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地方自治法第121条による出席者
佐賀市長 西村正俊 助役 富永貞夫
助役 今泉松次 収入役 木原忠光
総務部長 野口 健 産業部長 百武康邦
建設部長 江頭正迪 民生部長 蒲原俊一
福祉事務所長 牧瀬治三郎 交通局長 小林克己
水道局長
内堀弥太郎 ガス局長 村島 忠
消防長 緒方道男
教育委員長 御厨 梓
教育長
山田清人 監査委員 原 勝巳
農業委員会 選挙管理委員会
原 脩
中座徳次郎
事務局長 事務局長
○議長(
木下棋一郎)
これより本日の会議を開きます。
昨日に引き続き市政一般に対する質問を続行いたします。
◆(
豆田繁治議員)
おはようございます。通告いたしております順にお伺いをいたします。
まず最初に、
教育委員会関係の
学校施設につきましてお伺いをいたします。
佐賀
市は公立学校19の小学校、九つの中学校の施設があることは皆さん御承知のとおりであります。近年、
学校建設がとみに多く、昭和62年度においては
嘉瀬小学校、
城東中学校の2校、63年度は
城西中学校の
移転新築、平成元年度におきましては、小学校の
過大規模解消のために
開成小学校の新設をされております。平成2年度の現在は
日新小学校の改築中であり、この後も
城南中学校の
移転新築、
赤松小学校の
移転増改築と続き、
市教委の担当の方は
大変御苦労をされていると存じます。
私は日ごろより
学校建設に際し、二、三の疑問を持ち、市内の小・中学校を見てまいりました。新築間もない
城西中学校の建設の欠陥と申しますか、不備と申しますか、これは旧校舎の
地盤沈下による
移転新築でありました。佐賀
市の地盤は軟弱地で皆さん御承知のとおりであります。基礎調査に基づき、設計をされたと思いますが、
城西中学校は玄関及び階段部の
地盤沈下による建物の不備が見つかりました。建設、建物本体が沈下してないから問題がないという発想はどこから来たのでしょうか。また、他校においても新築して8年ぐらいの経過の施設が雨漏りや窓があけられないなどの状態で、
アルミサッシのセンターが湾曲するなど、非常におかしな建物が見られます。また、鉄筋の壁にも多数のひびが入り、見た目もよくありません。また、校舎自体、複雑な建て方で、教室がまるで迷路のようなつくりの
学校施設もあります。
子供たちにとって隠れ場所が多くあるような校舎がこれからの教育には果たしてよいのでしょうか。甚だ疑問を感ぜずにはおられません。
学校施設は、建物のみで見るのでなく、校門よりグラウンドの隅までがその施設であり、細かな配慮が必要であります。建築主である
市教委は建築課に委託するとき、細やかな打ち合わせをして設計委託の際にも見えない部分の、例えば、くい打ちに至るまでチェックし、欠陥の出ないような
学校施設を建築すべきではないでしょうか。これまでのものについても設計時点に問題があるのではないのかお伺いいたします。
次に、近年、
スポーツ人口は余暇時間の増大に伴い、さらに健康管理に気をつけ、市民総スポーツと発展しているのであります。
学校体育施設開放に伴い、体育館の
利用回数は小学校で4,976回、中学校で1,124回で、年平均の
利用回数が235回であります。小学校におきましては、年平均292回の
利用回数であり、いかに住民がこの
施設開放を喜び、利用しているかうかがえます。しかるに、昭和53年、県の補助事業にのっとり、
身障者便所を
日新小学校と
若楠小学校の2ヵ所に設置されました。これは
施設開放に伴い、また弱者への配慮で設置されたものであります。5年後の昭和57年から昭和62年までの
年次計画の中において、
福祉事務所が
市単独事業として予算化し、
市教委に依頼したものでありますが、これにおいても
福祉事務所がなぜこの施設をつくろうとしたのか、使用される方がどのような立場に置かれているかを理解しておれば、施設の設置場所もおのずとどこが最適であるかわかるはずであります。また、
学校校舎が現在、かぎ一つで管理されているような施設のため、住民が使用する
体育施設に、特に体育館でございますが、附置されるべき便所においても、また夜間使用の体育館への安全面でも配慮が足りないように思われます。小さく言えば切りがありませんが、使う人の立場に立った
施設整備の配慮をすべきかと思いますが、いかがでしょうか。自分の家をつくるぐらいの配慮をすべきであります。
次に、
合併浄化槽について御質問いたします。
川、クリーク、海などの汚染が社会的な問題となっておりますが、
一般家庭から排出される
生活排水による汚れが大きな原因と言われております。水質汚濁の原因として
生活排水の占める割合は、
一般家庭の生活で使われている排水される汚水で、そこに含まれているBODの量、つまり、
汚濁物質量は1人1日当たり約40グラムとされております。
生活排水の標準的な水量は、1人1日
当たり便所50リッター、
生活雑排水の内訳で台所30リットル、洗濯40リットル、ふろ50リットル、洗面20リットル、掃除、雑用で10リットルであり、1日合計約200リットルの汚水量であります。BOD40グラムの内訳はと申しますと、
便所汚水が13グラム、
生活雑排水が27グラムであります。
生活雑排水の中でも台所排水は18グラムもあり、
便所汚水よりも汚れの量が多いのであります。台所でおわん1杯のみそ汁を流すと、魚がすめるほどの水質にするためには、浴槽の3.5杯分、浴槽1杯が大体300リットルですので、1,050リットルの水を必要とします。また、煮汁500ミリリットルを流したら、浴槽26杯分もの水が必要であります。
佐賀
市総合計画にも第1節に水と緑の豊かな景観都市をつくるとうたってあるように、河川等を浄化するためには、水を汚す大きな原因である
生活排水の
処理対策を進めることが大事であります。佐賀
市における
公共下水道計画は、全体計画で
計画区域面積2,335ヘクタール、
計画処理人口17万、
計画目標年次平成17年度であります。この
事業認可区域は、面積1,276ヘクタール、
計画処理人口は81,700人、
目標年次平成8年度の計画でありまして、実質的には一、二年のおくれが出るそうでありますが、現在、
供用開始区域は727ヘクタールであり、全体計画の31%であります。年間の面整備の計画は50ヘクタールで、約1,200から1,300世帯、約8,000人ぐらいの見込みで進捗しております。このままおくれることなくいくと、
事業認可区域内で未実施区域549ヘクタールを完全供用開始するまでにはまだ大分先のことになりそうで、佐賀
市の
総合計画も10年を一つの節目として計画されているようなわけでありますが、それよりも長い年月がかかることになります。まして
JR線以北について、また
西部環状線以西や西村市長さんが住んでおられる
住宅密集地であります木原とか新郷、牛島地域は大分先のことになりそうであります。
そこで、対策として注目され、期待されている家庭用の
小型合併浄化槽モデル建設であります。この
小型合併浄化槽の性能は、
BOD除去90%以上、
処理水質のBOD20ミリグラム以下でありまして、下水道の
終末処理施設と同じであります。聞くところによりますと、
説明会等ではこのことを理解してもらえないというようなことを聞きましたが、以前に設置されておりました
単独浄化槽と同じような考え方をされているかもわかりません。
単独浄化槽にしても、
単独浄化槽はし尿だけを単独でする浄化槽で、
生活排水は処理されないままでありますので、
生活排水のBODの約80%が未処理のまま放流されるのであります。そこで、このことを踏まえ、モデルケースで昭和63年度に設置されました3軒の検査結果を見てみますと、数値のばらつきがありますが、これは
モデル家庭への毎回、毎月1回でございますが、適切な指導がなされないことによってこのばらつきが出たものと思われます。1基65万を使い、テストしたのであれば、施工業者をちゃんと指導しておれば、使用者は不安なく使用できたものと思われます。そこで、
テストケース終了1年を過ぎようとしておりますが、この
小型合併浄化槽事業を今後どのように扱われるおつもりなのかお伺いいたします。
次に、
長崎街道についてお伺いします。
少ししつこく申しますが、
長崎街道の歴史は慶長5年、1600年、関ヶ原の戦いの勝利によって天下をとった徳川氏により
参勤交代制が確立され、1637年、島原の乱における諸大名の軍役動員、そして鎖国化での大平の持続は、
中央集権的封建体制を確立させたのであります。その体制を維持していくために、政治的、
経済的側面のみならず、交通政策は重要なる課題でありました。江戸・日本橋を起点とする江戸時代の主要な交通路で、東海道、中仙道、日光道中、
奥州道中、甲州道中の5街道で形成され、この5街道以外は
わき街道と呼ばれておりました。この
わき街道には伊勢路、佐渡路、美濃路、山陽道、佐倉路、
鹿島棚倉道、水戸道、長崎道などであります。
長崎街道は山陽道から受け継ぎ、大里、今の
北九州門司の港を起点に、長崎までの総延長距離57里、当時のですね、25の宿駅があり、大体行程で六、七日の行程でありました。この
長崎街道の特色は、他の街道と異なり、
江戸時代異国に開いた随一の鎖国の窓、長崎へ通じる道でありました。長崎奉行の交代、鍋島藩、黒田藩の長崎警備のための往来、また、
オランダカピタンの江戸参礼は、1609年より1810年までに116回に及びました。この街道がヨーロッパの文明を江戸まで運んだのであります。その間、異国の文化にあこがれて長崎へ下った文人の道中など、貿易史、政治史、文化史に残した意義は大であります。
長崎街道に関する文献も数多く、
江戸参府紀行、見聞記、印象記などを残した出島の蘭人たちのその記録は貴重で、特にシーボルトらは克明に長崎−江戸間の道中史を残し、
日本近世史の得がたい資料となっております。その歴史にも有名な街道が
佐賀城下を通る道順が東の
入り口構口から伊勢町、八戸町までの約6キロであることは皆さん御承知のとおりであります。
9月議会の一般質問の中においても、教育長、市長さんは、
長崎街道がいかに歴史的に価値があるかを力説されておられました。そこでお伺いいたします。街道筋の
建物調査をされ、近々、
佐賀城下町歴史的建造物等の
保存対策調査報告書を出されると伺っておりますが、これを今後どのように生かしていくのか、また、
長崎街道を今後どのような形で位置づけし、明確に方向づけるのか、さらに住民に対する認識をどのように取り組んでいかれるのかお伺いをするものであります。
以上で第1回目の質問を終わります。
◎教育長(
山田清人)
豆田議員さんの三つの点についての答弁を申し上げます。
まず、第1点の
学校建築について、
教育委員会はどのような考え方を持って、また建築主として詳細な資料を策定、検討した上、そういうことで
学校建築に望むべきではないかと、あるいは委託すべきではないかと、このような御趣旨の御指摘であったかと、このように思うわけでございますが、近年の
学校建築を見てみますというと、量的で画一的な整備から質的な充実へと移行してきておるわけでございます。しかも、文化性やゆとりと潤い、そして教育や学習方法の多様化に対応できるよう、そういった個性的なアイデンティティーと申しますか、そういった
学校環境が現在では求められていると思います。
教育委員会といたしましては、
学校建築を計画するに当たりましては、当然、これらのことを踏まえながら、そして地域の児童の将来的推移を十分に検討いたしまして、規模、
配置計画をいたしておるところでございます。
御承知のとおり学校の建設規模はその学校の学級数で決定をするわけでございますので、いろいろな要望がありますけれども、当然、そこにはおのずと一定の制約を受ける場合があるわけでございます。しかし、何と申しましても、学校は
子供たちが1日の大半を過ごす生活の場であります。したがいまして、これらの計画に当たりましては、安全を最優先いたしまして、快適性、機能性などを専門的、技術的な分野から検討して
学校建築の仕様を決定し、
基本的設計を組み立てているわけでございます。当然、これらに当たりましては、十分現場、学校とのコミュニケーションを必要とします。したがいまして、できる限りの情報を収集するとともに、反映をするよう心がけまして、教育現場とフィードバックと申しますか、
折り返し連絡はいたしておりまして、よりよい計画に仕上げていくように心がけているところでございます。ましてこの
学校建築というのは
市のみならず、地域の将来にわたる一大事業でございますから、その計画に当たりましては責任が大変重いと思っておりまして、十二分な協議と細心な配慮が要求されると、このように認識をいたしておるところでございます。
また、これからの
