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平成29年度決算審査特別委員会(第2号) 本文 開催日: 2018-09-25

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  1. 泉南市議会 2018-09-25
    平成29年度決算審査特別委員会(第2号) 本文 開催日: 2018-09-25


    取得元: 泉南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       ◎ 消防費、教育費        午前10時 開議 ◯南委員長 おはようございます。前回の議事を継続し、直ちに本日の会議を開きます。  本日会議の傍聴の申し出がございます。傍聴の取り扱いについて、この際御協議をいただきたいと思います。御意見はございませんか。────それでは、傍聴者の入室を許可いたします。  〔傍聴者入室〕 2 ◯南委員長 それでは、265ページから323ページまでの款消防費、教育費を一括議題とし、質疑を続行いたします。  なお、一括議題としておりますが、質疑につきましては、消防費からお願いをいたします。それでは、消防費の質疑。(「分けていくのか」の声あり)先行してください。 3 ◯梶本委員 266ページの泉州南消防組合の負担金、前年度より2,200万増ということですけれども、その理由をお願いします。  それと、次の267ページの消防団事業の報酬について、これについてお伺いいたします。  とりあえず2点だけ。 4 ◯木津西危機管理課長 そうしましたら、私のほうからは、消防組合の負担金の単年度で2,200万円増ということなんですけれども、平成28年度より29年度決算ベースで総額で1億円強、組合全体でふえたということです。  主な要因としましては、公債費の部分で8,000万円以上の前年度と決算ベースで比べた場合、ふえております。  その主な内容としましては、平成26年度中に整備した消防救急デジタル無線の2年間据え置きやった部分が平成29年度、元金償還が始まった部分。  2点目としましては、平成27年度中に購入した高規格救急自動車、これを阪南市、泉佐野市でそれぞれ1台ずつ、合計で2台新規で導入したんですけれども、この分が1年据え置きで平成29年度から元金のほうの償還が始まった。  3点目としましては、平成28年度中に整備した南西分署建設費の前払い分で、平成29年度から元利の償還が始まったということになります。  4点目としましては、消防団招集システムの整備で、翌年度から元利の償還が始まりました。  5点目として、平成28年度中に購入したはしご車、これは泉南署のほうに配備されております。ポンプ車、熊取町と岬町の部分、それぞれ1台ずつで合計2台の利子償還が平成29年度より始まったと。  以上のような公債費の部分が非常に増額がありまして、負担金の部分でも泉南市単独で2,200万円増につながったというふうに考えております。  以上でございます。
    5 ◯南委員長 消防団は。 6 ◯木津西危機管理課長 続きまして、消防団の報酬の部分なんですけれども、泉南市消防団の定員、任命、給与、服務等に関する条例に基づき、消防団の皆様に報酬として支出させていただいている部分ということになります。  以上でございます。 7 ◯梶本委員 消防団の報酬の、この備考の中で書かれているのは、具体的に訓練・警戒・水害・火災・出場手当、ある程度、あとはもともと役員・団員手当、それと技術手当ということで書かれておりますけれども、今回台風21号による瓦れき撤去等の出動というのか、ここに書かれている以外の出動をしておりますけれども、こういう場合の手当、別個にまた出るんでしょうか。  というのは、ある程度、消防車だけでは瓦れき等を積む貨物的な要素は余りありませんので、消防団員、それとか区の関係者等が自分でトラックを出されて、出したということはガソリン代もかなりかかっていると思うんですけれども、そういう部分。  それとか、トラック、軽トラもそうですけれども、それに対する補償というのは、この平成29年度はそういう事態はなかったんですけれども、今回そういうふうに新たに出ましたけれども、今後どういうふうに対応されていくのか。  というのと、今回の瓦れき撤去、災害出動じゃなしに、瓦れき撤去というような形で消防団を出した根拠とか意義があるかないのか。  というのは、消防団は各地区地区にあるわけじゃないですし、ない区もある中で、消防団を持っている区というのは、ある程度年間、各消防団に補助を出しているんです。  ところが、今回他の区もこういう瓦れき撤去で回っているということは、それとまた、他の区の協力も得られなかったようなことを聞いております。それについて、この出動のあり方をどういうふうに考えておれるのか。  それと、消防団の本来地地区に、特に、あるところもそうでしょうけれども、自主防災組織ということで、市長を初め危機管理のほうもかなり熱心に言われているんですけれども、今回自主防災組織の活躍とか動き方というのはどういうふうに、こういう瓦れき撤去は消防団本来の仕事じゃなかったと思うんですけれども、そういうふうに出動を要請し、また要請というか、命令ということで出たらしいんですけれども、その命令という意図がわからないんです。  それに対して、この自主防災組織はどういうふうに今後動かしていくのかということをお聞きいたします。  それと、泉州南消防組合の負担金なんですけれども、これは前から言われているんですけれども、今回の平成29年度決算においても、泉南市部分についての支出というのが余り見えない中で、人口からしてもそうですけれども、各市町に対する負担割合の見直し、一向に進んでいないように思うんですけれども、これは大体もうぼちぼち5年か何かのめどがあったと思うんですけれども、これについて何か動きがあるんでしょうか。何か不公平感があると。  今回でもこの南西分署というのは、たしか阪南市ですか。まず、これをお聞きしたいんですけれども、泉南署の消防庁舎、もともとの泉南市の消防庁舎は一番古い建物であるにもかかわらず、一向に建てかえとかという話が出てこない。その辺の原因はどういうところにあるんでしょうか。  以上です。 8 ◯木津西危機管理課長 まず、最後にお聞きいただきました、負担金の見直しについてなんですけれども、これは御指摘のとおり、平成27年度から見直し、構成3市3町のほうで見直しについては検討させていただいております。  直近の現状としましては、消防組合あり方会議では、構成3市3町の首長会議であるとか危機管理行財政担当者で構成される分科会で、消防組合負担金の適正な負担割合等についての見直し案の作成については、鋭意取り組んでおります。これは現状も定期的に持ち合わせて、どういった指数を使っていくのかということについては、かなりシビアな議論のほうをさせていただいております。  なるべく早くそれは方向性をつけないといけないんですけれども、何分3市3町の合意が必要になってまいりますので、慎重に検討しておるというのが現在の状況でございます。(「それと南西分署」の声あり)  泉南署の建てかえにつきましては、ちょっとまだ具体にそのあり方会議の中であるとか、そういったところでは我々の情報としてはまだ入っておりません。ただやはり、構成3市3町の中では泉南署は古い部分にはなってまいりますので、その辺はまた組合の中で建て直しというんですか、そういったところの整備のことについても議論はされていくことと思っております。  それと、自主防災組織の今回の台風21号関連での具体な動きについてお尋ねだったと思うんですけれども、まず、台風21号が接近してくる中で……(「委員長、すみません」の声あり) 9 ◯梶本委員 別に、自主防災組織がどうたらこうたらということじゃないんですけれども、今回のような大きな台風が来たときの消防団の出動のあり方についてから始まって、そういう各区で消防団をお持ちでない区の中の自主防災組織をどういうふうに動かすかということなので、消防団の動かし方、出動のさせ方についてお答えいただきたい。 10 ◯木津西危機管理課長 今回の災害ごみの回収について消防団の方に非常に応援というか、御支援いただいたんですけれども、まず流れとしましては、台風21号が通過した直後に西信達分団のほうで自主的な有志の方々が瓦れきの撤去、地域のお年寄りであるとか、そういった災害ごみを出しづらい方々にお声かけしていただくなどで、取り組んでいただきました。  そういう中で、我々危機管理のほうとしまして、また市長のほうから消防団長のほうに、今回の泉南市として未曽有の被害を受けておりますし、ここで消防団の皆様にお力をおかりしたい、御支援いただきたいという要請をしていただいた中で、消防団の皆様から自主的に立ち上がっていただいたと。  ということになりますので、先ほどの御質問の中で、今回の報酬の部分、どういうふうな位置づけなのかということについては、それとは一旦切り離した中での活動として取り組んでいただいたというふうに、私はそういうふうに理解しております。  ですので、ボランティアという言葉が適切なのかどうか、ちょっとわかりませんけれども、非常に消防団の方々の強い、郷土が困っているときに何か立ち上がらないといけないというところが、今回の動きとなって非常に頑張っていただいたというか、お力をいただいたということになります。  機材のほうも、当初消防団で所有する貨物車をお使いいただきたいということだったんですが、それでは到底作業も追いつかないであろうということなので、これは地元のほうで、それぞれが分団の中の取り組みの中で、必要なものは自分たちでちゃんと用意していくよというお声も、力強いお声もいただきましたし、そういった中で皆さんのほうで取り組んでいただいたというふうに考えております。  以上です。 11 ◯梶本委員 今、木津西課長ボランティアと言われましたけれども、これは市長命令を出されたから消防団が出動したという話があるんですけれども、その辺はどうか。  それと、西信達分団なんですけれども、これは泉南市に消防団というのは上部組織としてあると思うんです。その中の西信達分団である中で、これは一応消防団として制服を着て出動するに当たっては、その泉南市の消防団、上部団体のほうで把握されていなかったという話なんですけれども、指揮命令系統というのはどういうふうになっているのか、勝手に出動していいのか。  火事の場合もそうですけれども、今やったら泉州南消防組合がありますけれども、そこからのサイレンが鳴って出動要請があり、それで出動する。  今まででしたら目の先に火災があっても、泉南市も組合以前の問題もそうなんですけれども、一応出動命令があって初めて消防団というのは出られるわけですね。それもなしに、一応私服で行けば別ですけれども、制服を着てというのは正式な出動になると思うんです。  指揮命令系統がなっていない、ちゃんとそれを確立できていない、その辺のところをどういうふうに考えておられるのか。  それともう1つは、市長命令で今回消防団が動いたということを、これは僕も定かじゃないです、聞いている話ですから、人聞きですから、その辺のところはどういうふうになっているのか。  そうなれば、命令ですから出動命令ということになるんですけれども、出動命令を出されたら、やっぱりそれに伴う経費とかある程度手当等が出てしかるべきだと思うんですけれども、ガソリン代、単純に言えばもうガソリン代もただで車は走りませんから、水では走っていないですから、そういう面に対する補填というのか、その各消防分団に対する何か補償とか、そういうことがなされるのかなされないのか、こういう場合にですよ。  平成29年度はなかったからいいですけれども、こういう緊急事態で、まして市長からの出動命令が出て出動した分団に対するある程度の費用弁償的な手当、あるいはそれに係る経費もやっぱり必要になってくるんじゃないかと思うんです。それについてお答えいただきたいと思います。  それと、泉州南消防組合の負担金の見直しなんですけれども、やっていますよ、やっていますよと、僕も何回か質問させていただいているんですけれども、やっていますよ、やっていますよというような答弁をいただくんですけれども、一個も具体的な話というのが見えてこない。  特に、今回のように知らん間に負担金がずっと増額されていくような事態、この泉南の議会で議論されないまま、これだけ負担金あるよ、これだけ払いなさいよというような話でずっと来ている中で、もともとの負担割合が人口的にもそうですし、市域の広さにしても、泉南市は負担割合は高いんじゃないかという話でずっと当初から、設立当初から言われている中で、具体的にどうするこうするという議論がなされているけれども、結果が出ていない。結果を出すべき時期に来ていると思うんです。  これについて理事者だけじゃなしに、担当課も、もっと言う必要があるんじゃないか。言われたから、負担金やからこれだけ出しましたよ、報告しますよという話で済むものかどうか。  それと、一番古い泉南署がいまだに古いままほったらかしにされて、一応、今この負担金に見合う泉南市域において、そういう消防組合のほうから支出がなされているのか、この負担金に合わせた金額程度は、泉南市の市民の税金からこの負担金は出ていますので、やっぱり泉南市域に対する還元というのも必要である。  はしご車は今回あったという話なんですけれども、泉南市の消防はこの合併前、組合設立前に、ほとんどポンプ車等をかなりの量を入れかえておりますし、それをよその市がやっていなかった。ところが、そうしたら組合になったら古いやつからいけという話。  そうしたときに、泉南市は何を要求できるかというたら、泉南署の建てかえというような問題を表に出す権利があると思うんですけれども、これはもう木津西課長危機管理のほうに言うたところで話にならないと思いますけれども、この不公平感というのは、課長、どない答えられるのか。お答えられるんやったら答えてください。  あると思うんですけれども、腹に思うてんと口に言うて出してくれたら、僕らも議会でもっとしこれるんですけれども、いや、これでちゃんとした会計できていますよ。公平に負担金に応じて分担されていますよという話やったらわかるんですけれども、その辺のところをどういうふうにお考えですか。 12 ◯野澤総合政策部長 そうしましたら、私のほうから、まず消防団のお話を御回答させていただきます。  ちょっと経過を整理させていただきますと、まず、市長のほうからいわゆる団長のほうに、今回泉南市においてもかなりの被害が出ているというところで、消防団として何かお手伝いしていただけないかということで、具体に何かをしていただきたいということではなしに、団として何か自主的にお手伝いしていただけることがないかということの御依頼をさせていただきました。それを団長のほうが受けられて、ちょっと漠然なので、市として何が一番困っているかというところのお話の中で、そのとき一番問題になっていたのが災害ごみでしたので、いわゆる災害ごみの収集をお願いできないかということでのお話の中で、ちょうど各分団長が集まっていただきました。  そこで、私どもとしては、いわゆる分団というか、消防団のほうでできる限りのことをというか、できることをやっていただけたらということで、特にこれをしてくださいというようなお話ではなしに、今申し上げた一番困っていることが災害ごみなので、そうしたら分団で、そのごみを回収していこうというお話です。  車のほうも私どもとしては、当然消防団に備えてある赤い車のほうで回っていただきたいというお願いをしたところ、それだけではちょっと足らないだろうということのお話がございまして、各分団の中で可能な部分で、多分その分団の方が持っておられる車をお使いいただいたんだと思っております。  したがいまして、要請という言葉が適当かとかというのは、ちょっとまだあれなんですけれども、市としては、この事態、この台風の被害の中でお願いできることはないかということのところで、消防団とのお話し合いの中で出てきたことなので、何かこれをというような、要請という強いものではなかったというふうには認識しております。  ただ、団のほうがかなり好意的といいますか、精力的に回収をしていただいたということは、間違いのないことなのかと思っております。分団の経過については、そういうことでございます。  あと、負担金のほうの見直しにつきましては、先ほど課長からありましたように、3市3町が集まりまして、当初この負担金というのが、委員御承知のように、当初は設立時点では、今までの状況としては何も変わらないから、まずは平成21年度、22年度、23年度の決算もしくは予算の額で負担率を定めたものでございます。  それにつきましても、3年から5年を見直しということで、一定、指令センターの整備であったり、またデジタル無線、こういったものの整備も共通で行っていますので、また消防団の中の人事異動もですね、人事異動というか人事の配置も、3市3町の中でローテーションが始まっています。  そういうことがございますので、3市3町、どことも今の負担率が適切であるということは考えておりません。  ただ、その次に何をしようと、すべきかというところで、幾つかの案が出ております。その協議はまだ最終整っていないというところでございますので、これについては、当初3年から5年ということがございましたので、当然早期にそれは整理した上で、当然この支弁の割合というのは、議会の議決事項でございますので、その整った段階で議会のほうにお示ししたいというふうに考えております。  以上でございます。(「ちょっと委員長、すみません、全然答えになっていないんで」の声あり) 13 ◯南委員長 もう3回です。(「じゃ、ちょっと」の声あり)もう簡潔にしてください。 14 ◯梶本委員 全然答えをいただいていない。  1つは、今の南消防組合、どういう具体的に動きがありますか。なければない、議論はしますだけでいいんです。  それと、質問をしたつもりやけれども、答えていただいていない。出動に当たっての手当とか経費とか、そういうのも答えていただきたい。  それともう1つは、今、野澤部長がややこしいことを言うたけれども、要請とかいう話、それとか団長から協力要請がありました。協力してもいいよと。それは正式な泉南市の中の団長、副団長がおられる中で、それを副団長は聞いていないという副団長もあります。これはどういう、どこの団長がそういうような話、市長のところに。  うがった見方をされる人もおられる。市長の後援会メンバーで、そういう人がおられるやろうということを言われると。そういう大きな問題になっているんです。  それと、最初に木津西課長にも言うた指揮命令系統がむちゃくちゃになっているのと違うかと。どこからこれが出動要請を出すとか、その最初にありき、市長要請がありきという話で動いているようなことを聞くんですけれども、この辺を具体的にやっぱり答えていただかんと。これは平成29年度の決算にちょっとかかわりはないですけれども、今後のことを考えて、お聞きしたいと思います。 15 ◯木津西危機管理課長 まず、西信達分団のほうで先行して有志の方々で動いていただいたことについては、本来の消防団の組織としては、市のほうから団長のほうに要請していくのが本来の指示命令系統の1つの考え方だとは思います。  この西信達分団の有志による災害ごみの回収については、事前には情報としては我々のほうにこういう動きをするよというような情報提供のほうはさせていただいたんですけれども、これはあくまでも地元の消防団として地元の方々に対しての動きの中でございましたので、あえて消防団の活動というような指揮命令系統の発信というんですか、そういった形の手続はとらなかったということにはなります。  ただ、お話としては事前に私どものほうにいただいていて、それはもう非常にありがたい、この緊急時に地元でそういう活動もしていただくのは、本当にありがたいことというふうには認識しておりましたし、それを受けてさせていただきました。  これが、1週間後にそういう消防団全体への動きに発展していったのかなというふうには理解しております。  指揮命令系統については、まずそういう形での御回答ということでお願いいたします。 16 ◯南委員長 あとその経費的な、費用弁償的なことも質問ありましたけれども。 17 ◯木津西危機管理課長 ですので、これはあくまでも地元の有志の方々による活動ということになりますので、その部分に係る経費、例えば火災のときに手当てさせていただいているような火災手当というような位置づけのほうは、その部分については支出しておりません。ということになります。  ただ、それが正しかったのかどうかということは、今回のことも踏まえて、今後我々の組織としてはしっかりと検証と、今後の方向性をやっぱり出していかないといけないというふうには考えております。  以上です。 18 ◯野澤総合政策部長 負担金のあり方ということで、具体には平成28年9月に消防組合あり方会議の要綱というものを制定しまして、3市3町、今後の消防組合の負担金も含めた適正配置とか、そういったものも含めたあり方を検討していきましょうということで始めております。  その後、首長会議であるあり方会議であるとか、部長が担当となる幹事会であるとか、危機管理の担当者である分科会とか、そういうものを重ねてきているところではございますが、今まだその最終といいますか、議会にお示しするまでの案というものが固まっておりませんので、それが当然固まり次第、議会のほうにお示しして、新たな負担割合というものをお示ししていきたいというふうに考えております。  冒頭申し上げましたように、いわゆる3年から5年という、一定最初の広域の計画の中にも定められておりますので、その辺は十分意識してやっておりますので、それが整い次第、お示しさせていただきたいというふうに考えております。  以上です。 19 ◯南委員長 ほかに。 20 ◯大森委員 269ページに水防費とありますけれども、こういう消防関係の水防の活動というのはどんなふうなことをされているのか。  あと、台風前なんかは水没、浸水しそうなところなんか僕らも聞いているところは、消防署にも連絡しますけれども、主には上下水道に連絡することが多いんですけれども、ちょっとその辺の任務の中身とか、ふだんから消防署というのはどんな対応をされているのか、お答えください。  それと、平成29年度緊急の搬送というのか、緊急出動というようなものの数は把握できていますか。それと、この平成30年度、できれば現在までの数がわかれば、それか、この台風の期間の出動状況がわかれば。  とにかく僕も3日目かなんかに道路に車が入らないようにするために、警察と消防に連絡して、消防の方が来ていただきました。消防の大きな車で来てくれはったんですけれども、もう四六時中回ってはるという話やって、でもなかなか対応が追いつけへんというようなことをおっしゃっていたので、あと台風21号のときの消防署の動きとかがわかれば教えてほしい。  泉州南消防ということで、広域化して例えば泉南市に何かあれば他市からの応援をしてもらえるというようなことが、そのスケールメリットの一番だったと思うんですけれども、今回のような場合であれば、どこかから応援というようなことはできなかっただろうし、泉南市から応援というようなことはあったのかどうか、その辺の動きがわかれば教えてください。  それと、梶本委員の質問を引き継ぐというか、取るというような質問になって申しわけないんやけれども、消防団には連絡したと、消防団のほうからも連絡があったということですけれども、自主防災組織のこの間のこういうときには、市のほうから連絡されていたのか、区長さんが呼ばれていろんな会議はされていたようやけれども、自主防災組織はどんなふうな動きを市のほうから要請というか、市とのかかわりでいえば、どんなことがあったのか、お答えください。 21 ◯木津西危機管理課長 順番に御説明のほうをさせていただきます。  水防費については、所管が道路課ということになりますので、そちらのほうで御答弁させていただくことになるのかと思います。よろしくお願いします。  あと、台風21号関連中の消防の出動件数なんですが、9月4日に特化した部分でいけば、泉南管内では15件救急出動があったというふうには、報告のほうは受けております。  けが人の搬送であるとか、そういった形が中心になってくると思います。暴風で物が飛んできてけがをされたとか、そういった形での出動が15件あったというふうには報告は受けております。  平成29年度の、これは消防全体の出動件数については、すみません、今手元に資料がございませんので、その部分については今お答えさせていただくことはできません。平成30年度の年度途中の部分についても同じでございます。申しわけございません。  あと、台風21号関連の中で、泉州南消防組合の中での相互協力はできていたのかという御質問だったかと思うんですけれども、その部分については、もちろん119番のほうにかけていただきますと、指令台のほうで一括して受けて、基本的には泉南市域の中で起こることは泉南市域でカバーすることになります。  