欠 席 議 員
┌────────────┬────────────┬────────────┐
│ 13.野 中 宣 明 │ │ │
└────────────┴────────────┴────────────┘
地方自治法第121条による出席者
佐賀市長 秀 島 敏 行 副市長 伊 東 博 己
副市長 白 井 誠 総務部長 池 田 一 善
企画調整部長 大 串 賢 一 経済部長 梅 崎 昭 洋
農林水産部長 碇 正 光 建設部長 干 潟 隆 雄
環境部長 森 清 志
市民生活部長 三 島 洋 秋
保健福祉部長 大 城 敬 宏
子育て支援部長 今 井 剛
地域振興部長 古 賀 臣 介 佐賀駅
周辺整備構想推進室長
武 藤 英 海
交通局長 志 満 篤 典
上下水道局長 田 中 泰 治
教育長 中 村 祐二郎 教育部長 百 崎 芳 子
選挙管理委員会事務局長 中 村 純 士
農業委員会事務局長 古 賀 康 生
監査委員 力 久 剛
会計管理者 成 富 典 光
△開会
○
川原田裕明 議長
おはようございます。ただいまから令和3年3
月佐賀市議会定例会を開会します。
これより本日の会議を開きます。
△会期決定
○
川原田裕明 議長
初めに、会期の決定を議題とします。
お諮りします。今定例会の会期は本日から3月23日までの23日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月23日までの23日間と決定しました。
なお、会期中の議事は、お手元の日程表のとおり進めます。
△諸報告
○
川原田裕明 議長
それでは、日程により諸報告を行います。
報告の内容は、お手元の報告第1号のとおりです。これにより御承知をお願いします。
報告第1号
諸 報 告
〇
例月出納検査等の報告について
令和2年11月27日から令和3年2月28日までに、
監査委員から
例月出納検査の結果について下記のとおり報告された。
その内容は、それぞれ
議員各位にその(写)を送付したとおりである。
記
12月28日
例月出納検査結果報告について
(
一般会計・
特別会計等の令和2年度10月分)
12月28日
例月出納検査結果報告について
(
公営企業会計の令和2年度10月分)
1月29日
例月出納検査結果報告について
(
一般会計・
特別会計等の令和2年度11月分)
1月29日
例月出納検査結果報告について
(
公営企業会計の令和2年度11月分)
2月22日
例月出納検査結果報告について
(
一般会計・
特別会計等の令和2年度12月分)
2月22日
例月出納検査結果報告について
(
公営企業会計の令和2年度12月分)
〇
住民監査請求の通知について
令和2年11月27日から令和3年2月28日までに、
監査委員から
住民監査請求について下記のとおり通知された。
その内容は、それぞれ
議員各位にその(写)を送付したとおりである。
記
12月28日
住民監査請求の監査結果について
(
指定管理者の取消し及び職員の処分を求める措置請求)
〇陳情書等の受理状況について
令和2年11月27日から令和3年2月28日までに受理した陳情等は、下記4件で、その内容はそれぞれ
議員各位にその(写)を送付したとおりである。
記
・要望書(
中学校卒業までの
通院医療費窓口無料化を求める要請)
古賀弘泰 外3,587名
・陳情書(貴議会の
喫煙専用室の廃止、屋外の
指定喫煙所の閉鎖・廃止、および
禁煙治療費の2/3助成の予算化のお願い)
一般社団法人日本禁煙学会
理事 野上浩志
・要望書(佐賀市
川副支所建替えに伴うかわそえ佐賀田園の
郷ギャラリーの存続について)
南川副
自治会長会
会長 中溝隆久 外8名
・
子ども医療費通院も中学生までの助成を求める陳情書
佐賀市
子ども医療費助成を拡充する会
香月彰夫 外1,188名
・要望書(
日本政府に対し、
核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書の提出を求める要望)
新
日本婦人の
会佐賀支部
支部長
野口佳代子 外1名
・要望書(
日本政府に、
選択的夫婦別姓の導入へ、一日も早い民法改正を求める意見書の提出を求める要望)
新
日本婦人の
会佐賀支部
支部長
野口佳代子 外1名
△
特別委員会中間報告・質疑
○
川原田裕明 議長
次に、日程により
特別委員会の
中間報告を議題とします。
2つの
特別委員会から
中間報告の申出がありましたので、順次委員長からの報告を許可します。
◎山下伸二 佐賀駅
周辺整備調査特別委員長
おはようございます。本委員会に付託された諸種調査について、さきの定例会以降、2月10日に開催した第9回の委員会の主な概要について御報告いたします。
この日の委員会では、佐賀駅
南口暫定駐車場の運営状況、佐賀駅前広場の整備、市道三溝線の整備、
県道佐賀停車場線の道路空間の検討、
SAGAサンライズパークとの連携、その他関連事項の6つの項目について調査を行いました。
執行部からは、佐賀駅北口の駅前広場の工事については、広場全体の工事、
出入口交差点の改良工事、タクシーの降車場と駅舎を結ぶ動線上の屋根である
キャノピーの
設置工事、植栽の
設置工事の大きく4つに分けて発注しており、全ての工事が完了するのは、令和3年4月末の予定である。当初は年度内に完了する予定であったが、
キャノピーの基礎工事を行うに当たり、地盤の改良に想定よりも期間を要したことなどから、1か月程度の遅れが生じており、北口広場に係る予算は、3月の定例会で繰越しをお願いしたいと考えている。
南口広場については、規模の大きな屋根の設置を予定しており、現在、駐車場までの
