泉南市議会 2020-09-18
令和2年第3回定例会(第5号) 本文 開催日: 2020-09-18
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時 開議
◯議長(南 良徳君) おはようございます。ただいまから令和2年第3回
泉南市議会定例会継続会を開議いたします。
直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。
これより日程に入ります。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。本日の
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において9番
堀口和弘議員、10番
澁谷昌子議員の両議員を指名いたします。
本日、傍聴者から、議場内の撮影の申出があり、議長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。
次に、会議に先立ちまして、理事者から発言を求めておりますので、これを許可いたします。
竹中勇人市長。
2 ◯市長(竹中勇人君) 議長に発言の許可をいただきましたので、こういう機会をいただきまして誠にありがとうございます。
まず、昨年発覚いたしました公金横領の事件でございますけれども、これの民事訴訟を提起いたしたいということで、
顧問弁護士との間で調整を行ってきたところでございます。
まだまだこれからその調整を行っていく必要がございますけれども、調整が整った段階で提起をさせていただきたいというに思っております。これは一日も早いほうがいいという思いでございますけれども、非常に議会の選挙、任期の満了の近づいた中で、また改めてこの提起に際しては、議会の議決が必要でございますので、臨時議会のお願いをさせていただきたいというふうに思っているところでございます。
つきましては、臨時議会の議案でございますけれども、民事訴訟の提起、それとそれに伴います
弁護士費用の
補正予算、それともう1点、私のこの責任の取り方についての案件を提案させていただきたいというふうに考えてございます。
まず、私の責任の取り方でございますけれども、通常は職員の懲戒に関する条例に基づいて、それに沿った形での処分を行っているところでございますが、今回は問題が非常に大きいということもございまして、それを超えた形で、減給2分の1、3か月という処分を課したいというふうに考えているところでございます。(「軽い、軽い」の声あり)改めまして、皆様方の協力をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。(「責任を取ってくれ。民意を問うてくれ。軽い、軽い、何を言うとんねん」の声あり)
3 ◯議長(南 良徳君) 次に、日程第2、議案第11号「令和2
年度大阪府泉南市
一般会計補正予算(第5号)」から日程第7、議案第16号「令和2年度泉南市
下水道事業会計補正予算(第1号)」までの6件を一括議題といたします。
ただいま一括上程いたしました議案6件について、令和2年度
予算審査特別委員長の報告を求めます。令和2年度
予算審査特別委員長 河部 優議員。
河部議員。
4 ◯令和2年度
予算審査特別委員長(河部 優君) ただいま議長より報告の旨の御指名を受けましたので、これより今定例会において、令和2年度
予算審査特別委員会に付託を受けました議案第11号「令和2
年度大阪府泉南市
一般会計補正予算(第5号)」から議案第16号「令和2年度泉南市
下水道事業会計補正予算(第1号)」までの6件について御報告を申し上げます。
本
特別委員会は、去る9月8日、委員並びに市長以下
関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。
なお、本報告につきましては、
委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆様に事前に
委員会会議録の
特急反訳原稿を御確認いただいておりますので、結果のみの報告とさせていただきます。
また、採決結果につきましては、本日、皆様方の
タブレットに掲載いたしております本
特別委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。
それでは、御報告を申し上げます。
議案第11号「令和2
年度大阪府泉南市
一般会計補正予算(第5号)」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号「令和2
年度大阪府泉南市
樽井地区財産区会計
補正予算(第2号)」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第13号「令和2
年度大阪府泉南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第14号「令和2
年度大阪府泉南市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」は、質疑、
討論ともになく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第15号「令和2
年度大阪府泉南市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」は、質疑、
討論ともになく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第16号「令和2年度泉南市
下水道事業会計補正予算(第1号)」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
以上が、本
特別委員会に付託を受けました議案6件についての審査の結果でございます。甚だ簡単ではございますが、私の報告とさせていただきます。
5 ◯議長(南 良徳君) お諮りいたします。ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
6 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって委員長の報告に対する質疑については、省略することに決定いたしました。
これより本6件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。
以上で本件に対する討論を終結いたします。
これより本6件について、順次採決をいたします。
初めに、議案第11号「令和2
年度大阪府泉南市
一般会計補正予算(第5号)」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
7 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって議案第11号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
8 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって議案第12号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第13号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
9 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって議案第13号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第14号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
10 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって議案第14号は、原案のとおり可決されました。
〔「議長、
議事進行」の声あり〕
11 ◯議長(南 良徳君) 田畑議員。
12 ◯14番(田畑 仁君) 傍聴席が先ほどから大分言うているんです。議長に聞こえていないけど、僕に聞こえているので、もう退場させてください。
〔傍聴席より発言する者あり〕
13 ◯議長(南 良徳君) 傍聴席、傍聴席、静かにしてください。
〔傍聴席より発言する者あり〕
14 ◯議長(南 良徳君) 注意します。静かにしてください。
次に、議案第15号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
15 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって議案第15号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第16号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
16 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって議案第16号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第8、議案第17号「令和元
年度大阪府泉南市
一般会計歳入歳出決算認定について」から日程第25、議案第34号「令和元
年度大阪府泉南市
公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について」までの18件を一括議題といたします。
ただいま一括上程いたしました令和元年度泉南市各
会計決算認定18件について、令和元
年度決算審査特別委員長の報告を求めます。令和元
年度決算審査特別委員長 古谷公俊議員。
古谷議員。
17 ◯令和元
年度決算審査特別委員長(
古谷公俊君) 皆さん、おはようございます。ただいま議長より報告の旨の御指名を受けましたので、これより今定例会において、令和元
年度決算審査特別委員会に付託を受けました議案第17号「令和元
年度大阪府泉南市
一般会計歳入歳出決算認定について」から議案第34号「令和元
年度大阪府泉南市
公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について」までの以上18件について御報告を申し上げます。
本
特別委員会は、去る9月9日、10日の2日間にわたり、委員並びに市長以下
関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。
なお、本報告につきましては、
委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆様に事前に
委員会会議録のうち、討論、採決部分の
特急反訳原稿を御確認いただいておりますので、結果のみの報告とさせていただきます。
また、採決結果につきましては、本日、皆様方の
タブレットに掲載いたしております本
特別委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。
それでは、討論のありました会計より、報告を申し上げます。
議案第17号「令和元
年度大阪府泉南市
一般会計歳入歳出決算認定について」は、
反対討論、賛成討論があり、
起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり認定可決されました。
次に、議案第29号「令和元
年度大阪府泉南市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」は、
反対討論があり、
起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり認定可決されました。
次に、議案第34号「令和元
年度大阪府泉南市
公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について」は、
反対討論があり、
起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり認定可決されました。
なお、議案第18号「令和元
年度大阪府泉南市
樽井地区財産区会計
歳入歳出決算認定について」から議案第28号「令和元
年度大阪府泉南市
信達岡中新池財産区会計
歳入歳出決算認定について」までの11件及び議案第30号「令和元
年度大阪府泉南市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」から議案第33号「令和元
年度大阪府泉南市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について」までの4件の計15件の各
会計決算につきましては、いずれも討論はなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり認定可決されました。
以上が本
特別委員会に付託を受けました議案18件についての審査の結果でございます。甚だ簡単ではございますが、私の報告とさせていただきます。
〔「議長、
議事進行」の声あり〕
18 ◯議長(南 良徳君)
梶本議員。
19 ◯6番(梶本茂躾君) 今、委員長の報告の中で、「
決算認定」のところを「決定認定」という言葉が聞こえたんですけれども、それがもし間違え、そういうことでしたら訂正をお願いいたします。
20 ◯議長(南 良徳君) ただいま
梶本議員からの
議事進行ですが、
古谷議員、その記憶はございますか。間違ったという指摘なんですか。
古谷議員、訂正であれば訂正してください。
21 ◯令和元
年度決算審査特別委員長(
古谷公俊君) 多分マスクを付けていたので、目も悪くなっているので、見間違えたかも分かりません。申しわけありません。「
決算認定」でございます。よろしくお願いします。
