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06月16日-05号

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  1. 交野市議会 2020-06-16
    06月16日-05号


    取得元: 交野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    令和 2年  6月 定例会(第3回)1. 開議   令和2年6月16日 午前10時00分1. 出席議員  (議席)      1番  三浦美代子        2番  中谷政人      3番  友井健二         4番  皿海ふみ      5番  北尾 学         6番  藤田茉里      7番  松村紘子         8番  山本 景      9番  松本直高        10番  片岡弘子     11番  野口陽輔        12番  臼口誠二     13番  岡田伴昌        14番  伊崎太陽     15番  久保田 哲1. 議会事務局職員出席者   局長     奥西 隆      次長     大湾桂子   係長     小林彰太      係員     松井彰宏1.法第121条による出席者 市長        黒田 実   副市長       倉澤裕基 教育長       北田千秋   理事兼健やか部長  川村 明 理事兼都市整備部長 有岡暢晋   危機管理室長    盛田健一 総務部長      松下篤志   企画財政部長兼新庁舎整備室担当部長                            近田邦彦 市民部長      小川暢子   福祉部長福祉事務所長                            艮 幸浩 環境部長      濱中嘉之   都市計画部長    竹内一生 教育次長教育総務室長      学校教育部長    和久田寿樹           大湾喜久男 学校教育部長    足立多恵   生涯学習推進部長  竹田和之 水道事業管理者職務代理者水道局長 消防本部消防長   山添 学           松川 剛 消防本部消防次長消防署長    行政委員会事務局長 河野宏甲           山田健治               議事日程                         令和2年6月16日日程第1 一般質問     (午前10時00分 開議) ○議長(久保田哲) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 まず、事務局から本日の議員の出席状況の報告を受けることとします。事務局長。 ◎事務局長奥西隆) おはようございます。本日の議員の出席状況をご報告いたします。本日の会議出席議員は15名で、全員出席です。 以上、報告を終わります。 ○議長(久保田哲) 本日の議事は、お手元に配付した議事日程のとおり定めておりますので、ご了承願います。 日程第1 一般質問を行います。8番目の質問者市民クラブ野口議員。 ◆11番(野口陽輔) おはようございます。議長のお許しをいただきまして、市民クラブを代表し、一般質問をさせていただきます。 今回は、新型コロナウイルス感染症対策に関連して質問をしたいと思います。 まず初めに、行政における働き方についてお尋ねをします。 今回の新型コロナウイルス感染防止対策について、本市においてはいろいろな働き方についての取組を行ったと思いますが、具体的にどのような取組を行ったのかお伺いをいたします。 2点目、公共交通への対応についてお尋ねをします。 昨年度、福祉部において、高齢者外出支援として運行していたゆうゆうバスについても、この4月いっぱいをもって廃止をし、外出支援サービス見直し策として交通系ICカード活用公共交通機関運賃補助事業や、高齢者外出支援サービス事業の拡充として一般タクシー車両の利用などを導入されました。これにより、これまで外出される際に利用されていたゆうゆうバスから、路線バス一般タクシーなどへ利用を変更される方も増えていくことが想定されていましたが、今回の新型コロナウイルス感染症による外出自粛により、全ての公共交通機関利用者が急激に減少し、地域社会を支える市民の足が大きな打撃を受けている状況となっております。 このような状況において、本市の公共交通においても重要な位置づけを担っていただいております、また市内に営業所を構えていただいております路線バスタクシーについて、その現状についてどのように把握されているのかをお教えください。 3点目、経済対策についてお尋ねします。 新型コロナウイルス感染症への対応について、感染の広がりが一定終息に向かいつつある状況下ではありますが、この数か月間で経済活動市民生活などが停滞していたことを踏まえ、今後、支援を進める際は、これらの機能を単に元どおりにするのではなく、ウイズコロナアフターコロナ社会をどう描き、どのような方向に投資をしていくことが有意義であるか、しっかりとイメージしながら対応する必要があると考えております。 