キャノピーの設計、施工と併せて公募型のプロポーザルを行っている。設置完了は令和4年12月中を予定している。
市道三溝線の道路整備については、1工区である佐賀駅北口から北へ1つ目の交差点までの約140メートルの区間の
道路改良工事として、側溝と縁石の整備、車道のみの
舗装工事を1月中旬に完了した。現在、2工区として、
アパホテルの1つ北の交差点までの約310メートルの区間の
道路改良工事と、1工区を除く車道と歩道の
舗装工事を行っている。今回の工事で東側歩道の拡幅を行うことに伴い、植樹帯の位置を車道側へ変えたいと考えているが、三溝線を活かした
まちづくり検討会の中で、植栽の木の種類や間隔について協議が行われているため、完了は6月末を予定している。電線の地中化については、今年度末までの工期で、無電柱化未整備区間である
アパホテルから
血液センターまでの約640メートルの区間の詳細設計を行っているが、
電線管理者との協議に時間を要し、年度内での完了が見込めないこととなったため、5月末の完了を予定している。この
詳細設計完了後、7月から道路東側の
電線共同溝の整備を行いたい。
市道三溝線の
ポケットパーク整備については、三溝線を活かした
まちづくり検討会で、自治会の代表者、沿線や周辺の事業者、学校などの意見を伺いながら検討を重ねているところであり、佐賀駅と
SAGAサンライズパークの区間を多くの方に歩いてもらうためには、トイレや途中で休める
ポケットパークなどが必要であるという意見を繰り返しいただいている。また、昨年2月には、周辺の
自治会長5名の連名で、三溝線の整備に関する要望書が佐賀市に提出され、その中でも、沿線への広場の設置についての要望がなされている。
これらのことを受け、検討を行った結果、
三溝公民館の隣接地、
佐賀商業高校の
グラウンドの西側、
佐賀商業高校正門前の3か所に
ポケットパークを整備したいと考えている。
三溝公民館の隣接地については、現況の古い建物を活用し、
イベント時には地域による
おもてなし活動の拠点としたい。
佐賀商業高校グラウンドの西側については、市民、来訪者の
休憩スポットとして、ベンチや植栽、トイレを整備したい。
佐賀商業高校の正門前については、現在、そのスペースが活用されていない状況であるため、ベンチや電源を設置し、
イベント時には主に高校の生徒の活動拠点にしたいと考えている。
次に、佐賀駅南口の
県道佐賀停車場線の道路空間の検討における試行的な取組として、3月12日から3月14日までの3日間、東側の車道を1車線にして、
キッチンカーを並べたり、
コムボックス西側の
芝生スペースを活用し、物販や駅前のまちかど広場での
オープンカフェなどを行い、歩道が拡幅された後の疑似的な空間をつくり、来場者へ
アンケート調査を行う社会実験を行いたい。また、これに併せ、3月14日日曜日に、駅前まちかど広場で
オープンエアーでの座談会を開催したいと考えている。
次に、
SAGAサンライズパークとの連携について、
文化会館の接続部分に設置する
ペデストリアンデッキは、佐賀県が整備する
ペデストリアンデッキから、
文化会館西階段の南側を通過して、
文化会館2階に直接アクセスするルートとし、幅4メートルで整備を行う予定である。このデッキは市で設置するが、一体的な整備を行うため、設計と工事は県に委託することとしており、現在、
実施設計を行っている。工事は、令和3年度中に着工予定である。ロータリーについては、県の
総合体育館と
文化会館への通行車両の交錯による事故や渋滞を回避し、安全性を確保するため整備を行うこととしたい。また、
文化会館を周回する道路については、通行の
安全性確保と駐車場の利便性を向上させるため、時計回りの一方通行としたい。これは県及び市で設置することとしており、設計、工事を県に委託することとしている。現在、
実施設計を行っており、令和3年度中に着工する予定である。さらに、
SAGAサンライズパーク整備に併せて、施設景観の向上と利便性の向上を図るため、
文化会館広場の整備と駐車場の整備を実施することとしている。
これら
文化会館関連整備については、現在のところ、
SAGAサンライズパークの
整備完了が令和4年度末であるため、そこを目途に
整備完了を目指すこととしたいといった趣旨の説明がありました。
これらの説明に対し、委員より、北口広場と
南口広場に障がい
者用駐車スペースをそれぞれ1か所ずつ設置することについては、本委員会でも様々な意見があったと思うが、最終的に1か所ずつという方針は変わらないのかとの質問があり、執行部より、内部で検討はしたが、全体の駐車台数が少なくなることや県の基準を満たしていること、また、この駐車場は長時間の駐車を想定したものではないことから、最終的に1台とすることとしたとの答弁がありました。
また、委員より、
SAGAアリーナを活用した
イベントは年間どれくらいが想定されているのか、また、
イベント開催時にどれくらいの人が歩くかという想定は行っているのかとの質問があり、執行部より、県に確認したところ、完成から6年後の想定として、Vリーグが年間30試合、Bリーグが年間24試合、コンサートが年間16回程度開催されるとのことである。また、その他の見本市などの
イベント開催が10回程度想定されている。
イベント開催時にどれくらいの人が歩くかについては、現在、県のほうに確認を行っているところであるとの答弁がありました。
これに対し、委員より、整備した後に混乱が生じることがないよう、事前に想定して計画を立てるべきだと思う。県と連携し、十分に検討を行ってもらいたいとの意見がありました。
これらの質疑応答の後、執行部より、佐賀駅
南口暫定駐車場の
