助役 川崎正彦 収入役 木原忠光
総務部長 久米康夫 産業部長 井手通隆
建設部長 橋富修治 民生部長 江口光俊
保健福祉部長 前山博美 交通局長 百武康邦
水道局長
内堀弥太郎 ガス局長 仁位次治
消防長 秀島敏行
教育委員長 野村綱明
教育長 櫻木末光 監査委員 田中吉之
農業委員会 選挙管理委員会
山田繁春 田栗泰也
事務局長 事務局長
○議長(光武重一)
これより本日の会議を開きます。
△一般質問
○議長(光武重一)
ただいまから市政一般に対する質問を開始いたします。
質問の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
◆(
御厨義人議員)
皆さんおはようございます。朝一番の登壇になったわけでございます。カササギの問題を取り上げて質問に入っていきたいと思います。
皆さんも御承知のとおり、カササギは
通称カチガラス、カチドリ、ヒゼンカラスと呼ばれ、佐賀平野を中心として周辺わずかな地区にしか生息しないカラス科の鳥でございます。この生息地区が大正12年3月に国の
天然記念物に指定され、さらに昭和40年5月には県鳥、県の鳥として指定を見たのでございます。県木のクス、県花のクスの花とともに県のシンボルとして県民に愛されてきたわけでございます。県下のほとんどの平地集落にすみつき、その優雅さ、大きさのほどよさ、色彩の鮮やかさ、あるいは夫婦仲のよさ、おめでたい吉報を知らせる鳥として、広く
一般県市民に親しまれてまいったわけでございます。
さて、この愛すべきカササギが最近私どもの足元からとみに少なくなり、めったに見れない現状であります。特に、佐賀市の南部地区の
平たん地集落では、
カチガラスにとってかわってカラスの黒い群集やシラサギの群れが多く最近見られるようになっております。
自治会の集会や、三夜待の懇親の場で
カチガラスの姿が少なくなっていく話がよく話題として上がります。
カチガラスの巣のおかげで停電に泣かされたこと、洗濯物を汚された話、種まきの被害や、電柱の巣より落下したひな鳥を育てた話など、
カチガラスと私どものかかわりは生活の中でも身近に親しいつき合いがあったようでございます。カササギが、地域から、私どもの足元から減っていく、遠のいて離れていく、何が寂しさを感じるのでございます。特に佐賀市の南部地区は、土地開発や圃場整備に伴うクリークの統廃合、樹木や小さな森の茂みなど、農村集落より消え去りつつあり、住民に追われるカササギの現状かもしれないと思うのであります。
さて、カササギの生態の変化の原因として、電柱にかけられた巣の除去や、カラスが山間部から平野部へテリトリーの拡大、また、樹木の伐採等が考えられますが、どうでしょうか。
佐賀県では、昭和50年代から自然環境の変化に伴う生息状況の変化や、生息の実態を把握するために、国庫補助を受けて
生息状況調査報告書を作成されていると聞いております。どの程度の記録が残され、
天然記念物としての保護の立場でどのような対策がとられてきたものか、佐賀市でももっと関心を持っていただき、カササギの保護に努力をお願いしたいと思うわけでございます。当局の御所見をお伺いいたします。
次に、
市道城西中線工事と中学校の敷地についてでございます。
市道城西中線は、平成5年より5カ年計画事業で総延長920メートル、総幅員13メートルの構造規格で工事が進捗を見てまいっておりますが、二、三問題点がございますので、お尋ねをいたします。
平成7年12月議会でこの件に御質問を申し上げ、改善策を申し上げておきましたが、その後、
建設部並びに
教育委員会の対応はどうだったか。
第1点、道路計画に伴う学校用地に約8メートル、延長160メートル、その面積約1,542平方メートルがつぶれるわけであり、地権者の用地買収の承諾が得られれば、一部ルートの変更も考えるとのことであったが、その後の経過と対応についてお聞きをいたします。
次に、第2点。道路は体育館、プール、
テニスコートや
バスケットコート等に障害となる部分が多分あるようでございます。教育環境の悪化も心配されますが、
教育委員会はどのような対応を考えられておられるのか、教育長にお尋ねをいたします。
第3点、
県道西与賀本庄線の
交差点改良工事は順調に進んでいるかどうか、建設部長にお願いしたいと思います。
次に、市の財産管理についてでございます。
佐賀市財産の交換、譲与、
無償貸付等に関する条例について、普通財産の
有償貸し付けと
無償貸し付けが行われてまいっております。
有償貸し付けにつきましては27件、宅地や雑種地、面積にして2万7,887.04平方メートル、
無償貸し付けについては宅地、池、沼、公園、雑種地等14件、面積にして18万5,111.75平方メートルあるわけでございます。条例の4条、「普通財産は、次の各号の一に該当するときは、これを無償又は時価よりも低い価額で貸し付けることができる。」ことになっておりまして、第1項の「他の
地方公共団体その他公共団体又は
公共的団体において、公用若しくは公共用又は公益事業の用に供するとき。」、この項について14件の
無償貸し付けが行われてきております。資料としていただいております、手元にあるわけでございまして、
普通財産概要をチェックしながら、私自身、現地を見て検討してまいりましたけれども、行政改革を指摘されております現在におきまして、時代に合った見直しをすべきときだと私は思っております。一々例を挙げてここで御説明しておれば時間もとりますし、執行部の方としてはすべてチェックされておると思いますので、この条例も昭和39年4月1日施行となっております。改正の検討、考えがあるかどうか、お尋ねをしておきたいと思います。
