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令和元年第2回定例会(第2号) 本文 開催日: 2019-06-06
令和元年第2回定例会(第2号) 名簿 開催日: 2019-06-06

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  1. 泉南市議会 2019-06-06
    令和元年第2回定例会(第2号) 本文 開催日: 2019-06-06


    取得元: 泉南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯議長(竹田光良君) おはようございます。ただいまから令和元年第2回泉南市議会定例会継続会を開議いたします。  直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。  これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において3番 金子健太郎議員、4番 河部 優議員の両議員を指名いたします。  次に、日程第2、前回の議事を継続し、一般質問を議題とし、順次質問を許可いたします。  まず初めに、8番 古谷公俊議員の質問を許可いたします。古谷議員。  なお、古谷議員よりタブレットのデータを使用して一般質問を行いたいとの申し出があり、これを許可しておりますので、御報告を申し上げます。 2 ◯8番(古谷公俊君) 皆さん、おはようございます。自民党・創生会の古谷でございます。議長のお許しをいただきましたので、令和元年第2回定例会に際しまして、一般質問の通告の4項を質問させていただきます。  毎回私の質問の冒頭では恒例になりますが、質問の前に一言お話しさせていただきます。よろしくお願いします。  まず、改めて滋賀県大津市の交通事故、また神奈川県の川崎市の事件でお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げます。また、おけがをなされた方々にお見舞い申し上げます。  交通安全対策については、後ほど質問事項にも入れさせていただいていますので、改めて質問させていただきます。  きのう諸先輩議員さんたちの質問でも、また市長ともども理事者の方々の答弁でも出ておりましたが、G20やラグビーワールドカップ、関西万博また、ワールドマスターズゲームズなど、この大阪、またこのお膝元の泉州のほうにも訪日の外国人が、この関西にたくさん来られるということで、かなり期待にあふれている近年になるなと、かなり期待もしています。  また、前回の代表質問でもお話しさせていただいたんですけれども、来年はこの泉南市も市制50周年ということで、りんくう公園、PFI事業も、市長の御尽力もあった中で、新オープン予定で、市民の方々も期待しているんじゃないかなと思われます。  私も、最近の情勢をテレビでいろいろ拝見しながら、また市民の方々に話ししている中で、1つ気になって残念だったなということがあったんですけれども、市長はお気づきになっているかどうかはちょっとあれなんですけれども、東京オリンピック聖火ランナー、これも御存じですよね。泉佐野市からスタートなんですよね。そこから北に上がっていくということです。  ちょっと私、ここの議員をやらせていただいている中で、また生きている中で、次に日本で開催できるかどうかわからない重要なこのオリンピックの中で、どうしても今度私がいろいろスポーツでそこに関係しているスポーツも今回初めて入るんですけれども、その中で、泉佐野市からのスタートというのが、非常に3日前ぐらいですかね、先週に出たんですけれども、それがすごい残念で、聖火ランナーですね。  いろいろ常々、やっぱり泉佐野市が注目されているなという中で、この中でこういった誘致とかいろんな活動の中で、私たちの議員の積極的な活動がなかったなということで、ちょっと私もこの辺は非常にしくじったなということで、残念だなと思いました。  やっぱりこの中できのうもいろいろ話をされていた中で、ワールドマスターズゲームズ、たくさんのお金を泉南市の予算もかけて水泳の競技をやる中で、やっぱりこの辺をもっと国にアピールできなかったのかなと。開催地はここからですからということで。  いつも毎年、私も去年副議長をやらせていただいている中で、そういう経験した中で国への陳情、私も先週もちょっと防災関係で国への陳情へ行かせてもらっていたんですけれども、その辺やっぱりちょっとトップセールスが、もちろん議員の責任もある中で、首長のセールス、またやっぱり地元の選出議員が、今、国会議員が2人もいながら、1人はちょっと有名になってしまいましたけれども、ある意味で、これの国への陳情、この辺をもっとやっぱりアピールを積極的にしていかなければならないなということで、非常に残念だなと思いました。せっかくのチャンスを逃しているなと。  これは我々議員同士でも反省すべき点で、やっぱりこれからもっとアピールしていかないといけないなと。ワールドマスターズゲームズもたまたま私、フェイスブックで見させていただいて、横断幕がついたよということで、市長の記念撮影、議長も写られていたんですけれども、私らちょっと知らなかったので、これも恥ずかしい話で、文書が回っていたのかなという中で、これだったら議員も一緒に写真撮ったり、そういうこともしたらよかったのになということで、どうしてもなんか後から聞くことが多いんですよね、事後報告で。ここでみんなあつれきというのが出てくるんですよね。
     せっかく協力しようと思って、後からまた出てくる和泉砂川の駅前にしても、こうやって協力して一緒にやろうよと思っている中で、どうしてもそこで理事者側と議員側、何かあつれきがあって、せっかく目標は泉南市をよくしようと一緒のことなのに、非常に最近残念だな、何かふがいない思いだなという中で、テレビを見ながら感じている部分があります。  最近僕は挨拶をちょこちょこさせてもらう。たまにさせてもらうときがあるんですけれども、どこの市の宣伝をするかというと、大体私はいつもふるさと納税で今話題になっていますよね。泉佐野市の話をする隣の市ですと言ったら、みんな大爆笑するんですよね。それでよくわかったみたいな。  そうならないような形で、せっかく関西空港の2市1町でうちもある中で、もう少し自分なりにも知恵を絞ってアピールしていきたいなという思いでありますので、その辺はまた市長にもいろんなみんなで連携をしてやっていければなと。融和とかよく言う中で、いろんな形で泉南市を、この泉州をよくしていきたいなと思いますので、一言お話しさせていただきました。  それでは、続いて質問事項に、前回代表質問でも時間切れもございましたので、災害に強いまちづくりについてということで質問させていただきます。  まず、台風21号についてです。台風21号についての経験を踏まえ、対策と準備はということで、例えばということで、ブルーシートでということでコメントを入れさせてもらっていますが、あと、2項目の罹災証明の発行について、その後の市民の声や調査はということでお答え願いたいと思います。 3 ◯議長(竹田光良君) ただいまの古谷議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。野澤総合政策部長。 4 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) そうしましたら、昨年の台風21号の経験を踏まえまして、今後の準備というところからまず御答弁をさせていただきます。  まず、災害用の備蓄につきましては、大阪府と府内市町村が構成する大阪府域救援物資対策協議会で検討された、大規模災害時における救援物資に関する今後の備蓄方針に基づき、主食となる食料や毛布等重要11品目が定められ、大阪府及び市町村が分担しながら計画的に備蓄をしているところでございます。  本年4月現在では重要な11品目のうち主食と毛布の2品目につきましては、まだ一部その必要数に至っていないところではございますが、主食につきましては来年度中、毛布につきましては今年度中に必要数を充足するように準備を進めているところでございます。  なお、ほかの9品目につきましては、必要数を充足している状況でございます。  また、昨年の台風で停電の状況が長く続いたという経験がございますので、大規模災害や停電等による避難生活の長期化に備えまして、避難所施設安全確保等環境改善を図るため、今年度におきましては、次期台風のシーズンまでに、ポータブル自家発電機スタンド式照明器具コードリールの準備を進めているところでございます。  また、避難所となる学校、体育館の床、そこに敷設するクッション性と断熱性を兼ね備えた災害救急避難用のマット、この購入の準備も進めており、避難所施設の環境の整備に役立ててまいりたいというふうに考えております。  あと、議員から御質問のありましたブルーシートの状況でございます。昨年の台風21号では、応急対策の支援物資として、暴風により屋根等が被災した世帯を対象に、急遽、市がブルーシートを調達し、約2,300枚配布しました。今現在の備蓄の状況でございますが、その後の21号の後の台風24号が来るということで、一定その分で調達をした分と合わせまして、現在のところ約1,800枚の数を確保している状況でございます。  あと、罹災証明発行後の市民の声というところでございますが、復旧が順次進んでいるところではございますが、まだブルーシートがかけられている家屋があることは認識しており、完全復旧までしばらくかかるというふうに考えております。  今後につきましては、避難された市民の方々からの問い合わせ、相談があった場合には、これまで同様、大阪府が行っております大阪版被災住宅利子融資制度や、被災者向けの住まいの相談専用ダイヤルなどを紹介するなどして、対応してまいりたいというふうに考えております。 5 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 6 ◯8番(古谷公俊君) ありがとうございます。準備はされているということで、ただ僕はちょっと万全じゃないなということは、ちょっと気にかかりまして、2,300枚、先ほどブルーシートが出てきましたので、ブルーシートについてお話しさせていただきますけれども、前回あれは去年5,000枚ぐらい要りましたよね、たしか。  というのは、今度はそのブルーシートを持っているなとか、ほかの人が使っているなということもあるんですけれども、これは私ちょっと年明けに経験させてもらったんですけれども、ブルーシートとか土のうとか、屋根に長期間載せると劣化しまして、全部破れたり、かなり機能しなくなってくるんですよね。  その中で、やっぱり今現在も皆さん御存じだと思うんですけれども、まだブルーシートを張っているところが多いんですよね。これはその中でやっぱり傷んでいるとか、そういうおそれもある中で、僕はこれじゃちょっと足らないんじゃないかなと、この経験を踏まえて。  その辺の中で、後から連携の話も出てくるんですけれども、ほかの企業関係とかそういうところのブルーシートの確保、これがまた、ふたをあけてみて気がついたら、段取りすることができなかったということで、市の予算、また臨時に発行して確保しないといけないという不細工な話をしては非常に困るので、この辺の段取りのことについて、もう一度どこから次、確保できるのかとか。  それこそ、去年の台風21号以上の台風が来た場合、それで対応ができるのかどうか、ここの2,300枚以上の調達ができるのかどうか、ちょっとお聞かせください。 7 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 8 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) ブルーシートの調達の件でございます。  さきの台風21号では、調達したブルーシートのうち約半数でございますが、いわゆる防災協定を締結させていただいているコメリさんであったりイオンさんを通じて調達することができました。  これは、本市から要請を受けたコメリさんやイオンさんが協定に基づき、物資の優先供給に努めていただいた結果というふうに考えております。  これにつきましても、今後も引き続き防災協定との締結先とは、災害時の具体的な活動を意識した情報連携、これの関係強化に努めてまいりたいというふうに考えております。  あわせて、市民の皆さんに対しましても、昨年の経験を踏まえまして、大規模災害に備え、水、食料はもちろんではございますが、ブルーシートであったり、蓄電池とか懐中電灯という災害対策用の家庭内の備蓄の必要性、こういったことについても普及に努めまして、市民の皆様にも御協力いただくようなことを進めていきたいというふうに考えております。 9 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 10 ◯8番(古谷公俊君) 防災のことは私も専門にやらせてもらっているんで、厳しくじゃないんですけれども、言わせていただくと、もうちょっと気合いを入れて数を確保しておいてもらいたいなというのがあります。  あともう1つ、今、野澤部長が言われた、足らなかった部分があるんですけれども、情報伝達、この辺の連携、防災マニュアルは、この間改定していろいろ出ていたと思うんですけれども、この伝達の、例えばツイッターでたまたま発信していたのが、維新の山本議員とか私とか数人、議長もおられたんですけれども、数人でしかみんな情報発信が、正確な情報が発信できていない。  また、その中でいろんな情報の中で、車の放送で田畑議員が町内を回っていただいたり、そういう経験を皆さん踏まえている中で、その辺の情報の伝達といいますか、市民に全然伝わっていなかった部分が、非常に今回多かったと思います。  というのは、やっぱり停電があれだけ長期間続いたということなので、ここがちょっと私はしっかり伝達といいますか、この辺を怠らないような形でやっていただきたいなと思います。  こことやはりブルーシートの段取り、あとは水、発電機はもちろん、それは今回我々は一番経験したんで、その段取りはありがたい話で、きっちり対応していただいているなと思う中で、この2点だけ何とかしていただきたいと思います。  それでは、もうお答えは、答弁は構いませんので、続いて3番目の先ほども重なった話になるんですけれども、全国自治体の災害時の相互応援協定の強化とやる気度はということでお答え願いたいと思います。 11 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 12 ◯市長(竹中勇人君) 災害時の相互応援協定でございますけれども、大規模災害が発生した場合のライフラインとか、あるいは情報通信網、これが途絶えた場合、庁舎とかあるいは公共施設の損壊、また職員の負傷とか、そういう被害が重なった場合に、被災した自治体内の災害対策対応能力というのは、著しく低下してくるわけでございます。  そのために、被災自治体単独では、多岐の分野にわたっての膨大な応急復旧活動に十分に対応できないという事態が起こることが予想されます。  本市におきましても、特に南海トラフの大地震、あるいは大規模災害が発生する懸念がある中で、東日本大震災の教訓からも、大規模災害発生時における近隣自治体以外との災害時の相互応援協定体制を整えることも、非常に重要なことであるというふうには認識をしておるところでございます。  また、東日本大震災の折には、本市から岩手県の大槌町、宮古市へ中長期にわたりまして応援職員を派遣しておったところでございます。また、これにつきましては、大規模災害時の広域的な応援態勢といたしまして、関西広域連合がございまして、その中でカウンターパート方式によりまして、大阪府は岩手県を支援するという、そういう役割を担うこととなったわけでございます。その枠組みの中で、派遣をさせていただいたということでございます。  関西広域連合の中では、また関西防災減災プランが策定されてございまして、被災自治体だけで対応できない場合に、国や関係機関と連携をし、また関西広域連合が、被災していない他府県からの応援、受援の調整を行ってくれるということになってございます。  これに加えまして、本市では他の自治体との相互応援協定につきましては、危機事象を共有する堺市以南の9市4町、これは泉州地域災害相互応援協定を行っておりますし、また滋賀県の長浜市との間では、大規模災害時における相互応援に関する協定を締結しているところでございます。  議員も御指摘であるように、他府県等の自治体と災害時応援協定を締結することによりまして、応急復旧体制を整えることができるものと考えておりまして、今後も引き続きそういう災害に備えまして、相互応援協定の締結については、受援あるいは応援体制を整えるためにも、災害の種類や特徴を十分に考慮しながら、また新たな災害時応援体制を検討してまいりたいと考えてございます。 13 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 14 ◯8番(古谷公俊君) ありがとうございます。ありがとうございますというよりも、この質問、僕、議員にならせていただいて何回か質問しているんですけれども、ほとんど答弁が変わっていないなというので。  ちょっと市長、これもう僕残念だというか、我々は被災を経験していますよね。やっぱりこの最も重要ですね、経験、その中で質問をちょっと、せっかく市長が出ていただいたので、答えてほしいのは、今回今のお話で結んでいきたいなと思います。21号が過ぎてから、そこから協定を結ぶ、その後動きましたでしょうか。  長浜市、結ばれていますよね。長浜市、応援協定のときに同じ被災しているから頼むことを頼めないと言われていましたよね。それを僕は耳にしています。関西広域連携、これは隣の泉佐野市、そこらじゅう同じような被害をこうむっています。被災になっています。対応できないんですよね。  もう9月以降、半年過ぎて、もう次間もなく1年過ぎようかとなる中で、やっぱりここは市長、積極的に動くべきじゃないかな。これは大変重要だなと思うんですけれども、ちょっと写してほしいんですけれども。  泉佐野市の自治体、団体から支援いただいた。この全部で一応24あるんですね。これをホームページで皆さん泉佐野市のを見ていただいたらわかるんですけれども、災害協定を結んでいる24、全部いただいたと、これに全部記載されているんですよね。  これでまだこの市長が、僕が感心するんじゃないですけれども、さらに結んでいこうということで、今回ふやしました。30近くなる中で、これは高知県の宿毛市、ちょっとすみません、見にくい部分があるんですけれども、高知県宿毛市、山形県南陽市、宮城県白石市、函館市、函館市なんかは空港でつながりがあるということで、結ばれているんですよね。千葉の成田市も防災協定をしている。これも空港絡みでということです。  これは、我々たしか去年成田市も行政視察で行かせてもらっているんですよね。空港島でということで。  この辺がちょっと市長の毎回毎回同じ答弁で、自身の考えじゃない、もう明らかにわかるようなことをそのまま答弁書でやられているというのは、僕らが聞き流しているように見えて、ちゃんとわかっている中で、非常にこれは僕は残念だなと思います、経験を踏まえて。  この辺をやっぱりしっかり、いいことは僕はまねしたらいいんじゃないかなと思います。これだけ全国のところを載せている中で、ほとんど今回僕は質問関連して、また同じ質問させていただいているんですけれども、また同じ答弁書の答えが来るかなと僕は予想はしているんですけれども、ここに一番僕は愛媛県の東温市、これは市長は御存じですよね。隣でサッカーで式典したときに、泉佐野市でお呼びしていましたよね、泉南市の座っているところで泉佐野市が何かやっている。去年ですね。東温市、これも防災協定、特産品協定、泉佐野市が結ばれているんです。  そんな中で、やっぱりこの災害が起こった後で、すぐに動いていくべきじゃないか。これは先週私も超党派で国会議員から地方議会、都道府県の県会議員、市会議員と皆当選しているところの中で、やっぱり一番に言われましたので、何でもっと応援頼めへんねんと。おたくのところの首長は協定とかどんどん結んだりせな、うち声をかけてくれたら協力するよと、そういう声をいただいている中で、その辺についてもう一度市長にお聞かせ願いたいと思います。 15 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 16 ◯市長(竹中勇人君) 災害があった場合に、南海トラフがあった場合を想定すると、やはり太平洋側に面するところとやっぱり一緒に被災するということが前提に考えられます。  今回そういう南海トラフを前提として長浜市と災害協定を結んだわけですけれども、たまたま今回は泉南市から長浜のほうへ台風が行ったということで、両方が被災したような格好にはなりました。  その前に長浜市とは原子力災害の関係のこともありましてのつき合いがあったものですから、その辺の関係で一緒にやりませんかということのお声をかけさせていただいたということでございます。  それから以後、防災協定、まだ締結という方向にまでは行っていませんが、一応話が来ているというか、話し合いを今現在持っているところは1カ所ございます。 17 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 18 ◯8番(古谷公俊君) ほなその1カ所出ているんだったら、どこですかね、その1カ所は。これは公開することは重要じゃないですかね。  あと、9月から僕、さきの質問に答えてもらいたい。9月からこれ以降で1カ所しか見つからないんですかね、全国これだけある中で。市長もいろんな会合に出たり全国市長会とか、いろんなのに出ている中で、1カ所しか、市長、友達いないんですかね、市長の中で。もう1回お聞かせください。 19 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 20 ◯市長(竹中勇人君) 防災協定の話で今進めているのは1カ所です。 21 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 22 ◯8番(古谷公俊君) いやいや、市長、だから、私、その1カ所の名前はどこなのか、あとは市長会とかいろんなおつき合いしている中で、この台風の経験を踏まえて、もっとこういう人脈というか、そういうのはないんでしょうかと、僕はけんかするつもりで言っているんじゃないですけれども、そういう意思はないんですか。アクションを起こしたりはしていないんですか、自分のところの市を守るために、積極的にやろうかということがないのかどうかをお聞かせ願いたいと思います。 23 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 24 ◯市長(竹中勇人君) 防災協定を交わすに当たって、ほかの防災協定だけのおつき合いじゃなしに、ほかのおつき合いも含めた上でやっていきたいというふうに考えておりますので、何らかほかのつながりがあるところと防災協定を交わしたいということを前提に考えてございます。 25 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 26 ◯8番(古谷公俊君) すみません、市長、今、防災の話を僕はしているんですよ。何らかの形じゃなしに、僕は防災でこの経験した今、時間がもったいないから、もう市長とやり合いする気はないんですけれども、防災についての質問をしているので、防災のこの9月以降、台風の経験で、そういうことで今1者、交渉している名前を公開しても問題ないんじゃないですか。あとはそれ以降、もっとアクションを起こす経験で必要じゃないですか。  これは防災の項目で僕は質問しているので、ほかの何らかの形じゃなしに、それのやる気度ですよ。それを教えてくださいということで、僕も優しく言っているつもりなんですけれども、ちゃんと僕の質問に答えてください。それをやろうとしている。だから、やる気度と僕は入れているんですよ。もう一度お願いします。 27 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 28 ◯市長(竹中勇人君) 防災協定を交わすに当たって、防災だけのおつき合いというのも、それは必要なのかもしれませんが、私としては防災だけじゃなしに、またほかの面でも一緒におつき合いができるような、そういう意味で、もっと広くおつき合いできるようなところがあればということで考えてございます。(「どこの1者と交渉しているんですか」の声あり)  今、話をさせていただいているのは、奈良県でございます。 29 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 30 ◯8番(古谷公俊君) 僕もそれ薄々知って聞いているんですけれども、これはだから、市長、もうちょっと、これ防災の話をしているので、何らかの形じゃなしに、うち被災しているんですよね。これは何で僕はこういうことを積極的に言うかというたら、またちょっと待ってくださいね。  これはふるさとチョイスでうちのほう、寄附金を集めていますよね。寄附金は217万ですかね。総額260万集まっていますよね。これは市長、ふるさとチョイス、最近見られましたか。皆さん、見られましたか。総額で1,305件、これはどこの市から来ているか私らも存じてはいないんですけれども、ここの下に260万ぐらい集まっているんですよね。これは1,300件。  これは市長、奈良だけですか、長浜市、これは来ている。そんなことはあれなんですけれども、多分他府県からもたくさん来ていると思うんですよ。  だから、もうちょっと市長、これ防災とかいろいろじゃない、今防災の話をして、これ真剣な話を僕はしているんですよ。それだけ経験を踏まえて、先ほど答弁で野澤部長も言われていました。まだブルーシートがかかっているところが多いです。対策しないといけないですと。  市長、ちょっと論点をずらして、これだったらやっぱりきのうの答弁の話じゃないけれども、いや、これやったら積極的にいかなあかんなというので、もっと発信していかなあかんなということじゃないんですかね。  この260万、どこに行ったんですかね。ありがとうございましたとなっているんですけれども、これは議会で通した専決でやる予算は別に出ていますよね。この260万は市長、どこに行ったんですか。 31 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 32 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 260万の御寄附ですが、今回先ほどから御答弁させていただいているブルーシートであったり、この災害にかかった経費に充てさせていただいているというふうでございます。 33 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 34 ◯8番(古谷公俊君) それはでもあれですよね、専決で、税金で市民のお金から出たはずですよね。たしか、その後でこれはふるさとチョイス、寄附、これを求めたんじゃないですかね。これは先ほどの僕の質問で答えて、厳しい質問をしますけれども、これは都道府県から応援してくれていますよね。そういうのを市長、一件一件チェックしたことはありますか、どこの県から来てくれているのかと。  そうしたら、この県に挨拶するぐらいの勢いでならないと、市長、これはどうするんですか。奈良県の1つの市町村に行こうと、それはそれでいいと思いますよ。でも、もうちょっと260万、1,300件ですかね、これだけ集まっている中で、もうちょっと真剣に、先ほども僕質問で言いましたけれども、去年以上の台風が来たら、どうするんですか。これはまた去年と同じ繰り返しになってしまいますけれども。  あともう1個、市長にお聞かせ願いたいんですけれども、これは例えば各議員がいろいろな人脈がある中で、議員の提案で議長の提案、そういうところで災害協定を結びましょうと声をかけた場合、市長は受けるのかどうか、聞かせてください。 35 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 36 ◯市長(竹中勇人君) そういうお話が他市からあった場合に、双方の状況とか、そういうのを検討した上で、お受けさせていただくという方向で考えさせていただきます。 37 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 38 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 先ほどの充当先にということで、専決で確かにいわゆる税のほうということで、税というより基金ですかね、のほうで充てさせていただくということで専決をいただきました。  当然、すぐにはそういういわゆるこういう災害に対する基金が当たるということは想定されていませんので、当然事業を急ぐという意味で、そういう財源でさせていただいたということです。  その後、御指摘いただいています災害に対する寄附をいただいたということを受けまして、その財源を使わせていただいたという流れになります。 39 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 40 ◯8番(古谷公俊君) これは野澤部長、大変重要ですよ、これはね。260万、全国から集めているので、これは別で、例えば市民の方々の罹災証明がこれだけ出ている中で、その方々にお見舞金を渡すとか、また次の備蓄のためにブルーシート、いろいろ予備的なものを買う、それに僕はあてがうべきだと思うんですよ。そのために国会議員やいろいろ呼んだりもしていましたやん。  やっぱりそれを引っ張るのは、それとは別ですよ、専決処分と、この皆さんの寄附で集めたのは。ここはちょっと僕は間違い、僕のこれは考え方じゃないですけれども、これはちょっと僕はおかしいんじゃないかなというのは感じます。  なぜかというと、毎月僕はボランティアで今、岡山県の倉敷市の真備に行っているんですけれども、そうじゃないんですよね。これは皆さん経験したらわかるんですけれども、このお金は、本当に助けのために動くんですよ。そのためにやってくれているんですよ。立てかえたお金を、これを渡す、そんなビジネスでもそれはないじゃないですか。  寄附金を集めて、それで借金を返す。その感覚じゃちょっと非常に僕は残念でならないですね。ちょっと我々の感覚とはずれているので、ここをもうちょっと一生懸命、僕はちょっと見直す、早急に見直すべきじゃないかなと思います。  僕はこの質問、実はきのうどうしようか迷ったんですよね。違う質問ですんなりいこうかなと思ったんですけれども、非常にこれは副市長、重たいですよ、この質問、これ260万も集めて。  これはちょっと真剣に考えるべき、これは公的な場で出ている中で、僕は非常に残念だなと思いました。ちょっとこれ長引いてもしようがないので、次の質問に入らせていただきます。もう答弁は結構ですので。  次の災害の質問です。イナムラ・ツナミ・タワーの設置の提案ということで、初めて聞かれている方も多いと思うんですけれども、この質問にちょっとお答えいただきたいなと思うんですけれども、いけますか。
