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03月08日-02号

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  1. 唐津市議会 2016-03-08
    03月08日-02号


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    平成 28年 3月 定例会(第1回)   平成28年       唐津市議会会議録(定例会)その2   第1回1 日 時 平成28年3月8日 午前10時00分開議 於唐津市議会本会議場2 出席した議員    1番 田 中 秀 和            2番 笹 山 茂 成    3番 冨 田 幸 樹            4番 江 里 孝 男    5番 吉 村 慎一郎            6番 伊 藤 泰 彦    7番 伊 藤 一 之            8番 大 西 康 之    9番 馬 場 幸 年           10番 青 木   茂   11番 中 村 健 一           12番 石 﨑 俊 治   13番 山 中 真 二           14番 楢 﨑 三千夫   15番 古 藤 豊 志           16番 志 佐 治 德   17番 浦 田 関 夫           21番 井 本 敏 男   22番 水 上 勝 義           23番 山 下 正 雄   24番 三 浦 重 德           25番 進 藤 健 介   26番 熊 本 大 成           27番 堤   武 彦   28番 平 野 潤 二           29番 宮 崎   卓   30番 宮 﨑 千 鶴           31番 中 川 幸 次   32番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長       坂  井  俊  之       副   市   長       岡  本  雅  夫       教   育   長       稲  葉  継  雄       総  務  部  長       岡  本  憲  幸       企  画  部  長       寺  田  長  生       財  務  部  長       横  山  敬  司       市  民  部  長       橋  川  英  彰       保 健 福 祉 部 長       香  月  隆  司       農林水産商工部 長       坂  口  栄  一       観光文化スポーツ部長      佐 々 木  正  司       都 市 整 備 部 長       山  口     稔       国  際  局  長       小  形  昌  和       消   防   長       坂  本  順  一       ボートレース事業部長      日  下  義  信       水  道  局  長       林     和  茂       教  育  部  長       吉  田  洋  司       総  務  課  長       堀  田     信4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長       藤  田  秀  樹       議 会 事務局副局長       吉  田     稔          午前10時00分 開議 ○議長(田中秀和君) おはようございます。ただいまから、本日の会議を開きます。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第1号から議案第63号まで、並びに報告第1号から報告第3号まで、並びに議員提出議案第1号、以上67件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。大西康之議員。 ◆8番(大西康之君) おはようございます。8番、志政会、大西康之です。議案質疑を行います。 今回は、議案第1号、平成28年度唐津市一般会計予算から11項目、議案第50号、平成27年度唐津市一般会計補正予算から1項目、条例議案から議案第62号、唐津市部設置条例の一部を改正する条例制定について質疑いたします。 では、議案第1号、平成28年度唐津市一般会計予算の中から始めます。 まず、財政全般についてでありますが、今回の当初予算、約692億1,000万円と上程されております。この金額は、昨年より約25億1,000万円の増、率にして3.8%の増となっております。これまでにない大型予算となっているわけですが、まず、予算編成の骨子についてお示しください。 次に、総務費から5項目質疑いたします。 まず、新庁舎建設基本計画策定費2,936万9,000円についてお伺いいたします。 この予算は、耐震性を備えた利便性の高い新庁舎建設のために基本計画を策定する予定であります。そのために、庁舎検討委員会を予定されておりますが、その委員会の構成メンバー、開催内容、スケジュールについてお示しください。 次に、元気づくり推進プロジェクト費896万2,000円についてお伺いいたします。 概要書におきまして3事業に分けられておりますが、その3つの事業内容についてまずお示しください。 次に、ふるさと寄附金推進費6,614万4,000円についてお伺いいたします。 この予算は、いま一つのブームになっておりますふるさと寄附金を集めるための予算でありますが、まず、これまでの寄附金の状況についてお示しください。 次に、移住促進プロジェクト費1,086万5,000円についてお伺いいたします。 概要書では、人口減少対策の一環として優良空き家の活用などにより移住促進を図るとありますが、まず、その優良空き家である登録希望物件、これをいかに調査し、見つけていくのかが大切だと考えております。まず、その手法についてお伺いいたします。 次に、国際物流推進事業費156万2,000円についてお伺いいたします。 概要書によりますと、インドネシアへ唐津産品の輸出を目指し、経済交流を目指すとあります。まず、インドネシアを選定された要因についてお示しください。 次に、土木費に移りまして、土木費からは4項目質疑いたします。 まず、国道等戦略事業費834万2,000円についてお伺いいたします。 概要書では、西九州自動車道関連で2つの事業が計上されております。その中でまず唐津インターチェンジ道路予定区域利用計画実施設計についてお伺いいたします。 この実施設計の委託の方法並びに供用開始までのスケジュールについてお示しください。 次に、交通ユニバーサルデザイン化事業費1,200万円についてお伺いいたします。 交通バリアフリー基本構想に基づき、平成21年度から始められている事業でございます。各所でその工事が完了しているのを目の当たりにしているところでございます。そこで、この事業の進捗状況についてまずお示しください。 次に、景観まちづくり推進費575万8,000円についてお伺いいたします。 この事業は、景観を活用したまちづくりのために、城内地区曳山通りの景観基準の検討を行われている事業でありますが、平成26年度から始められ、平成28年度、来年度が最終年度であると理解しております。これまでの経過と、取りまとめの方針についてお示しください。 次に、唐津城櫓等復旧事業費1,062万6,000円についてお伺いいたします。 概要書によりますと、唐津城石垣再整備事業において、石垣再築に伴い解体する櫓等を復旧するとありますが、この事業概要とスケジュールについてお示しください。 次に、教育費から1項目質疑いたします。 「いきいき学ぶからつっ子」育成事業費1,074万6,000円についてお伺いいたします。 概要書によりますと、地域連携により自然環境、伝統文化の体験活動を行うとありますが、今まで行われてきた体験活動はどのようなものがあるのか。また、その中で継続、拡充されたいと考えられている事業についてお示しください。 次に、議案第50号、平成27年度唐津市一般会計補正予算から総務費中、自治体セキュリティ強化対策事業費5,573万5,000円についてお伺いいたします。 概要書によりますと、情報網のセキュリティー確保のため業務用の端末とインターネット接続を分離するとありますが、どのような方法で行われるのか、お示しください。 最後になりますが、条例議案で議案第62号、唐津市部設置条例の一部を改正する条例制定についてお伺いいたします。 現在、農林水産商工部、観光文化スポーツ部、国際局について、国際局を廃止し、農林水産部、商工観光部、交流文化スポーツ部に改正される議案であります。 まず、この組織再編の目的についてお示しください。 以上で、1回目の質疑といたします。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 大西議員さんのご質疑にお答えを申し上げます。 財政の総括ということでございますので、まず、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 平成28年度でございますが、合併特例期間が終了いたします平成33年度へ向けての残り5年間ということで、この5年間のスタートの年と位置づけまして、合併特例債を活用したインフラ整備の推進あるいは将来に向けた人口減少対策に予算の重点配分を行ったところでございます。 唐津市の人口が50年後には半減するという予測がされております。また、2月26日に総務省より発表されました平成27年度の国勢調査人口速報集計結果におきましても、本市の人口は12万2,859人となっておりまして5年前から約4,000人減少をしているところでございます。 そのため今回の予算では、人口減少対策といたしまして、多子世帯の保育料の軽減について、モーターボート競走事業収益金を活用いたしました本市独自の軽減策を行いますほか、子供の医療費助成事業では、助成対象を小学生から中学生までに引き上げるなど、子育て世帯の負担軽減に取り組むことといたしております。 このほか、唐津まるごとマーケットの開催あるいは動画の活用によります情報発信を通じまして、観光地域づくりを進めていくほか、合唱組曲「唐津」演奏会開催、あるいは唐津焼の魅力のPRなどを通しまして、唐津の文化の発信をし、市外からの流入に力を入れていくことといたしております。 また、将来に向けた財政運営に道筋をつけるために、公共施設等総合管理計画の策定や行政評価指標の充実を図っていきますほか、ふるさと寄附金の増加に向けた取り組みもしっかり行いまして、財政の健全化を図っていくことといたしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) 総務部所管のご質疑にお答え申し上げます。 まず、新庁舎建設基本計画策定費でございます。この中で、庁舎検討委員会の構成メンバーでございますが、平成20年に庁舎検討委員会を立ち上げておりまして、農業、漁業、商工団体及び駐在員の方々などから外部委員11名を委嘱いたしております。 この組織を継承する形で、専門家及び市民で組織をされておりますまちづくりの団体の代表者の方々、こういった方々を加えさせていただきまして、さまざまな立場の方にご意見を頂戴をしたいと考えておりまして、外部委員の数は15名を予定いたしているところでございます。 そしてまた、その開催内容でございますが、基本計画でまとめます内容ごとにご意見を適宜頂戴したいというふうに考えているところでございます。 そのスケジュールでございますが、今回の基本計画策定期間にかかわりませず、設計段階以降も引き続きお願いをしたいと考えているところでございます。 平成28年度におきましては、先進地視察を含め5回の委員会を開催する予定といたしているところでございます。 次に、自治体セキュリティ強化対策事業費関連でございます。 この事業につきましては、マイナンバーを利用いたしました情報連携に活用されます全国の自治体間の変域通信網でございますLGWAN環境のセキュリティー確保のために、LGWANを活用する業務用のシステムとインターネット閲覧や、インターネットメールとの通信経路を分割いたしまして、セキュリティの向上を目指すものでございます。 今回の事業では、インターネット環境分離用のソフトウエアと専用のハードウエア、これはサーバでございますけれども、これを調達することにいたしているものでございます。このことによりまして、外部からのサイバー攻撃や内部からの情報漏えいのリスクをなくすことが可能と考えているものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 大西議員の企画部所管分のご質疑にお答えをいたします。 まず、元気づくり推進プロジェクト費に関してでございますが、概要書に掲げております3つの事業内容についてご説明を差し上げたいと思います。 3つの事業内容でございますが、大きく大学等高等教育機関との連携に係る経費、ご当地ナンバープレート作成経費唐津ブランド発見地図等に係る経費を掲げさせていただいているところでございます。 まず、大学等高等教育機関との連携に係る経費でございますが、地域課題の解決の手段といたしまして、九州大学、佐賀大学、早稲田大学といった連携協定を締結している大学等と連携をいたしまして、大学が持つ知識や技術を役立て、情報の収集、地域と学生が協働した取り組みを実施するものでございます。 このほか地元の中学、高校、そして、大学、企業等と連携をいたしまして、科学イベントの支援を予定しているところでございます。 次に、ご当地ナンバープレート作成経費でございますが、平成28年度に予定されております唐津曳山行事のユネスコ無形文化財遺産登録を見据えまして、登録に向けた応援企画というものを考えているところでございます。 曳山行事をテーマにしたご当地ナンバープレートを作成するというものでございまして、今回、原付バイク用ナンバープレートを200枚製作をしたいというふうに考えているところでございます。 最後に、唐津ブランド発見地図等に係る経費でございますが、これにつきましては、平成25年度に総務省補正予算の採択を受けて実施をいたしましたICT街づくり推進事業費で構築をいたしました唐津ブランド発見地図ウエブサイトのサーバ等の維持管理費でございます。 次に、ふるさと寄附金推進費でございます。 これまでの寄附金の状況についてでございますが、平成28年2月末現在で、現在寄附件数が2,306件、寄附金額にいたしまして8,342万6,676円というふうになっています。 平成26年度の状況につきまして申し上げますと、寄附件数で60件、寄附金額で約475万円でございましたので、現時点におきましては、寄附件数といたしましては約38倍、寄附金額で約17倍の増となっている状況でございます。 次に、移住促進プロジェクト費でございます。 空き家バンクについて空き家を登録する方法、見出す方法についてでございますが、まず市で空き家バンクを構築したいというふうに考えております。この空き家バンクにつきましては、まず、実際に空き家を登録することから開始をするということになりますが、この登録に関しましては、所有者の方からの登録申請を受けるということから考えているところでございます。そのためには、まず、空き家バンク制度を十分承知をしていただくというのが重要だというふうに考えているところでございます。 その後、登録申請がございましたら、その物件が居住物件として適当かどうかということを調査する必要がございますので、この物件調査に当たりましては、宅建業協会等の専門機関等に委託をさせていただきまして調査をし、登録をするということを考えているところでございます。 最後に、議案第62号の唐津市部設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 今回の組織改革で目指すものは何か、目的は何かということでございますが、今回の組織再編に当たりまして、大きく3つの点を掲げて組織再編を行ったところでございます。 まず、1点目といたしましては、環太平洋パートナーシップいわゆるTPP協定への署名が平成28年の2月に終了いたしまして、この協定の発効によりまして、特に大きな影響が予想されます1次産業につきまして、新たな課題に対して組織の強化を図るということを目的としております。 また、2点目といたしましては、本市の地方創生における重要課題でございます雇用の創出に向けまして、コスメティック構想のさらなる推進、唐津焼の地域産業としての振興など、商工部門との強化を図るとともに、観光を産業に位置づけまして、商工団体を初めとする各種団体との連携を強化し、人口減少に対応するため、新たな雇用を創出していくということにしているところございます。 3点目といたしましては、地方創生の基礎となります地域の活性化を図るために、地域の住民の方々や各種団体との連携による地域づくりを推進させていくことも必要というふうに考えております。国際交流におきましても、文化、スポーツとの連携強化による国内外での交流拡大を図る予定でございます。 ただいま申し上げましたとおり、今回ご提案をいたしております組織改革につきましては、社会経済情勢等の変化に対応し、本市の地方創生を推進していくため、時代に合った組織へと再編し、より効果的な施策展開を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 小形国際局長。          (国際局長 小形昌和君登壇) ◎国際局長(小形昌和君) 国際物流推進事業費におけるインドネシアを選定した理由ということでございますが、日本政府が環太平洋パートナーシップ協定の署名に伴いまして、政府のTPP政策大綱によりますと、関税引き下げにより安い外国産農産物の輸入増で打撃を受けるおそれがある中、反対に関税撤廃で日本の農林水産物等の産品の輸出拡大が見込まれることから、その支援と推進に取り組むということにされております。 そのような中、唐津市といたしましても、海外への唐津産品の輸出に向けた取り組みとしまして、本年度よりインドネシアの都市部を中心に事業展開を考え、調査を始めたところでございます。 近年、ASEAN地域は、経済成長が著しく、特に、インドネシアは人口が世界第4位の2億4,000万人で、現在も増加を続けております。 所得中間層の急速な拡大により、高価格な日本食であっても、安全・高品質の代名詞により消費も増加しております。 さらに、当該地域は、30歳以下の世代別人口も多く、経済競争力の高まりや市場の成長が期待できるとともに、食品の消費市場の拡大が期待できる地域でもございます。 また、観光課の招聘事業やコスメティック構想においても、成長著しいインドネシアをアジア市場のターゲット先として積極的に交流をしかけていることもあり、各課が連携しての相乗効果が見込まれることから、この地域を選定いたしました。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 大西議員のご質疑にお答えをいたします。 4項目ございました。まず1点目が、国道等戦略事業費で、唐津ICの道路予定区域利用計画実施設計において委託方法とスケジュールについてのお尋ねでございます。 この用地の活用方針につきましては、交通地域振興拠点とする方向性のもと、利用計画を策定しまして、その計画に基づき地域振興機能といたしまして、にぎわいの場の創出、交通拠点機能といたしまして、パークアンドバスライドの本格実施を計画をしたところでございます。 委託方法につきましては、建設コンサルタント会社約5社程度の指名競争入札により、委託業者を選定する予定でございます。 次に、スケジュールでございますが、今年度利用計画に基づきまして、道路管理者でございます国土交通省の佐賀国道事務所と協議を行い、了解が得られましたので、今後は、平成28年度に測量、実施設計を行い、平成29年度に国の新たな許可でございます占用許可、使用許可を受けまして整備工事に着手、供用開始を予定をしております。 なお、工事の際は、駐車場利用者の方が一時的に利用できない事態にならないように、段階的に整備するなど配慮をしていきたいというふうに考えております。 2点目でございます。交通ユニバーサルデザイン化事業費でございます。 進捗状況はというご質疑でございます。この交通ユニバーサルデザイン化事業につきましては、唐津市交通バリアフリー基本構想に基づきまして設定されました重点地域内の市道を整備することにより、歩行者の安全性、また市民の利便性の向上を図ることを目的としておりまして、事業期間を平成21年度から平成30年度まで10年間で総事業費2億7,075万2,000円の予算で実施する計画でございます。 進捗状況でございますが、平成27年度事業の実績といたしましては、市道大名小路線を事業費716万円で排水性のアスファルト舗装打ちかえを延長54メートルを実施をしております。 また、市道唐津駅旭が丘線の唐津駅南側におきましては、事業費約520万円でれんが舗装の、特に歩行者通行に支障がある部分の張りかえ補修を面積212平方メートルを施工することとしております。 今年度で事業計画の50%程度が完了となりますが、今後の事業計画で平成28年度に市道唐津駅旭が丘線の唐津駅南側歩道改良を今年度から継続をして実施するほか、市道東城内千代田町線、これは城内橋の起点と終点部分になりますが、そこの舗装改良と点字ブロック設置を施工面積といたしましては約150平方メートルを計画をしております。 平成29年度及び平成30年度においては、唐津駅と東唐津駅周辺の12路線の視覚障害者用誘導ブロック設置、また、歩道整備を計画をしております。 次に、景観まちづくり推進費でございますが、平成26年度から始めて最終年度となります平成28年度、これまでの経過と方針についてのご質疑でございます。 平成26年度に城内地区・曳山通り景観まちづくり検討委員会を設置をいたしまして、4回開催をした中で、街歩きやワークショップを行いまして、現状課題を整理をいたし、今後の景観まちづくりの方針を定めております。 今年度は、前年度の検討結果を踏まえ、既に4回の検討委員会を開催をいたしておりまして、また、1回住民説明会を開催をしまして、住民の方々からの意見も反映しながら、現在、城内地区・曳山通り景観形成基準のたたき台の取りまとめを行っている状況にございます。 来年度におきましては、必要に応じ住民説明会を開催し、住民の方からのご意見を十分いただきながら検討委員会にて最終案を取りまとめ、その後、景観まちづくり審議会にお諮りし、唐津市景観計画の改正とともに条例の改正につなげていきたいというふうに考えております。 最後に4点目でございます。唐津城櫓等復旧事業費でございます。事業概要とスケジュールでございますが、事業の目的といたしましては、唐津城石垣再築工事において、石垣再築のために解体をした櫓約270平方メートルを唐津市のシンボルでございます唐津城の美しい景観を将来に継承するために復旧するものでございます。 全体事業期間といたしましては、平成27年度から平成30年度まで4カ年でございまして、今年度に基本設計が完了する予定でございます。 来年平成28年度が実施設計、平成29年度から2カ年、平成30年度に復旧工事を予定をしております。全体事業費といたしましては約2億5,250万円を予定をしておりまして、平成28年度はそのための実施設計を1,062万6,000円をお願いをしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 教育委員会所管の「いきいき学ぶからつっ子」育成事業についてお答えいたします。 「いきいき学ぶからつっ子」育成事業は、平成23年度にスタートいたしまして、ことしで5年目になりますが、平成24年度からはそれまでに行われていた開かれた学校推進事業と心の教育推進事業を統合する形で進められております。 本年度、この事業で行われている各学校での取り組みの内容は、地域人材や自然を活用した体験活動として、唐津焼の陶芸、カヌーやヨット、それから、地びき網、共同料理づくり、人形浄瑠璃等が行われております。 また、地域産業の体験活動を通しましては、米、ソバ、お茶、ミカン、イチゴの栽培等の農業体験やイカの一夜干しづくり、ノリやアワビの養殖などが行われております。 その他、小中連携事業やキャリア教育の一環として職業講話なども行われております。 今後、教育委員会といたしましては、地域人材のさらなる活用や地域での体験学習等の事業と、学力向上を目指した事業を継続、拡充していきたいと考えております。 各学校の取り組みの中には、地域の中の学校という特色を生かしたものも多く、唐津のよさを知り、地域で子供たちを育てていくためにも、地域とのかかわりを深められる活動を一層充実させていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) それでは、最初の財政全般のほうから再質疑を行っていきます。 692億1,000万円と大型の当初予算となったのには合併特例期間が終了する平成33年度へ向け合併特例債を活用したインフラ整備の推進や将来に向けた人口減少対策に予算の重点配分を行われたためという答弁でございました。 では、次に、国の予算では、一億総活躍社会の実現に向け、地方創生の推進に取り組み、地方が進んで事業を行うことに支援するようになっております。市としては、どのように進められているのか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 横山財務部長。          (財務部長 横山敬司君登壇) ◎財務部長(横山敬司君) 大西議員さんの再質疑にお答えいたします。 地方創生関連のご質疑でございました。地方創生に関しましては、まず、平成26年11月にまち・ひと・しごと創生法が成立した後、緊急経済対策といたしまして、国のほうで平成26年度の補正予算が組まれまして、地方が直面する構造的課題等への実効ある取り組みを進めるため、地方創生交付金の先行型が計上されたものでございます。 本市においては、これに対応いたしまして、平成26年度3月補正予算におきまして、観光市場開拓事業費といたしまして6,937万円、それから、平成27年6月補正予算では海外コスメ企業投資促進事業費4,818万8,000円、合計で1億1,755万8,000円を獲得いたしまして事業を進めたところでございます。 さらに、国のほうでは一億総活躍社会の実現というものを掲げられまして、地方創生の推進を加速させるために、平成27年度の補正予算において、地方創生加速化交付金等を計上されたところでございます。 本市においては、この加速化交付金についても、海外コスメ企業投資促進事業で4,404万5,000円、それから、観光地域づくり加速化事業で5,011万9,000円、合計では9,416万4,000円を平成28年度への繰越事業といたしまして、今回補正予算に計上させていただいているところでございます。 また、地方創生の交付金の今後の展開でございますけれども、現在、まず唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しているところでございます。 これを国に提出いたしまして、その後、本市の地方再生計画、こちらを例えば観光、コスメ、唐津焼といったような主な分野で作成をいたしまして、国の交付金獲得を目指していくことといたしております。 こういった交付金獲得に当たりましては、当初予算等に計上済みの事業といった条件がございます。現在、当初予算において、この総合戦略に対応した事業といたしましては、61事業、65億円ほどを計上いたしておりますので、少しでも多くの交付金獲得に向けまして全力で取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。
    ◆8番(大西康之君) では、次にまいりまして、先ほど来、大型予算の編成の考え方についてお示しいただきました。少し具体的に予算増加の要因について事業ごとといいますか、大きな事業を示していただきご説明いただければと思います。 ○議長(田中秀和君) 横山財務部長。          (財務部長 横山敬司君登壇) ◎財務部長(横山敬司君) 今回の昨年度と比較して大きく増加した要因でございますけれども、総額では25億1,756万円ほど3.8%の増となっているところでございます。 主な要因といたしましては、まず、給食センター、それから、小中学校のインフラ整備、こういったものが大きく出てきております教育費、こちらが9億8,900万円、11.2%の増となったものでございます。 また、人口減少対策として実施いたします保育料軽減、それから、子供の医療費助成などの少子化対策、また、臨時福祉給付金といったものも国のほうで拡充されておりますけれども、さらに加えまして、子育て支援拠点施設整備事業費などがございます民生費が6億7,000万円、3.3%の増加、次に、清掃センター、こちらについては、焼却灰の処理等が喫緊の課題となっておりまして、こういったものの処分費等が増加した衛生費が8億8,000万円、14.1%の増、さらに、雇用、それから、観光収入増を目指します商工費、こちらのほうも南城内・旧大島邸駐車場整備もございまして4億2,000万円、17.4%の増となっておりまして、以上4つの分野で合計いたしますと29億5,900万円の増となっておりますが、減少したものもございます。市債の償還費、消防費等が、消防費について、防災無線等の事業が終わったということで減少いたしておりまして、29億5,000万円から4億円ほど合せて減りまして、総額では当初申しました25億1,756万円の増となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 予算増加の要因については理解できました。 では次に、それを支える財源、これについてお伺いいたします。 市の人口が減少しているということは、それに伴い国の地方交付税などが減少するというふうに考えられます。予算を支える財源について市税、市債、繰入金などについてどのような状況かお示しください。 ○議長(田中秀和君) 横山財務部長。          (財務部長 横山敬司君登壇) ◎財務部長(横山敬司君) 財源の状況についてお答えいたします。 まず、先ほどご案内がございました地方交付税でございますけれども、地方交付税につきましては、唐津市全体の収入の約3割を占めている一番大きな財源でございます。総額では200億円程度の財源になるわけでございますが、こちらにつきましては、平成28年度一番最初に市長が申し上げましたけれども、国勢調査の人口が4,000人ほど減少するといったこともございまして、人口に応じて交付税が算定される部分がかなりございますので、そういったことによる減少、また、合併特例が毎年少しずつ減らされていくといったことがございまして、昨年と比べましては、現在のところでは3.1%減、約6億5,000万円の減少を見込んでいるところでございますが、これにつきましては、どちらかというとかたい数字を見込んでいるところでございます。 例年9月に少しふえてくるような結果になっているところでございます。7月に交付税は決定されるものでございます。 また、さらに市の自主財源としては一番大きいものでございますけれども、全体の17.6%を占めております市税でございますが、こちらが2,700万円、0.2%の増といったことで121億9,086万円を計上いたしております。 また、こういった両方については、交付税については少し減少、市税については若干の微増といったことでございますけれども、今回、大きくなった財政規模を支えるための財源といたしましては、市債のほうが全体の16.6%という割合でございますが、22億円、23.7%増の115億810万円を計上させていただいております。 また今回、繰入金につきましても、全体では4.8%でございますけれども、財政調整基金、繰入金等を大幅にふやしたということもございまして、12億8,000万円、62.6%増の33億1,470万円としているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 財源について今ほどお示しいただきました。その中で、気になりますのが2点ほどありまして、まず1点目が基金繰入金についてであります。 これが、前年比62.6%増の33億1,470万円ということになっておりますが、その内訳、これはどのようになっているのかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 横山財務部長。          (財務部長 横山敬司君登壇) ◎財務部長(横山敬司君) 基金繰入金の内訳でございますけれども、増加した基金といたしましては、主に財政調整基金が19億5,300万円、こちらが14億5,300万円の増となっております。 また、公共施設整備基金が2億700万円、平成27年度は積み立てを2億円行っておりまして、取り崩しは行っておりませんでしたので、その分で今回は2億700万円、そのままふえたということになっております。 次に、ふるさと寄附金基金、こちらを1億2,700万円、昨年からは1億500万円の増となっております。ふるさと寄附金を返礼品を充実してたくさん入ってきたということもございまして、今回活用させていただくといったものでございます。この3基金で約23億円となりまして、昨年度からは17億6,000万円ふえているものでございます。 そのほか繰り入れが減少した基金といたしましては、響創のまちづくり基金、こちらの合併特例部分が約4,100万円ということで2億9,300万円の減少となっているところでございます。 そのほか市債の償還に毎回充てているわけですが、減債基金というものがございまして、こちらのほうが平成27年度は宝寿荘の民営化に伴う繰り上げ償還等があった関係で多額となっておりましたけれども、その分がなくなったということで3億6,000万円の減となっているものでございます。そのほかさまざま特定の目的に沿った基金は活用させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 基金繰入金について内訳というのをお示しいただいたわけなんですが、その中で財政調整基金、これが19億5,300万円と前年度から比べますと14億5,300万円の増となっております。その理由とその基金についての今後の見通し、これについていかがお考えか、お示しください。 ○議長(田中秀和君) 横山財務部長。          (財務部長 横山敬司君登壇) ◎財務部長(横山敬司君) 財政調整基金繰り入れが大きくなった理由でございますけれども、まず今回、平成28年度予算では、残り5年間で必要な事業を実施していくこととしておりまして、やはりそのためには、一定の基金の繰り入れは必要なことだと考えているところでございます。 そうした中で実際に繰り入れをする基金を検討するに当たっては、残り5年間という特殊な状況の中ということでもございます。そういった中で財源の不均衡を調整する役割を持った財政調整基金、こちらにつきましては、残高が38億円あるといったこともございまして、今回、財政調整基金の繰り入れをふやしたところでございます。 また、財政調整基金の今後の見通しということでございますけれども、まず、財政調整基金につきましては、これまで例えば、合併直後の平成18年の残高につきましては8.6億円でございました。財政計画で目標を立てるといったことも行いまして、積み立てをふやしてきたわけでございますが、平成27年度末で38億円、大体30億円ほどふえたといった推移をたどったものでございます。 例えば、平成22年に平成26年度までの財政計画を策定いたしましたが、その際には、目標といたしまして公共施設整備基金、財政調整基金、響創のまちづくり基金の3つの基金につきまして、平成26年度末64億9,000万円を積み立てようといったことを掲げました。そして、以前は平成27年度に特例債が終了するといったこともございましたので、そういったことに備えようといったことでやってまいりましたけれども、平成27年度末、この3つの基金の積み立ての合計額は、その目標の64億円をオーバーいたしまして100億円程度になる見込みでございます。 また、平成28年度、今回の当初予算でございますが、そこで取り崩す予定額を差し引いた残高につきましても、3つの基金の合計では約80億円を見込んでいるところでございます。 その他、財政調整基金の特徴というところがもう1点ございまして、財政調整基金につきましては、平成27年度の決算が3月末で終了して出るわけでございますけれども、そのときに決算剰余金、例年10億円程度出ているわけでございますが、その半分については地方財政法により積み立てることと決められているところでございます。そういった中で、今回19億円を取り崩すわけですが、また、積み立ても当然行うと。これは決まりの中で行うということになっております。 さらに、毎年3月には、今回もですけれども、減額補正等を行っておりますが、そういった中で剰余金も発生いたしてまいります。今回の剰余金につきましては、響創のまちづくり基金の合併特例分の基金を繰り入れを減額するといったことに充てておりますけれども、今回、合併特例分の取り崩し、繰り入れのほうはしないといったことで行っておりますので、もしまた平成28年度も剰余金等が出れば、そういったものを財政調整基金のほうにまた戻すといった財源調整機能というものが特徴でございますので、できるだけ積み増しをいたしまして、基金減少の抑制も図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 基金については理解できました。 では次に、財源についての2点目で市債についてであります。市債につきましては、財源の17%を占め115億810万円となっております。これは前年比23.7%の増ということになりますが、要因は投資的経費の増加によるものというふうに考えられますけれども、その内訳と起債残高、これについてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 横山財務部長。          (財務部長 横山敬司君登壇) ◎財務部長(横山敬司君) 今回の市債の内訳でございますけれども、昨年からは22億円程度の増となっております。まず、一番大きいのが合併特例債でございまして、53億9,400万円、こちらが23億4,800万円の増となっているところです。 続きまして、過疎対策事業債、こちらが18億1,900万円、こちらは3億1,900万円の減となっております。 また、緊急防災減債事業債、こちらが14億1,000万円、500万円の増、それから、臨時財政対策債、これについては、交付税を補完する市債でございまして、100%国から手当されるものでございますが、こちらが17億9,300万円、8,000万円の減となっております。 それから、そのほか退職手当債、こちらは交付税措置はございませんが5億円、平成27年度と同額を予定しているところでございます。合併特例債、過疎対策事業債、緊急防災減債事業債につきましては、投資的経費の財源として国の高率の交付税による手当があるものでございます。 それから、起債残高でございますけれども、平成28年度末では854億8,300万円を見込んでおります。しかしながら、これにつきましては、償還する際に国から交付税として交付される額が一定程度ございまして、それを差し引いた純借入額、一定程度交付されるというのが現在では7割近くになっておりまして、全体の約30%に当たります256億7,000万円が実際の借入額と、純借入額といったことで考えているところでございます。 平成27年度末からは、総額では39億7,000万円増加しておりますけれども、純借入額といたしましては、返済等もございますので7億5,000万円の増となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 非常に有利な財源であります合併特例債の増というのが主な要因でありました。 市債の中で、平成28年度も退職手当債が含まれております。これは平成27年度までの期限つきであったと理解しておりましたが、平成28年度も借り入れを行えるのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 横山財務部長。          (財務部長 横山敬司君登壇) ◎財務部長(横山敬司君) 退職手当債でございますけれども、先ほどご案内のように、当初平成18年度から平成27年度までの10年間、定員管理給与適正化計画を定め、総人件費の削減を図る団体に借り入れを認めるといったものでございまして、本市においては、計画を定めて、平成18年度から平成26年度まで借り入れを行っているところでございます。 平成27年度につきましては、まだ借入時期が来ていないというところでございます。一応、予定は平成27年度までしております。 それから、その平成26年度までの9年間では、約78億円を借り入れまして、その分の平成27年度末残高といたしましては、返済等ございますので約56億円となっているところでございます。 また、借り入れに当たりましては、主に15年償還、それから、利率としては高いときでございますが、これは平成19年でございましたけれども2.25%、平成26年度は0.23%といった利率になっているところでございます。 また、その間、定員の適正化といったことを図ってまいるわけでございますけれども、定員適正化計画の中で平成17年4月1日、1,689名の職員が、平成27年4月1日では1,341人、348人の減となっているところでございます。 この退職手当債につきましては、国においてさらに10年間延長される方針が打ち出されておりますので、貸出金利が低利で推移しているということもございまして、平成28年度においても借り入れを予定しているところでございますが、今後については、大幅な人員削減が難しくなっている状況もございますので、本市の状況に応じ判断してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) それでは、次にまいりまして、今回の当初予算、以前お示しいただきました財政計画と比較いたしますと、約45億円ほど増加しているようでございます。その要因につきましてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 横山財務部長。          (財務部長 横山敬司君登壇) ◎財務部長(横山敬司君) 財政計画から45億円増加していると、その要因でございますけれども、財政計画と今回の予算をちょっと比較した場合に、財政計画においては、歳出については性質別といったことで示しているところでございます。性質別というのは、どういうことかと申しますと、人件費が幾らだったり、例えば、物件費が幾ら、投資的経費が幾らといった、最初に説明いたしましたのは、教育費が幾らといった説明でふえた要因を申し上げましたけれども、財政計画との比較では、そういった公債費、市債、公債費は一緒ですが、人件費、扶助費、物件費といった、そういった分け方を区分の仕方をしているものでございまして、その中で比較いたしますと、ふえている要因といたしましては、物件費、こちらが計画で83.5億円でございましたが、予算では90.6億円、7億1,000万円の増加となっております。 