当然、今回の場合は広域でということになりますので、泉南のほうが出動で出ていましたら、当然近くからの出動要請がされるというのは自然的な流れだとは思いますので、市域がどうこうというよりは、もちろん効率よく近くに待機している消防が出るのが自然なんですが、それがかなわないとき、それが出動されてかなわないときは、次に近いところ、その次に近いところというふうに、順番に対応していただいていたというふうに考えております。  ですので、そういう意味での相互協力という体制はしっかりとっていただいていたというふうに思います。  それと、自主防災会の、先ほどの消防団の方々の御支援という部分に関連づいて、自主防災会にはどういった動きがあったのかということなんですが、台風21号が接近してくる段階においては、先日の委員会のほうでも御説明させていただいたと思うんですけれども、地域の自主防災会の私が認知しておるのは、2カ所以上の自主防災会においては、やっぱり住民の方が不安なので、避難されたいというような話の中で、地域の集会所のほうを開放していただいて、それを受け入れいただく、そういった動きのほうはございました。  あと、台風通過後の大規模停電の最中も、地域の自主防災会であるとか、あと区の方々も含めて、停電に関するスポットな情報、この地域のここが、5軒ほどは、まだ停電したままになっておるよとか、そういった情報はもちろんお叱りもいただきながらですけれども、ちゃんと対応するように、関電にちゃんと引き継ぐようにというようなやりとりは、自主防災会、自治会、区の皆様と数日間にわたってやりとりはさせていただいていました。そういった形になります。  以上でございます。 22 ◯伊藤都市整備部次長兼道路課長 私のほうからは、水防費についてお答えさせていただきます。  水防費については、災害に備えての事前準備ということで、事前に土のうの準備をしたり、ポンプの手入れをしたり、バッテリー等のふぐあいはないかというような形で進めていまして、災害の際には、ポンプが足らないんやったらレンタルしてくるというような経費を含めて計上していただいております。  ふだんの活動といたしましては、道路は道路という形で水防活動に入る前の災害に備えての土のうの配布とかいう形のものを進めておりまして、下水道課とのすみ分けということになれば、下水のほうは水門等を閉鎖とか、そういう見回りを含めまして、活動を事前準備として行っているところでございます。  水防活動ついては、台風到来とか、そういうふうな際に水防の号令が出た際に、班体制となって何班体制かということで活動を行っているというところでございます。  以上です。 23 ◯野澤総合政策部長 私のほうからは、消防の救急出動件数というところで、先ほど課長のほうから御答弁がなかった分ですけれども、これは消防組合のほうで平成29年ということで、ちょっと暦、1月から12月というところの統計の数字でございます。  救急出動件数が3市3町合計で1万6,633件、そのうち泉南市のほうでの出動件数が3,371件ということでお伺いしております。  以上です。 24 ◯大森委員 9月4日というのは、台風が上陸した日になるんですよね。この日に15件が救急出動があったと。これはどういう事態だったんですかね。救急車は何台あって、それは迎えに行って病気の方を積み込んで、ストレッチャーや何やというて、大変な作業があって、それから病院を探して、今回の場合だったら、病院の受け入れ先で、そのときは停電があったかどうかわかれへんけれども、自家発電しかないところには、もう外来の患者さんを受け入れられないということもあったろうし、道路事情も大変で通行どめという、中村で、何か救急車来ましたけれども、今言うたように電柱が9本倒れているところがあって、地元の人じゃなかったら行かれんような道を通って、何とか道を聞きながら行きはったけれども、そういう中で、例えば救急車の数とか、職員の数とか、それから体制として十分対応できたのか、やっぱりもう少し装備なりを充実する必要があったのか、その点について答えてください。  それと、今回は台風21号でいえば、多分今おっしゃっていたように、地元地元で消防署員が対応するということになったんだろうと思います。どこも大変やったんで、それがおっしゃるように、一番合理的な方法だったと思うんですけれども、何を心配しているかというと、もともと消防署でも南泉州に統一、広域化される前も泉南市の消防署は署員が定員よりも少なかったわけですよね。各消防署、泉佐野市もそうやし、どこもそうやったんですよね。
     それがまた、広域化されてまた人数がどっちかというと減らされていっている方向だと思うんですよね。そういうことで、このスケールメリットというのが全く対応できなかったし、職員減らしがいろんな意味で影響があったんじゃないかと。もっと早く対応できたところができなかったような部分も、後手後手に回ったというふうに、皆さん一生懸命されているんやけれども、消防署ももう不眠不休でフル活動ではやってはったんやけれども、どうしても人材不足や体制不足の中で、そういう後手後手に回ったという批判がやっぱり出てきたんじゃないかというふうに思うんです。  そういう人的、組織的なことで広域化したということでの問題点とかはなかったのかどうか、その点についてどう考えておられるのか。  それとあと、自主防災組織の話があったけれども、2カ所がいろんな自主的に開いたというふうにあったんですけれども、例えば自主防災会の会長を集めていろんな情報を出して、動いてもらうようなことの会議を持ったりしたのか、自主防災組織といっても、実質、区単位やから、区長が兼ねている場合が多いんですかね。  なかなかまだ自主防災会としては自主的に避難所を開いた2カ所以外は、まだまだ成長過程にあるというか、こういう災害のときに対応できていないというふうな状況にあるんじゃないかというふうに思うんです。  これからもっともっと自主防災組織、自主防災会をふやさないかんし、そういうことを経験を積んでいってもろて、対応を強めていってもらわなあかん。市のほうの連携も、消防団でもそういう指揮系統が乱れてというか、緊急に対応していったというようなことで、もう一遍検証が必要やという状況なので、指示系統をきっちりしていかなあかんということだと思うんやけれども、自主防災会もそういうことなんではないかと思うんやけれども、その点についてはどんなふうに考えておられるのか。  それと、水防のことは一応道路課がやっているということですけれども、ポンプなんかでもって水を排出するときには、消防車が出てやるんですかね。そういう浸水したところで消防車が来て排水したという話を聞いたことがあるんですけれども、実際はそういう作業については排水のポンプを使ってというのは、どこがするんですかね。道路課がするのか消防のほうでやっていくのか、その点についてお答えください。 25 ◯木津西危機管理課長 そうしましたら、消防ポンプ車の出動なんですが、これも今回水防体制の中で、当然市のほうで持っている装備で対応できない場合は、消防のほうにも応援要請をして、消防ポンプ車のほうで排水であったりとか、あと水路の水があふれてくるような状況の場所に、ピンポイントで投入して対応いただいているのは、これまでの水防対策の中でもございますし、しっかりと消防のほうと連携して対応させていただいています。  あと、自主防災会の活動の状況なんですけれども、今回の台風関連以降、自主防災会でちゃんと意見交換ができているのかという御指摘だったかと思いますけれども、これは定例的に会議のほうを持っております。次回が10月に一応予定しておりますので、この連絡協議会の中では、今回の台風21号関連の各防災会のもし取り組みがあれば、取り組みの状況であったり、そういったものの意見交換をしていただきたいと思っておりますし、また我々もその辺のことは確認というか、吸い上げていきたいなというふうに考えております。  あと、自主防災会に関しての指揮関係のことも言及されていたかと思うんですけれども、これはあくまでも自主防災会につきましては、自主的な地域の任意の団体でございますので、市役所のほうで避難所をあけてくださいとかいうようなところ、お願いはできたとしても、指揮命令という言葉ではやっぱり違うというふうには考えておりますので、活動意識の高いところは、もう自主的にもちろんやっていただきますし、そういったところを連絡協議会の会合の中で、先進的な取り組みについて御理解をいただいた上で、そういったいいところを、それ以外の地域にも発展していってもらえればありがたいというふうに考えておりますし、そういったところを促していけるようにやっていくのが、我々危機管理課としての役割だというふうに認識しております。  それとあと、9月4日の消防の状況です。確かな数字的な報告であったりとか、報告書をいただいたのは出動件数のみになっておりますので、ただ消防関係者の方々とその後やりとりをする中では、9月4日は当然台風の接近に伴い、119番はもうパンク状態でつながらない状態になっていたというふうに、一時期そういう状況に陥っていたということは伺っております。  ですので、全てのニーズの方々に対応できたのかどうかというたら、即座にはやっぱりちょっと難しい状況があったのかもわからないというふうには考えております。  あと、出動に関しては、出動して要請された方のところに行って、対象者を収容して搬送するという流れになるんですけれども、当然搬送できる病院であったりとか受け入れていただく医療機関、そういったものをそこで確認しながらの作業になりますので、やっぱり1件にかかる時間というのは、それなりに多いと思いますし、あれほどの大きな台風だったので、その時間帯にやっぱり集中して起こったということは、これは事実としてあると思いますので、そういう部分では今回の消防組合が体制として充実していたのかということになれば、やっぱりこれほどの大きな災害でしたので、そこに十分対応できたのかどうかということになれば、難しい部分はあったというふうに我々としては認識しております。  以上でございます。 26 ◯南委員長 大森委員、3回目ですからまとめてください。 27 ◯大森委員 とりあえず、これからいろんな検証もしてもらって、4日も15件あって、それで大きな問題が起こったという報告はないので、とりあえずは安心かなというふうには思いますけれども、119番がパンクするという状況は、それは大きな台風でしたけれども、こういうことは解消してもらわなあかんと思いますわね。  これはどうなんですか、回線をふやすとか、体制をふやすとかして対応できるんですよね。119番のこのパンクの問題については、どうなんですか、この対策とか対応とか考えてもらいたいんやけれども、パンクせんようなことですよね、話が聞けるような、そういうのはどんなふうなことを考えておられますか。 28 ◯木津西危機管理課長 我々としましても、定期的にやはり消防関係者の方々と会議等もございますので、今回の件を踏まえて消防としてどういう対応ができるのかというのは、また確認してまいりたいというふうに思います。その回線の増設というんですか、そういったものも含めて、ただやはり今回の台風は、それほど大きなものだったので、それを十分に対応できる回線が例えばどのぐらいで大丈夫なのかというのは、ちょっと我々知識としてございませんので、今回の事案を受けて消防として何か対策できることはないのかということは、また訴えてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 29 ◯南委員長 ほかに。────以上で消防費の質疑を終結いたします。  消防関係の職員は退席していただいて結構です。  〔関係外理事者退席〕 30 ◯南委員長 それでは、教育費の質疑に入ります。質疑はありませんか。(「たくさんあるけど、先にしてもろたほうがええんやけどね」の声あり) 31 ◯梶本委員 275ページ、小・中学校の英語講師派遣委託料453万6,000円についてお聞きいたします。  これは、ことし平成30年度からの小学3年生、今まで従来5年生からというのを3年生から外国語活動が始まるということを受けて、またこれ平成32年から正式に小学校でも外国語学科、5年生、6年生ができるということを受けてのこの派遣委託料になっているんでしょうか。平成27年、28年と比べて決算額を教えていただきたい。  また、この決算、平成31年、32年、ことし30年に向けてどういう金額の予算措置をつけられて、講師の配置をどういうふうに考えられているのか、お答えください。  それと、308ページ、青少年の森運営事業講師謝礼となっておりますけれども、どういう講師を呼ばれて、どういうことをされたのか、お聞かせください。  それと、その下に土地借上料157万2,600円となっておりますが、これについてどこから借り上げているのか、お答えください。  そして、またこれについては、現在の利用状況と、電気とか水道、トイレ、それの関連の今の状況はどうなっているのか、教えていただきたい。  それと、311ページの公民館改修事業、これに樽井公民館空調設備改修工事3,456万となっていますが、かなり大きな改修だったと思うんですけれども、具体的にどういう工事であったのか。  また、老朽化している他の公民館、新家、信達、西信達については、この空調以外でも改修事業というのが必要だと思うんですけれども、今後どのように考えられているのか、お答えください。  それと、たまにちらちら聞くんですけれども、具体的に、これは議会に説明があったのかどうか把握していないんですけれども、321ページの関西ワールドマスターズゲームズ開催負担金ということで568万9,000円が上がっておるんですけれども、このマスターズゲームズ、具体的にどういうものであって、泉南市のかかわり方について、どういうものであるのか。  それと、2021年ということでお聞きしているんですけれども、総額負担額は幾らぐらいになるのか、教えてください。  それと、市民に対する広報活動、余り知られていないと思うんですけれども、ある程度周知徹底するための予算措置ができているのかどうか、お答えください。 32 ◯新納指導課長 私のほうから、外国語英語講師の派遣委託料ついて御説明いたします。  まず、平成29年度の決算でございますので、ここにありますような金額での委託になってございます。このときは具体的に申し上げますと、講師は1名の配置です。ですので、1名の外国語講師を中学校を中心に配置いたしまして、週に1回程度、小学校のほうに行っていただくというふうな形の配置でございました。  今年度平成30年度から小学校の外国語活動の時間数が拡充されたことに伴いまして、今年度からは2名の配置という形をとってございます。今年度のいただいているALTの分の予算については、申しわけありません、詳細な数字はちょっと今持ち合わせておらないんですけれども、ほぼ倍の900万円を超す程度の予算をいただいております。  今年度については2名の配置、小学校に1名、中学校に1名ということで配置をしているところです。  今後につきましては、さらに小学校の外国語の時間数というのはふえてまいりますので、さらにALTの配置についても充実させることができないかということで、検討しているところでございます。  以上です。 33 ◯西本生涯学習課長 まず、青少年の森運営事業につきまして説明させていただきます。  講師謝礼ですけれども、こちらは泉南の里山を守る会、こちらのほうにお願いしておりまして、青少年の森の利用者に対する森の利用に対する指導育成という形でお願いをしております。  土地の借り上げにつきましては共有林組合、こちらに150万円でお借りしているのと、あと水利組合で7万2,600円、その2カ所で借り上げさせていただいているということです。(「その共有林ってどこの共有林なの」の声あり)新家ですね。こちらは一応契約期間が平成29年4月から34年3月末ということで、5年間の借り上げとなっております。  次に、ワールドマスターズゲームズですけれども、こちらは2021年5月の開催ということで、昨年度から負担金を払っておりまして、平成30年度は402万4,000円の予算となっております。総額2,000万ぐらいのトータルで負担額になるかなということで考えております。  広報的な部分なんですけれども、平成29年度につきましては、リーフレット等を作成して、スポーツイベント等で配布させていただいたりということでやっております。  あと、市内公共施設でも大会ポスターを掲示させていただいているということで、6カ所ほどで張らせていただいたということです。ただ、平成30年度でも、のぼり等を作成しまして、市役所の玄関等に上げさせてさせていただいています。  以上になります。 34 ◯岡坂文化振興課長 私のほうから、まず工事、公民館改修事業の中で3,456万円の内容でございますが、これは樽井公民館の空調設備が故障いたしまして、平成29年10月、11月の2カ月間をかけて全館の空調設備を改修したものでございます。10部屋ございますので、単純に考えて1部屋2つ以上の空調室内機があると、またそれを動かすための室外機が屋上にあるということで、それを全て改修した状況でございます。  それから、他の館の改修状況でございますが、他の館に関しましても修繕費を取っておりまして、その中で4館、トイレの一部分を改修させてもらいました。また、雨漏りの修繕等もございましたので、随時それをさせていただいたという状況でございます。  以上です。 35 ◯梶本委員 答えていただいていない点についてちょっと質問させていただきますけれども、275ページの英語講師派遣委託料なんですけれども、これは平成32年の小学校における正式な学科としての英語に移管するために、今後、教育委員会として考えられる施策というんですか、方向性、言うたら講師の配置増とか、そういうだけじゃなしに、いろいろ考えられていると思うんですけれども、どういうふうに取り組んでいかれるおつもりでありますか。  それと、今の青少年の森の件ですけれども、この土地借上料157万2,600円について、どうですか、どこか比較してこの金額が出ているんでしょうか。山の中ですので、ちょっとこれだけの金額が要るのかどうかという、そういうのはどういうところから算定されて、この金額にしておられるのかというのと、最初お聞きしました、現在の利用状況、それに電気とか水道、トイレ、そういう面でのインフラ面での投資とか、あるいは現状というのはどういう形になっておられるのか。  それと、公民館の改修事業なんですけれども、樽井公民館というのは一番新しいんですよね。この空調設備、どう考えても3,456万円というのは全部さらでやり直したのかどうか、設備改修ということで、悪い部分だけの改修、大体よその公民館も多分、僕の記憶しているところはそうなんですけれども、1部屋でいかれたところがあれば、その部分だけ直すとかいう話で、これだけの金額を支出するようなことはないと思うんですけれども、これはもう全部さらに、新品にかえたんでしょうか。それだけお答えいただきます。 36 ◯新納指導課長 小学校の外国語についてなんですけれども、今年度から小学校3年生、4年生での外国語活動がスタートしておりまして、平成32年度からは、その時間数も本格実施ということで、年間35時間、5・6年生については年間70時間というふうな形で、本格的な実施になるのが平成32年度からいうことになります。  今年度からも小学校3年生、4年生、外国語活動がスタートしておるんですけれども、そういった外国語活動の充実に関連しまして、現在今年度からもそうなんですけれども、外国語を担当します小学校の先生方の研修ということを中心に充実を図っております。  1つには、小学校の教研の外国語部会がございますので、そこと指導課のほうとも連携させていただいて、研修の機会を持っております。これには中学校の英語教員も一緒に入っていただきまして連携しながら、中学校の英語科教員からもいろいろなアドバイス、助言をいただいたりというふうなことで研修を進めております。  もう1つは、府のほうでもやはり外国語についての研修会を充実していただいておりますので、そちらのほうにも参加することで、市内の中でもそういう中心的な形で進んでいただく英語教員、小学校の外国語担当教員を育成しているというふうな形で進めているところでございます。  以上です。 37 ◯西本生涯学習課長 まず、青少年の森の利用料の算出なんですけれども、こちらは平成29年度に契約する際に、双方の話し合いといいますか、そういったもので決めさせていただいたということで聞いております。  月額12万5,000円という計算になるんですけれども、こちらについて、平米数でいいますと7万9,200平米というかなり広大な土地面積ですので、その辺につきましては、妥当な金額であるのかなとは考えております。  あと、利用状況なんですけれども、昨年度は平成29年度ですと57件の利用がありまして、合計で2,159名の利用が実績として上がっております。主に週末での利用となりますので、月平均4.75件ということで、ほぼほぼ年間通しますと週に1件の利用があるのかなというところで、こちらにつきましては、もう少し利用状況を上げていきたいところなんですけれども、やはり設備等の問題もありますし、利用者が限られてくるという状況でありますので、今後もう少し何とか利用しやすい環境を整えていって、利用状況を上げていければと思っております。  以上です。 38 ◯岡坂文化振興課長 樽井公民館のこの修繕料でございますけれども、これに関しましては、やはり業務用ということでございまして、一般の家庭に置くような空調ではなくて、まず馬力があって、なおかつ長寿命というような内容のものを設置しておるというふうに聞いております。  ただ、全館に関してこれを行ったと。空調設備は室内機と室外機が一体でありますので、1つかえれば全部かえていかなければいけないということでございます。また、当然それを調整するコントローラー等も全て込み込みの金額ということで聞いております。  また、他の館に関しましては、やはり老朽化が否めない部分があります。それに関しましては、修繕料を公民館では取っておりますので、その運営費の中で対応させていただいているという状況でございます。  以上です。 39 ◯梶本委員 英語講師派遣委託料なんですけれども、これから正念場になると思いますので、よろしくお願いしたいんですけれども、その中で英語講師、いろいろあると思うんですけれども、ALTとかJET、ボランティアのBETですか、それとか学校のゲストティーチャーを呼べると。  それとかいろいろ活動の範囲が、どういうんですか、この利用の範囲がかなりあると思うんですけれども、教育委員会としてお金のかからないそういうボランティア的な、言えば一番我々日本人、僕らの年代も特にそうなんですけれども、どうしても生の英語を聞けないというたときに、そういうボランティア・イングリッシュ・ティーチャーですか、こういう人を積極的にお願いできる体制をとって、各学校の校長がそれを要請するのか、教育委員会としてある程度、そういう募集して、ストックを、手持ちを持って派遣できる、そういう体制をとられるのか、その辺のところを考えがあればお答えいただきたい。  今後の問題でございますので、今後の問題ですけれども、身近な問題になっているし、やっぱりこれからの子どもに英語の発音、外国人が英語を発音する発音を耳にする状況をつくっていただくのが、教育委員会の仕事だと思います。今後ともそういう方向でよろしくお願いしたいのと、一言、教育部長、お答えいただければありがたいと思います。 40 ◯岡田教育部長 失礼いたします。  英語学習のことにつきまして、本当に委員御指摘のように、これから大事になってくるというところ。また、御指摘のようにネーティブといいますか、英語を母語とする実際に生の英語を、子どもたちが学校の中で聞いていただくことは、本当に大事やと思っております。  そのような中で、平成29年度決算では、今までALT、英語を母語とする英語学習補助の先生は1人やったんですけれども、ことしからはお二人配置させていただいていると。  実際に、教育委員会の委員が現地を視察されたときに、私もこれを拝見したんですけれども、子どもたちも、ばりばり英語をしゃべる外国の先生に臆することなく、楽しく授業をしていると、そこで触れ合うことは本当に大事やということを認識してございます。  そのような中で、ボランティアであったりJETといった、ほかのいろんな英語の手助けになる施策を導入したらどうかという御指摘でございますけれども、例えばJETにつきましては、かねてより本市でも検討したことがあったようです。  ただ、これは外務省とか文科省のほうが行っている海外の青年の方を学校に招致して、お招きして教えていただくということで、実はいい話なんですけれども、実際には、教育委員会が海外から来た青年の外国の方のお家とか、日々の食事とかいうのもいろいろ世話をせんとあかんというようなことまで、ちょっと使いにくいものがあるようです。  