    41 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 42 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 今御質問ございましたイナムラ・ツナミ・タワーにつきましては、避難誘導設備として和歌山県の沿岸部、複数の自治体で平成18年度ごろより順次導入、運用されているものと承知しております。  このイナムラ・ツナミ・タワーの特徴としましては、基本的には震度5以上の地震を感知すると起動し、強い発光とサイレン、音声により海岸付近の滞在者や周辺住民に避難を促すことができるとされ、小型の太陽光発電パネル、風力発電機を装備し、夜間時には照明装置として稼働するものであるというふうに認識しております。 43 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 44 ◯8番(古谷公俊君) ちょっとすみません、画像でお願いします。こういう形になるんですけれども、ただ最近、今部長がお答えいただいたとおりなんですけれども、太陽光パネルとこういうのでやるということで、なぜ僕がこういうまた質問をするかということで、夜になったらこういうふうになるんですよね。これは部長、ちなみに幾らぐらいするんですかね、設置の値段は。  あと、何で僕がこの質問したのかというと、皆さんちょっとピントずれて、あれかなと感じる部分があるんですが、来年海岸沿いに市長の引っ張っていただいたおかげで、PFIでグランピング施設とかいろいろできますよね、キャンピング場、バーベキュー場、宿泊施設もできる中で、オートキャンプ場もできますよね。  市長、もし想定震度5以上が来たらどうしますか。外国人がいっぱい泊まっているんですよ。去年の事態のように停電したらどうしますか。津波はそんなけえへんやろうというけれども、誘導をどうしますか。  だから、これは市でこういうのは設置しないといけないんじゃないかなと僕はちょっと感じた中で、民間、いつもただでやってもらった、無料でやってもらったじゃないんですけれども、やっぱり観光客を守る、訪日の観光客が来たら守る、そういうことも非常に今回重要じゃないかなというので感じて、たまたま和歌山県で43カ所今設置されているらしいんですけれども、これはいいんじゃないかなということで感じたので、率直にこれは市長の意見を聞かせてください。 45 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 46 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) まず費用面というところでございますが、和歌山の広川町のほうで3カ年事業でこの設置をしたというふうに聞き及んでおります。14基、総額で2,740万というふうに聞いております。  次に、いわゆるりんくうタウン側に設置してはどうかという御提案でございます。本市におきましては、まず沿岸部には8局の防災用広報システムを整備しておりまして、津波警報等が発令された場合は、速やかにサイレンや拡声放送により海岸付近の滞在者や周辺住民の方に避難を促す態勢を整えているところでございます。  このイナムラ・ツナミ・タワーに備えられた機能、この辺をもう少し調査して、今御質問のございましたりんくう公園に、この辺に活用が可能であるかどうか、この辺につきましては、関係部署と連携して検討していきたいというふうに考えております。 47 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 48 ◯8番(古谷公俊君) 安全対策という意味で、ありがとうございます。値段も調べていただいて、実は私も知っていてちょっと聞かせてもらったんですけれども、和歌山県の危機管理とちょっと話をしました。  参考で申し上げますと、平成27年度の最後の納品で業者に聞いたら、材料込みで230万ぐらい1基、かかるみたいなんですよ。いろいろ調べていると、国の補助金では、この都市防災総合推進事業というのがあるんですよね。これでひょっとしたら、こういう働きかけをすれば、無料でいけるんじゃないかなというふうな感じもしたので、この辺はぜひちょっと前向きに、別に津波タワーじゃない、これじゃなくてもいいんですよ、そういう大量に宿泊の人が泊まったり、そういう緊急時の対応をきっちりできればいいんだけれども、これは、僕はたまたまいいんじゃないかなという発想でお話はさせていただいたんですけれども、積極的にまた安全対策も考えていただければなと思います。  それでは、2番目の項目のふるさと納税についてお答え願いたいと思います。  ふるさと納税の項目で1番目の市の過去4年間の推移と、ことしの6月から改定後の市の今後の目指すことはということをお聞かせ願いたいと思います。 49 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 50 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) まず、過去4年間の実績額でございますが、昨年度平成30年度の実績額につきましては1億3,262万円余りということでございます。  平成29年度が1億4,414万3,000円、平成28年度は5,723万9,000円、平成27年度は622万円となっており、この制度が創設された平成20年度当初179万1,000円からスタートしております。この辺を考えますと、大きく伸びているところでございます。全国各地の皆様からの御好意に対して改めて感謝を申し上げます。  当然この寄附については、本市にとって貴重な財源となっているところでございます。  2点目のいわゆる制度改正後、税法が変わりましたので、その後の取り組みというところでございます。  まずふるさと納税はふるさとを思う納税者の気持ちや地方自治体のさまざまな取り組みを応援する納税者の気持ちを橋渡しし、支え合う仕組みであるとともに、地方自治体が、ふるさと納税制度を活用して財源を確保し、さまざまな施策を実現するために有効な手段であるというふうに認識しております。  また、人口減少が深刻化する中で、地域資源を最大限活用し、地域経済を再生させていく上で重要な役割を果たすものでもあるというふうに考えております。  今後につきましては、税制改正の趣旨に沿いまして、ふるさと納税制度の運用基準の遵守を大前提とするとともに、ふるさと納税制度の積極的な活用を念頭に、シティブランドの創出やシティプロモーションとなるよう、魅力ある返礼品の充実、新規参加事業者の開拓などを精力的に行ってまいりたいというふうに考えております。  また、多くの方が泉南市に訪れていただけるようイベント参加型の取り組み、また海や山など自然観光資源を生かした体験型の取り組みを返礼品として扱うことも検討しているところでございます。 51 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 52 ◯8番(古谷公俊君) ありがとうございます。1億円ちょっとということで、今6月から毎日のようにテレビで報道されていますけれども、ふるさと納税、これは部長、もうちょっと伸ばす気は、目標としていないですかね。10億ぐらいやろうとか、その辺、何かいろんな皆さん、知恵を絞ってやろうかということで、これは紹介で、これもまた見にくくて申しわけないです。  これは泉佐野市です。寄附金で使えて、市内10校でプール設備、きのうもいろいろ出ていましたが、これは泉佐野市、寄附を使って10を超えるプール設備、これは10億ぐらいあったら、きのうのいろんな答弁でいろいろ市長とやり合いしていた中で、これは解消できるんじゃないですかね。ふるさと納税で。隣の市のこの予算、このぐらいあれば10億ぐらいあれば400億とは言わないんですけれども、これが紹介になるんですけども。  あとはこれもちょっと僕、山や緑の協定、いろいろ感じたんですけれども、隣の泉佐野市ばかり言うとあれなんですけれども、これは部長御存じですか。  阪南市がANAの、市長これは御存じですか。ANAのふるさと納税、これはまたおしゃれなんですよね。ANA、空港関係で紹介の仕方は、これは阪南市で、阪南市やるなと僕は思ったんです。これをめくっていくと阪南市、紹介はトップページにずっと紹介されていっているんですね。ほかの市で。  こういう中で、次のページでも、また海を載せてこういう、山と海でちょうどよい田舎阪南市、何か頑張っているなと、ふるさと納税で。伸びているお金はわからないですよ。これはANAのふるさと納税の紹介なんです。これがだからこういう商品、これだけ阪南市は努力して載せられているんですよね。  ちなみに、うちのふるさとチョイスも、これはさっきもふるさとチョイスの話題になっているんですけれども、うちはこれですよね。夏祭り、これは僕も提案したんで、これやってはいただいているんですけれども、全部花火バージョン、何ページかはないんじゃないんですけれども、これはいいですよ。  時間がそれだけの、いろいろ努力はしてもらっているなと思うんですけれども、この阪南市と泉南市のこのやり方を比べると、ちょっと市長、これはもうちょっと知恵を絞って、これは阪南市で僕は何を言うかというと、魚介類が多いんですよね。タコとかいろんな肉とか、今はやりのものを全部やろうかということ、阪南市がこれをやられているんです。  僕がこれでもうちょっと伸ばす余地があるんじゃないかなと思う中で、各自治体の協定に力を入れていったらどうだと。お隣の先ほどのまねしたらどうかという中で、これも御存じですよね、きのうの新聞とかテレビ報道で知ったのは、泉佐野市。  これは市長にお答えいただきたいんですけれども、泉佐野市は今困っていますよね、ふるさと納税をストップされて。当然、働いている方、泉南市民の方でも多いです、泉佐野市の中で。知人、友人、親戚の方も多いですけれども、これを助けてあげようかとか、そういう思いの中で、協力して何かしようかということは、市長の頭の中で考えていることがあるかどうか、お聞かせ願いたいと思います。  あと、ここに僕は着目しているんですよ。ほかの自治体にノウハウ助言と新会社設立、泉佐野市。出資資本金1,000万のうち49%市でやりましょうと。市長、これはもう既に数自治体から相談を受けているらしいということで、テレビ報道で聞いただけの話で、市長のこのインタビューを受けている中で、これはどうかな。我々も乗っかったらどうなんですか、隣の中で。教えてもらったらどうなんですかね。  先ほど、僕は阪南市の例じゃないんですけれども、これは市長、どう思いますか。 53 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 54 ◯市長(竹中勇人君) その話は私も把握をしておりますけれども、ともかく泉佐野市の事業者の方、あれを切られたがために、その商品が売れないということで、非常に困っておられると思います。  ただ、だからといって、うちがその商品を扱うというのは特産品でないものを扱うということになりますので、そういう会社がうちに進出してきて、うちで製造していただけるんであれば特産品として扱えるかなというふうには思います。  ただ、そうした場合に、今までうちのほうで特産品として出していただいていた事業者に、どういう取り扱いをするかということもちょっとよく考える必要があるかなというふうには思っております。 55 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 56 ◯8番(古谷公俊君) 市長、また後の議員も質問されるので、余り突っ込んだのはもうあれなんですけれども、今の業者というか、僕が今さっき紹介しましたよね。これも知って紹介しているんですよ。阪南市と比べて、これは肉やらいろいろお酒とか紹介しているんですが、泉南市はそれをふるさとチョイスで紹介していないじゃないですか。後ろのほうですやん、いえば。全部ミュージックサーカス、全部トップページに。トップページのところは、熊寺郎の絵ですやん。  迷惑がかかるかもわかれへん、そういうことじゃなしに、僕は先ほども質問したんですよ。10億伸ばす気持ちはないですか。そのノウハウの形で泉佐野市は困っていますよ。それを助ける気はないんですかという質問なんですよ。  業者がこれで困っているんじゃなしに、いや、市民が困っているんですよ、我々、プールのお金もなしに、それを伸ばすための市民が困る。業者が困るのも、もちろんそうなんですけれども、市民が困ることを、市長、考えないといけない。  そのためにこの力をかりようかということでどうですかということを、僕は質問しているんですよ。どうですかね、これは。これは僕、市長、覚えていますよ。  今回、泉佐野市長選がございましたよね。そこで市長、千代松市長のところの挨拶のとき、僕は聞いていたんですよね、来賓席で。泉州を盛り上げるために千代松市長を応援します。市長、挨拶させてもらっていましたやん。岸和田市以南で。ほかの議員は聞いていないと思いますけれども、たまたま僕はそこに、出身が泉佐野市で聞かせてもらったんですよ。応援すると言うていましたやん。千代松市長を先頭に立って応援していきますと。困っていますやん、隣の市。  稼ぐだけ稼いで、それはいろんな、千差万別でいろいろあるんですけれども、いや、それやったら、うち連携していますやん。消防にしても、さっきも防災の話でも連携していますやん、市長。泉佐野市に頼っていますやん、今、保険の関係でも何でも。  これは、市長、僕、言葉を覚えていますよ。挨拶を皆さんの前で首長の中で市長が代表として300人か400人の前で挨拶させてもらっていましたやん。一緒になって助け合っていきますと。僕覚えていますよ、その言葉。これ市長やりましたよ、これ新聞で。  うち、人が足りないですやん、前は。借りたらええですやん、お金を払って、それで10億伸ばしたらいいんじゃないですか、逆に。ペイできますやん。どうですか、最後もう1回だけ聞かせてください、協力する気はあるかないか。市民のためですよ。 57 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 58 ◯市長(竹中勇人君) 確かに泉佐野市長選のあれは出陣式のときだったと思いますが、私、千代松市長の応援に挨拶をさせていただきました。当然そこで連携して地域を盛り上げていきましょうというような話をさせていただきましたけれども、その内容というのは、当然のことながら行政のいろんな、広域連携を一緒にやっていきましょうという意味でのお話をさせていただいたつもりでございます。  ふるさと納税につきましては、やはりうちはうちで、うちなりのやり方というので続けていきたいと。確かにこの6月からは、かなり収益というか、寄附額がふえておることは事実でございます。 59 ◯議長(竹田光良君) 古谷議員。 60 ◯8番(古谷公俊君) 最後にもう1回だけ言うておきます。ふるさと納税もこれも行政で、これも行政のためですよ、市長。間違えたらだめなんです。市民のためですよ。市民のための行政のために隣の市が困っている、うちも困っている、それを相談する。  挨拶のときに、これは行政のところだからって、市長、そんなことを言うていたら、これはライブ中継で流れていますやん。そんなこと言うたらおこられますよ。これとこれとは話が違うねんという。そんな冷たいことを、泉南市民のためですやん。でしょう。  働いている人もいてるって、僕先ほども言いましたやん、働いている人も見ている。泉佐野市で。そこでも仕事がなくなったら困る。その市民の方々のためですやん。それを行政とこれとは違います。それは市長、それはもう役人の答え方は全くそのとおりですよね、教育長。よう聞いておいてくださいよ。国から来ているので、地方の現実。  わかりました。そういうことですので、もう話はいいです。市長の考え方がよくわかりましたので、もう時間がないんですけれども、3番目のこのまた僕も9月にもう1回質問させてもらいますけれども、安心・安全・楽しめる街づくりについてということで、通学路・国道交差点の安全対策、また並びにりんくう南浜の松林の遊歩道の整備と有効活用について、またこの桜並木の歩道にしてみてはどうかということの提案をさせてもらったんですけれども、お答え願いたいと思います。 61 ◯議長(竹田光良君) 奥田都市整備部長。 62 ◯都市整備部長(奥田雅則君) それでは、私のほうから、通学路などの安全対策につきまして御答弁申し上げます。  現在、庁内の関係部署におきまして、大津市で生じました痛ましい交通事故を踏まえまして、通学路などの児童が登下校時に利用する道路や、園児が園外保育時に利用しますルートを洗い出しまして、本市でも注意を要する交差点等での安全確保を図るべく点検、検討を行っているところでございます。  今後、点検で抽出されました交差点等につきましては、道路管理者である国や府に報告を行いまして、関係機関で協力しながら、改善できる事項の検討を行う予定でございまして、市道につきましては、同様に情報の共有、連携を図りながら、現場に応じました安全対策の検討に取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。  それから続きまして、りんくうのところで桜並木の歩道にしてはどうかということでございます。  りんくう内の桜並木の歩道につきましては、現在議員が提案していただいたところは、多分都市計画緑地のりんくう南浜1号緑地のことではないかというふうに思われますけれども、この緑地につきましては、大阪府が南大阪湾岸整備事業に関連する既設防潮堤跡地と、その周辺整備として地域の環境改善と生活道路の整備を行いまして、市が引き取ったというものでございます。  現状は、遊歩道を中心に、両側に松が植えられた状態というふうになっておりまして、緑地の両側には車道が隣接をしていることから、車道側に伸びた枝等につきましては、速やかに伐採する必要が出てくるおそれもございます。  一般的に桜の木は、剪定によるダメージを受けやすいと言われておりまして、また、立地的に海にも近いというような状況でございますので、潮の影響等、当該緑地に植栽するのに適正なものであるかどうか、管理面のコスト等も含めまして、慎重に検討をする必要があるのではないかというふうに考えております。  以上でございます。 63 ◯議長(竹田光良君) 以上で古谷議員の質問を終結いたします。(「奥田部長、ちょっと時間を見てしゃべったってえな。そら、みんな質問してるんやから時間を気にせんと言うとったら、それは終わってまうがな。ちょっと気つこうたってよ」の声あり) 64 ◯議長(竹田光良君) 次に、5番 岡田好子議員の質問を許可いたします。岡田議員。  なお、岡田議員より一般質問に当たり、パソコンのデータを使用したいとの申し出があり、これを許可しておりますので、御報告を申し上げます。 65 ◯5番(岡田好子君) 皆様、おはようございます。公明党の岡田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  1年間に4回、こういう質問の場を与えていただいているわけで、市民の皆様からいただいたお声、そして要望を質問にかえてさせていただくわけですが、そのいただいた熱い思いを、私自身が未熟なので、なかなかきっちりとお伝えすることができません。  その思いだけは酌み取っていただいて答弁をいただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  では、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、大綱5点について質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず1番、市民サービスについて、おくやみコーナーの設置についてお伺いをさせていただきます。  家族が亡くなった際、市役所に死亡届を提出いたします。その際、遺族が故人に関して必要な手続をしに各課を回ることになります。ただ、葬儀後、手続に関し正確に把握するのは難しく、場合によっては何度も市役所に足を運ばなくてはなりません。その都度確認することも多々あるのではないでしょうか。  心身ともに疲れているとき、その手間は一度で終えたいものです。戸籍や住民票、国民健康保険や年金、税金、水道等多くの手続をしなければいけませんが、担当の課を回らなくていいように、市民の方にも優しく、行政側にとっても簡潔になる工夫について考えられたことはありますでしょうか、お答えいただきたいと思います。 66 ◯議長(竹田光良君) ただいまの岡田議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。山上総務部長。 67 ◯総務部長兼行革・財産活用室長(山上公也君) 本市におきましては、市民の方の死亡届提出後の諸手続に関する案内につきましては、現在届け出の受理時におきまして、必要な手続に関するお知らせ文書をお渡ししているところでございます。  また、市ホームページにおきましては、ライフイベントごとの案内、また暮らしの手続における検索のページを掲載しているところでございます。これらの手続につきましては、御指摘のとおり、お亡くなりになられた方が加入されている健康保険、受給をされていた年金、使用されていた固定資産等の状況により、必要とされる手続が異なるとともに、手続を行うに当たって提出書類も異なることから、諸手続に関する案内につきましては、よりわかりやすく、充実に向けた取り組みが引き続き必要であるというふうに認識しているところでございます。 68 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 69 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。福岡県の糸島市は、3月から、死亡届を提出した後に遺族が行う手続を支援するために市役所内におくやみ案内コーナーを設置されています。  市の職員が独自におくやみ案内システムを構築、市民課が死亡届を受け付け、情報を入力すると、関係する課がその情報を共有できる仕組みがつくられています。亡くなった人の情報に基づき、手続が必要かどうかシステムに入力すると、個人に必要な手続が一目でわかる一覧表が作成されます。この一覧表を遺族が受け取り、課をスムーズに回れ、迅速に手続が済ませられます。  また、三田市や大和市等、多くの自治体では、複数の窓口で行っていた手続を1つの窓口で完了できるように、大変なときこそ寄り添うというサービスをされております。  アンケート調査でも手続がわかりやすくなってよかった、助かった。親切に対応してもらえたと好評だったのと、役所側にとりましても、窓口説明が減り、対応時間も30%短くなったとあり、どちらにとってもいい結果でした。  泉南市におきまして、おくやみコーナー設置のお考えを教えていただきたいと思います。  また、高齢化が進む今、他の窓口の一本化と申請手続の簡素化を市民の皆様の多くが求められております。これからのサービスへの計画はありますでしょうか、お聞かせください。 70 ◯議長(竹田光良君) 山上総務部長。 71 ◯総務部長兼行革・財産活用室長(山上公也君) それでは、まずおくやみコーナーの設置についてですが、このおくやみコーナーにつきましては、死亡手続に特化したワンストップ窓口の設置というふうに考えております。  手続支援のための案内コーナーの設置や、システムの活用については、設置スペースの確保や人員配置、システム改修等の課題があり、先進地の事例を参考に検討を行ってまいりたいというふうに考えております。  まずは、現在お渡ししている必要な手続に関するお知らせ文書の充実に努めまして、市民サービスの向上に努めたいというふうに考えております。  次に、対応窓口の一本化等についてですけれども、窓口業務の一本化につきましては、第6次行財政改革実施計画の取り組み項目の1つであり、総合窓口の設置の検討として掲げているところでございます。  しかし、現庁舎では総合窓口を設置するには、スペース的に難しいという問題もあることから、初めは全庁的な実施はできないとしましても、現状でできるところから始めていきたいというふうに考えているところでございます。  今後も市民の立場に立って、よりよいサービスの提供に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 72 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 73 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。すみません、市長、近い将来、総合窓口を設置していただくとしまして、まずは火葬場が新しくなったことですので、無料のサービスですよね、それに考えて、つきまして、このおくやみコーナーの設置、お考えがありましたら教えていただきたいと思います。 74 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 75 ◯市長(竹中勇人君) 死亡届に特化したということでございますけれども、ほかにも市民課のほうでは、出生届があったり、転入転出の届けがあったり、それぞれに今保険が違ったりとか年金も受け先が違ったりとか、いろいろ人によって違うものですから、一覧表にしまして、それぞれのケースでお渡しさせていただいておりますので、今は当面はこういう形で進めさせていただきたいというふうに考えてございます。
