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  1. 佐賀市議会 1992-06-10
    平成 4年 6月定例会−06月10日-01号


    取得元: 佐賀市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-08
    平成 4年 6月定例会−06月10日-01号平成 4年 6月定例会             6  月  定  例  会 ●会期 17日間                議 事 日 程 ┌──┬────┬─┬────────────────────────────┐ │日次│月  日│曜│         議  事  要  項         │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 1│6月10日│水│午前10時開会、諸報告、用排水対策事業調査特別委員長中間報│ │  │    │ │告質疑都市開発事業推進調査特別委員長中間報告、質疑、工│ │  │    │ │業団地等事業推進調査特別委員長中間報告、質疑、提出議案付│ │  │    │ │議提案理由説明、散会。                 │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 2│6月11日│木│休会。                         │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 3│6月12日│金│休会。                         │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 4│6月13日│土│休会。                         │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 5│6月14日│日│休会。                         │
    ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 6│6月15日│月│午前10時開会、市政一般に対する質問、散会。       │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 7│6月16日│火│午前10時開会、市政一般に対する質問、散会。       │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 8│6月17日│水│午前10時開会、市政一般に対する質問、散会。       │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 9│6月18日│木│午前10時開会、市政一般に対する質問、議案に対する質疑、議│ │  │    │ │案委員会付託、散会。                 │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 10│6月19日│金│常任委員会。                      │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 11│6月20日│土│休会。                         │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 12│6月21日│日│休会。                         │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 13│6月22日│月│常任委員会。                      │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 14│6月23日│火│常任委員会。                      │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 15│6月24日│水│議会運営委員会。                    │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 16│6月25日│木│休会。                         │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 17│6月26日│金│午前10時開会、委員会報告、質疑、討論、採決、閉会。   │ └──┴────┴─┴────────────────────────────┘ ●6月定例会付議事件市長提出議案  第64号議案 平成4年度佐賀市一般会計補正予算(第1号)  第65号議案 平成4年度佐賀市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  第66号議案 平成4年度佐賀市農業共済特別会計補正予算(第1号)  第67号議案 平成4年度佐賀市老人保健医療特別会計補正予算(第1号)  第68号議案 佐賀市都市景観条例  第69号議案 佐賀市報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例  第70号議案 佐賀市市税条例の一部を改正する条例  第71号議案 佐賀市住宅新築資金等貸付条例の一部を改正する条例  第72号議案 佐賀市営住宅条例の一部を改正する条例  第73号議案 佐賀市農業共済条例の一部を改正する条例  第74号議案 佐賀市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例  第75号議案 佐賀市消防団員退職報償金支給に関する条例の一部を改正する条例  第76号議案 財産の処分について  第77号議案 市営西与賀団地新築(RC−4建築主体工事請負契約の締結について  第78号議案 市営西与賀団地新築(RC−5建築主体工事請負契約の締結について  第79号議案 公共下水道佐賀終末処理場水処理施設築造工事請負契約の一部変更について  第80号議案 本庄小学校校舎給食室改築建築主体工事請負契約の締結について  第81号議案 