泉南市議会 2017-03-16
平成29年度予算審査特別委員会(第3号) 本文 開催日: 2017-03-16
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◎
総括質問
◯澁谷委員長 おはようございます。前回の議事を継続し、直ちに本日の会議を開きます。
なお、ここで本日傍聴の申し出がございます。傍聴の取り扱いについて御協議いただきたいと思いますが、本件について御
意見等はございませんか。────よろしいですか。
それでは、
傍聴者の入室を許可します。
〔
傍聴者入室〕
2
◯澁谷委員長 それでは、
市長が出席されておりますので、これより
市長に対し
総括質問を行います。
なお、
市長に対する
質問については、本日まで各
委員から款別に質疑された内容の重複は避け、特に
市長の政治的な判断や
考え方に限っての
質問といたしますので、よろしく
お願いをいたします。
それでは、
市長に対する
質問等はありませんか。
3
◯森委員 おはようございます。
市長におかれましては、よろしく
お願いをいたします。
真打ちは後からいるんだろうと思いますので、前座でございますので、前座は大ネタはやりません。大まかな
質問をさせていただきたいと思っております。
私も長らくこの
予算委員会というものに出たことがなくて、いつ前回出たのか記憶にないんですけれども、これは私のあくまでも感想なんですけれども、随分と様子が変わったなという気がしております。
私一人が空気を汚しているわけではないと思うんですけれども、いろいろと質疑をお聞きしておりましても、ああ言えばこう言う、こう言えばああ言うというやりとりの中で、大変、何といいますか、雰囲気が重苦しいなという気がしております。
一生懸命職員さんはお答えになっておられるのですけれども、本心はどうなのかなと、本音は別のところにあるのかなというような、これは私のあくまでも感想ですけれども、そんな気がしてなりません。
何か、ですから、これは議員にあるまじきことですけれども、私ももう途中で何かむなしさを覚えて、議員にあるまじきことで申しわけないんですけれども、途中で
質問権を放棄してしまいました。きょうは気を取り直して改めてやりたいと思います。
まず、この
予算案の
あらましというのを、これは
市民に向けたものだと思いますけれども、
市長名で出されておりまして、これを拝見しますと、まず今回の
予算編成の基本的な
考え方、何を目指して
泉南市のあるべき
姿形をどのように描いて、この
予算を編成されたのかを、まずお伺いしたいと思うんですけれども。
ここでおっしゃっているとおり、
自主財源の
確保に努めると、これは樽井一丁目一番地、当たり前、当然のことでございまして、その
努力目標がこの
予算のどこに見えるのか、お伺いをしたいと思います。
確かに、
市税収入の
確保という面では、
担当部局が
大変努力をされて奮闘されて、
償却資産などの
課税客体の把握であるとか、あるいは
特別徴収の推進などで、向上に
努力を傾注され、確かな成果を見ておることは、私も敬服をしております。
しかし、それは本来あるべき
姿形の欠けた部分を取り戻す作業でありまして、
管理者の見方としては、そういうことで大いに結構なことなんでしょうけれども、
経営者が考えるべきこと、行うべきことというのは、それとはいささか違った趣があるんではなかろうかと思います。
つまり、パイを大きくすること、パイを大きくするための政策、そしてそれを実現するための
予算ではないかと思います。それがこの
予算のどこにあるのかを、まずお伺いしたいと。
それから、中長期的な視点に立って
財政基盤の強化を図るとおっしゃっています。この
予算のどこにそれがうかがえるのかということをお伺いしたいと思います。
財政基盤の強化というのは、簡単に言うと、
企業会計でいえば、
自己資本比率を高めるということだろうと思うんですけれども、バランスシートの右側の負債を減らして純資産をふやすと、これがすなわち、企業でいうところの
自己資本比率を高めるということと同義であろうと私は解釈しておりますけれども。
これはまさに大きなテーマでありまして、
財政改革そのものといえるんではないでしょうかね。そのことが、私はこの
予算書を拝見する限り、そのことに関しても、昨年までとは大差はないように見えますけれども、そのことについてどう考えるのか、お伺いをしたいと思います。
それからもう1つ、最少の経費で最大の効果を上げるよう、めり張りのある
予算を編成するともおっしゃっておられます。この
予算の中にめり張りはどこにきいておるのでしょうか。
私が見るところ、全てに目を通し切ったわけではありませんので、何とも申し上げようもございませんけれども、確かに唐突なめり張り、例えば
ワールドマスターズゲームズ、これに唐突に、例として言っているんですけれども、唐突に500何万かしらの
予算をつけておられている。
市民も議員さんもびっくりしていると思うんでしょうけれども、意味のあることなんでしょうけれども、その辺について、まず基本的な
考え方、何を目指して、
泉南市のあるべき
姿形をどのように描いて、この
予算を編成されたのか、お伺いをしたいと思います。
4
◯竹中市長 まず、
自主財源の
確保ということでございますけれども、行政の場合、
自主財源といいましてもやっぱり税が基本でございまして、税以外には
あと交付税やとか、それから
交付金、
補助金、それから
使用料、手数料、また
寄附金等が
財源になるわけでございますけれども、市独自で開拓していける
財源というのは、やはり今現在の徴収できていない部分の税、これをできるだけ100%に近づけていくということが、一番
徴収率の
アップを図るというのが一番大事なことではないかというふうに思います。
それとともに、
自主財源でほかには市で持っている財産、土地やとか建物、そういう財産を貸し付けあるいは
売却等での収入を図っていくことが必要ではないかというふうに思っております。そういうところで、
財源の
確保を図っていきたいというふうには思うわけでございます。
ほかの方法というのは、今のところといいますか、出と入の関係でいいますと、入をそういうふうに、多少なりとも
アップできるような形での
努力を図るとともに、出につきましては、できるだけ民間の力を使うなり、あるいは支出を減らして同じ
事業をするんであっても、市の
一般財源を使わずに、できるだけ
事業をするような手法を考えていくということが、必要ではないかというふうに思っております。
それから、中長期的な
財源基盤の強化ということでございますけれども、おっしゃるとおり
自己資本の割合を高める。これはもう先ほど
自主財源のところでお話ししましたように、ちょっとでも歳入をふやしていくための方法、それとともにやっぱり
ファシリティマネジメントにおいて、出の削減を図っていく。それによって長期的な
FMの
計画を、今の段階で40年の