    76 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 77 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。本当に亡くなった後、遺族の方はもう大変な思いだと思いますので、そういう気持ちを酌み取っていただいて、早く泉南市もこのおくやみコーナーを設置していただけますよう、よろしくお願いをいたします。  続きまして、ひきこもりについて。中高年のひきこもりについてお伺いをさせていただきます。  今、ひきこもりの家族を持つ人たちから、支援団体に電話相談が相次いでいるそうです。内閣府がことし3月29日に公表した40歳から64歳で、自宅に半年以上閉じこもっているひきこもりの中高年者の数が推計約61万3,000人と発表いたしました。  そのうち7割以上が男性で、ひきこもり期間は7年以上が半数を占め、15歳から39歳のひきこもりは54万1,000人ですので、それを大きく上回っている状況です。ひきこもりの高齢化、長期化が鮮明になった結果となっています。  若いころから長年ひきこもりの場合、無職のままで親の年金などの収入で生活をしていることになります。80代の高齢の親が50代のひきこもりの中年の子を抱え、生計を立てている割合が34.1%、困窮する8050問題が深刻です。10年後には9060問題になります。  先日、神奈川県川崎市で小学生ら20人が男に包丁で刺され、2人が死亡した痛ましい事件、また福岡市博多での殺人未遂事件や東京練馬区の父親が息子を殺害した事件等、続いておりますが、ひきこもりと関係がとの報道もされております。  愛知県教育大の川北准教授が、2018年度高齢者の介護相談を担う全国の地域包括支援センターを抽出した調査では、無職の子どもと同居する高齢者の支援経験があると回答したセンターが87%にありました。亡くなった親の遺体を前にしても、何もできず放置したままにし、死体遺棄容疑で逮捕されるニュースもありました。  2030年ひきこもり高齢化社会に50代半ばで引きこもっている数万人が一斉に年金の受給開始年齢に達します。年金、生活保護、孤独死とさまざまな問題にも直面をいたします。  市で把握することは難しいと思いますが、泉南市の現況、また悩み相談があればお聞かせいただきたいと思います。 78 ◯議長(竹田光良君) 薮内健康福祉部長。 79 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(薮内良造君) 中高年のこのひきこもりにつきましては、本市では内閣府の調査のような具体的な数というのは把握できてはおりませんけれども、この2カ所の地域包括支援センターにおきまして、総合相談事業を実施しております。  8050の問題や、この支援や障害の子を抱えた親の介護の問題、また金銭的な相談等、介護保険、その他の保険福祉サービス以外の相談等も寄せられておりまして、相談内容によって、関係機関につないでいる状況がございます。  8050問題、もう実際に起きておりまして、この80代の親に提供する介護サービスによりまして、包括の職員が、ひきこもりの50代の息子と関係性を築いた上でケアしているケースなども報告されてございます。  一方、地域から孤立、地域も気づいていない、また介護保険等のサービスの提供もないという、そういったケースも少なくないと想定はしているものの、どういう形で介入していけばいいのかということについては、なかなか難しく苦慮している現状がございます。  また、本市では原則この中学校校区を単位といたしまして、4カ所の日常生活圏域を設定していまして、それぞれに、いきいきネット相談支援センターを配置して、そこにコミュニティソーシャルワーカーを配置し、月に1回地域ケア会議を実施いたしております。  この会議は、CSWが地域を回りまして、民生委員とか、また地区福祉委員、婦人会、老人クラブの方々、そういう方々を地区相談員として推薦して、市長が委嘱しているこの地区相談員の方々と、また地域包括支援センター、行政でこのメンバーは構成しております。  内容については、この地域で暮らしている方々だからこそ、わかる要支援者の情報等を共有しながら、その方に適切にこの関係団体、機関につなぐよう役割を担ってございます。  以上でございます。 80 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 81 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。誰にも悩みを相談していない人が4割を超えているのが現状で、気づいてあげなければなりません。やはり地域です。地域が大切ですし、対話が大切だと思います。  少子高齢化、人口減少で自治会・町内会の加入率は減少している中、地域の方の知恵、人材を確認し合い、悩んでいる方の声を聞くことができるよう地域力を高めることが大事だと思います。地域差もあるかとは思いますが、進んでいる地域があればお聞かせいただきたいと思います。  それとニッポン一億総活躍プランは、全ての人々が地域、暮らし、生きがいをともにつくり、高め合うことができる地域共生社会を実現するとされておりますが、市として、この課題にどう取り組まれているのかを、お聞かせください。 82 ◯議長(竹田光良君) 薮内健康福祉部長。 83 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(薮内良造君) まず、地域との関係ですけれども、本市ではこの平成18年度に、泉南市自立支援ネットワーク構築事業を作成いたしまして、地域住民の互助力によりまして、市内、今現在12地域でこの見守りネットワークを立ち上げており、地域の方々独自で活動をしていただいてございます。  この見守りネットワークの構築がなかなか進まない地域も現在存在しているのが現状でありますが、このCSWとか、また地域包括支援センターと連携しながら、地域に対してまた働きかけをしていきたいというふうに思っております。  あと、地域共生社会についてでございますけれども、厚生労働省において平成28年7月に、「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部、これが設置されまして、地域共生社会の実現を目標として設定されたことによりまして、本市におきましても、この長寿社会推進課が担当し、平成30年3月に2040年泉南市の挑戦として、キーワードを予防、基本理念を個人の尊厳と自立支援を掲げまして、この地域共生社会実現推進事業、これを立ち上げております。  本年3月には、行革・財産活用室と共同で「あがら新家フェスタ&WAO!」これを開催して、新家・上村老人集会場において、地域共生社会シンポジウムを開催したところでございます。  また、今後も庁内の関係部署及び社会福祉協議会や、また地域包括支援センターなどの関係機関と縦割りをなくした共同によるさまざまなこの事業の企画立案を進めていきたいと考えてございます。  以上です。 84 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 85 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。  このたびグラウンドゴルフ、天然芝でできるというふうにお聞きをしておりまして、私たち公明党も市民の方から、ちょっと声をいただいていましたので、このことに関しては大変うれしく思います。  こういう場が、ひきこもりがなくなるきっかけになればいいのじゃないかなというふうにも思っております。  私たちの周りにも深刻に悩まれている方もいらっしゃいますし、人ごとではなく、自分自身もいつそうなるかわかりません。住みやすく、住みたいまちになるよう、訪問支援から就労までの支援体制の確立をよろしくお願いいたします。  続きまして、大綱3点目、アレルギーについてお伺いをさせていただきます。  1つ目、児童生徒のアレルギー調査について。生活を取り巻く環境は、アレルギーを引き起こす原因と関係があります。食べ物のほか、花粉、ダニ、貴金属、アクセサリー、薬や動物、蜂があります。世界でもアレルギーで疾患に悩まされる人が増加し、国内でも2人に1人は何らかのアレルギーに悩んでいると言われております。  厚生労働省は、乳幼児のアレルギー疾患に関する保護者からの質問に対し、保健師や看護師らが適切に回答するための手引きを発行するなど、情報を求められているのではないでしょうか。  泉南市でも児童生徒に対するアレルギーのアンケート調査をされていますが、現況と変動をお聞かせください。 86 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 87 ◯教育部長(岡田直樹君) それでは、本市教育委員会のほうで把握しております子どもさんへのアレルギーの調査の状況を御報告します。  学校では、アレルギーのある子どもさん、一人一人の状況を把握するために、そういった調査をさせていただいています。その際、アレルギーがありますよという申請の状況なんですけれども、全小・中学生約5,000名強のうち、平成29年度から30年度にかけては、その学校生活において管理が必要な人数、アレルギーがありますとお答えの方は70名から76名へと6名増、また、学校給食で対応が必要な人数というものは163名から177名へと14名増となっておりまして、どちらも増加傾向にございます。  以上です。 88 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 89 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。死に至ることもあり、現状を把握するための調査が必要なわけなのはわかります。医師の診断書を提出しなければならないそうですが、診断書の作成等、費用が発生をいたします。  これが毎年となると、父兄の負担も大きくなり、兄弟等がいる場合では家計に響きます。市民の方からせめてこの医師の診断書の提出、せめて2年に一度ぐらいにしていただけないかとの声がありますが、お考えはいかがでしょうか。  また、食物アレルギーの患者数は0歳児をピークに年齢とともに減少していきますが、成人、また高齢期にやや増加傾向となります。赤ちゃんのときはアトピー性皮膚炎にかかり、学校では小児ぜんそく、また思春期で花粉症になるなど、年齢とともに原因となるアレルゲン症状が入れかわり、アレルギーマーチと呼ばれる症状に悩まれている方もいらっしゃいます。  児童生徒のアレルギーマーチを知るためにも、診断書を保管し続けることが大事だと思いますが、どのようにされているのかも、重ねてお聞かせください。 90 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 91 ◯教育部長(岡田直樹君) 先ほど申し上げましたアレルギーの調査に関してですけれども、やはりアレルギーのあるお子さんの個々の特徴とか症状が、またその症状自体が物すごく急速に変わってしまう、変化するということを、やはり学校の教職員全員が理解するため、そういった緊急時の対応が適切に行えるように、学校では現在文部科学省が監修しました学校生活管理指導表というものを参考にしてございます。  そこには、子どもの症状等に変化がない場合でも、配慮や管理が必要な間は、少なくとも毎年の提出を求めるというふうにされてございまして、その原則に従って、今現在毎年提出していただいているところでございます。  保護者負担に関するお声も、本当にもう理解するところでございますけれども、安全・安心な学校生活を送るためにも、大切な取り組みと考えておりますので、原則毎年お出しいただくことについて、御理解と御協力を賜りたいと考えております。  ただ、御提案の内容も含めて、今後この件について保護者の経済的負担を軽減できる方法がないか、いろんな方法ができないかなということを含めて検討はしてまいりたいと考えております。  それから、アレルギーを持っている方の変化、アレルギーマーチということだそうですけれども、それを知るためにどういうことか、診断書を学校は保管しているのかということについてですが、学校では、保護者から出していただいた、先ほど申し上げた学校生活管理指導表に関しては、そのお子様が卒業するまでずっと積み上げて管理保管しております。  したがって、そのお子さんのアレルギーに関する変動も、一定毎年の出していただいているものによって、学校で把握しておりまして、指導対応にもそうした知見は活用されております。  以上でございます。 92 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 93 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。アレルギーの診断というのは、本当に大事だと思います。  それを治せる機会、また食べられなかったものが食べられるようになったというふうに確認もできると思います。ただ、今も言っていただいたように、経済的、その負担についてぜひ軽減できるようよろしくお願いをいたします。  続きまして、給食アレルギーの申請について。学校給食による食物アレルギーの事故死が、2012年12月、東京都内の小学校でチーズアレルギーの児童が給食後、アナフィラキシーにより死亡する事故がありました。  これを受けまして、2013年1月、教職員・保健委員関係者に対して、文部科学省の合同アレルギー疾患に対する普及啓発講習会の開催などが行われました。  同年4月、国によるアレルギー疾患対策強化基本法案が提出をされ、5月には医師、専門家により、学校給食での食物アレルギー事故防止対策検討委員会を立ち上げ、報告書をまとめる対応をしております。  泉南市では、小学校6年生で給食に関し、食物アレルギーの調査をされているそうですが、調査内容等どのように対応されているのか、お聞かせください。 94 ◯議長(竹田光良君) 稲垣教育部参与。 95 ◯教育部参与(稲垣豊司君) 給食に関するアレルギーの調査でございますけれども、本市では中学校給食におけるアレルギー対応のために、毎年中学校入学予定の小学校6年生全員に対して調査を実施しております。アレルギーの有無にかかわらず、全ての方から回答をいただいているところでございます。  調査の内容についてでございますけれども、食物アレルギーの有無やエピペン処方の有無など、7項目について調査をしているところでございます。  調査の回答後、食物アレルギーを有すると回答があった児童につきましては、さらに詳細な調査を行いまして、給食におけるアレルギー対応を希望される場合は、医師の診断書の提出をお願いしているところでございます。  以上です。 96 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 97 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。  アレルギーの生徒に対して泉南市は手厚くしてくださっておりますが、何か課題など問題はないでしょうか。  また、そのほかに緊急時に学校でエピペンを使用されたことがあるのかどうか。  また、エピペンの保管方法、また修学旅行や校外学習時もエピペンを持参されているのかどうかについてもお聞かせください。 98 ◯議長(竹田光良君) 稲垣教育部参与。 99 ◯教育部参与(稲垣豊司君) 何点か御質問いただきましたので、順次お答えをさせていただきます。  まず、アレルギーの生徒に対して何か問題、課題等はないのかということでございますけれども、中学校給食につきましては、卵、乳、エビ、カニ、ゴマ、カシューナッツなど6品目について代替対応を行っております。ですので、他市から本市へ転校してきていた生徒の方も、代替職を食べることができるようになったという声をいただいております。  現在のところ、大きな課題というものはないものと考えておりますけれども、今後給食メニューの工夫や改善など、継続的に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、学校でエピペンを使用したことがあるのかということでございますけれども、これまで学校でエピペンを使用したなどという事案の報告は受けてございません。  次に、エピペンの保管方法ということでございますけれども、原則といたしまして、エピペンを処方されている児童生徒は、みずからのかばんなどに常に携帯しております。ただし、2本処方されている児童生徒については、1本を学校で預かり、保健室で保管してございます。  あと、もう1点、校外学習時にも持参しているのかということでございますけれども、校外学習時にはエピペンを処方されている児童生徒は、みずから持参しており、2本処方されている児童生徒については、学校で預かっている1本を学校が持参することとなってございます。  以上です。 100 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 101 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。もしもショック症状が起きた場合、迅速に対応ができるようお願いしたいのと、また2つ目に、そのアレルギーということに関しても、学校の教育の中、食育の中でまた先生方、教えていただければというふうに、これは要望としてお願いしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  続きまして、交通安全について。  政府は、5月21日に高齢ドライバーによる事故や子どもが犠牲になる交通事故を踏まえ、1つ目に、高齢者の安全運転の支援。2つ目に、高齢者が免許を返納した場合の日常生活支援。3つ目に、子どもの移動経路の安全確保。この3点の対策を早急に講じるように求めた交通安全対策が、閣僚会議をされました。  1つ目に、通学路安全プログラムについて。子どもの命を交通事故からどう守るのか。通学路の安全対策については、公明党が全国で展開した通学路の総点検運動で、子どもの目線で現場を歩くなど、危険箇所や課題を出していったのが追い風となり、1990年代に大きく前進しました。  その後、信号機や横断歩道の新設、速度規制、ガードレールや標識の設置などを進められてきました。  平成24年、通学時の交通事故が相次いだことを受け、道路管理者、警察や学校が、地元と連携し、全国的に通学路の点検が行われております。しかし、まだ法律で義務づけられた学校安全計画を策定しない学校もあるとのことで、驚きました。  泉南市では、昨年通学路の安全プログラムの実施、調査をしていただきました。このように作成していただきました。ホームページにアップをしていただいたのを、今見ていただいております。  新家小学校3路線、また信達小学校2路線、樽井小学校3路線、雄信小学校2路線で、歩道がない、歩道の幅員が狭い、段差などにより危険との状況が示されております。  雑草が伸びると余計に狭くなり、車道に出ないと通れないところもあります。安全の確保を図らないといけません。通学路安全プログラムに基づいて、例年通学路の安全点検は1学期と2学期に行われているそうですが、教育委員会が中心となり、定期的にされているのでしょうか。今年度の計画とあわせてお聞かせください。 102 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 103 ◯教育部長(岡田直樹君) 通学路安全点検、安全プログラムに関するお問い合わせでございます。  まず、私ども教育委員会のほうで指導課が所管しておりますけれども、この通学路安全プログラムに基づくこの安全点検は、毎年、1年ごとのサイクルで定期的に行ってございます。1学期に各小学校から通学路の危険な箇所を私どもに報告してもらい、8月ごろに開催されておりますけれども、関係機関による泉南市通学路安全対策推進協議会で、私ども教育委員会から危険箇所を報告しまして、対策案などを協議いただいています。その後、対策の実施という流れとなっております。  また、2学期にも各学校から通学路安全点検による追加報告をいただいて、さらにそれを関係機関とも共有するという形にしています。今年度は5月末に各小学校に危険箇所の報告を依頼しております。  8月には、対策推進協議会を開催する予定でございますけれども、さきの大津市で発生した事故も受けた対応を進めるため、なるべく早期に開催できるように検討しておるところでございます。  この安全点検以外でも、御要望いただいた際には、適宜関係機関と情報共有して、早期の対応に努めているところでございます。  以上です。 104 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 105 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。対策内容の中に、グリーンベルトの設置、注意喚起のための路面標示、また防護柵の必要性はなかったのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
     また電柱への巻き看板使用数と、常にストックされているのかどうかも、お聞かせいただきたいと思います。  そして、今回小学生の分なんですが、中学生の通学路についての安全プログラムについて、どのようにお考えをされているのか、お聞かせいただきたいと思います。  また、泉南市には大阪府の支援学校もございます。駅から学校まで車椅子で通学をされている生徒もいらっしゃいます。数人の先生や生徒で見守っていらっしゃいますが、府との連携はどうでしょうか、お聞かせください。 106 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 107 ◯教育部長(岡田直樹君) まず、グリーンベルトの設置等の要望はないのかということでございますけれども、ウェブサイトに掲載しております安全プログラムにつきましては、やはり主要な対策箇所を上げてございます。  実際にほかの危ないとされる箇所では、グリーンベルトの設置だとか、路面標示の塗り直しなどの御要望をいただいておりまして、先ほどの通学路安全対策推進協議会において、関係機関と共有しております。  そうした対応については、道路設置者や警察による判断も含めて、順次御対応いただくと聞いておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、電柱へ巻き看板をしていただいていることがございます。路面標示が難しい場合などに電柱に注意喚起のために設置いただいているんですけれども、これも所管部局のほうでお願いして設置していただいています。  確認しましたところ、従前から設置しておる巻き看板について、現在ストックは60枚ぐらいあるというふうに聞いてございます。  それから、中学生の通学路安全プログラムについてでございますが、現在本市の中学校4校については、通学路の指定はしていないのが現状でございます。したがって、そのプログラム的なものはないんですけれども、しかしながら、実際のところは、中学校のお子さんが通学するルートというのは、かなり小学校の通学路とほぼ軌を一とするというか、ルートが同じということでございまして、危ない箇所というのは一緒になります。ついては、現行の通学路に関する取り組みの中で一定対応してきておるところでございます。  あと、府立の泉南支援学校との関係でございますけれども、支援学校、泉南支援学校の方の多くがバス通学だと思います。一方砂川高等支援学校のお子様たちは、やはり通学手段は各自用意ということですので、最寄り駅、和泉砂川駅からの徒歩通学の方が多いというような認識をしております。  そのため、登校される時間帯には駅と学校間の狭隘な道路が相当混雑しているというのは承知してございます。この駅・学校間の道路の危険性については、以前から御指摘もありましたし、また学校設置の際にも大阪府とか、また地域の皆さんとの御協力もあって、今までグリーンベルトを設置していただいたりということで対応してきていただいているものと認識してございます。  以上です。 108 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 109 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。小学生の子どもの目線と中学生の自転車通学の人の目線、こういうのも違いますので、またそこのところもしっかり検討していただきたいと思います。  5月、滋賀県大津市で園児を含む2人が死亡する深く悲しい事故がありました。この事故現場では当面の措置として、事故時の衝撃をやわらげるクッションドラム、これを6個、交差点の歩道に設置したそうです。  市でも緊急時の設置について検討していただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。 110 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 111 ◯市長(竹中勇人君) 大津市のあの痛ましい事故は、非常に危険な状態であったわけでございます。見させていただきまして、私も教育委員会に通学路の再点検、それと同時に都市整備部のほうで、移動時に一緒に並行して道路の点検をさせていただきました。  それの調査をしている途中に、実は一緒に警察のほうも別途警察管内の危険箇所がないかということの点検をしていただいたということで、3者が協力し合いながら、今回これの点検をさせていただいたところでございます。  もしその危険箇所があるということになりましたら、緊急な対応ということで、そちらのほうも対応させていただくつもりでございます。今現在はその調査を続行中ということでございます。 112 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 113 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。またよろしくお願いいたします。  続きまして、自転車保険加入についてお伺いをさせていただきます。  自転車は、自動車の台数に匹敵し、子どもから大人まで多くの人が利用する乗り物で、自転車運転の約4割が二十歳未満です。自転車事故を起こした加害者が小学生であっても、その保護者に約9,500万円の賠償金の命令が下されるなど、高額な賠償金の支払い命令の判決もあります。  先日も高校生が乗った自転車と61歳の女性が衝突し、転倒し頭を打ち、女性が亡くなりました。歩行者ファーストですが、現場は自転車も歩行可能な歩道でした。  2018年6月に閣議決定した自転車活用推進計画には、法律により保険加入の義務化について検討を進める方針が明記をされています。住民に自転車保険の加入を勧める自治体がふえ、兵庫県では2015年3月全国で初めて保険加入を義務づける条例も成立。  福岡県は2017年3月に成立、名古屋市、京都市も成立。京都市は販売業者らにも保険加入促進の努力義務を課しております。京都府の城陽市では、市内在住の中学生を対象に、自転車保険加入の義務化に加入費用の補助を年間1,000円を上限に、1世帯につき保険料に係る費用の2分の1を補助、このように制度化の動きが進んでいます。  泉南市において自転車事故についての対策と周知について、どのように取り組まれているのか、お聞かせいただきたいと思います。  また、大阪府では自転車条例が平成28年7月1日に施行されております。保険の加入の義務化をされているわけですが、泉南市自転車保険加入の義務化等条例の制定についてのお考えをお聞かせください。 114 ◯議長(竹田光良君) 宮阪市民生活環境部長。 115 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) それでは、自転車事故の対策と周知について、どのように取り組んでいるかということでございます。  毎年泉南警察署と連携いたしまして、春の全国交通安全運動期間中に、スーパーなどで自転車の無料点検とあわせて自転車事故の撲滅のため、自転車事故の危険性であるとか自転車保険の加入について、啓発活動に取り組んでございます。  それと、自転車保険加入の義務化条例を制定することについてでございますけれども、本市において自転車保険加入義務化を条例制定することにつきましては、大阪府において自転車の保険の加入の義務化が、平成28年7月1日に施行されていることもありますので、今のところ本市で独自に制定することは考えてはございませんが、今後も継続的に保険加入についての啓発を行っていきたいというふうに考えております。 116 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 117 ◯教育部長(岡田直樹君) 失礼します。学校での安全教育の取り組みという点でございます。  小・中学校におきましては、その安全に関する指導の年間計画に、交通安全指導を位置づけて指導を行ってございます。年度当初とか長期休業前など、そういう時期を捉えて交通安全教室の実施や交通マナー指導を行っております。  交通安全教室では、安全な自転車の乗り方について泉南警察との連携も含めて指導をいただいています。  また、中学校での自転車通学者には、かねて地方創生交付金事業としまして、ヘルメットを導入して、その着用を義務づけしているところでございます。やはり現在自転車による事故で負う責任が重くなりつつある中、ヘルメット着用の徹底も含めて、今後もさまざまな機会、手段を通じて、交通安全教育を進めていきたいと考えております。  以上です。 118 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 119 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。シニア世代が自転車を利用するメリットというのは、膝に負担がかかりにくい、座って移動できる、大きな事故の危険性が車より少ないということです。  今後増加されると思います。