唐津市議会 > 2002-12-13 >
12月13日-06号

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  1. 唐津市議会 2002-12-13
    12月13日-06号


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    平成14年 12月 定例会(第4回)   平成14年       唐津市議会会議録(定例会)その6   第4回1 日 時 平成14年12月13日 午前10時01分開会 於唐津市議会本会議場2 出席した議員    1番 脇 山   肇           2番 松 尾 幸 長    3番 田 中 秀 和           4番 井 本 敏 男    5番 正 田 孝 吉           6番 宮 﨑 千 鶴    7番 中 川 幸 次           8番 白 水 敬 一    9番 吉 原 真由美          10番 浦 田 関 夫   11番 山 崎 正 廣          12番 吉 田 廣 光   13番 吉 田 壽 彦          14番 下 川 俊 明   15番 峰   達 郎          16番 志渡澤 一 則   17番 進 藤 健 介          18番 熊 本 大 成   19番 辻   賢 一          20番 下 平 義 男   21番 田 中 武 樹          22番 村 山 健 吾   23番 野 﨑 清 市          24番 青 木 武 德   25番                  26番 楢 崎 寛 治   27番 奥 村   豊          28番 宮 崎   健   30番 加 茂 恒 夫3 欠席した議員   29番 浜 本 愼 五4 地方自治法第121条による出席者の職氏名          市       長      福  島  善 三 郎          助       役      佐  仲  辰  雄          収   入   役      吉  本  金  壽         (総務部)          総  務  部  長      山  下  正  美          総 務 部 次 長      根  岸     保          総  務  課  長     (総務部次長兼務)          職  員  課  長      脇  山  秀  秋          秘  書  課  長      麻  生  邦  男          財  政  課  長      通  山     誠          管  財  課  長      竹  内  御 木 夫          税  務  課  長      牛  草     泉         (企画情報部)          企 画 情 報 部 長      溝  上  吉  嗣          企 画 情 報 部次長      吉  川  陽  三          企 画 調 整 課 長     (企画情報部次長兼務)          市町村合併推進課長     (企画情報部次長兼務)          男女共同参画 室 長      富  田  節  子          地 域 振 興 課 長      中  村  修  二          情 報 政 策 課 長      山  岡  裕  明          広 報 公 聴 課 長      松  尾  正  晴         (民生部)          民  生  部  長      米  光  紘  一          民 生 部 次 長      中  村  康  久          市  民  課  長      松  下  達  夫          国 保 年 金 課 長      杉  山     健          環 境 対 策 課 長      太  田     拓          清 掃 業 務 課 長      古  川  公  三          人権・同和対策課長     (民生部次長兼務)         (保健福祉部)          保 健 福 祉 部 長      牧  山  泰  介          保 健 福 祉 部次長      井  上  幸  男          保  健  課  長      小  島     肇          福  祉  課  長     (保健福祉部次長兼務)          高齢・障害福祉課長      脇  山  健 治 郎          生 活 保 護 課 長      江  越  和  行         (産業経済部)          産 業 経 済 部 長      松  尾  博  司          産 業 経 済 部次長      北  島  正  信          産 業 経 済 部次長      熊  本  清  治          商 工 振 興 課 長     (産業経済部次長兼務)          観  光  課  長      原     明  海          農  政  課  長      平  野  宗  宏          水 産 林 務 課 長     (産業経済部次長兼務)          ふ る さ と 会 館・                         梅  崎  芳  景          国  民  宿  舎         (建設部)          建  設  部  長      吉  岡  秀  男          建 設 部 次 長      進  藤     仁          道 路 河 川 課 長      毛  利  千 代 光          建 設 管 理 課 長      馬  場  俊  春          都 市 計 画 課 長      青  木  一  清          区 画 整 理 課 長      岩  田     保          建  築  課  長     (建設部次長兼務)         (競艇事業部)          競 艇 事 業 部 長      吉  田  勝  利          競 艇 事 業 部次長      吉  田  次  郎          管  理  課  長     (競艇事業部次長兼務)          業  務  課  長      城     秀  文          ボ ー ト ピ ア課長      岡  崎  三 代 生         (水道部)          水  道  部  長      平  川  聖  二          水 道 部 次 長      山  口     至          下 水 道 管 理課長      松  本  幹  雄          下 水 道 工 務課長      溝  渕  末  治          浄 水 センター所長      永  田  一  彦          水 道 管 理 課 長     (水道部次長兼務)          水 道 営 業 課 長      山  口  通  雄          水 道 浄 水 場所長      熊  本  博  司         (教育委員会)          教   育   長      村  井  文  三          教  育  部  長      岩  本  芳  明          教  育  次  長      世  戸  政  明          近 代 図 書 館館長      小  林  た  み          総  務  課  長     (教育次長兼務)          学 校 教 育 課 長      松  尾  博  通          生 涯 学 習 課 長      上  田  昭  人          文  化  課  長      岸  田  俊  彦          ス ポ ーツ振興課長      上  田  智  行          幼 稚 園 園 長      高  幣  代 美 子          会  計  課  長      星  野  信  也          選 挙 管 理 委員会                         小  林     修          事  務  局  長          監査委員事務 局 長      中  島  富 士 雄          農業委員会事務局長      宮  崎  輝  義          総 務 課 文 書係長      前  田  幸  雄5 出席した事務局職員          議 会 事 務 局 長      坂  本     陞          議 会 事 務 局次長      寺  井  正  太          議 事 調 査 係 長      吉  田     誠          午前10時01分 開会 ○議長(脇山肇君) ただいまから本日の会議を開きます。 △一般質問 ○議長(脇山肇君) 審議日程に従い一般質問を行います。 通告に従い順次発言を許します。 進藤議員。          (17番 進藤健介君登壇) ◆17番(進藤健介君) 17番、進藤です。通告に従い、質問をさせていただきます。 中高一貫教育文化活動の推進について、そして放課後児童クラブについてでございますが、済みません、通告に従いと言いましたが、ちょっと中高一貫教育を後にさせていただきまして、質問をさせていただきます。 まず、文化活動の推進についてでございますけれども、皆様ご存じのようにスポーツ、こういうものの唐津市から例えば九州大会全国大会等に参加をする、日ごろの練習等が実になって大きな大会で自分たちの実力を発揮するときについては、スポーツ振興の面で全国大会等出場奨励金がございます。私はそれに準じた形で、文化の面に対しても出場奨励金制度を設けられないかどうか、ほかの7市の状況はどうであるのか。また、文化面では非常に基準をつくるものが範囲が広うございまして、難しいとは思うんですけれども、何らかの形でそういうふうな制度がつくられないかどうかをお尋ねいたします。 それから、また文化面においての活動というものが例えば全国大会九州大会、また文化面での大会そのものが存在するのかどうか。広い文化の活動の中で難しいところもございますが、例えば唐津の山笠、これが出ていくようなときにも、観光唐津というものを宣伝するにおいて非常に大きな役割を持っていると思います。例えば唐津の港太鼓、神集島は炎の太鼓といいますか、こういうグループたち自分たち地域コミュニティの中で練習を重ね、そして唐津を代表して唐津という看板を背負って、例えば全国的または九州的な規模の中でそういう自分たちの活動をご披露することによって、観光PRというものができるのじゃないかなと考えるところでございます。そうやって考えてみれば、文化面だけでなく観光唐津、唐津の人をみんな観光大使ではございませんけれども、そういう気持ちで何らかの基準の中で観光宣伝費を充てることができないかというような気持ちであります。そこで、教育部長出場奨励金制度の面と、それから産業経済部長観光宣伝観光唐津の宣伝費というような形で、何らかの補助または奨励金を出すことができないかをお尋ねいたします。 それから、2番目に放課後児童クラブについてご質問をさせていただきます。現在唐津市内の各校区、すべてではございませんが、放課後児童クラブが開催されております。20名以上が原則ということでございますが、現在の小学校の規模、これが適正規模であるかどうかは別としまして、非常に少人数の学校が多うございます。この20名以上というような基準であると、小学校1年生から3年生までの20人に満たない校区、または地区が出てくるのではないかなと考えますけれども、例えば志道、大成は合同でしてあるのかなというふうにも思いますけれども、志道、大成はご存じのように非常に近い校区でございますので、そういう実施方法も可能かとは思いますが、地理的にどうしても隣の学校と一緒にというのは難しい校区もございます。