西側出入口については、委員会から車椅子の方などが通りやすいよう間口を広げることはできないかという指摘を受けたため、出入口に設置しているポールの配置を動かすなど、利用者が心理的に広く感じられるよう改修を行ったとの報告がなされ、委員より、現地を確認したいとの要望が出されたことから、現地視察を行い、改修後の状況を確認しました。
この
現地視察終了後、
委員間討議を行い、委員より、佐賀駅
南口暫定駐車場にある障がい
者用駐車スペースは、当初から設置されていた5台分と増設した2台分が別々の場所にあり、非常に分かりにくい。利用者の利便性を考えると、1か所に集約したほうがいいのではないかといった意見が出されました。
佐賀駅
南口暫定駐車場については、委員会で調査を行った中で、県の基準に照らし合わせると障がい
者用駐車スペースが1台不足していることが12月8日開催の第8回の委員会で明らかとなりました。このため、当初から設置されている5台分とは別の場所に、新たに2台分が設置されたところですが、委員会の中で1か所に集約すべきではないかなどといった意見が今回改めて出されたことから、執行部には再度検討を行っていただきたいとの結論に達しましたので、ここで報告させていただきます。
以上をもちまして佐賀駅
周辺整備調査特別委員会の
中間報告を終わります。
◎重松徹
水害対策調査特別委員長
おはようございます。
水害対策調査特別委員会の
中間報告として、1月22日に開催しました委員会の概要について報告します。
この日の委員会では、大雨被害に係る
防災対策事業について、執行部より、水害時の
危険箇所については、毎年、佐賀市
水防警戒箇所巡視、
筑後川合同河川巡視、
嘉瀬川合同河川巡視を行い、市が行う浸水対策や市内の
危険箇所等の情報共有を行っている。令和2年度は、いずれも
新型コロナウイルスの影響により中止した。また、河川の氾濫などによる浸水情報や避難所に関する情報を市民に分かりやすく提供し、人的被害を防ぐことを目的として、災害の種類ごとに6つの
ハザードマップを作成し、対象地区に全戸配付するとともに、
市ホームページに掲載して市民への周知を図っている。
次に、市民への
緊急情報等の伝達について、
避難情報等を市民へ確実に伝達するために、さ
がんメールや
防災行政無線をはじめ、様々な
情報伝達手段を用いて情報発信を行っている。しかし、さ
がんメールやLINEなどの登録者数がまだ多くはないため、引き続き市民への周知を徹底し、あわせて、これらの
情報伝達媒体を利用して積極的に情報収集を行うよう啓発を行っていく。また、災害に関する情報を正確、迅速に市民に伝達するために、
防災行政無線や
屋外拡声子局の
デジタル化、
監視カメラの増設などの
防災総合システムについて、1期整備として平成24年4月から平成26年3月まで、2期整備として令和2年10月から令和4年2月まで、土砂災害や河川決壊、高潮など、災害発生時に市民の生命、財産が危険にさらされる可能性が高い地域を重点的に整備している。2期整備で市内全域の
デジタル化が完了するが、これまで整備した機器のバッテリーやハードディスクなどの耐用年数が5年程度であるため、今後、機器の更新を順次行っていく必要がある。
次に、
避難勧告等の判断及び伝達について、本市では、
避難勧告等の判断・
伝達マニュアルや
気象情報等を基に総合的に判断しながら、
避難勧告等の発令を行っている。
次に、
水防体制については、災害の初動期に職員が迅速、的確な対応を行うことを目的として、佐賀市
災害対応マニュアルの
風水害対策編を作成した。また、水防訓練を出水期に備えて例年5月頃、消防団員の水防技術の向上と
水防体制の強化を目的に実施している。令和2年度は
新型コロナウイルスの影響により中止した。
なお、水防倉庫は本庁管内に4か所、支所管内に9か所設置しており、河川の越水時などに使用する、くい、土のう、シート、スコップなどを備蓄している。
次に、
校区自主防災組織が市内32校区中21校区で結成されており、
単位自治会で結成されたものを合わせると、結成率は77.81%である。平時の備えとして、
自主防災組織研修会や
出前講座を開催し、地域住民の
防災意識の向上に取り組んでいる。また、
地域防災力の向上を図るため、避難訓練や
炊き出し訓練、救助訓練、
避難所開設訓練などを
住民参加型で実施している。課題として、
自主防災組織が未結成の地域があること、また、結成はされているものの、活動が十分に行われていない組織もあることから、引き続き
自主防災組織の研修会や
出前講座などを通じて、
自主防災組織の重要性、
活動内容等の啓発を行っていく。また、大
規模災害発生時の
避難所運営には
住民参加が不可欠であることから、
地域防災の代表でもある
自主防災組織との連携について今後も検討を行っていく。
次に、市報さがで
防災特集を組み、
警戒レベル、さ
がんメールの
LINE配信、
非常持ち出し品、分散避難やマイ・
タイムラインなどを掲載し、市民への防災に関する事前周知、啓発を行った。また、
市ホームページでも避難所や
防災メール、
ハザードマップなどの
防災情報や、風水害、地震・津波、火災に分類した
関連情報を掲載している。
市民に取り組んでもらう平時の備えについては、継続的な周知が必要であることから、今後も市報や
出前講座などを通じて、積極的に広報活動を行っていくとの説明がありました。
以上の説明に対し、委員より、河川の水位や道路の
浸水状況を確認するための
監視カメラが現在47台あり、今後5台を増設予定だが、これらは全て市民が見ることができるのかとの質問があり、執行部より、
監視カメラのほとんどが樋門の状況やその周辺の水の状況を見るためのものであるため、市民に常時公開しているのは47台のうち6台で、これに加えて災害体制時は21台である。今後2期整備で増設する5台についても
