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10月03日-09号

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  1. 唐津市議会 2016-10-03
    10月03日-09号


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    平成 28年 9月 定例会(第4回)   平成28年       唐津市議会会議録(定例会)その9   第4回1 日 時 平成28年10月3日 午前10時00分開議 於唐津市議会本会議場2 出席した議員    1番 田 中 秀 和            2番 笹 山 茂 成    3番 冨 田 幸 樹            4番 江 里 孝 男    5番 吉 村 慎一郎            6番 伊 藤 泰 彦    7番 伊 藤 一 之            8番 大 西 康 之    9番 馬 場 幸 年           10番 青 木   茂   11番 中 村 健 一           12番 石 﨑 俊 治   13番 山 中 真 二           14番 楢 﨑 三千夫   15番 古 藤 豊 志           16番 志 佐 治 德   17番 浦 田 関 夫           21番 井 本 敏 男   22番 水 上 勝 義           23番 山 下 正 雄   24番 三 浦 重 德           25番 進 藤 健 介   26番 熊 本 大 成           28番 平 野 潤 二   29番 宮 崎   卓           30番 宮 﨑 千 鶴   31番 中 川 幸 次           32番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名          市       長      坂  井  俊  之          副   市   長      岡  本  雅  夫          副   市   長      岡  本  憲  幸          教   育   長      稲  葉  継  雄          総  務  部  長      寺  田  長  生          企  画  部  長      林     和  茂          財  務  部  長      櫻  庭  佳  輝          市  民  部  長      井  上  和  彦          保 健 福 祉 部 長      香  月  隆  司          農 林 水 産 部 長      坂  口  栄  一          商 工 観 光 部 長      小  形  昌  和          交流文化スポーツ部長     佐 々 木  正  司          都 市 整 備 部 長      山  口     稔          消   防   長      折  尾     命          ボートレース事業部長     日  下  義  信          水  道  局  長      岡  﨑  正  英          教  育  部  長      金  嶽  栄  作          北波多市民センター長     松  本  隆  義          総  務  課  長      堀  田     信4 出席した事務局職員          議 会 事 務 局 長      藤  田  秀  樹          議会事務局副局 長      吉  田     稔          午前10時00分 開議 ○議長(田中秀和君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(藤田秀樹君) 報告いたします。 本日、平成27年度唐津市歳入歳出決算書の附属書類、平成27年度主要施策成果説明書の正誤表並びに監査報告1件が提出されております。 なお、馬場幸年議員から、本日遅刻する旨の届け出があっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 正誤表による訂正について報告いたします。 9月26日に提出された平成27年度唐津市歳入歳出決算書の附属書類、平成27年度主要施策成果説明書の一部に誤りがありましたので、正誤表の配付を許可しております。ご確認をお願いいたします。 また、監査報告はお手元に配付しておりますので、ごらん願います。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第100号から議案第115号まで、並びに報告第13号から報告第16号まで、以上20件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。石﨑俊治議員。 ◆12番(石﨑俊治君) おはようございます。12番、志政会の石﨑です。議案第100号平成27年度唐津市一般会計歳入歳出決算の中から質疑を行います。質疑の事項につきましては、主要施策成果説明書を利用いたします。 まず最初に、決算の総括であります。 平成27年度決算の概要について伺いますが、平成27年度の決算の状況については、一般会計では歳入総額から歳出総額を比較しますと13億5,000万円の黒字、特別会計の中でも、国保特別会計を除いた各会計は黒字だったとのことですが、その要因についてまず伺いたいと思います。 次に、企画費、からつ大学交流連携センター事業費についてでありますが、大学が持つ知的財産を活用し、地域経済の発展につなげていくことは、今後ますます必要になってくるものと考えております。そういった考えに沿って、この事業に取り組んでこられたものと思っております。 本来、この事業に取り組んできた目的と、これまで取り組んでこられた事業の成果の主なものについて伺いたいと思います。 次に、商工費ですが、観光費の観光消費喚起集客促進事業、繰越明許となっております──についてでありますが、この事業は、国の地方創生交付金などを活用し、取り組んでこられたものと思っております。そこで、まず、この事業を実施された目的と事業内容について伺いたいと思います。 同じく商工費、観光費の観光市場開拓事業費、これも繰越明許となっておりますが、この事業費も、国の交付金を活用したものと考えております。 近年、外国人旅行者の方が、日本を訪れる数が急激にふえているというふうに思っておりますが、そういった中でのこの事業への取り組みになったのではないかと考えております。 そこで、まず、事業に取り組む目的と内容について伺いたいと思います。 次に、土木費、港湾費、みなとまちづくり推進費について伺います。 合併後10年がたち、新たに第2次唐津市総合計画が作成された中で、今後、この事業にも取り組んでいかれると思っておりますが、その目的と事業内容について伺いたいと思います。 それから、都市計画費、唐津城石垣再築整備Ⅱ期(1工区)事業費について伺いたいと思います。 唐津城石垣の修復に向けての取り組みは、合併直後から始まったのではないかと思っておりますが、当初の全体計画、期間とか総予算、その概要について伺いたいと思います。 次に、都市公園長寿命化事業について伺いたいと思います。 都市公園の長寿命化に取り組んでいただいておりますけれども、まず、この事業に取り組むに至った理由と目的、また、事業内容について伺いたいと思います。 最後に、教育費でありますが、社会教育費、文化財保護費について伺いたいと思います。 まず、この文化財保護費では、どのような事業にこれまで取り組んでこられたのか、伺いたいと思います。 それからもう一つは、歴史遺産保存整備事業費についてでありますけれども、唐津市内にはさまざまな歴史文化遺産が残っているものと思っております。先人から受け継いだ貴重な歴史文化遺産を保存・整備し、未来への遺産として残すことは大事なことだと考えております。 そこで、まず、この事業に取り組む目的について伺いたいと思います。 以上で1回目の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭財務部長。          (財務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎財務部長(櫻庭佳輝君) 財政関係のご質疑にお答えをいたします。 一般会計及び特別会計を含みます黒字の要因ということでございました。収支の特徴ということだろうと思いますので、そういう観点からご答弁申し上げたいと思います。 まず、一般会計でございますけども、ちょっと数字が並びますけども、歳入総額が703億1,292万円でございました。それに対する歳出が689億6,714万9,000円で、その単純差し引きが、先ほどご紹介がありました形式収支ということで、13億4,577万1,000円ということになっています。 その中には繰越事業で使います財源が3億円ほど含まれておりますので、それを除きますと、実質収支は10億3,000万円ほどということになったわけでございます。 まず、そういった収支になった中で、まず、歳出のほうを前年比でちょっと見てみますと、26億8,000万円ほど前年からふえております。これは、投資的経費が24億円ほどそのうちふえております。また、大きなものでは扶助費が6億円、こういったものが支出ではふえてきたわけでございます。 それじゃあ、そういった歳出に対しまして、どういった財源が出てきたのかということでございますけど、やっぱり一番大きいのは市債でございます。これまでも説明をしてきていますとおり、市債が、合併特例債等を積極的に活用しておりますので、市債の増加が30億円ということになっています。 その中でも、やはり交付税措置があります合併特例債、過疎債、臨時財政対策債等を活用して、純負担額は少なくしているところでございます。 そのほか、歳入といたしましては、平成26年度からの消費税の引き上げに伴いまして配分率が引き上げられております地方消費税交付金が9億7,000万円ほどふえてきている。そういったところで収支が黒字になったところでございます。 次に、特別会計でございますけども、まず、後期高齢者医療特別会計でございます。 これは、広域連合とのルールに基づきまして、4月、5月に納付されます前年度の保険料を一旦繰越金として処理していますことから、毎年、繰越金が出てきているところでございます。 次に、介護保険特別会計でございますけども、まず、歳入におきましては、第6期の介護保険事業計画の初年度でございまして、保険料等の単価が引き上げられておりまして、保険料等がふえてきております。 一方、歳出におきましては、診療報酬改定に伴う診療報酬が若干減ってまいりまして、黒字決算というふうになっているところでございます。 続きまして、養護老人ホーム特別会計及び介護サービス事業特別会計、ここにつきましては、一般会計からの繰り出し及びこれまでの繰越金の残りの範囲内で執行しておりますので、黒字になっております。 下水道特別会計、集落排水特別会計、浄化槽整備特別会計につきましては、一般会計からの繰出金によりまして、収支がゼロになっているところでございます。 続きまして、観光施設特別会計でございますけど、こちらのほうは公債費が年々若干減ってきているということ。また、例年に比べて施設の修繕料等が減少したことによる黒字でございます。 有線テレビ事業特別会計のほうは、平成25年度に使用料を値上げをいたしておりますけども、その繰越金が残っておりまして、現在はまだその範囲内で運営ができているということでございます。 最後に、北波多中央部開発事業特別会計でございますけど、こちらにつきましては、住宅用地の街区が進んだことで、財産収入がふえて、また、これまでの繰越金も残っておりますので、それで黒字の収支となったところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 林企画部長。          (企画部長 林 和茂君登壇) ◎企画部長(林和茂君) 石﨑議員のご質疑にお答えいたします。 事業の目的と事業の主な成果のご質疑でございました。 からつ大学交流連携センター事業は、大学等が有する知的財産とか人材を地域の課題解決に向けまして、積極的に活用するため、地域と大学との橋渡しを行う窓口機能を充実させまして、地域活性化を図ることを目的としたものでございます。 大学との連携事業全体での成果の例を挙げますと、旧国鉄呼子線の鳩川トンネルを、トンネル内の温度差が小さいことを利用して食品貯蔵庫として活用する共同研究に、九州大学とともに取り組み、民間事業者も参加いたしまして、商品開発まで行った例がございます。 また、最近では、九州大学とマサバの完全養殖に取り組み、唐津Qサバの愛称で、新たな唐津の特産品として売り出す道筋をつけたことなどが挙げられるかと考えております。 また、例年恒例になっております科学イベント、みんなの科学広場in唐津で、国の機関等と連携した企画を実施いたしまして、来場者をふやすことに貢献しているところでございます。 このほか、地域団体との連携した講演会企画や、各種講師などの紹介など、大学とのネットワークを活用いたしまして、スムーズな調整が図られてきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 石﨑議員さんのご質問にお答えいたします。 2点あったかと思います。 まず最初に、観光消費喚起集客促進事業についてでございます。 国の地方創生交付金を活用いたしまして、宿泊客による消費喚起を図るため、唐津市内での宿泊旅行を対象とした集客促進事業を行っておりまして、事業の内容といたしましては、唐津よかたびクーポン券の発券業務で6,071万2,860円、それから、唐津よかたびクーポンサイトの運営等の事業といたしまして1,566万円、それから、福岡都市圏消費喚起PR業務といたしまして、博多駅及びヤフオクドームでPRを行っております。それが、2,381万4,000円となっております。 続きまして、観光市場開拓事業費についてでございます。これも、国の交付金を活用いたしまして、東アジアを中心とした外国人観光客来訪に備え、受け入れ体制の整備を図るとともに、海外、特に東アジアに向けた観光PRを行っております。 事業の内容といたしましては、韓国等の海外への観光プロモーション事業を行っております。事業費といたしましては2,139万9,522円。 それから、各種媒体を活用して、国内メディアミックス事業を展開しておりまして、その経費が3,352万3,200円。 それから、先ほど申しましたJR博多駅での観光キャンペーンで574万2,484円、それからヤフオクドームでの観光キャンペーンに568万7,090円となっております。 それから、受け入れ体制の整備ということで、ふれあい自然塾ひぜん等の観光施設でWi─Fiの環境整備をいたしておりまして、その経費が243万1,080円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 石﨑議員のご質疑にお答えをいたします。 私のほうからは、3項目でございます。 まず、みなとまちづくり推進費の目的と事業内容についてでございます。 本事業につきましては、第2次唐津市総合計画の基本目標の歴史と文化が輝く観光のまちづくり実現に向けて、物流、観光、防災の各機能を発揮できる整備、人、物、文化の交流拠点としての港湾環境整備、人流・物流拠点としての利活用の促進、また、港のにぎわいづくりなどに資するものでございます。 港湾整備事業の促進を図るために、加入港湾団体への総会等に参加をいたしまして、他の港湾所在都市と連携をしながら、国などへの要望活動を実施してきております。 また、呼子先方地区整備推進のための検討や、港湾団体協会等への負担金、また、唐津及び呼子港まつり懇話会開催等を行っております。事業費といたしましては299万8,347円を支出をいたしております。 次に、唐津城石垣再築整備Ⅱ期(1工区)事業費についての全体計画についてでございます。 期間等はというご質疑でございます。平成17年度から平成19年度にかけまして測量調査設計を実施しますとともに、石垣修復専門委員会からの指導及び助言を受けまして、石垣の文化的価値を損わないような工法を基本に積み直しを行いまして、唐津城の景観を将来的に継承するため事業を開始したものでございます。 Ⅰ期工事を平成21年度から平成26年度までの6カ年で完了し、Ⅱ期工事の事業期間につきましては、平成27年度から平成29年度までの3カ年を1工区、また、平成30年度から平成31年度までの2カ年を2工区とし、計5カ年で計画としているところでございます。 Ⅱ期の事業内容につきましては、天守閣東横の本丸南面と東面の茶室周囲からあずまやまでの石垣再築工事、約841平方メートルと、これに伴います門、茶室、やぐらなどの解体、また、天守閣下部の中段庭園復旧、あわせて本丸庭園の園路整備や搬入路の復旧工事を予定をしているところでございます。 今回のⅡ期の1工区につきましては、平成27年度から平成29年度までの3カ年の継続費として事業を実施中でございまして、事業費といたしましては、各年度予算が、平成27年度で1億3,840万5,000円、平成28年度が2億1,996万5,000円、平成29年度が1億7,043万9,000円で、合計といたしまして5億2,880万9,000円としております。 次に、3点目でございますが、都市公園施設長寿命化事業の目的と事業内容でございます。 事業の目的でございますが、これまで整備をしてまいりました都市公園施設の老朽化が進む中で、財政上の理由などから、適切な維持補修・更新が困難となっております。 このような中で、都市公園施設の利用禁止、施設自体の撤去、また重大な事故、致命的な損傷が発生するリスクの高まりといった事態につながるなど、安全で快適な利用を確保するという都市公園の本来の機能発揮にかかわる根幹的な問題となっております。 このような状況の中で、都市公園施設の計画的な維持管理の方針を明確化し、施設ごとに管理方針、長寿命化対策の予定時期、内容など、最も低廉なコストで実施できるよう整理したものが都市公園施設長寿命化計画でございます。 平成25年度策定をいたしました都市公園施設長寿命化計画の概要でございますが、本市で管理しております都市公園は34公園ございますが、今回の計画策定におきましては、現在、遊具施設を整備しております31公園を対象としております。 計画策定の対象としております公園施設につきましては、遊具、体育施設、休憩施設などがございます。31公園全体の施設は2,069施設でございますが、未舗装の広場、園路、素掘りの池など、基本的に更新・補修を必要としない施設などの計画対象外施設を除きまして、また、健全度調査の結果を踏まえまして、更新・補修の時期を調整をし、さらには費用の平準化を図り、公園の施設の絞り込みを行っております。 都市公園施設長寿命化計画の計画期間につきましては、平成27年度から平成36年度までの10カ年で更新・補修の計画を策定をしております。 今後10年間の計画で、対象としております公園施設でございますが、502の施設で更新・補修に要する費用といたしましては、約12億円となっております。 現在、平成27年度から平成31年度までの5カ年計画に基づき事業を実施している状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 石﨑議員のご質疑にお答えします。 ご質疑は、2つあっただろうと思います。 1つ目は、文化財等保護費はどのような事業を行っているかということでございますが、文化財等保護費は、唐津市内に残る貴重な文化財を保護・維持するための経費でございまして、その内容により大きくわけますと4つございます。 1つ目は、国・県・市指定文化財の維持管理、2つ目は指定文化財における修理等への補助、3つ目は、寄贈・寄託資料の整理・修復、4つ目は、公開・普及のための文化財説明板の設置、補修などとなっております。 2つ目のご質疑でございますが、2つ目は、歴史遺産保存整備事業費の目的はということであったと思います。 唐津市には、17件の国指定文化財を初めとしまして、貴重な文化遺産が数多く残っております。本事業は、これら文化資産のうち、特に重要または緊急性のある史跡、建造物等を保存・整備し、歴史と文化の薫る唐津市の創出、郷土愛の育成、文化的生活の向上に寄与することを目的としております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、決算の総括から再質疑に移ります。 合併後10年間取り組んできた新市の基盤づくりから、新たな10年に向けた第2次唐津市総合基本計画が目指す都市像、「海と緑にかこまれたここちよい唐津」が示されておりますが、その実現のため、まちづくり6つの基本目標に沿った施策を中心に事業に取り組んだとありますが、6つの基本目標に沿った主な事業の実施内容について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭財務部長。          (財務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎財務部長(櫻庭佳輝君) 再質疑にお答えをいたします。 総合計画の基本目標に沿った事業内容ということでございました。 まず最初に、「快適な生活と安全・安心なまちづくり」の関係でございますけども、これは、総額は概数で申し上げますけども、これが36億円ほどありました。その中の主なものといたしましては、防災情報ネットワーク整備、これに17億2,074万6,000円。それと、新しい唐津赤十字病院にアクセスをいたします長谷本村線などの道路管理費関係で6億5,727万3,000円。また、清掃センター長寿命化事業費といたしまして2億5,559万5,000円、こういったものが含まれているところでございます。 2つ目の「全ての産業が調和して活き活き働けるまちづくり」関係、これは19億円ほどございました。 その中の主なものといたしましては、プレミアム商品券等を発行いたしました地域消費喚起商業活性化事業が1億4,739万3,000円。また、完全養殖マサバの商品化・事業化などの経費といたしまして1億383万円等が含まれているところでございます。 3番目の「生涯を通じてここちよく暮らせるまちづくり」関係、14億円ほどございました。 その中の主なものといたしましては、予防接種費3億881万3,000円、また、離島診療所の運営費が1億2,949万8,000円、こういったものが含まれているところでございます。 4番目の「生きる力に満ちた人をはぐくむまちづくり」、この関係が47億円ほどございました。 主なものといたしましては、小中学校大規模改造・改築事業費、これが32億7,143万3,000円。あと、新給食センターの整備事業、これが6億6,141万円。そのほかICT教育推進事業費といたしまして7,299万6,000円等が含まれているところでございます。 続きまして、5番目の「歴史と文化が輝く観光のまちづくり」、こちらの関係8億円ほどございました。 その主なものといたしましては、クーポン券の発行等をいたしました観光消費喚起集客促進事業、これが1億18万7,000円。また、唐津まるごとマーケットなどの開催をいたしました観光市場開拓事業費といたしまして6,878万4,000円が含まれているところでございます。 6つ目、最後の「市民の力を最大限に引き出すまちづくり」関係は、若干数字がちっちゃくて、8,400万円程度でございますけども、その主なものといたしまして、がんばる地域応援補助金6,365万7,000円、さが段階チャレンジ交付金事業5,542万円等が含まれているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。
