平成 8年 10月 定例会(第3回)1.開議 平成8年10月29日午前10時00分1.出席議員 (議席) 1番 辻本護邦 2番 大岡元七郎 3番 栗原俊子 4番 有井貞登 5番 白岩陽太郎 6番 山添武文 7番 吉坂泰彦 8番 大中寛次 10番 中上さち子 11番 小林弘子 12番 笹倉 徹 13番 堀 憲治 14番 渡辺利雄 15番 稲田美津子 16番 浅田一介 17番 竹内友之輔 18番 山口幸三 19番 岩本健之亮 20番 谷 秀夫1.欠席議員 9番 吉井治海1.
議会事務局職員出席者 局長 林 充彦 次長 雲川安晃 主幹 菱田 仁 係長 前田秀雄 事務職員 福田美樹1.法第121条による出席者 市長 北田輝雄 助役 田中宏治 助役 阪長 保 収入役 奥西正明 教育長 永井秀忠 理事兼総務部長 中奥正孝 理事兼市民生活部長 橋川英男 理事兼環境事業部長 北岡 紘 理事 金谷行允 理事兼国体室長 河野幸恵 理事兼
水道事業管理者 理事兼会計室長 梅本 賓 小寺 有 職務代理者兼水道局長 市長公室参事 市長公室長 高島康光 山本光茂 兼秘書室長
農業委員会事務局長 行財政改革・まちづく 阪長 敏 兼
市民生活部参事 大門喜雄 り
研究会担当部長 兼農政商工課長
保健福祉部長 都市整備部長 中村由美子 林 隆 兼福祉事務所長 兼土地対策課長 下水道部長 土木部長 奥田鐵彦 山本富一 兼
天野川清掃工場長 同和対策室長 下水道部参事 辻 勝昭 川崎勝博 兼
人権擁護推進室長 特別事業対策室長 小川武士
特別事業対策室参事 加嶋喜市 総合体育施設 森本恭司 教育管理部長 松本雅文 整備推進室長 生涯学習推進部長 武田博甫 学校教育部長 米田奉尚 兼図書課長 市長公室副参事 消防長兼消防署長 北田樹徳 佐治秀隆 兼企画調整課長 市民生活部副参事 兼
環境生活課長兼 総務部次長 北田照夫 公害・水質係長兼 栗田崇彦 兼総務課長兼財政課長 消費・環境衛生係長 兼水質検査室長
保健福祉部次長 環境事業部次長 兼
高齢者対策課長 柴野東樹 雲川勝巳 兼
リサイクル推進室長 兼
高齢者福祉係長 土木部副参事
都市整備部次長 福山敬三 兼土木総務課長 菊崎直哉 兼
まちづくり室長 兼庶務係長
教育管理部次長 兼
教育総務課長 加地健彦
学校給食センター所長 森田安弘 兼保健給食課長
学校教育部次長 消防本部副参事 大橋 進 谷 義明 兼指導課長 兼副署長兼予防課長 消防本部副参事 谷崎正夫 人事課長 堀井英明 兼副所長兼予防課長 課税課長 根本謙次 納税課長 中林善造 兼
固定資産税係長 市民課長 林 幸正 保険年金課長 西川 豊 健康増進課長 松本孝則
機能支援センター所長 今堀忠蔵 兼
健康づくり係長 リサイクル推進室課長 吉井幸男
乙辺浄化センター所長 野島正文
まちづくり室主幹 山本辰男 開発指導課長 橘内博一 緑地公園課長 道路課長 山下 清 三宅 昇 兼公園係長兼緑地係長 河川水路課長 下水道課長 奥野隆雄 青木国光 兼管理係長
同和対策室次長 総合体育施設 田中淳一 西川與志彦 兼
人権擁護推進室次長 整備推進室主幹 幼児対策室長 片岡弘和 国体室主幹 橋本時博 国体室主幹 福井得司
水道局庶務課長 島本通弘議事日程平成8年10月29日日程第1 一般質問 (午前10時00分 開議)
○議長(谷秀夫) おはようございます。これより本日の会議を開きます。まず、事務局から本日の出席状況を報告いたさせます。事務局長。
◎事務局長(林充彦) おはようございます。議員の出席状況をご報告申し上げます。本日の会議出席議員は19名で、吉井議員は病気のため欠席の旨、届け出がございました。以上、報告を終わります。
○議長(谷秀夫) 本日の議事はお手元に配布いたしました議事日程のとおり定めておりますので、ご了承願います。 日程第1 一般質問を行います。3番目の質問者、
市民クラブ吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) おはようございます。市民クラブを代表しまして一般質問をさせていただきます。 それに先立ちまして、先に行われました
衆議院議員選挙について一言、理事者をはじめ職員の皆さんにお礼を申し上げたいと思います。新しい選挙制度でいろいろと戸惑いもあったろうと考えますが、ご協力によりまして無事選挙事務を終了することができました。本当にありがとうございました。その後いろいろと政治的な動きが表面化いたしまして、これからどのような政府ができ、そして政治が行われるのか。そのことによって交野がどうなるのかという注目を私たちはしたいと思っております。 この選挙が終わり、私が考えましたことは、交野に住む人たちは本当に嘘のつけない人たちばかりだなと思ったことであります。小選挙区で獲得された票数がそのままというんですか、ほぼ比例区の票に表れているということでございます。言い換えれば、このような人たちとともに交野のまちづくりを考えていけば、本当によいまちづくりができるだろうということを確信した次第であります。 また、私がこの議場に登壇させていただいて1年になります。この1年間、議会内外でいろんなことがありましたが、大過なく過ごせましたのは市民や先輩、同僚の議員は言うに及ばず、市長をはじめ理事者、そして職員の皆さん方に大変お世話になったことを、この場をお借りして厚く御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。 さて一般質問に移りますが、この社会で最も貴重な存在は人間であります。人間がどのように行動するかによって、この社会はどのような社会になるかが規定されております。人間の一生は大きく分けて幼年期、青年期、壮年期、老年期の4つになると思われます。高齢社会と言われるように人生80年は当たり前となりました。幼年期、青年期と言われる期間は今までとほとんど変わりなく、壮年期と老年期はますます長い期間となってきています。この壮年期と老年期の生き方を決める大きなポイントは、幼年期と青年期をいかに過ごしてきたかということが大きな比重を占めるのではないかというふうに言われております。そういう意味でこの時期の教育は絶対的に不可欠なものと思われます。家庭での教育、公的または私的な教育機関での教育、それとあわせて重要なのは地域社会での教育であります。 本日この場で問題にしたのはその地域社会での教育であります。皆さん思い出してください。自分がどのように育ってきたのかを思い出してください。学校で勉強することも大事なことでしたが、休日やまた放課後、家に帰って同級生や隣近所の友達としゃべったり、遊んだりしたことがどれほど大事なことであったか。私たちはそんな中で人格が形成されていったのではないでしょうか。最近、子供たちの非行が多いと聞きます。子供たちを取り巻く状況は私たちの頃とは大きく変わっていることが原因ではないかと言われています。共稼ぎ家庭が多くなり、親の目が届いていない。親や地域の人が子供に無関心だ。塾通いが当たり前になって、子供同士遊ぶ時間がない。遊ぼうにも子供がいない。試験の点数中心に子供の能力が判定され、親も学校も、そして先生もそのことを煽っているなど、多くの要因が言われています。 そんな中での子供たちの非行と言われるのは、自転車やバイクの窃盗、万引、喫煙、シンナー遊びなどです。皆さん思い出してください。学校の帰り道によその家になっている柿の実を取って食べたこと、それがばれて叱られたこと、悪いこととは分かりつつも、面白いからそんなことをしたんではないでしょうか。決して空腹のためにしたんではありません。そして隣近所の大人や先生に叱られたことによって、したらあかんということを学んだのではないでしょうか。同時にその件は子供たちが謝ることで一件落着したんではないでしょうか。 ところが現在は大人の対応が違っておるのです。大人は子供たちのそのような行為を犯罪とみなし、警察に通報し、補導をしてもらうのです。子供たちの対応も昔と違って暴力的だから警察に通報するんだというご意見もあるでしょう。しかし根底的に非行をする子は悪い子だ。子供であってもそれを取り締まるのは警察の役目だという意識があるのではないでしょうか。補導されればその子供は前科一犯として友達の間で扱われるようになるのです。非行した子供たちの個々の日常を見れば、なんであの子がという事例が圧倒的に多いのはご存じだと思います。そしていつの間にかそのような体験をした子供たちはグループを作り、それこそ非行集団を形成するようになるのです。そのようなグループに暴力団などが魔の手を伸ばしてくるのではないでしょうか。 私が言いたいことは、子供たちの非行と言われる事象を犯罪の取り締まりではなく、教育的指導の観点から見て対処できないだろうかということであります。
取り締まり対象としての補導か、
教育的指導対象としての補導かということであります。行政を預かる市長としてのご所見を伺いたいと存じます。 同時に、子供たちが非行に走らないために、市としてどのような青少年教育を考えて実施されているのか。これからの計画も含めてご答弁をよろしくお願いいたします。 青少年教育にも大きく関連するのですが、私たち大人と言われる人たちは、この交野の町を誇りに思って生活しているのだろうかということであります。いつも忙しく働いておられる市長や理事者の皆さんの究極的な目標は、住んでよかったと市民の皆さんに言われるまちづくりにあると思います。交野市民が一丸となって交野の町の発展のために尽くすならば、子供たちも大人と一緒になって進むものと思います。 ところが残念なことに、私など議員になりまして多くの葬式に参列する機会が増えましてがっくりすることがございます。それは漢字で書かれた交野市を「こうの市」と読まれることでございます。また初めてお会いした方に名刺を渡すわけですが、なんと読むのですか、どこにあるのですかと聞かれます。これは東京での話ではありません。大阪府内の話です。交野市に住む市民としてはやり切れない思いがするのです。子供たちも地元の中学校を出て高校や大学に行った時、また働きに出た時、同じ思いをしているのではないでしょうか。子供たちに交野の町を愛し、誇りをもって育っていってほしいと思うのは親の願いでもあるのです。 私は単に交野の地名をよその町に市が先頭になって売り込めと言っているのではありません。交野市内にはどのような産業があり、祖先から引き継いだ自然環境をはじめ、遺跡、遺物がこのように残っている。また風俗、習慣、慣習にはこんなものがある。次の世代を担う子供たちはこのことを十分認識して成長してほしい。そのために行政としてはこのような手助けをしていきたい。ここのところが残念ながら私はあまり感じられないのです。消極的だと思うのです。 変な話ですが、交野の町を全国的に売り込んでくれているのはどこだと思われますか。昆布屋さんと造り酒屋さんではないですか。交野市が売りものにしているおいしい水を媒介にしてしてくれているんですね。和菓子屋さんもケーキ屋さんも蜂蜜屋さんも、それがたとえ商売のためであったとしても、交野の町の特徴をとらえて宣伝してくれているのです。また歴史と自然を活用した取り組みもいろいろとなされています。市長はこのことをどのように考えているのでしょうか。 今年は市制施行25周年、来年はなみはや国体という節目の年です。全国からも多くの方が交野市を訪れるでしょう。子供たちだけではなく、私たち大人も含めてこの交野の町を自信をもって誇りに思える町にするために、市長にしっかりとした舵取りをお願いしたいのです。この舵取りによって青少年の非行の問題も解消していくんではないでしょうか。 質問の2点目に移ります。交野市の開発行政についてであります。先ほども触れましたが、交野市が大阪府下で誇れる代表的なものと言えば、豊かな自然とおいしい水であります。この自然環境とおいしい水は、残念ながら今住んでいる私たちの力で出来上がったものではありません。これは私たちの先輩、祖先が私たちに残してくれたものであり、また自然の恵みを受けてきたものであります。数千年の昔から天野川の氾濫をはじめ多くの自然災害と戦いつつ、人間にとって良好な生活環境、住環境を創造し、守ってきてくれたのであります。しかし近年になって、特に1960年代には日本全国のあちこちで自然が破壊され、人間の体を蝕む公害問題が多発しました。多くの住民が環境の悪化を嘆いている時でさえ、交野の町は豊かな自然環境を維持してきたのであります。交野市に住む半数以上の方は、このような交野の町にいわば期待と憧れをもって移り住んできたのであります。 この25年間に交野市の人口は倍以上の7万5000人を数えるまでに急増したのです。移住者の住宅は当初は戸建てが中心でしたが、ここ数年はマンションが主流になりつつあります。新興住宅の中にも旧の村落の中にもマンションが建てられるようになったのであります。そして既に住んでいる住宅のすぐ横に建てられるようになったのです。周知のように建物を建てるに際して一定の規制がございます。建築基準法というものがあります。それにプラスした形で交野市は交野市
開発指導要綱というのがあり、どこそこにこのようなものを建てたいという業者や個人に対して細かく指導項目を定めて指導し、それを経た後に大阪府の決定をもらうというシステムになっています。ですから建物を建てたいという業者や個人は建築基準法と
開発指導要綱の規制項目をいかにクリアするかということに重点を置いて対処しているんだと思います。 戸建ての住宅建設も昨今は3階建てというのもあり、近隣住民とのトラブルも起こっているやに聞いております。しかし集合住宅、特に
中高層住宅建設ではトラブルが頻発しているようにも聞いております。
中高層住宅建設は規模も大きく、影響を受ける住民も多いからでしょう。過去そして現在に起こっているトラブルに対して、市としてこれまでどのように対処し、また対処しようとしているのか、お聞かせ願いたいと思います。 私は、この件に関しましては住民の方々が主張するように日照、通風、圧迫感、景観などの問題点、またそれと同時に自分が所有している財産の価値が低下するのではないかということで、できれば建てないで欲しいという思いを持たれることは十分に理解できます。では中高層住宅を建てようとする方の財産を活用する権利、言い換えれば建てる権利はどうするのかという開題になります。私は先に建てた方が公共の安寧秩序を乱したり、環境に悪影響を与えているものでない限り、やはり先に建てた方の権利が優先するのではないか、かように思うのであります。 憲法25条には、健康で文化的な生活を営む権利は国民の生存権として保障されていますし、また憲法第29条には、公共の福祉に反しない限り私有財産権を侵してはならないとされています。トラブルの起こっている
マンション計画の中でどれほどの公共の福祉に供するものがあるでしょうか。利潤を追求することは悪いと言っているのではありません。市民生活に責任を持つべき行政が、市民の思いに頬かむりして市政運営がうまく行くはずがありません。市長のご所見を伺いたいと思います。 3点目の質問に移ります。福祉行政についてであります。交野市はこれまで障害者問題についていろいろな取り組みをされてきました。高く評価されることも多くあり、敬意を表したいと思います。ここでは1点、障害児教育のあり方について質問したいと思います。よろしくお願いします。 平成6年に障害児のみの療育施設であったあすなろ園をこどもゆうゆうセンターに名称変更し、健常児とその家族にも開かれた施設として改編したことについては評価するのですが、障害児を持つ親の立場、そして障害者とともに生きようとする共生の立場からこの問題を考えた場合、やはり問題があるのではないだろうかと思うのです。基本はやはり障害児も地域で育つことではないだろうか。就学前であれば幼児園に、そして地域の小学校へ通うことではなかろうかと思うのであります。現在のところ採算を考慮しなければならない私立の幼稚園や学校に代わって、公立だからこそそのようにしなければならないのではないでしょうかと思うのです。大阪府下の各自治体では徐々にではありますが、そのような方向で進んでいると聞いております。北河内7市の中で唯一残されたのは交野市であります。確かに私が今述べたような施策はコストがかかると思います。交野市のこれまでのこの問題についての状況と今後の方向性について所見をお聞かせ願いたいと思います。 福祉行政についてもう1点質問したいと思います。平成8年度
総合計画実施計画の中で福祉ゾーンを3つに分けています。中央と南の計画は計画通りに進行しているものと思います。では北の部分、東倉治に計画している福祉ゾーンは一体どうなっているのかということであります。土地の取得に関してネックがあることは議会でも議論をしているので理解はします。しかし
老人保健施設や福祉住宅の建設というこの計画に対して、倉治地区の市民は、また交野の市民は期待していると思うのであります。高齢者福祉のための新ゴールドプランの達成のために場所は限定しませんが、市はどうしても
老人保健施設を建設して、福祉システムを確立しなければならない責務があるんじゃないでしょうか。そのために交野市は本年6月に大阪府や大阪府の開発公社の方々と
東倉治地区福祉の
里土地利用等研究会を発足させたんではないでしょうか。北の福祉ゾーンの今後の方向性について、これまでの障害を理解をしつつも、この障害を乗り越えていくための交野市のご努力をお願いをしたいということと同時に、そのことについてのご所見をお伺いをしたいと思います。橋川理事よろしくお願いいたします。 4つ目の質問に移ります。第二京阪国道にかかわる問題についてはこれまでも多くの質問がなされてきました。本線部分については既に解決したかに見えます。しかし、いまだに土地の買収交渉にも入っていないということがあります。この第二京阪国道についての現在までの進捗状況について概略をお知らせ願いたいと思います。 そしてこの第二京阪国道もそういうことでありますが、アクセス道路に至ってはほとんど手付かずの状態ではないだろうかと私は思うのであります。市民生活の根幹を左右する立ち退き問題について、市として事業主体が国と大阪府だからといって放置していてよいわけがありません。また、このことは交野市が事業主体の
都市計画道路についても言えると思います。私部西線、私部青山線、私部東線、山手線など多くの
都市計画道路が予定されています。国や大阪府の補助金も違うでしょう。いつ完成するか分からない
都市計画道路に交野市の要請だということで心よく既に応じた方がたくさんいらっしゃいます。しかし、いつまでたっても工事が始まらない。その昔の自分の土地が雑草が生えたまま放置されているのを横目で見ながらその方たちは過ごしていらっしゃるのです。そのような善意の方は国も府も交野市もみんなお上というふうに見ています。この方たちの信頼を裏切らないために、行政としてもっときっちりとした計画が要るんじゃないでしょうかということです。用地買収に関しては
都市計画道路に優先順位を市としてまずつける。そのもとで作業を進行させていく。今も多分優先順位がつけられていると思います。しかし市民の目から見てそのように映っていないんじゃないでしょうか。 交野市の下水道工事ではそのようにして優先順位をつけて市民と協議をしてこれまで普及率を高めてきたんじゃないでしょうか。今年度から何年間にはこことここの
都市計画道路に力点を置いて進めるということで議会や市民の前に明らかにし、議会や市民とそのことを議論して決定すればよいんじゃないんでしょうか。このようなことを言いますと、何を素人のお前が、できもせんくせにという方もいらっしゃるかもしれません。行政の玄人の理事者の皆さんに見解をお聞きしたいんです。見解がなければ、そんな人は現状のままでよいと考えているのでしょう。そんな人には誰のための交野市かと言いたいんです。金谷理事、道路行政の責任者としてのお考えをお聞かせください。 また
農道についての質問については、同僚議員が関連質問として行いますので、よろしくお願いいたします。 代表質問の最後の5点目の質問をしたいと思います。そのうちの行財政改革については既に他会派からもされておりますし、また同僚議員の方から関連質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。 ここでは情報公開の一部分について質問したいと思います。昨今、情報公開についていろいろとあちこちで話題になっていることはご存じのことと思います。私がここで取り上げるのは、行政や議会が関与している委員会や審議会などにおける公開の是非の問題であります。市民が自主的に集まられ、そこに行政の方が呼ばれているからといって、そのようなものを公開せよと言っているのではありません。行政が責任を持たざるを得ないものを、広く市民からご意見をちょうだいして方向づけていこうとして持たれている委員会や審議会を公開せよと言っているのです。 私が9月の末にある審議会を傍聴しようとしましたところ、審議会規則に傍聴規定がないという理由で傍聴できませんでした。市民の生活を大きく左右する内容を審議する審議会でしたので傍聴を希望したのです。審議会の委員の皆さんは責重な時間を使ってこのことを議論してくれました。この場を借りて感謝申し上げたいと思います。結論は、傍聴規定のない審議会はここだけではないし、審議会ごとに個別に決める問題ではない。委員は交野市に委嘱されてなっているのだから、早急に行政と議会で検討し、交野市として条例か内規で決めることにしたいということでした。ところがこの10月議会には何のお話もありません。これまでの取り組みの経緯とこれからの手順についてお知らせください。10月議会が終了すれば直ちに開かれる審議会もございます。いつまでも待っておれる問題ではありません。阪長助役ご答弁をお願いいたします。 以上、長時間にわたりまして市民クラブの代表質問をご清聴くださいましてありがとうございました。また同僚議員を含めていろいろと関連質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(谷秀夫) 1点目及び2点目の答弁者、北田市長。
