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  1. 大阪狭山市議会 2009-06-25
    06月25日-04号


    取得元: 大阪狭山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    平成21年  6月 定例会(第2回)       第2回大阪狭山市議会定例会会議録(第4日目)                         平成21年6月25日                         (2009年)                         午前9時30分開議                         大阪狭山市議会議場1 出席議員は次のとおりです。(16名)    1番  丸山高廣        2番  片岡由利子    3番  中井新子        4番  西野栄一    5番  井上健太郎       6番  山本尚生    7番  薦田育子        8番  原口良一    9番  加藤元臣        10番  冨永清史    11番  一村達子        12番  田中昭善    13番  諏訪久義        14番  西尾浩次    15番  松尾 巧        16番  北村栄司1 欠席議員は次のとおりです。(0名)1 地方自治法第121条の規定により説明のため本会議に出席を求められたのは、次のとおりです。   市長      吉田友好     副市長         高橋安紘   副市長     谷脇政男     教育長         宮崎順介   政策調整室長  小林光明     総務部長        梅谷忠道   保健福祉部長  山本 隆     都市整備部長      岡田克洋   市民部長    北岸久明     総合行政委員会事務局長 山本信治   教育部長    車谷哲明     消防長         中井利幸   水道局長    岡本行淑     出納室長        村井信二郎   政策調整室理事 小澤 勝     都市整備部理事     國枝孝治   教育部理事   柳  充     教育部理事       中野隆視1 本会議の書記は次のとおりです。   議会事務局長  田邊富夫     議会事務局次長     坂上 一議事日程第9号     第2回大阪狭山市議会定例会議事日程     平成21年(2009年)6月25日午前9時30分日程第1 議案第27号 専決処分承認を求めることについて[大阪狭山市税条例の一部を改正する条例専決処分日程第2 議案第28号 専決処分承認を求めることについて[西除川第8-1分区雨水幹線管渠布設工事(第1工区)の変更契約の締結の専決処分日程第3 議案第29号 専決処分承認を求めることについて[財産取得専決処分日程第4 議案第30号 専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山一般会計補正予算(第10号)の専決処分日程第5 議案第31号 専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山下水道事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分日程第6 議案第32号 専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山介護保険特別会計事業勘定補正予算(第4号)の専決処分日程第7 議案第33号 専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山池尻財産特別会計補正予算(第2号)の専決処分日程第8 議案第34号 専決処分承認を求めることについて[平成21年度(2009年度)大阪狭山老人保健事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分日程第9 議案第35号 専決処分承認を求めることについて[平成21年度(2009年度)大阪狭山土地取得特別会計補正予算(第1号)の専決処分日程第10 議案第37号 大阪狭山市税条例等の一部を改正する条例について日程第11 議案第40号 平成21年度(2009年度)大阪狭山一般会計補正予算(第1号)について日程第12 議案第41号 平成21年度(2009年度)大阪狭山国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第1号)について日程第13 議案第42号 平成21年度(2009年度)大阪狭山介護保険特別会計事業勘定補正予算(第1号)について日程第14 議案第43号 平成21年度(2009年度)大阪狭山池尻財産特別会計補正予算(第1号)について日程第15 意見書案第3号 公契約における公正な賃金・労働条件の確保を求める意見書について日程第16       閉会中の継続審査について(「議会基本条例」、「自治基本条例」の制定を求める陳情について)1.