最後に、
佐賀市民運動広場活用策と問題点についてでございます。
市民運動広場につきましては、
佐賀スポーツアンドコミュニティプラザ整備事業として推進され、市の中心の
スポーツ施設として、生涯スポーツの活動の場として市民の皆さん方に十二分活用され、親しまれてきているところでございます。しかし、この運動広場が拡張工事される中で、用地買収が計画どおりいかず、いわゆる地権者の合意がかなえられず、今日いまだもって借地のまま1万2,945平米あるわけでございまして、未解決ですが、この対応はどうされるのか。平成2年4月以来7年間経過をいたしております。借地料の支払いはどうなっているのか、平成9年4月、いわゆる9年度の
賃貸借契約書はどうなっておられるか、その点についてお聞きをしたいと思います。
また、1年ごとの更新契約と聞いておりますが、毎年何%アップ率はなっておるのか、契約内容に不備はないかどうか、まず当局の御答弁をお願いし、1回目の質問を終わりたいと思います。
◎教育長(櫻木末光)
御厨議員の質問にお答えします。
第1点のカササギの生態についてでございますが、我が国では佐賀平野を中心に生息しておりまして、ほかに見ることができない珍しい鳥でありまして、
先ほどお話がありましたように、大正12年に唐津市、伊万里市及び東・西松浦郡を除く佐賀県一円と、福岡県側の一部が生息地として国の
天然記念物に指定されております。平成3年度に県が行った
生息状況調査によりますと、生息数は約1万4,000から1万8,000羽と推定されまして、生息環境は平野部を中心にしていることがわかっております。
また、九州電力が毎年実施しています古果の除去数は、平成3年度以降も大きな変化は認められておりません。したがって、佐賀県で若干の変動はあるものの、営巣の推計数は微増傾向にありまして、また、生息地を佐賀県北部、南部、西部や、福岡県の一部にまで広げていることなどから、地区ごとの変化はあるものの生息数全体については微増傾向にあると判断しております。
一方、カササギの保護につきましては、佐賀県では毎年春先から初夏にかけまして、巣から落ちたひな鳥を県の畜産試験場など関係機関の協力を得て、飼育あるいは放鳥し、その保護に努めておるところでございます。佐賀市といたしましても、今後とも佐賀県からそれらの情報を得ながら、さらにカササギの保護に努力、啓蒙してまいりたいと考えておるところでございます。
次に、第2点の質問で、
城西中学校の南側の道路の拡幅への対応ということでございますが、学校等からも学校の敷地が狭隘になるということが困るというような要望等もあっておりまして、私も実地を見聞いたしまして、さらに地権者ともいろいろお話し合いいたしまして、私たちの考えに沿うようにということで努力してまいっていますし、また、建設部の方と十分協議してまいりまして、今後も建設部の協力を賜りたいと思っているところでございます。
次に、第3点の
市民グラウンドの有効活用についてでございますが、ここの施設は
夜間照明つきの多
目的運動広場として、野球、ソフトボール、サッカーを初めとして、最近、珍しい
キックベースボールあるいは
グラウンドゴルフという新しいスポーツも幅広く利用をされまして、市民の皆さん方によって有効な活用がなされていると思っているところでございます。
ちなみに平成8年度の利用状況は、利用件数で558件、3万477人となっておりまして、前年度に比較すると、件数では77件増加をして、大きな大会よりもむしろ職域や愛好者のグループでの利用が増加いたしまして、
市民レベルの幅広い活用が進んでいるものと考えています。
ところで、この周辺一帯は、平成元年、
佐賀スポーツアンドコミュニティプラザ事業として計画され、現在では
市民運動公園として4万7,000平米余りの敷地の中に、
勤労者体育センター、運動広場、
メートプラザ、ほほえみ館、夢咲公園といった施設が整備されております。この事業の推進にはこの地に土地を所有されていた地権者の方々の御協力が非常に大きかったわけでございまして、この中には当時の事業推進上、欠くことのできなかった
運動広場等の一部を借地とすることで、地権者の方との合意を図った土地もございます。この借地につきましては、今日まで毎年契約更新のたびに用地買収を前提にしながら解決の努力をしてまいりましたが、現在までまだ解決に至っておりません。
御承知のように、この地域一帯は兵庫北部の
土地区画整理事業が計画されておりまして、今年度じゅうの組合設立を目指して話し合いが進められています。現在この事業を担当する所管部署とも協議を重ねております。この
区画整理事業との調整をとりながら、特に建設部の協力を得まして、地権者との話し合いを続けているところでございます。
初めに申しましたように、この運動場は多くの市民の皆さんに愛され、親しまれ、活用されている大切な施設でございます。契約の解除といった不測の事態を避けながら、地権者の方の御理解と御協力をいただくよう努力してまいりたいと考えております。
借地料につきましては、昨年、民間の
不動産取引事例に基づいた専門家の意見を求めておりまして、その結果から判断すれば一般的な料額ではないかと考えておりますが、値上げの率については、現在の経済状況の指数等を参考にしたもので−−いわば5%ということでやっておりますから−−変えることが好ましいと考えております。このことも含めながら、借地といった状態の解消に向けて努力していきたいと考えております。
