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令和2年第1回定例会(第2号) 本文 開催日: 2020-03-05
令和2年第1回定例会(第2号) 名簿 開催日: 2020-03-05

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  1. 泉南市議会 2020-03-05
    令和2年第1回定例会(第2号) 本文 開催日: 2020-03-05


    取得元: 泉南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯議長(南 良徳君) おはようございます。ただいまから令和2年第1回泉南市議会定例会継続会を開議いたします。  直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。  これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において9番 堀口和弘議員、10番 澁谷昌子議員の両議員を指名いたします。  次に、日程第2、前回の議事を継続し、代表質問を議題とし、順次質問を許可いたします。  初めに、新政せんなんの代表質問を許可いたします。4番 河部 優議員。河部議員。 2 ◯4番(河部 優君) おはようございます。新政せんなんの河部でございます。議長にお許しをいただきましたので、令和2年第1回定例会におきまして、市政運営方針に対し、新政せんなんを代表して質問を行います。  さて、今回の代表質問が、今任期最後となるわけでありますが、振り返りますと、今任期から新しく大阪維新の会という政党の議員も誕生し、議会全体も若くなったという感じがします。  その大阪維新の会といえば、やはり橋下徹元大阪府知事ではないでしょうか。ことしの議会だより2月号でも、影響を受けた人物ということで、名前も挙がっておりました。  その橋下さんが最初に大阪府知事選挙に出たときのキャッチフレーズを覚えているでしょうか。「子供が笑う街・大阪」非常にすばらしいキャッチフレーズだというふうに思います。  泉南市もこのようなフレーズを合い言葉に市政運営を行えば、子どもだけでなく、あらゆる世代が笑えるまちが来るのではないかというふうに思うのは、私だけでしょうか。  このような思いを持ちながら、竹中市長市政運営方針に対して代表質問をさせていただきます。  まずは、市政運営方針の初めに書かれている内容についてお伺いをします。  まず、公金の着服事件について、昨年9月に発覚しました職員による公金の着服問題について、昨日も質問者のほうから質問されておりましたけれども、通告をしておりますので、私からも現時点における市の調査であるとか、あるいは警察による捜査の進捗などについてお伺いをしたいと思います。 3 ◯議長(南 良徳君) ただいまの河部議員の質問に対し、市長の答弁を求めます。竹中市長。 4 ◯市長(竹中勇人君) 公金の着服問題でございますけれども、御承知のとおり、昨年9月に公金着服事件があったということが発覚をいたしまして、直ちに内部で調査を行いまして、当人につきましては、9月末に懲戒免職の処分をさせていただきました。その後、警察のほうに捜査の依頼をさせていただいたところでございます。  現在も本市の内部での調査は進めているところでございまして、随時その内容につきましては、警察のほうに提供をさせていただいてございます。ただ、警察のほうの捜査の内容につきましては、一切知らせていただいておりませんので、その内容については、わからないということでございます。  今後も、警察の捜査に全面的に協力いたしまして、一日も早く全容の解明がなされるように全力を尽くしてまいりたいというふうに考えてございます。  現在、警察の捜査の関係で十分な説明ができないというところもございますので、公表できる状況になり次第、またその段階で説明をさせていただきたいというふうに思っております。
    5 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 6 ◯4番(河部 優君) ただいま市長より、進捗状況などについて御答弁をいただいたわけですけれども、まだまだやはり進んでいないという感が否めないなというふうに思うわけですけれども、警察のほうも全力でやっているんだと思うんですけれども、早くやはり結論を出して、市民にも真相を明らかにしていくというのは非常に大事だと思いますので、その辺の取り組みをよろしくお願いしたいと思います。  今回の市政運営方針でも、不祥事の根絶に向けて全庁を挙げて取り組んでいくということも述べられておりますけれども、やはり職員の最高監督者としての市長の決意を、改めてお伺いをしておきたいというふうに思います。 7 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 8 ◯市長(竹中勇人君) 市政運営につきましては、市民の信託を受けて運営しておるということで、市民の信頼を確保するということが非常に大事なことでございます。  その辺は十分に認識しておるんでございますけれども、今回の事件、また過去にも続けていろんな不祥事が発生をいたしてございまして、一部の職員においては、その不祥事に他人ごとと捉えて、また気の緩みがあったのではないかということも考えさせられておるような状況でございます。  私も組織の長といたしまして、これらを防げなかったということに対しましては、非常に重く受けとめておるところでございまして、これから決してこういうことの起こらないように、内部通報制度の充実あるいは内部の統制制度の導入を行いまして、また、職員にはしっかりと研修を受けていただいて、職員の意識の醸成、向上を図っていきたいというふうに考えているところでございます。  強いリーダーシップを発揮いたしまして、職員とともに全庁一丸となって、市民の信頼回復のために取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 9 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 10 ◯4番(河部 優君) 今、市長のほうからも決意をいただきましたけれども、ぜひその信念で取り組んでいただきたいなと。そのときには、やはり議会にでも協力要請を含めて、やっぱり協力してほしいことは、議会にも何でも言ってほしいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  続いて、国際化教育の推進と友好都市についてということで質問をいたします。  本年2020年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催予定となっております。また、2021年には、泉南市も競技会場となっております関西ワールドマスターズゲームズが開催されます。そして、2025年には、大阪・関西万博も開催予定となっており、ここ数年で、国際的なイベントが数多く控えております。  このように国際的なイベントを踏まえ、関西空港の対岸都市として国際教育化教育の推進を目指す、その目標について、どのようなものを持っているのかということでお聞かせをいただきたいと思います。 11 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 12 ◯市長(竹中勇人君) 市政運営方針に掲げたとおり、関西国際空港を擁する関空のまち泉南市として、国際交流や国際化の戦略は、極めて重要な課題であるというふうに考えてございます。  教育委員会のほうでは、令和2年度以後、JETプログラムを活用いたしまして、全ての小・中学校でALTの配置、そしてCIRを全ての就学前教育施設に派遣をいたしまして、国際交流を進めていきたいというふうに考えておりますし、またさらには、SEA、スポーツのコーチを招きまして、国際化の教育、国際交流を推進するという方向で進めておるところでございます。  外国語の学習を通じて、就学前も視野に入れた小中一貫教育の中で、子どもたちが外国の方と英語での道案内ぐらいはできるような語学力、コミュニケーション能力をつけていただきたいという方向で思っているところでございます。  国際化の教育に合わせまして、さまざまな国から来市する青年たちと日常的に触れ合えるような、そういう場をつくり、さまざまな違いを感じるような、そういう交流をしていただきたいなというふうに考えてるところでございます。 13 ◯議長(南 良徳君) ただいま市長より、国際化に向けた教育の取り組みを進めていくという御答弁がございました。  私は以前より、泉南市も外国都市との友好都市協定を結ぶなど、国際化に向けた取り組みが必要ではないかということを質問させていただきました。ここ数年でも国際化に向けた機運が高まる中で、市長として、この泉南市における具体的な取り組みをお考えなどあれば、お聞かせをいただきたいと思います。 14 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 15 ◯市長(竹中勇人君) 国際化教育の次に、以前から私も友好都市あるいは、そういう国際化の諸外国の都市との交流というのをしたいなという思いはあったんですが、河部議員におかれましても、その辺、国際交流をいろいろされておられるわけでございまして、その中でいろいろとそういう御提案もいただいていたわけでございます。  今までどこという、そういう深く連携できるようなところというのが余りなかったものですけれども、今までの泉南市内の事業者等との交流のあるところということで、私どもも一緒に交流ができる可能性のあるところ、そういうところを探しておったわけでございます。  JETプログラムを活用しての国際化教育と相まって、りんくう公園がオープンするタイミングでもございますし、内外に国際交流の機運が高まっているという状況でありますので、この際、国際交流の推進の一助となるように、本市や日本に縁がある外国圏、海外の都市と連携を模索してきたわけでございます。  その中で、フィリピンのダバオ市が連携に協力しながら、人的交流等をやっていけないかということで、ダバオの領事館のサポートをいただきながら、両市の間での協力連携についての検討をしておるところでございます。  ただ、都市の規模といたしまして、向こうは人口が170万くらいの大きな都市でございますし、いきなり姉妹都市とか、そういう提携をするんではなしに、まずは教育面等でパートナーシップ的な協定をやっていってはいかがかということを、今現在検討しておるところでございます。 16 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 17 ◯4番(河部 優君) ありがとうございます。今、市長のほうから具体的に都市の名前も出たわけですけれども、それはしっかり相手があることですので、どんな友好都市を結ぶのかという内容も含めて、吟味をしていただきたいなというふうに思います。  泉南市においても新年度からJETプログラムということで、英語教育に力を入れていくということも、もう既に明らかにしておりますので、やはり子どもたちが身につけた英語力を、どのように活用するのかということ。1つの目的というんですか、そういう上でも、例えば海外に友好都市を結んだ都市があるということは、非常に有利かなというふうに思います。  そういう意味では、泉南市として、いまだに一つもないというのは、私も以前からおかしいんじゃないかなというふうに思っていましたので、しっかりとそういった協定を進めていただいて、泉南市の子どもたちが将来的に、いろんな海外に目を向けていけるような施策を進めていただきたいというふうに、私も思っております。  続いて、想定外の事態に対する初動体制について質問いたします。  現在、新型コロナウイルスによる感染が全世界に広がっております。日本、大阪府においても感染者が多数確認されており、死亡者も出ております。泉南市においても感染した医師が、本市の医療機関に来ていたという事実も明らかになり、一時騒然となりました。  また、近年では、台風や豪雨による被害も全国各地で起こっており、泉南市においても大きな被害を受けた年もありました。そういった事態に対する備えが一層強まってきております。  それらのことを踏まえて、想定外の事案が発生したときの初動体制は、現時点でどのようになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。  また、このような事案に対する対策マニュアルについても、改めて見直していく必要があるかと思いますけれども、そうしたお考えはどのように持っているのか、お聞きしたいと思います。 18 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 19 ◯市長(竹中勇人君) 想定外の事態に対する初動体制ということでございます。  本市では、災害対策基本法が適用される自然災害についての危機対応、これは泉南市の防災計画で対応することとしております。国民保護法が適用される武力攻撃事態あるいは緊急対処事態に対しましては、泉南市国民保護計画に基づいて、対応することとなってございます。  そしてまた、数年前にありました新型インフルエンザのような、社会的影響が大きい感染症が発生した場合におきましても、必要となる体制を整え、対策を適切に実施することができるように、平成26年2月に新型インフルエンザ等対策行動計画を策定いたしました。今回のコロナウイルスに対しましても、この対応方針を活用いたしまして、対策を講じているところでございます。  市民の生命、身体等に重大な被害を及ぼす可能性のある危機事態に対しましては、一昨年の台風21号での対応での課題や教訓を踏まえまして、いつ、どこで、どういうことが起こっているのか、そういう内容について、各部局からの正確な情報の収集、そして庁内での情報の伝達、そして共有する、そういう体制を確立させ、速やかに対策本部を立ち上げて、初動体制を一定保っていくような、そういう方法で今対応させていただいているところでございます。  また、引き続き、今述べましたような体制、対策につきまして検討、強化を推進して、想定外の事態に対しても、常に落ちついたといいますか、安定した適切な対応ができるよう、組織づくりを進めてまいりたいというふうに考えてございます。  これにつきましては、マニュアルというのは確立できておりませんけれども、順次その辺のマニュアル整備については、検討していきたいというふうに考えております。 20 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 21 ◯4番(河部 優君) ありがとうございます。今現在、地震に備えた防災訓練とかは、各それぞれの地域であるとか、泉南市も例えばイオンと協働して年に1回行ったりとか、あるいは庁内で緊急放送を流して、それに備えた訓練をしているとか、さまざまに備えた事前の取り組みをされていると思います。  例えば今回のように、感染に関する問題であるとか、あるいは最近では、もう毎年のように大型台風が直撃のおそれもあるような進路をたどったりとかいうこともふえていますので、地震だけじゃなくて、そういった危機に備えた事前の訓練というものを、いろんな形で行うことによって、こういった問題が発生したときに、まずは何をしなければいけないのかということも含めて、おのずとそのときにすぐに動けるということが一番大事だと思いますので、ぜひそういったことに備えた訓練も、ぜひよろしくしたいというふうに思います。  続いて、SDGsの取り組みについて質問をいたします。  御承知のように、2015年国連サミットにおいて、SDGsが15年の計画で採択をされました。泉南市も地方創生の視点を取り入れた第2期まち・ひと・しごと総合戦略に位置づけるとしています。  SDGsは、持続可能な開発目標として、17の目標を掲げ、その中には169のターゲットとしてさまざまな取り組みも記されております。  そのことを踏まえまして、第5期総合計画も中期計画の最終年を迎え、新年度より、後期計画3年がスタートいたします。その計画の進行と同時に、第6期の総合計画の策定に向けた議論もスタートするということだと思っております。  行政としても、全ての分野にこの目標を取り入れた施策展開が必要だというふうに思っておりますけれども、第6期総合計画への位置づけについて、市長の御見解をお伺いしたいと思います。 22 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 23 ◯市長(竹中勇人君) SDGsに対する市の見解ということでございますけれども、持続可能な開発目標であるSDGsにつきましては、御指摘のように2015年9月、国連サミットで採択をされました2030年までの開発目標であるというふうに認識をしておるところでございます。  本市におきましても、SDGsの達成に寄与できるよう、第2期の泉南市まち・ひと・しごと総合戦略、いわゆる第2期の地方創生でございますけれども、このプロジェクトとして取り入れることといたしてございます。  JETプログラムを活用した国際化教育の推進や、誰一人取り残すことなく誰もが活躍できる社会の実現を目指すなどの「子どもにやさしいまち・すべてのひとにやさしいまち・せんなん戦略」などもこの中に入るものと考えてございます。  このように、泉南市においても、SDGsを原動力とした地方創生の観点を重視しながら、さまざまな事業を取り組んでいきたいというふうに思っております。  また、先般策定をいたしました第5次の総合計画後期実施計画でも、SDGsを考慮しておりまして、第6次の総合計画策定時には、この第6次の総合計画の10年間というのは、ちょうどこのSDGsの期間の中におさまりますので、これにはSDGsを取り入れたものとする予定でございます。 24 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 25 ◯4番(河部 優君) もう民間では既にいろんな分野でそういった取り組みも行われておりますけれども、行政としてもあらゆる分野で、そうしたものを踏まえて、やはり計画を立てていくというのは非常に大事だと思いますので、ぜひその方向で進めていただきたいというふうに思います。  それでは、大きな第1点目の項目として「すべての人が尊ばれ、その個性が発揮できるまち」について幾つか質問したいと思います。  21世紀は、人権の世紀と言われて久しい今日、国連が採択をしたSDGsが掲げる17の目標も、人権を基本ベースとしたものとなっていることからも、人権は国際的にも人類共通の普遍的な価値になってきております。  そのことを踏まえまして、今回の市政運営方針に、全職員が自治体行政は人権行政であるという共通認識に立ち、職務を遂行していくというふうに記されております。  働き方改革や会計年度任用職員制度の導入など、職務の実態にはさまざまな違いがある中で、職務の遂行体制はどのように確立されているのか、具体的に内容をお伺いしたいと思います。 26 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 27 ◯市長(竹中勇人君) 御指摘のように、SDGsの17の目標につきましては、全ての人々の人権を実現し、ジェンダー平等と全ての女性の能力強化を達成することを目指しておりまして、国際的に人権尊重の共通認識が示されておるところでございます。  また、国におきましては、2018年に部落差別解消法・障害者差別解消法・ヘイトスピーチ解消法のいわゆる人権3法の施行がなされました。  大阪府におきましても、昨年、人権尊重の社会づくり条例の一部改正を初め、性の多様性理解増進条例、ヘイトスピーチ解消推進条例も施行され、国内においても人権尊重の機運が高まっておるというふうに認識をいたしてございます。  本市におきましても、人権行政基本方針を推進するための計画といたしまして、昨年8月に策定いたしました人権行政推進プラン、これにおきましては、自治体行政は人権行政であること、また、自治体職員の役割として、職員一人一人が日ごろから人権認識を培い、人権をみずからの職務と関連づけて遂行していくことが必要であるという旨が掲げられてございます。  これらを達成するためにも、私を本部長とする人権政策推進本部におきまして、本市における人権課題はもちろんのこと、職員にとって必要な人権研修等についても十分に検討を行いまして、多数の職員が人権研修を受講しているところでございます。  今後も職員が率先して人権意識を高めることができるよう、さまざまな人権課題に対する研修等を計画的に実施いたしまして、本市の人権行政の推進を図っていきたいと考えているところでございます。 28 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 29 ◯4番(河部 優君) ただいま市長より、職員が率先して人権意識を高めることができるよう、さまざまな研修を計画的に実施するという答弁がございました。  全職員が自治体行政は人権行政であるという認識を持つためには、相当な研さんを積む必要があるというふうに思っております。  私は、そのことを単なる号令ということに終わらせないためにも、具体的な手だてとして、例えば兼務辞令による推進委員制度などの導入を検討してはどうかというふうに思いますが、市長の御見解を伺いたいと思います。 30 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 31 ◯市長(竹中勇人君) 御指摘の推進委員制度につきましては、導入をしている自治体もあるというふうに聞いてございます。  本市では、人権行政推進プランにおきまして、人権政策推進本部内において密接な連携を図り、推進プランに基づく施策を横断的に実施できるように、全庁的に取り組むことを掲げてございます。  人権政策推進本部については、昨年度に人権政策の効率的、効果的な推進を図るため、組織の見直しを行った推進プラン検討委員会につきましては、全庁を網羅する組織として、全部局より職員を構成員としており、推進委員的な役割を持っているというふうに考えてございます。  自治体行政は人権行政であるとの認識は、号令だけで終わらせることのないように、人権政策推進本部また各委員会等の定期的な開催、連携、また年度ごとのプランの推進管理を行うことによりまして、人権行政を全庁にわたる取り組みとして浸透させていきたいというふうに考えてございます。 32 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 33 ◯4番(河部 優君) ただいま市長から御答弁をいただきましたけれども、この兼務辞令による推進委員制度は、大阪府でも既に導入をされておりまして、兼務辞令を受けた職員が各部局に配置をされ、人権問題の実情を踏まえて施策の企画調整などを行い、そして効果的な施策として推進に努めるというふうな位置づけになっていると伺っております。  先ほど市長は答弁で、推進本部の中に設置をされた推進プラン検討委員が、具体的にそういった役割を担っていくということを申されましたけれども、改めて推進本部の中で、そういった推進プランの検討委員がそういった役割を、今後担っていくということを、しっかりと確認していく必要もあるのかなというふうに思いますが、改めてその辺の部分についてお伺いをしたいと思います。 34 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 35 ◯市長(竹中勇人君) 推進委員制度を持っている自治体、今御紹介のありました大阪府、また府下でも幾つかの市で持っているというふうに聞いてございます。  その辺にどういうあり方をしているのか、あるいは推進委員の役割、どういう役割をしているのか、またその効果について、どういう効果があるのかというようなことを、ちょっと参考にその辺の研究をさせていただいた上で、また推進プランの委員の役割等についても、その中で検討させていただいて、配置をするべきかどうかの検討は、その中でさせていただきたいというふうに考えてございます。 36 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 37 ◯4番(河部 優君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それと、これまでの市政運営方針の中に、主要な人権課題の着実な解消に向けという文言が、これまでずっと書かれておりました。しかし、今回の方針では、そういった部分が削除をされておりまして、私はやっぱり人権課題を、人権課題に対する取り組みを検証していくという意味では、そういった言葉、フレーズも含めて、やっぱりきちっと書いていく必要性はあるのかなというふうに考えるわけですけれども、その点について市長のお考えをお聞きできればというふうに思います。 38 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 39 ◯市長(竹中勇人君) 昨年度につきましては、取り組むべき主要課題の着実な解消に向け、人権行政推進プランを策定するということとさせていただいてございました。  人権行政推進プランにつきましては、昨年8月に策定をいたしまして、第3章の中に、取り組むべき主要課題ということで掲げておりました。第4章におきましても、人権教育・啓発活動の推進や職員人権研修の推進など、また、人権意識の高揚を図るための施策及び総合的な相談窓口の充実など、また、人権擁護に関する施策を基本施策といたしまして、主要課題の解消に向けた取り組みを推進することといたしてございます。  本プランを全庁体制で確実に推進するという姿勢を示すために、本市の市政運営方針でこのように掲げたものでございます。  今後は、人権行政推進プランに沿った事業展開を図り、主要課題の着実な解消に向けて、人権行政を推進していくというふうに考えてございます。 40 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 41 ◯4番(河部 優君) ぜひよろしくお願いします。  それでは次に、運営方針の6ページに載っている部分ですけれども、公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画の策定と並行して、統合再編や小中一貫校を含め、適正規模の学校施設のあり方の検討を進めますというふうに書かれております。  これまで私が行った一般質問でも、学校施設の今後のあり方についての一定の案というものが、今年度中に出されるというふうに聞いておりましたけれども、現時点でどのようになっているのか、改めて確認をしたいと思います。 42 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 43 ◯市長(竹中勇人君) 学校の規模の適正化のあり方についてですけれども、学校の統合再編につきましては、教育問題審議会の答申を受けて、総合教育会議におきましても、その内容につきまして確認した方向性に沿いまして、学校のあり方について計画案を策定した後、その案に対する地域の住民の皆さん方の御意見をお聞かせ願って、最終的な計画にすることとさせていただいてございます。  現在、教育委員会の事務局におきまして、人口減少に伴う各学校の単学級化の解消、また校舎の老朽化対策、そして小中一貫教育の推進という、この3つを柱といたしまして、学校施設の統合再編に係る素案の作成に向けて、鋭意作業を進めているというふうに聞いてございます。  これから小中一貫教育の実現に向けた庁内検討委員会におきまして、財政、まちづくり等の視点も加えた一定の計画案をまとめ上げて、地域住民や保護者に提示し、その説明を行っていく予定であるというふうに聞いてございます。