学校施設というものは、児童・生徒の
学習施設という感覚のみならず、地域の生涯
学習センター、あるいは
情報発信基地と、こういった機能も期待されてきているわけでございます。そういうことから、
施設機能も弾力的な対応がされなければならないと思っております。特に、今御指摘になりましたような建設的といいますか、設計的な故障がないよう、今後も十分留意をしてまいりたいと思っておるわけでございます。そして、
内部仕様等につきましても、快適性や潤いを配慮した生活性の高いものにいたしていかなければならないと、このように思っております。例えば、木材等を多く使用するというような配慮であろうと思います。
さらに、これから先、
建築様式や
建築資材、それに施設の地域に果たす役割というようなものが年とともに変化していく、変わっていくと、
社会的ニーズによって変化すると思いますので、その対応にも十分配慮をしていかなければならないと存じておりまして、したがいまして、
教育委員会は建築主として将来展望に立ってこれまでに増して絶え間ない勉強をしていかなければならないと、同時に
学校現場や
市建築課、あるいは
受託設計業者との協議を十分に経まして、責任を持った仕様の設定と計画に当たり、建設に当たってその辺のそごがないよう努めてまいらなければならないと、このように心得ておるものでございます。
次、第2点目の
学校開放についてでございますが、お述べになりましたように、非常に多くなってきております。特に、体育館の利用等につきましては非常に多くなっているわけでございます。ある学校を調べてみますと、83%ぐらいになっております。この学校の体育館というのは、そういったことで
社会体育のために利用されますので、
クラブハウス等の設計などの補助制度が設けられておりますので、本市におきましても積極的にこの制度を取り入れ、
学校体育だけを重視することなく、
社会体育の利用を考えた
施設整備とか、こういうことに努力いたしてきております。しかしながら、それ以前に建設されました体育館にはその制度を取り入れるのが
平面配置計画等で非常に今後それを取り入れるということは無理な面もあります。
御指摘のとおり、市内の各学校を見てみますというと、利便性に欠ける
といつた面もあるわけです。あるいは配慮に欠けておったなと思われる面も生じてきております。幾らかその数もあるようでございます。いろいろ調べてはおります。特に、施設の安全面には配慮をしてきたつもりではございますが、御指摘いただきました
社会体育で使用する夜間の部分での見落とし、こういうような面はあると思います。例えば、便所、それから特に
身障者便所、また、最終出口、体育館の出口ですね、そこのところの照明、出てしまうというと外からは消されないようになっておりますので、やっぱりあと終わってから外の戸締まりをして、そしてお帰りになるときにその辺に明かりがないとどうもいけないと、その辺の不便さは御指摘いただいたとおりであろうと思います。それから、
障害物等も体育館のすぐ近所にあるというようなこともありまして、今後
学校体育館の
開放委員会をいろいろ調べまして、まず安全に使用できるというようなことを主といたしまして、逐次改善を図っていきたいと、このように思っております。
身障者便所につきましては、これもずっと以前からされてきたわけでございますけれども、
運動場向けと
体育館向けと、これを考えた場合、どちらにするかというふうなことで、体育館の近所にはないと、
体育館使用の場合には非常に不便というような面も出てきていると思いますが、その点につきましては今後考えていかなければならないと思っているところでございまして、
福祉事務所等とも十分これは連絡をとっていかなければならないと思っております。
次に、
長崎街道の点について、三つぐらいに大別して御質問いただいたと思いますが、ちょっと順序が逆になるかと思いますが、まず最初には第2点に質問になりました
歴史的建造物の調査、このことから申し上げます。そして、
長崎街道についての方向づけ、第3点として住民意識についての取り組みと、こういうことについて申し上げていきたいと思います。
大変恐れ入りますけれども、非常にこれは難しい問題でもありますし、少し時間をかけなければ、ちょっと申し上げきれないかと思いますので、本当に相済みませんけれども、簡潔にということであろうかと思いますけど、多少時間をお許しいただきたいと思います。
まず、
歴史的建造物等保存対策調査事業、これは
社会教育課でやっておるわけでございますが、
佐賀城下の
歴史的環境を形成しているところの
歴史的建造物等、または、
建築遺産を初め、これを一体となす街路やそれから水路、それから
都市空間遺産、こういうものを的確に実態を把握するために取り組んでいる事業でございます。もちろんこれは学術的、
歴史的見地からの
調査研究でありまして、九州芸術工科大学のスタッフによって進めてもらっております。現在、第一段階の
調査研究が完了し、本年度中に結果報告書を発行することになっています。以下、これに基づきまして、まず第1点は
長崎街道をどのような形で方向づけていくかということについて申し上げます。
本調査は、
歴史的建造物を中心として
建築遺産、水路、それから街路、それから社寺、境内地、社寺の境内地などの
都市空間遺産の特質や特徴を的確に、そして全容を把握することができております。また、城下町の形成や、それから町人地、それぞれの当時の町でございます。そういうようなものの構成、また、域下町の変容などについてもできる限りの資料を駆使して裏づけができております。これらを総合的に判断しますと、佐賀の城下町全体の
都市構造そのものが佐賀
市においての貴重な
歴史的環境遺産と位置づけることができると考えております。
ところで、このような城下町の
都市構造の特質がもたらされた背景はどのようなものかということをちょっと述べさせていただきたいと思いますが、御存じかと思いますけれども、戦火や火災を余りこうむらなかったと、それから近代において急激な開発の波にあらわれなかったというようなこと、それに注目されますのは、市街地の拡大が佐賀城の外堀の外で進行したということ、外堀というのは十間堀川のようでございます。さらに、鉄道と国道が城下町の市街地を破壊することなく、巧みに市街地の中に通されたため、そのために街路や水路網を含めて
都市構造を依存、現在依存しているということでございます。このようなことから、
長崎街道は一切拡幅や形態を変えることなく、西の高橋から東の構口まで他に例を見ない
歴史的街路空間として残されているのでございます。したがいまして、佐賀
市の
アメニティータウン計画によりますと、自然環境と
歴史的環境とが調和した個性豊かな
都市環境の保全と創出、つくり出すことを目標にした
まちづくりには、どうしても
長崎街道は欠くことのできない重要な位置づけをしなければならないものと、このようにしてあります。以上、位置づけでございます。
次に、
長崎街道の建物の調査をしているが、これをどのように生かしていくかということです。
これはただいま申し上げましたとおり、
歴史的建造物等保存対策調査におきましては、
長崎街道を中心に、城下町の町人地や社寺、武家地などのうち、緊急に調査を要するところを
調査対象地として調査をして進めてきております。これによって蔵づくり町や、カヤぶきの町や、それから
町家建築並びに
武家建築、
社寺建築、
近代建築、こういった
建築遺産の実態を把握することができておるようでございます。その結果、
建築遺産がそれぞれ地域的な特質や貴重性が的確にとらえられております。したがいまして、これら特質を持ち合わせた
建築遺産をできるだけ現地に保存しまして、個性豊かな
まちづくりの素材として重要視して活用を図っていかなければならないと、このようなことが考えられるわけでございます。これらの保存活用につきましては、今議論をされておりますところの景観条例、あるいは
伝統的建造物群の
保存地区指定、このような制度化を検討いたしまして、制度の中での保存等、活用も考えなければならないと、このように思っております。
それから最後でございますが、住民に対する認識の深まりでございます。3年にわたりますところのこの調査によりまして、
佐賀城下が他都市の城下町に見られない特質を持ち合わせているということがわかりましたので、まずはこのことについて市民や住民の皆さん方に広く知らせなければならないということでございます。そして、自分たちの住む
城下町佐賀に誇りを持つべきだろうと、このように考えておるところでございます。それには本年度中に
調査研究の報告書を刊行しますので、これを手引書として、広く地元民初め、関係者、
市、県民に周知させる報告会、説明会を開催したいと思っておるところでございます。また、
公民館等の講座にも採用いたしまして、史跡探訪会等にも組み入れ、
佐賀城下の意義を深めることに努めていきたいと、このように考えておるところでございます。
大変時間をとりましたけれども、これで答弁を終わらせていただきます。
◎民生部長(蒲原俊一)
豆田議員さんの
小型合併浄化槽設置についてでございますが、この補助事業に対して、新年度の国、県のヒアリングに間に合うよう補助申請をしたいと思っています。このことによって浄化槽設置の機運といったものが高まる、そういったことと河川の汚染の元凶と言われます家庭の雑排水について市民の関心と認識、こういったものが深まる大きな誘因となればと、このように考えています。
◆(
豆田繁治議員)
まず第1点目の
学校施設につきましては、これからよく検討していくというお答えでございまして、再度使う人の立場というか、そういうものを十分認識されまして、単にその施設をつくればいいということじゃなくって、立場を考えながら、それを十分設計に生かしていただいて、特に
地盤沈下等のものが、新しいところにつきましても軟弱地でつくられておりますので、本体自体は確かに
地盤沈下等は現在しておりませんが、それに附帯するベランダとか玄関とか、そういうものが非常に
地盤沈下が起きております。これはそれだけじゃなくて、雨水排水のものとか、そういうものに響いてまいりますので、そこまで踏まえて設計を当たられるように御指導いただければと思います。
次に、
長崎街道の件でございますけれども、克明に御説明いただきましてありがとうございました。住民に対してどのように認識を取り組んでいくかということでございますが、説明等を行いながら、研究会、勉強会等をしていくということでございますが、本当にそれをするためには大変なことでございますが、実は昨年、同僚の岩田議員さんと宮崎の日南
市に行ってまいりました。御承知のとおり宮崎の日南
市には飫肥町というものがございまして、非常に歴史の古い町で、大体佐賀と似通ったような位置づけの町だと思います。ここにも非常に古い町並みをそのまま残していこうと、住民が積極的にそれを取り組んでいこうという姿勢等が見られまして、現在では非常に町並みがこんな小さな町にというぐらい歴史的に、その前の歴史的なものを思わせるような建物が個人の家においてもされております。これはいろいろな形で国道の拡幅等によっていろんな形がされたということでございますけれども、その前に住民が自分たちの町をどういうぐあいにしていかなきゃいかん、何とかしなきゃいかんという、そういう声を出されて、それに行政が適切に指導をされたと、行政も非常に住民の立場に立ってそういうものに取り組んでいかれた。時間が相当かかったみたいでございますけれども、思ったより金がかからなくてすばらしい町ができたと、同僚の岩田議員さんと町の中を2時間ぐらい回ってまいりました。どこの町に行ってもですね、住家に飛び込んでもパンフがあるわけですね。この町のパンフと申しますか、自分たちの町を人に宣伝して、だれから聞かれてもこの町はこうなんですよと説明するような知恵も持っておられます。知識も持っておられます。またパンフレットも持っておられます。そういう町づくりがなされたということは、非常に町の人自体がそういう意識をとられるように行政指導もあったと思いますけれども、そのような形で佐賀
市も今後
長崎街道について取り組んでいかれるようにお願いしたいものだと思います。これはもうお答え要りません。
小型合併浄化槽につきまして大変簡潔に御答弁いただきまして、前の同じような質問等が何回も何回も繰り返されております。大体お答え自体は同じような形でありますけれども、ほとんど本当にやる気かあるのかなと思われるような取り扱いでですね。私は実は、このモデル
