欠席議員
┌───────┬───────┬───────┐
│11.
黒田利人 │15.池田勝則 │ │
└───────┴───────┴───────┘
地方自治法第121条による出席者
佐賀市長 西村正俊 助役 野口 健
助役 猪股 純 収入役 木原忠光
総務部長 久米康夫
産業部長 木下治紀
建設部長 橋富修治 民生部長 瀬戸口徳太
保健福祉部長 井原 輝
交通局長 百武康邦
水道局長 内堀弥太郎 ガス局長 仁位次治
消防長 木塚英昭
教育委員長 野村綱明
教育長 櫻木末光
監査委員 田中吉之
農業委員会 選挙管理委員会
鬼崎精一
深川達郎
事務局長 事務局長
○議長(
宮本英樹)
これより本日の会議を開きます。
昨日に引き続き、
市政一般に対する質問を続行いたします。
◆(
岩尾幸代議員)
それでは、最後の質問をいたします。最後のと申しましても、今議会の
一般質問の最後で、私の最後ではありません。
それでは、河川についてということで、まず国土庁より佐賀市が水の郷に認定されました。そのことは市報の5月号に大きくお知らせしてありますけれども、水を生かした
まちづくりにすぐれた成果を上げている地域を認定したものです。市民と行政が一体となった
親水都市づくりが評価されたものと思うと本当にうれしいことです。佐賀市は自他ともに認める水路のまちなのです。水のたっぷりあることしなどは、特にお堀を初めあちこちの
クリーク、まちの中の水路を、特に縦に水路を眺めた場合などの景色は本当に魅力的です。いろいろのまちを見に行きましたけれども、この水路のある風景は
佐賀ならではものと改めて思います。そして、急につくられるものではないというのもそうです。
江戸時代にその基盤がつくられたこの水路は、川の少ない佐賀の大切な必需品でもあったのです。今でもその役目が終わっていないということは昨日消防長さんの答弁にもありましたけれども、今でも防火用水という意味では、とても大きな意味でも大きな役割を果たしているというのが実際です。
その水路を佐賀の
まちづくりに生かすべく平成3年に策定された佐賀市の将来都市像をつくる、ここに言葉がありますが、その最初に「私たちは豊かな水に代表される恵まれた自然と
田園環境」というふうにうたってあります。まず、第1番目に水とあるわけです。水の郷に認定されたという実績がある反面、近年周辺の水路がごみやヘドロや水草などで汚れていて困る、水が流れない、いろいろそういう苦情を聞くことも事実です。
そこで、各種の水路を
まちづくりの中にどう
位置づけていくのか、また平成12年までの市の
マスタープランに沿って水路の保全、整備をしていくとき、その理念、もしくは基本的な考え方は何かをお聞かせいただきたいと思います。
次に、
市営バスについてですけども、既に今議会では何人かの方が
市営バス関係について質問されています。それは今
市営バスが佐賀の人たちに意識されてきているということだととらえることもできると思います。人は、まず好きになるときには意識し始めるということでありますので、これはいい兆しだというふうに受けとめて、お答えをいただきたいと思います。
まちの中に車があふれて、
排気ガスがむんむんするとき、この車の数をどうにかならないか、大抵あの車には1人か2人しか乗っていない、そう思うとき、バスとか、電車とか、大量輸送できるものということになるのですが、きのうお答えにありましたように、佐賀の場合、バスの利用者が九州一の落ち込みだということです。昭和55年を100としたときに、平成5年の比較では全国が77.8、九州が71.5、そして佐賀は44.9に落ち込んでいるということをお答えいただきました。
自家用車保有数は1
世帯当たり2.1台で九州一、見通しとしては利用者は今後も減少し続けるものというようなお答えでしたけれども、
市営バスとしてはこのままでは仕方がないと思っていらっしゃるとは思いません。あの手この手の運営策を考えていらっしゃると思いますが、そのためにどのような
動向調査をされていくのかをまずお聞かせください。
それから、次は観光についてですが、佐賀市は地味なまちで何もないというのはうそだと思います。確かに、富士山とか、温泉とか、そういう爆発的に人を引きつけるようなものはありませんが、地味というのは落ちついているということで、
近代落ち着きを求めたいという人はたくさん出てきているようにも思います。先日、JRが出している佐賀の
まちづくりの
パンフレット、うれしいことにJRさんが自主的に佐賀のまちのこういう
パンフレットを出して、駅に並べていらっしゃいます。その中の
パンフレットの題目には「歴史が眠る佐賀」というふうに書いてありました。眠ったままの歴史をそっと見るのも一興でしょうし、眠ったのを起こしてみるのも手かと思いますが、とにかく佐賀のまちには興味深いものがあります。あのまち、このまち、いろいろ視察に行かせていただきまして、改めてつくづくそう思います。もちろんもっともっと磨きをかける必要があるということはありますけれども、もしかして、ないのはそういうものを生かす知恵と、または術とか勇気ではないかなと思ったりもするんです。佐賀市としては、
観光資源としての環境をどうとらえていらっしゃるのかをまずお聞かせください。1回目の質問終わります。
◎
建設部長(
橋富修治)
水網都市佐賀の河川についての御質問にお答えを申し上げたいと思います。
まず、第1点目の
まちづくりの中の
位置づけについてでございますが、これは
マスタープランによって
位置づけをされております。佐賀市の
マスタープランは、「風格と躍動の
人間都市」をつくることを理念として策定をされたものでございます。その第1番目に、「個性と潤いにあふれた魅力的な
まちづくり」を掲げ、市内を網の目のようにめぐっている
各種河川、水路につきましては、水と緑のネットワークの形成、
河川浄化の推進及び
排水対策の推進等により、水と緑豊かな
親水都市をつくるための重要な素材として
位置づけられておられます。
そして、次の2点目でございますけども、水路の
保全整備をしていくときの理念であります。基本的な考え方はどうかということでございました。平成12年までにどのような整備が考えられるかという御質問もあったかと思います。また、市民に親しまれているところの水路の今後の
整備計画でございますけども、現在完了いたしております
末広水路の水辺空間、また
区画整理事業の中での
下村雨水幹線や
北修理田水路など親水性の高い
河道整備事業が現在進行中でございます。今後は三間川につきましても
地方特定河川等環境整備事業で取り組んでいるところでございます。そのほか小水路の
環境整備につきましても、
アクアエリア計画に基づきまして、鋭意事業を進めてまいりたいと考えております。平成12年までのこの
総合計画で
位置づけられた事業につきましては、可能な限り実現するよう最大限の推進を図り、文字通り水の郷にふさわしい
水網まちになるように努力をしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
◎
交通局長(
百武康邦)
バス利用者の
動向調査についての御質問でございますけれども、かねがね
市営バスを利用していただいておりますところの市民の方々の立場に立った、また利用者のニーズに合ったサービスの提供ということを考えますと、これは大変重要なことでありまして、
サービス業の原点であると認識をいたしております。これまでも
ダイヤ改正、路線の再編等に際しましては、利用者の
実態調査を行い、その中で出てくるさまざまな意見、あるいは
老人クラブ、婦人会等々の
各種団体からの意見や要望を伺ってまいり、乗客の一番近い存在であります日々乗客と接しております運転手、乗務員を通じましたさまざまな意見、また
バスセンター、
神社角等で行っております
乗務指導と同時に乗客の意見や要望を聞きながら
ダイヤ改正、
路線再編に反映をさしてきているところでございます。
ただいまでは毎朝
バスセンターに
指導的職員を配置いたしまして、
乗務指導とあわせまして利用者の
動向調査を行っておるところでございます。特に雨の日等は非常に混雑が予想されますので、利用者の多い路線につきましては、即座に臨時の
増発便等の運行を行っているところでございます。
また、今後の問題と、また大きい開発等の問題に対処しての問題ですが、
佐賀空港開設に伴う南部からの中心街へのアクセス、また
土地区画整理事業等々の進展に伴う新市街地の形成、佐賀駅
バスセンターの移転を含みます佐賀駅
周辺再生事業等々、
都市基盤が大きく変わってくることや、最近の
余暇時代の増大、文化、教育、レクリエーションなどに対応する市民のニーズの多様化、ますます進んでまいります
高齢化社会の進展等々により
市営バスに対する要望や意見は多種多様になってまいるものでございます。今後の本格的な路線の新設、再編、廃止等を検討するときに備え、当然のことながら
