吹田市議会 2003-12-11 12月11日-03号
昨年4月から導入された学校週五日制の導入に伴う新学習指導要領は、教科内容の3割程度の削減、授業日数の短縮という条件のもとで開始されましたが、そのため保護者から子供たちの学力が低下するのではないかとの危惧や塾通いの加熱化等の声が高まっておりました。 そこで本市では学校週五日制になって約1年8カ月経過した今、学力低下問題への懸念に対して、本市の現状はいかがでしょうか。
昨年4月から導入された学校週五日制の導入に伴う新学習指導要領は、教科内容の3割程度の削減、授業日数の短縮という条件のもとで開始されましたが、そのため保護者から子供たちの学力が低下するのではないかとの危惧や塾通いの加熱化等の声が高まっておりました。 そこで本市では学校週五日制になって約1年8カ月経過した今、学力低下問題への懸念に対して、本市の現状はいかがでしょうか。
さらに、こうした中で、子どもたちは自分を見詰め、みずから考え、みずから学習する心のゆとりが持てずに、また、受験競争の加熱化、いじめ、あるいは不登校といったものの増加、社会体験の不足、さまざまな形で戦後の教育は機能的にもひずみが大きくなってきている現状がございます。
これまでの学校教育が、とかく知識偏重になりがちであり、過度の偏差値による受験競争の加熱化などの反省から、ゆとりの中で生きる力をはぐくむことを重要な視点として教育改革が行われようとしております。また、社会の変化に伴う子どもの変化、多様な問題行動等から、心の教育、とりわけ幼児期からの心の教育が、今改めて重視されてきているところでございます。
その反面、学歴偏重の社会風潮や受験競争の加熱化、青少年の問題行動あるいは学校教育の画一化、硬直化など、さまざまな問題が指摘されてきたところでございます。これら、それぞれの時代の教育課程と教育のあり方については、国の中央教育審議会で論議をされまして、望ましい教育の指針が発表されてきたところでありますが、私たちが現代に生きる青少年の姿を見るとき、さまざまな感想を持つものでございます。
近年、青少年を取り巻く社会環境は急速に変化し、都市化の進展に伴い、身近な自然環境や遊び場等が減少するとともに、受験戦争の加熱化により、小学校低学年から塾に通う子供たちが多く見受けられます。また、核家族化や出生率の低下によって年々少子化が進行している状況にございます。
さらに、受験競争が加熱化する状況の中で、学習塾通いの弊害も指摘されているところでございます。このような状況を改め、学校、家庭及び地域社会の教育機能が十分に発揮され、子供の望ましい人間形成を図ることが課題となっているところでございます。このような状況認識の上に立ちまして、本市でも学校週5日制の導入を、文部省、府教委の指導に従いまして積極的に推進してまいりたいと思います。 以上でございます。