    ◆12番(石﨑俊治君) 今の6つの大きな基本目標に沿った主な事業を紹介していただきました。 それでは、6つの基本目標に基づき実施した事業の課題あるいは成果等をあわせて、平成28年度の予算計上に当たり、それをどう生かしていかれていたのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭財務部長。          (財務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎財務部長(櫻庭佳輝君) 再質疑にお答えをいたします。 これまでの課題を踏まえて、平成28年度予算のどういったことを生かしていったのかということでございました。 これまでもご説明をしてきておりますとおり、平成28年度におきましては、合併特例期間の残りの5年間ということをにらみまして、合併特例債を活用したインフラ整備、将来に向けた人口減少対策に重点配分を行ってきたところでございます。 その中で、これまでの課題を踏まえて、平成28年度予算の中の具体的な事業をちょっとご紹介いたしますと、まず、少子化の対策関係では、子供の医療費助成費におきまして、小学生まででございました助成対象を中学生までに拡充をいたしております。また、モーターボート競走事業収益金を活用いたしまして、多子世帯への保育料の軽減、市独自の軽減策を追加したところでございます。 2つ目に、インフラ整備の関係の例といたしましては、将来に備えまして清掃センターの長寿命化事業費等を計上いたしております。また、浜崎駅周辺整備事業費も、あちらの方面が人口、若干ふえる傾向にございますので、そういった整備をしているところでございます。 3つ目に、産業面の活性化関係でございますけども、まず最初に地方創生交付金を活用いたしまして、コスメティック産業のさらなる展開のための予算を計上したところでございます。また、今回、Qサバという名称ができましたけども、マサバの完全養殖の量をふやす予算、あるいは唐津焼き産業にスポットを当てた予算等を計上したところでございます。 4番目に、市民力の醸成というところにおきましては、がんばる地域応援補助金また市民協働のまちづくり交付金等の予算を計上させていただいたところでございます。 そのほか、収入の対策といたしましては、ふるさと寄附金が伸び悩んでおりましたけども、返礼品の品目等をふやしたりということで、現在、増収を図っているところでございます。 今決算委員会での検証や、平成28年度の予算で、これまでにご指摘をいただいている課題を十分に踏まえまして、平成29年度の予算編成に当たって、またその辺を改善してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、企画費の大学交流連携センターからの再質疑を行います。 平成27年度の事業の内容についてでありますが、産学官に関する相談事業、活動支援、地域経済の調査分析、大学等の教育研究機関の活動支援、セミナーの実施などとありますけれども、こういった事業内容の詳細について、まず伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 林企画部長。          (企画部長 林 和茂君登壇) ◎企画部長(林和茂君) 再質疑にお答えいたします。 平成27年度は、大学交流連携コーディネーター1名を雇用いたしまして、大学等との連携支援に関する業務、地域経済の動向調査等に関する業務などを実施いたしております。 大学等との連携といたしましては、早稲田大学と「人形浄瑠璃の楽しみ方」と題しました連携セミナーを実施しております。 また、唐津東中学校生徒の九州大学伊都キャンパス研究室訪問への手配や、コスメティック産業推進室事業の支援などを行っているところでございます。 地域経済の動向調査等といたしましては、市内企業等から経済活動のデータを収集し、市内での情報関連とともに調整を行いまして、市のホームページ上で公開しているところでございます。 また、公開の方法につきましては、データを加工できるように、より利用しやすい方法を検討したところでございます。 そのほか、チャンネルからつにおきましては、大学等と連携事業を紹介いたしますからつ大学交流連携センター通信という番組を放送するなど、情報発信にも努めたところでございます。 なお、事業費は総額482万5,018円でございました。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 今のコーディネーターを1名雇用し、事業へ取り組んだという説明があっておりましたが、新規採用の理由と人選に当たっての考え方、この職というのは、やはりある程度の継続性も必要かなという感じは少々持っております。その辺の考え方について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 林企画部長。          (企画部長 林 和茂君登壇) ◎企画部長(林和茂君) お答えいたします。 からつ大学交流連携センター事業は、平成26年までは九州大学の関連組織であります株式会社産学連携機構九州に業務を委託し、唐津市内に専門職員を1名常駐させることで事業を推進してまいりました。 平成27年度からは、より継続的に大学等の知識や技術等を効果的に市の業務に活用するために、庁内に専門的な人材を配置することとし、細やかな対応ができる体制を構築したものでございます。 コーディネーターの人選に当たりましては、大学連携という特殊な業務でありますので、これまでの経験を重視するとともに、地域経済の動向調査等の業務も視野に入れていたため、経済関連の知識を持った人材を求め、選定を行ったところでございます。 市といたしましても、地域の課題解決に向けた手段の一つとして、大学との連携は有効であると考えておりますので、窓口となるコーディネーターの継続的な配置は重要だと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、この項、最後ですけれども、これまでも含めて具体的な効果あるいは成果について伺いまして、あわせて、唐津市として今後どのようなそういった成果の利活用を考えておられるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 林企画部長。          (企画部長 林 和茂君登壇) ◎企画部長(林和茂君) お答えいたします。 からつ大学交流連携センター事業は、地域や事業者が大学の持つさまざまな知識や技術、アイデアを得るための窓口として大きく貢献してきたと考えております。 大学などの高等教育が、教育機関のない本市にとりましては、大学の敷居を低くし、大学等を身近に相談できる機関であると、地域の皆様に理解してもらうことができていると考えておるところでございます。 大学側も、社会貢献に向けた取り組みの重要性を認識しておりますので、こうした大学側の情報もキャッチしながら、地域課題と大学側の知識・技術をマッチングさせることは、市民力、地域力を高めるものだと考えております。 地域からの相談はもちろんのこと、民間事業者を大学等と結びつけ、いろいろなヒントを得ることで、地域経済を活性化していくことも重要だと考えておりまして、市といたしましても、市の施策との連携を考慮しながらサポートしてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、次に商工費の観光費、観光消費喚起集客促進事業の再質疑を行います。 事業として具体的に3つほど実施してありましたけれども、その事業内容の詳細と事業効果はどうだったのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 3事業の詳細と事業効果ということでございました。 まず、唐津よかたびクーポン券発券業務でございますが、市内の宿泊施設に宿泊する場合に、宿泊プラン料金や宿泊料から1万5,000円を上限に最大50%を割り引く唐津よかたびクーポンを、平成27年6月から平成28年の2月まで発券したものでございます。 この唐津よかたびクーポンを取得する手段といたしましては、大手旅行予約サイトであるじゃらんネットを活用し、専用のウエブサイトの中で、クーポンの発券とあわせて唐津の情報発信を実施するため、唐津よかたびクーポンサイト運営業務を実施しております。 また、この唐津よかたびクーポンの効果を最大限に引き出すために、福岡都市圏消費喚起PR業務といたしまして、唐津まるごとマーケットin天神を福岡市役所西側のふれあい広場にて、7月の11日と12日の2日間開催しております。 この事業の全体的な効果といたしましては、宿泊施設のみならず、周辺施設の収益が増加するなど、高い波及効果が得られておりまして、唐津よかたびクーポンサイト運営等の業務の受託業者の報告によりますと、推計観光消費額は3億9,362万円となっておりまして、市内宿泊施設からも、宿泊客増につながり、大変効果的な事業であったと声をいただいております。 また、唐津まるごとマーケットin天神におきましても、1万3,000人の集客があり、よかたびクーポンの周知、PRを初め、唐津の食の魅力発信に取り組んだところでございます。 あわせて、参加者の方々へアンケート調査を実施しております。その結果といたしましては、「ぜひ唐津へ行きたい」、「近いうちに行きたい」との意向が、全体の約60%を占めている結果となっておりまして、唐津への来訪意欲への喚起へとつながっているところだと考えております。 また、まるごとマーケットに出店された皆さんからも、普段なかなかできない唐津単独でのPRイベントを福岡で開催できたことが、貴重な経験の場であったこと、さらには唐津の魅力ある商品を売るための課題やヒントを得ることができたなど、出店してよかったとの声や、来年も挑戦したいので、このような機会をぜひつくっていただきたいというふうな声をいただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) さまざまな効果があったということでありましたけれども、それでは、やっぱり効果は持続をしなくては意味がないわけでありますので、このことを踏まえまして、次年度、平成28年度になると思うんですけれども、取り組みを考えるに当たって、平成27年度の経験をどう生かされたのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 平成27年の事業を総括いたしまして、今年度につきましても、事業を進めているとこでございます。 しかしながら、唐津よかたびクーポンにつきましては、事業の継続を行っておりませんが、地方創生加速化交付金を活用いたしまして、観光地域づくり加速化事業の中で、消費喚起と集客促進のための事業といたしまして、今回は唐津つりキャンペーンを展開しております。 このキャンペーンの内容につきましては、7月に釣り体験つき宿泊プランの造成を行いまして、8月になって、じゃらんネットにて1万円宿泊割引クーポンの発券などを行っております。 なお、唐津まるごとマーケットin天神のイベントにつきましては、観光市場開拓事業といたしましても、今年度も継続したところでございます。 今年度の唐津まるごとマーケットin天神につきましては、8月に実施をいたしておりまして、昨年を上回る1万9,800人の集客実績となっております。 事業効果といたしましても、平成27年度に引き続き、唐津の食に対する期待度や興味度が高いことが、アンケート調査結果にも示されておりますので、食が旅の目的になるということが、2年間の社会実験を通じて確認したとこでございますので、これを踏まえて、今後とも継続的に事業展開をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、次の観光市場開拓事業費の再質疑に移ります。 事業実施内容では5事業に取り組んだというふうになっておりますが、その具体的な事業内容と事業効果についてどう判断をされているのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 観光市場開拓事業費の中で、5つの事業を行っております。 その実施内容と効果でございますけども、まず、韓国等海外への観光プロモーションにつきましては、主に韓国、タイ、インドネシアで実施をいたしております。 韓国では、釜山、西帰浦等で現地プロモーションやオルレを通じた交流事業の実施を行っております。 タイでは、バンコク市で市長さんによる現地トップセールスの実施を行っております。 インドネシアにおきましては、ジャカルタで現地プロモーション及び旅行会社やマスコミ5社の招聘を実施いたしております。 次に、国内メディアミックスでございますが、博多駅どんたくビジョンやソラリアビジョン等を活用した広告の掲載や旅行冊子ことりっぷ唐津の制作などを通して、唐津の情報発信を行ってきております。 次に、JR博多駅キャンペーンでございますが、JR博多駅前広場で、10月22日から25日までの4日間、食のPRを軸とした唐津まるごとマーケットin博多駅を開催しております。 次に、ヤフオクドームのキャンペーン関連でございますが、3月4日のソフトバンクホークスのオープン戦1試合に本市が協賛を行った唐津まるごとマーケットinヤフオクドームを開催しております。 最後に、観光施設Wi─Fi環境整備でございますけども、城内地区の西ノ門の館や埋門ノ館、ふれあい自然塾ひぜんにおいて整備を行っております。 全体的な効果でございますけども、話題性のある事業やメディアとの連携を図ったことで、唐津らしさを国内外に発信して、認知度を高めるとともに、唐津への訪問意欲をかき立てる効果的なプロモーションにつながったものと考えております。 その成果もありまして、昨年は、外国人宿泊客数が初めて2万人を超える2万3,000人となったところでございます。 また、博多駅でのPRにおきましては、9,050人の集客、ヤフオクドームのオープン戦には2万4,000人の集客と、唐津の魅力の再発信や話題性の創出を図ったところでございます。 これらにより、唐津を知らない方へ唐津を知っていただき、新たな交流人口への創出へつながっていくものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) こういった事業は、ある程度の継続性というのが必要ではないかというふうに思っております。 この市場開拓事業の5つの事業は、次の、新年度、平成28年度の事業の中でどう継続され、生かされているのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 この事業の新年度への継続性ということでございますが、韓国等海外プロモーション及びメディアミックスにつきましては、観光都市開拓事業及び観光地域づくり加速化事業の中で継続して取り組んでいるところでございます。 今後は、2020年の東京オリンピックに向けて、海外からの訪日外国人は大幅に増加する傾向にございますので、効果的な海外プロモーションを継続的に実施をし、あわせてWi─Fi環境やサイン整備などのハード面での環境整備及び外国人おもてなしセミナー等の開催を引き続き行い、ソフト面での受け入れ体制づくりに取り組でまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、この項の最後の質疑ですが、観光プロモーションビデオをつくられたわけで、利用も活用もされております。今後は、そういったビデオの国内版や韓国版など、そのほか過去につくられたものもいろいろあるかと思うわけでありますが、そういったものの今後の利活用についてはどう考えておられるか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 観光プロモーションビデオの今後の活用方法ということでございます。 平成27年度に国内向け映像と観光向け映像を新たに制作しております。 今回制作いたしました動画による観光プロモーション映像につきましては、これまでユーチューブやフェイスブックでの映像発信をするとともに、各種集客PRイベントでの活用を行っておりますが、今後は行政のみの使用に限らず、観光事業者も含め、幅広く積極的な活用を図ってまいりたいというふうに考えております。 また、平成28年度の、今年度の事業の中でも、観光説明会や商談会など、観光プロモーション映像の活用を図っておりまして、今後も唐津への集客増加に向けた効果的な利活用につなげてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) せっかくそういったビデオでありますから、あらゆる機会を通じて唐津のPRをしていただきたいというふうに思っております。 それでは、土木費、港湾費、みなとまちづくり推進費の再質疑に移ります。 唐津みなとづくり懇話会での取り組み内容と、これまで具現化された事業はどういったものがあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えをいたします。 唐津みなとまちづくり懇話会での取り組み内容と具現化された事業についてでございます。 唐津みなとまちづくり懇話会は、平成16年に港が所在します地元地域が主体となって設立をされ、平成27年度までに41回、平成27年度中は4回開催をされたところでございます。 港の発展と地域の振興に寄与することを目的としまして、港を核としたみなとまちづくりについて、長期構想の具現化に向けた地域主体での取り組みの調整がされておりまして、これまで将来像をまとめた地域素案が策定をされ、一部は港湾計画にも反映をされております。 東港の耐震強化岸壁、フェリー埠頭と一体となった緑地とターミナル機能を持った唐津みなと交流センター、水産会館などが整備をされております。 平成27年度におきましては、水辺の回廊ゾーンでの松浦川河口部分におけます川まちづくり事業、唐の津展望ゾーンでの大島市民の森再生事業、唐の津交流ゾーンでの東港シンボル緑地におけます唐津港湾合同庁舎移転事業の具現化に向けた取り組みの調整及び推進を行っております。 なお、港湾合同庁舎移転につきましては、国によりまして進められておりまして、平成29年度末完成の予定となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、次の質疑ですが、東港緑地公園の全体構想の進捗状況はどうなっているのか、ちょっと伺いたいと思うんですが、何度か全体的なグランドデザインはいつ完成するのかということも、質問をこれまでしてきましたけれども、まだそういった全体像が見えてきませんので、何が問題なのかを含めてお示しを願いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えいたします。 東港緑地の全体構想でございます。 現在、東港緑地は県の港湾環境整備事業で整備が進められておりますが、唐津みなとまちづくり懇話会において、これまで取り組みを踏まえまして、課題を整理し、グランドデザインとして構想をまとめる作業を行っておるところでございます。 緑地内に予定されております港湾合同庁舎移転につきましては、調整が済んでおりますが、地域素案で取り上げられております歴史民俗資料館の整備保存など、施設配置に調整を要している状況にございます。 今年度供用開始をされました岸壁とあわせた東港緑地からは、唐津城や虹の松原などの海岸線が一望でき、このすばらしい港湾景観を生かすためにも、東港緑地全体構想につきまして、佐賀県におかれまして、関係機関、本市はもちろんでございますが、地域等と調整をしながら、よりよいみなとまちづくりを進めていくというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 一日も早く全体像が描けるよう、県、国に働きかけを強くお願いをいたしておきます。 次の都市計画費、唐津城石垣再築整備第Ⅱ期(1工区)事業費の再質疑を行います。 平成27年度に取り組まれた事業内容を詳細に伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 平成27年度の事業内容でございますが、工事につきましては、Ⅰ期工事で施工ヤードとなっておりました天守閣下の中段庭園の復旧工事及び仮設道路の解体工事と石垣再築工事に支障となる門の仮移設、茶室やぐら、藤棚付近の中段トイレの解体、また、工事支障物の撤去・移設を行っております。 次に、委託業務につきましては、石垣の安定性検討業務、また、工事歩掛の修正設計業務や支障木の調査業務などを行っております。 ただ、天守閣東横の本丸南面から本丸東面の茶室やぐらの周囲まで、面積で申しますと約608平方メートルの石垣再築工事につきましては、平成27年度は契約のみとなり、逓次繰越といたしております。 また、これに伴いまして、石垣再築工事の管理委託や文化財調査も逓次繰越といたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、次に、石垣調査がおくれ気味になってきているというように感じておりますが、要因はどういったところにあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 石垣再築工事がおくれている要因でございます。 4月当初からⅠ期工事で、施工ヤードとなっておりました天守閣下部の庭園復旧工事の設計に入りまして、5月28日から9月の30日まで、一部を残して中段庭園の復旧作業を完了させまして、あわせまして中段庭園へ昇降できる作業用の搬入路である仮設道路の解体を行いました。 また、今回の修復工事の石垣の上にある門、茶室やぐらの解体を7月の9日から10月の30日までに完了しまして、その後、やぐら直下の上部地盤のみの文化財調査の作業終了後、石垣再築工事に着手する予定で、12月に契約議案提出を目標にしておりましたが、共同企業体の応募が1社のみで、競争入札ができない状態が2回続きまして、3回目に2社の応募があり、入札準備をしておりましたが、1社が特記仕様書に記載をしておりました石工の確保ができないとの理由により辞退され、これも入札中止となったものでございます。 以上のことから、入札方法や設計等に見直しなどの検討を重ねました結果、文化財である石垣修復工事などに詳しい工事監理業務を委託することや、一般の石工の方にも唐津城の石垣修復の経験をしてもらい、技術の向上につながればとの判断から、特記仕様書の一部を見直しをし、また、直近の単価の更正を行いまして、再度入札を行った結果、落札者が決定をいたしまして、本年3月議会の議決によりまして、3月25日に本契約となったものでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、この項最後の質疑ですけれども、今度の整備計画と予想される事業費について、ちょっと改めて伺います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 今後の整備計画と予想される事業費でございますが、今後の整備計画といたしましては、天守閣東横の本丸南面から本丸東面の茶室やぐらの周囲まで、面積といたしまして608平方メートルの石垣再築工事を平成30年3月末の完成を目指して、継続的に続けていく工事と、本丸庭園の園路、排水設備を行う予定としておりますが、石垣再築工事につきましては、入札参加者がおらず、入札執行ができなかったため、当初予定から既に3カ月間を遅延しておりまして、現在は、本丸東側の石垣解体を行っている最中でございます。 さらに、文化財調査では、本丸大手門のやぐら台や門の礎石、石樋などの遺構が徐々に確認されていますことから、さらに工事が遅延するおそれがあるのではないかというふうに考えております。 近々に全体工事を見直しまして、進捗状況を見ながら、遅延するようであれば、継続費の延長や各年度事業費の調整を今年度中にお願いしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 文化財調査でいろいろおくれる要素があるとは思いますが、できるだけ早く唐津城の調査を終わっていただきたいと。唐津城だけがお城ではありませんので、ほかにもまだ調査する場所は複数存在しておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 それでは、都市公園長寿命化事業費の再質疑に移ります。 平成27年度に取り組まれた3事業について、事業内容を少し詳しくお示し願いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えいたします。 平成27年度3事業の詳細でございますが、まず、松浦河畔公園の遊具設置工事でございます。2,543万4,000円でございまして、滑り台やネット遊具、タラップ等を組み合わせました総合遊具を1基及びつぼ押しつきストレッチベンチ4基やツイッターを1基、ぶら下がり器1基の高齢者向け健康遊具を設置をしております。 また、2点目に、長松公園遊具設置工事でございます。1,537万4,880円でございます。これは、滑り台やクライマー、トンネル等を組み合わせました総合遊具1基を設置をしております。 3点目でございますが、遊具等の撤去工事6カ所でございます。331万200円でございます。松浦河畔公園と長松公園、また、和多田ふれあい公園、呼子の尾の上公園展望台、八幡町児童公園、体育の森公園の八橋。3つの合計といたしまして、金額といたしまして4,411万9,080円となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、今後の都市公園の長寿命化事業の取り組みについて、具体的にお示しを願いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 今後の計画でございますが、5カ年の計画の内容でございますが、275施設の更新・補修を予定をしておりまして、更新・補修に要する費用といたしましては、7億1,000万円となっております。 更新・補修費用の内訳でございますけれども、遊具などの都市整備部所管の公園施設の245施設の更新・補修費用といたしまして、約3億4,000万円、体育施設など観光文化スポーツ部部所管の公園施設の30施設の更新・補修費用といたしまして、約3億7,000万円となっております。 平成28年度、今年度は、和多田ふれあい公園、橋本児童公園、体育の森公園など、3公園におきまして老朽化をした遊具等の更新を実施する予定でございまして、総合遊具八橋の更新ほか、低年齢向け遊具の設置を予定をしております。 今後、この5カ年計画に基づきまして、都市公園施設の長寿命化を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) この項最後の質疑ですが、都市公園ではいろいろ計画的に長寿命化事業によって遊具の改修等が取り組まれていきますけれども、市内にはそのほかの公園が多数あると思っておりますが、その概要と安全管理や更新等への取り組みについて、市の考え方を伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えをいたします。 都市公園以外のその他の公園の適正な管理に向けてということでございます。 都市公園以外で、私どもの部が所管を管理しております公園数が、県管理の鏡山、七ツ釜などを除きまして224の公園がございまして、そのうち遊具等の施設があります公園が132カ所でございます。 公園施設の修繕や更新などの対応と考え方でございますけれども、都市公園と同様に、町内会などからの報告また職員による定期点検などによりまして、状況の把握を行っておるところでございます。 そういった中で、緊急性の高いものについては、速やかに修繕や使用禁止の対応などを行いまして、事故防止と安全確保を図っているところでございます。 また、将来人口の減少や施設の老朽化が進んでいる中で、更新などの方針としましては、安全・安心の確保、利用者のニーズの把握、さらには維持管理コストの縮減の観点から、撤去や更新などの判断を行い、対応したいというふうに考えております。 少子高齢化が進んでいる中で、整備当初からしますと、利用目的が変化している公園もございますので、そのまま更新するのではなく、利用状況の把握と地元要望の確認も重要と考えております。 そういったことから、地域の身近な公園につきましては、アンケート調査に基づきまして、公園の適正な管理を行いたいというふうに考えております。 なお、大規模な遊具の更新につきましては、起債等のできるだけ有利な財源を活用いたしまして更新したいと考えております。 更新の考え方といたしましては、幼児・低学年向けの遊具の充実と、高齢者向け健康遊具の配置、また、総合遊具などの大型遊具は規模を縮小し、維持管理コスト縮減、多目的に利用できる広場の確保、危険な遊具など、現在の基準の合わない遊具は積極的に撤去していくことなどを考えて、更新をしていく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 公園の整備についてでありますけれども、今、部長のほうからもお話がありましたけれども、今、少子高齢化で、どちらかというと子供よりもお年寄りの方が多いということで言われました子供向けの整備、あるいは高齢者向けの健康遊具等も、やっぱり今後考えていってもらいたいなというふうに、今、感じております。 それでは、次に移ります。 教育費、社会教育費、文化財等保護費についての再質疑を行います。 平成27年度の事業内容では3事業に取り組んだとありますが、実施した事業の具体的な内容について、まず、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 石﨑議員の再質疑にお答えします。 平成27年度の主な事業がどれほど実施したのかということでございますが、まず最初の指定文化財の維持管理につきましては、指定文化財の管理委託を44件、文化財の清掃等委託を11件、史跡の清掃、危険樹木等の伐採を8件実施しております。 次に、指定文化財における修理等への補助ですが、曳山太鼓等購入補助、これは2分の1でございますが──を2件、それから殿原寺観音堂の補修について、2分の1の補助を行っております。 3番目の寄贈・寄託資料の整理・修復については、まず、古文書について、デジタルアーカイブ化に向けての整理を行っております。 具体的な作業内容としましては、目録作成・入力、写真撮影などがございますが、平成27年度は、田代家文書、諸岡家文書、中村家文書などの整理を行いました。 次に、中里家寄贈資料を中心とする古唐津の整理でございますが、平成27年度は主に台帳作成のための写真撮影、陶片の計測・写真撮影等を行いました。 最後に、文化財説明板の補修については、全面補修が肥前町入野の波多三河守供養塔、室園神社の肥前鳥居、浄土寺の木造阿弥陀如来立像の3件、新設が大友遺跡の1件、面板補修が北波多の瑞巌寺跡、山彦磨崖石仏群、石敢堂の3件となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) この項の最後の質疑ですが、老朽化の進んだ文化財の説明板などの補修や更新については、計画的にやっていただいておると思っておりますが、今後の取り組みについて教育委員会の考え方を伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質疑にお答えします。 文化財説明板の設置、補修等の今後の取り組みはということでございますが、文化財説明板の設置、補修につきましては、平成24年度に実施した劣化状況調査に基づき、おおむね年3基ずつの補修を計画しております。 これまでの実績といたしましては、平成25年度が全面補修3基、部分補修3基、平成26年度が全面補修3基、部分補修1基、平成27年度が全面補修3基、面板補修3基、新設が1基となっております。 なお、平成28年度は、全面補修3基、面板補修4基の設置を予定しているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、次の歴史遺産保存整備事業費の再質疑を行います。 