樋門操作用を想定しているが、既存の分も含め、市民への公開については、要望等も踏まえて今後検討したい。このほか、浸水標尺を設置し、現在、13か所をテレメータ化して、市役所内で
浸水状況を確認できるようにしている。これを映像ではないが、市民にお知らせできるような
システムづくりを検討していくとの答弁がありました。
また、委員より、
監視カメラの映像を夜間でも見やすいようにできないかとの質問があり、執行部より、全てのカメラにサーチライトをつけているが、より改善するためには高額な経費がかかると思われるため、費用対効果を考えながら、今後の機器の設置や改良を検討したいとの答弁がありました。
また、委員より、
農林水産部で樋門などに設置している
ICT塩分測定器に浸入状況を確認できる
監視カメラはつけられないのかとの質問があり、執行部より、機器の
チャンネル数を増やして
監視カメラや水位計をつけることも可能だが、高価になるため、現在は塩分測定に特化した機能で整備している。現状の使用状況を踏まえ、今後、ベンダーと相談したいとの答弁がありました。
また、委員より、
自主防災組織の結成率は、
単位自治会での
組織結成率が基本と考える。校区で
防災訓練をしても、参加されるのは
自治会長や3役くらいであり、
単位自治会で
自主防災組織を結成したほうが
防災活動の普及につながるのではないかとの質問があり、執行部より、委員が言われるように、
単位自治会で
自主防災組織をつくったほうが有効性は高いと考える。校区単位が駄目ということではなく、広域的に対応するもの、また、狭い範囲で近くの人を助けるなど様々な対応があるため、
校区自治会だけではなく、
単位自治会のほうにも積極的に結成に向けた啓発を行っていきたいとの答弁がありました。
さらに、委員より、
自主防災組織は行政との接点が意外に少ない。
民生委員協議会には
避難準備情報などの避難要請が来るのに、
自主防災組織には来ないという意識の高い市民もおられる。
ハザードマップの活用やさ
がんメールの登録などを、
自主防災組織の日常活動として市民に働きかければ効果が上がると考えるが、
自主防災組織との連携について今後どのような
協力要請等が考えられるのかとの質問があり、執行部より、例えば、大地震が起きた場合には、市職員が救助に行ったり支援物資を送れない場合も想定される。こうした場合は、地域の
自主防災組織で行う助け合いや
避難所運営などの活動が重要になると考えられるため、今後は災害に備えた
自主防災組織との連携を図っていく必要があると考えている。また、
危険箇所の把握など、地域の
ハザードマップ作成は有効と考えており、現在でも
自主防災組織で作成される場合には、
出前講座などでその支援を行っているとの答弁がありました。
以上をもちまして
水害対策調査特別委員会の
中間報告を終わります。
○
川原田裕明 議長
これよりただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。よって、
委員長報告に対する質疑を終わります。
△議案上程
○
川原田裕明 議長
次に、日程により第1号から第34号、以上の議案を一括して議題とします。
なお、専決処分の報告についてが第1号及び第2号報告として別途提出されていることを申し添えます。
△
提案理由説明
○
川原田裕明 議長
市長に提案理由の説明を求めます。
◎秀島敏行 市長
おはようございます。本日、令和3年3
月定例会の開会に当たり、市政運営に取り組む私の所信の一端を述べますとともに、提案いたしました諸議案について、その概要を御説明申し上げます。
まずは、最前線で
新型コロナウイルスに立ち向かっていただいている医療、福祉関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。
日本国内で
新型コロナウイルス感染症が確認されてから1年が経過しましたが、今年に入り大都市圏を中心に再び緊急事態宣言が発出されるなど、予断を許さない状況が続いております。
市民の皆様におかれましては、引き続きマスクの着用、手洗い、3密を避ける行動を意識していただくとともに、感染者やその御家族等に対して、思いやりの心を持って、人権に配慮した行動をお願いいたします。
そして、多くの方が巣ごもり等で閉塞感を感じていらっしゃると思いますので、改めて私たちの生活には感動や生きがいなど、心を豊かにするもの、心の支えになるものが必要だと再認識させられたところであります。
一方、例年であれば今頃は春の陽気に包まれ、佐賀城下ひなまつりもにぎわいを見せている時期でございますが、今年は中止となり、街なかの人出は少なく、日常生活や地域経済に多大な影響が及んでおります。
このように、
新型コロナウイルスの影響が長期化していることから、市民生活への支援及び地域経済の回復に向けて、国や県の対策を見据えながら、しっかりとした対応を図ってまいります。また、これからのウイズコロナの時代にあっては、「新しい生活様式」の常態化により、
デジタル化の流れが加速していることから、一歩先の時代を見据えた対応も必要であると考えております。
私は、これまで市民の皆様との対話を大切にしながら、誰もが地域の中でそれぞれに活躍の場を持ち、普通の生活ができる「幸福感」を実感し、「暮らしやすい」と思っていただけるまちを目指して取り組んでまいりました。
このコロナの時代にあって、改めて市民の皆様に暮らしやすい環境を提供できるように、職員とともにチーム一丸となって様々な課題に取り組み、次の3本の柱でまちづくりを進めてまいります。
1つ目は「安全・安心」、2つ目は「経済活性化」、3つ目は「子育て・教育・スポーツ」であります。