     教育委員会では、今年度中に一定の方向性を提示することができるよう、取り組みを進めているということでございますけれども、素案の作成までいましばらく猶予をいただきたいということでございます。  今後、できるだけ早い時期に早急に提示することができるように、教育長主導のもと、学校施設のあり方の検討について取り組みを進めておるところでございます。 44 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 45 ◯4番(河部 優君) この件については、昨日も質問者の中で一定そのような答弁もあったかなというふうに思っておりますけれども、結構やっぱりおくれてきているなという感じがします。  非常に丁寧に取り組まなければいけない課題だとは思うんですけれども、やっぱりスピード感を持ってやらなければいけない課題かなというふうに思っておりますけれども、ただ、その中にあって、学校規模の適正化や統合再編については、やはり過去の事例などを踏まえた議論が必要であるというふうに思っております。  特に、調整区問題との関係は、議論のポイントになってくるのかなというふうに思いますし、必要不可欠な課題であるというふうに思っておりますので、この件に関して御見解をお聞かせいただきたいというふうに思います。 46 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 47 ◯市長(竹中勇人君) 学校規模適正化と統廃合につきまして、調整区とのかかわりでございますけれども、平成18年から20年に行われました教育問題審議会、いわゆる第2期の審議会でございますけれども、これにおきまして、これ以上校区再編を進めることにより、再び差別事象を起こさないでほしいという提起がなされてございました。  結果として、課題を残しながら、新たに調整区を設置することとなったものと認識をいたしてございます。  その後、平成29年5月に出した調整区解消に係る人権啓発・人権教育のとりくみの推進プランの総括に示しましたように、昨年策定した人権行政基本方針、人権行政推進プランに、調整区解消に係る基本方針の視点を位置づけたところでございます。  御指摘の学校規模適正化と調整区問題は、申し上げた過去の経緯もございますし、私としても決して再び同様のことが起きてはならないというふうに考えておりまして、そのためにも学校規模適正化と調整区問題を同時に見据えて検討し、取り組みを推進する必要があるものと捉えてございます。  今後、教育委員会において、学校のあり方についての計画が策定され、調整区が実質的に解消するまでの間、人権教育・啓発を初めとする土地差別解消に向けた取り組みを人権政策推進本部として、引き続き強く推進をしていきたいと考えてございます。 48 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 49 ◯4番(河部 優君) 今回これ代表質問なんで、市長と質問のやりとりをしていますけれども、やっぱり教育委員会はこれをしっかりと踏まえておいていただきたいというふうに思っております。  もう1点、昨年の市政運営方針では、大阪府下で初めての導入となる教科センター方式について述べられておりました。  私は、この問題については、効果的な運用や今後の活用方法などの検討を重ねて、教育の創生の実現に努めていくということも含めて、昨年は書かれていたわけですけれども、今回の方針の中では、教科センター方式については一切載っておりませんでした。  導入から1年が経過し、その効果測定であるとか、あるいは検証など、どのように行われているのか、お伺いしたいと思います。 50 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 51 ◯市長(竹中勇人君) 昨年開校いたしました泉南中学校の特色でございます強化センター方式につきましては、校舎は完成したばかりでございまして、ソフト面の教育内容や効果測定の方法も含め、今現在取り組み中であるというふうに聞いておるところでございます。  年度当初に比べまして、生徒も教職員も落ちついて生活や学習をするようになったのではないかというふうには、私も感じておるところでございまして、教科センター方式につきましては、府下で唯一の構造を持つ校舎でありまして、今後も泉南中学校の校舎は、中学校教科教育の拠点校として、さらにJETプログラムの事業に合わせて、本市の教育の重大な柱になるものではないかというふうに考えてございます。  今回は、新しい教育施設を前面に市政運営方針を打ち出しておりますけれども、教科センター方式については、一層の充実に向けて、今後も教育委員会のほうの支援をしてまいりたいというふうに考えてございます。 52 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 53 ◯4番(河部 優君) 教科センター方式についても、今年度の中でもやっぱり鳴り物入りで進めたわけでありますので、これが一過性で終わられては、やっぱりだめだなというふうに思います。  JETプログラムも、それは当然これからの1つの大きな教育目標として、政策としてやるんだと思いますけれども、やっぱり大阪府下で初めて導入したこの教科センター方式についても、これまでの説明であれば、泉南中学校で実施をして、効果があれば全市内的にやっていくという話も含めて聞いておりますので、それは効果が上がれば当然やっていくということだと思いますので、ぜひ検証なり、今後導入の方法も含めて検討していっていただきたいというふうにお願いをしておきたいと思います。  次に、7ページに書かれております、人がつながり、人と触れ合う喜びを感じることができるまち、誰もが学びたいときに学ぶことができる生涯学習推進のまちを目指してということで、質問したいと思います。  まずは、生涯学習の推進のまちづくり像は、毎年何に基づいて評価検証をされているのか、お聞きをしたいと思います。  また、目指すべき方向の基礎となる生涯学習推進プランの策定については、一切触れられておらないわけですけれども、第5次総合計画の中には、この推進プランを策定するということも含めて書かれております。  その期間内、残り3年ですけれども、その中でこの推進プランについても策定をされるのかどうか、お聞きをしたいと思います。 54 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 55 ◯市長(竹中勇人君) 生涯学習に関する施策・事業につきましては、他の教育関連施策と同様に、泉南市総合計画を基本といたしまして、泉南市教育大綱、教育振興基本計画に基づきまして、施策・事業を教育委員会で推進をしているところでございます。  これらにつきましては、毎年度、全庁で事務事業評価・施策評価に取り組んでおるとともに、教育委員会におきましては、法に基づき、第三者評価委員会による評価・検証を行っております。  また、毎年度当初、社会教育委員会議におきまして、事業報告の上、御意見をお伺いし、以後の事業展開の方向性を定めておるものでございます。  このように、一定の評価・検証といったサイクルはあるものと認識をいたしてございます。  次に、生涯学習推進プランの策定に触れられていないということでございますけれども、御指摘のとおり、第5次の総合計画におきまして、総合計画に定める計画期間の中に、生涯学習推進プランの策定を検討するとしているものでございます。  実際には、これ以後、教育委員会制度改正が進んだ結果、現在は教育委員会の教育振興基本計画のほかに、市長が泉南市教育大綱を策定し、市長と教育委員会が協力して教育施策に取り組むこととされるなど、大きな改正に伴う計画づくりが進んできたものでございます。  こうした結果、生涯学習に関する大きな施策方針は、現在既に設けられているというふうに認識をしているところでございます。  一方、前回定例会におきまして、教育計画の最終年次である令和4年度末までに、社会教育委員の皆さんの御意見を伺いながら、方向性を出していきたいというふうにお答えをしているところでございます。よって今後、社会教育委員会議におきまして、御意見を伺っていく予定というふうに聞いてございます。 56 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 57 ◯4番(河部 優君) 今、市長のほうからの御答弁で、生涯学習を進めていく中で、一定の検証なりは、教育委員会のほうで持っている第三者評価委員会等も含めて検証を行っているということもございました。  これは、さきの議会で私も質問しましたけれども、この第三者委員会自体が本当に、教育委員会が行っている全ての事業に対して、きちっとした検証をされるような機関になっているのかどうかということも含めて、少し疑問を持っているということも、質問としてさせていただきます。  そういうことも含めて、当然これは法律に定められた委員会ですので、そういう中でしていくということは、必ずやらなければいけない問題だと思いますけれども、教育委員会独自としてやっぱり検証委員会みたいなものも設置して、私は次の課題も含めて検証し、次の新しい方向に結びつけていくということも大事かなというふうに思いますので、改めてそういった方向性もしっかりと立てていただきたいというふうにお願いをしておきたいと思います。  次に、大きな2点目として、「みんなが健やかで、みんなが助け合うまち」の項目について幾つか質問をしたいと思います。  まずは、10ページに書かれている第2期泉南市子ども・子育て支援事業計画に関して質問します。  現在、策定が進められている本計画ですけれども、パブリックコメントも終わり、間もなく策定がされると伺っております。その計画の中で、子どもの生活に関するアンケートが行われたということで載っていました。  その結果を見ますと、子どもが相談したいところとしては答えている回答を集約しますと、どんな話でも聞いてくれ、聞いた内容を秘密にしてくれるところということの結果が出ておりました。そういうところが泉南市にはないのかなというふうに私は感じたわけです。  そして、子どもの権利条例の認知について、小・中学生では、知らないが過半数を超えておりました。この間、泉南市でも子ども会議など、さまざまな取り組みが行われておりますけれども、取り組みとして行われている反面、半数以上がこういった子どもの権利条例を知らないということに、若干のギャップを感じました。  次に、厚生労働省が発表した平成28年国民生活基礎調査によると、日本の相対的貧困率は15.6%となり、7人に1人が貧困状態にあると言われています。また、相対的貧困率15.6%のうち、半数がひとり親世帯であることも大きな課題となっております。  以上のことを踏まえて、策定予定の本計画に、子どもの貧困問題はどのように位置づけられているのか、取り組みの方向性なども含めてお聞かせをいただきたいと思います。 58 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 59 ◯市長(竹中勇人君) 第2期の泉南市子ども・子育て支援事業計画につきましては、現在、パブリックコメントが終了したばかりでございまして、策定途中ではございますけれども、計画の基本理念といたしまして、「子どもと大人が、ともに夢や希望を語り、はぐくむまち・泉南」を実現するために、「泉南市次世代育成支援対策地域行動計画」の4つの基本目標も継承いたしまして、施策・事業の展開を図ることといたしておるものでございます。  子育て支援が制度的に充実する一方で、情報が氾濫し、子育て家庭が必要な支援を選択しづらくなっており、支援を受けられないまま、虐待等に至るケースも全国的に増加しているというふうに思っております。  地域社会の日常的な関係性の中で、課題を捉えながらネットワークによる支援をしていくことが求められている状況でございます。  家庭の経済状況や就労状況によりまして、十分な教育や医療を受けられない状況を支援する必要があることから、子どもの貧困問題は基本目標の子育て家庭を支援する仕組みづくりの中で、家庭への経済支援や、地域から日常的な支援を受けられるネットワークを通じて、子どもが健やかに育っていける環境づくりが大切であるという考えに基づき、子どもの未来のための支援として、基本の施策として位置づけをしているものでございます。  取り組みの方向といたしましては、本計画を策定する際に、子どもを取り巻く状況や課題の把握をするために、子どもの生活に関するアンケートを実施し、アンケート項目につきましては、子ども会議のメンバーの声を反映したというものでございます。  一つ一つの施策・事業の展開に当たりましては、どのように子どもの利益につながるのかという観点を持ちながら、子ども自身が育ちの中で夢や希望を培い、そこに向かって歩んでいくための施策であることを基本といたしてございます。  子ども自身の声が置き去りにならないよう、子どもの意見表明や社会参加の機会を確保しながら、学習や交流ができる居場所となるネットワークづくりに取り組むことといたしてございます。 60 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 61 ◯4番(河部 優君) この計画についてただいま市長からの答弁をいただきましたけれども、私はこの子どもの貧困問題については、当然泉南の子ども・子育て支援事業計画だけでは取り組むものではないというふうにも思っております。  それ以外のさまざまな分野で持っている計画の中でも、やっぱりしっかりと位置づけて取り組んでいく必要があるのかなというふうに思っておりますので、この問題についても全庁的にぜひ取り組んでいただきたいというふうに思っております。  次に、13ページに載っております生活困窮者の福祉対策についてお伺いをします。  改正社会福祉法による「我が事・丸ごと」地域共生社会の実現に向けて、断らない相談体制の確立、あるいはさまざまな課題を抱えた人たちを地域で包み込む支援、共生していくような社会づくりに向けた取り組みが、全国で展開をされております。  また、生活困窮者自立支援事業の各種施策の充実や、子ども食堂あるいは学習支援など、子どもの居場所づくり、また認知症カフェ等、高齢者の居場所づくり、そしてひとり親家庭の空き家などを活用した住宅支援づくりなどが、地域をステージにした取り組みとして、市民と行政が一体となって、誰もが居場所と出番がある地域づくりが今求められております。  こうしたことを踏まえまして、この泉南市における官民一体となった社会福祉事業のこれからの姿をどのように捉えているのか、市長の御見解を伺いたいと思います。 62 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 63 ◯市長(竹中勇人君) 生活困窮者福祉についてですけれども、地域共生社会実現の推進につきまして、平成29年3月に「あいを育む泉南市」を掲げまして、第3次泉南市地域福祉計画及び地域福祉活動計画を策定したところでございます。  改正社会福祉法に市町村地域福祉計画に地域共生社会の実現を盛り込むこととされてございまして、今月中に2040年泉南市の挑戦として、泉南市地域福祉計画の追加版を発行する予定でございます。  追加版には、尊厳と自立支援をゼロ次予防と位置づけまして、地域コミュニティの構築により、地域が元気になる取り組みを具体的に進めることといたしてございます。  地域共生社会の実現が求められる背景には、縦割りの限界を克服する必要性がございます。支援を必要とする方々には、さまざまな分野の課題が絡み合って複雑化し、複数分野の課題を抱え、複合的な支援が必要といった状況が見られます。対象者ごとに縦割りで整備された支援制度では、対応が困難なケースが浮き彫りとなってきてございます。  さらに、つながりの再構築の必要性がございまして、地域住民の暮らしの中には、制度が対象としない身近な生活課題への支援の必要性といった課題が顕在化いたしてございまして、制度の狭間の問題も存在しているということでございます。  こうした課題の多くは、かつては、地域や家族のつながりの中で対応されてきたものの、高齢化や人口減少の急速な進行を背景に、地域でのつながりが弱まってきているという状況でございます。  さまざまな地域生活上の課題や問題を抱えた人々が、それでも1つの地域の中で排除されることなく、多様な人々を包み込んでいく地域社会を構築していく必要がございます。  制度・分野ごとの縦割りや支え手・受け手という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えて「丸ごと」つながることで、地域住民、行政、そして事業者等と力を合わせ、地域をともにつくっていくことを目指していく必要がございます。  これらの背景のもとに、本市といたしましては、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略重点プロジェクトの子どもにやさしいまち・すべての人にやさしいまちを推進するために、コミュニティソーシャルワーカーや地域包括支援センター、さらには街かどデイハウス事業を行っているNPO法人等、さまざまな事業者と連携し、まずは地域をくまなく歩き、地域住民の中から人材を発掘し、地域住民と行政、専門職、事業者等の一人一人の力を合わせて、課題を抱えた多様な人々を包み込んでいけるような、誰も置き去りにしない泉南市を構築していくため、あらゆる人のエンパワーメントからリーダーシップの発揮、そして、エンパワーメントの連鎖が起こるような、全員参加型の地域づくりを仕掛けていく必要があると考えてございまして、その方向で進めていきたいと考えてございます。 64 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 65 ◯4番(河部 優君) 最後に、結びにということで、市長のほうが運営方針で幾つかのことを述べられておりますけれども、その中に書かれていることをお聞きしたいと思います。  ONE TEAMのトップとしてと書かれておりますけれども、その果たす役割とは何なのか、お聞きをしたいと思います。  また、その中で市長の言う前例の踏襲あるいは既成概念にとらわれない市政運営とは一体何なのか。  また、新しいアイデアの具現化というふうにも書かれておりますけれども、それはスピード感を持って行われるのかどうか、お聞きをしたいと思います。 66 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。簡潔に、時間がありません。 67 ◯市長(竹中勇人君) ONE TEAMのトップとしてということで、市政はもちろん市民の負託を受けて運営しているものでございまして、その信頼を確保することが極めて重要な課題であるというふうに考えておりまして、職務遂行に当たりましては、強い決意と使命感を持ってやらなければならないというふうに思っているところでございます。  そういう意味では、ONE TEAMでこの市全体を、市庁舎全体をONE TEAMになって、我々でしっかりと一致団結した行政をつくっていきたいと。そういう意味でONE TEAMのトップとしてしっかりと新しい時代に向けてのまちづくりを実現させていくため、市民に対して真摯に、あるいはまた誠実に取り組んでいくということを思っているところでございます。  それから、前例踏襲、既成概念に縛られないということでございますけれども、これは昨日もお答えいたしましたように、市政運営に対するさまざまな課題がございまして、新たなニーズに的確に対応していかなければならない状況でございます。  本市におきましては、ことし市制50周年の節目でもございますし、泉南市を大きく変えていく極めて重要な1年であるというふうに認識をいたしてございます。  先を見据えた市政運営のためには、未来は時代に任せて変わっていくというのを待っているのではなく、みずからその時代のニーズやトレンドを先取りして変えていくことが大切であるというふうに思っております。  本市の未来に向けたまちづくりを実現するために、新しい時代の流れを的確に捉え、成長発展を将来にわたって盤石なものとする取り組みが必要でございまして、既存事業の継続だけでなく、先駆性、先進性のある施策やSDGsを達成するような施策などを有意義に取り組みを行っていきたいというふうに考えてございます。  そのためには、前例踏襲、既成概念にとらわれず、柔軟な発想による新しいアイデアの具現化が求められているというふうに考えて、このように表記させていただいたものでございます。 68 ◯議長(南 良徳君) 河部議員。 69 ◯4番(河部 優君) 以上で終わります。ありがとうございました。 70 ◯議長(南 良徳君) 以上で新政せんなん 河部議員の代表質問を終わります。  次に、未来せんなんの代表質問を許可いたします。15番 森 裕文議員。森議員。 71 ◯15番(森 裕文君) 未来せんなんの森でございます。私の議員生活のほとんどは無所属でございましたから、代表質問というのは随分久しぶりのような気がいたしております。  一般質問ですと、私の質問には市長はほとんど答弁に登壇されないのですけれども、理由は私がくだらない、取りとめのない質問をするからだろうとは思っております。きょうは代表質問ですので、竹中市長、どうかよろしくお願いをいたします。  まず、そもそも論で恐縮ですけれども、市政運営方針ですよね、これは。こんな形といいますか、このようなものでよろしいのでしょうかという、甚だ素朴な私の疑問なんですけれども、確かに文字数もページ数も膨大でございますが、市長も読むだけでお疲れになっていらっしゃるようでございましたけれども、もっと大変なのは、聞いているほうだったと思いますけれども、だらだらとインパクトがなくて、無駄に長い。  こちらは、これはやめときますけれども、市政運営方針に定義、制限はないんでしょうけれども、泉南市の場合は、代々これでいいのだということだったんでしょう。これは当然、あくまでも私の想像にすぎませんが、この市政運営方針竹中市長の本心には、かなり乖離があるのではないでしょうか。  そういう意味では、突っ込みどころは随所にやたらにちりばめられておりますけれども、一応代表質問ということでございますので、一々突っ込んでも時間が費やされるばかりですので、ほとんど意味がないと思います。  それにしても、これって市政運営方針と言えるのでしょうか。何と申しましょうか、これは無理もないといえば、そうなんでしょうが、何しろ財政難にがんじがらめにされてしまっているわけですから、私の素直な感想ですが、はっきり申し上げて、この竹中市長の令和2年度市政運営方針は、ビジョンがないということに尽きます。  全体にこれは事務事業の逐次説明のようなものではないのでしょうか。それならそれでわからなくもありません。ここ数年、泉南市のさまざまな課題の帰結は、全てはりんくう公園ということなんですが、そんな安易な発想でよろしいのでしょうか。  そこで、これはほとんど関係がないといえば語弊がありますけれども、泉南市にはおよそ参考にはならないとは思いますが、ある種のポジティブな刺激にでもなってもらえればと思います。  かの明石市でございます。明石市の2020年度施政方針を何げなくふとのぞき見してみました。驚きました。例の明石市長は、あの有名な明石市長でございますが、これからのまちづくりという表題のくくりの中で、新年度は、先ほども出ていましたけれども、SDGsをまちづくりの基軸と位置づけていくと言っています。  よくもまあ、このおっさんがと思うと同時に、私は彼自身の資質に進取の精神が備わっているのか、あるいは優秀なブレーン、スタッフを周りにそろえているのかと、うなりました。
     私は彼をよく知りません。もとより傾倒もしてはいません。ひょっとすると、彼一流の政治的なはったりかもしれません。彼にしてみれば、この際、はったりでもいいのではないでしょうか。彼は彼なりに信念と結果に責任を持つ覚悟があるのでしょうから。  それは、これまでのよくも悪くも市民を巻き込んだ彼の生きざま、往生際にあらわれています。私は、決して役人などではない情緒をも包含できる明石市民のリーダーたる姿を彼に見てしまいます。  明石市長はSDGsの理念は、明石市がここまで進めてきた子どもを核としたまちづくり、誰にもやさしいまちづくりの理念と合致するものだと言っています。自信があふれているように見えてしまいます。  立場も情緒も観念も往生際も違うであろう竹中泉南市長に感想を求めるのは無理があると思います。泉南市のSDGsについては、後に質問をさせていただきます。  ここまでは別に答弁は結構ですから、反論があればしてみてください。なければそれで結構です。  それでは、改めて質問をさせていただきます。代表質問ですから、当たり前の話ですが、竹中市長の令和2年度市政運営方針にのっとって質問をいたします。  昨年は、公金の着服や交付金の二重申請など、多くの不祥事や不適切な事務処理事案が発生したと、竹中市長のこの令和2年度市政運営方針の書き出しは始まっています。  そして、市政は市民の負託を受けて運営しており、その信頼を確保することは極めて重要でありますと、私には甚だ空々しく聞こえる文脈が続きます。  これは、あくまで私の私見ですが、市長のこのうすらとぼけた人ごとのような物言い、態度を市民はどう受けとめられるのでしょうか。一面的、あるいは近視眼的には市長のおっしゃるとおりではありますが、2次元、3次元での市民の信頼ということの本来のといいますか、本質の意味を、市役所内にずっとおられる市長は、果たして御存じなのでしょうか。お考えになったことはあるのでしょうか。  一方、議会については、ほとんど議会対応を軽んじてこられた竹中市長は、議会についての御認識が薄弱なのかもしれません。  あるいは、私のような市長からすればややこしい、やからがいる議会には、余りかかわりたくない、相手にしたくない。この際、議会の言い分は封殺してとお思いなのかもしれません。あえて申し上げます。  実は、市長と同様に市民の負託を受けた議会議員もまた市民に対して、その責務を果たさなければならない使命があるのです。議会は憲法第93条1項の議事機関として置かれ、地方自治法において1つの制度として定められています。  泉南市議会は、泉南市の意思を決定する機能及び執行機関を監視する機能を担うものとして、同じく市民から直接選挙された泉南市長と相互に牽制し合うことにより、地方自治の適正な運営を期すこととされています。  その泉南市議会が、そのみずからの責務を果たすべく令和元年第4回泉南市議会定例会において、竹中勇人市長に対する問責決議を賛成11、反対1という圧倒的多数で可決しています。  この泉南市民の片やの代表者たちの意思、すなわち泉南市民を代表する意思を、もう一方の市民の代表である市長がおろそかにできるのか。あるいは無視できるのか。市長に本当に市民の権利を尊重するお気持ちがおありであるのなら、市民が求める市民への説明責任として、そして泉南市の主権者たる市民への最低限の礼儀として、市長として言いたいことがあるでしょう。不満なら不満、否定なら否定、認めるなら認めるとする明らかな声明を、常識のある人間同士の道理として、泉南市民に対して出すべきではないでしょうか。  問責決議が可決された後のテレビのインタビューでの市長の不遜な態度に、憤りをたくさんの市民が覚えているとおっしゃっています。市長は、問責決議を看過できないのではないでしょうか。  市長が、泉南市民を泉南市の主権者と認めていらっしゃらないのであれば、これは全く別な話になります。御見解をお示しください。  議会の問責決議などは、意に介していないということであれば、率直にそうおっしゃってください。今後は、市長に対する究極の対応を検討させていただきます。 72 ◯議長(南 良徳君) ただいまの森議員の質問に対し、市長の答弁を求めます。竹中市長。 73 ◯市長(竹中勇人君) 問責決議をどう受けとめているかということでございますけれども、私と同じく市民の負託を受けた議会議員からの私に対する問責決議が提出・可決されたことに対しましては、非常に重く、かつ真摯に受けとめているところでございます。  問責決議の中で御指摘を受けた内容につきましては、改めて改善することに注力し、全力で信頼回復を図りたいと思っているところでございます。  