伺いましたけども、やはりこれから離島という地理的な不利な条件だけではなくて、人口減少社会の中で、応援に行かれる方、こういった方もどんどんやっぱりどうしても減っていく方向にあると思います。それは、昨日の答弁の中でもありましたが、今後消防団の再編というのも見越していらっしゃるとは思います。 どうしてもこれから、今までの想定では対応できないようないろんな問題、課題が出てくると思うんですけども、最後の質問になるんですけども、日ごろから、こういった状況というのを、島民の方であったりとか、もしくは出動される消防団の方へのヒアリングというのを行っていただきまして、想定外というのがなるべく少ないような体制を整えていただきたいと思っておりますが、このことについてお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) ご質問にお答えします。 災害に対して万全を期するために、島民の方へのヒアリング等を行った上で、しっかりとした対応をすべきではないかというご質問であったろうと思います。 消防本部としましても、今回の離島火災を期に、さらなる離島災害対策の強化を行うために、火災検討会及び各離島の警防調査を実施しております。先ほども申しましたように、現在、消防本部と消防団を所管する地域消防課及び離島を所管する市民センターの消防主任と連絡体制の一元化及び消防活動の連携強化に向けた検討を始めております。この中で、島民の方も巻き込んだ上で、しっかりと考える必要があるというふうに思っております。行政としての常備消防、そして消防団、そして離島に実際住んでいらっしゃる島民の方も巻き込んで、しっかりとした検討が必要だということを改めて認識をしております。今後、そこら辺をしっかりとした取り組みをすべきであるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) ぜひ、先ほどおっしゃっていただいたような情報管理の一元化、あと地元の方と、あとは消防団と本部との連携というのを強化を進めていただきたいと思います。 あと、やはり火災が起こって一番苦しい思いをしていらっしゃるのは島民の方であると思いますし、渡航体制が整っていないがために港で待ちぼうけを食らってしまう消防団もしくは消防本部の方々が、同じように悔しい思いをされると思いますので、そういうことがないように、今後もいろんな連携等をとっていただきたいと思います。 それでは、次の項目の質問に移りたいと思います。 先ほど、玄海国定公園として、七ツ釜の位置づけと規則などについてお話を伺いました。内容を伺いますと、やっぱり草木一本植えることも難しいような規制がかかっているということが理解できましたが、それでは続きまして、観光地という視点での質問に移りたいと思います。 少し調べてみますと、平成25年第2回定例会で、井本議員が唐津版ジオパーク構想について言及されています。これは、天草のジオパークの例にならって、七ツ釜を含む離島などを広くジオパークとして立ち上げ、観光に寄与させてはどうかというお考えだったと思います。これは、井本議員個人の思いだけではなくて、井本議員が聞かれた学芸員さんの見解でも十分価値があることとして、唐津市としても、当時の返答としては、参考にしていきたいというような返答がなされておりました。 そこで、まず、このジオパーク構想がその後どのように進んでいるのか、進捗について教えてください。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 原議員さんのご質問にお答えいたします。 ジオパーク構想につきましては、平成25年3月の定例会におきまして、ジオパークを活用した観光振興についてということで質問があったところでございます。この際の答弁といたしましては、いろんな研究をさせていただきたいということで答弁を差し上げたところでございます。 その後、市といたしまして、ジオパークについての正式な登録要件についての調査等を行ってきたところでございますが、地質学的な価値だけでなく、考古学、生態学もしくは文化的な価値が必要なこと、公的機関、地域社会並びに民間団体によるしっかりした組織と運営、財政計画が必要なこと、また博物館や専門員の配置などにより、地球化学や環境問題に関する教育普及活動を行う必要があるなど、かなりハードルが高いものということでございました。 さらには、仮に認定されたといたしましても、定期的に4年に1度、日本ジオパーク委員会の厳しいチェック体制があるということでございまして、残念ながら、その後の調査研究は進展していないという状況でございます。 以上、お答えとします。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) ジオパーク構想に関しては、結論としては何も生まれていないというような状況が、今、うかがえました。 それでは、七ツ釜を観光地として捉えた場合の唐津市の考え方について、お考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 七ツ釜につきましては、眼下に広がる玄界灘とその荒波に浸食されました玄武岩の柱状節理の形状は、他に類を見ないものであると思っております。また、世界的ダイバーでありましたジャック・マイヨールが、幼いころ、この海でイルカと出会い、その後の人生に大きな影響を与えたという場所でもあるかと思います。 こういった七ツ釜と玄界灘が織りなすその情景は見る者を圧倒させ、いろは島の波静かな海に織りなす島々の景色とはまた対称的な、唐津市を代表する景勝地として、さらには自然体験として玄界灘を周遊する遊覧船のコースとしましても、重要な観光地と位置づけているところでございます。 以上、お答えとします。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 七ツ釜についての観光的な目線でのご返答をいただいて、ありがとうございます。 それではちょっと一歩踏み込んで、唐津市が考える観光戦略、例えば人をどういうふうに動かしてどこでお金を使っていただく、その前に時間を使っていただくとかいう、いろんな戦略というのを一つ立てられていらっしゃると思うんですけども、その中で、七ツ釜をどういうふうに使うことができるか──使うといったらちょっと語弊があるかもしれませんけども、その中での七ツ釜の立ち位置をどういうふうに捉えられているのか、唐津市としてのお考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 唐津の観光地全体の中での七ツ釜についてかというふうに思いますが、ご存じのように、8の字ルートというのがございまして、これは唐津市内を8の字でずっと回っていくというルートの中で、この七ツ釜というのが、呼子へ通じる海岸線通りの中にございますので、そこへの動線という意味でも、七ツ釜というのは、今後クローズアップしていけば、さらに観光客の誘致につながっていくのではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) ありがとうございます。動線という形で、おっしゃっていただいたとおり、唐津市の2大観光地である中心市街地と、あとは呼子というところの間に位置するというところでうまく使っていただきたいと思うんですけども、私の考えとしましては、やはり観光というのは時間を使っていただいたく。時間を使っていただいた結果、宿泊に結びつく。そして、そこでお金が落ちて、お土産買っていただいたり、夜ご飯を食べていただくというところで、観光というのは時間を使っていただいて何ぼかなとは思うんですけども。 そうなると、考えると、呼子と唐津を結んだ中で、それぞれ訪問していただいた中で、時間を使っていただくとなると、七ツ釜はうまく利用できるところじゃないかなと思います。七ツ釜を回ろうと思えば1時間から約2時間弱ぐらいかかりますので、その中で時間を使っていただくことで、唐津市での滞在時間が伸びるという方向づけもできるかと思いますけども、そのことについて唐津市としてどういうふうに思っていらっしゃるか、教えてください。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 原議員さんの再質問にお答えいたします。 確かに今おっしゃいましたように、時間を有効に使っていただく、時間をゆったり使っていただくということでお客様の滞在時間が長くなり、そこでまた落としていただけるお金も多分にふえてくるのかなと思っております。このため、観光客の方に周遊性を持たせるというのが我々の一番目指すところでもございますので、先ほど申し上げました8の字ルート、このあたりをしっかり観光客の方にアピールしながら、今の時点ですと、呼子に行ってイカを食べてという感覚なんですが、もう一つ、このルートを通っていただいて、そこでいろんな観光地も見ていただくというふうなことでPRをしていきたいというふうに思っております。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 観光として、今、もうかる仕組みというのをつくっていらっしゃると思うんですけども、七ツ釜に来ていただいただけでは、その場でお金というのは正直落ちないと思います。 ただ、一方で、先ほど申したように時間を使っていただくという、ほかの地区との組み合わせでお金を使っていただく仕組みというのはでき上がると思いますので、これは七ツ釜だけではなくて、蕨野の棚田であったり見返りの滝だったりとか、ほかの地区でも同じことが言えると思いますので、少し観光の中で立ち位置というのを考慮していただければと思います。 では、その七ツ釜を観光地として認識していただいた中で、観光地に誘客してお客様を迎える中でも課題が幾つかあります。 まず、国道204号線から七ツ釜に接続する観光道路である市道七ツ釜線についてですが、先週末もちょっと行って見てきたんですけども、現在、道沿いの草が伸びて──まあ、草はよければ通れるんですけども、上の木が生い茂っていて、28人乗りの小型のバスでさえもなかなか通れないんじゃないかというふうな状況になっております。実際、バス会社の方に何とか七ツ釜の活用をということでお話をしたんですけども、やっぱり木が生い茂っていて通れないからねというところで遠慮されているみたいです。こちらの木の生い茂りであったりとか、そういった国道の管理について、どういうふうにお考えであるか、お考えのほうをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長 中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 再質疑にお答えいたします。 市道七ツ釜線、これにつきましては、国道204号線から屋形石の天満宮ですとか横野地区の圃場内を通りまして七ツ釜に至るルート、さらには海側の、今整備中でございますけれども、屋形石漁港を経由して再度国道204号線に戻ってくる、そういった周回道路になっております。 そういった中で、市道七ツ釜線の道路区域内の管理につきましては、道路管理者である市が当然しっかり管理をしていかなければならないという立場にございます。市道敷の草刈りですとか路肩、そういったものの草刈りですとか、のり面の樹木の枝打ち等につきましては、業者発注ですとか地元委託によりまして実施をしているという状況でございます。 議員お尋ねの部分は、多分、圃場がございますので、防風のため、防風林あたりを植えてございます。そういった区域が、市道敷じゃなくて民地になっているというような状況が多分に影響しているんだろうと思っております。そういったことで、道路区域外の民地から道路上に張り出している枝等につきましては、原則としましては、土地所有者の方に対応をお願いするという立場にございます。 ただし、通行の安全確保といった観点から、緊急性、早急の対応が必要な場合につきましては、土地の所有者の方と協議をした上で市のほうで実施しているという状況でございます。その枝打ちにおきましては、建築限界というのが道路構造令で定められてございまして、道路の上空4.5メーターでございます。車道の部分が4.5メーターです。歩道の部分は上空2.5メーターの範囲内で、市が伐採を行っているという状況でございます。 また、民地に生える比較的大きな樹木の枝が高い位置に張り出しまして、大型バスの通行に支障を来すという箇所も、先ほどご質疑の中にございましたけれども、そういったものも確かにございますので、今後、地元の関係者の方にご相談をさせていただきながら対応してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 確かに、おっしゃっていただいたように、木が生い茂っているのは民地から伸びてきているところも多くありまして、なかなか行政の立場として勝手に切るというのは難しい状況かと思いますので、地元の方ももちろん自分たちでできることはやりたいというふうにおっしゃっていただいていますので、ぜひ協力していただきながら整備を進めていただきたいと思います。 では次に、公園内に入りまして、駐車場のラインとか、あと木々が生い茂っていて、公園内に入って七ツ釜の釜を見ようにも木が邪魔をして見えないとか、もしくは先ほど申しましたように、木柵です。木の柵が腐っていて、下を眺めようとしたら危ないとか、そういった整備状況が、どうしてもちょっと観光客の方をお迎えするにはまだできていないところが多々見受けられました。この公園内の整備について、お考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 中江都市整備部長。          (都市整備部長 中江 勉君登壇) ◎都市整備部長(中江勉君) 再質疑にお答えいたします。 七ツ釜園地につきましては、県が管理する公園となっております。整備につきましては、管理者であります県のほうで実施していただくという立場にございます。草刈り等の日常管理ですとか簡易な修繕につきましては、県から委託を受けております唐津市都市整備部のほうで日常の管理をやっているという状況でございます。このため、管理上必要な樹木の伐採、剪定等につきましては、地元の皆様と現地を確認した上で、県からの委託業務の範囲内で市が実施することは可能でございます。 公園施設の整備につきましては、先ほど申しましたように県のほうでという形になります。県に確認いたしましたところ、木柵につきましては、県が調査の上、今年度予算で修理される予定となっております。ただし、看板や駐車場のラインにつきましては、現在のところ整備予定はないとのことでございました。 開設から40年を経過し、議員ご指摘のとおり、公園施設につきましては老朽化が進んでおります。せっかくの観光地でありながら、危険にさらされる箇所も点在しているような状況は見ておりますので、十分確認の上、施設整備につきましては、県のほうにしっかりと早急な対応をお願いしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 公園内の設備に関して、まずは危険な箇所があると思いますので、早急にそちらのほうはご対応いただきたいと思っております。 それでは最後に、市長に、七ツ釜の立ち位置と、七ツ釜について市長のお考えを伺いたいと思うんですけども、先ほどから申し上げていますとおり、七ツ釜というところが、それ単体でなかなか観光としてのお金を落とせる場所ではまだない状況です。ただ一方で、先ほど申しましたように、ほかの観光地との組み合わせであったりとか、そういったところで、市長が目指されている観光でもうかる仕組みという中に組み込める場所でもありますし、先ほど少し申しましたが、地元としてもすごく大切にしている場所で、何とか一緒にこの整備をやったりとか、発展を進めていきたいと思っております。そのことについて、市長のほうのお考えがあれば、ぜひお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 原議員の再質問に対しましてお答えいたします。 七ツ釜について、市長はどう考えるのかということでございますが、七ツ釜に関しましては、鏡山あるいは虹の松原などと同様に、唐津市の観光に欠かせない自然の観光資源であるというふうに認識をしております。 また、七ツ釜の岬の発端、あそこには、議員もご存じかと思いますが、土器崎神社がございまして、神功皇后が朝鮮出兵の際に戦勝祈念のために土器を捨てたとか、そのような伝説もあり、また国の天然記念物にも指定されております。そのように、景観的魅力あるいは歴史的価値も含めた場合、この七ツ釜に関しましては、多くの観光客に来ていただけるような仕組みづくりができるものではなかろうかと考えているところでございます。 したがいまして、もちろん県への要望も強く求めてまいりますが、地域の方々のお知恵やお力を拝借しながら、この七ツ釜の魅力を国内外にしっかりとPRをしていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 先ほどおっしゃっていただきましように、七ツ釜は観光地としても、また文化的な場所としても価値がある場所だと思っております。あともう一つおっしゃっていただきましたように、ほかの地区、七ツ釜だけではなく、こういった場所というのが観光にも十分寄与できる場所だと思っておりますので、ほかの観光地と合わせていろいろ活用のほう、あとは整備のほう、ご検討いただければと思っております。 以上をもちまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。          (24番 山下正雄君登壇) ◆24番(山下正雄君) 24番、志政会の山下正雄です。今回、観光文化施設のあり方ということで質問いたします。 これまで私は、歴史文化の香るまちづくりということで、大きな流れ、市のまちづくりの方向性に重点を置いて質問をしてきました。今回は、個別に具体的な、また、これまで指摘した事案がまだ実行されていないのではないかということもありますもんで、その件について質問をいたします。 唐津市は、全国的に誇れる観光文化施設が幾つもあります。10万都市では珍しいのではないかなと思うほどあります。思いつくだけでも、曳山展示場、唐津城、旧高取邸、旧唐津銀行、鯨組主中尾家屋敷中尾家、旧大島邸、それに県の施設である名護屋城博物館、たくさんあります。 そこで、今回は市の施設である6施設、曳山展示場、唐津城、旧高取邸、旧唐津銀行、鯨組主中尾家屋敷、旧大島邸について質問をいたします。 まず、この施設の管理運営について、管理者及び運営状況はどのようになっているのか、お知らせください。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 山下議員さんのご質問にお答えいたします。 商工観光部所管の観光文化施設といたしましては、旧唐津銀行と唐津城の2カ所がございます。 各施設の管理者及び運営状況でございますが、旧唐津銀行につきましては、市が直営で管理及び運営を行っているところでございます。 次に、唐津城につきましては、指定管理者制度を導入いたしまして、公益財団法人唐津市文化事業団に管理及び運営をお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 山下正雄議員さんのご質問にお答えをいたします。 交流文化スポーツ部で所管しております施設は、曳山展示場、旧高取邸、鯨組主中尾家屋敷、旧大島邸の4つでございます。 曳山展示場と旧高取邸につきましては公益財団法人唐津市文化事業団が、鯨組主中尾家屋敷につきましては呼子鯨組が指定管理者となり、管理運営を行っていただいております。また、旧大島邸につきましては、開館したばかりということもあり、市の直営となっておりまして、将来的には指定管理への移行も検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 今、説明があったように、市の管理、所管は交流文化スポーツ部だったり、商工観光部だったり、また指定管理者でされていたり、指定管理者が唐津市文化事業団であったり、鯨組であったり、また市直轄であったり、施設によって少しずつばらつきがありますよね。この辺が、いろんなこれから私が指摘する問題にかかわってくるのではないかなと思っていますけど、この施設の管理運営をされる団体の役目はどのようになっているのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 旧唐津銀行につきましては、施設管理及びイベント企画等は、市のほうで実施いたしております。 次に、唐津城につきましては、指定管理者でございます公益財団法人唐津市文化事業団におきまして施設管理、それからイベント企画等を実施されている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 各施設の管理者の管理以外の役目につきましては、各施設ごとの展示資料の違いや体制により、若干異なっておりますが、指定管理者指定の際に提出された事業計画書には、利用者に対するサービス向上の取り組みとして館内の説明案内が、また地域振興等につながる自主事業の取り組みとして企画展等の実施が挙げられております。 各施設の状況を説明しますと、曳山展示場では、展示としまして、唐津くんちのポスター展や曳山のミニチュア展、パネル展などを唐津市文化事業団が自主企画・開催されております。また、ミュージアムショップのお土産品のうち、オリジナル商品に関しましては、唐津市文化事業団が企画・製作を行われています。 