唐津市議会 > 2013-03-13 >
03月13日-05号

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  1. 唐津市議会 2013-03-13
    03月13日-05号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
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    平成25年  3月 定例会(第2回)   平成25年       唐津市議会会議録(定例会)その5   第2回1 日 時 平成25年3月13日 午前10時00分開会 於唐津市議会本会議場2 出席した議員    1番 熊 本 大 成           2番 三 浦 重 德    3番 冨 田 幸 樹           4番 江 里 孝 男    5番 吉 村 慎一郎           6番 伊 藤 泰 彦    7番 山 中 真 二           8番 井 上 常 憲    9番 伊 藤 一 之          10番 大 西 康 之   11番 馬 場 幸 年          12番 中 村 健 一   13番 笹 山 茂 成          14番 石 﨑 俊 治   15番 水 上 勝 義          16番 楢 﨑 三千夫   17番 古 藤 豊 志          18番 堤   武 彦   19番 井 上 祐 輔          20番 志 佐 治 德   21番 浦 田 関 夫          22番 田 中 秀 和   23番 青 木   茂          24番 山 下 正 雄   25番 井 本 敏 男          26番 進 藤 健 介   27番 平 野 潤 二          28番 百 武 弘 之   29番 宮 崎   卓          30番 宮 﨑 千 鶴   31番 中 川 幸 次          32番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名          市       長      坂  井  俊  之          副   市   長      世  戸  政  明          教   育   長      大  塚     稔          新 市 総 合 企画監      山  下  正  美                        (企画経営部長兼務)          産 業 企 画 監      小  路  恭  史                        (商工観光部長兼務)          総  務  部  長      竹  内   御木夫          財  務  部  長      岡  本  憲  幸          市 民 環 境 部 長      橋  川  英  彰          保 健 福 祉 部 長      横  山  敬  司          農 林 水 産 部 長      金野尾      素          建  設  部  長      竹  内  克  志          競 艇 事 業 部 長      今  村  繁  公          水  道  部  長      宮  﨑  吉  輝          消   防   長      冨  田  壽  一          教  育  部  長      坂  口  栄  一          総 務 副 部 長      藤  田  秀  樹                        (総務課長兼務)4 出席した事務局職員          議 会 事 務 局 長      吉  田  英  俊          議 会 事務局副局長      脇  山  秀  明          午前10時00分 開会 ○議長(熊本大成君) ただいまから本日の会議を開きます。 事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(吉田英俊君) 報告いたします。 本日、百武議員から遅刻の旨、届け出があっております。 以上でございます。 △一般質問 ○議長(熊本大成君) 議事日程に従い一般質問を行います。 本日の一般質問は、井上常憲議員、井本議員、江里議員、水上議員、青木議員、笹山議員、浦田議員の以上7名の予定であります。 通告に従い順次発言を許します。井上常憲議員。          (8番 井上常憲君登壇) ◆8番(井上常憲君) 8番、清風会の井上常憲です。今回の市議会議員選挙において、私は、この唐津市で5つの佐賀県一を目指そうということで、この4年間取り組んでいきたい項目を述べさせていただきました。 そこで、この5つの項目について、その課題は何か、そのためにはどうした取り組みを今後していったらいいのかを探っていきたいと思い、質問させていただきます。 この5つの項目ですが、1つ目は、唐津市の学力向上について、まずは英語の学力を佐賀県一にしようということで、そこら辺が無理な場合は学力の伸び率でもいいですから、佐賀県一にできないかという取り組みです。2つ目は、企業誘致の数を無理な場合は、雇用率の伸び率でもいいですから、佐賀県一にできないかという取り組み、3つ目は、燃料費の補助、第1次産業への燃料費助成の拡充のための方策が図れないかということと、4つ目は、道路景観、美しい道、佐賀県一になれないかということと、それから5つ目は、国民の祝日に揚げる国旗、日の丸の数を佐賀県一にしようということで、これらはいずれも余り財源が必要でないということばかりですので、まずは方向性を探していこうという観点で質問してまいりますので、よろしくお願いいたします。 それではまず、学力向上についてですが、まずは学力テストの公開の考え方についてお伺いいたします。 武雄市ですけど、昨年の12月、保護者へのアンケートで、7割近くが公表を支持したことなどを理由に、全国で初めて2012年度の学校別成績を市のホームページに公表しました。 ところが、文部科学省が同月全国の各教育委員会に対し、2013年度の実施要綱を守るかどうかの意向調査を行ったところ、武雄の市教育委員会は実施要綱を守ると返答し、公表しない考えを示しました。この対応に武雄の樋渡市長は要領の遵守を問われたら守りますとしか言えないだろうが、市長としての政治判断で公表を考えたいと語って、文部科学省が実施する全国学力テストについて、2012年度に続き2013年度も継続することで、学力の変化がわかると、市内の学校別成績を公表する意向を表明されました。 このように武雄市におきましては、市長の政治的判断で公表を表明し、市教育委員会側は、非公表を求める文部科学省の実施要綱に従い、公表しない考えで、市長と市の教育委員会の見解が違う形になっているようです。樋渡市長は、必要なら保護者にアンケートをとる、税金でやる以上は公表が原則だと、教育委員会の予算編成権は市長にあり、独自の判断で公表もできると話しております。また、大阪府の泉佐野市の市長も2013年度の学校別成績を公表する意向を示し、大阪市の橋下市長も2014年度までに公表を始める考えと言います。 そこで、唐津市は、この学力テストの公表についてどのような考えを持っているか、教育委員会の立場からのご見解をお聞かせください。 続きまして、企業誘致についてお伺いします。 唐津市では少子高齢化社会の中で、若者の雇用の場を確保することが喫緊の課題だという認識は共通の認識で、市当局におかれましては雇用の場の創出や税財源の確保、それから地域産業の過疎化といった課題を抱える唐津市にとって、これらの課題を同時に解決する手段として企業誘致は非常に有効であることから、積極的に企業誘致を推進されているところですけど、近年は長期の円高を主因として、企業の海外進出が進んで、国内における企業誘致は全国的に減少傾向にあると、そこで国内での企業の争奪戦が激化しているというふうに聞いております。この状況で、唐津市がほかの自治体を一歩リードするには、営業活動はもちろんのこと、優遇措置などのインセンティブといいますか、刺激誘導策の充実が工業団地を初めとしたインフラ整備、またほかの自治体にない特徴的な施策が重要になると考えます。 そこで、質問ですけど、企業誘致を積極的に進めていくためには、企業の受け皿となる土地が必要となってくるわけですが、唐津としては十分な土地が確保できているか、まず土地の状況についてお伺いいたします。 3番目に、第1次産業への燃料費助成についてお伺いいたします。 原子力発電所の停止による石油の輸入量が3兆円ふえたというふうに聞いております。これは国民1人当たり約3万円足らずで、間もなく電気料金にこれがはね返ってくると思いますけど、最近はこれに上乗せして、円安が2割以上進み、また為替損による輸入製品の価格の高騰で、石油、重油や石油製品、それから飼料などが高騰してきています。 そこで、第1次産業の農業、漁業を取り巻く燃料費は、現在どんな状況かをお伺いいたします。 次に、道路の景観保護についてお伺いいたします。 道は、その土地の鏡だと思います。ドライバーには、道の景観がその土地のイメージにもなります。空き缶、ごみが散らかる道は、運転していて嫌な気分になるわけですけど、市民協働でごみ拾いや花植えができないかについてお伺いいたします。私も旧肥前町役場の職員として、時間外ですけど、道路清掃等をボランティアで実施しておりました。合併前は役場職員互助会で、年に二、三回ほど市道や県道など町の基幹道路の空き缶拾いやボランティアなどで草刈りなどの清掃活動を実施しておったわけですけど、汗をかき、ごみを拾った道路がきれいになった後、そこを通ると、本当にすがすがしい気持ちになって、奉仕活動に対するやりがいを感じたものでしたけど、そこで市内各地でボランティア組織や個人で道路沿線の花の植栽等をやっている団体、それらについてどの程度把握されているかについてお伺いいたします。 5番目です。祝日の国旗の掲揚についてお伺いいたします。 平成11年、国旗及び国歌に関する法律が制定されました。昭和の原風景といいますか、国民の祝日には、以前は各家々の玄関といいますか、軒先に国旗である日の丸が掲げられていたのを思い出しますけど、最近はあまり見かけなくなりました。先月の建国記念日の日に市内を通ったわけですけど、そのとき何軒か日の丸を、国旗を見かけましたけど、そこでいいなと思ったわけでして、これを皆さんに呼びかけていったら、いい地域づくりができるんじゃないかと思って、一般質問に上げさせていただきました。 そこで、国旗及び国歌に関する法律の所管課はどこか、また行政が国旗の掲揚を呼びかけるとすると、所管課はどこか、その違法性はあるかについてお伺いいたします。 以上、5点についてよろしくお願いいたします。 ○議長(熊本大成君) 大塚教育長。          (教育長 大塚 稔君登壇) ◎教育長(大塚稔君) ご質問にお答えいたします。 学力テストの調査結果の公表についての見解ということでございました。文部科学省が行います全国学力・学習状況調査、この目的は、義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るということと、それから教育に関する継続的な検証改善サイクルの確立、また学校における児童生徒の教育指導の充実や学習指導の改善等に役立てるというようなことが趣旨でございます。 この趣旨に基づきまして私どもは、この結果を多面的な分析を行って、みずからの教育及び教育施策の成果と課題を把握、検証し、保護者や地域住民の理解と協力を得ながら、適切に連携を図りながら、教育及び教育施策の改善に努めることが大切だというふうに思いますし、また学校におきましては、児童生徒の全般的な学習状況の改善等に努めるとともに、それぞれの学校の教育指導の改善に向けて取り組むことがそこの趣旨に沿うものだと、そのように考えているところでございます。 以上、お答えいたします。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 企業誘致の受け皿に関するご質問にお答えを申し上げます。 現在、市内で工業団地として整備をし、分譲しておりますのは、厳木地区の新産業集積エリア唐津のみでございます。ご存じのとおり、新産業集積エリア唐津は、唐津市の核的な存在となり得るような企業の誘致をしようということで、11ヘクタールの用地を原則1社に一括分譲することを目標として分譲する団地でございます。 したがいまして、この団地よりも、この区画よりももっと小さな区画を希望される企業様に対しましては、市内には市の土地開発公社や民間が所有する企業誘致向けの未利用地が幾つかございまして、地権者の方からも企業誘致用地としてあっせんしてほしいとの依頼もあることから、工場用地として企業様にご紹介をしておるところでございます。 また、こうした企業の多様な用地ニーズに対応をしていくため、日ごろから企業様に紹介できるような土地や建物がないか、物件調査を行いまして、データを蓄積し、企業様から依頼があればいつでも紹介できるような体制を整えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) 井上常憲議員さんのご質問にお答えをいたします。 石油価格の実態ということでございます。石油価格は中東を中心とした産油国の政治情勢や世界各国の経済情勢、特に為替レートや先物取引、市場の影響を受け、変動をいたします。ご承知のとおり、国内では原発の再稼動の見通しが立っていないことから、原発にかわる火力発電用の燃油の需要が増加しておりまして、また現政権の発足以降、追加金融緩和などから円安が進行しているなど、今後も石油の価格が下がることは期待をしづらい状況にあろうかというふうに思っております。 農漁業の生産活動の場において多く使用されておりますA重油の価格の動向を見てみますと、平成20年8月に過去最高の1リットル当たり129円を記録して以降、平成22年末までは1リットル当たり53円から72円と、やや落ちついておりましたけれども、平成23年1月から徐々に上昇し、本年3月現在、1リットル当たり98円となっております。これを年間スパンで単価を比較してみますと、過去最高の単価を記録した平成20年度は91.3円、平成21年度は64.2円と、一旦落ちつきましたけれども、やや少しずつ上昇して、平成24年度は89.8円というふうになっております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 道路の景観保護についてのご質問にお答えを申し上げます。 道路沿線で花の植栽等の活動をされている団体をどの程度把握しているのかというお尋ねでございます。私ども都市計画課の公園係のほうでは花の植栽関係をやっていただいております組織として、実は皆様方から緑の羽募金をいただいておりまして、それを原資として県のほうでさが緑の基金という公益財団法人がございますけれども、こちらのほうに緑化美化ボランティア団体という形で登録をされております団体が市内で26団体ございます。 この団体は、この基金から上限2万円という形で助成を受けまして、樹木の植栽、あるいは花の苗を購入して花の植栽といった形で、道路景観にご尽力いただいておるという状況でございます。そのほかにがんばる地域応援補助金といったものを活用するために申請をされた団体が道路の景観の関係で3団体ほど把握をしておるといった状況でございます。個人では、4年ぐらい前から鏡山の麓から山頂まで自転車を押しながら道路の空き缶拾いやごみの回収、あるいは汚れたガードレールの清掃といったものをやっていただいておる方もございます。 また、日常的には自宅の前の道路を清掃していただいておる多くの市民の方がいらっしゃるというふうに考えておりまして、この場をかりまして皆様に対して感謝を申し上げたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 竹内総務部長。          (総務部長 竹内御木夫君登壇) ◎総務部長(竹内御木夫君) 国旗・国歌に関してのご質問にお答えを申し上げます。 まず、国旗及び国歌に関する法律の所管課はどこかということでございます。 国旗及び国歌に関する法律は、平成11年に制定をされております。ただし、これはこのときに、制定の際に当時の小渕内閣総理大臣の談話がございまして、この法制化は、国民の皆様に義務を課すものではないというようなことになっております。本市としては、これを行政の事務として取り扱っている所管課というものはないところでございます。ただし、国旗の掲揚、唐津市の市旗の取扱規程等を持っております。その中で、国旗についての掲揚の分についても規定をいたしておるところでございます。 なお、総務課のほうに事務分掌としては儀式に関することというのを持っておりまして、これは市が行う慶弔の礼等などの行事等に関する事務を担当しております。これは、いわゆる公共施設等に国旗の掲揚の施設を持っているところにつきましては、この取扱規程に従って掲揚をするということで、例えば3月の11日の弔意の際にも市の公共施設での弔意の掲揚をお願いするということで、これは公共施設に限って総務部のほうから各施設の長へ国旗の弔旗の掲揚についてお願いをしているというような、公共施設に限っては総務課のほうで、総務部のほうで、こういった取り扱いをしているところでございます。 また、行政が国旗の掲揚を呼びかけるとすると、所管課はどこかというご質問でございますが、一般の市民の方々に掲揚を呼びかけるというのは、先ほど申し上げましたように、国民の皆様方に義務を課すものではないというようなことになっておりまして、市の行政の事務として、それを所管をしているというところは現在のところないものでございます。 また、そういった呼びかけをすると、その違法性があるのかというようなご質問だったと思いますが、国旗・国歌については個人個人の皆様で、法制化はされておりますが、さまざまな見解があろうかというふうに思います。憲法上の思想、良心の自由というようなものもございますので、法権力を持つ行政のほうから一方的にこれを義務的なものとしてお願いするというようなことはなかなか配慮が要る取り扱いではないかというふうに思っているところでございます。違法性があるかどうかというご質問にお答えになるかしれませんが、そういった配慮が十分必要なものというふうに考えているところでございます。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) それでは、再質問を行います。 戦後日本の教育委員会ですけど、この前、稲葉委員長のほうからも説明ありましたけど、新憲法のもと、アメリカ合衆国の教育制度をモデルとして成立しておりまして、つまり教育の公共性と持続性を担保するために行政機構上は外局として置かれて、教育行政の意思決定は教育長と教育委員で構成されます文字どおりの教育委員会によってなされているため、そのために市長の意向が直ちに及ぶことはないようなシステムになっております。 しかしながら、教育委員会の予算編成権は市長側にあるという中途半端な構造になっておりまして、子育て世代の一大関心である教育については、市長が身を乗り出して大胆な改革を行うことは最も効率のよい政策アピールになるというふうに思うわけですけど、武雄市のように7割もの市民が賛成する学力テストの結果の公表について、仮に唐津でもそのようなアンケートをとれば同じような結果を得られるだろうと思いますけど、それでもなお文部科学省指示どおり非公開とする理由についてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(熊本大成君) 大塚教育長。          (教育長 大塚 稔君登壇) ◎教育長(大塚稔君) 非公開の理由についてのお尋ねでございました。 まず、調査結果のそれぞれの子供の結果については、子供たちにそれぞれに返しているということをまずお伝えしたいというふうに思います。文部科学省の調査目的に同意し、配慮事項を遵守する考えから、繰り返しになりますが、本テストの目的が学力の実態を知り、授業改善に生かすということでありますので、そのように考えているところでございます。 平成24年度の学力調査の結果の公表については、文部科学省の全国調査の実施要綱の中で、序列化や過度な競争が生じるおそれがあることなどから、情報の公開に関する法律を根拠として、これを開示しない情報として取り扱うというように明記をされております。 それから、平成25年度の全国調査実施要綱の中では、国が示す配慮事項には、市町村教育委員会が結果を公表する際には、域内の学校の状況について個々の学校名を明らかにした公表は行わないことと記載をされているところでございます。 唐津市内の学校の状況を見てみますと、極小規模の学校がございます。例えば、唐津の学校には、1学年に在籍児童が1名という極小規模の学校がございます。結果が公表するということになれば、学校ごとといえども、個人の成績が特定されてしまうということにもつながっていくことでございます。そのようなことを考えまして、文部科学省から実施要綱を遵守するかというような紹介が参りましたが、そのときには遵守すると、すなわち学校ごとの公表は行わないというふうに回答したところでございます。 以上、お答えいたします。
    ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) 先ほどの説明によりますと、学力テストの結果公表を行うことが学校教育の実質的改善に役立てるためのバロメーターとしては妥当でなく、むしろ数字がひとり歩きする懸念のほうが大きいと、それから大ざっぱに言えば点数差が明らかになることで、自治体、教育委員会の対応、対策を刺激するからよいという意見と競争意識をあおり過ぎると、教育の本質を見失うという意見、いろいろあるだろうというふうに思っております。どちらも学校教育サービス水準の代表値とみなして、尻たたきの材料にするという話では同じレベルの議論じゃないかというふうに思っておりますけど、こうした学力テストの結果の一連の報道や議論は行政のフィードバックといいますか、姿勢を明らかにするというレベルでは大変に意義があるというふうに思っております。 昨年度実施されましたテストの結果は、唐津市は公表しておりませんが、学校ごとの結果はそれぞれ教育委員会のほうで把握されておるというふうに思っております。教育委員会と学校現場で、この結果を共有して分析し、教育目標としてどのような教育行政につなげようとされているのか、政策的議論がなされたのかどうか、またテストをするだけでは何の効果も得られませんので、その結果について諮問機関を設けて、客観的に教育行政へフィードバックできるようなシステム、組織の構築などを考えていらっしゃるというふうに思いますけど、これらについてのご見解をお伺いいたします。 ○議長(熊本大成君) 大塚教育長。          (教育長 大塚 稔君登壇) ◎教育長(大塚稔君) 学力テストの結果把握後の教育委員会としての取り組みということでございます。この全国調査の結果につきましては、教育センターが提供する分析ツールというものがございまして、その分析ツールを使えば、個々の子供たちの実態が把握できると同時に、県内の状況、それから全国的な状況との比較の中で、それぞれの学校の状況が見えるようなものになっております。それを使い、できるだけ早くそれを把握し、今いる子供たちに、それを受けた子供たちに、その年度の早い時期にフィードバックするよう学校では努めているところでございます。 それから、唐津市内の子供たちの全国調査の結果の中で、どうしても、特にB問題、いわゆる知識を活用して問題を解く力を問う問題の落ち込みが大きいというふうに思います。それから、粘り強く問題を解こうとする意欲が低いというような意識調査の結果もございます。 それで、これらの解決に向けまして唐津市教育委員会といたしましては、保護者、地域代表、学識経験者、学校教育関係者などからなります唐津市学校教育を考える懇話会の中で、唐津市の学力向上の方向性について議論をしていただきました。結果として、学校、家庭、地域がそれぞれの役割を自覚し、子供たちの学力向上のための連携、協力が必要とするというような提言をいただいたところでございます。 平成23年度は、この提言を受けて、学校、家庭、地域が協力して、子供たちの学力向上を目指すために市単独でいきいき学ぶからつっ子育成事業を立ち上げたところでございます。市が指定いたしましたモデル校10校におきましては、授業改善、家庭学習の充実、地域人材を活用した学習指導体験等さまざまに工夫がわかりました。平成24年度はこの結果をもとに、本事業をしない全学校へと拡充したところでございます。 それから、B問題の解決といいますか、B問題の点数を上げるという中で、大学の先生等のご助言もいただく中で、具体的には国語科において、例えば60字以内で書くとか、そういう条件作文をもっとさせるべきであるとか、それから算数なんかでは自分の考えをしっかり伝え合う活動をさせることがそちらにつながるんだというようなことのご指摘をいただいたところでございます。各学校がそれぞれに学校の実態に合わせてつくります学力向上アクションプランの中に必ず位置づけさせ、そして各学校で取り組みを充実させているところでございます。今後も地道な活動を通じながら学力向上に努めていきたいと、そのように考えております。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) 今から140年前ですけど、明治6年ですけど、当時の唐津藩の知事、小笠原公は唐津城内に耐恒寮という英語塾を開きました。これからの新しい時代には英語が必要だと思われた先見性、それから私塾をつくるなど部下や故郷の未来を思う気持ち、この殿様は本当に立派な方だったというように敬服しております。 小笠原公の先見性をお手本に、我が唐津市も県下の教育事務所管内で最も低い学力の向上のため、5教科一遍というふうには欲張らず、まずは英語から取り組めないかというふうな提案をしていきたいというふうに思っております。私も合併前の公民館職員時代、ALTを時間外に活用し、週一、二回の公民館講座で、英会話教室を実施してきました。市内にはいろいろ学習塾もありますけど、郡部の子供たちには物理的にも厳しいのが実情です。 そこで、週2回、20人の児童がいれば会費等を取って、ALTや地域の英語が得意の主婦などの協力を得て運営していけば、遊びながら楽しんでできる英会話塾を運営していけるというふうに思っております。社会教育活動や公民館事業ですれば、会場使用料も免除できますし、嘱託のALTは時間外に使えないというふうにはなろうとは言わずに、そこら辺指導員への謝礼等もそれぞれが確定申告すればいいことで、まずはやれない理由ではなく、できるための課題についてはどのような見解をお持ちなのかについてお伺いいたします。 ○議長(熊本大成君) 大塚教育長。          (教育長 大塚 稔君登壇) ◎教育長(大塚稔君) ご質問にお答えいたします。 ALTを使った英会話の社会教育の生涯学習の取り組みということでございますが、ご指摘いただいたとおりで、ALTの勤務についてはどうしても勤務時間の中での作業という仕事ということになります。ALTの仕事が今中学校だけではなくて、小学校のほうにも派遣をしているところでございまして、現実的に彼らの勤務時間のほとんどこまを埋めているというところでございます。勤務としてのALTを使うとなると、学校のある日に振りかえを行うということは非常に困難でありまして、難しいのではないかなというふうに思うところです。 ただ、ALTの中には、ボランティアによく行っているALTもおります。ALTのボランティア参加の意向が合致していれば、ALTは無給でといいますか、そういうことは可能だというふうに思います。 このALTの雇用に当たりましては外国語、語学指導等を行う外国青年招致事業、JETと通称申しますが、これを通じて雇用をしておりますが、その契約の中で兼業が禁止とされておりまして、ボランティアの活用ということにとどまることになろうかと思います。ボランティアの意義等には指導はしますものの、業務としてそれを持っていくというのはなかなか困難なことだと、難しいと、そのように考えているところでございます。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) 先般九州におけるほかの自治体に先駆けて、唐津市の経済界が国際リニアコライダーの研究施設の誘致に一番乗りで名乗りを上げたわけですけど、この施設の候補地の一つが脊振山系で、地下に30キロの実験施設を建設するといった壮大な計画があります。期待感が日増しに強くなってくるわけですけど、リニアコライダーが実現すれば、世界から超一流の頭脳を持った6,000人の科学者とその家族が集まってきます。 そこで、私は、市民挙げて英語学習の機運はつくれないかというふうに思っております。自然科学、とりわけ物理学の分野では、物質の根源を探求することが常に大きなテーマとしてありまして、世界の物理学者たちはこぞって分子、原子、それから原子核、素粒子等、その基本となる構成物を探し求めてきております。それは突き詰めていくと、宇宙の始まりから生命の誕生までを解明することにもつながるという、非常に壮大なプランであります。 物はなぜ物として存在できるのかと、その問題の鍵を握るのがヒッグス粒子と言うそうですけど、その研究施設がもし唐津に誘致できれば、地域経済はもちろんのこと、教育現場にとってもこの上ない千載一遇のチャンスになろうかというふうに思っております。私は、この施設の誘致に関して、誘致前から唐津市の小中高生の英語教育のレベルアップを図って、国際人として活躍できるグローバル教育を実践するよいきっかけであろうというふうに思っております。 そこで、英語教育に対する各校拡充策について、教育委員会のご見解をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(熊本大成君) 大塚教育長。          (教育長 大塚 稔君登壇) ◎教育長(大塚稔君) 小中高校での英語学習の拡充についてというお尋ねでございました。小中高等学校、特に義務教育におきましては、英語教育に限らず、国の示す学習指導要領に基づいて行われております。学習指導要領は法的な拘束力がありまして、教科内容とか授業時数とか、それが細かく決められているところです。国としての教育水準の維持目的にそのようになっているわけでございますが、学校のいわゆる授業のこま数、そのこまの中で、特定の一つの英語の時間の拡充というのは現実的に不可能だというふうに思います。年間の中での英語の時間を若干ふやすということは可能だというふうに思いますし、これまでも多分、多分と言って申しわけございません。学校においては、いわゆる基礎教科については、文部科学省が定めた時数よりも多くの時数を割いているところです。 ただ、授業においては困難でございますが、可能性としては学級行事、あるいは学校行事、あるいは英語部会の行事などで、例えば英語暗唱大会を充実させるとか、そのような取り組みがあるのではないかなというふうなところでございます。私どもとしても、英語教育、語学教育への関心を高めることは重要なことだと考えておりますので、英語部会等とも相談してまいりたいというふうに思っております。 以上、お答えいたします。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) 済みません。それでは、次に企業誘致の再質問のほうに移っていきます。 これまでは海外に企業が流出している状況が色濃かったわけですけど、最近になって長期化にわたって続いていました円高も収束して、円安傾向に振れてきておりまして、輸出産業も元気を出してきているようです。私としては、日本の物づくり技術は世界最高峰であるというふうに考えております。高度な技術を要する生産工場については、国内での立地を検討するところがふえてくるのではないかというふうに考えていますが、産業界の動きはどういうふうになっているか、またこれらの状況が急変している動きを捉えて、市としてはどういった企業誘致の取り組みを検討していこうと思っているのか、それについてお伺いいたします。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 再質問にお答えを申し上げます。 議員ご案内のように、最近の円安によりまして輸出型産業にとっては息を吹き返すと、そういった状況であろうというふうに思っております。こうしたことから、企業の設備投資に対する考え方といったものも前向きになりつつあるようで、関係機関からの話によりますと、例えば首都圏エリアにおきましても、最近になってから企業からの問い合わせもふえてきたといったことも伺っております。 日本におきましては、議員ご指摘のとおり、すぐれた開発力と技術力、ブランド力を駆使した高付加価値なものだけを生産すると、こういったスタイルが主流となりつつございます。 また、自動車産業、あるいは新エネルギー産業はもとよりでございますが、国内で消費をするような食品、あるいは医薬品といった産業は、国内での生産が継続をされて、今後の展開についても、国内での展開といったものが期待できるものというふうに思われます。 したがいまして、私どもといたしましても、そういった国内立地の可能性が高い産業といったものに対しまして重点的にアプローチをいたして、それらの産業に対して唐津への立地といったものがどれだけ効果的、戦略的であるかといったことをアピールするようなプレゼンテーションを行いながら企業誘致に努めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) 唐津での立地の優位性をアピールしていくということですが、その唐津の優位性とはどういったところをアピールしようとなさっているのか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 再質問にお答えを申し上げます。 唐津の優位性といったご質問でございます。1つは、巨大マーケットであります中国、あるいは含めた東アジアとの近さでございます。それから、すぐれた交通アクセス、あるいは強固な地盤、さらには地震や風水害といった自然災害の少なさ、それから最近私どもPRをよく申し上げておるのは、基幹産業でございます第1次産業の強さといいましょうか、豊かさと、そういったものもPRを今行っておるところでございます。ほかにももちろん豊富な自然資源、あるいは労働力といったものもございます。現在、こういった唐津の優位性に目を向けられ、唐津を拠点に産業を展開したいというふうにお考えになっているのがコスメティックの業界でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) そのコスメティック産業の集積という話を耳にしますが、その概要、それから企業誘致の状況について教えてください。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 再質問にお答えを申し上げます。 