◎市長(北田輝雄) 市民クラプ吉坂議員さんのご質問にお答え申し上げたいと思います。 郷土愛を育む市政の推進という大変大きな問題で、今、市制施行25周年を迎える本市にとりまして、重要でかつ適切な課題をご提起していただきました。新しい世紀を目前にいたしまして、次の担い手であります青少年の育成と青少年を含む交野市民がわが町を自信をもって誇れる町について、ただ今、吉坂議員さんから貴重なご意見、ご提言を承りました。 第1点目、私も全く同感でございまして、私的、公的を問わず、教育機関での教育の重要さに加えまして、家庭での教育と申しましょうか、家庭でのしつけ、人間としての常識を日々の生活の中で育むことの大切さを、ご指摘の地域社会での教育の大切さであろうと存ずる次第でございます。確かに子供たちを取り巻く環境は大きく様変わりをいたしました。先般もある調査機関での母子家庭の実態調査結果が新聞報道されておりました。これによりますと、母子家庭の理由が昭和31年、この時代には父親との死別によるものが77.9%、離婚によるものが14.6%でありましたが、平成5年つまり37年経過いたしますと、死別が24.6%、離婚が64.3%という大変な変わりようでございます。お説のように従前に比べまして共稼ぎのご家庭も確かに増加いたしております。親の目も行き届きかねる、あるいはまた地域の人たちも子供に無関心であるとか、塾通いが当たり前になり、子供同士が遊ぶ風景も見られないようになりつつある昨今でございます。 これは関東あるいは東北地方の調査結果でありますが、河村学園女子大の斎藤先生が2200人を対象にされまして、日の出、日の入りを見たことがない小中学生がなんと43%いたと、こういうことでございます。昭和60年の調査に比べて2倍以上に増えているという実態でありまして、更にまた海や川で魚釣りをしたことがない。こういった子供がなんと36%、その他木登りをしたことがない等々の結果を見ましても考えさせられたのでございます。 これらの原因はいろいろありましょうが、私は危ないからだめ、汚してはだめという大人の論理が、子供から自然の中で伸び伸びした遊びを奪っていないかと考えさせられたのでございます。もちろん子供たちが伸び伸び遊べたり、あるいは野生生物の生息空間、人と生き物とがともに生きる社会を目指して、例のビオトープ行政の展開が必要であることを十分認識いたしておりまして、何でも禁止の中からは子供たちの感性は戻ってこないと思うところでございます。 また昨年の8月でございましたか、新聞紙上で全国中学生2000人を対象にして倫理観の意識調査結果がございました。結論から申せば、規範感覚の崩れがひときわ目立ちました。例えばとても悪いと思うかと、こういう設問に対しまして、放置自転車に乗ることが悪いと思うかと、こういうことに悪いと答えたのはたったの47%、10年前の調査では65%の中学生が悪いと、このように答えたのでございます。今では47%しか悪いと思っていないということ。また自室で中学生がたばこを吸うことが悪いかと、こういう悪いと答えた者は40%、これも10年前には63%の中学生が悪いと答えているというものでございます。更に設問が変わりまして、将来の職業、夢の実現について、例えば大学教授になるとか、あるいはまたスポーツ選手になるという問いに対しまして、とても無理だと、こう答えた者がなんと60%以上という大変興味ある調査結果でございました。 静岡大学の教育社会学の深谷という先生はこのようにおっしゃっておられます。「90年代の中学生は社会的な達成感を見つけにくく、自分に誇りを持っていないと言える。更に善悪の判断の鈍さが加わり、何かあった時にブレーキが効かなくなってしまうのではないかという心配がある」このようにおっしゃっております。 そこでお説の子供たちの非行と言われる事象を犯罪の取り締まりではなく、教育的指導の観点から見て対処できないかということでございます。このことは本市といたしましては青少年対策ないしは青少年健全育成は従来感覚で単に教育委員会の所管すべき事項にあらず、市行政全体として市民総ぐるみで青少年の善導、指導、育成すべきであるとの考えから、既に昭和58年4月に本市の青少年対策連絡協議会を発足させました。本協議会の設置目的は、青少年に関する諸問題の実情を把握し、指導活動の充実を図り、それぞれの地域の青少年の健全育成に寄与し、いろいろの問題とその対策を協議し、必要に応じて関係諸機関との連絡調整を図ることを目的といたしております。したがいまして会長は市長が務め、それぞれ地区の支部長は区長さんにお願いいたしておるところでございます。今回改めて問題提起をいただきました。この機会に私としては、この組織が各地区で大人の市民お一人お一人が改めて新しい世紀の担い手であります子供たちに対して、たとえ他人のお子さんであっても犯罪視せずに、真心をもって、時にはやさしく、時には厳しい姿勢で倫理を説き、一声かけていただける、そんな大人市民の勇気ある輪の広がることを願いまして、今後ともせっかくの努力をしてまいりたいと考えておりますので、今後ともご指導、ご支援をお願い申し上げとうございます。 次に交野市民が交野の町を自信をもって誇りの思える町にするために市長しっかりせよと、その舵取りをせよとの大変力強い激励をいただきました。本年11月3日は市制施行25周年を迎えます。この25年は私にとりましても交野市とともに歩んだ25年でございます。過去2回の選挙による市民の信託を受けました。選挙中多くの若者とも話し合う機会に恵まれました。お説のように市長何とか我々が住む交野は、どこへ行っても交野を知ってもらえるような交野にぜひしてほしいと、こういう実に率直な声でございました。自分の住む町、交野を表現するのに、隣の枚方市の横だという表現をしなくてはならないのは大変残念だと、こういうものでございました。 ご案内のように枚方市とても今日のように「ひらかた」と読めるに至ったのは随分な歳月とご案内のように枚方パーク、京阪事業部の努力があったと聞き及んでおります。つまり菊人形の枚方市、枚方菊人形が今や全国的に知れ渡ったのでございます。真かどうかは定かではございませんが、当時枚方菊人形ののれんを全国のお風呂屋さんに無料で配布した。そして全国的にその名を広めたとも言われております。単に市を宣伝するというだけでは誇れる町とは申せません。 そういう意味で一昨年の選挙で当時議会有志議員によりまして作っていただきました議員フォーラム21のメンバーの方々からいろいろお知恵もお借りいたしました。ご案内のように、「またやみん交野のみのの桜狩り花の雪ふる春のあけぼの」平安時代の歌でございます。更にまたこんな歌もございます。「きいす鳴く交野の原を過ぎゆけば木の葉もことに色づきにけり」ちょうどこの秋のこの交野の風景が、曽根好忠集に詠まれております。これは今から千有余年前に詠まれた歌でございます。このほかにも星や天にまつわる多くのロマンある古歌が詠まれております。こんなことから古代のロマンを生かして21世紀を見据えたまちづくり、それは星のまち交野をメインテーマとしてまちづくりの基本姿勢とさせていただいた経緯がございます。 うれしいことに最近は星のまち交野は市民の間でも自然とロにされ、他方面からも少しずつではありますけれども、昨年の七タフェスタを機に脚光を浴びるようになってございます。過日の暑い炎天下のもとでのプレ国体におきましてもご案内いただいておりますように他府県の選手代表の宣誓の中にも、ここ星のまち交野において云々と、素晴らしい若者の力強い宣誓を聞き、私自身ちょっぴり感動を覚えた次第でございます。 思いは吉坂議員さんと私も全く同じでございます。私もこれまで数多くの市民皆さん方からいろんなご意見を聞き及んでおります。ただ、星のまち交野が一朝一夕に実現するものではないということだけはご理解いただけるものと存じます。一歩一歩着実に市職員が英知を出し合い、更に市民皆さん方のご協力も得ながら、今後ともしっかりと市政の舵取り役としてせっかくの努力を傾注してまいる所存でございますので、この上ともご指導、ご支援賜りますようにお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 次に開発行政についてのご質問でございます。マンションの建設に対しましては、従来隣接住民が享受してきました日照あるいは通風、眺望等の自然的な生活利益がある程度は阻害されるのは現実的なことではありますが、市民生活の上で受忍の限度がどのぐらいかと言いますと、個人によりまして千差万別で非常に難しい問題を含んでおります。最近は特に日照権だけではなく、眺望権などのいわゆる環境権と言われる事実上の既得権が民事上の裁判で争われるケースが増えてきております。本来これらのことは民事上の問題として解決すべき事項ではございますが、これには日時を要することとなります。その間に一旦開発行為が進行してしまいますと、現実の問題として建物の取り壊しなどが困難となってまいります。 そこで本市の場合は開発の事前協議に先立ちまして、隣接同意の取得等周辺住民の方々の理解が得られた時点で事前協議を受け付けすることにいたしておりますので、その機会に階数の問題あるいは個々のプライバシーの問題、工事施工上の問題等々を話し合いしていただくようにいたしております。これまで建設省やあるいはまた自治省から幾度となくこの指導要綱行政の行き過ぎが指摘され、是正を求められておりますが、かたくなに指導要綱の廃止もせずに頑張っておりますが、せっかくこれまで残され守られてきた恵まれた自然と努力してつくられてきた良好な住環境を維持し、更に発展させていくまちづくりの課題は、今大きな困難に直面しているというのが現実でございます。 この困難を克服していく方策はいろいろ考えられましょうが、これまでの行ってまいりました市の開発指導が少なくともその方策の柱として引き続き必要であると私は認識をいたしております。しかしながら現実的あるいはまた直接的には、最近の開発においては土地の高度利用の要求から1戸建て住宅よりも集合住宅に向かいつつあり、それも高層化し、建ぺい率あるいは容積率の制限の限界までになってきておりますし、また1戸建てでありましても敷地面積の狭溢化に進む傾向は恐らく今後ますます大きくなるものと予想いたします。このことは隣地居住者の主張、要求が際限なく広がり、高まってくるものと考えられますが、少なくとも既得権の保護や社会通念上是認されるべきものを否定する方向ではなく、まちづくりに一定の秩序の確立が必要なわけでございます。しかし他人や全体に不利益や迷惑を与える開発行為については、行政として法秩序をもって必要最小限の規制の確立が求められるところでもございます。 開発に伴う紛争の中でも本来民法上の相隣関係はあくまでも当事者双方の話し合いで解決することが原則とされております以上、開発者及び関係住民がそれぞれの立場を尊重し、互いに譲り合う互譲の精神をもって話し合っていただくことも大切でございますし、行政といたしましてはそのために直接当事者間に入るより、紛争の調停を図る何か別途システムを確立することが重要ではないかと、このように考えておるところでございます。 そこで今、本市では景観を1つの新しいまちづくりの視点としてとらえ、指導行政から一歩踏み込めないかとのそういう方策を調査研究しております。もちろんいろんな法律等をクリアしなくてはなりませんが、こんな中で先ほど申し上げたシステムなり、あるいは一定のルールを確立してまいりたいと、このように考えておりますので、ぜひ議会のご指導もお願い申し上げたいと思っております。 ただ、お説のように市民の思いに頬かむりをしているというようなことは決してございません。担当部局の職員は法律や建築基準法をもって主張する開発者と、そして住民皆さん方の願いや思いの狭間に立ちまして、大袈裟ではあるかもしれませんけれども、夜も眠れぬほどの苦労と努力をしてくれていることだけはご理解賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(谷秀夫) 3点目の答弁者、橋川理事兼市民生活部長。
◎理事兼市民生活部長(橋川英男) 吉坂議員さんの3点目、福祉行政について、障害児教育のあり方についてご答弁申し上げます。 障害児教育のあり方についてのご質問でございますが、私どもの施設こどもゆうゆうセンターについて申し上げます。こどもゆうゆうセンターは平成6年従来の障害児のみを対象とした療育施設あすなろ園の見直しを図り、その性質を福祉が特定の人のものではなく、すべての入を対象とし、その幸せを考えるとの視点に立ち、これを推進させるため、こどもゆうゆうセンターとして名称も改めて再スタートいたしました。障害児の母子通園施設から交野市内の子供たちとその家族全般を視野に含めた開かれた施設として機構改革を行ったものでございます。 具体的には、最も支援を必要としているのは障害児を抱える家族であるので、あすなろ園の機能を簡素化、省略化させることなく、あすなろグループとして引き継ぎ、また育児不安を抱える母親の支援の場としてのびのびグループの新設、更に子育て中の市民の方々が母子ともに自由に参加して交流が図れ、また気に入ったおもちゃを自由に借りることができる場であるおもちゃライブラリーアリスヘの支援・協力・参加、また更に子供相談室の新設といったものでございます。すなわち子供相談の中央センターとして、また子育て支援の拠点センターとして現在活動をいたしております。 障害のある入もない人も共に生きる社会を築き上げるため、幼少期より共に学び、共に育つ教育に努めることが重要だと考えております。そのためあすなろグループ、のびのびグループ、更にはおもちゃライブラリーアリスで来園される皆がごく自然な形で私どものセンター内でふれあい、交流し、共に学んでいける場面を積極的に作られているものと確信いたしております。育児真っ最中の母親たちの意見交流などよりよく行われております。また、あすなろグループでは年中、年長児の月2回から4回、各幼児園との交流保育に努め、幼児園及び小学校の就園、進学へ積極的支援に努めております。各幼児園ではこどもゆうゆうセンター、特に子供相談室と連携を図り、保護者の希望があり、健常児とともに学ぶことが適切な時期の障害児にあっては、幼児園での障害児保育に努めております。 また本年7月に策定いたしました障害者福祉長期計画の中でも、こどもゆうゆうセンターと幼児園との連携を強めることで各幼児園での障害児保育を充実し、交流保育等の取り組みも導入すること、更に幼児教育担当者の保母、指導員に対し、障害児保育の研修を推進することなど、計画の全期間において充実することといたしております。今後とも障害を持った子供たちが共に学び、共に育つことができ、遊びを通じて双方が健やかに成長していける環境づくりに努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解いただきますようお願い申し上げます。 次に東倉治の福祉ゾーンの方向性についてでございますが、東倉治の福祉ゾーンの構想についてお答え申し上げます。本市では
総合計画実施計画の中で、誰もが健康で生きがいをもって暮らせる福祉の里がある町として位置づけております。これは市域を中央、南、北と3つの拠点を作り、中央にはゆうゆうセンターや障害者ワーキングエリア内での交野養護学校、やわらぎ授産所、南の拠点には特別養護老人ホームと今年8月に新しく完成したケアハウス、それにそれぞれ併設されておりますデイサービスセンターがございます。北の拠点には
老人保健施設等の施設整備予定を含め面的な整備を図るとともに、併せてソフト面で行き届いた福祉システムの確立を目指しているところでございます。 特にこのたびの東倉治の福祉ゾーンには、地域的に北に位置する東倉治の山麓部に高齢者が自立、生きがいをもって暮らせるような福祉施設の場づくりを含め、将来を見通した土地利用を考えられないものか、現在検討いたしております。このためこれらの施設充実を整備するについては土地の利用方法、また施設計画の導入、それに伴う様々な行政分野との調整や事前の合意形成が重要と考え、各方面の広範囲の方々から意見や助言を得るために
東倉治地区福祉の
里土地利用等研究会を本年6月に設置いたしました。委員会のメンバーは大阪府の建築部開発指導課、また建築指導課、大阪府関係として5名の方、また住宅供給公社のまちづくり担当部、それから本市からは両助役と関係部長12名、合わせて17名のスタッフで設置いたしました。この研究会ではこの地域の土地の特性や交野市域内で有しております各福祉施設の整備状況、また老人や障害者に対しての福祉サービスの現状を十分認識していただいた上で、将来を見通した福祉施設の整備構想についての意見をいただこうとするものでございます。 6月の議会でも申し上げましたように、東倉治地区において老人保健福祉計画にもございますような
老人保健施設の必要性を考えております。この
老人保健施設につきましては既にご案内のとおり、急性期の治療の終わった高齢者を家庭復帰の橋渡しの機能を果たすため、それにふさわしいサービスを提供する施設でございます。対象者の病状は安定期にあり、入院の必要はないが、リハビリテーション、看護、介護を中心とした医療を必要とする寝たきり老人等となっております。当施設に介護支援センター、デイケアセンターを併設され、高齢者の方々が安心して生きがいをもって生活できるようになればと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。ご答弁とさせていただきます。
○議長(谷秀夫) 4点目の答弁者、金谷理事。
◎理事(金谷行允) 市民クラプ吉坂議員さんの4点目のご質問、第二京阪道路をはじめとする道路行政について答弁申し上げます。 第二京阪道路の進捗状況についてでございますが、ご案内のとおり事業主体においてはいわゆる事業者案に基づく管理者協議を進めたいとの意向でございますが、現段階では事業者案の提示は受けておらず、本市が要望しております築堤方式等について検討を重ねているものと考えております。 次に二国を軸といたします本市道路網の整備計画でございますが、二国の進捗に合わせ二国アクセス道路の整備はもとより、広域計画や都市計画、土地利用計画などと整合し、交通の動向に整合する総合的な交通体系の整備が必要と考えております。この道路ネットワークの形成を図るものとして二国アクセス道路といたしましては、
都市計画道路村野神宮寺線及び天野川磐船線を大阪府に対し二国の供用開始の時期を踏まえまして早期に整備をお願いしているところでもございます。 更に本市が事業主体でございます
都市計画道路星田北線及び私部西線の事業化も視野に入れておるところでございまして、既に私部西線につきましても事業化に向けての作業は進めておるところでございます。 また河内磐船北地区の組合等の土地区画整理事業地内でございますが、私部東線の一部事業化にも着手いたしております。 また二国アクセスを通して各種都市施設を結ぶ道路、とりわけ市民の日常交通の骨格となる鉄道駅周辺の整備も非常に重要でございます。各駅へのアクセス道路計画は本市中街路計画を作成いたしておりますが、駅周辺におきましては道路交通が集積する場所であることから、交通安全対策機能の充実が急がれるところでございます。しかしながら商業業務施設などが立地しているため用地対応がなかなか困難となり、どうしても整備の立ち遅れが生じてまいるところでございます。 以上るる申し上げましたように、本市では二国アクセス道路と駅周辺道路のネットワーク化を道路交通体系の基本としてとらえておりますが、吉坂議員さんのご質問の趣旨は、これら道路計画について財源の裏付けに基づき計画全体の年次計画も含めた具体的な見通しが問われているものと存じております。道路事業計画の中長期見通しにつきましては、ただ今申し上げました重要路線、これとて事業概算を試算いたしておりますが、本市が事業主体となります私部西線など