農作物共済(水稲)の無事戻しについて  第82号議案 農作物共済(麦)の無事戻しについて  第83号議案 家畜共済に係る特別積立金の取崩しについて ▲継続審査となっていた請願書  受理番号1 佐賀市議会議長選挙に絡む汚職議員の辞職と議会の正常化を求める請願書  受理番号2 佐賀市議会議長選挙贈収賄事件の徹底究明と逮捕された議員の辞職勧告を求める請願書 ▲意見書案・決議案・報告書等  地球環境保全の強化に関する意見書案  水道水の水質基準の見直しに関する意見書案  「学校五日制」の完全実施を求める意見書案  労働行政の整備、充実に関する意見書案  米の市場開放及び農産物の農薬残留基準緩和阻止に関する意見書案  少年を暴力団から守る活動に関する決議案  「コメ市場開放阻止宣言の街」に関する決議案  地方拠点都市地域の指定に関する決議案  総務委員会審査報告書  文教民生委員会審査報告書  産業経済委員会審査報告書  建設委員会審査報告書  議会運営委員会審査報告書(請願書)  第3号報告 平成3年度佐賀市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について  第4号報告 平成3年度佐賀市公共下水道特別会計繰越明許費繰越計糞書の報告について  第5号報告 平成3年度佐賀市一般会計継続費繰越計算書の報告について  第6号報告 平成3年度佐賀市水道事業会計継続費繰越計箕書の報告について   平成4年6月10日     午前10時29分 開会             出席議員 ┌────────┬────────┬────────┐ │3. 池田勝則  │4. 福井章司  │6. 江島徳太郎 │ │7. 森 裕一  │8. 山下明子  │9. 黒田利人  │ │10. 川崎辰夫  │12. 福井久男  │13. 堤 惟義  │ │15. 西岡義広  │16. 豆田繁治  │17. 片渕時汎  │ │18. 大塚次郎  │19. 米村義雅  │20. 中村 董  │ │21. 山田 明  │22. 小柳達郎  │24. 宮地 晋  │ │25. 御厨義人  │26. 木原奉文  │27. 江口和大  │ │28. 百武英明  │29. 光武重一  │30. 横尾啓四郎 │ │31. 藤田龍之  │32. 宮本英樹  │33. 木下棋一郎 │ │34. 山下 勝  │36. 横尾重雄  │        │ └────────┴────────┴────────┘             欠席議員 ┌────────┬────────┬────────┐ │2. 永渕義久  │11. 渋谷 要  │14. 永渕武男  │ │35. 宮地勝巳  │        │        │ └────────┴────────┴────────┘       地方自治法第121条による出席者 佐賀市長   西村正俊   助役      富永貞夫 助役     佐藤直良   収入役     木原忠光 総務部長   野口 健   産業部長    百武康邦 建設部長   江頭正迪   民生部長    井原 輝 福祉事務所長 嶋  栄   交通局長    小林克己 水道局長   内堀弥太郎  ガス局長    仁位次治 消防長    八田国信   教育委員長   野村綱明
    教育長    山田清人   監査委員    原 勝巳 農業委員会         選挙管理委員会        石橋正光           藤田俊秀 事務局長          事務局長 △開会 ○議長(山下勝)   これより市議会定例会を開会いたします。 △会期決定 ○議長(山下勝)   会議を開きます。  本定例会の会期を本日から6月26日までの17日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって本定例会の会期は17日間と決定いたしました。 △議事日程 ○議長(山下勝)   次に、会期中の議事日程は、お手元に配布いたしております日程表のとおり定めることに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって会期中の議事日程はお手元に配布いたしております日程表のとおり決定いたします。 △諸報告 ○議長(山下勝)   日程により、この際諸報告をいたします。  報告の内容については、配布いたしております報告第2号によって御了承願います。  報告第2号  諸報告 △例月出納検査の報告について  平成4年3月4日から平成4年6月9日までに、監査委員より定期監査及び例月出納検査の結果について下記のとおり報告された。  その内容は、それぞれ議員各位にその(写)を送付したとおりである。            記 3月24日 例月出納検査結果報告について(一般会計特別会計等の3年度1月分) 3月24日 例月出納検査結果報告について(公営企業会計の3年度1月分) 4月14日 例月出納検査結果報告について(一般会計持別会計等の3年度2月分) 4月14日 例月出納検査結果報告について(公営企業会計の3年度2月分) 5月13日 例月出納検査結果報告について(一般会計特別会計等の3年度3月分) 5月13日 例月出納検査結果報告について(公営企業会計の3年度3月分) 6月 3日 定期監査報告について(平成3年10月から平成4年5月まで) △陳情書の受理状況について  平成4年3月4日から平成4年6月9日までに、受理した陳情は、下記4件で、その内容は、それぞれ議員各位にその(写)を送付したとおりである。            記 ・旧兵庫公民館移転存続について陳情       兵庫町自治会       会長 野口武雄 外14名 ・兵庫土地区画整理事業にかかわる「低床公園」の利用について陳情       佐賀市立城東中学校PTA       会長 井手義博 外1団体 ・市立図書館館長候補者の早期選任について陳情       佐賀の文化をつくる会       代表者 池田賢士郎交通指導員の定年の見直しについて陳情       佐賀市交通指導員会       会長 大島藤太 △議員の異動について  碇六郎議員におかれては、去る3月4日逝去された。 △全国市議会議長会の表彰について  平成4年5月27日、東京都において開催の第68回全国市議会議長会定期総会において、光武重一議員議員在職25年、市政の振興に努められた功労者として、記念品と表彰状が贈られた。 △用排水対策事業調査特別委員長中間報告 △質疑 ○議長(山下勝)   次に、用排水対策事業調査特別委員会に付託し、継続調査中の用排水対策事業に関する諸種調査について、中間報告を求めます。 ◎用排水対策事業調査特別委員長横尾啓四郎)   おはようございます。当持別委員会は、去る5月25日に開催いたしましたので、要約して御報告をいたします。  まず、筑後川下流土地改良事業及び国営総合農地防災事業につきまして当局の説明を受けましたが、前回報告いたしましたものとはぼ同様の内容でございました。  また、県営地盤沈下対策事業佐賀中部地区につきまして、3年度 3,000万円をかけて全体設計を行い、4年3月30日に国の承認がおりたとのことで、1市9町で全体事業費約83億円、4年土事業として嘉瀬川以西の久保田町の部分の排水路 1,500メートルの測量、用地費及び補償費ほかで2億円の事業となっております。  これらに対し委員より、事業費において前回の説明より若干増減があるが、減額の点で工事に支障はないか。城西排水機場は平成7年度の雨季からの稼働かとの質問がございました。  当局より、事業費については圃場整備や他事業との関連で工事の延長が見直されているが、工期がおくれるなどの全体的な影響はないものと思う。  城西排水機場については、平成5年度から7年度までの3ヵ年事業であり、稼働は8年度の雨季からと思うが、時期については打ち合わせをしてみるとの答弁がございました。  次に、排水対策関係について申し上げます。  今年度事業について当局より、佐賀江については、掘削が 4,700メートルとゼロ国債で300メートル、地盤改良 2,300メートル。  新川は、掘削護岸で 1,100メートル、橋梁改築1基、家屋補償2ヵ所。  八田江は、地盤改良をゼロ国際で600メートル、掘削300メートル、ポンプ場30トンは3年度に続き工事、護岸は中小河川改修事業で600メートル。  巨勢川は、掘削護岸で753メートル、樋門改築2基、三間川との合流点のポンプ場用地買収836平方メートル、補償3件、合流点に水門1基、中小河川改修事業掘削護岸225メートル、補償1件。  本庄江は、掘削護岸60メートル、深町樋門移転でせき1基、深町樋門上流の河道の直線化で掘削350メートル、それとあわせて用地買収が 3,052平方メートル、掘削護岸552メートル、旧深町樋門上流で新川の取り入れ部分の改築でせき1基。  防潮水門は、右岸で堤体盛土、表法覆工175メートル、波除工980メートル、堤防工事600メートル、根固工220メートル、左岸で波除工 1,690メートル、堤防工事は700メートル、吐出樋管1基、旧ドンポ樋門の撤去に伴う橋梁1基。  佐賀導水事業につきましては、平尾地区管路埋設200メートル、久保泉地区南部地区圃場整備とあわせた開水路掘削400メートル、それと調整池内の樋門なり、しゅんせつ等の雑工事があるなどの説明がございました。  また、佐賀大学周辺排水対策として、第1に、従来の仮設ポンプ2ヵ所の継続、第2に、大学横の2ヵ所に自動スイッチ仮設ポンプ3台を設置、第3に、道路側溝からの流入口対策として5ヵ所、第4に、県道東与賀佐賀線側溝清掃県土木事務所へ依頼、第5に、緊急時の対策として、土のう600袋を現地に備え、一輪車10台、業者保有の水中ポンプを調査し、緊急時の対応を依頼するとの説明がございました。  これらに対し各委員より、昨年、コンサルタントに委託した調査結果はまだ出ていないようだが、それをもとに今年以降、対策を講じていくのであれば、委員会に提出して検討すべきだと思う。  巨勢川調整池の掘削した土の搬出に伴い、特に運搬経路等事前説明を十分行うべきである。  三間川と区画整理の工事でシートパイルがそのまま河川の中にあったり、完全にせきどめられている箇所があり、降雨によって浸水した場合に天災では済まないので、ここに限らず、市内の工事箇所の雨季前の点検をすべきである。  巨勢川改修に伴う地元陳情などの対応で、河川改修事務所と県の土木事務所の話に食い違いがあったなど、連絡調整面で市としてもお願いをされたい。  佐賀大学周辺排水対策で、こういう計画を立てたことによって住民に水の被害が出ないと思われる点も考慮して、十分地元に周知徹底すべきであるなどの意見、要望がございました。  当局より、各関係機関に伝達すべきところについては、伝える旨の答弁があり、巨勢川調整池の掘削土の搬出については、場所が正式決定していない状況にある。  国、県、市の調整や情報交換については、一部建設省とも情報交換の会なども始めており、早急に情報交換を行い、保留や未決定の話があれば、必要であれば市から県に申し上げた内容も含め、委員会に報告する。  佐大周辺の排水対策については、仮設ポンプで一定の効果は期待できるが、地形上の問題もあり、十分ではないので、あらかじめ土のうを置いておくことや、業者所有の水中ポンプの把握をしておき、緊急時に対応するよう検討している。  また、今回は緊急避難的にどのくらいの効果があるかのデータ収集の必要もある。恒久的にはコンサルタント委託の部分を十分勉強しながら考えていきたいとの答弁がございました。  以上で中間報告を終わります。
    ○議長(山下勝)   ただいまの中間報告に対して御質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり)  別に御質疑もないようでございますので、これをもって中間報告に対する質疑は終結いたします。 △都市開発事業推進調査特別委員長中間報告 △質疑 ○議長(山下勝)   次に、都市開発事業推進調査特別委員会に付託し、継続調査中の都市開発事業推進に関する諸種調査について、中間報告を求めます。 ◎都市開発事業推進調査特別委員長小柳達郎)   都市開発事業推進調査特別委員会は、去る5月27日に開催をいたしましたので、その概要を報告申し上げます。  まず、幹線道路の整備についてであります。  最初に、佐賀駅末次線についてであります。国道264号線から労働基準局までの事業認可申請を提出しておりましたが、県から近々認可する旨の連絡がありました。この区間の事業完了を平成9年度と予定し、本年度は城濠、楠の木、土塁等の文化財を関係機関と協議しながら調査をする計画で、事業費としては 2,400万円の内示を受けております。  次に、上多布施町大財町線についてであります。本年度の事業費は2億 0,600万円で用地取得 1,390平方メートル、家屋補償3戸を計画しており、本年度の事業進捗率は20%であります。  大財修理田線につきましては、本年度の事業費は1億 8,600万円で、用地取得 1,466平方メートル、家屋補償5戸を計画しております。  