• "入札監視委員会条例制定"(/)
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  1. 阪南市議会 2002-06-11
    06月12日-02号


    取得元: 阪南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-26
    平成14年  6月 定例会(第2回)      平成14年阪南市議会第2回定例会会議録(第2日目)1.招集   平成14年6月11日(火)午前10時00分1.再開   平成14年6月12日(水)午前10時00分1.延会   平成14年6月12日(水)午後2時24分1.閉会   平成14年6月18日(火)午前10時45分1.議員定数  20名1.応招議員  20名       1番 庄司和雄       2番 楠部 徹       3番 公文信次       4番 貝塚敏隆       5番 二神 勝       6番 三原伸一       7番 加納登美子      8番 見本栄次       9番 木村正雄      10番 中谷清豪      11番 芝野正和      12番 谷口佳久      13番 坂原利満      14番 土井達也      15番 武輪和美      16番 有岡久一      17番 土井清史      18番 慶田 浩      19番 根来武義      20番 塩谷嘉克1.不応招議員   なし1.出席議員    応招議員に同じ1.欠席議員    不応招議員に同じ1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名   市長      岩室敏和    助役         岡田茂伸   収入役     森本康則    教育長        川村一郎   総務部長    直川清次    市民部長       石橋国夫   保健福祉部長  南 末吉    事業部長       岡本義彦   上下水道部長  阪上成行    行政委員会事務局長  中谷 勤   学校教育部長  徳和目睦一   生涯学習部長     米原義光   病院事務局長  中務正彦1.本会議に職務のため出席した者の職氏名        議会事務局長     竹中義信        議会事務局庶務課長  阿形 昭        議会事務局主任    木村浩之1.付議事件日程第1       一般質問日程第2 承認第1号 専決処分事項の承認を求めることについて日程第3 承認第2号 専決処分事項の承認を求めることについて日程第4 承認第3号 専決処分事項の承認を求めることについて日程第5 承認第4号 専決処分事項の承認を求めることについて日程第6 承認第5号 専決処分事項の承認を求めることについて日程第7 承認第6号 専決処分事項の承認を求めることについて日程第8 議案第30号 阪南市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて日程第9 推薦第1号 阪南市農業委員会委員の推薦について日程第10 議案第31号 業務委託契約の締結について日程第11 議案第32号 阪南市入札監視委員会条例制定について日程第12 議案第33号 一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について日程第13 議案第34号 阪南市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定について日程第14 議案第35号 阪南市非常勤消防団員に係る退職報奨金の支給に関する条例の一部を改正する条例制定について日程第15 報告第2号 阪南市土地開発公社の経営状況について日程第16 報告第3号 平成13年度阪南市一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告について △再開 午前10時00分 ○議長(有岡久一君) 皆さんおはようございます。昨日に引き続きましてお疲れのところ、ご出席ありがとうございます。 ただいまの出席議員数は、19人です。定足数に達していますので、平成14年阪南市議会第2回定例会を再開します。 なお、塩谷嘉克議員につきましては少しおくれるとの報告を受けております。 それでは、本日の会議を開きます。議事日程については、ご配付のとおりです。 それでは、昨日に引き続き、日程第1、一般質問を続行します。 通告順により、三原伸一君の一般質問を許します。 それでは、質問者6番三原伸一君どうぞ。6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 皆さんおはようございます。公明党の三原伸一でございます。6月定例会の質問の前に、昨年6月8日、大阪教育大学附属池田小学校で発生いたしました乱入殺傷事件から1年が経過いたしました。去る6月8日の午前、池田小学校正門前に設置された献花台には花が供えられ、祈りをささげる人が多く訪れたとのことであります。また、午前11時に在校児童や遺族等約1,500人が出席して池田小学校主催の追悼式典が開かれ、遺族代表は、二度とこのような事件がないよう声を大きくしていきたいと、子供たちを守る安心な社会実現を訴えております。亡くなった8人の児童のご冥福を心よりお祈りいたします。 生命は宝であります。生命すなわち命にまさるものはこの世にございません。将来の夢と親の愛をいっぱい受けて日々成長していた子供たちが、お友達と一緒に勉強していた小学校の教室で、一人の男によるまさかの乱入殺傷事件で無残にも8人の児童が亡くなってしまったのであります。ご両親の無念さはいかばかりか、はかり知れません。このような凶悪事件が日本全国で、そしてこの阪南市で発生することのないよう、私たち大人は力を合わせて、真剣かつ具体的に実行に移していかなくてはなりません。 だれもが安心して暮らせる阪南市、本物の安心な社会実現は、市民、国民の皆様の貴重な税金から給与、報酬をいただく私たち議員と阪南市役所に勤めるすべての職員の皆様の責務であると私は考えております。職員と議員、そして市民の皆様は、苦しいとき、楽しいとき、いわゆる苦楽をともにし、景気のよいときはよいなりに、悪いときは悪いなりにお互いに分かち合うものであると私は考えております。阪南市という地方公共団体に在籍する者のそれは役割ではないでしょうか。私も多くの市民の皆様の信託、負託を得て市議会に送っていただいたことを忘れずに、常に市民の目線から阪南市の生活環境、財政状況をとらえ、少しでも市民生活がよくなるよう提案、要望していきたいと思います。 それでは、通告しておりました5項目について質問させていただきます。 第1点は、学校図書館の環境整備についてであります。 平成10年5月、阪南市立朝日小学校に待望の学校図書館専任司書が配置されました。学校図書館法の中に、学校図書館とは図書館資料を収集し、整理及び保存、これを児童または生徒、教員の利用に供することによって、学校の教育課程の展開に寄与するとともに、児童または生徒の健全な教養を育成することを目的として設けられる学校の設備をいう、とあります。 平成12年、波太小学校福島小学校にも学校図書館専任司書が配置されました。児童の読書量が大幅にふえ、期待どおりの成果を出したことは、だれよりも児童の保護者、先生方が一番よく知っておられます。1人の学校図書館専任司書配置から5年目の平成14年5月、8人の司書が採用され、1人が2校を受け持つという司書の皆様には大変ご負担をおかけすることになりますが、結果的に阪南市の小学校11校、中学校5校、合計16校すべてに学校図書館専任司書が配置されることになりました。 この件に関しまして、当初より司書配置に積極的に取り組んでくださいました川村教育長を初めとする本市教育委員会の努力に対し、心から感謝する次第でございます。何はともあれ、子供たちが本を読む第1段階の環境づくりが整い、今第2段階の阪南市全小・中学校学校図書館の整備のときを迎えていると考えております。やるからには、中途半端なことはやめて、思い切った手法で可能な限り最大の投資をすべきであると思いますが、いかがでありましょうか。 政府は、平成14年からの新学習指導要領のもと、総合的な学習の時間において多様な教育活動を展開していくために、学校図書館を充実していくことが必要であるとして、平成14年度から5年間で毎年約130億円、総額約650億円を交付税処置し、学校図書館図書資料の整備を図るとすると、この方針を打ち出しております。他市でも余り例のない全校配置という学校図書館専任司書、この司書の皆様の力を最大限に発揮させるためには、司書独自の協議会、あらゆる情報交換が可能となるようなパソコンの設置と、図書館管理に欠かすことのできないソフトの購入と活用が最重要課題であります。 また、政府の方針に打ち出された学校図書館資料の整備を図る目的でのこの交付税を私ども阪南市は全児童・生徒のために図書費の充実に向けることが、将来の阪南市の明るい未来を築くために最も大事だと私は思いますが、その点本市教育委員会はいかがお考えでしょうか、お伺いいたします。 2点目の児童・生徒の安全確保についてお尋ねいたします。 冒頭で申し上げたとおり、命は何物にもまさる宝であります。保育所、幼稚園、小学校、中学校に至るまで、阪南市のすべての子供たちは私たちの宝であります。この宝である子供たちを私たちは何が何でも守っていかねばなりません。危険な要因をできるだけ取り除いていくことが大切であります。本年春、香川県の保育園で1歳2カ月の乳児が元園長の暴行が原因で亡くなりました。1歳2カ月の乳児は何もしゃべることができません。警察も行政も、元園長の暴行、虐待を確認できず、両親の必死の行動が事件の真相を明らかにしたとのことであります。行政への両親の不信感、まさにいざというときに住民の味方であるはずの行政が、どこに目を向けているのかと考えさせられる事件であります。 また、昨年12月、宮城県の公立中学校で生徒同士がふざけて、当時中学3年生の男子生徒が罰ゲームでおしりに、先にかぎのついている金属棒を入れられ、肛門に深く刺さって、現在も人工肛門となる重傷を負う事件がありました。このとき、危険を知りながら生徒に注意しなかった男性教諭が業務上過失傷害の疑いで書類送検され、当時の中学3年生7人は傷害の疑いで同じく書類送検されたとのことであります。 3人の子供を持つ親として、自分の子供が学校内で何か起こったとき、先生方は本当に守ってくれるのだろうかと、大変不安に思います。この思いは、私だけでありましょうか。昨年6月8日の大阪教育大学附属池田小学校での児童8人が亡くなり、さらに児童、教師15人が重軽傷を負った乱入殺傷事件を教訓に、安全なはずの学校で起きた教育史上例のないこの事件は、子供を守れという社会の機運を高めました。今月、6月1日から30日までは、大阪府子供安全確保推進月間となっております。阪南市は、現在この子供安全確保推進月間に当たり、どのようなことに取り組み、そして私たちの大切な子供たちを守るために学校内、外にわたり対策、地域との連携、協議会等考えておられるのか、お伺いいたします。 3点目、青少年の育成についてお尋ねいたします。 平成14年4月、新しい教育がスタートいたしました。小・中学校の完全週5日制の導入であります。日本子ども社会学会会長の深谷昌志氏は、これまで学習についていけずに学校嫌いになる子供が少なくなかったから、従来の学習内容を3割から減らし、ゆとりの教育を目指した背景は理解できる。しかし、それは学校の視点から問題をとらえた場合で、親の立場から見ると状況は異なる。学校が学力をきちんと保障してくれない。学校5日制で望みの学校や高校、大学に進学できない。土曜日に授業をしてくれる、進学するための学力を保障してくれる私立学校への進学を考える。あるいは、充実した学習塾や予備校に子供を通わせる。そして、家庭ごとに学校以外の施設を活用して、子供の個性を伸ばすというのも一つの見識であろうと述べております。 中学生、高校生を持つ家庭にとっては、どうしたらいいのか頭を悩ます出来事と言ってよいのではないでしょうか。全国の公立校のうち、約570校が土曜日の補習などをしていることが毎日新聞の調査でわかりました。そして、大手予備校河合塾の調査で、公立高校では約半数の414校が土曜日に国語、数学、英語などの補習をしたり、自習室の開放、模擬テストなどを実施していることが明らかになりました。 そのような点からも、私たち阪南市でも公共施設に自習室を開設していただけないかと私は考えております。また、文部科学省は、新しい学習指導要領が目指す生きる力について、生きる力とは確かな学力を持った子供のことを言い、確かな学力とは何かという問いに対して、知識や技能を身につけ、活用する力、また自分を表現する力であるとしております。 私は、これらのことを踏まえた上で、阪南市においても4月からの学校5日制のスタートに伴い、今まで以上に学校、家庭以外で学ぶ場所を求めている子供が多いのではないかと考えております。また、少人数の仲間で自由に自分たちの思いを表現していきたいと考えている子供たちもいると思います。未来の阪南市を背負っていくであろう現在の子供たちに、今大人として私たちは青少年の育成の視点から、体育館、学校を含む公共の施設を自習室として、また別の意味での子供たちの利用する場所として、開放または条件つきながらも使用させていける門戸を開いていくべきではないかと考えますが、青少年の育成について本市の考えはどのようなものか、お伺いいたします。 4点目の教養と文化の高いまちについてお尋ねいたします。 阪南市は近年、第二阪和国道延伸計画地にある向出遺跡より西日本最大級の縄文時代の土抗墓群が発掘、続いて亀川遺跡の発掘がなされ、私たち市民はもとより近隣市町からも大勢の方が古代のロマンを求めて阪南市に足を運んでくださいました。私たち阪南市からも、全国へ向けて発信するものがあるとの発見に、多くの市民の皆様が喜んだことと思います。 阪南市の市制施行以来、日本はもとより海外の音楽並びに舞台芸術、伝統芸能、映画等、多くの市民に紹介、また本物に触れる出会いの場として活躍し、親しまれてきたのが阪南市文化センターであります。去る5月に行われた阪南市指定文化財展の継続等、これからも文化センターが阪南市民のすばらしい文化、芸術との触れ合いの場としていけるよう、あらゆる視点から見直しを図っていくべきではないかと考えております。文化の香り高い阪南市の展望について、市の見解をお伺いいたします。 最後に、子育て支援についてお尋ねいたします。 高齢化対策は即少子化対策でもあると言われております。若い世代が安心して働けるまちにしていくためにも、本市の待機児童ゼロへの取り組みは、大変重要な課題であります。子育て支援に対する本市の取り組みと見解をお伺いいたします。なお、二次質問は自席にて行います。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) おはようございます。初めに、学校図書館の環境整備、児童・生徒の安全確保、青少年の育成、教養と文化の高いまちにつきましては、後ほど教育長よりご答弁を申し上げます。 終わりに、待機児童の解消に向けた考え方についてお答えいたします。 保育所での待機児童の解消につきましては、児童の健全な心身の発達保障を含む子育て支援の観点から、国の定める施設の最低基準を遵守しつつ、児童の受け入れに努めてきたところでございます。今後におきましても、保育所待機児童の解消に向けた保育環境及び条件の整備に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(有岡久一君) 教育長川村一郎君。 ◎教育長(川村一郎君) おはようございます。まず、学校図書館の環境整備についてお答えします。 本市におきましては、従来より読書活動は豊かな人間性をはぐくむ大きな柱であると位置づけ、読書環境の整備及び学校図書館の積極的な活用に向けた取り組みを推進しているところであります。議員ご指摘の読書環境づくりに対する市の責務につきましては、昨年12月12日に施行された「子どもの読書活動の推進に関する法律」において示されており、積極的に読書環境の整備を行うことを基本理念とし、国との連携を図り、地域の実情を踏まえ、子供の読書活動の施策を策定し、実施する責務を有していると認識いたしております。 教育委員会といたしましては、この法律の目的、基本理念にのっとり、すべての子供たちがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるよう、これまでの成果を踏まえつつ、今年度全校に配置いたしました学校図書館専任司書の積極的活用を図るとともに、学校図書館の環境整備並びに体制の確立、及び関係する施策の策定について、国及び府の動向を見据えながら検討してまいりたいと考えております。 次に、児童・生徒の安全確保についてお答えします。 昨年6月8日に大阪府池田市で生起した児童及び教員の殺傷事件以来、学校園における幼児・児童・生徒の安全を確保するための方策が求められ、大阪府教育委員会は、6月を「子どもの安全確保推進月間」とし、6月8日(または、第2金曜日)を「学校の安全確保・安全管理の日」として幼児・児童・生徒の安全確保に向けた取り組みを点検し、その強化を図ることとしております。 本市におきましては、従前より学校園内、及び校外における子供の安全確保について、保護者や地域の協力を得ながら、安全対策を講じてきたところであります。このたびの大阪府教育委員会の取り組みに即応して、子供のより安全な生活を確保するために、毎年6月を「子どもの安全確保推進月間」とし、本年度は6月8日が休業日であることから、6月7日、金曜日を「学校の安全確保・安全管理の日」として取り組みを進めました。 具体的な内容といたしましては、教育委員会が昨年度策定いたしました「阪南市幼稚園・小学校・中学校緊急対応マニュアル」の中の点検項目の再点検を行うとともに、不備のある項目についての改善を図るよう指示いたしております。また、各校園での取り組みといたしましては、各中学校区のすこやかネット、PTA等の協力を得ながら、幼児・児童・生徒の緊急避難訓練、教職員の緊急集合訓練、校内の施設点検、地域の危険個所点検等を実施いたしております。今後におきましても、これらの取り組みから、子供・保護者・地域・学校園の職員が安全確保に対する意識をさらに高め、日常的に子供の安全確保が行われていくように継続的に指導してまいる所存でございます。 続いて、青少年の育成につきましてお答えいたします。 現在の青少年にとって、社会とのかかわりやルールの自覚、他人との協調性、思いやり、感動する心に満ちた豊かな人間性の涵養が求められ、育成する観点から、学校教育、社会教育を通じて学ぶ体験活動の促進に取り組むことが必要と示されています。