都市計画道路4路線、鉄道駅周辺の中街路計画5路線、その他地区施設道路など合計10路線だけでも総額140億強程度となり、現行の財源枠のみの試算でいきますと、これだけでも目標達成につきましては数10年の年数を要しなければならない現状でもございます。また今後の社会動向に伴い新たな道路需要が生まれることも勘案いたしますと、現時点において計画全体の年次計画といいますか、5ヵ年計画概要は持つものの、この中で計画的かつ具体的な事業を図る上では財政を無視しての議論は極めて困難であると考えております。 したがいまして当面は財源確保はもとより、土地利用状況や歩行者や安全対策を図りつつ、交通需要の実情に即した対応が必要であり、そのためには各路線において短区間に区切っての整備や、あるいは中街路計画においての計画幅員の暫定変更も考慮しつつ、整備状況を勘案しながら積極的に進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁に代えさせていただきます。
○議長(谷秀夫) 5点目の答弁者、阪長助役。
◎助役(阪長保) 吉坂議員の5点目、情報公開についてという中で、特に会議、審議会等の傍聴についての件についてお答え申し上げたいと思います。 会議の傍聴に関しましては、法的には地方自治法第115条で議会の会議はこれを公開する。ただし、議長または議員3人以上の発議により出席議員の3分の2以上の多数で議決したときは秘密会を開くことができるとし、会議は公開とすることを原則としております。議会の各委員会におきましても市の会議規則で同様の趣旨の定めがございます。また教育委員会をはじめ各行政委員会につきましても会議の傍聴に関する規定が設けております。 さて、本市の審議会等の傍聴につきましては、市長をはじめ各執行機関である行政委員会の諮問機関でございますので、従来から会議の傍聴も含めまして会議の運営につきましては当該審議会に一任してまいったところでございます。一方、情報公開条例上、先進都市の例から審議会の会議録は非公開条項の1つに掲げられている条例が幾つかございまして、これによりますと、非公開とできる場合を限定し、公開することにより審議会等の公正または円滑な議事運営が著しく損なわれると認められる場合については非公開とする旨の定めをされております。 ところで本市の審議会等の設置状況でございますが、地方自治法に基づく附属機関といたしまして17、これらに準ずる任意の諮問機関として25の審議会等の設置を行っております。この審議会等の設置目的及び審議内容等を考えますと、これらの会議の内容は議会をはじめ行政委員会と同様、市民の生活に重大な影響を及ぼす内容のものが多く含まれ、同時に審議会の委員さんには市民の方も多く参加願っておるところでございます。したがいまして、本市としましては審議会等の会議の傍聴につきましての考え方としましては、それぞれの審議会等によりましてその性格はそれぞれ異なりますので、より慎重な取り扱いが必要となりますが、地方自治法に定める議会本会議の原則公開の趣旨に則り、併せまして審議会等の自主性及び自立性を尊重し、審議会等の傍聴につきまして全庁的に検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 市長はじめ理事者の皆さん、ご答弁ありがとうございました。それでは関連というんですが、質問項目に関しましての質問をやっていきたいと思います。 1番の方につきましては市長のご答弁をもとに今後とも青少年教育、そしてまた我々交野市民が誇りをもった町にしていくためにともに協力をしていくということで、今後ともご協議を続けながらやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 2点目についてのいわゆるマンション建設と市政のあり方ということでご答弁をもらいました。この問題について具体には交野市においてどのように住民とマンションを建てようとするところとトラブルというんですか、どのようなことで問題が起こっているのか。現状をまずお聞かせ願いたいと思います。この問題については市長ではなくて、やはり都市整備の方ですか、担当部長の方からよろしくお願いします。
○議長(谷秀夫) 林都市整備部長。
◎都市整備部長(林隆) お答えいたします。マンションの建築等一般的に周辺の住宅形態、いわゆる住宅形態に合致しないと申しますか、それと異質の建築形態が現れ、あるいはその建築による営業活動等が行われる場合にいろいろと紛争が起こってまいります。このマンションについてのトラブルの現状でございますが、基本的に最初に1つのただ今申し上げました違った住宅の建築形態のものが入ってきた時には必ずトラブルが起こるという傾向にございます。その一定の地域の中で2つ目、3つ目ということになりますと、もうそのトラブルは起こらないというのがこれまでの現況でございまして、その辺につきましてはなぜそういうことになるかと申しますと、やはり住民の、先生もおっしゃっていただいております先住権と申しますか、既得権と申しますか、その辺と先ほど憲法も引用されておっしゃっていただいておりますが、法律が予定し、人権を保護している規定の範囲と、また市のなすべき範囲といろんなそういった制約、限度、こういったことへの理解が十分でないというところからの原因も多々ございまして、そういったところを十分時間をかけて話し合いをしていく中でご理解をいただき、また事業者側にとりましてもそういった住民の方々のご意見等も一定理解し、調整を図り、努力する中で、解決のめどが立てられてきておると、これが現状でございます。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 交野市内で今マンションの建設について、いわゆるトラブルが起こっているところは何カ所ございますか。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) 数ヵ所ございますが、署名活動等で市の方に調整を求められておると申しますか、その点は2件でございます。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 私が住んでます私部西にも1つマンションの計画がございまして、そこでいろんな近隣の住民の方が被害を受けるということで、住民の方々がいろんな要求を業者に対して、そしてまた行政に対してお願いをしていることだと思うんです。現在私部西のマンションについて、業者は交野市に、いわゆる行政の担当の方にどういう相談を持ち掛けているのかということを、ちょっとお聞かせ願えませんか。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) ご存じのように本市の場合はできるだけ用途の純化を図るということでこれまで行政指導なりそれなりの方策を取ってきました。そういう関係で当地は星田の準工あるいは工業地域から連なります私部西の準工地域でございますので、ここでの住工混在が法的には認めておりますが、市としての考え方、立地上の考え方をお聞かせ願いたいと、こういうことでございます。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) そういうことに基づいて現在市長の方から開発問題等審議会にその用途についての審議をお願いしていることだと思うんです。それは分かるんですが、具体的に住民に対して私部西マンション建設に関して業者が事前説明と称して説明会を1度やっております。その説明会についてやられたあと、業者は行政に対してどのようなアクションをされておるのかということについてお聞かせ願いたいと思います。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) 本来の
開発指導要綱に基づきます、先ほども市長お答え申し上げましたように、市に事前協議を求めてまいる前に、地元の隣接住民あるいは周辺の住民、この周辺の住民は建物の予定高さの2倍の範囲内の住民でございますが、それに地元の区長さんあるいは水利組合長さん、こういった関係の方々との協議を済ませてから来てくださいと、こういうふうに中高層住宅建築物についてはそういう規定でやっておるわけでございます。ところが聞き及びますと、その辺をフライングしたのかよく分かりませんが、数日間そういった市の要綱に基づきます中高層建築物の看板を立てたり、あるいは説明をしたというふうには聞いておりますが、まだそこでの土地利用、立地上の問題を市としては今検討中でございますので、具体的な話は聞く立場にないということで、正式にはそういったことは聞いておりません。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 正式という言い方ではなくて、だから事前相談だと思うんです。その事前相談に最後に来られたのは、業者の方が最後に行政に来られたのはいつですか。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) 頻繁に参っております。ずっと参っております。市の方の考え方が決まりましたらということで頻繁に参っておりますけれども、具体的なやりとりはもちろんいたしておりません。ただ業者としては実際にゴーになるか、あるいはゴーにならないかは別といたしましても、いずれにいたしましてもせっかくの手に入れた土地ですので、それなりの土地活用なり、あるいは土地の処分なり、そういった方策を立てなければならないので、一定の感触をつかみには窓口でいろいろと相談をしているように聞いております。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 一番最初に住民に説明する際に、いろんな資料を業者の方からお配りをされました。それがこういう格好で冊子になってあるわけですけども、この冊子については担当の方で持っておりますね。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) はい、事前相談書という形ではいただいております。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) この資料の中で訂正を言いに来ましたか。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) そういう細かなところまでは、現実にそういう中身を検討すると、審査するという段階ではありませんので、そういった報告は聞いておりません。申し訳ございません。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) このマンション建設の最大の欠陥は進入路がないということなんですよ。よその土地だということなんです。その訂正を我々というんですか、住民に対して進入路がないということを言わずに、この当初住民に配った資料には、進入路は自分とこの土地で、もう1本よその土地を買いたいと、こういう説明をしているんです。この嘘をなぜ業者は市に報告しないんですかね。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) 進入路の件につきましては、市の方も受け取った時に既に手当てをしておる土地かあるいはしてない土地かというところでは十分承知いたしておりますので、そういった意味合いでは了解をしておると。これはご存じのように建築基準法あるいはそういう都市計画法の手続きをとる場合でも共同施工という場合もございますし、それを借地するという場合もございますので、既に確固とした敷地あるいは進入路、通路、そういったものが確保されてからでないと許可行為を開始できないかということではございませんので、その点ご理解をお願いしたいと思います。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 業者が進入路として予定しているのは、1本は大阪府の土地、1本は生産緑地ですよ。生産緑地として先日稲刈りが終わったところの土地ですよ。こういうもので確かに私部西のあの5丁目地域については現在準工であって、住宅がいいのか、工場がいいのかという議論はあるでしょう。そのこと以上に、八方塞がりの土地について、そら10年先、20年先は分かりませんよ。20年以上たてば生産緑地も解除されるかもしれません。しかし、このような土地をマンションを建てるかどうかという相談に来ること自身がまず間違ってるということで、なぜ行政としてこのことは、あんた進入路もないような土地を、そんな計画無謀ですよと、だからやめなさいということでなぜ拒絶しないんですか。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) 道路の予定地が今おっしゃいましたように一部生産緑地にかかっておるということも我々事務の方で調べて承知いたしております。ただそういったことで、当然協議に入りましたならばそういったものを避けていただくとか、当然避けていただかないといかんわけですけれども、避けていただくとか必要な指導をすることになると思いますけれども、現状ではそういったところから予定をしていると、あくまでもそういう相談という状況でございますので、先ほど申し上げましたように事前相談でございます。事前協議にはまだ入っておりませんので、そういった絵を描いておるところは開発者の自由の裁量といいますか、その範囲ではなかろうかなと、こういうふうな受け止め方をしております。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 第1回の説明会を業者の方は9月1日にやりまして、それからあと自分たちが提出した資料が誤りであるということを業者はいまだに住民に説明に来てないんですよ。ここ間違ってましたということを言いに来てないんですよ。こういう業者に対して、住民がこれからどんな話をしようとも信用できると思いますか。自分たちが出した資料が間違っているなら間違ってると、間違ってましたと、ごめんなさいということをはじめて言いに来て、住民が見つけなかったらこのまま素通りして、この説明資料のままで住民は検討しているんですよ。たまたまそういうことを研究している人がいたので、この土地は大阪府の土地じゃないか。進入路は1本ないじゃないかということが分かったわけです。これがなければ住民はこの業者からもらった資料をそのまま検討して、それで市の方もそれならよろしいなということで行って、マンションが建った。実際にはその土地があとから大阪府の開発公社の土地だったということが分かるなんて、こんなあほな話ありますか。そんな業者を信用できますか。できないでしょう。市としてそんなものを、行政としてそういう業者の建築を受け付けるということ自身を僕は問題にしたいんですよ。もし受け付けるならば。ですからそういうことについて担当の方でどのようなお考えか、ちょっとお聞かせください。今までそういう住民に嘘の資料を渡して、嘘の説明をして、その訂正もしない業者、そんなん今まであったんかどうか、教えてください。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) 私の知ってる範囲では嘘をつくということは基本的にはもちろん許されないことですし、そういうことはなかったと思います。ただ先ほどから申しておりますように、市としての開発の手続きは受け付けておりませんので、まだあくまでも相談でございます。だからそういう相談の中で今のご指摘のような道路要件とかいろんな関係、これは道路に使えませんよとか、いろんなことを市が住宅OKとなればそういった条件を付け加えていくわけですから、まだそこまで至っておりませんので、市長も答えておりますように、市としての方向を出す前に審議会の意見を聞いておる段階でございますので、その点をご理解をお願いしたいと思います。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) だから言ってるんですよ。事前相談だからそういうことも言えるんじゃないですかと言っているんですよ。事前相談だから、あんた嘘ついて住民に説明したらあかんやないかということをなぜ言えないんですか。市として言う気はありますか。
○議長(谷秀夫) 田中助役。
◎助役(田中宏治) 開発の事前協議あるいは今回の場合はその事前協議の前の事前相談でございますけども、開発者がその開発予定地の土地を既に買収したり、借地したり、こういう手続き済みのものしか受け付けないという方針を持てば今、先生おっしゃったとおりでございます。ただ、今まで私どもはそういう買収予定あるいは借地予定、そういうものも相談に乗っております。それは相手方からすれば実際にうまくいくかどうかということによってその土地を買い取ったりという踏み切りをしようとしていると思いますので、そういった買い取り予定の話も実はテープルに載せております。そのことについて一考せよというご意見であれば私ども一度検討はいたしますが、ただこれまでのやり方としましてはそういうものも協議の対象にしておりましたので、その点はご了解いただきたいと思います。 それと今、進入路の話でいろいろとおっしゃっていただいて、それを手掛りに何とかうまく阻止できないかという思いかも分かりませんが、私は逆に進大路が確保できなければ、なんぼ絵を描いてもそれは絵に描いた餅にすぎんと、こういう思いでございますから、向こうが進入路よう確保しよらんかったら、そんでしまいやなと、その計画はおしまいだという思いでございますので、あまりそのところを力入れて進入路はよ確保してこんかと、こういう言い方は逆になるように思いますので、その点はあまり気にしておらないというか、気にしないでいいんじゃないかという思いでございます。 それともう1点、大阪府が持っている土地に絵を描いているということについては、一度それを大阪府が了解しているのかどうかは確認しておきます。仮に了解してなくとも、向こうの予定であっても、安易に公共施設に個人といいますか、一企業のための進入をさすということは普通はなかなか考えにくい問題、特殊な事情がない限りは思いつきませんので、その点につきましては一度担当を通じて確認いたしておきます。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 現在、開発問題等審議会に私部西5丁目のマンション建設について、そういう用途についていいのか悪いのかという議論をしてもらっているところですけれども、私部西5丁目にほかにマンションの建設の予定があるんですか。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) 今時点まではございません。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) ということは開発問題等審議会にかかっている私部西5丁目のマンションの計画というのは、今言われている署名運動を集められているようなところで問題になっているマンションしかないということなんですよ。それが担当部の方は受け付けてない。ところがその問題について用途変更というんですか、用途も可とするかどうかということを審議会にかけてる。これ変な話ですね。受け付けてないやつをなんで審議会にかけるんですか。受け付けてないとか、受け付けてるとかいう話じゃあないでしょう、私が言いたいのは。受け付けてないから知らないということじゃなくて、こういう問題があるからということを受けて、そのことが市長にも相談をして、だから市長は審議会にかけたんでしょう。違うんですか。受け付けてないとかそんな言い方をすれば、審議会にかけてることと矛盾するじゃないですか。それについてどう思うんですか。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) マンション個別の事柄についての協議は受け付けてないわけですけども、先ほどから申しております住宅開発、一般論としての住宅開発、準工業地域はご存じのように軽工業をもっぱら主体とした工業地域でございますので、住宅はできるだけご遠慮いただくと、こういった姿勢でまいっておるところでございますので、そういったところに大規模なマンションというものが建てたいという意向がございますので、これとて正式に法手続きで来ますと、先ほども市長が申しておりますように、都計法、建築基準法の規定からすれば、それは市として拒否は仮にできたといたしましても、権限の行使する所轄の府としては当然下ろされるであろうという見込みもございます。その中で市としてのまちづくりの行政が進みませんし、市としても放置するわけにはいきませんので、将来の土地利用等も見合せながら、そういった相談については重要と受け止めて事前に審議会にご相談申し上げていると、ご意見をお聞かせ願うように諮問させていただいておると、こういうことでございます。
○議長(谷秀夫) 田中助役。
