泉南市議会 2017-03-23
平成29年第1回定例会(第5号) 本文 開催日: 2017-03-23
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時 開議
◯議長(田畑 仁君) ただいまから平成29年第1回
泉南市議会定例会継続会を開議いたします。
直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。
本日、報道機関から議場内の撮影の申し出があり、議長においてこれを許可いたしました。御
了承お願いを申し上げます。
これより日程に入ります。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。本日の
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において6番
梶本茂躾議員、7番番 森 裕文議員の両議員を指名いたします。
次に、日程第2、議案第2号「
市道路線の認定について」から日程第12、議案第17号「
南部大阪都市計画りんくうタウン南・中
地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」までの以上11件について
一括議題といたします。
ただいま一括上程いたしました議案11件について、
総務産業常任委員長の報告を求めます。
総務産業常任委員長 谷
展和議員。谷
展和議員。
2
◯総務産業常任委員長(谷 展和君) ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において
総務産業常任委員会に付託を受けました、議案第2号「
市道路線の認定について」及び議案第7号「泉南市、阪南市、田尻町及び岬町における
広域まちづくり課の
共同設置に関する協議について」から議案第15号「泉南市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について」までの以上9件並びに議案第17号「
南部大阪都市計画りんくうタウン南・中
地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」の計11件について御報告申し上げます。
本
常任委員会は、去る3月9日、委員並びに市長以下
関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。
なお、本報告につきましては、
委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆様に事前に
委員会会議録の
特急反訳原稿を御配付しておりますので、質疑、
討論部分につきましては省略をし、結果のみの報告とさせていただきます。
また、採決結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付しております本
常任委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようにお願いいたします。
それでは、報告いたします。
議案第2号「
市道路線の認定について」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第7号「泉南市、阪南市、田尻町及び岬町における
広域まちづくり課の
共同設置に関する協議について」は、質疑の後、
賛成討論があり、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第8号「田尻町の
屋外広告物の
許可事務等及び
措置命令等に関する事務を泉南市が受託することに関する協議について」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第9号「泉南市
事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、
反対討論があり、
起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
次に、議案第10号「泉南市
附属機関に関する条例及び報酬及び
費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第11号「職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑、
討論ともになく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号「一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、
賛成討論があり、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第13号「特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第14号「泉南市
市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第15号「泉南市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第17号「
南部大阪都市計画りんくうタウン南・中
地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、
反対討論があり、
起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
以上が、本
常任委員会に付託を受けました議案11件についての審査の結果でございます。甚だ簡単ではございますが、私の報告とさせていただきます。
3 ◯議長(田畑 仁君) ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略し、これより本11件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────大森議員。
〔傍聴席より発言する者あり〕
4 ◯議長(田畑 仁君) 傍聴人は議事について、申しわけないんですけれども、冒頭に申し上げたとおり、静粛にしてください。
〔傍聴席より発言する者あり〕
5 ◯議長(田畑 仁君) ですので、後から私が聞きますから、
バンダナとってもらっていいですか。
バンダナをとってください。
〔傍聴席より発言する者あり〕
6 ◯議長(田畑 仁君) 帽子と同じです。
バンダナをとってください、
バンダナ。
7 ◯12番(大森和夫君)
日本共産党を代表して討論を行います。
まず最初に、議案第9号、泉南市
事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について。
この改定の内容は、
人権推進部の
事務分掌を
総合政策部に統合するというものです。その上、多様化する
人権課題への対応を円滑に進め、
人権行政の推進に資するとしています。
ところが、
人権推進部から
政策推進部に引き継がれる
事務分掌には、部落差別問題といわれるものを特別扱いし、時代おくれの文言が整理されないまま持ち込まれています。これでは、多様な
人権課題に対応するという改定案の趣旨に合わないもので、条例案の提案に反対いたします。
人権行政における同和問題の特別扱いは、各審議会でも見直しを求める議論がされています。このような市民の声に率直に耳を傾け、早急に実態に合わない条例の見直しや、表記の整理を市は直ちに行うことを求めます。
議案第11号、職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、
日本共産党を代表して、
賛成討論を行います。
非常勤職員を含めた市職員の
育児休業が拡充されるので、賛成いたします。
これは、国の育児・
介護休業法改定案に伴うものですが、泉南市独自に、男性の
育休取得率の引き上げ、育休をとると昇給できないなどの環境の改善、遠慮なく休暇がとれる体制を整えることが重要であることを指摘し、
賛成討論といたします。
議案第17号、
南部大阪都市計画りんくうタウン南・中
地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、
日本共産党を代表して、
反対討論を行います。
この条例案は、市営りんくう公園の開発を民間に丸投げすることにつながる条例であります。泉南市のように、公園の整備、維持管理全てを
独立採算で実施するという例は、全国どこにもありません。
民間事業者に、市民の貴重な財産を好きなようにやらせる、こんな民間にとってうまい話はない。だから、民間からの応募も多数あり、市の
財政的援助がなくても、民間事業は
独立採算で泉南市の負担なしでやれるとしています。
ここには、市民の参加や市民の貴重な財産をどう活用するかという、自治体としての当たり前の発想が全く抜け落ちています。市長は、事業者の提案を受け、それに基づいた公園をつくっていきたい。ある一定の事業者の方向性といいますか、概要が決まりましたら、その段階で市民の皆さんにお知らせしますと述べていますが、こんな逆転したものはありません。
行政や議会は、どのような市政を進めていいのか議論をして、どのように民間に委託するのか考える、また議会で賛否をとる、場合によっては
市民説明会も開く、民間になって市政が後退していないか、チェックしながら進めていきます。このようなことは、経過を無視した究極の市民不在ではありませんか。
また、事業が失敗した場合にどうなるのか、この質問に対し、市は、民間企業と行政側の
リスク分担を定めるという答えです。つまり、市もリスクを負うということです。市が
財政負担を負うことは明確です。
