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  1. 泉南市議会 2021-03-03
    令和3年第1回定例会(第1号) 本文 開催日: 2021-03-03


    取得元: 泉南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開会 ◯議長(澁谷昌子君) おはようございます。ただいまから令和3年第1回泉南市議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。  今定例会には、議案等の説明のため、市長以下関係職員の出席を求めております。  これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において4番 井上 実議員、6番 谷 展和議員の両議員を指名いたします。  次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から3月23日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 2 ◯議長(澁谷昌子君) 御異議なしと認めます。よって会期は、本日から3月23日までの21日間と決定いたしました。  次に、日程第3、市長の市政運営方針についてを議題といたします。  市長から、市政運営方針について、発言を求めておりますので、これを許可いたします。  本日、傍聴者から、議場内の撮影の申出がありましたが、議長において、これを許可しませんので、御了承いただきます。竹中市長。 3 ◯市長(竹中勇人君) おはようございます。令和3年第1回泉南市議会定例会の開会に当たり、令和3年度の市政運営方針と私の所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。  令和2年度は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界の社会、経済に深刻な影響を与えた一年でした。  この感染症は、瞬く間に世界中に広がり、大阪府では2度の緊急事態宣言が発出されるなど、多大なる影響を受けたところでございます。  本市においても、市民の皆様の命と暮らし、市内の産業、雇用を守るため、かつてない規模の緊急対策を実施し、市民、事業者の皆様の御理解と御協力の下、感染拡大の防止と経済活動の両立に取り組んでまいりました。  この間に亡くなられた方々に、謹んで哀悼の意を表しますとともに、療養中の皆様方の一日も早い回復を願います。  また、医療従事者をはじめ、私たちの暮らしを支えていただいておりますエッセンシャルワーカーの方々に、心から感謝を申し上げます。  新型コロナウイルスに関しては、国の指示の下、都道府県との連携により、市町村において予防接種を実施することになっておりますが、ワクチンを接種し、集団免疫効果が出てくるのは、まだ先であると思われます。さらに、ウイルスの変異など予測不能なことも多く、予断を許さない状況であります。
     そのため、今年度も引き続き、ウイズコロナにおける感染防止対策に万全を期すとともに、アフターコロナ、ポストコロナを見据えた市政運営を、的確に、柔軟に行っていこうと考えています。  さて、明るい話題としては、昨年は、泉南りんくう公園(SENNAN LONG PARK)がオープンいたしました。  コロナ禍による影響で、インバウンドが期待できない状況でありましたが、多くの方々に来園していただき、大変な盛況となりました。  とりわけ、近隣からの訪問者が多く、新しい生活様式にフィットするマイクロツーリズムの実現に寄与できたと思っており、令和3年度も、泉南りんくう公園を核として、内陸部への誘客を促していこうと考えています。  この泉南りんくう公園については、PFI事業として、市の財源を使わず民間事業者との連携により整備したもので、全国的にも稀有な手法であり、かつ注目されている事業であります。  私といたしましては、これからも引き続き、積極的な官民連携を推し進めていきたいと考えています。  また、未来を担う子どもたちのために、ICT教育の一環としてGIGAスクール構想や、国際化教育のためのJETプログラムを本格的に実施してまいります。  未来の柱となる本市の子どもたちには、ますますデジタル化や国際化が進むであろう未来社会に備えるためにも、「全集中」で学習活動に励んでほしいと願っています。  改めて、デジタル化の推進のために、行政組織の強化をはじめ、情報政策に注力した取組を行っていきます。  これら以外にも、誰一人取り残すことなく、誰もが活躍できる地域共生社会の実現や、地域で支える暮らしの安全、安心、子どもから高齢者まで、生涯にわたり健康で過ごせるまちづくりなど、多くの取組を考えています。  これらは、国や大阪府の総合戦略と呼応し、SDGsを原動力とした地方創生の視点を取り入れた第2期泉南市まち・ひと・しごと総合戦略に位置づけており、職員一丸となって成果が得られるように取り組んでまいります。  一方、進展する超高齢化、人口減少に対する取組は、明確な即効性は見込めませんが、地道に継続していく必要があります。  そうした中で、コロナ禍による影響を考慮すれば、市税をはじめとする一般財源の大きな伸びは見込めないことは明らかで、今ここで財政運営上の緊張感を緩めてしまうことは、将来世代に対し、大きな痛みの先送りに直結することにほかなりません。  したがって、将来にわたって健全で安定した財政運営を目指すため、引き続き行財政改革に取り組み、市民協働、官民連携及び自治体間の広域連携を積極的に導入し、市役所改革を進め、そして持続可能な自治体運営を目指していかなければなりません。  それでは、総合計画の体系に沿って、主要な施策を御説明いたします。  まず、「すべての人が尊ばれ、その個性が発揮できるまち」について申し上げます。  市民全てが平和を希求するとともに、互いの存在を尊重し、信頼し合い、いかなる差別もなく、一人ひとりが大切にされる人権文化のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  泉南市人権行政基本方針及び泉南市人権行政推進プランに基づき、人権啓発講座などの実施により、市民の人権意識の高揚を図るとともに、安心して相談できる体制を今後も確保し、市民の人権擁護に関する支援を行います。  とりわけ、昨春からの新型コロナウイルス感染症拡大の中、昨年末には「コロナ差別を許さない!人権尊重のまちづくり宣言」を発出しており、引き続き、コロナ差別への取組も継続し、全ての人の人権が尊重されるまちづくりを目指します。  次に、男女が共に個人として尊重され、自由な活動ができるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  女性活躍推進法に基づく推進計画を含む第3次せんなん男女平等参画プランに沿って、啓発講座の開催や情報誌作成などにより、市民や事業所への啓発を実施します。  また、同参画プランは、令和3年度で計画期間を終えるため、引き続き、第4次せんなん男女平等参画プラン(令和4年から令和13年)を策定します。  さらに、DV被害者を守るため、被害者が安心して気軽に相談できる体制の充実に努め、女性相談員による対面や電話相談も引き続き実施します。  次に、子どもが豊かな人間関係と学ぶ喜びを育むまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  国際化教育について、JETプログラム外国語指導助手(ALT)を、今年度中をめどに、全小・中学校に常駐させ、外国語教育の充実を図るとともに、国際交流員(CIR)やスポーツ国際交流員(SEA)を市内の様々な団体に派遣するなど、国際交流を行います。  また、引き続き市内での英語検定を実施するとともに、外国にルーツのある児童・生徒に対して日本語通訳を行う語学補助員を配置するなど、支援してまいります。  次に、ICT教育については、GIGAスクール構想により、昨年度、市立小・中学校の全ての児童・生徒へ学習用iPadLTE接続方式)を整備するとともに、大型モニター、無線LANなどの環境も整えました。  今後は、充実したICT教育環境を利用して、学校での授業だけでなく、家庭学習の支援を積極的に進めてまいります。  また、教職員研修については、喫緊の課題である学力向上について、授業の質の向上、教職員支援のため、学校教育アドバイザーによる校内研修や教科研究などの充実を図ります。  さらに、ICT支援員の配置やICT教育研修の充実を図ります。  加えて、児童・生徒の体力の向上に関して、プール授業は、全校・園が温水プールで行うこととし、JETプログラムスポーツ国際交流員(SEA)を活用して、さらなる授業の質の向上に努めてまいります。  小中一貫教育につきましては、小・中学校の教職員による連携をさらに推進してまいります。  学校施設につきましては、子どもの安全・安心の確保を最優先として、適宜、保全と修繕に努めていきます。  また、小・中学校再編計画については、小中一貫教育を進めやすい学校施設の整備に向け、市民の皆様との意見交換を行いつつ、策定に向けた取組を丁寧に進めていきます。  学校給食については、学校給食を安定して提供するとともに、より安全で効率的に給食を提供できるよう、さらなる検討を進めてまいります。  条例制定10年目を迎える子どもの権利に関する条例に関する事業については、せんなん子ども会議の子どもたちが企画した10周年記念イベントを開催するとともに、子どもたちの権利を擁護するための新たな仕組みづくりも進めます。  また、人権保育・教育推進プランを学校・園で推進するとともに、様々な人権課題について学ぶための授業の在り方を研究します。  子どもたちが、学校・園生活で直面する様々な問題や課題については、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー及び関係機関と連携し、その解決に努めます。  特に、いじめ問題については、泉南市いじめ防止基本方針に基づき、泉南市いじめ問題対策連絡協議会を開催するなど、関係機関と連携し、恒常的に防止対策を推進します。  次に、誰もが、いつでも、どこでも学べる生涯学習推進のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  青少年センターでは、市全体をフィールドとした講座・講習事業をはじめ、子どもたち自身が企画提案する、みんな仲よし会議の開催や、せんなん子ども会議の日常活動の場としての活用、相談事業などを行います。  さらに、元気広場事業として、青少年センター及び市民交流センターで、児童館事業に加え、市内各所に出向いて遊び広場を実施し、子どもたちに、安全で安心な居場所を提供します。  また、図書館では、青少年のよりどころとしてティーンズコーナーを設置しました。  今後、市民サポーターの協力を得て、居場所づくりや相談事業の充実を図ります。  スポーツの振興については、スポーツ推進委員や体育協会など各スポーツ団体と連携して、スポーツ活動の活性化を図るとともに、スポーツによる市民の健康増進にもつなげてまいります。  また、生涯スポーツの国際総合競技大会であるワールドマスターズゲームズ2021関西において、本市が、タルイサザンビーチで開催する水泳競技(オープンウオータースイミング)については、令和4年5月への延期が正式に決定されました。  今後は、プレ大会の開催及び本大会のPR活動を、国際交流員(CIR)を活用して、広く行ってまいります。  次に、まちの風土や歴史的資産が今に息づくとともに、これらを基盤とした新たな文化が花開くまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  文化財を生かした地域づくりについては、市内に存在する美術工芸品や歴史建造物など、地域の伝統的な文化財リソースはもちろん、国際交流員(CIR)をも活用することで、アフターコロナにも対応し得る総合的な文化遺産の魅力発信や誘客促進を積極的に推進します。  続きまして、「みんなが健やかで、みんなが助け合うまち」について申し上げます。  子どもと大人が夢や希望を持ち、共に成長できるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  妊娠、出産、子育てへの連続的支援の重要性を鑑み、利用者目線に立った、きめ細やかな心身のケアや育児サポートを行い、母子保健における切れ目のない包括的な支援体制を強化し、実施します。  保育施設では、引き続き新型コロナウイルス感染症予防対策に努め、細心の注意を払った安全・安心な保育が提供できるように努めます。  児童虐待防止対策として、国の定める専門的な研修の受講を通じて、調整担当者である家庭児童相談室職員の専門性をさらに高めます。  また、子どもとその家庭、妊産婦などを対象に地域の実情の把握、相談対応、調査、継続的支援などの機能を拡充した、子ども家庭総合支援拠点の設置に向け準備を進めます。  また、食事などの提供を通して、子どもたちが気軽に安心して不安や悩みなどを相談できる拠点となる子ども食堂を実施する団体を募集、支援をいたします。  身体障害、知的障害、発達に課題がある子どもに対して、子ども総合支援センターにおいて、成長、発達など、子どもの諸問題について専門的な立場から、子どもが持てる力を十分に発揮できるように支援いたします。  次に、全ての市民が生涯にわたり健康な生活を送れるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  国民健康保険につきましては、特定健診受診率、特定保健指導利用率の向上を図ることにより、早期治療や生活習慣病の重症化予防対策を行います。特定健診の結果説明会の開催と同時に、特定保健指導が利用できる環境づくりに努めます。  さらに、オンラインでの特定保健指導の実施等により利便性を図り、より一層被保険者の健康づくりを支援します。  また、後期高齢者医療保険につきましては、高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業を関係部局と連携して進めることで、さらなる医療費の適正化を図ります。  また、健全な財政運営のため、引き続き大阪府、国民健康保険団体連合会後期高齢者医療広域連合と連携を図ってまいります。  次に、みんなで支え合う福祉のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  地域福祉の推進につきましては、第4次泉南市地域福祉計画を策定し、「助けられたり、助けたり」を醸成していく「新しいお互いさまのカタチ」により、誰も置き去りにしない泉南市の構築を目指します。  多世代の地域コミュニティの構築を目指した地域共生社会の実現のため、全世代参加型の地域支え合い体制の構築に取り組みます。  その一環として地域の集会場などに、せんなんまるサポ(総合相談センター)を設置し、様々な年代に総合的な支援が提供できる体制を構築します。  また、泉南市福まちサポートリーダーの養成及び育成に努めます。  令和3年度を初年度とする第5次泉南市障害者計画、第6期泉南市障害福祉計画、第2期泉南市障害児福祉計画に基づき、障害のある人もない人も相互に人格と個性を尊重し、「自分らしさを大切に!ともに生きよう明るい未来 安心して暮らせるまち せんなん」を基本理念として、障害者福祉施策を進めます。  生活困窮者に対し、包括的な支援を実施します。また、生活保護受給者に対し、自立して生活を営むことができるよう、個々の状況に応じた支援を実施します。  続きまして、「産業の活力が増し、にぎわいと交流が生まれるまち」について申し上げます。  大地と海からの恵みとして、おいしく安全な食料を供給し続けるとともに、魅力的な農業と漁業のあるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  農業・水産業振興につきましては、商工業者が中心の泉南マルシェと農漁業者が中心のせんなん農と海の恵みマルシェを合体させた、商業、工業、農業、漁業者を中心としたイベントを開催するなど、農水産物のPRを市内外で行い、農業、漁業と観光をつなげ、活性化を図ります。  また、市内外から多世代の農業漁業体験希望者を受け入れ、本市の豊かな自然に触れてもらうことで、農業、漁業への関心を高め、将来の担い手の呼び込みや育成につなげます。  また、泉南あなご養殖プロジェクトにつきましては、引き続き、近畿大学水産研究所と連携しながら、漁業協同組合による事業経営の完全自立に向けた養殖事業の確立を目指します。  また、ふるさと納税制度を活用し、泉南ブランドとして泉南あなごのPRを積極的に行うとともに、販路開拓の取組を、関係団体と連携して進めるなど、水産業の活性化を図ります。  次に、様々な製造業が集積し、また新たな産業が発展していくまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  商工業振興につきましては、企業立地促進条例に基づく企業誘致をさらに推進します。  また、新たな産業の創出を目指し、商工会と連携し、異業種間交流や企業間マッチング機会の増加、創業塾を通じた創業者の育成、空き店舗対策としての家賃補助事業を行い、商業の活性化を目指します。  次に、豊かな地域資源を有効に活かし、様々な人々が行き交う観光・交流のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  観光振興につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止に最大限の配慮を払い、開催延期となった東京オリンピック・パラリンピック、ワールドマスターズゲームズ2021関西をはじめ、大阪・関西万博など、世界的なイベントを誘客の絶好の機会と捉え、これまで以上に、泉南市の魅力を国内外に広く発信し、そのPRに努めます。  また、オープン以来好評を得ている泉南りんくう公園の持つポテンシャルをさらに高め、本市の魅力があふれる新たなにぎわいづくりの場として活用を進めます。  集客事業につきましては、引き続き泉南市観光協会と連携し、市域の豊かな観光資源を多方面にPRするとともに、SNSやスマートフォンアプリなど、情報発信ツールの効果的な活用により、さらなる集客に向けての事業を推進します。  広域観光につきましては、堺市以南の13市町で設立したKIX泉州ツーリズムビューローと連携し、市域の地域資源を、国内のみならず、広く海外にもその魅力をアピールし、泉州地域にインバウンドと日本全国からの誘客を促進します。  一方、他県の自治体との連携では、隣接する紀州地域との連携の深化を目指し、和歌山県岩出市と行っている根来街道グリーンツーリズム事業を継続し、根来街道を軸とした歴史、文化、自然などを活用した地域の魅力向上、情報の発信に取り組みます。  全国にある恋人の聖地の認定地による、恋人の聖地観光協会市町村長会へ加盟し、より広範な地域との誘客連携を積極的に推進し、本市への観光客の誘致を進めます。  また、本市のシティブランドである花笑み・せんなんのシティプロモーションとして、花笑みイベントを開催し、花を介した市内外の交流の活性化を図るとともに、積極的なプロモーションを展開します。  続きまして、「おだやかに暮らせる、安全と安心のまち」について申し上げます。  災害や事故に対して、その被害を最小化できる安全なまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  地域住民によって組織、運営される自主防災組織については、災害発生時の自助・共助の役割を担っていただけるよう、積極的な活動支援を行うとともに、未結成地区に対しても、引き続き設立を促してまいります。  また、避難行動要支援者名簿の適正管理に努め、地域団体との共有と個別計画の作成に向けた取組に努め、災害時の避難行動の支援体制を整えます。  防災情報の伝達につきましては、既存の伝達手段の効果的な運用に努めるとともに、他の有効な情報伝達手段の調査、研究を継続します。  災害対策用の備蓄物資につきましては、重要11品目を適正に管理し、過去の災害の教訓やコロナ禍による社会情勢やニーズを踏まえ、必要となる物資の検討と計画的な備蓄に取り組みます。  また、災害発生時に円滑な応急・復旧対策の体制確立に向けた連携協力を行うため、全国的なネットワークを活用し、複数の市町村と災害時相互応援協定を締結できるよう取り組みます。  消防・救急体制につきましては、高度な装備、技術を備えた泉州南消防組合スケールメリットを最大限に活用するとともに、地元消防団との緊密な連携を図ります。  消防団につきましては、資機材、装備を計画的に更新し、各種訓練、研修へ積極的に団員を派遣、消防活動時に必要となる技術と知識の習得を図るなど、地域防災力の向上を図ります。  次に、暮らしの不安や生活をおびやかす危険のないまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  防犯対策につきましては、泉南警察署や防犯委員会など関係機関と連携して、犯罪の発生状況を分析した啓発活動を行うとともに、防犯カメラの設置を計画的に行うなど、犯罪防止に向けて効果的な取組を推進します。  また、子どもたちの登下校時の安全確保のため、青色防犯パトロール車による巡回や、地域防犯活動を行う団体を支援し、地域との協働による防犯活動の推進に努めます。  また、最近では、インターネットに関連する被害などが増加し、消費に関するトラブルは巧妙化、複雑化する傾向にあります。  また、これらのトラブルは、高齢者のみならず若年層まで幅広い年代層に及んでいます。消費生活相談センターでは、専門の相談員によりトラブル解決に向けた支援を行っています。
