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  1. 泉南市議会 2019-03-06
    平成31年第1回定例会(第1号) 本文 開催日: 2019-03-06


    取得元: 泉南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開会 ◯議長(竹田光良君) おはようございます。ただいまから平成31年第1回泉南市議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。  今定例会には議案等の説明のため、市長以下関係職員の出席を求めております。  これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において5番 岡田好子議員、6番 梶本茂躾議員の両議員を指名いたします。  次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から3月26日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 2 ◯議長(竹田光良君) 御異議なしと認めます。よって会期は本日から3月26日までの21日間と決定いたしました。  この際、諸般の報告をいたします。  まず初めに、平成30年12月28日、原口悠介氏より、議員辞職願が提出され、私、議長において同日付をもって辞職を許可いたしましたことを御報告申し上げます。  さらに、去る1月31日、原口悠介氏の議員辞職に伴い、欠員となっておりました空港等まちづくり対策特別委員会副委員長に、委員会条例第9条の規定により、16番 南 良徳委員が就任されましたので、御報告を申し上げます。  次に、地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定により議員派遣の件について報告いたします。  本件につきましては、お手元に配付しております資料に記載のとおり、6件について議員派遣を承認しております。  以上で諸般の報告を終わります。  次に、日程第3、市長の市政運営方針についてを議題といたします。  市長から市政運営方針について発言を求めておりますので、これを許可いたします。竹中勇人市長。 3 ◯市長(竹中勇人君) おはようございます。平成31年第1回泉南市議会定例会の開会に当たり、平成31年度の市政運営方針と私の所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。  昨年5月に1期目から引き続き、市長として市政を担わせていただいて以降、志をまげることなく強い決意と使命感を持って走り続けてまいりましたが、時間経過のスピードは速いなというのが素直な感想でございます。
     昨年、全国各地で多岐にわたる災害が生起する中、本市においても台風第21号により、近年経験したことがない被害に見舞われました。この災害は、電柱の倒壊などによる大規模停電により、私たちの暮らしに甚大な影響をもたらし、とりわけ市民の皆様の大切な財産に多大なる被害を与えました。幸いにも、命にかかわる被害はなく、現在では、被災前の日常を取り戻しつつあります。  私といたしましては、これらの災害で経験したことを教訓にして、さらなる災害対策の必要性を改めて強く認識したところであり、今後起こり得る大規模災害への備えをさらに万全に行わなければならないと、気持ちを引き締めたところであります。  一方で、明るい出来事として、昨年11月には2025年の国際博覧会が55年ぶりに大阪で開催されることが決定し、ことしのG20大阪サミット、ラグビーワールドカップ、来年の東京オリンピックパラリンピック、そして再来年には本市でも競技を実施予定のワールドマスターズゲームズ2021関西など、大阪、関西、日本で国際的なイベントが続きます。  さらに、昨年は訪日外国人旅行者が初めて3,000万人を突破するとともに、今後も堅調に伸びていくと予測されており、関西国際空港経由のインバウンドも、ますます活況を呈することが見込まれます。  本市においても、この4月には泉南阪南共立火葬場が新規稼働することに加えて、教育分野では泉南中学校が新しく生まれ変わり、大阪府内の公立中学校では初めてとなる教科センター方式での授業が開始されます。  また、来年には市制施行50周年を迎えるとともに、りんくう公園がオープンする予定となっております。  これら市内外での明るい出来事は、私が掲げる「新しい時代に向けて市民みなさまとのまちづくり」を強力に推進するものであり、この機会を千載一遇のチャンスと捉え、多方面から「泉南市が本当に変わった」と共感していただけるよう、さまざまな取り組みを全力で行い、さらに加速させていく所存でございます。  それでは、総合計画の体系に沿って主要な施策を御説明いたします。  まず、「すべての人が尊ばれ、その個性が発揮できるまち」について申し上げます。  基本的人権は、人間らしく生きていくために侵すことのできない永久の権利であり、誰もが幸福に生きるため、みんなが守り続けなければならない尊い権利です。  市民全てが平和を希求するとともに、お互いの存在を尊重し信頼し合い、いかなる差別もなく、一人ひとりが大切にされる人権文化のまちを目差し、以下の施策・事業を実施します。  基本的人権の尊重につきましては、「泉南市人権行政基本方針」に基づき、取り組むべき主要課題の着実な解消に向け、人権行政推進プランの作成を行います。  あわせて、人権啓発講座、人権相談を継続的に実施し、人権課題に対する正しい知識と理解の普及に努めるとともに、非核平和宣言都市として、その実現に向け、引き続き市民の皆様とともに平和に関する意識の高揚に努めます。  また、市域に関西国際空港を有する本市には、多くの外国の方々が訪れる機会が年々ふえています。泉南市を訪れる外国人観光客や泉南市に居住する外国人の皆様と市民協働による国際交流を進め、多文化共生の魅力あるまちを目指します。  続きまして、男女の性別にとらわれることなく、誰もが生きがいを持って社会の一員として個性と能力が十分に発揮できる環境の整備はとても大切です。男女がともに個人として尊重され、自由な活動ができるまちを目指し、以下の施策・事業を実施いたします。  男女平等参画社会の推進につきましては、「第3次せんなん男女平等参画プラン」及び女性活躍推進法に基づく推進計画に沿って、本市における男女平等参画の意識をより一層高揚させるため、啓発講座の開催や情報誌等の作成を行うなど、市民や事業所への啓発を実施します。  また、表面化しにくいDV被害者を守るため、被害者からの相談への対応や支援などを継続し、特に女性の人権が尊重・擁護されるよう、女性相談員による対面・電話相談を引き続き実施します。  続きまして、子どもたちが楽しく、活きいきと学ぶことができる教育環境づくりについて申し上げます。  本市の未来を担う子どもたちのために、学力の向上のみならず、豊かな人間性を育むことができる学びの場を創ることが重要であると考えます。一人ひとりと向き合い、大人と同じく本市を構成する市民の一員として、また、将来、本市を支える大切な人材として活躍できるように、子どもが豊かな人間関係と学ぶ喜びを育むまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  まず、幼児教育、義務教育につきましては「泉南市教育大綱」及び「泉南市教育振興基本計画」に示された本市の教育目標や方向性に基づき、小中一貫教育の実現を重点とし、計画的に取り組みを進めます。  平成31年度は、教育内容の充実と小学校と中学校のスムーズな接続のため、教員間の連携を図るとともに、機会を捉えて子どもたちの交流を推進するなど、小中一貫教育推進事業を積極的に進めます。  次に、学力向上に向けて、昨年度、小・中学校のコンピューター教室機器の更新時に導入した授業支援・学習支援ソフトを活用し、授業において子どもたちの理解を深めるための取り組みを進めます。放課後に学習する場を提供する泉南スタディ事業を全小・中学校で実施するとともに、放課後学習や家庭学習においても学習支援ソフトの活用を進め、学力向上につなげていきます。あわせて、英語学習の充実の観点から、英語講師を増員し、小学校への英語講師の派遣回数をふやすほか、市内の学校などで英語検定を受けられるよう検討を進めます。  次に、学校施設につきましては、子どもたちの安全かつ快適な学習環境を確保することができるよう、学校施設の適切な保全及び維持管理に努めるとともに、小学校における空調設備の早期設置を目指して整備事業を継続して進めます。また、学校施設におけるブロック塀についても、引き続き順次改修などを進めます。  また、大阪府内で初めて教科センター方式を導入することによって、生徒が能動的な学習姿勢を育んでいけるよう、教育委員会と泉南中学校が連携して、その効果的な運用や活用方法の検討を重ね、「泉南市教育大綱」に掲げる教育の創生の実現に努めます。  給食事業については、学校給食を通じて子どもたちの食への関心を高め、食に関する知識と、食を選択する力を育むための食育に寄与するとともに、子どもたちに安全でおいしい給食を提供するため、小学校給食の牛乳のパック化に向けた取り組みを進めます。  また、引き続き子どもの権利条例委員会などと協力連携しながら、子どもの権利に関する条例に基づく事業などの実施について検証するとともに、推進状況について、学校園を初め市民の皆様に広報、周知する仕組みの充実を図ります。引き続き、子どもの権利を擁護するための新たな仕組みづくりを進めます。  また、「泉南市人権行政基本方針」に基づいた人権保育・教育推進プランを学校園で推進していきます。  また、外国籍児童生徒への支援として、日本語通訳を行う語学補助員による支援を継続します。  さらに、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー及び関係機関と連携し、子どもたちが学校園生活で直面するさまざまな問題の解消、課題の解決に努めます。  あわせて、「泉南市いじめ防止基本方針」に基づき、泉南市いじめ問題対策連絡協議会を活用して関係機関と連携し、恒常的にいじめの防止対策を行うことができるよう努めます。  次に、市民の生涯学習活動への支援について申し上げます。  市民一人ひとりが、生涯にわたり生きがいある人生を送ることができるまちづくりを目指します。  文化活動やスポーツ活動を通じて人がつながり、誰もが、いつでも、どこでも学ぶことができる生涯学習推進のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  地域の生涯学習の拠点である公民館におきましては、多くの市民が参加する講座を継続して実施することにより、市民の自主的な学習活動の場を提供し、人づくり、地域づくりにつなげます。  平成31年度より泉南中学校敷地内に移転する青少年センターにつきましては、昨年度に策定された「今後の青少年センターあり方基本方針」に基づき、市全体をフィールドとした講習・講座を初め、自主活動事業、居場所事業、相談事業などを行うほか、せんなん子ども会議の日常活動の場にしていきます。  また、児童館事業につきましては、引き続き児童の安全で安心な居場所づくりの提供を行うため、市民交流センターの一部を利用し、継続して実施します。  また、地域の情報拠点である図書館では、資料及び情報の収集や提供、子どもの読書活動の推進に向けた取り組みを進めるとともに、広域利用を進めます。  また、文化ホールにおいては、指定管理者と連携し、さまざまな文化や芸術に触れる機会を提供します。  あわせて、スポーツ推進委員や体育協会など各スポーツ団体と連携して、スポーツ活動の活性化を図ることで、スポーツによる市民の健康増進にもつなげます。  また、世界最大の生涯スポーツの祭典であるワールドマスターズゲームズ2021関西における、本市タルイサザンビーチでのオープンウオーター競技の開催に向けたPR活動を行い、市民のスポーツへの参加機運を高めます。  学校教育における生涯学習の場として、引き続き市内2中学校の2年生全クラスを対象に、子ども夢事業を実施します。トップアスリートを招致し、夢に向かって努力することの大切さを伝え、将来に明るい展望を描くきっかけとなる学びの場を、未来ある子どもたちに提供していきます。  留守家庭児童会につきましては、利用者からのニーズ高かった延長保育の拡充を行います。  また、利用実態に合わせた料金設定を行い、利用者負担の適正化に努めます。  続きまして、歴史的資産の活用について申し上げます。  本市に数多く残る歴史的文化遺産に着目し、文化財などの地域資源を活用するとともに、新たな価値を付加することで、その魅力を高めることは、新たな地域資源の創出につながります。まちの風土や歴史的資産が今に息づくとともに、これらを基盤とした新たな文化が花開くまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  まず、市域を横断する熊野街道を、本市の特徴ある歴史的資産として重視し、観光やにぎわいづくりの視点に立って、街道やその周辺の歴史的資産を市内外に広くアピールすることで、豊かな歴史的価値の周知・啓発を進めます。  また、本市の歴史・文化への好奇心の高揚を促すため、大学と連携し、歴史的資産を活用した観光プランづくりを引き続き進めるなど、市民やNPOなどとともに、地域づくりに取り組む域学連携などを今後も継続的に実践します。  次に、「みんなが健やかで、みんなが助け合うまち」について申し上げます。  地域コミュニティの希薄化など、社会環境の変化に伴い、子育てを取り巻く環境も大きく変化し、子どもを産み、育てることへの負担や不安が増加する傾向にあります。  子どもと大人が夢や希望を持ち、ともに成長できるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  少子化などに伴い子育て環境が変化する中で、妊娠・出産・子育てへの連続的支援の重要性が指摘されています。産後ケアや産婦健康診査、保健師・助産師による妊産婦相談や新生児訪問など、より具体的できめ細やかな心身のケアや育児サポートを行い、母子保健における切れ目のない包括的な健康支援体制を強化し、実施します。  子育てしやすい環境整備に向け、保護者の多様なニーズや子どもを取り巻く社会の変化に対応するため、平成31年度中に「第2期泉南市子ども・子育て支援事業計画」を策定し、中長期的な視点に立った子育て支援の充実を図ります。  また、児童虐待対策として、家庭児童相談室の体制強化を行い、子育て家庭からの非行・不登校・育児・しつけなどさまざまな相談に応じることで、子どもとその家庭の実情を把握し、必要な支援を提供するとともに、関係機関との連携をより緊密にし、児童虐待の早期発見と未然防止に努めます。  次に、身体障害、知的障害、発達に課題がある児童の支援として、子ども総合支援センターにおいて、子どもの心や身体の成長発達のことなど、療育に関する諸問題を専門的な立場で支援し、児童が持てる力を十分に発揮できるよう努めます。  また、子育てに不安のある保護者の相談に応じ、子どもの発達特性についての理解を促進し、適切なかかわりができるようサポートを行います。  加えて、在宅の子育て家庭への支援として、市内に4カ所ある地域子育て支援センターを中心に関係機関と連携し、就学前の子どもとその保護者の居場所づくり及び子育て支援についての情報提供を行うことで、育児不安や育児負担を軽減するなど、地域全体で子育てを支援する基盤の強化に努めます。  ひとり親家庭への支援につきましては、「第3次泉南市ひとり親家庭等自立促進計画」に基づき、着実にひとり親家庭などの生活の安定と向上を図り、子育て・就労・経済的自立に向けたさまざまな取り組みを進めます。  続いて、市民の健康づくりについて申し上げます。  日本は世界有数の長寿国ですが、近年ではストレスによる不調や生活習慣病が原因となり、働く世代を初め、あらゆる世代で心身の健康に不安を感じている方が増加しています。全ての市民が生涯にわたって健康な生活を送れるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  がんは、我が国において死亡原因の第1位となっています。がんによる死亡者数の減少を図るため、従来のがん検診事業に加え、個別の受診勧奨や再勧奨を中心とした新たなステージに入ったがん検診の総合支援事業を継続して実施し、がん検診の受診率向上に努めます。  自殺対策につきましては、「泉南市自殺対策計画」に基づき、保健、医療、福祉、教育、労働などの各分野と連携し推進します。  また、特定健診受診率、特定保健指導利用率の向上を図ることにより、早期治療や生活習慣病の重症化予防対策を行います。  まず、特定健診などを、より身近で受診しやすいものにするために、引き続き、がん検診との同時実施、特定保健指導の休日実施など、環境づくりに努めます。さらに、医療機関と連携して受診勧奨もあわせて行います。  市民一人ひとりがみずからの健康状態を把握し、生活習慣の改善を図り、健康づくりに取り組むことを支援します。  国民健康保険につきましては、広域化へ移行し、さらに持続可能な医療保険制度を目指していきます。本市においても、安定的な保険財政を維持し、医療費の適正化に努めるとともに、国民健康保険の健全な運営を確保するため、引き続き、国や大阪府、国民健康保険団体連合会と連携を図ってまいります。  続いて、福祉施策について申し上げます。  急速に進む少子・高齢化により、地域の結びつきが弱まる中、誰もが孤立することなく、子どもから高齢者まで、全ての市民が将来にわたり、このまちで安心して生活するためには、地域全体で支え合う仕組みづくりが重要です。  みんなで支え合う福祉のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  まず、地域福祉の推進につきましては、「第3次泉南市地域福祉計画」が策定され2年が経過する中で着実な進捗を促し、地域全体が一体となり、ともに支え合い、助け合うまちづくりに取り組みます。  また、今後の介護ニーズ増大を見据え、本市の高齢者施策を一層推進するため策定した「泉南市第7期地域包括ケア計画」に基づき、高齢者人口がピークとなる2040年に対応し得る地域共生社会の実現を目指し、地域包括ケアシステムの深化・推進に向けて、「WAO(輪を)!SENNAN」などの取り組みを通じ、高齢者施策はもとより、全ての世代を含む全員参加型の地域支え合い体制の構築に取り組みます。  その一環として、これまで取り組んできたWAO体操2の普及推進に加え、フレイル予防の普及を推進し、ゼロ次予防の構築を積極的に支援します。  障害者福祉につきましては、「第4次泉南市障害者計画」及び「第5期泉南市障害福祉計画」に基づき、「自分らしさを大切に!安心して暮らせるまちせんなん活きいきと!みんな一緒に」を基本理念として、障害のある人もない人も相互に人格と個性を尊重し、ともに支え合いながら安心して暮らすことができる社会の実現に向けて、障害者福祉施策を進めます。  生活困窮者福祉につきましては、生活困窮者自立支援法の制度改正により、個々の状況に応じ、迅速・的確に対応できる体制を構築した上で、包括的な支援を実施します。  また、生活保護者のうち、働くことができる方々に対しては、就労意欲の醸成と能力の育成を図り、自立して生活を営むことができるよう、個々の状況に応じた支援を実施します。  続きまして、「産業の活力が増し、にぎわいと交流が生まれるまち」について申し上げます。  近年、作物生産量及び漁獲量の減少などにより、衰退した本市の農業・水産業に活力を取り戻すため、産官学連携による農業と漁業の振興を一体的に実施し、さらに、その効果がまち全体のにぎわい創出につながることが理想です。  大地と海からの恵みとして、おいしく安全な食料を供給し続けるとともに、魅力的な農業と漁業のあるまちを目指し、以下の施策・事業を展開します。  農業振興につきましては、春には市民の皆様が多く集うABCまつりに、市内の農家の皆様に直売コーナーとして参加していただき、また秋には第4回泉南農と海の恵みマルシェを開催するなど、各イベントを通じて農産物のPRを市内外に行い、農業・水産業と観光をつなげ、活性化を図ります。  また、地方創生事業として進めている泉南農業塾につきましては、今後も農家の減少・高齢化が進む中、耕作放棄地の抑制や農業施設の適切な管理など、農業を取り巻く課題を解消していくため、農業委員会や農業協同組合と連携を図りながら、学習内容の充実、卒業後の就農を円滑に進められる体制づくりに努め、担い手の育成・確保に継続的に取り組みます。  同じく、地方創生事業として設置した砂栽培プラントでは、今後も継続的に貸し付けなどを行い、省力化農業のPRを強化し、モデルとなるプラント設置農家や企業を市内に誘致してまいります。  また、絶滅が危惧されている伝統ある泉南のアナゴの保全・再生につきましては、引き続き近畿大学水産研究所の技術指導のもと、漁業協同組合による事業経営の自立に向けた養殖事業の確立を目指します。  そのため、漁業協同組合と協働しながら、養殖数の増加を可能とするための施設整備を行い、技術向上を図ります。  また、ふるさと納税制度を活用して、泉南ブランドとしての「泉南あなご」のPRを積極的に展開するとともに、販路開拓に資する取り組みを関係団体と連携して進めるなど、水産業の活性化を図ります。  次に、本市の商業につきましては、その中心であった駅前商店街の活力がいまだ戻らず、今後活気あるまちづくりを進めるためには、域内の消費の拡大、商店街の活性化が急務となっています。買い物がしやすく、人々の交流の場ともなる、にぎわいと商業のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  商工業振興につきましては、引き続き各種事業者団体への補助を通じ、市内商工業の活性化に向けた取り組みを支援します。  また、産業の創出につきましては、商工会と連携して、企業間、第一次産業や第三次産業といった異業種間の交流、マッチングを進めるとともに、空き店舗対策としての家賃補助事業を通じて、市内商店街の空洞化の抑制と商業の新たな担い手の育成を進めることによって、商業地域の活性化を目指します。  次に、観光について申し上げます。  昨年12月には、訪日外国人旅行者数が初めて3,000万人を突破し、今後、国際的なイベントがことし6月のG20大阪サミットを初めさまざま開催されることから、さらに増加が見込まれます。  関西国際空港の地元市である本市も、多くの観光客に訪れていただき、新しい活力を創出する絶好のチャンスと言えます。豊かな地域資源を有効に生かし、さまざまな人々が行き交う観光・交流のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  まず、観光振興につきましては、ことし開催されるラグビーワールドカップやG20大阪サミット、2020年の東京オリンピックパラリンピック、本市がオープンウオーター開催地となる2021年のワールドマスターズゲームズ2021関西、そして2025年の大阪・関西万博など、今後数年間に開催される世界的なイベントの数々は、本市における観光振興の視点からも大きな契機となります。  今まで以上にインバウンドを含めた観光客の誘致を進める絶好の機会と捉え、本市の魅力を国内外に広く発信し、PRに努めます。  また、本市には豊かな自然、古くからの歴史文化や伝統的な行事、特産品があり、これらを貴重な観光資源として積極的に活用してまいります。  また、来年度完成予定のりんくう公園は、民間の活力・アイデアを導入して整備を進め、その立地を生かした観光・レクリエーションの拠点となる公園の実現を目指すことにより、本市の魅力があふれる新たなにぎわいづくりの場の創出に努めます。  市域の豊かな観光資源を核とした集客事業につきましては、引き続き泉南市観光協会と連携し、さまざまな方面にPR活動を展開するとともに、SNSやスマートフォンのアプリなどの情報発信ツールの効果的な活用により、さらなる集客に向けての事業を推進します。  広域観光につきましては、まず泉州において新たに設立された日本版DMOであるKIX泉州ツーリズムビューローと連携し、市域の地域資源を国内のみならず、広く海外にもアピールすることにより、泉州地域に関西国際空港からのインバウンドと日本全国からの誘客を促進します。  一方、他県の自治体との連携としましては、隣接する紀州地域との連携の深化を目指し、岩出市などと連携して行っている根来街道グリーンツーリズム事業を継続し、根来街道を軸とした歴史、文化、自然などを活用した地域の魅力向上、情報の発信に取り組みます。  また、関西国際空港から本市を通って熊野へ向かう新たな人の流れを創出するため、田辺市及び十津川村と連携して取り組んでいる超広域連携観光圏事業を継続・推進し、本市への観光客の誘致を進めます。  また、さまざまなイベント及び媒体に本市マスコットキャラクター「泉南熊寺郎」を登場させ、本市のPRを積極的に行うとともに、市民及び市外の方々に「泉南市といえば花!」とイメージしていただけるよう、本市のシティブランドである「花笑み・せんなん」ロゴマークの積極的な活用と周知を行い、花を介した市内外の交流の活性化を図ります。  続きまして、「おだやかに暮らせる、安全と安心のまち」について申し上げます。  昨年の9月には、台風第21号の猛烈な風により、本市は近年経験したことがない規模の被害を受けました。