しかし、
建設事業者が途中で倒産したような場合、結局全額市民の負担で尻拭いしなければなりません。第三セクターを初め、事業が失敗し、行政が
財政負担を行い、財政難をつくった例は幾つもあります。
以上の理由で、この条例に反対いたします。皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。
8 ◯議長(田畑 仁君) ほかにございませんか。────以上で本11件に対する討論を終結いたします。
これより順次採決いたします。
まず初めに、議案第2号「
市道路線の認定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ございませんか。
〔傍聴席より発言する者あり〕
9 ◯議長(田畑 仁君) 傍聴席、一部の方、2度目の忠告です。静粛にしてください。
〔傍聴席より発言する者あり〕
10 ◯議長(田畑 仁君) いや、2度目です。あなた、今、「異議あり」と言いましたよね。あなた、今、「異議あり」と言いましたよね。次……。わかってくださいね。今、「異議あり」妨害になりますから、この温情をわかってくださいよ。
〔傍聴席より発言する者あり〕
11 ◯議長(田畑 仁君) 事務局にお伝えします。再三の注意を聞いてもらえないんで、事務局、処理してください。一部の傍聴席、退場を命じます。これ以上、議事を進めていけませんので、退場を命じます。事務局、処理してください。
〔傍聴席より発言する者あり〕
12 ◯議長(田畑 仁君) いや、「異議あり」と言いましたから、それだけです。
〔傍聴席より発言する者あり〕
13 ◯議長(田畑 仁君) わかっていますよ、最低の議長ですから。
〔傍聴席より発言する者あり〕
14 ◯議長(田畑 仁君) 頑張ってますよ、私は。
〔傍聴席より発言する者あり〕
15 ◯議長(田畑 仁君) ありがとうございます。
お騒がせをいたしました。
御異議なしと認めます。よって議案第2号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第7号「泉南市、阪南市、田尻町及び岬町における
広域まちづくり課の
共同設置に関する協議について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
16 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第7号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第8号「田尻町の
屋外広告物の
許可事務等及び
措置命令等に関する事務を泉南市が受託することに関する協議について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
17 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第8号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第9号「泉南市
事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
18 ◯議長(田畑 仁君) 起立多数であります。よって議案第9号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第10号「泉南市
附属機関に関する条例及び報酬及び
費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
19 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第10号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第11号「職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
20 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第11号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号「一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
21 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第12号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第13号「特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
22 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第13号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第14号「泉南市
市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
23 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第14号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第15号「泉南市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
24 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第15号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第17号「
南部大阪都市計画りんくうタウン南・中
地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
25 ◯議長(田畑 仁君) 起立多数であります。よって議案第17号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第3号「財産の
無償譲渡について」から日程第17、議案第16号「泉南市
ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」までの以上5件について
一括議題といたします。
ただいま一括上程をいたしました議案5件について、
厚生文教常任委員長の報告を求めます。
厚生文教常任委員長 竹田光良議員。
竹田光良委員長。
26
◯厚生文教常任委員長(竹田光良君) ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において
厚生文教常任委員会に付託を受けました、議案第3号「財産の
無償譲渡について」から議案第6号「
民事調停の成立について」までの以上4件及び議案第16号「泉南市
ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の計5件について御報告を申し上げます。
本
常任委員会は、去る3月10日、委員並びに市長以下
関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。
なお、本報告につきましては、
委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆様に事前に
委員会会議録の
特急反訳原稿を御配付しておりますので、質疑、
討論部分につきましては省略をし、結果のみの報告とさせていただきます。
また、採決結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付いたしております本
常任委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。
それでは、御報告を申し上げます。
議案第3号「財産の
無償譲渡について」は、質疑の後、
反対討論があり、
起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
次に、議案第4号「財産の
無償譲渡について」は、質疑の後、
反対討論があり、
起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
次に、議案第5号「財産の無償貸付けについて」は、質疑の後、
反対討論があり、
起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
次に、議案第6号「
民事調停の成立について」は、質疑の後、
賛成討論があり、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第16号「泉南市
ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
以上が、本
常任委員会に付託を受けました議案5件についての審査の結果でございます。甚だ簡単ではございますが、私の報告とさせていただきます。
27 ◯議長(田畑 仁君) ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略し、これより本5件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────和気議員。
28 ◯13番(和気信子君) おはようございます。まず、議案第3号、財産の
無償譲渡について、
日本共産党を代表して
反対討論を行います。