そのほかに、委員御指摘のボランティアの活用のことも今後は検討していきたいと考えております。  まとめますと、本当に委員御指摘のように、ネーティブで英語をしゃべらはる方と子どもさんが触れ合っていただくのは、本当に大事やと思っておりますので、いろんな方法を検討してまいりたいとは思っております。  そのような中で、やはり今ちょっと実績が上がってきておりますALTのさらなる増員というのは、今後重点的に考えていきたいなというふうに考えております。  以上です。 41 ◯南委員長 ほかに。 42 ◯谷委員 274ページの学校園保健事業の被災児等送迎タクシー借上料のこの中身についてお答えいただきたいと思います。  あと、292ページ、中学校老朽化対策事業、今、泉中をやっていますけれども、残りの3校の老朽化対策、どのように今後行われるのか、教えていただきたいと思います。  次に、307ページ、留守家庭児童会の運営事業について、昨年不適切な会計処理等々がありまして、今はきちんと適正な運営を行われているというふうに思いますけれども、今後この人数が年々ふえていっているということで、その対応、また人員等が不足していないかどうか、その点、お答えいただきたいと思います。  次に、315ページ、文化財調査保全活用事業の中で、今回台風21号の影響で、その後文化財等々、どのようになっているのか、調査等はされているのかどうか、お聞きしたいと思います。  以上です。 43 ◯岩崎学務課長 学校園保健事業の被災児等送迎タクシー借上料につきまして御説明をさせていただきます。  このタクシー借上料につきましては、市内の小・中学校で学校管理下におけます児童生徒のけがが発生しました場合に、医療機関、病院等へ送迎するために学校の公用車がないといったために、タクシーを使用するということでございます。  以上でございます。 44 ◯桐岡教育総務課長 292ページ、老朽化対策事業に関係しまして、残り3校の対策につきましては、現在ごらんのとおり泉南中学校については順調に工事が進んでおりまして、来年平成31年4月の開校を目指して鋭意作業を進めております。  残り3校につきましては、平成29年度、教育問題審議会での検討の答申と、それから総合教育会議におきまして、ある程度一定の方向性を出されております。それにつきましては、平成29年から4回ほど学校のあり方検討委員会というのを設けまして議論を進めております。  その中で、平成29年から5年程度をめどに、ある程度泉南市の方向性を具体的にした上で、住民のほうに丁寧に説明を行っていくというふうなスケジュール感で動いておりますので、現在教育委員会の中で、これからの児童生徒の数の推移、それから各施設の経年数、劣化度合いなどを見きわめた上で検討を進めているという状況でございます。  以上です。 45 ◯西本生涯学習課長 私のほうから、留守家庭児童会の今後の人数等の対応についてお答えさせていただきます。  昨年度問題がありまして、今年度いろいろ取り組みを進めておるところでございますが、来年度へ向けまして、またちょっと仕組みを変えまして延長保育等の実施も考えておるところでございます。  それに伴いまして、利用者のほうもふえる、当然希望もふえてくるのかなと考えておりますが、やはり器に関しましては、なかなか今すぐ、じゃふやしますよということも厳しいかなという状況もある中、定員等も今、器に対してやはりできるだけ多くを受け入れましょうということで受け入れをさせていただいておるんですけれども、やはり安全面等を考慮しますと、定員を遵守するのが一番好ましいのかなというところもありまして、その点でちょっと、ジレンマに陥っているところでございます。来年度の方針としましては、できれば定員を遵守したいかなと思っています。  よって、延長等を実施しますが、利用者がふえます、延長しますというところで、待機等の発生もやむなしとなるのかなと申しますのも、延長を実施することによりまして、支援員の数もかなりやはり配置しなければならないというところがありまして、なかなか支援員が集まらない中、延長しますから、じゃ支援員10名プラスということで、簡単に集まるかというと、そうでもない状況です。  そういったこともありまして、集められる人数の支援員で回すとなりますと、やはりどうしても子どもさんの数に関しては、抑えさせていただかざるを得ない状況も起こってくるかなというふうに考えています。  この点につきましては、来年度予算要求がこれから始まりますが、支援員の増員を当然目標としていきますが、来年度募集もかけまして、子どもさんの集まる状況、そういった点も見きわめまして、どういった対応がいいのかを考えていきたいと考えております。  また、施設の整備等につきましても、できれば予算要求させていただいて、できるところはやらせていただきたいと思っております。  あと、文化財の今回の台風被害につきましてなんですけれども、まず文化財ではないんですか、埋蔵文化財センターそのものの屋根の瓦がちょっとずれております。その前、一岡神社の海会寺跡広場、あの近辺の倒木もかなりありまして、今、時間かけてですけれども、職員が木を撤去している状況です。  あと、岡中の大楠もかなり被害を受けまして、かなり枝が折れた状況となっています。あと、男神社もちょっと被害があったということで聞いておりますし、あと、山田家住宅、こちらもちょっと瓦等が飛んだということで聞いております。  以上になります。
    46 ◯谷委員 被災児等の送迎タクシー、これは学校内で事故が起こったときに、迎えるということでわかりました。これは今まで使われたということはあるんでしょうか、というのをちょっと聞きたいと思います。  次に、292ページ、中学校老朽化対策事業ですけれども、泉中が今やっているということで、これは順調だということですけれども、残り3校につきましては、平成29年から5年間のところで計画を今後進めていくということですけれども、なかなかこの老朽化が今どんどん進んでいる中で、5年間といったら平成34年ですか、またそこから進んでいくということで、かなり遅くなってしまうので、もっと議論を深めていけるように、もうちょっと時間を短縮できないか、その点をお答えいただきたいと思います。  次に、留守家庭児童会の件につきましては、なかなか人員確保というのが難しいということで、定員を定めるという話、定員を定めるというところで、どれぐらいの定員を考えているのか、お答えいただきたいと思います。  あと、315ページ、文化財、各地それぞれいろいろ被害が出ていると思いますけれども、今後の対応についてお聞きしたいと思います。  以上です。 47 ◯岩崎学務課長 タクシー借り上げの件で、今まで使われたことはあるのかという御質問でございました。  昨年度タクシー会社で2社、大阪第一交通で約11万8,000円の利用がございました。また、泉陽タクシーを約8,000円の利用がございました。その他、修学旅行中におきまして、けが等をした生徒を送迎するという際にタクシーを利用しました。それらの件で、この14万7,560円というのがございます。  これまで使われてきたのかということにつきましては、これまでもこのように利用がございました。  以上です。 48 ◯桐岡教育総務課長 老朽化対策事業及びその他、残り3校の今後の検討のスピードアップという件でございますけれども、平成29年から5年間という一応スケジュール感ではございます。  その中に、住民に丁寧に説明していくことというような答申がございましたので、5年というスパンで考えているのかと思いますけれども、当然、そこで庁内での検討のスピードアップをして、住民の説明にもスピードアップしていければ、そこの短縮は可能かとは考えますけれども、その分、短縮するということと、議論の熟度を上げるということを並行して考えていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  以上です。 49 ◯西本生涯学習課長 まず、留守家庭児童会の定員の件なんですけれども、今回要綱の改正というものを行うんですけれども、まず、あす開催されます教育委員会定例会のほうに提案をさせていただきますので、そこで承認されましたら公表をさせていただくんですけれども、今のところ利用が定員を満たしていない状況のある留守家庭児童会につきましては、若干定員を減らさせていただこうと思っております。  あと、支援員の配置で40人につきおおむね2人という国の指針がありますので、40人の次は60人なんですけれども、50人定員とかそういったところに関して、もし利用状況がうまくいっていないようなところは、もう40人か60人にさせていただくというような、そういった考え方で、トータル的にはちょっと定員は減るんですけれども、利用に関しては、さほど問題はないかなということで整理をさせていただくという状況です。  文化財関係の復旧に関しましてなんですけれども、市の施設につきましては、今回災害の復旧の予備費等をつけていただきましたので、それで進めさせていただいているんですけれども、文化財関係で、個人がお持ちのものに関しまして、なかなか市からの支援というのが今厳しい状況です。  地元からいろいろお話をいただいていまして、我々職員ができることは最大限させていただいているんですけれども、お金のかかる費用分の支援というのが、国の補助等を活用できないかと、府のほうにもかなり打診しているんですけれども、なかなか厳しいというお答えでして、市だけの補助というのが今できない状況になっております。  以上です。 50 ◯谷委員 タクシーの件はわかりました。ありがとうございます。  老朽化対策、スピードアップを今後図ってしっかりと議論も重ねていって、これからも残り3中学校をやっていっていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  留守家庭児童会の件につきまして、先ほど説明されたとおりだというふうに感じますけれども、これも、地域によって子どもたちも多い少ないがあると思いますけれども、全ての子どもたちが居場所づくりといいますか、そういうところをきちっと賄えるといいますか、地域でカバーできるところはカバーしていっていただきたいというふうに思いますので、これからもしっかりとやっていただきたいと思います。  最後に、文化財の件ですけれども、本当にいろんなところで被害が起こっておりまして、自分たちでかなり莫大な費用がかかってしまいますので、これはなかなかしんどいなと。市・国・府、それぞれの支援を受けていかなければ、単独でやっていくのは本当にしんどいので、これは有利な補助等があればいいんですけれども、今のところ余りないんですかね。結構厳しいという話を聞いているので、もし何かいい補助とかありましたら、逆にこちらも教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 51 ◯岡田教育部長 最後お話のございました、文化財の修繕等に対する補助でございますけれども、私も文化財に携わった経験がございますけれども、かねてより、日本の文化財の保存活用に対する考え方の根底に、文化財という物を持っている所有者責任というのが、根底にやはり大きくございます。  そういったところがありますので、委員御指摘のように、やはり文化財、たとえ、国宝、重要文化財であっても、よほどのことでない限り、修繕等をするには所有者責任というのか、所有者の負担が生じるというのがございます。それがかねてより課題となって、あるいは強く言えば障害となって、文化財の保存修理がうまくいかなかったという事案が本当にもう数多くあったかと思います。  このたび、やはり災害に関することということでもございますけれども、そこは記憶がうろ覚えで申しわけございませんけれども、教育長会議等を通じて、国・府等へそういう文化財の修繕に対する補助制度の枠を広げてくださいというような要望をしていたかというふうに思いますので、今後もそういう国等への要望、働きかけをしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 52 ◯南委員長 ほかに。 53 ◯大森委員 まず、271ページの教育長のお金が出ているんですけれども、人件費がね。これは、教育長が今いませんでしょう。1年間おれへんということで、教育長の役割をどんなふうに考えておられるのか。大問題だと思いますわ。  もう教育の分野は独立してやらなあかんところで、一方で教育委員会改悪なんかされて、市長の権限が強くなっていって、そういう中で、教育長というのは教育的な立場からいろんな発信をすべき方がいらっしゃらないと。  それは、市長の選挙もあったし、副市長も3カ月おくれたと。それは仕方ないと思いますよ。せやけど、これが9月に間に合わへんで、1年間来そうにないということを、この間、補正予算のときに聞いたら、そのときに初めて答えたんやけれども。  こんなこと、教育長自身要らないと市は考えているのか、まして何で文科省から連れてくるのか。この間は、小学校の校長先生をされた方ですよね。そういう人を地元で見つけることができないのか。わざわざ文科省に頼んで、それで1年間おくれるという、教育の独立性とか本当に教育のことを考えた対応をしているのか、疑問なんですよ。その点についてお答えください。 54 ◯南委員長 大森委員、ただいまの質疑ですけれども、これも総括でやっていただかないと、ちょっと市長がいないので、職員では答えにくいと思いますので。 55 ◯大森委員 答えにくい部分ももちろんあるので、できる範囲で。ただ、ほんでもやっぱりおかしいと思いますよ。あんな英語教育をどうしますかというのは、部長が答える問題ではありませんわね。もっと教育的な立場でやっぱり教育経験者がすべきことなんですよね。それが、こんな異常な事態が続くというのは、どない考えているのか。  それと、276ページですけれども、学力向上ということでしていますけれども、泉南市の中でもなかなかチャレンジテストとか学力テストが、平均点が低いというて心配されていますけれども、それが本当の子どもたちの実力かどうかというのは別問題であるし、これが本当に子どもたちの競争主義に拍車をかけたり、先生方の仕事をふやしたり、僕からすればこんな意味のないことをしてというふうに思うんですけれども。  過去には、こういうことをやってきて、何度も中止になってきましたわね。きょうお聞きしたいのは、泉南市はこの事前指導をやっているのか、例えば授業で過去問をやるとか、そういうことをやったりして学力テストとかチャレンジテストの対策、これも無駄なことで、本当の学力はつかない。テスト向けの多分勉強だと思うんですけれども、こういうことをやっているのかやっていないのか。  今、求められているような子どもたちが自己肯定感を持つような授業がどんなふうな形でされているのか、学力向上といえば、そういうことに力を入れてほしいし、泉佐野市でやっている35人学級ですよね、小学校6年まで。こういうことで、これもすぐ学力に結びつくかどうかわかりませんけれども、やっぱり先生が身近に見てもらって、いいということはたくさんあるので、それで学力が伸びたという例も聞いていますので、ちょっとその辺についてお答えください。  それと、284ページに就学援助費がありますけれども、これが約113万5,000円、100万近くの不用額が出ていると。これが小学校で、中学校の部分でも出ているんですかね。290ページでも約315万8,000円。  これは就学援助費は、もう大阪府だけで、全国的にも泉南市だけが、修学旅行が8割、給食費は依然として7割という状況なんですよね。これは本当に引き上げてもらわな、教育長はおれへんわ、就学援助金は府下最低や、エアコンはもうこの地域でできていないわというて、まあ、どれだけ教育をないがしろにするかと思うんやけれども、こういう補正予算を不用が出るんだったら、何とか10割に戻してもらうことはできないのかどうか。  これは教育委員会のほうは、ぜひ戻してくださいと言うて、そういうことを市長に上げている内容なので、ちょっとこういうことも含めて不用額が出ている。詳しい中身がわからないので、不用額があるからそれはすぐに10割にできないことかもしれませんけれども、ちょっとこれは検討のぐあい、どないになっているのか。  10割にするにはどれぐらいの予算が必要なのか、市長に質問しますと、財政難やから辛抱してくれと言うけれども、そんな財政難やからできへんというような金額だと思いませんし、ちょっとその辺の10割にしたら幾らぐらい費用がかかるのか、教えてください。  それから、あと給食センターの煙突にアスベストが見つかって、現状では問題ないということなんですけれども、北部地震のときに寝屋川市なんかで、中央図書館の体育館とか、それから幾つかの施設で、ふだんはアスベストが吹きつけと違うから、ふだんの状況であれば、アスベストが飛散しなくて問題がないというところが、地震で割れたりなんかして、そこからアスベストが出るということで、1年以上使用ができないという状態になっていると。これは毎日新聞にずっと報道されたんですけれども、そういう状況が続いていると。  給食センターの煙突にもアスベストが入っているわけですよ。これは今飛散せえへんからということで問題なしということで、そのままにしているんやけれども、これが本当に地震か何かで倒れて、アスベストが飛散する可能性があるとなったら、これも使えなくなるわけですよね。修理にはもう1年以上かかると思いますわ。  そういう事態のことを考えて、今まで僕も飛散がなかったらよろしいということで、早く解決してくださいとは言うていましたけれども、そんなふうなところをどのように考えておられるのか、ぜひ改修してもらいたいので、お答えください。  それと、292ページのエアコンですけれども、この年に中学校のエアコン、泉中を除いて1年、2年のエアコンがついたんですけれども、議会で上げている決議とかいうのは、小中全体なんですよね。中学校はこの年にできて、小学校はできていない。いまだにできていない。  それで署名を、9,000近く集まった署名を市長に提出しましたね。この近隣では小学校にエアコンがついていないのは、貝塚市の小学校と泉南の小学校。貝塚市はもうことし設計予算を組んで、来年度は必ずつけるというふうになっていますよね。  泉南市は、つくる意向やということは市長はおっしゃっているけれども、設計予算についてはおっしゃっていないと。もうすぐ設計予算をつけえへんかったら来年度できません。今から組んだって、夏休みまでかかるんじゃないかと。市長も言うているように、もうたくさんのところで工事が始まるから、これは、はよ設計して、はよ押さえへんかったらあかんと思うんですよ。  今も言うたように、貝塚市はもう去年のうちに予算を組んで、ことしは設計で来年できるとしているから、これも泉南市がどれだけおくれているか、財政だけの問題ではないと思いますね。  きょうは市長が言うていたけれども、エアコンの署名、紙くずで捨てると言うて、それは訂正しましたけれども、謝罪もなかったし、特別反省の言葉はなかったと。訂正すると。結局こういう背景があっておくれているんじゃないかと思うんですけれども、小学校のエアコン、どんなふうに考えておられるのか、その点についてお答えください。  それと、学校トイレの改修で、できていないところは、あと3つかあったと思うけれども、何でその小学校が残されているのか、その理由について、それは順番とかお金が残ったというようなのがあるけれども、何でその3校が残されているのか、どういう優先順位でしたら、その3校が残ったのか、その点についてお答えください。 56 ◯岡田教育部長 失礼します。  教育長不在の件でございます。  答えにくいのと違うかという御指摘でございますけれども、やはり御指摘のように、不在期間が延びるというのは私自身もゆゆしき事態だと認識してございます。ただし、行政の執行機関としての教育委員会につきましては、法制度上、教育長不在であっても職務代理者、それから残る教育委員4名でしっかりと決定事項というのは決定いただいているという形になってございます。  ただし、とは言っても教育委員会の事務局である我々職員にとりましては、御指摘のように長の不在が長引くのは当然しんどいということは否めません。それはもう言いにくいことですけれども、はっきり申し上げます。  しかし、だからといって問題が生じないよう、市民サービスの低下につながらないよう、職員一丸となってといいますか、一生懸命努力しておるところでございますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 57 ◯桐岡教育総務課長 まず1点目、給食センターの煙突につきましては、当然本課のほうでも煙突内にアスベストが含有されているということは認識しております。  それを受けまして、アスベストを飛散させない取り組みとして、毎年、煙突の中でのカメラによる検査、調査を実施しておりまして、ひび割れ等の確認をしております。その結果、ひび割れ等は確認されておりません。  なお、今後煙突を使わないようにするために、今年度煙突のバイパスの工事の設計委託を出しておりまして、来年度、煙突を塞ぐべくバイパスの工事をする予定ではおります。  2点目、小学校のエアコンにつきましては、当然本市のほうでも電話等でエアコン設置に係る要望というのは、強い要望は受けております。それを受けまして、平成30年度予算審査特別委員会でも答弁させてもらいましたとおり、現在市内の小学校10校分について、国の学校施設環境改善交付金のほうの申請をしておりまして、それと含めて国の動向が、来年度の夏というふうな情報もありますので、それについては今回の申請とはまた別になってくるかもしれませんけれども、国の2018年度の予算と2019年度の予算の動きに伴いまして、本市のほうもその動きに連動して動いていきたいと考えております。  最後3点目、小学校のトイレ改修につきましては、御指摘のとおりあと3校残っているという状態でございます。  その理由につきましては、空調も一緒ですけれども、本市のほうが学校施設環境改善交付金につきまして、基本は全ての小学校について申請しておりますけれども、その採択の状態によりまして、順番が決まってきておりますので、本市で優先順位をつけているわけではございません。  3つは、砂川小学校と新家小学校と新家東小学校が残っています。ですので、今年度につきましても、その小学校は本市からは申請しておりますので、その採択を待って採択されたところについては、早急に取りかかりたいと考えております。  以上です。 58 ◯新納指導課長 私のほうから、学力向上の取り組みという部分を御説明いたします。  御指摘ありましたような事前の指導といいましょうか、単純に点数だけを取ったらいいんだというふうな指導は、市内では行っておりません。やはりテストの結果を分析し、子どもたちの課題といったようなことを踏まえた授業改善というふうなことに取り組んでいるところです。  ただ、やはり全国学力・学習状況調査の問題なんかは、しっかり文書を読み取る力が必要であったり、またそこの情報を活用する力といったことが求められるんですけれども、そういった求められる力は、どういったところなのかといったことを、教職員が分析するために、過去の問題なんかももちろん参考にいたしますし、そういったところを活用した、そういった問題そのものということではないんだけれども、そういった活用力、また読み取る力、こういったものを伸ばすような課題、こういったものは活用して、本当に必要になっている、子どもたちに必要な力を伸ばす指導といったことに取り組んでいるところでございます。  以上です。 59 ◯阪上教育部次長兼人権教育課長 失礼いたします。  私のほうから、先ほどの学力向上の質問の中に、子どもたちの自己肯定感を上げる取り組みについてということで御質問がありましたので、お答えいたします。  御指摘のように、子どもたちが自分に自信を持てずに、なかなか明確な意見を持てないという、泉南市の子どもたちの課題というのは、非常に深刻な状況であると我々も受けとめております。  そこで、我々教育委員会としましては、道徳教育を中心とした取り組みの中で、子どもたちの素朴な気持ち、願いをきちんと授業で拾い上げるような授業も充実しておるところでございます。  各小・中学校から道徳教育推進教師ということで、各1名ずつ吸い上げて研修会や情報交換も行っております。また、学校外としましては、子どもの権利条例のもとでつくられた子ども会議の中で、子どもたちが各学校から集まっておりまして、そこでなかなか学校ではつぶやけない、ふだんの子どもたちの素朴な悩み、疑問を、この子ども会議において解決に向けて具体化できるような取り組みを進めているというところでございますので、教育活動全般にわたって、子どもの自尊感情を引き上げる、そういった営みは今後も必要かというふうに考えております。  それと、35人学級のことでございますけれども、泉佐野市等で一部市費を使った35人学級をしているというのは、我々も承知しておるところでございます。泉南市としましては、小中一貫教育をこれから進めていくというような流れの中で、学校のあり方そのものも、今後検討していく所存でございます。  