そのため、内部通報制度の充実や、内部統制制度の導入などに全力で取り組んでいく所存でございます。  また、私も皆様方と同じく、市民の負託を受けた身でございますので、市政運営の責任者として新しい時代に向けてのまちづくりを実現させていくために、常に真摯に誠実に市民のため、あくまでも先頭に立って責任を背負って臨んでいく所存でございます。 74 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 75 ◯15番(森 裕文君) 市長が本当にそのように思っていらっしゃるならば、なぜいろんな問題、不祥事、事件について市民の前に出て説明をなさらないのか。市長こそ説明をすべきでしょう。我々が幾ら宣伝をしたところで、市長の言葉を市民は待っているはずです。  問責決議の中身の1つとなりました国民健康保険会計の過剰請求、返還金が生じた問題について、3月2日に発表がありました。処分について、職員の処分について。  令和2年2月28日に、地方公務員法に基づき職員の懲戒処分を行ったということでございますが、部長以下4名の方が戒告、訓告がお二人、厳重注意がお一人、これについてその処分については、私はよくわかりませんけれども、妥当なのかどうかというのはよくわかりませんが、まず、それにつけても不思議なことは、ここに市長の処分がない。これはどういうことですか。 76 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 77 ◯市長(竹中勇人君) 私の処分につきましては、昨日もお答えいたしましたように、公金横領の事件、そして今回の国民健康保険の過剰請求の問題、これにつきましての事件が全て解明した後に、私自身の処分をみずからの処分を課したいというふうに考えてございます。  今回処分いたしましたのは、処分については、地方公務員法上の処分ということでございますので、御理解いただきたいと思います。 78 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 79 ◯15番(森 裕文君) わかりました。それについては、もう一度後でお伺いをいたします。  それで、この中身なんですけれども、処分についてというこの書類なんですけれども、この中に、処分に至った事実の概要というのがございまして、何と書いてあるか。経済的な損失はないものの、市の行財政運営に大きな影響を与える事案であり、何より市民に心配を与え、市や国民健康保険事業に対する信頼を大きく失墜させる事案であるため、関係した職員の処分を決定したと書いてあるんですよ。  ここに市長のお考えの、何ていいますか、根性といいますかね、垣間見えていると思うんですよ。経済的な損失はないですか。言いたいことは、市は損していないやないかと。それのどこが悪いねんと、そう言いたい、違いますか。  損失はありますよ。一般会計から繰り出しをするんですよ。法定限度額いっぱいの一般会計からの繰り出しを。年間1億以上です。5年にわたって繰り出しをするんですよ。この1億数千万というお金は市民の負担ですよ、全て。市民負担ですよ。それをわかっていながら、すっとぼけて経済的な損失はない。それは余りにも市民を愚弄しているんじゃないですか。  この1億数千万の一般会計のお金は、国民健康保険に加入していない方もお支払いになった税金ですよ。それを市民に説明もなく、経済的な損失はないと言い切る。その根性に私はあきれてしまいます。御答弁を。 80 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 81 ◯市長(竹中勇人君) 財政支援のための投入につきましては1億1,000万余りですが、これは一般会計からの繰りかえを、投入をすることになってございます。これは国からの交付金がその分交付税で措置をされているということでございますので、泉南市からの市の財源からの持ち出しというよりも、交付金で措置をされているもので、これは法的に充当しなさいというものでございますので、それはそのように従う。  今まではずっと黒字が続いていたと、実際には黒字はなかったわけでございますけれども、黒字が続いていたように見えておったので、それについては、ちょっと圧縮しての繰り出ししかしておらなかったわけですけれども、今回そういう事態が発覚したということで、それについては交付税措置をされているもの全額を、満額をそちらのほうに投入するということでございます。 82 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 83 ◯15番(森 裕文君) こんな質問を私もしたくはないですがね、交付税というのは何だか市長は御存じですか。なぜ、泉南市は交付税を受けているんですか、国から。国からじゃないですよ。もともと国民が払ったお金を国が配分しているだけの話ですよ。市民の税金ですよ、交付税も。国からもらっているんじゃないです。そんなこともわからずに市長をやっているんですか。 84 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 85 ◯市長(竹中勇人君) 交付税はもちろん税金でございます。泉南市にいただいている地方交付税の一部は……(「いただいているんじゃない」の声あり)当然のことに泉南市民からの税金も含まれているというふうには認識しております。  ただ、財政的に裕福なところの税収も、それを全国にまくばるという意味での交付税措置ですので、御理解いただきたいと思います。 86 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 87 ◯15番(森 裕文君) 物事を歪曲して、歪曲的に遠回しに語ってごまかそうとするのはよくない態度ですよ。  それから、処分の問題ですけれども、後に処分をされるんでしょうけれども、市長御自身の処分をされるんでしょうけれども、全容解明の後とおっしゃっていますけれども、全容解明とは一体何ですか、何なんですか。その全容解明はいつかなうんですか。 88 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 89 ◯市長(竹中勇人君) 全容解明というのは、公金横領の事件、それから国民健康保険、国民健康保険については、まだ全てが解決したわけでございませんけれども、一応一旦はこの方向性が決まったということで、これについては一旦落ちついた状態になったかなというふうには思っております。  ただ、公金着服のこの公金横領の事件につきましては、今現在警察のほうでの捜査中でございまして、これはいつになるということは明確にはわかりません。しかし、その全容、全てが解明するとは申しませんが、ある一定事件が解明できた段階で、私自身の自分自身の処分は考えさせていただきます。 90 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 91 ◯15番(森 裕文君) 警察は、一生懸命やられておるんだろうとは思います。ただ、この前も言いましたけれども、警察、検察の目的とこの市政運営とは、必ずしも一致しない。警察は時間かかるんですよ。起訴して、有罪にするための材料をそろえて、起訴しなければならないわけですから、しかも罪状も重いものにしたいという意向があるわけですから時間かかるんです。時間かかってもいいと警察、検察は考えているんです。  ところが、泉南市政というのは、刻一刻と市長が動かしていかなければならない市政なんですよ。そんなもの待っていて、処分する、処分すると言ったって、いつのことになるやらわからんのですよ。けじめはけじめとしてきっちりと市民につけないといけないんですよ。どうですか。 92 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 93 ◯市長(竹中勇人君) けじめはけじめとしてしっかりつけるつもりでおりますので、それはある一定時期が来たときということでございます。  先ほども言いましたけれども、全容解明するのには、それはいつになるかは、ちょっとはっきりわかりません。しかし、全容解明に至らない段階ででも、ある一定めどがついた段階で、私の処分は自分なりに考えさせていただきます。 94 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 95 ◯15番(森 裕文君) それで、処分するということは、処分されるんでしょうけれども、一定の罪を認めていらっしゃると、市長自身がね、だから処分するんでしょうけれども、それでは、市長が犯した間違いについて、市民にはいつどのように謝罪するおつもりですか。 96 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 97 ◯市長(竹中勇人君) まずは、全容解明に向けて、警察とともに、しっかりとそれに向けての対策を講じていきたいと、調査等協力していきたいというふうに思っております。それにめどが、一定のめどがついた段階で、その辺の処分とともに、市民に対する説明もさせていただきます。 98 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 99 ◯15番(森 裕文君) 市民は見ています。物事から逃げたらだめです。不作為の問題がありましたよね。平成21年度には市長は知っておられたと、問題があることを、赤字があることを知っておられたと。その後、放置したわけですわ。市長は市長になるまでも、市長になってからも。これは、私は不作為だと思いますよ。市長、どう思われていますか。 100 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 101 ◯市長(竹中勇人君) 私が知っておったということではございません。私は疑問点の指摘をしたということでございます。あくまでも、その内容についてこういう事態になっているということの把握は一切できてございません。あくまでも疑問があるということの指摘をしたわけでございます。それについての措置は、所管の部長がやっていただいたというふうに理解をいたしてございます。 102 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 103 ◯15番(森 裕文君) では、なぜ内部通報しなかったんですか。 104 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 105 ◯市長(竹中勇人君) その当時、上司に疑問があるということを言ったのは、内部通報でございます。 106 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 107 ◯15番(森 裕文君) だから、わかっているんじゃないですか、初めから。懸念を持っているんじゃないですか。  公務員の務めはどうなっているんですか。市民のために働く、それが公務員でしょう。それを隠すことが市民のためになるとは到底思えないでしょう。  次にいきます。信頼回復に向けてと。組織改革や職員の意識改革に全力で取り組むとおっしゃっているわけです。これも私の私見でございますが、甚だ信憑性に欠け、いかにも安易に使われてしまっている軽い言葉です。なぜなら、これまで四半世紀以上できていなかった改革が、何の根拠もなく今になって急にできるようになるなどということは、ほかの泉南市民はいざ知らず、少なくとも私だけは信用しません。  私が本質的に最も嫌いな言葉は、便宜的に通俗的に使われてしまう政治という言葉ですが、その意味で私は政治家になりたいとか、政治を行いたいなどと考えたことは一度もありません。  ですから、政治は結果などとは絶対に申したくありませんが、市民にとっての竹中市政の結果は、もう既に明らかになっています。向井市政、竹中市政、すなわち役人による役人のための市政の結果は、皆さんよく御承知のとおりです。  組織改革、意識改革、この言葉を恥ずかしげもなく、私自身も数限りなく使ってまいりました。今となってはまことにもって羞恥にさいなまれる日々でございます。無為に言葉だけが躍り、実態は空っぽであったと、私は今ここに後悔とともに断言します。反論があればしてください。  組織改革、意識改革の真意のかけらでも、四半世紀以上に及んだ向井・竹中役人市政に存在していれば、こんなばかげた不祥事件が頻発することなどはありようもなかったはずです。  この泉南市役所の組織は、一般的な通常の診断処方がきくような状態の組織では、もはやないのです。このような重篤な病状の泉南市政を建て直すには、もはや穏便で常識的な改革などではなく、泉南市役所の組織は、早急なスクラップが必要な事態に至っているのだと私は考えていますが、当然市長はそうはお思いになっていらっしゃらないでしょうし、そんなことを考えてはならないというリモートサポートもあるのだろうとお察ししてもいます。反論があればおっしゃってください。  竹中市長の泉南市役所のスクラップ・アンド・ビルドについての見解をお聞かせください。なければ単純に、ないで結構です。 108 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 109 ◯市長(竹中勇人君) まず、先ほどの内部通報のことでございますけれども、私は知っておるということでの内部通報を行ったというわけではございません。疑問があるということでの上司への通知を行ったということでございます。  それから、組織のスクラップ・アンド・ビルドについてでございますけれども、御承知のとおり、本市におきましては、公金の着服や交付金の二重申請など、多くの不祥事や不適切な処理事案が発生をいたしました。また、以前にも留守家庭児童会に係る不適切な事務処理が起こってございます。  私といたしましても、これらの不祥事が続く事態は非常に残念であるという思いでございます。市政は市民の負託を受けて運営しております。その信頼を確保することは、極めて重要なことであるというふうに思っております。  多くの職員は、誠実に職務に取り組んでおりますが、一部の職員にあっては、他の職員の不祥事を他人事と捉えてしまいまして、気の緩みもあって、不祥事が発生してしまっているということでございます。  私の強い思いでもございますが、この組織をスクラップ・アンド・ビルドする気概で、不祥事の根絶に全庁を挙げて取り組んでいかなければならず、改めてではありますが、市民の負託に応え、信頼される行政組織となるために、私は先頭に立ちまして、強い決意のもと、全職員とともに取り組んでいく所存でございます。  特に、組織をスクラップ・アンド・ビルドするというよりも、職員全員の心の中の考え方といいますか、精神をスクラップ・アンド・ビルドしていく必要があろうかというふうに考えておるところでございます。 110 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 111 ◯15番(森 裕文君) もちろんたくさんの職員が誠実に真摯に仕事をされていることは、私もよく存じております。市長がおっしゃるように、一部に不心得があると、市長もその一部の中と違うんですか。  自分だけは違うと皆さん思っていらっしゃるでしょうけれども、市民に信を問うたらどうですか。議会も責任を感じておりますので、それなりの市民に信を問う必要はあるでしょう、事ここに至ったら。それがスクラップ・アンド・ビルドの始まりだと私は思いますが、いかがでしょうか。 112 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 113 ◯市長(竹中勇人君) 私といたしましては、今の状態で副市長不在の中で市民に信を問うということは、今コロナウイルスの対策も万全にできている状況ではございませんので、そのようなことを今直ちにやるべきではないというふうに考えてございます。 114 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 115 ◯15番(森 裕文君) コロナウイルスの蔓延で、大変難儀な中で、この泉南市議会は開催させていただいているんです。一生懸命真面目に審議して、誠実に一歩でも前へ進めていかなければならない。同じことを何遍も何遍も繰り返しているような議会だったら、やめたらいいんです。先へ進まなければいけない。  50周年についてお伺いをいたします。  率直にお伺いをいたします。ただいまの貧すれば鈍する、あらゆる意味で、過酷な現状の中での泉南市において、50周年という節目を迎える泉南市の祝賀行事に、泉南市民の将来に向けてのどのような意義があるのか、私は疑念を抱かざるを得ません。  私ごとですが、泉南郡信達町市場2093番地ですが、そこに生を受けた私は、昭和の大合併で泉南町が誕生した信達第一小学校に入学し、誕生した年にですね。  市制施行の年は、たしか二十歳であったかと思います。当時は生まれ故郷泉南を離れて暮らしていましたけれども、泉南市誕生を異境の地の周囲に喧伝し、快哉を呼んだこともありました。まさに先達はあらまほしきことなり。きょうまで泉南市を支え続け、発展に貢献していただいた先達の市民の皆様には、はかり知れない感謝をし、心底より御礼を申し上げたく存じます。  そして、先達市民の皆様とともに、50周年をお祝いしたいと思う気持ちは、私にも誰にも負けないあふれるほどにあります。  しかしながら、私ならまことに申しわけありませんが、ここはあえて何とぞ祝意の吐露のみで御容赦を願いたく存じます。泉南市は今未曽有の危急存亡のとき、さなかにあります。危機からの脱出に向けて議会行政ともども、身命を賭して取り組みますので、祝賀行事の儀はいま暫く御猶予願えませんでしょうか。伏してお願いいたしますと市民に申し上げますが、祝賀行事に向けての市長の見解をお聞きします。  こういう夢のない、例えは市長のお気には召さないのかもしれませんが、市制50周年事業予算の880万で、例えば、例えばですよ、どれだけのガタガタの生活道路が舗装改修できるでしょうか。そのことで、困っている市民がどれだけ助かることでしょうか。 116 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長
    117 ◯市長(竹中勇人君) 市制施行されて50周年という節目の年でございます。我がふるさと泉南市の50歳の誕生日を、市民と一緒にお祝いをしたいというふうに思っております。  魅力ある泉南市を市民の皆様と改めて再確認していただくとともに、シティプロモーションの一環として50周年を機に、さらなるアピールをしていきたいというふうに考えてございます。  記念式典を初めとする市が主催する事業に加えまして、市民団体や事業者とも連携しながら、市全体で50周年のムードを盛り上げていきたいというふうに考えてございます。50周年の事業は今の計画どおり実施をしていきたいというふうに思っております。 118 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 119 ◯15番(森 裕文君) ほな、まあ勝手にしなはれということです。  SDGsなんですけれども、SDGsを原動力とする地方創生についてなんですけれども、先ほど明石市長の市政方針を披瀝しました。SDGsを原動力とする地方創生ですけれども、竹中市長市政運営方針の中で、唐突感が否めないSDGsという言葉に接してみると、私は正直に、何じゃこりゃという、明石市の場合とは全く別の驚き、違和感を禁じ得ませんでした。  持続可能な開発目標、SDGs、サステナブル・デベロップメント・ゴールズ、教育長、それでいいですかね。  これは言うまでもなく、国連サミットで採択された国際社会全体の17の、先ほども紹介がありましたけれども、国際目標でございまして、全ての関係者の役割を重視し、誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指して、経済、社会、環境をめぐる広範な課題に統合的に取り組むものでございますけれども、私にしますと、SDGsとは、まことに結構なことですなとしか、現状の泉南市行政について責任を持って判断する立場の泉南市議会議員としての私には、言いようがありません。  確かに国は広く、全国の自治体において積極的に推進していくことが重要とは説いています。それに対して、すぐに反応を示して取り組み姿勢を明らかにした明石市長、ほかにもSDGs未来都市、あるいは自治体SDGsモデル事業に名乗りを上げた自治体も数多くあります。  安倍総理大臣も、地方でのSDGsの推進は、まさに地方創生の実現に資するものですと言ってはいます。安倍総理自身がSDGsを理解していらっしゃるのかどうかは私も存じませんが、誰一人取り残さないどころか、泉南市そのものが取り残されかけているんです。  SDGsなどにはとてもついていけない。泉南市固有の未成熟な行財政の、そして組織の問題・課題を安倍総理が全く知らないのは間違いのないことでしょう。  市長以下、泉南市職員の皆さんには、泉南市が置かれている状況をしっかり認識していただいて、本当に背伸びせずに、しっかりと地に足を踏ん張って現実に立ち返っていただきたい。SDGsを原動力とする地方創生についてですが、ここで具体的な議論はするべきではないということを、私も心得ています。市長もする気はないでしょうし、したくもないでしょう。  一応市政運営方針ですので、国の政策方針でもある地方創生に触れないわけにもいかなかったんでしょう。他意はないんでしょう。ところが、国レベルでの地方創生の話は、もはや泉南市の視野からは、はるか彼方先にまで進んでいってしまっていて、なぜか、SDGsにまでいってしまっているんです。  ここで無理をして追いつこうとしても、悲しいかな基盤がないので、徒労に終わってしまうことぐらいは、一々例を挙げませんけれども、今までの数々の一見先進的な取り組みが空回りした経験から、十分おわかりでしょう。それでも、SDGsに対して意気込みがおありでしょうか。  泉南市なりの地に足のついた地方創生を一から構成すればよいのだと私は考えています。それが何かについては、機会があれば改めて述べさせていただきます。  例えば、後に質問しますが、地道に改めて企業誘致にまず一歩を踏み出すことなどがそうだと思います。御見解があればお聞かせください。なければそれで結構です。 120 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 121 ◯市長(竹中勇人君) 御指摘のSDGsでございますけれども、2015年9月に国連サミットで採択され、2030年までの持続可能で、よりよい世界を目指す国際目標であるというふうにされておるものでございます。  本市におきましても、SDGsの達成に寄与できるよう、第2期泉南市まち・ひと・しごと総合戦略、いわゆる地方創生の第2期分でございますけれども、このプロジェクトとして取り入れているところでございます。  この内容につきましては、まだ国のほうの査定がおりてございませんので、改めて6月議会でこの辺につきましては、補正の提案をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。  JETプログラムを活用した国際化教育の推進、また誰一人取り残すことなく、誰もが活躍できる社会の実現を目指すなどの「子どもにやさしいまち・すべてのひとにやさしいまち・泉南戦略」なども、これの1つでございます。  また、御指摘のとおり、国や府が主導するSDGs未来都市などには、参加はいたしておりませんけれども、本市においてもSDGsを原動力とした地方創生の観点を重視しながら、本市の規模、環境に応じた市民ニーズに合致するような事業に取り組んでいく所存でございます。 122 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 123 ◯15番(森 裕文君) 誰も取り残されない、非常に大切なことであるとは思います。しかしながら、さっきも言いましたけれども、泉南市自体が取り残されかけているんです。その自覚がない限り、いろんなことをやっても身につかないでしょう。  教育環境づくりについて質問をいたします。  学校教育の内容につきましては、私は議論できません。その資格がないことを自覚しています。ですから、今まで学校教育の内容について質問したことはほとんどありません。  決めつけるのは失礼かと存じますが、市長も私と似たり寄ったりだと思いますが、違ったら本当にごめんなさい。大いに反論してください。  私が語れることは、学校教育はその中身もさることながら、その教育の中身を包摂できる器も大いに大事ではないでしょうかということでございます。  少なくも、崇高なるべく教育者の領域を凌駕するつもりのない我々、そしてこれは私以外の議員たちにも甚だ失礼が及んでしまうことを承知で、懲罰も覚悟して申しますが、私のようなたかだか議員風情が教育に及んでできること、するべきことは、教育の器の整備に貢献することにほかならないのだと、私は勝手に思っています。  どなたもおっしゃるとおり、泉南中学校の器はやっと何とかなりました。そして市民の関心は端的に、当然、その後はどうするんだ。泉南中学校以外の学校についてはどうするんだということでしょう。  それについては、私も市長からいまだ明確な答弁は聞いたことがありません。何ゆえか、学校の統廃合に係る市民感情の問題等々もあるでしょうが、主にはというよりも、ほとんどが財政の事情と言っても過言ではないでしょう。  私は少なくとも、肝心かなめの財政の事情だけでも、市民にはっきり説明するべきだと思います。泉南市の財政は、少なくとも向こう5年間は好転しません。好転どころか、マイナス基調ですので、とても学校建設に着手できる状況ではありません。  さらに、その先についても、非常に不透明と言わざるを得ませんと。そうすると泉南中学校の次の番を待ち望んでいる市民の皆さんは、一斉におっしゃるでしょう。「市長、何やってんや」と、「議会は何やってんや」と、「そんな不公平なことでええのか」と。そうです。市長も議会も市民から罵声を浴びることになります。平身低頭することになります。  我々はできないことを、市長はお嫌いでしょうが、陳謝して平身低頭しなければならないのだと思います。それでも諦めずにできる方策を暗中模索し続けて、何とかする算段をするのが、我々教育環境づくりにいそしむ者の責務ではないでしょうか。  市長は、将来市民に今以上の負担をかけることはできないと、はっきりおっしゃいました。それ自体は立派なお考えです。ではどうするのか。そこまで言わないと、それは問題の先送りにすぎず、無責任のそしりは免れません。  これはたわごとに違いないのですが、そのうちに国からお見えの教育長が思いもよらぬ朗報をもたらしてくれるやもしれません。市民が手を差し伸べてくれるかもしれません。あるいは、市民に御支援、御協力をお願いする方策もあるのかもしれません。  そんなたわごとの類いはともかくとして、教育は国の礎であり、泉南市にとっても、将来を潤す源泉でなければなりません。学校施設のあり方について、いいかげんにはっきりした方針を示さなければなりません。  このままでは、学校教育を因として、泉南市を捨てて離れる市民も増加しないとも言い切れません。財政が教育を犠牲にしてはならないことを本当に理解しているのであれば、市長の究極の決断が早期に必要です。竹中市長に、その存念と覚悟はおありでしょうか。 124 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 125 ◯市長(竹中勇人君) 御承知のとおり、少子・高齢化が進んでおりまして、子どもたちの人数がどんどん減少している状況にございます。  ともなれば、当然のことながら、学校の再編を考えるべきであるというふうに思っております。この現状から、子どもたちにとって最適な教育環境を整えるべきでございまして、ここ5年から10年の間には、必ず学校の再編を実施していかなければならない状況にあるというふうに考えてございます。  