実施された事業内容の詳細についてと、今後の歴史遺産保存整備に向けての具体的な取り組み方針について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質疑にお答えします。 本事業の事業内容の詳細と今後の取り組みはということでございますが、歴史遺産保存整備事業費では、現在、相知町の佐賀県指定史跡鵜殿石仏群と北波多の国指定史跡肥前陶器窯跡の2つの文化遺産について、保存整備事業を進めています。 まず、鵜殿石仏群については、岩盤の崩落、石仏表面の劣化が観察されていることから、平成22年度より委員会を設置し、平成25年度にその成果として保存対策報告書を刊行いたしました。 劣化の最大の要因が、いわゆる塩類風化と考えられることから、平成26年度に風雨、日照を遮るための仮覆い屋を設置、平成27年度には、その後の環境変化を調査するため、日照・温湿度計を設置したところでございます。 鵜殿石仏群と同様、岩盤に直接仏像が彫刻されている遺跡としましては、大分県の臼杵磨崖仏が有名でございますが、ここでもやはり劣化が進行しており、さまざまな保存手法が試されているものの、根本的な解決策には至っていない状況でございます。 いずれにいたしましても、鵜殿石仏群の保存については、まずは覆い屋による塩類風化を抑え、その後の経過を詳しく観察するとともに、全国の事例を参考によりよい方法を検討してまいりたいと考えております。 次に、国史跡の肥前陶器窯跡でございますが、肥前陶器窯跡は、唐津市、武雄市、多久市に分布する合計10基の窯跡と1カ所の物原、物原といいますのは、陶器片がたくさん出土するとこでございますが──から構成されています。 このうち、北波多に残る皿屋窯跡、皿屋上窯跡、帆柱窯跡、飯洞甕上窯跡、飯洞甕下窯跡の5つの窯跡は、唐津焼最高級の窯跡群として唐津市の誇る貴重な文化遺産となっております。 史跡整備の目的は、史跡自身が持つ価値を適切に保存し、来訪者に対しまして、その価値を正しく伝えることでございます。 現在でも、唐津市民を初め、全国各地から唐津焼愛好家、陶芸家、観光客が窯跡を訪れておられますが、残念ながら、これらの窯跡は杉木立の中に埋まり、往時の姿をイメージすることが難しく、来訪者の知的好奇心、期待に応えることが十分にできておりません。 本整備事業の具体的な内容といたしましては、古窯の森公園内に所在する飯洞甕上窯跡、飯洞甕下窯跡を中心に、遺跡展示場の整備、ガイダンス施設の設置、体験学習施設しての復元窯の製作を計画しておるとこでございます。 また、復元窯につきましては、若手陶芸家や陶芸愛好家の試作、チャレンジの場として活用も可能ではないかと考えております。 現在までの取り組みといたしましては、平成20年度に保存管理計画、平成26年度に保存整備基本計画書を刊行しておりますが、今後は、平成28年度に基本設計書を策定・刊行し、平成29年度から工事着手を予定しているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 以上で、私の決算議案に対する質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 江里孝男議員。 ◆4番(江里孝男君) 4番、志政会の江里孝男でございます。 議案第100号平成27年度一般会計歳入歳出決算の中から、9項目について質疑を行います。 初めに、がんばる地域応援補助金について質疑を行います。 この事業につきましては、まちづくりを実施する団体におきましては、非常に使い勝手のよい、ありがたい補助金であります。多くの団体が利用されていると思いますが、平成27年度のソフト事業、ハード事業、地方創生事業のそれぞれの実績について、また、地域ごとの件数、金額がわかればよろしくお願いしたいと思います。 次に、古窯の里整備事業費について質疑をいたします。 これまでの整備の実績についてお尋ねをしたいと思います。 次に、民生費の保育所運営費について質疑をいたします。 保育所運営費の内訳について、初め、お願いいたします。 次に、農林水産業費、農業基盤整備促進事業費について質疑をいたします。 山本地区用排水路整備工事、それから上久里地区排水路整備工事、屋形石地区農作業道工事、山彦地区農作業道工事の事業内容についてお尋ねをしたいと思います。 次に、多面的機能支払交付金について質疑をいたします。 多面的機能支払交付金事業の変更についてお尋ねをしたいと思います。 次に、林道向野線開設事業費について質疑をいたします。 全体計画と今までの進捗状況についてお願いいたします。 次に、唐津市水産会館管理費について質疑をいたします。 水産会館運営費の1,045万9,885円の内訳についてお尋ねをいたします。 次に、消防費の非常備消防費について質疑をいたします。 先月27日の読売新聞に、消防団員が7年ぶりに増加したと。現総数が1万9,309人ということで書いてありましたけれども、唐津市の消防団の現状についてお尋ねをしたいと思います。 次に、教育費の放課後子ども教室推進事業費について質疑をいたします。 初めに、この事業の目的についてお尋ねをいたします。 これで、1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 平成27年度がんばる地域応援事業の実績を申し上げます。 ソフト事業が58件で、補助額が1,209万2,000円、ハード事業が4件で、補助額は215万6,000円、地域創生事業が46件で、補助額は4,940万9,000円となっております。 地域別で申し上げますと、唐津地区34件で1,889万7,000円、浜玉地区7件、579万5,000円、厳木地区9件、536万円、相知地区13件、610万9,000円、北波多地区10件、535万3,000円、肥前地区6件、539万9,000円、鎮西地区が10件、487万9,000円、呼子地区11件、619万5,000円、七山地区8件567万円、総計108件で6,365万7,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 松本北波多市民センター長。          (北波多市民センター長 松本隆義君登壇) ◎北波多市民センター長(松本隆義君) 江里議員の質疑にお答えいたします。 これまでの整備の実績ということでございます。 古窯の里整備事業につきましては、平成23年度に古窯の里整備基本構想を策定しました。さらに、平成24年度に古窯の里整備基本計画、そして、平成25年度に基本設計を行ったところでございます。 この基本構想及び基本計画に基づき、平成26年度に古窯の森公園内に延長165メートルの散策路を整備いたしました。また、昨年、平成27年度に散策路156メートルを整備したところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 江里議員さんのご質疑にお答えをいたします。 公立保育所の運営費に関するお尋ねでございました。 公立の認可保育所6施設と認可外施設合わせまして7施設を合わせた運営費の決算額は、1億3,107万107円となっておりまして、その経費の内訳につきましては、まず人件費といたしまして、嘱託職員の報酬が8,124万6,637円、同じく共済費が1,147万9,362円、臨時職員の賃金が276万4,440円。 次に、施設管理・食材費等でございますが、賄い材料費や光熱水費等の需用費が2,865万6,924円、浄化槽管理や機械警備等の委託料が226万9,889円、電話料や検査手数料等の役務費が178万5,372円、備品購入費が103万8,542円、コピー使用料やバス借り上げ等の使用料及び賃借料が98万8,166円、会費等の負担金補助及び交付金が61万2,610円、卒園記念品等の報償費が19万4,395円、旅費が3万3,770円となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 江里議員さんのご質疑にお答えいたします。 4件ございました。 まず、農業基盤整備促進事業費ついての4事業の内訳でございます。 まず、山本地区用排水路整備工事についてでございますが、これは、圃場内の用排水路が土水路のため、排水不良となり、降雨時には冠水をいたしておりましたので、コンクリート水路に整備を行ったものでございます。側溝の整備278.3メートル、事業費895万3,200円となっております。 次に、上久里地区排水路整備工事でございますが、これは、既設水路がパネル水路となっておりまして、底張りがないため、隣接いたします民有地の土砂を吸い出しまして、陥没の原因となっていたことから、底張りコンクリートを施工したもので、延長162.1メートル、事業費1,161万円となっているところでございます。 次に、屋形石地区農作業道改良工事でございますが、これは、既設の農道幅員が狭小で、農作業に支障を来していたことから、測量設計、地質調査を実施をいたしまして、道路の拡幅を行ったものでございます。幅員3.5メートル、延長45メートル、事業費1,170万720円となったところでございます。 最後に、山彦地区農作業道整備工事でございますが、これも、既設の農道幅員が狭小で、農作業に支障を来していたことから、道路の幅員拡幅を行ったもので、幅員4メートル、延長121.3メートル、事業費379万円となったところでございます。 次に、多面的機能支払交付金について、この事業の変更についてでございます。 平成19年度から平成28年度までの予定で実施をいたしておりました農地・水保全管理支払交付金事業が、平成26年度から多面的機能支払交付金事業へと変更をされまして、事業期間も平成30年度までと2年間延長をされたところでございます。 この事業は、基本的には、基礎的な管理を行います共同活動と、施設の補修などを行います向上活動の2つからなっておりまして、活動の内容といたしましては、まず、基礎的な保全活動を行います農地維持支払共同活動、次に、資源の質的向上を図ります資源向上支払共同活動、最後に、施設の長寿命化を図ります資源向上支払長寿命化、この3つの活動となっておりまして、拡充をされたところでございます。 次に、向野線開設事業についてでございます。 林道向野線は、相知市街地の南端に位置いたします押川地区の集落と平山上中地区を結び、市道押川線を経まして厳木地区へと続く林道でございます。 この地区は、古くから杉の人工林を主体とした林業経営に熱心に取り組まれてきておりました。森林へのアクセスは、各谷ごとに自力で開設されました作業道しかなかったことから、当該路線の開設に向けまして、森林に容易にアクセスができるよう効率化を図ることを目的に事業を進めているところでございます。 最延長といたしましては5,000メートル、計画幅員4メートルで、平成17年度に着工いたしまして、総事業費8億円、平成32年度の完成に向け事業を実施をいたしているところでございます。 平成27年度までの進捗状況につきましては、開設延長2,160メートル、舗装延長2,110メートル、事業費4億2,223万7,000円、計画延長での進捗率といたしましては43.2%となっているところでございます。 最後に、唐津市水産会館の運営管理についてでございます。 管理運営の内訳でございますけども、建物や駐車場の用地使用料が約123万円、光熱水費が約445万円、保守点検、管理、清掃等の委託料として約315万円、施設の修繕費、工事請負費として約125万円、その他の経費といたしまして約37万円、合わせまして1,045万9,885円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) 議員さんのご質疑にお答えします。 消防団員の増減について、県、唐津市の状況についてでございます。 議員御紹介の新聞に記載されているのは、県全体の団員数の増加であり、唐津市の団員数は減少している状況でございます。 ただ、3月の一般質問でもお答えしましたように、平成26年4月の人口に対する消防団員数の割合については、佐賀県全体では約2.3%、唐津市は約3.1%と、県平均を大きく上回っており、条例定数、実団員数とも唐津市は県内最大でございます。 佐賀県においても、全国と比較した場合、平均を大きく上回っている状況でございます。 県全体で、消防団員数の増加になったのは、団員確保率の低かった市町消防団員の確保率が高くなったことによるものだと判断されます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 江里議員さんのご質疑にお答えします。 放課後子ども教室推進事業の目的はということでございますが、放課後子ども教室推進事業は、放課後の子供の安全で健やかな活動場所の確保を目的として、平成19年に創設された国及び県の補助事業、放課後子どもプラン事業の一つとして、放課後児童クラブとともに放課後対策の総合的な事業として取り組んでおります。 放課後子ども教室は、小学生を主とする全ての子供を対象として、安全・安心な子供の居場所となる活動拠点を設け、学習やスポーツ、文化活動などの体験活動や地域住民との交流活動等を行う事業でございまして、子供たちの活動の指導に地域の方々のご協力を得ながら実施しております。 放課後子ども教室推進事業の実施によりまして、子供たちにとっては、普段の生活で接することが余りない地域の方々と活動することで、世代間の交流を進めることに効果があり、また、活動を支援していただいている地域の方々にとっても同様で、地域全体で教育に取り組む体制づくりにつながるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃあ、がんばる地域応援補助金から再質疑を行います。 108件、約6,365万円との答弁であったと思います。がんばる地域応援事業のソフト事業におきましては、5年間交付を受けた団体は補助を受けられないということになっております。補助が終了した事業の後の検証は行われているのかどうかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 再質疑にお答えいたします。 ただいま議員申されましたように、がんばる地域応援事業におきましては、過去5年間、当該補助金の交付を受けた団体が行う事業につきましては、対象外といたしておりまして、以後、交付を受けられないこととなっております。 5年間交付を受けました団体のその後の活動状況につきましては、随時確認を行っているところでございます。 5年で事業が完了した団体や、財源がなく活動を中止した団体もございますが、多くの団体は自己資金、あるいはほかの助成金を活用しながら、または活動内容の変更等により活動を継続されているところでございます。 また、平成28年度から実施いたしております市民協働のまちづくり交付金を活用し、地域の取り組みとして、新たに実施されているという事業もございます。 今後も、多くの事業が地域に根づいていきますよう検証を行ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。
    ◆4番(江里孝男君) 多くの団体については、自己資金や他の助成金を使って活動が継続なされているという答弁でありました。 それでは、具体的に5年間の補助が終了した事業で、その後、市の補助金を活用せずに自立して事業を行っている事業はどれくらいあるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 5年間交付を受けた団体と、その後も事業を継続している団体についてご説明申し上げます。 がんばる地域応援補助金事業は、平成22年度から実施いたしております。 この前身の制度が、わがまちの魅力づくり推進事業と申しまして、平成17年度から実施しており、平成22年度に、がんばる地域応援補助金に移行いたしております。 このわがまちの魅力づくり推進事業も含めましてお答えさせていただきます。 まず、5年間交付を受けた団体が36団体ございます。そのうち、現在も継続して事業を行っている団体は21団体ございます。 この中には、先ほども申し上げましたように、内容を若干変更して活動されている団体や、ほかの助成制度を活用しながら継続されている団体も含まれております。 その中でも、市の補助金等を受けずに、自主財源で活動をされております団体の事例をご紹介いたします。 まず、浜玉地区の野田川桜の会の野田川桜整備事業でございます。この事業は、東山田地区の皆さんが、自分たちの手で野田川沿いの雑木の伐採や除草を行い、桜などの花木を植栽され、5年をかけて遊歩道を整備されたものでございます。この周辺は交流活動の拠点となり、平成26年度以降は補助を受けず、地域の皆さんで整備や維持管理を継続されております。 次に、厳木川蛍の会によります、よみがえれ蛍飛び舞う厳木川事業でございます。この事業は厳木川に生息していた多くの蛍が、近年、環境の変化に伴い激減していたため、地域の皆さんが蛍の成育について学び、生息に適した環境を手づくりで整備し、子供たちに蛍が飛び交う厳木川を引き継いでいこうという事業でございます。平成25年度で補助が終了した後も自主財源により継続して活動が行われております。 このように、今後とも継続した取り組みが行われるよう、実施主体への助言や支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 36団体のうち21団体、約58%の団体が継続されているということでございました。また、浜玉地区の野田桜の会や厳木地区の厳木川蛍の会などにつきましては、自己資金で頑張っていただいているという答弁でございました。 がんばる地域応援事業は、まちづくりのきっかけをつくる事業だというふうに思っております。補助金終了後は、継続して頑張っていただくことが大きな目的の一つであろうというふうに思っておりますので、58%が78%、80%となるように、助言また指導をよろしくお願いしたいと思います。 次に、古窯の里整備事業について再質疑を行います。 平成25年度、基本設計、平成26年度に古窯の森公園内の散策道路165メートルを整備したと。それから、平成27年度につきましては、散策路156メートルを整備したという答弁でありました。 次に、今後の整備計画について、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 松本北波多市民センター長。          (北波多市民センター長 松本隆義君登壇) ◎北波多市民センター長(松本隆義君) 再質疑にお答えいたします。 今後の整備計画についてでございます。本年度は、古窯の森公園内にシイ木立の広場を整備することといたしております。また、多目的広場の用地買収を行うこととしております。 古窯の里整備計画においては、そのほか多目的広場、駐車場、案内板の設置、体験学習施設の整備等計画がされております。 教育委員会では、現在、飯洞甕上窯、下窯の文化財発掘調査も行われておられまして、今後、保存計画も具体化していくものと思われます。 こちらとの連携も図りながら、今後は唐津市の財政状況や、今年度作成されました唐津市公共施設総合計画を勘案しながら整備を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 唐津市の財政状況を勘案しながら、今後、駐車場、案内板、体験学習施設を整備するという答弁でございました。 それでは次に、整備した古窯の里をどのように活用していくのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 松本北波多市民センター長。          (北波多市民センター長 松本隆義君登壇) ◎北波多市民センター長(松本隆義君) 整備した古窯の里をどのように活用していくのかということでございます。 古窯の里整備基本構想では、北波多地区の歴史的観光資源である岸岳古窯跡群、岸岳城址、波多城址など歴史的遺産や豊かな自然が残る古窯の森を中心にした区域を古窯の里として守り、活用し、北波多地区の活性化を図ることを目的としているところでございます。 古窯の里整備に当たっては、地域住民の理解と協力が必要でございます。 平成24年度から、唐津焼の里ウォークin北波多と題しまして、北波多古窯跡や岸岳周辺の古窯の里をめぐるウォーキングを開催しておりまして、市内外から毎回約100名の方が参加されておられる状況です。 また、唐津焼発祥の地とされる岸岳古窯跡群の飯洞甕下窯は、朝鮮系の割竹式登窯の様式で、現存する登窯としては、日本最古級のものでございます。県内外から、古唐津愛好家の史跡見学者も絶えません。 この北波多地区の歴史的観光資源である古窯の里の周知・PRに努め、さらには唐津焼振興、観光振興なども含めた北波多地域活性化の拠点施設として活用を図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それでは次に、保育所運営について再質疑を行います。 主要施策成果説明書にある各保育所の運営費を入所園児数で割り延べしますと、1人当たりの費用が保育園によっては2倍から3倍あるところがございますが、その理由についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 再質疑にお答えをいたします。 入所児童1人当たりの運営費の差に関するお尋ねでございました。 まず、主要施策成果説明書の22ページに記載をしております各公立保育所の運営費でございますが、この運営費には、嘱託職員や臨時職員等の非正規職員の人件費は含まれておりますけれども、一方、正規職員の給与費は含まれておりませんで、給与費として別計をしております。 確かに運営費を入所児童数で単純に割り戻しますと、議員さんご指摘のように、各園において1人当たりの費用にかなりの差が生じております。 これは、運営費には委託料や使用料といった固定経費、それから施設修繕料といった園の規模や児童数にそれほど左右されない経費というものがございますけれども、一番の大きな要因といたしましては、先ほど申し上げましたように、運営費には非正規職員の人件費が含まれておりますので、各園の職員配置状況によりまして、正規職員と非正規職員の割合によっては、運営費も大きく変動いたします。 正規職員の割合が多いところは、非正規職員の人数が少なく、その結果、運営費が割安となり、逆に正規職員が少なければ、その分、非正規職員を多く雇用いたしますので、運営費は割高になるということでございます。 このようなことから、1人当たりの運営費に差が生じているものでございます。 なお、別枠の給与費を運営費に加えた合算額を割り戻しますと、本来の1人当たりの平均経費となりますが、各園においてさほどの開きはないものと認識をいたしております。 なお、非正規職員の人件費も除いた人件費以外の経費につきましても、離島などの小規模的な保育所を除けば、その高低差はほとんどないというふうに認識をいたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それでは、次に農業基盤整備促進事業について、再質疑を行います。 山本地区用排水路整備工事、また上久里地区の排水路整備工事、屋形石地区農作業道工事、山彦地区農作業道工事の受益者負担についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えをいたします。 それぞれ事業の事業負担の割合でございます。 まず、山本地区用排水路整備工事と屋形石地区農作業道改良工事につきましては、同率の負担となっているところでございます。 その内容でございますが、国の補助金として55%、その補助残につきましては、市と地元ということで、2分の1となっておりまして、市22.5%、地元が同じく22.5%の負担となっているところでございます。 次に、上久里地区排水路整備工事につきましては、国補助金55%、残りの補助残につきましては、市が45%ということで、地元負担なしとなっているところでございます。 最後に、山彦地区農作業道改良工事につきましては、国補助金が50%、補助残の50%につきましては市が負担ということで、地元負担なしとなっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 受益者負担が22.5%と受益者負担なしのところがあるということでございました。同じような道路また排水路でございますけれども、受益者負担なしの採択基準、これがどのようになっているのかお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 これらの事業費の地元負担の考え方につきましては、以前、江里議員さんのほうからご指摘、ご質問を受けまして、改めて条例事項とは別に国の通達で運用を行っていたというものもございましたので、今回、改めまして分担金条例施行規則の中を改正を行いまして、明確にしたところでございます。 この条例及び規則に基づきます地元負担金を徴収することといたしておりますが、基本的には国の補助残の半分を地元で負担をいただくとなっているところでございます。 しかしながら、公共性が強いものについては、一部負担金を徴収しないということで定めておりまして、今回該当します分につきましては2点ございますけども、まず、集落間を結ぶ公共性の高い農道で、幅員4メートル以上のもの、次に、農家以外の一般住宅も混在し、雨水計画のない水路で公共性が高く、幅員3メートル以上の農業用排水路については、地元負担金を徴収しないという条文になっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 今回、条例制定して、2つの条項に該当するものについては負担なしということでございました。これにつきましても、まだいろいろ問題があるのかなという感じがいたしますけれども、再検討よろしくお願いしたいと思います。 それじゃあ、次の多面的機能支払交付金について再質疑をいたします。 平成26年度から3つの事業が拡充をされたということでございました。対象となる主な活動の内容についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えをいたします。 対象となる主な事業、活動内容でございます。 まず、農地維持支払の共同活動でございますが、これは、農地、水路、農道など、地域資源の基礎的な保全などの共同活動に対する支援となっておりまして、主な活動内容といたしましては、農道ののり面、ため池の草刈り、水路の泥上げ、農道の砂利補充、施設の点検、さらには年度活動の計画策定また組織運営の研修、農道、水路、農地等の保全体制を強化する構想などの作成が対象となっているところでございます。 次に、資源向上支払の共同活動でございますけども、農地、水路、農道など、地域資源の質的向上を図る共同活動に対しまして支援を行うものとなっておりまして、その活動内容につきましては、水路、農道、ため池等の機能診断や軽微な補修、また、植栽活動や生物調査等の農村環境への取り組み、さらには水路や農道を含め、農地を維持することにより発揮される国土保全、水源の涵養、景観形成等の増進を図るための防災・減災の評価活動や生態系保全などの環境保全活動が対象となっているところでございます。 次に、資源向上支払の長寿命化の事業でございますが、施設の長寿命化のための活動に対する支援となっておりまして、主な活動内容といたしましては、農業用用排水路及び農道などの施設の長寿命化のための補修・更新となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) この事業につきましては、利用者にとっては大変ありがたい事業でございます。ありがたい事業でありますけども、平成30年以降がどうなるのかなという心配もございます。今後の取り組みについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 農村地域では、過疎化等の進行に伴いまして、地域の共同活動の低下により、農地、農道、水路、ため池、パイプラインなどの地域資源の適切な保全管理が困難な状況になってきておるところでございます。 