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12月08日-02号

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  1. 唐津市議会 2016-12-08
    12月08日-02号


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    平成 28年12月 定例会(第5回)   平成28年       唐津市議会会議録(定例会)その2   第5回1 日 時 平成28年12月8日 午前10時00分開議 於唐津市議会本会議場2 出席した議員    1番 田 中 秀 和            2番 笹 山 茂 成    3番 冨 田 幸 樹            4番 江 里 孝 男    5番 吉 村 慎一郎            6番 伊 藤 泰 彦    7番 伊 藤 一 之            8番 大 西 康 之    9番 馬 場 幸 年           10番 青 木   茂   11番 中 村 健 一           12番 石 﨑 俊 治   13番 山 中 真 二           14番 楢 﨑 三千夫   15番 古 藤 豊 志           16番 志 佐 治 德   17番 浦 田 関 夫           21番 井 本 敏 男   22番 水 上 勝 義           23番 山 下 正 雄   24番 三 浦 重 德           25番 進 藤 健 介   26番 熊 本 大 成           28番 平 野 潤 二   29番 宮 崎   卓           30番 宮 﨑 千 鶴   31番 中 川 幸 次           32番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      坂  井  俊  之       副   市   長      岡  本  雅  夫       教   育   長      稲  葉  継  雄       総  務  部  長      寺  田  長  生       企  画  部  長      林     和  茂       財  務  部  長      櫻  庭  佳  輝       市  民  部  長      井  上  和  彦       保 健 福 祉 部 長      香  月  隆  司       農 林 水 産 部 長      坂  口  栄  一       商 工 観 光 部 長      小  形  昌  和       交流文化スポーツ部長     佐 々 木  正  司       都 市 整 備 部 長      山  口     稔       消   防   長      折  尾     命       ボートレース事業部長     日  下  義  信       水  道  局  長      岡  﨑  正  英       教  育  部  長      金  嶽  栄  作       総  務  課  長      堀  田     信4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      藤  田  秀  樹       議会事務局副局 長      吉  田     稔          午前10時00分 開議 ○議長(田中秀和君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(藤田秀樹君) 報告いたします。 本日、監査報告1件が提出されております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 監査報告はお手元に配付しておりますので、ごらん願います。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第116号から議案第190号まで並びに報告第17号、以上76件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。石﨑俊治議員。 ◆12番(石﨑俊治君) おはようございます。12番、志政会の石﨑です。本議会に提案されております議案第116号、平成28年度唐津市一般会計補正予算の中から何点か質疑を行います。 まず、第1回目の質疑ですが、財政全般について伺います。 今回補正予算額として23億4,307万3,000円が計上されております。補正の額としてはかなりの予算額となっておるわけですが、このことは国の2次補正予算に伴うものではないかとも思っております。今回の補正予算の目的と特徴といいますか、目玉的な事業について、まず、伺いたいと思います。 次に、総務費の減債基金積立金について伺います。 今回国民宿舎については、1カ所を除いて民間に払い下げられるということでありますが、まず、指定管理だった4カ所の国民宿舎の今後の方向性はどう決まったのか、伺いたいと思います。 次に、商工費に移りますが、商工費の観光文化施設管理費と旧大島邸建物等復原整備費は関連しておりますので、一括質疑といたします。 1回目の質疑でありますが、大島邸復原工事の進捗状況と今後の開館に至るまでの工事のスケジュールについて伺いたいと思います。 次に、教育費のスポーツ・文化合宿等補助金についてでありますが、平成27年度までのこの合宿の状況はどうであったのか、伺いたいと思います。 以上で1回目の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭財務部長。          (財務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎財務部長(櫻庭佳輝君) 財政全般に関するご質疑にお答えをいたします。 今回の補正予算の概要及び特徴的な事業ということであったろうかと思います。 今回の補正予算につきましては、まず、例年、この時期に負担額等が決まっております12月補正で計上いたしておりますものとして、県営の土地改良事業、港湾・街路事業等に対する負担金がございます。 また、ここ数年12月補正でお願いしております予算といたしまして、工事発注の平準化を図るためにこの時期に追加をいたしております道路維持改良費モーターボート競走事業の収益金による響創のまちづくり基金積立金及び国民健康保険特別会計の赤字縮減を図る繰出金がございます。 次に、例年にはない予算といたしまして、今回の補正予算では、「未来への投資を実現する経済対策」として成立いたしました国の2次補正予算に関連した事業費を計上いたしております。 そのほか例年にない特徴的な事業としましては、新庁舎建設のための基本設計・実施設計に係る経費及び旧大島邸の開館準備経費がございます。 また、行政改革の一環として民営化を進めております切木保育所、高串保育所につきまして、民営化事業補助金の補助対象を拡充いたしまして、債務負担行為の設定をお願いをいたしております。 その他事業費用合わせまして、一般会計補正予算額は23億4,307万3,000円となったところでございます。 このほか、企業会計でモーターボート競走事業の収益金の上方修正を伴う予算が今回の補正予算の特徴的なものと言えるのではないかというふうに思っているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 指定管理であった4つの国民宿舎の方向性をどのように決定したかということについてお答えをいたします。 国民宿舎の方向性につきましては、平成22年3月の唐津市議会行財政改革特別委員会特別審査中間報告におきまして、国民宿舎の民営化が盛り込まれており、将来的には民間売却の方向を立てることというご意見をいただいております。 また、平成22年12月の最終報告におきましては、国民宿舎等の売却を含めた民間譲渡の促進を図ることとの意見をもいただいております。 そういう中で、議会におきましても、国民宿舎に関する一般質問が出ておりまして、平成22年の9月には、民間譲渡といった考え方はあるのかとの質問に対して、4つの国民宿舎は今後どのような方針で運営していくのか、存続させるのか、そういったものを含めて検討する必要があるというふうな答弁もいたしております。 また、平成23年6月の議会におきましては、運営状況や耐震診断の結果を受けての方針はどのようになっているのかとの質問を受けておりまして、それに対しましては、民間譲渡や廃止など存続の可否を判断していく必要があると答弁をしてまいっております。 そんな中、国民宿舎の管理運営に係る今後の方針につきましても、検討を進めてまいっておりました。 そういうことで、最終的な方向性につきましては、平成25年9月の市の政策調整会議、また平成26年2月の市政戦略会議に諮りまして、現在、唐津市で管理運営している4つの国民宿舎につきましては、今後唐津市として管理運営を行わず、民間譲渡または廃止という基本方針をもって事務を進めるということを決定したものでございます。 その基本方針に基づきまして、まず、3施設につきまして民間譲渡に関する事務を進め、本議会におきまして財産の処分の議案をご提案し、ご審議をお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 石﨑議員のご質疑にお答えいたします。 2点ございました。 まず、1点目の旧大島邸復原工事の進捗状況と開館までのスケジュール案についてということでございますが、まず、現在、旧大島邸におきましては、主屋棟、茶室棟、管理棟といった重立った建物部分につきましては、工事が完了しております。 屋外のトイレや待合につきましても、今月中の完成を予定しているところでございます。 また、茶庭を含む外構部分につきましては、現在も工事を進めておりまして、今年度中、来年の3月末の完成を予定しているところでございます。 工事終了後のスケジュールでございますけども、来年の4月中旬ごろにプレオープンを予定しております。そして、4月下旬ごろに開館記念式典を伴う本格的なオープンを予定しているところでございます。 次に、2点目のスポーツ・文化合宿等補助金についての平成27年度までの状況はということでございますが、このスポーツ・文化合宿等補助金は、平成27年度までは観光課が所管しておりました宿泊客誘致補助金を引き継いだ形で、平成28年度に一新したものでございます。 前年度までの宿泊客誘致補助金は、合宿・研修旅行などで市内に宿泊された場合に補助金を交付しておりましたが、平成26年度の実績の中で、スポーツ合宿やスポーツ大会の開催に伴うものにつきましては、31件、5,144人の宿泊がございました。 また、平成27年度は36件、6,120人の宿泊があっております。この宿泊客誘致補助金が平成27年度をもって終了したことに伴いまして、平成28年度から新たにスポーツや文化の技術向上のために行う合宿、または大会の開催のために市内の宿泊施設に宿泊した団体に対して補助金を交付する内容としたものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑俊治議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、財政全般から再質疑に移ります。 補正の概要の中に、未来への投資を実現する経済対策として成立した国の2次補正に伴う事業とありますが、これはどういった事業があるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭財務部長。          (財務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎財務部長(櫻庭佳輝君) 再質疑にお答えをいたします。 国の2次補正予算に伴う事業でどんなものがあるかということだったかと思います。 日本経済におきますアベノミクスの効果、若干弱含みの様相を呈したところでございます。長年続きましたデフレから完全に脱却し、経済成長を実現していくためには、さらに内需を下支えする必要があるということから、国のほうは未来への投資を実現する経済対策として、第2次補正予算を決定いたしたところでございます。 本市もこれに呼応いたしまして、市内経済の下支えを図るという目的も含めて、今回の補正では、国の補正予算の項目に沿って、一般会計で8事業、下水道特別会計で2事業を計上いたしております。 まず、一般会計から国の補正予算の項目に沿って申しますと、一億総活躍社会の実現の加速関係では、臨時福祉給付金給付事業費と、それに伴います臨時福祉給付金給付事務費の2事業で4億6,243万円を計上いたしております。 次に、21世紀型のインフラ整備関係では、畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業補助金農業基盤整備促進事業費相知黒岩地区ほ場整備事業費市有林野管理費の4事業、計2億9,686万円を計上いたしております。 さらに、安全・安心・防災対策の強化の関係では、原子力災害対策施設等整備費漁港機能保全計画策定費の2事業、4億1,563万円を計上いたしております。 一般会計におきます経済対策の補正予算額は、合計で11億7,492万円となっておりまして、今回の補正額のちょうど半分程度を占めているところでございます。 このほか、下水道特別会計におきまして、安全・安心・防災対応の強化関係で、汚水幹線整備事業費雨水幹線整備事業費の2事業4,000万円を計上いたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) STAGE 唐津7つの約束」は、9月の時点では全体で進捗率は55.7%で順調に進捗しているという答弁であったと思っています。 12月のこの時点で進捗状況とあわせて、年度内までの見通しについて伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭財務部長。          (財務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎財務部長(櫻庭佳輝君) 再質疑にお答えをいたします。 予算の執行状況の関係でございました。年度内の予算の執行の見込みでございますけども、現在の予算執行状況は、今年度の一般会計現計予算738億222万円のうち、平成28年12月5日現在で、支出負担行為額、いわゆる契約額に相当する額でございますけども、460億1,054万円程度となっておりまして、執行率は62.34%となっております。これは、昨年同時期の執行率61.88%を若干上回る進捗となっております。 次に、「NEXT STAGE 唐津7つの約束」の各事業の進捗状況につきましては、先ほどもご紹介がありましたように、9月の時点では55.7%でございましたが、各項目ごとに12月5日時点での支出負担行為状況で申し上げます。 安心・安全なくらしに係る事業関係が68.1%、笑顔を育むくらしに係る事業が77.2%、つながり合うくらしに係る事業が67.0%、クリーンなくらしに係る事業が74.4%、豊かなくらしに係る事業が63.7%、まかせられるくらしに係る事業が73.0%、明日へつながるくらしに係る事業が68.4%となっておりまして、全体では73.0%となっております。 なお、今回の一般会計補正予算のうち、年度当初の工事発注の平準化を図るために計上いたしております道路維持改良費及び事業期間の関係で、年度をどうしてもまたぐことになります新庁舎建設基本・実施設計や国の2次補正に伴います事業を含む10事業、合計11億9,874万円につきましては、あらかじめ繰越明許費の設定をさせていただいているところでございます。 それ以外の事業につきましては、引き続き、年度内の執行に努めてまいる所存でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。
    ◆12番(石﨑俊治君) それでは、12月補正後の財政支出でありますが、実質公債費比率、それから経常収支比率、財政力指数はどうなっていくのか、またあわせて、合併直後との比較について伺い、財政指数の現状況についてどう評価をしてあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭財務部長。          (財務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎財務部長(櫻庭佳輝君) 再質疑にお答えをいたします。 財政指標関係のご質疑でございました。 公債費比率、経常収支比率、財政力指数、この3つにつきまして、合併直後の平成18年12月と現在12月補正後でちょっと比較をしてみます。 まず、公債費比率でございます。これは公債費比率と申しますのは、税収などの一般財源に対してどれぐらいの借金返済があるかという率になります。これが、合併直後が16.3%でございました。それが平成28年12月補正後、9.8%でございます。 経常収支比率のほうが合併直後93.2%でございまして、ことしの12月補正後は89.1%でございます。 財政力指数のほうが、合併直後0.399でございましたのが、現在12月補正後で0.422というふうになっております。 そうしますと、公債費比率では6.5ポイント、経常収支比率では4.1ポイント低下をしております。また財政力指数のほうは、0.023ポイントではございますけども、上昇をしております。いずれの指数も、この10年間で見ますと改善をしているところでございます。 しかしながら、平成32年度までは積極的に合併特例債等を活用することにいたしており、しばらくは借り入れもふえることが予想されますので、今後も気を引き締めて健全な財政運営に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) この項の最後の質疑になりますけれども、今回の補正予算を含めると、今年度は760億円というかなりの予算額になるわけでありますが、このことによって唐津市にとってはどういった事業効果があったと思っておられるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭財務部長。          (財務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎財務部長(櫻庭佳輝君) 再質疑にお答えをいたします。 ことしの予算の事業効果ということでございました。 今年度の予算は合併期間が終了いたします平成33年度へ向けて、残り5年間のスタートの年と位置づけまして、インフラの整備の推進や将来に向けた人口減少対策に重点配分を行っております。 この事業効果をどう見るかということでございますけども、まず、インフラ整備に関しましては、着実に進んでいるというふうに考えております。 特に、インフラ整備で大きな割合を占めるのが、小中学校等の大規模改造整備に係るものでございますが、今年度は小学校4校、中学校5校、そして給食センターも含めますと合計で50億円を超える予算を投入をいたしております。これらは、将来を担う子供たちの安全で快適な教育環境の整備充実に大きく寄与していくと認識をしております。 また、今年度は人口減少対策の一環といたしまして、本市独自の軽減策を上乗せをいたしました多子世帯への保育料軽減や、子どもの医療費助成の拡充、さらには子育て支援拠点施設整備を実施をいたしまして、子育て環境の充実にも大きな予算を投入をいたしております。 これらの事業効果は、短期間では見きわめはできませんけども、所管部署には保育料の軽減は非常に助かるといった声が届いているということでございます。 また、地域の中核となります医療機関であります唐津赤十字病院も本市からの補助金投入によりまして、無事新築移転を終えまして、市民の安心につながっているというふうに思っております。 そのほか、市民生活に欠かせないごみを扱います清掃センターの長寿命化も進めております。 このように、将来に備えた事業を一歩一歩進めることができているということも、ことしの予算の大きな意義の一つであろうというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、総務費の減債基金積立金についての再質疑を行います。 4カ所の国民宿舎のうち、3カ所は民間譲渡と、虹の松原ホテルだけが指定管理として残るわけでありますが、その理由について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 国民宿舎虹の松原ホテルだけが指定管理として残る理由についてでございますけども、国民宿舎虹の松原ホテルの土地につきましては、国有林野で国の所有となっております。 このため、建物のみの民間譲渡の可否につきまして、国と協議を重ねてまいりましたけども、現行では唐津市が建物を譲渡した相手方に対して、国は直接土地を譲渡も貸し付けもできないとの回答を得ておりますために、市としましては、引き続き3年間指定管理の継続を行ってまいりたいと。 その中で、国民宿舎虹の松原ホテルの今後の方向性につきましては、検討もしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、国民宿舎呼子ロッジの場合は建物だけは民間への売却で、土地は貸し付けとなっておりますけど、その理由について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 国民宿舎呼子ロッジの土地の無償貸し付けの理由ということでございます。 国民宿舎呼子ロッジにつきましては、土地は市の所有となっておりますけども、あそこが尾の上公園という都市公園区域にあるため、原則そのまま譲渡することができない状況であります。 このため、都市公園内の建物と土地の譲渡について、県とも協議をしてまいりましたが、都市公園区域内の土地を譲渡するには都市計画審議会において、都市公園区域から除外してもらうことが必要でございます。 除外するためには、都市公園区域の隣接地に同じ面積の土地を確保する必要がございまして、その土地の確保が事実上できない状況にございましたので、土地の譲渡はできないという状況になっております。 しかしながら、都市公園内にある市有地につきましては、原則民間譲渡することはできないが、都市公園法第5条の規定により、土地は貸し付けが可能という回答を得ていますために、土地を無償で貸し付け、建物は譲渡するということになったとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、民間譲渡が決まった3カ所についてですけれども、それぞれどこに譲渡が決まったのか、その状況について金額とか応募者総数等も含めて伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 今回の民間譲渡に関する主な公募要件につきましては、10年以上宿泊施設として経営する意思がある者、10年間は市の承諾を得ないで当該物件の売却等による所有権の移転をしないこと、従業員の継続雇用及び地元雇用に配慮すること、建物と物品は現状のまま譲渡する、そして各地域の団体と連携し、観光施策協力をしていただくなどを要件として募集をいたしました。 