学校の統合再編につきましては、教育委員会において、確認した方向性に沿って、学校のあり方についての計画案を策定いたしまして、その後、その案をもって丁寧に時間をかけて地域住民の皆さん方、保護者の皆さん方の御意見を聞いて、最終的な計画を立てることといたしてございます。現在、教育委員会の事務局において、鋭意作業を進めているところでございます。  その後、庁内検討委員会におきまして、財政、まちづくり等の視点も加えた上で、一定の計画案をまとめ上げ、住民説明会において提示し、説明を行っていく所存でございます。これからそれに向けて進めてまいりますので、御理解いただきたいと思います。 126 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 127 ◯15番(森 裕文君) 丁寧な議論はもう十分したでしょう。これは一体誰が進めているんですか。責任者は誰なんですか。 128 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 129 ◯市長(竹中勇人君) まず、計画案については、市民の皆さん、保護者の皆さん方の御意見を聞くというのは、まだそういうことは行っておりませんので、その辺については丁寧に御意見を頂戴したいというふうに思っております。  学校の教育については、教育委員会でございますけれども、教育長以下教育委員会議でございますけれども、学校施設につきましては、私が責任者であるというふうに認識をいたしてございます。 130 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 131 ◯15番(森 裕文君) 永遠に議論して検討したらよろしいですわ。誰かが決断しないと何も動かないです。そのうちに市民がしびれを切らして、こんなところにおれんわということになっても、私は知りません。  それでは、財政面の取り組みについて、泉南市は2010年に財政早期健全化宣言を出しました。そろそろ10年になりますけれども、何の結論も得られず、宣言は野ざらしになっています。  泉南市の行財政改革と称する方向性の判然としない緊縮財政は、平成9年からということですから、優に20年を超えています。まさに十年一日、二十年一日繰り返されて、制度疲労もさることながら、職員たちの疲弊も限界に達しているのではないでしょうか。それが頻発する不祥事の遠因とはなっていないとも言い切れないのではないでしょうか。  最近の各地の財政非常事態宣言を御存じでしょうか。つい最近のことですが、2月26日、東京都日野市は、令和2年度予算において税制改正などに伴う市税収入の悪化や、会計年度任用職員制度への移行に伴う歳出予算の増加などを受け、大幅な財源不足が発生しました。  今後、歳入予算は減少、歳出予算は増加していくことが見込まれる中、これまでと同様の財政運営では、真に必要な行政サービスの提供が困難になると予想されます。このことから、将来にわたり、持続可能な財政運営を続けていくため、財政非常事態宣言を行うこととしましたとする財政非常事態宣言を発令しました。  市民の皆様へのお願いとして、今回お知らせした財政状況を御理解いただくとともに、諸力融合のもと、皆様と力を合わせ、この財政危機を乗り越えるための取り組みを進めていきますので、御理解、御協力をお願いしますと市民に危機感の共有を求めています。  令和3年度からの5年間を、財政再建期間として、令和2年度には財政再建計画を策定し、三役の報酬カット、計画道路の工事休止、働き方改革による時間外手当の削減、市負担が大きい既存事業の見直しを行い、夏をめどに方向性を決める方針だと公表をしております。  これ実はそんなに財政状況は悪くないんですよね、この日野市というのは。要するに心構えの問題、心構え。感想というか、何か言うことがあれば言うてください。 132 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 133 ◯市長(竹中勇人君) 日野市の状況につきましては、詳しいところまでは把握できてございませんけれども、財政力についてはもう全然違うわけでございまして、予算につきましても、あるいは標準財政規模につきましても、泉南市の2.5倍ぐらいの規模のある大きなところでございまして、財政的に非常に余裕がある市であったということです。  1つは、税制改革あるいは日野市ということで、日野自動車がある市なんですけれども、その日野自動車が移転をしたということも、その辺の原因にあったのではないかというふうに思うところもございます。  それと、財政的に非常に裕福であったということで、今まで行財政改革に余り取り組んでいなかったということもあったというふうに聞いてございます。  そういう状況からいたしまして、私どもは非常に財政規模も小さいし、決して裕福な市ではございませんので、そういう意味では、もう随分以前から行財政改革に取り組み、そして財政健全化につきましても、健全化宣言を出してやってきたというところでございます。  日野市とは根本的に構造的に違うということでございますので、我々は我々として小さいながらの規模で、しっかりと行政運営をしていきたいというふうに考えてございます。 134 ◯議長(南 良徳君) 森議員。 135 ◯15番(森 裕文君) 誤解をされているようですけれども、日野市ですら、宣言を出しているということを私は言うているんです。市民に説明をしたい、危機感を共有したいと、泉南市の全ての問題は、市長自身の市民に対する説明責任感のなさですよ。そこに全てが起因しているんです。何回言っても同じことだ。  終わります。 136 ◯議長(南 良徳君) 以上で未来せんなん 森議員の代表質問を終わります。  これをもちまして、代表質問を終結いたします。  会議の途中ですが、午後1時30分まで休憩いたします。       午後0時 2分 休憩       午後1時30分 再開 137 ◯副議長(金子健太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第3、一般質問を議題といたします。  この際、申し上げます。今定例会における一般質問の各質問者の持ち時間については、その答弁も含め、1人1時間といたします。  これより順次一般質問を許可いたします。  初めに、14番 田畑 仁議員の質問を許可いたします。田畑議員。 138 ◯14番(田畑 仁君) 皆さん、こんにちは。ただいま金子健太郎副議長より、ちょっと名前は間違えられたんですけれども、指名を受けました自由民主党の田畑 仁でございます。  一般質問がトップバッターということで、昨日から代表質問ですか、きょうの午前中までありました。各会派の代表の方が、それぞれの泉南市の未来、将来を思い、竹中市長に対して立派な質問を皆さんやってはったなという思いでございます。  でも、しかしながら、私自身はやっぱり竹中市長の答弁を聞いて、泉南市の未来や将来が見えたわけでもなく、また、過去の反省も感じられず、何かやっぱり残念でした。  残念という言葉が竹中市長に対して失礼なのかもわからないんですけれども、私自身はやっぱり全くビジョンというものを感じられなかったのが本音です。  残念なのはもう1つあって、私は自民党の所属ということで、今回の国保の計算間違い、5億円の返還ということで、中央、厚生労働大臣に会いに行くのを、よその議員から聞いたというのは、非常にやっぱり残念でしたし、私自身も竹中市長とやっぱり議会、議会というより私自身ですかね、公明党の中尾議長のとき、私は副議長であったときに言ったとおり、竹中市政になってすごく議会と行政との距離感を感じるということを、非常に言うていたんですけれども、まんまと今回私の、何ていうんですかね、残念という言葉を使わざるを得ん状況になったというのは、非常にやっぱり残念であります。  残念、残念言ったところで前には進まないので、私自身も子どもではないので、こういったことを言うんではなくて、竹中市長がやりたい、ずっとやりたいと言っていたオープンウオータースイミングですか、こういうキャンペーンもやりながら、しかしながら、僕は真っ直ぐ竹中市長と、また行政の皆さんとは真剣にやりたいというふうに思っています。  今回、一般質問ということで、たくさん書かせていただきました。まだまだ書きたかったです。まだまだ聞きたいこともあるし、まだまだ言いたいこともあるし、まだまだ不安なことだらけです。  でも、途中でもうやめました。切りがないしね。やっぱり今、泉南市が抱えている問題を中心にやっぱりやっていかなければいけないなということで途中でとめたんです。  先ほどから代表質問で何も感じなかった。竹中勇人市長の姿が見えないんですよ。コロナの対策にしろ、今回の国保にしろ、何にしろ、担当課、担当課で竹中勇人さん自身、市長自身の姿が全く感じられないんですね。これは非常に残念です。  私は、一般質問のあれがありましたよね。人事の問題、きょうはあえてリアルタイムにこんなことを言うのは何なんですけれども、これは先にもう人事からいきます。  感じられないんですよね。統率力というんですか、リーダーシップが竹中市長に本当に感じられていないのが、今の本音であります。  先ほどもありましたよね。国保の計算ミスで何人かの処分が出ましたね。訓告、戒告、非常に出ていました。あれを見て、これは私1人の何というんですかね、議員としての感情なんですけれども、全く納得していません。  あの人事の賞罰委員会かどこかで決められたことが、今必要なんでしょうか。あれ、誰のために、誰のためにあんな答えを出したのか。これはもちろん大阪維新の会の山本優真議員とは、少し意見が違うかわからない。でも、あくまでも私自身、議員としては全くもって、あれは間違っているんじゃないかなと思っています。  あそこまできつい、確かに金額は5億円という大きな大きな問題ではあります。しかしながら、一生懸命仕事していた人間がミスをして、あそこまで大きな処分を受けるならば、この後のくみとり券の処分はどうなるんですか。どこまでの処分をもっていくんですか。あれをどういう形で決めたのか、まずそれをお答えください。 139 ◯副議長(金子健太郎君) ただいまの田畑議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。野澤総合政策部長。 140 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) まず冒頭、今回の国保の返還金のことにつきまして、私は人事を預かるものとしまして、こういうきちっとした申請ができていなかったということは、まずおわび申し上げます。  今回の処分の経過でございますが、当然職員の処分となりますと、賞罰委員会というところで、一定市長のほうから諮問があります。それにつきまして、賞罰委員会におきまして、その内容、中身を審議しまして、それを答申して、最終、任命権者である市長が判断をくだすという流れになっております。  処分の内容、戒告ということでございますが、これは過去の処分の例であったり、そもそもあります懲戒の処分の基準、それに沿って判断をさせていただいたものでございます。  戒告というのは、当然今回あったことの事実の確認、それを将来に戒めるという処分でございます。したがいまして、この内容について、処分のあった者は当然ではございますが、こういうことの中身、処分というのは結果でございますので、職員一人一人こういうことにならないように、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに考えております。 141 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 142 ◯14番(田畑 仁君) 野澤部長、1つ答えていないの、構わない、くみとり券のときの処分はどうするのか。どれだけ重たいやつをやるわけ、もう構わない。  きのうの代表質問がありましたように、市長の口からONE TEAMという言葉が出ました。ONE TEAMなんか到底もうなっていないよ。泉南市役所のガバナンスは完全にもう壊れている。ただ、百歩譲ってONE TEAMであっても、もう応援団、市民の応援団はかけ離れてきているからね。泉南市役所だけの漫画みたいな絵に描いた餅に我々乗っていくわけにはいかない。  この処分によって、どれだけの人間が、多くの処分されていないほかの人間が、これから仕事をして処分されるんであれば、仕事をしないという感覚になっていくよ。もうそれなら人事、1階の市民課からタイムカードを全部見て、全庁調べるぐらいやりはったらどうですか。  今回の処分で誰も納得していないわけ。我々が言っているのはガバナンスの問題、この責任を問うていないわけ。
     私が委員会で言ったとおり、泉南市役所はピラミッドじゃないわけ。逆三角形でもないわけ。ひし形になっているの。中間層の人間、バリバリ役所にある中間層の人間の負担がでかくなってきているから、こういうミスが生じるわけ。このことをわからんとあかん。  個人的な処分だけで、役所はよくなるわけがないねん。それがわかんない。私から言わせたら、そうしたらこの国保のこと、くみとり券のことだって、じゃ、財政課はわかれへんかったら責任はないのか。  百歩譲ってじゃ言いましょう。議会の我々予算決算書、監査、出ている我々にも責任はないのか。この責任で何でもっていくわけなのか。それはある議員の質問に対して、2月末までに出さなあかんというて、2月の一番最後の2月28日の夕方に出てくる。  誰のために処分をしているわけなのか。まさか議会対策じゃないよね。議会対策のことで職員の一生に汚点がつくわけよ。これで本当にONE TEAMと言えるわけ。  私が言うているのはガバナンスなんです。組織がもう成り立っていないということを言ってんねん。個の責任じゃないわけや。それを今全庁で俺の声が届いている職員はよく聞いておいてください。  全然違うよ。何のための処分なのか。何よ、賞罰委員会って。個人を処分してようなるんか。もっと先の話じゃないか。目の前のことじゃない。それを言うんであればね、はっきり申し上げましょう。  先ほど森議員からあったとおり、問責決議がでたときに、竹中市長自身がくみとり券のことだって、今回の国保のことだって、俺一人が責任とると。再選挙で辞して、もう1回はい上がってくるから、みんな俺についてきてくれ。もう1回泉南市役所を建て直すからと、その判断をしなければいけなかったんじゃないですか、市長、お答えください。 143 ◯副議長(金子健太郎君) 竹中市長。 144 ◯市長(竹中勇人君) そういう判断も1つの判断かもしれません。しかし、先ほど森議員の質問にもお答えいたしましたように、今コロナウイルス等の対策、そして副市長不在という状況も踏まえた上で、今直ちにそれをやるというのは、非常に泉南市にとって大きなマイナスであるというふうに考えて、今の措置をさせていただいております。 145 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 146 ◯14番(田畑 仁君) そうですね。先ほどの答弁もありましたよね。副市長のことも出ました。副市長不在、何で副市長不在なんですか。責任とってやめはった副市長が、会計処理、くみとり券、留守家庭児童会の何ていうんですかね、よくない会計処理の後、これがあったからという、そういう大義でやめはったんでしょう。退職金もらってでしょう。  めおとで退職したんでしょう。何でめおとで退職する必要があるのか。全てがうそなのよ。本当に突っ込んで話さなあかんことと、本当に突っ込んで話さんでいいことが逆になっているわけ。  竹中市長、これは最後にしておきます。今、全庁の職員が不安になっているはずよ。やってられるかい、こんなもん。人事もそうやって言うならばタイムカードを1つずつ市民課から見ていって、全庁で1回やってみなさいよ。何か見えてくるはずよ。  一生懸命やっているやつが仕事でミスをして、処分されるんであれば、これから誰も仕事なんかしないよ。責任を負える親分がとるんでしょう。そういう組織にしましょうよ。  今先ほどコロナウイルスが出ましたよね、竹中市長のほうから。コロナウイルスがあって、大事なときだということで、きのうからもね、僕、代表質問でよくわからないんですよ。インバウンドとか内陸部に景気回復とか、中国人の観光客、韓国からの外国からの観光客、今、何で問題になっていますか。  政府はもう2年間の、非常事態宣言を2年間に延ばして出すかもわからないと言っているんよ。インフルエンザの法律から新しいコロナの法律に変えるという、与野党の党首がきのう集まっているわけ。何をインバウンドって夢みたいな話ししているわけ。  今、世界各国が危機的状況になっているわけよ。軽いのよ。コロナ終わるのが、この泉南市行政だけわかっているわけなのか。  じゃ1つ聞きましょう。コロナウイルス、今あります。さあ、総務の委員会で初めてロングパークというりんくう公園の愛称が出ましたよね。プレオープンが4月28日ということです。甲子園の聖地、高校野球、私の息子もやっています。高校野球が無観客試合になる可能性が出てきましたよね。戦後、戦前、初なんですよね。  この状況で、じゃプレオープンを迎えるんですか。議論しているんですか。まずお答えください。 147 ◯副議長(金子健太郎君) 奥田都市整備部長。 148 ◯都市整備部長(奥田雅則君) りんくう公園のオープニングセレモニーのことでございますけれども、今現在はまだ中止とかという判断はなっていない状況でございます。  コロナウイルスの状況につきましては、まだ先がどうなるかというのが見えない状況ではございますけれども、今後状況を見ながら事業者と協議、相談をしながら考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 149 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 150 ◯14番(田畑 仁君) 雑いのよ。4月28日にプレオープンでしょう。もうそこからあいていくのよ。いつ判断するんですか。いつ協議するんですか。全然、あなた方が言っている思いと事業者の思いがかけ離れているわけよ。どうするのか。成人式までも竹中市長はこのりんくう公園でできるというて、若い二十歳を迎えた皆さんに発表しているぐらい期待しているわけなんでしょう。全然温度差があるわけ。  だから、入湯税みたいに出したり引いたりということを山上部長がしなければいけないのよ。事業者との感覚がずれ過ぎているわけ。  じゃ、刻々とコロナがやっていったら、プレオープンはいつ判断するわけなのか。先ほども南議長に言いました。担当部長にも聞きましたよ。ロングパークという名前はいつ使って、もう使ってもええのかという確認をとりました。  2月27日にやっとこさ使えるのよ。プレオープンまで2カ月切っているわけよ。今どしゃぶりの雨、夜中でも工事やっている業者見たことあるか。全然あなた方の思いと違うわけよ、業者は。  このコロナウイルスはいつ奥田部長、判断するんですか。このまま甲子園のように無観客やった中でも、4月28日に収束していなかったらやるんですか。その判断はいつするんですか。はっきりお答えください。 151 ◯副議長(金子健太郎君) 奥田都市整備部長。 152 ◯都市整備部長(奥田雅則君) オープニングセレモニーにつきましては、業務の要求水準としまして、事業者側で開催するということになってございますので、開催中止につきましては、事業者と今後綿密に相談をさせていただきたいと思います。  以上でございます。 153 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 154 ◯14番(田畑 仁君) 全然俺の言うていること伝わらないでしょう。竹中市政ビッグプロジェクトのやつが、今コロナウイルスのこの新型肺炎の関係でどないになるかわからへんままオープンする可能性があるということが寒いわけ。  4月28日にプレオープンして4月29日、祝日にマルシェがオープンしたらどうするのか。誰が判断するのか。もっと主導権を握ってほしいのよ。竹中勇人のビッグプロジェクトなんでしょう、これは。泉南市最後の公共事業というPFIの事業と言われるぐらいでかい事業なんでしょう。  あなた方の温度が違うわけ。だから、俺が一般質問でやっていることを、竹中市長、ほったらかすわけ。何でこんなけ工事がバンバン夜中までやらなあかんわけなのか。  私は言いましたよね。窓口を1個にせなあかんよ。樽井の漁業組合と輝光と岡田の漁協、その他を含めて、窓口1個にせなあかんよ。私の一般質問はあなた方が軽く聞いているんですよ。  今この状況わかりますか。業者の人があの夜中やっている姿わかりますか。じゃ、何であんだけ工事がおくれていっているんですか。進めなければいけないんですか。その理由、誰か答えられますか。なぜ工事がおくれているんですか。  〔発言する者なし〕 155 ◯14番(田畑 仁君) 議長、もういいです。答えられないでしょう。答えられないよ。だって、そういう形になってしまったんだもん。俺の言う、こっちで言うていること、あなた方が軽いわけ。私は言ったはずよ。チーム泉南で竹中勇人ビッグプロジェクトをやるためには、窓口1個にせなあかん。もう既に業者グルグルになっているのよ。  竹中市長、中部ポンプ場から和歌山側は岡田浦の漁業協同組合は遠慮してくれと、樽井の漁業組合からはっきり出ているんですよ。業者も今大変な思いなんですよ。  私はこの前、話をしました。岡田の漁業組合関係者と話をした。中部ポンプ場から和歌山方面の事業者も、雨降って大変なときは、岡田の漁業組合のバーベキュー会場、屋根あるから使ったらいいじゃないか。何ならみんなが関空のクルージングをマルシェの前から出すんであれば、皆さんがビジネスとしてやったらいいじゃないか。この話すらできないのよ。  僕は言ったでしょう。窓口を1個にしなければ利権が絡んできたら、どれもこれも言うてくる。サザンぴあの今工事で一番何か問題になっているか、誰か答えられますか。サザンぴあのところで何が問題になっているか、答えられますか。 156 ◯副議長(金子健太郎君) 竹中市長。 157 ◯市長(竹中勇人君) サザンぴあのところの駐車場の入り口のゲート、その位置について両者の意見に食い違いがあるということは確認をさせていただいてございます。 158 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 159 ◯14番(田畑 仁君) 両者の意見って何ですか。サザンぴあは一指定管理の会社でしょう。俺に何回言わすわけ。なぜ、サザンぴあにその主導権を持っていくわけ。役所と大和リースでいいじゃないの。ビジョンはこの役所が決めるわけなんでしょう。方向性は。何でそれがサザンぴあからこのクレームが入って、まだこの状況に来て、ゲートのやることをやらすわけ。  それくらいサザンぴあは輝光というところはすごいところか。代表取締役がすごいところか。何で俺の言うことわかってくれないのか。このままオープンしても、必ずけんかになるからね。俺は真っ向勝負していくから。樽井の漁業組合でもいいですよ。話するんやったら、どんと来い。やってあげますよ。  だから、仲よくするために、竹中市長に窓口を一個にしてくれと俺は頼んでいるんでよ。それすら受けていない。なぜかわかるか。あなたと私に距離があるからよ。このことをわからん限り、あなた方は必ず成長しないよ。  この後、不信任決議が出なかったとしても、この役所は必ずもっともっと下火になる。その覚悟すらないんだから。聞いてくれないんだもん、僕らのことを。  先ほど、僕が午前中ですかね、控室に戻ったら、LINEが届いているんですね。ちょっと読ませてもらいますね。  これは携帯じゃなくてタブレットに入っているのでオーケーですね。  毎度、なあ、ちょい聞いたんやけどさ、今回コロナウイルスのことで学校休みになって、学童保育で学童以外の子を見るというやり方、どうなんって思うんやけどさ、田尻とか泉佐野とか先生が見るらしいやん。泉南市のやり方、一番いけてないよな。ただでさえ、密集してる学童に詰め込んで、まだインフルエンザもはやってんのに、仕事してる親にとったら、そっちが気になって余計に預けにくいで。友達も密集を懸念して仕事時短にして子ども一人留守番させてるいうてるし、誰のための学童保育やねんって思うねん。教育委員会に電話して言うたら、こっちからも先生に見てほしかったんですが、いろいろしがらみがあってと濁らしてたわ。田畑、頼むわ。  僕、何言いましたか、この前。教育委員会は強いスタンスを持ってやってくれ言うているわけ。学校長判断は何なのとね、俺何遍言うてるわけ。この今のせつな、信達大苗代で住んでいる子育て世代真っ最中のこの方の意見、まさにリアルな声でしょう。  でもね、この担当職員は間違っていない。まともなわけよ。学童保育に詰め込んじゃうと、余計に感染が広がるのはわかるけれども、現場サイドと手打ちができないということを言っているわけ。  まともな職員、俺はそれを言うているわけよ。それも教育委員会も一緒。何ぼ俺がこっちに訴えたことだって一緒。タダに言うとけ、議会みたいなもんって言うてんのか、田畑みたいなもんって言うてんのかどっちかやん。  この声、本当にリアルな声よ。きょう11時に入ったLINEやからね。この職員、偉いわ。教育長はこの後、誰やと怒るやろうけれども、この職員がまともやねん。現場と教育委員会との間に摩擦があるから言うこと聞いてくれません。権限が教育委員会にないということをはっきり言うているわけ。  このことを回避しなければ無理、でも伝わらないでしょう、おたくらには。携帯電話のとき何ていいましたか、僕。学校長判断じゃないよ、他市でもやっていることやから、強いスタンスを持ってやってくださいよ。西信達中学校のPTAから、廃止の要望をされましたよね。間違いないですか。 160 ◯副議長(金子健太郎君) 岡田教育部長。 161 ◯教育部長(岡田直樹君) 失礼します。携帯電話のスマートフォン等の学校への持ち込みのガイドラインを示しさせていただきまして、その後、各学校でいろいろ御検討いただいたと聞いております。  その中で、今御指摘のように西信達中学校のPTA皆さんで、いろいろ御議論なされて文書をいただいたというのは承知しております。 162 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 163 ◯14番(田畑 仁君) 一緒よ。それも一緒、もうあほが言うていというようなもんよ。裏でいてるんでしょう、出てきてもええよ。俺何て言ったか。携帯電話のお話は何て言いましたか。登校してホームルームで預かって、下校時にホームルームで返す。何も問題ないでしょう。それをなぜ西信達は電源を切って生徒に持たすようなビジョンなんですか。やり方なんでしょうか。誰が決めたんですか。  一丘中学校に行ってきて話をすると、うちはホームルームで預かりますという答えでしたよ。誰が西信は決めたんですか。 164 ◯副議長(金子健太郎君) 岡田教育部長。 165 ◯教育部長(岡田直樹君) 議員御指摘のスマートフォンの学校への持ち込みといいますか、それに関するガイドラインについては、私ども教育委員会のほうで決めております。  今、特定の学校のお話がございましたけれども、一度か、わかりませんけれども、御指摘の学校で校内で使っている生徒がおられたので、預かって親に返す指導をしたということは、そういう事実があったことは把握しております。  以上です。 166 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 167 ◯14番(田畑 仁君) こんだけ熱く言ったって一緒でしょう、結局ね。そら保護者怒るでしょう。ガイドライン見ても、いじめ、トラブルから入ってくるわけ。  じゃ仮の例として、西信達中学校の子どもたちが、去年ありましたね、刃物を持った男性がおったいうて、騒ぎになったことがあるでしょう。あれのリアルなバージョンとしましょうよ。中学校の登校時に、もし携帯電話を持っていてホームルームに預かっているとしましょう。  もし変質者が出ました。刃物を持った人間が出ました。