マーケティング調査や利用者の代表を含めました外部からの団体、コンサルタント等々の意見も聞けるような、
検討会等の設置なども研究をしてみたいというところで考えておるところでございます。
◎
産業部長(
木下治紀)
岩尾議員さんの
水網都市佐賀の河川についての中で、
産業部サイドの佐賀市
マスタープランとのつながりがありまして、整備に関しての農業と水の立場で御説明を申し上げたいと思います。
佐賀市は
農業農村としての
まちづくりの歴史が長く、近年ようやく都市化が進んできたところでございます。しかしながら、
佐賀平野は特色ある有明海を持ち、排水では
先人たちの苦労された排水を逆手にとった
歴史的遺産が多く見られるわけでございます。そこで先人に負けない整備にするためには膨大な事業費が予測されますので、
補助事業を取り入れることを選択をしているところでございます。
そこで、その
補助事業と申しますのは、
国営筑後川の
下流土地改良事業、それから
国営総合農地防災事業、それから
圃場整備事業、それから
農村総合整備モデル事業、
水環境整備事業、
農村集落排水事業、これらを取り入れまして
農業施設の新設、改良に取り組んできてるところでございます。
管理の考え方でございますけれども、
補助事業を申請する当時に
土地改良区を受益区域内で設立をいたしまして、
維持管理、地元負担を含めまして地元の同意が100%とることで
事業申請をすることとなっておるわけでございます。工事の進め方につきましては、
建設部長の方が説明があったとおりにまいりたいと、このように思っているところでございます。
次に、
観光行政でございますが、まず佐賀市の観光の現況について触れてみたいと思います。現在、観光客の動向についてでございますが、年間の
観光客数でございますけれども、佐賀市を訪れる観光客は約300万人と推定をされておるわけでございます。
バブル経済の崩壊と景気後退及び昨年の猛暑、
阪神大震災等の影響もございまして、ここ数年横ばいの傾向にあるわけでございます。近年の観光客の指向としては、安い、近い、楽しいという近場で費用のかからない
楽しみ本位の
余暇活動が傾向にあるようでございます。本市の
観光動態からも
日帰り客の増加、宿泊客の減少傾向がうかがえまして、さらに県内及び九州各県からの観光客が最も多いという傾向にあるわけでございます。
そこで、行政の
取り組みということになりますと、今後本市におきましても、この動向を踏まえまして
バルーン大会観客の市内への誘導策、さらには来年度開催されます炎の博覧会、また、その
サテライト会場に本市も予定をされているとこでありますので、より一層の誘客を図るとともに、現在九州は一つという
取り組みのもとに活動をしております
九州観光都市連盟への積極的な働きかけ、また
九州圏外への
観光宣伝隊の派遣等、
観光PRをより一層強めていきたいと考えているところでございます。以上で終わります。
◆(
岩尾幸代議員)
それでは、2回目の質問をいたします。
今、水路について主に
佐賀市内の水路と市内もしくはその周辺のいわゆる河川と言われる水路と
農業関係の水路としてあります
クリークに分けて御返答いただきましたけれども、どちらにしても佐賀にとっては非常に貴重な、そしてなくてはならない存在だということはどなたも、どちらもだれでも認めるところだというのはよくわかります。それで、4月ごろ、ある集落の方が
自分たちが住んでいる周辺の水路が臭くて困るということをお話されました。それで、ちょっと行ってみましたら、結構にぎやかな車も人も通る市道に面した幅3メートルぐらいの水路だったんですけども、そこから4月というのに既に泡ぶくがぶくぶくっとこう上がっているわけですね。夏になると大変臭いということを言われましたが、そうだろうなあということも思ったりする分もまだあります。片や、松原川のように本当にきれいになって、近くの人が、きょうは魚があれがいた、これがいたというふうに、あるおじいさんが立って話していただいたこともあるんですけども、そういう面でかなりきれいになった反面、まだ手を入れなくてはいけないところがあるという現状はあります。
2,000キロに及ぶ水路に囲まれて私たちは暮らしているわけですが、毎日が水とのつき合いということです。この水路をどう整備していくか、またはどう管理していくかということは大きな私たちの毎日の課題だと言えます。佐賀市の
マスタープランに沿って、今最大限の努力をするということをおっしゃっていただきましたけれども、もう少しそれを突っ込んで、平成12年の
マスタープラン、今の
マスタープランの仕上げの年であります平成12年、紀元2000年ですけども、それに今お聞きしました理念に沿って考えていったときに、どういうふうな具体的な計画が考えられるのか、もう少しお聞かせいただきたいと思います。
それから、次はバスのことなんですが、いろいろ毎日努力されて、雨のときには増発するとか工夫がされているというのは本当にやはりさすが企業局というふうに思います。しかし、それとは言うもののバスの利用率が下がっているんですね。しかし、その中にもよく見ますと、バスの利用率は下がるというものの、
高齢化率は上がっているというのは、これは一つのヒントではないかと思うんです。平成6年度末には佐賀市の65歳以上の人の割合が14.96%になっているということをきのうお答えいただきました。実際、朝夕の通勤、通学のとき以外にバスを利用している大半の方はお年寄りです。お年寄りの方たちよりの希望がありますので、ちょっと聞いていただきたいと思います。
まず、郊外の大型店舗は年とった
自分たちにはおもしろくないということを言われます。そして、まちの中にはい出て行きたいんだと。まちの中に出て行っていろんなお店をのぞきたい、いろんなものを食べたいというふうなことをおっしゃいます、そして、そのためにはバスの便がよくないとやはり困るんだと。もう一つは、これはバスと関係ありませんが、
公衆トイレが欲しいとも言われました。
また、はほえみ館に、このごろはほえみ館が人気がだんだん出てきまして、特にお風呂というのは皆さんの興味をそそるとこらしいです。そして、お風呂に入りに行きたいんだけれども、お嫁さんが仕事を持っているとかなんやかやで忙しいから、一々運んでとは言えない。だから、バスをもっと使って行きたいと思うけども、私が住んでいます、特に南部の方からの声としては、
乗りかえをしなくちゃいけないから面倒くさいし、そしてそれがしんどいというふうにおっしゃいます。だから、直接あそこに行けたらいいのにというふうな声がやはり出てきます。そして、市長さんがいつも言っていらっしゃいますが、これは
高齢化社会に向けて福祉の充実をというとき、お年寄りが元気にいるということは、いつまでも元気にいらっしゃっていただいて、最後まで施設とか病院とかにお世話にならないということは、ある面では、ある面ではと言うよりもとても大事です。こういう声に耳を傾けて施策をつくっていくときには、結果としてまちの活性化にもつながるだろうし、財政的な面でもメリットが多いというふうなことにもつながっていくと思います。それで、南北を結ぶ路線をつくるということが一つは声としてありますが、その南北ということに関して言いますと、もう少し別な面の要望も出ております。それは、
文化会館の催しがいろいろありますけども、それに行きにくいと。そして、このごろ
文化会館の周辺、すなわち北の方ですけども、そこには
児童センターがもうすぐこの夏にはオープンしますし、そして金立の方には徐福館が完成して、緑の教室がとても好評だというふうな報道も出ています。皆さんの興味も野草とかというのは、やはり健康をとても大事に考える、今興味が強いようです。ところが、ここにもやはり
乗りかえがないと行きにくいというふうなことがあって二の足を踏むという声が結構あります。
そういうことを考えるときに、以上のような要望は朝夕のラッシュの時間とは必ずしも重ならない時間帯で解決できるルートのつくりようがあるんじゃないかなと思うわけです。それで、交通局の方では
長大路線、長くて大きい路線というのは、時間的に非常に無理があっておくれが出てくるのでとおっしゃいますが、今のような時間のずれということを考えたときには、少し長い大きい路線というのもあった方が市民の要望にはこたえられるんじゃないかなというように思いますので、この点をお聞きしたいと思います。
きのう局長さんのお答えでは、市バスは住民の足、特に高齢者とか、
子供たちなど
交通弱者の足であるというふうなことをお答えいただいて非常にうれしく思いますし、実際そうだと思います。だから、以上のような要望に沿うルートの可能性をお聞かせいただきたいと思います。
また、もう一つ、これはルートでじゃないじゃないかというとらえもあるかと思いますが、
定期観光ということで、あえてルートという点で出さしていただきますが、この議会の間に
定期観光バスの話は幾つかほかにも出ていました。あえてここでもう1回出しますというのは、この春、私の友達が旅行をしまして、