ぜひ安全に向けての対策にも力を入れていただきますよう、よろしくお願いをいたします。  では続きまして、高齢者の免許返納についてお伺いをさせていただきます。  2017年3月12日に道路交通法が改正されました。この改正は、高齢者の運転による交通事故の多発を受けて、75歳以上の高齢運転者に対し、認知機能検査、判断力、記憶力の状態を知るための簡易な検査と高齢者講習を受講しないと免許の更新はできません。  そこで、認知症と診断されれば免許証の停止、取り消しになります。2018年には約216万5,000人が検査を受け、2.5%の約5万4,000人が第1分類の認知症のおそれがあると判定をされております。  5月21日に警察庁が発表によりますと、昨年停止、取り消しになったのが5.0%に当たる1,932人で、判定後に自主返納45.5%の1万7,775人、そのまま更新せず失効が14.6%の5,706人で、合わせると65.1%でした。  もちろん運転機能能力は年齢では決まりません。私自身も上手ではありませんし、スマホを見ながらの若者の事故も多いです。また、脳や体を使う車の運転が認知症のリスクを軽減できる効果もあり、高齢者が運転を中止した場合、生活範囲の縮小や心身機能の低下を招き、運転を継続した高齢者と比べて、要介護状態になる危険性が約8倍に上昇することが明らかでありますが、大阪府では交通事故発生件数が全体的に減る中、高齢ドライバー、65歳以上の交通事故件数は増加しています。  運転免許の返納に関するアンケート調査が5月9日から13日にかけて、20代から70代の男女1,211名を対象に行われました。  一定の年齢になったら返納すべきだというのが39%、泉南市の高齢者による交通事故の状況と返納状況がわかればお聞かせいただきたいと思います。  また、自主返納で特典、都道府県で違いはありますが、例えばホテルやレストランショップでの10割引き、めがね、補聴器の割引、ドーナツ10個まで20%引き、また買い物、自宅への送迎が無料、そしてタクシー乗車が10%割引き等があります。  大阪府では自主返納しやすい環境づくりのために、高齢者運転免許自主返納サポート制度を行っておりますが、大阪府内各区や各市で特典を受けることできるサポート企業や店舗、近隣では泉佐野市、岸和田市、和泉市とお伺いしておるんですが、泉南市にはあるのでしょうか、お聞かせください。 120 ◯議長(竹田光良君) 宮阪市民生活環境部長。 121 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) 泉南市における免許の返納の状況でございますけれども、ちょっと市のほうではつかんでおりませんので、よろしくお願いいたします。  それと免許返納による特典を受けることができるサポート企業や店舗があるかというところでございますけれども、本市の環境整備課の窓口では、大阪府の交通対策協議会発行の自主返納後の割引サービスなどを受けられる特典を掲載したパンフレットを配布しております。これは先ほど御紹介いただいた内容が載っているものでございます。  しかし、現在泉南市内の事業所で免許返納による特典を受けることができるサポート企業とか店舗がないというのが現状でございます。 122 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 123 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。高齢者運転免許自主返納サポート制度に協力していただける事業者を募集する予定というのは、泉南市ではあるのでしょうか。  また、手数料の助成について、運転経歴の証明書は、公的な身分証明書類として生涯使えるものですが、申請できる期間は、運転免許返納後5年以内、この交付手数料が1,100円必要なわけです。この手数料の助成についてのお考えがあるのかも、重ねてお聞かせください。 124 ◯議長(竹田光良君) 宮阪市民生活環境部長。 125 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) それでは、免許返納のサポート制度に協力していただける事業者を募集する予定はあるかということでございます。  今後サポート制度に協力していただける事業者を募集する方向で検討したいというふうに考えております。  それと、コミュニティバスの運賃の割引制度といたしまして、現在は70歳以上の方を対象に半額とさせていただいておりますが、自動車の運転免許を返納した高齢者の方にも同様の割引制度を今後導入することを検討したいというふうに考えております。  それともう1点、運転経歴証明書の交付手数料1,100円に対する助成についてということでございますけれども、高齢者の運転免許自主返納サポート制度によりまして、大阪府内でさまざまな特典を受けられるということもございます。  公的な身分証明書類といたしましては、健康保険証であるとかマイナンバーカードなどもあることから、現時点では運転経歴証明書の交付手数料に対する助成は考えていないということでございますので、よろしく御理解いただきたいと思います。 126 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 127 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。本当にこのサポート制度に協力していただける、そういう事業者をたくさん募っていただけるようにお力を入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、大綱5点目、コミュニティバスについてお伺いをさせていただきます。  活用の拡充についてですが、5月に政府は喫緊の課題として、高齢ドライバーの安全運転支援や、免許を返納した場合の日常生活支援などで、対策を講じる方針を示しました。  生活の足でもあるさわやかバスは、交通手段に欠かせません。一丘では利用者の増加で、座れない高齢者が多く、大変危険だとの声もあります。現在の各路線の状況をお聞かせいただきたいと思います。 128 ◯議長(竹田光良君) 宮阪市民生活環境部長。 129 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) それでは、コミュニティバスで一丘回りなどでは、座れない高齢者が多いとのことです。各路線の利用状況について御説明いたします。  平成30年度におきまして、コミュニティバスの乗車人数は合計で15万1,477人でございました。また、昨年度月間の乗車人数が最も多かった6月における路線別のバス1本当たりの平均利用者数、これにつきましては、最も乗車人数が多いコースが1台当たり21人、最少は3.6人でございました。  一丘団地をコースに含む一丘B回り、これにつきましては18.5人、一丘A回りは15.7人、朝一丘回りについては10.9人でございました。ちなみにコミュニティバスの座席数というのは11席となっております。  以上です。 130 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 131 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。座席が11名ということで、たくさんの方が立たれて本当にこれは交通事故でもなったら大変な状況になるかなというふうに思います。  これからりんくう公園行きの路線も検討されるとは思うんですが、バスの数をふやす場合、また買い物難民の方に利用していただきやすいように、小型バスの導入についてもお考えいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 132 ◯議長(竹田光良君) 宮阪市民生活環境部長。 133 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) コミュニティバスの買い物難民の方々に利用してもらいやすいように小型バスの導入についてということでございます。  コミュニティバスにつきましては、買い物を初めとして、市民の生活交通であるとか交通弱者に対する交通手段の確保を目的に運行しておりますが、全てを補完できるものではございません。他の公共交通機関との連携やさまざまな取り組みが重要な課題であるというふうに認識いたしております。  このような状況の中で、ここ数年財政負担の軽減であるとか、公共交通空白地域の解消に向けて路線定期型交通にかえて予約型の運行形態の輸送サービスといたしまして、小型バスであるとかタクシーを活用したデマンド型交通を導入する自治体がふえてきてございます。  人口集積の度合いが低くて住居が点在する地域を路線定期型交通で対応した場合は、全ての居住地をカバーすることができないなどの問題が発生いたしますが、運行ルートを固定しないデマンド型交通を一定の区間に導入することによりまして、公共交通の空白地域をカバーすることが可能になると言われております。  その一方で、デマンド型交通の場合は、路線の定期型交通に比べまして、利用者1人当たりの運行経費は高くなる傾向にございます。需要が大きい地域におきまして、デマンド型交通を導入すれば、市の経費負担が増大する懸念もございます。  公共交通網に関しましては、各自治体によって抱える課題はさまざまでございまして、本市の現状を踏まえまして、小型バスなどのデマンド型交通の必要について研究してまいりたいというふうに考えております。 134 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 135 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。泉南市、まだまだ細い道もありまして、今のバスでは本当に通りにくいところも多々あると思いますので、ぜひ小型バス、そしてデマンドバスを導入するように、また検討よろしくお願いをいたします。  高齢者免許自主返納された方へのコミバスへのサービスをお考えいただけないでしょうか、ありましたらお聞かせください。 136 ◯議長(竹田光良君) 宮阪市民生活環境部長。 137 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) 高齢者で免許を自主返納された方へのサービスということでございます。  先ほども御答弁させていただきましたが、本市においては、現在70歳以上の高齢者の運賃が半額になる割引制度を設けております。その活用をまずお願いしたいというふうに考えておりまして、今後につきましては、70歳未満の運転免許を返納された高齢者の方についても、同様の割引制度の導入を検討したいというふうに考えております。 138 ◯議長(竹田光良君) 岡田議員。 139 ◯5番(岡田好子君) ありがとうございます。ちょっとはしょり過ぎて時間が余りましたが、これで一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 140 ◯議長(竹田光良君) 以上で岡田議員の質問を終結いたします。  会議の途中ですが、午後1時30分まで休憩いたします。       午前11時55分 休憩       午後 1時30分 再開 141 ◯副議長(谷 展和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  6番 梶本茂躾議員の質問を許可いたします。梶本議員。 142 ◯6番(梶本茂躾君) 無所属の梶本でございます。議長のお許しを得ましたので、令和元年初めての質問をさせていただきます。
     今回の私の質問は、前回の第1回定例会で時間の都合上、答弁をいただけなかった質問や、もう少し詳しくお聞きしたい質問をいたしますので、一部前回とかぶるところがあると思いますが、よろしくお願いいたします。  まず、今回順番を入れかえまして、大綱2点目から質問をいたします。  大綱2点目は、企業誘致と規制緩和についてです。1番目として、泉南市における規制緩和の今後の方向性についてです。これは、前回の定例会でもお聞きしましたが、再度質問させていただきます。  市街化調整区域は、関西国際空港を除く約4,574ヘクタールのうち3,369ヘクタール、約7割以上の面積があると言われました。  その中で、平成27年の泉南市都市計画マスタープランに位置づけられた泉佐野岩出線沿道、国道26線沿道、泉南インターチェンジ周辺については、3,000平方メートル未満の事務所や倉庫等の開発行為が可能となるよう、市街化調整区域における開発の許可権者である大阪府で立地条件を変更しました。  あわせて、大臣認定を受けた大規模な流通業務施設の建築を目的とする開発行為について、泉佐野岩出線沿道及び泉南インターチェンジ周辺地区も同様に、大阪府の基準を変更していただいたと奥田部長から答弁をいただきましたが、7割以上の市街化調整区域のうち、どれくらいの面積になるか、あるいは7割のうち何%ぐらいか、ざっとでいいのでお答えください。  また、これも奥田部長の答弁ですが、大阪府の立地基準や用途や規模が合致しないものについては、地区計画を設定することで、その内容に適合した開発行為が可能とされており、その内容に適合した開発行為が可能、そして、市の地区計画運用基準によって地区計画の立案が可能な、新家駅海側北地区を集約型居住検討地域、泉南インターチェンジ周辺を郊外型産業検討地域と位置づけたと言われましたが、現状はどうなっていますか。  また、その他の地域での地区計画を設定して、開発行為が可能にしようとする動きについて、相談等がありますか。  最後に、第1回定例会において、奥田部長の新家駅南地区山側の地区計画の変更の進捗状況について、新家駅南側の北地区も含めた新家駅周辺地区の今後のあり方について、市民の皆様から意見を頂戴する機会を設ける予定とありましたが、それはいつごろで、また対策はどういう範囲を考えているのか。  また、北地区は、先ほど質問の中で集約型居住検討地域と位置づけている中、南地域は近隣商業地域及び第2種中高層住宅専門地域の中での商業地域の位置について、500平米規制があります。泉南市内の他の地域にない規制であります。  この地区計画の変更について、平成30年第4回定例会の奥田部長の答弁では、新家公民館とそれに隣接する旧新家幼稚園を含めた新家駅周辺地区のあり方を検討した上で、地区計画の内容を精査したいと答えられた。  新家公民館は、かなり老朽化が進んでおります。また、新家公民館は新家地区の防災拠点のかなめでもあります。  以前、真鍋副市長は、南地区地権者数名の中でFMの観点から隣の消防団車庫及び旧新家幼稚園を含めて地区計画の見直しを検討したいと言われましたが、市施設の統合の上、市有地の売却等の資金で、公民館の建てかえも考えられるが、その前に地区計画を変更し、高い値段で売却できるようにすることが必要ではないでしょうか、どうですか。  以上、お答えください。 143 ◯副議長(谷 展和君) ただいまの梶本議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。奥田都市整備部長。 144 ◯都市整備部長(奥田雅則君) それでは、順番に御答弁させていただきます。  開発可能な面積の概数についての御答弁をさせていただきます。  幹線道路沿道につきましては、利活用の方法によりまして、土地の奥行きが定かではございませんので、面積を一概に示すことは困難ではございますけれども、都市計画マスタープランにおきまして、特にエリアを限定しました新家駅海側地区の集約型居住検討地域は、河川、それから道路を含みまして、おおよそ13ヘクタールございます。  それから、泉南インターチェンジ周辺の郊外型産業検討地域では、河川、道路等を同じく含みまして、およそ70ヘクタールございます。ただし、双方とも農地や森林等に関します土地利用制限等の解除、もしくは関係機関等との調整が完了することが前提となるものでございます。  続きまして、市街化調整区域での地区計画の相談件数につきまして御答弁を申し上げます。  現行の都市計画マスタープランの策定後、これまでに5件の相談がございました。そのうち1件は市街化区域に適地が見つかりまして、そちらのほうで考えることになりました。3件につきましては、提案者が地権者等と協議中でございます。それから残りの1件につきましては、地権者の同意が得られまして、地区計画の案につきまして、今現在市と協議中という状況でございます。  続きまして、新家駅周辺のまちづくりに関する意見聴取の方法ということでございます。今後関係区長と相談する必要があるというふうに考えておりまして、夏ごろをめどに、新家駅山側及び海側の関係権利者が多いと思われる区単位で、土地利用の意向を伺いまして、その意見を整理した上で、新家地区住民の御意見を頂戴したいというふうに考えているところでございます。  それから最後に、公有財産を活用するために、地区計画を変更する必要がないかという御質問でございます。  新家駅周辺は、都市計画マスタープランにおきまして、地域核と位置づけておりまして、周辺住民の意見を聴取した上で、生活利便機能等を集積するために、必要となる建物用途等を想定いたしまして、用途地域や地区計画の見直しを検討する予定でございます。  以上でございます。 145 ◯副議長(谷 展和君) 梶本議員。 146 ◯6番(梶本茂躾君) 時間が余りないので、時間が余ればまた再質問をさせていただきます。先に進みます。  2番目としまして、企業誘致活動と規制緩和の連続性と泉南市の考え方についてです。  前回の定例会の私の質問に、市長は、企業誘致等に対し、トップマネジメントによるシティセールスやシティプロモーションについては行ってきた。りんくうタウンにおける企業進出率は100%である。市の発展に寄与するものであれば、さまざまな機会を捉えて特定業種業態を問わずシティセールスを行っていきたいと考えています。観光については、海外にトップセールスも行ってきたと答弁されました。  現在、また今後企業誘致に向けたシティプロモーション、シティセールスをやっていくおつもりですか。できれば具体例をお示しください。  また、りんくうタウンは100%の企業進出がなされたという中、今後企業誘致を進めるに当たり、泉南市都市計画マスタープランは、平成36年令和6年まであと5年以上ありますが、そのマスタープランに位置づけされた地域以外の規制緩和について、どう進めていかれるのでしょうか。この動きとして、大阪府南部都市計画地域内での規制緩和についてはどうなっているのでしょうか、お答えください。 147 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 148 ◯市長(竹中勇人君) 私のほうから、企業誘致に向けたシティプロモーション、シティセールスについてお答えをさせていただきます。  現在御承知のとおり、りんくうタウンにおきましては、もう全て販売予定地はなくなってございます。企業進出が終わったという状況でございます。今現在は定借で借りておられたところが、もう買い取りに切りかえていっておられるというところがふえているという状況でございます。  一番あいておった公園用地につきましても、今回新たな公園事業者が進出していただけるということで、もうこれでりんくうタウンについては100%完了ということになります。  今まで企業誘致等に向けた本市のインセンティブ条例は、りんくうタウンだけが対象としておったんですけれども、これからは内陸部のほうにも新たな企業誘致等を図っていきたいということで、これから、そちらのほうに対しての新たなインセンティブ条例をこれから検討していきたいというふうに考えておりまして、それによっていろんな企業の泉南市への進出を図っていきたいというふうに考えてございます。 149 ◯副議長(谷 展和君) 奥田都市整備部長。 150 ◯都市整備部長(奥田雅則君) それでは、都市計画マスタープランに位置づけされました地域以外の規制緩和につきまして御答弁を申し上げます。  市が定めます都市計画マスタープランは、大阪府が都市計画決定を行います南部大阪都市計画区域マスタープランに即する必要がございます。  現行の都市計画マスタープランは、大阪府と都市計画区域マスタープランの理念や解釈につきまして議論を行いまして、できるだけ市街化調整区域でも土地利用が可能となるように策定をしております。  産業系土地利用の都市計画法に基づく開発許可に必要な接道要件としましては、幅員がおおむね9メートルでございまして、都市計画マスタープランでは、市街化調整区域の沿道利用系ゾーン、道路幅員がおおむね12メートル以上を想定しておりますが、現在の都市計画区域マスタープランで想定をしております地域以外の市街化調整区域では、要件を満たすところがなかなかございませんで、産業系の開発行為は困難であるというふうに考えているところでございます。  続きまして、規制緩和に関しまして、大阪府の取り組みについて御答弁申し上げます。  現在大阪府では、来年度をめどに南部大阪都市計画区域マスタープランの改定作業を行っているところでございまして、産業立地の誘導など、区域マスタープランの改定につきまして、大阪府の視点や方向性について、注視してまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 151 ◯副議長(谷 展和君) 梶本議員。 152 ◯6番(梶本茂躾君) それでは、3番目といたしまして、泉南市を取り巻く環境は今後2025年大阪万博、あるいはIR(統合型リゾート)法案、別名、カジノ法案が2018年7月に成立したことにより、大阪市・府の推進誘致活動等があり、大きく変わろうとしています。  そこで、現在決まっていることについて、泉南市に及ぼす経済波及効果、また泉南市にとってプラスかマイナスかということについて、お答えいただきたいと思います。  1つ目としまして、2019年4月から白浜空港が民営化され、また国際線誘致の動きがあるということについてどう思われますか、波及効果等をお答えください。  2番目といたしまして、2021年串本町ロケット発射場運用開始について、経済波及効果があるかどうか。  3番目といたしまして、2025年大阪万博について、これは前回も質問はしましたけれども、お答えいただいていませんので、お答えいただきたいと思います。  ちなみに、串本町ロケット発射場の和歌山県の経済波及効果は、10年間で670億と試算され、既に関連のビジネス客が増加しているとのことです。また2025年大阪万博については、2兆円前後の経済波及効果がありそうだと言われています。泉南市は、どれだけの経済波及効果を予想できそうでしょうか。1から3までの、今持っておられる情報についてもお答えいただきたいと思います。  以上です。 153 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 154 ◯市長(竹中勇人君) 私のほうから白浜空港とそれから串本のロケット発射場についてお答えをさせていただきます。  まず、白浜空港ですけれども、民営化されてこれから国際線の誘致ということですけれども、白浜空港自体は2,000メートルの滑走路で、しかも誘導路がないんですね。滑走路に着陸した飛行機は滑走路の端っこでターンして帰ってくるという、だから1機着陸したらかなりの時間使えないというような空港になっています。  2,000メートルの空港ということになりますと、2,000メートルで国際線が飛べるかといいますと、ジェット機であれば多分737ぐらいしか飛べないというふうに思います。だから、余り長距離の飛行機は飛ぶことができません。  そういう中ですので、ちょっと国際線というのは難しいところがあるかなというふうには思っております。  それから、経済効果ですけれども、こちらのほうはちょっと我々としては把握してございません。  それから、串本町のロケットの発射場ですけれども、これについてもその話は聞いてはございますけれども、それについての詳細あるいは、この経済的な波及効果というのは、我々としては把握はしてございません。 155 ◯副議長(谷 展和君) 宮阪市民生活環境部長。 156 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) それでは、私のほうから、大阪万博の開催による泉南市への経済波及効果という部分についてお答えいたします。  万博の開催によりまして、本市への直接的な経済波及効果につきましては、さまざまな要因を考慮いたしまして、効果予測を行った上で判断する必要がございますので、現時点においては数値化できていないというのが現状でございます。  しかし、万博の入場者数は、開催期間において約2,800万人とも予想されておりまして、国内外から多数の観光客が大阪に訪れる機会となります。  特にインバウンドの受け入れ窓口となる関西国際空港を有する本市では、万博開催に協力するとともに、これを契機といたしまして、泉南市の魅力を多方面に発信することによって、多くの人々が関空に近い泉南市に興味を持って、訪れてみたいという意識を醸成する必要があると考えております。  来年の春にオープンいたしますりんくう公園でありますとか、本市の魅力あるさまざまな観光スポットを最大限に活用いたしまして、万博を訪れる観光客の誘客に尽力するとともに、その成果として市への経済効果を高めることができるように努めてまいりたいと考えております。  以上です。 157 ◯副議長(谷 展和君) 梶本議員。 158 ◯6番(梶本茂躾君) この大綱2点目についてちょっと再質問させていただきたいんですけれども、今の宮阪部長のお答えでしたら、マイナス面は余り言われていなかったと思うんですけれども、今度今月ですか、G20があって、かなりの厳戒態勢がしかれた中で、交通渋滞ですね。特に泉佐野市から北へ向かっての交通渋滞、鉄道もいろいろ規制がかかってくると思いますし、また万博のときになれば渋滞ということになると思うんですけれども、混雑するということになると思います。  そういう交通渋滞あるいは混雑状況を鑑みたときに、経済面での経済活動についての支障がかなりあるやもしれないと思います。それについてのマイナス面の検討という、研究というのはされていないのかどうか。  というのと、あとは反対にいうたら、和歌山県の串本町のロケット発射場については、和歌山県がかなり、知事を筆頭に誘致活動を繰り広げて串本町に決まったということを聞いております。  大阪万博を2025年に控えた大阪府下の泉南市としても、一応、いえばその渋滞緩和のために、阪神高速の泉南市までの延伸とか、あるいは岩出線の4車線化、それとか、これが間に合う、間に合わんを別にしても、南ルートの連絡橋とか、そういうのを国に働きかけて、何とか泉南市のほうへ引っ張る努力とか、そういうことを考えられないのか、その点、2点についてお聞かせください。 159 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 160 ◯市長(竹中勇人君) 今言われた岩出線の4車線化、それから南ルートにつきましては、さらに継続的に国に、あるいは大阪府にしっかりと要望していきたいというふうに考えてございます。 161 ◯副議長(谷 展和君) 宮阪市民生活環境部長。 162 ◯市民生活環境部長(宮阪 宏君) 先ほど万博の開催によります交通渋滞によるマイナスというところでございます。  それについて、特に今現時点でどういう状況になるかというのは、なかなか予測が難しいところもございますが、ただやはり人がふえるというところで、確かに議員のおっしゃるとおりに、経済面での支障というのが出てくる可能性はございます。  ただ、泉南市といたしましても、経済波及効果を最大にできるように、我々の市のいろんな観光資源であるとか、そういったものをPRして、その交通渋滞が起きても、なるべく支障のない方法で来ていただけるような方法を、またPRできたらというふうに考えております。  以上です。 163 ◯副議長(谷 展和君) 梶本議員。 164 ◯6番(梶本茂躾君) 交通渋滞については、このG20が、かなり参考になると思うんです。交通規制とか、かなりされていますので、また約20日間にわたって、かなり規制も厳しくなるし、交通量を制限されるようなことになると思いますので、その辺を注視しながら、一応今後の万博に向かっての交通渋滞緩和を検討していっていただきたいと思います。  それでは、大綱1点目に戻りまして、財源不足の解消に向けてのふるさと納税や、ガバメント・クラウドファンディングの活用についてです。  1番目としまして、ふるさと納税とガバメント・クラウドファンディングの違いについてお伺いいたします。お答えいただきたい。 165 ◯副議長(谷 展和君) 野澤総合政策部長。 166 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) ふるさと納税とガバメント・クラウドファンディングの違いですが、どちらもふるさと納税制度の範囲内でございますが、その違いについて端的に申し上げますと、ガバメント・クラウドファンディングによる寄附のほうが、その使い道、これがより明確にされているということでございます。  一般的なふるさと納税につきましては、ふるさとを思う納税者が寄附していただいた場合、本市においては、泉南市ふるさと応援寄附条例に規定されております事業区分、これに基づきまして活用をさせていただくこととなっております。  一方、ガバメント・クラウドファンディングにつきましては、昨年に実施をさせていただいた、台風21号による被災からの復興のための災害支援など、本市が抱える課題解決のために、ふるさと納税の応援寄附金の使い道を、より具体的にプロジェクト化し、言いかえれば、事業の趣旨であったり内容を明確にした上で、そのプロジェクトに共感していただいた方からの御寄附を募るものでございます。 167 ◯副議長(谷 展和君) 梶本議員。 168 ◯6番(梶本茂躾君) 2番目のふるさと納税については、ちょっと質問を後回しにさせていただきまして、3番目を先に質問いたします。  3番目は、ガバメント・クラウドファンディングの活用について。1)として、ガバメント・クラウドファンディングの先行自治体の事例についてお答えいただきたい。  2)として、泉南市の現状と今後の考え方についてですが、先ほど野澤部長が言われましたように、昨年は台風21号の際に、災害支援プロジェクトとして実施したとお聞きしましたが、その後、何か活用予定のプロジェクトがあるのか、お聞かせください。  3)としてですが、教育費や下水道・社会インフラ等への活用についてですが、まず水道が広域になりましたので、下水道等の社会インフラへの活用についての可能性があるのかどうか。  また、ふるさと納税のふるさと泉南水なす基金の中に、該当する事業があるのかどうか。ふるさと泉南水なす基金は、14の事業に積み立てられていますが、大きな金額での活用はできていないと聞きます。  やらねばならない大きな事業へのふるさと泉南水なす基金の利用を考えて、少ない予算はガバメント・クラウドファンディングを使うと、うまくかみ合わせて泉南市の財源不足を少しでも解消できないかなと思いますが、どうお考えですか。  特に教育費については、まさにふるさと納税とガバメント・クラウドファンディングの組み合わせで、いろんな事業をやっていけると思います。教育部の今後の財源不足は、老朽化した小・中学校の建てかえや大規模改修、老朽化した給食センターの問題、学校プール授業の問題、学童民営化の問題、財源があれば、すぐにでもやっていかねばならないことが山積みであります。  しかし、今年度の予算を見ると、小・中学校の修繕料として計上されているものは、小学校は2,177万2,000円、中学校は757万5,000円、1学校の予算ではありません。小学校は10校、中学校はピカピカの校舎になった泉南中学は別にしても3校あります。  各学校単位で均等割にしても、それぞれ老朽化している校舎の保全に全然届かない微々たる金額です。また、今年度予算の中には、ふるさと泉南水なす基金から繰り入れた分が何カ所かありますが、額と事業を改めて示してください。  老朽化著しい教育部の施設保全に、地域コミュニティを利用したガバメント・クラウドファンディングの活用が、今後起こり得るであろう災害対策にも役立つのではないでしょうか。  以上についてお答えください。 169 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 170 ◯市長(竹中勇人君) 私のほうから、昨年の台風21号でのふるさと納税を活用したガバメント・クラウドファンディングの状況についての御答弁をさせていただきます。