コスメティック関連産業の集積に関しましては、まちづくりの観点から、現在、企画経営部が主管として取り組みを行っておりますけれども、概要に関しまして私のほうからご答弁を申し上げたいというふうに思います。化粧品の本場、フランスにおきましては、化粧品の製造を手がけ、フランス最大の化粧品産業クラスターのコスメティックバレー協会の名誉会長であられますアルバン・ミュラーさんが、先ほど申し上げた唐津の優位性といったものを生かして、唐津市をアジアマーケットに向けた化粧品の輸出拠点にしていきたいというふうに計画をされております。輸出拠点になるということは、化粧品の中身はもとより、容器、パッケージを製造する工場、商品企画やデザインをする事務所など多種多様な産業といったものが唐津に集積する可能性がございます。 企画経営部では、こういった産業を集積するために必要となる産学官のネットワークによる支援組織の設立、あるいは先進地であるフランスのクラスター協会との協力連携協定締結に向けて今準備を進めているところでございます。私ども企業誘致サイドといたしましては、産業集積を加速させることを狙い、そういった組織づくりと並行いたしまして、国内の化粧品業界に唐津での取り組み状況を情報発信しながら、企業が唐津でビジネス展開をしていかれることを提案しているところでございます。実際最近は関心を持たれている企業、これは一度唐津、現地を見てみたい、あるいは立地の環境といったものを確認をしてみたいといったことで、企業様が現地視察に来られるといった動きも出てきておりまして、今後の展開は私どもとしても期待を寄せておるところでございます。 ただ、誘致活動はなかなか難しいもので、さまざま熟度での引き合いがございましても、立地の決定というところにいくまでにはいろんな条件がそろって、初めて形となるわけでございます。 以前は旧財閥系の大手企業から引き合いがございまして、まさに現地の視察もされ、誘致交渉も進展をし、非常に熟度も高まっていったわけですが、リーマンショックという大きな社会経済情勢の変化がございまして、こうした計画も再考せざるを得なくなったといった事情もございました。企業誘致という仕事は、ゴールにたどり着けば、結果として進出協定の締結という形で皆様方にも公表ができるわけでございますけども、そこにたどり着く前は水面下で動いております関係で、どうしても何をやっているかとお尋ねになれば、誘致促進に努めているといった言葉でしかご説明できないわけでございますけども、いろんな誘致活動には局面があるといったことでございます。これはある意味では誘致活動の宿命であろうというふうに思いますので、ここは私どもとしては一喜一憂せず、現在、今ここで、唐津で進められておりますコスメティック産業の集積といったプロジェクトを誘致促進の好機と捉えまして、さらなる努力を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) 企業誘致に結びつくような動きも出てきているというような言葉もいただきました。市長を初め、部長、担当課職員の今後さらなる努力に期待しまして、次の質問に移ります。 それでは、第1次産業の燃料費補助についての再質問を行います。 第1次産業への燃料費補助ですけど、ハウス園芸は製品価格の安定で、何とかぎりぎりの状況というふうにお聞きしてきましたけど、沿岸漁業においても燃料費の高騰が製品価格に転嫁する状況にはならないと、非常に苦しい状況というふうに聞いております。この上に、また燃料費の高騰が重なると、今後本当に予想できないような事態になるんじゃないかというふうに思いますけど、A重油がリッター100円近くになって、今後の第1次産業への影響についてのご見解をお聞きします。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) お答えいたします。 石油価格の高騰は、まず農業者への影響についてお答えをさせていただきたいと思います。唐津市は日本一の生産量を誇るハウスミカンを初め、イチゴ、カキなどの施設加温栽培が盛んでございまして、これまでも県単事業等を活用しまして、省エネに取り組んでおられたところでございます。そういったことをいたしましても、加温エネルギーの多くをA重油に依存をしているところでございます。 栽培上、A重油の使用が集中する加温期間でございます10月から3月の1リットル当たりの平均単価は年々上昇しておりまして、現在、平成24年度の平均は約90円に達しております。栽培品目や気象条件によって使用料は違いますけれども、例えばハウスミカンを例にいたしますと、ハウスミカンの場合、年間2万リットルぐらい重油を炊くわけですけれども、平均単価が1リットル当たり90円の場合、重油代は生産経費のおよそ70%、出荷経費を含めた総経費にしますと、50%を占めるような状況でございます。 所得率にしますと、10アール当たりの目標の短資を、例えばハウスミカンの場合5,500キロ、単価を現状を見ながら800円程度といたしますと、所得率は23%程度になるわけでございまして、重油価格の高騰がすなわちそのまま所得率の低下につながるということで、施設園芸の農家が減少しないかというふうに私どもとしては心配をいたしているところでございます。 次に、漁業者の関係でございますけれども、本市の漁業は一本釣りや網漁などの漁船漁業が主体でございまして、漁船の燃料としてまたは集魚用の発電機の燃料としてA重油または軽油が使われております。各漁協が取り扱うA重油及び軽油の単価は、5年前の高騰時の単価に近づいておりまして、例えば小型イカ釣り漁などにおいては生産経費に占める燃油代が現在は45%程度でございますけれども、さらに燃油価格の高騰によって、この経費が上がっていくということでございます。このように石油価格の上昇に伴う農漁業者の所得減少は、第1次産業を基幹産業とする唐津市の経済にも大きく影響するものというふうに危惧をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) この燃料費対策は唐津に限ったことではないと、国の産業の基礎である農業、漁業者をどん底にたたき落として国の発展はありません。 そこで、全国的な問題であるわけですけど、国や県の今後の対策についてはどんな方策がとられようとしているのか、それについてお伺いいたします。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) お答えいたします。 国においては、平成24年度の補正予算におきまして、農業者支援として燃油価格高騰緊急対策が実施されることとなったところでございます。この事業の概要でございますが、大きく2つございます。1つは、施設園芸省エネ設備のリース導入支援ということ、機械器具の支援でございます。もう一つは、国と生産者が1対1の割合で資金を造成して、燃油価格が基準価格よりも高騰した場合に補填金を交付するという施設園芸セーフティーネット構築の支援という事業が制定をされたところでございます。 この事業につきましては、県がその造成をする窓口となるわけでございますが、要件といたしましては3戸以上の農家であること、それから省エネを15%にするというふうなことでございます。事業年度としましては、平成24年度、平成25年度の2カ年間というふうにお聞きをしております。 この取り組みにつきましては、JA、あるいは鏡果実農業協同組合については既に2月から説明会が行われておりますし、系統外の農家につきましては、去る3月の4日の日に市が主催いたしまして、その説明会をしたところでございます。案内者は、系統外で80名、そのうち出席者は37名でございました。県の支援事業につきましては昨年から、平成24年度から省エネ対策として、これまでの補助率にかさ上げして県が2分の1補助すると、市が10分の1補助する、つまり60%の補助という制度があるわけでございます。 次に、漁業でございますけれども、ただいま説明した農業と同じようなセーフティーネットの資金制度がございますけれども、なかなか使い勝手が悪いということで、漁業者のほうからはなかなか加入推進が進んでいないという状況でございまして、国におかれては、さらに国の支援のかさ上げをしていただきたいというような要望が団体から寄せられている状況でございます。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) 省エネ設備のリース導入の支援、それからセーフティーネットの構築事業が提案されているということでしたけど、国や県の措置についても思い切ったことができないのが現状かと思います。もちろん、補助金だけの措置で解決できる問題でもないということはわかっておりますけど、できればそういった入り込んだ措置も必要かというふうに思います。 そこで、市独自のユニークな活性化策は考えられないかということについてお伺いいたします。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) 市の支援ということでございますが、原油価格の高騰というのは多くの産業に影響を与えるわけでございまして、その他の分野との兼ね合い、それから他市がどういうふうな取り組みをするのか、この辺の研究をさせていただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) それでは、道路景観保護についての再質問を行います。 合併後においては、6月に県下一斉の美化活動があっておりますけど、1回限りで、年中を通して、こうしたボランティア活動が根づくような行政施策が展開できればというふうに思っております。例えば、クリーン週間や月間などを設け、各自治会組織単位で、地域間の清掃活動を基点とする小学生から大人までを巻き込んだボランティア活動を点数化して、上位ランクの自治会組織を表彰する、そうしたような取り組みができないかというふうに思っておりますけど、おのずとみずからのふるさとの地域がきれいで、住みよいまちになることを望む市民がふえるのではというふうに思っております。市民協働で美しい、ほかに誇れるまちをつくり上げるためにもボランティア活動の推進を図る必要があると思いますけど、組織化を着手するなどの計画はないかについてお伺いいたします。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 再質問にお答えを申し上げます。 ボランティア団体、こういった団体の組織化を図ることによって活動を広げられないかというようなお尋ねでございます。これまで組織化といった取り組みは行ってきておりませんし、現時点でも計画としては持ち合わせていないところでございます。 ただ、先ほどもご答弁申し上げましたように、こういった道路の環境を地域でやっていただくということは非常にありがたいことであるというふうに思っております。 また、こういった取り組みが観光唐津、観光客の方にも好影響を与えると考えておりますし、地域のコミュニティの醸成といったものにも有効ではないかというふうに考えております。組織化を図るということになりますと、どのような活動をやるのかというところも含めて、いろいろと事前の調整をしていく必要があろうかというふうに思っておりますので、まずもってさが緑の基金に登録をされております26団体、これをベースにいたしまして、そのほかにも活動されている団体があろうかと思いますので、そういった団体にお声かけをいたしまして、どのような課題、問題点があるのか、また組織化することによってどのような取り組みができるのか、意見交換という場をまずは持ってみたいなというふうに思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) 道路景観整備については、また一般質問等もあるみたいですので、次の質問に移ります。 祝日の国旗掲揚の呼びかけが行政でできないかということで、先ほど質問させていただきましたけど、駐在委員会とか、老人クラブなどでも、そういった市民団体として呼びかけたらいいなというふうに思っております。今TPPが話題になっておりますけど、世の中非常にグローバル社会になって、人物とか、情報が世界を駆けめぐっております。国境なきボーダレス社会になってきました。特に、日本のようにGDP、世界3位の経済大国では、日本のことだけを考えても通らないというふうな現状です。日本のあらゆることが、また世界につながっているのが現状です。 そんな中で、国際交流などで、ほかの国と、人とつき合うたびに自分の家族のこととか、まちのこと、それから日本のことを知らないと説明できない、仲よくできないといいますか、自分のこと、日本のことを知って相手がわかるものだというふうに思っております。 幸いに唐津には、唐津焼、それからお茶、お花、日舞、庭園づくりなど、和の文化が受け継がれておりまして、この和の文化を生かしたまちづくり、人づくりができないか、世界に発信できないかというふうに思っております。お城を中心とした町並み整備と一緒に、市民も町並みに合った和服を着たり、伝統行事を大切にして、イベントもそうしたことをやっていけばいいまちづくりができるというふうに思っております。その一歩として、まずは日の丸を揚げることから始めようと提案しているわけです。日の丸の掲揚率が県下一番になれないかというふうに思っております。そのためにも唐津に残る和の文化を継承していくことが重要だと思いますが、そこら辺の考え方をお答えください。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) 井上議員さんの再質問にお答えいたします。私のほうからは、和の文化の継承ということでご答弁をさせていただきます。 議員ご提案の和の文化の継承につきましては、教育委員会でもさまざま取り組みをいたしておりまして、まずは文化財の保護といたしまして、旧高取邸、また鯨組主中尾家屋敷等の有形の重要文化財保存に取り組んでおります。 また、無形の重要民俗文化財といたしましては、唐津くんちの支援、各地域に伝承されておりますお祭り、また伝統芸能の保存団体、29団体に対しまして助成等を行いまして、保存の継承に努めているところでございます。 また、先日でございますが、呼子大綱引きにつきましては、国の重要無形民俗文化財に認定指定がされたところでございます。 次に、日本の伝統文化でございますけども、日舞、茶道、生け花、書道などにつきましては、市民文化祭等を通じまして、参加される方、また市民には鑑賞いただいているということで取り組みをしていっております。市内で行われておりますさまざまな芸術文化行事につきましても、後援、共催ということで取り組みを行っております。今後もこのような取り組みを継承、推進していくことで、市民の和の文化を愛する心の醸成をいたしまして、まちづくりにつながっていくものと考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井上常憲議員。 ◆8番(井上常憲君) 市民の皆さんが気負いなく、祝日等には国旗、日の丸が揚がるようなまちづくりに今後私も取り組んでいきたいというふうに思っております。 これで私の一般質問を終わります。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。          (25番 井本敏男君登壇) ◆25番(井本敏男君) 25番、志政会の井本敏男でございます。志政会のトップを切って質問させていただきます。 なお、執行部の皆さん、最後の集大成という気持ちで、しっかりした答弁をお願いしたいというふうに思っております。 それでは、まず3項目通告しておりますので、国の緊急経済対策の波及効果についてということで、まず質問をさせていただきます。 さきの衆議院選挙で大勝し、自公連立政権が誕生した。安倍首相は日本の再生に向けた大型補正予算の編成作業に着手し、10.3兆円の2月補正予算が承認され、全国の自治体に経済再生に向けた配分がなされたわけであります。まさに地方の景気回復と雇用の安定を望む政府の金融政策を大いに歓迎すべきと考えるところであります。唐津市の3月補正予算額も緊急経済対策事業費約45億円が計上されているわけであります。この経済対策事業により、市内の建設業界を初め、あらゆる産業の景気上昇を強く望んでおります。 そこで、まず財務部長にお尋ねをいたしますが、今回の国の経済対策に呼応して、それを活用する本市の経済対策事業の骨子についてお示しをいただきたい。あわせて財務部長として経済効果をどのように見ているか、所見を伺いたいと思います。 2番目に、佐賀大学海浜台地研究の実用化についてということで通告をいたしております。 佐賀大学海浜台地生物生産研究センターが東唐津駅付近にあることはご承知のことと思います。最近よく産学官連携という言葉を耳にいたしますが、この研究センターが唐津市に誘致された目的、そして経緯についてお示しをいただきたいと思います。 3項目でございます。観光産業の推進についてということで通告をいたしております。 先日、志政会メンバーで、天草御所浦ジオパークを政務調査してまいりました。ジオパークを簡単に訳すると、大地の遺産を活用した自然公園のことであります。ジオとは、英語でジオロジー(地質学)やジオグラフィー(地理学)という言葉があるように、地球の地質、地形、地理にかかわる意味を持ちます。パークとは、皆さんもご存じの公園、ただし、ここでは広い意味を持っていると理解すべきであります。天草のジオパークはツーリズムに利用しながら、地域の持続的な経済発展を目指すような事業展開を図っていく構想であります。 そこで、唐津市でも天草の事例などを参考にし、観光振興を図る考えはあるのか、所見をお伺いいたします。 1回目の質問を終わります。 ○議長(熊本大成君) 岡本財務部長。          (財務部長 岡本憲幸君登壇) ◎財務部長(岡本憲幸君) 井本議員さんのご質問にお答え申し上げます。私からは、経済対策関連につきましてお答えをさせていただきたいと思います。 国の今回の緊急経済対策に伴いまして、唐津市におきましても国の資金を最大限に活用いたしまして、市内経済の活性化を図っていくために関連予算を今回の3月補正予算に計上をさせていただいたところでございます。 本市の対策というお尋ねでございまして、これは国が示しております防災・減災対策、暮らしの安心・地域活性化、こういったものを基本といたしまして、本市におきましては地震、原子力災害等に対する事前防災・減災対策、あるいは社会資本等の点検・補修及び更新、生活空間の安全確保とインフラ等の整備促進、農林水産業の活性化という大きな4つの項目を掲げまして、本市の経済対策の活性化を図ろうといった予算のお願いをしているところでございます。 また、お尋ねございました経済波及効果につきましては、今回の45億円という規模から試算をいたしますと、約77億円程度の経済波及効果があるのではないかというふうに試算をさせていただいておりますけれども、まだこのほかにも県のほうから新年度になりまして、新たな事業紹介等もあるだろうというふうに考えておりますので、そういったものと呼応いたしまして、民間の投資の喚起といったものも出てくるかというふうに思っておりますので、77億円と言いましたけれども、これ以上の効果を期待をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) 井本議員さんのご質問にお答えいたします。 佐賀大学海浜台地研究センターの設置目的と経緯についてということでございました。このセンターは海浜台地における高度な農業生産体制の確立と上場台地に適合した作物選定や品種開発、土壌改良、大気の調査、分析を行うとともに、海洋資源の開発、研究等を地元と協力して進めていくことを目的として設置されたものございます。 その経緯でございますけれども、佐賀大学海浜台地研究センターの当市での設置は、市の積極的な働きかけと大学の地域貢献への思いが一致し、唐津市を初め、東松浦地域の積極的な働きかけもあって、平成5年4月に誘致をされたところでございます。 このセンターの趣旨をもとに、本市が上場地域の振興と沿岸漁業の発展を目指して委託されたものでございまして、以来、市では海浜台地の農林水産業発展のため、独自の課題をテーマに研究をいたしてきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 観光産業に関するご質問にお答えを申し上げます。 議員ご提案のジオパーク構想につきましては、市として検討をした、あるいは観光所管において取り組んだという実績がございませんでしたので、早速ジオパーク、あるいはジオツーリズムについて改めてどういったものかといったものの調べをいたしました。 そうした中で、ジオパークの認定状況といったもののご紹介をさせていただきますと、貴重で美しい地質や地形を含めた自然遺産を保護、保全し、教育や地域の振興に活用することを重要視されておりまして、自然の公園、あるいは大地の公園と呼ばれておるようでございます。平成14年にユネスコが支援する世界ジオパークネットワークには、国内から5カ所、さらに日本ジオパークネットワークには25地域が認定をされている状況でございました。ジオパークとして認定を受ける条件といたしましてはガイドラインとその基準が定められておりまして、例えば地域の地質現象がわかる地質遺産が多数あること、あるいは公的機関、民間団体、地域団体等による運営組織が確立されていることなどさまざまな条件がございまして、またジオパーク認定後も厳しいチェック体制が図られているようでございます。 ただ、こういったジオパークに認定をされますと、その効果といたしましては、やはり地域の知名度が向上し、価値の高いブランドが与えられる、あるいはジオツーリズムを通じて、地質遺産を観光資源として活用できるといったことが上げられております。改めて以上のような認識をしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) それでは、まず1項目めから再質問をさせていただきたいと思います。 先ほど財務部長から経済効果、どのような効果を期待しているか、そういう質問に対して経済効果は約77億円見ているとの財務部長の考えでございました。佐賀県の経済対策費、これは2月の補正予算で、280億円の中で公共事業費、これが216億円に上っていると、このような報道がなされておりました。私がここで心配になりますのは、3年余り続いた民主党政権の公共事業抑制策、これによりまして地元企業の経営のスリム化を懸念する声があるということであります。 そこで、財務部長にお尋ねいたしますが、本市の地場産業である建設、土木の事業所数をお示しいただきたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 岡本財務部長。          (財務部長 岡本憲幸君登壇) ◎財務部長(岡本憲幸君) 再質問にお答え申し上げます。 唐津市内の建築、土木業者の事業所数でございますが、唐津市競争入札参加資格登録業者数で申し上げますと、平成24年度が土木一式工事が85社、建築一式工事が66社となっておりますけれども、複数の工種に登録された企業もございますので、実数といたしましては111社でございます。 また、本年の2月の15日に受け付けを終えました平成25年度における登録者数でございますが、土木一式工事が83社、建築一式工事が63社、これも複数登録されている企業がございますので、実数で申し上げますと、106社となっております。 また、このほかに建設業法の許可の有無を問わず登録ができます小規模工事等契約希望登録者数は106社でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) ただいま財務部長のほうから登録、本市の地場産業である建設土木の事業所数お示しをいただきました。私たちの耳に入りますのは、仕事がないと、そういう事業所からの声が多々あるわけです。唐津市に仕事がないから、福岡、あるいは伊万里市に仕事を求めていっていらっしゃる小規模事業所の方が多々あるんじゃないかというようなことが我々の耳に入ってくるわけであります。 今回アベノミクス、いわゆる安倍首相が緊急経済対策事業10.3兆円ですか、この緊急補正予算を組んで、地方の経済活性化、雇用創出、これに使いなさいということで配分されたわけでありますけれども、この予算執行によりまして地場産業の経営がよくなるというふうに大いに期待されるところであります。 この緊急経済予算対策事業については、議案質疑で相当議論されておりますので、割愛をさせていただきまして、商工観光部長にお尋ねをいたしたいというふうに思います。 まず、市内の雇用状況等のお示しをいただきたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 再質問にお答えを申し上げます。 市内の雇用情勢でございますが、ことし1月のハローワーク唐津管内の月間有効求職者数でございますけども、2,430人、月間有効求人数、これが1,575人で、有効求人倍率は0.65倍でございます。これは前月と比べまして0.02ポイント下落でございます。 ただ、前年同月比、去年の1月と比べますと、去年の1月の0.59倍と比較をいたしますと、0.06ポイント上昇という状況でございます。 全国や佐賀県の1月の有効求人倍率と比較をしますと、全国が0.85倍、県内でも0.78倍となっておりまして、市内の雇用情勢はリーマンショック以降持ち直してきてはおりますが、依然として低い水準で推移しているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) 唐津の若い人たちが唐津に定着できるような体制、これが行政の役割であろうというふうに考えます。今回の緊急経済対策事業によりまして、市内の雇用情勢がどのように回復し、活気を取り戻すことができるのか、商工観光部長は担当部長として雇用情勢などへの効果をどのように考えているのか、この唐津市の緊急経済対策事業、それをどのように考えていらっしゃるか、お尋ねをいたします。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 再質問にお答えを申し上げます。 既にご案内のように、今回の緊急経済対策では公共事業などに約45億円の補正予算が計上されておりまして、この補正予算が唐津の地域経済の中で循環をすることによりまして、市民の所得、消費といった幅広い分野に波及するというふうに考えられまして、その額は約77億円と試算されるわけでございます。これだけの経済波及効果が見込まれることから、雇用情勢につきましても補正予算関連の公共事業がローカル発注、こういった制度によりまして市内の事業者さんが受注をすることで、公共事業関連の市内事業者を中心に新たな雇用の創出が見込まれ、市全体の雇用情勢も改善していくのではないかというふうに考えておりますし、それを期待をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) 実は今回3月補正予算、これが議会承認されますと、入札公告スケジュール等について、これから入札がなされるわけでございますけれども、そのスケジュール等について財務部長にお尋ねをいたしたいと思います。入札の公告等にどれだけの期間が必要なのか、それについてお示しをいただきたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 岡本財務部長。          (財務部長 岡本憲幸君登壇) ◎財務部長(岡本憲幸君) お答え申し上げます。 私ども財務部の中に契約管理課という所管課がございますけども、その所管課に工事の担当課のほうから入札執行があり次第、入札の参加要件または指名業者の決定をさせていただきます。その後、入札の公告または指名通知を行う予定でございます。 なお、設計金額が2,000万円以上の工事につきましては、指名等審査委員会に図った上で入札参加要件または指名業者の決定をし、入札の公告または指名通知を行っているところでございます。また、見積もり期間につきましては、設計金額に応じまして土日、祝日を除きまして7日間から15日ほど期間を設けているところでございます。 したがいまして、工事施行担当課のほうから入札執行依頼を受け付けましてから、契約締結までの期間といたしましては通常3週間ほど、指名等審査委員会に図る場合には4週間ほど期間を要しているところでございますので、予算のご議決をいただけましたならば、迅速な事務手続を進めまして、早期の発注に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) 今財務部長のほうから入札公告スケジュール等についてご答弁いただきました。この予算が承認されたあげくには、市内事業者の仕事量がますますふえることが雇用状況を改善することになり、市内の事業所がますます力をつける結果につながると考えております。ぜひそうなることを期待いたします。商工観光部長も大いに期待をするというようなご答弁をいただいております。 それでは、唐津市の建設業者が仕事を待っていらっしゃる、そういったことを担当部長である建設部長にこれから質問をしていきたいと思いますけれども、合併後の市道の維持管理の範囲が非常に拡大をいたしております。市民の安全、安心のための道路の点検及び補修に精力的に努力をされているというふうに思います。 しかしながら、これまでの限られた予算範囲内での事業量は、各地域の要望に応えられない状態にあったと推測をいたしております。今回の国の緊急経済対策による道路の維持管理、どのような内容になっているのか、お尋ねをいたします。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 再質問にお答えを申し上げます。 今回の国の緊急経済対策による道路の維持管理等はどのような内容かというお尋ねであったかと思います。今回補正予算でお願いをいたしております道路の新設改良の内容でございますが、道路の改良舗装費、これは法面対策、あるいは道路の舗装の補修、それからそういったものを行うための事前の路面の性状調査等、あるいは橋梁、道路、トンネル、そういったものの点検調査、こういったものの費用を合計で3億6,370万円お願いをしておる状況でございます。 そのほかに4路線でございますけれども、国が道整備交付金というものについて補正予算で計上されたという状況もございまして、当初予算で予定をしておりました、これは道路の新設改良になるわけでございますけれども、4路線について前倒しで計上をさせていただいたという状況でございます。道路の維持管理の費用というのはなかなか国の交付金というものが回ってこない状況でございまして、議員もご質問の中で触れられましたように、一般財源でやっておるという状況でございます。なかなか財政状況厳しい中で、予算がつかないところで、地域の住民の方には大変ご不便をおかけをしておる状況もあろうかというふうに思っております。 そういった中で、今回の舗装の補修については通常一般財源でやっておりましたけれども、今回国の交付金が充てられるということもございまして2億6,000万円ほどの舗装補修、舗装が傷んでいる箇所について維持補修を行い、きめ細かな維持管理を行っていくことが可能になったということで予算の計上をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) 部長の答弁によりますと、今回の経済対策による社会資本整備総合交付金の運用が道路、橋梁等の維持補修に活用できるようになったということです。また、一般財源を必要としない公共事業等債の有利な財源が活用できる。 それでは、この道路改良舗装費の詳細な説明を求めたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 道路改良舗装費の詳細な内容についてのお尋ねでございます。合計で3億6,370万円予算のお願いをいたしておりますが、大きくは3つの項目で仕分けをいたしております。 1つは、法面対策ということで、これまでどうしても道路の法面から老朽化した石等が落ちてくるといった状況が見られておりました路線、西浦見借線、それから行合野恵木線、この2つの路線については地元のほうからも大変要望が上がっておりましたので、今回の緊急経済対策の中で予算をお願いをしておりまして、防災対策という観点から事業を実施させていただきたいと思っております。 それから、舗装の補修でございます。合計で2億6,000万円ほどお願いをいたしております。これにつきましては採用の時点で若干要件が提示をされておりまして、舗装のひび割れ率、表面が亀の甲状にクラックが入った状況ございますけれども、こういったひび割れ率が40%以上の場所じゃないとだめだと、それから場所によっては車のブレーキ等で道路にわだちが入っておる状況ございますけれども、このわだち掘れの高さが40ミリ以上でないとだめだといったような一定の要件が入っておるところでございます。事前の路面性状調査というものをやりまして、これに該当する箇所について行う予定にいたしておりますけれども、現時点で職員が目視で確認をしたところで、これに該当する箇所を要望させていただいておりまして、本庁管内、支所管内、合わせまして26路線のお願いをしておるところでございます。 それから、点検調査の関係で約3,600万円ほどの予算のお願いをいたしております。この内容につきましては、先ほど申しました舗装の老朽化に伴う路面性状調査で500万円、それから市が持っております厳木支所管内にございますトンネル、これの点検に100万円、それから道路の照明調査、こういったもの、これは道路照明の支柱、あるいは頭部の部分の腐食、そういったものの安全点検をやろうということで予算のお願いをいたしております。 それと、道路の防災点検ということで、さらに市道の法面、老朽化した擁壁、そういったものがないかどうかの点検をいたしてまいりたいと思っておるところでございまして、そういったものもろもろ合わせまして点検調査で3,600万円の予定をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) 今部長から道路改良舗装費の具体的なご答弁をいただきました。地域によりますと、3年前から要望しておったけれども、なかなか事業着工ができない、舗装もできないと、車椅子の方もなかなか行き来できないとか、要するに亀状状態ですか、亀の甲状態、非常に多くなっておりますので、早急な対策が必要ではないかなという観点から質問をさせていただきました。いろいろ申し上げたいことたくさんあるんですが、今回の緊急経済対策事業によって幾らかでも市内の景気が回復し、事業所の方、そして雇用条件が非常によくなることを大いに期待し、入札公告等の早期な発注というものをお願いしたいというふうに考えております。 それでは、佐賀大学の海浜台地研究の実用化についてということで再質問をさせていただきます。 この研究センターへの運営費、先ほど部長のほうから経緯についてはご説明をいただきました。当初1,000万円ほどの運営費がなされておりました。