泉南市議会 2020-06-09
令和2年第2回定例会(第6号) 本文 開催日: 2020-06-09
理事者から
提案理由並びに内容の説明を求めます。幡中副市長。
22 ◯副市長(幡中 力君) ただいま上程されました議案第33号、泉南市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてにつきまして御説明申し上げます。
議案書は、5ページをお開き願います。
提案理由につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により、被保険者等の収入の減少が見込まれる場合において、既に納期限が経過した
国民健康保険料及び保険税につき、減免申請を行うことを可能とするため、本条例を提案するものでございます。
それでは、改正内容について御説明申し上げます。
議案書は6ページを、補助資料は5ページをお開き願います。
特別な理由がある被保険者に対し、
国民健康保険法第77条の規定に基づき、
国民健康保険料及び保険税について減免を行っていますが、今般、国の
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策において、感染症の影響により、一定程度収入が下がった被保険者等に対し、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの納期限が設定されている
保険料または保険税につき、免除等を行うと示されたため、本市
国民健康保険条例第47条第2項にただし書を、また附則に1項を加えることにより、既に納期限が経過した
国民健康保険料及び保険税についても、減免申請を行うことを可能とするものであります。
なお、この減免に要する費用については、全額国から財政措置が行われる予定です。
施行期日は、公布の日でございます。
以上、甚だ簡単ではございますが、議案第33号の説明とさせていただきます。御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
23
◯議長(南 良徳君) この際、お諮りいたします。本件につきましては、
会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
24
◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって本件につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これより質疑を行います。質疑はありませんか。────和気議員。
25 ◯13番(和気信子君) 今回こうした形で国からの国保のこの減免、コロナ感染で仕事がなくなられた方に、国からのこの支援があるということは、すごくよかったかなというふうに思いますし、泉南市においては、他市ではいろいろ国保についても、減免とかいろんなことを対応していますが、泉南市においては、ない状況の中で、この国がされているということは、すごくよかったかなというふうに思います。
もうちょっと聞きたいんですが、このただし書の追加という形でなっていますが、これはコロナ感染症にかかった方に限ると思いますが、この日付、これは2月1日から令和3年3月31日までとなっていますが、この後、この令和3年3月31日までのところということなんですが、これ以後はどうなるのか。
わざわざこれは条例のこの改正を、抜本的に改正せずに、ただし書において日付も設定されて、こういうふうになっていますが、その辺は今後どうなるのか、その点を教えてください。
26
◯議長(南 良徳君) 野澤理事兼福祉保険部長兼福祉事務所長。
27 ◯理事兼福祉保険部長兼福祉事務所長(野澤幸徳君) 今回のコロナの感染症の影響により、収入が減少された世帯の方に対する減免というのが、一定国のほうから財政支援が示されまして、その財政支援に応じて今回要綱の制定、もしくは今回の条例の改正をさせていただいているところでございます。
現在、国のほうではその対象とするのを、今、議員から御指摘がございましたように、令和3年3月31日まで、要は、令和2年度までの
国民健康保険料・税に対するものということが示されているところではございます。
本市においても、現在のところ、その規定といいますか、その基準に沿った減免のほうを考えておりますが、今後、当然第2波、第3波の
可能性もございますが、当然それに応じた国の動きもあると思います。その辺を注視して、令和3年3月31日以降の体制についても考えていきたいというふうに考えております。
28
◯議長(南 良徳君) 和気議員。
29 ◯13番(和気信子君) じゃ、今後は来年度においては、またその情勢によって、これを改正するかただし書を増やすかというような形で、これは議論されるということで捉えたらよろしいですね。また、お答えください。
それから、具体的に軽減、亡くなられた方は全額免除ということでお聞きしているんですが、あと仕事がなくなった方とか収入が減った方については、減額のこの減免の率が変わってきますが、申し訳ないんですが、具体的に教えてほしいんですが、300万円以下のときは全部免除、そしてその後、400万円は10分の8という形で免除されるということで、すごく助かるのかなというふうに思います。