また、このような書類があることを承知しております。当時、事業推進を図る中で、そのような手法も必要ではなかったかと思われるわけでございまして、値上げの率については国有財産の
土地建物貸付料の算定基準を参考にしておりますが、現在の
経済動向等を勘案して見直しすることが適当かと考えておりますので、今後も粘り強く話し合いを進めてまいりたいと思うところでございます。
◎建設部長(橋富修治)
城西中の改良事業の進捗と県道の接続に絡む交差点の改良についての御質問にお答えを申し上げたいと思います。
市道城西中の
道路改良工事は、平成5年度から事業に着手をいたしております。平成8年度までの進捗状況につきましては55%となっております。この改良工事の完成は、平成10年度を予定をいたしているところでございます。本年度の工事内容につきましては、城西中の南側、
道路改良工事を計画をいたしております。現在の計画でまいりますと、
城西中学校の南側の学校用地が約8
メーター程度、面積にしまして約1,542平方メートル、道路敷きにつぶれるようになっております。そこで、学校用地の減少をできるだけ少なくし、また、城西中線の直線化を図るため、さらに学校の来客者の駐車場を確保するためにも、
教育委員会と調整を図りながら、現在の計画線を南へ約最大4メーターずらして、計画変更について地権者と交渉をいたしてきているところでございます。幸いに用地の承諾をいただきましたので、現在は
用地買収等の事務を進めていく準備をいたしているところでございます。
次に、県道の
西与賀佐賀線との接道については、当初付加車線の拡大について、原因者である佐賀市が取り組むような計画をいたしておりましたけれども、県の方で交差点の改良を取り組むということになっております。市の方としましては接道の角切りまでやるようになっております。また、信号機の設置等につきましては、供用開始前までに県と十分協議をしながら
交通安全面の整備についても検討をしてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
◎総務部長(久米康夫)
御厨議員さんの財産の管理についての御質問にお答えをいたしたいと思います。
地方公共団体の財産管理に関する基本原則につきましては、
地方財政法第8条におきまして、「
地方公共団体の財産は、常に良好の状態においてこれを管理し、その所有の目的に応じて最も効率的に、これを運用しなければならない。」と規定をされているところでございます。さらに、自治法第237条において、そのよるべき
基本的事項が定められておりまして、この
地方自治法第237条によれば、
地方公共団体の財産を適正な対価なくして譲渡し、または貸し付けることは原則として禁止されているわけでございますが、例外的に、条例、または議会の議決があれば、この原則が解除されるわけでございます。
この財産管理の基本原則に基づきまして、佐賀市における普通財産の
無償貸し付けにつきましては、先ほど議員さん申されましたように、佐賀市財産の交換、譲与、
無償貸付等に関する条例で定めておりまして、その条例の第4条第1号の規定に基づきまして
無償貸し付けをいたしておるわけでございます。その件数も先ほど申されましたように14件がございまして、これを用途別に見てみますと、広場、公園用地などとして6件、
公民分館敷地などとして3件、
公益事業用地として2件、
公共事業用地として2件、その他1件となっております。また、貸付先別に見てみますと、
自治会関係に7件、
地方公共団体、これは一部事務組合も含むわけですが、に4件、それから
社会福祉事業関係者に2件、その他1件となっております。
当初貸し付けを検討する際、無償とした理由づけといたしましては、これも先ほど議員さん申されました佐賀市財産の交換、譲与、
無償貸付等に関する条例第4条第1号を基本としているわけでございますけれども、そのほか政令財産の保有、
処分判断基準に基づくもの、
財産管理面からの必要性による交換や、
行政財産隣接地や
都市計画道路の予定地で、その土地などの管理を条件としたものなどが上げられるところであります。
また、普通財産の
有償貸し付けにつきましては、これ件数は先ほど申されましたように27件あるわけでございますけれども、貴重な市有財産の
経済的価値を保全、発揮することにより、行政に貢献すべく法令、条例等に則し、実施をしているところであります。
しかし、御指摘のとおり当初貸し付けから相当の年月を経て、状況も当時とは変化をいたしております。ほかとの均衡の面からもバランスを欠くところも出てくることもありますので、今後ともこれら条例、規則等に則した公有財産の適正管理に努めるべく、
有償貸し付け、
無償貸し付けともにいま一度原点に戻って、全体的な検討を加えていく考えでございます。以上です。
◆(
御厨義人議員)
ただいま教育長さんの方からも御答弁いただきました。城西中線の道路の工事の件でございますけれども、代替案も東の入り口の方で地権者と用地のことで交渉されておるそうでございますけれども、それはそれとして、私が教育長さんにお尋ねいたしましたのは、入り口の部分が改修されましても、1,350ぐらい面積が減るわけでございまして、学校用地が減るわけでございまして、特に