22 ◯議長(南 良徳君) お諮りいたします。ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
23 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって委員長の報告に対する質疑については、省略することに決定いたしました。
これより各
決算認定18件について、順次討論、採決を行います。
初めに、議案第17号「令和元
年度大阪府泉南市
一般会計歳入歳出決算認定について」討論を行います。討論はありませんか。────大森議員。
24 ◯12番(大森和夫君) 議案第17号、
決算認定について、反対の立場で討論を行います。
任期最後の
決算審査特別委員会ですので、少し感じたことも最初に述べたいと思います。
21
号台風被害、そしてコロナ禍と続き、市民も市職員も経験のない事態に見舞われました。質疑を通して、市職員が限られた予算で苦労をしながらも知恵を出し、市民生活を応援するために頑張っていることが分かりました。
一方、今
決算審査特別委員会の委員は5人、正副委員長を除くと質疑を行うのは3人だけでした。昨年の
決算審査特別委員や
予算審査特別委員は7人で構成されています。ところが、そのため今委員会は、通常は3日程度で行われる委員会が1日半にも及ばず終了しました。
委員が減るとこれだけ質疑が減ります。通常のように多様な意見が反映されているのか、不安が残ります。市民の負託に応えるためには十分な委員の確保が必要です。
令和元
年度決算については、不認定の理由は、
学校プールの廃止です。21号台風による
学校プールの破損を理由に、
子どもたちや市民の意向を無視して
学校プールを廃止しました。学校の統廃合などにより、
学校プールは減らされています。また、
熱中症対策や自治体の財政難などで
プール運営が大変になっていることは認めます。
しかし、
市民プールがないのに、全ての
学校プールを廃止するような暴挙が行われているところはありません。そもそも台風被害を受けた
学校プールは、原状復帰するのが行政の仕事ではありませんか。学校の
プール授業もある、
学校プールの夏の一般解放で、夏休みに家族や友達と
プール遊びを楽しみにしている市民もいます。子どもの権利を最優先にすべきだとする泉南市子どもの権利に関する条例にも反します。
補助金を利用するなどして3校の
学校プールを修理し、1年だけの
プール授業が行われました。修理した3校の
学校プールは1年だけ使い、翌年からは維持費がかかるなどを理由に廃止しています。このような計画性もなく、長寿命化による維持管理の方針に反する、大義のない
プール潰しは認められません。
次に、決算に関わる問題について、共産党の見解を述べます。
給食センターと老朽校舎の建て替え、改修が先送りにされている問題です。老朽校舎と
給食センターの建て替え、改修は待ったなしの課題として、予算を組み立てないと実現できません。不要不急の事業の見直し、国の補助金の活用が必須です。さらに市職員は、血税を1円も無駄にしないという自覚が必要です。
また、
給食センターの建て替え問題では、阪南市との協議を進める上で、市長のリーダーシップが欠かせません。
子どもたちに安全・安心な給食を届けることを求めます。
不要不急の事業の見直しについて述べます。
関西国際空港連絡南ルートは、実現の見通しもなく、
早期期成同盟が解散し、分担金の支払いは中止してください。
自主環境整備補助金のうち、泉南市のバキュームカーも運行しない泉南市外の町会に出す補助金の見直しを求めます。市長は担当者任せにせず、見直しを検討してください。
くみとり券の
不正事件について述べます。
泉南市の財政、信頼を失わせる大事件です。
学校プール事故で
第三者委員会から指摘された担当者任せの
無責任体制が改善されていません。事件を起こした元職員の個人的な事件に矮小化せず、組織の在り方、改善を明確にする必要があります。真相解明、再発防止、信頼回復に取り組む市長の姿勢を、市民も、市職員も注目しています。前向きな改革には共産党は協力します。
共産党議員団の調査で、事件を起こした元職員は、使用記録も付けずに公用車を乗り回していることが明らかになりました。公用車の管理をまともに行っていれば、職員の業務状況から不正を明らかにすることも、不正を抑止し、防止することもできたはずです。
さらに、調定書の
チェック体制の問題です。くみとり券の売上げを上納する際に、調定書を策定します。その調定書を見れば、多額のくみとり券の売上げ分に毎年多額の赤字があったことが簡単に分かります。くみとり券の売上げに赤字が出ないことも、くみとり業務の常識です。出るはずのない赤字は、元職員により横領されていたものと推察されます。
不適切な公用車の管理を見逃し、くみとり券の販売の赤字を見逃し、結果、市職員による
詐欺事件、横領事件を引き起こすことになりました。くみとり券の
不正事件は、起こるはずのない事件、防ぐことのできた事件です。中途半端な対応では、市民の信頼を失います。このことを肝に銘じて、私も議員として責任を果たす決意です。
以上で反対の討論といたします。皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。
25 ◯議長(南 良徳君)
河部議員。
26 ◯4番(河部 優君) それでは、議案第17号、令和元
年度大阪府泉南市
一般会計決算について、賛成の立場で討論させていただきます。
まずは、本決算については、この間、問題となっております元職員による
詐欺事件として着服されました90万円余りの金額が、本来であれば含まれていなければならない金額でありますが、含まれていないという中での決算審査となりました。
この内容について、その質疑も行い、市長からは、この金額については、令和2年度中の会計において調定をし、しっかりと計上したい。そして今後必ず回収を行いたいという答弁もいただきました。
そうした中で、また今後先ほど冒頭市長の御挨拶にもありましたように、民事で訴訟を起こし、しっかりと対応していきたいという答弁もいただく中で、決算を進めさせていただきました。
そのような中で、市長におかれては、この任期中、しっかりとこの問題に対して解決をしていただくということを、強く申し上げたいというふうに思っております。
そして最後に、本決算は、
決算審査特別委員会で全て原案認定可決をされているという決算であることも最後に申し上げたいというふうに思っております。
以上、皆様方の賛同をよろしくお願いいたします。
27 ◯議長(南 良徳君) 山本議員。
28 ◯1番(山本優真君) 議案第17号に対して、反対の討論を行います。
昨年、平成30年度泉南市一般会計歳入歳出決算が不認定となりました。その大きな理由としましては、し尿くみとり券に係る公金横領事件を受け、正しい数値が記載されてなかったことや、本来記載するべき項目を記載できていない不適切な状態になっているという、その理由から私は反対をいたしました。
本議案も、昨年と同じ理由です。新たに、し尿くみとり事業の公金着服問題に絡みまして
詐欺事件が判明、非正規にくみとり券の販売店をつくり、3年間で360万円の売上金があったにもかかわらず、当然そのお金は会計課には入金されていません。
本来、市に入るべきお金が入っていない。その数値が決算に計上されていない時点で、この決算書の数字は不適切な状態です。そのような決算を認定できるものではありません。
あわせまして、今議会で私が一般質問で、新たな問題として指摘をした児童扶養手当返還金の処理についても、具体的な説明が議会にされておらず、不透明なままになっています。本来であれば、こちらも問題なわけですから、最終本会議までに詳細についての御説明をすべきだったかなというふうに思います。それができておりません。
以上、2点の理由から、本議案に反対させていただきます。
29 ◯議長(南 良徳君) ほかに。────岡田議員。
30 ◯5番(岡田好子君) 議案第17号、令和元
年度大阪府泉南市
一般会計歳入歳出決算認定について、公明党を代表して賛成の立場で討論をさせていただきます。
財政状況の厳しい中、実質収支に関しては2億657万4,000円の黒字で、前年度の決算から約2億円の改善。歳入面では、地方交付税や寄附金等が増額になったこと。歳出面では、人件費や投資的経費などが減額になったことによります。
本市の財政的な基礎体力である標準財政規模133億2,117万3,000円に対する実質収支の割合である実質収支比率は1.55%で、0.05%の前年度から1.5ポイントの改善となっております。普通会計の歳入決算額は235億3,836万2,000円で、前年度より約14億3,100万円の減額。歳出決算額は233億744万8,000円で、前年度より約16億300万円の減額です。
実質公債費比率は10.5%で、前年度より0.7ポイント減少と改善し、将来負担比率は99.4%で9.1ポイント減少と改善されております。
これは、早期健全化基準である25%と、将来負担に係る350%に該当しないものです。基金残高も増えている状況です。
個々の歳出に関しても、多くは厳しい環境の中で目的に沿った支出であり、市民生活の向上につながる予算の執行であると思います。
また、市民目線からの多くの施策も執行されました。多くの市民の方が望んでいた火葬場建設や中学校建設など、大変評価するものです。
しかし、公金の着服や交付金の二重申請など不祥事や事務処理の問題が発生しました。破壊は一瞬、建設は死闘です。信頼回復には相当の努力が要ります。これに関しては、きちっと結果を出していただきますよう願います。
引き続き、景気の動向を注視し、経費の削減と行財政改革の徹底により、限られた財源の効率的な配分のため、今後も財政健全化と市民の皆様の福祉の増進に努力されることを願います。
また、災害対策も重要です。財源確保の観点からも、税負担の公平性と受益者負担の原則に立ち、将来負担を軽くし、どこまでも市民目線で安心・安全、魅力あるまちの実現に向けた施策を着実に推進していくことを要望し、賛成討論といたします。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
31 ◯議長(南 良徳君) ほかに。────田畑議員。
32 ◯14番(田畑 仁君) 第17号反対です。まず冒頭に、職員の皆さん、聞こえていますか、この声が、申し訳ない、本当に職員の皆さんには謝らなければなりません。
決算審査特別委員会が可決された。それなら3年前も2年前も可決してあげてくださいよ、議員の皆さん。
何で選挙前のこの任期満了で、その賛成ができるのか、全く私には理解できない。職員が一生懸命やっている仕事は遊びじゃない。我々の政治も遊びではない。職員のみんな、ごめんね。申し訳ない。賛成することなんて毛頭できることがない。職員のみんなに謝りたい。申し訳ない。本当に申し訳ない。
あと、傍聴席の皆さん、今日はたくさんいらっしゃいます。私は党ではなくて、市民の皆さんの声を代弁して今から
反対討論します。ロビーでいてる市民の皆さんもよく聞いておいてください。
今回の決算は認定されるはずが、わけがないんですよね。十数年前に現市長の竹中さんが、市民生活環境部の職員のときに、既にくみとり券の数字がおかしいと指摘しながら、あれから十数年間、約5,000万を超える使途赤字不明金が出ました。
この件に関して、我々議会、これについても予算・決算書を見ている我々議会にも私は大きな責任があると思いますよ。これは役所として大きな、大きな問題です。
私は何度も申し上げています。これが横領の部分、職員がくみとり券、横領した部分については不起訴、不起訴です。証拠がないんです。
ただ、先ほど冒頭に市長は、民事で闘う。やってください。ただの時間稼ぎ。これに全くの結果が出なければ、市民の税金で裁判費用、それと大きな時間、我々一生死ぬ気で勝ち取った選挙でこの4年間で責任を全く取らない市長のもと、認められるわけがないんです。
ただ、我々の議会は二元代表制にもかかわらず、与党・野党に分かれているのが今の現状。漫画みたいな話です。
しかしながら、これは各個人さんの志があって、答えについては別に私は何も言いません。ただ、もう1つあるのは、私が申し上げた不起訴になった部分、これは横領の部分なんです。使途赤字不明金の中の横領の部分、これについては不起訴、ただ4月に人事異動が行われて、その職員が違う課に移ってから、まださらに、まださらに、くみとり券の着服があった。これについては、詐欺事件なんです。
市民の皆さん、よく分かりますか。横領事件と詐欺事件があって、詐欺事件、これについては起訴されているわけなんです。ということは、決算の数字はまるっきり今年も違うということ。人事異動して違う課に行っても、そのお金を取っていたということ。その数字を認められますか。
先ほどの賛成討論であったように、これから一生懸命やります、民事でやりますという、この言葉に納得、市民の皆さんが納得できるわけがないんです。決算書の数字が間違っているものを、なぜ認定できるんですか。市民の皆さんなら普通に分かるはずです。これが今の泉南市議会なんですよ。こんな決算を認定できるわけがない。
最後になります。先ほど大阪維新の会の山本優真議員のほうから、最後にありました。児童扶養手当の件については、私も一般質問させていただきました。これについても、委員会、私のほうから説明してくれと言わないと、この人たちはする気ありません。なぜなら、さぶいから。
竹中市長も分かっているんですよ。前副市長の真鍋さんも分かっているんですよ。めちゃめちゃさぶい案件やと。このことを我々、ほったらかしにして、何も言わないんですよ、議会は。こんな我々の志ある質問を邪険にして、ましてや
詐欺事件、違う課に行ってもお金を着服できるような役所で、違う数字の決算を認定できるわけがないんです。最大の私のこの声が、市民の皆さんの声やと代弁します。大いに反対いたします。
どうか、委員会で賛成なさった議員も、私のこの討論を聞いて反対してください。それが市民の皆さんの声です。反対します。
33 ◯議長(南 良徳君) ほかに。────以上で、令和元