観光バスに乗ったという話があったんです。これは鹿児島のことなんですが、鹿児島のことをどうのこうのじゃないんですが、たった1本の棒のところにおろされて、そこでこれが何とかかんとかの名所ですというふうな説明を受けたぐらいだから、あれに比べたら佐賀はもっとすごいのがいろいろあるよねと、彼女は言うんですね。そして、そういうのがやはりできてほしいと、そのとき話は盛り上がっていきました。そして、そういう
定期観光のルートがあれば、お客さんが来たときに
自分たちも連れて一緒に乗ってみたいと、案外自分のまちのことを
自分たちは知らないんだというふうなことにも話はつながっていきました。そして、そういうことを話すと、あそこのまちにもこういうのがというふうなこと出てくるんですね。そうすると、可能性として佐賀はいけるんじゃないかというふうなことが感じられます。
検討会がつくられているとのお話でありましたけれども、余り慎重にならないで、ある程度考えがまとまったら動いてみるということも大事じゃないかと思います。慎重イコール誠実というふうに短絡的に結びつけないで、もう少しどんと挑戦してみてもいいんじゃないかと思うんですが、早くにその実現ができたらという思いで今お話ししてます。
いろいろなところに視察に行ったときに、九州のことが気になりますから、九州の
パンフレットを大抵見ます。そうすると、
吉野ケ里は必ず入っています。あとは嬉野が入っていたり、武雄が入っていたり、
あとハウステンボスの方につながっていくんですけども、それで佐賀がないということをひがまないで、その路線の1ポイントにあるんだというとらえをしてみると、
吉野ケ里ということをですね、広域的な行政を私たちは今進めていく必要があるととらえて、その受け皿もできていますから、
吉野ケ里というのを一つのポイントととらえて
観光ルートを組むことは結構可能性があると思います。毎日は無理だというのであれば、あるシーズンだけに限ってもいいだろうし、いろんな方法があると思いますので、ちょっと積極的に推して出てほしいと思います。そして、ガイドさんなどがついての話になると、また人件費がという話もあると思いますが、
吉野ケ里の
ボランティアガイドの方たちが非常に好評で、しかも実際にお願いしてみるととても誠実で、何というんですか、気持ちがいいですね。だから、そういうこと、まちの中に興味を持っている人とか詳しい人がたくさんいらっしゃいますので、そういう
ボランティアガイドの制度なども、もしかしたら可能性としては考えられるんじゃないかと思います。みんなでつくるまちということで一つの方法だと思って考えていただければと思います。
それから、
レトロバスという話がありましたし、本当にそれができればうれしいことですが、しかも
プラスチックの焼却炉1基で2台も
レトロバスが買えるじゃないかというふうにおしゃいましたが、本当にそのとおりと思いますけど、残念ながら
プラスチック焼却炉はもう2基で、3基目は買わないというお約束でしたので、その可能性はまずないということですね。それから、その
レトロバスがないにしても、今のバスを化粧直しして、そして使うことは大いにまたいいんじゃないかと思いますから、その
定期観光ルートについてもお答えいただきたいと思います。
それから、次に観光についててですが、今部長さんのお答えの中で、日帰りの客の方が多くなってて、宿泊客が減少しているということでした。これは佐賀にとってはもってこいの話だと思います。それから、そういうところで、佐賀のまちは日ごろいろんな名所とか史跡が点のままあって、面とか線になってないというお話、ある面の批判を聞きます。そういうことも資源の活用ということ、先ほどの
観光バスなんかが走っていけば、その面も是正されるでしょうし、資源の活用ということにもなるので、今の
観光バスの話はぜひ実現してほしいんですが、もう
一つレンタサイクルというのを考えてみたらとどうかと思います。佐賀にも実際
レンタサイクルはあるみたいですけれども、それが駅から駅の周辺の自転車屋さんということになっているようです。私はいろんなまちに行ったときに、時間がちょっとあったら、駅の周辺には必ずと言っていいほど
レンタサイクルが、大きいまち、ある程度のまちにはあります。そこで200円とか300円の料金で借りて、まちを
レンタサイクル用のマップをもらって回ります。結構楽しく有意義に時間過ごせますけども、先日は金沢でその
レンタサイクルに乗ってみました。そうしたら、金沢というあの観光名所と言われるまちが自転車で走ると非常にでこぼこで、しかもアスファルトが流しっぱなしで、端っこは危ないというふうな道を
レンタサイクル用のマップの中にちゃんと入れ込んであるんですね。そして、走りながら思ったのは、これに比べたら佐賀はもう本当ピカ一だ、うんといいというふうに思いました。さすがに自転車のまちの道のつくりようは、新しいところはどんどんよくなっているというふうに実感した次第です。
そういうところもありますから、佐賀市でもこの
レンタサイクルをもっと積極的に売り出していっていいんじゃないかと思います。そうすると、先ほど言ったような点が線になっていきというふうなことができてくると思いますから。ところが、今駅をぱっとおりてみると、そういう目で見てみると、佐賀では
レンタサイクルがどこにあるのかが全然わからない。すなわち、標識がありません。だから、これも早くに標識をどこかにつけて
レンタサイクルの案内をし、できれば自転車協会の方たちと相談をして、周辺というよりも、やはりもっと近いところにそういう
レンタサイクルのステーションをつくるということも大事じゃないかと。日帰りのお客さんなんかは、こういうのはよく利用すると。特に、安い、近い、楽しいというのにはマッチすると思います。そのことをお答えいただきたいと思います。
それから、お土産品のことなんですけども、観光の楽しみの大きなものがお土産を買うということなんですが、佐賀で先日、唐人町で、高知県からのあれは中学生だったと思いますが、修学旅行生です。3台ほどのバスで車をとめて土橋のところでおりておりました。そのときひょっと思ったんですが、この子たち、お土産を買うときはどこで買うのかなと思ったんですね。多分夕方、時間があるだろう。そしたら、せっかく繁華街に近いところに泊まっているみたいだから、まちを歩きたいだろうけど、お土産買うところあるかな、ホテルの中だけじゃないかなと思ったりしたんです。そう思い始めると、お土産屋さんというのが本当に佐賀のまちには見かけられません。名物はあるんですけど、普通のお店の姿をしています。そして、あると言えば駅の中のデイトスとか、それから駅のデイトスの中にある県の物産館とか、それからお堀の前にある、県庁の前にある物産館、それぐらいかなと思います。そういうことを思ったときに、もっともっとお土産屋さんというお店をふやしていく必要があるというふうなことを感じます。そして、私お土産を買うときに、これは自分の体験なんですけども、佐賀のお土産というのは結構使えるというふうに思います。3年ぐらい前から私、あそこの商工会館の物産館よく使うんですけども、ほとんどあそこで日常のお土産は済んでしまいますし、しかも好評です。そういうこと考えたら、もっともっとまちの中に佐賀の物産、名物を出していく必要があると思います。お土産はその地域の人の生活を感じさせるし、それからそこに住む人たちの意識も改めて変えていくと思います。佐賀は県都ですから、県都の役目というのもありますし、佐賀県内の物産を全部佐賀市に任せなさいぐらいの心意気で、唐人町のあの通り、唐人町でなくてもいいですけども、たまたまシャッターがたくさん閉まってますので、ああいうところをどうにかして開けたいという思いもありますから、何かの方法でそういうお土産屋さんをもっともっとふやしていったらいいんじゃないかと思いますので、その点に関しての見解もお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。
◎
建設部長(
橋富修治)
再度の御質問にお答えを申し上げたいと思います。
河川の機能は治水、利水、親水、排水など大変多面的でございます。また、治水の一つをとってみましても、頑丈な護岸や堤防が必要なところ、そうでないところ、地域によって千差万別でございます。このことから、河川、水路整備の基本は1本1本についてそれぞれの水路要件をよく把握して、それぞれに一番合った整備にしていくことが一番肝心なことであろうと思っております。
また、近年河川環境の整備、河川空間の利用など要求が大変強くなってきております。河川の機能面だけでなく、上下流の水系を地域の方々と協議しながら、地域の特性を生かした水路体系と生態系に配慮した護岸や多自然型の河川づくりなど地域の方々と一体となって河川整備に取り組んでいきたいと考えております。
河川
環境整備は行政だけでできるものではございません。佐賀市水対策市民会議を中心とした春、秋の河川一斉清掃による