それから、もう一個の投資的経費、こちらが計画では92億3,000万円、予算では126億5,000万円、34.2億円の増加となっておりまして、この2つで41億円ということになりまして、財政計画との比較の45億円のほとんどがこの2点だということでございます。 物件費につきましては、委託料、それから、消耗品だったり、物を買ったり、賃金だったりとか、さまざまなものが含まれるわけでございますけれども、今回、主なものといたしましては、先ほども紹介いたしましたように、ふるさと寄附金の返礼品、それから、固定資産税の評価がえの関連経費、それから、清掃センターの焼却灰の移送費といった、処分費といったようなものの積み重ねでふえてきたというところでございます。 それから、投資的経費につきましては、どう見込んでいたかというのが一番の問題ではございますけれども、やはりきっちり見込むというのはなかなか難しい部分もございましたし、小中学校の改築、給食センターにつきましては、計画の中には入っておりましたけれども、その額がどうかといった問題もございます。 また、南城内・旧大島邸駐車場につきましては、平成27年度に個人の土地を買わせていただくことができたということで整備にかかれると。それから、子育て拠点施設整備につきましては、今年度実施設計等を行って、そこで額が確定したことによりまして、また、当初の見込みとは若干違ったという部分もいろいろさまざまございますけれども、全体的にはその投資的経費の増といったものがこの2点が主な要因でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) では、この項、最後になりますけれども、平成28年度は今ほどご説明ありましたように、大型な当初予算となっております。これが平成29年度以降も続くのか、また、平成29年度以降につきましては、どのように見込まれているのかについてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 横山財務部長。          (財務部長 横山敬司君登壇) ◎財務部長(横山敬司君) 平成29年度以降の見込みでございますけれども、まず、平成28年度増加要因といったことで投資的経費を申し上げましたが、給食センター、それから、子育て支援施設整備、南城内・旧大島邸駐車場、また、唐津赤十字病院移転事業の補助金等も今年度2億円、当初に計上させていただいておりますが、こういったもので20億円程度になるわけでございます。これは、平成28年度で完了する見込みとなっておりますけれども、小中学校等につきましては、また、引き続き整備が入ってまいるといったことにもなっております。 そのほか庁舎整備といったものも計画されておりますので、当初に市長が申し上げましたように、平成32年度の特例期間内においては予算規模は縮小できないのではないかと考えておりますが、合併特例債、過疎対策事業債といった高率の補助のある起債の活用、それから、地方創生の交付金の獲得、また、ふるさと寄附金の拡大等を図りまして、財政健全化もあわせて図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 今後、市庁舎の整備を初め新規事業に対応するために大幅に予算規模は下がらないのではないかという答弁でありました。歳入状況を勘案され、より健全な財政運営をお願いいたしまして次の質疑に移ります。 次が、新庁舎建設基本計画策定費について再質疑を行います。 平成20年から始めてあります庁舎検討委員会の充実を図るために、専門家などを加え、外部委員を15名ふやし、平成28年度は5回の委員会を予定しているということでありました。 では、次に本庁舎であることから、基本計画策定において市民の皆様の意見の集約も大切な事項であろうかと考えております。 そこで、市民の皆様への情報提供の方法、手段、また、皆様からのご意見をいただくための方法、手段、これについてどのようにお考えか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) 再質疑にお答え申し上げます。 市民の皆様への情報提供、そしてまた、ご意見をいただく方法でございますけれども、まず、情報提供といたしましては、本市のホームページに進捗状況を随時公開をさせていただきまして、そしてまた、更新を重ねてまいりたいと考えております。 あわせまして、市報におきましても、随時情報を掲載をしてまいりたいと考えているところでございます。 また、ご意見を頂戴する方法といたしましては、第1段階といたしましては、本市の市報の紙面を活用いたしまして、市民アンケートを実施をさせていただき、ご意見を集約、分析をしてまいりたいと考えております。その後に、基本計画の素案の段階でございますけれども、パブリックコメントを実施をさせていただきまして、意見の集約を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 十分な市民の皆様への対応、意見の集約をお願いいたしておきます。 次になりますが、概要書にありますように、利便性の高い新庁舎というのが概要書の中にあるわけなんですが、それの考え方についてお伺いいたします。利便性の高い庁舎、これの把握方法。どういったやつが利便性が高いのかというのをどういうふうにして詰めていかれるのか、その方法についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) お答え申し上げます。 利便性の高い庁舎の把握方法をどうするのかということでございますが、昨年でございますけれども、臨時職員、そしてまた、嘱託職員を含みます全職員に庁舎建設に係りますアンケート調査を実施をいたしたところでございます。 また、新庁舎で長く執務を行っていく若手職員の意見を聞く場といたしまして、新庁舎建設庁内プロジェクト会議を立ち上げまして、実務者レベルで協議を行っているところでございます。 今後も市民の皆様の利便性の向上、業務の連携、効率性などを協議をしてまいりたいと考えているところでございます。 また、庁舎建てかえを先行されている他の先進自治体、こういったところを複数箇所視察をさせていただきまして、市民の利便性を考慮した本市の新庁舎に生かしてまいりたいと考えているところでございます。 そしてまた、今後、平成28年度から開催をさせていただきます庁舎検討委員会、あるいは市議会のほうでも特別委員会を設置をいただいておりますので、そこの場でもご指導を賜りながら、十分ご意見をいただいて利便性の高い庁舎建設に臨みたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 次にまいりまして、市民の皆様のご意見、市職員の皆様のご意見等々を取りまとめて基本計画ということになろうかというふうに考えております。 計画策定につきまして、どのような方法で委託されるのか。また、基本計画から基本設計、実施設計へと進んでいくわけでありますが、基本計画においては、どこまでをお示しになるのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) お答え申し上げます。 まず、委託方法でございますが、委託業者につきましては、建物の機能を重視する業者あるいはまちづくりの分野を得意とする業者など、選択肢としては幾つか考えられるところでございますが、現在、この件につきましては検討をいたしているところでございます。 なお、基本計画の入札方法といたしましては、現時点では指名競争入札がいいのではないかと考えているところでございます。 次に、その基本計画の中身でございますけれども、基本設計、実施設計を行うに当たりまして、必要とされます庁舎の位置、規模、機能など、基本的なコンセプトを整理をしてまいりたいと考えております。 また、庁舎のイメージ、こういったものも図示化ですか、図面上にあらわしまして、こういったことも行ってまいりたいと考えております。 市民の方にできる限り、わかりやすくお示しできるような計画書としてまとめてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) できる限りわかりやすい計画書の作成をお願いいたしておきます。 では次に、計画書にも関連してくる事項でありますけれども、市役所の位置というのが、今都市整備のほうで進められております景観まちづくりの城内地区に当たるわけでございます。当然、景観形成基準に準じた建物になろうかというふうに考えておりますが、市としては、今、現実にどのようにお考えか、お示しください。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) お答え申し上げます。 先ほどご質疑いただきました、いわゆる景観まちづくりとの関連性でございますけれども、このガイドラインが平成28年度中には策定をされると伺っておりますので、したがいまして、新庁舎の建設につきましても、いわゆるそのエリア内の核となります大きな公共施設でございますので、そのガイドラインの中身を十分尊重させていただきまして、建設にも反映をさせていかなければならないというふうに認識をいたしているところでございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) この項の最後になりますけれど、平成30年から平成32年度で建設される予定ということでございます。 現在の庁舎との関係、現在の庁舎を残したまま建設されるのか、それとも一部解体されるのか。その辺については現在はどのようにお考えか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) お答え申し上げます。 庁舎の建設に当たりましては、仮に仮設庁舎を整備をいたしますと、多額の費用を要するということと、工期が長くなるということが考えられます。その点を考慮いたしますと、現庁舎に影響がないエリアに新庁舎を建設をしながら、完成まで現庁舎を使用したほうが効率的ではないかというふうに考えております。 現段階でございますけれども、さまざまな手法が考えられるところでごさいますが、具体的には今後策定をいたします基本計画の中で整理をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 平成30年度から着工となれば、基本設計、基本計画から始まり、基本設計、実施設計、業者決定と、時間的には割とタイトな事業ではないかというふうに私は感じております。 そのような中で、手戻りがないよう、十分な基本計画、ここが一番本当大切で大変だろうとは思いますけれども、これに十分時間をかけて、基本計画の策定をお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 続きまして、元気づくり推進プロジェクト費について再質疑を行います。 先ほど3事業の内容について答弁をいただきました。そこでおのおのの事業について少し質疑を行いたいと思います。 まず、大学等高等教育機関との連携に係る経費694万5,000円についてでありますが、この事業、これまでのからつ大学交流連携センター事業との違いについて明確にお示しください。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 大西議員の再質疑にお答えをいたします。 大学等高等教育機関との連携に係る事業と、これまでのからつ大学交流連携センター事業との違いをということでございました。 大学等高等教育機関との連携事業につきましては、これまで本事業の元気づくり推進プロジェクト費の中で実施をさせてきていただいておりまして、これまでもからつ大学連携交流センターとも協力をしながら実施をいたしてきたところでございます。 また、からつ大学交流連携センター事業につきましては、別途予算をいただきまして、主な内容としては、地域と大学との相談窓口業務、それから、大学等の活用支援業務、地域経済の動向調査業務等の取り組みを委託業務として実施をしてきたものでございますが、平成27年度からは、本市で大学交流連携コーディネーターを雇用させていただきまして、市の直接事業として取り組んできたところでございます。 大学との連携につきましては、これまでも元気づくり推進プロジェクトとして予算をお願いしてきた事業も各種あるところでございます。 このようなことから、今回予算の計上に当たりまして、元気づくり推進プロジェクト費とからつ大学交流連携センターの経費との整理を行わせていただきましたものでございまして、平成27年度の双方の事業と内容は特に異なるものではないというふうに考えているところでございます。 予算額といたしましては、科学イベントや大学連携のための経費など、これまでの元気づくり推進プロジェクト費として予算をお願いしたものと、からつ大学交流連携センター事業としてお願いした経費を統合して今回お願いをしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 大学との連携につきましては、特に新規に考えられている事業はないようでございます。市民の皆様と大学とを結ぶ窓口、これは非常に大切であろうと私は考えますけれども、この施策で十分だとお考えでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 地域の元気をつくり出していくという事業費でございますけれども、やはり地域の元気を生み出していくためには、大学等が持つ新たな知識を積極的に取り入れ、連携をしながら地域課題の解決をしていくことが必要だというふうに考えておるところでございます。 これまでからつ大学交流連携センター事業として担ってまいりました大学との窓口相談業務等の機能につきましては、その役割としてそのまま元気づくり推進プロジェクト費の目的の一環となるというふうに考えているところでございます。 現在、地方創生事業の一環として佐賀大学等とも地(知)の拠点整備事業等を進めておりまして、これから連携もしていくことになります。やはり今後地方創生という中におきましては、地域の元気づくりについてますます大学との連携が必要となっているというふうに認識をしておりますので、この事業の中において、これまで以上に推進を図ってまいりたいというふうに考えるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) ぜひとも推進していただきたいというふうに思います。 では、次に、ご当地ナンバープレート製作経費23万8,000円についてお伺いいたします。 この事業は、どのような考え方でまとめられていくのか。また、ご当地ナンバープレートとなれば、そのデザインと申しますか、デザインを決定するまでのプロセスが大切になってくるものと考えますけれども、その決定方法についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 ご当地ナンバープレートの製作の考え方でございますけれども、平成28年度に唐津曳山行事がユネスコ無形文化財遺産に登録をされる予定であるということを伺っております。これを本市としても大きな契機と捉えまして、合併後10年を経過した本市にとって地域全体で登録を応援するということによりまして、地域の一体感を高め、郷土愛の醸成にもつなげていければというふうに考えているところでございます。 ご当地ナンバープレートといたしましては、登録台数の多い原付バイク用を製作するという計画でございますが、市といたしまして、ユネスコ無形文化財への登録という大きな事業の応援をするために、本所管で企画して実施するということになった次第でございます。 現時点におきましては、製作枚数も限定をいたしまして、プレミアム感も出して製作をしたいというふうに考えているところでございます。 そのデザインの決定の方法でございますが、先ほども申しましたように、今回、地域の一体感の醸成をさせていただきたいというふうに考えておりますので、デザインにつきましても公募を考えております。公募をいたすことによりまして、地域の一体感、製作までのプロセスを大事にしたいというふうに考えているところでございます。 また、今回は、曳山行事が登録ということでございますので、唐津曳山行事に関するということでございます。当然ながら、山の関係者の皆様のご意見も伺いながら進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) では、次にまいりまして、唐津市の原付バイクの1年間での新規登録台数、これも約400台というふうにお聞きいたしております。それに対して今回のナンバープレートが200台分のご当地ナンバープレートということでありますが、なぜその200台分なのか。そのプレミアム感を出す必要があるのかなというのが私疑問に感じております。 また、神﨑市におかれましては、50cc用、90cc用、125cc用と3種類つくられておりますけれども、唐津市は原付バイク用だけというふうになっております。そういうふうにされた理由とあわせまして、このナンバープレートの配付開始時期、これについてどのようにお考えか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 まず、プレートの作成枚数は200枚だと、その理由はということでございます。 先ほど議員のほうからもご指摘がありましたように、本市におきましては、原付用のナンバープレートは400枚程度、毎年出ているということでございます。200枚とさせていただきましたのは、先ほどの応援企画ということも考えましたし、今後の発行までのスケジュールを考えたときに、年度当初からの発行は難しいだろうということで、とりあえず2分の1程度を作成をさせていただきたいというふうに考えたところでございます。 これに関連しまして、配付の時期についてということでございます。 当然、デザインにつきましては、一般の公募を行いたいというふうに考えておりますので、これから募集期間、それから、最終決定までの期間、それから、実際のプレートの作成期間などを考慮いたしまして、秋ごろには配付を開始したいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 唐津くんちの曳山行事、これがユネスコの無形文化遺産登録になるという、それを応援するということで、この事業を進められるということであるんであれば、せめて9月ぐらいには配付しないと、その効果はないんじゃないかなというふうに私は考えます。 また、ご当地ナンバーというのは、その地元の人のというのか、そのプレミアム感とかなんとかいうのも大切ではあろうかと思いますけれども、市外から来られた方に唐津をイメージづける一つのグッズ的な要素も非常に大きいのではと私は考えております。製作枚数、配付時期について十分なご協議をお願いしておきます。 次に、唐津ブランド発見地図等に係る経費177万9,000円についてお伺いいたします。 この事業は、平成25年に総務省の予算採択を受け実施され、ICT街づくり推進事業において構築されたものと理解しておりまして、現在は5年間の実証中であるというふうに理解しております。 そこで質疑ですが、この発見地図、内容は観光的要素が非常に多いものでございます。市のホームページと現在はリンクされていないんですが、それはどのようになっているのか。また、あわせまして、観光サイドでの利活用の推進、これを図るべきだと私は思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 唐津ブランド発見地図につきましては、先ほど議員のほうからもご紹介していただきましたように、ICT街づくりの推進事業の一環として行った事業でございます。 ホームページへのリンクにつきましては、現在、申しわけありませんが、リンクをしていない状況でございます。 この発見地図につきましては、もともと事業の方法として、スマートフォン上での利活用を目的に構築したものでございました。パソコン画面上でも見ることができますが、主にスマートフォンでアプリをダウンロードしていただきまして、電子版の観光地図として手元に持って市内を回ってもらうということを想定した事業となっていた次第でございます。 唐津市の観光のページにおいて、唐津においでいただきましたならば、そのようなスマホ用の観光アプリが利用できるということをもっともっと私どももPRをすべきだったという点については、十分反省をしておりますので、今後、この利活用におきまして、ホームページとのリンクについては検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 利活用の一つの方向性として、観光サイドでの利活用をということでございます。当然、この事業のスタート時におきましては、スマートフォンを活用した電子版の観光地図を目指すということで、地元の観光協会とも協議を進めて事業を構築した経緯もございますので、観光面の利活用というものは、今後も5年間の実証期間の中で検討していかなければならないというふうに考えているところでございます。 観光課とも十分協議を進めながら、このアプリの活用の推進を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) ぜひとも観光課とも協議して進めていただきたいと思います。 ところで、この唐津ブランド発見地図、パソコンで見てみましたら、例えば、西ノ門館、これをクリックいたしますと、改装以前の写真で、唐津焼の販売を行われているとか、曳山の修理を見学できるなどの表記が全くございませんでした。 また、飲食店等のお店が場所が違っていたり、なくなったお店が掲載されていたり、多々不備があるようでございます。どのような管理をされているのか。また、基本データの中に問い合わせ先だと思うんですけれども、電話番号が記入されております。これが福岡市内の電話番号になっておるんですけれども、なぜ福岡の電話番号になるのか、その点あわせてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 先ほど議員のほうから指摘をいただきましたデータの管理につきましては、我々も不十分であったなというふうに思っているところでございます。実証期間の中で、データ等も更新するなど、充実させていかなければならないというふうに考えているところでございます。 先ほどの福岡市になっているというところにつきましては、私も申しわけありませんが、承知をしておりませんでしたので、後で調べさせていただきたいというふうに思っております。 これから、やっぱりこのアプリを利用するということを推進するに当たりましては、そういうデータの管理が非常に重要だろうと思います。やっぱりリアルタイムで更新をできるようなことにやっていかないと観光としての手段としてのメリットもなかろうと思いますので、十分そういう面も含めまして今後実証期間中に改善してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) それは、市の方が当然、最終確認はされないといけないんでしょうけれども、メンテナンスを請け負ってあるところ、そこにも十分その旨伝えていただきたいと思います。 また、その地図自体も若干古いような部分もございますので、十分なチェックをお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 ふるさと寄附金推進費について再質疑を行います。 これまでの寄附金の状況につきまして、平成26年度が約475万円、平成27年度が2月末で約8,342万円、金額で17倍の増になっているという答弁をいただきました。 そこで、他自治体の状況を見てみますと、県内では上峰町が約19億5,000万円、小城市が約14億6,000万円、玄海町が約11億6,000万円と非常に大きな差が生まれております。どのような要因でこのような差が生じているのか。また、平成28年度はどのように対応されていくのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。         (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 再質疑にお答えをいたします。 先ほど議員からご紹介がありましたように、佐賀県内で10億円以上の寄附をいただかれている市町があるということは、我々もマスコミ、それから、県の情報等によりまして承知をいたしているところでございます。 このような多額の寄附が集まる要因としては、寄附のお礼に係る各地域の魅力ある特産品を贈呈する仕組みや、また、お礼品の返還の割合等にあるというふうに考えているところでございます。 この点から考えますと、本市におきましては、ブランドと呼ばれる特産品も数多くございますので、市への寄附はまだまだ伸ばしていかなければならないというふうに考えているところでございます。 本市は、そのような中で、昨年の4月から寄附に対するお礼として、それまでは公共施設の入場券等をお礼として返していたところでございますけれども、特産品の贈呈というところに改めまして始めたところでございます。 お礼品の充実と、また、ふるさと納税のポータルサイトの活用という観点から、12月にはリニューアルをいたしまして、そういう納税のポータルサイトを利活用するということにして、そういうふうな改善をしてきたところでございます。 リニューアルのおかげで12月には、先ほど申しました金額のほぼを12月の額が占めるというふうに、12月にはやはりポータルサイトの利活用ということをしたために大きく寄附を伸ばしたものというふうに考えているところでございます。 まだまだ議員からもご指摘のとおり、改善する点はまだまだあり、本市もまだまだ伸ばしていかなければならないというふうに考えておりますので、平成28年度の予算におきましては、お礼品のための返礼率の割合を40%から50%に引き上げるということをお願いしているところでございまして、さらなる寄附の獲得と地域の活性化に向けて事業の推進を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) ぜひとも推進していただきたいと思います。 では、そこで平成27年度のこの予算が2,211万2,000円で、寄附額が今2月末で約8,300万円ですか。3月、あと1カ月ございますので、年度末には1億円に近づこうかという状態であろうかと思います。 それに対しまして、平成28年度予算は6,614万4,000円と約3倍程度になっておるわけでございますが、寄附額の目標は1億円で予算組みされておるようでございます。推進費は3倍になっているのに、3倍のお金を使うんだけれども、同じ1億円しかその寄附はないよというように見えるんですけれども、どうしてこういう状況になるのか、ご説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 寄附の目標額と、それに係る返礼品等の事務費の金額との関連でございますけれども、まず、返礼品等の金額につきましては、先ほど答弁をさせていただきましたように、本年度よりも引き上げを行うという意味で6,000万円というとこ、1億円というのをベースにいたしますと、大体返礼品と、あと事務費も送料等も発生しますので、それを含めますと6,000万円程度の事務費が必要かなというふうに考えまして今回予算をお願いしているところでございます。 先ほど答弁差し上げましたとおり、現在8,300万円あって、年内には1億円を突破するんではないかという状況の中で1億円の目標ということでございます。我々も目標が低いのではないかなということも考えておりますけれども、とりあえずは確実にいただけるものではないかと。8,000万円の中には、議員の皆さん、ご案内のとおり、現在、唐津の映画の部分で、このうち4,000万円弱ぐらいは、半分程度はその寄附をいただている額になっております。それを踏まえますと、1億円程度まず頑張らせていただいておきまして、今後、寄附を一生懸命仕組みも改善しながら多額の寄附を集めたいというふうに考えております。その状況を見ながら今後補正等もお願いできればと思っておりますので、我々頑張っていきたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 今、答弁の中でちょっと怖いなと思ったのが、映画制作費に対するふるさと納税が約半分ぐらいあるということであれば、平成26年度とさして伸びていないというような状況にあろうかと思いますので、ちょっと不安を感じたところでございます。 目標値を今1億円に設定されておりますが、それがいいほうに転がっていくようにご努力をぜひともお願いしたいと思います。 このふるさと寄附金を見たときにも私があと一つ魅力があるなと思っているのは、寄附者へお礼品を発送できるというところですよね。これお礼品の発送の中に、唐津の観光PRやブランドの一覧など、唐津をPRするチャンスだと思うんですが、そういったものも一緒に送付されているんでしょうか。どのような状況なのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 寄附者へのお礼品の発送の際に唐津のPRをしたらどうかということだったかと思います。現在、お礼品の発送準備に関しましては、お礼品を提供していただく各事業者に依頼をしているところでございまして、市といたしましては、寄附金の受領をしたという受領証明書を出すようにいたしております。その受領証明書を発送する際に寄附をしていただいた方々にお礼状を同封をさせていただいているところでございまして、現在はお礼状だけでございまして、先ほど議員からご指摘のありました、そういう観光PR用の冊子等については対応していないところでございますので、こういう中でも観光PRをしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) ぜひとも一つの大きなチャンスだと思いますので、それを利用していただきたいし、送付することによって、その送った先の周りの方まで波及効果が出れば非常にいいことじゃないかと思いますので、利用してもらいたいと思います。 目標額につきましては、10億円ぐらい上げてもいいんじゃないかなと私は感じますし、また、他自治体では、返礼品の中に旅行のクーポンなども採用されているところもあるようでございます。旅行のクーポンを渡すことによって唐津に来ていただいて、また、そこで消費をしていただけるというような二重のメリットをねらった施策もあるようでございます。 もっとこの施策、唐津のPRに生かしていただきますよう、ご検討をお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 移住促進プロジェクト費につきまして再質疑を行います。 先ほど空き家バンク登録に当たっては、所有者の登録申請を受ける。物件調査に当たっては、専門機関に委託するとの答弁でございました。 では次に、市が空き家バンクに取り組むことで、空き家の所有者の信用度が増し、物件登録につながるのではと私は考えておりますが、そのためには、空き家の所有者に対し、市のほうからアプローチすることが必要になってくるのではと考えておりますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 空き家バンクの運営に関するご質問だったと思いますが、空き家バンクはつくっただけでは何もならないわけでございますので、この空き家バンクをいかに効率よく運営していくかということがこれから重要になってくると思います。 その中でも優良な物件の掘り起こしが重要と考えておりまして、空き家バンク制度に関する周知を市としても所有者の方々に積極的に周知をしていきたいというふうに考えているところでございます。 まずは、空き家バンク制度に興味を持たれる所有者の方々に対して、制度の趣旨説明でございますとか、協力をお願いしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 これから、周知の方法については、バンクの制度をつくった折に、さまざま考えてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) では次に、概要書の中に空き家改修・家財処分補助金として300万円の予算組みがされております。この補助金の採択要件、補助額についてお示しいただきたいのと、その対象、対象は市外からの移住者のみとされるのか、定住促進の観点から考えれば、市内での住みかえについても対象とすべきだと考えますけれども、いかがでしょうか。 また、他自治体の例では、家賃補助等の制度を用いられているようでございますけれども、市としてはどのようにお考えか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 空き家改修、また家財処分の補助についての内容でございますけれども、まず、補助の対象といたしましては、基本的に空き家バンクに登録された物件を購入、または賃借した方というふうに考えているところでございます。 これは、移住を希望される方々に対し、賃借の場合でも貸し主の了解を得ることによって改修であるとか、家財等への支援が受けられるということを、やはり移住へのインセンティブということで、そういう仕組みを考えたいということで今回考えているところでございます。 議員ご指摘のように、定住の観点から支援の対象者についての考え方でございますが、今回の仕組みといたしましては、市外からの移住をされる方ということを第一の目的にしているところでございます。 定住の観点から考えますと、市内の方が借家から個人所有の住宅に移転をされるということで定住が進むということも考えておるところでございますけれども、そういうことに関しましては、やはり定住かどうかということをどうやって判断するかということも非常に難しいというふうに我々考えておりまして、そこにそういう条件をどのようにクリアしていくかということを検討しながら、今後、市内の方が転居をされるという場合の制度の拡充についても、定住という観点から検討を続けてまいりたいというふうに考えているところでございます。 あと、家賃補助の考え方でございますけれども、現在のところ、家賃補助ということの考え方についての制度は考えていないところでございますけれども、他市町村にも見られますとおり、定住奨励金という形で一定期間の家賃を一定額助成をするという形もとっている地方公共団体もございますので、導入している他自治体の効果等も研究をしながら、私どもも導入の検討をしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 申しわけない、もう1点。改修費の金額。          (「補助額」と呼ぶ者あり) ◎企画部長(寺田長生君) 済みません。ちょっと答弁漏れしておりました。 今回の助成の補助額でございますけれども、空き家改修に対する助成としましては、上限1件当たり50万円、それから、家財の処分に関しましては、1件当たり上限を5万円といたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) では、次にまいりまして、このバンクの今一番大切なところというのは、情報の発信ではないかというふうに私は考えております。どのような方法で情報発信をされていくのか。また、そのスタートの時期についてどのようにお考えか、お伺いいたします。 またあわせまして、平成28年度何件ぐらいの移住者を想定されているのか。目標値についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 移住の情報発信の方法についてでございますが、情報発信の方法といたしましては、現在、佐賀県と連携をいたしまして、都市圏での移住フェアなどに参加をしまして、効果的に唐津をPRしていきたいというふうに考えております。 また、移住を希望する方が自分で移住に関する情報を得る手段といたしましては、やはり、ICT、ホームページというものが最も利用されているようでございますので、本市といたしましても、専用のウエブページの作成を考えているところでございまして、今回の関連予算としてもお願いをしているところでございます。 まずは、この専用のウエブページの充実を図りまして、他の先進的な自治体のホームページ等も参考にしながら、よりよい情報発信の手段として利活用できるようにしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 申しわけありません。移住に関する目標の設定値でございます。移住の目標値としては、総合戦略の中に重要な指標KPIということで指標をまず大きくは掲げておりまして、その中では首都圏等の在住者を対象に、唐津に移住をしてもよいという考える方々、アンケートの調査によりますけれども、この方々の割合をアップさせようというものを目標にしております。 ちなみに、現在アンケートをとりますと、平成27年度16.5%でございましたので、総合戦略の期間が5年ですので、5年後、平成31年には20%程度まで伸ばしたいというふうに考えているところでございます。 そのためには、情報発信力の強化が重要だというふうに考えております。空き家バンク制度を活用した移住者に関しましては、具体的な何人というふうな目標は掲げておりませんけれども、今年度の予算の中で10件程度は契約、そういうバンクでの契約を目指したいということで予算をお願いしているところでございます。 以上でございます。
    ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) この空き家バンク制度ですけれども、他自治体でも多く取り組まれております。空き家バンクの情報発信、繰り返しになりますけど、これが本当に大切であろうかと考えております。 敷地でありますとか、建物の間取りなど、写真添付はもとより、わかりやすく魅力的な構成を十二分に協議された上、発信していただきたいと。 また、今後のことになろうかと思いますけれども、先ほど出ました定住促進、これが目的でこのバンクを利用できるように検討していただくようお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 国際物流推進事業費について再質疑を行います。 インドネシアを選定された理由につきましては、経済成長が著しいと。また、平成27年度に調査を行った結果であると。また、JCCもインドネシアへの交流をしかけていて相乗効果が見込まれるという答弁でございました。 では、この予算なんですけれども、今回の平成28年度当初の中に、この国際物流推進事業費のほかにグアム物流・交流推進事業費と、また3月補正の中ではネクスト事業開拓で台湾を目指してある予算がございます。海外の案件を整理する意味においても、また、トータル的にサポートし合って対応していくためにも、この国際物流推進事業費の中に一つにしたほうがよいのではと私は考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 小形国際局長。          (国際局長 小形昌和君登壇) ◎国際局長(小形昌和君) 再質疑にお答えをいたします。 国際局におきましては、本年度はグアムとインドネシアへの物流推進、市場開拓を行っております。観光課においては、国の地方創生交付金事業を活用しまして、香港、台湾、タイ、インドネシア等に対する招聘事業等のインバウンドの市場開拓を行っております。 インバウンド分野におきましては、観光サイドで取り組みを続けますが、部局間の連携や情報共有を密にとり、両部局でASEAN地域戦略を盛り上げ、インバウンド面で唐津へ人を呼び込むとともに、その地域の方々に唐津のファンとなっていただき、それがASEAN地域への唐津産品の輸出促進につながるようひと・もの、トータル的な事業展開を一体として進めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) インバウンドで来られるのも、こちらから行くのも同じ時間と同じお金が必要でありますので、一緒にできないかなというふうに非常に思っているところでございます。 今ほど答弁ありましたように、部局間の連携ですか。これがまた非常に大切になってこようかと思いますので、密に連携をとられ、この事業を推進していただくようお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 済みません。国道等戦略事業費について再質疑を行います。 先ほど唐津インターチェンジ道路予定区域利用計画実施設計については、平成29年度には工事着手し、供用開始予定との答弁でございました。では、次に、サービスエリア予定地整備基本計画策定についてお伺いいたします。 このサービスエリアは、観光唐津の新たな拠点となり得るスペースだというふうに考えております。その基本計画でありますが、その策定方法及びスケジュールについてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑のお答えをいたします。 SAの予定地の整備基本計画策定でございますが、このスケジュールについてでございます。 SAの予定地の利活用につきましては、基本構想案をもとに本年1月に道路管理者でございます国土交通省の佐賀国道事務所と意見交換を行いまして、市の基本的な方向性について一定のご理解をいただいたところでございます。 このような状況におきまして、平成28年度は整備基本計画の策定と並行しながら、国土交通省、また、関係機関団体との協議調整を行ってまいりますが、この計画は、本市における地方創生の一端を担う重要なものというふうに考えておりますので、スピード感を持って、今後国土交通省の動向を注視しながら平成29年度以降、基本設計、実施設計を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 国土交通省との協議をしながらの事業でございますので、なかなか難しいと思いますが、今答弁ございましたように、スピード感を持って進めていただきたいと。観光唐津の新たな拠点でありますので、早期完成を目指してご努力いただくようお願いいたしておきます。 次の質疑に移ります。交通ユニバーサルデザイン化事業費について再質疑を行います。 先ほどは、平成27年度で計画の50%程度が完了との答弁をいただきました。それでは、私も着々と進行しているというふうに感じております。 ただ、その城下町の町並みとして考えた場合、現在、黒のアスファルトに黄色の視覚障害者誘導用ブロックを取りつけてありますけれども、町並みとして考えた場合にふつり合いなように映って仕方ありません。景観まちづくりも進められておりますので、もう少し考慮することはできないのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えをいたします。 唐津市交通バリアフリー基本構想においては、重点整備地域といたしまして、唐津駅周辺地区については、現在、議員申されましたように、景観まちづくり検討委員会において外壁、屋根などの色彩についてルールづくりが進められております。これは城下町としての風情を保っていくためでもございますし、同様に交通バリアフリー基本構想により整備しております路面舗装、また、視覚障害者用誘導用ブロックにおきましても、一般に使用します黒色の舗装、また黄色のブロックではなく、落ち着きのある色合いに計画をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 歩道を歩いて移動するときはもちろんのこと、車を運転しているときも割と歩道というのは気になるものであります。ぜひ落ち着きのある色合い、色使いに留意され、事業を進めていただければとお願いいたしておきます。 次の質疑に移ります。それでは、景観まちづくり推進費について再質疑を行います。 先ほど、現在は、景観形成基準の取りまとめを行っていると。平成28年度では住民説明会を開催し、その意見をもとに検討委員会にて最終案を取りまとめ、その後、景観まちづくり審議会に図り、唐津市景観計画の改正とともに、条例の改正につなげていきたいとの答弁でございました。 では次に、住民説明会は昨年一度開催されましたが、市の意向の基本的な部分が伝わっていないように私は感じております。もっと市の考えを伝える意味において、また、住民の皆様方のご意見を吸い上げる意味において、その双方において、地元で住民説明会を開催する必要があろうかと考えておりますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えをいたします。 実は今月の下旬には、第2回の住民説明会の開催を予定をしておりまして、現在、取りまとめを行っております具体的なルールのたたき台について意見を伺う予定でございます。 当事業につきましては、住民の方々との合意形成が必要不可欠なものと考えておりまして、また、実効性のあるルールにするためにも、意見をしっかりと伺い、理解と協力が得られるように丁寧に進めていきたいと考えております。 なお、住民説明会におきましては、城内地区は前回と同様に5町合同で実施しますが、曳山通りにつきましては、通り沿いの住民の方々だけではなく、面的な合意形成が必要との観点から、また、より多くの住民の方々に参加していただけるよう、町単位をベースとした4つのエリアを想定をしております。内町エリア、外町エリア、坊主町周辺エリア、江川町に分け4回の開催を予定をしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) では、次に、その曳山通りについてお伺いいたします。 今ほどありました面的整備ということで考えていきますと、その景観条例の対象となるのは、その町単位になろうかというふうに推定されます。対象地区が町ということにされたほうが、当然その全体の町並みとしては調和がとれて奥が深くなろうかというふうに思われますので、大賛成なんですが、そこで意見をまとめていくに当たりまして、各町ごとに話し合いを持つなど、そういう町内での会合を持ってもらうなどということが必要になってこようかと思いますけれども、行政サイドの対応について、どのようにお考えか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えをいたします。 曳山地区につきましては、地域の特性を踏まえまして4つのエリアに分け景観形成方針を定めております。さらに、各町ごとに異なる特色がありますことから、さまざまな意見が上がることが予想されます。 今後各町からの要請があれば、各町での説明会なども検討し、より住民の方々の意見をお伺いしながら、地域の特性に合った独自のルールを定めることも検討していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前11時59分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。大西議員。 ◆8番(大西康之君) 先ほどの景観まちづくり推進費につきましては、28年度が最終年度であります。よりよき景観条例となり、より住みやすいまちの形成へ、行政、住民一体となって取り組めるよう推進していただきますようお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 次は、唐津城櫓等復旧事業費について、再質疑を行います。 先ほど、石垣再築のため解体した櫓など約270平米を復旧する事業費であると。また、平成30年度の完成を目指し進めていくとの答弁でございました。 では次に、復旧という言葉を使われておりますが、既存のままの施設を再築されるのか。その部分は文化財でも何でもないので改良できると私は考えておりますけれども、また、城と一体となる部分でありますので、観光客から見て魅力的な物へ改築すべきだと考えますが、どのような構想をお持ちでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えをいたします。 現在、基本設計中でございますが、櫓の外観につきましては、景観を損なわないように既存に近い形で計画をしておりまして、櫓内の用途につきましては、管理所管でございます観光課の意見を聞きながら、さらには本年度、観光課で施工しております天守閣内の展示場改修設計の補佐的建物として計画を進めているところでございます。 現時点での状況でございますが、休憩及び展示スペース、展望コーナーの計画をしておりまして、多目的に使用できるよう設計を進めているところでございます。また、イベント時に使用できる給湯室や唐津城全体の高圧受電設備を収める電気室についても計画予定でございます。もともと櫓の中には売店と便所と茶室等がありましたが、観光課より、天守閣内のオープンスペースに売店と便所を設けるとのことで、櫓内には設置しないこととしております。また、茶室についても近隣に建設予定があるとのことでございまして、これについても設置しないこととしております。 なお、収蔵庫横にございます仮設便所の屋根と外壁を一部改良しまして、本施設として使用できるように計画をしております。全体的には、一般的に使用できますように、また、ユニバーサルデザインに配慮した計画を目指しております。 ただ、櫓下の地盤には石塁とか付櫓跡の石垣などの遺構が見られることから、実施設計時には遺構をできる限り阻害しないような基礎形状や配管などの設置の方法を協議しながら進めることが必要であるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 仮設のトイレを外壁、屋根を改良し本施設として使用するなど十分工夫されて進められているんだなというふうに感じております。休憩展示スペース、展望コーナーとして生まれ変わる計画であります。観光課とも十分に協議をされ、早期の完成を目指し進めていただくようお願いいたしておきます。 次の質疑に移ります。 次が、「いきいき学ぶからつっ子」育成事業費について、再質疑を行います。 先ほど、この事業は本年度で5年目になるということと、また今後、継続、拡充していきたい事業は、地域を知り地域で子供たちを育てていくためにも地域のかかわりを深められる活動を充実させたいという答弁をいただきました。 では次に、地域での子育てにつきまして、この予算はどのように生かされているのか。また、コミュニティスクールというのを運営されておりますけれども、そのコミュニティスクールとはどのような関連があるのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) 地域での子育てやコミュニティスクールとの関連についてお答えいたします。 地域での子育てとしまして、地域の方々が子供たちの登下校時の見守りをしてくれたり、学校行事や体験学習などにゲストティーチャーとして参加してもらったり、あるいは地区の運動会に児童生徒が参加したりするなど、地域との交流を図っております。また、小中連携の取り組みとして、小学校の行事や学習会に中学生がボランティアとして参加するなどの交流も行っております。このような活動が、学校、保護者、地域が協働して地域の子供たちを育てていくことにつながり、コミュニティスクールの理念にもつながります。 コミュニティスクールの事業の予算は、「いきいき学ぶからつっ子」育成事業費の中に含まれておりまして、各小中学校からの交付申請書、実施計画書等、学校の規模、すなわち児童生徒の数ですね、これに応じまして各学校に配当しております。 ボランティアをお願いしている事業も多いんですけれども、これらの予算はボランティアではカバーできない講師の方の謝礼とか活動費に使われております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) コミュニティスクールの運営につきましても、「いきいき学ぶからつっ子」育成事業の中に含まれていると。各校40万円上限で、各学校等々に対応されているということでございましたが、講師謝礼とかいうのも当然必要になってくるんでしょうけれども、コミュニティスクールを広めていくための広報活動、いわゆる広報紙ですとか、そういった物をどんどん広めていきたいというときにももう既に予算的には不足しているような部分も多々あろうかと思いますが、教育委員会としてはどのように把握されているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 稲葉教育長。          (教育長 稲葉継雄君登壇) ◎教育長(稲葉継雄君) コミュニティスクールの予算が足りないんじゃないかというご質問でございますけれども、平成27年度現在、唐津市の指定校は、第一中学校、長松小学校、大志小学校の3校ありまして、この指定校3校の運営につきましては、「いきいき学ぶからつっ子」育成事業費補助金と、これが現在のところは1校当たり40万円が限度でございます。そのほか各学校のPTAがございますから、このPTA会費からの助成、あるいは社会福祉協議会や日赤からのボランティア協賛金などで賄われております。けれども、現状は十分であるとはとても言えないわけでございます。そこで、教育委員会といたしましては、コミュニティスクールの指定校に対する支援体制を積極化する方向で見直す予定であります。 「いきいき学ぶからつっ子」育成事業は、唐津市教育委員会の重点課題でありますので、今後さらに力を入れていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) コミュニティスクールというのは、これは1つの社会実験みたいな要素も含んでいるのではと私は感じております。そこでの成功事例、また、失敗事例等々をもとにほかの学校での地域連携を考えていく部分もあろうかと思います。そういった意味合いにおいても、教育委員会としても、もう少しかかわっていただきたいというふうに考えますし、また、唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略においても、子育て支援体制の充実の項目でコミュニティスクールは取り上げられております。ぜひとも支援体制の充実、見直しをお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 自治体セキュリティ強化対策事業費について、再質疑を行います。 先ほど、仮想化技術を用いたソフトウエアを導入し、マイナンバー制度で活用されるLGWAN環境とインターネット環境を分割し、セキュリティの向上を図るとご答弁いただきました。では次に、この対策事業費の発注方法及び完了時期について、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) 再質疑にお答え申し上げます。 まず、発注方法でございますが、調達前に市内等の事業者にソフトウエアの使用に関します情報提供依頼を行いまして、提案いただきましたソフトウエアの持つ機能等の確認を実施をいたしまして、ソフトウエアの機能に大きな差がない場合には指名競争入札による調達を予定をしておりますが、ソフトウエアの機能に大きな差があり仕様の平準化が難しい場合には提案型のプロポーザル方式による調達も想定をしているところでございます。 また、完了時期でございますけれども、国の機関との情報連携が始まります平成29年1月までには整備をしておく必要がございますので、平成28年の12月末までには完了したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 発注方法につきましては、市内の事業者等々からの提案を受けてるとのことでございました。 唐津市の産業分類別就業人口の状況におきまして、情報通信業は全国平均を1とした場合に約0.1ぐらいの就業人口でございます。非常に少ない現状でありますので、少しでも市内の業者で行えることを発注していただければ就業人口もふえると、増加も期待できると思いますし、いろんな意味におきましてもローカル発注の考えを基本によろしくお願いいたします。 以上で、次の質疑に移ります。 最後ですが、議案第62号、唐津市部設置条例の一部を改正する条例制定について、再質疑を行います。 先ほど組織再編の目的について、大きく3つあるということで、その目的の答弁をいただきました。 では次に、今回、国際局が廃止となります。JCCが立ち上がりコスメティック構想も少しずつ進んでいるように感じている今、国際局が廃止となればコスメティック構想に影響は出ないのか。また、今まで培ってこられました対外的な信用度、人的つながりにおいてマイナス要因となることはないのか。さらに、新規での海外事業においてスムーズにいくのか。何より心配しますのは、市として海外事業に対する取り組みがトーンダウンしたように相手方に解されるのではないかなど大変危惧する部分でございます。そのような点について、市としてはどのようなお考えをお持ちかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 大西議員さんのご質疑にお答えを申し上げます。 機構改革と部設置条例の件についてでございますので、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 昨日も日本最大手、大日本印刷様との協力協定の締結を玄海町さん、あるいは県のお世話でもってさせていただいたところでございまして、今後、国際局がなくなることによってという危惧の面からのご質疑であろうというふうに思っております。 コスメに関しましては、今までも各関係の国あるいは地域に出向きましてさまざまいろんなことをやってまいりました。国際局でひとくくりにいたしましたのは、やはり対外的にいろんな面で唐津は国際的にPRをしていくんだというイメージがございましたので、国際局を組織をいたしまして国際交流コスメといった部署を集めたところでございます。 いろんなことを事業としてコスメの中でも、あるいは国のほう、県のほうともいろいろご協議をしたり、あるいは予算を獲得をしながら今日までコスメ部分、特にやってまいりました。いろんな部分でやはりこれからはコスメも国際局という枠組みではなくて1つの単独というか、その商工の分野で、あるいはこれから展開をしていくということが1つの大きなコスメの次の姿かなというふうに私自身判断させていただき、あるいはさまざまなご意見とかご指導もいただきながら、国際局という枠組みを1つ一旦解散をいたしまして、コスメ部分あるいは国際交流部分等々に分けてやっていこうというふうに今回判断をさせていただきました。 国際局がなくなることによって、世界的にそのイメージが唐津がトーンダウンするということは、私はないというふうに思っております。これまで以上にそれぞれのコスメあるいはグアム等の物流推進もございますし、国際交流、一つ一つの課でもって、それは今までどおり、あるいは今まで以上にさまざま力を入れながらPRをしてまいりますので、唐津がこの部分に対して非常に力を入れてやっているというものにつきましては、しっかりとアピールができるものだと私は判断をいたしております。 また、グアムにつきまして、議員さんからもご指摘がございましたけれども、非常に一時期、グアムとの交流ということで非常に加速化する形でスタートいたしましたが、現在、相手方のやっぱり国の事情とか州の事情等もございます。いま一旦ちょっと一時停止、足踏み状態になっているのは事実でございます。物流というのはやはりコスメもそうですけれども、対相手があることなんで、非常に相手のペースとも、そして単独で、さっきインドネシアの話が出ましたけど、何も考えずに出発していきますと対外国相手というのはけがをします。ですから、国ですとか、あるいは県ですとか、ジェトロですとか、さまざまな観光分野においてもそれぞれの国際的組織等々としっかりつながりながら、対外交渉と言うと何と申しましょうか、保険を掛けるということを外交では言いますけれども、そういったものをしっかり保険を掛けさせていただきながら一つずつ着実に進めていく。グアムともまだまだ終わったわけではございません。さまざまグアムとの部分につきましても変な形で終わらないように、一つ一つでき得ることから一つずつ実のある交流、国際交流も含めてあるいは物流交流も含めて、これから事業者さんあるいは国同士のさまざまな状況等も情報をしっかり仕入れながら、唐津として立場として、唐津が非常にイメージダウンにならないように精いっぱい気がけながら国際交流についてもやっていかなければならないというふうに考えております。 いずれにいたしましても、この部設置条例、国際局がなくなるということで、世界的なさまざまな戦略、取り組みがトーンダウンしたと思われないように、私自身を初め全力で取り組んでいきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) ぜひとも相手の取り方というのもありますので、重々注意されて進めていただければと思います。 次にまいりまして、今回の機構改革の中で、現在は、観光文化スポーツ部という形で運営されておりまして、これが商工観光ということで文化とスポーツが離れるという形になろうかと思います。今までは存在的な文化的施設、体育施設を観光目線での活用を目指し、この部を編成されたというふうに私は理解しておりまして、その観光目線で活用することにより、今現在唐津市が持っているその素材をより活用できると。それにより観光客の入り込みをふやす施策であったというふうに理解しております。それが完全にでき上がったのかというのは甚だ私は疑問に思っておりまして、まだまだ道半ばではないかというふうに感じておりますが、今回、観光を切り離し、新たに交流文化スポーツ部を設置される、それの理由についてお示しいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) ご質疑にお答え申し上げたいと思います。 おっしゃっておりましたとおり、ご指摘のとおり、観光部門、これまで文化スポーツ部門との連携強化で交流人口の拡大を図ってまいりました。 一方、本市の地方創生におけます重要課題である雇用の創出ということにつきましては、これを担う産業部門の強化が必要であるというふうに考えました。 関連分野が多岐にわたります観光につきましては、すそ野の広い産業であるというふうに捉えまして、多様な事業者の皆さん方との連携をしながら観光地域づくりを進めることによって、市全体としての産業部門を強化をして、あわせてひいては雇用創出を図っていくということをやる時期なのではないかというふうに考えたところでございます。 あわせまして、先ほどもご指摘がございました、参画企業が大変増加をして国内外の広がりを見せておりますコスメティック産業の事業推進、あるいは伝統工芸であります唐津焼の地域産業としての振興等によって商工部門の1つの強化を図っていきたいというふうに考えております。 交流文化スポーツ部といたしましたことにつきましては、非常に今、例えば焼き物につきましても、有田の窯業大学校がこれから佐賀大学と一緒になります。そして、きのう卒業式があっておりましたけれども、中には唐津焼の窯元に就職が決まっているという生徒さんもいらっしゃいます。また、フランスにおきましても唐津焼、有田焼を用いましてさまざまな焼き物のPRをいたしてまいりましたが、やはりEU諸国におきましても有田焼のような磁器がお好きな国の方々、あるいは唐津焼のような土物、ようするに表面がちょっとざらついてる物が非常にお好きな方々といったように、国においても唐津焼、有田焼、それぞれ好みが変わっているという意味での地域産業として、やっぱりこれをしっかり唐津焼をもう一度原点に返って取り組んでいかなければならないと思ったこともまた事実でございます。 また1つ、交流文化スポーツでございますけれども、今ちょっと入ってきてる情報によりますと、2020年オリンピックの合宿誘致でございますが、さまざま今進めさせていただいておりますけども、我々は今までヨットと言ってきました。ヨットの合宿を誘致できないかと言ってきましたが、今入っている1つの情報、お国はちょっとまだ申せませんけれども、確実ではないんですけれども、ボートというのが入ってきておりまして、松浦川での漕艇といったもの、これを機にやはり県とも話したんですけれども、やはりスポーツの合宿交流によっての国際交流というのが1つ考え方としてできないかということで、県のほうも地域交流との銘打った部署が設立をされております。そういった部分でも県とも連携をしながら交流、そしてスポーツあるいは唐津焼といった、あるいは国際交流もそうですけれども、そういった国際交流とかスポーツのあわせた文化という意味での交流といったものを今の時期にやはりやるべきではないかと。 確かに、国際局を設立いたしましたときにも、国際局を設立した時期であり、そのタイミングであるというふうに、国際局を銘打ってやるべきだというふうに判断をさせていただきましたが、やはりいろんな文化の交流あるいは国際交流、そしてスポーツ交流等においても、それぞれのスポーツのそれぞれの時代のまた人気背景もございまして、いろんな部分で時期的にも捉えて、このような交流という言葉、そして文化、そしてスポーツという1つの、これを1枠組みとして統合しながら交流文化スポーツ部というのをつくって、対外的にも対国内においてもしっかりと取り組んでいかなければならない時期であるというふうに判断をさせていただいて、この目的、部の設置を上程をさせていただいているところでございます。 いずれにしても、いずれの分野についても支障がなきように、議員さんご指摘のとおり支障がなきように、後ろ向きになってるというイメージを相手に与えないようにしっかり組織の充実と発信、そしていろんな部分で唐津への収益と申しましょうか、行政としてのさまざまイメージアップやその収益をしっかりと図っていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆8番(大西康之君) 今ご答弁いただきましたように、今回の組織改革の目玉、これは交流文化スポーツ部にあるように私も感じております。ただ、これまで同様に、いや、これまで以上に各部・各課の連携が大切になってくるように感じております。 例えば、文化施設で言えば今までの観光視線、観光目線という考えをなくすことなくといいますか、それをベースとして次に進んでもらいたいと。観光目線でやってきたのをまたゼロに戻すというか、そういったことが絶対ないように進めていただきたいというふうに申させていただきまして、私の議案質疑を終わらせてもらいます。どうもありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 江里孝男議員。 ◆4番(江里孝男君) 4番、志政会の江里孝男でございます。議案質疑を行います。 まず初めに、総務費、地域振興費の市民協働のまちづくり交付金について、お尋ねをいたします。 27年度の補助金制度から本年度交付金制度に変わっておりますけれども、27年度の当初予算の提案理由の中で、市民協働の視点に立って地域の課題解決に取り組む団体を支援すると。特に、がんばる応援事業補助金については、市民力、地域力を積極的に引き出すために新たに地域創生枠を設け、その効果に期待を寄せていると。また、5年継続で各地区500万円ということでございました。いい制度だというふうに思っておりましたが、1年もたたないうちに今回変わったわけですけれども、なぜ変更されたのかお尋ねをしたいというふうに思います。 次に、衛生費の清掃センター維持管理業務費、同じく唐津市清掃センター第2最終処分場整備事業費については関連がございますので、一括して質疑を行います。 まず初めに、最終処分場適正化対策の目的についてお伺いいたします。 次に、農林水産業費の農業基盤整備促進事業費についてお伺いいたします。農業基盤整備事業の目的についてお尋ねをしたいと思います。 次に、同じく農業費の棚田地域保全活動支援事業費の目的と概要についてお尋ねをいたします。 次に、林業費の造林事業補助金についてお尋ねをいたします。この事業の目的、また、事業概要についてお尋ねをいたします。 次に、消防費の地域防災力向上促進事業費についてお尋ねをいたします。 まず初めに、この事業の目的についてお尋ねをいたします。 これで1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 江里議員のご質疑にお答えをいたします。 市民協働のまちづくり交付金事業について、平成27年度の事業と変わった理由をということでございました。先ほど江里議員のほうからもご指摘がございましたように、現在のがんばる地域応援補助金の中の地域創生事業につきましては、やはり地域創生という中で、地域づくりの重要性があるということで、市の単独事業として始めさせていただいた事業でございます。 この事業を新たに開始するに当たりましては、まず地域に、地域まちづくり会議と、自主的、主体的に地域づくりを行っていく組織がまず必要であろうということで、その会議をつくっていただくことを前提に、ここで事業の選定をしていただき、事業の実施を行ってきたとこでございます。 平成27年度中に我々が当初考え目的にしていたところからやはりいろんな課題が生じてきたなというふうに考えているところでございまして、まずは今後、この事業につきましては補助金から交付金という名前に変わりましたけれども、事業の内容としては大きく変わっているというふうには私どもは思っていませんで、事業の手法を変えさせていただいたというところだろうと思っております。 いろんな既存の事業の課題を踏まえまして、まずは第一に地域を自分たちの手でつくるという地域づくりの目標がまずはなかったので、今回の事業につきましては地域づくり計画というものを策定をしていただきまして、自分たちの地域をどのようにしていくんだということをまず明確にしていただく必要があるだろうと。 それから、まちづくり会議が、今までは補助金で各地域の団体の方々が事業を実施をしていただいたところでございますけれども、今回の交付金事業におきましては事業実施主体をまちづくり会議ということにさせていただきまして、交付対象もまちづくり会議に交付金を交付するということで、やはりその会議が地域づくりにかかわっているということを明確にさせていただきたいということが2点目でございます。 そのようなことで今までは個別の事業を補助対象としてきましたけれども、今回は地域づくり計画の中に盛り込まれました個別事業を地域づくり事業として交付対象とすることによって、より柔軟な地域づくりが可能になるのではないかというようなことで今回、制度内容を変更をさせていただきまして、今後もこのような自主的、主体的な地域づくりの継続を目指していこうという考えから今回、補助金から交付金へという制度移行にさせていただいたところでございます。 交付金の上限額でございますけれども、平成27年度の地域創生事業の枠内でというふうに考えておりまして、総額5,000万円ということで今回お願いしたいというふうに考えております。 27年度は、まちづくり会議が各市民センターごとに1団体、それから唐津地域におきましては1つということで、まちづくり会議としては旧まちづくり会議がございましたけれども、市内全域がそれぞれの地域の特徴を生かしながら、より主体的なまちづくりに取り組んでいただきたいという観点から、唐津地区を8地区、中学校区単位に区割りをさせていただきまして、既存の市民センターの8地区と合わせて16地区に分割をし、5,000万円を均等配分させていただくということで、各1地区当たり上限を312万5,000円とさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 橋川市民部長。          (市民部長 橋川英彰君登壇) ◎市民部長(橋川英彰君) 江里議員さんのご質疑にお答えいたします。 最終処分場適正化対策は、これまでに実施いたしました最終処分場の調査結果を受けて、平成28年度から最終処分場の適正化に向けた対策を実施するものでございます。 これまでの調査で確認された内容でございますけれども、高濃度の塩化物、約、海水の半分ぐらいの濃度になりますけれども、これを含んだ大量の保有水が最終処分場地下に蓄積されておりまして、適正な状態にするためには保有水約1万4,000トンを場外に搬出する必要があるということ、そして処分場地下に敷設しております遮水シートの2カ所に漏えいの恐れがある可能性があるということ、こういった内容の状況報告を今まで受けているところでございます。 これまでの調査では、周辺地下水の環境は全て基準値以下でございまして、周辺環境の汚染等は確認されておりませんけれども、処分場地下の保有水につきましては塩化物を含んでいるということもありまして、不適正な状況となっておりますので、早急な対策が求められております。 今回予算に計上いたしました最終処分場適正化対策等につきましては、最終処分場を適正に維持管理していくために3つの項目を上げております。1つ目は最終処分場浸出水対策工事、2つ目といたしまして最終処分場下水道接続工事設計等、そして3つ目といたしまして焼却固化灰場外搬出処分等といった湧水対策を実施いたしまして、将来にわたって最終処分場を適正に維持管理していくことを目的といたしているものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) 江里議員さんのご質疑にお答えいたします。 3点ございまして、まず、農業基盤整備促進事業の目的についてでございます。 生産効率を高め競争力のある攻めの農業を実現するためには、農地の大区画化等の基盤整備によりまして、担い手への農地集積を加速化し、農業の構造改革を推進することが重要であると考えております。 また、戦後、急速に整備されました農業水利施設につきましては、今後耐用年数を迎える施設が急激に増加することから適切な保全管理が求められているところでございます。このため地域の実情に合わせながら農地・農業用水利施設の整備を推進するものでございます。 次に、棚田地域保全活動推進支援事業につきまして、目的と事業の概要でございます。 棚田地域の農業用施設の保全活動や景観作物の作付等の活動に対しまして支援をするものでございます。また、あわせまして棚田を舞台に都市との交流事業を展開することによりまして、棚田や地域農業、地域農産物のよさをPRをし、地域の活性化を図るものでございます。 次に、その事業の概要でございますが、まず、棚田地域保全活動支援事業につきましては、棚田地域の農地や土地改良施設等の保全、利活用に係る経費を補助するものでございます。これは従前実施をされておりました地区でも付加価値をつければ再度補助対象となることから、今回、蕨野地区と天川地区で取り組みを行われているところでございます。 また、ふれあい交流事業でございますけども、棚田を舞台として都市住民や世代間の交流を深めるとともに、地域の活性化を図る経費として助成をするものでございまして、これも昨年と同様に蕨野地区と肥前地区で実施をされるものでございます。 次に、造林事業補助金の事業の内容でございます。 森林が持ちます水源涵養や災害防止など多面的機能を発揮するため、唐津市内の私有林を適正に森林整備する必要がございます。間伐とそれに伴います作業道開設に対しまして国・県の補助を活用して行うものでございます。 平成28年度の事業内容でございますが、間伐では国・県の補助68%に市の補助12%を上乗せをいたしまして、合わせまして80%の補助率となっているところでございます。 また、作業道の開設につきましては、国・県の補助68%に市が8.5%を上乗せすることで、県もさらに17%がかさ上げ補助となっておりますので、合わせますと93.5%の補助率となっているところでございます。間伐等の木材搬出に必要な作業道の整備の促進を図ってまいりたいと考えております。 なお、予算につきましては、間伐の補助金といたしまして、95ヘクタール、5,504万8,000円、それから作業道開設の補助金といたしまして1,500メートル、169万3,000円、合わせまして724万1,000円をお願いをいたしてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) 地域防災力向上促進事業費のご質疑にお答え申し上げます。 当該事業の目的でございますが、昨年9月に発生をいたしました関東・東北豪雨に代表されますような大規模かつ複雑な災害が発生をいたしております中、地域における初動対応等が大変重要となってきております。迅速かつ効果的な対応ができますよう防災・減災等の体制づくりに取り組むため、地域防災リーダーの育成を行いますとともに、地域における防災活動が円滑に実施できるよう、自治会を中心とした自主防災組織の設立を促進・育成することにより、地域防災力向上の推進を目的といたしております。 また、自主防災組織を設立をされた地域では、防災資機材の整備及び訓練等に係ります費用について地域での費用負担を軽減できるよう本市または佐賀県の補助金制度を活用をしていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 坂口部長、訂正ありますか。坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) 申しわけございません。先ほど造林事業補助金の答弁の中で、平成28年度の間伐の補助金につきまして、95ヘクタール、5,504万8,000円の補助とご説明を行いました。訂正を申し上げます。95ヘクタール、554万8,000円の数字でございます。申しわけございませんでした。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それでは、市民協働のまちづくり交付金について再質疑を行います。 1年間やってきていろんな課題が出てきたということでございます。まちづくり目標を明確にすると。それから、もう一つに、まちづくり会議の事業を事業主体化すると。それから、交付金を交付することにより、より柔軟な地域づくりが可能となるということでございました。それで、金額については5,000万を16地区で分割したという答弁であったと思います。 それでは次に、今回の市民協働のまちづくり交付金の事業の概要についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 再質疑にお答えをいたします。 市民協働のまちづくり交付金の事業概要についてということでございます。 先ほどの答弁と重複するところもあろうかと思いますが、まず、この交付金事業を行っていただくためには、先ほども申し上げましたとおり、全市を16地区に分けまして、各地区で地域まちづくり会議というものを設置をしていただくというものがスタートになります。そして、この会議が中心となりまして、地域の課題を解決し、地域の独自性を生かした地域づくり計画を策定をしていただきまして、この地域づくり計画に基づきまして地域で自主的かつ主体的に取り組むまちづくり活動を行っていただき、その活動に対し支援を行うものでございます。 16地区の振り分けにつきましては、平成27年度と同じ8つの市民センターについては27年度と同じ地域でございますけれども、唐津地区は8つの中学校区に分けさせていただきまして、合わせて16地区というふうにさせていただいいたところでございます。交付につきましては、地域づくり計画に基づく毎年度の事業に上限額として、今年度におきましては312万5,000円を交付をさせていただくものでございます。 事業は、平成27年度の地域創生事業と同様で、ソフト事業、ハード事業どちらも対象としてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) まちづくり会議が主体的に計画を策定して、それに基づいて主体的に事業を行うということだったと思います。 それでは次に、平成27年度のがんばる地域応援補助金の地域創生事業と本年度の市民協働のまちづくり交付金の大きな違いについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 再質疑にお答えをいたします。 平成27年度のがんばる地域応援補助金の地域創生事業と、今回お願いしております市民協働のまちづくり交付金事業との違いでございますけれども、まず1つ目には、交付対象団体についてでございます。平成27年度の地域創生事業におきましては、地域やまちづくり団体などさまざまな実施の主体に対しまして、各事業を補助対象事業として補助金を交付をさせていただいたところでございます。今回のまちづくり交付金におきましては、地域まちづくり会議という組織に対して地域づくり交付金という形で交付をさせていただきたいというふうに考えております。 2つ目でございますが、地域まちづくり会議の役割ということがあろうかと思います。本年度の地域創生事業では、まず任意の地域まちづくり会議ということで組織をしていただきまして、この組織会議におきまして、まず地域としてどのような事業を取り上げるかということを審査をしていただき、地域の事業として認定をしていただくという事務を担っていただいたところでございます。 今回お願いしております交付金事業におきましては、この地域まちづくり会議が事業の主体となっていただくことで、まずは地域づくりの目標となる地域づくり計画を策定をお願いし、その計画に沿った事業を実施していただくということで、より地域づくりが地域の主体性、それから自主性というものを十分に担っていただけるものというふうに考えておるところでございます。 以上が平成27年度の補助金と今回お願いしている交付金事業の大きな違いであろうかというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ次に、今回設立をされます地域まちづくり会議と昨年までの地域まちづくり会議との関係はどのようになるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 地域まちづくり会議の違いでございますが、平成28年度、今回の組織していただく地域まちづくり会議につきましては、市のほうで設置要綱をまず策定をさせていただきまして、その中で目的、構成員、役割等を規定をして、これが基本となって設置をしていただくというものになり、平成27年度の地域まちづくり会議は、これに比べますと任意の団体ということの位置づけでございました。 地域まちづくり会議におきましては、地域等の課題を踏まえ課題解決に向けた、繰り返しになりますが、地域づくり計画をまずは策定をしていただく、そしてその計画の実施をする主体の組織となるということになろうかと思っております。 平成27年度の地域創生事業におきましては、市民センターごとの8地区と唐津地区、9の地域まちづくり会議が現在あるわけでございますが、市民センターごとの8地区については今回の平成28年度におきましてお願いしております地域まちづくり会議の母体になっていただけるものであろうと考えております。要綱も設置しますので、要綱の内容によっては若干組織再編もお願いすることになろうかと思いますが、基本的には現在の地域まちづくり会議を母体としていただいてよろしいかというふうに考えているところでございます。 唐津地区におきましては、新たに8つの中学校区に区割りを再編をいたしますので、新たに地域まちづくり会議を組織していただくということになるというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 今回の地域まちづくり会議では、交付金事業の事業主体という形になろうかと思うんです。そのためにはやはり受け入れ、それから支払い、多くの業務が出てくると思います。昨年までの構成員などにかなり変更が出てくるんではないかというふうに心配をしているところでございます。 また、唐津地区につきましては、地域まちづくり会議の組織の立ち上げから始めなければならないという形で、組織の立ち上げ、まちづくり計画、交付金の受け入れ、募集、審査、実績の審査、支払いという事務が出てくるというふうに思います。今年度で唐津地区については事業まで行くのかなという心配をしているところでございますけれども、どのように考えておられるのかお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 確かに今回平成28年度におきましてお願いする地域まちづくり会議の性格は、現在の地域まちづくり会議と異なりまして、交付金事業の実施主体となっていただき、交付金の受け皿となっていただく組織でございます。そのために組織がきちんとしたものにしていただく必要がありますので、会長でございますとか会計等の役割を担う役員の配置も必要になってこようかというふうに考えているところでございます。 既に組織をしていただいております各市民センターの8つの地域まちづくり会議についても設置要綱に基づきまして、それぞれの地域の実情に応じ、構成員の見直しであるとか拡大を行っていく必要性も生じてこようかなというふうに考えているところでございます。 唐津地区におきましては、まず立ち上げから行うということで、非常に地域の皆さん方にとっては多くの業務が見込まれるとこでございます。平成28年度におきましては、このほかの事業で集落支援員という制度も見直すようにしておりまして、この集落支援員制度を拡充することによって、この地域まちづくり事業の支援をしっかりさせていただきたいというふうに考えております。 そういう中で、やはり地域まちづくり会議の立ち上げから事業計画の策定まで、市としても所管課、それから市民センターの所管、それから集落支援員等によって十分支援をさせていただきたいというふうに考えてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ、地域まちづくり会議においては、業務量ばかりではなくてかなり金銭的にお金も扱いますので責任も出てくるんではないかというふうに思いますが、手当など考えておられるのかお尋ねをしますとともに、地域まちづくり会議の事業計画によっては平成27年度まで事業ができておった事業でも平成28年度は事業ができなくなる恐れがあります。どのようなものを想定しているのかお尋ねをしたいと思います。 また、今年度、今回の事業につきましては、単年度事業なのか継続事業なのかお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 地域まちづくり会議の組織の変更によりまして、地域まちづくり会議の責任が重くなってくるというふうに考えております。役員の方々を設置をしていただくことによって、その役員の方々に対して手当を払うというようなことも考えられるというふうに思っております。この件につきましては、金額、限度については、我々のほうである一定の限度を定めたいと思っておりますけれども、会議の運営費ということで交付金の対象とさせていただきたいというふうに現在考えているとこでございます。 