     この経験で新たに見えた課題を踏まえながら、近い将来、発生すると予測されている南海トラフ巨大地震も視野に入れ、大規模災害に備え、さらなる対策の強化を行い、災害や事故に対して、その被害を最小化できる安全なまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  地域住民により組織・運営される自主防災組織は、災害発災直後の自助・共助の役割を担うこととなり、過去の災害の教訓からも防災・減災において不可欠な存在であることから、引き続き未結成地区に対しての働きかけを行い、新規設立を促進します。  また、せんなん伝市メール講座や防災フェアなどの機会を通じて、災害に対する日ごろの備えの重要性を発信するなどの啓発に努めるとともに、市民の防災意識の向上と災害発生時に適切な行動をとっていただけるよう、地元区や自主防災会などが主体となって行う防災訓練への支援や、イオングループとの合同防災訓練を継続します。  防災情報の伝達体制については、山間部地域の改修工事により、強化を図った泉南市防災用広報システムを中心に、災害の規模や状況に応じて広報車による拡声放送を積極的に活用するとともに、電話により、拡声放送の内容が確認できる音声案内サービスの導入及び市ウェブサイト、大阪府防災メールや緊急速報メールなどの他の情報伝達手段との複合的かつ効果的な運用により、情報伝達体制の多様化と充実を図ります。  また、災害対策用の備蓄物資の充実を図るため、食料や毛布などの必需品については、引き続き目標数量を充足できるよう計画的な調達に取り組むとともに、避難所敷設シート等を導入するなど、避難所生活における環境改善に効果的な備蓄物資の整備にも取り組みます。  大規模災害に備えるためにも、高度な装備技術を持つ常備消防と地域に密着した消防団の緊密な連携が不可欠であるとの観点から、消防・救急体制につきましては、3市3町で構成する泉州南消防組合と緊密に連携し、消防体制のさらなる充実、強化を推進します。  また、消防団については、装備などを更新配備するとともに、消防操法訓練大会への出場など、消火活動時に必要となる技術の習得と強化を図り、消防力の維持・強化に努めます。  民間建築物の耐震化につきましては、耐震診断・補強の必要性について啓発を進め、木造住宅の耐震改修費用の一部を助成するとともに、ブロック塀等撤去費用の一部助成制度の本格運用を行い、地震に対して安全・安心なまちづくりを進めます。  続きまして、防犯対策について申し上げます。  大阪府内で発生したひったくりなどの街頭犯罪の認知件数は減少傾向にあるものの、まだ多発しており、地域コミュニティの持つ防犯機能は犯罪抑止において重要です。  地域コミュニティの防犯機能を向上させ、暮らしの不安や生活を脅かす危険のないまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  防犯対策につきましては、泉南警察署や防犯委員会など関係機関と連携して、犯罪の発生状況を分析した啓発活動を行うなど、犯罪防止に向け、効果的な取り組みを推進します。  また、子どもたちの登下校時の安全確保のため、青色防犯パトロール車による巡回や地域防犯活動を行う団体を支援し、地域と協働しながら防犯活動の推進に努めます。  交通安全教育につきましては、交通ルールに関する正しい知識を習得し、安全能力についての基礎的知識を身につけるため、泉南警察署と連携して交通安全教室を開催し、登下校時の安全確保に努めます。  消費生活相談につきましては、最近では悪質商法による被害などが増加し、消費に関するトラブルは巧妙化・複雑化の傾向にあります。消費に関するトラブルの迅速な解消を図るため、消費生活相談員によるさまざまな消費生活問題に関する相談を行い、解決に向けた支援を行います。  また、市ウェブサイトやSNSを通して、被害を未然に防ぐための情報や対応知識の提供に努めます。  身近な行政サービスに関する相談や要望につきましては、行政相談員による行政相談を、また、より高度で専門的な問題や相談については、弁護士による法律相談や行政書士による相談を定期的に行い、解決に向けた支援を行います。  続きまして、雇用・就労に向けた取り組みについて申し上げます。  少子・高齢化が進む中、出入国管理法が改正され、外国人労働者の受け入れが拡大するなど、我が国の雇用の構造はさらに変化しようとしています。働きたい人が容易に就業でき、活きいきと仕事ができるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  雇用機会の拡大につきましては、市のウェブサイトや広報紙などを通じて広く雇用・就職情報を提供・発信するとともに、就労支援相談や就職相談会を開催し、早期就労・雇用機会の創出を進めます。  また、シニア人材の活用に向けて、大阪府や商工会、ハローワークと連携して、高齢者に特化した求職、求人マッチング事業などの情報提供に努めます。  また、社会起業の促進につきましては、「泉南市創業支援事業計画」に基づき、商工会、地域金融機関など、創業を支援する事業者と連携して創業塾を開催し、創業に関する情報の提供や知識の習得、計画策定などの専門的な相談を行い、創業を希望する方や創業して間もない方を引き続き支援します。  また、創業塾とあわせて空き店舗の有効活用と創業機会の創出を進めるため、空き店舗家賃補助を引き続き行います。  続きまして、「快適で活気にあふれ、環境にやさしいまち」について申し上げます。  本市は、海・川・山など、水と緑が豊富な自然に囲まれており、これらの自然を次世代に必ず引き継いでいかなければなりません。豊かな自然環境を維持・向上し、潤いあふれるまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  ため池の保全と活用につきましては、近年、局地的な大雨や大規模な地震の発生などにより、ため池の被害が日本各地で発生しており、地域住民の方々が、もしもの災害発生時に迅速かつ的確な避難を行うことが可能となるよう、また日ごろの防災・減災意識の醸成のため、引き続きため池ハザードマップを作成します。  農業公園につきましては、訪れる人々に自然豊かな空間を提供するため、昨年より、来園者が緑と触れ合うことができる芝生のスロープ、芝桜ゾーンを開放しております。  また、市民からも愛着を持たれる自然公園を目指し、昨年より、ボランティアを募り、市民協働により維持管理を行っており、今後も園内施設の充実を図ります。  続きまして、都市のインフラ整備に関して申し上げます。  本格的な人口減少の到来や少子・高齢化が進展する中で、誰もが快適で過ごしやすい日常生活を送るためには、都市インフラや交通ネットワークなどの整備は、まちづくりを進める上で重要な要素となっています。  将来にわたり活気にあふれるとともに快適で美しく、市内・市外がネットワークで緊密に結ばれ、誰もが使いやすいまちを目指し、以下の施策事業を実施します。  市域内の幹線道路の整備につきましては、道路ネットワークの構築が図られるよう、都市計画道路である砂川樫井線の延伸事業とともに、交通結節点機能の強化を図るため、JR和泉砂川駅前整備事業も推進し、交通の利便性・安全性を大幅に向上させます。  コミュニティバスにつきましては、運行路線の拡充やダイヤの見直しを行うとともに、高齢者や子ども、車椅子でも乗りやすいノンステップバスを導入しました。引き続き、市民の生活交通の確保や交通弱者に対する交通利便性の向上に努めます。  下水道事業につきましては、施設の維持管理と改善を適切に行い、降雨時の浸水の防除に努めます。  また、来年4月に実施予定の地方公営企業法適用に向けて準備を進め、あわせて公共下水道の効率的な整備を推進します。  市営住宅につきましては、住民が安心・快適に居住できるよう、適切な維持管理を進めます。  市内の空き家などにつきましては、空き家などがもたらすさまざまな課題に対し、「泉南市空家等対策計画」に基づき、空き家化の抑制、適切な管理の啓発に努めるとともに、空き家バンクやマイホーム借り上げ制度を活用し、空き家の利活用を図ってまいります。  にぎわい・交流拠点の創出を目指すりんくう公園につきましては、関係機関との協議及び手続を進めており、来春の開園に向けて、整備工事に着手します。  また、りんくうタウンのにぎわいを内陸部へ誘導する方策の1つとして、自転車ネットワーク計画の策定に取り組みます。  南海電鉄樽井駅及びJR新家駅周辺のバリアフリー化につきましては、両駅の周辺地区バリアフリー基本構想に基づき、重点整備地区内の各施設管理者と連携し、一体的なバリアフリー化を促進するとともに、危険な歩道の局所的な改修など喫緊の課題となる箇所につきましては、早期解決できるよう働きかけます。  ことし4月から運用を開始する泉南阪南共立火葬場につきましては、自然に包まれた環境の中、阪南市や指定管理者と連携しながら、利用者視点に立った運営に努めます。  関西国際空港を中心とした広域ネットワークにつきましては、地域と共存共栄する空港づくりという関西国際空港建設時の基本理念のもと、関西国際空港への府県間道路を初めとするアクセスの利便性や速達性の向上に向け、泉州市・町関西国際空港推進協議会を通じて、国、大阪府及び関西エアポート株式会社などに対し要望活動を行い、意見交換などの取り組みを行います。  また、関西国際空港連絡南ルートにつきましても、昨年9月の台風第21号により、空港機能の停止や交通アクセスが遮断されたことなどを教訓に、南ルートの早期実現に向け、関西国際空港連絡南ルート等早期実現期成会を通じ、関係機関へ引き続き強く要望します。  続きまして、環境の観点から申し上げます。  今や、環境問題や地球温暖化対策は、地球規模で取り組まなければならない世界共通の最重要課題となっています。啓発活動はもとより、限りある資源の節約や太陽光・風力といった自然エネルギーを有効的に活用する方法など、日常生活への環境負荷の低減が求められています。  日常生活や事業活動などにおいて、全ての市民・事業者が資源・エネルギーの利用などに配慮し、環境に負荷をかけないまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  地球温暖化防止などの環境保全を推進するため、住宅用太陽光発電システムの設置費用の一部を引き続き補助します。また、公害を防止するため、環境調査を実施するほか、廃棄物の発生抑制・再利用・再資源化といった3Rの促進と食品ロス削減の啓発に努め、また市内小学校への出前授業などでのPRに取り組みます。  最後に、「みんなでまちづくりに取り組むまち」について申し上げます。  これからのまちづくりは、市民が主人公として積極的にまちづくりに参画していくことが重要となります。市民と行政が協力して地域のあり方を考え、みんなが手を取り合って課題を解決していく必要があります。協働でまちづくりに取り組むための基本原則や仕組みを明確化した「泉南市自治基本条例」に基づき、市民が力を合わせるとともに、行政とともにまちづくりに取り組む参画と協働のまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  市民の参画や協働の推進につきましては、「泉南市市民協働推進指針に沿って、引き続きまちづくりサロンを開催するなど、市民の協働に対する意識を醸成し、市民が主体的にまちづくりについて考え、協働により市民が活躍するまちづくりを推進します。  地域コミュニティづくりの推進につきましては、社会構造の変化により、地域のつながりが希薄化しつつあるため、時代に即したコミュニティづくりに向け、市民協働を念頭に、区を初め、地域の各種団体の意見や知恵を集約するなどの取り組みを推進します。  NPOなど各種団体の育成につきましては、泉南市ABC委員会を初めとする市民公益活動団体などの活動を、活力あるまちづくりの原動力と捉え、行政との連携、各種団体間の連携により、さらなる成長につながるよう働きかけていきます。  そのために、市民協働啓発講座を開催し、地域の活性化に取り組む市民団体などを育成・支援します。  続きまして、行政経営の高度化の観点から申し上げます。  地方分権改革の流れが進み、基礎自治体がみずからの責任において独自の政策展開・決定が行えるように裁量権が拡大され、地域の特性を生かした積極的な取り組みにより、個性豊かな特色あるまちづくりを行えるようになりました。市民の満足度が高く、また透明性の高い行政経営を行うまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  行政評価システムにつきましては、泉南市行政評価第三者評価委員会からの意見を踏まえ、行政評価の見直しを図るとともに、施策評価の一層の定着を図り、予算や人員など限りある資源を有効に配分することで最大限に活用し、事務事業全体の最適化を推進します。  また、平成31年度予算編成に活用した行政評価システムを組み込んだ予算編成制度について検証を行うとともに、さらに創意工夫を加え、よりよい制度設計を目指します。  社会保障・税番号制度につきましては、国や地方公共団体間などでの情報連携が開始され、市民が市役所で手続を行う際に、必要な書類の一部省略が可能となりました。  平成31年度早期には、マイナンバーカードを利用して、コンビニエンスストアなどにおいて、住民票の写しや印鑑登録証明書の交付を開始します。  今後も、引き続き、さらなる手続などにおける利便性の向上に努めます。  また、特定個人情報などの取り扱いについては、より厳格な管理が求められることとなりましたが、引き続き「泉南市特定個人情報の取扱いに関する管理規程」などに基づき、特定個人情報などの取り扱いについて細心の注意を払い、多岐にわたる情報資産の適正な管理を徹底します。  広域連携による事務の共同処理につきましては、事務処理の効率化を図る観点から、泉佐野市以南の3市3町の枠組みを基本に、地域の実情を考慮しながら積極的に取り組みを進めます。  最後に、財政面からの取り組みについて申し上げます。  「第5次泉南市総合計画」において描かれたまちの将来像を着実に実現させるため、現在の遂行状況を検証しつつ、将来にわたって安定した行政サービスを提供できるよう、計画的で健全な財政運営を行うまちを目指し、以下の施策・事業を実施します。  今議会に提案しております「泉南市健全な財政運営に関する条例」に基づき、財政運営の計画性と透明性を確保し、将来にわたって健全な財政規律を確立します。  本市では、少子・高齢化が進展する中で厳しい財政状況が続いており、自主財源の確保を初めとする安定的な財政基盤の確立が求められます。  そのため、歳入の根幹である市税の確保に向け、引き続き課税客体の確実な把握と適正な賦課を行います。  とりわけ、昨年度から、本市を含む大阪府内全市町村が法定要件に該当する事業主全てを特別徴収義務者に指定し、個人住民税の給与からの特別徴収を徹底しています。また、平成31年度から共通納税システムが導入され、納税義務者の利便性の向上が図られます。  また、昨年4月から一部施行している「泉南市債権管理条例」は、ことし4月から全部施行となります。「債権管理の一層の適正化を図り、市民負担の公平性及び財政の健全性を確保する」という本条例の目的の達成に向け、引き続き努めてまいります。  昨年度策定した「第6次行財政改革実施計画」は、公共施設の再編整備を見据え、基金に頼らない財政運営へと転換するべく抜本的な体質改善を目的としています。  中長期的な視点において、真に必要な市民サービスを確保するとともに、情勢の変化に柔軟かつ迅速に対応した施策を展開していくための体制づくりと財源の確保をするためのものであり、本市の将来的な発展を目指し、市民皆様の御理解と御協力を賜りながら着実に実行してまいります。  また、公共施設につきましては、ファシリティマネジメントを推進し、施設の最適化を図るため策定した基本方針、基本計画及び推進実施計画に基づき、個別施設ごとの維持更新に係る計画の策定を進め、より具体的な最適化を目指します。  あわせて、地域住民や民間事業者とともに施設の管理運営について取り組むことのできる仕組みを具体的に検討し、経営的視点を持った持続可能な施設運営を目指します。  以上、平成31年度の市政運営の基本方針につきまして、今議会に提案しております予算の内容を踏まえ、御説明いたしました。  冒頭で触れましたが、ことしのG20大阪サミットから2025年の大阪・関西万博まで、大阪を中心にビッグイベントが続くことで、国内外からたくさんの方々が大阪を訪れ、にぎわいが創出されることが見込まれます。その機運の醸成に惜しみなく協力するとともに、来年に節目の市制施行50周年を迎える泉南市の魅力を高められるよう、市民の皆様とのまちづくりに一層励んでいきたいと考えております。  「泉南市が変わった」と共感していただけるよう、さらに単なる「チェンジ」ではなく「イノベーション」まで昇華できるよう、さまざまな事業を推進してまいります。  結びに、あとしばらくで、「平成」の時代が幕を閉じ、新しい時代を迎えることとなります。行政にとっては、これから人口減少の進行や超高齢社会の到来などに対して、ますます柔軟かつ臨機応変な対応が求められるようになりますが、私といたしましては、座右の銘である「公平・公正・誠実」をぶれることなく第一義とし、市民の皆様の負託に応えられるよう、市民の皆様との協働をさらに進め、職員と一丸となって、この難局を乗り越えるためにも、全力で市政運営に専心してまいりますので、何とぞ議員各位を初め市民の皆様の御理解と御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。  ありがとうございました。 4 ◯議長(竹田光良君) 次に、日程第4、代表質問を議題といたします。  今定例会には、市長の市政運営方針に対し、公明党、新政せんなん、自民党市議団、自民党・創生会、日本共産党、未来せんなんの6会派から質問通告があります。  この際申し上げます。代表質問の各会派の持ち時間につきましては、市長の答弁も含め、公明党は70分、新政せんなん、自民党市議団、自民党・創生会、日本共産党、未来せんなんは60分といたします。  また、質問者におかれましては、最初の質問については、発言席または壇上から質問を行い、質問後は自席には戻らず、控え席にて答弁を聞き、再質問につきましては、全て発言席から行うこととしますので、よろしくお願いいたします。  なお、代表質問に限り、同一会派の所属議員による関連質問を、持ち時間の範囲内で認めておりますが、今定例会におきましては、関連質問の通告はありませんので、御報告いたします。  それでは、順次代表質問を許可いたします。  まず初めに、公明党の代表質問を許可いたします。10番 澁谷昌子議員。澁谷議員。 5 ◯10番(澁谷昌子君) おはようございます。公明党の澁谷昌子でございます。  竹中市長におかれましては、昨年5月に市長に就任をされ、2期目で御就任をされたわけでございますが、御公務で東奔西走をされる中、昨年は台風21号によりまして、市長もそうでしょうが、市民もそうだと思います。ここ数十年間経験したことのない大きな災害であったかと思います。今後の防災対策が急がれます。  と同時に、依然、泉南市は厳しい財政状況の中ではありますが、泉南中学校の建てかえと同時に、新しい教科センター方式での授業の開始、また泉南阪南共立火葬場の新規稼働などの新しい事業も始まってまいります。  また、これから大阪を舞台に大きなイベントが繰り広げられていくこのときに、泉南市も明年りんくう公園のオープンとともに、市制施行50周年を迎えます。市長は今後市民の皆様とのまちづくりに、どのようなリーダシップを発揮されるのか、また御決意をお持ちなのかをお聞きしたいと思います。  それでは、ただいま議長よりお許しをいただきましたので、公明党会派を代表いたしまして、通告に従いまして、平成31年度泉南市の市政運営方針について質問をいたします。  まず、初めの第1章、「すべての人が尊ばれ、その個性が発揮できるまち」、この章につきましては、子どもたちが楽しく生き生きと学ぶことのできる「教育環境づくり」について質問させていただきます。  平成31年度は、教育内容の充実と小学校と中学校のスムーズな接続のため、教職員の連携を図るとともに、機会を捉えて子どもたちの交流を推進するなど、小中一貫教育推進事業を積極的に推進するとあります。  小中一貫教育に向けた具体的な9年間を通した教科のカリキュラム作成等について調査研究を進め、より充実した義務教育を目指して取り組まれるわけですが、平成31年度のカリキュラムを作成の目標を教えてください。  また、学力向上に向けては、今年度英語教師を増員し、小学校での英語教育が、より充実していくとともに、今年度から市内の学校で英語検定が受けられるよう検討も進められるそうですが、検定料は4級で2,100円から2級で5,400円とかかります。検定料について、市としての助成はお考えでしょうか、あわせてお聞かせください。 6 ◯議長(竹田光良君) ただいまの澁谷議員の質問に対し、市長の答弁を求めます。竹中市長。 7 ◯市長(竹中勇人君) それではまず、来年度のカリキュラムの目標についてからお答えをさせていただきます。  これまでも教育委員会のほうから説明をさせていただいてございましたけれども、今の中学校の校区ごとに関係する小学校等との協議調整を行っておりまして、その中で小中で一貫したカリキュラムにつけての精力的な活動はさせていただいているところでございます。  昨年度、泉南中学校の校区内におきましては、校区内の3小学校の6年生に、一日体験の授業をさせていただきました。これは非常に好評であったということでございまして、私もアンケートを拝見させていただきましたけれども、子どもたちがかなり楽しんでいただけたというふうに思っております。  ことしも、そういう小中一貫に向けたカリキュラムもとっていきたいと思っていますし、また中学校の体験学習というのも実施をさせていただきたいというふうに思っておりますし、教育委員会のほうでもそういうことで進めているということでございます。  来年度は課題とされる家庭学習のあり方、それから子どもたちが落ちついて授業を受けてもらえるような環境づくりを目指していきまして、一貫したカリキュラム編成を行っていくというふうに聞いてございます。
     これに向けて、小中一貫教育に向けての推進にしっかりと市長部局としてもサポートしていきたいというふうに思っております。  それから、英語検定でございますけれども、これはもう私も以前から進めたいというふうに思っていたものでございますが、英語検定は現在市としては、うちの市では実施はしてございませんけれども、来年度学校の協力をいただきまして、学校を準会場として実施できるように検討していただいているということを聞いてございます。  検定料につきましては、特に補助というのはございませんけれども、本会場で通常受験する場合と、準会場で受験する場合、料金がちょっと割安になるんですね。  準会場で受験する場合は、約2割ぐらい安くしていただけるということでございます。その受験料もいささか安くなるというのとあわせて、遠いところまで行かなくて済む、そういう意味で交通費も必要なくなるということもありますし、時間的にも速く行けるということで、その辺の利便性向上は図られるんじゃないかというふうに思っております。 8 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 9 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。ぜひ検定にもどんどん子どもたちが参加して、挑戦して、英語の好きな子どもたちがいっぱいふえるように、また支援をよろしくお願いいたします。  また、今年度から中学校では授業支援、また学習支援ソフトを活用し、授業また学習支援ソフトは放課後学習、泉南スタディ事業ですかね、家庭学習にも活用し、子どもたちの学力向上を図るとあります。  4月から泉南中学校では教科センター方式を導入しての授業が始まります。もちろんこのソフトは泉南中学校での授業でも活用されるでしょうが、この取り組みが着実に学力向上につなげるため、今後市として支援していく上での課題についてお聞かせください。 10 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 11 ◯市長(竹中勇人君) 学力向上に向けた取り組みの、より一層の推進を各学校にお願いをしているところでございます。授業の支援ソフト、学習支援ソフト、これは学校の学力向上の取り組みに資するものとして非常に期待をしているものでございまして、しっかりと活用してもらえるように教育委員会のほうから支援、情報提供をしていきたいというふうに考えてございます。  また、泉南中学校は教科研究などの拠点としてこのソフトを活用されるということも聞いております。それを含めてここからまた全校に発信していただけたらというふうに思います。 12 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 13 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。ぜひ新しい泉南中学校をそういう教科研究の拠点として、泉中だけがじゃなくて、あとの3中学校も同じように足並みそろえて、学力向上に向かって先生たちの教職員の研究、また研修、努力を期待いたします。  次に、本市の子どもの権利に関する条例に基づく事業について。  泉南市に生まれ育つ全ての子どもが、生まれてきてよかったと心から思える子どもにやさしいまちを実現していくために、2012年10月1日に泉南市子どもの権利に関する条例が制定され、その翌年、府下でも先進的取り組みとして、せんなん子ども会議も立ち上げ、今日まで子どもたちが主体的に活動を積み上げてきた経緯があります。  今月の広報にも掲載されましたが、子どもの権利に関する条例の第6条、子どもの相談と救済における子どもオンブズパーソン制度について検証され、子どもの権利条例市民モニター会議での様子が紹介されております。  少子化、核家族化、子どもの貧困、いじめ等々、子どもたちを取り巻く環境は、ある意味厳しく、小さな悩みでも相談できず、孤立してしまうケースもあるかと考えます。  今後、子どもオンブズパーソン制度の設置も含め、子どもの相談と救済について、特に子どもが相談しやすい環境づくりについて、どのようにお考えでしょうか、お聞かせください。 14 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 15 ◯市長(竹中勇人君) 御指摘のとおり、子どものオンブズパーソン制度の前に、本市では子どもの権利に関する条例、これは平成24年に制定をいたしてございまして、それと並行して子ども会議をつくり、そこから子どもたち独自での活動をしていっていただいているわけでございます。  子どものオンブズパーソン制度で、実際に他市でやっている制度が幾つかございますけれども、どこを見ましても、ほとんどが専門的な相談員による相談事業、そういうものが中心でやっておられます。経費的には非常に高くついて、実際に子どもがそこへ相談に行きやすいかというと、いささか疑問があるんじゃないかと思われるような制度でございます。  私どもの泉南市の子どもの権利に関する条例の委員会のほうからの提言をいただきましたけれども、その提言の中にも、そういう制度よりも、泉南版として新たなものをつくるほうがいいんじゃないかという御提案をいただきました。  私も同感でございまして、やはり子どもたちが一番相談しやすいのは友達であったりとか先輩であったりとか、あるいは地域の方であったりとか、そういう、より身近な方のほうがいいんじゃないかという思いがございまして、そういう立場で支援できるような制度というのを考えていきたいというふうに思っております。  できるだけ、子どもが相談しよい環境づくりで、自分自身のこと、学校や家庭のことがより身近に、子どもの虐待とかいじめとかがなくなるような、そういうのが直接話をできる、そういう態勢づくりというのをしていきたいというふうに思っております。  この制度につきましては、また平成31年度中には子どもの権利についてのオンブズパーソン制度の取り組みを進めてまいりたいというふうに思っております。 16 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 17 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。市長の言われるほうが私も賛成です。ぜひ子どものオンブズパーソン制度(泉南版)をやっていただきたいと。  また、青少年センターに子ども会議の拠点として設置されるというふうにもお聞きしておりますので、子どもたちが今後どんな相談でもできて、そして自由にまた気軽に自分の意見を、また相手に伝えられるそういう環境づくりということで、子ども相談室的なものを青少年センターに設置していただけたらというふうに、これは要望としておきます。  続きまして、2章の「みんなが健やかで、みんなが助け合うまち」、ここの章につきましては、児童虐待について質問させていただきます。  前質問で、本市の子どもの権利に関する条例にも触れましたが、守られるべき子どもの生きる権利を、一番守るべき立場である親権者が脅かし奪うという児童虐待、これについて今回本市の児童相談室に寄せられた児童虐待の相談件数の推移についても資料請求をさせていただきました。  政府は、今国会で、児童福祉法と児童虐待防止法の改正案を重要法案に指定し、児童虐待の根絶に向け、あらゆる手段を尽くし、スピード感を持って対応を講じる方針です。  本市においても、児童虐待の早期発見、未然防止対策として、家庭児童相談室の機能強化を図り、児童虐待ゼロを目指し、関係機関と連携し、取り組めるような組織的な対応体制は構築されているのでしょうか。  また、家庭児童相談室の夜間緊急の相談対応についてはお考えでしょうか、あわせてお聞かせください。 18 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 19 ◯市長(竹中勇人君) 児童虐待、それから夜間の緊急相談体制についてでございますけれども、本市の家庭児童相談室の虐待件数は、年々増加の傾向にございます。  