◎助役(田中宏治) 事前相談は受け付けしておるという形でございまして、事前協議には至ってないと。その事前相談を受け付けた段階で基本的な問題があるので、開発問題審議会にご意見を賜っておると、こういうふうにご理解いただきたいと思います。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) ですから市としては受け付けているということで理解をして対応してほしいわけです。我々はそう思ってるんですから。それでよろしいか。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) 一応相談を受け付けておるということで結構でございます。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) このマンションなんですけども、これちょうど第二京阪国道の本線部分、そしてまた沿道整備の部分、そしてまた第二京阪アクセス道路である天野川磐船線と接するというふうになってますけども、このことについて小川室長の方から、こういうことは第二京阪国道建設を推進するにあたってどのように印象を持たれるのか、ちょっとご意見をお聞きしたいんです。
○議長(谷秀夫) 小川
特別事業対策室長。
◎
特別事業対策室長(小川武士) 私どもの態度といたしましては、例えば事前相談が終わった後で事前協議書が提出される。そうなりますと開発指導課を通じまして各課に問題点等の指摘あるいは照会等行ってまいります。当然その際に我々正規に図面を見せていただいて、第二京阪道路とのかかわりの問題あるいは
都市計画道路天野川磐船線とのかかわりの問題、これは分かってくるわけでございますが、一般的に言えますことは、私どもは基本的に住宅地周辺に一定の緑地帯を設ける、いわゆる沿道等整備構想というのを構想いたしておりまして、その線でご協力いただけるものかどうか。この辺の確認はしておく必要があるだろうというふうに思いますし、一方、天野川磐船線の関係で申し上げますと、第二京阪道路の一般部が相当現況地盤より高くなることが予測されます。したがいまして当該土地が相当、一般部との高さで見ますと5mないし6mぐらいの段差があるのではないか。そうなってまいりますと天野川磐船線の築造の形態にもよりますけれども、法面が確保されている等、そういったことが話の中の重要な部分が出てくるんではないかと、こういうふうに考えております。ただ私どもの感想といたしましては、それぞれ地権者がおられまして、それぞれご自分のご意向に従って土地利用なさるわけですから、この辺についてのご感想については控えさせていただきたい、かように考えます。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 確かにマンションの業者が説明した資料にはきっちり第二京阪の本線部分の所は削られてあります。しかし沿道部分というんですか、ですから72m道路のその横がすぐにマンションの用地になるということに計画としてはなってるわけですね。こういうことについて我々常識で考えてできないと思ってるんですよ。まして第二京阪国道のこの建設が遅れている中で、マンションがもし先に建って、その横にすぐマンションの住民が住むというふうになれば、これはそこの住民は反対運動をまたやりますわね、当然。反対運動をやらせるためのマンション建設になるんと違うんですか、と私は思ってるんですよ。ですからこのマンションの建設の計画についても、もっとこの第二京阪国道を配慮しながら、想定しながら計画が立てられたものでもないし、アクセス道路としてある天野川磐船線の道路部分は削ってあるけども、それに向けての配慮もないということで、全くこのマンションの計画自身が異常だと思うんですよ。都市整備部長ご存じだと思うんですけども、交野市の中で8階建てのマンションというのはどこにありますか。ちょっと教えてほしいんです。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) 現在8階建てのマンションは建っておりません。手続き中のものが、これは1件ございます。これは星田の駅の近隣商業地域内で計画されて、今手続きがされておると、間もなく工事されると、こういう1件だけでございます。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 私部西5丁目というのはすぐ隣が枚方市なんですね。枚方市の茄子作という地域なんですけども、あの地域での高さ制限はどのぐらいになっているんですか。もし知ってたら教えてくれませんか。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) ちょっと今手元にございませんので、分かりかねます。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) それはまたあとで教えてもらうことにしまして、今あの茄子作で建てられているマンション、私が27年ほど前にこちらに引っ越してきてから茄子作のあの住宅地になったわけです。田んぼと畑だったのが全部住宅地になったわけですから、すべてを見ているわけですよ。最高で5階ですよ。同じ面位置というんですか、同じ平面、私部西5丁目から4丁目、そして茄子作という同じ面位置の所の、枚方の方はどんどんマンション建ってますけど、最高でも゛5階ですよ。そういう所になぜ交野で今まで建ってないよう8階建てが計画をされ、そのことをまともに審議をしようとするのか。そのことが私は分からないんですよ。お隣の枚方でも5階なんですよ。ですから交野でも8階なんてないんですよ。ですからそういうことも考えて、地域の問題もあるでしょうというんです。何も法律だけの問題じゃないでしょう。指導要綱だけの問題じゃないでしょう。その地域としての景観があるでしょう。そういうことを私は言いたいわけですよ。そのことについてこれから業者と事前相談から事前協議に移るかもしれません。その時点での行政の姿勢というものを私は問題にしたいわけですから、その辺について都市整備部長の方からお考えを聞かせてください。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) お答えいたします。建ぺい、容積という考え方からいきますと、建物の器の大きさは容量的には住居系である限り、枚方市であろうが交野市であろうが同じような内容になるかと思います。ただ、その隣接枚方市のマンションが5階で止まっておるのが、どういう枚方市の指導によるかは分かりませんが、本市で最近6階、7階という形で増えておりますのは、これは本市が住戸に1台以上の駐車場を必ず確保してくださいと。周辺住民の生活に支障がないように敷地内で確保してくださいと、こういう指導をやっております関係上、おのずとそういった戸数が増加しますと、駐車場用地に相当敷地が取られるようでございます。したがいまして、その駐車場の形態も2段あるいは3段の機械式の導入もしながらも、なおかつ階を上げて1階を駐車場にせざるを得ないとか、いろんな理由もございますけども、今おっしゃいますように、指導要綱に基づきます事前協議に入ります時には、そういった市の指導要綱の原則と申しますか、基本的な階高の制限も実はやっておるわけでございますから、そういう点で設計あるいは開発者の計画意向も十分聞きながら市として対応してまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) それではこのマンション建設の問題について交野市で現在のところトラブルが起こっているのは2件ということですので、そしてまた星田の方で8階建てが予定をされているということで、そちらの方はどういう事態になるのか分かりませんけれども、慎重を期して近隣住民と業者とが話し合いを進めて建設が行われるように市としても積極的に、話し合えということはそういう中身についてはいくらでも口を入れることできると思うんですね。そういう指導というんですか、調停というんですか、そういうことで市としてもやはり近隣住民が納得するような形で話し合いを進めるようにご努力をお願いをしたいというふうに思います。 それでは2番目のマンション建設等の関連質問については1件、同僚の山添議員の方からございますので。
○議長(谷秀夫) 6番、山添議員。
◆6番(山添武文議員) ちょっと1点だけお尋ねをしたいんですが、こういった大規模な開発等については事前相談といいますか、その前段の中でこういった資料の作成、そういったことも含めてあらかじめ内諾というか、その前段の内諾の部分という下相談といいますか、そういう部分はあったと思うんですが、それはいつごろからあったんですか。
○議長(谷秀夫) 林部長。
◎都市整備部長(林隆) お答えいたします。大体3年ぐらい前というふうに聞いております。
○議長(谷秀夫) 6番、山添議員。
◆6番(山添武文議員) 特にこういった手慣れた業者でありますから、十分その採算性とか、開発が当然なされるものとしてとらえて、こういった進行、進捗、推移を進めておるというふうに思うわけでありますけれども、そういった中で先ほど助役の答弁にございましたように、その進大路がどうしても生産緑地や。こういったことも出てきたわけでありますから、ぜひそういった中で市として、行政の立場としてきちっとしたご指導といいますか、行政指導といいますか、そういったものも十分に考えていただいて当然であろうと、こういうふうに思うんですが、従来からこういったことは協議の対象の中に入ると、こういうことでありますけれども、今後としてこれどう対処されるのか。ちょっとその点お尋ねをしたいと思います。
○議長(谷秀夫) 田中助役。
◎助役(田中宏治) 事前相談のタイミングは用地の手立てができてからという考え方もございますが、実際問題は開発者ができるかできないか見定めたいという意味合いを込めてきて、しかも市の指導に従いたいと、仮にこういう気持ちを持ってくれておりましたら、事前の方がありがたいわけです。だから土地を買ってしまうと抜き差しならんという話になってくるわけですが、これから市の計画上もうまく合致するというようなことで、計画見通しが持てるか持てないかという形で相談に来ている部分もございますから、大きな問題を抱えておれば相手が諦めるということもありとするならば、相談は早い方がいいだろうと、こういうことの思いでこれまでやってきておりました。ただそのことがいろいろ誤解を招いたり、住民にいらぬ騒ぎをさせると、心配をさせるということにつながっている面もございますので、今おっしゃっていただいたことについては一度検討はしてみたいと思いますが、基本的に思いますのは、手を打つのは早い方がいいという思いでございますから、市の基本的な指導は早く相手に伝えて、それに従うように相手が努力してくると、こういう猶予を与えた方がいいんじゃないかと思っております。
○議長(谷秀夫) 6番、山添議員。
◆6番(山添武文議員) いろいろなこれからの人口増加が見られる中で、これからの開発のあり方というものは非常に大きなテーマになってくるわけでありますけれども、その中でこういった高層住宅、マンション、こういったことにのみならずミニ住宅の開発、そういったものもいろいろあちこちで実は申請がなされておるように聞いております。そういった中で近隣住民とのこういったいろいろな課題を抱えながら、当然その中にはいろいろの行政としての対応といいますか、基本的な立場といいますか、姿勢といいますか、そういったものを明確にしていく必要があるわけでありますけれども、その中で特に今後こういった開発について早期に市としての対応の骨格といいますか、そういったものを定めていかなければならない時期に来ておるというふうに私は思うわけでありますけど、これらの策定につきましてどのように考えておられるのか。
○議長(谷秀夫) 田中助役。
◎助役(阪長保) 市長が冒頭お答えの中で申し上げましたように、担当部局としてはまあ言えば必死で頑張っておるんですが、それの根拠は本市の
開発指導要綱でございます。したがいまして窓リで実際に仕事としてやっていきます上においては内部で一定のルールを持ちまして、それでもってやっていくというやり方しかしようがないだろう。その指導要綱が今非常に危機にさらされておると。建設省から行き過ぎという忠告を何度も受けながら、市としてはやはり最低限お国がおっしゃっても、これだけは守ってもらわんとまちづくりできませんよという思いで相手にお願いしておるわけです。 その指導要綱、もうこれ随分作って時間たつんですが、その時その時の時代の経過に応じて必要な修正をしてきております。一時は人口が急増したという時期におきましての受け入れ体制と、今徐々に仲びておるという時代での受け入れは違いますし、その土地の事情も大きく変わっております。戸建て中心の開発志向から、今やマンション中心の開発になってきておるというのも、すべて社会経済情勢の動きであろうと思っておるわけです。そういうふうに状況に応じた、うまくマッチした指導要綱を持っておきませんと開発指導が遊離してしまって、せっかくの指導が相手に受け入れられないと、理解してもらえない。したがって応じてもらえないと、こういうことにもなりますので、必要な修正はせないかん。 特に民地の指導につきましては今大きな問題を抱えております。公共施設そのものの指導はうまくまだ行っていると思うんですが、民地の戸建ての住宅の場合、敷地の面積をどうするとか、狭小、狭溢といいましたか、3層建てという問題についてどうとらえるのかとか、あるいは今問題になってますマンションの高さをどうとらえるかということでございますが、特に今問題になってますマンションにつきましては、高いから悪くって、低いからええという、一概にそれだけでは片づけられない問題を抱えております。と言いますのは、容積率、敷地面積の2倍の床面積をつくれる権利を法律で許しておるわけですから、高いものを建てたら細い鉛筆のようなものになって、日陰とかが緩和されるとか、眺望が少し守られるとかいう面もありますし、逆に高くなれば圧迫感を感じるという面も、難しい面もございます。だから地域によって少しその状況に応じて高さを含めたコントロールをしたいというのが現在の指導要綱でございます。ただそれを一律にしてしまうということが果たしていいのかどうか。この辺の迷いはありますが、この辺につきましても検討していって、必要な修正はする必要があるだろう。こういう時期に来ているだろうという思いでございます。
○議長(谷秀夫) 8番、大中議員。
◆8番(大中寛次議員) マンション、マンション出てきたよって、ちょっとだけ言わしてもらうけども、先ほどから市長からのみんな答弁を聞いていたら、なかなかええ答弁している。しかし実際マンションというのは建ったら周辺の住民は苦労する。これは正直な話や。うちの近所で2つ建っておる、マンション。最初の思いと今と違うねん。俺いつでもそう思うねん。ちびっこ広場こしらえたんねんと。俺ら近所へみな言って歩いたんや。あそこへちびっこ広場できまっせと。いまだに空き地になって滑り台1つ置きよらん。前から言いたおしてんねん。その折に土地を市の土地にしといたらええけども、相手の土地やから具合悪いやろ。私の思うのは、今の話聞いてたらなかなかあんたらええ話しとる。これはマンション建っても大丈夫やと思うけども、あとの完成した折の検査は行っておる。建物の検査とか水道とか消防とか行っておるけど、周辺の土地の検査はなっとらん。最初の話と書いてあるのと。そんなんええけどもな。だから十分最初の約束で建てたら、最後までもその約束で行くように努力したってもらわないかんわ。ちょっと要望しておきます。
○議長(谷秀夫) 市民クラブの質問の途中でありますが、゛間もなく正午になりますので、ただ今から午後1時まで休憩いたします。 (午前11時49分 休憩) (午後1時00分 再開)
○議長(谷秀夫) 再開いたします。 午前中に引き続いて市民クラブの一般質問を行います。7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 開発行政についてのマンション建設ということについて先ほどまで議論しておりました業者なんですが、先ほどの林部長の答弁でまた1つ嘘が発覚しました。と言いますのは、昨年10月の22日にそのマンション予定地を造成するという話がありました時に、その説明会を聞きまして、その時にいろんな交通の問題がありましたから住民の方から質問をしまして、その中で今度造成をするこの土地についての利用方法についてマンションを予定しているのかというふうに聞いたところ、そういう計画は一切ございませんでしたということでした。ところが先ほどのご答弁では、3年ほど前から業者が相談に来ていると、こういうことでございますので、そういう嘘をついてまで工事をしようとする業者について、新たに噴りが覚えてくるものです。別に答えは要りませんので、そういう感想をもってこの問題について応じていきたいと思います。今後の担当の方の取り組みというんですか、指導というんですか、そういうものについて注目をしてやっていきたいというふうに思います。 関連質問で同僚の方からありますので。
○議長(谷秀夫) 6番、山添議員。
◆6番(山添武文議員) それでは関連質問をさせていただきます。 1番の2のところで、誇りのもてる町にというテーマでありますけれども、先ほど質問の中にわが交野市の知名度といいますか、特色のあるまちづくりといいますか、そういったことでご答弁があったわけでありますけれども、その中で本市の特色といいますか、そういったものをどう位置づけていくのかという部分がこれからの大きな課題といいますか、テーマであろうと思うんですが、星のまち交野、こういった1つの大きなテーマもよかろうかと思うんですが、私も議員になりまして1年ちょっと経過したわけでありますけれども、よく市民の方に問われるわけでございまして、一体どういう意味なんだと、こういうふうなご指摘といいますか、ご質問を受けるわけでありますけど、ざっくり申し上げまして、よく分からないといいますか、ちょっと分かりにくいわけでありますけど、その辺についてどういう経過といいますか、どういうお考えのもとにそういったことを考えられたのか。ちょっとその点お願いをしたいと思います。
○議長(谷秀夫) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) もうご案内いただいておると思いますが、交野は古い歴史と風土、そして固有の文化遺産等々もございます。そういう中で特に21世紀を展望して1つの大きな夢、ロマンをもってまちづくりに臨まなくてはならないと、こんなことで交野独自の実態を見ますと、星にまつわる伝説を含む地名その他も大変多くございます。これは昨年ちょうど七タフェスタを行わせていただきまして、これを契機に本当にこの七夕伝説ひとつにいたしましても、まだ定かではございませんが、中国から伝わってきた日本への最初の土地は交野ではなかろうかと。天野川実在いたしますし、星田、星の森、そして逢々橋、羽衣橋、そしてかささぎ橋等々見ますと、我々の調査範囲で全国を調べますと七夕まつりはたくさんされておりますが、このように伝説的な話にまつわる地名ついておる所はほとんど皆無だということで、ぜひそういう交野固有の文化遺産を含む将来に向けての1つのロマンをもったまちづくりをみんなでやっていくと。そのことが市民意識の高まりにつながるんじゃないだろうかなと、このように実は考えておりますし、更にもっと星のまち、直接的には関係しないんですが、私は終始一貫今日まで申し上げてきたんですが、いまだ実現はしておりませんが、それぞれの旧地域におきましては伝統的な、時には大阪府下でも有数の神社を中心とした地車等がお持ちでございます。これらは長い歴史の中で昔はみな地域を秋、夏には引っ張られておったんですが、今は全然神社から出ないというのが実態でございまして、言うならば宝の持ち腐れに等しいし、そんなことでは交野に住む皆さん方がその地域に古くからあるそういう地車ひとつにいたしましても誇りとできないと。そんなことでぜひ各地域で地車の見直しをしていただくことによって、市民がみんなで祭り1つでも共同で出て、そして子供たちにこんな祭りが交野にはあるんやと、そしてこの地域にはこういう伝統的なものがあるんやということをぜひ引き継ぐ我々20世紀の人間として責務があるんじゃないだろうかなと。そんなこともいろいろ含めまして、いろいろ網羅いたしておりまして難しゅうございますけれども、先ほど申し上げた星のまち交野というのをメインテーマとしてはどうかなと、こんな経過がございます。
○議長(谷秀夫) 6番、山添議員。