それから、まちづくり地域事業計画の中にはどのような計画が想定されるかということでございますけれども、現在の地域創生事業の中でも行っていただいております伝統文化の継承事業でございますとか、地域の環境美化活動でございますとか、地域防災活動というものが想定をされるとこでございまして、今後それぞれの地域の実情や特性に応じまして、それぞれ課題解決のため地域のコミュニティ形成につながる取り組みについて、新たに地域づくり計画の中で事業を考えていっていただければというふうに考えているとこでございます。 我々も現在、まちづくり応援補助金でございますとか、平成27年度には県のそういう地域づくりの補助金もありました。そういう中で今後、まちづくり交付金の中でどういうふうに事業として整理をさせていただくかという課題は考えてるとこでございますけれども、まず地域の中で地域づくり計画をきちんと策定をしていただきたいというふうに考えております。 地域づくり計画につきましては、改めて今回初めて地域のほうでつくることになりますので、そういう計画策定につきましては市のほうでひな形を作成するなりして支援をしてまいりたいというふうに考えております。 この事業の継続でございますけれども、当然、地域づくりということは地域創生事業の中でも小さな拠点づくりとかいう中で非常に重要な観点だと我々も考えておりますので、平成28年度以降も継続できるような事業にしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 今後も当然、今回平成27年度から平成28年度に制度も見直しをさせていただきましたように、その折々で制度も見直しをさせていただきながら、より地域の方々が活用していただきやすいような制度で継続をしていければというふうに考えてるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 今の答弁でちょっと引っかかるところがあるんですが、継続できるようにではなくて、継続をしていただきたいというふうに思います。 それともう1点が、昨年度までおのおの500万円の上限であったわけですけども、今回約312万円ということになっております。多くの事業が見込まれる地区については補正等を考えてあるのかどうか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 現時点におきましては、当初予算の範囲内で事業をお願いしたいというふうに考えているところでございます。今後、平成28年度の事業の状況によりましては、そういう地域の皆様方からいろんな要望等、事業の内容等について改善する面が出てこようかと思いますけども、それは今後制度の中で改善をさせていただきたいというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 当然補正は考えてないということの答弁が出てくるのかなと思っておりましたが、昨年ですね、5年継続事業ということでありましたんで、申請された団体の方も5年計画である程度申請をされてるというふうに思います。昨年並みの事業が出てくるんではないかというふうに見込んでおります。 また、さが段階チャレンジ交付金事業を利用された団体についても、この事業の申請が出てくるのではないかというふうに思っております。昨年並みの事業が出てきた場合、昨年比で62%の事業しかできないと。また、さが段階が出てきた場合は事業ができない部分も出てくることがあり得るのではないかというふうに思っていますが、このことについてどのように考えてあるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 まず、さが段階チャレンジ事業があって、単年度事業でございました。これからのこの事業の継続ということについて、まずお答えをしたいと思いますが、これにつきましては、佐賀県の補助金で行った事業でございまして、当然、県のほうからも継続については条件でございました。当然それは我々も審査する中で事業の継続については実施主体のほうでやるということで確認をいたしましてお願いをしてきております。 今回の交付金事業の中にも該当する事業が多々あろうかと思いますが、今回はその事業、個々の事業につきましては地域まちづくり会議の中での議論の中で、地域づくり計画、地区の計画の中にきちんと位置づけをして実施をするということになれば今の予算の範囲内で実施をしていただくということになろうかと思っております。 また、先ほど申されました平成27年度500万円の事業で5年間継続ということを申し上げたということで、地区としてはそれを予定して事業を進められてるというところもあろうかとは思いますが、28年度につきましては、我々も、その年は5,000万円をどういう配分するかは今後枠配分も検討をしながらというふうに考えておりましたので、今回とりあえず5,000万円の総額の範囲内で均等割をさせていただきましたので、その範囲内でまず事業の進捗を図っていただければと思っております。平成29年度以降そういう地域の課題がいろいろ出てきまして、地域づくり会議の中でいろいろご意見をいただければ、制度の変更もしながら対応させていただければというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 次に、清掃センター維持管理業務費、唐津市清掃センター第2最終処分場整備事業費について再質疑を行います。 今回予算計上されております最終処分場浸出水対策工事、それから、下水道接続工事、それから、焼却固化灰場外搬出処分の事業内容についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 橋川市民部長。          (市民部長 橋川英彰君登壇) ◎市民部長(橋川英彰君) 江里議員さんの再質疑にお答えいたします。 まず、最終処分場浸出水対策工事は、保有水の原因となっております雨水を抑制するために、最終処分場の上部を舗装する工事を行うということでございまして、工事費2,449万4,000円を見込んでおります。 最終処分場の面積は、2万3,000平方メートルありますけれども、うち1万3,500平方メートルは舗装して上部を駐車場などに利用しておりますけれども、これの9,500メートルは埋め立て地として露天の状態となっております。今回の対策工事では、この露天の状態となっている埋立地のうち埋め立てを完了した3,000平方メートルの土地の上部を舗装するものでございまして、雨水の地下浸透を抑制するものということで考えております。 次に、最終処分場下水道接続工事設計でございますけれども、こちらは最終処分場を公共下水道に接続して浸出水を下水道に放流するというものでございます。平成28年度は設計委託費といたしまして、478万4,000円を計上いたしております。 今後の予定ですけれども、平成29年度に接続のための工事を行って、平成30年度から公共下水道に浸出水を放流するというようなことで計画をしております。 最後に、焼却固化灰の場外搬出処分でございますけれども、こちらは塩化物の原因となっている焼却固化灰を唐津清掃センターの場外に搬出することによりまして保有水の塩化物濃度を低減するものでございます。 焼却固化灰の処分先といたしましては、熊本県菊池市にございます一般廃棄物最終処分場を予定しておりまして、この処分に要する経費といたしまして9,534万3,000円を計上いたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それから、今回、芳谷集会所建替工事が計上されておりますけれども、芳谷集会所が建設された経緯と建てかえを行う理由についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 橋川市民部長。          (市民部長 橋川英彰君登壇) ◎市民部長(橋川英彰君) ご質疑にお答えいたします。 今回建てかえを計画しております芳谷集会所は、昭和54年4月に供用開始いたしました唐津東松浦広域市町村圏組合清掃センターの附属施設として建設したものでございまして、清掃センターと同時期の昭和54年に建設いたしました鉄骨造平家建ての建物でございます。建築後37年が経過しておりまして施設の老朽化が進んでおりますので、既存施設を解体して現地に同じ規模の施設を建設するものでございます。 また、敷地内の土砂が雨水によって流出しておりまして、敷地の玄関付近にはかなりの段差ができている状態でございますので、解体工事とあわせまして敷地の造成も計画しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) この芳谷集会所は、清掃センターの附属施設として建設されたということでございますけれども、この施設の位置づけや利用方法などどのようになっているのかお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 橋川市民部長。          (市民部長 橋川英彰君登壇) ◎市民部長(橋川英彰君) 江里議員さんのご質疑にお答えいたします。 芳谷集会所は、清掃センターの附属施設ということで建設いたしましたもので、清掃センターの業務を円滑に運営していくために、公害防止に関する連絡会議を初め、施設の運転管理状況に関する地元の説明会を開催するなど、地域の皆さんに対する広報活動や研修を行うための施設として活用いたしておりまして、清掃センターのサテライト的な施設として位置づけ、管理を行っているところでございます。 市の業務に関する利用がない場合には、できるだけ地域の皆様の役に立てるようにということで集会所という名称を使っておりまして、平時の管理は地元の代表者の方にお願いをしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。
    ◆4番(江里孝男君) この集会所の当初予算の概要によりますと、芳谷集会所建替工事費は9,791万3,000円となっておりますが、その事業の概要と工事費の内訳についてお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 橋川市民部長。          (市民部長 橋川英彰君登壇) ◎市民部長(橋川英彰君) ご質疑にお答えいたします。 今回計画しております芳谷集会所は、木造平屋建てで床面積は237.08平方メートル、71.7坪相当になります。現在の集会所は、床面積212.62平方メートル、64.3坪でございますので、これに比べますと24.46平方メートル、坪数で7.4坪大きくなりますけれども、これは玄関やトイレをバリアフリー化することによるもので面積が拡大した部分がございまして、建物の基本的な規模はこれまでの施設とほぼ同じ規模の施設を想定しております。 なお、工事費の9,791万3,000円の内訳でございますけれども、建設工事と造成工事の部分として7,581万1,000円、電気機械設備工事の分で1,679万7,000円、解体工事その他外構工事で530万5,000円を見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ次に、唐津市清掃センター第2最終処分場整備事業費について、処分場の整備を計画されておりますけれども、事業の目的、内容についてお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 橋川市民部長。          (市民部長 橋川英彰君登壇) ◎市民部長(橋川英彰君) ご質疑にお答えいたします。 清掃センター最終処分場は、現在の物が平成21年度にほぼ満杯の状態になって以降、新処分場建設までの暫定的な措置として一般財団法人佐賀県環境クリーン財団に焼却固化灰の処分を委託いたしております。今回の事業は、将来にわたって安定的に一般廃棄物の処理を行うためといいますか、一般廃棄物の処理は市の固有の事務でございますので、最終処分場は確保する必要があるということで、暫定的な状態をいつまでも続けられないような考え方のもと、最終処分場の確保を目的とするものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 最終処分場の埋立地から浸出水や雨天時の処分場上流からの流れ込み等が考えられますが、この雨水対策はどのように考えてあるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 橋川市民部長。          (市民部長 橋川英彰君登壇) ◎市民部長(橋川英彰君) ご質疑にお答えいたします。 計画といたしましては、基本設計の段階で検討することになりますけれども、埋立地から浸出する地下水につきましては、浸出水処理施設で処理をした後、公共下水道に放流しまして周辺の河川には流れないような設計といたすように予定しております。 また、雨水等の雨水対策といたしましては、埋立地周辺に降りました雨が一度に下流の川に流れ出すというようなことがあっては困りますので、雨水等を一時貯留するような防災調整池などの建設を予定しております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 処分場の建設においては、やはり地元、それから隣接地区、これが非常に理解が非常に大事であります。地元隣接地区の理解はどのようになっているのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 橋川市民部長。          (市民部長 橋川英彰君登壇) ◎市民部長(橋川英彰君) ご質疑にお答えいたします。 地元の皆さんに対しましては、毎年実施しております公害防止等連絡協議会の中で調査の了解をいただきまして、平成26年度から最終処分場適地調査等の事前調査を実施してまいりました。平成28年度から実施する測量調査等につきましては、建設に向けた調査ということになりますので、今年度末に、今現在でございますけれども、各地域の委員さん方に説明を行いまして、全体的な理解はいただいているものと判断いたしております。 今後、必要に応じまして各地区の委員さん、そして地権者の方々などに説明を行いましてご意見を得て、ご要望等あればできるだけ反映できるものは反映させたいということで考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ次に、農業基盤整備促進事業費について再質疑を行います。 横田下の水路と宇木地区用水路については同じ用水路でございますけれども、負担率が違います。この負担率の違いについてお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えいたします。 負担率の違いでございますが、これにつきましては江里議員のほうからご指摘をいただいておりましたものでございまして、規則条例に沿っていないものがございましたので、改めて土地改良事業分担金条例を改正を行いまして明確にいたしたところでございます。 基本的には国の補助率が55%となっておりますので、その補助残の半分を地元でご負担をいただくということになるわけでございますけども、河川工作物につきましては河川法の適用を受けまして、河川整備と一体的な構造となることから、国の指導もございまして、市の負担として地元負担はなしと定めているところでございます。 このことから横田下地区は、平成28年度において河川工作物でございますサイホン部分の改修を計画いたしておりますので、地元負担としてはございませんが、ただ、次年度以降、用配水管路補修工事も計画をいたしております。その部分につきましては分担金条例に基づきまして50%の負担をいただくことといたしているところでございます。 また、宇木下地区につきましては、市道に埋設されたパイプラインの補修でございますので、河川工作物ではございませんので、ここにつきましても補助残の50%を負担をしていただくということにいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 次に、農作業道路の地元負担がゼロということになっておりますけれども、この農作業道路の採択要件についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) 農作業道路の採択要件についてでございます。 農業基盤整備事業では、主に農業区画内の小規模な道路の拡幅、舗装等が対象とされておりまして、舗装のみであっても対応が可能となってるところでございます。 また、農作業道の拡幅、舗装につきましては、多面的機能支払い交付金、また、農村環境整備事業でも対応が可能でございますので、より有利な事業での対応について、受益農家の方々とも協議を行いながら事業の選択に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ次に、棚田地域保全活動支援事業費について再質疑を行います。 この事業の今後の取り組みと課題についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) 棚田整備事業の今後の取り組み、課題でございます。 棚田につきましては、高齢化及び後継者不足等や地形等で営農はもちろんでございますけども維持管理にも大変苦慮をされているというふうな現状でございます。このため市内におきましては、当該地区以外にも地域の宝である美しい棚田が多く存在をいたしておりますので、今後とも文化的景観として重要な棚田の維持、また、棚田地域の活性化を図る保全活動を実施をしていきたいというふうに考えておりますけども、なかなか今申しましたような高齢化、後継者不足等の管理体制が整備がされてないというところで地域のほうともいろんな協議を重ねてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ次に、造林事業補助金について再質疑を行います。 この事業につきましては、昨年度から制度が変わっております。昨年度の造林事業補助金の実績と今後の課題についてお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 事業の実績と今後の課題というご質疑でございます。 まず、平成27年度の事業の実績といたしましては、間伐で約75ヘクタール、補助金額といたしまして445万円、作業道で約1万1,500メートル、205万円、合わせまして650万円程度の補助見込みとなってるところでございます。 平成26年度以前につきましては、間伐の上乗せがございませんでしたので、作業道のみの実績という形になりますが、平成26年度1万4,571メートル、204万3,000円、平成25年度7,967メートル、101万7,000円という実績でございます。 今後の課題でございますけども、長期にわたります材価の低迷と森林所有者の高齢化及び後継者不足により間伐などの手入れがおくれつつある森林が増加をしてきている現状でございます。このような中、森林組合におきましては、高性能林業機械の整備が進められておりまして、これらを有効利用することによりまして、省力化、効率化を図ってまいりたいと考えております。 また、間伐や作業道の補助とあわせることによりまして、作業に係りますコストを低減をいたしまして、より多くの森林所有者へ還元することで間伐意識の向上につなげたいと考えているところでございます。 また、あわせまして、引き続き担い手の確保というのはやっぱり急務でございますので、担い手の確保・育成にも重要課題として取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ次に、地域防災力向上促進事業費について再質疑を行います。 地域防災力向上促進事業の平成27年度の実績と平成28年度の事業別計画についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) 再質疑にお答え申し上げます。 まず、平成27年度の実績でございますが、地域防災リーダー研修といたしまして、平成27年の11月に佐賀県との共催によりまして防災講演会を開催をいたしており、約50人の方が参加をしていただいたところでございます。 また、平成28年の2月に浜玉町平原の戸房区、鎮西町岩野区の2つの地区におきまして、自主防災会が中心となり住民参加型防災訓練を実施をしていただきまして、それぞれ40人以上の住民の方が参加をされております。 また、自主防災組織の補助金の活用につきましては、資機材整備に関しましては14地区、防災訓練を実施をされた組織が10地区となっているところでございます。 次に、平成28年度の事業計画でございますが、地域防災リーダー研修におきましては、防災士の資格取得を目的といたしました研修会を計画をいたしておりまして、市報を初めあらゆる広報手段を活用いたしまして、多くの市民の皆様に受講していただきまして、お住まいの地区における防災のエキスパートとしてご活躍していただきたいと考えております。 また、住民参加型訓練におきましても、本年度と同様に自主防災会にご理解とご協力をいただきまして訓練の実施を考えているところでございます。研修でのリーダーの養成及び訓練での組織の育成、双方の相乗効果によります防災意識のさらなる向上を見込んでいるところでございます。 また、自主防災組織の補助につきましては、防災資機材の整備関連が15組織、防災訓練の実施関係が13組織の予算計上をお願いをしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ最後の質問ですけども、自主防災組織の現在の組織数と組織率向上のための今後の課題についてお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) お答え申し上げます。 まず、自主防災組織の現在の状況でございます。 この自主防災組織につきましては、平成24年の4月1日に唐津市自主防災組織推進要綱制定をいたしておりまして、認定を行っているところでございます。 現在の認定団体数でございますが、平成25年度末で17組織でございましたけれども、45組織にまで増加をいたしているところでございます。平成26年度が9組織、平成27年度、現時点ですが19組織と認定組織数は増加傾向にございまして、その要因といたしましては、議員、駐在員の方、そしてまた防災士の方々等のご協力によりまして、住民の方々の自主防災の意識向上はもとより、認定組織によります地域間の啓発活動が活発になってきたことというふうに認識をいたしているところでございます。 今後のいわゆる課題でございますけれども、これは住民意識の高揚が非常に大事だというふうに考えておりまして、この高揚には非常に難しさを伴っているところでございます。みずからが必要性を認識をしていただいて、そしてこれを地域の皆様方で共通の認識として育てていただくということが今後の非常に重要な課題であろうというふうに考えているところでございます。 これに向けまして、本市といたしましては、市報への掲載あるいは地区駐在員会、校区役員会等へ出向きまして組織の必要性について周知を図っているところでございますが、昨年度でございますけれども、初めての取り組みでございましたが、連合駐在員会におきまして、この駐在員会の事業の1つとして取り上げていただけるようお願いをいたしまして、昨年の5月でございましたけれども、総会時におきまして会長様のほうから各会員の方へ取り組みの要請をしていただいたところでございます。 事業といたしましては、県の地域防災力向上促進事業補助金を活用いたしまして、地域における防災訓練、自主防災組織推進における講演会、災害図上の演習、自主防災組織の先進事例発表等の地区防災研修会の開催などの事業を実施をしてまいりたいと考えているところでございます。 また、現在、地区での防災組織の立ち上げ等の説明会依頼が少しずつふえておりまして、本市といたしましても多くの地区説明会に出向きまして地区の防災組織設立に向け取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 自主防災組織の組織力向上のために一段と努力をお願い申し上げたいと思います。 これで議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 冨田幸樹議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 3番、志政会の冨田でございます。通告しておりました議案について質疑をさせていだきます。 まず初めに、議案第1号の平成28年度唐津市一般会計予算の中から、総務費のがんばる地域応援補助金と市民協働のまちづくり交付金、これを一括して、関連がございますので一括して質疑いたしますが、江里議員の質疑にもありましたけれども、平成27年度にやっている事業などができなくなるんじゃないかと私も危惧しております。 そういった中で、平成27年度のがんばる地域応援補助金と、また、地方創生事業、それからまた県の段階チャレンジ、この事業の平成27年度の実績等についてお答えいただきたいと思いますし、また、この平成27年度事業から当然継続事業費みたいな形で平成28年度へスライドというんですか、継続してくる事業もあるかと思います。その辺の見込みがわかりましたら、平成28年度の件数等についてもお答えをお願いいたします。 それから、農林水産費ですけども、農地中間管理事業費ですけども、これは国が県のほうに設置しました農地中間管理機構の運用がなかなかなされてないということでのそういった支援事業かなと思いますけども、この機構の事業の内容ですね、管理の事業の内容についてまずお聞きいたします。 それから、2つ目に相知町黒岩地区の補助事業費ですが、これについては、平成27年度からの継続費かと思っております。そういった中で平成28年度の事業の内容について1回目をお尋ねいたします。 それから、商工費の賑わいのまちづくり推進事業費ですが、事業の予算の内容を見てますと、昨年度の予算の割り振りからすると若干変更になってるような気がいたします。 というのは、まちづくりの会社の運営補助費が、昨年度228万円、これがことし388万円と。また、タウンマネジャーが昨年には538万9,000円が271万4,000円とかなり増減してますので、この辺の違いについてお伺いいたしたいと思います。 それから、観光市場開拓事業費です。これについても平成27年度から充実された事業が組まれておりますので、そういった新規、充実された事業費の中身についてお尋ねいたします。 それから、唐津くんちの振興費ですけども、これも昨年度より1,000万円程度増額になっておりますので、増額の内容についてお尋ねいたします。 それから、唐津城天守閣改修費ですけども、概要の説明の中で唐津城の50周年式典を迎えるに当たり改修をやっていきたいというふうなことですけども、私からすれば式典の前に改修は終わるべきじゃないかと思ってましたけども、その辺の考え方といいますか、その経緯についてお尋ねいたします。 それから、土木費の都市計画費ですけども、大島市民の森公園再整備事業費ですけども、概要の中で大島市民の森公園は緑の拠点というふうなことで説明なされております。緑の拠点というのはどういった位置づけなのかについてお尋ねいたします。 それから、教育費の中から保健体育費で体育施設整備費についてですけども、市民球場と三本松ですね、旧浜玉の三本松、もとはキャンプ場だったと思うんですけども、この整備について予算が上がっておりますけども、この内容についてお尋ねしたいと思います。 それから、給食センターの運営費ですけども、私の考えではことしの9月には新たな給食センターができて運営費については幾らかでも節減できるのかなと思っておりましたけども、逆にふえておりますので、そのふえる理由をお尋ねいたします。 それから、議案第20号の唐津市特別職の職員で非常勤のものに対する報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定についてということですけども、ここで書いてあるのはアドバイザーの廃止というふうなことでしたけども、この行政アドバイザーについては特別職になってるわけですけども、これを常勤のほうに移して、変えるというですか、身分を変えるということですので、その常勤とした理由、また、この採用のされる時期とかですね、そういったものがわかりましたらお答えをお願いいたします。 それから、議案第21号ですが、唐津市職員給与条例等の一部を改正する条例制定についてということで、久々の給与改定が出されておりますけども、この給与改定の内容についてお尋ねいたします。 それから、議案第50号、平成27年度の一般会計補正予算で、農林水産費の中でさが園芸農業者育成対策事業補助金、また、中山間地域等直接支払事業費、それから、いちご集出荷貯蔵施設整備事業補助金、また、農業基盤整備促進事業費、この金額がかなり大きく減額されてますので、この減額の理由についてお尋ねいたします。 また、土木費の道路新設改良費、それから、都市公園施設長寿命化事業費等についても減額が大きいと思いますので、その減額の理由をお願いいたします。 それから、消防費ですけども、消防ポンプ格納庫建設費、これも減額がなされております。それほど減額が出ないような感じもするんですけども、減額が出ておりますので理由についてお尋ねをいたします。 それから、防災情報ネットワーク整備費、これについても減額の理由をお願いいたします。 それから、教育費の中で、小学校費で小学校児童通学費等助成事業費、これについても減額がかなり出ておりますので、減額の理由についてお尋ねをし、第1回目の質疑といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 冨田議員のご質疑にお答えをいたします。 がんばる地域応援補助金、さが段階チャレンジ交付金、それから、がんばる地域応援補助金のうち地域創生事業についての平成27年度の実績についてご説明をいたします。 金額につきましては、まだ実績報告等が終わっておりませんので、申請時の事業費ということでお答えをさせていただきたいと思います。 まず、がんばる地域応援補助金、ソフト事業でございますが、58件の1,214万3,000円でございます。同じくがんばる地域応援補助金のハード事業でございますが、4件の215万6,000円となっております。それから、がんばる地域応援補助金のうち地域創生事業、46件でございまして、4,999万7,000円でございます。次に、さが段階チャレンジ交付金、これは26件ございまして、5,656万3,000円でございます。 この中で今回の市民協働のまちづくり交付金事業への移行が見込まれるものとしてはどのようなものが考えられるかということでございますけれども、現時点においては全ての内容を把握しているわけではございませんし、平成28年度の事業計画もまだ確認できてない状況の中で我々が想定できる件数についてのみお答えをさせていただければと思います。 まずは、がんばる地域応援補助金のソフト事業におきましては、5年間の交付ということで事業を採択をいたしますので、平成27年度で終了するというソフト事業がまず対象になるかなというふうに考えています。それが6件ございます。 次に、がんばる地域応援補助金のうち地域創生事業、これで平成28年度以降の継続事業が現時点で想定をされる件数が25件でございます。 さが段階チャレンジ交付金につきましては、現時点におきまして交付金への移行が見込まれるものにつきまして、ソフト事業が13件、合計で44件の事業が今回お願いする交付金事業への移行が見込めるものではないかというふうに考えておるとこでございます。 今回の交付金事業につきましては、このような事業の中から、あくまでも地域づくり計画の中で事業と位置づけられることが前提となるということに考えておりますので、これらの全てが地域づくりの中でどのように議論されていくかということは今後の組織の中での協議議論によろうかと思っているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) 冨田議員さんのご質疑にお答えいたします。 まず、農地中間管理事業費についての内容、事業の概要でございます。 本事業は、農業構造改革支援事業と中山間地域担い手農地集積促進事業からなっておりまして、まず、農業構造改革支援事業でございますけども、これは国庫事業となっておりまして、地域集積協力金、それから、経営転換協力金、また、耕作者集積協力金の3つの協力金から成っているところでございます。今年度設立されました農事組合法人が該当いたしますので、早速交付金の予算の計上をさせていただいたところでございます。 次に、中山間地域担い手農地集積促進事業でございますが、これは中山間地域におきます農地中間管理機構の利用の促進を図るための事業でございまして、一定の要件を満たす中山間地の農地を農地中間管理機構を通じて賃貸をいたしますと、農地の貸し手、それと受け手双方に対象農地の10アール当たり1万円が交付されるものでございまして、県単独事業として実施をされるところでございます。 なお、当事業の用地の要件につきましては、水田で100分の1、畑で100分の14と、これ以上の傾斜地にあるという要件がついてまいります。 次に、相知黒岩地区ほ場整備事業費の平成27年度の事業、平成28年度の計画でございます。 農業生産の向上、効率的、安定的な農業経営の確立により、農村地域の活性化を推進するため、区画整理、用排水路、農道の整備を実施するものでございます。 全体の概要といたしましては、区画整理15ヘクタール、用排水路の整備5,160メートル、道路の整備3,310メートル、それから客土が11ヘクタールとなっております。あわせまして事務といたしまして測量設計、それから換地業務を予定をいたしているところでございます。 事業期間でございますが、今年度の平成27年度から平成30年度までの4年間を予定をいたしておりまして、全体事業費といたしまして3億円を予定をいたしてるところでございます。 まず、平成27年度の事業の概要でございますが、現地測量と換地委員会の設立、それから事前換地を行うための事前従前地評価等の換地準備を進めてまいりました。事業費といたしましては1,010万円でございます。平成28年度におきましては事前換地詳細設計の委託、区画整理を0.9ヘクタールを計画をいたしております。事業費といたしましては3,030万円となっているところでございます。 次に、賑わいのまちづくり推進事業費の変更内容でございます。 まず、主な変更の内容でございますが、タウンマネジャーの設置費につきまして、今年度539万円から来年度は271万4,000円という形でお願いをいたしてるところでございます。これは、タウンマネジャーにつきましては、さまざまな事業にかかわってもらっておりますが、呉服町アーケードの撤去後のまちづくり計画が一段落をしたということで、業務量の減少等を見込んで試算をさせていただいております。 次に、まちづくり会社運営費補助につきましては、228万円から388万円と増額のお願いをいたしているところでございます。これは、現在、まちづくり会社と商店街が連携をいたしまして、呉服町商店街の一角の開発事業を正式に委託をされて進められている状況がございますので、その業務補助金として市からの支援を検討を行ったところでございます。 次に、呉服町アーケード・ファサード整備事業につきましてでございますけども、今年度2,000万円から来年度は1,000万円の増で予算をお願いしてるところでございます。これは呉服町の商店街に確認をいたしましたところ、空き店舗についても要望があるというふうな情報もございましたので、今の要望と空き店舗の数店舗のプラスを行いまして3,000万円の要望をいたしてるところです。 この後、空き店舗等も含めまして残るところがございますけども、これにつきましては皆さん方との調整協議を行いながら早期完了、平成29年度をめどに皆さん方とも推進を図ってまいりたいと考えてるところでございます。その他空き店舗チャレンジ誘致事業につきましては推進を行っているところでございますが、なかなか空き店舗の需要が伸びてこないということもございますので、まず委託事業の見直しを行ったところでございます。 あわせまして、まちなか周遊事業につきましては、当初3年間としてまとめていただくよう協議を行っておりましたが、昨年1年間延長をさせていただきまして、今年度は自主事業として行っていきたいということで協議を行いましたけども、今後の運営につきましては今からの協議ということで進めてまいりたいというふうに考えております。 次に、さが園芸農業者育成対策事業の補正減額の理由でございます。 平成27年度の実績でございますが、56件、事業費約3億4,871万8,000円となったところでございまして、したがいまして、補助金といたしまして1億7,367万7,000円を見込んでおりまして、実績見込みに基づきまして今回減額の補正をお願いをいたしているところでございます。 その内容でございますが、事業予定をしておりました団体におきます組合員の減少、それと事業規模が縮小されたことに伴いますこと、あわせまして入札、それから見積もり合わせの執行により減額になったものでございますが、一番大きいのが事業の取り下げというものが今回ございまして、他事業への有利な事業への乗りかえといったものもございまして、事業費で7,069万6,000円、補助金で3,718万5,000円の減額をお願いしているところでございます。 また、中山間地域等直接支払事業でございますが、当初109協定、面積2,205.7ヘクタール、予算額3億9,296万円を予定をいたしておりましたけども、実績では5つの集落の協定が減少となっております。面積的には223.5ヘクタールが減少したことによりまして、4,471万3,000円の減額をお願いをいたしてるところでございます。 また、その他の事業で標高単点の取得業務の委託をいたしておりましたけども、ここでも入札によります減額ということで180万6,000円の入札減が生じております。 先ほど集落協定が5集落減少したと申し上げましたけども、この原因といたしましては、集落内の参加者が少なくなってきていること、高齢化等によって役員さん方が固定化してる現状があると。あわせまして役員のなり手がないというようなことで今回の協定を廃止されたというふうな要因を伺っております。参加者の高齢化の進行、また、急傾斜地の農地の管理の難しさ、非常にこのような問題が出てきているというふうなことでございます。このようなことから交付金の使途につきましては事務委託も認められておりますので、こういったものを各集落とも協議を重ねてまいりたいというふうに考えております。 次に、いちご集出荷貯蔵施設整備事業の補助金の減額でございますが、これはJAからつが整備いたしますイチゴ集出荷施設パッケージセンターの補助金でございまして、建屋、それから機械の整備等によりまして今回1,673万6,000円の減額をお願いをいたしてるところでございます。これは主にはJAの入札の実施によりまして減額がなされたところです。建屋の補助金で2億6,744万4,000円に対しまして580万5,000円の減額、それから、機械の整備等につきまして4億966万6,000円に対しまして1,087万7,000円の減額となったところでございます。 最後に、農業基盤整備促進事業についての補正の内容でございます。 用排水路の整備、農作業道、ため池及び頭首工の改修の事業を実施をいたしたところでございまして、当初3億1,459万円をお願いをいたしておりましたけども、2,853万円の減額をお願いをいたしてるところです。 これの大きな要因といたしましては、相知町の横枕頭首工の改修事業でございます。これにつきましては、当初、ゴム製作会社のブリヂストンが現在ゴム堰の製作を──当初の業者のブリヂストンが現在はその製作を行っていないために他社との設計見積もり等を行った結果、同じ仕様の中でも安価な製品が出てきたということで、設計額の大きな変更になりましたけども、減額をお願いいたしております。 また、河川の仮設道路におきましても、当初は国交省との協議で4段積みをするというふうなことで協議をいたしておりましたけども、現場等での調査の結果、2段から3段での設計でいいというようなことで、この設計の変更につきましても減額をお願いいたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) 冨田議員のご質疑にお答えいたします。 4点ございました。 まず、観光市場開拓事業費についてでございます。 前年度の地方創生先行型事業から充実させた取り組みと新たな取り組み事業の内容ということでございます。 平成28年度観光市場開拓事業につきましては、平成27年度同様に、海外市場開拓事業、国内外メディアミックス事業、国内キャンペーン事業の3つの事業を柱に実施する計画でございます。 平成27年度から充実させた事業といたしましては、まず1つ目の海外市場開拓事業につきましては、国や県の動向、今年度の地方創生先行型事業の成果などを踏まえ、重点市場ターゲットを韓国及びタイ、重点市場に続くネクスト市場を台湾、今後の新興市場をインドネシアと再設定いたしまして、ターゲットに応じて旅行者、マスコミ招聘事業、また、現地でのプロモーション事業を充実させた内容といたしております。 2つ目の国内外メディアミックス事業につきましては、平成27年度の成果物でございます観光PR映像の徹底活用と新たに季節感あるPR用映像製作と活用に取り組みまして、あわせて映像紹介サイトの運営を継続し、随時映像の更新を行うことで新鮮で旬な情報を1年間を通して提供する計画でございます。 3つ目の国内キャンペーン事業につきましては、からつ観光協議会で打ち出されました観光戦略骨子に基づきまして、福岡をターゲットとした今年度の唐津まるごとマーケットのコンセプト等を継承しつつ発展させました天神でのイベント開催を計画いたしております。 また、新たな事業といたしましては、国内キャンペーン事業に計上しておりまして、唐津焼の器に注いだ地酒による乾杯を推進する条例のキャンペーンと位置づけまして、PR用ぐい呑み製作と、ぐい呑みのイベント等での活用を計画いたしております。 観光市場開拓事業は、今議会で予算をお願いしております観光地域づくり加速化事業費並びに観光地域づくり事業費と積極的に連動させ、また、からつ観光協議会としっかり連携し実施してまいりたいと考えております。 次に、唐津くんち振興費でございます。 前年度と比較して増額となった項目、その内容についてでございます。唐津くんち振興費では、例年くんち期間中におけます観光客の受け入れ態勢を整える事業に取り組んでおりまして、主なものといたしましては、警備や清掃活動、臨時駐車場の運営とシャトルバスの運行、そして、唐津曳山取締会の機能充実などを図る補助事業を実施してきたところでございます。 今回、前年度と比較し増額となりました要因でございますが、平成28年は曜日配列が11月2、3、4が水曜、木曜、金曜と週末によることもございますし、また、ユネスコ登録へ向けた機運の高まりなどから観光客の増加が見込まれますので、警備や清掃業務を初め臨時駐車場からのシャトルバスに関する取り組みなど、さらなる受け入れ態勢の充実が必要と考えたところでございます。 さらに、唐津くんち最大の見せ場でございます御旅所神幸のその会場となります旧大成小学校グラウンドの砂の入れかえ工事を実施いたしまして、観光客の期待に応える勇壮な御旅所神幸の会場づくりに努めたいと考えております。