次に、旧高取邸では、敷地内に併設している土蔵ギャラリー内において、毎年唐津市文化事業団が特別展を開催されております。これは、開館以来、毎年開催されておりまして、旧高取邸が所蔵する資料を中心に企画・展示が行われており、昨年度は教養人でもあった高取伊好愛用の硯や筆、ペンなどの文具にスポットを当てた展示が行われました。 次に、鯨組主中尾家屋敷では、年1回の特別展のほか、無料ゾーンである角倉において、年数回の自主企画展を開催されております。昨年度は、開館5周年を記念して、呼子鯨文化祭と銘打ち、特別展、講演会、中尾家のご子孫を招いての座談会などが実施されました。また、呼子大綱節句飾りや正月飾り、唐津のひいな遊び展なども自主開催されました。 次に、旧大島邸は、ことしの4月23日の開館以降、4月29日の三流派合同茶会、4月30日の佐藤和哉氏と篠笛のひととき、4月30日から5月5日まで開催しました三流派の交代による呈茶席、5月20日、21日の五葉会茶花展の開催など、各団体の協力を得て行いました。 また、今月の24日には、旧大島邸において、まちはミュージアムの会が主催する、耐恒寮の物語塾の特別講演会として、「軍艦島研究を通して見えてくる近代in唐津」が開催されます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) それぞれ企画展があっているというお話です。施設自体が文化財であったり何だりしますので、現実的に私たちが施設に入っていてよく思うのは、管理のほうに非常にウエートが置かれているのではないかなというふうに思うんです。やはりこれは、非常に全国的にアピールできる施設ですから、観光客の方がお見えになったり、地元の人がお見えになったりするときには、案内業務というのが非常に重要じゃないかなと思うんですが、それが徹底されていないんじゃないかなと私は感じるんですけど、どのようにお考えですか。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 旧唐津銀行につきましては、観光客等へのご案内につきまして、唐津観光協会のほうへ委託をしております。唐津観光協会のほうでは、おいでになったお客様に対して丁寧な説明に努めていらっしゃるところでございまして、ご自分たちでいろんな企画などもしながらやっていらっしゃるところかと思っております。 次に、唐津城につきましては、唐津城の指定管理者でございます唐津市文化事業団におきまして、観光客等へのご案内をされているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 議員さん、おっしゃいますように、施設の案内は施設の魅力を伝え、来場者の満足感を高めるために大事な業務だと認識をしております。 各施設の状況でございますが、曳山展示場では、約9分の唐津くんち紹介ビデオがあるため、個別での案内等は行っておりません。 旧高取邸につきましては、ボランティアガイドの方々が常駐していただいておりまして、職員とともに邸内の案内ガイドを行っていただいております。 鯨組主中尾家屋敷では、指定管理者である呼子鯨組の職員が案内を行っております。 旧大島邸につきましても、旧大島邸の職員が受付や清掃等の合間を縫って、見学者の案内等を行っております。 所管部といたしましては、各施設とも施設の魅力を来場者に伝えるため、スタッフは日々研鑽をし、努力しているものと見ているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 答弁としては、案内業務をしておるというのが、当然答えが返ってくるだろうなとは思っておりました。だけど、施設のあり方が全部違うんで、ビデオがあって、そこで説明はしていませんという施設があったりとか、またいろいろ運営団体が違うんで、自分のところの施設だけじゃなくて、類似しているような、関係するような施設のこともきちんと勉強されて説明されたりとか、やっぱりそういったものが必要じゃないかなというふうに私は思っております。 それと、企画です。この企画展も、非常にこの施設をアピールする上で非常に重要なものだろうと思うんですけど、この企画が、先ほど企画をされています、企画展があっていますというふうにおっしゃいましたけど、実際、誰がどこでどのように企画をされているのか、教えてください。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 旧唐津銀行につきましては、毎年教育委員会と協議を行いまして、11月の近代化遺産全国一斉公開に合わせまして当日限定の見学会を開催するなど、さまざまな企画を実施しているところでございます。昨年度は、旧唐津銀行の貴賓室、屋根裏等を一般公開したところでございます。 唐津城につきましては、指定管理者でございます唐津市文化事業団におきまして、毎月開催されております企画会議、これには市の観光課ですとか市の文化振興課も参加しておりますが、この中でさまざまご提案があり、協議を行い、決定し、実施をしてきているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 曳山展示場や旧高取邸、鯨組主中尾家屋敷の展示、企画につきましては、指定管理者が企画をし、予算要求の段階で大まかな開催期間と展示予定等を提示していただいております。 旧大島邸につきましては、文化振興課並びに旧大島邸職員が企画をし、庁内の決裁を経て実施することといたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) やはり企画の面でも指定管理者団体が違ったり、運営団体が違ったりしているんで、その施設によって企画のやり方が違ってくるというような状況だろうと思うんですが、企画するときに、指定管理者に管理を委託するときの管理料の中に、企画の費用、そういったものはきちんと含まれているんですか。
    ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 唐津城につきましては、唐津市文化事業団の実施事業ということで取り組んでいただいておりまして、このための予算は、指定管理料には含んでいないところでございます。 また、旧唐津銀行につきましては、市の直営でございますので、指定管理料等はございません。このため、事業企画につきましては、必要な予算につきましては、市のほうで予算化していくということになっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 各施設の企画運営の予算ですが、案内業務に係る費用は、指定管理料の人件費等に含まれるものと考えております。自主事業でございます企画展の費用については、積算に含めておりません。 ただ、旧高取邸土蔵ギャラリーにおける企画展については、指定管理に移行する前から市が直接実施していた経緯がございますので、ポスターやパネルの作成費については、指定管理料の積算に含めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 基本的に企画の運営費用というのは、指定管理料には入っていないというのが大体のところだろうと思うんですが、魅力を出していくには、やはり企画というのが非常に重要だろうと私は思っております。 それで、やはりこの企画をきちんとやっていくには、この生命線だと、施設を運営していく上で、アピールしていくには企画というのが非常に重要だと私は考えていますけど、市としては、これから先、どのように対処していかれようと思われていますか。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 旧唐津銀行につきましては、1階は多目的ホールということで、貸し館等を行っているところでございます。また、2階は常設展示場というところで利用者のほうに供しているところでございます。 ただ、議員さんのほうからおっしゃいましたように、やっぱり貸し館業とはいいながら、お客様を呼ぶ以上は、ある程度企画展等も開催しながら、より魅力をアップしていく必要は十分あるかと思っております。 唐津城につきましては、公益財団法人の唐津市文化事業団におきまして、事業という形ではございますが、さまざま企画運営を重視されておりますので、こちらにつきましても、さまざまな点で意見を申し上げる等、何らかのかかわりは持っていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 各施設における企画展示や案内は、その施設の魅力を増幅させると認識しております。また、企画展やイベントを行うことで、その施設をアピールすることができ、ひいては入場者の増加、リピーターの確保、そして唐津市の魅力・情報等を発信できる場と考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) この施設、6施設とも、やはり大きな金をかけているわけです。5億、10億、15億、20億と、維持管理費まで、これまでお金を積算したらそういうお金が1つの施設にかかってきているわけですよね。それを、ただ観光客、市民の人に見てください、この施設はこういう施設ですよと、それだけでいいんでしょうか。私は、それじゃ、魅力がないと思います。やはりもっと企画をして、いろんなアピールをしていかないと、世間の人は満足してもらえないと私は考えています。それでこういう質問をしています。 ですから、きちんと運営費も団体に計上させて、年度当初に企画を出させて、企画を徹底させて、それを1年のスケジュールとして、各団体がこういったことをやっていますと、そういったことをぜひする必要が私はあると思います。今の状況だったら、ただ単発的にあるときに企画を発案されて、それを市のほうに上げられて、市はそういう予算はありませんとか、じゃあ、やりましょうとか、何か本当、統一感がないなというふうに思われてなりません。その辺をどのようにお考えですか。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 確かに山下議員さんおっしゃいましたように、各館が持つ魅力、これをきちっとお伝えしていく。さらに、それをアップするためにさまざまな企画等を、予算のさまざまな制約等もございますけども、そういった中でも知恵を出し合って、各館が連携しながらさまざまな企画を実施していくことで、館同士の連携といいますか、周遊性も高まってきて、いわゆるもうける観光、もうかる観光につながっていくのではないかというふうに思います。 この点、今後、十分考えていきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 これまでも特別展や企画展、講演会等を実施する際には、市報、行政放送、市ホームページ等を通じて、事前の広報に努めてまいりましたが、議員さんおっしゃいますような、年度初めにまとめた形での広報は行っておりませんでした。今後は、事業が確定したものについては、可能な限り年度当初にも情報を発信するよう計画してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) ぜひ、年度当初に、統一したスケジュールを出していただきたいなと思っています。年度途中で発案されるやつは、もうそれは仕方ないとして。予定とかそういう書き方でもいいですから、きちんとアピールしていってもらいたいなと思っています。 今回、4月にオープンしたばかりの旧大島邸の1年間のスケジュールはどのようになっていますか。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 現在、佐賀県では、肥前さが幕末維新博覧会の一環としまして、ことしの10月1日、予定ですが、唐津市において先鋭的な教育で有用な人材を輩出した耐恒寮にスポットを当てた、リレーシンポジウムの開催が計画されております。このシンポジウム開催後、旧大島邸におきましても、耐恒寮講座と銘打ち、セミナー等を肥前さが幕末維新博覧会の交付金を活用して開催したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 私、大島邸の件のときには、耐恒寮とか高橋是清の件をいつもアピールして、これを訴えていかないといけないばいというような話をずっとしてきたと思うんですけど、先ほど、耐恒寮講座をやりますというようなお話があっていましたけど、耐恒寮の精神、高橋是清の精神、そういったものをどのようにアピールされようとしていますか。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 唐津藩小笠原家最後の藩主であり、小笠原長国が他藩に先駆け、英語学校である耐恒寮を設立した先見性や、官軍となった薩摩藩や長州藩、肥前佐賀藩とは違い、中央官庁とは異なる道筋での立身を模索し、その後大成した辰野金吾や曽根達三、天野為之などのそうそうたる卒業生の物語は、ひいては維新前後の佐賀藩と唐津藩の立場の違いを如実にあらわすものと考えております。 耐恒寮講座では、この点につきましても広く一般の方々を対象に積極的に紹介したり、本年10月以降、月1回程度開催をしてまいりたいと計画をしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 耐恒寮講座が月1回のペースでされるということで、とりあえずはよかったなと思っていますけど、これは一般市民に対しての講座だと思います。先ほど説明がありましたように、明治政府ができたときに、薩摩藩、長州藩が中央の政府を占めていて、唐津というところは、やはり小笠原の藩であったために冷遇されてきたと、そういった中で、中央の政界、官界、実業界で活躍された人が出てきたということが非常に重要なことだろうと思うんです。その精神を、やはり教育、高橋是清が生徒たちにほんの1年足らずの間に教え込んでいったと、そういったものが非常に重要なことだろうと。私は、ただ施設を建てればいいという話じゃないと思うんです。その精神をどのように受け継いで生かしていくかということだろうと思うんです。 私は、教育長に伺いたいと思います。 教育長は、いつも言われるのは、たくましい子供を育てたいというふうにおっしゃいます。この唐津市の生い立ちと、その辺が非常に私はクローズアップされると思うんです。それで、この耐恒寮の精神とか高橋是清の精神、これを教育の中で骨太の方針として据えて事業をされるべきじゃないかなというふうに思っていますけど、どうでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 山下議員の再質問にお答えいたします。 教育委員会では、平成20年2月に、小学校5年生の副読本、「郷土につくした人々~ふるさと唐津の偉人たち~」を発行していますが、この中で、耐恒寮出身の辰野金吾、天野為之も紹介し、耐恒寮のことや、唐津を離れた後に近代日本を牽引するような大きな業績を残したことにも触れております。 このように、教育委員会としましては、耐恒寮出身者を初めとする唐津出身の先人たちの業績を子供たちに紹介し、子供たちが自分の郷土に自信と誇りを持つとともに、耐恒寮で教鞭をとった高橋是清やその教え子たちのように、困難に直面してもそれに対して柔軟に対処していく力を育て、日本や世界を牽引していくような志を持てるようにしていきたいと思っております。そのためにも、今後は今まで以上に積極的に耐恒寮やその出身者のことを子供たちに伝えていきたいと考えています。 内容については今後検討していきますが、例えば社会科見学等で、旧大島邸や旧唐津銀行など郷土の偉人たちにかかわりのある施設を訪れる機会を設け、その見学をする際に、耐恒寮出身者を初めとする郷土の偉人たちの業績や精神を伝えていくことなども行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 私は、そこまでの答弁は何回も聞いたような気がするんです。私は、もっと一歩進んだ事業がされないのかなというふうに思うんです。耐恒寮記念講座だとか、高橋是清記念何とかというような、名乗ってもいいんですけど、やはり歴史の渦の中でも生き生きと生きていったというような精神を、やはり今の唐津市の青少年たちに植えつけたいなというふうに思います。 じゃあ、そういう事業って、どういうのがあるんだろうということだろうと思うんです。先ほど教育長言われたけど、各施設を案内するとかいうのも、それは一つでしょう。それとか、今、唐津市でいろんな案内をされている方々に学校に行かれて講座をされるということも一つでしょうし。やはり、高橋是清なんかアメリカ行って奴隷にまでなってというようなことで、そういうことで、日本以外の世界のいろんなことを学んでもらう、短期留学をされるような方に補助金をやったりとか、また青少年の交流をされるときに補助を出したりとか、グアム島の交流が何かちょっと途絶えていますけど、そのときの話では、子供たちをグアム島にやって交流をしますよというような話があったりとか、いろいろしています。そういったものを一つにまとめて、いきいき学ぶからつっ子育成事業みたいのがありますけど、そういうような、何とか事業という銘を打って一つにまとめて、高橋是清、耐恒寮をただ記念するだけじゃなくて、本当に子供たちを鍛えるような事業、合宿だとか何かもしてもいいだろうし、何かそういうのを教育委員会として考えられないかなと私は非常に思っているんですけど、教育長、もう一歩踏み込んでもらえませんか。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) お答えにならないと思いますけれども。 議員さんのお気持ちはよくわかります。ですから、私も、今、議員さんおっしゃるような、子供たちに伸び伸びと、大志を抱けみたいなところで育てたいと思っているんですが、さて具体的にどうすればいいかということになりますと、さっき答えた以上のことは、今この時点では思いつきません。唐津市が直面しております教育問題、いろいろありまして、耐恒寮のみならず、いろんなものがあるもんですから、耐恒寮に特化した事業と言われても、今のところではちょっと即答いたしかねます。これから考えます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 私の気持ちと教育長の気持ちは一緒だと思うんです。たくましい子供を育てようということに尽きると思うんです。時代の流れに翻弄されなくて、生き生きと生きていく人間をつくっていきたいと教育長もよくおっしゃっているんで、それをきちんとした事業としてやっていかれればなと思いますので、ぜひ考えていただきたいなと思います。 今、ちょっと精神論的な話になりましたけど、もっと本当に身近な話になりますけど、各施設の休館日がちょっとばらばらじゃないかなと思うんです。月曜日であったり、水曜日であったり、また休みがなかったりとか、そういう施設になっていますけど、基本的に観光的な施設であるんで、年中無休にできないのか。その辺はどのようにお考えですか。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 各施設の休みについてですが、まず現状からご説明をいたします。 観光施設につきましての旧唐津銀行、唐津城、それに曳山展示場、これにつきましては、年末のみの休館となっております。12月29日から12月の31日までの間となっております。 また、旧高取邸、鯨組主中尾家屋敷、旧大島邸につきましては、年末年始のほか、旧高取邸が毎週月曜日、鯨組主中尾家屋敷と旧大島邸が毎週水曜日の休館となっております。 施設によって休館日が統一されていない理由ですが、鯨組主中尾家屋敷は、地元の皆様のご意見に基づき、水曜日と決定をしております。また、旧大島邸につきましても、近くの旧高取邸と曜日をずらしたほうがよいとの運営検討委員会等のご意見をもとに、水曜日の休館としております。 休館日をなくせないかとのご質問ですが、旧高取邸は国指定の重要文化財、鯨組主中尾家屋敷は佐賀県及び唐津市の重要文化財の指定を受けております。旧大島邸は指定はございませんが、部材の多くが100年以上経過している古い建物でございます。このため、週1回の休館日を利用して、建物の保守点検や細部の清掃を行うことで、建物の保存と安全で快適な見学を維持できるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 文化財的な要素なんで、週1回は休館日を設けて清掃なり管理をしたいというようなお話ですけど、オープンしていて、あるところは清掃しているとかいってもいいんじゃないですか。見苦しいとじゃなくて、あけていても、管理とか清掃とか、そういうのはできるんじゃないですか。どうですか。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 先ほど、オープンしていて清掃、点検等できるんじゃないだろうかというご質問でございます。 保守や点検、清掃となりますと、場合によりましては、見学者の方にお見苦しい場面をお見せする、そのような場面もございますし、安全面での確保も難しい場合があるかと思われます。このため、やはり休館日に集中的に行いたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 私は、見苦しくても、幕を張っていればいいんじゃないかなと思ったりもするんですし、安全面だって、やり方によってはきちんと安全にできるんじゃないかなというふうに思っております。余りにも文化財だ、文化財だと頭にあり過ぎるからそのようになってしまって、じゃあ、行く着く先は、一番最初の議論のようになって、管理だけ、もう案内は片手間。