計画で進めておりますけれども、そういうところでの出の削減、それから必要な
公共施設がどうあるべきかということを見た中での長期的な
財政運営、
トータルでの
財政運営といいますか、そういうものを図っていきたいんだというふうに思っております。
それから、めり張りのある
予算になっているかということでございますけれども、代表として言われたのは、
ワールドマスターズゲームズですけれども、これは
関西ワールドマスターズゲームズ、
オリンピックの明くる年に行われる予定ですが、
世界大会が
泉南市で開かれるというのは、これはもう初めてのことでございますし、できるものなら何らかの形でやりたいという思いでございました。
海外からも注目される
事業でもありますし、またたくさんのお客さんが来ていただけるということで、
トータルとして2,000万弱の支出が必要なんですが、そのうち約半分ぐらいが大会の経費で、返ってくる予定でございます。
トータルは約1,000万弱ぐらいの費用で実施するわけでございますけれども、この大会によって外国からのお客さん、あるいは
日本国内からもたくさんの参加の方が来られると思いますので、それぐらいの
経済効果というのは生じてくるのではないかという予想のもとに実施を考えたものでございます。
ほかにも、
オリンピックとの関係は、ちょっとうちでは特に何もする予定はございませんけれども、その前年、ちょうど
オリンピックの年に、市での50周年の
事業もございますし、それを目指した公園の
整備事業やとか、この公園の
整備事業については、
予算上の措置というのはほとんどしておりませんけれども、これも先ほど言いましたように、
民間活力を、民間の力を使って、経費を使わずにやる
事業ということで、そういう
事業も考えておるところでございます。
予算上に出ている部分もありますし、出ていないところでの、そういう
事業の展開というのも考えておりますので、その辺のところは御
理解を
お願いいたしたいと思います。
5
◯森委員 予算の審議をしておるわけでございますので、そういう
市長の管財的な
考え方も、当然基本的には必要ではあろうかと思いますけれども、それはもうあくまでも管財でございまして、私が求めているのは、経営的な感覚、
経営者としてのやり方、それを今の時代、これだけ
泉南市の
財政が逼迫する中で、
泉南市が変わろうとするために求められているのは、
経営者としての感覚だろうと私は思います。
管財的なことをいつまでもやってきた結果が、今この
縮小路線にあるわけですよ、
財政の、
泉南市の。ですから、この縮小をまずとめて、拡大に転じるとまではいきませんけれども、縮小をとめることに必死になっておられるんでしょうけれども、それはそれだけのものになってしまうと。
夢ということは私は好きではありませんが、やっぱり
市民も希望を持てる、そういう政策を持って、それを実現させるための
予算で、その
予算を我々は審議したいと思っているわけです。
マネジメントも
事務事業評価も、それをやったことを誇るためにやるんではなくて、行革のための行革みたいな形で終わらせる限り、この
縮小路線というのは、とまらないと思います。
では、どうするかということをもっとこれから行政も我々も議論していかなければならないんだろうと思います。
まず、私なりの、私も偉そうなことを言う割に、そんな大したアイデアがあるわけではありませんけれども、とりあえず一生懸命考えることにしているんですけれども、まず、
泉南市なりの
泉南市としての、
財政の問題ですけれども、
財政規律を、せめて
財政規律をきちんと確立して、苦しくても我慢してそれをきっちり守る、そこから今の
状況は始めなければならないんだろうなと思います。
退職手当債のことを何回も言いますけれども、現状、今の
泉南市の
財政は、長年勤められて卒業される方の
退職手当が、はっきり言って足らないんです。そういう
状況にあるわけです。ですから、まずそこから始めなければいけないんじゃないかと思います。
きのうある若手の
新進気鋭の議員さんから言われましたんですけれども、
泉南市に
財政健全化条例をつくりましょうよと言われました。私もこの人についていったらいいんかなと思いました。
それから、積極的に
情報公開をやる。
泉南市は確かに
市長を初め、能吏の集団ではございますけれども、もっと広く門戸を開いて、
万機公論に決すべし。
内部情報を閉ざして、殻にこもってセオリーばかりをこねくり回していたところで、生まれてくるものは、
自己満足にすぎない代物になっているのではありませんか。
退職手当債につきましては、もう何度も言いましたので、私も飽きが来ておりますけれども、単純な
幼稚園児でもわかる算数の計算をしますけれども、
泉南市の
実質債務は恐らく270億前後であろうかと思います。基金は37億か38億か、その程度でしょう。
その中で平成29年度は、
償還額の範囲で新たな起債をするということが1つの目標としてあったはずなんですけれども、33億の借金をして、借金の元金22億程度を返済すると。これは確かにそうせざるを得ない
状況なので、ぎりぎりのところだということなんですけれども、これだけ見れば大変困った問題なんですけれども、私は必ずしもそうだとは思わないんですけれども、この33億の借金が、将来に結びつく、実を結ぶ投資になっていけば、そのことを
市民の
皆さんによくよく
説明がつけば、それはそれでありだと思います。
経営者として株主に、先行投資しますけれども、将来的にはこういう実が結びますという方向を示せば、株主も納得される面もあろうかと思います。だから、そこの点なんですよね。もっと情報を
市民にわかりやすく公開して
説明をする、
説明責任を果たす、そういうことが今の
状況の中で、
泉南市が立ち直っていくためには、必要なことではないでしょうか。
それが、今の
状況がただ単にお金が足りないから、仕方なく借金しているという
状況であるならば、それは日本の国では、これを
自転車操業というんだろうと思いますけれども、そういう状態に陥っているとしても、これもやはりみんなで手を携えて、
市民と一緒になって立ち直っていくためには、やはりその
状況をわかりやすく
市民に
説明をしていく必要があろうかと思います。
これはもちろん
市長や行政だけの責任ではありません。
チェック機能を怠った議会の責任でもあります。私は機会があれば、
市民には謝罪をしたいと思います。
市長はどうされるでしょうか。
6
◯竹中市長 退
手債の件でございますけれども、できることであれば、退
手債は決して好ましいものではございませんので、したくないわけでございます。ただ、今の
財政状況の中で、これはもうやむを得ずの措置であったわけでございます。
退
手債で補わないことには、今の
市民サービスの低下がやむを得ないということになりまして、そういうことの判断のもとに、やむを得ず退
手債を活用させていただくということでございます。
ことしの退職が人数が多かったものですから、その対処として考えたわけでございますけれども、これから後、徐々に