本市におきましても、学校、社会教育施設、地域社会を通じて、豊かな心をはぐくむ体験活動にかかわり、青少年の育成に努めているところです。 最後に、教養と文化の高いまちについてお答えします。 教養と文化の高いまちにつきましては、歴史・文化資源を発掘、継承するとともに、市民による文化、芸術活動の振興を図り、地域文化の創造を基本方針としてとらえて、文化財保護文化センター事業を実施しているところでございます。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) それでは、二次質問をさせていただきます。 きょう質問させていただきますが、答弁される方は肩を張り過ぎたらだめです。また、落とし過ぎてもあきませんので、リラックスしながら、別に責め倒そうと思って私は立ってるわけじゃございません。今、皆さん、またどこかで市の職員さんがいっぱい聞いておりますが、あくまでも議員として、また市民の皆様のために、またこれから市民の生活が少しでもよくなればという思いで、対立をしているんじゃないんですね、向かってますから。だけども、対立じゃなくて話をしようということであります。できるものはできる、できないものはできない。ただし、第三の答えも用意しておいてください。これは大変大事なことであります。 それでは、もう時間がないようでございますので、早速いかせていただきます。本当に4月から学習内容を3割ほど減らしたと。私は資料が多過ぎて、詰め込みのような質問になりますが、本当にしっかりと1時間おつき合いのほどよろしくお願いいたします。 まず、図書費の充実についてお伺いいたします。阪南市小学校、中学校、これは過去のことでありますので、どれぐらいあったか。小学校、中学校、これは確認です。よろしくお願いします。教えてください。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 平成12年度には、小学校において234万6,000円、中学校におきましては206万5,000円。平成13年度、小学校においては240万円、中学校におきましては200万円。本年度は、小学校におきましては250万円、中学校におきましては210万円となってございます。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 平成14年度からの新学習指導要領のもと、総合的な学習の時間において多様な教育活動を展開していくために学校図書館を充実していくことが必要であると、この政府の方針が示されました。阪南市は、この国の動きをどのようにとらえているのか。大阪府、そして本市の交付税措置額はどれぐらいか、現在わかる範囲でお答えいただきたいと思います。 この交付税というのは大変いろんなことがありまして、学校図書を充実しようということでこの交付税がありますけども、この交付税は使途、目的以外に使えない補助金とは違い、職員の人件費や公共事業への流用も可能であると。したがって、本来の図書館費用に使えるよう、現場の教育委員会に働きかけていくことは不可欠であるとありましたので、私は働きかけております。全くこの予算から子供たちの図書費に回らないということはないと思いますが、その点を踏まえて答弁をお願いいたします。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 新学習指導要領におきましては、学校図書館を計画的に利用し、その機能の活用を図り、児童・生徒の主体的、意欲的な学習活動や読書活動を充実することとなります。教育委員会といたしましても、これらのねらいを達成するために積極的な努力を行う所存でございます。また、議員ご指摘の子ども読書活動の推進に関する法律に基づく財政措置につきましては、本年2月に1年間で130億円程度の地方交付税措置を講じる計画である旨の情報を得ているところでございます。今回の措置は地方交付税算定基礎の上積みがなされるものでございますが、市の総合的な収入として取り扱われるものでございます。具体的な詳細が明らかになった時点で財政上の調整を図りたいと考えております。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 今、内容を把握していらっしゃいますし、またその交付税がおりてきたものをいかにしてこれから検討して子供に回すかということをしていきたいという旨の発言がありました。図書費というのは大変貴重なものでございまして、今回政府が予定しているのは学校図書館標準による標準冊数が2億7,000万冊、現状、これが2億3,000万冊、あと4,000万冊をこの5年間でふやしていきたいということで、まだまだ日本の国、また小学校、中学校の子供たちに多くの本をもっともっとふやして読ませてあげたいという思いでやっております。 我々阪南市で1億冊とか2億冊要りませんが、本当に少しでもというか、できるだけ多く回るようにしなければならないことは間違いありません。この図書費というのはどんな役割--図書費についていえば、児童書についていえば、新刊本を購入するだけではなく、長きにわたって愛読されるよい本は古くなるとぼろぼろになるので、新たに買いかえることも必要であると。それから、ロングセラーの良書は身近な書店に置かれていることも少ない。これは図書館が果たす役割は蔵書の面からも多く、図書費の確保は重要ですと。重要なんですね。だから、しっかりと教育委員会の方で図書費、この国からおりてくるその130億円全部もらっても、これはとても無理ですが、とにかくこの確保をしていただきたいと。そういうことをもって、ことしの図書費は幾らですかと。さっきお答えになりましたね。平成14年度が出ているわけですね。改めてもう一度、ことしの図書費、本年度は幾らですか。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) 今年度当初の予算につきましては、先ほどご答弁申し上げました小学校におきましては250万円、中学校におきましては210万円でございます。
    ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 今回の政府におけるそういう図書をふやそうという一つの動きの中での図書費の確保ではないと私は思っております。これからまた明年、約3年間ありますので、しっかりとその辺の図書費の充実を図ってやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。私も注目をしておきたいと思います。 続きまして、学校図書館専任司書のネットワークについてお尋ねいたします。 本年5月、阪南市全小・中学校学校図書館専任司書が配置されました。ほとんどの学校がこれから作業をして、学校図書館としてスタートをいたします。この1年間、どのような整備スケジュールとなっているのか、お伺いしたいと思います。司書の方、初めての方もいらっしゃいますし、各学校それぞれがことし立ち上げですので、そういうことしの整備スケジュールがありましたら教えてください。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 年間のスケジュールでございますけれども、今回初めて配置した学校もございますので、1学期をかけまして各学校の蔵書の把握及び整備をしてまいりたいと考えております。また、10月ごろまでに蔵書のデータベース化等も考えてまいりたいと思っておりますが、本年度の年度末までには本年度のまとめと次年度の運営計画等の作業を計画しております。また、子供たちが読書意欲をより一層高くするために、年度を通して図書の貸し出し、あるいは指導、統計処理等の取り組みも計画しているところでございます。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 今、学校図書館専任司書さんが去年までは3人おりました。ことしから8人になりました。まだスタートして間がないわけですが、とりあえずいろんな打ち合わせをしていると思いますが、この学校図書館専任司書さんを交えた学校図書館についての話し合いをどのような状況で今やっているんでしょうか。今までの状況で結構です、教えてください。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 学校図書館専任司書の打ち合わせあるいは情報公開につきましては、市立図書館あるいは各学校を会場にいたしまして毎月1回の割合で会合を持っておりまして、学校図書館専任司書が研修あるいは打ち合わせ及び情報交換を密にする機会を確保しておるところでございます。それぞれの学校図書館の運営がより円滑に、また発展的に行われるようにしてまいりたいと考えております。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) できるだけそういう話を、本当に話し合いは大変大事でございますので、意見交換、情報の場を大事にしていっていただきたいと思います。 私は、今回は学校図書館専任司書のネットワーク化ということで全校16校に本当にいい機会で、いいときにこれが配置されたということで、ますますそのような図書館専任司書さんが話し合えるそういうネットワーク、要するに話す機会ですね。これがなければ、せっかく入ってきたこの方たちの力の発揮の場がない。また、意思の疎通をしないと、全体の阪南市の子供たちに対して何らかのマイナス面が発生したら大変残念であると思いますので、今後学校図書館専任司書のみの協議会--学校長とか教育委員会とかがいたら話できないやないかと。私もそう思っておりますが、とにかく自由に、自由に子供たちのためにこの本をどうしよう、ことしはどんな本を購入しよう、どんな本をどういう方法でやったら先生方と、また子供たちと一緒になって教材を、この図書資料を有効に使わすかというふうな意味でのこの協議会、話し合いの場が私は必要になってくると思っております。 学校図書館の環境改善、整備のために、専門的知識をより効果的に生かしていくために、このネットワーク化を図っていただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。私は、この司書さんの自主的な協議会というものを会場を各学校で持ち回り、図書館の場所で私こんなことをしてるのよとかいう形でやったらどうかと思います。また、将来司書の研修の実施、また他校へ行くこともあるでしょう。あった方がいいと思います。今回、そういう意味で、まだ今までなかったわけですから、このネットワーク化について、私はぜひこれは進めていただきたいし、教育委員会の方で一つのおぜん立てをしていただきたいと思いますが、その点についてお伺いいたします。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 自主的な協議会の設置につきましては、専任司書の資質向上、あるいは相互の情報交換を図る上からも効果が期待されるものと考えております。したがいまして、こういった自主的な活動が深まる場が生まれればと考えているところでございます。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 考えていただけるというように思いますので、その辺よろしくお願いいたします。 4番目に、ネットワーク化と阪南市学校図書館の環境整備のキーワード、これは私はパソコン、要するにITですね。昨年も全国650万の方がIT講習会ということでこれから情報社会の中でのパソコンの重要性、これはなくてはならないというふうに認識があったと思います。それで、今回の学校図書館、本当に16校に配置されたということは大変すばらしいことでありますが、ただいかんせん、電話で、携帯で、こんなことをしてたら大変なマイナス面がありますので、パソコンの配置が大変重要であると思いますが、この必須条件として検討していただきたい。このパソコンの配置について、今のお考えをお聞かせください。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 学校図書館のパソコンの配置、活用につきましては、現在地域イントラネット基盤施設整備事業が進行中でございまして、今後各小・中学校の図書館にもしパソコンが配置されるならば、それによりまして子供の読書環境のよりよい整備が図れるよう、関係課と協議調整を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) ありがとうございます。資料が多過ぎて、何書いてあるのかわからないようになりましたが、実を言いますと先週、泉佐野市の日根野中学校に行ってまいりました。日根野中学校、先生方はご存じと思いますが、こういうすばらしい、50周年たったとこなんですが、新しいとこで学校図書館とありまして、子供たちが自由にやっているわけです。写真、皆さん見えないですな。こういうふうに学校図書館がありまして、そこにはパソコンがありまして、端末をやっております。 そういうふうなことの中で、本当に自由自在にパソコンを活用して、子供たちが1年生で入ってきたらバーコードを打ち--本にはバーコードついてますから、本にポンと当てる、また子供たちの名前を書かずにして図書カードをつくらずして、いろんな意味でやってる。こういう日根野中学校でやってることを見せていただきまして、実際にパソコンの動かし方も校長先生、教頭先生、また担当の方から大体やり方を見させていただきました。 中には歴史的な漫画もあります。ただ、いろんなものを子供たちに読ませてあげようというためには、煩わしいというんですか、その手間暇かけるようなこと、手作業を省いていこうと。そのためにはこのパソコン導入が必要であるということでありました。 私の質問は、図書購入の方法について、これは読書環境充実が大変大事であるということで、現在この各学校で--阪南市の学校ですよ。小学校、中学校、平成12年、13年ぐらいでいいと思いますが、図書購入の方法というのは実際はどのようにしておられたでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 図書の購入につきましては、現在学校単位で担当者を中心にして、子供のニーズあるいは総合的な学習や各教科の指導計画を見据えながら選定し、一括購入しているところでございます。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 図書購入についても、本当にこれは小学校、中学校が今まで違っていても私は当然じゃないかと思います。ただし、ことしからはせっかくこういう1校に図書館専任司書さんという本当に専門の知識を持った方がいらっしゃいます。それを通してより効率的な、効率のよい選択、またサービスのよいそういう本屋さんですな。それから、学校の側に、また整備するその図書館司書さんに負担のかからない入荷体制が望まれると思います。これからは小・中学校が今は違う状態ですから、新たに購入方法を考えて、よりよい購入体制をつくっていただきたいと思います。 それから、購入時期ですね。この日根野中学校へ行きましたら、本当に本には時期物がある。しゅんのものがあるのと一緒ですね。阪南市は、この図書の購入時期というのは何回ぐらいに分けてやっていたんでしょうか。また、私はこれからはもう学校図書館専任司書に任せて、ひとつやっぱり季節のもの、新しい本を読ませていくためにも、この図書購入の管理とか図書購入の時期とか選定とか、学校側、また図書館専任司書さんにお任せするべきであると思います。その辺のお考えと、今まで何回ぐらいしていたか、この2点ちょっとお答えください。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 図書の効率のよい選定、あるいは入荷体制につきましては、実物を手にしての選定、あるいは子供のニーズを考慮した選定等がございますけれども、今後学校図書館専任司書を中心に購入計画の立案、あるいは発注、入荷に至るまでのより一層効果的に効率化が図れるよう検討してまいりたいと考えております。 また、発注時期につきましては、より早く子供たちの手に渡るように考えておりますが、おおむね従来夏季休業中において選定及び一括発注しておりましたが、より効率的な方法についても検討してまいりたいと考えております。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) ぜひ効率のよい方法、いろんな意味でこれからですから、検討してください。私は日根野中学校へ行ってまいりましたが、ここは確かにすばらしい機械がありました。しかし、ここには常駐はしておりませんでした。司書教諭さんですね。だから、私たち阪南市の本年度の全校配置というのは、この周辺地域にないすばらしい学校図書館をつくれる最大のチャンスでありますし、またいろんな意味でパソコン配置、図書館専任司書さんの力を発揮させてあげたら、他市から研究視察に来るぐらいの学校図書館の先進地になる可能性があると思います。だから、私は今教育委員会の使命、またこれからの方法を考えていくことは大変大事であると思いますので、よろしくお願いいたします。 現在の学校図書館のスペースがどれぐらいあるかというのは、これ余りちまちましてあれですが、とにかくこれから多くしてほしいんですね。これはもうやめましょう。 今後の学校図書館について、目標、また読書環境の考え方がありましたらちょっと簡単にお伺いいたします。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 子供たちがより読書に対する意欲を高めるためには、目標設定もあるかとは存じますが、そのためには読書貸し出し冊数等もございますけれども、例えば図書の種類等による観点、あるいは図書の内容から受ける感動など、さまざまな方向から評価が大切になってくると考えております。今後とも、今年度配置いたしました専任司書を最大限に活用いたしまして、読書指導の充実、子供の読書意欲及び情報活用能力の向上に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 教育委員会の前向きな姿勢を評価いたします。期待しております。よろしくお願いいたします。 次にいかせていただきます。児童・生徒の安全確保についてお尋ねいたします。 よりよい学習環境の確保についてでありますが、子供たちが安心して勉強できる学校にしていただきたいと思います。子供たちが先生を尊敬し、保護者が学校と先生方に対し信頼できるという状態が、私はよい学習環境の一つの例であると思います。最近、この平成12年、13年程度で小学校、中学校でのいじめの状況報告がありましたら報告ください。