国の緊急事態宣言に基づく外出自粛要請以降、様々な企業がICTを活用した在宅勤務、いわゆるテレワークの導入を推進しました。このような取組の成果やメリット、デメリットについては、部門により様々な議論や整理があろうかと思いますが、感染予防のためには今後も3密を防ぐなど、人と人との接触に配慮する必要があるため、中長期的にはさらなるテレワークの普及とともに新しい働き方社会に定着していくと考えております。 このように、コロナ禍を契機として、人の移動や接触が減少する一方、情報化デジタル化が加速するなど、人の行動や社会在り方が大きく変化していくことは確実であります。テレワークの拡大を一例としても、大阪都心の職場に向かうことなく、交野市内の様々な場所を職場とする市民が増えることも十分考えられます。 このような新しい社会をイメージすると、市民誰もが無料でネットワークに接続できる環境と、そのネットワーク上で行政や民間の様々なサービスを享受できる基盤整備をすることも、今後を見据えた市の経済対策として必要となってくると考えております。 本市におけるコロナ支援の第一弾は、様々な困難に対する緊急的な支援、補填といった視点もありますが、今後はこのような新しい社会在り方をイメージした中で、投資的かつ積極的に支援仕掛けが必要と考えますが、市のお考えをお聞かせください。 4点目、教育環境の整備についてお尋ねをします。 ウイズコロナアフターコロナ時代と呼ばれる世の中では、教育環境は変わっていかざるを得ないと考えております。交野市としてはどのようにお考えなのかお聞かせください。 最後に、災害対策についてお尋ねします。 避難所の開設については、市での開設のほか、地区による自営避難所の開設もされておりますが、この自営避難所への対応についてはどうお考えなのかをお聞かせください。 以上、後ほど再質問関連質問をさせていただきます。 ○議長(久保田哲) 答弁者、倉澤副市長。 ◎副市長(倉澤裕基) 市民クラブ野口議員のご質問、新型コロナウイルス感染症対策について、順次ご答弁申し上げます。 まず、1つ目の行政における働き方についてでございますが、本市におけるコロナウイルス感染症での感染予防策では、まず初めに、3月上旬より出勤時間を前後1時間ずらす時差出勤制度を導入いたしました。 また、国による緊急事態宣言が発令されたことに伴い、職員、会計年度職員を含め、各部署において4割削減を目標として自宅で資料作成企画書作成などの仕事を行う在宅勤務を導入し、在宅勤務が困難な職場におきましては、空き会議室などを利用して、勤務職場を分散して業務を行ったり、環境部におきましては、執務室環境事業所乙辺浄化センターとに分かれて業務を行ったりと、できる限り密を避ける取組を実施したところでございます。また、各執務室におきましても、窓口職場につきましてはマスク着用の徹底や窓口にシールドを設置するなど、感染拡大の防止に努めたところでございます。 次に、2つ目公共交通への対応についてでございますが、先日、担当部路線バス事業者タクシー事業者との間で意見交換の機会があり、バス事業者タクシー事業者としての新型コロナウイルス感染症対策利用状況等をお聞かせいただいたところでございます。 新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言に基づく外出自粛により、路線バス事業者からは、4月における京阪バス全体の売上げは前年度と比較して5割以下の減収、タクシー事業者についても、4月の利用につきましては前年度と比較して5割以下となっております。また、両事業者ともに、拡散防止対策として、全ての車両に消毒等の対策を講じており、費用負担も含め非常に厳しい経営状況であると聞いております。 次に、3つ目経済対策についてでございますが、議員ご指摘のように、今回の新型コロナウイルス感染拡大におきましては、これまで当たり前だった社会、経済、教育活動などの機能が停止され、これを回避して活動を継続できた部門は少数だったと認識しております。 これを受けて、現在は官民を問わず、感染防止対策をしながら活動を再開させるべく、様々な手法が模索されている状況であり、今後も、長期にわたりウイルスとの共生に向けた取組が続いていくものと考えられます。 新しい社会という視点についてですが、本市としましても、今回の事象を通じ、義務教育現場における遠隔授業などのICT可能性について認識を深めるとともに、市役所における非常時の働き方やそのための基盤整備など、直接その変化や必要性を感じているところでございます。 議員のご指摘にもありますICTネットワークを活用した新しいまちの基盤づくりについても、これまでの一連の社会の変化を踏まえると、様々な課題を解決し、暮らしを前に進める可能性を秘めた取組であると考えられます。 今回の感染症の影響は依然として継続中であることから、支援を求めている方々への対応、対策を着実に取り組むことが優先されるものと考えますけれども、並行して、市を取り巻く状況コロナ対応の全体像を分析するとともに、加速化する社会暮らしの変化を踏まえ、議員のご質問にもございますコロナ後の新しい社会における市の役割や投資的な仕掛けについて、しっかりと調査、研究を進めていくことも必要と考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。 