ただ、子どもの数そのものがかなり減ってきている現状の中で、本当に学級編制のあり方も含めて、今後とも国や府の動向を踏まえて研究のほうは進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 60 ◯岩崎学務課長 私から、就学援助事業の件で御質問がございましたことで、御回答させていただきます。  給食費等を10割にしたら幾らかかるのかという御質問でございました。まずその前に、就学援助事業、昨年度の状況でございますが、この認定にかかわりましては、まずは前年度の所得額で、この認定者が決まっていくわけでございます。  泉南市内全ての子どもたちの約25%が認定をされておりまして、数でいきますと約1,300名の子どもたちが今、認定を受けてございます。昨年度の不用額もございましたけれども、それを昨年度は中学校1年生の入学準備金といたしまして、支給をさせていただくなどさせていただいたところでございます。  また、全額支給に向けましては、我々も他市町村のお取り組みを参考にしながら、いろいろと探っていっているところでございますが、委員が御指摘いただいた、幾らぐらいになるのかということにつきましては、およそ1,800万から2,000万近くの金額が必要というふうになるという計算をしてございます。  以上でございます。 61 ◯大森委員 小学校のエアコンの話は答弁はありましたか。 62 ◯南委員長 あったよ。 63 ◯大森委員 そうかそうか、ありましたね。  そうしたら、この不用額の説明がよくわからなかったんですけれども、普通こんな100万単位で出るようなものではないかと思うんですが、300万とか。それはさきに年度末か昨年度のうちに準備金で先に出したからということだったのかな。その辺のことがわからなかったので、説明してほしいと思います。  あと、就学援助金はもう4人に1人が利用されているということで、例えば一丘中学なんて、沖縄に修学旅行に行かれて、卒業式なんかに出るといろんな祝電とかメッセージが来るけれども、肩書のある人のメッセージが読まれたって、全然誰も反応しませんわね、もちろん僕らもそうやけれども、ただ、沖縄の修学旅行先のおじい、おばあとかいうて、卒業おめでとうというて来るわけですよ。みんなわーっと言うて喜んでやね、するぐらい、修学旅行を楽しみにされていて、金額は高いけれども、皆さん一生懸命して無理して行かれているという話を聞くんですけれども、これをずっとやっぱり継続してしようと思ったら、やっぱり10割の修学旅行の補助をしてあげて、やっぱり安心して行けるようにね。  いや、本当にそれは特別なことじゃないわけでしょう。全国でいうたら、もう当たり前にしていることなので、一遍下げたものを元に戻すというのは大変なことかもしれんけれども、その1,800万から2,000万のものを、財政難やから切り捨てるということは、やっぱりおかしいというふうに思います。  僕も総括でまた市長にもお聞きしますけれども、そういう修学旅行についても、給食は7割ですよね。やっぱり10割というのは必要だと。財政難とかいう考えは別にして、単純に子どもたちの成長には必要なものだというふうに、教育委員会は考えておられるのか。いやいや、もう引き下げてもええものだというふうに思っているのか、その点についてお答えください。  あと、学力テストですけれども、先生は何かと言うても、事前にテスト向けの学習はしないようですけれども、例えば先生は過去問題の勉強をしてみたり、それから多分学力テストを想定したような宿題を出したりとか、学力テストを想定したような授業を行ったり予想問題を作成して指導したりとか、放課後等の補習とか、そういうこともされているんではないかと思うんですけれども、そういう実態をつかまれているのか。  年一遍の学力テストで学力が決まるものでもありませんし、それでそういう本来の学力とは無縁な点数獲得、そして競争に子どもも教職員も駆り立てられているような状況というのは、学力自体をゆがめるものじゃないかというふうに思うんですけれども、それでテストの公表がされて、テストの点が発表されて、泉南市は低いからというようなことで、もう議会でもなんか大騒ぎされて、やっぱり子どもたちの中には、知らず知らずのうちに劣等感が生まれてきたり、学校の中でも差があるから、低い学校の子どもたちは、また劣等感を持ったりとか、競争社会がこれだけ激しいですからね。  チャレンジテストで、これで偏差値が決まるというぐらいやから、自分の学力が低いのが、ほかの生徒にも影響を与えるというようなことになってくると、本当にぎすぎすした雰囲気が出てくると思うんですけれども、こういう学力テストとかチャレンジテストについては、教育委員会というのは疑問を持ったりしていないのか。  それから、先生や子どもたちの負担にはやっぱりなっていると思うんですけれども、その点をもう一度お答えください。  学力向上の上で、道徳教育の話が出ましたけれども、これも書いておりましたけれども、僕の立場でいえば、道徳教育で自己肯定感が上がるようなものではないというふうに思っています。道徳というものは、特に道徳教育を否定するんじゃなくて、今回道徳というのが点数がつけられたりとか、そんなふうな道徳教育に変わってきましたわね。  そういう道徳、今の道徳教育のあり方というのは、そういうあれもありましたね。パン屋があかんで和菓子屋にかえたか、ようわかりませんわね、何か、道徳なんて。そういうものが入れられて、それが自己肯定感に結びつくというふうにはちょっと思わない。これは答弁は要りません。  35人学級はやっぱり効果があるようなので、これは本当に市独自でも追求するし、都道府県レベルでいえば大阪府、東京都だけですか、補助を出していないというのは、何か聞いたことがあるんやけれども、ほとんどがもう35人が、大阪府は小学校1年、2年だけですわね。大体がもう国の水準、国は40人と言うているけれども、都道府県レベルで補助を出して、小中で35人学級というのは大分広がっているとお聞きしているんですけれども、そういう努力もしていただきたいんやけれども、その点について、どんなふうに考えておられるのか。  それと、給食センター以外でも飛散していないからということで、今問題になっていない石綿が入っている公共施設のところは、給食センターの煙突みたいに、やっぱりちょっと順次取りかえていって、使わないようにせえへんかったら、本当に折れたりして飛散になるとか、その可能性があるというだけでも、全体が使われへんようになりますので、それはほかのところはないのか。  教育委員会の調査で、小学校とか中学校でプロパンガスを囲むのに、石綿が入ったスレートが使われているというのを見つけたので、改修したいというふうに、たしかおっしゃったと思うんやけれども、そういうものを含めて、石綿、アスベストの入ったやつの改修を進めていただきたいというふうに思います。  あと、小学校のやつは、今年度中にいろんな予算の縛りがあります、国の予算の補助金の関係がありますけれども、今年度中に、ことしじゅうに設計の予算を出すというふうにはなっていないということですか。結局国の補助金の平成28年度、29年度の結果を見なければわからないと。今ではことしじゅうに設計の予算を立てる計画ではないということなのか、その辺のところをはっきりしてください。  そうすれば、本当にこの地域でも泉南市だけが来年度小学校にエアコンがないという事態を招きかねないということも、どんなふうに考えておられるのか、お答えください。  教育長については、やっぱり必要だということで、本当にそうだと思うんですけれども、教育長を選ぶというのは、どこの権限なんですかね。市長の権限なんですか。市長の権限ですか。  ちょっとそれで、何で文科省から呼ぶのかという理由がわかれば……(「市長に聞かなわかれへん」の声あり)うん、それがわかればちょっと説明していただけますか。
    64 ◯岡田教育部長 失礼します。  私から3点、教育長の件とそれから就学援助の件、そして道徳教育の件について御答弁申し上げます。  まず、教育長の件でございますけれども、その選ぶ権限といいますか、それは市長にございます。なぜ文科省かといいますか、そのあたりですけれども、やはり極論は市長に聞いていただければとは思うんですけれども、やはり今のところ私どもが聞いておりますのは、前教育長、福本教育長がおやめになるときにおっしゃって言ったのは、学校は変わらんとあかん、変えていかんとあかんとおっしゃっていた。  一方、竹中市長は、教育委員会は変わらんとあかんということをおっしゃっています。そういった中で、やはり市長の思いとして、文科省からお招きになるというふうにお考えだということは聞いてございます。まずそれが1点目でございます。  それから、就学援助の件でございますけれども、やはり就学援助そのものは、そもそも小・中学校に通われる児童生徒をお持ちの家庭で、やはり教育費の面で経済的に困難を感じておられる保護者に対して、学校の学習に必要な費用の一部を援助する制度という形でございます。  当然、やはり十分にその援助をしていかんとあかんというところはございますのですけれども、今現状では御指摘のように、若干まだ十分ではないというふうなところだと考えております。  私どもとしましては、やはり他市並みにはしていきたいなというふうには考えておりますが、やはりいろいろ昨今、非常にいろんなところで経費もかかっていくというところの中で、これからも予算要求を含めて他市並みにしていけるよう努力はしていくんですけれども、なかなか私ども力及ばずというところになっているのは御理解いただきたいと思います。  あと、道徳教育でございますけれども、こちらは小学校では本年度から本格スタート、中学校では来年度から本格スタートとなっております。ただ1点、委員のお言葉の中でも、点数をつけるというような御指摘があったかと思うんですけれども、本来行うものは、道徳の目的としまして、よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うために、いろんな道徳的な諸価値についての理解をもとに、自己を見詰めて物事を多面的、多角的に考え、自身の生き方についての考えを深める学習を通して、道徳的な判断力、心情、いろんな意欲や態度を育てていくというふうな形がうたわれてございます。  そういった中にあって、そもそも国はもう点数をつけるということは考えておりません。この道徳科の評価については、もう学習指導要領の解説の中にも、数値評価は行わないという形が明確にされておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 65 ◯新納指導課長 学力テストに関連してという部分なんですけれども、学力テストの点数のみの部分を評価するような、そういうような部分ですと、御指摘のような、子どもたちにとってやっぱりしんどい状況というようなところは、発生しかねないのかなというふうには考えますけれども、そういったことにならないように、学校にはやはり授業を通して、子どもたち一人一人がしっかり力をつけてもらえるような指導をお願いしているところです。  そういう点数だけというふうなことではなくて、やはり授業を通して言語活動を充実させていただくことで、子どもたちがしっかりと自分の気持ちを説明できる。友達、周りの人の意見をしっかりと受けとめることができる、そういったものを踏まえて、新たに自分の考えを深めていくというふうな、そういった力をしっかりと伸ばしていく、育んでいけるような指導というふうに考えているところです。  以上です。 66 ◯阪上教育部次長兼人権教育課長 失礼いたします。  私のほうから、284ページ、就学援助金の不用額のことについて再度御説明申し上げます。  例年、前年度の子どもの数をベースに予算編成をいたしますので、毎年子どもが多少減ったりとか、受給率の増減がございますので、大体このあたりの小学校であれば、不用額は生じてくるということで、我々も推移を見ております。  昨年度は中学校に上がる子どもたちの入学支度金を前倒し支給するということで、ことしの3月議会で補正をかけて通していただいた経緯があったかと思うんですけれども、昨年度のこの就学援助の不用額、あるいは幼稚園の就園奨励費に係る不用額を、このあたりの就学援助の入学支度金の前倒し支給ということで、流用のほうをさせていただいたというような状況でございます。  35人学級編制についてでございますけれども、御指摘のように、少しでも子どもの数を少なく、先生の目が行き届くようにということで、我々も効果があるというのは承知しておりますけれども、なかなか市費で単独で配置というのは、かねてからお話ししていますように、困難であるというふうに考えておりますけれども、今後大阪府であるとか国に向けての要望については、引き続きいろんな機会を通じてしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 67 ◯岡田教育部長 1点、エアコンの件、答弁忘れをしましたので、失礼します。  小学校のエアコン設置につきましては、やはりこの夏に、全国で大変ないろんな痛ましいことが起きてしまったりもしております。また、市民の皆様が本当にもう強く望んでおられ、また議会の皆様も必要だと言うていただいていること、大変心強く思っております。  そのような中にあって、やはり全10校についての交付金申請、手を挙げていくという動きをとった、大きなかじを切ったというふうに考えておりますか、委員御指摘の、来年度早くするならば、設計費をというところについては、本当にもうそのとおりだというふうな理解はしております。  ただ、現在、やはり国も国家予算要求の話で、来年度の概算要求でも上げている一方で、またこの先週の政治の世界ではありますけれども、首相も遊説先で、この平成30年度補正予算で計上するというようなお話もあるやと聞いております。  そういうように、かなり国もいろんな動きをしていく中で、我々としては、平成31年度のできるだけ早い時期に、少しでも進められるように、国の動きを見ながら進めていきたいというふうに考えておりますので、御理解をよろしくお願いいたします。 68 ◯桐岡教育総務課長 給食センター以外の公共施設のアスベストにつきましては、今年度夏休み中に各小・中学校の現地を調査いたしました結果、御指摘のとおりプロパン庫等について一部残っているものを確認しております。  そのため、そのようなものにつきましては、順次取りかえる必要があると考えておりますので、それに取り組んでまいりたいと考えています。  以上です。 69 ◯南委員長 質疑の途中ですが、午後1時30分まで休憩いたします。       午後0時10分 休憩       午後1時30分 再開 70 ◯南委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  270ページから323ページまでの款教育費を議題とし、大森委員の質疑を続行いたします。大森委員、3回目ですので、まとめてください。 71 ◯大森委員 わかりました。  エアコンについてはこの年に中学校ができたと。次は、小中の全教室にエアコンということで、署名も9,000近く集まったと。でも、国の予算の関係で、ことしじゅうに予算をつくって来年度というところまでは、担当のほうではまだお答えできないと。これも最終的な判断は市長にかかわることだというふうに思うので、副市長のほうからこういう議論の中身も伝えてほしいと思うし、貝塚市が今も言うたように、この地域で残っているのは泉南市と貝塚市だけですけれども、貝塚市はもう予算を組んでやると。  だから、泉南ができないということは、本当にもう恥ずかしいことなので、市長の判断でやってもらいたいと。  あと、署名のことなんですけれども、きょう各派代表者会議があって、紙くず発言については訂正されましたけれども、やっぱり撤回して謝罪すべきことだと思うんです。早く謝罪してほしい。誤ってほしいと。  僕らは市長は何かやっぱり対応が、もう1つよくないことがたくさんあるんやけれども、やることはやるということもあって、評価しているんやけれども、やっぱり対応が悪いのは、この手の発言みたいなことは、ほかにも何か聞いたりして、要望へ行った人が嫌な思いをされることがあるんやけれども、何とかやることはやっているんで、辛抱していると言うたら、市長に怒られるかもしれませんけれども、という状況があるので、これについては、余りどない考えたってよくない発言ですわ。  そやから、もうきっぱり訂正してもろうて、謝罪してもろうて、やってもらうと、実現してもらうということを、総括会議ですけれども、ぜひ言うていただきたいというふうに思いますので、その点、副市長としてどう考えておられるのか、お答えください。  それと、このときの教育長はたしか、最後のやめはるときに、教育施設の充実を図りたいと、老朽化対策を進めたいということと、小中一貫校で進めることによってということをたしかおっしゃっていたというふうに、僕、質問の中で、代表質問で取り上げたのでよく覚えているんですけれども、大体そういう中身だったと思うんです。  そういう教育長の発言があったんやけれども、市長は何を変えたいというふうに思ってはるんですかね……。 72 ◯南委員長 大森委員、先ほどから言っているように、市長の発言云々ということは、ここで言ってもらっても答弁できませんから、そのくだりの分は総括でやってくださいよ。 73 ◯大森委員 急に言うても、市長も答えられるかなと思ってね。(「答えるよ」の声あり) 74 ◯南委員長 だから、ここではちょっと答弁出ませんから、市長がどうとかいうのは。(「答えられんかったらとまるで、委員会」の声あり) 75 ◯大森委員 そんでも、変えたい中身というのは市長からは聞いてはるんですかね。僕のさっきの質問で、何で文科省の人を選んだんですかというのは、教育委員会を変えたいという市長の意向だというふうに岡田部長がおっしゃったので、何を市長は変えたいと思っているのか、そういう趣旨は今教育部長や教育委員のほうには伝わっているのか、副市長御存知やったら、その辺のところを答えてもらえますかね。  それと、就学援助金は、あと1,800万で実現できると。これも財政難ということですけれども、府下で最低という、全国的にも最低レベルになっているというところを、財政難を理由にして切り捨てるというのはどうかと思うので、副市長としては、その点どんなふうに思っておられるのか。今の現状を、そういう府下最低の就学援助の状況について、教育委員会のほうはふやしてほしいというふうには思っておられるんですけれども、副市長はその点どんなふうに考えておられるのか、お答えください。  それと、小学校のトイレは、教育委員会はどういう判断で学校を選別しているんですかね。状況はわかりませんわね。泉南市としては全小学校のトイレを改修してくれというふうに出しているわけですね。砂川小学校や新家小学校のトイレは行きましたけれども、もう本当にひどいにおいがしていますよね。  新家小学校もつい最近、言われたのは、エアコンよりも小学校のトイレ改修のほうが先やというふうにしてほしいというぐらいの6年生の人らは我慢していて、トイレに行かれへんような状況にあると言われているのでね。  こういう差ができるというのは問題、もともとトイレの改修ができないというのは問題やけれども、これは、今3校申請されておるわけですね。また選別されて1校だけ残るとか、そんな可能性だってあるわけですか。そういうときにどんな対応をするか、ちょっと一遍ぜひ考えていただきたいというふうに思うんですよ。その点についてお答えください。  それと、道徳教育のやつは点数はつけないということで、僕が点数と言うたのは間違えやったけれども、評価はされるわけですよね、文章によって先生方が。その評価自体がやっぱり今までなかったことですね、道徳についての評価は。  道徳心というのは、いろんな時代背景でも変わってくるやろうし、社会状況によっても変わってくるやろうし、それを上から決めて評価の基準というのがあるんやから、点数ではありませんけれども、そういうやり方は問題があるというふうなことに思っていますので、道徳教育が自己肯定感につながるという、やり方の1つとして捉えるのはどうかなと思うので、その点、もう一遍お答えください。  最後に、西信達中学校の体育館が避難場所になったんですね、今回の台風のときに。ここはあれでしょう、雨漏りするんですよね。そういうところが避難場所となって、さっきの質問を聞いていたら、消防団の人が地域の実情を見て、どこか避難する場所がもう緊急に必要やというようなことで、そこにされたのか。  それから、そういう場所が西信達小学校しかあれへんかったら、ちょっと建てかえとかいろんな計画もあるかもしれませんけれども、すぐにでも西信達体育館の改修というのは何らかの形で進めるか、避難施設をほかにつくるか、それはちょっと教育委員会の問題と別になりますけれども、そういうことを考えていただきたいというふうに思うので、その点についてお答えください。  じゃ、それだけお願いします。 76 ◯河部議長 すみません、ただいまの大森委員の質問の中で、エアコン設置に関しての署名の件で、市長が発言された内容について質問がありましたけれども、内容が正確ではないので、今した質問のその部分については、一定修正なり削除するなり、もしそういった発言があったというんであれば、問題発言というような形でちょっと提起をしていただけたらと思いますが。  大森委員が言った内容は、市長が言った内容とは全然違うので。(「ちょっとそれについて」の声あり) 77 ◯大森委員 僕も和気議員からと参加した議員の話ときょうの市長の発言と両方聞いてしたんですけれども、できれば正確にはどういうことを市長がおっしゃったのか、ちょっとわかれば説明してもらいたいんですけれども、そうじゃないと、どこが問題なのかもよくわからないので。 78 ◯河部議長 どのような内容で言ったかは、また会派に戻られて和気議員に聞いて、後日というか、市長総括の中でしていただいたらいいと思うんですけれども、今、大森委員がおっしゃった「紙くず」と言いましたけれども、「紙くず」とは言っていません。(「「紙くず」とは言っていない、何とおっしゃったんですか」の声あり)また、それは聞いてください。その委員会でやりとりしたことですから。 79 ◯南委員長 今の分は、それでもうおさめてください。(「はい」の声あり) 80 ◯岡田教育部長 失礼します。  私のほうから、道徳教育と西信達中学校の避難所の関係で御答弁申し上げます。  道徳につきましては、今順次、小学校、中学校導入がされていくという中で、やはり委員御指摘のように、ちょっと……。  〔「ちょっと議事進行で」の声あり〕 81 ◯大森委員 道徳教育は簡単にしてください。それこそ余り教育部長がお答えする中身でないと思うので、教育内容に踏み込んで、もう簡単にしてもろうたら、そのまま最初の質問はもう答弁いいですわということやったので、ちょっといろいろ言いたいことがあるやろうとは思うんですけれども、ごく簡単にしていただきたいと思います。教育内容の中身まで踏み込んでというのは。  本当に教育長がおれへんから困るんやけれども、ちょっとその辺は配慮して答弁をお願いいたします。 82 ◯南委員長 簡潔に答弁できますか。 83 ◯岡田教育部長 道徳教育の評価については、数値でもつけませんし、文章でもつけますけれども、一定、いわゆる入試とかそういった合格判定とかに使われることもないというようになっておりますので、御安心ください。  あと、一定、西信達中学校の体育館の件でございますけれども、このたびの台風21号の接近に伴いまして、高潮のおそれがあるということで、急遽開設された避難所という形になってございます。その際、避難所を担当するものとして、危機管理当局から相談があったのは、より安全なところということで、例えば海側にあった西信達公民館も検討しましたけれども、そこでは場所も狭いだろうしということで、西信達中学校の体育館を選択していったという経緯があります。  ただ、そこで雨漏りが生じておったというところにつきましては、大変申しわけないと感じておりますので、今後状況とか調べまして、必要な改修があれば行っていくということで考えておりますので、よろしくお願いいたします。(「ちょっとお聞きしたい……」の声あり) 84 ◯大森委員 当日雨漏りがあったのかどうかは、ちょっと僕も、雨漏りがあるというて、改修の要望が出ている体育館ということですが。 85 ◯真鍋副市長 エアコンの件でございますが、先ほども教育部長のほうから答弁がございましたように、国のほうも総裁選の前でしたけれども、かなり、次の夏では全ての小・中学校にエアコンを設置するという意気込みで、安倍総理のほうも語ってございましたので、我々は非常に期待しているところでございまして、それには当然委員のほうからの御指摘もございますとおり、事前に設計をして工事に備える手法をとらなければ、当然間に合わないことは、我々も承知してございますので、まずは補助制度がどうなるかということをしっかりと見きわめていきたいということでございます。  