そういった状況の中で、20名以下の校区でもこういうものが開所できないかどうかをお尋ねをいたします。 それから、現在放課後児童クラブの指導員の勤務時間というのが、12時から17時までが勤務時間になっていると思っております。しかし、現況としては小学1年生が入学をして10日か2週間ぐらいは、学校になれるまでということで早目に帰宅しますが、その後は給食を実施して、その後下校という時間帯で学校の方で運営をされております。そうしたときに、現在の12時から17時という時間帯ではなく、13時からの開所でも十分に放課後児童クラブという活動はできるのではないかなと思います。そこで、勤務時間を12時からではなく13時から17時までとすれば、1時間分の人件費が浮くのではないかなと考えるわけでございます。こういうところによって経費の節減ができないかということを、ひとつお尋ねをいたします。 また、現在の指導員さんの経費で開所時間を13時からとすれば、18時まで同じ経費でできるわけです。そうしたときに、同じ経費でよりよいサービスができるのではないかなと思います。これは18時まで開所する必要性があるのかどうかというのも問題にはなってくると思いますけれども、私が共稼ぎでありまして、子供を保育園に迎えに行くときに、やはり5時まででは自分の勤務時間もありましてなかなか難しいところがございました。この辺を考えますと、18時までに延長しても経費的な負担は何もふえない、また5時で十分で終わるのであれば、13時から開所して1時間の人件費の経費を浮かすことの方が有効ではないかと思いますけれども、考え方を保健福祉部長にお尋ねしたいと思います。 それから、最後になりましたけれども、中高一貫教育について質問をさせていただきたいと思います。今回の議会の中でも教育長が唐津、東松の地区の学力低下が非常に大きな問題であったと。ただ、今回の議会の中で、平成14年度の高校入試で見る唐津、東松浦郡の学力というものは例年平均を下回っていた。しかし、ことしは平均より何ポイントか上を行くことができたということでございます。大変すばらしい成果を上げていらっしゃるなと、現場の先生たちに対しても感謝をいたしますし、教育委員会のご指導等も大変なご苦労があったのではないかなと思っております。そういう学力向上に向けて、やっぱり考えられたのが唐津東高に今度考えられている中高一貫教育、この導入ではないかなとこう思っております。しかし、この中高一貫教育の導入というものはですね、必ずしも100%すばらしいというものではなく、いろいろな問題点が多くあるのではないかなと考えております。まず、中高一貫教育導入までの経過といいますか、唐津東高等学校振興会、ここも一生懸命になりまして、まずは平成3年に学校移転から提言をされ10年間ずっと活動をされまして、平成13年の12月21日に初めてこの活動の中で移転改築小委員会及び中高一貫委員会合同会議というものが開かれております。平成13年の12月に、初めて中高一貫教育をこの会の中でも活動が始まったというふうに感じております。そして、平成14年、ことしの7月1日に唐津、東松浦地区中高一貫校設置促進協議会、これは教育委員長であります藤井会長井本県知事に陳情をしたというような経緯がございます。そして、そのときの県の教育長に出された要望書がここにあります。 これを、ちょっと時間かかりますけれども、読ませていただきたいと思います。「唐津、東松浦地区教育行政につきましては、平素からご指導、ご高配を賜り、深く感謝申し上げます。この地域は古来より大陸へ門戸を開き、大陸文化の流入地として長く栄え、その後近代では文武両道、質実剛健の気風で教育水準も高く、地域の誇りでありました。しかし、近年当地域の教育環境学力水準は県内において必ずしも高水準を維持しているとは言えず、むしろ伸び悩んでいるのが現状であり、関係者一同その打開策に苦慮しているところでございます。その原因の一つに中学校高等学校の教育のあり方が指摘されております。この地域はすべて公立校であり、他地域と比べて多様な学校選択の余地がなく、中学、高校を通じて生徒間の切磋琢磨の精神も薄らいでおります。その結果、学力的に上位層の児童生徒が地域外、あるいは県外へ流出し、総体的に教育レベルが低下するとともに、保護者の経済的負担も大きいものがあります。また、このことは将来地域のリーダーとなるべき優秀な人材がふるさとで青春期を送らないことにより、地域にとっては将来に向けての大きな問題であります。このような現状を改善する有効な手段の一つが、公立中高一貫教育の導入であります」というような要望書を提出してあります。 これを素直に読みますと、学力的に上位層の生徒たちが地域外へ流出していると、このことは将来の地域リーダーとなるべき子供たちが育たないと、その問題解決のために中高一貫を要望するということは、ここで議会の中で何度も教育長が答弁されましたエリート校をつくるんではないというような答弁がございますが、エリート校という言葉が適当であるかどうかわかりませんけれども、やはりそれを意識した学校であるのではないかなということは一目瞭然でございますが、その辺がどういうふうな考え方でこの東高の中高一貫の開設の意図はどこにあるのかを考えましたときに、いろんな問題点が出てくるわけでございます。 それで6項目、ちょっとお尋ねをしたいと思います。この中高一貫校唐津東高、また県立唐津東中学校というのかわかりませんけれども、エリート教育を目指しているのか、私はこういう要望書を出しているんであれば目指すべきではないかなと思うところと、反対に言えばエリート教育はしないということであれば、しないというふうな考え方を示していただきたいと思います。ただ、この中高一貫校というものは私立、国立の場合は皆さんご存じのようにエリート校といいますか、エリート教育を行っております。大部分の親はそう思っているわけでございまして、県立の中高一貫校ができたとしても、この国立や私立の一貫校と同じように保護者が受け取るのも不思議ではないと思いますので、その辺を明確にお答えをいただきたいと思います。 それから、2番目にこの県立の中高一貫校が唐津に設置されることによって、先ほどの要望書の中でも、そういう優秀な生徒の市外への流出を防ぎたいというような歯どめになるのかどうかということです。現在市外への中高一貫校へ流出している生徒の数がわかれば、教えていただきたいと思います。 それから、次に3番目に入学の選抜方法、これも何回か聞いた議員の方があるかもわかりませんけれども、どういうふうな選抜方法をされるのか。3番目に入学の選抜方法をお尋ねしたいと思います。 それから、私が一番心配になっているところでございますが、県立中学校を設置する。県立中学校ですね、中高一貫校中学校の方を設置することにより、特に小規模校の残された唐津市立中学校、それからまたそういうふうな中学校、このクラスが中学校の場合は120名、40名の3クラスですね。そして、高校から受験をして入ってくる子供たちのクラスが40名の3クラスで、合計高校になれば240名の6クラスという形で18年に開校される予定ですけれども、単純に考えると120名の子供たちが唐津市、または東松浦郡の中学校から地元の中学校に行かずに県立中学校に行くという状況が出てまいりますけれども、残された、残されたという言葉は適当でありませんけれども、地元の既存の中学校にどういうふうな影響が出てくるのか。どのくらいの人数が唐津市内として県立中学校に流れていくと考えていらっしゃるのか、お答えをいただきたいと思います。 それから、5番目に中高一貫校の通学といいますか、校区です。この範囲はどのように考えて設定をしていらっしゃるのか。また、中学校の校区とそれから高校の受験をする校区といいますか、その範囲は同一であるのか、違うのか。それと、今普通高校等において以前は非常に少なかったんですけれども、近隣の地域であれば20%までは遠隔地の入学が許されているようにも聞いております。そうしたときに、例えば中高一貫校が唐津にできたからといって、例えば伊万里、このあたりから東高を受験することができるのかどうか。この辺をお尋ねしたいと思います。 それから、いろんな問題がありますし、ご存じのように県立中学校でございますので、そういう制度、それから運営、教育内容というものは県の方の教育委員会が管轄してくると思いますけれども、そこに通う子供たちは唐津の市民でございます。どういう教育がされるのか、どういうふうな方法がいいのか、唐津市の教育委員会として県にこういう県立中学校県立高校であってほしいという要望、こういうものを県にいろんな意見を上申するルートがあるのかないのか。例えば県立中学校をつくっていくいろんな県の計画の中に、唐津市としてそういう意見を言えるのか言えないのか、そこをお尋ねします。 以上、中高一貫教育について7点質問をさせていただき、1回目の質問を終わります。 ○議長(脇山肇君) 岩本教育部長。          (教育部長 岩本芳明君登壇) ◎教育部長岩本芳明君) 進藤議員さんのご質問にお答えいたします。 文化活動の推進についてということでございます。文化の面に対してもスポーツに準じた形で全国大会等出場奨励金制度を設けられないかとのご質問でございます。これまで文化の面に対しての奨励金制度が定められておりませんのは、どういうものに補助するのか、スポーツ面のように簡単ではなく、規定しにくいためであろうと考えております。このことは県内の他市も同様でございまして、いずれもスポーツ面奨励金制度は制定されておりますものの、文化面での制度は定められていないようでございます。本市のスポーツ面における県外大会出場奨励金制度は県内の大会を経まして、九州規模以上の県外大会に出場する際、奨励金を支出いたしております。一方、文化の面におきましては県内の大会等で勝ち抜いて、県外大会に出場というようなものは、スポーツ面ほど多くはないのではないかと、またそれだけを対象としていいのかということもございますし、議員さんご質問のことにつきましては十分調査研究をさせていただきたいと考えております。 ○議長(脇山肇君) 松尾産業経済部長。          (産業経済部長 松尾博司君登壇) ◎産業経済部長松尾博司君) 進藤議員さんの文化活動の推進について、観光面からお答え申し上げたいと思います。 市内の文化団体、とりわけ伝統芸能郷土芸能団体が県外で行われます行事や大会に出場する場合に、その際観光宣伝の一翼を担う役割を果たすと、そういう場合に観光サイドからの助成は考えられないかというご質問でございますが、議員さんご指摘のように唐津の伝統芸能郷土芸能等を県外において披露することは本市の知名度の向上にもつながるわけでございますし、観光宣伝が持つ効果の一つとしてとらえているわけでございます。これまで曳山の関係者が主催をする団体から要請に基づきまして、県外または海外へ出場する際にはその費用の一部を補助したり、また本市の観光宣伝にご協力をいただいたり、また唐津市で開催をされます全国大会、また九州大会等の中で曳山ばやしであるとか唐津市の郷土芸能等の披露をしていただいて、観光宣伝の一翼を担っていただいていることはご案内のとおりでございます。 議員ご質問の文化関係団体が市外、県外で開催される行事大会に出場される場合においては、唐津の知名度の向上につながるものでないかということでございます。そういう場合は、確かに唐津の知名度はその団体とあわせ認知度の効果は高まるというふうに思っております。ただ、私どもが実施いたしております観光宣伝の最終目標は観光客の誘致ということにあるわけでございますし、文化団体も一くくりの中で申し上げることはできませんけれども、その団体の活動が今言います本市の観光宣伝に寄与するものであれば、その助成については検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(脇山肇君) 村井教育長。          (教育長 村井文三君登壇) ◎教育長(村井文三君) 進藤議員さんのご質問にお答えします。 中高一貫教育についての7点のご質問がございました。1点のエリート教育を目指しているのか、あるいはそれでもいいんではないかというような趣旨のご質問でございました。