次に、4つ目教育環境の整備についてでございますが、今般の新型コロナウイルス感染症に係る臨時休業により、学校では従来の対面による授業が実施できないことから、子供たちの学びを保障するため、ICTを活用したオンライン授業の導入の必要性を実感することとなりました。 そのようなことから、子供たちの自学自習の支援につなげるため、早速、学校の教員や教育委員会指導主事授業動画を作成し、6月9日現在、小・中学校合わせ9教科、80本の動画を市のホームページに掲載しております。また、家庭学習で活用できるプリント配信サービスの提供を図りました。 今後につきましては、さきの臨時議会にて予算を可決いただきました未来の教育ICT環境整備推進事業におきまして、全児童・生徒及び教員にタブレット端末を導入し、ICTを活用した学習環境を整備いたします。これにより、子供たちにとって、いつでも、どこでも学べる環境につなげることができると考えております。 今、学校は再開し、対面による授業も既に実施されておりますが、アフターコロナの時代におきましては、教室という場に集まって行う教育で何をすべきかを問い直しながら、教育の質を改善し、子供たちの健やかな学びを保障するため、ICTを適切に活用した学習指導を継続、発展させるべく支援してまいりたいと考えております。 次に、5つ目災害対策についてでございますが、地区による自営避難所は、土砂災害警戒区域を有する地区による取組で、市が指定する指定避難所とは別に自治会等が自主的に開設し運営する避難所で、これまでの星田山手及び妙見坂地区に加え、今年度は新たに妙見東地区でも地区の会館を使用して開設を予定されております。それぞれの地区の皆様には安心・安全への取組、ご協力に感謝しております。 運営につきましては、地区の皆様による自主的運営となりますが、この中、自営避難所においても、土砂災害警戒への対応とともに、新型コロナ防止への対応を取っていただく必要がございます。その対応につきましては、避難者同士の間隔を取ることや、定期的な換気、消毒液の設置など、感染症対策について事前に市との情報共有を図るとともに、マスク消毒液等の物品を提供するなど、地域と市の連携により感染予防対策を図ってまいります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) それでは、随時、質問のほうをさせていただきます。 まず、働き方についてということで、緊急事態宣言も一定終わったんですが、単純な質問なんですが、今はもう元の状態に皆さん戻っておられるんでしょうか。 ○議長(久保田哲) 松下総務部長。 ◎総務部長松下篤志) 今現在の市役所の中での勤務形態でございますけれども、ほぼコロナウイルス前の勤務状態に戻っているところでございます。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) なぜ戻されたんでしょうか。 ○議長(久保田哲) 松下総務部長。 ◎総務部長松下篤志) 一応、コロナウイルス対策において在宅勤務等は実施していたところでございますけれども、窓口職場とか現場業務等々で、そういう市民の方と接する機会等が多いということと、それから在宅勤務をしておりまして、今現在、その課題、それから効果、それから将来性等について検証しているところでございますけれども、なかなか在宅勤務等をしている場合においては業務を先送りしていたというふうなこともございましたことから、今現在は通常業務に戻しているところでございます。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) コロナは終息していないんですよ。まだまだ3密を守れというような指示が出ているわけです。少なくとも民間企業の多くはまだ元には戻していないですね。一定見直す中で、ここは出勤しないといけない、ここは在宅でいこうという形で、まだ元には戻していない。ちなみに、私の籍を置いている会社はまだ7割は在宅です。テレワークやっています。 いろんなテレビで言われていますけれども、元には戻らないと言うてはるんです、ウイズコロナコロナと共存する社会と。その中でなぜ元に戻したのかと、私分からないです。やっぱり走りながらでも、新しい働き方というのを見いだしていくべきだったと思うんです。 そういった意味において、いま一度きちんと考えてもらって、本当にこれからの働き方というのはどういうことなのか。それは元に戻すのが一番簡単なんですよ、何にもする必要ないから。でも、世の中は元に戻れないと言っているんですから、じゃ戻れない中で、3密を守った中で、ウイズコロナ働き方というのを考えていくのが、やっぱりこれからの、特に地域を引っ張っていく行政としては、先頭に立ってそのことをやっていただきたいというように思っておりますが、今後の進め方についてお教えください。 ○議長(久保田哲) 松下総務部長。 ◎総務部長松下篤志) 今後の進め方でございますけれども、先ほども答弁させていただきましたけれども、本市においても在宅勤務等の新たな試みを行ったところでございまして、今現在、その課題等につきましての検証はしているところでございます。 先ほども申しましたけれども、本市のように窓口職場とか、それとか現場職場などを抱える基礎自治体につきましては、全ての部署において、なかなか在宅勤務などの新たな働き方の導入というのは難しいというふうなことで考えておりますことから、検証結果を基に検討を進めてまいりたいと考えておりますけれども、まずは公共施設等ネットワーク環境の整備から始める必要があるとは認識しているところでございます。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員