管理の間に案内しますよというふうになってきて、だんだん入館者に対しての扱いが粗末になっていってしまうという流れになっていきよらんかなというふうに私は感じております。その辺のことをよく考えていただきたいなというふうに思います。 百歩譲って、休館日を設けないといかんとなったとしても、月曜日の休館というのはないだろうなと私は思います。月曜日というのは、まだ観光客の方が非常に多い曜日だと私は考えていますけど。せめて火曜日とか水曜日とか木曜日ぐらいに移すということを考えないといけないんじゃないかなと思っていますけど。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 現在、月曜日を休館日としております旧高取邸につきましては、開館以来10年を経過しており、地元の旅館や旅行代理店を初め、市民の皆様にも月曜日休館ということが浸透しているものと思われます。 しかし、今後、地元の旅館、飲食店、商店などの皆様からご意見を伺い、調査研究をし、変更したほうが唐津市の活性化につながると判断した場合は、旅行会社等への一定の周知期間を設けた上で、規則の改正を行いたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) やはり、もう行く着く先は、市の担当する部署が違うし、指定管理者が違うし、その辺が非常にばらばらなんで、やっぱり統一して。この6館とも、名護屋城博物館も入れれば7館あるんですけど、非常に一つ一つ、私たちが視察行ったりしても、もう本当、立派な施設だと思うんです、よそに比べて。それが7つもあって、本当に何かもったいないなというばらばら感が非常にします。やはり統一してアピールしていく必要が。これをすれば、もう本当、30万、40万都市に負けないような施設があると私は思っています。それをどうやってアピールしていくかということを、ちょっと考えないといかんとじゃないかなというふうに思います。 ちょっと一つの例で、観光協会の窓口や駅の窓口に行きますよね。そうすると、そこでパンフレットを取ります。じゃあ、どういうのがメーンであるかというと、やはり道路マップ、これも非常に必要です。それとか、宿泊施設、レストラン、唐津焼の焼き物の販売店、窯元、それとかお土産、それは非常に重要な要素だと思います。だけど、先ほど言った文化的な歴史的施設の案内がないんです。いや、一つ一つのリーフレットやパンフレットは各施設にあると思うんです。きちんと立派なのが出ていると思うんです。だけど、一番駅の窓口、観光協会の窓口にないと。やっぱりそれが、今、唐津市の状況をあらわしているんじゃないかなと思います。駅のメーンのところに、やはりきちんとしたパンフレットはせめて置いとかないといけない。できたら、文化的な観光、歴史的な施設を一つにまとめた、きちんと唐津市にはこういう施設がありますというのをアピールせんといかんとじゃないかなと思うんです。それぐらいはやってもいいんじゃないですか。 それと、先ほどから言っている企画展をきちんと、できたら6館、7館統一した何か年1回ぐらい企画展をやっていくとか、そういったことをしながら、各施設が連携しながら。もう、先ほどから連携するとか何とかいう話はよく出てきますけど、全然されていないんじゃないかなと思って、残念でなりません。その辺、どのようにお考えですか。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 議員さん、おっしゃいますように、唐津市の玄関とも言える唐津駅、そこで観光文化施設、これの発信がうまくできていないということは、我々も反省すべき点と感じております。 あと、統一したスケジュール、連携した企画展等につきましては、議員さんおっしゃいます、施設の全ての概要及びスケジュールを網羅する資料の作成等、このことにつきましては、現在、管理者が多岐にわたっている、スケジュール等の締め切りや掲載方法の調整などを検討させていただきたいと考えております。 議員さんがおっしゃいましたように、各施設は個々でも十分な魅力を持つものと自負しております。この各施設の魅力をいかに連携させて大きな魅力として発信できるかは、さらに今後研究を進めてまいりたいと考えております。 現段階で可能と思われますことに関しましては、例えば、幾つかの施設は歴史的背景等でおのおのが深く結びついているものですから、先ほどから申し上げています、耐恒寮講座の中などで、各施設の持つ意義や結びつきにつきましても説明することで、市民の皆様に認識を深めていただくことも重要と思われます。さらに、各施設が企画を立案する際には、ほかの文化施設との連携を図れないかを常に意識して行うよう、意思の統一を図っていきたいと考えております。 なお、先ほど、今年度から来年度にかけて、肥前さが幕末維新博覧会、これが唐津市のほうでも、サテライト会場として、10月のリレーシンポジウムを皮切りにいろんな企画展等、始まります。これにつきましても、議員さんがおっしゃいますように、いろんな各施設連携して、さらにこの企画の輪が広がって、県施設も巻き込んだような形での企画、計画を立ててまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 観光協会の窓口の話をしたのは、そこはしてくれという話じゃなくて、本質、もっと先ほどから言っている、連携しながら全体的なアピールをしてくださいということですから、その辺を間違えんとってください。 次に、これも1年ぐらい前から指摘していた、小笠原記念館に関してなんですが、これもなかなか動かないなというふうに思っております。これも、唐津市にとっては非常に重要な時代だと私は思っておりますんで、この件について、また質問をしたいと思います。 再度、小笠原記念館の設置目的とか展示品はどうなっているんだと、とりあえずその辺を教えてください。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 山下正雄議員さんのご質問にお答えいたします。 小笠原記念館の設置目的でございますが、この記念館は、唐津藩最後の藩主でございます小笠原家を初め、歴代唐津藩及び近代日本の発展に貢献された諸先覚者の関連資料を展示し、その遺宝──いわゆる後世に残る業績でございますが──を顕彰することを目的として設置されたものでございます。 また、小笠原記念館の展示品についてでございますが、江戸幕府の老中でございました小笠原長道公の掛け軸、小笠原長道公のご子息の小笠原長生氏との親交が深かった乃木希典氏、または東郷平八郎氏の手記ですとか、掛け軸等、小笠原家とゆかりの深い大変貴重なものを展示させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) その後、結局、その展示を、何かもう埃がついているんじゃないかというような話を私はしたときに、いや、唐津城が今度リニューアルオープンするときに唐津城で展示しますというようなお話も聞いたし、今回の議案質疑、そういったときにもそういう話が出ましたんで、唐津城で一部展示をされるんだろうというふうに思いますが。 そのときも尋ねたんですけど、設計者とか、その辺はどのようになっているのか。また、建物の所有者はどうなっているのか。土地の所有者はどうなっているのか。その辺が、何かどうも一筋縄ではいきそうもないなというような感じがしていましたんで、前回の質問のときに。その辺をもう一度教えてください。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 小笠原記念館の設計者でございますが、早稲田大学の故今井兼次教授でございまして、この方の設計といたしましては、ほかに、佐賀市にございます大隈重信記念館等を設計されているようでございます。 また、小笠原記念館の建物自体の所有者でございますが、小笠原記念館の建物は、昭和30年1月に金子財団により起工されまして、昭和31年5月に完成しております。昭和32年4月1日にその後開館されたものでございます。その後、昭和42年4月に唐津市のほうへ寄贈されましたので、現在の建物の所有者は唐津市となっております。 また、土地の所有者でございますが、小笠原記念館の土地の所有者については、こちらは唐津市の所有ではなく、お寺のほうの所有となっているようでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) そこまでは私も聞いたんです。建物の所有者と土地が違うんでなかなか難しいですよというところまでは、今までの質問で伺っています。 次に、昭和31年に建設されているんで、当然、耐震がどうなっているんだというような話になると思うんですけど、そのときにも、土地が唐津市のものじゃないんで、耐震補強もしづらいんですよねというような話を私は聞いたような気がするんですけど、その辺の耐震診断とか耐震補強について教えてください。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 小笠原記念館は、昭和31年に鉄筋コンクリートづくりの平屋建てということで建設されておりまして、昭和56年以前の旧耐震基準を満たす構造ではございますが、既に、築約60年を経過しておりまして、今後利活用していく上では、耐震診断等は必要であろうかというふうに考えております。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 外野席から話が来ているんですけど、耐震診断せんといかんのじゃないですかね。どうですか。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 小笠原記念館は、郷土の宝であるというふうには認識はいたしております。また、議員ご提案のとおり、保存活用策を検討する上では、まずは小笠原記念館の新耐震基準に合わせた耐震診断が必要と認識しておるところでございます。 建物の耐震診断ができますように、地権者の方とも今後協議を詰めまして、協議が整いましたら予算等の確保を行ってまいりたいと考えております。 また、耐震診断の結果が出ましたら、その結果も含めて、小笠原記念館の今後の利活用につきまして検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 耐震診断をされて、耐震補強されて、また利活用していくといった、ある程度時間がかかってくると思うんですけど、今現状は反対に、もうほったらかしですよね。それでいいのか。現状は、じゃあ、今のままにしてしまいますか。ほったらかしにしますか。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 先ほど申し上げましたとおり、小川原記念館自体は郷土の宝でもございます。観光パンフレット等での紹介が、ちょっと最近、見てみますと、おろそかになっていたのかなというところは否めないかと思います。この点で、やっぱりPR不足であったということは十分認識いたしております。 しかしながら、小笠原記念館を楽しみに訪問される方も多数いらっしゃいますので、唐津市観光の目玉の一つとして、小笠原記念館にまつわることを記載しましたリーフレット等も配布することを、今後検討していきたいと考えております。 ちなみに、平成28年度の入館者でございますが、こちら側のPR不足もございまして、年間で654人という形でございました。今後、PRを図りながら、入館者のほうをふやしていきたいというふうに思っております。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) リーフレットは早急につくられるということなんですけど、もう一つ、私がずっと、歴史文化の施設のところ、案内はどうなっているんですか。やっぱり、せめて案内の人1人ぐらいは置かんといかんのじゃないですか。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 先ほど申し上げましたとおり、入館者数等鑑みますと、なかなかこちらに案内人を1人配置するという予算の確保はかなり厳しいのかなというふうに考えておりますが、小笠原記念館だけではなくて、あの一帯が西寺町という寺社がたくさんあるところでございますので、そこへの動線をうまくつくることで、小笠原記念館への入館者等をふやしていくということをちょっと考えていきたいなというふうには思っております。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 案内人を置くと、人件費もかかってくる。今の入場者じゃあ、とても採算に効率的じゃないというようなお話だろうと思いますけど、卵が先か、鶏が先かじゃないですけど、小笠原記念館だけじゃなくて、お寺も非常に重要なお寺だと思うんです。寺沢のお墓があったり、近松門左衛門のお墓があったり、お宮も非常に立派だし、やはり唐津市の中で非常に魅力のあるところだというふうに思います。先ほど言った唐津銀行、ずっともう何十億円という金を突っ込んで、そのままそれで安心してしまっているという状況に、20年後ぐらいにはほかの施設も、今の小笠原記念館みたいになってしまうんじゃないですか。そうじゃなくて、やはりいつも手を加えながら、いろいろアピールをして、喚起をして、唐津市の町の中の、唐津市全体の魅力をアップしていかにゃいかんのじゃないかなと思います。 それで、再度、最後の、小笠原記念館に対しての認識、それをもう一度教えてください。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 先ほど答弁いたしましたが、議員、ご指摘のとおり、小笠原記念館は郷土の宝であるというふうに認識いたしております。小笠原家は、唐津藩の歴代藩主の中でも最後の藩主でございまして、今なお、唐津市民に慕われているという家系であるというふうに伺っております。その足跡を後世に残すことは、大変重要であるというふうに考えております。 こちらの建物自体の今後の保存活用策をどうしていくのか、安全性をきちんと保てるのかといったところを検証しながら、今後の小笠原記念館の方向性を見きわめていきたいというふうに考えております。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 先ほどから言いますけど、何十億円と金かけた建物が、20年、30年後には、いつの間にか小笠原記念館と同じように、みんな忘れてしまっているというようにならんように、ぜひ歴史文化施設に対しての取り組みをお願いいたします。 以上で、質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時00分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 酒井幸盛議員。          (8番 酒井幸盛君登壇) ◆8番(酒井幸盛君) 展望会の酒井でございます。4年ぶりの一般質問でございますので、きょう、張り切って頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。 今回は、2点ほど質問をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。 1点目が、市長の政治姿勢、政策についてでございます。 2点目が、玄海原子力発電所再稼働について、市民の安全、安心は守れるかという、この2点について質問をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。 唐津市長選、また市議選の当選証書の授与式に、新市長の峰氏は、県庁に山口知事を訪ねていたために、代理で妻の奥さんが出席されておりました。 翌日の新聞で、3期12年間続いた坂井市長からの交代で、挨拶や引き継ぎの打ち合わせ等、構えていた職員たちは当てが外れ、混迷している様子だったと報じられております。 任期は2月6日からとはいえ、初の市の行事なので、新市長の姿がなかったのは、本当に残念である。市民の方や、また議員の方も感じられたと思います。 初議会では、選挙公約が、後退または断念された事業があったかと思います。峰市長は、選挙中に、庁舎建設への疑問やボートレース事業の管理者を置くことにも疑義を語っておられました。 しかし、就任後に、市庁舎建設の継続やボートレース管理者を置くことも、関係団体と話をした結果、必要だと認識したと転じておられます。 ボートレース前事業部長を管理者に選任しました。部長をです。 また、学校給食の無償化や教室のクーラー設置は、財政の状況を見きわめてトーンダウンをしておられます。 また、各市民センターの見直しもしないと、初議会で断言をされておられます。 また、国際会議等ができる施設を検討すると公約していましたが、財政の状況を見きわめて断念されておられます。 また、市長給与の2割カットも、条例改正し、ボーナスや退職金にも影響しないよう約240万円の削減をし、市民向けの削減アピールとしてしか言いようがありません。 このように、公約を次から次と後退または取りやめといった政治政策に、市民の方は不安を感じていられるのではないかと思います。 ここで、我々市会議員の出番であります。そこで、市民の方の不安を取り除くために質問をしてまいります。 まず最初に、第2次唐津市総合計画に対し、初議会の中で、現在のさまざまな事業計画は、第2次唐津市総合計画のもとにあるこの計画を変更、見直す考えはないのかをお尋ねいたします。 「第2次唐津市総合計画に沿って進めていきたい、変更することはしない」と答弁されておりますが、なぜ、変更されないのかをお尋ねいたします。 2点目の玄海原子力発電所再稼働での市民の安全、安心を守れるかということですけども、新生活がスタートする4月に、本市の加唐島、馬渡島では、小中学生3人が島留学を始めました。 10歳、また7歳の姉妹は、期待を膨らませて来ていただいておりますけども、島での生活はとっても楽しい、みんな優しくて友達になれましたと、しかし、目の前の原子力発電所が、再稼働が同意されているので、不安で心配であると言っておられます。 また、熊本地震で熊本県から基山町に家族と避難して1年になる会社員の45歳の春は複雑ですということで、このまま永住するか、それとも帰郷するかと、見きわめには時間を要しますということで、言っています。また、簡単に答えはできない、答えは出ない。また、子供のことを第一に、将来を考えたいと。 そんな中、行政のトップだった県出身の今村議員が、東日本大震災の被害をまだ東北でよかったと発言し、発信し、大臣を辞任されておられます。 福島市から佐賀市に身を寄せていらっしゃる55歳の方は怒っておられます。「一体何だ、また言うのか」と、やっぱり被災者の気持ちを全くわかっていなかった。自主避難者の帰還を本人の責任と述べ、批判を受けたばかりですけども、また県知事、また玄海町長が、再稼働に同意を表明いたしました。 事故が起きれば、福島を見れば、被害は県内、県境を越える状態であります。こんな事故への不安にさらされています。 唐津市民の方は、これでいいのだろうか、県や玄海町だけの事前了解の判断、玄海町だけの、県だけの保証で、このまま進んでいいんだろうかと、唐津市は今現在、蚊帳の外にあります。これでは、市民の安全、安心は守れないと、私は思っております。 そのためには、唐津市民も、県、玄海町と同等に、事前の了解の項目の入った、また保障の項目の入った、そして、唐津市民で判断ができるように、そういうことで4者間の安全協定、事前了解と安全保障の項目が入っている安全協定を早急に提携するよう、必要があると思うわけです。 現在は、2者間での、唐津市と九州電力の安全協定には、事前了解と安全保障の項目が入っておりません。 だから、本市は、平成18年の3月に、県と確認書を交わしております。県にも申し入れをして、市民の安全、安心の確保のために汗を流していますが、なかなか唐津市の意向が直接反映されてきません。 唐津市は、玄海原子力発電所からわずか数百メートルしか離れておりません。特に私の町の串地区を初め、5キロ圏内には玄海町より何倍もの多くの住民が住んでおります。まさに立地自治体と言えるのではないかと思っております。 福島での原発事故は、行政区や距離に関係なく被害は及ぶわけでございます。 原子力発電所再稼働をめぐっての問題点は、新規制基準審査の中に、事故がもし起きた場合の住民避難計画を審査基準がないことです。 そのためにも、住民を安全かつ確実に避難させるための実効性のある避難計画とその方法を確立させることが必要であると思うわけです。 しかし、国は、避難計画策定等は、地方自治体任せているから、一自治体でこれらに対応することは、私は不可能だと思っております。 特に本市においては、7つの離島を抱えて、困難な陸路についても大混乱が発生が予想されます。容易に想定ができます。 また、使用済み核燃料の中間貯蔵や最終処分方法が決まっておりません。6月9日の市議会の玄海原子力発電所特別委員会では、市議会から市長に申し入れを提出した以降の対応で意見が交わされました。 その中で、市が、県や九州電力と結ぶ安全協定や覚書の再検証をすると訴えていたことを踏まえ、今回がチャンスではなかったかとの質問に対し、市長は、必要性を感じなかったと、今後は、必要性があるときに、しっかり申し入れをしていただきたいと答えられていましたが、必要性が感じなかったということは、言いかえれば、市民の安全確保を早急に考えていないというふうにとられるわけです。 今回のこの一般質問の機会に、安全協定、4者間の提携に道筋をつけていただきたいと思い、一般質問をしていきます。 これで、第1回目の質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 2項目めの質問がなされなかったですけど、2項目めの1回目の質問をしてください。 ◆8番(酒井幸盛君) 市長は、今回の6月議会で、予算の編成に当たっては、第2次唐津市総合計画に基づき……、1問目も……。 ○議長(田中秀和君) いえ、1項目めは言われました。2項目めの質問を。 ◆8番(酒井幸盛君) 第2次唐津市総合計画に基づき、生産、唐津、教育、安心、発信の5つの総合力である「唐津力」発揮への提起をすべくと編成されておりますが、市の将来にとって、総合計画以上に再稼働は大きな影響を与える可能性が考えられます。 また、玄海原子力発電所の再稼働に、佐賀県と玄海町は同意をしたことにより、今後、再稼働することが考えられます。 もし、玄海原子力発電所が再稼働することで、農林水産業、または観光産業、または企業誘致、それから健康不安解消と、それから人口減の対策など、いろんな影響が出てくるかと考えております。 そこで、まず、農林水産業の振興では、原子力発電所周辺地の農産物あるいは加工品が、ブランド化に影響はしないだろうかということで、お尋ねをしたいと思っております。 これで1回目の質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 酒井議員の質問に対しましてお答えいたします。 まず、第2次唐津市総合計画の変更をするつもりはないのかということだったと思いますが、3月議会でも答弁をいたしましたように、私が掲げさせていただきました「唐津力」を伸ばす施策と、平成27年3月に策定されました「第2次唐津市総合計画」、さらには平成28年3月に策定をされました「唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略」とは、文言的には違うかもしれませんが、私の気持ちといたしましては、施策の方向性というのは似通ったところがあるというふうに認識をしております。 一つ一つ精査をして取り組む必要はございますが、今のところ、計画を変更する考えはございません。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 久我農林水産部長。          (農林水産部長 久我邦浩君登壇) ◎農林水産部長(久我邦浩君) 酒井議員のご質問にお答えいたします。 玄海原子力発電所が再稼働することによりまして、唐津市内におきます農林水産物及びブランド化への直接の影響は出ないものと考えております。 先に再稼働をしております川内原子力発電所がございます鹿児島県の薩摩川内市に、再稼働後の状況をお尋ねいたしましたところ、再稼働によります地元産品の価格の下落等も見られず、風評被害も起こっていないということでございました。 なお、風評被害対策の面では、消費者等に対しまして、唐津市内で生産される農林水産物につきまして、正確な情報の提供ができますよう、関係機関と連携をして、情報収集や広報活動に努めてまいりたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) それでは、第1点目の再質問に入ります。 私が挙げた唐津力を伸ばす施策、「第2次唐津市総合計画」、さらには「唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略」とは、文言的には違うかもしれないが、私の気持ちとしては施策の方向性というのは、似通った部分があると思っているとの答弁を今いただきましたけども、もう既に、今回の予算を見てみますと、「唐津市のまち・ひと・しごと創生総合戦略」といった文言的に書いてあるわけですから、今のところ計画を変更する考えはないということでしたけども、私は、これでは峰カラーが出てこんとではないかと思って、早く峰カラーを出すべきではないかということで、質問をいたしております。これについて、どう思われていますか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 酒井議員の再質問に対しましてお答えいたします。 先ほど、平成28年3月に策定されました「唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に対しましては、大変、唐津市も同じく、全国的な人口減少問題に対することに対しまして、平成27年から平成31年までの5年間、4つの基本目標と13の施策で、今後、市民と行政が一体となって市の均衡ある発展並びに新たな時代に対応した魅力的な唐津の創造に全力で取り組むというふうになっております。 このことに対しましては、私が、今回の選挙に対しまして提案させていただきました5つの力と、先ほど言いましたように、文言的には違うかもわかりませんが、施策の方向性というのは、私は同じと思っております。 したがいまして、今のところ、総合計画並びに総合戦略に関しましては、変更する気持ちはないということでございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 峰市長がそう言われるなら、それでいいんですけども、私は、やっぱりせっかく市長になられて、自分の考え方でスタートするんだということ、もって市長に手を挙げられたと思いますので、ちょっと質問をいたしました。 それでは、次の質問に移ります。 本庁舎や市民センターは、公約では見直しをしていくと言ってあったが、本庁舎や地域の検討委員会で進めている市民センター建設は、継続的に建設をしていくという答弁をこの前の議会でされております。 なぜ、考えの変わった理由をお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 酒井議員の再質問に対しましてお答えいたします。 お言葉を返すようでございますが、大変失礼でございますが、多分、新聞記事等々を見られての質問かと思いますが、市民センター並びに本庁舎の建てかえに関しましては、私は、再検証の必要性を認めているということで言わせていただいたとこでございまして、「見直し」という言葉は使っていないと思っております。 その上での答弁をさせていただきますが、本庁舎や市民センター建築につきましては、私は、市民の意見がまだ十分に反映されていないのではないかという考えを持っていたのは事実でございます。 そのために、建てかえを含めて、また機能についても、もう一度立ちどまる必要があるとの発言が私の記事になっておりましたが、私が市長に就任いたしまして、計画については、事務局等より説明をいただき、また本庁舎建設につきましては、特別委員会を初め議会の方々のご意見、そしてまた、多くの市民の皆様方からのご意見をいただきました。 その中で、確認をさせていただき、浜玉、厳木、相知市民センターの建設につきましては、住民の合意形成の状況や、地域の検討委員会で出されたご意見などを確認をし、地域の拠点形成に向けた取り組みであるということや、住民の合意が得らえているということがわかりましたので、本庁舎や市民センターの建設につきましては、そのまま建てかえに向けて進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 市長、勘違いせんでね。というのは、見直しはせんだったがということで、悪いとは私は言わんとよ。市長に手を挙げたときは、誰だって、今現在やってある計画よりも、自分が市長になったらこうやるんだというふうな計画を誰でも持って、それが公約だったと私は思うとるとです。 だから、新聞に載っとったからとか、見直しはしとらんとか、そういうことじゃなかとです、私が聞きたいのは。市長が、この間に取り下げたり後退してしまっとるから、市民の方は、そんなら市長は何を考えとったですかと、どういうふうに考えとったですかということを、疑問があるわけです。 新聞には、1月31日の新聞では、庁舎の建設に検証すると、検証というのは、どういう意味ですか、検証というのは。見直しじゃなか、検証はどういう意味ですか。 それでまた、赤れんがづくりとか、そういうのが新聞に載っとっとですよ。 それから、3月の新聞でも、統合するとか言ってあるとです。ばってん、全部新聞は勝手に書いたとかと、この前の議案質疑の中でも言ってあるでしょう。ありましたけども、そこは、私たちは、議員は聞いておるんじゃないんです。市民は、市長は、合併前に、見直そうが、検証しようがよかばってん。私は、こういうふうな設計図を持っておったんですよというとをして、しかし、市長になって、事務方とかいろんな方とすり合わせをして、今までの事業に対して、やっぱり私が思うとったとはちょっと、例えば財政面とか、総合計画にのっかって、今、唐津市は進んでおるわけですから、それとはちょっと外れた形になるねとか、いろいろなことで、私も、今回はそういうことで見直しをしませんでしたと、何で素直にそういうことを言わんとかね。不思議でならんよ、言いわけばっかり、新聞のせいにして。 そこじゃなかでしょと。私は、見直さんけんが悪かとか、見直すけんよかとか、そういうことを聞きよったじゃなかです。まあ、よかです、これは。 次行きます。市民センターの権限拡充の検討について、経緯ですけども、市民センターの権限の拡充とは、地区のことを地区にある市民センターで判断できるよう、また、決裁権限の範囲やあり方を含めて、地域の課題や問題を地域の拠点となる市民センターで完結し、要望等に対して迅速に対応できる体制や組織を検討すると答弁があっておりましたが、その取り組みの経緯はどういうふうになっておりますか。よろしくお願いします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇)
    ◎市長(峰達郎君) 酒井議員の再質問に対しましてお答えいたします。 市民センターの権限拡充についてということだったと思いますが、これまで市民の方々のお話を聞かせていただいた中で、市民センターに行っても本庁に聞かないと返事ができないというような声を聞いたのも、大変多かったわけでございます。 また、市役所と市民の距離が、合併前とすると遠くなったような気がするというお声があったのも事実でございます。 行政といたしましては、住民と接して、住民の方の思いや考えを酌み取っていくことが大切でございますので、地区のことは地区にある市民センターで判断していくことができる、そういった体制づくりが必要だと感じているところでございます。 そのような点を踏まえまして、市民センターの権限拡充につきましては、現在、全体的な決裁権限の見直し作業を行っておりまして、3月議会で答弁をさせていただきましたように、市民センターの決裁権限を拡充する方向で調整をいたしております。 地域の課題など、地域の拠点である市民センターで完結できるような見直しを行っているところでございますので、調整がつき次第、関係規則等の改正を行う予定でございます。 また、現在、市民センター長は、市民福祉課長を兼務しておりますが、兼務を解消いたしまして、専任でセンター長を置き、市民センターの意思決定の機動性を高めたいと考えているところでございます。 この件は、庁内の全体の人員配置とも関連をいたしますので、少し時間をいただきまして検討をする必要があると考えているところでございますが、市民センターの権限の拡充につきましては、機構改革も含めて検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 調整をしておるということで、よろしくお願いいたします。 それでは、財政運営についてお尋ねをいたします。 市長の3月議会の市長提案では、行政サービスの選択と集中を徹底することが必要不可欠であり、今後の厳しい財政状況を見据えながら、市政運営の道筋をつけていくため、改革を進める覚悟であると言ってありました。 そういうことで予算編成に当たられたと思うわけですけども、平成27年度財政諸表では、今までに唐津市では、普通会計ベースで申しますと3,234億円、単体ベースでは4,206億円、それから連結ベースでは4,224億円の資産を形成してきております。 そのうち純資産である227億円、普通会計2,448億円の単体、それから2,450億円の連結については、これまでの世代の負担で支払いが済んでおり、負債である963億円、普通会計、1,757億円の単体、1,770億円の連結については、これから世代が負担していくことになるわけですけども、私も、再度議員にならさせていただきまして、3月議会で、平成28年度の予算を見ましたけども、一般会計の総額が768億円とびっくりいたしました。 そこで、財政健全改革が必要だと言ってありましたが、今回も、補正額が25億1,266万6,000円で、補正後総額は、前年度比8%減の660億4,076万6,000円で、既定路線での事業がほとんどで、独自色が見られなく、財政健全化公約実現にはほど遠い感じが、私はいたしました。 市長は、改革の政策が反映されたとお思いでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 酒井議員の再質問に対しましてお答えいたします。 改革について、今予算に反映ができたのかとの質問でございましたが、議案質疑においても触れさせていただきましたが、私の公約に掲げております具体的事業につきましては、既存事業の見直しや取り組むべき事業の選択、財源の調整を要しますことから、今回の補正予算に反映するのではなく、私の今後の任期の中でしっかりと議論を重ね、具現化していく考えでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 今回の補正に反映するのでなくという答弁をいただきましたけども、今から市長はどういう政策をするんだろうと、皆さん、本当に市民の方は注目をしてあるわけです。ですから、私はこうした質問をしているわけですけども、本人さんがそういうことであれば、それで納得します。 それでは、財政計画の考え方を、早く私は示すべきではないかというふうに思っておるわけです。ご存じのとおり、財政力指数についても、平成19年度と平成27年度では、0.044財政力が弱まっております。 それから、歳入にいたしましても、市税が1億4,300万円ほど減っております。 それから、地方交付税が23億5,000万円ふえております。これは、地方交付税がふえているということは、唐津市が、力が弱いということですから、喜んではなりません。 それから、繰入金ですけども、平成19年度と平成27年度では、7億1,000万円が減っておるわけです。 それから、市債につきましても、29億7,300万円ふえております。 歳出におきましても、扶助費は47億円ふえております。投資的経費が52億円ふえております。 市債、借金ですけど、これは、24億円もふえておるわけです。 それから、純借入額、これは、交付税措置を除いた額ですけども、これも、74億円減っております。 これから平成33年度以降、合併特例債とか地方交付税の特例措置はなくなる見込みであるわけですけども、慎重なやはり財政運営が必要であると、私は思っておるわけです。 地方交付税は、平成28年度より少なくとも15億円は減ると見込まれております。そうすると、現在の予算規模を維持するのは、非常に私は難しくなってくると思うわけです。 そのためには、人口減少に歯どめをとめる施策が必要ではないかと思うわけでございます。 これまでの質問を通して考えられることは、公約の事業を進めるとしても、決して楽観できる財政状況ではない。また、合併特例債措置の終期が近づいております。 施設整備等、大詰めを迎えることになり、多額の財政出動が見込まれます。財政状況をきちんと把握する、市長は必要があるんじゃないかと思っております。 そのために、財政計画を早く、中長期計画を示す必要があると思うけども、どれくらいの時期を考えてあるのか、お願いします。 ○議長(田中秀和君) 脇山財務部長。          (財務部長 脇山秀明君登壇) ◎財務部長(脇山秀明君) お答えいたします。 財政計画を早期に示すべきではないかというご質問でございました。 昨日も、林議員さんの中で、ちょっと触れておりましたが、財政計画、中長期見通しにつきましては、現在、現計画の見直し作業に既に着手をいたしております。 今後、行政評価、事業の検証、新たな事業のヒアリング等を行いながら策定作業を進めまして、年度内にできるだけ早目に具体的な内容を議会のほうにもお示しをしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 3月議会で、幾つかの公約の答弁が気になったわけですけども、学校給食の完全無償化とか、国際会議とかできる施設の設置や、市の庁舎建設とか、各市民センター等の見直しを検討すると公約されておりましたが、答弁では、財政面とか、「第2次唐津市総合計画」にマッチしないことをし、取り下げられた答弁が多かったと思います。 公約は、「ただの公約」とかの言動を、この前の議会で、市長は答弁があっております。ただの公約とかそういう、公約をそういうふうな言い方をしたら、薬屋の薬局じゃないですから、「公約」は。 そういうことで、もう少し本市の財政状況や「第2次唐津市総合計画」を把握されて、予算編成に当たっていただきたい。 それから、選挙前の公約では、唐津市を変え、信頼を取り戻すと言ってあるのに、早く市民に財政計画を、やっぱり先ほども言っておりますけども、示していただきたい。 それから市長に、これは、ちょっとここで言うのは失礼なことかと思いますけども、事務方とか予算面で、また議員さんあたりもびっくりされるから、ちょっと言っておきます。 というのは、市長に気をつけていただくことということで、これは、ある地区の総会に出向いて、自治公民館を俺が建ててやるとか、場外船券売り場、ボート、これを鎮西地区と相知と浜玉につくると言ってあるようですが、どこにそのような計画があるのですか。やはり公職の身分をわきまえて、言動を慎んでいただきたいと思います。 次に、2問目の質問に移ります。 現時点においては、再稼働での市内の農林水産業及びブランド化への直接の影響はないという答弁でございましたけども、これは、直接あったら大事ですから、ということで、やっぱりいろんな、唐津市には産業があるわけですから、なるべく影響しないように、皆さんたちでやっぱりそれぞれの人たちに安心ができるような、そういう施策もやっぱり必要じゃないかと思っております。 次に、観光産業振興の影響はないかということでお尋ねをいたします。 次に、唐津には、全国でも第1級の観光資源がたくさんありますが、福岡から来るはずだった客も、観光資源の少ない、少ないと言ったら糸島に悪いですが、糸島に押し寄せてあります。 例えば伊都菜彩とか、また、最近脚光を帯びてきた肥前名護屋城ですが、玄海原子力発電所は、直線距離にいたしまして2キロ、展望台からすぐ間近に発電所が望めます。 もし、再稼働すると風評が心配されると思いますが、どうでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 酒井議員さんのご質問にお答えいたします。 玄海原子力発電所再稼働によりまして、唐津の観光産業振興に影響はないのかという内容のご質問だったかと思います。 現時点におきましては、どのような影響があるのかということを予測することは、ちょっと困難であろうかと考えております。 さきに、農林水産部長の答弁にもございましたが、観光課のほうでも鹿児島の川内原子力発電所が平成29年2月23日より再稼働しておるということで、薩摩川内市の観光担当部署のほうに確認をいたしたところでございますが、観光客の入り込みなど、再稼働前後での影響は特にないということでございました。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 観光産業においても影響がないというふうなことの答弁だったと思います。 現時点においては影響がないということですけども、やっぱりきょうも、ちょっとお昼、テレビを見ておりましたら、どうも再稼働が、ちょっとテレビよく見えんだったですけど、何かざわざわテレビでしよるとこやったけど、きょうから再稼働が、何かなったんじゃないかなということで……、違うかな。ちょっとテレビで、よく見えませんでした。 それでは、企業誘致に対しての影響はどうだろうかというようなことでお尋ねをいたします。 一般産業において、企業誘致も幾つかは実現しているとは思いますが、西九州自動車道で福岡から1時間、古くからの優良な港湾と設備も備え、人件費は安く、自然景観と良質な食材にあふれる、また唐津くんちなどの伝統文化も豊か、こんなよいところに企業や商業の進出が少ないように思いますが、影響はどのようなものでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 市町村合併の企業誘致の件数で申し上げますと、25件となっているところでございます。 玄海原子力発電所が立地していることでの影響といたしましては、玄海原子力発電所の隣接自治体であることで、旧唐津市、肥前町、鎮西町、呼子町に立地した場合には、電気料金補助を受けられるということがございます。 また、誘致した企業からは、これまで玄海原子力発電所が立地していること、再稼働することでの影響があるとは伺っていないところでございます。 本市へ立地した企業におかれましては、交通アクセスや人材確保、行政の優遇措置、災害の有無、唐津が玄海原子力発電所の隣接自治体であることも含めて、総合的に判断されて、市への立地を決定されたというふうに考えております。 今後とも、本市へ1社でも多くの企業に来ていただけるように、誘致活動を引き続き実施していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 誘致した企業からは、これまで玄海原子力発電所が立地していることで、再稼働することでの影響はないということで伺いました。 