令和3年度当初予算をはじめとした諸議案の御審議をお願いするにあたり、令和3年度において特に重点的に取り組む内容につきまして、この3本の柱に沿って御説明申し上げます。
1つ目は、「安全・安心」でございます。
市民の皆様の命と健康を守ることを第一に、
新型コロナウイルス感染症の対策には万全を期さなければならないと考えております。
本市では先月1日、ワクチン接種に関する業務を担う部署を設置し、接種開始に向けて準備を進めております。佐賀市医師会などの関係団体と十分に連携を図り、スムーズに安心して接種を受けていただけるよう、体制を整えてまいります。
次に、防災・減災の取組でございます。
近年の自然災害──特に雨の降り方は、局地化・激甚化する傾向があり、河川の改修などハード面の整備だけでは対応が難しい被害も生じているところではありますが、ソフト面の対応として、
南部地域の皆様の御理解と御協力が浸水被害の軽減につながっております。引き続きハード面の整備を着実に進めるとともに、治水のための連携強化に努め、ソフト面の充実を図ってまいります。
また、災害時におきましては、市民の皆様自身による安全の確保も大変重要となってまいりますので、「自助・共助」での備えや避難を促すため、
ハザードマップを更新するとともに、昨年熊本で起きた被害を教訓として、医療施設や社会福祉施設等において、配慮が必要な方々が迅速に避難できるよう、各施設における避難確保計画の作成を支援してまいります。
さらに、避難者が5,000人を超える大規模な避難となった昨年9月の大型台風の際には、近年に経験のない規模での避難所を感染防止策を講じながら運営しなければならず、多くの職員を動員して対応することとなりました。しかしながら、災害支援協定に基づく企業からの御支援や、車両避難のための駐車場の開放など、民間の皆様のお力添えもあり、被害を最小限度にとどめることができたと思っております。この災害での経験を活かし、
避難所運営の在り方や避難行動について、マニュアルの整備や備蓄管理など、改めて対応の見直しを進めてまいります。
2つ目は、「経済活性化」でございます。
新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けた地域経済の再生につきましては、市民の皆様がまちを支えていく「域内循環」を意識し、支援金の給付や商品券事業など、事業者への支援にしっかりと力を注いでまいります。
昨年は多くの
イベントが中止・縮小となってしまいましたので、この1年間の経験を活かし、感染防止策の徹底を図り、佐賀のまちを明るくにぎやかにしてくれるバルーンや街なかの
イベントを是非とも開催できるよう、力を尽くしてまいります。
雇用につきましては、佐賀大和インターチェンジ工業団地がいよいよ分譲開始となりますので、この工業団地を企業誘致の受け皿として、雇用の場の創出に取り組んでまいります。企業誘致活動としましては、従来のような現地での見学が難しい状況にありますので、VR技術を活用した誘致資料を作成するなど、新たな生活様式を踏まえた企業誘致を推進してまいります。
また、県が産業団地として整備を予定しております、大和町川上地区の佐賀コロニー跡地につきましては、県と市とが一体となって開発、整備を行い、企業の誘致と雇用の創出を図ってまいります。
さらに、都市圏からの人の流れの創出につきましては、国が様々な分野でデジタルトランスフォーメーションを強力に推進すると打ち出しておりますように、今後ますます、最先端の技術を活用した新たな社会づくりやデジタル分野における専門性の高い人材の育成が求められますので、本市におきましてはマイクロソフトAI&イノベーションセンター佐賀との連携を強みとして、引き続きテレワークの推進、企業に選ばれる人材の育成や環境づくりに努めてまいります。
また、感染の拡大で東京一極集中へのリスクが顕在化したことから、地方への関心が高まっておりますので、テレワークの普及を移住促進の契機と捉え、本市の魅力を東京圏に向けて発信するプロモーションを強化するとともに、都市圏の企業に対するテレワーク滞在の補助等にも取り組み、住む場所、働く場所として、選ばれるまちとなるよう事業を展開してまいります。
次に、バイオマス事業では、全国に先駆けて、佐賀市
清掃工場から発生する二酸化炭素を活用した新産業の創出に力を入れて取り組んでまいりました。国においても「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことが表明され、国内でも二酸化炭素の再利用も視野にカーボンニュートラルに向けた動きが活発化しております。
二酸化炭素の活用につきましては、「ゆめファーム全農SAGA」への供給開始により、収支の改善が図られ、また、新たな企業進出により農業への活用が広がっております。今後は更なる収支の改善を図るとともに、夜間に回収した二酸化炭素の利用を促進するため、液化による産業利用の検討を進めてまいります。
次に、佐賀駅周辺整備につきましては、昨年工事に着手し、北口広場は間もなく完成を迎えます。今後は
南口広場の整備に着手するとともに、中心市街地へ人の流れを生み出すような仕掛けづくりを検討することにより、佐賀駅周辺の機能を向上し、南北の流れの軸となる導線機能の強化を図ってまいります。
また、佐賀駅から北に向かう主要導線となる市道三溝線につきましては、歩道の拡幅及び電線の地中化を進めており、今後は沿線への
ポケットパークの整備など、「歩きたくなる空間」となるよう整備を進めてまいります。
さらに、佐賀市