    ◆11番(野口陽輔) 要は、これから働き方改革に取り組んでいくという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(久保田哲) 松下総務部長。 ◎総務部長松下篤志) 先ほども答弁させていただきましたけれども、今、検証中でございまして、できることから一応進めてまいりたいというふうなことでは考えているところでございます。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) これ本当に期待してよろしいでしょうか。どうも答弁聞く限りにおいては、僕はできそうもないん違うかなというふうに感じざるを得ないんですけれども。少なくとも在宅勤務をやっておられる中小企業の方々の在宅勤務状況を見ますと、そんなネットワーク環境なんか整っていないですよ。ノートパソコンも持っておられません。会社からデスクトップパソコンを一生懸命持ち運んで、家で在宅勤務をされていますよ。そういった中で、様々な働き方を、今、見いだしているような状況なんです。きちんと検証も必要ですけれども、走りながらやっぱりこういうものは見えてくると思うんで、ぜひ早めに業務の見直しを行っていただきたいというように思いますけれども、その業務改革を今後進めていく中で、一つのキーワードが働き方改革だと思っているんです。働き改革というのは一体何だろうなというのを、やっぱり私自身も大分考えたんですけれども、市としては働き方というのは一体、一言で言うと本質的なところは何だと思っておられますか。 ○議長(久保田哲) 松下総務部長。 ◎総務部長松下篤志) 働き方というふうなことのご質問かと思いますけれども、なかなか難しいことでして、ワーク・ライフ・バランスというふうなことも考えながら、いろいろな職場とか生活実態に合わせた働き方を考えていかなければならないというふうなことかと理解しております。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) 働き改革というのは、一言で言うと、いい仕事をするためにやるんですよ。これ、よく経営者の方々勘違いするんですけれども、それで人を減らすとか、人件費を減らす、いわゆる固定費の削減のために働き方改革をやるとよく言われるんですけれども、何のためにやるかというと、一番はいい仕事をするためなんです。そのためにテレワークをやったり、もしくはオフィス環境をよくしたり、結果としてクオリティーの高い仕事ができると。そこのところの本質的な部分、あくまでも効率性を求めるために業務を変えていくんじゃないと。そこの本質的なところを忘れずに進めていっていただきたいなというように思います。 それともう一点、これはちょっと直接的には関係はしないんですが、その働き方の部分で、最近つくづく思うことがあって、昼休み、庁舎が暗いんですよ。ころっと内容が変わって申し訳ないんですが。昼休みだけですかね。2階なんかはもう真っ暗になっているんですね。これ、節電の取組の一環だと思うんですけれども、お客さんが来られて、市民の方が来られて、いや、ここ、今の時間帯真っ暗やけど行っていいんやろうかどうかと、職員の人に話を聞いていいんだろうかというような雰囲気になっとるんです。 確かに節電ということで電気を消しておられるんでしょうけれども、本当にそこまでする必要があるのと。昼休み、職員の皆さんも真っ暗のところで休憩してはると。市民は市民で、え、これ本当に今、行っていいんだろうかどうかという雰囲気になっておると。いま一度、この点、考え直してもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(久保田哲) 松下総務部長。 ◎総務部長松下篤志) お答え申し上げます。 本市におきましては、全庁的にエネルギーの消費抑制に努めているところでございますけれども、本庁2階等の昼休みの消灯につきましては、来庁者の方の接客とか対応はもとより、職員の衛生管理面職場環境等を考慮いたしますと、一定改善の必要があると考えますことから、関係部署と今後協議をしてまいりたいと考えております。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) はい、よろしくお願いします。 続きまして、公共交通についてということで、これはもうさらっといきたいと思うんですが、先ほど答弁ありましたけれども、公共交通機関が大変な目に遭っておられると。私の知り合いの旅行業者の社員も、夏のボーナスはゼロなんですと、もう残業手当もなしと、今は基本給のみでこれから数か月やらなあかんと。