     また、市ウェブサイトやSNS、啓発グッズ等により、被害を未然に防ぐための啓発に努めます。  身近な行政サービスに関する相談や要望につきましては、行政相談員による行政相談を開催し、より高度で専門的な問題や相談については、弁護士による法律相談を定期的に行い、解決に向けた支援を行います。  次に、働きたい人が容易に就業でき、活きいきと仕事ができるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  企業誘致を進めることで雇用を創造するとともに、関係機関と連携して求職情報の提供や、早期就労に向けての就職相談会を開催し、就労機会の創出を図ります。  また、泉南市創業支援事業計画に基づき、商工会や地域金融機関など、創業をサポートする事業者と連携し、社会起業の促進、創業機会の創出を図ります。  続きまして、「快適で活気にあふれ、環境にやさしいまち」について申し上げます。  豊かな自然環境を維持・向上し、うるおいあふれるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  農業公園では、バラの季節以外にも、訪れる人びとに自然豊かな空間を提供するため、来園者が緑と触れ合うことができる芝生スロープ、芝桜ゾーンを開放しておりますが、より長く農業公園で快適に過ごしていただけることを目的に、芝生広場に、直射日光を避けることができる木陰スペースを設置し、さらなる園内施設の充実を図ります。  次に、活気にあふれるとともに、快適で美しく、市内・市外がネットワークで緊密に結ばれた、誰もが使いやすいまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  幹線道路の整備につきましては、砂川樫井線の延伸事業を推進し、JR新家駅前の混雑の緩和を図ります。  また、JR和泉砂川駅の交通結節点の強化を目指し、和泉砂川駅前と砂川樫井線との接続を図ってまいります。  駐輪場につきましては、民間活力を活かした利便性の高い駐輪場を整備することにより、各駅前にふさわしい駐輪場の環境の向上を図ります。  下水道事業につきましては、施設の計画的な維持管理と改築を適切に行い、降雨時の浸水の防除に努めるとともに、不明水対策も継続的に推進します。  また、地方公営企業法の適用のもと、より健全な事業運営を進め、公共下水道の効率的な整備を推進します。  市営住宅につきましては、住民が安心、快適に居住できるよう、適切な維持管理を進めます。また、市営住宅長寿命化計画を見直し、ストックの適正管理等に努めます。  公園につきましては、公園施設の計画的な修繕、改築を行うための公園施設長寿命化計画を策定します。  また、昨年開園いたしました泉南りんくう公園につきまして、PFI事業者などと連携しながら、魅力向上に努め、持続可能な交流、にぎわい創出を図ります。  関西国際空港を核とした広域ネットワークにつきましては、空港へのアクセスの利便性や安全性の向上に向け、関係機関へ引き続き要望活動を行います。  また、海上空港という特性に起因する自然災害やテロなどによる孤立化を防止するため、関西国際空港連絡南ルートの実現に向け、関西国際空港連絡南ルート等早期実現期成会を通じ、関係機関へ引き続き強く要望します。  次に、日常生活や事業活動などにおいて、すべての市民・事業者が資源・エネルギーの利用などに配慮し、環境に負荷をかけないまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  廃棄物の発生抑制、再利用、再資源化といった3Rの促進、及び一般廃棄物の適正処理に取り組み、食品ロスの削減及び海洋プラスチックなどの発生抑制に努めます。  また、SDGsの推進に向けた取組として、クリーンエネルギーの活用や電気自動車の導入を目指します。  最後に、「みんなでまちづくりに取り組むまち」について申し上げます。  市民が力をあわせるとともに、行政と共にまちづくりに取り組む参画と協働のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  市民の参画や協働の推進につきましては、泉南市市民協働推進指針に沿って、市民の協働に対する意識を醸成し、市民と行政が手を取り合って、まちづくりに取り組むことができる協働のまちづくりを推進します。  また、市民協働を念頭に、区をはじめ、地域の各種団体の意見や知恵を集約するなどの取組を推進します。  泉南市ABC委員会をはじめとする市民公益活動団体などの活動を、活力あるまちづくりの原動力と捉え、活動の支援、市民協働啓発講座の開催など、地域の活性化に取り組む市民団体などを育成、支援します。  また、令和5年度の第6次泉南市総合計画の策定に向けて、市民と一緒にワークショップを行うなど、市民協働による策定作業を行います。  次に、市民の満足度が高く、また透明性の高い行政運営を行うまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  行政評価システムを活かした、さらなる事務の見直しを図り、予算編成時に評価結果の活用を進めるなど、より実効性のあるものとして行政運営に活用していきます。  また、マイナンバーカードのさらなる普及を目指した取組を進め、それに関連するデジタル施策を引き続き推進し、市民の利便性の向上に努めます。  多種多様な情報資産の管理につきましては、泉南市特定個人情報の取扱いに関する管理規程に基づき、適正な管理を徹底します。  広域連携による事務の共同処理につきましては、泉佐野市以南の3市3町の枠組みを基本に、地域の実情、事務処理の効率化を考慮し、積極的に取組を進めます。  将来にわたって安定した行政サービスが提供できるよう、計画的で健全な財政運営を行うまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  平成31年4月に施行された泉南市健全な財政運営に関する条例に基づき、財政運営の計画性と透明性を確保し、将来にわたって健全な財政規律を、引き続き確立してまいります。  新型コロナウイルス感染拡大の影響により、厳しい財政状況が続く中、安定的な財政基盤の確立が求められます。  そのために、引き続き課税客体の確実な把握と適正な賦課を行い、昨年4月から導入したスマートフォンアプリを活用した新たな公金決済ツールの拡大に努め、納税義務者の利便性の向上を図るとともに、貴重な自主財源である市税の税収確保に努めます。  また、ふるさと納税について、地元事業者と連携を取りつつ、日本全国、より多くの方から御支持、御寄附を頂けるよう、さらなる泉南市の魅力発信に力を入れてまいります。  公共施設の再編整備につきましては、地域住民や民間事業者と共に、施設の管理、運営、活用について取り組むことのできる仕組みを検討し、経営的視点を持った持続可能な公共施設を目指します。  また、基金に頼らない財政運営へと転換するべく、抜本的な体質改善を目的とした第6次行財政改革実施計画につきましては、中長期的な視点において、真に必要な市民サービスを確保しつつ、本市の将来的な発展を目指し、市民の皆様の御理解と御協力を賜りながら、着実に実行してまいります。  以上、令和3年度の市政運営の基本方針につきまして、今議会に提案しております予算の内容を踏まえ、御説明いたしました。  ふるさと泉南のため、市民の皆様とのまちづくりのために、まだまだ取り組まなければならない課題が山積しております。  私といたしましては、くじけない強い意志を持ち、職員の先頭に立って、この難局を乗り越え、大きな可能性を持ったすばらしい泉南市の未来へ向かって、さらに自己研鑽し、泉南市民のために全力で市政運営に取り組む所存であります。  結びに、行政にとって、これからアフターコロナや人口減少の進行、超高齢社会の到来、デジタル化の推進など、新しい時代に向けて、ますます柔軟かつ臨機応変な対応が不可欠であります。  また、テレワークやオンライン会議など、新しい行動様式が浸透し、これまでに開発してきた技術が、危機への対応手段として急速に活用され、私たちを取り巻く社会、生活を大きく変容させ、時代の変革スピードを加速させることになったと実感しております。  これらを踏まえると、今後も難しいかじ取りが求められますが、進むべき方向を見極め、慎重かつ大胆に、必要とされる施策を実施するとともに、新しいアイデアを具現化することに注力して、市政運営に専心してまいりますので、何とぞ、議員各位をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げます。  御清聴ありがとうございました。 4 ◯議長(澁谷昌子君) 次に、日程第4、代表質問を議題といたします。  今定例会には、市長の市政運営方針に対し、大阪維新の会、公明党、新風会、日本共産党、未来せんなんの5会派から質問通告があります。  この際申し上げます。代表質問の各会派の持ち時間につきましては、市長の答弁も含め、大阪維新の会は80分、公明党、新風会は70分、日本共産党、未来せんなんは60分といたします。  質問者におかれましては、最初の質問については発言席、または壇上から質問を行い、質問後は自席には戻らず、発言席にて答弁を聞き、再質問につきましては、全て発言席から行うこととしますので、よろしくお願いいたします。  なお、代表質問に限り、同一会派の所属議員による関連質問を、持ち時間の範囲内で認めておりますが、今定例会におきましては、関連質問の通告はありませんので、御報告いたします。  また、質問者が交代時に休憩を設け、議場内の換気を行わせていただきますので、あわせて御報告いたします。  それでは、順次代表質問を許可いたします。  大阪維新の会の代表質問を許可いたします。9番 古谷公俊議員。  なお、古谷議員より、タブレットのデータを使用して代表質問を行いたいとの申出があり、これを許可しておりますので、御報告申し上げます。 5 ◯9番(古谷公俊君) 市長の休憩もあるので、ゆっくりしゃべります。  皆さん、改めまして、おはようございます。大阪維新の会の古谷でございます。  議長のお許しをいただきましたので、令和3年第1回定例会に際しまして、代表質問通告書のとおり、市政運営方針について質問させていただきます。  恒例ではございますが、代表質問の前に、また一言お話しさせていただきます。  まずは、去年よりコロナウイルスで世界中、また日本全体に感染が広がり、多くの被害や影響を依然として与えております。感染された方々にお見舞いを申し上げ、また、お亡くなりになられた方々に対して、改めてお悔やみ申し上げます。  また、来週11日で、東日本大震災の10年目を迎えます。先月15日も近隣市で、和歌山、岬町で大きな地震もありまして、再度、東北、福島県で多くの被害も出たと、報道ではまだ少ないんですけれども、かなり出ているという情報も入ってきております。  コロナ禍ではありますが、災害に対して、今年もさらに意識しながら、私自身、防災・災害ボランティアの活動の経験を生かしながら、泉南市民の方々に、少しでもお役に立てられるようにしてまいりたいと思います。  また、今回に関しては、コロナ禍における状況やとか、あとコロナワクチンの接種の状況について、連日連夜多くの報道がされている中で、たまたま昨日なんですけれども、何人かの泉南市民さんの声を聞く機会がございました。  代表質問では、まずはやはり今市民の皆さんが、泉南市はちょっと情報が少ないんじゃないかということも、お聞かせいただいたりしています。  まずは、コロナ対策やワクチン接種等の質問について、時間をかけて質問をさせていただきたいと思いますので、市長、その辺のところは御理解、よろしくお願い申し上げます。  あと、私もすみません、ちょっと大変勉強不足でレベルの低い議員なんですけれども、もうかれこれ9年目になりまして、代表質問も、御縁があって1番目にお話しさせていただけるのが2回目となりました。せっかくの機会なので、ちょっと何点か質問をさせていただきたいと思います。  ヒアリングとは、ちょっと外れた質問も当然あると思うんですけれども、分かりやすい質問なので、市長自らお考えになられて、答弁できる範囲であるので、答えられなかったら、別にそれは構いませんので、また、6月の一般質問でそれは質問させていただきたいと思います。  それでは、今回は市長の2期目の最終年度の市政運営方針でございまして、泉南市の将来の夢と希望、意気込みを、今聞かせていただきましたので、その辺りも、再度改めてお聞きしたいと思います。  それでは、そろそろまいりたいなと思います。  新型コロナワクチンについて、まずは準備状況のほうを、改めてお聞かせ願いたいと思います。  あと、問合せ等、最近これも分かる範囲でいいんですけれども、市民の方々からのコールセンターも設置されたということなんですけれども、その辺の状況、問合せが現在来ているのかどうか、分かる範囲で答えていただければ構いませんので、よろしくお願い申し上げます。  それと、タブレットで、まずさっきの質問に関連して、質問に入りたいと思います。  報道でもいろいろ出ているんですけれども、これはちょっと報道を参考にさせていただいたんですけれども、これも今報道でかなり出ているんですけれども、昨日、冷凍庫の使用でワクチンが無駄になってしまったということで、かなり大騒ぎになってしまいました。  泉南市では、今、国からの支給は5個か6個は支給されてたと思うんですけれども、それの保管場所、保健センターは、まずあると思うんですけれども、その辺、原因ですね。  今回、冷凍庫で使い切るという話で、まだコロナワクチンは来ていないんですけれども、その辺の部分、昨日の報道では、かなり初歩的な問題で、なにか電圧の問題だったということで聞いたりはしていますけれども、その辺りについても、分かる範囲でお答え願いたいと思います。  一旦、以上です。 6 ◯議長(澁谷昌子君) ただいまの古谷議員の質問に対し、市長の答弁を求めます。竹中市長。 7 ◯市長(竹中勇人君) それでは、お答えをさせていただきます。  まず、予防接種に対しての準備状況でございますけれども、先日、泉南市のワクチン接種の推進チームを立ち上げまして、副市長以下、総勢24名のチームで構成をさせていただきました。  それ以外に、今月1日からコールセンターを立ち上げてございます。こちらのほうは6名体制、委託でやっていただいているんですけれども、6名体制でのコールセンターをやっていただいております。  コールセンターが満杯になった場合を想定いたしまして、推進チームのほうでも、その辺の問合せ等に応じられるように、体制の整備を進めておるところでございます。  コールセンターにつきましては、今現在のところは、平日のみの対応とさせていただいてございますけれども、3月22日以後につきましては、土日も含めた対応をさせていただくつもりでの準備をしてございます。  それから、医療機関のほうですけれども、本市の場合は、個別接種を中心に考えてございまして、約二十幾つかの医療機関のほうで、個別接種の対応をしていただけるということでございます。  それ以外に、個別接種は病院によって、これから、まだ、どの時間帯にやっていただけるかというのは、明確には決まってございませんけれども、また、予防接種が始まるまでには、その辺の時間帯も決めた上で、どこの病院では何時から何時というのが分かるようにして、皆さんにお知らせをしたいというふうに思っております。  それから、それ以外には、保健センターのほうに先生方に来ていただいて、保健センターのほうでの集団接種も対応できるように、予定はしてございます。  今のところ、そういう状況でございまして、あとは、いつワクチンが入ってくるかというのは、今の段階では非常に分かりにくい状況でございまして、どうも4月の中頃以後にしか届かないんじゃなかろうかというような状況でございます。  届けば、まずどういうところから接種していくべきかというのを、多分、かなり少ない数しか届かないと思いますので、一遍に何万人分というような数は、とても来ないと思いますので、事前に、どういう順番でやっていくべきかということは、これからその辺の対応について考えていきたいというふうに思っています。  それから、コールセンターへの問合せなんですが、まだ始めて間がないものですから、今の段階でどれくらい来ているかというのは、ちょっと把握はしてございません。  それから、ワクチンですが、超低温のディープフリーザーが壊れたのか、故障したのか、使い方を誤ったのか、ちょっと分かりませんが、かなりの数が無駄になってしまったという情報は聞きました。  非常に残念な思いでございまして、その辺の使い方についても、私どもも、まだディープフリーザーは、こちらのほうに届いておりませんけれども、届けば、しっかりとその辺の研修も実施をしていきたいというふうに思っております。  本市は、たしかディープフリーザーは5台だったかと思います。マイナス25度ですか、マイナス30度か、それぐらいのフリーザーが、あと2台配分していただけるということを聞いてございます。  ただ、それ以外に、既に病院のほうでは、これを見越してディープフリーザーをもう購入していただいたところもあるというふうに聞いてございますけれども、その辺の取扱いについては、こういうことがあったわけですので、私どものほうでは、そういうことのないように、しっかりと研修等、訓練はやっていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 8 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 9 ◯9番(古谷公俊君) 市長、ありがとうございます。今のお話の中で、ちょっと関連した質問で、また、それも簡単に答えていただけるかと思うんですけれども、コールセンターはまだ出ていないということなんですけれども、問合せは分からないということでした。  これはフリーダイヤルにしなかった。国の問合せ先というのは、大体フリーダイヤルでやっているんですけれども、泉南市は財政難で、ふつうの一般の大阪の番号にされたのかどうか、それだけお聞かせ願いたいなと思います。  あと、医療機関で御用意していただいたということで、僕も泉南市はもう来ているのかなと思っておったんですけれども、まだだということだったんですけれども、それに対して、ワクチンもまだ来ていない状況です。  来出したら一斉に来るとは思うんですけれども、泉南市の配分とか、ほかの都道府県の市単位では、シミュレーションとかいろいろされいたりはしていると思うんですけれども、その辺りの訓練等は、もう既に、ワクチン接種の推進担当でされているのかどうか。訓練のほうも、万全にはしているとは思うんですけれども、ちょっと気にはなりましたので、一言お答え願いたいと思います。  あと、これは経験上、去年ですかね、私も一般質問でちょっとやらせていただいたんですけれども、インフルエンザの予防接種のときに、かなり殺到しまして、大丈夫だと、今医療機関の施設で二十数か所ということで、市長の答弁を受けました。
     しかし、私もかなりのお叱りを受けたり、市役所の保健推進課ですか、小井部長のところにもやっぱり二、三百件かかってきたということです。  今のところ国のほうでは、ワクチン接種が4月12日にスタートするということは聞いておるんですけれども、これがずれたりなんかして、一斉に来た瞬間、この辺は泉南市で対応できるのかどうか、もう一度お聞かせ願いたいと思います。  あと、民間企業の中で、これも報道でいろいろおっしゃられていたんですけれども、イオンさんが場所を提供しますよというようなことも発信されています。  なおかつ、「あいぴあ」は、我々のほうはお風呂があったり、高齢者の方々がやっぱり集まりやすいということで。  保健センターのほうは、やはり駐車場とか、第二駐車場があるんですけれども、ほとんど入り口のほうで混乱する、これも密になる可能性があるとかいうことです。  医師の関係とか、いろんな問題もあるんですけれども、その辺の場所の取組も、インフルエンザの予防接種を踏まえて必要じゃないかなと私は思います。  人口が、やっぱり6万人おる中で、高齢者の方が何万人かな、数字的なのは僕もちょっと調べていなかったんですけれども、その辺は2万人ぐらいですかね、把握されていると思うんですけれども、その辺りの対策のお考えがあるのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。  あと、これも流動的な話になるんですけれども、オリンピックも控えている中で、ひょっとしたらワクチン接種が1回になるのと違うかとかいう話もあります。  これは国の状況でもあるんですけれども、その辺、自治体に任せるということで、大臣も個々の自治体のほうにということで、ワクチンが来た段階で、自治体のウエートのほうが、来た段階での判断とかも限られてくるんですけれども、その辺りのことも、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。  最後に1点、このコロナワクチンの接種について、少ない数と言っていたんですけれども、その割当ては、多分人口による割当てとかがあるんですけれども、その辺り、市長はどういうふうな割当てを考えられているのか。  これも、詰め切れていなかったら、まだいいんですけれども、多分、一般に来るまでに、高齢者を先にするのか、どこを先にするのかというので、1,000なのか、500なのか、100なのか分からないんですけれども、その辺りも、分かる範囲でちょっと答えていただければと思います。  以上です。 10 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 11 ◯市長(竹中勇人君) まず、フリーダイヤルにしなかったのかということでございますけれども、先ほども申し上げましたように、今回はこちらのほう、コールセンター、それから予約システムのほうも委託でやっていただいてございます。  そういうこともありまして、向こうさんがつくられたということで、特にリダイヤルとしての指定は、していなかったということでございます。  それから、予防接種をするための訓練ですけれども、これにつきましては、先日マスコミ報道もございましたけれども、大阪府のほうで訓練を実施いたしてございます。  その訓練の状況につきましては、私どもの担当のほうで、その訓練の様子を見に行かせていただいてございまして、それを見た経験、そして大阪府のほうで、その訓練の結果の概要版といいますか、さらに考えないといけない。注意しないといけない点というのが、頂けるということでございます。  それに合わせて、私どものほうも、その辺の訓練をやるべきかどうかも含めて、検討していきたいというふうに思っております。  一斉に来た場合だとかということですけれども、完全予約制での予防接種になりますので、もうむやみやたらに、どっと押しかけるということは、なかろうかというふうに思います。  一人一人予約を受け付けて、何時にどこの病院というのは決めて行かれますので、いっときに集中するということは、なかろうかというふうに思います。  それから、イオンのほうでも、場所を提供していただけるということでございますけれども、ただイオンとなりますと、我々のほうからも、それは確認をさせていただいてございます。  ただ、イオンで行うとなりますと、近くに新泉南病院さんのほうもやっていただけるということでございますので、主には、そちらのほうでやっていただこうかなというふうに思っています。  イオンで行う場合、イオンのほうに来られているお客さんというのは、泉南市民だけじゃなしに、よそからもたくさん来られているわけです。  ただ、泉南市で行う予防接種に関しては、泉南市の住民が前提になってきますので、むしろそういう、ほかからたくさん来られる方がおるところでやると、逆に混乱を起こしてしまうおそれがありますので、よほど、なければやるかもしれませんが、今のところは、イオンでやるということは考えてございません。  それから、「あいぴあ」もそうです。基本的には各医療機関で、そこのかかりつけ医で予防接種していただくというのを前提にしております。  そのかかりつけ医を持っておられない方は、保健センターのほうでの、集団接種の対象にしていただくというふうに考えてございます。  ほかにも、集団接種の場所をたくさんつくりますと、そこに来ていただく先生の数が足らなくなってしまいますので、そういう問題もありまして、当面は保健センターだけで、駐車場からは、ちょっと歩いてもらわないといけませんけれども、そういうところで、させていただこうかというふうに思っております。  それから、ワクチンが1回接種になるかどうか、この辺は国のほうの研究待ちといいますか、そういうことになってこようかというふうに思っております。我々で、2回するべきものを1回にしてしまうということは、できないんじゃないかなというふうに思っています。  それと、ワクチンが来る数量ですけれども、今朝の新聞報道を見ますと、最初に来る分は、大阪府にも2,000回分しか来ないということですので、もう大阪府全体で800万人で2,000回ですから、私どものほうには、何ていうんですか、1本という単位では来ないと思いますので、まず配分はないんではないかと。  まずは、その2,000回分ぐらいであれば、当然医療機関中心で流れていくんではないかというふうに思います。  最終的に、報道では26日、4月の末頃に各市町村に幾らかの配分があるような書き方をされておりましたので、泉南市にとっては、それが最初になるんじゃなかろうかというふうに私は思っております。  以上です。 12 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 13 ◯9番(古谷公俊君) 市長、ありがとうございます。的確な答え方をしていただきました。  あと、その中で、1つ気になっていたのが、今市長も言われたように2,000回分だったら、その辺は問題はないかなと思います。  しかし、たくさん来た場合、これもちらっと言われていたんですけれども、キャンセルしたり、数が少ないので、問題はないかなと思うんですけれども、余ったワクチン、4回分、5回分という中で、その辺、当日また高齢者の予約されていた方が来られなくなったという場合があります。  その辺り、先ほども無駄になったというんではなしに、キャンセル待ちですかね、そういう部分の対応とかもお考えになられているのかどうか。  あとは発信ですよね。そういう状況の中で今回何人か受けられますとか、そういう部分で有効にやっぱりそれだけ数少ないので、有効に使ってほしいなという思いもあるんですけれども、その辺りも最後にもう一度聞かせていただいてから、コロナ関連の予算的な提案とか、その辺に入りたいと思いますので、もう一度最後にそれだけちょっとお聞かせ願いたいと思います。 14 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 15 ◯市長(竹中勇人君) ワクチンの無駄をなくすということですが、最初にどれくらいの数が来るかというのは分かりませんが、少なくともファイザーの場合、かなり大きな箱なんですけれども、1つの箱に入っているのが、25センチ角ぐらいのこのぐらいの箱に195本のボトルといいますか、それが入っています。  それが1基、1本当たり6回分の接種が可能なものということになっておりますので、その1箱単位で来るかどうかすら、今のところ分かっておりません。  今日の新聞では、各市500回分とか書いていましたので、となれば、それの半分の量しかないということです。実際にどういう割り振りをされるかというのは、状況を待ってみないと分からないというところでございます。  それと、マイナス75度に冷やしてということになりますので、その25センチ角ぐらいの箱がドライアイスの中に入っているわけですけれども、それをディープフリーザーの中に入れて保管をする。  実際に、その中から1つの瓶というのを出して、それは空気中に置きますと、大体5分か10分で解凍されます。そこへ生理食塩水を入れて、希釈して予防接種をするということになります。  それを一斉に出してしまうと、もう1回冷凍するわけにはいきませんので、10分、15分で調整できますので、少しずつ、使う分だけ出していただくというような方法でやるのが一番適正かなと。そうしますと、無駄がほとんどなくなってくるんじゃないかというふうに思います。  そういう使い方をしていただけるような考え方というのを、これからのワクチンの量によって、その取扱いを考えていかないといけませんので、その195本入っている単位でないと配送できないのか、あるいは1本単位でも配送できるのか、その辺もちょっと考えていく必要があろうかというふうに思います。  どこまで分散してもいいのかということで、また容器の考え方も変わってくるかというふうに思います。 