唐津市議会 > 2017-03-13 >
03月13日-05号

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  1. 唐津市議会 2017-03-13
    03月13日-05号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    平成 29年 3月 定例会(第2回)   平成29年       唐津市議会会議録(定例会)その5   第2回1 日 時 平成29年3月13日 午前10時00分開議 於唐津市議会本会議場2 出席した議員    1番 田 中 秀 和            2番 中 村 健 一    3番 原   雄一郎            4番 青 木   茂    5番 古 藤 宏 治            6番 山 下 壽 次    7番 林   正 樹            8番 酒 井 幸 盛    9番 吉 村 慎一郎           10番 冨 田 幸 樹   11番 江 里 孝 男           12番 大 西 康 之   13番 馬 場 幸 年           14番 伊 藤 泰 彦   15番 楢 﨑 三千夫           16番 宮 崎   卓   17番 福 島 尚 美           18番 浦 田 関 夫   19番 伊 藤 一 之           20番 青 木   茂   21番 石 﨑 俊 治           22番 笹 山 茂 成   23番 水 上 勝 義           24番 山 下 正 雄   25番 三 浦 重 德           26番 進 藤 健 介   27番 熊 本 大 成           28番 宮 本 悦 子   29番 中 川 幸 次           30番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      岡  本  雅  夫       教   育   長      稲  葉  継  雄       総  務  部  長      寺  田  長  生       企  画  部  長      林     和  茂       財  務  部  長      櫻  庭  佳  輝       市  民  部  長      井  上  和  彦       保 健 福 祉 部 長      香  月  隆  司       農 林 水 産 部 長      坂  口  栄  一       商 工 観 光 部 長      小  形  昌  和       交流文化スポーツ部長     佐 々 木  正  司       都 市 整 備 部 長      山  口     稔       消   防   長      折  尾     命       ボートレース事業部長     日  下  義  信       水  道  局  長      岡  﨑  正  英       教  育  部  長      金  嶽  栄  作       総  務  課  長      堀  田     信4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      藤  田  秀  樹       議会事務局副局 長      吉  田     稔          午前10時00分 開議 ○議長(田中秀和君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。 △一般質問 ○議長(田中秀和君) 議事日程に従い、一般質問を行います。 本日の一般質問は、冨田幸樹議員大西康之議員楢﨑三千夫議員進藤健介議員山下正雄議員、山下壽次議員の以上6名の予定であります。 通告に従い、順次発言を許します。 冨田幸樹議員。          (10番 冨田幸樹君登壇) ◆10番(冨田幸樹君) おはようございます。10番、志政会の冨田幸樹でございます。 一昨日は、東日本大震災から6年目となり、午後2時46分には日本各地で黙祷と祈りがささげられました。私も会議の途中、お亡くなりになられた方々のご冥福を祈るとともに、3.11と向き合い、忘れないと誓ったところでございます。 本題に入りますが、唐津市は合併から12年が経過し、峰新市長へとかわりました。私たち市議会議員も4期目となります。先週の議案質疑では、議員報酬に見合った以上の議会活動をしなければならないと再認識したところでございます。 今議会の一般質問は、峰新市長の政治姿勢、また市政運営について、多くの議員から質問が出されたところであります。トップバッターとして、他の議員と質問がかぶることなく質問できることを喜びと思っております。しかしながら、譲り合いの気持ちも持って質問をさせていただきます。 それでは、通告しておりました1点目、スポーツ施設の整備についてですが、市長は、さきの唐津市軟式野球連盟の総合開会式の挨拶の中で、平成35年の佐賀国体に合わせ市民球場を改修し、球場の命名を募集するような内容での挨拶があったと思っております。 そこで質問ですが、市民球場の整備計画の進捗状況についてお尋ねいたします。 2点目ですが、峰市長のホームページには、公約、峰達郎5つの約束と掲げられています。その中から、私なりに共鳴する部分もありますが、どのような考えで、どのように実現されるのか疑問もあります。何点かお伺いしたいと思います。 まずは、既得権と決別し、クリーンで透明性の高い市政運営を行いますとあります。既得権益とはどのようことを考えてあるのかお尋ねし、1回目の質問といたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田幸樹議員さんの一般質問に対してお答えを申し上げます。 まず、1点目のご質疑にありましたように、既得権益とはどのようなものと考えているのかという質問であったと思っております。 私が考えております既得権益とは、既得権益という言葉自体を引いてみますと、社会的団体の中で相手の権益を奪って、自分たちの権益を拡大しようとすることであるというような文言がありました。 その中で、言いかえますと、従来からの業者と職員とのなれ合いや緊張感のないつながり、あるいはそういった関係そのものが既得権益ではなかろうかと考えているところでございます。 行政を行う上で財源は限られているわけでございまして、例えば昔からもらっていたから、例えば補助金などですね。補助金など等々を考えまして、昔からもらっていたからなど、効果の検証や見直しがないままの補助など等があれば、当然慎重な判断が必要でございますので、いずれ見直す時期が来るのではないかと思っているところでございます。 既得権益の決別とクリーンで透明性の高い市政運営につきましては、そのような意味合いでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長佐々木正司君) 冨田議員のご質問にお答えいたします。 唐津市野球場整備計画の進捗状況でございますが、平成35年に佐賀県で開催が予定されております国民体育大会軟式野球競技を唐津市で実施するに当たりまして、老朽化しております唐津市野球場を改修するために、平成28年5月に唐津市野球場改修検討委員会を設置いたしました。委員は、唐津市軟式野球連盟高等学校野球連盟、少年野球の保護者代表、唐津市体育協会及びユニバーサルデザイン代表など9名で構成し、検討をさせていただいたところでございます。 まず、メーンスタンドを改修するのか、あるいは全面的に改築するのか、また、グラウンドの整備等について検討を行ったところでございます。その結果、唐津市軟式野球連盟高等学校野球連盟ともに、工事で使用できなくなります2年間は、代替球場での調整が可能であることを確認できましたので、検討委員会といたしましては、現在の場所にメーンスタンドを改築しまして、グラウンドを全面改修することでお願いしたいということで意見がまとまったものでございます。 この意見をもとに協議しました整備計画でございますが、現在は内野スタンドもございますが、新球場はバックネット裏のみにスタンドを建設することといたしまして、選手が控えますダッグアウトの上までをスタンドを拡張しまして、メーンスタンドの収容人員を現在の1,500人から約3,000人収容できるようにしたいというふうに考えております。これは、伊万里市の国見台球場を参考にさせていただいております。 また、現在のグラウンドは、両翼が91メーター、中堅が120メーターと、公認野球場の規模でございます両翼98メーター、中堅122メーターに比べますと狭いために、今回の改築時に拡張しまして、少しでも公認野球場の規模に近づけたいというふうに考えております。 スコアボードも撤去して改築しまして、防球ネットは安全確保のために、現在よりも高い防球ネットを設置したいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) それでは、再質疑をさせていただきます。 市民球場のほうから再質疑をさせていただきますけども、市民球場の改修の検討委員会を設置し検討したということでございますけども、新球場をつくるには、維持管理のことも考えて建設を考えていかなければならないと常に私は思っておりますが、この委員会の中で、その維持管理費を幾らかでも安くするような議題というんですか、検討はなされたのかお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長佐々木正司君) 再質問にお答えいたします。 検討委員会では、維持管理費用が一番高いのが芝の管理であるために、省管理型の芝に張りかえることで管理作業を軽減できるのではないかという意見をいただいております。 また、内野の水はけを改善することによりまして、少々の雨では土入れ作業を行わずに競技が可能になり、スムーズな大会運営ができるとの意見もいただいておりますので、これらの意見を設計に反映させてまいりたいというふうに考えております。 さらに、設計をしていく中におきまして、維持管理費が縮減できる設備、あるいは効果的な管理方法を研究しながら、市民に愛され、親しまれる新球場を計画してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 維持管理費を考えながらということでございますので、維持管理費の問題も念頭に置いて、さらなる検討を重ねていただきたいと思います。 では、この建設計画の年次計画についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長佐々木正司君) お答えいたします。 年次計画といたしましては、平成29年6月補正予算に唐津市野球場の整備計画の実施設計業務委託料を計上させていただき、更新のための工事費の積算を行いたいと考えております。 また、その積算額をもとに、平成30年度から平成31年度にメーンスタンドを改築及びグラウンドの全面改修を実施させていただき、工事の最後に外野の芝生を植え、芝が安定する3カ月程度の養生期間を設けまして、平成32年7月からグラウンドを利用できるように進めたいと計画をしているところでございます。 野球の公式大会は、国体開催の前年度、平成34年度に、リハーサル大会といたしまして天皇賜杯全日本軟式野球大会を開催することになっており、また、その前年度、平成33年度には西日本軟式野球大会を開催することになっておりますので、国体開催のみならず、リハーサル大会のスケジュールも見据えた年次計画を立ててまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 答弁の中にありましたように、平成35年が国体で、その前にはリハーサルの天皇杯、その前の年には、平成33年には西日本の大会が予定されているということでございます。 では、この平成30年から平成31年の改修計画ですけども、維持管理などを考えると、関係団体との協議がいつも必要になってくるのではないかと思っております。両団体との今後のそういった打ち合わせ、協議をどういうふうに進められようとしているのかお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇)
    交流文化スポーツ部長佐々木正司君) お答えいたします。 特に使用実績の多い唐津市軟式野球連盟高等学校野球連盟には、唐津市野球場改修検討委員会の委員として入っていただき、協議を行わせていただきました。今後も定期的に協議する場を設けまして、大会運営に必要な施設、維持管理の方法、協議運営上必要なものなどにつきましてご意見をいただき、競技者のみならず観戦者を含めた、皆さんが利用しやすい唐津市野球場をつくり上げてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 完成までは2年程度かかりますんで、関係団体と協議を十分していただいて、手戻りというんですか、使い勝手が悪いと言われないように、折々の協議をお願いしときます。 それでは、完成までに2年かかるわけですけども、今、市民球場がメーン球場としていろんな大会をやってあります。その2年間使えなくなるということは、河畔球場がメーン球場になってくるのかなと考えておりますけども、今まで、特に少年野球などでは、九州各県から来ていただいて、虹の松原カップとか、そういったこともやっておられます。 そういった中で、今度の河畔球場がメーン球場になってくるときに、河畔球場の3塁側のスタンドが日陰がないとか、それからスタンドの裏側も土坡が少し削れているとか、侵食されているとか、そういったいろんな、この際やっとかないけないのじゃないかなというふうなこともございますが、河畔球場の整備の考え方についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長佐々木正司君) お答えいたします。 松浦河畔公園野球場は都市公園に位置しておりますので、都市計画施設長寿命化計画を策定いたしまして、今年度、スコアボードの改修を行ったところでございます。 先ほど議員申されましたように、唐津市野球場が改築のため2年間できないことを考えますと、工事期間中は松浦河畔公園球場が唐津市のメーン球場ということになってまいります。利用団体及び稼働日数もこれまでよりも多くなってまいりますので、利用される方々の意見をしっかりと反映した施設の整備、先ほど申されました、いろんな部分の整備、それと練習環境の充実を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 河畔球場については、都市計画の施設の長寿命化計画にのっとって整備をしていきたいということでございますし、また、使い勝手のいい施設にするところはしていかなければならないのかなと思っております。 そういったことで、市民球場が使えなく、河畔にメーン球場となれば、河畔でやっていた部分が、またどこかの施設を使っていくような形というんですか、そういった形になっていくと思いますけども、各市民センターのグラウンドも今後活用が多くなるんじゃないかということを考えますが、話に聞くと、グラウンドの土が不足したり、排水が悪いというふうな各市民センターの状況もあるようでございます。 そういった中で、各市民センターの中にあるそういったグラウンドといいますか、そういったものの整備についての考えをお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長佐々木正司君) お答えいたします。 各市民センターにも硬式野球ができるグラウンドがございます。野球のほか、サッカーやソフトボール等、多くの利用をいただいているところでございます。浜玉、相知、肥前、鎮西のグラウンドにつきましては、年間2万人以上の方に利用をいただいております。 各市民センターの今後のグラウンドの整備につきましては、市民皆様の健康増進のためにも、各市民センターと十分協議しまして、計画的に整備を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 各市民センターの整備についても、利用者が多くなることが考えられますので、事故等がないように適切な管理をお願いしときます。 それでは、次の市長のほうですけども、先ほどの市長の既得権益の考え方ですけども、従来から業者と職員のなれ合い、緊張感がないというふうなことが、既得権益というふうなことでのお答えだったと思いますけども、業者と職員のそういったなれ合い等については、職員倫理規程、職員の倫理行動基準というのが定めてあります。これは早くからあるわけですけども。 そういった中で、市長もゴルフをされます。大変好きだと聞いております。そういった中で、ゴルフが遊技、印象が悪いような形でだめだと書いてあるわけですけども、市長の考えをお聞かせいただきたいと思っております。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田議員さんの再質問にお答えをいたします。 申されましたように、私も大変ゴルフは好きでございまして、趣味の一つに入れさせていただいております。そのような中で、調査をいたしましたところ、平成27年の国会議員の超党派ゴルフ議員連盟が、国家公務員倫理規程におきまして、ゴルフが差別的に取り扱われているということで、政府に是正を求められております。 このことに関しまして、人事院の国家公務員倫理審査会では、平成28年に、市民や民間企業、そして国家公務員などへのアンケート実施をされておりますが、その結果、割り勘であっても利害関係者とゴルフをすることは、疑惑や不信を招くおそれがあるとの回答が7割以上あったとなっておりまして、この結果を受けて、国家公務員の倫理規程の見直しは見送られたということでございます。 このような経緯によりまして、国家公務員の倫理規程におきましては、現在も利害関係者とのゴルフが禁止されているところでございます。本市の職員倫理行動規程におきましても、利害関係者との間における禁止行為の一つとして、利害関係者とのゴルフが規定されております。 しかしながら、利害関係者とのゴルフを全て禁止しているわけではなく、禁止行為の例外として、多数の者が参加するゴルフコンペにおきまして、自分で費用を負担されて利害関係者とともにゴルフをされること、または校区や行政区、PTA、あるいは消防団などの地域におきまして、ともにゴルフをされることは例外とされているところでございます。 いずれにいたしましても、職員倫理行動基準は、公正な職務の執行に対する市民の疑惑や不信を招くような職員の行為を防止するために定められているものと考えておりますので、国家公務員の倫理規程における見直しの議論の経過を踏まえますと、現行の規定のとおりさせていただきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 私は、何で聞いたかというのは、ゴルフは東京オリンピックでも競技の種目に入っていますし、県大会とか、いろんな形でゴルフがされておりますので、そういった区別するような考え方はどうなのかなということで質問したところでもあります。 この既得権益という考え方で、私はこの5つの約束を見たときに、市長みずからこういった既得権益と決別し、やっていかれるんだろうというふうな考えを持ってましたんで、市長のゴルフを今後どういうふうにされようと思ってあるのか、また、職員と同じような考えでいかれるのか、その辺の決意ですか、既得権益とのその辺の関係をもう一度お願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田議員さんの再質問にお答えいたします。 私もせんだって、唐津市職員倫理行動基準を読ませていただきましたし、そしてまた、この中にはしっかりと唐津市職員倫理行動基準の事例集ということでQ&Aがありました。これは平成27年の4月に作成をされておりますが、そしてまた、その中で唐津市長等の政治倫理に関する条例というのもしっかり、これは平成27年の9月25日でございますが、これの3条の4項に、市民を代表する者として、その名誉及び品位を害するような一切の行為を慎み、その職務に関し不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこととうたってあります。 よく言われます、李下に冠を正さずという言葉がありますように、その精神を肝に銘じまして、市政運営に取り組ませていただきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 市長の決意を聞きましたんで、その点はしっかり守っていただいて、そしてまた、こういった倫理規程というのは、一人一人の気持ちが大事かと思っております。そういったところで、今後も職員の研修なり、そういったところもしっかりやっていただきたいと思っております。 では、次の市長の公約の一つである地元企業優先の施策をしますということがございます。この施策の具体策はどういうものを考えてあるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田議員さんの再質問にお答えいたします。 地元企業優先の施策をしますという、その具体策はどのようなものかという質問でございました。 唐津市は、市内業者の育成推進を図るために、市が発注する物品の調達、あるいは工事の請負、そして業務の委託等につきましては、唐津市内業者育成推進取扱要領を定めております。これは、市内の業者を優先して取り扱うことというふうになっております。 この要領では、工事の元請人のみならず、事情の許す限り下請、使用部材の購入先につきましても市内業者を選定することを指導することとしておりまして、まずはこの要領の徹底から始めていきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) この件については、今現在、市内の育成の推進取扱要綱というふうなことが決まっていますので、これから始めていくと、これの徹底から始めていきたいということでございますので、私も市内業者さんの育成というのは必要だと思っています。そういった中で、変えるところは変えていってもいいんじゃないかなと思っておりますので、今後さらなる研究をお願いしておきます。 それでは、次にですけども、我々議会も、前市長のいろんな事件についてですか、事件じゃないですね、職員の不祥事等がありまして、平成27年の3月に、公共工事をめぐる不正入札事件に係る特別委員会というのを設置し、また、再発防止策について提言をしてきたところでございます。 この入札制度に係る関係ですけども、この提言の中で我々が言ったところをもう少し変えていくつもりなのか、その辺の今の時点の市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田議員さんの再質問に対しましてお答えをいたします。 再発防止策についての提言により改善された制度を変えるつもりなのかという質問だったと思っております。 実は、先ほど申されましたように、この平成27年11月、情報漏えい事件の概要と再発防止策というのを読ませていただきまして──済みません、失礼しました、平成27年3月。これ市議会の特別委員会の中での公共工事をめぐる不正入札事件に係る特別委員会の報告書を読ませていただきました。そしてまた、その後の平成27年11月の情報漏えい事件の概要と再発防止策というのを読ませていただきました。 これを読ませていただいて、入札制度に関しましては、次のとおり提言されていると思っております。まずは、入札制度につきましては、佐賀県の入札制度を基本とし、本報告での問題点につきまして、早期に対応をし、よりよき入札制度へ改正することが1点。そして2点目に、第三者からなる、これはまだ仮称でございますが、唐津市入札監視委員会の設置を行うこと。上記委員会におきまして、定期的な入札制度の検証を行い、公表することということになっております。 唐津市の入札制度につきましては、公共工事をめぐる不正入札事件に係る特別委員会の報告での問題点を改善いたしまして、佐賀県の入札制度を参考に改正をしているところでございます。唐津市建設工事等入札監視委員会につきましては、平成27年11月26日に第1回を開催いたしまして、2年間で4回開催をしているところでございます。現在のところ、提言に基づき改善をされた入札制度の変更は私は考えておりません。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 何で聞いたのかというと、先ほど地元優先ということでありましたんで、この提言の中身は、唐津市内でできることは唐津市内でと、それでも無理なものは県内、それから、それでも無理なものは九州とか、そういったふうに広げていきますよというのがこの趣旨で、県の入札制度を遵守するというふうな趣旨だったかと私は思っていますので、変更する考えはないということでございますので、安心したところでございます。 では次に、公約の中で合併による地域格差を解消しますとあります。この地域格差をどのように捉えてあるのか、市民センターとか、そういったことだろうとは思いますけども、どのように捉えてあるのかお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田議員さんの再質問にお答えいたします。 合併による地域格差を解消しますということで、地域格差をどのように考えているかという質問だったと思っております。 