この議案は、たるい保育園が平成20年に指定管理され、その3年後の平成23年に民営化をされました。そしてその後、たるいこども園となりました。平成29年度来年度から、このたるいこども園の園舎を
無償譲渡する議案であります。民営化後も公立保育所の保育方針を引き継いで、今も頑張っていると思います。
保育所の役割は、働く人たち、子どもたちが安心して生活できる居場所となります。公立保育所も民間保育所で働く職員も同じ思いで頑張っていると思います。保育所の存続は大切なことです。
しかし、泉南市は行財政改革の名のもとで、5カ所の保育所を3カ所、完全民営化にしています。本来なら民間保育所を設立するには、土地を確保し、建築費の3分の1は法人が確保しなければなりませんが、市民の財産である保育所の民営化移行において、民営化する各保育所の経過に当たり、契約条件が異なっていることや、施設の
無償譲渡について納得できません。
以上のことから、反対いたします。
議案第4号、財産の
無償譲渡について、
日本共産党を代表して
反対討論を行います。
鳴滝第1公立保育所は、株式会社ニチイ学館に平成24年度において指定管理になりました。そして、平成27年度民営化後に泉南たるい保育園となりました。子育て支援として保育所の役割は大きいものがありますが、共産党は、保育所の民営化に反対しています。市の財産を一定の株式会社にお任せしていること、市の打ち出している行革の中で、財政を生み出す点において、建物の
無償譲渡について納得できないことから、反対をいたします。
議案第5号、財産の無償貸付けについて、
日本共産党を代表して
反対討論を行います。
これも民営化後に株式会社ニチイ学館となった泉南保育園へ、土地の無償貸し付けに納得できませんので、反対をいたします。
続きまして、議案第6号、
民事調停の成立について、
日本共産党を代表して
賛成討論を行います。
前畑グラウンドの、この中でお約束されているんですが、鉄砲水対策工事、2つ目にフェンスのかさ上げ工事、3つ目に前畑グラウンドについて、市の判断で通常管理を行うことで
民事調停が今成立しています。
近隣との境界線の草刈り、グラウンドからのボールが飛んでこない対策がされることになりました。今後、市民とのこの調停の重みを受けとめて、今後、市民との協力で、公有財産を守れるような取り組みを進めることが大切と考えます。
また、市民からの苦情や申し出には速やかに解決することを望み、賛成といたします。
29 ◯議長(田畑 仁君) 以上で本5件に対する討論を終結いたします。
これより順次採決を行います。
まず初めに、議案第3号「財産の
無償譲渡について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
30 ◯議長(田畑 仁君) 起立多数であります。よって議案第3号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第4号「財産の
無償譲渡について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
31 ◯議長(田畑 仁君) 起立多数であります。よって議案第4号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第5号「財産の無償貸付けについて」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
32 ◯議長(田畑 仁君) 起立多数であります。よって議案第5号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第6号「
民事調停の成立について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
33 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第6号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第16号「泉南市
ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
34 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第16号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第18号「平成28年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第6号)」から日程第20、議案第20号「平成28年度大阪府泉南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)」までの以上3件を
一括議題といたします。
ただいま一括上程をいたしました議案3件について、平成28年度予算審査特別委員長の報告を求めます。平成28年度予算審査特別委員長 南 良徳議員。南 良徳委員長。
35 ◯平成28年度予算審査特別委員長(南 良徳君) ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において平成28年度予算審査特別委員会に付託を受けました議案第18号「平成28年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第6号)」から議案第20号「平成28年度大阪府泉南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)」までの以上3件について御報告を申し上げます。
本特別委員会は、去る3月13日、委員並びに市長以下
関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。
なお、本報告につきましては、
委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆様に事前に
委員会会議録の
特急反訳原稿を御配付しておりますので、質疑、
討論部分につきましては省略をし、結果のみの報告とさせていただきます。
また、採決結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付いたしております本特別委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。
それでは、御報告を申し上げます。
議案第18号「平成28年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第6号)」は、質疑の後、
賛成討論があり、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第19号「平成28年度大阪府泉南市下水道事業特別会計補正予算(第4号)」は、質疑の後、討論はなく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
次に、議案第20号「平成28年度大阪府泉南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)」は、質疑、
討論ともになく、
全会一致で原案のとおり可決されました。
以上が、本特別委員会に付託を受けました議案3件についての審査の結果でございます。甚だ簡単ではございますが、私の報告とさせていただきます。
36 ◯議長(田畑 仁君) ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略し、これより本3件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。
以上で本3件に対する討論を終結いたします。
これより順次採決いたします。
まず初めに、議案第18号「平成28年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第6号)」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
37 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第18号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第19号「平成28年度大阪府泉南市下水道事業特別会計補正予算(第4号)」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
38 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第19号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第20号「平成28年度大阪府泉南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり
原案可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
39 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって議案第20号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第21、議案第21号「平成29年度大阪府泉南市一般会計予算」から日程第39、議案第39号「平成29年度泉南市水道事業会計予算」までの以上19件を
一括議題といたします。
ただいま一括上程いたしました平成29年度泉南市各会計予算19件について、平成29年度予算審査特別委員長から報告を求めます。平成29年度予算審査特別委員長 澁谷昌子議員。澁谷昌子委員長。