中高一貫教育導入につきましては、考えられる具体的な利点といたしまして、先生方は生徒を6年間継続的に把握することができ、生徒の個性を伸ばしたり、生徒のすぐれた才能を発見したりすることが一層可能になってくるということが考えられます。また、生徒にとりましても、6年間を通じて生徒自身が自己の生き方、あるいは将来の進路に関する学習を計画的に実施することにより、就職や上級学校への進学など、生徒の個性に応じた進路選択が円滑に行われるようになるということでございます。この場合、知性も個性の伸長の一つであります。また、現在市外、県外の中高一貫校への進学を希望している生徒たちにとりましても、地元で教育を受けるよい機会と考えておりまして、結果的に上級の学校を目指すという生徒も出てくることも考えられます。 設置によりまして、生徒の市外転出の歯どめになるのかということでございますが、まず市外転出の状況でございますが、平成14年度入学時におきまして市外の中学校へ進学していった方が12名、うち中高一貫校へ行った者は10名でございます。また、市外の高校へ進学していかれた方は200名おるわけでございますが、そのうち中高一貫校へ行った者が19名でございます。したがいまして、唐津に中高一貫校が設置されることによりまして、かなりの数の歯どめが期待されるのではないかと考えております。 3番の入学の選抜の方法でございますが、中学校入学の選抜方法は致遠館中学校の例をとりますと、第1次選抜と第2次選抜があるわけでございますが、第1次選抜といたしまして全員に適性検査、面接を実施いたしまして、その結果及び調査書によって総合的に審査をするということになっております。第2次選抜では、第1次選抜通過者による公開抽せんで決定するということになっております。 4番目の県立中学校設置によりまして、小規模となる市内中学校はどうなるのかという問題でございます。私もこの点について懸念をしているわけでございますが、平成14年10月現在の市内の中学校学級数は94クラスあるわけでございます。生徒数は2,772人でございます。県立中学校の開設を予定しております平成18年度には生徒数は2,547名でございまして、マイナス225名、人数で言いますと8%の減少を見込んでいるわけでございます。それから、さらにこの場合県立中学校への進学を考えますと、ご指摘のように一部小規模校におきましては教育的観点から影響が出るということが考えられます。今後これの推移を十分見きわめながら、適切な対応を検討してまいりたいと考えているところでございます。 次に、中高一貫校の通学範囲でございます。また、伊万里市からの受験はどうかということでございますが、県は普通高等学校の生徒につきましては、通学できる範囲内として県内を四つの通学区域に分けております。これは東部学区、中部学区、西部学区、北部学区の四つでございますが、そのうちの一つが唐津と東松浦郡で構成されます北部学区でございまして、この学区が中高一貫校の生徒の通学範囲と考えております。この場合、北部学区の中高一貫校に伊万里市から受験できるかということでございますが、受験することはできると思います。これは議員さん申されましたように、その受け入れ学校といたしましては、校区外から20%の範囲内で受け入れることができるということになっております。 県立中学校と県立高等学校の通学範囲は同じかというご質問もございました。県立中学校の通学範囲につきましては、県に問い合わせたわけでございますが、県におきましてはまだ決定していないということでございました。 最後に、県立中学校は県主導であり、唐津市からの関与とか、あるいは県に対して内容的な要望等はできるようになっているかということでございますが、北部地区にできます中高一貫校の内容につきまして、我々が今どうこうしてくれということにはなっておりません。県の企画参事室の方で企画をしているところでございまして、現在の段階では我々が言葉を挟む余地はございません。ただ、県立中学校ができました暁には、唐津市教育委員会といたしましては特色ある中学教育の充実についての相談や、市立中学、県立中学の教科指導とか生徒指導面に関しまして先生方の交流などを行いまして、積極的に交流を図っていきたいと考えているところでございます。そういう中から合同の研究会などへも発展していくように、そういうふうにつなげていきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) 進藤議員さんの放課後児童クラブについてということでお答えいたしたいと思います。 放課後児童クラブは現在20名以上1クラブで運営いたしておりますが、20名以下でも1クラブとして開所できないかという質問でございますが、唐津市の放課後児童健全育成事業等の実施に関する要綱のただし書きに、市長がやむを得ない事由があると認めるときは、10人以上20人未満で1クラブとすることができるとなっております。ただし、このただし書きのやむを得ない事由に、特に理由がなければ10人以上20人未満でも開所可能ではないかというふうに思っております。先ほど言われましたように小学校区のように他校と併設するという方向、このやり方もございます。現在放課後児童クラブは市内で9校区実施しておりまして、いずれも20名以上ということで運営をいたしております。 次に、指導員の勤務時間を変更することによって経費節減ができないかということでございますが、ことしの4月1日から学校の週5日制が実施されておりますが、昨年と若干登下校の状況が変わっているようでございますので、その状況から見ますと今後勤務時間の変更、短縮は可能ではないかというふうに考えております。 それから、3点目の放課後児童クラブの開所時間を午後6時まで延長できないかということでございますが、この事業は唐津市社会福祉協議会の方に委託をして実施いたしております。開所時間の延長については、社協と十分協議の上検討したいというふうに考えております。 ○議長(脇山肇君) 進藤議員。          (17番 進藤健介君登壇) ◆17番(進藤健介君) まず、文化活動の推進についてでございますけれども、他の7市ではそういうことがないということでございます。ただ、非常に文化面で豊富なそういう資源を持っております唐津ですので、スポーツだけではなく、やはり文化の面で一生懸命頑張っている市民がいるということも承知をしていただきまして、ぜひ実施の方向で頑張っていただきたいと思います。ジャンルが広く、その規定がしにくいというようなことがありますけれども、例えば規定ができる部分もあると思うんです。例えば中学校なら中学校のブラスバンドなんかは県大会もありますし、全国大会もございます。こういうものも保護者の負担ですべて大きなトラックを借りて、そして県大会に出場して、全部自分たちの自費でやっておりますけれども、その自費をすべて持つということではなく、その一部でも奨励金があれば、自分たちの活動になお一層の励みが出るというようなことでございます。スポーツ、それから文化、地域で子供たちを育てよう。また、コミュニケーションを図っていこうと大々的に手を挙げて、そういう子育てといいますか、やっているわけでございますから、今までの考え方でなく、現状に合った制度というものをつくっていっていただきたいと思います。 それから、松尾部長の方からは前向きなと私がそう感じるのかもわかりませんけれども、観光面、何がきっかけになってそういうふうな観光唐津というものが売り出すというかわかりませんので、やはりそれ相応の基準を設けて、それ相応の宣伝効果があると、またその開催団体が公的なものである。そういうものがあれば、宣伝費の中でも使っていただきたいと思います。そして、観光客の誘致といいますけれども、それはいつ返ってくるかわかりませんけれども、日々の宣伝努力というものがなければ、これはこういうところだからこれだけの人間が集まるからというそういう想定のときとか、そういうだけでやってもちょっと難しいのかなと思いますので、ぜひこれも進めていっていただきたいと思います。 それから、中高一貫教育についてでございますけれども、大変多くの質問に答えていただきまして、ありがとうございます。答弁をいただきまして、またちょっと自分が思ったことを質問させていただきます。エリート教育を目指しているのか、目指してもいいのじゃないかということに対して、なかなかそうですよとも言えないし、何かちょっとその個性の中に知性も含まれておりますというような表現で、エリート校と思われてもいいよというような表現をされたのかなとも思いますけれども、その中でまた進路に対する上部学校へ行くようなことができるといいますけれども、小学校に入学する段階で、小学校6年生の子供が自分の進路を決定することができるのかどうかという問題も指摘をされております。それを考えると、その学校を選ぶのはやっぱり保護者じゃないかなと思うんです。その保護者が中高一貫教育エリート校エリート教育校であるというふうに判断すれば、その子供たちを、自分の子供たちを県立の中高に行かせたいと思うんではないでしょうか。 教育課程審議会がゆとりの中で生きる力をはぐくむという方針で、教育内容を今回のこの議場の中でも教育長おっしゃいましたように3割前後減らすようになっております。一方、この中高一貫校では1週間の授業数の上乗せを3時間まで認めるというような特例を設けております。これは同一自治体が設ける併設型、それから6年制の中等教育学校に認められているわけで、市町村立の中学校から都道府県の県立高校へペーパーテストなしで進学させる連携校ですか連帯校ですか、ではこれを認めていないわけです。ということは、例えばこれは必須科目の上限なんですけれども、中学校で英語は1週間に3時間だと思います。ところが、この中高一貫教育校になれば、1週間に6時間英語の授業をさせることができるわけです。ということは、受験に強い子供たちを育てていくというふうに、やはり理解をしてしまうのではないかなとこう思うわけでございます。今のような教育長の答弁であれば、その判断をどうしたらいいのか。ただ、言葉をそのまま正直にとるならば、ただ中学校が一つ少子化の中でふえていくというだけのことになるんではないかなと思います。 県教育委員会、もちろん教育長もそうですけれども、決してエリート校であるというような言葉を使っていらっしゃらないんですけれども、何でかなと思って僕が調べたら、中教審の提言を受けて平成10年6月に学校教育法が改正されましたが、そのときに受験エリート校化や受験戦争の低年齢化を招かぬようにという法案に対しての附帯決議がついているわけです。だから、そういう部分で、これを表に出すとそういうことの附帯決議の中で言えない。でも、気持ちはそういうエリート校なんだよというような部分がありますけれども、保護者の進路選択を間違わせないためにも、この学校の特色はどういうものであるか、どういうものを目指した学校であるかということは明確にしなければいけない責任があるのではないかなと思います。 2番目に、設置により生徒の市外転出の歯どめになるのかということですけれども、市外に通っていらっしゃる方が中学校で12名、うち中高一貫教育校に流出したのが10名、高校が200名。これは厳木であるとか多久工業であるとかという部分も入るので、すべてが私が今回質問している部分にそぐわないかもわかりませんけれども、中高一貫教育に行っているのは29名、約30名の方が出ている。これが地元の中高一貫教育であるということであれば、そこは歯どめができるのじゃないかなというようなことをおっしゃいましたけれども、ここに歯どめが出てくるということは、私立のエリート教育をする中高一貫校に行っている人が東高に戻ってくるんだよということであれば、ここはエリート校じゃないかなと思うわけです。ただ、それが歯どめができるのかというと、私この対象になるのが今の小学校3年生からだと思うんですけれども、大体3年生、4年生の親を何人か話を聞いてみますと、やはり行けるものなら行かせたいというようなことがありますけれども、やはりどうしても私は私学だという人がいらっしゃるわけです。