学校からPTAサイドから今すぐ小学校のほうに向いて逃げてくれと言ったらみんな助かりますよね。このときには世論、世の中というのは泉南市の教育委員会が携帯を下校時と登校時だけに認めたということで、さわがれて認められるんですよ。被害にならんとわからんのです。  GPSの機能を持っておったら、下校時にもし誘拐されても、その携帯のおかげでGPSで居場所がわかるわけやで、なぜあなた方たちは俺の言うていることがわからないわけ。どこにその権限を持っていくのか。教育委員会で決めたことを学校でやったらいいだけじゃないのか。  登下校時だけに電源を入れてホームルームで生徒会長なんか、学級委員なんか先生なんか、わからん。預かったらいいじゃないか。何が、門真市でも松原市でもやっていることを何でできないのか、泉南は。それぐらい学校現場が強いのか。それでようコロナ対策、留守家庭児童会言うたな。なぜホームルームで預かってホームルームで返さないのか。 168 ◯副議長(金子健太郎君) 岡田教育部長。 169 ◯教育部長(岡田直樹君) 議員御指摘の学校でスマホを預かる関係につきましては、本当にいろんな御意見がございました。  そもそももうスマホ等を学校へ持っていくことについて自体にも賛否両論ある中で、実際に我々もこのガイドライン検討の際には、行き帰りは使いましょう。学校に行ったときに、そこで個人で保管させるのか、管理させるのか、それとも学校が預かるのがよいのかという御提案、御意見につきましても、慎重に検討はさせていただきました。  ガイドラインをつくるときに検討させていただいたところでございますけれども、やはり個人の貴重品、相当高額な貴重品を預かることに伴う、学校の負担等も考えまして、総合的に判断して現在御本人保管という方法で動かしていただいているところでございます。御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 170 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 171 ◯14番(田畑 仁君) これだけ熱く言っても伝わらんでしょう。じゃ何で泉南市だけその携帯が貴重品なのか。松原市は池田市は北摂は貴重品じゃないのか。もういいや。  やっぱり冒頭に申し上げたとおり、こんなんだって竹中市長の姿が見えないんですよ。きのう古谷議員が言ったこと、僕よくわかるんです。SNSだってそうでしょう。和泉市の辻市長、岸和田市の永野市長、泉佐野市の千代松市長、泉大津市の南出市長、顔が浮かんでくるのよ。  だから、俺は竹中市長に言う。今回の携帯のことでも教育委員会担当課、またこれやねん。市長が言うたら一発やろう、これでいけ言うたらしまいやろう。  そうやって泉南市の独自のスタイルをつくっていくんじゃないのか。竹中カラーになっていくわけじゃないのか。俺はよくわからないねん。でも、これだけ訴えても変える気はないんよ。でも、必ずあなた方どこかでへま打つよ。強いスタンスでやっていかないとね。  教育問題の中では、携帯ともう1つありましたよね。教育長の講演の話ですか。私自身もいろんな議員のブログやツイッター等々を見て勉強させてもらったり、また何ていうんですかね、いろんな情報を頂戴して勉強させてもらっています。  僕の尊敬する先輩、公明党の竹田議員のブログを読んで、「泉南市の教育が劇的に変わると題して」というのを読ませていただいて、ああ、JETのことなんやなと思いながら、やっぱり私自身も一議員としては、そうやってこの暗い話題ばかりの中では、竹田議員のように、やっぱり明るい話題も、支持者の皆さん、支援者の皆さんに言って、希望ある泉南市を訴えるのも我々議員の仕事であるなというふうに、私も竹田議員と同じ気持ちであります。  JETで劇的に変わるどうこうというのは、人それぞれの考え方であって、教育長が言うべきことでもなくて、私自身が否定することでもない。しかしながら、このJETの教育、英語教育が入ることによって、何らかの起爆剤になる可能性もある。  しかしながら、教育長、私があなたに言いたいのは、地を足につけて見てくださいということ。今この少ない、私の地元の西信達でさえ卒業式に参加しない子、できない子がいる。不登校の子、お父さん、お母さんや御家庭で非常に悩んでいらっしゃる御家庭がある。  また、切にリアルにいじめられている子の話、これは4中学だって全ての小学校だって、今現実的にないわけがないんです。そのことを私は言いたいわけ。  JETはJETでいい、竹田議員のおっしゃるとおり、やっぱり劇的に変わる期待感を持って我々議員としては、そのJETを見ていきたいです。しかしながら、教育長、私が切に申し上げるいじめ、そして不登校等々の問題対策はどうお考えなんですか。 172 ◯副議長(金子健太郎君) 古川教育長。 173 ◯教育長(古川聖登君) 田畑議員には、まずもって先日の厚生文教常任委員会のときに、先に今対策を打つべきではないかということで、委員会の会場を出していただいて、その時間を活用して子どもたちの対策をたくさん打つことができました。当時の委員も含めまして、まずもって御礼申し上げたいと存じます。ありがとうございました。  今、御質問いただいたことにつきまして、私といたしましては、午前中、森議員からもお話がありましたとおり、市民の中に本当にこの市が、この市の教育がよくならないのではないかというような失望で市を出る方もいらっしゃるのではないかというお話を大変重く受けとめました。  同様の意味で、この泉南市の教育がもっともっと今後よくなっていくという希望が広がれば、そういう市民の思いとか、そういった教育関係者の思いが広がっていけば、きっとこの市の教育はもっともっとよくなっていくと、かたく信じております。  私自身それを口に出して皆さんに言うことによって、私自身の決意として、腹を決めてこの短期間ではありましょうが、この大きなプロジェクトを大成功させる、そういう思いでお話をさせていただいたものであります。  私一人の力ではできません。教育委員会、また学校関係者、議員の皆さん、市民の皆さん、皆さんが本当に27人のJETを来年度、心から歓迎し、また一緒に交流していきましょうという雰囲気を醸成してこそ、このJETプログラムは成功するものだと信じております。  議員御指摘のいじめ・不登校の問題、まだまだ改善の兆しが大きく見えているわけではございません。私どもとしましても、施設のあり方も含めまして、課題が山積しているところでございます。決してJETプログラムのみに力を入れているわけではございませんが、大切な問題、一つ一つに注力して、また来年度にかけまして、このたびおかけしております予算も含めまして、対策を打ち改善を図ってまいりたいと、これもあわせて決意を述べさせていただきます。 174 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 175 ◯14番(田畑 仁君) 古川教育長のほうからJETのそういう思いというのは聞いたんですけれども、やっぱり具体的に私が申し上げているように、今切に悩み、苦しんでいる生徒、たとえ1人おったとしても、その子たちのために何をすべきかという問題の解決策についての答弁がなかったような気がします。でも、JETについてはやっぱり明るい話題やと思うんで、やってください。  ちょっとクラブ活動の教師のところで、外部指導者のところをちょっとやりたいなと思っていますので、このいじめ・不登校のこの辺のところも、またさわりたいと思います。  古川教育長、僕は竹中市長だけじゃなくて、教育委員会にもきついことを言うているつもりです。泉南中学校が建って、きょう河部議員のほうからも、さらに教科センター方式を検証して、今後の泉南市の教育につなげていかなければいけないということで、御発言があったような気がします。
     もうそろそろ教育長、この場で腹くくってもらえませんか。いろんな反動があってもいいじゃないですか。泉南中学校が建てかえられました。教科センター方式導入をされました。JETをやります。築62年以上が西信達中学校、小学校、そして信達小学校、次の一手の教育委員会のビジョンは、ずばりどこから始めるんですか。 176 ◯副議長(金子健太郎君) 古川教育長。 177 ◯教育長(古川聖登君) どこから始めるかということで、そのビジョンの全てが凝縮されてしまうようなところがございまして、今ここから始めるというのを申し上げる段階ではございませんが、昨日来市長からもお話しいただいておりますように、できるだけ早急に素案をお示しし、また市民のほうにも御説明してまいりたいというふうに考えております。 178 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 179 ◯14番(田畑 仁君) やっぱり言えないんですよね。今、梶本議員何て言いましたか……(「統廃合」の声あり)統廃合ね。統廃合がなかったらあかん言うていますよ。ようわかれへんけれども。  私が議長のときに、教育問題審議会では4校区4中学存続が決まったのかな、答申は。その後、何か総合会議か何かでいろいろバッバッときているわけ。もう何遍もこれも同じことを言っているもんね。  泉南中学で打ちどめ、これは森議員の先ほどの代表質問でもそうですよね。もうこれで終わり。泉南中学校以外できません。この判断もなきにしもあらずですよね、この財政難でいくと。  でも、議会の中ではいろいろ市民の皆さん、地元を抱えてこうやって夢を語っていっているわけじゃないですか。私はずっと言っていたわけよ。泉南中学校を建てかえるまでは、海山上下で2校区2中学にしたらええのと違うかと。河部議員とのドンパチやったこともあるし、ともに議論したこともあるよ。  でも、泉南中学へいったということは、どこか次に決めらなあかんねんからね。ずばり私の地元、西信達小学校、中学校、小中一貫校のビジョンは、今のところ可能性としてありますか。 180 ◯副議長(金子健太郎君) 古川教育長。 181 ◯教育長(古川聖登君) そのことも含めて、現在検討中でございます。 182 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 183 ◯14番(田畑 仁君) やっぱり何ていうんかな、いつ出んのやろうな。いつ出せるんだろうか。約束した期間がなかったかな。約束した期間、約束した期間ありましたか。 184 ◯副議長(金子健太郎君) 岡田教育部長。 185 ◯教育部長(岡田直樹君) 失礼します。総合教育会議におきまして、一定期間の間に3つの案を示して、それから数年かけて皆さんに御説明して、その総合教育会議で決まったところから5年の間には案を1つに絞るという形でお示ししてきているところでございます。 186 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 187 ◯14番(田畑 仁君) はい、期待していますよ。私の地元、西信達、ぜひとも小中一貫校、小中一貫教育をぜひ進めていってもらいたいなと思っております。  これは、先ほどいじめ・不登校の話がありましたよね。最近いろいろ見させてもらったりしていて、思った以上にやっぱり学校の先生、教師というのは、クラブ活動というのはすごく労力、気力が要るんだなというて、ちょっと今見させてもらっています。  これは働き方改革を推進している古川教育長にとっては、大きな課題になると思うんです。例えば女性教師の恋愛、結婚、出産、全ての人生においてこの土曜、日曜のクラブ活動の顧問というのは、非常にウエートが思いと思うのね。  もちろん男性教師の恋愛や結婚、これについてもすごくウエートが高いと思うんよ。やっぱりこれについては、僕は何度も言っているように、外部指導者の導入というのが非常に大切になるのかなと、いつも言っているんですよね。  でも、これも向井市政のときから言っているんですよ。もうそういう市長に対して、その率先力がないから教育委員会にこれでいけみたいなんが、何ぼ言うたって一緒よ。学校現場が今大変な状況であって、子どもたちのいじめやとか不登校に対する手を差し伸べる時間がない状況ならば、外部指導者に頼っていかなければいけない部分もあると思うんですよ。いかがですか。 188 ◯副議長(金子健太郎君) 岡田教育部長。 189 ◯教育部長(岡田直樹君) 失礼します。議員御指摘の先生方のクラブ活動の御負担は、本当に重たいものがあるというふうに認識しております。現在働き方改革を進める上でも、本当に何といいますか、特に中学校の先生方の勤務時間超過の大きな要因であるというふうに認識しております。  我々としましては、かねてスポーツ庁、文化庁が出したガイドラインというものがございまして、そのガイドライン、それから大阪府の出した運動部活動のあり方に関する方針というのもございます。こういったものを参考にして、泉南市の部活動のあり方に関する方針というのをつくりまして、各学校に平成30年度に伝えております。  例えば市内の中学校においては、その方針に沿って、クラブ活動では休養日を設けてくださいよとか、そういった形でお願いといいますか、提案をしているところでございます。ただ、本当に御提案といいますか、御意見の外部人材の活用についてなんですけれども、一度実際に私も校長としゃべったことがあります。  そのときに校長がおっしゃっていたのは、1つの課題でございまして、やはり外部人材を呼んできてクラブ活動を指導してもらっても、学校の活動としている以上は、やはり何か問題があったときに、学校の先生がついていないと難しい問題があるんだということをおっしゃっていたことがございました。  ただ、今は部活動指導員もそういった一定の学校内の規則、学校上の法規に位置づけられまして、職務として実技指導とか学校外での引率とかも可能になっているということで、だんだん整備が進んでいるというふうに思われます。  あとは、実際にそれを宛てがっていくためのそのお金、経費であったり、あと実際に学校がクラブ活動の負担を軽減できるような、学校が希望する人材というのがなかなか確保できないという課題があるようです。  そういったことが今既に現在、部活動指導員の配置は行っていないところなんですけれども、やはり今後御指摘のように、働き方改革の上でも相当大きなポイントになるものと思っておりますので、しっかり情報収集の上、検討はしていきたいと考えております。  以上です。 190 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 191 ◯14番(田畑 仁君) 外部指導者の導入って、そんな難しいことないと思うねん。クラブ活動についてはね。これでも、先ほど岡田部長がおっしゃったでしょう。そのとおりなんです。けがしたらあかん、問題が起きたときの責任問題、ここから入っていくから前に進めんわけや。  その前に建てるのは市長しなかいわけ。こういうまちづくりで、こういうスポーツのまちにしますよと言うのは市長しかないけれども、これができない。簡単なことやったと思うよ。簡単なことやと思うよ、俺が市長だったら、今すぐやったるわ。  地元の卒業生を集めて、OB集めて順番制で、引率は頼む、後片づけは頼む、指導は頼む、何かあったら。簡単やと思う。実に簡単やと思う。  でもね、やっぱり今のこの古川教育長、この私のこれに入ってきたこの言葉、教育現場と教育委員会のこの摩擦、温度差、ここの部分を解決しない限り、今の市長のスタンスよりは前に進むことはないでしょう、恐らく。大きな課題やね、これは。  ぜひこれから俺も教育委員会を見ていくけれども、ぜひ学校現場主導ではなくて、教育委員会、こっちが主導で意見交換をしていくような教育委員会づくりをやってほしいなと思っています。  次に、国土強靱化、これも竹中市長、おかしい話でしょう。自民党の我々議員がおって国会議員が来て、スルーして、市長室でお話ししてはったでしょう。あれ公明党さんやったらどないなっていますか。こんなもんなのよ。国土強靱化で2人は写真に写っていたでしょう。  俺、自民党の議員よ。こんなもんなのよ。それで市長はやると返事したって。いつまでに計画書をつくるわけか。 192 ◯副議長(金子健太郎君) 竹中市長。 193 ◯市長(竹中勇人君) 国土強靱化の関係で写真に写っていたというのは、いつの写真かちょっと私には記憶にございませんけれども、国土強靱化の地域計画につきましては、ことしの5月をめどに策定の予定でございます。 194 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 195 ◯14番(田畑 仁君) 国土強靱化って、えらいでかい計画、泉佐野市は2年前までやっていて、勉強会には竹中市長がやっとってどうなの。5月までに今までそんな議論をやったことあるのか。危険区域はこの泉南市でどこかすら俺知らんねんけれども、国土強靱化、予算がおりるから飛びついているけれども、その今余裕あるのか、うちに。担当課はどこになるのか、国土強靱化。もう進んでいるわけか。5月なんでしょう。 196 ◯副議長(金子健太郎君) 野澤総合政策部長。 197 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 国土強靱化の計画でございます。危機管理課が主管となって業務を進めております。  今現在危機管理課のほうで他市の例であったり、これは一応ガイドラインというのが内閣府から出ておりますので、それを中心と、あとは大阪府のほうでも強靱化計画をつくっておりますので、その調和を図りながら、策定に努めているところでございます。  今後、一定の案をまとめて、庁内各課に関連するところに照会をかけまして、計画のほうを策定していきたいというふうに考えております。 198 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 199 ◯14番(田畑 仁君) 国土強靱化計画を市長がやる言うたらしいんで、5月までに野澤部長が出さなあかんということは、ぜひとも議会にも教えてくださいね。  危険区域とかいろんなハードルがあったと思うよ。何でもかんでも予算がおりるわけやないねんから、俺ら全くそんな国土強靱化のこんな計画なんて知らんしね、これは本当に簡単なもんやないと思うんで、手を挙げて何じゃそらという話にもならんし、絵に描いた餅でもあかんと思うんで、ぜひとも議会に示してもらいたいなと思っています。  たくさん書いていますけれども、あと最後にします。  私、思い入れがやっぱり強過ぎるので、大和リースのこのりんくう公園のやつもやっぱり成功してほしいし、きょうはこうやって胸にやってきて、竹中市長のやりたいことを、こうやって自分なりにも宣伝しているつもりなんやけれども、全然温度が違うんで、最後に何ていうんですかね、大和リースに伴った、あの公園に伴ったところで、かかわってくることなんですけれども、泉南市の観光協会の質問を最後にして終わりたいと思います。  泉南市の観光協会、もう始まってどれぐらいですか。七、八年やったかな。何の結果が出ているのか、泉南市観光協会、ずばり収益はどれぐらいあるか、お答えください。 200 ◯副議長(金子健太郎君) 宮阪市民生活環境部長。 201 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) 泉南市観光協会につきましては、平成24年4月に設立されておりまして、市民が主体となった観光を展開していただいております。  御質問の収益という部分でございます。平成30年の事業収益でいきますと、約53万円という形になっております。 202 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 203 ◯14番(田畑 仁君) これね、金子健太郎副議長が前へ座っているのに、本当にごめんなさい。言いにくい。もう観光協会やめましょう。53万円の収益で何が結果が出ている。もう何年たっているのかという話や。  もう出だしからこけているからわかってんねん。そやけど、大和リースはやるわけでしょう。市長、どうですか。観光協会を残すなら、もうあの場所をやめてそのりんくう公園内に観光協会をもっていく。それかもうあのままの状況で、あのやり方でやるんであれば、支店をつくってりんくう公園に、さらなる観光協会のビジネスとしてのチャンスをつくる。いかがですか。 204 ◯副議長(金子健太郎君) 竹中市長。 205 ◯市長(竹中勇人君) 私も以前から観光協会のあり方というのは、KIX泉州ツーリズムビューロー、あちらができてから、あちらのやり方を泉州全体での企画、そして発信をして、その中で各地区地区の観光協会がそれの観光振興のために、エリアごとにその分担を担うという形がいいかなということで提案をさせていただいてございました。  そちらのほうで、これ以上の振興策あるいは収益事業を行っていくようなことを考えておったわけでございます。  りんくう公園の中でやるかどうかというのは、これから検討をさせていただきたいというふうに思います。 206 ◯副議長(金子健太郎君) 田畑議員。 207 ◯14番(田畑 仁君) 僕が本当にね、どうやろう、議員でこんなことを言うのは俺ぐらいじゃないか。言いにくいよな、やっぱり観光協会の人に申しわけないけれども、でも、結果を出さんとそれをやっている意味がないもん。  当初俺は何遍も言うているけれども、その地びき網の10%を渡すプランとか、いろんな企画よう見ると、全部担当課がボーンと蹴って、今何やってんねんいう話やんか。結果出えへんかったら、それで予算組んでんねんから、収益で50万しかなかったって、これどういうことか。  財政難でこれからお金もうけしていかなあかんわけでしょう。市民に還元していかなあかんわけでしょう。国保の返済していかなあかんわけでしょう。くみとり券の穴を埋めていかなあかんのでしょう。ビジネスをしなきゃいけないんじゃないですか。どうなんだろう、この役所。  もう最後に言うておきます。竹中市長、非常に厳しいことも申し上げました。しかしながら、僕は泉南市で、このまちで生まれてこのまちで育って、このまちで仕事をさせていただいている以上、このまちがええまちになるように言っています。きついことを言いましたけれども、現実をもう少し理解して、我々の言うことを忠実に聞いてもらって、ここにいてる皆さんもあほは言うてい、勝手に言うていというスタイルではなくて、もう1回皆さん頭の中を、何ていうんですかね、変えてもらって我々と対決というか、ともに進んでいってもらいたいと思っています。  私は諦めませんよ。このまちがすばらしいまちになるのは、でもこのままじゃこの泉南市は必ず沈没します。  泉南の市会議員、田畑 仁、一般質問を終わります。どうもお疲れさまでございました。 208 ◯副議長(金子健太郎君) 以上で田畑議員の質問を終結いたします。  次に、6番 梶本茂躾議員の質問を許可いたします。梶本議員。 209 ◯6番(梶本茂躾君) 前回に引き続き、田畑議員の後ということで、田畑議員ほど迫力も何もございませんけれども、質問に対しては真剣にお答えいただきたいと思います。  皆さん、こんにちは、無所属の梶本です。  まず初めに、新型コロナウイルスで亡くなられた方々に心より哀悼の意を表します。また、感染され入院されている方々の一日でも早い回復をお祈り申し上げます。  それでは、議長のお許しを得ましたので、質問をいたしますが、その前に一言、幸いにも感染者を出していない泉南市でありますが、決して対岸の火事だと思わずに、オール泉南、みんなが心を一にして、この困難に立ち向かっていきましょう。  春がもうそこまで来ています。私も泉南の地域だけではなく、日本全体に本当の春が来るよう、パニックにならず、平常心を保って行政とともに、この困難なウイルスの収束に向けて頑張ってまいります。  先ほどからの田畑議員の発言でいろいろありましたけれども、考えさせられるところもいろいろありまして、一応通告にはないんですけれども、答えられたら答えていただきたいんですけれども、小学校休校、小中高校休校問題が出ていますけれども、この新型コロナウイルスについて、日本が変わる、ここに維新の会の山本議員もおられますけれども、昔に戻るかもわかりませんし、変わるチャンス、変わらざるを得ない時期だと思います。  私も団塊の世代でございますんで、きょうは傍聴に来られている方も大体似たような世代の方だと思いますけれども、昔は僕ら小学校時代は、何々の大会とか、安保反対運動とか、学校の先生が学校へ来なくて休講というのが多々ありました。そのときに何をしたかというと、近所のお兄ちゃんとかに連れられて、昔のことですから、砂川奇勝もありましたし、新家の畦の谷もありました。  そこへおにぎりと水筒を持って、一日連れていってもらったりとか、新鮮な空気を吸うて、この緑に囲まれた泉南の地の新鮮な空気を吸うて過ごしました。そういう時代がありました。  それとか、この今のコロナウイルスについて、いろいろ学校が休校になっての話で、僕らの年代の人がテレビをずっと見ているけれども、何か腹立つと。若いお母さん方が文句ばっかり言うていると。政府を批判したり行政を批判したり、ただ、そのお母さん方が小さいころはそういう経験がないんです。  僕らの団塊の世代であれば、おにぎり、おいしいですよ。梅干し入れて、お母さんの手づくりで、またそれに連れていってくれるお兄さん、お姉さんがおられたということも、その時代にはありました。  それとか、いろいろとトイレットペーパー等の買いだめ、いろいろそんな時代を、みんな、物はない中で、こうしながらマスクなんかでもガーゼマスク、手製のガーゼマスクをこしらえて、そういう生活をやってきた時代がありました。そういう時代に戻るんか、戻れへんのか、そういうことも踏まえての教育ももう1つやっていただきたい。  テレビの放送もそういうものをもっと強調して、昔はこうであった、皆頑張ったよというようなことで放映していただきたいと思います。これは一応前段になりまして、これから質問をさせていただきたいと思います。  まず、今、田畑議員が熱弁をふるわれたので、大綱2点目のほうから質問に入らせていただきたいと思います。  まず、一応1番目として、はしょって質問させていただきますけれども、教育振興計画に先だって策定された教育大綱と、今回の泉南市教育振興計画は、基本方針を共通化するとありますが、関連性と位置づけについて、またこの2つの大きな違いについてお答えいただきたい。  それから、教育大綱の今回第2次が2019年11月に出されたんですけれども、第1次にあった、泉南市学校施設の老朽化対策の基本的な考え方に基づき、安全・安心で多様な教育内容に対応した学校施設の整備に取り組みますという文言が、第2次教育大綱ではなくなっているのはなぜか。  それと2番目としまして、泉南市総合教育会議について、平成31年度は3回開催され、その中に小中一貫教育についての議論がなされたということが、資料請求でいただきました議事録に載っておりました。  その中で、学校の老朽化対策、このハードの面での議論はなかったのでしょうか。このハードの面の議論はどこでやるんでしょうか。しないんでしょうか。  それともう1つ、教育委員会の会議というのは、何回ぐらい開催され、議題は何だったのでしょうか。とりあえずそれについてお答えいただきたいと思います。 210 ◯副議長(金子健太郎君) ただいまの梶本議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。岡田教育部長。 211 ◯教育部長(岡田直樹君) まず、この新型コロナウイルス感染症対策につきまして、急な学校休業等で皆さんに御心配をおかけしております。我々も学校と協力しながら,これからも学校の皆様のお子様、それから居場所づくり事業を展開してまいりますので、またどうぞよろしくお願いいたします。  それではまず、教育大綱と振興計画に関するお問い合わせでございます。  まず、教育大綱は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、市長がこの総合教育会議において教育委員会と協議、調整されまして、これからの泉南市の教育政策の大きな方向性を示すものとなっております。これが教育大綱です。  一方、教育振興基本計画というものは、教育基本法に基づき、現状と課題の分析に沿って、基本理念を明確にし、教育の振興のための施策に関する基本的な計画として、教育委員会が定めるものと、こういうような違いがございます。  これらの両者は、まず教育政策の大きな方向性を示す教育大綱があり、それを実現するための具体的施策等を定めるものが、教育振興基本計画という位置づけとなっております。  それから2つ目に、第2次教育大綱から、施設整備の取り組みについて表記が見当たらないという点でございます。  教育大綱は、教育政策の大きな方向性を示すものだと、先ほど申し上げました。その学校施設の整備につきましては、第2次教育大綱では、基本方針の4-1、安全・安心かつ多様な教育等に対応した学校施設の項目におきまして、これから整備が必要となるICT教育などの多様な教育に対応した施設の再構築の一環として、まず位置づけております。  それから、教育振興基本計画におきましては、基本方針の2、小中一貫教育による学習の充実につながる具体的な施策としまして、学校のあり方検討の推進を、それから基本方針の4にあります安全・安心かつ多様な教育等に対応した学校施設の項目におきましても、小・中学校施設の適切な保全維持や学校のあり方の検討の推進を、具体的な施策と位置づけております。  このように、学校施設の整備につきましては、多様な教育に対応できる施設の再構築の実現に向けた具体的な施策として、学校のあり方検討の推進と、小・中学校施設の適切な保全維持を位置づけるなど、前大綱から今回の教育大綱にも重要な施策として継承しているものでございます。  それから、3点目でございますが、平成31年度の総合教育会議の件でございます。