テニスコートとか、プール、体育館の隣接まで道路が来るわけですね。そのことについて、教育環境の変化ということもやっぱり配慮すべきだと思いますから、その点について私お尋ねをいたしておりますから、その点の御答弁をお願いしておきたいと思います。
それでは、2回目の質問に入っていきたいと思います。
カササギの生態調査、保護につきましては、ただいま教育長の方から御答弁いただきましたけれども、あくまでも県や九州電力の資料によるものだと思います。生息数全体は微増傾向にあると判断しているとの楽観的な観測での当局の御答弁だったと受けとめております。当局にお願いしたいのは、県からの情報を得ることも、保護の啓蒙に努力することも大切だと思いますけれども、市独自で佐賀市全体の分布傾向の把握、
推定生息数の状況調査などを私はやってほしいと思うわけでございます。県の
カササギ営巣実態調査によりますと、佐賀平野は特に佐賀市郡が32%で最も多いわけでございます。そういう報告がなされております。そういうことで、市の調査に対する役割も大変重要だと考えるわけでございます。佐賀市には佐賀野鳥の会の会員さんや、また
鳥獣保護員さんなど多くおられるわけでございまして、そういう人たちの御協力をいただいて、佐賀市なりの立派な調査の実績はつくられていくものだと私は思うわけでございます。
ちょっと話は横にそれますけれども、平成8年度の佐賀市の
埋蔵文化財関係事業の調査に持ち出した経費でございますけれども、
国庫補助金を含めまして2億2,421万2,000円ほどの
埋蔵文化財に関する予算も支出されております。その事業も私大切だと思いますけれども、生きた文化財、命のある佐賀県の
天然記念物のカササギでございます。その保護に対する対策を今後とも講じてほしいと強く要望しながら御答弁をいただきたいと思うわけでございます。
それから、財産管理につきましては、ただいま総務部長の方から今後とも条例を検討しながら効果的、適正な運用をしていくということでございまして、ひとつよろしくお願いしておきたいと思うわけでございます。
最後に、
市民グラウンドの借地の件でございますけれども、教育長さんの方から
経済的指数とか専門家の御意見を聞きながら、毎年5%ずつ上げていっているのは、まあ、まともなやり方をやっているというふうな御答弁でございましたけれども、私、平成2年6月、そして、同しく平成7年の6月にこの問題を取り上げて御質問をした経緯があるわけでございます。やはり教育長さん、その部署の責任者として、やっぱり謙虚に厳しく私は受けとめてほしいと思うわけでございます。市民は大いにあの場所を利用いたしておりますけれども、当時の
契約そのものに私は問題があると思うわけでございます。私ずっと前の契約書を持っておりますけれども、契約書の中には5%値上げという項はございません。どういう形の中でこの5%を毎年上げるという、契約書にない部分を密約をされておるものかどうかですね。私の書類には何かルールと、ルールで5%値上げをしておりますということでございますけれども、それは確約書であるか、合意書であるか、また密約書であるかですね、その辺もきちっとしていただいて、大事な市民の税金、血税をお支払いしておりますからですね、その点については明確にしておかんと……。
ちなみに私、試算をしてみましたところ、平成2年は
平米当たり500円から出発しております。7年たった平成9年、ことしの契約は恐らく703円か4円ぐらいになっております。この計算からいきますと、あと5年後、900円近くなるわけですね−−800円ですか、800円近くなるわけでございまして、1.8倍の借地料を払うような結果になるわけでございまして、その点につきまして慎重にもう少し契約時点に振り返って、契約書にない、そういう5%値上げの分についてお支払いされるのはどうかなと私は思うわけでございます。5年後の平成14年には、
平米当たり897円93銭ぐらいになりますから、1.8倍の値上げになるわけですね。ですから、その点についても今後、相手がおることだからと言われましても、契約書にない部分でございますから、余り私がこの問題について触れるのもどうかと思いますけれども、
議員皆さんたちがそいでよかくさいと、市民が利用しよんないば幾ら上がったっちゃよかくさいと、思われればそれでいいと思いますけれども、私はどうもその点不可解な部分がございますので、教育長の答弁をお願いしたいと思います。
◎教育長(櫻木末光)
第1点のカササギの件でございますけど、調査地域の把握は、市独自では大変難しい状況でありますが、引き続き関係機関あるいは関係団体と連絡を密にしながら、さらに県からの情報を参考として、保護啓蒙に努力してまいりたいと思います。
それから、
城西中学校の1,350平米狭くなるということについてでございますけど、私も先ほど申し上げましたように現地を見まして、プールとか、あるいは
テニスコートとか、体育館等が幾らか南の方が狭くなるように感じ取っておりますが、この地権者の合意が得られれば私も非常に幸いでございますが、この点は先ほども申し上げましたように、建設部長さんと協力しながらお願いしてまいりたいと思うところでございます。
それがら、
市民運動広場の当時のことでございますが、これは合意書、または確約書というふうなことで仕事を進めてまいっておりまして、当時の状況からしても大変困難をきわめたところでございますが、さらにこれからの借地料につきましての問題は、先ほどもお答えしましたように、このことも含めまして、粘り強くお願い申し上げていきたいと思います。