その私学というものは、創立者があって、また例えばキリスト教であったり仏教であったりというような一つの精神に基づいた教育をやるわけでございますから、時代の流れに応じて学校の方針、または経営というものをずっと、例えば去年とことしは違うというふうに変えていく柔軟さが私立にはあるので、やはり私は私立を選ぶという方もいらっしゃいます。それから、この19名が出ているんですけれども、受けている人間はまだ多いんです。この私学を受けていらっしゃる方は。ただ、私学にたまたまそのとき合格できなかったから、行っていらっしゃらないかもわからない。じゃ、この方たちが唐津の東高に来れば、この人たちは合格するかもわからない。そしたら、そこに合格した人はやはり流れていくのかなというような気もいたします。それにはやはり地元の中学校でどういう教育をして、どういう子供に育てたらいいかというようなことを、各学校が考えていかなければならない問題ではないかなと思うわけでございます。 それと、恐らく県立の中学校に入ります。そして、そのまま試験なしで高校に行くことができます。ところが、県立の中学校に入学をして、県立の東高校に進級せずにほかの高校を受けることも、これは自由になっていると思います。ということは、中学校は東高の中学校にやって、そこで一生懸命勉強させて、例えばラサールにやろうか、弘学館にやろうかというような行動が出てきても、それは制度的にはすべて許されるわけでございます。ということは、そのエリート校を受験させる予備軍の中学校にならないのかなというような気がするんですけれども、そういうことができると僕は判断しておりますけども、その辺をおわかりになれば教えていただきたいと思いますし、そのほかに歯どめをする方法がないのか、お尋ねしたいと思います。 それから、入学の選抜方法についてですけれども、1次選抜と2次選抜があり、適性、面接、調査書というのがございます。本当に適性、面接、調査書だけなのかなとこう思いますね。本当にそういうふうな6年間をゆっくりした教育の中で、高校受験というもののプレッシャーのない中で育てたいと思うならば、名前だけでいいと思うんです。この調査書というのは、学校側が出す調査書なのか、いわゆる内申書というんですか、どんなものなのかがわかれば教えていただきたいと思います。私立、それから国立なんかを見てみますと、調査票とか面接で入ってくる部分もあるんですけれども、いわゆるよく言われるのが内申書のために子供たちが動くと、内申書を気にしながら学校の先生とつき合っていく。中には現場の先生方から調査書のみを気にした、内申書を気にした打算的な子供たちがふえ、正常な学校教育の成立が難しくなっているというような話も聞こえてまいります。このような選抜方法がよろしいのかどうか、お尋ねをいたします。 それから、県立中学校の設置により小規模学校はどうなるのかということですけれども、全市94クラス、2,772名です。平成14年10月で。18年になると8%のクラス減になり2,547名、225名減の生徒の数になってくる。これが唐津市から大体ここに何名ぐらい行くような予想が立てられているのですかね。これがわかれば、教えていただきたいと思います。先ほど通学という部分が東松浦郡と唐津市ということを答弁でいただきましたけれども、私ちょっと調べますと大体郡部から唐津に通ってこようとすると学割で、バスしかないんですけれども、2万円から2万四、五千円ぐらいかかるわけです。じゃ、中学校のときからそういう金額を出して唐津の中学校にやろうと郡部の方が思ったときに、それ相応の経済力がなければならないと思うわけです。そうしたときに、やはり安易に通える唐津市内の中学生の子供が割と多くなってくるのかなというような気もいたします。そうしたときに残された小規模学校、それから小規模だけでなく大規模の学校、また中規模の中学校においても非常ないろんな問題が出てくると思います。例えばどこどこ中学校は今荒れているみたいだから、そこにはやりたくないとかいうような思惑で行くかもわかりませんし、例えばABCというようなクラス分けをすればいいのかどうかわかりませんけれども、成績のいい子がAクラス、真ん中がBクラス、成績の劣っているのがCクラスとすれば、こういう言い方をしたら失礼かもわかりませんけれども、今までの東高のイメージとして一番下のCクラスの人が行ってしまうということはないと思うわけです。そしたら、Aクラスの人たちが120人中学校の現場から消えてしまうと、残された中学校の授業のやり方がどうなってくるのかなと、またBが行ってAとCの学力差のある子供たちが中学に残ったときに、この先生たちの授業はどういうふうに進めていくのか。非常に難しい問題が出てくると思うわけでございます。 そういったときに、先ほど教育長はとにかく18年に開校されてからいろんなことをとこうおっしゃっておりますけれども、これは「致遠館人気流出に危機感」というこれ佐賀新聞だったかと思うんですけれども、致遠館中学開校が来春に迫って、普通は年が明けて学校説明を中学校がやっているのはもう12月のうちにやってしまうと、向こうに合格が出てからは間に合わないということで、佐賀市内の対象者の3割がもう願書を取り寄せているというわけです。地元の中学校も大変な焦りを持っているということは、開校された直前になって、じゃ残りの唐津の市立の中学校をどうするかということは大変遅過ぎるんじゃないかなと思います。幸いなことに、致遠館の高校が来年から開校しますので、その中で現状がどういうことが起きたか、どういうことが起きているかということの情報を取り寄せて、同じことの起こらないように開校までに唐津市内中学校がやはり地元の中学校に行って、そして地元のそこの中で中学を卒業する中で自分の進路なんかを選んでやるのがいいんだよという魅力ある学校づくりをしていかないと間に合わないし、そこの中で非常に困ってくるのは子供たちじゃないかなとこう思うようになっております。ただ、致遠館高校の中でも同じように抽せんと面接とでやっていらっしゃるみたいなんですけれども、結果として合格した人間が学力のすぐれた子供ばかりであれば、これはエリート校だというような意識で唐津に導入される中高一貫校もそういう動きになってしまうのではないかなと思いますので、その辺をどのように対策を打っていかれるかをお尋ねをしたいと思います。 それから、伊万里地区からの他地区からの通学範囲は同じかと聞いたときに、伊万里からもできるということであれば、伊万里地区から2割をとれば120分の2割ということは24名ですか。24名ということは、唐津、東松から高校を受験する幅が、また東高が狭くなってくるのじゃないかなとこう思うわけです。そういったときに、地元の小中学生の進路形態というものが非常に崩れてくる。また、高校の統廃合の問題もありますし、そういう動きの中で今教育委員会として何をしていかなければいけないかという問題は出てきているし、少しずつ見え始めているのではないかなと思います。そこで、県立高校の内容、中学校の内容には市教委としては口出しはできないと、でき上がったら市立中学校県立中学校と合同研究会の発足をしたいとかとおっしゃいますけれども、それではもう遅いのじゃないかなと思います。私は事前に中高一貫導入というものは、これは決まっているわけですから、そこに口出しがなかなかできないのもわかりますけれども、どういう学校でほしいというようなこと、そしてそれは中高一貫教育としてすばらしい学校をつくっていけばいい。ただ、それに付随して、今の唐津市の中学校、これをどういうふうに魅力ある学校につくっていくかということを研究会議みたいなものをつくって、そしてそれに向けて、18年度に向けて、いや中学まではやっぱり地元だよというような、保護者がそう思えるような中学校をつくっていく必要性があると思いますけれども、現場の先生から聞くのは、「いやぁ、中高一貫校が出てきて現場は大変になるよ」という声を聞くんです。だから、それは教育委員会の方に届いているのか。校長会なんかでそういう話題があるのかないのか。もしなければ、早急にそれに対応して、すぐに中学校の改革なんてできるもんではありませんので、1年、2年、3年かけて、やっぱり少しずつ少しずつその準備というものを進めて対応策を考えていっておかなくてはいけないんじゃないかなと思いますけれども、その部分についての教育長の答弁をお願いいたします。 2回目の質問を終わります。 ○議長(脇山肇君) 村井教育長。          (教育長 村井文三君登壇) ◎教育長(村井文三君) 進藤議員さんの再質問にお答えいたします。 たくさんありましたけれども、最初にエリート校という言葉は実際使わないということでありますけれども、前にも申し上げましたようにやはり中高一貫校というのは生徒のすぐれた才能の発見、個性の伸長、6年間の長い教育の場においてそれを発見し、伸ばしてやるというのが最大の特徴であります。それで、そういう個性や才能を十分伸ばしてやるというのが当然でありますが、これは知性の伸長も個性の伸長の一つであるという認識のもとに立って、成績の向上にもそれはつながっていくもので、私は成績を上げる、子供たちに学力をつけるというのが、どこの学校においても学校の最大の役割であると考えております。結果的にそういう才能を伸ばし、能力を十分つけてやることによって、子供たちが希望校に進学したり、希望する企業に就職できる可能性が一層高まっていくということを願っているわけでございます。 2番目の約30名が市外へ転出をしているが、その歯どめができるかどうかということでございますが、やはり30名全員を引き戻すということはできないかもしれません。やはり私は私立に行くんだと、私はあの学校を目指すんだという子はどうしても出てくると思います。しかし、立派な魅力的な中高一貫校を当地区につくりますと、そっちに行こうと、随分こちらの方に目を向けてくれる子供も保護者もいるんではないかということを大いに期待しているわけでございます。 3番目の中学校は地元中高一貫校の中学へ行って、そして高等学校から他の学校へ行けるかというご質問であったかと思いますが、中高一貫校中学校で3年間勉強して、その後他の学校へ転編入はできます。これは可能ということになっております。 4番目の調査書とはどんなものかということでございますが、小学校段階における6年間の成績、行動、友人関係、性格、クラブ活動等のことが記録されているものだと思います。どういう形のものを当地区の中高一貫校が調査書として提出してくるか、まだ定かでありませんけれども、大体そういうものではないかと思われます。唐津市から中高一貫中に行くという場合に、大体120名が中高一貫中に行くわけでありますが、唐津市から小学生がどのくらい行くと予想されるかということでございますが、私の考えとしては60名、70名ぐらいではないかなと思うわけでございます。そうなりますと、今でも少子化に苦しんでいる公立中学校、さらにAクラスの子たちが抜けていくということに危機感を抱いているんだと、その残された学校はどうするんかということでございます。やはりこの問題は必然的に起こってくるわけでございまして、公立既存の中学校は魅力ある学校づくり、よりよい学校であると、うちの学校に来てくれと、見てくれという宣伝、PRに努めて、そのように学校をつくっていく必要があろうかと思います。これらが今からの生き残り作戦ではなかろうか。よい意味での競い合いがもっともっと激しくなっていくものであろうと、また各中学校はそういうよい学校づくりに努めていただきたいと思っております。 伊万里市あたりから来るならば、一層地元の進路は狭くなってくると、各学校の校長たちはそういうことをどう思っているのか、また教育委員会はどう考えているのかと、また校長会ではこういうことが話題になってないかということでございます。やはり話題にはなっております。これ以上子供が減ってもらっては大変だと、しかも仮に優秀な子が抜けていくとなると、もっと大変だというような本音の意見もたくさん出ておりますが、だから当地区に中高一貫校を建設反対ということではないと、これは大局的に考えて当地区の教育の活性化、発展ということに目を向けながら考えていくべきであるということを指導いたしているところでございます。 以上です。 ○議長(脇山肇君) 野﨑議員。          (23番 野﨑清市君登壇) ◆23番(野﨑清市君) 23番、野﨑でございます。一般質問をさせていただきます。 まず、高島航路でございますけども、航路の安全と市道認定についてということでございます。私、議員になりまして3期12年、正確には12年半ですけども、一貫して言ってきたことでございます。ご承知のように来年統一地方選挙がございますし、来期私がこの場で質問できるかどうかということもわかりませんので、一応総まとめの意味できょうは質問をしたいと思いますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 高島航路でございますけども、ご承知のように今や島民の足ということだけでなくて、むしろ観光客の渡し船ということで大にぎわいを見せております。特に宝当神社の参拝でございますけども、土日、祭日になりますと一日じゅう臨時便をフル回転させて対応しておるわけでございます。特にことしはテレビの影響がございまして、参拝客が急増しております。来島者数も10万人に達しようかというほどになっております。ところが、この航路についていろいろ問題がございます。第1に、航路筋の水深というものが非常に浅くなってきておりまして、危険な状態の中で船を運航しておるというのが現状でございます。特に岸辺、海岸近くになりますと浅くなってきておりますので、海岸近くの波の状況といいますと、浅くなればなるほど水深に対して波の高さが反比例して高くなるという現象が起きるわけでございます。これは海では常識でございますけども、例えば波乗りを想像していただけたらわかると思いますけども、沖の方では白波が立つ程度でも、海が浅くなると急に2倍も3倍もあるような大波が、突如としてぽっとできます。そういった現象が航路筋で起きているということでございます。北風が吹きますと、必ずと言っていいほど2波か3波ぐらいはびっくりするような山のような大波ができるわけでございます。かじをとっている人は、ああ来たなということでわかるわけでございますけども、乗客の方は何も知らずに乗っておられる。船がドーンと波に突き当たって、落ちるたびに悲鳴が上がっているようなのが現状でございます。特に最近は浅くなっている関係で、波の下に船がドーンと落ちたときに、かじであるとか、あるいは船底が海の底につかえるという状況が頻繁に起こってきておるわけです。旅客船でございますのでお客さんが乗っておりますので、非常に危険な状態な中で運航しているということでございます。 約1カ月ぐらい前でしたか、教育委員会の方が教育長、教育部長を初め来島されまして、学校の統合問題の件でお話に来られました。その折にいわゆる話が出てくる中で、やっぱり口をそろえて皆さんが言われるのは航路問題なんです。非常に危険な状態の中で、毎日子供たちを通学させるのに非常に心配であるということを皆さんが口をそろえておっしゃる。それだけ全員の方が、そういった体験をなさっておるということでございます。そういう状況でございますので、何とかこれを解決しなければならないというふうに思うわけでございます。松浦川の中においてもそうなんですけども、川の中はさほど波がございませんので、船底がつかえてもこすりながら、あそこは泥でございますので、さほど危険性は少ないかと思うんですけども、それでもやっぱり船底をこすりながら、泥をかきながらという運航になっているわけでございます。特に大潮時にはご承知のように桟橋を変えたり、あるいは時間の変更をしたりということで何とか対応しているようでございますけども、最近お客さんが多くなってきておるだけに、混乱が起きているという状態でございます。この問題を解決するために、何とかしゅんせつをしなければというふうに考えるわけでございますけども、このことについてどういうお考えであるのか、お聞きをしたいと思います。 それと、その航路を市道として認定できないかということでございます。全国的に見てみますと国道に認定をしたり、あるいは県道に認定をしたりというところも例がございます。そういったことで、何とか市道として認定をできないかということをお聞きしたいと思います。 2番目の宝当神社参拝と市の観光についてでございます。これも先ほど触れましたように、宝当神社への参拝客というものが急増しております。九州一円はもとより関西、関東、日本全国から集まってきております。特にことしは東京あたりでテレビで話題の中心になっているようでございまして、東京から来たというお客さんが非常に多うございます。そのために土日、祭日等になりますと東唐津周辺とか、あるいは虹の松原周辺はもう長い渋滞ができて、非常に迷惑をかけているという部分もございますけども、双方の唐津側、あるいは高島側の桟橋周辺であるとか、あるいは神社周辺であるとか、もう人の列、山の列ができまして、余りの人の多さに島の中では非常にパニックが起きているというような状態でございます。 ちなみに、先週の土日のことをちょっとご紹介してみますと、普通の定期船は100人乗りで1日6往復しているわけでございますけども、その日は一日じゅうフル回転、一日じゅうやって40回でございました。100人乗りますので4,000人ですか。それでもツアー客があちこちから来ますので足りないということで、神集島航路の方から唐津丸に出ていただきまして、応援を受けております。また、それでも足りないということで、呼子のマリンパルの方にも船を出していただいて、何回か来ていただきましたし、海上タクシーの方も通常では1隻でやっておるんですけども、向こうの呼子の方からまた呼んで2隻でフル回転するというようなことで、1日数千人の人が参拝に訪れておるというような状況でございます。何といってもこの不況の中で、こういった一番話題の中心になっているといいますか、今唐津にとっても完全に観光のスポットになっているんじゃないかというふうに感じているわけでございます。 ところが、これだけの人が唐津に集まってきておるのにですね、実際は島にとっても唐津にとっても余り実になっていないというのが現状でございます。ただ、とにかくお客さんというのは参拝すればいいということで、参拝するだけに目がいってしまって、それで参拝をしてしまうと、あとはさっさと帰ってしまうというのが現状でございまして、非常にもったいない話でございます。みんなで、これは島にということでなくして、みんなで知恵を出し合って、そしてもっと実のある唐津全体の観光につなげていったらどうかというふうに思うわけでございますけども、この点について市の考え方をお聞きしたいと思います。 そして、もう一点、やはりこうして人が集まってくると、一番困るのがトイレでございます。男の人は何とかなるわけでございますけども、やっぱり女性の方は寒くなると近うなりますし、お休みどころにありますけども、とにかく漁協の方に駆け込んできたり、普通の近くの民家の方にも「お願いします」ということで駆け込んだりということで、トイレがとにかく一番困っているわけでございます。何とか観光的なトイレを桟橋周辺か神社周辺か、その辺にお願いしたらどうかというふうに考えておるわけでございますけれども、この点についてもご答弁をお願いしたいと思います。 1回目の質問を終わります。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇)
    ◎建設部長(吉岡秀男君) 野﨑議員さんの高島定期船の航路の安全性について、船の底がつかえて危険と、航路について何とかできないかというご質問でございます。松浦川につきましては、国土交通省の武雄工事事務所で管理してございまして、野﨑議員さんにも数回ご同行していただいたことがありますけども、実情につきましては国の方でも十分ご承知いただいておりまして、最近の河口でございますが、平成8年、9年におきまして河口部のしゅんせつをしていただいております。また、平成14年2月に東城内の浮き桟橋周辺のしゅんせつをしていただいておりますけども、このときは隣接して護岸工事を実施されておりまして、その締め切り用に堆積土を利用するということで、しゅんせつをしていただいたものでございます。しかし、今国が実施しております河川整備計画は近い将来、20年から30年にかけてでございますが、20分の1から30分の1の確率の降雨量を基準として整備が進められておりまして、松浦川の河口部につきましてはここ10年来河床の変化は起こっておらず、計画の通水断面は十分確保されておると判断されておりまして、水害防止の面からは難しい面もあるようでございます。しかし、河川の持つ多面的な機能の保持の観点からお願いをする必要があるだろうというふうに思っております。いずれにいたしましても松浦川の河口部、またこれに続く海域につきましては土砂の堆積は避けて通れない問題がございます。航路の安全をどう図るかということで、離島航路を管轄しております部署も今では同じ国土交通省でございます。また、町田川の管理をしております県、それから松浦川の管理は国でございますけども、さらに国、県へお願い、協議していきたいと考えております。 それから、市道認定についてでございますが、事例がないかということで、島が点在しております長崎県、広島県、愛媛県などに聞き取り調査をいたしました。議員おっしゃいますように国道関係、また県道関係ではあるようでございますが、市町村道として認定をされたものはないということでございます。他の地区につきましてもその例を存じておりませんし、管理面等から考えまして、も市道に認定することは無理があるのではないかと考えております。 ○議長(脇山肇君) 松尾産業経済部長。          (産業経済部長 松尾博司君登壇) ◎産業経済部長松尾博司君) 野﨑議員さんの宝当神社参拝と市の観光振興について、お答え申し上げたいと思います。 宝当神社参拝客が非常に増加しておるということは、先ほどご質問の中であったわけでございますけども、そういった観光客、参拝客を唐津の観光振興にどうつなげていくのかというご質問でございます。ご質問にもありましたように新聞、テレビ、雑誌等のマスコミで高島の宝当神社が頻繁に取り上げられまして、参拝客が年々ふえている状況にあるわけでございます。特に本年5月に全国放送のテレビ番組で取り上げられましてからは、例年にも増して参拝者が増加しております。特にドリーム、サマー、それから年末のジャンボ宝くじが販売されるときには、県内外からの多くの宝当神社参拝客が高島を訪れられておるわけでございます。私どももこの状況を認識もいたしておりますし、把握もしておるわけでございますけども、この状況の中で今後の唐津の観光振興に何とかつなげていきたいという考えを持っておるわけでございます。 具体的に申し上げますと、高島定期船、それから海上タクシーの乗船データから分析しますと、14年の島民以外の方の乗船客は先ほど議員は10万人ということでございましたけども、若干数値のとり方が違うかもわかりませんが、我々としては約7万人の方が宝当神社参拝で高島へ渡られておるというふうに思っておるわけでございます。この7万人という数値を見てみますと、唐津城の入場者が年間に約12万人でございますので、そういうことからしますと唐津の観光資源がまた一つふえた、スポットがふえたというふうに認識をいたしております。私どももこの宝当神社を唐津の観光資源として位置づけまして、旅行先等へも旅行商品企画のお願いセールスをしておるわけでございます。先ほど野﨑議員もおっしゃいましたように、高島の宝当神社だけを目的にして、そして唐津の回遊性がない。それで観光振興につながっていないということでございましたし、実際東城内の駐車場に車でおいでになってとめられて、唐津城に上られる方というのはなかなか少ないわけでございまして、ほとんど高島へ行って、帰られるともう自宅へ直行とそういう状況でございます。 そこで、我々も旅行社等へ宝当神社を絡ませた唐津の観光資源、例えば唐津焼であるとか曳山展示場であるとか、それから食事、そういったことと絡ませたツアーの商品企画についてお願いもしておるわけでございます。