それでは、健康で不安の影響についてお尋ねをいたします。 厚生労働省の人口動態統計を見てみますと、これは、1998年から2003年まで見ますと、玄海町の白血病発生率は、毎年全国平均の5倍から10倍以上の数値であるわけです。また、本市でも、2倍から3倍の値を示しております。 白血病や、がんのリスクが高いことに、私は違いはないと思っておりますけども、唐津出身者がリタイアしたから、ふるさとで暮らしたいといっても、家族の反対で断念された方の話も聞きます。 そうした影響は、健康面とかでありましたら、お尋ねをいたします。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) 酒井議員さんのご質問にお答えいたします。 今のところ、私のほうには健康への影響はあったということは聞いておりません。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 私のほうには聞いていないということであります。 ちょっとこれは、あれですけど、特に担当としては、やはり健康とか、健康相談とか受けてあると思うわけですけども、そういうふうなときに、市民の声はどうだったのかということをちょっとお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) 再質問にお答えいたします。 原子力発電に関しましては、震災しても、いろいろ市民、団体の皆様からも、要望等も受けているところでございます。 また、いろいろな健診等で、市民の皆様と健康面でいろいろお話しする機会もございます。 そういう中で、唐津市としましては、特定健診やがん検診などの受診の推進を行うことで、病気の早期発見、そして、受診時での健康相談を実施することで、市民の皆さんの安心感の醸成を図っているとこでございます。 今のところ、先ほども言いましたけれども、具体的なご相談というのはあっておりません。 また、玄海原子力発電所の万が一の事故に備えまして、PAZ圏内での安定ヨウ素剤の事前配布とか、UPZ圏での緊急配布用のヨウ素剤の備蓄など、対応を重ねているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 今の答弁のとおりだと思いますけども、それから今度は、再稼働した場合に、どうしても損得といいますか、市民にメリット、デメリットというのがあると思います。 そういうなのを、やっぱり私は、市民の方に、再稼働する、せんじゃなくて、これからされようとしよるときに、唐津市民は、言葉は悪いですけども、玄海町と県だけで決めて、唐津市民には何もなかばいと、それじゃあどうしようもありません。 そしてまた、皆さんたちは、市民の方はいろんな、あちこちから話を聞いてこられて、やっぱり不安がった人も、私も聞きます。 そこで、市民の方のいろんな機会を通じて、地区の総会とか、いろんなとこに出かけていって、やっぱり再稼働がこういうふうに県と玄海町でされましたけども、安心ですよとか、安心ですというか、それか、そういうふうな精神的なところも入れて、やっぱり行政としては進めていくべきじゃないかなと、私は思っておりますけど、その辺の考え方についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えをいたします。 玄海原子力発電所3・4号機の再稼働に関する説明につきましては、もう皆様、十分ご存じのとおり、佐賀県主催によります県民説明会が、平成29年2月21日に唐津市民会館で開催されまして、また同様に、県内4カ所でも実施をされてきたところでございます。 再稼働のメリット、デメリットといった点につきましても、その県民説明会で、新エネルギー庁の担当者から説明がなされております。 そのほか、当日会場に来られない人のために、佐賀県ではインターネットによる生中継を実施されており、唐津市では、説明会の全内容を行政放送のほうで、3月20日から4月2日までの2週間、毎日、1日2回放送をいたしたところでございます。 さらに、佐賀県では、県内5会場で実施されました説明会を全てインターネットで公開をされているところでございます。 そのほか、事業者におかれましても、鎮西、呼子、肥前を中心に、戸別訪問等を展開され、説明を尽くされているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 私は、県がやっとるのを聞いておるわけじゃないんです。唐津市が、どういうふうに取り組むかということでお尋ねをしておるとですけど、唐津市のほうは、どういうふうな説明会をするとか、いろいろやり方はあるかと思いますけども、そういうのをするのかしないのかということでお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えいたします。 再稼働に関する広報等は、しっかりやっていきたいと思っておりますけども、現時点で説明会を開催する予定はございません。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 現時点では説明会をすることは考えていないということですけども、やっぱり市民の、市長はいつも言ってありますけども、市民の安全、安心というのを言ってありますから、まず、こういうところから市民の方に説明をしていく義務があると、私は、市の行政として義務があると思っております。 次に、安全協定の4者間の締結についてお尋ねをします。 福島原子力発電所事故から6年で、いまだに8万500人以上の方がふるさとに帰れない現実を抱えておられます。原子力発電所再稼働に不安を持っておられます。 それに、使用済み核燃料も、あと5年でプールがいっぱいになるというふうに聞いております。 地震列島と言われる我が国に、何十万年と人類が保管できるわけではないわけです。五、六年で核のごみは満杯になると、もんじゅも廃炉をいたしております。六ヶ所村の見通しが立っておりません。 このような状態で、市の不安は高まるばかりと私は思っておるわけです。 そこで、唐津市は、今現在、2者間での安全協定締結をしておられますけども、これでは私は、唐津市民を守れないんじゃないかなということで、今回、質問をいたしておるわけです。 というのは、2者間で今現在結んであるのは、事前了解と安全保障の項目が入っておりません。だから、再稼働についても、玄海町と佐賀県知事だけにしか判断は聞かれません。 しかし、唐津市民は、被害は唐津市民が、玄海町からすると何百倍という被害に遭うと予測されるわけです。 そうしたことで、やっぱり市長は、いつも唐津市民の安全を守ると、それから、この前から言ってある条件つき賛成と。条件つき賛成とは何かと、この前、質問があっておりましたけども、条件は、市民の安全の確保と言ってありました。 そうであれば、やはり4者間の事前了解と安全保障の項目が入った4者間の安全協定を、私は交わす必要があると思っております。 そうしないと、先ほどから言っておりますけども、市民の民意がない。市長は、市民の安全、安心を守る義務があります。4者間の安全協定を結ぶ考えはありますか、お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 酒井議員の再質問に対しましてお答えいたします。 4者間の協定を結ぶ気持ちはあるのかということでございますが、特別委員会でもお答えいたしましたように、今は結ぶ必要性を感じておりませんので、結ぶつもりはございません。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 今は必要性を感じていないと言われました。 市長は、市民に対して、今は必要と感じていませんと、こういう議場でそういうことが言えるとですか。必要性を、市民は不安でたまらんとですよ。だから、市長みずから一生懸命なっとらすねと、必要性があるときて、今は必要ないとか、そういうときじゃないでしょう。もう再稼働がいつするかわかりません。もう7月には、知事と玄海町はしていますから、そうなると唐津市は、言葉は悪いですけど、指くわえて、要は見とくわけですか。 今は、この前から出ておりますけど、申し入れをしております。そして、もう一つ、私は市長に言いたいのは、この前の市議会から市長のほうに申し入れがあったと思いますけども、このときに、市長は勝手に市議会の文言というんですか、これはちょっと市議会から、まず議長のところに行ったのをちょっと私、持っておりますけども、そのときにですね、特別委員会から議長のほうに申し入れ書を出されたのを見てみますと、一定の安全性を市議会は理解したものの、もののですよ、これは、議会から市長に対して言う言葉なんですよ。一定の安全性は理解したもののと、それを市長は、県と事業所に、市議会も再稼働については一定の安全性を理解されましたと、されましたと、議会はされましたと何で勝手にするとですか。だから、県も事業所も、ああ、唐津市議会は、そうじゃないでしょう。 それから、市長にちょっともう一つは、もうちょっと国の方針に従って再稼働を進めることはやむを得ないと、こういう言葉は使っちゃだめですよ、市民に対しても。やむを得ないで市長はされるとですか。 やっぱり、私は、絶対市民を守るんだと、国が何と言おうと唐津市民を守るんだという、そういうのを出してもらいたいんです。そして、勝手に、議会はしとらんでしょう。この文言はあるのですから。一定の安全性を理解したものの、だから、申し入れをしておるとですよ。したもののですよ、これは、市長に対してよ、県とか事業所に対してじゃないんですよ。 だから、そこをよく考えてくださいよ。そして、やっぱり慎重に判断されるようにということで、議会のほうも出しておるわけですから、それをこういう形で出して、そして、市議会は安全性を理解されましたと、県にも九州電力にも出してあります。冗談じゃないですよ。 そういうことで、もう少し真剣に原子力発電所の問題については、真剣に考えてやっていただきたい。 最後に、ちょっとこれはあれですけど、質問じゃないですけど、福島原子力発電所で悲惨な事故の現状を目の当たりにして、有事の際、市民を守りぬける保証はあるのかと。原子力発電所再稼働は、今後5年後のごみ、中間の最終処分所等の問題が発生したときに、玄海町と県と九州電力だけに決めてもらっていいんですか。唐津市民が決める民意を、私は問うために、安全協定の4者間を言っているんです。それは、今じゃないかと私は言いよるとですよ。 それから、この前の申し入れの確認のときに、議会のほうからも出ておりましたけども、市長が県とか事業所に出すときが、一番いい機会だったんです。それを市長は逃がしているんですよ。 そういうことで、唐津市民が決められるような、そして、唐津市民が決めたんだったら、唐津市民では、再稼働は反対が52%です。これは、市民アンケートですけど、賛成は19%、反対が33%多いわけです。こういう唐津市民の実態を知って、今そういうことを、今考えるときじゃないと言ってありますけど、もう一回お願いします。 ○議長(田中秀和君) どっちですか、質問。 ◆8番(酒井幸盛君) 済いません、お願いします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 酒井議員の再質問に対しましてお答えいたします。 私は、全て特別委員会でお答えしたとおりの気持ちでございます。ですから、4者協定をするつもりはございません。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) もう市長がそう言ってあるんですから、一応私は、お願いということか、唐津市民の安全を守ってもらうためには、今がその時期ではないかということで質問させていただきました。 どうもありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 1項目めの市長の政治姿勢、政策についての酒井議員さんの発言の確認を行うために、暫時休憩をいたします。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 2時03分  休憩                     午後 2時34分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き、会議を始めます。 一般質問を続行します。 酒井議員の市長の政治姿勢、政策についての質問の中で、地域の総会において公職の身分をわきまえて言動を謹んでいただきたいという発言がありました。 これについては、市長の答弁を求められませんでしたが、議事整理において峰市長の答弁が必要と思いますので、峰市長の答弁を求めます。峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 酒井議員の再質問に対しましてお答えをいたします。 先ほどの質問は、ある地区の総会で、自治会館を俺が建ててやると言ったと、そしてまた、場外舟券売り場、外向けの舟券売り場だと思いますが、それを鎮西地区、あるいは相知、浜玉につくると言ったという2点でございましたが、まず1点目の自治公民館を建ててあげるという話は、そのときには総会があっておりまして、総会の会議の中のある数分間を、私がご挨拶をさせていただきました。 その間に私が話したのは、ちょうど議会が終わったばかりでございましたので、当初予算で提案され、そして承認をいただきました、提案し承認をいただきました呼子公民館の計画を話したことは記憶がございます。ただ、2点目の外向けの舟券売り場等々に関しての発言をした記憶はございません。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 酒井議員。 ◆8番(酒井幸盛君) 先ほど、私も市長のほうに、私も地区の人から聞いて、それではだめだなということで、ちょっと今回発言をさせていただきまして、今、市長が言われましたように、もう一度、私も事実確認をさせていただきまして、また、その後反省をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 以上で終わり。 ◆8番(酒井幸盛君) これで終わります。 ○議長(田中秀和君) 石﨑俊治議員。          (21番 石﨑俊治君登壇) ◆21番(石﨑俊治君) 21番、志政会の石﨑です。通告順に従い一般質問を行います。 まず、第1回目の質問です。 1つ目は公共施設についてであります。庁舎等、つまり本庁舎とか各市民センター、出張所、消防署みたいなものと公民館は、市民生活の安心安全や災害時の活動拠点にもなる施設で、計画的な更新をしていく必要があると考えております。そこで、まず各施設の更新に向けての基本的な考え方を伺いたいと思います。 2点目の企業誘致についてでありますが、唐津市も合併後、企業誘致をさまざまやってこられたと思っております。昨年も大きな企業誘致等があっておりますが、まず合併後からこれまでの企業誘致の実績の概要について伺いたいと思います。 3点目の福祉についてでございますが、最近、聞くところによりますと、社会福祉協議会の各支所の統合が進められていると聞いております。まず、その統合の目的とその状況について伺いたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) 石﨑議員の質問にお答えをいたします。 各施設の更新に向けての基本的な考え方をということだったと思います。 現時点での市民センターの更新につきましては、平成26年3月議会でご報告しましたとおり、支所のあり方に関する中間報告におきまして、地域に密着した小規模多機能型としていくという方針を掲げておりますので、公民館を含め、他の公共施設につきましても、更新時期と同時期の場合は、複合施設化を推進してまいりたいと考えております。 各施設の具体的な更新時期につきましては、インフラ、施設を含めた全ての公共施設につきまして、施設の管理部局で平成32年度までに策定することとしております個別施設計画の中で、予防保全的な修繕や改修、更新時期の計画を定めるようにしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 石﨑議員さんのご質問にお答えいたします。 合併から平成28年度までの企業誘致の実績につきましては25件ございました。それに伴います雇用でございますが、事業計画ベースでいきますと1,211名となっております。 このうち、過去2年間の実績について申し上げますと、平成28年度がポラテック西日本株式会社、TBソーテック九州株式会社、岩瀬コスファ株式会社の3件でございます。また、平成27年度が株式会社クレオソリューション、株式会社吉村商店の2件でございまして、計5件となっております。過去2年間の実績に伴います雇用創出は203人となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) 石﨑議員さんのご質問にお答えいたします。 唐津市社会福祉協議会では、平成27年4月に策定された組織経営基盤強化計画に基づいて、現在の組織体制や人員配置を見直し、社会福祉協議会本来の目的である社会福祉活動を推進するため、各支所を集約化するとともに、担当職員を充実させ、地域福祉を推進できる組織体制づくりを進められているところでございます。 第一次支所統合としましては、平成28年度に七山支所と浜玉支所を統合した、七山・浜玉支所が浜玉町のふれふりランド内に、そして呼子支所と鎮西支所を統合した呼子・鎮西支所が鎮西市民センター内に配置されているところでございます。 現在は、平成30年度に向けまして、厳木支所、相知支所、北波多支所の統合を進められているとお聞きしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) それでは公共施設についてからの2回目の質問を行っていきます。 まず、市民センター更新についてでありますが、今回、浜玉、相知、厳木については計画が表に出てきておりますが、その他の各市民センターの更新に向けての計画はどうなっているのか伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 浜玉、厳木、相知市民センターほかの更新に向けた計画はということでございました。 市民センターの更新につきましての、現在の考え方としましては、本年3月に作成しました公共施設白書の施設カルテ評価シートにおきまして最も低い評価となっていて、安全性にかなり問題があることになっているため、まずは浜玉、厳木、相知市民センターの庁舎改修整備を先行して実施していきたいと考えております。 今後は、インフラ施設を含めた全ての公共施設につきまして、先ほど申し上げました個別施設計画を平成32年度までに策定するように総務省からも策定要請があっており、この計画の策定支援のために計画書に定めるべき内容を取りまとめた指針が、施設ごとに各省庁から公表されております。 この指針の一つに、公共施設の賞味期限に相当する目標使用年数を定めるようになっておりまして、本市におきましても、平成32年度までには公共施設の目標使用年数を定めた個別施設計画を策定するように考えております。 3市民センターの更新後の更新に向けた計画につきましては、建設年度から言いますと、北波多、鎮西、呼子の順に更新時期を迎えることになりますが、施設の目標使用年数も踏まえまして、先行している浜玉、厳木、相知市民センターと同じように、地域の方々で組織する庁舎改築等の検討委員会を立ち上げて、どのようにしていくかを検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) それでは、北波多市民センターも、大体、築後47年を経過しておりますし、公民館も40年以上経過をし、市内では5番目に古い建物となっています。また以前から、多目的大ホールが2階にあり、利用者の多い高齢者の方からは、エレベーターの設置への強い要望があっておりました。 そういった中、市民センターの建てかえ時期も来るので待ってもらいたいと言い続けてきておりますので、できるだけ早い時期に更新計画を示していただきたいと思っておりますが、現時点でどう考えているのか伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 現在、公共施設の機能の再配置などの基準や機能集約のあり方などに対する地域住民の意見を聴取するため、公共施設再配置検討委員会を旧市町村単位で設置するよう、事務を進めております。 平成30年度末までには、公共施設再配置計画を策定する予定としておりまして、この計画の中で、北波多市民センターの更新時に集約すべき他の公共施設の機能を定めてまいりたいと考えております。 先ほど申し上げました個別施設計画の中で、北波多市民センターの建てかえ時期も定めるようにしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 北波多の場合、公民館の南側には、水道の施設の敷地がありまして、そこに、例えば市民センターと公民館、老人会の家やボランティアセンター等を集約して、小規模多機能型の複合施設として整備すれば、仮庁舎などの費用もかからない利点もあります。 整備完了後は、旧施設を解体すれば駐車場も十分確保できると考えておりますので、できるだけ早く、住民の希望期待に応えていただくことを強く要望いたして次の質問に移ります。 