それと、教育長が教育委員会の何を変えたいかということは、それについては私もつぶさに承知してございませんが、なぜ文科省の職員を派遣ということにつきましては、さまざま我々教育委員会の教育課題が山積している中、文科省とできるだけ太いパイプ、情報共有をしておきたいと、情報をとれるようにしておきたいという意図から、文科省の職員の派遣を要請しているところでございます。(「1年間来えへんなんか、笑い話やんか」の声あり)  それと、就学援助費の件につきましては、就学援助費だけではなく、さまざまな行政課題がある中、次年度以降、行政改革も非常に大変な行政改革も控えておる状況もございますので、全てのそういう課題を一応テーブルの上に載せまして、総合的に検討していきたいというふうに考えてございます。  以上です。 86 ◯桐岡教育総務課長 小学校トイレの改修についてでございますけれども、当然うちのほうでは当初から全ての学校を申請している中で、採択を受けてその都度改修を行ってきたという経緯がございます。  その中で、市のほうから特に選別して優先順位をつけた経緯もございませんので、今後も残り3つについては、申請した上で、その採択を待ちたいと考えております。  ただ、残る学校について、根本的な大規模な修繕というのは、当然補助金の採択を待たなければならないという状況ですけれども、現在砂川小学校等は大規模ではないですけれども、修繕でできる範囲で快適さを取り戻せるような修繕に取り組んでおりますので、その都度残り3校についても、そのような修繕という対応で取り組んでいきたいと思っております。  それと、西信達中学校、小学校等の雨漏りにつきましては、特に今回の台風21号でほかの小学校の体育館の雨漏り、屋根が吹き飛んで雨漏りというのも実際に出てきておりますので、改めて中学校もしくは小学校の体育館というのは、避難所としての役割というのは認識できたと考えておりますので、全て屋根のふきかえということは無理ですけれども、雨漏り等については、今回の災害対応という形で手をつけていきたいと考えております。  以上です。 87 ◯南委員長 ほかに。 88 ◯原口委員 お願いします。  大森委員の質疑の冒頭のときもありましたけれども、教育長の不在に関しまして、やっぱり思われているおっしゃられたことというのは、私も個人的には本当に同じ思いでいますので、先ほど道徳の授業の質疑とかありましたけれども、教育長不在にせよ、もうこれは始まっていますので、私もやっぱりこれはいろいろ聞きたいこととかあります。  その中でなんですけれども、教育長の職務代理について、こういった決算の場とかで出席の有無とかというのは、議会の判断になるのかなとは思いますけれども、その職務代理者は、この決算とかに当たって出席される意欲とかがあったのかどうか、もしそういったのがわかったら、ちょっと1点教えていただきたいです。  決算の中身をちょっと聞いていきたいんですけれども、275ページと276ページ、これは一緒ですかね。安全推進事業と学校支援地域本部事業のところで、主要施策等の成果説明書のほうに表が載っているんですけれども、平成27年度、28年度に比べまして、平成29年度、登下校の見守り活動の実績というのが5,000人、多くなっているんですけれども、ここら辺の要因といいますか背景、何があった、何かあったのかというところをちょっと教えていただきたいと思います。  あわせて、課題のところで、地域住民の高齢化によるボランティア確保の困難化への対応や、学校ごとに授業参加者間で交流を図る必要があるという、この学校ごとに授業参加者間で交流を図るというところについて、ちょっと御説明いただきたいのと、今後の展望を教えていただきたいと思います。  それと、276ページの学力向上対策事業、こちらの前にも質問がちょっとあったと思うんですけれども、報償費に関しまして、こちらの内訳のほうをちょっと教えていただきたいです。  あわせて、需用費、どういったものが入ってくるのかというところを、これは消耗品以外で何かあれば、教えていただきたいです。  それと、この予算配分に関しましても、余り多くないのかなと。目的としてやっぱり学力等を向上させていくために、適正な金額、適当な金額になっているのかというところで、御所見をお伺いしたいと思います。  280ページの子どもワークショップ推進事業、講師の謝礼の150万円、こちらの内訳についても教えてください。  あと、303ページの子ども夢事業です。トップアスリートの方とか文化人等の方を呼ばれていると思うんですけれども、今後の予定につきまして、どなた、またどういった方に今後来ていただく予定なのかというところをお伺いしたいと思います。  あと、322ページです。指定管理、市民体育館のほうです。これまた主要施策等の成果説明書を拝見しているんですけれども、年々市民体育館に関しましては、人数、また件数が上がってきているんですけれども、何かそういった取り組みをされているのか。これは事業の成果として、やっぱり低コストで高いサービスを市民に提供することができたとなっていますので、この市民体育館に関しまして、その高いサービスを市民に提供することができたという、何か代表的なものがもしあれば、教えてください。  以上です。 89 ◯岡田教育部長 失礼します。  私のほうからは、まず1点目の教育長職務代理者のことにつきまして御答弁申し上げます。  法制度上、職務代理者が教育長の権限を担っていただいているところでございますけれども、やはり法制度上、どうしようもないのが勤務形態でございます。やはり、教育長は常勤、一方で職務代理者は非常勤であられるというところで、いろんな意味で制約が非常に大きいとなってございます。  そういったところから、なかなか本会議を初め、委員会等への出席も難しいことになっているんですけれども、やはり職務代理の体調も一定不安があるということを聞いてございますので、そのあたりを勘案して御理解いただきたいと思います。  以上です。 90 ◯新納指導課長 私のほうから、まず安全推進事業、それから学校支援地域本部事業についての成果説明等をさせていただいた中の部分の見守り等の人員の増を、今年度平成29年度多い結果だったんですけれども、要因というのは、ちょっとわかりかねます。というのも、各学校から実績としていただいているものを累積した数字を報告させていただいているんですけれども、結果的にどういうふうに、なぜ多くなったのかというのは、正直つかめておりません。  それから、2つ目、学力向上対策事業についての報償費についてですけれども、申しわけありません、詳細な資料は今手元に持っておりませんので、少し報告できません。申しわけありません。小・中学校での校内研修でありますとか、そういったところの講師の報償費になってございます。全体としてはそういうようなことになります。申しわけないですけれども、詳細の部分は少し手持ちにありませんので、申しわけありません。  それから、需用費につきましては、これはほぼ全て消耗品です。紙代でありますとか、トナー代といったところになっております。  以上です。
    91 ◯阪上教育部次長兼人権教育課長 失礼いたします。  私のほうから、280ページ、子どもワークショップ推進事業についてお答えいたします。  このワークショップ事業と申しますのは、子ども一人一人の力を育むということで、人間関係づくりのワークショップを招いた事業でございます。  1つのワークに2万5,000円の報償費として支出しました。結果、6つの小・中学校において、昨年度60ワークをこなしましたので、予算配当をどおり150万円ということで支出したということになっております。  簡単ですが、以上でございます。 92 ◯西本生涯学習課長 私のほうから、子ども夢事業につきまして答弁させていただきます。  今後の予定ということなんですけれども、今年度におきましては、昨年度文化ホールのほうで泉南市出身のオリンピック出場選手の上山容弘選手、そしてまた笹岡李佳さん、またKBS京都の森谷アナウンサーをお招きしまして実施をしたんですけれども、なかなかやっぱり時期的なものも11月ということもありまして、子どもさんも集めるのに大変苦慮したという状況もありまして、その反省を踏まえまして、今年度どうしようかということで、春に一定議論をしました。  結論から言いますと、来年年明けの1月、2月にかけてなんですけれども、市内の2中学で講師をお招きして中学校の体育館で子どもさん、中学校3年生を対象に講演を受けてもらおうと思っております。  手法としましては、日本サッカー協会が子ども夢事業というものを実施しておりまして、それはトップアスリートは、誰が来るかわからないんですけれども、1時間ほど体育館で子どもたちと触れ合った後、その後教室に戻って、今度自分の成功談を語っていただくというような流れになっていまして、今年度におきましては、一丘中学と西信達中学、この2中学で実施を考えております。また来年度、残りの2中学で実施を行おうと思っております。  続きまして、市民体育館の指定管理です。こちらにつきましては、平成29年4月から5年間の指定管理の巻き直しを行っておるわけなんですけれども、低コストで高いサービスということなんですけれども、低コストと申しますのは、前年度よりも指定管理が今回低い金額で巻き直しを行っております。  そういったこともありまして、以前直営で行っていたころよりも低コストで、また地元の体育協会が運営団体ということで、他市のように派手な事業等は行ってはおりませんが、きめ細やかなサービス、花まつりをやったりであるとか、あと地元の団体と密着していろんなイベントをやったりとか、そういったことも、余り派手には見えないですけれども、粛々とやっておりますので、こういったことで平成28年度比、体育館の利用者もふえておるという状況であります。そういった意味においてのサービス提供ということであります。  以上です。 93 ◯原口委員 ありがとうございます。  職務代理者の件で、先ほど体調がちょっとすぐれないというお話があったんですけれども、職務代理者は、例えば不在時に先に決めておくとか、何かまた事故のときとかがあるじゃないですか。その職務代理者の方がちょっと体調が悪いという、またこれも自己管理になってくるかもしれないというところを、ちょっと不安があるんですけれども、そういったところ、今現時点でどう考えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。  それと、先ほどの安全推進事業と学校支援地域本部事業での登下校の見守りの実績に関しまして、わかりました。  その課題の中に学校ごとに授業参加者間で交流を図るというところ、これを御説明いただきたいと思います。  それと、学力向上対策事業なんですけれども、先ほど梶本委員のほうからも、英語教育に関しまして御質問があったと思うんですけれども、こういった教育推進事業の中を見ましても、やっぱり英語教育の推進のための予算というのが、やっぱりALTとかでとられています。  こういったところで、また主要施策等の成果説明書の中の、これは学力向上対策事業の中なんですかね。全国学力・学習状況調査の授業がよくわかると回答した児童生徒の割合とかが載っているんですけれども、こういったところ、英語の部分、例えばこれは独自で英語の部分を聞いたりすることとか、こういったことはできないんでしょうか。そういったところをちょっと教えてください。  あわせて、英検です。府内の中学校の中でも英検3級の取得率が高いところということで、やっぱりニュースとかで目にしますし、本市の英検3級の取得状況がもしわかれば、教えていただきたいです。  それとちょっとあわせて、子ども夢事業のところで、先ほどお話をお聞かせいただきました、ありがとうございます。  こういった部分、何か夢事業ということで、やっぱりトップアスリートとかのいろいろ夢をかなえてきた人だと思うんですよ。子どもたちがつらくても頑張れば、いつか夢はかなうのだと気づくというところで書かれているところがあると思うんですけれども、夢を見るのもいいんですけれども、その夢をかなえるためには、現実もちょっと見ていかなければいけないと思うんです。  そういったところで、例えばこの先ほどの授業がよくわかると回答した児童の生徒の割合とかというと、今の中学生よりも小学生のほうが低かったりする部分もありますので、例えば中学校の問題とかとなったら、小学校よりもやっぱり難しくなっていくと思いますので、こういったところを、例えばこれは市民からも言われるんですけれども、予備校の講師とかを呼ぶことができないのかと、一番初めのきっかけづくり、勉強がちょっと好きになれるようなものとして、こういった子ども夢事業のほかの別の枠とかでも、何かもしできるのであれば、そういった人の話とかを聞けるんだったら、またそういった授業が受けられるんだったら、そういうのができるかどうかというところを1点教えてください。  あと、体育館の指定管理のお話を聞かせていただきました。その中で、これも市民の要望がすごく高いところなんですけれども、トレーニング室の利用案内について、講習を受けないと利用ができないということで、その講習も3カ月に一度の割合でやられているというところで、それを受けないとトレーニング室が利用できないということで、ここのペース、3カ月に一度というのを、もうちょっとどうにかならないかというところを教えていただけたらと思います。  以上、お願いします。 94 ◯岡田教育部長 失礼します。  職務代理者の件につきまして御答弁申し上げます。  教育長が不在の中、職務代理者が体調不安でいかがということでございますけれども、そもそも地方教育行政の組織及び運営に関する法律では、教育長に事故があるとき、欠けたときには、あらかじめ指名された委員がその職務を担うとなっておりますので、今回おやめになるはるか以前に、もう就任のときから職務代理者が指定されているという形になります。  その方に万一ということですけれども、それ以降のことについては、法律上の指定は特にございません。何があるかというと、私どもの持っています教育委員会規則にどう位置づけるかというところなんですけれども、実は私どもの教委規則では、教育長、その職務代理者、その次の方の規定はございません。  ただ、今回実際に教育長が不在となることになっておりますので、私たち事務局の中で職務代理者の次の方のことをどうするかというのを検討したことはございます。  他市の規則事例を見ますと、教育長と職務代理者は法に基づいて決められていると。その職務代理者に万一のことがある場合には、残った年長の委員がその責を担うとか、そういうような規定があるのがわかってございます。  今後、そういったところにつきましては、現教育委員皆様に今後御相談はしていきたいなというふうに考えております。  以上です。 95 ◯新納指導課長 すみません、先ほど漏れておりました見守り等をしていただく方の情報共有という部分なんですけれども、例えば以前も私ども直接聞かせていただいた部分なんかでは、例えば下校時の見守りをしてくれてはる方がいらっしゃいます。  毎日通る子どもさんの名や顔なんかも大体わかっていただいていらっしゃるんですけれども、例えばそういった子どもさんが体調不良を起こして、早退なんかしたときなんかに、そういう子を見守りされている方にまでは、なかなかそういった情報は届いていなくて、あの子通れへんなと、どうしたんやろうなと。学校に連絡を念のためにしてくれはったら、実はこんなんで、きょうは早退だったんですと、ああ、そうやな、そうやったんやなということで、安心いただくというふうなケースもあったというふうなことも聞いているんです。  そんなふうに見守りしていただいている方、朝の方とまた下校の方と、やっぱり違ったりされるんですよね。また、学校によってもそういった代表の方が全体に情報を伝えていただけるような、そこまでの手配は十分でないような学校、校区もあるというふうに聞いております。  そういった見守りいただいている方同士のそういうネットワークであるとか、そういったことがもう少し欲しいなというふうなお声をいただいたというようなところであります。漏れておりまして申しわけありませんでした。  それから、2つ目です。学力テストの英語、外国語についてなんですけれども、全国学力・学習状況調査のほうで英語が対象になるのは3年に一度になるんですけれども、そこでは外国語、英語についての質問事項も入ってくるんですけれども、市としては、なかなかそういった間の年について、市独自でいうふうなことはなかなかできていないというのが実際のところです。  それから、英語につきまして、英検3級程度の力をつけるというのは、府としても英語の目標にしているところでして、市のほうにも一定聞かれるんですけれども、なかなかこれを詳細に調べるというようなことはできておりません。  英語科の先生方がふだんの授業を通して3級程度の力を持っているなというふうな子どもさんの割合を一定つかんで、府のほうへ報告しているというふうな状況です。その年によっても多少は違いがあるんですけれども、大体3級程度の力を持っているなというのが3割から4割ぐらいの子どもたちは、そういった力に届いているようなというふうに、英語科の先生方はつかんでいただいているという状況です。  以上です。 96 ◯阪上教育部次長兼人権教育課長 失礼いたします。  私のほうから、子ども夢事業に関しまして、委員御指摘のように、本当に今のこの厳しい社会、現実を見きわめて生きていく力をつける必要があるというふうに我々は考えております。  本市のほうで進めておりますキャリア教育、小中一貫教育のかなめになるところでございますけれども、この中では、やはり社会的にも職業的にも、どういうふうに自立していく力をつけていくことができるかというのをメーンのテーマに置いて研究しているところでございますので、そういう意味において、この夢事業における先輩からの助言指導というのは、非常に貴重な事業であると考えております。  したがいまして、御指摘のような予備校の講師を招くという発想は正直なかったんですけれども、いろんな多様性や学びの深みを極めるという意味では、今後また学校とも相談して、来年度以降の人選の中でというふうに考えていきたいと思います。  以上です。 97 ◯西本生涯学習課長 まず、先ほどの答弁で一部訂正をお願いしたいと思います。  先ほど夢事業の実施なんですけれども、一丘中学と西信達中学というふうに答弁させていただいたかと思うんですけれども、信達中学と西信達中学になります。訂正をお願いします。  あと、体育館のトレーニングルームにつきまして答弁させていただきます。  3カ月に1回の講習会ということで、利用される方に対しましては、大変不便な思いをされているということなんですけれども、一応今指定管理ということで、体育協会のほうが指定管理事業者となっておるんですけれども、仕様書のほうで最低3カ月に1回はするというふうになっています。  このようなお声を私どもも初めてお耳にしましたので、事業者のほうに確認しまして、もしそういった要望がたくさん来ているのならば、事業者のほうの裁量で2カ月、1カ月とできますので、その辺は柔軟に対応していけるように、声かけをしていきたいと思います。  以上です。 98 ◯原口委員 ありがとうございます。  最後に、英検のところだけもう1回聞かせていただきたいんですけれども、英検3級程度の数というのを把握されているということで、これは例えば英検として資格として受験するというのは、学校で申し込みとかはされているんですか。  私が中学生のときは、学校で申し込んでというところがありました。特に、英検とか英語の重要性というのは皆さん共有している部分だと思いますけれども、高校に上がってまた大学に行ったとしても、例えば英検2級とかを持っていれば、大学の私大の入試とかだって、スコア換算できるわけなので、若いときからもう資格を取るということをやるというのも違うのかなと1点思う部分がありますので、そういったところのお考えというのをお聞かせいただきたいと思います。  以上です。 99 ◯岡田教育部長 英検の受験関係につきまして御答弁申し上げます。  委員御指摘のように、行く行くは高校受験のときなどに英検でも準2級クラスの資格を持っていると当日試験を受けなくても一定の点数がもらえるというような形にもなってくるということもあって、今、英検がかなりまたクローズアップされているという状況にございます。  また、市長もかねてより英検受験を市内でと、学校等でおっしゃっておられます。そういったところも含めまして、やはり今後英検に関する取り組みは、していかんとあかんというふうには認識しておるところでございます。  ただ、かなり以前、昔の話になりますけれども、学校で英検受験がかなり盛んに行われていた時代がありますけれども、そういったときに、かなり現場で熱心な先生方がおられて、それに取り組んでいるというようなことがあったやに聞いてございます。  今は、例えば中学校なんかでも日々相当な授業数のカリキュラムに追われているという状況にもなっておりますので、なかなかそういったところにまで余力がないのかというふうに思います。  今後は、そういったところも改めながら、何とか市としてもそのあたりの英検の取り組みというのは、検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 100 ◯岡田副委員長 何点かありますので、よろしくお願いいたします。  まず、274ページなんですが、障害児介助員等配置事業なんですが、現在泉南市の障害児介助員の人数と配置状況を教えていただきたいと思います。  この中で「等」というふうに書かれていますが、介助員の賃金以外の支出があるのかどうか、これもお聞かせいただきたいと思います。  それと、275ページですが、教科用図書選定委員会委員報酬、ここでちょっと人数と内容的なことを教えていただきたいと思います。  それと同じく、275ページ、中学校対外試合等生徒派遣事業補助金、この補助金の使い道を教えていただきたいと思います。  それと、287ページから288ページにかけてなんですが、小学校給食提供事業で、アルバイト賃金と書かれているんですが、これは何名のアルバイトなのか。  それとこの人数、これは適切なのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。  それと、平成29年ボイラー、この更新工事にお金が使われているんですが、この中の機具購入費ですが、これは何を購入されたのか、教えていただきたいと思います。  それと、284ページと290ページと両方あるんですが、この要保護と準要保護のことなんですが、経済的理由で就学が困難な児童生徒のためにやるんですが、これは学校では、そういう子どもたちにどのようにアンテナを張っていらっしゃるのか。  また、この中で援助をいただきながら登校できていない生徒・児童がいらっしゃるのかどうか、お聞きしたいと思います。  そして、292ページの泉中の改築工事なんですが、もう40%以上進んでいると思うんですが、全教室の空調初め備品についても、全て新調をされるのかどうか。今まで使っていた空調を今後どうするのかと、その他の3中学、これについての学校の備品について新調するのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。  以上です。 101 ◯新納指導課長 まずは、教科書の選定委員会の報酬についてですけれども、これは平成29年度小学校の道徳教科書の選定がありました。そこでの外部から来ていただいている委員2名、保護者の方が来ていただいて、計3回の委員会がございました。その分の報酬、謝礼でございます。  それから、生徒派遣費についてなんですけれども、これは中学校の運動部や文化部なんかの対外試合、特に公式戦です。文化部なんかですと、公式戦という言い方にならないんですけれども、ある程度大きな大会、公的な大会に参加するようなケース、そういったところの交通費の一部を補助するといった内容のものになっております。  以上です。 102 ◯岩崎学務課長 私からは、274ページの障害児介助員等配置事業で御質問がございました件について御回答申し上げます。  まず、この介助員ですが、昨年度は小学校10校に27名の介助員を配置しております。  それから、介助員等の「等」は何に当たるのかという御質問でしたけれども、これにつきましては、日本語指導員でございます語学補助員ということでございまして、近年南米等から新しく渡日した子どもたちが就学しております。そのような子どもたち、保護者、日本語をほとんどお話しできない状況でありますので、その方々の補助と、語学補助ということで配置をしてございます。  以上でございます。 103 ◯桐岡教育総務課長 それではまず1点目、287ページの給食事業のアルバイト人員の詳細でございます。  アルバイトにつきましては、給食センターのほうで1名雇用しておりまして、その方の賃金という形になっております。  