このことを聞くだけも非常に厳しい経営環境にあるというのは分かるんですけれども、国の2次補正ですか、そちらのほうでも様々な検討をなされておられると聞いておりますので、ぜひ、そちらのほうでの何らかの支援をしていただきますようよろしくお願いします。いかがでしょうか。 ○議長(久保田哲) 竹内都市計画部長。 ◎都市計画部長竹内一生) お答えいたします。 市としては、外出自粛により利用者が減少している中においても、公共交通機関としての社会的責務を果たしていただいていることにつきましては大変感謝しております。 一方、公共交通といたしましては、広域的なエリアを担っていただいていることもあり、広域行政機関としての大阪府や他市の動向を踏まえ、公共交通に対する支援策について注視してまいりたいと考えております。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) 続きまして、経済対策についての質問に移ります。 テレビ等でよく言われるんですけれども、今後の社会がどうなるかというと、よく言われる言葉で、人の移動が減って物の移動が増えて、そして情報の移動がさらに増えると、そういう社会になりますよと、いろんなことはおっしゃっておられます。 今回の新型コロナウイルスで何が一番影響を受けたか。大きくいろんなところで影響を受けているんですけれども、大きく2つですよね。1つは、働く方々が職場に行って仕事ができなくなった。子供たちが学校に行って勉強できなくなった。この2つが大きく影響を与えたと。しかしながら、何とかそれを補ってきたのは、いわゆるテレワークであり、今後、教育委員会もやられますけれども、ネットワークというものがこういった社会の問題を解決しようとしてくれたというのが大きな点だと思います。 先ほど総務部長のほうから、なかなか難しいですよ、テレワークはというのをおっしゃいました。私、ちょうど1週間前、中小企業テレワークをやっておられる方々と意見交換をさせていただきました。3社の方々です。年齢的には男女大体40前後、30代から40代。3か月前、突然上司から、あさってから在宅勤務というのを言われていきなり始まったそうです、在宅勤務が。そのときに、非常に印象的なことをおっしゃったんです。最初はオンラインでどんな仕事ができるんだろうかというので悩んだと。3か月たった今、彼女、彼らが言っていることは、オンラインでできない仕事は何なんだろうかというようなステージにもう移りましたと言っているんです。オンラインでできるやないかと。 その中の1社は大阪市内のビルに3フロアほどお借りして仕事をなさっておられるようですけれども、もう既にワンフロアは返す予定になっておられるようです。要は、もうテレワークが一定落ち着くと、フロアもそこまで要らんということで、そういうふうな見直しにかかっているそうでございます。いわゆる、我々が知らない世界で、世の中はもうどんどんネットワークが進んでいっておるというような現状です。それを聞いたときに、もうこれは一定テレワークというのは、これから定着するなというように思っています。 それと、余談ですけれども、新庁舎の整備、これからかかりますけれども、本当に新たな仕事をしていく中で、あれだけのスペースが本当に要るのかというのも、やっぱり見直す必要があるんだろうなと、このように思っております。 教育関係は後ほどお話をしたいと思いますけれども、やはり今、市のほうで様々な取組を、新型コロナウイルスで困った方々へのご支援を、もちろんこれはしていかなあかんことだと思います。しかしながら、やっぱり次の社会を見据えたこのネットワーク社会というものをしっかりイメージして、そこにどう投資していくかということを真剣に考えていってほしいというように思っています。 既に進んでいる自治体においては、テレワークセンターの建設に取り組んでおられます。特に、これはもう政策としては目的は1つです。働く方々を助けるだけじゃなくて、移住促進策なんです。テレワークセンターを造ることによって、そこに移住してもらうと。そのことを考えると、やっぱりテレワークの一つもできないようなまちには、今後、人は住まへんの違うかなというように思っております。 もうこの辺は勉強されているかと思いますけれども、様々な形態を考えて取っているところがあります。市としてテレワークセンターを建設しているところ、空き家を活用して様々な業種の方々がテレワークをしようとされているところ、民間企業と自治体が提携して、ある空き家を一定民間企業テレワークの作業所として使わせているところ、様々なテレワーク環境というのを先進的な自治体、特に田舎に行けば行くほどそういうような取組に進んでいると思っております。ぜひ、交野市としても、そういうところにしっかりと投資をしていただきたい。 また、商売においても、今回、若い子がクラウドファンディングのデリバリーサービスを始めました。昔からあるサービスとはいうものの、この市場は大きな市場に今後育っていくと思います。そういうところへの仕掛けの一つとしても、やっぱりネットワーク環境の整備というのは、これからの社会には電気、水道、ガスと同じような社会インフラの一つになっていくことは間違いございませんので、ぜひ様々なところを見ながら、市のほうはこういうところへの投資というものをしっかり進めていっていただきたい。