     平成31年度の総合教育会議は、合計3回開催いたしております。議員御指摘のとおりでございます。この年度は、計画期間の満了を迎えます泉南市教育大綱の改定について議論を行っております。実際に現年でございますけれども、第1回目は、教育大綱の総括と次期大綱の計画期間検討スケジュールについて議論をいただき、第2回目のときは、意見を集約したものと次期大綱の素案、それに対する意見交換を実施いただきました。そして、第3回目の会議では、大きなところの修正点の確認と大綱の修正案について議論をいただいたところでございます。  この3回の総合教育会議を通じていただいた御意見は大きく2つありまして、関空を有する市として、グローバルな視点から外国語教育及び国際化教育の推進の項目を追加すること。それからこれからの教育力を強化していくための、小中一貫教育の項目を追加することでありました。  それから、4点目のお問い合わせでございます。その総合教育会議においてハードの議論がなかったのかというところでございますが、総合教育会議は、そもそも市長と教育委員会が大きな教育政策の方向性を共有して、一致してその執行に当たることを目的としております。  その際、この根拠法となっております地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定では、会議自体で扱うものとして、教育を行うための諸条件の整備、その他の地域の実情に応じた教育の振興を図るため、重点的に講ずべき施策について協議調整を行うこととされております。  過去、平成29年度に開催した総合教育会議では、規模適正化を含めた学校のあり方に関する教育問題審議会答申を受けて、小中一貫教育に向けての今後の進め方について議論を行い、一定の方向性を示していただいたという経緯もございます。  そのため、今後学校の老朽化を含めて適正化に向けた学校のあり方検討が進んだ折には、当然総合教育会議においても議論を行っていただく必要があるものと考えております。  それから、5点目でございます。平成31年度の教育委員会の会議はどのようなものかという御指摘でございます。  この平成31年度、元年度ですけれども、教育委員会の定例会は、原則毎月1回ということになっておりますので、この2月までに毎月合計11回開催しております。  主な議題は、教育委員会の事務委任に関する、失礼しました。さまざまな教育委員会の会議に委ねられております法規に基づく内容、それから教育に関する基本的な方針、教育委員会に関する規定の制定改廃、教育予算に関する意見聴取などのほか、学校・園での発生事案や、事業の進捗、調査結果報告などを、適宜会議の議題とさせていただいております。  とりわけ、この平成31年度本年ですけれども、令和元年度になりますが、JETプログラムの導入や、小学校への空調設備、夏期休業中の学校閉庁日の設定、それから全国学力・学習状況調査及び問題行動の報告や幼稚園通園バスのこと、それから英語検定を実施すること、あるいは先ほど申し上げました教育大綱や教育振興計画の改定に関すること、それからワールドマスターズゲームズに関連に関することなどについて、議論をいただいております。  以上です。 212 ◯副議長(金子健太郎君) 梶本議員。 213 ◯6番(梶本茂躾君) この計画については、第5次泉南市総合計画が上位計画としてあって、そこに教育大綱があり、教育振興計画があるということで聞いておりますけれども、その中で、これも最近出されましたけれども、第6次行財政改革事業計画、さらに行財政改革が必要である。泉南市のこの厳しい財源の中でも、特に留意する項目ということで、学校施設老朽化対策、子育て支援対策、この2つが特に配慮する項目ということで書かれております。  この辺の影響というのか、教育振興基本計画の中では配慮しなくて、この計画になっているのかどうか、ある程度影響を受けるものかどうか、お答えください。 214 ◯副議長(金子健太郎君) 岡田教育部長。 215 ◯教育部長(岡田直樹君) 私どもの総合教育会議で、教育振興基本計画とか、それから教育大綱等に定めた方針に基づいて施策を打っていく中で、先ほど御指摘の行革計画にあります中で、教育関係あるいはもう1つのほうなんかも、優先的に御配慮いただくというふうにはなっているとは考えてございますけれども、それらについて私どもの計画等に何か書いてあるということでございませんので、よろしくお願いいたします。 216 ◯副議長(金子健太郎君) 梶本議員。 217 ◯6番(梶本茂躾君) いろいろ計画を出されている中で、大綱1番目もいろいろと公共施設等最適化推進実施計画とか、いろいろ出されているんですけれども、先ほど冒頭に言いましたように、この新型コロナウイルスの問題について、これは感染ルートのどうたらこうたらという以前の問題で、社会基盤、経済基盤が揺らいでくる。  市長の言われた、先ほど田畑議員も言われたように、インバウンドばかりで観光ができるのかと、それどころか日本人が海外に行けないような状態になっている。これも言うたら昔、戦後と僕らの団塊の世代の見てきた時代に似たような状況になるかもわからない。  そんな中で、この計画計画でいろいろされている中で、何をするかどうか、1つの計画があるけれども、うちはこの計画をやっている。この計画に影響されないというような問題ではないと思うので、横の連絡もとりながら、いろいろと1つのことに向かって前向きな考えを持っていただきたいと思います。  次にいきます、時間がないので。3番目は、学校のこれは大きな問題だと思うんですが、統廃合とか調整区、小中一貫教育、学校の老朽対策についてこの泉南市教育委員会、総合教育会議の現時点での動向について、先ほどちょっとお答えいただきましたけれども、満足な答えが今までも、過去に質問した中でいただいていない。  そんな中で、2020年2月に策定された泉南市教育振興計画の中では、第2章の子どもの学校の現状と課題の5、直面する課題のまとめの(7)で、学校施設の老朽化による建てかえが急がれるとか、いろいろ書かれている中で、3番目としての学校規模適正化を含めた学校のあり方検討の条件ということです。  これは教育問題審議会、これは平成29年3月29日の答申ですけれども、この中に書かれている部分に対して、この答申を踏まえ、スピード感を持って計画を策定、説明、合意形成に向け進めていける。小中一貫教育を実行できる教育環境、調整区の解消ということで今書かれております。  また、具体的な施策として、基本方針2には、小・中学校の教育力の充実とか、小中一貫教育による学習の充実、基本方針3として、明るく安心できる学習環境の整備充実、調整区問題の解消、基本方針4の中で、安全・安心かつ多様な教育等に対応した学校施設等々の項目で取り上げられており、一歩前に踏み出したように思いますが、この教育委員会及び総合教育会議でスピード感をどういうふうに今後方向性とスケジュールを考えておるのか、お答えいただきたいと思います。  続けてもう1つ、時間が余りないので、4番目の質問でございますけれども、これは泉南中学の現況について、まだ1年たっていないですけれども、ある程度検証と評価という面で、このセンター方式の授業のメリット、デメリットを踏まえて、今後の対策をどう考えられているか。  また、ハード面では、他の3中学校の生徒、保護者が羨望のまなざしで見ている施設について、今のところふぐあいがあるかどうか、お答えいただきたいと。  それと、この今回の質問に当たって資料請求で、市内4中学校の令和2年度生徒数とグラウンド面積を出していただきましたが、泉南中学校、これは令和2年、4月まだ入学されていないので、予定でございますけれども、泉南中学は441名、グラウンド面積は1万7,973平米、信達中学652名、9,900平米、一丘中学372名、9,900平米、西信達中学校193名、7,461平米。  1人当たりでいいますと、泉南中学が40.75平米、信達中学が15.18平米、一丘中学が26.61平米、西信中学は38.65平米。  ちなみに、令和2年度新入生は、泉南中学136名、信達中学203名、一丘中学135名、西信達中学校73名です。  信達中学は、この令和2年度は少ないが、令和3年以降が大体220から230、240名ぐらいの入学者が入ってくる予定になっております。  中学施設の不平等感をなくすため、また早急に調整区の解消や統合等の学校規模適正化が必要であると思われますが、考えをお聞かせください。  グラウンド面積、泉南中学校を見れば身の丈に合っているのかどうか、大き過ぎれば、あるいは売却、転用を考えて、うまいこと売却できれば他の小・中学校の老朽化対策に回せるんじゃないかと思いますので、お答えください。 218 ◯副議長(金子健太郎君) 古川教育長。 219 ◯教育長(古川聖登君) まず私からは、学校の統合再編に向けた現時点での進捗状況と今後のスケジュールについてお答えいたします。  学校の統合再編につきましては、総合教育会議において確認した方向性に沿って、学校のあり方について計画案を策定した後、その案に対する地域住民等の意見を聞いて、最終的な計画とすることとしています。  現在、教育委員会事務局において、学校施設の統合再編に係る素案の作成に向けて鋭意作業を進めているところでございます。  今後、小中一貫教育の実現に向けた庁内検討委員会において、財政、まちづくり等の視点も加えて、一定の計画をまとめ上げ、地域住民や保護者に提示、丁寧に説明を行っていく予定でございます。  そして、泉南中学校の教科センター方式につきましては、昨日市長からもお述べいただいたところでございますが、特に各教科ごとの専用の教室があるということで、また、その教室の前には専用のブースといって、教職員が座れるようなスペースもあるわけでございまして、JETプログラムを来年度導入いたしました暁には、特に英語のコーナーなどが常駐的に、ALTにいていただくとか、学校が最終的にお決めになるんですけれども、いつも触れたいときに、そういう外国の青年ですとか、外国の文化に、また外国の言語に触れることができるような環境がつくれるのが、泉南中学校の強みになるのではないかと思っております。  そういった意味からも、教科センター方式とJETプログラム、全く別の事業のようですけれども、そういったことを学校のほうで適切に融合いただいて、さらに充実した教育が展開できるのではないかと期待しております。 220 ◯副議長(金子健太郎君) 岡田教育部長。 221 ◯教育部長(岡田直樹君) 私のほうから、泉南中学校のグラウンドの件でございます。  各中学校のグラウンド面積の御披瀝をありがとうございます。確かに泉南中学校のグラウンドが今広くなってございます。泉南中学校、現在の建てかえに関する基本設計では、やはり泉南中学校の敷地の特徴として、山並みが望める大きなグラウンドが魅力的で、おおらかなエコロジー建築が施設イメージだというふうにされているものと承知しております。  このように、大きなグラウンドが特徴だというふうなことでございます。完成を間近に控えております。この5月末が竣工だったかと思うんですが、その広いグラウンドにおきましては、やはり新しい泉南中学校の誇れる点の1つでございます。校舎と校門の配置とあわせて、子どもたちの通学動線を考慮する上でも、まずは現行の敷地の形状のままがよいというふうに判断しているところでございます。  以上でございます。 222 ◯副議長(金子健太郎君) 稲垣教育部参与。 223 ◯教育部参与(稲垣豊司君) それでは、私のほうから、泉南中学の現況について、ハード面でのふぐあいがあるのかということについて御答弁いたします。  まず、泉南中学校の新しい校舎が竣工、引き渡しを受けてから約1年を経過しております。その間における施設のふぐあいについては、随時学校から報告を受け、学校生活の安全に影響を与えるものにつきましては、教育委員会や施工業者において対応しているところでございます。  本年2月19日には、工事を担当いたしました都市整備部と施工業者により、竣工後1年点検を実施したと聞いております。点検の際には、施設使用に伴う汚損、破損や施工に起因すると思われるふぐあいなどが確認されたところでございます。  この1年点検によって確認されたふぐあい箇所につきましては、現在その原因等について整理しているところでございますので、今後、施工業者との協議の後、適切な対応を求めていきたいと考えております。  以上です。 224 ◯副議長(金子健太郎君) 梶本議員。 225 ◯6番(梶本茂躾君) グラウンドの件ですけれども、今、岡田部長が、広いグラウンドがいいということですけれども、ほかの中学校はどうなんですかという話です。できないでしょう。  それと、生徒数の問題もあるし、その辺を考慮に入れたグラウンド面積でいいのかどうか、身の丈に合っているのかどうか。  なおかつ、それだけのすばらしい環境を与えている泉南中学校の生徒が、ほかの中学と比べて学力、その他、もろもろすぐれるような教育ができるのか。そういう教育に絶対によそと比べて負けませんと言い切れるのかどうか。  同じ教育をするんやったら、同じ設備でええじゃないかと思いますけれども、その点についてお答えいただきたい。  それと、一応建てかえとかそういう問題が近々に始まっている中で、統廃合あるいは小中一貫を早いこと決めていただかんと、建物をどうするかという問題になってきたら、それは議論できない話になると思うんで、何から先に手をかけるか。過去に泉南市も幼稚園が2園になったとき、いろいろすったもんだあったけれども、結局その2園にしたのは正解ということで、あのときあのまま10園を持っていたら、今ごろ財政はもっと厳しい中でやっていかなければならなかった。  だから、財政上問題になるから、今は大きなお金はないけれども、ランニングコスト的に毎年毎年細かい金額であっても、それだけ減っていくと。そうしたら思い切った政策、建てかえという形を検討するのがいいんじゃないかと。みんなが喜ぶ建てかえですから、その点についてもっと早くスピード感を持って検討されるのが必要でないかと思います。  いつまでもだらだらしても、これは学校が古くなっていくだけなんで、改修費用、保全費用がかなりかかってくるという問題が起こりますので、その点についてどういうふうに考えておられるか、お答えください。 226 ◯副議長(金子健太郎君) 岡田教育部長。 227 ◯教育部長(岡田直樹君) 失礼します。グラウンドの件でございます。まことに恐縮ですけれども、泉中のほかの学校のグラウンドを広げるということはできないということでもございますので、泉中につきましては、今現状の形がよいということで判断させていただきましたのは、先ほどのとおりでございます。  いい形で、いいところにございますので、将来的にはさまざまな活用というのが考えられるかもしれませんけれども、現状では泉中のグラウンドにつきましては、このような形でさせていただきたいというふうに思っております。  それから、御指摘の学校あり方検討の件でございますけれども、教育長も先ほど申し上げたとおり、スピード感を持って進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 228 ◯副議長(金子健太郎君) 梶本議員。 229 ◯6番(梶本茂躾君) 余り時間がないので、大綱1点目にいかせてもらいますけれども、いろいろと教育委員会についてはハードの面が一応喫緊の問題になっていますので、それをどうするかということを踏まえたら、小中一貫であろうが統廃合、調整区の解消等についても、昔は泉南中学と西信中学、2つしかありませんでした、僕らの時代は。  1学年500人、600人の今の古い建物で、そこでみんな学んでいましたから、極端に言えば、1校でもいいと、それぐらいダイナミックな考え方を持たんと、泉南市の財政がこういう状態でありますんで、だらだらいくだけだと思いますので、その辺も含めて、スピード感を持って検討していただきたいと思います。  次に、大綱1点目、泉南市公共施設等最適化推進実施計画についてですけれども、これは泉南市の公共施設ということで、公共建築物として小学校や中学校等の学校教育系施設、また公営住宅施設、老人集会場や総合福祉センター等の保健福祉施設、庁舎などの行政系の施設等があります。  また、道路や橋梁、下水道等のインフラ都市基盤もあります。しかしながら、これらの公共施設の多くが老朽化し、大規模改修や更新の時期を一斉に迎えようとしています。  公共施設等最適化推進基本計画のもと、公共建築物については、今後40年間における施設類型ごとの基本的な考え方が整理され、泉南市の公共施設等、ファシリティーマネジメント推進基本方針、泉南市公共施設等最適化推進基本計画に基づき、計画期間40年間における公共施設全体の具体的な最適化の進め方と、当初10年間における具体的施設等の最適化推進についての泉南市公共施設等最適化推進実施計画が策定されたと聞いています。  まず1番目としまして、この計画は2056年度までの40年間の計画とありますが、今でさえこの苦しい経済事情の中ではありますが、今後この公共施設の老朽化による更新及び維持管理経費の財源確保等、早急な老朽化対策が必要であります。  最少の経費で最大の効果を、かけ声だけでなく、実行に移すという努力を、この実施計画に反映されているのかどうか、お答えください。  それと、2番目としまして、この実施計画の中で、第1期、2017年から2026年、具体的な計画を出された中で、残り期間、今2020年からあと約6年ですか、現時点での残り期間の具体的計画と、今までのこの3年間の具体的な成果と検証について。  また、この実施計画の中では、施設別中長期最適化実施方針について、特に第1期については、かなり具体的に施設ごとの実施方針の内容が出されていますので、またこの2017年から現時点の成果が出ているところ、また、これから2026年までに成果を出すところ、また、具体的方向、施設があれば答えていただきたい。今のところ、手がつけられていない施設等の検証もお願いいたします。  ここで答弁いただけますか。 230 ◯副議長(金子健太郎君) 下薗行革・財産活用室参与。 231 ◯行革・財産活用室参与(下薗浩幸君) まず、実施計画に実効的施策がどう盛り込まれているかということですが、実施計画は平成27年度策定の公共施設等最適化基本計画に基づくものであり、基本計画は、道路、橋梁や下水道といったインフラも含む公共施設等の今後40年間の最適化に関することを定めた総合管理計画でございます。  基本計画を進めるに当たりまして、基本理念として、公共施設等を経営資源とし、官民連携等の手法を駆使して、施設等の最適化を進める旨を基本指針の1つとして位置づけているところでございます。  これらを踏まえまして、実施計画の策定に当たりましては、これを民間の資本やノウハウを積極的に活用するための重要な手法と考え、地元、地域団体も含め、民間事業者へのアンケートを実施し、そこで得られた結果や情報等を参考に、同計画中、施設の中長期最適化実施方針に反映しているところでございます。  次に、現時点での成果あるいは未着手なものなどの検証ということでございますが、実施計画策定後、3年が経過しようとしておりますが、具体的な成果としては、結果としまして、泉南中学校と青少年センターの合築が上げられますが、多くの施設において調整すべき多くの課題の存在と、現在の6次行革計画策定の要因ともなりました厳しい財政状況が判明し、検討が進まない状況もありまして、施設所管課部局における個別の検討調整はあるものの、第1期10年の4年目の段階では、まだ成果が出ていない状態でございます。  一方、平成30年2月には、国より施設ごとの維持更新に係る具体的対策を示した個別施設計画を、令和2年度中に策定するよう要請されております。本市では、個別施設計画について、既存のFM計画の内容を踏まえ、令和3年2021年から基本計画第1期の最終年となります令和8年2026年までの6年間を計画期間とし、各施設の特性などを踏まえつつ、維持更新対策の内容や取り組み順位、実施時期や経費など、施設ごとにその具体的維持更新、方針等について戦略的な計画的策定に取り組むこととしております。  現在は、各施設自体の現状や、施設利用状況などを再整理し、今後の方向性などを総合的に評価するべく作業を進めているところでございます。  今後、これら総合評価を含め、具体的な施設最適化の方向性など、個別施設計画に記載すべき事項を取りまとめ、個別施設計画の策定を施設所管課と進めていくとともに、実施計画の第1期実施内容にも取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 232 ◯副議長(金子健太郎君) 梶本議員。 233 ◯6番(梶本茂躾君) この最適化推進実施計画、かなり具体的に書かれている中で、先ほど教育委員会のほうにも質問させていただきましたが、再度お願いしたいんですけれども、施設別中長期最適化実施計画については、市民文化系施設として老人集会場と集会所、公民館、文化ホール、社会教育系施設として、図書館とかスポーツ・レクリエーション系施設として、体育館、青少年の総合交流拠点、これはサザンぴあですか。  また、かなりのところで、小学校、中学校、これはかなり具体的に書かれておるんですけれども、小・中学校、学校教育系施設として新家小学校、築年数が1967年、信達小学校、東小学校が1964年と1965年、西信達中学校は1964年、樽井小学校は1966年、雄信が1966年、一丘が1973年、砂川小学校が1974年、新家東小学校が1980年、鳴滝小学校が1973年、泉南中学が1958年、去年建てかえできましたけれども、西信達中学校は1956年、一丘中学校が1974年、信達中学校が1976年。  これには基本計画とか、読み上げてもいいんですけれども、見ておいていただいたらいいと思うんですけれども、この10年間、2017年から2026年、小・中学校の再編方針に沿った実施方針の内容として書かれてあるんですけれども、再編方針に沿った施設整備のあり方を検討し、計画を策定する。  建てかえが必要な時期が到来するが、小・中学校の再編化方針が明らかになったところで、それを踏まえ検討すると。泉南中学校については、青少年センターの一部の機能を受け入れつつ建てかえを実施すると。これは実施されました。  残りの小学校、中学校の中でも、再編方針にそった施設整備のあり方を検討し、計画を策定すると書いてある。建てかえ等が必要な時期が到来するが、小・中学校の再編方針が明らかになったところで、それを踏まえ検討するということを書かれてあります。  これについて教育長、御存じですか。この施設別泉南市公共施設等最適化推進実施計画の中での43ページの施設別中長期最適化実施方針は御存じですか。まずは、それについてお答えください。 234 ◯副議長(金子健太郎君) 古川教育長。 235 ◯教育長(古川聖登君) 存じております。その施設の現状を踏まえて、先ほど来御答弁させていただいております計画をつくっていかねばならないと考えております。 236 ◯副議長(金子健太郎君) 梶本議員。 237 ◯6番(梶本茂躾君) 一応そういうことで、ある程度これは、公共建築物については、具体的な計画が出されていますので、2026年ということは、あと6年の間に、ある程度答えをいただけると思います。年数があるようでありませんから、その辺、よろしくお願いいたします。  先にいきましょうか。3番目として書いております泉南市第5次総合計画、第6次行財政改革実施計画、泉南市都市計画マスタープラン、泉南市まち・ひと・しごと創生総合戦略との整合性。  この実施計画は、公共施設等ファシリティマネジメント推進基本方針、公共施設等最適化推進基本計画に基づき策定されたとなっておりますけれども、上位計画の中に第5次総合計画があり、またこの第6次行財政改革実施計画、泉南市都市計画マスタープラン、まち・ひと・しごと創生総合戦略と絡み合っていると。  この中で、公共施設の老朽化対策、構想や理念ではなく、具体的な施設の老朽化をどうするかということで、またこの実施計画のもと、これもこの前、1月28日の行財政問題対策特別委員会で、個別施設計画の策定ということで、これについてスケジュールが出ておりますけれども、これは平成2年、取り組み対策の優先順位の検討とか云々が書かれております。  今年度中に出ることと思いますけれども、これについての整合性、各プラン、計画との整合性とこの最終的な個別施設、老朽化、最適化推進計画の中での、それから行革実施計画の中の施設計画、この辺のところに絡んでお答えいただきたいと思います。 238 ◯副議長(金子健太郎君) 竹中市長。 239 ◯市長(竹中勇人君) 第5次の総合計画、また第6次の行革、それから都市計画マスタープラン、また地方創生の総合戦略との整合性ということでございますけれども、FMの基本計画及び実施計画につきましては、公共施設等の最適化実現のため、経営的視点を持って最少の経費で最大の効果を目指しており、第5次総合計画を補完するものでございます。  また、基本計画で位置づけております最適化ビジョン、中心拠点及び生活拠点における施設整備につきましては、都市計画マスタープランで定める将来都市構造を十分踏まえたまちづくりを推進するものでございます。