文化会館の周辺整備につきましても、令和6年に開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向けて、県が
SAGAサンライズパークに建設を進めているアリーナと一体的なものとなるよう整備を進めてまいります。
3つ目は、「子育て・教育・スポーツ」でございます。
子育てにつきましては、平成29年に野村総合研究所が発表した「成長可能性都市ランキング」では、生活環境の要素の一つである「子育てしながら働ける環境がある」の項目で高い評価をいただきました。引き続き、子育てしやすい環境づくりに取り組み、「住み続けたい」、「住んでみたい」と思っていただけるまちを目指してまいります。
また、年々需要が高まっている乳幼児保育及び放課後児童クラブにつきましては、より安心な子育て環境を提供するため、これまで受入れに必要な施設の整備や保育士・指導員の確保及び民間施設との連携に努めてまいりました。今後も引き続き関係機関と協力し、入所枠・受入枠の拡大に取り組み、課題となっている待機児童につきましては、令和3年度中に解消のめどが立つ見込みでございます。
さらに、発達障がいに関する支援につきましては、乳幼児期からの早期診断や佐賀市直営の療育施設における早期療育、小中学校における生活指導員の拡充など、重点的に取り組んでまいりました。発達障がい者トータルライフ支援検討委員会における御意見や、これまでの取組を踏まえ、発達障がいを取り巻く現状について、国や県と情報共有、連携を図り、乳幼児期から成人期に至るまでのライフステージに応じた、切れ目のない支援ができる体制の充実を図ってまいります。
また、子どもの医療費助成制度につきましては、子育て家庭の経済的負担を軽減するとともに、更なる早期治療や安心に結びつくよう、小学生までとしている通院と調剤に係る医療費の助成対象を、来年1月からは中学生までに拡大したいと考えております。
さらに、教育につきましては、子どもたちには、ふるさとを大切にする心を持ち、社会の変化に対応できる力を身に付けてほしいと考えてまいりました。今般、プログラミング学習が必修化になるなど論理的思考が重要視されるようになり、また、コロナ禍における学びを保障するため、GIGAスクール構想の実現に向けた動きが加速しております。
本市におきましても、市立の小・中学校全ての児童・生徒に1人1台の学習用パソコンを整備し、本年9月から運用を開始いたします。また、開始に向けて、教師をサポートする体制も整えてまいります。
次に、スポーツや文化・芸術につきましては、人の心を動かし、世代や地域などの枠を超えて、絆や活力を生み出す力があると考えており、「コロナ鬱」などといった言葉が出てくる中、不安感を和らげ、明日への希望につなげることができる力があると、特に実感するところでございます。
スポーツには「する・みる・支える・育てる」という関わり方があり、佐賀バルーナーズやサガン鳥栖といった地域密着型プロスポーツチームを、市民が一体となって応援することが、まちの魅力につながっていくと考えております。
県内においては、民間企業等がプロスポーツチームの支援に動かれていることに加え、県外の多くの方々からは、本市のふるさと納税を通じて後押ししていただいておりますので、本市といたしましても、スポーツを活かしたまちづくりに取り組み、プロスポーツチームとともにまちの元気を創ってまいります。
また、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向けて、富士しゃくなげ湖のボート・カヌー競技用施設の整備を進めております。本市では、18競技の開催が内定しておりますので、今後の本格的な準備に対応するため、組織体制の充実を図ってまいります。
さらに、世界文化遺産の構成資産である「三重津海軍所跡」につきましては、本年秋にガイダンス施設がオープンする予定でございます。遺構の保存のため、地上からは見ることができませんが、実寸大模型や大型スクリーンを設置し、市民の皆様や佐賀を訪れる方々にその歴史的価値に対する理解を深めていただけるよう、施設の整備を進めてまいります。
また、国内最古の湿地性貝塚である国史跡「東名遺跡」につきましても、保全、活用に取り組み、佐賀が誇るべき遺産や歴史を未来へ承継してまいります。
以上、新年度の施政に対する私の所信を述べましたが、このほかにも様々な行政課題がございます。これらの課題に正面から向き合うとともに、関係者の皆様、市民の皆様と連携して、市政の発展のために全力で取り組んでまいる所存でございますので、議員並びに市民の皆様の御支援と御協力をお願い申し上げます。
それでは、令和3年度の予算議案について御説明申し上げます。
令和3年度における国の地方財政への基本的な考え方といたしましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により地方税等が大幅に減収となる中、防災・減災、国土強靱化や地方創生の推進、地域社会の維持・再生等の重要課題に取り組みつつ、安定的に財政運営を行うことができるよう、地方一般財源総額について、前年度と同水準を確保することとされております。
また、経済状況につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあります。国の各種経済対策や本市の追加支援策も相まって、幾分持ち直しの動きが見られるものの、経済の水準はコロナ前を下回った状態にとどまり、地域経済の回復はいまだに途上にあります。
このため、行政として市民の皆様の生活をいかに守っていくのか、今、行政に何が求められているのかを確実に受け止め、市民生活や企業活動を支えるための事業を展開する必要があると考えております。