◆(
御厨義人議員)
それでは、再度教育長にお尋ねをしたいと思います。
借地の件でございますけれども、平成2年には借地料が647万4,500円支払いをいたしております。平成9年4月契約時点では1,045万1,000円ですね。397万6,500円、7年間で値上がりをしておるわけでございます。
平米当たり500円が、Aさんの場合が705円72銭、Bさんの場合が703円81銭という大変大幅な、理解できないような値上がりがどんどんなされておるわけですよ。ただいま教育長さんが言われました合意書か確約書か知りませんけれども、それは市長さんとの確約書ですかね、教育長との確約書、それとも課長との確約書、どうなっとっですか、その辺。その辺もはっきりしてそろそろピリオドを打たんと、毎年毎年値上がりというのはどうかと私は思うわけですよ。実際、土地の変動につきましても、客観的に見て当然だと思えば値上げをすべきであって、米価も最近は抑えられて値上がりはいたしておりません。あくまでもそういう田を借地として運動場に借られておりますから、その辺の土地の変動等もあわせて御検討をいただかんと、今申し上げましたとおり、兵庫北部の
土地区画整理事業の絡みもございましょうけれども、ここは一、二年で解決する問題ではございません。ただいま申し上げましたとおり、5年後には
平米当たり897円ぐらいになるわけですよ、今のぺースでいけば。そういうことでございますから、もう少しきちっとした態度をとらんと、どうかなあと思います。市長さんが確約されておれば別なんですけど、市長さん、その辺どがんなっとっですかね。5%値上げも市長さんが確約書を交わされたものかどうかですね。ちょっとこの辺で私はきちっと区切りをつけんと、この調子でいけば、市民の血税でございますから。
それからもう1点、佐賀市の監査委員さんは、ついせんだって平成8年度の行政監査報告書を出していただきました。「社会教育施設利用・管理について」でございます。この監査をされる中で、今の問題についてどういう監査のありようをされたものか、どういう考えを監査委員さんお持ちであるかですね、その点について監査委員にお聞きしたいと思います。終わります。
◎教育長(櫻木末光)
先ほどの御質問の中で、確かに支払い額というものは多額に上っているわけでございまして、当時の確約書となるものを見ていますと、先ほど御答弁申し上げましたように、状況下から見て早急を要したということで、課長の対応になっているようでございます。これは、この件につきましては、用地買収に全力を投球するということで努力してまいりたいと思います。
(「課長の確約書でいいですかね」「根拠ば出さんですか」「市長は責任なかと」と呼ぶ者あり)
いや、当時ということになってくると、そういうふうに私は解釈−−今はずっと決裁をいただいているところでございます。
(「確約書そのものがさい……市長さん名で確約書を交わしとっと」と呼ぶ者あり)
一番最初の当初の場合は、課長の段階で処理しているようでございます。
(「そんない課長に払わせんばいかん。足らん分は」「根拠ば出さんですか、根拠資料ば」と呼ぶ者あり)
◎監査委員(田中吉之)
ただいま御厨議員さんから行政監査の報告のことについてお尋ねがございました。私どもは今回、社会教育施設で行政監査の対象といたしましたのは、公民館、コミュニティーセンター、青年の家、教育キャンプ場、合わせて23施設を対象にいたしまして、ただいま御質問のあっておりますグラウンドについては行政監査の対象にいたしておりませんので、御理解いただきたいと思います。
(「監査しよっでしょうもん」と呼ぶ者あり)
いや、あの、行政監査はですね、対象を決めて監査をいたしますので、その中に入っておらないということでございます。したがって監査をいたしておりません。
(「全体的に。−−借地の支払い見よっでしょうもん」と呼ぶ者あり)
それは定期監査のですね、財務監査の中では見ますけれども……。
(「感じを言わんね、感じを。どがん思いんさっこっちゃい」と呼ぶ者あり)
質問の順番に従って、また再度質問をさせていただきます。
まず、ダイオキシン問題ですけれども、民間の個別焼却については、もう全く把握ができていないということでございました。私の住んでいる地域でも何年も前から、ある企業ですけれども、黒煙が出ているとか、においがすごいとか、人目につかない早朝に燃やしているなどで、どうかしてもらえないかというような苦情も寄せられております。直接県や市にも対応、指導を求められたようでございますけども、なかなか改善に手がつかないような状態でもあります。これまでも議会でも産廃の問題などについても幾つか取り上げられてきた例もございます。79年ごろから民間グループや研究者の間から焼却によるダイオキシン発生の問題を指摘する声はありましたが、法的な基準づくりや技術的支援もなされてきていませんでした。佐賀市でも廃プラ炉、地下式焼却炉、学校や家庭用焼却炉などでダイオキシン問題の指摘や対策が求められてきましたけれども、そういう意味では国のバックアップもなかなか不十分な中、市も及び腰でやらざるを得なかったところもあるかと思います。しかし、いささか遅きに失したとは思いますけれども、国も法的規制に踏み出しましたし、市民のダイオキシンへの関心、また反応、不安も高くなっております。市内の小型焼却炉の実態把握とその対策は早急にやらねばならないことではないでしょうか。そして、その収集した情報の中身をきちんと、対策まで含めて情報公開することによって、行政の信頼も築けるというふうに思います。実態の把握、対策は今後どのようにされるお考えなのか、お伺いをいたします。