本日の会議に付した事件、日程第1より日程第16まで     午前9時33分 再開 ○松尾巧議長  皆さん、おはようございます。 全員協議会に引き続き、本会議へのご出席ありがとうございます。 ただいまの出席議員全員であります。 これより議会定例会を再開いたします。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。 お手元に配付しております議事日程の順序により本日の議事を進めてまいりたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ご異議なしと認め、そのように決定いたします。 ○松尾巧議長  それでは、日程第1、議案第27号、専決処分承認を求めることについて[大阪狭山市税条例の一部を改正する条例専決処分]から日程第14、議案第43号、平成21年度(2009年度)大阪狭山池尻財産特別会計補正予算(第1号)についてまでの14件を一括して議題といたします。 各議案は、5月29日の本会議において両常任委員会に審査を付託しておりますので、その結果について両常任委員会委員長から報告を求めます。 まず、建設厚生常任委員会委員長報告を求めます。 ◆冨永清史建設厚生常任委員長  それでは、建設厚生常任委員会に付託されました各議案について、6月17日に審査をいたしましたので、その結果について報告いたします。 議案第31号、専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山下水道事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分]、議案第32号、専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山介護保険特別会計事業勘定補正予算(第4号)の専決処分]及び議案第34号、専決処分承認を求めることについて[平成21年度(2009年度)大阪狭山老人保健事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分]については、いずれも慎重審議の結果、全員異議なく原案のとおり承認いたしました。 次に、議案第41号、平成21年度(2009年度)大阪狭山国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第1号)について及び議案第42号、平成21年度(2009年度)大阪狭山介護保険特別会計事業勘定補正予算(第1号)については、いずれも慎重審議の結果、全員異議なく原案のとおり可決いたしました。 以上であります。 ○松尾巧議長  次に、総務文教常任委員会委員長報告を求めます。 ◆中井新子総務文教常任委員長  それでは、総務文教常任委員会に付託されました各議案について、6月19日に審査いたしましたので、その結果について報告いたします。 まず、議案第27号、専決処分承認を求めることについて[大阪狭山市税条例の一部を改正する条例専決処分]、議案第28号、専決処分承認を求めることについて[西除川第8-1分区雨水幹線管渠布設工事(第1工区)の変更契約の締結の専決処分]、議案第29号、専決処分承認を求めることについて[財産取得専決処分]、議案第30号、専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山一般会計補正予算(第10号)の専決処分]、議案第33号、専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山池尻財産特別会計補正予算(第2号)の専決処分]及び議案第35号、専決処分承認を求めることについて[平成21年度(2009年度)大阪狭山土地取得特別会計補正予算(第1号)の専決処分]は、いずれも慎重審議の結果、全員異議なく原案のとおり承認されました。 次に、議案第37号、大阪狭山市税条例等の一部を改正する条例については、質疑、意見の後、討論に入りましたところ、賛否両論があり、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第40号、平成21年度(2009年度)大阪狭山一般会計補正予算(第1号)について及び議案第43号、平成21年度(2009年度)大阪狭山池尻財産特別会計補正予算(第1号)については、いずれも慎重審議の結果、全員異議なく原案のとおり可決いたしました。 以上であります。 ○松尾巧議長  以上をもって、両常任委員会委員長報告は終わりました。 これより各議案1件ごとに討論及び採決を行います。 ○松尾巧議長  議案第27号、専決処分承認を求めることについて[大阪狭山市税条例の一部を改正する条例専決処分]について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり承認されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第28号、専決処分承認を求めることについて[西除川第8-1分区雨水幹線管渠布設工事(第1工区)の変更契約の締結の専決処分]について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり承認されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第29号、専決処分承認を求めることについて[財産取得専決処分]について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり承認されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第30号、専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山一般会計補正予算(第10号)の専決処分]について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり承認されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第31号、専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山下水道事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分]について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり承認されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第32号、専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山介護保険特別会計事業勘定補正予算(第4号)の専決処分]について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり承認されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第33号、専決処分承認を求めることについて[平成20年度(2008年度)大阪狭山池尻財産特別会計補正予算(第2号)の専決処分]について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり承認されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第34号、専決処分承認を求めることについて[平成21年度(2009年度)大阪狭山老人保健事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分]について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり承認されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第35号、専決処分承認を求めることについて[平成21年度(2009年度)大阪狭山土地取得特別会計補正予算(第1号)の専決処分]について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり承認されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第37号、大阪狭山市税条例等の一部を改正する条例について、これより討論を行います。 討論ありませんか。 北村議員。 ◆16番(北村栄司議員)  私は、日本共産党市会議員団を代表して、議案第37号、大阪狭山市税条例等の一部を改正する条例について、反対の立場から討論を行います。 小泉構造改革以来、大企業、大資産家への優遇税制が際立っています。このうち、上場株式等の配当、譲渡益については、国・地方合わせて本則20%の税率のところ、10%の軽減税率を継続してきました。今回新たに3年間延長するものです。しかし、この軽減措置は大資産家優遇との批判があって、昨年2008年度の税制改定では平成21年(2009年)1月1日から配当は100万円以下部分、譲渡益は500万円以下部分のみを10%の軽減税率とし、2011年1月1日からは20%の本則に戻すとしていました。ところが、今回の改定では10%軽減税率を復活、延長することとなったものです。 2006年度、国税庁の統計では、年間所得100億円以上の高額所得者10人に対して、上場株式譲渡益への年間の減税額は183億円、年間1人当たり平均18億3,000万円もの巨額な減税となるものです。格差拡大をもたらす大資産家優遇税制の継続です。 本来、税金は高額所得や不労所得などには重く、生活費非課税とすべきものです。今日の経済情勢のもと、住民の暮らしを支えるための税制が必要になっているにもかかわらず、国の行った税制改正は、庶民には定率減税の廃止などによる増税を押しつけたまま、大企業や大資産家には減税を継続するという逆立ちしたものとなっています。 私どもは、このような国の税制改定を反映した本議案については、市民の立場から国に抗議する意味を込めて、反対の意思表明をするものであります。 