一般家庭、大人2人、
子ども2人の普通のそういった方は、どれぐらい減額されるのか、この何分の1とか何分の2とかとありますけれども、分かりませんので、どれぐらい減免を、支援をしていただけるのか、その点分かれば教えていただきたい。
それからもう1点は、今回、もう6月から10回払いで
国保料が算定されて納付書が送られますが、この減免についても、なかなか難しいので、その納付される
国民健康保険に加入している方々への通知ですね。
保険料を支払う方と、それから減免の対象になる方々に対しては、通知はどのようにされるのか。
納付が来たら、また上がっていますからね。この2年度においては、
国保料も上がっていますので、えらいことやというふうに思いますし、しかしながら、またこのコロナのいろんな関係で収入が減っている方については、減免があるからよかったかなというふうに、いろんな形で思いはいっぱいあると思うんですが、きちんとそれを市民にとってお知らせをして、きちんとお金もまた
保険料も払っていただかないといけませんので、しっかりと市民にはお知らせをしていただきたいというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。
30
◯議長(南 良徳君) 野澤理事兼福祉保険部長兼福祉事務所長。
31 ◯理事兼福祉保険部長兼福祉事務所長(野澤幸徳君) まず、令和3年3月31日以降につきましては、国の状況等、またその感染の拡大の状況、その辺を踏まえて検討していきたいというふうに考えております。
2点目の減免額がどれくらいかというところでございますが、条件としまして、まず大きく3点ございまして、1点目としまして、前年度の収入が10分の3以上減少しているということと、前年の合計の所得が1,000万円以下であること。
もう1点が、減少が見込まれるその収入以外の前年所得の合計が400万円以下であるという、この条件に合致する方が対象になります。
その上で、前年の合計所得に応じて減免の率が決められております。前年所得が300万以下である場合は全部ということになっております。
したがいまして、例というのはなかなか、その所得が1つというか、収入がいろいろある場合もございますし、1つの収入の場合はありますので、なかなか例示というのは、個々難しいところではございます。
例えば40代の夫婦の方で、2人世帯で世帯所得が200万であったということであれば、大体年間40万6,200円の
国保料が賦課されるというふうにされておりますので、今申し上げた3つの条件ですね。その条件に合致するような場合については、所得が300万以下でございますので、全額免除というふうな形になるかと思います。
ただ、所得はいろいろございますし、個々違うと思いますので、それは個別にまたお問合せいただけたらと思います。
もう1点ございましたね。(「納付書のこと」の声あり)ああ、ごめんなさい、納付書ですね。
周知につきましては、当然、来週辺りに令和2年度の納付書を各世帯のほうに送らせていただく予定にしております。
その納付書に併せて、チラシのほうを毎年入れさせていただいているんですが、その中に今回のコロナウイルスの減免の御案内をさせていただいております。
また、ホームページにもその減免がありますというようなこともお知らせしておりますし、また6月号の広報におきましても、ちょっと詳細までは書けていないんですけれども、コロナウイルスの感染症で収入が減った方については、減免がございますというような部分も入れさせていただいておりますので、その辺のところで引き続き、周知を徹底していきたいというふうに考えております。
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◯議長(南 良徳君) 和気議員。
33 ◯13番(和気信子君) ありがとうございました。また、どれぐらい減らされるかも算定されていますよね。次の
保険料は、もう送付するわけですから、あなたのところはこれだけですよと、年間
保険料はこれだけですよというのを発送するわけですから、それが分かればいいかなというふうに思ったので、お聞きしました。
それと、今回は年度において
国保料が上がっていますので、6万円高額に上がって、それでスライドでそれぞれ上がっていますので、受けたときに何で上がっているのかなとか、いろんな思いもありますし、また今回このコロナでいろんな収入が減っている場合においては、減免ができるということもありますので、それを見た方々が難しいから分かりにくいときには、もう多分国保年金課、国保のほうにいろんな問合せもあると思いますので、すごく大変な状況にもなると思いますので、きちっと対応と、それから丁寧な説明をしていただきたいんです。
難しいので、私たちが聞かれてもなかなか分からないし、やっぱり市民にとってはお金の問題ですので、しっかりと対応をお願いしたいなというふうに思いますので、その点、いかがですか。
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◯議長(南 良徳君) 野澤理事兼福祉保険部長兼福祉事務所長。