このようなことから、健全な財政運営に配慮しつつ、限られた財源を最大限に活用し、先に述べました「安全・安心」、「経済活性化」、「子育て・教育・スポーツ」を3本の柱として、地域経済の好循環の確立につながる取組を積極的に進めるとともに、市民の皆様が幸せを実感できるまちづくりに重点を置いた予算編成を講じたところでございます。
この結果、当初予算案の規模を、
一般会計1,013億円、特別会計約300億円、企業会計約277億円といたしております。
第1号議案「
一般会計予算」は、昨年度の当初予算と比べ、7億円、0.7%の減となります。
まず、主な歳出についてでございます。
義務的経費であります人件費につきましては、退職予定者数の増加等により、約4億円、2.4%の増となる約156億円を計上いたしております。
また、扶助費につきましては、子どものための教育・保育給付費や障がい者の介護給付費等の伸びにより、約7億円、2.5%の増となる約298億円を計上いたしております。
また、投資的経費につきましては、三重津海軍所跡ガイダンス施設整備事業、諸富支所庁舎等移転整備事業、川副支所庁舎整備事業など、約104億円を計上いたしております。
なお、学校大規模改造事業の事業量の減や国の第3次補正予算に呼応して、令和2年度に事業を前倒ししたこと等により、約28億円、21.3%の減となっております。
次に、主な歳入についてでございます。
市税につきましては、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による景気低迷に伴い、個人所得の落ち込みや企業業績の悪化等により、個人市民税及び法人市民税は大きく減収が見込まれます。また、固定資産税につきましても、令和3年度が土地・家屋の評価額を見直す年度であること及び中小事業者等の事業用家屋等に係る軽減措置により、減収が見込まれるため、全体として約18億円、5.9%の減となる約290億円を計上いたしております。
その他の主な財源といたしましては、国・県支出金として約279億円、地方交付税として171億円、市債として約99億円を計上いたしております。
なお、
一般会計の細部並びに特別会計及び企業会計につきましては、予算に関する説明書及び関係資料により御審議をお願いいたします。
次に、令和2年度補正予算議案について、御説明申し上げます。
第10号議案「
一般会計補正予算(第12号)」は、緊急な措置を要する事業の経費及び決算見込みによる補正措置などにより、約6億300万円の増額を行っており、補正後の予算総額は、約1,322億6,400万円となっております。
以下、補正予算の主な内容を御説明申し上げます。
まず、水産業強化対策整備事業でありますが、この事業は、ノリの加工施設の共同化により、漁業者の生産コストの削減や労働負担の軽減を図り、生産性の向上による経営の安定や強化に資するため、ノリの共同加工施設を整備する佐賀県有明海漁業協同組合に対し、整備に要する経費の一部を補助するものであります。
次に、企業立地支援事業でありますが、この事業は、製造業、事務系企業等の立地を奨励し、産業の振興及び雇用の拡大を図るため、一定の要件を満たす進出企業に対し、設備の導入等に要する経費の一部を補助するものであります。
これらの財源といたしましては、国・県支出金、寄附金等で措置し、繰入金により収支の調整をいたしております。
また、繰越明許費として、49事業の追加及び6事業の変更を措置いたしております。
なお、
一般会計の細部並びに特別会計及び企業会計につきましては、予算に関する説明書及び関係資料により御審議をお願いいたします。
次に、令和2年度追加補正予算議案について御説明申し上げます。
第32号議案「
一般会計補正予算(第13号)」は、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により大きな影響を受けている中小企業者への支援や小学校の大規模改造事業等について、国の補正予算措置に呼応した補正措置により、約9億5,400万円の増額を行っており、補正後の予算総額は、約1,332億1,800万円となっております。
主な内容といたしましては、「第2次事業継続支援事業」として、
新型コロナウイルス感染症の影響により、売上が大きく減少し、事業継続が困難な事業者の支援を図るため、支援金の支給に要する経費を計上いたしております。
これらの財源といたしまして、国庫支出金及び市債で措置し、繰入金により収支の調整をいたしております。
なお、
一般会計の細部につきましては、予算に関する説明書及び関係資料により御審議をお願いいたします。
次に、令和3年度当初予算に係る追加補正予算議案について御説明申し上げます。
第33号議案「
一般会計補正予算(第1号)」は、国の第3次補正予算成立により、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が拡充されたことに伴い、地域経済の活性化、市民生活の支援及び感染症予防対策のため、必要な事業を実施することとしております。
また、小学校の大規模改造事業等につきましては、令和2年度に前倒しすることに伴い、補正措置を講じるものであります。
これにより、約2億6,500万円の増額を行っており、補正後の予算総額は、約1,015億6,500万円となっております。
主な内容といたしましては、「プレミアム付商品券発行事業」として、市内における消費需要を喚起し、市内商工業及び地域経済の下支えを図るため、市内登録店で利用できるプレミアム付商品券の発行に要する経費を計上いたしております。
これらの財源といたしましては、国・県支出金で措置し、繰入金等により収支の調整をいたしております。
なお、