合併浄化槽の設置事項、事業概要に示されております3軒の家庭をつぶさに調査さしていただきました。お話も聞かしていただきました。問題点は設置するには非常に御苦労されたような状況でございます。例えば、今現在の住宅なんかと違いまして、便所とおふろと台所は全然離れて、とんでもないところにあって、それを集約するには相当技術も要ったと、また町並みが狭く、浄化槽を設置するものについて非常に隣の敷地を借りたり、そういう御苦労をされたということでございます。これも問題があるわけでございますけれども、ただ、調査の結果を見てみますと、非常にばらつきがあるわけですね。BODの比率全体的に見ますと、非常に基準値を上回る月もありますし、基準値以下、とんでもないいい基準値が出ております。直接御当家の方にお伺いして、1時間ぐらいお話を聞いたわけでございますけれども、浄化槽についてはかなりの御理解がある方にお見受けいたしました。それでも逆に理解があるがゆえに、どういう使い方をしなきゃいかんのかとか、どういうものを使ったらこの浄化槽は機能が低下すると、そういうこととかですね、そういうものの適切な指導がほとんどされてないと、こういう形のものが聞かれました。3家庭の中で前半は非常にいい家庭のところが後半になって数値がすごく悪くなっていると、調べて聞いておりますと、機械のブローと申しますか、そういうポンプが作動してなかったと、簡単な初歩的なことなんですね。こういう指導も毎月毎月来られてチェックされているような状況ですけれども、チェックする方自体もそれをよく御存じなかったということで、においがし出したとか、機械物ですので、こういうテストケースのときには微に入り細に入り、そういう指導がなされるべきじゃないかと、こういうことをされなくてですね、以前、御質問されました中にいろんな御答弁されておりますけれども、どうも現実と余りにも違う答えが返ってきましたもんで、本当にこの浄化槽に対する取り組み方が真剣にされてるのかなと疑問を抱くわけでございます。
それともう一つ、佐賀県が出されております
合併浄化槽の設置整備事業についての考え方というものが示されておりますけれども、この対象となる地域というのは非常に限定されてるわけですね。例えば、下水道の事業認可が定められた予定地域以外の地域とかですね、
生活排水処理施設、コミュニティープラント農村集落排水処理施設等とか、こういうものがないところとか、それからいろんな制限があるわけですけれども、佐賀
市についてはですね、ここに図面が、下水道の計画図面がありますけれども、本当に水は上流から下流の方に流されてるわけです。その上流に位置する高木瀬地域とか、そういうところについては本当にこの事業計画がなされるのは、計画でいきますと、平成17年以降になるということですね。それまで本当に待てるかどうか、非常に望んでる方がいらっしゃるわけですね。こういうものは今後は併設した形でですね、取り組んでいくべきじゃないかと、いろんな成富議員さん、中村議員さん等の説明の中にも、御質問の中にもそれをうたってあるわけですけれども、それに対する御答弁等も余りされてないような状況で非常に不満を感じるわけですけれども、もっと積極的にですね、取り組んでいくためにはどのようにしていくかと、具体的にどんな状況にしていくかということをお聞かせいただきたかったわけですけれども、ただ、国への申請をすると、具体的にじゃあどういうところをどういう地域を指定して、どこにどういうものをつけるんだという形のものがあるのかどうか、それと、計画地域の中でまだ随分先の状況のところをどういうぐあいにされるのか、これは計画があるからここは設置できませんよという形の、そういうものでしていかれるのか、この辺を再度お聞きするわけでございます。
◎民生部長(蒲原俊一)
補助事業については、いわゆる、既に豆田議員が御承知のとおり、国も推進方を奨励をしております。そういう中で私の方としては新年度、国、県のヒアリングにあわせて申請をすることにいたしております。数値についての何かばらつきがあるということですが、実はこの点につきましては6ヵ月に1度の法定検査、そして毎月1回の簡易測定という、こういう形はやっております。その中で
モデル家庭の方がどういう御表現をなさったかは私の方も存じませんけれども、私の方としましても3家庭の
モデル家庭の方と2回その後話し合いをしております。そういう中で指導をしながら、逆に水質測定というのは、その時間帯によっても、もしくは水の量によっても、そしてそのくみ取るくみ取り方によってもいろんな数値のばらつきがございます。そういった中でのばらつきでございますが、平均値としましては、おおむねいわゆる法定基準をクリアをしておる、このように考えております。そういった中でこれからの、もちろん下水道の未認可地区に限ることになっておりますので、そういう中で10戸ないし20戸という考え方で補助申請をいたす予定でございますが、国の意向としましては、そういういわゆるある一定の地域を指定した方が補助対象になりやすいという見解もございます。そういう中で私の方としては最終的に今準備をして間に合うようにいたしておりますが、何分、市民の方の合意がなければその設置が不可能でございます。そういう中で最低基準の10戸程度はぜひ、まず当面する方々の合意をとりたいと、このように考えております。
◆(山下勝議員)
通告の2点につきまして、ただいまから質問いたしますので、所管の部長さん、教育長さんの御答弁をお願いいたします。
11月の19日に
市の
総合計画審議会が総会がありましたが、その出席するためにちょっと早かったもんですから、
市の
社会教育課に寄ったところが、そこで初めて鍋島町八戸の方に新たにカラオケボックスができると、そのことについて建築課の方から意見を伺いたいという合議書が回ってきておるという話を聞いたもんですから、すぐ日新校区のそばでございますので、その晩、懇親会の席上で江頭建設部長にお尋ねしたところが、知りません、聞いておりませんというお話でございました。
私は翌日20日、ちょうどバルーンの初日で、雨でございましたが、お昼ごろ電話いたしまして、
社会教育課の課長さん、課長補佐の方、係の方4人で現地を見に行きました。既に工事が始まっておりまして、コンクリート作業が進められておりました。実はびっくりいたしまして、その足で早速建築課の方に参りまして、係長さんといろいろ話したわけでございますが、私はいつ出ましたかと聞いたところが、11月7日に申請書が出ております。今申しましたように行ったのは20日の日ですから、2週間、ほぼ経過しております。その係長さんが言われることには、申請が出てから7日以内にイエスかノーか、いわゆる許可するかせないかの結論を出すようになっておりますと、これは法律で決まっていますというお話でございました。私はそのときに現に確認書は交付されておりますかとお尋ねしたところが、静かな言葉で確認書はまだ交付しておりませんという話でした。確認書が交付されないのに、工事にかかったことについてどう思われますかと静かに話をしたんですけれども、その方が言われるのは、もう申請書が出てから2週間もたっていますので、業者の方が困っとんさっですもんねという返事でございました。私はそこで口論するつもり、もちろんございませんので、優しい言葉で、少なくても私たちは青少協の健全育成という形の中で3月議会でもこの質問はいたしましたので、御存じでしょうと、ならば、少なくともあなたの方で確認書を交付する前に工事にかかっておると聞いたならば、飛んで行って現地を見てみますと、おかしいですねと、業者の方に注意しましょうというような返事が来ると思って話したところが、あに図らんや、業者の方が困っておられますもんねという返事でございましたので、私はそのとき皮肉を言って帰りました。私は市民の立場からこういう話し合いに来ておりますが、あなたは業者の立場に立って判断されますか。少なくとも役所であるならば、中立の立場で大所高所から判断すべきじゃないですかと言って別れました。
そのとき、その方にも3月、この議会で福岡
市の例を申し上げて指導要綱の話をいたして帰ったわけでございます。私はカラオケボックスを絶対つくるぎでけんというような、禁止せろということまで申し上げませんけれども、3月議会で申しましたように、少なくとも青少年の健全育成のために、地域の環境浄化のために必ずしも好ましくないこのカラオケボックスが新設されるならば、少なくともそれぞれの団体の方に事前に、例えば、地元の自治会長さん、あるいは青少協の会長さん、婦人会長さん、それぞれの団体の方にお話しして、こういう過程でつくりますよというような事前の話し合いをぜひするような機会をつくらなければ、今後ますますこういう形においてどんどんどんどん申請を出す、許可がおりる前に工事にかかる、じゃ少なくとも許可がおりると、そういうような形でいくんではなかろうかと非常に心配いたしております。この方は川副町の出身で川副町の人ですから、佐賀
市の人じゃないわけですね。こういうことですれば、福岡県の人でもですね、どんどんどんどんこういう形の中で、あるいは長崎の方でもできるわけです。私はこれに対して非常な寂しい思いをいたしましたが、私はその方に係長だと思ったところが、つい最近、二、三日前聞いたところが、建築主事の資格を持った方で、この人1人が権限を持っておられるそうです。この人1人の方が判断してイエスかノーを出されるそうでございます。建築課長さんも部長さんも、あるいはこんなこと申し上げて失礼ですが、
市の最高責任者の市長さんといえどもですね、くちばしを入れることができないという話聞いて、実はびっくりしたわけでございます。
今からお尋ねいたしますが、11月7日に申請書が出されまして、まず最初に消防長さんの方に意見を聞かれた、手続をとられたそうでございますけれども、消防長さんに簡単にお尋ねいたしますが、何日に建築課の方からそういううかがいの書類が来て、どういう返事をされたのかお尋ねいたします。
なおまた、そのとき係長さんが言われたことには、関係の方にも意見を聞いておりますということでございましたが、教育長の方にも意見を出してくれという書類が参っておりますけれども、これに対しては何月何日にどういう内容で見解を述べられたのかお尋ねいたします。
なおまた、建設部長さんの方にもこういう事実は19日の晩は知らなかったけれども、その後、どういうような形でお話されたのか、あるいは確認書が何月何日に出されたのか、建設部長さんの方にお尋ねいたします。
私たちは、以前南佐賀町でラブホテルの建設が計画されまして、いち早く自治会長さんとかPTAの会長さん、婦人会長さん、その他の団体の方々が大きな反対運動を起こされて、この市役所の方にも陳情においでになったことがあります。当時の宮島市長さんも非常に事態を憂慮されまして、先進地を見てラブホテルの規制の条例をつくられたわけでございます。その後、佐賀
市にはラブホテルはできておりません。条例の効果が上がった結果だと私は判断いたします。
私は11月25日日曜日、バルーンの最後の日に11時ごろ念のために現地に行きましたが、工事は盛んに行われておりました。そばのプレハブの小屋の方にB4のこのくらいの白紙にカラオケボックス建設反対、鍋島町八戸自治会長という小さなビラが張ってありました。これは念のために
社会教育課の方に連絡して写真を撮ってもらっております。実はおととい夕方ですね、議会の帰りさま私また現地に行ってきましたが、もう既にほぼでき上がっております。そばには立派な看板が立って、従業員募集、12月20日ごろ開店とありました。私はその看板は立派な看板です。看板の前に立ちながら、寂しい思いで見つめておりました。市民の立場に立って温かい方法が別になかったのかどうか。
ただいまから今までの意見を集約してまとめてみますが、11月7日に建築確認の書類が出されております。その日で消防長の方に意見伺いを出されたそうでございます。11月19日、
市の教育長に対して意見が、具申を求められております。私19日に聞いたわけです。20日の日、
社会教育課長等と一緒に私現地を見に行きまして、建築課の係長の方に、いわゆる建築主事さんの方に事前着工ではないですかという指摘をして帰りました。20日の日に教育長名で意見書が出ているそうでございます。これは後でまた答弁いただきますが、21日にはもう確認申請書が交付されております。こういうふうにして手際よくですね、どんどんどんどん進められております。余りにも事務的な話でございます。一人の人の権限で確認書を交付する、しないを決めるということは、法的にそれはできるかもわかりませんけれども、こういう市民の大きな問題のときには、少なくとも上司、課長さん、部長さん含めて協議するというようなシステムにできないかどうか、この点も一つお願い申し上げます。
2点目の質問に入ります。都市計画道路八戸天祐線のその後の進捗状況についてお尋ねいたします。