     まず、昨年台風21号で、大苗代の電柱が9本倒れたところの写真を掲載いたしまして、ガバメント・クラウドファンディングによります御寄附を募ったわけでございます。  その結果、この3月末までの状況でございますけれども、260万余りの御寄附をいただいてございます。件数にしまして約160件程度の件数でございました。  これの活用は、これからまた種々の防災の備蓄やとか、あるいは災害対策の費用に使わせていただきたいというふうに考えているところでございます。  ガバメント・クラウドファンディングとふるさと納税の違いは、そもそもが、ふるさと納税の場合は、御寄附いただいて返礼品を送るということですけれども、ガバメント・クラウドファンディングのほうは、返礼品は送りません。もうもらい切りということになります。  今回の場合でしたら、泉南市の台風による惨状を認識していただいて、純粋に御寄附をいただきたいと。助けてくださいという意味でございます。  ほかには、このガバメント・クラウドファンディングの活用方法は、いろいろあろうかと思いますが、基本的には新たなプロジェクトを立ち上げる、それの支援をしてくださいとか、そういうところに使われるものだというふうに思っております。  以上です。 171 ◯副議長(谷 展和君) 野澤総合政策部長。 172 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 私のほうから、先行自治体の事例ということの御答弁をさせていただきます。  先行自治体の事例紹介ではございませんが、広く支持を集めているガバメント・クラウドファンディングの取り組みについて御紹介をさせていただきます。  特に、佐賀県による子どもの貧困に対処するための活動資金を募る子どもの救済システムの構築や、多くの自治体が行っております犬や猫の殺処分ゼロのプロジェクト、また障害者支援につながるプロジェクト、こういったものがございます。  あと、先ほどの災害支援の寄附金の使い道というところでございます。市長のほうから260万円余りの御寄附をいただいたということと、今後使うということの御答弁をさせていただいたかと思います。  先ほどの古谷議員での私の御答弁の中で、ブルーシートなどの災害支援に使わせていただいたという答弁をさせていただきました。  これにつきましては、そのいただいた260万円につきましては、全てを当該年度に充てたんではなしに、翌年度にも幾分か分けて使わせていただくということでございますので、よろしくお願いいたします。(「使い道は聞いていない」の声あり)  市長がその使い道について御答弁をさせていただいたので、先ほどの私の答弁とちょっとそごが出ているかというところで、御説明させていただいたというところでございます。 173 ◯副議長(谷 展和君) 奥田都市整備部長。 174 ◯都市整備部長(奥田雅則君) それでは、私のほうから、下水道事業等の社会インフラ整備へのガバメント・クラウドファンディングの活用について御答弁を申し上げます。  下水道の建設費用につきましては、国の補助金並びに市費、それと地方債、並びに下水道を接続する過程より、建設費の一部を負担していただくための受益者負担金で賄われているところでございます。  本市の財政状況を鑑み、下水道事業の進捗を図る上で、財源を確保することは、大変重要なことであるというふうに認識しておりますが、下水道事業に関しましては、ガバメント・クラウドファンディングを活用することにつきましては、制度の趣旨から、なじまないのではないかというふうに考えているところでございます。  続きまして、下水道事業のふるさと泉南水なす基金の活用につきまして御答弁を申し上げます。  下水道事業におけるふるさと泉南水なす基金の活用状況といたしましては、平成29年度、それから30年度と泉南市雨水貯留タンク設置事業に活用をしておりまして、雨水貯留タンク購入費の3分の2に相当する額の2分の1、半分をふるさと泉南水なす基金より充当をしております。  また、本年度も予算化をしておりますので、引き続きタンク設置の助成につきまして、活用してまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 175 ◯副議長(谷 展和君) 岡田教育部長。 176 ◯教育部長(岡田直樹君) それでは、私のほうから教育関係でございます。  まず、今年度のふるさと応援水なす基金を活用しました教育関連事業でございますけれども、今年度おおむね全体で960万円余りを予定しております。  まず、図書館の運営事業ということで、中学校の読書力アップ推進などに188万円、それから学校教育施設の保全整備ということで、クラブ活動の備品ということで244万円余り、それから小学校給食の提供の中で、輸入の紙パック化のために、備品関係として107万円弱、それから関西ワールドマスターズゲームズを開催するための準備等に65万円、それから好評を博しておりますが、ありがたいんですけれども、子どもの夢事業、JFA「夢の教室」開催のために167万円余り、それから子どもの居場所づくり事業ということで190万円余り、合計960万円強を事業化しております。  それから、学校の修繕等について、ガバメント・クラウドファンディングを活用してはどうかということでございますけれども、先ほど説明ございましたように、やはりこの制度は自治体が抱える課題解決に、具体的なプロジェクトをつくって寄附を募っていくというような形になっています。  こうした本制度の趣旨を踏まえますと、特定施設の修繕などにそれを用いることは、なかなか寄附者の思いを集め、広く共感を得ることが難しいのかなというふうに考えております。ちょっと本制度、ガバメント・クラウドファンディングの趣旨にはなじみにくいのかなと、なじみづらいかなと、なじまないかなと考えております。  やはり地域に密着したテーマや課題について、よりストーリー性を前面に押し出して、地域の御協力により、実装をしていくことができるようなプロジェクトとして提案する必要があるのかなと。  こういった制度の特徴を理解して、効果的に活用していくことができるよう、ふるさと納税を補完する制度として、いろんなプロジェクトのつくり方、予算の編成のルール化とか、いろいろ全庁的に検討を行っていく必要があるのかなというふうに認識しております。  以上です。 177 ◯副議長(谷 展和君) 梶本議員。 178 ◯6番(梶本茂躾君) クラウドファンディング自体が、一応こういうプロジェクトを立ち上げます。それで理解が得られないとか得られるとかいう、その地域の理解が得られたらええ話じゃないかと思うんですけれども、泉南市全域の理解が得られる、得られないというのが、このプロジェクトを立ち上げてやってみて、初めてのことじゃないでしょうか。  このための寄附であると思いますし、いろいろとちょっと答弁を聞いていましたら、このふるさと泉南水なす基金のこの使い道というんですか、14事業があるという中で、大きなものに使っていないんですね。  どういう振り分けをしているのか知りませんけれども、これはもう総務、財務のほうに、また後からでも答えていただきたいんですけれども、どういう振り分けをされているのか。集まった1億何がしか集まったら、1,000万、2,000万の単位でふるさと納税を使ったらええんじゃないでしょうか。  一応平成29年度のメッセージ、ふるさと納税者の泉南に対する思いでのメッセージというのがあるんですけれども、1つは、これは本来の姿だと思うんですけれども、神奈川県からです。「私は就職するまで泉南市で育ちました。泉南市へ少しでもお役に立てばとの思いで寄附させていただきました」これが本来だと思います。  その他、大阪府からですけれども「寄附金の使い道が指定できるのはよいが、各プロジェクトの具体的な内容、それぞれの違いがよくわかりません。個人的には和泉砂川駅前の再開発に使っていただきたい」東京都からは「寄附の使い道の選択肢が、他のまちと比べて多いのがとてもよいと思いました」と。  それからあと、静岡県からですけれども「恥ずかしながら、ふるさと納税で初めて泉南市を知りました。これからまちの情報を知ることができるメールマガジン等があればうれしく思います。これからも市民と行政が一緒になって、住んでいてよかったと思うまちづくりをしてください」愛知県からは「今回初めて泉南市を知りました。ぜひ観光にも力を入れていただければと思います。行ってみたいまちとなりますように」と。  期待を込めて、一応、全国的にふるさと納税をされている。本来はこのふるさと納税なんかは、神奈川県の就職するまで泉南市で育ったから、少しでもお役に立てればという趣旨が、というような感じで思っていましたけれども、いろいろと全国的にこういう意見があるということを踏まえた上で、やっぱり使い道が14事業になっているんですけれども、人権平和推進プロジェクト、子どもたちの学びの環境向上プロジェクト、歴史の魅力あふれるまちづくりプロジェクトと、これが14、市長にお任せコースもあります。  これが、ふるさと納税のあり方というのは、こういう書き方をするのがいいのかどうかわかりませんのやけれども、こういう書き方で、やっぱりメッセージとしては、こういうふうに使ってほしいというあれが、幾ら使われたか、どれだけ役に立ったかという効果が見えないところに、見えない金額しか行っていないような気がするんですけれども、その点についてどういうふうにお考えかどうか。  それから考えたら、小さい金額200万、300万が台風21号のときも寄ったという話ですけれども、それぐらいの金額については、プロジェクト、これに使うからという明らかな名目をつけてのガバメント・クラウドファンディング、これはやっぱり金がないんですから、成り立たないばかり言うても話にならんと思います。  教育長はいろいろとALTとか、英語のプロジェクトのことを、きのうも大分言われましたけれども、それはソフト面でのそういう面は何ぼでも考えたらアイデアが出てきて、国から補助金が何ぼ出てくるということですけれども、とにかくお金がない、ハード面でのお金がない。  私もこの約10年ほど前から、特に信達小学校なんですけれども、家庭科室の最初は生徒にカセットコンロを使わせていたんですよ。それを配管してもらって、コンロをつくったと。  次は、床がコンクリートむき出しになって、ほこりが舞い上がって調理している中に入る、それを直してもらいました。  今度は、調理台はもう机なんです。その上にコンロを載せているから、小さい子どもさんは首がコンロのところ、目線がコンロの火と一緒のところぐらいしか届かない。危険やと。そやから調理台を買ってあげてくださいと言うたら、1台、約80万かかりますよと。調理台5台で800万、そやけれども、きのうの泉南中学の話もあるけれども、手抜き工事やという話もきのう、それはわかりませんけれども、僕ら技術屋じゃないですから、そういうところに無駄な金を使っている。1台80万、5台で400万、この金が出ないんですよ、泉南市では。教育費は出ないんです。  そやから、それまでに何でそんなカセットコンロを配管してコンロをつないだ。床をやり直した。いや、一気にできることですやん。そのときに金がないからということで、その都度、その都度3年置き、5年置きというような形になっている。  やっぱり新しいところ、校舎で学ぶ生徒・児童は勉強に力が入ると思います。ただやっぱり古いのもかえっていいのは、大事に大事に使うという気持ちがあるから、どれだけきれいに掃除する。掃除していても、結局床面がコンクリートなんかは、何ぼ拭いても拭いてもほこりが上がってくる。これはもうきっちり拭いているからそうなるんです。  だから、そういうところに金を使う。その金をどんなんして生み出すかということを提案しているんですわ。ふるさと納税でできれば1,000万、2,000万の金が要るときはそれを使う。ガバメント・クラウドファンディングでは200万、300万の金額を使う。  今までふるさと納税で、総務のほうでちょっと聞かせてほしいんですけれども、そんな大きな金額を1つのところに、2,000万、3,000万単位の金額を出したようなことはあるんでしょうか、それだけお聞きします。 179 ◯副議長(谷 展和君) 野澤総合政策部長。 180 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) まず、14事業ということで、ちょっと答弁漏れがございまして失礼いたしました。  この14事業というのは、まず条例に規定されております議員からの御披瀝もございましたように、1つ目として、人権啓発ということで、14ということですけれども、これは体系としましては、以前もう少し大きな区分の寄附の募り方をしておったわけなんですけれども、以前この条例もいわゆる5次の総合計画、その体系に合わせて寄附を募っていくと。目指すところがそこ、泉南市が目指すものが5次総計であるというところから、その体系に合わせた項目立てをさせていただいたところでございます。  それとあと、いわゆるこの寄附のあり方というところかなと思うんですけれども、今までは、いわゆる返礼品というものが中心であったかと思うんですが、法律の改正もございまして、一律的な返礼割合が3割であったり、地場産品も限られてということになれば、今後は寄附のいわゆる使い道、これが大変重要になるかなというふうに考えております。  議員からの御指摘のありますように、その使い道を明らかにすると、いわゆるクラウドのお話なんですけれども、そういうことをしっかり打ち出して寄附を集めるということが、大事になるのかなというふうに考えております。  あと、クラウドファンディングというのは、今回災害で初めてさせていただいたわけで、泉南市における実績というのは、これまでないんですけれども、御質問はクラウドファンディングをどこに使ったかという御質問ですか、それとも水なすのほうですか。(「そんなん言うてないよ」の声あり)失礼しました。(「どういう場面でどういうとこに何ぼつけてんのか聞いているだけの話やのに、予算で水なす基金をどれだけ使うようにしているか、何ぼ、やから質問言うた中で……」の声あり)  失礼しました。いわゆる令和元年度予算におきましては、1億1,000万の水なす基金を活用させていただいて充当をさせていただいております。かなり幅広く、その基金を充当させていただいておるんですが、大きなものだけ申し上げますと、子ども医療助成に2,000万であったり、学校の大きなものでいいますと、成人の健診の審査であったり、あと大きなものでいくと、民間保育所の支援であったり、こういったものに充当しているところでございます。 181 ◯副議長(谷 展和君) 梶本議員。 182 ◯6番(梶本茂躾君) いや、こうせえと言うてるんじゃないですよ。検討したらどうですか。金ないんでしょう、財源不足で。そやからいろいろなこと、あらゆることを僕が考えるより行政、理事者が考えなどないしますん。提案しているんですわ、答えなんか要らない。答えなんか要らないですよ。それを考えるか考えないかですやん。  考えた結果、こういうことをやりました。こういうこと、結果プラスになればええことやから、何も答えをいただこうと思って質問しているわけじゃないんで、その点はあれしてください。  もうちょっと質問が残っていますので、答えをいただけるかどうか別にして、2番目のふるさと納税についてに、いかせてもらおうと思います。  1)として、泉南市税の損得勘定についてです。泉南市民が他市にふるさと納税、泉南市民が泉南市にふるさと納税、泉南市民以外が泉南市にふるさと納税、以上の場合の泉南市税のプラスマイナスについて。  それと、2)として税額控除になるふるさと納税額の目安について。  3)として、令和元年6月からふるさと納税はどう変わるか、またペナルティーを受けた自治体の今後について、以上に簡単にお答えいただきたいと思います。  3月定例会の私の質問に市長は、新たなシティブランドの創出、またシティプロモーションとなるような魅力ある返礼品の充実、新規参加の事業者の開拓など、精力的に行っていきたいと言われましたが、現在何か具体的な策があるのでしょうか。すぐには進まない企業誘致の状況を考えれば、当面泉南市の財源不足解消は、ふるさと納税の活用しかありません。  市長のポリシーでありますこの制度の運用基準の遵守を大前提として、念頭に置いた上で、ふるさと納税課をつくり、担当職員を配置し、体制強化によってふるさと納税額の増を図るというお考えはないでしょうか。担当職員は外部から呼んできてもいいんじゃないでしょうか。  以上。 183 ◯副議長(谷 展和君) 山上総務部兼行革・財産活用室長。 184 ◯総務部長兼行革・財産活用室長(山上公也君) 私からは、まず泉南市税の損得勘定について御答弁させていただきます。  まず、泉南市民が本市以外の自治体にふるさと納税をした場合につきましては、市民税の流出が生じますが、そのうち75%は地方交付税で補填されるため、25%の損失となります。  つまり、わかりやすい額10万円を例えますと、10万円を他市等へふるさと納税した場合については、損失額については2万5,000円となります。  また次に、泉南市民が本市にふるさと納税をしていただいた場合につきましては、先ほどと同様、市民税の流出額が生じますが、そのうち75%は地方交付税で補填されるということと、ふるさと納税された額が増加となります。  つまり、市民が本市に10万円をふるさと納税していただいた場合につきましては、7万5,000円の利益が生じるということとなります。  次に、泉南市民以外が本市にふるさと納税をしていただいた場合は、返礼品等の経費が約50%生じるものの、ふるさと納税された額の約50%が増加となります。つまり市民以外が本市に10万円をふるさと納税していただいた場合の利益は5万円となるところでございます。  次に、税額控除となるふるさと納税額の目安についてですけれども、本人の給与収入以外の家族構成によりまして、ふるさと納税の控除額は異なってまいります。税額控除されるふるさと納税の目安につきましては、例えば本人の給与収入が500万円で、夫婦と小学生の子ども1人の3人家族、もしくは夫婦のみの家族におきましては、上限額は4万9,000円となります。  同じく、給与収入が500万円で、夫婦と高校生の子ども1人の3人家族では、上限額は4万円となるというところでございます。  次に、6月からのふるさと納税制度がどう変わったか、またペナルティーを受けた団体についてですけれども、地方税法等の一部を改正する法律の成立によりまして、本年6月1日以降、ふるさと納税に係る指定制度が創設されまして、総務大臣が基準に適合した地方団体を、ふるさと納税の対象として指定する仕組みとなっております。  その指定基準とは、まず寄附金の募集を適正に実施すること、次に返礼品を送付する場合は、返礼品の返礼割合を3割以下とすること、返礼品を地場産品とすること、以上のいずれも満たすこととされたところでございます。  本年5月14日、総務省より6月1日以降の新制度のふるさと納税の対象となる団体が告示されたところでございます。  ふるさと納税の対象とならない5団体、東京都につきましては、申告書未提出によるものですが、残りの静岡県の小山町、泉佐野市、高野町、佐賀県のみあき町については、来年度、総務大臣にふるさと納税の対象となる地方団体の指定に関する申出書を提出し、審査を受けまして指定されれば、令和2年10月1日からふるさと納税の対象となることとなります。  その他といたしまして、指定団体がルールに違反した場合につきましては、指定が取り消されまして、2年間は再指定を受けられなくなるということとなっているところでございます。  私からは、以上でございます。 185 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 186 ◯市長(竹中勇人君) 私のほうから、また、ふるさと納税の新たな返礼品の開発といいますか、それについてお答えさせていただきます。  先ほどの古谷議員にもお答えしておるんですが、今回の音と光の夢花火、あれの入場券を今現在アップさせていただいてございます。それ以外に、ミュージックサーカスの入場券、これも今アップさせていただいております。これが新しく今登録して出しているものです。おかげでちょうどタイムリーなんで、かなり寄附をいただいているという状況でございます。  そして、ほかには、いろんな企業のほうに投げかけはしておるんですが、それができるかどうかはっきりわかりませんので、ほかの件は、今検討中の件については、また、いけるようになりましたら報告させていただきたいと思います。  以上です。 187 ◯副議長(谷 展和君) 野澤総合政策部長。あと40秒です。 188 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 私のほうから、いわゆるふるさと納税の専門部署や体制強化について御答弁させていただきます。  本市における新たな部署の設置や組織機構の見直しにつきましては、市民ニーズに的確かつ迅速にサービス提供できる組織、簡素で効率的な組織、新たな政策課題に対応した組織、この3つの基本方針に基づいて行うこととしております。  御指摘のふるさと納税の専門部署の設置につきましては、この基本方針に基づいて、庁内で検討していきたいというふうに考えております。 189 ◯副議長(谷 展和君) 以上で梶本議員の質問を終結いたします。  次に、14番 田畑 仁議員の質問を許可いたします。田畑議員。  なお、田畑議員より、一般質問に当たりパソコンのデータを使用したいとの申し出があり、これを許可しておりますので、御報告申し上げます。 190 ◯14番(田畑 仁君) 皆さん、こんにちは。ただいま谷副議長より指名を受けましたので、今定例会一般質問をさせていただきます。自由民主党の田畑 仁でございます。  きょうお昼に2発目ということで、皆さん少し疲れてはると思うんですけれども、おつき合いいただきたいですし、また竹中市長初め各関係理事者の皆様方におかれましても、ぜひとも真剣にやってもらいたいなと思っています。  まず冒頭に、5月28日ですか、川崎市で登校前のバス停で多くの子どもたちが犠牲になって、非常に悲惨な事件がありました。  ダウンタウンの松本さんや爆笑問題の太田さん、また橋下元大阪府知事等著名人が、犯人に対して「死ぬなら一人で死ね」というような個人的な見解を著名人が述べて、いろいろ世間では賛否も出ています。  いろんな世の中に対しての不満が、そういった形で事件となっているのか、まだわかりませんけれども、非常にやっぱり今寒い世の中になってきているんですよね。  前回の厚生文教常任委員会の最後に私はぶち切れました。というのは、5月28日、川崎市の事件の同日同時間、私の地元泉南市西信達地区内において、岡田交差点、刃物を持った不審者が交差点付近でいてるということで、あれを知ったのは、時間は定かではないんですけれども、危機管理の、恐らくあの声は木津西課長やったとは思います。