アルバイト業務内容でございますけれども、小学校の給食実施するための状況把握のために必要な学校行事との連絡調整、それから小学校の児童生徒の人数報告の集計、それから事業者への発注等を担っていただいております。  それから2点目、ボイラー更新工事に伴います機具、備品購入の詳細ということですけれども、平成29年度につきましては、ボイラー設置工事のほかに必要な備品の購入をしております。  具体的な高額なものから例示を挙げていきますと、蒸気回転釜2台、それから食缶、それから配膳台を10台、それから自動のはかり、フードスライサー、それから缶切り機等を購入しております。  それから、泉南中学校の改築に伴いまして、その空調についてでございますけれども、基本的に泉南中学校につきましては、現在3年生のみしかついておりませんので、新しい校舎になりましたら3学年ともに新しい機械を新調しております。  なお、古い校舎についております空調につきましては、現在利用するのは決定しておりませんけれども、使えるものは使っていきたいので、除却工事の際に取り外して、ためておきまして、新たに小学校なり、使えるところ、つけておられない特別教室等に使えるのならつけていきたいと考えております。  それから、その他の3中学校への備品の関係ですけれども、泉南中学校で使わなくなった備品については、基本的には除却を考えておりますけれども、実際に使えるものはもったいないですので、基本的に小学校、中学校で使えるものについては、各学校で必要なもの等を選択してもらって、引き取ってもらいたいと考えております。  以上でございます。 104 ◯阪上教育部次長兼人権教育課長 失礼します。  私のほうから、要保護家庭、準要保護家庭の把握の状況、それと不登校との相関関係についてということでお答えいたします。  要保護家庭、つまり生活保護家庭については、状況により変動いたしますので、これが我々庁内の中で福祉部局のほうに照会をかけて、変動があれば情報をいただいているということで、確実に数を把握しておる状況でございます。  あと、準要保護家庭でございますけれども、ここが一番把握するのが難しいし、大事かなというふうに考えております。基本的には、学年進行の中で前年度申請していただいた家庭は、必ず小・中学校とも意識をしていただいて、次年度も漏れがあるかないかというチェックはかけていただいています。  あるいは、転入してきた御家庭の場合には、窓口のほうで、転入手続とあわせて就学援助制度の御案内もさせていただいております。したがって、前の市町で受けておられた家庭は、その場で申し込みをしていただくという形をとっております。  それと、一番難しいのは新1年生、小学校1年生の入学する子どもの状況把握なんですけれども、就学前からの引き継ぎの情報、あるいは入学後の家庭訪問での各担任からの家庭状況できちっと把握をしていただいて、情報を提供していただくということで、1人でも漏れがなく利用していただけるようにということで、これは小・中学校ともかなり丁寧にやっていただいているところでございます。  あと、不登校との関係になるんですけれども、正確には厳密な数はつかんでおりません。ですけれども、経済的なことが理由で学校に行けないというのは、これは一番あってはならないことだと、これは我々教育委員会も小・中学校も把握しておる状況ですので、そういう状況があれば、当然こういう制度も含めて、学校からのサポートは必要な状況なんですけれども、やはり不登校や長期欠席に至る要因としては、友達関係であるとか、いろんなさまざまなメンタルに係る要因が一番大きいかなというふうに考えておるところでございます。  ただ、子どもたちの家庭状況における精神的な不安定であるとか、いろんなものも総合的に絡んできておりますので、ここは委員御指摘のように、慎重に我々も見ていかなあかんところであるというふうに承知しております。  以上です。 105 ◯岡田副委員長 ありがとうございます。  障害児介助員等配置事業のほうなんですが、今10校で27名というふうにお聞きしたんですが、この配置状況が適切であるのかどうか。それと、平成28年度の決算より約38万円ふえているんですが、そういう対象の児童数がふえたからなのかどうか。これからまたさらに、こういう介助員の方の賃金アップがあるのかどうかというのをお聞きしたいと思います。
     それと、中学校の対外試合のほうなんですが、これは部活担当の先生は、本当に労働時間がふえて教員の負担になっているというのは、今すごい問題になっているんですが、負担はないのかどうかというのをお聞きしたいと思います。  それと、給食センターはかなり老朽化しています。これからも維持できるとしたら、どれぐらい使えるのかどうかいうのが、年数的にわかればお聞きしたいのと、あと、建てかえとか、そういうことも考えていらっしゃるのかどうかというのをお聞きしたいと思います。  それと、要保護と準要保護のところなんですが、民生委員の方とか地域、やっぱり地域での見守りも大事ということで、民生委員とか児童委員の方が学校に行かれて、懇談をされるようなことをちょっと聞いたことがあるんですが、その内容についてお聞きしたいと思います。  あと、中学校なんですが、物は大切にということで、使えるものはやっぱり使っていくというのはすごい大事だと思うんですが、泉中とほかの3中学校の教育環境の格差、これについてどう縮めていくのかというのも聞かせていただきたいと思います。  以上です。 106 ◯岩崎学務課長 障害児の介助員の配置に関して適切なのかという御質問がございました。  これにつきまして、介護を必要とする程度の障害を持つ児童生徒が、より安全にかつスムーズに学校生活を送れるようにということで、校長先生の要請に応じて、この介助員を配置させていただいているところでございます。  現在、小学校10校で27名と申しましたが、学校によりましてそれぞれ介助員の配置は差がございます。大体介助員のいらっしゃる人数の2倍から2.5倍の子どもたちが、現在学校に通っておられます。  しかし、必ずしも適切かということにつきましては、やはり学校におきまして、学校によりましては介助員がもう少しいらっしゃらないかというお問い合わせは、校長先生のほうからもいただいている状況でございますので、決して十分であると認識はしてはおりません。  今後、介助員の方の募集等につきましては、ウエブページ等を活用するなど、現在はハローワーク等を通じて募集をしているところですが、その点、いろんな知恵を絞って介助員の方が来ていただけるように、我々も工夫、検討させていただきたいというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 107 ◯桐岡教育総務課長 給食センターの老朽化についてでございますけれども、実際に給食センターについては、昭和50年に建築してからもう約40年たつわけで、その間大規模な改修工事等も何度かやってきております。その都度改修工事の間に細かい機器の入れかえ等をしておりますので、いつまで使えるのかということをいいますと、適切に改修している限りは使えると思っておりますけれども、ただ、ここから先、ずっと続けていくことを考えますと、新たな給食センターの新築等も視野に入れた上で、考えていく必要があるかと考えております。  それにつきましては、その場所、小学校と中学校で給食の提供の方法が異なっておりますので、それを今後どうするのか、それから時期等も含めて、できる限り早くビジョンが描けるように取り組んでいきたいと考えております。  それともう1点、泉南中学校とその他3中学校の格差についてでございますけれども、泉南中学校については、先ほども答弁させていただきましたとおり、平成31年4月から新しい校舎で勉強していくというふうな形になっておりまして、残りの3中学校につきましては、今後学校の再編のあり方等を検討していく上で、まずどこをどうするのかということも含めて、3中学校のあり方と泉南中学校との格差を埋めていけるような検討を早期に進めていきたいと考えております。  以上でございます。 108 ◯新納指導課長 私のほうから、中学校の部活動の指導の負担という部分についてなんですけれども、部活動を指導いただく教員、対外試合なんかは休みの日に設定されることが多いんですけれども、やはりかなり労働時間というのは長くなってしまうという傾向があるかと思っております。やはり一定の負担にはなってくるということだと思っています。  一方で、教員の働き方改革という部分では、取り組みのほうも進めておりまして、ふだんの日の勤務時間の把握でありますとか、またクラブ活動に関しては、ノークラブデーの設定といったところで、先生方の働き方、働く時間というところについては、一定見ていただくというようなことをお願いしているところです。  それから、2つ目に、民生委員等の学校との連携のこともあったんですけれども、民生委員の活動を、我々としてはつかめていないところもあるんですけれども、ただ、教育委員会としましては、民生児童委員との懇談会というのを定期的に持っております。そこでは一定学校での取り組み等を我々のほうから御説明させていただくような機会をとっております。  また、民生児童委員の中には、個別に地域の方ということで、学校との連携もかなり深いところまでとっていただいている方もいらっしゃいます。そういったところでは学校としても、なかなか学校はつかみにくい、家庭環境の様子でありますとか、そういったことを少し連携をとらせていただいて、学校としても情報をいただけることがありますし、また、そういう地域の方を通してお声かけいただくことで、学校とのコミュニケーションの助けをいただいたというふうなこともあろうかと思います。  以上です。 109 ◯岩崎学務課長 障害児介助員の件で委員からの質問で、私が抜けておりまして、申しわけございません。  1つは、謝金の時給の件なんですけれども、これについては、市の規定にのっとりまして、また進めてまいりたいと思っております。  また、38万円の増加があったということに関しまして、やはり各学校、ニーズが求められておりまして、児童生徒も増加しておるというところの状況があるかなと認識をしております。  以上でございます。 110 ◯南委員長 以上で、消防費、教育費を終わります。     (消防費、教育費の審査終了) ──────────────────────     ◎ 公債費、諸支出金、予備費 111 ◯南委員長 次に、323ページから331ページまでの款公債費、諸支出金、予備費を一括議題とし、質疑を行います。質疑ありませんか。 112 ◯大森委員 1つは、326ページの緑化基金、これの目的とか使い方について教えてください。  それと、327ページ、泉州東部区域農用地総合整備事業償還金ですけれども、この泉州東部区域農用地総合整備事業というものがどんなもので、主には基幹農道、農免道路と言われるものだと思いますけれども、こういうものが、いかに農業の推進に役に立っているのか。  それと、基幹農道、農免道路が崩落等でまだ引き取りもできていないという実態なんですけれども、何でこのような事態が起こったのか。農免道路で農業用道路であれば、こんな山の中につくる必要がなくて、そういう被害も起こらなかったかと思うんですけれども、その辺の経過について、それからまだ引き取りも府との話し合いがうまいこといっていないようですけれども、その辺の今後の経過についてお答えください。 113 ◯阿波屋住宅公園課長 私のほうから、緑化基金の使い道ということで、平成29年度につきましては、花苗配布としまして、年2回配布させていただいております。それが、ポーチカが1万3,800株とビオラが1万3,840株、合計で116万4,153円配布しております。  あと、今年度平成29年度につきましては、楠台ののり面緑地の対策工事として1,228万680円を支出しております。  以上でございます。 114 ◯宮阪市民生活環境部長 それでは、基幹農道の引き取りを行われていないという中身について御説明いたします。  今回の基金の中ではないんですけれども、現在基幹農道の事業の中で、平成29年度で一応工事としては完成しておりますけれども、引き取っていないという現状について御説明いたします。  ことし3月28日に供用開始の式典を行ったんですけれども、それ以来5回崩落が起きておりまして、現在安全対策として大阪府において片側通行の措置を行っていただいております。利用されている皆様については、非常に御迷惑をかけている状況になっております。  この基幹農道のうち、林道お菊松線の部分につきましては、供用開始前に一度崩落が、小さな雨で崩落が起こったことから、大阪府のほうからこの財産移管は受けずに、現在に至っているという状況でございます。  そのため、今後の対応といたしましては、大阪府に、のり面の崩壊が起こっている原因の調査、そして今後の安全対策の検討を強く要望している状況でございまして、引き続き協議を進めたいというふうに考えております。  以上です。 115 ◯大原産業観光課長 基幹農道がどのように役に立っているかということなんですが、一応市内の山手側の農業生産の向上であったりとか、農産物の輸送の効率化の効果が一定見込まれるのかなと考えております。  それとあと、市街地と農村との行き来が便利になりまして、山手側の地域、そちらのほうが一定、定住にも貢献しているんではないかなということを考えております。  あと、基幹農道だけではなく、圃場整備のほうもやっておりますので、その辺一定、農業の振興につながっているのではないかなと考えております。  以上です。 116 ◯大森委員 緑化基金のことをお聞きしたのは、草刈りです。直接緑化基金に関係ないかもしれないけれども、とにかく今、年一遍の草刈りじゃ足りなくて、僕らも議員の皆さんも一緒やと思うけれども、草がぼうぼうなところ、道路とかを見て、草刈りのことを市のほうに伝えましょうかと言うたら、最近刈ってもらったばかりなんですよということで、年一遍の草刈りをきっちり市や府はやってくれているんやけれども、間に合わない状況も、この温暖化の影響とかあるので、どこかで草刈りの問題、公園が公園でないような形になるぐらい草が生えている状況とかいうのも、ちょっと質問させてもらったんやけれども、緑化基金の趣旨とは異なるかもしれませんけれども、そういう草刈りも含めた緑化というか、そんなんも考えてほしいんですけれども、その点、それはもう人材、財政の問題やというふうにお聞きしているので、こういう基金なんかの活用でも、ちょっとでも手助けできないかなと思って質問させてもらったので、その点お答えください。  それと、泉州東部区域というのは、六尾地域の補助事業があって、そこが成功しているという話はお聞きしていますけれども、これが7,800万毎年借金を返済していくということで、15年でしたか、かかる中身で、道路としてはどうなのか、泉南市ぐらいですわ、あんな山の中を切り開いてやっているのは。  泉佐野市とか貝塚市とかに聞きますと、農地やからもともとある農地を整備しながらしているのに、泉南市はこういう状況で、崖の崩落の心配はしなあかん、財政的な負担は大きい、それから周りに農地がない、輸送する基幹としては河内長野市のほうまでつながっているから、そういう意味で言うたら、利用される、道路ってあれば使うものなので、それを特別評価するというのはちょっとどうかなと思うんですよ。  山手の方が新家の駅前が混むからというて、これを通って泉佐野市に行くねんとかいう話は聞くけれども、もともとは農地なので、それが十分利用されているのかどうかというのはクエスチョンマークがつくと。農業の支援のためには役に立つということはクエスチョンマークがつくということと、財政上の負担を考えれば、投資的効果というんですか、総額で幾らになるんですか。もう引き取ることもできないような道路を借金してまで市がつくってきたということは、それも財政難の泉南市の中で本当にどうかと思うんです。  そんな点、担当の方じゃなくて、副市長に答弁をお願いしたいんですけれども、こういう事業を一つ一つやっぱりきっちり点検というか、検証していく必要があると思うんですよね。それは今後も泉南市の財政を、もうこれ以上悪くしないためにも、そういうきっちりした総括が必要だと思うんですけれども、その点どんなふうな評価を、副市長とか市幹部の方はされているのか、お答えください。 117 ◯阿波屋住宅公園課長 緑化基金を草刈り等に使えないかという御質問だと思いますけれども、緑化基金の趣旨を検討の上、使えるかどうかまた検討していきたいと思います。  以上です。 118 ◯宮阪市民生活環境部長 泉州東部地区の農用地総合整備事業なんですけれども、この償還事業につきましては、平成20年から平成34年の間に15年償還で約12億円を償還するという事業でございます。  もう既に、平成29年まで償還が終わっているという状況なんですけれども、本市の地形的な問題もあって、なかなかJRがあって、また阪和道があってということで、地形的な問題で平たんな部分に農業用の道路をつくるというのがなかなか地形的には難しいという面もありますので、その辺のことも勘案して、今のルートができたというふうに認識しております。  これを利用することで、たくさんの便利になったというお声もお聞きしていますので、決して多額の費用をかけて不要なものをつくっているという認識ではございませんので、よろしくお願いいたします。 119 ◯大森委員 7,000万を毎年借金返済すると、平成20年から30年で12億円と。今、泉南市は就学援助金を10割にするのに1,800万が財政難でないというふうに言うているわけですよ。エアコン設置もおくれているわけですよ。泉南市だけが、小学校が来年できるかどう四苦八苦している状況でいえば、そういうことでの比較、事業効果みたいなね。  道路があれば、それは人は通りますよ。そういう点でもうちょっと不要不急、それから他市との状況をいえば、こんなに地理的条件とおっしゃったけれども、ある農地を利用しながらしているところが多くあるわけです、そんな費用をかけずにやっているところがあるのに。  そういう問題点とかはどうですかね、教育予算なんかで、子どもたちに十分な予算が回らない点なんかを考えた上での基幹農道の評価というのはどんなふうになっているのか、ちょっと副市長、すみませんが、お答えください。 120 ◯真鍋副市長 先ほどもちょっと申しましたが、行政需要には、本市行政経営をしていく上でさまざまな要請であったり要望であったり、その需要が発生してございます。  今般15年の償還ということで、平成20年から償還が始まって平成34年で終わるんですかね。12億円ということで、そのときは先ほど部長から答弁しました農業の用に供する山岳といいますか、山の山中の部分で、アップダウンが非常に厳しい、カーブも多いというような道路になってございますが、一定当然その当時、農業の振興には必要であったというふうな認識をしてございます。  また、今後の実現すべき行政課題につきましては、我々真摯に、行革も進める中で真摯に検討をしていくという考えでございます。  以上です。 121 ◯大森委員 農業の今の問題点というのは、後継者不足ですね。それから遊休農地がたくさん出ている問題とか、それからこういう道路じゃなくて、後継者不足もあったけれども、農業の経営を応援するような施策なんですよね。  だから、これが役に立っていると。それは道路ができれば役に立つかもしれませんけれども、全体にはもう役に立っていないと。役に立つというなら、ほかのそういうところにお金を出すべきだというふうに思います。その点、簡単にどんなふうに思っておられるか。  農地の方が、農業をやっている方が望んでいる中身じゃないというふうに思うんですけれども、それは昭和だろうが平成だろうが15年前だろうが一緒やと思いますので、その点どんなふうに考えておられますか。 122 ◯宮阪市民生活環境部長 農業の問題点にはさまざまなものが、委員おっしゃるとおりに、後継者の問題であるとか遊休農地の問題であるとかございます。それについては、それぞれの後継者を育成するのに、うちですと農業塾であるとか、遊休農地にしても、その遊休農地を活用するためにさまざまな施策を打っております。この農業用の道路につきましては、耕作した作物を運搬したり、農地まで行くための必要な道路ということですので、それぞれの施策とあわせて、こういった道路が必要であるというふうに認識しておりますので、よろしくお願いいたします。 123 ◯南委員長 ほかに。────以上で公債費、諸支出金、予備費を終わります。   (公債費、諸支出金、予備費の審査終了) ──────────────────────    ◎ 樽井地区財産区会計外10財産区会計、      国民健康保険事業特別会計外5特別会      計及び水道事業会計 124 ◯南委員長 次に、333ページから479ページまでの議案第16号「平成29年度大阪府泉南市樽井地区財産区会計歳入歳出決算認定について」から議案第32号「平成29年度大阪府泉南市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について」までの各財産区会計、各特別会計の以上17件及び別冊議案第33号「平成29年度泉南市水道事業会計決算認定について」の計18件について一括議題とし、質疑を行います。質疑はありませんか。 125 ◯大森委員 まず、国保会計についてお聞きしますけれども、去年までは累積赤字が5億7,000万だというふうに、そういうふうにお聞きしているんですけれども、現状はどうなっているのか。  差し押さえをしているということがありましたが、差し押さえはあるんですね。どういう中身を差し押さえしているのか。それと、資格証明書を持っている8名の方、こういう方は病院に行って10割お金を払わな診察してもらえない、全額払わな診てもらえへんという実態なので、こういう人が存在していること自体が問題だと思うんですけれども、どういう形で無保険者というのが生まれてくるのか、その経過を教えてください。  それと、国保会計をよくしていこうと思ったら、健康対策をしてもらうということで、いろんな対策をとられていると思いますけれども、20代から30代の死因の1位は自殺というか、自死ということになっているので、それらの対策をとられているのか。  それから、WHOでついこの間、アルコール被害について、世界でもやっぱり対応すべきだと。アルコール中毒の対策、泉南市はそれに対してどう考えているのか。  それから、オリンピックが東京でされるということで、僕らはカジノは反対やけれども、万博が来て外国人もふえてきて、たばこですね、禁煙のことなんかも、飲食店街でどうするかというようなことがありますけれども、泉南市としてたばこ対策なんかをとるようなことになっているのか。  この年はたしか、値上げ、もう毎年値上げになっているんですけれども、広域化になって、値上げになった年だと思うんですけれども、広域化に向けて保険料の統一に向けて値上げが進んで、値上げされている年だと思うんですけれども、値上げの影響はどのようなものがあるのか、受診率が下がったりしていないのか、その点についてお答えください。  それと、介護のほうは、介護離職をなくすということで、国はそういうふうな方針をしていますけれども、実際はどうなのか。介護者を地域で見るというふうな答弁があったけれども、地域でどのような体制ができてきているのか、お答えください。  それと、介護度の見直しで介護度が下がって交通弱者が困っているということをよく聞くんです。下がることによって買い物に行けなくなったとか、病院に行けなくなったとか、介護タクシーが使われへんようになったという例をたくさん聞くんですけれども、そういう人たちに対しては、介護の段階の見直しをしてもらったらということで進めているんですが、そういう相談があった場合はそのようなことも僕は答えているんですけれども、介護度の見直しでの影響はどうなっているのか、お答えください。  それから、認知症サポーター、福まちサポーター、コーディネーターなどを取り入れて地域で介護者を見るような体制が、泉南市は進んでいるということなんですけれども、これは、それぞれ何名ぐらい地域にいらっしゃるのか、どの地域で何名とか、わかれば教えてください。  それと、100歳以上の方は泉南市ではどれくらいいらっしゃるんでしょうかね。泉南市は府下でいえば、寿命というんですか、というのはどんな形、長いほうに入るのか、それとも短いほうに入るのか、平均並みなのか、その点にお答えください。  それから、後期高齢者医療保険も、この年は値上げになったんですか、ちょっとその辺の保険料のことについてお答えください。  それから、水道会計、これはもう最後にしますので、水道会計はふだんから防災対策という予算は組まれているんですかね。例えば断水があったときにどのような対策をするかというふうな予算、とられているのか。  何でこんなことを聞くかというと、もうおわかりのとおり、今度の台風で中高住宅で断水が起こって、市民の方が大変な苦労されたということで、停電による断水というのは多分想定外、停電がこんなに長引くというのも想定外だったと思うので、担当の上下水道部の人、それを応援というか、市職員の皆さんは本当に大変だったと思うんですけれども、市民のほうはもっと大変だったと思うので、エレベーターも使われへんから、もう水を持って階段で上がったという話も聞いたし、取りに来られへん人もおるから、一軒一軒声かけて「水要りますか」というような対応もしたというふうに言われているというお話も聞いたりしますけれども、こういうふうな対策は今後どんな形でやっていくのか。  それから、停電のことを考えれば、例えば自家発電なんかの設置なんかも、こういうマンションには必要かと思うんですけれども、そんなことを要望とか考えておられるか、その点についてお答えください。 126 ◯川端上下水道部長 それでは、御質問にお答えいたします。  防災対策で予算をとっているのかということなんですけれども、防災対策でとっているということはないです。断水が起こったときにどうしているかということなんですけれども、通常の要は管路の破損なんかでの断水につきましては、給水車を出して、そのエリアを給水活動するという形にしております。  今回のような大規模な停電につきましては、今までに実際に経験したことのない断水、高層住宅に限るんですけれども、断水をしております。  というのは、水道からは水はずっと送り続けておりましたので、水道の断水はしていないんです。今言われているのは、高層階の3階以上の受水槽をお持ちの部分については断水をしております。  ここについては、責任分界がメーターまでということになりますので、やはりポンプであるとかを据えておられるところについては、実際は2次側になりますので、発電機を据えていただくか、受水槽を一番下に構えておりますので、受水槽から水が取れるように、何かしらこしらえていただければ、そこの棟の下の受水槽で水を取ることは可能になるということになります。  ですので、一番いいのは、やっぱり発電機を持っていただいて、高架水槽、上の水槽まで上げるというのが一番効果は上がると思います。ただ、ここを市の水道の事業費で手当てするということは、今のところ考えておりません。  というのが、それをするとなると、今高層階が泉南市内に180棟ぐらいございます。ですので、それの全てに発電機を据えるとなると、非常に費用もかかりますし、それをまた水道料金にはね返させるということになりますので、今府下の市の中で非常に高い水道料金をいただいておりまして、これをいかに有効利用してやっていくかということに重点を置いておりますので、これ以上の負担ということは、もう避けて通らなあかんということになりますので、事業者の方で別途手当てをしていただくということをお願いしていくということになると思います。  水道からは、以上です。 127 ◯薮内健康福祉部長兼福祉事務所長 私のほうから、自殺対策とアルコールの被害、あと禁煙、これにつきましては、保健推進課、保健センターの所管でございまして、きょうは特別会計ですので、担当課長は入ってございませんが、これらにつきましては、主にそういった相談業務、また啓発PR活動、それにつきましては、保健センターとまた泉佐野保健所、こことタイアップをしながら、啓発及びまた相談業務を行っているという実情でございます。