河川浄化運動や下水道への接続、合併浄化槽の普及による河川水質の向上など市民皆様の協力があって初めて可能になってくるものでございます。
今後とも平成12年までの計画に当たりましては準用河川でございます地蔵川の整備、また西今宿川の整備、城東川の整備等
補助事業を進めてまいりたいというふうに考えております。真の水網都市の
まちづくりができるよう最大限の努力をしてまいりたいと考えております。以上でございます。
◎
交通局長(
百武康邦)
御承知のとおり、
市営バスは佐賀駅
バスセンターを中心に各方面へ二十数路線を運行をいたしております。これは佐賀駅
バスセンターをバスからバス、バスから鉄道と交通のアクセスの起点として
位置づけているからでございます。
バスセンターに行きますと、民営を含めて大方の場所には運行をいたしておりますし、その道中には施設等もありますので、御利用の幅が非常に多いということで御理解をいただきたいと思います。
さて、質問の南北
乗りかえなしの直通路線の運行のことでございますけれども、特定の施設への利用を考えた場合に、各路線からの直通運行が望ましいことは、議員さんと同様に考えておるところでございます。しかしながら、二十数路線を特定の施設へつなぐことは事実上不可能でございます。現在、主要施設へは複数の路線から南北直通便を設けております。
文化会館、佐賀医大、夢咲公園、金立憩いの広場方面には直通便を設けておりますけれども、基本的には佐賀駅
バスセンターの乗りつぎを利用者の皆様方にお願いをいたしておるわけでございます。これは各路線から特定施設への利用の機会均等という意味からも適切なものだと私どもは考えております。乗りつぎ表示の充実等を図って乗りつぎの利便性の向上を図るように、これからも努めてまいりたいと考えております。
また、
文化会館、総合グラウンド、体育館、また各施設への問題でございますけれども、こういう人の集まる催しがある施設、特に全国大会、九州大会等におきましては、事前に主催者と話を行いながら、臨時運行便を出している現状でございます。
次に、
定期観光バスについての御質問でございますけれども、これは森議員さん、瀬井議員さんに答弁を申し上げましたとおりでございまして、
観光バスの必要性につきましては十分に理解をいたしておりますし、市の
観光行政といたしまして、ただいま
観光バス運行検討委員会を実施しながら、ルートの設定、また時間、その方法等につきまして調査検討中でございますので、この中で十分に検討をさしていただきたいと思うところでございます。
◎
産業部長(
木下治紀)
岩尾議員さんの2回目の御質問、河川行政関係で産業部として先ほど
補助事業でやっておるということで申し上げましたので、その
補助事業の内容について現況を申し上げたいと、このように思います。
まず、4点ほどに絞られるかと思いますが、第1点は
国営筑後川下流土地改良事業というものがございますが、これは現在平成8年度から、期間中に筑後川の北茂安ポンプ場から水をくみ上げまして、佐賀東部導水路をもって佐賀市の久保泉町の下和泉までの区間を試験通水をしまして、平成8年から平成10年までの間に佐賀市久保泉町の下和泉から佐賀市の兵庫町の東淵の市の江・川副幹線水路と全体の試験通水を実施をして、末端の施設の現況を確認テストを計画をいたしております。事業完了予定といたしましては平成13年となっておりまして、農業用水の不足水の補給と、それからアオ取水の代替を各地域に直接、間接濃縮的に配水をする事業でございます。
それから、2点目の
国営総合農地防災事業並びに県営地盤沈下対策事業でございますが、この事業は施設の機能低下、農家の負担軽減、農地防災防止が目的でございまして、現在の佐賀市付近で説明をいたしますと、佐賀市地区の大井手幹線水路は工事が完了いたしまして、東与賀町方面に工事が進んでおります。市の江・川副幹線水路は、兵庫町大字淵と巨瀬町の大字牛島一帯が工事進行中でございます。排水処理の面で申しますと、西与賀町の丸目に城西排水ポンプ場の建設が進み、平成9年の3月までは、毎秒18トンの処理能力を持つ施設が完了をいたします。既存の施設と合わせますと、毎秒28トンの処理ができまして、佐大本庄地区の効果をあらわすものと思っております。事業計画期間で申し上げますと、平成2年から平成13年までの計画でございまして、受益地区では佐賀
土地改良区が管理をしております1万1,000ヘクタールでありまして、完了の姿は自然に優しく、施設は公園化されたものと、こういうふうに考えていただければよろしいかと思います。
次に、3点目は
圃場整備事業でございますが、これらの事業と同時に施行することによりまして、生産基盤の整備や農業生産の拡充のために農地の集積を図り、省力化、多目的土地利用、経営の近代化及び集団化を目的といたしておりまして、大区画圃場整備によります干田化、水管理の合理化等の条件整備を行っております。佐賀市では昭和42年からこの事業を始めておりまして、現在9
土地改良区で事業を行っております。平成6年度末の整備率は、圃場整備採択面積が2,615ヘクタールに対しまして整備済の面積が2,386ヘクタールで、整備率で申し上げますと約91%でございます。平成9年度に面工事の完了をいたしておりますが、完了後は目的のとおりになるよう農家との協力が必要であろうかと思います。
次に、
農村集落排水事業につきまして説明を申し上げますが、農村地域の混住化の進展等と生活様式の近代化によります生活体系の多様化が集落から排水されます雑排水、今までのきれいな環境を大きく変化をさせるような汚水、悪臭を漂うへドロ化した
クリークが至るところで数多く見受けられるようになりまして、夏には蛍が乱舞したり、メダカやフナ等が泳ぎ回ったり、トンボやチョウが飛び回ったり、また村での水泳場になっていた思い出の深き
クリークが、御指摘のように、また火災時の消火用のいわゆる防火用水も確保できない
クリークとなっているなど、環境破壊が著しくなっております。この対策として農業集落におきます、し尿や生活雑排水等の汚水や汚泥を処理する施設の整備を行うことによりまして、農業用用排水の水質の保全と農村の生活環境の改善を図り、生産性の高い農業の実現と活力ある農村社会を形成していくために、現在市街化区域内で進められております都市下水道を農村部に移行する事業を計画しておりまして、ただし、これは処理水につきましては、農業用水としての再利用を考えておるところでございます。
なお、下水道エレマップを策定中でございまして、事業対象集落といたしましては、先日、
宮地千里議員さんにも答弁申し上げましたように、受益戸数が20戸以上で人口がおおむね1,000人程度以下を対象としておりまして、今後20年間に市全体で25処理区程度を計画をいたしております。今年度は西与賀町の元相応を選定しておりまして、事業の申請をすることになっております。
このように佐賀市では、基盤整備の事業を行い、そこに居住する集落住民の生活の向上を図る
環境整備を行うことが、今後の農村の活性につながるものと認識をいたしておるところでございます。
次に、2点目の観光事業でございますが、資源の活用についてでございます。本市には佐賀城跡、大隈記念館を初めとする観光施設がございますが、点在するこれらの観光地を結んで観光を生かすために、現在、先ほど
交通局長が申し上げましたように交通局と観光協会とともに3者で
定期観光巡回バスの運行実現に向けて、コースの選定等を検討を行っているところでございます。
そのほかにレンタルサイクルにつきまして御質問がありましたが、この件につきましては、現在駅前周辺に2カ所実施されております。1回500円から700円で毎日十数台が借り出されるような利用状況でございまして、観光客はもとより、一般ビジネス客にも親しまれております。このPRにつきましては、現在市で作成をいたしております
パンフレット「葉がくれの里みて歩き」、それから「城下町みて歩き」、それから「ぶらり佐賀」、ここの中にも紹介をいたしております。
そこで、現在佐賀駅構内に設けております観光案内所におきまして県内外の観光客に対しまして案内をいたしておるところでございますが、これからさらに今後観光協会や関係団体等とともに、さらに検討をしてまいりたいと思います。今後もより一層積極的な広報を行い、レンタルサイクルを気軽に利用していただき、佐賀の地をよく知っていただきたいと考えておるところでございます。
それから、2点目の広域観点に立った土産品の充実ということでございますが、本市には佐賀錦や丸ぼうろ等の歴史的な遺産を利用した土産品とバルーンを素材にいたしました近代的な土産品と、他市に誇れるいろいろな土産品がございますが、これらの土産品につきましては、佐賀商工会館や佐賀駅デイトス内にあります佐賀産業振興センターで数多く展示発売をされております。実際これらの場所に足を運んでみますと、佐賀を再発見するということもございます。この場所を広く紹介することは私どもの責務だと思っております。今後は地域の特性を生かし、土産品の紹介や広報を観光協会と連絡をとりながら、さらに積極的に進めてまいりたいと思います。