唐人町渕線第1工区につきましては、本年度事業費は2億 4,800万円で、用地取得886平方メートル、家屋補償1戸を計画しております。  第2工区につきましては、本年度の事業費は1億 5,000万円で、用地取得 1,045平方メートル、家屋補償4戸を計画しております。  次に、再開発事業関連白山呉服元町線につきましては、本年度の事業費は2億 5,000万円で、用地取得216平方メートル、家屋補償2戸を計画しております。  なお、再開発事業地区に接する120メートルについては、地権者と折衝中であります。  次に、環状東線県道脊振佐賀線から国道264号線までにつきましては、現在11メートルで供用開始をしておりますが、事業効果を上げるためには区画整理事業区域内の環状東線の計画線と直線で結ぶ必要があるため、当面、県道と接する部分の交差点改良を含めた整備を行う計画であります。本年度の事業としましては、事業取得760平方メートル、家屋補償7戸を計画しております。  次に、まちかど広場整備事業についてであります。これは平成2年度までの5ヵ年でシンボルロードの整備に当たってきましたが、この道路沿いにまちかど広場を設け、都市部におけるゆとり空間をつくり出すもので、5ヵ所を計画しております。現在、唐人町に予定している1ヵ所については用地買収が完了し、また、旧佐賀駅ロータリー部分の2ヵ所の用地買収についても、国鉄の清算事業団と合意に達しております。  以上のような当局の説明に対し、佐賀駅末次線に関し、委員より、近々事業認可がおりるとの報告であったが、県は市民の合意形成が不十分だとして待ったをかけていた。認可に対して条件が提示されているか、また今後、市民の合意を得るため、どのように対処されるのかとの質問がありました。  これに対しまして当局より、認可に対する条件は聞いていない。県は適正であると判断をされて認可されたと思う。お濠越え問題については、検討委員会、また議会の御理解を得ながら今日までやってきた。今後も市の広報、また市民の代表である議会を通して、御理解を得ながら事業に着手していきたいとの答弁がありました。  また委員より、文化財調査検討委員会でも事前にクリアすべき問題点として指摘されていたように十分検討していかなければならないものだが、これまで用地買収等で協力いただいた地元の方々の御努力を考えれば、一刻も早く事業を完了していかなければならない。  当局の説明では、調査に3年かかるということだが、具体的に事業計画をどのように考えられているかとの質問に対し、当局より、天然記念物に指定されている楠の木の下には土塁、昔の濠割等の文化財が存在している。これらの文化財を調査するには、楠の木の移転を2年ほどかけて行う必要がある。そのため、本年度は楠の木の植生調査文化財事前調査を行い、6年度までに楠の木の移転、また文化財や交通調査を行っていく計画で県の文化財課と協議を行っている段階である。これと並行して、5、6年度に用地買収を行い、8、9年度には濠越えを完了したいと基本的考え方を持っている。  文化財は後世に残る大事な資産であるので、慎重に対応するとともに、佐賀市の都市軸として、この佐賀駅末次線の早期完成を目指して全力を尽くして事業に着手していく考えであるとの答弁がありました。  次に、中央第1地区市街地開発事業についてであります。  まず、当局より次のような説明がありました。  本組合の設立につきましては、本年8月上旬を目標に、認可に必要な権利者の同意書、定款、事業計画等の準備を行っている段階であります。  キーテナントの誘致につきましては、大店法改正後、大型店が地方都市の再開発には敬遠ぎみということもあって、商業床のフロア構成専門店方式で事業を進めています。  本年度の事業費としては、調査設計費のうち、地盤調査建築設計権利変換計画作成など1億 7,820万円を計上しております。  これに対し委員より、準備組合では、商業床のフロア構成専門店方式で考えられているが、集客力の大きい大型のテナントに負う部分が大きいと思う。専門店方式でいいのか。  また、キーテナントの出店断念の理由としては、床単価、あるいはまた基盤整備のおくれを上げられているが、再開発ビルに進出しやすいような条件整備は考えられていないのかとの質問に対し、当局より、テナントについてはデベロッパーの方で出店意向調査を行っており、現在、四十数社から条件等が整えば出店したい旨の回答が出されてきている。ただ、床単価は本年度予定している建築設計ができなければ決まらないので、具体的なテナントとの交渉はしばらくかかるものと考えている。現在でもワンフロアを受け持ってもらえるぐらいのテナントを希望している。  今後、保留床を取得し、テナントに賃貸する管理会社の設立と並行して、テナントについては基本設計のコンセプトをあわせて見直しをやっていきたい。いずれにせよ、佐賀市が取得予定のコミュニティセンターを含め、集客力のある快適で個性のある再開発ビルにしたいと考えている。  大型店の進出については、大店法改正後、地価の安いロードサイド型の進出が相次いでいる。そのため、床単価を幾らかでも低く抑える手だてとして、現在、佐賀市では商業ビジョンの作成に取りかかっているが、知事の承認を受けられると、管理会社が中小企業振興法の認定を受け、中小企業事業団から無利子の融資を受けられる制度がある。この資金を活用して、できるだけ安くテナントが進出できるようにしていきたいと考えている。また、再開発関連の道路整備についても十分配慮して努力していきたいとの答弁がありました。  次に、景観についてであります。  まず、当局より次のような説明がありました。  佐賀市において、都市景観に対する関心が非常に高まっている中、個性あるまち、美しい都市づくり、また、現存する景観の保全のため、6月議会に景観条例の制定を計画しています。この条例は、憲章的な大筋をあらわした条例で、実現のためには市と市民が一緒になって取り組んでいかなければならないものであります。  この条例を構成する主な内容は、第3章として、景観的にすぐれた地区を景観形成地区として指定し、基準の設定、届け出を行ってもらう「都市景観形成地区」、4章としては、一定規模以上の大規模建築物の新築等に対して届け出を行ってもらう「大規模建築物等の新築等」、第5章としては、景観形成上、重要な価値があると認められる重要建築物の指定と現状変更行為等の場合に届け出をしてもらう「都市景観重要建築物等」、第6章としては、都市景観の功績があった建築物や行為された場合の「表彰、助成等」など第8章から成るものであります。  この条例は、制定後、市民の皆さんへ協力をお願いする事項については、PR期間を置いて施行する計画であります。  