16 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 17 ◯9番(古谷公俊君) 市長、ありがとうございます。しっかり配分、泉南市民の方々に漏れなく、きちんと当たる形で、万が一余った部分、それも皆さんのほうに、破棄しないような形で、しっかり行政のほうで取り組んでいただいて、指導していただきたいと思います。  次に、コロナの件の関連質問ですが、予算のほうの質問に入らせていただければと思います。  今回、コロナの関連で国のほうから2億4,000万円が配分されて、それの在り方がまだ決めていないということで、議員全員協議会でもおっしゃられていたと思うんですけれども、これは僕もコロナのワクチンがまだ来ていないということなんですけれども、参考までにちょっと紹介というか、提案を聞いていただきたいと思います。  朝日新聞でちょっと紹介されていたんですけれども、埼玉県の宮代町で、コロナワクチンを接種してもらった方に2,000円分の商品券、地域振興券をお渡しするということを報道されていました。  大体、ここの人口が、分かりやすい言い方で、泉南市の半分ぐらいの人口で3万3,000人です。該当者が16歳以上で3万人です。予算計画は、補正予算で6,000万円ぐらい上げているらしいということです。  単純計算でいくと、うちは倍の人口があるので、1億2,000万円で、例えば同じようなプレミアム商品券を2,000円でするのはどうかと思います。  なぜかというと、この間、2月に国の政策で地域振興券を1万円出したときに、これは市長、かなり評価が良かったんですよね。一部反対のところもあったんですけれども、一部のところで使えない、誰かに、お孫さんに渡せない、子どもに渡せないということで。  でも、あの政策は僕は良かったかなと、個人的には思っております。地域の方々の買い物で使われたりで、この辺りは、販促費のほう、僕も指摘はしたんですけれども、それを抜いて、そのところは改善しないといけないんですけれども。  今回この記事で紹介させていただいたのが、記事がちょっと小さいですが、市長、この記事を参考にしてほしいと思います。ワクチン接種に、2,000円の御当地商品券ということで紹介をされています。  我々のほうも、まだその辺を決めかねているということもおっしゃっていただいているので、ぜひこの辺に関して、市長のお考えですとか、これとは別に、その2億4,000万円、その辺の使い道もあると思います。  会議にも出られていると思うんですけれども、ぜひこういう形のことで、地域には厳しい方々も多いので、その辺の御意見をちょっと聞かせていただきたいと思います。 18 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 19 ◯市長(竹中勇人君) 3次補正の2億円余りの金額を言っておられるのかと思いますけれども、コロナ関係の予算ですけれども、3次補正の金額の一部は、もう専決で処理をさせていただきました。  それとあと、令和3年度へ回した分もございますが、実際に、庁内で3次補正のコロナワクチン対策費用、これを各課から、どういう対策用に使えるかということで、提案をいろいろしていただきました。  結果としては、2億4,000万円どころか、はるかに高い金額が出てきたわけでございまして、となりますと、うちの場合、1人2,000円をすると、16歳以上で約5万3,000人おります。1億6,000万円の金が要るかというふうに思います。けれども、そこまでの余裕は、もう既になくなってございますので、その辺はちょっと難しいかなというふうには思っております。  それと、これ以外に、ワクチン接種の関係で、実際にワクチン接種したドクターに対する委託料、そういう経費も、国から100%補助で出ております。  それ以外に、準備するための費用、それ以外の諸費用、それもある一定、示されてございまして、それらを組み合わせてワクチンの接種、それと市民の皆さんへの感染防止対策を図っていきたいというふうに考えてございます。 20 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 21 ◯9番(古谷公俊君) ちょっとテンションが低くなりますね。財政難というか、その辺、やり方次第ではあると思うんですけれども、この1億6,000万円を、借金してでもしっかりやればいいんじゃないかなというのは、感じるんですけれども、それは市長のお考えなので、それはそれで分かりました。  ちょっと納得できないようなニュアンスでもあるんですけれども、市民の方の思いといいますか、困っている方が多いので、そういうことに、力を入れていただければなと思います。  その中で、関連質問のほうを、さらに財政に入った形で、コロナウイルスのことで、小口融資資金等総合支援資金、その辺のことをコロナの関連で、もうちょっと質問させていただきたいと思います。  これは、12月議会でも少し説明、紹介させていただいたんですけれども、市長、さっきの1億6,000万円かかるから財政難だということなんですけれども、今現在4月、これは国からの社協のほうで取り扱っている部分で、金融融資、小口融資、総合融資ということです。  皆さんも、もう御存じだと思うんですけれども、これは直近で昨日お聞きしたんです。これがまた12月から増えているんですよね。小口のほうがプラス89件です。762件に増えていまして、総合支援のほう、これが107人増えていまして、これは5億円です。  これは、もう皆さん聞いておられると思います。ライブ中継とかで見ておられているんですけれども、もう皆さん御存じだと思いますが、これは全て泉南市民なんですよね。  泉南市民がこれだけ借りていて、コロナに対して緊急で、さらに拡大したということで、これは3月2日の時点で、社協にまた国の追加の融資が、60万円の緊急融資拡大政策で出たんです。これがさらに143件、昨日の時点で出ているんです。これだけ泉南市民の方々が困っておる現状なんです。  もちろん、医療機関の方、なおさらそれも必要なんですけれども、特にさっき泉南市民が困ったら全力でということで、市政運営方針で述べられていたんですけれども、全力でと述べられていました。  全力で述べられているんだったら、この人たちの対策も、やっぱり真剣にこういう形で、予算がなかったら国に取りにいくとか、議員も協力してやっていくとか、もちろん大阪府にもそうなんです。  こういうところを、やっぱり発信していかないと、目の前で、これがどんどん増えていっている状況、これはもう、12月に僕が質問させていただいたときは668件だったのが694人、これ全部で160万円が5億円になってきているんです。  果たして、これで泉南市民の方々が、市長が今市政運営方針で述べられたという形で、泉南市民の方々が満足にできているのかどうか、その辺ちょっと私もやはり心配にはなっております、現状、増えてきていると。  これがさらに目安としては、財政のことも最後に話をするんですけれども、直近でこういう方々の状況が出ているんですが、そういう部分で、市長の率直な御意見をちょっとお聞かせ願いたいと思います。 22 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 23 ◯市長(竹中勇人君) それを見させていただいたら、確かに1月、2月のコロナの緊急事態宣言が出てからの経済的な圧迫といいますか、そういうのが、ここに表れているのかなというふうに思います。  実際のところ、どれぐらいあるかというのは、私は把握できてございませんでした。社協のほうでやっている事業でございますので、社協のほうから、今の現状を一旦お聞かせ願った上で、私どもで支援できるものであれば、何らかの形での貸付額の拡大であるとか、そういうことの支援ができるものであれば、まず社協のほうの御意見をちょっと伺った上で、検討したいというふうに思います。 24 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 25 ◯9番(古谷公俊君) 市長、ありがとうございます。これは社協というよりも、泉南市民の方が借り入れているというのが、これは市長も素直に認めていただいているので、それは理解できますけれども、やっぱりこれだけ借りているということを、社協の状況ももちろん聞いていただく中で、しっかりしたその辺の現状把握をお願いします。  僕も、12月に質問をさせていただいていますので、その辺のしっかりした取組ですよね。これは全部、僕も細かいことまで質問させていただいたんですけれども、よその市も同じぐらい来ているのかどうか、そのパーセンテージの分析まで、僕はしていません。  しかし、これだけ借りているということが、現状起こっているということですので、これがますます膨らんでくるのが、これが財政にもいろいろ、後で僕の質問では、影響が出てくるかなと思うんですけれども、その辺やっぱり本当に市民の困っている方々の声がありますので。  僕が、何でこれを調べて質問させていただいたかというと、地元の議員には、やっぱりこういう相談が来るんですよね。  お金が借りれるところを紹介してほしい。どういう借り方をしたらいいのかと。他市の人なんですけれども、こっちで借りられるのかとか、やっぱりそういう相談が、ひょっとしたらほかの議員さんのところにも来られているかも分からないですけれども、こういう本当の生の声が、私のところにも最近多いんです。  いかにしてお金を借りられるのかということは、僕が、そういうことに少し精通しているということで、そういう質問の相談が多くて、借入れの分とか。たまたま、そういうふうなことでちょっと聞きました。  市長のほうにも、やっぱり、その辺に目を向けていただいて、実際に起こっていることに取り組んでいただきたいなと思います。  最後に、借りている方々は、もちろんいろんな厳しい方がおられるんですけれども、タクシードライバーとか、私の友人でも、関空関連の観光バスの失業者とかが借り入れているという現状が、泉南市民であります。  こういった方を、例えば任期付職員で雇用をするとか、もしそういう部分で、これは500人とかの中に非常に多いということを聞いております。  そういう方々に対して、率直に臨時でこういう方を雇用するとかいう考えは、今後あるかどうか、それだけ、もう一度最後にお聞かせ願いたいと思います。 26 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 27 ◯市長(竹中勇人君) そういう方を単純に雇用できるかどうかというのは、また別の問題としてあるわけですけれども、うちの任期付職員であったりとか、あるいは会計年度任用職員であったりとか、そういう形で来てもらうとなった場合に、元の会社が兼業を認めるかどうか、ここに大きな問題が発生してくるというふうに思います。  元の会社が認めなければ、来ていただけないわけでございますので、その辺の条件がどうなっているかということもございます。  関西エアポートさんは、この4月から何名かうちのほうでも受入れをさせていただく予定でございますけれども、その辺の条件さえ合えば、私どもの任期付職員であるなり、あるいは会計年度任用職員なりというのを受けていただいて、こちらで働いていただくのは、大いに結構かというふうに思います。 28 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 29 ◯9番(古谷公俊君) しっかりその辺りも調査していただいて、関西エアポートの方々も、もちろんそうなんですけれども、本当に市民の方々が困っている現状ですので、その辺を調査していただいて、しっかり取り組んでいただければなと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、コロナの関連は質問を終了させていただきます。  続いて、3番になるんですけれども、「産業の活力が増し、にぎわいの交流が生まれるまち」ということで質問をさせていただきたいと思います。
     ふるさと納税についての開発の質問も出ていたと思うんですけれども、あなごについて、今後力を入れるということで、予算的な独立とか、いろいろ話もされていたんですけれども、泉南市として力を入れていくということなので、その辺りのことも、詳しく聞かせていただきたいと思います。  あと、ふるさと納税の商品開発、これは基金とかに直結する予算の関係でもある中で、私も都城市にも視察でいろいろ行かせていただいて、ちょっと聞いた話です。  やっぱり肉・米・酒ですかね。そういう部分が一番商品開発で代名詞で、一番売上げに直結するということで、全国でも、この辺りが一番上位を占めているということなんです。  以前、市長、焼酎を、里芋焼酎ですかね、あれをつくられて、僕はあの発想は好きだったんですけれども、いろいろな絡みがあって売れなくなったという事情がありました。  さっきも市政運営方針で言われていたんですけれども、今後、何か商品開発は、真剣に取り組むんじゃないですけれども、あまり泉佐野市さんのことを言うと、またちょっと市長がすねると、あれなんですけれども、かなり地ビールをつくったり、いろんなことに取り組んでいます。そういう部分での考え方を、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。  続いての質問で、商工の振興についての企業誘致の具体的な考え、その辺もちらっと言われていたんですけれども、今回、商工会と連携して新規事業で買物カーの補助金、そういうのをやるということです。移動販売ですか、その辺のことに取り組んでいくんだということで、予算とかいろいろ説明がありました。  これは、市長の満足度について、何%成功の見込みがあるのかということで、ちょっと興味があるというか、僕もこの移動販売のことは、事業をいろいろ調べていたことがあったので、それも簡単に、分かる範囲でお聞かせ願いたいと思います。 30 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 31 ◯市長(竹中勇人君) ふるさと納税の前に、先ほどのディープフリーザーの件で、マイナス75度までいける分が5個、マイナス20度か25度かの分が2個と言いましたけれども、これが5個来るようでございます。ちょっと訂正をさせていただきたいと思います。  ふるさと納税の件でございますけれども、泉佐野市でつくっている地ビール、もう既に本市のほうでも、ふるさと納税の産品として提供させていただいてございます。  ふるさと納税の産品の中で、確かに肉だとか、カニだとか、そういうのが非常によく出ているようでございます。  我々もやりたいんですけれども、これはルールがありまして、その市内での産品に限られるということになっておりますので、我々としては、しっかりとルールを守って今までやってきましたので、現時点では、それを進めていきたいというふうに思っています。  正直、この解釈の違いというか、肉を加工するだけで、その市の産品になるのかどうか、その辺の解釈は、いかがなものかというふうに私は思います。そういう解釈で出しているところはあるようです。しかし、それはルール違反であるということを前提に、我々は考えてございまして、今のところ、特にその取扱いはしないでおこうと。極めて真面目な市として、やっていきたいなというふうに思っています。  ただ、今我々としては、コーヒーだとか、トイレットペーパー、ああいうのが非常に出ておりまして、そちらのほうを中心に、産品とさせていただいているところでございます。  おかげをもちまして、今現在、今年も約5億近い金額の御寄附を頂けるんではなかろうかというふうに思っていますし、まだ、これからも産品にロングパークのグランピングの宿泊券であるとか、マルシェの利用券であるとか、あるいはイベントの参加券、ミュージックサーカスだとか、あるいは花火につきましては、もう過年度からやっておった部分もございますけれども、そういう体験型のものを加えていって、どんどん拡大をしていきたいなというふうに思っているところでございます。  それから、移動販売車でございますけれども、とりあえず、移動販売車を導入いたしまして、商工会の会員店が順番に回っていただけたらなというふうに思っているんですけれども、それによってスタート即大成功になるというふうには、私も思っておりません。  まずはやってみて、修正に修正を加えて、どんどん市民の皆さん、あるいは事業者の皆さんにも喜んでいただけるような、そういう制度化というのを考えていきたいというふうに思っております。 32 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 33 ◯9番(古谷公俊君) 市長、ありがとうございます。今、コーヒー、トイレットペーパーだと。コーヒーは加工商品であれを作っています。実はコーヒーは、もともとは私の紹介で始まった件だと、市長も把握しているとは思います。  あのドリップコーヒーも、交ぜてやっている部分なので、加工にはなるので、その辺、ちょっと柔軟に、やっぱり市の財政であるんですけれども、市民の方々の財政でもあります。  その辺、真面目には取り組んでいきたい。もちろんそうなんですけれども、やはりできている市とかは、それはグレーなのか、止められていなかったら、それはオーケーじゃないかと、私の感覚では思います。  その辺の体験型をもっとするということで、それは市長のお考えなので、もちろんそれも必要なんですけれども、その辺、もうちょっと知恵を絞って、我々も提案するところはするので、その辺は、ぜひ柔軟に取り組んでいただければなと思います。  あと、先ほども市政運営方針で出ていた内容で、空き店舗の対策、家賃補助、これも僕が議員にならせてもらって、ずっとやっているんですけれども、この空き店舗の補助金は、僕も夜になったら、最近、店鋪が少なくなって寂しくなったなと。  これは、コロナで余計に影響も来ているんですけれども、この辺の具体的な数字は分からなくてもいいんですけれども、家賃補助したところが、果たして今残っているんですかね。  これがもう補助金だけもらって、もうほとんどなくなっているのと違いますか。この施策は、僕はもうそろそろ限界に来ているんじゃないかなと思います。  もっと新しい、山手とかの企業誘致、これも市政運営方針に書かれていたんですけれども、これは税務関係の相談とかで、私もちょっとこれの勉強でいろいろさせていただいて、相談もあったんですけれども、これは、市長、御存じですかね。  この3月に経産省で出された、事業の再構築に「挑戦する皆様へ」ということで、企業の思い切った事業の再構築の支援へということで、これはホームページでも、すぐ出てきます。  こういう、コロナで落ち込んだ企業さんを応援する支援の、分かりやすく言うと、大幅にこれを国が3分の2、持ちましょうということなんですよね。  企業でこれを泉南市に持ち込んでいる中、また引っ張ってくるところの事業展開するところに、お金を出しましょうということで、もうイメージがいろいろ出ているんですよ。飲食、小売、サービス、製造も全ての分野ですよね。  こういうことが出ているので、家賃補助とかよりも、こういう「企業誘致をします、します」と、市長はいつも市政運営方針で軽く、軽くというか書かれているんですけれども、これは国で3分の2の予算を持つんですよね。  これは、泉南市でも一部を持って、用地を提供するとか、そういう部分で企業を誘致するとか、そういうお考えとかは、市長はないのかどうかですね。  これは先ほどの関連で、ふるさと納税にもあてがえると思うんですよね。ふるさと納税を開発したところに対して応援しますよという形でね。  だから、さっきは加工商品駄目です。いや、それやったら引っ張ってきたらええ。引っ張ってくる融資を、市政運営方針で市長はうたっているんであれば、今回これ3月の臨時で経産省が出したんですよね。  こういうのは、分からなかったら分からなかったでいいんですけれども、今後の取組ですよね。市政運営方針でいつもこれ、僕は8年間、9年間、ずっと見ているんですけれども、いつも企業誘致で、企業誘致でと、同じ文章にしか見えなかったんです。  昨日も僕、改めて夜中、目を通させていただいたんですけれども、その辺のやる気度というか、こういう形の事業構築の支援ということで、私もこれは分からなくて、つい数か月前に、そういう指導といいますか、そういうのもあったので、この辺に関しても、ちょっと勉強させていただきました。  こういうことについての企業誘致とか、今後のお考えとか、新たに盛り込む気があるのかどうか、もうイエス・ノーでも構いませんよ、答えていただければと思います。 34 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 35 ◯市長(竹中勇人君) まず、本市の家賃補助の状況でございますけれども、ちょっと今詳しい数字を持っていませんのですが、確か全体で家賃補助の対象になった事業者のうちの5分の1ぐらいが、そのまま残った状態で経営をしているようでございます。  今まだ家賃補助をしているところが13件ございますので、全部で今、家賃補助して補助が終わっても残っているところと合わせて、たしか19件ぐらいあったかというふうに思います。  それから、経産省の新たな再出発といいますか、それをされるところでございますけれども、それと、本市がやっている独自の事業とうまく組み合わせることができれば、それの組合せによって、できるかというふうに思います。  その辺の条件、それと本市の制度と合致するかどうかというのは、これから検討をさせていただきたいというふうに思いますけれども、それが合えば可能かというふうに思います。 36 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 37 ◯9番(古谷公俊君) ありがとうございます。ヒアリングで、これを言わなかったので、ちょっとあれだったんですけれども、国の施策もあるので、御存じかなと思いました。  でも、今の御答弁を聞いたら、それで合えばということなので、ぜひともこれは、国が3分の2を負担してくれるので、そういう企業を呼び込んで、例えば泉南市の用地で余っているところとか、そういうところに応援しますよということであれば、市長の目標としている企業誘致は、さらに可能じゃないかと思いますけれども、ぜひともお願い申し上げます。  それでは、続いて、同じく泉南りんくう公園の質問になるんですけれども、泉南りんくう公園について、オープンしてからの総括、課題、いろいろ取組があると思います。  今後の発展についても、来場はかなり多いということで、細かい点はいろいろあるとは思うんですけれども、今後の戦略について、これも簡単で結構ですけれども、お聞かせいただきたいと思います。  PFIで成功したんですけれども、次は泉南市の収入源というか、そういう形でやっぱり何か策は考えていかないといけないかなということは、僕もヒアリングのときにも、いろいろアドバイス、アドバイスとまではならないんですけれども、お話もさせていただいたりしているんですけれども、そういう点のお話を、ちょっとお聞きしたいと思います。  あと、僕がちょっと1点気になったんですけれども、これは、もうそこに関連してくるんですけれども、なみはやグラウンドについてです。  これを、僕も資料請求して、契約書とかをいろいろ見させてもらったんですけれども、ちょっと引っかかったところがあるんです。  契約書を読ませていただいたら、これはもともとPFIに入っていなかったところの土地なんですよね。その中で、また新たな業者さんが出てきて、そこで有料か、無料かということで、これはもともと大阪府から、下水の関係で、市民の方に無償で使っていただくという場所であったんです。  これが、あそこのPFIの対象に入っていたらよかったんですけれども、後から入った経緯というか、それは分かる範囲で、細かい質問は、また6月議会でさせていただこうと思います。  今、そこの会社が気になっているんじゃないですけれども、僕もネットでちょっと調べさせてもらったりしたんですけれども、突然浮上してきたことなので、その辺、いつも思うんですけれども、先ほどのりんくう公園の中で、何でもかんでもただで貸しますとかじゃなしに、ほかに貸すんだったら、収入源を確保しないといけないと思います。  管理だけ、無償で又貸しをするというのに、僕はちょっと引っかかるんです。管理しなくていい部分は浮くよという話なんですけれども、結局、後で出てくるんですけれども、シルバー人材センターに予算を配分する、仕事、雇用を与える、そこをマイナス、削減したりすることになります。  結局、数字の少ないところに、しわ寄せが来て、ただで借りているところが、もうけているみたいな形になっています。本当に市民のためになっているのかなと。  市民の方が予約したいときに、やれ抽せんだ、やれあれだということで、本来、大阪府のほうから無償で与えられているものが、融通が利かなくなったのかどうかなというので、契約書を見てみると、それを実行されているのかどうか、そういう疑問点もちょっとありました。  その辺りは、もう分かる範囲でいいんですけれども、今後、りんくう公園のその辺の在り方について、もう一度市長にお聞かせ願いたいと思います。  この辺の将来像です。もう、にぎわいはもう十分実行できたと思うんですけれども、次はやっぱり我々としても、固定資産税はまだ減免されている状況の中ですけれども、今回は5万人、10万人来たのかな。その辺の何か策は、今後また管理費だけでもいろいろかかってきますよね。