以上で討論を終わります。 ○松尾巧議長  西野議員。 ◆4番(西野栄一議員)  私は、民主さやま、フロンティアネットを代表いたしまして、議案第37号、大阪狭山市税条例等の一部を改正する条例につきまして、賛成の立場から討論を申し述べます。 まず、平成21年度の地方税制改正を取り巻く環境が例年とは大きく異なっているということに触れておきたいと思います。 昨年秋以降、米国発のサブプライムローン問題に端を発した世界金融経済の悪化から世界的な景気後退に陥り、我が国においても株価の大幅な下落、円高の急速な進行などにより急激に景気が悪化することになったところであります。政府におきましては、このような状況のもと生活対策として経済対策を取りまとめ、税制に関する政策につきましても一定の方向性が示されたところであります。これらの経過を背景に、平成21年度の税制改正は、経済・景気対策を念頭に入れた減税色の強いものとなっております。 まず、土地税制住宅税制におきましては、住宅投資の促進を図るべく、現行の税制移譲による住宅ローン特別控除に加え、新たな住宅ローン減税創設し、その最大控除額最高限度水準まで引き上げられております。さらには、土地需要の喚起、土地流動化有効活用を推進する観点から、土地等長期譲渡所得に係る1,000万円の特別控除創設を初め、優良住宅地の造成のための譲渡については軽減税率適用期間が延長されるなど、税制の延長、拡大、拡充等がなされたところであります。 また、金融証券税制におきましては、金融資本市場安定化に向けた対策といたしまして、上場株式等の配当、譲渡益に対する軽減税率の適用が延長されており、一般投資家が投資しやすい環境を整備することで株式市場活性化を図ることとしたものでございます。 さて、現在の我が国経済情勢は、先月に発表された内閣府の月例経済報告では、その基調判断が3年3カ月ぶりの上方修正となるなど、一定の明るい兆しは見られるものの、依然として厳しい状況が続くと見られ、政府はもとより、地方においても引き続き総力を挙げて景気対策に取り組んでいかなければなりません。このような中、税制の果たす役割にも大きく期待するところがあり、今回の改正に一定の評価をするものであります。 最後になりましたが、ここ最近の税制改正は、さまざまな要請等を背景に複雑なものとなってきていることから、その制度の周知にも一層の力を注いでいかなければなりません。今後とも納税者の皆様に十分な理解が得られるよう、適宜適切な周知・広報に努めていただくよう要望し、賛成討論とさせていただきます。
    松尾巧議長  加藤議員。 ◆9番(加藤元臣議員)  議案第37号、大阪狭山市税条例等の一部を改正する条例について、公明党を代表し、賛成の立場から討論を述べさせていただきます。 厳しい財政状況のもと、少子高齢時代社会保障安定財源の確保や経済成長力の確保は、税制を考える上で非常に重要な課題であります。しかしながら、昨秋以降の世界の金融の混乱と景気の急激な悪化を受け、喫緊の課題はあらゆる景気対策を打つことであり、政府も景気対策に全力で取り組んでおります。 昨年10月には生活対策を取りまとめ、さらに、21年度予算、21年度補正予算と、切れ目のない景気対策を打ち出し、その効果があって、最近の景況感にようやく一筋の光明が見えてきているのは大変喜ばしいことであります。21年度の税制改正はこのような背景のもとで行われたものであり、景気を刺激し、経済規模の縮小を押しとどめるための各種減税が中心に行われ、また継続され、経済危機対策として適切な政策、税制改正であると評価できるものでございます。 土地住宅税制では、住宅の購入のみでなく、改修工事をした場合も含む、いわゆる住宅ローン減税を10年間ローン残額の1%減税をするということに加え、認定長期優良住宅においては1.2%を所得税額から控除するなど特別控除創設や、最大控除額を過去最高水準まで引き上げ、国民住宅取得することや改修することを支援しております。 土地につきましては、平成21年度及び平成22年度に取得した土地等長期譲渡所得の1,000万円特別控除制度創設や、優良住宅地の造成のための譲渡所得軽減税率の5年間の延長なども盛り込まれております。 中小企業関係税制では、所得の金額が年800万円以下の法人税平成23年3月末まで現行22%を18%に引き下げる措置をとっております。また、日本の企業と雇用の大多数を占める中小企業が相続で廃業せざるを得なくなることを防ぐため、非上場株式等に係る相続税の納税を猶予する事業承継税制創設も行われております。 金融証券税制につきましては、上場株式等配当所得及び譲渡所得等に対する税率平成23年までの期間、税率を7%、住民税と合わせて10%の軽減税率とし、また、少額の上場株式等投資のための非課税措置創設を行い、貯蓄から投資への流れを促進するなど、投資環境を整備して株式市場活性化を図り、ひいては国民金融資産企業の資本の強化対策をとっております。 