6月12日付の新聞に「北九州市は市立の小・中学校の焼却炉を廃止する」という報道がされておりました。これまでにも所沢市や野田市でも同しように小・中学校の焼却炉を廃止されたという記事も目にいたしております。佐賀市でも6分別をして紙類中心の焼却とのことですけれども、この際、焼却炉は廃止をし、回収に回してはいかがかと思います。小型焼却炉によるダイオキシンの排出を公共施設が率先して焼却をやめることで、少しでも抑制していく姿勢を、また市民にも協力を得る上での意識の広がりにも期待ができるかと思います。小・中学校、公民館など、公共施設での個別焼却廃止についていかがお考えになりますか、お伺いをいたします。
次に、環境庁で排出基準や環境基準を定める方法が検討されておりますけれども、その内容を資料などで見てみますと、罰則規定はなく、報告を求めたり、勧告したりする程度のようです。地域における環境保全は、一義的には地方自治体の責任としてやらざるを得ないわけですので、国や県に対して罰則規定や厳しい基準値の設定など、規制の強化を積極的に働きかけをしていってもらいたいと思います。
また、先ほどから質問しております市内小焼却炉の実態把握はもちろん、ダイオキシンはアルミ加工、製糸、パルプの製品工程など、塩素を使う製品関係の中でも発生をしていることも明らかになっております。その意味では、化学物質や公害関係に専門的知識と技術を持った人材と組織でなければ、情報収集や指導もおぼつかないのではないかと思います。公害関連専門の人的配置、部署をきちんと設置していかなければ、責任ある対応はできていかないのではないでしょうか。環境基本計画もでき上がり、これから具体化に向けていかれることもあわせて考えますと、ぜひともそういう配置も含めてやる必要性に迫られている課題というふうに思いますが、いかがお考えになりましょうか、お伺いをいたします。
次に、クリークの問題ですが、私はまだまだ勉強不足で、プロの皆さんを前に言わずもがなのことでございますけれども、浄化のためには二つの要素が大きく影響しているというふうに思っております。汚水の流入を防ぐこと、また流れる流量を確保することでございます。答弁を伺っておりますと、かなり努力はやられても、なかなかイタチごっこが抜け出さずに難しい状況が続いているようでございます。また、先般作成されました下水道マップの計画では、市内3,339ヘクタール、87.4%を公共下水道、11.1%を農業集落排水、1.5%を合併浄化槽ということで計画が立てられておりました。そして、水質の浄化を図るという計画でございますけれども、公共下水道の整備は、反面クリーク、河川に流れ込む流量の減少にもなるのではないかと思います。ますます水量が乏しくなるわけです。今、都市用水の導入のことで、平成12年から14年、また計画を言われました。そういう中で、幾らか流量の確保もできるということでございますけれども、こういう下水道マップの計画では、平成15年を中間として全体計画を立てられておりますが、各家庭まで整備が終わるのは相当な財源と時間がかかります。私は一方で国の援助を受けて、そういう導水事業、流量の確保をすると同時に、こういったもろもろの問題改善の一つとして、合併浄化槽の位置づけを考え直してはいかがかと思います。
ここに滋賀県の生活排水対策の推進に関する条例の要約を持っておりますけれども、琵琶湖、またその他の公共用水区域の水質保全が目的で条例が定められまして、その中で、下水道が整備されるまでに7年以上かかる地域には合併浄化槽設置の義務づけをしておられます。ほかにも伊東市や津市など幾つかの市の例もあります。莫大な財源と時間を要する公共下水道一本やりではなく、それとあわせて、合併浄化槽の活用の考え方も汚水処理の一つの流れということで今出てまいっております。汚濁水の流入をまず食いとめようということでございますし、浄化処理水を身近なクリークや河川に流すことで、水量確保にも寄与できます。佐賀市においても、先ほど河川美化条例が準備されているやの話も出されておりました。下水道マップの手直し、調整を図って、特に隣接の混在地域は合併浄化槽設置区域を設定してはどうかというふうに思いますが、いかがでしょうか。そして、面的整備を促進させることで改善の一歩に資するのではないかと思います。また、住宅地や開発が進められる地域では、建設のときに合併浄化槽設置の指導をされているということでございますけれども、より積極的な立場で開発許可時点で集落排水的に設置をする。また強力な合併浄化槽設置の指導を行うということで、排水流入に対する対応をしていくべきというふうに思いますが、いかがでしょうか。
また、国、県の補助要求ということで枠を確保していくというふうに言われました。個人設置や管理の面をフォローする意味では、合併浄化槽推進をしていくという意味ではそこも求められてきます。積極的に推し進めるためには、私は市単独の助成も考えていいのではないかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか、御答弁をお願いいたします。