地域格差の考えについてでございますが、合併後の新唐津になりまして12年が経過をいたしましたが、市民の方にとりましては、合併前の旧市役所、あるいは旧役場単位で、最寄りの庁舎へ行って所用を済ませられていたものが、本庁舎へ行ってくださいとか、あるいは本庁舎へお伺いを立てないと回答ができませんと、そのような返事がされるようになったという声を多くの市民の方からお聞きをいたしてきました。 本庁に聞かないといけないとか、あるいは本庁の判断になる、そのような返事を聞いた市民の方々は、自分たちの住む地域が後回しにされている、そのような気持ちになってきたのではなかろうかと思うところでございます。 昔は役場に行って済ませられていた用事が、合併したことによりまして、市民センターに行ってもその場で完結することができないといったような事例が出てきたことが、結果といたしまして、市民の方の気持ちに疎外感などを生んだのではなかろうかと考えているところでもございます。 旧市町村にありました、それぞれの地区の文化や歴史などは大変重要なものと認識をしながら、同時に、これからの唐津市にとりまして、唐津市民は一つであるといった一体感を持つことが大切ではなかろうかと考えているところでございます。 これらを通しまして、いずれかの地域ばかりが、いずれかの地区ばかりが開発されている、あるいはいずれかの地区ばかりが発展しているというように感じるのではなく、唐津市全体が発展していると思っていただけることが、地域格差の解消の一つではなかろうかと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 今の答弁の中で、市民の方から、本庁へ聞いてみますとか、なかなか判断が遅いとか、スピード感がないとか、そういったことを聞いたというふうな、市民の方からの話を聞いたというふうなことですけども。その後言われたのは、唐津市が発展していくには一体感を持ってというふうなことでございます。 唐津市合併して12年間、インフラ等の整備は平等になるようにということで、有線テレビにしても、下水道にしても、水道にしても整備をしてきたつもりでございます。そういった中で、地域の格差というよりも意識が、合併して、自分が市民センターに行った中で、顔見知りの方がいないから寂しいとか、少しは職員が本庁に尋ねないと判断ができないというようなこともあるかと思います。 そういった中で、私は、判断ができないんじゃなくて、唐津市全体が一つとなってやっていくことは、本庁の考えも聞いて判断するべきとこだと思いますし、その支所管内で完結するものは、その支所のトップが完結すればいいんじゃないかなと私は思っています。 そういった中で、市長の先ほど地域の声という話がありました。その地域の声というのは、どのような地域の声だったのかお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田議員さんの再質問にお答えいたします。 地域の声というのは、どんな声を聞いてきたのかという質問だったと思っております。 これまでの答弁にも少し触れさせていただきましたけど、市民センターへ足を向けられたときの、先ほど議員さんもおっしゃいましたように、対応あるいはスピード感、そしてまた本庁へ確認をしないといけないと、そういったもどかしさといいますか、そういった声が耳に残っております。また、旧唐津市、旧町村を問わず市民の方がおっしゃることは、市役所との距離がだんだん身近に感じない、要するに遠く感じるといった声でございました。 私といたしましては、市民目線で、市民の方のための、市民の役に立つところが私は市役所であると思っておりますので、今後は、市民の方にとりまして気持ち的に身近な市役所になるように努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 私も、支所に行ったときのスピード感がちょっと足らないのかなという感は確かにあります。そういったところで、市長の公約の中では、権限を拡充しますというふうな公約があります。この権限を拡充というのは、どのようなことを考えてあるのかお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田議員さんの再質問にお答えいたします。 市民センターの権限を拡充するということですが、それはどういうことかというふうな質問だったと思っております。 ちょっと重複するかもしれませんが、これまで市民の方々のお話を聞いてきた中で、市民センターに行っても、本庁に聞かないと返事ができないという声が大変多かったものでございます。また、市役所と市民の距離が合併前とすると遠くなったというようなお声も多くございました。 行政といたしましては、住民と接して、住民の方の思いや考えを汲み取っていくことが大切でございますので、地区のことは地区にある市民センターで判断していくことができる、そのような決裁権限の範囲やそのあり方も含めて、今後検討していきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 先ほどの答弁で、決裁権限やそのやり方、あり方について検討していきたいというふうな回答だったかと思いますけども。今の決裁権限で、市民センターのセンター長、副部長ですか、課長があと2人いるわけですけども、工事でいうと750万円、委託関係でいうと500万円までの決裁権を持っています。これよりも大きなものを市民センターでは余り決裁することは私は少ないんじゃないかなと、実際私も職員をやってましたんで、そういうふうな感じを持っています。 市長が先ほど言われました、検討していくというふうなことですけども、その検討は早急にされるのか。私は早急にしなければならないと思っていますけども、その辺のいつまでに検討して、どういった方向、方向性まではその後でしょうけども、いつまでに検討をされるつもりなのかお聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 先ほど申しました、答弁いたしました、決裁権限の範囲やあり方等々の検討を進めていきたいと。それをいつまでにするのかということでございました。 市民センターの権限を拡充することにつきましては、市民センターで相談をされた事案が、市民センター内で完結できるような仕組みを構築することが必要ではないかと私は考えているところでございます。地域の例えば事案や課題が、地域の拠点となる市民センターで完結できるようになることが、市民センターの強化につながるものと認識をしているところでございまして、この件につきましては、機構改革等々も含め早急に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 早急に取り組んでいきたいというような答弁でございました。以前、市民センターの改革等を検討する中で、市民センター長とか、そういった方々とのコミュニケーションが一番大事かと思ってますんで、しっかりとしたコミュニケーションをとっていただいて、よりよい市民センターになるように持っていかなければならないと思っています。 スピード感というふうなこともありますけども、公約の中にも、職員にスピーディーで、かつ柔軟な対応をさせますというふうなことでした。このスピーディーで柔軟な対応というのは、どういうふうな対応を考えてあるのかお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 そのスピーディーかつ柔軟な対応をさせますとあるけれど、どのような対応をさせようと考えているのかということであったと思っております。 このことは、市民の方々からの相談等に対しまして、できないということを前提に話を進めるのではなく、どうしたら市民の方のためになるのか。要するに、できる方法はないのかといったことを考えることができる職員をふやす組織風土の醸成をしていくことが、結果として市民の皆様の生活の豊かさにつながっていくものではなかろうかと私は考えているところでございます。 法令上、できないことはできない、でも、それも大切なことではございますが、法令の範囲内でどう工夫したら、また、どうしたら市民の方の役に立てるだろうか、そのようなスタンスで動く職員をふやしていきたいと考えているところでございます。 また、同じく市民の方への対応の速度でございますが、お尋ねや要望など等につきましての返答のスピードが遅いというふうに、そのような声も多々伺っております。市の職員も限られた人数ではございますが、膨大な業務を行っていることは十分私も承知をしておりますが、職員の仕事の段取りの能力の向上等々含めて、全職員が市民ファーストの意識を持って、柔軟な発想と迅速な対応ができるように取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 私も職員になり立てのころ、先輩からよく言われたのは、法令遵守は基本だけども、その要望の中で、どうやったらできるのか、条例を正面から見るんじゃなくて、たまには横から、逆さまからでも見ろというふうなことをよく言われたこともあります。 先ほど市長も言われたように、職員の数というのは限りがあるかと思います。そういった中で、私も議会の一般質問の中で事務改善を何度か質問し、改善をお願いしてきたところですけども、そういったこともしっかりやっていかなければ、職員は対応できないのかなと、今の事務の量からすればですね。そういったところをしっかりやっていただいて、職員がスピーディーに仕事ができるような環境をつくるということも大事かと思っております。 公約に地域ごとの特色の強化を図りますというような公約もあります。どのような取り組みをして地域の特色を強化し、振興へつなげていこうと考えてあるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 地域ごとの特色強化を図るとあるが、どのような取り組みをするのかということだったと思っております。 地域ごとの特色の強化につきましては、各地域が持つ祭りや伝統芸能、そしてまた、イベント等を情報発信して世間に広めることで、末長く続いていくものにしたいと考えているところでございます。 特にこの唐津は、美しい自然や伝統文化の宝庫でございまして、私は、この唐津の各地域が持つ地域資源を研磨をして、世界へ向けて発信をして、もっともっとアピールをしていかなければならないと持っているところでございます。 アピールの方法につきましては、例えばクルーズ船が唐津へ入港したときなどは、乗船のお客へのもてなしはもちろんでございますが、クルーズ船の乗組員さん、職員さんといいますか、その方たちに対しましても唐津の温かいおもてなしをすることによりまして、唐津でこのような楽しい経験をしたよというようなことを好印象をいただけたら、その効果が泊まられた泊まられた港ごとでもいろいろ宣伝をしていただけるのではなかろうかと思っておりまして、そういった取り組みを重ねていくことが特色の強化、そしてアピールにつながっていくのではなかろうかというふうに考えているところでございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) そういった地域の特色をアピールしていくことが大事だというふうなことでの話だったんですけども、私は今、唐津市全体でいえばそういうことかなと思っております。しかし、地域の市民センターの管轄内でいうと、特色を出していくためには、市民センター内に企画力を持って地域づくりを担っていく職員がいないのが一番じゃないかなと、この原因はですね。思っているんですけども、そういった地域づくりを担う職員を配置する必要があると私も考えますし、市長の考えはその点どういうふうにお考えなのかお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 冨田議員さんの再質問に対しましてお答えをいたします。 市民センター内にも企画力を持った地域づくりを担う職員を配置することが必要であるという、どう思うかということでの質問だったと思っておりますが、申されましたように、地域の特色を出していくためには、唐津で生まれた市民一人一人の知恵や発想を最大限に引き出しながら、市民と行政、そして地域などがそれぞれの持つ力を合わせてまちづくりを進めていく必要があると考えております。 そのためには、市民センター内に地域づくりを企画する担当職員を配置することは有効な手段と考えますが、また同時に、地域づくりの担い手となる組織や人材を育成していくことも必要であると考えているところでございます。 まずは、現在配置している地域おこし協力隊の強化も含めながら、市民センターの組織や事務分掌等々を総合的に検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆10番(冨田幸樹君) 地域づくりの担い手となる職員を市民センターに置いていただいて、また地域づくりの組織づくり、この辺にもしっかり強化をしていただくような施策を、今、地域づくり推進協議会というのを各支所単位でつくっているんじゃないかなと、名称が私もうろ覚えですけども、そういったところでしっかりと支援をしていく、そういったことが大事なのかなと思っております。 市民は、新市長にこれからの4年間の唐津市のかじ取りを託されたわけです。市長もまだ日が浅く、なかなかそういった具体策というのがまだまだ見えていらっしゃらないのかなというふうな感じをこの一般質問で感じましたんで、それは6月議会からのまた一般質問で質疑をしていきながらというふうな感じも持っています。 唐津市のために市長が先頭に立ち、力強いリーダーシップを発揮していただき、この4年間の道筋を定めて、市民センター、市役所が一体となって市民のための市政運営を心がけていただきますようにお願いし、私の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 大西康之議員。          (12番 大西康之君登壇) ◆12番(大西康之君) 12番、志政会、大西康之です。通告に従い一般質問を行います。 今回は2項目通告いたしておりました。1項目は観光行政についてであります。観光行政につきましては、1、市長公約について、2、明治維新150年、維新関連事業について、3、唐津版DMOについての3点をお伺いいたします。 私は、観光産業は唐津の活性化にとって非常に大きなウエートを占めるものだと常に考えております。さきの市長選で新市長が誕生され、公約を随所で公表されております。 観光施策につきましては、観光力として表現されており、各種パンフレット、ホームページなどで公開されておりますが、その内容が一部変更されてきているようであります。よりよき公約を目指し、バージョンアップされてきたものだと理解しておりますが、先日の唐津市報平成29年3月号に掲載されたものが最終最新版として捉えてよろしいのでしょうか、まずお伺いいたします。 次、2項目め、文化の継承についてと通告いたしておりました。一口に文化と申しましても大変広範囲に及びますので、今回は、1、唐津焼の継承について、2、唐津くんちの曳山行事についての2点をお伺いいたします。 唐津焼は、唐津市の重要な地場産業であります。もし唐津焼が産業として成り立たないという事態が起これば、衰退してしまい、文化の継承もままならないと考えております。 まず唐津焼について、現在の調査研究、展示についての現状をお示しください。 以上で1回目の質問といたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西康之議員さんの質問に対しましてお答えをいたします。 まず質問は、市長の公約として、いろんなリーフレット、パンフレット等、またホームページ等で施策を書かれているけどと、3月市報に掲載をされた分が最終版と考えてよろしいのかということであったと思っております。 今回の選挙活動中、あるいは市長就任後も含めまして、各種媒体等を通じて私の考えをお示しをしてまいりました。公約につきましては、私がこれまでさまざまな場面で地域の方々のご意見を聞かせていただいた中で、意見や要望が多かったものや、今取り組んでいきたいことを中心に挙げさせていただいたところでございます。 今回、市報3月号に掲載をいたしましたからつ力でございますが、これは、生産力、観光力、教育力、安心力、発信力の施策を推進して、それらの総合力であるからつ力を伸ばしていきたいとの思いを市民の方に知っていただきたく掲載した次第でございます。 また、現時点におきましては、リーフレットやホームページ上の公約を1つにまとめて整理はしておりませんが、今後取り組みといたしましては、市の財政状況を見ながら、一つ一つ精査をして取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 大西議員さんのご質問にお答えいたします。 現在、唐津焼の調査研究、展示についてはどのような状況なのかということだったと思います。 古唐津の窯は、唐津市内では10基ほど確認されておりますが、最古期の窯としては、北波多地域の5基と唐津藩のご用窯であるお茶わん窯の1基が、平成17年1月14日に国の史跡に指定されております。 現在までの調査状況を申し上げますと、北波多地域の5基の窯跡については、平成9年度より継続して合計9回の発掘調査を実施しており、本年度も飯洞甕窯周辺において工房跡の確認調査を行いました。平成29年度には総括報告書を刊行する予定となっております。 また、これらの発掘出土品のほか、約1万5,000点の破片資料を含む中里家寄贈品についても、写真撮影など、データベース化に向けて整理作業を継続して実施しているとこでございます。 次に、遺跡の保存整備についてですが、唐津焼誕生を体感できる場、陶芸に親しむ場として、文化庁の補助金を受けて国史跡肥前陶器窯跡及び北波多稗田の古窯の森公園内の整備を計画しております。 施設の内容としましては、日本で最も古い時期の登り窯である飯洞甕上下窯跡の展示施設、ガイダンス施設、そして復元窯を備えた体験学習施設などでございます。 最後に、唐津焼の展示についてでございますが、商工観光部において、唐津城天守閣展示施設の改修、唐津焼の展示についても、その内容を完全にリニューアルしたいと考えておられます。唐津焼の表情いろいろ、唐津焼のふるさと、古唐津の世界、唐津焼と茶の湯などコーナーを設け、来館者の興味を引き、理解を深めるよう展示を作成中でございます。 平成27年に作成しました唐津焼美術館(仮称)基本構想の中でも、学芸員を配置した調査研究機能の充実が重要と提言されていますが、唐津焼美術館の建設構想に先立ち、まずはこの唐津城の展示を充実させ、唐津焼愛好家の期待に応えたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 今市長から答弁いただきましたが、からつ力を伸ばしていきたいと、思いを知っていただくために市報に掲載したと。あとは、財政状況を見ながら、一つ一つ精査し取り組んでまいりたいという答弁であったかと思いますが、それでは市長、全体的な公約というのはどのようにまとめられてあるのかお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えをいたします。 公約をどのようにまとめているのかという質問でございました。私といたしましては、リーフレットと申しますか、後援会活動の中で市民の方にお示しをしました資料並びに選挙公報で公表させていただきましたもの、そしてホームページ上は、どちらかと申しますと後援会の皆様方の意見等々がかなり多く汎用されております。 そのような中で、私といたしましては、リーフレット並びに選挙公報のものを公約という形で考えているところでもございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) リーフレット、選挙公報が公約ですよという答弁でありました。 それでは、私どもに明らかにされております、市報に掲載されております観光力という点についてお伺いしていきたいと思います。 国際観光都市からつと、国際会議などができる施設の設置を検討というふうに記載されておりますが、その必要性についてどのようにお考えかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 国際観光都市からつというふうに書かせていただいておりましたが、そして国際会議ができる施設の設置を検討すると。その必要性はということでございましたが、私は唐津には、海外の観光地に引けをとらないすばらしい素材、あるいは歴史、文化、伝統、そして食などもあると考えておりまして、世界で通用するレベルの観光地だと考えているところでございます。 そしてまた、昔から韓国とのホームステイ等々を受け入れるなど、海外との交流も促進をしてきたところでございます。そして、現在、オール唐津の観光地域づくりを進めておりますが、これこそが国際観光都市だと考えているところでもあります。 現在、福岡市におきまして多くの国際会議が開催されておりますが、2015年の都市別開催件数で見てみますと、東京の557件に次いで福岡市が363件と、国内第2位の開催件数でもございまして、会場や宿泊施設の確保が大変難しい状況にもあると聞いているところでございます。 このロケーションや宿泊施設から考えますと、この不足する部分を補えるのは、糸島市ではなく、私は唐津市だというふうに考えているところでございまして、現時点におきまして国際会議が本格的に開催できる施設はございませんが、例えば市民会館も老朽化をしておりまして、この建てかえの際には国際会議ができるような、その会議に対応できるような施設にすることで、多くの海外からの集客が期待できるものではないかと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 私も、唐津は海外の観光地に引けをとらないすばらしいところだと自負しております。今ほどの答弁の中で、2点ほど確認させていただきたいと思います。 1点が、オール唐津の観光地域づくり、これこそが国際観光都市だとありましたが、もう少し説明をお願いしたいのと、2点目で、市民会館建てかえの際は国際会議に対応するような施設にするということでありましたが、この4年間で建てかえのお考えがあるのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお伺いいたします。 オール唐津の観光地域づくりとはどういうものかとおっしゃいまして、これは、先ほど申しましたように、唐津にあります素材といいますか、誇れる素材でありまして、歴史、そして文化、伝統、そしてまた食、そしてこの環境を、そしてまた人、そこに住まれている人を含んだ形での、オール唐津での観光地域づくりを進めていきたいと考えていることが一点でございます。 もう一点の任期中に、先ほど例えばで申しました市民会館の老朽化もあるからということで、それの国際会議に対応することが任期中にできるのかということでございますが、これは財政状況も踏まえながら、今後検討を進めていきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 済みません、1点確認させてください。お気持ちの中で、公約というのは、当然4年間で100%なし遂げた市長さん、組長さんというのは、いらっしゃらないんじゃないかなと私は思っております。市民会館建てかえにつきましては、財政状況を見ながら検討するということでありましたが、今のお気持ちの中では、どういうお気持ちであるのかというのをお伺いさせてください。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたしますが、公約と例えば国際会議場の兼ね合いであったというふうに認識をいたしておりますが、そのことに対しましては、まず国際会議のあり方というのは、同時通訳の問題等々も含めてやらねばなりませんし、言葉の問題、それが対応できるスタッフにしても必要なわけでございまして、今ある既存のホテルに対しましても、3,000人から5,000人規模の大きな大会は誘致できるわけでございまして、そこを含めた形でのその国際会議も可能かなと思っております。 そしてまた、先ほど申しました、これはまだ計画には入っておりませんけど、市民会館の老朽化ということを含めて、それがもし建てかえができる際には、その国際会議にも対応できるということで、そのような施設にしていきたいということを申し述べさせていただいたと理解いただければと思っております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 国際会議という点で思いますところでは、私が考えますには、日本で開催された国際会議の開催件数が2,590ぐらいあるらしいんですよね。そのうち2,058件、これは500人以下の大会であったそうであります。この程度であれば、現在の唐津市の公共施設、民間施設で十分対応できるのではと思いますし、また、市内の宿泊施設の定員は、今市長が3,000から5,000とおっしゃったんですが、定員は3,700ぐらいしかないんじゃないかなと思いますし、それは部屋数に換算しますともう少し少なくなっていくと。そういう宿泊形態を考慮した場合、500人以上の宿泊は若干無理があるのかなというふうに感じております。 外国人参加が多い国際会議の開催件数が多い福岡市の隣接地、福岡市に近いよというところをアピールし、サブ会場、オプションツアーを本市に誘致するというほうが、より現実的で、速やかに移行できるのではと考えますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 今、るるいろいろご提案をいただきました。