本市では、児童虐待の対応といたしましては、これは児童福祉法に基づいて設置することになっております要保護児童対策地域協議会というのがございまして、それを泉南市では、泉南市子どもを守る地域ネットワークとして設置をいたしてございます。  支援対象である要保護児童、もしくは要支援児童を及びその保護者、または妊婦さんに対する支援をそこで行っているというところでございます。  このメンバーとしましては、警察や消防、弁護士さん、それから子ども家庭センターや児童家庭支援センター、それから各施設、子どもたちが行っておられる施設だとか保健所、医師会、民生委員の方、ほかもろもろの関係の機関が加入していただいてございます。  ここで日ごろのいろんな情報交換等を行いまして、児童虐待等の早期発見、未然防止の対策を進めておるわけでございますけれども、夜間の対策につきましては、現在のところは、児童相談所の全国共通ダイヤルというのがございまして、最近テレビなんかでも放送していますけれども、189のダイヤル、「いちはやく」というそうでございますけれども、それとか、あるいは大阪府が設置いたしてございます夜間休日虐待通報専用の電話というのがございまして、さらにもっと特に緊急性が高いという場合には、直接警察のほうに通報していただく。そういうことで対応させていただいているところでございます。  この手法につきましては、今、ウェブサイトとか広報あるいは市民のいろんなイベント等で啓発をさせていただいているところでございます。 20 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 21 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。大変大切な問題で、また重要な課題です。泉南市にもないわけではなくて、児童虐待もあるということを事実を認めましてやっていきたいと思います。  児童虐待、先ほど申したように、親権者による虐待と、これはいわゆるコモンセンス・ペアレンティング・プログラム、これを含む家族の再統合、家族が壊れているわけですから、統合、それへの支援も必要かと思います。  公明党は、今国会第2次補正で、現在相談は無料ですが、通話料、これは有料である全国共通ダイヤル、先ほど市長が申されました「いちはやく」189、これの通話料無料化を抜本改正をいたしまして、強化を図ります。  特定妊婦に対しましても、生後すぐの虐待を防ぐために、予期せぬ妊娠に対して、自治体または地域版ネウボラですか、妊娠から出産、子育てまで地域で切れ目のない子育て支援をしていただきたいと思います。  もう何といっても地域からの通報、またそういう、自分たちで虐待されていることは言えませんので、この間の事件もありましたが、なかなかそういうふうに言ったとしても、それが漏れたりとか、もう大変な事件になり、最終的には命を奪われると。  きょうも何か、やけど、刺されたとかいうニュースも聞きましたので、ぜひ泉南はチャイルドファーストのまち泉南、そういうことで取り組んでいただきたいと思います。  次に、児童虐待の発生防止策、また社会的養育の充実の観点から、本市においても里親制度に対する市民の理解促進を図り、広報啓発、また普及促進に取り組むとともに、里親的ファミリーホームの設置について、積極的サポート、支援する取り組みが必要ではないかと考えますが、本市のお考えをお聞かせください。 22 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 23 ◯市長(竹中勇人君) 里親的ファミリーホームの設置についての御質問でございますけれども、厚労省の資料によりますと、平成29年の3月時点で虐待とかあるいは経済的理由、あるいは親の病気等の理由によりまして、もう親と一緒に暮らせない要保護児童のうち約81.7%が施設で生活をされておられます。里親やファミリーホームで生活されているというのが18.3%、約2割弱でございます。  里親制度というのは、児童相談所が要保護児童の養育者を定めて、家庭で行えるように都道府県が養育者に委託するという制度でございまして、そういう制度の広報をしていく必要があろうかというふうに思いますし、またファミリーホームというのは、数人の要保護児童を受け入れる、里親をちょっと拡大した施設といいますか、そういうところでございまして、児童同士の交流というんですか、相互の交流が深くできるような施設でございまして、これを通じて基本的な生活の確立、そして豊かな人間性を養うという、そういう事業でございます。  児童虐待が増加する中で、児童を保護する施設が慢性的な不足状態になっているのは、これはもう事実でございまして、社会的養育の充実の観点から、児童を家庭に迎え入れ養育する里親の社会的役割が、どんどん高まっているというふうに思っております。  ついては里親やファミリーホームが社会的養育の役割を担っていけるように、さまざまな理由から親と暮らせない、こういう子どもたちを家庭の形である、必要な家庭での生活をできるような啓発活動を行うとともに、里親活動を検討しておられる方々に、こういう制度の内容あるいは手続の方法等をしっかりと広報に努めていきたいというふうに考えてございます。 24 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 25 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。重要性を認識をしていただいている、うれしい話です。現に泉南市でも里親をやってみたいという方がおられます。すばらしいことだなと思うんですよね。  自分の子どもを育てるのにも四苦八苦、やっとという、そんな状況の中で、自分の子育てが終わって、次はこういう社会的養育にも携わりたいという、そういう方もいらっしゃいますので、本市においても、里親的なファミリーホームを自宅で開設し、温かい家庭環境で社会的養育を目指す方、その方に対しての泉南市独自の施策を、これは府が管轄になっていますので、府に対しての許可とか、いろいろ今申請をされているそうですが、市独自としても、ぜひ支援策を講じていただきたいというふうに、これは要望にかえさせていただきます。  続きまして、市民の健康づくりについて、がん対策について、我が国の死亡原因の第1位はがんということで、本市としてもがん検診の受診率向上を目指し、受診勧奨法や検診を受診しやすい体制の整備など、さらなる取り組みの充実、強化を図る必要があるのではないでしょうか。  また、小学校におけるがん教育も、子どもたちが若いときから健康に関心を持ち、正しいがんに対する知識を持つことは、将来的にもがん予防につながりますので、ぜひ引き続き実施をお願いいたします。  がんは、生活習慣病の要素が大きく、予防には日常の生活習慣の改善が不可欠です。他市でも多くの自治体で、楽しみながら健康寿命の延伸を図れるようなポイントアップ制度を導入し、市民の健康づくりを進めておりますが、本市においてもそのような取り組みをお考えでしょうか、あわせてお聞かせください。 26 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 27 ◯市長(竹中勇人君) がん検診についてお答えをさせていただきます。  本市の平成27年度から新たなステージに入ったがん検診の総合支援事業というのを取り組んできたところでございます。引き続き来年度もこの辺のがん検診の受診率向上に向けて、そういう取り組みを進めていきたいというふうに考えてございます。  ついては、郵送とかあるいは電話による個別の受診勧奨、あるいは複数の再勧奨なんかも実施していきたいというふうに思っておりますし、また、子宮がん検診や乳がん検診を初めて受けた対象の方に、クーポン券を郵送しておりまして、こちらのほうは、かかりつけ医を通じた個別の受診勧奨、再勧奨にも取り組んでいきたいというふうに思っております。  受診しやすい体制づくりとがん検診と特定健診のセット受診をやっていただく、あるいは日曜日の検診の実施、こういうのを広げていきたい。それによって受ける環境をつくっていきたいというふうに思っておりますし、がん検診の種類によりましては、広域で3市3町、医療機関のほうの協力をいただいた上で、そういう体制づくりというのも進めていきたいというふうに思っております。  平成31年度は集団検診によるがん検診の回数をふやすなどして、その辺の取り組みの強化をしていきたいというふうに考えてございます。  続きまして、小・中学校におけるがん教育でございますけれども、現行の学習指導要領の中では、小学校の体育あるいは中学校の保健体育の中で、健康な生活と疾病の予防についての理解を深めるよう、生活習慣病の予防のための生活習慣についての学習があるというふうに聞いてございます。  新学習指導要領におきましては、中学校の保健体育で生活習慣病の中で、特にがんを取り扱うということが言及されておりまして、がん教育が推進されていくというふうに理解をいたしてございます。  今後ともこういう国の指針に基づきまして、がん教育を含めた生活習慣病についての学習も進めていっていただければというふうに考えてございます。  それから、健康マイレージのポイント制度でございますけれども、幾つかの市ではこういう取り組みを今までしておられておりましたけれども、本市ではそういう取り組みはなかったんでございますが、平成31年度から大阪府下全域で、大阪府が健康づくりの支援のプラットホーム整備事業というのが予定されてございまして、その中に、おおさか健活マイレージ「アスマイル」というのがございます。  これは、大阪府民がウオーキングやとか健康イベントなんかに参加したときに、その距離に応じてあるいは参加した回数に応じてポイントがたまっていくというような制度でございまして、これは大阪府で実施するものですが、同時に各市町村もそれに加わって実施ができるという制度になってございます。  私ども泉南市も一緒にこれに取り組んで、その中で本市の特定健診を受けた場合とか、あるいはいろんな健康のイベントなんかに参加された場合に、そのマイレージを付加していくような、そういう制度をつくってまいりたい。それによって、健康増進への動機づけを行っていきたいというふうに考えてございます。 28 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 29 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。初めて聞きました。おおさか健活マイレージ「アスマイル」事業ですか、まだ知らない方もたくさんいらっしゃると思います。ぜひ、特に高齢者の方に限らず、全世代の方に通知を、また告知を、周知をしていただいて、泉南市の市民もこれにあやかっていくというと変ですけれども、乗っていけるようによろしくお願いいたします。  続いて、高齢者対策ですが、今後高齢者人口がピークを迎え、介護ニーズが増大していくことを見据え、本市では全ての世代を含む全員参加型の地域支え合い体制の構築に取り組まれるとあります。  その中で、WAO体操2の普及推進に加え、ゼロ次予防の構築に向け、本市でもフレイル予防の普及を推進するとありますが、フレイル予防の3原則は、1、持病のコントロール、2、運動・栄養療法、3、感染症の予防です。  特に3番目の感染症の予防に効果があるのはワクチン接種です。国は昨年度で一定5年の経過措置が終わった成人用肺炎球菌ワクチン接種について打ち切らず、引き続き平成35年までの5年間、65歳から5歳刻みの100歳までの方を定期接種の対象とし、また周知を行うに当たっては、送付する方法で周知を行うこととされております。  本市においては、65歳の方はもちろん70歳以上の経過措置の対象となる方にも個別通知による周知を実施し、市民の健康と接種の権利を守る対応をとることを要望いたします。この点についてお考えをお聞かせください。 30 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 31 ◯市長(竹中勇人君) 成人用の肺炎球菌ワクチンでございますけれども、これは平成26年から高齢者の肺炎球菌感染症は、予防接種法に基づく定期接種に加えて、個人予防に重点を置くB類疾病に指定されてございます。  平成26年から30年度の5年間にかけまして、65歳以上の全員に接種機会を設けて実施をしてきたものでございます。これを受けられた方と受けていない方がおられるわけでございますけれども、その辺の把握が非常に難しいという状況になってございます。  高齢者の肺炎球菌の感染症は非常に重篤な感染症であり、予防接種の重要性は非常に大事あるというふうには認識はしてございます。任意で1回接種したことがある人は、対象から外れるということになってございまして、その辺の把握が非常に難しいということもありまして、本市では今まで65歳になったときに、介護保険証と一緒にその案内を送らせていただいて、予防接種の受診を促すということをさせていただいてございます。  昨年私も65歳のときに、その通知をいただきました。昨年予防接種を実施したところでございますけれども、今年度も引き続き対象者となる65歳を対象に、そのときに個人通知を実施させていただきたい。  それ以外には、4月に全戸配布をする予定でございますが、保健センターだよりだとか、あるいはホームページ、広報等を通じて、その辺の周知を図っていきたいというふうに考えてございます。 32 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 33 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。今までどおり65歳のみに個別通知をするということでございますが、先ほども申したとおり、厚労省は1月11日の事務連絡では、接種率向上のための周知啓発に送付する方法というふうに明記をされております。  また、高齢者が肺炎にかかって、その肺炎を治癒するための医療費、最悪亡くなられる場合もあるわけですが、この医療費削減のことを考えると、またこの施策を国が5年間延ばしたということも大きく考えて、国としてもやっぱりそういう医療費の増大、また高齢者がふえていくということによって医療費も増大してくる。  1人に対する、今67円ですかね、はがき代、それと後にかかる肺炎になったときの本人の苦しみと、また家族の負担と、そしてまた医療費等を考えたときに、どちらが効果があるかと、得かということを考えたときに、この政策をもう一度考え直していただきたいと要望して終わります。  続きまして、3番目の「産業の活力が増し、にぎわいと交流が生まれるまち」、この章におきましては、本市は、泉南市地方創生戦略により展開されている事業を確実に実施、検証し、本市の農業、水産業の活性化を図ってまいりました。  また、農業公園につきましては、園内の施設のサービス向上を図り、今後も農業、水産業、観光をマッチングさせたイベントの開催など、花咲きファーム農業公園が、市内外の観光客にとって魅力のある交流拠点の1つとなるような取り組みが必要ではないでしょうか。  初めに、商業の振興についてお尋ねしたいと思います。  南海樽井駅とJR和泉砂川駅の駅前商店街では、シャッターのおりたままの空き店舗が目立ちます。現在、本市においては空き店舗対策としての家賃補助事業を通じて、市内商店街の空洞化の抑制と、商業の担い手の育成を進めておりますが、今後この泉南創業塾の継続も含め、新たな産業の導入と商店街の活性化を図られるお考えでしょうか、お聞かせください。 34 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 35 ◯市長(竹中勇人君) 創業塾でございますけれども、創業塾は、経産省が定めた産業競争力強化に基づき国の認定を受けた、泉南市創業支援事業計画の一環として、商工会、日本政策金融公庫、地域の金融機関と連携して行っている事業でございます。  この事業で、本市として独自に優遇措置といたしましては、この事業で創業塾に勉強された方につきましては、新たに創業する場合、空き家、空き店舗を活用して創業する場合に、空き店舗の家賃の補助事業、補助制度というのをつくってございます。  この補助制度は、創業塾を受けられた方については、通常の補助期間24カ月を36カ月まで延長させていただくということで、対応させていただいているところでございます。  平成28年度から行っておるわけでございますけれども、平成28年度で19名、それから平成29年度では、また19名の修了者が出てございます。そのうち創業につながったのは、うち9名の方が創業しておりまして、その方々はこの空き店舗対策の補助金を使っての事業を進めているということでございます。  今後も引き続きこの空き家対策とともに、創業塾のほうも続けていきたいというふうに考えてございます。 36 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 37 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。引き続き継続をしていただくということで、よろしくお願いいたします。  せんだって2月1日から28日までの間、第2回の、せんなんまちゼミというのが、泉南市商工会によって行われておりました。
     昨年、公明党のほうで4つのアンケート調査をいたしました。介護、子育て、それから中小企業対策と防災です。この中小企業対策の方々へのアンケートをとらせていただいたときに、事業承継をする、このときに悩んでいることはという問いに対しまして、一番多かったのは、後継者また人材の確保でした。  また、今後市に望む支援策はというところで、相談窓口の設置でした。空き店舗がこれ以上ふえないように、この点についても商工会とも連携し、対策を講じていただきたいと、これは要望にかえさせていただきます。よろしくお願いいたします。  続いて、観光振興についてでございます。  本年は、ラグビーワールドカップやG20大阪サミット、2020年の東京オリンピックパラリンピック、2021年の本市がオープンウオーター開催地となるワールドマスターズゲームズ2021関西、そして2025年の大阪・関西万博など、今後7年間、世界的な大きなイベントが、この大阪・関西・日本を拠点に繰り広げられ、今まで以上にインバウンドを含めた観光客を本市に呼び込み、泉南市の魅力をPRできる絶好のチャンスです。  またこの間、泉南市営りんくう公園の開発も民間のノウハウを生かし整備され、生まれ変われます。そして泉南市制の施行50周年の節目も迎えます。  今後ますます増加するインバウンドを含めた観光客の市内誘致に、本市の魅力ある豊かな観光資源や、日本固有の歴史遺産や文化をマッチングさせた広域のプロモーションを活用し、いかに積極的に国内外にPRしていくか、今、最優先の課題といえますが、この点についていかがお考えでしょうか、お聞かせください。 38 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 39 ◯市長(竹中勇人君) 観光客の市内誘致でございますけれども、御指摘のとおり、ここ数年間に相次いで開催される世界的なイベント、これは本市の魅力をここでPRして、関西国際空港を利用されるたくさんのインバウンドのお客さんを本市へ誘客するというのは、これは非常に大事な課題であるというふうに思っております。  海外だけでなしに、国内の遠方からも来ていただきたいというふうに思いますし、その辺のプロモーション活動は、本市単独で継続してやっていくというのは、非常に難しいところもございます。大阪観光局やとか、あるいはKIX泉州ツーリズムビューロー、あるいは超広域の連携観光圏協議会、こういうのの役割分担を使いまして、誘客の事業を進めていきたいというふうには思っております。  本市といたしましては、ちょうど来年が市制施行50周年の年でありますし、その年には、りんくう公園の開園も予定いたしているところでございます。  新たな観光資源が創出されるということになりますと、これを世界に発信していくために、私といたしましても、航空会社やとかツーリストなんかを通じて、積極的にPRしていきたいというふうに思っていますし、市内の既存の観光資源とあわせまして、国内外にその辺の魅力の発信をしていきたい。  そしてまた、市内に来ていただいたお客様の利便性向上のためにも、市内の各所に多言語化、QRコードなんかを使った多言語化、あるいはWi-Fiの整備、それからキャッシュレス化なんかも含めて、整備をしていきたいというふうに考えてございます。 40 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 41 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。ぜひPRも、プロモーションはちょっと無理やということで、市独自としては、やるのであればPRということになってくるんですが、よろしくお願いいたします。  関空を利用するインバウンドを集客をするために、誘客するには何といっても本市においては宿泊施設の整備が不可欠です。りんくう公園に隣接するホテル建設、これを大阪府にも積極的に今後働きかけていただきたいと思います。  続きまして、第4章、「おだやかに暮らせる、安全と安心のまち」、この章についてですが、昨年9月の台風21号の教訓を生かし、近い将来発生するであろう南海トラフ巨大地震に備え、防災拠点の整備を図るとともに、災害から地域を守る人材育成、確保の推進に力を入れ、地域の防災力を高めなければなりません。  本市においても、自主防災組織を結成し、定期的に避難訓練等を実施されている地元地区や、また自主防災会もありますが、未結成区に対しては、市から引き続き働きかけをしていただきたいと思います。  初めに、防災情報の伝達体制についてお聞きいたします。  昨年の台風21号での対応では、多くの市民の方から防災行政無線の放送が聞こえなかった。また放送の音声が反響や共鳴で聞き取りづらかった等の声が寄せられたことと思いますが、防災情報の伝達手段の拡充について、何か対策やお考えがありましたら、お聞かせください。 42 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 43 ◯市長(竹中勇人君) 昨年の台風21号では、市内から発信した防災用広報システムの放送が聞こえにくい、あるいは音声が反響したり共鳴したりして聞きづらかったというたくさんのお声をいただいてございます。  我々としては、その広報システムだけじゃなしに、広報車やとか、それからメールとか、市のウェブサイトやとか、SNSを使っての発信もさせていただきましたけれども、やはり直接聞こえる媒体というのが一番重要性が高いであろうなというふうには思っております。  これを踏まえまして、平成31年度には市民の情報伝達の手法の1つといたしまして、この広報システムを使った放送内容、これの防災無線の放送電話の内容の案内をサービスさせていただく、電話でそれが聞けるような制度をつくっていきたいというふうに思っています。  これは緊急の放送だけに限らせていただいて、通常の毎日放送しているような内容は、ちょっと省かせていただきますけれども、そういうのを予定させていただきます。  防災用の広報システムの使い方も、放送回数やとか、音量の強弱、あるいは子局のグルーピング、相互にちょっと干渉したりしますので、グルーピングをするなどを行いまして、その辺の反響や共鳴の低減を図っていきたいというふうに考えてございますし、その辺はちょっと補完できない部分は、広報車によっての放送というんですか、広報車によって皆さんにお知らせするという方法の運用もしていきたいなというふうに思っております。 44 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 45 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。この情報伝達、一番大事なことです。また、本当に緊急を要した場合は、何回も何回も繰り返し、また音声等の調整もあるでしょうけれども、今回は広報マニュアルを作成するということですので、広報車による巡回の放送については、これは災害のときにもう何回も言われて、市民の方から広報車を回してほしい、回してほしいという声がもうたくさんありました。  聞こえづらいということと、今回こうやって電話で再度聞けるという仕組みも取り入れてくださいましたけれども、それさえも聞こえないようなところに関しては、今回そのマニュアルをつくって、ぜひそういうところには一番に広報車を回していただきたい。そういうマニュアルづくりにもしっかりと取り組んでいっていただきたいというふうに考えますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、避難所の環境整備と備蓄物資についてお尋ねをいたします。  台風21号では、大規模停電への対応も大きな課題となりました。高潮対策の避難所となった西信達中学校体育館では停電も発生し、避難された方々も大変不安な思いをされたことと思います。これらを踏まえ、非常用電源設備等避難所の環境整備や、また災害用の備蓄物資について、泉南市として何か対策がおありでしたら、お聞かせをください。よろしくお願いいたします。 46 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 47 ◯市長(竹中勇人君) 避難所の備蓄とか環境整備でございますけれども、避難所につきましては、台風21号での対応でいろいろ課題になったことがございました。その辺の対応をいろいろ検討を行った結果でございますけれども、やはり大規模な停電が一番大きな問題であったと。  停電などによります避難の長期化に備えまして、まず食料やとか毛布の備蓄が必要であると。それに加えて、避難所での安全確保といいますか、避難所が停電した際のポータブルの発電機、これをうちのほうで何台か購入して、備えておきたいなというふうに思っております。  ポータブルの発電機だけじゃなしに、照明器具やとか、あるいはコードリールやとかを使いまして、そこで携帯の充電やとか、そういうことができるような設備というのは、そろえていきたいなというふうに思っています。  また、避難所になるところというのは、もうほとんどが体育館でございまして、床はフローリングでございますので、ここに避難所用のマットを置いて、生活がしやすいような環境整備にも役立てていきたいなというふうに思っております。  また、市民の皆様には、大規模な災害に備えまして水や食料、そしてバッテリーやとか、携帯のモバイルバッテリーやとか、あるいは懐中電灯、乾電池、それからカセットコンロ等を、災害の以前にしっかりと準備をしていっていただきたいなと思いますし、そういうことの啓発も、広報等を通じてさせていただきたいなというふうに思っております。 48 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 49 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。備えあれば憂いなしです。できる範囲で今回の災害で大きなピンチを迎えましたが、これを大きなチャンスに変えていけますように、あの災害があったから、あの台風があったから、次に起こる地震のときには、これだけ備えができた、これだけ泉南市は犠牲を出さずに済んだと言われるような、大きな機会にしていただきたいと思います。  平成31年度では、さらなる避難所の環境整備の取り組みにも期待をいたします。  昨年の台風21号を経験し、また市の伝市メールの普及もあり、私も何件か伝市メールに参加をしたことがありますが、本市の皆さんの災害に対する意識も高まってきているのではないでしょうか。  自助の部分では、家庭内の備蓄や避難所、避難経路の確認等、本市の制定していただきました、せんなん家族防災の日、3.11と9.1、年2回あります。