何かがあるからそこにお金を出すじゃなくて、お金を出すことじゃなくて、仕掛けをしてみんながもうかってもらう、みんなが助かってもらう、このようなところにお金の投資をしていただきたいというように思っておりますけれども、企画部長、いかがですか。 ○議長(久保田哲) 近田企画財政部長兼新庁舎整備室担当部長。 ◎企画財政部長兼新庁舎整備室担当部長近田邦彦) 今、様々な事例もおっしゃっていただいて、交野市においてもそのような取組というのは、将来的には恐らく必要にといいますか、それが自然にといいますか、なってくるものかなというふうには考えてございます。 あと、環境整備というところと併せて、当然それを使う側の我々職員も含め、市民の皆さん、事業者の皆さん含め、そこの考え方の変化というか、醸成というところも必要になってくると考えておりますので、前向きにその変化に向けた取組、検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) 単純に言いますと、私の在籍しています会社の社員は、交野市に大体ざくっとですけれども500人ぐらい。今、300人ぐらいは、今、この時間帯も交野で仕事をしているんです。彼らが、彼女らが言っているのは、忙しいと言っているんです。私は在宅勤務をやったら暇かなと思っていたんですけれども、とんでもない、大変ですよと、もう成果主義になるんですと。 どういうふうな1日を過ごしているかというと、朝一番、パソコンつないでみんなで画面出して、まず朝一番のミーティングやるんです。そして、一人一人が今日1日の業務内容を共有し合うんです。時間が来ると、今度、夕会が始まるんです。一人一人が何をしたか、何ができなかったかを全部やるんです。これはもう大変やと。しかも、昼間はずっとパソコンと資料と電話を持ちまくって業務を進めているらしいです。これは、ある一面本当に大変だけれども、みんながどんな仕事をやっているか、どういう進捗をやっているかと、非常にこれは、ある意味クオリティーは高くなってきていると思うというようなことをある方がおっしゃっていました。ぜひ、そういう環境ができるような取組を進めていただきたいなというように思っております。 続きまして、教育環境についてご質問をさせていただきます。 今現在、今後タブレットも導入されるということで、いろんな可能性を秘めているというように私は思っておるんですけれども、そこでお尋ねしたいんですが、今後、学校の授業の在り方などあらゆる可能性が、タブレットをもってネットワークでつながることによって広がってくると思われますが、具体的にどのようなことができるとお考えでしょうか。 ○議長(久保田哲) 足立学校教育部長。 ◎学校教育部長足立多恵) お答えいたします。 今年度、本市において整備いたしますタブレット端末は、LTE回線を活用しておりますことから、いつでも、どこでも学べる環境が整います。学校内はもちろん、校外学習や修学旅行など校外での活用も可能となります。また、授業中、質問や発言が苦手な子供たちの意見も生かされたり、登校しにくい子供たちが家庭等でタブレット端末を活用して授業を受けやすくなります。 さらに、このたびの新型コロナウイルスをはじめ、その他の感染症や災害の発生による学校の臨時休業等の緊急時におきましても、学習用タブレット端末の活用により家庭学習を課すことや学習状況の把握を行うことに加え、オンライン授業を実施することで、全ての子供たちの学びを保障する環境を実現できると考えております。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) 非常に面白いと言ったら言い方おかしいんですけれども、この教育行政というのが、子供たちの環境が変わることによって非常に未来が明るいなというように思っているんです。これ、私が勝手に想像しているんですけれども、例えば、前も言ったかも分かりませんけれども、少し体調が悪くて学校に来れない子供も、無理して見る必要はないですけれども、タブレットを家で見ながら先生の授業を受けられるとか、ひきこもりの子も家で授業を受けることができるとか、みんなの前で手を挙げて質問をすることができない子も、後から先生にメールで聞くことができると。そして、元気で学校に行って授業を受けた子も、帰ってきてもう一回先生の授業を見ることができるというようなことで、子供たちの学ぶ環境というのは私はさらによくなっていくだろうなというようには思っておるんですが、一方では、そう考えると、勉強する子はどんどん勉強していく、勉強しない子は全然勉強しないというような格差も出てくるんだろうなという懸念も持っております。 そういった意味において、いわゆる、もう学校自体が365日、24時間、子供たちとつながっていくというような教育環境になっていくわけですが、教育行政の在り方というのがこれから大きく問われてくると思うんですが、教育委員会のお考えをお聞かせください。 ○議長(久保田哲) 足立学校教育部長。 ◎学校教育部長足立多恵) お答えいたします。 子供たち社会に出て活躍する近未来というのは、答えが予測できなかったり、答えが1つとは限らない、そういう時代であります。そのような時代を生きる子供たちが身につけるべき力というのは、物事をじっくり考え判断し、相手に分かりやすく伝える力ですとか、他者を認め対話し、協力し合いながら課題を解決する力でございます。 