なお、都市景観形成地区並びに重要建築物の指定については、今後関係機関と協議を行い、地元や地権者の同意を得て行うが、他市の例では、説明会、合意形成のため時間を要するため、施行後、しばらく時間を持ってから実施に移している。  また、大規摸建築物の基準については、都市形態やまちのなりあいによってその基準が違ってくるので、佐賀市においてどの程度が妥当であるか検討しています。  以上のような説明に対しまして、委員より、景観条例の市民へのPR、都市景観形成地区の指定、また都市景観上、功績があった建築物に対する助成はどのような形で考えているかとの質問に対しまして、当局より、市民へのPRとしては、8月に市報の特集号を組み、また、秋には景観シンポジウムを開催する予定である。さらに、長崎街道筋、城内等で地元の説明会を行う計画である。  景観形成地区の指定については、中心商業地区から城内あたりの景観核、貫通道路沿線の景観帯、環状線沿いの景観回廊、シンボルロードを中心とした南北の景観軸を景観の骨格と称している。これら全体について指定すべきであるが、まずは骨格の中で歴史的な景観を保全する必要がある場所やまちの活動の核となるところを候補地として選ぶことになると考えている。  助成については、他都市の状況を調査しているが、地域によってさまざまである。今は実情調査の段階で、今後、詰めをしていく計画であります。  以上をもちまして、中間報告を終わります。 ○議長(山下勝)   ただいまの中間報告に対して御質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり)  別に質疑もないようでありますから、これをもって中間報告に対する質疑は終結いたします。 △工業団地等事業推進調査特別委員長中間報告 △質疑 ○議長(山下勝)   次に、工業団地等事業推進調査特別委員会に付託し、継続調査中の工業団地等事業推進に関する諸種調査について、中間報告を求めます。 ◎工業団地等事業推進調査特別委員長(米村義雅)   当委員会は、去る5月26日に開催されましたので、その概要を御報告いたします。  最初に、当局より事業の進捗状況の説明を受けました。その内容は、現在、工業団地計画地内に広い面漬の農地を所有されている方との用地交渉を継続中であり、ここの解決をまっていたら全体が相当おくれるので、部分的にでも造成分譲できるよう団地の全体区域は従来どおりとしながらも、土地利用計画を一部修正した。具体的には未買収地が集中している団地中央やや東寄りに計画していた調整池を団地南西の隅に移し、未買収地は一応工場用地に変更し、将来、用地交渉の状況によっては、工場用地または代替地として利用する。なお、その他の事業計画は変更していない。  大規模開発の申請については、現在申請中である。  未相続地の処理については、専門家の指導、意見を受け、裁判所の判断処理が妥当ではないかということで裁判所に申請をしており、それをまって全面積の農地転用申請を行いたい。  企業誘致活動は県とともに引き続き進めているが、電子機器関係の企業との話が具体性を持ってきており、今後も鋭意努力していきたい。  アクセス道路については、市道念仏橋赤井手線、全延長 2,380メートルのうち、北アクセス道路の延長 1,060メートルに着手しており、平成3年度までに594メートルが暫定完成し、約56%の進捗率である。なお、平成4年度はさらに100メートルを完成させ、250メートルを暫定完成させる。  用地交渉中の延長116メートルの部分は、用地交渉が今年度中にはめどがつくと考えている。県道佐賀川久保鳥栖線以北の市道赤井手西原線、延長880メートルについては、現在、繰越事業で120メートルを施工中であり、平成4年度は北側から500メートルを施工する予定である。埋蔵文化財発掘調査については、遺跡総面漬9万 2,370平方メートルのうち7万 4,890平方メートルを本調査必要面積として現在確定しており、そのうち2万 3,390平方メートル、約30%の本調査が終了している。作業員の確保は厳しい状況であるが、1月から5月までは圃場整備の方から作業員を投入し、現在80名程度で進めているとの説明でございました。  これらの説明に対しまして、委員より、未買収地が工業団地の中央に残っていては、市が誇る工業団地としての体をなさないのではないか。未買収地の交渉については、今後とも、担当だけではなく、市の総力を挙げて対応していくべきであるとの強い意見や、分譲はいつごろかとの質問が出されました。  これに対しまして当局より、交渉を断念したから計画を一部修正したのではなく、全体がこの部分で遅れるので、部分的にでも早く分譲できるように土地利用計画を一部修正した。用地交渉は今後とも精力的に進めていく。分譲の時期は造成、環境整備等が終了しておらず、現地で状況が見えないのが問題であるが、企業誘致が具体化してきたものについては、部分的にでも造成し、早期に分譲していきたい。少なくとも、平成4年度中には分譲を開始したい旨の答弁がありました。  さらに委員より、若年労働者の県外流出防止策や雇用問題はどうなっているかとの質問に対しまして、当局より、学校の就職担当の先生方との懇談会も開かれているが、県内に企業が少ないということで県外への流出率が高い状況である。また、Uターン志向も強いので、この工業団地へ優良企業を誘致することによって雇用の場をつくっていきたいとの答弁がございました。  また、文化財調査に関しまして、委員より、作業員を確保し、調査を早く完了するためにも、作業員の勤務労働条件をさらに改善してもらいたいとの要望も出されました。  次に、新規工業団地に関しまして御報告いたします。  当局より、新規工業団地の適地調査については、ポスト久保泉として新規需要に対応できる工業団地、佐賀空港開港をにらんだ臨空型工業団地、さらには市内既存企業の移転拡張用地としての工業用地を確保するために調査中であるが、土地利用の規制、あるいは圃場整備事業の進展等により、候補地選定は極めて厳しい状況にある。全市を白紙の状態から10ヘクタール以上の一団の用地が確保できる候補地を拾い上げ、この中から開発目的ごとに庁内で数ヵ所を候補地として絞り込んだところであるとの説明がなされました。  これを受けまして、委員より、現在でも市内の既存企業が市外に出ていくとの話をよく聞くが、そうなっては佐賀市の弱体化につながっていく。早急に開発する必要があるが、いつごろまでに選定を終えるのかとの質問が出されました。  