次に、遺伝子組みかえ食品で、教育長の答弁、私はいささかちょっと心細いといいますか、がっかりいたしました。確かに今持ち込まれてきてまだまだ、ダイオキシンが初期に言われてきたと同じように、遺伝子組みかえ食品に対するデータが不足をしている。どういうことで使っていくかという基準もなかなかないというのは率直なとこだというふうに思います。しかし、だからと言って、それをそのままうのみにして受け入れると、そういう姿勢はいかがなものかというふうに思います。その意味では、余りに消極的過ぎるのではないでしょうか。せめて私はこれは食品衛生の問題、また表示の問題、国の権限も大きく関与いたします。自分たちが遺伝子組みかえ食品を食べているのかどうかさえ知らずに口に入ると、そういう状態は問題にしなければならないというふうに思います。子供たちの口に入れるものも親の責任、給食の責任としてはっきりつかんでおく必要性はあります。それだけ判断するだけの材料は持っておくことは当然だというふうに思います。ぜひ市としても、遺伝子組みかえ食品であるという表示をきちんとしていただくように、県や国へ強力に要請をしていただきたい、そういう努力をぜひしていただきたいというふうに思いますが、この点いかがでしょうか、重ねて御答弁お願いいたします。
最後のところですけれども、まず封筒に印刷された件は、私も5月の26日に直接総務部長にもお話をいたしました。そのときにはそれなりの対応をするようにしますということで、さっき言われたような答弁になったかというふうに思います。
ただ、私はそのときに発送名簿があるはずだと、私にも来たわけですから、発送名簿があるわけですから、その人たち1人ひとりにきちっと謝罪と訂正文を発送すべきではないですかと、そのように申し上げました。事務局関係者に訂正するように申し渡されたということですけれども、私、今日現在、何のアプローチも受けておりません。いまだに市役所が事務局だと思っている方も多いと思います。公的機関を勝手に利用されて、訂正するように言っていますけどぐらいの悠長な姿勢でよろしいのでしょうか。私は誤解と混乱を招いた責任をきちんと厳しく問うて、期限を設けて、訂正文をきちんと出していくように強力に指導すべきというふうに思いますけれども、そこはいかがでしょうか、御答弁をお願いいたします。
次に、市長も大変つれない御答弁でございまして、私へび年じゃございませんけれども、ちょっとしつこくいこうかというふうに思いますが、私はこれはですね、おつき合い程度の顧問とかいうのとは質が違うというふうに思います。やっぱり組織の代表者、責任者ということは会長でございますから、筆が滑ったのではないかとかですね、そのようなことで私済ましてもらっては大変困ります。責任者として、そういう文書も含めて責任をとられるのが会長の立場でございますから、私はそういう意味では総務部長と話をしたときにも、先ほど言われましたように、民間の方とかわっていただくのが望ましいのではないかとかいう話も申し上げてまいりました。そういう意味では、私はきちっと態度でけじめをつけていただきたいと。何も私防衛協会があるのは云々というふうに申し上げているわけでもございませんし、市長として姿勢を示していただきたいということを申し上げているだけでございますので、そういう意味では、私は市長は会長を辞退をしていただいて、きちんとこのことの処理をつけていただきたいというふうに思いますが、そのことを改めて御質問申し上げまして、2回目の質問を終わります。
○議長(光武重一)
本日の会議時間は、あらかじめこれを延長いたします。
◎民生部長(江口光俊)
2回目の御質問にお答えを申し上げます。
まず、ダイオキシン対策の関係で、民間の小規模焼却炉への対応はどうしていくのかという御質問でございました。
廃棄物の適正処理を目指します改正廃棄物処理法が6月の10日に成立したところでございます。これを受けまして、厚生省はことしの夏から秋をめどに、政省令の改正を行うことが報じられております。その中で、焼却施設では知事の許可が必要な施設の規模基準の引き下げ、それから施設の構造、燃焼管理方法の改善などが主な課題になっているようであります。規模基準は許可が必要な規模より小さい施設からの煤煙や悪臭に対する苦情が多発しておりますために、小規模の施設も許可の対象とし、規制を強化する方向で検討されるようであります。これらの動向を踏まえ、また県の協力も得ながら、個々の事業所等に設置されている焼却炉については対応してまいりたいというふうに思っております。
それから、2点目の国、県に対する法的規制の強化、あるいは財源支援の関係でございますけれども、法的規制につきましては、ただいま申し上げましたように、夏から秋をめどに政省令の改正が行われまして、規制の強化が打ち出されるようでございます。財政支援につきましては市長会等を通じて、国庫補助、県費補助の充実見直しの要望を行っているところでございます。
それから、3点目の公害専門部署に専門的知識、技術を持った人的な配置を含めた体制強化を図るべきではないかという趣旨の御質問でございましたが、保健所の統廃合によりまして、県から市へ既に移譲された業務もあります。また、今後も公害関係など移譲が予定されております業務がございます。これらを含めまして、環境行政を充実し、円滑に推進するためには、人的配置を含めた体制の強化の必要性はあると思われますので、今後の検討課題と考えております。