40 ◯平成29年度予算審査特別委員長(澁谷昌子君) おはようございます。ただいま議長より報告の旨の御指名を受けましたので、これより今定例会において、平成29年度予算審査特別委員会に付託を受けました議案第21号「平成29年度大阪府泉南市一般会計予算」から議案第39号「平成29年度泉南市水道事業会計予算」までの以上19件について御報告を申し上げます。
本特別委員会は、去る3月14日から16日までの3日間にわたり、委員並びに市長以下
関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。
なお、本報告につきましては、
委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆さまに事前に
委員会会議録のうち、討論、採決部分の
特急反訳原稿を御配付しておりますので、結果のみの御報告とさせていただきます。
また、採決結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付いたしております本特別委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。
それでは、御報告を申し上げます。
議案第21号「平成29年度大阪府泉南市一般会計予算」は、
反対討論があり、
起立採決の結果、賛成少数で否決されました。
次に、議案第22号「平成29年度大阪府泉南市樽井地区財産区会計予算」から議案第39号「平成29年度泉南市水道事業会計予算」までの以上18件につきましては、討論を省略し、一括採決の結果、賛成少数で否決されました。
以上が、本特別委員会に付託を受けました議案19件についての審査の結果でございます。甚だ簡単ではございますが、私の報告とさせていただきます。
〔「議長」の声あり〕
41 ◯議長(田畑 仁君) 原口議員。
42 ◯2番(原口悠介君) この際、動議を提出いたします。
ただいま議題となっております議案第21号、平成29年度大阪府泉南市一般会計予算については、一部を修正するとともに、これを議題とされんことを望みます。
〔「賛成」の声あり〕
43 ◯議長(田畑 仁君) ただいま原口悠介議員ほか1名から、議案第21号「平成29年度大阪府泉南市一般会計予算」については、一部を修正するとともに、これを議題とされたいとの動議が提出されました。
それでは、動議文書を提出ください。
〔修正案提出〕
44 ◯議長(田畑 仁君) ただいま提出されました議案第21号「平成29年度大阪府泉南市一般会計予算」に対する修正案については、所定の賛成者がありますので、動議は正式に成立をいたしました。
動議文書を配付いたします。
〔修正案配付〕
45 ◯議長(田畑 仁君) 議案第21号「平成29年度大阪府泉南市一般会計予算」に対する修正動議を議題といたします。
本件に対し、提出者を代表して、原口悠介議員から提案理由並びに趣旨の説明を求めます。原口悠介議員。
46 ◯2番(原口悠介君) 今回上程されました議案第21号、平成29年度大阪府泉南市一般会計予算に対する修正案について、提案理由並びに趣旨を御説明いたします。
修正の内容につきましては、歳出予算4款2項清掃費のごみ収集事業の収集補助業務委託料に係る予算額4,041万6,000円を削除いたしたく、所要の修正をするものであります。
本修正案は、予算原案の12分の5を減額したものでございます。つまり、原案の7カ月分の予算の計上は、現在、ごみ収集補助業務を委託している業者の委託期間、平成29年3月31日までの契約を平成29年9月30日まで延長し、半年分の委託料と上半期に係る事務費用、万が一に備えた予備費等を計上したものです。そして、10月1日からは、今まで議会が指摘した内容を改めて検討し、再検討をされた選定基準に沿った業者へ、新たに業務を委託することになります。
提案理由を御説明いたします。
今回、実施された、ごみ収集補助業務のプロポーザルは、競争性、公平性、公正性に疑問が残り、今般の本会議、予算特別委員会においても厳しい指摘がありました。
このことを踏まえ、今回の業者選定を自紙に戻し、ごみ収集業務事業について改めて考え方を見直し、今までの議会の指摘を踏まえた業者の選択の方法、スケジュール、参加要件等の検討を再度行う、いわば時間を設けるものです。
そのため、家庭系一般廃棄物収集補助業務に関連する予算について、次のとおり修正するものであります。
修正案1ページをお開きください。
平成29年度大阪府泉南市一般会計予算第1条1項中256億5,640万円を256億1,598万4,000円に減額しております。
修正案の2ページをお開きください。
平成29年度大阪府泉南市一般会計予算の歳入ですが、ここにあります基金繰入金は、当初予算の不足分を基金から繰り入れましたので、削除しましたごみ収集補助業務委託料の4,041万6,000円をここで減額し、修正後、基金繰入金が13億2,334万円になります。
修正案の4ページをお開きください。
繰り入れは、財政調整基金から繰り入れましたので、修正後の金額が5,563万9,000円になります。
修正案の3ページをお開きください。
平成29年度大阪府泉南市一般会計予算の歳出ですが、衛生費のうち清掃費を、ごみ収集補助業務委託料4,041万6,000円減額修正し、11億4,874万8,000円になります。
5ページをお開きください。
集塵処理費のごみ収集業務の修正後金額は1億111万3,000円、委託料の修正後金額は6,197万円になります。
以上、修正案に議員各位の御賛同をお願いいたしまして、趣旨並びに提案説明とさせていただきます。
47 ◯議長(田畑 仁君) これより順次質疑を行います。
まず初めに、委員長の報告に対する質疑については、これを省略し、続いて、議案第21号「平成29年度大阪府泉南市一般会計予算」に対する修正動議の提出者に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。
以上で議案第21号「平成29年度大阪府泉南市一般会計予算」に対する修正動議の提出者に対する質疑を終結いたします。
これより修正案及び原案について順次討論を行います。
まず初めに、原口悠介議員ほか1名から提出されました「平成29年度大阪府泉南市一般会計予算」に対する修正動議について討論を行います。討論はありませんか。────大森議員。
48 ◯12番(大森和夫君) ただいまの修正案に反対の立場で討論いたします。
泉南市は、昨年度開催された随意契約に関する調査特別委員会の報告を受け、入札全体、とりわけ随意契約(プロポーザル方式)の改定を行ってきました。しかし、公正性、公平性、透明性を担保するためには、随意契約(プロポーザル方式)の改定では不十分な場合もあります。
随意契約に関する調査特別委員会委員長報告にあるように、地方自治法の規定どおり、随意契約(プロポーザル方式)より一般競争入札の実施が求められています。
しかし、今問題となっているごみ収集委託業務契約については、プロポーザル方式を実施した中で不正があったと認定できるものではありません。現時点で、この修正案には賛成できません。
国は公的サービスの民営化と民間委託を自治体に求めています。しかし、ごみ収集などは直営で市が責任を持って行うべきです。もうけを優先しないNPO法人を対象にしたプロポーザル方式で入札を行えば、参加する業者が少なく、一部の業者が結果的に優先され、公正性、公平性、透明性に不安が残ります。
一方、民間業者を含め広く業者を集め、一般競争入札を行うと、安かろう悪かろうの業者が決まれば、プール事故の二の舞にもなりかねない心配もあります。また、災害やその後の対応は、民間業者が災害者優先でもうけを度外視して、被災が長期化してもごみ収集事業をできるかどうか、不安が残ります。
実際、大規模災害のあった地域では、民間業者が決まらず問題になっています。ごみ行政は市直営で行うことが最適であることを主張し、
反対討論といたします。皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。
49 ◯議長(田畑 仁君) 堀口議員。
50 ◯9番(堀口和弘君) 自民党・創生会の堀口和弘でございます。
大阪維新の会、山本、原口両議員より提出されております修正案について、賛成の立場から一言申し上げたいと思います。
先般の予算審査特別委員会において、各委員より質疑の中で、さまざまな問題点の指摘がございました。そして採決においては、
日本共産党の和気幹事長、大阪維新の会の山本幹事長、無所属の森議員、そして私の
反対討論の後、予算案否決という極めて残念な結論を出さざるを得ない結果となりました。
日本共産党の和気幹事長は、市民生活に係るさまざまな問題点の指摘と、随意契約のあり方についても言及をされ、大阪維新の会の山本幹事長、そして私からは、ごみ収集補助業務委託におけるさまざまな問題点の指摘をいたしました。
中でも、ごみ収集補助委託業務のプロポーザルの参加条件や選考条件において、事実上現契約のNPOしか選ばれないような条件設定はもちろん、それによって財政問題の解決策として、低額な給与で労働を強いるワーキングプアともいえる状態を行政が生み出そうとしていることに、いささか疑問を感じているわけでもあります。
この業務に従事するNPO職員は、月額20万円、ボーナスなしで働いているというふうに聞いておりますけれども、これが事実であるならば、年間240万円の所得で可処分所得が200万円を切るというレベルで、果たして結婚して子どもを産み育てることができるのでしょうか。