退職者の数が減ってまいりますので、その際には一定、その
退職手当に充当する費用として、基金への
積み立て等を考えていきたいと。
将来あと10年
余り先には、逆に非常に
退職者数が一気に増加をしてくる時期がございます。そのときの対応のために、これから10年間、その辺の対応も視野に入れた中で検討していきたいというふうに思っているところでございます。
そして、退
手債にかかわらず、この
財政面での内容、それからこれから将来に向けての
泉南市の
年齢別の人口の変動がどうなっていくのか、こういうことも見据えた上で、
市民の
皆さん方には、その辺の
理解をしていただく必要があろうかと思います。
もちろん
財政状況がどうなっているか、これも
市民の
皆さんに
理解をしていただく必要もありますし、将来の
泉南市がどうなっていくのか、この辺についても、
市民の
皆さんに十分お知らせする必要があろうかと思います。
今月から
ファシリティマネジメントの関係で、
市民の
皆さんへの
説明会も、各
公民館等で行う予定になってございますので、その辺の内容につきまして、十分にお知らせしていきたいと。
皆さんの
理解を得た上で、これからの行政がどうあるべきかということを、また
市民の
皆さんとともに、御意見を頂戴しながら考えていきたいというふうに思っておるところでございます。
7
◯森委員 FM、
FMとおっしゃいますけれども、私もこの何年か前にこの
FMに、言葉は悪いですけれども、入れ上げたことがございまして、ただその当時、私が
FMに理想をということはないんですけれども、描いた
FMと今の
泉南市が行っている、ただただ削減という、これは私は
FMではないと思っていますけれども、
FMに名をかりたリストラであると。
これね、実際のところこの
財政状況で、悲観的なことばかり申し上げるわけではないんですけれども、向かいの
泉南中学校の建てかえをやりますわね。これはやらないかんですわ、必要があるんですから。
その後ですけれども、ほかにもやらなければいけないことがたくさんありますよ。ツケがたまっている状態ですわね。これをどうするのかということなんですけれども、現状では
泉南中学校をやり切ったら、あと難しいんじゃないですかね。そう感じていらっしゃいませんか。
この
FMではない、ただの削減の中からは、当然何も湧いてこないんですけれども、それはそれなりになってしまうんですけれども、というのはなぜかというと、やはり職員さんのモチベーションも湧かないんではないかと思うんですよ。
だから、そこのところをもう一度本気で考えて、そんな
ワールド何とかというような、海のものとも山のものともわからんようなことになぜ飛びつくのか、私もよくわかりませんけれども、もっと地に足のついた、それでなおかつ建設的な方向に向かえるように、全ての
予算をしていかないと、削るべきところはきっちり削って、先行投資するところは先行投資できるような体制に、
財政構造を変えていかないと。
それから、ただただ100%、徴税を100%に限りなく近づけるんだという、それは仕事で一番大事な仕事ですけれども、その100%を大きくすることを考えないと、それが一番大事なんじゃないですか。答弁いただいたら、もうそれで言いませんけれども。
8
◯竹中市長 おっしゃるように泉中を建てかえた後、
公共事業に投資する経費というのは非常に逼迫してくるような
状況にあるというふうには認識しております。
これからの特に
学校の建築に関しましては、全ての
学校がどんどん
老朽化が進んできているわけでございますので、それの建てかえに向けては、これからの児童・生徒の人数を考えますと、全ての
学校が必要があるかどうかというのは、非常に問題があるところだというふうに思っておりますので、その辺の
学校のあり方全体を見直した上で、しかもどういう教育が一番最も適しているのか、そこも見据えた上で、
市民の
皆さんと話し合いながら、将来の
学校計画を立てていきたい。
その結果として、必要なものは建てかえ等をやっていく必要があるわけでございますけれども、当面の間、
泉南中学校から後、
財政的にまだ非常に厳しい時期が来るというふうに思いますので、おっしゃるとおり、当分の間は非常に難しいかなというふうには思っております。
そして、
ワールドマスターズゲームズですけれども、新たな
自主財源等の
確保という意味では、
税収の
徴収率の
アップもそうなんですが、まず
1つ税収アップにつながるための経済の
活性化、そこにはやっぱり人口が徐々に減っている
状況の中で、どうしても今現在の消費が伸びてこないであろうという予測のもとに、やはりここは
観光等、外からお客さんに来ていただくということが一番必要なんじゃないかというふうに思っております。
そういう意味で、公園やとかホテルの誘致、そして
ワールドマスターズゲームズにつきましても、そういう意味での効果が期待できるんじゃないかということで、予定しているものでございます。
非常に厳しい
財政の中でございますけれども、
一定市民生活が少なくとも最小限の影響で維持していけるような形での
財政運営、あるいは
市政運営に努めていきたいと思っていますので、よろしく御
理解を願いたいと思います。
9
◯澁谷委員長 それでは、
質問等はほかに。
10
◯和気委員 質問をしたいというふうに思います。
先ほど
委員長のほうから重複は避けてと言っておりましたけれども、
担当課のほうにはお聞きしましたけれども、直接
市長にお聞きしたいことがありますので、具体的なところもちょっとお聞きしたいというふうに思いますので、また端的に
市長のお考えをお聞かせ願えればと思います。
市長は、子育て、教育、福祉の
地域づくり、まちの
魅力向上とその発信、そして安全・安心、そしてたえまない
行財政改革において、一定の成果を得ることができたということで評価をされております。
しかしながら、
予算案の
あらましでは、平成22年10月に
財政早期健全化宣言、身を切る
改革という形でそういう形で進めてきていますけれども、平成27年度においては
実質収支を約2億4,000万円で6年連続の
黒字決算、また
退職手当債の発行や基金の取り崩しなどで黒字となっているが、
経常収支は5年連続で悪化という形で
あらましの中で述べられております。
また、こういった中で、今、第5次
行財政改革計画が、この平成25年度で終わりますけれども、まだこれだけの
財政が大変厳しいということで、そういった中で今後さらなる
改革を進められようとしているんですけれども、今まで
公共料金の値上げ、そしてまた職員の
給与カットとか、いろんなことを身を切る
改革を続けてきているんですけれども、今後
財源を生み出すためには、こういった形で進めていかれようとするのか、そうでないのか、その点をまずお聞かせください。
それから、
財政基盤をきちんとするためには、市税、
税収を上げるということでおっしゃっておられました。もちろんそうだというふうに思います。これは