これを活用して、各家庭での取り組み、啓発をし、また共助の観点からは、地域における防災人材の育成確保と、防災訓練の実施等、昨年の台風21号を、住民の自主防災組織の構築や地域防災力を向上させる、先ほども言いましたチャンスと捉えて、本市のさらなる取り組みをよろしくお願いいたします。  続きまして、今春にも江崎グリコと明治は、厚生労働省が液体ミルクの製造を承認したので、今後消費者庁より、販売許可を得て、液体ミルクを製造、販売する予定です。  常温で、半年から1年の長期保存が可能で、手軽に使え、夜間や外出時の授乳に効果を発揮すると期待されております。また、粉ミルクのように、お湯で溶かす必要がないため、災害時の備蓄品としての活用にも期待が寄せられています。災害用備蓄物資に国産液体ミルクを導入してはどうでしょうか、お考えをお聞かせください。 50 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 51 ◯市長(竹中勇人君) 液体ミルクにつきましては、水やお湯を必要とせずに、そのまま常温で保存ができるということで、災害用の備蓄品としては非常に注目されているものであるというふうには思っております。  粉ミルクに比べて、ちょっと消費期限が短いというのが難点でございますけれども、あとは市場にどれぐらい回っているか、皆さんがどのぐらいお使いになっているかによって、それを、安全性を危惧されて使われないということのないような状態になってくれば、導入をどんどんやっていきたいなというふうに思います。  消費期限が短いというところで、備蓄に関しては備蓄の倉庫じゃなしに、保育所等を活用して、そこで常にちょっと量を多目にして、循環しながら使うという方法もあるんではないかというふうに思っております。その辺のこれからどういう方法で使えるかというのは、しっかりと検討していきたいというふうに思っております。 52 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 53 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。この液体ミルクにつきましては、昨年の議会でも何人かの議員も導入の提案をされておりました。  この国産の液体ミルクの普及につきましては、公明党・子ども若者支援プロジェクトチームの佐々木さやか参議院議員、座長が政府と積極的に議論を重ねた結果、製品化をされたもので、間もなく店頭に並ぶ予定です。  粉ミルクに比べ費用が少し割高ではありますが、栄養面、安全性が確保されているので、非常時には大変便利です。ぜひ導入に向けて取り組んでいただきますよう、重ねてお願いを申し上げます。  続きまして、消費生活相談についてお尋ねをいたします。  2月の「広報せんなん」では、住宅用火災警報器や消火器の点検を消防署からと偽って、悪質な訪問販売に注意とのお知らせが掲載されてありましたが、本市でも最近ひとり暮らしの高齢者宅に、カード会社の担当者と称した人から電話があり、身に覚えのない請求をされたという報告も聞きました。  本市でも、消費者生活相談事業を続けられておりますが、特に高齢者を狙った悪質な電話による詐欺も、手法を変えて発生をしております。  こういったトラブルから、特に高齢者やまた障害者の方を未然に詐欺に遭わないように防ぐために、わかりやすい情報や対応の仕方を周知する取り組みはお考えでしょうか、お聞かせください。 54 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 55 ◯市長(竹中勇人君) 高齢者、障害者を狙ったその悪質な詐欺まがいの商法ですね。これについては消費生活センターに、高齢者や障害者の方々が被害に遭っているという情報などが、国や府から来た場合とか、あるいは被害者から直接いただいた場合とか、その際には、長寿社会推進課あるいは障害福祉課のほうで対応していただいて、情報の提供を行うようにさせていただいているところでございます。  まず、そのような被害が発生した場合、被害に関する相談につきましては、市民からの情報提供があった場合には、まず市のウェブサイトあるいはSNSを通じて詳細な情報と知識の共有を行えるような情報の提供を行っていきたい。そしてまた、注意喚起をしていきたいというふうに思っております。  チラシによる啓発もさせていただくんですが、この場合は全戸に配布できるような状態で、主には広報を通じてになろうかと思いますけれども、わかりやすく、見やすくできるような、そういう内容での提供をさせていただきたいというふうに思っております。  加えて、知識の普及、それから被害の未然防止を図ることができるように、専門の相談員が出向いての消費の啓発講座なんかも開催していきたいというふうに考えてございます。  ともかくは、こういう事例があったということの周知をどう図るかということが一番大事かというふうに思っております。 56 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 57 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。市長おっしゃるとおり、周知が一番大切だというふうに私も思います。  最近、テレビでアポ電という手法で、詐欺も殺人事件にまでエスカレートした報道もありました。背景には、急速にひとり暮らしの高齢者がふえている状況があります。本市でも、このような被害者を出さないように、さらなる高齢者の目線に立ったわかりやすい周知と地域の見守りネットワーク力の向上の取り組みが急務かと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、「快適で活気にあふれ、環境にやさしいまち」、第5章について質問させていただきます。  近年、局地的な大雨や大規模災害によるため池の被害が全国的に発生し、本市においても、災害時に住民の方が迅速に避難できるよう、ため池ハザードマップの見直しもしながら、引き続き作成作業を行っております。  初めに、都市インフラ整備についてお尋ねをいたします。  本市でも、今後超高齢化社会を迎えますが、高齢者に限らず、誰もが快適で過ごせる都市インフラ整備の1つとして、来年春の開園予定のりんくう公園の整備があります。  また、このりんくうタウンのにぎわいを内部に誘導する方策の1つとして、本市では今年度自転車ネットワーク計画の策定に取り組むとありますが、どういった計画内容なのか、お聞かせください。 58 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 59 ◯市長(竹中勇人君) 自転車ネットワーク計画でございますけれども、市政運営方針に書いてございますとおり、りんくう公園から山手側に誘客を進めるための自転車ネットワークの計画を進めていきたいというふうに思っております。  策定に当たっては、安全で快適な自転車通行空間の確保、自転車を活用した地域振興、この2つの柱を考えてございます。  安全で快適な自転車通行空間の確保については、鉄道駅へのアクセスとしての自転車利用、それから通勤通学の自転車利用等についての安全対策を勘案していきたいというふうに思っております。  自転車を活用した地域振興につきましては、誘客力のあるりんくうタウンのにぎわいを、市の内陸部まで波及させることを目的に、ネットワークを構築していきたいというふうに思っているところでございます。  国は自転車施策に積極的に取り組んでおりまして、安全面におきましては、国土交通省と警察庁によりましてガイドラインを策定しておりまして、自転車の役割、利用の拡大、環境、健康、観光をキーワードといたしまして、昨年自転車活用推進計画を国のほうで策定してございます。  策定に当たっては、道路管理者である国土交通省、大阪府やそれから交通管理者である警察等とも検討の場を設けて、この本市のネットワーク計画を策定していきたいというふうに思っております。 60 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 61 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。国が自動車で排気ガスが大変で、CO2の関係で環境破壊という、それに向けて自転車を、環境の問題、それからまた健康の問題の観点から、この政策を取り入れられると。  それに合わせて本市もこれを取り入れていくというふうに、大きく自転車通行の空間を確保することと、また観光、地域振興に自転車を活用すると、この2点の大きな目標を持って、これをされているというふうに理解をいたしますが。  本市の地形上、山手から海に向かってなだらかに傾斜がありますので、この地形上で考えると、観光客の移動手段として自転車の活用がなじむかどうかは、少し疑問も残ります。  また、その呼び込む市内の観光地というんですか、そのところということも考えていくと、これがどうなるかということは、少し疑問が残りますが、市民の日常生活に欠かせない自転車の安全走行のための走行空間を確保することは大切です。  現在、第二阪和国道の道路空間の再編工事が国により進められておりますが、今後道路の幅員の狭い、いわゆる生活道路でもある市道においても、自転車の通行レーン設置の中長期的な計画を作成する必要があると思いますが、この点についてはいかがでしょうか。 62 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 63 ◯市長(竹中勇人君) 自転車のネットワーク計画の作成に当たりましては、まず、自転車の交通量、それから自転車の交通事故の発生件数やとか、観光振興を勘案して、ネットワークの策定をさせていただきたいというふうに思っております。  確かにおっしゃるように、幅員の広い道路につきましては、非常に安全な自転車のネットワークがつくれるんですけれども、狭い道路については、やはりその辺のとり方が非常に難しいというふうには思っております。  市道も全部で総延長約200キロございますので、一概に、直ちにそれが全てできるということは、非常に困難な部分がございます。ネットワークに位置づけられた区間について、主たる幹線の市道になるかと思いますけれども、そういうところを中心に、このネットワークの区間として取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 64 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 65 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。計画では市道という生活道路というよりも、そちらの自転車のいわゆる計画をするところ、自転車通行レーンの設置については、そっちからやっていくということですよね。  観光とか、そういうことも関係してのことでしょうが、やっぱり日常的に市民が使う生活道路の自転車走行空間、走行レーン設置というのも、計画的に今はないですが、順次計画を立てて進めていただきたいというふうに思います。  また、このネットワーク計画についてですが、観光という観点からするのでありましたら、その駅周辺の駐輪場の整備とかいうのも大事だと思います。自転車施策という視点からは、自転車を今度は利用する児童生徒に対しても、学校園での自転車通行の安全講習の実施とか、また安全にマナーを守っての自転車の乗り方指導とか、また自転車保険への加入の促進とか、そういうこともあわせて啓発は大切かと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、ちょっと飛ばしまして、本市におけるバリアフリー対策として、市内の歩道の段差解消は、全ての人が安全に快適に暮らすための大きな要件となっております。通学通勤はもとより、特に高齢者、車椅子使用の障害者、また視覚障害の方にとっては深刻な問題です。  以前市民の方から、市内の車椅子のある方は、「歩道を車椅子で通れないので、車がいない、少ない夜中にコンビニに行っているよ、知っていますか」というふうにお聞きしたこともあります。痛感をいたしました、このことに。  本市におかれましても、今後も歩道の段差解消工事を計画的に推進し、全ての人が安全に暮らせる道路環境整備を図っていただきたいと考えますが、この点についてはいかがでしょうか、お聞かせください。 66 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 67 ◯市長(竹中勇人君) まず、歩道の段差解消でございますけれども、バリアフリーの整備につきましては、市の周辺地区のバリアフリーの基本計画に基づき、整備計画に取り組んでおるところでございます。  歩道の整備につきましても、都市計画道路の事業としての整備と、あとは今まであった既存の生活道路への整備、改良の二本立てで行っておるところでございます。  特に、都市計画道路で新設する場合においては、セミフラットといいますか、歩道と車道の間にブロックですか、そういうのを置くだけでフラットになったような形になっておりますけれども、既存の道路につきましては、その周りに家が張りついているところにつきましても、それを落としてしまうと家との段差がまた大きくなってしまうという問題もございますので、一概にすぐに取り組むことというのは、ちょっと難しくなってございます。  こういう状況でございますので、個々の状況を勘案しながら、その現場に合った対応というのをとらせていただきたいというふうに思っております。  今後もバリアフリーの整備につきましては、緊急性あるいは現地の状況、それとあと泉南市の財政状況等も勘案しながら、着実に取り組んでいけるように進めてまいりたいというふうに思っております。 68 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。
    69 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。もう市民の方からいつも言われるのは、泉南市は一番どこが困っているかというと、歩道と言われるんですよね。砂川線にしても樽井駅はメーンであります。和泉砂川駅から樽井駅のあの道路に関しても、歩道の悪さというのは指摘をされております。  セミフラット方式で新しく開発するところはそれでいけますが、いわゆる沿道にへばりついている、いわゆる住宅があるところに関しては、アップダウン方式の歩道が、今まではそれが主流だったというふうに聞いておりますが、それをセミフラットに変えていくというのは、大変な苦労があるかと思いますし、それでもやっていただきたいと、引き続き検討して、また中長期的な展望に立ってやっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  最後になりました。「みんなでまちづくりに取り組むまち」についての質問です。  本市においては、市民が主体となって行政と協働し、泉南らしい市民参画の活気のあるまちづくりを目指し、多彩な取り組みが推進されています。明年の市制施行50周年に向け、泉南市、ABC委員会を初め、各種活動団体との連携を深めながら、泉南に住み続けたくなるような地域コミュニティづくり推進のさらなる支援をお願いいたします。  質問はまず初めに、行政経営についてでございます。  今年度本市は行政評価に第三者評価委員会の意見を踏まえ、行政評価の見直しを図るとともに、施策評価の定着を図り、限りある資源を有効活用し、事務事業全体の最適化を推進していく。その手法として、平成31年度は、これまでの予算編成に活用した行政評価システムを組み込んだ、いわゆる予算編成制度を取り入れて検証していくということですが、この制度が今までと大きく異なる点について、またこの制度を導入することの目的と、これからの行政評価に期待できる点についてお聞かせください。 70 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 71 ◯市長(竹中勇人君) 今回の平成31年度予算編成に当たりましては、これまでよりも対象経費の範囲を拡大した大きな割合の中で、総枠の配分方式ということで、今まで一般財源の配分方式ということでやっていたんですが、それをもうちょっと拡大した形での配分方式といたしました。  この各部で包括的にその財源の中で、どういう事業をやって、行政評価あるいは政策評価、事務評価はあわせた形でその事業の中の選択と集中をしっかりやっていただいて、重複するような事業がないように、そういうのを整理した上での予算編成というのをやっていただいた。  そうなりますと、当然に部長級等のマネジメント力が非常に出てくるんではないかというふうに思っております。  こういう予算編成に当たりましては、当然各部局の裁量の範囲が大きくなりますし、これによって主体的に事業を実施できるというような効果もあるんではないかというふうに思っているところでございます。  これをことし平成31年度やってみた上で、この効果がどれだけあったのか、あるいはそれによってさらに改善すべきところはないのか、その辺を検討した上で、また引き続きこれからもこういうやり方を進めていきたいというふうに思っております。 72 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 73 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。本来であれば、第6次行革に入る前にというんですか、今回予算、今市長がおっしゃいました総枠の配分方式による予算編成ということですよね。各部に施策評価に係る取り組みについての迅速で抜本的な見直しを任せるわけですから、部内での検討、検証が部長を中心としてスムーズにできるよう、体制づくりのマニュアルはあるのでしょうか。また、財産活用室のサポートは今後お考えなのでしょうか、その点をお聞かせください。 74 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 75 ◯市長(竹中勇人君) 先ほど言いましたように、予算編成に当たって、こういうやり方で進めてきておりますけれども、今のところ、体制づくりというものに対してのマニュアルというのは持ってございません。  総合調整会議等によって各部課に指示、調整を行っているところでございまして、そこの場での調整を中心にやっているということでございます。  主には、行革・財産活用室のほうで、それに向けてのサポートをさせていただくと、そういう体制で当たっているところでございまして、ともかくことしの成果を見た上で、改めて来年以後の制度化の確立に向けて進めていきたいというふうに思っております。 76 ◯議長(竹田光良君) 澁谷議員。 77 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございます。来年度の秋ぐらいまでに、PDCAサイクルでどのようにこの検証がされていくか、部長を中心にということを見ていくということですが、本当にいろいろと、何というていいのかな、今回のこの取り組み、結局総枠で予算を各部にもうお渡ししますと。今までであれば、全部渡さなくてやっていって、途中でしんどくなったら財産活用室がまたそれに対して補充していくなり、考えていっていたのを、もう最初から渡すと。それで3%シーリングで予算を立てられているとお聞きしましたので、今までどおりのことをやっていたら絶対に総枠の中では、それぞれの全ての事業はできないということであれば、もう必然的に各部署の中で部局長を中心として集中と選択をやっていかないとできないと、そういうところに追い込んでと言ったら変ですけれども、そういう方式だというふうに思います。  そうなってきますと、先ほど市長が言われましたように、各部局長のいわゆる調整会議において、部局長の、もう部長の采配というのか、それにすごく、もうその双肩に全てがかかっていくわけですから、市長といたしましては、しっかりとこういう政策をやっていきたい、こういう政策をメーンにというのであれば、そこのところにしっかりとかかわっていただきまして、また部長をしっかりと鼓舞していただきまして、各部が本当にこのことに真剣に取り組んでいけるようなサポートを、市長としてぜひやっていきたいというふうに思います。  残り1分となってしまいました。最後に、本市は少子・高齢化が進む中で、厳しい財政状況が続いており、安定的な財政基盤の確立が求められています。  次に、自主財源の確保について、今年度泉南市りんくう公園の整備、第二阪和国道の道路空間の再編など、新しい施設整備が進んでいきますが、以前も一般質問をさせていただきましたネーミングライツや、いわゆる広告掲載についての取り組みはありますか、お考えをお聞かせください。 78 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 79 ◯市長(竹中勇人君) ネーミングライツとか広告の掲載でございますけれども、自主財源としてしっかりとこの辺は確保していきたいというふうに思っていますが、今のところネーミングライツについては、私どものほうでは取り組みをできていないところでございます。  ただ、広告につきましては、封筒の印刷であるとか、あるいはインターネットのページの掲示やとか、あるいは広報への印刷とか、その辺を取り組んでいるところでございます。  これからあとまた、ネーミングライツについても、どういう手法があるか、検討していきたいというふうに思っております。 80 ◯10番(澁谷昌子君) ありがとうございました。 81 ◯議長(竹田光良君) 以上で公明党 澁谷議員の代表質問を終わります。  会議の途中ですが、午後1時30分まで休憩いたします。       午後0時 8分 休憩       午後1時30分 再開 82 ◯副議長(谷 展和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  自民党・創生会の代表質問を許可いたします。8番 古谷公俊議員。古谷議員。  なお、古谷議員より、タブレットのデータを使用して代表質問を行いたいとの申し出があり、これを許可しておりますので、御報告申し上げます。 83 ◯8番(古谷公俊君) 改めまして、皆さん、こんにちは。自民党・創生会の古谷でございます。  議長のお許しをいただきましたので、平成31年第1回定例会に際しまして、代表質問の質問通告書の時間の都合上、最後の6項はちょっとなしでということで、結びの時間があれば、文言でちょっと来年度の節目の市制施行50周年を迎える泉南市の魅力についてお聞かせいただく形で、代表質問をとらせていただこうかなと思っております。  恒例ではございますが、代表質問の前に一言お話しさせていただきます。  午前中、公明党さんの澁谷幹事長の流れるような代表質問で、非常に勉強になりつつというか、僕はああいう形ではちょっとまねできないので、うまいことまとめて70分を質問されていて、感心しながら聞かせていただきました。  ちょっと優しい、優しいようには見えたので、さすがだなと思いながら、私はもうガツンといきたいところなんですけれども、ちょっと花粉症といろいろ最近、個人的な事情もあって、余りがんがん言うのも、ちょっと差し控えていこうかなと思っているんですけれども、市長の答弁を聞きながら、しっかりその辺は市民の代表として、突っ込んだ形で自分なりに応えていきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  恒例ではございますが、代表質問の前に、一言私のほうからお話しさせていただきます。  間もなく3月11日で東日本大震災、8年を迎えるに当たり、防災減災の取り組みについて、各行政でも積極的に取り組みを行う中、各自治体によっても徐々に差が出てきているのかなと、改めて思う中、最近私自身ボランティア活動を積極的にやれる範囲でやらせていただいている中で、去年の7月5日から8日の豪雨で、大きな被害を受けました岡山県倉敷市の真備町のほうに、ほぼ毎月1回、1日、限られた時間で足を運んでボランティア活動をさせていただいております。  そんな中で、被災された方々に話をよく聞く機会が出てきまして、非常にその内容もいろんな経験談や情報、また現場の意見、また行政の方々の意見も貴重な現場で携わっている方々の意見も、貴重な体験をさせていただいているような状況です。  その状況をまた生かして、この泉南市のほうにも私個人的にもやれる範囲では、また市民の皆さんに貢献していきたいなと思っている次第なんですけれども、最近、その中でも市民の中には、最近になって話が出てきてよく聞くのが、遠慮してボランティアの依頼にちゅうちょしていたとか、また、入院や退院に、入院、退院を繰り返していたり、そういうので時間がかかって、作業になかなか取り組めていなかったと。また、別の地域に住みながらとか、仮設のプレハブに住みながら、徐々に体調とか、自分の気持ちを戻しながら、ようやく仕事の休みがとれた土日とか、そういう方々の中でやっていくような、声も聞くようになってきました。  市民の中でも、ちょっと差があいてきているんだなと。これは後でも泉南市のほうでも話は代表質問でさせていただこうかなと思っているんですけれども、そういったところで、各被災された地域で、そういう生の声を聞くことによって、格差がすごい生じているなと。  その中で、やはり行政に対しての重要性というのは最も問われるところで、トップの発信力、その辺で取り組み方も今後我々の泉南市にとっても非常に重要かなと思いながら、私もボランティア活動をさせていただいています。  そんな中でも、泉南市の今なお台風21号の、冒頭、午前中でもお話、今後またお話も皆さん出てくると思うんですけれども、家屋の被害が手につかない状態で、ほったらかしの状態やと。また、改めて現場の声とか市民の目線を、改めて大切にしていきたいなと。ここはもう現場の声、市民の声を、目線を大切に、何とかしていきたいなという思いで取り組んでいきたいと思います。  このあたりでちょっと私のいろいろお話もさせていただいたところで、代表質問にさせていただきます。  1番の「すべての人が尊ばれ、その個性が発揮できるまち」づくりについての質問に、1番に入らせていただきます。  具体的な話も、僕もちょっといろんな話の中で、突っ込んだ形で話していきたいなと思う中で、先日泉南中学校ですか、議会を交えて視察をさせていただきまして、竣工間近のところを視察させていただきました。  これも市長、本当に非常にお金をかけている中で、いいものができたなということで、もう我々も感心しました。市役所とこの向かいの校舎、取り壊した中身を見ると、大きな差が出たなと。本当に中学校の皆さんとかもやる気が出るんじゃないかなというところで、これは大阪府で初めて教科センター方式ということで、私も大学にもちょっと通いながら比べてみると、非常に大学方式で、いい取り組みだなというところで、大阪府下の中で取材が来たり、いろんなもので注目されるかなと思っている中で、泉南中学に関しては、そういう形で取り組みは僕は大いに結構、いいことだなと思う中で、じゃ次に、ほかの中学校、この差を、先ほど僕、防災の被災地の話をしたんじゃないですけれども、ほかの中学校に対して、今後市長としてどういうふうに考えていくのかなと。  また、建てかえ状況、その辺の将来的な考えを市長にまずお聞かせ願いたいなと思います。 84 ◯副議長(谷 展和君) ただいまの古谷議員の質問に対し、市長の答弁を求めます。竹中市長。 85 ◯市長(竹中勇人君) 泉南中学の新しい校舎ですけれども、私も先日見てまいりました。中学校と思えないような非常にすばらしい学校ができたというふうに思っております。  あの学校で先生方も今非常に教科センター方式に対する取り組み、熱意というのが上がっているようでございますし、新たにあそこで勉強を始める子どもたちには、非常にいい環境ができているんじゃないかというふうに思って、これからの勉強への取り組み、また成績が上がってくることを、学力が上がってくることを期待したいというふうに思っております。  