いずれにしましても議員さん御指摘のとおり、まだ満足の域には達したとは考えておりません。しかし、我々行政だけではなく、やはり市民の皆様の佐賀のまちの案内人たる意識の高揚も必要不可欠ではないかと、このように私は思っております。今後関係機関、団体等とも十分論議を重ねまして、さらに検討を行って、佐賀市の観光浮揚に努めてまいりたいと思っております。
◆(
岩尾幸代議員)
それでは、3回目の最後の質問をいたします。
河川については、もろもろ詳しくお答えいただきましたけれども、とにかく水資源としての水の再利用ということをお話しいただきましたが、これは非常に佐賀のまちの水路にとっては大事なことだなというふうに思います。地盤沈下、市街地の
佐賀平野ですから、水をきれいにして水路に戻すということは絶対に大事な要素だと思うんです。そういうことが取り組まれていって、しかも今お話を聞きますと、一時期時代の流れで仕方がなかったとはいうものの、少し生態系を壊し過ぎたとか、親水性に欠けたとか、環境を壊したとか、そういうことが言われてきましたが、そういうのをかなりこれからの整備には配慮して、それを修正するような整備がなされるというのを本当に期待して、うれしく、ほっとして聞いておりました。
それから、水の郷というのを本当に実際につくっていくためには、今おっしゃいましたようにハード面の整備だけでなくって、それをどういうふうに維持していくかというのはとても大事な課題だと思うんです。そのときに、今、水市民会議がありますが、そのお話も出ましたけれども、
クリークの清掃など、特に住民がかかわってきて今まできれいにしていた部分が、その住民のありようが変わってきて、例えば高齢化とか、それから生産組合の方たちのメンバーが減ってきているとか、そういうのがありまして、非常に従来どおりには対応しにくいというのが出てきております。そういうところも含めて今から河川整備、それから河川の水網都市の実現ということをなされるように期待いたします。
それと、次は
市営バスのことですけども、今おっしゃいましたように確かに、重ねてもう1回お願いしたいんですが、二十数路線すべてのものをつないでいくのが必要だと言っているんではありませんので、先ほど言いましたようにある時間帯だけ、ある人たちが利用したいというのが集中している時間があると思いますから、そこをもう少し
動向調査をされまして、1日のうち何回かでも南北を結ぶような、いろんな施設を使いやすいような路線の検討を改めてまたお願いしておきたいと思います。
そして、こうしてこういうふうに議会で
まちづくりを皆で考えているわけですが、ここに
交通局長さんがちゃんといらっしゃるということはですね、佐賀のまちに
市営バスが必要であるということの何よりの意味だと私は思います。だから、将来環境的に考えてみても、公共交通の重要性は大きいと思いますので、駅前の
整備計画の中で
バスセンターがかなり大規模に生まれ変わるはずです。そのときになってあわてないように、今のうちから大いに企業性を発揮して商品開発なども考えて、そして
市営バスが本当に市民の足というようになるような御努力をお願いしたいと思います。局長さんの抱負を一言お聞かせいただけたらと思います。
そして、次は観光のことなんですが、今おっしゃいましたようにいろんな
取り組みをなされていますが、例えば
レンタサイクルの件なんですけど、ここにJRが出している分はですね、
レンタサイクルはこんなふうに書いてあるんですよ。自転車は駅前に
レンタサイクルできるお店が3軒ありますと。そして、数は40台から50台ぐらい、1日乗り放題200円というふうに書いてあるんですね。だから、ここ辺がちょっと。そういうこともありますので、
レンタサイクルなどはすぐにでもある面、取り組めることじゃないかと思います。だから、もう一度自転車協会の方たちとお話し合いをされまして、佐賀は自転車が豊富なまちですので、せっかくのできたきれいな道も生かせばと思います。例えばちょっと考えただけでも私が勝手に考えたんですが、柳町・長崎街道コースとか、城内本庄のササ垣のまちから高伝寺コースとか、それから田んぼと東与賀の何ですか、東与賀干拓地のバードウオッチングコースとか、それからお城と大隈重信館と、それから十軒堀川コースとか、蓮池コースとか、兵庫の
クリークコースとか、いろんなコースが、金立自然公園もありますね、コースが次々に考えられるような気がするんですよ。だから、ぜひこういう面を佐賀は道が狭いですけども、その狭い道というのは自転車でゆっくり見て回るにはとってもいいです。だから、そこ辺を生かして、車だけに頼らない、
観光ルートとは相反するようなことも言っているような気がしますが、そうじゃなくって自転車というのが佐賀のまちの再発見にとてもいいと思いますから、ぜひ
レンタサイクルのコースと、それから
レンタサイクルのありようを考えて対応していただきたいと思います。
それと、将来にはですね、つじ馬車が湯布院でとても評判がいい。私も乗りましたが、絵本の中を歩いているようです。そういうのを例えば人力車など、長崎のあの山の道でも人力車が走ってます。佐賀の場合でもそういうのを考えられないかというふうなことも思ったりしますけど、ぜひ観光佐賀ということを実現するためにもいろんな工夫をしていただきたいと思います。
それから、佐賀市においては今
文化会館とか、それからいろんな施設が充実してまして、そしてまたスポーツ関係の施設も、かなりこのごろ充実してまして、公式の試合など、それも含めていろんな大会が行われております。この前の日曜日も駅で大学生が全部で何か駅のコンコースの中でミーティングをやっておりました。こういう大会をいち早くつかんで、主催者に向かって働きかけをすることはとても大きな意味があると思うんです。コンベンションシティーというのを佐賀市は
まちづくりの一つに上げていますけども、コンベンションシティーづくりを実現するときの弾みになるのも、こういう手だてかと思います。それで、こういう働きかけをどういうふうになされているのかをお聞かせいただきたいと思います。私も何回かこういう大会に参加しますが、そのときに
パンフレットが事前に送ってきたり、そのまちの
パンフレットが大会要旨と一緒に送ってきたりとか、その大会の主催者が土地の観光案内をしてくれたりとか、そういうことも経験しております。そういうことを踏まえて、今取り組まれているこういうたぐいの行事に対して取り組まれていることをお聞かせください。よろしくお願いします。
◎
交通局長(
百武康邦)
最後に、3回目の質問にお答えをいたしたいと思います。
南北に通ずる、また施設へのルートをとったバス路線ということでの御質問でございますけれども、先ほど御答弁申し上げましたように、複数の路線につきましては直行便を南部から北部の方に、先ほど申し上げましたような場所には運行をしてるというのは御理解いただけると思いますし、また施設から施設、例えば佐賀市の老人センター等を結ぶ施設ということになりますと、特定な運行路線となりますので、非常に一般客の利用は見込めない、ただ特定の路線というようなことになるのではないかというようなことでございますので、この辺については十分今後の検討課題とさしていただきたいと思います。
いずれにいたしましても、バス路線と申しますのは、一つの路線を設定いたしまして連輸省の認可を得て運行をいたしておりますので、その辺のことにつきましても御理解を賜りたいと思います。
◎
産業部長(
木下治紀)
3回目の質問にお答えします。
レンタサイクルの件でございますけれども、2回目で答弁いたしましたように「葉がくれの里みて歩き」とか、それから「城下町みて歩き」「ぶらり佐賀」、こういうものの中にも若干書いておりまして、利用してくださいという、先ほど駅のJRのものも見ましたけれども、私どもも今言いましたものについては書いております。この方法がいいか悪いか、これからまた検討してまいりたいと思いますが、これから利用されるように頑張ってまいりたいと思います。
それから、2点目の
文化会館等の各種会合、催事にかかる
観光PRは現況どうかということでございますが、私どもは
文化会館とか市民会館等におきまして、昨年度は約40回の各種大会等が開催をされておりまして、現在、大学や公的機関に対しまして全国大会や九州大会規模の開催の有無を問い合わせ、これらの各種会合につきましては観光の
パンフレットやチラシ等を提供し、佐賀のPRを努めております。
また、
文化会館が発行しております、ここにありますが、「新風」というのがありますが、こういう行事予定が記載をされておりまして、私どもも大いに参考にして今後とも各種大会、会合につきましては積極的にPRをしてまいりたいと、このように考えております。
○議長(
宮本英樹)
以上で通告による質問は終わりました。
これをもって