     まちの防災無線を使って市民の皆様方にお伝えをいただいて、うちのお母ちゃんはすぐに玄関を閉めました。僕は木刀を持って車に乗り込みました。エンジンかけて、よく考えれば、職質を受けて僕が木刀を持っておったら、僕が銃刀法違反でパクられたらぐあい悪いということで、もう1回、バットにかえて町内を回らせていただきました。  幼稚園のバス停の付近のところに回ったんですけれども、やはり皆さん防災無線や、あと非常用、そのメールで多くの子育て世代の方がお気づきになっていたということで、僕の顔を見た瞬間、「タバっち、どないなってんの」「タバっち、もう捕まったん」「タバっち、どうしたらええの」というような子育て世代の奥様方や、また地域のおっちゃん連中は、「田畑、どないなっとんねん、どんな情報だ、おい、捕まったんかい」というような形で、僕自身も回りながらしゃべりながら、回りながらしゃべりながらということで、西信達小学校にも行かせていただいて、門のセキュリティー、また中学校に回らせていただいたんですけれども、残念ながら校門があいていたということで、指摘を教育委員会のほうに電話でさせてもらいました。  やっぱり何が言いたいかというと、僕は今の行政側の理事者の皆さん、どうお考えかわからないですけれども、例えば議長を抑えて、委員長を抑えて、地元の議員を抑えたら物事がおさまるような、この風潮というか、この形自身が、もう1回皆さんは考えなければいけない部分が出ていると思うんですね。  これは我々議会人としては、議会が必ず議論しなければいけないし、子どもたちが殺されなければ議論をしないというのであれば、全くもって間違っているわけであります。  我々自身も黙っていること自身が間違っているわけなんですよね。  同日の同時間に刃物を持った人間が川崎市では子どもを殺した。泉南市の岡田区、西信達地区内では逮捕された。だから、議論しなかった。この考え方は行政は大いに反省をしてもらいたいし、やっぱりもっと議論をしていかなければならないと思います。  もう1回理事者の皆さんは、頭を抑えたら議員が黙るという考え方、ある政党を抑えたら議員は黙るという考え方等は絶対にやめておいて、議会として対応すべきではなかろうかということをまず冒頭に申し上げたいなと思います。  プールの問題等々、また出てくると思うんですけれども、それは途中でやりたいと思います。  一般質問に入らせていただくんですけれども、教育長が文科省から来られたということで、僕のことは非常に嫌いやと思います。いきなり無礼な態度もとっているやろうと思いますし、僕は、教育長のことを考えて、あえて辛い田畑を見せているつもりなんですけれども、ぜひともせっかく泉南市に来ていただいたんですから、頑張ってもらいたいというふうに思います。  前回の厚生文教常任委員会の中で、なぜか竹田議長、そこでは竹田委員なんですけれども、何か所信表明みたいな形で教育長にぷっと振って、教育長がいろいろおっしゃっていました。  まず最初に、あの委員会、皆さんこれ出ていないですし、教育長のお考えというのを聞けていないと思うので、改めて端的に小・中学校を教育長は回られたということなので、端的にでいいです。お答えください、感想ですね。 191 ◯副議長(谷 展和君) ただいまの田畑議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。古川教育長。 192 ◯教育長(古川聖登君) まずもって、頑張ってほしいとのエールを送っていただきまして、ありがとうございます。  泉南市に来て感じたことということで、先日厚生文教常任委員協議会においてもお答えしたんですが、改めてお話をさせていただきます。  まず、就任して16校園全て回らせていただきまして、その中で感じたこと、1つ目といたしましては、やはり校舎が古いということでございました。仕事柄全国を回っておりますが、その中でも古い学校群だと思いました。この中で教職員の方々がよく頑張っておられるというふうに感想を持ちました。  2つ目は、教職員がやはり多忙であるということがわかりました。  3つ目は、その多忙から研修の機会が少なくなっているんじゃないかということが危惧されたことでした。  4つ目は、青少年指導員などすばらしい市民の方々が、さまざまな形で学校や子どもたちを支えておられるということでございます。  ここまでは協議会で申し上げたんですが、改めまして、もう1つ申し上げたいことは、それは一丘中学校のマーチングバンドの演奏を見る機会がございました。全国レベルのすばらしい演奏で、一緒にいた他市の教育長も感嘆の声を上げておられました。  泉南市の教育のすばらしさを感じた次第です。先生方が思う存分に御指導いただけるのであれば、子どもたちは、どこまでも伸びていけるというふうに確信した次第でございます。  以上でございます。 193 ◯副議長(谷 展和君) 田畑議員。 194 ◯14番(田畑 仁君) それが教育長の感想ですよね。いろいろありましたよね。校舎が古い。年月がたっているし、協議会の中ではどうですか、クラス数のこともおっしゃっていましたよね。クラス数、バランス、1学年1クラスの学校もあるいうようないうこともあったし、また教職員が多忙であるというようなお話もありました。  僕は何が聞きたいかというと、これは学校格差の話に入っていくんです。  冒頭に私は川崎市の事件の当日、西信達地区内で同じような不審者があらわれた。子どもは殺されることなく、大きな事件にはなっていなかった。しかしながら、西信達中学校の門があいていたという指摘、冒頭の挨拶で言わせていただきました。  僕は何が言いたいかというと、2001年、池田小学校の同じような事件がありました。池田小学校のときは門が閉まっていたわけなんですよ。サブ門、隣の自転車用通路の門があいていて、そこから犯人が入った。  しかしながら、その2001年6月の同じような殺傷事件の2年前、京都市、おそらく日野小学校やったんかな、で同じような事件があり、犠牲者があった。文科省のほうから通達があったということなんですよね。それは門を施錠しなさいよということ。  その間には、他の学校でも恐らくあったはずで、被害者のお父さん、お母さんはそのときに、再度文科省のほうからそのセキュリティーについて徹底していたら、池田小学校の事件は防げたんじゃないかというような議論がなされて、新たなセキュリティーのチームが始まったということなんですよね。  その後、秋葉原の事件や、老人というんですか、ああいう福祉施設の殺傷事件も数年前にありましたよね。  僕は何が言いたいか。学校格差の部分で何を言いたいかといえば、確かに私が西信達中学校を確認したとき、校門の扉があいて、門があいていました。これはもちろん文科省では横門が今セキュリティー上では主流である。観音扉ではなくて、横門、横扉の門、これがセキュリティーにとって今の方向性はそう。  もちろん西信はごらんのとおり古いですよね。私が注意してから今門は閉まっているんですよ、大門は。しかしながら、サブ門があいたままなんです。池田小学校とまるきり同じ。  文科省から指摘を受けても、これは対応できない理由っておわかりになりますよね。玄関にインターホンすらついていないんです。わかりますか。これは西信達中学校だけやったら大きな問題やけれども、今教育委員会の中では違うねん、違うねん。信達中学校も一丘中学校もやねん。だから、泉中以外の3校はついていないから、あけとかなあきませんねんというような軽い感じでいてると思うんですけれども、どちらでもいいんです。  今の現状、当時20年前、20年前に文科省から門を閉めなさい。池田の小学校の事件があって、子どもたちが犠牲になったあの事件から20年たって、校門にピンポンすらついていないんですよ。わかりますか。  今、西信達小学校、きょう朝見にいってきたら、サブ門が閉まっていないようで閉まっているような雰囲気をつくっていた。あれはセキュリティー対策じゃなくて、俺対策、わかりますか。だって、サブ門閉めてしまったらお客様がどうやって連絡とるのか、職員室まで。あれがサブ門が今閉まっていること自体が、俺対策なのよ。  そんなことはどうだっていいんです。しかしながら、今、泉南中学校があれだけのものを建てて、新しい文科省から教育長が来られて、海外の新しいソフト面、教育を打ち出しても、あと残り3中なり、ピンポンすらついていない。セキュリティーが全くない。  池田小学校なんて、もうランドセルにチップがついていて、校門を通った時点では、もう職員室のランプがついて、誰々ちゃんは登校した。誰々ちゃんが今門を通った。このことすら、もう当たり前のようにやっているわけなんですよ。  あれからですので、我々頭がやっぱりかたいのか、議会の体質としては、何かあったらバーッと言うし、虐待あったら虐待をワーッと言うし、いじめがあったらいじめをワーッと言うし、殺人事件があったら殺人事件をワーッと、これは議会の悪い体質なんですよね。  ですので、ここでやっぱり私が言う学校格差、このことについて率直に教育長、お答えください。 195 ◯副議長(谷 展和君) 古川教育長。 196 ◯教育長(古川聖登君) 学校格差についてのお尋ねですが、まずもって冒頭にお話がございました市域での刃物を持った男が目撃された件につきましては、事案の当日には不審者情報の確認後、学校では連絡なく登校していない児童生徒の安否を確認し、遅参者には保護者同伴、送迎を依頼し、また教員が迎えに行くなど対応をしていただいたところです。  門扉につきましても、議員から御指摘もございまして、学校と教育委員会で対応について協議をしたり、指摘をしたりしたところです。  あと、門扉が小学校に比べてセキュリティーが甘いのではないかという御指摘もございましたけれども、これにつきましては、真摯に受けとめまして、教育委員会でまた対応を検討しております。  格差ということは、なかなか難しい言葉ではございますけれども、学校の、小学校と中学校は今ちょっとセキュリティーに問題があるかなというふうにお聞きいたしました。  私は大阪教育大学に奉職しておりましたときに、池田小学校の事件があったすぐ後でございまして、当時のことは私も多少なりとも知っているところでございます。また保護者の御遺族の方にも対応をさせていただきました。  学校のセキュリティーについては、これ以上できないというぐらい本当はしたいところでございまして、どこまでしていいのかというところも大変難しいところではございますが、不十分だという御指摘を真摯に受けとめ、今後の施策に生かしてまいりたいと思っております。  学校ごとの違いについては、また生徒の実態とかがありますけれども、施設設備については、どの学校も施設設備上、安心・安全であるというようなレベルを目指して取り組んでまいりたいと考えております。 197 ◯副議長(谷 展和君) 田畑議員。 198 ◯14番(田畑 仁君) 教育長、非常に真面目な方で、日本一のセキュリティーを西信達中学校につけてくれと言うてんと違うんですよ。ピンポンだけでもつけてください。門を閉められるような状況ということはピンポンだけつけてください。それだけなんですよ。そこからいきましょうよ。  学校格差はそう。僕は特に泉南中学ができてから、僕は泉南中学のセレモニーに行っていないでしょう。1人で反発しているんです。1人ですねているんですよ。これはええ中学ができてみんな喜んでるんかしらんけれども、ほかの中学どないすんねんないう心が強いから。  それで、きのう森議員のほうから、ああいう壁がせっかくできて、皆さんの思いが壁があんなくちゃくちゃの汚れている状況で、みんな何も言えへんのやからね。不思議、俺。みんな怒ったらええのと違うかと思う。みんな喜んだんやから、自分の家やったらどうすんの、あれは。もっと腹立ってるで、みんな。  学校格差が出ているんですよ。ただ、教育長、きょうは余り教育長と議論する気はないんですよ。だから、今度9月かな、ひょっとしたら12月までに、僕のやっぱりユーチューブ、全部1回見ておいてください。僕が何をこの10年訴えて、何を目標にやってきたのかというのが明確に出てくると思うし、それを踏まえてこれからここへ立ったほうが話が早いと思う。  余りこれ以上言うつもりないんで、ぜひともユーチューブ、また感想は個人的に聞かせてください。  ちょっと質問には書いていないんですけれども、これ先ほど冒頭でプール、いろいろこの間でてきますよね。実はきょう夕方5時かな、お名前はちょっとあれなんですけれども、僕の部屋に来られるそうです。電話では何件かかかってきているね、一般市民のお母さんなのかな、女性の方が三、四件電話で対応。僕は家の電話は僕の携帯に転送になるんで、リアルに30分ずつぐらいお話しさせてもらって、僕は市長ではないので、財政を語られへんのやけれども、僕の答えは熱中症でもなく、何でもなく、財政、金がない。だからこの一手を打つんやしか説明していません。  僕の好感度がまた下がる。最近そう思うんですよ。やっぱり僕好感度を求めていくよりは、やっぱりこういうリアルな話を市民にやっていって、敵と味方と分かれたほうがもっともっと話が早くなってくるし、僕が真剣に議会人としてやっているということを理解できるのかなと思いながら、嫌われながら今議会人としてやらせてもらって、僕財政を語る、そうでっしゃろう、市、間違うていまっしゃろう、竹中市長、あんなんしますんや、理事者の皆さん、全然言うこと聞いてくれませんねや、プール残せ言うて、きのうの共産党の大森議員みたいなことを言うとったら、もう何ぼでもやったる。  でも、俺はそうじゃないから。僕はそうじゃないから。市長でもない、ただの議員、ちっぽけなただの議員でもこのまちで生まれて、このまちで育って、このまちで仕事をさせてもらって、このまちを日本一にしたいと思っているから、理事者の皆さんが考えているようなことを、協力できるところは、我がの身を切ってでも我が腹を切ってでも応援しようと思っています。大きなお世話かわからないけれども、私の気持ちはそうなんです。  だから、何を言いたいかいうとね、さっきのセキュリティーの話だってそうなんです。今回のプールの話と一緒、リンクさせてくるのは、打ち出しがないから、市民から請願みたいなものが上がってくるんですよ。請願が上がってくるということは、もう議会なんて審議する必要がないねん。  理事者は考える必要がないわけ。請願がこれからどんどん上がってきたら、我々の値打ちもくそもなければ、議論の中身なんてないんや。それはなぜかというと、打ち出しが甘いからなんですよ。  今回のこのプールの件でもそうでしょう。学校格差が出ているから、残りの3中学校、並びに残りの小学校の格差をどう埋めらなあかんかと。お金がないから次の一手を打たれへんねん。何年かかるかもわかれへんわけでしょう。だから、その一手を打っていかなあかんいうねん。だからプールを閉めます。プールを閉めてごめんなさい、だけど、セキュリティーの強いまちづくりにかかります。このことを打ち出すわけ。  金がないからプール閉めるだけじゃない。プールを閉めるからこれをやりますということ。教育長はうなずけへんけど、わかってるはずやねん。これは教育長に言うとくけど、財源ありきの話やからね、あなたが進めてくれる文科省からお金を引っ張ってくる話と、我々の自主財源がある話で、学校区再編から学校の建てかえの小中一貫校に進めるわけやから、このことについては気に入らん顔したって一緒よ。  この打ち出しをみんなが教育委員会は教育委員会でやる。理事者は理事者で出す。全てが財政、FMまさに載っているわけなんです。それが早まったのは熱中症対策なんです。そのことを打ち出さないかんわけ。  それやったら市民がどちらかに色が分かれてくるわけ。プールを閉めますよ。ごめんなさい。だけど、小・中学校の校門にはセキュリティー強化で子どもたちの命を守るまちづくりをやります。  薮内部長、監視カメラの担当課ですよね。まさにそうでしょう。プールをやめます。どの地域にも監視カメラをつけます。こういうまちづくりの打ち出しをせなあかん。それを熱中症対策やというボヤーッとしたことを言うてるから、こんなことになってしまうんですよ。  ここのあつれきという壁は、教育長と竹中市長が乗り越えん限りは必ず失敗する。簡単だし、僕はきょう女性の方にも言いますよ。財政難やからやらせてもらいます。ただ、熱中症対策、竹中市長がおっしゃったように、熱中症、余りにも気温が高いということも踏まえて、早目に手を打った。その財源はわかりません。何かにしてくれるのかわからない。  さっきのクラウドファンディングの話でも一緒、そのことの打ち出しがないから、こういうまちづくり、学校施設の教育委員会が頭でっかちになって理事者が抑えていかないけないまちづくりになってくるということを肝に銘じておいてほしいなと思うんです。このことを教育長は理解せん限り、恐らく厳しい状況になると思います。  僕自身、教育長は貧乏くじを引いたと思っている。貧乏くじを引いた。条件が整っていないわけ。竹中市長も貧乏くじを引いた。でもこの貧乏くじの引き方はみずから引きにいったから、この2期に行った。この貧乏くじの引き方と、教育長がここに来た貧乏くじの引き方は全く違う。条件が違う。  あなたが今から目指す全て、小中一貫校、小中一貫教育、そしてあのJETの海外の英語教育、全てにおいて何が足らないかというと、あなたの隣につく参謀がいないということ。竹中市長が地域の有力者を敵に回しても、全ての議員を敵に回しても、あなたの言うことに沿ってくれる。それと地域の有力者、商工会なんか何かわからん。今まで泉南市の我々の議会と行政以外でいてる地域の有力者が、全ての市民の皆さん、会員の皆さんを敵に回してでもあなたをサポートし、3人体制で、きのう河部議員もちらっと言いましたけれども、地域事情があるんです。  このことを打破できん限りは絶対にこの泉南市は前に進むことはない。このけんかができるかできへんかというところ。だから、僕はあえてあなたに辛いことを言うた。貧乏くじを引いてしまった。このことについては大きな期待をしますよ。それが僕は最後ごめんなさい、ありがとうございました。やってくれるかどうか、それだけ、僕のユーチューブを見れば、この10年、同じこと、同じことをここで訴えているわけ。  いろんな議論がありましたよね。委員会でもありましたでしょう。何ですか、登校拒否児に家庭訪問に行くとか、コミュニケーション、今の泉南中学の現状を耳にしていますか。学校の先生はもう枠外、限界ぎりぎりまで来ているわけ。プライベートの指導なんてできる範囲ではもうないわけ。しんどいわけ。  だから、僕は外部指導者の導入をこの10年ずっと言うているけれども、打ては響けへん、打てば響けへん。10年ずっと同じことを言うているわけ。泉南中学校を建てかえるときまであきません。財政がないから4校区4中学校の存続ではなくて、2校区2中学、または学校選択制にかえる。格差をつけていって残り2中学校に絞っていかなあかん。河部議員も同じことを言いましたよね。  我々海山で中学校を建てかえるか、上下でやるか。10年同じことを言うても、あなた方教育委員会が出した夢プラン、教育問題審議会では4校区4中学校存続ということを最後の最後まで言った中で今小中一貫教育にフワフワとシフトチェンジしているわけ。  僕が言うているFMを言うても理事者側は全く響かないわけ。お金がない、だから泉中はとめろと言うてもやるわけ。やったら4校区存続になりますやろう、ここから学校区再編なんてあり得ないから。建てていなかったら一か八かに自分の政治生命をかけて乗るということも何遍も言うていますから。  教育長には辛いことを言っているんですけれども、貧乏くじを引いたと言うと失礼な言い方やけれども、それだけイバラの道であることを肝に銘じていってください。  学校格差について少しお伺いして、僕はセキュリティー、お願いします。とにかく岡田部長もこれは肝に銘じておいてください。これはパフォーマンスじゃなくて、西信だけじゃなくて、やっぱり残りの3中学にピンポンぐらいつけたらなやっぱりセキュリティー、文科省から通達来ているの、それぐらい守るようなまちにしてくださいよ。  プールだってそうです。財政が黙っていたらやっぱり言うて歩かなあかん。やっぱり財政きついからやめます。だけど、これをします。でも結局はね、屋内プールじゃないんですよ。屋内プールじゃないよ。これから給食センターを建てかえるとか建てかえへんとか、学校を建てかえるといっぱい出てくるわけなんやから、屋内プール、夢みたいな話よ。  それやったらユニバーサルスタジオジャパンのチケットを配ったらよっぽど喜ぶ。何遍もここで言うた。それが今大阪維新の会の元代表の橋下さんが受けたやり方、これは切るけれども、これはやりまっせ、何か問題ありますかと。問題あるなら言うてきてください。この強いスタンスを打ち出す、花火をこの泉南市は打てていないからこんなまちづくりになっているんです。  でも、これを行政上がりの竹中市長に求めるのは無理。あかんやなくて、無理なのよ。ばくち打てないから。わかりますか。このことが大切なことなんですよ。  何というのかな、学校格差の中で、じゃピンポンをつけてくださいと今お願いしてつけてもらえることを信じているんですが、この後、その学校格差の後に、じゃ学校長の権限、それと泉南市の市教委としての権限、そして大阪府教委としての権限、文科省としての権限、色って段階があるじゃないですか。  あえて一般質問に書いてある携帯電話、これは今4中学校の現状をお聞かせ願えますか。 199 ◯副議長(谷 展和君) 岡田教育部長。 200 ◯教育部長(岡田直樹君) お問い合わせの泉南市市教委の現在の学校への携帯電話等の持ち込みについてですけれども、府でこの春先に出ましたガイドライン以前の状況、したがって、原則的に学校への持ち込みはだめですよと、禁止ですという状況となってございます。  以上です。 201 ◯副議長(谷 展和君) 田畑議員。 202 ◯14番(田畑 仁君) なるほど、4中学、携帯持ち込み禁止なんですか、間違いないですか。夢みたいな話ね。  本当だったらここでインスタを流す予定だったんですよ。非常にやっぱり岡田部長も後のプライバシーの問題があるし、僕は受けて立とうと思ったんですけれども、いろんなお話の中で、やっぱり岡田部長の誠意も感じましたし、教育長の思いもわかっていますので、僕自身もそんな、やからではないので、ここで別に大きな花火をやって自分にリスクを抱えんでも、別にそんな必要はないんで、ただインスタグラム等々で、もう出ているんですね。  僕は何が言いたいかというと、学校長権限って一体何なんやろうなと。これは最終的に僕らワーワー言えへんかったら、結局は泉南市教委としては学校長判断になっていたはず、携帯電話は。  2年前に僕、PTAの会長をやめたんですよね。何でかいうたら、西信達中学校だけ土砂降りの雨の中、もうえらい雨の中、運動会をやって、信中と泉中は日延びやったんかな。一丘は別日で、僕は聞いた。どうして西信だけなんですかということで校長先生に聞いたら、西信の子どもたちだったらできると思ったとね。そんな根性論を僕に言うんやで。根性論を。  いやいや、俺そんなこと聞いているんじゃなくて、平等、土砂降りの雨の中、運動会をさせる学校と、土砂降りが降るという段階で前日に中止にした学校の差は一体何なんですかという答えが、学校長判断なんですよ。  去年もそうなんです。西信達、残念ながらね、文化祭中止になっているんですよね。これはやっぱり僕らの時代はそんな運動会だ文化祭だ、どうでもよかったし、サボるのが僕の生きがいやったんで、何も思い出なんかないんやけれども、今の子どもたちはやっぱりピュアね、すごく。やっぱりすごくピュア。やっぱり思い出づくりというか、西信だけやないと思うんやけれども、すごくなんか運動会では盛り上がっているし、文化祭とかもすごく工夫しているし、すごい子どもたちやっぱりピュアですよね。  その文化祭が去年中止、理由については、台風の影響やったのかな、それで練習時間がなかったと。これはほかの信中なり泉中なり一丘というのは、僕ちょっとわからないけれども、西信は中止やったらしいです。  僕はちょっといろんな保護者からもいろいろありましたけれども、僕もワーワー言っちゃうと変な形になってくると思うので、辛抱して見ているんですけれども。  僕は何が言いたいか、その学校長判断というのは、一体何やねんというところなんですよね。携帯電話が4中学、今のところだめやいうことなんですけれども、最終的な答えというのは出すんですか、出さないんですか。 203 ◯副議長(谷 展和君) 岡田教育部長。 204 ◯教育部長(岡田直樹君) お問い合わせのその学校への携帯とかの持ち込みにつきましては、大阪府がこの春にガイドラインを出したというのを踏まえて、私どもではちょっと時間がかかっておりますけれども、今後子どもや保護者の意見を集約して、その上で市としての方向性をきちんと出したいと考えております。  今後6月中にアンケートを行い、そういったところのアンケートを集約し、7月にはお披露目しまして、この8月から9月にかけて市としての統一的なガイドラインをつくっていきたいと考えております。  今後そのほかに、できる限り小学校の校長とも相談して、例えば生徒会とか児童会の子どもたちの意見を聞くというような場を持ったりして、市としての統一見解といいますか、ガイドライン案をつくっていきたいと思っております。  以上です。 205 ◯副議長(谷 展和君) 田畑議員。 206 ◯14番(田畑 仁君) 決して僕は携帯電話の持ち込みがあかんとは言うていない。ええとも言うていない。わからない、俺には。1つの考え方とすれば、やっぱり携帯電話の持ち込みによって、いじめが多発する可能性があるんではなかろうか。子どもたちの精神的なダメージが来るというようなことがあるんではなかろうかという、こういう話もあります。  もう1つはやっぱり災害であったり、前回の刃物を持った不審者があらわれたときのスピーディーな御家庭とのつながり、また教育委員会のつながり、こういういいこともありますよね。  だから、この答えを府教委が認めているのであれば、泉南市教委として乗るかそるかは、泉南市教委が出してくださいねというんです。ただそれだけなんですよ。
     新しい学校ができて、新しい制服ができて、暗黙の了解で認められていて、泉南中学だけがフリーダムのような形だけは絶対にもう1回目で見てこなあかんよということなんです。  残りのボロボロの中学校で勉強しながら、人数が少ないからいうて携帯電話をがんじがらめにされているような、不平等なことはあってはならんということなんですよね。  だから、泉南市教委としてはっきりと明確なビジョンを打ち出してください。簡単なことなんですよ。簡単なこと。俺は泉中を批判しているんじゃなく、それはそれでええんやったら、これもええというスタンスでしてあげないと、学校格差は何もかも出てきたら問題があるということを御指摘しているわけなんですよね。ぜひともよろしくお願いします。  教育長、辛いこと言いましたけれども、ユーチューブ、本当に笑いながら、酒のさかなに見てください。僕は真剣にやっていますから。  あと、何やったんかな、ふるさと納税。いろんな意見が出ていますよね。先ほどからきょう連発で出ていました。何か、先ほど古谷議員もおっしゃっていましたし、僕も同じなんですよね。大阪とか最近デビューしているんで、よく行くんですけれども、みんながタバっち、泉佐野市大丈夫なんかと、俺に聞くないう話なんですよね。大体そんなです。泉佐野市は大丈夫なのかと。俺は泉南市だから、俺に聞かれたところでわかれへんし、いけるのと違うかというような軽い。はらわたは煮えくり返っているんですけれども。  やっぱり、何というんですかね、変な話になるんですけれども、早いんですよ。千代松市長、恐らく何も思ってないよ。次を考えているから。ふるさと納税があかんからやばいじゃない。よっしゃそうしたら次これいったるいうのは、間違いない。  私が尊敬している神谷宗幣という龍馬プロジェクト、全国の龍プロの会長で、吹田市の元市会議員で衆議院の選挙に出たり、神谷宗幣って非常に大和魂があるええ男がおるんですけれども、これが何と泉佐野市に引っ越ししてきて、何すんのかと言うたら、泉佐野市の教育ビジョン、改革をつくるということで、事務所はりんくうの駅ビルにでき、また家も引っ越してきて、一手を打ちにきました。  なるほどなと、すごい、これは教育委員会に関係なしに、神谷宗幣筆頭に大きな子どもたちの新しい教育プランを立ち上げて、それに千代松市長は尽力を上げて、ふるさと納税以上の税収入を上げようやないか。まさにクラウドファンディング、これは聞いたことないよ。僕はでも勘ね、僕の勘。  クラウドファンディング、先ほどから出ていますけれども、これも泉南市で答えが出ているでしょう。行革の竜田参事、委員会で言ったでしょう。覚えていませんか。泉南市にはクラウドファンディングは当てはまる今状態ではない。まさにそのとおり。知名度がなかったらクラウドファンディングなんかできるわけがないねん。  全てが知名度、この一手、俺らよう打てないんやから無理よ。クラウドファンディング、夢みたいな話、キンコン西野がここへ来て、キンコン西野がコンサルやったらまた別の話よ。千代松市長は違う。もうその道をつけてはるから、ふるさと納税がこうなっても、わかっとっても総務省とけんかして、総務省とけんかしているから、全国に流れて、全国から頑張れよのエールをもらって、今度はスケートリンク場。  最初みんな思ったんですよ。何でスケートリンク場なんやろうな、何でスケートリンク場なんやねん。俺らが中学校のときにヤンキーで手を突っ込んで彼女と行った。そんなんと違うんやで、オリンピック強化選手は必ずあのまちに来る、まちづくりになっているからね。  千代松市長はもうそこまで考えているから、今全国で日本のスケート選手は滑るところがなくなってきて、オリンピック強化選手ができない状況があるというところに目をつけて、泉佐野市でオリンピックの強化選手が皆来るようなまちづくりになっているから、そのためには温泉施設もできるそうじゃないのか。変なホテルというホテルができるんじゃないのか。どこまで俺らをぶち抜いていくんだという話。  今、先ほどあったように、もう指をくわえて見るしかない。竹中市長を批判しているんじゃないねん。もう違う域に来ているわけ。ふるさと納税を特化して、値段が上がろうが上がるまいが、どれだけ上げれるねんいう話。  今、泉南市のビジョンとしてふるさと納税、総務省が出した新しい見解からどう発展すると見込んでいますか、お答えください。 207 ◯副議長(谷 展和君) 野澤総合政策部長。 208 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 今回ふるさと納税で議員御指摘がございましたように、大きな地方税法の改正がございました。返礼割合が3割であったり地場産品が厳格化ということでございます。  こういうことから、返礼品というのが、いわゆる物ということから事というものに変わっていくだろうということと、あと今のお話であったように、ふるさと納税ということの全体の知名度というのが上がってきているということでございます。  ただ、まだ納税者の方でまだ利用されている方は、まだまだ一部であるということでございますので、当然そういう市場というのが、まだまだ潜在化している部分があるということを踏まえて、今後につきましては、やはり以前も答弁しておるように、まず魅力ある返礼品の充実であったり、新規参加事業者の開拓、これをまずやっていくということでございます。  あと、イベントの参加型、もしくは体験型の取り組み、こういった返礼品を検討していくということと、あとクラウドファンディング、これについても議員からございましたように、いわゆる共感というんですかね、この辺の部分が非常に重要な部分でございますので、この辺はしっかり研究していきたいというふうに考えております。 