やれ看板を作れとか、いろいろな補修点も出てくる中で、そういう点での市長の展望ですか、その辺を、簡単で構いませんので、ちょっとお聞かせください。 38 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 39 ◯市長(竹中勇人君) SENNAN LONG PARKの将来展望ですけれども、今はまだインバウンドが来られない状況になっている中で、あれだけ活性化をすることができました。  非常にありがたいことだと思っていますし、月に10万人とか15万人とかいうようなのが、推計をされておる状況でございます。  いろんなイベントを打って、あそこをさらににぎやかに、活性化するようなことをやっていきたいなというふうには思っております。  それは、地方創生の交付金事業でやっていこうかなというふうに思いますけれども、これは、今まだ申請中でございまして、交付決定をいただいた後に、多分6月議会に補正をさせていただくことになろうかというふうに思います。  そこから、内陸部へ足を向けていただけるような、そういういろんな事業の展開を、やらせていただきたいなというふうに思っています。  それによって、泉南りんくう公園だけじゃなしに、りんくうタウンだけじゃなしに、内陸部へも人がたくさん来ていただければ、市全体での経済効果というのか、そういうものができてくるんじゃないかというふうに思いますので、その辺を行っていきたいというふうに思っております。  詳細につきましては、多分6月議会で提案をさせていただけるんじゃないかというふうに思います。  それから、なみはやグラウンドですけれども、SENNAN LONG PARKができて、SENNAN LONG PARKは大和リースさんがやっていただいたんですが、大和リース傘下で、SORA RINKUだとか、サッカーコートだとか、そこを管理しているRプロジェクトという会社から、グラウンド1面だけというよりも、複数あるほうがいろんな多様な組立てができるので、できれば、あそこも使わせていただけないかということを言われました。  実際に、なみはやグラウンドの利用状況を見ますと、使われているのは、ほとんど土日だけ、平日は、ほとんど使われていないという状況でございます。  しかも、その土日もあいているところが結構あるということでございましたので、それであれば、維持管理も全て、そちらのほうで持っていただけるということであれば、お貸ししましょうということでさせていただきました。  それによって、さらに、りんくうタウンがスポーツのメッカになるんじゃないかというふうに思いまして、その辺の話を進めさせていただいたわけでございます。  そういう経過があっての協定書の締結になったということでございますので、御理解いただきたいというふうに思います。 40 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 41 ◯9番(古谷公俊君) ありがとうございます。大和リースさんだったので、理解はできたんですけれども、いきなりそこの会社が浮上してきてということで、千葉県の鋸南町ですかね、災害に遭ったところが本社ということで、私もちょっと見た中で、どうしてという形で、何でこの会社が浮上してくるのかと。  これは、議会の議員さんが、みんな把握していたのかどうかということもあるんですけれども、なぜかというと、もともと共存共栄で市民の方々と、そのスポーツのということで、いい形で今後協力して皆さんで運営していただければなと思います。  あとは、管理費だけ浮かすんではなしに、やっぱりそれだけ大和ハウスグループさんのところの傘下に入っているんであれば、潤っているんであれば、逆に賃料をもらうぐらいに、そのぐらいでもいいのではないか。  うちは財政難で5万人、10万人来ても、それにいろいろかかるんであれば、しんどいじゃないですか、今、財政難、財政難ということなので。逆に、他所から来る人からは、家賃を取りますよというぐらいにならないと、僕はいけなかったんじゃないかなと思います。  でも、スポーツで盛り上げていただくということで、今後その辺も協力してやっていただいて、市民の方は無料だということは聞いています。きっちりした会社だろうと思いますので、共存共栄で、しっかり運営管理を徹底していただきたいと思います。  その中で、ワールドマスターズゲームズ、これも市政運営方針に出ていたんですけれども、僕も海が好きなので、これは、ぜひ成功はしてほしいと思います。  今は、オリンピックがこんな厳しい状況の中で、ワールドマスターズゲームズの開催もどうかなということの中で、ぜひとも成功はしていただきたいものの、もちろんこれも市民の税金も投入されていることであるんですけれども、今後コロナ対策の重要性と、これも来場の見込み数とかは、どうなんですかね。最終的に決定のほうは。  先にスイミングのあれをするのかな。僕も自分自身で、今度スポーツの大会を関東でやる計画があるんですけれども、なかなかそれがオーケー出ない状況の中で、泉南市は関東と違ってあれなんですけれども、大丈夫かなということは、ちょっと僕も思っていました。  その辺りで、もちろん市民の税金も入っているので、市長のお考えをお聞かせ願いたいなと思います。 42 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 43 ◯市長(竹中勇人君) ワールドマスターズゲームズが、今年5月に予定されていたものが、来年5月に延期になりました。それに合わせて、昨年10月に予定していたプレ大会、これも中止をして、今年10月に延期にさせていただきました。  それができるかどうかですけれども、今現在は、やるつもりで準備は進めておりますけれども、コロナ感染症が、これからどうなっていくかというのが、今分からない状態でございますので、その辺の状況に合わせてということになるかとは思っております。  ただ、これからワクチン接種が広まっていくことになれば、感染症の拡大も一定抑えられるんじゃないかというふうに思いますので、開催できることを、非常に期待をしているところでございます。  開催の規模ですけれども、本大会は、選手トータル300人程度を予定してございます。今現在は300人に対して、400名程度の申込みが来ているということでございますけれども、受付しているのは、ほとんどが国内の選手でございます。  海外枠は、今の段階では、ほとんど埋まっていないという状況ですので、本大会までに、その辺がどうなるかということで、都合によっては、国内枠を広げていくということもあり得るかなというふうに思います。  プレ大会ですけれども、プレ大会は、本大会の2分の1程度の規模で実施をしたいというふうに思っていますので、150名程度を募集して、それで開催をしたいというふうに思っています。  感染症対策につきましては、今後、日本水泳連盟あるいは大阪水泳協会と、しっかり協議をいたしまして、感染症対策を取っていきたいというふうに考えてございます。 44 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 45 ◯9番(古谷公俊君) 市長、ありがとうございます。ぜひ、いい形で成功してほしいなと思います。  あとは、市長、僕らも風のうわさで聞いているんですけれども、これは150人とか、研修センターが、今なにか苦戦しているとかいうお話も、僕もちらっと聞いたりはしているんですけれども、泊まってくれたり、こういう協力体制は入っているんですかね。  唯一の宿泊施設なんですけれども、何か冬場、年明けからやっぱりちょっと苦戦していますということです。  グランピングのほうは順調だということは、いろいろ聞いてはいたんですけれども、そういう方々に、ちょっと安く泊まってもらうとか、そういうふうな形で、協働して盛り上げてもらえたらなというふうに思っております。  あと、これも僕はちらっと聞いたんですけれども、8月ぐらいに国体の球技大会とかも、ここで開催されるという話もお聞きしたり、球技大会の予選会ですかね、そういう形で僕も聞いたりはしたんですけれども、それは市長も承知はされているんですかね。  そこも、何か一体となって、逆にちょっと苦戦しているところを応援するとか、市でバックアップしてもらえるとか、それも多分300人、400人来るんじゃないかと。  関連で、恐らくこれは公式球技大会ですかね、そういう国体なので、ひょっとしたらもっとたくさん来るかも分かりませんけれども、その辺、市長が承知されているんであれば、そこの苦戦しているところとかを協力して、そういうのができないかどうか、それも最後にちょっとお聞かせ願いたいと思います。 46 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 47 ◯市長(竹中勇人君) ワールドマスターズゲームズの宿泊先ですけれども、ワールドマスターズゲームズまでにホテルができていれば一番よかったんですが、残念ながらホテルは、もうしばらくかかりそうだということでございます。  当然のことながら、近くにある宿泊施設となると、SORA RINKUしかないので、あそこで約200名が宿泊できるということでございますので、そちらのほうの活用というのが、一番大きなものになってこようかというふうに思います。  それから、ソフトボールですけれども、国体のソフトボール予選を、なみはやグラウンドでやりたいという申出がございまして、それはそちらのほうで対応できるように対策はしております。
     もちろん、その際の宿泊施設、泉南市の宿泊施設となれば、SORA RINKUしかございませんので、そちらのほうの宿泊になろうかというふうには思っております。  ソフトボールの予選につきましては、たしか1週間ぐらいでしたか、5日間ぐらいでしたかね、で行うというということで、かなりの日数がかかりますので、そちらのほうは、それでの対応をさせていただきたいというふうに考えてございます。 48 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 49 ◯9番(古谷公俊君) ありがとうございます。国体なので、市長の御挨拶も当然あると思いますし、近畿圏からたくさん来られると思うので、苦戦しているところとか、その辺を市長の顔でぜひとも協力して、安く泊めてあげるとか、何か市でバックアップしてあげて、りんくう公園を盛り上げていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それと、最後になるんですけれども、ほかも答えられなかったことは、6月定例会に一般質問をするんですけれども、和泉砂川駅前、僕も市長と毎回やり取りしているんですけれども、JR和泉砂川駅の周辺についての話と樽井駅周辺の話です。  時間もあまりないんですけれども、この辺のお話をさせていただければと思います。  和泉砂川駅についてですが、駐輪場の話が出ています。今回、議員のところにも要望か何か出たんですかね、請願が出たんですかね。  これは、和泉砂川のほうでも、実はちょっとクレームが来ているんです。民間運営するところの機械会社が入札の打診というか、そういう問合せで了解が欲しいと、民間のところに来ているんですよ。  これは逆にいえば、やっぱり民間の企業を圧迫しますよね。そこの同じ会社がやらせてほしいとか、既にそういう状況をお聞きしている中で、請願であそこの土地ができないとか、樽井で出ているんです。  やっぱりここは、僕はやっぱり駐輪場が今サラリーマンさんとか、皆コロナで需要が減っている中で、僕はちょっと無理があるんじゃないかなというのは感じます。  その中で、それを押し通すなら、それは構わないんですけれども、最近ちょっと是が非でもという声が出ていまして、おとといの議会全員協議会だったかな、新家駅も、大森議員ですかね、紀陽銀行のキャッシュディスペンサーがなくなるということです。(「なくなった」の声あり)なくなったんやな、ごめんなさい。  今度、和泉砂川駅も都銀のほうが3月末でなくなるんですよね。これは市長、真剣にまちの皆さんがちょっと怒っているというか、これはぜひとも質問で取り上げてほしいと言われたんです。  やっぱりこれは泉州地域で駅前開発の中で、それぞれ開通する問題はずっと僕も10年ぐらい続いている中で、今日そこも言うつもりだったんですけれども、時間がないんですけれども、このキャッシュディスペンサー、都銀のやつがなくなるというのは、これは乗降率、泉南市で一番多いんですよね。それがなくなるんですよ。これを駐輪場にするんだったら、キャッシュディスペンサーを無償でそこに与えてあげてやったほうが、市長の株が上がると思うんですよ。  やっぱり地銀は確かにあるとしても、この駅前の開発の中で、本当はお隣の熊取町なんかは、ホテルが次にできる。泉佐野市は南海の駅前でホテルができる。主要な銀行もそろっている中で、ちょっとこれは3月でそういうふうになくなるということで、細かい話になってしまうんですが、本当に、これも市政運営方針で出ていたんですけれども、いろいろ通してよくする、よくすると言っているんですけれども、結構マイナス方向、マイナス方向に行ってしまっているんですよ。  その辺り、市長の案としても、これはやっぱり和泉砂川駅前、樽井もそうなんですけれども、樽井も開札口のことですかね、そういうりんくう公園のほうに設けてほしいというような要望も僕は承っています。開札口を海側にはちょっと厳しいと思うんですけれども、ロータリー側に設けてくれというような要望も出ているんです。  その辺の駅前の再開発というか、その辺、市長が、この最終年度の年の中で、僕は議員を10年近く在籍させてもらって、ほとんど変わっていないんです。だから、その辺のことを最後お聞かせ願いたいと思います。 50 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 51 ◯市長(竹中勇人君) まず、和泉砂川駅のCDと言われましたけれども……(「キャッシュディスペンサーです」の声あり)キャッシュディスペンサー、CDですよね。  じゃなしに、これはATMなんです。「ATMですATM」の声あり)ATMとCDの違いは御存じですか。(「知らない」の声あり)  ATMになりますと、銀行の支店扱いになるんですよ。CDは、ただお金を出すだけ、払うだけの機械なんですけれども、ATMとなりますと支店扱いで、支店が1つ増えるという格好で、いろんな面で経費がかかるというのは聞いてございます。  ただ、これがどういう理由でなくすことになったのか、確かに最近は、ほとんどゼロ金利の状態で銀行さんも経営が厳しいんじゃないかというふうに思うわけでございますけれども、そういう都合でATMというのは、あちこちで減らされている状況はございます。  現に、市役所の庁舎の中にあるものにつきましても、CDだけは残っていても、ATMはなくなってございます。そういう状況でございます。  それから、樽井駅なんですけれども、確かに海側に改札口をつくりたいという思いはありますけれども、今、直ちにつくれる状況にはございません。  どういう方法がいいのか、あるいは教習所と、それから東洋クロスさんと調整していきたいと思いますけれども、今の状況では、直ちに付けられるという状況にはないということは、御理解いただきたいというふうに思います。 52 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 53 ◯9番(古谷公俊君) ATMの件は、御教示いただきましてありがとうございます。別に支店扱いということではなく、なくなるから市長に何とかしてほしいということなんですよ。  その方法、支店でそれを経費がかかるんじゃないけれども、市民が困っているので、それを何とかできないかということで交渉してほしいということを、市長に伝えてほしいということなんです。  そういう要望を聞いたので、ここで質問をしたんです。主要な駅なので、都銀のそれもなかったら、もうローカルな駅以下になってしまうので、そういうことですので、よろしくお願い申し上げます。  最後に、財政の質問もあったんですけれども、今回の予算規模、18%減ということで出ているんですけれども、これに対して、市長が泉南株式会社として、この下がったものを改善させるという、率直な意見、どういうふうなお考えなのか、最後にそれだけお聞かせください。 54 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 55 ◯市長(竹中勇人君) 18%ですか。 56 ◯9番(古谷公俊君) そこの補正予算で、会計年度で、対前年比18%下がるということで報告を受けたんですけれども、市税とか全部落ち込みますよね、コロナの状況の中で、予算規模ですよね。それのいわば、ここの部分です。市長、当初予算の、それも率直な話、市長が泉南市を会社として取り組むんであれば、これを挽回する考え方を、最後にお聞かせください。 57 ◯議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 58 ◯市長(竹中勇人君) 18%減というのは、予算総額が令和2年度に比べて減っているということですが、2年度は、定額給付金の63億ですか、その金額がありましたので、それがなくなったということで、18%の減になっているということでございます。  実際に、去年の六十何億の定額給付金を除けば、そんなに大きく変わった予算にはなっていないはずです。 59 ◯議長(澁谷昌子君) 古谷議員。 60 ◯9番(古谷公俊君) ありがとうございました。終了させていただきます。 61 ◯議長(澁谷昌子君) 以上で大阪維新の会 古谷議員の代表質問を終わります。  会議の途中ですが、午後1時30分まで休憩いたします。       午後0時 1分 休憩       午後1時30分 再開 62 ◯副議長(山本優真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  新風会の代表質問を許可いたします。6番 谷 展和議員。 63 ◯6番(谷 展和君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、これより令和3年第1回定例会、新風会を代表いたしまして、質問をさせていただきます。  まず初めに、昨年から続きます新型コロナウイルス感染症の影響は、今もなお猛威を振るっておる状況でございます。  3月に入り、大阪府の非常事態宣言は解除をされましたが、感染状況と医療提供体制の状況については、大阪府は、新規陽性者数は減少傾向にあり、重症病床使用率は45%前後、そして軽症・中等症病床使用率は35%で推移をしているというところであります。  しかしながら、まだまだ警戒する必要がございます。  大阪モデルをイエローステージに移行し、引き続き感染症対策を行いながら、ワクチン接種を待ちたいというふうに思っておりますが、先ほど午前中、古谷議員の代表質問の中でもお聞かせいただきましたけれども、ワクチンの接種のスケジュールが、かなり遅れそうだというふうな中で、本市におきましては、この先月2月12日に、ワクチンの接種チームを立ち上げたというところで、また、この3月1日からは、コールセンターも立ち上がっておると。  ワクチン接種のスケジュール、今後、近隣市町村とも足並みをそろえて、格差が出ないようにしていただきたいなというふうに思いますけれども、その点についてちょっとお答えいただきたいなと思います。 64 ◯副議長(山本優真君) ただいまの谷議員の質問に対し、市長の答弁を求めます。竹中市長。 65 ◯市長(竹中勇人君) 午前中にもお答えいたしましたように、これから後、ワクチンそのものが、いつ来るか分からない状況でございます。  当初は、3月中に医療機関で接種して、4月から高齢者、あるいは基礎疾患を持っている方の接種が始まるということでございました。  それが、今朝の新聞を見ましたところ、先ほどもお答えいたしましたように、当初、大阪府に4月の当初に来るのが2,000回分程度しかないというようなこともございました。それであるならば、市町村にまで回ってくるのは非常に難しいかなと。  4月の末頃には、ある一定の数が回ってくるということは、新聞記事にも掲載されておりましたけれども、その段階でも、500回程度が、各市町村に確保できるぐらいではなかろうかということでございますので、実際には、5月に入ってから接種が始まるぐらいになるんではないかというふうに思います。  それに向けて、しっかりと準備をして、ワクチンが来て、我々がパニックになるようなことのないように、しっかりと準備は整えていきたいというふうに考えてございます。 66 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 67 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございました。今後、ワクチンが届いたら、早急にできるように体制を取っていただきたいなというふうに思います。  それでは、市長の市政運営方針について、大綱に沿って質問をさせていただきますが、質問内容が重複するようでございましたら、答弁は簡潔にお願いをいたします。  では、大綱1点目、「すべての人が尊ばれ、その個性が発揮できるまち」について、その中で、人権行政についてお伺いしたいと思います。  令和2年市政運営方針で、全職員が、自治体行政は人権行政であるという共通認識に立ち、職務を遂行していくとの方針が示されておりましたが、しかし、残念ながら、今回の市政運営方針には、そのキーワードが言及されておりません。  本市では、平成29年度に人権行政基本方針が策定をされ、その中に、人権行政は、全ての施策の企画から実施に至るまでの全過程、すなわち行政運営そのものを、人権尊重の視点を持って推進していくことにほかなりませんと規定をされております。  規定の内容が、やや抽象的なので、具体的にお伺いいたしますが、令和2年の市政運営方針の自治体行政は人権行政であるとは、行政運営にどのような実態をつくり出すことを目標として示されたのか、また、その目標は、どの程度実現されたのか、お伺いいたしたいと思います。 68 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 69 ◯市長(竹中勇人君) 御指摘のとおり、平成29年に策定をいたしました人権行政基本方針を、具体的に進めていただくための計画といたしまして、令和元年に人権行政推進プランを策定いたしてございます。  この推進プランの中には、一人一人がかけがえのない存在として尊重される差別のない社会の実現等の基本理念といたしまして、人権行政を進めていくための3つの視点として、1つ目に、自治体行政は人権行政である、2つ目に、自治体職員の役割、そして3つ目に、市民主体の市民参画による啓発活動の創造、この3つを掲げておるわけでございます。  これらは、行政と市民が協働によって、人権尊重のまちづくりを推進していくために、欠かすことのできない視点でございます。  自治体行政は、人権行政であるということにつきましては、市が取り組む様々な施策につきまして、特定の部局だけが、人権の視点をもって取り組んでいくということではなく、あらゆる行政分野において実施していくことが必要であるということを示したものでございます。  そういう視点から、この自治体行政は人権行政であるということを、明記をさせていただきました。  職員の人権意識につきましては、これまでも職員人権研修等の実施により、意識醸成を図ってきたところでございますが、また、市民に対する啓発活動につきましても、人権啓発推進協議会をはじめ、人権関係団体との協働により、継続的に実施をしているところでございます。  しかしながら、人権課題につきましては、コロナ差別事象をはじめ、様々な課題も発生しておりまして、今後とも、人権行政推進プランを踏まえ、年度当初に活動方針を設定し、人権政策推進本部において、事業の評価、検証、改善といった進捗管理を行うことにより、実効性のある人権施策の推進を進めていきたいと考えてございます。 70 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 71 ◯6番(谷 展和君) 御答弁ありがとうございました。自治体行政は人権行政であると、市が目指そうとする方向の目標であり、継続する課題であり、人権行政基本方針及び推進プランの基本的コンセプトだというふうにも考えております。  今後、改めて人権推進本部といたしまして、その方針の実現イメージを位置づけていただいて、取組を進められること。  また、人権行政の基幹部署である総合政策部と教育委員会が、そのモデル的また先駆的な実践に取り組まれ、具体的な規範を示されることを強く要望したいと思います。  次に、コロナ差別とDV(ドメスティックバイオレンス)について質問をしたいと思います。  新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして、根拠のない情報や、また、感染者や医療従事者、その家族に対する根拠のないうわさ、SNS等、インターネットによる誹謗中傷、人権侵害が近年増加をしております。  昨年12月に、本市においては、コロナ差別を許さない人権尊重のまちづくり宣言をされました。  感染症対策をどれだけ行っても、感染するリスクは誰にでもございます。