次に、各国民宿舎の応募者数、それから譲渡先、譲渡の金額についてでございますけども、まず、国民宿舎いろは島でございますが、応募者は2社、譲渡先は唐津市町田にございます日隈工業株式会社、譲渡の金額は5,200万円となっております。 次に、国民宿舎波戸岬でございますが、応募者は3社、譲渡先は唐津市鎮西町名護屋にございます有限会社鎮西開発、譲渡の金額は1億3,824万円となっております。 最後に、国民宿舎呼子ロッジでございますが、応募者は2社、譲渡先は唐津市呼子町殿ノ浦にございます有限会社清力旅館、譲渡の金額は3,100万円となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは次に、各国民宿舎の建物評価はどうやって決めたのか、事業者選定委員会での審査時の評価の仕方について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 国民宿舎の建物の評価の決定方法についてでございますけども、各国民宿舎の建物の評価につきましては、平成27年度に国民宿舎不動産鑑定評価業務を公益社団法人佐賀県不動産鑑定士協会へ委託をいたしております。その鑑定された評価額を基準として、最低譲渡価格を決定したものでございます。 次に、国民宿舎運営事業者選定委員会での評価についてでございますけども、まず、国民宿舎運営事業者選定委員会についてですが、選定委員は副市長、それから学識経験者として、税理士さん、それから総務部長、商工観光部長、肥前市民センター長、鎮西市民センター長、呼子市民センター長の7名で構成しておりました。 国民宿舎運営事業者選定委員会は、3回開催をし、その中で評価の方法の決定や、応募者からの事業計画及び運営計画についてのヒアリングを実施し、最終的に各提案について再検し、評価を行っております。 その評価の基準でございますが、今後の国民宿舎の運営方針を含めた運営の理念、目的に関する事項、それから施設改修等の具体的な提案に関する事項、集客方法を含めた宿泊施設管理計画に関する事項、肥前、鎮西、呼子の各地域連携の取り組み計画に関する事項、それから買い取り価格に関する事項などの項目につきまして評価をし、最高評価を得た提案者を譲渡先候補者として決定したものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) この項最後の質疑になりますが、この事業は国民宿舎の売却収入を国民宿舎波戸岬整備に係る市債償還の財源として基金に積み立てるものとありますが、このことについて少しわかりやすく説明をお願いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭財務部長。          (財務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎財務部長(櫻庭佳輝君) 減債基金に積み立てる意味をちょっとわかりやすくということでございました。 現在の国民宿舎波戸岬は、合併前の旧鎮西町時代の平成15年度から合併後の平成17年度にかけまして、総事業費4億5,303万円で建てかえを行ったところでございます。 その際、財源といたしまして1億円を起債、いわゆる借金で賄っております。この借入金は、平成17年度から平成37年度までで償還することとなっておりまして、毎年600万円ほど償還をしているところでございます。 その未償還元金が平成28年度末で5,189万7,000円となります。国民宿舎の財産を売却いたしますと、本市の財産でなくなるということでございまして、この未償還分につきましては、来年度一括して借入先へ繰り上げ償還することになりまして、その資金が必要になります。 したがいまして、国民宿舎波戸岬の売却で生じます収入のうち、この繰り上げ償還に必要となる元金及び利子相当額につきましては、借入金償還の財源としてあらかじめ蓄えておくために減債基金に積み立てるものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、商工費の歳出に移ります。 観光文化施設管理費として、大島邸竣工後の維持管理を行うものとありますが、差し当たってどこが管理をするのか、また、その後についてはどういった方向性を考えてあるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 再質疑にお答えいたします。 開館後の管理の考え方ということでご答弁をさせていただきたいと思います。 開館後につきましては、集客状況や種々の文化行事、イベントの活用ぐあい等を把握するために、3年間を目途に直営にて管理を行う予定でございます。 この間、並行いたしまして、最良の活用方法、管理方法などを検証した上で、指定管理者制度への移行を考えてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、事業内容にチラシ・ポスターの作成、案内リーフレットの作成、建物総合損害共済とありますが、その内容について、チラシ・ポスター、リーフレット等の作成に当たっては、デザイン等について何か考えてあるのかどうか、その辺について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 まず、観光文化施設管理費、総額120万8,000円の内訳でございますけども、需用費といたしまして、開館準備用消耗品費に50万円、それから1月から3月の光熱水費として9万3,000円の需用費が59万3,000円、役務費が1月から3月分までの火災保険料として5万1,000円、委託料がチラシ1万枚、ポスター500枚の作成費33万7,000円、リーフレット1万枚作成費22万7,000円の合計56万4,000円。 チラシ・ポスター、リーフレットを今回補正予算で計上させていただいておりますのは、いち早くこれらの作成に着手しまして、少しでも早く幅広い周知化を図ることを目的といたしております。 デザインにつきましては、旧大島邸が持つ伝統的建造物としての価値も考慮したデザインでの作成をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 次に、備品購入費として座椅子、長机、厨房備品、事務用品等々の購入とありますが、これについても少し詳しく説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 備品購入費の内訳でございます。 会議や展示会、講演会等での使用を想定しております備品、具体的には和室用の座椅子や長机、プロジェクター、マイク、アンプなど、これが299万5,000円、あと管理棟と茶室棟の厨房に設置します備品、これがIH調理器や冷蔵庫、キャビネットテーブルでございますが、これが203万4,000円で、合計502万9,000円となっております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) この項の最後の質疑になりますが、復原された旧大島邸と茶室、またそれに伴う庭園についての価値評価をどう考え、今後どういった利活用を考えているのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 旧大島邸の最も重要な価値は、復原した大島小太郎氏の旧邸宅であるという点にあるというふうに考えております。 城内に唯一残っていた明治初期の武家屋敷風邸宅でございまして、茶室、また茶庭を持ち、唐津藩のお抱え絵師であった長谷川雪塘が描いたふすま絵などのすぐれた調度品も備えるなど、建物自体の価値もさることながら、唐津の近代化に尽力した大島小太郎氏を顕彰するための建物としての価値も大きいというふうに認識をいたしております。 また、これまでに開催されました城内まちづくり計画策定委員会やワーキング会議、利活用検討委員会等の意見を踏まえ、平成の耐恒寮、和文化の発信、まちづくり観光交流の拠点の3つの柱からなります利活用方針も立てているところでございます。 今後は、大島小太郎氏を初めとする唐津近代化の礎を築いた人々を顕彰する場の提供や、建物自体の公開、利活用方針に沿った貸し館を行うことにしているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 大島邸は、唐津は城内は城下町と言われますけれども、石垣等は残っておりますが、残念ながら武家様式の建物がほとんどなくなってしまったという意味からも、この大島邸は武家様式を備えた書院づくり、数寄屋づくりをいたすと、非常に日本的な文化の薫りがする場所になると思っております。 特に、今後欧米などの外国の方が唐津に来られたときに、こういった場所を見てもらえればいいのかなというふうに感じております。 それからもう一つ要望しておきたいのは、ここは旧竹内明太郎の屋敷跡でもありますので、ぜひその顕彰も忘れずに行っていただきたいというふうに思っております。 最後に、教育費に移ります。 それでは、この補助金の具体的な内容について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 スポーツ・文化合宿等補助金の補助の対象となる事業が、次の4つの要件を満たしたものといたしております。 1点目が、スポーツや文化の技術向上のための合宿、または大会であること。2つ目が、市内の施設を利用した合宿や大会であり、かつ市内の宿泊施設に宿泊すること。3つ目が、1回の合宿等の延べ宿泊数が30泊以上であること。4つ目が、旅館業法に定める宿泊施設に宿泊することといたしております。 また、補助対象者は合宿や大会を主催する団体であることとしておりまして、一般的な会議、社員研修、政治・宗教活動等、また、ほかに市からの補助金がある場合などは対象外といたしております。 補助金の額につきましては、平成27年度までの宿泊誘致補助金が基本額1万円プラス延べ宿泊数掛け500円であったのに対しまして、今年度からは延べ宿泊数掛け1,000円に変更いたしまして、宿泊者が増加することでより手厚い補助ができるように拡充したところでございます。 なお、上限額の20万円には変わりはございませんが、補助の対象となる要件といたしまして、新たに市内の施設を利用することということを加えております。平日、昼間など利用者の少ないスポーツ施設などの有効活用も図ってまいりたいとしたところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 今年度の補助金の追加ということになっておりますけれど、その主な理由はどういったところにあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 当初予算に380万円を計上しておりましたが、今年度11月末現在の執行額が321万5,000円で、執行率84.6%となっておりまして、今回160万円の補正をお願いするものでございます。 当初の予定より執行率が高くなった要因といたしましては、昨年度まで対象外であったものを対象としたことによるものがございまして、具体的に申しますと、大学生等に呼びかけた野球大会や、サッカー大会などの参加者を募る募集型、企画型での宿泊を対象としたものが上半期実績で9件、補助金の額が116万2,000円でございました。 また、これまでは社会教育施設への宿泊として対象外としておりました波戸岬少年自然の家も、旅館業法に規定する宿泊施設でありますので、新たに対象とすることにいたしましたので、その実績が2件で、補助金の額が16万9,000円となっております。 新規の増加もございまして、過去2年間の宿泊客誘致補助金の上半期の平均が、申請数が21件、宿泊者数が3,715人であったのに対しまして、今年度の上半期実績が、申請数が27件、宿泊者数が3,881人と申請数で6件、宿泊者数で166人増加しております。 このことから、上半期の見込みにつきまして、この2年間の平均数に上半期の実績で得た伸び率を乗じまして、220万円前後を今後の執行額と見込みまして、現計予算で不足します160万円の補正をお願いしたところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 最後の質疑でありますが、このスポーツ・文化合宿等補助金についての今後の考え方ですけれども、平成28年度までの実績等々考えて、新年度への取り組み、方向性はどのように考えてあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 スポーツ・文化合宿等補助金は、唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中の地方創生事業の施策の一つとして位置づけておりまして、スポーツ環境の充実とスポーツ交流の促進を目指しております。 かねてより、本市におきましては、佐賀県スポーツコミッションと連携をとりながら、スポーツ合宿の誘致に努めてきたところでございますが、今後ともこの補助金を活用していただくことで、スポーツ・文化施設の有効活用、スポーツや文化交流の拡大による選手・担い手の育成、また、スポーツ観光文化都市唐津の発信につなげてまいりたいと考えております。 PRにつきましても、紙媒体、電子媒体を初め、種目団体や関係機関とも連携をとりまして、幅広いPRに努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 以上で私の議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 冨田幸樹議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 3番、志政会の冨田幸樹でございます。本議会に上程されました議案中、5議案について質疑をさせていただきます。 まず、第1点目に、議案第116号、平成28年度唐津市一般会計補正予算の中から農林水産業費のタマネギべと病緊急特別対策事業補助金ですけども、この対策事業の内容についてお尋ねいたします。 それから、市有林野管理費ですけども、今回の事業の概要について、これについてもお願いいたします。 それから、土木費についてですが、道路維持改良費の中で1億円の予算が組まれておりますけども、今回の補正予算の工事内容についてお尋ねいたします。 それから、議案第137号、唐津市旧大島邸条例制定についてですけども、入館料を取るようになっていますけども、この徴収をする理由について、まずはお尋ねいたします。 それから、議案第139号、唐津市モーターボート競走事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定についてと議案第140号の唐津市モーターボート競走事業管理者の給与等に関する条例制定については、関連いたしますので、一括して質疑を行います。まずは、管理者の設置の経緯についてお尋ねいたします。 それから、議案第190号、唐津市職員給与条例等の一部を改正する条例制定についてですが、今回の給与改定の概要についてお尋ねし、1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 冨田議員さんのご質疑にお答えをいたします。 2点ございまして、まず、タマネギべと病緊急特別対策事業補助金についてでございます。 この事業の内容でございますが、平成28年産のタマネギに大きな被害を及ぼしましたタマネギべと病の防除の支援を行うために、9月県議会定例会におきまして議決をされました県の単独補助事業となっているところでございます。 内容でございますが、農業協同組合や農業者5戸以上で組織をする団体等を事業主体といたしまして、1ヘクタール以上の面積で販売目的のタマネギの生産を行う市内の農業者に対しまして、マンゼブ剤を共同購入・配布し、予防適期に一斉防除の徹底を行うものでございます。 薬剤散布でございますけども、2月下旬ごろからの散布を想定をいたしておりまして、平成28年度内に3回以上散布されることを条件とされております。 その3回分の薬剤、これは10アール当たり約2キログラムの量となりますが、その購入費を助成をするものでございます。 これまでの治療剤によります防除から、予防剤を主体とした防除体系に転換をすることで、地域内で一斉防除を行うことによりまして、べと病の拡大を抑えることができると、被害の軽減が図れるものと考えているところでございます。 次に、市有林野管理費についてでございます。 事業の内容でございますが、今回の補正といたしましては、平成29年度で計画をいたしておりました事業を、国の2次補正予算に伴いまして、前倒しにより実施をするものでございます。 また、繰越明許費としてお願いをいたしているところでございます。 事業の内容でございますが、搬出間伐を約24ヘクタール、作業道の開設を約3,000メートルを計画をいたしているところでございます。 施業の場所でございますが、七山地区の白木、藤川の2カ所と厳木地区の星領の1カ所を計画をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 冨田議員のご質疑にお答えをいたします。 道路維持改良費の平準化予算の実施予定と工事内容でございますが、日常の道路パトロール、また、地元からの要望等によります道路の局部的な改良が必要な箇所で、老朽化した舗装や側溝等の緊急性や危険性が高いところ、また、用地取得を伴わず、農繁期等工事の時期を調整する必要がない箇所など、工事着手が早期にできる箇所の維持改良を予定しているところでございます。 施工を予定しております箇所につきましては、本庁で17カ所、各市民センターで3カ所から4カ所を選定し、全体といたしましては47カ所を予定をいたしているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 冨田議員のご質疑にお答えいたします。 旧大島邸の入館料を徴収する理由でございますが、旧大島邸は城内地区の価値ある文化的資源であることから、復原を行っているところでございます。武家屋敷の面影を残した建物で、城内地区の景観保全にも大いに貢献できる建物であるというふうに考えております。 また、唐津藩のお抱え絵師でございました長谷川雪塘が描いたア―ル状に湾曲するふすま絵などのすぐれた調度品や、茶室、茶庭を備えた伝統的建造物である点からしましても、入館料を徴収するに値するものというふうに考えております。 さらに、平成27年度に開催いたしました旧大島邸運営検討委員会、こちらにおきましても、入館料を徴収すべきという意見が多数を占めておりましたことも、入館料を徴収することに決定しました大きな要因でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース事業部長。          (ボートレース事業部長 日下義信君登壇) ◎ボートレース事業部長(日下義信君) ボートレース事業管理者の設置の経緯についてお答えをいたします。 ボートレース事業においては、平成25年4月に地方公営企業法を全部適用するということに当たりまして、原則としては管理者を設置することができましたが、まず、経理処理において企業会計を導入し、経理の状況の安定化を図ることを優先させるという方針を立てておりました。経営基盤の確立、組織体制が整ってから管理者を設置するという考え方を持っておりました。 今回、企業会計導入後4年目を迎えることになりますが、その運用が安定をしてきたと、また市への繰出金も継続的に行われるようになり、プロパー職員を採用するなど、組織体制も整ってまいりました。今後は、企業経営の責任を明確化するということ、それから、中長期的なマネジメントプランを推進させるというためにも、管理者を設置する時期が到来してきているというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 寺田総務部長。          (総務部長 寺田長生君登壇) ◎総務部長(寺田長生君) 冨田議員のご質疑にお答えいたします。 今回の給与改定の概要でございますが、今回の改定につきましては、国家公務員の人事院勧告、そして佐賀県人事委員会勧告に伴いまして、本市の給与につきましてもそれらに準じた改定を行うものでございます。 まず、職員の給与に係る主な改正内容といたしましては、給料表を一律0.065%、月額で申しますと、おおむね200円程度になろうと思いますが、引き下げるものでございます。 給料月額は引き下げとなりますが、勤勉手当につきましては、支給月数を0.1月分引き上げます。また、引き上げますので、年間の期末勤勉手当の支給月数が「4.2月」から「4.3月」とするものでございます。また、扶養手当でございますが、来年の4月分から改定を行いまして、配偶者につきましては、現行「1万3,000円」を2年間かけまして段階的に「8,000円」、「6,500円」と引き下げ、子につきましては、現行「6,500円」を「8,000円」、「1万円」と2年間で随時引き上げることといたしております。 次に、特別職等に係るものでございますが、市長、副市長、教育長及び市会議員の期末手当につきましても、現行の支給月数を0.1月分引き上げを行うことといたしております。 給料表の引き下げに係る規定につきましては、平成29年の1月1日からの施行になりますが、この改定に伴いまして影響します4月分から12月までの給与減額分と12月の勤勉手当の増額分をあわせて調整をさせていただきまして、本条例をご議決いただきました後に、年内に速やかに差額の支給を行いたいというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) それでは、再質疑に入ります。 タマネギべと病の緊急特別対策事業補助金ですけども、この薬剤のマンゼブ剤ですかね、これが書かれていますけど、これは1種類なのか、それともほかにまだ対象となる薬剤があるのかについてお答えください。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えいたします。 その前に、先ほどタマネギべと病緊急特別対策事業補助金の事業の内容の中で、事業主体の要件を私1ヘクタール以上の面積のタマネギ生産を行う農業者と説明をした模様でございます。1ヘクタールではございませず、1アールです──100平米以上の面積で栽培をする農業者という形になっておりますので、大変申しわけございません、訂正をさせていただきたいと思います。 それでは、マンゼブ剤についてのご質疑でございます。 現在、農薬登録をされている殺菌剤のこれは種類名でございまして、その薬剤にはジマンダイセン、グリーンダイセンM、ペンコゼブなどの商品があるところでございます。 県で実証された試験では、ジマンダイセン水和剤が感染前からの連続散布が防除効果が高く、収穫近くまでべと病の発生を抑えることが確認をされているところでございます。 このため、今回の補助事業につきましては、2月下旬から2次感染防除に用いるマンゼブ単剤のジマンダイセン水和剤を想定をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 種類については何種類かあるようでございます。 もう農家の方はタマネギの定着を今しかけてあるわけですけども、先ほど答弁の中で2月下旬から3回程度やって──3回を義務づけられているんですかね、そういった中で、この事業の実施についての確認方法がなかなか難しいんじゃないかと思っているんですけども、その補助金の確定する事業の散布したのをどうやって確認していくのかについて、お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 事業実施の確認方法でございます。 