これは63年6月議会で質問いたしましたので、省略いたしますが、少年刑務所はもうほぼ完成に近づいてるそうでございます。平成3年度には済むんではなかろうかという話でございますが、なおそのそばにこの間新聞にも載っておりましたが、少年鑑別所も立派にできて移転されておるそうでございます。少年刑務所の件につきましては、当時いろいろ問題がありましたけれども、私今からお尋ねするのは、やはり都市計画の路線に計上されて、都市計画のその事業にいつ着手されるのか非常に気がかりでございます。少なくとも刑務所も後でできました鑑別所もできてしまう段階で、当時は都市計画路線が12メーター道路で新設されております。現在は16メーターになっております。あの都市計画道路はそのまま12メーターでいくのか、あるいは刑務所側と、あるいは法務省側と、あるいは大蔵省側と話がついたらば、16メーター道路にするのかどうかですね、そういうのもそろそろ話し合いに入らなければ、なかなか着工がおくれると思いますので、この点について総務部長の方で現在のところでわかる範囲で御答弁お願い申し上げたいと思います。
なお、今ちょっと触れましたけれども、少年鑑別所の跡地も、一昨年ですか、当局の説明で、全体協議会の中で
市の方に買っていただきたいという話がありまして、大和紡績跡地の関連で
市の方も買うという返事をされておりますが、鑑別所の方ももう大分上を壊されております。住宅もなくなっております。きのうまた念のため見てきましたが、鉄筋の事務所の方が2階建て分が一部残つているだけです。いつごろ具体的に買収の方に入られるのか、当然これは開発公社で買うと思いますけれども、現在のところ、どういうふうに進んでおるのかお尋ねいたします。
と申しますのは、私はできるだけ簡単と思いましたけれども、朝晩あそこを通ってみてですね、コンクリートの大きな高い塀が立っております。あの塀そのものは
市が早く買う約束ができて、契約ができたならば、少なくともあの塀だけはですね、ブロック塀は大分古くなります。美観の上からでもですね、取り除いたがいいんではないかと、私ベルリンの壁は見たことありませんけれども、テレビで見たベルリンの壁のような気がいたします。
市の財産になるならば、そういう点も配慮いただいて、少なくとも塀ぐらいは早く外すような方法はないものかどうかですね。そして、相当広うございます。あの跡地は大和紡績跡地と一緒に、利用についてはいろいろこれから考えられると思いますけれども、その計画ができるまでは整地をしてもらって、あの広場を市民のために開放してもらってらどうかと、例えば、老人の方のゲートボール、いや老人ばかりではございません。ゲートボールとか、子供のソフトボール、いろんなイベントの広場としても使い道がたくさんあるんじゃないかと思いまして、この点もあわせて現在の進捗状況とにらみ合わせながら、御検討、もしそういう案があるのかないのか、もしあるとするならば、お聞かせ願いたいと思います。質問を終わります。
◎消防長(緒方道男)
ただいま鍋島町の方で建設されておりますカラオケボックスの建設に伴いまして、消防同意関係について御答弁を申し上げたいと思います。
御質問の建築物の確認申請書につきましては、平成2年11月7日に
市の建築課の方から消防本部の方に同意を求められております。消防本部におきましては、即日、その日に書類審査を行いまして、条件といたしまして消火器を設置をする、それからカラオケボックス内のカーテンとかじゅうたんについては、防炎物品を使用するようにというような条件つき同意で、11月7日に審査書類を建築課の方に回送をいたしております。以上でございます。
◎教育長(
山田清人)
お答えを申し上げます。
建築確認申請書の協議書と申しますか、これが11月の19日に
教育委員会の方へ参っております。11月19日でございます。そして11月の20日にその意見を出しております。その内容を申し上げます。法的な規制はないが、カラオケボックスの設置については、青少年健全育成と周辺住民等の生活環境の両面から、最近市民の間から設置反対の声が高まつている現状にあります。したがって、周辺地域住民への事前説明等を行い、理解を得られることが先決である。
市教委はその上に立って同業界で決議された遵守事項並びに佐賀県健全育成条例を遵守するようにしていただきたいと、このような意見を付して、20日の日に、翌日送付いたしております。以上でございます。
◎建設部長(江頭正迪)
山下議員さんの鍋島町八戸に建設されておりますカラオケボックスの御質問にお答えをいたしたいと思います。
この建築物は、国道208号線、西部環状線の公共下水道の厘外ポンプ場のすぐ南側でございまして、カラオケボックス11棟と管理棟からなっております。ただいま山下議員さんから御質問がありましたように、建築課への建築確認の申請が提出されたのは、11月の7日でございます。直ちに受け付けを行って、すぐ消防本部へ協議をいたしております。その後、ただいま緒方消防長の方からお話がございましたように、確認申請に対する同意が参っております。
そこで私たちといたしましては、建築基準法、あるいは関係法令とか、あるいはカラオケボックスに対する建設省の通達等もございますので、その線に沿って審査を行って、不備な部分については11月の15日に補正という形をとっていろんな是正をいたしております。一般の建築物でございますれば、ここですべて完了をするところでございますけれども、御指摘のようにカラオケボックスにつきましては、青少年の健全育成の観点から建築確認の申請書を警察及び
教育委員会にも建築計画の内容を十分知っていただくということから11月16日に県警の防犯少年課へ合議をいたしております。さらに、11月の19日にはただいま山田教育長の方からお話がございましたように、
教育委員会の方にも合議をいたしております。そして11月20日に審査は完了をいたしておるところでございます。そして11月の21日に直接建築主に内容を指示し、建築確認通知書を交付をいたしておるところでございます。この建築物が確認の手続が完了する以前に基礎工事に着手しているとのお話でございました。これは私も11月の19日に山下議員さんの方からそういう御指摘がございましたので、早速翌日建築課の担当職員を現場に出向かせまして、施工中の業者に対して直ちに中止を指示をいたしております。そして11月の21日に予定していたコンクリー卜打ちとか、あるいは生コン車及びポンプ車の手配についてもすべてキャンセルをするようにという指示を出しておるところでございます。
しかしながら、先ほども申し上げましたとおり、建築確認の手続が完了する前に工事の着手、いわゆる事前着工ということがなされておりまして、このことは建築基準法の制度上、施工者に課せられた禁止事項でございます。これは明らかに法律を無視した行為でございまして、指導が徹底しなかったことに対して大変申しわけなく思っておるところでございます。本件につきましては、直ちに文書による工事中止の指示をいたし、また、施工業者、それから建築主に対して始末書の提出を求めております。今後このようなことがないように業界に対しても機会あるごとに法令の遵守につきましては強く指導をしてまいりたいと、このように思っております。
次に、都市計画街路の八戸天祐線につきましての御質問にお答えをいたしたいと思います。
お話がありましたように、過去いろいろな天祐、刑務所内の問題については議論があっておることも私も十分承知をいたしております。そこで平成3年度で刑務所の改築も完了予定だと、このように伺っておりますので、改築の完了後には、計画街路、あるいは児童公園の用地の位置もこれから確定していくものと、このように思っておりますので、地元の方々、あるいは沿線の地権者、あるいは関係機関とも協議をしながら、法的な手続を進めていきたいと思っております。街路につきましては、これは55年の12月27日に計画を決定をされておりますけれども、児童公園につきましては、まだ法的手続も済んでおりませんので、先ほど申し上げました地元の方々等、あるいは地権者の意見を聞きながら、これを進めていきたいと、このように思っております。
それから現在、八戸天祐線の計画決定は、国道207号線、いわゆる貫通道路を起点にしまして、天祐二丁目の北高の前までが終点になっております。延長にして1,010メーター、幅員は12メーターと、このようになっております。今日の車社会では、一般的には幅員が広いことには、これはこしたことがないと思います。しかしながら、既に全線12メーターというような計画決定がなされております。これを変更することになりますと、全沿線の地元の方々、あるいは地権者との合意をこれから求めていかなければならないわけでございますので、御意見として十分拝聴させていただきたいと、このように思っております。
◎総務部長(野口健)
佐賀少年鑑別所の跡地の利用についての御質問にお答え申し上げます。
この少年鑑別所につきましては、去る63年の4月に福岡行政管区、それから少年刑務所、それから鑑別所から、54年度から推進中の少年刑務所の現地の改築に伴い、土地の有効利用と、それから改築費用の財源を図るために、少年鑑別所を少年刑務所敷地内に移転併設して、そしてその跡地を処分した、その収入で移転の建設費用に充てたいと、そのために
市に買い取りの打診がございまして、購入確約書の提出を求められたわけでございます。このため、
市といたしましても、5月に市議会全員協議会を開いていただきまして、
市の中心部のまとまった土地であること、それから大和紡績跡地に関連する公共事業用地として最適であること、それから計画しております唐人町中心市街地再開発計画地区との連たん用地としての位置づけか可能であると、こういったようなことから
市が取得することについて了承をいただいたために、5月13日付で購入確約書を提出しておるところでございます。
その後、議員おっしゃいましたように、現地は平成2年のことしの6月に移転を完了してるようでございまして、11月には塀の外部の建物も解体されております。それから、塀の内部の建物につきましては、今後予算がつき次第、解体するというふうに聞いております。したがいまして、
市といたしましても、今後財務事務所と協議いたしまして、一方、その大和紡績跡地の利用計画も進んでおりますので、これとあわせた具体的な計画をつくりながら、譲渡の手続をしてまいりたいと。そしてやはり、ここは中心部に位置する1等地でございますので、早くあの塀をのけたいということについては同感でございますので、その手続をしてまいりたいというふうに考えております。
◆(山下勝議員)
それぞれ答弁を受けましたので、カラオケボックスの方から再質問いたします。
消防長さんの御答弁、ありがとうございました。教育長さんの御答弁、立派な趣旨で書いてございます。
そこでお尋ねいたしますけれども、建設部長さんの方にですね、確かに今のところおっしゃるように規制する方法はないわけですね、正直に申し上げて。防犯少年課の課長さんの方も、本件建築物は風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律上、規制はないとはっきり書いてございますし、教育長さんの方にも法的規制の方法はないというのが出てまいります。確かに今のところ規制する法ございませんが、少なくとももうここまで来ればですね、指導要綱でもつくって、事前につくる人はその地域の方々とこういう形でこういう行動で青少年の入るのも禁止いたします。酒、たばこ売りませんと、あるいは密室性になっておるのを大きな窓をつくるとか、カーテンを下げるとか、今消防長さんおっしゃったように条件つきになっておりますけれども、そういうような形の中で事前にある程度の枠をはめると申しますか、チェックすると申しますか、そういうためにはやはり条例といかなくてもですね、指導要綱をつくるのが一番いいんじゃないかと思いますけれども、これは3月議会でも申し上げましたが、今改めてこの考え方についてのお話を伺いたいと思います。
最近、ますます青少年の非行が、最近非常に問題になっておるのは、高校生がまた非行少年の範囲を前年に比べて大幅に伸びております。非常に今心配されておるのは、高校の中途退学者の方です。小学校、中学校は
市の
教育委員会で捕捉します。高校生は県の
教育委員会で捕捉しますけれども、高校をやめた人、中途でやめた人、県下にも相当の数おいでになるそうでございます。こういう生徒諸君が非行に走る一つのきっかけにカラオケボックスというのがよく指摘されておりますので、やはりカラオケボックスについての指導要綱をつくるお考えあるかノーか、この点について一言御見解をお願い申し上げます。