年度大阪府泉南市
一般会計歳入歳出決算認定に対する討論を終結いたします。
これより議案第17号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は原案認定可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり原案認定可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
34 ◯議長(南 良徳君)
起立採決の結果、可否同数であります。
ただいま報告いたしましたとおり、可否同数であります。よって地方自治法第116条第1項の規定により、議長において本件に対する可否を裁決いたします。
本件については、議長は不認定とすることに決定いたしました。
続いて、議案第18号「令和元
年度大阪府泉南市
樽井地区財産区会計
歳入歳出決算認定について」から議案第34号「令和元
年度大阪府泉南市
公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について」までの17件について、一括して討論を行います。討論はありませんか。────大森議員。
35 ◯12番(大森和夫君) 日本共産党を代表しまして、議案第29号と第34号に反対の討論を行います。
まず最初に、議案第29号、国民健康保険料について。
国民健康保険料の大幅値上げが実施されました。コロナ禍のもとで国民健康保険料が高すぎて払えないという状況が生まれ、徴収率も下がっています。大阪府の統一料金に合わせるため、値上げは仕方がないという答弁もありましたが、コロナ禍のもとで、市民の暮らしを考えた場合、値上げはしない。負担軽減こそ実現することが求められています。
国・府が進める国民健康保険の広域化と統一保険料に反対し、本決算にも反対いたします。
続きまして、議案第34号について反対いたします。
この会計は、土地開発公社の破綻を受け、その借金を返済するためにできたものです。この借金返済が泉南市の財政に大きな負担となり、市民サービスの切捨てや学校の建て替えなどの財源がつくられない要因になっています。
それにもかかわらず、土地開発公社の運営について市はまともな反省をしていません。反省がないことは、同じ失敗を繰り返すことになりかねません。
日本
共産党議員団は、一貫して土地開発公社の運営に反対してきました。学校など公共施設の建て替えなどに備えて、基金を積み立てなければならないときに、不要不急の大型事業優先を進め、事業もできない用地買収を進め、土地開発公社に100億円もの借金をつくらせました。
この市政の在り方に真摯な反省がない限り、この会計に賛成はできません。皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。
36 ◯議長(南 良徳君) ほかに。────以上で本17件に対する討論を終結いたします。
これよりただいま討論のありました各
会計決算認定のうち、
反対討論のありました議案から順次採決をいたします。
初めに、議案第29号「令和元
年度大阪府泉南市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり認定可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
37 ◯議長(南 良徳君) 起立多数であります。よって議案第29号は、委員長の報告のとおり認定可決することに決定いたしました。
次に、議案第34号「令和元
年度大阪府泉南市
公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は原案認定可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり認定可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
38 ◯議長(南 良徳君) 起立多数であります。よって議案第34号は、委員長の報告のとおり認定可決することに決定いたしました。
ただいま採決いたしました2件の会計を除く議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第26号、議案第27号、議案第28号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号の以上15件の議案について、一括して採決を行います。
本15件に対する委員長の報告は、いずれも原案認定可決であります。
お諮りいたします。本15件については、委員長の報告のとおり、いずれも認定可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
39 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって本15件については、委員長の報告のとおり、いずれも認定可決することに決定いたしました。
次に、日程第26、議員提出議案第4号「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書について」を議題といたします。
本件に関し、提出者を代表して、森 裕文議員から提案理由並びに趣旨の説明を求めます。森議員。
40 ◯15番(森 裕文君) ただいま上程されました議員提出議案第4号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書について、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書(案)。
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっている。
地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。
よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。
記
1、地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。
2、地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。
3、令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。
4、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。
5、とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年9月18日
泉南市議会
以上、提案理由の説明に代えさせていただきます。よろしく御賛同のほどお願い申し上げます。
41 ◯議長(南 良徳君) お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
42 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって本件につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これより提出者の説明に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。
以上で本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。
以上で本件に対する討論を終結いたします。
これより議員提出議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。本件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
43 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって議員提出議案第4号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第27、議員提出議案第5号「オンライン投票の環境整備を求める意見書について」を議題といたします。
本件に関し、提出者を代表して、山本優真議員から提案理由並びに趣旨の説明を求めます。山本議員。
44 ◯1番(山本優真君) それでは、私のほうからは、オンライン投票の環境整備を求める意見書について、案文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。
情報通信技術の発達とともにインターネットの普及率は上昇し、総務省の調べでは2018年のインターネット利用率(個人)は79.8%となっており、インターネットの利用は国民の日常生活の中に十分広く浸透している。
また、国においては、2001年の「e-Japan戦略」策定以降、2013年の「世界最先端IT国家創造宣言」を経て、2018年には「情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律」に基づく「デジタル・ガバメント実行計画」が策定され、行政手続きのオンライン化、デジタル化を強力に推進してきた。
一方で、選挙事務においては未だに投票所に出向いた上での投票用紙への筆記による投票が原則とされており、その開票についても多くの自治体が手作業で深夜まで集計作業を行っているのが現状である。
加えて今般、新型コロナウイルス感染症の拡大による「新しい生活様式」への移行が国を挙げて進められる中、投票所での感染拡大を防止するためにも、オンラインを活用した投票環境を整備する必要性はこれまで以上に高まっている。
よって国におかれては、オンラインを活用した投票環境の整備に向けた具体的な議論を進め、可及的速やかにオンラインでの投票環境を整備されるよう要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
議員の皆様におかれましては、御賛同いただきますよう、お願い申し上げます。
45 ◯議長(南 良徳君) お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
46 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって本件につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これより提出者の説明に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。────竹田議員。
47 ◯11番(竹田光良君) 山本議員、お疲れさまでございます。何点か簡単にちょっと質問させていただきたいと思います。
オンライン投票ということで、意見書の案文にも書かれているとおり、今後はやっぱり必要なことだろうというふうに認識はいたしております。
現在、まだまだこれは日本国内ではなかなか普及が進んでおりませんので、国に求めていくということが大きな趣旨だというふうに理解をしているわけですが、諸外国において先進的な事例がもしあり、御存じならば、まず教えていただきたいのが1点であります。
それと、どうしてもオンラインでの投票ということになりますと、やはりその不正をどうするかということが大きな1つの課題になるんではないかというふうに思います。
今、現実は投票所を設けて、そこで筆記をするわけでありますけれども、必ずそこで立会人がおられて、そして不正を防いでいくということが1つなんですが、オンラインについては、例えば自宅で、あるいはひょっとしたらPCだけじゃなくて、今はスマートフォンなんかにも普及していくわけなので、非常に手軽な反面、不正についてもやはり懸念される部分があるのかなというふうに思います。この点について、どうなのか、2点よろしくお願いします。
48 ◯議長(南 良徳君) 山本議員。
49 ◯1番(山本優真君) ただいま、いただきました質問にお答えします。
まず1点目なんですけれども、先進的な外国の取組というところで、調べたところ、エストニアが先進的な事例として、自分の中ではヒットしています。既にオンラインでの投票を実現しておりまして、投票の期間内であれば、何度でも投票のやり直しを行うことができるようにここはしております。
投票所のことで監視がない環境で投票することから、万が一買収であったり、投票の強制が行われたとしても、その後に有権者自身の意思で投票をやり直すことができる。さらに時間軸における最後の投票が、正式な投票として採用されるというところで、そこら辺の不正等、そういうオンラインにおける弊害というものを何とかリカバリーしながら取組をされているというのが、エストニアの事例となります。
2つ目のセキュリティ等の問題なんですけれども、こちらが多分、オンライン投票をする上では、一番大事な問題になってくると思います。
結局、そのシステムへの侵入などにより、投票結果が改ざんされる可能性が排除できないと。それに対する対策としては、選挙に限らず、全ての行政情報に共通する課題として、情報の暗号化であったり、ブロックチェーン化など、侵入及び改ざん対策を不断に高めていくということが求められますし、そちらの対策についても、あわせて、この意見書で国のほうに対策を求めていくという内容になっておりますので、御理解賜りますよう、お願いします。
50 ◯議長(南 良徳君) ほかに。────以上で本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。
以上で本件に対する討論を終結いたします。
これより議員提出議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。本件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