◆6番(山添武文議員) 交野市はなんせ近郊の都市でございますので、その中で人口も年間数千人という単位で増加をしておるわけでありますけれども、私はこの1年間いろいろな地方都市というものを、10カ所程度であると思いますが、見学を、また視察等させていただきまして、そういった地方都市に行き着いた途端、例えば駅等そういった大きな街角といいますか、そういった部分を拝見しますと、一体この市は、行政はどういったことに大きく取り組んでいかれておるのかというのが一目で分かるといったことを印象に思っておるわけですね。 地方都市といいますのはなかなかそういった歴史がありますし、またそれぞれの特色のある町並みといいますか、風土といいますか、そういった環境といいますか、そういうものが十分保全をしておるわけでありますけれども、新たなそういった今までの歴史、風土、そういったものを今後十分伝えていくべきそういった姿勢というのが、その市に入った途端あらかた、ああ、なるほどこういうところに行政は非常に力を入れているんだなということがよく分かるわけであります。 そういう意味で特に多くの市民が思われておりますこれからの特色ある交野市といいますか、もちろん知名度アップといいますか、先ほど吉坂議員の質問の中にありましたように、「こうの市」とよまれる、また交野市の所在地をよくご存じない大阪府民がおられると、こういったお話がありましたけれども、そういったことも含めて知名度といいますか、知名度のアップといいますか、それと同時に市民の誇りとしてあるべきもの、これから継承していくもの、そういったものについてどういうふうに考えておられるのか。 またそれと同時に、市内には旧集落といいますか、5ヵ所の集落があるわけであります。当然その地域によりましてはそれぞれの特色のあるそういった歴史、風土も当然ございます。同じ市内におきましても若干形態といいますか、風土が異なってくるわけでありますけれども、それぞれそういった個性を生かしたこれからの交野市のあり方といいますか、そうした特色の出し方といいますか、そういったものについて行政の側から切に願望としておられる部分についてもご見解を賜りたいと思います。
○議長(谷秀夫) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 大変難しい問題でございますが、私たちの基本的な考え方は、単に行政側からこうですよという言い方はしたくないと思っております。そんなことで他会派からの質問ももらっているようでございますけれども、交野を5つのゾーンに分けまして、それぞれの地域で特色のあるゾーンづくりをしたらどうだろうかということで文化ゾーン構想推進会議というものを各地区で作っていただきました。いろんな日常生活の要望の中も含めまして、その文化ゾーンの中の特色を持たせたいということでいろんなお知恵を絞っていただきました。まだ今ご質問のような趣旨のところまでの意見集約は出ておりませんけれども、そういう会合を持ちますと、まず日頃の生活利便性の問題を言われますので、一定の要請事項は全部上げております。それをいかにどうやっていくかが1つの問題でございますが、そういう事業実施の中に1つの地域の特色あるもの、そして今地域全体として星のまちの交野イメージできるようなまちづくり、これが望まれるんじゃないかなと。 さて何がどうだというのは今のところよく分からないんですが、そういう感覚でもって実はやっております。お気づさかどうか知りませんけれども、ちょっとピント外れかもしれないけれども、これはだいぶ前から下水道部の諸君が、何年か前に市の烏キジを制定さしてもらいました。それから木、サクラ、ツツジはずっとでありますので、下水道のマンホールですね。あの蓋も従来は普通の市章入ってたんですが、あそこヘキジのマークを入れてみたいと、そういうちょっとしたことの配慮がいつか市民の目に止まって、あ、我々はこういう町に住んでるんだなと。さっきも申し上げましたように、何も他市の人のために交野市を宣伝する必要は私はないと思います。交野市民が本当にあの交野に住んでんねんと、この交野に住んでんねんと、こう言ってもらえるようなところが私どもの狙いでございまして、これは行政だけが独りよがりしてもどうにもいきませんので、ぜひ事あるごとにそういう市民の場を通じていろんな意見集約をしながら、拝聴しながら実施に移していきたいなと、このように考えておりますので、お答えにならんかもしれませんけど、ひとつご理解いただきたいと思います。
○議長(谷秀夫) 6番、山添議員。
◆6番(山添武文議員) 感覚としては何となく分かるような分からないようなことでありましたけれども、市民が見た目で、目線ですね。行政が特になるほど力を入れているなといった感覚で見られた場合、その中で例えば先ほどご答弁の中にありました、確かに特色ある歴史といいますか、またそういった建物、建築物、またそういった街道、そういったものも交野市にはあるわけでありますけれども、例えばそういう地域、街道といいますか、ロードといいますか、そういう部分をよく市民に知らしめる手法といいますか、そういったものをもっとよく分かるように知らしめていく必要があるんではないか。またいろいろな旧集落の行事といいますか、その保全する部分といいますか、ぜひ行政としては保全を願望すると、こういった部分につきましても具体なそういうものが必要になってくる時期ではなかろうかと、こういうふうに思うわけでありますけれども、これはこれからの近い将来に向けて市民が潤いとか自然とか、そういったことに関してかかわりを持つ、そういった接点といいますか、そういう部分を後世大事にしていくんだと、こういうことも含めまして具体にどういった形で、今具体に庁内で詰められたということはないと思いますが、これからの近い将来においてこういったテーマで取り組みたい、取り組んでいく方向だと、こういった方向づけでも結構でございますので、もしそういうことがありましたらお願いをしたいと思います。
○議長(谷秀夫) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) そういう意味で今庁内で取り組もうといたしておりますのは、例えばわずかな各部局のメンバーが寄りまして頭をひねるよりは、全庁的に職員からの提案制度、こんなものを大いに活用してはどうかな。そういう中でまた一定の組織を作っていろいろ検討するということで、一応全庁的にいろいろなアイデアを出してほしいなと、こういうことを願って今、行政改革推進本部の中でも1つ検討事項になってございますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(谷秀夫) 6番、山添議員。
◆6番(山添武文議員) 幸いにいたしましてこの本市には約3割以上の従来から住んでおられる方がおられるわけでありまして、またそういった有識者といいますか、非常に造詣の深い方もおられるわけであります。こういったとは庁内で推し進めていくという課題ではなかろうと思いますので、多くの市民のご理解といいますか、ご協力がぜひ必要であろうと思いますし、1つの大きな課題として今後21世紀に向けてこの本市の特色のあるそういった大きな部分をどう継承していくのか、どう後世に伝えていくのか。そういったことも含めまして多くの市民の皆さん、また有識者の皆さん、またこれに造詣の深い方々、また私どもも大きな関心を持っております部分でもございますので、ぜひひとつ、いつまでということはありませんが、取り組んでいただきたいと、こういうふうに思いますので、最後要望といたしまして、これで質問を終わらせていただきます。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 山添議員の意見の中にありましたけども、これも要望にとどめておきますが、やはり交野市が建設している建物、最近新しく出来上がったものといえば倉治の図書館だと思うんですけども、ああいう図書館を建てる時に、当然コストの問題にもなろうかと思うんですけども、やはり外観を倉治のあの地域に合った、そしてまた特にその横に教育会館というんですか、あの歴史ある建物があるわけですから、それに見合ったような外観をつくって建ててほしいということであります。それはもうご要望にしておきます。 また関連質問で同僚議員の方からありますので、よろしくお願いします。
○議長(谷秀夫) 8番、大中議員。
◆8番(大中寛次議員) ちょっと下水道部に聞いといてもらいます。もうだいぶ前やけども、他の会派から言われてましたけども、いまだに何もできてないと。星田のこの間言ってたけど、中央線やな。中川の高架の下、あれじっと見てもらったら、星田へ入る入口といったらあそこしかないねんな。私市の方からと。どこの入ロヘ行っても玄関はきれいにしてあるわな。あの高架の下、話にならんねん。一体星田はどんな人住んではるねんやと思いよるがな。あの高架の下で布団乾しよんねん。本当言ったら、あれ継ぎ当て、継ぎ当てでしとんねん。あのガードレールは約2尺もうちょっと向こうへやって、高さの制限はしとる。あそこで事故がようけ起こってる。そこの水路を、どれだけ水量が流れてきよると。あれをやり替えせないかん。どうしてもやり替えができんというのなら、設計屋に設計さすか何かして、あの星田の高架の下あんじょうしてもらわな格好つかんわ。俺いつもそう思ってた。前に他の会派が言わはったけども、あれはできませんと言いよったからな。できませんと言うのなら子供でも言よる。努力しやないかん。市長あたりでもあそこ通ってはると思うわ、時々。教育長は毎日ほど通ってはる。できなんだら、あの横へ植木の1つでも植えて、田中助役さん聞いとくなはれよ。どうしても直らんというのなら、植木でも植えて、ちゃんとしたらええねんがな。きれいになる。今やったら布団乾しとんねん。布団乾しとったらいやになってしまう。事故が1月に2回ぐらいおまんねん。水量、雨降ったら、50㎜2時間降ったらどれだけ水流れてきよるというようにして、あんなもんやってもらわないかんわ。どこをさておいても。先ほどもいろいろ言われたけども、悪いとこは優先してせんといかん。継ぎ当て、継ぎ当てでいっとるからあんな格好になっとんねん。下へ入って、設計屋に測らせて、コンクリーはつるところはコンクリー外してしまって、パッとしたらええねん。このごろ犬の散歩おおまんのじゃ。犬の散歩をあそこへ連れてきやはって、車きよったらあそこでぎっしりしよるやろ。事故ばっかしや。 前に金谷理事ができませんと言ってはった。この人は本当いったら第3助役みたいなもんや。仕事でも頼みにいったら、おいやれやれと、こう言いよんねん。やったれやったれと、こう言いよんねん。やったれやったれと言っても、ゼニがなかったらできやへんねん。下は予算あらへんってしよらへん。この間舗装してくれたなと思って喜んでた。そしたら5合桝や。半分しかでけたらへんねん。半分でもええけどな。大きい道路を舗装したら車が速う走りよる。スピードきつい。相手危険や。北線でもな、舗装やってくれたけども。まだガタガタ道やったらゆっくり走りよる。そんなとこ入れる金あったら、悪いとこから直さないかん。難しいもんやで、本当は。北線ようなっとるから車のスピードが速いがな。ビューッといきよるがな。そら危ないがな。あそこも信号ないやろ。前から言ってたが、信号いまだにあらへん。それはしゃあないけどな。そんなことなしに、悪いとことを先に直してもらわないかんねん。高架の下1回見とくなはれ、ゆっくり。俺らみたいな素人でもあの高架の下にデンと座ってこのガードレールも2尺西へやって、このコンクリーはつって、なんやったら植木を1つ置いてきれいにしたら布団乾しよらんやろ。布団乾しよったらどっとするで。布団乾しよるし、そこへ車通れん。あんたよう聞いて、山本部長さん見に行っとくなはれ。 それと今日は本当やったら50人ほど傍聴来てもらおうと思ってましたけど、選挙で議会遅れたよって農繁期が忙しいよって傍聴も来れないけれども、藤が尾小学校の西側や。
農道の舗装や。
農道みたいなもん舗装要るかいと言うけど、このごろ雨降ってもなにしても犬の散歩がおおまんねん。
農道であるために真ん中草生えとんねん。犬の糞もそこへやっときよんねん。草刈りでビーンと回りよるやろ。回りよったらその糞が顔ヘペタッと当たってまうねん。時にはロにも当たる。私部やったら私部の裏側でも、あんなとこでも舗装ができてあるやろ。何人人が通りよるかというねん。
農道の方の人ようけ通りよんねん。犬連れてきよる。星田の人だけと違いまっせ。私部の人も来やはるし、私市からでも。車置いてあったらどけやと言いよるがな。車どけやんならん、忙しいのに。そこが難しおまんのじゃ。せめてあの間ぐらい舗装したってもらわないかんと思う。舗装してくれと言ったら、予算があらへんと言いよるやろ。これも難儀なこっちゃ。何とかしたってもらわな。金谷言うたら、偉いさんは、やったれよ、ちゃんとしたれよ言いよんねん。下が金あらへんもん、よう使わん。
農道の舗装だけはどんなことがあってもしてもらおうと思ってます。今日は農繁期にかかっておらんかったら50人傍聴かけて、市長がどういう答弁してくれはるか、勝負しようと思ってた。今日は選挙で遅れて、こないなったよって勝負はしやへんけども、誰かに
農道を見に行かさないかんわ。何も
農道のことやよってごつい金かけんでもええがな。つるつるでええがな。糞さえかからなかったらええねん。ようけ通らはりまっせ、人。 犬連れて歩くのと、もう1つは健康のために夫婦歩かはりますのじゃ。2人手つないで。草生えてあるとこだったら手外してしまって、離れて行かはるねん。真ん中に草生えてるから真ん中歩けへん。アベックで来ても、その
農道のとこへ来たら手を放して別々に歩きよる。途中までは幸せに来て、その
農道のとこは手を放して行きよんねん。そうするとこれもかわいそうやろ。この道路は何人人が通るかということを見てもらわないかんねん。田中助役ほんまでっせ。何人この道路は通ると。
農道には金かけんと言われたら、かなわんよって言ってます。
農道でも人さえ通ったら交野の市民や。交野の市民が裕福に暮らせたらそれでええねんがな。それひとつ頼みますわ。 もう1つ、これは田中助役よう聞いといてもらわないかんわ。最前のは下っ端が行きよる。体育館今度できたやろ。あの体育館の代わりに星田のパチンコ屋の前えらい建物建てなはったやろ。こっちの代替で。あんたとこの役所が判つけといって来やはったよって、はいと言ってついたんや。するとこれ1銭もならへんねん。市が来てるよって。業者が来たら、こんなえらいの建てるのなら、周辺の水路のたとえ10mでも直せと言わんならんねん。市が言ったために農家のもんわやや。えらい建物は建ってきよるわ。前は水浸かりよるしな。前やったら田んぼやったから田んぼの中へ水流れとったんや。今度は宅地になったよって、その水が屋敷のところへ入っていきよらんで、よそへ行きよる。そうすると市が来たために地元は難儀してんねん。あんなもん業者が来よったら、おいこの水路直せと、そやないと許可しやへんぞと、こうなってきよんがな、正直言って。あんたとこ分担金なんぼもらったか知らんで。お前とこ分担金もらうだけはもらってるけど、地元の潤いがないねん。それひとつよう考えとくなはれ。 それと先ほども市長が言ったように、誇りのある町にしようと思ったら、知恵を出せというけど、知恵を出したら金要るねん。難しいもんや。それで各川に魚泳がせたったらええねん。大阪府からもらってきて。たとえ1ヵ所でも魚泳がせたったら、交野というところはええとこやな。星田の妙見さん参りに来やはったら、いつもこないして魚泳いどんねんなと、景観がええがな。魚パーツと泳がせたったらええねん。赤い鯉でもそしたら景観がええがな。それが一番安上がるで。 それと交野市を売り出そうと思ったらのど自慢させたらええねん、日曜に。のど自慢やったら全国で見とんねん。市長北田輝雄いうて、星のまちに切り替えるといって、アナウンサーが言ったら日本全国テレビで見よるがな。そうすると一遍に交野市売れてしまうがな。えろう苦労することいらへん。そういう方法で行ってもらわないかんねん。 金谷部長、ほんまは下へも予算やるようにして、ひとつ頼んまっせ。ロだけでやれやれ、やったれやったれと、そんなんやったれと言って、金出しよらん。たとえ10mでも舗装してもらったよって、それは礼言っておきますわ。おおきに。このぐらいで置いておきます。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 3番目の福祉行政の東倉治の福祉ゾーンの方向性ということで若干質問させてもらったわけですけれども、今年の6月6日に大阪府と大阪府開発公社、そして交野市で
東倉治地区福祉の
里土地利用等研究会というのができたわけですけれども、この研究会の中でのお話はどういうふりに現在まで進んでいるのかということをお聞きしたいのと、それとこの10月11日に議長、副議長、そして各会派の幹事長で申し入れをしたわけですけれども、このl1日からもう既に2週間ほどたっているわけですけれども、この申し入れをどのように対応されているのかということについてお聞かせ願いたいと思います。
○議長(谷秀夫) 林都市整備部長。
◎都市整備部長(林隆) まず前段の土地利用研究会の経過につきましてご説明いたします。福祉の里土地利用研究会でございますけども、これは平成8年の1月に庁内で研究会を設置するような形で検討いたしまして、その時から始まったわけでございますが、そのあと関係いたします大阪府等関係機関にその研究会への職員の派遣依頼をいたしまして、午前中も答弁いたしましたように本年の6月6日に第1回目の研究会を開催したわけでございます。その研究会の内容等につきましては先ほど若干橋川理事の方からご説明をさせていただいたと思いますが、東倉治地域の福祉の里の区域の土地利用のあり方、あるいは土地利用するについての法規制、あるいはその福祉の里へのメニューをどうするか、こういったいろんな課題がございます。その課題について今後調査検討をしていこうということに決めまして、10月に実は福祉の里基本構想の構想案をコンサルに委託をしたわけでございます。これは本市と府の住宅供給公社が半分ずつの費用を出し合いまして委託をすると、こういう形でやっておりまして、12月の初旬には中間の報告書が出てくる予定になっております。その中間報告をいただきまして第2回目の研究会をしてまいりたいと思っております。その後は、この基本構想の委託は2月末を完了予定にいたしておりますので、3月の初旬に第3回の研究会を予定いたしまして、一定の方向をまとめていきたいというふうになっておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(谷秀夫) 阪長助役。
◎助役(阪長保) 後段の10月の11日に議会の方からご意見をいただいたところでございます。それを受けまして早速内部で今現在調整をさせていただいております。今後につきましては議会のご意見を真摯に受け止めておりますのものの、今日迎えておりますこの福祉施設の事業等の推進と、こんなこともございますので、今後は議会の皆さん方と十分協議していくよう努力してまいりたいと、このように考えております。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) 議会と十分協議をして進めてほしいということで、よろしくお願いします。
○議長(谷秀夫) 5番、白岩議員。
◆5番(白岩陽太郎議員) 秋もいよいよ深まってきまして行事がメジロ押しになっております。私も地区の行事やらあるいは様々な企画の中にも参加させていただいております。道路問題で行政改革に入る前に1点どうしても行政のお力で解決をしていただきたいという1点がございます。実は先般市長、助役同席をしていただいて松塚、郡津、幾野の中心地であります郡津小学校におきまして避難訓練を実はやっていただきました。なかなか起こってはならないことの対策というもので多少不安もあったわけですが、地域の人たちのご努力と行政の努力で一定の大きな成果を得たんではないかな。またそういうことを各地でやっていただいている理事者の皆さん方に休日とはいえ本当に市民の生活安定のために、不安解消のために大変なご努力をいただいているんだなということで感謝を申し上げたいと思います。 私が言います道路行政についてのご注文はもう随分前からお願いをしております郡津、倉治を結ぶ幹線道路の修復の問題でありまして、避難訓練のちょうど真ん中でありますし、郡津小学校をはじめとした通学道路としての非常に重要なファクターを持った道路なんです。ただ、いつ要望してもこの道路問題だけはなかなか前進しない。前進しない内容は地権者の問題であるとか、あるいはそれ以外の土地利用の制限の問題であるとかいろいろ言われておりますが、そうはいって日常の市民生活にとって今のままでよいわけがないということで度々行政の方にお願いしましたし、行政もぜひ前向きにその問題については優先的に取り組んでいくと、あるいは開発等の波に合わせてそれらの解決に当たりたいということを再三にわたってご答弁いただいております。しかしいまだかつてその内容は報告を受けておりませんし、それに対する取り組みの経過が十分分かりません。 ところが地元の郡津地域あるいはその幹線道路周辺はそれ以上に開発の波が押し寄せて、見るたびに様変わりをしているのが実態だということからすると、開発の時に行政と改めて協議をし直してそこらの道路問題を解決していこうとされる姿勢が、我々議会なり市民側から見るとどうもそのようになってないんじゃないかと。今まで言ってきた内容が、その開発行政と合わせて道路行政の前進のために効果的になってないんじゃないかなと。とするならばこれから何年たってもその問題が棚上げされて市民生活が不安の状態のままで放置されてしまうというふうなことで、大変大きな危機感を持っております。この道路だけじゃないと思います。様々な会派からも出されておりますが、ぜひこの道路問題について現状と対策がありましたら、一言ご所見をお願いしておきたいと思います。