努力は不可欠だというふうに思うんですけれども、まず先ほど申し上げたように、
滞納繰越金が当たり前のようにずっと計上されていますし、税の
公平性ということですけれども、やっぱり払える税額、
利用料にしなければ滞納は減りませんし、また滞納をしっかりと
皆さんが払っていただくことによって、
税収もふえるということで基盤もつくれると思うんです。基本的なことだと思いますので、こういったことの体制をどのように考えておられるのか。
また、市が保有している、今までも民営化された
保育所もありますし、また
幼稚園も統合されて、跡地も残っています。
土地開発公社の土地も、そういった形で
計画があって売却をし、収入を得るという形で財産をつくるということにもなっていますけれども、それも思うように進んでいない
状況やというふうに思うんです。
だから、そういった形の
税収をきちんと上げ、
計画的に進めていかなければならないと思うんですか、その点もお聞かせください。
それから、子育て支援については、
市長が公約されていました中学3年までの子ども医療助成のことに拡充されたことは、評価もしております。
しかしながら、無料化というふうに公約されておりますので、無料化というのは窓口でゼロ負担となるんですけれども、現在は大阪府の政策もあって2,500円までは有料となっていますし、そういったことも含めて府のほうにも、もちろん市ができないんであれば、府とか国のほうにもきちんとこの政策上、
補助金をもらういろんな形で精力的に進めることが、
泉南市においての子育て支援、いろんな形でも
財政がいけるんじゃないかというふうに思いますが、その点はどうなのかということ。
それと、教育問題なんですけれども、このことについてはずっと議論もされていますが、1中
学校で1小
学校ということで、いろんな今、答申も出されているんですけれども、こういったことについては、
学校統廃合については私は撤回すべきだというふうに思っています。
また、小中一貫校の
計画の中で、メリットをすごい強調されているんですけれども、デメリットについては一個も解決策を見ないし、いろんな形でそういったことも
市民にも納得していただくためには、
説明会もなかなか人が集まらない、こういった
状況の中では、やっぱり見直すべきではないかというふうに考えています。
また、先ほど泉中は建てられて、あとどうなるのかと、
老朽化がいっぱいされているのにということで、先ほど
市長は厳しいというふうにおっしゃっておられましたけれども、現にもう西信中
学校は60年過ぎている
状況の中で、待ったなしの
状況、そういった中でもう次へ考えを進めていかなかったら、10年後というのはもう多分無理やと思うんですけれども、その点も具体的にちょっと、同じことになるかもわかりませんが、考えをお聞かせください。
もう一気に言うてしまいますけれども、教育関係の中では、就学援助費、何回も言っていてもう同じ答えになったらあれなんですけれども、就学援助費、大阪府下で本当に最低なんですよね。同じ大阪府の子どもたち、これに差があってはならないし、また今就学援助費については1割上げてくれました。しかしながら、まだ8割の支給
状況、給食費についてはまだ7割支給の
状況ね。
これでは本当に子どもたちの置かれている
状況、大変厳しくなっていますし、また国もそうですけれども、入学金の余りにも例えば入学するときはランドセル買わなあかん、制服買わなあかん、そういった中では、10万ぐらい要ると、そういった中で、今まで2万何ぼかの分を2倍に上げて、国すらもやっぱりそういった形で援助をしてきています。
それはもう最低の、本当に子どもたち、学力向上をさせるためには、基本的に安定しないと学力向上もできないということで、もうちゃんと表明されていますし、教育関係の中ではちゃんとそういった形でもう出されていますので、その辺をやっぱりしっかりと、基本的なところを押さえて投資してほしいというふうに思いますので、その点をお聞かせください。
それから、エアコン設置、中学1年、2年生は平成29年度において設置するということで、それは頑張ってくださったかなというふうには評価もしているんです。ただ、小
学校のエアコン設置、それについては、また今後考えていただきたいというふうに思いますが、お金がないじゃなくて、何とかいろんな形で工夫してすべきじゃないかなというふうに思います。
また、住宅リフォーム制度、この近隣でも本当に商売の人、商工の人たちがいろんな形で元気ついて、この
泉南の地で働き、また利益も上げる、また税金も納めるような形にするためには、これは必要やと思うんですよ。そういったことも先進の進んでいる市町村に倣って、やっぱり
税収を上げる1つのものであるし、そういった働く人の援助もすべきだというふうに考えています。またその辺はどうなのか。
今、新家駅、和泉砂川駅も整備が進んできていますけれども、生活道路もひびだらけという
状況ですし、今後その辺をどのように、
泉南市全体で安心して通れる道、まちづくりを考えているのか。
それと、マイナンバー漏えい対策についての強化ですね。すごく大事なことですので、個人情報が流出してはいけませんので、その辺をどのように徹底されているのか。
それから、
市長が今、夢という形で語られています。今、
計画されているりんくう公園の整備なんですけれども、この
事業は
市長の思いも出せない、反映できない、また私たち
市民の意見も聞けない、参考にできない、こういったような形で丸投げの状態で進められているような
計画なんですけれども、成功すればすごくいいと思うんですけれども、失敗したときは
泉南市にとってリスクがありますよね。こういったことについてはどのように考えているのか。
もっと内陸部の
活性化ですね。やっぱり今お店がなくなったりとか高齢化が進んでいく中で、
泉南市においては、流出しないためにも住み続けるためにも、内陸部の
活性化をして、お店の企業誘致とかというんだったら、内陸のほうに持ってくるべきだし、一丘のほうでも、もうお店も撤退するような、こういった
状況がありますし、やっぱり今、コンパクトシティ、各4駅を中心にすると、
活性化するというふうに言っていますけれども、そういった見通しもない中で、きちんとそういった形も含めて、将来の
泉南市が発展するための施策は、総合的に考えた形でお店も、やっぱりそこの中で来やすいようにするとか、そういう施策をとるべきじゃないかと思いますので、その点も聞かせてください。
あと、部落問題などあらゆる差別をなくす、これは去年からですか、いろんな形で審議会を行われていますけれども、これについてはこういう文言じゃなくて、多様な差別に適用するという形で、この前も市の機構
改革ですか、にありました、そういう形のことで文言を変えるというような形も含めて、これについては提案をさせていただきますがいかがでしょうか。
また、
FMについて先ほどありました。40年で40%の削減、これはもう40年といったら私もいないし、多分