市政一般に対する質問を終結いたします。
△議案に対する質疑
○議長(
宮本英樹)
これより上程諸議案に対する質疑を開始いたします。
質疑の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
◆(
宮地千里議員)
それでは、ただいまから議案質疑をさせていただきます。
第40号議案の6款農林水産業費、1項農業費、11目の農村総合モデル整備事業、13節委託料予算額500万並びに15節工事請負費予算額4,000万についてお尋ねいたします。
今回、農林省の
補助事業であります
農村総合整備モデル事業費の中から田園
環境整備事業として分離し、一般財源をもとに追加予算が計上されたことについて、私はモデル事業に頭から反対するものではありませんが、大いに促進したいと望んでおります。しかしながら、予算の計上仕方に問題があると思い、お尋ねをいたしたいと思います。
市長は3月議会での提案理由説明でも、歳出面では徹底した節減、合理化を図り、優先順位の厳しい選択とともに、行政運営の効率化と一般行政経費の抑制を図り、市民が豊かさを実感できる地域社会の実現を念頭に予算を編成したと述べられていることとは裏腹に予算計上がなされていることについて、何かお考えがあってのことと思いますので、御説明をお願いしたいと思います。
具体的には一つとして、本モデル事業は当初全体計画認可承認を受けており、国や県からの変更指示があったのか、地元要望によるものなのか、また地元にどう説明し調整されたのかお伺いいたしたいと思います。
2点目、モデル事業の用排水路整備は地元の促進要望にもかかわらず、ここ5年ほどストップされ、昨年度1,500万程度で再度調査委託が行われたと聞いております。その結果に基づき田園
環境整備事業として衣がえして今回提案された理由は何なのか。
3点目、財政状況が大変厳しい現在、なぜ国庫50%、県費20%、合計70%の補助があるモデル事業から、わさわざ分離して一般財源の市単独事業として田園
環境整備事業を実施せねばならないのか。今までの市財政運営方針とは180度異なる前代未聞のことであり、何ゆえなのか財政当局にもお尋ねをいたしたいと思います。以上で1回目の質問を終わります。
◎
産業部長(
木下治紀)
総合的にお答えを申し上げたいと思います。
これまでの
農村総合整備モデル事業の経過につきましては、モデル事業の水路は集落内または隣接をする水路で、圃場整備地区区域内外の通水をよくするための断面加工することを目的としておりまして、河床の掘り込み式の整備となっております。このことが、水路によっては護岸築造によります水路整備を望む地元との食い違いが約6割程度発生をしておるのが現状でございます。
そこで、これを調整をするべく農林水産省の残事業改定調書のヒアリングに臨んだ際に、数カ所の水路について説明をいたしましたけれども、すべては理解が得られなくて、全体としての基本方針と水路の実態と断面との問題点を示すように指導を受けておるところでございます。水路の整備の方針を平成3年に見直しをし、岸がらみの基本とした断面を示したところでございますが、モデルの採択基準としては逸脱をするというような指導を受けたわけでございます。
そこで、さらに計画を見直すべく現地調査を行いまして、また平成5年度までの農林水産省の本課並びに九州農政局の担当官との勉強会での指導を踏まえながら、あくまでもモデル事業を重視した計画としてモデル事業の推進を努めてまいりました。
そのほかにつきましては、田園
環境整備事業として計画を行いまして、前回、嘉瀬町の十五地区の集落排水路を最初のモデルケースとして整備を図り、さらに平成7年度において地元のコンセンサスを図りながら、北川副の山津、阿高地区の集落排水整備事業の補正予算を要求を今回お願いしておるわけでございます。
◎
総務部長(久米康夫)
財政当局にもということでございましたので、私の方から御答弁を申し上げたいと思います。
モデル事業の計画変更につきましては、先ほど
産業部長が申し上げましたとおりでございまして、なかなか難しいようでございます。このことから平成6年度はモデル的に嘉瀬町十五地区で市単独事業として集落排水路整備を行い、好評を得ているところでございますが、今年度は地区のバランス及び財政状況を考えまして、北川副地区でモデル的に実施すべく予算化したものでございます。
◆(
宮地千里議員)
ただいま答弁をいただきましたけど、私が調査している実態とは大分違うような感じを受けます。今承認された計画のままで施行すれば、何も私は問題なくて、国からも70%の補助を受けられると。今回予算計上されている4,500万、これの70%にすれば3,150万になるわけですね。市の負担は1,350万で済むわけです。それを全額市費負担でやると。今までの市政の執行方針としては、極力いろんな事業については
補助事業にのせるというのが基本であったはずなんです。それをこういうふうなことにして事業促進を、何か結果的に抑制すると、ストップしたような形になるということに私非常に不満を持っているわけです。今まで県の土木事務所の方は計画に難癖をつけとるわけじゃないわけですよ。
クリークの貯水容量の変更をしては困ると、それから官民境界の変更をしてもらうと困ると、この2点を土木事務所は条件として言ってるわけです。農林省からはそういうことをやっていけないと、全体変更、計画の内容については変更をしなさいというような意向は私の知る限りでは聞いてないわけです。県の方は早く予算要求しなさいと、どんどん促進しなさいと、こういうふうに言っとるはずなんです。佐賀市の方から
事業申請がないんだと。今たしか
産業部長が言われたことについては、当初は
クリークの水路整備はコンクリート削溝になっとったはずです。なぜコンクリート削溝で、地元はそれでいいと言ってるのになぜできないのか、そこあたりが我々の理解に苦しむわけです。地元からの変更要求と言われましたけど、事実なんですかね、それ。それ私違うんじゃないかと思う。地元は当初計画でよろしいと言っておるわけですよ。だから、何でそういうふうになるかですね。5年間も事業がストップして、そこあたりが私にはわからないわけです。要は、地元の生活環境の整備ですから、早くやっていただきたいと。そして、私は今までおくれておりますから、少なくとも毎年1地区1地区はずうっと進めていっていただきたいと、そのように思うわけですが、その点はもう一つ御答弁をお願いいたします。
したがって、さらに今回、このような予算追加をやればですよ、今後モデル事業は後控えておるわけですよ。その後の残事業についてもすべて、それじゃ一般財源を使ってやるかと。膨大な金額になるわけですよ。そんなことを今から、この苦しい財政のもとでやってどうするのかなと思って、私は率直に思うわけですね。もう少し財源的な問題も十分財政と検討した上でですね、やってもらわんと、佐賀市の農村関係の事業は私は伸びないと思うんですよ。まず、地元の意向を踏まえて事業を伸ばすというのが、行政の私は務めじゃなかかと思います。したがって、その点についてもう1点御説明をお願いしたいと思います。
◎市長(西村正俊)
大変、財政的な問題について御心配をおかけしているわけでありますけども、御承知のとおりの農村環境の総合的な整備をやるモデル事業、12億5,000万、計画の枠全体が決まっておりまして、それを年度別にずうっと今計画的に推進をしておるんです。それで、この事業について私自身積極的に
取り組みをしようと考えましたのは、周辺はごらんのとおり
圃場整備事業で非常に水路もきれいになっているわけであります。ところが、集落周辺の状況というのは、いわば圃場整備が手につかない部分が残っておりますので、その辺の水の状況というのは大変悪いわけでありまして、これは何とかせんといかんということでいろいろ検討を、この2年ほどかけてどういうやり方が一番いいかということで検討を進めてまいりました。どうしても農林省との話、あるいは水の問題ですから、土木関係との話の整合性を求めなければならないのは御指摘のとおりでありまして、いろんな意見がありました。
それから、農村環境の整備の中で、地元はどういたしましてもコンクリートでぱっと、できたら3面水路で張りめぐらす、これが一番後の管理がいいということで、そういう希望が強かったのも、これは事実であります。ただ、よく言われておりますそういう河川の水路の整備のあり方がいいかどうかということで随分苦労をして検討をいたしまして、地元説得もいろいろやったわけでありまして、耐久力その他については若干劣るのでありますけども、自然にマッチしたようなそういう設計をせろという指示をいたしまして、事務方、技術の皆さん方も大変苦労して、今十五で実験的にモデル事業やりましたような、ああいうやり方をやって、一応私は当面の農村環境の整備の一つのあり方としてはあれでいいのじゃないかなと、そういうある程度の自信も得ましたので、それを全市的に、全市的と言うと言い過ぎでありますけども、しかるべき場所に計画的に広げていこうと、こういうことであります。