一般会計の細部につきましては、予算に関する説明書及び関係資料により御審議をお願いいたします。
第34号議案「
一般会計補正予算(第2号)」は、
新型コロナウイルス感染症の発症を予防し、まん延防止を図るための
新型コロナウイルスワクチン接種経費について、国の予算措置に呼応した補正措置により、約17億5,600万円の増額を行っており、補正後の予算総額は、約1,033億2,100万円となっております。
今回の補正予算の財源としましては、国庫支出金により措置をいたしております。
なお、
一般会計の細部につきましては、予算に関する説明書及び関係資料により御審議をお願いいたします。
最後に、条例議案について御説明申し上げます。
第21号議案「佐賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」は、国民健康保険事業の運営主体である佐賀県が提示した標準保険税率に準じ、佐賀市国民健康保険税の税率の改定等を行うものであります。
第23号議案「佐賀市体育施設条例の一部を改正する条例」は、これまでの久保田
グラウンドが県道の拡幅により機能が制限されるため、近隣の補助
グラウンドを新たな「佐賀市立久保田
グラウンド」として改修し、供用を開始することに伴い、施設の位置及び使用料を定めるものであります。
その他の議案につきましては、それぞれ議案の末尾に提案理由を略記いたしておりますので、それにより御承知をしていただきたいと思います。
以上、よろしく御審議をお願い申し上げます。
△早期議決議案に対する質疑
○
川原田裕明 議長
次に、日程によりただいま提案理由の説明があった議案のうち、早期議決を依頼されている第10号から第17号、第32号、以上の議案を一括して議題とします。
これより議案に対する質疑を行いますが、これまでに通告がありませんので、これをもって議案に対する質疑を終わります。
△早期議決議案の委員会付託
○
川原田裕明 議長
これより議案の委員会付託を行います。
ただいま議題としています第10号から第17号、第32号、以上の議案については、お手元の付託区分表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託します。
委員会付託区分表(先議分)
〇総務委員会
┌─────┬────────────────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │
├─────┼────────────────┤
│第10号議案│令和2年度佐賀市
一般会計補正予算 │
│ │(第12号)中、第1条(第1表)歳入全 │
│ │款、歳出1款、2款(1項18目、26目を│
│ │除く)、3款1項6目、4款1項6目、9 │
│ │款、10款5項2目、13目、6項1目、2 │
│ │目、12款、第2条(第2表)2款、10款5│
│ │項、第3条(第3表)2款1項本庁舎立体│
│ │駐車場整備事業、佐賀駅周辺整備事│
│ │業、9款、第5条(第5表) │
├─────┼────────────────┤
│第32号議案│令和2年度佐賀市
一般会計補正予算 │
│ │(第13号)中、第1条(第1表)歳入全 │
│ │款、第4条(第4表) │
└─────┴────────────────┘
〇文教福祉委員会
┌─────┬────────────────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │
├─────┼────────────────┤
│第10号議案│令和2年度佐賀市
一般会計補正予算 │
│ │(第12号)中、第1条(第1表)歳出2款1│
│ │項18目、26目、3款(1項6目を除く │
│ │)、4款1項(6目を除く)、10款(5項2 │
│ │目、13目、6項1目、2目を除く)、第│
│ │2条(第2表)10款2項、第3条(第3表) │
│ │2款1項
SAGAサンライズパーク関│
│ │連
文化会館整備事業、3款、10款 │
├─────┼────────────────┤
│第11号議案│令和2年度佐賀市国民健康保険特別 │
│ │会計補正予算(第6号) │
├─────┼────────────────┤
│第12号議案│令和2年度佐賀市国民健康保険診療 │
│ │所特別会計補正予算(第2号) │
├─────┼────────────────┤
│第13号議案│令和2年度佐賀市後期高齢者医療特 │
│ │別会計補正予算(第3号) │
├─────┼────────────────┤
│第17号議案│令和2年度佐賀市立富士大和温泉病 │
│ │院事業会計補正予算(第3号) │
├─────┼────────────────┤
│第32号議案│令和2年度佐賀市
一般会計補正予算 │
│ │(第13号)中、第1条(第1表)歳出10 │
│ │款、第2条(第2表)、第3条(第3表)10│
│ │款 │
└─────┴────────────────┘
〇経済産業委員会
┌─────┬────────────────┐
│ 議案番号 │ 件 名 │
├─────┼────────────────┤
│第10号議案│令和2年度佐賀市
一般会計補正予算 │
│ │(第12号)中、第1条(第1表)歳出6 │
│ │款、7款、11款1項、第3条(第3表)6 │
│ │款、7款、第4条(第4表)農業近代化 │
│ │資金融資利子補給、漁業近代化資金│
│ │利子補給、企業立地支援建物賃借料│
│ │補助金 │
├─────┼────────────────┤
│第14号議案│令和2年度佐賀市自動車運送事業会 │