○議長(谷秀夫) 奥田土木部長。
◎土木部長(奥田鐵彦) ご指摘の郡津倉治線につきましては現在、事業が滞っておるというのが正直な現状でございます。したがいまして今後は当方の中街路計画というところに一応入っておりますので、ほかの道路計画との優先順位といいますか、そのようなところを十分眺めて考えながら、時期は定かじゃございませんけれども、いずれご指摘のような方向で、中街路ですから既存道路の拡幅というような事業かなという、基本的にはそういう方向になっておりますので、できる範囲の可能性を今後とも調査なりやっていきたいなと思っております。
○議長(谷秀夫) 5番、白岩議員。
◆5番(白岩陽太郎議員) 今日はこの問題をメインに取り上げて物事を進めていこうという考え方じゃございませんが、恐らく今の答弁では相当長期に放置をされてしまうという危機感を持ってます。そうならないように、ぜひ前向きに、どこをどう手直しすればネックが解消されるんだということをもう少し前向きにやっていただいて、駅と住宅地を結ぶ本当の幹線道路でありますし、日毎に交通量が増えて様々に交通のネック解消の市民の声が自治会あげて上がっているという実態だけは、ぜひしっかりと受け止めてやっていただきたい。そういう1つ1つの解決がなかったら、文化ゾーンで様々に論議をしていることが砂上の楼閣であって、何か実生活は関係ない話をしているんかというふうなことで、一番大事なこういう市民の信頼ということに結びつきませんので、常日頃から言われているそういう道路問題の課題解決に向けて、ぜひ庁内総力を挙げてやっていただきたいと思います。 それから私の方から5点目、行財政、情報の問題について少しだけ時間をいただきたいと思います。いよいよ第3次の行革も始めていただいているというやに聞いておりますし、期待はしております。ただ私はいわゆる行政の改革というのは時代に合わせて手法を変えなきゃいかんという感じがしております。今まで1年かけて長期的にビジョンを見ながら改革をするというスタイルと、時代が大きく変わった時における行政改革の進め方等には、私はおのずから差異が出てきて当たり前だと。皆さん方が一生懸命努力されている内容を十分知らずに質問しておりますので、その点についてはあしからずご了承いただきたいわけですが、やはり早く手を打つということの重要性をぜひ発揮をしてやっていただかないと、もちろん民間企業でもこの改革というのは円高、円安のこの大きな流れに対してはもう1日1日が勝負になっているんですね。今日なんぼで為替レートを設定するかによって1年後の収支が全面的に変更せざるを得ないという、いわゆる長期ビジョンで10年後の円安、円高の為替レートを探るような時代ではなくなっている。じゃあ明日どう対応するのかと、あるいは1月後どう対応するのかという、いわゆる期間限定の決定を下さなければいかん。あるいはその為替レートによって操業そのものの場所の問題、これも5年後、10年後をどこで操業するかという時代じゃないんですね。いわゆる自分とこの生産のラインが乗るかどうかということは、今日、明日の問題としてこのリストラ問題をとらえておられる。いわゆる生きるか死ぬかということに対するこのリストラの必要性というものが、これは消費者が勝手にそういう勢いをつけているわけですが、国際的な情勢と消費者の動きに対して自分とこの企業あるいは自分たちの集団はどのように対応するんかというまさに机上から脱した、現場に足を置いたリストラ運動がやられております。 私は行政だって同じことだというふうに考えておりますので、そのために確かに長期的にはじゃあどうなるんかということはもちろん重要だということはご指摘の論をまたないわけですが、しかし早く手を打つ。早く手を打たなかったら、長い目で見たやつが死んでしまうということだって私は出てくるというふうに思っております。とりわけ過去何度も指摘をさせていただきました。私から見ると、給与まだ内部で袋詰めされながら渡されている事実であるとか、あるいは公共施設を建てられてもそれが十分に運営されていない事実であるとか、あるいは過去のいろんなシステムに歪感が出てきている事実であるとか、そういうことについて私は全体の意見がまとまってからやるという過去の流れから、やれるものは明日からやっていくというような流れに変えていかれないと、本当の行革の市民に応える成果は出てこない時代に入ってきているんではないか。ぜひそんな観点もこの第3次行革、あるいはそれが終わったあともこの行政のリストラに対する厳しい目を向けてやっていただきたいと思います。 今1つはこの行財政改革の中身の問題も出てこようかと思います。ぜひ次回また時間を得ながら進めてまいりますが、いよいよ来年6月、総合体育施設のオープンということになります。その前提的な条件として3月議会でも申し上げましたように、いわゆる生涯スポーツ、生涯学習、この2本立てのバランスの上に立って交野市が誇れるまちづくりをぜひやっていこう。高齢化社会に対応した受け皿づくりをきっちりと備えていこう。そのために何が必要なんだという論議から出発をいたしまして、着々と進めていただいているものとは思いますが、その内容が少しも公開されない。いわゆる情報がこちらに伝わってこない。したがって来年の6月以降総合体育施設オープンした時に、じゃあ生涯学習センターの方は一体どうなるんだと、この不安は持ち越したままでこの10月を迎えているということに、私は行政のあり方あるいは議会と理事者との間の役割分担が十分機能してないという感じを強く持ちます。一定の成果が見えたいわゆるスポーツ関連施設については見えやすい形で市民も納得をしていただいてますし、それのより向上を願ってはおりますが、一方バランス上どう考えてもこの市民文化の拠点でありますとか、施設づくりについては何ら対応が遅れておるのが事実であります。 過日実は合唱祭ありまして、議員各氏も見ていただいた方もあります。市民文化の1つの成果発表という形でやられまして、秋のいわゆる文化の祭典だなという思いをして、心豊かな感慨をもって帰ったのはありますが、いかんせん栗原議員が道端でおっしゃった、あれに反響板があったらな。一生懸命皆さん方の苦労した声がそのままストレートに私たちの聴衆の心に響けばもっとよかったんじゃないかと、こんな声も訴えていただきましたが、やはり多目的のホールであることには間違いないわけでありまして、練習の成果も十分に出せない状態になっております。ゆうゆうセンターの交流ホールにつきましても音が全部天井に上がってしまうというふうなことで、文化の運動は広まっておるにもかかわらず、その成果を発表する機会になかなか恵まれないというのが交野の今の文化の担い手の問題だということで、教育長からは常々その問題について積極的にバランスある体育文化行政をしっかりやっていこうという気持ちをお受けしております。 併せて生涯学習センター、星田の図書分館、予算も付きましたし、その内容を取り組んでいただいておると思いますが、その内容が一向に我々に伝わってこない。したがって何かネックの問題が長引いているのか、あるいはそれ以外の様々な取り組みがなされているのか。よく我々に分からないということで、この文化の状況整備が進まないという心配をしておりますので、今言いました文化関係の全体的な進め方が今どのようにとらえられて、どのように進められておるのか。簡単で結構でございますから、ご答弁を市長の方からお願いをしておきたいと思います。
○議長(谷秀夫) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 簡単に答えよということでございますので、話せば大変いろいろな複雑な問題絡んでおります。決してお説のように全く放置しておると、こういうことは実はございませんので、ぜひひとつご理解をいただきたい。かねてからご指導ちょうだいいたしておりますように、私どもの願いは体育、文化バランスのとれたということを念願して頑張っております。当面星田の問題につきましても本市だけの考えで進むことは大変いろいろな問題も絡みまして、今現実問題として星田行政区並びに星田財産区に対しまして一定の我々の考え方をお示しし、要望し、そして一定のお返事をちょうだいしておると、これからいろいろ具体の問題の詰めに入ると、こういう段階でございます。更に一番終局的な問題の文化活動の拠点づくり、これはひとつ財政的な問題でございまして、いつからどうするかということについてはいまだ結論は出しておりませんけれども、その間さればどうするかという問題等につきましても検討委員会で検討をお願い申し上げていきたいと、このように実は考えております。 その他この行革を実施するにあたりまして設置した時に、あえて私からいろいろな問題を委員会のメンバーの方にお願いを申し上げまして、特に今ご指摘の文化関係の活用に何とかできないかということで、各学校の空き教室の利用方策、例えば空き教室の中で音楽団体等から強く要望の受けております練習会場の問題とか、こういう問題も積極的に検討してくれるように実は申し上げたりいたしております。いずれにいたしましても、もう少し時間をちょうだいいたしまして、一定の地元対策等々も具体化になりますれば、私どもの考え方を議会にもご相談申し上げられるであろうと、このように考えておりますので、今しばらくひとつ時間の猶予をお願い申し上げたいと、このように考えております。
○議長(谷秀夫) 5番、白岩議員。
◆5番(白岩陽太郎議員) 3月議会でご質問させていただいた内容と私はあまり進んでいないという受け止め方をしております。人と自然と文化が和むという大前提の市民憲章の中で、生涯学習をどのように進めていくか。その全体の枠組みの中にこれからの高齢化社会の中で交野市が健康と文化をどういう調和をとっていくかというところから私は体育面、スポーツ面、それから文化面のバランスを両輪のごとくきちっととらないと、一方だけを進めたり、一方だけを滞らせたら、いわゆるこの市民憲章の和が崩れてしまうと。だから賛成をして積極的にやってこようという取り組みをしてきた経過からすると、今の市長の答弁はいささか私にとっては間が抜けた答弁でしか受け取れません。したがってこの問題は10月議会以降本当の真意を聞かせていただきながら、12月議会の中で十分な論議をさせていただいて、市民憲章の和にふさわしい交野のまちづくりができるように、うちの会派としては積極的に提案活動もさせていただき、また論戦もさせていただくということで、私の意見を終わらせていただきます。
○議長(谷秀夫) 4番、有井議員。
◆4番(有井貞登議員) あと5分ですから、行政改革についてなんですが、これにつきましては議会の方でも行財政特別委員会ありますから、またその中でいろいろ論議をさせていきたいんですけども、ひとつ確認しておかなくてはいけないのは、いわゆる今、市の方で行財政改革推進本部できましてやっておられます。しかし、このことが1つは経常収支が100%近くになってきた。財政的に非常に困った状況になってくるということがあった。それに対応するというふうなことなんですけども、今までの行政構造、国、府、市というふうな、また税体系との関係とかいうふうな形でいけば、長期不況による税収の伸び悩み、そういったことから自然にそうなってしまうというふうなところがあって、そこの見直しというのをきちっと、市の行政の中身をどう見直していくということはしていかなくてはならないんですが、根本的な大きな改革にはなかなかつながらないんではないかというふうな点はあります。その点について市長の本来その行政改革の推進本部をもって目指すところ、これについてまず1点だけお聞きしたいというふうに思います。
○議長(谷秀夫) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) お説のとおり行財政でございますので、財政問題が主ではあるとは申し上げますものの、大いに関連することでございます。現時点での平成7年度の決算あるいはまた8年度の予算等々を通じまして経常収支比率が大幅に上がってきた。これは経常支出が伸びてきたのは事実でございますが、比率というものは必ず比較するものがございまして、その対象になる税収が以前のような伸びを示さなくなってきたということで、おのずと経常収支比率が上がってきたと、こんなことが言えます。そういう現況の中で、今後どのような行政改革をしていくのか。あるいはまた中期、長期の財政計画を確立していくのかと、この辺を重視して今回の発足いたしました検討委員会で検討してほしいということを申し上げました。 特に施策等につきましても優先順位を厳格にした上で進める必要があるんではないかと、また見直すべきものは積極的に勇断をもって見直してほしいと、そんなこと様々な障害も予測されますけれども、痛みを分かち合うことも必要だと、そんなことも申し上げながら今回の行革に取り組んでおるというのが現実でございます。
○議長(谷秀夫) 4番、有井議員。
◆4番(有井貞登議員) もう時間ありませんから、そこらはまた特別委員会の中で論議していきたいと思いますが、1点だけ私思いますのは、いわゆる行政改革、財政も含めてなんですが、財政についてはそういうシステムの中から必然的にそういった状況が起きてくると。しかし市民に対する行政のサービス、これについてはお金だけでは計り知れない、いわゆる地域の住民参加の組織をどのように活用するかとか、あるいは職員自身が自分の行政マンとして行う職員としての庁舎での仕事プラス自ら改革して市民サービスどれだけできるかというふうなところを根本的に考え直していかないと、本当の行革というか、行政の改革になっていかないような気がいたします。いわゆる過去からまちづくり委員会とか地区保存修景計画推進協議会なり、あるいは文化推進会議、そういったものを作られて、そこの機能しているところはかなり行政と地域がタイアップされていい形で行政運営がなされている。それは不満はようけありますけども、まだ信頼関係が持てるというふうなところがあると思います。そういった面での市長としてそれを最終的にどうするんだと、いつまでにどうするんだというものがはっきりしないのと、それに対応して職員はどう動かなくてはならないのかという、そこの信頼関係というか、そこらも十分にないような気がするんですけども、そこらの点で市長の方で見解ありましたら見解を聞かせていただいて、もう時間ありませんから私の質問を終わりとさせていただきます。
○議長(谷秀夫) 北田市長。
◎市長(北田輝雄) 大変難しゅうございますけれども、率直に申し上げまして、市民の皆さん方の目から見ますと、なかなか市の職員がいろんな市民要請していくというのは、その反応も様々でございますが、現実の問題として大変難しい問題があると。だから私はできることなら一遍、何と申し上げますか、よく分からないんですが、市職員外でひとついろんな地域で活動されてきたキャリアの持ち主あるいはまたかつての職場等々でいろんなご活躍をされてきたと、こんな人材が仮に協力してやろうじゃないかというようなことになりとすれば、私ども職員だけの手ではなしに、市民の立場に立った、何かもっと市民に身近な協力要請あるいはまた私どもの積極的な行政展開ができるのではないかなと、このようにも考えております。ただこれも提案だけではいきませんし、地元へ足を運び、生の声を聞き、そしてそれを実際に行政展開しなければならんと。この辺のラインをうまく考えて、現時点ではどんなものかちょっと分からないんですが、何かそういうものを早急に作り、そしてこの行革とも絡み合わせて、先ほど申し上げたようにいろんな障害が予測されますけれども、市民皆さん方には申し訳ないんですが、やはり痛みも分かち合ってもらわないかん。そして21世紀本当に高齢化社会あるいは少子化社会を、我々かつて経験したことのないことを迎える。そういう中での行政展開でございますので、やはり思い切ってやらなきゃいかん。そのためには従来の考え方ではいけないなというような考え方を持っておりますので、また具体のこういう方法がありましたら、ぜひご指導いただきますようにお願い申し上げておきたいと思います。
○議長(谷秀夫) 7番、吉坂議員。
◆7番(吉坂泰彦議員) どうもありがとうございました。少しは嫌がられる質問もさせてもらいましたけれども、これもすべて誇りのもてる町、そしてその中で住んでよかったと言える町にしたいがための質問であったというふうに理解をしてもらいまして、私ども市民クラブの一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(谷秀夫) ただ今から2時20分まで休憩いたします。 (午後2時03分 休憩) (午後2時20分 再開)
○議長(谷秀夫) 再開いたします。 4番目の質問者、日本共産党中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 日本共産党を代表いたしまして一般質問を行わせていただきます。 1点目は第二京阪道路の問題です。他の会派からも質問がありましたが、現在の進捗状況をお尋ねいたします。 2点目はまちづくりについてです。今般JR新駅についての要望による署名など始まっております。その観点として福祉等が強調されておりますが、新駅設置におけるJRからの金銭問題や乗降客などの条件が今後の交野のまちづくりにとって大変大きな影響を与えることにもなります。したがってこの問題に対する交野市の基本的な考えをお尋ねいたします。 3点目は水道料金のあり方について質問いたします。この8月より水道料金が引き上げられました。市民の皆さんからはやはり負担増で大変だなどの声が出されております。他市では家庭用の水道水で低所得者世帯に対する福祉水道料金の導入などが実施されておりますが、こうした施策について今後検討されるのかどうか、お尋ねいたします。 4点目は学校給食問題について質問いたします。今年の夏は病原性大腸菌O-157が猛威をふるい、尊い命まで奪われました。学校給食の責任が重大であることが再確認されたところです。全国で学校給食施設の見直しがされております。交野市ではどのような取り組みがされたのか、お尋ねいたします。 5点目は障害者福祉及び福祉バス運行改善について質問いたします。交野市でも今年度に第1次障害者福祉長期計画が策定されました。長年の障害者本人または関係者の願いや思いを取り入れたものであろうと思います。皆さん早期の実現を望んでおられると思います。さて、その中で障害者の方の歯科検診治療についてのお考えをお尋ねいたします。 もう1つは福祉バスの件ですが、障害者の方、高齢者の方など福祉バスを利用されていますが、このバスの運行について今後状況に応じて改善、変更等をする考えはないのか、お尋ねいたします。 6点目は産休明け保育について質問いたします。ここ数年来市内の開発に伴い人口が増加しているのは、昨年の国勢調査結果を見ても明らかです。多くの方は豊かな自然環境を求めて交野に来られ、第2のふるさととして、子育てに良好な地として選んで来られたと思います。若い層の転入の傾向も見られます。この交野で安心して働き、子育てができる支援策の1つとして、産休明け保育をどう考えておられるのか、お尋ねいたします。 7点目はゴミ問題について質問いたします。ゴミ問題については市民の関心も高く、皆さんのご協力をいただいているところですが、資源ゴミの収集方法の中で透明のゴミ袋の活用に関してどうお考えなのか、お尋ねいたします。 以上7点にわたる質問に対する理事者の答弁をお願いするものです。また同僚議員から関連質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(谷秀夫) 1点目の答弁者、小川
特別事業対策室長。
◎