そのため、農村が保有をいたしております国土の保全、水源の涵養など、多面的機能の発揮を図るため、地域の農業者だけではなく、地域住民の参画を得まして、農業施設等の地域資源の適切な保全管理を行いますとともに、農村環境保全に寄与する環境整備との共同活動を促進をいたすものでございます。 この事業は、農村地域の活性化や地域コミュニティの向上及び農業用施設の維持管理に非常に重要な役割を果たしていると考えているところでございます。平成26年度の改正によりまして、平成30年度までと事業期間が延長になりましたので、現在取り組まれております106組織の活動組織の充実を図ってまいりますとともに、取り組まれていない新規組織へも事業の推進を図ってまいりたいと考えているところでございます。 また、さらには、平成30年度以降につきましても、この事業の延長等につきましても、国、県等へ要望を行ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃあ、林道向野線開設事業について再質疑を行います。 総延長が5,000メートルと、それから、平成27年度まで2,160メートルを開設しているということでございました。進捗率が43.2%という答弁でございました。 それでは、今後の計画についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 平成28年度は、起点部を延長260メートル、終点部を延長100メートル、合わせまして360メートルを両側から工事を実施しているところでございます。 平成27年度までは、用地買収と工事を同時に行っていたことから、事業の進捗にいろいろと支障を来しておりましたので、今年度、平成28年度からは、工事前年度に計画路線の用地買収及び立木補償を行いまして、事業の進捗を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 平成28年度は終点部100メートルと、それから、起点部が260メートルを実施したということでございました。それと、用地買収と工事を同年度で行っていたということで、進捗がなかなか図れなかったということでございました。 私も、そのとおりだと思います。用地買収を先行していって、後から工事をしていくというほうが、工事の進捗を図れるのかなという感じがいたします。 それと、もう一点ですけども、今現在、起点側で交通どめをされております。交通どめを若干外して、私も中のほうに入ってみたんですが、草木が繁茂して途中でもう行かれませんでした。そういう状況でございましたんで、舗装が完了しているところについては、一部供用を開始して、草刈り等を部落あたりに委託したらどうかなということで感じて帰ってきたところでございます。 開設区間の供用開始について、どのように考えてあるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 向野線の起点側の路線につきましては、1,560メートルが既に舗装を完了いたしまして、間伐・皆伐等による材木の出荷も行われている状況でございます。 議員ご指摘の終点部の舗装延長550メートルにつきましては、工事完了後一部崩壊が見られたことから、通行困難となるため、地元と協議いたしまして、進入禁止の対策をとっておりました結果、現在のようにのり面から路肩について草木が繁茂しているというふうな状況でございます。 今年度から、先ほどもご答弁申し上げましたように、終点、起点、両方からの工事を再開をいたしましたので、今年度、平成28年度の事業におきまして、その中でのり面崩壊の復旧も計画をいたしているところでございます。 そうした中で、同時に除木、除草等を行いながら、通行ができるように工事を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前11時59分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ、唐津市水産会館の管理費について再質疑を行います。 施設の利用状況についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 施設の利用状況でございますが、まず2階の多目的ホールと研修室の利用状況につきましては、平成27年度、157件で5,189人の方にご利用をいただいております。 利用者につきましては、市、県、漁協ほか、水産関係団体の研修を初め、地元の皆様方にさまざまな教室の開催をいただいているところでございます。 また、貸し事務所につきましては、これまで1団体の入居でございましたけれども、今年、平成28年5月に、新たに水産関連の1団体が入居をされたところでございます。 次に、1階の水産物展示場につきましては、唐津魚市場によりまして、「からつしーまーと」として運営をいただいておるところでございます。 平成27年度の来客数といたしましては、月平均1,532人、年間で約1万6,607人の方にご利用をいただいたところでございます。 前年度、平成26年度の月平均では1,841人、年間2万人のご利用をいただいておりますので、若干、来客数が減少いたしている状況でございます。 この要因といたしましては、固定客の割合が多くございまして、新規の客層の開拓が課題となっているところでございます。 毎月1回、定例会議を、運営委員のほうと我々と入りまして開催をいたしておりまして、経営対策の協議を行い、改善に努めているところでございます。 また、飲食コーナーにおきましては、オーナーの入店には至っておりませず、一般開放という形でご利用をいただいておるところでございますが、魚のさばき方教室やお魚コンクール等のイベント等ほか、年間600人程度のご利用となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 多目的ホールが157件の5,189人と、そして水産物の展示場については月平均1,532人、年間で1万6,607人の方が利用があったという答弁であったと思います。 次に、テナントについては出店希望者がないとのことでありましたが、その後の状況についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 平成25年9月の前任者の撤退以降、水産埠頭の主要4団体、佐賀県玄海漁協、それから唐津水産加工団地協同組合、それから水産物商業協同組合、また唐津魚市場等との協議を行いまして、現在、平成26年の4月から、「からつしーまーと」として再オープンをいたしまして3年目を迎えたところでございます。 経営状況につきましては、イベント等による経営努力を実施をいただいておりますが、依然として厳しい状況が続いているというのが現状でございます。 なお、飲食コーナーにつきましては、平成26年7月のテナント出店の公募等を行ったところでございますけれども、応募者がおられなかったということでございます。 個別に出店者の情報収集を継続をいたしておりまして、年何回かの問い合わせがあるところでございますけれども、現在も出店には至っていないというふうな状況でございます。 今後も、施設利用法につきましてはいろいろと検討を重ねまして、新たな利用方法等も含めて県と協議を行いながら、改善に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 今後については、県とも協議をして、利用方法を含めた中で改善を検討していくという答弁であったと思いますけれども、次に今後の活用についてどのように考えてあるのか、お尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 今後の活用でございますが、まず1階の水産物展示場の「からつしーまーと」につきましては、今年度から月一遍のイベント開催を目標に段取りをとっていただいておりますが、今年の6月、7月には、旬の魚を使った月1回のイベントとして「魚魚市」を実施をいただきまして、1日約400名以上の来客を見たところでございます。 また、飲食コーナーにおきましても、唐津QサバやCAS商品などの水産物及び水産加工品の普及の場として、利用をいたしていきたいと考えているところでございます。 また、8月には親子料理教室、9月からは「おさかな祭り」に向けました、現在、絵画コンクール等を実施をさせていただいているところでございます。 今後もイベントを定着させるとともに、アンケートなどで消費者のニーズを把握しながら、漁協関係者と消費者の交流の場として、唐津の水産業の振興と活性化につなげてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) イベントを定着させ、アンケートなど、ニーズを把握しながら唐津水産会館の利用促進に努めていくという答弁であったと思いますが、現在、維持管理費が1,045万9,000円と、収入がイベント参加料の3,000円と、使用料が90万9,000円ということで、9,457万円が不足している現状であります。 利用促進、テナントの入店など、今後、大いに努力をしていただいて、不足額がなるべく少なくなるように、一段の努力をお願いしたいと思います。 次に、非常備消防費について再質疑を行います。 新聞によりますと、団員の79.6%は被雇用者で、団員のサラリーマン化が進行しているということでした。平日の昼間に団員が地元におらず、消防団活動に支障を来しているということでございました。 やはり事業者の理解が必要であろうというふうに考えますが、その対策についてどのように考えてあるのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) 再質疑にお答えします。 昼間の消防団活動の対応については、今後の消防団活動の課題の1つというふうに認識しております。 平成25年に県が実施した消防団へのアンケートでは、昼間の火災に出動できるかの問いに、ほとんど出動できるが19.5%と約2割の現状でございました。 消防団は分団や支団で連携することを基本としており、昼間の火災で団員出動が少ない場合の消火活動についても想定をし、対処しなければならないという状況でございます。 昼間であれば、約8割の消防団員が火災対応をできない状況であるということは、地区住民にとって不安に感じる方もいらっしゃるかと思われます。 しかしながら、団員の新規勧誘の段階で、昼間の就業状況等を考慮することは、なかなかできないというのが実情であり、多種多様な職業の消防団員で活動する以外にないということでございます。 昼間の初期消火については、約2割の地元にいる消防団員が、隣接の消防団員等と協力して活動することになろうかと考えております。 初期消火の重要性から、地元に常時一定数の団員が活動できる状態であることが理想ではありますが、昼間地元にいらっしゃる消防団員OBを支援団員、もしくは再入団で団員を確保するよう推奨している状況であります。 支援団員につきましては、各支団の定数の1割以内との消防団での内規として決まりを設けている状況ですが、消防資機材は随時更新しており、団員として再入団していただくのが理想というふうに考えております。 また、新聞にも記載されておりましたように、平日は勤務地での消防団活動ができるよう、事業所にも理解してもらえるよう努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 今、答弁ありましたけれども、部落によっては、ほとんど消防団員が昼間いないという部落もあります。 ですから、支援団員が、今、団員の1割ということでありますけれども、この支援団員の方にまた再入団というと、なかなか問題があろうというふうに感じます。 支援団員の1割から2割ぐらいふやしてもらえれば、大体4人ぐらい、各部で4人ぐらいなると思いますので、そこら辺も十分検討していただきたいというふうに思いますし、団員の確保や消防団組織に関する今後の取り組みについてお願いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 折尾消防長。          (消防長 折尾 命君登壇) ◎消防長(折尾命君) ご質疑にお答えします。 唐津市を取り巻く環境は、人口減少や高齢化、職種の多様化等、厳しい状況の中にありますが、消防団は地域を見守る組織として存続する必要があるというふうに認識しております。 そのためには、必要に応じ、地域の変革に対応した組織づくりに努め、部の合併や組織編成も視野に、消防団と地域が協議を重ねていくことが重要だと捉えており、既に団長・支団長会議で課題を検討しているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それでは、次に、放課後子供教室推進事業について再質疑を行います。 この事業の概要についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 江里議員の再質疑にお答えします。 放課後子供教室推進事業の概要でございますが、放課後子供教室は、公民館を中心に26カ所で行っており、活動内容を検討するコーディネーターの方々と、実際の教室において子供たちの見守りと支援を行う教育活動サポーターの方々がいらっしゃいまして、コーディネーター、教育活動サポーターとともに、基本的には地域の方々にお願いをして実施しているところでございます。 活動内容につきましては、開催日及び回数につきましては、教室でさまざまでございますが、おおよそ水曜日と土曜日の2日間、二、三時間ほど開催されておりまして、英語、歴史、音楽、読み聞かせなどの学習活動やヨット、卓球、軽スポーツ、茶道、料理などの体験活動、そして竹細工などのものづくりの地域の大人の方や異年齢の子供たちとの交流活動、また浜遊び、折り紙等の昔遊びなど、26の教室ごとに地域の方々のご協力が得られる内容で活動を行っております。 平成27年度の参加人数は、子供延べ2万4,054人と活動サポーターで協力いただいた大人の方、延べ6,363人の参加がございました。 以上でございますが、午前中、私が石﨑議員の質疑の中の歴史遺産保存整備事業の答弁の中で、飯洞甕、窯と「バンドウ」と申しました。「ハンドウ」が正解でございました。まことに申しわけございません。よろしくお願いします。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) この事業は土曜日の休校に伴い、国の事業として行われたという経緯があると思いますが、現在、小中学校におきましても土曜日の学校が始まっております。 今後、この事業がどのようになっていくのか、この事業の展開についてお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質疑に答えします。 今後の事業の展開でございますが、国が土曜日の教育活動を推進しており、本市でも今年度から小中学校の土曜日授業を始めたところであり、今後の国の事業再編等が考えられないこともありませんが、現状におきましては放課後子供教室推進事業への取り組みによって、子供たちが地域のさまざまな特技を持った方々との交流などで文化活動、スポーツ活動など、さまざまな体験をすることで、子供たちの健全な育成と地域の連携を深めることができると考えておりますので、地域の方々のご協力を得ながら、事業を今後とも進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) これで議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 水上勝義議員。 ◆22番(水上勝義君) 22番、志政会、水上勝義でございます。 議案第100号、平成27年度唐津市一般会計歳入歳出決算より、農林水産業費から6項目について議案質疑をさせていただきます。ご答弁よろしくお願いいたします。 では、農林水産業費の中から、さが園芸農業者育成対策事業補助金について、新たな技術の導入による収量、品質の向上を図るとなっておりますが、新たな技術の内容についてお伺いをしたいと思います。 2点目に、人・農地プラン推進事業費について、事業費のうち青年就農給付金事業の目的と給付要件についてお伺いをいたします。 3点目ですが、イノシシ等駆除事業費について、事業費は唐津地域有害鳥獣広域駆除対策協議会への負担金が主なものと思いますが、この組織及びメンバーについて、お伺いをしたいと思います。 4点目ですが、環境保全型農業直接支援対策事業費について、この事業は水田にレンゲ草や菜の花、菜種を植栽するカバークロップと冬季水田の湛水管理を行い、有機農業に取り組む組織などに補助を行う事業ですが、取り組み状況及び成果についてお伺いをしたいと思います。 5点目ですが、いちご集出荷貯蔵施設整備事業補助金について、この施設の対象地域、農家数と利用農家数についてお伺いをいたします。 6点目ですが、地域農業水利施設ストックマネジメント事業について、老朽化した農業水利施設の保全と長寿命化を図るために土地改良区へ補助されていますが、地域農業水利施設ストックマネジメント事業と基幹水利施設管理事業費の事業の位置づけについてお伺いをして、第1回目の議案質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 水上議員さんのご質疑にお答えをいたします。 6項目ございました。 まず、さが園芸農業者育成対策事業補助金についての新たな技術の内容のご質疑でございます。 さが園芸農業者育成対策事業は、収益性の高い園芸農業の確立を図るために、新たな技術の導入による収量、品質の向上及び省エネ、省力化に取り組む農業者を支援する県の単独事業として実施をされているところでございます。 事業の内容につきましては、3つの取り組みがございます。 まず、1つ目ですが、先進的モデル経営体の育成への取り組み、2つ目に新たな園芸農業者の育成への取り組み、3つ目に経営力向上志向経営体の育成への取り組みなどでございます。 これらの取り組みの中で、新たな技術の具体的な取り組みの内容でございますが、まずイチゴの高設栽培施設、それから環境制御型耐候性ハウス、省石油対応ハウス等の整備がございます。 次に、省石油機械・装置、それから温度等自動管理装置等の導入があるところでございます。 次に、人・農地プラン推進事業費の目的と給付要件についてのご質疑でございます。 この事業の目的は、青年の就農意欲の喚起と就農後の営農定着を図るため、経営が不安定な就農直後5年以内の所得を確保するために、給付金を給付するものでございます。 次に、その要件でございますが、給付対象者は5つの要件を満たす必要がございます。 1つ目に、独立・自営就農時の年齢が原則45歳未満の認定新規就農者であり、農業経営者となることに強い意欲を有していること。2つ目に、独立・自営就農であること。3つ目に、独立・自営就農5年後には農業で生計が成り立つ実現可能な計画であること。4つ目に、市の人・農地プランに位置づけられていること。5つ目に、生活保護等生活費を支給する国のほかの事業と重複受給できないこととなっているところでございます。 次に、イノシシ等駆除事業について、対策協議会の組織及びメンバーについてのご質疑でございます。 唐津地域有害鳥獣広域駆除対策協議会は、有害鳥獣等の駆除及び被害防止について、広域的な駆除体制を確立し、適正かつ円滑な駆除を行うことによりまして、農作物への被害防止等を図ることを目的として組織された団体でございます。 協議会のメンバーといたしましては、唐津市、玄海町、唐津農業協同組合、東松浦農業共済組合、佐賀県猟友会唐津支部、佐賀県猟友会相知支部、唐津警察署、唐津農林事務所、東松浦農業改良普及センター及び佐賀森林管理署の10機関によりまして構成をされているところでございます。 なお、この当協議会の会長は唐津市副市長、副会長に玄海町副町長と唐津農業協同組合長となって、組織をいただいているところでございます。 次に、環境保全型農業直接支援対策事業の取り組み状況と成果についてのご質疑でございます。 平成27年度実績では、18件の取り組みがなされておりまして、地区別で申しますと、本庁管内が8件、厳木地区が1件、北波多地区が9件となっているところでございます。 取り組み別では、主作物の栽培期間の前後いずれかに、レンゲや菜種を作付けるカバークロップの取り組みが16件、122.86ヘクタール、主作物に化学肥料、化学合成農薬を使用しない有機農業の取り組みが1件ということで9.24ヘクタール、冬場に水田に水を張り、管理する冬季湛水管理の取り組みが1件、5.57ヘクタール、合わせまして、137.67ヘクタールの取り組み状況となっているところでございます。 成果でございますが、この事業の趣旨でもございます環境負荷の低減に配慮した持続的な農業を確立することで、地球温暖化防止や生物多様性保全に効果の高い営農活動の普及に寄与をいたしていると考えているところでございます。 次に、いちご集出荷施設貯蔵施設整備事業補助金の対象農家と利用農家数でございます。 平成27年度の実績で、唐津地区いちごパッケージセンター管内のイチゴ農家数につきましては190戸となっておりますが、今回このパッケージセンターに加入をいただいております農家数は、約8割の151戸となっているところでございます。 最後に、地域農業水利ストックマネジメント事業についてでございますが、基幹水利施設管理事業との位置づけでございます。 まず、地域農業水利施設ストックマネジメント事業でございますが、受益面積10ヘクタール以上を対象といたしまして、施設の機能保全計画を作成をし、老朽化しております揚水ポンプや水路等の補修・更新が可能となっておりまして、国補助金55%、県が15%、市及び受益者の負担が15%となっているところでございます。 現在、上場土地改良区、浜玉畑総土地改良区、鏡久里土地改良区の管内3土地改良区と唐津市がそれぞれ事業主体となりまして、事業の実施をいたしているところでございます。 次に、基幹水利施設管理事業でございますが、国営土地改良事業で整備をされました大規模で公共性の高いダム、揚水機場等の補修、更新、維持管理が可能な事業でございまして、国が30%、県が35%、残り35%を唐津市と玄海町とで共同で事業を実施をいたしている事業でございます。 事業の採択要件でございますが、施設ごとの受益面積が1,000ヘクタール以上、ダムにつきましては、設計洪水量が毎秒300トン以上または利用貯水量が250万トン以上で、揚水機場は最大取水量が毎秒1トン以上と要件がなっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) それでは、再質問をさせていただきます。 新たな技術について伺いましたけれども、やはり先進的な技術導入は、今後の農業経営に必要な技術だと思っております。 新たな技術の取り組み内容、それから成果についてお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 新たな技術の取り組み内容についてでございます。 イチゴの高設栽培施設の整備につきましては、栽培棚を設置することで空間を立体的に活用できるため、地面に直接植えつける場合よりも、植えつけ本数をふやすことができることから、反収増を図ることができ、立った状態で管理、収穫作業ができるため、体力面でもメリットがございます。 また、環境制御型耐候性ハウスの整備につきましては、通常の鉄骨ハウスや鉄骨パイプハウスが、毎秒35メートル程度の風に対する強度を持つとされているのに対しまして、これを改良、補強することで、毎秒50メートル以上の強風に耐え得る強度を高めたものでございます。 そのほか、省石油機械・装置等においては、ヒートポンプ、循環扇、多段式サーモ多層被覆装置、自動カーテン装置の導入を実施をしてきたところでございます。 これら技術の導入によりまして、収量、品質の向上が図られ、省エネ、省力化技術の普及が進みまして、収益性の高い園芸農業の確立に寄与をしていくものと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) ただいま、成果についてわかりました。 今後とも技術革新は目覚ましいものがあると思いますので、新たな技術の導入により収益性の高い農業の確立に向け、さらなるご支援を期待いたします。 次に、人・農地プラン推進事業費について、目的と給付要件についてはわかりました。 それでは、給付金についてでありますが、新規就農者を加えた個人就農者が27名と夫婦就農者が7組14名の合計41名に給付されていますけれども、新規就農者の人数と給付対象者の営農形態についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えをいたします。 平成27年度の新規就農対象者でございますが、個人就農者8名、夫婦就農者1組の2名の10名となったところでございます。 給付対象者41名の営農形態でございますが、複合経営もあることから、経営の柱となる品目で分類をいたしますと、施設野菜15名、露地野菜5名、施設果樹12名、露地果樹3名、肉用牛3名、施設花き2名、水稲1名となっている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) 新規就農者については、個人が8名、それから夫婦が1組ということでありました。 そしてまた、経営形態につきましては、やはり収益性の高い施設野菜が多いように思われます。 現在、農家の高齢化が進む中で、農業の担い手となる新規就農者の確保は、市農業の維持と発展のためには重要な課題と考えております。 市として、今後の担い手確保対策についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 今後の担い手確保対策についての質疑でございます。 新規就農者が就農するためには、農作物の栽培技術の習得はもとより、農業者としての経営ノウハウの習得が必要であると考えているところでございます。 市といたしましては、農業委員会、農協、県関係機関等との連携を図りながら、技術習得から農地や農業施設支援資金の確保など、しっかりとした支援に努めていきたいと考えております。今後も新規就農者の確保につなげてまいりたいと考えているところでございます。 また、平成24年度から取り組んでおります青年就農給付金事業につきましては、新規就農者の確保に一定の成果を上げているものと考えておりまして、今後もより一層の普及啓発を図りながら、青年就農者の育成、確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) 新規就農者の確保は、関係機関と連携をし、技術面の指導や資金面までの一貫した指導体制を整えていただくようお願いいたします。 そして、次にイノシシ等駆除事業費について再質疑を行います。 協議会の組織構成についてはわかりましたけれども、イノシシ、猿などの有害鳥獣駆除の体制と駆除の状況についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 有害鳥獣の駆除につきましては、唐津地域有害鳥獣広域駆除対策協議会で、唐津市、玄海町の区域を10班に分けまして、捕獲、駆除活動や市民からの連絡により駆除対策に当たっていただいているところでございます。 さらに、当協議会では、国の補助事業を活用いたしまして、イノシシの捕獲用箱わなを導入いたしまして捕獲向上につなげますとともに、駆除従事者向けの捕獲研修会等の開催も実施をいたしているところでございます。 本市といたしましては、各地区の駆除員の中から鳥獣被害対策実施隊員の任命を行いまして、有害鳥獣による農作物被害及び生活環境被害の軽減を図るため、追い払いの活動、それから捕獲活動等を行っているところでございます。 また、猿につきましては、生息実態調査を活用いたしまして、捕獲対策及び農家によります追い払い等に活用をいただいているところでございます。 このように関係機関が連携した捕獲、駆除の体制を整備するとともに、協力して駆除に当たっていただくことによりまして、一定の成果を上げているものと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) 駆除につきましては、唐津を10班に割って行っているというようなことをお聞きいたしました。 そしてまた、一定の成果が上がっていると説明を受けましたけれども、過去3年間の有害鳥獣駆除の捕獲状況についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えをいたします。 過去3年の主な有害鳥獣、イノシシ、猿、アライグマの捕獲頭数についてお答えいたします。 平成25年度につきましては、イノシシ3,267頭、猿40頭、アライグマ24頭、平成26年度につきましては、イノシシ3,746頭、猿71頭、アライグマ27頭、平成27年度の実績でございますが、イノシシ3,876頭、猿67頭、アライグマが49頭となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) 今、捕獲頭数についてお伺いいたしましたけれども、年々捕獲頭数がふえているような状況であったかと思っております。 また、そういう中で、駆除従事者の高齢化が進んでいると聞いております。駆除従事者の育成については、市はどのように考えておられるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 駆除従事者の育成についてのご質疑でございます。 現在、有害鳥獣の捕獲、駆除に従事いただいております駆除員の方は174名いらっしゃいます。 そのうち93名の方が65歳以上となっておりまして、議員ご指摘のとおり駆除従事員の高齢化、それから、あわせまして後継者の育成が全国的な課題となっている状況でございます。 こうした状況を踏まえまして、本市といたしましては、平成28年度、今年度からでございますけれども、狩猟免許を取得される方に対しまして、狩猟免許の取得の際に必要な講習会費用や診断書料の経費の2分の1を助成をしていくということにいたしておるところでございます。 こういった助成を活用いただきまして、駆除従事者の育成等に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) 狩猟免許費用の2分の1を今年の平成28年度より補助するということをお聞きいたしました。駆除従事者の育成には大いに役立つものと期待をしております。 それでは、有害鳥獣駆除の今後の対策についてお伺いをしたいと思います。
    ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 今後の対策についてでございます。 本市では、収穫物を農地に放棄したままにせず、適切に処理するなど、イノシシを集落に近づけないようにするすみ分け対策、また、ワイヤーメッシュなど防護柵を設置して、イノシシの農地への侵入を防ぎます防除対策、また、箱わな等の設置によりまして、イノシシを捕獲する捕獲対策、この3つの対策に取り組むことが重要であると考えております。 市といたしましては、唐津地域有害鳥獣広域駆除対策協議会を中心として、関係機関と協力をしながら、国、県の補助事業を積極的に活用しながら、今後も捕獲対策、防除対策に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) 防除、捕獲等対策に対して、補助等をよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次に環境保全型農業直接支援対策事業費について再質疑をさせていただきます。 これからの農業は、環境負荷が少ない、環境に優しい農産物の生産が必要です。この事業により生産された農産物は有利販売につながっているのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 この事業によって、生産された作物の有利販売につながるのかというご質疑でございます。 現在、食料の安全安心への関心が高まる中におきまして、消費者ニーズに対応した農作物の供給が課題となっているところでございます。 そのためには、良質な堆肥等の有機質資材の利用など、農業の持つ物質循環機能を生かしながら、化学肥料や化学合成農薬による環境への影響をできる限り低減をいたしまして、環境保全型農業を推進する必要があると考えております。 この事業の要件といたしまして、エコファーマー認定または佐賀県特別栽培農産物認証を受けていなければならないということから、安全安心な作物として付加価値をつけることで有利販売につながり、ひいては農家所得の向上につながるものと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) エコファーマーの認定は特別栽培農産物の認証を受ける、このことがやはり安心安全な作物の栽培をしているということで、付加価値がつくものだと思っております。このことも唐津の農業を推し進める大きな1つの要因だと思っておりますので、ご支援方よろしくお願いしたいと思います。 次に、イチゴの集出荷貯蔵施設整備事業補助金について再質疑を行います。 イチゴ農家の約7割の農家が利用されているということをお聞きしましたけれども、対象面積と施設利用の状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 利用状況についてでございます。平成27年産の実績でございますけれども、約35ヘクタールでございまして、1,446トンの出荷数量となったところでございます。 施設の利用状況でございますが、当該施設は本年3月8日から6月までの稼働となったことから、通年の半分以下の103日間にとどまったところでございます。処理量といたしましては、311トンとなっております。 今後は、生産農家の100%の加入を推進いたしますとともに、選果体制の充実を図り、フル活動に向け全力で取り組まれるというふうに伺っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) イチゴ栽培面積につきましては35ヘクタールで、311トンの処理がされたというようなことですけれども、それでは、イチゴの価格の動向についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 価格の動向についてのご質疑でございます。 JAからつ全体で、平成26年産につきましては、1キログラム当たり1,041円、平成27年産につきましては、1キログラム当たり1,090円となったところでございます。 今後につきましても、唐津地区いちごパッケージセンターを利用することによりまして、品質の均一化及び向上等が図られ、有利販売に努められまして、農家所得の向上を図っていくとされているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) パッケージセンターの利用により、価格については若干高めにいったということで、少しは有利販売できたんじゃないかなと思っております。 パッケージセンターを利用された農家の声についてお聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 生産農家の声でございますが、施設が稼働したことによりまして、よかったという意見からまず申し上げたいと思います。 出荷前に出荷ロスを防ぐため、ある程度の個人選果は必要となったが、夜遅くまでのパック詰めをしなくてよくなったと、それから、夜中の作業がなくなった分、早朝からの収穫が楽になった等の、時間にゆとりができ、畑の手入れに時間が割けるといったような意見が多数伺ったところでございます。 また、作付面積の拡大計画ができるようになった、あわせまして共同選果により、品質向上をすることで単価がアップしたというような意見がございまして、初年度にしてはうまくいったという声が過半数を占めたというところでございます。 それに反しまして、問題点も出てきているところでございます。 作業員不足により出荷割り当てが少ない、それから、作業員の経験不足により、1日の製品出来高が少ないといったような作業員確保の問題の指摘があってございます。 これらの問題点の改善に向け、JA部会、生産者が一丸となって、今後の取り組みに努められていくというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) いい面と悪い面が出てきたと、多くの意見が出てきたというようなことですけれども、農家の意見を十分に聞き入れて、農家の所得向上に手助けをしていただければと思っております。 次に、地域農業水利施設ストックマネジメント事業について再質疑を行います。 市内3土地改良区でストックマネジメント事業が活用されていますが、上場土地改良区で沈砂池のしゅんせつ、2カ所が行われておりますが、まだ必要な箇所が数多くあると思いますけれども、どのぐらいあるのかお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えいたします。 まず、上場地区におきます沈砂池につきましては、事業により整備をされた営農団地の耕作土の流出を防止し、河川への濁水流入を抑制するため設置されておりまして、総数430カ所となっているところでございます。 これらの沈砂池につきましては、定期的にしゅんせつを行う必要がございまして、多面的機能支払交付金の制度を活用いただきまして、地元で管理をいただいているところでございます。 特に、鎮西、呼子地区における沈砂池につきましては、総数53カ所のうち、38カ所を平成18年度から平成26年度にかけまして、しゅんせつを行っていただいたというふうなところでございます。 議員ご質問の今回2カ所の沈砂池のしゅんせつでございますが、これは横竹、中野地区の沈砂池でございまして、上流部の沈砂池からの流末として、国及び唐津市で整備をいたしまして、現在、管理をいたしているものでございまして、今回しゅんせつを行っておりますが、これは市の単独事業として実施をしたところでございます。 これにつきましては、対応可能な補助制度がございませんので、今後も農林水産省とも現状の状況を説明をしながら継続して協議を行ってまいり、適切な管理に努めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) 沈砂池については430カ所ぐらいあって、地元が管理をしているということですけれども、私が上場に見てみると、とてもじゃなく、いっぱいたまって取り切らんなというようなところもあります。 やはり地元で管理するというのは非常に厳しいので、この点についても、市なり、農林水産省なりに強く要望を働きかけていただいて、しゅんせつ等をお願いしたいと思います。 やはり下流域の環境にも大きな影響が出ると思いますので、その点よろしくお願いしたいと思います。 しゅんせつとともに上場地区の送水管の破損が頻繁に起きていると聞いておりますけれども、破損箇所は今後どのようにしていくのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えをいたします。 上場地区におきましては、国・県営事業で、幹線用水路94.3キロメートルのほか、団地内には配管によりますパイプラインが設置をされている状況でございます。 現在、幹線用水路の漏水等によります破損につきましては、基幹水利施設ストックマネジメント事業によりまして、電気防食対策工事が実施をされ、その効果の検証をいたしているところでございます。 また、団地内の配管につきましては、毎年100カ所程度の破損が発生をいたしておりまして、上場土地改良区におきましても、予算の確保に苦慮をされている状況でございます。 その配管破損の原因といたしましては、減圧弁、安全弁等の機能低下によるものが考えられるため、これも地域農業水利ストックマネジメント事業により対応が図られておりますが、国の予算の確保がなかなか厳しい状況となっている状況でございます。 そのため、現在、農林水産省、佐賀県、唐津市、玄海町とで、上場地区農業振興施設保全協議会を設立をいたしまして、老朽化が進行する農業水利施設の長寿命化と高率の補助の導入を検討をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 水上議員。 ◆22番(水上勝義君) 年間100カ所ぐらいの破損箇所が出ているというようなことですけれども、農家の負担の軽減と後継者の育成について、また委員会のほうで議論等をお願いいたしまして、私の議案質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 平野潤二議員。 ◆28番(平野潤二君) 28番、清風会の平野潤二でございます。 議案第100号、唐津市一般会計歳入歳出決算より、企画費、新エネルギー導入推進費、教育総務費、ICT教育推進事業費、同じく社会教育費、唐津赤十字病院南病棟・管理棟整備費について、以上、3点について伺いたいと思います。 企画費の新エネルギー導入費については、農山漁村再生可能エネルギーを活用した風力発電等を推進していくというような答弁があったと思いますが、事業費581万12円についての内容について伺いたいと思います。 次に、総務教育費、ICT教育活用推進事業費でございます。7,299万5,000円でございます。これは唐津市の小中学校全域に電子黒板等を推進するというようなことでございまして、かなり高額な事業費が見込まれまして、また同時に教育効果も大いに期待されるところであります。 まず初めに、平成27年度で小中学校に整備されておりますが、決算状況について伺いたいと思います。 次に、社会教育費、唐津赤十字病院南病棟・管理棟整備費であります。この事業が教育とまたがっておりまして、なかなか複雑な事業費でありますが、599万円の決算状況について伺いたいと思います。 以上、1回目の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 林企画部長。          (企画部長 林 和茂君登壇) ◎企画部長(林和茂君) 平野議員のご質疑にお答えいたします。 新エネルギー導入推進費の決算の概要についてのご質疑でございました。 本市では、再生可能エネルギー総合計画に基づきまして、低炭素社会の構築と地域経済の活性化を目的といたしまして、再生可能エネルギーの導入促進に努めているところでございます。 平成27年度の新エネルギー導入推進費の決算概要といたしましては、再生可能エネルギーの導入促進のため、農山漁村再生可能エネルギー法を活用いたしました風力発電の推進並びに、現在、神集島に設置しております九州大学と連携したレンズ風車の実証データの収集に関する共同研究につきまして取り組んだところでございます。 さらに、電気自動車のEVカーシェアリング事業でありますとか、人材育成のために九州経済産業局や九州大学大学院へ職員を派遣したところでございます。 また、市内事業者や市民に対しまして、再生可能エネルギー導入促進セミナーを開催いたしまして、勉強する場を設けるなど、低炭素社会の構築に向けて積極的に取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 平野議員さんのご質疑にお答えします。 平成27年度の小中学校のICT教育推進事業の決算状況ということでございますが、小学校及び中学校のICT教育推進事業におきましては、電子黒板及びデジタル教科書の整備を主軸に、平成24年度から事業を実施しているものでございます。 平成27年度は、電子黒板につきましては、小中学校の特別支援学級を中心に整備を行い、小学校へ66台、中学校へ31台導入いたしました。 また、平成27年度は、小学校において教科書改訂がございましたので、改訂にあわせて主要教科である国語、算数、社会、理科の4教科のデジタル教科書の更新整備を小学校34校、全て実施しました。 そのほか、同事業の新規事業としまして、特別支援学級へのタブレット端末の整備、また、離島学校を中心とした遠隔連携授業支援テレビ会議システムの整備に取り組みました。 決算額につきましては、小学校ICT教育推進事業費は5,119万2,570円で、その内訳は電子黒板整備が4,247万5,862円、デジタル教科書整備が825万7,788円、特別支援教育情報端末整備が26万6,770円、遠隔連携授業支援テレビ会議システム整備が19万2,150円でございます。 次に、中学校ICT推進事業費については2,180万3,194円で、内訳を申しますと、電子黒板整備が1,709万8,948円、テレビ教科書整備が450万3,240円、特別支援教育情報端末整備が17万3,556円、遠隔連携授業支援テレビ会議システム整備が2万7,450円でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 平野議員さんのご質疑にお答えをいたします。 お尋ねがございました唐津赤十字病院南病棟・管理棟整備費、この中で、議員さんのほうからは社会教育費の中に入っております部分の599万円の決算額についてお尋ねがございましたけれども、この事業そのものがそもそも予定しておりますそれぞれの施設の目的に応じまして、保健福祉部と教育委員会の6課にまたがって予算を配分をいたしております。 なお、事業発注、契約事務等は、保健医療課のほうで主導してやっておりますので、この全体の姿につきまして、まず私のほうから説明をさせていただきたいと思います。 唐津赤十字病院の移転新築に伴いまして、南病棟と管理棟につきましては耐震構造が施されておりまして、将来的に十分活用が見込まれることから、唐津赤十字病院により無償譲渡を受けることといたしております。 活用につきましては、南病棟は地下、それから地上1、2階に保健センターを、3階に新しく歯科口腔保健センターを整備する予定でございます。 また、管理棟につきましては、地下1階に図書配送センター、1階にフレンドハウス、にこにこサポートはまゆう、更生保護サポートセンター、それから適応指導教室の調理教室を、2階には青少年センター、3階に適応指導教室の設置を予定をいたしておりまして、そのために必要な改修のための基本設計と実施設計の委託業務を実施したものでございます。 全体事業費につきましては2,430万円で、基本設計費729万円、実施設計費1,701万円となっております。 事業発注及び契約事務は、保健医療課が実施をいたしております。 内訳といたしまして、南病棟につきましては、全て保健医療課に関する事業でございまして、執行額といたしましては1,465万5,600円となっております。 管理棟の事業費につきましては、964万4,400円となっておりまして、先ほど申し上げました施設の所管課である近代図書館、学校支援課、生涯学習文化財課、障がい者支援課並びに福祉総務課におきまして、利用面積に応じた事業費の配分を行い、委託料を執行したものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 平野議員。 ◆28番(平野潤二君) 再質疑をいたします。 決算概要については詳しく述べられたんですが、次の質問といたしまして、平成27年度の風力発電の推進についての具体的な取り組みはどのようなものか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 林企画部長。          (企画部長 林 和茂君登壇) ◎企画部長(林和茂君) 再質疑にお答えいたします。 平成27年度におきましては、農山漁村再生可能エネルギー法を活用いたしまして、唐津市農林漁業団体、学識経験者、発電事業者、関係住民などで組織いたしました協議会を発足いたしたところでございます。 この協議会では、風力発電設備の導入を進めておりまして、農業振興として売電量の一部を20年間地元へ還元できる仕組みを構築いたしました。 発電概要につきましては、2メガワットの風車が相賀地区と湊地区にそれぞれ1基ずつ建設予定となっております。 現在の試算では、還元率が1%でございますので、20年間で約3,000万円程度が、農業振興として地元へ還元されるものと考えているところでございます。 さらに、建設に関しましても、発電事業者からは地元の企業にできるだけ発注したいと聞いておりますので、地域経済の活性化に寄与できるものと考えております。 今後はこの法律を活用いたしまして、民間の活力により相賀、湊地区から鎮西町にかけて、風力発電設備が8基程度、出力が最大で約2万8,000キロワットの風車が建設計画しております。現在、環境影響評価の手続中でございます。 今後もこうした事業者との連絡を密にいたしまして、情報収集を図ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 平野議員。 ◆28番(平野潤二君) 風力発電が8基程度、それから出力は2万8,000キロワットということで、かなり大きな出力の整備がされると思います。 その工事についても、地元企業に発注するようにというような答弁がありました。 その中で、私も何回か神集島のレンズ風車の状況を見に行かせていただいたんですが、そのレンズ風車の状況と今後の取り組みがどのようになるのか、その辺を伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 林企画部長。          (企画部長 林 和茂君登壇) ◎企画部長(林和茂君) お答えいたします。 レンズ風車の状況におきましては、九州大学と連携いたしまして、平成25年3月に神集島におきましてレンズ風車を1基設置しており、発電した電力を活用いたしまして、旧神集島小学校の敷地内の外灯に電気を供給しているところでございます。 現在は、九州大学が離島におきまして、風の状況によって発電効率がどう変わるのか実証データの収集を行っており、本市といたしましても共同研究と離島による地産地消の自立したエネルギーの確保に向けまして、ほかの公共施設へ電気を供給することができないのか等の研究を九州大学と進めていくとともに、神集島以外の離島に対しても、今回の実証実験のデータを活用して、設置が可能か検討をしてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 平野議員。 ◆28番(平野潤二君) 神集島のレンズ風車についても、ほかの公共施設へ供給できないかというような検討がされておるようでございます。 また、神集島以外の離島についても、設置できるような可能性があるのなら設置したいということです。 さらに、概要書の中に、EVカーシェアリングの導入、人材育成のための九州経済産業局、九州大学大学院への職員派遣などをうたってありますが、その状況について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 林企画部長。          (企画部長 林 和茂君登壇) ◎企画部長(林和茂君) 再質疑にお答えいたします。 現在のEVカーシェアリング事業につきましては、平成23年度から実施しておりまして、平日は市役所の公用車として利用し、土日祭日は民間のレンタカーとして活用することで、官民が連携した電気自動車の普及啓発を図っているところでございます。 電気自動車の課題といたしまして、バッテリーを含む蓄電池の技術開発が進んではおりますけれども、ガソリン車並みの走行距離はいまだ確保できていないような状況でございます。 しかし、二酸化炭素を排出しないクリーンなエコカーですので、今後も積極的に電気自動車の普及啓発を図ってまいりたいと考えております。 充電施設の利用状況につきましては、日本充電サービスの公表によりますと、佐賀県内では110カ所設置されております。唐津市内では23カ所に充電設備が設置されている状況でございます。 本市におきましては、唐津市内の23カ所のうち、平成26年度に経済産業省及び自動車メーカー4社による支援を受けまして、市内3カ所に充電設備を設置させていただいているところでございます。 市内3カ所に設置した充電施設の利用状況でございますが、平成27年度におきましては3カ所の合計で731件の利用がございまして、月平均60件程度の利用があっているところでございます。 次に、人事交流についてでございますが、国の政策や研究機関の情報をいち早く得るために、九州経済産業局及び九州大学大学院へ職員を派遣している状況でございます。 現在、派遣した職員を、国や研究機関とのパイプを生かしながら、再生可能エネルギー関連の業務に従事させているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 平野議員。 ◆28番(平野潤二君) 平成26年度に3カ所の充電機械を設置されておるんですが、なかなか今の蓄電池の技術では、長い距離が走れないというような欠陥があろうかと思いますが、これから徐々に技術開発がされて、距離も飛躍的に延びるんではないかと考えております。 この項、最後の質問ですが、新エネルギー関連でセミナーも開催しておるというような、概要書にうたっておられますが、どのような内容なのか、また参加者等の実績を伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 林企画部長。          (企画部長 林 和茂君登壇) ◎企画部長(林和茂君) お答えいたします。 平成27年度におきまして、新エネルギー関連でセミナーを2回開催させていただいております。 まず、1回目は九州経済産業局とタイアップいたしまして、平成27年8月に水素・再生可能エネルギー導入セミナーを開催いたしまして、国の政策、燃料電池及び水素エネルギーの技術開発といった内容でご講演をしていただきました。参加者は92名でございました。 さらに、セミナーとあわせて水素燃料車であるトヨタMIRAIをボートレースからつの駐車場で試乗会を実施するなど、体験も交え、工夫したセミナーの開催に努めたところでございます。 また、平成28年3月には、環境省の九州地方環境事務所とタイアップいたしまして、バイオマスセミナーを開催いたしました。参加者は89名でございました。 地球温暖化から見たバイオマス事業や自立分散型エネルギーによる循環型社会の形成、木質バイオマスを取り巻く状況など、ご講演をしていただきました。 また、唐津ガス株式会社からは、バイオガスの取り組みについて、ご講演をしていただいたところでございます。 市内業者や市民に対しまして、再生可能エネルギーの勉強する場を今後も提供いたしまして、地域活性化に根差した再生可能エネルギーの普及啓発に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 平野議員。 ◆28番(平野潤二君) ありがとうございました。 次の質問に移ります。 平成27年度実績が、小学校が66台、中学校が31台、総額で5,119万円の事業費がかかったという答弁でありました。 この事業は、平成24年度から3年間で整備されておるんですが、その整備の経費の総額はどのようなことになっておるのか、また、導入形態はリース契約か購入か、その点について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質疑にお答えします。 電子黒板の整備の状況及び導入形態ということでございますが、平成27年度までに整備した電子黒板の台数は、小学校359台、中学校151台、合計510台でございます。 これにより、平成27年度における小中学校の全クラスの整備率100%を達成したものでございます。 電子黒板の導入形態は、5年間の長期継続契約とし、経費の平準化を図っております。 また、経費につきましては、電子黒板整備に要した各年度の決算額ベースで回答いたしますが、ちょっと数字が並びますが、平成24年度は、小学校123万1,710円、中学校289万9,571円、平成25年度は、小学校1,210万7,497円、中学校1,226万2円、平成26年度は、小学校3,105万5,672円、中学校1,222万2,748円、平成27年度は、小学校4,247万5,862円、中学校1,709万8,948円で、合計しまして小学校が8,687万741円、中学校が4,448万1,269円、小中学校総計しますと1億3,135万2,010円となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 平野議員。 ◆28番(平野潤二君) これまでの導入費の合計が、小中学校で1億3,135万円という答弁がありました。 冒頭申しましたように、この事業の効果というのを図るのはなかなか難しいわけでございまして、先日、9月30日ですか、全国学力調査の発表がありましたが、どれもやっぱり低いというような実績が出ておりますが、この事業を通して少しでもやっぱり子供たちの成績が上がるように願いたいと思います。 この電子黒板のあたりを使うのには、やっぱり教える教師のスキルアップが必要だと考えておりますが、電子黒板が子供たちの学習内容理解を促進するツールであるならば、先生が電子黒板を使いこなす必要があると思います。 教職員に対する電子黒板を含めたICT利活用研修の状況を伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 電子黒板を含めたICT利活用研修の状況について回答いたします。 唐津市では、電子黒板を授業で活用するために、平成24年度と平成25年度に、全小中学校教諭を対象に研修会を実施いたしました。 そして、平成24、25年度は、小学校1校、これは鏡山小学校でございます。中学校2校、高峰中と海青中です。この3つの学校をICT利活用教育推進モデル校として指定し、ICT利活用教育の研究を行ってまいりました。 平成26年度以降は、各学校においてICT教育情報化推進リーダーを中心とした研修を行っております。 外部講師を招聘して研修を行う学校もあり、小学校の教科等部会、情報部会では、デジタル教科書の活用に関する研修が行われております。 また、佐賀県ICT利活用フェスタ等のICT利活用教育の各種研修会にも、各学校の管理職や教職員が積極的に参加するなどして、より効果的な指導法について研修を行っているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 平野議員。 ◆28番(平野潤二君) これまで510台の電子黒板が整備されておるんですが、こういうIT機械というのは、日進月歩でなかなかもう技術が進んで、なかなか追いつけないわけですが、電子黒板を含むICT機器の更新について、今後どのようにされるのか伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質疑にお答えします。 電子黒板とICT機器の更新についてはどうかということでございますが、平成24年度に整備した機器については、平成29年度で賃貸借契約満了となりますが、整備機器については、それぞれの機器の状態を確認しながら、再リース対応等を踏まえた上で更新を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 平野議員。 ◆28番(平野潤二君) 冒頭申しましたように、やっぱりこの機器を導入した目的は、子供たちの学力向上が一番最初に来るんだろうと思います。その辺もしっかり進めていただきたいと思います。 次に行きます。 社会教育費、唐津赤十字病院南病棟・管理棟整備費であります。全体事業費については2,430万円で、全部の保健医療課に関する事業が1,465万5,000円でございまして、今後の整備についての事業費をどのくらいと見込んでおられるのか、その辺について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) 再質疑にお答えをいたします。 今後の事業費についてということでございますけれども、平成27年度に実施をいたしました基本設計と実施設計は、施設の目的に応じた改築のために必要な工事の基礎資料を調査、算定したものでございまして、具体的な工事費等につきましては、建築住宅課にて再度設計を行う必要がございます。 また、ソフト面におきましても、例えば必要となります医療機器の選定を唐津東松浦医師会や歯科医師会の皆さんのほうに検討をしていただくなど、今後も調整すべき事項が多々ありますので、現時点では明確な金額をお示しできる状況ではございませんので、今後、金額が固まり次第、状況を見ながらお示しをさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 平野議員。 ◆28番(平野潤二君) この事業が社会教育だったり、医療機器だったりということで多岐にわたっているんで、なかなか金額が出しにくいということで、概要が固まったら報告するというような答弁であったと思います。 解体は唐津赤十字病院が行うということなんですが、解体後の南病棟を除く、あとの解体の活用法はどのようになるのか、その辺について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答え申し上げます。 跡地の利用についてのお尋ねでございますが、跡地利用につきましては、地域の皆様を初め、唐津東松浦歯科医師会など、関係機関とご協議をさせていただいた中で、唐津赤十字病院の移転により地域が衰退しないよう、医療・福祉の拠点施設として整備してほしいと、そういったご意見をいただいておりまして、これを受けまして、庁内の関係部署で構成されます活用計画検討作業部会で幾度となく検討をいたしました上で、南病棟並びに管理棟は先ほど申し上げました活用を考えております。 また、本館解体後の駐車場を含めた用地の利用につきましては、住民健診時の駐車場として約200台のスペースを確保し、残りの用地につきましては、市民の皆様が気軽にウオーキングや体操などに利用できる健康づくりの拠点となるような健康づくり広場として整備をしたいということで考えております。 具体的な内容につきましては、さらなる検討を加えた上で考えていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 平野議員。 ◆28番(平野潤二君) 最後の質問になります。 その広場は住民健診時の駐車場200台のスペース、それからウオーキング、体操などが利用できる広場として活用したいというような答弁でありました。 今後のスケジュールについてどうなっておるのか、その点について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 香月保健福祉部長。          (保健福祉部長 香月隆司君登壇) ◎保健福祉部長(香月隆司君) お答え申し上げます。 今後のスケジュールでございますが、旧唐津赤十字病院等の解体工事の業者が決定をしまして、平成28年10月1日から平成30年2月末までの約1年5カ月の工期で、土壌汚染の調査等を含め、解体工事が実施をされます。 工事期間中は、敷地内で多くの工事機械、車両が稼働し、また、駐車場は解体残土の仮置き場として利用されますので、また、駐車場はアスファルト舗装でございますが傷みがひどく、全面的な撤去を、市から唐津赤十字病院に依頼をしておりますけれども、その剥ぎ取り作業は解体作業の終了後に実施されるとお聞きをいたしております。 その期間は、本館に隣接します管理棟並びに敷地の一番奥にあります南病棟の工事を実施することは、技術的にも物理的にも難しいと聞いておりまして、したがいまして、南病棟、管理棟並びに広場の整備につきましては、平成30年度以降になると見込んでおりますけれども、解体工事の進捗状況によっては時期が前後する可能性もございますので、今後の進捗を見きわめながら、適切に対応していきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 平野議員。 ◆28番(平野潤二君) 以上で議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 6番、清風会の伊藤泰彦です。 議案第100号、平成27年度唐津市一般会計歳入歳出決算について質疑いたします。 まず観光費から、からつ歴史回廊推進事業費についてですが、事業の目的と平成27年度の主な事業についてお聞きし、唐津観光協会補助金については、平成27年度1億円を超える補助金を交付していますが、実施した主な事業内容についてお伺いします。 次に、土木費の道路新設改良費より、湊町方線外1路線道路改良費について、全体整備延長は360メートルとなっていますが、整備の目的と現在までの進捗状況についてお聞きし、また同じく道路新設改良費より七ツ釜線道路改良費ですが、この七ツ釜線については、延長1,800メートルとなっていますが、現在までの進捗状況についてお聞きいたします。 次に、交通ユニバーサルデザイン化事業費については、事業の目的についてお伺いし、教育費から特別支援教育費についてですが、平成27年度の事業内容として生活支援員の配置を行ったとありますが、まずその決算状況についてお伺いいたします。 図書配送センター事業費については、図書配送センターの事業概要について、最後に体育施設整備費については、本庁及び市民センター所管の施設の工事請負費、施設修繕費、備品購入費等があると思いますが、費用別の件数と金額についてお尋ねしまして、1回目の質問といたします。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 伊藤議員さんのご質疑にお答えをします。 2点あったかと思います。まず最初に、からつ歴史回廊推進事業費の事業の目的、それから27年度の主な事業内容ということでございました。 この事業の目的でございますが、平成24年度に策定をいたしました名護屋城跡と陣跡活用実施計画に基づき、推進組織である肥前名護屋城歴史ツーリズム協議会を中心に歴史をテーマにした体験、交流が楽しめる旅行地を目指した取り組みを展開し、観光客の滞在時間の延長と観光消費の拡大につなげることを目的としております。 平成27年度の主な事業内容でございますけれども、この事業の推進母体であります肥前名護屋城歴史ツーリズム協議会に対する事業の補助といたしまして90万円、それから肥前名護屋城跡での観光案内窓口の設置といたしまして233万9,000円、それから地域おこし協力隊の配置をいたしまして344万1,053円、それから呼子朝市魅力アップ事業といたしまして118万1,520円を支出しております。 次に、唐津市観光協会の補助金に関する平成27年度の観光協会の主な事業内容ということでございます。観光協会で実施された主な事業内容でございますが、唐津の魅力発信と集客を図るための情報発信事業といたしまして2,488万9,620円、それから来訪者の受け入れ態勢としての観光案内所運営事業といたしまして1,088万1,000円、地域の魅力ある資源を体験してもらうための着地型観光推進事業、ATA事業でございますけれども、これに994万円、オール唐津で観光に取り組んでいくための戦略づくりなどに取り組む唐津観光協議会の運営事業といたしまして1,397万32円、それから観光協会のホームページのリニューアル改修事業といたしまして、1,256万7,636円として活動したというふうに報告を受けております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えをいたします。 3点ございました。まず、1点目でございますが、湊町方線外1路線の道路改良費で、整備の目的と現在までの進捗状況でございます。 この路線は湊地区と相賀地区を結ぶ国道204号に連接をいたしました市道で、付近には観光施設でございます七ツ釜や立神岩がありまして、休日には多くの観光客が訪れられております。 また、国道204号と湊小学校や湊岡地区の公民館などの施設を結びまして、緊急時には避難道路としての重要路線でもございます。しかし、本路線の幅員が狭小であるため、事故等の危険性や緊急車両の通行に支障をきたしている状況であるため、拡幅改良を実施することで災害に強い地域防災力の向上を目指すものでございます。 整備内容といたしましては、全体整備延長が360メートルでございまして、計画幅員を車道が4メートルと、路肩を1メートル、合計幅員を5メートルに整備する計画でございます。 進捗状況といたしましては、平成26年度に道路詳細設計を実施をしておりまして、平成27年度に用地測量及び建物補償調査算定を実施している状況でございます。 2点目に、七ツ釜の七ツ釜線道路改良費の現在までの進捗状況でございますが、七ツ釜線は国道204号から屋形石漁港にアクセスをしまして、七ツ釜へとつながる延長1,800メートルの観光道路で、現道は幅員が狭小で見通しが悪く、通行に支障をきたしていますことから、拡幅改良を実施するものでございます。 計画幅員といたしましては、車道幅員を5.5メートル、路肩を1.5メートルで、全幅員が7メートルという計画でございます。 国道204号から屋形石漁港までの900メートルを1工区といたしまして、残りの七ツ釜玄海国定公園までの900メートルを2工区として事業を実施しております。 平成18年度より事業に着手をしており、平成27年度で10年間が経過をしておりますが、1工区の252メートルが完了しているという状況でございます。 3点目でございますが、交通ユニバーサルデザイン化事業の目的でございますが、多様な人々が利用しやすいよう、都市や生活環境にあわせた整備を行うことによりまして、歩行者の安全性及び利便性の向上を図ることを目的とした事業でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 伊藤議員のご質疑にお答えいたします。 2点あったと思います。1点目は、特別支援教育費の平成27年度の決算状況についてでございますが、まず、特別支援教育費の事業概要についてご説明いたします。 事業内容につきましては、次の4つの事業を実施しております。1つ目は、生活支援員を各学校に配置し、障がいのある要支援児童生徒に対する学校生活上の補助や事業中に席を離れたり、教室を飛び出したりして学習に集中できない児童生徒への対応でございます。 2つ目は、通級指導教室の学習教材費等の購入でございます。西唐津小学校3学級、外町小学校2学級となっております。 3つ目についてですが、唐津地区特別支援教育研究会が実施する小中学校の特別支援教室在籍児童生徒を対象としました合同学習会、交流会等への補助を行っております。 4つ目は、特別支援学校に寄宿している児童生徒の帰省費に対する補助でございます。 次に、事業費についてご説明いたします。 平成27年度決算額は9,176万9,558円でございます。支出費目といたしましては、生活支援員の報酬、賃金等に9,089万1,574円、通級指導教室の需用費、備品購入費に19万4,872円、団体や帰省費等の補助金、負担金が68万3,112円となっているところでございます。 次でございますが、2つ目でございますが、社会教育費の図書配送センター事業費の概要についてでございますが、図書配送センターの事業概要については、図書配送センターでは近代図書館の個人貸し出しとは別に、市内全域を対象としまして小中学校や公民館、それから幼稚園や病院等の団体に対して、まとまった量の図書を数カ月間、貸し出しを行っております。 当初は、学校公民館、団体への貸し出しを近代図書館で行っていましたが、市町村合併により、業務の拡大や蔵書の増大により、手狭になったために、平成17年10月からは旧大成小学校跡地に場所を移し、図書配送センターとして業務を実施しております。 学校や公民館には年3回、100冊から400冊程度、また団体には随時貸し出しを行っておりまして、公平で広域的な図書館サービスを実施し、市内全域における利用者の利便性と図書館の利用促進を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えをいたします。 体育施設整備費決算額7,510万9,064円の内訳でございますけども、工事請負費が44件で5,808万6,060円、施設修繕料が82件で1,397万9,357円、備品購入費が17件で247万4,440円、委託料が4件で53万9,807円、消耗品費が1件で2万9,400円となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) それでは、からつ歴史回廊推進事業費から再質疑に入ります。 肥前名護屋城歴史ツーリズム協議会に対する事業補助として補助金を出してありますが、まず、平成27年度におけるその活動状況についてお示し願いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 再質疑にお答えいたします。 肥前名護屋城歴史ツーリズム協議会の平成27年度の活動状況でございますが、先進地視察として福岡城跡や福岡市博物館での視察研修や、熊本県山鹿市で開催された九州ボランティアガイド研修会への参加、名護屋城博物館で歴史ツーリズム協議会活動報告会を開催されるなど、視察研修プロモーション活動を行われております。 また、ガイド案内人育成事業といたしましては、名護屋城にまつわる歴史や文化などをまとめた案内人育成テキスト本として、肥前名護屋城さるき本を製作されております。 さらに、陣跡魅力アップ事業といたしまして、NHK大河ドラマ真田丸に関連した真田幸昌の陣跡の樹木伐採による景観確保、また真田幸村在人の地ののぼり旗を製作し、のぼり旗を立てて雰囲気づくりなどを行われております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 視察研修プロモーション活動やガイド案内人育成事業等を行われるということですが、この協議会の実施計画を推進するために、地域おこし協力隊ですか、を導入されていると思いますが、その活動状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 その前に、先ほどの発言の中で、私が、真田昌幸と呼ぶところを幸昌陣跡というふうに間違って発言しておりましたので、昌幸のほうに訂正させていただきたいと思います。申しわけございません。 それで、地域おこし協力隊の活動でございますけれども、平成26年度から雇用いたしておりまして、平成27年度は肥前名護屋城歴史ツーリズム協議会の自立を前提とした自主財源確保を模索するための活動に取り組ませております。 具体的な活動状況でございますけども、さが段階チャレンジ交付金事業を活用し、肥前名護屋城の情報ウエブサイトの政策や戦国武将キャラクターや桃山文化グッズの製作などを通して、地域住民の方々や肥前名護屋城関係者の理解を深めるための取り組みを実施させております。 また、肥前名護屋城の魅力を再発見することを目的としたフォトコンテストの開催をさせております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) ガイド案内人育成事業等も先ほど行われている話もありましたので、名護屋城の観光案内所についてお聞きしたいんですが、その案内体制や案内状況といいますか、それについてお聞きしたいと思いますが。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 名護屋城観光案内所の案内体制及び活動状況でございます。名護屋城観光案内所でございますが、常時、2人体制で対応を行なっております。土曜日、祝日で案内ガイドの利用予約が多い場合には3人体制で対応を行っております。 また、平成27年度の観光案内所では、城跡の説明などをお尋ねに立ち寄られる方がおよそ6万8,000人ほどおってあったというふうに聞いております。 そのうち、ガイドを利用される方は594件で、6,174名の方々に利用をいただいている状況でございます。 ガイドにつきましては、名護屋城観光案内所に常駐している職員5名、さるきガイド10名、計15名で行っております。 なお、さるきガイドにつきましては、定期的に勉強会を開催し、ガイドのスキルアップに努めているところでございます。 以上でございます。
    ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) このからつ歴史回廊推進事業費については、新規事業としての取り組みで、呼子の朝市を活用した魅力アップ事業ということが上がっておりましたが、その実施内容についてお聞きしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 朝市魅力アップ事業の内容でございます。呼子朝市の担い手の高齢化や後継者不足などの課題解決、新たな集客増加に向けた魅力アップを図るために実施しているものでございます。 具体的な事業内容といたしましては、呼子朝市へ訪れられるお客様に朝市の魅力を知ってもらうためにコンシェルジュを常時1名配置をしております。 それから、朝の8時から11時30分までの期間でございますけれども、呼子朝市で購入したものをその場で食べられるように、朝市バーベキューの実施に取り組んでおるところでございます。この取り組みには、生ものの海産物を持ち帰ることが困難で購入ができないというお客様の声を受け、買ってすぐに食べられるように、朝市どおりでバーベキューを始められたものでございます。 コンシェルジュの対応も含め、朝市バーベキューはお客様に好評であり、お客様の満足度と売り上げアップにつながっているものでございます。 なお、朝市バーベキューは土曜日、日曜日、祝日だけの開催となっておりますが、平成27年度は96日間開催をいたしまして、2,653人の観光客の皆様にご利用をいただいていると、そういう状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) この事業費については、最後の質疑になりますが、全体の事業効果についてはどのように考えられているか、お示し願いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 事業効果でございますけれども、これまで単独で磨き上げを行ってきた肥前名護屋城跡と、呼子朝市をつなげる集客拠点として形成していくことで、新たな付加価値の創出と周遊促進による滞在時間の延長が図られております。 また、肥前名護屋城跡への入場者数も増加傾向にありまして、経済分析システムのリーサスの滞在人口分布を見ましても、肥前名護屋城跡及び呼子朝市周辺の滞在人口の増加があらわれており、拠点での周遊が促進されていることが推測できる状況でございます。 さらに、九州オルレ唐津コースの集客効果もあり、呼子朝市へ韓国からの来訪者が年々増加傾向となっております。 今後も集客拠点に一定の成果があることから、鎮西呼子エリアに次ぐ次に集客拠点として浜玉七山エリアなどの拠点整備へとつなげていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 一定の効果が得られているという答弁でありましたが、鎮西呼子エリアに次いで、次は浜玉七山エリアを拠点整備を続けていきたいという答弁だったと思います。 ぜひ鎮西呼子エリアに湊まで含めていただいて、来ていただければ幸いだと思います。 続きまして、唐津観光協会補助金について再質疑を行いますが、ここでは今まで市からの補助金だけでなく、観光協会が自主財源を確保することも必要になってくるんじゃないかと思っております。平成27年度末の会員数と会費の収入状況等がわかれば、まずお伺いしたいと思っております。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 平成27年度末の観光協会の会員数につきましては、正会員288名、平成27年度の会費収入は724万円というふうに伺っております。 なお、唐津観光協会の自主財源確保につきましては、観光協会におかれましても自主財源のあり方や今後の方向性についての検討がなされているということを伺っている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 自主財源確保ということについては理解いたしました。 それでは、ATA事業等も実施されていると思いますが、教育旅行の民泊受け入れが実施されていると思いますが、平成27年度の受け入れ状況と収支についてわかればお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 着地型推進事業、ATA事業でございます。平成27年度の受け入れ状況につきましては36校、5,382名を受け入れております。その内訳といたしましては、高校が3校で437名、中学校が33校で4,945名となっております。 収支につきましては、収入が6,419万9,884円、支出が7,875万9,728円となっておりまして、差し引きますと1,455万9,844円のマイナスという現状でございます。 なお、事業の収支といたしましては、マイナスとなっておりますが、マイナス分に関しましては、市などの補助金等で補填されております。 また、この支出の大半が民泊の受け入れをいただいております地元農家、漁家への体験型民泊受入料金であり、農山漁村での交流人口の拡大と地元経済への波及効果は大きいものだというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 確かに、差し引き収支としてはマイナスになっているかもしれないけど、交流人口の拡大と地元経済の波及効果が大きいということで、そちらのほうがプラス材料になっていくんじゃないかなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、観光協会の件なんですけど、オール唐津の観光戦略づくりということで、唐津観光協議会の運営事業はなされていると思っております。平成27年度の観光協議会の活動内容についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 唐津観光協議会における平成27年度の活動内容でございますが、観光戦略作成に向けまして経済分析システムのリーサスなどを活用して、唐津への来訪者の分析を行っております。 現状分析の結果といたしましては、福岡からの来訪者が7割を占め、そのうち、福岡市が3割を占めるという現状でございます。福岡での食のニーズが高いという結果も示されております。この結果を踏まえまして、唐津への集客増と消費喚起を促進するために、福岡を情報発信の核といたしまして、国内外へ唐津の食プラスアルファの魅力を発信するための社会実験事業に取り組んでいるところでございます。 社会実験の主な内容といたしましては、福岡市の天神、それから博多駅、ヤフオクドームでの唐津まるごとマーケットの開催や福岡モーターショーでの食ブースを出展するなど、唐津の食を絡めた露出度の効果に取り組んできたところでございます。 また、子供たちの夢を乗せたラッピングバス事業やおもてなしセミナーの開催など、地域の観光に対する意識改革を促すような取り組みも行ってきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 15時15分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 3時00分  休憩                     午後 3時15分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) それでは、唐津観光協会について質疑を続けさせていただきます。 これからは、観光協会と観光関係団体、また行政の役割について、整理する必要があると思いますが、市としての考えはどうでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 現在、国や県でもDMOと申しまして、観光でもうかる仕組みづくりというやつが推進されておりますが、本市といたしましても、唐津観光協議会を中心に観光による、地域がもうかる仕組みづくりを推進するための検討を行っているところでございます。 