それでは、本庁舎を建設するに当たってでありますが、昨年の12月議会でも市庁舎建設は大規模な公共事業というふうに考えられますので、透明性を持って、市内の多くの業者が参加して建設に当たってほしいと要望をしていたわけでありますが、今回、市長も変わられたわけでありますが、改めて建設に当たっては、市内業者の参加についてどう考えているのか伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えをいたします。 本庁舎の工事に係る発注関係でございますけれども、12月の議会のときも回答をしておりますように、特別な形じゃない、従来型での共同企業体による発注方式を考えているところでございまして、できる限り多くの地元の企業が参加できるような手法をとっていきたいというふうに考えているところでございます。 工種別の分離発注などを視野に入れまして、より多くの地元企業の参加を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) とにかく市役所の建設は大きな公共事業ということでありますので、その辺をひとつよろしくお願いいたします。 これが最後の質問になりますが、唐津市は、いわゆる新エネの条例を県内でも先駆けてつくり、条例に基づく新エネの総合計画も作成をいたしております。 そういった背景もありますので、省エネや再生可能エネルギーへの取り組みによる電気代等などのランニングコストの大幅な削減に取り組むことは、私は重要な課題ではないかと考えております。 本庁舎建設に当たって、省エネ化や電気代等のランニングコスト削減への取り組みについて伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 本庁舎の建設に当たりましての省エネ化への取り組みに関するご質問でございました。 まず、平成24年の6月に制定をいたしました、唐津市再生可能エネルギーの導入等による低炭素社会づくりの推進に関する条例におきまして、市の債務といたしまして、みずから率先して再生可能エネルギーの導入等に努めるとしているところでございます。また、基本方針の方では、地域の特性に応じた再生可能エネルギーの導入等を図ると規定しているところでございます。 このことを踏まえまして、新庁舎建設におきましては、基本計画の4つの基本のうちの一つの効率的で経済性の高い庁舎の中身、省エネ、環境機能の考え方を示しておりまして、環境配慮型庁舎の実現を目指すことをうたっているところでございます。 その導入する機能の例といたしまして、例えば、ひさしや高性能ガラスなどによる日射遮蔽、屋根や外壁の高断熱化による建物の熱負荷低減、また空調や照明などは効率的な最新の設備システムを導入すること、また自然エネルギーの活用といたしまして、太陽光や太陽熱を利用したエネルギーシステム、そのほか自然採光や自然の風通し等を積極的に行うとともに、雨水の利用を図るなど、自然の恵みの最大限の活用、こういったことをうたっておりますので、これらをできる限り取り入れて、省エネ化を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 単純に比較はできませんけれども、私は政務活動で岡山県の真庭市に2回ほど行きました。この岡山県の真庭市は、木質バイオマスで非常に日本でも有名なところであります。多くの方が視察に行っておられます。 ここはヨーロッパのオーストリアをまねてバイオマスに取り組んだ市でもあります。市庁舎も建てかわっておりまして、屋上には太陽光、1階には木質バイオマスの発電機と木質ペレットの発電機が備わっておりました。 こういった、ここはそういうところ、山間部でありますから、そういうことになったのかと思いますが、やはりそういった部分はあります。 唐津市も再生可能エネルギーの条例をつくっておりますので、それに恥じないような省エネ化をお願いいたしておきます。 それにまた、今後の建てかえにおいては、今までは50年だったのが100年近くもたせるというのが今後の方針だと聞きますので、そうなりますと、やっぱりこのランニングコストは、しっかり検討して、庁舎建設に当たっていただきたいというふうに思っております。 それでは、次の企業立地についての再質問に移ります。 市内には厳木工業団地を初め企業進出を期待しておられる箇所は多くあるのではと考えております。まず企業誘致への取り組みの現状について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 石﨑議員さんのご質問にお答えいたします。 企業誘致の取り組みの状況についてということであったかと思います。 現在、市が保有する工業団地といたしましては、厳木工業団地だけでございまして、まずは厳木工業団地に企業を誘致することを中心にいたしまして取り組みを行っているところでございます。 厳木工業団地の誘致活動につきましては、共同事業体でもございます佐賀県と市が共同で行っているところでございます。県、市ともに情報収集ですとか情報発信を目的に、企業への訪問活動や主要企業へのパンフレットの送付などを行いながら、工業団地への誘致活動を行っているところでございます。 企業からの問い合わせは、ほとんど県に集まる傾向にございまして、県では、企業から問い合わせがございましたら、まず厳木工業団地を紹介してもらっているところでございます。 そこで興味を持っていただきました企業につきましては、現地のほうに視察においでになるため、県と市で現地をご案内し、誘致交渉を行っているところでもございます。 あわせまして、コスメティック産業推進室とも連携いたしまして企業訪問などを行い、コスメ関連企業の誘致の取り組みも行ってきているところでございます。 現在、企業からの問い合わせ等がございまして、厳木工業団地への現地視察等も行われておりますが、なかなか企業誘致にはいたっていないというのが実情でございます。 以上、お答えいたします。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 当然、厳木工業団地は県と一緒に開いたわけでありますから、真っ先に、やはり誘致を急ぐべきであろうと思っております。 それでは、そのほかに市が保有する工業用適地の状況と今後の活用について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 厳木工業団地のほか、市が保有している工業団地は現在のところございませんが、工業用の適地といたしましては、北波多にございます北波多東部開発事業用地がございます。 市が保有する工業団地であります厳木工業団地は分譲開始から6年が経過いたしますが、まずはそちらのほうに企業を誘致することに傾注したいと考えております。しかしながら、厳木工業団地を現地視察されました企業からは、山間部ではなく市街地に近い場所が都合がよいなど、こういったご意見もございます。企業が求めるニーズに対応していない状況も見受けられるところでございます。 このため、新たな工業団地の造成につきましても検討する必要があると考えているところでございますが、造成する用地につきましては、市が保有している北波多東部開発事業用地や市内の民有地などを含めまして、総合的に判断していく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 先ほど紹介いただきました北波多の岸山にあります東部開発事業用地は、北波多村時代に工業用団地として造成を市に委託した事業でもあります。 そのうち、北波多村のときにNEDOで造成していただいた部分は、市のほうで数年前に太陽光パネルを設置していただいております。 しかしまだ、あと10ヘクタール程度の土地は未開発のままの状態であります。地元としては、早く造成をしていただきたいという声もあるんでありますけれども、まずは正確な測量調査でもしていただき、将来の造成に向けて取り組んでいただきたいというふうに考えておりますが、市としての考え方について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 北波多東部開発事業用地の一部につきましては、国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構によりまして、炭鉱のボタ山の安定化工事が行われ、1.8ヘクタールと1.3ヘクタールの用地として造成されたところでございます。 工業団地として分譲することとしておりましたことから、企業の引き合い等があった経緯もこれまでございました。しかしながら、平成19年度におきまして工業団地の地下を調査したところ、炭鉱の坑道跡があることが判明いたしましたため、工業団地としては不適当になりまして、現在、太陽光発電用地として活用しているところでございます。 太陽光発電用地以外の残りの用地についてでございますが、造成に向けて市の考え方につきましては、残りの用地において炭鉱の坑道跡があるかないかの調査をまず実施しておりませんので、まずは炭鉱の坑道跡の有無を確認していく必要があるかと思います。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) そういったことで先に進めてほしいとは思っておりますが、先ほど部長が、太陽光パネルを設置している部分は、ひいては工場用地に不適というふうな言葉を使われましたけれども、NEDOが造成したのは、ある程度、それは大きい建物は無理ですけれども平屋ぐらいの工場は建てられるということで、きちんと造成をしておるわけでありますから、不適という言葉を使われると、非常に私は迷惑を感じておりますので。 それでは、次の質問に移ります。 この質問、最後になりますが、佐志浜のポラテック西日本、鴻ノ巣のバイオマス発電所、相知、TBソーテックス九州等、昨年、工場を誘致され、今、工場建設や拡張等の事業の進捗があると思っておりますが、各企業の事業の進捗状況と従業員の募集状況について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 井上商工観光部長。          (商工観光部長 井上和彦君登壇) ◎商工観光部長(井上和彦君) 再質問にお答えいたします。 その前に、先ほどの答弁の中で、工業団地として不適というふうな発言をいたしましたけれども、こちらの場所に建てられる、その工場の規模によっては不適ということも考えられるということでございますので、訂正させていただきます。 ご質問の内容でございますが、ポラテック西日本株式会社につきましては、工場の建設、機械設備を導入されまして、今週から操業を開始されております。 また従業員につきましては、これまでに市内在住者は21名採用されておりますが、現在も3人程度募集をされているという状況でございます。 進出協定時の事業計画によりますと、平成32年4月の雇用人数は55人となっておりますので、今後も随時募集をされていくことと考えております。 続きまして、TBソーテック九州株式会社につきましては、工場の建設中でございまして、7月中に竣工いたしまして、その後、ラインを整備し操業を開始される予定と伺っております。 また、従業員につきましては、12月までに36人程度採用される予定でございまして、現在募集を行われております。来年の9月までには70人程度採用する必要があると伺っております。 最後に鴻ノ巣のバイオマス発電所につきましては、現在、平成33年夏ごろをめどに運転開始の予定で進められております。それに合わせまして従業員を募集される見込みとなっております。また造成工事は、平成30年度末までには着工予定と伺っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) ポラテック西日本と、それからTBソーテックさん、まだまだ従業員の募集の真っ最中であるというようなことだったと思うんです。先日でしたか、高校生の地元採用とかいう話も出ておりましたけれども、こういった、かなり立派な企業が、まだ募集をされておるということを、しっかり周知をお願いしたいというふうに思っております。 それでは、最後の福祉について再質問に移ります。 地域では、限界集落の話やひとり暮らしの家庭も急速に増加している傾向にあると思っております。統合によって福祉施策が低下するのではないかと心配の声を聞きます。そういったことにならないよう、しっかりした福祉の充実を図るための組織体制をつくっていく必要があるのではと思っておりますが、社会福祉協議会として、そういった組織体制づくりは進んでいるのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) 再質問にお答えいたします。 唐津市社会福祉協議会の支所の統合につきましては、福祉施策の低下につながらないよう統合後の組織体制、人員配置に十分配慮して計画を策定されており、統合後の各支所には正職員を増員し、積極的に地域活動へ顔を出して、地域福祉へ貢献するような体制づくりを考えてございます。 平成30年度に計画されています厳木、相知、北波多支所においては、現在の各支所の人員配置は嘱託の所長1名、正職員1名、嘱託職員または臨時職員1名の3名体制となっており、なかなか地域に出向いての活動が難しい状況だと伺っておるところでございます。 統合後は支所長1名、正職員4名、嘱託職員1名、臨時職員1名の合計7名体制に見直し、地域へ出向いての活動がしやすくなるということで、より密接な地域福祉活動が図られると考えられているようでございます。 現在、第二次支所統合に向けて検討を進められているとお聞きしておりますので、統合が福祉の低下につながらないよう、唐津市からもお願いをしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 今後、統合による福祉の政策の低下につながらないよう、やっぱりそれに変わる体制づくり、強化策をしっかり考える必要があるというふうに思っております。 そこで、統合による福祉施策の低下につながらないようなしっかりした取り組みは、どういった対策、対応を社会福祉協議会としては取り組んでいかれるのか。例えば、地区社会福祉協議会というのがありますけれども、そういったところの強化策とかあると思いますが、そういった点について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) お答えいたします。 唐津市社会福祉協議会では、地区社会福祉協議会への活動支援、そして福祉委員活動の推進など、地域福祉の推進、充実のために、さまざまな事業に取り組まれているところでございます。 特に、地区社会福祉協議会は、原則、小中学校校区を単位に小地域における福祉活動の拠点として設置された組織で、市内には27の組織が設置されているところでございます。 例えば、取り組みでございますが、北波多地区では65歳以上の方を対象とした、いきいきサロン、相知地区では認知症見守り事業、外町地区などでは、ひとり暮らし高齢者への年賀状送付、そして切木地区では子供との触れ合い交流事業など、各地域で活動に違いはありますが、地域福祉の充実に寄与されているところでございます。 また、福祉委員制度につきましては、50世帯に1人を目安に設置されており、各地域で見守り活動や声かけ、そして相談対応をしながら、住民の皆様の困りごとやニーズを早期発見する地域のアンテナ役として活動をしていただいているところでございます。未設置の地域もあるようでございますが、順次設置されるというふうに聞いているところでございます。 唐津市社会福祉協議会では、地区社会福祉協議会や福祉委員の皆様と協働し、地域に根差した活動を充実させ、福祉施策の向上を図っていくということでございます。 また、唐津市といたしましても、福祉行政の推進のため連携を密にしながら、唐津市社会福祉協議会が行う事業へ引き続き支援をしてまいりたいと思います。 以上でございます。
    ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) 今ある福祉委員制度とか、あるいは地区社会福祉協議会、こういったものがありますので、こういった組織がしっかり機能するように、やはり財政的な支援も含めてやっていかないと、私はその統合によるマイナス面は克服できないと思っておりますので、しっかりとその辺は指導をお願いいたしておきます。 最後に市長に伺います。 福祉行政は広範囲にわたり、さまざまな課題を抱えております。少子高齢化社会の進行、限界集落、買い物難民、ひとり暮らしの家庭の増加や孤独死、周辺部の交通対策、障害者福祉に関すること等々、市民の安心安全な生活を確保していくのは福祉政策の重要性だと考えております。今回質問した社会福祉協議会の件も、市の福祉行政の一端を大きく担って事業をしていただいていると考えております。 そういった、もろもろの課題等を含めて市長の福祉政策を進めていく上での基本的な考え方、今後の取り組む姿勢について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 石﨑議員の再質問に対しましてお答えいたします。 唐津市の福祉をどのようにしていくのかとのご質問でございました。 少子化、高齢化が急速に進む中、核家族化や地域の連帯感が大変希薄になっており、従来、地域の結びつきが強かった唐津においても、家庭や地域で支え合う力が弱まっていると感じているところでございます。 このような中、子育て、介護、障害のある人などに対する支援のニーズは、年々、多種多様化しておりまして、公的なサービスだけではきめ細かに対応することが非常に難しくなっているのが現状でございます。 それに対応するためには、やはり市民相互の支え合いと、市が行います公的なサービスを両輪とします地域福祉力の向上が重要だと考えているところでございまして、市民の皆様はもちろんのこと、地域ボランティアの皆様や福祉サービス事業に携わっていただく皆様、また、私ども行政機関がさらに連携を深めていく必要がございます。 私の公約では、安心力として、福祉のまちづくり唐津、障がい者が過ごしやすいまちづくり、そして、子育てに寄り添う唐津と、3点を大きな項目として挙げさせていただいております。 現在、さまざまな福祉施策や事業を実施させていただいておりますが、見直しを行わなければならない事業や、深度を深めていかなければならない事業、そしてまた、新たな事業の展開も必要ではないかと考えているところでございます。 いずれにいたしましても、あらゆる人が地域において自分らしく暮らしていくことができる唐津を目指して、より有効な福祉施策を検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆21番(石﨑俊治君) これで私の一般質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 福島尚美議員。          (17番 福島尚美君登壇) ◆17番(福島尚美君) 17番、日本共産党、福島尚美でございます。通告順に従いまして一般質問を行います。 3月の議会で私が質問いたしました給食の無償化について、その市長の答弁の折に、東部給食センターの運営の問題、中学校の完全給食化の問題というものが上げられておりましたので、この内容について説明を求めながら進めたいと思っております。まずは、給食センター方式と自校式の提供食数をお尋ねいたします。 次に、高齢者の移動手段対策についてでございます。 交通弱者対策に係る特別委員会がございますけれども、交通弱者という言葉には、年少者、要介護者、一部の高齢者や障害者などと、幅広く含まれてまいりますので、ここでは元気な方も含めまして、高齢者ということでの質問を行います。 3月の議会のときには、高齢者がかかわる事故の状況を分析できるような体制を考えていきたいということは確認させていただいたところですので、その後、取り組みがどうなっているかということで、事故の実態把握についてお尋ねをいたします。 最後に、再生可能エネルギーの取り組みについてのお尋ねをいたします。 神集島のレンズ風車を確認しにまいりましたけれども、島の人の話ですと設置されているだけで人が来ることもなく静かなものであるということでございました。これについて事業の経過を確認いたします。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 金獄教育部長。          (教育部長 金獄栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 福島議員さんのご質問にお答えします。 給食センター方式と自校方式の食数についてでございました。平成29年5月1日現在で申しますと、給食センター方式が4施設、約30校でございますが5,632食、自校方式は19校で4,712食となっております。なお、一中、五中の選択式弁当給食が892食となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) 福島議員さんのご質問にお答えいたします。 唐津警察署管内での高齢者の交通事故の状況でございます。平成27年に唐津署管内で発生しました人身事故の総件数は997件、そのうち高齢者の方が起こされた事故の件数は234件でございまして、総件数に対する割合は23.5%となってございます。 次に、平成28年でございますが、総件数が893件、そのうち高齢者の方が起こされた事故の件数が211件、割合は23.6%でございます。総件数、高齢者の方が起こされた事故の件数は、ともに減少しておるところではございます。 