このカラオケボックスに対しましてはですね、一つの流れとしてお話いたしますけれども、いろんな団体の会合のときにこの問題が出てまいります。私の関係するところだけちょっと申し上げてみますが、ことしの6月24日、佐賀警察署の少年補導員連絡協議会の総会がありました。この席上で防犯課長から、少年に対する有害図書を販売するような自動販売機は佐賀市内に20軒ほどあるそうでございます。ピンクビデオを販売するような自動販売機が佐賀市内に3ヵ所ございます。すぐそばの大和町に1ヵ所ございます。そういうのが指摘されまして、そういうのはやはり条例で禁止してくれというのがその会議の大半の強い意見でございました。また、6月20日に佐賀県の青少年育成県民会議がございましたが、その席上で牛津町の理事の方もやはり有害図書の、あるいはピンクビデオの自動販売機の撤去、カラオケボックスの規制についての強い要望が出ました。11月21日、佐賀県の少年補導員大会がございましたが、この中でも厳しい意見が出まして、県の防犯課長に対しまして、あるいは県警部長さんに対しまして、できるだけ早く規制の法を考慮していただきたいという強い意見が出ました。
ついこの間の12月7日の佐賀警察署少年補導員の協議会の理事会の中で、北川副の理事の方から、これだけ問題になったカラオケボックスは青少年のために有害と思われるならば、思い切って条例をつくるべきではないかというような強い意見が出てまいりました。佐賀
市の青少協の連合会の中でも会議のたびにこの問題出てきます。こういうのは県下の中でこういう青少協の運動に携わっている皆さん方の中には、こういう強い意向がありますので、県都の佐賀
市の方でまず最初にモデル的にと申して非常に言葉が強うございますけれども、やはり先頭に立って指導要綱をつくっていただきたいと思うわけでございます。特に、今の西村市長さんは青少協のいろんな会議の方には万障差し繰って御出席いただいております。去る2日の日曜日に文化会館のイベントホールで第4回の少年の主張大会を開きましたが、18校区の代表の少年少女が一生懸命自分の主張を力強く熱心に発表していただきまして、観衆に大きな感銘を与えてくれました。その席上でも、西村市長さん、木下議長さんも非常に御多忙の中に来ていただきまして、祝辞をいただきました。こういう少年の主張大会というのは、非常に地道な大会でございますので、1年目はいいんですけど、3年、4年になると非常に少なくなってまいります。しかし、ことしおかげさまで各校区の青少協の会長さん初め、たくさんの方々の御協力を得まして、昨年よりも多い観衆の方が来ていただきまして、本当にありがとうございました。この点から見まして、今カラオケボックスの方は部長の方からいろいろ答弁がございましたけれども、何はさておきまして、20日に意見書がまとまって、21日に確認書を渡す、事前には着工しておると、こういう形の中が通っていくとするならば、先ほどちょっと申しましたように、次々にこういう形の中で既成事実を持って出てくるんじゃなかろうかと心配いたしておるわけでございます。こういう点におきまして、当局の厳しい指導の体制と同時にですね、カラオケボックス指導要綱というものについて一歩前進した形の中でつくっていただきたいと思いますので、よろしく御検討をお願いいたします。
2点目の話は、確かに道路は12メーター、16メーター、地元の方でよく話してもらわれると思われますけれども、やはり一部にはそういう話も出ておりますので、もしそういうふうならば、やはり手数、地元の話し合い、あるいは建設省の認可等々を考えれば、そろそろ準備に入っていいんじやなかろうかと思ったもんですから、お尋ねしたわけでございます。特に、私が心配したのは、もしそういうふうで道路が12メーターから16メーターに広げられた場合には、拡幅した場合には、児童公園の用地ですね、2,500平米です。約800坪ですが、その用地が減るんじゃなかろうかという心配があったもんですから、お尋ねしたわけでございます。非常に地元の方は児童公園ができればその中でゲートボールや子供のソフトもできるんだと楽しみにしておられますので、その用地が減るんだったら大変だと思って心配してお尋ねしたわけでございます。この点につきまして、2点目の方は答弁は要りません。そういう面で法務省、あるいは大蔵省と総務部長さんの方で折衝していただきますようにお願い申し上げまして、1点目のカラオケボックスに対する指導要綱についての部長さん、あるいはできれば市長さんの御返事を、お考えをお聞きしたいと思っております。先ほど申しましたように、青少協の会長には万障差し繰って、私の記憶では今まで欠席されたことございません。忙しいのですぐお帰りになるときもありますけれども、来ていただいていますので、ぜひ市長さんの温かいお考えをお聞きしたいと思っております。
2回目の質問を終わります。
◎市長(西村正俊)
青少年の健全育成につきましては、大変市民団体の皆さん方に御協力を賜っているところであります。青少年の問題につきましては、
学校現場の問題、それから家庭の問題、それから何よりも社会環境の問題、この三者が足並みをそろえて取り組むべきであると言われているわけでありまして、教育現場の問題につきましては
教育委員会の皆さん方が一生懸命やっていただいておる、あるいは家庭の問題につきましては、
市のPTAの皆さん方を初め、これまた熱心に取り組んでいただいております。社会環境の問題につきましては、これはむしろ、私ども
市行政の立場と、それから市民団体の皆さん方とが手を携えて協力をし合って対応していかなきゃならないと、このように考えているわけであります。青少年健全育成のためには、
市の青少年健全育成協議会がございまして、これは私が会長であります。したがいまして、この問題につきましては、かねてから大変大きな関心を持っていたのでありますが、今回御質問されましたカラオケボックスの問題につきましては、今回の一連の
市の行政の取り組みについては大いに反省をしなきゃならない点があったと、私自身自省をしているわけであります。そこで、既に関係部局に対しましては、カラオケボックスの規制に関する指導要綱等についての検討するように指示をしております。内容につきましては、ほかの先進的な
市の事例等も既に調査をしておりますし、佐賀
市としてどのような取り組みをするか、また、新たな角度でもって見直していこうと、このように考えているわけであります。よろしくお願いをいたします。
◆(山下勝議員)
ただいま市長さんの方から力強い御返事いただきましてありがとうございました。ぜひ指導要綱ができますように心からお願い申し上げます。
次には、ちょっと今思い出しましたが、鑑別所の跡地の利用については、今総務部長からいろいろございましたので、そういう形になると思いますけれども、やっぱりある程度の期間がかかるじゃなかかと思いますので、その間はできるだけ早く整地をして、子供さん、あるいは大人の方に、おじいさん、大人の方にも利用していただきたいという気持ちでございます。
ただ、今、もしこれは一つの私たちの淡い夢かもわかりませんけれども、一つだけですね、御参考にしていただければと思いまして、お話申し上げたいと思っております。
実は、10月23日から全国議長会のなんで、木下議長さんと一緒にオーストラリア、ニュージーランドへ行きましたが、あの中で非常に感心した施設がございましたので、もしそういうことがあの広場の中でできたらよかなあと、実はその公園の中で木下議長さんと話したことでございます。参考のためにちょっと申し上げてみます。
メルボルン
市の方で議会の方を公式訪問した後、市内にある老人余暇施設というところを、役所の方から案内してもらいまして見てまいりました。ここは市内に住む退職老人の方のデイ・サービスとしてつくられたコミュニティーセンターであります。会員制になっておりまして、資格は55歳以上、会費は1年間1オーストラリアドル、日本円にして110円です。110円の年会費です。200人ぐらいの方が会員になっておられまして、現在140人ぐらいが非常に利用されておるそうでございます。この施設は娯楽施設とか新聞、雑誌、雑談で1日を過ごすようになっておりまして、この中では3コースの食事のコースがありまして、そこでも日本円にして大体240円ぐらいの食事をされております。職員の方は5名で、
市から派遣されておりまして、そのほかに地域のボランティアの方がいろんな世話をされております。給料は、職員の給料は
市の方から直接支払われておりまして、施設に対しましては、連邦政府や州政府から補助金が交付されております。土曜とか日曜日は市民の方の結婚式場にも使われております。メルボルンへおいでになった方も御存じのとおり、非常に緑のまちと言われているほどで、都市公園が市内の町の約4分の1、市内の4分の1を占めております。この老人余暇施設も広いですね、何万坪とあるような公園敷地の中で、すぐそばに大きな道路が通って、まちの真ん中にございます。これは市民の方が非常に清掃にも気持ちよく参加されております。こういうところにすばらしい老人の施設ができたらなあと、老人ホームといえば、すぐ温泉というイメージがわきますけれども、この芝生の中ですばらしい、ちょうど春でございますので、さんさんたる日光の中で過ごされる施設が佐賀でもあったらなあという気がいたします。しかも、佐賀の真ん中にできれば非常に老人の方が喜ばれると思います。こういう形の中であの施設がどうなるかは別として、利用の中で一つの一考をしていただけば、幸いだと思っております。メルボルンの老人余暇施設を見てきて、しみじみあそこのそばを通りながら、この公園に芝生ができて、桜が植えられて、老人の方が三々五々話し合いをする、新聞を見る、雑談する、食事をする、そばでは子供さんたちが遊ぶというような夢のような話でございますけれども、これも一つのこれからの老人社会を迎える中での一つの姿勢でないかと思います。福岡の方でも県庁の跡地は公園になっております。そういう面でぜひ一つの参考としてお考えいただはれば幸いだと思いまして、もちろん、要望でございますので、答弁は要りません。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
◆(宮本英樹議員)
私は通告をいたしておりましたので、これから質問を申し上げます。
まず、第1点は河川の汚濁防止対策について、水の重要さは言うまでもございませんが、近年にない河川のクリークの汚濁が非常に進み、しかもその最大要因は生活系排水が環境汚染を引き起こしているのは周知のとおりでございます。現在、その対策として下水道の整備、または最近、各種合併処理槽装置が開発されておりますが、本市においては下水道事業が平成元年度での進捗率は33%、723ヘクタールの供用面積がなされておりますが、完成までまだ長期を要するのであります。元来、水は自浄作用により環境サイクルが保全され、自然界が維持されているのであります。しかし、高度経済成長は、この自然環境を破壊してしまい、その結果は合成洗剤汚染を初め、水質汚濁が蔓延してしまったのであります。
私がお尋ねするのは、西与賀天祐寺線県営水路の河川汚濁でございます。また、あるいは河川清掃、水質汚濁、この諸問題についてであります。この水路については53年以降から地元西与賀全町区で汚濁問題でしばしば陳情がなされた経緯がございます。私も数回、この議場でこの問題を取り上げてきたのでございます。とりわけ、十年以前のことでありますので、その後、下水道の普及でもとのような清らかな清流の河川水路であろうと思っていたのが、昔と全く変わらない状態で、じんあいの河川水路への不法投棄、あるいは家庭雑排水の放流等など、旧態依然とした感を私は受けたのであります。既に、圃場整備事業は68%の進捗率で進められ、やがては圃場整備事業も完了する予定であります。立派な水路をつくり、立派な田地が整備された中で、農業経済が汚染されるとなると、大きな社会問題に発展しないとも限らないのであります。一体何のためにこの基盤整備事業がなされたか、この点をもっと慎重に当局は考えていただきたいのでございます。したがって、根本的な問題についてどのようにしたらいいのか、各課の責任分野において御答弁を承りたいと思います。
質問の第2点としまして、これまでの文化的遺産について、この問題については数回一般質問の席において私はお尋ねしてきたことでございます。本市の豊富な歴史的、文化的資源を生かしながら、広くこの文化遺産の重要性や保護、保存の意識の浸透を図って、県都佐賀
市にふさわしい歴史、文化の薫りがする個性的な
まちづくりを推し進めていかなくてはならないと力強く新計画にうたっているのであります。
以上の諸点について、これまで当局に幾つか問題点を提起してきました中から御質問をしたいと思います。
1番目に、この古文書、古書の流出防止について、その後、どう官民関係機関との対応がなされたのか、また、本
市としての対応はどう流出防止策を講じていられるのかお尋ねします。
2番目には、歴史資料館が現在の
赤松小学校跡地に設置される予定と、県の意向でありますが、直接、管理運営は県であります。そこで資料館の資料搬入準備も当然県で計画されることでありましょうし、ところで本
市においても本