それから、そのときの対応がどのようなものか、簡単で結構ですからお伺いいたします。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 平成13年度における本市小・中学校のいじめの件数につきましては、小学校で2件、中学校で11件の計13件でございます。昨年同期との比較におきましては、小学校において10件の減、中学校において4件の減となっております。 いじめ等の対応につきましては、複雑になっておりますけれども、教育委員会といたしましてはいじめは、人権侵害であるとの強い認識のもとに、いじめの実態把握とともにその防止に努めているところでございます。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 予定の2番を飛ばしまして3番にいきます。 その他、学校内で緊急事態が発生したとき、教職員の皆様の役割分担ができているかどうか、単なる役割分担ということを書いておりますので、現在、中学校、小学校で阪南市の中でそういう状態、緊急事態があったときの役割分担ができているかどうか、お伺いいたします。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 緊急事態につきましては、これは平素からの予防、あるいは緊急事態のときの対応の2点があろうと思いますが、これにつきましては校務分掌に位置づけまして、その保護者あるいは子供の気持ちを大切にいたしまして、関係機関との連携のもと、即対応できるように組織を編成しているところでございます。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 本年は新しい教育のスタートの年であります。完全学校週5日制になりました。児童・生徒にとって、よりよい学習環境とは何か。その実現に向けての取り組みについてどのように考えているか、教育委員会の見解をお伺いいたします。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 子供たちによりよい学習環境を提供していくことをねらいといたしまして、学校が安全で安心な施設であるということを念頭に置きまして、緊急対応マニュアルの作成を初めといたしまして、また生徒指導体制の確立を図っております。今年度完全学校週5日制のスタートの年でもございまして、学校、保護者、地域のより一層の連携強化、積極的な啓発等を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) できるだけ子供たちは未来のある、また本当に阪南市の宝であり、また私たちの将来を担う大変大事な存在でありますので、この点、学校が安心して勉強できる、そういう最善の環境づくりに対する教育委員会の働き、また本当に配慮というのか、役割を果たすようよろしくお願いいたします。 続きまして、学校内の安全確保についてお伺いいたします。 今は、安全確保という言葉が大変多くなっています。食品にしてもしかりでございます。法律もできました。とにかく、安全というのがいかに大事であるかというのを私たちは今認識している、またはさせられている時期ではないかと思います。 飼育中に死亡した2歳以上の牛すべてを来年の春から検査するよう義務づけたBSE、いわゆる狂牛病対策特別措置法と食品の虚偽表示に対する罰則強化を盛り込んだ改正JAS(日本農林規格法)が参議院本会議で全会一致で可決、成立いたしました。両方とも7月から施行される予定であります。6月上旬の無認可香料問題で、スーパー、コンビニ、レジャー施設での大規模な商品回収に発展した事件、今や食の安全確保は企業の至上命題となっていると言っても過言ではありません。私たちにとっても安全は大事であります。ましてや、今回私は学校内の安全確保についてこれからお尋ねさせていただきます。 まず初めに、学校内の構造物の点検、危険箇所の把握ができているかどうか、あわせて小規模・大規模補修計画がありましたら簡単にご報告ください。よろしくお願いいたします。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 各学校におきまして、危険箇所のチェック等については、阪南市幼稚園・小学校・中学校緊急対応マニュアルを策定し、その中に安全管理校内点検項目がございまして、それに基づきチェックをしているところでございます。また、補修等につきましては、外壁あるいは屋内防水等の外部改修について既に一部の学校では完了し、本年度は下荘小学校の体育館の実施設計を行う予定でございます。消防設備については、各小学校を隔年ではありますが、別途予算を計上し、改善に努めているところでございます。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 大体、教育委員会のそういういろんな点検、把握等、また補修計画について大体資料は見せていただくこともあると思いますし、またこれからそういうことで本当にわからないということは大変でございますので、とにかくチェックしながら、これからも子供たちが学校内で一つの大きな事故がないよう、よろしくお願いいたします。 また、阪南市の小学校、中学校において何らかの安全対策をしているか。私は、今回は学校危機管理マニュアルが作成されているかどうか、お伺いいたします。先ほども若干同じようなことがありましたけども、具体的にこのマニュアルがあるかどうか、また国・府からどのような通達があったか、ありましたら教えてください。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 学校危機管理マニュアルでございますけれども、大阪府教育委員会において、学校における児童・生徒等の安全を確保するためにという指針をもとにいたしまして、本市独自の危機管理マニュアルであります阪南市幼稚園・小学校・中学校緊急対応マニュアルを策定いたしております。また、各校・園では本マニュアルを参考にいたしまして、各学校の実情に沿い、より内容の具体化を図った校・園版危機管理マニュアルの策定を行っているところでございます。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) まだこれからと思いますが、しっかりとそのマニュアルを完成させ、またそれが具体的に使われるよう、よろしくお願いいたします。 続きまして、学校外の安全確保について質問させていただきます。 6月は子供の安全確保推進月間であります。阪南市でこの6月の具体的な取り組みと考え方はどのようなものか。今月は現在まだ推進中でありますので、その点について。 もう一つは、あわせましてこの子供の安全確保が叫ばれる中、大阪府下各中学校区単位で地域教育協議会が結成されまして、保育所に通う幼児から老人に至る範囲の地域ぐるみの安全確保、触れ合い活動が展開されております。発足してまだ間がなく、余り知られておりません。何々中学校区教育協議会、この趣旨と本市教育委員会の連携について、簡単で結構です。地域、地域の呼び方とか、これは結構でございますので、簡単に本市教育委員会と協議会のそういう連携をこれからどうしていくのか。それから、最初の6月の推進月間の取り組みと考え方、この2点ちょっとお願いします。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 この6月の安全確保推進月間におきましては、先ほど教育長もご答弁申し上げたわけでございますけれども、まずもって園児、児童・生徒の緊急避難訓練、あるいは教職員の緊急集合訓練、校内の施設点検、地域の危険箇所点検のほか、来訪者の確認体制の再チェック、あるいは教職員の名札着用の奨励等を図っているところでございます。また、学校便り等で保護者、地域への啓発も進めておるところでございます。 また、議員ご指摘の地域教育協議会の活動内容でございますけれども、これにつきましては大阪府が策定いたします教育改革プログラムの中に教育の再構築、総合的教育力の再構築の二本柱を挙げております。その中で、従来ともすれば学校、家庭、地域社会の三者が個別に機能を発揮してきました教育を、三者が共同して取り組む事業として打ち出されたものでございます。そして、地域教育コミュニティの形成を目指すものでございます。本市におきましては、平成12年度に鳥取中学校区、昨年度、残りの4中学校区において地域教育協議会、いわゆるすこやかネットを発足させ、事業を推進しているところでございます。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 学校外の安全確保につきましては通学路、本当にある意味では大阪府、またいろんな意味での連携をとられる必要があると思います。本当に安全のための道路の白線ですね。道路管理ともあわせて、子供たちの外における安全確保をよろしくお願いいたします。これは必須の課題でありますので、よろしくお願いいたします。 私の質問の時間が安全でなくなりましたので、もう本当にスピードを上げていかなければいけませんので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、青少年の育成についてお伺いいたします。 自習室--私は前も皆さんにお伺いいたしましたが、あのときは大変残念ながらいい結果が出ませんでした。しかし、自習室開設の要望はいまだ市民の皆様から消えることがありませんでした。その中で、この4月からの学校5日制のスタートは、地域と自治体がこれまでと違った動きを見せる、前回とは状況が私は変化したように思っております。 先ほど教育長より、施設を活用して青少年の育成に努めているとの答弁がありました。多くの青少年の皆さんがこれからも本当により羽ばたくためには、自習室というものを何らかの形で私たちが設けてあげることが大事であると思いますが、本市の見解をお伺いいたします。 ○議長(有岡久一君) 生涯学習部長米原義光君。 ◎生涯学習部長(米原義光君) 自習室の開放につきましては、館の運営、また利用状況等を勘案いたしますと難しいところがございますが、青少年育成の立場から文化センターにおきまして自習室の開放を試行としたという形で実施したいと考えております。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 今回、一歩踏み出した形での答弁がありました。これは大変評価したいと思います。それでは、もし文化センターでやるとした場合、どれぐらいの子供たちが受け入れできるのかわかりませんので、その辺のどういうふうな状況でこれを実施できるのか、また今考えていることがありましたら教えてください。 ○議長(有岡久一君) 生涯学習部長米原義光君。 ◎生涯学習部長(米原義光君) 実施方法につきましては、実施期間を8月の夏休み期間の1週間程度といたしまして、定員は約30名程度と考えております。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 今、そういうふうな中での自習ができることでありましたら、大変喜ばしいことであります。ましてや、今回の新しい教育課程の中でこれは大変求められていることでありますので、ぜひ今の考え方が実施されるよう、強く要望しておきます。 続きまして、私は小グループという団体ではない子供たちがいますが、彼らがそういうふうなことで自分たちの場所が欲しいというふうなことがあります。この練習場所を確保するにはどういうふうにしたらいいのか。また、私はできたらこの子供たちにはこの場所を提供して、本当に今から生きる力、考える力とか可能性を秘めた子供たちに対して、そういう公共施設の提供をできないものかと考えております。あわせて、もしないとならば、確保するにはどうしたらいいか、その辺2点をまとめて答弁ください。 ○議長(有岡久一君) 生涯学習部長米原義光君。 ◎生涯学習部長(米原義光君) 現在、公民館におきましては公民館参加者協議会に加入され、一部の青少年を中心に活動があり、顕著な活動実績が見られ、世代間交流活動にも積極的に参加していただいております。このように、公民館を利用しての活動実績があることから、公民館参加者協議会に加入して活動していただくことが小グループへの活動スペースの施設提供の場と考えております。 ○議長(有岡久一君) 6番三原伸一君。 ◆6番(三原伸一君) 今の内容をいただき、またこれから進展するよう要望、また期待しておきます。 続きまして、教養と文化の高いまちについて質問させていただきます。 時間が余りありませんので、文化財についてと、この間5月18日から6月2日までありました。阪南市指定文化財のこれがあったということは、私は大変評価しております。また、これからも継続して阪南市の皆様に地域の伝統文化財のそういう披露ができるよういろんな方法を考えて、また将来的には小学校にもそういう空き教室を利用して展示されるよう要望しておきます。これは要望のみにとめておきます。 それと、文化センターの今後のあり方について、これは時間のある限りやります。 サラダホール、これは照明等の老朽化によるかかる件において、私たち市民の代表たる議員の知られてない中で、多くの市民を戸惑わせる署名活動が展開されました。所轄の委員会での報告と、各委員の質疑、意見を優先させるべきものが、なぜ今回このような複雑きわまりない状況になったのか、簡潔にお答えしていただきたい。これが一つ。 また、阪南市文化センターは市が全力を尽くして運営コストを下げる努力をすべきであると私は考えております。市長が常に口にされている広範な市民の皆様のご意見を参考にして、利用者負担増についても考えていくのも解決方法の一つではないかと思いますが、いかがでしょうか。 今回の件を私は阪南市にとってよい機会と前向きにとらえていくべきではないかと思っております。サラダホールが建設された出発点に立って、今後の運営方法、利用料金、委託業者等、利用者の立場を優先して思い切った見直しをしていくべきであると思います。どこまでも市民の皆様により高い文化、芸術を継続して提供させていただく本来のサラダホールの目的を果たすことが大事だと思います。そして、私は人と人との、これは生まれも育ちも違う、趣味、嗜好、人生観も違う、だから考え方が違って当たり前であります。ゆえに、そのずれを少しでも小さくするために、聞いてない、言った、過去のミニ外務省にならないよう、私たち阪南市は対話が大事だと申し上げたい。時、順番、対話の欠如が今回のちょっとしたずれであると思います。これから気をつけて、お互いに信頼関係を持って対話を続けていっていただきたい。これは要望にかえさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(有岡久一君) 以上で三原伸一君の一般質問を終わります。 ただいまより11時15分まで休憩いたします。     ------------------------------ △休憩 午前11時00分 △再開 午前11時15分     ------------------------------ ○議長(有岡久一君) ただいまより休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き、加納登美子君の一般質問を許します。7番加納登美子君どうぞ。7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) おはようございます。通告しておりました個人質問4項目をさせていただきます。 まず1点目、男女共同参画社会の推進についてお尋ねいたします。 阪南市では平成6年7月、男女平等を目指す女性政策に取り組まれてから平成6年11月に女性問題懇話会を設置され、平成9年3月に府下でもいち早く、行動計画サラダプランを策定されました。そして、女性問題講座卒業生による市民参画でする啓発活動、講座の企画、冊子の作成等々、また教育委員会では男女混合名簿の推進等々、いろいろな女性政策が前向きに進められてまいりました。 国では、平成11年6月23日に男女共同参画社会基本法が施行され、地方公共団体の責務も明記され、あと10日ほどではや3年となります。その基本法に基づく男女共同参画基本計画が国では平成12年12月に策定されました。大阪府では平成13年7月に基本計画が策定され、本年4月、男女共同参画推進条例が施行されたところであります。 阪南市でも新しい基本法に沿った基本計画推進条例の策定に取り組まれていくのかどうか、その方向性をお尋ねいたします。また、現在のサラダプランは10年計画として策定され、本年がちょうど折り返し時点となっております。今日までのサラダプランの進捗状況についてもお尋ねいたします。 次に2点目、文化・芸術振興についてでございます。 昨年、平成13年12月7日に、国におきまして文化・芸術振興基本法が施行されました。国での今年度予算を見てもよくわかりますが、この法律が追い風となって政府の緊縮予算方針で他の事業が減額されている中で、文化関連予算は前年度と比べて200億円以上大幅アップされており、1,100億円を超えたと言われております。本市ではどのように取り組んでいかれるのか、お尋ねいたします。 次に3点目、子供読書についてお尋ねいたします。 昨年12月5日、子どもの読書活動推進法が成立し、子供の読書の日が制定されました。活字離れが指摘される現在にあって、読書が持つ教育効果が今改めて注目を集めております。顕著な例が、朝の10分間読書でございます。授業が始まる前の10分間、全員が自分の好きな本を読むという単純な取り組みの中でございますが、遅刻が減った、集中力がつく、授業中も静かになった、家でも本を読むようになった等々、大きな効果が出てきました。 千葉県の高校で始まったこの取り組みは全国に拡大し、今では約8,000校以上にも上ると言われております。公明党は、党本部にプロジェクトチームをつくり、子供の読書活動の運動や学校における学校図書館の充実、朝の10分間読書運動、ブックスタート等の活動に力を入れて取り組んでまいりました。阪南市でも、平成12年度3月から一般質問で阪南市の小・中学校でも朝の10分間読書にぜひ取り組んでいただきたいとお願いしてまいりました。その後の推進、進捗状況をお尋ねいたします。また、法律制定後初めての読書の日を阪南市ではどのように取り組まれたのか、お尋ねいたします。 最後に4点目、本市における公共下水道の進捗状況と今後の取り組み、合併処理浄化槽の推進状況についてお尋ねいたします。 以上、4項目についてよろしくご回答くださいますようお願いいたします。なお、再質問は自席にてさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) 初めに、「男女共同参画社会の推進」についてお答えいたします。 