事業実施に当たりましては、各農業者から農薬受領書兼散布誓約書を提出をしていただくということになっております。それをもとにいたしまして、実施面積につきましては、作付計画と照合しながら現地確認を行いまして、面積の把握に努めてまいりたいと考えているところでございます。 また、この事業の条件に先ほど議員のほうからもありましたように、年度内に3回以上の散布を義務づけられておりますので、防除歴につきましても確認の必要がございます。 そのほか見積書、請求書、納品書、領収書等の証拠書類によりまして、事業の実施の確認を図ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) このべと病はタマネギの作付の団地一帯となってやらないと効果が出ないと思いますんで、その辺の周知等もしっかりやっていただきたいと思います。 次に、市有林野管理費ですけども、平成29年度の前倒しというふうなことでございました。 予算書の中には、特別財源として立木の売り払いの収入800万円が含まれているようですけども、この800万円の根拠といいますか、どれくらいの木材を売るのか、その辺がわかりましたら、お答えください。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 実際の施業の実施に当たりましては、実施設計を組みますために間伐実施箇所の測量調査、それから詳細な数量を算出をいたすところでございますけども、今回予算要求に当たりましては、林齢や立木密度等を勘案をいたしまして、過去の実績によりまして1ヘクタール当たり95立米で積算をいたしております。全体で約2万3,000立米を概算数量として見込んでいるところでございます。 また、立ち木売り払い収入につきましては、近年の市場価格が立米当たり1万円程度となってございますので、これから材木市場までの運搬費、それから市場経費を差し引きまして、立米当たり3,500円ということで800万円の算出を行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 立米当たり3,500円程度の収入が見込まれているようでございます。 では、今回は市有林ですけども、今まで民有林等についても間伐事業をやってきていると思うんですけども、少し補助率が違うようにちょっと見えるんですけども、その辺の違いについてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 これまでの国県の造林事業につきましては、森林環境保全直接支援事業を活用をいたしまして実施をしているところでございます。補助率につきましては、間伐が標準事業費の68%、森林作業道が85%となっておりまして、市有林、民有林ともに補助率に変わりはございません。 しかしながら、平成28年度からは当事業の国の予算がなかなかつかないと減額をされているところでございます。このことから、民有林につきましては、これまでどおり補助率的に有利な森林環境保全直接支払事業で実施をすることといたしております。 なお、市有林につきましては、施業の進捗を図るためにも、若干補助率は低くなりますが、今回補正をお願いいたしております佐賀県間伐等森林整備促進対策事業によりまして実施をお願いをいたしたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 国のほうの予算がつかないんで、少し補助率は下がるけれども、森林の整備をやっていきたいということでございます。 今後の市有林のそういった間伐等の整備計画についてどのように考えてあるのか、お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 今後の市有林の整備計画でございます。現在、唐津市森林経営計画を策定をいたしておりまして、年間50ヘクタール程度の間伐を計画をいたしているところでございます。 しかしながら、ここ数年、国の補助事業の予算が要望どおりに配分をされていないと状況がございまして、計画どおりの整備が進んでいない実情がございます。 今後も健全な森林管理を行うために、国県の補助事業の要望に努めますとともに、皆伐等の実施も含めまして、森林整備を促進をしてまいりたいというふうに考えております。 それから、何度も申しわけございませんが、800万円の売り払いの積算基礎の中で、全体を2万3,000立米と答弁をした模様でございます。全体では2,300立米となってございますので、大変申しわけありません、訂正をさせていただきます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 訂正が2度ありましたけども、よろしくお願いいたします。 それでは次に、道路維持改良費のほうに行きたいと思います。 平準化を目標として、今回1億円、ここ三、四年ぐらい含んであるのかなと思っておりますけれども、この平準化を目標にして1億円繰り越してされますんで、月別の発注状況についてまずはお聞きしたいと、過去のですね、よろしくお願いします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えいたします。 平成27年度の道路維持改良費のうち、平準化予算の1億円の平成26年度内の支出を差し引きました工事請負費の繰越額は9,505万円でございます。 平成27年3月からの月別発注状況でございますが、3月末までは工事件数といたしまして20件、発注額は3,295万円で、全体での割合が34.7%でございます。 4月が工事件数が8件で、発注額948万円、率といたしましては10%。5月で工事件数が24件、発注額は1,836万円、率といたしまして19.3%でございます。6月が工事件数27件で、発注額2,637万円で、率といたしましては27.7%。7月以降は工事件数16件で、発注額789万円で、率といたしましては8.3%でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 平準化の予算については、3月に大きく34%ちょっと分ぐらいの発注されて、10%、19%と少しずつ落ちてきているような状況でございますけども、この平準化の発注状況と、当初予算でまた組みますよね、その当初予算の発注状況で四半期ごとでいいんですけども、本当に平準化になっているのか、そういった数字があればお答えください。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えをいたします。 今回補正予算をお願いします平準化1億円は、来年3月から6月までに発注管理を目標として、少しでも早期執行に努めたいというふうに考えております。 その後に切れ目のないように、当初予算分を執行していきたいと考えております。 平準化予算の平成27年度実績では、6月末時点で92%程度の発注率でございました。また、平成27年度当初予算の発注件数が78件、工事費といたしまして7,405万円の発注実績につきまして、四半期ごとで申しますと、第1四半期で10件の433万円、発注率で5.8%、第2四半期で29件、4,627万円、累計の発注率で68.3%、第3四半期で23件、1,637万円で発注率で累計で90.4%、第4四半期で16件の708万円、発注率は100%でございます。 また、これに平準化分の繰越額9,505万円を加えますと、第1四半期で86件で、9,148万円で発注率が54.1%、第2四半期で43件、5,335万円、累計発注率で85.6%、第3四半期で25件の1,719万円、累計発注率といたしまして95.8%、最後に第4四半期16件、708万円で発注率は100%でございます。 なお、第2四半期以降は改良工事も発注しておりまして、工事発注の平準化に寄与しているというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 第1四半期までに54.1%程度の発注がされていますし、先ほど部長が言われたように、国の補助対象の事業等については第2四半期から出てくるんで、この平準化の予算が目的はある程度達しているのかなと思っております。 次にですけども、唐津市旧大島邸条例制定についてお伺いいたします。 入館料を取る価値はあるというふうなことでの答弁でした。今回、入館者と利用者の区別があります。利用者というのは当然その建物を利用して何かイベントをされるんだろうと思いますけども、入館者と利用者をどうやって分けて料金をいただくのか、その辺がちょっとなかなか見えないんですけども、その辺の区別の仕方といいますか、そういったものが今の時点でわかればお答えください。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇)
    交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 再質疑にお答えいたします。 旧大島邸と外部の出入り口、こちらが通常1カ所の門からのみ行う予定といたしております。この門を入ってすぐ左手になります管理棟におきまして、入館料の徴収を行うこととしておりまして、ここには職員を常駐させることにいたしております。 入館者と貸し館利用者の区別は、この入り口部分で確認をしてまいりたいというふうに考えております。 なお、主屋棟の和室の中でも最も格式が高く、すぐれた調度品を備え、茶庭も望めます15畳和室を貸し出している際には、入館者は旧高取邸の価値を十分に満喫いただけない場合もあると考えますので、15畳和室貸し出し中は入館料を徴収しないことを規則で規定してまいりたいとも考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 今の説明では15畳の一番広いところについての利用がされている場合には入館料は取らない予定というふうなことでした。というのは、そこが一番見る価値があるというふうなことでの判断でよろしいんでしょうかね。 そういった中で、入館料を100円にした根拠といいますか、ほかのところでいうと、350円とか、旧高取邸で500円幾らですかね、ちょっと高いんで、そこの料金の100円という根拠についてどういうふうに算定されたのか、お答えください。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 その前に先ほど申しわけございません。旧大島邸と申すべきところを旧高取邸というふうに申しました。申しわけございませんでした。 今回入館料を100円に設定した理由でございますけども、文化振興課が所管しております施設のうち、国指定重要文化財でございます旧高取邸の観覧料は、一般510円、小中学生250円となっております。 また、佐賀県及び唐津市指定の重要文化財でございます鯨組主中尾家屋敷の観覧料が、一般200円、小中学生100円となっております。 指定のレベルや指定の有無が建物の価値づけに直結するものではないというふうには思ってはおりますが、これら2つの施設の観覧料を超えない金額としまして、一般100円、小中学生50円という金額を設定いたしました。 また、徴収しました入館料は、入館者に配布しますリーフレットの印刷費、また清掃費等の一部に充当をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) その100円の価値しかないというふうな話じゃないというふうなことの答弁でしたけども、私は、100円ぐらいなら何か環境美化協力金みたいな形でもいいんじゃないかなという気がしたんですけども、そこはちょっと執行部の考え方がそういうことで決められているかと思いますけども。 次に、使用料についても、細かく決められておりますけども、この使用料の算出方法についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 和室や茶室の使用料につきましては、県内及び福岡県内の類似施設の使用料を調査いたしましたが、施設によります差が大きかったため、近接の埋門ノ館を参考に設定したところでございます。 主屋棟の和室につきましては、埋門ノ館の使用料1畳1時間当たり20円に埋門ノ館と旧大島邸の事業費の比率2.22を乗じ、旧大島邸の1畳1時間当たりの単価を44.4円としまして、各部屋の畳の数に乗じて算出した金額を100円単位で切り上げて設定したものでございます。 茶室棟につきましては、同様に正式な茶室を持ちます茶苑「海月」の1畳1時間当たりの使用料を参考といたしました。最も格式の高い4畳半の茶室が同じく海月で最も格式の高い小間、この1畳1時間当たりの使用料が199.27円にこの4.5畳を乗じて算出したところでございます。 茶室棟の残る6畳と3畳の茶室につきましては、海月の茶室棟8畳の1畳1時間当たりの使用料96.4円にそれぞれ6畳と3畳を乗じて算出したものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 畳の広さによって設定しているということでございまして、一番4畳半の茶室が一番高くて900円、時間当たりですね、その割には15畳の和室が先ほど言われた見る価値が一番あるところというふうなことで言われると、それが700円、ちょっと何か矛盾しているような形も私は思うんですけども、それについてはまた委員会のほうで改めますけども。 ここの年間の使用料の見込みと維持管理料が──今後、維持管理料がかなりかかってくると思うんですよ。そういった中で、年間の使用料の見込みと維持管理料について算定されてあればお答えください。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 年間の使用料収入の見込み額でございますが、近接します埋門ノ館の過去3年間の使用料収入額、これが平均額が約19万円ほどになりますが、こちらに事業比率の2.22を乗じまして、さらに旧大島邸の利活用方針を踏まえ、埋門ノ館の1.5倍程度の利用を見込んでおります。これによりまして、年間の使用料収入額を64万円と予定をいたしているとこでございます。 また、年間の維持管理に要します費用につきましては、館長を合わせて4名を雇用した場合で算出してみますと、年間約2,000万円を想定しているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 年間使用料等の見込みが64万円、維持費は2,000万円程度かかると、ちょっとかなりの開きがあるなと思います。この辺がやはりこの使用料をどういうふうに設定するか、また、いかに使っていただくかが問題かと思いますので、その辺も今後パンフレット等もつくられるそうですので、その辺しっかりやっていただきたいと思います。 次に、唐津市モーターボート競走事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の件ですけども、管理者を設置するようになっている、上位法ではなっていたんだけども、今のところそこまで行っていないというふうな判断で、指定していなかったと。今回、そういった時期に来ているというふうなことで管理者を設置するというふうなことで、今回条例制定を変更されるというふうなことでございますけども、何をするにしても、管理者をつくるということは、メリットは当然考えられていると思うんですよね。 しかしながら、デメリットもひょっとしたらあるんじゃなかろかと思いますけども、その辺のメリット、デメリットについて考え方をお聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース事業部長。          (ボートレース事業部長 日下義信君登壇) ◎ボートレース事業部長(日下義信君) 管理者を設置することでのメリット、デメリットということですが、モーターボート競走事業に今回特化した権限を有する管理者を設置するということ、それから管理者の任期が4年ということになりますので、継続的な事業運営が図られる、また職員に経営マインドを浸透させる、これは企業職員としての意識改革を進めていくということになると思いますが、そういうことで、まずは自立した組織体制をつくっていくということになります。 2点目は、今後、ボートレースからつとしては大規模な施設改修の実施や、重要案件を多く処理していく必要性を踏まえて、経営責任者の自主性を強化するということによりまして、公営企業としての合理的・能率的な事業運営を確保することができるということを考えております。 大きくこの2点がメリットではないかというふうに考えておりますが、デメリットについては、特に項目として上げるものはないというふうに考えます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) メリットとしては指定管理者の責任において運営がなされているということで、当然収益も上がっていくようにされると思います。 そこの任期が4年ということで、管理者のもとに組織体制がもう組まれていくと思うんですよ。そういった中で、今後、ボートレース組織が職員さんがどうなるのか、その辺の組織をどういうふうに今後されていこうとしているのか、その辺の構想がありましたらお聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース事業部長。          (ボートレース事業部長 日下義信君登壇) ◎ボートレース事業部長(日下義信君) 管理者設置後のボートレース事業部の体制についてお答えをいたします。 管理者を設置いたしまして、名称をまずボートレース事業部からボートレース企業局に変更をいたします。また、企業局内で管理者の職務的地位を明確にするという意味で、管理者の職名を局長というふうにいたします。これまで市長の権限と部長の権限をあわせ持つ管理者としての局長が誕生することになります。したがいまして、現在の部長職は廃止することになります。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 部長は廃止になって局長へ変わっていくということで、当然議会にはその局長さんが出られるのかなということで理解します。 次に、唐津市モーターボート競走事業管理者の給与等に関する条例ですけども、給与月額が66万円となっております。この66万円ですけども、市長の給与でいくと96万3,000円、副市長で77万円、部長級の最高者で45万円程度かなと、給与だけでいうとですね。そういった中で66万円となっておりまして、この66万円となった経緯といいますか、そこについてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース事業部長。          (ボートレース事業部長 日下義信君登壇) ◎ボートレース事業部長(日下義信君) 給与等についての選定の方法等についてお答えをいたします。 ボートレース管理者は特別職の地方公務員でございますので、例えば副市長、教育長と同様に、報酬額として給与を定めなければなりません。 なお、副市長等の給与につきましては、市の特別報酬等審議会に諮問することになっておりますが、地方公営企業法では特別職報酬等審議会への諮問についての規定はございません。行政事例においても、一般的には諮問する必要はないというふうに記載をされております。 しかし、今回給与月額の決定については、幅広く意見を求めるために、ボートレースの関係者及び唐津市在住の団体代表者などをメンバーといたしました唐津市モーターボート競走事業管理者給与等検討会議を開催いたしました。この検討会議の中で協議をいただいた結果、今回の給与月額といたしたものであります。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) それでは、この条例の中で期末手当の額なんですけども、6月が100分の150、それから12月に100分の165ということで、3.15月分になるわけですよね。 今回の条例、給与条例なんか特別職の給与条例等も出ていますけども、3.25月なんですけども、0.1カ月分こっちが低いんですけども、これはどういうふうな理由でこういうふうになっているんですか。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース事業部長。          (ボートレース事業部長 日下義信君登壇) ◎ボートレース事業部長(日下義信君) 期末手当の支給率について、支給率が100分の10差があるということですが、これは、今回新たに管理者の給与等を条例で制定をするものであります。期末手当の支給率は、現在の唐津市教育委員会教育長の給与等に関する条例に定めてあります支給額をもとに条例案を提出させていただいております。 既に存在する給与条例等の一部改正とは異なりますので、今回新たな条例を本会議でご審議いただき、ご承認いただいた後に、また、改めて支給率の一部改正条例案を提出させていただきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) ゼロから、条例がないもんで、今既存の条例にあわせてつくって、それから可決後にまたするということですね。私もまだまだ余り理解していないんですけども、そういったことでということでございます。 次に、職員給与の一部改定ですけども、先ほど説明の中で200円程度の減額ということなんですが、今回、月額給与がマイナスとなったその理由についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田総務部長。          (総務部長 寺田長生君登壇) ◎総務部長(寺田長生君) 再質疑にお答えいたします。 まず、本市の給料表についてご説明申し上げますと、平成26年度に国から給与の総合的見直しというものが推進をされたときから、それまで準拠いたしておりました国家公務員の給料表から佐賀県職員の給料表に準拠することといたしたところでございます。 その佐賀県職員の給与改定につきまして、佐賀県人事委員会が本年10月の11日に職員の給与等に関する報告及び勧告といたしまして、勧告がなされておるとこでございます。 その内容でございますが、まず、勧告に当たりまして、佐賀県職員給与実態調査及び職種別民間給与実態調査が実施をされまして、その結果に基づき県職員の行政職と民間のこれに相当する職種──事務職、技術関係を含めましてでございますが、その役職段階、学歴、年齢の条件を同じくすると認められる者同士をラスパイレス方式によりまして比較が行われ、その結果、県職員の給与が民間給与を1人当たり平均237円、0.06%でございますが、上回っているという結果になったものでございます。 このことによりまして、官民格差を是正するために給与月額につきましては0.065%の引き下げ勧告となったものでございます。 したがいまして、佐賀県の給料表に本市も準拠をいたしておりますので、県の給与改定に倣いまして、マイナスの改定となったところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 県の人事委員会勧告に基づき格差が237円程度あるということでの200円のマイナスというふうなことでした。 