最近800万円ほどの運営費、研究費が市のほうから支出されておるわけでございますけれども、昨日というよりも1週間前に研究センターへ足を運んでみました。そうしますと、学校名が変わっているではありませんか、どういうふうに変わったかといいますと、佐賀大学農学部附属アグリ創生教育研究センター、非常に長い学校名でございまして、私、出迎えていただきました副センター長の小林先生にお尋ねしまして、これいつ変わったんですかと、私知りませんでしたと、正直に申し上げまして、2012年の10月に変わりましたということなんです。学校名がどうして変わったのか、その経緯についてお示しください。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) お答えいたします。 少し経緯を説明させていただきますと、平成5年度に誘致をしたわけですけれども、その誘致には佐賀大学海浜台地生物生産研究センターという名称で設置をされたところでございまして、その後、平成15年に佐賀大学海浜台地生物環境研究センターと改称をされたところでございます。今回、今議員さんおっしゃいますように、平成24年10月に佐賀大学農学部附属アグリ創生教育研究センターというふうに名称変更されたところでございます。 その昨年の組織再編でございますけれども、当時の変更前の研究センターが本市にある海浜台地生物環境研究センター、それから佐賀市の久保泉町にございます資源循環フィールド科学教育研究センターを統合した形で、新しいセンター、現在の佐賀大学農学部附属アグリ創生教育研究センターとして発足をしたところでございます。 発足に当たりましては、その10月1日以前の9月の29日の日にアグリ創生教育研究センターの開設の記念講演会が市民会館で開催をされておりまして、佐賀大学の3名の教授、助教授の方が3つの課題についてテーマの研究発表をされたところでございまして、市民各層、あるいは高校生等100名程度が聴講されております。センターは、アグリ・リソース循環推進部門とアグリ医療部門、アグリ・リソース開発部門からなりまして、唐津キャンパスと佐賀市川久保のキャンパスを拠点に、プロジェクト型の学際的・国際的な教育研究を行うというふうな目的で組織再編をされたところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) ただいま金野尾農林水産部長から経緯についてご説明いただきました。これはいろいろ申し上げることございませんが、もう少し短い学校名でいいんじゃないかなと思うんですが、一番大事なことはこれからどういう研究をなされるのか、唐津市の実用化に向けて農林水産関係、そういった方たちの所得向上に結びつくような研究がこれから求められるのではないかなというふうに考えます。先ほどの部長のほうからアグリというのは農業であるということなんです。ですから、農業、それから水産業関係の開発も以前なされておりました。そういったもろもろの研究が、これからどういうふうな研究がなされるか、期待されるところであります。 その前に、まず平成24年度の委託状況についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) お答えいたします。 平成24年度の委託でございますが、6項目にわたって委託のメニューをお願いいたしております。1点目は、玄海諸島の活性化プロジェクトと言いまして、7離島ございますけれども、平成24年度は神集島についての調査をしていただいております。2つ目は、唐津市の遊休農地を活用した地域特色のある農産物の開発、加工研究、それから3つ目が、上場のダムにおけるアオコの異常発生に伴う実態影響調査とその対策、4点目が、松浦川から採取した抗生物質をつくり出す優良細菌の研究についてでございます。5点目が、有機物施用が土壌改良及びたばこの立枯病抑制効果についての研究をお願いしております。最後の6点目に、唐津地区の主要農産物直売所の現状と対策について、この6項目にわたって委託を記載しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) ただいま部長のほうから6項目について研究の委託をしておるというようなご説明でございました。私がここで非常に気になりますのがアオコ、これは農林水産省のほうにも陳情要望活動をしておるんですが、アオコがなぜ発生するかというような原因も今追求をしていただいておるわけですが、こういった6項目にわたって研究の委託、テーマを設けて、市のほうからなされているということなんですが、それでは平成24年度の研究成果というもの、これをお示しいただきたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) お答えいたします。 研究の中には長期間を要するものがあるわけでございますけれども、平成24年度の研究課題の主な成果といたしましては、例えば唐津市の遊休農地を活用した地域の特色ある農産物の開発、加工研究の委託では、佐賀大学農学部附属資源循環フィールド科学教育研究センターで育成しました国内初のグレープフルーツ品種候補でございますが、さがんルビーという果物、ミカンでございますが、これについて県内の事業者との連携によりまして加工品開発として洋菓子試作づくり、あるいはリキュールの開発が進んでおりまして、市内での産地形成を模索中でございます。 また、上場地域で紅芯大根、あるいはジャンボ落花生、シカクマメ、こういった栽培技術の確立をいたしておりまして、今後はホテルや飲食店等での利用方法が見込まれるところでございます。 次に、有機物施用が土壌改良及びたばこの立枯病抑制効果についてという委託につきましては、平成23年度までにたばこの立枯病の原因は、ナスの青枯病原菌にあることが研究で明らかになっておりまして、緑肥導入では効果が少ないということがわかったところでございますし、また平成24年度におきましては、たばこの病原菌に対する抵抗性が増強すれば感染が遅くなると考え、数種の有機物を投与し、調査したデータを解析をしていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) 部長のほうから研究成果というものはどういうものがあるかというようなことで、グレープフルーツのさがんルビーが開発されたとか、もろもろ何点かご紹介いただきました。この研究成果が今後どう農業生産者、あるいは漁業関係者のほうにこの研究成果が出てくるかというものが、今後我々が大いにお願いしなければならないテーマじゃないかなというふうに考えるわけでございますけれども、それでは平成25年度、佐賀大学農学部附属アグリ創生教育研究センターにどのようなお願いを、研究テーマの委託、それについてお示しをいただきたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) これまで年度の計画が少しおくれまして、事業着手がおくれた理由という反省を踏まえながら、平成25年度につきましては早目に大学との打ち合わせをさせていただいているところでございます。そこで、平成25年度は4課題をテーマとして計画を、今協議をしているところでございまして、1つは、玄海諸島の活性化プロジェクト、7つの島の中の高島を調査をしていただくということ、それから遊休農地を活用した地域特色ある農産物の開発、加工研究は、さらに研究を続けていただく。今議員さんからありました大きな課題でありますアオコ問題ですが、これの異常発生に伴う実態なり、影響調査とその対策についてお願いをすることとしております。4点目には、先ほど言いましたグレープフルーツのさがんルビーというミカンが今開発をされておりますので、これの栽培の普及対策、こういったものについて展開をしていただくよう今協議をしている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) 金野尾農林水産部長から平成25年度の研究テーマ、4つほど上げていらっしゃいました。早急に解明していただきたい、この4つの中からお願いしたいのはアオコ、上倉ダムなんです。これは非常に浅いからそうなるのか、その辺の解明、原因究明を急いでいただきたいなというふうに考えます。 それで、部長、この4つのテーマの結果というものが大体いつごろまでというふうなこと、ことしじゅうに原因究明、そして栽培普及、そのようなことはできるのかどうか、あわせてお尋ねをしたいと思いますが、私はこの研究課題というものが実用化できる体制をまずつくり出すこと、農家、あるいは漁業者が栽培契約を締結し、所得向上を図るようなシステムを開発するのが最大の目的ではないかなというふうに考えております。 佐賀新聞記事に載っておったんですが、これは鹿島市が、佐賀大学が開発し、市内で栽培したオレイン酸を多く含む大豆でドレッシングを開発したとか、岡山市では、ベネッセコーポレーションという会社が、佐賀大学で開発研究し、野菜化したバラフのエキスを原料とした化粧品を発売した。 このようにこういう研究テーマを委託して、研究の成果が出て、本市の農林水産物の高付加価値に結びつける、そして産業の活性を図るためには農商工連携の構築を必要とする、そのようなことが先ほどの所得率が低いというような農家の今経営状態なんですが、所得率を、農林水産関係の所得を上げる、この高付加価値をつけるための大学研究センターとの農商工連携についての部長の考えをお示しいただきたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) お答えいたします。 先ほどご紹介いただいたような事業展開、私どもも大切だというふうに認識をいたしているところでございます。アオコの問題につきましては、私は非常に野田の水を使ってもらう農家に対して何とか早く改善せにゃいかんというふうに思っていますので、今九州農政局にもいろんな働きかけをお願いしながら、佐賀大学にも研究をお願いしているという状況でございます。新しい製品につきましては、先ほどさがんルビーの紹介をさせてもらいましたけれども、当時の露地ミカンの廃園が相当ありますので、そういった跡対策になればなというふうに私どもとしては考えているところでございます。 そこで、そういった産品を加工して販売すると、農家の所得向上につなげるということでございまして、そういう意味で農商工連携というのは、1次、2次、3次産業の壁を越えて、農林水産業者や商工業者がお互いの強みを理解しながら連携することが重要であろうというふうに考えております。お互いのノウハウや技術等の強みを生かすことによりまして、新商品の開発や販路開拓に新たな取り組みが生まれることが期待できるものでございます。 今後佐賀大学農学部附属アグリ創生教育研究センターの研究成果を活用しながら、農商工連携を進めていくためにも農林漁業者を初め、地元商工業者に対しても研究成果の情報提供を行いたいというふうに考えておりますし、また農林漁業者、商工業者のニーズを反映させた研究課題にすることによりまして情報共有を図ることが求められているというふうに思っております。今後とも農業商工連携による地元商工業とのマッチングによりまして、お互いの強みを発揮することで、新たな商品開発につながり、地域経済の活性化につなげていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) 金野尾農林水産部長、いろんな面でこの研究成果を大いに地域に波及できるように努力をしたいというようなご答弁であったかというふうに考えております。特に、アオコというものは、先ほど部長のほうからご答弁いただいたように、なかなか原因が究明できませんが、やはり夏場は特に出ますので、貯水量の問題があるのか、周りの環境が悪いのか、その辺のところの早く原因究明を急いでいただきたいなというふうに考えております。 この農商工連携というのは非常に佐賀県でも県民だよりに載っていたように、非常に地域に農商工連携の中で、いろんな商品化を開発されております。じゃ商工流通部として、農林水産は種をまいて、花を咲かせて、実をつける。商工流通は売っていく、商品を開発すると、そういう分野で考えれば、小路商工観光部長、この農商工連携、産学官連携、非常に我々期待しておりますので、お考えを、所見をお示しください。
    ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 再質問にお答えを申し上げます。 地域経済の活性化を図るといった意味からも農商工連携、産学官連携による新たな商品開発、あるいは販路拡大といった取り組みを推進していくことは、私どもといたしましても唐津ブランドをつくっていくと、そういった観点からも大変重要なことだというふうに認識をしております。 先ほど農林水産部長から答弁ありましたように、農林漁業者、それから商工業者、大学といった研究機関、こういったところが情報交換をする場を設けていくと、よくシーズとニーズのマッチングというふうに言うわけでございますが、そうしたことを関係団体や庁内の関係部署と連携し、あわせて佐賀大学農学部附属アグリ創生教育研究センターの研究成果といったものを初めとする地域資源、これを活用した新たな取り組み、新商品の開発といった農商工連携事業の推進、支援を図ってまいりたいというふうに思います。現在でも新商品開発支援、あるいは販路開拓支援といった制度も設けておりますし、これにつきましては国、県でも支援制度もいろいろございます。こういった制度もご案内し、ご活用いただきながら、この農商工連携、産学官連携の成果といったものをしっかりと大きく開かせていきたいというふうに思います。そうしたことで、地域経済の活性化、これを図ってまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) ありがとうございました。ぜひ佐賀大学農学部附属アグリ創生教育研究センターにもマッチングした、地元に波及できるようなことをぜひお願いしていただきたいというふうに考えます。 それでは、天草御所浦ジオパークについて再質問をさせていただきます。 ジオパーク構想を考えた経緯はないと、先ほど商工観光部長からご答弁をいただきました。ぜひ考えていただきたいなというふうに思うんですが、私たちにジオパークについて講義をされた若い学芸員の方の話では、唐津市の肥前町、それから高島といったところに非常に興味深いところがあるということで言っていらっしゃるんです。私は天草のジオパーク構想というものを参考にして、子供たちに興味を抱かせる、唐津版ジオパーク構想による観光振興を図り、唐津ならではの集客対策に活用してはどうかと考えますが、商工観光部長の所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 再質問にお答えを申し上げます。 まず、本市におきまして地質遺産とか、それから自然遺産としてジオパーク、ジオツーリズムにつながる資源が市内のどこに、どのようなものがあって、どういった価値を持つのかといったことをきちっとまずは整理をしたいというふうに思います。 また、地質遺産としての評価、検証につきましては、地質学会といった専門機関、研究機関との連携も必要というふうに思います。そうしたことを進めながら、今回の井本議員さんのご提案のジオパーク構想、ジオツーリズムの理念、あるいは果たす役割といったものについては、おっしゃるように唐津への集客対策を図っていく上では大いに参考になるものだというふうに感じておりますので、今後の観光客集客策を検討していく上でしっかりと活用してまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) 最後に、坂井市長にこの構想についてお尋ねをしたいと思います。先ほど申しましたように、学芸員さんはこちらのほうに上場台地とか、いろいろ地質学研究をなされているようです。天草、上天草、そして苓北、我々苓北との姉妹都市も結んでおりますし、天草諸島、全てジオパーク構想を持っているというふうなお話でございました。坂井市長はいろんなお話をなされていると思います。このジオパーク構想というものをどのようにお考えか、お聞かせください。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 井本議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。 ジオパーク、ジオツーリズム、まさに自然遺産、それから地質遺産を活用した教育、あるいは観光客誘致という点で、大変興味深くお伺いをいたしておりまして、資料も商工観光部を通じて取り寄せてみて、いろいろ見させていただいております。 いずれにいたしましても、今議員さんもご指摘のとおり、上場台地と変化に富んだ海岸線、あるいは七ツ釜、それと立神、あるいは波戸岬、それからいろは島といった地形、景観はこれまでも観光資源として活用されてきたところ、このほかにもございます。玄界灘に浮かびます7つの離島、それぞれが特徴を持っております。一部、以前地質学者の方が来られまして、鏡山の頂上の物質、頂上の土と申しましょうか、と高島の頂上の土がほぼ同じではないかということで、古代はつながっていたのではないかというふうなことを地質学者の方おっしゃいますし、そのような興味深い、いろんな地質学の観点からもございます。あるいは花崗岩に含まれますカンラン石、あるいは輝石、岩、先ほど私が申し上げたとおり、大学の研究者の皆さん方が調査をされたこともあります。唐津にある自然遺産を活用するという点においては大きな課題であり、しっかりと観光、あるいは教育といった観点からも取り組んでいかなければならないというふうに思っております。 まだまだ私自身がジオパーク、ジオツーリズムに関して理解がまだできておりませんので、研究をちょっとさせていただいて、ジオパークというのは何かドームみたいなやつがあるんですか、そこを見るようなところが、それはわかりませんが、いずれにいたしましても、社会、唐津というまち全体がそういった意味ではジオパークなんではないか、あるいはその自然といったもの、その景観といったものについて観光客を、こういった組織に問い合わせたり、いろんな研究をさせていただいて観光振興、あるいは教育の観点からも何と申しましょうか、そういう観光振興、あるいは教育振興といった観点から図っていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 井本議員。 ◆25番(井本敏男君) 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(熊本大成君) 13時5分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時03分  休憩                     午後 1時05分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(熊本大成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 江里議員。          (4番 江里孝男君登壇) ◆4番(江里孝男君) 4番、志政会の江里孝男でございます。初めて一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。通告をいたしておりました厳木バイパス、また厳木川の河川改修について質問をいたします。 まず初めに、厳木バイパスについて質問をいたします。 国道203号線は、近年の交通事情に対応できず、各所で恒常的な交通渋滞を起こすなど幹線道路としての機能を著しく阻害されています。佐賀唐津間道路は、西九州道路や有明沿岸道路と連携し、幹線のネットワークを形成するとともに、有明佐賀空港や唐津港などの交通拠点とも連携するなど県内主要都市55分圏構想の実現に寄与するものであると思います。 55分圏構想が打ち出されて久しくなりますが、現在、供用開始になっている区間が厳木多久有料道路3.6キロメートル、岩屋インターから厳木町中島までの区間4.2キロメートルで、合計7.8キロメートルであります。浪瀬インターから岩屋インターまでの区間の完了が平成14年12月15日に供用開始をされております。環境調査やハヤブサの生息調査など長期間の調査があったと聞いておりますが、岩屋インターから長部田インターまでの2.1キロメートルについては完成いたしておりません。(仮称)長部田インターまでの区間の完了の時期、供用開始の時期はいつごろになるか、お尋ねいたします。 次に、厳木川の河川改修についてお尋ねをいたします。 松浦川の洪水被害については皆さんご承知のとおりでございますが、特に昭和28年6月、昭和42年7月、平成2年7月、平成18年9月の災害など、多くの災害があり、多大な被害をもたらしております。平成18年9月の災害では、徳須恵川や厳木川に大きな被害をもたらし、床上浸水54戸、床下浸水39戸、浸水面積111ヘクタールの被害が出ております。特に、平成18年の集中豪雨では、田頭地区で土石流が発生し、また長部田地区では山の崩落が発生し、家屋の全壊、半壊、消防自動車の流出など多くの被害が出ました。 また、岩屋地区、本山地区、長部田地区とも多くの家屋が浸水をいたしたところでございます。国道についても浸水し、一時交通どめの状況になり、交通不能となりました。現在、田頭橋まで河川改修が進んでいますが、上流が未改修のままであります。安心、安全のまちづくりのためには、どうしても河川改修の一刻も早い完了が不可欠であります。 今回防災に重きを置いた補正予算がついていると聞いております。当然河川改修の予算も増額になっていると思われます。住民の方々は、河川改修が大いに進むのではないかと期待をされております。河川改修に伴う田頭橋はいつ完成するのかお尋ねいたしまして、1回目の質問といたします。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 江里議員さんのご質問にお答えを申し上げます。 厳木バイパスと厳木川の河川改修、いずれも建設部に関してのご質問をいただいております。 まず、厳木バイパスに関してのご質問でございますが、長部田インターまでの区間の完了時期はいつごろになるのかというお尋ねでございます。この佐賀唐津道路につきましては、議員もお触れになりましたように、県内の55分圏構想ということで、非常に重要な役割を担っている路線であろうというふうに考えております。おおむね全延長、西九州自動車道の唐津インターから有明沿岸道路までの間で約40キロと言われておりまして、その中で、ちょうど中ほどの厳木バイパス等から工事が進められておるといった状況でございます。厳木バイパスは6.3キロ予定をされておりまして、昭和59年に事業に着手されておるということで、現在、岩屋インターから厳木多久有料道路間が供用開始をされておるといった状況でございます。 ご質問にございました残りの区間、長部田インターまでの間、これについての供用開始の時期でございますが、現在、鋭意事業を進めていただいておりまして、本年、平成25年の3月末の状況では約97.5%の進捗率になる見込みでございまして、もう少しで開通という状況を迎えておるところでございます。国のほうでは、平成25年度中の供用開始の予定をされておるところでございます。 なお、岩屋インターの唐津側のランプについては若干おくれると、1年おくれるということでございまして、平成26年度中の供用開始に向けて鋭意努力をされておるという状況でございます。 それから、厳木川の河川改修についてのお尋ねの中で、田頭橋はいつ完成をするのかというご質問でございます。この田頭橋を含めた道路の改修事業を市のほうでやっております。今回当初予算でもJRの負担金の関連もございまして、予算化のお願いをいたしております市道楠線、この整備事業の中で田頭橋のかけかえ工事並びに前後の取りつけ道路の整備工事を行ってきておる状況でございます。本年3月の4日に新しい田頭橋は完成をいたしまして、地元にもご相談をしながら、3月4日に供用開始を行っておる状況でございます。河川改修という部分につきましては、現在、古いほうの田頭橋、鉄骨づくりの部分がございましたが、これの撤去工事を行っておるところでございます。 また、これに合わせて武雄河川事務所のほうでも今年度、旧田頭小学校前に学校橋というのがございましたけれども、これの撤去工事をやっていただくと同時に、新田頭橋までのいわゆる河道掘削、河川の中の水が流れる部分の断面を広くすると、一般的に河道掘削、既存の幅員で大体20メーターぐらい今ございますけれども、それを40メーターから45メーターぐらいの幅にするということでの河道掘削の工事を実施されておるという状況でございます。 引き続き、平成25年度においても新田頭橋から上流側の河道掘削が予定をされておりまして、現時点では楠川というのがございます。この合流点まで新田頭橋から約600メーターほどあろうかと思いますが、この合流点付近までの河道掘削の予定をしておるというふうにお伺いをいたしております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ厳木バイパスのほうから再質問をさせていただきます。 長部田インターまでにつきましては、平成25年度中には供用開始の予定であるということで答弁がございました。そこで、西九州道路につきましては着々と工事が進んでおるようでございますけれども、北波多インターまでが今月の23日に供用開始の予定であるということで、厳木バイパスと比較しますと、どうしても西九州道路のほうが工事のほうも進捗が早いし、予算のほうも多くついているように思えてなりません。県を結ぶ西九州道路と県内を結ぶ佐賀唐津道路との道路の規格等の違いがあれば教えていただきたいというふうに思います。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 再質問にお答えを申し上げます。 西九州自動車道と佐賀唐津道路の違いということでございます。一般的に直轄で国道の工事をやっていただいております種類としては、高規格幹線道路、地域高規格道路、それから一般国道、こういった種類に分けることができるのかなと思っております。高規格幹線道路と申しますのは、県内で申しますと、九州縦貫自動車道、それから九州横断自動車道、さらには西九州自動車道、この3路線が当たるわけでございます。自動車の高速交通の確保を図るために、全国的な自動車交通網を構成する自動車専用道路を高規格幹線道路と申しておりまして、時間距離が短縮され、他地域との交流も促進されて、ひいては地域の発展に大きく貢献する道路であるということが言えると思います。 それから、地域高規格道路、これが佐賀唐津道路が含まれる道路でございますが、県内ではそのほかに有明沿岸道路、それから福岡鳥栖道路、これに佐賀唐津道路を含めまして、3路線がこれに該当をいたします。基本的には地域の自立という観点から、高規格幹線道路網と連携をして、広域的な地域の連携による集積圏相互の交流促進、交流拠点等の連結を図るといった観点から整備をされておるものでございまして、2車線以上の自動車専用道路と、あるいはまたこれと同等の機能を有し、おおむね60キロ以上で走行できる質の高い道路というような規定がなされております。最初に申しました高規格幹線道路については、走行速度がおおむね80キロ以上といった規定になっておろうかと思います。 こういった区分があるわけでございますけれども、予算のつき方というようなご質問もございました。確かに西九州自動車道というのは、福岡、佐賀、長崎、3県をまたぐ延長も非常に長い道路でございます。 一方で、佐賀唐津道路というのは、佐賀県内の幹線ネットワーク、いわゆる西九州自動車道と有明沿岸道路を結ぶ道路といった位置づけもございます。若干確かに予算の額と申しますか、それについては大小の区分はあるのかなと思っておりますけれども、いずれにしても、国のほうとしては両方の路線の整備は必要であるという認識のもとに整備不可についての予算を確保しながら、事業を進めていただいておるという状況でございます。 これまでも、市のほうでも西九州自動車道の整備促進期成会、さらには佐賀唐津道路の整備促進期成会ということで、私ども唐津市長が両方の期成会の会長という形で、両方の整備促進を国のほうにしっかりお願いをしてきた経緯はございます。議員触れられましたように、西九州自動車道、3月23日に北波多インターまで開通をする予定でございますので、唐津地域のほぼ整備が完了するということで、西九州自動車道整備促進期成会の会長については伊万里市のほうに引き継いだという状況でございまして、今後は佐賀唐津幹線道路の整備促進期成会として、これに力点を置いて、また国のほうにも要望活動を行っていくということで考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) どちらも同じ規格であり、今後強く要望していくという答弁であったと思います。 それでは、次の質問に移ります。排水路の問題でございます。 長部田地区よりバイパスに関連した排水路の要望が出され、佐賀国道事務所も断面や法線など検討されているとお聞きいたしております。従前は山林でありますから、自然に浸透をしていたところでございますけれども、道路ができることにより路面の水が側溝に集まりまして、谷間に集中して流出することになります。当地区は平成18年の災害で大きな被害を受けておりますので、水に関しては敏感で、心配されております。水路の改修は供用開始まで間に合うのか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 排水路の問題についてのご質問でございます。 長部田インターまでの間、2.1キロございますけれども、この間整備に当たりましては、やはり地元のほうから、議員お尋ねのように排水関係をきちっとしてほしいという要請があってございます。特に、長部田地区につきまして2本のルートについて排水をやろうということで、地元のほうとこれまで佐賀国道事務所、それから私どもの相知支所、私どもの道路河川課入りまして、いろいろと協議をしてきたところでございます。 1つのルートとしては、ちょうど唐津警察署の相知幹部派出所ございますけれども、その裏の谷合からホームセンターユートクと幹部派出所の間を通って、さらには国道、JR線下を通って、厳木川に至るルールが一つございます。これはABルートと、私どものほうでは称しております。 それから、もう一つは、道路の長部田インター出口の部分で、この集水された水をこれも同じように国道、鉄道の下をくぐって、厳木川の鷹取排水樋門のほうに流すルートがございます。これも私どものほうではCDルートという呼び方をいたしておりますが、この2本のルートが供用開始に間に合うのかということでございます。 いずれも、当然国道の下をくぐって、JR線の下をくぐってということになりますので、おのおのJRとの協議をこれまでも並行してやってきているという状況でございますが、特にABルートのほう、谷合いからのルートでございますが、これが若干時間を要しておりまして、平成25年度の供用開始に間に合うか間に合わないか、ぎりぎりの状態というふうにお伺いをいたしております。もし、間に合わなかったときには地元のほうと協議をさせていただきまして、仮設の水路を設けるということで一定のご了承をいただいておるところでございます。このルートについては、ことしの春ごろから着工されるというふうに聞いております。 それから、もう一本のルート、インターの出口からのルートでございますけれども、これについてもいろいろ協議を重ねてきておりまして、ことしの秋ごろには着工し、平成25年度中に完了する予定ということで、佐賀国道事務所のほうからはお伺いをしておる状況でございます。 いずれにしても、平成25年度中というぎりぎりの状態にはなりますけれども、何とか供用開始までに完成をさせるべく努力をしていただいておるという状況でございます。この間、長部田地区の皆様、また相知地区の皆様には長期間にわたりましていろいろな問題についてご協議をいただいてきたという経緯がございまして、ご理解、ご尽力を賜りました。本当にありがとうございました。この場をかりてお礼を申し上げたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 排水路のABルート、CDルートとも、平成25年度供用開始までぎりぎりの状態ということでございます。努力をされて、完成まで間に合うようによろしくお願いしたいと思います。といいますのも、先ほど申しましたとおり、平成18年の災害で長部田地区、多大な被害を受けております。水に対しては大変敏感な状況でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、次に信号機の問題について質問をいたしたいと思います。 厳木のバイパスからランプをおりまして、国道203号線との交差点に信号機を設置していただくようお願いをされていたと思います。信号機の設置については供用開始まで間に合うのかどうか、よろしくお願いします。お尋ねいたします。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 信号機の問題についての再質問でございます。 これは西九州自動車道のほうでも同じような問題ございまして、千々賀山田インター、それから北波多インター、どうしても現道との取りつけ部分で、信号機を設置することによって地域の住民の皆様の安全を確保するという形で、これまでも取り組んできたところでございます。 ただ、千々賀山田インターに限っては、どうしても予算の関係ございますけれども、着工がおくれまして、地元に大変迷惑をかけたという状況でございます。北波多インターについては供用開始までに設置されるということで、今工事に着手をされておる状況でございます。 この佐賀唐津道路の長部田インターと現道、国道203号の交差部分の信号機でございます。現道の交通量を見てみますと、これまでの交通センサスの結果で、大体1日当たり1万3,000台から4,000台近くの交通量があるわけでございます。バイパスがつながりますと、このバイパスに移行されてくる車も出てくるであろうというふうな予測をしております。 また、現道については、小中学生の皆さんの通学路にもなっておるということで、信号機の設置が必要ということは私どもも十分認識をいたしておるところでございます。平成24年の6月でございますか、地区の区長さん方、長部田と相知でございますが、連名で信号機設置の要望をいただいております。これを受けまして、平成24年の8月には私ども地元と一緒に事業主体でございます佐賀国道事務所、唐津市、同席のもとで、供用開始時の信号機設置の要望を行ってきたところでございます。現時点では、まだ設置の確約がとれている状況ではございません。 したがいまして、今後も引き続き事業主体でございます佐賀国道事務所、あるいは地元と連携をして、警察のほうへしっかり働きかけを行ってまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) まだ信号機のほうは確約がとれていないということでございますけれども、格段の努力をお願いいたしたいと思います。 