     私のほうからは、以上でございます。 128 ◯高尾長寿社会推進課長 私のほうから、離職をなくすというふうな国の大きな流れの中で、地域で見るという体制ができているかというような御質問やと思いますが、その部分で、昨年24時間対応の随時対応型訪問介護看護というサービスを1カ所設置しているところでございます。そういう意味では、泉南市の中で、24時間体制で対応できるというふうな体制が、既に市ではできたというふうなものでございます。  それとまた、これは阪南市、岬町、泉南市の医師会の話なんですけれども、医師会の中では主治医、副主治医という体制をつくっていただいておりまして、その部分では、医療側もそういうような在宅で診るというふうな体制を整えてきているところでございまして、その部分に関しては、医療・介護と連携ということで、泉佐野市以南の3市3町の医師会圏域の中で各行政、3市3町でいろんな話をしながら在宅医療の部分を進めてきているというふうな体制をとっているところでございます。  それと、福まちサポートリーダー、また認知症サポーターの割合、人数はどうだということの御質問ですが、認知症サポーターにつきましては、はっきりした数字はここでは持ち合わせていないんですが、人口の20%を超えているというふうな状況でございます。  福まちサポートリーダーにつきましては、市内で16人養成をしております。どの地域にどうというふうな部分に関しては、私どもは、その部分のきちっとした数字はつかんでいないですけれども、福まちサポートリーダーや認知症サポーターと連携しながら、地域の見守り体制というのを築いているところでございます。  そしてまた、100歳以上の方については、平成29年度で10人の100歳以上の対象の方がおられました。  泉南市の長寿という部分では、長いのか平均なのかという部分については、泉南市のほうではつかんでいないということでございます。  私のほうからは、以上です。 129 ◯田代健康福祉部参事 私のほうからは、要介護度が下がって交通弱者への対応と、要介護度の段階の見直しで介護度が下がっている影響ということについて御説明させていただきます。  泉南市は要介護2が多いという課題を受けまして、昨年度国の指導を受けまして、全国公平公正な要介護認定に向けて取り組んでいるところです。それによる影響ということなんですけれども、要介護度が下がって、まず皆さんがされるのは、区分変更申請ということなんですけれども、区分変更申請の割合については、適正化に取り組む前との影響というのは、大きくは変わっておりません。  市民の方からのお問い合わせや苦情につきましては、なぜ下がったかということにつきましては、それぞれの職員が丁寧に御説明をさせていただきまして、それで要介護度によるサービスの上限が、サービスが使えなくなる場合は、また区分変更申請をいただきまして、サービスがそのままお使いいただける方については、そのまま様子を見ていただいて、サービスが足らなくなった時点で、また区分変更申請を御検討いただけたらということで、御説明をさせていただいています。  それと、交通弱者への対応ということなんですけれども、要介護1以上でないと通院等乗降介護が使えないというところがありまして、要介護1から要支援に下がった方が通院でお困りになるという御相談もたびたび受けているんですけれども、やはり介護保険制度の中だけで、この移動支援の問題とか買い物支援の問題を対応するというのは、本当にちょっと難しいところがありまして、地域全体で考えていくというところで、協議体で地域で自助・互助、いろんな生活支援体制を地域の皆さんと一緒に現在考えているところですので、よろしくお願いいたします。 130 ◯西村保険年金課長 失礼いたします。  私のほうからは、国民健康保険と、あと後期高齢者医療保険の件についてお答えさせていただきます。  まず、国民健康保険の赤字の件で5億7,000万円の赤字があったが、その後の現状はということでございます。確かに、平成27年度におきまして5億7,400万円の赤字がございまして、それに伴い繰上充用等をさせていただいたことですけれども、続いて平成28年度につきましては、赤字が約1億8,800万円に落ちたところでありますけれども、引き続き累積赤字は続いているところでありました。  その主な原因としまして、平成28年度に赤字が減少しました原因としましては、被保険者自身が減っておりまして、平成28年10月から社会保険制度が改正になりまして、短時間労働者であっても社会保険に加入ができるということになりましたので、国民健康保険の被保険者が社会保険制度のほうに流れていったというふうなこともありまして、被保険者が減ると同時に、療養費、医療費が減額になったということで、赤字が少し解消されました。  続いて、平成29年度前年度ですけれども、最終的には約1億8,300万円の黒字という形になったんですけれども、その要因としましては、引き続き被保険者が減っているということもあります。  それによる医療費給付も減ってきたわけでありますけれども、特に共同事業拠出金といって、高額医療の分に関する歳出のほうが9,900万円ほど減額になりましたので、その件がありますのと、あと歳入に関しても約1億1,000万円ほどの増額があったということになります。差し引きしまして最終的に平成29年度は1億8,378万4,435円の黒字になりました。  続いての質問ですけれども、差し押さえの内容ですけれども、こちらの件数が263件で、金額が1,580万2,821円となっております。主な内容ですけれども、預貯金を押さえましたのが236件で1,314万2,130円であります。  続いて質問いただきましたのが、資格書の件ですけれども、こちらは8名です。これは平成30年3月現在の数字でありますけれども、どういう経緯でそこに至ったかということでありますけれども、資格書を交付する世帯については、保険証の切りかえの時期に当たります10月から11月ごろにかけまして、自宅に訪問させていただいています。  その際に、未納者の方と接触できた場合におきましては、納付相談を行い、短期証の切りかえを行っております。接触できなかった場合につきましては来庁をしてほしい、御相談に来てほしいということの文書を添えまして、資格書をポストへ投函しているという現状であります。  市の担当としましては、できるだけ資格書を発行しないという方向に持っていっております。資格書を持つことによって、医療を受けない理由が発生するというふうなこともございます。  最終的に、今現在ですけれども、平成30年5月末現在では6件の資格書の方がいらっしゃいます。今回4月、5月でそれぞれ1件ずつ短期証の切りかえを行ったところであります。  続いての質問で、20代から30代の方についての健康対策ということでありますけれども、こちらのほうは、特定健診については40歳以降の方を対象としているんですけれども、それ以前の年代の方につきましては、保健センターで健診等がございますので、そちらで健診、がん検診等を受けていただいていることと思われます。  あとは、今回、広域化の関係で値上げというか、税の見直しをかけているんですけれども、それによって受診率、病院へ行く率が下がっていないかという御質問ですけれども、こちらのほうは、実際に確かに保険税自身が上がっていくような方も該当されているんですけれども、その場合は納付が困難であれば分納とか、そういう形の相談を受けておりまして、できるだけ納付していただくようにお願いしているところであります。  それによって、病院に行けない方が少なくなるようにということで、先ほど言いましたように、資格書はできるだけ出さないで、短期証という形で対応しているところであります。  もう1つは、後期高齢者の保険の値上げについてですけれども、こちらのほうは、保険料は2年に1回見直しをしているところでありますけれども、サイクルとしては、平成28年度、29年度の2年で、今回新たに平成30年度からが見直しの年になっておりますけれども、その中の所得割率というものが、平成29年度までは10.41%であったところが、平成30年度、31年度の今回の改正によりまして9.9%という形になりましたので、後期高齢者の医療の保険の部分については、多少保険料は下がったというふうな形になっております。  以上です。 131 ◯南委員長 質疑の途中ですが、午後3時35分まで休憩いたします。       午後3時15分 休憩       午後3時35分 再開 132 ◯南委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  333ページから479ページまでの各会計決算19件を議題とし、大森委員の質疑を続行いたします。 133 ◯大森委員 まず、水道のほうなんですけれども、停電があって中部ポンプ場から泉南市全体に水を送るじゃなくて、中部ポンプ場も泉南市の水を送ること自体、電気を使うわけですよね。  ここも停電になったのかな、そのときはどんな対策をとられたのか。例えばもっと停電が長期で大規模であった場合の対応とか、それから自己水がない状況の中で、その辺までも含めたような対策というのはあるのかどうか。  それと、市の責任としては、水は送っているけれども、やっぱりそれ以上の中高層住宅の対応についても、いろんな知恵を出したり支援する必要は、水道というか、泉南市としてあると思うので、そんなふうな対応はどんなふうにされているのか、お答えください。  給水車なんかは今度の台風で動いたのか、その状況などがわかれば教えてください。  それと、介護ですけれども、認知症サポーターが人口の20%いて、府下では最高という話を聞いたんですけれども、小学生の皆さんも入っている、高齢者も多分入っているでしょうから、いろんな研修を積んでやってもらえへんかったら、小学生の方がそんなすぐに認知症サポーターとしていけるかどうかとなってくると、やっぱり研修なんかも必要だと思うんです。  一方、そういう市の努力で小学生も含めて関心を持たれて、そういうサポーターになっているというのは、いいことだと思うんですけれども、量から質へというのは適切じゃないかもしれませんけれども、もっともっと研修とかそれから経験を積んでもらうために、どんなふうなことを考えておられるのか、お答えください。  それと、24時間訪問は、どれぐらいの方が利用されているのか。僕らも一遍共産党議員団でもう数年前に24時間体制の介護をしているところに視察に行きましたけれども、東京の本当に小さな市で人口密度が高くて、そこで回ると。泉南みたいに人口密度が割と低いところで、うまいこと回るのは大変だと思うんですけれども、24時間訪問を今何人ぐらい利用されているのか。  それから、24時間訪問の要望はどれぐらいあるのか、これからふえていくでしょうから、それに対する対応なんかは、どんなふうにできているのか、答えてください。  それから、介護度の見直しも時代時代で大事かと思いますけれども、国のほうから要介護が多いというふうに指摘されて、平等にということで、要介護を見直しして要支援のほうになったというふうに説明があったんやけれども、国が泉南市に対して要介護が多いと、そんなこと言われる筋合いがあるのかというふうな気もするんですよね。  別にローカルルールをつくっていたら、それはだめやろうけれども、ただ許容範囲で泉南市の交通弱者が多いようなことも踏まえながら考えて、そういう結果、要介護が多かったということになったんだと思うんで、そこには別に不正があったりとか、特別泉南市やからということで診断されたわけでもないので、だから、現時点ではそういう要請を受けて見直ししたんやけれども、やっぱり泉南市として、こういう状況やから、介護が上がることもあるんやということも国に言うていく必要もあるんじゃないかと。  国はできるだけ予算を減らそうということでなっていきますので、何やかんや理由をつけて減らしていくということにもなりかねへんので。  地域で見るということで頑張っていろんな体制をとっていっているのはわかるんやけれども、していって、国のそういう方針に対しても対応していっているのはわかるんやけれども、そういうこともやっぱり国にも要望していくことも大事かと思うので、その点、どんなふうに考えておられますか、お答えください。  それと、国保なんですけれども、ずっと赤字ということで、それを理由に値上げはどうしても必要なんだということで言われてきて、いよいよ黒字に変わったということで、なったということで、喜んでええんかどうなのか、ちょっと複雑な気持ちになるんですけれども、やっぱり低所得者が多い、意見書の中にも書いていましたよね。泉南市の場合、低所得者、高齢者が多いという状況を見て、やっぱり保険料の設定というのは、統一化もありますけれども、その辺のバランスをやっぱり考えてほしいと思いますので、その点についてお答えください。  それと、273件という差し押さえがあったという数にも驚いて金額にも1,880万と。貯金があれば払う資産があると、払えるじゃないかということになるんかもしれませんけれども、とりあえず葬式代を残しているとか、子どもの進学のために置いているとか、緊急には要らないけれども、将来不安とか、それから子どもの将来のことを考えて、申しわけないけれども、今保険を貯金をしているとか、切羽詰まってというか、本当に日々の生活に困りながら何とかためている預金なんかもあるので、そういう見きわめが必要やし、そういうことも聞きながらの差し押さえをしていく必要があるのかなと。  無慈悲にはされていないとは思いますし、何でもかんでも差し押さえしているというふうには思いませんけれども、その辺のところはどんなふうなことを考えながら、差し押さえというのをやっておられるのか、大分あれですかね、もう苦しいのにというふうな話があるのか、でも差し押さえをするまで置いておくというのは、よっぽどの事情があるんかなというふうに思ったりするんですけれども、その点、どうでしょうか、お答えください。 134 ◯川端上下水道部長 それでは、御質問にお答えします。  今回の停電の水道の対応といたしましては、水道の配水区域というのが、中央の配水区域と六尾の配水区域と新家の配水区域、要は大きく分けて3つあります。プラス、六尾の配水区には簡水でありました童子と葛畑と楠畑のところも配水区エリアになっておりまして、今はもう上水にはなっております。  今回の停電は、全て停電していましたので、全てのポンプに発電機とエンジンポンプがありますので、それをフル稼働していたということになります。発電機については、一定時間使いますと燃料がなくなりますので、それを継ぎ足し継ぎ足ししながら、水は常時送っていたという形にしております。  長期間こういう形が続いた場合、どうなるのかということなんですけれども、大きく分けて災害時でも水が送られてきている状態、要は大阪広域水道企業団から水が送られている状態であれば、私ども、その配水池まで水が送れれば、配水する能力はありますので、断水することはまずないというふうに考えております。  ただ、その道中の管がやられてしまって水が送られてこないという形になれば、今一応、配水池には緊急遮断弁という弁がついておりますので、その弁を閉めて、要は生活に必要な水ではなくて、飲み水だけを市内の各家庭に送るんじゃなくて、これは給水活動をしてもらわなあかんということになるんですけれども、飲み水を配るということになれば、1週間は持てるだけの水は自己で賄えるようにしています。  ただ、そういう場合になれば、全国的な組織で日本水道協会というのがありますので、災害が起これば何が必要かというところを聞き及んで、二、三日中には全国から応援が入ると。東北でもそうでしたし、広島もそうですし、熊本もそうですし、今回の大阪の北部地震でもそうなんですけれども、近隣から応援が入るという体制はとれていますので、そういう部分では、余り心配がないというか、応援はすぐ来てもらえるというふうに考えております。  プラス、自衛隊も活動されますので、そういうところではバックアップもできているのかなというふうには思っています。  あと、中高層の対応なんですけれども、一丘団地については、今エンジンポンプがありますので、エンジンポンプさえ回してもらえれば断水することはないので、それの対応は今回も、ちょっと時間がかかったんですけれども、対応していただいています。  あと、ただほかの高層階については、そういう部分のフォローがなかったので、これはもう事業者のほうで発電機を据えてもらうのが一番いい形かなというふうに思います。  ただ、高層階となりますと、どうしても水は送るけれども、あと、食べ物であるとかそういうところがやっぱりエレベーターが動かないと、なかなか上のほうまで持っていけないということもありますので、それは事業者のほうでエレベーターまで動かすような発電機をつけるかつけないかというところは、考えてもらわなあかん部分かなというふうには思っております。  それとあと、給水車の活動をなんですけれども、今回はもう、高層階が市内全域にわたっておりましたので、給水車を動かすというよりも、もう拠点を決めて水を配るほうがいいという判断のもとに、中央で水を配らせてもらったのと、一丘で要は、消火栓、本管には水が入っていますので、消火栓からパイプをつながせてもらって、散水栓をつけて、そこから水をくんでお配りしたという形になっていますので、拠点を2カ所とらせていただいて、水を配らせてもろうたという活動をしておりました。ですので、給水車は今回出すことはございませんでしたので、御理解くださいませ。  以上でございます。 135 ◯田代健康福祉部参事 私のほうからは、要介護度の見直しで、区分が下がったとについての御説明なんですけれども、介護保険制度は社会保障制度でありまして、半分が税金、そして半分が65歳以上の1号被保険者の方々の保険料、そして40歳以上65歳未満の方々についても御負担していただいている制度でして、やはりローカルルールでは進めることはできません。  全国どこで受けても同じルールで全国一律の基準で公平公正に要介護認定というのを判断しなければいけないということがありますので、御理解いただきたいと思います。  移動支援の問題については、この介護保険制度だけで担うというのは、やはりとても大きな問題で無理があるんですけれども、地域でいろんな方法がないかということで、現在検討中でありまして、他市での取り組み等を参考にさせていただきながら、また国に対してもいろんな制約、道路交通法等、いろんな保険の問題とかいろんな制約がある中で、市長会等を通じて規制の緩和等についても検討していきたいというふうに思っています。  それと、介護保険制度というのは、あくまで自立支援が大きな目的になっておりまして、昨年度から自立支援型のケアマネジメントにも取り組んでおります。特に、要支援の方々、軽度者の方々については、サービスをどんどん提供するのではなくて、御本人さんが自立していただくための支援、筋力をつけていただいて、今までできなくなってしまったことがまたできて、地域で元の生活に戻っていただける支援ということを目指して頑張っておりますので、また御理解をお願いいたしたいと思います。  以上です。 136 ◯高尾長寿社会推進課長 私のほうから、まず認知症サポーターが人口の20%いるということで、今後どんな研修とかを考えているかというふうな御質問ですけれども、認知症サポーターに関してでいいますと、質というよりは私は量というふうに考えてございます。  とにかく人口の20%の方がサポーターになってもらっていますけれども、1人につき20回も30回も、そういうサポーターの講座を受けてくれている人もいます。ただ本当に認知症サポーターの講座といっても、1時間から1時間半程度を1回聞いただけでわかるようなものでもございませんし、何回も何回も受けていただいて、20%というのは延べ人数でございますけれども、いろんな形でいろんな部分でいろんなところでサポーター養成講座というのをやっていきたい。  また、1回でも2回でも聞いていただいて、少しでも理解を深めていただきたいと思っておるところでございます。  それと、小学生、また幼稚園、保育所の子たちにも認知症サポーターということで、講座をやらせていただいているんですけれども、当然幼稚園、保育所の子、また小学生の低学年とかには、認知症と言っても全然わからないわけでございますので、おじいちゃん、おばあちゃんに優しい気持ちを持ってあげてくださいというふうな講座のやり方をやってございますので、そういう形で優しい気持ちを持っていただくというふうな部分を子どもたちにはお願いしているところでございます。  それと、福まちサポートリーダーとか、そのほかの方の研修に関しては、フォローアップ研修という形で、モチベーションが下がらないように、何らかの形でフォローアップの研修をやっているというふうなところでございます。  その次の24時間の随時対応型の訪問介護看護のサービスについて、ちょうど4月の時点でお一人御利用者がおられまして、5月、6月に入ってゼロ人になりました。これはその方が入院したり施設に入ったというふうな形で、利用者が今ゼロ人というふうな形でございますけれども、このサービスがあるということが、本当に泉南市の介護の幅ができたというふうに考えております。  この訪問介護看護サービスにつきましては、訪問看護の事業者が併設でやっておりますので、訪問看護をしながら、そういうふうな随時対応型の利用ができるニーズがあれば、その方にもサービスを提供するというふうな形でございますので、御理解をよろしくお願いしたいと思います。  私のほうからは、以上です。 137 ◯西村保険年金課長 失礼いたします。  私のほうからは、平成29年度黒字であったけれども、その後の保険料の設定とのバランスについてということの御質問にお答えさせていただきます。  