ただ、そういった中で一部の旅行社でも関心を持っていただいたわけでございますけれども、団体でおいでになったときに、高島へ渡る船の手配がなかなか難しいとそういうこともございまして、実現に至ってないわけでございますけれども、我々も何とか、先ほど質問の中にございましたほかの高島定期船以外の船をチャーターすることによって、何とか高島へ渡らせるとそういったことも旅行社の方へ提案申し上げたいというふうに思っておりますし、何とか実現に向けて努力をしてまいりたいというふうに思っておるところでございます。 それから、トイレの問題でございます。宝当神社をPRし、高島へ誘客をする。その仕掛けといいますか、推進をされた結果として、非常に多くの方が高島へ訪問され、トイレが不足しておるということでございます。調べてみますと、高島には宝当のやかた、それから高島お休みどころ、それから漁協、公民館、そういったところも含めまして大体大便で11穴、小便器で7穴ということでございます。これでも不足しているということであろうかと思いますけれども、先ほども申し上げましたようにこういったPRをし、高島へも誘客をするというそういった団体の方が高島の振興も含めて設置をすることも一つの方策かなというふうに考えておるところでございます。 ○議長(脇山肇君) 野﨑議員。          (23番 野﨑清市君登壇) ◆23番(野﨑清市君) 再質問させていただきます。 航路の件ですけども、県道あるいは国道は例があるということで、市道については全国にも例がないということでございます。何とか例がないなら唐津に市道ということで認定をしてですね、全国に先駆けて、全国の先進地である形をとっていただければなというふうに感じるわけでございますけども、非常に難しい部分もあることは承知しております。しかし、航路といっても完全な離島を結ぶ海の上の道であるわけでございますので、何とか行政で管理ができるような形のものにしていただきたいというふうに思うわけでございます。その点について、もう一回考え方なりをお聞きしたいと思います。 それと川の中の件ですけども、できるだけ関係省庁に強く要望して、一緒になって川の中のしゅんせつ等をお願いしたいというふうに思います。これは要望に変えておきます。 2点目のトイレの件ですけども、考えてみますと唐津市内、人が集まるところ、例えば城にすると上も下もあるし、公園、とにかく人が集まるところには、必ずと言っていいほどトイレを設置してあるわけです。高島の方もそれだけ人が集まってきておるわけでございますので、どうしても設置してほしいと思うわけです。地元関係者でやれないかということでございますけども、地元は地元なりで努力をしますけども、限度があるわけです。そういったことで、何とか考えていただきたいというふうに思います。 それと、市の観光についてでございますけども、九州一円から来島される方はほとんどの方が車をご利用なさる。もう鹿児島、宮崎からだって三、四時間で走ってきたというような方もございますし、唐津に来て参拝をして、その日のうちに帰れるというパターンの方が非常に多いわけでございますけども、関東、関西あたりから来られる方はツアーであるとか、あるいは唐津の方で1泊というような方もあるわけでございますけども、いかに唐津に客を泊めるかというのがこれからの問題じゃないかと思うわけです。そういった場合、考えてみますと島の振興ということじゃなくして、島の中にお客さんの足をとどめる何か施設をつくれば、2時間でも3時間でも島の中で足をとめることができたら、また唐津に泊まるお客さんもふえてくるだろうし、唐津全体の観光につながってくるんじゃないかというふうにいつも感じるわけですけども、その点についてもう一度ご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 野﨑議員さんの2回目のご質問でございますけども、先ほど申し上げましたように国で平成8年、9年におきましてしゅんせつしていただいたときに数千万かかっているということでございます。やはり市町村道で航路として維持管理をすることは、無理があるというように思っております。なお、しゅんせつにつきましては国、県へ今後とも強く要望協議をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(脇山肇君) 溝上企画情報部長。          (企画情報部長 溝上吉嗣君登壇) ◎企画情報部長(溝上吉嗣君) 野﨑議員さんのご質問につきまして、企画サイドからご答弁申し上げたいと思います。 離島振興という立場で回答したいと思いますが、離島振興法に基づきまして現在国の計画として離島振興計画が策定されておるわけでございます。内容といたしましては、観光だけではなくて、定期航路、交通施設、通信施設、産業の振興、資源開発促進、高齢者の福祉、またその他の福祉の増進、それから国土保全の施設の整備、こういう総合的な計画が現在あるわけでございます。離島振興法は昭和28年に制定されまして、10年間の期限つきの法律として、これまで4回延長されてきたわけでございます。 今回平成14年の7月に第5回の延長と法の一部の改正がなされまして、法律の目的に離島が持つ豊かな自然環境を生かす振興、それと創意工夫による離島地域の自立的発展の促進という2項目が加えられたわけでございます。また、これまでの法律では、県がつくった計画案をもとに国が計画をつくっていたわけでございますが、今回からは市町村が地元の意見を十分聞きまして計画の案をつくり、それをもとに県が計画をつくるというふうにも変わったわけでございます。 本年度は、平成15年から24年までの10年間の事業計画が策定される、ちょうど作業の年でございます。本市では、現在離島の皆さんのご意見とご要望等を十分お聞きした段階でございます。今後離島振興につきましては計画が策定されまして、総合的に離島振興に取り組んでいくことになるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 野﨑議員。          (23番 野﨑清市君登壇) ◆23番(野﨑清市君) 12年になりますけども、初めて3回目の質問に立ちます。 企画の方から離島振興法についてのご説明なり、考え方なりを言われましたので、ぜひともお願いしたいということで3回目に立ちました。 今言われるように、第5次の離島振興法、来年からありまして、各離島においては各住民の方のご意見を聞きながら、住民の考え方に沿った、要望に沿った離島振興法にしていこうということで、今盛んにそれが話題になっていろいろ何回も何回も会議を開いてやっておりますけども、ぜひともこの機会に、いいチャンスでございますので、一緒になって離島振興というものを真剣に考えていきたいというふうに考えておりますので、行政の方もその点について今後ともよろしくお願いしたいということで、要望にしたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(脇山肇君) 田中秀和議員。          (3番 田中秀和君登壇) ◆3番(田中秀和君) 3番、田中秀和です。通告をしておりましたので、順次一般質問を行います。 まず、1番目の原子力防災訓練と情報伝達についてお伺いいたします。内容が重ならないようにしたいと思いますが、関連と整合性の上で同じような内容になるかもしれませんので、お許しください。 今回の訓練では緊急時対応拠点施設、通称オフサイトセンターを初めて使った県の原子力防災訓練が実施され、同センターの機能がどのように活用されるかが大きな視点だったと思います。総務部長の答弁にもありましたが、三つの目的、一つに防災関係者の防災活動の習熟、二つに関係機関相互の連絡体制の確立、三つ目に地域住民の原子力防災意識の向上が主なねらいであったということでした。この日の訓練では、玄海原子力発電所での放射性物質漏れの事故を想定してオフサイトセンター2階のテレビ会議システムを使い、国と県と地元を結んだテレビ会議で事故時の情報伝達や対策決定を行われ、それに沿った住民避難を決定していくという内容だったと思います。 そこで、最初に市長にお伺いいたしたいと思いますが、オフサイトセンターを初めて使用して行われた県の原子力防災訓練をどのように評価されたかをお伺いしたいと思います。 2点目として、唐津市への情報伝達の方法はどのようになされるのかをお伺いします。事故が発生すると、市長は市役所内の対策本部で待機されると思います。オフサイトセンターには助役が市の代表として常駐されるようです。そこで対策が決定するまでに、いろいろなデータをもとに、例えば緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム、通称スピーディーと呼ばれるシステムや緊急時対策支援システム、放射線監視システム、気象情報システムなどからの情報をもとに、最終的にはテレビ会議システムのもとに対策が決定されていき、原子力防災専門官の指示を受けて対策等が決定していくようでございます。市長は、どのような方法でこの一連の対策決定までの情報をキャッチされるかをお聞かせください。 3点目です。避難訓練でなされているように、原発事故が起きると住民は屋内待避をして情報を待つのが基本であります。10キロ圏内の住民は、指示に従い10キロ圏外の決められた避難場所に避難して、放射線測定や問診を受け、次の情報により指示を待つようになります。10キロ圏外の私たち唐津市民も、事故が起きると屋内待避をして指示を待つことになると思います。佐志小学校の生徒がハンカチで口を押さえて教室に入り、窓を閉めて退避する訓練が実施されたように、ほかの学校でも、また家庭でも、屋内に待避することが基本になると考えます。 そこでお伺いしますが、屋内待避をした後にオフサイトセンターで避難対策決定された内容をどのようにして市民に情報伝達を行い、市民の安全を確保するのかをお聞かせください。私は、唐津市行政放送や地域情報イントラ整備を使い、オフサイトセンターとの情報の連携を図り、いち早く市民に確かな情報を伝達することが望ましいと思いますが、見解をお聞かせください。また、その際スピーディーなどで集められた情報も提供していくことが必要ではないかと思いますが、オフサイトセンターの情報を行政放送と連結させることは可能ですか。また、整備体制について、今後の方向性をお聞かせください。 2番目です。ホームレスの現状についてお伺いします。これも質問がなされましたので、重複がないようにお伺いしたいと思います。牧山部長の答弁にもありましたが、ホームレス自立支援法が施行されたのを受けて、厚生労働省では急増するホームレスの実態調査を来年1月から実施するということでお伺いしました。1月から調査が実施されていくだろうということでしたが、実際に唐津周辺でも3名のホームレスの話がいろいろとあるのは、皆さんもご存じのとおりであります。 そこで、子供たちに与える影響について教育長にお伺いします。駅周辺でよく見かけられていたホームレスは、自転車にごみ袋をいっぱいにして、ほうきとちり取りを持って生活をされているようです。子供や主婦の間でもいろいろな話が出ていますし、都会ではホームレスの虐待などの事件も起き、社会問題にもなっています。そこでお伺いしますが、子供たちへの影響と指導をどのようにされているのか、教育長としてのまたどのようにお考えになっているかをお聞かせください。 3番目に、歩行者分離式信号機についてお伺いします。交通事故による死者のうち歩行者の占める割合は3割を占め、このうち約2割が信号交差点の横断歩道と横断歩道付近で起きています。その中で、信号交差点における歩行者事故のうち、7割が歩行者には違反がないというデータが出ています。そこで交通事故における歩行者の保護という観点から、今全国的に歩行者の安全確保が課題となっています。そのために、歩行者の安全確保のための有力な手段としての歩車分離式信号機についてお伺いをしたいと思います。交差点で右左折する車両と歩行者の接触事故を防ぐことができる歩車分離式信号機が昨年の末、ちょうど今ごろだったと思いますけども、1年ぐらいになると思いますが、佐賀県で2カ所とお伺いしておりますが、試験的にアルピノ前交差点に設置されています。車道用信号機が全部赤になってから歩行者用の南北に渡る信号機が青になり、歩行者の安全確保がなされていると思います。