これらの取り組みの追加によりまして、前年度予算からの増額となっているところでございます。 次に、唐津城天守閣改修費でございます。なぜ50周年を迎えてからの展示改修になったのかというご質疑でございます。 ご案内のように、唐津城天守閣は、昭和41年10月28日に唐津の観光シンボルとして開館いたしまして、ことしの10月に50年の節目を迎えることになっております。 当初の事業計画におきましては、平成27年度までに展示改修工事を完了する予定でございましたが、基本計画の策定時に天守閣の耐震問題が浮上いたしまして、平成26年度に実施しました耐震診断の結果を受けて、平成27年度に耐震補強工事を実施いたしました。このことによりまして、やむなく当初の事業計画を変更いたしまして、平成29年夏のリニューアルオープンを目指した展示改修を実施する予定となり、当初計画より1年ずれ込む形となったものでございます。 最後に、体育施設整備費についてでございます。 まず、唐津市野球場スタンドの屋根の改修でございますが、この唐津市野球場スタンド屋根の改修につきましては、老朽化が著しく進行している状況でございまして、屋根の脱落、落下等の事故防止の観点から、まずは安全面を考慮し、撤去を行いまして、屋根の設置につきましては利用者に対する利便性も含め機能低下とならないよう設置、対応をしたいというふうに考えております。 次に、浜玉旧三本松キャンプ場運動広場の整備でございます。 この浜玉旧三本松キャンプ場運動広場整備工事の内容につきましては、旧キャンプ場敷地内には浜玉相撲場がございます。また、キャンプ場の跡地は現在グラウンドゴルフに活用されているところでもございます。現在この敷地は木のくいを打ち込みましてロープで囲っている状況でございますが、くいが朽ち果てて倒れた状況で、敷地の一部は荒れた状態にもございますので、今回景観の向上と広場の利活用を図るため、場内の除草や樹木の剪定、広場の整地も行い、グラウンドゴルフ場やゲートボール場として地域の生涯スポーツの場として利用できるよう整備するとともに、フェンスの設置を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 冨田議員のご質疑にお答えをいたします。 まず、1点目が、大島市民の森公園再整備事業費の緑の拠点、どういった位置づけかということでございます。 これは、平成22年12月に策定をされました唐津市都市計画マスタープランの中で、土地利用、都市施設などの都市計画分野における基本的項目を整理をし、その中の1つではございます公園緑地に関する方針によりまして、公園緑地の整備、誘導、保全を進めていくこととしております。 この公園緑地に関する方針の中では、自然との触れ合いや市民の憩いの空間、スポーツ等を通じたコミュニケーションの場として緑の拠点を配置し、機能充実を図ることとしておりまして、旧唐津地域では虹の松原、鏡山公園、唐津城を含む舞鶴公園、松浦河畔公園、体育の森公園及び大島市民の森公園、呼子町の尾の上公園、鎮西町の鎮西総合運動公園、肥前町のぼたんと緑の丘公園、いろは島、北波多の四季の丘公園、相知町の天徳の丘運動公園、厳木町の厳木スポーツ広場、浜玉町のひれふりの里グラウンド、七山の鳴神公園についても緑の拠点として位置づけているところでございます。 また、都市計画マスタープランにも記載をしておりますが、大島市民の森公園は自然豊かな空間でございますし、海を介して市街地を望む唯一の眺望点でございます。現在整備が進められております唐津東港一帯の観光交流ゾーンとともに港町唐津の再生を図る上で利活用が期待される唐の津展望ゾーンとして位置づけられているところでもございます。 2点目でございます。道路新設改良費及び都市公園施設長寿命化事業費の減額の理由でございます。 まず、道路新設改良費につきましては、財源の60%を社会資本整備総合交付金を充当しております。減額の主な理由でございますが、国に要求いたしました交付金の交付決定率が68%であったことによるものでございます。したがいまして、減額対象事業の当初事業費は3億1,453万円でございましたが、交付決定額は2億1,282万2,000円となりましたので、1億170万8,000円の減額補正をお願いするものでございます。 また、都市公園施設長寿命化事業費につきましても、同じく社会資本整備総合交付金が50%の財源となっております。これは、都市整備部所管、我が部が所管します都市公園施設及び観光文化スポーツ部が所管します体育施設をあわせた全体要望分に対し交付決定率が52%でありましたことから、都市整備部所管の事業実施額を4,460万円といたしまして、当初事業予定額9,910万円から差し引きました5,450万円を減額補正をお願いするものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉田教育部長。          (教育部長 吉田洋司君登壇) ◎教育部長(吉田洋司君) 冨田幸樹議員のご質疑にお答え申し上げます。 給食センターの運営費の増加理由ということでございます。 この給食センター運営費は、市内7カ所の学校給食センターでの給食調理等に要する経費でございます。 主なものといたしまして、学校給食センターの光熱水費、センターで勤務する臨時給食調理員の人件費等でございます。 平成27年度の予算は、浜玉、厳木、相知、北波多、肥前、鎮西、呼子の7つの学校給食センターの1年間の運営費を計上いたしておりまして、予算額は1億3,053万7,000円でございました。 平成28年度の当初も7カ所の学校給食センターでございますが、統合予定の浜玉、厳木、相知、北波多の4学校給食センターにつきましては、1学期までの運営費を計上し、新たに相知に建設中の新学校給食センターの2学期及び3学期の運営費を計上いたしておりまして、予算額は1億5,546万1,000円でございます。前年度に比べまして2,492万4,000円の増でございます。 増加要因でございますが、新学校給食センターは、安全・安心のため、学校給食衛生管理基準に適合し、床面をドライシステムとし、細菌やカビを施設内へ入れないよう建物内を加圧すると同時に、空調も行う機器を導入することにいたしております。この電気使用料とLPガス使用料の増が大きなものとなっております。同じく、食器と食缶を効率的に洗浄し、コンテナごと乾燥させる機器を使用することによります電気使用料とLPガス使用料の増が主な要因でございます。 なお、学校給食センターの人件費につきましては、統合に伴い若干の減額となっているところでございます。今回初めての大規模給食センターの開設となりますので、稼働に際しましては安全に留意しつつ、節電に努めてまいりたいと考えております。 続きまして、補正予算の小学校児童通学費等助成事業費の減額理由でございます。 この事業は、小学校の統合などにより遠距離通学となった児童への支援として、路線バスまたは定期船を利用し通学する児童への通学定期券の支給、または路線バスを使用できない地区につきましてはスクールバスまたはタクシー運行での通学支援を行っているものでございます。 今回の1,208万円の減額補正の内訳は、役務費が70万円、委託料が1,138万円ございます。 減額補正の理由でございますが、役務費では、定期券支給対象者としてバス利用者と定期船利用者合計156名と見込んでおりましたが、転出やバスを利用しない申し出がございまして、14人の減少がございまして142人となり、役務費760万円の予算に対して684万6,320円の実績見込みとなりましたので、70万円を減額するものでございます。 委託料では7小学校、11ルートのスクールバスまたはスクールタクシーの運行業務を実施しております。この9件の契約で委託料6,790万9,000円の予算に対しまして、入札等により契約総額が5,555万6,293円の実績見込みとなりましたので、入札減分といたしまして1,138万円の減額をお願いするものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) 総務部関連のご質疑にお答え申し上げます。 まず、行政アドバイザー関連からお答えをさせていただきたいと存じます。 現在、空席となっております行政アドバイザーにつきましては、本年4月からご就任をいただきたいと考えております。 平成27年3月の不正入札事件に係る特別委員会からのご提言を受けまして、早急に配置できるように人選を進めておりましたが、年度中途からではなかなか適任者を見つけることが困難でございました。今回、行政アドバイザーにご就任いただく予定の方は、現在お勤めをされておりますが、3月いっぱいで退職をしていただき、本市の行政アドバイザーとしてご就任いただけるというご承諾を得ることができましたので、本年4月からご就任をいただきたいと考えているところでございます。 今回、行政アドバイザーを非常勤から常勤として配置をさせていただく理由でございますけれども、市議会のご指摘におきましてもアドバイザー不在が事件発生に影響しているのではないかというご意見を頂戴したところでございます。また、先日実施をいたしました職員の倫理意識のアンケートにおきましても、倫理意識の徹底が十分に行き渡ってないことが結果としてあらわれてきたところでございます。 さらには、近年、異常なクレームに対応する職員がその現場の対応に苦慮をしているという状況が多々見られるところでございます。こういった状況を踏まえまして、市役所の開庁日に行政アドバイザーがいたりいなかったりという状況をつくらないほうが行政アドバイザーの効果がさらに発揮できるのではないかと判断をしたものでございます。 次に、給与改定の内容でございます。 今回の給与改定は、平成27年の8月6日に行われました国の人事院勧告及び同年10月8日に行われました佐賀県人事委員会勧告に準じまして給与の改定を行うものでございます。 主な給与改定の内容でございますが、職員につきましては佐賀県の改定に準じまして行政職給料表及び医療職給料表の月額を平均0.3%引き上げたほか、期末勤勉手当の支給月数を年間4.10月から0.1月分引き上げまして、4.20月にするものでございます。 また、市長、副市長及び教育長並びに市議会議員につきましては、国における特別職の改定に準じまして期末手当の支給月数を年間3.10月から0.05月分引き上げまして、3.15月にするものでございます。 次に、防災情報ネットワーク整備費の減額補正の理由でございます。 理由といたしましては、2点ございまして、1点目が事業内容の特殊性から平成27年2月にネットワーク整備2期工事分の実施設計ができ上がってまいりました関係上、一部の予算につきましては見込みで計上をさせていただいていたところでございます。2点目が、工事施工に係ります3件の工事を入札をした結果、落札減が出まして、落札率が95%となったところでございます。この2つの要因によりまして、予算執行率で申し上げますと88.6%となり、不用額を今回減額補正をさせていただくものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 坂本消防長。          (消防長 坂本順一君登壇) ◎消防長(坂本順一君) 冨田議員さんの質疑にお答えします。 消防ポンプ格納庫建設費の減額補正についてでございました。 主な減額といたしまして、工事請負費で3,100万円の減額をお願いしておるところでございます。 平成27年度の消防ポンプ格納庫建設費としましては、新築4棟、浜玉町野田、相知町楠、肥前町万賀里川、鎮西町串と旧格納庫解体2棟の計画をしておりました。4カ所の新築のうち2カ所で計画の変更があったということ、また、入札減によりまして当初の工事請負費9,071万4,000円を3,100万円減額し、5,971万4,000円としたところでございます。 内容につきましては、肥前町万賀里川格納庫におきまして、当初2階建ての詰所つきの格納庫を予定しておりましたが、地元消防団より将来的に消防団の確保が難しいため、2階建ての大きな格納庫を建設していただいても管理できなくなる可能性があるので、積載車を入れるだけの格納庫に変更したい。近くの公民館を詰所がわりに使用したいとの打診があったため、詰所やトイレを設置しない格納庫のみの建設変更に至った次第でございます。 もう一つ、相知町楠の格納庫においては、設置場所の変更要請があり、造成費の不要、既存格納庫解体費も不要となった次第でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 15時35分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 3時18分  休憩                     午後 3時35分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) それでは、再質疑に入りたいと思います。 市民協働のまちづくり交付金ですけども、平成27年度から平成28年度へ移行してくるであろうという件数が44件ということでございましたけども、その44件の各市町ごとといいますか、地域ごとの内訳についてお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 再質疑にお答えをいたします。 先ほどのまちづくり交付金への移行の44件の内訳でございますが、地区別の内訳ということでございます。件数でお答えをしたいと思います。 唐津地区が8件、浜玉地区5件、厳木地区はございません。相知地区10件、北波多地区3件、肥前地区4件、鎮西地区が6件、呼子地区1件、七山地区7件というふうになっているとこでございます。 このように移行が想定される事業につきましては、地域別にかなりのばらつきがあるというふうに認識をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 件数がありましたけども、金額についてはどうなんでしょうか。つかめていないんでしょうか。つかめてあれば。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えいたします。 先ほど平成27年度から平成28年度のところの移行のとこでもお答えいたしましたように、平成28年度の事業計画を、まだ我々が確認をしていないということで、金額をということでのご質問であれば、申請時の金額というベースであればお答えできようかと思いますが。それでは、あくまでも平成27年度の申請時ということでお答えをさせていただきたいと思います。 唐津地区でございますが、406万5,000円、浜玉地区が493万6,000円、厳木地区はございませんでした。相知地区が751万2,000円、北波多地区408万7,000円、肥前地区450万4,000円、鎮西地区550万2,000円、呼子地区250万円、七山地区730万4,000円となっているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 多いところで10件、7件、8件、金額にして700万円から400万円前後ですかね、ないところはゼロということでございますけども。合計して3,000万円、4,000万円弱ぐらいになるのかなという感じでございますけども。 それでは、次の質問ですけども、今回この財源として、昨年度は響創のまちづくり基金からの繰り入れをされておりました。今回、平成28年度については、過疎債が充ててありますけど、この過疎債の充てた考え方についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えいたします。 財源の考え方でございますけれども、この事業を平成27年度に開始する際に当たりましては、議員申されたとおり、響創のまちづくり基金を利活用するということで、市内全域がそれぞれの地域の特性を生かし、自主的かつ主体的なまちづくりに取り組む活動を支援するという趣旨で始めさせていただいたものでございます。 財源を検討する中で、当初、まちづくり基金を5年間程度は予定できるということにいたしておりましたけども、やはり地域づくりということにつきましては、今後も継続性というのが非常に大事だろうと。地方創生の中でも、地域の住民による地域づくりというものが、非常に重要なものというふうな位置づけをしているとこでございますので、今後の事業の継続性でございますとか、財政計画の中でも考慮された中で、より有利な財源である過疎債を充当をさせていただいたというとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 財源についての過疎債は有利な財源で、過疎債を充てましたということだったんですけども。 過疎債の考え方としては、やはり過疎地域ですね。というのは、唐津周辺部が過疎になっていないとこもありますけども、やはりそういった疲弊しているとか、そういったところでの手当てというふうなことでの過疎債だと思いますし、昨年度の平成27年度にこの事業を思い立ったときの思い立ちとしては、周辺部が疲弊していますから、その500万円で何か地域で頑張って地域づくりをしてくださいと。自由な形で使えるように、一緒に500万円を予算枠をつけて、支所の中で地域づくりをやってくださいというふうな考えだったかと思います。 そういった考え方からすれば、少しずれてきているのかなという感じもするんですけども、今回、その均等割という形が、予算のつけ方としては、予算をもう少しつけていただいて、均等割じゃなくて、そういった当初の目的をやっていかなければいけないんじゃないかなと思っておりますけども。 市長の概要説明でも、地域力の誘発を推進するためということが言われておりました。まさしく、この地域づくりの交付金がそういったことを言ってあるのかなと、私は思っていますけども。先ほど言われた44件で、前年度の予算要望時期の額ということですけども、多いところでは700万円、真ん中ぐらいで400万円前後、ないとこはないですけども。今、2年目とか3年目続けていこうという力が、この三百何十万ではどうしてもそがれるんじゃないかというふうなことを考えるんですけども。そういった中で、市長の説明がありました地域力の誘発を推進するというのが、本当にこの予算でできるのかなという、私はそこに疑問を思うわけですけど、そこの考え方について、執行部の答弁をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えいたします。 先ほどご答弁申し上げましたように、移行する事業がかなり予定されている中で、当該予算5,000万円というのが大丈夫かというご質問だと思います。確かに市民協働のまちづくり交付金については、地域づくりということを我々が地域創生の中でも、非常に重要な位置づけをしているという観点では、我々としても、地域づくりを地域の持続、それから活性化を図るということについては、大きな位置づけにしているとこでございます。 これを実行していただくために、今回の制度の中で、まず地域で地域まちづくり会議をきちんと組織をしていただきまして、地域づくりの目標を立てていただき、5年から3年間のスパンになろうかと思いますが、地域づくり計画というものをしっかり策定をし、毎年度事業を実施をしていただきたいというふうな制度にしたとこでございます。 その過程で、地域のさまざまな団体等、住民との連携等がございまして、コミュニティがより密接に図られ、地域力の向上につながるであろうというふうに考えているとこでございます。 確かに今回、5,000万円の予算という枠の中でお願いをしているとこでございますけれども、このほか、この事業ではございませんけれども、他の事業の中でこの地域づくりを支援するという事業として、集落支援員を増員させて拡充させていただこうという予算もお願いをしているとこでございます。そういうトータルの予算の中で、地域づくりをしっかり支援をさせていただきたいというふうに考えているとこでございまして、また、この地域づくり交付金事業だけではなくて、地域まちづくり会議の中でしっかり議論をしていただきまして、課題が上がってくれば、市の施策として、必要な事業につきましては、別途、施策事業の予算としてお願いをするという形になろうかと思っております。 このまちづくり交付金事業につきましても、今回が制度の最終形というふうな形では、私どもも考えておりませんし、制度の見直しを行いながら、より地域のまちづくりが推進するように、効果のあるものになるように、継続をしていきたいというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) この事業の私が思うのは、312万5,000円ですかね、この均等割にしたのが、私は無理があると思うんですよ。何でかというたら、先ほど言ったように、七百何十万も予定があるところが半分以下に減るという点ですね。 それから、先ほど江里議員の質問の中にもありましたけども、地域づくりの計画書つくったり何たりする、これから始めるところが本当に事業がやっていけるのか。この辺をやはり、ことしは計画書をつくって、そのうちの計画の中から1本か2本ということになれば、もう少し予算の枠が、地区増減がしてくるわけだし、そういったことも考えながら、そしてまた、先ほど今部長も言われましたけども、事業の最終形じゃないんで、もう少し経緯を見ながらというならば、なおさら、その計画書の中身を見て予算をつけていくということが大事じゃないのかなという感じもしていますんで、この辺については当委員会のほうでしっかり議論がなされるかなと思っていますんで、そういったところを精査していただきたいと思っております。 それでは、次の質疑ですけども、農地中間管理事業費ですけども、3つの協力金が支払われるような形になっておりますけども、この3つの協力金の予算の内容についてお伺いいたしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えいたします。 予算の内容でございます。まず、農業構造改革支援事業のうちの地域集積協力金でございますが、これは、地域内の農地を20%以上まとまって農地中間管理機構に貸し付けられ、その土地が全て農業者に今度は貸し付けられたときに、集積割合と貸付面積に応じまして、地域に対して交付がされるものでございます。 今回予定しておりますものは、設立をいただきました農事組合法人について予算を計上させていただいておりますが、ここでは集積面積が15.73ヘクタールで集積率45%となりますので、10アール当たり1万5,000円の交付単価として、235万9,000円をお願いをいたしているところでございます。 次に、経営転換協力金でございますが、これは、農業形態の変更や農業をリタイアする方々が、農地中間管理機構に農地を貸し付け、その農地が別の農業者へ貸し付けられた場合に、農業者に交付されるものでございます。今回、6名で260万円を計上をさせていただいております。 次に、耕作者集積協力金でございます。複数の耕作者の農地をまとめて中間管理機構に貸し付けた場合に、貸し付けた面積に応じて、これは耕作者に交付がされるものでございます。対象面積として23.57ヘクタール、交付単価10アール当たり1万円と試算いたしまして、235万7,000円を計上させていただいております。 次に、県の単独事業でございますけども、中山間地域担い手農地集積促進事業でございますが、対象面積6.08ヘクタール、121万6,000円を計上させていただきまして、合わせまして853万2,000円をお願いをいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 3つの協力金については、集落で20%以上の集約ができたところ、それから経営転換の6名の方が今対象と。それから耕作者については、農地を借りる方について協力金が支払われるということでございますけど。 今まで農地に流動化を進める中で、農業委員会もこういったことをやっていたと思うんですけども、そことの事務の関係といいますか、そういったことについてどうなるのか、説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 農地流動化の従来の事業との関係でございます。今議員ご指摘のとおり、農業委員会で行っております農業者と農業者が直接利用設定を行います農業経営基盤強化事業、あわせまして農地のあっせんを行います農地移動適正化あっせん事業、これがございますが、中間管理機構が行います事業は、これに加えて行うというふうな事業でございます。したがいまして、それぞれの農業者同士が行いますものは、今までどおり2つの事業で進めますが、農地中間管理機構を通すことで有利な財源等といいますか、そういったものを推進をしていくというふうなことで、推進してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) この事業が実施されて、一つ問題なのは、やはり中山間地域の小さな耕作地が本当に集約できるのかなというのが課題かなと私は思っているんですけども、執行部として、どのような課題を持って、それを推進していこうと考えてあるのか、お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 中間管理機構におきます事業の課題でございます。今議員ご指摘のとおり、小さな農地というふうな条件が唐津市にあるかと思いますが、現在、この中間管理機構を通じました貸借等につきましては、唐津市においては実績がないというふうな状況でございます。これは、唐津市の農業形態がハウスミカン、イチゴなどの施設園芸農業が多いこと、また、中山間地域が多いため農地の拡大需要が少ないことが一因だと考えております。 唐津市におきます農地の集約を進めるためには、今後、集落の機械利用組合等の集落営農組織の法人化等を今後とも進めていきながら、その法人に農地を集約していくことで、地域の農業が継続できていきますような支援を行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 私もこの集落営農なんかで中山間地の農地を管理していただくのが、一番荒廃を防ぐやり方かなと思っておりますんで、今部長が言われましたとおり、こういった助成もありますよということで、広く周知をお願いいたして、次の質問にいきたいと思います。 次に、相知黒岩地区ほ場整備事業費ですけども、平成28年度の事業費が3,030万円じゃったですかね、全体では3億円程度かかるということですけども、これが事業年度が平成30年までにという計画なんですけども、この予算でこれが終わるのかなと私は不安に思うわけですけども。国のことですから、また補正があるかもしれませんけども、そういったときに対応できるのか、それから今後の見通しについてありましたら、答弁をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 今議員ご指摘のとおり、この事業につきまして国の予算、大変厳しいものがあるのが現状でございます。 平成28年度の事業実施に当たりましては、詳細設計それから事前換地業務が終了をしたことに伴って工事の着手という形になりますので、その進捗を見ながら、どれだけの工事ができるかというようなことで、平成28年度については、国、県への予算を要望してまいりたいというふうに思っております。 しかしながら、平成29年度からは、工事が全て事業費となりますので、ここは強く早期着工また早期完了を目指しながら、国、県に強く要望して、国の予算の確保に努めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 地元のほうも唐津赤十字病院の土をもらって、かさ上げ用の土を今確保した状態ですね。それが続くようなことがあっても、また借地料等もかさみますんで、事業の進捗をお願いして、次の質問に入りたいと思います。 賑わいのまちづくり推進事業費ですけども、項目が何点かあったわけですけども、基本計画の指標調査業務というのがありますけども、この内容についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 中心市街地活性化基本計画指標等の調査業務についてでございます。これは、中心市街地活性化基本計画の目標指標の一つとなってございまして、毎年、この調査は必須となっているところでございまして、通行量の調査を現在行っているところでございます。 事業の実施の方法といたしましては、今年度におきましては、平日と5月22日の連休等に調査を行いまして事業の実施をしたところでございますが、この調査には、気候の影響等も受けやすくございますので、例年、5月の連休それから梅雨前の時期に行っているところでございます。 しかしながら、今年度は、呉服町アーケードの撤去関連事業が長期にわたっておりましたことで、事業の実施について、もう実施をしたわけですが、この工事による影響という数字が顕著にあらわれております。しかしながら、この事業につきましては、毎年事業を実施していく必要がございますので、今年度の数字は別といたしまして、今後、調査をしていく中での資料等まとめる資料の中で適正に扱っていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) この業務については通行量の調査ということで、例年、連休の時期と梅雨に入る前にやっているということですけども、やはりあそこが工事中にしても意味がないし、その辺は臨機応変に少しずらすべきじゃないかと思っていますんで、その辺は検討をお願いしておきます。 まちづくり会社の運営費の補助なんですけども、これかなり長く続いていますけども、この考え方と、あとどれくらい補助をやっていくのか、年次計画の最終年次がありましたらお聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 まちづくり会社への補助金、運営費等の支出につきましては、いろいろとご意見をいただいているところでございますが、まず、まちづくり会社の位置づけといたしましては、公益性と企業性を持ち合わせております。ですから、公共事業でもありながら自主事業等も行っていくということで、街なかの中心的役割を担っていただきたいというのが本市のスタンスでございます。 この自主事業も行っておりますけども、その運営の中で軌道に乗ってきているとは伺っておりますが、まちづくりスタッフまでの人件費が捻出できていないというふうなこともございます。 何年までするのかというご質問でございますけども、我々としては、まちづくり会社といろんな協議をしながら、自立に向かって早期の自立への促進をお願いをいたしているところでございますけども。ただ、街なかと関連共同する事業につきましては、街なかのニーズに沿った事業等を発掘をしながら、まちづくり会社と連携ができるものについては、そういった連携協議を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) まちづくり会社の最終年次は見えないような話なんですけども、やはりもう少し、いつまでぐらいにはこういったことで進めていって、この辺で終わりますよというふうなことも、少しは目標を持ってやっていかんと、ずるずるになってきよるんじゃなかかなというふうな感じがしますので、その辺も今年度中に再度協議をしていただきたいと思います。 次に、観光市場開拓事業費ですけども、インドネシア等の新たな事業などが取り組みがなされるということでございました。この中で新たな取り組みのうち、唐津焼のぐい呑みの活用を行っていくというふうなことで、ぐい呑みをつくるということなんですけども、この活用方法についてお伺いいたしたいと思います。
    ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) 再質疑にお答えいたします。 昨年12月制定されました、唐津焼の器に注いだ地酒で乾杯を推進する条例を唐津来訪の動機づけの一つとなるよう、域外に広く周知するため、唐津焼のぐい呑みを活用したいというふうに考えております。 ぐい呑みの具体的な活用といたしまして、福岡都市圏をターゲットに開催を計画いたしておりますイベントやモニターツアーなどにおきまして、域外の方に唐津焼をまずは知っていただく、そして触れていただくという、唐津焼を身近に感じてもらうきっかけづくりとしての活用を考えておりまして、ひいては唐津焼や地酒に対し興味や関心を持っていただき、唐津の食と器のイメージに発展し、唐津来訪の意欲につながることを期待して取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) この地酒と唐津焼のぐい呑みでの乾杯条例、議員提出でつくったわけですけども、我々としては、こんなに予算を上げなくて、地道に伸びていけばいいのかなという感じを持っていたんですけども、ここまでしていただくならば、当然そういった効果が上がるように、方法についてもしっかりよろしくお願いしておきます。 では、唐津くんち振興費ですけども、予算の増額になった理由については、シャトルバスの運行を多めにことしは考えていますということと、西の浜のお旅所の砂の入れかえということでございました。私もあそこの砂の入れかえは、今までやったことないんじゃないかなと思っておりますけども、この整備の詳細な内容についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 西の浜整備工事につきましては、御旅所神幸の会場となります旧大成小学校グラウンドの砂を入れかえる事業でございます。 現在の御旅所神幸の形態となって以来、50年間の掘り起こし、また浜風によります飛散によりまして、砂が土化するなどの土壌の変化、砂の量の減少といった現状となっておりまして、これらの改善のため、工事請負費として631万8,000円を計上いたしております。 グラウンドのうち、引き込み、引き出しの会場となります約2,100平方メートルの区画から約400立米の砂を取り出しまして、新たに600立米を搬入する計画といたしております。 唐津くんち行事の中でも、観光客の印象に強く残るクライマックスの舞台を最善の状態に整える事業として、適切な実施に努め、唐津くんちの振興を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 砂の入れかえで工事で行われるということですけども、私は、これ砂の入れかえだけだったら、工事費じゃなくて、委託か修繕費かなというところもあるんですけど、ここは執行部として、どこで支出したがいいのかは、しっかりチェックをしていただきたいと思っています。 それでは、天守閣の改修費のほうにいきたいと思いますけども、この予算の中身で、改修費ですから工事費が大きいのかなと思っておりましたら、委託費のほうが大きいというふうなことで、この委託の内容についてお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 委託業務の主な内容といたしましては、老朽化した展示ケースを全面改修する展示ケース制作業務が1億4,639万円、サインやグラフィック、照明演出などの展示制作業務が1億420万9,000円、映像コンテンツや唐津城から市内をめぐる観光案内情報などの映像制作業務が3,108万3,000円となっております。中でも展示ケース制作業務につきましては、天守閣の2階に唐津の歴史ゾーン、3階に唐津の産業ゾーンとして唐津市所蔵の刀剣や甲冑、また、中里家より寄贈いただいております唐津焼など貴重な史料の展示のほうも予定しておりますので、史料の保護のため、適正な温度を一定に保つエアタイトケースや鑑賞性にすぐれた展示ケースを17台設置する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 展示物があるんで、その展示ケースとかそういったものの制作委託関係が大きいというふうな理由かなと思います。そこは理解いたしました。 こういった歴史的なものを飾ったりするのには、やはり専門家の意見を聞いたりそういったことが必要かなと思うんですけども、この委託をされるのに、そういった専門家等の意見を聞いたりしなければならないと思うんですよ。そういった中で契約の方法についてどういうふうに考えてあるのか、お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 契約の方法につきましては、指名競争入札により行うことといたしております。近年では、旧唐津銀行、鯨組主中尾家屋敷などで展示業務を実施しておりますので、これらを参考にしながら、博物館、文化施設等の展示の実績のある専門性の高い業者の指名を考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) こういった歴史物の展示については、しっかり専門家の意見を聞いて、何を展示しとるかわからんようじゃ、展示する意味がございませんので、批判がないようによろしくお願いしておきます。 それでは、大島市民の森の整備に移りたいと思います。緑の拠点という位置づけについては、あちこち、スポーツ施設とかそういったものがあるとこについても、そういった計画にのっとって、その中に計画があるというふうなことで理解いたしました。 この公園の全体事業の概要についてお尋ねしたいと思います。それと、今後の活用方針について、この2点お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 冨田議員の再質疑にお答えいたします。 大島市民の森公園の全体概要でございます。この公園につきましては、昭和52年に自然林を中心に工業再配置促進費補助という補助金を活用しまして、工事を進められ、昭和52年の4月1日に市民の憩いの場とする市民の森として、面積4.7ヘクタールの広さで開設をされております。 近年では、毎年限られた予算の中で、除草また各施設の修繕を行ってはおりますが、十分な維持管理が行き届かず、森林の繁茂や施設老朽化によりまして、来訪者が減少しているという状況にございます。 全体事業の概要でございますが、事業期間といたしましては、平成28年度から平成30年度まで3年間、事業内容といたしましては、眺望確保のための樹木伐採及び間引き、駐車スペースを兼ね備えた展望所、トイレ、あずまや、ベンチ、上水道の引き込み、案内板、園路外周、広場整備など公園機能としての最低限の整備を計画をしております。 全体事業費といたしましては、9,690万円を予定をしておりまして、財源につきましては、合併特例債を活用することとしております。 平成28年度の事業予定費でございますが、2,920万円をお願いをしておりまして、高木伐採及び間引き、駐車スペースを兼ね備えた展望所、上水道の引き込みの工事を予定しているところでございます。 今後の活用でございますが、今後の活用といたしましては、市民の方々また来訪者の展望スポット、健康増進のためのJR九州ウオーキング、またツーデーウオークなどのウオーキングスポットとしての活用、また学校の遠足、ハイキングやピクニックなど自然に触れ合う学習の場としての活用など、レクリエーションの拠点として幅広く活用できるのではないかというふうに考えております。 平成25年度から大島山の再生保全、利用の趣旨に賛同する市民の方々で組織をされました唐津みなと里山の会では、大島市民の森の活用案などの将来構想、大島夢プランとして取りまとめられているところでございまして、大いに期待するところでもございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 今後の活用については大いに期待されるということでしたんで、しっかり活用がなされることを祈るんですけども、また、今後、完成後のやはり維持管理費が我々常に心配なんですよね。やはりそういった、いつも市民力、地域力というふうなことで言われていますんで、その維持管理について市民力といいますか、市民の方々との管理体制についての考え方についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えいたします。 今後の管理体制でございます。議員も申されましたように、この公園、面積も4.7ヘクタールと非常に広大でございます。維持管理が課題であるというのは、私ども認識をしております。 先ほど答弁いたしましたけれども、地域のほうで里山会におかれまして、眺望を阻害しております竹林などの伐採活動に継続的に取り組まれているところでございます。 平成25年度には、伐採を年4回、平成26年度には6回、今年度に入りまして、既に6回を実施されております。この維持管理は行政だけではなく、この大島市民の森をつくることによって、市民の方々と一緒に維持管理をしていく仕組みづくりにつなげていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 大島の森は昔からあったわけで、今のように展望ができなくなったのは、こういった維持管理の不足とかいうことが先じゃないかなと思うんですよ。やはりそういった管理が行き届かなければ、来る人も来なくなるしというふうなことになりますんで、この辺の維持管理をしっかりお願いしたいと思います。 それでは、体育施設のほうに入ります。市民球場の改修については、3月の議会で屋根の腐食等があるというふうな話も出ていましたんで、その屋根の修理かなと思いました。 屋根の修理といいますと、全面的にやるのか、いろんな形があるかと思いますけども、やはり佐賀国体が平成32年には開催される予定になっておりますし、そういったところから考えると、今の球場もその国体にあわせての改修も必要かとなってきますんで、その辺を見据えた今回の修理にしておかなければならないと思っておりますけども、執行部の考えについてお聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) 再質疑にお答えいたします。 唐津市野球場スタンド屋根の改修につきましては、関係団体等との意見交換はもとより、佐賀国体開催を見据えた野球場全体の整備も含めた検討委員会を立ち上げまして、その中で利用者の利便性も含め、費用面においても、効率的な整備ができるように検討を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 屋根については早急にしなければならない部分だと思いますんで、後で手戻りがないような形で計画をしていただければと思っております。 次に、三本松のキャンプ場なんですけど、キャンプ場の廃止条例は、私、頭に記憶しているんですけども、廃止になった後、この財産がそのまんま行政財産なのか、それとまた条例等はどうなっているのかについてお尋ねしたいと思っております。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 土地につきましては、現在、浜玉市民センター産業課が管理しております行政財産でございます。 また、今回の運動広場整備完了後につきましては、唐津市体育施設条例の中に組み込んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 条例のほうもしっかり整備をしていただきたいと思っています。 それでは、給食センターの運営費ですけども、新給食センターの運営に向かって、今、納入業者さん等の協議等も進められていると思うんですけども、その調整等について、今の現在の進行状況等がわかれば、お答えいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉田教育部長。          (教育部長 吉田洋司君登壇) ◎教育部長(吉田洋司君) 再質疑にお答え申し上げます。 新学校給食センターの納入業者さんとの打ち合わせ、調整ということでございますが、この新学校給食センターは、平成28年度の2学期から稼働予定で、浜玉、厳木、相知、北波多の4給食センターの統合でございます。この現在の納入業者の皆様には、引き続き、地元産品を中心とした食材を納入していただきたいと考えております。 これまでの打ち合わせということでございますが、各納入業者の方々と平成26年の6月から市民センターの会議室などに集まっていただきまして、各給食センターごとに納入業者の方々への説明を実施いたしまして、新給食センターに統合した場合におきます、食材の発注方法や納入方法、学校給食用物資、納入基準などについて打ち合わせを行ってまいりました。 平成27年度では、平成28年9月の稼働時の4カ月間及び平成29年1月の参考となる献立案を作成いたしまして、日々の食材の必要量を算出し、納入組合業者の方々とそれ以外の納入業者の方々とも、昨年7月から2月にかけまして意向調査などを行ったところでございます。 その中でのお話では、新学校給食センターとなっても、納入食材の温度管理もこれまでと大きく変わらないこと、また、大量発注になった場合でも、各専門グループ納入で可能であることなどの意見をいただいているところでございます。 このようなご意見も踏まえ、本年9月からの新給食センターの運営開始に向けまして、現在、納入業者の方々と調整を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 4つの給食センターが今回統合するわけですんで、そういった納入業者さんから不満等がないような形もとっていただきたいし、また、遠くへ運んだりするわけですから、子供たちからおいしくないと言われないように、しっかりとした給食をつくっていただきたいと思っております。 それでは、特別職の件ですけど、4月からOBの方というか、一線を退いた方を採用したいというふうな考えであるというふうなことですけども、この新しい行政アドバイザーの人選の考え方について、執行部なりの考え方があるかと思いますけども、その辺をお示しください。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) 再質疑にお答え申し上げます。 本年の4月に行政アドバイザーにご就任をお願いしたい方は、佐賀県警のOBの方でございます。選任に当たりましては、市の危機管理全般に関する助言・指導、職員に対するコンプライアンス意識の啓発、警察など危機管理関係機関との連絡・調整、不当要求行為等の対応に関する助言・指導などを主な業務といたしておりまして、行政アドバイザーの職務に関しまして、ふさわしい方に就任をお願いをいたしたいと考えているところでございます。 また、就任をお願いしたいと考えている方でございますが、昨年の事件に関する報告書でございます、情報漏えい事件の概要と再発防止策を策定する際の再発防止検討部会に外部委員としてご就任をいただきまして、専門的な立場からご意見を頂戴をいたしている方でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) この件につきましては、我々議会も早く任命して、運用を開始しろというふうなことを言っていましたんで、4月からの運用について、そしてまた新規についていただくということで、しっかりそういった行政のほうが仕事ができるような形で、アドバイス等もいただいて、常駐していただいたほうがいいかと思っていますんで、よい方向に向かっているかと思っております。 それでは、次に、市職員給与条例の一部を改正する条例制定ですけども、今回の給与改定の内容については、給与の0.3%のアップ、それから期末・勤勉手当の0.1月のアップ等ということでございます。 職員の給与については、前からも低いというふうな話ですか、県内で低いほうだというふうな話なんですけども、今回の給与改定によって、他市と比較した場合に、どういうふうな水準になっているのか、余り変わらないとは思うんですけども、現状について聞きたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) お答え申し上げます。 給料の水準を比較をいたします指標といたしまして、ラスパイレス指数というものがございます。これは国家公務員の給料を100といたしました場合に、それに対する市町村の給料水準を指数であらわすものでございます。 平成27年度のラスパイレス指数は、県内10市の平均が97.7に対しまして、本市のラスパイレス指数は96.7でございます。これは、県内10市の中では上から6番目でございまして、県内の市町20団体の中では、本市は上から9番目となっている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) その比較する水準、ラスパイレスといいますか、これがあるわけですけども、県内では9番目で、市だけでいうと6番目ということで、かなり低いかなと。 県内の一般企業とか市民の方の生産額とか給与額等を見れば、東のほうが高く、西のほうが低いというのは私も承知しているんですけども、やはり、それでもちょっと低過ぎるのかなという感じもするんですけども。 そういった中で、市長とまた議員等の水準は、改定と比べて、どういうふうに考えてあるのかなと思いますけども。なかなか難しいと思うんですけど、市長と議員、また市長は県内で一、二番、1番だったかな、議員が2番だったかと思うんですよ。職員については6番、9番と。そういったこのバランスをどういうふうに執行部として考えてあるのか。高ければいい、低ければいいという話じゃないと思うんですけども、このバランスをどういうふうに執行部として認識されているのかについてお答えください。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) お答え申し上げます。 市長、議員、そしてまた職員の報酬等のバランスというお尋ねでございますけれども、職員の給料に関しましては、地方公務員法の第24条第3項によりまして、国及び他の地方公共団体並びに民間事業者などの給与との均衡の原則が定められているところでございます。 したがいまして、国や県は人事院等におきまして、民間事業者の給料に関しまして、調査を行った上で改定の勧告がなされているものでございますが、本市では人事委員会を持ち合わせておりませんので、ご承知のように、国または県に準じた改定を行っているところでございます。 一方で、市長、議員の給料報酬につきましては、平成16年の10月に合併後の新市の市長、議員の給料等を唐津市特別職報酬等審議会でご議論いただき、答申いただいた給料報酬が今日まで引き継がれているものでございます。 そういった状況を鑑みますと、これは一定ルールのもとに、市長、議員等の給料報酬につきましては、これまで報酬審議会を開催をしてきておりませんでしたけれども、昨今の人事院等の勧告を鑑みますと、やはり、平成28年度には一度開催をいたしまして、その後は、定期的に2年ないし3年は開催をしていかなければならないというふうに考えているところでございます。 職員の給与に関しましては、先ほどご紹介させていただきましたけれども、県内の10市の中では6番目、町を合わせた中では9番目という状況でございまして、これにつきましても、私どもとしては、県内第2の人口を抱えている市でございますので、それなりの業務を行っているというふうには考えておりますけれども、その給与の改定に当たりましては、これまで、国そしてまた県の人事委員会等の基準に基づきまして改定を行ってきておりますので、この件につきましては、引き続き、できるだけ県内の他市と比べて遜色のないようにというふうな考えは持っておりますけれども、今後も引き続き、研究・検討を行ってまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) この給与の序列については、特別職等については報酬審議会で決まってくるんだというのは、私も理解しておりますし、そういった中で職員の給与について、早々簡単に上げられないというのも確かにあるかと思います。 そういった中で、ことしの4月からですか、人事評価制度も実施されていくということでありますし、私はやはり頑張っている職員はしっかり給与をやるべきだというのが基本だと思っていますんで、給与の昇給と人事評価の関係、ことし4月から始められるわけですけど、その辺について、どういうふうにされようとしているのか、お尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) お答え申し上げます。 この人事評価制度につきましては、平成26年の地公法の改正によりまして、実施に向けて各自治体はその取り組みを行うことというふうに指導されているところでございます。 現時点での唐津市の状況でございますけれども、制度的には、平成28年度から導入をしたいというふうに考えておりますけれども、これを給料と連動させるということにつきましては、職員組合と話をいたしました結果、まだその状況には至っていないというふうに認識をいたしております。したがいまして、制度そのものは、平成28年度から実施をしたいというふうに考えております。 国のほうからの指導によりましても、制度の運用に当たっては、職員への十分な周知と理解を踏まえながら進めていくことというふうな指導もあっておりますので、今後とも労働組合との協議を重ねながら、職員の十分な理解を得ることが必要であるというふうに考えているところでございます。 この給料との連動につきましては、どのように今後やっていくのが望ましいのか、引き続き検討を重ねてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) この人事評価につきましては、職員が頑張っているのを、やっぱり評価できることによって、また職員も頑張っていくというふうに私は相乗効果が見込めるんじゃないかなというふうに思いますんで、そういった形での運用をしていただきたいと思っております。 では、次の再質疑にいきますけども、補正予算関係ですが、農業関係につきましての減額の理由につきましては、事業実施の団体が少なくなったり、そういったところが主で、それからまた入札減があったかと思います。これについては理解いたしました。 あと、橋りょう費の減額についても、交付金等の減額による減ということでございまして、交付金が減額になった時点で補正すればいいのかなと思っていますけど、その辺の時期については、また最後のほうで触れたいと思います。 それから、消防ポンプの格納庫の建設費の減額ですけども、入札減は当然わかるんですけども、統廃合の協議等によって、詰所の部分をなくして格納庫だけにしたというふうなことでございまして、やはり、それがそういったことで建設をするということは、先に計画で何年度に建設していく計画あるわけですね。その前にやはりこういった、今からは消防団員の減少とかそういったことは当然言われていることですから、そういった地域の調整というのをしっかりやっとくべきじゃないのかなと思うんですけども、これからどういうふうにそういった建設計画と地域の消防団員減少とそういった統廃合、統合という形を進めていこうと考えてあるのか、お聞かせください。 ○議長(田中秀和君) 坂本消防長。          (消防長 坂本順一君登壇) ◎消防長(坂本順一君) 冨田議員さんの再質疑にお答えします。 今後、消防ポンプ格納庫建設の計画についてということでございますが、経過年数をもとに検討し、候補として上げているところでございますが、まさに先ほどの肥前町の例にもありましたように、地域の人口が減少し、単独で部隊維持ができなくなる危惧が各地域に発生しております。 そういった問題を踏まえ、団長、師団長会議においても、将来的展望を見越して、団員定数の見直しや格納庫の部の統合を含め、各地域で協議を行っていくようお願いをしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 一度つくると、20年もそれを使っていくわけですから、そういった方向性、やはり地域間の方向性をしっかり協議していただいた後に建設という形をしっかりとっていただきたいと思います。 次に、小学校の通学費の助成ですけども、スクールバスの入札減で1,000万円ちょっとの減額ということですけども、これはやはり、4月に当然入札していくわけですよね。そういった中で、ここに、これ全部単独費だと思うんですけども、やはりその4月時点でそれだけの単独費の不用額が出たならば、それについては早目に補正をしてやっていくべきかと思うんですけども、この辺の今回の補正予算の中で減額がかなり大きいんですが、そういった中で一般財源が特に大きいのが、農林水産費それから教育費ですね、一般財源が一番大きいのがですね。 財政の考え方として、3月に一般財源をこれだけ残していくというふうなことが本当にいいのか。先ほども補助金の内示が、6月には当然来て、あと実施していくわけですから、早ければ12月には、私、一般財源の不用額が見込まれて、その不用額をしっかり、今唐津市が一番不足しているのは維持管理費だと思うんですよ。そういったところに少しでも振り分けていって、維持管理費をしっかりやっていくべきじゃないかなと思うんですが、その辺の補正の時期等について、考えをお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 横山財務部長。          (財務部長 横山敬司君登壇) ◎財務部長(横山敬司君) 冨田議員さんの再質疑にお答えいたします。 3月に減額補正を行っているわけでございますが、こちらにつきましては、もともと決算における不用額の削減といったことから3月に減額補正をするということを、合併して2年目ぐらいから始めたものでございます。それまでは減額補正も行っておりませんで、次の年の繰越金、剰余金が多額になるといったことでございましたけれども、ここで減額補正をすることで、ある程度不用額あたりも減らせるということと、執行状況がよくなるといったこともありまして、減額補正を3月に始めたというのが、もともと合併後の始まりでございます。 合併以前には、そこそこでいろいろ減額補正のあり方あったと思います。そういったことで始まったわけですが、現在、決算見込みに基づきまして、3月に財政課主導のほうで減額補正を行っておりますが、締め切りといたしましては、1月20日を締め切って、3月補正に提案させていただいております。 ただいまご指摘の12月補正ということになれば、現在10月20日ぐらいを締め切りにしてやっているわけですが、大体1カ月半ぐらい前に締め切って予算を策定しております。 そういった中で、年度途中で早期に判明した剰余金の扱いをどうするかといったことが、そこで減額になった金額を一般財源をどう使えるかといったことにはつながってくるのかなということは考えておりますけれども、その年度途中の剰余金が判明した部分については、各部署の判断といったことで、補正についてはお任せしているところでございます。 また、維持補修費等に充てられるのではないかということでございますけれども、維持補修費に限らず、必要な予算については、当初予算において年度内の所要額を組ませていただいているところでございます。しかしながら、事情によっては不足するといったこともございまして、そういった場合には、減額補正による財源といったことではなくて、それだけということではなくて、国庫補助金また市債、基金、それから繰越金など、さまざまな財源を活用して、これまでも補正予算をお願いしているところでございます。 また、12月補正におきましては、道路維持関係におきまして、次の年に切れ目なくやっていくといったことで、お願いして認めていただいているところでございますので、現実的にはそういった方法でやっていきたいと。なかなか、その補正予算について、理由もなく補正予算と、財源があるから補正予算というのは、なかなか議会のほうにも認めていただけないものではないかというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 冨田議員。 ◆3番(冨田幸樹君) 私が言いたいのは、やはり維持管理費の中で危険なものについてはすぐ対応して流用とか、そういったもので対応していただけると思うんですけども、通常の建物の壁面の汚れとか、そういったものについては、唐津市は余りそういった建物の維持管理費の外面の塗装の清掃とか、そういったものをやっていないような気がするんですよ。これは特に佐志中学校の壁面なんか、特に真っ黒くなっていますし、呼子街道のメインストリートであると私は思うんですよ。そういったところをやはり通常の危険じゃないけれども、そういったところを定期的にしっかり維持管理していくことが、今後、そういった建物とか、そういった長寿命化の一端になっていくと思うんで、今回質疑したわけですけども。平成27年度、平成28年度については、その維持管理費もかなりふえていますけども、そういった維持管理費をもう少し平準化するという意味でも、そういった余剰金が出た場合には、12月に補正して、先ほど部長答弁されましたけども、市道の維持管理費なんかは補正していただいておりますけども、ほかの面についても、そういった補正をしていただいて、するべきところはやっていくべきじゃないかというふうな考えがありましたんで、今回質疑いたしました。 そういった余剰金については、3月の時点で積立金のほうにまた戻したり、いろんな基金に戻したりというふうな節約はしてありますけども、私は必要な部分は必要だということで、しっかり12月補正をしてでもやっていただきたいというふうなことを申し上げて、私の質疑を終わらせていただきます。どうも。 ○議長(田中秀和君) 石﨑俊治議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 12番、志政会の石﨑です。今議会に提案をされております議案第1号、平成28年度唐津市一般会計予算の中から議案質疑を行います。 まず、1回目の質疑でありますが、総務費の新エネルギー導入推進費について伺います。 唐津市は再生可能エネルギー導入推進のための条例を設置し、その条例に基づく総合計画が策定され、いよいよ具体的な事業の推進を図っていくのではないかと期待をいたしております。 今回、唐津市地域エネルギー推進戦略会議(仮称)の費用が計上されておりますが、この会議はそういった目的のために設置されているものと考えております。 では、この会議の目的、参加メンバーの考え方について、そしてまた、いつ設立を予定しているか、まず伺いたいと思います。 次に、同じく総務費の出会い創出事業費について伺います。 唐津市の婚活支援の事業費については、行政が直接取り組むのではなく、民間団体や組織での取り組みを支援をしていくという形だったと思っております。 それでは、まず、これまで婚活に係る事業やイベントに対し、どういった支援をしてきたか伺いたいと思います。 次に、総務費の市民協働のまちづくり交付金でありますが、これについては、前二人も言っておられましたけれども、やはり10年間たって、地域の周辺部の人口減とか不満的な思いもあるということで、昨年は500万円ずつ旧郡部に手厚い手当てをしていただいたわけでありますが、今回、1年で事業をやめて、新しい事業に移行されるということは、見方によっては、もうそういったものはないというふうに理解されても仕方ない面があると思うんですよね。ですから、この移行した考え方について、もう一度伺いたいと思います。 次に、農林水産費、さが園芸農業者育成対策事業補助金についてでありますが、まず、この農業にこれまでこの事業に取り組んでこられたわけでありますが、私はこの施設園芸農家にとっても必要な事業であり、農家にとっても大変効果のあった事業じゃないかと考えております。 そこで、まず伺いたいのは、これまでの事業の成果とこの事業に対する農家の反応について、まず伺いたいと思います。 次に、同じく農林水産費でありますが、多面的機能支払交付金についてであります。農村の環境保全や小規模な農業用施設の維持補修等々に使えて、農村部や農家にとっても大変魅力のある事業であると思っております。 そこで、まずこの事業の目的の確認と近年の取り組みの推移について伺いたいと思います。 次に、唐津水産業活性化支援事業費について伺います。九州大学との共同研究による新たな水産業の振興へこの事業はつながっていくものと期待をいたしております。 そこで、まず、これまでの取り組みの概要について伺いたいと思います。 次に、商工費の唐津焼産業振興事業費について伺います。事業内容説明では、伝統工芸品に指定されている唐津焼産業振興を総合的に推進する体制づくりや取り組みを推進するためのものとなっておりますが、そこでまず、この事業に取り組む内容、目的について伺いたいと思います。 次に、観光地域づくり事業費でありますが、説明では、観光を手段としたまちづくりを進めるため、事業の統合や集客拠点の形成、観光の担い手育成などに取り組み、地域がもうかる仕組みにつなげていくというようなことが書いてありますが、この事業に新たに取り組む目的とその事業の概要について伺いたいと思います。 次に、観光サイン等整備事業費でありますが、まずこの事業目的と事業内容の観光案内板制作と木柱サイン制作の具体的な取り組み内容について、まず伺いたいと思います。 次に、南城内・旧大島邸駐車場(仮称)整備事業費についてであります。 この事業については、旧大島邸駐車場整備のための事業というようなマスコミの報道があっていて、一部の誤解を招いている状況もあるやに聞いております。この駐車場整備は、南城内・旧大島邸駐車場(仮称)整備事業であることを認識した上での答弁をお願いいたしておきます。 まず、唐津市内では、景観まちづくりの検討も行われておりますし、この駐車場整備は、景観へのある程度の配慮した整備が必要だと考えておりますが、具体的に事業内容はどうなっているのか、伺いたいと思います。 次に、土木費でありますが、唐津港寄港誘致促進費であります。この事業は、唐津港の振興と活性化を図るための事業となっております。まず、この事業の目的と概要について伺いたいと思います。 次に、都市公園施設長寿命化事業費についてであります。この事業は、公園利用者の安全や利便性の向上などを図るため、長寿命化事業費と考えておりますが、これまでの事業の経過と事業の対象等について、まず伺いたいと思います。 次に、教育費の唐津焼文化発信事業費でありますが、説明では、唐津焼の魅力と文化を発信するものとありますが、まず、この事業に取り組む目的について伺いたいと思います。 次に、唐津焼美術館推進事業費でありますが、今回新規事業として唐津焼美術館推進事業費が予算として組まれておりますが、推進ということでの予算だと理解をしております。 そこで、まず、ここまでに至る経過について簡潔にお示しを願いたいと思います。 次に、議案50号、平成27年度一般会計補正予算中から商工費の観光地域づくり加速化事業費について伺います。 今、さまざま市内の観光地を主眼とした事業への取り組みがあっておりますが、そういった取り組みが今後、今取り組んである集客拠点からその周辺へと周遊させる取り組みにつながっていくことを期待して伺います。 まず、観光地域づくり加速化事業の目的について伺いたいと思います。 以上で、1回目の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 石﨑議員の企画課所管の議案質疑についてお答えをいたします。 まず、新エネルギー導入推進費についてでございますが、今回お願いしております唐津市地域エネルギー推進戦略会議(仮称)でございますが、この設立の目的でございますとか、参加メンバーはどうかというご質問であったと思います。 平成25年度に策定をいたしました再生可能エネルギー総合計画の中で、戦略を掲げております。その戦略の3といたしまして、プラットホームの整備でございますとか、戦略4には、新しいエネルギーの技術の検証を掲げているとこでございます。 これらの戦略に対応するために、今回、一貫性のあるエネルギー政策を実現させ、低炭素社会の構築を目指すとともに、地域産業の活性化を図ることを目的としまして、平成28年度に唐津市地域エネルギー推進戦略会議(仮称)を設置をし、今後施策の展開を図りたいというふうに考えているとこでございます。 具体的には、今後予測をされております水素社会の到来に向けて、どういった政策が必要なのか、また、バイオマスを利活用するための仕組みづくりでございますとか、産業化の可能性でございますとか、本市が抱えております課題等を解決し、今後の新エネルギー施策の方向性などを議論をしてまいりたいというふうに考えているとこでございます。 メンバーでございますが、まだ未定でございますけど、現在のところ、国、県を初め、また地元企業を含む民間企業や電力会社、さらには学識経験者、金融機関などを想定をいたしているとこでございます。 設置時期でございますが、まず、夏ごろをめどに第1回目、設置を含めた会議を開催をいたしまして、平成28年度中に3回程度を開催をしたいというふうに考えているとこでございます。 次に、出会い創出事業費についてでございます。過去の婚活支援の事業の実績についてでございますが、把握している範囲でお答えをさせていただきたいと思いますが、まず、がんばる地域応援補助金を活用されたものについてでございます。平成23年度に地域婦人連絡協議会が事業を実施されておりまして、愛のキューピッドイン唐津ということで、2回実施をされております。参加者が49名、カップル成立が6名あったという実績でございます。 それから、メガコン唐津実行委員会が、メガコン唐津2011ということで開催をされておりまして、参加者が23名、カップル成立が4組という実績であったというふうに聞いております。 平成24年度でございますが、また地域婦人連絡協議会が、先ほど申しましたとおりの愛のキューピッドイン唐津というものを開催をされまして、参加者34名、カップル成立3組。 平成25年度でございますが、メガコン唐津実行委員会が、メガコン唐津2013というものを開催をされておりまして、参加者64名、カップル成立が5組以上あったというふうに聞いております。 また、婚活支援実行委員会イン北波多というところで、カップリングパーティーというものを開催をされまして、参加者が33名。 平成26年度におきましては、婚活支援実行委員会インいろは島というところが実施をされておりまして、参加者48名。 それから、さが段階チャレンジ交付金を活用された事業もございまして、今年度ですが、宇木うき村おこし会というところが、宝満神社門松の縁結び事業ということで実施をされております。参加者が50名、カップルの成立が11組あったということでございます。 虹の郷ふれ愛塾からつというものを開催をされておりますが、これについては、参加者等が把握できておりません。 これまでの5カ年程度の実績としては、以上のようなものでございます。 最後に、市民協働のまちづくり交付金についてのご質問でございました。今回、平成27年度につくった制度を移行した理由はということでございますが、市民協働のまちづくり交付金事業につきましては、がんばる地域応援補助金のうちの地域創生事業の改正というふうに考えておりまして、これ平成27年度におきまして実施した事業の課題等がいろいろ見えてきましたので、この事業を継続的に実施するためにも、改善をして地域づくりをやっていこうということで、今回、いろんな課題を検討し、制度改正を行ったものでございます。 地域によりさまざまな事情や特性がございますので、地域の皆さんがそれぞれの特性を生かし、目指すまちづくりを推進していただくための支援をするというふうな事業でございます。 各地域におきまして、やっぱり独自性のある自主的・主体的な地域づくりに取り組むことによりまして、地域が活性化し、ひいては市全体の均衡ある発展につながるものというふうに考えているとこでございます。 以上のお答えした趣旨からも、今回の事業は継続性というものが非常に重要であろうというふうに考えておりまして、制度改正も、今後実施をしなければならないということで、今回、平成27年度の反省も含めまして、制度の改正となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 会議時間を延長します。 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) 石﨑議員さんのご質疑にお答えいたします。 まず、さが園芸農業者育成対策事業補助金の効果、農家の声、反応というご質疑でございます。この対策事業につきましては、所得の向上に向けた収量、品質の向上や低コスト化、規模拡大など収益性の高い園芸農業の確立に必要な施設、機械等の整備に対し補助をいたします県の単独事業でございます。 その事業の効果でございますが、設備投資費用の軽減及び生産経費の抑制につながっておりまして、園芸農家の経営の安定と所得の向上並びに産地の維持が図られているというようなことで、大きな効果をもたらしていると考えております。 また、農家の声でございますが、設備投資への費用の軽減はもちろんでございますけども、法定耐用年数が経過した老朽化した園芸施設の補修、補強にも延命化をとる取り組みとして支援が対象となってございますので、そこにとって、やっぱり農家にとっては非常に有利な事業であるというふうな声を伺っているところでございます。 次に、多面的機能支払交付金の取り組み状況と課題、それから推移というご質疑でございます。農村地域では、過疎化、少子化、混住化等の進行に伴いまして、農村地域の共同活動低下による農地、農道、水路、ため池、パイプラインなどの地域資源の適切な管理が困難な状況となっているところでございます。農村が保有をいたしております多面的機能の発揮に支障を生じているというふうな状況でございます。 このため、地域の農業者だけではなく、地域の住民や自治体等の参画を得まして、地域資源の適切な保全管理を行うとともに、農村環境の保全等に役立つ地域活動に効果が高い取り組みを推進をしてまいりたいというふうに思っております。 また、その取り組みの推移でございますが、平成24年度は、組織102、対象面積5,047ヘクタール、市の負担交付金といたしまして、5,329万5,105円となっております。平成25年度では、104組織、対象面積5,091ヘクタール、交付金7,359万2,129円、2,159ヘクタールから4,539ヘクタールへと増加をいたしております。平成26年度には、108組織、対象面積5,170ヘクタール、交付金9,224万7,631円。平成26年度には、制度改革に伴います交付単価の見直し等により増額をいたしております。平成27年度の組織でございますが、110組織、5,244ヘクタールで、交付金として9,317万671円となっているところでございます。 最後に、唐津水産業活性化支援事業費のこれまでの取り組みでございます。この事業は、玄海地区水産資源再生事業と新しい水産資源の創出事業、この2つの事業を取り組んでおります。 まず、玄海地区水産資源再生事業でございますが、玄海地区の水産資源の回復を目的といたしまして、漁場再生モデル事業及び漁場環境調査事業、種苗保育場環境改善事業、種苗放流事業、試験養殖事業等に取り組んでおるところでございます。 次に、新しい水産資源の創出事業でございますが、これは、九州大学との協力協定によりまして、平成24年度より事業に取り組んでいるところでございます。 この共同事業につきましては、5つの水産資源のプロジェクトがございまして、その一つでございますサバの完全養殖プロジェクトにつきましては、現在養殖の確立ができたところでございまして、この研究によりまして、寄生虫の心配がほとんどない油の乗ったおいしいサバが今後の観光の目玉として生産されることを大いに期待をいたしております。 市といたしましても、今後も佐賀玄海漁協また県の協力をいただきながら、生産流通体制づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 次に、唐津焼産業振興事業費についてでございます。平成20年度から平成24年度までは、市と佐賀大学が連携をし、国の委託を受けまして、戦略的発想能力を持った唐津焼産業人材養成、ひと・もの作り唐津プロジェクト、この事業を継承いたしまして、平成25年度から今年度までの3年間、佐賀大学に委託をいたしまして、唐津焼の産業の人材育成、新商品の開発、支援業務、市内の窯元や国内陶磁器産地の現状調査・分析等を行ってきたところでございます。 今年度は最終年度ということで、人材育成、新商品開発のほか、これまでに行ってきた市内の窯元や国内陶磁器産地の現状調査・分析から今後の唐津焼産業の振興を図っていくための取り組みについて提言をいただいたところでございます。 その提言の内容でございますが、今後の唐津焼振興のためには、唐津焼の関係者が一体となって取り組みを行う必要がある。そのためには唐津焼従事者、唐津商工会議所、商工会、観光協会、唐津焼販売店、飲食店施設、宿泊施設など、この唐津焼に関係する団体で組織をつくって事業を展開していくことが必要であるという提言をいただいております。 これを踏まえまして、まずは唐津焼産業の振興を図るため、唐津焼関係者で構成する組織を設立いたしまして、年間を通じた取り組みを推進してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) 石﨑議員のご質疑にお答えいたします。5点ございました。 まず、観光地域づくり事業費でございますが、観光を主眼としたまちづくりをオール唐津で進めるために、魅力ある集客拠点の形成や話題性の創出など、単独の事業ではなく、複合的な事業として取り組むことで、地域がもうかる仕組みづくりを目指そうとするものでございます。 事業の概要といたしましては、平成27年度までに取り組んでまいりました九州オルレ唐津コース活用推進事業、唐津歴史街道推進事業、宿泊誘致事業の統合を図りまして、唐津城天守閣開館50周年記念など話題性のある事業や観光の担い手となる人材育成事業を新たに追加いたしまして、地域そのものをお客様が旅の目的地として選んでいただけるよう、魅力ある観光地域づくりを進めるものでございます。 次に、観光サイン等整備事業費でございます。観光案内板と木柱サイン作成の概要でございますが、この観光案内板と木柱サインは、観光客の皆さんが町なかを周遊される際や駐車場を利用された際に、目的地や周辺状況がわかるように、歩道や駐車場等に設置しているものでございまして、観光客の利便性を図るとともに、周遊を促すことを目的といたしております。 今回、長年経過して劣化し、大変見づらくなっているものや町の変化とともに内容が古くなっているものを統一的なデザインで改修する予定といたしております。 案内板の改修を予定しております箇所は45カ所、木柱サインは31カ所を予定いたしております。 次に、南城内・旧大島邸駐車場(仮称)整備事業費、この事業の内容でございますが、委託料、工事請負費、公有財産購入費でございます。この工事の内容でございますけども、現在ございます南城内駐車場と旧大島邸駐車場を一体的に整備をするものでございます。 工事の内容といたしましては、駐車場の整備、排水設備整備、生垣及び塀の設置、照明等設置、屋外公衆便所設置、発券機・精算機等設置となっております。 駐車場の整備につきましては、駐車場利用者やまち歩きによる観光客や地域住民等にとって、快適性を与え、歴史的雰囲気を感じられるような舗装をイメージしておりまして、城内地区の景観を阻害しないよう色彩を用いるなど、歴史風情などへの調和を図るため、通常のアスファルトではなく、ストリートプリント工法により設計をしているものでございます。 このストリートプリント工法と申しますのは、簡単に申しますと、アスファルト塗装を石畳やレンガ敷のように美しく加工する工法となっております。 予算に計上しております金額は、駐車場全体をストリートプリント工法で舗装する内容の積算となっておりますが、実施設計におきまして、通路部分と駐車場部分の舗装を区別するなど十分精査いたしまして、できる限り経費を縮小したいというふうに考えております。 次に、唐津焼文化発信事業費の事業目的でございます。肥前窯業圏日本遺産登録を視野に入れまして、12月に施行されました唐津焼の器に注いだ地酒による乾杯を推進する条例や唐の津風景街道推進ビジョンに基づきまして、唐津焼を歴史的文化資源としてイベントや展示等を支援して、唐津焼のさらなる普及促進を図るものでございます。 また、今年度、外国人向けに作成を行っております英語版唐津焼窯元ホームページの窯元マップ英語版の印刷を行いまして、外国人観光客に広くPRを行うことで、唐津焼並びに文化資源を海外へ発信し、海外との交流促進を図ることを目的といたしております。 最後に、補正予算の分でございます。観光地域づくり加速化事業費(繰越明許費)でございますが、この目的と概要でございますが、平成27年度に地方創生先行型事業として実施してまいりましたイベントや市場調査をもとに、国の地方創生加速化交付金を活用した事業に取り組むものでございます。 事業の概要といたしましては、地方創生先行型事業などで得られましたデータの総合的な分析や分析データを活用した発展的な調査事業に取り組むものでございます。特に国外におきましては、先行型事業の成果を踏まえたターゲットの再設定を行っておりまして、この加速化事業において、ネクスト市場と位置づけております台湾市場のニーズ調査の一環として、台湾向けのPR映像制作など現地メディアと連携した事業に取り組むものでございます。 また、今回の観光地域づくり加速化事業は、観光地域づくり事業を推進し加速化させるための事業でございます。唐津市まち・ひと・しごと総合戦略の趣旨も踏まえ、域外からの集客と消費を持続的に取り組むための検証事業に取り組み、国内外からの集客促進と受け入れ環境の整備を段階的に図るものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 石﨑議員のご質疑にお答えをいたします。 まず、唐津港寄港誘致促進費についての事業の目的と内容についてのお尋ねでございます。この事業は、唐津港の振興と活性化を図るため、佐賀県唐津港利用促進協議会等と連携をいたしまして、クルーズ客船等の誘致、また貨物船等の誘致を行うものでございます。 事業費は769万6,000円でございまして、平成28年度の主な内容といたしましては、今年度に引き続き、国内外のクルーズ客船の誘致、また、唐津港での物流の利用促進を図るためのポートセールス、また佐賀県唐津港利用促進協議会が効果のある誘致活動や乗船客に満足していただけるように、歓迎やおもてなしを実施できるよう、協議会活動の促進と充実を行うこととしております。 次に、都市公園施設長寿命化事業費でございますが、この事業は都市公園を対象にしておりまして、市内で34の都市公園がございます。旧唐津管内で31公園、相知地区で浦の川児童公園1公園、呼子地区で2つの公園、合計で34でございます。 この都市公園のうち、遊具また施設を設置しております31公園を対象としておりまして、平成25年度に10年間で更新、補修を行う都市公園施設長寿命化計画を策定いたしまして、502の遊具または施設を約12億円の更新・補修費用を予定をしております。 また、平成26年度に佐賀県が策定をされました都市公園に係る社会資本総合整備計画に位置づけをいたしまして、平成27年度から5カ年で社会資本整備総合交付金事業で実施をしております。 今年度の事業では、松浦河畔公園の総合遊具の更新と健康遊具の設置、また、長松公園の総合遊具の更新などを実施したところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉田教育部長。          (教育部長 吉田洋司君登壇) ◎教育部長(吉田洋司君) 石﨑俊治議員のご質疑にお答え申し上げます。 唐津焼美術館推進事業費につきまして、ここまでに至る経過ということでございます。教育委員会では、唐津焼美術館に関する事業といたしましては、平成24年度に美術館や博物館運営、そして陶磁器の専門家5名からなります唐津焼美術館(仮称)基本構想策定委員会を発足いたしました。 約2年間の協議の結果、平成26年度に基本構想書を刊行いたしております。この基本構想につきましては、平成27年度に唐津市のホームページに掲載し、現在、閲覧、ダウンロードが可能な状態となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 17時35分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 5時18分  休憩                     午後 5時35分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、総務費の新エネルギー推進費から再質疑を行います。 この新エネルギーの総合計画、唐津市の計画を策定されたのは平成25年だったかなと思っておりますが、それ以降、どういったような事業を取り組んでこられたのか、概要をお願いします。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 再質疑にお答えをいたします。 これまで再生可能エネルギー総合計画に基づきまして、計画の中のロードマップに掲げている事業を中心に事業を実施してきたとこでございます。 まず、市の遊休地を活用しましたメガソーラーの誘致を北波多と肥前、2件行ったとこでございます。さらに電気自動車の官民カーシェアリング事業でございますとか、電気自動車の急速充電器の設置事業を実施したとこでございます。さらにセミナーに関しましては、水素とバイオマスのセミナーを、今年度合計2回開催をしたところでございます。 さらに、国の政策や研究機関の情報等をいち早く得るために、九州経済産業局と九州大学への職員を派遣しているとこでございます。九州経済産業局への職員の派遣は平成28年度も継続をしたいというふうに考えているとこでございます。 特に今年度に成果が出た事例をご紹介させていただきますと、農山漁村再生可能エネルギー法を活用いたしまして、民間事業者による風力発電設備の導入を進めてまいりました。その中で、農業振興施策といたしまして、売電料の一部を20年間地元へ還元できるという仕組みを構築したとこでございます。地元還元策の試算によりますと、発電量にもよりますが、20年間で約3,000万円程度が地元への農業振興策として還元されるというふうな計画になっているとこでございます。 さらに、今後、2メガワット級の風車が市内の相賀地区、湊地区に1本ずつ建設を予定をされているとこでございます。その際にも建設に関しては、地元企業への発注というふうに伺っているところでございます。 このように、エネルギー再生計画、総合計画のロードマップによりまして、再生可能エネルギーの普及拡大、また情報収集に努めてきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 風力発電が今回は地元貢献にもつながるというようなことだったですけれども、それは本当に方向性としてはいいことではないかなというふうに感じております。 この項も最後の質疑になりますが、確か、三、四年前に九州大学と連携し、神集島でレンズ風車の実証実験が始まっていると思っております。