市に所在する調査資料書の作成は、私はぜひ必要ではないかと思うのですが、この点についてその後どう対応をされているのか、お伺いをいたします。
3番目は、佐賀
市文化財資料館についてお尋ねいたします。
埋蔵文化財管理保存資料館については、昨年、平成元年7月に開館しました。建物は旧城西中学の棟舎を補修されて、これまで市内の収納センターに分散したのをここで収納して復元作業と約422点が展示されているのでございます。資料館として遺物はいい資料が展示されているが、入館者が非常に少ないということですが、どういった点で入館者が少ないのかお尋ねをいたします。
四番目には、文化担当の専門職員数は、現況ではどうか、圃場整備事業の中で年々事業も増加している傾向で、次年度は金立北部地区、久保泉南部地区が新規に事業が実施され、さらに工業団地が本調査される予定となっております。かなりの事業面積となりますが、十分なる仕事ができるのか、この点についてお尋ねをいたします。
5番目は、この吉野ケ里の県の観光ルートにつながる帯隈山の神篭石について見学者のため、当局は3ヵ所見学することができるようにしてありますと。それは神篭池の東の方の端の方からと、鳥越山、天童山のそれぞれ南のふもと3ヵ所を一般に供するために開放していますと、9月議会、山田教育長は答弁されておりますが、その後、どのような対応策を検討されているのかお尋ねいたします。
6番目は、町内の史跡保存について、地元町内から63年にも陳情し、お願いした副島種臣第2誕生地記念柱が本庄江改修工事で引き抜かれ、その後設置されていない。平成元年8月、「こんにちは市長です」で話し合いがなされた件について、このことについても私も史実の再確認の意味で質問をしましたが、教育長さんの答弁は不的確でありましたが、その後、どう対応されるのかお尋ねをいたします。1回目の質問をこれで終わります。
◎建設部長(江頭正迪)
宮本議員さんの御質問にお答えをいたしたいと思います。
まず、西与賀県営水路の天祐寺線でございますが、これは昭和42年に1級河川の天祐寺川下流の佐賀球場のすぐそばの法無乱橋のたもとから分水して、西与賀町の高柳地区を流れ、さらに西与賀町の高太郎地区に、これは西与賀小学校の東、約500メーターのところの公有水面に流入をいたしておる農業用水路でございます。この天祐寺線は、在来の公有水面を利用しながら、用水路として建設をされておる関係上、建設当時はこれに家庭の雑排水が相当流れ込んでおったというように聞いておりますが、現在は公共下水道がこの沿線に整備され、汚水の流入も大変少なくなっておるような状況でございます。この用水路の機能を高めるため、昭和47年に西与賀町高柳地区にごみどめのスクリーンを設け、さらに昭和53年には除じん機を佐賀土地改良区の方で設置をされております。ごみどめスクリーンの管理は、河川課の方で高柳地区の方に委託でお願いをいたしております。月大体10回から12回程度の引き上げがなされております。除じん機につきましては、設置後、3ヵ年ぐらいは稼働をしておったと聞いておりますが、十分な効果が上がらなかったのか、土地改良区の方で運転を取りやめられておりますが、その下の高太郎地区に土地改良区の方で竹でスクリーンをつくっていただいておりまして、これによってごみの回収を、引き上げ等をなされております。私も現地をポイントポイント調査をいたしまして、実態を見たところでございます。特に、国道208号線周辺の日新、本庄、西与賀地区への公共下水道の普及もあっておると思いますし、また、水路沿線の方々のごみの不法投棄も少なくなっております。したがいまして、今後も我々としては家庭雑排水が流入しないように、あの地区の公共下水道の接続について勧誘を進め、また、高柳地区に現在設けられておりますスクリーンによるごみの除去についてもこれまでどおり委託でお願いをしたいと、このように思っております。
次に、河川の汚濁の基本的なことについて、汚濁防止の基本的なことについてのお話、御質問であったかと思います。河川の汚濁を防止し、水質の浄化保全を図ることは、我々佐賀
市のこの低平地の本
市にとっては特に大きなテーマだと、このように思っております。市街地の方では春、秋の川を愛する運動によって、河川の浄化対策が本年は十年目を迎えましたけど、大変川も水もよみがえって大変きれいになってまいりました。そこで、現在、我々が取り組んでおりますことは、一つは河川水路で川幅が広いところ、あるいは水深があるところ、あるいは家庭、事業所などから雑排水が多量に流入して、汚れがひどいところ、それから主要な排水路などは、県の排水路整備事業や、あるいは
市の
単独事業でしゅんせつや、あるいは水草の除去等を行っておるところでございますが、今後は人口の集中地区から、周辺部にもできるだけ拡大を図ったいきたいと、このように思っております。
また、公共下水道による汚水対策でございますけれども、平成元年度現在、人口普及率は約33%で、ようやくこの市役所の近くまで供用開始の区域も広がってまいりましたけれども、他都市に比べまして、まだまだ普及率は低うございます。毎年度約3%程度普及区域が上がっておるわけでございますけれども、今度のマスタープランの西暦2000年度までにはこの倍ぐらいには、倍以上にはぜひともなしたいと、このように思っております。
また、他部局で取り組んでおられます農業用水路につきましては、水路のしゅんせつ事業補助を活用していただいたり、あるいは
合併浄化槽の設置や集落の排水施設など、将来導入はされていくものと思いますので、この点でも水質の浄化は一段と進むものではないかと思っております。しかし、本
市は低平地の中に水路が市街地で約83キロ、周辺部の河川、クリークでも約1,900キロに及んでおります。これらの河川、あるいは水路、クリークの水質浄化はすべて行政の手でというわけにはなかなかまいりませんもんですから、今春秋の河川の浄化運動、身近な小水路については、ぜひとも今後も市民の皆様方のわ力添えをお願いをする次第でございます。
以上、いろいろ申し上げましたけれども、本市の河川の浄化対策は、これらの事業の総合的な連係によって水質の保全が保たれていくものと存じますので、我々も一層の努力をしなければならないと思いますけれども、市民の皆様方の御支援もお願いする次第でございます。
○議長(
木下棋一郎)
しばらく休憩いたします。
午前11時56分休憩
平成2年12月13日 午後1時05分 再開
出席議員
┌──────────┬──────────┬──────────┐
│ 1.
木下棋一郎 │ 2. 大塚次郎 │ 3. 豆田繁治 │
│ 4. 片渕時汎 │ 5. 岩田英則 │ 6. 西岡義広 │
│ 7. 牧 昭道 │ 8. 武藤明美 │ 9. 江口和大 │
│ 11. 百武英明 │ 12. 木原奉文 │ 14. 御厨義人 │
│ 15. 宮地 晋 │ 16. 山田 明 │ 17. 中村
薫 │
│ 18.
米村義雅 │ 20. 碇 六郎 │ 21. 小柳達郎 │
│ 22.
横尾啓四郎 │ 23.
江里口俊雄 │ 24. 藤田龍之 │
│ 26. 上野
薫 │ 27.
成富不二夫 │ 28. 田中 弘 │
│ 29. 光武重一 │ 30. 宮本英樹 │ 31. 水田徳彦 │
│ 32. 山下
勝 │ 34. 宮地勝巳 │ 35. 横尾重雄 │
│ 36.
武田資義 │ │ │
└──────────┴──────────┴──────────┘
欠席議員
┌──────────┬──────────┬──────────┐
│ 25. 庄野辰一 │ 33. 森 治郎 │ │
└──────────┴──────────┴──────────┘
地方自治法第121条による出席者
佐賀市長 西村正俊 助役 富永貞夫
助役 今泉松次 収入役 木原忠光
総務部長 野口 健 産業部長 百武康邦
建設部長 江頭正迪 民生部長 蒲原俊一
福祉事務所長 牧瀬治三郎 交通局長 小林克己
水道局長
内堀弥太郎 ガス局長 村島 忠
消防長 緒方道男
教育委員長 御厨 梓
教育長
山田清人 監査委員 原 勝巳
農業委員会 選挙管理委員会
原 脩
中座徳次郎
事務局長 事務局長
○議長(
木下棋一郎)
休憩前に引き続き会議を開きます。
市政一般に対する質問を続行いたします。
休憩前の宮本議員の質問に対する当局の答弁を求めます。
◎教育長(
山田清人)
宮本議員さんの幾つかの問題について答弁を申し上げます。
第1の御質問は、県立歴史資料館の展示資料についてということであったかと思いますが、その佐賀
市にある資料はどんなふうになっているかというようなことでございますが、佐賀
市に所在するその古文書等は、昭和54年当時、それからその後にも調査されておりますが、佐賀
市の古文書等はどこにどういうふうなものがあるということを調査、把握されております。そこで、県では佐賀県の歴史資料調査会というのを資料館に関して持たれております。佐大の杉谷先生が会長でありますが、そこで調査をされておるわけです、県で。佐賀本藩とか支藩とか、唐津藩とかその他資料調査をここでなさっております。そして、このごろ展示内容を発表していらっしゃいますが、幕末、維新を半分程度とするというような試案を出して、内容的にはある程度案がまとまっているようでございます。県からいずれその中に佐賀
市の所蔵で県に陳列してもらうのはどういうようなものというようなことが連絡があると思っております。現在、県と佐賀
市の連絡会等も持たれているようでございますので、そういうところではっきりしてくると、このように思います。
それから次、第2点でありますが、発掘によって出てきた遺物の収蔵、陳列、この点についての質問でありましたが、これは宮本議員さんが再度にわたる御指摘、あるいは御指導もありまして、佐賀
市埋蔵文化財等整理要綱というのをつくりまして、整理をいたしたところでございます。その陳列をもとの
城西中学校の跡のところに文化財の収蔵館、ここに陳列をしてあります。そういうことで2年間にわたり整理をいたしまして、目録も完成しております。今後は保存、管理も万全であるし、活用も容易にできると、このようになっております。
高い立場より今後とも御指導お願いしたいと思うわけでございますが、肝心かなめのその観覧、見学ということについては、数が非常に少ないじゃないかという御指摘をただいまいただいたわけでございますが、参考までに申し上げますというと、平成元年度は三百、失礼しました。文化財の資料館に入場者数は482名となっております。内訳は平成元年度が301人、平成2年度は181人と、これは12月までであります。こういうところでございまして、500人にも満たないというようなことでございますので、本当に御指摘のとおりで、見学数は非常に少ないと言わざるを得ないと思いますが、その原因はどうかということでございましたが、十分係等とも話し合ってはおりません。検討はしておりませんけれども、思いますに、PRがやはり不足していると、こういうところの所在等も余り一般の市民の方等は知らないのじゃないかと、学校には知らせております。当初は見学とか実習などに幾らか関心のある先生が引率して来ておったようでございますけれども、いずれにしてもPR不足でありまして、また、資料館の人員の方につきましても、その発掘物の整理というようなことにいっぱいというようなことで見学者等の動員というふうなことの体制もちょっとできかねてるという状況でございます。なおまた、縄文や弥生等の古い時代の出土品等でございますので、やはり発掘物のみではですね、ちょっと魅力に欠けるというような点もあるんじゃなかろうかと我々もその辺はいろいろ今後話し合いをしていかなくちゃならないと、このように思っておるところでございます。
それから次に、圃場整備、工業団地の整備にかかわる専門職の、文化財専門職のことであったかと思いますが、皆さんも御存じのとおりに埋蔵文化財の発掘調査量というのは急激に増大してきております。そこで、私どもといたしましては、埋蔵文化財の発掘調査というものは、開発との調和を図っていかなければならない。しかしながら、何と申しましても事業の進捗に支障を来さないようにしなくちゃならないということで鋭意努力いたしておるところでございます。調査に当たる専門職員もいろいろ御尽力賜りまして増員いたしてまいりました。昭和62年には1名、63年にも1名、それから平成元年には1名、それから平成2年に2名増員をいたしまして、現在は5名体制をとっております。今後、久保泉工業団地、あるいは巨勢川の調整池、それからその他にも公共事業、あるいは民間開発と、そういうような新規の発掘調査もメジロ押しにございますので、発掘調査に従事する専門職の人員をぜひ増員する必要があると考えまして、採用を市長部局の方にお願いして、いろいろ名簿等を送ってもらって、この人員の体制を整えまして、佐賀