これからの他の学校のあり方でございますけれども、これはもう以前からお答えを、教育委員会のほうからもお答えをしていたと思いますが、教育問題審議会からは、今後の学校については、小中一貫校を目指すということが提案されてございます。  また、それについて今後目指す小中一貫校の具体的な形を初めとする、そのあり方について、丁寧に時間をかけて地域住民や保護者等の意見を聞きながら、計画を立てるというふうに答申が出されているところでございます。  それを受けた総合教育会議におきまして、答申に基づいて計画を成案化し、そのために一定時間をかけながら丁寧に検討をし、取り組みを進めていくという方向の確認をしているところでございます。  この新年度には、新たな教育長が着任をしていただけるということでございますので、その中でしっかりと検討を進めていっていただきたいというふうに思っているところでございます。  以上です。 86 ◯副議長(谷 展和君) 古谷議員。 87 ◯8番(古谷公俊君) ありがとうございます。しっかり市長の無難な答弁をお聞きしまして、今後、やっぱりほかの中学校とも差をあけないような形で、建てかえもほかの中学校のほうも近づいてまいりますので、しっかりその辺は取り組んでいっていただきたいなと思いますので、何分予算とか、その辺の部分もあると思うんですけれども、これはもう逆にまたそういう声が、市民のほうから高まってくると思いますので、ぜひその辺は実現に向けて、前向きに取り組んでいただきたいなと思います。  その次に、市民の皆様、まちづくりということで、細かい話になってくるとは思うんですけれども、市長がワールドマスターズゲームズ関西で、自身も水泳が得意だということで、タルイビーチでオープンウオーターの競技を開催されるということで、今回もここの冒頭にも記載されているんですけれども、市民のスポーツの参加の機運を高めていくという中で、先日、厚生文教常任委員協議会のほうでお話が出たんですけれども、小学校のプールの件なんですけれども、これが屋外プールが将来的には、今期2校ですか、信達とどこだったかな、ちょっと私も記載漏れだったんですけれども、2校が屋外プールをやる中で、次は再来年度はもう全部屋外プールをしないというような話を聞きました。  老朽化が原因とか、いろんな話を聞く中で、非常に僕は同じ、私も年に数回、和歌山の海のほうで子どもたちを教えたり、自然の体験をさせたりしている中で、非常に最近そういう子どもたちの自然に触れ合うきっかけというのが、だんだん減ってくる中で、外で遊ぶ機会もなくなってきているんでしょうかね。  そういうのを重要視されている保護者の方が多い中、ちょっと泉南市にとっては後ろ向きな発言が出て、そんな中で、予算がないんですわとか、ちょっと現場の意見もちらちら出ている中で、どうもその辺が私もちょっと腑に落ちないなと。老朽化もわかる中で、経費削減というか、何かちょっとせっかく海のスポーツというか、こういう自身でスポーツ祭典で力を入れていこうかと、ここのきょう午前中の市長の熱い思いで1時間ばかり聞いていた中で、スポーツの機運を高めていきますよということになる中で、何でしょうかね、ちょっと寂しい気分にはなるんですけれども、予算がないからとか、いろんなそういう声を聞きながら、ちょっと最近議員間での発言もだんだんトーンダウンしてきている中で、もうちょっと僕自身はこの屋外プールはやっぱり必要じゃないかなと思います。  その中で、室内プールで教えたりとか、いろんな説明を聞く中で、これは先般子ども夢事業で、トップアスリートを招致した中で、夢を語っている事業の中で、ちょっと時代と逆行しているんじゃないかなと思うんですけれども、その辺、市長の思いというか、考え方でも簡単で構いませんので、聞かせていただきたいなと思います。 88 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 89 ◯市長(竹中勇人君) プールに関しましては、昨年もそうですけれども、近年夏の猛暑が続く日が多くなってきておりまして、子どもにとって、外出そのものが危険性を高めるというような状況になってきていまして、そういう厳しい環境の中から子どもの安全確保を図るために、夏季の子どもにおける活動の場所においては、このたび学校のプールの一般開放から、室内での居場所づくりの授業に転換を行うこととしたものでございます。  やはりプールの水温というのは、気温が37度、38度と非常に高い温度になってきますと、プールも30度以上の水温ということになってきまして、まるでお風呂に入っているような状態になってくるわけでございます。  海の水というのは、そこまで温度は上がらないんですけれども、やはりプールの水というのは、そういう危険な状態まで上がってくるということで、その中でプールの中で熱中症になってしまうおそれがあるということもございまして、今回そういう結論に至ったわけでございます。  学校プールは、施設の修繕など維持管理経費や光熱水費、運営経費とかの負担が非常に大きくなってきまして、特に最近は築30年を超えるようなプールがふえてきておりまして、その辺の修繕費等も急増しておる状況でございまして、今後は学校の水泳授業につきましても、温水プールあるいはそういった環境の整った、そういうプールで行っていきたいというふうに考えてございます。  当面はサンエス温水プールを活用させていただく予定ではございますけれども、これもかなり老朽化も進んでおる施設でございまして、何年か後には新たな施設、それも温水プールになるのか、オールシーズン使えるような、そういう施設で授業ができるような、そういう体制をつくっていきたいというふうに考えてございます。 90 ◯副議長(谷 展和君) 古谷議員。 91 ◯8番(古谷公俊君) ありがとうございます。市長の考えはおおよそ大体は理解できました。ただ、いろんな人の考え方がある中であって、私個人的は反対の意見になってしまうんですけれども、水温とか今ちらっと言われていたんですけれども、先日、市長ももう既に御存じだと思うんですけれども、テレビ報道で泉佐野市さん、後でふるさと納税の話をまた私も出させていただくんですけれども、ふるさと納税の寄附金で、市内10カ所を超える学校プール整備をするという話を大々的に報じられていました。  水温が上がるんだったら、こっちも室内にするんじゃないかなと思うんですけれども、隣の市は積極的に10カ所もやりかえて、新設でつくって、どんどんやっていこうかと。屋外プールでどんどんスポーツに力を入れていこうというところであるんですけれども、この差は一体何なんでしょうかね。市長、ぶっちゃけた話。  新しい時代でこの泉南市、泉佐野市との方針が、教育方針とかによって、これは違うんですかね。予算の問題、それはしかりあるんですけれども、これは僕はやっぱりさっきの冒頭、泉南中学校の建てかえは非常に評価している中で、やっぱり子どもたちの未来のために、次世代のために思い切って1カ所でも2カ所でもやっていく努力というのがやっぱり必要じゃないんですか。  隣の市が10カ所やっていきますよと。これを聞いて僕ら議員の立場としては、泉南市民の声を聞いてからどう答えたらええのかなと。そっちに住みかえしたほうがいいですよとあっせんしたほうがいいかなと思うんですけれども、その辺、どこが原因でこんなに差があるのかなと、最後にちょっとこれを聞かせ願いたいと思います。 92 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 93 ◯市長(竹中勇人君) プールに関しましては、うちはもう30年ほど前に実は文化ホールのところにプールが、50メーターのプールがあったんですね。そのプールが老朽化してきて、もうそのプールを廃止して、今の文化ホールを建てた。そのプールがなくなったがために、各学校にプールを順次配置していったという経過がございます。  それからあと、非常に老朽化が進んできた。この中でその老朽化したプールを維持していくのは非常に難しいということで、今回こういうプールの授業を別のところですることを考えたわけでございます。  ついては、プールは泉佐野市さんはどう考えておられるのかわかりませんけれども、私としては、次につくるプールは、先ほども言いましたように、オールシーズン使えるようなプールでないと、今は夏の間だけの授業といっても、何日できるかわからないような天候が続くわけでございますので、その辺の安全確保を図るという意味から、全天候型のオールシーズン使えるようなプールでの授業を進めていきたいと。  そうすることによって、短期に集中せずに、1年中続いてプール授業ができるということで、子どもたちの教育のためにも、そのほうがいいんじゃないかというふうに思っております。 94 ◯副議長(谷 展和君) 古谷議員。 95 ◯8番(古谷公俊君) そうしたら、オールシーズン対応できるプールをつくることを目標にしているということで理解してよろしいんですかね、市長のほうは。それだけまた思い切った策を考えてくれるということは、それは期待したいと思いますけれども、私はやっぱり屋外プールも必要性はあるんじゃないかなということで、この辺は私はまた私の思いで、その辺、市民の方々の気持ちも酌み取って、オールシーズン対応できるプールもあれば、屋外で通常どおり地域の小学校の皆さんのところで、健康対策で泳げるような形のプールも必要じゃないかなと思っておりますので、その辺の声は、市民の声はしっかり届けていきたいなと。  そのオールシーズン対応のプールは、また市長のあれでつくっていただければなと思っておりますので、その辺はよろしくお願いします。  続いて、2番目の「みんなが健やかで、みんなが助け合うまち」ということで質問に入らせていただきます。  その中で、ざっと読ませていただいた中では、私なりの質問の中で、市民にとってわかりやすい質問をさせていただこうかなと思います。  先日、その内容があいぴあのあり方についてと、去年の12月にも社会福祉協議会の運営の件で、いろいろ議題にもなったり、いろいろしていたんですけれども、このあいぴあなんですけれども、もう関空開港と同時にできる中で、老朽化も目立つ中で、先般、市民の方々から電話が殺到しまして、お風呂が壊れているよということで多数いただきまして、私のところに電話がかかってくるということは、もう最終手段でということで理解して、高齢者の方から、高齢者の方の代理でかかってきた方もおられました。  この辺のいろんな考え方が皆さんあるとは思うんですけれども、市長、これどうですかね、福祉のまちでということで健康を重視していくいろんな中で、どんどん壊れていっている中で、お風呂が壊れてしまった。今現在もあれですかね、大会議室の椅子、自動であく椅子も壊れているんですかね。  外構面に関しても、噴水が、もう噴水というか、あそこももともと水がたまっているようには見えないし、地下室のエレベーターが壊れているんだとか、いろんな具体的な老朽化が来ている、先ほどのプールの話もそうだし、学校の話もどんどん来ているんですけれども、これは福祉事業の中で一番重要なのは、前市長もおっしゃられていましたけれども、あいぴあを拠点として泉南市の福祉体制に力を入れていくという中で、このお風呂をメーンにしている方々も多いんですよね。災害で電気がとまっているときは、ここは市長御存じですかね、何百人並んで、私も母親も並んだりして、中で入らせていただいたりしたんですけれども、たびたびこれは壊れて、次にまた何が壊れるかどうかがわからない。これは部品を取り寄せるのに、北海道から取り寄せているよとか、全国探し回ってやっと取り寄せた。そんなん市民の人なんか理解できないですよね。そんなものそっちの都合やろうということで、そんなんなる前に我々は税金を納めているんだから、それを取り組むのが仕事だろうと。  逆に、議員の立場からいうと、おまえそんなこと強く言わなかったら、おまえら何を給料をもらっているんだということも、この間強いお叱りを受けまして、最低限のことでええねんと、風呂に入ることだけ段取りしてくれたらいいんやと。泉南市そこまで金ないんやろうと、求めていないよと。市民の方がそういうこともおっしゃられまして、もう私も答えようがなくて、もう情けないな、議員をやりながらと、議員をやらせていただいて7年目になるんですけれども、そんな答え、予算がなくてすみませんと。  これね、もう本当に福祉部長、こんな話を僕は、代表質問で言いたくないんですけれども、このやっぱり30年、こういうあいぴあのあり方、業者さん、福祉協会、協議会さんをかえて、少しでも安いところに入札でかえてもらったらとか、サービスが充実しているとか、本体そのものがガタがきているんですよね。  これを、市長、もうちょっとやっぱりここもてこ入れしていかないと、FMとかいろんなそういうこともあると思うんですけれども、最低限、ここの将来的なビジョン、福祉体制について、これを市長、予算の要る仕事もあるんですけれども、市長の考えをちょっとお聞かせ願いたいなと思います。 96 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 97 ◯市長(竹中勇人君) あいぴあの入浴施設でございますけれども、御指摘のとおりことしの2月に異常を示す警報が鳴りまして、ボイラーの故障が確認されました。  それから、しばらく使用を停止いたしまして、1週間後ぐらいにボイラーの修理は一応終わって、試運転は行っていたんですが、また新たな箇所の故障が発生いたしまして、結局部品を取り寄せるのに、もう2週間、3週間ほどかかりましたかね。結局2月のほぼ1カ月間使用ができなかったという事態になってしまいました。  あいぴあそのものは、建設から20年以上たっておりまして、入浴施設に限らずそれぞれのほかの場所でも相当老朽化している、あるいは使えなくなっているところがございます。  御指摘の階段になった椅子もございますけれども、あれにつきましては修理の方法を検討していただいたんですが、修理しても、もう20年以上たっていて、修理してもほかの部分で動くかどうかわからないという状況であって、もう全くの新設をしないといけないという状況だそうでございますので、ちょっと今直ちの復旧というのは難しいかなというふうには思っております。  ほかに故障もふえてきてはおるんですが、これについては、その都度予算の範囲内でできる限りの修繕を行ってきているところでございます。利用者の皆さんには、大変不便をおかけすることにはなりますけれども、その辺で御理解を願いたいというふうに思います。  また、ファシリティマネジメントの中では、総合福祉センターは中心拠点の1つとして捉えてございまして、活用方法についても今後個別計画を立てていく中で、さまざまな意見を取りまとめて、最適な可能性を探っていきたいというふうに考えてございます。
     これからも、安全・安心なあいぴあを目指して最善を尽くしていきたいというふうに思っております。 98 ◯副議長(谷 展和君) 古谷議員。 99 ◯8番(古谷公俊君) ありがとうございます。潰れていてもこうやって直し続けていこうというのが、市長の考え方なんですね。これは売り上げも下がってくるんですよね、実はこれをやっていく中で。  老朽化して直しようもないということで、僕は市長にお聞きしたかったのが、こういう状況になっていて、次にどう打開していくんだろう。  私はこれは個人的な発想であれば、あいぴあを民間企業に移してタイアップさせて、そこに建ててもらって、例えば今度ホテル誘致のところ、ホテル決まった、そこに一緒に入れてもらうとか、和泉砂川の駅前にスーパーができるといううわさの中で、そこを2階建てにしてそこに入れてもらうとか、温泉施設をつくるとか、ちょっと市長、その辺でやっぱり、市長いいことをおっしゃってくれるところも、午前中も言っているところもあったんですけれども、やっぱり観光名所にしたい。こういう話題づくりをしたいというのは、やっぱりちょっと思い切った、そういうことを今後考えていく必要があるんじゃないか。お金がかかるのであれば、それを稼げるように考えていく。  例えば、あいぴあはそんなんで、言うたら中古車で、もうガタがきている車を必死で部品を探しまくって直していくような状況じゃないですか。もうそれやったら新車を買って、新しい血を入れかえて、さらに集客を呼んで、お風呂代も高く上げたり、そういうふうな形で市民還元していくという思い切った方針、市政方針を、僕は考えられないのかなというので、今の答えを聞くと、ちょっと残念に思いました。  そのあたりを、やれる範囲といいますか、僕もああだこうだ言うていてもあれなんですけれども、そういう思いを持っていると。また市民の方々の声が、そういうふうな形で実際におっしゃられている方もおられます。もうお風呂がしょっちゅう壊れているんだったら、市長、御存じですかね。お風呂はあいぴあが壊れたら泉南市に今お風呂屋さんというのは、どこしかないって御存じですかね。  御存じですよね。前畑団地のあそこしかないんですね。樽井のほうの温泉、民間でやられたところも、この間も閉鎖されて、1カ所しかないんですよね。  健康ランドもなければ何もない状態なんで、今度できるかもわからないんですけれども、もうちょっとしっかりビジョンを取り組んだ形で、新しい発想を持って民間企業とのそういう考え方も、ちょっと頭を緩く考えていただいて、何とか稼ぎ口を目指していただければなと思いますので、このあたりは要望として、このあたりにしておきたいと思います。  続いて、3番の「産業の活力が増し、にぎわいと交流が生まれるまち」について質問させていただきたいなと思います。  駅前の活力といいますか、この辺で駅前のほうがいろいろ空き家対策とか、家賃補助とか、毎年同じ形のものを繰り返されているんですけれども、この駅前の開発について、市長、この間、去年ですかね、うちの前幹事長の堀口幹事長のほうから議員提案ということで、駅前の開発、その辺を取り組まれて、議員、全会派の全会一致で、これはJR和泉砂川の話になるんですけれども、通ったんですけれども、全会一致で。  このあたり、市長の思いで、りんくうタウンのほうの話の形では、商業施設が埋まってきたり、ホテルの売却の用地が今回大阪府のほうから報告を受けたり、新しい町並みが来年の春に向けてできようかなと思っているんですけれども、やっぱりよそから来る市民の方々とかの声は、長年続いている駅前がどうも変化がないと、これはもう樽井駅も後で出させていただくんですけれども、そのあたり、議員の中でも一致団結して変えていこうという声もある中で、具体的には、今排水路工事とかいろいろされているんですけれども。  もうどうなんですかね、市長、ここの駅前をもっと思い切って、これも同じ話にまたなってくるんですけれども、空洞化や空き家対策とか、そういうことをいろいろ書かれているんですけれども、市の家賃補助とかね。  僕、市の家賃補助なんかやめたほうがいいのと違うかなと思います。家賃補助が終わったらやめていったりする中で、これは根本的に僕は間違いがあると思うんですよね、このまちづくりに対しては。駅前開発を先にしないといけないんですよね。人が集まる。そこを整備しないといけないと思うんですよ。このあたり、具体的にまた市長の考え方をちょっとお聞かせ願いたいなと思います。 100 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 101 ◯市長(竹中勇人君) 和泉砂川の駅前ですけれども、現在は御承知のとおり小さいながらも駅前のロータリーをつくって、供用させていただいてございます。これはもうあくまで暫定の利用ということでございまして、もうちょっとで、一応次の第2次の暫定利用の計画範囲の用地買収ができる予定でございます。まだもうちょっと残っていますので、その用地買収ができ上がり次第、その辺の駅前の結節点の交通処理を行った上で、本線の全線供用を図っていきたいというふうに思っております。  それができますと、市場の辺からの交通量も非常に狭いところを通っていますけれども、それが駅前のほうへ流れたりとか、あるいは逆ルートに流れたりとかで、砂川の駅前の渋滞とか交通処理も、その辺でできるのではないかというふうに思っています。  信達樽井線そのものは、泉南市の一番の根幹となる都市軸だというふうに思っていますので、この辺の事業の進捗については、私も全力で図っていきたいというふうに思っています。 102 ◯副議長(谷 展和君) 古谷議員。 103 ◯8番(古谷公俊君) 市長、全力で当たるということで、毎回、僕、同じようなことを聞いていると思うんですけれども、用地買収に時間がかかっているということで、この間テレビで放送されていた明石市かな、用地買収の件でいろいろ出ていたんですけれども、そのぐらいの意気込みでいかないと、用地買収なんかできないんじゃないかなと感じる中で、去年からいろいろ積極的に民間の方々も和泉砂川に関しては動いておりまして、今回の議員全会一致になったきっかけもあるんですけれども、砂川活性化協議会さんからもちょっと資料を協力していただいてお借りして、ちょっと紹介したいと思います。  民間企業の方が自腹を切ってじゃないですけれども、こういうふうに駅を変えようかと。具体的にこれを民間企業の方の有志が集まって、砂川駅前活性化協議会ということで、積極的に今、その方も砂川出身で、もう何十年も、30年も40年も住まれている中で、最後の事業でやろうということで立ち上がってくれて、こういうみずから自腹で制作してくれて、これは泉南市の用地も入っているんですね。こういう駅上化、こういう駅の高架橋をやろうじゃないかということで立ち上がりまして、こういう事業をやろうということで立ち上がって、話をしていく中で、我々も共感を受けて、ほかの会派の方々もこれから話は出てくると思うんですけれども、駅前をこういうふうにしようと。  JRにも積極的に動いて、私も去年副議長時代のときには、積極的にJRのほうに働きかけをしながら、向こうの執行役員の方々も議長ともどもお会いしてやる中で、こういう自由通路をつくっていこうということで、この協議会さんは立ち上がってやっていっています。  どうでしょうかね、市長、これは、買収がまだだと、この市長が言われているところに関しては、この青で消しているところは今度、今紹介を受けているところで、スーパーができるのかな、民間企業の。こっちのほうがやることが早いんじゃないかなと。  さっきも僕、市長にちらっと言っていたんですが、こういう事業のところ、民間企業でもやっていこうかというところに話をして、例えば福祉、あいぴあを一緒に持ってきて2階建てにするとか、ここに役所が入れるようなビルを建てるとか、そういう何か思い切った策を、こういうことを考えられなかったかなということで、僕はこの図面も見ながら思うんです。  どうでしょうかね、買収するところは、これは僕は青ラインで消しているんですけれども、市長、こういう積極的にやっていくという中で、市長のまだこれも時間がなくて、お聞きしたいんですけれども、これは市長の去年市長に再任されたばかりなんですけれども、あと市長の任期中の3年間で開通するんですかね。これだけちょっとお聞かせ願いたいと思います。 104 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 105 ◯市長(竹中勇人君) その計画は私も聞かせていただいていますし、実際に和泉砂川の駅前の土地につきましては、ここを立体利用していただきたいなという思いはあります。立体利用ができるような状況になれば、そこからペデストリアンデッキを打って、その自由通路にかわるものができるんではなかろうかというふうに私は思ってましたけれども、ちょっとそれは今の計画では平屋の建物ということでございますので、ちょっとその辺は合致しない状況かなというふうに思います。  そして、その計画の話を聞いたときは、市としてはこの土地を使わせていただけるだけで結構ですと、あとはもうJRにやっていただきますということの話がありましたので、それならうちはできるだけの協力はさせていただきますということは言わせていただきました。 106 ◯副議長(谷 展和君) 古谷議員。 107 ◯8番(古谷公俊君) ちょっと市長に質問のあれが、その件もわかりました。  要は、市長、買収に頑張ってきた。道の開通ですね。こちらはこちらで進める中で、もともと都市計画を打っている中で、ここの道を用地買収を早くしないといけないというような理由もある中で、市の土地も市長、あるんですよね。これを紹介しておきます。これは以前にも紹介しましたが、これは市の土地なんですよね。フェンスから右側がJRから、これは和歌山へ向いての写真なんですけれども、ここもやっぱり早く有効活用じゃないけれども、この辺の話ももう待ったなしで手を打っていかれたほうがいいんじゃないかなと。  これだけ議会が早くしましょうということで、全会一致でやっている中で、有効に使っていくべきじゃないかなと。これも何回も質問はしているんですけれども、やはり駅前にスーパーができるとかいろいろなそういう活性の中で、やっぱりここはまちの活性化として、市長、やっぱり駅前開発なくして私は、持論じゃないんですけれども、まちの発展なしと思っているんですけれども、これは和泉砂川に関してもそうなんですけれども、JRのみならず、南海電鉄の樽井駅もそうなんですけれども、この2カ所コンビニもないんですよね、両方。  樽井駅なんか、急務で整備といいますか、これからホテルとかいろんなものができる中で、開発といいますか、駅前開発が必要になってくると思うんですけれども、また夏のコンサートを毎年花火でやったりしている中で、恒例行事にもなってくる中で、やっぱり駅前開発は、改めてやっぱりお金がかかってもやるべきじゃないかなと。  かからない範囲でも、こういう余った土地が、役所の土地があるんであれば、ここを売却してでも、買い取ってもらってでもやっていくべきじゃないかなと思うんですけれども、最後にちょっとこの辺の突っ込んだ話もお聞かせ願いたい中で、僕がもう1つ最後にお聞きしたかったのが、この和泉砂川からの一丘からおりてくるところの開通が、市長の任期中に1車線でも開通できるのかどうか、それをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 108 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 109 ◯市長(竹中勇人君) まず、その土地ですけれども、これはJRの清算事業団から買い受けた土地で、再開発用ということで当初は買ったものでございますけれども、今再開発の計画がなくなっている状況でございまして、ただ、売却するにも進入路がないという状況でございますので、ちょっと売却も難しいかなというふうには思っております。何らかの形で活用の方法は考えていきたいなというふうには思っております。  それと、砂川樫井線の開通でございますけれども、駅前の用地買収ができて、ここの駅前広場の暫定利用、第2次の暫定利用の計画ができ、それの事業化が進んでまいりましたら、一丘団地からこちら側の道路についての供用開始をさせていただきたい。  そこには次の問題として、ちょうど片木アルミの上のところの踏切、ここの踏切の交通処理が非常に難しい問題を抱えておりますので、その辺も地元の皆さん方と調整した上で、どういう交通処理ができるのかというのは、その中で検討させていただきたいというふうに思っております。  〔「議長、議事進行をちょっと」の声あり〕 110 ◯副議長(谷 展和君) 梶本議員。 111 ◯6番(梶本茂躾君) 先ほど市長の答弁で、JRの清算事業団と言われましたけれども、国鉄の清算事業団かJRか、会社が違いますから、その辺どちらから購入されたということでしょうか。 112 ◯市長(竹中勇人君) 国鉄です。 113 ◯副議長(谷 展和君) 国鉄ですね。よろしいですか。(「国鉄、会社が違うから」の声あり)古谷議員。 114 ◯8番(古谷公俊君) 市長、僕が言いたかったのは、努力してその話をお聞きした中で、市長の任期中に開通できますかということです。