このようなさまざまな総合的な景気対策の結果、さきに述べましたように、一定の効果が数値として現実にあらわれてきているところであり、景気本格回復するまで、この後も切れ目のない対策をとる必要があり、これこそ国民の生活を守ることにつながるものであり、減税を主眼とした今回の税制改正は妥当なものと評価でき、この税制改正に伴う市税条例の一部改正賛成し、討論といたします。 ○松尾巧議長  諏訪議員。 ◆13番(諏訪久義議員)  政友会を代表いたしまして、大阪狭山市税条例等の一部を改正する条例について、賛成の立場から討論を申し述べます。 昨年の金融恐慌に始まり、現在、世界は1930年代の大恐慌以来の最悪の景気後退を迎えています。我が国においても、輸出の急激な落ち込み等から急激に景気が悪化しております。 景気後退期は、需給ギャップを埋めるため財政刺激策が必要とされているところであります。我が国におきましても、総額15兆円という過去最大といわれる規模の財政出動で対応しようとしております。 この財政刺激策につきましては、国内総生産(GDP)ギャップ、統計によりますと、1ないし3月期ではギャップはマイナス8.2%と発表されておりますが、このギャップを埋めるための単なる総事業追加の発想では限界があるとも指摘されております。危機後を視野に入れ、環境、医療、安全など、時代的なニーズの強い部門を育て上げるなど、産業構造を変換させる構造政策が必要であると言われております。 しかし、今回の財政出動景気対策としての減税を中心とした税制改正は、内需を拡大するため相応の効果を期待できるものであります。 具体的には、今回の改正案の内容は、1番、住宅ローン特別控除創設、2番、土地等長期譲渡所得に係る特別控除創設、3番、優良住宅地造成等のために土地等譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例を5年延長、4番、上場株式等の配当、譲渡益に対する軽減税率市民税1.8%を3年延長、5番、長期優良住宅に係る特例措置創設等々、住宅土地需要の喚起、資本市場活性化に寄与することが期待できるものでありまして、一定の評価をするものでございます。 住宅土地需要の喚起、あるいは資本市場活性化に寄与するこれらの改正内容につきまして、市民に対し十分な情報提供に努めていただくことを要望して、賛成討論とさせていただきます。 ○松尾巧議長  討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 多数) 起立多数であります。よって本案原案のとおり可決されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第40号、平成21年度(2009年度)大阪狭山一般会計補正予算(第1号)について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり可決されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第41号、平成21年度(2009年度)大阪狭山国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第1号)について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり可決されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第42号、平成21年度(2009年度)大阪狭山介護保険特別会計事業勘定補正予算(第1号)について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり可決されました。 ○松尾巧議長  続きまして、議案第43号、平成21年度(2009年度)大阪狭山池尻財産特別会計補正予算(第1号)について、これより討論を行います。 討論ありませんか。     (「なし」の声あり) 討論を終結します。 これより採決を行います。 本案原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本案原案のとおり可決されました。 ○松尾巧議長  続きまして、日程第15、意見書案第3号、公契約における公正な賃金・労働条件の確保を求める意見書についてを議題といたします。(別紙)   公契約における公正な賃金・労働条件の確保を求める意見書 いま国や自治体の公共・委託事業をめぐって、人件費を無視した行為が横行し、下請け企業や資機材等納入業者及びそこで働く労働者に深刻なしわ寄せが押し付けられている。労働者の賃金は契約時の積算単価を下回り、最低賃金法違反や賃金不払いまで起こっている。 このことは、国や自治体の厳しい財政事情の中で、コスト削減と競争性を重視した「安ければよし」とする考え方が、地域の低賃金・低単価を助長し、そのしわ寄せとして、地域の労働者や中小企業に跳ね返っているといえる。 これらの改善のために、国や自治体では、「総合評価方式」や「最低制限価格制度」、「低入札価格調査制度」などの導入が進められている。 しかし、これらの施策では公共関連事業や官公需に従事する労働者に適正な賃金、公正労働基準を確保することは不十分である。 