このレンズ風車の今後の事業の展開と同じ風力発電でも欧米では洋上発電が盛んだと聞いております。唐津でも取り組もうとしたスクイッドは今後どうなのかも含め、洋上発電への考え方と人材育成の中身について、あわせて伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 再質疑にお答えをいたします。 レンズ風車に関しましては、九州大学との連携によりまして、現在、神集島に平成25年の3月からレンズ風車を設置いたしまして、実用化に向けて、データ収集等を行っているとこでございます。来年度予算の中でも維持管理に関する予算をお願いしているところでございまして、今までのデータを活用いたしまして、採算ベースに乗るようなレンズ風車の開発に協力をいたしまして、一部では地元企業が部品供給できる事業者と契約を取り交わしたというふうに聞いているところでございます。 その他部品への地元企業が携わることができるよう支援をするとともに、マッチング会でございますとか、勉強会の開催も積極的に実施していきたいというふうに考えているところでございます。 先ほど議員申されました洋上風力に関しましては、1991年にヨーロッパのデンマークで最初に建設されまして、ヨーロッパが洋上風力発電に関しては世界リードしているという状況でございますけども、この唐津市におきましても、特に呼子沖周辺が風況の賦存量が豊富にあるということ、また国の実証フィールドとして、県のほうがフィールドに選定をされているということから、佐賀県のほうが昨年の12月に佐賀県海洋エネルギー産業クラスター研究会を立ち上げられております。これは潮流発電だけではなく、洋上風力を含めた海洋エネルギーを積極的に応援していこうという目的で設立されたものでございまして、市もその研究会に参加をいたしております。今後、呼子周辺地域を中核拠点とした海洋エネルギー導入の促進に関しましても、市も積極的に取り組むとともに新たな産業創出でございますとか、地域活性化のために推進してまいりたいというふうに考えているところでございます。 先ほどのスクイッドの件でございますが、県のほうからは、沈没して引き上げられたということで、その後の事業計画については未定と。このまま中止になるのかなというふうに思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) スクイッドが中止にとは非常に残念ですけれども、世界初の取り組みということで期待をしておりましたけれども、ちょっと残念でなりません。機会があれば、ぜひ、再設置をしていただきたいというふうに思っております。 次に移ります。 同じく総務費の出会い創出事業費について伺います。 唐津市も子育て支援には熱心に取り組まれているものと思っております。今回は子供の医療費助成を中学生まで拡大する予算とか、子育て支援センターの充実に向けての取り組みも始まりました。待機児童もなく、保育園の問題もありません。しかし、子育て支援は充実しても、それを利用する子供たちが減少していったんでは意味がありません。まずは、やはり、結婚する人たちをふやして、出生率を上げることも肝要ではないかと考えます。そういった中、新たに出会い創出事業に取り組まれる目的、理由について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 これまでも婚活支援事業につきましては、がんばる地域応援補助金等で支援を実施をしてきたところでございますが、今回、本市の地域創生に係る総合戦略の中で、やはり、喫緊の課題である少子化対策といたしまして、少子化の要因の一つである未婚化、晩婚化を解消するため、婚活支援への取り組みを行うこととなったものでございます。 総合戦略の策定のまち・ひと・しごと創生推進会議の中の議論でも、特に、一次産業就業者にとりましては出会いの機会も少なく、婚活支援を実施してほしいという現場の声も聞いたとこでございます。 また、がんばる地域応援補助金では、目的や対象団体等に制限があるために、より効果的なものになるよう、今回結婚を希望される独身の男女の出会い創出や結婚を応援する事業の補助金制度を創設をしたものでございます。 出会い創出事業は2つの事業からなっておりまして、一つにつきましては、1対1の出会いを支援するということで、佐賀県が設立をされております、さが出会いサポートセンターへの登録に関する費用の助成、もう一つはイベント参加型の出会いを支援いたします、出会い創出事業補助金の2つの柱で支援を行おうとしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、この2つの事業に取り組むようになっておりますので、各事業の詳細について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 先ほどの2つの事業の事業内容ということで、ご説明をさせていただきたいと思います。 まず、さが出会いサポートセンター会費の助成についてでございますが、県におきまして、佐賀、唐津、鳥栖の3カ所に、さが出会いサポートセンターというものを設置をされております。これは独身男女の1対1の出会いを支援していくということで設置をされたものでございまして、本年平成28年の1月末現在で登録会員数が605名というふうになっております。このような組織を活用しまして、婚活を支援をするということで、今回はこのセンターに登録する費用を支援をしようということでお願いしているとこでございまして、登録には年会費が6,000円必要だというふうになっております。その6,000円を全額助成をしたいというふうに考えているとこでございます。 唐津のセンターは鏡にございまして、平成28年1月末の登録者数が54名というふうに聞いております。この登録者数を維持またふやすという目的で、今回予算をお願いしているとこでございます。 さが出会いサポートセンターの現在の状況でございますが、成婚数が13組、交際中が36組もあるという状況の中で、今回の助成をきっかけに、唐津におきましても広く市民に周知をされまして、登録会員数の増加、そしてまた、これから成婚というふうな実績につながっていけばいいかなというふうに考えているところでございます。 もう一つ、出会い創出事業補助金のほうでございますが、これは結婚を希望する独身男女の出会いの機会や交流の場の提供及び結婚を応援するセミナーなどを実施する団体に補助金を交付しようとするものでございます。対象事業につきましては、出会いや交流の場を提供する事業でございますとか、コミュニケーション能力講座など結婚を応援するセミナー、その他出会いにつながる事業を対象としているとこでございます。対象団体は市内に事務所を要する企業でございますとか、NPO法人等を対象といたしております。補助金額は上限を50万円としておりまして、補助率10分の10。ただ、セミナーの開催のみの場合は上限を10万円というふうにいたしているとこでございます。 今回、企業等など幅広く対象にしたこと、また上限を50万円としたことによって、この制度を活用していただき、婚活支援の推進につながればというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) この項、最後の質疑ですが、2つの事業のPRや周知の方法とあわせて、こういった事業はある程度継続性も必要だと考えておりますが、事業の継続性についても伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 事業の継続性ということでございます。こういう事業につきましては成果が出るのに時間がかかるというふうに認識をしておりまして、民間団体がやられております事業におきましても、なかなか成果が出てないという状況であろうかというふうに思っております。また、この事業は地方創生事業として、施策の中でも位置づけをしている事業でございます。戦略の期間が5年間というふうになっておりますので、事業の検証を行いながら、効果を測定しながら継続をしてまいりたいというふうに考えるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、次に移ります。 同じく総務費の市民協働のまちづくり交付金について、再質疑を行います。 今回この地域創生から新たな市民協働のまちづくり交付金に移行することを考えられたときに、例えば、各市民センターへの説明とか、あるいは駐在員さんに対する意見の聴取とか、そういったのはあったのかどうか、その辺について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 再質疑にお答えをいたします。 今回の制度の変更についての周知をどのようにしてきたかということでございますが、各市民センターにつきましては、事業の変更をするということにつきましては十分協議をしてまいったとこでございますが、地元の区長さんでございますとか、地元の方々へのご意見は伺ってはいない状況でございます。我々のほうで、今回の平成27年度に実施しました、がんばる地域応援補助金の地域創生事業を実施する中で、我々行政サイドで生じてきた課題を整理し、検討して、今回のより地域づくりが効果的になる、持続性がある地域づくりを可能とする制度へということで、今回制度の変更をいたしたとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 今の答弁では、各市民センター長あたりの意見の聴取といいますか、協議はしたけれども、じゃあ、そういった中で、各センター長は、ある程度理解をされた上での新規事業への移行と考えていいのかどうか、その辺について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇)
    ◎企画部長(寺田長生君) お答えいたします。 市民センター長に事業の説明をするに当たりましては、さまざま市民センター長からは制度の移行に当たりまして、課題と意見等が出たとこでございますけれども、我々としては、よりよい制度にしていくということで、今回の制度の説明をし、全て市民センター長からの課題を解決できたかどうかはわかりませんけれども、今回制度の移行へということについては、市民センター長への理解は得ているというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 理解を得ているという答弁がありましたので、次に進みますけれども、企画というところを私が思うのは、やはり、唐津の5年先あるいは10年先を考えて事業に取り組んでいくのが仕事だというふうに私は理解しております。せっかく始めた新事業、かなり期待をしてあった面もあったわけですから、それを1年で取りやめるというようなことは、やっぱり、いかがなものかなというふうに考えております。何か問題が大きく発生すれば別ですけれども、せめて二、三年ぐらいは状況を見て、今後は事業の変更というのは考えてほしいというふうに考えておりますけれども、それについてのお考えを伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) お答えをいたします。 本市といたしましても、地域創生の中で小さな拠点づくりというものが掲げておりますし、我々の総合戦略の中でも位置づけをしているとこでございます。市民力によるまちづくりというものは重要施策と位置づけをしておりますので、市民一人一人の知恵や発想を最大限に引き出しながら、行政、地域等が連携をしながらまちづくりを進めていきたいというふうに考えているところでございます。 今回、平成27年度の補助金事業から交付金事業に変えたということについては、制度の中身の差はあれ、地域づくりを今後持続的に目標を持って、地域づくりの目標を掲げてやるというふうに制度を改正したというふうに考えておりますので、事業費の額、総額についてはいろいろご議論はあろうかと思いますが、制度につきましては、今後も地域のほうで自主的、主体的に自分たちの独自性を持った地域づくりが進められるような制度に今後もいろいろ見直しを行いながら進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 今度からも各校区に平等的に配布して、地域の問題を解していただくということであったんですけども、ちょっとひっかかるのは、それでは地域の不満といいますか、何か合併して、何か隅々まで行き届かんよねというような言葉の解消にはならないと思うんです。その辺は、企画部としても、周辺部の事情を聞いて、今後の事業の展開をしていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたしておきます。 次に、さが園芸農業者育成対策事業補助金についての再質疑を行います。 新年度は、全体的な総予算が増額されております。このさが園芸農業者育成対策事業補助金も、今年度に関しては予算や内容が前年度と比較してふえているのかどうか、その辺について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えをいたします。 前年度との予算の比較でございます。平成28年度の予算の状況でございますが、予定件数が37件、事業費4億2,463万4,000円となっておりまして、補助金額2億740万5,000円をお願いをいたしているところでございます。 平成27年度の予算でございますけども、予定件数51件、総事業費3億4,403万1,000円、補助金額1億7,504万4,000円となっておりましたので、件数では14件の減少があってございますけども、事業費では8,020万3,000円、補助金額として、3,236万1,000円の増額となったところでございます。 この事業の内容でございますが、平成26年度から新たな内容として実施をされておりますけども、支援対象の取り組みや採択要件については変更があっておりません。その対象の経費でございますけども、まず、イチゴ高設栽培施設や環境制御型耐候性ハウスなど、飛躍的な収量、品質向上や省力化の新たな技術を活用した規模拡大や機能高度化の取り組みの経費となっております。 次に、機械設備の導入や園芸施設の延命化対策などによる省力化、収量、品質の向上、低コストや園芸施設や機械導入による規模拡大等の取り組みに係る経費といったものでございます。 また、園芸施設の寿命化対策につきましては、ハウスの基礎や鉄骨部の骨格部分が対象となっておりまして、換気口、天窓などについては対象外と現在はなっておりますが、品目によっては、換気口、天窓、栽培管理上欠かせない部分ということから、これにつきましては、支援対象の範囲拡大を県に要望をいたしている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 今、部長の答弁では、天窓も今後要望していくということでございますので、そういった要望ありますので、ひとつよろしくお願いをいたしときます。 次に行きます。 国がTPPへの参加をしようというような方向に向いておりますけども、そういった中で、施設園芸農家にとっても大いに関心のあるところではないかと考えております。そういったことを含めた、この事業の今後の方向性について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 TPPに対する対応でございます。現在国におきましては、TPPの発行に向けまして、生産基盤の強化や生産性向上による競争力強化を図るための対策が打ち出されてきております。これらの対策の詳細につきましては今後明らかになってくると考えておりますが、農政局、県、JAなど関係機関と連携を密にしまして、推進には当たっていきたいと考えているところでございます。 また、さが園芸農業者育成対策事業につきましては、支援の内容が従来の国庫事業よりも柔軟で農家も利用しやすい内容であることから、引き続き、この推進を図り、TPPを見据えた園芸農業の体力強化を図る重要な事業であると考えておりますので、この事業についても強く推進をしてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、次に、多面的機能支払交付金の再質疑に移ります。 この事業について、これまで、ずっと取り組んで、名称は変わってきましたけれども、取り組んでこられたと思っております。そういった中で課題はないのか。あれば、その対応や改善策について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 この事業の課題についてでございます。この事業につきましては、実績報告等の事務が煩雑であるというふうなことが大きな課題としてございましたけども、平成26年度の制度の改正によりまして、提出書類のひな形、それからチェック項目の様式化、書類審査等の確認から、現地見回り、写真等の作成が不要になるなど手続の簡素化が図られたところでございます。また、今までは、直接協議会へ交付がされておりましたけども、平成27年度からは市から活動組織へ交付というような形で改善が図られたところでございますけども、今年度、残念ながら、県からの交付決定が9月中旬になったということで、支払いにつきましては昨年同様の時期になったというところがございますので、これにつきましては、今後も県と協議を行いながら早目の交付に努めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) この事業に取り組む中で、書類の簡素化というのは大変ありがたいというふうに思っておりますし、ぜひ、そのような方向で進んでいただきたいと思っております。 この項、最後の質疑になりますが、この事業は、今後とも農村の地域を守り、永続的な農業の維持には欠かせない事業だと考えております。そして農村社会を守っていくためにも重要な事業だと考えております。今後とも、事務手続の簡素化などにも取り組まれ、この事業が永続できるよう関係機関に強く要望していただきたいというふうに思っておりますが、今後の取り組みについての市の方向性について最後に伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。 ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 今後の取り組みでございます。先ほど議員のほうから言っていただきましたように、この事業につきましては、農村地域の活性化や地域コミュニティの向上及び農業用施設の維持管理に非常に重要な役割を果たしていると考えております。このため、本事業の実施第2期につきましては平成24年度から平成28年度までとなっておりましたが、平成26年度の法改正によりまして、平成30年度まで延期が可能となっておりますので、活動組織に対しまして、延長の推進をしているところでございます。 また、あわせまして、議員ご指摘のとおり、あわせまして、国・県へも事業の継続を強く要望してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、唐津水産業活性化支援事業費についての再質疑を行います。 今回の1億4,000万円を超える予算の計上となっております。主な事業の内容について、まず伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 平成28年度の事業の概要でございます。唐津水産業活性化支援事業費といたしまして、1億4,357万3,000円の予算をお願いをいたしているところでございます。その事業の内容でございますが、まず玄海地区水産資源再生事業といたしましては、カサゴ等の放流を行うための種苗放流事業費、それから、カワハギの試験養殖を委託するための試験養殖事業費、また、佐賀県玄海栽培漁業協会がエビ養殖を行う施設の腐食をいたしております水門を改修するための改修工事費等をお願いをいたしているところでございます。 次に、新しい水産資源の創出事業でございますけども、一つに、九州大学の先生方の人件費、研究経費となります研究委託費、それから水産業活性化支援センターの光熱水費等によります施設運営費、それから、マサバを事業化、量産化するためのマサバの養殖事業費を今回お願いをいたしている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 今回の事業は拡大事業というふうになっておりますけれども、拡大される主な事業の目的と内容について、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 拡大する事業の内容、目的でございます。まず、マサバの完全養殖プロジェクトの事業化を促進するために必要な予算を今回大きく拡大ということでお願いをいたしているところでございます。 まず、種苗生産施設整備基本設計業務でございますが、完全養殖マサバを量産するために必要な種苗生産施設の基本設計等を委託を行いまして、施設の建設に係ります国等への協議を進めてまいりたいというふうに考えております。 次に、中間育成業務の委託でございますけども、水産業活性化支援センターで孵化をいたしました稚魚を海上で養殖できるサイズまで育成させるには、研究槽、このセンターでは限界がございますので、今回隣接いたします、佐賀県玄海栽培漁業協会に中間育成を委託をするものでございます。また、その際必要な中間育成水槽50トン2基の設置工事をお願いをいたしているところでございます。 次に、養殖イカダ設置工事でございますけども、今後のマサバの増産を図りたく、養殖イカダ4基の設置工事をお願いをいたしているところでございます。 また、搬送試験業務委託ということでお願いをいたしておりますが、これは販路拡大のため、養殖いたしましたマサバを関東圏へ試験搬送をするための委託費をお願いをいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) この項、最後の質疑になりますが、今まで、部長の答弁にありましたように、九州大学等の連携で、さまざま、マサバなどを中心に養殖等々を含め水産資源の技術開発等に取り組んでおられます。当然これは試験養殖から産業化へと道筋をつけていく必要あるというふうに考えておりますけれども、産業化へ向けての取り組みはどのように考えてあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 このマサバの研究につきましては、完全養殖の確立をいただいたということで、この事業化、産業化のため、九州大学、養殖事業者、佐賀玄海漁協、市内の旅館や飲食店などの協力をいただきながら、現在、量産それから流通消費について、事業を進めているところでございます。平成27年度には、まず完全養殖マサバの餌、網目等の統一により製品の向上に向けたルールや情報の共有、養殖拡大のための体制づくりを行ったところでございます。 次に、市内の旅館や飲食店への搬送の体制づくり。また、完全養殖マサバを普及させるため、イベントへの参加、サンプル等の提供、あわせまして、PR等を実施をいたしたところでございます。 次に、このマサバの種苗生産拡大をするための推進体制の協議を行ったところでございます。今年度、平成28年度でございますが、この平成27年度に協議をしてまいりました体制をさらに拡大をいたしまして、マサバの事業化を推進する予算をお願いをいたしているところでございます。平成29年度以降は、種苗生産施設の建設に着手をし、このマサバの唐津観光の新しい目玉と位置づけまして、水産業はもとより地域の活性化につなげていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、次に移ります。 商工費、唐津焼産業振興事業費の再質疑に移ります。 この事業への取り組みに当たって、委託先をどこに考えてあるのか。また、その理由とこの事業の継続に向けての考え方をあわせて伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 この事業の委託先でございますけども、唐津観光協会を考えているところでございます。この観光協会につきましては、これまで唐津やきもん祭りの実行委員会の事務局として、やきもん祭りや窯元ツーリズムの運営を行われ、参加唐津焼窯元、販売店、飲食店、宿泊施設等のネットワークが構築をされておられるところでございます。また、唐津焼窯元本の作成でも、市内の窯元の調査を行われ、唐津焼窯元とのつながりも持っておられるというところで、協議をさせていただいているところでございます。 また、平成28年度につきましては組織の設立について事業を推進してまいりますが、今後組織が構築できましたことで、事業の内容、それから事業の実施に当たっては、今後組織の運営、事業の推進に対して、組織とも、その支援について検討してまいる必要があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、今後、唐津焼の産業化に向けた振興策についての所管としての方向性について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 唐津焼は伝統的工芸品産業の振興に基づく法律により伝統的工芸として国の指定を受けており全国的な知名度やブランド力がございますが、現在、唐津焼従事者の高齢化、後継者不足、収入の減少などの課題も出てきているという現状でございます。 唐津焼産業は唐津市の重要な産業の一つでございますので、今後、唐津焼産業の振興・活性化を図っていくためにも、先ほどの組織を核とした事業の取り組みによりまして、唐津焼の振興を展開してまいりたいと考えております。市といたしましても、継続的な支援等を検討しながら組織とも協議を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) やきもん祭りあたりを見てみますと、今若い陶芸家の方がかなりふえてきておりますので、ぜひ、そういった方が頑張れるような仕組みづくりをぜひお願いいたしておきたいと思います。 それでは、この項、最後になりますが、ことしは有田焼創業400年という記念すべき年であり、県なども特別な予算なども含まれているようです。あわせて文化庁が募集した日本遺産に、肥前窯業圏として、佐賀県、長崎県の焼き物産地が合同で取り組むという報道があっておりましたが、唐津としての対応について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 現在、文化庁が募集をいたしております日本遺産に肥前窯業圏として、佐賀県、長崎県とまたがります唐津市、伊万里市、武雄市、嬉野市、有田町、佐世保市、平戸市、波佐見町の8市町で構成をする圏域として、合同で登録申請が2月10日に行われているところでございます。唐津といたしましても肥前窯業圏への参加につきましては、日本遺産登録をすることで焼き物の文化や魅力や価値を国内外に発信をし、すぐれた文化資源として、積極的に地域活性化を図る取り組みを圏域一体となって展開し、唐津焼の戦略推進を図ることができると考えております。 日本遺産登録後は、肥前窯業圏として、情報発信、人材育成、普及啓発など地域の活性化に取り組みを進めていくことが計画されておりますが、本市の独自の唐津焼の取り組みも強く推進していきながら、この圏域での事業の推進を強く働きかけていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、次に移ります。 観光地域づくり事業費についての再質疑ですけれども、事業内容についてですが、主な取り組みが集客拠点形成事業、話題性のある事業、人材育成事業の3事業に分かれておりますが、それぞれの取り組み、具体的な事業内容について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) 再質疑にお答えいたします。 まず、集客拠点形成事業の具体的な内容でございますが、肥前名護屋城、九州オルレ唐津コース、呼子朝市などの地域資源の保全と活用を通じまして、ふるさと唐津への地域愛を醸成し、市民が地域を誇れるような魅力ある集客拠点の形成を目指すものでございます。 話題性のある事業といたしましては、唐津城天守閣開館50周年記念連動事業といたしまして、唐津城の石垣や壁面を利用して、パソコンで作成いたしました映像を映し出すプロジェクションマッピング、これを実施したいと考えております。 また、山・鉾・屋台行事のユネスコ無形文化遺産登録に向けた地域の機運醸成を図るための広告や宣伝ツールの製作もあわせて実施していくものでございます。 人材育成事業といたしましては、平成27年度に公益社団法人日本観光振興協会より認定を受けました、魅力ある観光地域づくり推進事業と連携した観光の担い手づくりに取り組むものでございます。 また、地域がもうかる仕組みづくりを進めるために、着地型商品の利用促進等を図り、お客様視点での商品の磨き上げや売れる商品づくりに向けた社会実験調査を実施し、旅行市場の動向など経営感覚を持った人材育成の仕組みを模索しようとするものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 今のプロジェクションマッピングということであったんですけども、確かに夜の観光が唐津市は少ないということで、非常に期待もするわけでありますが、なかなか中途半端なものでは魅力がありませんので、その辺は十分考えてやっていただきたいというふうに考えております。 それでは、この事業に取り組むことによる具体的な事業効果と今後の課題について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 まず、事業効果でございますが、オール唐津で唐津を手段とした観光地域づくりに取り組むことで、地域愛の醸成による地域の輝きが創出され、訪れたお客様の満足度向上とリピーターの獲得へつながるものと考えております。 また、先ほど申し上げました唐津城でのプロジェクションマッピングなど、話題性のある取り組みを行いますことで、市内に宿泊される観光客などに唐津の魅力を発信するとともに、夜の町に出かけていただくためのきっかけをつくり、市内中心部に人の流れを創出いたしまして、観光消費額の底上げにつながるものと期待しております。 今後、観光地域づくりを進めていくに当たりまして、魅力ある集客拠点の形成や話題性のある取り組みが一過性とならないように、効果的な手段や戦略的に事業を実施できる観光の担い手の育成を図ることが重要と考えております。 この取り組みによりまして、地域に観光消費を生み出せるような経営感覚を持った観光の担い手が育ち、観光を手段とした地域がもうかるための仕組みづくりの構築へつながっていくものというふうに考えております。 また、今後の課題といたしましては、集客拠点を目的に来訪されたお客様をどのようにして周辺部に誘導し、周遊させるのか。また、滞在時間を延ばすことで観光消費の誘発にどうつなげていくのかということがございます。この課題を解消するために、お客様の視点に立った検証を行いまして、集客拠点と周辺部をつなぐ次の展開も視野に入れながら、事業に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、次に、観光サイン等整備事業費の再質疑に移ります。 事業内容の観光サインデザインの見直しについてでありますが、これは唐の津風景街道での計画の中では、車両にとって、サインが目立たないとか、値段が高過ぎるとかの意見が出て、それを見直すに当たっては、東京オリンピック開催までに外国語表記を加えて、見直しを図るというような答弁があっていたと思っております。 もう東京オリンピックまで、あと3年ぐらいになりますけれども、そのようなスケジュールで、このサイン計画は進んでいくというふうに考えていいのかどうか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 サインデザインの作成のスケジュールでございますが、先ほど議員のほうからもお話ございましたように、車両系誘導サインは平成23年度に9基設置いたしましたが、車両からは視認性が悪いというようなご指摘がございました。その反省を踏まえまして、平成26年度に観光庁から示されておりますガイドラインを参考にしながら、平成28年度中にサインデザインを決定してまいりたいと考えております。見えやすく、町並みに合うものになるよう、議会の皆様初め唐津観光協議会等からも意見を伺いながら進めてまいりたいと考えております。 その後、設置箇所やルートの決定を行いまして、順次設置していく予定でございます。財源といたしましては、合併特例債を予定しておりますので、期限でございます平成32年度の完了を目途に整備をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) この項、最後の質疑になりますが、それでは、歩行者系の案内板の整備についてはどういった改修計画を持ってあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 歩行者用の案内板につきましては、旧郡部も含めた全体的に老朽化、内容の陳腐化が目立ってきております。このため、平成28年度では、既存の観光案内板の改修を行うことといたしております。改修を予定しております案内板は、旧唐津市内が22カ所、浜玉町2カ所、相知町6カ所、北波多2カ所、鎮西町5カ所、呼子町7カ所、七山1カ所の計45カ所を予定いたしております。また、木柱サインにつきましては、旧唐津市内の31カ所改修を予定いたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) その後の計画はどういうふうに考えてある。これは、今のは何年間でされるものか。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) 失礼いたしました。 その後の計画でございますけども、新規の案内板の設置につきましても、その費用と効果を勘案しながら、順次設置を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、南城内・旧大島邸駐車場(仮称)整備事業費についての再質疑を行います。 この事業費の4億2,000万円ですけれども、その事業費の半分は南城内駐車場の土地の購入費が占めているというふうに思っておりますが、総事業費の内訳について、わかりやすくお示しを願いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 この事業の総事業費が4億2,255万9,000円でございまして、測量設計を含みました委託料が907万2,000円、工事請負費が1億9,941万6,000円、南城内駐車場部分の公有財産購入費が2億1,407万1,000円となっておりまして、財源といたしましては、社会資本整備総合交付金が590万円、合併特例債が3億9,580万円、一般財源が2,085万9,000円となっております。 駐車場の全体の面積が6,450平方メートルでございます。このうち、5,500平方メートルが南城内駐車場部分でございまして、残りの950平方メートルが旧大島邸駐車場部分でございます。 測量設計工事費の合計2億848万8,000円を面積案分いたしますと、南城内駐車場部分が1億7,784万円、旧大島邸駐車場部分が3,064万8,000円でございます。 土地代を含めた総事業費で申し上げますと、南城内駐車場部分が総事業費の約92.7%に当たります3億9,191万1,000円、旧大島邸駐車場部分が総事業費の約7.3%に当たります、3,064万8,000円となるものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 南城内駐車場の総事業費は3億9,000万円、それから大島邸の整備のほうが約3,000万円というふうに理解しました。 では、最後に、この駐車場の整備完了までのスケジュールについて伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 駐車場整備の事業スケジュールでございますが、測量設計の契約を5月下旬までに行いまして、測量設計の完了が8月中旬と見込んでおります。また、工事の契約が10月下旬。工事の期間を唐津くんちの終了後の11月上旬から3月中旬ということで、予定いたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、土木費の唐津港寄港誘致促進費について伺います。再質疑でありますが、この寄港誘致促進費の中で、ポートセールス費の内容について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) 再質疑にお答えをいたします。 ポートセールス費につきましては、国内外のクルーズ客船への誘致活動及び貨物航路の誘致活動を行うための旅費といたしまして、175万7,000円を計上をしております。 今年春には、東港地区の耐震岸壁が供用開始されます。本市といたしましては、これを大きな契機といたしまして、佐賀県さんとも連携をしながら、国内及び外国のクルーズ客船の船社や代理店、旅行企画会社への誘致活動、貨物航路の荷主や船社さんへの誘致活動を強化していきたいと考えております。 また、外国のクルーズ客船の誘致活動についてでございますが、船社の日本代理店や旅行企画会社へのポートセールスを初めといたしまして、商談会、また国際クルーズコンベンションへの参加、キーパーソンの招請等を行いまして、外国クルーズ客船の唐津港寄港を実現するために、積極的、効果的な誘致活動を実施していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 同じ事業費の中に、佐賀県唐津市唐津港利用促進協議会負担金というものがありますが、この内容について説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 佐賀県唐津港利用促進協議会において実施されております、誘致活動や歓迎行事等の充実を図るため、負担金としまして、450万円を計上をさせていただいております。平成28年度の協議会の活動といたしましては、外国クルーズ客船のキーパーソン招請事業への取り組み、寄港隻数の増加に備えた入港歓迎経費の充実等を行うこととしております。 また、壱岐フェリーの利用促進を図るため、関東関西圏からのツアーとの連携等といった取り組みの検討を行うこととしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、この項、最後の質疑になりますが、この唐津港寄港誘致促進費による、クルーズ船誘致に取り組むことによる、どういった効果が唐津市にあるのか伺い、あわせて、近々唐津東港の耐震岸壁が供用開始になると聞いております。今後の全面供用に向けた当該地の整備計画等も予定されているということでありますが、その展望とクルーズ船誘致時の受け入れ体制の充実については、どういった考え方、あるいは方針で取り組んでいかれるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えをいたします。 まず、クルーズ客船の寄港における効果についてでございます。 クルーズ客船の寄港によりまして、乗船客による観光地での飲食や買い物、交通費などの観光消費が発生をしまして、直接的な経済効果が見込まれます。経済効果といたしましては、ツアー内容等によって異なってはきますが、過去に唐津港に寄港した国内クルーズ船の例を見ますと、乗船客1人当たり約1万7,000円の効果があると試算をしております。また、クルーズ船によっては、船内用としての食材等を唐津港にて調達するといった、試算以外の経済効果もあっているところでございます。また、多様な乗船客が来訪することによりまして、交流人口の増加、地域との交流の活性化、また唐津の知名度の向上が図られますとともに、外国クルーズ客船の寄港におきましては、その情報が全世界に発信されることになりますことから、観光振興への波及効果も期待できるところでございます。 また、唐津港東港地区の港湾施設の整備スケジュールについてでございます。東港地区におきましては、国の直轄事業におきまして整備をされております耐震岸壁が今年春に完成した後、引き続き平成28年度以降より、国の直轄事業により航路泊地の整備として浚渫等が進められる予定となっており、完成時期につきましては、平成30年代の前半を目標にしているというふうに伺っております。 最後に、客船寄港時の受け入れ体制の充実についてでございますが、これまで、客船寄港時の受け入れに当たりましては、佐賀県唐津港利用促進協議会の会員様等と連携を図りながら、入港歓迎式典、観光案内、物産展開催、市内へのシャトルバス運行、出港見送り等のおもてなしを行ってきたところでございます。唐津に観光に来ていただいた乗船客の皆様に唐津を満足をしていただき、唐津に印象が残っていただけるよう、今後とも特色ある受け入れが重要であると認識をしております。観光の海の玄関口としての視点を持って、市民の方々を初めボランティア等の皆様の協力もいただきながら、歓迎、おもてなしのさらなる充実が図られるよう、観光協会とまた佐賀県唐津港利用促進協議会等の関係団体とも効率的な受け入れ体制づくりの検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それじゃ、次の都市公園施設長寿命化事業費についての再質疑を行います。 今回の事業費の内訳と事業箇所、それの詳しい内容について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 平成28年度の事業費につきましては、5,925万円を計上をさせていただいております。 事業費の内訳でございますけれども、財源でございますが、社会資本整備総合交付金が2,960万円、公園整備債が2,660万円、一般財源が305万円の内訳となっております。 来年度におきましては、和多田ふれあい公園、橋本児童公園、体育の森公園、中山みずべの公園、松浦河畔公園、呼子の尾の上公園の6公園におきまして、老朽化をした総合遊具等の更新のほかに、低年齢向けの遊具の設置を計画をしているという状況でございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) この事業は5カ年計画となっておりますが、では、5カ年計画の概要とその後、展開について考え方を伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 5カ年の概要でございますが、275の施設の更新・補修を予定をしておりまして、更新・補修に要する費用といたしましては、約7億1,000万円を予定をしております。 更新・補修費用の内訳でございますが、遊具などの都市整備部所管の公園施設の245施設の更新・補修費用として、約3億4,000万円、体育施設などの観光文化スポーツ部所管の公園施設の30施設の費用として、約3億7,000万円を予定をしております。また、都市公園施設長寿命化計画の全体計画期間は平成27年度から平成36年度までの10カ年で、更新・補修計画を策定をしておりますので、この5カ年計画の後、次の5カ年の計画を作成し、事業を実施していく予定でございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、都市公園以外の他の公園での遊具を含めた整備補修はどのような取り組みになっているのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 山口都市整備部長。          (都市整備部長 山口 稔君登壇) ◎都市整備部長(山口稔君) お答えいたします。 都市公園以外の都市整備部が所管して管理しております公園数が、県管理の鏡山、七ツ釜などを除きまして、223の公園がございまして、そのうち、遊具等の施設がある公園が132カ所ございます。公園施設の修繕・更新などの対応と考え方でございますが、まずその他の公園につきましては、町内会などから報告や都市公園と同様に職員による定期点検などによりまして、状況の把握等を行っているところでございます。そういった中で、危険性の高い物については速やかに修繕や使用禁止の対応を行い、事故防止と安全確保を図っているところでございます。また、将来人口の減少や施設の老朽化が進んでいる中、更新などの方針としましては、安全安心の確保、利用者のニーズの把握、さらには維持管理コストの縮減の観点から撤去や更新などの判断を行い、対応したいと考えております。 少子高齢が進んでいる中、整備当初からすると利用目的が変化している公園もございますので、そのまま更新するのではなく、利用状況の把握と地元要望の確認も重要と考えております。そういったことから、地域の身近な公園につきましては、今年度にアンケート調査を実施し、ニーズの把握なども行ったところでございます。 なお、大規模な遊具の更新につきましては、できる限り有利な財源を活用して、対応してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、教育費の唐津焼文化発信事業費の再質疑に移ります。 今回、条例の施行に伴う記念イベント、唐津焼の文化発信企画展、英語版唐津焼窯元マップ等の具体的な事業内容について、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇)