平成30年度から広域化が始まっておりますけれども、その中でも6年間の激変緩和の期間が設けられておりますけれども、最終的には平成36年度からは、大阪府のほうでは保険料は統一化されるということになっておりまして、標準保険料率というものを示されております。最終的にはそこに近づける、あるいは同じように持っていかなければいけないということになっております。  今回黒字でありましたけれども、まだ限度額が府あるいは国のほうとそろっておりませんので、そちらのほうの見直しもかけなければいけないと。今後保険料は急激な負担にならないようにということで、段階的に見直しをかけていくというふうなことを考えております。  もう1つ、差し押さえの件でございますけれども、こちらのほうは、差し押さえで、預貯金の分の差し押さえ件数の中での御質問で、財産調査をしまして預貯金があれば差し押さえするということですけれども、実際に委員おっしゃるように、将来のために貯蓄していたりということで、大事にしてはった方もいらっしゃると思うんですけれども、今回差し押さえすることによって、その方の生活を著しく窮迫させるがおそれがある場合については、滞納処分についての執行停止等も考えております。  以上です。 138 ◯大森委員 介護の分で、別に泉南市でローカルルールをつくったからということじゃないんですね。今まで国が泉南市は要介護が多いというふうに指摘して、見直しなさいと言うたけれども、それは別に泉南市がローカルルールをつくって勝手にしたことではなかったでしょうと、ローカルルールじゃなかったでしょうと。  だから、それでも全国的に見れば高いから見直せということやったんだけれども、それを受け入れて今やられていろんな対策をとられているわけやけれども、それはやっぱり泉南市の状況なんかはどんどん国に言うていって、交通弱者が多いところのことも含めて、介護保険制度を充実させてほしいみたいなことを言うことも、そういうようなことを国に言うことも大事じゃないですかということなので、それはもう一度お答えください。  それと、国保の中で、広域化して、黒字の分はどんなふうな扱いになるのか、ちょっとずっと泉南市は赤字やったんで、思いもせんかったんやけれども、広域化したときに、泉南市の国保の黒字というのはどんな扱いになるのか。  それと、今の話やったら、執行停止というのはいろんな事情を鑑みて、場合によっては差し押さえもしない場合があるということの執行停止なんですか。これはぜひそういう状況を見ながらケース・バイ・ケースで対応してほしいというふうに思いますので、お願いいたします。  あとは、公共用地の取得事業なんですけれども、これは土地開発公社のずさんな経営が破綻して、平成29年度は2億円の支払いを借金返済ということで、いつまで続くのか教えてほしいのと、それから土地開発公社の土地の売買、結局それは売って、泉南市の財政赤字の原因になった土地を今度は売っていくという計画をつくっておられたと思うけれども、それはどんなふうな対応になっているのか。  これでいうたら、首池の土地なんかは10億円ぐらいですか、何億という金利で膨れ上がってなって、売るときには1,000万以下か、何千万以下でもう議案にもかかわれへん形で売って、そんなあり方がありかというて、市民の方から文句が出た。それぐらい、何というんですか、損切りというんですか、しなあかん状況で、もう本当に購入した金利がばっと引き上がってきた時価から考えれば、何分の1、10分の1、100分の1ぐらいの値段で売らなあかんという状況があると思うんですよ。  そういう土地開発公社の経営について、どんなふうに今反省されているのか、答えていただきたいと思います。  それと、こういう土地開発公社のこの破綻した状況で、解散するのは仕方ないと思っているんですよ。ただ、そういう問題にちゃんと真摯に向かって反省せんまま解散していくのは反対だということで、いつもこういう会計予算には反対しているんです。  毎年答えは、バブルの状況でわかれへんかったから仕方ないんやということなんですけれども、ことしもそういうふうなお考えなのか。あと、この2億という返済額が、泉南市の財政状況を圧迫しているというふうに思うんやけれども、それについてどんなふうに考えておられるか、お答えください。 139 ◯高尾長寿社会推進課長 私のほうから、まず認定の国への要望というふうな御質問ですけれども、介護の認定のルールというのは、国のマニュアルに従って、沿ってその認定審査を行うわけですけれども、泉南市が要介護2の割合が非常に高いというふうなものを指摘を受けたというか、そういうふうなデータが出てしまっていたというのに、私もデータで見たときに非常にびっくりしました。何でこんなに要介護2の割合が大阪府下で一番多いんだろうかというふうなものが、本当にびっくりしたわけでございます。  その理由は一体何やろうというふうなところをやっぱり探っていかなだめやと思いまして、いろいろ調べていきますと、国の介護保険の認定のマニュアルというのは、大阪版ではなくて、日本全国どこでも使っている統一されたマニュアルでございますので、そのマニュアルに沿って認定審査をするのに、何で泉南市だけが要介護2の割合が非常に高いんだというふうな、まず疑問が出てきました。  それを、調査員とかいろんな方々と、いろんな状況を聞きながら、また国が出しているマニュアルというのは一体どういうものなのかというのを検証した結果、例えば以前にも言うたと思うんですけれども、寝返りを打つのにベッド柵をつかんで寝返りを打ったりすると思うんです。  ベッドに寝ていて、右肩45度上がったら、それはもう寝返りができているというふうな、マニュアルではそうなっているわけなんです。  なので、泉南市においては、そういうふうなものがきちっと国のマニュアルどおりできていなかったというふうなことが判明いたしましたので、大阪府、また国から指導に来ていただいて、実際に本当に国が示しているマニュアルどおりの認定調査に戻していっているというのが、今の現状でございます。  その中で、先ほどもありましたように、更新で要介護2から要支援2に落ちたとか、介護から支援に落ちたとか、そういうふうな方もやっぱりどんどん出てきているのは確かでございますので、その方々に対しては、きちんと御説明して、実際にサービスが足りなければ、また区分変更というふうな形とかいうのも、考えていっているわけでございます。  どうしても、通院とか買い物とか、先ほども言いました移動支援の部分では、本当に御苦労なさっている方もたくさんおるのはわかって、承知してございますので、先ほども言いましたように、協議体というふうなものが、市内の地域資源を例えば新たにつくっていくというふうな協議体で、そういった移動支援の部分の資源というのをつくっていこうと、そういうふうなことで今検討中でございますので、泉南のローカルルールとか、そういうふうな部分ではなくて、認定はその人の介護の、身体の状況をマニュアルに沿って調査しているというところでございますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 140 ◯西村保険年金課長 私のほうからは、今回出ました黒字の扱いの件についてお答えさせていただきます。  今回、確かに黒字ということでありましたけれども、このうち既にいただいています平成29年度の療養給付金、負担金、交付金等については概算払いでいただいているものでありまして、平成27年度の実績で報告しておりますので、それによって最終的な決算が出ましたことによって、返還金というのも発生しておりますので、その分まず府のほう、国のほうに返すということがあります。  それによりまして、最終的な黒字の数、今回約1億8,300万円の分ですけれども、実際に返還金を引きましたら8,300万円ぐらいの実質の黒字ということになるんですけれども、今後は広域化に当たりまして、国民健康保険事業納付金というのも割り当てられておりますので、この納付金を今後は府のほうに払っていくという形が1つの役割となっていますので、そちらのほうに充てていくということにもなります。  今回の出ました黒字といいますのは、継続的という形は今後わかりませんので、その黒字の状況を見ながら、また検討していくという形になります。
     以上です。 141 ◯山上総務部長兼行革・財産活用室長 それではまず、公共用地特別会計の分なんですけれども、こちらの分につきましては、土地開発公社の経営の健全化に関する計画、これに基づきまして、公共用地先行収得事業債を発行してきたものでございます。総額で約26億8,000万円借り入れいたしまして、毎年約2億円ずつ返済しているところでございます。この返済は、予定では平成43年度で終了するという計画となっているところでございます。  また、土地開発公社の解散プラン、これに基づきまして第三セクター等の改革推進債、こちらも66億円を借り入れてしているところでございます。こちらの分につきましては、毎年約2億7,000万円ほど返済しているというところでございます。どちらも今の財政状況で、かなりの負担となっているのは事実でございますが、これらの計画に基づきまして、毎年確実に返済していくというところで、財政計画を立てているところでございます。  また、土地開発公社、いつも御指摘いただいている分が、失敗ではなかったかというところの御質問ですけれども、毎年同じ答弁になってしまうんですけれども、公社の設立当時につきましては、高度成長に伴う人口増加が進んだというところと、公共施設の早急な整備が求められていた状況というところでありまして、また一方で、地価高騰が続く時代でもあったというところで、公社による事業用地の取得については、都市基盤整備事業の推進に非常に大きな役割を果たしてきたものというふうに考えております。  しかし、バブル経済が崩壊しまして、それ以降地価の長期低迷が続きまして、市の財政事情も非常に厳しい状況となったと。また都市基盤整備も当初計画どおりの推進が難しくなったということもございまして、結果として、公社の土地を買い戻しすることがなかなかできず、多くの土地を長期保有する状況となった次第でございます。  また、先行取得の資金につきましては、全額金融機関から借り入れしていたところで、借入金とその借入利息、年間で約1億2,000万円の利息がかかっていたというところで負債がふえ続け、公社の経営を圧迫する状況となったというところでございます。  また、金融機関に対しても、公社の借入金の全額を債務保証をしていたというところがございまして、返済が滞った場合には、公社にかわってその全額を市のほうが返済しなければならないということで、公社の経営改善については、市にとって早急に取り組むべき内容であったということで、公社の解散プランを立てまして、計画的に返済するという道をとったというところです。  委員の言われた土地開発公社については、その当時は市にとって役割はあったというふうに理解しているところでございます。  この公社関係の起債の返済が終われば、財政的にも大分楽になるというところではございますが、それまでに確実な事業計画を立てて、今の起債をこれ以上ふやさないと、毎年確実に減少していくような財政計画をできれば立てていきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 142 ◯南委員長 ほかに。 143 ◯梶本委員 簡単にお願いします。  水道事業会計ですけれども、私は総務産業常任委員会に入っていないので、詳しいあれがわからないんですけれども、教えていただきたいんですけれども、広域水道企業団、ことしから参加というんですか、事務の共同処理についての参加ということをお聞きしていますけれども、これについて一応経費の削減等をどういう形で行われるのかというのと、今までこの決算書類を見せてもらった中で、どこを見たらいいのか。  一応、大阪広域水道企業団に対する支出面としては、企業団から受水料金だけが載っておるんですけれども、今後どういう形の支出が企業団に対して起こるのかというのと、配水管の改良整備事業等については、今までどおりこれは泉南市負担でやられるのか。  それともう1つは、泉南市は今水道のほうで持っておられる資産について、例えば企業団の出張所等の施設を泉南で持っているということについて、家賃収入とかが発生するのかどうか。  水道のほうは一応それぐらいでお願いします。  もう1つは、424ページになるんですけれども、工事請負費1億8,628万1,640円の中で、各工事が明細が書かれておるんですけれども、この平成29年度から初めて国道26号線を超えて牧野地区へこの下水の整備事業が延伸されたということをお聞きしていますが、現実そういうふうに工事もされましたけれども、この中でどの部分が牧野区に対する工事であったか。  それと、今後ことしも含めてですけれども、牧野区にこの下水道の整備事業、どういうふうな形で延ばしていかれるのか、また、いつごろ牧野区が完了予定に考えられておるのか。金額的には大してかからないと思いますので、早急にお願いしたいところです。  それともう1つは、今回も議案第3号に出ております八幡山区の事業費分担金に関する条例制定ということについて、八幡山地区の下水道整備が前進していくと思うんですけれども、これと牧野区の整備事業の関連性とか、牧野区がこれの下水道整備事業によって、牧野区に対する整備がおくれるのかどうかというのをお聞きしたい。  それと、信達小学校はこの前トイレ、先ほどから教育費のところでトイレの話も大森委員から出ましたけれども、トイレは一応改修はしてもらったけれども、下水道との接続ができていない。下水道が小学校の裏門まで入っておるのに、まだ接続ができていない。これについてどう思われますか。  それともう1つ、424ページにマンホールのこのデザインカラーぶたについて出ておるんですけれども、一般のマンホールとの値段差と、今後これは案外好評だったと思うので、もう少し多くの地区にこういうふたをしていただきたいと思うんですけれども、その点について、どう考えられていますか。  以上です。 144 ◯大谷下水道整備課長 それでは、下水道に関する御質問について御説明を申し上げます。  まず、424ページの工事請負費の中で、牧野地区はどれに該当するのかという御質問ですけれども、まず、工事請負費の中の備考の一番右端のほうに記載があります。一番上の公共下水第28-2工区に伴う舗装復旧工事が、まさしくこれは信達小学校の裏通りの部分の舗装復旧工事でございます。  そして、4段目の公共下水道29-4工区、汚水管渠築造工事ですけれども、これは国道26号線の空間再編に伴う下水道工事ですけれども、牧野地区が少し入ってございまして、約6分の1ぐらい入ってございます。約1,100万円ぐらいは、牧野地区の整備費になっております。  そして、その下です。公共下水道第29-5工区汚水管渠布設工事ですけれども、こちらのほうは信達小学校の東手の部分ですけれども、そちらの工事の計3本がその牧野地区に該当いたします。  そして、今年度につきましては、調整中ですけれども、牧野区の信達小学校の続きを順次整備していきたいなというふうに考えてございます。  そして、いつまで牧野地区がかかるかについては、社会経済情勢によって進捗状況が随分変わりますので、この場でお答えするのはちょっと難しいというふうに考えております。  そして、八幡山区の整備を今後していくわけですけれども、その事業で、牧野地区に対して事業のブレーキにならないかという御質問だと思いますけれども、八幡山区については、通常の下水道事業の枠外というふうに考えております。別枠で事業をさせていただくというふうに調整しておりますので、特にブレーキはないというふうに考えてございます。  続いて、信達小学校の接続についてですけれども、施設を管理しています教育委員会のほうと協議し、速やかに接続するようにお願いをしてまいりたいと思っております。  そして、デザインマンホール、これは424ページの泉南市型の新デザインマンホールについてですけれども、値段の差なんですが、この決算書の中に書いてございます20万5,200円は2枚分でして、とりかわ権兵衛さんの交差点の部分に1カ所と、そして泉南中学校のセブンイレブン側というか、その隅切りのほうに2カ所設置してございまして、カラーマンホールとなっております。  通常の従来のマンホールぶたというのは幾らかと申し上げますと約6万円です。20万円のほうは2枚ですから1枚約10万円と、その差は4万円となっております。  今後、今の新型のデザインマンホールを設置していくわけですけれども、カラーでなく黒のままの色の入っていない状態でマンホールを設置していきます。現在でしたら空間再編の26号線の部分の事業なんかは、新型のデザインマンホールとなってございます。  私のほうからは、以上でございます。 145 ◯川端上下水道部長 私のほうからは、企業団の関係の御質問にお答えさせていただきます。  企業団への参加といいますと、要は泉南市の水道事業は全て企業団に統合されるということになります。ですので、泉南市からはもう外れてしまうということになります。  経費の削減についてはどうなるかということなんですけれども、これも統合の御説明をさせてもらったときに、経費の削減額は、おおむね御提示させていただいておるんですけれども、今、記憶でいくと40億近く削減できたように思います。これは40年間の試算やったと思いますけれども、これから支出は企業団に対して何か市からあるのかということなんですけれども、これはもうございません。  ただ、水道の資産、要は黒字も負債も全て企業団に持っていくということになっておりますので、その辺は御理解ください。  配水管の改良工事については、これは統合するときの試算の中に、アセットマネジメントということで、国が推奨しております長期の計画の中にこの配水管の改良工事も含んでおりますので、それにつきましては、着々とその計画を持って工事は進めていくというふうに考えております。  以上です。 146 ◯梶本委員 そうしたら、部長、今言われた統合される、赤字も負債も企業団という中で、確認させていただきますけれども、配水管の改良整備事業については市の支出であると、じゃないんですか。  それとあとは、いわゆる資産、泉南市の水道事業にかかわる資産については、企業団に渡すということですか。(「はい」の声あり)これは皆渡すと、そうですか、はい、わかりました。  そして、一応下水道について、まだ今、大谷課長が言われたように、今のところ財政と相談というような形で、予算と相談というような形で言われましたけれども、もうこれは40年前からこの地域、もう期待して待っておるところがたくさんあります。  ですから、一部もう家のほうの建てかえというのがある程度済んで、合併浄化槽でとにかく合併浄化槽で過ごしていると。  ところがだんだんこれも老朽化しつつある。10年以上たってきておりますので、これからまだ10年も20年も下水管が来ないとなれば、またそういう面での多大な投資がかかると思いますので、これからこの5年から10年の間がそういう時期にかかると思います。  そしてまた、特に牧野地区は、泉南市の上流に位置しておりますので、泉南市、堀河のダムからずっと流れてきた、金熊寺川を通って流れてきた水が、牧野から各村々に分配される、そういう位置づけられたところでありますので、その中で水道の配水が各村々へ流れるということに対して、やっぱり下の水の汚染ということに関しては、かなり影響があると思うんですけれども、そういうことから考えて、特に牧野区については、あとどれぐらいの投資が要るんでしょうかということです。  もう1つ、この八幡山区に対する公共下水道事業の費用の一部を分担金、こういう形で今まで下水道整備されたことがあるのかないのか、こういうことも可能なのかどうか。  また、これは牧野区としては、区の住民としては余り納得しないと思うんですけれども、もし負担をするとしたら、そういう牧野区も負担、受益者負担という形をとっていく可能性もあるんでしょうか。  以上です。 147 ◯大谷下水道整備課長 まず、1点目の牧野地区の公共下水道についてのあり方なんですけれども、下水道法の事業認可の区域に入っていますところについては、合併浄化槽の補助金が使えませんので、そのエリア外については、5年から10年の幅で区域をとってございますので、合併浄化槽の補助金を有効的に活用していただけたらというふうに考えております。  牧野区のエリアは、かなり広うございます。JR阪和線を越えて、そして大阪和泉泉南線あたりまで随分エリアが広く位置してございますので、ちょっと詳細設計を発注しながら、幾らかかるかという計算になりますので、ちょっと御勘弁いただきたいなというふうに思います。  そして、八幡山区のような分担金について、過去にそういうふうな分担金の設置をしたことがあるのかということですけれども、過去にはございません。  八幡山区の位置するところは、市街化調整区域でして、まず市街化区域を整備した後の整備になるわけですけれども、八幡山区の浄化槽が随分老朽化していて、そして、もういつ壊れてもいいような状況にありますので、何とか自己負担も含めて地元の負担も応分の負担に近い形でするので、何とかしてほしいというふうな要望がございまして、今回条例のほうの上程をさせていただいていますけれども、1件当たり26万1,000円というふうな提示をさせていただいております。  まず、特徴は市街化調整区域であるということで、2点目は集中浄化槽、大規模な650戸を擁するような大きな団地で老朽化が進んでいると。そういうことについても配慮をする必要があるんじゃないかなということで、そのような分担金を設けております。  ですので、牧野区さんであれば集中浄化槽をお持ちのところであれば、砂川のみずほさんなんかは、市街化区域の中での集中浄化槽ですので、そういうところについては、今、協議をしているところでございます。  ほかの集中浄化槽でないエリアについては、これまでどおり全て来ておりますけれども、終末処理場がある海手のほうから、順次山手のほうに向かって整備していくというふうな形で方針を持っておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 148 ◯梶本委員 いや、大体牧野区、大谷課長、大分誤解があると思うんですけれども、牧野区はそう広くないですよ。  駅の上はほとんど市場区、サンハイツも市場区やし、もう馬頭観音、岡中のほうとの境、それと藤のところからもう市場、それとその山手も片木アルミからあれは市場区、そやから牧野区の地域ってそう広くないんで、1回牧野区全体で調べてもらって、試算してもらって、あとどれくらいかかるか、その重要性、一応牧野区で世帯数、新しく分譲地を買われて建てたところは別として、それまででしたら1,500軒、アパートとかそういうのを関係なしに、区費をもらっているのは1,500軒ぐらいあったと思うんですけれども、それ以外まだ新しい分譲地で下水を直接引っ張って業者がそういうところも何軒か出てきている。  そやから、地域が狭い中に、1,500軒の下水道を待望している住民がいてるということで、1回試算してみてください。牧野区だけをとってみて、そんなにかからない。  それと、幸いなことに、牧野区は路地が少ないんで、案外下水管を入れていくのに工事はしやすいところだと思うので、それも含めていけば、工事費用、思うほどはかからないと思うんです。僕は専門家じゃないんで、その辺専門家のほうで1回調査して、試算していただきたいと思います。それだけお答えいただけませんか。 149 ◯大谷下水道整備課長 御指摘のエリアについては、もう少し精査しまして、試算してまいりたいと思います。  下水道の整備する基本としては、旧26号線から海手、次の段階は国道26号線から海手、次の段階はJR阪和線から海手というふうな形で、信達・牧野区、あるいは市場区、大苗代区がございますので、一朝一夕にまず最初に牧野区に全部行くというわけではございませんので、その辺御理解いただきたいなというふうに思います。  以上です。 150 ◯南委員長 ほかに。────以上で平成29年度大阪府泉南市樽井地区財産区会計歳入歳出決算認定についてから平成29年度泉南市水道事業会計決算認定についてまでの以上18件の質疑を終わります。  (樽井地区財産区会計外10財産区会計、国民健   康保険事業特別会計外5特別会計及び水道事業   会計の審査終了) ────────────────────── 151 ◯南委員長 以上で各会計決算19件に対する質疑を終結いたします。  なお、本日の会議はこの程度にとどめ延会とし、あす9月26日午前10時より、市長の出席を求め、総括質問から始めたいと考えておりますので、委員各位におかれましては、よろしくお願いをいたします。  本日は長時間にわたりありがとうございました。       午後4時35分 延会                    (了) © Sennan City, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...