市長さんも、もう長生きしたらおられるかもしれませんけれども、今いてはる職員さんたちも、本当にこういう現場の中ではいらっしゃる方は数少なくなる現状やと思います。
ですから、その40年のスパンで
泉南市の夢を描く、人口比だけでこういった形のことというのは、やはりこれは考えられないし、その
状況も違いますし、社会
状況に合わせて人口の推移も変わりますし、そういった中で、それを見きわめながら、やっぱり
市民の意見も聞きながら、しっかりと要望も聞き、対応すべきだというふうに思いますが、その点については、これから
公共施設適正化を含めて、この辺はどのようにお考えなのか、その点を。
いっぱい言いましたけれども、簡潔にお答えください。ごめんなさい。言いたいことを言いましたが、
市長の考えをすみません。
11
◯竹中市長 非常にたくさんの御
質問をいただきましたけれども、まず一つ一つお答えをさせていただきたいと思います。
まず、5次行革での
給与カット等、身を切る
改革というのを進めてきたわけでございます。改めてこの5次行革、ちょうど平成29年で最終年度でございますので、改めて次の行革の
計画を平成29年度中に立てたいなというふうには思ってございます。
その中で、まず今、
給与カットあるいは我々の給与もカットしておりますけれども、このカットにつきましては、当然関係団体との協議調整が必要かと思います。我々の給料につきましては、この議会に提案をさせていただいているとおり、今までのカット、あるいはもうちょっと私の場合はプラスしてのカットをさせていただいたわけでございますけれども、これはこれから4年間という
計画でございます。
ほかの出を抑えて入をはかっていかなければならないということでの行革の
計画を、また改めて6次の
計画として策定をしていきたいなというふうに思っております。
それから、滞納繰越でございますけれども、平成27年の決算におきましては、現年の課税分が98.5%程度という非常に高い割合で徴収ができたんですが、ただ、100でない以上、残っているものが出てくると。これを滞納の整理ということで、また改めて翌年度以降徴収をさせていただくわけでございますけれども、実際のところはその方の、
事業者あるいは個人の方の
財政状況を見ながら、ありながら払っていただけないという人には、もう当然非常に厳しい徴収をさせていただきますけれども、その支払いが非常に厳しいという方につきましては、分納等、いろんな制度を使って少しずつでも滞納整理をしていきたいというふうに思っているところでございます。
それから、就学援助費ですけれども、前回一部7割から8割に引き上げをさせていただきました。来年度から入学の支援金として、入学に対する負担軽減のための費用として今までからかなり、大方倍ぐらいの金額ですね、上乗せをされてございます。そういうところでの対応というのは、平成29年度
予算の中でも対応させていただいてございますので、その点については御
理解を願いたいというふうに思います。
それから、小
学校のエアコンですけれども、これについても、特別教室から少しずつ今拡充をしているところでございまして、中
学校が一応平成29年で終わりますので、そこから少しずつではありますけれども、拡充をさせていただきたいなというふうに思っておるところでございます。
それから、住宅のリフォームですが、これにつきましては耐震とか、それから障害者対策のバリアフリー、そういうのと絡めてやっていただく場合に助成をさせていただいているところでございまして、ただリフォームだけという助成は特に考えてはいないというところでございます。
それから、マイナンバーですけれども、当然のことながらマイナンバーの情報の漏えいのないように、その辺についても徹底させていただきたい。そういう意味で、この平成29年度の
予算の中にも
事業者に特徴の通知をする場合の簡易書留での送付ということで、
予算を計上させていただいてございます。
国のほうからは、その送付の仕方についての指示は特にないわけでございますので、通常の郵送でもいいということになっているんですが、その辺は厳重に、より厳重になるようにということでの配慮をさせていただいているところでございます。
それから、りんくう公園でございますけれども、私の思いとしましては、民間の力を使ってどういう形になるかは、民間の提案を受けた中で、この公園の
事業の内容というのは考えていきたいと。いろんな提案を今いただいているところでございますので、その中から我々の思い、それから
市民の
皆さんのどういう思いであろうかということを、活用の幅ができるだけ広がるような、そういう案をできるだけ採用させていただくような、そういう仕様書といいますか、要求書をつくっていきたいなというふうに思っているところでございます。
それから、空き店舗ですけれども、内陸部につきましては、りんくうタウンだけじゃなしに、内陸部につきましては、当然のことながら空き店舗対策として、空き店舗の家賃補助というのをさせていただいているわけでございます。
その活用も今何店舗かで実施をしていただいてございまして、これは今後とも引き続き行っていきたいなというふうに思っております。
それから、部落差別等の差別の関係でございますけれども、今現在人権基本方針をつくるための答申を諮問しているところでございまして、その答申をいただければ、その中にそういう内容を盛り込んでいただければ、それについての修正等はその中で検討していきたいというふうに思っております。
それから、
FMで40年先、確かに40年先には私はおりませんが、おらないと思いますが、この40年先を見越した上で、今当面の10年ぐらいの
計画を立てる。それはその時々で時点修正をかけていく必要があろうかと。最終の目標を見据えた中で、時点修正しながら、その方向に向けて進んでいくのが一番ベストではないかというふうに思っております。
そういう意味では、最終の目標なしに当面の
計画というのはやっていけないんじゃないかという意味では、40年の
計画、その中で短期の実施
計画を進めていきたいと。それも一定時期に修正を加えながら、最終目標に向けて進めていきたいというふうに思っております。
以上です。
12
◯和気委員 一応、多かったから、お答えいただいていないのもありますが、ちょっと再度お聞きしたいんですけれども、
税収の見込みの中で、ずっともう今
FMを含め、そして
行財政改革の中で、今、
泉南市においては民営化路線、
保育所も5カ所あった
保育所が、今は公立は1カ所になっていますし、そういった中で、
幼稚園も9園あったのを2園にするとか、そういった形でどんどんと縮小される形、公共のものを民間に委託するような、そういったような路線が進んでいっていますけれども、そうしているにもかかわらず、
財政基盤がまだまだ本当に大変な
状況の中にあると。
そして初めの
計画は、そういった人件費はもちろん減っていますから、
泉南市の職員だった人が民間のそういうところで働くようになりますので、人件費の部分を多分