本市の取り組みといたしましては、平成9年に「阪南市女性行動計画・サラダプラン」を策定し、現在それに基づき施策展開をしているところでございます。また、その推進状況といたしましては、年次的に調査しておりますが、平成14年度までの目標事業158施策のうち、未実施は、「夜間保育の実施」、「男女平等等に関する意識調査の定期的実施」等23施策となっており、今後におきましても、この計画に基づき、市民の意識啓発や市民団体への支援等、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを図ってまいりたいと考えております。 さらに、議員お示しのとおり、国・府におきましては、男女共同参画社会実現のための基本計画・推進法令が制定されておりますが、条例制定につきましては、都道府県レベルでも少なく、府下におきましても平成14年4月に堺市が制定されたのみであると聞き及んでおります。 なお、本市といたしましては、サラダプランの計画期間が平成18年までとなっておりますことから、現在は先進自治体の調査研究に努めているところであり、今後の見通しといたしましては、継続的な計画の推進という観点からも、平成18年度末を目途といたしまして、国の基本計画に基づきます計画策定に取り組んでまいりたいと考えております。 また、計画策定に当たりましては、その目的が、市民の一人一人が男女の互いの違いを認め合い、社会の対等な構成員として、互いの生き方を尊重・協力し、責任を分かち合うといった、男女共同参画のための意識向上にありますことから、計画策定時には、計画策定のための審議会もしくは懇話会への市民委員公募と、市民の皆さんの意見を聴取するための素案の市民説明会開催やパブリックコメント制度の実施等、市民参画が不可欠であると認識いたしているところでございます。 また、条例制定につきましても、他市の動向も踏まえつつ、基本計画策定と合わせた考え方のもとに取り組んでまいりたいと考えております。 次に、文化・芸術振興について、子供の読書につきましては、後ほど教育長よりご答弁申し上げます。 終わりに、公共下水道及び合併処理浄化槽の推進についてお答えいたします。 現在の公共下水道事業の進捗状況につきましては、平成元年度に工事着手し、平成5年7月に南部処理場の供用開始と同時に本市も一部供用開始を行い、平成13年度末現在の普及率が30.6%となっております。 今後の下水道の取り組みにつきましては、長年にわたり多額の事業費を必要としますが、公共下水道を整備することにより、市街地における雨水の浸水防除及び海や河川への汚水の流入を防止するとともに、快適な生活環境を保全する重要な役割を果たす上で不可欠な事業であります。今後も、補助制度を十分活用するとともに、財政状況を十分見きわめながら、下水道事業を主事業と位置づけ、合併浄化槽を補完事業としまして生活排水対策に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、合併処理浄化槽の設置に係る補助事業についてお答えします。 この補助事業は、下水道事業認可区域以外の地域に設置される住宅用で、10人槽までの合併処理浄化槽を対象としております。議員お示しの下水道事業認可区域内での市単独事業としての補助は困難でありますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(有岡久一君) 教育長川村一郎君。 ◎教育長(川村一郎君) 文化・芸術振興につきましてお答えします。 文化・芸術振興につきましては、文化体験・文化のまちづくり・新進芸術公演・芸術拠点形成事業等が主な事業です。本市では、文化芸術の向上を目的に、文化センターにおきまして、市民参加型のミュージカル事業に取り組んでいるところです。 続きまして、子供の読書についてお答えいたします。 本市におきましては、従来より、読書活動を豊かな人間性をはぐくむ大きな柱と位置づけ、子供の読書の充実に向けて努力を重ねているところであります。 議員ご指摘の朝の10分間読書につきましては、本年度は、全11小学校と鳥取中学校、貝掛中学校、鳥取東中学校において週1回から毎日10分から20分間学校の実情に応じて実施いたしております。また、全10幼稚園では、毎日の保育の中で、読み聞かせや絵本の時間を設定し、実施いたしております。未実施校におきましては2学期からの開始、または昼の読書タイムを充実する取り組みを行っております。 この読書の時間の効果につきましては、本を好きになる子供が増加したこと、作文等の表現力が豊かになってきていることはもとより、子供たちの集中力の増加、日々の生活における精神的な安定が生まれるなど、子供のよりよい発達が促進されていること等があります。 今後とも、教育委員会といたしましては、子供の読書活動をさらに推進するように、各学校園に対して朝の10分間読書の効果を積極的に啓発するとともに、今年度から全小・中学校に配置いたしました学校図書館専任司書を積極的に活用し、各学校園の実態に合わせながら、子供の読書活動推進の取り組みがなされるように支援してまいりたいと考えております。 次に、「子ども読書の日」の取り組みについてお答えいたします。 昨年12月12日に施行されました「子どもの読書活動の推進に関する法律」におきまして、国民の間に広く子供の読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子供が積極的に読書活動を行う意欲を高めるため、4月23日を「子ども読書の日」と位置づけたところであります。本年度は、初めての「子ども読書の日」でありまして、文部科学省からの啓発ポスターを各学校に配布し、学校の児童・生徒及び保護者に対して積極的に啓発を行いました。 また、本年度学校教育基本方針におきまして、学校改革と学校教育の充実を目指し、特色ある学校づくりの中に学校図書館の整備と読書活動の推進を方針として掲げ、各学校園での積極的な取り組み、実践を指示しているところであります。今後におきましても、「子ども読書の日」の趣旨に即して、教育委員会といたしましてさらなる啓発活動を行い、継続的に指導助言を行うとともに、学校図書館専任司書の活用を推し進め、各学校園における子供の読書活動のより一層の推進に取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) ご答弁ありがとうございました。二次質問をさせていただきます。 サラダプランの進捗状況についてでございますが、158の中、これは中長期というのがちょっと残って、以前にも聞いたことがありますので、あと残っているのは長期的なもの、今から5年から10年までの長期的なものが残っているというふうに聞いておりますけれども、難しいと思われるようなものはどのようなものでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(有岡久一君) 総務部長直川清次君。 ◎総務部長(直川清次君) 申しわけございませんが、ただいま資料がちょっと手元にございませんので、先ほど市長からご答弁申し上げました主なものといたしましては、夜間保育の実施であるとか、男女平等等に関する意識調査の定期的な実施と、その他ということになってございます。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) そのようなお返事をいただきました。夜間保育の実施というのは、保育の方とかいろんな関連があって、また阪南市での必要、ニーズがあるかどうかというようなとこら辺もかかってくると思うんですけれども、先ほどのご答弁では、基本計画、行動計画をまたやり直して考えていくというとこら辺にありますけれども、サラダプランは10年間ありますので、今度の基本法に基づいての行動計画というのは10年までに始まっていくのか、サラダプランが終わった後の行動計画を立てていこうとお考えなのか、それを先に聞かせてください。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 先ほどご答弁申し上げたとおり、一応18年度までにサラダプランの行動プランをできるだけ完全実施させていただく方向で頑張りまして、それできちっとサラダプランの実施を踏まえた経過で基本計画を考えさせていただこうというふうに現在思慮いたしております。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) ということは、18年度までのサラダプランは一応そのまま続いていくと。その中に10年までの計画も立ててあるけれども、それが不可能で、ちょっとできなかったという分については継続というふうに、11年度から18年までやから、19年度からつくられる行動計画の中にまた入れていただくということになるわけですか。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 今、加納議員の方からご意見いただきました。その点に関しましても、18年度でサラダプランの終了を実現いたしましても、ご承知のようにかなり時代背景が変わってきております。ですから、当然その時点で精査をいたさなければならないんですけれども、時代背景の中で継続すべきものはできるだけ継続をさせていただこうと思っているんですけれども、その時点で時代の流れで既に必要でなくなったということは、ある程度ビルド・アンド・スクラップというふうなそういう方向性で考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) できることはかなり手をつけていただいて、かなり進んできているということです。あと23ですね、残っているのは。それは長期的なものがほとんどということで、だけど夜間保育の実施とか男女平等に関する意識調査の定期的実施というようなものは、必要性に応じてということですのでね。だけど、必要でないということではありませんので、その辺のところがちょっと私も心配なんです。それはまた今後の問題になってくると思うんですけれども、行動計画を立てていかれるのは--そしたらそれはそれで結構です。 それと、市民意識啓発とか、市民団体への支援等に取り組んでいくというのがご答弁の中にあったんですけれども、年々予算が減ってきていまして、女性政策の取り組み方がかなり難しいというような状況を感じるわけなんですけれども、今年度の取り組み方というのは予算委員会のときに聞かせていただきました。今後もいろんな面でお金がかかるというふうなことから考えましたら、もっともっとほかのことにお金がかかっていくので、この男女共同参画社会の推進の方はかなり厳しい状況じゃないかなというふうに私は思うんですけれども、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 今、加納議員の方からもご意見おっしゃっていただきましたように、ご承知のようにかなり財政が厳しい状況です。ただ、男女共同参画社会の実現というのは、これは時代の趨勢で、時代の流れですから、やはりこれはきちっとした形で重要視しなければなりません。今までは何をするにしても、ご承知のように予算措置ということで施策の実現をやらせていただいたんですけれども、これから女性施策の拡大に当たりましても、NPO支援も含めましてそういう施策の実現の中に、市民参画ということでできるだけ広範な市民の皆さんのお力をおかりしながら、できればある程度予算を抑える中で市民の皆さんとのコラボレーションで施策の実現を図っていくことができましたらというふうに現在考えております。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) 男女格差ということをなくしていくのがこの法律の目的になってると思うんですけれども、男女ということではなくて、やはり人間性をいかに発揮できるかというようなことで、それでこの市役所内でもそういうふうなことに取り組んでいっていただいてますけれども、今後役所内で特にこういう法律に基づいて考えていかれることというのはありますか。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 今ご指摘の男女共同参画ということで、当然ですけれども、男女格差を少しでもなくしていくということがこれから阪南市にも一番重要な部分だと考えております。 そういう中で、議員の皆さんからもいろいろご質問もいただいたんですけれども、この4月の人事異動では、若干ですけれども、女性管理職もつくらせていただきました。これから阪南市の組織におきましたら男女平等が大前提ということで、現在ある男女格差というその分野をできるだけ早く男女平等参画社会というふうな内容の方向性に持ってまいりたいと考えております。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) 市役所に関係する業者の方ですね。そういうところでもこのような法律を適用して、その会社にそういうふうな考え方を持ち込んでいる会社というふうなところをまず提案というんか、チェックというのか、そういうふうなことをされているかどうかというふうな取引の条件も考えていっていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 今ご質問、ご意見いただいた内容につきましては、既に一部他市でやられているところもございます。それも、やはり役所との協力機関ということになりましたら、プライバシー云々ということはありますけれども、やはり行政が率先しまして、今ご意見ありましたように事業所にも男女共同参画社会の実現ということで、その協力は当然将来的にはさせていただく必要があるんではないかというふうに考えております。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。
    ◆7番(加納登美子君) その点もよろしくお願いいたします。机上の話ではとても進んでいかない法律ですので、市役所の方からそのように発信していただいたら、またいろいろ変わってくると思いますので、よろしくお願いいたします。 条例の制定なんですけれども、これはもう大阪府と堺市というふうなことで、県単位ではもう20幾つぐらいは設置されているんです。うちの市でも早くということも特別意味はないかもわからないですけれども、とても大事なことですので、条例の制定に向けて進めていっていただきたいと思います。第1項目についてはこれで終わります。 次、文化・芸術振興についてですけれども、この取り組みを今後どのようにされていくのかというふうに思うんですけれども、先ほどちょっと府民劇場の件を今度ミュージカルの方にかえて阪南市の方で取り組んでいくということでした。もう少し詳しくご説明していただけますでしょうか。 ○議長(有岡久一君) 生涯学習部長米原義光君。 ◎生涯学習部長(米原義光君) 13年度までにおきましては、大阪府民劇場公演という形で大阪府文化振興財団と阪南市と共催という形で実施しておりました。14年度からにつきましては、新規事業といたしまして、内容につきましては新進芸術家の発掘、教育と市町村文化施設の企画、制作力の向上を図るため、市町村等が実施する自主事業ということで14年度から補助事業としてミュージカルを実施するという形になっております。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) 主に取り組まれるのはそれだけでしょうか。 ○議長(有岡久一君) 生涯学習部長米原義光君。 ◎生涯学習部長(米原義光君) このミュージカル事業以外の取り組みにつきましては、現在の財政状況からいたしまして、新規事業はちょっと難しいところがあるものと思っております。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) 市単独のというのはとても難しいというふうな状況は察しておりますけれども、先ほどもちょっと一次質問でさせていただいたように、国では900億円ですか、この法律ができたために200億円ほどアップされていると。全体でこの府民劇場の分なんかも入れて1,100億円ほどあるというふうに出てきているわけなんですね。だから、今から通達とかいろいろあるのかもわからないんですけれども、そのような補助金がおりてくるということですのでね。 それで、この文化・芸術の振興法の中では、芸術家の養成ということで阪南市の中で芸術家を目指している人たちに対する養成とか、高齢者、障害者、青少年の方たちの文化活動の充実のための振興法でもあるということと、あとプロの芸術家には税金の申告は税制面で優遇があるそうなんですけれども、半分アマチュアの芸術家に関してはありませんので、この振興法では税制の優遇措置もうたっているわけです。 そういうふうな振興法なんですけれども、啓発をどのように市で考えていかれるのかなというふうにちょっとお尋ねしたいんです。 ○議長(有岡久一君) 生涯学習部長米原義光君。 ◎生涯学習部長(米原義光君) 議員ご指摘のことにつきましては、今後研究し、勉強してまいり、また検討してまいりたいと思っております。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) 先ほど、ミクルミュージカルの府民劇場のあれでミクルミュージカルというふうなもので市民参画されるというふうな話を教えていただいたんですけれども、これは私、ちょっとこのチラシを見たのは、大阪府の方の施策なんですね。これはどんなんかといったら、クラシックばっかりやるわけなんです。クラシックを1回やるのにふだんだったら5,000円ぐらいする券が、大人が1,500円、学生が1,000円というふうなことなんです。これは多分、この振興法の補助金が含まれて、あとの3,500円ぐらいを補填しているんじゃないかなと思うんですよ。こんなに安くあるわけがありませんのでね。 それで、NHKの大阪ホールで、大阪府と財団法人大阪21世紀協会というところがやっているんですけれども、私が聞きに行こうと思ったら1,500円なんですけれども、それが四つ、4回やるわけなんですね。その4回の券を一度に買えばちょっと割引があって、5,000円するということなんです。クラシックを4回聞きに行って5,000円というのは、1回分の値段じゃないかなというふうなことなんです。 何でこんなことを言うかといいましたら、本来2万円かかるところが5,000円で2万円の値打ちのクラシックが聞ける法律ができたということなんですね。そのことが私すごくすばらしいことだと思うんです。