当局の答弁といたしましては、企業誘致も大切だが、既存企業が市外に移転されては市の活性化につながらないし、既存企業は市にとって大切であるので、新規工業団地選定の中でも既存企業の移転拡張用地の選定を早目に詰めたい。できれば、年内にでも選定を済ませ、地元等との協議をスタートさせたいと考えている。また、既存企業の事業拡大、移転等の意向調査も行っており、それらもにらみ合わせながら、適地の候捕地を何ヵ所か上げている。さらに、企業の情報を早くつかむためにも、調査、相談等もやっていきたいとのことでございました。  これに対しまして委員より、これらの意向調査等については上辺だけの調査に終わらず、市内全企業の声が届くように注意すべきである。さらに、新規工業団地のPRも十分に行い、早期に開発してもらいたいとの要望が出されました。  最後に、工業団地未買収地の交渉はなお一層積極的に進めていただき、工業団地の早期完成をとの全員一致の要望を確認いたしまして、当日の委員会を終了いたしました。  以上で中間報告を終わります。 ○議長(山下勝)   ただいまの中間報告に対して御質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり)  別に御質疑もないようでありますから、これをもって中間報告に対する質疑は終結いたします。 △議案上程 ○議長(山下勝)   第64号乃至第83号議案、以上の諸議案を一括して上程付議いたします。  なお、平成3年度佐賀市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について及び平成3年度佐賀市公共下水道特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について並びに平成3年度佐賀市一般会計継続費繰越計算書の報告について、平成3年度佐賀市水道事業会計継続費繰越計算書の報告についての報告が第3号乃至第6号報告として提出されておりますので、申し添えます。 △提案理由説明 ○議長(山下勝)   議案の朗読はこれを省略し、直ちに上程諸議案に対する提案理由の説明を求めます。 ◎市長(西村正俊) 
     本日、佐賀市議会定例会を招集し、当面する諸案件につきまして、御審議をお願いすることになりましたので、これら上程諸議案の概要につきまして、御説明を申し上げます。  まず、第68号議案「佐賀市都市景観条例」について申し述べます。  この条例の制定に当たっては、総合計画の都市像である「風格と躍動の人間都市」の実現を目指す施策の一つである“個性と潤いにあふれた魅力的なまちづくり”をすすめるために、市民意識調査の実施や、都市景観懇話会からの御提言、都市開発事業推進調査特別委員会等の御指導をいただきながら、準備を進めてきたところであります。  この条例は、市民共有の財産であります佐賀のすぐれた都市景観をまもり、そだて、つくることによって、より美しく、より快適な、個性ある魅力的なまちづくりを目指しているものであります。  その主な柱といたしましては、  第1は、都市景観形成地区の指定であります。  これは、重点的にすぐれた都市景観を創造し、又は保全する必要があると認められる地区を都市景観形成地区として指定し、住民の方々の合意をもとに、景観形成方針、景観形成基準を策定して、指定地区の魅力ある都市景観の創造・保全を図るものであります。  第2は、大規模建築物等の新築などの届出に関する規定であります。  都市景観形成地区の区域外において、都市景観の形成に大きな影響があると思われる大規模な建築物等の新築、増築等に際して、事前に届出をしていただき、大規模な建築物等の個性を尊重しながら、周辺地域との調和を図るため、必要に応じて指導、助言を行い、すぐれた都市景観を形成しようとするものであります。  第3は、都市景観重要建築物等の指定であります。  都市景観形成上重要な価値があると認められる建築物、工作物、樹木等を都市景観重要建築物等に指定し、将来のまちづくりの資源として活かそうというものであります。  そのほか、表彰、助成、景観審議会の設置等について規定いたしております。  なお、この条例の意図する都市景観の形成については、公共空間と私的空間がうまくかみあっていかなければならず、行政の力だけではなく、市民の方々の協力があってはじめて出来上がるものであります。  したがいまして、この条例の施行に当たりましてはその周知徹底や基準作りに十分の時間をとり、遺漏のないようにする所存であります。  この条例をよりどころとして、市民と行政が一体となり、素晴らしい魅力あるまちが出来上がっていきますことを念じております。  第73号議案『佐賀市農業共済条例の一部を改正する条例」は、水稲及び麦の事務費賦課金率を県内の平均並みに改定するものであります。  現行の率は、昭和53年度に改定して以来今日に至っておりますが、その間の災害等における積立金の取崩しによる預金利子の減少などにより農業共済事業の運営に支障をきたしているところであります。  このため、農業共済事業運営協議会にもお諮りし、慎重に検討した結果、現行率を改定することといたしたものであります。  第76号議案「財産の処分について」は、報道関連施設用地として位置付け、公募を実施した大和紡絞跡地北ブロック部分のうち、面積約 6,520平方メートルを株式会社佐賀新聞社に処分いたすものであります。  その処分に当たりましては、大和紡縛跡地利用の基本理念であるゆとりある環境と景観の確保や跡地周辺地区との調和などを十分考慮して施設の導入が図られるようにいたしております。  第77号及び第78号議案は、市営西与賀団地新築工事請負契約の締結に関するものであります。  市営西与賀団地は、「水と緑に親しむ住まいづくり」を設計テーマに掲げ、近年のライフスタイルの多様化に対応した、快適で個性豊かな住環境の整備を目標に建設を進めてまいりました。  また、高齢者対策についても、本格的に取り組んだ最初の団地であり、周辺の環境にも調和するよう配慮いたしております。  今年度は、当団地建設の最終年度であり、鉄筋コンクリート造り瓦葺き3階建て12戸1棟及び4階建て24戸1棟の計36戸の2種住宅を建設いたすものであります。  第80号議案「本庄小学校校舎給食室改築建築主体工事請負契約の締結について」は、老朽化した校舎及び給食室の改築をいたすものであります。  内容は、鉄筋コンクリート3階建て、延床面積 1,654平方メートルで、普通教室10室と多様な教育、学習活動ができる多目的ホール2室及び給食室170平方メートルの改築事業を実施し、学校教育の充実につながる施設といたすものであります。  