209 ◯副議長(谷 展和君) 田畑議員。 210 ◯14番(田畑 仁君) ふるさと納税ね、諦めんと頑張っていきましょう。何か泉佐野市はさっきも質問あったんですが、コンサルかなんかの会社をまたつくるんですよね。全国にノウハウを教えてあげますよという、もうえらい時代になってきたな、本当に。  行政が行政に、我々が視察に行く行政が行政を見にいって勉強するのをビジネスとしてやるんだから、すごい。これを俺らが指くわえて見てんねんから、もう悔しいとかいう次元を超えてしもたよね。  俺らが何ぼ言うたかって一緒やもんね。行政がやる気にならん限りはできへんねんから。だけども、新しい仕組み、形ができ上がっているから、もうそれをあなた方に言うて響いていないのもよくわかっている。  ただ、簡単にクラウドファンディングとは言うけれども、竜田参事が言うたとおり100%無理やから、そんな簡単なものやないから、知名度があってからこそやから、キンコンの西野が海外で今学校を建てておるけれども、キンコンの西野は、成人式で倒産されて着物を着られへんかった成人者を集めて、船の上でやったり、自分の利益じゃなくて、ホリエモンとかと組んで社会を変えていこうという渦をつくっているわけなのね。  その人間と千代松市長みたいに総務省とけんかして、次の神谷宗幣、教育委員会ではない人間を連れてきてプロジェクトを立てて、子育て世代が集まるまちづくりをやって人口減少を、また人口をアップさせて税収入が出て、クラウドファンディングで学校を建てて、こういうまちづくり、必ずそういう違うかもわからへんけれども、それぐらいのビジョンがあるから、もう我々が考えている次元ではないから、このことをやっぱり肝に銘じておかなあかん。  先ほどの議員からあったように、僕らの言うことは提案、我々二元代表制で選ばれているから、我々は予算権も提案権もないから、ここでやってください、やってくださいというお願いしかないわけで、これは提案ではないから、お願いしているだけの話であって、予算権が全くない。  二元代表制、内閣議員制やったらかめへん、俺が国土交通大臣やったら何ぼでもするわ。よっしゃよっしゃ、自分らが言うのをやったるがないう話やけれども、これが我々二元代表制の議員の悲しいかな、しかしながら、この財政難が全くもって泉南市民の皆さんが理解していないからこそ、きょう夕方僕のところに女性が来るんですよ。  プールを請願出すんで、賛成してください。残念ながら僕は賛成できません。自分の中であるから、プールを廃止してその財源で効果額で子どもたちにこの一手を打ちにいって、そしてお金がなくて、お金をよう生み出さない泉南市にお金を足していかなければいけない。ようつくらんねんから、それしか方法がないんですよということを、まだまだあるから、まだまだ出てくるからね。  だからこそ、僕は最後に言いたいのは、行政側が打ち出してくださいね。熱中症とか云々かんぬん言う必要ない、財政難、お金がない、ただ一個、じゃ前回のバスの値上げはなぜあったのか。全てそれになるわけ。その打ち出しがない限りは、こういうことになるわけ、それが屋内プールと思っていたら大きな間違いじゃないか。それやったら先に学校建ててえな、もう。そういう話になってくるでしょう。  ですので、やっぱり泉南市は何がこれから見ていかなあかんというたら、全てが打ち出しが下手。打ち出していきましょう。僕はギラギラしながら打ち出していきますんで、ぜひとも理事者、また市長よろしくお願いします。  教育長、きょうは辛いことを言いました。先ほど……、ごめんなさい、あともう1個、災害のあれがありましたけれども、いろんな議員の皆さん、御質問があったんで、もう特に、はしょります。ただ、やっぱり泉佐野市は展開が早いと。展開が早いということを何遍も申し上げているけれども、野澤部長が先ほど答弁があったように、ブルーシートとか、ある一定今用意しているんやけれども。  あともう1つ、考えて先手を打たなあかんのは、配り方なんですよ。配り方をブルーシートがここに2,000枚あろうが3,000枚とか、あのパニックになるわけ。このことを今からもう皆さん、企業と手を組んでいかなあかんわけ。それをどう泉南市民の皆さんに平等に、困っている方の皆さんにお渡しできるような形をつくるかということを打ち出さなあかんわけ。  もう物があって当たり前なわけなの。この展開の遅さを僕は言いたかっただけなんで、そこの部分の答弁はもういいです。  冒頭からワーワー言いました。6月の一般質問で教育長とガチでやるかどうかわからないんですけれども、これは最大限の僕のエールと受け取ってください。ぜひとも教育長には頑張ってもらいたいと思うし、西信達、一丘中学校、信達中学校の校門にあしたでもええんで、ピンポンつけてください。よろしくお願いします。ありがとうございました。 211 ◯副議長(谷 展和君) 以上で田畑議員の質問を終結いたします。  会議の途中ですが、午後3時40分まで休憩いたします。       午後3時17分 休憩       午後3時40分 再開 212 ◯議長(竹田光良君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  10番 澁谷昌子議員の質問を許可いたします。澁谷議員。  なお、澁谷議員より、一般質問に当たりパソコンのデータを使用したいとの申し出があり、これを許可しておりますので、御報告を申し上げます。 213 ◯10番(澁谷昌子君) 皆様こんにちは。公明党の澁谷でございます。きょうも5人目ということで、元気のいい田畑議員の後ですので、少々緊張しておりますが、頑張ってやっていきたいと思います。少し時間を押すかもわかりませんが、理事者の方、協力のほどよろしくお願いいたします。  まず1点目、教育について。その1点目として、モアレ検査について、成果と今後の課題についてお尋ねをいたします。  脊柱側湾症対策として、平成26年度から小学校5年生と中学校1年生の全児童生徒を対象に導入していただいているモアレ検査も、今年度で6年目を迎えました。  この間、毎年のモアレ検査で脊椎に構築性側弯が認められる。そして2次検査の対象となった児童生徒は、平成28年度で131人と最も多く、受検者数の9.9%、また単年度でも平均4.9%という結果でした。  その中で、レントゲンによる第2次検査の結果、要観察もしくは要医療と診断される児童生徒は約4割強で、年度によって差はありますが、小5・中1合わせて平成26年度には19名、平成27年度52名、平成28年度64名、平成29年度40名、平成30年度21名という検査結果が出ております。  また、発見率は男子1に対し、女子8強と、女子の発見がかなり多いのも特徴です。これらの結果によると、モアレ検査導入以前の診断では、毎年数名の側湾症の疑いがわかるという状況で、これと比較すると機械を使ってのモアレ検査では、かなり精密に脊柱側湾症の発見ができるようになったのではないでしょうか。  2次検査で要観察または要医療となった児童生徒の保護者には、学校から結果を報告後、医療機関の紹介も含め受診を促し、必要に応じてレントゲンフィルムを貸し出されているとお聞きしておりますが、要医療の児童生徒の治療状況、その把握はされているのでしょうか、お聞かせください。 214 ◯議長(竹田光良君) ただいまの澁谷議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。岡田教育部長。 215 ◯教育部長(岡田直樹君) 脊柱側湾症対策としてのモアレ検査についてのお問い合わせでございます。  まず、平成30年度のモアレ検査におきましては、2次検査で要観察または要医療となった児童生徒数は21人で、受診者数全体の1.8%となっております。  そして、要医療と診断された児童生徒には歯科検診などと同様に、保護者に対して学校を通して医療機関へ受診されるように誘導させていただいているところでございます。  そしてまた、学校ではこれまでも児童生徒の受診後の状況把握にも努めていただいておりまして、今後も深刻な脊柱側湾を未然に防ぐこの検診の実施に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 216 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 217 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。各学校現場では、その後の結果の掌握に努めていただいているということですが、明らかに側湾症の疑いがあり、専門医に受診し、治療が必要と診断された児童生徒、この5年間に何人か見つかりましたでしょうか、お聞かせください。 218 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 219 ◯教育部長(岡田直樹君) その後の受診後の把握というので、今現在手元に正確なものといいますのはないんですけれども、レントゲン資料は私どもで持っておりまして、要医療の方は15名には貸し出しているというところでございますけれども、その後の内容につきましては把握は教委のほうではできていないということでございます。 220 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 221 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。その後の把握のことを私は今回質問したかったんです。しっかりと治療の状況を把握していただきまして、子どもたちが深刻な脊柱側湾症にならないように、そのためのモアレ検査でございますので、検査をするだけが目的ではありません。後の把握をしっかりとお願いしたいと思います。  続きまして、小中一貫教育推進計画の進捗について、これに関しては、先日河部議員のほうからもお尋ねがありましたので、重複するかと思いますが、よろしくお願いいたします。  本市における小中一貫教育の導入推進についての今までの御答弁で、ソフト面においては中学校区ごと関係閣議を持ち、小中で一貫したカリキュラムづくりに向けて精力的に活動されているとお聞きしております。  特に来年より始まる小学校3年生からの英語活動、英語教育の必修化に向けて、今年度英語講師を増員し、また中学校の教員の小学校への乗り入れ授業など、日々の授業を軸にした研究や実践に取り組まれ、小中一貫教育を目指されているとお聞きしておりますが、英語教育を初め他の教科についても、小中一貫したカリキュラム編成の進捗状況についてお聞かせください。 222 ◯議長(竹田光良君) 古川教育長。 223 ◯教育長(古川聖登君) 小中一貫教育のカリキュラム編成の進捗についてお尋ねでございます。  まず、澁谷議員におかれましては、かねてより小中一貫教育に関して深い御理解のもと、子どもの連続した育ちに重点を置いた教育のあり方、小中一貫教育を推進するよう御指導していただいてきたと伺っております。  実際のところ、教育長不在の1年間、教育委員会を初め学校関係者の小中一貫教育への取り組みは、カリキュラム編成を含め、たびたび集まって会議を持っていただいたり、頑張っていただいておると承知しております。ただ、なかなか苦戦を強いられているとも伺っておるところでございます。  前にも申しましたけれども、まず小中一貫教育は私の経験上、小中一貫教育を成功させたいという教員のモチベーションが最も重要でありまして、非常に高度なシステムを追加してやるようなことになってまいりますので、小中一貫教育でよかったと教職員が喜んで取り組むことになるように、私としても努力してまいりたいと思っております。  また、三条市において小中一貫教育をやっていたのが平成20年から23年ぐらいなんですが、きのう改めて三条市のホームページ等を見てみましたら、統一カリキュラムを初めとして、小中一体型の学校、または義務教育学校、また連携型の学校などたくさんの学校が建っておりまして、もう生き生きと小中一貫教育を推進している姿が出ておりました。  そのようなイメージを持って、まず三条市は三条市として泉南市は泉南市らしい充実した小中一貫教育が生き生きと各学校で展開されるようにしっかり関係者の御意見を聞いて進めてまいりたいと存じます。 224 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 225 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。本当に教育長がおっしゃるとおり、大変高度なという内容もありますし、教職員に大変これは御苦労もかけます。聞いているところによりますと、大変10年に一度の教育課程の大改革のときに当たっているということで、教職員はそれに関しても、今、心を砕いているということでございます。  ですので、小中一貫教育はなかなか思うようには進まないところはあるかと思いますが、小中一貫教育をやることが目的ではなくて、義務教育9年間の取り組みであるというふうに私は理解しております。  ですので、泉南市の子どもたちにとってベストである小中一貫教育の形ができるように、小中の職員の皆様で協力して、喜んでつくり上げていただきたいというふうに思いますので、そのバックアップを教育委員会のほうでしっかりとやっていただきたいと思います。  続きまして、小中一貫教育は子どもたちの9年間の学びの場を円滑な環境にできることから、いわゆる中1ギャップ解消に向け、小学校高学年、5・6年生から一部教科担任制からなだらかに教科担任制へと移行する小中一貫校もあります。  本市は、9年間の区切りも含め、この教科担任制の導入や評定にかかわる定期考査の導入など、どのようにお考えでしょうか。  また、教育効果が期待されるソフト面としての小中一貫教育の導入については、保護者、地域の方々と時間をかけてともに考えていき、具体的な計画ができ次第、施設の整備に先駆けて、市内一斉にスタートをされる予定とお聞きしております。いつごろを目標に完成させる御計画でしょうか、あわせてお聞かせください。 226 ◯議長(竹田光良君) 古川教育長。 227 ◯教育長(古川聖登君) 小中一貫教育における学年の区切り、また施設の整備等についてのお尋ねでございます。  小中一貫教育はいろんなやり方がございまして、今御紹介いただきましたように、例えば学年の区切りにつきましても、そのまま6・3とするもの、また4・3・2とするものなどもあり、さまざまでございます。  また、教科担任制は中学校から始まるわけですけれども、今、国の動きといたしましても、小学校に教科担任制を少し導入できないかということで、より専門的な教育を受けさせたいという、そのような国の意向、またそれを推進するための教員の増員、または専門化というような、そういったことが検討されているというふうに伺っております。  そして、先ほど言いました義務教育学校というのは、校長が1人の学校なんですけれども、それを一番の1つの理想形としまして、小・中学校は合築されているとか、もう併設しているとかいうようなことでありますと、教員の行き来が非常にしやすい、また職員室も小学校の先生と中学校の先生が一緒に並んで座っていらっしゃるとか、そういったことが、例えば英語の授業など、外国語活動などで、ちょっと中学校の先生にお手伝いいただくとか、また小学校の先生も一緒に中学校のほうで活動されるとか、そういった交流。  そういった学習面での交流や生活面での交流が、中1ギャップと今お伝えしていただいた、いわゆる小学校文化から中学校文化に至るそのギャップを乗り越え切れない子どもが多い中で、小中一貫教育の学校では、その中1ギャップを乗り越える子どもが多い。つまりそういう問題行動が少ないというようなことが言われておりまして、実際に先ほど言いました三条市のデータでも、不登校の子どもが減っており、学力が向上しているというデータも出ておりました。  そのようなことから、我が市に小中一貫教育を導入しようという動機としては十分かと存じます。そうした中で、施設の整備につきましては、昨日も申しましたとおり、一日も早く新しい学校を建ててまいりたいと思っておりますが、小中一貫教育が推進しやすい小中一体校も視野に入れまして、検討を進めてまいりたいというふうに考えております。  施設の問題というのは大変に大きな問題ですので、スピード感を持って進めてまいりたいと存じます。 228 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 229 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。ちょっと施設のほうはこれから言おうかなと思っていたんですけれども、先にお答えをいただきましてありがとうございます。  まず、小中一貫教育、この目指す大前提は小学校と中学校の先生が、教師自体が連携をして、同じ方向に向かって話し合って9年間のカリキュラム等をつくり上げていく、この必要がありますので、このキャリア教育コーディネーターという力をかりて、今小学校と中学校の先生、学校の教育現場の雰囲気が違うそうで、なかなかしっくり一緒に考えるというところも難しいように聞いております。ですので、キャリア教育コーディネーターの力をかりてじっくりと進めていただきたいと思います。  また、ハード面については、さきにお答えいただきましたけれども、このことに関しては、具体的な学校施設の統廃合に向けては、現在教育委員会が慎重に案作成の検討を進めているということとお聞きしております。  今後、その案を庁内検討委員会に諮り、小中一貫教育を実現する学校のあり方及び学校施設の老朽化対策について、再度検討に入るということですが、本格的な小中一貫教育が子どもたちにとって安全な環境で、できるだけ早い時期にスタートできるように要望しておきます。  先ほど教育長、この泉南市の学校を見られて大変に古いとおっしゃって、泉中は新しくなりましたが、泉中よりも古い西信達中学校ですか、私も見ましたけれども、本当にボロボロと言ったら悪いけれども、本当に劣悪な校舎で勉強しております。  子どもたちは一生懸命頑張っておりますので、ぜひまだまだずっと小中一貫について質問をしてまいりましたが、計画的には去年教育長が不在でしたし、ここまでに、ここまでにという40年先を見据えての計画というのも考えていかないといけない時期に来ております。  それに関しては、しっかりとやっぱり教育委員会だけじゃなくて、地元の地域の方々との大きな壁もあります。そこを、でも子どもの幸せのために地域のいろんなことがあるやろうけれども、子どもの幸せのためにこのことが一番いいという案を、ぜひ理事者の皆様で考えていただき、提案をしていただきたいというふうに、ここは信頼しておきますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、図書館の書籍消毒機の導入について質問させていただきます。  近年、利用者からの衛生面を心配する声に応えて図書館の本を殺菌消毒する書籍消毒機を設置する図書館がふえております。書籍消毒機の仕組みは、本を借りるとき、本を開いた状態で機械の中のバーにその本を設置し、扉を閉めスイッチをオンすると、本の下から風を当て、そしてページの間に挟まったほこりとか髪の毛、ふけなどを除去し、紫外線の照射により、ページの中まで殺菌、また消臭抗菌剤を循環させ、たばこ臭などのにおいを取るという書籍専用の消毒機です。  岸和田市で導入されていましたので、見に行ってきましたので、皆さんに。これですね。扉を閉じたところです。こういうふうなちょっと小型の冷蔵庫よりもちょっと大きいような感じです、大きさとしてはね。  そして、扉を開きますと、こんな状態になっているんですが、扉をあけた中はどうなっているかというと、こういう感じで見えますか。バーがあって、これは4冊一遍にできる消毒機ですけれども、バーのところに本を立てて、そして下から風が来ると、そういうふうなものです。  近隣市では、岸和田市が書籍消毒機を市内6カ所の市立図書館に設置したところ、ぜんそくやアレルギー疾患の子どもさんを持つ若いお母さんたちから、安心して子どもたちに図書館の本を読ませることができると大変喜ばれているそうです。  本市でもこの書籍消毒機を市立図書館に導入してはいかがでしょうか、お考えをお聞かせください。 230 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。
    231 ◯教育部長(岡田直樹君) 図書館における書籍の消毒機の件でございます。  御指摘の機械というのは、近辺では岸和田市とかでも導入されておるんですけれども、どうも管理者が指定管理者となった場合に、そのサービス向上の一環として導入していることが多いようなんですけれども、私どもの図書館では、これまでにも図書が返ってきたときには、資料のチェック、これは手作業なんですけれども、徹底させていただいています。  具体的には、返却の都度、ページを開いて汚れとか破損のチェックを行っております。また、表紙に汚れがあるものとかについては、ビニールのシートをかけていますので、それをアルコールで消毒するというような形をしております。  また、ごみとかが詰まっている場合にも、払い取りとかあるいは汚い場合には、削り取りというのを行わせていただいたりもしています。もちろん汚れがひどい場合は廃棄の検討など、必要に応じて新刊や代替資料に買いかえということをやっております。  残念ながら、なかなか書籍消毒機というのが1台120万円以上、リースでも結構な値段がするということですので、なかなか導入はしていないんですけれども、一定現状、図書に対する掃除等のメンテナンスを行っておるかなというふうに考えております。  機械のほうが高額ということですので、しばらく導入の予定はないというところでございます。  以上です。 232 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 233 ◯10番(澁谷昌子君) 予算がないということで導入は考えていないということですね。予算等をまた考えていただき、導入していただきたいというのが、一応要望としておきます。  公明党は、子どもが本に親しむ環境づくりとして、読み聞かせや学校で始業前に好きな本を10分間読む朝の読書を全国で推進してまいりました。  本市においても、昨年第2次泉南市子ども読書活動推進計画が策定され、子どもの読書活動を推進するとともに、今年度から各自治体の図書館、広域利用も導入されました。  また、他市町の図書館を利用する場合、それぞれ図書館の貸し出しカードを持たなければなりません。できれば広域で利用可能な共通の貸し出しカードをつくっていただければと考えますが、この点はいかがでしょうか、お聞かせください。 234 ◯議長(竹田光良君) 岡田教育部長。 235 ◯教育部長(岡田直樹君) この令和元年6月1日から、泉南地域、岸和田市以南の5市3町で図書館の相互利用を開始させていただいてございます。今の現状は、御指摘のように利用したい場合に、その方は各市町の図書館でそれぞれ貸し出しカードの発行を受けていただくということで、それぞれの市町の図書の資料を借りることができると。  残念ながら、現在各市町共通のカードではないというのは御指摘のとおりでございます。この共通のカードとしておりませんのは、各市町で現在図書館運営に使っております図書館のデータベースシステム、蔵書管理システムがそれぞれメーカーですとか内容がバラバラであるためでございます。  これを、統一するためにはシステムの契約業者とか仕様を統一していくとか、あるいは場合によっては広域利用のために、新たにシステムをつくるといったようなことが必要だとされておりまして、やはりこれはもう各市町それぞれの重い負担になるということで、非現実的なので、5市3町の検討の中では、カードの一本化は、あえてもう初めはせずに、考えずに進んできたという経緯がございます。  ちなみに、泉南に先立って泉北地域でも広域利用をどんどん進めてきていますけれども、同様の理由から共通のカードとはしておりません。まずは、この5市3町で相互利用がうまく進んでいくように注力したいというふうに考えておるところでございます。  以上です。 236 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 237 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。本市だけで考えられることでもありませんし、北のほうでもそういうふうに、まずはこの広域で利用するという、このことが定着してきたら、また借りられる方からも、ぜひそういうふうにやってほしいという声も上がってくると思いますので、そうなったときに、また検討してみてください。これは要望としておきます。  続きまして、小学校のトイレ改修について、これも昨日同じ質問がありましたけれども、重複すると思いますので、もう端的で結構です。お答えください。  この6月議会で補正予算として上がってまいりました新家小学校と砂川小学校のトイレ改修の予算が計上されました。今後の小学校のトイレ改修工事の工程についてお聞かせください。 238 ◯議長(竹田光良君) 稲垣教育部参与。 239 ◯教育部参与(稲垣豊司君) 新家小学校と砂川小学校のトイレ改修工事についてでございますけれども、当該校の早期の整備が望まれているところでございますけれども、現在都市整備部においては、小学校の空調設備の整備や昨年の台風21号の災害復旧を施工中でございます。  この空調設備や災害復旧が完了した今年度の下半期に、砂川小学校と新家小学校の設計業務を行い、その後に工事の発注の見込みと聞いております。  以上でございます。 240 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 241 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。空調、もちろんこれは今必死でやっていただいております。それが済んだ後には、今度はブロック塀の改修工事、これもブロック塀というのは、やっぱり子どもの命にかかわることですので、最優先にやっていただかなければならないことだと思います。  しかし、なるだけトイレも毎日使うものですので、早い時期に、聞くところによると担当課のほうでは、来年になるかも、工事にかかれるのは、設計があってそれから発注をかけて、それから工事にかかりますので、来年にかかるかもわからないというような話も聞きましたので、その辺のところをよろしくお願いいたします。一日も早く改修されるように、極力努力をお願いいたします。  あわせて、避難所にも指定されている体育館のトイレ、また留守家庭児童会が使う運動場のトイレについても老朽化しており、洋式化また改修が必要ではないでしょうか。  また、今まで改修された学校の洋式トイレに、いろんな器具をつけられているそうですが、暖房便座の仕様とかになっているのでしょうか、あわせてお聞かせください。 242 ◯議長(竹田光良君) 稲垣教育部参与。 243 ◯教育部参与(稲垣豊司君) 文部科学省の学校施設環境改善交付金事業の対象は、既設校舎及び体育館のトイレとなっており、屋外トイレの改修やトイレの新設は対象となってございませんので、まずは児童が学校生活に向けて利用する機会が多い校舎棟のトイレの快適性の向上に向けて取り組みを進めてまいりたいと考えております。  それと、これまで整備してきたトイレにおいて、暖房便座の仕様はないのかということでございますけれども、一部温水洗浄便座はございますけれども、暖房機能を備えた便座を有するトイレは整備してございません。  以上です。 244 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 245 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。屋外のトイレですが、どこの小学校に行ったときだったかな。留守家庭児童会の方が使う外のトイレを見ました。もう大変に言うたら古くて、子どもたちは毎日そこを使うわけですから、今回の補助金というのか、その中にはこの屋外は入っていないと、改修は。  それから新設のトイレも対象となっていないということで、今回はできないということでございますが、市としてもこの辺のところを、また改修のほうを早くしていただきたいというふうに、これは要望とさせていただきます。  続きまして、花から育む地域共生社会の実現に向けて、理事者の方に御質問したいと思います。  1番目に、花笑み・せんなん事業について、本市は新年を迎えるとともに、金熊寺の梅から春は桜、そして藤へと季節は移り、5月はイングリッシュローズガーデンのバラが、市内外からの来園者を楽しませてくれています。  これから初夏に向かい、アジサイやショウブ、ハマヒルガオと、泉南の花は多くの人に愛され、シティブランドとして定着してまいりました。  