タブレット端末は、そのような力を子供たちに育成するための一つの道具であり、タブレット端末を効果的に活用して子供たちの学ぶ意欲を高め、多様な子供たち一人一人の理解度に合った学びの実現というのが求められております。このようにタブレット端末を活用することで、子供たちの学び方が変わり、広がる一方で、議員がご指摘しておられますように、今後、様々な検討課題も表出してくるものと考えております。 教育委員会としましては、このたびのタブレット端末の整備を新たなスタートとして、決まった学習方法でいかに学ばせるかというのではなく、どのような学習方法がその子供に最適なのかを考え、その子供につないでいくということを実現してまいります。そのために、ハード面だけでなく、ソフト面、それから指導体制、これらが一体となった施策を推進してまいります。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) ちょっと切り口は変わりますけれども、小中一貫校の建設にこれから取り組まれていくわけですけれども、今回のコロナの件を受けて、どのようなコロナ対策を考えておられるのか、教育委員会状況についてお教えください。 ○議長(久保田哲) 和久田学校教育部長。 ◎学校教育部長和久田寿樹) お答えいたします。 第一中学校区の施設一体型小中一貫校の整備につきましては、新型コロナウイルスの教訓も踏まえつつ、昨年度策定いたしました交野市立第一中学校区魅力ある学校づくり事業基本方針・基本計画に基づき進めてまいりたいと考えております。 魅力ある学校づくりの基本方針の一つに、質が高く、自然と「つながる」、安全・安心・快適な学びができる学校づくりという方針がございます。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、いわゆる3密を避けるため、自然換気や機械換気を十分に取り入れた施設となるよう、各教室や屋内運動場も含めて学校施設全体の開放性や換気についても検討するとともに、空調機器についても屋内運動場を含め検討してまいりたいと考えております。また、ICT環境の整備や地域とともにある学校などといった新たな教育環境にも対応できる整備を検討し、魅力ある学校づくりの実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) 1点、その中でプール、何かプールがいきいきランドで行われると、こういうふうに聞いているんですけれども、それに対して反対される方もたくさんおられると。たくさんかどうか分かりませんけれども、数を数えたわけじゃないので。いきいきランドのプールを活用することになった経緯について、少しだけお教えください。 ○議長(久保田哲) 和久田学校教育部長。 ◎学校教育部長和久田寿樹) お答えいたします。 基本方針・基本計画の策定段階において、地域や保護者、教職員から広く意見を聴取する場、意見交換をする場として協議会を設置し、ワークショップ形式で取り組んでまいりました。地域協議会や教職員協議会においては、学校内にプールは必要ない、いきいきランドのプールを利用するといった多くの意見がありました。そのため、学校のプールの授業をいきいきランドのプールで実施することが可能か、児童・生徒の健康や安全面、学校内に設置した場合といきいきランドのプールを使用した場合のイニシャルコスト、ランニングコストのコスト比較、そして教職員の今後の負担軽減にもつながる可能性など、教育的効果、費用対効果など様々な視点から検討した結果、学校敷地内にプールは設置せず、プールの授業はいきいきランドのプールを使用するといった結論に至ったところでございます。また、インストラクターによる専門的な指導も検討し、新校だけでなく他の小・中学校へも、その効果を広げられないかということも検討をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) 状況を教えてもらいたいんですけれども、敷地内でプールがないとあかんと、外のいきいきランドを使うのはいけないと言っておられる理由は何なんですか。僕もよく分かっていないんですけれども。そういう声は入っていませんか。なぜそれがあかんと言うてはるんですか。駄目と言っておられる方の理由は聞かれましたか。 ○議長(久保田哲) 和久田学校教育部長。 ◎学校教育部長和久田寿樹) 様々な場面でプールはなぜ学校に設置しないかというようなご意見をいただいているところではございます。多くは、本来は学校にあるべきものという考えの下で授業の体制とか、またいきいきランドまでの安全面などをご心配されているというふうに聞いているところでございます。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) その反対理由というのは理由になっていないですよね。大事なのは、子供たちに水泳という授業を教えることが目的であって、敷地内にある、ないというのは全く関係ない。もちろん移動に当たっての安全確保はしないといけないんですけれども、ぜひいきいきランドのほうで水泳の授業をやっていただきたいというのと、できれば、私はもっと外に出て海で授業をやってもらいたいぐらいなんです。