財源的な問題ありますけども、12億5,000万という枠は、最初は15億だったんですけども、だんだんだんだん圧縮されまして、今12億5,000万の枠の中で、それはそれで執行していくわけであります。ですから、財政的な面、大変私も同じように心配をしておりますけども、今の農村環境のあり方を見ますというと、一つずつでも、毎年1カ所ずつでもひとつよくしていこうと、そういう思いを込めて実施をさしていただきたいと、こう思っているわけであります。
◆(
宮地千里議員)
今、市長から御説明聞きまして、その信念は私は了とします。それであるならばですね、
産業部長の方に一つ聞いておきたいんですけどね、今後残事業で、そんならあと一般財源を何ぼ持ち出さにゃいかんか、そこあたりの見通しはどうなってるんですかね。そこまで財政当局と両者ですね、協議してやっぱりはっきりそこあたり明示すべきと思うんです。一般財源を今後このようなスタイルで持ち出した場合、どうするか。
補助事業がそのあと十数億円の中で幾ら残って、一般財源で幾ら充当するのか、そこあたりの検討はどうなっているかですね、それはひとつしっかりはっきり説明をしていただきたいと思います。
それと今市長の説明にちょっと一言申し上げたいと思いますけど、確かにその考えは私は悪いとは思わんです。しかし、地元は確かに今後の
維持管理を見てですね、今の木製削溝じゃ地元は困ると言っておるんですよ。そう10年ももてないんですよね。そうしたら、その次はどうするんですかね、その
維持管理面からかれこれ考えて。現にですね、佐賀市以外の諸富町なんか、同じ中部農林の管内なんですよ。それ現地を見てきてみんですか。きれいにできとるじゃないですか、当初計画の認可を受けた計画の中でですよ、それ補助を受けて。地元は大変喜んどるんですよ。皆さん方の考えが一つの手段とは私も認めます。しかし、地元が喜んで、経費が少なくかかって、
維持管理が安いなら、そっちの方がよっぽどいいんじゃないですね。そして、一般財源を持ち出さんでいいならば。今一般財源を持ち出すのはたくさんあるでしょうが。だから、こういうようなことに、事業促進の足かせに私なると思うんですよ。一般財源がないために、その次は着工できないと、こういうこと言わなきゃいいんですよ。今後毎年このモデル事業は促進をしていただきたいわけです。促進の足かせにならんもんかですね。その点を含めて御説明をいただきたいと思います。以上で質問を終わります。
◎市長(西村正俊)
残事業等の資料が今手元にないようでございますので、後ほど現在の進行状況、あとどのくらい残っているかという点についてはお示し申し上げたいと思います。
それから、この事業の
取り組みについてでございますけども、昨年から始めまして全体の箇所数等についても、今後の計画についてはすべて把握をしております。ただ、年次的にどこをやるかという順序はまだ決めておりません。全体の均衡を考えながら進めていこうということにいたしております。
繰り返して申しますけども、12億5,000万という、その事業費の総枠はこれは消化する計画があります。残事業ももちろんあります。それから、それと別枠でございますけども、現在の農村環境を考えますときに、この程度の毎年の一般財源の投入というのはやむを得ないと、こういう立場で今進めさしていただいております。
◆(
山下明子議員)
通告しております2点について伺います。
第1点、第40号議案 8款土木費、2項道路橋りょう費、5目橋りょう新設改良費の2,610万円について伺います。
この予算は市長の提案理由説明によりますと、平成6年度に行った震災点検にて把握した危険性のある5カ所の橋梁整備を行い、安全な交通路の確保を図り、また新たに7橋梁の点検を行うものということで、委託料210万円、工事請負費2,400万円が組まれております。
第1点として、平成6年度に行われた震災点検の実施者はだれであり、点検の基準は何だったか。第2点として、平成7年度に行う点検の実施者はだれであり、その基準、方法はどうなのか、この点についてお答えください。
それから、同じく歳出8款土木費の8目ですね、市街地再開発事業費、19節負担金補助及び交付金、佐賀中央第一地区市街地再開発事業費補助金の1億2,520万円について伺います。
この予算は、これまでキーテナントが決まらないことなど準備組合から本組合設立への
取り組みがおくれたことで5年度に流れた予算を改めて今回本組合設立認可申請が出されて、その取り扱いが始まったことをきっかけにつけられております。この事業が果たして成功するかどうかを多くの人々が注目しておりますし、キーテナントが決まらない今、佐賀市が参画する公共床の内容は大きなポイントとなるのは言うまでもありません。市としては現在地域交流センターとしてイベントホール、情報プラザ、伝統工芸センター、軽運動室を考えているとのことで、既にこの予算の中では設計費補助も組まれています。ところが、本当に人が集まるのか、喜んで多くの人が利用されるのかどうかという点では、私も中途半端性を感じざるを得ません。今回の
一般質問でも佐野議員さんも厳しい指摘をされておりましたし、西村市長はそれに対して、これまでいろいろ考えながら計画を立ててきたが、もっとよりよいものがあるかどうか検討できるところは検討したいという趣旨の答弁を最終的にはなさっています。
そこで質問ですが、第1に、もし検討する余地があるとすれば、この予算の執行のスパンからいって、いつまでがめどなのか。第2に、これまでに検討されてきた案というのは、どの部分の意見を集約されたものなのか、この点をまず伺います。
◎
建設部長(
橋富修治)
まず、1点目の橋りょう新設改良費の件についてお答えを申し上げたいと思います。
国におきましては、兵庫県の南部地震の震災の教訓を受けまして、全国的な防災対策の強化を図るために、震災に強い
まちづくり構想が策定をされております。その一環として橋梁点検の指針が出され、橋梁の調査提出の指示があっております。ちなみに佐賀市としましては、橋梁総数1,471、これは橋長でいきますと2メーターでございますけども、これの永久橋としまして1,432基、非永久橋が39基となっております。このうち橋長が15メーター以上の55橋の調書の提出をいたしております。
そこで、御質問の第1点目ですが、上記提出調書に基づきまして、国より6橋の点検指示を受けております。県下一斉に耐震調査を行ったものでございます。実施者としましては、佐賀県土木建築技術協会に委託を行いまして、下部構造の変状、支障部の変状、けたの変状、落橋防止構造の適否という4項目について、目視による変状の有無を調べ、変状のある箇所はその対策方法を検討し、概算事業費を算出する作業内容となっております。
これを受けまして、この橋梁の補強につきましては、人命に直接影響を及ぽすものでございますので、樹脂の注入や鋼板接着等を行い、けたの断面修復等の補強工事を行う必要がある、これらけたの受けの拡張を行うなど、要対策箇所が5橋にあるという報告を受けております。
次に、2点目の橋りょう新設費の2,610万の内訳でございますけども、平成6年度に調査を行った6橋のうち、対策が必要であるという報告を受けました5橋の実施設計業務委託、5橋の補強工事でございます。昭和46年以前竣工の佐賀江の大橋、長瀬橋、大井手橋、あけぼの橋、本村北橋、深町南橋、古賀橋の7カ所の橋梁耐震点検調査業務委託としてお願いをいたしております。その時期といたしましては、本議会で承認をいただければ、委託先といたしましては佐賀県の土木建築技術協会に、また基準及び方法等につきましては、平成6年度の調査同様4項目について調査をいたしたいというふうに考えております。
次に、中央第一地区の件についての御質問でございます。
佐賀中央第一地区再開発事業費補助金の1億2,520万でございますけども、今日まで進めてまいりました再開発事業が準備組合より本年3月31日、
佐賀市長へ組合設立の認可申請が提出をされました。これを受けまして4月の14日、市長より佐賀県知事へその申請を提出し、告示、縦覧等一定の手続を終わりましたので、間もなく認可を受けるものと思っております。認可をいただきますと、早急に組合設立を行い、いよいよ事業の着手となるわけでございます。今後はスケジュールに沿って事業を進めていくこととなりますが、本年度はまず地盤調査、建築等の設計、それと権利返還計画書の作成等を行いたいと思っております。その事業計画に沿って進めていくように現在事務的に作業を進めているところでございます。
今回お願いしております事業費の内訳でございますが、1億8,780万に対して国が3分の1、県が6分の1、市が6分の1の金額を組合へ補助金として出すものでございます。