コロナ差別についても、「しない、させない、許さない」ように周知徹底をお願いしたいと思いますが、この件について、市長のお考えをお願いいたします。  あわせまして、DVについての質問もさせていただきます。  DV防止法が施行されました2001年以降、相談件数は増加傾向にある中、内閣府の調査によりますと、2020年4月から11月にかけて、全国の自治体が行う配偶者暴力相談と、去年、内閣府が開設いたしました「DV相談プラス」に寄せられました相談件数は、合わせまして13万2,355件と、過去最多となっております。  前年の同時期に比べましても、数値が1.4から1.6倍に上がっているというところで、そのような中で、本市においてのDV相談件数や、また、その対応についても併せて教えていただきたいと思います。 72 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 73 ◯市長(竹中勇人君) まず、コロナ差別でございますけれども、現在、新型コロナウイルスの感染者数は減少傾向にあるものの、依然として警戒が必要な状況でございます。  また、感染された方や医療従事者、その家族の方々など、根拠のない差別や誹謗中傷が、今なお継続している状況でございます。  特に、エッセンシャルワーカーに対しての誹謗中傷というのは、決して許されるものではないというふうに、私も感じているところでございます。  本市におきましては、コロナ差別防止に向けまして、昨年3月に、感染症に関連した人権への配慮について、また4月には、市民の皆様及び子どもたちへのメッセージを、市のホームページに掲載し、新型コロナウイルス感染症に関する差別や偏見をなくすようなメッセージを発信するとともに、啓発チラシを公共施設へ配架したり、各種事業の実施など、機会あるごとに周知啓発を行ってきたところでございます。  また、「新型コロナの差別」をテーマにいたしました講演会も実施をいたしました。  ただ、この講演会、コロナの影響で、会場での実施というのは難しくなりましたので、そのDVDを作りました。それを、受講希望者の方に配布しての実施というような形を取らせていただきました。  コロナ差別防止に向けた取組は、進めてきたところでございますけれども、昨年12月には、御指摘のとおり、感染者増加を受けまして、コロナ差別を許さない人権尊重のまちづくり宣言を行いまして、市全体が一丸となって、取り組んでいく姿勢を示したところでございます。  このような状況は、今年度も続くことが予想されるため、引き続き、新型コロナウイルスに関連した差別や偏見をなくすような取組を、続けて進めていきたいというふうに考えてございます。  各種団体や市民の皆さんで構成される、人権尊重のまちづくり審議会の場などにおきまして、この経験を活用いたしまして、様々な御意見をいただくなど、課題解消に向けた取組を、進めてまいりたいと考えてございます。  それから、DV被害の件でございますけれども、本市におけるDV相談の状況につきましては、ここ数年70件程度で推移をしていたものでございますけれども、令和元年には100件を超えたという状況で、増加傾向になっておるのが実情でございます。  DV相談につきましては、様々な相談窓口からつながる場合、また生命が脅かされるようなケースなどがあり、速やかな対応が求められているものでございます。  現在、庁舎、関係部署や警察、大阪府女性相談センターで構成する、DV防止連絡会を設置してございまして、日頃より意見交換等を行うことによりまして、事案発生時の速やかな対応に向けまして、連携強化を図っているところでございます。  またあわせて、加害者の所在地が判明しないよう、本人の申請による住民票の閲覧制限の実施や、被害者が一人で事案を抱え込むことがないよう、国や大阪府の情報も含め、様々なDV相談窓口を市ホームページで周知するとともに、「広報せんなん」にも継続的に掲載を行っているところでございます。  配偶者やパートナーなどからの暴力、性犯罪、セクシャルハラスメントなど、女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害する行為であると考えておりますし、また今後とも、相談体制の充実や関係機関等との連携、ポスターやチラシによるDV防止の啓発など、女性に対する暴力根絶に向けた取組を進めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 74 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 75 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございました。コロナ差別につきましては、今後も、引き続き周知徹底をしていただきたいなというふうに思います。  あと、DV相談件数につきましては、令和元年度が100件に上っていて、泉南市においても増加傾向にあるという中で、昨年からいろいろ給付金の問題であったりとか、そういったところで、DV被害者のところに、きちっと行き渡らないのかとか、そういったものもありました。
     今後、ワクチン接種券等々のまた配布もございますから、そちらのほうも、DV被害者の方であったりとか、そういう事情がある方にも、行き届きやすいように、配慮をお願いしたいというふうに思います。  では、次に移らせていただきます。  次に、JETプログラム事業の進捗について、お聞きしたいと思います。  本市におきましては、外国語指導助手(ALT)、国際交流員(CIR)、スポーツ国際交流員(SEA)の計21名が、泉南市に配置予定となっておりましたが、昨年12月に、1名のALTの方が着任されたというところでございますが、現在、新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化において、来日日がまだまだ未定となっておりますが、その後の進捗状況等々を、お聞かせいただきたいなというふうに思います。 76 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 77 ◯市長(竹中勇人君) JETプログラムは御存じのとおり、昨年度、二十数名も来ていただく予定でございました。  ただ、実際にはコロナ禍の中で、海外からの入国ができないということもございまして、12月に1名だけ来ていただいて、今、西信達中学校のほうで、その方に教育指導をやっていただいているところでございます。  今年度は、コロナ禍によりまして入国することが困難であったわけでございますけれども、教育委員会の施策の中でも、非常に中心となる、核となる施策でございまして、国際化教育には不可欠のものであるというふうに思っております。  他のメンバーにつきましては、早ければ、この4月頃から順次、任用できるような状況になるのではないかというふうに思っております。  最終的には、補充も含めて全ての小・中学校でALTが常駐するような、また、国際交流員やスポーツ国際交流員も含めまして、総勢27名を任用する予定でございますので、ただ、今現在、メール等で本人さんとの連絡は取り合っているんですが、皆さん、日本で働きたいという希望は、まだ持っておられますので、国際的な交流ができるようになれば、必ず来てもらえるんじゃないかというふうに思っております。 78 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 79 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。早ければ、4月頃にも来ていただけるというふうなところで、現在もメール等でやり取りはされておられるというところでして、一日も早く来ていただいて、子どもたちに、本場の英語教育というのをしていただきたいなというふうに、首を長くしてお待ちしたいというふうに思っております。  では次に、小・中学校再編計画についてお聞きいたします。  昨年12月に、泉南市教育委員会で、泉南市立小・中学校再編計画(複数原案)が作成をされました。  A案からD案の4つの案が示されたわけでございますが、今年の2月、3月に住民説明会を行う予定でありましたけれども、コロナの影響で日程変更となり、4月から5月にかけて説明会をする予定となっております。  今後のスケジュールといたしまして、説明会において、いただいた御意見などを基に、必要な修正やまた追加等を行い、再編計画複数案とした後に、有識者等で構成される教育問題審議会で審議をされ、審議会から1つの案に絞りこんだ答申を受け、改めて教育委員会で話し合い、再編計画案を決定する。  その後、最終的に総合教育会議において、市長と教育委員会で再編計画案を基に協議を行い、市としての再編計画を、最終決定するというスケジュールとなっております。  昨年の12月、私も一般質問の中で、古川教育長の方にも、スケジュール感等々もお聞きをさせていただいた中で、丁寧な説明と、また意見交換を行うため、令和3年の秋頃には、最終決定をするような話も聞いておりました。  私も、丁寧な説明とスピード感を持って取り組んでいただきたいとも申し上げましたが、これから様々な意見を基に、最終的に1つの案に絞り込む大変重要な時期になってくると思います。  このスケジュール感に関しては、もう少し時間をかけて最終決定をしてもよいのではないかというふうにも考えますが、市長としての考えをお聞ききしたいと思います。 80 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 81 ◯市長(竹中勇人君) 御指摘のとおり、説明会につきましては、2月頃から始める予定でございましたけれども、コロナウイルス感染症の拡大防止のために、緊急事態宣言も出てございましたので、4月、5月に延期をしたところでございます。  4月、5月に延期をしたから、この秋頃に決定をすると言っていたのが、その二、三か月遅れてというふうに、ずらすということでもないんですが、我々としましては、市民の皆さんに、この再編計画を十分に知っていただきたいと思います。  再編計画だけじゃなしに、FMの計画、あるいは将来の人口がどうなるのか、市の財政がどうなるのかということも含めて、トータルの説明をさせていただきたいというふうにも思いますし、その辺を、重々に理解していただいた上での御意見を頂戴したいと。  そういう意味では、後ろの期限を決めて取り組むというよりも、ある一定、皆さんの周知が進んだかどうかというのを感じた上で、その辺の方向性を決めていきたいというふうに思います。  将来に向けての長期の計画ですから、そんなに1か月、2か月を慌てる必要はないかというふうに思いますので、市民の皆さんに、じっくりと説明させていただいて、その後、御意見を頂戴したいというふうに思っております。 82 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 83 ◯6番(谷 展和君) 御答弁ありがとうございます。先ほど市長もおっしゃられましたとおり、本当に、これから大変重要な時期になりますので、スピード感も大切かもしれませんが、やはり市民の皆様にきっちりと説明を、丁寧な説明をしていかなければならないというふうに私も思いますので、この辺は、時間をかけてでも、きっちりと進めていっていただきたいなというふうに思います。  次に、ワールドマスターズゲームズについてお聞きしたかったんですけれども、先ほどの古谷議員の質問の中で、大体私の聞きたかったことが聞けましたので、これはとばせていただきたいなというふうに思います。  続いて、大綱2点目の「みんなが健やかで、みんなが助け合うまち」について、その中で妊娠、出産、子育ての連続的支援の重要性を鑑み、利用者目線に立った、きめ細やかな心身のケアや育児サポートを行い、母子健康における切れ目のない包括的な支援体制を強化し、実行するとありますが、具体的な中身につきましてお教え願いたいと思います。 84 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 85 ◯市長(竹中勇人君) コロナ禍での育児のケアでございますけれども、地域子育て支援センターの「ひだまり」でございますが、地域における在宅による子育てを支援する拠点でございます。  育児不安等についての相談指導、あるいは親子教室であったり、子育ての講演会であったりということを実施させていただいてございまして、子育てサークルの育成支援などを目的として、事業を実施してございます。  コロナ禍によりまして、現在、来所相談は休止中でございまして、相談は電話のみとしておりましたけれども、緊急事態宣言が解除後は、相談以外にも育成支援を実施していく予定でございます。  電話相談のほかにも、登録されている家庭へ、親子で遊びにこられるように、塗り絵やふれあい遊び等を、今までは郵送でお届けしておったものでございます。  また、ユーチューブにて、手遊びや、ふれあい遊びなどの10分ほどの動画を配信いたしておりまして、これまでに4回ほどそういう配信をさせていただいて、在宅での育児のケア、サポートをさせていただいているところでございます。 86 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 87 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。子どもたち、コロナの不安等々で各家庭でも本当に大変な状況が続いておる中、また、この「ひだまり」に関しましても、しっかりとまた進めていっていただきたいなというふうに思います。  次に、児童虐待についてお聞きしたいと思います。  厚生労働省のまとめでは、令和元年度中に、全国215か所の児童相談所が、児童虐待相談として対応した件数の速報値が、前年度と比べまして21.2%も増加をしている中、件数は19万3,780件で過去最多でありました。  そのうち、大阪府においては、前年度比29%増の1万5,753件となっておりまして、令和2年1月から9月までの速報値も発表をされております。  全国の合計で見ると、1月であれば21%増、2月が11%増、3月が18%増、4月が8%増、5月が2%減で、6月が10%増、7月が5%減で、8月が1%減、9月が5%増となっております。  新型コロナウイルス感染症拡大に伴う生活の不安や、またストレス等の影響が出てきているというふうに思われます。  そのような中、本市における児童虐待の現状、そして対策につきましてお聞きしたいと思います。 88 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 89 ◯市長(竹中勇人君) コロナ禍の中での児童虐待の現状と対策ということでございます。  コロナ禍におきますところの学校の休校、あるいは両親の休職等で、一日中、家におる時間が増加する傾向にございます。  家族が、それによってストレスを感じる場合もあろうかと思いますし、それで、虐待が増える可能性が全くないわけではないというふうには思います。  コロナ禍に起因する虐待であるかどうか、そこのところは、実態はつかめていない状況でございますが、虐待対応につきましても、これまで同様、通報があれば訪問し、事実確認をしていき、子どもの虐待が深刻化しないように対応していくということが必要でございます。  要保護児童対策地域協議会が中心となりまして、子ども家庭センター、警察、学校、市行政機関等の地域の連携強化を図りまして、児童の虐待というのは、いっときも早く発見し、それの対応を練らないといけないということで、子どもの様子の変化を察知して、やっていくということが重要かなというふうに思います。  こういう組織と連携しまして、皆さんの目でその様子の変化を、しっかりとつかんでいけるような、そういう児童虐待の防止を図っていきたいというふうに考えてございます。 90 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 91 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。本当に、なかなか家庭内での問題も、多くはらんでいるところでありまして、目に見えにくいであったりとか、近隣の皆様の通報によって助かった命もございますので、市では、今後もまたきっちり、こちらも周知徹底をしていただきたいなというふうに思います。  次に、コロナ禍でのひとり親家庭や、また貧困層の子育て世帯、また生活困窮者等の支援について、本市で現在も行われている支援等々を、お聞かせいただきたいなというふうに思います。 92 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 93 ◯市長(竹中勇人君) コロナ禍におけますところの、ひとり親家庭に対する策といたしまして、国の緊急経済対策といたしまして、8月に臨時特別給付金を、児童扶養手当の受給世帯に一律5万円、第2子以降には、プラスとして加算して3万円の支給をいたしました。  その後、12月に再度、臨時特別給付金を児童扶養手当の受給世帯、これは8月に支給したときと同じ対象者でございますけれども、その人たちに対しまして一律5万円、第2子以降は3万円を支給させていただきました。  これは、国の施策でございますけれども、それ以外に、本市の地方創生臨時特別交付金を使いまして、本市の単独事業といたしまして、この6月末までに、児童扶養手当申請をされた方で、児童扶養手当受給世帯に、児童1人当たり2万円を支給させていただきました。  そして、追加といたしまして、この3月末までに、児童扶養手当の受給の資格を取得された方、この方につきましても、新型ウイルス感染症の影響を受けるということで、1世帯当たり5万円、国の施策と同じ施策を、市単独で5万円を1回に限り支給をさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。  また、新型コロナウイルス感染症対策の事業といたしまして、令和2年7月以降に、児童扶養手当を認定された世帯に対しましても、国と同じ施策で、3月に支給をさせていただくということで、今回の議会に提案をさせていただいているところでございます。  今後、生活困窮者に対しまして、新たな経済対策等が出された場合は、速やかに、その対応をさせていただきたいというふうに考えてございます。 94 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 95 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございました。本当に必要な支援が行き渡るように、市としても、これからも取り組んでいただきたいなというふうに思います。  次に、大綱3点目に移らせていただきたいと思います。  「産業の活力が増し、にぎわいと交流が生まれるまち」について、その中から、泉南りんくう公園についてお聞きをしたいと思います。  午前中も、古谷議員の代表質問の中でもありましたけれども、PFI事業といたしまして、市の財源を使わず、民間事業者との連携により、整備をされたこの泉南りんくう公園、昨年の7月3日にオープンをし、現在も大変、にぎわっているというふうな話も聞いております。  この、多くのにぎわいが生まれているこの泉南りんくう公園、市といたしまして、さらに、にぎわいを増やすための支援等々は考えているのか、お聞きしたいと思います。 96 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 97 ◯市長(竹中勇人君) 昨年7月にオープンいたしました、SENNAN LONG PARK、泉南りんくう公園でございますけれども、御承知のとおり、非常に、にぎわっておる状況でございます。  これは、あくまでまだ入場が無料ということもありまして、何人の方が来ているのか、正確にカウントができない状況でございます。  推計といたしまして、月に10万人とか15万人とか、それぐらいの数が来ているんではないかというふうに、推測をしておるところでございます。  関空を目の前に見られる、すばらしいロケーションがあるということもありまして、アスレチックやオートキャンプあるいはアクティビティ施設のほか、マルシェとか飲食店舗の充実など、非常に幅広い年代層から好評をいただいているところでございます。  今後は、恋人の聖地の誘客連携によりまして、地方創生交付金を活用することによって、年間を通じた様々なイベントの誘致を進めてまいりたいというふうに考えてございます。  これは、今現在、令和3年度の地方創生交付金の申請中でございまして、交付決定をいただいたら、直ちに6月議会にでも、補正予算を提案したいというふうに考えてございます。  この事業によって、さらに、にぎわっていただいて、そのお客さんが、今度は内陸部のほうに来ていただけるような、そういう人の動きをつくっていきたいなというふうに考えておるところでございます。  また、サザンビーチの海水浴、泉州夏祭りにおけますところのミュージックサーカスや夢花火、こういう既存のコンテンツにおきましても、民間と連携することによりまして、SENNAN LONG PARKの集客をさらに高めていく、本市のシティプロモーション活動に、ちょっと力を入れていきたいなというふうに考えてございます。 98 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 99 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。本当に、にぎわいが泉南市にも、かなり増えたかなというふうに実感もするところでありまして、今後、交付金等々の活用も考えておるというところで、さらにイベント等を増やし、あの公園については、多くの誘客を望むように、さらに進めていっていただきたいなというふうに思います。  泉南りんくう公園のほうが、かなり注目を浴びておりますが、内陸部等々にもさらに波及していくように、そういった今後の観光にもなるんですけれども、内陸部にまたその他、泉南市には様々な観光スポット等もございますが、これらをさらに線と線を結んで、誘客できるような体制をつくっていただきたいなというふうに思っております。  次に、観光のほうの話をさせていただこうと思うんですけれども、現在コロナ禍の中で、観光は大きな打撃を受けておりまして、特に、インバウンドにつきましては、本当に壊滅的な状況であります。  日本政府観光局が発表されました2020年の訪日外国人数は、前年に比べまして87.1%減の411万5,900人でありました。  現在のコロナ禍の中では、仕方がないのかなというふうに思いますが、しかし、このコロナというのは、必ず落ち着くわけでありますから、そうなれば、インバウンドの回復というのも、してくるので、これからのウイズコロナ時代に向けた、今後の観光の在り方といたしまして、市長のお考えを聞きたいなと思います。 100 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 101 ◯市長(竹中勇人君) 令和2年度は、本市の市制50周年という、非常にたくさんの事業の展開を考えておったんですが、コロナ禍の影響によりまして、その予定していた記念事業のほとんどが中止せざるを得なくなったと。  ただ唯一、中心に据えておりました、このSENNAN LONG PARKが予定どおり開演できたということだけが、1つの事業の成功点だったかなというふうに思っております。  先ほど言いましたように、このSENNAN LONG PARKを中心に観光振興を図って、ここから「ふじまつり」とかイングリッシュローズガーデン、こちらのほうに、ローズフェスティバルの間とか、「ふじまつり」の間に、シャトルバスを出すなどして、内陸部のほうにも、どんどん来ていただくようにする。  あるいはまた、SENNAN LONG PARKで開催をいたしておりますミュージックサーカスであるとか、あるいは花火とか、これが今年は5,000人規模に絞ってさせていただきましたけれども、コロナが収まってくれば、もっと拡大することができると。  花火につきましても、次は、できれば開催をしたいというふうに思っていますので、そういうことでの観光振興です。  アフターコロナに向けての施策でございますけれども、これは、SENNAN LONG PARKを本市の観光の核と位置づけまして、そこから内陸部へ、そして山間部へというような、誘客を進めるためのいろんな会場でのイベント、それを図っていきたいと。あるいは、シャトルバスを運行して移動を図っていただけるような、そういうものを考えていきたい。  ほかに、いろんな観光スポットにおきまして、いろんな情報提供を行うとか、そういうことによりまして、内陸部への誘客をさせていただきたいというふうに考えております。  SENNAN LONG PARK内のみならずに、泉南市内の各所でイベントを開催することによりまして、市全体のにぎわいを創出させていきたいというふうに考えてございます。 102 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 103 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございました。本当に、これからコロナが明ければ、必ず観光につきましても、回復をしていくというふうに確信もしておりますので、今後もしっかりと観光について、力を入れていっていただきたいなと思います。  続きまして、大綱4点目に入らせていただきます。  「おだやかに暮らせる、安全と安心のまち」について、その中から、自主防災組織についてお聞きしたいと思います。  昨年の代表質問の中でも、自主防災組織の組織率等々をお聞かせいただきまして、そのときは、たしか62.2%という答弁をいただいておりましたが、現在の組織率や、その向上についての取組をお聞かせ願いたいと思います。 104 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 105 ◯市長(竹中勇人君) 昨年は、自主防災組織の組織率が22団体で62.2%、それ以後、今のところ増えてございませんので、今のところはその22団体、62.2%のままの状態でございます。  22団体によって組織をつくりまして、これも7年ぐらい前につくったんですけれども、自主防災組織の横の連絡会、自主防災組織の連絡協議会をつくりまして、この連絡協議会で、お互いの活動状況を見ながら、協力し合いながら、どんどん活動を広げていけるような、仕組みづくりをしようということでさせていただいたんですけれども、この連絡協議会で、総会を含めて年に4回、定例会議を開催いたしてございます。  各団体におけます活動事例や課題についての意見交換を行っているところでございます。