また、この観光による地域がもうかる仕組みづくりを推進する上で、観光協会を初め、観光関係団体や行政の役割りについての整理を行っていくことが重要になってくるものと捉えております。 現時点では、観光協会の役割といたしましては、ホームページなどでの情報発信や観光案内所での窓口対応などのおもてなしにつきましては欠かせないものであるという認識から、唐津観光協議会の中でも合意形成が図られているところでございます。 いずれにいたしましても、唐津観光協議会にて策定されます観光戦略をもとに、各関係団体の役割の明確化を図る中で、今後の観光協会の役割についても協議、検討を行ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) ただいま答弁いただきましたように、各関係団体の役割の明確化、今後の観光協会の役割について十分検討していただきたいと思います。 それでは、湊町方線外1路線についての道路改良費について再質問いたします。 湊町方線外1路線道路改良の進捗状況については答弁をいただきました。平成27年度に用地買収に係る用地測量、建物の補償査定を実施している状況だとお聞きいたしましたが、今後の整備の見通しについてどう考えてあるかお示しいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えをいたします。 湊町方線外1路線の今後の見通しでございますが、全体の用地取得対象筆数ですが、16筆で面積が1,222平方メートルでございまして、平成28年度に用地買収を5筆及び物件移転補償を2件予定をしておりまして、一部契約が完了している状況でございます。 平成29年度におきましても、用地協議を行いまして、残り11筆の用地取得を図ってまいりたいというふうに考えておりますし、また用地買収が完了した区間につきましては、一部工事に着手できればというふうに考えております。 平成30年度までには事業完了を目指していきたいというふうに考えます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 湊町方線ですが、平成28年度には一部工事に着手ができればと、平成30年度には全体の改良工事を完了したいということで、このスケジュールで間違いなく実施していただきたいと思っております。 それでは、七ツ釜線道路改良についてですが、この道路については答弁がありましたように、平成18年度から着手して10年になっておりますが、1工区の900メートル中、まだ252メートルしか完了していないという状況であります。いろいろ事情ももちろんあってのことだと思いますので、これから整備を進める上で、どういった課題があるのか、また今後の整備の見通しについてはどう考えておられるのかお示し願いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 七ツ釜線の再質疑にお答えをいたします。 七ツ釜線につきましては、土地の境界が確定していない筆界未定地等による用地買収の遅延に加えまして、地滑り地形であるという、異例の状況でございまして、平成27年度におきましても工事を進めていく中で、地滑りの兆候が確認され、地質調査業務を実施しております。 今年度さらにのり面の安定解析業務を行いまして、対策工法を検討している状況でございます。1工区のうち屋形石漁港までの残り648メートルにつきましては、現在、検討しております区間と同様の地形地質であることが確認をされておりますことから、計画の平成30年度までの事業完了は非常に厳しい状況ではございますが、できるだけ早期の事業完了に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) ちょっとどう考えても平成30年度までの事業完了というか、難しいんだろうなと思っております。地元で、やはりこの道路について話があります。ほかの道路についてもまだまだ改修してもらいたいところもあるという話もあっておりまして、この道路に固執される方、または他の道路のほうに予算を分けていただいて、そちらをしてもらったほうがいいんじゃないかという話等もありますので、十分、地元にやっぱり用地買収の遅延とか地滑りの地形であると、そのように理解がまだできていないとかあると思いますので、協議を行って、事情をよく地元の方に話して、また協議を進めてもらいたいと思います。 この件については終わります。 それでは、続きまして、交通ユニバーサルデザイン化事業について再質問を行います。 この交通ユニバーサルデザイン化事業のうち、大名小路線については、説明書のほうに事業内容が載っておりましたので理解しておりますが、唐津駅旭が丘線についてお尋ねしたいと思います。その整備内容についてお示しいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 交通ユニバーサルデザイン化事業の再質疑にお答えをいたします。 唐津駅旭が丘線の現状でございますが、平成3年に整備をされ25年が経過した歩道のれんが舗装の段差やひび割れが生じており、市民の安全な通行に支障をきたしている状況にございます。 整備内容でございますが、唐津駅南口から町田交差点までの260メートル区間の両側歩道舗装補修、これに加えまして、憩いの場の機能を高め、高齢者等の移動を支援し、休憩ができるよう街路樹の周りにれんがづくりの腰かけ的機能を備えまして、花壇を設置する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 平成27年度、事業内容とこの進捗状況について、お答えを願いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 事業内容でございますが、工事につきましては、れんが舗装の材質や色合い等の調整、また地元協議に不測の日数を要しましたことから、平成27年度の事業を平成28年度に繰り越しをいたしまして、町田大橋から唐津駅に向かい19メートルの区間につきましてれんが舗装補修172平方メートルと、腰かけ的機能を備えた花壇を1基整備を完了したところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) それでは、ここの路線の旭が丘線の今後の予定についてどのようになっているかお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 今後の予定でございますが、平成28年度事業といたしまして、唐津駅南口より120メートル区間の両側歩道のれんがの舗装補修と休憩の場として、腰かけ的機能を備えまして花壇3基を整備する計画でございまして、平成29年度の整備完了を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) ここにベンチの設置等があればいいんじゃないかというような話も市民の方からお聞きしたことがあります。休憩の場として利用できるように腰かけ的機能を備えた花壇3基を整備するということで、それで対処されるということだと理解しておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、続きまして、体育施設整備のほうからさきに再質疑をさせていただきます。 体育施設整備の事業内容については、鏡中学校の運動場の照明が2,000万円ほどということで概要書に載っておりました。それと、唐津市野球場の得点操作盤が290万円ほど、呼子スポーツセンターのバスケットゴール取りかえ520万円、馬渡プール塗装改修工事が600万円ほどということで載っておりますが、その他の体育施設の整備費3,100万円ほどありますが、その内容についてお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 再質疑にお答えいたします。 その他の体育施設整備費3,158万1,820円の内容でございます。まず、工事請負費でございますが、35件で1,455万8,820円となっております。主なものといたしましては、トイレの洋式化改修工事、これ8施設分でございます。369万360円。それから呼子スポーツセンター防球フェンス取りかえ工事99万9,000円。浄水センター運動広場駐車場整地工事、これが99万5,760円。天徳の丘運動公園夜間照明配管改修工事98万8,200円。厳木スポーツ広場体育用具倉庫設置工事49万9,500円。以上のほか、体育館や運動広場、野球場、陸上競技場、また屋内プール等におきまして23件で738万6,000円の改修工事等を行っております。 次に、施設修繕料82件、1,397万9,357円の分でございますが、これは各体育施設におきまして夜間照明やトイレ、水道設備の修繕やプールのろ過機及び温水ヒーターの修理、またグラウンドゴルフ場芝張りかえ修繕等となっております。 次に、備品購入費17件、247万4,440円でございますが、陸上競技場の公認申請で必要となりましたハードル及びハードル運搬車の購入、硬式野球バッティングゲージ、防球ネット、卓球台2台などとなっております。 次に、委託料4件、53万9,807円でございますが、これは北波多社会体育館駐車場区画線設置業務のほか、二タ子児童プール及び菜畑運動広場樹木剪定業務等でございます。 最後に消耗品費でございますが、1件の2万9,400円でございます。これは、厳木スポーツ広場の野球ボードの得点板となっております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) このその他の体育施設整備にはトイレの洋式化の改修等がたくさんのところで行われているということを確認はできたと思います。この体育施設の整備について、前回もお聞きしました。7,000万円から1億円ぐらいの予算で大体ここ数年行われているかなと思っております。 これは、前回答弁でもありましたけど、危険性や緊急性を考慮して、優先的に予算づけを行っていただいて、利用者の利便性の向上と安全に配慮していただくことを希望して、この分については終わりたいと思います。 続きまして、特別支援教育費の再質疑に移ります。 先ほど、答弁いただきましたが、生活支援員の報酬費用がほとんどを占めているという状況ではございますが、その支援員の配置や取り組みはいつから始まったのか、また生活支援員の配置数及び対象児童生徒数、事業費の推移はどうなっているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 伊藤議員の再質疑にお答えいたします。 生活支援員配置はいつから始まったのか、また生活支援員の配置数、対象児童生徒数、事業費についてということでございますが、合併前から緊急雇用対策等で配置をされていたようでございますが、合併後は、平成17年度から生活支援員、その当時の名称は生活指導員と申しておりましたが、配置しているところでございます。 平成27年度を含め、過去5年間の生活支援員配置数、配慮を要する児童生徒数、特別支援教育費決算額は次のとおりとなっております。 平成23年度は生活支援員数26人、児童生徒数59人、決算額4,194万3,409円。平成24年度は生活支援員数35人、児童生徒数90人、決算額5,902万2,362円。平成25年度は生活支援員数44人、児童生徒数113人、決算額7,205万5,810円。平成26年度は生活支援員数49人、児童生徒数143人、決算額8,533万4,936円。平成27年度につきましては生活支援員数55人、児童生徒数178人、決算額9,176万9,558円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 説明いただきましたが、ここ5年で生活支援員の数が約倍になっていると。児童生徒数は3倍になっているというような状況をお聞きいたしましたが、各学校において生活支援員というのはもちろん重要な役割になっていると思っています。 そこで、学校とやっぱり生活支援員との連携というのがどのようになっているのかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 生活支援員をめぐる連携についてお答えいたします。 生活支援員は各学校にいる特別支援教育に関するコーディネーターや学級担任等と児童生徒に関する情報交換や打ち合わせを密に行い、児童生徒がスムーズに学校生活が送れるよう、支援に当たっております。 また、配慮を要する児童生徒への学校全体の支援体制として、校長等の管理職、特別支援教育コーディネーター、学級担任、養護教諭、生活支援員等で構成する校内教育支援委員会を設けております。 個々の児童生徒に対する支援計画の立案及び年次的な修正を行い、適宜指導体制を見直し、必要に応じて特別支援学校や特別支援教育の専門家の援助を受ける等、児童生徒のニーズに合った支援が行えるよう努めているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) ただいま答弁いただきましたが、それでは生活支援員配置による具体的な効果というのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 生活支援員配置による具体的な効果でございますが、児童生徒に支援員が寄り添うことで、児童生徒にも学級にも安心感を与えることができております。体が不自由な子供がスムーズに移動できることや感情をコントロールすることが困難な場合、支援員がコミュニケーションを図ったり、クールダウンできる場所に移して落ち着きを取り戻すことができるようになったりするなど、学級、学校内での児童生徒の困り感の軽減に役立っております。 この困り感という言葉は、議員の皆様は余り耳慣れないかもしれませんが、今や学校では定着しつつある言葉で、要するに、子供が困ったなという、そういう負担を感じる感情を困り感と申しまして、それを軽減するためにこそ生活支援員があるわけであります。 また、支援の必要な児童生徒を支援することで、全体の学級運営を円滑にすることができております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 今、答弁いただきましたが、児童生徒の困り感の軽減に役立っているということとはもちろんですが、配慮を要する児童生徒がやっぱり年々増加しているというところが一番じゃないかなと思います。 生活支援員配置に係る今後の考え方についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 今後の生活支援員の配置についてお答え申し上げます。 生活支援員の配置につきましては、配慮を要する児童生徒の人数も重要なファクターの一つでありますが、子供たちの障がいの状況を考慮しなければなりません。また、近所の同級生と一緒に通常の学校、学級で学ばせたいとの保護者の意向もございます。学校において、子供たちが安心安全に学ぶことができる環境をつくることは、重要なことでございます。しかしながら、予算にも限りがありますので、配慮を要する児童生徒数の増減や障がいの状況などを勘案し、かつ学校の現状を見ながら、生活支援員の適正配置に努めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) これからも障がいのある子供たちが自立し、社会参加するために必要な力を培うために、子供一人一人の教育的なニーズを把握し、その可能性を最大限に伸ばすためにも生活支援員の適正配置をお願いしたいと思います。 それでは、最後の質疑になりますが、図書配送センターの事業費についてお伺いしたいと思います。 これについては、過去の事業実績についてまずお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質疑にお答えします。 過去の事業実績でございますが、過去3年間の事業実績でございますが、図書配送センターで貸し出しを行った図書の冊数は学校と公民館と団体との合計で、平成25年度が209団体に5万6,527冊、平成26年度が198団体に5万8,495冊、平成27年度が201団体に5万8,152冊となっておりまして、ほぼ横ばい状態の状況となっております。 貸し出しの内訳ですが、平成27年度では学校が44校で2万5,850冊、公民館が22館で1万5,000冊、団体が135団体で1万7,302冊との貸し出しとなっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 各学校や公民館、団体で揃えるというのも負担になると思いますので、事業実績については問題ないと思っておりますが、過去の事業費の推移と事業費の内訳についてお願いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質疑にお答えいたします。 過去の事業費の推移とその内訳についてでございますが、過去3年間の事業費でございますが、平成25年度が944万6,360円、平成26年度が962万6,945円、平成27年度が966万7,896円となっております。 事業費の内訳ですが、平成27年度では図書配送センター業務に従事する特別職非常勤嘱託職員2人分の報酬が166万5,568円、図書購入費が672万7,997円で、図書の運搬料金が127万4,331円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) ただいまの説明を聞きますと、図書の購入費が670万円ほどということですが、それでは、図書の購入冊数と蔵書冊数についてお伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質疑についてお答えします。 図書購入冊数と蔵書冊数はどのくらいかということでございますが、図書の購入冊数でございますが、平成25年度が4,129冊、平成26年度が4,245冊、平成27年度が4,148冊となっております。また、蔵書冊数は平成25年度が10万968冊、そのうち、6万6,472冊が児童図書でございます。 平成26年度の蔵書冊数は10万3,657冊、うち児童図書が6万8,912冊、平成27年度が10万6,769冊、うち児童図書が7万722冊となっております。 なお、各年の蔵書冊数の増加分が購入冊数に比べて少なくなっている理由でございますが、図書の破損や内容が古かった本を除籍しているためでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) ただいま図書の購入冊数と蔵書冊数をお聞きいたしましたが、大体購入冊数が4,000冊ほど、蔵書冊数が10万冊ということだと思います。 それでは、他市とかで問題になったりしたことがありますが、選書の方針についてはどのようになっているかお聞きしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 金嶽教育部長。          (教育部長 金嶽栄作君登壇) ◎教育部長(金嶽栄作君) 再質疑にお答えいたします。 選書の方法はどうなっているかということでございますが、選書の方法でございますが、近代図書館では近代図書館資料収集整備方針を定めておりまして、図書配送センターにおきましては、基本的にはこの方針に基づいて購入図書を選んでおります。 ただし、図書配送センターでは近代図書館に比べると児童図書の割合が高くなっておりまして、図書全体の65%を占めております。 理由としましては、学校からの要望等もあり、調べ学習用の児童図書を整備するようにしているためでございます。 そのほか、小説や実用書の割合も高くするなど、図書配送センターの事業内容に応じた選書を行うようにしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 伊藤泰彦議員。 ◆6番(伊藤泰彦君) 読書がもたらす効果とかよく言われるんですが、集中力や感受性、文書力のアップやストレスの解消、年をとっていけば認知症の予防等にもなるということで言われております。 これからも蔵書強化とより制度の高い選書を行っていただきたいと思います。 これで私の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑三千夫君。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 14番、清風会、楢﨑でございます。平成27年度唐津市歳入歳出決算書の中から、農林水産業費から1点、商工費から4点の質疑をしたいというふうに思っております。 まず、平成27年度決算の中から、農林水産業費の中の農業費、地域農業水利施設ストックマネジメント事業費についてお伺いをいたします。 これは、前任者も質問をしてありました。事業主体については、市、土地改良区あたりがするというようなことで答弁があっておりましたけれども、それでは、私のほうからは、地域農業水利施設、施設の現状とどのような事業に適用されるのか、その2点についてまずお伺いをしたいというふうに思っております。 次に、商工費のコスメについてでありますけれども、このコスメティック産業推進事業費、それと海外コスメ企業投資促進事業費については、関連がありますので、1点に絞りまして質疑をさせていただきたいというふうに思います。 それでは、まず、昨年度事業のこの目的、それと活動の内容ですか、それについてまずお伺いをしたいというふうに思います。 続きまして、同じく商工費の旧大島邸建物等復原整備費と継続費の逓次繰越分の2種類でありますけれども、これについても関連があります。そういうことで、これも一つに絞って質疑をさせていただきたいというふうに思っております。 それでは、この2つの事業費がありますけれども、この2種類の事業のまず内訳のほうをお伺いしたいというふうに思っております。 第1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 楢﨑議員さんのご質疑にお答えいたします。 まず、農業水利施設の現状とストックマネジメント事業の内容についてでございます。 団体事業等で整備されました唐津市内の農業水利施設は、ダム、ため池等と一体となって用排水系統を構成するなど、食料の安定供給の基盤としての役割のほか、洪水防止などの公的機能を担っている重要な施設でございます。 これらの施設は、耐用年数が経過をいたしまして、老朽化により施設の維持管理が困難となっている施設が数多く見受けられているところでございます。既存の施設の有効活用を図りつつ、コスト削減や農家負担の平準化を図るため、施設機能保全計画を策定をいたしまして、施設の状況に応じたきめ細かい対策が必要となってきているところでございます。 次に、地域農業水利施設ストックマネジメント事業の事業内容といたしましては、施設の機能保全計画に基づく対策工事や突発的な事故に対する緊急工事の実施が可能となっておるところでございます。 事業主体といたしましては、市、それから土地改良区という形になっておりまして、上場、鏡、久里、浜玉地域におきましては、保全計画が作成をされまして、計画に基づく補修更新が平成23年度から実施をされているというふうな状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 楢﨑議員さんのご質疑にお答えをいたします。 私のほうからは、コスメティック産業推進事業と海外コスメ企業投資促進事業の昨年度の事業内容ということでお答えをさせていただきます。 コスメティック産業推進事業につきましては、本市への美容、健康関連産業の集積を推進することを目的とした事業でございまして、活動内容及び事業費につきましては、このコスメ構想の推進役を担う産学官連携組織、一般社団法人、ジャパンコスメティックセンター、JCCに対しまして運営負担金を拠出し、その運営を支援いたしております。 そのほかに、各種補助事業といたしまして、原料素材を栽培する生産者への苗購入の補助、それから大学の専門的知見を生かした地産素材の調査研究、それから本市への企業進出を検討するための仮事務所の賃借補助といったものを行っておりまして、決算額といたしましては3,754万354円となっております。 その内訳でございますけれども、JCCへの運営負担金が2,800万円、それからコスメティック原料素材栽培促進補助金が60万円、佐賀大学への地産素材の調査研究委託費といたしまして500万円、進出検討用仮事務所への助成を行うコスメティック関連企業立地促進補助金が25万円、それから職員の旅費などの事務費が369万354円となっております。 続きまして、海外コスメ企業投資促進事業でございますけども、本事業は、平成27年6月の補正でご承認をいただきました国の地方創生先行型交付金を活用し、コスメ産業の集積を促進するため、海外企業の誘致活動を行ったものでございます。 フランス企業を中心に海外コスメ企業400社ほどを抽出し、アンケート調査や進出の際の投資セミナーなどを経まして、日本への投資に関心がある企業30社を選抜し、個別訪問をいたしました。 その中で、特に唐津への進出に関心を持たれました3社を唐津へ招聘し、進出に向けて意見交換を実施したものでございます。 決算額は4,809万274円でございまして、その内訳は海外企業の抽出や投資意向調査、投資セミナーの運営等の業務委託料が4,528万3,680円、市主催投資セミナーの開催のための旅費が237万2,594円、投資セミナーに要した使用料及び賃借料が43万4,000円でございます。 なお、財源につきましては、先ほど申しましたように、全額が国の地方創生先行型交付金を活用したものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 楢﨑議員のご質疑にお答えをいたします。 旧大島邸建物等復原整備費についてでございますが、当整備費は平成26年度より3カ年の継続費を設定いたしております。決算書にございます継続費2年度分は、継続費として設定いたしました2カ年目の予算でございます。 その内訳は、母屋と茶室等の建築費、旧大島邸全体の機械設備費、電気設備費、施工管理費でございます。決算額が9,612万9,990円でございます。 次に、継続費逓次繰越分でございますが、これは、継続費設定いたしました整備費のうち、初年度に当たります平成26年度から平成27年度より繰り越した予算となりまして、その内訳は管理棟の建築費となっております。決算額は3,456万円でございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) それでは、再質疑をさせていただきます。 まず、ストックマネジメントからですけれども、先ほど説明がありましたように、これ土地改良事業等で、農業施設を敷設しているわけでございますけれども、これが老朽化、かなりの年数がたっております。古いのはもう30年以上40年ぐらいたっている施設もあると思いますけれども、それを、その施設を有効活用を図って、機能を効率的に保全していくという大きな目的があるというような答弁でございました。 それでは、この財源は、財源については前任者のときに言われましたね、これは、確か国が55%、県が15%、市と受益者が15%ずつと、そういうふうなことでしたね。 ということで、これは受益者は15%の負担でいいということで、非常に有利な財源というふうで私たちも理解をしております。そういうようなことで、その施設の修理費に関しては、これを大いに利用したいというふうに思っているんですよ。しかしながら、このごろ、要求をしますね、予算請求。それに対して非常に要求額の半分にも満たないような執行額といいますか、提示額がくるんですよ。 そういうふうで、以前と違って、ものすごくこう厳しくなっているんですけれども、この原因についてちょっとお伺いしたいというふうに思っております。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えをいたします。 事業費の予算の配分の割合でございます。まず、国の農業農村整備事業の関連予算につきましては、平成21年度の5,772億円をピークに、平成24年度は2,187億円まで減少をいたしております。その後、徐々に回復をいたしまして、平成28年度には4,588億円でピーク時の約80%までという状況でございます。 次に、地域農業水利施設ストックマネジメント事業につきましては、平成23年度が2,000万円、平成24年度が4,021万円、平成25年度が5,402万円、平成26年度が1,416万円、平成27年度が1,918万円となっておりまして、平成26年度以降は減少の傾向にございます。 平成28年度につきましては、要望額の50%を下回るというふうな国の配分となったところでございます。この原因でございますけども、東北大震災以降、防災事業への予算配分が強化されたことにも要因があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 今説明をいただきました。国の全体予算です、土地改良事業費といいますか、その事業については、先ほど、平成21年度がピークで5,772億円ついていたということでありましたけれども、平成24年度は2,187億円、半分以下ですよね。これは、私は後で知ったんですけど民主党政権にかわりました。あのときに半減以下にされたんですよ。そういうことで、非常に私たちはショックを受けました。そういう意味で、それについて自民党が政権をとったときにどうにかしてくださいといういろんな要求をしまして、今徐々に回復をして、やっと8割まで今回復をしたというふうな状況でございます。これはもっと頑張っていただきたいというふうに思っております。 そしてまた、この土地改良の会長さんが二階さんということで、二階俊博と、幹事長さんでございますので、また非常に期待をするところでありますけれども、これはちょっと余談になりました。 それと、このストックマネジメント事業につきましても、平成23年度は2,000万円、平成24年度は4,000万円、4,021万円ついていたと、それから平成25年度までは5,400万円、これは少ない中にもこれだけ予算をとってあった。しかし、平成26年度は1,400万円、平成27年度は1,900万円ということで半減した。これはその原因としては、今言われましたように、東北の震災、またそして熊本の震災もありました。そういうふうなことで、これは理解できるといたしましても、それが済みましたら、この農業施設というものを、先ほど部長言われましたように、重要な施設であります。そういうようなことで、今からも大いに予算のほうでも頑張っていただきたいというふうに思っております。 それでは、これにつきましての、今頑張っていただきたいということを申しましたけれども、防災予算のほうにそれだけとられるということでありますけれども、今後の見通しについてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産部長。          (農林水産部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産部長(坂口栄一君) お答えをいたします。 施設の老朽化に対応した予算につきましては、先ほども答弁をいたしましたように、減少の傾向になっておるところでございます。 しかしながら、今年、平成28年の8月24日に閣議決定によりまして、平成28年度から平成32年度を対象といたしまして、新たな土地改良長期計画が策定をされたところでございます。 農業水利施設の機能保全についても重点的に推進をされると伺っております。今後はその事業の内容が示され次第、具体的な事業の推進に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。