以前も私、この職員の給与関係について質疑したり一般質問したりしたことがあると思うんですけど、そのときラスパイレス指数が唐津は低いというふうなことで、執行部も幾らかは上げていかんばいかんだろうというふうな認識をされていたと思うんですよ。 今回、このラスパイレス指数の県内の状況についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田総務部長。          (総務部長 寺田長生君登壇) ◎総務部長(寺田長生君) お答えいたします。 まず、ラスパイレス指数の本市の状況でございますが、平成26年度が96.3、平成27年度が96.7となっているとこでございます。 平成28年度につきましては、まだ公表がなされておりませんので、あくまで試算値ということになりますが、現在97.8程度になると予測をいたしているとこでございます。 平成26年度と平成27年度につきまして、県内10市の中で比較をしてみますと、本市の序列はいずれも上位から6番目となっているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) ラスパイレス指数については97.8ぐらいになるんじゃなかろうかとの予測だそうですね。県内の順位といいますか、そういったとこで見ると、10市中6位ということで、やっぱり低いんだなということがわかります。 佐賀市、鳥栖、あの辺が高いのかなという感じはしていますし、唐津は佐賀県内では2番目の都市だというふうなことで、もう少し上げていかんばいかんやなかろうかというふうな気もします。 そういったところで、今後、またこの件については議論をする時期が来るかなと思っております。 次に、今回の条例改定の中で、管理職員特別勤務手当が新設されております。この理由についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田総務部長。          (総務部長 寺田長生君登壇) ◎総務部長(寺田長生君) お答えいたします。 管理職員につきましては、現在、超過勤務手当を支給するという規定はないところでございます。しかしながら、ここ数年、大雨、地震等が多発する中で、災害警戒への対応など、管理職員も休日や平日の深夜など不測の勤務を要するという場面が非常にふえてきております。 そういった状況を鑑みまして、国、県、県内の他自治体の状況を見てみますと、既にこの管理職特別手当等が制度化されているというところもございまして、今回管理職員特別勤務手当を新設をさせていただこうというものでございます。 手当の額につきましては、条例の中では勤務1回当たりの上限額を定めまして、役職に応じたそれぞれの手当の額につきましては、条例の制定を受けまして規則で定めることといたしております。 その額につきましては、佐賀県及び他市の状況を参考に定める予定といたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 確かにこのところ台風なんかの襲来がかなり多くて、管理職、職員みんなですけども、深夜とか早朝だったり、かなり詰めてありまして、確かに管理職については管理職手当はあるものの、やはりそこは何らかの手当てをしていかんばいかんのやなかろうかということで、私も理解をいたします。 最後の質問ですけども、こういった給与の改定等であとは労働組合との交渉が必要だと思うんですよ、労働条件の変更ですから、そういったところでの労働組合との交渉等についてどういうふうになっているのか、お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田総務部長。          (総務部長 寺田長生君登壇) ◎総務部長(寺田長生君) お答えいたします。 今回の給与改定に係る条例の議会提出に際しましても、平成28年11月の21日及び22日に自治労唐津市職員労働組合及び唐津市役所職員労働組合連合会と団体交渉を持ったところでございます。 今回は、特に月額給与のマイナス改定ということでございましたので、組合からはさまざまな意見が出されまして、スムーズな合意ということにはなりませんでしたけれども、最終的には両組合と今回の給与改定につきましては合意を得たとこでございます。 交渉の中での組合側からの意見でございますけれども、公務員給与のマイナスが市経済に及ぼす悪影響があるのではないかということとか、先ほど議員のほうからもおっしゃっていただきましたように、県内10市の中で本市の人口規模からすると第2位であるが、ラスパイレス指数が6番目であると、やっぱり企業レベルが低いんではないかということから、今回のマイナスの改定につきましては、反対の意見がなされたとこでございます。 しかしながら、月例給与はマイナスになりますけれども、今回勤勉手当が増額になるということで、年間給与全体を見ますとプラスの改定になるということで、最終的に合意を得たというとこでございます。 今回の交渉につきましては、やはりこういう給与改定につきましては非常に厳しいという状況の中で、給与面にとどまらずに最近の職員の健康管理問題につきましても、意見交換を行ったとこでございまして、やはり人事管理の立場からしても、市役所の基本的な財産でもある職員の健康管理の面におきましても重要だろうと。今後は給与の改定の面だけではなくて、そういう健康面につきましても、職員への投資を前向きに検討していきたいということを確認し合ったとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 組合との合意もとれているようですので、これをもって私の議案質疑を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 江里孝男議員。 ◆4番(江里孝男君) 4番、志政会の江里孝男でございます。議案質疑を行います。 まず初めに、農林水産業費の畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業補助金についてお尋ねいたします。 まず初めに、この事業の目的についてお尋ねをしたいと思います。 次に、同じく農林水産業費の農業基盤整備促進事業費についてお尋ねをいたします。 今回の補正の2地区の事業内容についてお尋ねをしたいと思います。 また、同じく農林水産業費の相知黒岩地区ほ場整備事業についてお尋ねをいたします。この事業の全体計画についてお尋ねをいたします。 これで1回目の質問といたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 江里議員さんのご質疑にお答えいたします。 3点ございました。 まず、畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業補助金の事業の目的でございます。 この事業は、国の補助事業となってございまして、地域の関係者が連携をして、地域全体の収益力を向上させる計画・目標を作成をいたしまして、その達成のための取り組みについて、中心的な役割を担う畜産経営者等の施設等の整備に対して助成を行うものでございます。 次に、農業基盤整備促進事業費の今回補正予算内容の、事業の内容でございます。 まず、山本地区用排水路整備工事でございますけども、圃場内の用水路が土水路となっておりまして、長年の風化により排水不良を来しているため、2次製品で水路を整備し、排水機能向上を図るものでございます。 事業費500万円、整備延長168メートルとなっているところでございます。 なお、当地区につきましては、今年度から来年度までの2カ年の事業として整備を計画いたしておりまして、総事業費1,000万円、総延長400メートルとなっておりますので、来年度に残りの232メートル、事業費といたしまして500万円をお願いをする予定でございます。 次に、山彦地区農作業道整備工事でございます。 大型機械の導入等によりまして、経営規模拡大や作業効率の向上を図るため、現況幅員3メートルから3.5メートルの道路を4メートルに拡幅整備を行うものでございます。 事業費1,000万円、整備延長216.7メートルでございます。 なお、当地区につきましては、平成27年度から平成29年度までの3カ年の事業として整備を進めているところでございます。総事業費3,200万円、延長750メートル、うち昨年度と今年度既に346.3メートルを完了いたしておりますので、今回の補正と合わせますと、563メートルが完了をすることになります。残ります187メートルにつきましては、来年度を最終年度として整備を計画をいたします予定でございます。 次に、相知黒岩地区ほ場整備事業でございます。 全体の計画でございますけども、昭和18年度に区画整理が完了いたしまして、水稲単作地帯として稲作が行われているところでございます。大型機械等の導入によりまして、区画が狭小となり、農地の集約化が困難な状態になっているところでございます。 また、地区中央部の幹線排水路は下流河川水位の影響によりまして、冠水、また排水不良が発生をいたしている状況となっております。このため、区画整理とあわせまして、客土による農地のかさ上げや農作業道、用排水路の整備を実施いたしまして、農業生産性の向上及び担い手農家への農地集積を図るものでございます。 全体事業の計画といたしましては、総事業費2億9,200万円、事業期間、平成27年度から平成30年度を予定をいたしております。 内容でございますが、区画整理15ヘクタール、道路工3,310メートル、排水路工5,160メートルほか設計測量委託一式、また換地業務一式という事業内容になっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ、畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業補助金について再質疑を行います。 この事業の概要についてお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えいたします。 事業の概要でございます。今回お願いをいたしております唐津東松浦における肥育素牛不足を解消する対策の一環といたしまして、有限会社中村牧場が整備をされます繁殖牛舎1棟の増築整備に対しまして補助を行うものでございます。 その概要でございますが、繁殖牛舎1棟1,706平米、母牛80頭の規模を飼育いたします牛舎の増築でございます。事業費といたしまして7,522万2,000円、うち消費税等が対象外でございますので、補助対象といたしましては6,813万円、補助金といたしまして4,769万円となっているところでございます。 その財源の内訳でございますが、国が2分の1、3,406万4,000円、県が10分の1で681万2,000円、市も10分の1ということで681万4,000円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 繁殖牛舎1棟の1,706平米と、それから母牛80頭規模の牛舎の増築と、総事業費が7,522万2,000円ということでございました。 次に、なぜこの時期の補正なのか、補正の理由についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 今回の補正の理由でございます。当初この事業につきましては、平成29年度の事業ということで国等との申請手続を行っておりましたけども、国の2次補正予算に伴いまして、今回前倒しとして実施をすることといたしております。国庫及び県費、市費等の補助金をお願いをいたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 平成29年度事業として申請であったものが、今回の補正でついたという答弁であったと思います。 それでは、事業の効果についてどのように捉えてあるのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 事業の効果についてでございます。現在、全国的な繁殖牛飼育頭数の減少に伴いまして、子牛出荷頭数が減少し、子牛、素牛価格の高騰が続いている状況でございます。肥育農家の経営を圧迫しているとなっているところでございます。 こうしたことから、繁殖農家等が規模拡大を行うことで地域内での繁殖牛の飼育頭数が増加をいたしまして、地域の畜産業の振興、畜産農家の経営の安定が図られるものと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ次に、農業基盤整備促進事業費について再質疑を行います。 山本地区側溝が168メーター、事業費500万円と、それから山彦地区につきましては、道路拡幅工事で4メーターに拡幅するということで、延長が216.7メーターということでございました。 事業の採択基準についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 農業基盤整備促進事業につきましては、老朽化したため池及び頭首工の改修、畑地かんがい施設等の基盤整備、それから農作業道及び用排水路等の整備を国の補助金、補助事業により実施をいたします事業となっております。 その採択要件でございますが、まず、1地区当たりの事業費の合計が200万円以上であること、次に、1地区当たりの受益者数が農業者2名以上であること、次に、1地区当たりの受益面積が5ヘクタール以上であることというふうな要件となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 1地区当たりの事業費の合計が200万円以上と、それから受益者数が2名以上、それから受益面積が5ヘクタール以上という答弁であったと思います。 次に、今後の計画についてございましたらお願いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 今後の計画についてでございます。 唐津市管内におきましては、多くの農地、農業用水利施設等につきまして老朽化が進みまして、整備更新が必要となってきているところでございます。 このため、事業を推進していくに当たりましては、本市におきまして地元からの要望をまず取りまとめまして、国県と協議をいたしまして、農業農村整備事業管理計画書を作成をいたしまして、計画的な事業の実施に努めているところでございます。 現在、国におきます年度年度の予算の確保が厳しい状態となってきているところでございます。今後も国への要望活動も含めまして、他の事業などでより有利な補助事業等の活用等も含めまして、事業の進捗を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 次に、相知黒岩地区ほ場整備事業費について再質疑を行いたいと思います。 全体計画では総事業費が約2億9,200万円と、それから事業期間が平成27年から平成30年度ということです。面積が15ヘクタールという答弁であったと思います。今年度の補正の事業内容についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 今回の補正の事業内容でございます。 農業基盤整備事業によります暗渠排水工事の国の補助金が見直しをなされまして、以前の2分の1に減額をされたことによりまして、今年度予定をされておりました佐賀県内の各地区からこの事業を取りやめたということから、今回この予算が唐津市に配分をされたところでございます。 その事業内容でございますが、今回の補正額といたしましては、事業費2億円、区画整理10.5ヘクタール、及び道路、用排水路の整備を前倒しするものでございまして、年明けまして平成29年2月に工事を着工し、繰越明許をお願いいたしまして、工事を進めてまいりたいと考えております。 なお、現在までの進捗状況でございますが、平成27年度には測量委託及び事前地評価等の換地準備業務を行ってまいりました。今年度につきましては、詳細設計業務委託、事前換地業務、区画整理0.9ヘクタールを実施をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) そうなれば、平成28年度の当初予算で詳細設計業務委託、それから事前換地業務、区画整理0.9ヘクタールと、そして今回の補正で事業費が2億円、区画整理10.5ヘクタールと、道路、用排水路整備工事があるわけでございますけれども、大変厳しいなという感じがいたします。 次に、完成までの事業内容についてお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 完成までの事業計画でございます。先ほど申しましたように、今回の予算につきましては、繰越事業として工事を進めてまいりながら、平成29年度の事業といたしましては、事業費1,000万円で用水路の整備300メートル、用水ポンプ1基を設置をいたしまして、平成30年度には事業費4,200万円で区画整理3.6ヘクタール及び道路、用水路の整備、確定測量、あわせまして換地業務を実施しまして、平成30年度には事業を完了をするというふうな予定になっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 平成29年度事業費が1,000万円で、用水路300メートルと、そして用水ポンプ1基と、それから平成30年度事業費が4,200万円で、区画整理3.6ヘクタールと、道路、用水路の整備、確定測量、換地業務ということで完了ということになるわけですが、先ほども申しましたとおり、事業内容を見てみますと、実質的には平成29年度、平成30年度大変厳しいような状況であるというふうに思います。 平成30年度に圃場整備が完成するように不断の努力をお願いいたしまして、議案質疑といたします。終わります。 ○議長(田中秀和君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前11時57分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。大西康之議員。 ◆8番(大西康之君) 8番、志政会、大西康之です。議案質疑を行います。 今回は、議案第116号、平成28年度唐津市一般会計補正予算から4項目、議案第121号、平成28年度唐津市下水道特別会計補正予算から1項目、条例議案に移りまして、議案第133号、唐津市子育て支援センター条例制定について質疑いたします。 では、議案第116号、平成28年度唐津市一般会計補正予算から始めます。 まず、総務費より新庁舎建設基本・実施設計費2億7,013万7,000円についてお伺いいたします。 この予算は、平成32年度竣工を目指し進めてあります新庁舎建設のための予算であります。いよいよ実施設計が進んでいくわけでありますが、まずこれまでの新庁舎建設に向けての進捗状況についてお示しください。 次に、民生費より地域共生ステーション防犯対策整備事業補助金180万円についてお伺いいたします。 概要書によりますと、地域共生ステーション利用者の安全確保のため防犯対策の整備に対し補助するものとありますが、この補助金の背景についてお示しください。 次に、同じく民生費より切子保育所・高串保育所民営化事業補助金(債務負担行為)についてお伺いいたします。 この2つの保育園につきましては、民営化に向けて、ことしの初めに運営事業者を公募されておりました。まず、今回の運営事業者公募の状況と応募に至らなかった経緯についてお示しください。 次に、土木費より県営街路事業負担金4,008万円についてお伺いいたします。 この予算は、県道大手口佐志線3工区の整備についての負担金であります。まず、今年度の工事内容と進捗状況についてお示しください。 次に、議案第121号、平成28年度唐津市下水道特別会計補正予算に移りまして、汚水幹線整備事業費1,500万円についてお伺いいたします。 国の補正予算に伴い路施設の長寿命化工事を行うとありますが、国の補正予算の背景についてお示しください。 最後に、議案第133号、唐津市子育て支援センター条例制定についてお伺いいたします。 この条例は、りんくの3階、4階部分を子育て支援施設として活用するための条例であります。まず、施設の整備内容についてお示しください。 以上で、1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田総務部長。          (総務部長 寺田長生君登壇) ◎総務部長(寺田長生君) 大西議員のご質疑にお答えをいたします。 新庁舎建設に向けた進捗状況でございますが、現在、新庁舎建設基本計画を策定中でございまして、ことしの6月から市民代表を交えました本庁舎建設委員会において新庁舎建設基本計画についての議論をいろいろいただいておりまして、これまで6回の会議を開催をいたしまして、このたび新庁舎建設基本計画案を取りまとめたところでございます。 この計画案につきましては、市民の意見をいただくということでパブリックコメントを来年の1月6日まで実施をいたしているとこでございます。パブリックコメント後に最後の本庁舎建設委員会を開催をいたしまして、基本計画を策定する予定で事務を進めているとこでございます。 また、議会におきましても新庁舎及び議会棟建設に係る特別委員会を設置をしていただきまして、昨年の12月から本年の11月28日まで10回の委員会を開催をしていただき、ご意見をいろいろいただいているとこでございます。 今年度は、その他、庁舎周辺測量でございますとか地質調査、文化財予備調査などを実施しているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 大西議員のご質疑にお答えをいたします。 3項目ございました。 まず、1点目の地域共生ステーションに対する防犯対策補助金の背景でございますが、本年7月、神奈川県相模原市の障害者支援施設に元職員が侵入し、多くの入所者を殺傷するという悲惨な事件がございました。これを受けまして、国では、平成28年度の2次補正予算におきまして、特別養護老人ホーム、認知症グループホーム等の宿泊を伴う高齢者福祉介護施設の防犯対策の強化、安全確保のための予算措置が講じられ、これにつきましては現在3月の補正予算で対応することで進めております。 その中で、佐賀県が平成15年から整備推進しております地域共生ステーション、いわゆる宅老所とぬくもいホームのうち、お泊りデイサービスとして登録申請を行っている施設につきましては、生活支援ハウスとして国の補助対象となっておりますが、これに該当しない施設、ちなみに25施設ございますが、検討し、市の協議によりまして同程度の支援が必要と判断をし、今回一足先に県の補正時期にあわせまして申請がございました3施設の防犯対策について予算をお願いしたところでございます。 次に、切子保育所、高串保育所の民営化につきまして、前回の公募の状況はということでございます。 公立保育所の民営化につきましては、従来から行財政改革の一環として進めてきたところでございます。肥前地区の切子保育所、高串保育所においては、地元のご意見等も踏まえ、統合することなくそれぞれ既存施設のまま現在の場所において公募により選定した民間事業者へ運営を移行することとしたものでございまして、本年1月4日から3月10日まで運営事業者の公募を実施いたしましたが、残念ながら応募事業者がなかったものでございます。 公募期間中の本年1月20日に現地説明会を開催をいたしまして、その際、近隣の社会福祉法人1法人の参加がございましたが、残念ながら結果的に応募をされなかったところでございます。