その他の条例等の議案につきましては、それぞれ議案の末尾に提案理由を略記いたしておりますので、それにより御了承をいただきたいと存じます。  次に、補正予糞議案につきまして、御説明を申し上げます。  今回の補正予算は、大和紡絞跡地の民活用地売払代金の基金積立金、九州北部研究学園都市建設構想推進費、佐賀導水事業に伴う合併事業負担金、市立図書館建設関連経費、高齢者福祉対策費のほか、当面緊急を要する諸経費につきまして、所要の補正措置を講じております。  まず、第64号議案「一般会計補正予箕」は、補正額約15億 2,800万円で、補正後の予箕総額は、約395億 2,800万円となり、前年度同期に比べ10.3パーセントの増となっております。  それでは、歳出予算の補正について、主な内容を御説明いたします。  まず、大和紡績跡地利用のための ●大和紡績跡地開発事業につきましては、これまで基盤整備実施のための測量、実施設計を行ってきたところでありますが、これに加え、市立図書館や県の女性センターなどの導入施設の建設構想が策定されつつありますので、基盤整備と施設建設とを併せた跡地全体の空間構成に関する基本計画を策定するものであります。 ●また、第76号議案に関連する、民活用地の売払代金につきましては、同額を公共用施設建設基金に積立てることとし、自治省の「地域づくり推進事業」の指定が内定いたしました、大和紡績跡地基盤整備事業の財源として活用していく考えであります。  次に、都市機能を強化し、近代的な地方中核都市を創るための ●九州北部研究学園都市建設構想推進事業につきましては、これまで平成2年度から3年度にかけて、佐賀県及び福岡県においてそれぞれ「九州北部研究学園都市建設構想調査」が、国においても直轄調査が実施されるなど、国家プロジェクトとして筑波研究学園都市、関西文化学術研究都市に次ぐ第3の研究学園都市の建設を目指して構想づくりが推進されているところでありますが、平成4年度は、本構想の中での拠点都市としての佐賀市の位置付けや意向等を明確にするため、佐賀市独自の構想策定を行うものであります。 ●地方拠点都市整備法地域指定推進事業につきましては、先ごろ成立した「地方拠点都市地域の整備及び産業業務施設の再配置の促進に関する法律」に基づく地域指定を受けるため、これまで佐賀地区広域市町村圏16市町村による期成会の設立や陳情活動などを実施してきましたが、構成16市町村が足並みを揃えて地域指定を受けるための事業をさらに推進してまいりたいと考えております。 ●道路整備事業負担金につきましては、佐賀導水事業の管理道路との合併施行方式で、巨勢川から嘉瀬川はでの区間4.5キロメートルを市道として年次計画により整備することとし、建設省との費用負担協定に基づき、本年度事業費の佐賀市負担分を計上いたしております。  次に、生涯学習のまちを創るための ●市立図書館建設事業につきましては、平成6年度中のオープンを目指し、自治省の地域づくり関連施策のうち「リーディング・プロジェクト推進事業」の指定を受け、現在、「佐賀市図書館情報ネットワーク形成事業」の推進計画を策定いたしておりますが、開館時に10万冊から11万冊の図書をそろえるとなりますと、遅くとも今年度から計画的に図書を購入する必要がありますので、その経費を計上しております。  なお、推進計画がまとまり次第、基本設計等の補正予算措置を講ずることにいたしております。  次に、高齢者福祉を推進するための ●高齢者の生きがいと健康づくり推進モデル事業につきましては、平成4年度から2か年間の国の指定を受けて実施するもので、事業内容としては、高齢者ワープロ講座を開設し、高齢者が技術を身につけ、健康で生きがいを持って社会活動ができるよう、佐賀市老人クラブ連合会やシルバー人材センターとの連携を十分にとりながら、在宅就労支援システムづくりをすすめることにいたしております。 ●また、高齢者相談事業につきましては、在宅福祉の多様化に対応し、相談窓口業務を円滑に行うため、社会課の高齢者対策室に専門の相談員を配置することにいたしております。  本市の高齢化率は、平成3年度末で13.5パーセントに達しており、高齢者の生きがい対策とともに、在宅福祉対策の重要性がますます高まっておりますので、現在市内の特別養護老人ホーム3か所に委託して実施している在宅介護支援センターによる相談窓口のほかに、高齢者の各種相談に応じる相談窓口の充実を図るものであります。  次に、市民生活を支える快適な環境を創るための ●ごみ処理対策につきましては、最終処分場に発泡スチロールやトレイを処理するための廃プラスチック類溶融装置を設置するとともに、最終処分場における職員の健康管理及び場内の美化の面から、場内の舗装、手狭になった事務所の増築など作業環境の整備を行うことにいたしております。  次に、地域経済を活性化するため  漁業では ●沿岸漁業振興特別資金利子補給につきましては、昨年の台風17号、19号によって有明海ののり養殖用支柱の竹が大量に流出し、のり網や流し網などに大きな被害を与えましたので、その対策として竹支柱から合成支柱への転換を促進するため、のり養殖漁業者が合成支柱を導入する場合に利子補給を行い、沿岸漁業の振興を図ることにいたしております。  なお、債務負担行為として、平成4年度から9年度までの利子補給について措置いたしております。  観光では、 ●観光振興事業として、当初予算で措置いたしております観光説明板の整備に加え、同じくふるさとづくり基金による大型観光案内板の整備を図り、本市のイメージアップと観光客誘致のための受け皿づくりをすすめてまいります。  次に、文化財の保存、活用を図るための ●指定文化財保存費補助につきましては、佐賀市史跡に指定しております「高伝寺墓所」内の瓦葺土塀が崩壊していますので、これの修復について佐賀市文化財保護条例に基づき補助するものであります。  次に、市民参加の促進を図るための ●映像広報事業につきましては、広報の充実を図ることとし、7月1日に開局します佐賀シティビジョンの「市民チャンネル」を利用して、本市の主要な事業などの情報を提供し、市政に対する市民の理解に役立てたいと考えております。  このほか ●「政治倫理条例(仮称)」制定のための調査・研究費、熱気球大会JR臨時停車駅開設負担金、金立山線林道改良事業費、学校週5日制導入のための調査・研究費、前年度分医療費の精算に伴う老人保健医療特別会計繰出金等を措置いたしております。  歳入予算の補正としましては、補助事業等に伴う国・県支出金のほか、地方交付税、財産収入等を計上いたしております。  以上で、一般会計補正予算の内容についての説明を終わります。  