35 ◯理事兼福祉保険部長兼福祉事務所長(野澤幸徳君) 窓口対応につきましては、日頃から市民の方に御丁寧に御説明するようには努めているところでございますが、今回はいろんなケース、減免に対する対象の方もかなりおられると思いますので、その辺は丁寧に、より丁寧に御説明をさせていただきたいというふうに考えております。
36
◯議長(南 良徳君) ほかに。────以上で本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。
以上で本件に対する討論を終結いたします。
これより議案第33号を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
37
◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって議案第33号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、日程第9、委員会提出議案第2号「梶本茂躾議員に対する議員辞職勧告決議について」を議題といたします。
本件につきましては、梶本茂躾議員の一身上に関する事件でありますので、地方自治法第117条の規定により、除斥を求めます。
〔梶本茂躾議員退席〕
38
◯議長(南 良徳君) 本件に関し、提出者を代表して、森 裕文議員から
提案理由並びに趣旨の説明を求めます。森議員。
39 ◯15番(森 裕文君) ただいま上程されました委員会提出議案第2号、梶本茂躾議員に対する議員辞職勧告決議について、決議案の朗読をもって
提案理由の説明とさせていただきます。
梶本茂躾議員に対する議員辞職勧告決議(案)。
梶本茂躾議員は、4月10日未明、市民の方が
新型コロナウイルス感染症に感染されたという大阪府の発表を受け、感染された方の人権を侵害するような信じ難い表現を用いて、自身のフェイスブックに投稿したものである。
このような行為は、新型コロナウイルスに感染された方を傷つけただけでなく、周囲からの心無い言動や過剰な反応などにより、大変苦しんでおられるご家族に対する偏見や差別を助長するものであり、断じて許されるものではない。
本市においても、市民の皆様に対し、
新型コロナウイルス感染症についての正確な知識や正しい情報に基づき、人権意識をもって、冷静な判断・行動をお願いしているにもかかわらず、今般の梶本茂躾議員の行動は、市民をはじめ多くの方々の信用を失墜させる行為であるとともに、市民の厳粛な信託を受けた市議会への信頼と名誉を著しく傷つけたものである。
このことからも、新型コロナウイルスに感染された方だけでなく関係者等に対する道義的、社会的責任を考えたとき、直ちに議員を辞職すべきである。
以上の理由により、梶本茂躾議員に対し、直ちにその職を辞することを勧告するものである。
以上、決議する。
令和2年6月9日 泉南市議会。
以上、甚だ簡単ではございますが、
提案理由の説明に替えさせていただきます。
議員各位におかれましては、よろしく御賛同のほどお願い申し上げます。
40
◯議長(南 良徳君) これより提出者の説明に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。────古谷議員。
41 ◯8番(古谷公俊君) すみません。これは、議会運営委員会の
委員長に質問といいますか、今現在これは辞職勧告で、議会からの勧告にしかすぎないんですけれども、今現在、梶本議員は監査委員をやられていますよね。それの扱いについて、やっぱり市民から苦情が来ておりまして、議員報酬も監査委員は給料多い中、やっぱりその辺の形で議会とか監査委員の立場で泉南市ですか、何を考えているんだということで、ちょっと市民から何人かお叱りを受けました。
その辺の扱いについて、どう考えられているのかどうか、ちょっとお答え願いたいと思います。
42
◯議長(南 良徳君) 森議員。
43 ◯15番(森 裕文君) 監査委員の件につきましては、議会運営委員会においては議論をしておりません。したがいまして、ここで私の個人的な見解を述べることは差し控えたいと思いますので、そういう機会をまた議会の
皆さんと御相談の上、つくっていただければと思っております。
44
◯議長(南 良徳君) 古谷議員。
45 ◯8番(古谷公俊君) ぜひ機会を持っていただきたいなと。今回可決されても、拘束力が全くない状態で、そのまま議会にも携わりながら監査委員というところで名前が載ると、やっぱり泉南市議会として何をしているんだということに、今このコロナ感染のこういう市民感情を逆なでする中の状況の中で、その辺は真剣に取り組んでいるのかということも、お叱りを受けていることも多々ございますので、その辺はまた議題に上げていただければなと思いますので、よろしくお願いします。答弁はもう結構です。
46
◯議長(南 良徳君) ほかに。────以上で本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。
以上で本件に対する討論を終結いたします。
これより委員会提出議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
47
◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって委員会提出議案第2号は、原案のとおり可決されました。