今回、自民党・創生会といたしましても、また大阪維新の会としましても、その部分については改革の必要があるという認識の一致から、我が会派の修正案と大阪維新の会の修正案の調整の結果、維新案に統一することに決し、やはり問題点の多い泉南市が変えようとしないこのプロポーザル制度の問題点を解決するためには、この修正案しかないという結論に至りました。
この議場におられる皆さん、あなた方に政治家としてのこれほど多くの指摘を受けながらも、泉南市は改善しようとしないことに対して、何の思いもないのでしょうか。
先般の予算審査特別委員会での否決以降、さまざまな圧力をかけるような交渉が議員側に行われてまいりました。議員の判断や主張に圧力をかける政党や団体、個人がおられることに残念でなりませんし、怒りを禁じ得ません。
このごみ収集補助業務委託事業で、知久部長は1,400万円の経済効果があると答弁をされましたが、結果的に24人のワーキングプアという犠牲者の上に成り立っていることは問題であると思います。今の状態でいくならば、単純計算で月額20万円掛ける24人、年間で5,760万円、福利厚生費を入れても7,000万円以内でいけるものを、9,000万円近くの巨額の契約で非営利活動をするNPOに余計な支出をすることに違和感を感じてなりません。
本来なら、この修正案のようなイレギュラーなものをあえて出すということは、泉南市を改革をしていかなければいけない、そして泉南市に対して改革をしなさいというシグナルでもあります。
改革マインドのない、あるいは大阪維新の会が出しているから反対とされる議員がおられるかどうかは知りませんが、最終的に間違った方法で市民生活を支えることになると課題を感じておられる議員の御判断は間違いなく賛成であると思います。
大阪の中央では、自民党と大阪維新の会は激しく対立をしておりますけれども、下手くそで政治を行うのではなく、政策に合致できる部分はしっかりと共闘してまいります。それが市民の豊かな生活につながるのであればであります。
この議案に反対される議員の皆さんがいるとするならば、今後の泉南市の随意契約に係る問題点をどんな形で指摘をされても、単なる茶番としてしか見られなくなりますので、おやめになられたほうがよいかと思います。市民はしっかりとこの議案の賛否を見ている。そのことをしっかりと肝に銘じていただきたいと思います。無責任に市民生活に影響すると訴えるのではなく、あかんもんはあかんと訴えるのが、我々議員の役割であります。
自民も維新も同じ党内においても賛否の分かれる部分もありますけれども、この議案については一致をしております。
今回の予算で異議を唱えているのは、自民も維新もこの部分が主であります。
日本共産党さんは、たくさんの異議を唱えられましたし、
反対討論においてもその旨討論として多くの反対を語られてまいりました。維新が出すから反対なんて言われることはないと思いますけれども、ぜひともこの議場におられる皆さん、適切な御判断をいただきますよう、心からお願いを申し上げまして、私の
賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。
51 ◯議長(田畑 仁君) 山本議員。
52 ◯1番(山本優真君) 皆さん、おはようございます。大阪維新の会の山本優真でございます。
ただいま提出されました修正案に、賛成の立場で討論を行います。
皆さんも御存じのとおり、平成29年度予算審査特別委員会におきまして、私は一般会計予算に反対し、反対の討論をいたしました。その理由として、ごみ収集事業の収集補助業務委託料を上げ、とりわけその委託業者の選定方法が、公平性、公開性、競争性に欠けた内容になっていることに疑問が残るとともに、受託者選定要件が限定的だったことを問題提起をさせていただきました。
本修正案は、まさにこれらの疑問点、問題点を解決すべく生まれた対案です。この減額修正案が可決されれば、今回の業者選定自体が自紙になり、また市側も損害賠償請求の責任を負うリスクがない上に、半年間の予算計上があるため、住民生活のごみ収集業務が滞りなく業務を継続させながら、半年という準備段階を経て、10月から議会等での指摘箇所を反映した形での、委託業者選定内容の見直しを実行してもらうことが可能になります。よって修正案に賛成をいたします。
地方自治法第97条により、議会に認められた予算案修正の権限をもって、予算の中身に問題点があれば指摘し、修正案として対案を提示し、合意形成を図っていく、これこそが市政運営に関する監視を行い、チェック機能を果たす議会の責務だと思いますので、何とぞ議員各位の皆様、御賛同をよろしくお願いをいたします。
〔「議長、議事進行」の声あり〕
53 ◯議長(田畑 仁君) 河部議員。
54 ◯4番(河部 優君) すみません、先ほどの堀口議員の
賛成討論の中で、反対をする議員には、そういった内容も含めて茶番であるというような、ちょっと行き過ぎた表現があったのかなというふうに私は感じました。
賛否については、やはりそれぞれの議員が厳正な中で行うということになっていると思いますので、私自身、ちょっとその辺は行き過ぎた表現かなというふうに感じましたので、一定ちょっと言わせていただきたいと思います。
55 ◯議長(田畑 仁君) 今、河部議員から御指摘があった茶番という部分については、私のほうで審査して、また処理させていただきたいと思います。よろしいですか。
ほかにございませんか。────以上で修正動議に対する討論を終結いたします。
次に、原案について討論を行います。討論はありませんか。────森議員。
56 ◯7番(森 裕文君) 泉南市財政は、市長もおっしゃっているとおり、まさに危機的状況にあります。逼迫した現実の問題として、平成29年度予算案においては、長年お勤めになって定年退職を迎えられる職員の皆さんの退職手当が足らないのです。そして、その不足分8,900万円は、全て後の受益なき市民負担となる借金をしてお支払いしなければならないのです。
市長は、夢、事ここに至った経営の失敗について、まずもって市民に対して説明責任を果たさなければなりません。そして議会もこの行政経営の失敗にチェック機能を果たせなかった責任を負わなければなりません。市長に属するとされてきた予算編成権は、そもそも市民福祉に資する予算編成が可能と認められる中で存在してきたものであります。
議会の予算審議権は、その前提に立って市民を代表する片やの立場で、市民が行使できる権利の表現でなければならないはずであります。
しかるに、本予算は、相も変わらずの20年来の前例踏襲に終始し、危機に遭遇して転換を図らなければならない今、まさに必要な泉南市の将来展望に向けた新機軸のかけらさえ見受けられません。それどころか、唯一の窮状をしのぐよりどころは、夢も希望もない知恵もない削減一辺倒の、まるで更生会社の管財計画のようなFMと称するリストラ計画だけという始末です。
市長は、経営者であって管財人ではないはずです。議会は今、市長のかような放漫な経営態度に警鐘を鳴らし、反省と改心を促さなければなりません。よって平成29年度大阪府泉南市一般会計予算案に反対いたします。
57 ◯議長(田畑 仁君) 竹田議員。
58 ◯11番(竹田光良君) 議案第21号、平成29年度大阪府泉南市一般会計予算に対しまして、会派の公明党を代表いたしまして、賛成の立場で討論をいたします。
初めに、本一般会計の歳入歳出総額は256億5,640万円であります。前年度予算との対比では、約22億8,100万円、率にして9.8%の増額となっております。
歳入の根幹をなします市税につきましては総額89億1,079万8,000円とし、前年度と比較し、約1億6,000万円、1.8%増加と、少し明るい見通しをいたしています。とはいっても、これまでのピークであります平成9年度の105億9,895万4,000円からの水準からは、約17億円の減となります。
貴重な税収を現年並びに滞納分も含め、より厳格に、そして公平公正な税のあり方で、しっかりとした対策で、税収確保をお願いするとともに、議会から指摘をされております税以外の収入確保へも、一層の努力をお願いするものであります。
さて、自主財源と依存財源を比較し、大変厳しい財政の状況が浮き彫りになっております。本予算での自主財源の合計は116億7,899万4,000円。前年度と比較して約6億5,500万円、5.9%の増加となっております。
一方、依存財源の合計は138億820万6,000円となり、前年度より17億4,400万円、14.5%の増加となっております。実質的な歳入予算額に占める自主財源の割合は45.8%で、前年度より1.9ポイントの減少となり、これは、自主財源より依存財源が上回る危険状態をあらわしております。
ちなみに、予算のあらましで、平成20年度の自主財源と依存財源を確認をいたしますと、自主財が114億円、依存財源が約90億円と、自主財源と依存財源の割合が逆となり、厳しい財政構造がここにもはっきりと浮き彫りになっているわけでございます。本年度のみならず今後の財政状況に関しても、大きな影を落とすことへの懸念を感じざるを得ないわけでございます。
さて、歳出に目を転じたいと思います。目的別歳出予算では、議会費、総務費、土木費、公債費等が前年度と比較し、減額となっております。逆に、民生費、衛生費、農林水産業費、商工費、消防費、そして教育費等は、昨年度と比較し増額となっております。
中でも、減額している議会費は2億2,628万1,000円、前年度と比較して約4,900万円、17.8%の減額率であります。この要因は、議員定数の削減や議員報酬等の減額により、人件費が約2,900万円の減額、議会政務活動費を廃止することにより、800万円の削減効果を生み出しています。議会は、まさに、みずからの身を切る改革により、その範を示したものと思います。
対前年度比較し増額となっている代表的な歳出で、民生費については全体で約1億円の増額となっており、主な増額項目としては、民間保育所等支援事業を初め、臨時福祉給付金給付事業や子ども医療助成事業、障害者自立支援給付事業に保育所事業や介護保険事業特別会計への繰出金事業、障害児通所給付事業などであります。どれも市民生活に直結した重要な予算であります。