続きまして、長部田インターから唐津間のことについてお尋ねをいたしたいと思います。 佐賀唐津間道路の相知から唐津までの区間につきましては、長部田を通りまして、中山、伊岐佐、黒岩、大野を通って西九州道路に接続する計画であったと思っております。市民の方々は長部田が済んでいる、次に行くのではないかということで、唐津までの法線がいつ公表になるのか、着工はいつになるのかというふうな期待をされているところでございます。この問題についてどのようになっているのか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 長部田インターから唐津インターまでのルートについてはどうなっているのかということでございます。私ども唐津─相知間というような言い方をしておりますけれども、約10キロほどの距離程がございます。これについては、現在の位置づけとしては調査区間という位置づけになってございまして、整備区間という指定は、まだされていないという状況でございます。整備区間にならないと、工事が着手されないという状況でございまして、調査区間という位置づけの中で、平成13年11月に環境影響評価法に基づく方法書の公告縦覧、さらには平成14年度に方法書に沿った環境に関する現地調査が一部行われておるというふうにお伺いをいたしております。 ただ、その後の状況としては、調査関係がその後進んでいないということでお伺いいたしています。これは県の道路課のほうにも確認をし、佐賀国道事務所のほうにも確認をいたしておりますが、国の考え方としては、唐津伊万里道路や厳木バイパスの開通による周辺の道路網の交通流動の変化を把握しながらというようなお答えで返ってきておるといった状況でございます。 この佐賀唐津道路については、議員お触れになりましたように、本当に計画は非常に前にありました。厳木バイパスという形で、今中間部分は整備をされておりますが、佐賀側の多久佐賀道路という部分と、それから唐津側の唐津相知道路、こちらについてはなかなかまだ見込みが立っていないという状況の中で、一部多久佐賀道路については地元の説明会等々をやられているというふうにお伺いをいたしております。 唐津相知道路についても並行して進めていただきたいということで、先般も市長さんに出ていただきまして国土交通省のほうに、2月の27日に直接要望活動をしてきたところでございますし、3月4日には九州地方整備局のほうに出向きまして実情を訴えてきたところでございます。私どもとしても、この整備促進期成会というものもございますので、国、あるいは佐賀県、こういった関係団体に早期のルートの決定、あるいは早期の着手に向けて要望活動をしっかり今後も取り組んでまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 相知唐津間道路については調査区間ということになっていると、そして一部では環境調査もされたということでございますけれども、この辺がどのようにされたのか、お尋ねをしたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 環境影響評価の詳細ということでございます。具体的に私どものほうで環境影響評価の詳細については持ち合わせておりません。 ただ、これまでの経緯をお伺いする中では、平成13年11月、平成14年といった形で、そういった方法書の公告縦覧、あるいは現地調査を一部実施したというところまでしかお伺いをしていない状況でございまして、今後詳細の内容等については改めて把握をしたいというふうに思っております。環境影響評価法については、平成23年の4月に一部改正をされたというふうにお伺いいたしておりますので、この関連につきましても今後いろいろと関係団体のほうにもお伺いをしてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) その環境調査、調査区間については、後からで結構でございますので、詳細に教えていただきたいというふうに思います。 こう話を聞いてみますと、市長さんも大変努力をされて、国土交通省あたりにも要望等行かれたという話でございます。多久─佐賀間の工事のほうを先にされるということでございます。多久─佐賀間の区間につきましては、区間の延長も相当ありますし、家屋の移転等も多々多く出てくると思います。そうなりますと、相知─唐津間、当分できないのではないかというふうな心配をいたすところでございますが、そうなりますと、今現在の国道203号線の危険箇所の整備、特に山本の舗装の問題、それから県道山崎町切線の田頭から横枕間の道路の改良の問題、それから県道浜玉相知線の危険箇所の問題、これを早急に整備を進めてもらわなければならないわけですけども、その点についてどう思っておられるか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 江里議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。 全くそのとおりでございまして、危険箇所を先にやっぱりやる必要があるだろうと思います。現在、国土交通省、本省、梶山副大臣、赤澤政務官等々に先般、先ほど部長答弁いたしましたとおり、要望に直接行ってまいりまして、この問題について、結局どっちが先かという話じゃないでしょうという話を言いに行ったんです。いわゆる多久─佐賀間の部分で、用地交渉手取っておるようでございます。ご指摘のとおりです。 ですから、それが進まないと、長部田から唐津インターまでというふうな区間はなかなか議論にのれないということが表で言われておりましたので、そうじゃなくて、道路というのは通さなきゃ道路じゃないので、最初の計画どおりもっと早くこの道路はつながるはずだったわけです。 ですから、今、小城あたり、それから佐賀方面、ご指摘のとおり、そこで用地交渉とか、そういった部分で非常に地元との間での議論がまだ成立していないという状況があります。 ですから、そこが終わらないといったら、いつまでたってもこっちの部分の計画に入れませんので、どっちが先じゃなくて、これは計画なりとも先に一緒にのせてくださいということを申し上げてきました。その折に県から選出の各衆参国会議員さん各位にもお伝えをしてまいりまして、やはりどっちが先かじゃなくて、唐津方面までの部分も計画に早く取りかかるべきであろうということで言葉をいただきましたので、そういった形で要望して、この間九州地方整備局に行きましても、その要望をしてまいりました。私の感触では、計画にのるというのはそんなに遅くならないうちに、多分向こうが片づかなくても、こちら唐津側までの分については計画の土台にのっていくであろうという感触を得ております。 それと、今おっしゃっていただいたさまざまな危険箇所もございまして、この道路につきましては我々市ができ得る部分については我々がやりますし、そしてまた県にお願いする部分については早急に県にまた再度強くお願いに行きたいと思います。当然九州地方整備局と国の機関へも強く関係することにつきましては、しっかりと要望していきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 多久─佐賀間の道路も非常に大事な道路だと思っております。道路も進めてもらわなければなりませんが、相知─唐津間の道路も非常に重要な路線でございます。同時に、並行して進めていただくよう、関係機関に要望していただきますよう強くお願いをいたしまして、この項についての質問を終わりたいと思います。 続きまして、厳木川河川改修についての再質問をさせていただきます。 部長の答弁ですと、学校橋、旧橋の撤去については平成24年度、それからその上流の楠川の合流点までについては平成25年度完了ということでありました。 そこで、再質問をいたします。唐津市管内には直轄河川として松浦川、徳須恵川、厳木川の3河川がありますが、大体未改修区間どれくらいあるのか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 厳木川の河川改修についての再質問にお答えを申し上げます。 松浦川水系の松浦川本線、それから徳須恵川、厳木川、これの未改修区間はどれぐらいあるのかということでございます。現在、武雄河川管理工事事務所のほうで直轄河川の管理をやっていただいておりますし、整備もやっていただいております。松浦川水系の河川整備計画というものが平成21年の7月21日に策定をされております。 その内容で未改修区間という部分についてお知らせをしたいというふうに思いますけれども、堤防の整備箇所と、それから河道の掘削、川の中の掘削ですね、それから川にかかっております橋梁の撤去、かけかえといった計画がなされております。 堤防の整備箇所でございますけれども、松浦川本線で約2,650メーターの延長で計画がなされております。これを右岸、左岸に分けまして、地区名で申し上げますと、河川の場合には下流側を向いて右岸、左岸というふうに申しておりますけれども、松浦川本線で右岸側の整備が鏡地区で約350メーター予定をされております。それから、あと左岸側になりますけれども、養母田、山本、牟田部、そういった地区で、合計で2,300メーターほどの堤防の整備箇所がございます。 それから、徳須恵川でございますけれども、右岸側で申しますと、石志地区で1,150メーター、それから左岸側で申しますと、橋本、千々賀、畑島、それから北波多の田中、徳須恵、行合野、こういった地区で4,450メーター、そういう数字が予定をされておるところでございまして、このうち北波多の徳須恵、行合野地区については一部着手をされておる状況でございます。 それから、お尋ねの厳木川の分でございますけれども、全体で950メーター堤防の整備が予定をされておりまして、右岸側で相知町の湯屋地区と田頭地区で400メーター、それから左岸側で相知町の相知地区、それから厳木町の本山地区で合計の550メーターということで整備計画に上がっておるところでございます。 それから、河道の掘削でございますけれども、徳須恵川で北波多の徳須恵地区、行合野地区、稗田地区で約1,000メーターと、それから北波多の志気、伊万里市に入りますけれども、ここで5,000メーターという予定がなされております。 厳木川に関しましては、相知町の長部田、本山、それから湯屋、田頭、楠、町切、そういった地区で約3,100メーター、それから厳木町の莟木、あるいは相知町の楠、厳木町の厳木地区、そういったところで約900メーターという予定がなされております。 また、この河川にかかっておる橋梁についての問題でございますが、学校橋と田頭橋については、先ほどお答えをしたとおりでございまして、その上流側にございますJRの本山鉄道橋、これがかけかえ計画になっております。 それから、国道203号に関しましての本山橋、一般的に国道橋と呼ばれておりますが、これもかけかえ計画になっております。 それから、もう少し上流側でございますが、樅ノ木橋というものが厳木駅の裏あたりにございますけれども、これについてもかけかえ計画になっておるという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 今お話を聞いてみますと、本流だけでも堤防のない区間が、堤防を整備しなければならない区間が2,650メーターと、徳須恵川5,600メーター、厳木川が950メーターという多くのまだ堤防の未整備区間がございます。これについても早期に解決できますよう格段の努力をお願いしたいというふうに思っております。 そこで、再質問をいたします。平成24年4月に国土交通省武雄河川事務所で作成されました松浦川水系河川維持管理計画によりますと、厳木川の完成堤区間9.7キロメートル、76.4%、暫定堤防区間7キロメートル、5.5%、未施工区間2.3キロメートル、18.1%、不要箇所16.5キロメートルと記載されております。これを見ますと、どこまで河川改修がされるのか、わからないような状況でございますけども、河川改修区間はどこまでになっているのか、また不要箇所とは河川改修をしない区間なのか、あわせて答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 松浦川水系の河川維持管理計画に関してのお尋ねでございます。この内容については武雄河川事務所のホームページ等にも載っておるということで、私どもの武雄河川事務所のほうに問い合わせをしたところでございます。 まず、1点目の河川改修計画はどこまでなのかということでございますが、これにつきましては河川整備計画の中でも厳木駅の裏、樅ノ木地区付近までということで、距離程で申しますと、厳木川の河川改修計画は、8キロ300という厳木川の地点までが河川改修計画に上がっているということでお伺いをいたしております。 それから、先ほどの不要箇所16.5キロメーターについてということでございますが、これについては堤防計画がない区間、さらには山つきの区間と、いわゆる河川の山林部分や厳木ダム両岸などを含むということでございまして、その延長が16.5キロメーターということで表示をされておるということでございまして、これは河川の両側に堤防がございますので、両側の延長で、例えば河川の延長が10キロといたしますと、堤防が両岸で単純に20キロと、いわゆる両岸の延長で表示をされておるということでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 今河川改修の区間ですけども、厳木の駅の裏付近までと、8キロ300までということでございますけれども、私ども感じておったのは、厳木ダムの下流まで河川改修があるというふうに感じておりましたが、厳木駅からの裏については河道掘削ということで、堤防がない区間ということで理解してようございましょうか、いかがですか。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 先ほども堤防の整備箇所についてお答えをしたところでございます。樅ノ木地区という部分については、厳木川の堤防の計画が上がっておりませんので、河川の中での河道の掘削、あるいはその関係での橋のかけかえ、そういったものが現在の河川の整備計画に上がっておるという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) それじゃ次の質問に移ります。1回目の答弁ですと、旧田頭橋の撤去、学校橋の撤去、県河川、楠川の合流点までの河川の掘削については、平成25年度中には完成するということでございました。 しかしながら、ご存じのように、その上流には本山の鉄道橋、国道橋、本山頭首工、白山川等がありまして、次の4つの課題があると私は思っております。 まず、1点目の本山鉄道橋につきましては、JR路線勾配基準がありまして、かさ上げに伴いまして岩屋駅前での影響がどうなのかという問題と、2点目につきましての鉄道橋につきましてはかさ上げをすることによって周辺家屋の立ち退き等が多く生じ、問題があると思われます。 3点目の本山頭首工につきましては、現在、固定堰となっておりますが、洪水時の水位上昇により頭首工上部に流れ込む支流の排水が阻害されています。このような状況から頭首工の改修時には可動堰などの検討が必要と考えておるところでございます。 4点目には、前に少し触れましたが、頭首工上流部に流れ込む支流の白山川というのがあります。白山川から流れ込む放流箇所が2カ所ありまして、そのうちの1カ所は、昭和20年代に築造された暗渠でございます。その当時盛んであった炭鉱採掘の跡の先端により発生した炭じんが下流水路に流出し、水路や水田に堆積し、通水不能や耕作困難などの被害が出たため、この問題を解消するために厳木川と本山頭首工の下を暗渠で横断いたしまして下流に流すという先人たちの汗と努力によってつくられたものでございます。60年の歳月により老朽化が進んでおります。 以上のことについて部長はどのように認識してあるのか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 厳木川の本山周辺での問題点についてご指摘をいただきました。私どものほうでも下流側の河道掘削を早急にやっていただくと同時に、上のほうの上流側のほうのこの関連の4つの問題については、国のほうにも早期の調査をお願いしたいということで、幾たびかお話をした経緯がございます。 1点目の鉄道橋と2点目の国道橋、これについては橋脚等もございまして、流下を阻害しておる、あるいは橋長が不足しておる、桁下の高さが不足しておるといった関係もございまして、先ほどの整備計画の中でも申し上げましたように、かけかえの計画となっておるところでございます。現在、下流側の田頭地区の河道掘削が実施をされておりまして、順次上流側の改修を促進していくという予定と聞いております。今後これらの橋梁も含めて、上流の検討に入っていくというようなことでお伺いをしておるところでございます。 3点目の本山頭首工でございます。農業用の取水施設となっておるということで、椋ノ木地区、本山地区、長部田地区の維持用水としても利用されておるということでございます。この堰については固定堰ということで、議員もお触れいただきましたように、今後河川の整備をやっていく上では堰の改修が必要であるという認識をいたしておるところでございます。 4点目の白山川、詳細について今ご説明をいただきました。私もその整備がされた経緯というのは十分に存じ上げておりませんでしたけれども、こういったものがあるということは認識をしておったところでございます。これの関係でいきますと、どうしても岩屋地区の内水排除の問題が出てくるということで、これについても大変難しい問題だろうと思います。河川の整備計画、本山堰との関連、あるいはそこに2つの橋梁関係がありますので、どういった形で整備をするのかというのは非常に難しい問題であろうというふうに思っております。 こういった4つの問題については、議員からいろいろ今ご説明をいただきました内容も含めて、さらに国のほうにお話をしまして、できるだけ調査に早くかかっていただくようにお願いをしたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 最後になりますけれども、市長さんにお願いを申し上げたいと思います。楠川合流点までの改修後に調査測量に入るのではなく、当該地区につきましては平成25年度からでも調査測量をしていただいて、さきにも述べた問題とあわせて調査検討をしていただくように、国に対して要望をしていただきたいというふうにお願いいたしますし、また本山頭首工右岸側の相知町町切地区は、以前鉱害復旧事業におきまして換地の際に河川改修に理解を示してくださる方を配置したという経緯もございます。一刻も早く事業着手をしていただけるよう強く要望していただきますように、市長さんに陳情要望等をお願いいたしたいと思いますが、いかがなものでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 江里議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。 先般の国土交通省等に関します陳情の部分はもう既にいたしましたが、この河川の部分、非常に地区の皆さん方からもお話聞くと、大変長い間のご労苦とご心配があるということは私も重々承知をいたしておりますので、また早急に九州地方整備局と国機関、そして関係機関に強く要望していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 江里議員。 ◆4番(江里孝男君) 強く関係機関に要望されまして、私の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(熊本大成君) 水上議員。          (15番 水上勝義君登壇) ◆15番(水上勝義君) 15番、水上勝義でございます。通告に従いまして2つの点について質問をしたいと思います。 初めに、国道203号線歩道の整備状況についてお伺いをいたします。 現在の状況を見てみますと、唐津方面から山本駅までは進んでおりますけれども、山本駅から佐賀方面はおくれている状況であります。進捗状況についてお伺いをいたします。 次に、農村環境の整備についてお伺いをいたします。 松浦川に注ぐ水路は、宅地開発が進み、集中豪雨などにより水路の河口付近で土砂が堆積し、雑草が繁茂するなど周辺環境に悪影響を与えております。適正な水路の整備と維持管理が必要と考えますが、公有水面の整備状況についてお伺いをして、1回目の質問といたします。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 水上議員さんのご質問にお答えを申し上げます。 まず、1点目の国道203号、山本地区での歩道整備の進捗状況というお尋ねでございます。 この203号、山本地区の歩道整備につきましては、若干事業の経緯をご説明申し上げますと、平成18年度、12月の18日でございましたが、地区住民の方から同意書を添えた形で歩道整備の要望書が提出をされております。私どもも市長名で同じ年、平成18年の12月27日に佐賀国道事務所の所長さん宛てに同様の要望書の提出をしたところでございます。それ以前にも歩道整備については事あるごとにお願いをしてきた経緯がございます。同意書が添付されていたこともございまして、平成19年度に比較的早く事業化がされたといった状況でございます。 事業の区間については、山佐木材付近から佐賀方面に約730メーター、ちょうど中心部分に山本駅があろうかというふうに思っております。歩道整備の内容については、両側に2.5メーターの歩道を整備するというものでございまして、現道が歩道がない状態での幅員8メーターの道路を両側に2.5メーターずつの歩道をつけまして、13メーターの道路にするという内容でございます。平成21年度から1工区の用地買収に着手をされまして、その1工区については、平成23年度から工事が着手をされておるという状況でございます。駅から佐賀側については2工区といった捉え方をされておりまして、たしか平成23年ごろから用地買収に着手をされたと思っております。現在の整備状況といたしましては、JR山本駅から唐津市街地側のほうに、JRの鉄道側の東側になりますけれども、歩道が約300メーター整備をされたという状況でございます。 続きまして、2点目の農村環境整備の中で、水路の整備状況ということでございまして、公有水面の整備の状況ということでございますけれども、私のほうからは国から移譲を受けた状況についてご説明を差し上げたいというふうに思います。 里道や水路、いわゆる法定外の公共物の取り扱いにつきましては、平成11年7月に地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律、いわゆる地方分権一括法、これの成立によりまして、平成12年4月1日から法定外公共物に係る国有財産を市町村への無償移譲の手続、これが開始をされてきたところでございます。唐津市におきましても、平成13年度から平成16年度にかけまして順次佐賀財務事務所と国有財産譲与契約を結びまして、里道及び水路の法定外公共物のうち機能を有しているものについて無償により譲渡を受けてきた状況でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 水上議員。 ◆15番(水上勝義君) 平成18年に要望書の提出等をして、平成19年から始まりましたけれども、今の状況を見てみますと、今後どのようにされていくのかというのがちょっとわかりませんので、今後の方向性についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 再質問にお答えを申し上げます。 今後の歩道整備の方向性、状況はどうなるのかということでございます。現在までは、先ほどお答えいたしましたように山本駅から唐津市側のほうで、東側に歩道が300メーター整備がされておるという状況でございます。平成25年度につきましては、これが反対側のほう、山本地区側、方向でいきますと、西側でございますが、こちらの歩道整備をされるというご予定と聞いております。 佐賀国道事務所としても交通量が多い中で、歩道の整備は一日も早く完成しなければならないという認識をお持ちでございます。地元からの要望といった形でこの事業がスタートいたしておりますので、地元のご協力をいただきながら、平成27年度の完成を目標に地元のほうにもいろいろとお話し合いをしながら進めていきたいというご意向をお持ちでございます。市といたしましても、引き続き地元のご協力を得られるように佐賀国道事務所と連携をして、最大限の努力を図っていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 水上議員。 ◆15番(水上勝義君) 平成25年度、今年度については西側の歩道の整備がされると、また完成については、平成27年度に完成をするというようなことを聞きました。本当にありがとうございます。今後の方向性については十分わかりましたけれども、今後歩道の整備が進んでいきますけれども、山本駅周辺の整備についてはどのように考えてあるのか、また特に山本駅の駐輪場とトイレの整備予定についてお伺いをいたします。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) この203号、山本地区の歩道整備に合わせて山本駅周辺の整備、今後どうなるのかというご質問でございます。私のほうから、山本駅の駐輪場に関してお答えを差し上げたいと思います。これまでも、歩道整備をやる前も山本駅には国のほうで管理されております駐輪場がございました。今回拡幅するということで、その駐輪場が歩道敷に入るということで、歩道を整備された後、駅舎側のほうになりますけれども、そちらのほうに引き続き利用していただけるような駐輪場の整備をされるというふうにお伺いをしております。駐輪台数については約100台前後ということでお伺いいたしておりまして、屋根つきの駐輪場が整備される予定と伺っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 私のほうからは、トイレの整備につきましてご答弁申し上げたいと思います。山本駅のトイレの整備につきましては、平成23年の12月議会におきまして私が答弁申し上げておるわけでございますが、国道203号線の整備計画の進捗状況を見ながら地元等との協議を進め、今水洗化改修を検討していくというふうに申し上げております。 今回国道整備において一定のめどが立ったといったことを受けまして、私どもといたしましても観光の集客面での効果や活用といったことも含めまして、トイレの整備に向けた、例えば改修の内容ですとか、あるいは場所、あるいは財源、そういった具体的な検討を始めてまいりたいというふうに考えております。整備に当たりましてはJRの乗降客の促進と本市への観光集客にもつながる取り組みといったことを検討しなくてはなりませんが、まずは唐津鉄道事業部を通じまして山本駅トイレの整備に関してのJR九州側の諸条件、これ用地の使用ですとか、施工の条件、それから施設整備後の維持管理、こういったいろいろ条件が示されておりますので、こういったことについての確認等をまずはさせていただくことからスタートしたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 水上議員。 ◆15番(水上勝義君) 駐輪場につきましては、利用できるように整備をして、100台ぐらいの駐輪場ができるというようなことをお聞きいたしました。 また、トイレについては、検討を始めて、JR九州との確認をしていきたいということですけれども。今、部長が申されましたように、トイレにつきましては、私が平成23年12月に質問をいたしました。それで、拡張に伴って、地元と協議をしていくというような回答を前回もらっておりました、言われたように。だから、ぜひ、早く、歩道の整備とともに進んでもらいたいと思っております。 そういうことで、トイレの協議について、いつごろから始めるのか、ちょっとお伺いをしたいと思いますが。いつごろになるでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 再質問にお答えを申し上げます。 国道の拡幅工事、このスケジュールといったものをきちっと見つめながら、しかるべきタイミングで、JR九州さんのほうにご相談に上がりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 水上議員。 ◆15番(水上勝義君) それ以上、出ないだろうと思いますけれど。 はっきり言って、1年前に質問いたしておりました。そういうことで、山本区民のほうも、歩道の整備と同時にトイレの整備も行われると思っておりますので、山本区民の意見も十分に取り入れた整備をされるようにお願いをいたしまして、次の質問に移らせていただきます。 農村環境の整備について再質問を行います。 水路の整備状況について、建設部長のほうから詳しく説明を受けましたけれども、水路の浚渫や維持管理については、農家の負担が非常に大きくて、簡単にできるような状態にないのが現状ですので。水路の浚渫等について、どのようになっているのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 竹内建設部長。          (建設部長 竹内克志君登壇) ◎建設部長(竹内克志君) 再質問にお答えを申し上げたいと思います。 私のほうからは、法定外公共物、先ほど、国のほうから移譲を受けたというお答えを差し上げましたけれども、この法定外公共物の管理上の関係での水路の浚渫について、お答えを差し上げたいと思います。 法定外公共物の管理の手法としては、財産管理と機能管理という2つの概念で管理をいたしております。 財産管理というのは、隣接する土地との境界確定など財産を保全するという内容でございますが、機能管理につきましては、水路の浚渫などの法定外公共物としての機能を維持させるための管理というやり方でございます。 財産管理につきましては、市によりまして、境界確定や法定外公共物のつけかえ、または払い下げ等の手続を行っているところでございますが。一方で、法定外公共物としての機能を維持させるための機能管理につきましては、地元やそれぞれの関係者に草刈りや浚渫などの日常的な管理をお願いをしておると。法定外公共物については、日常管理につきましては、地元にお願いをしておるという状況でございます。 ただ、災害など、とても地元では復旧できないような場合、これにつきましては、市のほうで復旧工事をやったという事例も過去にございますけれども。基本的には、法定外公共物、草刈り、浚渫等については、地元での日常管理という形でお願いをしておる状況でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 水上議員。 ◆15番(水上勝義君) それでは、雨水幹線水路等についての浚渫等は、どのようになっているのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 宮﨑水道部長。          (水道部長 宮﨑吉輝君登壇) ◎水道部長(宮﨑吉輝君) 水上議員さんのご質問にお答えをいたします。 公共下水道の雨水幹線の整備状況と管理状況についてのお尋ねでございます。 本市におきましては、公共下水道の雨水計画を策定しております地区は4地区ほどございます。唐津地区、浜玉地区、相知地区、厳木地区の4地区でございます。 幹線水路の概要を申し上げますと、全路線数で104本ほどございます。また、計画の全延長で約50キロメートルほどございまして、このうちの約25.6キロメートルが整備済みとなっているところでございます。整備率といたしまして、51.6%ということになっております。 現在行っております主な雨水幹線の整備箇所といたしましては、山本地区と相知の中山地区でございまして、平成24年度におきましては、約380メートルの整備工事を実施をしたところでございます。このほか、現在、浦地区と相知の上園地区におきまして、改良工事に向けた実施設計業務を行っているところでございます。 また、管理の状況でございますが、主な維持管理の内容といたしましては、水路に堆積しています土砂の浚渫、あるいは雑草、雑木等の除去でございまして、平成24年度におきましては、17カ所でその管理業務を行ったところでございます。また、あわせまして、小規模な補修工事等も行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 水上議員。 ◆15番(水上勝義君) ただいま、水路の整備状況、それから浚渫状況についてお伺いをいたしました。 しかし、松浦川に流れる水路については、ちょうど河口部分のところが、非常に大きくなっていて、やはり地元で上げるのはなかなか難しいような状況でございます。ここら辺も考えていただきまして、水路の整備や農道の整備に対して、小規模な整備については、農村環境整備事業や農地・水保全管理支払交付金などで整備ができますけれども、なかなか大規模なものができないのが現状だと思っております。 それでは、農村環境整備事業、それから農地・水保全管理支払交付金の活用状況についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) 水上議員さんのご質問にお答えをいたします。 農業用の水路の管理について、農村環境整備事業あるいは農地・水保全管理支払交付金を活用した整備の状況ということでございます。 まず、農業用の水路の管理についてでございますけれども、従来から営農上の不可欠な施設であることから、それぞれの関係受益者の方に、草刈りとか砂上げとかの日常管理をお願いしているのが現状でございまして。ただし、建設部長申しましたけれども、例えば災害などの重大な被害があった場合には、災害復旧で機能回復するということもあるわけでございます。 しゅんせつにつきましては、3つの方法でこれまで取り組んでいただいておりまして、農地・水保全管理支払交付金を活用した事業といたしましては、先ほど言いますように、それぞれ市内の全組織が、水路の草刈りとか泥上げとか農道の砂利舗装とかを実施していただいておるわけでございますが。 平成25年度の活動概要を申し上げますと、共同活動のほうで実施地区が100地区、面積で5,105ヘクタールと、地元の事業費で1億4,067万円ということでございまして、市は3,517万円を負担しております。面積当たりで交付金が来ますので、その範囲であれば地元負担金はないということになります。 次に、2つ目の事業の活用としまして、農村環境整備事業でございますけれども。これは、まだ平成24年度の実績見込みで申し上げますと、2カ所で33万円の事業費が上がってきております。そのうち、市の補助金が16万5,000円、地元が16万5,000円ということになります。 3つ目は、災害復旧の農地・農業用施設復旧事業による実施の例でございますけれども。災害により水路断面に堆積した場合、土砂排除を復旧工事の中で実施をしたと。これは、復旧工事の前提として土砂の浚渫でございまして、平成24年度では1カ所で、事業費が203万円ということになりまして、この場合は災害復旧の国庫負担率が96.3%で、地元が1.85%ということで、3万7,555円の負担をいただいて実施をした経過があるというところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 水上議員。 ◆15番(水上勝義君) やはり、水路の管理等については、農地・水保全管理支払交付金については、草刈り等で100地区がされたということ。それから、また農村環境整備事業については、2カ所で33万円だったというようなことですけれども。 農村環境整備事業については、農家負担が50%と高くて、最高の金額が50万円と少額で、使い勝手がいいような状況ですけれども、非常に事業の使い勝手がよいということで、いろんな面に使ってあると思います。前向きに検討していただいて、増額ができれば、幸いかと思っております。 しかし、水路の整備に対しては、今まで言いましたように、かなり、河口部分は広くて、整備がなかなかできないような状況で、今も各地区見て回ってもらったらわかりますように、水草が、大分、繁茂しておるわけです。 そういうことで、水路に対する補助率の引上げ等ができないか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) 補助率の引き上げができないかということでございますけれども。 平成23年度実績で申し上げますけれども、農村環境整備事業の取り組み状況について、少しご紹介をさせていただきたいというふうに思います。 今、議員さんからもありましたように、非常に使い勝手がいいということで、非常に、地元からも好評を得ている事業でございます。平成23年度におきましては、市の予算総額で3,000万円でございますので、地元では6,000万円以上の事業をされたことになるわけでございます。 農道整備、このうち舗装が56カ所で4,287メーター施工していただいておりまして、地元での事業費が3,350万円ということです。市の補助金としては1,657万円になります。 2番目に、水路整備。これは、例えばU字溝の敷設とか補修とか取水施設の補修などでございますが、これが36カ所で1,043メートル施工していただいております。これの地元事業費が2,681万円でございまして、市の補助金が1,158万円と。その他、浚渫等で、事業費で471万円、補助金で182万円というような、平成23年度の状況でございます。 また、農地・水保全管理支払交付金も、同じように、先ほど107カ所と言いましたけれども、共同活動でが107カ所でございまして、ここで水路の草刈りとか泥上げとか農道の砂利舗装とかしていただいておるわけでございます。 恒常活動では、水路の整備、農道の整備、先日は、ミニハードと言いましたけれども、小さいものを、改修事業をやるというようなことでございます。 そこで、議員さんが、水路整備について補助率を上げられんかというようなことでございますが。 唐津市では、佐賀県営の事業をした場合に、県営事業の分担金条例というのがございます。これの考え方には、国の、あるいは県の補助金を引いた残りを農家と市とで半分ずつしましょうという、そういう考え方で整備をしておりますし。市が事業をする市の土地改良事業分担金条例におきましても、農家と市と半分ずつと。ただし、ため池のような大規模な事業については、75%を市が持ちます、地元が25%でいいですよというようなことも例外的にはありますけれども、基本的には2分の1というふうなことで整理をさせてもらっております。 そういうことを考えますと、なかなか、その補助率を高くするというのは、その全体の事業バランスからいっても厳しいのかなという感じはするところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 水上議員。 ◆15番(水上勝義君) なかなか厳しいような状況ですけれども。 やはり、河口部分を見てもらうとわかりますように、かなりの土砂がたまっておるわけです。そして、ある箇所については、水が家のほうまで、ちょっと来てから、塀が倒れているような状況もあります。何とかならんだろうかというような話を、私のほうも聞きます。それで、なかなか、ピシャっとした補助制度がなくて、非常に困っていたんですけれども。何とか、そこら辺を考えていただいて、金額的に大きくなったら、もう少し補助率を上げますよというようなことでもできないかなと思っております。 そういうことで、農家負担が軽減をするようにお願いをいたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。          (23番 青木 茂君登壇)