51 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって議員提出議案第5号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第28、議員提出議案第6号「新型コロナウイルス感染拡大のもとPCR等検査の抜本的強化を求める意見書」についてを議題といたします。
本件に関し、提出者を代表して大森和夫議員から、提案理由並びに趣旨の説明を求めます。大森議員。
52 ◯12番(大森和夫君) 案文を朗読しまして、提案に代えます。
新型コロナウイルス感染拡大のもとPCR等検査の抜本的強化を求める意見書(案)。
新型コロナウイルスの感染拡大防止にかかわって、4月7日に緊急事態宣言が7都道府県で発出された。その後全国で宣言され、事業活動の自粛や外出自粛などが国民に要請されたが、5月25日には一定の効果があったとして宣言が解除された。ところが、7月以降感染拡大が再び増大し、感染第2波の状況を呈している。
泉南市でも感染者が一気に10人を超えた。さらに清掃業務従事者が感染し、ごみ収集体制にも影響が出ている。
いま、求められているのは、経済活動の推進と両輪での感染拡大防止であり、そのためにはPCR等検査(抗原・抗体検査含む)の抜本的な体制整備で無症状の感染者を含めて保護・治療を行うことである。「感染拡大防止が最大の経済対策」との立場からの検査体制整備と、「補償とセット」での休業要請が肝要である。
よって、国に対し、下記のとおり強く要望する。
記
1、いつでも、誰でも、何度でもPCR検査が受けられる体制をつくること。
2、感染者が判明した場合、感染震源地(エピセンター)を明確にし、その地域の住民、事業所の在勤者の全員に対してPCR検査等をおこなう体制をつくること。
3、医療機関、介護施設、福祉施設、保育園・幼稚園、学校など、集団感染によるリスクが高い施設の職員、出入り業者への定期的なPCR検査等をおこなうこと。
4、検査で陽性と判明した人を保護・治療する施設を緊急に確保すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年9月18日
泉南市議会
皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。
53 ◯議長(南 良徳君) お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
54 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって本件につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これより提出者の説明に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。────田畑議員。
55 ◯14番(田畑 仁君) 大森議員にお伺いします。PCR検査とコロナウイルスとの関連性で、PCR検査を受けて陽性反応が出たら、コロナウイルスによって陽性反応が出るという理解であるのか。その辺り、お答えください。
その後の医療崩壊。それと、大阪の「づぼらや」さんが閉まりました。もうそれだけ経済が今破綻していっています。ここのPCR検査の陽性者、重症者の、陽性者をもとにPCR検査のことをおっしゃっているのか、重症者との比率等々お答えください。
56 ◯議長(南 良徳君) 大森議員。
57 ◯12番(大森和夫君) PCR検査というのは、唾液を取ってその中でコロナウイルスがある場合は、それを培養させてウイルスに感染しているかどうか調べるということで、唾液の中でそういうことを調べる上では、最も信頼が高いものというふうに言われています。
ただ、気管支とか肺に入っているようなウイルスについては、これは見つからない可能性が高いということです。
ただ、お医者さんなんかに行けば、一定、問診を受ければお医者さんの対応として、これは今も言いましたように、唾液には出ていないけれども、コロナにかかっている可能性があるという場合には、お医者さんの指導で多分もう一度、PCR検査等を受けてくださいと。
ですから、よく2度とも陰性やったので退院しましたとか、2回受けましたというような報道がたくさんありますけれども、そういう陰性の方でも心配な場合は、お医者さんの指導でもう一遍受けると。それで陽性が出てくるということだというふうに思います。
それから、医療崩壊の危険ですけれども、やっぱり今案文で読み上げましたように、一番感染が心配なのは、無症状の方を早く見つけて、その方を保護して治療すると。そういうことによって広がらないということで、これ自体が医療を守る上で大事なことだというふうに思います。
それから、今御心配されているような、医療崩壊を防ぐためには、今ちょっと人数が以前よりも減っている。感染者の数が減っていると言われている中で、今こそこういうPCR検査をどんどん増やしていくとか、医療崩壊を防ぐような体制をつくっていくと。病院なんかも増やしていくとか、そういうPCR検査を見ていくような病院とか、コロナの対策をしてくれるような病院を増やしていく。
それから、大阪でいえば、医療崩壊の1つの大きな理由に、保健所の体制の不十分さとか、統廃合の問題がありますから、そういうのを充実していって、できるだけ早く、そのPCR検査云々というよりも、医療崩壊については、医療体制の充実という形での対応が必要やというふうに思います。
それから、経済との対応ですけれども、意見書の中で朗読で述べましたように、PCR検査の中で早くそういう感染者を見つける。無症状の人を含めて、早く見つけると、治療を行っていくということが経済の発展にもつながるというふうに思っています。
やっぱり不安な中、通勤とか通学されているという状況は大変だと思いますし、それから泉南市でもそうですし、いろんな会社とか学校とか保育所とか幼稚園とか、これも案文の中にありましたけれども、集団的な感染が起こりやすいところでは、やっぱり定期的な検診をすることによって、安心して働ける。それから体制なんかも2つの体制を組みながらやっていくとか、そういうことが必要なので、PCR検査の拡大こそが、経済との両輪で回っていくということになるんじゃないかというふうに思っています。
全体でいえば、世界的にはやっぱりPCR検査がたくさん行われている状況があります。日本は今150位くらいだと聞いていますけれども、10万人当たりのPCR検査の受診率ですけれども、やっぱりこれは低すぎるというのは、いろんな方の意見としては共通ではないかと。
田畑議員おっしゃったような医療崩壊の心配とかいう声もありますけれども、取りあえずやっぱりPCR検査を、こんな世界的にも低い状況から対応する必要があるんじゃないかというふうには思います。
それから、重症者の関係ですけれども、これは先ほど述べましたように、医療崩壊を導かないためにも、やっぱり重症者の対策というのは、これはPCR検査が、それが増えたから問題だということではなくて、重症者を対応する病院、ベッドは増やしていく必要があるというふうに思っています。
最近、開業医の先生とお話ししましたけれども、やっぱり今はコロナのそういうウイルスの感染症の中身がだんだん分かってきたということで、重症者の対応とか、それから重症までに至らないような、そういう治療なんかの成功した例なんかもどんどん蓄積されているということです。
ですから、この開業医の方は、そういう意味でも、どんどん皆さんがPCR検査を受けてくれたら、無症状の感染防止に役立つんだというふうにおっしゃっていましたけれども、そういう意味で、重症者対策のベッドも増やしていくし、医療、研究が進んでいって重症者も減っていくと、そういうふうなシステムができているというふうに聞いております。
58 ◯議長(南 良徳君) 田畑議員。
59 ◯14番(田畑 仁君) いやいや、長々と自分の思っていらっしゃっていることをおっしゃいますけれども、私が聞いているのは簡単なことで、PCR検査で陽性反応が出たら、コロナウイルスだけかどう理解してはるんですかということをお答えください。
PCR検査を受けて陽性反応が出たら、コロナウイルスだけかと言うているんです。
60 ◯議長(南 良徳君) 大森議員。
61 ◯12番(大森和夫君) PCR検査は、コロナウイルスを発見するためのものなので、PCR検査で陽性が出た場合は、コロナウイルスに感染したということでいいと思います。
62 ◯14番(田畑 仁君) 結構です。
63 ◯議長(南 良徳君) ほかに。────以上で本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。────田畑議員。
64 ◯14番(田畑 仁君) 反対ですよ。全くもって勉強不足じゃないですか。PCR検査で陽性反応が出たらコロナウイルスだけじゃないですよ。ほかの菌も、ウイルスも検出されますよ。私が言うているそこまでのことも分かっていらっしゃらないのに、この意見書を堂々とよう出せますね。
それと、医療崩壊やっていく。町医者を見に行ったことありますか。これからインフルエンザの予防の注射で無償化にしているところ、私のところ、小学校2年生やったか、泉南は小学校2年生か。隣町は高校3年生とかになってきて、もう医療崩壊寸前ですよ。コロナウイルスだけじゃないですよ。医療崩壊、もう目の前まで来ているんですよ。重症患者でベッド数を増やす。あなた知事ですか。総理大臣ですか。
もうね、こういう市民さん向けのパフォーマンス、PCR検査を増やすなんて、こういうパフォーマンス今言っちゃ駄目よ。経済、「づぼらや」が破綻するような経済が破綻している状況でね、何の根拠も示せず、PCR検査で陽性反応が出たらコロナウイルスだって決めつけている、そういうことを言うていること自体が、私はもう言う資格がないと思いますよ。反対です。
65 ◯議長(南 良徳君) ほかに。────以上で本件に対する討論を終結いたします。
これより議員提出議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。本件については、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
66 ◯議長(南 良徳君) 起立多数であります。よって議員提出議案第6号は、原案のとおり可決されました。
ただいま可決されました意見書につきましては、送付先等、その取扱いは議長に一任していただきますよう、お願い申し上げます。
次に、日程第29、閉会中の継続調査についてを議題といたします。
各常任委員長及び議会運営委員長から、各所管事務の調査のため、会議規則第111条の規定により、
タブレットに掲載いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申出があります。
お諮りいたします。各委員長からの申出のとおり、所管事務の調査について、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
67 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって各委員長からの申出のとおり、所管事務の調査について、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
〔「議長、動議」の声あり〕
68 ◯議長(南 良徳君) 山本議員。
69 ◯1番(山本優真君) この際、議員定数を現行の16名から1名削減し、15名とする泉南市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてを直ちに議題とされんことを望みます。
70 ◯議長(南 良徳君) ただいま山本議員から動議の発言がありました。本動議に対し、賛成者の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
71 ◯議長(南 良徳君) 所定の賛成者がおられますので、動議は成立いたしました。
それでは、文書を提出してください。
〔動議文書提出〕
72 ◯議長(南 良徳君) ただいま山本議員ほか5人から、泉南市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてが提出されました。
議案書を準備するため、その場で暫時休憩いたします。
午前11時15分 休憩
午前11時16分 再開
73 ◯議長(南 良徳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします……。
〔「議長、
議事進行」の声あり〕
74 ◯議長(南 良徳君)
梶本議員。
75 ◯6番(梶本茂躾君) 唐突に今動議が出されまして、今まで議会運営委員会等いろいろ委員会があったと思うんですけれども、今回こういう議論がないままで動議を出されましたので、例えば30分ぐらいの休憩を挟んで、ちょっと検討したいと思いますので、休憩時間を取っていただきたいと思いますけれども、その辺、どうされますか。
今まで、議会運営委員会でこういう話が出ていないと思うんですけれども、その点について、今急に出されたところで、30分ほど、検討のために休憩を取っていただきたい。
76 ◯議長(南 良徳君) これは、
梶本議員に申し上げますが、動議ですから、だから後で……。
77 ◯6番(梶本茂躾君) こういう出し方は、あまりないやり方だと思うので、一応議会運営委員会で段階を踏んで説明を、ある程度説明を聞いた上で動議として出される、あるいは議会運営委員会からの提案、案件として出されたという経験があると思うんですけれども、これは我々改選前に、もう1か月という、こういう微妙なときのこの動議でございますので、1年前とかそういうときに動議を出されたら、素直に検討した上での賛否。
これが動議について僕今反対しましたけれども、この案についての賛否はまだ考えていない段階でございますので、まだ今案も見せていただいていない状態ですので、議案を、今提出された議案を検討させてもらって、賛否を考えたいと思うので、しばらく30分なり、40分なり休憩時間を取っていただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。(「議会軽視やで、そんなやり方」の声あり)(「何が議会軽視やねん」の声あり)(「休憩を取ってくれ」の声あり)