そのご提案も含めまして、今後検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) いや、提案じゃなくて、現実的にそうなんですよというお話をしているんですが、再度答弁求めます。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 いろんな会議の形態等はいろいろあるかと思っております。九州大会等々やる中で、全ての方たちがこの唐津に宿泊をいただけるのは一番幸いなことなんでございますが、先ほど言いましたように、福岡市にも宿泊可能なこともございまして、いろんな形を考えましたときの、一番最初に申しました、例えば福岡での大会とか、あるいはその大会を補足するような形での唐津での宿泊の増加につなげていければということを考えているという私の認識でございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) そうですね。まずもって、今おっしゃっていただきましたように、福岡のサブ会場としての立ち位置で検討いただければとお願いしておきます。 では次に、唐津の観光資源を発掘、研磨し、世界へ発信というのが記載されております。観光につきましても、今現在、旅行業と旅館業者等々が共同で唐津観光協議会を立ち上げられ、体験つき宿泊プランといった商品提案、海外戦略などの新しい観光のあり方について協議を行われているところであります。 また、観光施策としましては、観光地域づくり事業を展開し、集客拠点を形成するために集中的に、平成28年度は鎮西・呼子地区をターゲットとし、集中的な投資を行われているところでありますが、今回記載されております、唐津の観光資源を発掘、研磨し、世界へ発信というのは、具体的にどういうことをお考えなのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えをいたします。 この唐津の観光資源を発掘して、研磨をし、世界へ発信していくと、それはどういうことなのだというような質問だったと思っております。 これまでも観光資源の発掘や磨き上げ等々によりまして、旅行商品として活用されてきたということは私も承知をしております。ただ、そこにはマーケティングやマネジメントの発想が不足をしており、地域が思う売りたいものを資源として活用されてきたこともありまして、なかなか成果に結びついていないと聞いているところでもございます。 世界におきまして情報化が急速に進展をいたしまして、個人の旅行志向を個別多様化する中におきましては、消費者が求めるものを売るというマーケットインの発想が必要でありまして、この視点から改めて唐津の観光資源を発掘をし、磨き上げを行い、あらゆる機会を通じて、観光客から選ばれる観光地唐津をしっかりと情報発信していきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 済みません、ちょっと理解ができなかったというか、教えてもらいたい点が今の答弁の中にあります。1点だけある、1点だけなんですが。 答弁の中に、消費者が求めるものを売るというマーケットインという発想というお言葉がありました。そのマーケットインという発想が必要というところは私も理解するところではありますが、今現時点で、市長、どのような資源がそれに該当していくのか、思いつかれるところがもしございましたら答弁願いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 マーケットインの発想というもので、これはもちろん消費者が求めるものを売るという、一番消費増大につながっていくことであるというふうに思っておりますが、その中で、唐津にとりましては、今「ユーリ!!!on ICE」等々の問題もございますが、ああいうふうに新しい方たちが唐津を訪れられることによりまして、観光客の皆様方の求めるものといいますか、それは、そういった方がおいでになったとき初めてわかることであって、その後は、今度は売る側のそういったことに対するチャレンジが求められていると思っています。 私はそういったことをベースにしながら、商店あるいは商売といいますか、そういう方たちとの議論を進める中で、このマーケットインの発想を生かしながら、この唐津をもっともっとアピールしていくことにつなげていきたいと考えていることでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) もう少し具体的にお尋ねしたいんですが、次に回しまして、では次に、福岡、佐賀からの交通網の早期整備とございますが、具体的にはどのようなことを行われているのか。西九州道もつながり、随分交通網は整備されてきたというふうに感じておるんですが、具体的にはどのようなことをお考えかお示し願えればと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 福岡、佐賀からの交通網早期整備とはどういうことかということであったと思っておりますが、まず福岡方面からの交通網の整備に関しましては、自動車専用道路であります西九州自動車道が、平成27年2月に北波多インターチェンジから南波多谷口インターチェンジまで開通したことによりまして、唐津管内は大体全て供用開始がされているところではございますが、今後、西九州自動車道関連用地でありますサービスエリア予定地を有効に活用して、福岡都市圏をメーンターゲットにした地域資源の情報発信、あるいは交流促進による観光唐津の新たな拠点の整備を図りたいと考えているところでございます。 このことに関しましては、先日も柳田所長さん、これは国土交通省の佐賀国道事務所の所長さんでございますが、とも協議を重ねておりまして、今後、サービスエリア予定地の有効活用に向けまして、課題を整理をいたしまして、早期実現を目指していきたいと考えているところでございます。 また同じく、西九州自動車道関連用地であります唐津インターチェンジ道路の予定区域におきましても、交通機能の拠点といたしまして、パークアンドバスライドの本格実施を今計画しているところでございます。 そしてまた、佐賀方面からの交通網の整備といたしまして、佐賀市と唐津市の県内二大拠点都市であります、その圏域を結びます国道203号のバイパスであります佐賀唐津道路の早期整備が必要であると考えているところでございます。平成26年3月には、佐賀唐津道路の一部であります厳木バイパスの岩屋─相知長部田間が開通したことによりまして、厳木バイパス全線が開通をし、東多久から約16キロメートルが連結したところでございます。 この佐賀唐津道路におきましては、周辺の高規格道路、西九州自動車道や長崎自動車道、また有明海沿岸道路や九州佐賀国際空港、そして唐津港との幹線道路網を形成するとともに、地域間の交流や物流機能の強化、そして観光振興など、さまざまな効果をもたらす重要な役割を担っている地域高規格道路としての今整備が進められておりますが、全長約40キロのうち、開通区間は約4割程度にとどまっておりまして、多久─佐賀間の約15キロと唐津─相知間の約10キロは未開通でございます。 その中にあります多久─佐賀間の約15キロに関しましては、平成27年度に都市計画決定の手続で、これは環境影響評価がもう終了いたしておりまして、平成28年度以降、事業着手されているところでございます。 ですから、またその一方、平成7年の8月に調査区間に指定されております唐津─相知間の約10キロにつきましては、厳木バイパス開通後の交通量と他路線との比較検証等を行う必要があるとの国の見解でございますが、国道203号の佐賀・唐津幹線道路整備促進期成会や佐賀・唐津道路を考える会などの地元組織と連携を図りながら、早期整備に向けて国や県へ働きかけていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 佐賀唐津につきましては、多久─佐賀間のほうが平成28年度以降、先に着手されているというのと、あと問題は、佐賀唐津で相知─唐津間、この10キロが問題かと思います。 今ほど答弁に、期成会や地元と連携し、国、県へ働きかけていきたいということでございました。今までも要望活動を国、県へ実施されてきたというふうに私は理解しておるわけでありますが、それを継続されていくというお考えなのか、それとももっと違った方向からそちらを攻めていこうというお考えなのか、お考えについてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇)
    ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 唐津─相知間の約10キロに対しまして、どのように考えているのかということであったと思っております。 この問題、佐賀唐津道路の開通に関しましては、私が平成7年の市会議員に初当選をさせていただいたときに、法線が1回引かれたことがあります。その書類を一度見せられて、それを至急取り戻されたというような現状もございまして、あのときの話は、大体本来ならば、佐賀空港の開港の折にこの佐賀─唐津間は通すという、開通をするということが基本的な約束のもとに、川副に佐賀空港が開港した経緯もございます。そういったふうなところを含めまして、私も県議時代にはその旨を強く申してきたところでございます。 その中で、長部田間までの開通をしましたが、まだその後が開通をしていないという状況でございまして、そのことに対しましては、私も強く、先ほど申しましたように国や県、何で国かといいますと、国の直轄事業が西九州自動車道と、この佐賀唐津道路が国直轄の事業区間でございますので、国と県へしっかりと働きをかけていきたいという思いでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 市長の思いを持って十分な働きかけ、国、県に対する働きかけをお願いしておきます。 続きまして、スポーツ・芸術・文化都市からつについてお伺いいたします。 スポーツや芸術の催しによって、春夏秋冬、観光客が訪れる魅力ある市にというふうに記載されておりますが、具体的にどのようなことを今お考えなのかお伺いさせてください。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 スポーツ・芸能・文化都市からつについてどう考えているのかという質問であったと思っております。 唐津には、特別名勝であります虹の松原や特別史跡であります名護屋城跡並びに陣屋跡を初めとする、すばらしい自然や歴史が数多くあると認識をしておりまして、これらの恵まれた自然や歴史を活用いたし、さらにはスポーツや芸能等の催しによりまして、多くの人々が訪れる魅力あふれる町、唐津にしてまいりたいと考えているところでございます。 加えまして、昨年の12月1日には、唐津くんちの曳山行事がユネスコの無形文化遺産に登録をされました。登録直前の昨年11月以降、曳山展示場の来場者が増加しているとの報告も受けておるところでございまして、世界に発信し得る冠をいただいたことを絶好の契機と捉えまして、世界からの集客に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) ユネスコ認定、絶好の契機でございます。よろしくお願いしときます。 今の答弁の中で1点だけお尋ねしたいんですが、スポーツや芸能や芸術等の催しにより、多くの人が訪れる町にという答弁があったと思いますが、現時点で、具体的に何かそれに対するお考えがあればお示しいただければと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 先ほど申しましたスポーツや芸能等の催しにより、多くの人々が訪れる魅力あふれる唐津にしたいというのは何か策があるのかということでございましたが、平成35年の佐賀国体はもちろんでございますが、今、佐賀県が取り組んでおります来年の明治維新150周年等々の歴史深い唐津地域の特色を生かした、そのような事業とあわせて、唐津に行ってみようかと言っていただけるような今後の施策を考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 具体的には、まだ今からということでありました。 では、また最初に戻って申しわけないような気もするんですけれど、公約というのは、ホームページ上のものではなくて、リーフレットや選挙公報が私の公約ですよという答弁を最初いただいたかと思います。 私が思いますに、市の今後の方針として、市のトップであられる市長の公約というのは非常に大切であろうかと捉えております。そういう大切な公約であるから、全体的なものを市民の皆様へお示しするという意味で、先日の市報のほうに掲載されるべきではなかったかというふうに私は思いますけれども、また、そこからがスタートではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 ホームページを含めてリーフレット、あるいは選挙公報に関して、そしてまた、3月に出させていただいた市報の中の約束と申しますか、その公約をどのように考えていくのかということであったと思っております。 選挙の後援会活動から選挙、そして当選後という流れの中で、市報に出させていただいたことに対しましては、市民皆様への約束ということで、そこに私の気持ちの曇りは一点もございません。 ただ、市政をあずかる者として、一つ一つの事業に対しましては、公約に対しましては、財政状況を見ながら一つ一つ精査をし、取り組んでいかなければならないと思っているところでございまして、議員の皆様方に対しましては、予算化、事業化させていただいたときに、改めてのご意見等々を賜ればというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) だから、一番最初にお尋ねしたのが、大変申しわけないんですが、市報3月号が最終的な公約でしょうかというお尋ねになったんですよね。それに対して市長は、ホームページ上は後援会の意見が多いと、リーフレット、選挙公報が私の公約でございますという答弁をいただいたんで、ならばそれを、市報は市長が決める部分がたくさんあるはずですから、そこに大々的に公約としてうたうべきでなかったかなというふうに思いますが、再度確認しますけれど、この市報が最終的な公約と捉えてよろしいんでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 3月の市報の中が一番最終的な公約なのかということでございました。公約というのは、選挙を行わせていただく上での有権者に対する約束でございます。ただ、その中には、いろいろ場面場面で話をさせていただいたこともあるかと思っております。その最終版が、市報に出させていただいた分が最終の公約なのかといいますと、私の認識としては、それも含めて公約という形で、物事を一つ一つ取り組んでいかなければならないのかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 市報を含めて、選挙期間中の公報誌も自分の公約でありますということで捉えてよろしいのかなというふうに思いますが、それでよろしいでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えをいたします。 最終版ということが3月の市報なのか、そしてまた、それまでのいろんな、ホームページ等々も含めた形での公約なのかということであったかと思っておりますが、この市報の掲載もそうでございますが、あるいはホームページ、あるいはリーフレット、あるいは記者会見のときの発言、あるいは媒体ごとの性質や紙面、時間の制限等々もございますが、内容に時々に取捨選択したこともあったかと思っております。ですから、この市報をもって最終版であるというものではないということでご理解をいただきたく思っております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) ますますわからなくなってきておるんですが、済みませんね、理解が悪くて。 ということは、明らかにこれが公約ですよというのは、今のところ存在していないというふうに理解してよろしいんでしょうか。選挙期間中の配布されましたリーフレット等と今度の市報とあわせたのが、全てが公約ですよという形の理解でよろしいんでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 どれが公約なのかということであったかと思っております。公約というのは、先ほどの繰り返しになるんですが、いろんな場面場面、あるいは紙面紙面等々で掲載させていただいたり、口にしたこともあるかと思っております。 ですから、その内容にいたしましては、基本的路線といたしましては、先ほど言いました、一番最初に申しましたように、リーフレット、そして選挙公報という形が私の公約であったと思いますし、3月に出させていただいた市報に関しましても、内容的には余り差異はないと思っておりますので、そういったことを含めて公約ではなかろうかと私は思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) はい、わかりましたって、余りわからなかったんですが。どういうんですか、リーフレット、選挙公報と、この間の市報あわせたところが市長の公約であるというふうに理解させていただいていいのかなと、今のお話の中で思いました。 今議会の市長提案事項の中で、からつ力を伸ばすには、行政サービスの選択と集中を徹底することが必要不可欠ということでしたが、その選択と集中をはかる物差しが、一つ市長の公約ではないかというふうに私は考えますが、市長がこういうことをやって、こういうふうな唐津にしていくよということを公約として上げられて、それを実行していくには、こういう施策が必要だよということで打っていくのが市政かなというふうに思うんですが、その選択と集中をはかる、本当に物差しみたいなものが市長公約だというふうに私は考えておったんですけれど、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 大西議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 その選択と集中の物差しということはどういうものかという質問であったかと思っておりますが、選挙公約といいますか、後援会から選挙期間中に対しましては、現場に行政の市長として、また行政の中に対しまして詳しく知ることができなかった立場でございます。 ただ、その中で、私が最初に申しましたように、市民の方々と触れ合う中でのいろんなお話等々させていただき、いろんな希望等々を聞いてきた、そんな中でのリーフレットの作成、あるいは選挙公報の作成につながってきたわけでございまして、今当選をさせていただき、市長という立場をいただいて、今後、この市政運営に関しましては、先ほど申しましたように、限りある財源でもございますから、そういったところ含めながら、しっかりと事業を取捨選択し、取捨選択といいますか、選択と集中という形でのスタンスで市政運営に取り組んでいきたいという気持ちでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) はい、わかりました。 では次に、観光行政について、2点目ですが、明治維新150年記念、佐賀維新事業についてお伺いいたします。 山口知事は、平成29年度当初予算において、「志を礎に、県民とともに新たな時代を切り開く」と、幕末維新博に約9億7,000万円を予算化されております。昨日も佐賀でシンポジウムが開かれ、経済の専門家と山口知事との意見交換がなされたところでございます。 この事業、県内全域での事業だというふうに考えておりますが、まず現時点での唐津市のかかわり、対応についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長佐々木正司君) 大西議員さんの再質問にお答えいたします。 現在、佐賀県が想定されております市町の役割としましては、2点ございます。 まず、県が平成29年度、平成30年度の2カ年におきまして、企画展やテーマ館の開設、関連イベントなどの核となる事業を実施し、これらと連携する事業を市町が自主事業として実施するというものが一つでございます。 もう一つは、肥前さが幕末維新博覧会を実行するための協議会への市町の参加というふうになっております。 自主事業の内容といたしましては、地元の偉業や偉人を検証する事業、もしくはその志を今に生かし、未来につなぐ事業とされております。事業に取り組む市町には、県による財政的支援も検討されているところでございます。 唐津市といたしましては、近世から近代にかけての数多くの偉人たちや、偉人たちが残した偉業に再びスポットを当てるいい機会と捉えまして、佐賀県と積極的に連携を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 積極的に連携を図っていただきたいと思います。 あと、この事業に対する唐津市の関連というんですかね、その幕末の時代、明治維新の時代の唐津を多分表現していく機会になろうかと思いますけど、それの関連について、どのように今お考えかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長佐々木正司君) お答えいたします。 佐賀県では、本事業実施に当たり前提となる考え方といたしまして、佐賀県を包含する全てのエリア、人物の功績を検証するものとされており、時期につきましても、明治維新時期をメーンとするが、それに限定しないというふうに示されております。 幕末から明治にかけて、唐津からは、辰野金吾や曽禰達蔵などの偉大な建築家を初め、銀行の創設や鉄道の敷設、市内の電化、唐津港の整備など、唐津の近代化に多大なる貢献をした大島小太郎など、数多くの著名な偉人たちが輩出されておりますので、藩を挙げて近代化に邁進し、政財界に数多くの先人を輩出した佐賀藩とは異なる切り口で、幕末・明治期の偉人たちの物語を語ることができるということが唐津の魅力でもあるというふうに考えております。 唐津の偉人たちと偉人たちが残したこの偉業を検証し、唐津らしい明治維新と、その後の明治期を語り継いでいくことで、唐津への愛着、誇りを醸成することができるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 事業の詳細については当然まだ詰められていないようでありますが、答弁にもありましたように、県と十二分の連携をとられて、佐賀藩とは異なる切り口、偉人たちの物語を語っていただきたいと考えております。 また、当然ですが、子供たち、学校とも連携していただき、偉人たちのことを伝えるきっかけ、唐津を知るきっかけにしていただきたいと思います。そのことにより、より唐津への愛着、誇りを持ってもらうようお願いしておきます。 続きまして、唐津版DMOの必要性についてお伺いしたいと思っております。 唐津版DMOの必要性についてでありますが、DMOとは、科学的アプローチに基づく観光地づくりの仕組みであり、欧米では広く導入されておるようでございます。 平成27年11月に観光庁より定義されました日本版DMOとは、地域の稼ぐ力を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する、観光地経営の視点に立った地域づくりのかじ取り役として、3つほどあるんですが、1、観光地域づくりを行うことについての多様な関係者との合意形成、2、各種データ等の継続的な収集・分析、データに基づく明確なコンセプトに基づいた戦略策定、KPIの設定・PDCAサイクルの確立、3番目としまして、関係者が実施する観光関連事業と戦略の総合性に関する調整・仕組みづくり、プロモーションという3つの機能を備えた法人とありますが、観光による地方創生を目指した国の施策であるというふうに私は感じておるわけでありますが、唐津において、その必要性はどのようにお考えかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 大西議員さんのご質問にお答えをいたします。 唐津版のDMOの必要性ということでございました。 現在、唐津観光協議会を中心に、唐津の観光戦略の策定に取り組んでおります。平成28年度は、戦略の概念を定めた第1フェーズが完成したところでございまして、今後は、観光を手段としたもうかる仕組みづくりを本格化させるための第2フェーズの策定に取り組むこととしております。 その中で、地域がもうかる仕組みづくりを推進するための手段としての唐津版DMOの検討を進めていくことを考えております。あくまでDMOは組織をつくることが目的ではなく、地域がもうかるための唐津らしい手段として構築するものではないかと考えておりまして、唐津の場合は、現時点ではどのようなDMOの形態をなすかははっきりといたしませんが、これからの唐津観光協議会の検討の中でしっかり方向性、形などを定めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) これからそのあり方、DMOのあり方についても検討していくという答弁でありました。 では次に、DMOというのもいろんな登録の形態があるようでございます。