そこで、公共床につきましての御質問でございました。これまで検討を行ってきたところでございますけども、本議会におきましても公共スペースの活用策や空洞化対策等の地域活性化という観点から貴重なる御意見もいただいております。そのことを十分踏まえた上で、よりよい方向に進めてまいりたいというふうに考えております。組合が設立しますと、全体の工程から考えまして、7月の中旬までには成案にしなければ、あとの工程に影響を及ぼすわけでございます。方法はいろいろあろうかと思いますけども、さらに検討を加えてよりよきものに公共スペースの活用策というものを取り組んでまいりたいというふうに考えております。
なお、いろいろと今日まで意見が出た中身についての御質問ございました。これは佐賀市民の方の代表の方の意見や7カ町の組合長さんの意見や市民の方の意見、にこにこ団の意見、それぞれ佐賀市の職員の中から60人程度を選びまして、いろいろと若者の意見を組み入れて、いろいろと意見を出していただきました。その中から集客力の高いもの等についてピックアップをしまして、現在計画をいたしているところでございます。以上でございます。
◆(
山下明子議員)
1点目の震災点検の、橋梁点検の問題ですが、つまり国の指示に基づいて県の調査にのったものと考えていいのかと思うんですが、そうしますと、6年度分の調査の委託料はどう組まれてるんでしょうか。
それから、これ新聞記事がありましたので、読んでおりましたら、この調査の結果ですね、約4割が国の耐震設計の基準を満たしていないと、中でも四つの橋は橋げたにひびが入るなど非常に危険な状態だったというのが、県下の調査の結果をまずまとめてあるんですが、その四つの橋のうちの一つが今回の補強の対象である植木橋も含まれているそうです。その植木橋のことをもう少し詳しく見てみますと、1934年につくられた橋で、耐用年数の50年を過ぎており、調査した橋の中では最も古いと。橋脚と橋げたの接合部分の幅は基準以下の50センチで、橋げたのコンクリートがはがれて鉄筋がむき出しになり、橋脚や橋げたにはひび割れも認められた。植木橋は、ご存じのように朝夕のラッシュ時には交通量も多く、
市営バスも1日3便通っている。この調査を委託されて、実際に調査をされたこの県土木建築技術協会の方が、この植木橋は橋げたにたわみもあって、補強よりもかけ直す必要があるというふうに提言をされているそうですが、それに対して市の道路課は、植木橋が危険であることは承知している。補強は早急に行う予定だが、橋のかけかえのめどは立っていないと答えたと載っております。
それで、今回震災点検をしたということで、それに伴ってやると言いながらですね、最も危険だと言われている部分、かけかえが必要だと言われている部分も補強で済ませてしまうというので、果たして妥当であるのか。
市営バスが通っている、多くの人が利用しているという、その市民の安全を守る立場から、この佐賀市の対応は果たして妥当と言えるのかどうか、この点についてのお考えをお聞きしておきたいと思います。
それから、2点目の中心市街地の再開発の問題ですが、大体これまで意見集約されたものは、地元、それから市民、市民というのがどの部分なのかわからないんですが、それからにこにこ団、それから職員の方たちということで出されました。そこで、よりよいものに何とかしていく方向は持ちたいと、7月中旬までには成案を出さなくてはいけないと言われましたけれども、その中で具体的にですね、この段階で市民の皆さんに広く意見を求めてはどうかと思うんです。特に、いつも知らないうちに決まって、一般市民が口をはさむチャンスもないという声が佐賀市の
まちづくりのことではよく耳に届いております。今回、白紙の状態でのアンケートとはまた違って、ここまで考えていますが、あなたの考えはどうでしょうか。現段階での投げかけをしていくということができるチャンスではないかと思います。市長御自身も何とかよりよいものにしていきたいという方向性を持っておられますから、ならばなおさらのこと、これまでの論議のたたき台を示すというつもりでやっていただきたいと思います。
例えば方法としては、7月の中旬までにということではありますが、今度の7月号の市報に急いで載せて意見を求めるというのが全市的な
取り組みではないかと思いますが、あるいは現地では銀天夜市も始まっておりますし、大きなパネル展示をしてアンケート箱を置いてみるなど、一定期間、市民の皆さんの声を聞いていくということができるんではないかと思います。以前、松原川のトイレをつくる前に、私その当時議員ではありませんでしたが、積分館前に机を並べて市役所の皆さん方がトイレについてのアンケートというのを取り組んでおられたのを覚えております。本当にいろいろ
公衆トイレなどについて日ごろ思っていることを一生懸命書いた記憶がございますけれども、そのように、白紙の状態だと、もう何が出てくるかわからないということはありますが、一定示された中でこういう性格を持った公共スペースにしたいが、あなたの案はほかにはありますかとか、この案についてどう思いますかということを示すというのは大変重要ではないかと思いますが、その点についての具体的なお考えがあればお聞かせください。
◎
建設部長(
橋富修治)
橋梁の件についてでございますけども、まず平成6年度で調査をいたしましたものにつきましては、これは緊急を要するものでございましたので、既決の委託料の中で対応をさせていただいております。なお、植木橋の件につきましては、これは都市計画街路木の角東高木線というのが計画決定をされております。これは、佐賀医科大学東の方の
区画整理事業を現在取り組んでおります、この面的整備の中で線的な事業として取り組んでいきたいというふうに考えております。そのためには、非常に植木橋が危険度が高いという御指摘をいただいております。今回の調査の中では、その補強方法についてどうしたらいいのかということの委託を含んでおりますので、その辺を十分専門的な意見を聞きながら補強工事をしてまいりたいというふうに考えております。
次に、中心市街地の活性化の公共スペースの活用方法についての御質問の中で、いろいろと方法があるんではないかという御指摘でございました。確かに、先ほど申し上げましたように期間は7月の中旬ぐらいまでが限度でございます。この期間の中でできる範囲のことを十分取り組んでまいりたいと思います。議員さん御指摘があったようなアンケートをとる調査とか、できる範囲で、できるだけ公共スペースを多くの市民の方、また周辺の方が利用できるような、また、そして活性化につなげるようなシャワー効果の出るようないろいろな利用方法等について、時間の限度がございますけども、精一杯頑張ってやってみたいというふうに思っております。以上でございます。
◆(
山下明子議員)
橋梁点検につきましては、専門家の意見として補強よりもかけ直す必要があるという提言がなされているわけですから、そのことをやはりそれを補強でやっていくんだというのはどういう立場なんだろうかと、ちょっと考え込んでしまいます。点検をやる以上、やはりその点検を受けて必要な措置をとらなくてはならないというお考えのもとだと思います。しかも、この15橋以外にも点検すべきところは橋としてもありましょうし、道路としてもほかにもあると思いますけれども、いろいろな調査結果が出たときに、それを真摯に受けとめて、そのための予算措置を急いでつけていくということが本来必要だと思うんですが、これはほかの場所での面的整備との関係で、そっちで後でやっていくから、この分をやらないということなのか、それとも財政的に見通しが立たないからやらないということなのか、もし財政的に見通しが立たないということであれば、私はこれは本末転倒のことだと思うんですね、安全性の面から考えて。それで、ほかの整備との関係でといったとしても、現実に今通行量があるこの橋のことをどうしていくのかということで考えてみますと、やはりちょっと佐賀市の対応としては非常に消極的といいますか、市民の安全を真剣に考えているとは思えないようなお答えだと思いますが、この点についてちょっと市長のお考えをお聞きしておきたいと思います。
私は、補強よりもかけ直しが必要であると見られた、そこはやはり一定のきちんとした根拠があってのことだと思いますから、それでも補強でやるんだというその一体根拠は何なのか、ここをはっきりさせていただきたいと思います。
それから、中心市街地の点につきましては、できる限り意見を集約するというお答えでございますから、それはぜひ頑張ってやっていただきたいと思います。なお、これは実際にもう動き出してきますと周辺の商店街の、つまり中心市街地の再開発事業にかかるところの向かい側の筋の方たちは、これからいろいろ実際に工事などが始まったりしていきますと、果たして商店街として保っていけるんだろうかと、再開発ビルができていくまでに
自分たちは生き残れるだろうかという思いも持っておられますから、そういうところに配慮もしながら、市街地再開発事業を市としては一体的にぜひ補償の面だとか、いろいろな点で配慮をして考えていただきたいと思いますが、その点についてのお考えがどうなっているか、最後に伺います。