78 ◯議長(南 良徳君) 今の
梶本議員の
議事進行の中で、議会運営委員会を開いて30分あるいは40分というのをおっしゃっていますが、時間の確定はしませんが、取りあえず暫時休憩いたします。
午前11時18分 休憩
午前11時35分 再開
79 ◯議長(南 良徳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。この際、泉南市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
80 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって本件を日程に追加し、議題とすることに決定しました。
泉南市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
本件に対し、提案理由の説明を求めます。山本議員。
81 ◯1番(山本優真君) それでは、私のほうから、泉南市議会議員定数条例の一部を改正する条例についての提案理由を説明させていただきます。
現在の厳しい財政状況や泉南市の相次ぐ不祥事を鑑み、行財政改革及び議会改革の推進に資するため、議員定数の削減を行う必要があることから提案するものです。
泉南市は、深刻な財政難にもかかわらず、留守家庭児童会等の会計不適切処理や、し尿くみとり事業の公金
着服事件、さらには
詐欺事件などの複数の不祥事が起きており、行政側の対応が不祥事是正につながっていない状況です。
そこで、議会として議員定数削減の身を切る改革を行い、これらの経費を外部監査制度導入のための財源にすべく今回の提案となりました。
なお、本案が施行されると議員の任期4年間で3,000万円以上の経費縮減が実現をします。議員の皆様におかれましては、このことを十分に勘案いただきまして、本案に御賛同いただきますようお願い申し上げます。
82 ◯議長(南 良徳君) ただいまの提出者の説明に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。────
河部議員。
83 ◯4番(河部 優君) 提出者である山本議員に何点か質問したいと思います。
私の知る限り、ここ12年、4年に1回の改選期を迎える私たち市会議員ですけれども、改選のごとに、その前の議会でこれまで、大体2名ぐらい削減をされてきた。
私が初めて当選をさせていただいた平成20年のときの定数は、たしか20名であったと思いますけれども、その4年後である平成24年については18名、そして前回である平成28年は16名ということで2名ずつ定数が減ってきているというふうに思います。
そういう意味でいけば、選挙前になると必ず出てくるこの定数削減問題ですけれども、なぜこのタイミングになるのか、お答えいただきたいと思います。
それと、現在泉南市議会は定数16名ですけれども、それにもかかわらず、現在1名減ということで議員数が15名ということで、1名減になっておりますけれども、これがなぜ1名減が生じたのかということを、提案者である山本議員の認識をお聞きしたいと思います。
それと、財政難でということで、先ほどおっしゃいましたけれども、議員定数削減をやっぱり行うのであれば、例えば財政難という観点だけでいけば、例えば議員の報酬を削減していくということも案としてあったのではないかと思いますが、その辺の御見解をお聞きしたいと思います。
84 ◯議長(南 良徳君) 山本議員。
〔傍聴席より発言する者あり〕
85 ◯議長(南 良徳君) 傍聴席、静かにしてください。
86 ◯1番(山本優真君) ただいま
河部議員のほうから3点質問をいただきましたので、順次お答えをさせていただきます。
まず、議員定数の16人が15人になっている理由としましては、元泉南市議会議員の原口悠介議員が辞職をされたことに伴いまして、人数が15人になっているということでございます。
もう1つは、なぜこのタイミングなのかという質問なんですけれども、これまで4年間の間でも、議会事務局のほうに御確認いただきたいんですが、議員定数の削減についても、お話はしてきたことが何度かございます。
ただ、なぜこのタイミングなのかという話については、先ほど私が提案理由の中に述べさせていただきましたとおり、大きな理由としましては、やはりこの4年間で、かなりの回数の不祥事が起きている。そして行政側もいろんな対策を練ったわけでございますが、やはりこの前の議会におきましても、児童扶養手当の返還金の話であったりとか、債権管理条例ができたにもかかわらず、やはりそれがまだ是正されていないという現状がありました。
市長の答弁の中にも一定その外部監査というものを検討しているという話がございましたので、議会としてこの4年間、皆さんと仕事をさせていただいて、一定議会としてもこの不祥事是正のために何か資するものはないだろうかという話の中で、今回この提案に至ったものでございます。
そして最後、財政難であれば定数削減ではなくて、報酬減の話もあるんじゃないかという話でした。そちらの指摘はおっしゃるとおりでございます。
ただ、私が今回議員定数削減という方向性にかじを切ったのは、理由がございまして、やはり議会、議員の仕事とは何かという話を問われますと、やはり行政のチェック機能を果たしていくということが、大きな仕事になるわけでございます。
今回の提案理由であります外部監査の導入という提案は、議会の中の行政のチェック機能を強化するというわけではございません。あくまで第三者機関でございますから、そういう意味ではございませんが、その1名削減したことによる効果額を、外部監査のほうに充てることを提案することによって、チェック機能を果たしていくというところに貢献することができるのではないかというふうに判断をしまして、報酬減ではなくて定数減というほうの提案をさせていただきました。
以上です。
87 ◯議長(南 良徳君)
河部議員。
88 ◯4番(河部 優君) 今、質問に対して山本議員のほうから御答弁がございましたけれども、まずはこのタイミングという問題で、以前から各派代表者会議あるいは議会運営委員会等で、山本議員が定数問題を提案されていたというのは、私も承知をしております。
そうした中で、やはり私は時間をかけてしっかりと、泉南市議会の定数は何名がいいのかという議論を踏まえた上で、そして削減するのであれば削減をして、逆に削減した人数で、例えば今泉南市議会で置かれている常任委員会であるとか、
特別委員会の定数についても、構成についてもこの人数でいいのかどうかという議論を踏まえた上で、やはり提案されるべきではなかったのかというふうに今思いますので、それについては私の思いということで受け止めていただきたいと思います。
それとあと、財政難ということでの議員定数から報酬の関係なんですけれども、確かにどちらにおいても、我々議員のそれぞれの個人の身分や、あるいは保障に関わってくる問題でありますので、非常に重たい問題ではあります。
ただ、先ほど山本議員が御答弁された中にある外部監査を導入するために、やっぱり議員を削減して、その財源をということ、それは例えばの話であるかもしれませんけれども、私はやっぱり外部監査の問題は、しっかりと理事者である市長が予算を付けて導入すべきだというふうに思っておりますので、議会が身を削って改革をしてまで、そこの財源に充てていくというのは、どうかなと。
例えば、前回削減したときの1つの理由は、子ども医療費の助成に対して、そういった財源を充ててほしいというようなことの上で削減をした経過があるわけですけれども、そういった教育や子どもの施策に充てていくということであれば、それはそれで理解もできるのかなというふうに思いますので、それは私の考えとしてお聞きをしていただきたいというふうに思います。
それともう1つは、これはやっぱり山本議員に聞くのは酷な問題なのかもしれませんけれども、今現在定数16名が15名ということで、1名欠員になっているという問題については、4年前にトップで当選を果たされた大阪維新の会の議員さんが、突如辞職をされたということで、今現在欠員になっているわけです。
やはり私は、この今任期一緒に議会の場で活動し、同志としてやっぱりいろんな議論も交わした中で、現時点においてもなぜ辞めたのか、その辺の理由すら分からない中で、この改選を迎えているというのは、非常に残念やなというふうに思いますので、質問しなければいけないので、ちょっとそういう思いも含めて、山本議員のほうから何かあれば、最後ちょっと御答弁だけいただきたいなと思います。
〔傍聴席より発言する者あり〕
89 ◯議長(南 良徳君) 傍聴席静かにしなさい。(「退場させて、議長、
議事進行、退場させたって、うるさいから、重要な議論をしてんのに」の声あり)
このまま続けるようであれば、退席を命じますよ。注意しておきます。山本議員。
90 ◯1番(山本優真君) 何点か、私のほうからお答えをしたいなというふうに思います。
河部議員のお考えというものを先ほどいただきました。ありがとうございます。外部監査について、理事者側がそこはちゃんとやるべきなんではないかというお話もございました。そういう側面も僕はあるとは思います。
ですが、この外部監査制度というのは、やはり第三者の機関ということですし、私のほうからは、昨年の暮れからこの外部監査、包括外部監査の提案をずっとさせていただく中で、なかなか今議会まで具体的な答弁をいただけなかった。そしてその途中の答弁の中で、やっぱり財政的な問題というところで、そのコスト面のお話も部長のほうから言及がありましたとおり、そこを迅速に市民のために解決をしていく1つの道筋として、議会としても一定の方向性を行政とともに示していくという必要性はあるのではないかという、そういう理由から、今回こちらの提案理由とさせていただいている次第でございます。
最後に、先ほどおっしゃられました1名欠員というところの理由なんですが、そこに関しましては、今回の定数削減の提案理由の中で取り上げることではないと思いますので、お答えは控えさせていただきます。
91 ◯議長(南 良徳君) ほかに。────谷議員。
92 ◯7番(谷 展和君) 提案者に質問させていただきます。
簡単にちょっと確認したいんですけれども、先ほど
河部議員からも、なぜこのタイミングかというところで、お答えはされているんですけれども、2年前の2018年末に、当時の竹田議長のもとに、維新の市議が辞職をされて、現在16のところ15名、1減のままでやっていると。何とか議会で、議会運営には支障がないというところで、一定の理解はできますけれども、財政難というところで、それに充ててほしい。
しかし、本当にこの1か月、選挙1か月前のこの時期に議員定数削減案が出てくるというのが、本当に選挙のパフォーマンスとも取られかねませんので、もう少し早い段階でこの議論が出てこられなかったのかどうか、お答えいただきたいと思います。
あと、議員1名削減で約3,000万円の経費が出るというところで、その具体的な使い道も教えていただきたいと思います。
93 ◯議長(南 良徳君) 谷議員に申し上げますが、谷議員、賛成のところに署名されているんですよ。その辺はどうなんですか。この署名は間違っているんですか。
94 ◯7番(谷 展和君) 賛成ですけれども、きちっと聞きたかったことがあったので、ここで聞かせていただきました。
95 ◯議長(南 良徳君) じゃ、答えてください。山本議員。
96 ◯1番(山本優真君) ただいまの質問にお答えさせていただきます。
もう少し早いタイミングでやるべきだったんじゃないかという御指摘、これはやはりその御指摘が当たる部分もあると思います。やはり本来であれば、そういった議論を重ねるということは、一定必要な部分もあるかとは思いますが、今回私がこのタイミングで提案をした理由というのは、先ほど私が提案理由として述べましたように、そこの削減をした原資を不祥事の是正に資するように使っていただきたいと、そういう思いから提案したものでございますので、このタイミングになったということでございます。
それから、削減による経費がどれぐらいなのかという話なんですけれども、単純計算で報酬というのは4年分、年収をカットしていきますと3,000万円以上ございます。それに加えまして、例えば視察の費用であったりとか、
タブレット等の費用であったりとかというところを考えると、3,000万円以上の経費が浮いてくるという話です。
外部監査制度の中の個別監査ではなくて、包括外部監査を入れることによるコストは、平均で政令市を除く市町村の平均が、大体七百数十万円というふうに調査で分かっておりますとおり、そちらを、もし仮に充てることができるとすれば、その中で十分にできるのではないかというふうに判断をいたしております。
以上です。
97 ◯議長(南 良徳君) 谷議員。
98 ◯7番(谷 展和君) 私も賛成者というところで、提案の賛成というところで簡単にはさせていただくんですけれども、タイミングのところは分かりましたけれども、毎回改選時期に定数削減をしているというところで、これからまた改選後にもなると思いますけれども、定数削減する際は、もう少し時間を取ってしっかりと議論していきたいなというふうに思います。
あと、外部監査のところが七百数十万円というところで、残りの2,000万円以上はその財政難のほうに充てるという考えでよかったですか。
99 ◯議長(南 良徳君) 山本議員。
100 ◯1番(山本優真君) 先ほど残りの費用でございますが、あくまで先ほど言いました外部監査に係る平均コストでございますので、その平均コストが七百数十万ということですから、そのアッパーもございますし、もう少し低い可能性もございます。
もし仮にそれを今回定数削減、1減を仮に実現をしたとして、そちらに充てることになって、それがもし余るという話になったとしたら、そこに関しては、今回提案理由のほうには記載はしておりませんので、そちらに関しては、特に私のほうから具体的な提案をすることはございません。