財政的に市の
財政は助かっていると、そういったものは全部借金返しにいったり、過去のそういった大型
公共料金のツケの中で、借金に回っているというふうに私は思っているんですけれども、それですらも、まだまだこれが
財政がよくならない。
またまた職員の給料もカットし、それでも足らなくて、また次に第6次の行革に行かざるを得ない。身を切る
改革をいつまで
改革するねんと、せざるを得ないような
状況となっているんですけれども、こういった財産、まだ初めに
計画した
幼稚園の跡地やとか、そういったことについては、本当にやる気があるのかないのか、もちろん私たちは地域コミュニティ、そして例えば
幼稚園の土地も要望して、もっと何かいい形に使ってほしいという気持ちもありますけれども、でもそれとまた市のこういった
財政をきちんとするというところとは違うと思うんですよ。だから、その点のまた
考え方ですね。
FMもそうなんですけれども、
計画はするけれども、本当に
市民の立場に立つとか、そういったことが見えないし、納得できないような形の進め方というのは、やっぱりよくないというふうに思いますので、その辺の
計画倒れ、
計画倒れといって、またずるずるといった形のものはやめていただきたい。その点についてはどう考えておられるのか。
それから、先ほど中
学校、小
学校もそうですけれども、
老朽化の問題、
公共施設は
市民にとっては災害時の避難所というものにもなりますし、地域のコミュニティにもなると。
そういったところの中で、本当に子どもの人数だけでね、人数だけでもうばんばんというような
計画を立てて教育
委員会に審議会にかけて。
教育の現場というのは
FMと関係なしに教育の現場の中から考えていくべきだというふうに思いますし、適正化についても小
学校は本当に少人数学級で豊かに、本当に学力もつけてというような形が基本やと思うんですけれども、関係なしに、もう人口比で国の言われるとおりにしようというような形、教育
委員会も何か
財政が大変やから
FMせなあかんから、じゃ、これをこうやという形にするというのは、情けないなとすごく思っているんですけれども。
やっぱり
市長は
市長部局と教育長、今あれが変わりましたので、同じ対等といいながらでも、やっぱりお金を持っているというのを、
市長が一定の采配を振るような形で決定権があると思うので、その点はやっぱり教育というのはお金ではかえられないので、その辺を肝に銘じて、
市長はこの教育関係については
予算はできたというふうに思いますので、その中で
学校のこともそうですし、それから今先ほど言われた就学援助費のことなんですけれども、お答えになっていなかったんですけれども。
もちろん入学準備金は倍になりました。国も余りにも大変やということで倍にしました。ただあと、お金が地方自治体はないということなんですけれども、ほかではやっているにもかかわらず、
市長はずっと、なぜ全額をしようとする気持ち、気持ちすらも伝わってこないですし、1割ふえた、ふやしてあげたよと言うていますけれども、当然全額にすべきなんですよ、これはね。
だから、最低やっぱりもちろん子ども医療も上げてくれました。しかしながら、本当に基本の基本にするところ、そこはやっぱり当然第一義的に最優先、お金があるなし関係なしにすべきやというふうに思うんです。その点は欠けているんじゃないかなというふうに思います。
心がわかれば我慢もできるところは我慢もできますけれども、子どものことや、そういった形のものについては、やっぱり心ある
予算をつけてすることが、将来の
泉南市において身を切る
改革もそうやなと思えるし、何かそういうことをほったらかしにするということは、もうやっぱり一緒に頼めないなみたいになりますので、その点は再度お答え願いたいというふうに思いますので、その点をちょっとお答えください。
13
◯竹中市長 まず、
保育所が5園から1園に、公共の
保育所、市の
保育所は1園になりましたけれども、ほかの4つは民営化を進めておるわけで、
保育所がなくなったというわけではございません。
そして、
幼稚園につきましては、統合して2園になりました。ほかのあいた
幼稚園につきましては、当初は売却という予定ではおったんですけれども、これにつきましては、底地の整理ができていなかったりとか、境界確定ができていなかったりとか、もろもろの問題がございまして、既に売却できているのは1園のみでございます。ほかは樽井の
幼稚園につきましては、防災コミュニティセンターとして活用させていただく。
公社を解散したときの公社所有地につきましても、都市
計画決定等をされている土地については、そのままその目的で活用させていただきますし、そのほかの土地につきましても、何らかの
公共事業、あるいは
公共施設に活用の予定のあるものであれば、そういう目的に活用させていただきますし、ないものにつきましては売却という方針でやってございました。
それを引き継ぎまして、
幼稚園につきましてもほかの用途に使えるものはないか、それでもないものについての売却というのを、今後売却を進めていきたいというふうに思っているところでございます。今現在、あいているところでほかの活用がないかというのを探っているところでございます。
それから、教育の問題でございますけれども、教育そのものがどういう方向でどういうあり方がいいのかということを、まず考えていきたい。少人数学級がいいのかどうか、それについても改めて議論を進めていっていただきたいなというふうに思っております。
どういう教育のあり方が、どういう方法がいいのかということをしっかり見定めた上で、その方向に進むべき
学校がどうあるべきかということを考えていただきたい、そういうふうに思っているところでございます。
それから、就学援助費ですけれども、
財政的に非常に厳しいというのは、もう何回もお話しさせていただいているところでございます。その中で、ことしもその引き上げを、引き上げというんですか、金額的には相当増額をさせていただいているわけでございまして、厳しい中での増額ということで、その点については100%、10割補助というのは非常に厳しいところでございますので、御
理解を願いたいというふうに思います。
以上です。
14
◯和気委員 私が言っていたのは、
保育所民営化というのは、保育は当然守られているというふうに思います。指定管理から保育内容も下げないようにとか、いろんな形の中で、やっぱり保護者の
皆さん、子どもを守るためには、そういったことも含めた形で民営化がされてきていますし、じゃその目的はというたら、保育を守るためじゃなくて、
行財政改革の中で、民営化路線の中で市の財産を生み出すためにしたということがはっきりしていると思うんですよ。
だから、その辺はそこでお金を生み出しているでしょうと、お金がないから、あれば別に民営化する必要もないですし、豊かであればそのままでいくというふうに思うんですよ。ですから、やっぱりそういったところの、ずっとそういった形で路線できていて、お金をやっぱり今までの借金のところに回さざるを得ない。次の施策に新しい