登録の枠組みということで3パターンに分けられておりまして、地域DMOが63件、地域連携DMOが56件、広域連携DMO4件が今のところ登録されておるようでございます。 このように地域だけ、基礎自治体だけで取り組むDMOもあれば、複数の公共団体が連携するパターン、さらには広域で複数の都道府県にまたがる区域で連携するパターンのDMOと3種類のメニューがございますが、唐津市としてはどのパターンを想定されているのか、もし現実に想定があればお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 先ほども申し上げましたように、DMOありきで議論を進めているものではなく、観光で地域がもうかる仕組みづくりの手段の一つとして、DMOを含めた検討を行っているところでございます。検討の結果、枠組みがどうなるかは、現時点ではまだはっきりいたしておりません。 したがいまして、どのタイプになるかという方向性につきましては、今後の検討の中で決まっていくものと考えておりますが、DMOが必要な際には、地域版の地域DMO、唐津版のDMOで構築されることを現時点では想定をいたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) それでは次に、DMOについて、登録の5要件というのが国のほうで定めて、観光庁のほうで定められておるようでございます。5つというのが、1つが、日本版DMOを中心とした観光地域づくりを行うことについて多様な関係者の合意形成と、2つ目が、データの継続的な収集、戦略の策定、KPIの設定・PDCAサイクルの確立と、3つ目が、関係者が実施する観光関連事業と戦略の整合性に関する調整・仕組みづくり、プロモーション、4つ目に、日本版DMOの組織、5番、安定的な運営資金の確保と、このように今、大きく5つの登録要件というのが定められておりますけれど、このような要件をクリアできる可能性については、現時点でどのように捉えられているのでしょうかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 繰り返しになりますけども、DMOは、その組織を構築することを目的として進めているものではございません。そのために、国の、先ほど言われました5要件を前提として形をつくる議論を行っているところではございません。 これまで、県も同様の考え方のもと連携を行っていることから、唐津版DMOをどのようにするのか、現在、県の支援を受けながら事業に取り組んでいるところでございます。 5要件に照らし合わせた場合ですが、法人格を有する組織の構築と安定的な運営組織の確保につきましては、まだクリアできる状況ではございませんので、今後、関係者の皆様と議論を進める中で、DMOを構築することとなった際には、この項目をしっかりクリアすることが課題であるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 県の事業支援も受けながら、唐津版DMOについて検討も重ねられているということでした。 では次に、DMOに登録いたしましと、関係省庁支援チームを通じて、各種支援メニューの提供や総合的なアドバイスを受けることができるようであります。この総合的なアドバイスも大切かなと思いますし、この支援メニュー、ソフト・ハード両方において活用できるようでありますが、支援メニューの活用についてはどのように捉えられているのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 議員ご紹介のとおり、DMOに登録されますと、地域の魅力向上や情報発信、受け入れ基盤の整備など、多くの支援メニューが用意されておりますが、DMOの組織をまず構築することが国の支援を受けることの大前提となっております。 したがいまして、先ほどの課題がクリアされないまま、支援メニューを活用するためにだけDMOの組織機能を優先することは現在想定しておりません。 しかしながら、財源を確保することは事業を推進する上において大変重要な課題でございます。唐津が将来こうありたいという姿を実現するための手段が明確になった時点で、条件が合致しているのであれば、当然ながら、国の支援メニューの活用を積極的に行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆12番(大西康之君) 答弁にもありましたように、DMOは多くの支援メニューがあり、国の支援を受けることができる制度であります。ただ、答弁にもありましたように、もうかる観光、もうかるための手段としてのDMOを捉えて、必要か否か、今、唐津観光協議会等々も含めて十分な検討をお願いし、方向性を持って進んでいただければということをお願いさせていただきまして、済みません、時間の関係上、2番目の文化の継承については割愛させていただきまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前11時58分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続行します。楢﨑三千夫議員。          (15番 楢﨑三千夫君登壇) ◆15番(楢﨑三千夫君) 15番、清風会、楢﨑でございます。通告に従い一般質問をしたいと思います。 ことし1月には市長選と市議会議員選挙があり、新しい市長が生まれました。また、市議会議員も定数削減に伴い8名の新しい議員も生まれ、唐津市も新たな旅立ちになるのではと感じております。 今回の一般質問では、そういう意味もあるのか、新市長に対する政治姿勢、考え方について、多くの議員さんが通告をしておられます。私もその中の一人でありますけれども、今回は2つの質問を通告をしていました。 まず1問目でありますけれども、市長の政治姿勢についてであります。 5つのからつ力についてでありますけれども、全部を聞いていますと時間も足りません。その中で幾つかに絞って質問をしたいと思います。 まず、発信力についてでありますけれども、地域ごとの特色強化についてであります。午前中の質問で、各地域には祭りや伝統芸能、イベント等が多くあり、情報発信をして世間に広め、末長く続くようにして地域が活性化するようにしたいとの答弁がありました。 そこで質問でありますけれども、各地域の祭り、イベント等について、市長の見解をお伺いしたいと思います。 2つ目の質問でありますけれども、学校給食についてであります。 この問題については、今までに多くの質問があっていますけれども、今回は、昨年12月のアンケート結果についてであります。唐津市の給食の形態もいろんな形があるわけでありますけれども、今回のアンケートは、一中、五中に限ってであります。一昨年の12月にこの問題について質問をいたしましたけれども、この結果に驚いております。 そこで質問でありますけれども、給食という原点に返って質問をしたいというふうに思います。まず、給食の目的と唐津市の給食の現状についてお伺いいたします。 これで1回目の質問といたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 楢﨑三千夫議員さんの質問に対しましてお答えをいたします。 まず、地域の祭りや伝統芸能の情報発信を図るということであるが、どのように考えているのかというご質問であったと思っております。 私は、地域に根差した伝統や文化の継承は、地域愛の醸成に不可欠なものと考えております。唐津市におきましても、少子高齢化の進行や地域コミュニティの希薄化によりまして、そのような各地域の祭りや伝統芸能の継続が危ぶまれているという声も耳にしているところでございます。 このままでは、唐津の子供たちが、自分たちが生まれ育った郷土の祭りや伝統芸能を知らないまま育っていくことも予測されます。自分が生まれ育った地域の祭りや伝統芸能のことをよく知っていただき、地元の祭りや伝統芸能に触れて育っていくことによりまして、楽しさ、感動、地域の人とのかかわり、そしていろいろな経験をすることにより、それが生涯にわたる心豊かな社会経験となるということが大切だと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 楢﨑議員さんのご質問にお答えします。 給食の目的と唐津市の現状についてでございます。 まず、給食の目的でございますが、学校給食法では、学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資するもの、学校給食の普及充実及び学校における食育の推進を図ることを目的とすると、極めて有効な教育的役割が期待されているところでございます。 また、市内の学校給食方式の現状でございますが、実施方式については、各学校で調理をする自校方式、それから数校分を共同で調理するセンター方式、それから選択式弁当の3方式で実施しております。 自校方式につきましては、小学校12校、中学校7校、センター方式につきましては、4センターで運営し、小学校21校、中学校9校、選択式弁当については、一中、五中の2校でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 再質問をしたいというふうに思います。 先ほど市長から答弁がありました。確かに伝統文化の継承、祭りとか、イベント、これは本当に地域活性化、今は地方創生が言われておりますけれども、それには不可欠な問題ということで、不可欠なことというふうに私も理解しております。これがなかなか今、継続というのがなかなか難しい問題としても上がっておりますけれども、これについても今まで以上の協力をお願いして、もう一つの質問に移りたいというふうに思っております。 今度、メーンでありますけれども、次に生産力の中から質問をしたいというふうに思います。 市長のマニフェストの中に、からつ独自の稼げる農・畜・林・水産業についてお伺いしたいというふうに思っております。 その中で、担い手育成、後継者への助成を積極的にしますというふうにありますけれども、この考えについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 楢﨑議員さんの再質問にお答えをいたします。 私のマニフェストの中の、公約の中のからつ市独自の稼げる農・畜・林・水産業の担い手育成、また後継者への助成を積極的にしますということは、どういうことなのかという質問であったと思っております。 唐津市におきましては、第1次産業は基幹産業として位置づけをしており、第1次産業の発展は唐津市の発展のために欠かせない条件であると考えております。そのためには、農業、林業、そして水産業が、それぞれがしっかりと稼ぐ産業となることが一番大切なことでありまして、稼ぐことによりまして担い手が育ち、後継者がふえていくことにつながっていくと考えているところでございまして、そのもうかる第1次産業の確立を大きな目標としたいというふうに考えております。 また、具体的な取り組みにつきましては、今後事業化してまいりたいと思いますが、唐津市には優良な経営をされている方や意欲的な取り組みをされている方が多くいらっしゃるのも事実でございます。まずはそういった方々のご意見を聞きながら、有効な施策を検討していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今お答えいただきました。第1次産業は基幹産業ということで、欠かせないということで、まずもうかる産業の確立、これは本当に当然といいますか、もうかれば、黙っていてもそこの産業には人が集まってくる。そういうことはわかっているんですけれども、その有効な施策というのがなかなか見つからないというのが現状じゃないかというふうに思っております。 その中で、今農業に関していいますと、もうかってある方もいるんですね。確かに経営が良好でもうかってある方はいます。その中で、1つ問題提起といいますか、お伺いしたいことがあります。 そういうもうかってある若い後継者が、仕事熱心な人ほど、女性との出会いの機会が少ないわけですよ。そういうふうで、きちんとした経営を成り立たせるためには、連れ合いというものは絶対的な問題であります。 この問題に対しては、以前、この議会でも議題になったことがありますけれども、市としては、そういう所管のところはつくらないという今までの姿勢でありましたけれども、これは、各行政、自治体の違いによりましては、そういうところもあるわけですね。 そういうふうで、私、これは大きな問題じゃないかなというふうに、今市長答弁ありました、もうかる農業、そして第1次産業の基幹産業であるということを考えますと、そういう機会を与えてやるということも一つ何か行政の手でできないかなというふうに思っておりますけれども、これについての考え方をお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 楢﨑議員さんの再質問にお答えをいたします。 仕事に熱心な人ほど出会いの機会が少ないということで、行政として何らかお手伝いができないものかと、市長はどう考えるんだという質問だったと思っております。 この農業の後継者の婚活に関しまして、大変大きな問題であると私は捉えております。言いかえますと、農家の嫁不足は、農村にとりまして古くて新しい問題でありまして、確かに農業の現場では女性と触れ合う機会が少なく、婚期を逃されてるお若い方も多いのではないかと認識をしているところでございます。 市といたしましては、現在、島づくり実行委員会など市民団体の実施されております婚活事業への助成などや、県の出会いサポートセンター事業を紹介するなどの取り組みを行っているところでございますが、今後は、農業従事者にかかわらず、婚活事業に対しましては積極的に取り組んでいきたいと考えているところでございます。 1案でございますが、今後の機構改革に関しましても、そのような課がつくれないものかということもあわせて検討していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 私、先ほど農業に関してだけ仕事熱心な方というふうな質問いたしましたけれども、これは、第1次産業はいろんな産業があるわけでございまして、その中の出会いの場というのが本当に少のうございます。 私たちも以前、頑張る地域応援の補助金をいただきまして、集団見合いを議員で4名でしたことがあります。しかし、これ人間集めが大変なんですね。そして、その企画も大変です。それをやっていくためには、これなかなか素人では難しいなというふうな実感をそのとき思いました。 そういうことで、これは何らかのこういう専門といいますか、そういう人が必要じゃないかなというような観点から質問をしたわけでございます。今すぐどうしろというのはなかなか難しい問題と思います。6月から以降は、市長の思い、そういうこともまた事業として出てくるかなというふうに期待をしまして、もう一つ、次の質問に移ります。 今、先ほど言いました、農業も今はいろんな形が出てきております。そして、その中で農業法人化ということで、法人化をして規模拡大を図っている方がこのごろ多く見られます。 その中で声を聞きますのが、労働力不足なんですね。いろんな形態がありますけれども、高齢者、それでパートタイマーも雇ってある方おられますけど、その中でも外国人を雇ってある方も実際おられます。そういうふうで、いろんな事業が発展するためには、規模拡大をするためには、労働力というのは不可欠になってくると思うんですよね。 そういう意味で、この労働力不足、そしてまた、雇用対策についての考え方をお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 楢﨑議員さんの再質問にお答えいたします。 法人等に対する雇用対策のご質疑でございます。 近年、農業法人経営体の増大と大規模化の進展によりまして、法人の求人数は年々増加傾向にあるところでございますけども、しかしながら、経済状況の好転と少子高齢化の影響を受けまして、法人経営における雇用の確保が年々困難な状況となっております。 このような状況を踏まえまして、国は農業法人が就業希望農業者を雇用して実施をする研修に対しまして、年間最大120万円、最長2年間、法人に支援する農の雇用事業を平成24年度から実施をされているところでございます。 市内の農業法人への就農状況を見てみますと、平成23年が1名、平成24年が2名と少なかったものの、平成25年からは、平成25年、10名、平成26年に17名、平成27年に6名、今年度におきましては5名と、平成25年度以降増加に転じているところでございます。農の雇用事業による効果があったものと考えているところでございます。 今後とも、本事業の普及啓発を図り、法人経営におきます雇用の確保に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今部長から答弁をいただきました。農の雇用事業というのがあるということですね。年間120万円を最長2年間支援するということですね。それで、私たちの近くにも若い人が、男の人3名雇用しているところがあるんですよ。多分これで雇用しているんだろうなと思っています。 その人たちの話を聞くことができましたけれども、20代が1人、30代1人、それと40代1人なんですね。唐津の方なんですね。それも農業に全然今まで接していない方、そういう方がそこに従事をして、そこで農業の勉強をして、あとは独立したい、独立経営をしたいというような夢を持った方のこの支援事業ということですね。それが奏功して、平成23年、平成24年は1人、2人やったのが、10人、17名と、今ここ何年かはふえてきていると、そういう実績が出ているというふうに捉えていいわけですね。それはまた非常にいいことでありますけれども。 それに関連して、例えば新規就農するというふうに思います。その人たちが全然体一つ、全然今まで農業に従事してなかった方は、初めの、要するに農業経営を開始するためには経費がかかるんですね。初期投資といいますか、それが非常に大きな金額になると今までは感じております。 それに対して、遊休農地もあります、そして後継者がいない農家も今ふえてきているわけですね。そういうふうなところを有効利用する仕組みづくりといいますか、そういうことができないかなというふうに私は思っているんですけれども、そういう案といいますか、そういう考えについてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 遊休施設などを使って、有効利用して、新規就農者に利用いただくというような施策のご提案でございます。新規就農者が農業を始める際に必要な機械設備の経費に、品目や規模にもよりますけども、一般的に800万円から1,000万円程度の初期投資が必要と言われているところでございます。議員ご指摘のとおり、資金面で大きなハードルがあるというようなことでございます。 離農された農家の機械や設備や土地を一体的に借り入れを行いますと、初期投資を低く抑えることになるので、そういった仕組みづくりもぜひ重要なことであると考えております。このような農家の状況につきましては、JAにおきましても当然把握をいたしているところでございます。私も何度となくこの件について、JA担当者と話をしたことがありますけども、遊休施設についての把握はできているものの、施設を希望する農家とのマッチングがうまくいかなというような話も伺いました。 議員ご指摘のとおり、新規就農者にとっては初期投資を抑える有効な手段であると考えておりますので、今後もJAと連携をとり、離農等による施設及び整備等の有効利用に協力をいただける農家と新規就農者、また、規模拡大等でもそういった施設の必要なものがあるかと思いますので、農家との調整をとっていく仕組みづくりについて、ぜひ検討をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) この問題は、農協の問題のほうが大きいと思うんですけれども、これもJAと話をしたことあります。いい条件のところの施設があるんですよね。しかし、それを何で活用しないかというようなことを質問したことありますけれども、そういうところに限って貸し手のほうがなかなかうんと言わんと。そういう感情の問題といいますか、そういうことも非常に一つネックになっているなというふうなことを感じております。 ただ、先ほど私言いました、新規就農者が後継者で現在農業してあるところに対しては問題ないわけですよね。もう完全にいろんな条件がそろっているわけですから。そうじゃない方が始めるためには、今言われました800万円から1,000万円の初期投資、これを大きなハードルじゃないかと思っています。 そこで、今農業を経営してある方が後継者がいない、そして家もある、資材もある、そしてハウスもある、機械もある、そういうところにぽんと入って、就農者が入って、そこを一遍に全額払うということは、これは不可能です。そういうふうで、そこをリースとして、そこで年間契約、月契約でもいいですし、そういう契約をして、就農しやすいような条件というものを、JAがそういう情報を持っているわけですので、そしてJAはその発信の仕方が余り上手じゃないと私感じております。 そういう意味で、その発信力については行政です。行政が、空き家情報じゃありませんけれども、一遍にあれだけ来るわけですよね。そこをJAとマッチングして、今ほど言われたように、そこを情報提供しながら、そういう情報を発信していただきたいと、そういう仕事をぜひ行政のほうにもしていただきたいなというふうなことをお願いしたいというふうに思っております。 それから、その次でございます。からつ産食材のブランド化を推進しますというマニフェストもございます。このからつ産食材のブランド化ということに対しての市長の考え方といいますか、お伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 楢﨑議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 からつ産食材のブランド化推進とあるが、市長はどう考えるんだということであったかと思っております。 このブランド化推進の考え方といたしましては、食味とか、あるいは栄養、新鮮さなどの品質、また生産技術や流通技術など、消費者へそれを伝えることによりまして、よいイメージを抱き、優先的に選択していただくことにつなげることが必要であると考えているところでございます。 ほかの地域にない唐津独自の施策によりまして、その生産力、あるいは観光力、教育力、安心力、発信力を上げることにより、唐津のイメージアップを図ることによりまして、そのことが唐津の都市ブランド形成につながるものと考えているところでございます。都市ブランド形成によりまして、農産物などの地域資源を使うことによります産業振興や雇用創出、商品が売れることにより知名度やイメージの向上によりまして、地域の魅力が大きく向上し、地域の活性化が期待できると思っております。 あわせて、唐津に行ってみたい、唐津のものなら買ってみようと、究極的には唐津に住みたいと思ってもらえることにつなげていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 確かに、ブランド力を上げるためには、唐津のイメージアップ、これにもつながるということで、本当に今までトップセールスといいますか、そしてまた、JAにはいろんなブランドがあります。唐津で有名な、全国的に有名なブランドも幾つかあるわけでございます。そういうものをぜひまた品目をふやしていく、そしてまた、よりそのブランドの品物をより多く販売をしていく、そして宣伝をしていく、PRをしていくということが地域活性化につながるというふうに思っております。 今後とも市長には、こういうのを県に対してもしっかり取り組んでいただきたいというふうなことを思っておりますけれども、ただ、具体的な第1次産品のブランド化の推進方法といいますか、これについてはどういうふうな方法といいますか、あるのか、それの考え方についてお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 先ほど市長さんのほうからブランド化についての答弁がございました。そのことを受けまして、商工ブランド課では、平成29年度に進める具体的な手法という形でご説明をさせていただきたいと思います。 まずは、一般消費者に対する唐津食産材の評価の収集のために、東京都内の青果店13店舗で1カ月間のテストマーケティングを考えております。生産者のこだわり、それから食材の特性、他産地と比較した優位性などを分析した上で、唐津産食材のブランド化を推進し、より販売による消費拡大を目指す取り組みを実施してまいりたいと考えております。 そのほかには、首都圏や大都市圏の消費者に対し、高品質な唐津産品の認知度を向上させ、ブランド化を推進するために、県の首都圏事務所と連携をいたしまして、大型商業施設を中心に食料品売り場での陳列につなげる取り組みを実施してまいりたいと考えております。 そのほかにも、JAからつと関係機関により組織された唐津玄海地区農畜産物ブランド確立協議会が首都圏市場、大田市場でございますけども、そのような市場で、高価格で産品流通につなげるブランド化を推進するためのトップセールスも引き続き実施してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今お伺いしましたけれども、都内の13店舗で1カ月のテストマーケティングというのは、今回の予算には、まだ、反映はしてあるんですか。今議会には、予算計上はしてありますか。