茨木市議会 2015-06-03 平成27年第4回定例会(第1日 6月 3日)
本市には、銅鐸などの青銅器生産の拠点である東奈良遺跡や三島地域で最大の大型前方後円墳である太田茶臼山古墳、そのほか、茨木城址、郡山宿本陣、隠れキリシタンの里など重要な文化財が多数ございます。
本市には、銅鐸などの青銅器生産の拠点である東奈良遺跡や三島地域で最大の大型前方後円墳である太田茶臼山古墳、そのほか、茨木城址、郡山宿本陣、隠れキリシタンの里など重要な文化財が多数ございます。
特に津堂城山古墳はこうした特徴に加え、明治末年に後円部の長大な竪穴式石榔から長持形石棺が発見された大型前方後円墳で、学術的価値の高い古墳でございます。 世界遺産登録を推進する本市といたしましては、津堂城山古墳の持つこうした魅力を活用していくとともに、墳丘の保全を図っていくことが大きな課題であると考えております。
今回の調査結果から、今城塚古墳は、古墳時代中期の典型的な大型前方後円墳の形態を大筋として継承する中で、大王墓にて初めて巨大な横穴式石室を採用した貴重な事例であり、古代史の中で、大王祭祀権の転換点を示す重要な古墳であると考えられる。
今回の7次調査の結果につきましての概略は以上のとおりでございますが、調査結果といたしましては、今城塚古墳が、古墳時代中期の典型的な大型前方後円墳の形態を大筋として継承する中で、大王墓に初めて巨大な横穴式石室を採用したと見られる貴重な事例になるものと考えられまして、古代史の中におきましても、大王祭祀権の転換点を示す重要な古墳であるということが改めて認識できたものと考えておるところでございます。