やっぱり海で泳ぐことの楽しさ、怖さ、そしてそこで人命救助。僕は年1回ぐらいはやっぱり海へ行って、砂場で遊ばせて、それで地べたというか、足がつかない怖さとか、波に乗って泳ぐとか、そういう場所がどうこうじゃなくて、本当に子供たちの泳ぐことの楽しさ、難しさ、危険さ、そういうことをぜひどんどんやっていただきたいなと。場所の問題じゃないと思っていますので、ちょっと気になりましたので聞かせていただきました。ぜひ進めていただきたいというように思っています。 教育長、何かお話ししたいですよね。どうぞ。 ○議長(久保田哲) 北田教育長。 ◎教育長北田千秋) ご発言の機会を与えていただきましてありがとうございます。 ご存じの方も多いかと思うんですが、先日、私、新聞の記事を読んだんですが、アメリカのほうではコロナのこの困難を前向きに捉えるということで、高校、大学の卒業式にアメリカの有名人の方がはなむけの言葉を送ったということが載っていました。例えば、オバマ前大統領なんかは、これまでのやり方はこうだったと説教する人はもういない、これからの世界は君たちがつくるというメッセージを送ったそうです。 つまり、大人が古い固い頭でこれまで当たり前だと思っていたことが、これからは通用しない。そういうコロナの後の世界を生きる子供たちには、やはり想像力が必要だと思います。その想像力を生むためには、固い頭の大人が柔軟に子供のために知恵を出さないけないというふうに考えます。 今回、先ほど質問いただきましたけれども、LTE端末、タブレットを導入いたしますけれども、この計画は半年前からつくっております。その当時は、ほかの市は国の補助を受けられる学校のLAN工事とタブレット端末をセットで計画しておりました。ただ、交野市は教育委員会、市長部局ともに工事の要らないLTE方式で早期の導入ということを考えたわけです。市長のほうも通信費は全て市が負担するということで決断していただきました。今回、議会の理解を得てタブレット早期導入となったわけですけれども、それもやっぱりほかと同じではなくて、大人が知恵を絞った結果だろうというふうに考えます。 タブレットの導入にしても、小中一貫校の建設にしても、多額の予算が必要になります。でも、そのお金、予算というのは、子供たちの希望あふれる未来、つまりは交野の未来への投資、そのために必要な投資だと考えています。コロナがあった、悪いふうにも取ることもできますけれども、コロナがあったから必要な整備をしてもらえなかったとか、あるいはコロナがあったから新しい学校を造ってもらえなかったではなく、コロナを教訓に、コロナがあったからこんな学校ができた、こんないい学校ができたとか、あるいはこんな設備が早く入ったとかいうふうになればいいなと考えております。 先ほど、冒頭に申しましたけれども、前向きなメッセージ、これを大人が出すことが子供にとっていいことやと考えますし、前向きなメッセージを出せなかった、それは子供にとっては不利益だと考えます。今後も施設整備につきましては、様々な方の協力を得ながら、お知恵を拝借しながら進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(久保田哲) 11番、野口議員。 ◆11番(野口陽輔) 全くそのとおりだと思います。その言葉をそのまま、企画部長、そして総務部長、前向きに捉えてもらいたい。皆さん方の、部長さん方の考え方というのは、必ず部下に浸透するんです。やっぱり管理職の皆さんが前向きなメッセージを出すということは、それに基づいて職場の方々も前向きな仕事をするわけであって、教育長のお言葉をそのまま市のほうへお返ししたいと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいなと。 それともう一点、今、教育長が答弁されましたけれども、私がこういう話をすると、野口議員の話は壮大過ぎるというふうに言われるんですけれども、ねえ、副市長、壮大過ぎて怒られるんですけれども、タブレットを持つということは、これものすごい可能性と、人と人とをつなげていく可能性があるんです。交野市内だけで僕はこれを活用していく、小さくまとまらんといてほしいと。タブレットをもってネットワークにつながるということは全世界とつながるということなんです。いわゆるグローバルコミュニケーション、こういった部分においても大いに僕は活用できると思うんです。国内でも様々な市町村の子供たちとつながる、行かなくてもつながることができる。海外の子供たちともつながることができる。様々な活用を大きく前に進めていってチャレンジをしていっていただきたいなというように思っていますので、ぜひ教育行政についてこれから期待をしていきたいというように思っております。 以上で、私からの質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(久保田哲) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 来る29日は午前10時から本会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。どうもお疲れさまでございました。     (午前10時52分 散会)...