101 ◯議長(南 良徳君) 大森議員。
102 ◯12番(大森和夫君) 今、賛成の署名をしている谷議員から質問が出ると。何でこんなことに、こんなことという言い方は失礼ですね。何でこんなふうになるのか。ちゃんと説明していないからでしょう。
事前にこういう問題は、当たり前のことでしょう。議会運営委員会でも諮る。各議員に説明もする。そういうのを全くされずに動議で出してくると。
例えばこういうやり方を行政がしたら、山本議員はどんな批判をしますか。児童扶養手当の説明がないと言うて、今日も批判していましたけれども、行政に対しては説明不足やと。ちゃんと説明せえと言うて自分の提案は、こうやって急に出してくると。こういうやり方というのはダブルスタンダードやないんですかね。まず、その点についてお答えください。
それと、原口議員が辞職された件ですけれども、やっぱりこれは議会とか議席について、どう提案者が考えているのかというのを知る上で、これはもうぜひ聞かせていただきたいと。その理由を明らかにしてほしいと思います。
原口議員の辞職については、山本議員も僕に対して同じ新家で、家も近かったので……。
〔「
議事進行」の声あり〕
103 ◯12番(大森和夫君) 家も近かったのでいろんな話を、この説明はちゃんとしますよというふうに山本議員は僕に、原口さんは説明に来て話もしますよと言うていましたわ。そういうのも一切ありませんわね。
今もいろんな市民の方から、何で原口さん辞めたんやということを聞かれるわけですよね。やっぱりそれはきっちり説明して、議席というのは市民から預かったものなんで、そんな一身上の都合で辞めるとかいうようなことは、もう絶対にあかんと思いますわ。
当時の議長は、もうこんなことはあって本当に残念やったということで、退任の挨拶で述べてはったけれども、そういうことが起こっていることについて、やっぱりきっちり説明して、議会や議席の重さ、これをどのように考えているかというのを説明してください。
それと……。
104 ◯議長(南 良徳君)
古谷議員、
議事進行出ました。
105 ◯8番(
古谷公俊君) 先ほども述べられていたんですけれども、大森議員の質問で、原口議員の話が出ているんですけれども、この質問に対しては、山本議員には一切関係はないです。一身上の都合ということなんで、個人に対することなので、辞めるか辞めないかは個人の自由なので、これはちょっとおかしいんじゃないかなと思います。
直接、本人いますので、直接大阪市内に行って、大森議員も聞いてください、場所も言いますので。山本議員は関係ないです、これは個人が勝手に辞めているので、それを認めたわけであるので、そのときに言っていただければいいと思います。だから、ここで、議場で議論することではないですね、今の意見について。
106 ◯議長(南 良徳君) 大森議員、続けてください。
〔「
議事進行」の声あり〕
107 ◯議長(南 良徳君)
梶本議員。
108 ◯6番(梶本茂躾君) 今の
古谷議員の話、これは我々の身分に関わる大事な定数削減ということについての案件でございます。そやから、議員ということのこの負託を受けてこの場へ出てきた人物が、そういうことをされたということを質問されていると思います。
やっぱりこれはもうその身分に関わることについて提案されている以上、そういう場合は、それは山本議員個人の話じゃないけれども、そういう議員が過去におったということについて、どうお考えであるかということを、僕らも聞きたいと思いますし、その辺、どういうふうに解釈したらいいのか、答えをいただきたいと思います。
109 ◯議長(南 良徳君) 大森議員、続けてください。
110 ◯12番(大森和夫君) そもそも、議席は市民から預かったもので、勝手に辞めたらあかんのですよ、議員はね。一身上の都合、その中身についてやっぱり説明する必要があるし、説明に来ますというふうに聞いているわけでしょう。
結局市会議員を、この泉南市の市会議員を辞めて大阪市会議員にちゃんとそういう理由があるなら理由を述べたらいいわけでしょう。そもそも勝手に辞めたらあかんのですよ、市会議員は。一身上の都合じゃなくて……。
〔「
議事進行」の声あり〕
111 ◯12番(大森和夫君) 言われへん理由があれば、それはそれで分かりますけれども、理由はあるわけでしょう。大阪市会議員選挙になったので、それは議員という仕事の重み、議席の重み、議席は市民から預かったそういう仕事ですよ。ほんなん、個人って説明を、僕が聞いたから説明するんじゃないですよ。
山本議員がおっしゃったように、やっぱりみんな議員にも市民にも説明する必要があるというふうに思うので、そのことについて、もちろん今も
古谷議員がおっしゃるように、もう勝手に辞めたことを追及するなと言うんやったら、そういう答弁でも構いませんけれども、この定数削減を提案する者として、議会や議席の重さをどのように考えているのか、この提案の仕方、こういう動議の仕方についても、議席や議案を軽く見ているんじゃないかということがあったので、質問しているわけです。
それと、適正な議席の数というのは何人だというふうに思っておられるのか。1名がいいのか2名がいいのか、財政状況が理由やったら、もっとたくさん減らすということも考えられると思うんですよね。
しかし、人口割合でしたらどうなのか。それから、各委員会を運営するためには必要な数はどうなのか、やっぱりそういうことの議論ということは問題だと思います。
ほんで、僕も今日言いましたけれども、
決算審査特別委員会のときは、15名で5人しか委員がいなかったんですよ。2人が正副で3人の中の質問ですると、ふだんは通常であれば7人でやって3日前後の議論が1日半で終わると。それはいろんな、それだから活発な議論が出なかったというようなことは言いませんけれども、やっぱり委員の数が減るとそんだけいろんな議論が、山本議員がおっしゃった監査、そういう監視する能力が落ちてくると思うんですよね。
そういうところも考えて、マイナス1というのはどういうふうな計算というか、基準で提案されたのか、お答えください。
それと、今回の定数削減については、以前でしたら、やっぱり泉南市であれば区長会とかいろんな市民団体からの要望があって、それに応える形で議論があったんですけれども、そういうものがあったのかどうか、それについてお答えください。
それと、不祥事を根元から断つ、そのために外部監査を、不祥事が出てきたので、その対応として外部監査が必要やとおっしゃったけれども、不祥事を断つためには、外部監査じゃなくて、僕は
決算審査特別委員会でも言いましたけれども、やっぱり職員の問題とか、市長のリーダーシップの問題とか、この大もとから解決しなければ不祥事というのは解決できないと思っています。
山本議員は、外部監査を置けば不祥事がなくなるということは、どういう理由でおっしゃっているのか、それは言いましたように、不祥事をなくす根本的な対策というのは何か考えておられるのか、それについてお答えください。
それからあと、外部監査ですけれども、今まで泉南市は、どこでもそうですけれども、議員選出の監査とそれから会計に詳しい税理士の先生ですか、そういう方が入って会計監査をしていましたけれども、その点についてのきっちりした議論がないまま、外部監査を置けばいいというふうな議論の跳躍には付いていけないんですよね。
ちょっとどういうふうなことで、今ある監査制度にどんな問題があって外部監査が必要というふうな提案をされているのか、そういうのをちょっと明確に答えていただきたいというふうに思います。
それからあと、議員定数のメリットとデメリットというものがあると思うので、そういうようなことについてどんなふうに考えておられるのか、その点についてお答えください。
112 ◯議長(南 良徳君) 田畑議員。
113 ◯14番(田畑 仁君) もうさっきからみんな同じことを聞いてはるし、
古谷議員が言うているとおり、原口議員は全く関係ないので、議会の議席の重みとかここで講釈言われても分からない。もっと本筋の質問をやってもらわないと。同じ質問をだらだらやっているだけで、山本議員も同じことばっかり言わなあかん話になるので、その辺、議長、さばいてください。お願いします。
114 ◯議長(南 良徳君) 山本議員、答弁をお願いします。山本議員。
115 ◯1番(山本優真君) 質問の項目がかなり多いので、少し時間をいただきたいと思います。
まず、先ほどから質問を私のほうにいただいております原口議員の件に関してですが、本人から一身上の都合で辞めるということですし、個人が考えていることを知りたいということですが、今回はあくまで条例の提案、しかも提案理由の中にこれは含まれておりませんから、ここで私の考えを披露することはございません。あくまで個人のことだというふうに思っております。
続きまして、事前に全く話をしていないという話でしたが、全く話をしていないわけではございません。昨日お話をさせていただいております。
3つ目に、児童扶養手当の返還金に関しては説明を求めていて、今回何で説明はなく、要はぎりぎりなのかという話ですが、児童扶養手当の返還金に関しては、これはあくまで問題です。問題として提起をしていることでありまして、その中身が透明性がありませんので、ここはしっかりと説明をしてくださいという話です。
今回この定数削減に関しましては、問題ではございませんので、そちらのほうは御理解いただきたいなというふうに思います。
続きまして、議員の適正数に関しましてですが、適正数に関する見解というのは、大学の教授等を含めて様々な見解がございます。それも都道府県によっても様々な傾向がございますことから、ここで適正数はどうだという明確な規定はできませんし、過去の泉南市議会の議論の中でも、適正数というものを明確に示した議事録というものは、僕は確認しましたがありませんでした。
一応、あくまで僕が参考にさせていただいたのは、大阪府内の自治体、それから類似団体、同じような人口規模の自治体がどれぐらいの議員定数なのかという話は、一定私のほうで調べさせていただきました。
例えば、阪南市は5万3,000人の人口に対して14人の議員定数、大阪狭山市に関しましては約5万9,000人に対して15名の定数、藤井寺市は6万4,000人に対して14名の定数、四條畷市に関しては5万5,726人に対して12人の定数となっております。当然、例えば摂津市8万6,000人の人口に対して19人という定数もございます。バラバラでございます。
ですから、今回私がこの適正数というところの質問ではございましたが、なぜ1減なのかという話は、先ほど私が提案理由で述べましたとおり、1名下げることによりまして、泉南市独自のこの不祥事を是正していくために、原資を捻出すると、そういう提案になっておりますので、そういう答弁でお願いしたいというふうに思います。
さらに、必要な委員の数はという話ですが、例えば四條畷市12人の議員定数なんですが、こちらに関しても常任委員会が2つございまして、それぞれが5人、6人かな、ちゃんと2つの常任委員会があって、しっかり機能をしているということでございます。
さらに、議員定数が14人の自治体に関しましても、同じように常任委員会が2つ存在して、場合によっては
特別委員会も2つ存在していると。今まで泉南市議会と同じような委員会の体制をとっている自治体が、私が見たところ全てでございます。
続きまして、不祥事是正の根本的な解決という話、質問がありました。あくまで泉南市の不祥事を是正していくことは、総合的にいろんな対策を練ってこそ是正ができるというふうに思っております。何も今回の外部監査制度を導入することによって、全てが解決するとは私は思っておりませんが、現時点で監査がなかなか機能しなかったという側面もございます。
ですから、しっかりとできることはやっていく。全国の自治体の中で、外部監査制度、包括外部監査を導入している自治体は複数ございます。その包括外部監査制度を導入する理由として、不祥事の是正であったりとか、行政の透明性というものを理由にして導入している自治体というものは複数ございますので、そちらと同じような考えで、今回提案させていただいているわけでございます。
あくまで総合的に、当然リーダーシップも必要ですし、当然職員の意識改革も必要です。全てひっくるめて変えるべきだというふうに思います。
さらに、外部監査がなぜ必要なのかというのは、今言うた答弁なんですけれども、今やっている監査委員とはまた別で外部監査を設けることになりますので、今の泉南市の中で行われている監査制度を変えるというよりかは、プラスアルファで外部で監査いただける人を付け加えると。
そこの違いに関しましては、外部監査制度の包括外部監査はテーマごとに、その監査人がテーマを決めてそれを深掘りして監査を進めていくということになります。
ですから、1年間という契約をかけて、例えば今回のし尿くみとり券というテーマであれば、し尿くみとり券のみをしっかりと掘り下げて、細かいところまで監査をいただける。そういうものになっておりますので、今現行の監査委員のシステムではなかなかできないところを、外部監査で補うということは必要なのではないかというふうに、提案者としては考えている所存でございます。
以上です。
116 ◯議長(南 良徳君) 大森議員。
117 ◯12番(大森和夫君) 議会の重み、それから議席の重みというのをちゃんと説明してほしいわけです。どのように考えているか。その中で言うているのが、1つがもう原口議員の辞職のことを取り上げて言うているわけですよ。これが一番具体的で分かりやすいと思うし、山本議員は原口さんにちゃんと説明させますよとおっしゃっていたんですね。その約束を果たされるかどうかということですよね。
それはどうなんですか、原口さんに責任持って説明させるというふうな気持ちはあるのか、ないのか、それからまた議席の重みについてもお答えください。(「いやいや、関係ない話やから」の声あり)
昨日話をしたと言うたけれども、私は昨日聞きましたけれども、賛成者が質問するということですよ。今も言うたように、分からない中身があるから確認したいと。これはどれだけ急なことで、こういうやり方が正しいのかどうかという判断基準には十分なると思いますよ。