事業とか子どもたちのために使っていることではないでしょう。
だから、そういうことを言っているのであって、じゃ、これからどのように市の財産を、何を民営化して何をやめてとかいうようなところが、もうないというふうに思うんですけれども、そういったことはやっぱり路線はやめるべきだし、しっかりと今ある財産、そして今の
計画の中で生み出せるものについては、しっかりと考えてやってくださいよということで、
土地開発公社の土地を売るとか、最大限の
努力をしていただきたいというふうに言っているんです。
それと、あと就学援助費でまた再度言いますけれども、これは1,800万円ぐらいというふうにおっしゃっていました、
担当課のほうにお聞きしますと。これは本当にもう何度も言いますけれども、大阪府下で
泉南市だけのこういった形、これは全部の子どもたちじゃなくて、今、給食費だって全国ではもう子どもたちの基本やから、無料にするという形で広がっていっているんですよ。やっぱり食、そして食べて安心した形で勉強ができることが基本やというふうに思うんです。
やっぱりお金が払えなくて、本当に苦労している方々がたくさんいらっしゃいます。ダブルワークをしながら、また給食費も毎月払わなあかん中で、しんどいというような方々もいらっしゃいますので、全員とは言いません。ですから、就学援助を受けている方へのことはやっぱり最優先的に、誰もこれは反対しないというふうに思うんですよ。やっぱりそこをきちんとすべきやというふうに私は言うているので、その辺だけはぜひ
市長、
理解していただきたいなというふうに思います。再度お答えしていただいて、これで終わりますので、
お願いします。
15
◯竹中市長 保育所、
幼稚園ですけれども、民営化によって保育の内容といいますかね、民間での保育の充実した内容を提供していただいているというふうに私も
理解をしておるわけでございます。
だからといって、民間に何もかもお任せしているわけではございませんので、市としてもその保育のあり方についての監査といいますか、チェックをさせていただいたりとか、あるいは資金につきましても一部うちのほうから助成したりとか、そういうことをさせていただいているわけでございます。
それと、就学援助費ですけれども、先ほども言いましたように、非常に厳しい
財政状況の中で、今現在のできる範囲内でさせていただいているというところでございます。確かに厳しいので、満額10割補助というのは言われているわけでございますけれども、市のほうも非常に厳しい中での捻出をさせていただいていますので、今年度につきましても、そういう意味での増額をさせていただいたということで、御
理解を願いたいというふうに思います。
16
◯澁谷委員長 ほかに
質問等はありませんか。
17 ◯堀口
委員 もう細かい話はあれこれあれこれ言うつもりはもうないんで、期待されていた部分もあるかもわかりませんけれども、その辺はもうあえて言わないようにしたいと思います。
今回初めて議員にならせていただいて、初めて
予算書を見せていただいて、一番最初に感じたのが、なかなか夢という、森先生は夢という字は嫌いやという話を言うてはりましたけれども、何かこう、夢が見えてこないんですよね。何だろう、本来やったら何かこれはという、例えば
市長もそうやし、我々議員もそうですけれども、選挙で夢を語るわけじゃないですか。希望を語るわけじゃないですか。
でも、一方で
市長というのは、自分の判こ1つで何でもできる。でも議員は1円の税金の決裁もできへん。そういう意味では、
市長が夢を語れる場所というのは、僕は
予算書にあるんじゃないかなというふうに思っています。
ただ、夢を実行しようと思うと、当然お金がかかるわけで、人もかかるわけで、じゃそのお金をどうするのかというところの議論というのは、本当に、これまでもずっといろんなところで、いろんな場所で、いろんな市でやられてきたとは思いますけれども、行政が使うお金というのは、当然
市民の
皆さんの豊かな生活のためにというところだと思います。
企業であれば、これはもう投資になるんですよね。でも、企業でいう投資というのは基本的に収益につながるための投資であると。当然お金として返ってくる、自分のところに返ってくる、そのための投資を行う。
でも、行政がやる投資というのは、
市民の心身の豊かさとか生活の支えに変わっていく。だから、行政が行う投資というのは、なかなか収益というものにはつながらない。行政と企業と一緒にしたらだめなのかもわかりませんけれども、だからこそ当然
財政規律は堅持しないといけないと思いますけれども、稼ぐという作業、これは一般の企業以上に僕はやらないといけない、そういうふうに思います。
財政規律を堅持というところでいうと、今持っている資産の更新、当然小
学校、中
学校の建てかえもそうです。また市役所の建てかえなんていう話も、今のところ夢のまた夢かもわかりませんけれども、出てこないといけない。そういう意味では、僕はもっと
市長に何をやってほしいか、稼ぐための手段を、手法をどんどん行使をしてほしい。
今回のりんくうタウンの公園の話でもそうです。
市長が今、
泉南市がじゃ、この体裁を整えたので、これで来てください、今待っているだけのようにしか僕は見えない。実際にここに
泉南市がお金をかけることができないものを民間でやってもらう、そういう意味では、すごくいい案やとは思うんですけれども、これこそ僕はトップセールスでやっていくべきやというふうに思います。
それでお金がかかるから、実際に行政が滞るかもわかれへんから、それやったら僕は副
市長をもう1人ふやしてもええと思う。その分のコストがちゃんと返ってくるんであれば、僕はもう1人、年収は1,000万超えるんかもわかりませんけれども、もう1人置いてもかまへん、全然いいと思います。
市長がコントロールせなあかん部分、当然あると思います。でも、実際に前に出てお金を稼ぐ作業というのは、民間企業の社長以上に僕はやらんとあかんと思います。
僕も民間企業、一時期
経営者としておりました。1円の金でも無駄にしたらあかんという削る作業もやりながらも、1円でも稼がなあかんという作業をずっと僕らはやり続けてきました。実際にそれでも社会的情勢、経済的情勢でなかなかうまいこといかへん、そういったケースも当然あります。
でも、行政としてやらなあかんこと、そして政治家として夢を実現していかなあかんことというのは、僕はもっとほかにやること、できること、あるんじゃないかなというふうに思います。
だからこそ、竹中
市長が今夢で描いた部分について、例えば
泉南アナゴであったり砂栽培であったり、応援できるところは僕らはどんどん応援したい。でも、なかなか今そこから先が見えてこないというのが、非常に何かひっかかる部分というのがあるんですね、その点の思い。
僕は物すごく危惧しているのは、小