僕それだけでよかったんですよ。努力するとか、だからそこまで開通するぞという意気込みが、全く今の答弁では感じられないので、何かちょっと今、議事進行が入って頭が回らないんですけれども、要は、市長、任期中に通すぞと、やるぞと、こういう意気込みが何か今の答弁では感じられないんですよ。どうなんですかね。  さっきの国鉄の清算事業団の話もそうなんですけれども、僕がそれを、そこの土地はこういうふうに民間の方々が、こういうふうな形で自由通路をつくって、こういうふうな案があるよと。その土地をこういうふうなロータリーでこういうふうに利用できるんじゃないかなということをお知恵というか、こういう提案をしてくれているんで、自由通路を通ってこういうふうなのができるじゃないかということなので、ちょっとやわらかく考えていただいて、有効活用ですよね。この辺をJRとか出口がないからとか、そんな、出口がないところも買っているところは実はあるじゃないですか。土地開発公社で買われたところとか、二束三文だということで過去買っているところがまだほかにもある中で、ここはまだ可能性があるんじゃないかなということで、こういう協議会さんとかも、無償でこういうふうに提案してくれたりやってるんですね。  もうちょっとこの辺、前向きな話を私、市長とやっていきたいなと思って感じております。このあたり、しっかり市長、また次の一般質問でもずっと僕は任期中にはやらせていただくと思うんですけれども、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいなと思います。  同時に、樽井駅のほうもぜひともコンビニ誘致じゃないんですけれども、改札口を反対側につくるとか、去年も3万人、2日間で3万人近く乗降者が来ている中で、その辺の対策も思い切って今後、ホテルができたり、バーベキュー会場とかいろんな施設ができる中で、電車の利用の方々も非常にふえてくると思うので、そのあたりやっぱり予算がないからとか、よく市長も、お金がないのにただで花火やってもらってと、よく僕は聞くんですけれども、ここは市としてやっぱり事故が起こってからでは遅いので、ここはお金をかけてでも、借金してでも、僕はまちの両方の駅前の開発をやっていただきたいなという、ぜひとも次は駅前開発の活性化をやっていってほしいなと思っております。駅前に関してはこの辺で終わりたいなと思います。  あと、インバウンドの話になるんですけれども、国際的なイベントがどんどん来る中で、この13ページにも市長が書かれているんですけれども、観光客が多くの方が訪れたら、泉南市が非常に重要なことになってくるということで、午前中の答弁でも述べられていたんですけれども、新しい活力を創出する中で、絶好のチャンスだということで、そのとおりなんですよね。  泉南市に対して、外国人は市長、どのくらい今入っているか御存じですかね。どこの国々の方が来ているとか、いろんな方々が来られていると思うんですけれども、大体この間私も関空に何度か行く機会がございまして、4階の出発ターミナルとか、3階とかずっと見てみましたら、すごい外国人が多いんですよね。  このうち市長、今泉南市にどのぐらい引き込んでいるんですかね。今回これだけ訪日外国人旅行者が来る中で、いろんな外国のG20サミットもそうなんですけれども、どんどん関西万博もする中で、どうですかね、市長、どのぐらいの見込みを市長の頭の中で考えてはるんですかね。また、どういう取り組みの夢を持っているのかなというのをお聞かせ願いたいと思います。 115 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 116 ◯市長(竹中勇人君) 関空は今、外国人旅行者のいわゆるインバウンドの方が非常にたくさん来られまして、日本全国では去年は3,000万人を超えたという状況でございまして、関空もそのうちの一千数百万という数が関空から入ってこられているということでございます。  実際どの辺の国の方が来られているかということになりますと、実際の細かい数字というのは把握はできておりませんけれども、飛行機の運行便の数から見ますと、やはり東南アジア、韓国、中国、台湾の方がこの泉南のほうに来られている方が多いんじゃないかなというふうに思います。  パーセントで言いますと、私先日聞いたのでは、今現在関空から南のほうに、泉南から和歌山のほうに行っている数が約3%程度だということでございます。ほとんどが北のほうへ行っておられるということでございまして、それをせめて10%、15%に伸ばしていきたいなという思いはございますので、これからりんくう公園を中心に、その辺のアピールをさせていただきたいというふうに思っております。 117 ◯副議長(谷 展和君) 古谷議員。 118 ◯8番(古谷公俊君) これも要望に最終的にはなるんですけれども、市長、実は泉南市に、市長御存じかどうかわからないですけれども、イスラエル人の観光客が多いんですよね。ヨーロッパの方、これは私が携わっている方々が、ある観光の事業でということで、有志でサムライ体験とかいろんなそういうお寺で体験したり、事業をやられていまして、別にどこからもお金、市の負担も何もない中でです。  その方々が言うには、今度5月ぐらいにまた70人くらいの観光客が来るらしいんですけれども、その方々が一生懸命個人で頑張られている中で、市長に言っているのは、ぜひともそういうところを見てほしいと。別に補助金が欲しいとかそんなんじゃなしに、実際に泉南市、そこを紹介されてお寺も紹介されて、イスラエルのテレビの放送で出たんですよね、プロモーションで。泉南市は紹介されているんですよ。  これは市長、この3%以上来ているんですよ、実際のところ10%、13%これはやり方次第なんですよね。ぜひこれは市長、別に市が負担してくれとかそんなんじゃなしに、積極的に僕はPRしてほしいなと。こういうことを一生懸命やっている事業者さんもおる中で。  やっぱり外国人の方々は、非常にこれから稼げる市を目指していくためには、積極的に市長も発信、外国人の交流が、市長、海外協定とか、今僕も時間がなくて余り話はできないと思うんですけれども、もっと積極的に発信していってほしいなと、みずから、実際にそれだけたくさんの方々が来られているんですよね、サムライ体験したり、今度5月に70人ぐらいの観光客が来ると、それだけ観光客が来るということで、やっぱり認知を高めていくと、また逆にトップセールスすると、今度新しくホテルができたり、またそこのマーブルビーチ周辺の漁協とかいろんなところに、全部発信してつながっていくのは市長次第だと思うんですよね。そういう部分で市長もちょっと積極的に電波を飛ばされて、いろんな行事ごとで忙しいとは思うんですけれども、こういう努力を、海外にこれだけいろんな海外の取り組みをやっていこうと、これがチャンスだということも書かれている、書いているばかりじゃなしに、実際にこういうふうに活動していただいて、外国人の方が来られて、積極展開している中で、ぜひとも市としてもそういうたくさん来ている方々もおられる中で、もうちょっと発信を積極的にやっていただきたいなと。お金云々じゃないということも、その団体の方々もおっしゃられていましたけれども、市の積極性がないんじゃないかということもお声が届いておりました。ちょっとそういうところで、要望としてお願いしたいなと思います。  その中で、関西万博、これは12月にも、私、質問させていただいたんですけれども、改めてもう1回最後、これはほかの議員からも、また一般質問で出てくると思うんですけれども、もうちょっとこの関西万博とかにも力を入れていくべきじゃないかなと思うんですけれども、もう1回だけ市長、それをお聞かせ願いたいと思います。今後の泉南市に向けて。 119 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 120 ◯市長(竹中勇人君) サムライ体験をされている方は、私もよく存じ上げてございます。それ以外にも日本に来られて、茶道の体験をされたりとか、そういう活動をされている方もおられるわけでございまして、その辺はいろんな場でPRをさせていただきたいというふうには思います。  そういうのを含めて、りんくうタウンから内陸部への魅力発信ということをしていきたいというふうに思っております。  そして、万博に向けてですが、最終、万博が目標というわけではないんですが、これからいろんな機会を捉まえて、特にことしはG20、それからラグビーのワールドカップ、そして来年オリンピック・パラリンピックがありますし、また次の年にはワールドマスターズゲームズがございますので、そういうときにはそういうことを、今度はりんくう公園を中心として、またあるいは市内各所でそういうことのPRをさせていただきたい。  万博に向けての誘客を図っていきたいと思いますし、それ以後は、来られた方々を通じて世界にこの泉南市というのを発信できればなというふうには思ってございます。 121 ◯副議長(谷 展和君) 古谷議員。 122 ◯8番(古谷公俊君) すみません、ちょっと映像をお願いします。  これは前回も紹介させてもらったんですけれども、これは泉佐野市の駅前なんです。こういう形で市長やりましょうよ、最低限。樽井駅に余っているところもあるし、うちの役所の前でもやっぱりワールドマスターズゲームズの開催地と、どこの誰が市民の方が御存じかというのは、ないと思いますけれども、ほとんどみんな知らないと思いますよ、開催地は。  今、自衛隊の募集中とかいろいろそういう人権さんとか男女共同とかいろんなそういうのがあるんですけれども、こういうのも積極的に、うちがマスターズ会場もそうですし、関西万博もそうなんですけれども、ワールドマスターズゲームズなんか、うち東大阪市とうちが開催会場だけですものね。  やっぱりそういうことも最低限、お金かかりませんよ、大してこういうのは。やっぱりこれはまねしてでもいいですけれども、ぜひとも今の市長の言葉じゃないんですけれども、目に見えた行動をやっていただきたいなと。こんなのは何千万もかかる事業じゃないんですから、選挙の看板をつくるのと同じぐらいの値段でできると思うんですよ。これはぜひ市長、お願いします。これも要望としたいと思います。  あと、最後4点目、時間がないな。ちょっと中途半端な話になるんですけれども、防災に関しては、また次の6月議会の一般質問でやりたいと思うんですけれども、何としてでも市長、この辺は前向きな形で、いろんな形で泉南市を盛り上げていっていただきたいなと思います。  いろいろ要望ばかり言いましたけれども、大変だと思いますけれども、ぜひとも泉佐野市に負けないぐらいの、この2市1町の中でも目立つ泉南市を、話題づくりといいますか、いいことで盛り上げていただきたいなと思いますので、これにて私の代表質問、古谷公俊、終わらせていただきます。本日はありがとうございました。 123 ◯副議長(谷 展和君) 以上で自民党・創生会 古谷議員の代表質問を終わります。  次に、未来せんなんの代表質問を許可いたします。16番 南 良徳議員。南議員。 124 ◯16番(南 良徳君) 皆さん、こんにちは。未来せんなんの南 良徳でございます。  平成31年第1回定例会に臨みまして、市長の市政運営方針について代表質問をいたします。  まず1点目は、「すべての人が尊ばれ、その個性が発揮できるまち」についてお聞きをいたします。ただいま古谷議員からも質問がございましたが、運営方針では、学校施設については適切な保全及び維持管理に努めると述べておられます。  今般、泉南中学校の改修工事が竣工し、4月から新しい校舎で学習することとなります。先日、議会のほうで視察をさせていただきました。立派な校舎で、快適な学習環境が確保されています。  一方、本市では、築後50年以上の学校を初め、各学校の老朽化が進んでおります。老朽化対策の計画案も示されましたが、財政難により、現在ストップしているところであります。今後この老朽化対策についてどう進めていかれるのかをお聞きいたします。  以下の質問につきましては、発言席よりさせていただきます。 125 ◯副議長(谷 展和君) ただいまの南議員の質問に対し、市長の答弁を求めます。竹中市長。 126 ◯市長(竹中勇人君) 学校についてでございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、泉南中学校については非常にきれいな立派な学校ができました。新しくなった学校につきましては、先生方も新しい教育の教科センター方式の進め方について、いろいろと研究をしていただいているところだというふうに聞いておりますし、子どもたちも意欲的に勉強できるんじゃないかというふうに期待をしているところでございます。  ほかの学校についてでございますけれども、先ほども申し上げましたように、教育問題審議会からは、全ての学校、小学校、中学校を小中一貫校とすることを目指すということにさせていただいてございまして、今後は小中一貫校の具体的な形を初めとする、そのあり方について、丁寧に時間をかけて地域住民の皆さん方と、また保護者の皆さん方の意見を聞きながら、計画を立てるとの答申が出されているところでございます。  それを受けた総合教育会議におきまして、答申に基づいて学校のあり方計画を成案化するための一定の時間をかけて丁寧に検討、そして取り組みを進めていくということで、これからの方向性の確認をしたところでございます。  4月から新たな教育長が着任していただけるということでございますので、その方を中心に着実にその辺の検討を進めていただきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 127 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 128 ◯16番(南 良徳君) 重要な時期と申しますか、現在教育長が不在ということで、こういったことについては余り検討もされていなかったのかなと推測するんですが、新しい教育長が4月から来られて、今市長がお述べになったような形での方針転換とか、そういったことについてはどういうふうになりますか。  そのおっしゃったことで、もう進んでいくということでいいのか、あるいは教育長が来られて変わるということも含め、どういうふうな状況になりますか。 129 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 130 ◯市長(竹中勇人君) 先ほど言いましたこの方針というのは、総合教育会議での方針として決定したものでございますので、新たな教育長が来られても、その方針は変えずに進んでいっていただけるものというふうに考えてございます。 131 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 132 ◯16番(南 良徳君) よろしくお願いします。  2点目は、「産業の活力が増し、にぎわいと交流が生まれるまち」についてお聞きをいたします。す。  その1は、農業振興についてお聞きをいたします。  運営方針では、イベントの開催や地方創生事業として、泉南農業塾、砂栽培プラント設置農家を市内に誘致するとのことですが、本来の振興に余りつながっていないような気がするんですね。特にこの誘致となっていますが、私の知る限りでは誘致された実績もないんじゃないかなと思うんですが、やはり抜本的な振興策を立てる必要があると考えますが、市長のお考えをお聞きいたします。 133 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 134 ◯市長(竹中勇人君) 農業振興についてですけれども、今、砂栽培の施設、これは今一部というかお貸しして、そこでテスト的に運用していただいてございます。それとともに並行して、大学と土の温度とかの関係で植物の生育がどうなのかということの研究を並行してやっていただいているところでございます。  まだちょっと確定はしていないんですが、この施設を新たな方法で活用してやりたいという声も聞こえているということでございますので、その辺があれば、しっかりとその辺の誘致の方法を考えていきたいというふうに思っております。 135 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。
    136 ◯16番(南 良徳君) 先般、農業委員会の方とも若干お話しさせていただいて、本当の意味での振興策は我々も考えているんだというような声もあったわけです。  これは地方創生の補助金という形での砂栽培あるいは、また新しい、いわゆる振興策という感覚なんですが、本来の現状の中から、泉南市の振興策というような考えはお持ちではないんですか。 137 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 138 ◯市長(竹中勇人君) 今現在、農業施設等の維持管理のために住民と一体になって協力しながら、多面的な機能支払交付金といいますか、それを活用いたしまして、特定の地区なんですけれども、そちらのほうで、地域住民も入った協議会という組織をつくりまして、そちらのほうで草刈りをしたりとか農道や水路の補修、緑化活動等をやっているような団体ができてございます。それをさらに拡大してくようなことができれば、今思われているようなそういう新たな事業というのが展開できてくるんじゃないかというふうに思っております。  最終的にはそれが地域の農業法人として根づけば、これが一番いいことかなというふうに思っております。 139 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 140 ◯16番(南 良徳君) 今お述べになったような形で、ぜひ進めていただきたいと思います。  反面、いわゆる耕作放棄地の対策でございますが、私もあるところで、この放棄地の問題で相談を受けておりまして、その放棄地はもう背丈ほどの草がぼうぼうと生えておりまして、またそこに近辺の方がごみを捨てていると。  なぜかわからないんですが、市の有料ごみ袋も捨てられている。本来あれは収集してもらえるものがその放棄地に、もうごみ捨て場のようになっているというところもございまして、近隣の方からも苦情が出ております。  これにつきましては、農業委員会からも複数回、書面によりまして適正管理を指導をしていただいていますが、現状は変わらない。もう年数にしても1年以上ほったらかしというような状況でございます。  お聞きしますと、現在農業委員会のほうでこういった放棄地についての調査はされているというふうにお聞きしておりますが、今後、さらにふえる可能性のほうが私は高いと思います。そういった結果を見ながら対策を立てる必要がございまして、1つの方法としては、農地中間管理機構の活用や、税制面での対応ということも考えられると思いますが、これについて市長のお考えをお聞きいたします。 141 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 142 ◯市長(竹中勇人君) 遊休農地の問題でございますけれども、確かに遊休農地が少しずつふえてきている現状はございます。  公にといいますか、一番いいのはやっぱり農用地の利用集積計画やとか、あるいは農用地中間管理機構にお願いして、その辺の意欲のある耕作者につくっていただくというのが、一番いい取り組みだというふうに思うんですが、貸し手のほうが貸しにくいとか、そういう貸したら後、なかなか返していただけないとかいうような問題を危惧されているケースというのが多いと思うんですけれども、この中間管理機構なんかでしたら、賃借期間が一定の期間に限定されていますし、そこから後は期間満了後は元の所有者に戻せるというのが自動的になるようになってございますので、その辺は安心して使っていただけたらなというふうには思います。  この辺は我々からの広報のあり方というのも問題があろうかと思いますので、その辺を進めていきたいというふうに思います。  先ほど言われた遊休農地で苦情が来るような場合、こういう場合には一旦は農業委員会のほうで現地を確認していただいて、農地の保有者の方とお話をさせていただいて、この営農の指導をしたりとか、文書で勧告したりとか、そういう手続を行った上で、その解消をしていくような方向にしていただけるんですけれども、これがなかなかやっていただけないような土地につきましては、非常に厳しい方法ではありますけれども、行政代執行に近い方法というのが、農業委員会の制度の中にございます。  これをするのは、あくまでも最終の手段だというふうに思いますけれども、そういう制度もございますし、また、そういう対象になるようなものになりましたら、農用地であるということの指定を外しているというか、農地であるということを外しまして、これも農業委員会のほうでの決定が必要なんですけれども、そうすることによって、課税を不利な課税といいますか、厳しい課税にするような制度もございます。  ただ、うちの市としては、この税を上乗せするという制度は、まだ税制度上できてございませんので、ちょっとまだこれはやるとなれば、その辺の話もまとめていかなければいけないという状況でございます。 143 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 144 ◯16番(南 良徳君) 今、行政代執行というお話もありまして、ただ多分前例がないと思うんですね、代執行については。  本市の中ではいわゆる、今若干市長が言われたように、例えばもう農地じゃなくて雑種地にかえて、その中で違った対応をしていくという方法が1つあると思うんですが、本市の中では、空き地管理条例ですね。ところがこの管理条例がそもそも農地を対象にはしておりませんので、すぐ使えるかどうかは別にしても、そういった管理条例を一部改正も含めて、その中で対応していくというようなことについてはお考えになっておられませんか。 145 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 146 ◯市長(竹中勇人君) 私の頭の中には、農地とほかの土地を別個にしまして、農地は農地としての何らかの活用ということしか考えておりませんでしたので、ちょっとそこまでは私は考えておりませんでした。 147 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 148 ◯16番(南 良徳君) 私も急な思いつきで申し上げたので申しわけないです。  その3につきましては、先ほどから出ていますりんくう公園整備についてお聞きをいたします。  この整備工事につきましては、PFI事業者と事業契約の締結が本来昨年7月だったと思うんですね、予定では。きょう現在も本契約というか事業契約はされておらないわけですが、当初の予定では来年4月がオープン、こういうことになっておりまして、このオープンについては間に合うのかどうかが1点です。  市としてのいわゆる完成すればインバウンドを含めた観光者へのPR、先ほどもこれは古谷議員の中にも出ておりましたが、PR、そしてまた受け入れ態勢ですね。ただ単に事業者に委ねるのではなくて、市としての対応、先ほどの古谷議員の看板なんかも1つだと思いますが、態勢、対応についてはどう考えておられるのか。  それともう1点、ホテル事業者が決定したということをお聞きしておりますが、このホテル事業者、そして公園の事業者、そして市、この三者の中での今後の協議、連携というようなことについては、どういうふうにお考えになっているのかをお聞きします。 149 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 150 ◯市長(竹中勇人君) まず、公園事業が間に合うかということでございますけれども、確かにまだ大和リース側の社内の決裁が終わっていないということで、少しおくれてございます。今月中には契約はできるというふうには思っております。  大和リースさんのほうにも、来年の春のオープンが間に合うのかどうかということで確認させていただいたんですが、契約がおくれても最終のオープンは、それを目標にやりますということで回答をいただいてございますので、春にはオープンできるというふうに思っております。  それと、インバウンドの流入の対応でございますけれども、これも先ほどもお話しさせていただいたとおり、公園内ではWi-Fiやとか、それから外国語表記、これはQRコードなんかを使ったら割に簡単にできるということで、そういうのでさせていただきたいというふうに思いますし、大和リースさんのほうはキャッシュレス化というのも1つ考えておられるようでございます。その辺も進めていっていただけるんじゃないかというふうに思っております。  このキャッシュレス化といいましても、クレジットカードなのかスマホでの決済なのか、ちょっとその辺までははっきりわからないんですけれども、そういうことのやり方の検討もしていただいているということでございます。  それから、大和リースさんからは当然のことながらいろんなメディアを通じての海外への発信をしていただきますけれども、私どもとしましても、関空の中にあるエアラインやとか旅行社、これを通じて発信していきたいなというふうに思っております。  ホテル誘致ですけれども、先般ホテル事業者と大阪府との間で契約がまとまったということでございます。したがいまして、並行してこちらのほうも事業も進んでいくんじゃないかというふうに思いますが、大和リースとホテル事業者との間でのお話は、以前から何回かお会いして話はしているというふうには聞いてございます。  実際に進入路を、共通の進入路にするとか、この取り合わせをどうするかとかいうのは、細かい話はまだこれからされていっていただくのかなというふうに思いますが、今進入路の調整というのは、この契約前にされていたということを聞いてございます。  これから後の調整でございますけれども、当然我々としては契約後、大和リースさんとは公園の事業での話をさせていただきますし、ホテル事業者との間では、うちもその間で、いろいろと調整をさせていただきたいと。  結局は三者で同じように連携しながら進めていきたいというふうに思っております。 151 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 152 ◯16番(南 良徳君) 今、市長の答弁の中で、主に大和リースがこうするああするというようなところが多かったんですけれども、私のお聞きしたいのは、例えば市の観光課が中心になって、市としてもこういう体制をやろうと。特にもうどういうふうに言っていいのか、たくさんの、先ほどからめじろ押しの事業が出てくるわけですから、当然それはもう予想できるわけですよね。  それが、先ほども答弁があったように、北のほうを向いて、こちらはもう13%というような状況の中で、じゃどうしてこっちへ来ていただくようにするのかというのは、これは当然大和リースも考えるでしょうけれども、市として以前から申し上げている南へのルートとして、南紀へのルートとしてどんな形でここに来てもらうんだというような体制というのは、私は当然つくらないと、単なる思いつきではだめだと思うんですけれども、今の御答弁では、もう主に大和リースがここにWi-Fiをどうとか、いやこれがというような、当然向こうは会社としてはされると思いますが、その辺をちょっとお聞きしたかったんです。  最後のほうで、ホテル業者あるいは開発業者、そして市も、やはり協議会的なものをつくっていただいて、それぞれ市民も含めていろんな問題が出てくるというふうに思いますので、それを年に数回でもやっていただければと思うんですが、その辺についてはどうでしょうか。 153 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 154 ◯市長(竹中勇人君) 行政と両事業者との間では、そういう会議といいますか、そういうのは持っていく必要があるだろうというふうに思います。  