ここで、花笑み・せんなん事業について、この事業の意義と今年度予算の事業費についてお聞かせください。 246 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 247 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) まず、花笑み・せんなん事業の意義についてお答えいたします。  花笑み・せんなんプロジェクトは、人がほほ笑み、花を語るまちを目指し、和歌山大学との共同研究によりシティブランドの創出事業として平成26年度から実施しているものでございます。  市民の皆様と市が連携し、議員から御紹介のありました、花という泉南市に豊富に存在する地域資源を見詰め直し、それを磨き上げることで、市民の誇りとふるさとを愛する心を醸成させ、まちの活性化を図ろうとするもので、またあわせて花笑み・せんなんという明確でわかりやすい標語により、内外に情報発信をすることで、花のまち泉南市というシティブランドを確立するものでございます。  次に、今年度の予算ということでございますが、花笑み・せんなんに関する単独の事業予算は計上されておりませんが、事業の一環で作成された花笑み・せんなんのロゴマークを市のブランドマークとして積極的に利用するとともに、一般にも公開し、各種市民団体が実施するイベントやパンフレット等に使用してもらえるよう働きかけ、ロゴマークの使用、PRに心がけているところでございます。  今後も花のまち泉南市として全国的に知れわたるよう情報発信に努めるとともに、花笑み・せんなんが、より市民の皆様に浸透するよう、生活や地域に花が寄り添うまちづくりに取り組んでまいりたいというふうに考えております。 248 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 249 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。予算がないというのが、具体的に事業というのは今のところここはないというふうに理解させてもらっていいんでしょうかね。  花のまち泉南を全国的にPRするとともに、今までは見る側にいた多くの泉南市民がまちのあちこちで身近に花を感じ、花に寄り添い、そして育てる喜びも知り、1人でも多くの方たちで花のまち泉南をつくり上げられたら、文字どおりみんなでつくる花笑み・せんなんということになるのではないでしょうか。それには単独の予算も必要ではないかと感じます。  既に、ABC委員会とか花をボランティアで駅前とかロータリー、また植樹、泉南中学校の前もですけれども、ボランティアで植えてくださっている活動されている方もいらっしゃいます。それはすごく感謝をしております。  続きまして、障害者就労と社会参加について。先日障害福祉サービスである就労継続支援B型で花屋を営む方が仕事の一環になればと、子どもさんが通うこども園の花壇やプランターに花がなく寂しい状態だったので、園長先生にお願いし、あいているプランターに花を無償で植えさせていただいたそうです。園庭が花できれいになって、先生方や園児にも大変喜ばれたそうです。  この方は今後、障害を持つ方たちと就労、交流、社会参加、これを目的に、まずは公共の施設、こども園、小学校、中学校等に花を植えていきたいと考え、事業所の申請を行っています泉佐野市の広域福祉課を訪れたところ、相談に行ったところ、障害を持つ方たちの就労という目的である以上、工賃を伴わなければ就労継続支援としては認められないとの御指導を受けたとのことです。  私自身、以前に障害者の方やまたその障害者を持つ子どもさんの御父兄から、障害者雇用の職種が限られていて選択しづらい、もっと拡充してほしいとの声をお聞きしたこともあります。  今回の御相談者も、毎日通う通園路の花が成長していく様子を見て、親子で楽しそうに会話をしている光景が、まちの施設でも見られるように、小学校でも中学校でも、また公道でも花が咲き、心豊かに成長する環境を、まずは障害を持つ方たちと一緒につくっていきたいということです。  泉南市にはここに限らず、多くの就労継続支援をされている事業所があります。花笑み・せんなんを地域でつくる、その第一歩となるよう、庁内にこの事業を実施できる体制をつくっていただき、より多くの障害者が、花植えという仕事を通して社会参加と地域との交流ができるよう取り組んでいただきたいと考えますが、いかがでしょうか、本市のお考えをお聞かせください。 250 ◯議長(竹田光良君) 薮内健康福祉部長。 251 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(薮内良造君) 障害者の方々がこの社会参加等、また地域の交流を行うということは、大変有意義なことでございまして、本市としてもできる限りの支援をしたいとは考えてございます。  泉南市には、先ほどからございましたB型就労継続支援事業者は14社ございまして、軽作業、農作業、また販売、サービス、清掃、クリーニング、また先ほどございましたこの花の苗植え、これは1業者だけと聞いておりますが、そういった仕事を行ってございます。  障害福祉課のほうでは、毎年障害者優先調達推進法、これに基づきまして障害者就労施設等への業務委託、これを優先的に推薦するということでございますので、全庁的に周知を行って、またホームページ等でも、そういった事業所を紹介してございます。  現在この花の苗植え等の仕事を提供できる事業者は1事業者ということですが、今後も障害者の社会参加と地域交流が進んでいくよう、啓発とまた業務委託の推進、これを積極的に図っていきたいというふうには考えてございます。  以上です。 252 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 253 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。今回の質問に当たっては、私もいろいろと障害福祉の方、今、部長に御答弁をいただきましたが、現時点で利用できる制度を使って取り組めることをお答えいただきました。  花笑み・せんなんという市の事業とマッチングさせて、障害者雇用における就労継続支援、そして地域の公共の施設等に花を植えることで、地域との交流、社会参加を目指す取り組みは、大変意義のあることだと私は考えます。  先ほども梶本議員の質問でもありましたが、水なす基金、またガバメント・クラウドファンディングの活用とか、いろいろお話がありました。全庁的にトップダウンで体制づくりはできないか、このことについて最後に市長のお考えをお聞かせください。 254 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 255 ◯市長(竹中勇人君) 花植えの仕事ということでございますけれども、それに関しましては、今部長が答弁したとおりでございます。  以前に障害者の団体の皆さん方が私のほうにお見えになったときに、研修会とか講演会とか、そういうときに呼んでいただくわけにはいかんかという話がございました。  それに関しましては、どういう内容を講演とか研修でやっていただけるのか、そのメニューをまず出していただいて、そのメニューに沿った学校とかでの障害者に、あるいは障害に関する講演会とか研修とかがあれば、そういうメニューに合ったものがあれば、それを使わせていただくということで、お返事させていただいて、それのメニューづくりを今やっていただいているんじゃないかというふうに思います。そういう形での協力というのはさせていただけるかなというふうには思っております。 256 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 257 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。いろいろな協力の仕方、また支援の仕方、応援の仕方があるかと思いますが、ぜひこのことに関しては、私もあるグループホームの施設長さんから、うちにいてる障害者の方たち、10人ほどいるんだけれども、何でもいいからとにかく花植えとか、きれいに、市に役に立つことをこの人たちにやらせてあげたいんやと、何かそういうところはないかというふうに相談を受けたこともあります。  これにはいろいろやっぱり雇用ということになると工賃が発生しますので、ところが障害者の方の工賃はまことに少ないですね。今、国としては、一般の方の最低賃金が1,000円というふうに国会でもこの間答弁がありました。そういうふうにいくのに、この障害者の方の工賃というのは、本当に時給50円とか100円とか、この単位ですよね。  ということも含めて、これは国のほうにまた要望していきたいと思いますが、障害者の方たちが本当に少しでも地域に出ていって、地域の方と交流できるようにしていただきたいということをお願いします。  これは余談ですが、私ちょうど2日前にある障害の方からお手紙をいただきました。これを読んでこの質問を終わらせていただきます。  昌子さん、もう春ですね。仕事、頑張って行ってきます。また写真送ります。1人でイオンに行くことが多いです。またバレンタインデーにチョコレートをあげました。またどこかで会ったら声をかけてください。ことしの夏が来たら38歳です。お父さん入院している。また見に行ったり、セブンイレブン──これはよくわからないですが──猫も買っている。また写真送ります。バイバイ。  こういうふうな手紙をいただきました。本当に社会の方と、また社会に出て障害者の方も一緒にやっぱり生きていける、そういう教育もインクルーシブの教育を今していただいておりますが、市としてもそういう泉南市はすごいところだなと、温かいところだなと言っていただけるような取り組みをお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、地域防災力の向上についてお尋ねをいたします。  備蓄計画の充実、これについてですが、今回泉南市の災害時備蓄物資の保管場所と種類、数量について資料をいただきました。災害時の救援物資については、府との協議の上、備蓄目標また保管場所の振り分け等が決められているということですが、アルファ化米や飲料水などを保管する防災倉庫は少なくとも、中学校区単位での設置が望ましいと考えますが、いかがでしょうか。  災害時のための本市の備蓄目標に対する現在の備蓄率、また備蓄品の種類や保管場所など、今後の備蓄計画についてもあわせてお聞かせください。 258 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 259 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 備蓄計画の目標、充足率、種類等について御答弁させていただきます。  災害用備蓄につきましては、大阪府と府内市町村で構成する大阪府域緊急物資対策協議会において検討された大規模災害時における救援物資に関する今後の備蓄方針についてに基づき、大阪府及び市町村が分担しながら計画的に備蓄を進めるべきものとして、食料等の重要11品目が定められております。  具体的には、1つ目としまして、主食、アルファ化米等です。2つ目としまして、高齢者用の食事としましておかゆなどです。3つ目としまして、粉ミルク、4つ目としまして、哺乳瓶、5つ目としまして、毛布、6つ目としまして、乳幼児のおむつ、7つ目としまして、生理用品、8つ目としまして、簡易トイレ、9つ目としまして、トイレットペーパー、10番目としまして、マスク、最後11番目としまして、大人用のおむつ。以上11品目になっております。  これらの充足率でございますが、本年4月現在で、主食につきましては、必要数1万9,200食に対しまして、備蓄の数量が1万5,875食で、率に換算しますと約82%、また5つ目の毛布につきましては、必要数が7,124枚に対しまして、備蓄の数量が6,570枚、率にいたしまして約92%ということになっております。  主食につきましては来年度中に、毛布につきましては今年度中に必要数量を充足する見込みでございます。なお、他の9品目につきましては、必要数量の備蓄を完了しております。  また、保管場所でございます。備蓄物資の主な保管場所としましては、保管スペースの確保が可能となっている樽井防災コミュニティセンター、旧鳴滝幼稚園、泉南中学校体育館併設の倉庫、南部広域防災拠点を活用しております。  また、指定避難所となっている小・中学校体育館には、1カ所当たり毛布を50枚から100枚、段ボール製の組み立て式簡易トイレを13基と、排便処理セットを400回分保管しております。また、開設する頻度の多い自主避難所及び土砂災害避難所となる公民館、老人集会場につきましても一定の数量の毛布、食料、簡易トイレを保管しております。  議員の御指摘のございましたいわゆる中学校単位、中学校の体育館等への食料、備蓄水の保管につきましては、現在十分なスペースの保管場所の確保であったり、食べ物の管理という観点から、細心の注意が必要であるという、こういったことから、現時点での配置は難しいものというふうに考えております。 260 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 261 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。備蓄数についてはほぼ完了しているけれども、主食と毛布については、ことしと来年ですかね、2年間で一応目標達成をするということでよろしいんですかね。  あと、各中学校区の体育館というのは、やっぱり1カ所にどんと、防災センターにどんと、災害があったときに、バッと避難したときにすぐさまそれが役に立たないですよね、満遍なくなかったら。ということで質問させていただいたんですが、今の答弁によりますと、結局中学校とかでは保管場所がないとか、そういうところに保管をすれば、それを管理を特に、食べ物なんかはやっぱり管理をしていかないと、毛布とかは、いけるのかな、トイレとか。  でも、そういう食べ物とかになると、やっぱり管理がかかわってくるので厳しいというふうにということですよね。それについては、また考えていってください。よろしくお願いします。  公明党は、災害から赤ちゃんを守るために、液体ミルクの普及促進に取り組んできました。この春、国産の乳児用液体ミルクの製造販売が解禁となり、今年度から災害発生時に備えた各自治体の備蓄品に6カ月から1年6カ月保存可能な、乳児用の液体ミルクを加える自治体がふえています。  三田市では、紙パック型液体ミルク240本、市役所1階倉庫に常温保管されており、今後乳児健診や市民参加型のイベントなどで紹介をしたり試飲してもらう予定。また市民に液体ミルクのことを知ってもらい、各家庭でのいざというときに備えて備蓄してもらうためということで、天草市でも2019年度中に、要配慮者避難所への備蓄を完了するに当たり、避難所に国産の乳児用液体ミルクの備蓄を進めているとのことです。  清潔な水や燃料の確保が難しい災害時には、粉ミルクより液体ミルクのほうが赤ちゃんの命をつなぐ重要な栄養源となるので、本市においても積極的に市民への周知ができるよう取り組むとともに、ぜひ備蓄品に加えていただきたいと考えますが、いかがでしょうか、お聞かせください。 262 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 263 ◯市長(竹中勇人君) 液体ミルクの備蓄についてお答えをさせていただきます。  先ほど例示されました紙パックのほうは、保存期間が6カ月ぐらいなんですね。最近缶入りのほうが1年ぐらいもつのが出たということでございます。
     ちょっとやっぱり値段がかなり高いようでございます。うちのほうも今は粉ミルクを備蓄しておりますけれども、今回から明治ですかね、缶の1年のができたということで、1年ぐらいであれば、ある程度、ちょっと試験的にことしは導入をしてみようかなというふうには思っています。  まず試験的に導入してみて、保育所等で乳幼児の方々にお試しで使っていただいて、保護者の方もそれが受け入れてくれるかどうかというのもあるでしょうから、その辺をテスト的にやってみて、ぜひということであれば、ある一定数量を、全部じゃなしに一部分を液体ミルクに置きかえていこうかなというふうには考えてございます。とりあえずことしはテストでお試しで1回やってみようかなというふうに思っております。 264 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 265 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。この液体ミルク、東日本のとき、その前でしたかね、海外から寄附があったけれども、救援物資として届いたけれども、皆さん知らないので、結局捨ててしまったと、そういうニュースも聞いておりますが、国産でこのように安全性も保証されていますので、ぜひ使っていただきたい。前向きな御答弁をありがとうございました。  また、年内にもそういうふうに開始していただけるように要望しておきます。よろしくお願いいたします。  続きまして、避難所運営組織の構築と地域防災人材の育成についてお尋ねをいたします。  昨年の春、公明党で全国の議員が、それぞれの地元地域で子育て、介護、防災、中小企業の4項目について100万人訪問調査アンケートを実施いたしました。  防災について、私がとったアンケートの特に行政に力を入れてほしい、この質問で一番多かった回答は、避難所における安全対策、防犯対策、2番目が避難訓練の強化でした。また、避難場所、避難所がわからない。地元で一度も防災訓練をしてもらったことがない等といった声もたくさん聞きました。  いずれも、いつ起こるか予測不可能な災害に備え、避難所運営が円滑に行えるよう、地元組織の構築、また被災した災害時に要援護者が安全に避難所に避難するために、地域防災人材の育成が急務ではないでしょうか。  政府がことし4月に示しました避難所運営のガイドラインでも、市や行政だけではなく、被災した地域住民の手で避難所運営をすることを受け、全国で住民主導の避難所運営訓練がされているところもあるそうです。  本市におかれましては、避難所運営組織の構築、また地域防災の人材の育成について、どのような取り組みをお考えですか、お聞かせください。 266 ◯議長(竹田光良君) 野澤総合政策部長。 267 ◯総合政策部長(野澤幸徳君) 避難所運営組織の構築について御答弁をさせていただきます。  本市の避難所運営マニュアルにおきましては、これまで災害の事例から、市職員のみで長期化する避難所運営の対応が困難であることから、地元区、自治会、自主防災組織の役割として、避難所の運営を支援するとともに、避難所を拠点とする支援対策に主体的に参画することが、避難所の円滑な運営のために不可欠というふうにされております。  議員御指摘の避難所運営組織につきましては、運営マニュアルでも、避難所運営委員会として避難所の管理運営に当たる関係機関の1つとして位置づけられており、その役割としては平常時及び災害時において避難所運営に関するさまざまな活動を行うもので、区や自治会、自主防災組織の代表者、施設管理者、地域ボランティア団体、市職員らにより構成されるものとなっております。  本市では、現時点におきましては、避難所運営委員会の設置には至っておりませんが、一部地域の自主防災会では、平常時における避難所運営組織の必要性を認識いただいているところもございますので、先進事例を参考としながら、避難所運営組織の構築を目指してまいりたいというふうに考えております。  また、地域防災の人材育成について御答弁をさせていただきます。  地域における防災リーダー等の人材育成につきましては、現在自主防災会の会員の方々を対象に、大阪府等が主催する自主防災リーダー育成研修、こちらの参加の御案内をさせていただいております。  過去5年間では受講者が60人と、昨年度につきましても16名の方が受講していただいている状況でございます。 268 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 269 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。リーダー研修については、自主防災組織の設立に向けた活動に取り組んでいる方々については、定員の範囲内でも柔軟に対応していただけるというふうにも聞いておりますが、そうなんでしょうか。  地域防災力強化に欠かせないのは、地域における防災リーダーの存在です。府が主催する自主防災組織リーダー育成研修への参加は5年間で60人、先ほど聞きました。昨年は16人が受講されたそうですけれども、今後はさらに市民への周知とともに、受講された方々のいわゆる士気が落ちないようにと言うと変ですけれども、せっかく受講されたので、その方たちを市としてどのように危機管理課が中心になってでしょうけれども、フォローしていってあげられるか、そのことも大事かと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、「障がい者のための防災ハンドブック」作成についてお尋ねいたします。  災害時の障害者への支援を充実させるため、埼玉県久喜市では、障害者のための防災の手引き、これを作成。障害者に特化した防災ハンドブックの作成は県内では久喜市が初めてだそうです。  このハンドブックの特徴は、障害者向け自助です。そして支援者向け共助、そして障害者また支援者向け公助と大きく3分野に分かれており、それぞれの対象者に向けた対応方法を紹介しているところです。  例えば、障害者向けでは、肢体、視覚、聴覚、知的、精神などそれぞれの障害に応じた災害に備えての準備や行動方法について、イラストつきでわかりやすく解説しており、支援者向けの共助では、それぞれの障害者の特性を理解した上で、車椅子利用者への介助、また避難所で生活するときの配慮やサポート方法などを掲載。  また公助では、指定避難所や指定緊急避難所の一覧、また福祉避難所への避難の流れ、そして防災行政無線メールの配信など、行政機関による救援情報を載せています。  今までも障害者の方から私自身、地震や昨年のような非常に大きな暴風雨が起こったときの避難に大変不安がある。避難訓練をしてほしいとの声もお聞きいたしました。  久喜市では、市内16の障害者団体からヒアリングを実施し、要望や意見を当事者から聴取し、ハンドブックに反映をさせたとお聞きしております。  本市でも泉南市独自の障害者のためのハンドブック、これを作成してはどうかと考えますが、いかがでしょうか。 270 ◯議長(竹田光良君) 薮内健康福祉部長。 271 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(薮内良造君) まず、このハンドブックの件ですが、私も久喜市のハンドブックをちょっと拝見させていただきました。我々としても、この支援者向けのプランとか、また対応のマニュアルというのは、作成はさせていただいております。  議員御指摘のとおり、この障害当事者の方に向けてのということのお話ですけれども、障害者の方も当然そうですし、また避難されている方は高齢者の方とか、子どもさんとか、妊婦の方とか、たくさんそういった支援の必要な方がいらっしゃると思いますし、今後作成に当たっては、そういったところも考えないといけないし、また一般の方向けの、当事者向けのというのも、まだいろいろと整備が必要かなというふうには考えている状況です。  今現在そういった支援者向けのプラン、マニュアルについて啓発を行っております。その中でも障害の種類による特性を理解していただいて、障害のある方に対しての対応をお願いするマニュアルになってございます。これによって障害者の対応をしていただける方をふやしていくと。障害者の支援に大きく結びつけるものであるとは考えてございます。  作成、対応の障害者向けについては、今後そういった関係課、担当課とのほうとも十分協議して、考えていく必要はあるかなというふうには考えてございます。  以上です。 272 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 273 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。ぜひ障害者対応のハンドブック、これはつくっていただきたいと思います。私たち健常者であっても、いつ災害が来るかと思っただけで、地震が来るかと思っただけで不安です。  ましてや、目が見えなかったりとか、音が聞こえなかったりとか、また体が不自由な、車椅子でないと動けない方はたくさんいらっしゃいます。その方々たちが、毎日毎日どんな思いで過ごされているかなというふうに思ったときに、それぞれの障害に備えての本人または家族の方たちが、平素から災害を意識しながらも、安心して生活をするために、できるだけこういう配慮というのは必要かと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。  続きまして、また久喜市障がい者福祉課によりますと、障害者のための先ほど紹介しましたハンドブック、これは障害者本人と、その家族のほか、民生委員や行政区長、また自主防災組織などの支援者に配布をされます。市役所の窓口や市内の公共施設でも受け取ることができるそうです。それは障害者への災害時への行動に役立ててもらうだけでなく、市民にも必要な知識や関心を持ってもらうことが大切だと考えるからだそうです。  本市においてもハンドブックを作成し、また各地の防災セミナーや本市の伝市メール、避難所運営組織でも活用し、災害時に要援護者支援がスムーズに行えるよう、平時からの備えが大事だと考えますが、この点について本市の取り組みをお聞かせください。 274 ◯議長(竹田光良君) 薮内健康福祉部長。 275 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(薮内良造君) 議員いろいろ御要望いただいています。そういった障害者の対応ハンドブック、もしこれが作成になったときには、当然周知というのは重要なことかなというふうには考えてございます。  ただ、今現在の取り組みでございますけれども、泉南市の地域支え合い活動推進条例、これに基づいて泉南市避難行動要支援者避難行動支援プラン、それに基づいて、また災害時の避難行動要支援者対策地域支援マニュアル、これも作成してございます。  そういったマニュアルを障害者等の災害時に一人で避難したり身を守ることが困難な方を支援する取り組みの重要なマニュアルでございますので、このプラン等、マニュアル等につきましては、十分啓発していきたいというふうに考えてございます。  以上です。 276 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 277 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。どんなマニュアルでもそうですけれども、特にこの支援マニュアル、見せていただきました。泉南市がつくっている要援護者の支援マニュアル。これはもちろん危機管理課とか、いわゆるそういうことに携わる方たちが読んで、熟知しておくものだなというふうに理解をしておきます。  しかし、そのマニュアル、幾らいいものをつくっても、それをやっぱり活用、いかにどう活用していくか、どのように皆さんがそれを意識して生活をしていく、その生活の中でマニュアルが生きてこないと、これはつくっただけでは何もならないと思うんです。  そういった意味で、しつこいようですけれども、そういうものを生かすためのこれからの取り組み、これを皆様にも考えていただき、特に危機管理課の皆様とともに障害福祉課のほうでもしっかりと障害者の声も聞きながら、今後も幅広い防災減災の取り組みをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 278 ◯議長(竹田光良君) 以上で澁谷議員の質問を終結いたします。  お諮りいたします。本日の日程は全部終了いたしておりませんが、本日の会議はこの程度にとどめ延会とし、あす6月7日午前10時から本会議を継続開議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 279 ◯議長(竹田光良君) 御異議なしと認めます。よって本日の会議はこの程度にとどめ延会とし、あす6月7日午前10時から本会議を継続開議することに決定いたしました。  本日はこれをもちまして延会といたします。       午後4時40分 延会                    (了) 署 名 議 員  大阪府泉南市議会議長   竹 田 光 良  大阪府泉南市議会議員   金 子 健太郎  大阪府泉南市議会議員   河 部   優 © Sennan City, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...