公募期間終了後、この社会福祉法人に応募されなかった理由につきまして聞き取り調査等を行いましたところ、事業者にとって施設整備の負担が大きいこと、またこの法人の代表者の方がその時点で健康上の問題等もあり、保育士や園児の確保といった運営上のリスクを考慮した上で新たな保育所の運営に取り組むということについてはもう少し検討期間が必要ということで、結果的には最終的な判断を下せる状況ではなかったということでございます。 3点目の子育て支援施設の整備の内容ということでございます。 現在子育て中の親子や今後出産を予定されている方、子育てに関心がある方などが気楽に利用でき、子育ての相談や交流ができる拠点として東城内にあるりんくの3階部分及び4階部分を予算をいただきまして現在整備をしておりまして、3階部分には、現在委託事業として実施しております緊急サポートや病後児保育事業等の機能を、また新たな取り組みといたしまして利用者支援、地域子育て支援拠点事業などの機能を含めて集約することといたしております。これらの事務室、病後児保育用保育室、相談室、クッキングスタジオ、休憩コーナー等を設置することにいたしております。 次に、4階部分は、子育て世代の交流の場と位置づけまして、具体的には大型遊具を配置し、絵本コーナーやボールプール、ごっこ遊びができるプレイハウスなど年齢別エリアを設置する予定でございます。また、持込み飲食が可能な休憩スペースとしてキッズサロンを設け、親子の触れ合いや利用者同士の交流が図られる空間をつくってまいります。さらには、子育て関連の団体が実施するイベント等で利用していただける交流室を設置することといたしております。4階部分につきましては、市が直接運営することといたしておりますが、イメージといたしましては、屋内型の遊具を備えた触れ合い交流の場として機能の充実を図っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 まず、都市計画道路大手口佐志線3工区の今年度の工事内容と進捗状況でございます。 まず、最初に整備を行っております区間の全体概要につきましてご説明をさしていただきます。 現在事業に着手しております3工区でございますが、1工区の終点であります東朝日町下尾商店さん前から西朝日町の森重株式会社までの延長268メートルの区間となっております。 全体の計画事業費でございますが、22億円で、事業期間といたしましては、平成21年度から平成30年度までを予定をされております。街路の計画幅員でございますけれども、幅員3メートルの車道が2車線と、その両側に1.5メートルの停車帯、また車道の両側に幅員4.5メートルの歩道が設置されますので、全体幅員といたしましては18メートルとなっております。 また、用地取得及び移転補償戸数でございますが、用地が全体で2,118平方メートルで、移転補償戸数が44戸となっております。 事業の進捗状況でございますが、平成27年度までに面積1,794平方メートルの用地を取得し、40戸の移転補償を行っており、また雨水の排水路整備が完了をしております。 なお、平成27年度の繰り越し事業といたしまして、電線共同溝の敷設延長が80メートルを11月24日に完了したところでございます。 今年度、平成28年度の事業内容でございますが、事業費が2億6,720万円となっておりまして、その内訳といたしましては、電線共同溝が延長160メートルの敷設、残り4戸の建物補償及び用地の取得、また4工区の事業化に向けた測量設計などとなっております。 なお、県営街路事業におきます市の負担金でございますが、事業費2億6,720万円の負担率15%の4,008万円となっております。 事業費ベースでの進捗率といたしましては、今年度の事業費を含めまして78%となっているところでございます。 次に、下水道特別会計でございます。国の補正予算で予算の背景についてでございます。 今回の補正につきましては、本年8月2日に閣議決定されました未来の投資を実現する経済対策に取り組む施策として掲げられました4本の柱、1つには一億総活躍社会への実現の加速、2つ目に21世紀型のインフラ整備、3つ目に地方の支援、4つ目に熊本地震や東日本大震災からの復興や安全・安心、防災対応の強化を進めるべく、本年10月11日に国の2次補正予算として成立をいたしております。 下水道事業は、社会資本整備総合交付金として地域における防災減災、老朽対策の集中的支援が盛り込まれておりましたので、緊急性、即効性の高い事業として雨水幹線整備と路のマンホールぶた取りかえを要望し、採択をされたものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) それでは、新庁舎建設基本・実施設計費についての再質疑を行います。 進捗状況は、本庁舎建設委員会で基本計画案を取りまとめ、現在パブリックコメントを実施中という答弁でありました。 では、次に、今回プロポーザルの経費と基本・実施設計料を同時に予算計上されております。通常でしたら、プロポーザルで業者決定後、設計料の予算計上という方法にはなるのではないかなというふうに思いますが、今回同時に予算計上された理由についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 寺田総務部長。          (総務部長 寺田長生君登壇) ◎総務部長(寺田長生君) 再質疑にお答えいたします。 議員おっしゃいますように、確かに予算がない時点でのプロポーザルの実施につきましては、事業者の選定行為のみであればそのプロポーザルに条件を付して実施をすることによりまして委託料の予算の計上前でも可能ではないかと考えられるところで、そのような事例も承知をしているとこでございます。 しかしながら、今回におきましては、予算計上を実施をし、やっぱり透明性を確保するという点からそちらのほうが望ましいだろうというふうに考えまして、今回はプロポーザルの事務経費に加えまして設計に関する経費もあわせて計上し、今回ご審議いただくということにいたしたとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) では、次に、基本・実施設計の業者選定に当たりましてプロポーザル方式を採用されております。プロポーザル方式の場合、大切になってきますのが審査委員会のメンバーの選定ではないかというふうに私は考えております。委員の選定について、どのような方針を持って臨まれるのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田総務部長。          (総務部長 寺田長生君登壇) ◎総務部長(寺田長生君) お答えいたします。 プロポーザルを実施するに当たっての審査委員会のメンバーの選定等でございますけれども、庁舎建設に係るプロポーザルにおける審査委員会の他市の状況を見ましたところ、やはりさまざまな委員構成がございまして、建築等の学識経験者でございますとか、福祉やまちづくり団体の推薦者、また行政側からは副市長、それから庁舎建設の関連部署の部長等が審査委員のメンバーとなっているところが多いように見受けられます。本市も、それらを参考にしながら、公平、透明性のある事業者の選定ができるようにメンバーを考えていきたいというふうに思っているとこでございます。 今回お願いをしております予算におきましては、まだ構成等は考えておりませんけれども、外部委員5名、それに市職員2名を加えた7名で構成をしたいという予算をお願いしておりまして、会議の開催については4回の開催経費をお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) それでは、次にプロポーザルの参加要件、これについてお伺いしたいと思います。 まず、この参加要件というのをどのようにつくっていかれるのか、またそのときに地元の設計事務所への対応はどのように考えられているのか、お伺いいたします。 また、あわせまして、今回のプロポーザルというのは、今後50年以上市民の皆さんが使っていく庁舎として考えたときに、非常に大切なものだと私は捉えております。年度内に設計業者決定というスケジュールで進まれるというお話がありますが、約3カ月余りでそれができるのか、可能なのか、非常に危惧しておるところでございます。全体工程を再精査してでもここに時間をかけてよりいい提案を受けるべきではないかというふうに私は考えておりますが、いかがでしょうか。
    ○議長(田中秀和君) 寺田総務部長。          (総務部長 寺田長生君登壇) ◎総務部長(寺田長生君) お答えいたします。 プロポーザルの方法につきましてはさまざまなやり方がございまして、その参加要件を一般公募型にするのか、ある程度条件を付したものにするのか、その方法については現在検討をいたしているとこでございます。 議員おっしゃっていただきましたように、新庁舎建設というのは五、六十年に一度の大きなプロジェクトであるという認識を我々持っていますので、地元の皆さん方の関心も高く、地元企業の参加につきましても十分配慮をすることが必要だろうというふうに考えております。 このため、設計プロポーザルの参加者につきましては、共同企業体としての参加要件としたいというふうに現時点では考えております。このことによりまして、地元の設計事務所等は構成員としてプロポーザルに参加することができるものになるというふうに考えているところでございます。 また、プロポーザルの期間でございますけれども、3カ月、年明けまして1月から3月までということで今事務を進めておるわけですが、他市の状況を見ましても非常に短い期間で決定をしなければならないと、ぎりぎりの線だなというふうに考えております。 これは、やはり平成32年度完成を目指すということで我々も事務を進めておりますので、現在はそういうふうなことで事務を進めておりますけども、やはりこのような大きなプロジェクトでございます。今回、予算も繰越明許費でお願いをしているとこでございますので、今後、工期等についてはスケジュール等も見直すことも必要だろうと考えておりますので、十分精査をさせていただきまして、いい提案が得られますように我々も慎重にスケジュールを考えていきたいというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) プロポーザルの参加要件、これは地元の設計事務所との共同企業体であるとのことでございました。 では、次に基本設計、実施設計委託料として2億7,000万円を計上されております。この金額の算定根拠についてお示しいただきたいのと、またこの設計工期についてもあわせてお示しいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田総務部長。          (総務部長 寺田長生君登壇) ◎総務部長(寺田長生君) お答えいたします。 まず、今回の基本設計、実施設計におきます委託料の額の積算の根拠でございますが、まず新庁舎の面積、構造、空調設備等について各条件の設定を行いまして、その条件により算定を行ったとこでございます。 まずは、面積につきましては、現在策定をいたしております新庁舎建設基本計画案の中におきまして、新庁舎の想定規模を延べ床面積を1万7,000平方メートルといたしておりますので、この面積を使用したとこでございます。 構造につきましては、耐震、制震、免震などがございますが、現時点ではどの構造を採用するかは決めておりません。設計段階におきまして適切な形式を選択することになろうかと思っております。このようなことから、予算計上といたしましては、最も費用がかかる免震構造を採用して積算をしたとこでございます。 また、空調設備につきましては中央管理方式というものを採用するということといたしております。 これらの条件のもとで、市におきまして予算計上のため、概算で算出させていただいたとこでございます。 工期でございますけれども、プロポーザルを今年度中に終えるということで考えますと、平成29年4月から平成30年2月までの約11カ月間というものを現在想定しているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 庁舎の延べ面積の1万7,000平米からの設計料を市のほうで概算算出されたということでありました。 次に、庁舎建設工事費が約72億円と想定されております。そうした場合、通常の庁舎の設計料よりこの2億7,000万円というのは高くなっておるようでございます。その要因はどのようになっているのか、また工事費と設計料の整合性がとれていないように私は感じております。今回の設計で何か特別なものが含まれているのかお伺いしますし、またこの予算額が予定価格となるのかどうか、その点もあわせて確認さしていただきます。 ○議長(田中秀和君) 寺田総務部長。          (総務部長 寺田長生君登壇) ◎総務部長(寺田長生君) お答えいたします。 今回お願いしております設計委託料の額と工事費との整合性ということでございますが、まず今回の庁舎建設の工事費につきましては、新庁舎建設基本計画案の中で概算として71億5,700万円程度を掲げております。これと比較いたしますと、工事費の約3.8%相当額ということになります。 近年の他市における状況を見てみますと、設計費につきましては2%の後半から3%前半というふうになっているものが多いわけですけれども、これらと比較いたしますと若干高目の予算となっているかと考えているとこでございます。 この原因でございますけれども、先ほど申しましたように、まず算定の際に高目の設定をしている。今後、人件費の上昇なども見込めることからそのようなものも考慮したという影響があり、今回の予算計上額になっているというふうに考えているとこでございます。 プロポーザルにつきましては、当然予算の範囲内での執行を考えおるとこでございますけれども、この際には再度諸条件を精査し、決定をいたしたいと思っておりますので、予算額がそのまま予定価格となるものではないというふうに思っているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 繰り返しになるんですけれど、今回のプロポーザル、今後50年以上市民が使っていく市庁舎として考えたとき、非常に重要なプロポーザルだと考えております。よりよい提案をつくる時間というんですか、それを確保する意味で、ここは全体工程を再精査していただき、年度末とかいうのにこだわらず、実のある、また慎重なプロポーザルを行っていただけるようお願いさしていただきまして、次の質疑に移ります。 地域共生ステーション防犯対策整備事業補助金について再質疑を行います。 補助金の背景といたしましては、ことし7月の神奈川県での事件を受けて、安全確保のため国の補正予算が組まれたと。国の補助対象外の施設についても同程度の支援が必要であるとのことで、県の補正による今回の予算計上という答弁でありました。 では、次に防犯対策の内容についてお伺いいたします。 防犯対策のどのような整備が対象となるのか。また、あわせまして補助対象の限度額、また事業者の負担額についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 再質疑にお答えをいたします。 まず、今回の補助対象となる整備の内容でございますが、1点目としまして敷地内建物に侵入することを防ぐフェンスの設置、2点目に110番直結の非常通報装置の設置、3点目にカメラつきインターホン、外向き用の防犯カメラ、人感センサー等の整備がございます。このほか、これらと同等の防犯効果が見込まれるものが対象となっております。 今回、補助を希望された事業者の整備内容は、3カ所全ての事業所で110番直結非常通報装置の設置が計画をされておりまして、そのうち1事業所につきましては、あわせて防犯カメラの設置も予定に上がっているところでございます。 次に、補助限度額、事業所の負担等でございますが、県の補助交付要綱によりまして、1事業所30万円以上の事業費が対象で、限度額は90万円、負担割合は、県、市、事業所それぞれ3分の1となっております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 110番の直結非常通報装置やまた防犯カメラなどを整備されるということでありますが、1つの事業所当たり90万円の予算でそれは本当にできるんでしょうか。予算に不足は発生しないのか、またどのように試算されているのかについてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答え申し上げます。 1事業所限度額90万円の範囲で実施可能かと、3分の1の自己負担以上の費用が発生しないかとのご質疑でございました。 まず、今回の地域共生ステーションと国の2次補正予算の対象となる防犯事業につきまして、市のほうで事前の見積もりをとりました各設備の平均額を申し上げますと、フェンス整備が122万6,000円、110番直結非常通報装置が35万1,000円、カメラつきインターホンが37万8,000円、防犯カメラが、監視カメラ4台で105万8,000円、人感センサーが12万7,000円でございました。 したがいまして、110番通報装置のみの整備であれば3分の1の自己負担内の約12万円前後でございます。防犯カメラにつきましては、カメラの数を2台、3台に減らしましても、レコーダーそれから工事費に一定の費用がかかりますので、最低90万円程度は必要でございますので、双方を整備する事業者につきましては3分の1の自己負担、30万円にプラス35万円、あわせて65万円相当の負担となるものでございまして、今回この件につきましては事業者のご了解をいただいているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 今回、3事業所について整備されているわけでありますけれども、市内のほかの事業所、これに対して今後どのように対応されていくのかについてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答え申し上げます。 今回の防犯対策の事業につきましては、9月の下旬に市内41カ所ございます地域共生ステーション全てにメール、ファクスで意向調査を行いまして、最終的に6事業所から実施する旨の回答を得ておりましたが、そのうち3施設が、先ほど申し上げましたように生活支援ハウスとして国の補助対象となりましたので、残りの3施設を今回補正でお願いしたところでございます。 今後の対応でございますが、国、県ともに引き続き平成29年度予算での対応が予定をされておりますので、残りの35事業所につきましては、国、県からの情報を迅速に提供するとともに、事業者におきましても今後の経営計画の中に盛り込んでいただくなど、早期整備に向けた検討をお願いしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 早期の整備に向けて、ご努力をお願いいたします。また、整備が終わった施設につきましても、点検等の指導や、また利用者の安心のために整備済みの表示をするなど、わかりやすくしていただければ安心をより買えるのかなというふうに考えております。そういう対応をお願いさしてもらって、次の質疑に移ります。 切子保育所・高串保育所民営化事業補助金についての再質疑を行います。 先ほど、前回公募の状況についてお示しをいただきました。 では、次に国の補助対象と市の補助対象の負担割合及び今回市の補助対象の拡充とありますけれども、その拡充の内容についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 再質疑にお答えを申し上げます。 施設整備に係ります国の補助対象となる経費でございますが、実施設計及び建設、電気、機械設備などの本体工事費に工事費の2.6%を上限とした事務費を加えた事業費となってございます。 この補助対象経費の負担割合ですが、本来2分の1を国、4分の1を市、4分の1を事業者が負担することとなっております。また、外構工事などの経費につきましては、国庫補助の対象外となっておりまして、本来全額を事業者が負担するものでございます。 前回の公募時におきましては、先ほどご説明いたしました補助対象経費に係る事業者負担分、4分の1について市が別途補助を行うこととしたところでございます。 今回の補助の拡充の内容でございますが、再公募するに当たりましては、まず応募資格団体を唐津市内に事業所を有する社会福祉法人等から佐賀県内に事業所を有する社会福祉法人等に拡大をすることとしております。 また、民営化する2園は老朽化し、児童館を分園化した施設と同程度の定員であることから、他の園に比べまして厳しい運営が見込まれることから、さらに前回の公募において応募がなかったことを踏まえまして、施設整備補助についての条件を見直し、これまでの国庫補助対象経費に係る補助に加え、本来事業者が全額を負担する部分である外構工事等の国庫補助対象外経費についてもその全額を市が別途補助いたしまして、初期投資に係る経費の負担軽減を図ることにしております。これが、今回拡充した部分となるものでございます。 なお、拡充後の補助対象部分につきましては、児童館分園化に係る施設整備補助と同じ水準になるというふうに認識をいたしております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 児童館の分園化に係る施設整備補助と同水準を目指すということでありました。 では、次に、今回債務負担行為を設定されておりますが、限度額の明示がされておりません。明示されていない理由と、施設のグレードによっては非常に高額な補助となることも想定できますが、それに対してどのように対応されていくのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答え申し上げます。 今回お願いをいたしております債務負担行為につきましては、来年1月から3月まで予定しております再公募に際し、事前に施設整備の補助要件について予算の裏づけが必要となるためでございます。 限度額につきましては、国庫補助対象経費のうち、本来事業者が負担する4分の1について、市が行う補助の額と国庫補助対象外経費について市が行う補助の額の合計額となります。 民営化後の保育所施設整備につきましては、運営事業者がみずから行い、市はその実績額に応じて補助を行うということから、その限度額について具体的な金額としてあらかじめ定めることが困難な面があることから明示していないものでございます。 ただし、議員さんのほうからご指摘がありましたように、運営事業者に対しては工事発注に際し適正な入札を実施すること、及びこれまで行ってきた児童館分園化による民営化の際の施設整備費の実績との比較検討を行うなど、過大な事業費とならないよう事業者に対し指導することにより、これまでの実績と同水準の事業費となるものと見込んでおるところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) その事業運営者、事業を運営される方に対し適切なご指導をお願いいたしておきます。 また、今回はそのメリット、市の拡充された部分、ここを大きく表現されて公募にかけていただくようお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 県営街路事業負担金について再質疑を行います。 3工区については平成30年度までの工事で、今年度で78%完了しているということでございました。 