このような歩車分離式信号機の必要性を、市はどのように評価、認識していられるかをお聞かせください。 2点目に、唐津市で危険な交差点があると思いますが、必要な交差点の検討がなされたのか。 3点目に、今後の設置に向けての推進を検討されているかをお聞かせください。最近でも、10月31日に商工会議所前の交差点で死亡事故が発生しています。この歩車分離式信号機が設置されると、交差点内での歩行者の安全確保に十分効果が発揮されると思いますが、設置推薦についての見解をお聞かせください。 最後に、4番目ですけども、東城内市営駐車場に伴う交通渋滞解消についてお伺いします。東城内駐車場周辺の交通渋滞の問題は議会でも幾度となく質問がなされていましたが、一向に改善の兆しもなく、また観光唐津の重要な課題でもあると思います。5月のゴールデンウイークのみならず、週末や連休は駐車場入り口の混雑で渋滞が起こり、市民や観光客に大きく迷惑がかかっています。また、最近では先ほど質問がありましたように、宝くじブームによる宝当神社への大型バスでの参拝客の出入りに、より一層の混雑が見受けられます。ゴールデンウイークには交通誘導員の配置により誘導整理や臨時駐車場の誘導看板設置などの対応がされてきたようですが、一向に緩和策にはなっていないように思います。そこでお伺いしますが、今までの対応と改善策が考えられたのかをお伺いして、1回目の質問を終わらせていただきたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 福島市長。          (市長 福島善三郎君登壇) ◎市長(福島善三郎君) 田中秀和議員さんのご質問に対してお答えいたします。 原子力防災訓練と情報伝達についてでございますが、今回の原子力防災訓練の総括をどのようにしているかというご質問にお答えいたします。今回の訓練におきましては、今ご質問の中で述べられました目的に沿いまして、国、県、1市4町、事業者並びに関係機関と連絡をしながら実施をしたところでございまして、特に今回の原子力防災訓練の特徴といたしましてはオフサイトセンターを使用した初めての訓練であったこと、それから原子力防災専門官のリードによる合同対策協議会の運営訓練ができたこと、また住民への広報訓練として初めて行政放送を使用したことなど、内容の充実に努めたところでございます。 今回の訓練の総括でございますが、いろいろ今取りまとめ、12月下旬佐賀県におきまして1市4町など関係機関を集めての今回の訓練に関する意見交換会を開催される予定となっております。それから、市と本部等との連絡、接続、こういったことがどうなっているかということでございますが、テレビ会議システムが唐津市にも接続できないかということだろうと思いますが、オフサイトセンターを整備するに当たりましては原子力災害特別措置法施行規則第16条に定める要件の一つでございますテレビ会議システム、電話、ファクシミリ装置、その他の通信設備を備えていること。これを満たしておく必要があるために、県と国との協議の結果、立地町である玄海町、県、国、オフサイトセンターを結ぶテレビ会議システムが設置されたところでございます。県としては、国との協議の中でテレビ会議システムを立地町だけではなく周辺市町、これは唐津市、鎮西町、肥前町、呼子町、これともシステム化ができないかと要望したわけでございますが、国の方針は立地町、県、国、オフサイトセンターを結ぶテレビ会議システムは設置するが、周辺市町までは設置しないとの方針ということであったわけでございます。本市におきましては、その対策といたしましてオフサイトセンターで開催される原子力災害合同対策協議会には唐津市から助役さんを派遣いたしまして、テレビ会議の内容、合同対策協議会の決定事項について私の方へ伝達を行っているところでございます。今後につきましては、テレビ会議のシステムを周辺市町まで拡大していただくよう、県とともに国へ要望してまいりたいと考えておるところでございます。 それから、オフサイトセンターで集めた情報について市民に届くシステムづくりが必要でないかということでございますが、情報につきましてその情報伝達の流れは原子力災害時において国、県、市町を初め防災関係機関が一堂に会しまして、原子力災害合同対策協議会を通じて協議を行いまして、防災対策の方針を決定した事項を市対策本部において協議して、そして決定し、その内容を報道機関を初め防災行政無線、広報車、行政放送などを通じて住民に情報提供しているわけでございます。その情報の内容の中でスピーディーやエルスですか。SPEEDIやERSS、これを映像で提供できないかということでございますが、SPEEDIやERSSは国の管理しているものでございますので、これらのものが住民に対する情報として適しているか否かを含めまして、国、県と協議してまいりたいと考えておるところでございます。 それから、オフサイトセンターのSPEEDI、ERSSと市の行政放送やホームページと結ぶことにつきましては、技術的には可能のようでございます。 他の件につきましては、担当部長の方から答弁をいたさせます。 ○議長(脇山肇君) 村井教育長。          (教育長 村井文三君登壇) ◎教育長(村井文三君) 田中秀和議員さんのご質問にお答えいたします。 ホームレスの現状についてということでございました。子供たちは家族や友達からホームレスの方が唐津市内にもいらっしゃるということを聞いたり、あるいは学校の行き帰り、休みの日などにホームレスの方と直接お会いになったり、目にしたりするということがあろうかと思います。今のところ、ホームレスと子供たちとのトラブルはあっておりません。しかしながら、このようなホームレスの方々についての指導は道徳教育や人権教育の中で取り扱われる人への思いやりや優しさ、弱者へのいたわり、生命、人権の尊重等の指導と関連づけて行い、決して社会的弱者であるホームレスの方に人権を無視したからかいや暴力等の事件が起こることのないように、さらに指導を進めてまいりたいと思っておりますし、校長会でもこのような指導をいたしているところでございます。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 田中秀和議員の歩車分離式信号機についてのご質問でございますが、議員ご質問の歩行者と車両の通行を時間的に分離する歩車分離式信号機は、警察庁交通局においてことしの1月から半年間、全国で100カ所の交差点を抽出の上モデル運用を行い、設置効果を定量的に評価するとともに、運用交差点を管轄する警察署の警察署協議会における意見聴取を含む検討会が実施されたということでございます。 ご質問の分離式信号機の必要性をどう評価しているかということでございますが、警察庁交通局がモデル運用した結果として、実施前の6カ月の比較におきまして人身事故が約4割減少したという点と、警察庁協議会等における意見聴取におきまして導入に賛成が7割を超えたという点から、市におきましても今後検討に値すると考えているところでございます。 次に、必要交差点の検討がなされたかというご質問でございますが、県内におきましてはこのモデル運用といたしまして、先ほど議員おっしゃいましたように現在佐賀駅の北交差点、それと唐津駅の東交差点、これはアルピノの西側に当たりますけども、この2カ所に設置されております。全国的にもモデル運用をもとに、これからの設置検討ということになっておりまして、警察の方にお伺いをいたしましたところ、平成15年度から始まります次期交通安全施設等整備事業におきまして計画的に整備をしていくという方針でございまして、現時点におきましては今後の具体的な検討はまだしていないということでございます。 それから、今後設置推進をどう考えているかということでございますけども、現在警察庁交通局の方で歩車分離式信号に関する指針の案はできているようでございますけども、まだ正式な通知はいただいておりません。指針案によりますと、歩車分離制御の導入を検討すべき交差点といたしましては事故発生が過去2年間で2件以上発生しているところ、また生徒児童、高齢者等の安全を確保する必要があるところ、さらに右左折交通量及び歩行者等の交通量が多く、安全性向上の改善を図ることができるところなどとなっております。今述べました交差点はどこでもすべて設置できるわけではなく、車の渋滞が悪化し、交通の円滑に著しい影響が及ぶと見込まれる場合や、信号待ちの時間が増加することになるので、歩行者等が信号無視を誘発するおそれのある場合などは、歩車分離信号機の効果と影響を総合的に勘案することとなっておるようでございます。いずれにいたしましても、警察庁で計画されております平成15年度から始まります次期交通安全施設等整備事業の中身がわかり次第、警察ほか関係機関と十分な協議をしてまいりたいと考えております。 ○議長(脇山肇君) 山下総務部長。          (総務部長 山下正美君登壇) ◎総務部長(山下正美君) 田中秀和議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 東城内市営駐車場の交通渋滞解消の取り組みでございますが、質問にもありましたように宝当神社がテレビを初めとする多くのメディアで紹介されまして、ジャンボ宝くじなどの発売期間中の休日には多くの観光客が唐津に訪れられているところでございます。東城内駐車場につきましても、唐津くんち、ゴールデンウイークに次ぐ利用状況となっております。その対策といたしまして、混雑が予想されます土曜、日曜日は駐車場管理員を通常昼間2名体制から3名に増員しております。さらに、混雑のピーク時には警備会社のガードマン2名を配置し、対応したところでございます。東城内駐車場の収容台数は普通車170台、大型車12台となっておりますが、その状況に応じまして大型車スペースにも普通車をとめさせるなど、駐車台数をできるだけふやし、駐車待ちの車両の軽減対策を行ってきたところでございます。 また、先ほど言いました宝当神社の部分の中で今月20日まで年末ジャンボ宝くじが発売されておりますが、そういう渋滞が予想されますので、11月21日にはその対応策につきまして庁内の関係課、渡船関係者、高島の関係者と対策会議を開催したところでございます。即効的な対策がなかなか難しいところでございますが、現在の取り組みということで、そのような対策を取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 13時に再開することとし、休憩いたします。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前11時59分  休憩                     午後 1時01分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(脇山肇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 田中秀和議員。          (3番 田中秀和君登壇) ◆3番(田中秀和君) 3番、田中秀和です。再質問を行います。 1番目の原子力防災訓練と情報伝達についてお伺いいたします。福島市長より今回の訓練の総評を述べていただきました。今回の訓練はオフサイトセンターを使用した訓練であり、三つの目的に沿った中で、特に国、県、4市と町の情報伝達や対策決定、連携の確認がなされ、大変意義あるものだったと私も思っております。しかし、唐津市ヘの情報伝達についてはオフサイトセンターでいろいろな情報をもとに対策決定までのやりとりが出てきますが、会議がなされた後の情報を唐津市の対策本部、また市長の方に入ってくるということでした。もちろん市の代表として助役が常駐され、適切な情報は流れてくるとは思いますが、一連の流れ、特に関係情報が間接的に入ってくるのではおかしいのではないかと私は考えております。これを受けて思っていたのですが、先ほど市長さんから先に答弁がありましたオフサイトセンターのテレビ会議システムについてでございます。オフサイトセンター、国、県、玄海町との中で会議がなされるようになっていますが、後の関係市町村、唐津、呼子、鎮西、肥前町ですね、この4市と町にもテレビ会議システムが必要ではないかということです。