     また、泉南市・イオン合同防災訓練や泉南市の防災フェアへの動員はもちろんのこと、本協議会主催の防災研修会を開催するなどしまして、防災知識の普及啓発に努めているところでございます。  令和元年度の個々の自主防災組織の活動につきましては、15団体が避難及び避難誘導、炊き出し、初期消火、救出救助、避難所の運営ゲーム(HUG)などの防災訓練を実施していただいてございまして、ほかには、防災をテーマとした電子メール講座を御活用いただいているところも、何団体かございます。  以上でございます。 106 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 107 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。前回と変わらず、団体が22団体で62.2%、変わらずというところなんですけれども、なかなかこの組織率の向上に向けては、もちろん地域の事情等々もございますし、様々な要因もあるんでしょうけれども、例えば、どこが防災組織を立ち上げるについて、どこがネックになっているだとか、そういった聞き取りというか、相談というか、そういったところは、何かされているのでしょうか。 108 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 109 ◯市長(竹中勇人君) 以前に私が聞いたところでは、自主防災組織の一番のもとになるものといいますか、自助・共助の核になる団体というのは、やはり消防団が大きな意義を持っておられるかというふうに思います。  ですから、消防団の活動が活発な地域では、つくっていただくことがなかなか難しい状況でございます。  ただ、そうは言っても、やっぱり消防団の活動と自主防災組織で、隣同士が助け合うという活動は、また別の意味合いがございますので、それを説明しながら、皆さんに組織率アップを図っていただけるように、これからも促していきたいというふうに思います。 110 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 111 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。今後もよろしくお願いをいたします。  続いて、災害時に円滑な応急、また復旧対策の体制確立に向けた連絡協力を行うための全国的なネットワークを活用し、その複数の市町村と、災害時相互応援協定を締結できるように取り組みますというふうに、市政運営方針の中でありますが、現在までの取組と、今後についてお聞かせ願いたいと思います。 112 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 113 ◯市長(竹中勇人君) 今までの本市の災害時の応援協定につきましては、様々な団体との協定は交わしておりますが、その全てが、この近畿圏内にございます。  近いところでありますと、広域な災害が発生した場合、同じように全てが被災地になってしまうおそれがあるということもございまして、今回、恋人の聖地ネットワークの中で、災害時の応援協定をしないかという呼びかけを、貝塚市の藤原市長からございました。  それに賛同した今現在は、私どもも含めて12団体が、それに賛同いたしまして、先日、この恋人の聖地のネットワークの災害時相互応援協定を、締結させていただいたところでございます。  この11団体といいますのは、岐阜県の山県市、静岡県の御殿場市、大阪府では貝塚市、泉佐野市、泉南市、それから兵庫県で朝来市、岡山県の新見市、広島県の尾道市、高知県の室戸市、同じく高知県の黒潮町、佐賀県の基山町、熊本県の球磨村、この12団体でございます。  これから、恋人の聖地での観光振興と併せて協力し合いながら、災害時の助け合いをしていこうというふうに考えてございます。 114 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 115 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。恋人の聖地の12団体、賛同されているというところで、今後も災害協定等々を増やしていっていただきたいなというふうに思います。  次に、防犯カメラについてちょっとお聞きしたいんですけれども、設置についての今後の設置計画等々がございましたら、お聞かせ願いたいなと思います。 116 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 117 ◯市長(竹中勇人君) 防犯カメラでございますけれども、以前からいろんな所管で、福祉であったり、環境であったり、教育委員会であったり、いろんな所管で、様々な見地からの防犯カメラの設置をさせていただいてございまして、今現在、それまでにあったのが、189台プラス区や自治会などで、市の補助で設置していただいたのがございまして、トータルで216台ございました。  今年度、新たに20台の防犯カメラを設置させていただいたところでございます。  来年度令和3年度については5台、4年度についてはさらに5台と、この3年間で30台の設置を計画しておるところでございます。  設置場所につきましては、毎年度、警察、教育委員会、福祉で合同で、どの場所が一番適切なのかということの協議を行いまして、それで設置場所を検討していくということになってございます。  来年度につきましては、先日、検討委員会を開きまして、設置場所を決定したということは聞いてございます。  以上です。 118 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 119 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。2020年から、この3年間にかけて30台増やすというところで、本当に、この防犯カメラの重要性は、年々大きくなっておりまして、犯罪の抑制であったり、また大きな事件等々の発生の逮捕の手がかりにもなるというふうにも思っておりますので、今後とも、防犯カメラの設置についても、力を入れていただきたいなと思います。  次に、大綱5点目に移らせていただきます。  「快適で活気にあふれ、環境にやさしいまち」について、その中で、現在、砂川樫井線の延伸事業が行われておりますが、現在の進捗状況についてお聞きしたいと思います。 120 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 121 ◯市長(竹中勇人君) 砂川樫井線の事業、これは延伸部分ですよね。延伸の事業を今進めておるところでございますけれども、延伸部分の用地買収がかなり進んでまいりました。まだ残っているところがもう少しあるんですけれども、残りが8筆程度ということになってございます。  来年度には、用地買収が完了する予定ということで、当初の予定よりも、ちょっと時間がかかってきたと。  これは、橋梁の設計等で時間を要したということでございまして、そのために、いささか遅くはなってございますけれども、この8筆を来年度用地買収した後には、順次工事着手に向けて、大阪府と工事計画を検討させていただき、来年度より、工事ができるように取り組んでまいりたいというふうに思っております。  完成時期につきましては、今年度、事業認可の変更を行いまして、令和7年度末の完成を目指して進めておるところでございます。 122 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 123 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。あと、今8筆程度、用地買収が残っているというところで、令和7年度をめどに進めていくというところで、今後もしっかりとやっていっていただきたいなと思います。  続いて、大綱6点目に移ります。  「みんなでまちづくりに取り組むまち」について、その中で、コロナ禍での市民協働の取組について、現在どのようなことを行われているのか、お聞きしたいと思います。 124 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 125 ◯市長(竹中勇人君) 令和2年度におきましては、コロナウイルス感染症の影響によりまして、市民協働により、実施をいたしておりました各種イベントや会議、これがほとんど自粛ということになってしまいました。  市では、泉南市区長連絡協議会、あるいはABC委員会といった市民団体と連絡を密にいたしまして、会議の開催やイベントの実施について、安全第一での調整を図ったということでの結果でございます。  コロナ禍の下、区長連絡協議会との連携によりまして、市民に対して、コロナ感染症に係る市の施策の周知や啓発、これはもう区長連絡協議会に非常に助けていただいたという思いでございます。  また、ABC委員会では、無観客でビデオ撮影によります秋の文化祭を実施させていただきまして、毎年恒例であった「第九」のコンサートにつきましても中止となりましたのですけれども、合唱団員有志によるリモートでの情報交換や、ユーチューブを活用したボイストレーニングを行っているというふうにお聞きをしておるところでございます。  コロナ感染症によりまして、多くの市民が疲弊している中、区長連絡協議会では、市民への迅速な情報伝達、ABC委員会では市民を元気づけ、文化の灯を消さないような活動に、今頑張っていただいているというところでございます。  コロナ感染症が収束したアフターコロナにおきましても、コロナ禍での経験を生かし、完全な終息まで適正なソーシャルディスタンス、マスクの着用、消毒の徹底など、感染拡大につながらない細心の注意を払いつつ、市民公益団体等と連携して、市民協働による活気ある元気なまちづくりを行っていきたいと考えてございます。  それまでの間は、ちょっと規模縮小ではございますが、地道な活動を続けていただきたいと、そう考えております。 126 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 127 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。本当にコロナ禍の中でできること、できないこと、またリモート等々も活用して、されているというところで、本当にありがたいなというふうにも思いますので、ぜひ今後も取り組んでいっていただきたなと思います。  次に、マイナポイント事業についてお聞きしたいと思います。  これは昨年度から行われている事業なんですけれども、2020年9月1日から2021年3月31日までだった事業なんですけれども、今回9月30日まで延長されるということで、キャッシュレスで決済した金額の25%、最大5,000円分のポイントがもらえるというところで、大変お得なものでありまして、また、これはマイナンバーカードの普及促進にもつながる事業でもございます。  この市民に対するさらなる周知、また相談等々は、現在どうなっているのか、ちょっと聞きたいなと思います。 128 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 129 ◯市長(竹中勇人君) 御指摘のとおり、昨年9月から開始されたマイナポイント制度でございますけれども、令和3年9月末までの延長が決定をいたしてございます。  令和3年度におきましては、これまでの市民課での対応から、新たに情報政策係を創設する総務課での対応を予定しておるところでございます。  令和2年度におきましては、広報につきましては計4回、広報紙の掲載を行っております。これは9月、1月、2月、3月の4回を行っております。  また、ホームページの告知並びにフェイスブックでの告知につきましては、計6回、6月、7月、9月、9月が2回、12月、3月を予定させていただいてございます。  加えて、国におきましては、テレビCMであったり、ユーチューブでの告知など、各民間事業者の間では、広報強化を積極的に行っておるところでございますし、国民へのマイナンバーカードの取得を、率先して促しているという状況でございます。  マイナポイントを取得できるのは、令和3年3月末までに、マイナンバーカードを申請した方に限られるということでございますので、4月以後のカード申請者が対象外になるということでございますので、今後は、広報紙やホームページ等を活用して、しっかりと皆さんに周知を図っていきたいというふうに考えてございます。 130 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 131 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございました。  次に、移らせていただきたいと思います。  昨年4月から導入しましたスマートフォンアプリを活用した新たな公金決済ツール、スマホアプリで簡単に市税や、また料金を納付することができるということで、市のほうでも周知等々もされていると思うんですけれども、今後のさらなる周知と、利便性向上を図っていただきたいと思いますが、この件についてお答え願いたいと思います。 132 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 133 ◯市長(竹中勇人君) スマホアプリでの税等の公共料金の納入というのは、コンビニでの支払いをする際に、PayPayであったりとか、PayPayは4月からになりますけれども、LINE PayであったりPayBであったりと、そういうものを活用しまして、支払いをしていただけるようにしてございます。  令和3年の1月末現在の実績でございますけれども、市税が964件3,450万9,000円、国保が244件で352万4,000円、介護保険が51件で32万8,000円、保育料が18件で14万2,000円という状況でございます。これからも、これの拡大に向けて進めていきたいと思っております。  先ほどちょっと言いましたけれども、PayPayにつきましては、この4月からの導入を予定いたしてございます。  そういうふうに、利便性の高いアプリでの公共料金の支払いというものを、これからも進めていきたいと思いますし、さらに総務課のほうで、今度、情報管理を集中したところをつくりますので、そこでは、庁内での公共料金、手数料等の支払い、これに向けても、できないものかということの検討を進めていきたいというふうに考えてございます。 134 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 135 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。本当に便利なアプリでございまして、市税の徴収率も上がるかとも思いますので、ぜひ今後も続けていただきたいなと思います。  次に、ふるさと納税について、現状と今後についてお聞きしたいと思います。  先ほどの質問の中でも、コーヒーであったり、トイレットペーパーが大変売れているというところであったんですけれども、今後、地域のブランドの創出であったりとか、また、さらなるふるさと納税の拡大等々は、どのように考えているのか、お聞きしたいと思います。 136 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 137 ◯市長(竹中勇人君) ふるさと納税につきましてですが、昨年度は実績額として4億7,000万円余りの金額を頂きました。  今年度も同じぐらいの金額になるんではなかろうかというふうに思っております。  5億円弱を見込んでおるところでございます。  全国各地からの本市への御厚意に対しまして、非常に感謝をしておるところでございますし、これが本市にとって貴重な財源となっているものでございます。  ふるさと納税の拡充についてでございますけれども、今現在、やはり大きいのはコーヒーであったりとか、トイレットペーパーだったりとか、あるいは泉州タオルであったりとか、そういうものが多く出ておるようでございます。  それと、やっぱりシティプロモーションとしてブランド化をさせていただきました泉南あなご、これも商品として上げますと、ある一定数量しか出ないものですから、商品として上げますと、すぐになくなってしまうというふうに、非常に人気がございます。  ほかにも、これからいろんな事業者の方に、新たなシティブランドをつくっていただいて、それを精力的に返礼品に使って、本市のPRをさせていただきたいというふうに考えてございます。 138 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 139 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございます。昨年度と同じような金額になるだろうというふうに言われておりましたが、今後も本当に貴重な財源にもなり得るものでございますので、このふるさと納税に関しまして、今後もしっかりと進めていっていただきたいなというふうに思います。  時間が5分ほど余ったんですけれども、最後に、竹中市政にとって、2期、最終年度というところでございますので、市長の、この最終年度に当たっての思いというものがありましたら、お聞かせ願いたいなと思います。 140 ◯副議長(山本優真君) 竹中市長。 141 ◯市長(竹中勇人君) 2期の最終年度8年目でございます。予算書を見ていただいたら、今年の主立った事業というものが、目玉がないなというのがよく分かっていただけるんじゃないかというふうに思います。  ただこれは、やはり財政的に非常に厳しい状況の中でのことでございますし、まずは、コロナ対策というのを今年度しっかりやっていきたいというふうに思っています。  それから、先ほども申し上げましたように、せっかくのSENNAN LONG PARKが、このような盛況な状態になってございますので、そこだけじゃなしに、そこから内陸部へ、このにぎわいを広めていきたいというふうに思っています。  地方創生の交付金事業で、今現在申請をしておるところでございますけれども、それが内示をいただきましたら、交付決定いただきましたら、この事業を展開して、さらに、にぎわいをつくっていただき、それを内陸部へ引っ張っていくような、そういう施策をどんどん打っていきたいなというふうに思っています。  これを機会に、泉南市が各市町村で、日本全国で知られるようになって、せっかくの泉南市に1回でも遊びに行きたいという思いを持っていただけるような、まちづくりというものをやっていきたいと、それの準備期間であるというふうに思っております。 142 ◯副議長(山本優真君) 谷議員。 143 ◯6番(谷 展和君) ありがとうございました。  これにて、新風会の代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 144 ◯副議長(山本優真君) 以上で新風会 谷議員の代表質問を終わります。  ここで、議場内の換気のため、午後2時50分まで休憩いたします。       午後2時37分 休憩       午後2時50分 再開 145 ◯議長(澁谷昌子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  公明党の代表質問を許可いたします。11番 竹田光良議員。
    146 ◯11番(竹田光良君) 皆さんこんにちは。議長に発言の許可をいただきましたので、令和3年第1回定例会におきまして、会派の公明党を代表して代表質問を行わせていただきます。  質問を始める前に、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々へ、心よりお悔やみを申し上げますとともに、現在も感染をされて苦しまれておられる皆様へ、お見舞いを申し上げます。  約1年以上となります、人類とこの新型コロナウイルス感染症の闘いは、今も世界中で感染が進行中であり、この先についてもいまだ収束への見通しもままならない状況が続いております。  日本国内においては、第3波と呼ばれる年末から年始にかけての感染拡大については、ようやく収まりつつありますが、兵庫県、京都府と共に大阪府も、ようやく緊急事態宣言が解除となりました。  ただし、まだまだ手放しで喜ぶわけにもいかない状況でありますし、引き続き3密を避け、手洗いや、うがいの励行、マスクの着用が必要であります。  そのような中、この新型コロナウイルス感染症の収束への切り札と期待されているワクチン接種が、2月17日より医療従事者を皮切りに進められております。  世界の状況は、80超の国地域で、合計約2億1,000万回以上の接種が、既に実施をされております。  先ほども申し上げましたとおり、今、医療従事者の方々が先行して接種をされておりますが、計画では、いよいよ4月から、先ほどの答弁では、市長は5月ぐらいではないかとおっしゃっておりましたが、高齢者を対象とした接種が行われ、各都道府県から、市区町村が中心になって、この未曽有の大事業に臨むこととなります。  ワクチンは、そもそも感染症に対する免疫、抵抗力を付けたり、強めたりする医薬品であり、個人の発症や重症化を予防し、社会全体での流行を防ぐ意味合いがあります。  ワクチン接種については、決して強制ではなく、お一人お一人の判断によりますが、社会全体での流行を防ぐという意味におきましては、多くの方々に接種いただく必要性を感じるものであります。  そこで初めに、竹中市長には本事業について、コロナワクチンの有効性、安全性を市民の皆様に共有させつつ、一人でも多くの方々に接種いただくように、どのような決意で臨まれているのか、お聞かせいただきたいと思います。  それでは、引き続き通告に従い、順次質問をいたします。  まず、「すべての人が尊ばれ、その個性が発揮できるまち」からであります。  先日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長が、橋本聖子氏に代わられました。  この背景には、御存じのとおり、森前会長の女性蔑視発言によるものが発端となり、その影響は日本のみならず世界にも波及し、日本人が持つ男性が、女性への差別意識や偏見が浮き彫りになったような形になってしまいました。  泉南市人権尊重のまちづくり条例には、様々な差別により、今なお人権が尊重されていないことに鑑み、根本的かつ速やかに、あらゆる差別をなくし、人権意識の高揚を図り、もって、人権が尊重される差別のない、明るく住みよい国際都市、泉南市の実現に寄与することを目的といたしております。  また、泉南市男女平等参画推進条例の前文には、男女平等参画の推進を主要な施策として位置づけ、男女平等参画社会の実現を目指すために、市、市民、教育関係者及び事業者が一体となって、男女平等参画のまちづくりに積極的に取り組むことを決意し、この条例を制定すると、このようにございます。  ちなみに、この条例の施行は、平成24年4月1日から、上位法は、男女共同参画社会基本法となりますが、本条例は、「共同」ではなく「平等」としており、泉南市の男女の平等を強く内外にアピールし、その決意のほどを表しております。  そこで、市長にお尋ねをいたします。  1点目は、男女間の差別問題についての市長の認識について、お答えをいただきたいと思います。  2点目には、泉南市、泉南市役所内の職員の方々のうち、大変優秀な女性職員の方々が多くいらっしゃいます。  その方々が、さらに活躍する場と、併せて女性の市民の方々に、もっと泉南市内で活躍いただける環境づくりの必要性を感じますが、女性が活躍する社会の形成と、市役所内における女性幹部の登用について、市長のお考えを改めてお聞かせください。  次に、国際化教育についてお尋ねをいたします。  泉南市は、外国語指導助手(ALT)、国際交流員(CIR)、スポーツ国際交流員(CEA)など、JETプログラム事業を、前年度より開始いたしました。  