ちゃんと説明していれば、賛成者が質問することもなかったやろうし、こういう賛成者がやっぱり市民の前に明らかにしたかったんでしょうね、こういう問題についてどうなのか。本人が聞いていなかったこともあるかと思いますのでね。
それと、定数をどのように考えるかということですけれども、僕ももう10年前になるのか、副議長になったときに、議長会の学習会に行きましてね、中央大学の佐々木さんとかいう有名な地方自治の、山本議員御存じの佐々木何とかさんですね、という方の講義を聞きました。
おっしゃっていたのは、議員が定数削減なんて提案するものじゃないと。それは議員自身が、もう議員は要らんというふうに言うているようなもんやということをおっしゃっていました。
先生があとさらに続けて言うたんは、こういう学習会をするとみんな議員の人は分かったと理解してくれるんやけれども、地元に帰ればやっぱり議員の数が多いとか給料取り過ぎやとかいうて、やっぱり削減の話があるというて議員削減にみんな賛成していくんやというお話をされていました。
その方はもちろん何が言いたいかというと、議員削減について、これはやっぱり地方政治とか地方議会とか地方自治を弱めていくということに警鐘を鳴らしてはると思ったんですよね。
だから、いろんな意見があるというふうにおっしゃっていたけれども、やっぱり議員の定数削減というのは、もう下げればええ、ちょっとパフォーマンスということもあるとかいうて質問もありましたけれども、そういう嫌いがあるんじゃないかというふうに思います。
どういうふうにして定数を考えるかというときに、その先生がおっしゃっていたのは、
河部議員もおっしゃっていたけれども、委員会でどういう委員会で何人ぐらいの数が要るんかと。泉南市独自のどういう課題があるのかと、そういうところから、委員会の構成から考えていって、議員の数を考えてくださいというふうにおっしゃっていたんですよね。
だから、最初にマイナス1ありきじゃなくて、やっぱり委員会の体制、どういう委員会が大事なのか、泉南市の教育問題を解決するにはどういう委員会、特別なものが要るのかどうかとか、そういう議論を通じてやっぱり定数は考えるべきだというふうに思うので、今回の提案というのも、あまりにも唐突過ぎて、賛成はできないということなので、その点についてもお答えください。(「議長、さばいてよ。こんなん聞いてられへんから」の声あり)
それと、監査が機能しなかった理由というのは何なんですかね、監査が機能しなかったから特別監査を置くとおっしゃったけれども、具体的に監査が機能しなかったというのは、どういうことを指しておっしゃっているのか。
監査が機能を果たしていなかったら、それはどういう問題があって、それは解決できない問題なのか、それはもうやっぱりできたら監査を、そういう機能が持てるように改善していくと。実際にもう監査の方も特別監査や随時監査をしながら、このくみとり券の問題に取り組んでおられましたよね。そういうことが可能だというふうに思うんですよね。
これができれば3,000万の浮いたお金を前回みたいに子ども医療費助成制度に回したようにね……。
〔「議長、
議事進行」の声あり〕
118 ◯12番(大森和夫君) 給食のお金とか、そういうふうなのに回すことができるわけでしょう。だから、外部監査なんか置くからそんなん引き下げるじゃなくて、本来前のときに議員が賛成したように、多くの議員が賛成したように、やっぱり福祉や教育に回すというふうな提案ができるのに、外部監査を置くからというような形で、これを充てるというのは問題やと思うので、今の監査で機能しなかった理由ですね。それはどんなふうで、どういうことを具体的に指しておられるのか、その点についてお答えください。
119 ◯議長(南 良徳君)
古谷議員。
120 ◯8番(
古谷公俊君) ちょっと質問の趣旨が変わってきていますので、もっと端的に的確に質問していただきたいと思います。議長のさばきもよろしくお願いします。
121 ◯議長(南 良徳君) 答弁を。山本議員。
122 ◯1番(山本優真君) お答えさせていただきます。議会の重み、議員の重みについて、先ほど質問をいただきましたのにちょっと答弁できませんでした。答弁が漏れていましたね。
議会の重み、議員の重みというのは十分に私自身も感じております。当然重たい、市民から負託を受けた身として重たいものというふうに感じておりますが、先ほどから申しましたように、原口議員個人の話に関しましては、ここでの答弁は控えさせていただきます。
ちゃんと説明していないのではないかという質問もございましたが、先ほど質問をいただきました谷議員とは、いろんなお話を昨日させていただいております。
その上で、谷議員もいろいろと御研究いただきまして、今日話をしたような質疑、答弁も昨日話をしております。
しかしながら、こういう場で市民の皆さんに分かるように質問をいただく分には、この議論をこの場で闊達にできるという意味では、ありがたいなというふうに感じております。昨日の時点でも話はしております。
議員定数削減自体が、地方自治を弱めていくのではないかという話がありましたが、先ほど質問された大森議員の質問に関しましては、4年前の質問と同じ質問の内容になりますので、ここでは答弁は省略します。
あくまでパフォーマンスではありませんし、議員定数の削減が地方自治を弱めていくという論理になりますと、四條畷市とかほかの自治体のように、議員定数を削減している議会が、あたかもその監査機能、チェック機能が弱まっているというふうに、そういうことは決してありませんので、そういうわけではないというふうに思います。
委員会の構成から考えるべきではないかという話ですが、先ほどから話をしているように、今議員の数は15名です。15名の中で常任委員会等を運営しているわけですし、今の時点で十分機能をしていますし、15人になった時点で常任委員会の人数については、一定の議論がされておりますので、そちらに関しましては、先ほどの条例案の中に記載されているとおりの常任委員の人数でよろしいかなというふうに思います。
最後、監査が機能を果たさなかったという、まだ、その監査委員に僕はなったことがありませんから、詳細に関しては分かりかねますが、例えばし尿くみとり券の公金の横領の問題についても、これを探っていこうと思ったら、かなりの労力がかかります。
とてもじゃありませんが、専門知識を有する方が複数人おればいいんですが、例えば議員もこちらで選出されております。全体の予算の中で、全体のお金をチェックしていく中で、特定のところを深掘りして調査を進めていくというのは、かなりの時間を必要とします。
そういう意味におきましては、テーマ別でそこを絞ってチェックができる外部監査委員が、一番そこに関しては適正ではないかというふうに感じて、今回提案をさせていただいております。
以上です。
123 ◯議長(南 良徳君) お諮りいたしますが、まだ皆さん、たくさん質問がございますか。あるようでしたらちょっと休憩を取りたいんですけれども。
では、会議の途中ですが、午後1時30分まで休憩いたします。
午後0時17分 休憩
午後1時30分 再開
124 ◯議長(南 良徳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を継続します。質疑ありませんか。────
梶本議員。
125 ◯6番(梶本茂躾君) 1つは、大森議員もちょっと言われたんやけれども、議席の重みについて1議席減らすということに対してどのように考えられているのか。
それと、身を切る改革ということで、これは現職に対しては身を切る改革になると思うんですけれども、現在市民であって、これから政治を目指す人たちが立候補予定者の人たちが、この直前になって定数削減ということについて、どのように考えられるかということについて、山本議員はどういうふうにお考えでしょうか。
それと、私も泉南市の議会基本条例の制定に当たりまして、2年間委員長をさせてもろうた中で、各地方の議会について調査をいたしました。その中で定数削減を言う前に、報酬削減をして定数をかえって増やすという議会もあったと思うんですけれども、その点についての今回の提案の中で考えがなかったのでしょうか。
それと、この条例の中の2番のほうなんですけれども、第2条第2項中総務産業常任委員会8人を総務産業常任委員会7人に改めると、人数を固定されておりますが、御存じのように今厚生文教常任委員会が一応8人ということになると思うんですけれども、その年、その年によってその常任委員会はどっちかに片寄った重要案件が出てくる場合があると思いますので、人数固定じゃなしに、7から8名と、両委員会をされるお考えがないのかということ。
それともう1つは、外部監査について、かなり意見をお持ちだと思うんですけれども、監査、僕今現在監査委員をさせていただいていますけれども、私たち議員、あまり数字には強い人がおられると思いません。私も全然数字には、うといほうですけれども、ただ、代表監査の方は専門家で数字には専門家であります。
しかしながら、予算等について事業の中身については、あまり詳しくないと思います。それを一緒に監査している中で、こっちから情報提供するような場合も多々あると思うんです。
外部監査をされるということですので、外部監査の人に対して、その事業内容とか行政の中身、どういう仕事をやっているかということについて把握された外部委員というのがおられるのかどうか。
現在も、そういう外部監査をされている自治体の中での成功例とか、そういう事例を一応調べた上で外部監査と言われているのか、その点についてお答えいただきたいと思います。
126 ◯議長(南 良徳君) 山本議員。
127 ◯1番(山本優真君) ただいま御質問をいただいた点を順番にお答えしていきたいと思います。
議席の重みについては、先ほど共産党の大森議員から質問をされたときの答弁なんですけれども、やはり市民から選ばれた身として、やはり重たいものだというふうに自分自身は思っております。
当然6万数千人の中からの代表者ですから、その重みというのは十分に理解をして、これからもやっていかなければいけませんし、そのように考えております。
身を切る改革についてに関連して、新人がどういうふうに考えておられるかみたいな、そういう話がありましたけれども、やはり定数を削減するということの1つのデメリットとして、やはり当然定数が下がるわけですから、新人が新たに参入をしてくるということに対して、やはり難しくなるであろうという論文を書かれている教授もいらっしゃいます。
そういったデメリットもあるんですけれども、先ほど多分大森議員の質問にもあって、多分そのときお答えできていなかったと思うんですけれども、そこは1つのデメリットなのかなというふうには思います。
ただ、やはり選挙に出る方というのは、定数が下がったからといって出る、出ないというわけではなく、やはり泉南市のためにという思いで出られる方が多いとは思いますので、一定そこのデメリットは、私も理解しているところではございます。
定数を逆に増やして報酬減という考えはなかったのかという話なんですけれども、今回の趣旨というのは、やはり不祥事の是正というところで、外部監査という、そういうロジックがありますので、今回はそちらに関しては自分の中では考えていなかったということでございます。
総務産業常任委員会の改正案にあります8人から7人に変えるというところに関しましては、一応ここの中では7人というふうに明記をしているわけですが、ここに関しましては、先ほど私のほうから示した類似自治体の常任委員会の人数構成とかというものを見させてもらったんですけれども、やはり奇数の泉南市のようなところの委員会というのは、やはり片方が1人多い状態になっているのもまた事実でして、ここをどうするかというのは、これからまた改選がある中で、また随時議論される内容なのかなというふうに思いますので、そこは一定、これからも議論するところなのかなというふうには思います。
今回の外部監査の事業内容なんですけれども、いろいろと調べさせていただきまして、例えば大阪府内であれば八尾市がやられています。丸亀市、坂出市とか、東京では八王子市とか、いろんなところでやられています。
基本的に、その契約をして、その専門家の方が一定のテーマで研究をしていく中で、当然独自の事情に応じて説明をしなければいけなくなるとは思いますが、そこに関しては、当然行政側なのか議会側なのかは分かりませんが、一定そこは連携を取った上で、そのテーマについて掘り下げていくために、そういう情報の共有というのはあるんではなかろうかなと思います。
ここの事例研究の中には、そこの細かい部分というのは記載されておりませんので、そこはまた引き続き私のほうで研究を進めていきたいなとは思います。
ただし、導入をするメリットというのが、ここに記載されているところは、ほとんどやはりメリットが多くて、導入のデメリットというところが全体的に少ない状況になっています。
メリットとしては、やはり例えば城山町なのかな、外部監査の結果報告の中の指摘、意見等は今後の行政運営を進めていく上での参考となっているであったりとか、あとは適正な事務執行等に関してチェックを入れるため、職員への意識啓発などの効果があると。様々なメリットがここに記載されておりますので、詳しくお知りになりたい場合は、この資料を提供させていただきますので、私のほうからの答弁は以上とさせていただきます。
128 ◯議長(南 良徳君)
梶本議員。
129 ◯6番(梶本茂躾君) 今の外部監査について、これは今回の条例について関係はしないと思いますけれども、提案理由の中の1つとして外部監査ということを言われたので、これについてもっと議論もしていただきたいと思いますし、今後その外部監査というのが成功するかしないか。これは各市の状況にもよると思うんですけれども、その点も考慮の上、考えていただきたいと思います。
それと、結局人数を減らすということは、泉南市の場合、会派制を取っております。私は不幸にして1人になっておりますけれども、ほとんど会派制になっております。