ILO(国際労働機関)が1949年6月に採択した94号条約(公契約における労働条項に関する条約)では、国や自治体など公的な機関が発注する事業に従事する労働者に適切な水準の賃金・労働条件を確保するよう契約に義務づけている。 ところが、日本はいまだ批准していないため、現行の法制度の中では、国や自治体の事業に従事する労働者の賃金を適正に確保するための直接規制を行うことができない。その結果、人件費を無視した行為があっても、「最低賃金法」さえ守っていれば、関知できない状況となっている。 本来、国民・住民の生活を保障し、地域経済の振興を図るべき国や地方自治体は、自ら発注する公共関連事業や官公需に従事する労働者に適切な賃金が確保されるように責任を果たすべきだと考える。 よって、政府におかれては、ILO94号条約(公契約における労働条項に関する条約)を批准し、公共関連事業や官公需に携わる労働者の賃金・労働条件を適正に確保する「公契約法」を制定するよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成21年(2009年)6月25日              大阪狭山市議会 本案を可決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ご異議なしと認め、本案は可決されました。 ○松尾巧議長  続きまして、日程第16、閉会中の継続審査(「議会基本条例」、「自治基本条例」の制定を求める陳情について)を議題といたします。 本件につきましては、総務文教常任委員会において目下審査中の事件につき、お手元に配付いたしておりますとおり、委員長より閉会中の継続審査の申し出があります。 委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに賛成の方の起立を求めます。       (起立 全員) 起立全員であります。よって本件は閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。 ○松尾巧議長  以上をもちまして本日の日程はすべて終了し、今期定例会に付議された議案はすべて議了いたしました。 次に、各常任委員会での報告事項について、まず建設厚生常任委員会委員長報告を求めます。 ◆冨永清史建設厚生常任委員長  建設厚生常任委員会での報告事項は、都市計画道路狭山公園線道路改良工事の用地買収に伴う損害賠償等請求事件の裁判経過の報告、自己申告表提出義務不存在確認等請求事件の裁判経過の報告の2件であります。 その内容につきましては、両委員会で報告されていますので省略させていただきます。 以上であります。 ○松尾巧議長  続きまして、総務文教常任委員会委員長報告を求めます。 ◆中井新子総務文教常任委員長  総務文教常任委員会での報告事項は、先ほどの建設厚生常任委員会委員長報告事項と同様でありますので、その内容につきましては省略させていただきます。 以上であります。 ○松尾巧議長  それでは、市長のごあいさつをお願いいたします。 ◎吉田友好市長  それでは、閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 今議会にご提案を申し上げましたすべての議案につきまして、慎重なる審議をいただき、全議案とも原案のとおり可決、ご承認いただきましたことを厚く御礼申し上げます。 また、会期中にいただきました貴重なご意見、ご提言につきましては、今後の市政運営の参考とさせていただきたいと存じます。 それでは、幾つかのご報告をさせていただきます。 まず、郷土資料館についてでございます。 6月1日に郷土資料館を閉館いたしまして移転作業を開始し、その後、狭山池博物館内で展示の作業を進めてまいりました。このたび、それらの作業がすべて完了いたしまして、来週の火曜日、6月30日に狭山池博物館内に新しく大阪狭山市立郷土資料館が誕生する運びとなりました。本市の名誉市民でございます末永雅雄先生の胸像も狭山池博物館の前庭に移設を済ませております。移転を契機に、新たなパネルや歴史年表、そしてリーフレットも作成をいたしました。昭和56年に開館いたしました郷土資料館を28年ぶりにリニューアルすることができたわけでございます。これまで以上に多くの皆様方が大阪狭山市立郷土博物館にお越しいただくことを願っております。 今後の施設運営につきましては、狭山池博物館と同様に、市民の皆様のお力をおかりいたしまして協働運営により行っていきたいと思っております。 次に、姉妹都市のオンタリオ市からジョー・ドミニック市長ご夫妻を初めといたします訪問団が来日され、8月5日から8月11日までの1週間本市に滞在されるご予定でございます。 訪問団の歓迎方法などにつきましては、都市間市民交流協会が主体となって企画をしていただいておりますが、歓迎イベントなどにつきましてはできるだけ多くの方々にご参加をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 また、友好都市でございます和歌山県日高川町では、去る5月17日に町長選挙が執行されまして、玉置俊久氏が当選され、5月22日に新町長としてご就任されました。