昨年は、残念ながらコロナ禍において、予定の方々が来日できず、当初の計画どおりに進まなかったわけですが、今年は、コロナの感染拡大を抑え込んだ上で、多くの若者が泉南市で活躍されることを望むものであります。  また、本事業については、成果を焦ることなくじっくりと進めていただき、向こう10年間は、最低継続していかれますよう、併せてお願いをするものであります。  そこで、お尋ねをいたします。  コロナ禍において、この事業については思ったような成果は出ていないことは承知をしておりますが、まず1年間を通しての総括と、今後の本事業の展開についてお尋ねをいたします。  次に、本市は、全小・中学校のプール授業を、各学校のプールから温水プールを利用しての授業へと転換いたしました。  その年は、全小・中学校のプールで授業できましたが、令和2年度においては、コロナ禍の影響等で授業ができておりません。  今後は、このような不測の事態も考慮し、対応していく必要があると思われますが、各学校のプール施設を廃止時に、竹中市長は、この先10年後には、このサンエスの温水プールも老朽化し、使用できなくなるとの見通しを示され、その後は、市内にプール建設の意向を明らかにいたしております。  厳密に申し上げると、FM計画では、基本的に、新たな今後の公共施設については建設しない方針からすると、やや心配な面もございますが、現市長として、10年後市長をしている、していないにもかかわらず、この件については、責任を持って取り組んでいただきたいと思うわけでございます。  そこで、この温水プールの老朽化に伴って、まだまだ計画などはないとは思いますが、改めて市長の御見解をお聞かせください。  次に、小・中学校の再編計画についてお尋ねをいたします。  教育委員会は、昨年、今後の泉南市の小学校、中学校の再編計画4案を発表いたしました。  FM、財政、施設の老朽化、少子化等々、このままでは、現在の施設維持は困難なことから、小中一貫と共に再編案を進めていく方針であります。  個人的な見解並びに個別な意見は、今日は申し上げませんが、4案を公表したことへは評価をいたしたしております。  今後、住民説明会を行い、教育問題審議会を経て、1案に絞る作業になるようですが、そこで、本4案について、改めての市長の評価をお伺いいたしたいと思います。  あわせて、以前行われました教育問題審議会での学校再編については、各学校での運動も高まり、差別事象も起こり、大変荒れに荒れました。  そのときの教訓を生かし、丁寧な説明を行い、混乱が起きないように、そして市民が真っ二つに分かれるような環境をつくってはなりません。  市長として、その点についてはどう考え、配慮されていくのか、さきの教訓をどう生かしていかれるのか、お聞きをいたします。  関西ワールドマスターズゲームズについては、皆様御存じのとおり、コロナ禍の中、残念ながら延期となりました。  延期開催が令和4年5月になったとのことですが、本市で開催するオープンウオータースイミングには、各国より、たくさんの競技者並びに関係者が泉南市にお越しになり、泉南市をアピールする絶好の機会であります。  泉南市としては、今後プレ大会の開催や国際交流員のCIRを活用してPRを行っていくとのことであります。  そこで、今回延期になったことは、メリット・デメリットもあると思いますが、この点についての御見解と、本事業について市長御自身も、しっかり内外に発信をしていただき、来年までに大いに、また改めて盛り上げていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。  次に、「みんなが健やかで、みんなが助け合うまち」ついてお尋ねをいたします。  子育てしやすいまちづくりについては、少子化や人口減少に歯止めをかける有効な施策の1つと考えております。  市政運営方針の中にもあるとおり、妊娠、出産、子育てへの連続的支援について、きめ細やかな心身のケアや育児サポートを行い、母子保健における切れ目のない包括的な支援体制の強化については賛同いたします。  また、児童虐待や、貧困問題や、身体の障害、知的障害、発達の問題など、安心して子育てする環境をしっかり整える上では、様々な課題が多いのは承知をいたしております。  子どものことで悩み苦しんでいる方を目の当たりにいたしますと、胸が締めつけられる思いがするのも確かでございます。  そんな方々も、安心して子育てできる環境をしっかり整えていく必要は、誰しも思うところでございます。  そこで、市長にお尋ねしたいのは、子育てしやすいまち、泉南市を目指すに当たり、市長の改めての戦略をお聞きしたいと思います。  次に、超高齢化社会、人生百年時代と呼ばれるこれからの日本社会にとって重要なことは、まず、誰しも健康であることが第一であります。  コロナ禍では、人と接触することが避けられ、楽しい食事や、カラオケなど娯楽も制限され、家に引き籠もるような状況では、決して健康のためにもならず、生活や生きる喜びも奪われることとなります。  健康な生活を営むには、まず健康で、人と会い、好きなことを行い、笑いがある生活を送ることと、しっかり特定健診や、がん検診に、脳ドック等々を受診をいただいて、体のチェックも怠らないようにしなければならないものと思われます。  泉南市では、特定健診受診率がいつも課題になりますが、最近は、担当課において非常に御努力されているとお聞きをいたしました。ありがたいことと感謝をいたします。  そこで、市長にお尋ねをいたします。  市民の健康、命を守る泉南市の市政について、市長の御見解をお聞かせください。  次に、高齢者の皆様が安心して暮らせる住みよいまちづくりについてお尋ねをいたします。  昨年の泉南市議選のときには、多くの市民の皆様とお話をいたしました。恐らく他の議員の皆様も同様のことと思われます。  その中で多くの声をいただいたのが、1つはコロナの収束であり、もう1つは買い物に対する質問や不安について、多く声をいただきました。  高齢者の方々が、安全で安心して暮らせる住みよいまちづくりは、重要でございます。しかし、残念ながら人口減少が現在止まりません。  サラリーマン時に庭つきの一軒家を購入したものの、車の免許証を返納し、そして車を廃車した後に、まちには買い物するところがなく、町医者もないような環境で不便さを感じ、ローンを返済し終わった後に、その家を売って他市へ引っ越し、マンション暮らしをされる方もいらっしゃいます。  マンション暮らしは嫌だが、周囲にはお店も多く、便利であることから、そのような判断をしたというお話もお伺いいたしました。  公明党は、早くから、歩いて暮らせるまちづくりについて訴えております。  歩いて買い物をしたり、病院に通ったり、また、カフェをしたり、食事ができたり、そして電車やバスで移動も可能な、歩いて暮らせるまちづくりは大切な視点だと思います。  そこでお聞きしたいのは、高齢者が生き生きと暮らせるまちの理想とする在り方について、市長はどのような見解をお持ちなのか、お尋ねをいたします。  また、先ほども触れましたが、買い物難民については、大変深刻な問題となってきております。市長として具体策をお持ちでしたら、お聞かせをいただきたいと思います。  次に、生活保護受給者への自立支援についてお尋ねをいたします。  生活保護受給率は、昨今横ばいとお聞きをいたしましたが、今後コロナの影響により、会社や商店などの倒産、あるいは営業廃止などによる失業者等々の増加が懸念され、最後のセーフティーネットであります、生活保護の受給者率増加の可能性も否定できません。  生活保護受給者の方々には、これまでも自立支援について、様々な対応してきていただいておりますが、今後さらに支援策の充実が望まれるところであります。  そこで、市長にお尋ねしたいのは、さらなる自立支援策について、市長のお考えをお聞かせください。  なお、まれにではありますが、生活保護受給者に対してのケースワーカーの方々の指導が行き過ぎていることなどが、まま訴えられることがございます。  皆さん大変よく頑張っているということにつきましては、承知をしておりますが、生活保護受給者の方々に対して、決して傷つけるようなことはないように、よく耳を傾け、大変だとは思いますが、話を聞いていただきたいと思いますので、この点よろしくお願いをいたします。  次に、「産業の活力が増し、にぎわいと交流が生まれるまち」についてお尋ねをいたします。  泉南市、まち・ひと・しごと創生総合戦略では、泉南市の地方創生事業として様々な事業を展開してまいりました。  特に、泉南あなご養殖プロジェクトについては、内外共に期待をされ、順調にスタートもいたしました。  私は、特に地方創生事業として、あなご養殖を実現し、ふるさと納税の返礼品としたことは、ふるさと納税返礼品の資源が少ない当市にあって、自ら新たな産業を開拓し、ふるさと納税の返礼品にして、そして喜んでいただくことは、理にかない、本来のふるさと納税の在り方としてふさわしく、その王道を行くものと評価をするものであります。  それだけに、なお一層、本事業が成功となるように願うものですが、そこで、これまでの本事業の総括と今後の展開についてお尋ねをいたします。  先日の、議員全員協議会にて財政の話がございました。特に税収においては、今後もコロナの影響により、約5億円程度の落ち込みが予測されております。  時には、約100億円以上あった税収が、約85億円まで落ち込むとの予想ですので、今後も厳しい財政運営が強いられるのは、誰もが予想されるところであります。  行革を行い、歳出面を切り詰めても、財政の体力の回復には時間がかかります。あわせて、企業誘致などを行いながら、成長産業を伸ばし、人口減少を食い止めるようなことをしながら、歳入の確保策もしっかり行わなければ、体力の回復にならないものと思われます。  そこで、市長にお尋ねいたします。  積極的に泉南市も企業の誘致をこれまで以上に、行う必要がありますが、現状はいかがでありましょうか。また、どのような戦略プランをお持ちか、お聞かせをいただきたいと思います。  昨年開園した泉南りんくう公園、通称SENNAN LONG PARKは、市民の皆さんにも大変喜ばれております。  細かい点についての指摘は、もうしませんが、コロナ禍の中、何だかんだといっても、よくぞ開園できたものと、関係各位の皆様に御礼を申し上げるものであります。  さて、開園したものの昨年から今年にかけては、コロナ禍でなければ各イベントも含め、さらに盛り上がり、来園数も違うものとなっていたことと思われます。  それでも、十分健闘しているように思われますが、開園してからの内外の反響については、市長は、まずどのように受け止められておられるでしょうか。  また、今後泉南りんくう公園をにぎわいの核として、さらなる発展をお願いするものですが、その戦略について改めてお尋ねをいたします。  そして、泉南りんくう公園の影響は、内陸部へ及ぼすことが、当市のまちづくりについて、重要なポイントであります。内陸部へどう影響をもたらしていくのか、併せてお聞かせください。  次に、泉南ブランドの花笑み・せんなんについてお尋ねをいたします。  泉南市には、四季を通じて様々な花々を各地域で鑑賞することができます。特に農業公園、花咲きファームのローズガーデンは、市内外において多くの方々がシーズンにお越しになり、楽しんでいただいております。  また、ほかにも梅や、藤や、桜等々、これらは泉南市の財産というべきものであります。花をめで、地域を、市内を美しくとのコンセプトは大いに賛成であります。  さらに、泉南ブランドとして、花笑み・せんなんを活用し、全市民的な運動も考えてみてはいかがかと思うのですが、花笑み・せんなんの活用についての御意見をお聞かせいただきたいと思います。  次に、「おだやかに暮らせる、安全と安心のまち」ついてお尋ねをいたします。  自主防災組織については、阪神・淡路大震災や東日本大震災等々の教訓の1つとして、随時組織化されてまいりました。  本市では、行政の意向を受け、各区で組織化されたり、自治会を中心とした分区による組織化などもあり、地域色を出した自主防災組織化というふうになっております。  近年は高齢化が進んだり、昨年はコロナ禍の影響を受けて活動もままならないように見受けられます。  対して、先日も東北地方等々で地震が起こったように、まさに震災はいつやってくるか分からないわけで、いつたりとも備えを忘れてはならないですし、万全であれば間違いがありません。  そこで、泉南市内の自主防災組織の組織化率、先ほども出ておりましたけれども、各自主防災組織の活動はいかがでしょうか、お尋ねをいたしたいと思います。
     近年、特殊詐欺の犯行及び未遂事件が多発をしております。メールによる大阪府警の情報提供でも、特殊詐欺についての通知が実に多く、驚くばかりであります。  大阪府警が把握している分でも、かなりの件数であるならば、実際報告されていない事件数も、かなり多いのではないかと予想をされます。  また、その報告の内容を見ると、多くが市役所の職員をかたるケースが多いようであります。特に、高齢者をターゲットにするような、このような行為は許されるものではなく、絶対に被害がないように対応をする必要があります。  特殊詐欺から市民を守るため、警察との連携を強化し、具体的に対応策が必要と思われますが、市長の御見解をお聞かせいただきたいと思います。  農業公園花咲きファームは、ローズパークによって、以前とは違い、その期間は多くの方々が来園してくださっています。  また、ローズガーデンの開園時以外の集客を鑑み、芝生スロープや芝桜ゾーンなどの整備をしていただいております。  今回、より農業公園で快適に過ごしていただくため、日陰のスペースを設置いただき、さらに園内の充実を図るとのことですが、もう少しスピード感を持って投資をし、一年を通して利用いただけるような計画が望まれるものであります。  そうなると、ローズパークの開園以外に、どうするかということになるわけでありますが、この点について、今後の展開について何かお考えがあればお聞かせください。  そしてさらに、SENNAN LONG PARKとの連携も考えてみることはいかがでありましょうか。アイデアを駆使して、SENNAN LONG PARKの波及効果を農業公園にも広げる、そういった戦略をお願いするものですが、お考えをお聞かせください。  次に、JR新家駅前についてお尋ねをいたします。  JR新家駅前については、交通混雑の解消は長年の悲願であります。かつて、尋春橋の架け替えが完成し、バイパス化ができると、かなりの交通量の減少が見込め、新家駅前踏切の安全性が向上するとおっしゃられ、そう信じましたが、一向に変わりがなく、ますます危険度が高くなっている現状がございます。  私も、長らくこの件については質問し、また訴えてもまいりましたが、正直全く改善に向けて動いていないという認識でございます。  確かに、駅前ということと、市道、府道が重なる複雑な交差点の形状を考えると、有効な手段がないのが現実であります。かといって、このまま危険箇所を放置するわけにもいかなく、何らかの手だてを講じなければなりません。  改めて、JR新家駅前の交通混雑の解消並びに安心・安全への取組についてお聞かせをください。  もう1点は、遮断機の改修工事の話が出ておりましたが、その進捗についてお聞かせください。  昨年8月に、泉南市は駐輪場有料化計画を発表いたしました。今後、事業者の選定並びに随時各駅の有料化を行うとのことでございます。  設置目的は生活環境の悪化の防止や災害時における救援活動の確保、通行機能及び歩行者の安全の保持などが上げられております。改めてお聞かせください。4駅有料化へのメリット・デメリットについてお尋ねをいたしたいと思います。  次に、「みんなでまちづくりに取り組むまち」についてお尋ねをいたします。  このまちの将来について、どのようなまちづくりをしていくのか、過去のように行政が何から何まで行い、箱もの中心の時代は、とっくに昔のものとなっております。  今後は、いかに市民の皆様にも参画いただき、子どもから高齢者の方々まで巻き込んで、一緒にまちづくりを行っていくのか、地方創生の真の狙いは、ここに定めなくてはなりません。  泉南市も、早くからこの点に着目し、市民との参画協働を訴えてまいりましたが、他市町のことは分からないので、比較できませんが、泉南市としては、もっと市民との参画協働について力を注ぎ、眠っている人材の活用を強めることが必要ではないかと思われます。  泉南市政のさらなる市民参画と協働のまちづくりについてのお考えを、お聞かせください。  ちょうど20年前に、政府はIT革命と称して、情報通信の普及、あるいはそのことによる産業の発達などの取組で、パソコンやIT技術の進歩を加速度的に進められ、現在のSNS等々に通じてまいりました。  行政は、このときパソコン教室なども実施し、多くの市民の皆さんがパソコンを利用し、情報通信の利用が促進されていったとの記憶がございます。  今、菅政権では、他国と比較して遅れがちな我が国の行政のデジタル化や、デジタル社会の構築のため、力を費やしております。  ただ、問題は、このデジタル化について利便性の向上は間違いないのですが、国民みんながみんなデジタル化へ対応できるかといえば、そうでもないのが現実であります。  今後、ますます進んでいく行政のデジタル化、またデジタル社会へ取り残しがあってはいけません。今からそのことを考慮し、手を打っておく必要があると思われますが、お考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、財政の基本的な考え方についてお尋ねをいたします。  さきの議員全員協議会では、泉南市の財政についての考え方について、よく分かりました。お隣の阪南市も、財政非常事態の宣言がなされております。泉南市も、前向井市長時代には、非常事態宣言が出され、そのまま解除には至っておりません。  よって、厳しい財政状況には変わりなく、そのことは、全員で共有できていることは間違いなく、今後も厳しいとは、先日の説明でもよく理解をいたしました。  そのような中、教育委員会は学校再編案4案を具体的に示し、財源も示されております。  少なくとも、貝塚市や岸和田市、和泉市については、泉南市と同じような時期に建てられた庁舎の建て替えを現在進めておりますが、泉南市は、まず学校の再編、そして改築等々を優先するというふうに認識をしております。  そこで改めてお伺いいたします。  厳しい財政についての、その認識と、学校再編事業も含めた中での財政の考え方について、お聞きをいたしたいと思います。  最後に、結びとしてお尋ねをいたします。  市長の任期はいよいよ1年となりました。市長は、来年は市長選挙の年ですので、骨格予算となり、代表質問も行われません。  したがって、今定例会に提出されている予算書が、竹中市政2期目の集大成となるわけであります。  ただ、このようにコロナ禍の中、市長としては御自身が行いたい政策や施策への予算づけも、思うようにならなかったのではないかと推察はいたします。  ですが、細かい点への評価につきましては、予算委員会が行われますので、そこで話をいたしますが、改めて市長に率直にお尋ねをいたします。  令和3年度の新予算について、市長の評価はどうでありましょうか、御見解と、もし点数で表現できるなら、点数で併せてお示しをいただきたいと思います。  以上で、通告の質問は終わりました。  大変多岐にわたっての質問となります。  市長におかれましては、できるだけ簡素に簡単に答弁をいただきたいと思います。  もし時間ございましたら、再質問させていただきたいなと思います。  御清聴、ありがとうございました。 147 ◯議長(澁谷昌子君) ただいまの竹田議員の質問に対し、市長の答弁を求めます。竹中市長。 148 ◯市長(竹中勇人君) 非常に多岐にわたりましての御質問をいただきました。順次お答えをさせていただきたいというふうに思います。だんだん声のほうも、声帯が熱くなってきまして、声がだんだん出にくくなっている状況でございますけれども、お答えをさせていただきます。  まず、新型コロナウイルスワクチンの事業に対する私の思いということでございますが、緊急事態宣言も、大阪府のほうは2月末に解除となりました。  ただ、ここで一人一人が気を緩めることなく、まだまだ感染症対策を徹底していっていただくことが、引き続き必要ではないかというふうに思っているところでございます。  新型コロナウイルスワクチンの接種につきましては、もちろん我々が日常の生活を取り戻すことに、大きな期待をされている国家プロジェクトでございまして、これは国をはじめ、都道府県、市町村も力を合わせて全力で取り組んでいかなければならない事業であるというふうに私は思っております。  本市では、早い段階で、市民の皆さんに対しまして、安心して新型コロナウイルスワクチンを接種いただけるように、新型コロナウイルス感染症対策本部内に、副市長を総括とするワクチン接種推進チームを設置いたしました。  庁内において体制を整え、医師会や医療関係団体と連携して、接種体制の構築に、その準備に努めておるところでございます。  ワクチン接種は、本人の希望によるところでございまして、必ずしも強制するものではございませんが、市民の皆さんにワクチンの安全性や、有効性を正しくお伝えし、接種の御判断をいただけるように、国や府のワクチン接種の相談窓口に加えまして、本市も3月1日からコールセンターを開設いたしまして、広報や市ホームページ、SNSを通じて、これからも広報啓発を進めていきたいというふうに考えてございます。  また、接種が円滑に実施できるように、身近な、かかりつけ医でも個別の接種を中心として行っていただけるように、また保健センターでの集団接種につきましては、休日も含めた補完する形での接種体制を整えていこうというふうに考えておるところでございます。  予約受付も、かかりつけ医への直接予約、あるいはコールセンターやウェブ予約、LINE予約等を通じて、市民の皆さんの利便性を考慮した体制整備を図ってまいりたいというふうに考えてございます。  ワクチン接種に関しましては、私も供給状況を見て、私自身の接種は考えていきたい。  ただ、真っ先にというわけにもいきませんので、ある一定優先順位の高い人から接種をしていただいて、ワクチンそのものが十分に我々の手元に入ってきた段階で、そのタイミングを見計らって、私も接種を考えていきたいというふうに思っております。  一日も早く新型コロナウイルスが収束し、穏やかな日々が早く戻るように、感染症対策、ワクチン接種の推進に、全庁的に取り組んでまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、男女平等についてでございます。  男性も女性も、全ての個人がお互いにその人権を尊重し、喜びも責任も分かち合いつつ、性別に関係なく、その個性と能力を十分に発揮できる男女平等参画社会の実現は、近年の少子・高齢化による人口減少社会にとって、社会の多様性と活力を高め、様々な分野が、さらに発展していくために極めて重要であり、社会全体で取り組むべき最重要課題であるというふうに認識をしてございます。  私自身の男女平等といいますか、その認識ででございますけれども、以前から思っておるのは、ともかく家内は食事をし、洗濯をし、私は仕事だけしていていいという、そういう感覚は全く持ってございません。  市長に就任したときには、「男子厨房にどんどん入るべし」ということを申し上げたというふうに思っておりますが、そういう、できることは何でも一緒に取り組んでいくというのが、非常に重要なことだというふうに思っております。まさに、それは私自身、実践してきたというふうに認識をしているところでございます。  それから、男女が活躍する社会の形成についてでございますけれども、特に本市の女性幹部の登用についてでございますけれども、本市では、男女が平等に活躍できる社会の形成に向けて、平成23年12月に、男女平等参画推進条例を制定いたしました。  具体的な取組を推進するため、翌年度に第3次せんなん男女平等参画プランを策定し、男女平等参画社会の意識づくりをはじめとする、様々な施策を進めてきたものでございます。  現状におきましては、各種審議会等では、やはり充て職とかいうのもございますので、まだまだ目標の女性の数というのが、少ない状況でございますけれども、特に、本市の幹部職員の登用につきましては、第3次泉南男女平等参画プランにおきまして、市における女性の管理職の割合として、令和3年の目標値を20%というふうにしております。  これに対して、令和2年度の公表値といたしましては13.85%、目標には及ばない結果となってございます。  ただ、最近の新規採用の職員でございますけれども、女性の割合のほうが非常に大きくなってございまして、将来的には、管理職に登用する割合というのが、女性がどんどん増えてくるのではないかというふうに期待をしているところでございます。  これからは、また、そういう社会に大きく変換していく必要があろうかというふうに思っているところでございます。  それから、JETプログラムの今後の展開ということでございます。  トータル27名を確保しておったのでございますが、残念ながらコロナウイルス感染症の対策として、交流が途絶えたということもございまして、11月末、12月の初めに、オーストラリアから1人のALTに来ていただいてございまして、今、西信達中学校で勤務していただいて、英語の授業に助手として参画をしていただいてございます。  