    ◆23番(青木茂君) 茂でございます。1点、一般質問を行います。 「健康づくり先進都市を目指して」について、一般質問を行います。 このことは、今回、選挙で、選挙公報のほうで、私も取り上げさせていただきました。大きなテーマであったわけでございます。 健康維持は、国民のみならず市民の皆様の極めて関心の高い事項でございます。マスコミ等も見てみますと、テレビ番組等、健康にまつわる多くの番組が編集され、また書籍等、本、また、いろんな食品、食材、そのようなことからも、非常に高い売り上げをしているようでございます。そういう観点から、市政にとっても極めて市民にとっても大きな政策ではないのかなというふうに私は思います。 また、唐津市は、保険事業者という一面も持っておりまして、国民健康保険等、昨日の議案質疑等を聞いておりますと、平成24年で13億円の累積赤字というような状態にもなっているようでございます。そういった観点からも、この問題は市政にとって大変重要な政策であるというような認識に立って、質問をしてまいります。 今回、私が質問をいたしますのは、健康づくりの中で、医療に関すること以前の話であります。病気予防といいますと、一次予防、二次予防、三次予防という観点が考えられようかと思います。 三次と申しますのは、いわゆる病気になって、いかに病気を改善していくのか。二次予防となりますと、早期発見、早期治療を行っていくという二次予防です。一次予防がまさに健康づくりということでございまして、この点に絞って、この観点から、私は質問していきたいというふうに思っております。 また、健康づくりというものを、これは、私の単なる健康を維持するということだけではなくて、唐津の一つのまちづくりブランドにならないかという観点にも立っております。このことを、しっかりと今回の質問で問うてみて、議論をしてまいりたいというふうに思います。 もっとわかりやすくいいますと、例えば商工観光部でいいますと、健康ブランドが唐津の一つのブランド、商品とならないか。また、農林水産部におきましては、農産物、水産物が、この健康という付加価値をつけたブランドというものの商品にならないか。また、教育委員会でいきますと、例えば、子供または家庭の一つの健康づくりというものが、大きな課題また大きな教育に行き着かないかと。また、私がテーマにしております自治力の向上というものに、この健康づくりが発展していかなか。そのような観点に立って質問をいたしますので、答弁のほう、よろしくお願いをいたします。 まず、最初の質問になります。 各部でさまざまな健康づくりに関連したような、または関連するいろんな事業、政策が行われているというふうに思います。どのような事業が行われているのか。また、それについて、どのような課題があるのか。また、その課題の解決に向けてどのような展開がなされているのか。その点を、まず1回目の質問とし、私の1回目の質問といたします。よろしくお願いします。 ○議長(熊本大成君) 横山保健福祉部長。          (保健福祉部長 横山敬司君登壇) ◎保健福祉部長(横山敬司君) 青木議員さんのご質問にお答えいたします。 健康づくりに関する質問で、あらゆる分野にわたっていたかと思いますけれども。 まず、健康といえば保健医療課ということでございまして、そちらのほうから最初にお答えをさせていただきたいと思います。 まず、どのような施策を実施しているかということでございますけれども。 保健医療課におきましては、平成18年3月にからつ元気いっぱい健康プラン21という計画を策定いたしておりますけれども、それに基づきまして、さまざまな施策を実施しているところでございます。 まず、大きく3つほど施策を分けたいというふうに考えております。 1つは、心と体の健康に関する健康づくり事業。2つ目といたしましては、食生活改善による健康づくりを推進するという事業。3つ目には、運動、特に、ウオーキングによる健康づくりといった、3つを中心に実施しているところでございます。 まず、最初の心と体の健康づくりということでございますけれども。 各年代に応じて実施しておりますが、母子の健康づくりの支援といたしまして、保健師による母子家庭訪問、もうすぐママ・パパ教室、子育て応援教室などの子育て教室等を実施しております。そのほか、乳幼児相談、1歳6カ月児健診、3歳児健診、2歳児歯科教室等の事業を行うなど、保護者の皆様の子育ての悩みや不安を減らすことを目指しまして、保健師、栄養士が相談役となって実施しているところでございます。 続きまして、成人の健康でございますけれども、まず病気の早期発見、早期治療を目的といたしまして、市民の皆様が自分で健康のチェックができるように、または自己管理ができるような手段としていただけますよう、各種健診等を行っております。糖尿病、高血圧等の早期発見を目的といたしました特定健康診査、がんの早期発見を目的といたしました検診、そのほか結核検診、肝疾患検診等を行っているところでございます。 また、これらの健診の実施場所といたしましては、一部医療機関でも行っておりますけれども、基本的には集団健診の形態で行っておりまして、本庁管内におきましては、唐津市保健センターで、実績といたしましては33回、地区公民館等で23回実施いたしております。支所におきましても、各支所保健センターにおいて49回、公民館等で25回を年間実施しているところでございます。 そのほか、心の健康ということも、やはり実施しておりまして、メンタルヘルス講演会を行いまして、市民の皆様に精神保健の啓発を行っております。さらに、心の相談会、家庭訪問、デイケア等の事業を行っているところでございます。 次に、食生活改善による健康づくりの推進ということでございますけれども。 食生活改善推進事業というものを実施しているところでございます。この事業は、栄養教室を6回受講していただいた後、食のボランティアでありますヘルスメイト会員として食生活改善推進協議会に加入され、地域で活動を進めていただくものでございます。 平成24年4月現在での会員数は508名となっておりまして、各地区公民館を活動の拠点として活発な活動を展開していただいております。活動の内容といたしましては、親子の食育教室、高齢者食生活改善講習会、生活習慣病地区伝達講習会などを年200回程度実施していただいております。 講習会への住民の方の参加状況でございますが、平成23年度で5,141名となっておりまして、各地域でたくさんの住民の方がご参加いただき、食の健康づくりを学ばれているところでございます。 3つ目の運動、特にウオーキングによる健康づくりでございますが、推進されている団体にウオーキング推進協議会がございます。現在、市内で20団体、421名の方が登録をされ、各団体、月2回から4回、定例的にウオーキングを通し、健康づくりと仲間づくりを実践されております。また、1年に2回、ウオーキングイベントの開催や会員研修、清掃奉仕作業、ツーデーウオークの開催協力など、幅広く活動されているところでございます。 以上のような施策を実施しております。 また、次の質問の中で、その健康づくりをする上での課題ということでございますけれども。 保健活動として、現在もさまざまな事業、取り組みを行っているところではございますが、なかなか健康づくりの意識が浸透しないことが、一番の課題ではないかと感じております。 例えば、健診もさまざま啓発を行っておりますけれども、受診率がなかなか上がっていかないと。徐々に上がってはいっているんですが、目標にはまだかなり遠く、受診率が思うように伸びない状況でございます。特定健診の受診率におきましては、目標60%に対しまして、平成23年度の受診率は34.5%となっております。がん検診においても、子宮がん検診以外は目標値を下回っている状況でございます。 また、もう一個の課題といたしましては、健康づくり事業を実施する場所の問題がございます。健康づくりの拠点となっております唐津市保健センターにつきましては、敷地が狭いために、駐車場のスペースが不足している状況でございます。そのため、健診車の駐車スペースが十分にとれないなど、複合検診の実施が困難でありまして、また日曜日の健診実施ができないなど、受診率向上にとっても大きなブレーキとなっているところでございます。 3つ目の質問でございました、問題解決のための改善策という質問だったかと思いますけれども。 健康づくり全般にわたりまして、まずは、からつ元気いっぱい健康プラン21の中で、推進の仕方ということを定めているところでございます。4点ほど定めております。 1つは、情報発信ということで、あらゆる年代の方が情報を手軽に効果的に取り入れ、またその情報で健康の自己管理ができるよう保健だよりの充実、唐津市のホームページの有効活用による健康管理と情報発信の研究が必要だと考えております。 例えば、歩数等の入力をいたしますと、カロリー計算等ができるといったサービスの検討、唐津市ウオーキングマップの活用、発信などを対策として考えているところでございます。 2つ目でございますが、各種団体のネットワークということが大切ではないかと。健康づくりの継続的、効果的な展開におきましては、保健分野のみの働きかけではなくて、健康増進計画、食育推進基本計画に基づいて、市内各団体、関係各課が情報共有、連携、協働することが必要だと考えております。こういった各団体のネットワークを利用いたしまして、効果等の確認等をしていく必要があると考えております。 3つ目の方法といたしましては、人材確保という問題がございます。地域の中で健康づくりを進めていくマンパワーの存在が大切であると考えております。食生活改善推進員さんは508名、ウオーキング推進員さんは421名、個人レベルでの活動をしていただいている方といたしまして、がん予防推進員さんも五十数名が登録されております。また、唐津市の保健センターにも保健師二十数名配置していたしております。そういったマンパワーの活用が必要だと考えております。 4つ目といたしましては、推進体制の充実ということがございます。健康づくりの協議会、または健康づくりのネットワーク会議等を活用いたしまして、進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 私のほうからは、商工観光部所管の分につきまして、ご答弁申し上げたいと思います。 まず、私どもの取り組みでございます。 まず、唐津ブランド推進室におきましては、唐津産の旬の魚、旬の野菜といったものが健康づくりの観点から非常に有効であるということから、唐津市地産地消モデル推進協議会、この活動に対して支援を行いまして、保育園、小中学校において、親子で参加されるお魚教室等を開催いたしまして、安全安心の唐津産食材の利用推進を行いまして、また学校給食関係者へも唐津産食材の活用などを提案し、安全安心だけではなく、健康をイメージした唐津産食材の学校給食での利用、普及促進を図っております。 また、唐津市食生活改善推進員の方々が実施されます食育を含めた親子料理教室等へも参画をいたしまして、健康的な地産地消のメニューづくりを推進いたしております。 また、今年度は、唐津市旅館協同組合と連携をいたしまして、健康、美容をテーマにした唐津薬膳鍋の研究開発に対しまして支援を行いまして、唐津の新たな楽しみ方として、冬の観光キャンペーンと絡めまして、観光PRに取り組んできたところでございます。 観光課におきましては、平成22年度から観光協会と連携をいたしまして、虹の松原ツーデーウオークを開催をし、全国のウオーキングファンに向け、虹の松原や城下町の歴史的な景観を楽しみながらのウオーキングと唐津の食を楽しんでもらうということで、心身ともにリフレッシュをしてもらい、唐津のファンとなっていただくよう取り組んでおります。 また、各支所におきましては、歴史文化や自然景観といったそれぞれの地域の特徴を生かしたウオーキング大会を開催をしておりまして、歩くことを通じて、健康づくりと唐津の観光振興につなげているところでございます。 また、虹の松原の保全活動として取り組んでおりますアダプト制度につきましては、市内の企業や団体が、松原の松葉かきや清掃活動に自主的に参加をされるということで、環境保全とそれから健康づくり、これにつながっておるところでございます。また、この活動は、年々参加企業がふえておりまして、またエコツアーといった形でも、観光商品の造成にもつながってくるというふうに考えております。 次に、抱えておる課題でございます。 唐津ブランド推進室で抱えておる課題でございますけれども。 水産物の消費を拡大する上では、魚は、子供の発育、健康、体によいというイメージは持たれておりますけれども、料理をするときの、魚の調理の面倒さ、あるいは生臭さ、いったようなことで、魚離れにつながっている点が課題というふうに考えております。 それから、観光面での課題といたしましては、健康には運動や食とともに、それから心のリフレッシュといったものも大きくかかわっていると思います。ただ、健康に対する考え方、体力や健康状態には当然個人差がございまして、その健康づくりとしてやっていく場合、個々人、それぞれの状態に応じた運動メニューあるいは食事メニューといったもの、個々のニーズにどういうふうに応えていくかということは、一つの課題であろうというふうに思っております。 また、議員からもお話もございました、ウオーキングや軽スポーツといったものは、手軽に楽しめる運動であることから、逆に場所や時間を選ばないということもございますので。そうなれば、例えば、健康をキーワードに、こういったウオーキングなどの旅行商品を造成する上では、やはり唐津でしか楽しめない、味わえないといったところをどういうふうに打ち出していくのかといったところは、課題というふうに感じております。 さらに、健康管理、栄養管理という観点では、受け入れ側であります旅館、ホテルといった施設におきまして、十分なノウハウ、設備といったものが整っているかといった点もございまして。他の分野、医療とか運動管理、栄養管理の点で、専門機関とどういうふうに連携をしていくのかといった点も課題であろうと思っております。 この課題の解決に向けてどうしていくかということでございますけれども、唐津ブランド推進室におきましては、保護者が魚を使ったメニューを簡単につくることができるようにするために、子供と保護者を対象にしたお魚教室などでメニューを紹介し、保護者が健康的な魚を使った料理になじむこと、それによる食育、地産地消の推進、そういったものを図っていきたいというふうに思います。 今後とも、引き続き、こういったお魚教室などで、楽しみながら事業を推進していきたいと考えております。 また、唐津市旅館協同組合で行われている唐津薬膳鍋につきましても、今後も冬の目玉として定着するように、改善を図りながら進めていきたいというふうなことを伺っております。 今後も、市の地産地消モデル推進協議会におきまして、健康的なメニューの開発、PRに対しまして、協力や支援を行ってまいりたいというふうに考えております。 それから、観光課におきましては、健康は心身のバランスがとれてこそ達成できるといったことでございます。体のバランスを保つための適度な運動と食、癒やしといったものを体験できるメニュー、観光スポットの提供を考えてまいりたいというふうに思います。 旅行商品として、旅行商品の造成だけではなくて、やはり、市民も気楽に楽しみながら健康づくりにつながるまちづくりを進めるといったことも重要であろうというふうに思っております。 こうしたことで、市の関係部署だけでなくて、民間の事業者の方とも十分協議をし、連携を図りながら、唐津の自然景観、歴史文化、まちの風情を堪能できるまち歩きを楽しみながら、体にいい食を満喫できる、そういった癒やしの空間づくりに取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) 健康づくりに関して、農林水産部の展開と課題、そしてそれらの対応ということでございまして。 まず、農業でございますが、化学肥料それから化学農薬をできるだけ減らす、あるいは使わない、こういったエコファーマー、環境型農業を目指しているということが現状でございます。 課題でございますが、消費者にその苦労がなかなか理解していただけない。価格に展開できないというのが、課題でございます。 その対応でございますが、農業まつりや各地の産業祭で、そういったものを宣伝していくというのが、現状の展開、方向でございます。 水産におきましては、現状といたしましては、魚食の推進のためにいろんなところでお魚まつり、貝まつり、イカまつり、で展開しているところでございます。 課題につきましては、先ほど、商工観光部長申しましたけども、魚離れ、魚の骨には味があるというのが、なかなか理解していただけないということが課題で、平成18年には、肉と魚が、摂取量で逆転をしたということがございます。 その対応でございますが、先般、大志小学校、佐志小学校、打上小学校の小学校に、シイラを使った料理ということで、子供たちに、ぜひ唐津の魚を食べていただこうというようなことで、鎮西町の学校給食センターからの配食のエリアについて、子供たちにそういった唐津の魚を食していただくという展開を取り組んでおります。それが、取り組みへの課題でございます。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) 青木議員さんのご質問にお答えをいたします。 私のほうからは、学校教育と生涯教育、公民館の事業として報告させていただきます。 まず、学校におきましては、健康づくりといいますと、体育、保健体育、家庭科があると思います。この中で授業をしながら、健康づくりについて授業をいたしておりますけども。その中でも、食育について、食育の年間指導計画等を組みながら指導を行っているところでございます。 その課題といたしましては、体育におきましては、現在、子供が運動しない子供という形で二極化いたしております。遊びの変化により、運動をしない子供たちがふえている。片や、少年スポーツ団体等に入って運動をする子供たちがふえているというふうな課題があるかと思います。 食育の中におきましては、朝食をとらない子供たちがふえているというような問題点と、生活習慣の乱れというものがあるかというふうに思っております。 次に、取り組みにつきましては、それぞれ、運動については必要なんだよということで、学校教育の中で指導をしながら、また食育につきましては、保健だより、給食の試食会、PTA等の連携をとって、「早寝、早起き、朝ごはん」というような周知をしているところでございます。 次に、公民館活動につきましては、講座といたしまして健康づくりに関する講座をそれぞれ実施をいたしております。また、自主グループにおきましても、健康づくりに関する講座等を開催をいただいております。 いずれにしましても、公民館等に出かけていただいて、参加をしていただくというのが、心と健康の課題につながるものだというふうに認識をいたしております。 課題といたしましては、なかなか公民館に足を運んでいただけない方々への周知等と、また市民のニーズに合った講座等を開催していくことが課題かなというふうに思っております。 そのためには、利用者の方々のニーズを把握いたしまして、また講座内容を十分検討する中で、地域の、その健康づくりに参加する、また指導者等の発掘、育成、そういったものも必要であろうということで、取り組みを行っていきたいというふうなことで思っています。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) 丁寧なご答弁ありがとうございました。課題の多いところは答弁も長いのかなというふうに認識をしたところであります。 まず、教育委員会のほうから行きます。 教育委員会のほうでは、やはり、学校現場というものは、栄養士さんも含めて、保健師さんも含めて、非常に健康づくりという意味では管理をされ、またしっかりした運営がなされているというふうに私は理解しておりますし。ほんとに、一番、この健康づくりで、教育という形で取り組まれておるというふうに、私は認識しております。 ここでの、例えば、学校給食もそうでありますし、いろんな、例えば、病気、インフルエンザ等の周知も、学校から家庭へ周知をされているようでございます。 そのような中で、この栄養士さんがつくられた給食とまた給食だより等で、しっかりした活用がなされているかどうかということを、まず一点お聞きしたいのと。 学校でのその健康づくりの取り組みというものが、家庭にフィードバックされて、家庭と学校との中でその情報のやりとりの、例えば、その健康だよりとか給食だよりを出すだけではなくて、家庭からのフィードバックができて、子供たち、また家庭との双方向性の取り組みができないかということについて、提案をしてみたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 大塚教育長。          (教育長 大塚 稔君登壇) ◎教育長(大塚稔君) 学校におきます健康づくり、体力づくりというものは、まずは子供たちが健康づくり、体力づくりについて、そういう能力を持ち、それが習慣化し、それで、さらには態度化させるということが重要だというふうに思っています。これが、生涯学習を見据えた体育でありますし、食であろうかというふうに思うところです。 そのためには、まずは学校におきましては、それぞれの体育が持つ楽しさ、それを十分理解させることが必要であろうというふうに思うとことです。 その家庭との連携ということでは、先ほどの部長のほうから答弁もありましたけれども、「早寝、早起き、朝ごはん」というような運動も行っているところですけども、学校からは、給食だよりとかいうことも行っておりますし。 そして、ただ、給食だよりという、いわゆる知識を出すというだけではなくて、例えば、家庭科の時間につくったものを家でつくってくるというような宿題も行っていますし、それから、あるいは食に関する実態調査に基づいて、朝食のあり方について、親子食育セミナーとして、親子で簡単朝食づくりの調理実習を行うと。そして、児童が家庭に帰って実践した例など、そのような取り組みも行っているところでございます。 これらの取り組みについては、学校栄養職員部会がさまざまに工夫もしているとこでございますので、これらをまずは集約をして、学校のほうにも、教育のほうにも生かしたいと、そのように考えておるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) 学校での取り組みというのは、ほんとに健康づくりの縮図みたいなところでありまして、子供たちが、やっぱり、小さいときに健康づくりを意識して取り組んだことが、大きくなって、それが、また自分が大人になったとき、また自分が親になったときに、自分の子供に対して健康づくりについて提起するという教育の一面と。家庭、やっぱり食育でもそうですけども、食育は学校にありとは私は思ってなくて、食育というものは家庭にあるものだと、私は認識をいたしております。 そこで、やはり、家庭の親御さんとの、要するに、もう一歩踏み込んだ形の中で、やりとり、双方向の、要するにやりとりができるような仕組みを、いま一度、さらなる努力をしてみてもらえないかというふうに思います。 学校現場というものはいろいろお忙しいでしょうけども、そういうふうなことで、しっかり管理の行き届いた、そのデータ、情報を、やはり家庭にお配りをし、家庭からその反応を見るというようなことは、極めて健康づくりにとって大事ではないのかということを、さらなる努力をお願いしたいというふうに思っております。よろしくお願いしておきます。 公民館でございます。 公民館、いろいろ主催事業等々やっております。公民館の運営審議会等々で公民館の主催事業、主催教室等を決めて、健康にまつわるいろんな取り組み教室等をやっております。ただ、常態化しているメニュー等もある中で、やはり、いかに公民館活動、地域の活動に多くの方が参加していただけるのかというものも、これは公民館の一つの大きな取り組みの中で、重要だというふうに思います。 そういう中で、例えば、健康づくりというのは、先ほど、私が冒頭申しましたように、大きな関心、いろんな関心があると思います。メニューの中でも、運動それから食に関するいろんな取り組みがなされておるわけでございますが。 その中で、運営審議会の中でも、やはりあるのではないかなと思うのは、どんなメニューがあるのだろうか。この事業をやろうとしたときに、マンパワーというか、指導者がいるのだろうかというようなことで、事業メニューが追加されたり活性化されないということも起ころうかと思います。 そういった意味で、教育委員会だけでは無理かもしれませんけれども、運営審議会等に対して、また公民館活動に対して、例えばメニューの提供、またマンパワーの提供というもののアドバイス等々、なお積極的にできないのかなと私は常々思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) 再質問にお答えをいたします。 まさしく、今現在、公民館におきましては、利用者の方々のニーズ等を公民館長が把握をして、企画をしながら、運営審議会等に協議をしているというふうなのが実態でございます。 教育委員会といたしましては、公民館長会議、それから昨年からでございますけども、運営審議会委員長さん方の研修会を開催を始めさせていただいております。今、議員ご指摘をいただきました健康づくりに関しましても、関係機関それからコーディネーター、そういった指導者等々を、生涯学習課の中でも発掘といいますか、連携をとりながら、研修会等の開催をぜひ行っていきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) 研修会等もさることながら、そのようなことをやってみてはどうかなというふうな、いわゆるメニューも含めて、人的な方々、指導者の方々のご紹介も含めて、そういったことであれば、公民館の活動としては、今から、やはり定年を迎える方々も非常に多ございます。健康管理をどうしようかというような方々もふえてこようかと思いますので。地域の、一つの大きな、公民館というのはかなめでございますので、公民館事業の活性化をより多く取り組んでいただきたいというふうに思っております。 もう一点、ちょっと提案といいましょうか、そのような公民館での健康づくりというものを、地区住民の皆様方に周知するという方法としては、やはり公民館だより等を今、発刊されておると思います。 その中で、私も、あれ、行事等はよく読ませていただきますけども、あの公民館だよりの中で、公民館で健康づくりに関する事業、メニューというのがやられております。その報告ということも兼ねて、また地域の方々に健康づくりに対する意識づけということも含めて、またそのようなことに対して、市民の皆様方が新たに公民館のそういう教室に行ってみようという意識づけも含めて、公民館だよりに、この健康づくりに関しての、公民館で活動されておるような教室の報告も含めて、健康に関する特集というものを、どっかのわずかなコーナーでもいいので、料理も含めてですけど、つくってみてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) お答えいたします。 公民館だよりにつきましては、今、議員さん言われましたように、公民館長、一生懸命頑張って、毎月発行して、各市民の方にお配りをいたしておりますので、ぜひ、健康コーナーという形で作成をさせていただいて、提供していってみたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 15時15分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 3時00分  休憩                     午後 3時15分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(熊本大成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続行します。青木議員。 ◆23番(青木茂君) 教育委員会のほうからさまざまな答弁をいただいてまいりました。 学校また公民館、いわゆる公民館は、市の公民館での運営審議会等でのいろんなメニュー等あるわけであります。このことが、やっぱり地区の類似公民館等でさまざまな取り組みを今現在やられてきておりますが。そっちのほうに結びついていくような取り組みというようなことも含めて、今申し上げましたような学校での取り組み、また公民館でのマンパワー、それからメニュー等の支援、そういったことからまずスタートしていって、類似公民館への展開ということで、地域のいろんな自治につながっていったり、健康づくりというものをキーワードに地元の活動にいろいろつながっていけばというふうに私は願っておりますので。その点も含めて、よろしくお願いしたいというふうに思っております。 次に、農林水産部または商工観光部のほうに移らせていただきます。 今は、機構改革の議案等も出ておるようでございます。農林水産商工部に今度は提案されておるようでございます。6次産業化というのが、また大きなテーマなのかなというふうに思っております。 そのような中で、やはり、唐津には、旬の野菜、また旬の水産物、魚、ほんとに、健康に非常にいい商品がたくさんございます。そういう中で、そこの商品にいかに付加価値をつけていくかというのも大事な取り組みではないのかなというふうに思っております。健康に関連づけた商品、またそれをいかに売っていくかということであります。 そのような観点からいきますと、今回の予算議案にも出ておりますけども、道の駅等は、やっぱりアンテナショップ的な要素があるのではないのかなというふうに思います。そこに、健康というスパイスを足し込んで、付加価値をつけて商品化というような展開を図ってみてはどうかと私は思いますけども、部長、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) お答えいたします。 旬の食材というのは健康に一番いいわけでございまして、そういったことを売り込むということで、消費者が季節感を意識して購買意欲を高める、そういった付加価値が必要であろうというふうに思っております。 