また、教育費では、予算額が約38億5,995万円となり、前年度と比較して19億2,100万円、99.1%の増額となっております。主な増額項目には、中学校の老朽化対策事業18億6,800万円の増額が最も大きく、公民館改修事業や小学校の施設保全整備事業、中学校の施設保全整備事業などを増額とし、泉南中学校の改修事業や空調の設置など、学校関係の環境整備への投資が目立ち、子どもたちを守らんがための投資、予算配分は大きく評価をいたすものであります。
主な新規・拡充事業については、総務関係では、防災減災対策として、土砂災害警戒区域等ハザードマップの作成費に29万9,000円、大阪府からの権限移譲によるパスポート窓口の開設に1,202万9,000円が計上をされております。
次に、民生費関係では、第5期泉南市障害福祉計画の策定として519万1,000円、先ほども申し述べましたが、子ども医療費助成事業の通院分の対象を、小学校4年生から中学校の3年生までの拡充を含め、3,678万4,000円を計上されております。また、認定こども園への遊具の設置に257万6,000円、第7期介護保険事業計画の策定にも498万6,000円などが計上されているところでございます。
衛生費では、子ども医療助成事業とともに、おくれていた特定不妊治療負担助成金が400万円計上されました。太陽光発電補助業務の件数拡大も図られ、83万3,000円が計上されております。
土木費関係では、コミュニティバスのルート、ダイヤ等の変更がなされた事業に1,537万1,000円が計上され、新たにイオン等などへの乗り入れがあり、市民生活の利便性が図られております。
広域まちづくり事業では、予算額3,537万1,000円の計上であり、議案第7号で既に可決成立をいたしております阪南市、田尻町、岬町と本市による2市2町で構成する広域連携による開発許可等の事務が開始となります。
ほかに、雨水の貯留タンク設置補助金に45万円、今後の重要な事業となります空家等対策計画の策定に443万9,000円が計上されているところでございます。
最後に、教育費では、タブレット端末の購入に300万円、小学校へのウオータークーラー設置に250万円、子どもたちは水筒を持参をしておりますが、1本では夏場足らなくて、2本持ち込みをしている児童がいるとお聞きをいたしております。大変児童や保護者の皆様に喜んでいただけるものだと思います。
また、幼稚園への遊具の設置として150万円、平成33年度開催、関西ワールドマスターズゲームズ開催事業費として5,689万円が計上をされているところでございます。
以上、主な新規・拡充事業を見るだけでも、厳しい財政状況ながら、市民の皆様のために必要な事業への投資を行い、決して住民サービスの低下を招くことのない配慮を施した予算となっていることがうかがえます。
竹中市長は、市政運営方針で公約の5つの政策分野、すなわち「子育て・教育」、「福祉の地域づくり」、「まちの魅力向上とその発信」、「安全・安心」そして「たえまない行財政改革」などを重要施策と位置づけし、そのとおりの予算措置がなされていると、改めて本予算を通じて確認をされました。
ただし、最後の「たえまない行財政改革」については、今後も継続して行っていくことはもちろんのこと、議会で再三再四指摘されているとおり、これまでのような再建団体転落回避の行革ではなく、ファシリティマネジメント(FM)も含めまして、真に腹をくくった改革を断行せねば、今後の財政はますます逼迫し、市民生活へ影響を与える結果が予想されるものと推察をいたすものでございます。
よって、来年度に向けた第6次行革については、並々ならぬ決意のもと、市民の皆様並びに議会への説明責任をしっかりと果たしながら、策定をお願いするものでございます。
本予算成立が、市政運営方針の副題となっております「夢を現実に、新たな時代への跳躍」となりますように、市長以下、行政の職員の皆様が一丸となって知恵を振り絞り、泉南市の発展、新たな時代の挑戦を心よりお願いすることをあわせまして、
賛成討論といたします。議員皆様の賛同をよろしくお願いいたします。
〔発言する者あり〕
59 ◯11番(竹田光良君) 5,600万が560万だそうでございます。訂正をさせていただきます。
60 ◯議長(田畑 仁君) 金子議員。
61 ◯3番(金子健太郎君) おはようございます。議案第21号、平成29年度大阪府泉南市一般会計予算に対しまして、賛成の立場で会派の新政せんなんを代表し、討論をいたします。
平成29年度一般会計予算の規模は、歳入歳出を合わせ256億5,640万、対前年度と比較すると約22億8,149万7,000円、9.8%の増額となります。予算増額に関する主な要因といたしまして、衛生費約6億4,778万4,000円の増額や、民生費約1億28万8,000円の増額並びに中学校老朽化対策事業における泉南中学校建てかえ等を含む教育費約19億2,132万8,000円の増額が主たる要因となっております。
一方、歳入の主たる財源である市税は、総額89億1,079万8,000円であり、対前年度と比較すると約1億5,952万8,000円、1.8%の増額となります。市税に関して、昨今の統計を見る限り横ばいとなっており、トレンドとしては今後大きく増収へ転じることは想定しがたいと考えます。
しかし、増収の施策として行政自身が御回答されているように、課税客体の確実な把握とさらなる徴収率の向上に努力し、使用料や手数料に関して受益者負担の適正化に努めることにより、自主財源の確保策を示し、自治体みずから、事業収益を生み出すという発想のもと、さらなる自主財源の充実のための取り組みが急務であると考えております。
また、当特別委員会にて議論となりました財政の硬直化について、財政の弾力性を示す経常収支比率が99.8%であり、前年度から0.6ポイント、5年連続の悪化となっております。義務的経費は全体で人件費15.7%、扶助費22.3%、公債費10.3%を合わせると48.3%と、前年度から比べるとやや減少しましたが、財政硬直化の原因であることは相変わらず、今後の財政の健全化に向けた積極的な御対応、これが望まれるところであると考えております。
このように、厳しい財政状況を好転させるために、短・中・長期の時間軸に対した明確な課題及びそれにリンクした目標の設定を行うことにより、行財政改革を確実に推進し、その行財政改革のもと、歳入と歳出の適正化を図り、FM計画による公有財産の最適化を推進し、政策、事業の厳正なる仕分けを行うことで、今後の社会情勢等の変化にも柔軟に対処することが可能な、予算編成並びに執行が望まれるものと考えております。
さて、このような状況において、本予算に関する事業につきましては、本市でも策定されております泉南市まち・ひと・しごと創生総合戦略を確実に実施していくためにも、本予算の執行が重要だと考えております。
具体的には、本市の未来を形づくるファシリティマネジメント推進事業として170万1,000円が計上され、今年度から泉南市公共施設等最適化推進実施計画が実施されます。個別具体的な施設再編パターン、その再編を進めるに当たっての優先順位、そして手法を提示するという実践的な計画でありますので、市民の皆様の要望もよくよく取り入れ、住民不在の実施計画とならないよう、改めてお願い申し上げるものであります。
そして、自治体情報セキュリティ強化対策事業についても674万8,000円のうち、自治体情報セキュリティクラウド利用料として242万8000円が計上されております。これにより、昨今、官民問わず個人情報の流出や、データ破壊等深刻なセキュリティインシデントが報告される中、市民のプライバシー保護や行政の円滑な業務執行に対して有効な対策となりますので、ぜひとも迅速な御対応をお願い申し上げます。
また、自主防災組織強化事業として750万円のうち、樽井防災コミュニティセンター運営費として690万が計上されております。防災拠点として位置づけられた樽井防災コミュニティセンターが運用されることにより、災害時における防災減災に資することが大いに期待されます。
また、パスポート交付事業では1,202万9,000円が計上され、パスポート発給事務の一部が大阪府から本市に移譲され、市役所の窓口で発給手続ができるようになり、市民の皆様が利用できる住民サービスの幅を広げるとともに、生活における利便性の向上に資することが期待できます。
そして、子ども医療助成事業では1億8,886万7,000円のうち3,678万4,000円が計上され、通院に係る医療費助成の対象範囲が、小学4年生から中学3年生まで拡大することとなります。この事業は、子どもの保健の向上に資することとなり、対象年齢の子どものおられる家庭に対して、家計への負担を軽減する措置となるため、確実かつスムーズに対象者へ給付されるように、ぜひとも実施をお願い申し上げます。
また、母子健康増進事業1,508万7,000円のうち、特定不妊治療負担助成金として400万円が計上されております。子どもに恵まれず不妊治療を受ける夫婦は年々増加しております。体外受精及び顕微授精といった特定不妊治療は保険適用がされず、1回の治療費が高額であるため、子どもを持つことを諦める方も少なくありません。この事業をきっかけに、高額な治療費による経済的負担を理由に、子どもを持つことを諦める方が少しでも減ることを大いに期待するものであります。
そして、認定子ども園事業6,022万7,000円のうち257万6,000円、幼稚園施設保全整備事業743万7,000円のうち150万円が、園内の遊具設置の整備に、小学校施設保全整備事業4,999万2,000円のうち250万円に関しては、ウオータークーラーを設置するための予算が計上されております。園・学校施設の充実は、園児や児童の豊かな感性や知性を養うためには非常に重要なことであり、また快適でかつ充実した学校生活を子どもたちに享受させることとなるため、早急な実施をお願い申し上げるものであります。