また、県全体の人身事故の総件数に対する高齢者の方が起こされた事故件数の割合を見ますと、平成27年が19.7%、平成28年が20.3%で、唐津市で高齢者の方が起こされた事故の割合が、若干高くなっているというところの確認をしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) 福島議員さんの、神集島のレンズ風車事業についてをご説明申し上げます。 九州大学と共同研究で、平成25年3月に発電出力3キロワットのレンズ風車を、旧神集島小学校の敷地内に1基設置をしまして、同敷地の街灯に、現在、電気を供給しているところでございます。 現在は、九州大学が風況による発電効率の変異など実証データの収集を行っておられまして、さらに、これらの実証データを活用しまして、効率がよい三連型のレンズ風車の開発、実証を九州大学が取り組んでいくとされているところでございます。 神集島での建設に際しましては、建設費の一部を市内企業へ発注するなど地域経済の活性化を図り、また市内にある部品製造業者がレンズ風車メーカーと一部の風車部品の供給に関する契約を締結したと聞いておりまして、経済効果として一定の効果があったものと考えております。 また、今後に関しましては、この神集島におきまして、レンズ風車の蓄電池を組み合わせることにより、電気が貯蔵でき、街灯以外のその他の公共施設での電気の供給が可能かどうか、また、風況次第ではございますが、離島振興の観点から、こうした実証事業を神集島以外の離島でも可能性はあるのではないかなど、今後の方向性につきまして、九州大学と検討を重ねてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 給食センターの運営についての再質疑から行わせていただきます。 給食センター方式、4施設で5,632食ということですので30校分、約50%、そして自校方式で19校分の42%、そして選択式の弁当給食が2校分、約8%を占めているということで確認をさせていただきました。 では、この給食の92%の部分において、提供するに当たりまして、どのようなトラブルといったものを想定され、そして予防や対策をとられているのかをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 金獄教育部長。          (教育部長 金獄栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質問にお答えします。 給食センター及び自校方式での想定トラブルとその予防と対策についてということであったと思います。 想定されるトラブルとしましては、異物混入及び食中毒及び台風等の自然災害のトラブル等が考えられます。 まず、異物混入及び食中毒が発生した場合は、唐津市衛生管理基準に基づき、学校長及び学校給食センター長が異物の状況を確認し、給食の中止等の判断をするなどの対応を行っております。なお、異物混入等で給食が提供できなかった場合に備え、備品食品──乾パンでございますが──を購入して保管しているところでございます。 また、台風接近や大雪のおそれがあると予想されるときには、市教育委員会で学校の休校等について協議し、給食の有無についても事前に決定しているところでございます。 なお、学校給食調理従事者等については、定期的に衛生管理研修会を開催しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 確認をさせていただきました。 東部給食センターは新しくできたといいましても、給食自体はずっとあったわけでございますので、衛生管理の基準の実践、また、定期的な衛生管理研修は定着をしているものかと思われます。 次に、異物混入についてですけれども、一言に異物といいましても、さまざまなものが想定されるかと思います。こちら、危険度などに応じて分類された上で対応が定められているというふうに資料を見せていただいておりますけれども、これ、関係者間で認識を共有しておくということが、保護者の皆さんの信用を得る上でも大切かと思われますので、この異物の定義と教育普及にどう取り組まれているかをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 金獄教育部長。          (教育部長 金獄栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質問にお答えします。 異物等があった場合の教育普及といいますか、関連職場の連絡等でございますが、各学校では県教育委員会作成の教育現場における安全の手引きをもとに、毎年4月には危機管理マニュアルを作成し、職員会議において、異物の定義から異物混入発生時の対応方法等までについて、教職員への周知を図っております。人事異動により転入をしてきた教職員に対しましても、同様に周知をしております。 万が一、学校給食に異物混入が判明したときには、担任等を通じて管理職へ報告し、管理職は直ちに全校生徒、全教職員に事態の周知を行い、学校給食を中止させ、ほかに異物混入がないかを確認するとともに、教職員は児童生徒を不安に感じさせないよう冷静に対応し、不安解消に努めるなどの体制を構築しております。 また、管理職は速やかに管理担当へ報告することになっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 職員会議などを活用しまして、周知や体制づくりをされているということで確認をさせていただきました。 この場合、現場となるのが学校を想定してありまして、対応の判断や初動は先生方になることが多いかと思われますので、現場の意見というものも確認しながら取り組んでいただきたいと思っております。 それで、東部給食センターですけれども、昨年度、私が学校から耳にした苦言というものがございまして、異物混入時の対応に時間を要した、そして対応全体についても苦言を耳にしておりましたが、今年度からセンター長が置かれたことで、そうしたものが解消された、改善されたということでございました。 ただ、ルールや仕組みがありましても、人員不足などで実施ができなければ、その効果というものは十分に得られないかと思っております。そこで、各学校や担当部署において、連絡系統また人員数など課題があるのではないでしょうか、お聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 金獄教育部長。          (教育部長 金獄栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質問にお答えします。 関係部署、学校、センター等の人員等についてでございますが、先ほど、議員さんが申されましたように、今回4月から東部学校給食センターにおいては、センター長を配置しまして、連絡等、異物対応等、スムーズにいくようになっております。現状では、給食センターの調理員さんの職員数も、今のところ問題ないと思っております。 なお、東部学校給食センターが、4,000食から今後6,000食に増食になった場合、給食調理員の増員、または適正な配置が必要になってくると考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 提供する食数がふえれば、さらなる人員が必要だけれども、今の時点であれば課題というものはないであろうということで確認をさせていただきました。 私がこの学校給食を取り上げることについて、栄養の大切さというものを少し申し上げたいのですけれども、栄養管理の世界では、カルシウムが不足すれば骨の形成、またたんぱく質が不足すれは臓器や爪、髪などの形成が妨げられることや、物忘れや認知症だと思われていたものがビタミンB群の不足であったり、寒がりで疲れやすいのが鉄分の不足であったりというような事例があると聞いております。また、食事を抜くと、血液中の糖度が少なくなりまして、イライラしたり集中力が欠けてくるとも言われているところです。 今議会に提出されました事業の中にも、中学校において補充学習を行うものがございましたが、完全給食ということで、こうした子供たちの栄養面についても学習ができる体制を整えていただきたいと思うところでございます。 平成28年度の全国学力テストの文部科学省資料によりますと、佐賀県の順位は42位でございました。また、同じく文科省が公表しております学校給食実施状況等調査によりますと、平成27年5月1日時点での佐賀県での公立中学校給食実施率は74.7%で、ワースト8位となっております。 給食と学力の関係を証明するものでは決してございません。ございませんが、机に向かえば学力向上につながるという政策で進めますと、栄養状態の準備ができていない子供にとりましては、頑張ろうとしたけれどもだめだったと、自分は勉強ができないのだという劣等感などを思春期に植えつけてしまうものではないかと心配をしております。 得手不得手、向き不向きはあるかと思いますが、環境を整えることが、子供たちの力を伸ばすためには必要でないかと考えております。 ここまで、状況の確認といいますか給食センターの運営状況の確認等、確認をさせていただきまして、中学校の完全給食実施についてどうお考えでしょうか。考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 金獄教育部長。          (教育部長 金獄栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質問にお答えします。 確かに学力と給食栄養は、直接関係ないと思いますが、確かに給食で栄養のバランスとれていない要素をとるというのは、非常に大切なことだと思っております。 そこで、中学校における完全給食についてということでございますが、市内の小中学校では自校式または給食センターからの給食を実施しているところでございますが、一中、五中が選択式弁当給食を実施しているところでございます。 このことについてですが、昨年度、両校並びにその校区内の小学校の保護者に対しまして、中学校給食に関するアンケートを実施しましたところ、回答者の回答率は約64.6%ですが、そのうちの約9割の方が給食センター方式による完全給食化を望むという回答がございました。 保護者並びに学校関係者の方々の声を十分にお聞きしながら、議会にお諮りして、完全給食化に向けて事務手続を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) アンケートの結果を見つつ、関係者の意見をしっかりと聞きながら進めていくということであったと思います。 回答率64.6%の9割といいますと、例え、アンケート無回答の方が反対だったとしましても、全体の58.14%は給食を望んでアンケートに協力をされたということになってまいります。そこで、完全給食化の中長期計画を作成していただきたいと思うところですが、峰市長、考えをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 福島議員の再質問に対しましてお答えいたします。 完全給食化の中長期計画についてでございますが、現在のところ、まだ策定はいたしておりませんが、先ほど部長が申しましたように、第一中学及び第五中学並びに両校の通学区域内の小学校の保護者代表の方や、及び学校関係者のご意見を頂戴しながら、実施に向けた合意をいただく必要があると考えているところでございます。 その保護者代表及び学校関係者からの合意をいただきましたなら、速やかに実施に向けた課題などの整理を行い、実施時期を決定していくことになろうかと思っているところでございます。 今後は保護者代表の方及び学校関係者と協議を重ねながら、計画策定を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 峰市長、こちら、東京都の中央区にあります移住交流情報ガーデンに置いてある、唐津市が作成した唐津市への移住をPRする冊子でございます。 この中に、子育てから教育まで安心・充実した環境というふうに書いてありますけれども、移住のターゲットとなっている関東圏の完全給食実施率、これは東京都で98.1%、千葉県100%、埼玉県で99.5%、神奈川県だけが25.7%と全国でも随一低くはありますが、皆さん、給食は当然あると思って、この冊子を見られることではないかと思っております。 また、子供たちの体というのは、日々、成長しております。学校給食は、年間、学校によって差はありますが、平均的には200食前後をバランスのとれた食事を子供に提供しているということで確認をいたしておりますので、早期の計画の設定と実施に向けていただきたいということを申し上げます。 次に、高齢者の移動手段についての再質疑に移ります。 答弁にございました事故の件数というものを平準化いたしますと、高齢者の方がかかわる人身事故が2日に1件以上の割合ほどで起きているものかと思われます。 そこで次の質問ですが、夫婦住まい、家族住まいの方よりも、高齢で単身世帯の方のほうが公共交通は利用されることが多いという調査結果を見たことがございまして、考えれば確かにそうかもしれないと思うところです。 唐津市の高齢者単身世帯の数というものは、どれぐらいになっているのでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中士郎君登壇) ◎保健福祉部長(田中士郎君) 再質問にお答えいたします。 唐津市の高齢者単身世帯数でございます。3年分を各年の3月31日現在で申し上げます。平成27年、8,555世帯、平成28年、8,855世帯、平成29年、9,085世帯でございます。平成27年から平成29年の2年間で530世帯増加しております。 次に、全世帯に対する高齢者単身世帯の割合を申し上げます。平成27年の全世帯数が4万9,985世帯で17.1%、平成28年、全世帯数が5万108世帯で17.7%、平成29年、全世帯数が5万283世帯で18.1%でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 平成29年度で5万283世帯中の9,085世帯が単身の高齢者ということで、5世帯に1世帯程度が高齢者の方の単身世帯ということでございました。 増加傾向にあるということで、一概には言えませんが、移動手段に困る方というのが当面ふえていくだろうということは予想されると思います。 しかし、この問題意識そのものは、平成23年には唐津地域の唐津市の「地域公共交通総合連携計画」というものの中で解決していこうということが図られておりまして、問題解決に取り組まれてきたかと思います。その目標が8項目定めてありまして、それらの目標に対しての評価というものもなされているんですが、その評価の後というのが調査の結果資料ということで、平成27年「唐津地域公共交通網形成計画」の目標というのが、今度は6項目、多少、言葉が違う形での設定となっているように見えるというか、なっているんですけれども、これらの調査結果資料というのが、どう活用され、そして今の目標の設定、実施となっているのでしょうか、説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 福島議員さんの再質問にお答えをいたします。 唐津市地域公共交通網形成計画資料の活用状況でございますが、平成27年度に策定しました「唐津地域公共交通網形成計画」の中で、平成22年度策定の「唐津市地域公共交通総合連携計画」の計画目標が達成できなかった理由といたしまして、目標達成のための具体的な取り組みやスケジュールが検討できておらず、関係者間で十分に議論できていなかったと分析いたしております。 この反省を踏まえまして、今回の「唐津地域公共交通網形成計画」の目標の中に、協議会、実施主体の役割の明確化の項目を追加し、目標ごとの事業主体と事業主体ごとの役割を明確化させております。 その計画をもとに、平成28年度に「唐津地域公共交通再編実施計画」を策定しまして、呼子・鎮西エリア、唐津市中心部エリア、鏡・久里・北波多エリアの路線の再編を行っておりますが、路線の再編に至るまでには、地区役員への聞き取りや地域住民アンケートなどの情報をもとに運行事業者、佐賀県、九州運輸局などの実務担当者と協議を続けてまいりました。 また、計画の節目には、地域の代表者を含む唐津地域公共交通活性化協議会を開催いたしまして、議論いただいた上で内容について了承を得て実施いたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 関係者間で十分に議論ができずに目標が未達成となったという評価の部分が大変気になっておりましたが、次の目標ではそうならないような計画と目標を立てられたということで理解をいたします。 「唐津地域公共交通網形成計画」の中に、目標後、利用促進と丁寧な情報共有というものがございます。前の目標の中でも、誰にでもわかりやすい公共交通にかかわる情報提供とサービスの向上と似た内容のものがございましたけれども、そのときの評価が取り組んだが達成できなかったということでございました。 運営改善など、いろいろと努力をしましても、やはり利用してもらう方に知ってもらわないと利用促進できない、なかなか生かされないということにつながるのではないかと考えますが、利用促進と丁寧な情報共有について、実施状況をお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをします。 「唐津地域公共交通網形成計画」の目標の5として、利用促進と丁寧な情報提供の実施項目の中に利用促進策の実施、公共交通の情報提供と記載しております。 実施の状況でございますが、平成28年8月1日より、市内線の再編及び10月1日からの鏡・久里・北波多エリアと呼子・鎮西エリアの再編を行った際には、唐津市のホームページを初め、既存のバス停はもちろん、唐津観光協会や病院、高齢者ふれあい会館「りふれ」などの主要施設への配布、また、各運行ルート周辺地域には、新聞折り込みでの周知などを行っております。 なお、呼子・鎮西エリアの再編につきましては、駐在員会等への事前説明を行いまして、路線図及び時刻表を路線沿線の全世帯に配布をしております。 今年度は、唐津全域の路線バス等の詳細を掲載した総合時刻表の冊子を作成いたしまして、唐津市内の全世帯を対象に配布する方向で検討いたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 市内の公共施設や地域とも連携をして行っていくということで、唐津全域の路線バス等の詳細を掲載された冊子の作成も検討されているということでございました。利用する上では、とても大切な情報になるかと思いますので、しっかりと取り組んでいただきたいと思うところです。 そのバスなんですけれども、路線バスを維持するためにかかっている補助額の推移についてお答えください。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 路線バスを維持するための、過去3年間の補助額の推移でございますが、補助対象期間が前年度の10月1日から当該年度の9月30日までとなっておりまして、廃止代替路線、生活交通路線や追加補助路線を合わせて、平成26年度は26路線に補助をいたしておりまして、その補助金額の合計は9,965万6,000円となっており、平成27年度につきましても26路線に補助をいたしておりまして、その補助金額の合計は9,742万9,000円となっております。 また、平成28年度には市内線3路線の8月から9月までの2カ月分が追加で対象になりまして29路線に補助をしており、その補助金額の合計が1億164万3,000円となっております。 それから、補助路線における年間の利用者数でございますが、平成26年度が79万5,999人、平成27年度が78万2,594人、平成28年度が79万3,966人となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 補助額のほうが徐々に増加する傾向にあるということで確認をさせていただきました。この利用者数についてなんですけれども、平成27年度から平成28年度にかけて1万1,372名の増加ということになっておりますが、これは増加と捉えてもよろしいんでしょうかお示しください。お願いします。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 利用者数につきましては、補助路線といたしまして、先ほど申し上げましたように対象期間の関係で、平成28年度は市内線の西コース、東コース、南コースの3路線の8月と9月分が追加で対象になっておりまして、その3路線の合計が1万1,715人となっており、その分が単純にふえたと考えられます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 3路線の合計で1万1,715名の利用があったということでございましたので、3路線の分を差し引きますと、それまでにあった26路線については343名、利用者のほうが減ってしまったということになってまいります。 ただ、こうして利用者数のほうを聞きますと、バス路線の必要性というものも感じてくるわけですけれども、今のままでは維持費の増加がしばらく続くことも予想されますし、いろんな方に利用してほしいのはやまやまなんですが、うちの近所のバス停ございますが、バス停には時刻表とバスの行き先の表示しかなくて、高齢の方がバスに乗りたいときに、自分の目的地の近くに停車するのかがわからず尋ねられたことなどもございます。 乗り間違えると、すぐには戻れないかもしれないということで、やはり、ここにためらいが生まれるかと思いますが、最近は年齢を問わずにスマートフォンなども普及をしてきているかと思います。