このために、地産地消の推進とともに、地域消費者及び近郊都市の住民に唐津の農林水産物をPRする場として、例えば、おっしゃいましたような、直売所等で、新鮮、安全な季節を彩る野菜や果物、特産品を使った加工品、惣菜等の販売促進を図っているわけでございます。 この場合に、旬を売りとした生産者の思いが消費者に伝わるように、販売スタッフと一緒に取り組みをやっているわけですけれども、まだまだ、そのポップの部分で十分ではないかなというふうに思っております。やはり、健康に結びつく、旬のものが健康につながるというものが、宣伝を含めながら販売活動に展開をしていかなければならないなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 再質問にお答えを申し上げます。 私のほうから、少し補足をさせていただきます。 直売所でのポップでございますけれども、幾つか、今、鳴神の庄でありましたり、道の駅、ポップの状況、ちょっと調べております。それで、中には、いわゆる調理の方法ですとか、栄養価ですとか、それから効能といったものをお示しをして販売をしている状況がございますので。これを、できるだけ店内広く、あるいはほかの店舗でも応用するようなことは考えていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) 私が冒頭申しましように、健康というもののキーワードは、国民は当然です、市民、最大の関心事です。だから、例えば、マスコミ等で、この商品、この、例えば野菜が、またこの果物が非常に体にいいというような報道がなされた後は、ほんとに店頭から野菜等、バナナもそうですけども、なくなるような状況なんです。だから、そういうところを、やっぱりシビアに、また、要するに、世の中の動きというものをもっと注意深く感じとっていただかないといけないと思います。 やはり、物を売るということが大事なんです。そこにいかに付加価値をつけるか。健康というキーワードは、ほんとに、そういった意味でも、やはり万人が求めるものであります。そのようなことを意識しながら、やっぱりやっていかないといけない。 そういった意味では、アンテナショップ的な要素というのが道の駅にはあるわけでありますし、その運営管理費というのを市は補助しとるわけですから、そういう展開をやっぱりしていくという、些細なことなんです。しかし、そういうことが大事なんです。大きなことも大事ですけども、そういう些細なこととか、世の中の動きというのを、真剣にアンテナを張って、やっぱりやっていかないといけないのではないのかなというふうに思っております。 県のほうの取り組みなんかでも、例えば、健康づくり協力店ってご存じです。ご存じですよね。やはり、そこに、唐津のお店が健康づくりに取り組んでいるお店を取り上げて、それを県のホームページにアップしているんです。ここの店は、こういうふうに健康にいいのをつくっていますよ、またはここは健康を意識したこういうメニューをつくっていますよというようなのを案内しているわけです。 市独立でつくれとは言いません。県とリンクをしながらやっていけば、それでいろんな費用もかからずに、県との連携も図りながら、また個店との連携も図りながらやっていけるわけです。 商品ということになってくると、道の駅なんかの、いわゆる利用、またそこでのポップ、それから展示のあり方なんかを考えていけば、私は、ここに商品の付加価値がつくというふうに理解しておりますので。もっとアンテナを張って、しっかり取り組んでみてもらいたいというふうに思うわけでございます。 先ほど、薬膳鍋のお話もございました。まさに、薬膳鍋というものは、唐津の食材等を生かし、異業種等のマッチングをさせて、それを商品として、季節限定で、もう2月で終わりましたけども、薬膳鍋というものを取り組まれたわけです。こういうのが6次産業じゃないのかなというふうに思います。 今後のあり方、議会の議決で機構がどういうふうな議決がされるかわかりませんけども、また未定でございますけども。展開を、やはり頭の中にしっかり据えて、言葉でだけの6次産業ではなくて、真の6次産業を目指して頑張ってもらいたいなというふうに思います。 そこで、今後の薬膳鍋、今後とも支援されていくのかどうなのか、その点をお聞きいたします。また、薬膳鍋の状況はどうだったのか、その点も踏まえてご質問いたします。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 再質問にお答えを申し上げます。 薬膳鍋の結果と今後というご質問でございます。 きちっと、ちょっと取りまとめようということではございませんが。まだ、今回初めてスタートしたということがあって、PR不足もあって、お客様が最初からその薬膳鍋をオーダーされるといったケースは、比較的、やはり少なかったようです。 ただ、お店のほうからご紹介をして、召し上がっていただくと、ほんとにおいしいといったお声をいただいたという実感を持っていらっしゃるようでございます。 今後につきましては、今回初めてやって、いろいろ反省点、改善点、多分、旅館組合のほうでも把握をされていると思いますので、来年度も、またその改善をして、引き続きやっていかれるというふうに伺っておりますので。来年度も、予算を今ご相談を申し上げておりますが、PR、さまざまな形で、私どもも一緒にやってまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) 唐津のブランドにするぐらいのつもりで、PR等、できることがあるんです。 例えば、唐津のいろんな営業案内といいますか、観光案内、また、いろんなウオークのマップとかいろいろつくられますけども。その中で、その薬膳鍋についてのガイドを入れる、また写真を入れる、そのようなことでも、しっかりとした支援になるわけです。そのようなことで、意識をして、意識をしてですよ、やっぱりやらないといけないというふうに思います。いろんな支援のあり方がありましょうけども、すぐできる支援もあろうかと思います。もう来年の冬に向けての支援もできますので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。 それから、健康の、今度、運動という分についての商工観光部のほうからウオーキング、今度、またツーデーウオークございますけども、ウオーキングについてのご案内がありました。 ウオーキング観光ということで、だいぶ前に私も取り上げまして、これは、今後の唐津の大きな観光の一つのツールになるのではないかという質問を、だいぶさせていただきました。文化的なたたずまい、また景色、におい、いろんなものが唐津の財産としてございます。そこをめぐりながらウオークをする。それは何も観光客だけではなくて、市民の皆様方にとっても、極めて有効な健康づくりの観光、または日ごろの健康管理のツールであるというふうに思っております。 いろんな提案をやってまいりましたけども、その後、どうなったのかなというふうなことを非常に危惧するわけでございまして、ウオーキング観光に対する商工観光部の考え方、その後の取り組み、どのようにして積極的に取り組んでこられたのか、ご質問いたします。 ○議長(熊本大成君) 小路商工観光部長。          (産業企画監兼商工観光部長 小路恭史君登壇) ◎産業企画監兼商工観光部長(小路恭史君) 再質問にお答えを申し上げます。 ウオーキング観光ということでございます。 今年度は、「心の散歩道 唐津」事業ということで、市内5コース、ウオーキングのコースをつくっていこうということで、今、取り組んでまいりました。虹の松原のコースを初めとしてでございますけれども。ですから、一応、今年度、一定程度の整備をしたいと思っておりますので。また、それを来年度はブラッシュアップをして、あとPRもしっかりやって、「唐津にウオーキング観光あり」といったことで、広げていってまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) そこなんですよ、部長。今ほどおっしゃったことなんです。「唐津にウオーキング観光あり」なんです。それが、いわゆる、唐津の、要するに健康づくり、また、それが観光としての商品化になるということであります。「唐津にウオーキング観光あり」なんです。そこのところをしっかりやって、その思いを持ってやっていただきたいなというふうに思うわけでございます。 また、オルレ等のチャレンジ等もやられております。そのようなことも含めて、このウオーキング観光というのは、いかに唐津に来ていただいて、例えば、物を見てお帰りになるだけではなくて、歩くことによって滞在時間をふやしていただいて、そこで一泊していただいて、買い物をしていただいて、食事をしていただいてと、そのような狙いがあるんです。滞在時間をいかにふやすのか、そのことがポイントなんです、このウオーキング観光の。そこに、健康というものをプラスして、唐津のよさをわかって、唐津のイメージを、においをかいでいただく、ここのところです。 だから、「唐津にウオーキング観光あり」という思いで、しっかりと取り組んでいただきたいなというふうに思うわけでございます。よろしくお願いをしときます。付加価値をつけた唐津ブランド、竹巌副部長、よろしくお願いしときます。 続きまして、保健福祉部のほうに入ってまいりたいなというふうに思っております。 健康づくりの拠点と申しますと、やはり保健センターであります。保健センターで、健康づくりについてさまざまな取り組みがなされております。また、保健センターが設置してない地域においては、支所内でその活動が行われております。 保健センターの取り組み状況、活用状況、諸課題等についてありましたら、お示しください。よろしくお願いします。 ○議長(熊本大成君) 横山保健福祉部長。          (保健福祉部長 横山敬司君登壇) ◎保健福祉部長(横山敬司君) お答えいたします。 保健センターの諸課題ということでございますが。冒頭、若干述べさせていただきましたけれども、保健センターの2階のほうに保健医療課がございまして、そこに保健師を含め職員が配置されておりますけれども。 まず、あそこの保健センターのほうで健診車等が入りまして健診を行っております。また、保健センターには休日や夜間の救急医療等も行っておりまして、市民の方がたくさんあそこに参られるといった状況で、来られる方は全て車を使って来られている状況でございます。それで、健診等を保健センターの2階、3階等で行いますけれども、その際には、駐車場が足りないといった不満等が数多く寄せられている状況でございます。 それが一番の課題でございまして、もし広い場所があれば、もっと、健診車も2台、3台と入れるということで、市民の方の健診率アップにつながると考えておりますので。何とか、広い箇所が確保できないかということを、保健福祉部のほうでも検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) それは、ほんとに、やっぱり、健診にお伺いになる、いかにたくさん来ていただくのかというか、行きやすい環境をつくるというのは重要なことでございます。検討のほど、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。 また、冒頭、諸課題等についての部長からのご答弁もありましたように、健康に対する意識が、やはり、なかなか市民に浸透しないと。いわゆる、参加をされる方々の裾野が広がらないということでしょうか。数が広がらないということでしょうか。そういう諸課題というのは、やはり、先ほど議論しました公民館でも言えることでありましょうけども。やはり、この点なんかが大きな課題じゃないのかなというふうに、私も思います。 保健福祉部長が若干触れられましたのに、私もちょっと耳をとめて聞きいておりましたけども。 いわゆる、歩いた歩数、万歩計とか、よく、私もここにつけておりますけども、歩数等でカロリー等の表示がございます。それを継続的に記録できる、また食事のカロリー等もある程度記録できる、そのような、そう難しいシステムじゃないとは思うんですけども。いわゆる、市民の皆様が共通して使えるような、例えば、1週間、一月のデータがそこで管理できる、そのような簡単な、言いかえれば健康日記とでも申しましょうか、そのようなものの提供というものができないのか。 そのことによって、要は何を言いたいのかというと、関心を持っていただくということ。それと、健康づくりを継続的にやってみようと思われる動機づけをするというようなこと。そのようなことから、私は、このカロリーとか、例えば、健康状況がどうあるか、それとか、例えば、特定健診は毎年のデータを蓄積していった報告をいただきますけども、それなんかも、どういうふうに自分の健康のバロメーターが推移しているのか。そのようなことを、管理とまでは言いませんけども、関心を持っていただくような簡単なそういうシートみたいなのが、唐津市のホームページあたりからダウンロードできて、そういうふうにすれば、私も使ってみたいなというふうに思いますけども。 そのような健康日記的な取り組みが何かできないのか。その点を、まずお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(熊本大成君) 横山保健福祉部長。          (保健福祉部長 横山敬司君登壇) ◎保健福祉部長(横山敬司君) お答えいたします。 冒頭、歩数等の入力によるカロリー計算等ができないかといったサービスの検討というものを申し上げました。現在、からつ元気いっぱい健康プラン21の第2期というものを策定しているところでございますけれども、もう既にパブリックコメントを終えておりますが。 これの推進に当たりましては、各委員さんからも情報提供の推進といったことが出されておりまして、今後、どうやれば推進していけるかというものを具体的に考えていく。平成25年度4月からはそういったことを考えていくことにしております。 その中で、今、議員さんのほうからご提案ありましたホームページ等にそういった仕組みができないかということも、費用等含めまして検討していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) やはり、健康づくりというのは関心を持っていただくこと、またはその関心を持った皆様方をいかにふやしていくかということ。それをいかに継続していただくかというところが、これは非常に難しいわけでありまして。非常に複雑なものではなく、非常に簡単なような取り組みで、または参加の仕方でできるようなもの、そういうものを積極的に考えていただきたいなというふうに思います。 そういった意味では、通告もしておりませんけども、市報とかホームページ等が有効になります。今、市報等もずっと読みますと、やはり、あの中にも、健康づくりに関する、例えば健康レシピ、また、例えば運動に関するちょっとした、そう大きなスペースを割けということではないわけでありますけども。健康づくりを特集したようなコーナーを毎回設けれないのかなというふうなこと。それから、ホームページ等でそのようなご案内ができないかというようなこと。その点、山下企画経営部長、どうでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 山下企画経営部長。          (新市総合企画監兼企画経営部長 山下正美君登壇) ◎新市総合企画監兼企画経営部長(山下正美君) ご質問にお答えをいたします。 青木議員さんの各部との議論をお聞きしていまして、健康に対する市民の関心の喚起というものが重要であるという認識をさせられたところでございます。 技術的には、ご提案のことは簡単でございますので、担当部と協議をしながら、そのようなコーナーを設けられないかということについて、検討してまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) わかりました。ぜひ、ご検討のほど、よろしくお願いしたいというふうに思います。 それでは、保健福祉部のほうに、また、ちょっと戻したいというふうに思います。 唐津市の、今回、さっきおっしゃっとった、からつ元気いっぱい健康プラン21のパブリックコメントが先般行われておりました。資料を私も読ませていただきまして、唐津市の今の現状というものについて把握をされ、これが10年間の計画でありますので、平成35年でしたですか、ぐらいまでの計画を今おつくりになっておるわけであります。 その中で、この現状を見たときに、病気の疾患等も含めてですけども、どこに課題があるのかということで、A、B、C、D、Eの評価がございます。その中で、やはり、もう、これははっきりしておりますけども、食生活に関する問題が多いということ。それと、身体運動に関する問題が非常に多いという現状が報告をされておりまして、それに伴う疾患が多いというようなことが結論づけられておったようであります。 そのようなことを含めて、5つの大きな戦略を、この新しい、からつ元気いっぱい健康プラン21で示されておるわけであります。 その中で、健康寿命をどう延ばしていくのかということが重要であると。そういったことから、世代の健やかな暮らしを支える良好な社会環境を構築しますよと。 それから、健康格差、地域格差も含めてですけども、縮小実現を目指しますと。 それから、食生活の改善や運動習慣定着等による一次予防の事業に重点を置いた政策を打っていくんだということを特徴的に述べられております。 それから、社会生活を営む体と心の健康づくりということで、先ほどもご案内冒頭にあっていました、子供のころから健康な生活習慣づくりに取り組みますと。健康づくりのための環境整備ということも取り上げられております。個人の健康は、家庭、学校、地域、職場、社会環境の影響を受けることから、社会全体として取り組んでまいりますと。 それから、健康づくりのための生活習慣の改善として、市民に対して健康増進への働きかけを進めていく必要がありますと。 この5つのことを大きな柱として、唐津の健康づくり、からつ元気いっぱい健康プラン21というものを今回指し示していただいたということが報告されております。 私が今質問してきたのは、まさにこのことなのであります。今の5つのことを、私は、今、各部をまたがった質問という形で捉えさせていただいてまいりました。 そのような中で、このような展開をやっていく中で、食、特に運動等、専門的な知識を要する職員等も必要かと思います。そういった意味で、マンパワーは足りているのか。行く行くは、先ほど公民館のときに申しましたけども、保健福祉部の担当の係の方々が地域に出向かれ、また公民館に出向かれ、また類似公民館で活動をしておられる方々への指導等も含めて、どう体系を組んでいくのかというところも一つのテーマであります。 まず、栄養士、そうなってくると栄養士の方、それから、ここでは、やっぱり食ということでありますと、口、かむ、お口の中、歯科衛生士の方、それから、身体的なことになりますと、そのスペシャリストであります理学療法士等々、そのようなマンパワーの現状はどうなのか。そのことについて、お聞きをいたします。 ○議長(熊本大成君) 横山保健福祉部長。          (保健福祉部長 横山敬司君登壇) ◎保健福祉部長(横山敬司君) お答えいたします。 マンパワーの状況ということで、健康に関する資格等を持った方ということでお答えしたいと思っております。 先ほど、議員さんおっしゃられました栄養士につきましては、現在4名配置しております。保健師が26名、看護師が8名ということで、歯科衛生士及び理学療法士の方は、保健医療課のほうでは配置していないところでございます。市民病院等に、そういったところに、必要な場合は理学療法士等は委託をすると。歯科衛生士に関しても、健診等で必要な場合は、民間の歯医者さんのほうにお願いするといったところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) いかに効率よく、効率よくと言ったらいけませんね。いろんな機関と連携をとりながら、またいろんな人的な連携をとりながらやっていくかということも、極めて重要かという課題が明らかになっておるわけでございます。 そのようなことから、この、今回、からつ元気いっぱい健康プラン21の、もう最終的な作業に入っておられると思いますけども。やはり、ここの最後のまとめ、先ほど5つの大きな柱の中で、特に健康づくりネットワークの整備強化、それと計画推進体制の整備という観点から考えたときに、やはり、健康づくりについてのネットワーク的なものを構築し、それを一体的にやっぱり動かしていく。さっきの保健センターの話もございましたけども。そういう取り組みが、やはり、今お聞きしましたように、各部にまたがってもおるわけでございます。 健康づくりという一つの唐津の大きなまちづくりブランドとして、やっぱり育てていく。また、個人の健康を維持していく。保険事業者としての唐津市の今後を見据えていくという形の中では、やはり一体的、体系的な取り組みがぜひ必要じゃないかというふうに思いますが、部長、どうですか。 ○議長(熊本大成君) 横山保健福祉部長。          (保健福祉部長 横山敬司君登壇) ◎保健福祉部長(横山敬司君) お答えいたします。 健康への取り組みの成果といたしまして、食の部分での評価が低いと。例えば、運動に対する目標の達成度が低いといった、または、児童の朝食のとりぐあいが成果が上がってないといった、そういったいろんな問題が、第1期の計画の中での検証では出てきております。 そういったことを踏まえまして、健康づくりネットワークの整備強化といったところでは、保健福祉部だけではなくて、学校、公民館活動といった、先ほど答弁等に出てまいりましたけれども、そういったいろんな方たちとのネットワークが大切だと考えております。 それにつきましては、現在は、中間報告等をしておりますけれども、定期的に会議を設けて、各団体が携わっているところの目標達成率等を話し合うことによって、自分たちの達成度の低さ、そういたものを意識することで、さらなる取り組みの強化が図られるのではないか、そういったことを考えておりまして。 今後は、中間発表、そういったものを待つだけではなく、定期的な発表というものを会議を設けてやっていきたいというように考えております。そういった中では、保健福祉部だけの問題ではなくて、携わってある方全てを体系づけながらやっていくことが大切だと思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) やはり、これは広範囲にわたるテーマでありまして、体系的なまた一体的な取り組みこそが、唐津の市民への健康づくり、また健康ブランドというような、別の面での唐津の一つの大きな戦略になるのかなというふうに思います。 最後に、市長にお聞きします。 健康づくりの先進都市となってきますと、今申しましたような、いろんな唐津の大きなまちづくりブランドじゃないのかなというふうに思います。そういった意味では、これは、大きな一つの唐津市の政策ではないのかというふうに思います。各部、各部では、これはそれぞれ政策的なことになってくると、作業としてはいいですけども、これをまちづくりブランドとして、やはり育てていく中では、健康づくりの先進都市を目指すんだという政策的な考え方、取り組みが、私は重要ではないのかなというふうに思います。市長、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 青木議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。 私自身、私たちが進むべきものは、住みよさのランキングをトップランクのまちにするというのが、今回の大きな私のテーマであると思います。その中で、やはり欠かせないのは、一番大きなところは、今は健康志向であり、健康都市唐津ということは、一番大きな、私どもの、またテーマになり得るというふうに思っております。 今、るるご紹介をいただきました、豊富な食材、そして風光明美な観光のまち、魅力の多い唐津はまちでございます。食、栄養、そして運動のもとに、いろんなものを相対的に連携をして成り立っていかせなければならないと思っております。 非常に、最近、特に、ツーデーウオークそれから虹の松原ウオーク、今度、ツーデーウオークの終わった後に、相知のほうでもウオーキングのイベントが開催をされますけれども。非常に多くの、もちろん市の皆さん方もその中でウオーキングしていただくわけですけれども、多くの市外の皆さん方も、今度も多く来ていただけるようでございますし。やはり、観光、そして、またこの運動とウオーキング、そして唐津の位置づけといったものが、これから大きく、私は飛躍していくものだというふうに思っております。 いろんなコースをただいまつくっておりますけれども、おっしゃられたとおり、観光面からだけではなくて、やっぱり市民の皆さん方の健康づくりといった観点からも、ウオーキングは、しっかりと推進協議会の皆さん方と一緒になって推進をしていきたいというふうに思っております。 いろんな意味で、相対的に、この健康づくりと農林水産商工、それから現在考えております部署の観光文化スポーツ、これを含めて、とにかく体系化をして、連携を密にとって、詰まりがないようにしていきながら、全国的に健康都市唐津として、しっかりと発信できるように、このブランドにも磨きをかけていきたいと考えておるとこでございます。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 青木議員。 ◆23番(青木茂君) 健康づくり先進都市、これが、いわゆる健康づくりが唐津の大きなまちづくりブランドとなるように期待をいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。          (13番 笹山茂成君登壇) ◆13番(笹山茂成君) 13番、笹山茂成です。通告順に従いまして、質問をしていきます。2項目を通告しておりましたので、よろしくお願いいたします。 まず、1問目ですが、これからの水産業、これは漁業者ですね、特にこれの取り組みについてお聞きします。 前から質問のたびに言っていますが、魚がとれない、値段が安い、また油代が高いなど、いろんな要因が重なり、跡取りする若者が少なくなり、漁業者の高齢化も進み、それに漁協合併もあり、資格審査などで、海に出る日数が少ない者は組合員の資格がないとか言われて、やめさせられたり。ある程度、年をとった人は漁業をやめたり、また、正組合員から準組合員になったりとかして、正組合員の数も随分減ってきて、組合の運営も大変だとは思いますが。残っている人たちは、それなりに頑張っているわけです。 そのような中で、随分前になりますが、玄海地区漁業青年部で魚場再生事業の一環として、唐津湾の海底耕うん事業をしたことがありました。有害水生動物のグミ駆除などもありましたが、もし漁業者や組合からそういう事業をしてほしいとの要望等があった場合は、そのような事業を再度可能なのか、お聞きします。 次に、2問目ですが、スポーツ推進委員の位置づけについてお聞きします。 スポーツといえばいろんな形態があります。オリンピックに出るようなアスリートを育てるスポーツ、またアスリートまではいかないで、そこそこのスポーツや健康のためのスポーツなどで、小さいころから誰でもさまざまなスポーツにかかわってきたと思います。また、近年は健康のためのスポーツが大いに推奨されて、日本国内でスポーツに対する取り組みがなされています。県、市、町においては、その橋渡し役なのかどうかはわかりませんが、唐津市でも体育指導員があり、いろんな大会のお手伝いや軽スポーツなどの指導をしておられますが。 去年ですか、唐津市で、体育指導員がスポーツ推進委員と名前を変えて、今頑張っております。そのスポーツ推進委員の位置づけなどはどのようなものなのかお聞きして、1回目の質問を終わります。どうか、よろしくお願いします。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) 笹山議員さんのご質問にお答えをいたします。 海底耕うんなどの事業が可能かということでございまして。 本市では、平成16年度に事業採択を受けまして、平成17年度から平成21年度までの5カ年間、唐津湾の南地区漁場環境保全創造事業といたしまして、海底耕うんによる底質改善事業の取り組みを行っておりまして、そのときの事業面積は1,790ヘクタールでございました。 本事業は水産庁の補助事業でございまして、一度、事業実施した箇所につきましては、前事業の採択から10年間事業採択を受けることができないという制度でございます。前回の採択から今既に9年が経過しておりますので、制度としては、平成26年度から新規採択を目指すことは可能であるというふうに考えております。 また、佐賀県では、漁場改善事業の一つとして、唐津湾で大量発生したグミ、これはナマコの仲間でございますけれども、その駆除事業を平成12年度から実施をしていただいております。さらに、佐賀県玄海水産振興センターが、毎年、グミの分布調査を行っておりますけれども、平成20年度以降は漁業に被害を及ぼすようなグミの大量発生はないというふうに聞いているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) 笹山議員さんのご質問にお答えをいたします。 唐津市におけるスポーツ推進委員の位置づけというご質問でございます。 スポーツ推進委員につきましては、スポーツ基本法及び唐津市スポーツ推進委員に関する規則によって定めをいたしておりますが、「市町村におけるスポーツの推進に係る体制の整備を図るため、社会的信望があり、スポーツに関する深い関心と理解を有し、職務を行うのに必要な熱意と能力を有する者の中から委嘱をするもの」と規定をされておりまして、非常勤の特別職でございます。 また、職務につきましては、スポーツの推進のための事業に実施に係る連絡調整及び住民に対するスポーツの実技の指導、その他スポーツに関する指導及び助言を行うものとなってございます。 なお、今、議員さん言われましたように、平成23年8月におきまして、国においてはスポーツ振興法からスポーツ基本法に改められたことによりまして、従来の体育指導員という名称からスポーツ推進委員という名称に変更がされております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) それでは、再質問に行きます。 先ほど、海底耕うんの事業などをお聞きしました。10年以内は採択されないということで、平成26年度は、何とか、もしあれば、なるんじゃないかなということをお聞きしました。 それでは、海底だけじゃなくて、海中には、モジラ、モジラと言うてもわからんだろうけん、普通、クラゲか、電気クラゲなど、いろんな有害動物もおります。また、海底には、ユリ、いろんな有害水生動物がおります。 県や唐津市においては、現在、どのような事業がなされているのか、お聞きします。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) 有害水生動物の駆除についての取り組みでございまして。 有害水生動物といたしましては、南方系のウニの一種でございますガンガゼが繁殖をしておりまして、漁業者によって駆除活動が行われているところでございます。 駆除事業に対する支援策といたしましては、次の3つがございます。 1つは、藻場を消滅させる原因となる有害水生動物、つまりガンガゼの駆除を実施する漁協に対して、市が有害水生動物駆除対策事業補助金を交付するというものでございます。2つ目は、藻場の保全のため、漁業者を中心とした活動組織が取り組む、環境生体系保全活動支援事業の一環としてのガンガゼ駆除でございます。3つ目が、離島の漁業集落に対して交付する離島漁業再生支援交付金において、漁場生産力の向上に対する取り組みの一つとして、ガンガゼ駆除の実施をしていただいております。 以上、3つの事業で、有害水生動物の駆除事業は、藻場の保全の観点から藻場環境の改善につながるために、今後とも継続して支援をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 今、部長から、3つの事業をしているということをお聞きしました。 先ほど、私がユリと言いましたとが、ガンガゼの別名でございまして。そのガンガゼ駆除、また有害生物はガンガゼだけではなくて、アワビやウニを食べるガッパ、全国的にはヒトデですけど。それが多くて、高島支所では、そのガッパの駆除をお願いしているんですが、それはまた可能なのか。また、それを処分できる、もしできた場合が、処分できる方法なんか、相談に乗っていただけるのかどうか。お願いします。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) お答えいたします。 高島のほうでは、ヒトデが大量に繁殖をいたしまして、これを離島漁業再生支援交付金で駆除を計画したいという話を聞いているところでございます。 駆除に際しましては、素潜りによる方法では効率が悪いために、潜水機を使った駆除方法をとりたいという希望もお聞きをしたところでございます。しかしながら、県の漁業調整規則によりまして、潜水機を使って水産物を、動物をとるという場合は漁業の許可が必要であるということでして、漁業ではなくて駆除するという場合には、先ほど申します規則の第46条によりまして、漁具あるいは漁法が定められておりまして、そこで規定されていない潜水具を使っての駆除は認められないというのが、県の見解でございました。 なお、その駆除した場合の処分ですけれども、これは量にもよりますけれども、例えば、関係者の中でどういう処分の方法がいいのかというのは、協議をしていただきたいというふうに考えるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) ガンガゼの駆除が、潜水機を使ってできるということで、みんな一生懸命になって潜水士の免許ば取らしたわけです。そしたら、潜水士の免許、結構難しかですもんね。なかなか、それで一生懸命勉強して、取ったら、今度は密猟になるけんが、だめと県から言われた。ヒトデが食べられる品物ならわかるとです、密猟と言われても。ばってん、売り物にならん、有害水生動物ば駆除するとに密猟になるけんがだめと言われて、一生懸命勉強して免許ば取ったもんはがっかりするもんね。 そんなわけで、県のほうにも、しっかり、そのことは話してもろうて、とられるように、方法はなかですか。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) お答えいたします。 議員さんご指摘のとおり、ヒトデの駆除というのは、漁業者の皆さんにとって喫緊の課題であり、その対策が必要であると考えております。私も、心情的には、そのようにできないかなというふうに思って、県にもう一回相談をしてみてくださいというふうに、職員に指示をしたわけでございます。 県といたしましては、佐賀県漁業調整規則、こういった規則があるものですから、やはりこの規則は守っていただきたいということでございます。 