特別事業対策室長(小川武士) 日本共産党中上議員の1点目のご質問、第二京阪道路問題についてご答弁申し上げます。なお、他会派の答弁と重複いたしますことをお許しいただきたいと存じます。 去る6月議会におきましても同趣旨のご答弁を申し上げましたが、現在事業主体におきましては事業者案に基づく管理者協議を進めたいとの意向でございまして、関係各市等におきましては二国の交差する道路、河川等の管理者協議が行われていると聞き及んでおります。しかしながら本市におきましてはまだ事業者案が提示されておらず、事業主体においては本市が要望しております築堤方式について検討を進めているものと期待しているところでございます。これまでにもご答弁申し上げておりますように、事業者案が提示されましたならば、直ちに市議会にもご通知申し上げ、本市といたしましても関係部局等で構成いたしております庁内調整会議で検討を進めるとともに、第二京阪道路対策大綱に基づきまして関係住民団体をはじめ各地区ごとに沿線住民とも地区まちづくり懇談会等の場において築堤の形態や二国と交差する生活道路の取り扱い、あるいは沿道等整備構想の具体的な内容等についてのご意見等を十分にお聞かせいただき、それらのご意見等を踏まえ、事業主体等関係機関と協議調整を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
○議長(谷秀夫) 2点目の答弁者、田中助役。
◎助役(田中宏治) 日本共産党中上議員の2点目のご質問、今後のまちづくりについてご答弁申し上げます。新駅設置につきましては先日に他会派からもご質問いただいており、若干答弁が重複するところもあろうかと思います。お許しいただきたいと思います。 現在新駅設置の署名要請が行われていると聞き及んでおりますが、これについては地元関係者で結成された新駅設置促進協議会により、JR河内磐船駅と津田駅の間に新駅の設置を要請しようとされるものと認識いたしております。当地区周辺は現在市街化調整区域でありますが、重度障害者多数雇用所交野松下をはじめとする福祉施設や教育施設などが立地する地域でございます。新駅を設置するにあたりましては、鉄道側としましては地元の熱意に加え、初期投資及びランニングコスト等検討、収支が見合うものであるかどうかなどを考えるでしょうが、それ以前に市のまちづくりの上からの考え方はどうかを検討する必要がございます。 市の考え方につきましては市長が他会派のご質問にお答え申し上げましたように、今後の取り組みについてでございますが、本件については将来の交野の町のあるべき姿を見通しながら、本市議会の取り組み状況なども踏まえながら、地元関係者の熱意に応えられればと考えております。よろしくお願い申します。
○議長(谷秀夫) 3点目の答弁者、小寺理事兼水道局長。
◎理事兼水道局長(小寺有) 日本共産党中上議員の3点目の質問、水道料金のあり方についてご答弁申し上げます。 議員のご質問の趣旨は水道料金における福祉的施策の導入をどう考えているのかということでございます。このような施策につきまして水道局の考え方を申し上げ、答弁といたしたいと思います。水道局はすべての人たちが1日たりとも欠かすことのでない基本的かつ最重要の生活手段であります、この水道をお使いの市民から定められた料金を使用水量に応じ等しくちょうだいいたすことは、私たち水道局員の使命の1つであります。ただ生活保護世帯等生活にお困りの方については、既にご案内のとおり市の福祉担当部局において保障として最低生活費が支給されており、その中には光熱水費として水道代が含まれ、それをもって水道料金を納付されております。水道局として当該制度を受けておられるところへ、更に水道料金の減免制度を授けることは重複払いの感も否めず、行政の公平な遂行の見地からいささか疑問があるものと考えます。更に水道事業は公営とはいえ、純然たる独立採算の企業であります。そのほとんどが市民の皆様からいただく水道料金によって賄われております。常に健全財政を心掛け、もって市民に安全でおいしい水を安定供給していくことが最大の福祉の増進につながるものと確信しているところでございます。安易に財政的な裏付けもなしにこのような制度を授けることは、それでなくても厳しい企業財政を圧迫する事態が予測されます。したがいまして、水道局といたしましては福祉減免はすべきでないものと考えております。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(谷秀夫) 4点目の答弁者、永井教育長。
◎教育長(永井秀忠) 日本共産党中上議員の4点目のご質問、学校給食問題についてお答えいたします。 本市の小中学校給食は3ヵ所の給食センターで全校すなわち14校対象に実施しておりますが、学校給食は児童生徒の成長に重要な役割を担っており、絶えず安全でかつ衛生的に、また栄養面にも配慮して実施しているところです。 さて、食中毒の予防については、まず校長会を通じ学校の衛生管理の徹底や児童生徒の健康観察の強化、あるいは手洗いの励行の徹底など、また給食センターでは職員の衛生管理と設備の点検や衛生管理に万全を期するよう常々指示し、食中毒の発生予防に努めているところであります。 特に今年6月に岡山県で病原性大腸菌O-157による食中毒事件がありましたので、本市としても直ちに日常の感染予防策を含め食中毒予防について再度各学校に指示し、また給食センターにおいても食品の十分な加熱や生野菜のボイル処理、調理器材の熱湯消毒、調理器具の煮沸処理等について再度指示を行うとともに、給食センターや学校の給食用設備や備品の総点検と消毒を実施し、加えて給食業務に従事する職員の研修強化を行ったところであります。また一方で食材納入業者には清潔、温度管理、迅速の3原則の徹底について重ねて指導したところであります。更に学校給食における保存食等の保存期間の延長や保存方法の変更を行うため、まず給食センターでは既存の冷凍庫を改造し、食材や調理済み食品の2週間以上の保存を、また全学校にも新たに冷凍庫を購入し、その保存に努めているところであります。加えて学校では手洗い用薬用石けんの常備や配膳室等のアルコール消毒を日々実施し、また便所等の消毒を目的とした噴霧機の購入確保に努め、安全で衛生的な給食が提供できるよう、なお一層改善と衛生管理の強化を図っております。 2学期の給食実施は通常通り行うことができましたが、給食開始にあたってはあらかじめ給食センターや各学校の衛生管理等について四條畷保健所の立ち入り検査を受け、実施に支障のないとのご意見をいただいているところでございます。どうぞよろしくご理解を賜りまして、ご答弁といたします。
○議長(谷秀夫) 5点目の答弁者、中村保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(中村由美子) 日本共産党中上議員さんの第5点目の質問、障害者福祉及び福祉バス運行改善についてお答え申し上げます。 まず障害者福祉、特に障害者歯科診療についてでございますが、昨年の本会議でもお答えいたしましたとおり、危険性を伴うこと、障害者を受け入れるための諸条件の整備、すなわち車いすなどがスムーズに進入できること、また歯科診療台などの治療器具も障害者歯科診療に適したものが必要であること、更には歯科医師、歯科衛生士などを増員することなどの診療体制の強化をはじめ、障害者歯科診療という特殊な技術を要するなどの諸条件の整備が不可欠なことから、一般歯科診療所では治療を行うことが困難となっておりますことはご承知のとおりでございます。 このため現在本市におきましては歯科医師会及び医師会とも慎重に協議を重ねているところでございます。障害者歯科診療という特殊な技術を要するなどの諸条件の整備が不可欠なことから慎重にならざるを得ない状況となっております。現在は広域的かつ専門的事業として主として大阪府が中心になって障害者歯科診療を実施していただいているところでございます。 障害者歯科診療の現況でございますが、近隣で申し上げますと、現在大阪府の委託を受けて枚方市津田にあります枚方療育園で月曜日から木曜日までの毎日、午前10時から午後4時まで心身障害者並びに障害児の歯科診療が実施されております。本市におきましては障害の程度にもよりますが、一部の歯科医院で障害者歯科治療に当たっていただいているのが現状でございます。いずれにいたしましても障害者歯科診療は障害者福祉の大切な事業であり、障害者福祉長期計画にも示しておりますように、障害者歯科診療を実施するための条件整備、すなわち歯科医師会の絶対的な協力体制はもとより、その他多くの条件整備をする必要がございますことから、中長期的な実施体制を予定しているところでございます。今後につきましても歯科医師会並びに医師会の各先生方と協議を重ね、広域的かつ専門的要素の高い事業として大阪府に対しても積極的に体制整備をするようお願いしてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようにお願い申し上げます。 続きまして福祉バス運行改善について申し上げます。保健福祉総合センターが平成4年に開設と同時にゆうゆうバスを運行して現在に至っております。現在までの経過を述べさせていただきますと、当初運行しておりましたコースの運行所要時間が1コース47~49分かかっておりました。また市役所の方にも回っておりませんでした。これらの改善を目指しつつ、路線の見直し時にはいろいろな制約、例えば物理的に車が通れない所、巡回のため同じ路線を通れないなどの制約もございます。これらの条件を根底にもって平成6年9月に全面的に改正を行いました。 改善点はまず第1点、安全性を追求し、よりきめ細かく市域をカバーする路線を目指しました。その結果、郡津方面コース、倉治方面コース、星田方面コースに分け、8停留所を新設いたしました。2点目、運行所要時間が47~49分かかっておりましたのを半分近くの23~24分までに短縮し、より利便性を高めました。更に便数を増便させることができました。3点目、前は市役所、作業所、更には授産所を通っていませんでしたが、停留所を設置し、以上を通るようにいたしました。以上のような点が改善点でございました。 全面改定から2年を経過したところでございます。市民の皆様には路線等に馴染んできたところで、年間の利用者は平成4年度は延べ1万392人、平成5年度は2万249人、路線を見直しましてから平成6年度は延べ2万4871人、平成7年度は延べ3万4742人でございました。平成8年度は9月末で2万591人、利用者が増加の傾向にございます。この状態でまいりますと4万人近く利用されるものというふうに思っております。 当面は2台の運行バスを時間内、すなわち午前8時半から午後5時までで許される範囲内で最大限活用していきたいと考えておりますので、現状態で運行してまいりたいと考えております。次回の路線の見直し時には全市的に一層の細かい路線の設定を考え、市民の立場に立ったより一層の利便性、安全性を追求していきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(谷秀夫) 6点目の答弁者、阪長助役。
◎助役(阪長保) 日本共産党中上議員の6点目のご質問、産休明け保育についてお答え申し上げます。 この産休明け保育につきましては昨年の12月議会でもご答弁申し上げましたように、本市での対応といたしましては、生後3ヵ月の乳児の体は急速な発達過程をたどりながらも、諸器官は極めて未熟であり、外界の諸刺激に対する抵抗力は甚だ弱い状態にあると言われております。また、この時期におきましては骨、筋肉も弱く、保育所の送迎時の危険性や長時間にわたる母子分離は、その関係の発達を希薄にする危険性を有し、そのために乳児の情緒的発達を阻害するとも言われております。本市ではこのようなことから最低6ヵ月間は母親のもとで乳児を育てていただくことが現在のところ最良と考えております。ご理解を賜りますようお願い申し上げまして、答弁をさせていただきます。
○議長(谷秀夫) 7点目の答弁者、北岡理事兼環境事業部長。
◎理事兼環境事業部長(北岡紘) 日本共産党中上議員さんの7点目のご質問、ゴミ問題についてお答え申し上げます。 ご案内のとおり本市におきましてはゴミの減量、リサイクルを目指し、平成3年4月から空き缶、なべ、やかん、乾電池の分別収集を行い、更に平成6年1月から瓶の資源化を加え、現在5分別収集を行っているところであります。空き缶、空き瓶等の資源化量は年々増加しておりますが、中上議員さんもご案内のとおり、資源選別方法は手作業で行っております。資源ゴミの中に営利な刃物、異物など、いわゆる違反ゴミが混入し、作業員が怪我をするなど、選別作業に支障を来す場合も見受けられましたことから、担当では実は相当苦労してくれているのも事実でございます。これまで広報、回覧、地元説明会、見学会等あらゆる機会をとらえましてゴミの分別につきまして訴えてまいっておりますのの、依然として違反される方が後を絶たないのが現状でございます。 このようなことから更に意識高揚を図るため、交野市ゴミ減量化・リサイクル推進市民会議におきまして啓発事業の一環として平成7年I1月からまず9地区に、更に本年8月から残りの地区すべてに資源ゴミ用透明袋を配布させていただき、ゴミの出し方についてのルールとマナーの意識高揚を図っていただいているところであります。おかげをもちまして多少の異物は混入しておりますものの、資源ゴミ用透明袋の使用による啓発活動が浸透し、危険物の混入も少なくなりまして、安全に作業ができ、作業効率も良くなってきております。 なお、この資源ゴミ用透明袋につきましては、市民会議でも種々議論いただいた結果、1世帯当たり12枚、今回限りの処置として無償で配布されたものでございます。なお、配布された資源用ゴミ袋がなくなりました場合につきましては、これも既にチラシ、回覧、地元説明会等でお願いいたしておりますように、透明の袋を使用していただきたいと考えております。今後啓発に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご協力賜りますようお願い申し上げまして、答弁といたします。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 7点にわたります質問に対しましてご答弁ありがとうございました。私は5、6、7点目について再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 まず5点目の障害者福祉及び福祉バスの運行改善についてです。今、答弁の中にありましたように、障害者の歯科診療を行うには本当に技術を要し、設備の充実が不可欠であるというお話、そのとおりだと思います。障害者の中には心身をコントロールできない方、治療中のパニックも予想されます。そのため一般歯科医から危険な中では治療できないと今まで治療拒否を受けてもきたのです。そのため親御さんは診てもらえる所があれば電車を乗り継いででも遠い所まで出掛けられる、そういう状態でした。また、あるご高齢のお母さんからこの交野にそういう所があれば、そんなお話もお聞きいたしております。 ゆうゆうセンターの中に休日だけの救急歯科診療室がありますが、平日はどのように利用されているんでしょうか。この施設を利用してはできないものなんでしょうか。お尋ねしたいと思います。
○議長(谷秀夫) 中村部長。
◎
保健福祉部長(中村由美子) ゆうゆうセンターの中にございます歯科休日診療所、これはあくまでも休日診療所としての開設になっておりますので、診療に関しましては休日、更には年末年始のみの使用となっております。平日につきましては必要時検診として利用させていただくことはございますが、主としては休日診療、これのみに限らせていただいております。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 交野市でも今年度、障害者福祉長期計画を作成されたんですけども、その中に歯科診療について中期充実、平成11年度からとなっております。この問題では共産党は以前から取り上げている問題でもありますけれども、どうして中期なのか。また答弁の中で中長期と先に延ばされているような言い回しがありますが、それはどうしてでしょうか。お尋ねいたします。
○議長(谷秀夫) 中村部長。
◎
保健福祉部長(中村由美子) 障害者計画の中に中期というふうに入れさせていただいております。と申しますのは障害者の方々の治療というのが非常に難しいということも承知をいたしております。そういう中で難しいし、また更に必要なことではなかろうかというふうに思っております。しかし本市といたしまして障害者歯科診療を行うにあたりましては、答弁の中でも言わせていただきましたように数多くの準備事項、更には歯科医師会の先生方にあたりまして障害者治療を行うにあたっての技術のマスター等も必要になります。そういう意味で今後更に先生方の方とお話をさせていただいて、将来的な形の中で実施ができればいいなというふうに今現在思っているところでございます。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) もう前期は始まっておりますので、本当に今後、中期実施に向けて話し合いの場を持っていただいて、問題点を1つ1つ解決されて、条件整備を整えて実施していただきたいと思うんですが、先ほどの答弁の中に大阪府の委託で枚方市の療育園で月曜から木曜日の歯科診療が行われているということ、これ初めてお聞きいたしました。このことを早速障害者の方、関係者の方に市としてお知らせいただきたいと思います。 それとこの療育園についての経路、そういうものはここの交野市から、市民の皆さんにお知らせする場合、経路などは確認されておられるんでしょうか。
○議長(谷秀夫) 中村部長。
◎
保健福祉部長(中村由美子) 枚方療育園の方でございますけれども、JR津田駅の方から穂谷行きで1時間に2本ほどバスが運行されております。そのバスをご利用いただきまして津田病院前の方で下車していただく。そしてあと徒歩ということになっておりますので、その旨で問い合わせ等ございましたらお知らせをしていきたいなというふうに考えております。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 枚方療育園の通園バスには乗れないということですか。
○議長(谷秀夫) 中村部長。
◎
保健福祉部長(中村由美子) 枚方療育園のバスはございますけれども、これは職員用並びに通園している通園者あるいは通園児用ということでございますので、一般の歯科治療の方についてご利用ということは難しいということでございます。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 障害者歯科診療についてお話を伺う中で努力していただいていることは分かったんですが、計画書の理念の中にも障害者の自立、社会参加ということが挙げられているんですけれども、まず健康でなければそういう社会参加ができないということで、そして歯は本当に生きてる限り必要なものです。再生できないものですから、今後とも本当に早急に医療関係、そういう設備の充実を図っていただいて、障害者の方の歯科診療施設を設けてくださるよう要望しておきます。 福祉バスの運行について、市民の中から運行についての変更改善を望む声がありましたら、その内容をお聞かせいただきたいんですが。
○議長(谷秀夫) 中村部長。
◎
保健福祉部長(中村由美子) 現在、改正いたしましてからは前よりもより多くの方にご利用もいただき、評価もしていただいております。しかし若干倉治方面のコースを増設し、その利便性を図ったわけでございますが、最終便が3時半にゆうゆうセンターをスタートいたします関係で、もう少し時間が遅くなればありがたいんだけれどという声を承っております。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 今、倉治方面というお言葉がありましたが、そのとおりその地域は始発のバスが遅く、そして最終のバスが早く出てしまうという地域にあたります。そしてせっかく新たに障害者の作業所前に停留所を作っていただきましても、障害者の方がこの作業所に通うのに朝登所も遅くなり、そしてみんなより早く出なければならない、そういう状況も生まれてます。また、ゆうゆうセンターで市民向けのいろんな取り組みされていると思います。例えば広報に載っているのを拾ってみますと、子供健診向けのツべルクリン反応とか、老人介護、婦人病気シリーズの講座など数々ありますが、これは本当に3時半まで、妊婦教室につきましては4時まで行われております。最後まで教室に参加してたら、講座に行ってたらバスに乗れない。そういう声などもお聞きしています。せっかく市民を対象でこういう講座をやっておられるんでありましたら、もう少し今後改善される時には検討していただきたいなと思います。 また、お年寄りの方は運行時間がくるくる変わると覚えられないから困るんだということもお聞きしましたが、お年寄りの方には利用されるだけのコース、大きく拡大して、それを敬老の日とか、そういう時にプレゼントされるとか、見やすい場所に張っていただく。そういう配慮などもしていただいたらいいん違うかなと思います。運行について日頃から努力をしていただいてますが、より市民が利用しやすい方向で改善していただけたらなと思います。 引き続きまして6点目の産休明け保育について質問いたします。この産休明け保育、昨年の12月にも私この質問をいたしました。全く同じ回答です。しかしこの1年間、交野市を取り巻く市町村、それらの保育行政は女性の自立、社会進出に対応するため変化してまいっております。産休明け保育の大阪府下の市町村の取り組み状況をご存じでしたらお知らせください。