    観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 まず、一つ目の「唐津焼の器に注いだ地酒による乾杯を推進する条例」施行記念イベント補助金でございますが、4月29日から5月5日までの唐津やきもん祭り期間中に唐津焼の器に注いだ地酒による乾杯を推進する条例施行記念と銘打ちまして、記念シンポジウムや町なか各所のイベントに合わせ、乾杯イベントが実施されます。条例施行キャンペーンといたしまして、主催者である唐津やきもん祭り実行委員会に対し、補助金を交付し、条例の施行並びに唐津焼や地酒を通した唐津独自の文化の振興並びに情報発信、宣伝PRを行うものでございます。 次に、2つ目の唐津焼文化発信企画展開催補助金でございますが、佐賀県立名護屋城博物館におきまして、平成28年10月9日から11月13日までの期間、韓国との交流の歴史により生まれ、茶道を通じ、豊臣秀吉も愛した唐津焼の茶等をテーマに、現代作家による唐津焼展が開催されます。博物館におけます唐津文化発信事業として、主催者でございます唐津焼展実行委員会に対し補助金を交付し、韓国との焼き物の交流の歴史や茶道など文化を通じ、唐津焼のPRや唐津焼を通じた文化の振興を行うものでございます。 3つ目の英語版唐津焼窯元マップ印刷でございますが、平成27年度事業として、現在製作をいたしております唐津焼観光ホームページの英語版が3月末に完成をいたしますが、その中の唐津焼観光マップ英語版の成果データを活用いたしまして、英語マップの印刷を行うことといたしております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、この唐津焼発信事業を通じて、今後、どう唐津焼の文化的な活用や振興につながるよう取り組んでいこうというふうに考えてあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 唐津焼の器に注いだ地酒による乾杯を推進する条例、並びに唐の津風景街道推進ビジョンに掲げております唐津焼の物語を展開し、市民並びに観光客に唐津焼とそれに関する酒や食、茶道や華道、着物などの和文化を合わせて、個々の魅力の向上並びに唐津独自の文化を広く発信したいと考えております。 また、英語版窯元マップを製作することで、今後ますます増加すると予想されます外国人観光客に唐津焼をアピールしまして、窯元に足を運んでもらうことで、唐津並びに唐津焼文化への興味喚起を促すとともに、外国人観光客の誘客促進並びに市内への経済波及効果などを期待するものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) この項、最後の質疑になりますが、今回の英語版の窯元マップの配布先、当然窯元はもちろん、市内の各地、市外、例えば、佐賀県内とか、福岡県などに配置し、まずPRを行い、そして、それを関西関東圏の主なところへも広げていってほしいというふうに考えておりますが、当面のこのパンフレットの配布先についてはどのような考えを持ってあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) お答えいたします。 配布先のご提案でございますが、唐津市を訪れる外国人観光客は、福岡空港や博多駅、福岡市内から、また九州佐賀国際空港から唐津に入られると想定をいたしております。議員ご提案のとおり、福岡、佐賀を中心に配布先を広げ、空港、駅、バス乗り場などの主要施設やレンタカー、宿泊施設、観光案内所、また在日の外国人が利用されております日本語教室などにも幅広く配布を行いたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) それでは、次に移ります。 唐津焼美術館推進事業費についての再質疑を行います。 この新事業の事業内容についてでありますが、一つは検討協議会、もう一つは先進地視察となっておりますが、この2つの事業の詳細について伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉田教育部長。          (教育部長 吉田洋司君登壇) ◎教育部長(吉田洋司君) 石﨑議員の再質疑にお答え申し上げます。 唐津焼美術館推進事業費の平成28年度の事業の詳細ということでございますが、平成28年度では2つの事業を計画しております。 1つ目は、唐津焼美術館設立検討協議会の開催でありまして、年2回。予算計上額は25万4,440円をお願いしているところでございます。 この協議会の構成は、庁内関係各部局から5名、そして有識者等の外部委員の5名、合計10名の委員さん、それに事務局を予定しております。 2つ目は、先進地の視察で、予算計上額は56万4,960円でございます。視察先は山口県立萩美術館・浦上記念館を予定しております。この美術館は、浮世絵、東洋陶磁、陶芸の3つのジャンルを専門とする美術館でございまして、萩市出身の実業家浦上氏が収集をいたしました浮世絵、東洋陶磁など、これらを山口県に寄贈されたことを契機として、平成8年に開館いたしております。平成22年には、萩焼を初めとする陶芸の振興を目的に新たに陶芸館を増築、開館されておりまして、唐津焼美術館の先行事例といたしまして、多くのヒントがあるのではないかと期待しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 石﨑議員さんのご質疑にお答えを申し上げます。 学術的に言えば、今教育委員会が言ったようになると思うんですけども、実質的にはもう既に幾つかの候補地、まだ我々は見てないんですけれども、候補地というのは、視察候補ですね、視察候補先というのは、もう既にあるわけでございまして、実際我々が独自でこれを建設するというのは非常に困難だと思います。ですから、今予算は、まず協議会をつくるというのは、これはきちんとした一つの路線を決めなきゃいけない。これをつくらなきゃいけないんですけども、もう一つは先進地をしっかり視察をするという、この2つを最低限、平成28年度やらせていただくということで、あわせて水面下で、伝統産業としては経済産業省、そして、教育的施設と考えれば、文部科学省、そして、長官がお変わりになりましたけれども、文化庁、このあたりとは今話を始めておりますので、一つの協議会、そして基礎自治体として動ける部分。国のほうから、いろんなご指導いただきながら、この建設に向けてのいろんなご支援をいただく部分と、あわせ持って、この唐津焼美術館というのは、きちんと形にしていかなきゃいけないというふうに思っておりますので、そういった意味では、平成28年度としては、今教育委員会申し上げたような予算になるかと思います。あわせて、一つは、国のほうのご支援いただくべく、もう既に活動を始めているというところをご質疑にお答え申し上げておきたいと思います。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) ありがとうございました。今回予算化されております検討協議会については、美術館設立に向けたスケジュール等も検討されるのかなという感じがいたしておりますけれども、それについては、現段階で言える部分で結構ですから、今後の計画についての方向性を伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉田教育部長。          (教育部長 吉田洋司君登壇) ◎教育部長(吉田洋司君) お答え申し上げます。 今後の計画についてということでございますが、現在のスケジュール案ということで申し上げたいと思います。 平成28年度に、この唐津焼美術館設立検討協議会の設置を予定しております。本協議会では、美術館建設に関する課題の整理検討を行い、基本計画策定のたたき台を作成したいと考えております。平成29年度が基本計画を予定しておりまして、この段階から、庁内、専門家だけでなく、市民を含めた委員会を設置し、具体的な検討を行うこととしております。その後に平成30年度に基本設計及び建築実施設計、平成31年度に展示の実施設計、平成32年度に建築工事、平成33年度に展示工事、そして、平成34年度に開館を見込んでいるところでございます。 なお、この美術館建設には人的配置や大きな予算を伴うことが想定されますので、市の財政状況を勘案しつつ推進していくことになろうかと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 石﨑議員さんのご質疑にお答え申し上げます。 決して、答弁不一致というわけじゃないんですけども、今のは理想ですから、一つ、平成28年度の予算上程を申し上げている部分は形として申し上げたとおり。あわせて、いろんな意味でご支援をいただく国関係の行政機関から、また、あわせ持ってという形になってきますので、当然スケジュールは若干変わってくると思います。スタートとして、今立てているスケジュールだと思いますけども、年月は若干変わってくることも出てくるかと思います。しかしながら、教育委員会さんサイドと我々市長部局との間でのいろんな話し合いをしながら、ぜひ、建設に向けての一つ一つのクリアしていかなきゃいけない階段はしっかり上っていかなきゃいけないというふうに思っておるとこでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 今、市長が申されましたように、さまざまな課題もあると思いますので、その辺をしっかり調整しながら、建設に向けて進んでいただきたいというふうに思っております。 最後の質疑ですが、これも個人的な思い入れはありますが、県内に九州陶磁文化館がありますけれども、こういった専門の美術館ですよね。では、唐津焼美術館というのは、どういった特色のある美術館にしたいというような考えがあるのか、あれば伺いたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 石﨑議員さんのご質疑にお答え申し上げたいと思います。 九州陶磁文化館、すばらしい、当然、県内外問わず各それぞれのテーマ展を設けられて、私も幾度も見学にあるいは展示会に行かせていただいたことありますけれども、今は非常に高取から出たいい作品が常設展示もしてありますし、あのような形に、本当はあちらはどっちかというと有田がメインなんですけれども、やはり、陶器も飾っていただくということで、ああいういろんなテーマの中で、いろんな展示ができる会館というのが一番いいのかなと思いますが、やはり、こちらは唐津焼ですから、陶器の世界。これは中国、韓国を含めた非常にアジアとのつながり。そして唐津焼という一つの陶器としての世界での存在価値といったものがあろうかと思いますし、中里家からも寄贈いただいております物も、今は図書館のホールのほうで展示はさせていただいておりますが、こういった物も警備を入れながら常設展をさせていただく。あるいは、海外の方々もこの陶器に興味を持ってらっしゃる方は非常に多ございますので、ごらんをいただくような、そんな唐津焼をメインとした、九州陶磁文化館とはちょっと違った形。あるいは波佐見の陶磁文化館ともちょっと違った形といったものを唐津焼という個性の中で情報発信ができるような、そんな唐津焼の美術館、名前がこうなるのかどうかも、ちょっとわかりませんけれども、仮称としての唐津焼美術館というのは、こういった形で、広く国内外問わず多くの皆さん方にPRできれば、そういう発信ができれば、そのような起点となる場所となるように、今、私の中では想像しているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) ただいま市長のほうから、唐津焼に対する美術館に対する思いを述べていただきました。ぜひ、そういった方向で進むようお願いをいたします。 議長に申し上げますけれども、最後の議案については、1回目の答弁で全て終わっておりますので、これをもちまして、私の議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 石﨑議員の新エネルギー導入推進費の質疑の中での答弁の訂正が寺田企画部長より申し出があっておりますので、これを許可します。 寺田企画部長。          (企画部長 寺田長生君登壇) ◎企画部長(寺田長生君) 先ほど石﨑議員の新エネルギー導入推進費についての再質疑の中におきまして、スクイッドの今後の可能性ということにつきまして、本事業が年度の補助金を受けた事業でございまして、この補助金が打ち切られたということから、中止になるのではないかという旨の答弁をいたしたとこでございます。 県のほうに早速確認をさせていただいたとこでございまして、現在事業者におきましては、水没の原因を究明中である。そして、県といたしましては、張力風力発電のスクイッドから洋上風力のほうへ研究を平成28年度から開始をするということでございましたので、答弁を修正させていただきたいと思います。 以上でございます。申しわけありませんでした。 ○議長(田中秀和君) 答弁が訂正されましたので、質疑があれば許可いたします。石﨑議員。 ◆12番(石﨑俊治君) 質疑ありません。以上をもちまして、私の議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 中村健一議員。 ◆11番(中村健一君) 11番、志政会、中村です。 議案第1号、平成28年度唐津市一般会計予算から6事業、それから議案第31号、32号の条例議案2件の質疑を行います。 平成28年度一般会計予算の農林水産業費、農業振興費、猪等駆除事業費でございます。 今予算より、狩猟期間の報奨金が設けられるなど、大幅な拡充がなされております。過去3年の有害鳥獣捕獲実績について、お示しください。 次に、林業総務費、市有林野管理費は平成28年度の事業内容をお願いします。 次に、林業振興費から3事業でございますが、高性能林業機械整備事業補助金は、これまでさまざまな高性能林業機械が導入をされてきたわけでありますが、実績と事業主体について伺います。 次に、森林整備担い手育成基金助成事業補助金1,050万円につきましては、事業の内容について、次の林道維持管理費、これは林道の延長をお願いします。 次に、消防費、防災諸費、防災情報ネットワーク整備費でございます。この事業は、合併前のそれぞれの自治体で整備をしておった防災情報無線施設の改修でありまして、平成24年度から始まり、平成28年度が最終年度となっております。総事業費で33億円を超えるような大きなものでございますが、整備に当たっての基本的な考えを伺います。 次に、議案第31号、唐津市ふるさと会館条例の一部を改正する条例制定については、改正の理由をお願いします。 議案第32号、唐津市観音の滝休憩施設条例制定についてでございますが、この施設には、唐津市観音の滝総合案内施設条例というものがございます。この条例が改正ではなく、制定となる考え方について伺います。 以上、1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) 中村議員さんのご質疑にお答えをいたします。 まず、猪等駆除事業費についてでございます。 唐津市におきます有害鳥獣の捕獲頭数の実績でございますけども、過去3年間の駆除期間におきます捕獲実績で申し上げます。イノシシ、猿、アナグマについて、答弁を申し上げます。 平成25年度、イノシシ3,267頭、猿40頭、アナグマ165頭、平成26年度、イノシシ3,746頭、猿71頭、アナグマ136頭、今年度、平成27年度でございますが、現在、イノシシ3,876頭、猿54頭、アナグマ117頭となっているところでございます。 次に、市有林野管理費でございます。 平成28年度の森林整備につきましては、厳木、七山、唐津地区におきまして、国・県の補助事業4,320万6,000円と合わせまして、市の単独事業679万4,000円ということで、5,000万円で、下刈り20.85ヘクタール、間伐45ヘクタール、皆伐2.92ヘクタール、再造林など11.45ヘクタール、計約80ヘクタールの整備を計画をいたしているところでございます。 また、森林災害に備えるための保険料や市有林巡視委員報酬、事務費などで合わせまして、1,112万6,000円、森林整備費と合わせますと、6,112万6,000円をお願いをいたしているところでございます。 次に、高性能林業機械整備事業補助金についての機械の導入実績でございます。 森林組合が導入をいたしております、まず実績でございますが、平成20年度、プロセッサ2台、平成21年度、フォワーダ2台、平成24年度、スイングヤーダ1台、平成25年度プロセッサ1台、平成26年度、プロセッサ1台、フォワーダ2台、今年度、ハーベスタ1台、フォワーダ1台を国・県・市の補助事業によりまして、整備が行われたところでございます。 また、唐津木材市場におきましては、平成25年度、フォークリフト2台、平成26年度にグリップル1台を国の補助を活用をされまして、整備をされているところでございます。 次に、森林整備担い手育成基金助成事業補助金でございます。 唐津市の総面積の約53%を占めております森林を守り育成していくためには、森林施業に組織的に従事する担い手を育成する必要があると考えております。そのため、森林組合が直接雇用する森林整備従事者の福利厚生、技術・技能向上対策及び安全衛生器具等の購入など、就労環境の整備を図ることを目的に、公益財団法人佐賀県森林整備担い手育成基金の助成を活用いたしまして、この事業の実施をいたしているところでございます。 内容につきましては、作業を安全に行うための器具等の整備、通年雇用化を図るための社会保険、労務共済、退職金共済制度適用促進に対しまして、基金と市の補助を合わせまして、3分の2、退職金共済制度につきましては2分の1を助成をいたしているところでございます。しかしながら、県の基金にも限界がございますけども、引き続き、森林整備従事者が働きやすい環境を整えまして、雇用創出と担い手の育成の確保を図ってまいりたいと考えているところでございます。 次に、林道維持管理費でございます。 森林の持ちます多面的な機能を維持、適正に管理をしていくため、現在、唐津市内には、佐賀県が直接管理を行います林道を除きまして、100路線、総延長で316キロメートルの林道が整備をされているところでございます。このうち、86%に当たる約272キロメートルにつきましては、舗装が完了をいたしております。また今後とも、林業の振興及び林道周辺地域の環境保全を図るため、適正な維持管理に努めていきたいと考えているところでございます。 最後に、唐津市ふるさと会館条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 唐津市ふるさと会館は、特産物及び伝統工芸産業の振興、地域住民の文化活動等の利用による交流の場として活用することにより、地域経済の活性化及び地域文化の向上を目的として、平成8年度に建設をいたしております。建設する財源としては、地域総合整備事業債を利用をいたしておりますが、建設当時は物品の販売等について、この財源としては認められておりませず、展示場として整備をされたところでございますが、しかしながら、サービスの向上の観点から、販売等においても実施をしてきたところでございます。その後、平成27年度地方債同意等基準運用要綱におきまして、施設設置後の経過年数が10年以上の施設については、この目的外の転用も可能となったところでございます。そこで、当施設は、指定管理者が管理を行う施設でもございますので、改めまして、今回、物産展示場を物産展示販売場へと変更をさせていただきまして、用途を明確にさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) 防災情報ネットワーク整備費に当たりましての基本的な考え方でございますが、合併前に整備をされておりましたアナログ方式の防災行政無線をデジタル方式の新システムに移行をし、IT社会環境に適用した災害情報システムを整備して、本庁、防災センターと各市民センター等、防災拠点とのシステムの統合一元化に統括制御し、全市同時に情報を周知伝達するように整備するものでございます。 具体的には、電柱の上にスピーカーを装着をいたしました再送信局や屋外拡声子局を要所に整備をいたしまして、戸別受信機につきましては、地区の役員、消防幹部や旧唐津の原子力発電所から10キロ圏内の地区等に配備することにいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) 中村議員のご質疑にお答えいたします。 唐津市観音の滝休憩施設条例につきまして、今回、改正ではなく、現条例を廃止し、新たに制定する理由でございますけども、現条例に定めております施設の設置目的と比較をしまして、現在の使用状況が時代の流れとともに大幅に変わってきておりまして、現状に合わせた形とするため、唐津市観音の滝総合案内施設条例を廃止しまして、改めて、唐津市観音の滝休憩施設条例として、制定を行う形としたものでございます。 具体的には、本施設が当初の目的でございました市内農林産物の展示及び取引のあっせん、林業団地紹介等の一定の役目を終え、現在は主に観音の滝来訪者の休憩等に利用されていますことから、施設のさらなる活用を図るため、現条例を廃止し、新たに制定するものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) 再質疑をいたします。 イノシシの有害鳥獣駆除期間での捕獲実績が大体3年平均で、4,000頭弱ということでございます。 次に、有害鳥獣を捕獲するための道具、わなですね。箱わな、くくりわな等があると思いますけども、これらが製作、導入をされて、有害鳥獣捕獲のために狩猟免許を持った方々に貸し出されとるということを聞くわけですけども、この、わななどの管理状況について伺います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えをいたします。 イノシシ捕獲用のわなにつきましては、唐津市、玄海町、唐津農業協同組合、農業改良普及センター等で組織をいたしております、唐津地域有害鳥獣広域駆除対策協議会におきまして、国の鳥獣被害防止総合対策交付金を活用いたしまして、平成22年度から平成26年度までで、イノシシ用箱わなを710基、イノシシ用くくりわなを247基購入をいたしまして、今、議員申されましたように、各地区の駆除班に貸与をいたして、駆除に当たっていただいておるところでございます。導入いたしました箱わなの中には、長年の活用により使用できなくなった物もあると伺っておりますが、それらの台帳として整理できていないものも現在ございます。今後駆除委員さんの協力を得ながら、台帳を整理をいたしまして、適正な管理に努めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) わなのことですけども、聞くところによりますと、大型の箱わなで、大体個人で購入すると3万円から5万円。それから、くくりわなにいたしましても、1万5,000円以上もするというような高価な物でもあります。これを個人で何台も購入するというのは大変負担がかかりますので、こういった協議会において対応されるということは本当にいいことだと思っているんですけども、やはり、これがくくりわな等では放置をされておるような話も聞きます。これは税金でつくられておるというようなことを思っていただいて、適正な管理をお願いするところであります。 次に、今回新たに狩猟期間の捕獲報奨金が設けられることのようであります。駆除期間と狩猟期間の報奨金の単価と財源、また、その交付対象者について伺います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 駆除期間と狩猟期間におきます報奨金の内訳でございます。 まず、有害鳥獣駆除期間の報奨金といたしましては、イノシシの成獣で1万3,000円、財源といたしましては、国が8,000円、県が2,500円、市が2,500円となっております。イノシシの幼獣につきましては6,000円、財源といたしましては、国が1,000円、県が2,500円、市が2,500円となっているところでございます。また猿の成獣につきましては2万8,000円となっておりまして、財源の内訳といたしましては、国が8,000円、市が1万円、JAが1万円となっているところでございます。また猿の幼獣につきましては2万1,000円となっておりまして、財源といたしましては、国が1,000円、市が1万円、JAが1万円となっているところでございます。また、今回拡充をお願いいたしております狩猟期間の報奨金でございますけども、イノシシを対象といたしまして、成獣で1万500円、財源内訳といたしましては、国が8,000円、市が2,500円としているところでございます。幼獣につきましては3,500円、財源の内訳といたしましては、国が1,000円、市が2,500円といたしております。 なお、猿につきましては、従来より、年間を通しまして捕獲報奨金を支給をいたしているところでございます。 また、報奨金の交付対象者でございますけども、これは駆除期間と同様に、唐津市有害鳥獣捕獲許可従事者を対象とすることといたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) 報奨金につきましては、駆除期間は、猿、イノシシとも従来どおりということでございます。今まで報奨金がなかった狩猟期間で、イノシシが対象となり、成獣で1万500円、それから幼獣で3,500円ということです。報奨金の対象者は、狩猟免許を所持し、かつ唐津市が許可をした方ということになるわけでありますが、捕獲許可従事者の皆様には本当に頑張っていただいて、イノシシの頭数を減らしていただきたいと思っております。 次に、銃手による狩猟期間について伺います。また、狩猟期間で捕獲したイノシシの報奨金のチェック等はどのようになされるのかを伺います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 まず、狩猟の期間についてでございますけども、佐賀県におきましては、イノシシについては、箱わなと銃などの箱わな以外の捕獲により期間が違っております。箱わなによる捕獲の場合は11月1日から3月31日まで、銃などの箱わな以外の捕獲の場合は11月15日から3月15日までとなっているところでございます。イノシシ以外の狩猟鳥獣の場合は、11月15日から2月15日までとなっているところでございます。 次に、狩猟期間に捕獲、駆除いたしました、イノシシに対する捕獲報奨金の支給をする場合のチェック体制でございますけども、報告書とあわせまして、捕獲時の生態写真、耳と尻尾など駆除期間と同じ書類等を提出してもらい、確認をいたすことといたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) 狩猟期間にもいろんな決まりといいますか、くくりがあるんだなと知ったわけですけども、狩猟期間と駆除期間の報奨金の単価の差、また成獣、幼獣の単価の差、そういったものがあるわけでございまして、お金が絡みますといろんな問題も発生するんではないかと危惧するわけでありますけども、チェックには不正のないような体制で臨んでいただきたいと思っております。 次に、これも新規事業の有害鳥獣対策委託、それから狩猟免許取得補助金の事業内容について伺います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 有害鳥獣対策委託につきましてでございます。これは昨年9月から起きております市街地へのイノシシの出没に対しまして、現在までは市の担当職員がその都度現場の対応を行っていたところでございます。最近では、農村部だけではなく、市街地におきましてもイノシシやアライグマ等の出没情報が数多く寄せられておりまして、市の職員の対応では、かなり厳しい状況になってきているというふうな状況でございます。こうした状況を迅速に対処するため、一時的に現場対応を猟友会に委託をしたいと考えております。住民の方からの連絡があった場合には、担当地区の駆除班に連絡をして対応をしてもらうという形でございます。予算といたしましては、290万5,000円をお願いをいたしているところでございます。 次に、狩猟免許取得補助金についてでございますが、狩猟免許が取得しやすいように、免許取得の際にかかります費用、診断書料、試験手数料、講習テキスト代等にかかります費用の2分の1を補助するというものでございます。現在、駆除員、いわゆる狩猟免許保持者の高齢化が進んでおりまして、後継者不足に悩まされているというふうな実情もございます。そこで、狩猟免許取得に際し助成を行うことで、新規の従事者の増加を支援してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) 有害鳥獣対策委託というのは、一時的な現場対応の委託費ということであります。それから狩猟免許取得補助金につきましては新規の駆除従事者の支援ということでございます。狩猟免許保持者というのは高齢化しているなというのは本当に実感をしておるわけでありますが、また特に、猿、イノシシといった動物は本当に学習能力が高くて、免許を取得したからといって、そんなに簡単にとれるものでもないようでございます。優秀な狩猟免許者の育成のために、講習会また勉強会等、しっかり充実させていただきたいなというような要望もしておきます。 今施策によります有害鳥獣の被害を少しでも減らすようにお願いをいたし、次の市有林野管理費でございます。 平成28年度の計画で、下刈り、間伐、皆伐、再造林合わせまして、約80ヘクタールの整備計画ということであります。毎年これぐらいの整備はしてきてあると思うわけでございますが、間伐や皆伐におきましては、木材の売り払い収入も発生をしておると思っております。直近の収入実績についてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 唐津市有林の間伐や皆伐によります、杉、ヒノキ材の売り払いについてでございます。直近の3年間ということで、平成25年度、七山、厳木、浜玉地区の間伐47ヘクタールで、万単位でご報告させていただきますが、769万円、七山地区の皆伐2.6ヘクタールで414万円、厳木地区の県行造林の皆伐などで387万円、合わせまして、1,570万円となっているところでございます。 次に、平成26年度でございますが、七山、厳木、浜玉地区の間伐39ヘクタールで570万円、七山地区の皆伐1.8ヘクタールで176万円、厳木地区の県行造林皆伐などで214万円、合わせまして、960万円となっているところでございます。 また、今年度でございますけども、七山、厳木地区の間伐30ヘクタールで522万円、七山地区の皆伐1.8ヘクタールで191万円、合わせまして、713万円程度となる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) 木材の売り払い実績につきましては、直近の3年間で、合計で約3,200万円ほどになっております。木材の価格は低迷しておると言いながらも確実な収入もあるということを市民の皆様方にも認識をしていただき、市有林の適正な管理整備に努めていただきたいと思います。 次の森林整備担い手育成基金助成事業補助金につきましては、森林整備従事者の福利厚生や安全対策など働きやすい環境整備のための予算であるということで確認をいたしました。 次の高性能林業機械の導入実績でございます。平成20年から、まつら森林組合において、プロセッサ4台、それから、フォワーダ5台、スイングヤーダとハーベスタ、それぞれ1台が導入済みということであります。平成27年度で、高性能機械のセットということで、4セット完備ができたということで、これは整備が済んでおったんではないかと私は記憶するわけですが、平成28年度の予算の内容について伺います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 まつら森林組合におかれましては、議員ご指摘のとおり、当初目標とされておりました機械の整備、平成27年度に整備済みとなったところでございますが、唐津市内の森林は急傾斜地が多く、間伐材を出すための作業道が開設できない箇所もございまして、やむを得ず、切り捨て間伐を行っている状況でございます。このような中、ワイヤーを張って材を引き寄せることができる、スイングヤーダを活用することによりまして、多くの間伐材を出荷することができます。良質な唐津市産材の有効活用にもつながることになりますので、今回、スイングヤーダの1台の導入を予定をされたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) 山林の傾斜地対応のためのスイングヤーダという機械の導入ということでございます。こういった機械の整備によりまして、木材の搬出コストの削減につながることを期待いたしております。 次の林道維持管理でございます。 市内の林道100路線、延長で316キロあるということでございます。林道は市道に比べますと、やはり利用頻度も低く、何日も人が通行しないというような日もあるわけでありまして、落ち葉や枯れ枝、それからイノシシ等のしわざによりまして、側溝が詰まり、雨のときに水があふれて、反対側の路肩に流れ、道が大きく破損するといったこともあるわけでございます。林道の維持管理の基本的な考えについて伺います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 林道の通常の管理についてでございますけども、定期的、また、特に大雨の後などは、職員や地元の協力を得ながら、現地の確認を行っているところでございます。このような中、大規模な補修や改良舗装などが必要な場合は、国・県の補助を活用いたしまして、計画的に実施をさせていただいております。また、小規模な工事や補修などが必要な場合は、緊急性や重要性などを考慮いたしまして、必要な箇所から随時補修を行っているところでございます。 また、林道沿線の草刈りにつきましては、幅員が4メートル以上で、終点・起点が道路法に基づく道路に接しております一定の要件の林道につきましては、毎年地元地区などに委託を行いまして、実施を行っているところでございます。 そのほかの林道につきましては、著しく通行に支障がある場合におきまして、草刈りや樹木の伐採などを実施をいたしているという現状でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) 林道の通常の管理というのは、定期的に地元の協力を得ながら行っておるということでありまして、草刈り等につきましては、地元に委託されておるというようなことでありますけども、やはり、林道の通っておる地元といいますか、地域というのを要望も聞かなくちゃいけないと思うんですけども、市のほうからも、そういった要望とか、対応というのはどういったふうになされておるのかを伺います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 地元からの要望についてでございます。工事等の必要な箇所につきましては、随時、国・県へ要望し、計画的に実施をいたしているところでございます。また草刈りなどの要望につきましては、緊急性、必要性を加味し、簡易な作業でできるものにつきましては、地元地区へ、その他機械や重機などが必要な作業につきましては業者へ委託をして、実施をいたしているところでございます。今後も地元地区の協力をいただきながら、日ごろからの維持管理意識をお願いしたいと思っておりますが、今後も引き続き、林道の適正な管理に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) 林道の維持管理につきましては、やはり、地元自治会、また山林所有者の方の協力なしには、なかなか難しいと考えております。林道を利用される方が通るときに側溝が詰まっとると、ちょっと手で落ち葉なんかを上げられるよねというのは、そういったものは上げていくような認識を持っていただきたいと思っておりますし、行政のほうからも、こういったことを地元にお願いできるような姿勢で、林道の管理に当たっていただきたいと思います。 次でございます。防災情報ネットワークでございますけども、整備の基本的考えについて述べていただきました。3期工事の概要についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) 再質疑にお答え申し上げます。 平成28年度に予定をいたしております、3期工事の事業内容でございますが、平成27年度までに整備をいたしました、同報系防災行政無線設備から電波を受けまして、相知、厳木、浜玉市民センター地区と旧唐津のアナログ整備地区や平成27年度に移動系防災無線で整備をいたしました設備に連接をいたしまして、七山市民センター地区に電波を発信をいたしまして、既存の老朽化をいたしております、アナログ防災行政無線をデジタル無線に更新する工事を行うものでございます。 また、相知、厳木、浜玉、七山市民センターと本庁、防災センターは、唐津市地域イントラネット網を活用し、光ケーブルと防災無線の二重化の通信網で結ぶことにいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) 平成28年度の3期工事は、主に東側地区の整備となるわけであります。これまで西側が整備されてきたわけですけども、この中で問題となったようなことがあったのかをお尋ねいたします。整備の中で。 ○議長(田中秀和君) 岡本総務部長。          (総務部長 岡本憲幸君登壇) ◎総務部長(岡本憲幸君) お答え申し上げます。 戸別受信機の設置に向けまして、業者の方が戸別訪問をされた際に、訪問販売や詐欺ではないかと疑われ、対応をされず、市役所のほうに確認電話の後に応対をしてもらえるなど、スムーズに工事ができなかったというケースがございました。従いまして、平成28年度の工事対象地区につきましては、施工業者の方や駐在員の方々とも連携を図りまして、周知徹底を行ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) この事業も、平成28年度で完了いたします。これまでの問題点等を検証されて、スムーズな工事進捗に努めていただきたいと思います。 次に、唐津市ふるさと会館条例改正でございます。改正の理由としては、唐津市ふるさと会館を建設するときの財源等の問題で販売施設等はできないとなっておったが、開設から10年以上経過しており、施設の転用には問題ないということでございます。 今回の改正ということでございますが、唐津市内、こういった指定管理者等でも運営する多くの施設がございます。建設当時と設置目的が現状とマッチしない施設もあるんではないかと思うわけですけども、それらの施設についての条例の改正等の考え方について伺います。 ○議長(田中秀和君) 坂口農林水産商工部長。          (農林水産商工部長 坂口栄一君登壇) ◎農林水産商工部長(坂口栄一君) お答えいたします。 今回の条例改正につきましては、まず私どものほうから提出をさせていただいておりますけども、庁内の法制審査委員会におきましても、今回のこの改正につきましては協議をいただいたところでございます。全庁内で共有をいたしたところでございます。今後、各部署が所有いたしております各施設におきましても、設置目的また用途についてもチェックを行い、条例の改正等についても検討対応をするよう全庁的に申し合わせを行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) これらが発生したら各部局で検討していくということですね。はい。 次の議案第32号、唐津市観音の滝休憩施設条例制定についての考え方というものを述べていただきましたが、この施設も設置目的が当初の使用目的から大幅に変わってきたための新たな条例の制定であるということでございます。 最後になります。さらなる活用を図るための内容とはどういうことなのかを伺います。 ○議長(田中秀和君) 佐々木観光文化スポーツ部長。          (観光文化スポーツ部長 佐々木正司君登壇) ◎観光文化スポーツ部長(佐々木正司君) 再質疑にお答えいたします。 七山地区は、福岡都市圏からも近く、また近年増加しておりますバスツアー等のコースとして、観音の滝は注目されておりまして、夏や紅葉の時期を中心に来訪客が増加している状況でございます。 観音の滝は七山地区の重要な集客拠点でございまして、休憩施設を充実させ、来訪者の満足度を向上させていくことが重要と考えております。 具体的に申し上げますと、平成28年度には、多目的トイレの設置、また案内板の回収等の予算を計上しておりまして、施設の充実を行い、観光利用者の満足度の向上を図ることで、集客増につなげてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 中村議員。 ◆11番(中村健一君) これで、私の議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 以上で、本日の議案質疑を終わります。 議事日程に従い、次会は明9日午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 7時39分 散会...