市といたしましては、藻場環境の保全の観点から、ヒトデの駆除方法につきましては、さらに県にもご相談をして、引き続き協議を重ねてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 部長、くれぐれもよろしくお願いします。また、食われる品物なら上揚げたら密猟で、サザエとかアワビとかなら密猟と言われてもよかばってんさ、全然食いもされんとば。天草辺りでは、そのガッパば食わすとこも、この前テレビでやりよったばってん、うち辺では、絶対食わさんけんね、そんな物。よろしくお願いしときます。 次に行きます。 では、次に、荷揚げ場に行きます。さっきも言ったように、漁業者も高齢化して、干潮のときに船から品物などを陸に揚げるときなど、なかなか1人では作業は困難になりますが。唐津市としては、そのことをどのように認識してあるのか、お聞きします。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) 唐津には24の漁港がございます。そのうち、4つが県の管理、20が市の管理でございまして、市の管理する漁港は、昭和26年に指定されたものから、新しいものでも昭和34年ということですから、60年もしくは50年を経過しているわけでございまして、かなり劣化しているような状況でございます。 そういうことで、状況は承知しておりまして、何か事業ができないかなというふうに考えてみまして、例えば、漁港施設を改修しようとしますと、現行制度では1事業3億円が最小限の事業費ということになっているわけでございます。これ、1事業というのは何かというと、1漁港だというふうなことでございますので、なかなか大きなわけでございます。 そこで、例えば、上地区を一つのエリアとしてするとか、それとか中地区を一つのエリアとしてするとか、あるいは離島の幾つかをまとめるとか、そういうことができないのかなというふうなことで、今、担当には話しております。 幸いと申しますか、市長が、佐賀県漁港漁場協会の会長もされておりますので、そういった制度が弾力的にできないのか、この辺は、そういう立場でご提案していきたいなというふうに思っております。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) なかなか、一つの事業で3億円とか。確かに、海の仕事は金の太かけん、なかなか、おいそれとはいかんと思います。 ばってん、やっぱ、荷物ばあげるときだけじゃのうして、船に乗るときに、潮の引いたとき、岸壁から飛んだら、この前も滑くり倒すとこだったもんね。なかなか、プラスチック船は雨でぬれたときは滑るけん、危なかってす。そやんかごたっときでも、浮き桟橋があったら、そっちのほうに、小さか船で回してもろうたりできるけんがよかつばってんが、なるべく、佐賀県漁港魚場協会の会長様、市長様、よろしくお願いしときます。 次に、防風ネットに行きます。 玄海地区の離島は、ほとんどが島の南側に漁港がつくられています。離島振興などで北風対策の波止場の整備などはかなり進んでいますが、南風に対する対策がまだまだできていないようです。 向島なんかは、行くたびに防風ネットの話が出ますし、昨年の12月行ったときにも、言われました。防風ネットば、はようしてくれんねって。そうせな、はえん風のときは船ばつながれんという話は出ておりますので。その対策などはどうなっていますか。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) お答えいたします。 防風ネットの整備につきましては、幾つかの漁港から要望が寄せられている状況でございます。漁港における風の障害としましては、係留漁船の被害や陸揚げ作業への影響などが想定されるものでございまして、漁港の形状、それから背後地の地形、その地域の風の諸元あるいは風の吹き方によって防風柵の整備が必要となるものでございます。 合併後、防風柵の設置の事例はございませんでしたけれども、今年度から向島漁港で整備を進めているところでございます。事業の期間は、平成24年度から4カ年間。事業量としましては、全長が123メートルということで計画をしておりまして、平成24年度は6メートルで施工中でございますし、平成25年度は39メートルを予定をしているところでございます。 防風柵の整備につきましては、各漁港の状況を見ながら整備を進めていくように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 今、部長から平成24年度からやっているということで、安心です。この前まで、どやんもならんけお願いしますとか一生懸命言われましたので、これで向島の人も安心して船ばつながれるごてなると思います。くれぐれも、よろしくお願いしときます。 それでは、次に行きます。 海岸線は、今、おかげで、どこの箇所でも整備されてきております。まだまだ整備されていなくて、北風のときの大波やはえの風のときの波が防護壁を乗り越えてくる場所がまだあります。 だいぶ前にされていますが、そのときの消波ブロックはぼろくなっているし、小砂利で埋まって、波消しの役目は全然してないところがあります。その前にある民家などは、波をかぶり、かなり困っていますが。 その対策は考えてあるのか、お聞きします。 ○議長(熊本大成君) 金野尾農林水産部長。          (農林水産部長 金野尾素君登壇) ◎農林水産部長(金野尾素君) お答えいたします。 今、議員さんのご質問をお聞きしまして、私の頭に浮かんだのが、相賀の漁港が浮かんだところでございまして、相賀を前提に話させていただきたいなというふうに思いますけれども。 ここにつきましては、平成23年8月に、地元の駐在員さんからも、実は要望が寄せられているところでございます。この相賀の漁港海岸につきましては、昭和32年に護岸が整備されておりまして、56年が経過をしております。コンクリート護岸に目立った損傷は見られませんけれども、消波とそれから根固めを兼用して設置したブロックに劣化がございまして、消波機能がかなり低下をしている状況となっております。 そのような状況を踏まえまして、平成22年度と平成23年度に、相賀の入口から集落の方向に向かいまして180メートルの護岸の改良──これは前面に捨て石をするような改良でございますが──を行いまして、消波機能の回復を図ったところでございます。 今後の、当該箇所につきましては、今おっしゃいましたように、強風時、南向きの風、それから春先の季節風あるいは台風のときの風、こういった状況を確認しながら、今後、その平成22年、平成23年にやっておりますけれども、さらに状況を確認しながら、今後の対応を検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 今、部長から、区長さんからも要請があったということで、安心しました。 波があるときに、この前行っとったら、やっぱり、護岸ばしてもろうたとこから、あそこは切れるとです、右側は。それから、今度は、この岸壁におったら、波が右から左さにパーと走ってくるとです。そしたら、必ず、乗り越えて、家のところまで来ていました。 そのようなわけで、なかなか、近くにある家の人は困っとらっすけんですね、よろしくお願いしときます。 それでは、水産の最後に、市長にお伺いします。 今度で3期目、通算4期目の市政を担うわけですが、日ごろから唐津の水産業や農業、漁業などの1次産業のためにも頑張るとのことですが。今回は、漁業者がメインになりましたが。市長の考えをお聞きします。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 笹山議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。 まさに、現在の玄海の漁業の振興について、さまざま抱えておられる多くの課題をご提示、ご質問いただきました。 大変、唐津における漁業でございますが、新鮮な魚介類の提供はもちろんのこと、その生産物が製造、小売、観光などの多様な産業にも深く関連しており、まさに基幹産業であるというふうに考えております。 現在の漁家系、大変厳しゅうございます。あわせて、漁獲量の減少、魚価の低迷などさまざまな要因がございますが、その一つとして漁場環境の悪化というのが、これは顕著に、現在あらわれております。 平成17年度から行われました唐津湾におけます海底耕うん事業でございますが。非常に、稚魚の生育場所でもございまして、その底質の改善及び堆積するごみなどの除去が目的でございまして、この事業により、あの時期としては一定の成果が得られたものだと考えております。 また、あの事業以降10年経過をするということでございますので、また、県に力強く要望さしていただきながら、もう一度、この唐津湾におけます海底耕うん事業をやるように、しっかりと働きかけをしていきたいというふうに思いますし。 もう一つ、今、おっしゃっていただきましたガンガゼなどの有害水生動物の駆除に関しましても、藻場の保全を目的とした漁場環境を改善するための事業というふうに理解をいたしておりまして、あわせて、県のほうと一緒になって、この駆除に関しましてもやっていきたいというふうに思っているとこでございます。 唐津の、まさに豊かな宝の海である玄界灘、この唐津湾、漁業者みずから、いろんな活動をしていただいております。 先ほどの漁場の話もございました。荷揚げ場の問題で、浮き桟橋、この部分につきましても、今、国の水産庁におきましては、一つの漁場について億かからな予算のないわけです。ですから、大きなとこの浮き桟橋ですとか荷揚げ場というとこしか整備できない状況なので。 いろんな内部の話もずっといたしておりますが、幾つかで合わせて二、三億円、あるいは一、二億円の事業であったら幾つか合わせてその事業として認めていただけないだろうかということでの部分でありますと、仮に、少しでいいよ、ここはちょっと大きめにというのがいろいろあると思うんです。特に、離島等の場合は。もちろん、本土の場合もありますけれども。そういう、幾つかの分で、唐津として、この浮き桟橋を予算として要望をして、それに対してつけていただくという、ちょっと柔軟性を持ったその浮き桟橋とかそういう漁港漁場の部分での予算化を、佐賀県漁港漁場協会としても、これは唐津だけの話ではありませんが、佐賀県としても、そういう、有明さんのほうもそういう要望がありますので、一緒になって、佐賀県漁港漁場協会として、国のほうに、おっしゃられたとおりに、我々としても、多分、その形が一番いいと思いますので、そういった形で要望をしっかりしていきたいというふうに思っております。 また、漁業者の皆さん方と新たな事業、非常に今厳しい状況でございますけれども、新たな展開で、何かいいアイデアとか、漁業者の皆さん方のいい何か思いがあれば、またお伺いをして。できれば、前向きに事業化に取り組んでいって、元気のある漁業あるいは漁業者であっていただきたいという願いは、以前と今も変わりありませんので。しっかり、そういった意味でのご支援をしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 今、佐賀県漁港漁場協会長の市長から頼もしいお言葉を聞きました。 なかなか、高島からも、今、前つくっとった浮き桟橋が老朽化して、しずむごたるけん何かしてという話もありますし、なかなか、金も多くかかるけん難しかろうとは思いますけど、よろしくお願いしときます。 それで、また先ほどのガッパの話じゃありませんが、ガッパをおかの上に揚げて、おかの上で殺さんと、海の中で殺したら、再生してから、3つにしたら、これが6つになるとのおるとです。それが、アワビとかウニとか、もう一番食べるけん、それは必ずもうおかの上に揚げんことには、海の中で殺したら。ガンガゼんごて海の中で殺したら海でのうなるけんよかというものじゃなかけん。そういう水生動物もおりますので、県のほうにくれぐれも働きかけていただいて、それだけは、とられるようにしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 では、次に、スポーツ推進委員のほうに行きます。 1回目は、唐津市においての推進委員の位置づけについてお聞きしました。 では、合併前は、唐津市の、そのときは体育指導員と言いましたよね。そのときは、四十四、五名ぐらいおらしたと思うとです。現在の、名前が変わったスポーツ推進委員のその数は、何名ぐらいでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) 再質疑にお答えをいたします。 推進委員の定数というご質問でございます。 唐津市スポーツ推進委員に関する規則第3条に基づきまして、委員の定数は107人以内とすると規定をいたしております。その運用によりまして、唐津地区は40名、それから、各支所からは合わせまして67名を選出することといたしております。 なお、現在の委嘱者数でございますが、唐津地区におきましては40名、各支所につきましては57名、合計97名を委嘱をいたしているところでございます。 以上でございます。
    ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 今、定数は107人、唐津市内が40名と聞きました。全部で、現在は97名ですね。 では、そのスポーツ推進委員さんの選任方法、この決め方はどのようにして決めてあるのですか。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) お答えいたします。 スポーツ推進委員の選任方法というご質問でございます。 スポーツ推進委員の選任につきましては、唐津地区では各小学校区の校区体育協会からご推薦をいただいております。また、支所につきましては、各支所の体育協会から推薦をいただきまして、教育長が委嘱をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 今、スポーツ推進委員の任命は、小学校校区または体育協会長などの推薦でしているというのを聞きました。 また、その体育協会長さんだけではなくて、区長さんや公民館長さんなどの、多分、推薦もあると思います。 スポーツ推進委員さんは、どのような活動をされているのか、お聞きします。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) お答えいたします。 スポーツ推進委員さんの活動内容ということでございます。 スポーツ推進委員さんの職務につきましては、スポーツ推進委員に関する規則の中で6項目の業務を定めております。 1つといたしまして、スポーツの技術の指導。2つ目に、事業の実施に係る連絡調整。3つ目に、スポーツ活動を促進するための組織の育成を図る。それから、4つ目に、学校、公民館等の教育機関その他行政機関が行うスポーツ行事または事業に関し、協力をする。5つ目に、スポーツ団体、その他の団体の行うスポーツに関する行事または事業に関し、求めに応じ協力をする。その他、スポーツ振興のための指導助言を行うこと、ということに定めております。 具体的には、九州地区及び県内の各種研修会等への参加をいただきまして、技術等の講習をしていただいております。その中で、各種スポーツの普及及び大会開催、それから各種スポーツ大会への参加、協力などを年間通じて行っていただいております。唐津市におけますスポーツ振興のための指導助言を行っていただいているという現状でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 今、部長からスポーツ推進委員さんは、九州とか、市の行事の、地区のいろんな活動に参加されていると聞きました。 ところで、ある地区では、地区のスポーツ行事のときの会議で、前からしてあったんでしょうけど、進行役とかいろんな係をしとらすですよね。そしたら、地区の体育協会の役員さんから、「あんたは地区には関係なかろうもん」と言われたわけです。唐津市の指導員だろうがって。とか言われて、たら、そのスポーツ推進委員さんが、頭に来たといってから、「もう俺は地区のことは何もせん」というような言い方をしています。そう言われた人が、何人もおるわけです。 スポーツ推進委員の存在自体が、何か薄くなってきているように感じています。各地区でのその推進委員さんは、どのような位置づけか。わかりましたら、このマイクの前で、大きな声でお願いします。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) お答えいたします。 スポーツ推進委員の各地区におきます位置づけというご質問でございます。 立場といたしましては、唐津市全体の推進委員ということで、同じ位置づけになってございますけども、各地区におきましては、今言われるように、各支所それから各地区におきまして、状況が変わっているというふうなことのようでございます。 唐津地区におきましては、小学校区体育協会の運営委員と同等という位置づけをされているようでございます。支所におきましては、体育協会の理事と同等の位置づけになっているということを伺っております。 いずれにいたしましても、今後、少子高齢化社会において、スポーツは個々の体力向上の健康増進、余暇時間の充実や地域における仲間づくり、コミュニティの活性化などさまざまな効果があり、特に教育委員会といたしましては、地域、地区でのスポーツ推進委員の役割ということは、大きな役割があると認識をいたしております。 そういうことから、今後、教育委員会といたしましては、それぞれの地区または推進委員さん方にも説明等を行いながら、地域の方々へもPRをしていきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 今、部長から大きい声で言っていただきました。ありがとうございました。 また、唐津市としても、頼りにしているとまでは言わさんだったですけど、当てにしているというような言い方をされましたので、よろしくお願いします。 先ほども言われましたけど、スポーツ推進委員さんも、唐津市の行事など数多く参加し、またその地元の行事でいろんな進行役をしたり、いろんな、みんなをまとめたり、いろんなことで参加することになります。 それで、唐津市のいろんな行事をするときに、参加する顔ぶれが決まっていて、全然、もう何年も顔を見ない推進委員もおらすとです。そんだけ、なかなか、推進委員の会長は、出てきてと言ったって、お互いやっぱ仕事もしよっし、いろんな用事もあるけんが、なかなか出にくかとは思うとです。なかなか、要するに、指導する立場の部長さんたちとして、全員参加の向けての取り組み。どうされるのか、お聞きします。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) 質問にお答えをいたします。 スポーツ推進委員さんの研修やスポーツ行事等への参加の状況でございますが。 今、議員ご指摘のとおり、その参加の度合いにつきましては、やっぱり、仕事を持たれているという関係もございますので、個人差があり、一部の委員さんの中からは、やっぱり不満の声が出ているということも承知をいたしております。また、唐津地区と支所管内のスポーツ推進委員さんの活動につきましても、十分な連携がとれていないというふうなこともございます。 このことから、市の全体行事、またイベントのほうにも、スポーツ推進委員さん方には、参加を今後呼びかけていきながら、研修会等も開催をさせていただきたいというふうに思っております。 そういう中で、会議や研修会の折には、スポーツ推進委員さんの立場また役割等について十分説明を行いながら、全体的な融和や統一的行動につながるよう、大変、頼りにいたしておりますので、努めてまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 今、部長から、大変頼りにしているということを聞きまして、大変、みんな喜んでいると思います。 それでは、ちょっと、教育長さんば前にして言いにくかばってんが。前は、辞令交付式には、教育長さんが来てしよらしたですもんね。近ごろは、部長さんがたまに来たこともあるとばってんが、ほとんどは課長さんがさすとです。先ほど聞いたら、準公務員並みの待遇だということで、わざわざ辞令交付式ばさすとなら、せめて、これが1年に1回じゃないくて、2年に1回ですよね。せめて、その辞令交付式ぐらいは、課長さんが悪かと言いよるとじゃなかですよ、ね、課長さん。そんなわけで、部長さんぐらいは来て、最後の懇親会まで、せめてつき合っていただいて、そんなわけで、よろしくお願いをしたいと思います。 議案にも出ていましたので、あんまり機構改革のことは言えませんが、その唐津市の機構改革後のスポーツ推進委員さんは、どうなるとですか。お聞きします。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) お答えをいたします。 まずもちまして、教育長の委嘱というふうなことでございます中で、教育長または部長が出席できなかったということに対しましては、この場を借りまして、深くおわびを申し上げたいと思います。大変、申しわけございませんでした。 スポーツ推進課が、今に議案によりまして、市長部局へ移行されるという提案がなされております。これが議決をいただきますと、当然、スポーツ推進課の業務、市長部局に移ることになりますので、スポーツ推進委員さん方も市長部局の委員という形になりまして、市長からの委嘱という形になってまいります。 なお、今後、辞令交付につきましては、十分注意いたしまして、本庁、支所、調整をとりまして、適正に行っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 辞令交付は、よかとですよ。ただ、ちょっと言うただけやけん。 というわけで、やっぱり、2年に1回だけ、スポーツ推進委員さんも教育長さんの顔ば知らん者の多かとですよ。いろんな大会のとき、顔見たとき、「あの人誰」と言われるとやけん。やっぱ、それじゃ、スポーツ推進委員さんがいかんだろうと思うとです。そんなわけで、あんまりしゃべりよったら、時間なくなるごとなる。 それじゃ、今、機構改革は言わしたばってんが、市長部局になるけんが、何ね。市長部局になるけんがと、もうちっと具体的に、市長部局になるけん、教育委員会の所管やったとですね、今まで。その市長部局になるけんが、ちょっと、そこんどやんなると、そこんにきば教えて。 ○議長(熊本大成君) 坂口教育部長。          (教育部長 坂口栄一君登壇) ◎教育部長(坂口栄一君) お答えをいたします。 ただいま説明を申し上げましたのは、今回の機構改革につきましては、教育行政の法の改正によりまして、スポーツに関すること、それから文化に関することにつきましては、地方公共団体の長で一元的に条例に基づいて管理ができるというような法改正のもとが、根幹にあるわけです。 そういうことがございますので、今回、スポーツに関することが市長部局に移行されますと、法の改正もございますけれども、推進委員さん等につきましては、今までは教育長が委嘱をしておりましたけれども、市長部局に移行されますと市長が委嘱をするというふうなことに、法のほうも改正をされております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 笹山議員。 ◆13番(笹山茂成君) 噛み砕いていただいて、ありがとうございました。 ほんなら、今度から教育長さんじゃのうして、市長さんの顔が見られるわけですね。それで、市長さんが辞令交付に来られんときは副市長さんの顔が見られるというわけですね。そしたら、副市長さんも、あの人誰と言われんでよかですね。 それじゃ、そんなわけで、よろしくお願いして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。          (21番 浦田関夫君登壇) ◆21番(浦田関夫君) 日本共産党の浦田でございます。3点通告しておりますので、通告順に従いまして一般質問を行います。 まず、最初に、坂井市政の新たなスタートについてということでお尋ねをいたします。 合併後3期目を担うリーダーを、唐津市民は、坂井市長を再選させたわけですけども。支持票が不支持票を上回るという中での当選であります。今回の選挙の結果を受けて、今後の市政運営については、どのような考えで望まれるのか。まず、1点お尋ねをいたします。 次に、「公契約」の実施を求めるということでお尋ねをいたします。 唐津市は、公共施設の業務委託、それからそれについては指定管理者、PFI、公共事業の入札など、効率化やコスト削減を目指してきました。その結果、契約更新や入札ごとに低価格化・低単価の契約や入札が行われてきております。 このことから、受注企業の経営悪化や雇用の悪化、労働者の賃金、労働条件の低下を招いており、公共事業の質の確保と企業の健全化、労働者の生活維持の向上のためにも、「公契約」は必要だと考えておりますが。 まず、最初に、契約更新や入札年度ごとに、低価格・低単価の契約、入札が行われていることについての認識をお尋ねをいたします。 3点目であります。地域消防の装備充実を求めるということでお尋ねをいたします。 地域住民の安心安全の守り手として、生業の傍ら、献身的に消防活動に努力している地域消防団に支援するのは行政の務めであるというふうに思っておりますし、消防団の装備の充実も図っていかなければならないというふうに考えおります。 そこでお尋ねですが、まず、最初に、林野火災などに備えるために、これまでの口径の大きいホースから、それも必要ですけれども、末端においては、軽量でホースを伸べる、そういうためにも口径の小さなホースの配備が必要ではないかというふうに考えておりますけども。その辺の装備についてお尋ねをして、1回目の質問を終わります。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 浦田議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。 常に、この職である以上、批判的なお考えを各役所の中あるいは各地域に出ましたときに、お考えを聞かせていただく部分というのも多くございますし。また、選挙に至りましても、批判票的なものというのは常にあるものだと、私自身は覚悟をいたしております。 いずれにいたしましても、ほかの3候補の皆様方の得票数合計が半数以上を占めたというこの結果については、真摯に我が身に受けとめながら、今後の市政運営の中で、しっかりと市民の皆様方のためにということで対応してまいりたいと考えているとこでございます。 今回の選挙でも、各市内を回らしていただいて、各地域の皆様方のお声を伺いしましたが、我々の力不足もあり、やはり、市が伝えるべき情報といったものがまだ十分に伝わっていないこと、改めて感じさせられた期間でもございました。 このような反省から、全力を挙げて市の取り組みを伝える、以前から、市役所はどうしても情報発信が苦手だというのが、以前、過去からございます。この部分を、もう一度みんなで話し合いながら、情報発信の徹底に努めて、議会の冒頭にも申し上げたとおり、現場主義を徹底しながら、常に市民の皆様方の気持ちを感じることを大切にしながら、あわせて緊張感を持って市政に取り組んでいかなければならないと考えておる次第でございます。 いずれにしても、あと2年をたちますと、大体の全市的な生活基盤の整備がほぼ完了するといった時期。今回、掲げさしていただきました次のステージ、「NEXT STAGE・唐津」7つの約束を果たすべく、次世代の未来のために、誠心誠意、全力をもって市政運営に全力を傾注してまいりたいというふうに決意を新たにしているところでございます。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 岡本財務部長。          (財務部長 岡本憲幸君登壇) ◎財務部長(岡本憲幸君) 公契約関連のご質問にお答えを申し上げます。 本市におきましては、建設関連工事関係でございますけども、品質確保や下請保護の観点から、過度な安値受注等を防止するために、ある一定の設計金額以上の建設工事の入札につきましては、総合評価落札方式や最低制限価格制度を採用いたしておりますので、低価格の入札に対する諸問題等は一定の効果があっているものと考えているところでございます。 また、建設工事の過去3年間の平均の落札率の推移を見ますと、平成21年度が94.16%、平成22年度が95.55%、平成23年度が95.59%、平成24年度につきましては、現時点でございますが96.21%と、年々上昇をしている傾向でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 山下企画経営部長。          (新市総合企画監兼企画経営部長 山下正美君登壇) ◎新市総合企画監兼企画経営部長(山下正美君) 公契約に関しまして、指定管理者の分について、私のほうからお答えをいたしたいと思います。 指定管理者、公の施設の管理料を積算する場合は、募集要項に管理料の上限を提示しております。その積算における人件費等の単価は、市の嘱託職員や臨時職員などの金額を参考にしているものでございます。 ご案内のように、指定管理者の決定は、競争入札と違いましてプロポーザル方式により候補者を選定し、議会の議決を経て、市長が指定するというものでございます。 かつ、その候補者の選定に当たりましては、応募者から事業計画等が提出され、事業計画、管理料など総合的に判断して候補者を決定するものでございまして、価格だけで候補者を決定するものではございません。 指定管理者における協定の中で、私どもといたしましては、低価格による協定を締結しているという認識はございません。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 冨田消防長。          (消防長 冨田壽一君登壇) ◎消防長(冨田壽一君) 浦田議員さんのご質問にお答えいたします。 地域消防団の装備の充実を求める。特に、林野火災に備え、口径の小さいホースの配備ということでございます。 装備の軽量化につきましては、必要性は認識しております。林野火災は、水利の確保が問題があり、水量を多く必要とした事案もたくさんあります。口径の小さい消防ホースは軽量で使いやすい面もございますが、口径を小さくすることで火災防御ができるか、口径の小さい消防ホースの配備の必要性などにつきましては、今後の新体制のもと、消防団会議等で広く意見をお聞きいたしまして、協議を行ってまいりたいと考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) それでは、1番から、坂井市長の新たなスタートについてということで、今、誠心誠意頑張っていかれるということで。 当選されたということで、市政を担うことについては積極的にやっぱりやってほしいし、私たちも議論に加わっていきたい、施策にかかわっていきたいというふうに思っております。その点では、立場は一緒だというふうに思います。 この一般質問については多くの議員さんが出されていますので、市長は、7つの約束ということでされておりますけども、全てを聞くつもりはありません。でも、どうしても聞かなければならないという点を、3点絞って質問をしたいというふうに思います。 一番最初に出されている、「安心・安全なくらし」ということで出されております。 これについては、私は、一番の問題は、玄海原発の再稼働が問題だというふうに思っておりますが。私は、この再稼働については中止し、廃炉が最も安全安心な道ではないのかなというふうに思っております。福島原発がまだ収束をしていないという状況の中、また原因究明のためにも、原子炉に近づけないという状況の中で、再稼働というのはとてもできる状況ではないというふうに思っておりますが。坂井市長は、この点については、いかがお考えでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 浦田議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。 きのうの予算委員会での安倍総理のお答えもあっておりましたけれども、やはり、原子力規制委員会の7月中の新たな安全基準の内容といったものを、一番最初に直近で注視をしなきゃいけないというふうに思いますし。また、一昨年6月に、市議会の皆様方とともに、本市の再稼働問題に係る意向書の内容、これを検証確認するといったことが前提になろうというふうに思っております。 いずれにしても、国家議論での内容につきましては、54基、つまり、今、4基は当然動いておりません、事故もありましたので。ですから、今、50基というものを対象に、玄海とか薩摩川内とかいうことではなくて、50基一つ一つの安全性を確認して、安全基準を発表するということでございましたので、それをしっかり見ておかなければならない、注視しなければならないと思います。 とにかく、市民の安全安心の確保というのを第一義でございますので、国にしっかりとした安全性確認を求めますとともに、市に対してもわかりやすく丁寧な説明が、この間の安全協定にもございますとおり、国、県、事業者に対してしっかりと求めていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) そうなれば、安全対策、13万人市民を守るための安全対策というのが必要ですし、また、唐津市は九州電力との安全協定を結んでおります。そういう点では物が言えるという点でも、市長の選挙公約の、公報の中にも述べられています。 国が、たとえ、安全だということで、仮に玄海原発がされたとしても、まだ防災計画などが十分ではない状況の中では、とてもいいですよと。例えば、ヨウ素剤の5キロ圏内の各家庭への配布についても、まだ具体的に決まっておりません。また、災害弱者の避難計画も十分ではありません。 そういう中では、私は、玄海原発が、たとえ原子力規制委員会が大丈夫だと、動かしてもいいと言われても、そこが十分できなければ、稼働についてはオーケーとは言えないと思いますけど。 その辺の安全対策についての市長の考えはいかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 浦田議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。 安全対策、いろんな、国がやられる部分、県がやられる分、うちが国や県と結んでやる防災計画などなど、たくさん、書類上でも当然ございますし、まだまだ、これから、県主催の防災訓練も当然あるでしょうし。我々も、もちろん一緒になって、もう、より実践的なものへ、やっぱり、県はしていこうとしていますから、それに対しては、今、主管であります総務部長を通じて、県の危機管理のほうとは常に連携連絡をとりながら、いろんな部分での打ち合わせはいたしておるとこでございます。 いずれにしても、市議会の皆様方と一緒に提出をさせていただいた、あそこの意向書、再稼働に係る意向書。あの内容というのは、結構、市議会の皆さん方と我々役所のほうとも同じ意見で出しておりますので、この検証確認をいったことは、やはり前提の必然だろうというふうに思っております。 