そこから後は、一応りんくう公園の整備に当たっては、我々も大阪府のホテルに関してはもちろん大阪府側はりんくう公園との調整は前提としてやりなさいという条件を付しているわけでございまして、りんくう公園のほうには両方の漁協、それから中にある輝光との間の調整をしっかりとやってくださいよということはさせていただいてございますし、市としても一応市営公園という位置づけになるわけでございますので、その辺の調整はしっかりさせていただきたいというふうに思います。  その辺については、直接その中に市民の方を入れるかどうかというのは、ちょっとこれからの検討課題だと思いますけれども、一応その意見を聞ける場というのは、うちで持つのか大和リースで持つのか、その辺は考えたいというふうに思います。 155 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 156 ◯16番(南 良徳君) できたら、市民の声は市が窓口になってやっていただかないと、大和リースさんに言っても、いやそんなのうちはわかりませんと言われたら終わりの話なので、その辺はひとつお願いをしておきたいと思います。  3点目としては、「おだやかに暮らせる、安全と安心のまち」についてお聞きをいたします。  その1点目は、運営方針で述べられているように、昨年9月の台風21号により、本市においても甚大な被害を受けたところでございますが、今後の防災対策の見直しも一部しなければならないと思っております。多くの課題がございますが、今回停電に関する水の確保についてお聞きをいたします。  停電が3日、あるいは4日と続く中で、中高層住宅の水の確保ができなかった住宅が多くありました。原因は受水槽から屋上へのいわゆる貯水タンクへのポンプが停電により作動しなかったということであります。  その対応として、停電時に発電機、先ほど小さい発電機云々という話も避難所の件でありましたが、このポンプアップのために、発電機により稼働させてはと考えておりますが、発電機設置には当然費用もかかります。容量によってはかなりな設置費もかかるわけでございます。  一部その補助金制度を考えていただいて、設置を促進されてはと考えております。先般、自民党の岸田政調会長が被災地の視察ということでお見えになったときにも、これを法令化できないかということも含めて、要望といいますか、申し上げたんですが、泉南市だけではなく、各地でそういった状況が起こっているので、一度考えてみるというようなお話はいただいたんですが、市長はこの件については、どういうふうにお考えになっておられますか。 157 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 158 ◯市長(竹中勇人君) 昨年の台風21号で大規模な停電が起こって、泉南市の水道部としては、ずっと通水はしていたんですけれども、高架タンクへの送水ができない住宅というのがたくさんございました。そちらのほうはしばらくの間長期間にわたっての断水ということで、非常に不便をおかけしたというふうに思っております。  岸田政調会長が来られたとき、庁議室でお話しさせていただきましたけれども、そのときは南議員も一緒に同席していただいたというふうに思います。私のほうからもそのときの国会議員団に対しまして、この建築基準法の改正ができないものかと、その義務化ができないものかということの申し出をさせていただきました。  それが直ちに反応があったわけではないんですが、これはこれからも引き続きこちらのほうの要望をさせていただきたいというふうに思っています。あのときはもう誰しもがそれの必要性というのは思ったわけでございます。  特に、一丘団地につきましては、機械ポンプ、機械式のポンプがありましたので、それをつけて送水ができたと。ですから丸1日か1日半ぐらいの断水で済んだんですけれども、ほかのところはそういう設備がないものですから、当然その発電機ですぐに電源が切りかえができるように、その施設の整備というのはできないのかということを私も痛切に感じておりますし、そちらのほうの要望はこれからも引き続きさせていただきたいと。私だけの要望じゃなしに、大阪府の市長会から、そういう要望で、できることなら事業者への負担を減らすための補助制度もセットにした形での要望というのは、していただきたいということを申し上げていきたいというふうに思います。  それから、府営住宅に関しましても、府の府営住宅の担当部署に今回のことでどうなっているんやと、それぐらいのことはできないのかということを申し上げたんですが、非常に数が多いので、府営住宅として、直ちに対処をするのは難しいということで、とりあえず水が出る場所をつくりますということの回答をいただいてございます。 159 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 160 ◯16番(南 良徳君) 先ほど申し上げたように、本市だけではなくて、各地でこういう状況が起こっておるということで、今市長から御答弁いただいたように、やはり単一の泉南市だけというんじゃなくて、各市の状況を見ながら、全体で市長会を通じて、府のほうに要望してもらうということぐらいはやっていただかないと、先ほど申し上げた国のほうまでポンと一足飛びにというのも、なかなかうまくいかないときも多いので、まずは府のほうで補助金制度の創設というか、それにつれて市のほうも一定の補助金も考えるという、こういうパターンというのをとられないんでしょうかね。  ただ単なる要望じゃなくて、そこまで補助金まで、府のほうから補助金を出してくれというところの、その辺はどうでしょうね。感触として、やってみないとわからないと言えばそれまでなんですが、それはまず対応の第1弾かなと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 161 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 162 ◯市長(竹中勇人君) まず、これも1団体からの要望では通る話ではないと思いますので、市長会の中で十分議論をさせていただきたいというふうに思います。  その辺で、まず市長会から行く前段で、こういう関係でありましたら、都市整備部会が中心になろうかというふうに思います。たまたま今私、都市整備部会長をやっておりますので、そちらでちょっと取りまとめをさせていただいた上で、市長会の会長と話をさせていただきたいというふうに思っております。 163 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 164 ◯16番(南 良徳君) 部会長ということで、よろしくお願いしておきます。  その2として、台風ではなく、台風以前の話なんですが、昨年7月6日の集中豪雨によりまして、南部水みらいセンターにおいての流入制限がございました。汚水が逆流しまして、樽井あるいは男里浜地区において、数十件の被害を受けたというふうに聞いております。この施設の能力は2万5,400トンですが、そのときの流入量が9万3,600トン、恐るべき4倍というような流入があったというふうに聞きました。  いわゆる流入増加の要因としては、大きく3点であります。  1点目は老朽化した汚水管への進入、2点目は誤接続、3点目は不明水と言われる雨水の流入ということであります。  この7月6日以前にも数回こういった逆流というのがございまして、このときは非常に雨量が多かったということで、さらに多量の流入があったわけでございます。  早急に対応していただきたいんですが、この施設につきましては、本市だけではなくて、阪南市、岬町、こちらからの流入もございますので、2市1町での協議、あるいは連携というのが不可欠ではないかと考えております。このことについて市長の見解をお聞きいたします。 165 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 166 ◯市長(竹中勇人君) 下水道の逆流の問題ですけれども、おっしゃられたように、不明水あるいは管の老朽化、誤接続等で、入ってこないはずの水が入ってきているという現状がございます。  不明水が大きく影響しているというふうに思うわけですけれども、長雨が続きますと、老朽した管から雨水がしみ込んで、あるいは地下水が不明水となって流入してきて、水みらいセンターの処理能力を超えるような流入があるというふうに考えられます。  この不明水対策としては、老朽した管の下水管の点検調査を実施いたしまして、不良箇所の補修を行いまして、これでとめていかざるを得ないわけでございます。  具体的には、老朽化が進む、昔コミプラであった団地、そういうところの団地の不明水対策をまずやっていく必要があろうかというふうに思います。それを平成31年度からこれを実施していきたいというふうに考えてございます。  そして、他の市町との連携でございますけれども、堺以南の13団体で南大阪湾岸流域下水道の不明水対策協議会というのを持ってございます。そちらのほうで年数回情報交換を行い、対策を話し合っているところでございます。  この当該南部処理区、南部水みらいセンターの管轄区域内におきましては、2市2町がございます。田尻町も一部入っています。(「ああ、そうか、そうか」の声あり)3市2町ですね、泉佐野市も一部入っていますので、ですけれども、その関連の市町で構成する不明水対策の協議会の設立に向けた協議をやっておるところでございまして、設立につきましては、担当レベルでは合意はしておるんですが、ことしの5月、6月ごろからスタートできるんじゃないかなというふうに思っているところでございます。 167 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 168 ◯16番(南 良徳君) 今お聞きして、びっくりしたのは、もう年数がかなりたつのに、協議会そのものもできていなかったという認識でいいんですね。5月にこの5月から初めて協議会をやっていこうというようになったという、その認識でいいんですかね。  できるだけ、その場において早急に対応していただきたい。本市だけじゃなくて、泉佐野市、田尻町も入っているということでございますので、当然そういった不明水のこともわかってくるかなと。  私も誤接続いうのを聞いて、ええ、何と言うて聞いたんですが、どうも業者が、下水の業者以外の方というのかな、水道屋になるのかな、あるいは建築屋になるのか、といの雨水を下水のほうにつないでいるといった事案があったようなんですよ。それがいわゆる誤接続というふうに言われている部分なんですけれども、だから、他市では同じように下水に接続してもいいよという市もあるようですが、このあたりについては、当然雨水は雨水、下水は下水というふうに分類しているので、そこらあたりからうまく、どういうんですか、接続がいっていなくて、雨水が流れてくると。  今の不明水以外には、やはりそういったこともあるそうなので、協議会の中においては、その辺も含めてぜひ協議をしていただきたいというふうに思います。  4点目は、「快適で活気にあふれ、環境にやさしいまち」についてお聞きをいたします。  その1は、空き家対策についてお聞きをいたします。  昨年3月に空家等対策計画を策定されました。この計画は、期間として5年間となっております。また、進行管理は対策協議会に諮るということとなっていますが、この1年間、いわゆる協議会が開かれたということを、私は聞いておりません。  計画の内容については、私は一定評価しておりますが、問題はスケジュール、あるいはプロセスというところが欠落しているように思うんです。  やはり、5年というスパンの中で、年次的に目標を立てて、その結果を協議会に諮ってという形で進めていかないと、どういうんか、1年過ぎた、2年過ぎたという状況では、この計画どおりには進んでいかないと思うんですが、その辺について、市長の見解をお聞きいたします。 169 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 170 ◯市長(竹中勇人君) 先ほど私は下水の南部処理区は田尻町も入っていると言いましたけれども、田尻町は入っておりません。泉佐野市と泉南市、阪南市、岬町でございます。ちょっと訂正させていただきます。(「3市1町やな」の声あり)はい。  そして、空き家対策の計画でございますけれども、現状は空き家対策の計画に基づいて各種の取り組みを進めておるところでございます。空き家化の予防、発生の抑制、それから空き家の適正管理の促進のための空き家の適正管理の必要性や空き家特措法の内容に関するリーフレット等を作成配布することにより、現在情報の収集と意識啓発を行っておるところでございます。  これらの空き家に対しまして、今現在空き家対策協議会、数回の協議会を進めておりまして、今年度についてはまだ実施をしていないんですが、改めまして、また今年度近々開催をしたいというふうに思っているところでございます。  今現在の空き家バンク等の利用に関しましては、昨年の運用開始から事業者のほうの登録はあったんですが、実際の空き家所有者からの登録は今もないということでございまして、こちらのほうは空き家の登録について、さらにその空き家バンク制度の周知を図っていきたいというふうに考えてございます。 171 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 172 ◯16番(南 良徳君) 今ちょっと私がお聞きしたように、スケジュールというのか、年次的な計画といいますか、予定を立てないと、この問題については初年度、あるいは2年目、これは3年ぐらいまでにやりたい、これは4年目、5年目的な、そういったことについてちょっと答弁がなかったように思うんですが、その辺はどうですか。 173 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 174 ◯市長(竹中勇人君) 今後のスケジュールでございますけれども、空き家の適正管理、利活用に関する周知、その辺につきましては、固定資産税の納税通知書に一緒に封入して、その辺の周知を図っていきたいなというふうに思います。  そして、空き家の利活用に関するセミナーとか、そういう個別の相談会やとか、そういうのを開催いたしまして、関係団体に御協力いただきながら、そういうのを実施していきたいというふうに思っております。
     特定空き家につきましては、これからの空き家対策協議会の中で諮問をしていきたいというふうに思っていますし、その辺の判定をこれから進めていきたいというふうに思っております。 175 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 176 ◯16番(南 良徳君) 2点目については、市長のよく言われる南ルートについてお聞きをいたします。  南ルート早期実現に向け、期成会において要望を積み重ねておられますが、先日恒例の泉佐野市、田尻町、泉南市のこの2市1町による正副議長、それから空港等まちづくり対策特別委員会の正副委員長において、関空エアポートとの意見交換会がございました。  その席で、南ルートについての要望活動についてはこうだと、議会としてもこういう対応をしているんですというお話もさせていただきました。  エアポートさんの認識では、立派な連絡橋があるのでということも言われました。確かに立派なんですが、予期せぬ事態も発生しました。  そこらあたりはちょっと違うんですよということも申し上げたんですけれども、今後、その辺も含めて、この事態を受けて、今までの要望ではない、方法ではないですが、要望は強く言っていかないといけないんですが、ほかに何か、この実現に向けた、要望だけ、確かに要望もとまってしまうと元に戻ってしまうという、多分そういう懸念がございますから、要望はやるんですが、さらに今回の不幸ごとなりをネタにするんじゃないんですが、こういったことも起きるんだと、1本ではだめなんだという、その辺も訴えていく必要が僕はあると思うんですね。  だから、それでないとなかなか重い腰は上がらない。あとはもう財政面でだめですよと、こういうことで終わってしまう可能性が高いと思うんですが、その辺については市長、どういうふうな考え方をお持ちですか。 177 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 178 ◯市長(竹中勇人君) 関空南ルートでございますけれども、実際にあの連絡橋というのは、昨年の9月に大変な事態になってしまいました。あのおかげで8,000人ぐらいの人が関空島に閉じ込められ、電気もないような状態の中で、1日、2日暮らしたという状況でございます。  実際に私も一晩ここで缶詰になった経験もございます。その経験を私も実際に、関空はあの橋がなくなると通れなくなると、こういう事態になるんだと。これが最新鋭の空港の姿かということを切々と訴えてきております。  実際には、その状況はわかったと。しかし1本あったら十分と違うかというような意見もまだありました。しかし、今回この事態になってから行ったときは、やはり反応は大分変わっていたなというのは思いました。  ただ、だからといってゴーになったわけではないんですが、まだまだこれを推し進めていく必要があろうかなというふうには思いますし、あのおかげで我々の声は、さらに大きな声を上げていく必要があるというふうには感じたところでございます。  関空の新たな南ルートをつくるに当たっては、ただつくれつくれだけじゃ、これは完成しないとは思っております。ここにやはり今北陸から来ている新幹線、あれを絡めたりとか、そういうことをしていかないと、なかなかゴーサインが出ないんじゃないかというふうに思っておりますので、その辺は私もその方向で進めていきたいなというふうに思っております。  まだまだ、もう1つの観点は、コンセッションをやったからやりにくくなったみたいな国の感触があるようなんですが、コンセッションをやったからといって、あの空港自体は国の空港なので、運営権だけを譲っているわけですから、やはり空港島の機能を維持するというのは、関空会社に任すんじゃなしに、国が直接やるべきだというふうに私は思っております。 179 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 180 ◯16番(南 良徳君) 以前は国の第2国土軸というか、いわゆる紀伊半島から四国へつなぐというような構想もあり、今市長もおっしゃったように、今はリニアで関空までというお話もございますし、さらには、これからいわゆるIRですか、その関連で和歌山も手を挙げていると。  いわゆる泉南だけじゃなくて、大きい範囲の中で動いているのかなという気はするんですが、だから我々が思っている、すぐ泉南に直つながらなくても、もう少し遠いところになる可能性はあるんですが、いずれにしても、その南ルートというところは訴えていかないと、もう何も言わなかったら、そのままで立ち消えという状況になりますので、その辺のトータル的な構想を、ぜひ泉南市のほうに近づくようなことも含めて訴えていくということが必要かなと思っているんです。  だから、どの部分につながるか、今のリニアについてもまだわかりませんけれども、今後そういった関空を取り巻く状況の中で、さらには今までの要望じゃないという要望を含めたような要望に私もすべきだと思うので、ぜひその辺はよろしくお願いしたいと思います。  それでは、5点目は、「みんなでまちづくりに取り組むまち」についてをお聞きいたします。  この中では、公共施設についてファシリティマネジメントを推進し、地域住民や民間事業者とともに施設の管理運営に取り組むことのできる仕組みを具体的に検討すると述べられております。  その第1弾として、今回、あがら新家フェスタを企画されたと理解しておるんですが、施設の老朽化が進む中、こういったソフト面の運営についてはいいんですが、行革の観点から申し上げますと、やはり建てかえ、あるいは改修工事というのはついて回ってくるわけでございますから、この辺のハード面の課題について、この中には入っていないんですが、その辺についてお聞きをいたします。 181 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 182 ◯市長(竹中勇人君) 公共施設の最適化計画を平成29年に策定をいたしました。その中で住民に一番身近な施設である公共施設老人集会場、これに着目をいたしまして、これの最適化の方法はないものかということで探ってきたところでございます。今回それでこのフェスタをやろうということになったわけでございます。  こういう公共施設をどういうふうに活用していくか、確かにおっしゃるとおり、今の段階ではソフト面での活用方法を考えてございます。ある一定、お渡しする段階で、やはり一定の改修等が必要ではないかというふうに思いますけれども、全てを建てかえてということまでは、私どもとしてはちょっと考えてはございません。  一定、長寿命化の対策として、そういう補修等をした上で、その活用をしていっていただきたいというふうに思っているところでございます。  今回モデル的に新家の上村の老人集会場で行いますけれども、ほかに活用できるところがあれば、どんどんそういう活用をふやしていって、その収益で今度は新たな改修等できるような運営をしていただければ、これが理想的かなというふうに思っております。 183 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 184 ◯16番(南 良徳君) ちょっと今の中で、私もわからなかったんですが、漠っと言えば将来的にはハード面も含めて、いわゆる指定管理者的なことをお考えになっているのかなというふうにも思いますし、どういうふうに言うてええんかな、まず今ソフト面はやっていきますよと。相手先は別にして、ここにある民間事業者云々というのは若干入っているんですが、その辺についてのもう少し枠組みというのは、はっきりもう今現在されているんですか。されているんであれば、お答えいただきたいと思います。 185 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 186 ◯市長(竹中勇人君) 明確な枠組みというのは今のところ考えてはおりません。  ただ、これを進めるに当たって、やはりその地域地域でその辺の取り扱いがもう変わってこようかというふうに思いますので、基本的にはその施設をそのまま地域で運営していただく。地域のものとして使っていただく。要は移管をするという考え方でございます。 187 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 188 ◯16番(南 良徳君) わかりました。移管をされていくということですね、それでいいんですね。  時間も少なくなってまいりまして、最後に「結び」についてお聞きをいたします。  本年6月のG20大阪サミットの開催、2025年の大阪万博、そして来年には市制施行本市50周年を迎える中で、市長は「チェンジ」ではなく「イノベーション」まで昇華できるよう、さまざまな事業を推進すると述べておられますが、このさまざまな事業については中身はわかりませんが、多分未来志向の事業であろうと推測をしております。  そこで、この機会に、こういったことも含め、泉南市の未来について、市長の思いをお聞きして、質問を終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。 189 ◯副議長(谷 展和君) 竹中市長。 190 ◯市長(竹中勇人君) 今回市政運営方針に示したさまざまな事業を書いてございますけれども、余り大規模な大きな事業というのは、財政的にも非常に厳しい中で控えさせていただいてございます。  主な事業としては、自転車のネットワークの計画やとか、あるいは和泉砂川の駅前の整備事業、留守家庭児童会の拡大、それから避難所の備品、発電機等の備品の設置等が主なものであろうかというふうに思っています。  ただ、予算上書いていないんですが、PFIで行いますりんくう公園の整備事業、これにつきましては、予算上の計上はないんですが、これも我々の事業の一環としてさせていただきますし、またグラウンドゴルフ場の整備につきましても、また改めて民間事業者を募集いたしまして、そちらのほうにお任せしたいというふうに思っております。  まだほかにも、ちょっとまだ具体的な案はないんですが、できることならば、いろんな事業を民間の力を使って進めていきたいなというふうに思っております。  またそれから、ふるさと納税につきましても、新たな特産品をつくるといいますか、特産品をつくってそれをお土産にしたり、またふるさと納税の返礼品に活用したりということを考えてございますし、また泉南市内で活動している事業者の皆さん方の製品で、そういう特産品になるべきものがないのか、その辺を掘り出しをしていきたいというふうに思っております。そういうのもいろいろ活用して、あちこちでいろんなところで少しずつでも活性化できるような、そういう方策を考えていきたいというふうに思っています。  徐々にそういうふうに盛り上がりが出てくれば、このりんくうタウンを中心として、泉南市全体の盛り上がりができてきて、さらに関空から来たお客さん、あるいは日本国内から遊びにきたお客さん方、たくさんのお客さんを泉南市で迎えることができるんではないかというふうに考えておりますので、そういうことを目指して頑張っていきたいと思います。 191 ◯副議長(谷 展和君) 南議員。 192 ◯16番(南 良徳君) 以上で私の代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 193 ◯副議長(谷 展和君) 以上で未来せんなん 南議員の代表質問を終わります。  会議の途中ですが、午後3時50分まで休憩いたします。       午後3時25分 休憩       午後3時50分 再開 194 ◯議長(竹田光良君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  自民党市議団の代表質問を許可いたします。14番 田畑 仁議員。田畑議員。 195 ◯14番(田畑 仁君) 代表質問ということで、竹田議長のほうから指名を受けましたので、やらせていただきます。自民党市議団の田畑 仁でございます。  きょう最後ということで、皆さんちょっと疲れてはるかなと思うんですけれども、一生懸命やらせていただきます。  いつも見ている席に原口議員がいないということで、僕自身は非常に残念ですし、田畑なりにすごく志を感じた議員だったので、何かこう寂しい気持ちと、なぜ出て行ってしまったのかなという疑問と、そのあたりは何かすごくデリケートな部分なので、あれなんですけれども、この泉南市、さらなる我々がふんどし締めて頑張っていかなければいけないなと思いながらも、ここに立っています。  きょう現在の泉南市の推計人口が6万797人……(「そうやろうか」の声あり)水を差されましたか、また……(「すみません」の声あり)いやいや、大丈夫ですよ。大丈夫ですよ。梶本議員がびっくりしてくれるほうが、僕自身ありがたい、びっくりして当たり前、きょう現在で泉南市の推計人口が6万797人、非常に人口減少が思ったよりも進んでいるんですね。  僕が市長選挙に出たときは、たしか6万5,000人とか言っていたのかな、前回の市議選のときも6万4,000人ぐらいの皆さんにと言いながら訴えていたような記憶があったんですけれども、何と推計人口が6万797人、毎年500人ぐらい減っている中で、来年度では恐らく5万人台に入る。いけるのかいな、この泉南市ということで、僕も非常にきょう担当課から教えてもらって勉強になりました。  今、梶本議員がびっくりなさったのと一緒で、僕もびっくりして、ほかの議員は知ってはったかどうかわからないんですけれども、本当にびっくりした数字です。  これをもとに代表質問をやっていかなければいけないのかなと思いながら、きょう朝、竹中市長とも少し余談ではないですが、させてもらったんですけれども、代表質問、難しいですよね。