ですから、ふだんクラシックに縁のない私でも、2万円ではよう行かないけれども、5,000円で4回、5,000円だったら行ってみようかなと思えるような人がいっぱいいると思うんですよ。だから、そのようなすごく市民感覚の庶民的な法律ができたということを市民の人に訴えてほしいわけなんです。啓発をしていただきたいと思うわけなんです。 だから、これは大阪府の施策ですけれども、阪南市ではミクルミュージカルの券もそうです。そういうふうなすばらしいことを全然政治とか市のことに興味のない方は全くわからない、聞くところがないというふうなことがありますので、こういうようなものをどんどん「広報はんなん」とか、またチラシとかで皆さんに教えていっていただきたいと思います。それはちょっとお願いしたいと思うんですね。 この法律の中で、地域の実情もありますけれども、やっぱりこれも振興の条例の制定とか、やはり市独自でとらえていただいて基本方針の作成とか、また地域の芸術家の養成ですね。そういうふうな人たちに関する情報ですね。人材の育成のためのそういうふうな掌握ですね。そういうふうなことをやっぱり市としてやっていっていただきたいと思うんです。そうでないと、この法律が全然もう一般の市民の人、国民の人と関係のない法律になってしまうんじゃないかなというふうに思いますので、この点いかがでしょうか。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 先ほどご意見いただきました企業メセナの延長線上で、国の方も直接的に文化、芸術に施策ということで予算をつけてきていただくというふうな状況がこれからご意見のように多々進んでいくんではないかというふうに考えております。 阪南市でも、私たちが知らないところで本当にすばらしい能力あるいは技術を持たれてる市民の方がたくさんおられると思いますので、国のそういう施策を阪南市のその市民文化の発展に最大限度導入するということを前提に、今ご意見いただきましたそれを広範な市民の皆さんにお返しをして、市民の皆さんとの協力のもとに阪南市の文化、芸術を発展させていくという前提で、国から詳細な情報が提供されましたら、今ご意見いただいた方向性で具体的な検討を重ねていきたいというふうに考えております。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) ぜひよろしくお願いいたします。 次は子供読書についてお尋ねしたいと思います。 先ほど、教育長からご答弁をいただきまして、2~3年ほど前から朝の読書運動をお願いしまして、これが法律化されていく運動を私たち公明党は国の方で頑張ってきまして、法律化されました。阪南市の方でもよろしくお願いしますということで、朝の10分間読書を進めていただいたら、今もうほとんどの学校が実施されているというすごくすばらしい返事をいただきましたので、これ以上質問することはないんですけれども、11の全小学校でと、あと鳥取中学校、貝掛中学校、鳥取東中学校ですか、10分から20分していただいていると。 そしたら、していただいていないところは二つだったということなんですね。それも2学期からはまた開始を考えていくということと、また朝じゃなくてお昼にちょっとその読書タイムをつくろうかなというふうなことを今考えていただいているということですので、そうなりましたら、もうほとんど全校が10分間読書に取り組んでいただけるということですね。どうもありがとうございます。特に、今度朝の10分間読書で、そこの学校の特徴があるというふうなことがあったらちょっと教えていただきたいんですけれども。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 学校それぞれの実情がございまして、時間的な位置づけ等がございます。例えば、始業間もなくの10分、あるいは曜日を特定した時間設定、そういったことがございまして、先ほど教育長がご答弁申し上げたように、例えば週1回であるとか、毎日であるとか、あるいは曜日の時間の位置づけであるとか、さまざまでございます。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) ありがとうございます。あと、子ども読書の日の取り組みについて、ポスターとかいろんなことをしていただいたということを先ほど教えていただきました。ちょっと私も新聞なんかで見ましたら、4月23日が子ども読書の日なんですけれども、北海道の千歳市では、市内の小・中学校--全部で27校あるそうですけれども、そこでその4月の23日、子ども読書の日の朝の1時間を記念して読書タイム、読書の時間に丸々1時間を充ててくれて、子供が読書の日というふうなことを親しんだということが新聞に載っていました。 この小学校では、クラスごとに担任の先生が読み聞かせをしたり、児童が選んだ本を自分で1時間静かに読んだり、また読書感想なんかを言い合ったり、自分がとてもおもしろかった本を推薦し合ったりというふうなことをした1時間だったそうなんですね。だから、もう来年のことですけれども、またそういうふうな取り組みも学校の中で考えていただけたらどうかなというふうに思います。 あと、今度は子ども読書の日の図書館での取り組みのこともちょっと新聞に載ってたんですけれども、愛知県の町立図書館なんですけれども、ちびっ子図書館司書体験ということを開催したそうなんですよ。図書館の中で図書館の運営をする司書さんの仕事を身近に感じてもらいたいということで、本に親しむ機会をと企画されたものですということを書いています。図書館には、参加対象となった児童・生徒が大勢詰めかけて、本を貸し出す受付業務やブックカバーかけに挑戦したと。受付業務では、児童が順番に窓口に座って、実際に本の貸し出しを受け付けて、図書館のコンピューターの使い方、操作の練習もして、また本のバーコードを登録する手順も覚えたりして、図書に親しんだというふうなことが載ってました。 また、幼稚園の子供たちがその図書館に行って、自分の家から持ってきた大事な本にブックカバーをサービスでつけてあげる。それもつけてもらうんじゃなくて自分でつけて、大切な本にカバーをかけるというふうな行動を認識をしてもらうと、そういうふうな形もあったというふうなことが新聞に載ってました。 学校の中でのこととか、図書館での子ども読書の日の一端なんですけれども、余り予算も何もかからないというような施策です。先ほどから教育長も子供たちにとって読書がどれほど大事かというお話を何度も答弁していただいていますので、やはりこういうふうに読書の日にちなんで、また身近な読書というふうなものに取り組んでいっていただきたいと思います。それは要望です。 それと、千里の万博の中に国立の図書館、子供の児童図書館があるんですけれども、ご存じでしょうかと言ったら失礼と思うんで、ご存じだと思うんですけれども、私もそこに視察に行かせていただきました。漫画の本から絵本から、今まで日本で発売、発刊された本がすごい書庫の中にいっぱい詰まっていて、皆さんも覚えてはるかもわかりませんけれども、例えば「少年マガジン」とか、そういうふうな古い本から出た漫画ですよね。「巨人の星」とか、そういうふうなものとか、いろんなものがありました。 私なんか高校のときに「セブンティーン」とかという本もあったんですけれども、そんなんも全部おさまってまして、見てすぐに、あ、こんな漫画読んだわとかというふうなこともありました。漫画だけではありません。小説もいろんな出版社から出版された本がすべてそこに置いているわけなんです。だから、こういうところへ子供たちの遠足なんかいかがかなというふうに私すごく思ったんです。 だから、図書館で子供が触れる本というのは一番身近な本ですけれども、やっぱりああいうようなところへ行けば限られているということを思ってしまうんですね。だけど、そこには莫大な数の本があって、漫画も1冊の大事な本というふうに全部蔵書されてまして、とてもすばらしいところだな、それが東京まで行かなくても、国立図書館が大阪にありますので、本当にそういうところへ子供たちが遠足とか行っていただけたらというふうにちょっと要望させていただきます。子供の読書についてはこれで終わります。 次、4項目めの公共下水道についてお尋ねいたします。 一次質問のご答弁では、30.6%の普及率というふうに先ほどお聞きしました。一度にここのところ公共下水道の普及率がアップしています。進展率はかなり高いと思います。だけど、ちょっとすごく素人的な考えですけれども、私の住んでいます光陽台とか、あと府営住宅とか公団住宅とか、もともとコミプラがあったところとつながれてこの数字だと思うんですね。だから、現実に家のトイレが水洗でなかったところが公共下水道になった、つながるというところの数値というのは、もうお聞きしませんけれども、もっと少ない数字だろうと思うんですね。 そうしましたら、毎年、毎年かなり公共下水道の工事代というのは阪南市の予算の中を占めていると思うんですけれども、今後ロンドン条約のために前処理センターをつくらないけないというふうなことで、またそういう別な面でお金が要ってくる時期に入ってきます。18年か19年までに完成せないけませんのでね。公共下水道は今18年ぐらいまでですか、大阪府の方に申請されているのはそれぐらいだろうと思うんです。それ以後のことはまだ申請されてないと思うんですけれども、やはりその公共下水道の業務ですね。これはものすごく難しいところなんですけれども、この前処理センターをつくってお金がかかる間だけでも、公共下水道を並行して休まれるか、少し業務を減らされるかという考え方はできないものかというふうにちょっと私考えるんですけれども、これは大阪府に申請している担当課にお聞きしてもあれだと思いますので、市長はそのようなことに関してどうお考えでしょうか。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 加納議員もご存じのように、阪南市の下水道事業といいますのは、主要事業の一つに位置づけております。市民の皆さんも既に下水道が通ってるところは喜んでいただいているんですけれども、そうでないところがいつかいつかということで心待ちにされておられる市民の方もたくさんおられます。そういう中で、確かにし尿処理施設の問題等を含めまして、下水道事業との関連性ということになりましたら、ご指摘のようにしんどい面もございます。 しかし、そういう中でも下水道事業というのは、繰り返して恐縮ですけれども、市民生活の環境を守っていくと、環境保全ということから考えても主たる主要事業ですので、そういう中でできれば、これは加納議員もご存じのように、将来的に合併浄化槽ですね、これとの何らかの併用、タイアップ、そういうことを含めて下水道事業の効率化を図っていければいいんではないかと。 合併浄化槽に関しましては、ご存じのように国の施策でありますので、あとメンテ等々ございますが、ほとんど市の負担というものがございません。ですから、いずれにしても将来下水道事業に関しましたら下水道一本ということではなくて、合併浄化槽の有効活用を図りながら、何とか少しでもパーセンテージを上げたいというふうに考えております。 ○議長(有岡久一君) 7番加納登美子君。 ◆7番(加納登美子君) 今からちょっと合併浄化槽のことをお尋ねしようと思ったら、先に市長のお考えを聞かせていただきました。本当に公共下水道は快適な生活のためには絶対必要なんですけれども、今おっしゃったように、合併処理浄化槽は公共下水道の認可を区域外のところに関しては、阪南市では補助金もいただけて家庭でもつけやすいということがあります。だけど、認可区域内のところで、今でしたら平成18年度までに区域内におられるところの方は、これは補助金をもらえないで自分でつけないといけないという、ちょっと不平等が生じてくると思うんです。 もう来年とか再来年とかって、もうすぐつくというんなら、これも我慢できるというふうなところがありますけれども、平成18年というふうに18年目の方とか、ちょっとその辺わかりませんけど、でも18年も公共下水道--なかなか下水道工事というのはかなり難しいものがあって、計画どおりには進みませんよね。そしたら、18年度までなるというてても19年、20年、21年というふうなことで、今までかて延ばされてる地域があったと思うんですね。だから、そういうふうなところも補助金の問題があるんでかなり難しいと思いますけれども、やはり市の単独ででも考えていかないといけないんじゃないかなというふうに私思うわけです。 それと、そういうことと関係なしに、18年度以降の分は全然申請してないですから、これは全部合併処理浄化槽は補助金をいただいてできますけれども、そういう問題ではなくて、公共下水道は50年かかると言われてますよね。阪南市でもあとどれぐらいかかるんですかと委員会でもいろいろ皆さん聞いておられますが、やっぱり完成するまでに、100%いくまでは30年はかかると。そしたら、工事はおくれるもんだから40年はかかるんじゃないかなというふうに私は思うわけですね。 そしたら、やっぱり30年目、40年目のとこら辺ですよね。公共下水道の管が伸びていく順番にいきましたら、やっぱり30年目のあたりのとこら辺というのは、本当にかなり先の話になりますので、今市長が合併浄化槽と両方でこういったらどうかなというふうなお考えをもしお持ちなんだったら、それをちょっと試算だけでも考えてもらって、私たちがそれを計算するのは、とても莫大な数字でちょっとできないんですけれども、そういう試算でも取り組んでいただいてその数値を教えていただけたら、また開ける道もあるんじゃないかなと思います。これはちょっと要望ということで終わります。 以上で私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(有岡久一君) 以上で加納登美子君の一般質問を終わります。 ただいまより1時まで休憩いたします。      ------------------------------ △休憩 午後0時08分 △再開 午後1時00分      ------------------------------ ○議長(有岡久一君) ただいまより休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き、中谷清豪君の一般質問を許します。10番中谷清豪君どうぞ。10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) それでは、通告いたしております行政改革について一般質問をさせていただきます。 市民のだれもが自然や人を大切にし、安心していつまでも住み暮らせることができる豊かな人の心や豊かな自然をはぐくみ、そして誇りと愛着を持ち続ける心のふるさととなる居住都市、阪南市の実現に向けたまちづくりを基本理念として、海、山を愛し、幸せを支え合う安心と潤いのあるまち阪南を将来の都市像と定めた新総合計画が策定され、その計画の推進に当たり計画的、効率的な行政の運営を図られていることと思います。 ついては、1点目に、より多くの市民のニーズを酌み取り、行政に反映させるべく、平成13年度より機構改革をし、市民の声をきく課を設置され、市政運営に当たられていることと思いますが、その対応についてお伺いします。 2点目として、行政機構の活性化の一環として行われたと考えます公民館運営審議会委員及びスポーツ振興審議会委員の一般公募が広報に掲載されていましたが、各審議会の委員の一般公募についての考え方をお尋ねいたします。なお、二次質問については自席で行います。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) 初めに、市民ニーズの対応についてお答えいたします。 市民の皆さんの広範な意見や提言をしっかりと受けとめ、これを市政運営に反映させていくため、昨年5月に市民の声をきく課を発足させました。 これにあわせて、生の市民の皆さんの声をできるだけ容易にいただけるよう、市役所を初めとした市内の9カ所の施設に所定の用紙と投書箱を設置し、意見、提言を求めることといたしました。この投書箱に寄せられるものにあわせて、本市のホームページや市長直通のアドレスに寄せられるEメール、従前からの文書やファクスで寄せられる意見、提言のすべてを市民の声としてとらえ、これにこたえていくことといたしております。 このように寄せられた市民の声は、市民の声をきく課で受け付けし、私みずから直接目を通した後、回答の要旨や方向についてのコメントを添えて、提言内容に関連する各担当課へ送付して、原則として20日間をめどに提言者あて回答することといたしております。 この制度の運営状況につきましては、昨年12月の「広報はんなん」にて提言等の代表例と回答内容を付して公表し、中間の報告をさせていただいております。今後とも、寄せられました意見、提言をできるだけ市政運営に反映させてまいりたいと考えているところであります。 次に、行政機構の活性化については、教育長よりご答弁いたします。 ○議長(有岡久一君) 教育長川村一郎君。 ◎教育長(川村一郎君) 行政機構の活性化につきましてお答えします。 行政機構は、行政権を行使するために必要とする組織です。教育委員会では、スポーツ振興法に基づき、スポーツに関する調査、審議することを目的に、スポーツ振興審議会を設置しています。また、社会教育法に基づき、公民館事業に関する調査、審議することを目的に公民館運営審議会を設置しています。この審議会委員を「広報はんなん」5月号において公募いたしました。公募理由につきましては、より広く市民の皆様の意見を各審議会に反映し、審議会の活性化を図る目的であります。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) それでは、二次質問をさせていただきます。 1点目の市民ニーズについてでありますが、平成13年5月1日の市民の声提言制度開始から、市民より市役所に寄せられた苦情や要望、提言等について体系的に整理されているのか、お伺いします。 ○議長(有岡久一君) 総務部長直川清次君。 ◎総務部長(直川清次君) お答えいたします。 平成13年5月1日から平成14年3月31日までの受付件数につきましては427件でありました。内容別で分類した主なものを挙げますと、市役所の各事務に対する改善の提案等が91件、道路、交通につきましては88件、生活環境について70件。次に、提言をいただいた方の年齢、性別でありますが、男女それぞれの合計人数は男性144人、女性105人です。その他は団体、不明となってございます。また、年齢別では30歳代が75人と一番多く、続いて60歳代、50歳代となってございます。 以上のとおりでございます。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) その苦情や要望等の中には、都合により匿名で寄せられているものがあると思いますが、それらの対応についてお聞きいたします。 ○議長(有岡久一君) 総務部長直川清次君。 ◎総務部長(直川清次君) お答えいたします。 氏名、住所等が不明の場合は、残念ながら回答を差し上げることができませんが、他の提言等と同じように各担当課へ写しを送付いたしてございます。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) 市民の皆さんから寄せられた提言等かなりの件数に及んでいますが、今後どのように活用していくつもりですか。 ○議長(有岡久一君) 総務部長直川清次君。 ◎総務部長(直川清次君) お答えいたします。 体系的に整理したものにつきましては、市民の皆さんのプライバシーに細心の配慮を払いながら、成果物をつくるべく目下整理中でございます。でき上がり次第、議員の皆様にもお目通しをいただきたいと、このように考えてございます。 また、活用につきましては、市長答弁にもありましたように、今後の業務を進めていく参考資料として活用してまいりたいと、このように考えてございます。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) 次に、市長がかねてから8時まで市長室を開放し、市民の方の相談を直接聞かれているそうですが、1週間当たりどれぐらいの方が来られているか、お伺いします。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 失礼な言い方になるかもわかりませんけれども、別に市民相談のために市長室をあけているということではございませんでして、一応朝8時半から8時まで私自身が市長室で執務をさせていただいておりますので、その間職員さん初め市民の皆さんで私に対して何かご意見なりあるいは提言のある場合は無条件で中へ入っていただいて、一応耳を傾けさせていただこうと思っております。ですから、それに関して特別の受け付け等々はさせていただいておりません。 例えば、きのうもある個人の方がちょっと市長に聞いていただきたいことがあるということで、一応市政に対するご意見を伺いました。ですから、1週間といいましても、全くお人の来られないとき、また続けて2~3人が2日、3日で来られるときがございますので、今のところあくまでも市民相談という形での開放はさせていただいておりませんので、特別な受け付け等はいたしておりません。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) 今の答弁の中で、きのうお一人来られたということで、そういう場合はお一人で対応されているわけですか。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 私といろいろお会いされるという方には、今秘書室長の方で受け付けをしております。仮に5時15分以降、執務以外に何らかの具体的な要望事項があると、当然何で来られますかということはプライバシーにかかわらない限り一応事前に聞かせていただいておりますので、5時15分以後も仮に執務にかかわる、原課にかかわるということで、私以外の部課長が同席して聞かせていただいた方がいい場合には、必ず担当部課長に同席をしてもらっておりますし、私に対する単なる市政に対する意見ということの場合には、私が一人で対応させていただくと。その場合も、要望とか陳情ということよりも、とりあえずこれだけはちょっと聞いていただきたいということのご相談が多い状況でございます。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) それでは次にお伺いしますが、要望書の提出についてでありますが、市長みずからが要望書を提出するよう団体や個人の方に勧められたことがあったかどうか、お伺いします。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 今ご質問されてる内容が、失礼ですけど、具体的に理解できませんので、もしなんでしたらもう少し詳しくおっしゃっていただいたらと思いますが。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) 私、ある団体の方からそういったことを耳にしましたので、ないとは思いますが、一応質問させていただいたんです。具体的にと言われても、ちょっと名前を出すわけにもいきません。そういうことなんですけども、なければ結構です。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 一応、お客様ということで、繰り返して恐縮ですけれども、執務時間以後も市長室へ来ていただいたら、秘書の方で来ていただく内容をチェックさせていただいて、それで私一人がお会いして支障ないという場合に限り私が対応させていただいております。ですから、要望、陳情の場合には当然きちっと部課長に同席してもらいますし、私の方から市長としての意見は述べさせていただきますけれども、その市民団体なり個人の方に私から何らかの指示をさせていただくということはあり得ない話だと考えております。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) なければそれで結構です。あったら困ることですんで。 次にお伺いします。団体であれ個人であれ、市長との面談に多くの方が来られると思いますが、当然のことですが、すべて公人阪南市長として面談されていることは言うまでもありませんが、あるときは私的であったりといった対応はされてませんよね。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 私がお会いする場合は、阪南市長ということでしかお会いできませんので、その立場の中でお会いをさせていただいております。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) この質問も先ほどの質問と同様、ある特定の人が他の市民の方に対し、自分たちが職員の人事のことを要望し、その答えを市長からもらったと自慢げに話していることをある市民から耳にしましたので、いかがなものかお伺いしたわけです。今申し上げた件に関してもちょっとお答えいただけますか。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 失礼ですけど、市民の方が私の方へ来ましてどういう話をされるかは、当然そのときにきちっと対応させていただいております。だから、仮に今中谷議員がおっしゃっていただいたような人事どうこう、それは市民の方がどういう感覚でおっしゃったということは別にして、失礼ですけれども、その人事はあくまでも私の専権事項でありますし、職員さんのプライバシー等にかかわることですから、その方どうこう抜きにしまして、その一般の市民の方から人事に介入される必要性はございませんし、またどういう言い方をされたとしても、一切それに関しては耳を傾けるという、そういう考えはございません。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) そういうことはないということですので、安心しました。そういうことはあってはならないことですので、そういう誤解を受けないようにしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 次に、先ほど匿名の要望等の処理について、匿名の方には回答できないとのことですが、4大新聞においても、匿名の投書であっても紙上での回答が掲載されているのは常のことであります。匿名であろうがなかろうが、要望等を謙虚に受けとめ、「広報はんなん」の紙面をもって回答すべきであると考えますが、その点について市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 現在では、匿名の方はほとんどございません。匿名の場合でも、個人を中傷するとか、あるいは行政に対して全然考えられない意見を言われるということは滅多にございません。ですから、匿名でもきちっとしたご意見をいただいている場合には、当然私自身もそれを見させていただいていますので、必要であれば原課に対してそれなりの指示はさせていただいております。今おっしゃっていただいたように、繰り返して悪いですけれども、匿名でもきちっとしたご意見をいただく場合は、当然全く記名のご意見と同じような扱いをさせていただいております。 ただ、ほんのわずかですけれども、匿名という前提で来られるという中に、やはりちょっと理解しにくいような一方的なご意見がございます。また、若干プライバシーにかかわるというふうなこともなきにしもあらずのご意見も、ほんのわずかですけれども、過去にございました。ですから、そういう個人のプライバシーにかかわる、また人権にかかわる、そういう部分は十分配慮しながら、今中谷議員おっしゃっていただいてますように、表現が悪いかもわかりませんけれども、記名と同じようなきちっとしたご意見であれば、当然記名と同じような扱いを今後ともさせていただこうというふうに考えております。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) 今おっしゃっていただいたように対処していただければ結構です。 それでは続きまして、2点目の機構の活性化についてお伺いします。 「広報はんなん」5月号で、公民館運営審議会とスポーツ振興審議会のそれぞれの委員の一般公募が掲載されていましたが、今後市のすべての行政委員会、審議会等の委員の選任方法について、どのような考えを持っているのか、市長にお伺いいたします。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 私、市長にならせていただきましてから、できるだけ市民参画ということでいろいろ審議会、委員会にそれぞれの過去からの事情がございます。ですから、一気に市民参画、市民公募というわけにはいきませんけれども、できるだけ市民委員というものを公募させていただいて、できるだけ広範な市民の皆さんの意見を聞かせていただきたいと考えております。ただ、それには審議会、委員会におきましてもこれまでの人間関係とか、あるいはこれまでのいろいろいきさつがございます。ですから、それは最大限度尊重させていただいた中で、一つ一つ、またその状況によりまして市民参画、市民公募の委員が可能であれば、できるだけ市民公募の方向性を考えていきたいし、また原課においても考えてほしいというふうに思慮いたしております。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) 本市にはたしか20余りの行政委員会、審議会があると記憶していますが、このうち一般公募していこうと今お考えの委員会、審議会は何か、お答えできますか。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 あくまでも審議会、委員会はそれぞれ担当の原課がございます。ですから、私の方針としましたら今ご答弁差し上げましたように、これまでの経過、いろんな人間関係、いきさつ、それを尊重させていただく中で、できるだけ私の意思を尊重してもらう中で、原課で考えていってほしいし、原課のその意思をできるだけ尊重していきたいということで、現時点で特別にどの審議会、委員会ということに関しての考えはございません。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) 今回、公民館運営審議会委員、スポーツ振興審議会委員を一般公募したわけですが、条例で見る限り1号委員は小学校長または中学校長、2号委員は教育、学術、文化、産業、労働、社会事業等に関する団体等々、青少年団体等々、3号委員は学識経験者と公民館運営審議会はなっております。また、スポーツ振興審議会については、1号委員は公共団体の代表者、2号委員は学識経験のある者、3号委員は関係行政機関の職員となっていることは市長も当然ご承知と思いますが、今回の一般市民への公募は何号委員を公募されたのですか。 ○議長(有岡久一君) 生涯学習部長米原義光君。 ◎生涯学習部長(米原義光君) 3号委員でございます。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) 3号委員の学識経験者を公募されたということですが、それでは募集の際にはっきりと公民館運営及びスポーツ振興を審議するための学識経験を有する者という掲載がなかったと。あの広報での掲載でしたら、より広く多くの市民の皆さんの意見を公民館運営及びスポーツ振興に反映させるためとありました。これを見る限り、応募する市民の方からすれば、市民委員を募集しているように受け取れると思うんですが、その辺はどうですか。 ○議長(有岡久一君) 生涯学習部長米原義光君。 ◎生涯学習部長(米原義光君) 先ほど来、教育長の方から答弁ございましたが、この公募の資格内容につきましては、公民館活動またはスポーツ活動の経験があり、公民館運営またはスポーツ振興に関心のある方と、こういった方の公募をしたわけでございます。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) この公募に対しまして、市長が公募せよという形を命令されたということを耳にしているんですけども、そこでこの二つの審議会をどのような審議機関ととらえているのか、市長にお伺いいたします。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 それぞれの審議会の内容は、十分把握をしております。私は先ほど来からご答弁申し上げてますように、できるだけ支障のない形で審議会、委員会の部分につきましては市民委員を公募、募集していきたいという考えがございます。それを受けて、今回私の命令ということよりも原課の方で私の意思を判断をしてくれまして、それなりの公募をさせていただいたというふうに考えております。学識経験者ということに関しましても、いろいろ考え方がございます。ですから、市民委員という形で公募いたしまして、その方が学識経験者ということであれば、学識の経験者の委員の枠でもいいんではないかと考えておりますが、今おっしゃっておられますように、仮に応募される市民の方から十分な理解ができないということでありましたら、今後それぞれの委員公募をする場合に、ある程度具体的な条件提示をした中で市民公募をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) 公民館運営審議会とは社会教育法第5章第20条に、公民館は、住民のために実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする、とあり、第29条では、「公民館運営審議会は、館長の諮問に応じ、公民館における各種の事業の企画実施につき調査審議するものとする。」とあります。ついては、第20条の目的に沿って運営されているか等々、事業の企画実施につき調査審議する機関である。 また、スポーツ振興審議会とは、教育委員会の諮問に応じてスポーツの振興に関する重要事項について調査審議し、及びこれらの事項に関して教育委員会に建議する、いわゆる意見を申し出る機関であると、こういうふうに書かれております。また、学識経験者とは、人格、識見ともにすぐれた方で、公民館運営、スポーツ振興に関する深い関心と理解を持ち、学識、いわゆる学問から得た知識と経験を持っている方と書かれております。 これを踏まえまして、先ほど答弁でいただきましたスポーツ振興審議会委員は2名、公民館運営審議会委員4名が応募されたとお答えしていただいたんですけども、その方々の経歴ですね。どのような方が応募されたのか、お伺いします。 ○議長(有岡久一君) 生涯学習部長米原義光君。 ◎生涯学習部長(米原義光君) その経歴の内容につきましての公表は、ちょっとこの場ではできかねますが、応募された方は公民館、またスポーツ振興に興味のある方と認識しております。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) 今のご答弁で、そうしましたらその方々は審議会委員として調査研究し、審議することができる学識経験者としての資質を有しているとのご判断ですか。