人数を減らした場合に、会派を構成される、いうたら大会派とか、そういうところの意見がよく通るんじゃないか。議会内での賛否をする場合において、そういう危惧があると思います。
その点について、いろいろの意見を議論しながら、議会の中の議会改革ということも含めて、議論が多ければ多いほうがいいと思うんですけれども、だんだん議論が少なくなる可能性があると思いますが、この点についてどういうお考えをお持ちでしょうか。
130 ◯議長(南 良徳君) 山本議員。
131 ◯1番(山本優真君) あくまで私の個人的な意見ではございますが、定数が段階的に下がってきている傾向というのは、どの自治体でも全国あるかとは思います。
その中で、どの自治体も昨日調べたのは2つの自治体ですが、やはりそういう議論というのはあります。
議会の構成の中で、その多い会派がという話はあるんですけれども、定数を削減していく中で、やはり精鋭化していくという話ですから、ただ一方で泉南市には、しっかりとした議会の条例がありますので、議員間討議であったりとか、様々な方法、議論する手法というものが中に明記されておりますから、もしこれが可決された暁には、そういった様々な手法を採り入れるというのも、かなり重要なのではないかなというふうには思います。
132 ◯議長(南 良徳君)
梶本議員。
133 ◯6番(梶本茂躾君) 今回の提案理由の1つに、行財政改革の1つで、言うたら報酬、定数削減というのは報酬が1人分減るということも踏まえて提案されましたけれども、この辺のところ、それならば反対にいえば、定数を大幅に5人、6人とそういう極端な改革もあり得ると思われますけれども、その点についてお伺いしたいと思います。
それと、定数削減イコール行財政改革というこの論理もちょっとおかしいなと思うんですけれども、行財政改革は、特に行政について行政の無駄を削るのが行財政改革だと思います。
身を切る改革ということで、我々の人数を減らす、定数を減らす、あるいは報酬削減というのが、身を切る改革だとしたら、行政に対してこの提案理由の中の、こう言うたら失礼ですけれども、こびるような行財政改革を議員がやりますよというようなことも、ちょっとおかしい話じゃないかと思いますので、行財政改革は、行政の中の無駄を省く改革だと思っておりますけれども、その点についてお考えをお示しください。
134 ◯議長(南 良徳君) 山本議員。
135 ◯1番(山本優真君) お答えします。4年前も同じような定数削減の議論の中で、今、
梶本議員がおっしゃられたような議論というのがされていたと思います。自分も勉強させていただきました。
1つの財政状況、財政難というところを突破するための身を切る改革であれば、定数を1減ではなく2減、3減という、そういう議論が成り立つのもそうだと思います。
しかしながら、今回は自分の今提案している解釈としましては、財政状況が著しく悪い、財政難になっている、その状況の中で、やはり起きるべきではない不祥事がたくさん起きていますと。そこに対して、要は1円たりとも無駄にしないために、そこの是正を図っていく。
さらには、この要は不祥事以外の例えば事業の見直しであったりとか、そういうところも外部監査を1つテーマに上げて、掘り下げていくことができますので、そういった観点で不祥事の是正、そして事業の見直しというものを、外部監査の方をもし提案して通った暁には導入をして、それを推進していくことによって、財政状況の要は財政難を突破というのを目指していくと、そういうロジックで今回提案をさせていただいているわけでございます。
以上です。
136 ◯議長(南 良徳君) ほかに。────以上で本件に対する質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
137 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって本件につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これより討論を行います。討論はありませんか。────
河部議員。
138 ◯4番(河部 優君) 山本議員提案の議員定数削減(案)に対して反対の討論をしたいと思います。
理由はもうただ1つであります。やはり議論の時間が少ない、これに尽きるのかなというふうに思います。
先ほども質問させていただきましたけれども、議員定数あるいは報酬、議員それぞれの身分に関わる内容については、私はやはり議会の中でしっかりと時間を取って議論すべきだというふうに常々思っておりました。
そのことについては、以前からずっと山本議員にも申し上げていたというふうに思いますし、山本議員はそういう議論をしようということも提案していたのも知っております。
ただ、議会の中としてそういった議論をこれまでする時間がなかったということも含めて、反省しなければいけない点もあるのかなと思いますけれども、今回動議として出された内容については、やはりあまりにも時間がなさすぎるという点で、反対をしたいというふうに思います。
そして、私たちはそれを決めれば、当然市民に対して説明をしていく責任がございますし、市民から問われたとき、なぜ1名削減したんだということも含めて、私たちは説明しなければいけない。
その理由の1つとして聞いた中で、外部監査のそういった予算にも充てていくというようなこともありましたけれども、私はそれだけではなかなか説明が果たせないんじゃないかなというふうにも、私自身は思います。
もう1つ言い換えれば、議員は市民の皆さんから選ばれて行政をチェックする役割を果たさなければいけないというように思っております。そういう意味では、議会から派遣している監査委員は、なかなか限界があるのかなと思いますけれども、それでもやはりいろんな資料を提供してもらいながら、チェックをしなければいけない役割を担っております。
そういう意味では、1名減らしてその予算で外部監査を求めていくということは、すなわち私たち議員としての、もう限界を示してしまうことにつながるのではないかなというふうにも思いますので、様々な理由はありますけれども、その1点のみで反対したいというふうに思います。
139 ◯議長(南 良徳君) 大森議員。
140 ◯12番(大森和夫君) 議員定数削減に反対の立場で討論いたします。
私を含めて何人かの議員から、議席、議会の重みについてどう考えているのかという質問がありました。重く思っていますということがありましたが、これでは答弁になっていないと思います。重く思っているのであれば、時間を取って定数をどうするのか、議会の在り方をどうするのか、そういう議論をきっちりやるべきです。
賛成した議員からも質問が出るような形では、決して重みを持って、議席の重みが分かってやっているやり方ではないと思います。
原口議員のことを何度も聞くのも同じ理由です。勝手に辞めたから、もう問題にする必要はないというのであれば、これは議席の重みを考えているものだというふうには思いません。
私は、山本議員の意見には賛成しませんが、しかしその議論を封じたり、時間が不十分で辞めるようなことはしたいと思っていません。議席の重みを感じているのであれば、やっぱりきっちり議論すべきことは議論する、そういう姿勢が足りていないのではないでしょうか。
また、行政に対しては、説明が不十分だ。そういう議会を軽視していると、そういうことを何度もおっしゃっている、そういう中で、これこそ議会に対する軽視の表れではないでしょうか。
こういう行政には厳しく、議会には多数が取れるからということがあるかもしれませんけれども、十分に議論をしないまま、動議、採決で決着を付けようというやり方はダブルスタンダードで、これも理解が得られるものではないというふうに思います。
それと、不祥事の問題ですけれども、外部監査がなぜ必要かという理由も回答も、きっちりした答弁になっていないと思います。不祥事の原因は市職員の問題であったり、皆さんが何度も取り上げるような市長のリーダーシップが問題です。
ここをどのようにしてメスを入れたり、改善していくか、それが第一であって、外部監査をしたからよくなるというようなことの説明は、十分していただけなかったと思っております。
それに、現在の監査でできていないとおっしゃっていましたけれども、その理由も明らかに、現監査が機能していないという話、答弁もありました。そういう質問に対しては、自分は経験していないから分からないと。これもやっぱり回答になっていないと思います。外部監査をしなければ議員の定数削減をした場合の浮いたお金は、今、泉南市が一番抱えているような教育や福祉の予算に回るわけです。
4年前は、そういう予算に回しました。そういうことも正しいかどうか、どうなるかは別ですけれども、やっぱり議論する必要があると思います。そういう議論がないままの、こういう定数削減のやり方というのは、やっぱりよくないというふうに思います。パフォーマンスではないか、そういう心配をする声が賛成者から上がったのも当然だというふうに思います。
そういう意味で、今回の定数削減には反対いたします。議員の皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。
141 ◯議長(南 良徳君) ほかに。────以上で本件に対する討論を終結いたします。
これより本件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
142 ◯議長(南 良徳君) 起立多数であります。よって泉南市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。
〔「議長、動議」の声あり〕
143 ◯議長(南 良徳君) 森議員。
144 ◯15番(森 裕文君) 今朝方、この本議会の冒頭で、竹中市長が手を挙げられて、この度重なる不祥事における市長の責任について、市長自身に課せられるべき処分について、唐突に、あまりにも唐突に、今頃になって発表をされました。
その処分は、誠にいいかげんと言ってはなんですが、甘いものであって、私は到底承服できません。納得できません。
この際、竹中勇人泉南市長に対する不信任の決議案を直ちに議題とされんことを望みます。
145 ◯議長(南 良徳君) ただいま森委員から動議の発言がありました。
本動議に対し、賛成者の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
146 ◯議長(南 良徳君) 所定の賛成者がおられますので、動議は成立いたしました。
それでは、文書を提出してください。
〔動議文書提出〕
147 ◯議長(南 良徳君) 竹中勇人泉南市長に対する不信任の決議案が提出されました。
議案書を準備するため、その場で暫時休憩いたします。
午後1時57分 休憩
午後1時58分 再開
148 ◯議長(南 良徳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。この際、竹中勇人泉南市長に対する不信任の決議案を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」の声あり〕
149 ◯議長(南 良徳君) 御異議がありますので、本件については、起立により採決をいたします。
お諮りいたします。本件を日程に追加し、議題とすることに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
150 ◯議長(南 良徳君) 起立少数であります。よって本件を日程に追加し、議題とすることは否決されました。
以上で本日の日程は全部終了し、今定例会に付議されました事件の審議は全て終了いたしました。議員各位におかれましては、連日にわたり慎重なる御審議を賜り、誠にありがとうございました。
それでは、閉会に当たりまして、私のほうから一言御挨拶を申し上げます。
今定例会におきましても、新型コロナウイルス感染症の予防対策とし、議員の皆様及び理事者の皆様並びに傍聴の市民の皆様に、マスク着用等のお願いをいたしました。
このような対応に御理解と御協力をいただき、予定どおり全ての日程を終えることができましたことを、改めて御礼を申し上げます。
皆様が一日も早く安心できる日常生活を取り戻し、新型コロナウイルス感染症が終息いたしますことを祈念いたします。
さて、本会議場において皆様とお会いすることは特段の事情がない限り任期中、本日が最後になろうかと思います。私たち議員は、平成28年10月、市民の皆様の期待を担い、この泉南市議会に議席を得ました。
そして、間もなく4年の任期を終えようとしております。この間、数多くの難題を抱えながらも、市民の負託に応えるべく、時には激しい議論が交わされることもありましたが、今日まで大きな混乱もなく円滑なる議会運営ができましたことは、議員各位の御協力と御理解、また市長をはじめ、理事者各位の御協力のたまものと、心から御礼を申し上げます。
また、理事者各位におかれましては、これまで議員各位が述べてまいりました意見等に留意され、市政発展のため一層の努力をされんことをお願い申し上げます。
いよいよ市議会議員選挙も間近に迫ってまいりましたが、再び立候補をされます議員各位には多忙を極められることと存じますが、どうか健康に十分留意され、全員が当選の栄を得られ、再びこの議場で顔を合わせることができますよう、御健闘を心からお祈り申し上げます。
また、勇退される議員各位におかれましては、泉南市議会への経験を今後の人生の糧としていただきたいと思います。お疲れさまでございました。
最後になりますが、これからの泉南市の一層の発展と竹中市長をはじめ、職員の皆様、議員各位の御健勝、御多幸を心からお祈り申し上げ、閉会に当たっての私からの御礼と御挨拶とさせていただきます。
これをもちまして、令和2年第3回泉南市議会定例会を閉会いたします。どうもお疲れさまでございました。
午後2時2分 閉会
(了)
署 名 議 員
大阪府泉南市議会議長 南 良 徳
大阪府泉南市議会議員 堀 口 和 弘
大阪府泉南市議会議員 澁 谷 昌 子
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