では、次に工事の進捗について、県と市の協議の状況についてお伺いいたします。 朝日町の曳山巡行路に約2メーター掛け4メーターほどの大きなグレーチングぶたが設置されております。このグレーチングぶたの下に大きなますがあるわけなんですけれど、これは何をするためのますであるのか、また必要最小限のものであるのか、また市としてはこれは事前に把握されていたのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えいたします。 工事に関する県と市の協議というお尋ねでございます。 円滑な工事の進捗に向けまして、工事内容につきましては、毎年度情報を共有するとともに、住民の方からの要望につきましてその都度県に連絡をしますとともに、内容によっては県と協議を行っております。 議員ご指摘の雨水マンホールにつきましては、3工区の雨水排水路、ボックスカルバートを整備されておりまして、流末となる終点側に維持管理用の集水ますと金属製のグレーチングぶたを設置されたものでございます。 くんちに向けた曳山巡行路の一斉点検の折にスリップの懸念などが上がったようでございますが、今後、議員ご指摘のスリップ対策、またサイズが小さくできないかなど、どういったことができるか県と協議をしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) ぜひとも協議をお願いしたいというか、事前の協議でこれはわからなかったのかなというのが非常に思っているところでございます。 人が出入りするためのグレーチングであれば、その大きなボックスカルバートの両端に600パイぐらいのマンホールをつければ作業できると思いますし、今後県と協議される際は詳細な打ち合わせをお願いしておきます。 次に、以前から懸念されております朝日町から西旗町の雨水浸水状況でありますが、道路の改良とともに解消されていっているのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えいたします。 先ほどの協議の件でございますが、県営の事業といたしまして情報は共有するものの、なかなか詳細につきましては、これまで詳細の打ち合わせはしていなかったというのが実情でございますが、やはり幹線道路でございます。実際にそういう問題があるということも想定いたしまして県ともしっかりと協議をしていきたいというふうに思っています。 朝日町、西旗町の浸水状況及び解消に向けての状況でございますが、今年の浸水状況でございますが、例年に比べますと悪化した状況は見受けられなかったところでございます。完成した3工区の雨水排水路につきましては、既設水路の断面よりも大きく貯留能力機能が上がりまして、冠水時間の短縮につながっているものと考えております。 一方で、浸水問題を解消するためには、早期に下流の江の尻川雨水幹線までの水路改修が不可欠であると認識をしております。また、本市におきましても下流の水路完成までの対応といたしましては、流末となります市が管理しております江の尻川雨水幹線での対応などの検討を行ったところ、約40メートルで雨水の流下能力が不足している箇所が確認できましたので、本年度、調査ボーリングと水路拡張の詳細設計業務を実施をしたところでございます。 今後の対応につきましては、水路の拡張工事を来年度に予定をしているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 雨水浸水につきましては、水路拡張工事を平成29年度に行っていただき、ほぼほぼ解消されるということで安心をいたしました。スケジュールどおりの工事の進捗をお願いしておきます。 では、次に今後の工事予定についてお伺いいたします。 3工区は平成30年度で完成するようでありますが、次の4工区についての状況についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えいたします。 今後の工事予定スケジュールでございます。 現在、工事を行っております3工区につきましては、残っております北側の家屋移転後、おおむね2年で完成、供用できる見通しであるということでございます。 繰り返しになりますが、冠水問題を解消するためには早期に下流の江の尻川雨水幹線までの水路改修が不可欠であることから、次期工区、4工区につきましては継続的な事業着手に向けてしっかりと準備をしていただいているところでございます。今年度は、4工区の事業化に向けまして、地元にもお知らせをした上、現況の地形や建物などを図面化する作業として、基準点測量、平面測量、路線測量を実施中でございまして、並行しまして詳細設計を実施をしていただいているところでございます。 また、本市におきましては、本年10月12日に大手口佐志線3工区から二タ子のJR鉄道高架までの区間につきまして、大志小学校、唐津市教育委員会、警察、唐津市土木事務所等によります通学路合同点検を実施いたしまして、歩道設置の必要性を確認をいたし、市が策定いたします通学路交通安全プログラムに要対策箇所と位置づけをいたしまして、事業の必要性について共通認識を持ち、県と一緒になって早期事業化に取り組んでまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 通行量も多い道路で、今ほどありましたように通学路にもなっております。早期完成へご努力と県との十分な協議をお願いいたしまして、次の質疑へ移ります。 下水道特別会計補正予算の中の汚水幹線整備事業費について再質疑を行います。 国の熊本地震や東日本大震災からの復興や安全・安心、防災対応の強化の予算を獲得され、今回議案に上程されておる答弁でありました。 では、次に、概要書では、唐津処理区外町地区でマンホール取りかえ40基とありますが、この地区を選定された理由についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 唐津処理区の路施設につきましては、平成25年度から平成26年度までの2カ年で供用開始から20年以上経過をした重要な路線13キロメートルと、マンホールぶたとテレビカメラによる路内状況の点検調査を行いました。 この調査結果によりまして、平成26年度に老朽化の進んだマンホールぶた125基の取りかえと路の内部更生5カ所を行う長寿命化計画を策定をいたしまして、平成27年度から工事を実施をしているところでございます。 マンホールぶたにつきましては、平成27年度は経過年数が長く老朽化の進んだ二タ子処理分区において40基の取りかえを行い、今回の補正予算におきましては、次に古い外町処理分区で、地区の範囲といたしましては西は町田川から東は和多田の佐用姫岩周辺まで、そして北は松浦川の左岸から南はJR高架線付近と広範囲となっておりまして、全体といたしましては40基の取りかえを予定をしております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 予算でいきますと1基当たり37万5,000円ですか、その事業費になるわけでありますけれど、これは予算的に不足をしないのか、また早くかかられたとしても2月ぐらいからですか、年度内工事完了は可能なのか、工事の工法、これも含めてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えいたします。 年度内の完了は問題ないかというご質疑でございます。 まず、工事の内容でございますが、従前はマンホールの前を真四角にカットして舗装復旧というやり方でございました。今回、去年からは、円形カッターによりまして舗装面を切断した後、マンホールぶたと受け枠を交換いたしまして、速乾性の高い特殊モルタルで舗装部分の復旧工事を行うものでございます。この工法によりまして、1日当たり2カ所の工事が、少なくて2カ所の工事が可能となりまして、安全かつ短期間で工事が完了をする予定でございます。 事業費は、平成27年度の実績から算出をしておりまして、40基の取りかえは可能というふうに考えております。 工事期間につきましては、1月下旬に予定をしておりまして、騒音や交通制限に支障がないように注意をいたしまして、今年度3月の完了を目標にしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 速やかな工事完了をお願いいたしておきます。 次の質疑へ移ります。 唐津市子育て支援センター条例制定について再質疑を行います。 先ほど整備内容についてご答弁いただきました。3階は子育て支援の委託事業のスペース、4階は屋内型遊具を備えたふれあい交流のスペースになるとのことでありました。3階と4階、これ機能は全く別のものであるとの答弁でございました。 では、次に、3階部分というのは、現在大手口センタービルで行われている委託事業が、こちら、りんくのほうに移動するのではと思いますが、その移動後の大手口センタービルのスペース、これはどのように活用されていくのか、お示しください。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 再質疑にお答えをいたします。 現在、大手口センタービルで実施をしております事業は、今後新しい施設に機能を移転し実施することとなります。 しかしながら、大手口センタービルにある現在の子育て支援情報センターは、交通の便等立地条件等にすぐれ、広く市民の間にも定着をいたしておりますので、新しい施設に移転した後も新たな施設への機能移転が円滑に進むまでの一定期間につきましては、情報提供や相談業務などの機能の一部を残し、サテライトセンターとして窓口機能を継続設置したいというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) では、次に、条例の中から何点かお伺いいたします。 この条例は主に4階部分の交流スペースに対する事項となりますが、まず次世代を担う子供とありますが、対象年齢はどのようにお考えか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答えいたします。 条例のほうでは、特に対象年齢等の制限は設けてはおりませんが、大型遊具や絵本コーナーなど、基本的には就学前の児童を対象としたフロアになってございます。しかしながら、小学生の兄弟、姉妹等が同伴することも十分想定をされますので、広い視野に立った子育て支援の一環として小学生の利用も可能だというふうに考えております。そこは、施設運営に支障がない範囲で柔軟に対応していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) それでは、次に、条例の第4条に市長の許可を受けなければならないと記されておりますけれども、この施設を予約しないと利用できないのでしょうか。また、利用できるのは唐津市民に限られているのでしょうか。また、あわせまして、開所時間、利用料金についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答えいたします。 4階部分につきましては、交流スペースを除くスペースにつきましては事前予約をしなくても自由に利用していただけます。ただ、来所時に受付で名前や住所等を名簿に記入していただくことが許可を受けたものとして取り扱うことにいたしております。 一方、交流室につきましては、講演会やミニコンサート、絵本の読み聞かせなど、子育て支援に関連のある団体等が行うイベント等で利用していただけますが、その際には事前調整等が必要でございますので、事前に利用申請、予約が必要になってまいります。予約の受付期間や利用の許可などについては、別途規則で定めることにいたしております。 それから、利用者の範囲ということでございますが、例えば子供さんたちが遠方から帰省してくるとか、そういったことも考えらえますので、そういったときには柔軟に対応していきたいというふうに思っております。 それから、開所時間や利用料金でございますが、4階の交流スペース等の開所時間につきましては、類似施設の例も参考にいたしまして、午前10時から午後5時までを予定をいたしております。 施設の利用料金につきましては、あくまでも子育て世代の交流、いわゆる情報交換、子育ての悩み相談、親子の触れ合いの場として子育て支援に特化した事業を行う施設との趣旨を踏まえまして、また無料とすることでPRに利用していただきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 就学前から小学校ぐらいまでの子供たちが利用する施設ということで、そういう子供を対象としてありますので、心配になりますのが、事故、けがなど、どうしても起こるんじゃないかなという心配をしとるわけなんですけれど、そういったことが起こった場合、これはどのように対応されていくのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答え申し上げます。 基本的には、4階の交流スペースにつきましては、必ず保護者が同伴し見守っていただくことを原則としております。しかしながら、事故などの状況やその原因にもよりますけれども、施設及び遊具の欠陥あるいは管理上の瑕疵があった場合には、当然のことながら市が管理責任を負うこととなりますが、数名のスタッフを常駐をさせまして、そのような事故等が起こらないよう万全を期し、安全確保に努めてまいりたいというふうに考えております。 しかしながら、念のためにそういった事故を想定をいたしまして、例えば利用者に係る保険でありますとか、遊具の欠陥に対する保険でありますとか、そういった形での対応は十分にしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 保険で対応をよろしくお願いします。 今ほど答弁の中にもありましたけれど、スタッフが必ず常駐しているという答弁でありました。 この支援センター、大体何人ぐらいで回していかれるというか、人員の配置についてお伺いしたいのと、あと受付等の業務もあるでしょうけれども、保育士、看護師などの有資格者も配置されるのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答えいたします。 4階の交流スペースに入場する際には名前や住所等を記入していただきますので、平日では受付に1名、また遊具や年齢別コーナーには遊具等の安全確認あるいは見守り等を行うため2名から3名、合わせまして3名から4名の人員配置を考えております。 また、利用者が多く見込まれます土曜、日曜、祝日などは、受付に2名、遊具や年齢別のコーナーには3名から4名、合わせて5名から6名の配置が必要ではないかというふうに考えております。 そのスタッフの資格等についてでございますが、スタッフの基本的な業務は受付業務と施設の管理運営、見守りが主体でございますので、特段、保育士や看護師などの資格要件は定めていないところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 子供たちがより利用しやすい、お母さん方もより利用しやすい施設運営となることをお願いさしてもらいまして、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 6番、清風会の伊藤泰彦です。議案第116号、平成28年度一般会計補正予算より4項目質疑いたします。 まず、農林水産業費から漁港機能保全計画策定費についてですが、対象漁港が相賀、湊浜、小友、京泊、晴気となっていますが、この機能保全計画策定の目的についてお伺いします。 次に、商工費から観光文化施設管理費と旧大島邸建物等復原整備費については、両議案とも旧大島邸関連ですので一括して質疑いたします。 まず、旧大島邸のPR用チラシを1万枚、ポスターを500枚、その配布先と配布先選定理由についてお伺いいたします。 最後に、教育費中、スポーツ・文化合宿等補助金についてですが、昨年度までは宿泊客誘致補助金として事業を行っていたものです。今回のスポーツ・文化合宿等補助金の今年度の件数、人数の実績、また合宿と大会の件数や利用団体、年齢層についてお伺いし、1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 伊藤泰彦議員さんのご質疑にお答えをいたします。 漁港機能保全計画策定の目的でございます。 水産物の安定供給及び水産業の健全な発展を図るため、水産基盤整備事業等によりまして計画的に漁港施設の整備を実施をしてきたところでございます。これらの既存施設は、高度成長期に建設された施設が多くございまして、建設後の年次経過に伴って老朽化が進行をいたしております。改良、更新すべき時期を迎えた施設が増加をしてきているところでございます。 水産庁インフラ長寿命化計画に基づきまして、漁港施設の老朽化状況等を調査し、施設機能診断結果を踏まえまして、効果的かつ効率的な維持管理、更新等により施設の機能保全対策や更新コストの縮減を図るために機能保全計画を策定するものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。2点ございました。 まず、旧大島邸チラシ、ポスターの配布先等に関するご質疑でございます。 配布先につきましては、これまで開催してまいりました文化関係の行事やイベントの際に送付いたしましたポスターやチラシの配布実績を精査しまして、市内の文化施設や観光施設、小中高校及び民間事業所など、並びに県内、福岡県内の同様の施設や図書館などへの配布を予定しているところでございます。 次に、スポーツ・文化合宿等補助金についてのご質疑でございます。 スポーツ・文化合宿等補助金の今年度11月末現在の申請件数が28件、宿泊数が3,918人でございます。この28件の内訳を申し上げますと、スポーツの合宿が12件、スポーツ大会の開催に伴うものが14件、また文化の大会に伴うものが2件でございます。 申請団体では、軟式野球の団体が12件と一番多くなっております。内訳は、合宿が7件、大会が5件となっております。そのほか、フットサルやソフトボール、バスケットボールや卓球、テニス、バレーボールのほか、さまざまな団体にこの補助金をご利用いただいているところでございます。 また、ジュニアからシニアの団体に至るまで幅広く利用実績がございますが、その内訳としましては、高校生以下の団体が12件、次いで大学生が9件、一般が6件、シニア1件という状況でございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) では、漁港機能保全計画策定費より再質疑に入りたいと思います。 計画策定目的については、建設後の年次経過に伴って老朽化が進行したと、老朽化状況等を調査し、機能保全計画を策定するということをお聞きしましたが、次に事業の内容についてお聞きしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えいたします。 事業の内容についてでございます。 漁港各施設の現地調査を行いまして、施設機能診断結果によりまして防波堤、物揚場、護岸などの老朽度を評価、補修対策工法の検討、選定、対策時期の検討、対策コストの検討及び日常管理計画などの機能保全計画を策定をいたすものでございます。 本市には、市が管理いたします漁港が20漁港ございます。全漁港の機能保全計画を策定をいたす計画でございます。この事業に係ります国庫の補助率でございますけども、本土では50%、離島では漁港の施設ごとに補助率が異なりますけども、55%から80%となっている状況でございます。 また、補助対象の採択要件でございますが、1漁港当たり利用漁船の隻数が50隻程度以上であることとなってございます。本市の20漁港のうち補助対象となりますのは18漁港ございまして、対象外としては2漁港となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 補助率の違いと利用漁船の数の違いでということで、内容についてわかったんですが、現在の実施状況と、あと2漁港についてもお話をいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 現在の実施状況でございます。 機能保全計画策定業務につきましては、平成24年度から実施をいたしておりまして、平成27年度までに3漁港を完了をいたしたところでございます。今年度には当初予算で7漁港を計画をいたしておりましたが、今回の国の第2次補正によりまして、平成29年度に計画をいたしておりました、先ほど議員のほうからご紹介いただきました相賀、湊浜、小友、京泊、晴気の5漁港につきまして前倒しをいたしまして実施をするものでございます。 補正予算の額でございますが、事業費6,663万6,000円、うち国庫補助金3,330万円の予算をお願いをするものでございます。 また、事業の実施につきましては、業務期間が6カ月程度が必要となってきますので、あわせまして繰越明許費の設定をお願いをいたしているところでございます。 なお、平成30年度までには20漁港全てを完了をいたしたいというふうな計画を持っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 現在の実施状況と残りの2漁港についても、平成30年度までに完了するということで確認がとれました。 それでは、今後の事業計画についてはどのようになるのか、お示しいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 今後の事業計画でございます。 今後は、機能保全策定業務の国庫補助事業が平成29年度に終了となっておりますので、今回の補正から残ります5漁港のうち補助対象となる3漁港を平成29年度に実施をお願いをいたしたいというふうに考えております。 ほか、補助対象とならない2漁港につきましては、平成30年度に実施を行いまして、事業完了を目指したいというふうに思っております。 なお、機能保全計画策定後は、診断結果によりまして整備が必要な施設につきましては、今後の厳しい財政状況を踏まえましてコストの平準化を図るため整備の年次計画を策定をいたしまして、国庫補助事業でございます漁港機能保全対策事業を活用し、順次整備をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 既存の施設は非常に老朽化が進行しているとこもございます。診断結果により整備が必要な施設については各種の補助事業を活用され、順次改良、更新を実施していただきたいと思います。 この件については、これで終わります。 続きまして、旧大島邸について再質疑をいたしたいと思います。 チラシ、ポスターの配布先と配布先の選定の理由等については先ほどお答えいただきましたが、文化施設や観光施設、学校等、また福岡県内の同様の施設等にも配布を予定しているということを確認できました。 それでは、旧大島邸の開館に向けて備品を購入されていますが、備品購入費の内訳について、先ほども若干答弁ありましたが、お願いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 再質疑にお答えいたします。 備品購入費502万9,000円の内訳でございます。 和室用の座椅子や長机、プロジェクター、マイク、アンプといった会議や展示会、講演会等での使用を想定しました備品として299万5,000円、IH調理器や冷蔵庫、キャビネットテーブルなど管理棟と茶室棟の厨房に設置する備品が203万4,000円で、総額502万9,000円を計上しているところでございます。 厨房の備品の金額の内訳としましては、管理棟厨房備品が129万4,000円、茶室棟厨房備品が74万円となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 主屋のほうが299万5,000円、管理棟あたりがIHや冷蔵庫等ということで129万4,000円、茶室もIH調理器と冷蔵庫で74万ということをお聞きしましたが、主屋棟のほうの座椅子や長机等購入に充てられるみたいですが、建物との調和等についてはどのように考えてあるのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 座椅子や長机につきましては、畳の上での使用を考慮したものを考えております。また、和室に調和するものを選定したいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) それでは、旧大島邸の位置づけについて、条例等についてはどのようになっているのか、確認をさしていただきたいと思います。
    ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 条例では、文化活動の推進、市民文化の発展向上、文化に関する交流の促進、そして観光のまちづくりという4つを設置の目的といたしております。 また、旧大島邸の本質的な価値は唐津の近代化に尽力した大島小太郎氏の旧邸宅を復原したという点にあると考えておりまして、まず1点目といたしましては、文化施設として和文化を中心とした文化イベントや文化行事を多くの市民の皆さんに実施していただき交流を進めていただくこと。2点目といたしましては、城内の景観とたたずまいに調和し、旧高取邸と同じ棟梁、吉田吉次郎でございますが、この方が建築した旧大島邸に唐津を訪れた観光客、特にまち歩きを楽しむ観光客の方々に立ち寄ってもらい、唐津のまちの魅力をより感じてもらうこと。3点目といたしましては、大島小太郎氏を初めとします地元の諸先輩方を顕彰し、我々が唐津の歴史を知り、後世に伝えていくことが旧大島邸の位置づけというふうに捉えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 後世に伝えていくことということで非常に大事なことだと思いますが、子供のときからそういう機会を唐津の子供が持つことは大事じゃないかなと思います。一度は来館するような仕組みづくりということを考えていただければなと思っております。 それでは、今後の具体的な利活用の想定はどのようになっているのか、お願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 これまでに開催されました城内まちづくり計画策定委員会やワーキング会議、利活用検討委員会等の意見を踏まえまして、平成の耐恒寮、和文化の発信、まちづくり観光交流の拠点、この3つを利活用方針の柱といたしております。この3つの柱に加えまして、大島小太郎氏を初めとする唐津近代化の礎を築いた人々の顕彰の場の提供や建物自体の公開、利活用方針に沿った貸し館を行うものでございます。 具体的な利活用の想定といたしましては、大島小太郎氏を初め耐恒寮で学んだ偉人たちの研究講演会また文化講演会等の実施、茶室や茶庭を有するという特色を生かしましての茶事、茶会、また華道、和の作法講座や和風家屋にふさわしい文化イベント、例えば唐津焼、着物などとのコラボレーションであったり、展示会のほか結婚式の前撮りなどにも、そういった使用を想定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 非常に文化施設という意味合いも強いとは思うんですが、観光施設ともして、旧高取邸や曳山展示場あたりとコラボして周遊の場として活用できればと、そのように持っていっていただければ幸いだと思っております。 この項目は、これで終わりです。 最後に、スポーツ・文化合宿等補助金についてですが、この件については利用団体また申請団体等についてお聞きいたしました。 スポーツのほうでは野球等が4割あたりの申請があると、また年齢層では28件のうち大学生以下の利用が21件、11月までにあったということでお聞きしましたが。 それでは、スポーツ・文化合宿補助金について当初予算で380万円、今回補正で160万円となっておりますが、現在までの執行額の実績と補正後の執行見込みについてどのような合宿や大会を見込んであるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 これまでの執行額の実績でございますが、11月末現在予算額が380万円に対しまして、執行額が321万5,000円で執行率が84.6%となっております。今後も、冬休み、春休み期間の合宿等の増加が見込まれますことから、今回160万円の補正をお願いしているところでございます。 補正後見込まれます合宿や大会でございますが、具体的には例年2月から3月を中心に大学野球の春季合宿を誘致しているところでございます。また、この時期は大学の各クラブの合宿や大会並びに春休みの少年野球クラブ等の合宿等も見込んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 大学の合宿等についての話がありましたが、合宿の選定地でよく聞くのが、やはり施設の充実、備品等も含めてですが、また宿泊施設、施設までの距離また食事、あとは補助金制度の有無ということで、唐津は実際には補助金制度があるということで、その辺も利用して来ているのかなと思います。 しかし、上限が決まっているということで、その辺をこれから考慮していただければというような話もありますので、頭に入れていただければと思っております。 これで、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 吉村慎一郎議員。 ◆5番(吉村慎一郎君) 5番、清風会の吉村慎一郎でございます。平成28年12月議会に提案されております議案の中から議案第116号、平成28年度唐津市一般会計補正予算中3議案について質疑を行います。 まず、民生費中、地域共生ステーション防犯対策整備事業補助金について、この事業は、地域共生ステーション利用者の安全確保を図るため施設の防犯対策の整備に対し補助をするものとありますが、対象施設が宅老所及びぬくもいホームと言われる施設はどういったものか。この施設の目的、施設の内容、それから市内の施設についてお伺いします。 同じく、民生費中、切木保育所・高串保育所民営化事業補助金について、今回再公募ということで、前回は平成28年1月から公募をされたわけですが、この間の公募の結果内容については先ほど質疑、答弁がありました。そこで、今回再公募を行うに当たり運営事業者選定委員会についてその委員会での協議等はどのようになされたのか、お伺いします。 次に、農林水産業費中、タマネギべと病緊急特別対策事業補助金について、平成28年産のタマネギ栽培は、県内全域にべと病被害が発生し、生産量及び販売額が大きく落ち込み、農家の生産意欲もかなり低下している状況ではないかと思うわけであります。そこで、今回の補助対象となっているべと病とはどのような病原なのか、お伺いします。 これで、1回目の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 吉村議員さんのご質疑にお答えをいたします。 2項目にわたってご質疑をいただきました。 まず、宅老所、ぬくもいホームということの施設の概要ということでございます。 地域ステーション、一般的に宅老所、ぬくもいホームと言われる施設でございますが、この施設の目的を申し上げますと、子供から高齢者まで年齢を問わず、また障害の有無にかかわらず誰もが自然に集い、住みなれた地域の中で安心して生活していくことができるようNPO法人等が運営主体となってさまざまな福祉サービスを行うものでございまして、平成15年に佐賀県が取り組み推進した施設でございます。 その中で、宅老所でございますが、おおむね10人程度の認知症やひとり暮らしの高齢者を対象とし、ぬくもいホームは、おおむね15人程度の高齢者、障害者、児童など全ての方を対象としておりまして、両施設ともサービス内容はデイサービス、一時預かり、訪問ヘルプ、配食サービス、ショートステイ、送迎、サロン等の日常支援でございます。 現在、唐津市には宅老所が20施設、ぬくもいホームが21施設、合わせて41の施設がございますが、県におきましては高齢者中心の宅老所から誰もが利用できるぬくもいホームへの転換整備を進めているところでございます。 2点目の切子、高串保育所の民営化でございます。 運営事業者選定委員会での協議の内容はというお尋ねでございました。 今回改めて公募を行うに当たりまして、先般11月に学識経験者、大学教授、税理士、保育所経験者、それから2名の保護者代表、市職員で構成する運営事業者選定委員会を開催したところでございまして、前回公募実施の結果、応募事業者がなかったことなど経過説明を行うとともに、再公募に際し募集要領を変更する事項、具体的には民営化後の開園目標を当初の平成29年4月1日から平成30年4月1日にすること、それから応募資格団体を唐津市内に事業所を有する社会福祉法人等から佐賀県内に事業所を有する社会福祉法人等にすること、3点目に施設整備補助金について補助対象の拡充をすること、以上3点についてご説明をいたしまして、ご確認をいただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 吉村議員さんのご質疑にお答えいたします。 タマネギのべと病とは何かというご質疑でございます。 べと病でございますが、べと病菌、これはカビの一種が原因となる病気でございまして、この菌、卵胞子でございますが、土中に残り、タマネギ生育中に分生胞子が飛散して蔓延をいたすところでございます。秋に苗床や圃場で感染をいたしまして、1月から3月に圃場で発病をしてまいります。葉が湾曲し、色あせて黄色っぽくなり、灰褐色の分生胞子がつくられるとなっております。3月ごろからこの分生胞子の飛散により伝染し、その約2週間後から発病するということで、葉に淡い黄緑色のややぼやっとした楕円形の病斑ができてまいります。これによりまして、葉が枯れ、生育不良となり、生育期に発病すると玉が大きくならず、品質にも影響が出てくる可能性がございます。 タマネギは輪形が肥大し始めることから収穫期にかけて特にべと病にかかりやすくなり、気象的には気温が15℃前後で曇りや雨の日が続きますと感染が拡大する傾向にございます。このようなタマネギの生育段階と気象条件が重なったことによりまして、平成28年産タマネギにつきましては、べと病が爆発的にふえまして大きな被害を及ぼしたと考えられているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村慎一郎議員。 ◆5番(吉村慎一郎君) それでは、地域共生ステーション防犯対策整備事業補助金から、再質疑を行います。先ほどの答弁では、宅老所が20施設、ぬくもいホームが21施設、合わせて41施設があるといった答弁でしたが、そこで今回の防犯対策整備の補助希望が3施設と少ないと思われますが、その要因についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 再質疑にお答えをいたします。 補助希望施設が3施設と少なかったということでございます。大西議員さんのご質問にもお答えいたしましたように、今回、県からの通知を受けまして、9月下旬に各施設への紹介を行ったものでございますが、当初は、市内41施設中半数近い17の施設からの要望がございました。 その後、整備内容、費用等が具体化する中で、年度途中での事業所負担、いわゆる費用の捻出と年度内完了の時点が大きな要因となりまして、特に施設運営する法人はNPOなどの小規模なところが多く、最終期限であります10月末までには、短期間の時間の中で決めるのは困難と11の施設から辞退する旨の連絡があり、最終的には6施設となったということでございます。 そのうち3月に予定いたしております国の防犯対策事業に3事業所が該当いたしましたので、今回、補正をお願いしております県の防犯対策事業は残りの3事業所となったものでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆5番(吉村慎一郎君) 今回は辞退する事業所、それから国の事業で実施される3事業所、残りの3事業所が県の事業で行うという答弁で理解ができました。 次の質疑ですが、施設の防犯対策とありますが、今までに本市において事件事故の発生などがあったのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答え申し上げます。 地域共生ステーションのほかに介護福祉施設等においての事件事故の発生についてでございますが、合併後、これまで外部から第三者等による事案の報告は受けておりませんので、市内の施設においては大きな事件事故につながるようなものはなかったと認識をいたしております。 なお、今回の防犯対策事業に当たりまして、各施設に照会をいたしましたところ、次のような回答が寄せられております。 一つは、見知らぬ人がトイレを借りたいといって、その後施設内を無断で徘回をされた。あるいは石を投げられ窓ガラスが割れた。それから、夜間に不審な電話がかかってきた。そういった回答を得ておりまして、重大な事件事故には至っていないものの、やはり防犯、安全対策は必要であると考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆5番(吉村慎一郎君) この項、最後の質疑になりますけれども、先ほどの答弁では、重大な事件事故には至ってないものの、防犯、安全対策は必要であると、そういった認識はお持ちであるということを理解いたしました。 今後、高齢者施設等における防犯対策について、市の方針はどのように考えてあるのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答えいたします。 今後の高齢者施設等におきます今後の市の方針でございますけれども、まずは今回の防犯対策の意向調査では、各施設の防犯対策意識は非常に高く、ここが何よりも重要かと思いますけれども、問い合わせ等も多数寄せられ、特に防犯カメラ、緊急通報装置等の対策を講じたいとする施設が多くございました。 今回は、先ほど触れましたように費用、期間の面から見送りをされるところもありまして、次年度以降の事業には多くの施設から手が挙がるものと考えておりますが、市といたしましても県と歩調を合わせ、情報提供のほか整備の相談にも応じまして、早期整備に向けた支援に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆5番(吉村慎一郎君) それでは、切木保育所・高串保育所民営化事業補助金について再質疑を行います。 運営事業所選定委員会では、施設整備補助金等3点についての十分な説明確認をいただいたとの答弁でございました。 次の質疑ですが、保育所利用者の立場から見て、公立と民営の違いはあるのか、例えば入所方法なり保育料、保育期間、保育士等の問題なり健康診断等についてお伺いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答えを申し上げます。切木保育所及び高串保育所は、認可保育所として民営化をする予定でございますので、保育料や入所手続につきましては、民営化したからといって、これまでの取り扱いに一切変更が生じるものではございません。 また、保育時間や保育士の配置、園児の健康診断などにつきましては、募集要項において国県が定める基準等を遵守するよう求めているほか、公募の際に応募事業者から提出されます申請書類において、事業者の考え方や方針を明示するよう求めておりまして、運営事業者選定委員会において、その内容について審査を行っていただくことといたしておりますので、これまでと同様、公立と変わらず適切な保育サービスの確保が行われるものと考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆5番(吉村慎一郎君) 大きな差はなく、適切な保育サービスへの確保が図られるということで安心をいたしました。 この項、最後の質疑ですが、残りの公立保育所の民営化への進捗状況についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答えいたします。 今後の保育所民営化への取り組みでございますが、本市におきます公立保育所は離島の加唐島保育所を除いて6施設でございます。このうち厳木地区の1幼稚園を含む2つの保育園と今回の肥前地区の2つの保育所については、現在、年次計画を定めて民営化を進めているところでございまして、厳木地区においても来年1月から運営事業者の公募を実施する予定といたしております。 残る若葉保育所と若竹保育所の2つの保育所につきましては、それぞれ指定管理者制度への移行により民営化を図る方針でございますが、その時期につきましては、今後、保育士など職員の推移や関係部署の意見を伺うなど施設が設置された経緯も踏まえまして、地元と協議しながら調整をしていきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆5番(吉村慎一郎君) それでは、次の項に移りたいと思います。 タマネギべと病緊急特別対策事業補助金について、再質疑を行います。 べと病菌については、カビの一種であるということで、胞子が飛散して蔓延をするという答弁でございました。とても厄介な病原菌ではないかというふうなことが理解できました。 そこで、次の質疑ですが、平成28年産のべと病発生による被害状況、これは県内、それから本市の生産販売状況についてどうなっているのかお伺いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えいたします。 県内と本市内の被害の状況でございます。 まず、県内の被害状況でございますけれども、平成28年度産の出荷状況ですが、JAグループ佐賀の8月末までの実績で見ますと、出荷量は約3万8,200トンとなっておりまして、前年度比65%、販売額では約35億8,000万円、前年度比で51%というふうに大きく落ち込んでおるところでございます。 また、市内の本市の状況でございますけれども、JAからつの出荷状況では、平成28年産実績で見ますと、出荷量は約7,100トン、前年比66%、販売額では約6億7,000万円となっておりまして、前年比でいきますと65%となっておりまして、県内、本市ともに大きな被害を受けたというところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆5番(吉村慎一郎君) 県内、市内、とても生産量、販売額が大きく落ち込んで深刻な状況であるということが理解できました。 そこで次の質疑ですが、今回、特別対策事業とされる農薬のマンゼブ剤、これは若干説明があっておりましたけれども、これはどのような効果があるのか、また10アール当たり2キロということですが、これはどれくらいの防除効果があるのか、防除ができるのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 マンゼブ剤は、現在、農薬登録をされている殺菌剤の種類名でございまして、ジマンダイセン等というふうに幾つかの商品がございます。県で実施された試験では、ジマンダイセン水和剤の連続散布は防除効果が高く、収穫近くまでべと病の発生を抑えることが確認をされているところでございます。 今回の事業に関しましては、平成28年度内に3回以上を散布しなければならないとなっておりまして、マンゼブ剤の散布を基準として、希釈倍数を400倍で10アール当たりに250リットルを散布することとなってございます。その3回分で計算いたしますと、10アール当たり約2キログラムの薬剤が必要になってくるというところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆5番(吉村慎一郎君) 10アール当たり3回の薬剤散布ができるということであります。 次の質疑ですけれども、今回200ヘクタールの受益面積が対象となっておりますが、市内のタマネギ作付面積はどのようになっているのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 市内のタマネギの作付面積でございます。平成27年度版佐賀県野菜関係資料によりますと、平成26年の作付面積は222ヘクタールとなっていたところでございます。 今回、予算に計上してお願いをいたしております200ヘクタールのうち190ヘクタールは、農協タマネギ部会員の平成29年産の作付計画から算出をさせていただいたものでございます。若干、計画が落ち込んでいるというような状況でございます。残りの10ヘクタールにつきましては、農協出荷以外の系統外の方の作付を市で調査をしたものでございまして、この方々に関しましては5戸以上で任意組織をつくっていただきまして、本市と協議をしながら手続を進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆5番(吉村慎一郎君) 190ヘクタールがJAのタマネギ部会、それから10ヘクタールが系統外ということで理解をいたしました。 この項、最後の質疑ですが、この事業の財源の内訳、これはどのようになっているのかお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 財源の内訳でございます。今回の事業は県の単独事業となっておりまして、取り組みに要する経費から消費税を差し引いた額が補助対象経費となっておるところでございます。その額の2分の1が県費からの助成、市が10分の1の義務負担となっておりまして、合わせまして60%の補助率となっているところでございます。残りの40%と消費税分につきまして、事業主体が負担を行っていくというところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆5番(吉村慎一郎君) これで私の議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 山中真二議員。 ◆13番(山中真二君) 13番、清風会、山中真二でございます。議案質疑をさせていただきます。議案116号、平成28年度唐津市一般会計補正予算中から2項目させていただきます。 まず1点目は、農林水産業費の中の畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業補助金でございます。 このことにつきましては、まずこの事業は、地域の関係者が連携し、その地域全体の収益力の向上をされることが目的とする事業であると聞いておりますが、唐津玄海地区における畜産の現状について、まずお伺いいたします。 2項目めでございますが、土木費の中の道路維持改良費について質疑をさせていただきます。 工事発注の平準化対策として、今回の補正で1億円の工事請負費が組まれておりますが、取り組み事業の目的と効果についてどうなっているのかお伺いいたします。 