今回の議会の議案の中では、幼稚園のバスの使用料の値上げ、プールが3校だけ残って、あとなくなって閉めてしまうとか、やっぱりこの財政難の現状の中で、この市政運営方針の中身を聞くというのが、非常に竹中市長に対してやっぱり心苦しいですね。  ですので、悩んでいるわけなんです。ですので、細かく聞く、自分の今聞かなければいけない、先ほどからの代表質問を聞かせていただいた中のポイントを聞かせてもらって、あとは本当の市政運営、これからの泉南というところを、ぜひともお答えいただきたいなと思います。  まず、竹中市長、この市政運営方針に夢がありますか。 196 ◯議長(竹田光良君) ただいまの田畑議員の質問に対し、市長の答弁を求めます。竹中市長。 197 ◯市長(竹中勇人君) 市政運営方針につきましては、非常に財政が厳しい中で、かなり絞った内容での市政運営方針となってございます。これはもう御承知のとおりでございますけれども、ただその中に、やはり小さいながらも、その向こうに夢、この1年間で夢を育むというのは難しい話でございますので、この向こうに、その向こうに夢を掲げていると、私はそのように考えてございます。 198 ◯議長(竹田光良君) 田畑 仁議員。 199 ◯14番(田畑 仁君) もっと夢を描きたかったのだろうなと思います。申しわけないんですけれども、僕自身はこの平成31年度市政運営方針に夢を感じられません。  ただ、竹中市長はもっと描きたかったはず。お金、財政があれば、もっとやりたかったはず。このことについては、十二分に理解をしているつもりなんですよね。  竹中市長、この泉南市はこのまま予算編成が3%のシーリング、そして職員の給料カット、このままでこの泉南市は本当にもちますか。 200 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 201 ◯市長(竹中勇人君) 今現在の泉南市の財政状況の中では、いろいろ行革でカットした分が扶助費に上乗せされて、そちらのほうがどんどんふえていくと。いつまでたってもこれが終わるめどが立たないような状況ではございます。  したがいまして、この辺はやっぱり観光振興を図って地域の経済の活性化を起こしてこなければ、それがとまらないんではないかというふうに私は思っております。  以上です。 202 ◯議長(竹田光良君) 田畑 仁議員。 203 ◯14番(田畑 仁君) 竹中市長、観光振興が失敗した場合、財政破綻する可能性があると思われていますか。 204 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 205 ◯市長(竹中勇人君) 失敗した場合は、徐々に徐々に財政が圧迫されて、そんなに長く財政的にもたないというふうに思っております。 206 ◯議長(竹田光良君) 田畑 仁議員。 207 ◯14番(田畑 仁君) やっぱり厳しいんですよね。このことをやっぱり泉南市民の皆さんと我々議会サイドがもっと認識しなければいけないんですよね。そのためには必要なことが1つだけあると思うんですよ。  僕、竹中市長は、ないものねだりなんでしょうね、僕ら自身が、僕、もっとゴツゴツしていると思ったんです。最初はもっとゴツゴツしてはったでしょう。今、市長らしくなり過ぎているんですよ。  あの男、竹中勇人が、もっとゴツゴツ、ガツガツしているのかなというような感じで、ずっといて、たまにいう暴言とか、やり方がえぐかったりするところを、若干期待している部分がある。2期目を迎えた今この中では、市長らしくなってきているところが、物すごい足らない部分なんですよ。  というのは、1つだけ言えるのは、今、竹中市長は2期途中目という解釈と、我々、僕みたいに市長任期の折り返し地点に来ている。これは我々議会の議会人も竹中市長も、1期4年というのが我々の勝負期間なんですよ。それが今の竹中市長に1期4年、2期途中じゃなくて、1期4年の折り返し地点に来ているというところが感じられないんですよね。スピードなんですよ。  竹中市長は、やっぱり僕が一般質問のときにも、やっぱりばくちというか、その一か八か、泉南市民の皆さんの生命を預かっている限りは、ばくちは打てない、一か八かの勝負には出にくい、やっぱり着実にやっていきたいということを明確に述べられていました。それはまさに市長らしい、僕は答弁やと思うし、志やとは理解をしています。  しかしながら、この市政運営方針で僕は竹中市長は若干の将来的な夢、僕はこの目の前の夢があるかということに関しては、夢が感じられないというのが本音、その部分についてはもっと厳しくやってもらわなあかん、これは僕自身は本当ならば、言ってはいけないこと、言えないことなんですよ、議会人とすれば。  竹中市長にそれ以上の思いをぶつけ過ぎているかもわからないけれども、もっとけんかを売ってこなあかんわけなんですよ、我々に。そうでしょう。  幼稚園のバスの使用料値上げ、プール、これだけでも、ざわつくんですよ、これだけでも。もっとけんか売ってこなあかんですよ。我々にけんか売ってくるということは、市民の皆さんに対して説明責任を果たしていかなければいけない。そのスピードが遅いから、この議案がガチャガチャなってきているように思うんですよ。  竹中市長は、決して僕はだめやと言っているんじゃないです。今の1期、今の市長任期、折り返し地点に来ていることについて、スピード感でいえば、竹中市長は今何を感じられていますか。 208 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 209 ◯市長(竹中勇人君) 私は、今まで5年が過ぎようとしています。この5年間、あるいはむしろ言わせていただきましたら、その以前から取り組んできたりんくう公園とかもやっておったわけでございますし、それがようやく来年になって花がつく状態になってございます。  ここに期待してこれまでの間、一生懸命取り組んできたわけでございますので、私はこの2期目にはりんくう公園その他の施設が、かなりの施設ができてくるんじゃないかというふうに思いますので、この2期目にはその一応の夢の完成を見たいというふうに思っています。 210 ◯議長(竹田光良君) 田畑 仁議員。 211 ◯14番(田畑 仁君) その夢を達成するための準備というのは、僕は申しわけないです。向井市長より全然竹中市長の市政運営のほうが感じています。向井市長には何を言っても通用しなかった。10年前に山本議員、僕はIR、橋下元大阪府知事と一緒に勉強会で、カジノの勉強会をやって、りんくうの誘致、誰よりも日本全国でりんくうに手を挙げたらどうですかと言うたら、もう1秒、あほは言うとけというようなものです。  そんなことに比べたら、竹中市長はその夢、我々が求めていたりんくうの開発の夢に関しては、向井市長より全然評価をしているんです。僕が言うているのは、夢だけではなくて行革の部分なんですよ。きついメスの部分なんですよ。このスピードについてどう考えていらっしゃいますか。 212 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 213 ◯市長(竹中勇人君) 行革については、余り市民生活に大きな変化を来さない程度の範囲で進めていきたいというふうに考えてございます。おっしゃるような、もう英断といいますか、バサッと切るような形で進めるのは、市民生活に大きな変化をもたらすということで、ちょっと私としてはとれていないというふうに思っております。 214 ◯議長(竹田光良君) 田畑 仁議員。 215 ◯14番(田畑 仁君) 英断、やっぱり市民生活に影響がある。しかしながら、我々市長に求めるのは、スクラップ・アンド・ビルドやと思うんです。そのスピード、それができない限りは、削っていくのみの行政運営になること自体が、一番この泉南市が寒い状況に陥ると思うんですよ。だから、その辺のあたりのところが、僕は今市長任期折り返し地点の中で感じられないというのが、僕が思う泉南市の将来ビジョンが暗いと感じるところやと思うんですね。  そのあたりのところは、まだまだこれから6次も出てきておりますし、委員会等々でも行革でも、僕は申しわけないですけれども、いつも行政側には文句を言うているような立場の人間ですけれども、大きなエールを送っているはずです。  これについては、僕もばくちなんですよ。自分の議会人としての人生を考えれば、ぬるいこと、地域のことだけ、地域のことを言っていれば、そこそこやっていけるんです。しかしながら、やっぱりこのまちで生まれて、このまちで育って、このまちで仕事をさせてもらって、日本一の泉南市にしたいという思いが強いからこそ、こんなガツガツものの田畑でも、行政側にエールを送っているのは、皆さんはわかってはると思うんですよ。  この市政運営方針以上のものをしようと思うんであれば、必ず行革の部分で英断しなければならない。市民に怒られなければいけない、スクラップ・アンド・ビルドの準備をする。今は財政を削った中でスクラップ・アンド・スクラップなんですよ。まさに職員の給料を下げるしかもう手がないような状況まで来ているんですよ。しかしながら、それを僕は準備やと思うているんですよ。準備でスクラップ・アンド・ビルド、これを我慢してもらうかわりに、これをやりますということ打ち出すために、この短期間で勝負しなければ、まだまだ時間がかかってくるということを、竹中市長にはぜひとも御理解をいただきたかったなと思って、冒頭に申し上げております。  市政運営を読ませていただきました。確かに竹中市長が思い描くりんくうの開発やったり、いろんな思い、僕も感じています。この中でやっぱり具体的にせっかくですから何点か聞きたい。  午前中から先ほどまでの代表質問の中では、教育についても御質問、同じようにありました。僕自身も同じ質問をしようと思っています。
     僕は、先ほどからやっぱり行政自身が小中一貫校、教育問題審議会等々、僕はあの場で茶番と言うたり、もう絵に描いた餅という言葉を僕が議長のときに申し上げたり、非常にクレームも入ったこともあったし、現場のほうでは、かなり厳しいことを言ってしまって、教育現場の方と討論し合ったことも、議論し合ったこともあるんですけれども、教育問題審議会の話がだんだん小中一貫校、小中一貫教育に変わっていっているんですよね、まさに。  きょう先ほど小中一貫校を見据えてという話なんですよ。小中一貫校を見据えるんであれば、もう今の時点でビジョンが出てなければいけないのに、これから考える。その中で教育長が1年間不在であった。竹中市長、教育長が1年間不在で、あえて文科省の人間を待った理由というのがあるんであれば、お答えください。 216 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 217 ◯市長(竹中勇人君) 去年の4月から1年間教育長が不在となってございます。おっしゃるとおりでございますけれども、私の思いは以前から申し上げておりますように、教育長は教育の最先端のノウハウを持った人に来ていただいて、新たな教育の視点からの指導をしていただきたいという思いでございまして、そういう思いで文科省に派遣の申し出をさせていただきました。 218 ◯議長(竹田光良君) 田畑 仁議員。 219 ◯14番(田畑 仁君) 僕は、竹中市長が本音で語ってくれるかどうかわからないんですけれども、僕は教育長を文科省から1年、いろんな議員の批判を受けながらも、竹中市長が突っ張って、待って、勝負かけた。待ったという意味ね、勝負というのは。  その中の意味は、私は先ほどから言う教育問題審議会から総合教育会議に今、何というんですか、議論される、土台からステップアップしている中で、バトンタッチするようなニュアンスでお答えをしているし、強い協議をしてもらうというようなエールも竹中市長からは聞きました。  僕の本音は、竹中市長の頭の中、文科省からなぜ1年もかけて待ったかというのは、竹中市長の中では財政難、将来的なビジョンの中で、今打ち出さない、統廃合ありきの小中一貫校を文科省のプロフェッショナルに求めるからこそ待ったんじゃないんですか。 220 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 221 ◯市長(竹中勇人君) 今回の総合教育会議、その前の教育問題審議会でもそうですけれども、学校の配置等のあり方というのは、そういう意味だと私は理解してございました。そういう意味では、これから時間をかけて統廃合も含めた形での検討をしていただくということでございます。 222 ◯議長(竹田光良君) 田畑 仁議員。 223 ◯14番(田畑 仁君) やっぱり僕ら一般質問で言うているのが茶番になるのかな、僕は泉南中学校を建てるときには、もう泉南中学校単独統廃合、河部議員も同じことをおっしゃっていただいたと思うんです。  泉南中学校を建て時点で、もう統廃合なんかあり得ないんですよ、あり得ない。だけど、竹中市長の思いの中、行政のプロフェッショナル、竹中市長がそれを思い描いているんであれば、僕は教育長を待つ必要はないと思うんです。  今打ち出してもいいんです。おれへん間に打ち出すぐらいの姿を見せなければいけない。それで議会にけんかを売ったらいいんですよ。それが初めて次の選挙に出るか出ないかという争点に変わってくるんですよ。  これ、教育長が来て、まさか東京の文科省の東京大学卒業が、西信と一丘の統廃合なんか言うたらぶっ飛ばしますよ。でしょう。俺らの地域をなめんなよいう話になるんですよ。  だから、親身になって教育問題審議会等々では、答えを出さなければいけない。僕は今竹中市長から聞けてよかった。やっぱり竹中市長の中では統廃合ありき、財政、FMありきの統廃合のあり方、学校のあり方自身が統廃合の可能性があるということを明確におっしゃっていただいたんで、ぜひともその教育長が来たら、我々にけんかを売ってくれたらいいです。僕はどんどん買いますから。それを争点にしたらいいんですよ。財政難なんだから、行革なんだから。  しかしながら、泉南中学校が建って、冒頭からもフェイスブックとかでも、具体的に入っていきますけれども、すばらしい学校やということで、非常にみんな盛り上がっています。僕自身、僕だけなんですよ、盛り上がっていないの、泉南中学校ができて制服もかわって、それはええか知らんけれども、教育現場の格差がこれだけ出てしまって、あとどれだけのペースでどれだけのスパンで次の学校の建てかえが始まるのかな。  あの教科センター方式が本当に泉南中学で通用するのかな、ええ学校ができても、いじめなんかなくなることもないし、僕が通ってきた不良の子どもなんか減るわけがない。まだまだリスクがあるという学校現場がある中で、浮かれている場合やあらへんでいうのが、僕の本音なんです。  西信の卒業の僕に関しては、これだけの教育格差をこれだけの時間がかかって、まだビジョンすら出ていない。1年間教育長を待ったということ自体が物すごい自分にとってはプレッシャーなんですよ。  今、竹中市長が学校のあり方という言葉で統廃合もやはりありきということについては、もう少し早い段階で我々にプッシュ、その明確な言葉で言ってほしかったんですけれども、そのあたりどうですか。 224 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 225 ◯市長(竹中勇人君) この統廃合あるいは学校のあり方につきましては、FMの中でも、あるいは教育問題審議会の中でも将来40年にわたっての計画を考えるという長期の計画になってございますので、私はここの1年で、そんなに時間をロスをしたというふうには思ってございません。これからでも十分対応できる期間ではないかというふうに思っております。 226 ◯議長(竹田光良君) 田畑 仁議員。 227 ◯14番(田畑 仁君) しかし、先ほど冒頭に申したスピード感、西信の小中なんて、もう60年以上たっているから、今すぐ建てかえてほしいんですよ。その辺の感覚なんでしょうね。でもやっぱり財政がきつい、新しい教育長に頑張ってもらう、そのあたりなんでしょうね。  やっぱりその辺が我々のスピード感も違うし、それなりに財政がきついということも、泉南市民の皆さんがわかっていらっしゃらない部分というのは、我々の責任でもあるし、行政側の責任でもあると思うんですよ。これがやっぱり永遠の課題なんでしょうね。竹中市長、そやけれども、もう時間が余りかけられないよね。  ですので、やっぱりこういったマジ議論をやっぱり我々やっていって、ああじゃ、こうじゃと言うのだけではなくて、マジ議論をやっぱりやっていかなあかんというのは、僕が勝手に思っていることなので、今後ともおつき合いいただきたいなと思います。  これについては、新しい教育長が来てからさらなる議論、やっぱり市長も踏まえて、副市長も踏まえてやりましょうよ。もっと本音の部分で行革、FMを踏まえて。統廃合となればかなり説明責任を果たしていかなければいけないし、それで我々を理解させるようなものを提案してもらわなければいけないというのが、きょう言いたかったことなんですね。  最後にしますね。財政のこと、人口減少は僕は言いました。財政がやっぱりきつい、夢がありますか、僕には夢を感じられませんということで、観光、先ほどの質問等々でもやっぱり外国人の観光客がふえたり、また万博があったりIRが予定されたり、また東京オリンピックがあったりと、いろんなインバウンド、海外向けの期待というのがあって、ワールドマスターズゲームズですか、そういうのも踏まえて全て、なんというの、夢のある話というか、相乗効果で経済効果がある話、しかしながら今の泉南市にはその経済効果を受けられる態勢がない。その準備ができるかどうかというところなんですよ。  僕、ぶっちゃけで、やっぱり財政で竹中市長に、その財政がもちますかとか、破綻する可能性がありますかとかいう、漠然とした、泉南市民がわかりやすい言い方であえて聞いたんですよね。  僕、もう何か変な言い方になるんですけれども、相乗効果というか、そういう経済効果を受け入れられず、施策が失敗した中でシーリング、どんどん予算を削っていって、人口が減っていって、税収入が減っていって、やばいということが来る可能性があると考えたら、一手を打たなあかんと思うんですよね。それがいつも僕は一般質問で言う、お金をつくりましょうという議論なんですよ。  ただ、しかしながら、今の竹中市長の考えているスパンでいくと、やっぱり着実に、中長期の考え方なんですね。我々は短期的に間に合わせないけないというところが、思いが強過ぎるんですよ。  やっぱり僕自身は逃げて通れない、これだけ財政難で、じゃ起死回生で泉佐野市のほうに……、ごめんなさい、1つだけ、この前の一般質問の後、泉南市の行政マンに、廊下で1人と違うんです。数名に言われたんですね。僕は前回一般質問で、「もう泉佐野市のことを言うのをやめました、余りにも差がついて」という発言をしたのに、非常にやっぱりその職員が目をむき、僕に「負けていません、僕らは僕らでやっています」ということで、非常に僕自身はうれしい言葉を職員から頂戴しました。それでいいんですよ。負けていないんですよ。金がないだけなんですよ。  僕が泉佐野市と差がついたというのは、職員のレベルじゃなくて、お金の話のことなので、それについては行政マン、泉南市の役所の皆さんには申しわけないことをしたなという思いで、きょうこれを1つだけ言おうと思っていました。  話は飛んでしまったんですけれども、僕はやっぱり起死回生を打たなあかんと思うんですよ。それについては、行革やFMで削っていって、6次の改革でそれは自動販売機を置いて150万が入るんはええよ。それで間に合うんやったら、それで職員の給料が下がれへんかったらええけれども、もう間に合わないわけ。  幼稚園のバスの運賃を上げらなあかんのでしょう、プールを2年後は全部閉めてしまうんでしょう。そういう状況になったときには金が必要、それか、役所の仕組みの予算編成を全てぶった切って見直していくか、どっちかなんですよ。ぶった切っていくということは、今言うていた福祉の施策もぶった切らなあかんような状況になってくるわけでしょう。それが竹中市長が言うている市民生活に影響があるからできないという部分。ということは、新たにお金をつくっていかなあかんということになってくるんですよ。  僕はやっぱりこれから起死回生となれば、これは微妙な発言、今までも泉南市の大型宗教団体、ほんみちさんのことも言ったことがあります。これについて、私にクレームのメール等々宗教差別、宗教区別等々も厳しい御意見を頂戴したことも事実です。  しかしながら、この書いている観光、インバウンド、全てにおいて本当に泉南市で観光となれば、ほんみちさんのあの本堂かもわからないですよ。あの立派な本堂が海外の皆さんにごらんいただける唯一の観光資源かもわからないですよ。  竹中市長、私は何度か質問したことがあります。当時12年前には、今の新しい幼稚園をほんみちさんで4億円で建てかえてもらうという話を向井市長が提案した時代がありました。今、私たちこの大型宗教団体、政教分離とも言われておりますほんみちさんについて、どうお考えですか。 228 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 229 ◯市長(竹中勇人君) 宗教施設の内容につきましては、ちょっとお答えは控えさせていただきますけれども、今現在、その宗教施設、おっしゃったとおりあんな巨大な建物、1つの観光地としてできるかどうかということは、また検討の余地はあろうかというふうには思いますけれども、ただ、ほんみちの信者の数も相当おるというふうに伺ってございまして、その辺の、どう言うんでしょうか、税の対策、あるいはもろもろの控除、そういうものについての考え方をちょっと整理していただけたらなというふうには思っております。 230 ◯議長(竹田光良君) 田畑 仁議員。 231 ◯14番(田畑 仁君) 竹中市長、すごくいいことを言ったじゃないですか。すごく今まで言えないことを言ったじゃないですか。今泉南市はそこまで来ていますよ。  僕が今言った、あえて申し上げたのは、あの大型宗教団体ほんみちさんの本堂を観光資源としてほんみちさんとタイアップする、この可能性もある。これはあくまでも例えば泉南の青少年の森がほとんど使っているのが警察の訓練、これは警察の森にかえてもいいんですよ。全国の警察を呼んで来てもかまへんのですよ。経済効果があるんであればね。その辺のシフトチェンジをするビジネスなんですよ。  だから、今僕はあえてほんみちさんのあのすばらしい本堂のことを言ったんです。観光資源としてめちゃくちゃ海外から見に来る可能性がある。あの高台から泉南市を見回して、関空を見て、なおかつ青少年の森で宿泊、日本の文化を学んで関空から帰る、こんなプランだってできる可能性があるということを、竹中市長にあえて申し上げたんですね。  しかしながら、竹中市長は、財政的に税のことも見直さなければいけない。そのとおりなんですよ。それが一手なんですよ。竹中市長、一番いいことを言った。それをやってください。やろうじゃないですか。これは別に我々がきついことを言っているんじゃない。泉南市の将来的なビジョンの中では、それを考えていかなければいけないよということを、あえて竹中市長から今答弁いただいたんですよ。すばらしいことやと思っています。それは間違っていない。  観光資源で僕の言うように、タイアップする可能性もあるし、それでもやっぱり泉南市にお住まいということもあれば、税収入、これが実際に天理市だってそうなんですよね。もともとは天理市は大きな天理教からの寄附金がどんどん毎年ある中で、天理市に変わってきたんですよね。だから、このあたりのビジョンというのを明確に出していかなければいけない。もうそこまで僕は来ていると思うんですよ、そこまで、泉南市の財政。  それか、この竹中市長が夢がある、将来的なビジョンがあるというこの市政運営方針の中で、さらなるアップをするんであれば、やっぱり向井前市長が出した合併論なんですよ。  僕も、この12年議員をやらせてもらって、負けるかい、そんなもの、負けない、いけると、嫁に行くか嫁にもらうんやったら、嫁にもろたろやないかいという気持ちでやっていました。  しかしながら、やっぱりふるさと納税で化けた。そしてやっぱり地域でのネットワーク、例えばいろんな海外との提携や、全国の提携、古谷幹事長もよく質問しているように、新たなビジョン、新たな施策を打っていっているのは千代松市長のあのやり方。  これがでも竹中市長が行政上がりでそこまでできるかと、それは非常にハードルが高い、それがやっぱり先ほど僕が竹中市長に冒頭にフォローを入れたように、ばくちは打てないんですよ。6万797人の命を守っているから、ばくちは打てないという公平・平等性を語っている竹中市長のやり方なんですよ。  しかしながら、我々この泉南市が財政破綻になる可能性があるのであれば、合併論、これについて竹中市長は本気でどう考えていらっしゃいますか。 232 ◯議長(竹田光良君) 竹中市長。 233 ◯市長(竹中勇人君) 15年前に合併をスタートさせましたけれども、当時の合併担当課長でございました。私も合併推進論者でございます。実際には財政が今非常に厳しい状態の中で、この近隣の市町におかれましても、ほとんどが同じような財政状況でございます。いつの時期か、この財政の破綻する前に、合併というのを検討していかなければならないというふうには思っております。  ただ今現在、15年前には合併特例債やとか交付税の合併算定替え、その他もろもろのメリットがあったんですけれども、今はそのメリットがスケールメリットだけになってしまっているという状況もございます。  このスケールメリットだけであれば、余り合併に向けてのメリットはないということで、ちょっとその辺は二の足を踏んでしまうところが出てこようかなというふうには思います。ただ、もう一度合併に向けてのメリットを出していただけるような総務省の御判断をいただけるのであれば、その辺の進展は一気に進むのではないかというふうに私は考えてございます。 234 ◯議長(竹田光良君) 田畑 仁議員。 235 ◯14番(田畑 仁君) 竹中市長、冒頭からワーワーといつものとおり、でも最後の合併のことについても、やっぱり僕の口からは余り言いたくなかったですし、やっぱりでも言いたくないけれども、その可能性が視野に入ってきている。  竹中市長のビジョンの中にも、国のほうからのある一定の施策が出てくるのであれば、検討の土台には乗れるというようなお考えということは、全否定ではないということ。これはやっぱり泉南市を、泉南市の市民の皆さんを守るための最終的な手段の可能性があるということを、竹中市長から聞けてよかったと思っています。  冒頭に失礼なことを言いました。これには夢がないと言いましたけれども、夢を余り感じない夢があると思います。さらなる発展、泉南市をお任せしますので、冒頭に申し上げたとおり、我々にもっとけんかを売ってきてください。そして、泉南市民の皆様に、今の泉南市の現状をわかるように僕らも努力するので、これからぜひ泉南市の発展に頑張ってください。これで終わります。ありがとうございました。 236 ◯議長(竹田光良君) 以上で自民党市議団 田畑議員の代表質問を終わります。  お諮りいたします。本日の日程は全部終了いたしておりませんが、本日の会議はこの程度にとどめ延会とし、あす3月7日午前10時から本会議を継続開議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 237 ◯議長(竹田光良君) 御異議なしと認めます。よって本日の会議はこの程度にとどめ延会とし、あす3月7日午前10時から本会議を継続開議することに決定いたしました。  本日はこれをもちまして延会といたします。お疲れさまでした。       午後4時26分 延会                    (了) 署 名 議 員  大阪府泉南市議会議長   竹 田 光 良  大阪府泉南市議会議員   岡 田 好 子  大阪府泉南市議会議員   梶 本 茂 躾 © Sennan City, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...