市に今後課せられたいろいろの発掘調査というようなのを支障がないように果たしていかなければならないと、そのように極力私も肝に銘じているところでございます。
それから、次は神篭石、久保泉の神篭石の問題でありますが、この件につきましては、9月の議会が終了いたしましてから早速現況を把握するために出かけました。私参りましたし、教育次長、それから
社会教育課長、それから課長補佐の担当者を同道いたしまして現地を踏査しました。また、現地の方ともお会いいたしました。そこで思いましたことは、やはり道順とか見学場所などの不案内な点があると、そういうことがわかりましたし、その対応についての検討もいたしました。一、二その過程を申しますというと、見学する場所はただいま議員さんも述べられましたように、神篭石の列石が顕著にあらわれているところの3ヵ所と、これが適当だなあというようなことを確認はいたしました。見学するにはこの3ヵ所が一番いいというところまで確認いたしました。そして自治会長さん等々を訪ねまして、地元有志の方、こういう方とも話をいたしたところでございますけれども、駐車場の確保等についても話いたしました。しかしながら、その後、地元の方に再度お伺いをいたしましたが、いろいろと地元の方の意向等があるということで結論を出すには至っておりません。それで来年度あたり除草とか、あの辺の見学場所の、さしあたっての整備等はしなくちゃならないかと思っております。あるいは道順とかそういった道標、説明板などはしなくちゃいけないというようなことは現在も考えておりますが、いずれにいたしましても川久保地区は非常にたくさんの施設が、失礼しました。史跡がたくさんありますし、地元のいろいろな意向もあるようでございますので、そういう方の意向も十分に話し合いをいたしまして今後その推移を見守っていかなくちゃならないと、このように思っております。
次に、市長懇談におけるところの副島種臣等の西与賀町の史跡、これについてその後どのように対応したかということでございますが、副島種臣が生まれた地が今津であるということを御指摘いただきましてから、本当にそれが歴史的に確実な資料であるのかというようなこともありましたので、その当時ははっきりしておりませんでしたが、その後、鋭意探しまして、資料を探しまして、やっと西与賀小学校編の郷土史というのを探しました。恐らく議員さんもお持ちじゃないかと思いますが、その西与賀小学校編の郷土史、昭和10年につくられておると思いますが、それによりますと副島種臣にかかわる記事が書いてあります。副島種臣の生誕に関して、伯は佐賀
市南堀端にて枝吉南濠先生の第2子として生まれ云々と書かれてあります。その後に種臣の養子先である、養家である副島家が代々今津に居住されておったというふうなことも書かれておるわけでございます。このことから、副島種臣が今津とかかわりがあるというゆえんははっきりしてきたということでございます。これは議員さんのおっしゃるとおりでございます。早速地元自治会長さんを訪ねまして、有志の方々も含め、この資料を渡しまして、副島種臣と今津とのかかわりなどについて話をしてまいったわけでございます。そのときはまず地元の方にもこの資料はお見せしようというふうなことを言っておるわけでございます。それで標識の設置につきましては、生誕地としてではなくて、もっとほかの言葉がよくはなかろうかと、今のような資料によりますとですね、生まれたのは南堀端と書いてありますので、表示の仕方を考えなくちゃいけないと思いますが、この設置は
まちづくり事業の一環で設置すると、あるいはアメニティー事業として設置すると、そういうふうな方法がいろいろ考えられますし、そういうことがどうも適当じゃなかろうかということを検討されております。ただいまでは公民館が取り組んでいらっしゃるアメニティー事業の一環で取り組んでいったらどうかというふうなことでございまして、その中で漏れ承ったことでは、副島種臣の記念の表示だけじゃなくて、ほかに西与賀町にいろいろある。したがいまして、そういうものも含めて、町のそういったアメニティーということで、これから進められたらどうだろうかというふうなことが、今協議をされている段階でございます。
以上、いろいろと申し上げましたけれども、答弁にかえます。
◆(宮本英樹議員)
再度お尋ねいたします。
衛生課で佐賀市内の、第一点については、衛生課で佐賀市内の河川水質測定結果をまとめておられます報告書によると、佐賀
市の南部地区がBODの値が高く集中していると。これらの地域はもっと
生活雑排水の流入が多く、年間通じて汚染がひどい地域であります。これらの地点は、水質が悪い地点として上げられるが、河川のしゅんせつをしても、家庭雑排水が流入する限り、清浄化には限度がある。これ以上のよい水質にするためには、さっきも申し上げましたように、当初公共下水道の設置以外にはないと、報告書に提言されているが、新計画土地利用では、南部地域は生産性の高い農業の地域を推進すると、さらに快適な生活環境が確保されるように図っていくと明記されているが、調査表に出された調査結果、天祐寺線県営水路についてどう対応されるのか御答弁を願いたい。また、天祐寺線県営水路への不法投棄は後が絶たず、月々に400キロ以上のごみが不法投棄されております。その中には油瓶や、また生ごみ、そしてジュース缶などが投棄されている状況です。そこで当局にお伺いしますが、市民意識の高揚について、河川浄化運動の普及啓発はどう展開されているのか、再度お尋ねをいたします。
それから、文化財関係でございますが、今旧
城西中学校の跡地に文化財の資料館が展示されておりますが、非常に入館者が少ないというふうに私どもは聞いております。私も何回か見てまいったのでございますが、非常に展示の方法が悪いのではないかというふうに思うのでございまして、また、専門家の方のお話を聞きますと、そういったことも非常に力説をされておったわけでございます。貴重な佐賀
市の文化財を展示してありますので、広く市民の方たちにも理解を深めていただくというようなことが非常に私は大切でございます。そういったわけで、ある程度は
市報などでアピールをするということもそういうふうな入館者が少ないという原因に当てはまるのではないかと思います。それと同時に、佐賀市内の小・中学生に対しても古代に対する意識、関心を持たせるというふうなことについても私は非常に必要ではないかと思うのでございますので、そういったことについてお尋ねをいたします。
それから、いろいろ私も申し上げましたが、その中で帯隈山の列石につきましては、まず列石の構造、それから列石のつくり方についての何と言っても断面図を作成されているのか、作成されておられればですね、一般的に私は公開する必要があるんじゃないかというふうに思うわけでございます。断面図があれば、やはり神篭石の列石を見学するためにおいでになる方々にいたしましても、帯隈山近郊の全体の列石の配置がよく理解されるのであろうかと思います。そういったことで、
教育委員会の方ではいろいろございますが、この帯隈山の列石についての断面図を作成されておるのか、こういったことについて再度お尋ねを申し上げる次第でございます。
それから、帯隈山の南側にございます熊本山、そして皿山、この両山についてですが、皿山では昔から陶器を焼いていたというふうなことで、また皿山からは多量の陶器が出土しております。そこで熊本山、皿山の両山からですね、陶土の原料として現在価値のあるものか、そこの皿山あたりはその山の泥をとってそれで焼き物を焼いておったというふうなことでございますので、そういったことからしてですね、やはり掘り起こしと申しますか、県の観光ルートにもなっております。もろもろのこうしたことをですね、掘り起こして、そしてやっていかなくてはならないと私は思うのでございますので、
教育委員会ではこの陶土をさらに分析調査ができるものであればですね、調査をしていただきたいと、このことについてもお願いをいたしたいと思います。
いろいろ北部山ろくのことばかりについて申し上げますが、さらに久保泉が佐賀
市に合併した後にですね、やはり公民館に久保泉あたりで今から30年前に出土した文化財のいろいろなものをですね、約50点ほど展示されていたというふうに私どもは聞いております。その中にはですね、貴重なものがたくさん中に入っていたと、これはもうすべて久保泉、あの地方の山ろくで出土したものばかりでございまして、その中で非常にこれはというような貴重なものは土偶と申しまして、これははにわの人形に幾らか似通ったものでございまして、この土偶はほとんど県内では見られないと、佐賀県内では見られないと、これは東北地方によく出土しているというふうなことで、これは県の文化課の方でもそういうふうにおっしゃっておられました。そういったものがですね、中に、50点の中にまじっておったということでございまして、そうした貴重なものがですね、その後小・中学校あたりで教材ということで佐賀市内で展示されてから、その所在が全く行方がわからないというようなことを聞いております。できますれば、そういったことでひとつ関係当局で解明をですね、追求をしていたたければ、非常に幸いかと思いますが、これもあわせてお願いを申し上げる次第でございます。
それから、今いろいろ旧
城西中学校の跡地につくってあります文化財の資料館、こういったこともあわせてですね、考えながら、北部山ろく一帯のいろんな文化財、貴重な文化財、これがたくさん出ております。中でもですね、やはりさっき陶土で申し上げました熊本山、熊本山では佐賀県の美術館に展示してあります熊本山の舟形石棺墓というふうな貴重なものが出ております。そういったものと、それから川久保の三王山の古墳ですね、これ川久保の三王山古墳は、やはり5世紀前半の古墳時代でございます。そういった貴重な古墳の中からですね、長玉、丸玉、それから鉄器類のきり、おの、のみ、かま、農耕具、こういったのが出土しております。ほかにもいろいろございますが、川久保の上古墳群、それから同じく川久保の古墳群というふうないろいろ山ろく地帯には相当そういうふうな古墳の群が連なっておりまして、やはりそういった山ろくあたりの貴重な文化財を見てみますと、やはり佐賀地方のですね、社会的、文化的中心地がやはり久保泉、金立地区にあったと、この学説では言われておりまして、そしてまたこの時期にですね、農地の開発が進み、農地の耕作に鉄製の農具の使用がこのとき初めて普及したというふうな、これははっきりと書いてございます。こういうふうなことを考えますと、やはり私はさっき申し上げました元城西中の文化財の資料館にいたしましてもですね、やはり北部山ろくの方に、ぜひこれは、あの辺につくるべきではないかというふうに私は考えるのでございますが、この点については西村市長にお尋ねを申し上げます。以上で2回目の質問終わり。
◎建設部長(江頭正迪)
宮本議員さんの御質問にお答えをいたしたいと存じます。
どうしても下流の南部地区が水質の汚濁は激しいわけでございまして、これに対しましても、先ほど私申し上げましたように、いろんな方策を総合的に、しかも組み合わせしながら、対策を立てていきたいと、このように申したわけでございます。私たちが担当をいたしております公共下水道も、今後鋭意普及に努めなければならないと思っておりますし、また、河川の浄化対策、直接我々が取り組んでおります排水路の整備事業、あるいは
単独事業もこれからも大いに進めなければならないと思っております。また、佐賀
市の一つの大きな力になっておりますところの春、秋の川を愛する運動、中心的な役割を担っていただいております佐賀
市の水対策市民会議の皆様方とも我々といろんな方面で意見を交換しながら、これからも啓発、普及に一生懸命取り組んでいきたいと思っております。以上でございます。
◎教育長(
山田清人)
お答えを申します。
まず、第1点の文化財資料館、旧
城西中学校跡の文化財資料館の見学等についてのPR不足、そういうようなことについて指摘いただきましたが、さっきも私申しましたように、私どももこれは本当にそういうことではいけないと思っておりますけれども、今後は
市報になるだけ出すとか、あるいはただ出しただけではいけませんので、見学日等を設定しまして、何か催し物等をやらなくてはと思っておりますし、中学校生、小学校生等へもなるだけ利用するようにということはいま一度いろいろ啓発をしていきたいと思っております。しかし、何分にもさっき申しましたように、発掘調査と、それから資料の整理、そういうようなことに今手いっぱいでございまして、その辺は十分に見学については手が行き届かない点もあるかと思いますけれども、もう少し長い目でひとつ見ていただけないかと思っている次第でございます。