1回目の質問といたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 山中議員さんのご質疑にお答えをいたします。 唐津玄海地区におきます畜産の現状についてでございます。 近年におきましては、畜産業は畜産業従事者の高齢化や後継者不足等の問題に加えまして、輸入飼料価格の上昇などによる経営コストの上昇により畜産業を取り巻く環境の変化が影響をいたしまして、畜産農家数及び飼育頭数が減少傾向にあるところでございます。 さらに、肥育農家におきましては、近年の全国的な子牛不足の影響により、素牛の取引価格が高値となっておりまして、畜産経営を圧迫している状況でございます。 当唐津玄海地区におきます状況でございますけれども、平成28年3月31日の現在の数字でございますが、まず牛では、繁殖農家が198戸、飼養頭数4,251頭、肥育農家が48戸、飼養頭数1万6,197頭、酪農農家でございますが18戸、飼養頭数761頭。次に、養豚農家でございますけれども15戸、飼養頭数2,907頭。次に、養鶏農家では、採卵鶏が15戸、飼養羽数27万8,680羽、ブロイラーでは9戸、飼養羽数89万2,400羽となっておりまして、佐賀県内生産の半数近くをこの地区で占めているという重要な生産地帯となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 山中議員のご質疑にお答えいたします。 事業の目的と効果についてでございます。道路維持改良費の予算を補正する目的といたしましては、工事費を翌年度へ繰り越すことを前提といたしまして、事業者にとって受注会議の少ない年度末から翌年の当初にかけまして、切れ目のない発注を行うことで、工事発注の平準化を図ることを目的としているところでございます。 効果といたしましては、切れ目のない発注が地域経済を活発化し、活性化し、土木技術者等の確保につながり、また生活に必要な道路としての機能を早期に回復し、交通事故防止や日常の生活の安全性の向上につながるものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山中真二議員。 ◆13番(山中真二君) それでは、畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業補助金に対しまして、2回目の質問をさせていただきます。 先ほど、部長から唐津玄海地区の畜産の現状についてご説明いただきましたが、今回の補正の内容である繁殖牛の現状はどういう状況なのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えをいたします。 繁殖牛の状況についてでございます。 唐津玄海地区の繁殖牛につきましては、平成28年度の飼養頭数4,251頭となっておりまして、平成23年度の4,759頭と比較をいたしますと、5カ年で約11%の減少となっているところでございます。 また、繁殖牛農家数につきましては、平成28年度で198戸となっておりまして、平成23年度が235戸でございますので、5カ年で約16%の減少となっているところでございます。 農家当たりの平均飼養頭数では、平成28年度は約21.5頭でございまして、平成23年度の約20.3頭でございましたので、このように農家数は減少いたしておりますが、繁殖牛農家の努力によりまして、農家当たりの頭数をふやすことで子牛の生産に努められているところでございます。 しかしながら、子牛の出荷頭数で見ますと、平成27年度は2,873頭となっておりまして、肥育農家が必要とする子牛の数を満たしておらず、約4分の1程度でございます。このことから、あとの4分の3につきましては、県外からの購入ということになっておりまして、まだまだ大きな不足状態となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山中真二議員。 ◆13番(山中真二君) 今、申されますように、子牛の頭数が本当に減少しているわけでございまして、今度の事業で繁殖牛も80頭ふやさすということでございます。 そういう中で、この畜産酪農収益力強化整備等特別対策事業というふうなクラスター事業と申しまして、このクラスター事業というのの継続はどのように考えておられるのかご質問いたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 クラスター事業の継続でございます。 この畜産クラスター事業は、畜産農家を中心として地域の関係事業者が連携、集結し、地域ぐるみで高収益型の畜産を実現するための体制を支援する国の補助事業でございまして、実施期間につきましては、平成28年度から平成30年度までの3カ年となっているところでございます。 本市の畜産が抱えております農業従事者の高齢化や高齢化の進行や担い手の育成、獲得などの問題を解決することこそが、今後の畜産振興には不可欠と考えているところでございます。 この畜産クラスター事業は、問題を解決する一助となる有効な補助事業でございますので、今後も国や県に対しまして、後続事業の実施を働きかけていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山中真二議員。 ◆13番(山中真二君) 本当に、今、唐津の農業の中で畜産の販売高というのが大きなウエートを占めておるわけでございます。そういう中で、この事業を国や県に対して継続していけるような実施の働きかけを、ぜひお願いいたします。 次の2項目めは、道路維持改良費について2回目の質問をいたします。 道路の維持管理に関しましては、各地区から要望等があると思いますが、そういう道路の維持改良費の施工基準はどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えをいたします。 道路維持改良の施工基準についてでございます。 まず初めに、道路維持管理につきましては、新たな市道の整備や開発行為に伴います市道認定など、管理する市道の延長は年々増加をしておりまして、今年4月現在では、市道の路線数といたしましては2,553路線で延長としましては1,434キロメートルでございます。また、道路施設、のり面などの老朽化に伴います維持補修の費用は、ますます増加している現状にございます。 また、その一方で、道路維持管理に係る予算は、国、県の助成も年々厳しくなっている現状の中で、ある一定の予算でもって道路維持改良に努めるところでございます。 施工基準といたしましては、日常の道路パトロールや地元からの要望等によります道路の局部的な改良が必要な箇所のうち、老朽化が著しい路面、または側溝等の緊急性や危険性の高いところから、また用地取得の必要のない箇所、農繁期や稲作等により、工事の時期を調整する必要がない箇所などの、早期に工事が着手できる箇所を選定して工事を発注しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山中真二議員。 ◆13番(山中真二君) 今、施工基準について説明をいただきました。 それでは、本庁や各市民センターに対する予算配分の考え方及び事業の件数についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 予算の配分の考え方といたしましては、市道路線延長をもとにしまして、本庁関係を30%から40%程度、残りを市民センター関係と考えております。 その中で、事業の進捗によります事業費の過不足につきましては、その都度調整をしているところでございます。 施工を予定しております件数につきましては、本庁関係で17件、各市民センターで3件から4件を選定し、合計の47件を1億円で予定をしておるところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 山中議員。 ◆13番(山中真二君) そこら辺をしっかり、よろしくお願いしておきます。 次の質問ですが、緊急性及び危険性の面からでも事業の早期着工が必要な箇所があると思われますが、工事のスケジュールの考え方についてはどうでしょうかお答えお願いします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 工事のスケジュールの考え方でございます。 平成28年度分につきましては、平成29年の来年2月から3月にかけまして、工事の設計及び契約を行いまして予算を繰り越すことにより、4月以降、6月ごろにかけて工事を行いたいというふうに考えております。 工事の発注に当たりましては、1件当たりの金額が今年度は200万円から300万円程度でございますので、入札により契約する予定でございます。 工事の完了時期につきましては、今回の補正予算が事業者にとって受注機会の少ない年度末から翌年度当初にかけての切れ目のない発注を行うことを目的としておりますので、規模の大きな工事を除き、6月ごろまでには工事を完了し、速やかに事業者へ工事費を支払いたいというふうに考えております。 また、緊急性や危険性の高いところにつきましては、可能な限り迅速に対応してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山中議員。 ◆13番(山中真二君) 今、部長が答弁されましたように緊急性や危険性があるところは早急な工事が行われたいと思います。 この項、最後の質問でございますが、今回の補正予算は道路維持改良費の平準化分であると思いますが、各地区からの道路維持に関する要望は多岐にわたっており、例えば、道路路肩の除草、道路上にかかる枝の伐採を含めた道路の施設の維持修繕や局部改良等もありますが、この対応については、どういうふうにしておられるのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えをいたします。 道路の維持補修につきましては、パトロールにより市道の補修等が必要な箇所を早期に発見することで、市道の事故防止を図りまして、迅速で適正な維持管理に努めることで安全で安心な通行が可能できるものというふうに考えております。 また、各地区からの要望に対しましては、予算の都合もありますが、緊急性や危険性など総合的に判断をいたしまして、優先度の高い箇所から、可能な限り、順次対応してまいりたいというふうに考えております。 今回の補正につきましては、土木工事を伴うものを予定しております。委託業務によります作業につきましては、地元への委託を含め、通常予算で随時対応していきたいというふうに考えております。 いずれにいたしましても、平準化予算と通常分、限られた予算ではありますけれども、効率よく執行することで、きめ細かな対応に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 山中議員。 ◆13番(山中真二君) 今、部長の答弁をいただきました。本当に市民の皆さんが、安心で安全で道路交通ができることと、やはり道路の整備をしていくことが市の発展にもつながっていくと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 終わります。 ○議長(田中秀和君) 15時20分に再開することとし休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 3時04分  休憩                     午後 3時20分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。楢﨑三千夫議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 14番、清風会、楢﨑でございます。条例議案から2件、質疑をしたいというふうに思っております。 議案第139号、唐津市モーターボート競走事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第140号、唐津市モーターボート競走事業管理者の給与等に関する条例制定についての2点でありますけれども、これは関連がありますので1つでいきたいというふうに思っております。 この件については、午前中にも質疑があっておりました。それにかぶらないように、ひとつ質疑をしたいというふうに思っております。 午前中の質疑で、この管理者の設置をする経緯についての答弁があっておりました。平成25年に企業会計を導入して4年目を迎えたと、そして運用が安定して、非常に今、良好になったということで管理者を設定するというような答弁があったように思っておりますけれども、この経緯についてはわかりましたけれども、管理者設置の根拠といいますか、それについてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース事業部長。          (ボートレース事業部長 日下義信君登壇) ◎ボートレース事業部長(日下義信君) 管理者の設置の根拠についてお答えをいたします。 地方公営企業法第7条に管理者の設置という条文がございます。ここには、地方公営企業の業務を執行させるための管理者を置くと規定されております。また、同条文にただし書きがございまして、条例で定めれば管理者を置かないことができるとも規定されております。 したがいまして、本来は管理者を設置すべきものでございますが、現在はただし書きを適用し、管理者を設置していない状況でございます。 なお、管理者を設置しない場合は、管理者の権限を地方公共団体の長が行うこととなっておりますので、現在は市長が管理者の権限を執行している状態でございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 再質疑を行いたいと思います。 今、地方公営企業法、それにのっとって、今度、管理者を置くという答弁でございました。今まではただし書きの中の条文を適用して市長が今まで代理といいますか、そういう感じでしてあったというふうなことでございます。 それでは、午前中の答弁の中に、その管理者を置く経緯の中に、プロパー職員という文言が、たしか出てきたと思いますけれども、このプロパー職員という文言についての説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース事業部長。          (ボートレース事業部長 日下義信君登壇) ◎ボートレース事業部長(日下義信君) プロパー職員についてお答えをいたします。 プロパー職員は、一般的に言えば専門的な専属職員ということになると思います。ボートレース事業におきましても、これは地方公営企業法の第15条の規定に管理者の権限に属する事務を執行する、これは企業職員を置くことができると、これを管理者が任命できると規定されております。 ボートレース事業部におけるプロパー職員の採用条件につきましては、まず専門職ということで、平成26年度に番組編成及び選手あっせんの担当で1名、それから企業会計の経理担当で1名、平成26年度に計2名の採用、それから平成27年度に投票系の情報システム、これは発売及び払い戻しの電算システムでございますが、そのシステム担当で1名、それから平成28年度にボートレース事業の施設管理を担当する、これは技術職でありますけれども1名、計4名を現在プロパー職員として採用をいたしております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 専門職として4名のプロパー職員が、今、いらっしゃるという説明でございました。そして、この管理者を置くための根拠等経緯についてはわかりましたけれども、この管理者といいますのは、やはりその管理者になるためには適正な人といいますか、適正とか選任方法とかあると思いますけれども、それについてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース事業部長。          (ボートレース事業部長 日下義信君登壇)
    ボートレース事業部長(日下義信君) 管理者としての適正及び選任方法等についてお答えをいたします。 公営企業法におきましては、管理者は地方公営企業の経営に関し識見を有するものという規定がございます。したがいまして、収益事業にふさわしい経営感覚が求められるとともに、モーターボート競走事業にも精通している者、また、あわせて唐津市の行財政の現状について一定の識見を有する者でなければならないというふうに考えております。 また、選任の方法につきましては、地方公共団体の長が任命すると定められております。また、身分としては常勤の特別職で、任期は4年となっております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) その適正者といいますか、これは地方公営企業の経営に関して識見を有する者と、詳しいということですね、それから収益事業の経営感覚、これはもちろん、これがなからんと、なかなか経営には結びつかないというふうには思っております。 ということで、行財政にも通じていて任期は4年ということでございますけれども、そして午前中の答弁にもありましたこの設置後の事業部の体制といいますか、これにつきましては、ボートレース企業局として、局長とすると。そして、たしかこれは、今は市長さんが管理者であって部長さんがおられるわけでございますけれども、今度は、この市長、今、市長と部長の両方の権限をあわせ持つというふうに、多分答弁があったと思います、管理者はです。そして、部長職は廃止をするというようなことでございますけれども、それから給与のことがありました。そして66万円という数字が出ておりますけれども、その中で唐津市モーターボート競走事業管理者給与等検討会議、この中で話し合いでこの66万円という金額が決定されたということでございますけれども、この、今、言いました検討会議、このメンバーの構成についてお伺いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース事業部長。          (ボートレース事業部長 日下義信君登壇) ◎ボートレース事業部長(日下義信君) 検討会議のメンバーについてお答えをいたします。 まず、メンバーといたしましては、唐津市、施行者として岡本前副市長、それから唐津商工会議所の会員で、この方、平成23年度、ボートレースの経営改善委員会のメンバーでもございました企業経営者1名、それから、市の各種委員会等の委員を務めていただきました大学の講師1名、それから業界の関係者といたしまして、全国モーターボート競走施行者協議会から1名、ボートレース振興会から1名、日本モーターボート競走会から1名、またボートレースからつの従事員組合から各1名、計7名で構成をいたしておりました。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 会議のメンバーにつきましては、今、ご報告がありましたように7名の方で審議をされたということでございます。 そうしたら、この66万円という金額なんですけれども、この66万円という金額のその検討会議の中の金額の根拠についてをお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース事業部長。          (ボートレース事業部長 日下義信君登壇) ◎ボートレース事業部長(日下義信君) 給与等の金額の根拠及び検討会議での内容ということになると思います。 管理者の給与月額につきましては、唐津市の特別職であります市長、副市長、教育長、この辺の市の3役とのバランスというものが意見が出たところでありまして、また、ボートレースの実施の施行者、これは24競艇場の中に、今、管理者を置いている施行者、その管理者の給与等についても会議で検討をいただきました。 その中で、責任を持たせる上においても副市長と同額ということでいいのではないかという意見や、市民感覚からしても、教育長より高いというのはどうかといった意見もありました。 結論といたしましては、ボートレースからつの収益、それから唐津市の3役の給与等を勘案し66万円となったものでございます。ちなみに、全国のモーターボートレースの管理者の平均額、月額66万3,900円となっております。 また、手当につきましては、期末手当及び退職手当を支給することといたしまして、支給の率等は教育長と同じということであります。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 今、66万円に設定したその金額を決めた根拠といいますか、その会議の内容は、どうも、今お伺いいたしました。全国の平均額につきましては、66万3,900円という金額が出ているというふうなことでございますけれども、ボート場は、全国にたしか24場あったと思いますけれども、ほかのボート場の給与の状況についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース事業部長。          (ボートレース事業部長 日下義信君登壇) ◎ボートレース事業部長(日下義信君) 他のボートレース場の給与等の状況についてお答えをいたします。 まず、ボートレース場の現状につきましては、地方公営企業法を全部適用している施行者は、24場の競艇場がありますけれど、施行者としては全国に35の施行者がございます。うち、全部を適用している施行者は14施行者ございます。そのうちに12の施行者が管理者を設置いたしております。 管理者の月額の最高額は、ボートレース下関の75万円、最低額でボートレース芦屋の56万2,000円でございます。 先ほど、全国の平均をお答えさせていただきましたが、ここで人口と財政規模が類似しております箕面市、丸亀市、周南市及び大村市の4市の平均額は約68万円というふうになっております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 今、他ボートレース場の状況を説明をしていただきました。24場ある、そのうち35施行者はいるということです。そのうちに14のうち12施行者が管理職という今の制度を、今後、唐津が適用する制度を設置してあると、最高額は下関の75万円、最低額は芦屋の56万円と言われましたけれども、人口的に見まして、箕面市、丸亀市あたりは68万円という金額に設定をしてあるということでございますけれども、確かに今度、この管理者になった場合は、大きな、今、企業会計といたしまして、大きな経営責任が出てくるわけでございますよね。そういうことで、確かにその適性者というのは選定にはなかなか難しいところもあるとは思いますけれども、今現在の唐津市の状況、唐津ボートレース場は非常に順調に推移をしておりますけれども、よりよい経営にまたなるように、その管理者は頑張っていただかなければならないというふうに思っております。 その人材については、人材選定については慎重な議論をしていただきまして、決定をしていただくことをお願いいたしまして、私の議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 以上で、本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は明9日、午前10時から本会議を開き議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 3時37分 散会...