それから、クリーク、河川浄化への取り組みについての2回目の御質問でありますけれども、ミニ開発など計画的な建設計画があり、そういうところで合併浄化槽が設置されれば、河川、クリークの水質浄化の効果が上がるものと考えますので、宅地開発業者に合併浄化槽の設置協力をお願いしていきたいと思っております。ただ、設置者は維持管理を適正にするため、設置前に保健所の講習会の受講義務があります。また、補助金交付は設置者個人になりますために、補助金申請をする前に設置者が確定していなければならないということがございます。
今後、市民への合併浄化槽設置の広報に取り組み、今後も建築業者や浄化槽の施工組合等の協力も求めていきたいと考えております。
市単独の補助制度の導入についての御質問がございました。
単独浄化槽の製造の中止が近くあるのではないかということが言われますけれども、そういった決定がされましたならば、切りかえの促進ということも出てまいりますので、新たな補助金交付要綱の見直しも必要になるのではないかというふうに考えられますので、引き続き検討をしてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
◎教育長(櫻木末光)
田中議員の2回目の質問の第1点、現在、各小・中学校に設置されている焼却炉については、焼却能力も小さく、学校では責任を持って取り扱っています。炉へのごみの搬入についても、各担任から児童・生徒に決まった時間に持ち運ぶように指導しておりまして、処理、焼却には万全を期しています。また、残灰の回収についても、廃棄物処理業者による回収で処理しております。さきに民生部長よりお答えいたしましたように、小・中学校での焼却炉は主に紙くず、木の葉、草などでございますし、ごみの量も短時間で処理できていますので、周辺の環境には汚染を及ぼすというような状況にはないものと考えております。当然のこととして分別処理もしていますし、今は学校、公民館の施設設備として必要としていますので、存続はしてまいりたい。
なお、ダイオキシン対策に備えまして、過日県より学校におけるごみ処理等の状況調査が来ましたので、今後の指導を待ちたいと考えております。
次に、私は給食の食材については日ごろから重要な関心を持ち、また注意を払っているところでございます。何せこのことについては乏しい資料の中でございまして、遺伝子組みかえの表示については、県、国に対する要請ということでは、今後の動向や情勢を見据えながら対応してまいりたいと思います。
◎総務部長(久米康夫)
この防衛協会につきましては、先ほども申し上げましたように、市民の皆様へ広く自衛隊を理解していただくための活動をする団体ということで、その設置の目的には特に問題がないという認識を持っておるということを申し上げましたけれども、そのように考えております。その事務局につきましては、先ほども申し上げましたように、確かに市役所が紛らわしいようなああいう封筒には書いてございました。しかしながら、今きちっとした形で事務局が置かれているわけでありますので、その点につきましては、何らかの形でそういう御報告がまたなされるのじゃないかというふうに考えているところでございます。
◎市長(西村正俊)
防衛協会の会長をお引き受けしているのでありますけども、私個人といたしましては大変多忙でありますので、本来ならお引き受けしたくないと申しましょうか、御辞退を申し上げたわけでありますけども、強い御要請がございまして、考えてみますというと、防衛の問題につきましては、やはりこれをどうかいたしますというとタブー視いたしまして、なかなか論議がかみ合わないような部分もあるのでありますが、それはともかくといたしまして、特に地方自治体、私どもの立場といたしまして、自衛隊は阪神・淡路大震災の例を申し上げるまでもなく、佐賀自体が大変水に悩まされておりまして、過去何遍も自衛隊の出動をお願いしたような、そういう災害の多い、ある意味で災害も多い地域でもございます。阪神・淡路の大震災の際に、自衛隊の出動がおくれたということで批判が一部あったように聞いておりますが、これは意思の疎通がなかったというのが一つの原因ではないかとも思われますし、防衛協会を通じまして自衛隊との意思の疎通も十分に図る機会ができるわけであります。そういった意味で、多忙でありましても、事務に−−仕事に支障がない限り、防衛協会の会長としてお引き受けするということにつきましては、私の責任においてやろうということで決めたわけであります。
したがいまして、今けりをつけるという意味で辞退をせよというふうな御指摘がございましたけれども、今お引き受けをいたしまして、防衛協会の健全な発展のために、いささかなりとも私の力があるとすれば尽くそうという、そういう立場でお引き受けいたしました以上、一定のめどがつくまでは、少なくとも辞退をするということは好ましいことではないと私は考えるわけであります。
ただ、先ほどの文書等の問題ありまして、これは案内の文書がありまして、あの中に会長職以下名前がずらっと書いてありますけども、あの時点までは実は正式に言いますというと会長ではないわけでありまして、大変文書には欠陥があるということは私も指摘をしたわけであります。発会式がありまして、そこで初めて会長に就任をしたわけであります。いわば内定の段階で名前を出したと、そういうことに実はなっているわけでありまして、そういう問題はあるといたしましても、発会式がございまして正式に会長に就任いたしました以上は、やはり今直ちに辞任をするとか、そういうことはいたしかねると−−いたしかねる次第でございます。
△散会
○議長(光武重一)
本日はこれをもって散会いたします。
明日は午前10時に再会いたします。
午後5時04分 散会...