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 やはり、通年を通じてのPR活動ということから、一応当初予算にこの事業の経費をお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) ということは、先ほど市長の答弁にもありましたように、こういうことを今継続をしていって、しっかりブランド化を目指すというふうに理解していいわけですか。 そういうので、このブランド化というのは、なかなか具体的な推進方法というのは、今幾つか例を挙げられましたけれども、なかなか難しい問題。そして、また、事業展開はわかりますけれども、的確な情報発信といいますか、そういうことも非常に必要じゃないかなというふうにも思います。 そこで、的確な情報発信、これは言葉で言うのは簡単なんですけれども、それについて、これは一つの部署だけじゃなく、関係部署の連携というのも、非常に大事になってくるのかなというふうに思っておりますけれども、その辺についての考え方をお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 ブランド化への課題といたしましては、やはり、こだわりや高品質な農産物づくりなど、生産部門とエンドユーザーである消費者や市場関係者に対して、そのこだわりを効果的に発信することなど、市場への流通部門との一体的に取り組んでいくことが必要不可欠と考えております。そのためには、生産部門を担う農林水産部と流通部門を担う商工観光部が庁内連携をしっかりと行い、市内生産関係者であるJAや漁協などの団体を初め、流通関係者と連携を強化、ネットワークの構築をこれまで以上に必要になってくると思いますので、その点について、精力的に頑張っていきたいと考えております。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今ご答弁をいただきました。一番初めの市長答弁にありましたように、第1次産業については基幹産業であるということを答弁いただきました。これは本当にそのとおりで、やはり、唐津の場合は第1次産業が元気になれば、かなり地域も活性化にはなってくるというふうに思っております。そういうことで、先ほどずっと答弁を聞いておりますように、そういう方向で、第1次産業の活性化にぜひ新しい峰市長も取り組んでいただきまして、いい結果が1日でも早く出るように取り組んでいただきたいということをお願いいたしまして、次の質問に移ります。 続いて、給食についてでございます。 これは、私が一昨年の12月に質問をした、そのアンケート結果についての質問でありますけれども、初めは、目的と現状についてお伺いをいたしました。何回もおさらいになりますけれども、私は、唐津、今度この合併をいたしまして、自校式の給食、それとセンター方式、これはわからないでもありませんでした。しかし、この選択式のお弁当、これがあるというのは初めて知りました。そういうようなことで、いろんな答弁を今までやってきたわけでございますけれども、そういうので、新しい議員さんも8名今度おられます。そういうことで、もう1回おさらいの意味で、一中、五中が選択式弁当になった経緯、これについても、もう1回お伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 楢﨑議員さんの再質問にお答えします。 一中、五中が選択式弁当になった経緯についてでございますが、一中、五中が選択式弁当になった経緯ですが、旧唐津市においては、給食が開始されたときから、基本的に自校方式で学校給食を運営してきております。しかしながら、一中、五中については、給食が未実施のままで検討を重ねてきたところでございます。 そういったことから、平成15年度に一中、五中の学校給食の完全実施に向けて、学校及びPTA関係者と自校方式、センター方式及び選択式弁当方式などの給食の方法について協議をされてきたところでございます。話し合いの中では、選択式弁当が家庭からの弁当のよさを生かし、生徒や保護者の多様なニーズにこたえること。また、選択式弁当給食は新たに移設整備をせずに既存の施設のままで、調理の外部委託ができることから、早期実現が可能であるということなどの意見がございました。 その後、先進地視察や選択式弁当給食の試食会等を実施しまして、平成16年5月から選択式弁当の施行を開始し、現在に至っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今、回答いただきました。約10年ちょっと前ぐらいから議論を重ねてきてから、今のような状態になっているということでございます。そういうふうで、今まで、私何回か質問いたしましたけれども、その中で、何回も言います。一昨年の12月にしたときに、これは今実情も変わっていると。もう10年以上たっているから、実情も変わって、そのまんまでいいのかと。しかし、私は、父兄の方から、ぜひ、完全給食にしてほしいという意見がありました。そういう希望がありましたので質問させていただきましたけれども、その中で、アンケートをとって実施をしたいというふうなことでありました。そのアンケートの結果が本当にびっくりするぐらいに給食を望む声が大きいんですよね。そのアンケート結果について、教育部長の考えをお伺いしたいと思います。
    ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 楢﨑議員の再質問にお答えします。 昨年実施しましたアンケートの結果についてでございますが、平成28年11月に、選択式弁当を実施している一中及び五中の今後の方向性について検討するためにアンケートを実施しております。対象は一中及び五中校区の小学校及び中学校8校の児童生徒の保護者でございまして、長子を対象として行っております。配布数の2,289件に対し、回答が1,478件で、回答率は64.6%でございました。 アンケートの質問項目の結果でございますが、子供のためには完全給食と弁当持参どちらがいいと思われますかという問いに対して、完全給食及びどちらかと言えば、完全給食と答えた方が91.8%でございまして、どちらかと言えば、弁当及び弁当と答えた方は6.3%でございます。 続いて、本市では給食の完全給食に向けて検討を進めているところですが、そのことについて、どう思われますかの問いに対して、できるだけ早い時期に進めるべき及びどちらかと言えば、できるだけ早く進めるべきと答えた方が85.7%でございまして、どちらかと言えば、慎重に進めるべき及び慎重に進めるべきと答えた方が10.8%でございました。 続いて、完全給食が実施される場合、何を重視しますか。重要と思う項目を3つ選んでくださいという問いに対しましては、おいしくて安全な給食を提供すること、及び、衛生管理など安全安心を確保することいずれもが20%を超えて最も多く、そのほかで、できるだけ早い時期に実現すること、学校給食を通して食育を推進すること、地産地消の推進などの回答割合が高い結果でございました。 続いて、学校給食に期待するものについては、当てはまるものを2つ選んでくださいという問いに対しまして、温かく、おいしいものを食べることができる、及び、栄養バランスにすぐれるとともに偏食の矯正ができるの2つの項目がいずれも30%を超えており、その他家庭での弁当づくりの負担が軽減できるの項目も回答割合が高い結果でございました。 最後に、学校の給食について自由に意見をお書きくださいの項目では、たくさんの意見をいただきましたが、賛成の意見としては、毎朝時間がない中でつくるので、どうしても冷凍食品などに頼ったり、野菜はほとんどなく、子供の好きなお肉や揚げ物ばかりになり、栄養バランスが偏ったおかずになってしまう。夏場はお弁当が傷んだり、冬はご飯が冷たいなど心配という意見が多く、反対の意見としましては、給食費の徴収が難しい、払わない家庭の分のしわ寄せが給食の質の低下にあらわれるなら、給食する意味がないなどの声がございました。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今答弁いただきましたけれども、今数字を言っていただきました。完全給食及びどちらかと言えば、給食をという方が91.8%、もうほぼ全員ですよね。91%の方が完全給食を望んであると。そして、時期についても、できるだけ早く、この答弁が85.7%、これも約9割に近いということなんですよね。そういうふうな、この意見、このアンケートの結果が今回出たわけでございますけれども、先ほど私言いました。10年前ともう事情も変わっているから、そういうふうで考え方も変わっているだろうとは思うんですよ。しかし、その10年間の間、一遍にここまで変わったとは、私、ちょっと想像できないんですよね。それで、以前にも、こういうアンケート調査といいますか、こういう調査といいますか、こういうことをされたことあるんですか。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質問にお答えします。 以前のアンケートの実施はどうかということでございますが、一中、五中についてのアンケートでございますが、平成11年8月に給食化についてのアンケートを実施しております。アンケートの結果についてございますが、給食実施を希望する保護者は、一中が回答者の78%で、五中が84.1%でございました。また、一中、五中の選択式弁当については、開始当初は注文率が29%ございましたが、平成21年度には注文率が20%を切る状況になり、選択式弁当の内容の要望等を把握するため、平成22年に一中、五中の生徒と保護者の皆さん対象にアンケートを実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 確かに、平成11年にアンケートをされてある。そのときにも、今の答弁では、一中が回答者の78%は給食実施を希望する保護者がもうその当時おられたということですよね。そして、また、五中でも84%。ということは、その当時から、これだけ給食をしてくれというような父兄のアンケート結果が出ているわけですけれども、それでも、その当時はならなかった。これはどういうことが考えられるんですか。ちょっと理解に苦しむんですけれども。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質問にお答えします。 前のアンケートで、給食にならなかったのかということでございますが、平成22年度のアンケートでは、自由な意見や要望を記載する項目で、完全給食の実施を求める意見があったところでございますが、現在実施している選択式弁当給食については、平成15年度に学校及びPTA関係者と協議を重ねて決定したものでございますので、その趣旨を踏まえ、教育委員会としましては、メニューを検討したり、試食会を実施するなど、選択式弁当の注文率の向上に努めてきたところでございます。 平成22年以後は、完全給食化に関するアンケート等は、今回行うまで、特に行っていない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) ちょっとわかりにくかったんですけれども、一中、五中が選択式になったのは、平成16年から実施をされているわけですよね。そして、今回のアンケートでは、8割から9割。9割の方がもう給食を望むという結果が今出ているわけでしょう。それについて、以前にもアンケートをしたことがあるかということに対しては、平成11年にアンケートを実施したと。そのときにも、既に、78%、84%の方が給食を希望するというようなアンケート結果が出ているわけでしょう。ですよね。そういうことで、何で、平成11年になって、そのときに選択式弁当に何でなったのかなというふうなことが、ちょっと理解に苦しむんですけど、もう1回答弁お願いします。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質問にお答えします。 平成11年のアンケートのときは、そのような結果でございましたが、平成15年に県と、学校、PTA関係者さんたちと協議を重ねた結果、こういった弁当というふうな形になったと聞いております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) このアンケート結果は、これだけ出ているけれども、選択式を選ばれたということですか、そういう答弁だったかなというふうに理解しておりますけれども、しかし、今回のアンケート結果を捉えて、議案質疑でも給食についての質疑があっておりました。その中で、今後の給食センターの計画といいますか、それについても質疑があっておりましたけれども、それでは、このアンケート結果を踏まえた上での今後の計画についてお伺いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) アンケートを踏まえた上での今後の給食センターの計画でございますが、議案質疑ともちょっと重なりますが、説明させていただきます。 給食センターの計画でございますが、平成28年9月市議会定例会の総務教育委員会で説明させていただきました。唐津市学校給食に係る施設整備基本構想を精査し、平成29年2月定例教育委員会において議決いただいたところでございまして、構想では、市内を大きく2つのエリアに分けて、それぞれに学校給食センターを建設する計画がございます。 今回建設しました東部学校給食センターにつきましては、大規模改築工事を計画している鏡山小学校の給食数の増により、平成31年までには、現在の4,000食から6,000食調理可能な機械設備の追加工事が必要になることが予想され、その後も順次自校式からセンター方式に切りかえていくことになります。一方、西部地区の給食センターにつきましては、適切な場所の選定、建設時期の見極め及び適正規模の決定が課題となると思います。設置場所につきましては、西部地区の学校に最も交通条件がいい場所になるよう廃校跡地の活用等を今後検討させていただきたいと思っております。 また、建設時期につきましては、肥前の給食センターが築38年が経過し、老朽化が進んでおり、新給食センターは、設計から建設まで三、四年はかかりますので、自校給食を行っている学校の大規模改造等の計画及び東部学校給食センターの可能食数等を十分考慮し、検討していきたいと思っております。 適正規模の決定につきましては、比較的新しい鎮西給食センターの有効活用を視野に入れ、老朽化した施設の廃止や東部学校給食センターの稼働状況、所管区域の見直しや児童生徒さんの数の推移を勘案し、平成26年3月の総務教育分科会の附帯意見でございました、過大な施設整備になることのないよう検討を進めたいと思っているところでございます。 また、先ほど、一中、五中の給食につきましては、今回のアンケート結果を踏まえ、各学校や保護者の方々並びに議会の皆様と協議を重ね、完全給食への切りかえの方向で進めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 今、計画については、議案質疑の復習になろうかと思いますけれども、その中で、一つ質問ですけれども、東部と西部は今言われました。唐津地区は唐津地区で、また別に給食センターをつくるというような考えをお持ちなんでしょうか。そこをちょっと確認です。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質問にお答えします。 構想の案では、唐津を大きく西と東に分けて、現在のところ、東部が今1カ所でございます。西側にも1カ所ということで考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆15番(楢﨑三千夫君) 私のちょっと聞き違いだったようでございます。給食については、初めに目的で言われました。心身の健全な発達に資する。または食育の観点からの推進を図るというようなことで、給食についてはいろいろ完全じゃありませんよね。全然問題がないとは言いませんけれども、しかし、唐津の教育の視点、平等化といいますか、それから考えても、一中、五中だけ全然別というのは、やはり、少しでも早く改善していただきたいなというふうに思っております。ひとつ、きょうの答弁で、あらかた計画のほうも安心いたしました。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(田中秀和君) 進藤健介議員。          (26番 進藤健介君登壇) ◆26番(進藤健介君) 26番、進藤でございます。通告をしておりました質問を1問だけ通告をしておりましたので、これをさせていただきたいと思います。 市長のマニフェストについてでございますが、執行部のほうから、市長はマニフェストという言葉は使っていらっしゃらないので、公約ということで進めていただきたいということでございましたので、公約について質問をしたいと思います。 午前中の大西議員の質問の中でありました。私も先に進めていく中で、ここをどうしても確認しておきたいんですけれども、市長の後援会活動のときのリーフレット、それから、市長だけに認めてあります選挙公報ビラ、それから、ブログもしくはホームページ、それから、これまで新聞の中でいろいろなことを、選挙前、当選の後、そういうときに発言をされておりますが、もう一度、市長の公約はどれを捉えて公約と感じていいのかをお聞きしたいと思います。 午前中には、少し、私の公約といえば、やっぱり、選挙ビラになるのかなというようなふうにおっしゃったのかなとも思いますし、ホームページについては、後援会活動の中でいたしたもので、公約とまで言えるのかどうかというような発言もなさっておりましたので、新聞の報道記事を含めて、どのように捉えていいか、もう一度、明確にお答えをいただきたいと思います。1回目の質問とさせていただきます。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤健介議員さんの質問に対しましてお答えをいたします。 私の公約と呼べるものは何なのかという質問であったと思っております。 私といたしましては、後援会活動からずっと使わせていただいておりましたリーフレット。そして、また、選挙前、選挙期間中に出されました選挙公報のビラを公約というふうな形で考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) リーフレットもしくは選挙ビラ、これを公約としていただきたいというふうに考えていらっしゃるということは、ホームページに記載されてあること、それから新聞報道でお話になったことは、公約ではないというふうに私どもは位置づけてよろしいわけでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 ホームページに記載された分、あるいは、当選後、記者会見等々で発言した言葉は、公約ではないのかということでございますが、あくまでも私の認識は、公約と申しますのは、基本的に後援会活動から選挙期間中までというのが一応公約というふうな位置づけで考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) そしたら、確認なんですけども、先ほどの午前中の冨田議員の質疑の中にありまして、ホームページの中にもあるんですけれども、既得権益と決別し、クリーンで透明性の高い市運営を行いますというのは、公約ではないわけですね。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問にお答えいたします。 既得権益の件でございますが、ホームページに記載をされていることは、公約ではないのかということでございました。私の認識といたしましては、政治信条といいますか、そういう形で書かせていただいたような記憶をしておりますんで、以上でございます。済みません。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) わかりました。大変すばらしい政治信条でございますので、それは貫いていただきたいと思います。 それでは、もう一つ、お聞きしたいんですけれども、玄海原子力発電所の条件つき賛成ということも、このチラシの中には書いてありませんけれども、それも政治信条ではないような気がするんですよね。条件つき、賛成か、反対か、どうなのかということで、市長選戦ってお見えになって、候補者による公開討論会の中で、私は条件つき賛成だというふうにおっしゃった。また、いろんな選挙前または投票前、投票後もそうだと思いますけれども、玄海原子力発電所の再稼働の条件つき賛成というのは、これは公約ではないというふうに位置づけてよろしいですか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 玄海原子力発電所の再稼働に対しまして、どう思うかということでの発言に対しまして、条件つき賛成であるということを、たしか、あれは新聞の取材あるいは公開討論会の中であったかと思っております。その中で発言させていただいたことに関しましては、あれも原発に対する私の意見ということで、捉えているところでございます。 原発ではなくて、原発の再稼働に対する意見ということでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) そしたら、意見であって、市長の今最後、喫緊に迫っている再稼働の答えを、答えを出すというのはおかしいですけれども、唐津市の意見として聞かれないか、ときがいずれやってくると思うんですけども、そのときは、まだそれが確定の気持ちではないというふうに考えてよろしいんですか。それとも、私は今でもその気持ちは変わらないというふうに考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問にお答えいたします。 私が申しました、再稼働に対する玄海原子力発電所の再稼働に対する条件つき賛成に関しましては、あの折は意見として言わせていただきまして、私の今の現状の気持ちといたしましては、あくまでも、るる、この議場でいろんな再稼働に関しまして、質疑等々が行われていたかと思っています。また、今後も行われるかと思っておりますし、そのような議員さんたちのご意見を賜りながら、私の思いを達成、発言していかなければならない立場に今させていただいております。ただ、同時に、当選の前の気持ちとしては、条件つき賛成ということで意見をさせていただいたということでご理解いただければと思っております。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) 玄海原子力発電所の3・4号機の再稼働については、選挙戦を終えて、自分の気持ちとしては条件つき賛成だったけれども、これからはいろんな意見を聞いて、最終的な答えを出していくというふうに考えてよろしいです。もう1回確認です。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 私の基本的意思は条件つき賛成と考えております。ただ、その条件に関しましては、まだ皆様方の意見等々踏まえながら、その条件に対しましては出していかなければならないというふうに思っておりますが、私の今の立場といたしましては、今も変わらず、意見といたしましては、条件つき賛成ということでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) まず、報道発表、それから選挙用のビラ、それから後援会活動につくってあったリーフレットと選挙のビラは大体公約の部分の中では一緒で、それプラス新聞報道とか、いろいろあったわけですね。午前中の大西議員の答弁の中で、私はちょっと気になったことがあったんで、具体的な質問に入る前に1点だけ、これお尋ねしたいと思うんですけれども、市報に、峰達郎市長誕生ということで、生産力、観光力、教育力、発信力、安心力というものを含めて5つの力ですね。若干はしょってあるところもあると思いますけれども、これはですよ、執行部にお聞きしたいんですけれども、市報にこれを載せるということは正しいことなんでしょうか。例えば、いろんな政策の中で、まだ決定したこともないし、議会の中で議論されたこともないし、こういう言い方をすれば失礼かもわかりませんけれども、それぞれの市長候補者が出したリーフレット、または選挙公約、選挙公約というか、選挙ビラ、これを見て、いろんな人たちがいろんな思いをして、こういうことをできるはずがないとか、いろんな思いはそれぞれの候補者のビラを見ながら有権者は選んだと思うわけです。だから、例えば、3万何千票をとってお見えになったんですけども、ほかの3候補者の票数を足せば、市長の票よりも多くなってくるわけです。ということは、まだ、唐津市の市政の方向性が決定をしていないときに、唐津市報でこういうふうな表現ですると、唐津市民というのは、唐津市が出した市報ですよ。市報で書いてあるんだから、これは進んでいくと、これは実現できるんだろうなというふうな理解をする市民もふえてくると思うんですけれども、これは市報のあり方としてどうなんでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 林企画部長。          (企画部長 林 和茂君登壇) ◎企画部長(林和茂君) 進藤議員さんのご質問にお答えいたします。 今回、私ども、この市報につきましては、まずこの市報をつくる時間的経緯から説明させていただきますと、この市報の分が3月号ですけれども、2月の時点で要するに編集をしなくてはございませんでした。