それから、第2点の帯隈山の神篭石の断面図ということでございます。これは専門的な、非常に技術的な問題でありまして、私もよくわかりませんけれども、何だかいつか文化財の係の人がこれが神篭石の断面図ですよというようなことで部分的なものを所持して開いて見ておったというようなことを記憶しております。県の方にもこういうものはあるんじゃなかろうかと思いますので、連絡しまして、いろいろと調べてみたいと思っております。断面図は以上でございます。
それから、3番目の熊本山の皿山というようなことの陶器、陶土というようなことでございましたけれども、これもまた大変いろいろな知識、専門的な技術、そういうようなのが必要でございますので、今後研究をしてまいりたいと思っております。
それから、久保泉町で出土した遺物の中の土偶というのの行方がわからないようになっているということで、小学校あたりへ貸し出したんじゃないかというようなことをおっしゃいましたけれども、私どももちょっと今までにはそのようなことは見当たっておりませんけれども、ちょっと土偶といったら非常におっしゃったように数少ないものでございまして、貴重なものでございますから、そういうようなものがあったかどうかということは、行方等について調べてみたいとは思っております。念のために申し上げますが、久保泉の公民館に出土したいろんなそのほか石斧とかいろんなのがあったようでございます。それはですね、ちょっとそこに所持しておりますが、城西中のところにあった資料館を整えるときに久保泉町からですね、それをこちらに移管して、久保泉町からどれだけ持ってきたというふうな記録はちゃんと残っております。しかし、土偶はちょっと私も記憶にないようでございますが、よくこれは調べてみます。いずれにいたしましても、大変久保泉町の歴史的価値、そういうようなものをお述べになったようでございますけれども、私も申し上げましたように、多面的、総合的にいろいろとこれは考えて、価値あるものにしていかなくちゃならない。そのためには地元の方の意向というようなものを十分踏まえていかなければ、我々だけではちょっとどうにもならないような面も出てくるんじゃないかと思われますので、今後そういうことで連絡を十分に地元ととっていきたいと、このように思っております。以上でございます。
◎市長(西村正俊)
お答えいたしたいと思います。
残すべき資料がこの佐賀市内にはたくさんあるわけであります。御指摘の埋蔵文化財、あるいは県が計画をしております歴史的な遺産を集める歴史資料館、あるいは文書的なもの、古文書等を含みますそのような図書資料と申しますか、あるいは民族文化財等、考えてみますというと、先輩、あるいは先人の大きな遺産をきちんと後世に伝えるということは私たちの務めではないかと、そのように思っているわけであります。ただいま御指摘の城西中学にとりあえず集めております埋蔵文化財につきましては、
城西中学校の跡地利用の問題と、この
市の南の方の開発、あるいは整備計画の中での一定の位置づけがありまして、これは前にも御答弁申し上げたと思いますけれども、埋蔵文化財をとりあえずあの場所に集めたということは、暫定的な取り扱いであります。しかし、それを恒久的にするかどうか、場所をどこにするかということはまだ今の段階で決定はしておりません。今申しました民族資料なり埋蔵文化財、あるいは資料館、そういったもの全体を含めましてどこがいいかということを多くの御意見を聞きながら決めてまいりたいと、このように考えております。
◎民生部長(蒲原俊一)
民生部の所管に属する河川浄化の問題について、若干補足をさせていただきたいと思います。
佐賀
市で今、毎年水質の検査を御指摘のとおりいたしております。27ヵ所をやっておりますが、やはりBOD一つを取り上げましても、南部地区の数値が高いわけでございますけれども、しかしながら、10年前と比べますと、いわゆる望ましい環境基準の中での数値が10ppmと言われておりますが、それを下回るすべての地区でクリアをいたしております。天祐寺川と、もしくは南佐賀地区の富松川、こういったところが8ppm程度の最高値を示しておるようでございます。
宮本議員さん御指摘のとおり、河川へのごみの投げ捨て、もしくは不法投棄、そして
生活雑排水の流入というものがある限り、佐賀の川の、いわゆる清流への浄化というのはまことに悲観的ではないかと、そのように思います。しかしながら、私たちの市民結集した力で何とかなりそうなやつは、当然じんかいの河川への不法投棄、こういったものを何とか根絶する対策を考えなければならないと、そういった意味で現在、環境パトロール員3名を常置をいたしまして、監視体制の中で回っております。しかし、全市内を今回っておるというようなことでもございますので、今後は重点地域を特に定めた環境パトロールというのを考えていこうと、このようにも考えています。同時に私の方としては、いわゆる来年3月までには全世帯配布の資料、ごみ対策でございますけれども、いろんなものを配る予定で準備は完了いたしました。効果的にどう配るかがこれからの問題としておりますけれども、そういった中でも河川浄化と、いわゆるごみ対策というのが一連のものであるという市民意識を喚起したいと思います。
また、例えば、キッチンストレーナーの普及策といったものも考える時期に来たんじゃなかろうかと、このように思います。そういった中でいわゆる佐賀の河川の水質としてはそう悪くはないんですけれども、見た目では、非常にむしろ悪いんじゃないかと、そういうことを考えながら、ごみの投げ捨てなり、不法投棄なりもごみ対策の総合的な一環として何とか考えながら、解決へ頑張りたいと、このように思います。
◆(宮本英樹議員)
3回目の質問をいたします。
河川公害を正常化するには、公共下水道に供用するのが一番理想的でございますが、市街化区域内の事業が完了するには、まだ長期間を要するのであります。特に問題になるのは、市街化区域内の
生活排水が重点でございますが、ざる式になるのがこの調整区域内の混住町区、あるいは集落農家の
生活排水などの問題は、今後の最大課題ではないかと思います。10月に市民の声として議長あてに
市の自治会から佐賀
市周辺の河川清掃の実施拡大という要望書が出されております。こういうようなものでございますが、市街化区域と調整区域の境界のしゅんせつについては、私ども産経でございますが、委員会でもしばしば問題になっているところでございます。公共下水道、圃場整備、両事業が不可能な地域でのしゅんせつを拡大してほしいということですが、この件については河川課と農業土木とそれぞれの立場からひとつ御答弁を願いたいと思います。
最後に、厚生省通達で全国自治体に
生活排水処理基本計画策定指針が出されております。ちょうどこういうようなものでございますが、策定に基づいて今年度から10ヵ年基本計画を提出することが義務づけられております。特に、前段で質問申しましたように、南部地区が非常に汚染率の高いところで、当分は浄化の望まれないところでもございますので、ひとつモデル的に集落排水施設を設置されるお考えはないものか、ある地元住民では非常にそういったことについて大歓迎をされていることですが、この点について産業部長に御答弁を願いたいと思います。
なお、参考までに申し上げますが、農村集落排水事業を東脊振村が全村挙げて平成元年から事業に着手をしております。これは私も実際に現地に行ってお話を聞いてまいったのでございます。非常にこれは好評ではないかと思うのでございまして、さらにまた、基山町では県内で初めての
生活排水とし尿処理を地域で集合的に取り組むコミュニティープラント、よく私どもはミニ下水道というふうに呼んでおります。この事業をですね、平成3年度から基山町は導入すると、その準備を進めているというようなことがつい最近新聞に発表されておりましたので、これは一応執行部の方々にも参考として申し上げたわけでございます。
以上で質問が終わりますが、今、その前に文化財のことについて、教育長さんに今写真をお上げいたしましたが、これはですね、この九州管内に、特に列石のあるところの朝鮮山城です。こういったところが市町村で、関係の町村で管理体制をですね、運営をされていると、このようになされているということをよく御理解のほど、今後ですね、この佐賀
市の帯隈山の列石についても、県の観光ルートに相なっております吉野ケ里から延長して、特に川久保線、こういったところについてもですね、つい先般、議会の方にも地元から陳情が出されております。そういったことをですね、勘案しながら、早く一般の見学者に見学できるようにひとつ施策をですね、早急に設置していただくように特にお願い申し上げます。
◎産業部長(百武康邦)
宮本議員さんの河川汚濁防止に対します中で、農村地域に対するミニ下水道と申しますか、こういう対策についてのお尋ねでございますので、お答えを申し上げたいと思います。
生活雑排水が未処理のままで農業用水路に流れ込んでくるということで、河川の汚濁が非常に進んでおるような状態でございますけれども、これら農業に取り巻く情勢も混住化社会の中で非常に変化をいたしております。農業用水路の汚濁が非常に進む中で、農業生産、また生活環境にも大きな問題点を引き起こすような状況でございまして、特に、公共用水路の水質悪化の原因ともなっているわけでございます。
そこで農村集落に対する排水事業というのが制度化されたわけでございます。ただいままでは農村総合モデル事業の中での排水事業、集落排水事業という形で取り上げておりましたけれども、58年度から農業集落排水事業という形で、この事業が単独で実施される制度として創設をされたわけでございます。事業の範囲といたしましては、1集落で平均的な事業規模が5億なり6億というようなことでございまして、また、その補助制度は国、県、それから受益負担というような区分で内容が分かれております。特に、この事業の対象基準といたしましては、農業振興地域内の集落で受益戸数が20戸以上、処理対象人口は1,000人以下、末端2戸以上というような条件もございますし、この事業に取り組む上においては、地元同意というのが必要でございまして、事業実施については受益者への事業計画の内容の周知と受益者の費用の負担等に関する同意、またはくみ取り便所から水洗便所への改善等の家庭内設備の整備に関する同意が必要であると。このために採択申請は100%の同意をとることというようなことで、この農村集落排水事業ができることになっております。したがいまして、私どもも今各集落に対しまして、この事業内容についての説明を行っているところでございます。
なお、先ほど東脊振がこの農村排水事業に、集落排水事業に取り組んでおるというお話でございましたけれども、東脊振はそのようになっております。村長さんもこの取り組みについて各市町村へのお話等も村長みずからなさって、各事業についての推進状況をお話しになったわけでございますけれども、東脊振の場合では、非常に山間部でございまして、自然的に下水道の排水というのの機能が非常にうまくいくわけでございます。佐賀
市にいたしましては、ある面ではこの必要性も考えられますけれども、地形的な問題、それから平たんにおける終末処埋的な問題、いろいろ今担当の方ではこの取り組みについての考え方も持って、今集落に説明をしておるところでございます。
それからもう一点、水路しゅんせつ等についての事業の取り組みについての問題がございましたけれども、今圃場整備が57%程度進捗をいたしております。これはあくまでも事業採択面積に対する進捗率が57%程度でございますけれども、その中での維持管理の面がいまひとつ問題点があるわけでございますが、せっかく圃場整備をやって水路が縦横にでき、その機能が十分に果たされておるわけですけれども、ある部分的においては、そこに水草がかなり繁茂をいたしまして、ある面では水草が浄化作用を行うということもございますけれども、ある面ではそれが用排水の機能を阻害するというようなこともあり、これをそのままで放置いたしますと、どうしても用排水の機能が低下するという意味で、私どもの方でも維持管理につきましては、基本的には圃場整備後は土地改良区の管理下ではございますけれども、水路のしゅんせつ等につきましては、例年行っております水路しゅんせつ事業費補助金というものを交付をさしていただいております。
なお、土地改良事業で造成された農業用の排水路等につきましては、水草等の繁茂により、水路機能の障害を生じておる部分について、今回県の方で県の用排水路水草等対策検討会議というのが発足をいたしまして、12月の10日からその要綱の施行になったわけでございます。ここには水草等の除去対策につきましては助成措置が講じられると、このようなことで今計画が進められておりますので、これの確定がございますと、今後、この水草除去についても県の助成措置等も考えられるんではなかろうかと、このように考えておるところでございます。
△散会
○議長(
木下棋一郎)
本日はこれをもって散会いたします。
明日は午前10時に再会いたします。
午後1時58分散会...