次に、特別会計の補正予算につきまして、主なものを申し上げます。  国民健康保険特別会計は、健康づくりの意識啓発を図るため、健康ビデオ及び健康情報紙「ひととき」の作成、シンポジュウムの開催などのヘルスパイオニアタウン事業費を増額措置いたしております。  次に、農業共済特別会計は、農作物共済勘定の水稲及び麦の無事戻し金等について措置いたしております。  次に、老人保健医療特別会計は、前年度分医療費の精算に伴う関係機関への返還金等を措置いたしております。  以上で、補正予算関係議案の概要説明を終わりますが、なお、細部の点につきましては、歳入歳出補正予算事項別明細書、6月補正予算の概要等により御検討をいただきたいと存じます。  何とぞ、よろしく御審議を賜りますようお願いいたします。  ありがとうございました。 △散会 ○議長(山下勝)   本日はこれをもって散会いたします。  明11日から14日まで休会いたします。  本会議は15日午前10時に再会いたします。   午前11時23分 散会 △表彰状伝達式 △佐賀市表彰式 ○議長(山下勝)   ただいまから本市議会議員に対する表彰状の伝達を行います。  光武議員は、25年の長きにわたり市政の発展に寄与されました功労者として、去る5月27日開催されました第68回全国市議会議長会の定期総会において、議長会会長より表彰状を贈呈されましたので、心からお喜び申し上げますとともにその伝達を行います。  それでは、光武議員さん、前の方にどうぞおいでくださいますようお願いいたします。 ┌────────────────────┐ │       表彰状          │ │          佐賀市       │ │          光武重一殿     │ │  あなたは市議会議員として25年の長 │ │ きにわたり市政の発展に尽くされたその │ │ 功績は特に著しいものがありますので  │ │ 第68回定期総会にあたり本会表彰規定 │ │ によって特別表彰をいたします     │ │    平成4年5月27日       │ │     全国市議会議長会       │ │          会長 鈴木正之   │ └────────────────────┘                   (拍手)
    ◎議会事務局長(中座徳次郎)   以上をもちまして、表彰状の伝達式を終わらせていただきます。 ◎秘書広報課長(中牟田貞巳)   それでは引き続きまして、佐賀市表彰式に移らせていただきます。  ただいまから佐賀市表彰規則に基づきまして、長年にわたり市政発展のために御尽力を賜りました光武重一議員さんの表彰式をとり行います。 ┌────────────────────┐ │       表彰状          │ │          光武重一殿     │ │  あなたは佐賀市議会議員として市政に │ │ 参画されること25年その間本市の発展 │ │ に尽くされた功績は誠に顕著であります │ │ よってここに表彰します        │ │ によって特別表彰をいたします     │ │    平成4年6月10日       │ │          佐賀市長 西村正俊 │ └────────────────────┘                   (拍手) ◎秘書広報課長(中牟田貞巳)   西村市長よりお祝いの言葉を申し上げます。 ◎市長(西村正俊)   それでは、失礼いたしましてお祝いの言葉を申し上げたいと思います。  去る5月27日に開催されました第68回全国市議会議長会の定期総会におきまして、光武重一議員さんが在職25年のはえある表彰を受けられましたことは、まことにおめでたい限りでありまして、心からお祝いを申し上げます。  光武議員さんは、市民の方々の期待と信頼を一心に受けられまして、市議会議員として、また本年3月からは副議長として、その立派なお人柄と卓越した識見、思慮をもちまして、市政の発展に御尽力を賜っているところでございます。  佐賀市といたしましても、この輝かしい御功績をたたえるために、ただいま佐賀市表彰規則に基づきまして表彰を申し上げた次第でございます。  さて、本市は21世紀を展望した総合計画の実現に向けて、個性と活力、それに快適性を加えた風格ある県都づくりを進めているところでございますが、当面する重点施策として、大和紡絞跡地の基盤整備と市立図書館の建設、久保泉工業団地の開発、中心市街地の再開発、都市景観の形成など積極的に取り組んでいるところでございます。  このような施策を展開するためには、議会と執行部がお互いの機能を十分に発揮しながら、よく連携をとることが肝要でございまして、そうすることによって大きな成果をおさめることができると確信をしているところでございます。  どうか光武議員さんには、この上とも市政発展のため、なお一層の御尽力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、ごあいさつにかえさせていただきます。  まことにおめでとうございました。ありがとうございました。(拍手) ◎秘書広報課長(中牟田貞巳)   光武議員さん、謝辞をお願いいたします。 ◆(光武重一議員)   それでは、一言御礼のごあいさつを申し上げます。  ただいまは全国議長会、さらには佐賀市表彰を受けまして、私といたしましては身に余る光栄と深く感謝申し上げております。さらに、ただいまは市長さんから身に余る過分なお褒めの言葉をいただきまして非常に恐縮に思っとります。  顧みますれば25年間、この期間というものは長かったわけでございますが、その振り返って見てみますれば、何らその間私にはなすことなく、表彰に値するような問題はございませんでした。ただ、25年間というものを経過し、ここにこのように表彰されたことにつきましては、今日までの同僚の議員さん、先輩議員さん、さらには執行部の皆さん方のほかならぬ御指導のたまものであります。深く御礼申し上げます。  私は、この表彰を契機に心を新たにして、ただいま市長さんが言われました21世紀に向けた佐賀市の人間都市づくりに対しまして、大きな諸問題が今日数多く山積しております。その諸問題について、今後、議員の皆さん、執行部の皆さん方の御教示を受けながら、微力ではございますが、精いっぱい頑張っていくことをお誓い申し上げまして、簡単でございますが、御礼の言葉にかえます。  どうもきょうはありがとうございました。                   (拍手) ◎秘書広報課長(中牟田貞巳)   これをもちまして、佐賀市表彰式を終わります。...