まず1カ月ぐらい編集関係いろいろな形で、中の文章とか、そこら辺を見ていく中で、今回、峰市長のほうが誕生いたしまして、まず、リーフレットとか、ホームページなどを見せまして、私どもも市長のほうとこの文で載せるというような形で協議をさせていただいて、秘書課のほうと打ち合わせをして、また、うちの市政広報課のほうとも、私どもと打ち合わせをしまして、市報を発行したということでございます。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) それは何の広報にしても、そういうとは載せると思いますよ。なら、今までの市報であるとは、決定した方向性であるとか、決定した事項のお知らせであるとかというものだったと思うんですよ。 じゃあ、1番目になっている給食費の無料化であるとか、保育料の1万円を上限にするとか、各教室にクーラーをつけるとか、そういうふうなお金のかかることは何にも書いてないわけですよね。ここに抽象的な方向性だけを示しているから、それでも、方向性を市長持っとるよということはわかるんですけれども、こういうふうなやり方というのは、えてすれば、市民がこれが決定事項だと、お前たち、市報に載せとるじゃなかかと言われたときに、いや、これはそのときのじゃあ、僕は市報というものは通じないような気がするんですけれども、その辺は今後また議論を深めて本題に入りたいと思います。 それでは、きょう朝の大西議員の答弁も含めて、ちょっと、いろいろ聞きたいと思うんですけれども、まず、さまざまな公約がありました。私がこれから公約というものは、このチラシの部分の中で考えていただいて結構です。この公約を実現に向けて進めていくタイムスケジュールとそれから財源、これをどのように考えてあるのかを市長にお尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 公約の実現に向けて、財源とスケジュールと申しますか、をどのように考えているのかということでございました。 まず、スケジュール、現状の唐津市の喫緊の課題といたしましては、やはり、人口減少対策とか、いろいろ新庁舎の建設、あるいは市政の信頼回復といった非常にさまざまな多くの課題があるという認識をしております。そのような中で、公約の実現に当たりましては、早急に取り組まなければならない課題の進捗状況を見ながら、まずは可能なものから順に取り組んでまいらなければならないと考えていることでございまして、財源に関しましても、公約に上げさせていただいた事業を一つ一つ予算化していく際には、財源あるいは具体的なスケジュール等々も十分に精査した上で、議会にお示しをいたしまして、ご議論をいただきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) 公約の実現に向けては、まず喫緊の課題を解決していかなければならないと、その喫緊の課題の中に人口減少の問題があり、また庁舎の問題があり、それから市政の信頼回復が必要であると。その財源に向けては、具体的にその公約を精査して進めていきたいということだったかなと思いますけれども、それでは、今おっしゃったことを聞くと、まず喫緊の課題を解決するのが先決だと。そして、この喫緊の課題を早急に取りまとめて、その喫緊の課題を早急に対応して進んでいく中、その進捗状況を見ながら公約を精査してやっていくということだったんですけれども、じゃあ、この喫緊の課題、今市長がおっしゃった人口減少問題、市庁舎の問題、それから市政の信頼回復のこの課題の進みぐあいによって、自分の政策を入れていくというふうに理解してよろしいわけですか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 唐津市が抱えております喫緊の課題と今後の公約の実現に向けてのところで、どのように考えているかということでございますが、今回議員の皆様方に提案をさせていただきました当初予算、平成29年の当初予算額を見ても、私思いましたのは、平成28年度の今補正もいただいておりますが、約780億円の平成28年度の予算に対しまして、平成29年の当初予算が635億円と、一番最初に私がこの数字を見させていただいたときに思ったのは、これが骨格予算なのかと大変びっくりした次第でございまして、そのように大変今の現状の唐津市は大きな問題、継続していかなければならない問題をしっかりと抱えているものと認識をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) 財政非常に厳しいんですよね。そしたら、そのいろんな部分を精査してやっていくというのを、今の市長の答弁を聞くと、自分の公約を精査していくということなのか、自分の公約を精査して、現行進んでいく事業に対して上乗せをされるのか、それとも現行進んでいる計画が立てられている、そういうさまざまな事業も精査をして、そして、自分の公約に係る費用を乗せて財政をつくっていくというふうに考えてらっしゃるのかなと思うんですけど、その精査の部分は、自身が出された公約の部分をもう一度精査してみられるのか。精査してみたところ、できない部分はできないで、市民に伝えていくよという気持ちがあるのか。それとも、全体の事業を精査して、自分の公約を入れていくのか、この辺はどのように理解したらいいか、教えていただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 今後、現状の財政状況を踏まえた中で、私が市民の方に出させていただいております公約の進め方の質問だったと思っております。 やはり、今は、喫緊の課題であります唐津市が抱えております事業施策等々を予算化させていただいたのは、当初予算の635億円というふうに考えておりますので、その中で、まずはそこをしっかりと予算化したら、それを結果を出すという方向性の中の中で、私の公約を随時入れさせていただきたいというふうに今は考えているところでございます。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) 先ほど635億円ですか、これが骨格なのかと、びっくりいたしましたということですけれども、その中に精査して、提案理由説明の中だったでしょうか、今後、ちょっと待ってください。 私の公約の実現に向けた施策や早期事業等については、いいですか、私の公約の実現に向けた施策や新規事業等につきましては、6月補正予算に盛り込ませていただきたいということでございますけども、これが骨格予算かといった部分ですね。そして、今度は、市長の公約だけでもない部分の上乗せ予算が、これに6月補正で乗ってくる。そして、また、市長の公約も6月に乗ってくるということならば、物すごい予算になってきそうな気がするんですけれども、どのくらいの予算規模になるように考えていらっしゃいますか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 現状の当初予算に対しまして、6月補正後の予算規模ということでございましたが、私のできることの公約の中で可能なことを私は集中と選択でさせていただきたいということを言わせていただいておりますので、そこを含めた形での6月補正にはなっていくかと思っておりますが、まだ現段階では申し上げることができないというふうにご理解いただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) 例えば、ちょっと具体的に自分の考えを述べさせて、また市長の意見等も聞かせていただければいいんですけど、これ決定事項じゃないんで、考え方だけでも結構なんですよね。 まず、ハード事業に上げてあるのは、国際会議場。これは午前中に、リーフレットには国際会議等ができる施設の設置をしますと、が公約ですね。でも、きょうは、少し後ろに引かれて、例えば、市民会館の改修にというふうになったんですけれども、国際会議場というものを基本的に別個につくるところまでは考えていらっしゃらないんですか。それとも、大小はわかりませんけれども、市民会館を今度はあそこの改修工事をするときにというふうな方向性で、僕たちは、今回の発言とマニフェスト、どういうふうに考えたらいいかなと思うんですけれども、その辺のお考えはどうですか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 確かにリーフレットの中身には、国際会議等ができる施設の設置を検討しますというふうに記載させていただいております。午前中申し上げましたのは、例えば、市民会館等々の建築のときが来れば、そのようなことが可能な施設として、市民会館の建てかえも検討したいと私は言わせていただいたというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) いやいや、だから、そういうものを計画をするときに、自分たちが考えるときに、例えば、僕は僕なりにちょっと資料をそろえてみたんですけれども、きょう大西議員に対しての発言で、ちょっと自分の出す数字が違ってくるかもわかりませんけれども、例えば、国際会議場、規模にもよりますけれども、大体40億円から50億円ぐらいかかるのかなと思っております。恐らく、きょう大西議員が例えば福岡県でというような形でおっしゃった部分のところを僕が調べてみたら、大体建設費用だけで、40億円から50億円ぐらいかかるのかなと。それから、駐車場を入れたら、物すごくお金がかかってくるわけです。 それから、唐津市内の小中学校に全教室にクーラーを設置するということになったら、これは15億円ぐらいかかるんじゃないかなと思います。それから、カット野菜工場の設置というふうに書いてあります。これは僕の独自なんですけれども、宮城県登米市というところに、恐らくこのくらいの規模のことなのかなとか思いながらやったやつで、大体2億円から3億円ぐらいかかるわけです。それから、大型冷凍庫の整備、これも6億円くらいかかっとるところもあります。それから重度障害者家族が集える施設拡充と、これも規模によりますけれども、それでも新しくつくるとなれば、1億円、2億円ぐらいはかかってくるのかなと思うわけです。そうしたときに、その設備投資だけでも仮にやろうとすれば、これは4年でやる、8年でやる、12年でやるというのは別として、75億円ぐらいの投資が必要になってくるわけです。その75億円の投資をした建物に対しての運営費が、またランニングコストがずっとかかってくるわけです。例えば、給食の無償化というところをちょっと調べてみますと、大体5億円ぐらいから5億5,000万円ぐらいかかる。それから保育料の減免といったら、これは3億4,000万円ぐらいかかるというふうに聞いております。それからエアコンをつければ、クーラー代金が大体四、五千万円ぐらいかかるんだろうと。ほかに先ほど市長のおっしゃった建物が仮に、時系列は別として、仮に全てでき上がるとすれば、ここに係る運用費は1億円、2億円では済まないんじゃないかなと思います。ハードに対する部分はクーラー代金だけを入れて、約1年間に9億3,000万円かかるわけです。給食費をただにした、それから各小中学校のエアコンをつけた、保育料を最高1人1万円以内にするという、それぞれは大変すばらしい、お金があれば、本当にしてやりたいような制度なんですけれども、そういうものをすれば、9億3,000万円ということは、10年間で90億円ですよ。10年間で90億円かかると、10年ごとに豪華な市役所の庁舎をずっと建てていくぐらいの金額が市長の今度の公約のハード事業の中で、これを実現できれば、お金がかかるわけです。そういうものの財政と方向性をどうしてやりたいのかというのは、僕の気持ちなんです。 だから、簡単に言えば、この8億円から9億円、これは素人の概算ですので、もっと少なくなるかもわかりません。でも、それでも、8億円ぐらいはかかるのかなと思います。これを一度制度化して、給食費を無料にする。保育料を1万円を限度にする。エアコンをつける。それから、そういうものをずっとやっていくと、これから毎年9億円ぐらいのランニングコストがずっとかかってくるときに、果たして、これ、できると思いますか。市長。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えをいたします。 先ほど、るるご提案をいただきまして、数字をいただきました。重々そのことも理解をしておるわけでございますが、基本的に唐津の子供たちのいろんな教育環境から初めいろんなことを含めて考えさせていただいたときに、もちろん今後の知恵の出し方、やり方、手法等々には検討、もちろん要するだけでございますが、私の思いといたしましては、先ほどありましたようなことを一つ一つ実現に向けて努力をさせていただきたいという思いでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) 気持ちはわかりますよ。気持ちはわかりますけれども、これからは唐津市政のトップとして、自分の思いだけじゃなくて、12万5,000人の市民の命を守るためには、この税収の中でどうやっていくのかということのほうが一番の市民ファーストじゃないでしょうか。確かに子供たちを育てていくということは大変な財産でありますので、必要なことだと思っております。しかし、全てを無料化するとか、保育料を下げるということだけが子供たちの健全な成長を支えることではないと私は思いますけれども、その辺を踏まえて、今後政策を打っていただければなと思いますので、今後、この一つ一つの項目について実現可能であるかどうかというのは、この議会を通して、それぞれの事業に対して質問をさせていただければなと思っております。 それから、公約に向けてのこれの市民同意をどうとっていくかって、私は、この公約で市長に上がったんだから、出ているんだという判断はちょっと早過ぎるのかなと思うわけですね。先ほども申しましたように、結局、選挙とか関係なく、12万5,000人という人たちの同意もしくは理解、それをどういうふうにとっていくのかなと思いますけれども、その辺の公約実現に向けての市民同意のとり方というのをどのように考えていらっしゃるのかをお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えをさせていただきます。 私の公約の実現に向けて、どのような方法で市民の同意をとっていくのかという質問であったと思っております。 私の公約の一つの中に、実は、唐津創生会議、これは仮称でございますが、の設置開催というものを上げさせていただいております。この唐津創生会議におきましては、地域の方々、今まで、私がこれまで地域の方々と話をさせていく中で、地域の人たちが、または地域の者が主役となったまちづくりを進めていきたい。これは昔で言うと地域主権という言い方をしておりましたが、その考えが私の根底にございまして、そのような場をつくらせていただくことにより、市民の声を施策に反映できればなという思いでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) 市長、僕が聞きたかったのは、そういう市民の声を聞いて公約をつくったんでしょ。市民の声を聞いて、これじゃいかんということで公約をつくられたと思うんですよ。今のリーフレットにも書いてありますけれども、年4回ぐらいの唐津創生会議を開催すると。今市長の言葉は、そこで市民の意見を聞きながら政策を立案していくということは、今までの公約に対しての実現の市民同意じゃなくて、これからの市政運営に対しての意見を聞いていくというような答弁だったと思うんです。今まで市民の意見を聞いて、これじゃだめだなと思った、市長が既に出した公約の実現に向けての市民同意。これをどう取りつけていくかということをお尋ねしたいんです。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 私の公約に対する市民同意のとり方をどう考えているかということでございます。 まずは、私、先ほどから申しておりますように、今後大変厳しい財政の中ではございますが、一つの私の市民の方へのお約束としての施策を一つ一つ具現化していく中で、市議会に提案をさせていただき、議員の皆様方の意見も賜りながら、公約の実現に向けて努力を重ねていくのが第一義でございまして、そのような中では、市民の方々に対しても、いろんな形で理解をいただかなくてはならないということでの唐津創生会議の位置づけとしてもご理解をいただきたいと思っております。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) これは予算をつけてとおっしゃいますけど、予算をつけた後に割といろんな意見が出てきて、なかなか難しくなるというのが現状なんです。私たちが先日も言いましたように、峰市長と初めて市議会になったときの一番の問題は給食の食器問題だったです。これも、食器問題の予算がついた時点でも大変な問題になったんですよ。その後試行をしながら、結果的には食器なんてできなかったわけです。だから、そういうふうに予算をつけて市議会とじゃなくて、予算をつける前にやっぱりさまざまなところで同意をとっておかないと、この市政運営というのは物すごい厳しくなってくるのかなと思うわけです。その辺を考えてやっていただければと思います。 それで、もう一つ、早く終われということですので、終わりますけども、最後になります、最後といいますか、市民同意をとっていくということを聞きました。それから、どうにかして自分の思いはやりたいということもありました。例えば、その思いが実現するとすればですよ、実現するとすれば、例えば、毎年10億円くらいのランニングコストがかかってくるとなったときに、これから、厳しくなってくる予算。市長もおっしゃいましたように、特に合併特例債が終わった後の厳しい予算。この中で、新たなランニングコストを10億円上乗せするということは、今までやっていた分を10億円どっか減らさんといかんわけですよね。それは先ほど市長がおっしゃったいろんな知恵を出してやっていくというのは、減らしていく知恵を出さないといけないわけですよ。ということは、今まで市民に与えていたさまざまなサービスをカットしていくということなんですよね。そうしないとお金は出てきませんよ。財源は。もし、そういう知恵が、今度市長が執行部と一緒になって出していただければ、それは幸いなんですけれども、例えば、国際会議場を仮につくるとして、先ほど私が申し上げた75億円から80億円ぐらいの予算が必要になってくる。国際会議場なんていうのは、国の補助は対象外で1円もありません。合併特例債を使うといっても、これも残り100億円ぐらいしかありません。新たな75億円の財源は、ほかのいろんな補助もあるとは思いますけれども、それでも多額の金がかかる。そしてランニングコストもずっとふえてくる。こういったときに財政の長期計画というものはどういうふうになるんでしょうか。自分たちが思うのは、市長の方針また唐津市の方針で、例えば、向こう10年ぐらいにこの事業をやったら、年度計画はこういうふうに財政計画をしていかないかんということをやっていらっしゃると思うんですよね。その財政計画というのは見直さないかんようになると思いますけど、その辺は財務部長どうでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭財務部長。          (財務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎財務部長(櫻庭佳輝君) 進藤議員の質問にお答えをいたします。 今お話がありましたように、当然財源がなくなりましたら、その分をどこかから持ってこないといけない。ある事業を我慢していただいて、先延ばしするか、どこか、カットできるものがないか。また、財源をどこかから探してくる。財源を探してくるといっても、先ほどご意見ありましたように、もう多分限られた部分だろうと思いますんで、そういったところを踏まえまして、これまでもご答弁申し上げておりますように、今年度中には、平成33年以降の財政計画の改定を考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) 平成33年以降の財政計画の改定を考えているということは、まずは行政側も、この事業を取り入れるというような考え方を踏まえて財政計画を見直すというふうに理解してよろしいわけですか。さっきおっしゃったように、どこかは我慢してもらわないかんとこがずっと出てくるということを含めて、この市長の公約を実現したらということで、財政計画を見直すというふうに理解していいわけですか。それは別として財政計画を見直すのか。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭財務部長。          (財務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎財務部長(櫻庭佳輝君) 再質問にお答えをいたします。 両面あると思います。もちろん市長が目指されている部分はふえないといけないとは思いますけども、それがどれくらい反映できるのかというところは、当然見ていかないといけませんので、そういったところのバランスを見ながら、最終的には決定していくことになるのかなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) 市長が予算の説明の中で、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に沿った事業のうち、年度当初から予算化が必要なものについて予算措置を行ったというふうな答弁をされております。 骨格であるけれども、この創生総合戦略に沿った必要な分は乗せるよということですけども、私の理解の中では、この上位法じゃないですけども、第2次の唐津市の総合計画があると思うんですよ。この総合計画の下に、この「まち・ひと・しごと創生総合戦略」というものがあると思うわけです。ここで、これに沿った、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に沿った予算を今回出してあるということであれば、「第2次唐津市総合計画」はこのまま進めていくというふうに理解をしてよろしいでしょうか。先ほど、先ほどというか、今回市庁舎の問題も、これはおかしいよと選挙中おっしゃった。でも、いろいろ調べてみたら、それはちゃんとした手続をとって、このまま行きますという話にもなりました。そういうものを含めて、この第2次唐津市総合計画をこのまま踏襲していくのか、また、変更していくのか。それによって、財政計画とか、さまざまな下にある計画が全部変わっていくわけですよ。その総合計画に基づいて、さまざまな教育委員会のほうとか、さまざまな計画ができ上がっているわけです。ということは、先ほど財務部長が、私も申し上げたように、新たな財源が見つからない中で、いろいろやっていくときは、総合計画を変えないと予算と事業の進捗進行はできないような気がするわけですね。 それと、「第2次唐津市総合計画」は議会で議決したもんだと自分は思っておりますけれども、この「第2次唐津市総合計画」と市長の公約を実現していくということを合わせたときに、一つは、この総合計画を踏襲していくということになれば、市長の新しい公約は乗せられないわけですよね。乗ってない部分が割とあると思うんですよ。でも、もし、それを乗せるとすれば、総合計画の変更か、新しい、これを第3次と言っていいのかどうかわかりませんけれども、そういう総合計画を全部見直して、財政も見直して、我慢してくる人も出てくるかもわからんけれども、こういう唐津市をつくりたいというような計画を新たに出されるのか、出されないのか、そこをお尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 私が出させていただいた公約を含めて、今後、第2次唐津市総合計画との兼ね合いと申しますか、整合性等々どう考えるのかという質問であったというふうに認識をしております。 私も、平成27年3月の策定された第2次総合計画というのは見させていただきました。その中で、先ほど申されましたように、その中に確かに「唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略」には策定されているわけでございまして、私が掲げたからつ力を伸ばす施策というのと文言的には違うことがあるのかもわかりませんが、私の気持ちとしては、基本的に「第2次唐津市総合計画」と先ほど言いました「唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の方向性というのは似通った部分もあるというふうに私は思っているところでございまして、ご質問にありました「第2次唐津市総合計画」、また、「唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に沿って、今後私も財政状況を見ながら、一つ一つ施策を精査しながら取り組んでまいりたい。ですから、変更をするということは、今のところは考えていないとご理解ください。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) 思い切ってやると言われたほうがですね、いやいや、私たちも、市長が変わったんだから、新しい政策というものに対してどうかという議論はできるんですけれども、「第2次総合計画」はそのまま踏襲していくという言葉の上に知恵を出してお金をといっても、これは実現できるかどうかというとがすごく難しくなってきたときに、あなたの公約はどうなんだと言われたときに、市民と議会との板挟みになると思いますよ、市長。