     一方で、最適化された施設が担う公共サービスにつきましては、まち・ひと・しごと地方創生総合戦略の展開を効果的に支援するものであるというふうに考えてございます。  そして、現在策定を進めております個別施設計画における施設ごとの維持更新や、保全に係る経費等を踏まえ、第6次行財政改革実施計画の見直しを行うこととしているところでございます。いずれの計画ともしっかりと整合し、有機的に連携をしているところというふうに考えてございます。  御指摘の老朽化対策につきましては、利用する市民の安全・安心をまず第一義と考えまして、建物保全等、必要な対策を適切に講じる必要があると認識をいたしてございます。  一方、将来にわたり持続可能な公共サービスを市民に提供するためには、非常に厳しい財政状況が継続することをしっかりと認識し、市が担うべき公共的役割を大胆に見直し、民間の資本や経営ノウハウの活用等、積極的な公民連携を進め、施設総量の大幅な縮減と施設機能の再編を行うなど、公共施設の最適化を全庁一丸となって、また市民にも御協力をいただいて進めていってまいりたいというふうに考えてございます。 240 ◯副議長(金子健太郎君) 梶本議員。 241 ◯6番(梶本茂躾君) いろいろと計画、プラン等の文書が出ておりますけれども、計画倒れにならないように整合性を持って、特に具体的にわかる、誰が見てもわかる、何をされている、いつごろまでにどうされる、この施設はどうされるという、そういう年数とか、そういうものを早い時点で出していただかんと、いろいろと建物自体が古くなって、我慢をいつまでしたらいいのかという問題があると思いますんで、その点についてまたよろしくお願いします。  これも1つ市長にお伺いしますけれども、この横の各担当所管部課の横の連携というのは、うまいこといっているんでしょうか。 242 ◯副議長(金子健太郎君) 竹中市長。 243 ◯市長(竹中勇人君) 各部と行革、それからFM計画と各部の連携は、FM計画の推進本部会議がございまして、もうそちらのほうに全ての部長が参加しておりますので、そこでしっかりと連携をさせていただいてるところでございます。 244 ◯副議長(金子健太郎君) 梶本議員。 245 ◯6番(梶本茂躾君) それではちょっと再質問をさせていただきたいと思うんですけれども、この最適化基本計画においては、公共建築物の延べ床面積を40%削減、インフラ資産の安全・安心の確保と経費の縮減が数値目標として書かれておりますけれども、しかし、公共建築物については、施設別の中長期最適化実施方針に、特に第1期10年の計画が、施設ごとにかなり具体的に記されているんですけれども、社会インフラについての計画は出ております。  出しにくいんだと思いますけれども、これは特に下水道及び道路または生活拠点としての泉南市内4駅の整備及び公共設備の集積についてどうするかというのも、ある程度具体的な計画が伝わってこないんですけれども、特に下水道については、市街化区域の共用部分が面積で約40%ある。  今後、既存の施設の保全整備地域の延伸について、またこの生活拠点である市内4駅の駐輪場整備計画があるということでお聞きしておりますけれども、具体的な実施計画があれば、出していただきたい。  また、ことしじゅうにこの個別施設計画の中で具体的な方向性が、この社会インフラ資産について出されるのかどうか、お答えいただきたい。 246 ◯副議長(金子健太郎君) 奥田都市整備部長。 247 ◯都市整備部長(奥田雅則君) それでは、私のほうから、下水道整備の計画につきまして御答弁を申し上げます。  下水道整備の基本的な計画としましては、まずは府道の堺阪南線、旧の国道26号から海手、次に国道26号から海手、それから次にJR阪和線から海手側という形で、海手から山側に向けて事業を進めていくという考えに基づきまして、現在整備に取り組んでいるところでございます。  しかしながら、財政が非常に厳しい状況ではありますけれども、今後も順次整備を行いまして、引き続き下水道普及率の向上に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 248 ◯副議長(金子健太郎君) 宮阪市民生活環境部長。 249 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) それでは、私のほうから、市内4駅の駐輪場整備の具体的な実施計画という部分についてお答えいたします。  現在、市内4駅の駐輪場につきましては、有料化に向けて検討を行っておりまして、各駅の駐輪場の課題を抽出して整理した上で、全体的な整備の方針と計画を今後示したいというふうに考えております。  なお、駐輪場については、個別施設計画の策定の対象とはなってございません。 250 ◯副議長(金子健太郎君) 梶本議員。 251 ◯6番(梶本茂躾君) ちょっと今よく聞き取れなかったが、何が対象、この最適化推進実施計画の対象ではないと。今度出されるやつの対象ではないと。  下水道についてなんですけれども、いろいろと特別地域、市街化調整区域について下水道が整備されておりますけれども、今、市街化区域で遅々として進んでいない状況があるんですけれども、今後方向性としたら、この計画は40年ということ、最適化推進基本計画は40年という中で、第2期、第3期、第4期、2056年、僕らはもう生きていませんけれども、その時点でどういうふうにお考えでしょうか。それまでには完成しますよと、市街化区域、残りの面積は整備されますよというような、そういうざっとした計画でもないんでしょうか。 252 ◯副議長(金子健太郎君) 奥田都市整備部長。 253 ◯都市整備部長(奥田雅則君) 下水道整備区域の完成年限につきましては、今ここで何年になるかというのは、ちょっと申し上げることができませんけれども、下水道に関しての個別施設計画にかわりますストックマネジメント計画というのがございます。  それにつきましては、下水道施設全体の例えば管渠とか、ポンプ場などを一体的に捉えましたストックマネジメント計画というのがございますので、それの計画の策定を予定しております。  今回、予定としましては令和2年から3年にかけまして計画策定ができたらなというふうに今考えているところでございます。  以上でございます。 254 ◯副議長(金子健太郎君) 梶本議員。 255 ◯6番(梶本茂躾君) 部長、答えにくいのはわかりますけれども、これは2056年まで、40年の間で残り市街化区域の下水道整備ができない、答えられないというのは、ちょっと。  それから、反対にいえば、どういった財政状況であろうが、40年の間に残り、件数でいえばかなり、信達地区は幸いに不動産業者が、開発業者が自主的に下水道をしかれて、100軒、200軒、軒数がかなり、市の財政を使わずに開発業者がやっていただいている部分もあると思うんですけれども、面積的にかなり残りますので、それについて40年の間に、広いからできないという前回の質問でも聞きましたけれども、その点について、40年ではだめなのか、答えていただけませんか。 256 ◯副議長(金子健太郎君) 奥田都市整備部長。 257 ◯都市整備部長(奥田雅則君) 40年でできるかどうかということでございますけれども、私としましては、財源とか、いろいろな交付金等の確保に努力しまして、できるだけ早く完成しますように取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 258 ◯副議長(金子健太郎君) 梶本議員。 259 ◯6番(梶本茂躾君) 4駅については、第5次総合計画の後期計画に載っておりますので、生活拠点として捉えられていますので、駐輪場だけじゃなしに、市の施設を一部持っていくとか、持っていかないとか、そういう計画も今後出していただければありがたいと思います。  時間がありませんので、ここで終わらせていただきます。 260 ◯副議長(金子健太郎君) 以上で梶本議員の質問を終結いたします。  なお、会議の途中ですが、午後3時50分まで休憩といたします。       午後3時24分 休憩       午後3時50分 再開 261 ◯議長(南 良徳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  11番 竹田光良議員の質問を許可いたします。竹田議員。 262 ◯11番(竹田光良君) 皆さん、こんにちは。公明党の竹田でございます。議長に一般質問の許可をいただきましたので、令和2年第1回定例会におきまして一般質問を、通告に従い行わせていただきたいと思います。  きょうは朝から、きのうからでありますけれども、皆さんが本当にすごい質疑しながら、ずっとお聞かせいただいたんですけれども、結構ちょっともう本当におなかいっぱいになりまして、議長も御存じやと思いますけれども、昔の先輩方は、この5番目というのは、先輩方を背にするのは、もう本当にやりにくくて、早く終わるんやろうなという、そういうエネルギーを感じながらやったわけなんですけれども、それをもう使命と感じて、少しいろいろと質問させていただきたいなというふうに思っています。  ただ、もう随分同じ質問が重複しておりますので、また答弁については、はしょっていただいても結構でございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。  きょうも、朝からさまざまな質疑があったんですけれども、やっぱり市長、新型コロナウイルスについては、今、国というか、世界が非常にこの新型コロナウイルスが蔓延ということで、大変な危機に陥っているわけであります。  これを何とか阻止をしていって、これ以上の拡大を何とか阻止をしていかなければならないわけでありますけれども、なかなかそれが見えてこないというのが、今現状だというふうに思います。  そのような中で、公明党としてはまた、これは国のほうですけれども、新たに第3次の提言ということで、国のほうでは、旅館・飲食店の特別貸し付け枠の増額であったりとか、また中小企業に無利子・無担保の融資であるとか、休校に応じた農作物の受給安定であるとか、また減収となるフリーランスも補償しましょうと。それから、中国進出企業へ情報提供の充実もしましょうということで、国もどんどん動いているわけであります。  泉南市におきましても、市長のほうから、市長が本部長になるんですかね、対策本部を立ち上げていただいて、この間、情報発信をいろいろしていただいて、妊婦さんへのマスクの提供であったりとか、また消毒液、これを施設に置いたりとか、今回は情報もどんどん出てきておりますし、何といってもやっぱり先週、一気に幼小中ですか、学校の休校ということを即断されまして、あわせて市の全ての行事もやっぱり今とめられてということでは、早い対応をしていただいているのかなと、そのような認識をしているわけであります。  ちなみに、余りいいことが出ないことも多いんですけれども、きょうは読売新聞だったと思いますけれども、これはちょっと気になっていて、実は私もある市民の方から、いわゆる給食食材が余ってきますよねと。これはどうするんですかというような、そんな問い合わせがあって、きのうかおとといにお聞きをしたら、その辺についてできるだけ活用方法をということで、今検討しているんだというような話がありました。  きょうは読売新聞のほうに結構大きく、一部当然全てが全て破棄を免れるということは、これはできなかったわけなんですけれども、それを保育所のほうで引き取っていただいて、そして活用していただいた泉南市ということで、大きく取り上げられていたなというふうに、うれしいニュースだなというふうに思いました。  そんな中で、こういうこともそうなんですけれども、今やっぱり市長、この間ずっと僕もいろんな方の質疑を聞いていて思ったんですけれども、市長御自身もしっかりとSNSを通じて発信するというのは、僕も実は大事なことだというふうに思っております。  市長は、きのう古谷議員の質疑か何かのときに、以前はしていたけれどもというような話の中で、ちょっと誤解を生じた点があったので、控えているんだという話がありましたけれども、もちろん誤解を与えるような、そういう発信の仕方はまずいと思うんですが、しかし、市長が発信することが、やはり僕は市民の皆様が安心するんではないかなというふうに思うんですね。  仮の話なんですけれども、行政が今ホームページとかいろんなものを通じて発信するんですけれども、市長が違うことを発信しても、最終的に市民の皆さんは、市長が言っているんだからというふうに、こういうそごがあったらあきませんけれども、やっぱり思いはるのと違うのかなと。それはなぜかというと、市民から選ばれている市長だからだというふうに思うんですよね。  そういった意味においては、市長が発信をしてもらえば、我々だってそこからまた拡散もできるわけであって、今いろんなことで市民の皆さんというのは、不安を感じておられます。  マスクのこともそうでありますし、トイレットペーパーのこともそうなんですけれども、この間も1人、控室の中に入ってきて「トイレットペーパーがないねん」と言って来るんですね。控室に来られてもトイレットペーパーをお渡しすることはできないんですけれども、そういうことについても、市長のほうから安心してくださいというようなメッセージを、市民のほうに向けてしていただくことは大事じゃないかなと、僕自身もそう思います。  これは別に通告をしておりませんので、改めて何人かの議員もそんなお話をされておりましたけれども、検討していただいて、そして何より市民の皆さんが安心できるような、そういうメッセージ発信というのを、改めてお願いしたいなというふうに思います。  それでは、順次質問をさせていただきたいなというふうに思いますが、まず1点目は、地方創生についてということで、前回ちょっとできなかったので、もう一度させていただこうと思ったんですけれども、いろんな方がされておりますので、簡潔にお願いしたいなと思います。  御存じのとおり、地方創生は、東京一極集中を是正し、そして急速に進む地方の人口減少並びに高齢化に歯どめをかけるため、政府は2014年に地方創生というものを打ち出したわけであります。  2060年には1億人程度の人口維持を目指す長期ビジョンのもと、5カ年の目標、それから施策をまとめた第1期の総合戦略を策定され、地方の雇用拡大や、地方の人の流れなどを生み出すことなどを基本目標に取り組みを進めてまいりました。  これを踏まえまして、各自治体では、地方版総合戦略を策定いたしました。泉南市においては、平成27年度に、泉南市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定いたしまして、5年間の周知期間を経て、今、第2期の泉南市総合戦略を策定をされたところであります。  地方創生は、今後もまちづくり、そして人口減少への対応、また雇用の拡大と非常に重要であると私自身も認識をしておるところでございます。  そこで、1点目にお聞きをいたしたいのは、この地方創生は、何度も申し上げますけれども、東京一極集中を是正することであり、そして改めて地方の魅力を創出し、そして再認識し、また人口減少に歯どめをかけていこうというのが、主たる目的だというふうに思っております。  第1期を終えまして、今2期に入ろうとしておりますが、この間を含めて、確かにさまざまな事業がなされてまいったわけでありますけれども、本当にまちづくり、そして人口減少の歯どめ、また雇用についてどういうふうな影響を及ぼしたのか、改めてお聞きをしたいと思います。  2点目については、SDGsについてでありますが、今回、何人かの方も質問をされまして、朝からの代表質問もあったわけなんでありますけれども、森議員のほうから、明石市の市長の話もあったわけなんですけれども、これは先ほどから何度も出ておりました。2015年9月に国連で開かれたサミットで決定をされております。17の目標と169のターゲット、具体目標で構成されているわけであります。  これは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサルなものとして、日本でも積極的に取り組まれておりますし、昨年の大阪サミットでしたか、あのときなんかでも、しっかり議論をされているというふうな、そんな認識であります。  そんな中で、行政、そして民間、市民で共通認識を持って、そのことが可能とされ、また連携が促進をするというふうに言われております。  自治体がSDGsに取り組む意義としては、持続的に成長していける力を確保しつつ、人々が安心して生活できるようなまちづくりを行うこととして、まさに地方創生とともにまちづくりを行う取り組みが必要であり、このSDGsモデルの構築が進められているわけであります。  現在、各都道府県とか、きょうも朝からありましたが、市町村単位などで独自にさまざまな分野にて明確な目標を決め、そして取り組まれておりますが、泉南市におけるSDGs、きょうも朝からありましたけれども、改めてその取り組みについてお聞かせをいただきたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 263 ◯議長(南 良徳君) ただいまの竹田議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。竹中市長。 264 ◯市長(竹中勇人君) 私のほうから、第1期の総合戦略、地方創生の総合戦略についてお答えをさせていただきます。  御指摘のとおり、人口ビジョンの策定時にお示しをいたしました人口の推計値、これを目標に地方創生をやったわけでございますけれども、残念ながら目標を達している状況とはいいがたい状況でございます。  本市におきましては、これまで人口減少対策や定住促進策として、人口ビジョンにお示ししたように、4つの方針に基づく第1期のまち・ひと・しごと地方創生総合戦略、これと絡めまして、まちのにぎわいづくりや雇用促進事業、子育て支援の充実などの取り組みを行ってきたところでございます。  その内容といたしましては、具体的には、まちのにぎわいづくり、雇用促進策として、地方創生の各種交付金を活用いたしました農業塾の運用であるとか、砂栽培プラントの事業、それから泉南あなごの養殖事業、花咲ファームの活性化事業などがございます。  また、子育て支援の充実といたしまして、妊産婦の健診の制度、それから子ども医療費の助成の年齢の拡充、それから3世代同居の促進をするための税の軽減策、これなどを行ってきたところでございます。  そしてまた、これは直接地方創生事業の中には含まれてはございませんけれども、ソフトの事業といたしまして、PFI事業としてのりんくう公園の事業、これはまちのにぎわいづくり、また雇用促進に大きく寄与しているというふうに感じておりますが、残念ながら5年の間でのこれの効果というのは薄かったというふうに思っているところでございます。  また、2期目は、それに加えてさらに拡充をしていきたいというふうに思っているところでございます。 265 ◯議長(南 良徳君) 野澤総合政策部長。 266 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 私のほうからは、SDGsについて御答弁申し上げます。  SDGsにつきましては、議員から御披瀝があったとおり、2030年までに持続可能で、よりよい世界を目指す国際目標であるというふうに認識しております。  本市においての取り組みでございますが、その達成に寄与できるよう、第2期の泉南市まち・ひと・しごと総合戦略のプロジェクトとしても取り入れているところでございます。  具体的には、JETプログラムを活用した国際化教育の推進、誰一人取り残すことなく、誰もが活躍できる社会の実現を目指すなど、「子どもにやさしいまち・すべてのひとにやさしいまち・せんなん戦略」などがございます。  今後も、SDGsを原動力とした地方創生の観点を重視しながら、さまざまな事業に取り組んでまいりたいと思います。  また、現にさまざまな各部で行っている事業におきましても、何らかのこのSDGsに関連しております。後期の実施計画におきましても、その関連を整理しております。  まだ、本市の取り組みとしましては、その緒についたばかりでございますが、今後も社会の一員としまして、国際目標の達成に寄与してまいりたいというふうに考えております。 267 ◯議長(南 良徳君) 竹田議員。 268 ◯11番(竹田光良君) ありがとうございました。総括的にお話をいただいたわけなんですけれども、第1期においては、市長からありましたけれども、残念ながら目標とすることについては達成はできなかったんだと、こうあったんですけれども、特に人口でいえば、まだどちらかというと、ふえるんではなくて、やっぱり減っていっている、減少という傾向がとまっていないと。  この5年間、相当、先ほど市長から披瀝がありましたように、いろんな事業をしながら、それから、ひょっとしたらその目玉の1つがりんくう公園、今後開園ということで、こういうことになってくるのかもわからないんですが、しかし、やったけれども、なかなかこれは泉南市だけということではないんですけれども、全体的な話でありますけれども、しかし、そこはもう一歩、なぜ目標を達成することができなかったのか。  あるいは今後2期というふうに続けていくんですけれども、続けていくと、要するにこういう光明が見えるんですよと、こういうところがあるんですよと、そういうことがやっぱり知りたいわけであります。ですから、改めてその点はどうなのかというのを、お聞きをさせていただきたいなというのが1つであります。  それから、SDGsについては、きょうはこの理念というのは、誰も置き去りにしないという非常に高い理念、理想だというふうに思いますけれども、だからこそ本来は、行政がやらなければならないことではないかと、僕はそう思ってます。  ただ、きょうは午前中から厳しい意見があって、その前に泉南市そのものが取り残されているじゃないかと、こういう話もあったわけなんですけれども、やはりもう一度ここは行政として原点に返って、もう誰も置き去りにしないという、この方向性というのは、しっかりとしなければいけないのと違うかなというふうに思います。  意外と、SDGsは近畿、大阪のほうで余りきちっと取り組みをしている自治体は、結構少ないんですよね。  例えば、先進的に取り組んでいるところは、北九州市なんかがあるみたいなんですけれども、これは行政であったり、また企業であったり、そして市民が協働で連携をとりながら進めているということであります。  泉南市の中にも、企業の方や、また市民の方でこういったことについて、しっかり取り組んでいこうという動きがあるのかどうか、僕のほうはそれはわからないんでありますけれども、いずれにしても、今後は、この10年間で目標を達成していこうということであれば、日本政府が何ぼやったってだめですよね。各地方や地方自治体が率先してやる必要があろうかというふうに思います。  どなたもおっしゃっていましたけれども、市長はこのSDGsに関しては、余り興味ないのかなという、勝手なふうに思っているわけなんですけれども、そうじゃないんだろうとは思いますけれども、改めて市長の存念をお聞しておきたいなというふうに思います。
    269 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 270 ◯市長(竹中勇人君) まず、地方創生の第2期の総合戦略でございますけれども、この内容につきましては、インバウンドだけでなしに、国内からの旅行客なども取り込み、交流人口、関係人口の拡大施策、広域連携による新たな観光振興策をつくっていくなどの、「にぎわいと交流が生まれるまち・せんなん戦略」、そして誰一人取り残すことなく、誰もが活躍できる社会の実現を目指す、これはもうSDGsに直結しているわけでございますけれども、「子どもにやさしいまち・すべてのひとにやさしいまち・せんなん戦略」など、重点プロジェクトを設けまして、地域の活性化、雇用機会の創出、そして地域の共生社会の実現、こういうものを全世代における健康推進などに取り組もうというふうにしておるところでございます。  これらの取り組みに力を注ぐことによりまして、まちのにぎわい創出、雇用促進、企業誘致などを実現し、今までの人口減少、微減ですけれども、減少から増になるように頑張っていきたいというふうに考えてございます。  それと、SDGsですけれども、本市の施策の中でも、これを取り込める施策というのは、かなりの数があろうかと思いますので、その辺は特にSDGsと明言して取り組むというよりも、今の施策の中でかなり取り組めるんじゃないかというふうに考えてございます。 271 ◯議長(南 良徳君) 竹田議員。 272 ◯11番(竹田光良君) ありがとうございます。地方創生というのはそうなんですよね。市長が今おっしゃったように、交流人口であったりとか関係人口、こういったものをふやしましょうと。  特に、第2期においては、関係人口をできるだけターゲットに置いて、そしてふやしていきましょうと、こういうふうな流れがあるんですけれども、しかし、大事なのは、確かにそういう交流人口、関係人口もそうなんですけれども、やっぱり定住人口ではないかなと思うんですね。  残念なことに、泉南市から引っ越しされる方がおられるのも、これは確かな話であります。サラリーマンのときには、恐らく大阪市内から通勤が40分、45分以内ということで、土地もどちらかというと大阪府内の中でも比較的安かった。バブルのときは別ですけれども、こちらで例えば、土地を購入する、家を建てる、そして一軒家で住まわれるわけなんですね。  ところが、自分たちの子どもは泉南市から今度は出ていってしまう。家はあるんですけれども、残念ながらもう高齢になってきて、ちょっとしんどいんで、子どものところに行くというふうに、引っ越しされる方もおれば、一軒家を売られて、そして市内のほうのマンションでお住みになられている方もおるんですよね。  じゃ、何で、本来でしたら一軒家で住みたいということがあって、こっちへ越してこられて、お住まいになられて20年、30年とおられながら、最終的にマンションに移られるかといったら、やっぱりそのほうが便利だということなんですね。  要は、買い物ができますよと、近くにお医者さんがありますよと、さまざまなものがそろっている。高齢になれば、そのほうが便利なんだと。だから本来は泉南でおりたいんですけれども、引っ越しをするんだという方がおられるのが現実だと思うんですね。  ですから、確かに地方創生をして、交流人口や関係人口をふやしていくのもあるんですけれども、もう一度定住人口の方々も、やっぱりしっかり見ていく必要があるのかなというふうに思います。  そういう意味においては、特に山手のほうなんかでお聞きするとよく聞くのは、買い物をするところがないという。買い物難民と言われて、僕も1回質問をされたことがありますけれども、こういうことに、本当にしっかりと行政として問題意識を持って、そしてかかっていくかという、もともとおられた定住されている方々に、どう、本当に優しいまちづくりをしていくかということが、非常に大事と違うかなというふうに思います。  最近ですけれども、蛇足の話で、僕が勝手に言っているんですけれども、そういう方たちのために、例えば市がコンビニかなんかを経営するのも1つ考えていってもええんと違うかなと。  僕はいつも本当に山上部長の顔を見ると、山上部長がそこに座っているのであれですけれども、コンビニのエプロンをつけて、そして「いらっしゃいませ」と言うほうが本当に似合うのと違うかなと、こう余計なことですけれども、思うんです。  やっぱりそれぐらい大胆な発想の転換をして、そして定住人口のためにどうするかというのを、しっかり1つは考えていく必要があるのではないか。でないと、なかなか人口減少というのは、とまらないんではないかなと、こういうふうに思うんですけれども、この点について、もし何かございましたらお答えいただきたいと思います。 273 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 274 ◯市長(竹中勇人君) 確かに、定住人口をふやすというのが一番の大事なことやというふうに思います。  今回、りんくう公園ができて、りんくう公園の従業員、あるいは近々ホテルの誘致も、ホテルもオープンするであろうというふうに思うわけですけれども、ホテルができましたら、そこの従業員が近くにお住まいになられるのであろうと思われますし、また、この4月から施行されます企業誘致条例、この条例によって企業に来ていただけたら、それも定住人口の増加に大きく貢献するんではないかというふうに思っております。  ともかく、働く場を提供するということが、まず一番大事なことかと思いますので、そちらのほうで今行っている事業といいますか、今まで行ってきたことの中で、それが一定、効果を生むんではないかというふうに考えてございます。 275 ◯議長(南 良徳君) 竹田議員。 276 ◯11番(竹田光良君) この問題については、最後にしたいなというふうに思うんですけれども、市長にお尋ねをしたいんですが、後ほど市制施行50周年ということで、そのことについても質問させていただこうかなというふうに思っています。  ことし50周年を迎えるわけであります。昭和45年7月1日ですかね、市制施行をしたんですけれども、市長はことし50周年を迎えて、果たして泉南市、70周年あるいは80周年、あるいはやっぱり市長、100周年を迎えることはできるんですか。できるんでしょうか。  