    ○議長(有岡久一君) 生涯学習部長米原義光君。 ◎生涯学習部長(米原義光君) 公民館運営につきましては4名、またスポーツ振興の方は2名の応募がございましたが、今現在のところその方々の選考については協議中というところでございます。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) それでは、今おっしゃられた委員の選考をされているわけですね。その選考基準についてお伺いしますが、今回の募集は若干名ということで、多数の応募があった場合はいろいろなことが想定されますが、公募していると思いますので、その選考基準について市長にお伺いいたします。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 選考基準は、先ほどもおっしゃっていただきましたように委員会あるいは審議会、それぞれ内容も違ってきます。ですから、選考基準につきましては当然原課の意思を尊重させていただくということで、相談があれば私の意見は述べさせていただきますけれども、原則として選考の方法は原課に任せております。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) そうしましたら次に、今回社会教育法やスポーツ振興法といった法律のもとで設置されている公民館運営審議会、またスポーツ振興審議会が公募の対象となった理由を市長にお伺いします。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 理由といいましても、何度もこれまでご答弁申し上げてますように、私自身は、もうくどくて失礼ですけれども、支障のない限りこれまでのいきさつを尊重しながら審議会、委員会のその委員には市民公募、できるだけ広範な市民の皆さんに参画していただきたいという気持ちがございます。ですから、今回のご指摘の審議会の委員におきましても、私のそういう考えを踏まえて原課の方で公募をさせていただいたということのご理解をいただきたいと思います。 ○議長(有岡久一君) 10番中谷清豪君。 ◆10番(中谷清豪君) 先ほどからいろいろお聞かせいただきましたが、何事も新しく改革するときは、一応関係者と十分な協議をしていただいて、課題を抽出し、検討することの必要性について、議会はもとより委員会の中でも何度も市長は指摘されていると思うんですが、それをもっと十分に認識されて、俗に言われています独裁的な市政運営にならないようにしていただくこと、それを要望します。 以前の収入役のときも同様、人事は人のこと、すなわち人には心があるということ、そしてその心をもっと大切にし、重要かつ慎重に考えてこそ、冒頭に申し上げました人を大切にし、だれもが安心していつまでも住み続けることができる阪南市を築くことにつながると思います。ついては、審議会等の学識経験の委員の公募については、もっと整理し、慎重に検討するよう申し添えて、質問を終わります。 ○議長(有岡久一君) 以上で中谷清豪君の一般質問を終わります。 引き続き、楠部徹君の一般質問を許します。2番楠部徹君どうぞ。2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) それでは、通告しています公共施設のあり方について一般質問をいたします。 市には公共施設が多数あります。既存施設を挙げましても、庁舎、小・中学校、幼稚園の教育施設、体育館、文化センター、公民館等の生涯学習施設、老人福祉センター、保育所、さつき園等の福祉施設、また保健センター、市立病院、また阪南市特有の住民センター等々があります。それぞれに設置目的や役割があり、一定の活用なり、また費用対効果があるものと考えますが、社会経済状況が大きく変わりつつある中、特に少子・高齢化の進展やバブル崩壊後の市財政の悪化、また住民意識の変化に応じた見直しもしていかなければなりません。また、建物と設備の老朽化等もあり、保守も避けては通れません。 そこで質問でありますが、総論的な話になりますが、今般の文化センター問題をきっかけに考えていかなければならないことだと思いますが、公共施設のあり方というよりも、自治体のあり方についてお尋ねをいたします。自治体は、市民から税金等を納めていただき、その財源を地域住民の生活を向上させるため配分するのが主な役割であると考えます。そのサービスは、人で行うもの、金また物で行うもの、施設で行うもの、また人と施設、あわせて行う等があると思いますが、いずれも重要な施策であり、財政危機といえどもその対応には慎重な判断が求められると考えますが、いかがでしょうか。 非競合性、非排除性、非選択性の性質を持つ公共財に対し、拡大、縮小、廃止、新設等の判断はいかにしていくのでしょうか。質問は、現在策定に向け進行中の財政再建実施計画や事務事業評価システムにかかわる根本的な問題であります。市長のご見解をお尋ねいたします。 なお、答弁に対する再質問及び各論については自席においてさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) 公共施設のあり方についてお答えいたします。 本市が設置する公の施設につきましては、これまで社会的要請を背景に文化・生涯学習施設、スポーツ施設など多岐にわたり整備に努め、市民福祉の増進に寄与したところでございます。 しかしながら、こうしたサービスの中には、民間で同様の施設が充実してきたものや、市民ニーズが薄れてきたものがあり、また当該施設の管理・運営に係る一般財源額も相当程度に上っております。このため、今後の施策展開に当たりましては、従来の「ハコモノづくり」に頼った手法から脱却し、より効果的・効率的な施策選択の中で市民サービスの向上を図ってまいりたいと考えております。 また、既存の施設につきましては、市民ニーズの変化や費用対効果、民間施設の整備状況なども勘案するとともに、将来的には廃止・民営化またはボランティアを初めとする広範囲にわたる市民の皆さんとの協働の視点を踏まえ、抜本的な見直しを図ってまいりたいと考えております。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) ご答弁をいただいたわけですが、若干質問とすれ違っているような感もございますが、答弁内容は効果的、効率的な施策を選択する、費用対効果などを勘案するということであります。私、質問で申し上げましたように、公共財ですね。公共財のあるべき姿、その内容なり、また大きさはどのように決めていくか。今回、サラダホールに関しまして、修理すべきなのか、すべきでないのかというのは政治的な判断そのものであると、かように思うわけであります。 今まで皆さん方も公共財というような言葉をお聞きになったことがあるかどうかちょっとわからないんですが、これに対する言葉でいきますと私的財、民間財と申しますかね、こういうものは市場機構の中で決まってくると。もうかるかもうからないか、そういうふうなところで決まっておりますが、一例を挙げましたサラダホールに関しまして、市民が税金を払うときに、これはごみ収集に使ってください、これはサラダホールの運営に使ってくださいと、こういうふうに指定をして税金を納めておりませんので、そういう非排除性という面からいきますと政治的に判断をしていかなければならないと、かように思うわけであります。 この問題が--公共施設全般ですが、一例を挙げましたので続いてやりますけども、この問題が起きてきたということが、金が、財政が豊かであればこの問題は起きてこないわけであります。6月の行政広報にも5点ばかり挙げておりますね。財政の硬直化、悪化の主な原因と背景ということで、景気低迷に伴う税収の低迷、公共施設の維持管理費の増大、人件費の増大、福祉、保健関連費の増大、最後に未成熟な都市整備への投資、それに伴う借金の増大と、こういうふうに挙げておられます。今のサラダホールの問題に関しましても、まさしくこの中に当てはまっている問題だと思います。 今後、近々財政再建実施計画のメニューも出されることと思いますが、ちょっと話がそれますけども、財政再建するためには今申し上げました五つの反対を行けばええわけですな。税収を上げていくということですね。これは収納率のアップということも大事でございますが、それほど大きな効果というものは望めないと。 そして、2番目にありました公共施設の維持管理費の増大。これを縮減していくというのが財政再建の大きな柱だと思います。そして3番目にあります人件費の増大。人件費を減少させていくということだと思います。また、福祉・保健関連費の増大、これもまさしくアウトソーシングを含めいろんな施策のことをしていって縮減をしていくということだと思います。最後の起債等に伴うものは、なかなか借りかえ等もできませんし、これは大きな改善は望めないと、こういうことだと思うわけであります。 市長には釈迦に説法だと思いますが、地方公共団体というのは住民自治ということ、団体自治という言葉があるわけでございます。先ほどから、住民がすべてを判断していくということはかないませんので、団体自治ということでございます。市長は本日においても、市民参画という言葉を何回も述べられております。そういう中におきまして、住民自治と団体自治の二つの要素の両方を十分に備えなければ行政は成り立たないと思います。 そういう面からいきまして、サラダホール--あと各論にいきますけども、事務事業評価システム、127事業でしたかね、これをやっている最中、また財政再建実施計画をこれからまさにつくろうとしている中で、私が今るる申し上げました団体自治での判断というものをいかにお考えでありましょうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 今、いろいろ楠部議員の方からご意見をいただきました。これから、団体自治もなるほど大事なんですけれども、私自身はもう一つ大事なのは、市民自治ということを重視いたしております。これまで行政というのは、失礼な言い方かもわかりませんけど、市民の方におかれても、税金を納めていただいたらすべての行政が実現できるというふうなお考えがあったかもわかりません。そういう中で、過去の行政もあれもこれもやってきたということが一つの事実でございます。 そういう中で、今ご指摘いただいたそういう状況の中で、全国的に自治体が大変な状況に置かれておりまして、私、今は自治体戦国時代とよく申し上げているんですけれども、阪南市におきましてもご指摘どおり大変な状況になってきました。 だから、そういう中でこれからの行政はあれもこれもじゃなくて、あれかこれかという選択をしていかなければなりません。その場合でも、行政が勝手に物事を決めていくんじゃなくて、何度もご指摘いただいていますように、団体自治、また市民自治、住民自治ということを踏まえて、公民協働で、コラボレーションで本当に行政も市民の皆さん方も望んでいただくまちづくりをともに汗をかいていただいて、くどいですけれども、コラボレーションで何とかお互いが納得できる、望むまちづくりをさせていただければありがたいというふうに考えております。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) 結構な答弁と申しますか、当然の答弁だと思うんです。これを文化ホールに当てはめますと--よく聞いておいてくださいよ。先般行われました厚生文教常任委員会におきまして、住民の代表である委員長を含め7名の議員が--私も傍聴させていただきました。修理に踏み込むべきではなかろうかと、こういうふうに言っておりますな。ご記憶のことと思います。 また、先般2万数千名でしたかね、阪南市民は7,000名でしたかね。それは住民投票もしておりませんので、多数決かどうかはわかりませんけども、多くの方々の思いがあるわけですね。そういう今の市長の答弁からいきますと、本議会の質問者9名中、この問題を取り上げましたのは7名ですかね。こんな例は過去にないと思います。それほど大きなテーマになっておったと。 そういうことからいきますと、答弁はもう平行線、皆に同じ答弁をせないかんので、もう答弁を聞いてもわかってますけども、今の市長のおっしゃることは、やっぱり修繕に踏み込むべきでなかろうかな、こういうふうになるんですよ。おわかりいただけますか。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 当然のことながら、今ご指摘いただいたような認識は十分持たせていただいております。また、きのう来質問いただきました議員の皆さんにもご答弁を差し上げておりますように、くどい言い方ですけれども、それぞれが本当に阪南市の将来を考えて貴重なご意見をいただきました。だから、私としては今ここで最終的なご答弁を申し上げるわけにはいきませんけれども、当然、繰り返して恐縮ですけれども、皆さんのご意見、また過日厚生文教常任委員会の方から、委員長からもきちっとしたご意見をいただきました。当然皆さん方は、失礼ですけれども、市民の代表ということで具体的なご意見をいただいているわけでございますから、結論といたしましては、十分それぞれのご意見を尊重させていただきながら一番いい方向性の結論を出させていただければというふうに現在考えております。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) 委員会重視ということで、この議会が終わられましたら、また厚生文教常任委員会でその方向を発表されると思いますし、また予算もつけていっていただきたいなと、かように思います。 各論に入りまして、文化ホールのことですが、今の前向きな答弁といいますか、ありましたけども、生涯学習部長に聞きますが、幼児、保育所園児、また幼稚園児、小・中学生、また成人の方、お年寄りの方、もろもろ利用してると思います。ここにも利用状況をいただいてますけども、年間どれぐらい利用されていますかね。 ○議長(有岡久一君) 生涯学習部長米原義光君。 ◎生涯学習部長(米原義光君) サラダホールの利用者数につきましては、貸し館事業についてはきちっとした人数がございませんが、約7万人の利用者でございます。そのうち、自主事業につきましては約1万8,000名と、そういうところでございます。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) よその自治体から来られている方もありましょうけども、少なくとも市民1人が1回以上は使っているなと、こういうことで、カウントの仕方もいろんなイベントがありますし、私はもっともっとあるんじゃなかろうかなと、こういうことを思います。 昨日来の質問でのちょっと反論になりますが、私は広域行政の中で近隣との連携、例えば病院であれば阪南市立病院は何が強いんですか、糖尿が強いということ。また、どこそこの病院は循環器が強いということで、そういうことでお互いに連携してやっていくということは、とても重要なことだとは思います。 しかし、今般の文化ホールに関しましては、照明がつかない、映画ぐらいしかできないと。どうぞ使ってくださいと。しかし、うちは文化ホールはこんな状態で使えませんけど、何か阪南市に来て使ってくださいと。私どもはコスモスシアターを使う、泉の森ホールを使う、浪切ホールを使うと。大きな立派な施設ができてます。それはそれなりに、向こうの館長も阪南市民が来てくれたらうれしいよと言ってるのは耳に入っておりますけどね。そういう問題じゃないんと違いますか。広域行政の中で連携をしていく、そういうふうな、まあいえば何も修理しない、欠陥の中で、うちはよそへ使いに行くんだと、よその方はよかったら使ってくださいと、そういう内容じゃなしに、ちゃんとしたものの中でお互いの独自性なり特徴を生かして連携をしていくということが本当の広域行政、広域連携と思いますが、どうでしょう。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えします。 そういうお考えは、十分私も認識いたしております。ただ、楠部議員もご存じのように、これから現時点で泉州地域で、表現が妥当でないかもわかりませんけれども、大きい、小さいは別にして、ほとんど似たり寄ったりの内容になりつつあります。ですから、そういう中で今ご意見もいただきましたように、そしたらサラダホールは、何で、これも表現が妥当かどうかわかりませんけど、他の施設と区別化して、どこで阪南市のサラダホールが生き残っていくかという観点も、これからは今おっしゃっていただいたご意見に付随して、そういう観点もこれから避けて通れないというふうに考えております。 そういう中で、減免措置を拡大させていただいて、より一層、今以上に広範な市民の皆さんがサラダホールを使っていただいて、なおかつそれが市民文化のすそ野を広げるような方向性を持っていかせていただければありがたいというふうに考えている次第でございます。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) 最低限の設備を整ってもないところに、どうでしょうかというのは近隣の自治体には言えないと思いますよ。阪南市は恥をかきますよ。それと、先ほど言いました7万人でしたかね。そういう子供たちも泉の森ホールに行けと。長年、13年にわたっていろんな催し物がされてきました。貸し館も自主事業も。そういう中において、行ってくださいよと。浪切ホールへ行ってくださいと、そんなことを行政としてはおかしいですよ。それだけ言うておきます。 それと、4,000万とか1億とか3億とか、数字がひとり歩きしております。恐らく試算したからこの数字があるんであろうと思いますけどね。公共事業が高いとか、もともと言われてますけどね、こういうのももっと精査せないかんのと違うかなと。もう、業者さんの見積もりによって信じてしまって、4,000万円要るんだ、1億円要るんだ、3億円要るんだというのは、私は違うと思うんですね。今、これは特殊なもんだといえば特殊なもんですけども、デフレ時代ですわな。価格破壊の時代ですわね。 世の中、聞いたことがあると思いますけども、半値七掛けというのがもう通り相場なんですね。すなわち、100円のものが35円だということがもう当たり前の時代ですよ。びっくりしますよ。100円ショップへ皆さん行きますからよう知ってますよ。物の価格というのは下がってます。いい、悪いは別にしてね。だから、私はこれはもっと研究しないといかんと。業者さんの言うことを信じて、そのままやってはいかんのと違うかなと。当然、業者はもうけていただかなければならないけども、ひとり歩きし過ぎているんと違うかなと。何かおどしみたいに聞こえますよ。助役、一遍どうですか、こういう公共事業に対して。 ○議長(有岡久一君) 助役岡田茂伸君。 ◎助役(岡田茂伸君) お答えいたします。 その件に関しましては、前にもご質問いただいておりますように、あくまで超概算で出したものと。あと、契約手法についても今後検討すべきというふうに考えております。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) よろしくお願いしますね。文化センター、図書館の今年度の費用というのをちょっと上げさせてもらいますと、文化センター、図書館費6,100万円ですね。うち委託料が3,800万円、文化センター費としての予算は6,400万円。うち、委託料が4,700万円。図書館費が3,800万円。これ、1億6,300万。これ、人件費が入ってませんな。文化センターがことしから4名になりましたかな。そして、図書館は8名いますか。これ、文化センターと図書館と合わすと2億5,000万円のお金が要っているわけですな。 先ほど私、6月広報の例を五つ挙げましたけども、まさしく4,000万円がないないと言う以前に、この中のものを--今申し上げました委託料だけでも8,500万円要ってますね。これは昨年度よりも、その前よりも、毎年ちょっとずつ下がってます。何%ずつか下がってますけどね。こういうものを、やはり先ほどのこういうことで大変になったと。その逆の要因からいくと、まさしく修繕費4,000万円何よりかここを突っ込まないといかん問題ですよ。 できるだけ最後の質問者は早く終わりたいので、また検討をお願いいたします。よろしくお願いをいたします。 ついでに言うておきますけども、2億5,000万円要って入は2,000万円ですな。使用料等ですね。そして、実施事業の入場料等は合計しても2,000万円ですね。なかなか厳しい数字ではありますけども、よろしくお願いを申し上げます。 続きまして各論、庁舎ですね。庁舎は市民サービスの最前線であると。職員さんの働く場、また市民に対して窓口対応の場とか、もろもろありますけども、過去より種々議論がありました。本体及び別棟の現況から見ると、庁舎整備構想策定業務に関する報告書に記載のとおりであり、何とかしていかなければならないと、かように思います。整備工程表のとおりいかないにしても、現実的に財源的な裏づけをしながら進めていかなければならないのではなかろうかと、かように思います。ご答弁をお願いします。 ○議長(有岡久一君) 総務部長直川清次君。 ◎総務部長(直川清次君) お答えいたします。 庁舎の現状と今後の整備につきましては、本年4月18日の総務常任委員会におきまして庁舎整備構想策定業務に関する報告という形でご説明をさせていただいたところでございます。この報告書におきましては、10年間の整備工程を一つのイメージとして提案しておりますが、この具体の取り組みにつきましては、まず老朽化して危険度の高い部分の補修と考えております。 次に、事業部分館の賃借の現状と社会福祉協議会とを含みます裏庭敷地施設の現状と将来を考えますと、やはり新たなプレハブ施設の建設事業の必要性があると、このように考えております。 したがいまして、この主要な2点について、整備事業計画書案として取りまとめますように、私の方から担当へ直接指示をいたしております。 なお、この計画書案については、本年度の財政再建計画で議論できるようなスケジュールで作成いたしますが、事業の可能性や内容の見直し等も含めて、具体的な実施計画となるまでには、議員ご指摘のように財源的な裏づけも当然必要でございまして、経営会議等に諮った上で市としての意思決定ができるものと考えてございますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) 前向きな答弁、ありがとうございます。主要な2点について、担当へ直接指示をしておると、こういうことでございますので、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、小・中学校の義務教育施設についてお聞きしたいんですが、他の方の質問もありましたけども、相当老朽化してるところもあると。雨漏りもある、外壁の剥離もあると。また、耐震にも問題がある。設備等も問題がある。いろいろあります。阪南スカイタウンの中の小・中学校に比べれば、格差が余りにも大きいじゃないかと、こういう話がありますが、簡単に今後の取り組みについてお聞かせ願いたいのと、統廃合の問題でありますけども、小・中学校におきましては府費負担といいますか、給与がそうなっておりますので、統廃合の話は余り聞きません。 しかしながら、阪南市におきましては同規模の自治体に比べて小学校も中学校も多いんじゃなかろうかと、こういうことであります。小学校はピーク時、昭和58年約6,000人いたのが現在3,700人、38%マイナス。中学校においては、昭和62年3,200人いたのが現在1,850人で42%も減っております。そういう中において、阪南市ではいかんともしがたい面もあるでしょうけども、国なり府の動きについて、ちょっとお聞かせを願いたいというふうに思います。 また、今申し上げました少子化でございます。余裕教室の活用基本方針というのも出ております。現状、どのように使われておるかというのを手短にお聞かせ願いたいのと、今後の取り組みについてお聞かせを願いたい。 以上でございます。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 まず、本市の学校施設につきましては昭和49年から昭和50年代前半にかけまして大量に整備されておりまして、これらを適正に維持管理していくためには、本来ならば長期的視野に立って計画的に大規模改造事業を実施すべきであると考えております。また、あわせて将来の児童・生徒数の推移、今後の教育の流れや地域での位置づけ等についても検討しなければならず、これらを実施するには多くの経費、労力を要することとなり、現在の財政状況では極めて困難な状況にあります。 大規模改造までの間の当面の対策といたしましては、外壁や屋上防水など緊急性の高いところにつきましては部位別の改修を行い、児童・生徒の安全確保に努めてまいりたいと考えております。 また、全国的な少子化傾向の中、小・中学校の小規模化が進行している状況に対して、総務省は小規模校の適正化について各都道府県を通じて関係市町村に適切な指導を求めております。また、文部科学省は、各都道府県教育委員会を通じ関係教育委員会に学校の統廃合を軸にした再編を促すことを求めております。大阪府教育委員会におきましては、平成11年に出されました教育改革プログラムにおきまして、小規模化に対応した学校活性化の促進を打ち出しているところでございます。 本市教育委員会といたしましては、現時点におきまして学校規模の縮小による小・中学校の統廃合は考えておらず、当面小規模化によって予想される子供の社会性等の育ちに支障の出ることのないよう、特色ある学校づくりを通して活性化に努めてまいりたいと考えております。 また、小・中学校余裕教室の活用につきましては、統廃合幼稚園も含め、本来の目的である学校機能の増進に活用したいと考えますけれども、貴重な住民の財産でもあるという立場から、多方面での活用に積極的に応じてまいりたいと考えております。 現状の取り組みといたしましては、福島小学校、尾崎小学校では余裕教室の改造を行い、地域開放を実施しております。また、箱作小学校、舞小学校においては学校活動と兼用ではございますが、地域開放を行っております。今後も、学校は地域の貴重な公益施設であるとの観点から、地域開放を進めるとともに、チビッコホーム施設等、増大する教育需要にも対応していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) ご答弁ありがとうございます。今後とも、地域開放、生涯学習や福祉や防災やというような使い方が多々あろうと思います。よろしくお願い申し上げます。 幼稚園について、各論にちょっと入らせていただきますが、昨年、整理統合計画というのが出されました。11を6にするということで、そのモデルとしてというか、第1弾としてあたご、舞が統廃合されました。舞幼稚園が平仮名のまい幼稚園になって、今まで少ない子供たちでありましたが、120~130名の子供たちになり、お母さん方からも切磋琢磨の中の幼児教育ということで評価を得ているものと聞いております。 跡施設の活用でありますけども、活用方針が先般提示されました。あたごに関しましては地元56名で組織するあたごプラザ協議会というものができました。昨日も坂原議員から指摘がありましたように、運営費に関しては地元で捻出してやっていくと、地元で自主管理していくと、公的な資金は入らないということでございますし、また最低限の改修しかしませんよという中で、幼児用のトイレはやはり大人用に変えないかんとか、雨漏りは直さないかんとか、クーラーぐらいは要るんじゃないかとか、そういうふうな問題もあろうと思いますが、この統廃合問題、初めてでもあり、役所にとっても、また地域住民にとってもなかなか難しい問題でありましたけども、今後幼稚園の統廃合についてはどのような取り組みをされるのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(有岡久一君) 学校教育部長徳和目睦一君。 ◎学校教育部長(徳和目睦一君) お答えいたします。 今後の幼稚園の統廃合につきましては、公費のより効果的運用を目途とし、施設再建築費や維持費を保育内容の充実に転用しようとするものでございまして、幼稚園整理統合計画に基づき着実に進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) あと2~3点お聞きしたいわけですけれども、住民センター、私、冒頭申し上げましたように、阪南市特有の施設であるようにも思います。類似施設はよそもありますけどね。統計といいますか、府下統計の中で集会施設機能は1人当たり大阪府下3番目に広いという中で、過去からいろんな議論がされてきております。管理・運営について、また補修等の問題等々ありますけども、今後事務事業評価なり、また財政健全化計画、財政再建実施計画の中でどのように取り組まれていかれるのかということを若干お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(有岡久一君) 市民部長石橋国夫君。 ◎市民部長(石橋国夫君) 住民センターの今後の考え方につきましてご答弁申し上げます。 地域のコミュニティ活動の拠点施設といたしまして、自治会等の活動に大きな役割を果たしております住民センターの維持管理につきましては、現在は地域住民の利用の便宜を図ることを一義とするところから、地区自治会組織の代表者におきまして地区の実情に即した管理・運営をお願いしているところでございます。今後のおきましては、自治会等地域コミュニティ団体との連携を生かしたコミュニティづくり活動の拠点施設として、よりよい住民センター機能の活用に向け、市民参加による維持管理を検討しているところでございますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) 公設民営の形が非常に厳しい財政の中ではそういう流れもあるんかなと私は予測していましたけれども、昨日の話にも出てました自治会の財政状況というのは、財産区があって何千万円、何億円もあるところもあるし、何十万円でも厳しいというところがあります。しかしながら、このままでいいんかということでいきますと、利用に関しての条例との整合性の問題もありますし、やはり踏み込んで検討していっていただきたいなと、かように思います。 保育所、さつき園等の福祉施設の問題でございますが、外部委託の導入に当たっての報告書の中では、保育所に関しては委託化の検討と将来の私立への移管にも言及されているが、今後の取り組みはいかがでしょうか。また、さつき園等の授産施設というものは大阪府下でもまれなる施設だと、数少ない施設であると。委託なりということで、正職員で対応しているところは少ないと。もちろん長年の実績もありますし、急激な構造改革、変革は難しいと思いますが、今後の取り組みはいかがでしょうか。 ○議長(有岡久一君) 保健福祉部長南末吉君。 ◎保健福祉部長(南末吉君) お答えいたします。 まず、1点目の保育所につきましては、母親などの就労環境の悪化などによります保育時間の延長を初めとする保育へのニーズはますます多様化することを考慮いたしまして、将来的には民営化なども視野に入れ、今後調査研究を進めてまいりたいと考えております。 また、2点目のさつき園につきましては、障害を持つ方の自立と社会参加を保障する上において、公立公営の認可施設としての役割と責任を改めて整理する必要があります。外部委託等々につきましては、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) 答弁は、今までやってきたことであるし、公共はいいんだから続けたいというふうに答弁があるかと思いましたけども、やはり検討課題として取り組んでいただけると、こういうことでございますので、よろしくお願いを申し上げます。 最後でございますが、過去、去年、おととしですかな、一般質問で申し上げましたし、今も申し上げましたように阪南市独自のものがあると。公立幼稚園が多いとか、今の住民センターがどうということでありますけども、よそにあって阪南市にないものと、こういうことで質問をたびたびさせてもうてます。よその市議会、どこに行っても、立派ではなくてもいいですけど、よそは立派ですわな。会派室はありますよと総務部長に申し上げました。ようやくにして、曲がりなりにも会派室はできましたな。これはよかったと思います。市民相談の多い方もおられますし、十分利用されていると思います。 あと1点、福祉センター、福祉会館ね。民間活力であるとか、いろんな福祉増進のためには福祉センターが要りますよと。直近で市長に質問したときも、必要性は認めるけれども、なかなか具体的な話はないということでございますが、今後検討課題にしていただきたいというだけの話です。先ほど部長答弁で、2点を踏まえてプレハブを何とかしたいなと、こういう話もございましたんで、ひとつよろしくお願いを申し上げます。 最後に、財政再建実施計画が6月、恐らくこれ議会が終わったら事務方も大変だなあと思うんですけども、どういうことを書いていくのか。短期、中期、長期でどういうことを書き込んでいくのかとか、そういうことになってくると思いますので、精力的にやっていただきたいということと、事務事業評価なり施設評価というのもせないかんということでございます。再度調整に出してると思いますけど、これはちょっと広報を見ますと10月となっております。その今の財政再建実施計画と事務事業評価のデータというのは非常に重要だと思うんですが、そこらの話のつじつま、整合性はどうなんでしょうかね。 ○議長(有岡久一君) 市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) お答えいたします。 私の指示によりまして、これまで議会議員の皆さんに常にお答え申し上げましたように、9月に財政再建の実施計画を出させていただくと。できた時点で、当然ですけれども、議会議員の皆さんに報告をさせていただいて、またいろいろご意見を聞かせていただいて、10月ごろにできれば市民の皆さんに公表させていただくという予定でおります。ですから、議会議員の皆さんに対しましては9月中に必ず報告をさせていただいて、ご意見を聞かせていただこうという方向性で現在鋭意努力をいたしております。 ○議長(有岡久一君) 2番楠部徹君。 ◆2番(楠部徹君) 30分が40分になりましたかな。大きな声でわけのわからんといいますか、いろいろ申し上げましたけども、いつも皆さん方も言っているように、理事者側と議会は両輪ということで、この言葉は何遍も何遍も言わないかんというのはちょっと情けないんでございますけども、いいまちを皆でつくっていくという面からやかましく一般質問をさせていただきました。よろしくお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(有岡久一君) 以上で楠部徹君の一般質問を終わります。 これで本定例会のすべての一般質問を終わります。    -----------------------------------提案理由説明 ○議長(有岡久一君) 市長より本定例会に上程の全議案について提案理由の説明を求めます。市長岩室敏和君。 ◎市長(岩室敏和君) 本定例会に上程の全承認並びに全議案について、その概要をご説明申し上げます。 承認第1号から承認第6号までの6承認は、いずれも地方自治法第179条の規定による専決処分事項について、議会の承認をお願いするものであります。 初めに、承認第1号は、平成13年度一般会計補正予算(第8号)をお願いするもので、今回の補正は、市税を初め、各交付金、地方交付税、国・府支出金の交付額が決定したこと等に伴い、所要の増減措置を講じさせていただいたものであります。その結果、歳入歳出それぞれ3億3,464万3,000円減額し、予算総額を歳入歳出それぞれ159億7,507万4,000円とさせていただいたものであります。 承認第2号は、平成13年度財産区特別会計補正予算(第3号)をお願いするもので、今回の補正は、歳入歳出それぞれ19万7,000円増額させていただいたものであります。歳出の主なものは、財産区積立金の増額であります。また、歳入につきましては、基金積立金の利子の精算で、予算総額を歳入歳出それぞれ1億3,167万3,000円とさせていただいたものであります。 承認第3号は、平成13年度下水道事業特別会計補正予算(第3号)でありますが、歳出の主なものは、公共下水道工事請負費の減額、歳入の主なものは、歳出の減額に伴う一般会計からの繰入金の減額並びに下水道事業債の減額等、所要の増減措置を講じさせていただいたものであります。 承認第4号は、平成13年度介護保険特別会計補正予算(第5号)をお願いするもので、歳出につきましては、総務費における総務管理費と介護認定審査会費及び諸支出金における償還金での減額であり、これに見合う歳入は、繰入金における介護給付費及び職員給与費等繰入金の減額であります。その結果、歳入歳出それぞれ734万8,000円減額し、予算総額を歳入歳出それぞれ18億3,687万2,000円とさせていただいたものであります。 承認第5号は、地方税法の一部改正に伴い、本市税条例の一部を改正する必要が生じたため、専決処分をしたものであります。 承認第6号は、平成14年度国民健康保険特別会計補正予算(第1号)でありますが、医療費及び老人保健拠出金等の増加により、平成13年度において歳入欠陥が生じましたので、歳入不足を補填する措置を講じさせていただいたものであります。 議案第30号は、阪南市固定資産評価審査委員会委員の谷口治義氏が本日付にて任期満了により退任されることに伴い、その後任者を選任することについて、議会の同意をお願いするものであります。 議案第31号は、阪南市地域イントラネット基盤施設整備事業の一部であります内部システムの構築に係る業務委託の契約について、議会の議決をお願いするものであります。 議案第32号は、入札及び契約の過程の透明性の向上を図るため、市長の諮問に応じ、入札及び契約手続の運用状況等に関する審議、意見の具申を行うこと等を目的とし、地方自治法第138条の4第3項の規定により、入札監視委員会を設置するための条例制定をお願いするものであります。 議案第33号は、行財政改革の推進を図るため、本市職員の給料月額を2.5%減額することについて、一般職の職員の給与に関する条例の一部改正をお願いするものであります。 議案第34号は、農林漁業団体職員共済組合法が廃止されたことに伴い、阪南市消防団員等公務災害補償条例の一部改正をお願いするものであります。 議案第35号は、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部が改正されたことに伴い、本市消防団員に対する退職報奨金の支給額の引き上げについて、改正をお願いするものであります。 なお、報告第2号、阪南市土地開発公社の経営状況について及び報告第3号、平成13年度一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、後ほど担当部長から説明をいたさせます。 以上、本定例会に上程の全承認並びに全議案についてよろしくご審議いただき、ご裁決賜りますようお願い申し上げます。      ------------------------------ ○議長(有岡久一君) お諮りします。本日の会議はこれで延会したいと思います。 ご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(有岡久一君) 異議なしと認めます。したがって、本日の会議はこれで延会することに決定しました。 なお、明日は午前10時に再開しますので、よろしくお願いします。      ------------------------------ △延会 午後2時24分...