○議長(谷秀夫) 片岡幼対室長。
◎幼児対策室長(片岡弘和) 大阪府下の産休明け保育の実施されている市町村は、44市町村のうち産休明け保育の実施市は14ヵ所、一部実施されている市が1ヵ所ございます。3ヵ月から実施されております産休明け保育につきましては7市でございます。6ヵ月から実施されています市は17ヵ所と先ほど産休明け一部実施している市が6ヵ月と両方で、一応このような形で産休明け各市実施されております。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 私が調べましても大阪府では公立または援助を受けて行っている民間も含めまして半数の市町村で産休明け保育が取り組まれております。この交野市で産休明け保育を望む声、また問い合わせなど市の方に届いているでしょうか。
○議長(谷秀夫) 片岡幼対室長。
◎幼児対策室長(片岡弘和) お答え申し上げます。公立、私立保育所の入所児童の受け付けにつきましては、本市広報で募集のPR、また窓口では保育所入所案内のチラシを配布し、市民に周知をいたしております。幼対室では申し込みの問い合わせ並びに市での窓口対応につきまして、産休明け保育の対象は6ヵ月以降の乳児の対象とご説明いたしておりまして、本市の対応についてご理解していただいていると考えております。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 私の知り合いも広報を見て、交野は産休明けがないんかということで、窓口に問い合わすまでもなく諦めている。そういうことを聞いております。また保護者の団体からは毎年産休明け保育をやってほしい、この要望が出されていると思いますが、どうでしょうか。
○議長(谷秀夫) 片岡幼対室長。
◎幼児対策室長(片岡弘和) 保護者からの要望につきましてはいただいております。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) この交野市の職員の方にもお話をお聞きしましたが、交野市にはないので、別の所で個人的に多額の保育料を払って預けておられる、そういう方もおられます。ここの職員の方です。先ほどの答弁の中で産休明け保育についての考えを述べられておられましたが、このような保育観どこで得られたか知りませんが、根拠があってのことなんでしょうか。既に多くの市町村が取り組んでいる産休明け保育です。乳児の発達を阻害している産休明け保育、こういう保育を他都市はやっているんでしょうか。発達を阻害するような保育が20年前から行われ、どんどん全国に広がっていく。これはどうして産休明け保育が取り組まれていくんだと思われるでしょうか。
○議長(谷秀夫) 片岡幼対室長。
◎幼児対策室長(片岡弘和) 生後3ヵ月から6ヵ月の乳幼児の体は急激な発達過程をたどり、諸器官は極めて未熟でございます。また感染力に対する抵抗力も非常に弱い時期でございまして、特に首の座らない時期に保育所への送迎時、長時間にわたる母子分離のことは最善とは考えられないと考えております。また離乳食につきましては、6ヵ月以降においては一般生活のリズムが1日3回の母乳または育児用ミルクと2回の離乳食によって栄養を摂取することが可能でございます。それまでは主に母乳または育児用ミルクにより栄養摂取する時期であり、本市ではこの時期が母子分離として母子間のスキンシップを希薄にするのが最善とは考えておりません。したがいまして生後6ヵ月間は親のもとで子供を育てていただくことが最良と本市では考えております。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) この本市の考え方が最良、そうしますと他都市、産休明け保育を取り組んでおります都市の施策は間違っているということですか。
○議長(谷秀夫) 片岡幼対室長。
◎幼児対策室長(片岡弘和) 他市の保育施策と本市の保育施策の考えにつきましては必ず一致するものではございませんので、ご理解願いたいと思います。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 子供の発達観でお尋ねいたします。
○議長(谷秀夫) 片岡幼対室長。
◎幼児対策室長(片岡弘和) と申しますのは先ほどもご答弁申し上げましたように、本市では6ヵ月のこの時期までは母子分離として母子間のスキンシップを希薄にするのが最善とは考えておりませんので、母親のもとで育児をしていただくことが最良と考えておるということで、他市とは一致するところがないということでご答弁させていただきます。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) それではもう一度お聞きしますが、既に多くの市町村で産休明け保育が取り組まれており、どんどん全国的にも広がっておりますこの保育施策、乳児の発達を阻害するとまで答弁の中で出ております。その根拠、またデータなどあるんでしょうか。
○議長(谷秀夫) 阪長助役。
◎助役(阪長保) 先ほどご答弁申し上げましたが、阻害するとも言われておりますと、こういうところからご答弁申し上げたところでございます。今、先生のご発言聞きますと全国的にと、こういうことでございますが、大阪府下におきましても先ほど幼対室長が申しておりますように、確かに産休明け保育をやっている所については14ヵ所ございますが、6ヵ月以降の保育をやっている所もこれに劣らない数値があると、こんなところでひとつご理解いただきたいと思います。ただ昨今の情勢でございまして、女性の社会進出あるいは子育ての問題等からいいましても一定検討していかなければならない時期であるということは認識しておりますものの、やはり今現在考えておりますのが母親とともにせめて6ヵ月間ぐらいはと、3ヵ月程度で首が座ると、こういうことも聞いております。せめて6ヵ月ぐらいは母親とともに過ごしてほしいと、こういう願いのもとで現在とってる施策でございますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) 一昔前までは確かに小さい間は母親に育てられるのが最善、また首の座らない赤ちゃんを預けるなんてと、本当に働く母親に罪悪感、肩身の狭い思いをさせるような乳児保育否定論がありました。しかし今、社会的現象として、現実として産休明け保育を多くの所で取り組まれているこの状況、それと母子関係が希薄になるというような短絡的な考え方はなくなっております。それはもっと勉強していただきたいんですけども、長年の保育の専門家によりまして研究、実践、積み重ねによりゼロ歳の子供、母子との関係以外に仲間や対象関係が広がっていくという集団保育のよさも明らかにされております。失礼ですが、1度でも産休明け保育、そういう施設見られたことありますか、お尋ねします。阪長助役。
○議長(谷秀夫) 阪長助役。
◎給食センター所長(森田安弘) ただ今の学校給食の決算書を保護者に報告しなさいという要望でございます。この件につきましては前所長よりその報告について聞いておりまして、会長の方へ要望いたしました。要望があるということを報告させていただいております。運営委員会の役員の中にはPTAの代表として正副会長さんはじめ7名の方がご参加いただいておりまして、学校給食運営委員会では保護者ということで理解され、決算報告書は運営委員会で審議されるにとどまっております。要望されているということであれば、各市の状況等を把握して事務局の方で検討してみてくださいという形でご意見いただいておりますので、検討いたしまして、会長さんの方へ決算報告できるように努力をしていきたいと思っております。
○議長(谷秀夫) 11番、小林議員。
◆11番(小林弘子議員) 今の答弁は決算報告が保護者にできるだろうということですか。それともまだ検討をしていくという答弁でしたか。どちらの方なんでしょう。すいません、もう一度、最後の方が聞こえにくかったので。
○議長(谷秀夫) 森田所長。
◎給食センター所長(森田安弘) 各市の状況等を把握しまして会長さんの方へ報告いたしますということでございます。
○議長(谷秀夫) 11番、小林議員。
◆11番(小林弘子議員) 例えば義務教育の中で教材費とか修学旅行の積み立てとかありましたら必ず、卒業しましても4月になりましてでもその決算報告ですね。幾ら入って、幾らこういうふうに使って、幾ら返金しましたよというようなことが各保護者に出されます。これがなぜ学校給食で単年度毎年毎年学校給食費払っていってるわけですけれども、なぜできないのかなと思って、今もって私自身理解できないわけです。もうそれ以上の答弁はありませんよね。 学校給食問題で最後に、前回の6月議会で中途半端に終わりましたアレルギー、アトピー問題の残りの分をお聞きします。保健所の方は牛乳の代替品を支給されているということでお聞きしたんですけれども、小学校、中学校の学校給食の中ではどうなのか、ちょっとお聞きします。
○議長(谷秀夫) 森田所長。
◎給食センター所長(森田安弘) 牛乳に代わる代替食品について考えはないかということでございますが、ご承知のとおりほかに卵、大豆、米、麦等のアレルギーがございます。児童生徒個々の原因、症状が違いがあり、それに代わる代用品についてもこれから出てこようかと思います。全面的に対応するというのは非常に難しい問題でございますので、今後の課題として考えていきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(谷秀夫) 11番、小林議員。
◆11番(小林弘子議員) 卵とか青魚とか大豆とかとれない子供たちには、お母さん方がお弁当で持たせているわけですけれども、牛乳の代替というのは、例えば暑い夏とか家から、今もパックで出ているのを多分ご存じだと思うんですけど、難しくはありません。ただちょっと値が張るだけで、ありますので、子供たちの発育なんかを考えますと栄養面からも、また教育的な見地からもぜひ前向きに取り組んでいただきたいなというふうに思います。 この牛乳をアレルギー、アトピーの子供たちが飲んでいない、代替品も支給されてないとしましたら、これ給食費はどういうふうになっていますか。
○議長(谷秀夫) 森田所長。
◎給食センター所長(森田安弘) 牛乳を飲んでおられない方の給食費につきましては、牛乳の料金を差し引きいたしております。
○議長(谷秀夫) 11番、小林議員。
◆11番(小林弘子議員) その差し引くというのは、~律にすべての子供たちから徴収した後に代金だけ返金するのか。それとも牛乳費分だけ毎月給食の日にちを数えて、例えば20日とか21日とか毎月違いますよね。そういうのを数えながら徴収されているんですか。
○議長(谷秀夫) 松本教育管理部長。
◎教育管理部長(松本雅文) お答え申し上げます。牛乳を飲まない児童生徒につきましては、一定のいわゆる中学生ですと3300円あるいは小学生の高学年ですと3150円、低学年ですと2810円ちょうだいいたしておりますが、その金額から飲まない本数でございます。それを除きまして請求させていただいております。
○議長(谷秀夫) 11番、小林議員。
◆11番(小林弘子議員) 保護者の方から聞いた話とちょっと違っていたものですから確かめさせていただきました。そしたら毎月給食費はこの牛乳を飲まない子供は違うわけですか。
○議長(谷秀夫) 松本部長。
◎教育管理部長(松本雅文) お答え申し上げます。要はアレルギー等で牛乳の飲めない子供につきましては、その本数の数の分だけ給食費を徴収させていただいておりません。
○議長(谷秀夫) 11番、小林議員。
◆11番(小林弘子議員) ありがとうございました。私からはこれで終わります。
○議長(谷秀夫) 12番、笹倉議員。
◆12番(笹倉徹議員) それでは残りました1点目、2点目の問題につきまして、私の方から少しご意見交えてお話を、また質問させていただきたいと思います。 まず第二京阪国道の関連の問題ですけれども、昨日も他会派からも質問がありまして、この問題は引き続き私もずっと取り上げてきております。そういう中で事業者の方からいろんな動きがある中で、交野市に対して資料が出てくるならば当然お知らせをしていただく。あるいはまた市長の方からも国、関係機関にいろんな働きかけをしていただく。その中で脱硝装置等のこういう開発ができた時の働きかけ、約束も含めていろいろと働きかけをしていくんだというふうな考えの話も聞きました。これにつきましては本来こういう問題とあわせて沿道整備の問題いろいろとお聞きしたいんですけれども、時間の関係ありますので次回に回させていただきまして、今後とも住民の立場で引き続き取り組んでいただきたいということを弩望をまずさせていただいておきます。 それで2番目の今後のまちづくりについてなんですけれども、今回私はJRの新駅のことにつきまして少し的を絞ってお聞きをしておきたいというふうに思っています。今、各自治会なりで請願書というものとこういう地図を付けまして、多分予定地になるんだと思うんですけれども、こういう予定地を書かれまして、半径500m、1000mというような形で円を書かれてのこういう今署名が回っております。今、各住民の方からいろんな声を聞くんですね。この問題で実際回ってますから。一体これは何やねんという、そういう方もおられますし、あるいはまたこの請願書の中身を読まれまして、福祉にいろいろ必要なもんだなという考えのもとに、これは必要やなという方もおられますし、あるいはまた逆の意味で駅ができると今後どないなんねんというところもよう分からんという率直なお声もいろいろとお聞きするわけです。 そういう中で私たち市会議員といたしましてもこの問題で正式にこれまで市の方からいろんな資料が出たわけではありませんし、こういう図面あるいは資料を見させていただいて、ああなるほどこういうものが今1つの具体化として回っているんだなというふうに分かるわけでございますけれども、ただ私率直に申し上げまして、文章を読んでみました。そうしましたら1つにこのエリアといいますのは福祉の里ということで、そういうエリアにも入っているんだとか、あるいは近くに交野養護学校もあるとかいう紹介がしてあります。2つ目には文教風致地区としていろんな学園もあるということも紹介してあります。3つ目には歴史風土の土地として、あるいは研究見学という意味も含めて府民の森もあるという形で自然環境も含めて紹介されてある。4つ目には近く完成する総合体育施設も近いんだということで、今後府民の健康づくりの場としても利用できるんだと、こういう4点にわたる紹介の内容がしてありまして署名していただきたい。私は率直に言いまして、これは駅ができることによってのいい面での中身だと思うんです。 その最後に交野市及び交野市議会として積極的なご尽力をいただきたいというふうになっているんですけれども、私はこれ駅が単純にできるということだけじゃなくて、駅ができることによって将来における非常に大きな交野のまちづくりの問題として、これは非常に大切な問題じゃないかなというふうに思っております。その点でこの間、交野市の方からもJRに駅ができることによっていろんな条件が付けられるんではないかということでランニングコストの話もさっきちょっとあったんですけれども、いろいろ聞かれていると思いますので、JRがいろいろ付けるだろう条件ですね。これつかんでおられたらご紹介をお願いしたいと思うんですけれども。
○議長(谷秀夫) 田中助役。
◎助役(阪長保) 市としまして今現在そういった作業に入っておりません。
○議長(谷秀夫) 12番、笹倉議員。
◆12番(笹倉徹議員) これは私の方でちょっと調べてみました。そしたら幾つかJRの方では新駅をつくるにあたって条件を付けておりますという話がありまして、若干紹介しておきますと、1つは駅から駅までの距離がどうか。短くて言えば1.5㎞から2kmが1つのめどになるというお話が1つです。2つ目にはいわゆる立地条件ですね。線路の勾配がめちゃくちゃきつい所ではできないとか、あるいは立地条件がどうなのか、あるいは大きなカーブになってる所では無理だとか、こういう立地条件が合うんかどうかという話が2つ目にはあるんだ。3つ目には駅舎だけをつくるんじゃなくて、駅をつくる場合にはタクシーが停まり、バスの通路もできると、こういう駅前整備もしてもらわなくちゃ困る。これが3つ目ですね。それからもう1つは1日の乗り降りされる方です。これが今は既に交野で言いますと近くには津田駅だとかあるんですけれども、そこを利用されていない方が新たに乗っていただいて、駅をつくって採算がとれるかどうか。もう1つはJRとして経費を安く抑えるためには駅舎なり駅前整備いろいろの形するんですけれども、その工事費をほとんど地元負担にお願いしたいと。 実は最近どんな例がありますかというお話を聞きますと、松井山手ですかね。あそこ新駅ということでできまして、あそこは京阪絡みのこともありますので、そちらの方に100%持っていただいたという話をされていました。JRとしては駅内の設備だとか人員だとかそういう費用が取れるかどうか。こういうことを将来に向けて地元と十分調整もしながら、そこで条件合うかどうかという問題があるんだというお話だったんです。 私、話を聞いておりまして、もう1つ話を付け加えておきますと、例えば1日の乗り降りするお客さんが少ないという時はどうなるんだ。そうすると、それぞれの各自治体におきましてお客さんが乗っていただく、そういうまちづくり、計画、これも当然お願いすることもあります。例えばどこですかというお話を聞きますと、以前には東寝屋川駅ですか、あのあたりもそういうお願いをしたこともあるようです。 そういうふうになりますと、私はこの駅ができますとlつに単に請願書に上がっておりますような、障害者の方にとってもいいでずよということと同時に、その周辺にいろんなビルなりあるいは大きな建物が建ち並ぶ、あるいはまた交野市の駅前整備の観点、本来なら林部長から具体的な話を聞けばいいんですけれども、駅がありますとその周辺500m以内はいろんな形で開発もできるということですので、そういうのを長い目で見ますと、今、田んぼがたくさんありまして、調整区域も残されておりまして、それで交野の市内の良好な農地も残っておりますけれども、あの地が将来は駅ができることによって周辺整備という形で大きく変わるんだという、こういうまちづくりの姿が見えてくるんじゃないかな。もちろん第二京阪国道の絡みもありますけれども。私はそういうふうに考えていきますと、これは第二京阪国道の問題とあわせて非常に今後の交野市のまちづくりにとって大切な問題ではないかな。 そういう意味では、今はこの方々が運動されておられるわけですけれども、これは例えば請願が上がってきた時点といいますか、そういう段階で私は1つの案ですけれども、以前に第二京阪国道の問題では対策協議会というものが作られまして、いろんな方に入っていただきまして、一方だけの話じゃなくて、いろんなメリット、デメリットの話も含めて総合的に判断して1つの案をまとめていくという、第二京阪国道ではそういうプロセスがとられたわけですね。ですから今後のまちづくりということになりますけれども、この新駅につきましても僕は今後はそういうプロセスなりが必要ではないかなというふうに思っているわけです。 まだこれは1つの団体の方々が取り組まれておられまして、別に市がリードをしているわけではないという、昨日でしたかお話があったんですけれども、ただ市長も顧問として入っておられますので、私はそういう中でメリット、デメリットの話も十分相談受けられる際には当然ながらその方々とも話し合いの中でそういう話を出す必要があると思うし、一方的なことだけで進んで行くと、これは後でまた取り返しのつかない、また混乱を起こす一番の大本になると思いますので、今後の問題はあるんですけれども、その点を市の方で十分考えていただきたいなというふうに思っております。もしご意見があればお聞きしまして、この点については終わりたいと思うんですけれども。
○議長(谷秀夫) 田中助役。
◎助役(田中宏治) 新駅をつくる場合の条件として今調査いただいた項目は、多分そういったものはあるどうということは認識しております。これからの取り組みにつきましては今のご意見承っておきます。
○議長(谷秀夫) 10番、中上議員。
◆10番(中上さち子議員) これで日本共産党の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(谷秀夫) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(谷秀夫) ご異議なしと認めます。よって本日はこれをもって延会することに決定いたしました。明30日は午前10時から本会議を開きます。どうもご苦労さまでございました。 (午後4時13分 延会)...