先週、お祝いも兼ねましてごあいさつに伺ってまいりました。 玉置町長は、日高川町の観光協会会長や日高地方活性化協議会の会長などを歴任されていた方でございまして、丹生神社の初もうで・初笑いや世界一長い焼き鳥に挑戦するなどユニークな催しを提案され、まちおこしを実践された方でございます。アイデアマンでおられる玉置町長から、これからのまちづくりについていろいろな抱負をお聞かせいただきました。そして、友好都市として互いの交流をさらに深めていくことも約束してまいりました。 次に、橋下知事と大阪府の特別顧問藤原和博氏とのコラボレーションによる「よのなか」科の授業が、明日、南中学校で行われます。 藤原特別顧問は、東京都杉並区の公立中学校の校長をされておられたとき、弁護士や企業関係者などさまざまな職業の方たちから社会の仕組みを学ぶ「よのなか」科の授業や、塾講師による夜間の進学塾「夜スペシャル」を創設されるなど、学校改革に取り組んでこられた著名な方でございます。藤原特別顧問は、大阪府内の中学校や高校でも、外部講師や地域の人々を講師に招いて社会の仕組みを直接学ぶ、独自の「よのなか」科の授業を数多く実践してこられました。 今回は、本年5月21日から裁判員制度が始まりましたので、これを踏まえ、「少年法を考える」というテーマで、弁護士でもございます橋下知事と藤原特別顧問が、それぞれ弁護側と検察側に分かれまして模擬裁判形式で授業を行うとお聞きいたしております。 先週、橋下知事とお会いいたしましたときも、知事がこの「よのなか」科の授業についてお話しをいただき、知事自身がこの授業に参加されるのは今回が初めてだということでございまして、「全くの打ち合わせなし、ぶっつけ本番でやるんですよ」というふうにおっしゃっておられました。大変ご多忙なお二人でございますけれども、大阪狭山市の子どもたちのために授業にご参加いただきますこと、心から感謝を申し上げますとともに、知事の教育改革にかける熱い思いをひしひしと感じているところでございます。 さて、毎年7月は「社会を明るくする運動」強調月間でございます。この運動は、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深めるとともに、犯罪や非行のない明るい社会を築こうとする全国的な運動でございます。 運動期間中、保護司会や更生保護女性会、青少年指導員会や地区長会など、多くの団体の皆様で構成いたしております大阪狭山市社会を明るくする運動推進委員会が街頭啓発や地区別のミニ集会、あるいは夜間パトロールなどの実施を行ってまいります。 また、7月11日には、テレビなどで辛口批評のコメンテーターとしてご活躍されておられますフリーライターの山本健治さんをSAYAKAホールにお招きし、市民集会を開催いたします。一人でも多くの皆様にこの運動の趣旨をご理解いただきたいと思っております。 最後に、国の平成21年度第1次補正予算に盛り込まれました地域活性化経済危機対策臨時交付金の活用についてでございます。 この制度の趣旨を生かし効果を上げるためには、一日も早く事業に着手しなければならないと思っております。そのため、来月7月に臨時議会の開催をお願いし、補正予算案をご審議いただきたいと考えております。 また、国民健康保険の詐取事件に伴う資金前渡職員に対する賠償命令を行いましたところ、5月29日付で2名の者から処分取り消しを求める異議申し立てが提起されました。この件につきましても議会の意見を求めたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。 梅雨もこれからが本番でございます。日増しに蒸し暑くなってまいります。議員の皆様方には何かとご多用のことと存じますが、くれぐれも健康にご留意されまして、ますますご活躍いただきますようご祈念申し上げまして、閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○松尾巧議長  それでは、閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 今期定例会は、去る5月29日開会以来本日まで、提案されました多数の議案につきまして終始熱心に審議され、本日ここに全議案を議了し、無事閉会となりましたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。ここに今期中における議員を初め理事者各位のご努力に対し、深く感謝の意を表する次第でございます。 理事者各位におかれましては、審議の過程に表明されました議員各位の意見並びに要望を尊重し、執行の上に十分反映されますよう強く要望いたす次第でございます。 いよいよ夏場に向かいます折から、皆様方にはご自愛くださいまして、市政の積極的推進にご尽力くださいますようよろしくお願いを申し上げ、閉会のごあいさつといたします。 ご苦労さまでございました。     午前10時14分 閉会会議の経過を記載し、その相違ないことを証するため、署名する。    大阪狭山市議会議長 松尾 巧    大阪狭山市議会議員 冨永清史    大阪狭山市議会議員 一村達子...