そこは自分を正直に言って、自分はこう思っとったけれども、これは現実的にできないねとかいうものをちゃんとして精査してやるとおっしゃったんだから、その辺はその時間を持ちながら、考えていかれたほうがいいと思います。 それから、これまた市長のマニフェストに具体的に戻るんですけれども、一つ、物すごく残念なことがあるんですよ。子供たちに対しての社会教育のことは一言も触れてないんです。学校の学力を伸ばしますということはおっしゃっていますけれども、子供たちの体験学習で、議案質疑のときにも、それも大変大切だけどいう言葉も教育長から出たこともありますし、一度びっくりしたことは、僕は少年の船連れていって、帰ってきたときに、教育長からご挨拶をいただいたことがあります。そのときに、お母さんたちに、残念ながら佐賀県で一番基礎学力が悪いですとおっしゃった。覚えてありますでしょうか。そのときに、成績というか、順位が悪いと。そういうことは気にしなくていいとおっしゃったんです。僕は何ということを言う人だろうと思ったんです。でも、その後に、それは人間性をつくる一つの物差しであって、それよりも自分が生きていく力、いろんな体験をした力を備えた子供になるのが先なんだというようなお言葉をいただいたことがあります。そういう部分で、子供の学力を伸ばしますというところはあります。しかし、それから文化の部分はありますね。子育てという部分の中で、先ほど子供は財産ですと市長おっしゃいましたけれども、保育料であるとか、エアコンであるとか、そういう環境設備はできていますけれども、子供の体験させるという部分が何もないんです。あえて言うならば、国際交流の中に書いてあるかなと思うぐらいです。国際留学制度。これは小学生で留学制度をさせるのか、これは高校生というイメージじゃなかったかなと思うんですけども、中学生でできるかといったときに、社会教育って非常に難しいんですよ。社会教育は義務教育じゃないから、これはご父兄の負担があるわけです。そしたら、その負担というものは裕福な家庭の子供しかできないんですよ。そういった部分で子供は財産だとおっしゃいましたけれども、社会教育の部分の項目が市長の公約の中に一つもないということは、これからの子育て、唐津市の財産だとおっしゃった市長の気持ちは、社会教育を入れなかったというのはどういう気持ちだったんでしょうか。リーフレットには、これは社会体育になるのかな。子供たちの少年野球と一緒に写ったり、恐らく峰市長はボーイスカウトをなさっていらっしゃったんじゃないかなと思うんですよね。そういう子供たちの体験がありながら、社会教育が入ってないというのはどういう理由だったのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員さんの再質問に対しましてお答えをさせていただきます。 子供に対する社会教育的な施策がないのじゃないかというふうに申されたと思いますが、私は、ただ、このリーフレットというのは、全てを網羅させていただいた部分ではなくて、その中の私の気持ちの一部であることも事実でございます。ただ、議員さん、いみじくも申していただきましたように、ボーイスカウトをここにおられる水上議員さんと一緒に私は取り組んできた人間でございまして、やはり、子供たちの生きる力というのは、そういったふうな社会環境の中で育っていくものと認識をしております。また、昔は海洋少年団とか、いろんな、そういった自然の中で自分がいかに生かされているか、そして、生きるための力を学ぶということに対しましては、私は大変理解をしている立場というふうに思っております。ただ、それが施策として反映できなかったことに対しましては申しわけなく思っております。ただ、今、アクティブランニング等々も含めて、知・徳・体ということで、唐津の子供たちを育てていく方向性で、今制度も進んでおりますので、そこも含めて、社会教育と同じように取り組んでまいりたいと私は思っているところでございます。 以上です。
    ○議長(田中秀和君) 進藤議員。 ◆26番(進藤健介君) 私のリーフレットに載ってないのは、そうじゃなくて、網羅できんかったとかじゃなくて、先ほど、これが公約だとおっしゃったから、僕は言ったわけです。公約にやってないことも、いいことであれば、予算つけていただいて、子供たちの教育にもちゃんとやっていただきたいと思いますけれども、最後になりますが、提案理由の説明のときに市長は、行政と議会は車の両輪だというふうにおっしゃいましたが、私はそう思っておりません。いや、ほかの方たちは、車の両輪だと言ったら、みんな仲よくいこうねというような感じになってくる。お互い努力しようねと。車の両輪でもいいんですけども、僕は、議会と市長、車が4つ車があるなら、議会と市長、それから行政を携わる職員さん、それからこっちに財政ですよ。この4つがうまくかみ合って、財政がないときにはみんながブレーキをかける。市長が暴走するときは議会がとめる。職員の財政のことをわかっとく。そういうものの四輪駆動でいかんと、これからの行政というのは回っていかないと思うんです。その市長と議会、それから職員さん、それから財政、この4輪の車の上に12万5,000人の市民が乗っているんだと。だから、僕が言いたいのは、公約は公約でいいですけれども、自分の公約だけをやるんじゃなくて、残った人たちの半分はあなたの公約に賛成してない人も乗っているんですよ。この唐津市という車の中に。その人たちの安全と夢と希望も乗せて、かなうようにして、ハンドルかじ取りをしていっていただきたいと思います。答弁は要りませんが、これから大変な4年間になると思いますけども、一所懸命頑張っていただきたいと思います。 これで、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。          (24番 山下正雄君登壇) ◆24番(山下正雄君) 24番、志政会の山下正雄です。今回は、峰市長の市勢活性化に対する基本的な考え方について質問をいたします。市勢は、政治の政じゃなくて、勢いという字を書いた市勢という観点から質問をいたします。 私は、唐津市勢は落ち込んでいっているんではないかなと思っております。人口は急激的に減っているし、生活保護世帯もふえているし、空き家も空き店舗もふえています。唐津市内で生活が豊かになっている人がどんどんどんどんふえていっているというような気はちょっとしておりません。これは正式な統計がないんで、私が誤解をしているかもわかりませんけど、私はそのように感じております。 そこで、まず経済活性化について、どのように進めていかれようとしているのか、市長の基本的な考え方について伺いたいと思います。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 山下正雄議員さんの一般質問に対しましてお答えいたします。 唐津市の経済活性化策をどのように考えているかという質問であったと思っております。 この唐津市の経済活性化策につきましては、公約の中の5つの約束、生産力の中でも掲げております地域産業振興と創業支援、そして、商工業の活性化、そして、また、唐津独自の稼げる農業、畜産、林業、水産業の取り組みを実施していきたいと考えているところでございます。 具体的な取り組みといたしましては、地域産業振興と創業支援といたしましては、雇用促進のための企業誘致し、地元企業との連携を図ること。そして、また、意欲ある人の創業を積極的に支援すること、そして、また、地元企業優先の施策を行うことと上げているところでございます。 また、次に、商工業の活性化といたしましては、市内に約6,000あります中小企業の事業活動支援、そして、商店街の魅力アップなど、商工業の活性化による雇用の創出、確保を図ること、そして、また、空き店舗の有効利用など、中心市街地の活性化を図ることにより、にぎわいを創出することなどを掲げさせていただいております。また、唐津独自の稼げる農・畜・林・水産業といたしましては、唐津産食材のブランド化を推進することを掲げさせていただいております。 この唐津の経済活性化に向けての取り組みにつきましては、市内の経済状況と関係団体と連携をとりまして、現状をしっかりと分析をいたしまして、関係者の意見を集約させていただき、具体的な施策の展開を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 今の話を要約すると、企業誘致をして、地元の中小企業を振興させて、第1次産業の農林水産のブランド化をしていって、活性化していきたいというようなお話じゃなかったかなと思うんです。 先ほどの進藤議員さんの質問の中で、「第2次総合計画」をどのように思われるかというようなお話がありました。平成27年度の3月に出されたやつを読まれて、それを基本にやっていくというようなお話ではなかったのかなと思うんですよね。私はですよ、今までの流れの中で行けば、右肩下がりの状況は打破しきれないんじゃないかなというふうに思っているんですよ。この「第2次総合計画」の中の経済関係の指標を読みますと、大したことが書いてないんですよ。この「第2次総合計画」、非常に具体的な目標数字が書かれ始めたというのは非常に重かったなと私は思っているんですけど、もう一歩、弱いんじゃないかなというふうに感じておったんですよ。それで、市長に、この「第2次総合計画」をどのように捉えてありますかという質問をしようと思っていました。先ほど、これを継承していくということでしたんで、ちょっと私はがっかりしているところがあります。 それで、これから先の進め方、「第2次総合計画」を少しでも変えていって、今までの流れを変えていくとか、そういう気持ちはないんですか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 山下議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 先ほど、るる答弁をさせていただきましたけど、今後の唐津市勢の活性化に対しましては、今、平成27年の3月に策定されました「第2次唐津市総合計画」では甘いのではないかというご質問だったかと思っております。 ですから、この「第2次総合計画」では、6つの基本目標と106の単位施策、また、さらには、具体的な数値目標を掲げ、各種事業に取り組んでいますが、その数値目標が甘いという質問であったかと思っております。 ですから、そういったところは、ただ、平成28年ですね、昨年の3月にも「唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定させていただいておりますし、確かに時代はこの計画よりもどんどんどんどん違った形で進んでいるような状況があるかと思っております。ですから、そこも踏まえた形で、今後検討させていただかなければならないと思っておりますが、私が掲げさせていただきましたからつ力というのを含めて、今後、総合計画あるいは総合戦略の方向性を一つ一つ考えていくこともやぶさかではないと思っているところでございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) そこで、先ほどの議論からずっとあっているんですけど、市長の公約的な考え方、市勢を活性化させるような考え方として、具体的なものが上がっているのは、国際会議場であったり、野菜のカット工場であったりとか、幾つか上がっているとは思うんですけど、それぐらいでは、私はなかなか唐津の市勢をぐっと上げるのは難しいんじゃないかなというふうに考えております。今までの事業をずっと連綿と続いてきたいろんな事業があります。それをもう一度検証し直して、この事業がどれぐらい唐津の経済力をアップさせるのか、現実的にどれぐらい雇用を動かしていくのか、どれだけ生産性を上げていくのか、そういったことをもう1回検証し直して、事業を見直してしまわないことには、また、新しい政策は打ち出せないという状況が今我々の唐津市が置かれている状況だろうと思っております。そういった中で、特筆すべき事業が、私は唐津の中で独自の事業があっているというのは、コスメティック関係の事業があっているのじゃないかなと思っています。これは第1次産業の農業、漁業に起因して、それから加工場に入っていって、研究機関だ、また大学との連携だ、いろんな大きな流れを包括した事業が進められているというふうに思っております。 そこで、この事業に対して、この事業は前の市長が力を入れてされていた事業だと思うんですよね。えてしたら、前の市長がやっている仕事というのは、なかなか次の市長さんって、なかなか一緒に一所懸命されないという傾向があるんじゃないかなと思うんですけど、峰市長はこの事業に対して、どのような捉え方をされておりますか、伺いたいなと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 山下正雄議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 唐津コスメ構想について、どう考えるかという質問であったかと思っております。 私は、この唐津コスメティック構想につきましては引き続き推進をしていきたいと考えております。県議時代の話になるんですが、そのときに、このコスメ構想を聞きまして、私は玄海町の当時、甘草でしたか、薬用植物栽培研究所の設立を見させていただきました。あのときも、大変地域がこういった形で、新しい形の方向性を見出して動いていくというのは、大変関心を持って注視をしてきたところでございます。そして、また、このように市長になさせていただきまして、就任をいたしまして、いろんな担当の方から具体的な状況について説明をいただきました。実はもう何件かの関係者、要するに企業誘致等々含めた方たちとも実際お会いをいたしまして、やはり、唐津にとりまして、このコスメティック構想というのは大変今後強力に推進をしていくべき事業ではなかろうかと位置づけをいたしているところでございます。ただ、このコスメティック構想に関しましては、短期的な成果を確かに求められることが多いかと思っておりますが、いろいろ原材料、原材料ですね、原料の供給に関する生産体制の確立とか、あとはブランド力等々の商品開発、ひいては企業や研究機関の誘致というのは大変、そして、また、企業誘致しても、そこに携われる人材の育成をするような機関の誘致とか、そういったふうないろんな総合的なシステムが求められていると思っております。ですから、そのような産業の集積をすることを目指されておりますので、私といたしましては、中長期的な視点を持ってしっかりと力強く取り組んでいきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 15時15分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 3時01分  休憩                     午後 3時15分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) コスメティックバレー構想について伺いました。長期的な視点でやっていきたいというようなことなんですけど、やはり、第1次産業から人材の育成、そういった大きな包括的な唐津の市勢を盛り上げていくというような産業だろうと思っていますんで、だけど、やはり、目の前の短期的にきちんきちんと成果もあらわしていかないと、やっぱり、いろいろ市民からも批判を受けたり何だりするんではないかなと思いますんで、担当の部署の執行部頑張っていただきたいなと思っております。 それと、唐津が置かれている、もう一つの大きな課題として、人口減少がどんどん進んでいっているというような話もあっています。その中で、その影響を一番受けているのが周辺地帯ではないかなと思っております。周辺地帯の過疎化というのも非常に進んでおりますんで、これに対して、市長はどのようにお考えなのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 山下正雄議員さんの再質問に対しましてお答えをいたします。 過疎化が進んでいるけど、その対策について、どう考えているのかということでございました。 周辺地域で過疎化が進行している理由の主な原因といたしましては、若者の人口流出に起因していることが一番の原因と考えているところでございます。 まず、人口減少、特に転入転出による社会減の状況でございますが、唐津市の人口減少は高校卒業後の進学や就職等が原因とされる若者の流出が非常に顕著になっております。このことが唐津の労働力人口の不足につながって、そして、また、税収の減少や個人消費が減少するなど、地域経済へ大きな影響を与えているとともに、ひいては地域の過疎化につながっているものと考えているところでございます。したがいまして、この流出人口をいかに食いとめるかということ、そして、また、流出した人口をいかに引き戻すかという2つの重要な課題を解決することが必要となってまいります。若者の定住促進とUターン促進をさせるためには、唐津市に住み続けたい、また唐津で働きたい、そして唐津に戻りたいという意識の醸成を図りつつ、そのような若者の希望をかなえることができる環境の整備とイメージづくり、そして、情報発信が必要であると考えているところでございます。 また、さらに、過疎地域におきまして、主要産業であります農業や漁業などの1次産業をさらに稼げる農業にすることで、担い手の確保、そして、新規就農、就業者が増加するものと考えられます。そして、また、1次産業と各産業を融合させて、高付加価値の高い新しいもの、サービスを創出させる支援を行って、稼げる産業に成長させることが重要だと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 若者の流出が最大の課題だと、それと地場の第1次産業を活性化させていかないといけないというようなお話だったと思うんですけど、そういった中で、この前の市長選挙のときに他の候補者が言われた中で、非常にこれは私が非常に共感する政策があったんですよね。福岡都市圏の発展をどう取り込んでいくかということに対して焦点を当てて論じられた候補者もおられました。それは私も非常に共感をする部分がありましたんですけど、市長は、この福岡都市圏の発展をどのように捉えて、どのように唐津市の発展に取り組まれようとされているのか、伺いたいなと思っています。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 山下正雄議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 福岡都市圏の発展と申しますか、それを唐津がどう取り組むかということを、どうお前は考えるのかというような質問だったかと思っております。 その中で、実は先だっても、実は隣の糸島市の市長の月形市長さんと面会をすることができました。その中で、とにかく、一緒に手を組んでやっていこうというような話もいただきました。その中で、やはり、福岡都市圏は人口減少問題とは切っても切り離せない重要な課題があるというふうに認識をしております。先ほど答弁しました唐津市の人口減少状況を見てみますと、転出者の約6割が福岡県へ出ていっているという状況でございます。特に福岡都市圏は高等教育機関や若者にとりまして大変魅力的な就職口が充実をしているために、就学あるいは就職先の候補地として最有力になっておる状況でございまして、また、遠くもなければ近くもないという福岡と唐津の地理的な距離間も影響しているものではないかと考えているところでございます。福岡都市圏へのアクセス環境が良好という条件を生かし、そして、福岡市へ通勤や通学がしやすい環境を整えることは、転出者の抑制に効果を発揮する可能性が高く、また、ほかの地域からの外貨を獲得できる重要な施策になるものと考えているところでございます。 また、市町村合併前には、福岡市、旧前原市、旧志摩町、旧二丈町、旧浜玉町、そして旧唐津市の6市町で構成をされておりました玄海ウエスト構想都市圏会議の中では、広域連携事業に取り組んでおったわけでございますが、それぞれの市町村合併に伴いまして、福岡市、糸島市、唐津市の3市となったことによりまして、以前より連携が図りやすくなったと私は思っております。そのような中で、今後は発展を遂げる福岡市、そして、元気あふれる糸島市、そして、地域資源が豊富なこの唐津市のそれぞれ特色を生かした広域連携事業を検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 私の私見を言わせていただければ、やはり、福岡都市圏へ通勤、通学しやすいような環境をどうやってつくっていくかというのが非常に重要じゃないかなというふうに思っております。 それと、もう一つ、若者が定着するにはとか、Uターンして戻ってくるには、ブロードバンド網というのが非常に重要ではないかなと、インターネット環境。これが決定的に若者たちにとっては重要だろうと思っております。また、先ほどの企業誘致にしてもしかり、そういう光、ブロードバンドがないことには、企業もなかなか来てくれない。私どもも非常に企業誘致をせろせろとよく言われるんですけど、そういうインフラがないことには、なかなか、小さな企業でも、なかなか来てくれないというような状況がある。その辺を私は痛感しているんですけど、市長、通勤通学網だとか、そういうインターネット網とかいうのは、これから先、また私も一般質問ずっとしていきますけど、とりあえず、どのようにお考えなのかをちょっと伺いたいなと思っております。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 山下正雄議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 先ほど申されましたように、確かに若者の通勤あるいは通学のしやすさ、そして、また、ブロードバンドの環境の整備、そして企業誘致等々は前向きに行っていく必要性があると、それは重々承知しております。その中で、今、西九州自動車道のパークアンドバスライドの状況を見ましても大変利用が多くあっております。また、そんな中で、やはり、公共機関、JR九州の方たちともいろいろ議論を進めさせていただいておりますが、やはり、スピード化と申しますか、そういったことも含めて、先ほど山下正雄議員さん申されましたような形で、通勤のしやすさ、通学のしやすさを求めていく必要性は重々私も理解をしているところでございます。それに向けて、また今後努力を続けていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 具体的な政策、そういった事業に関しては、これから、私もまた一般質問なり何なりでお尋ねしていきたいなというふうに思っております。 それと、若者にとっては高等教育機関が非常に私は重要だろうと思っております。企業誘致にしても、人材がいないことには、なかなか大企業も来てくれない。先端技術を持った会社も来てくれない。そういったものもあるし、やはり、若者がいないと町も元気にならない。いろんな面で高等教育機関というのは、非常に唐津市にとっては重要だろうなというふうに思っています。だけど、今まで何回かトライされたけど無理でしたよというような状況になっているのかなと思うんですけど、再度、まだまだ、これに対しては、トライし続けていかないといけないんじゃないかなと私は考えているんですけど、市長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 山下正雄議員さんの再質問に対しましてお答えいたします。 高等教育機関の誘致について、どう考えるのかという質問であったかと思っております。古い話でございますが、私も、この市議会の大学等誘致特別委員会の委員長をした経験もございまして、あのときには、たしか、佐賀県におきましての県立大学の誘致に関しては、佐賀県の西北部に設定するという答申まではいただいております。ただ、どんな大学をつくるかというようなことで、今凍結状況でございまして、その県立大学の誘致や、あるいは高等専門学校、高専ですね、の誘致、そして、また、既存大学の学部、研究機関の誘致などが今までも推進されてきたところでございます。ただ、しかしながら、経済情勢や少子化などの社会状況を考えますと、高等教育機関の誘致自体は大変難しい面もあるかと思っております。ただ、とは申しましても、やはり、高等教育機関があることで、若い世代が地元に残っていただくことや、地元企業が高等教育機関との連携を図っていく可能性が広がるという点で、そして、また、マンパワーとして、大変貴重な人材が置けるわけでございます。そのような高等教育機関の誘致というものに対しましては、私も大きな魅力があると考えているところでございます。ただ、唐津市におきましては、現在、佐賀大学、そして、また、九州大学、そして、早稲田大学と連携協定を締結させていただいておりますので、これらの大学と連携事業等々を通じて、研究室単位での誘致を含めて引き続き可能性を探ってまいりたいと考えているところでございます。 先ほどのコスメの問題にもなりますが、やはり、人材育成といった面では、いろんなビジネスカレッジみたいなことも検討していかなければならないと思っています。 