生徒からの評価といたしましては、やはりネーティブの発音ですので、発音が違うとか、あるいは教員から授業中、生徒が頑張ってALTに話しかけようとしているとか、そういう声が出ているそうでございます。  やっぱり一定、そういう効果があったのかなと、少なくとも我々考えておった中学卒業段階では、少なくとも泉南に来られた外国人の方に、道案内ができるぐらいの英語力をつけていただきたいというふうに思っているところでございます。  令和2年度中に来日できなかったJETのメンバーにつきましても、メール等で確認をさせていただいたら、泉南で働きたいという意欲を、意思表示をしていただいてございますので、これから4月以後、順次日本に来ていただいて、頑張っていただけるようにしていただきたいというふうに思っております。  それから、JETプログラムを10年続けるということでございますが、これは一応、1年単位の任期でございまして、最長5年までというふうになってございます。そのタイミングで、また新たな人と入れ替わってということは可能なわけでございます。  このJETプログラムの効果というのは、私としては非常に大きいんではないかというふうに思っていますので、できるだけ27名全員が残るかどうか分かりませんけれども、少なくとも継続して続けていっていただけたらなというふうに思っているところでございます。  それから、サンエス温水プールの老朽化ということでございますが、このプールは、平成元年頃に完成したものでございまして、清掃工場が昭和六十二、三年頃に建て替えをしたと思います。  その際に、当時は余熱利用の温水プールというのが、一種はやりといいますか、そういう状態でございましたので、泉南清掃事務組合におきましても、そういうものを建設させていただいたわけでございます。  それから、30年余りになるわけでございますが、平成30年の台風21号の被害に遭ったときに、あの建屋そのものが被害に遭いまして、建屋の改修工事をさせていただきました。  その当時、そのときに中のプール部分につきましても手を加えてございまして、そのまま老朽化が進んだというわけではなく、ある一定、そこで改修工事をさせていただいたというもので、決して老朽化が原因で建て替えないといけないというものではございません。  ただ、今回の清掃工場の建て替えの計画、あの場所で建て替えるとなりますと、温水プールの場所に建てて、今の施設を撤去してということになろうかと思いますので、そうなりますと、10年をめどに、あれは撤去しないといけないかなというふうに思っています。  ただ、私はその温水プールと代用のプールという考え方ではなしに、別途市の子どもたちへの水泳教育も含めた市民の皆さんのスポーツというか、水泳の活性化といいますか、そういうことのために、新たなプールの必要性があるんではないかというふうに思っておりまして、民間と連携した形で、温水プールの建設ができないものかということを考えております。市有地の中で民設民営のプールということで考えてございます。  1つ参考にといいますか、私、先に捉えたといいますか、もう数年前からこれ考えていたんですが、先に貝塚市がやられましたものを記憶にあろうかと思います。  ああいう方法で、できないかということは考えてございました。  それが、貝塚市さんに、先に事業実施をされたということでございますけれども、同じような手法で、このプールの建設ができないかと。  そこで、これから小学校の水泳授業等を実施していくような、そういうのを考えていきたいというふうに思っております。  続きまして、小・中学校の再編計画でございますけれども、教育委員会におきまして、昨年末に発表されました複数原案、4案については、今後市民にも広く御意見をいただく予定でございます。  ちょっと予定よりも説明会の日程がずれましたけれども、今後、市議会の開催なども予定されておりますので、個々の案について、私が具体的な評価をするというのは、ちょっと差し控えさせていただきたいというふうに思います。  その上で、現在、子どもたちを取り巻く環境が大きく変わる中で、次の世代を担う子どもたち、健全な育成による様々な課題を、市の各部署において、全市的な協力によりまして、丁寧に克服していく必要があろうかと感じてございます。  教育委員会により、順次、住民説明会が開催されまして、丁寧な説明が行われていくものと期待しておりますけれども、この中で、様々な意見を踏まえて、再編計画が策定できるということを念願しておるものでございます。  それから、以前の教育問題審議会でちょっとトラブルがございましたけれども、そのときの経過等も踏まえまして、これから我々は、市民の皆様の意見、それとこちらが提案している将来どうなるかという状況を、十分に把握していただいた上で、市民の皆さんからのお声をいただいて、その中から、次の案といいますか、今の「原案」から「案」に変更できるタイミングというのを、見計らっていきたいというふうに思っております。  それから、ワールドマスターズゲームズの1年延期になったということにつきましてのメリット・デメリットということでございますけれども、まず、メリットについてなんですが、国内外からの参加者が、地元住民がワクチン接種を受けるなど、そういう安全が確保できるような大会が運営できるように、しっかりと感染症対策を進めていきたいというふうに思っております。  ワールドマスターズゲームズの本来の開催趣旨でございます、スポーツ愛好家が世界から集まり、生涯スポーツを楽しむこと、そして参加者同士が、参加者と地元住民が、交流を楽しむこと、参加者が、家族や友人と共にツーリズムを楽しむこと、こういう目標といいますか、この趣旨をしっかりと実現に近づけることができるように、させていただきたいというふうに思います。  それから、デメリットでございますけれども、開催までの時間がかかるということで、経費が増えてくるのではないかという可能性がございます。  組織委員会の現在の方針では、開催自治体に、新たな負担の増大をさせる予定はないということでございます。  そういうことですので、一定、来年には、できれば開催できたらなというふうに思っているところでございます。  大会の開催についての私の意気込みということでございますが、これを引っ張ってこようと決めたのが、私が市長に就任してからでございまして、私自身がオープンウオーターもやっていたということもございまして、これには非常に思い入れがございます。  この世界大会、泉南で開催する初めての世界大会ですので、ぜひこれは実施をしたい、あるいは大成功を収められるように、しっかりと頑張っていきたいというふうに考えてございます。  それから、子育て支援への具体策ということでございますけれども、本市では、これまで、「子どもとおとなが、ともに夢や希望を語り、育むまち・泉南」を基本理念に掲げて、子どもの最善の利益を第一に考慮しながら、社会全体で子どもの育ちを支え合い、子どもが子ども期を幸せに暮らすことのできる、子ども・子育て支援に取り組んできたところでございます。  この間、本市におきましても、少子・高齢化や核家族がさらに進行し、就労形態の多様化や女性の社会進出に伴う家庭環境の変化など、子どもと子育てを取り巻く状況や、それぞれの抱える課題が複雑化してきており、一人一人に寄り添う支援が、これまで以上に求められている状況であるというふうに思っております。  令和2年4月に組織の改編を行い、各部署に分かれていた子ども施策を一本化し、妊娠・出産期から、子育て期まで切れ目のない支援を、より充実するため、健康子ども部の創設をいたしました。
     具体的には、全国的に実施されている事業はもとより、市独自の事業として、地域子育て支援センター「ひだまり」の子育て支援事業、赤ちゃん教室、子育てフォーラム、子ども総合支援センターが実施する、めだか・ひよこ教室、りんごの広場など、関係機関や各種団体の協力の下、地域ぐるみで子育て家庭を支援してきたものでございます。  今後は、これまでの取組に加え、今年度、地域創生推進交付金事業として取り組んでいる、「ゆうてみぃサポーター」で、つながる子どもの権利が大切にされる地域共生社会実現事業、あるいは子どもの居場所づくりの事業として、子ども食堂支援事業、図書館の居場所相談コーナーとしてのお悩み解決!Teen'sコーナーなどの設置を行い、誰もが安心して子どもを産み、子育てを喜び、楽しみを感じ、子ども自身が健やかに育つまちづくりを目指して、より一層、地域住民と共に子育て家庭を支援し、保護者が子どもの権利を尊重しながら、子育てができる環境づくりをしていきたいというふうに考えてございます。  続きまして、特定健診の件でございますけれども、特定健診につきましては、特定健診等実施計画に基づきまして、メタボリックシンドロームに着目して実施し、生活習慣病の早期発見と早期予防に努めることを目的とするものでございます。  本市の受診率は、平成30年度で32.2%、令和元年度で31.8%という状況でございまして、大阪府の平均値を、ほんの少し上回る程度で推移をしているという状況でございます。これのさらなる受診率の向上が必要であるというふうに考えてございます。  そのために、国民健康保険データヘルス計画、中間評価の中で、令和5年度の特定健診受診率の目標数値を40.8%と定め、年次的に取組を進めているところでございます。  具体的な取組事例といたしましては、来年度におきまして、年次的に集団健診の日数を増やすことに加え、受診者の選択肢の多様化として、がん検診と同時に実施する以外に、集団健診を、脳年齢測定や血管年齢測定を同時に行う、そういうことによりまして、受診率の向上につなげていきたいというふうに考えておるものでございます。  がん検診の受診率向上でございますけれども、市民の健康の保持、増進の取組につきましては、各種がん検診や骨粗鬆症検診などを実施しておるところでございますが、がん検診受診率向上策として、新たなステージに入ったがん検診の総合支援事業を実施し、個別の受診勧奨・再勧奨、無料クーポン券の配布などを実施しているところでございます。  また、公民連携による情報発信も、企業と連携を図りながら取り組んでおるものでございます。  新型コロナウイルス感染症により、健診受診率は低下してございますが、必要な健診は受診いただくように、引き続き市民の皆さんに、周知を図ってまいりたいと考えてございます。  続きまして、高齢者が活きいき暮らせるまち、安心・安全なまちについて私の考え方ということでございますが、人生百年の時代を迎えた今日でございます。  高齢者が、地域で自立した生活を、できるだけ継続して送るということが、非常に重要であると考えておるところでございます。  できるだけ自立した、クオリティ・オブ・ライフの高い生活を維持しながら、支援や介護が必要になっても、住み慣れた地域で活きいきと活動的に暮らせる、心の触れ合いがある、支え合いの中で安心して生活できるような社会を目指して、様々な施策に取り組む必要があるというふうに考えてございます。  泉南市の第8期地域包括ケア計画、高齢者福祉計画、介護保険事業計画におきまして、積極的な健康づくりと生きがいを持って暮らせるまちづくり、もう1つは、人権尊重を基本とした自立支援と心あふれるまちづくりの2つの基本理念を実現するために、積極的に取り組んでいこうと考えてございます。  2010年から府内市町村のモデル市といたしまして、認知症対策に先駆的に取り組んできた本市でございますので、認知症ケアから地域包括ケアシステムへの深化・推進を推し進めてきたところでございます。  2015年につきましては、泉南市地域支え合い活動推進条例を制定いたしまして、平常時、災害時を問わず、地域における支え合い活動を推進し、誰もが住み慣れた地域で社会から孤立することなく、安心して暮らすことができる地域社会の実現ができるよう、整備しているところでございます。  地域の包括ケア体制の確立につきましては、高齢者が要介護状況になった場合でも、可能な限り住み慣れた地域の中で、安心して生活できる地域づくりの構築というものが必要ではなかろうかというふうに考えてございまして、それは、住民同士がお互いに協力し、支え合っていくという社会をつくっていきたいというふうに考えてございます。  例といたしましては、高齢者が日常で徘回をしても、今度子どもたちが、その見守り活動をする、逆に子どもたちの通学の安全を確保するために、高齢者がその見守りをする、お互いにお互いを支え合い助け合える、そういう社会づくりというのが必要ではないかというふうに考えてございます。  買い物難民の解消に向けた具体的な方策ということでございますけれども、スーパー等の撤去、廃業等で店舗が少なくなっておる状況でございます。  また、運転免許証の自主返納とかによりまして買い物に行く手段の確保が困難になって、買い物に不便を感じる買い物困難者の増加は、特定の地域のみにかかわらず、あちこちで発生しているのではなかろうかというふうに思っております。  そういう声は、非常にたくさんお伺いいたしますので、本市におきましては、一定の解決の方法といたしまして、まずコミュニティバスを、スーパーとか商業施設の近くにバス停を配置するというのは、数年前からさせていただいたところでございます。  空き店舗を活用するために、空き店舗での家賃補助をいたしまして、新たな店舗に来ていただけるように、これはもう平成25年から行っているものでございます。  それと、一部の地域におきましては、地域住民の取組により、民間の定期的な移動販売事業者等が出店していただいているところもございます。  最近では、その範囲も拡大されるなど、若干ではありますが、改善が見られてきたように感じておるところでございます。  これらの対応策として、令和3年度から商工会と連携をいたしまして、新たな移動販売の開始を予定しているところでございます。  これは、商工会の会員店舗が、順次こうやっていただくことによりまして、その需要がどれぐらいあるのか、それに対する要望があるのか、その辺を見定めた上で、徐々にグレードアップをしていっていただいて、買い物難民を、極力少ない状態にしていきたいというふうに考えてございます。  それから、生活保護の自立支援が、非常に重要であるということについての私の見解ということでございますけれども、生活保護法の第1条には、この法律の目的に、「日本国憲法第25条に規定する理念に基づき、国が生活に困窮する全ての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする」とございます。  第4条には、保護の捕捉性につきまして、「保護を受給する要件として、利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その生活の維持のために活用すること」となってございます。  自立支援は非常に重要なことでございまして、貧困の連鎖を断ち切るためにも、就労可能な年齢層、いわゆる15歳から65歳ぐらいまでの年代層でございますけれども、こういう方々に、就労支援を積極的に行うこと、また、高校や大学へ進学できるような学習支援等も行って、自立を助長していきたいというふうに考えてございます。  今年度では、4月から1月までの実績は、生活保護の開始が73件、廃止が89件、今現在のところ廃止の方が16件上回っているという状況でございます。今後も、こういう活動は、しっかりと続けていきたいというふうに思っております。  それから、先ほどケースワーカーの援助について、かなり対応が厳しい、きついんじゃないかということでございました。  生活保護のケースワーカーの支援につきましては、真に自立支援に向け、生活保護受給者の希望や状況打開のため、積極的な支援を行っており、今後も生活保護受給者と相互理解の支援を粘り強く、丁寧に行っていきたいというふうに考えておりますし、担当課のほうにも、その旨の指導をさせていただきたいというふうに思っております。  それから、泉南あなごの養殖プロジェクトでございますけれども、これは、平成27年から近畿大学の水産研究所と岡田浦漁業協同組合、それと泉南市が産官学の連携によりまして、激減するあなごの資産の再生、保全ということを目的に、させていただいたものでございます。  ようやく、一定軌道に乗ってきたところでございまして、当初は、岡田漁港と近畿大学の富山県の実験場で、2か所で約1,000匹ずつからスタートした養殖でございましたけれども、岡田漁港のほうでの養殖を行っていくノウハウも確立してきたところで、現在では、富山県での養殖を止めまして、全量こちらの岡田の漁港のほうで、飼育をしている状況でございます。昨年は約1万匹の養殖に成功してございます。  養殖施設につきまして、まだ施設の整備をやるということで、今年度におきまして、水槽の増加をさせていただきました。  それと、海水井戸の掘削を行いまして、もう海水だけで温度上昇をしないような、そういう工夫をさせていただくということで、一応、来年以降、2万匹を目標に、養殖をしていきたいというふうに考えてございます。  先ほどもお話ししましたけれども、ふるさと納税の返礼品としても、漁協にお願いして、煮あなごを提供していただいてございます。  非常に人気が良くて、50セットとか、一定の数量しかないんですが、提供させていただくと、数日でなくなってしまうという状況でございます。非常に好評を得ているところでございます。  PRにつきましても、過去5年間のPRに加えまして、昨年からは、SENNAN LONG PARKの海のマルシェで、泉南あなごを使った天ぷらや煮あなご等の販売を始めていただいたこともありまして、様々な飲食店や企業から仕入れの問合せが入っている状況だというふうに聞いてございます。  今後、一応5年間で終了という予定だったんですが、さらにちょっと時期を延ばしまして、令和3年度でも一定の補助をさせていただいて、自立できるような、養殖事業の確立をしていただくということで、そうなれば、漁協独自で、この泉南あなごを、継続的にPR活動等も含めてやっていただきたい。  我々は、それを側面からサポートをさせていただくというふうにさせていただこうかというふうに思っております。  それから、企業誘致の現状と今後の方向性ということでございますけれども、りんくうタウンへの企業の進出というのもなくなりました。  全て埋まったわけでございまして、ただ、ホテル誘致だけが、まだ建っておりませんけれども、それを除いて、もう全てが終わっております。  昨年の泉南市企業立地推進条例、いわゆる企業誘致のためのインセンティブ条例を、昨年度から施行しておるところでございまして、それを適用しての企業立地というのは、まだ来てございません。  1つは、クリーニングのセイモアが、大半が、実は阪南市の敷地でございまして、我々としてのインセンティブ条例の適用はできなかったんですが、そういう企業も来ていただいて、そこなんかは、特に地元の高校卒業生の雇用を、促進するということで言っていただいてますので、企業誘致にはならなかったかもしれませんが、一定雇用の場の提供は、していただけるということで、非常にありがたく思っているものでございます。  これらの内容と共に、関西国際空港へのアクセスの良さ、高速道路、インターチェンジを有する交通アクセスの利便性など、本市には他市にない、いろんなメリット部分というのがあると思います。  そういう魅力をPRしながら、企業の誘致につなげてまいりたいというふうに考えております。  特に、泉佐野岩出線周辺、沿道、こちらのほうが、これから大きく開発されていく部分ではないかいうふうに思っていますので、その辺についての希望があれば、対応させていただきたいというふうに思っております。 149 ◯議長(澁谷昌子君) 市長、すみません、答弁の途中で。  あと5分ほどになりましたので、時間のほうよろしくお願いいたします。 150 ◯市長(竹中勇人君) すみません。  それから、泉南りんくう公園についてでございますけれども、開園してからの反響は非常に大きいものがございます。  先ほども申し上げましたけれども、毎月10万人から15万人ぐらいの来場者がおられるということでございまして、これをまだまだ、にぎわいを増やしていくためにも、先ほど申し上げましたような地方創生交付金事業で、さらに活性化を図っていきたいというふうに考えてございます。  それから、「サザンぴあ」とマルシェの部分でございますけれども、「サザンぴあ」は泉南市の施設なんですが、マルシェのPFI事業の区域というのは、PFIで独立採算でやるということが前提になっていますので、泉南市で、あそこに何らかの施設の手を入れるということができないんですね。  ただ、できないんですけれども、イベントをやる分には問題ございませんので、いろんなイベントを通じて、その辺の応援をしていきたいというふうに思っているところでございます。  それから、SENNAN LONG PARKからの内陸部への影響ということでございますけれども、これも先ほどお話ししましたけれども、SENNAN LONG PARKからインバウンドのお客さんが来られても、山手のほうにどんどん来ていただけるように、まずは、「ふじまつり」であるとか、ローズフェスティバルであるとか、そういうときに、山手のほうにシャトルバスを出して、それでお客さんに、こちらのほうに行っていただいて、新たなスポットを知っていただく、それによって、さらに山手のほうに来ていただくような状況をつくっていただきたい。  そのためにも、パーク内にデジタルサイネージなどを設置いたしまして、これからスマホでの観光ができるように、そういう体制をつくっていきたいというふうに考えてございます。  それから、泉南ブランドとしての花笑みの活用でございますけれども、花笑みは、いろんなところで、テーマとしては使わせていただいておるわけでございます。  これから、市民の皆さんに推薦できる花というのか、推薦できるスポットがあれば、そういうところに、花笑みの看板を設置するなどして、観光振興につなげていってはいかがか、というようなことも考えてございます。  それから、自主防災組織についてでございますけれども、先ほどもお答えしましたとおり、自主防災組織の設置組織率というのは、昨年から変わってございません。  これにつきましては、個々の自主防災組織がやはり活動をしっかりやっていただいているところもあれば、あまりやっておられないというところもございます。  22ある団体の中で、15の団体が避難訓練だとか、避難誘導、炊き出しの訓練、消火訓練等をやっていただいてございます。  ほかに3団体ほどが、伝市メール講座、これを活用していただいているという状況でございまして、これからも順次、その組織化に向けてやっていただけるよう、促していきたいというふうに思っております。  それから、特殊詐欺からの市民を守る具体的な方策ということでございますけれども、先日も警察の署長が来られまして、お話を聞かせていただきました。  今年は、年明けになってからまた少し増えているんだということでございましたので、市といたしましては、広報だとか、あるいはいろんなイベントでの案内だとか、そういうので、させていただきたいと。  あるいは、防災無線での広報だとか、そういうのも含めてさせていただきますので、そういう情報があれば、依頼いただきたいということでお話をさせていただきました。  全体、泉南署管内で約半数が泉南市だということでございましたので、少しでも減らしていくための努力はしなければならないなと、つくづく感じたところでございます。  それから、バラの時期以外のバラ園の活用、これは先ほども言いましたけれども、芝桜や芝生のスロープ……。 151 ◯議長(澁谷昌子君) すみません、市長、時間がなくなりましたので。 152 ◯市長(竹中勇人君) ということで、ここは日よけがないので、日よけができるようなものを設置したいというふうに思っております。  それから、新家の駅前の交通混雑の回避でございますけれども、まず遮断機の改修でございますけれども、これは令和3年度の末までには完成を予定してございまして、かなり時間かかりましたけれども、ようやくこれについては、歩道の部分につきましても、拡幅がされるということでようやく話がまとまったものでございます。  それから……。 153 ◯議長(澁谷昌子君) すみません。どうしますか。 154 ◯11番(竹田光良君) 終わりにしてください。 155 ◯市長(竹中勇人君) すみませんでした。 156 ◯11番(竹田光良君) 後で2人でやりましょう。 157 ◯議長(澁谷昌子君) 以上で公明党 竹田議員の代表質問を終わります。  お諮りいたします。本日の日程は全部終了いたしておりませんが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会とし、明日3月4日午前10時から本会議を継続開議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 158 ◯議長(澁谷昌子君) 御異議なしと認めます。よって本日の会議は、この程度にとどめ、明日3月4日午前10時から本会議を継続開議することに決定いたしました。  本日は、これをもちまして延会といたします。         午後4時 延会                     (了) 署 名 議 員  大阪府泉南市議会議長   澁 谷 昌 子  大阪府泉南市議会議員   井 上   実  大阪府泉南市議会議員   谷   展 和 © Sennan City, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...