ICTの活用など、どうお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 唐津市内の路線バスでのICT、スマホなどの情報伝達等の活用状況につきましては、運行事業者に確認しましたところ、時刻表や路線図等のデータは移動検索サイトの3つの運営会社に情報提供されており、スマートフォンなどでも検索が可能とのことでございます。 また、運行事業者のホームページでも、時刻やバス路線を検索できるようになっておりますが、これまで検索しづらいなどの意見が寄せられたこともあり、スマートフォン対応も含め、今年度、全面改修される予定となっております。 なお、大手口バスセンターには、国内外の観光客への情報提供に対応するため、平成27年度にデジタルサイネージ、これはタッチパネル式の情報発信をする電子掲示板のようなものでございますが、これを導入し、フリーWi─Fi環境も整備されております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 移動検索サイトでの検索もできるようにしてあるということでございました。この検索サイトが、私がふだん使っているものとはちょっと違ったんですけれども、使ってみました。多少、使いにくいものも見受けられましたけれども、それぞれの方が、自分が使いやすいものを使っていただければいいのかなということで、バス停などに、どの検索サイトが利用できるのかなどが載せてあれば親切であるかと思うところでした。 バスセンターにあるデジタルサイネージでございますが、観光客の方などは、このタッチパネルを触られている姿を目にするということを、バスセンターに働く人から聞いております。私もタッチパネルのほうを触ってみましたが、これをどう活用していいのかというところは、なかなかはっきりしないところでした。 バスを利用してもらうために、さまざまな取り組みをされてきて、これからもされていくかと思いますが、とはいえ人口が減っていく、また働き方が多様化していくという中で、高齢の方の移動手段を確保して暮らしを守っていこうと思いましたら、発想を柔軟にしなければ今までどおりでは限界があるのではないかと感じております。 運転を自主的に控えられて虹の松原の清掃に来られなくなった方や、修学旅行生の民泊受け入れそのものには前向きなんですけれども、送り迎えが困難で手を挙げられない方などいらっしゃいます。運転ができなくても交流の楽しみを続けられるように、柔軟な発想、企画力が必要ではないかと思いますが、その当たりの考えをお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをします。 議員さんおっしゃいますように、交通手段の確保には、柔軟な発想と企画力が必要であると認識いたしております。 現在、路線バス運行事業者へは多額の赤字補填により公共交通を維持しておりますが、既存のバス路線の変更や交通空白地の解消などにつきましても運行事業者などと協議しながら、高齢者だけではなく、地域住民の利便性向上を図っていきたいと考えております。 しかしながら、公共交通だけでは限度があり、違う視点での検討が必要であると考えておりまして、いろんな方からご意見等もいただいております。 いただいたご意見を参考に地域で取り組めることがないか、またその取り組みに対し、市として支援できることがないかなど調査をしておりまして、有効な方法があれば実施に向け検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 前向きにいろいろと検討していきたいということであったんですけれども、このいただいた意見を参考に地域で取り組めることがないか、また、その取り組みに対して市として支援できることがないか、これを、誰が主体になって調査をして、また地域で取り組めることというのは、今、想定されるものがあればお示し願います。 ○議長(田中秀和君) 保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 再質問にお答えをいたします。 まず調査につきましては、地域づくり課の公共交通対策係の職員が行っておりまして、方法につきましては、佐賀県九州運輸局や他市の担当者からの聞き取りや、インターネットでの検索を行って調査している状況でございます。 それと、また新たな試みと何かないかという主旨のご質問でした。参考となりますが、現在、運行事業者が路線バスを割安で利用できる乗車券を販売しておりますが、学生限定ではございますが、通学定期とは別に全路線で利用可能な学生フリー定期券がございます。金額は1カ月が1万300円、3カ月定期が2万7,800円となっております。 また、市内線4路線で利用可能な乗り継ぎ割引でございますが、これは市内線を1日に何回乗りましても最初の運賃は200円ですが、2回目からは乗り継ぎ割引券を使えば100円の運賃で利用できる有利な制度でございます。それから、呼子・鎮西地区の3路線で利用できます呼子地区2デイフリー乗車券は2日間乗り放題の乗車券であります。このような案件等、さらにいろいろ調査研究をして、これから進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 同じような課題、問題を抱えた地方自治体、全国にも、ほかにもたくさんあるのではないかと思います。情報の共有や調査などをしながら、唐津市にとって一番よい方法は何かということで、市民の方とも意見を交換しながら取り組んでいただきたいと思います。 最後に、再生可能エネルギーの取り組みについての再質問をいたします。 神集島のレンズ風車につきましては、九州大学が開発実証に取り組んでいるということでございました。部品提供では地域の経済にもつながっているということで確認させていただきました。 この後、唐津市の「再生可能エネルギー総合計画」についてお聞きしたいのですが、その前に、再生可能エネルギーにかかわる2つの協議会の進捗状況を確認したいと思っております。 再生可能エネルギー促進による農山漁村活性化推進協議会の進捗状況からお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) 福島議員の質問にお答えをいたします。 農山漁村活性化推進協議会の進捗状況ということでございました。 農山漁村活性化推進協議会の進捗状況につきましては、平成27年度に農山漁村再生可能エネルギー法を活用いたしまして、唐津市農林漁業団体、学識経験者、発電事業者、関係住民などで組織した協議会でございます。 この法律は、通常使われていない荒廃農地を再生可能エネルギーの事業用地として活用し、エネルギーセキュリティーの向上と地域経済の活性化に貢献できる目的で制定されたものでございます。 協議会の中では基本計画の協議、また地域経済活性化対策の一つである農業に資する取り組みといたしまして、売電量の一部を20年間地元へ還元できる仕組みを構築しております。 今回、この協議会での報告内容で農業に資する取り組みと発電事業者から設備整備計画を市が認定することにより農地転用が可能となり、風力発電設備の建設が可能となったものでございます。風力発電の出力は2メガワットで、市内の相賀地区と湊地区にそれぞれ1本ずつ建設を予定しております。現在、風車の土台工事の部分の工事が進められております。 また、建設に関しましても発電事業者からは地元企業にできるだけ発注していると聞いているところでございまして、地域経済の活性化に寄与できているものと考えております。 今回の発電事業者との連絡を密にし情報収集を図ってまいるとともに、今後に関しましては、この法律を活用しまして、さらなる再生可能エネルギー設備の導入を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 次に、下水道バイオマス事業化推進協議会の進捗についてもお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 下水道バイオマス事業活性化推進協議会の進捗状況でございます。 平成26年度に受け入れ対象となる地域のバイオマスを下水処理施設へ受け入れた場合のガスの発生量など、施設の費用対効果を含めた調査委託を実施しております。 報告によりますと、複合バイオマス受入技術の導入により、現在の汚泥処理の際に発生します消化ガスに加えてバイオガスが発生するため民間への供給が可能となり、また発電といたしましても利用可能なガスが増加する結果となっております。 さらに現在、別々の施設で処理をしている経費が一元化となり、経費節減に効果があるとの試算結果が出ております。 その結果を踏まえまして、平成27年度に下水道バイオマス事業化推進協議会を発足させ、地域バイオマスの利活用や下水処理場及び衛生処理センターの今後のあり方などの協議を開始しております。 参加者は学識経験者を初め、市内外のエネルギー関連企業、唐松地区環境整備事業協同組合、地元の駐在員さん、市役所内の関係部署、さらにオブザーバーといたしまして県にもご参加をいただいております。 その協議会は、約1年2カ月程度議論を重ねまして、合計3回の協議を開催いたしております。平成26年度に実施させていただきました調査結果を参考に、委員の皆様方からさまざまなご意見をいただき、方向性の議論を重ねてまいりました。 協議会の報告といたしましては、下水処理施設にて生ごみ、下水汚泥、し尿、浄化槽で農業漁業集落排水汚泥などを、地域のバイオマスとして受け入れまして、衛生処理センターの機能を、最終的には下水処理場で統合一括処理するほうが効果的であるとの報告を受けておりまして、市といたしましても、その報告内容を重視いたしまして、今後の下水処理場の基本設計につなげてまいりたいと考えております。 また詳細な協議すべき事項は、さまざまございますので、協議会での意見などを参考にしながら、効果的な地域バイオマスの利活用方法について、引き続き検討をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 今、伺った協議会ですが、いずれも発足は平成27年度でありまして、どちらも調査研究段階でこれから基本計画を協議していくということでございました。 そこで、唐津市のほうがつくっておりました「唐津市再生可能エネルギー総合計画」というものがございますけれども、この中では、再生可能エネルギーに取り組んだときの唐津市の発展の可能性や発電電力の潜在量、またロードマップなども示してございます。 こうしたものを見たときに、今議会に上がった地域エネルギー創出事業、レンズ風車や2つの協議会の進捗状況というのが少しおくれているのではないかと感じるところではありますが、この総合計画と事業の関連性、また総合計画の改定なども時間がたっておりますので、考えがありましたらお示しください。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) お答えをいたします。 「再生可能エネルギー総合計画」に関しましては、本市の産業構造や地理的特性、エネルギーの消費状況等を踏まえ、地域のポテンシャルを生かした再生可能エネルギー戦略を6項目掲げ、将来の唐津の姿を示した内容となっております。 この「再生可能エネルギー総合計画」と、今回ご提案申し上げております地域エネルギー創出事業は、まず、この地域エネルギー創出事業につきましては、国の補助金を活用する事業でございまして、総合計画の戦略3に掲げておりますプラットホームの整備に合致するものでございます。 また、将来的に地域エネルギー会社の創設を探るものでございまして、戦略4の新しいエネルギー技術の実証に関します新しい社会システムの構築に合致するものと考えておりまして、この戦略を達成するために、今回調査を行うものでございます。 また、総合計画に関しましては、平成25年度に策定しておりますさまざまなデータの更新を初め、ロードマップの修正や新しい戦略を追加するようなことも、今後、想定しております。 こうした修正事項に関しましては、昨年、産学官で立ち上げました唐津市地域エネルギー推進戦略会議の中で、修正、追記等の検討を行ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) この事業のもとになっております平成25年5月1日に施行をされ、国がこれから力を入れる分野ではないかと思われておりますこのエネルギー事業なんですけれども、農山漁村再生可能エネルギー法の活用でございますが、これは、今、海や山を残している地域にこそ可能性が開ける事業ではないかと思っておりますし、唐津市の新しい産業を位置づけることで財政力としても唐津市の自力を強めていくような、そうした事業にしていかなければいけないものではないかと考えております。 今、聞いておりますと、いろいろと取り組みはなされているのは感じられますが、市民目線で言いますと、再生可能エネルギー事業が行われているようには、まだなかなか感じられないといいますのが、調査や協議の段階であって、暮らしの中に入っていないからであろうということが予想されておりますというか考えております。 しかし、再生可能エネルギー事業によって唐津を元気にしていくことに、しっかり取り組んでいってほしいと思うところでして、シンポジウムや人材育成など、実績、また今後の予定などお聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 小形企画部長。          (企画部長 小形昌和君登壇) ◎企画部長(小形昌和君) シンポジウムや人材育成などについてというご質問でございます。 再生可能エネルギーの普及啓発を兼ねまして、セミナーやシンポジウムの開催もさせていただいております。最近で申し上げますと、平成27年度におきましては、セミナーを2回開催させていただいております。 1回目は経済産業省とタイアップをいたしまして、平成27年8月に水素再生可能エネルギー導入セミナーを開催し、国の施策並びに燃料電池及び水素エネルギーの技術開発といった内容で講演をいただいております。また、地元企業にも交渉をお願いいたしまして、地中熱、ヒートポンプなどを含めた内容でございまして、参加者92名で開催しております。 さらに、セミナーをあわせまして、トヨタのMIRAI車、燃料電池車を借用いたしまして、ボートレースからつの駐車場で試乗会を実施するなど、体験も交えることにより工夫したセミナーの開催に努めたと思っております。 次に、平成28年3月には環境省とタイアップをいたしましてバイオマスセミナーを開催し、地球温暖化から見たバイオマス事業や自立分散型エネルギーによる循環型社会の形成、木質バイオマスを取り巻く状況などのご講演をいただいております。 地元からは、バイオマスの取り組みについてということで、市内のガス会社からご講演をいただき、参加者は89名でございました。同じく10月には風力発電及び廃棄物系のバイオマスに関するセミナーを開催し、参加いただきましたのは76名でございます。 開催に合わせまして大手風力発電メーカー、それから地元金融機関、大学機関をホスト側に設定いたしまして、地元の企業を中心にマッチング会も開催し、大手企業や研究機関と地元企業が商談できる場を設け、地元の企業を中心に11社の参加をしていただきました。 効果といたしましては、先ほど申し上げました湊・相賀での風力発電事業を行う業者が、このマッチング会へ参加いただき、地元金融機関と商談を重ね、融資契約を締結したと聞いているところでございます。 こうした再生可能エネルギーの勉強をする場を今後も提供し、再生可能エネルギーの普及啓発に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、人材育成でございますが、現在、経済産業省九州経済産業局及び九州大学へ市の職員を派遣しております。これは、実務研修を通しまして、専門知識並びに技術力を持つ人材の育成を行い、さらに国の制度や研究機関の情報をいち早く収集するために派遣したものでございます。 現在、国や研究機関とのパイプを生かしながら再生可能エネルギー関連の業務や大学連携事業の積極的な推進を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) ありがとうございます。人材の育成や、また国の機関からの情報収集などにも努められているということでございました。 また、今回答弁いただいた中の言葉でも、一般的に聞くとなかなか理解しづらいものが、かなりあったのではないかと思いますので、市民に周知を行う際には、わかりやすくということに、しっかり留意をしていただきたいと思っております。 最後に、峰市長にお尋ねいたしますけれども、再生可能エネルギー、先ほども言いましたように、これからの唐津の財政力を強くするものとしても産業として進めていくべきではないか、取り入れていくべきではないか、また、国の方針もそういうふうになっているところが、この法律からも見られますが、再生可能エネルギーの取り組みについて考えをお聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 福島議員の再質問に対しましてお答えいたします。 本市での再生可能エネルギーに関する考え方についてでございます。 現在、本市で取り組んでおります積極的な再生可能エネルギーの導入に関しましては、平成25年度に策定をいたしました「唐津市再生可能エネルギー総合計画」に基づき、導入推進を図っておりまして、総合的なエネルギー安全保障の強化を図りつつも、地球温暖化対策の強化と再生可能エネルギーを基軸とした経済成長の実現を目指すものと考えております。 この唐津市では、安定的に電力の供給が可能でございます。バイオマス発電や水力発電を初め、電力のピークシフトに有効な太陽光発電、さらには風況がよいことを生かした風力発電など、さまざまな電源が存在しておりまして、再生可能エネルギーのポテンシャルは非常に高いものと認識をしているところでございます。 このように、本市におきましては、さまざまな地区で地域の特性を生かした発電が可能となっておりますので、どのエネルギー源だけということではなく、広くさまざまな再生可能エネルギーの導入を進めることで、低炭素社会の構築と電力の安定供給にもつながると考えているところでございます。 また、仕組みづくりも重要と考えておりまして、今回、ご提案申し上げております地域エネルギー創出事業に関しましても、電力の供給が地域で循環ができ、地産池消のエネルギー、受給構造が構築できるため、このようなこうした事業の推進も低炭素社会実現に向けた仕組みづくりの一つだと考えているところでございます。 そうしたことを戦略会議の中でも議論を重ね、委員の皆様からさまざまな意見をちょうだいしながら、積極的な再生可能エネルギー導入促進を図ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 福島議員。 ◆17番(福島尚美君) 唐津市では、安定的に電力の供給が可能である、さまざまな電源が存在し、そして大きな可能性があるということで、高い志を聞かせていただいたかと思います。積極的な再生可能エネルギー導入を図っていくということで、市民ともども、しっかりと見させていただきます。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) ちょっと座ってください。 福島議員の高齢者移動手段対策についてに対しましての答弁の訂正の申し出がありましたので、これを許可します。保利交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 保利守男君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(保利守男君) 福島議員さんの、高齢者の移動手段対策についての一番最後のご質問の2項目めに対してのご説明で訂正をさせていただきます。 実際、地域が取り組めることはどのようなことがあるのかということで、ほかの事例を挙げてご説明をさせていただきます。 地域が取り組んでいる内容といたしましては、公共交通の一環ではございますが、道路運送法上の公共交通空白地有償運送としまして、県外ではスマートフォンを利用し、登録された地域住民の自家用自動車で住民などを目的地まで送迎する支え合い交通や、県内では廃止されました路線の地域の住民が、まちづくり運営協議会などの任意団体を立ち上げまして、住民が主体となってバス路線を運営する巡回バス、コミュニティバスを新たに走らせたという事例がございます。自分たちがつくったバスだから自分たちが利用して、自分たちで維持していこうというような意識改革にもつながっているようでございます。 また、道路運送法の許可や登録の必要がない地域の助け合いとして、ガソリン代などの実費のみの負担で利用できる送迎サービスを行っているNPO法人などもあるようです。 先ほども申し上げましたように、今後は路線バスやデマンド交通などの公共交通だけではなく、地域が取り組む高齢者のための移動手段対策について、市としてどのように支援ができるか検討しております。 このような状況でございます。大変失礼いたしました。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) よろしいですか。 ◆17番(福島尚美君) はい。 ○議長(田中秀和君) 以上で、本日の一般質問を終わります。 議事日程に従い、次会は明14日、午前10時から本会議を開き一般質問を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 4時20分 散会...