また、地域経済の振興やまちの活性化という観点では、公園緑地等維持管理事業としてアドバイザリー業務委託料が1,500万円計上され、りんくうタウン海岸部を中心に公園開発を行うことにより、地域の活性を創出することを目的とし、官民互いの強みを生かしたPFlの手法により、開発が図られます。
また、砂川樫井線新設事業と和泉砂川駅周辺整備事業では、市民生活における利便性の向上を図るため早急の整備、また供用開始に向けた取り組みを早急に行っていただきたいというふうに考えております。
最後に、教育事業に関して、ふるさと泉南水なす基金を使った新規事業である泉南市子ども夢事業や図書館運営事業、これらは教科で伝えられる体系的知識とは別に、学力の基礎を底上げするものであります。
子ども夢事業では、子どもに夢を持つ大切さや楽しさを体験により伝えることができ、子どもの可能性を大きく飛躍させる、そのような担いを持つ事業と考えます。
また、ブックスタート事業は、豊かな親子関係を築き育児不安の軽減を図るとともに、子どもの情緒面での発育を支援することを大きく期待することができます。
中学校に関しては、大きな事業が実施され、中学校老朽化対策事業として、泉南中学校の建てかえの工事請負費として18億9,398万円が計上されました。築50年以上が経過しており、老朽化対策の観点からも改築が急務となりますが、子どもや父兄の皆様が魅力を感じ、子どもの学習意欲が高まり、教師が教職に対し誇りを持って専念することができる、そのようなすばらしい学校環境を実現する事業となるように、ぜひとも進めていただきたいというふうに考えております。
今後も、泉南市教育委員会の教育基本方針における重点目標として掲げておりますユニバーサルデザイン授業の工夫や、アクティブラーニングの充実を実現することができる、そのような政策施策の実行を望むものであると考えております。
以上、非常に多くの事業が行われますが、新規事業を中心に述べさせていただきました。財政の観点からは、御指摘がいろいろとありますように、まだまだ厳しい財政運営を強いられ、困難も非常に山積しております。しかし、明るく豊かな泉南市の未来を構築していく意思と意気込みを感じる予算というふうに評価いたしておりますので、本予算が、泉南市の明るく、未来志向の、そして皆様が希望を持てるような、そのような泉南市を実現するための大いなる一里塚となりますように期待を寄せまして、私の
賛成討論といたします。御賛同のほうをよろしくお願いいたします。
62 ◯議長(田畑 仁君) 大森議員。
63 ◯12番(大森和夫君) 平成29年度泉南市一般会計、
賛成討論を行います。
今、人間らしい雇用が根底から破壊され、庶民への重税、社会保障削減によって、格差と貧困が拡大し、中間層まで疲弊が進んでいます。多くの市民が日々の暮らしに不安を覚えています。安倍政権のもとで、住民の福祉と暮らしが破壊され、地域経済が低迷し衰退しています。地方創生の名のもとで予算削減のために学校など全ての公共施設を対象に、統廃合が計画され実施されています。
そんな中、最も身近な行政として泉南市政の役割は重要です。泉南市は市民生活を応援し、国の悪政から市民を守らなければなりません。
一般会計予算案は、前年度比約22億8,100万円の増で256億5,640万円。増額の理由は、市民が長年要望してきた泉南中学校の建てかえや火葬場の建設の費用などが計上されているためです。
一方、泉南市は不要不急な大型公共事業や、でたらめな土地開発公社の運営でつくった借金の返済のため、福祉や教育にかかわる予算を抑えています。
市は6年連続の黒字決算となっていますが、退職手当債の発行や基金の取り崩しによるもので、経常収支は5年連続で悪化となっています。教育・福祉予算は抑えられています。2017年度泉南市一般会計予算でも、府下最低の就学援助費などが据え置かれたままになっています。就学援助費制度は、貧困を連鎖させないためにも欠かせないものです。
泉南市の就学援助費は、修学旅行費で8割、給食費では7割の支給しかありません。全額支給が当たり前なのに、泉南市だけが実現していません。1,700万円があれば就学援助の全額支給が可能です。これがなぜできないのか、このような子どもを大事にしない点や他に問題があり、さきの予算特別委員会では、
日本共産党は現予算に対して反対の立場をとりました。
一方、市民の運動や共産党の長年の議会質問などで要望してきたものが来年度予算で実現いたします。子ども医療費助成制度が小学校4年生から中学校3年生の卒業まで拡充され、教育環境では、中3教室に続き中1、中2の教室のエアコン設置が実現いたします。泉南中学校の建てかえ予算が計上され、60年になる
老朽校舎の建てかえが実現いたします。
さらに、市民団体などが要望し、共産党も署名運動に取り組んできた買い物困難者対策や交通弱者のためのコミュニティバスの運行が改善されます。小学校のウオータークーラーが設置され、学校プールの一般開放などの予算がつきました。これらは財政難を理由にされ、なかなか長年実現できませんでしたが、議会でも厳しく市長を追及し、市民との協働の力でかち取った成果です。
子ども医療費助成制度の拡充は、大阪府が補助金をふやさないこともあり、なかなか進みませんでしたが、議会ごとに質問し、やっと実現することができました。府下最低から府下中位以上まで引き上げることができます。
学校のエアコン設置は、女性団体の要望を受け、議会でエアコン設置を求める決議を
全会一致で可決し、さらに
日本共産党議員団も署名を集め、国の補助金を活用することを提案いたしました。市の職員の努力もあって、補助金も獲得し、中学校だけですが、エアコン設置を実現することができました。
これらの経験は、財政難だといっても、市民運動や同意のある議会での質問が、要望を実現することを示しています。また、職員の努力で国の補助金を活用すれば、学校の建てかえなど数十億円ある事業でも実現することが示された希望の持てる予算であります。
このような市民との協働でかち取った成果ある予算案を総合的に評価し、本会議では賛成いたします。
次に、予算に賛成しても市政に転換を求める点を申し上げます。
FM(公共施設適正化)40年間で40%を削減する計画で、学校、公民館、老人集会場など、住民サービス切り捨ての統廃合計画の見直しを求めます。地域コミュニティを壊す中学校区に小学校1校の統廃合計画は撤回すべきです。統廃合計画を推進する小中一貫校導入に反対します。
小中一貫校のメリットといわれる学力向上や中1ギャップ対策には、科学的根拠がありません。統廃合計画は住民の意見を十分に聞くことが必要です。築60年を超す西信達中学校は、市の老朽化対策の基本的計画に従い、大規模改修、建てかえを進めるためのプロジェクトチームを、教育委員会や地域でつくることが必要です。
住宅リフォーム制度を実施し、住宅の耐震化を促進することを求めます。
随意契約問題では、昨年の百条委員会の報告も受け、随意契約はなくし、一般競争入札にすることを求めていきます。報告に対し真摯に対応することを求めます。
就学援助費の拡充や学校老朽化対策、エアコン設置、学校図書館の充実など、エアコン設置を求めてまいります。
以上の点以外にも解決すべき課題を持った予算でありますが、福祉教育を充実し、市民負担をふやさないように、無駄遣いを正し、市民の暮らしが一歩でも二歩でも前進するように、市民との協働の輪を広げ、切実な要求実現に全力を尽くす決意を述べまして、
賛成討論といたします。皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。
64 ◯議長(田畑 仁君) ほかにございますか。よろしいですか。
〔発言する者あり〕
65 ◯議長(田畑 仁君) 静粛にしてください。
以上で原案に対する討論を終結いたします。
〔「議長」の声あり〕
66 ◯議長(田畑 仁君) 南議員。
67 ◯16番(南 良徳君) 暫時休憩を求めます。
68 ◯議長(田畑 仁君) 許可します。暫時休憩を行います。
午前11時27分 休憩
午前11時40分 再開
69 ◯議長(田畑 仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより平成29年度大阪府泉南市一般会計予算に対する修正動議及び原案について順次採決いたします。
まず初めに、原口悠介議員ほか1名から提出をされました「平成29年度大阪府泉南市一般会計予算」に対する修正動議について、起立により採決いたします。
お諮りいたします。本修正案に賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
70 ◯議長(田畑 仁君) 起立少数であります。よって「平成29年度大阪府泉南市一般会計予算」に対する修正動議は否決されました。
修正案否決でありますので、これより原案について採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案否決であります。よって採決に当たりましては、原案について起立により採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
71 ◯議長(田畑 仁君) 起立多数であります。よって議案第21号は、原案のとおり可決されました。
次に、ただいま採決いたしました議案第21号一般会計予算を除く議案第22号から議案第39号までの以上18件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────和気議員。
72 ◯13番(和気信子君) 議案第33号、平成29年度泉南市国民健康保険事業特別会計予算について、