当然、そのときまでは市長であることはないんですけれども、今その基礎、基盤、そういったものをしっかりつくる、またつくっていくときであろうかというふうに思うんですけれども、次の50周年を見据えた泉南市というのは、きちっと絵を描きながら、ビジョンを掲げながら今されていると思うんですけれども、市長、この点についてちょっと最後に、この地方創生についてはですけれども、お尋ねしておきたいなと思います。 277 ◯議長(南 良徳君) 竹中市長。 278 ◯市長(竹中勇人君) 当面のここ5年、10年の間は一定、今やってきた事業、それの成果を見た上で、そこから先というのは、その後でないと想像すらできないかなというふうに思います。  ただ、りんくう公園であり、あるいはそこから波及してくる企業誘致であり、その辺の施策が成功して、十分に企業が来ていただけるということになれば、まず20年、30年は大丈夫やないかというふうには思います。 279 ◯議長(南 良徳君) 竹田議員。 280 ◯11番(竹田光良君) ありがとうございます。その次の70年、80年、100年、それはもうその先のことはわかれへんのは当然でありますが、あえて聞かせていただいたわけであります。  ただ、今もお話がありましたりんくう公園というのは、市長の中で一定の過去をなしているわけでありまして、次をそこからどうしていくかということが、非常に大事だろうと。りんくう公園も実は最後に質問しようかなと思っておったんですが、今その話が出ましたので、思うんですけれども、あと、どう市を活性化させていくのか。  例えば、岩出線であったりとか、それからまた市内であるとか、総合的なビジョンを掲げながら、この市をどうしていくのかというのを、しっかりとまた、本来は50周年ですので、示していただくことが大事かなというふうには思います。  次に移らせていただきたいと思います。次は、教育についてお尋ねをしたいと思います。  今回、1点目はJETプログラムについて、ちょっとお尋ねをさせていただきたいと思いますけれども、これももういろんな方が質問をされましたので、少し気になる点についてお尋ねをしたいと思います。  このJETプログラムについては、ことしALTで20人、CIRで4人、そしてSEAで3人の27人を一応任用するということになっております。  まず、この4月には11人が来られる予定で、ちょっと1人は、この新型コロナウイルスの影響で、10人になるんではないかというふうに聞いておりますけれども、大事なのは受け入れの体制だろうというふうに思います。  もう言うている間に、まず10人あるいは11人が来られるわけでありますけれども、この4月からの受け入れの体制、これはどうなっているのか、ひとつお聞きをしたいと思います。  2つ目には、青色パトロールについてでありますけれども、この青色パトロールは、今各学校区に配置をされております。10台となっております。これは、児童・生徒の安全確保はもちろんのことでありますけれども、地域では、安心・安全を図る防犯事業としても、やっぱり随分活躍をされておるところでございます。  これは、もともと泉南市が他市町に先んじて取り入れましたので、内外ともに大変評価をされている事業と、私自身はそう認識をしております。  学校の児童・生徒の安全確保並びに地域の安心・安全を守る防犯として、改めてこの事業についての評価、これはどういうふうにされているのか。  そして、この青色パトロール車が更新時期が来ているんですけれども、今後どのようにこれの更新をされていくのか、お聞かせをいただきたいと思います。  3つ目には、今、国がGIGAスクール構想というのを打ち出されているわけでありますけれども、この補正予算にも出ているわけなんですけれども、児童・生徒向けに1人1台学習用端末、それから高速大容量の通信ネットワークを一体化、整備していきましょうということであります。  これも泉南市については、補正予算できちっと整備費とか、それから設計委託料、こういう措置がなされているんですけれども、今後どのようにこの事業を進めていかれるのか、お聞かせいただきたいと思います。  4点目は、ワールドマスターズゲームズについてでありますけれども、これは御存じのとおり、来年行われるわけでありますけれども、その前に先駆けて、ことしプレ大会が行われるということでありますが、今どのような進捗になっているのか、お尋ねをさせていただきたいと思います。  以上、お願いします。 281 ◯議長(南 良徳君) 岡田教育部長。 282 ◯教育部長(岡田直樹君) たくさんございますが、順次御答弁申し上げます。  まず、この春から受け入れを始めますJET関係の体制の面でございます。  これまで、その27名を受け入れてまいりますということで、一生懸命準備もさせていただいているところでございますけれども、やはり、何分私も英語・外国語というのは苦手でございますので、来年度やはりそういったところが、英語というよりも、外国語あるいはJET関係を主に担っていただけるような形での主事の方を、教育委員会内に配置することとか、あるいは実際に英語に堪能な方を、コーディネーターとして入っていただくというような形で、組織のほうも考えてございます。  また、先ほど御披瀝がございましたCIR4名も、その方たちは日本語も外国語も堪能という方でございますけれども、基本的に行政の中に置くという形になりますので、その方たちCIRについてはやはり専ら教委の事務局等に入っていただいて、そこで実際にみずからの国際交流業務を行っていただきますし、また、各学校に散らばって配属されているALTのいろんな支援もしてもらうというような形で、恐らくこの4月以降、日本人の方ももちろんですけれども、国際色豊かな外国人青年も、教委事務局に複数おられるというような形になっていくというふうに認識しております。  それから、2つ目でございます。青色パトロールでございます。  青色パトロール活動は、本市の場合、平成19年1月から安全・安心のまちづくりを目指した取り組みの一環として、各小学校区に1台、合計で10台の青色防犯パトロール車を登録いただいて、各地域で登下校時や下校後の子どもたちの見守りを中心に、地域の安全・安心の確保に努めていただいてございます。  そういう意味で、議員御披瀝がございましたけれども、本当に他の市町に先駆けて、全学校区で一斉に始めた、しかも地域主導で運営いただいているというあたり、大変ありがたい活動だというふうに認識しております。  実際には、スタートの際に、青色パトロールの組織づくりを促進するための車両購入の経費等を補助させていただいたんですけれども、その後は維持管理経費のみの補助ということで、自立的に運営していただいているというような状況の中で、やはり更新ですとか、運営に御苦労いただいているというのは認識してございます。  車両の更新については、これまで実際に寄附、寄贈とかあるいは、もうほぼ100%に近いような有利な補助金を活用できた際に、更新してきている経緯がございます。  今まで、更新したところは、実際には4団体となっているところでございますけれども、現時点では、やはり今後も有利な補助事業とか寄附・寄贈案件があればその更新、そういったものをお受けして、適時更新を行っていきたいと考えているところでございます。  それから、GIGAスクール構想でございます。GIGAスクール構想は、議員御披瀝ございましたけれども、新しい時代の学校のICT環境整備を行っていくもの、そういう国の大きな事業ということでございます。  今回の補正予算でお願いしておりますのは、提案させていただいておりますのは、学校内のコンピューター配線といいますか、それの超高速インターネットに対応できるような配線の更新や、あと今まで整備が進んでいなかった、必要な教室へのWi-Fiアンテナ、Wi-Fiの無線LANのアンテナを設置等になります。  今後、このGIGAスクール構想の中での大きなポイントでありますけれども、生徒・児童への1人1台端末というものの整備というのがうたわれてございます。  これにつきましては、来年度以降、国の支援を受けながら、1人1台という目標に向けて、数年間をかけて導入していくというような方向になるというふうに考えておるところでございます。  それから、4つ目でございますけれども、ワールドマスターズゲームズでございます。議員皆様におかれましては、本当にワールドマスターズゲームズの開催に向けていろいろ御支援、御協力をありがとうございます。  実際に、今回御指摘いただいたプレ大会でございますけれども、2021年の本大会に向けて、やはり競技大会運営能力を実際に現時点で確かめ、そういった能力を高めることを目的に、この秋、9月26日土曜日、27日日曜日に実施する予定とさせていただいております。  現在のところ、(仮称)市制50周年記念泉南国際オープンウォータースイミング大会というような形で考えております。  27日が本番のプレ大会となっておりまして、それぞれ1キロ、3キロ、5キロのコース、おおむね各100名程度の方に御参加いただきたいなと。そして、前日26日には、水泳のオープンウォータースイミングの講習会であったり、検定会というものを競技団体の方に行っていただいたり、公式練習的なものも行うというような形に、今のところ検討させていただいているところでございます。  以上です。 283 ◯議長(南 良徳君) 竹田議員。 284 ◯11番(竹田光良君) ありがとうございました。まず、JETでありますけれども、先ほど田畑議員のほうからも、このことについて大いに期待するというような話があったと思うんですが、私どもの支部会のほうにもお出でいただいて、教育長のほうからお話をいただきました。  教育長のほうからは、泉南市の教育が確かに劇的にこれでよくなるんだという、非常に強いメッセージだったなと思いましたので、非常に期待もするところでございます。  これはいつやったかな、昨年10月30日に、プレスのほうにJETをするんだということで、発表をされているわけなんですけれども、当然のことながら、JETプログラム導入によって、英語教育というものが格段とよくなる。なっていっていただかないと困るわけでありますけれども。  あわせて、ここでやっぱりまちの活性化を図っていくんだと、こういったことも一緒に言っているわけなんですね。きのう、市長の市政運営方針もあって、代表質問、一般質問がある中で、今回このJETということについて、何度も何度も市長のほうからもそういった答弁があって、これは相当泉南市として力を入れていくんだというのが、そういったところにも決意としてあらわれているのかなというふうに思うんです。  そういう意味においては、市長は、もうちょっと市政運営方針の中でも、JETを通して、そして泉南市の教育をこういうふうに変えていくんだというような、もう少しそういったメッセージ性がやっぱり欲しいのかなというふうに、聞いていて思いました。  その中で、これも古川教育長しかあれかなと思うんですけれども、まちの活性化ということについて、これも大いに期待をしていきたいところなんですけれども、これはALTというよりもCIRやSEAの方たちに負うところが多いというふうに思うんですね。  実際、JETプログラムそのものについては、歴史も長いですし、相当さまざまな自治体がやっているんですが、これだけ続いているということは、一定の成果がきちっとやっぱりずっと出てきているというふうに解釈をするんですけれども、実際に英語力がどんどん身についていったというようなことであったり、また本当にCIRやSEA、こういう方たちによってまちがこう活性化していったというような、もし教育長のほうで事例が、そういったことがあるんでしたら、ちょっと御紹介をいただきたいなというふうに思います。 285 ◯議長(南 良徳君) 古川教育長。 286 ◯教育長(古川聖登君) JETプログラムについての御質問でございます。  御案内のとおり、私、昨年度平成30年度はJETプログラムの事業部長を自治体国際化協会(CLAIR)でやっておりまして、全国を回ってさまざまなJETプログラムを活用している自治体の取り組みを見てまいりました。  そうした中で、今おっしゃったALT、それからCIR、SEAにつきましては、それぞれのまちでどちらかというと、単独で任用している例が多いのですけれども、ALTにつきまして、私は印象が強いのは、同じ大阪府の中にある箕面市の取り組みでございます。  現在、70名余りのALTを任用されておりまして、中学校の3年生のときには、80%以上の生徒が英検3級以上を取っているということで、劇的に英語能力の向上が図られているという直接的な御紹介を勉強しに行って、受けたところでございます。  また、CIR・国際交流員につきましては、まちの観光ですとか、それからいろんな情報発信、SNSなどを使った情報発信によりまして、まちの活性化、またPRに大変大きく貢献をしているまちが日本中にございます。  また、国際交流というと大変幅広くなりますので、本市においては、就学前の子どもたちにいろんな国に、いろんな言語があり、いろんな歌があり、いろんな方々がいらっしゃるのだということを感じてほしいと願っているわけですが、そのような取り組みをしているところが、全国にございます。  また、最近ふえております外国人の住民に対しても、その仲立ちといいますか、その方々と行政、また企業などとスムーズにコミュニケーションがとれる仲介役としての役割も期待されているところでございます。  SEAに関しましては、これは実は全国でまだ10人くらいしか任用をされていないわけなんですけれども、このSEAにつきましては、スポーツ国際交流員ですけれども、各国から若手のスポーツのインストラクターとして認められた方々がいらっしゃるというふうに聞いておりまして、私ども9月にお迎えする予定ですけれども、この方々は、私どもの学校のスポーツの運動、部活にもいろいろ活躍をしてほしいと思っております。スポーツのまち・泉南の中で十分御活躍いただけるんだと思っております。  そして、お話にありましたまちの活性化につきましては、このいずれの3種類の27人の若者は、みんな泉南市に住んでいただきますので、業務内として学校に行ったり、いろんなところに行っていただくわけですけれども、プールに行っていただいたりするわけですけれども、業務外につきましては、普通の泉南市民になっていただくわけです。  そうした中で、地元のお祭りですとか、あるいは例年の方々が例年のように行われている公民館でのいろんなお取り組みですとか、そういったお祭りですとか、また50周年のイベント、そういったところに、どんどん顔を出していただいて、個人的にも、またそれを業務と振りかえてもいい場面も出てくると思いますけれども、あちらこちらで見かけるよというようなことで、そういうまちの活性化に大いに役立っていただけるのかなと思います。  また、彼らからいろんなアイデアももらえるんじゃないかと。そして、彼らの友達を通じて、ワールドマスターズゲームズに参加する人がふえたりとか、そういったことも期待をしているわけでございます。  長くなりましたが、以上でございます。 287 ◯議長(南 良徳君) 竹田議員。 288 ◯11番(竹田光良君) どうもありがとうございました。基本的に、やっぱり積極的に異国の地というか、日本へ行って、そしてそこで頑張ろうという青年たちがやってくるわけでありますので、前半と後半で来られるわけなんですけれども、前半の方をしっかりと受け入れて、そして順序よくここはいかないと、また当然第2次の方々にも影響もあるでしょうし、そのためにはさまざまな配慮をしてあげることも大事だと思いますので、そのスタート時については、しっかりと見守ってまいりたいなというふうに思っております。  あと、青色パトロールについては、先ほど部長からいただいたわけなんですけれども、僕も知らなかったんですが、基本的には一番最初のときは、各地区に提供しますけれども、実は次からは基本的にはよろしくお願いしますねというのが、基本方針だというふうに聞いて、ちょっとそれは正直、僕も知らなかったんですけれども、なかなか実はそう言っても、今10台あるわけなんですけれども、ほんならどんな車でも軽でも、ある程度100万近くするようなものを、地区にお願いしますでは、余りにも無責任なんかなというふうに、僕自身はそう思うんですね。  かといって、今、私の地域もそうなんですけれども、結構高齢な方が乗られていて、やっぱりこの青色パトロールをしていただく方、お願いもいろいろやっているんですけれども、実はもう車の免許を返しましたとか、もうちょっと運転はという方が多くて、やっぱり苦労をされているのも確かなんですね。  そういう意味においては、今後、一定再編なんていうのも、考えていかなあかんかもしれませんし、また今後、例えば学校区の問題になったときに、どうすんねんというようなことが先にあるんですが、しかし、少なくとも、今の体制を基本は維持するという考えのもとで、そのためには計画的に、何か補助金がありましたらとか、有利なのがありましたからとか、じゃ、いつ買えるかわかりませんねんじゃ、それは余りにも無責任かなというふうに思うんですが、この点を1点お尋ねをしておきたいと思います。  それともう1点は、パソコン、タブレットをしっかり整備していくんだと今お話があったんですけれども、今回このコロナウイルスの件で、小中高、それから大学まで全てお休みに、ほぼほぼなっているわけなんですけれども、ある私立の高校なんかでしたら、もう既にタブレットや、それからパソコンをもう1人1台ということでやっていますので、今は自宅にいながら先生とタブレットを通じて授業をしているので、休校しようが何ら問題はありませんなんて言うて、校長先生がこういうふうにテレビでうたっているような、そういう場面も目にいたしました。  今回、国が1人1台だと言ったときに、どことは言いませんけれども、ちょっと聞いた話なんですけれども、ある教育委員会は、1台ですかと文科省のほうに3人、4人に1台じゃだめなんですかという、こういう問い合わせもあったというんですが、もう今時代からすれば、やはり1台供給して、そしてしっかり授業に生かしていくというのは、これは大事なことだというふうに思うんですね。  どうか、ちょっと大変でしょうけれども、整備も大変でありましょうが、しっかりと数年かけてということで、あえて何年というふうなことは聞きませんけれども、1人1台にしながら、そういった、ちょっと事前にいただいていた資料では、教委のほうからは、令和の時代のスタンダードな学校像を目指してと書いているので、ちょっと僕よくわからないんですが、しっかりその時代に合うた、そういう教育環境ができるようにと。  それとあと、これで教職員も随分変わってくると思いますので、その対応をお願いしたいなと思います。  青パトだけお願いします。 289 ◯議長(南 良徳君) 岡田教育部長。 290 ◯教育部長(岡田直樹君) 青色パトロールの件でございますけれども、やはり御指摘のように、10団体のうち6団体の車両については、もう相当な年数が経過しているということも承知しております。  また、パトロール隊の隊員の皆様は、もう高齢化といいますか、そういったところも大きな課題になっているというのは承知してございます。  そういうような中で、隊員の皆さんの中でも、各団体でもいろんな、例えばPTAとの連携とかで新たな隊員の確保に向けても工夫をされていると伺ったりもしているところでございます。また、今後も新たな隊員募集についても、いろいろ私どもも協力していくつもりでございます。  一方、その車両の更新につきましては、やはりどうしても大きな補助事業とか、ものがあれば対応ができるというふうに考えてはおるんですけれども、今現在地域あるいは子どもの安全・安心を見守っていただく大きな青色パトロール隊の市の安全・安心に向けての大きな力になっていただいておりますので、今後も何らかの形で、その車両導入に向けて、そういった取り組みができないかということは、考え続けていきたいと思っております。
     以上です。 291 ◯議長(南 良徳君) 竹田議員。 292 ◯11番(竹田光良君) ありがとうございました。ちょっともう時間がなくなってきましたので、次に移りたいんですが、市制施行50周年についても、いろんな方が質問をされておりましたので、中には、もうやめたほうがいいんじゃないかというような意見もあったと思いますが、しかし、50周年という節目でありますので、せっかくですので、泉南らしい50周年事業をされたらいいんではないかなというふうに思います。  いただいた資料については、いろいろ計画もされているようでありますけれども、いずれにしても、新型コロナウイルスが収束して、そしていろんなイベントをできるような体制になればいいと思います。  先ほど指摘がありましたけれども、4月28日に公園が開園するという話がありましたけれども、これも確かに今のままやったら、本当にちょっとよくわからないような状況でありますし、大変重要な問題だというふうに思います。  ただ、この市制施行50周年の中で、個人的に1点だけお願いしたいのは、いろいろ上方演芸会とか、熊寺郎カレーとか、いろいろどうもあるみたいなんですけれども、できましたら、せっかくですので、別にお金をかける必要もありませんけれども、やっぱり学校もお休みになりましたから、児童・生徒で何かしら50周年にかかわりましたよと。  私が小学校何年生のときに、中学校何年生のときに、こういう50周年があって、実はこういうことに携わったんですよというような、何か児童・生徒であったり、子どもたちの思い出に残るようなことも何か1つできないのかなというふうに思うわけなんですけれども、また考えていただいたらなというふうに思いますので、もう要望にしておきたいと思います。  次に移ります。認知症施策についてであります。大綱4点目、認知症施策についてお尋ねをしたいと思います。  現在、超高齢化社会が進む我が国におきまして、2025年には65歳以上の方、5人に1人が実は認知症になるというふうに数字が出ているわけであります。  昨年6月には、関係閣僚で決定した認知症施策推進大綱では、地域社会で自分らしく暮らす共生、それから認知症になる時期や進行をおくらせる予防、これを車の両輪として、認知症になっても希望を持って過ごせる社会の実現を目指すというふうにしております。  2019年度から実はチームオレンジというのを整備しましょうということで、打ち出しをされているわけでありますけれども、このチームオレンジは、認知症サポーターを中心に近隣でチームを組んで、そして見守り、また外出支援などを行うものであり、全市町村の整備が目標となっております。  本市は、これまで地域包括ケア、中でも認知症ケアについては、WAO(輪を)!SENNANを強力に推進してまいりました。  そして、他市と比較しても、先進的な取り組みを行っていただいておりますが、特に、認知症サポーターの皆さんに御協力をいただきながら、進めていくこのチームオレンジというのは、これは泉南市の今までの取り組みが、逆に十分に生かせるものというふうに思うんですが、そのチームオレンジについての取り組みについて、泉南市の取り組みについて、見解をお尋ねしたいと思います。 293 ◯議長(南 良徳君) 薮内健康福祉部長。 294 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(薮内良造君) チームオレンジについてでございますが、先ほど議員が申されましたとおり、国の認知症施策推進大綱で、令和元年6月に国からまとめられたものでございまして、泉南市でも認知症サポーターの養成をいち早く拡大しておりますが、その方々が地域で支援につながる仕組みを構築していっていただいているというところでございます。2025年度までに、全市町村で整備をするということになってございます。  本市におきましては、もう数年前より各地域で認知症サポーター養成講座を受講した方々が、いろいろ発案していただいておりまして、独自の見守り活動、また支援等、具体的な支援の仕組みが既に構築をしていただいておりまして、国の言うこのチームオレンジについては、既に取り組み、またでき上がっている地域も多々ございます。  さらに、まち歩き声かけ模擬訓練等も行っておりまして、実際に認知の方々が、事なく無事に家に帰られたという事例も報告いただいてございます。今後についても、大阪府によるこのモデル事業の成果物を参考に、国や大阪府の推進するチームオレンジに加え、さらに充実した泉南市独自のチームオレンジを構築していく所存でございます。  以上です。 295 ◯議長(南 良徳君) 竹田議員。 296 ◯11番(竹田光良君) ありがとうございます。この認知症の施策というのは、非常にやっぱり一方で、大事だというふうに思います。高齢社会になってどんどん、残念ながら認知症の方がふえていくというのは、これは統計的にも間違いのない話なんですね。  泉南市がずっとWAO(輪を)!SENNANを続けて、特にサポーターの養成も、これは確か幼稚園からでしたかね、ずっとされていて、大阪府の中でも実はパーセント的には抜きん出ているわけでありますけれども、それは非常にすばらしいことだと思います。  そして、これは改めてこういうチームオレンジをつくって、地域でそういう認知症の方をしっかりと支援をしましょうということなんで、趣旨としては、そうなんだろうというふうに思います。  ちょっとなかなかイメージがわかりにくいんですけれども、研修を受けたサポーターの方、そして認知症の方の御家族の方、そしてここにコーディネーターの方がおられて、そしてあわせて、薬局、コンビニ、美容院、金融機関、商店街の協力を得るということなんです。  さてここで、1つ気になるのが、こうなりますと、認知症そのもののいわゆる何ていうのか、理解をさらに深める必要があると思うんですよね。というのは、基本的に私が認知症でサポートしてくださいという形になりますので、そういった個人情報の関係も、1つ浮き彫りにもなってくるかなというふうに思うんですけれども、この辺のところ、さらに認知症の理解を深めていくということに力を入れていかなあかんなというふうに思うんですけれども、担当部長として、どのようなお考えがあるか、お聞きをしたいと思います。 297 ◯議長(南 良徳君) 薮内健康福祉部長。 298 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(薮内良造君) 議員御指摘のとおり、早くから平成22年度から認知症事業には取り組んでございまして、おっしゃっていただいたとおり、サポーターの府下でもトップを切るようなパーセントで拡大させていただいております。  今後は、御指摘のとおり、当然地域との連携を深めた上で、今、医師会とも連携しながら、ドクターも地域に入っていただいて、いろいろ認知症の講義だとか、実際に相談を受けたり、地域地域へ出向いていただいております。  今までは、どちらかというと、病院のほうに来ていただいてという構えでしたが、地域へ入っていただいて、市民の声をじかに聞いた上で、いろいろと連携を進めていくという施策が、今後も大事というか、重要になってくるかと私は考えてございます。  以上です。 299 ◯11番(竹田光良君) ありがとうございました。 300 ◯議長(南 良徳君) 以上で竹田議員の質問を終結いたします。  お諮りいたします。本日の日程は全部終了いたしておりませんが、本日の会議はこの程度にとどめ延会とし、明日3月6日午前10時から本会議を継続開議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 301 ◯議長(南 良徳君) 御異議なしと認めます。よって本日の会議はこの程度にとどめ延会とし、明日3月6日午前10時から本会議を継続開議することに決定いたしました。  本日はこれをもちまして延会といたします。お疲れさまでございました。       午後4時51分 延会                    (了) 署 名 議 員  大阪府泉南市議会議長   南   良 徳  大阪府泉南市議会議員   堀 口 和 弘  大阪府泉南市議会議員   澁 谷 昌 子 © Sennan City, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...