    ◆14番(楢﨑三千夫君) 今、平成28年、今年度、今月の8月の24日に閣議決定されたということで、非常に明るい材料かなというふうに思っております。平成28年から平成32年までの土地改良長期計画が策定されたということでありますので、これからの予算についても大いに期待をしたいというふうに思っております。今後ともよろしくお願いいたします。 本当に今の土地改良の施設は、何回も言いますけれども、老朽化が進んでおります。そして、今からの問題はこの施設に対しての維持管理、維持管理が非常に大きな問題になってくると思います。 そういうことで、その維持管理費については、このストックマネジメント事業が頼りなんです。ですから、そして、負担金が15%でいいというようなこと、有利な財源でありますので、今後ともその辺のところもお含み置かれまして、一つよろしくお願いしたいというふうに思っております。 それでは、続きまして、コスメについての再質疑に移りたいというふうに思っております。 コスメティック産業推進事業費と海外コスメ企業投資促進事業費についてご説明を受けました。その中で、いろんなJCCへの運営資金、それに原料補助、それに大学調査研究費とか、いろんな助成が行われておりますけれども、このように大きな助成が行われておりますけれども、これに対して、この活動によりましての成果、今までの成果につきましてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) コスメ関係の再質疑にお答えをいたします。 コスメティック産業推進事業における昨年度の実績ということで答えさせていただきます。 まず、企業誘致の分野では唐津への企業進出が1件、それから進出表明が3件ございました。それから地産素材の原料取引といたしまして、加唐島のツバキ油、玄海町の薬用植物トウキの原料としての取引開始が実現をいたしました。また、地産の素材を使用した商品開発が10件ほどスタートしております中、唐津市産の無農薬レモンを用いたクレンジングクリームの全国発売が始まるなど、最終製品への地産素材の採用案件も生まれたところでございます。 このほかにも、この3月ですけれども、世界でも最大規模の総合印刷会社である大日本印刷株式会社と唐津市、佐賀県、玄海町の間で産業振興に関する4社協定を締結いたしまして、地域初の事業化がスタートしたところでございます。 さらに、海外企業とJCC企業との輸出入などの取引案件が50件ほどスタートしているほか、地場企業と海外企業の業務提携が2件実現いたしております。 また、フランスに続きまして、スペイン、イタリアの化粧品産業クラスター団体との締結が実現し、国際取引のプラットホームが拡大したことも成果の一つであるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 今多くの成果を言っていただきました。非常にたくさんあります。本当にこれは全国的に注目されている事業でありまして、これが本当に成功しますと、唐津は大いにかわるかなというふうに、非常に私たちも期待をしております。 その中で、今成果をいろいろ言われました。それでは、その成果の中から具体的に少しずつちょっとかみ砕いていきたいというふうに思っております。 その中のまず1つ、地元産素材。これが地元産素材についてが一番のやっぱり注目のまとというふうに思います。この素材がみつかれば大いに私たちというか、唐津が活性化するというふうに思っておりますけれども、この地元産素材での、以前にもありました、化粧品ももちろんであります。それだけでは余り需要がないということで、健康食品ですか、そういうふうなものについても研究をしてあるというふうな、以前お伺いしたことがありますけれども、それについての進捗状況についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) 地産素材を活用した商品開発という進捗状況でございます。地産素材を使用した商品の開発の現状につきましては、昨年度末時点で10件、現在は20件ほどの開発案件が進行しているところでございます。今年度に入りまして、会員企業におきまして、佐賀県産の茶の実の油を使用した化粧品が6月に発売をされております。10月には市内会員企業様におかれまして、オリーブオイルを使用した化粧品が、また東京の会員企業によります市内の耕作放棄されたミカンの花の芳香成分を利用した化粧品がそれぞれ発売される予定でございます。 そのほかの開発案件につきましても、ことしの後半から来年にかけて順次、具体的な商品として表に出てくるのではないかという期待を持っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 地元産素材についても、昨年度末時点で10件です、そして20件の開発案件が進んでいるというふうなことで、非常にこれは期待が持てるなというふうに思っておりますけれども、その中で実用化したものもあると、茶の実油ですか、この化粧品が6月に、これも以前には私聞いたことがなかったように思います。そして、10月にはオリーブオイルを使用した化粧品、これも現実化もしているわけです。それは非常に嬉しいことだなと思っております。 そしてまた、耕作放棄地のミカンの花のエキスを利用した化粧品、こういうことも今、開発が進んでいるということです。 そしてまた、先ほど部長が言われました、一番最後の言葉がまた気になるんです。本年度後半から来年にかけて順次また表に出てくるというようなことを言われました。大いに期待したいというふうに思っております。 それでは、次に、先ほどの答弁にありました企業進出が1件、それと進出表明が3件というようなことで、4件の進出表明があったということでありましたけれども、その内訳についてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 企業誘致関係で4件の進出と表明が出ております。その中の、まず進出の1件でございますけれども、企業名は株式会社VILLAGE Inc.という会社でございまして、静岡を拠点に貸し切り高級キャンプ場やショッピングモール、料亭などを経営する企業でございます。唐津を拠点にこれまでのノウハウに美容を組み合わせた新しいサービスの展開を計画をされております。 次に、進出表明をしております3社でございますけれども、1つ目は、昨年6月に設立表明をされた日米合弁企業アルバン・ミューラー・インターナショナル・アジアでございます。唐津市を中心とする九州の農産物から新たな化粧品原料を開発する事業を展開される計画です。 法人設立へ向けた諸調整が遅れておりますが、年内には設立見込みと伺っております。 なお、既に進出企業においては、有望な資産素材の調査研究が進めておられるというふうに伺っております。 2つ目は、化粧品の製造販売、コンサルティング、輸出入を手がける株式会社ライズウェーブという会社でございます。 本社は東京でございますが、中国を初めとする海外事業拡大のため、この4月唐津市にオフィスを進出され、事業拡大へ向け準備を進められておられます。 3つ目は、国内最大手の化粧品原料商社岩瀬コスファ株式会社でございます。本社は大阪市でございますが、浜玉町内に原料物流倉庫を新設するもので、現在地権者との交渉は終わり、年内には着工、来年度前半には課業を開始される予定というふうに伺っております。 また、本年度に入りまして、新しく化粧品関連の企業を起こす、いわゆる業を起こす企業家が2名、唐津市に生まれておりまして、今後、具体的な商品、サービスを開発していくということでございます。 このほか、複数件の企業誘致案件も進んでおりまして、進出がかなうように全力で取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 今4社の説明をしていただきました。まず1社は、これはちょっと普通の化粧品会社とは違う静岡を拠点にして貸し切りのキャンプ場とかショッピングモール、それと料亭等を経営する企業というようなことで、これはまたいろんな幅広い業務をしている会社ということで、それを、その会社が美容を組み合わせたサービスを展開したいというふうなことです。 ということは、また幅が広い、そういう展開がされるかなというふうな期待は持てるわけです。 それと、アルバン・ミューラーさん、これはもうアルバン・ミューラーさんはもう有名でございます。そして、ライズウェーブさん、これは東京に本社ということで、海外事業拡大のため事務所を今度開設をされるというようなことでございます。 この3社目の岩瀬コスファさんです、この人は実際もう来てあるということは、以前お伺いはいたしましたけれども、実施、浜玉のほうにもう工場を建設するというような、工場じゃないか、倉庫ですか、商社さんじゃけん。倉庫を建設するというようなお話は確かに伺っております。これも非常に期待をするところでありますけれども、今いろんな説明がありました。しかし、その中で、この岩瀬さんにつきましては倉庫を実際使用者さんですから倉庫を建てて実際の事業を展開されるわけですよね。しかし、ほかのところは、事務所といいますか、そういうところを設立といいますか、そういうところがまだまだ多いように感じるわけですよね。 それで、今から先は、事務所じゃなく、今度はその工場、原材料、地元産を使用した工場誘致というものも非常に図っていただきたいというふうに思っておるんですよね。それは非常に期待をするところではありますけれども、その前に私は海外コスメについての財源の内訳を先ほど聞きました。そして、この事業については、全額国の地方創生交付金を利用してあるということです。ということは、これからもこの事業については展開をされていって、事業も延ばされていくと思うんですけれども、これからの海外コスメに対する事業の成果と今後の展開について、まずお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) お答えをいたします。 海外コスメ企業投資促進事業の成果ということでございます。海外のコスメ関連企業のリストを取得できたこと、それから投資セミナーの開催や企業訪問により情報収集するとともに、唐津をPRできたこと、また招聘により実際に唐津に来てもらうことにより、海外企業が進出の際に求めることが把握できたこと、以上のようなことが考えられます。 また、海外企業の抽出や接触、交渉のノウハウを蓄積することができたことは、今後の海外コスメ企業の促進の活動において大変有意義であったと考えております。 現在、今年3月補正でご承認をいただきました地方創生加速化交付金、繰り越しでやっておりますけれども、活用いたしまして、海外コスメ企業の投資促進事業を引き続き実施しているところでございます。 昨年度得た情報やノウハウを活用し、ジェトロやJCCと連携を図りながら事業を現在進めているところでございます。 また、招聘した企業につきましては、引き続きフォローを継続しておりますが、さらに昨年度のリストの活用やジェトロとの連携により新たな融合企業の発掘も進めているところでございます。 現在、海外企業の誘致目標によるフォロー件数は11件ということで、現在も鋭意継続しながら事業を展開しています。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 海外コスメの誘致につきましてはご説明をいただきました。このようなことで、国の交付金を利用して海外のほうにも目を向けて大いに企業誘致をしているということでございます。 それでは、最後にこの質問の最後ですけれども、部長にお考えだけお伺いしたいと思いますけれども、今JCC、この日本についても市の助成をしていろんな企業誘致をされている、そして原材料についても進展をしているということでございますけれども、先ほど言いましたように、まだ事業所あたりが多いんですよね。言いました、工場ができて、そこで生産をして、それを日本はもちろん海外にも進出をするということが最終目的ではないかなというふうに思うんですけれども、それについての今後の部長のご見解をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 小形商工観光部長。          (商工観光部長 小形昌和君登壇) ◎商工観光部長(小形昌和君) ご質疑にお答えをいたします。 唐津のコスメ構想の今後の展開というふうな内容だったと思います。平成25年11月に唐津コスメ構想の推進母体であるジャパンコスメティックセンターを立ち上げてからほぼ3年が経過をしようとしています。 これまでの活動がここへきて少しずつ身を結び始めたかなというふうな認識も持っております。集積が集積を呼ぶと、事業が事業を呼ぶという好循環のきざしを感じているところでございます。 引き続き、JCCを中核に据えまして、国際取引の拡大、地域資源の活用、コスメ環境の整備、関連産業の集積、以上の4分野につきまして、引き続き取り組んでまいりたいというふうに思っております。 一方、産業集積の実現を加速するためには、本市には不足する機能がさまざまあると認識しておりまして、現在6月補正でご承認をいただきました地方創生推進交付金事業を活用し、産業集積地としてあるべき姿を明確にし、整備への道筋を描く構想の策定を現在進めているところでございます。 また、推進すべき分野によっては、行政やJCCといった公共性の高い枠組みでは限界があるということも痛感しております。このため、今回の地方創生交付金を活用いたしまして、来年度の上半期のうちには、本市の地域素材を活用した製品の製造、それから当地からアジアへの品物を輸出するビジネスとしての位置する会社です、そういう地域商社的な会社というものを立ち上げて、JCCでは対応できない領域にも推進していく体制を整えたいというふうに考えております。 これらの施策を組み合わせまして、産業集積の実現による地域経済の活性化へ向け、鋭意取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 今力強い言葉をいただきました。産業集積の唐津版コスメティックバレーですか、アメリカのシリコンバレーではありませんけれども、そういう集積地をつくっていただきたいと、大きな夢に向かって、これからも頑張っていただきたいということをお願いいたしまして、次の質疑に移りたいと思います。 それでは、旧大島邸についてでございます。この大島邸については久しぶりの質問ではありますけれども、いろんな議論を踏まえて、今着々と工事が進んで、今でき上がっているようでございますので、それについて先ほど平成26年度からの3カ年ということの継続費ということを言われました。ということはことしがもう最後の年に一応なるわけですよね、計画では。 しかしながら、まだどういうふうになっているのかわかりませんけれども、そこについて、先ほど言われました9,612万円と逓次繰越分の3,456万円、これを入れますと1億2,000万円か3,000万円ぐらいの金額になるんですけれども、この復原にかかった費用というのは、その前に解体もしています。それから鎮西町に保存もしましたね。その保存地区も確かまたどこかに移動しましたよ。 それぐらい、いろんな経費がかかっていると思うんですよ。それで、その今までに復原にかかった総費用についてお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) 再質疑にお答えいたします。 旧大島邸の復原に要した総費用についてお答えいたします。 まず、解体費でございますが、工事管理費や監修委託費を含めまして約5,400万円でございます。 次に、解体した部材や樹木、庭石などの移設及び保管に要した費用が約2,300万円でございます。 次に、建築及び外構に要した費用でございますが、これにつきましては、現在まだ工事を行っておりまして、建物の完成が今年中、茶庭を含む外構の完成が今年度中を予定いたしております。 あくまでも現時点での費用ということでございますが、建築費が約2億6,400万円、外構に要する費用が約5,800万円でございます。 また、設計や工事管理、測量や調査に要した経費が約7,500万円、それに用地取得費が約6億6,000万円となっておりまして、旧大島邸の復原に要した費用は総額約11億3,400万円となっております。 なお、用地費用、取得費用を除きますと、約4億7,400万円となっております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 詳しく説明をしていただきました。確かに解体費が5,400万円、そして保管費用でも2,300万円かかっているんです。やはりそれだけの、私たちも見学といいますか、行きました。その中で、シロアリからかなり食われているといってかなり文句を言ったことを思い出しております。 その中で建築費、これが2億6,400万円、これは今、現在建ててありますよね。その費用だろうというふうに思っております。そしてまた、外構が5,800万円、それと設計、工事管理、測量費、調査費を合計して7,500万円、総額11億3,400万円かかったということです。 そのうち、今説明がありましたように、この用地取得、この土地開発公社から買い戻したというふうな費用が6億6,000万円の費用が、これは土地代だということです。 それを差し引きますと4億7,400万円、約5億円弱は大島邸にかかっているということですよね。 それで、私そのあのときに、先ほどのシロアリの話をしましたけれども、その部材はどういうふうに使うかというようなこともかなり質問をしたというふうに記憶をしております。その時点で、3割使用できるかなというような答弁があったと記憶をしているんですよね。実際、今建物があそこまででき上がっているわけでございますので、その使われる部材は使うというようなことで、建設を進められたと理解をしておりますけれども、その部材は、その利用率といいますか、それについてはどのぐらいの部材を再利用されたんでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 旧大島邸は指定された文化財ではございませんけども、城内地区に残る唯一の武家屋敷風住宅としての文化財的価値を可能な限り復原することを目的といたしまして、使用できる部材につきましては、可能な限り使用をいたしております。 その結果、旧部材の使用割合は、全体でおおよそ50%ほどになっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) 50%、半分使われたということでありますけれども、あのとき自分たちが見学した限りでは、とてもこの半分は使われないというような感じを持っておりましたけれども、この50%には間違いないんですね。 ただ、そこで私ちょっと気になりますのが、半分使われたということはいいんですよ。しかし、この大きな梁とか大きな角材がありますよね。そういうところ、それと各門の使われるやつは、悪いところは切って、例えばその後がしっかりしているところは残して、そういう部分も使われたというふうに理解していいわけですよね。 ということは、そういうところはかなりついだりいろんな細工をしてあるわけですよね。そういうふうなことで、これは逆にその50%を使う、それは使われるのは文化財、重要な文化財ではありませんけれども、重要な唐津の財産であるということでされたとは思いますけれども、それは、例えば、今からでき上がって見学に行きます。その部材、半分使ったということは、きれいに見えますか。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 全てが見えるわけではございませんが、できる限り、当初の部分で外部に見えている部分、部屋の中で使っていた部材については、当然見学できるものでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) ちょっといじわるな質問だったと思いますけれども、しかし、その大きい部材が先ほど言いました。それは例えば3分の1とか半分とか使われる部分は使って、それをこうついだり、細工して使われる、そういう見える部分はあるということで理解していいわけですか。はい。ちょっと期待してまた見学させていただきたいというふうに思いますけれども、先ほど言いました、これもうそれならばもう新築したほうがよかったんじゃないかというような意見も確かにあります。これだけの大きな費用を使って運営をされているわけです。そのときにいろんなまちづくりの計画策定委員会とかいろんな会議をされて、そしてまた利活用委員会ですか、検討委員会、そういう委員会も重ねられて今の状況があると思うんですけれども、その大きな、約5億円弱の予算を使ってあそこを建てられたわけでございますけれども、そのときの説明の中にも、観光の拠点としてというような話もあったというふうに理解をしております。 そういうふうな周遊のコースとして、あそこを拠点にして、それからこう観光の目玉にもしたいというふうなことも言われてあると思いますけれども、一番気になるとが、今後の活用方法です。活用と今後の運営、それについてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木交流文化スポーツ部長。          (交流文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎交流文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 先ほど、議員のほうからもご紹介がございましたように、これまでに開催されました城内まちづくり計画策定委員会、またワーキング会議、利活用検討委員会などでいただきました意見を踏まえまして、3つの柱からなる利活用方針を定めております。 1つ目が、平成の耐恒寮、2つ目が和文化の発信拠点、3つ目がまちづくり観光交流の結節点というこれらの3つの柱に基づきまして、今後の利活用を検討いたしております。 一例を挙げますと、旧大島邸は何かと制約が多い指定文化財の建築物とは違いまして、幅広い利活用が可能な伝統的建築物でございますので、付加価値を持たせ、積極的にアピールすることが利用者に対する訴求力を高めることにつながるものと考えておりまして、建物の建築を損なわない範囲での積極的な貸館業務を行うことを検討しております。 現在、検討いたしております具体案申し上げますと、ケータリング、いわゆる出張のお食事等の提供でございますが、これによる飲食も可能といたしておりまして、茶会等の和文化の催しや貸展示スペース、結婚式の前撮りなど、伝統的な建築物であることを前面に出した貸館業務を考えております。 また、運営方法につきましては、利用実態のデータ収集の期間も考慮しまして、当初、3年程度は直営にて運営しまして、その間、さらによい利活用方法等があれば、随時取り入れ、その後は指定管理者制度の導入につきましても検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 楢﨑議員。 ◆14番(楢﨑三千夫君) これは指定文化財というのは、規制が多くて使い勝手が悪いと、しかし、これは指定文化財ではないということで、幅広い利用が可能だというふうな今意見だったというふうに思います。そして、また、その幅広い利活用の中に、貸館業務、それと出張の食事、それとか結婚式の前撮りとか、いろんな今アイディアを言われました。本当にこれを大いに活用していただいて、その中で言われましたけれども、あと指定管理者制度に移行したいというふうなことでございますけれども、それもやはり、営業成績、きとんとその辺がきちんと成り立たなければ指定業者さんも手を挙げる人はなかなかいないというふうに思うんですよね。 そういうふうで、これからの運営が大変とは思いますけれども、もうでき上がってしまっております。それで、しっかり見学をさせていただきたいと思いますけれども、利活用についても、今言われましたことを実践していただきまして、大いに活用していただき、市民の納得のいくような運営をしていただきますことをお願いいたしまして、私の議案質疑をいたします。 ○議長(田中秀和君) 以上で本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次回は明4日午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 4時35分 散会...