日本共産党を代表して
反対討論を行います。
国民健康保険の大阪府広域化に向けて準備が行われている中、最高限度額を6万円値上げして、年額67万円から73万円になりました。世帯所得の300万円の夫婦と子ども2人の4人世帯の場合、現行の保険税53万8,700円が60万1,000円となり、年間6万2,300円も値上げになります。
また、4人世帯で所得が389万円を超える最高限度額の73万円になります。国保の広域化に向け、国基準の89万円まで引き上げる計画です。今でも高くて払えない状況です。一般会計からの繰り入れをふやすことを国に対し、減額されてきた国庫負担金の増額を求めることが必要です。市民が安心して医療を受けることができるよう、国保の値上げは中止すべきですが、値上げした予算となっていることから、反対をいたします。
次に、議案第37号、平成29年度泉南市後期高齢者医療事業特別会計予算について、
日本共産党を代表して
反対討論を行います。
75歳以上の高齢者を後期高齢者だけの医療制度をつくり、大阪府下を広域化にしました。平成29年度は保険料軽減特例の見直しがあります。所得割が5割から2割軽減に、さらに平成30年度から軽減なしになります。所得はふえない中で、軽減策などが改悪され、後期高齢者は保険料も医療費も負担になっている予算となっています。安心して医療が受けられることが大切と考え、反対をいたします。
次に、議案第38号、平成29年度泉南市公共用地取得事業特別会計予算に、共産党を代表して
反対討論を行います。
市民の暮らしや市財政を無視した土地開発公社の債務の一括返済が、福祉や教育予算に与えた悪影響を真剣に考えなければならないと思いますので、反対をいたします。
73 ◯議長(田畑 仁君) ほかにありませんか。────以上で18件に対する討論を終結いたします。
これより議案第22号から議案第39号までの以上18件について、
反対討論のありました議案から順次採決いたします。
まず初めに、議案第33号「平成29年度大阪府泉南市国民健康保険事業特別会計予算」についてを採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案否決であります。よって採決に当たりましては、原案について起立により採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
74 ◯議長(田畑 仁君) 起立多数であります。よって議案第33号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第37号「平成29年度大阪府泉南市後期高齢者医療事業特別会計予算」について採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案否決であります。よって採決に当たりましては、原案について起立により採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
75 ◯議長(田畑 仁君) 起立多数であります。よって議案第37号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第38号「平成29年度大阪府泉南市公共用地取得事業特別会計予算」について採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案否決であります。よって採決に当たりましては、原案について起立により採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
76 ◯議長(田畑 仁君) 起立多数であります。よって議案第38号は、原案のとおり可決されました。
次に、ただいま採決いたしました3件の会計を除く議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第26号、議案第27号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第34号、議案第35号、議案第36号、議案第39号の以上15件の各会計予算について、これより一括して採決いたします。
本15件に対する委員長の報告は、いずれも原案否決であります。よって採決に当たりましては、原案について起立により採決いたします。
お諮りいたします。本15件について、いずれも原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
77 ◯議長(田畑 仁君) 起立多数であります。よって議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第26号、議案第27号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第34号、議案第35号、議案第36号、議案第39号の以上15件の各会計予算について、いずれも原案のとおり可決されました。
次に、日程第40、議案第40号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)」を議題といたします。
ただいま上程いたしました議案1件について、平成29年度予算審査特別委員長から報告を求めます。平成29年度予算審査特別委員長 澁谷昌子議員。澁谷昌子委員長。
78 ◯平成29年度予算審査特別委員長(澁谷昌子君) ただいま議長より報告の旨の御指名を受けましたので、これより今定例会において、平成29年度予算審査特別委員会に付託を受けました議案第40号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)」につきまして御報告を申し上げます。
本特別委員会は、去る3月16日、委員並びに市長以下
関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。
なお、本報告につきましては、
委員長一任の了承のもと作成したものであり、議員の皆様に事前に
委員会会議録のうち、討論、採決部分の
特急反訳原稿を御配付しておりますので、結果のみの報告とさせていただきます。
また、採決結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付いたしております本特別委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。
それでは、御報告を申し上げます。
議案第40号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)」は、質疑、
討論ともになく、
起立採決の結果、賛成少数で否決されました。
以上が、本特別委員会に付託を受けました議案第40号「平成29年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)」についての審査の結果でございます。甚だ簡単ではございますが、私の報告とさせていただきます。
79 ◯議長(田畑 仁君) ただいまの委員長の報告に対する質疑について、これを省略し討論を行います。討論はありませんか。────よろしいですか。討論なしと認めます。
以上で本件に対する討論を終結いたします。
これより議案第40号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案否決であります。よって採決に当たりましては、原案について起立により採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
80 ◯議長(田畑 仁君) 起立多数であります。よって議案第40号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第41、閉会中の継続調査を議題といたします。
各常任委員長及び議会運営委員長から、各所管事務の調査のため、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出がございます。
お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり、所管事務の調査について、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
81 ◯議長(田畑 仁君) 御異議なしと認めます。よって各委員長からの申し出のとおり、所管事務の調査について閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
以上で本日の日程は全部終了し、今定例会に付議された案件は全て審議が終了いたしました。連日にわたり慎重なる御審議を賜りまして、まことにありがとうございました。
閉会に当たり、3月末をもちまして定年あるいは勇退される職員の皆様方には、公務員として長年にわたり職務に精励され、市民福祉の向上に御尽力いただきましたことを、心から感謝と御礼を申し上げます。
ちなみにこの議場でどなたかおられますか。西出局長と上ノ山部長と真鍋部長ですね。感謝と御礼を申し上げます。皆様方におかれましては、今後とも健康には十分御留意され、本市行政並びに議会に対し、一層の御指導と御協力をいただきますようお願いを申し上げたいと思います。本当にお疲れさまでした。
これをもちまして、平成29年度第1回泉南市議会定例会を閉会いたします。
お疲れさまでした。
午前11時54分 閉会
署 名 議 員
大阪府泉南市議会議長 田 畑 仁
大阪府泉南市議会議員 梶 本 茂 躾
大阪府泉南市議会議員 森 裕 文
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