梶本茂躾議員の入場を願います。
〔梶本茂躾議員入場〕
48
◯議長(南 良徳君) 次に、日程第10、議員提出議案第2号「公立・公的病院の一方的な再編統合に反対し、済生会新泉南病院の存続を求める意見書について」を議題といたします。
本件に関し、提出者を代表して、
大森和夫議員から
提案理由並びに趣旨の説明を求めます。
大森議員。
49 ◯12番(
大森和夫君) 案文を朗読して提案に替えます。
公立・公的病院の一方的な再編統合に反対し、済生会新泉南病院の存続を求める意見書(案)。
新型コロナウイルス感染症による深刻な事態が広がり、医療崩壊を危惧されています。医療機関が少ない泉南地域では、公立・公的病院の果たす役割がますます重要になっています。ところが、厚生労働省は済生会新泉南病院(以後、新泉南病院)や生長会阪南市立病院を含む全国424の公立・公的病院について、「再編統合について特に議論が必要だ」とする分析をまとめ、一方的に病院名を発表した。
済生会新泉南病院は
市民病院のない泉南市において準
市民病院(公的病院)として地域医療に貢献している。新泉南病院の健康管理センターは健診を通して生活習慣病の予防やがんの早期発見に役立ち、無料低額診療事業とともに地域の命と健康を守る砦になっている。
新泉南病院を中心とした済生会泉南医療福祉センターは、介護施設と連携して総合的な医療・福祉サービスを提供し、切れ目ないサービスを提供している。新泉南病院は泉南市にとって必要不可欠な地域に根付いた医療機関である。
厚生労働省が「再編統合について特に議論が必要だ」と判断に使った資料は古く、新泉南病院の病床は急性期から回復期に転換され、大阪府も認められる改善が実現している。泉南市も新泉南病院が引き続き、この地域での医療を受け持つことを望んでいる。
全国知事会など地方3団体は「地域住民の不信を招いている」とする意見書を出した。また、病院名が公表されたことで、風評被害などの影響が出ている。しかし厚生労働省は「機械的な対応はしない」、「強制はしない」と繰り返しているが、今年9月までに結論を求める方針も変えていない。
よって国におかれては、再編整備の対象とした病院名の公表を撤回するとともに、地域医療の充実に取り組まれることを強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。
50
◯議長(南 良徳君) お諮りいたします。本件につきましては、
会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
51
◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって本件につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これより提出者の説明に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。
以上で本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。
以上で本件に対する討論を終結いたします。
これより議員提出議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」の声あり〕
52
◯議長(南 良徳君) ただいまの議長の宣告に対し、御異議がありますので、本件につきましては、起立により採決をいたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
53
◯議長(南 良徳君) 起立多数であります。よって議員提出議案第2号は、原案のとおり可決されました。
ただいま可決されました意見書については、送付先等、その取扱いは議長に一任していただきますようお願いを申し上げます。
次に、日程第11、閉会中の継続調査を議題といたします。
各常任
委員長及び議会運営
委員長から各所管事務の調査のため、
会議規則第111条の規定により、
タブレットに掲載いたしました申出のとおり、閉会中の継続調査の申出があります。
お諮りいたします。各
委員長からの申出のとおり、所管事務の調査について、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
54
◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって各
委員長からの申出のとおり、所管事務の調査について、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
以上で本日の日程は全部終了し、今
定例会に付議された事件は、全部終了いたしました。
連日にわたり、慎重なる御審議を賜りまして、誠にありがとうございました。
これをもちまして、令和2年第2回泉南市議会
定例会を閉会いたします。
午前11時26分 閉会
(了)
署 名 議 員
大阪府泉南市議会議長 南 良 徳
大阪府泉南市議会議員 和 気 信 子
大阪府泉南市議会議員 田 畑 仁
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