答弁していただきましたように、ぜひテレビ会議システムを周辺市町村まで拡大していただくように国に強く要望をしていただくことが、適切な情報判断につながっていくと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、屋内待避をした避難住民は、いち早く次の情報が知りたくなってきます。阪神・淡路大震災等でも情報不足による混乱が多かったと聞いています。そこで、先ほど市長より行政放送やパソコンにも接続が可能だということですので、オフサイトセンターの情報を市民に伝達できるように国との協議をぜひ進めていただきたいと思います。要望です。 2番目のホームレス対策についてです。教育長から答弁をいただきました。人への思いやりなど教えていくことが大切であり、校長会でも話しているとのことでした。ぜひ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・子供たちへの的確な指導、また生きる力をはぐくむために教育をお願いしたいと思います。また、ぜひこの方々の社会復帰のために、全力で市としても当たっていただきたいと思っております。教育長答弁にもありましたように、現実に子供たちに与える影響も強くありますし、現実に市民も迷惑をしています。人権の観点から考えると難しいとは思いますが、自立支援に対する強い指導をお願いしたいと思いますが、保健福祉部長、決意のほどをお聞かせいただきたいと思います。 3番目の歩車分離式信号機についてです。部長より考えをお伺いいたしましたが、モデル期間中6カ月で人身事故が4割減少、導入に賛成が7割もあるとのことで、市も前向きに受けとめているという答弁をいただきました。アルピノ前信号機は学生の通行が多く、歩行者と車とを分離することにより歩行者の安全が大いに確保されていると私も思っております。設置場所についてお伺いしましたが、次期交通安全施設等整備事業で15年時に計画がなされていくという答弁でしたけども、ぜひとも必要な箇所、検討として市役所前、大手口、商工会議所前ですね。あとベスト電気前、これはメイン通りですので、先ほどの交通量との問題もありますけども、この信号機の必要性を理解していただいて、設置に向けた検討を関係機関と早急にしていただいて、市からも要望箇所を言っていく必要性があると思いますので、よろしくお願いします。 1点だけお伺いします。この歩車分離式信号機は、交差点内の事故防止の意識づけにも強くつながる信号機なんです。しかし、アルピノ前交差点に分離式信号機が設置してあることさえ知らない方が多いんです。ある方から、信号機の壊れているぞと。要は全部赤になってですね、そういうご指摘というんですか、そういう電話をいただいたこともありました。ぜひとも設置の意義を強く皆さんに広報等で知っていただいて、できれば信号機の上あたりに歩車分離式信号機とか、また都会ではこの信号機のことを思いやり信号機とか言ってありますので、そういう表示をして事故防止の意識づけにつながるようにされてはどうかと思いますが、ご見解をよろしくお願いします。 4番目です。東城内駐車場に伴う交通渋滞解消の問題です。部長より、混雑時に管理人の増員やガードマンの交通誘導で対応しているとのことでしたが、管理人さんの誘導が的確でなくて混雑につながっているということも聞かれます。管理人さんの指導はどのようにされているか。また、きちっとした交通誘導に対応できるような指導をしていくことが必要と思いますが、ご答弁をよろしくお願いします。 また、ハード面での解消策は検討されたのでしょうか。具体的に、駐車場入り口の改善で混雑解消が図れないかということをお伺いします。一つ目の案として、駐車場進入車線を設置して、渋滞緩和ができないのか。二つ目に、駐車場を出る車の右折禁止をする。左折のみに出て行くような、そういう緩和策が講じられないかをお伺いして、2回目の質問を終わります。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) 田中議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 中川議員さんの質問のときにお答えしましたように、現在唐津市にははっきりしているのが1人と、それから最近駅周辺に3名のホームレスがいるということで、今までの経過をちょっと整理してみますと、このホームレスの今鳩川と言っておられましたが、現在唐房の方に行っているようでございます。この方に関しては、唐津市内に一番最初に平成14年3月にセブンイレブンの近くで掃除をして残食をいただいているということと、市民の方から苦情が出ましたので、平成14年の3月から当たりまして、その後に今度は唐津周辺に14年の6月にまたこの方が来てあるということで、また市内の方をいろいろ家の前の庭を掃除して、ちょっとお金をせびったり、車の窓をふいて、それから窓ガラスをふいたからということ等で市民の方からの苦情、それから非常に住民に不安を与えるということで、どうかしてもらえないかということがございましたので、一応うちの職員が当たりまして、中川議員さんのときに答えましたように住民に迷惑をかけないようにと、子供から大人からあるわけですけど、かけないようにということで指導はいたしております。 こういう状況の中で、今度ホームレス支援法というのができまして、基本的な目的がホームレス措置法による支援法というのは、自立の意思がありながらホームレスとなることを余儀なくされたということで、現在唐房の方に行っておりますホームレスの方についていろいろ話をしてみると、自立の意思がないという感じがちょっとございます。前のときにも答えましたように、自分の家に行って一緒に生活するのがよくないかということで、これはずっとやっていきたいというふうに考えております。この法律ができたということで、来年の6月に国土交通省とまとめて今度は国、それから県、唐津市もこの法律に対して必要があれば基本計画をつくりたいというふうに考えておりますが、その期間中においては住民の方に苦情がないようにの指導を含めて、今後も当たっていきたいというふうに考えております。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 田中秀和議員の2回目のご質問でございますが、歩車分離式信号機につきましてその設置の意義をPRし、交通事故の撲滅に努力してもらいたいということでございますが、先ほども申し上げましたようにモデル運用ということでございまして、警察にもお伺いいたしましたが、今回の場合PRはしないで実施をしているということでございます。指針案によりますと、本格的な導入の際には当該地域の住民、視覚障害者の団体等に対しまして事前に効果、影響を説明し理解を得ること、また歩行者及び運転者に対しましては導入の時期、導入する方法等を周知することなどとなっております。事業の推進化につきましては、警察の方と十分協議をしながらPRに努めてまいりたいというふうに考えております。 それから、東城内市営駐車場に伴います交通渋滞の解消策について、東城内駐車場周辺の混雑緩和のため、進入車線確保のため、いわゆる2車線化はできないのか。また、駐車場から出る場合に右折制限はできるのかというご質問でございますが、県道満島妙見線の同駐車場前につきましては、東唐津方面から来る車が同駐車場に入るため減速すること、また満車によるあき待ちのために後続車がとまり、渋滞を引き起こしております。ハード面から考えますと、駐車場へ入るための左折ラインの必要性が考えられますけども、唐津土木事務所と協議を進めてまいりました結果、当該箇所の道路全体幅員が狭く、また左折ラインの確保、いわゆる2車線化は難しいという状況でございます。一方、城内の方から東唐津方面へ向かいます車につきましては、道路幅員に若干の余裕がありますので、右折ラインの設置ができないか、道路管理者であります県、警察署と協議をしてまいりたいと考えております。また、駐車場から出る際の右折規制につきましては、警察の方に問い合わせました結果、道路から道路へ出る場合は規制等できますけども、駐車場から道路へ出ることにつきましては警察の規制はできないということでございます。さらに、検討、研究を重ねてまいりたいと思っております。 ○議長(脇山肇君) 山下総務部長。          (総務部長 山下正美君登壇) ◎総務部長(山下正美君) 田中秀和議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。 東城内駐車場の管理人に対する指導でございますが、管理人の方々に対する駐車の誘導、またチケットの発券、料金の受け取りについては常々指導を行っておりまして、スムーズな対応に心がけるよう指導しているところでございます。ただ、運転手の方々がチケットの発券のときに、高島への渡し船の時刻は何時でしょうかとか、また観光スポットへの案内などを尋ねられる場合がございますので、そこらでちょっと時間を食っているというような分析といいますか、そういうところも見られましたので、高島の渡船の時刻表と観光パンフレットを用意しまして、そういった問い合わせ、答えに対する時間が短くて済むように対応を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 田中議員。          (3番 田中秀和君登壇) ◆3番(田中秀和君) 3番、田中秀和です。3回目の質問をいたします。 歩車分離式信号機ですけども、試験的運用で今周知もしていないということでしたけども、その試験的運用が終わったら取り外されるということがあるのでしょうか。それと、もしそういうことがあれば、取り外されないような強い要望をしていただきたいと思います。 それと、あといろいろな団体と協議してということでしたので、本当に今度要望箇所を当たれるときには、そういう団体から情報を入手されて適切な場所、危険箇所に歩車分離式信号機がつけられるように進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 あと東城内に伴う交通渋滞の解消の問題ですけども、二つの案は結局だめだったというふうに受け取っていいんでしょうかね。でしたけども、今後検討して進めてもいくということでしたので、2車線化が無理なら、駐車場の中でもそういう2車線化に備う対応ができるんじゃないかなと思うんです。駐車場の中に入って待つスペースをつくれば解決にもなっていくと思いますので、その辺の協議をしていただいて、対応していただきたいと思います。 以上です。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 田中秀和議員さんの3回目のご質問で、歩車分離式信号機の現在モデル的に設置してあります唐津駅東側の信号機が、モデル事業が終わりますと取り外すのかということでございますが、その件については警察の方に確認しておりません。ただ、事故撲滅には交差点対策は欠かせず、車との接触の危険がなくなると思いますので、分離式信号の利点は明らかでございます。車の交通量、渋滞等を勘案しながら、また先ほど申し上げましたように平成15年度から始まる国の次期交通安全施設等整備事業を見ながら、検討してまいりたいと思っております。 ○議長(脇山肇君) これにて通告に基づく一般質問を終結いたします。 お諮りいたします。本定例会に提出されております議案第90号から同第112号まで以上23件につきましては、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり各常任委員会に付託いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(脇山肇君) 異議なしと認めます。 よって、以上の23件は議案付託表のとおり各常任委員会に付託されました。 審議日程に従い、次回は12月20日午前10時から本会議を開き、委員長報告、討論、採決を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 1時20分 散会...