いずれにいたしましても、これから7月までの中で、いろんなことが公表されてまいるでしょうし、いろんなことを、やっぱり注視しながら、我々にでき得る安全対策は整えられる部分については事前に整えていく必要もあるでしょうし。一つ一つの、やっぱり安全安心での検証といったものは、私は必要だというふうに考えております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 安全安心のためにも、安全対策、防災訓練、また言われたように、より実践的な防災訓練、そういう点では、今の、これから新しい機構になってどうするかというのはありますけども。やはり、職員のそういうところへの配置の増員とか、そういうところも含めてやっていかないといけないのではないかなというふうに思っております。 第2の約束で、「笑顔を育むくらし」ということで、サブタイトルで、子供の幸せを実現するまちということで出されております。このためにも、私は、子供の医療費、中学3年生まで無料化だとか、今度、新しく小学3年生が多人数になるんですけれども、これの少人数学級の実現だとか、学校給食の完全実施等無料化など、子育て支援については、積極的に進めていくべきだというふうに思いますけれども。 この約束2についての市長の考え方は、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) ご質問にお答えをいたしたいと思います。 「笑顔を育むくらし」でございます。 まず、1点目の子供医療費の中学校3年生までの無料化ということについてなんですが。我々、今、かなり、いろんな皆さん方、議会の中でもご議論ありましたし、また市民の皆さん方からも多くお声を寄せていただいて。 平成23年度までは、3歳までの児童は医療機関の窓口で一定額のみを支払うだけでいいという現物給付による助成と、3歳から就学前までの児童は、一旦、医療機関の窓口で通常どおりお支払いをしていただいて、後ほど払い戻しを受けるという償還払いによる助成で実施してまいりましたが。 平成24年度からは、就学前までの児童全て、現物給付により助成をし、小学生にまで医療費の助成対象、つまり6年生まで、助成対象を拡大をしてまいりました。 この中でも、現物給付と償還払いが非常に難しいということで、もう一括現物給付にしてくれという意見もお母さん方からたくさん寄せられています。しかし、これは、県内の各市町村より我々のほうが先んじて言ってるもんですから、県もそれから県内の市町村も、これから、ちょっと、一旦、テーブルに乗せて、それぞれの、また市町でいろんな議論をしながら、この次のステップである現物給付という形に将来的には持っていきたいなというふうに思うんですが。ひとまず、6年生までこういう形で助成を拡大したということにつきましては、市議会の皆さん方のご意見、並びに我々にいろんなお声を寄せていただいたお母様方の、いろんな、そのおかげだろうというふうに思っております。 いずれにしても、この県の動向、他市の状況を視野に入れて、いずれかは持っていきたいと思いますが、今の時点ではこういう形でやらしていただきたいと思います。 それから、少人数についてでございますが。 平成25年につきましては、「今後の少人数学級の推進については、教職員の人事管理を含めた教職員定数のあり方全般について検討する」。これは、財務省と文部科学省が共同で発表しているコメントですけれども、拡充が見送りとなったということで。 県におかれては、平成17年度より、小学校1、2年生、平成21年度より、中学1年生の学習環境整備のために県独自の事業として、またはTT指導ができるように該当の学校に1名の加配教員を配置をして、現在、国が法制化をしてない小2及び中1については、当該学年に36人以上学級を有する学校に対しまして、県独自の加配措置を継続をされております。 しかしながら、ここは議論があるとこなんですが、義務教育ですから、義務教育は、あくまで、私は国がやるものだというふうに思っております。それに対するいろんな教育委員会の皆さん方と協力しながら、国への要望活動というのは、要望を届けていきたいというふうに思っておるとこでございます。 それから、学校給食でございますが。 現在の状況は、もう、議員さんご指摘のあったとおり、第一中学校及び第五中学校で、選択式弁当給食を実施をしているところでございます。 選択式の弁当給食は、保護者の皆様方の手づくり弁当のよさと申しましょうか、そういうものを生かしつつ、保護者あるいは生徒のニーズに応えられる給食の一形態でございまして、今後の給食のあり方を検討する上で参考となるものであるというふうに、我々は認識をいたしております。 それから、給食の無償化の問題でございますが。 学校給食の食材費のみについては、現在、保護者にご負担をいただいておりますけれども、経済的に不安定なご家庭につきましては、就学援助の制度の中で、給食費の全額補助を行っているとこでございまして。 今後も、食材費につきましては、保護者にご負担を、私は、いただきながら、できるだけ安価で安心安全な学校給食の実現に努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 子供の医療費については、県内でも進んでいる部分だということには認識しておりますし、県内の市町で協議できれば、現在やっている小学6年生まで現物支給に移行するように努力したいということで、前向きな答弁をいただいたんですが。 教育問題というか学級編成の問題については、当然、私も国の責任だというふうに思っております。全ての義務教育については少人数学級ですべきだと、その方向で努力するということも言われているわけですけれども。 国も、今回、多額の予算を使って、景気対策で、公共事業には物すごいお金を使っているんですが、ソフト面での支援がないという点で、やっぱりこれでいいのかなというような感じはしますが。 国がやらないから、指をくわえていくのかというと、例えば、青森県の弘前市だとか、そういうところでは、既に市の単独予算で小学校4年生まで無料化をしているということで。市長も、ハード面、ソフト面からの教育環境の整備促進というふうに言われて、選挙公約というか、選挙公報で出されているわけですけども。 この新しい小学3年生に対する、市としての方向性としては、やっぱり教育委員会と協議する必要があるんではないかと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 会議時間を延長します。 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 浦田議員さんのご質問にお答えをいたします。 先ほど答弁の中で申し上げましたとおり、教育委員会とはしっかり話し合いもし、連携もしていきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 17時10分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 4時58分  休憩                     午後 5時10分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(熊本大成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続行します。浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 坂井市政新たなスタートについての再質問をします。 7つの約束の中で、約束5番についてお尋ねをしたいと。「豊かなくらし」ということで、サブテーマが、唐津経済の成長戦略による需要と雇用の創出ということで。大変、これも、私たちの市議会議員選挙でもでしたし、市長選挙でも、雇用の問題、景気をどうするか、唐津市の経済をどう発展をさせるかというのが、大きな争点のテーマにもなりました。 市長が考える成長戦略というのはどういうものを想定されていて、それが地元の産業や雇用とどうつながっていくのかということについて、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 浦田議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。 成長戦略とはどのようなものか、そして、またそれが地場産業あるいは雇用との連携をどうとっていくのかということでございました。 私が考えます成長戦略とは、やはり、本市を取り巻きますさまざまな状況の変化に的確に対応しながら、本市の産業全般、つまり経済の活性化に向けて、各種経済団体そして地元の企業、金融機関、研究機関、きょう、アグリのお話もご質問をいただいておりましたが、ああいった研究機関、そして市など、一体となって取り組むべき施策を展開していくための手だてや手順を明確にしていくべきだというふうに考えているとこでございます。 具体的な戦略の中身につきましては一つ一つ今後検討していくことになりますが。大きく言わせていただければ、地域経済の活性化に不可欠な農林水産業などの1次産業の振興、これは、もう欠かすことができないものだと思っております。 それから、産学官、農商工連携とよく言われますけれども、農商工連携は県のほうで出てきたんですけれども、これは農水商工連携、林もありますけども、そういう基幹産業全体の連携などの、産業間をしっかり連携をしていくということ。 それから、金融経営支援など全産業に共通する支援。あるいは、経済の活性化を支える基盤づくりに関する施策などを盛り込んでいきますとともに、小路商工観光部長も午前中の議論にもお答えをいたしておりましたとおり、企業誘致のさらなる促進など、これまで取り組んでまいりましたものを加えまして、今後4年間、全ての産業分野を対象とした総合的な取り組みにしていきたいというふうに考えております。 今後、成長戦略を具現化する中で本市産業の総合的かつ一体的な振興を図ることが、市内の中小企業者の皆様方の活性につながり、あるいは雇用の創出につながり、ひいては唐津市民の豊かな暮らしにつながっていくものだというふうに考えております。 るる議論をいただいておりますコスメティックバレーにつきましても、それから、きょう、副市長お帰りになりましたが、グアムとの交流にしても、こういった一つの大きな成長戦略を考える上で、やはり、いろんな、我々地元がしっかり連携をしてやっていかないと、幾ら世界といえども、唐津がしっかりしてないといけないというのがありますので。あえて、唐津の、そういった意味での産業の基盤づくりをしていきたいというふうに思っているとこでございます。 いろいろな意味で企業誘致をして雇用を発生させるという点、もう一つは、地元の企業の皆さん方に元気になってもらって、1人でも2人でも多く雇用をしていただくという施策。雇用については、この2つをあわせ持ってやっていかなければならないというふうに思っておりますので、しっかりと、議会、皆さん方のご指導もいただきながら、成長戦略、しっかり唐津の経済浮揚について取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 企業誘致は、どちらかというと、待ちの姿勢になるんです。やっぱり、地元の企業を元気にする、支援をするということで、今、市長もおっしゃられましたけれども。金融とか産学官とか、そういう、今までちょっと連携としては弱かった部分についても連携を強められるということでは、大事な分野かなというふうに、今、話を聞いております。 どちらにしても、やっぱり、今、唐津の雇用がこういう状況の中で、国が大きな施策を、公共事業をおっていますけれども、これが地元の企業の雇用にほんとにつながるのかというのは、まだこれからやってみないとわからないところはありますけれども。やはり、建設業だけではなくて、農業や地元の企業の応援をしっかりしてほしいなというふうに思っております。 それでは、2番目の「公契約」の実施の問題についてお尋ねをしたいというふうに思います。 財務部長も答弁がありましたけれども、入札結果が上昇しているというのは、裏を返せば、最低価格が上がっているので、どうしても、そこに、今までは96%ぐらいとか97%で入札していたら談合じゃないかと言われていた時代もありましたけれども。今は、もうそうは言っていられないという状況で、こういうふうに、少しずつ、入札の予定価格と入札が近づいているという状況が生まれているのではないかなというふうに思っています。 この、ここに、やっぱり、過度の競争というのは、部長も答弁はありましたけども、受注業者の経営悪化にもつながるのではないかなというふうに思いますし、質の低下にもつながるというふうにも思うんですけども。その辺については、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 岡本財務部長。          (財務部長 岡本憲幸君登壇) ◎財務部長(岡本憲幸君) 再質問にお答えをいたします。 いわゆる、今のご質問の趣旨は、公契約といいますか、公共工事の市の発注関連で、それ自体が低価格・低単価の競争を導いているんではないかというようなご趣旨のご質問ということで理解さしてよろしいでしょうか。 ◆21番(浦田関夫君) はい。次、また質問しますから。 ◎財務部長(岡本憲幸君) わかりました。 そういった要因があるという懸念がおありかもわかりませんけども。やはり、これは、いわゆる、その低価格・低単価競争のもととなっている、やはり経済そのものが一番大きな要因だろうというふうに考えております。 ご承知のように、今の日本経済におきましては、長期の経済不況という状況に陥っておりますので、いわゆる労働者の方の賃金等も、当時の景気がよかった時代からするとかなり落ち込んでいると、これが一番の大きな要因ではないかというふうに考えているところでございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 今、部長答弁があったように、結果的に入札が予定価格に近づいているという状況は、今言われたように、労働者の賃金が下がっていると、低下しているという中の状況が、一番端的にあらわれていて。 地元の下請の業者の皆さん、建設業者の皆さんと話をすると、元請が仕事をとるのはいいんだけど、そこから一定の利潤を、言葉で言うならピンはねと言いますけれども、そういう中で、それをそのまま受けさせられるというか、下請業者が。それでは、とても、安くなった単価の上にますます安くなるということで、やってられないということで、そこの社長さんも、もう軽トラックで走って回っているという状況が、切々と言われていましたけれども。 こういうところを、やっぱり、労働者の賃金や下請業者を一定保護するという点では、公契約の果たす役割というのは、私は大きいと思うんですけども。その辺についてはどのような認識をされているんでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 岡本財務部長。          (財務部長 岡本憲幸君登壇) ◎財務部長(岡本憲幸君) 再質問にお答えを申し上げます。 議員さんご指摘のように、公契約の果たす役割というのは、非常に大きなものだというふうに認識をいたしております。 これは、以前、ご質問いただきましたように、千葉県の野田市が先進的な取り組みをされておりまして、それ以来、全国的に波及をするのかなというふうに私自身も思っておりましたけれども。約1,700を超える自治体が全国ございますけども、その中でも、条例を策定されているのがまだ1桁ぐらいにととどまっているという状況がございます。 その要因を考えてみますと、そこは、やはり一定の労働者の最低賃金を条例等の中に盛り込むということは、裏を返せば、いわゆる経営にも響いてくるわけです。そういったことが、非常に、根底にあるのではないかというふうに考えているところでございます。 私どもも、今もなおですけども、全国の状況あるいは県内の状況等も注視をしながら、この件については検討を鋭意行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 指定管理者も同じようなことが言われているんです。 部長は、プロポーザル、総合的に事業計画などを出していただいて、価格だけではないよということは、承知しております。しかし、決まった業者のことを見ると、やはり、高い価格で契約したところが請け負っているという状況もあります。本当に、そこで働く、ほとんどは、もう地元の人ですから、やっぱり一定の賃金というのは保証していかなければならないと思うんですけども。 その辺の、ほんとに、そういう賃金が払われているのか。そういうとこも含めて、公契約というのは目配せするというか、そういうのが、役割があると思うんですけども。 指定管理者制度においては、公契約についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 山下企画経営部長。          (新市総合企画監兼企画経営部長 山下正美君登壇) ◎新市総合企画監兼企画経営部長(山下正美君) ご質問にお答えをいたします。 まず、指定管理者の決定方法については先ほど述べたとおりでございまして。かつ、指定管理者の直接の雇用の雇用者、また下請ということもございますが、そこの雇用者につきましても、当然のことながら、全国的な労働法でございます最低賃金法等は当然順守されているというふうに理解をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 指定管理者が県外の業者になった場合、なかなか地元に来ないというか、電話連絡とか、月に1回ぐらいしか来ないという状況の中で、そこでの業者とか納入業者との意思がうまく通じていないというような問題も発生しております。 そういうところを、公契約で縛るというたら言葉は語弊があるんですけども、うまく、ほとんど、納入業者とか委託業者とか、そこで働いている人というのは地元の人ですから。やっぱり、地元を守るということでは、私は、公契約については、この指定管理者制度についても大いに必要だと思いますけども。その辺について、再度お尋ねします。 ○議長(熊本大成君) 山下企画経営部長。          (新市総合企画監兼企画経営部長 山下正美君登壇) ◎新市総合企画監兼企画経営部長(山下正美君) ご質問にお答えをいたします。 指定管理者につきましては、その趣旨、民間のサービス向上なりコスト削減のノウハウを幅広く活用するという観点から、現在のところ、その本社の所在地等についての制限は行っていないところでございます。 また、公の施設の所管課から、今ほどご質問にありましたような、本社を県外に置いているということによって、そのことが理由で意思の疎通がうまくいってないという報告は受けておりません。 指定管理者の候補者を選定する場合にも、地元業者との連携であるとか、地域活動への参加といったことも、先ほど冒頭申しました、候補者選定の際の評価の一つにしているところでございます。 指定管理者制度を導入しているからと申しまして、公の施設の設置者としての市の責任は当然あるわけでございますので、公の施設の機能が十全に発揮していることにつきましては、それぞれ所管課でフォローをいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 指定管理者にすることによって、コスト削減というか、そういうことで、民間にできることは民間でということで、こういう制度が始まったんですけども。 私も、県外の業者だからいけないとか、市内の業者だからいいと言っているわけじゃなくて、やっぱり地元の委託業者や納入業者、またはそこで働く人たちが、一定、営業できるような、また雇用ができるようなシステムをするのが、公契約のあり方だというふうに思っています。 唐津市、県内、労働団体が調べた中では、唐津市が、業者が、公の施設で変わった場合に、継続雇用をお願いしているというのは、唐津もそうなんですけども。そんなたくさんないんです。どっちかというと、それは、雇用は、もう業者の判断ですよというようなことで、あえて言わないというところもあります。そういう点では、唐津は、一定、良心的にされているのかなというふうに思っておるわけですけども。 こういう面がというか、公契約については、地元の業者やそこで働く人たちを、一定、守るという面が大いにあると思うんですけども。公契約に向けての検討を、私は当然していくべきだというふうに思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 山下企画経営部長。          (新市総合企画監兼企画経営部長 山下正美君登壇) ◎新市総合企画監兼企画経営部長(山下正美君) 質問にお答えをいたします。 先ほど申しましたように、公の施設の設置者としての責任は市にございますので、その施設の十全なる機能の発揮ということについて、最終的な責任は市にあるというふうに考えております。 そういった意味で、今、浦田議員おっしゃられたような状況と責任者としての市の責務を発揮するために、毎年モニタリングを実施いたしております。管理運営状況を評価、公表するとともに、その好評の結果は指定管理者に通知をしているとこでございますし、契約の更改の際には、その評価も評価点数の中に一部加えることなど、改善をいたしているところでございます。 今ほど、公契約といいますか、従事者または下請の従事者というところにつきましても、今後の検証課題とさせていただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 財務部長も答弁がありますか。 岡本財務部長。          (財務部長 岡本憲幸君登壇) ◎財務部長(岡本憲幸君) お答え申し上げます。 公契約の今後の推進についてのお尋ねでございますけども。 本市といたしましては、先ほど申し上げましたように、野田市等の先進事例、こういったところの取り組み状況を十分参考にさせていただきながら、かつ、これは企業の方のご理解とご協力、これが不可欠でございますので、そういった企業の方々とのお話し合いも含めて、今後、慎重に、かつ、鋭意に検討をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 山下企画経営部長にも、さっきの答弁でちょっと気になることがありましたので、再質問をさせていただきたいと思います。 指定管理者に対するモニタリングをされているということですけれども、これをするのは市の職員なのか、それとも第三者なのか。また、それで、こういうことが改善されたという例があれば示していただきたいと思うんですけど。 ○議長(熊本大成君) 山下企画経営部長。          (新市総合企画監兼企画経営部長 山下正美君登壇) ◎新市総合企画監兼企画経営部長(山下正美君) モニタリングにつきましては、市の職員がやっておりますが、2段階に分けてやっておりまして、担当課と市の管理職の職員からなる評価委員会でもってやっているところでございます。 かつ、先ほど申しましたように、その評価については、指定管理者へ個別に通知をしておりますので、その通知に基づいて、評価が、例えばCであるとかDであるといったものについては、当然、改善がなされるものでございますし、所管課のほうが当然そういった指導をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) どちらにしても、市の税金を使って、また市の施設を使って、市の業者やそこで働く市民がいるわけですから、そこを守る仕組みづくりをするというのは、私は公契約の大きな重要な点かなということで。検討課題だとおっしゃっておりますので、ぜひ検討していただきたいなというふうに思います。 3番目に、消防長にお尋ねをしたいと思います。 確かに、新たな任務体制で協議はしていくということですけれども。 最近は、やっぱり、若い人は体力が弱いというか、ちょっと、やっぱり、本来は鍛えとかないかんのですけども、私も、山火事に、以前は行ってきたんですけど、重たいんです、あれ抱えていくのは、もう。それで、以前から、私は思っていたんですけども、小さいのにならんのかなと。確かに水量の問題もありますけども、水量の問題よりも先に水を出すというか、その火点に水をかけるという点とか。 山火事は、幅が広いので、そういう点では、途中までは大きな径を使って、それを2つに小さく分けると、二手に分かれてとか、いろいろあるでしょうけども、そういうふうなことを、やっぱりやっていく必要があるというふうに思いますけども。 協議されるということですので、ぜひ、協議をしていただいて、地元の意見も聞いていただきたいというふうに思います。 それと、装備の面については、特に、私いつもというか何回もこの場で取り上げたことがあるんですけれども、なかなか改善されていないというのがあります。それは、消防団の被服貸与のあり方なんです。 ある分団では、その分団の費用で団員のはっぴなりを購入しているというところもあります。本来、消防団が活動する上においての被服というのは、市費でやるべきだというふうに思いますけども。うまく伝わっていないのではないかと、遠慮して、市に購入してくださいとか、更新してくださいと言えていないのではないかなというふうに思いますけど。その辺については、いかが認識されていますでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 冨田消防長。          (消防長 冨田壽一君登壇) ◎消防長(冨田壽一君) 再質問にお答えいたします。 更新の被服につきましては、消防団員の貸与被服等の更新につきましては、唐津消防団員貸与被服等の種類、貸与期間及び数量を定める要領に基づいて更新をしております。使用に耐えないと認めるときには取りかえるということでしております。 そういうことで、団員さんのほうにその周知が届いてないということですので、今後は、本人から部長、それから分団長、担当の地域消防課に報告をいただければ、予算の中で更新をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 消防長、その答弁は前もあったんです。あったけども、こういう状況なので、風通しをよくしていただきたいということですので。上がったらするということじゃなくて、やっぱり、どうですかということで、こちらから声をかけるとかと、そういう仕組みづくりが私は大事じゃないのかなというふうに思っております。 それで、もう一つ、装備については、AED、自動体外式除細動器心臓がとまった方を再生するための機材については。 確かに、私も田舎のほうに住んでいますけども、例えば、学校だとか公民館とかにはあります。体育館にあります。しかし、それは、昼間だけなんです。 そこまで行くのにも距離があるというところでは、地域に消防車、小型消防車も含めてありますので、そういうところにあれば、素早い対応ができる。使わないほうが一番いいんですけど。 消防団員の方は、毎年、訓練をされているんです。おんなじ人がじゃなくて、交代で。しかし、実際使う機械がないじゃないかということで、やはり、装備をしてほしいという要望もあっていますけれども。これについては、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 冨田消防長。          (消防長 冨田壽一君登壇) ◎消防長(冨田壽一君) お答えいたします。 消防団の消防自動車にAEDの積載についてということでございます。 現在のところは、消防団員の車両にAEDを配備する計画は今のところございません。ですから、このAEDの必要性は私どもも考えております。今言われました施設のところに置いておりますけども、そこの使用した時間に主に使うということが、AEDのところだと思います。 しかしながら、消防団員の車両に積載するということは、新たな消防団員の出動の負担をかけるのではないかと思っております。そういう意味で、我々が今現在実施をしております3時間の講習、普通講習を年に4回ほど呼びかけて、市民の多くの方に講習を受けていただくということでしておりますので、命を助けるという手だてをそこで研修並びに体験をしていただいて、そこのところにしていただきたいと思います。 事例といたしましては、浜玉消防団などとか、411名ぐらい消防団の方も研修に参加されているという報告を受けておりますので、現場ではAEDが全てあるというところではございませんので、そこで応急手当、それにかわる工法あたりを勉強していただければと思います。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 冷たい返事だなと思いますが。 消防長が言われるのはよくわかるんです。機械をとりに行くよりも、もう、そこに、もし倒れた方があったら、心臓マッサージの講習を受けていればすぐ対応できるわけですから。それはそうだなというのはわかりますけれども。 やはり、今、消防長も言われたように、命を助けるのが、消防団であれば、機材はやっぱり充実させたがいいと。ないよりもあったほうがいいということでは、ほら、東京マラソンのときもあったじゃないですか。一生懸命走って、走っている人がそこに倒れて、その一緒に走っていた人が心臓マッサージして、ある人がそのAEDを持ってきて、1名助けたという面もありますので。 AEDはたくさんあったほうがいいと。ただ、すぐできるかというと、そういうもんではないので、研修もしている必要性も感じられているということも言われましたけども、また新たな負担がかかると言いますけども、もう負担はかかっているんですから。消防団に、もうこれ以上負担がかからないというぐらいにかかっているわけですから。 それは、やっぱり、生命と財産を守るという使命のもとに活動している団員ですので、そこは理解してくれているというふうに思います。ぜひ、これも検討していただきたい。また、消防団会議などでも出していただいて、していただきたい。市長も、安全安心の地域づくりということで選挙公約に掲げられておりますので、そういう点での議論は、ぜひしていただきなというふうに思います。 あと、施設の充実については、私もここで何回か取り上げましたけれども。なかなか、消防団の詰所のトイレが進まない。なぜ、進まないのか。新しく建てるときにやるということだけでいいのかというんです。やはり、もうそれを待っとったら50年もかかるんじゃないのかなと思うんですけども。首傾げられましたけど、そんなに、もっと早く予定があるんですか。答弁お願いします。 ○議長(熊本大成君) 冨田消防長。          (消防長 冨田壽一君登壇) ◎消防長(冨田壽一君) お答えいたします。 トイレの質問につきましては、何度かお答えしております。 今現在、報告では80カ所をしたというところで、あとトイレがないところは全体で115カ所という報告を受けております。 それで、その中で、一応、その地区に公民館とか、近くに利用するとこがあるというのが55カ所と聞いておりますので、その他につきましては、予算の計画の中で、一応、古いところとか使用ができないところとか、そういうところを優先的に整備をさせていただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) そういう答弁も、この前もされていたんで。進まない原因は何かと聞いているんです。だから、幾ら、私たちの若いころの消防団のときは、自然放水で、ちょっとその辺の田んぼにお世話になっていたんですけども、今、田舎でもそういうわけいかんでしょう。 だから、消防団も、やっぱり、プライドを持って、そして任務に遂行するためには、やっぱり機材の充実だとか服装の充実だとかそういうこともしていって、やっぱり団員の確保についても、いけるというか、消防団にも入りたいなという雰囲気もつくっていかんないかんでしょう。トイレもないところにどうするんだと。今、もう、各家庭では水洗化が往々に進んでいるのに、そこでやっとけと言われて、これでやっていけないなと。 だから、そこでは、古い順からと言うけども、いつぐらいだったらできるんですか。そしたら、見通しとしては。 ○議長(熊本大成君) 冨田消防長。          (消防長 冨田壽一君登壇)
    ◎消防長(冨田壽一君) お答えいたします。 見通しは、今のところはございません。随時、させていただくと。最終的には、財政部局とのいろんなものの調整がございますので、今のところは、見通しはございません。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 見通しのない中で、やっぱり見通しをつけないといけないのは団員の確保だと思うんです。やっぱり、今、団員の減少が社会問題になり、また唐津の消防団も団員の定数を削減して、してもなおかつ十分ではないという議論も先日あっておりました。 消防長は、この団員確保についての取り組み、新たな取り組み、斬新な取り組み、こういうのについては、今までとおりの答弁じゃだめですよ。どうですか。 ○議長(熊本大成君) 冨田消防長。          (消防長 冨田壽一君登壇) ◎消防長(冨田壽一君) お答えいたします。 田中議員さんの議案質疑のほうについても、消防団の確保についてというお話もありました。 そういうことで、今、県のほうが平成25年2月に消防団確保対策検討委員会というのを立ち上げました。それで、本年の10月までに全団員に、まず、消防団員の悩みとか、いろんな、入れない理由などがあるかと、中身は今現在検討中なんですけども、アンケートをとるということで約束がしてあります。 ですから、10月までにそういった市町のほうにアンケートをとって、県に報告して、どういった問題があるかということの中身を精査をさせていただいて、我々も一緒に、地区の方と消防団の入団の確保に努めたいと思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆21番(浦田関夫君) 新たな答弁をしていただきました。 アンケートをとられるというのは大事なことだと思うんです。やっぱり、消防団の一人一人の悩みを聞いて、それを改善するということは、また、その地域の生命と財産を守るという安心安全の守り手としての消防団の確保は欠かせません。 せっかく地域に住んでいながら、消防団は嫌だなと言われないように、消防団入って地域のために働いているという気概というか、そういうものを持って消防活動に入れるような、そういう対策というか、アンケートをとって、消防団の団員の確保を進めていただきたいということを申し上げて、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(熊本大成君) 以上で、本日の一般質問を終わります。 議事日程に従い、次回は、あす14日午前10時から本会議を開き、一般質問を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 5時48分 散会...