そんな中で、先だっても、私、母校であります第一薬科大、これは都築学園と言いますが、学長ともお会いいたしまして、今後唐津市ともいろんな面で連携をとっていこうというご返事をいただいたところでございまして、そういった行動も含めながら、今後、高等機関の誘致に関しましては、前向きに努力を重ねていきたいというふうに思っております。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 唐津市が今置かれているいろんな事業を見てみますと、コスメでも佐賀大学に成分分析の研究をお願いしとったり、九州大学にQサバの研究をお願いしとったり、さまざまな大学と連携をしたり、いろいろしていますよね。また、唐津以外の市町、佐賀県内でも、どこそこの学部が来たりとか、そういう動きが非常にあってますんで、それは諦める必要は全然私はないと思っています。市長、具体的な取り組みを考えられて、一歩一歩進めていただきたいなと、これは永遠の課題ではないかなと思っていますんで、これは絶対諦めちゃいかんと私は思っていますんで、ぜひ、お願いしたいなと思っています。 それで、最終的な結論みたいな話になるんですけど、今までの流れから、私は、前の午前中の議論でもあっていたんですけど、選択と集中というようなことをやっていかないかんというふうな、いつも、こういう話をすると、そういう話になるんですけど、今市長は選択と集中は、じゃあ、どういう基準でやるんだということに対して、明確なお答えがなかったんですよね。私は、これは、完全明確な答えはあるとですよね。費用対効果をどうやっていくか、目的にどういう事業が一番近いのか、それを取捨選択していくのが選択と集中だろうと私は思っております。じゃあ、そのためには、目標をつくらないといけないと思うんですよ。経済規模だったら、今、唐津市は3,300億円ぐらいしかないわけですよね。じゃあ、それを4,000億円ぐらいまで持っていくよとか。所得が結局、県民所得よりもぐっと40数万円低いとか、それを県民所得の平均ぐらいまで持っていくぞとか、都心なんかに比べると半分以下なわけですね、唐津は。それをもう本当五、六十万円あとプラスさせるぞとか、そういう具体的な数字を持って、じゃあ、このためには、こういう事業をしていくぞとか、今の事業の検証、取捨選択、洗い出して、棚卸しをして、この事業はもうやめようか、で、新しい事業をやっていこうかとか、そういうことをもう1回やっていってもらいたいなと。そのためには、先ほどの「第2次総合計画」なんかも、もう1回見直してやっていくという姿勢をとっていただきたいなと。もう本当、やっと、「第2次総合計画」に具体的な数字を入れ始めた、そういう流れになってきていますんで、もう一歩進んで、大胆な目標を掲げて、それに伴って、どういう具体的な事業をしていくかというのを、その事業がまた本当どれだけの効果がある事業なのかというのを庁舎内できちんと議論して、せめて半年後ぐらいには、具体的な政策をどんどん、どんどんどんと打っていっていただきたいなと思っておるんですけど、どうでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 山下正雄議員さんの再質問に対しましてお答えをいたします。 やはり、今後計画を立てるに当たっては、数値目標をしっかりと立てて取り組むべきではなかろうかという質問であったかと思っております。 確かに選択と集中ということで、今後事業のあり方等々考えていかなければならない中で、確かにおっしゃいましたように、B/Cといいますか、費用対効果をしっかりと含めた形での取り組みも必要だろうということでございますが、一概に費用対効果ばかりが全てではないというふうに私は思っております。先ほど質問にありましたように、確かに唐津市の生産力は3,320億円ぐらいがありまして、一人当たりの市民所得というのは、191万3,000円でございます。これは10市の中では9番目でございまして、やはり、最高の鳥栖市は419万6,000円という数字でございます。これを見ますと、さすがにそういった数値目標を含めた形で、もっともっと取り組みを深めていかなければならないと思っておりますが、ただ、そんな中で、今後の唐津市の所得向上、唐津市民の所得の向上に当たりましては、地域の企業の方たちともいろんな形で相談をしながら、今後の唐津市の方向性というのをしっかりと見出していかなければならないと思っております。 最後に、最後じゃないですね、計画、総合計画等々に関しましては、先ほど申しましたように鋭意変更を含めた形で、唐津の方向性を検討していかなければならないと思っておりますので、あわせてご理解をいただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 山下正雄議員。 ◆24番(山下正雄君) 私も最後に言いたいことを言います。文化生活というのは、経済が文化生活のしもべであるというような話があります。やはり、経済が活性化して動かないことには、文化生活も支えられないわけですね。教育、福祉、そういったものも、やはり、経済が支えている。経済はしもべであります。下支えをする役割があります。それがなよなよとしていたら、なかなか文化的な生活も送れないんじゃないかなと、支えられないんじゃないかなと思っています。 以上で、私の質疑を終わらせてもらいます。 ○議長(田中秀和君) 山下壽次議員。          (6番 山下壽次君登壇) ◆6番(山下壽次君) 6番、清風会、山下壽次です。通告順に従い、一般質問を行います。 まず、周辺地域の大きな課題となっている高齢者、交通弱者の通院、買い物問題について、まず質疑を行います。 私の地域では、数年前に地域で最も大きなお店であったAコープが閉店しました。また、それに伴って、中学校の統廃合等もございまして、地域拠点となっていた学校もなくなりました。唐津市全体を見回しても、市内の一部地域を除いたら、人口の減少と高齢者の増加は続くと思われます。その結果、周辺部の過疎地域では、人口減少が顕著になり、地域の商店が閉店し、日常生活に支障を来すようになると予測されます。 そして、公共交通機関が脆弱な本市では、交通弱者、特に高齢者の方々が通院や買い物等の日常生活が非常に困難になると思われます。 まず、唐津市の現状を認識するため、佐賀県及び本市の人口と年齢構成及び将来予測について伺います。 次に、農地・農業用施設の災害復旧について伺います。 昨今の日本を見回しますと、驚異的な集中豪雨や地震、北海道から九州まで壊滅的な災害に見舞われるようなことがたびたび起きております。 また、農村地域においては、人口流出により不在地主が多数見受けられるようになり、所有者責任の原則が崩れ、災害復旧が円滑に進まないようになり、地域農地の保全が十分に進まなくなったと聞いております。それに伴い耕作放棄地等の拡大も進んでおります。災害復旧事業の仕組みについて、2番目にお伺いいたします。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 林企画部長。          (企画部長 林 和茂君登壇) ◎企画部長(林和茂君) 山下壽次議員のご質問にお答えいたします。 佐賀県内及び唐津市内の人口と年齢構成について、現状と今後の予測についてのご質問でございました。 まず、平成27年度の国勢調査で佐賀県内の人口は総数で、83万2,832人でございまして、75歳以上が12万241人で全体の15%となっております。 同じく唐津市の平成27年の国勢調査の人口は総数で、12万2,785人でございまして、75歳以上が1万9,058人で、全体の16%といった状況でございます。 また、今後の予測につきましては、国立社会保障・人口問題研究所の推計によりますと、平成37年には、佐賀県内では総数で77万4,676人でございまして、このうち、75歳以上が14万2,515人で、全体の18%と推計されているところでございます。 唐津市内の推計になりますと、総数で11万1,910人でございまして、このうち、75歳以上が2万1,454人で、全体の19%となった推計がなされているところでございます。 さらに、平成47年には、佐賀県内は総数で71万3,583人でございまして、このうち、75歳以上が15万5,222人で、全体の22%となります。 続きまして、唐津市内でございますが、総数で、10万1,055人でございまして、このうち、75歳以上が2万3,073人で、全体の23%といった推計がなされているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 山下壽次議員さんのご質問にお答えをいたします。 農地・農業用施設災害復旧事業の仕組みについてのご質疑でございます。 当事業は、農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律に基づきまして、豪雨、津波、地震等の異常な天然気象により生じた災害で、豪雨による災害に当たっては、被災の当時における連続24時間雨量80ミリ以上、または、最大1時間雨量が20ミリ以上の場合に適用されます。また、採択基準でございますが、1カ所の工事費が40万円以上、道路、水路等の農業用施設につきましては、受益者2名以上となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下壽次議員。 ◆6番(山下壽次君) では、高齢者の通院、買い物問題について再質疑をさせていただきます。 平成27年の国勢調査と平成37年及び平成47年の人口減少予測、本市の佐賀県に占める人口割合は、平成27年4月、平成27年で14.7%になっております。平成37年では14.4%、平成47年では14.2%、若干の減少と予測されています。しかしながら、本市の75歳以上の高齢者人口が佐賀県に占める割合は、平成27年で2.3%、平成37年で2.8%、平成47年では3.2%と増加すると予測されています。つまり、本市の人口は県平均よりも減少するが、75歳以上の人口は大きく増加すると予測されます。 それでは、公共交通機関が脆弱な地域で、大きな課題となる免許証の自主返納状況について、あわせて、自主返納に対する市の考え方をお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 山下壽次議員の再質問にお答えをいたします。高齢者の運転免許証の自主返納状況でございますが、佐賀県警察本部へ問い合わせをしましたところ、県全体では、平成26年が841件、平成27年、1,103件、平成28年が1,375件となっております。また、唐津警察署管内では、平成26年が201件、平成27年、219件、平成28年、192件となっておりまして、65歳以上の免許保有者の約1%に当たる自主返納となってございます。 県全体では、年々自主返納が増加している一方、唐津市においては、昨年1割ほど減少となっている状況でございます。自主返納につきましては、平成10年の道路交通法の改正によりまして、高齢者の事故防止、事故の削減として、自主的な返納を制度化したものでございますが、言うまでもなく、車は仕事や買い物、通院など日常生活を送る中で不可欠な交通手段となってございます。特に公共交通の行き届かない地域、商店や病院、公共施設等が遠方となる地域、また、ご家族からの支援が困難な方にとりましては、深刻な問題と捉えておりまして、市といたしましても、先進的な事例を参考に本市の地域課題も検証し、自主返納が進む環境づくり、支援策をできるだけ早く講じてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 山下壽次議員。 ◆6番(山下壽次君) 今後、市の人口は県平均を上回るスピードで減少すると思われます。また、75歳以上の高齢者人口は県平均を大きく上回るスピードで増加すると思っております。交通弱者という非常に曖昧で捉えにくい事案でありますが、今後の交通弱者人口はどのようになると推測されているか、お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 再質問にお答えをいたします。 交通弱者につきましては、車中心の社会において、自分で移動することができず、自家用の交通手段がないため、公共交通機関に頼らざるを得ない人、特に公共交通機関が整備されていないことで、買い物など日常的な移動にも不自由を強いられている要介護者、一部の高齢者や障害者、また、年少者もこれに含まれております。 現在、市では、交通弱者と言われる方の実数につきましては正確に把握できていない状況でございますが、要支援介護者が6,500人、障害者手帳所持者が8,600人、高齢者で運転免許証を持たれていない方が約1万7,000人いらっしゃいます。 以上、全ての方が交通弱者とは言えませんけれども、そのほか周辺部で不自由さを感じてある方も多くいらっしゃるのではないかと考えられるところでございます。 今後の予測でございますが、障害者につきましては、個々数年ほぼ横ばいで推移をいたしておりまして、高齢者については、2025年までは確実に増加することが見込まれておりますので、総人口が減少する中、交通弱者については、現在の交通状況が続けば、今後10年程度は増加するのではないかと考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 山下壽次議員。 ◆6番(山下壽次君) 今後はますます免許証を自主返納する高齢者、または、更新しない高齢者が今以上に増加すると予測されます。地域交通と交通弱者との現況と問題点についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長佐々木正司君) 山下壽次議員のご質問にお答えいたします。 唐津市における地域交通といたしましては、「唐津地域公共交通網形成計画」に基づきまして、平成28年度にバス路線や運行体系等を再編いたします「唐津地域公共交通再編実施計画」を策定いたしまして、昨年8月と10月に、市内や呼子、鎮西地区などのバス路線や運行体系等を再編いたしまして、高齢者を初め市民の皆様の通院や買い物などの利便性の向上を図ったところでございます。しかしながら、再編を実施した後におきましても、各地域に公共交通空白地が点在していることから、公共交通機関を利用できない交通弱者もいらっしゃいますので、引き続き対策が必要であるというふうに考えております。 また、自家用車の普及、それから近年の人口減少などにより、公共交通機関の利用者は年々減少を続けております。その影響といたしまして、運行事業者の運行に係る収支は赤字が続いている状況でございますので、市といたしましては、運行を継続していただくために、赤字補填のための補助金を毎年度交付しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下壽次議員。 ◆6番(山下壽次君) 地域によっては、過疎化の影響もあり、暮らしている地域で、買い物、通院に支障を来すため、日常生活に支障を来すために運転免許証を手放すことができない方々が多数おられると思われます。その一方で、高齢者の運転誤りによる交通事故等が新聞等により報道されます。唐津市は1市6町2村が合併した非常に広く多様な地域を抱えております。身体能力、判断力の衰えをみずからや周囲の人々が感じたときに、安心して免許証を返納または更新しなくても、住みなれた地域で安心して生活ができる。生活インフラシステムの構築が必要不可欠になると考えております。 最後になりますが、住みなれた地域で、長く安全安心に暮らすための今後の課題と取り組みについてをお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長佐々木正司君) お答えいたします。公共交通における今後の取り組みについてお答えしたいと思います。 今後増加が見込まれます高齢者や交通弱者を含めました地域住民の利便性の向上を図るため、地域の実情に即した公共交通の維持に努めてまいりたいと考えております。 しかしながら、現在の公共交通を維持していくためには、先ほど申し上げましたように、運行事業者への運行費の赤字補填、補助金が必要でございまして、今後においても、事業者と協議を重ねながら、経費節減を図り、地域交通の利便性の向上を図ってまいりたいと考えております。 これからも、高齢者などの交通弱者が安心して生活していただける公共交通体系を構築いたしまして、地域支援に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 山下議員さんの高齢者の買い物関係という点からで、所管として、ちょっとお答えさせていただきたいと思います。 人口減少が進む中、地域の店舗が閉鎖しておりまして、市民生活に必要なサービス機能である日常の買い物等に支障が生じている地域があります。安心して暮らし続けられる生活環境の維持ができない地域の課題が生じております。 そこで、平成28年度から地域の課題の解消に取り組む市内の中小企業者を支援することで、市民の生活利便性を確保し、安心して暮らし続ける生活環境の維持に取り組んでおりまして、具体的な事業といたしましては、車両で巡回し、生鮮食料品、一般食料品、日常雑貨等の販売を行う事業である移動販売事業、それから、生鮮食料品、一般食料品、日常雑貨等の販売を行う事業者が自店舗へ送迎する事業である買い物移動支援事業、それから、自店で販売している生鮮食料品、一般食料品、日用雑貨等を自宅の指定の場所まで配達する事業である宅配サービス事業を行っております。 今後も、市内中小企業者の取り組みの支援のほか、事業内容の周知など、事業継続が図られるようフォローアップしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答え申し上げます。福祉行政を所管します保健福祉部といたしまして、今後の取り組みについてお答えをさせていただきます。 高齢者、交通弱者の通院、買い物問題につきましては、人口減少、過疎化、高齢化が進む中で、早期に着手すべき課題と位置づけしているところでございます。その中で、買い物支援につきましては、昨年4月より検討いたしておりまして、現在、支援が必要な地域、効果が見込まれる地域を洗い出しているところで、今後は、協力事業者とも協議を行い、平成29年度中に、一部の地域ではございますが、モデル事業として取り組む方向で検討を進めております。 なお、この課題の全体的な今後の取り組みといたしましては、これまで市では条件が異なる広範囲の地域を一律な助成、支援として検討していたわけでございますが、地域ごとに見ますと交通手段に関する課題はさまざまで、また、自主返納に対する助成、恩恵もいろんなニーズがあるように思っております。ご承知のとおり、介護制度は平成30年に大きく変わり、各地における生活支援体制整備という施策が本格的に動いてまいります。その中で、何が地域の課題になっているのか、どういった支援がいいのか、また、幇助、行政としての支援、互助としての地域でできる支援、共助としての関係事業者等の協力なども含め、先ほど答弁しました関係各部とも横の連携を図り、それぞれの地域で、安心して住み続けられる、いわゆる地域包括ケアシステムの早期構築に向け、交通手段を初めとする地域支援に取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 山下壽次議員。 ◆6番(山下壽次君) ありがとうございました。近い将来、唐津市においても、買い物や通院など、日常生活に支障を来す地域や住民の方が多数見られるようになると思われます。その原因、背景は多種多様にわたり、これらの課題解決に当たっては、地域の実情に応じた取り組みと庁内横断的な対応が必要だと考えられます。 さらに、介護保険事業の改定により、給付事業から介護給付へと予防給付の総合事業へ、そして、自助、互助を新しく取り入れる全国一律のサービスから地域独自、地域の要望に沿ったサービスの提供が可能になるとのことです。多様な視点で、そして、オール唐津で、高齢者の方が安全安心して住みなれた地域で暮らしていけるよう実効性のある政策が計画的に取り組まれることをお願いして、次の質疑に移ります。 次に、農地・農業用施設の災害復旧事業について再質疑をいたします。 まず、過去3カ年の事業実施状況についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 再質問にお答えいたします。 過去3カ年の実施状況でございます。まず、今年度、平成28年度でございますけども、現在、工事中でございますが、農地65件、施設40件、合わせまして、105件、事業費1億5,017万2,000円で、復旧工事を進めているところでございます。 平成27年度でございますけども、農地14件、施設9件、合わせまして、23件、事業費2,894万3,080円でございます。 平成26年度でございますけども、農地31件、施設46件、合わせまして、77件、事業費8,590万3,057円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下壽次議員。 ◆6番(山下壽次君) それでは、次に、事業の負担区分及び国の財政支援についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えをいたします。 農地・農業用施設災害復旧事業は、国の補助事業となっておりまして、補助率は、通常の場合、農地50%、農業用施設65%となっているところでございます。しかしながら、市町村ごとに、その年に発生いたしました災害復旧の総額によりまして、被災農業者1戸当たりの事業費を算定し、その額が高額になるほど補助率が上がる制度となっているところでございます。また、激甚法の災害に指定された場合、さらに補助率がかさ上げされることになります。 過去3年間の平均補助率でございますが、普通災害におきます補助率といたしましては、農地79.6%、農業用施設91.6%で、激甚災害の場合、農地91.3%、農業用施設96.1%となっております。 国の補助残につきましては、唐津市と唐津市分担金条例の規定に基づきまして、本市と受益者で2分の1ずつの負担にすることとなっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下壽次議員。 ◆6番(山下壽次君) 補助対象外の40万円以下の小規模災害復旧事業の対応はどうなされているか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 現在、災害復旧工事につきましては、国庫補助の対象となります40万円以上のものにつきまして、対応を行っているところでございます。したがいまして、40万円以下の小規模災害につきましては、自力での復旧をお願いをいたしておりますし、現状といたしましては、多面的機能支払交付金、中山間地域等直接支払事業、農村環境整備事業等の制度を活用をいただきながら、復旧事業に取り組んでいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下壽次議員。 ◆6番(山下壽次君) 聞くところによりますと、激甚災害の指定を受けた場合、13万円以上40万円未満の箇所が複数あって、その被害額がある一定以上になると、その事業費の50%以上が農地等小災害復旧事業債の対象になると聞いております。先ほど言われた多面的機能支払交付金とか、中山間地域等直接支払交付金、農村環境整備事業等といろいろ対応できるメニューはございますが、所在者が不在地主の場合、上記の事業が地域内で調整がつかず、復旧されないような事案が発生していると聞いております。災害復旧の一つの手段として、この小規模災害について検討されるようにお願いしたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。小規模災害の対応についてでございます。 議員今ご指摘の制度につきましては、承知をいたしておりまして、以前も取り組みについて検討をいたしました経緯があるところでございます。 この制度につきましては、議員今おっしゃいましたように、激甚災害の折の条件となってございまして、被災件数が多いこと、また、激甚災害の指定が災害発生から1カ月半程度の日数を要することから、測量作業、復旧準備等の時間に制限がございまして、現在、本市といたしましては、国庫補助事業の災害のみを対象とさせていただいているところでございますが、議員ご指摘のとおり、地元からの要望はあってございます。他市の状況等も踏まえまして、激甚災害時に限るわけでございますけども、再度検討をして、できれば、今のような問題も多発してきておりますので、災害復旧が進みますような検討をしてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山下壽次議員。 ◆6番(山下壽次君) 農村部のほうでは、いろんな種々の理由から、耕作放棄地等、いろんな問題も発生しております。激甚災害で非常に農家疲弊しているときでございますし、そして、一定額以上になりますと被災には交付税措置がある。分担金条例等の見直し、事務量の増加も確かにあると思いますが、農地・農業施設を復旧する一つの方法として検討されることをお願いして、再質疑を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 以上で、本日の一般質問を終わります。 議事日程に従い、次会は明14日午前10時から本会議を開き、一般質問を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 4時06分 散会...