学校がなくなるとかへったくれとか、そんな話じゃなくて、毎月毎月「広報せんなん」の後ろの人口欄を見て、ああ、今月も何十人減ったな、今月も何十人減ったな。確かに人口減少は続いていきます。でも、人口減少が続いていく中で、人口がふえている自治体も当然あるわけです。
なぜか、ちゃんと稼ぐためのインフラが整備されているから。
市民が住みやすく、心身の豊かさを求める中で、必要なものがちゃんとそろっているところには人は寄ってきているわけです。逆にないところはどんどん消えていっているわけです。
だから、
FMの議論も気をつけないといけないのは、削る話、自分の住んでいる近くに小
学校がなくなる、
幼稚園がなくなる、中
学校がなくなる、誰がここに住もうと思うかです。ここに集会場がある、だからこそここにコミュニティがある。じゃここの集会場がなくなればコミュニティは当然衰退していくわけです。そこら辺の何ていうんですかね、バランス。
企業でいうと割と投資と収益というのはバランスがとりやすいと思いますけれども、行政って非常にとりにくいと思うんですね。物すごく出るばかりがしんどくて、入ってくるのかなかなか難しい。だからこそ企業以上に
努力をせなあかん、僕は強くそう感じてならないです。
だからこそ
市長に、それこそ週1回東京に行って陳情して、そこで国からお金を引っ張ってくる、これも大事です。これも大事ですけれども、やっぱり企業を引っ張ってくる。当然その場にお金を落としてもらえるようなスキームをつくる。
例えば岩出市なんか、この間あんな根来みたいなへんぴなところに、根来に住んではる人には申しわけないですけれども、根来のあんな場所に大きな大きな会社が来て、何百人もの雇用が生まれている。
確かにいろんな条件の差異というのはあると思いますけれども、でも、やっぱり首長は、そこにいてる議員は、それなりにやっぱりいろいろ動いているわけです。企業を誘致するために、お金を落としてもらえるようなスキームをつくるために、必死になってやっていると思うんです。実際に営業活動に立てるのは僕は
市長やと思います。
僕と議長でこの間、一般企業をずっと回らせてもらいました。
お願いにも行かせてもらいました。
泉南市に投資をしてくださいという
お願いもしてきました。こういう活動というのは、議員じゃなくて本当は
市長がどんどん僕はやっていかなあかんと思うんです。
その辺の思い、もちろん稼ぐことも大事、そして出ることに対しても、民間以上にシビアにならんとあかん。これはもちろんそうなんですけれども、まず金がないんやったら稼ぐ。これは多分どの御家庭でもどの方でも個人でも同じ話やと思います。財布の中に1,000円札1枚ないんやったら、じゃ仕事してお金を稼ごうかと。これは一般的な普通の民間の人の感覚です。会社で自分の会社の従業員に給料を払われへん。じゃ、自分の給料を削ってでも従業員にはお金を払うわけです、給料を払うわけです。
でも、自分の給料もちゃんと
確保したいから、しっかりと稼ぐための、従業員にちゃんと給料を払うための次の設備投資をするための稼ぐ作業というのはどんどんやっていくわけです。必死こいてやるわけです。
何か、その辺の姿勢が余り僕は今の
市長に見えてこないなというふうに思います。当然反論もあると思いますけれども、でも、その辺の思いをぜひとも御答弁をいただきたいなというふうに思います。
18
◯澁谷委員長 以上でよろしいですか。
19
◯竹中市長 予算書の中に夢が見えていないということでございますけれども、先ほど言われたりんくう公園とか、地方創生のアナゴやとか砂栽培、これにつきましても、この
予算書の中には、ほとんど入っておりません。りんくう公園につきましては、
民間活力を使ってやる、あるいはホテルを誘致するということで、これはもう、ここにはあらわれてこないのは当然でございますし、また、アナゴや砂栽培は、地方創生の関係につきましては、これはことしまた改めて、平成29年度に向けての地方創生の提案をさせていただいて、それで国からの
交付金をいただくわけでございます。
それは当初
予算にのせていると、これは補助対象外になりますので、それにつきましてはのせてございません。改めて
交付金がつけば、これは6月議会にまた改めて提案して、補正
予算として提案をさせていただくということになるわけでございます。
それともう1つは、植栽を切っての第二阪和の
事業でございますけれども、道路空間再編
事業、これにつきましては、道路
事業は国の
事業ですので、これも
予算上はのっておりません。ただ、これにあわせて並行して進めていく、第二阪和の下に下水管を入れないといけませんので、その下水につきましては、下水道の会計の中で、それは
予算化をいたしてございます。
ほかにりんくうタウンの
事業につきましては、今現在は募集をしているわけでございますけれども、ある一定、案が固まって要求書ができてきた段階で、私もそれぞれの
事業者、あるいは銀行、金融機関がなければ、この
事業はまとまりませんので、そういうところにセールスには行きたいと。提案していただいた企業以外にも、そういう
事業を、関連の
事業をやっておられるような、そういう
事業者に対してのセールスには、どんどん行こうというふうには思っているところでございます。
それを通じて、このりんくうタウンが
活性化し、そこににぎわいが出てくれば、それによって新たなお客さんに来ていただいて、観光開発といいますか、その観光の
事業を進めていくことができる。それによって全体の景気がよくなってくれば、またそれを通じて、市の
税収の
アップにもつながっていくというふうに思っているところでございます。このりんくう公園の
事業についても、しっかりと私が直接セールスに行って進めていきたいというふうに思っております。
20 ◯堀口
委員 今、上げさせていただいたのは、僕は一例です。でも
市長がセールスに、トップセールスで動いていく、その姿勢は僕は期待をしたいなというふうに思います。ただ、それがもっと前面にほとばしるような出方を僕は物すごく期待をしているわけで、近隣の首長の
皆さんもどんどん交代されたり、若い方が出てきたり、新たな発想とか、今までの既成概念をぶち破るような施策というのを、これからどんどん出してこようという方もたくさん見受けられます。
特に、やっぱりこの
泉南市、一番実は中途半端な規模の、
財政的にも中途半端なしんどい自治体なのかもわかりませんけれども、でもその辺は今までの既成概念とか、そういうのをぶち破って、言ってもこれは都市間競争です。
都市が競争するとかというのは、なじまんと言う方もおられると思うんですけれども、企業も同じ商品を扱う場合は、収益を上げるために必死こいて競争を行います。いろんなプランを出して、いろんな新たな
事業を展開してやっていきます。
行政も当然そういった視点で、民間以上にやっていかんと、「広報せんなん」の裏の毎月マイナス何十人という人口減少、これも当然自然減もあるかもわかりません、亡くなって減っていっている分もあるかもわかりません。
でも、実際に
泉南市は住みにくいと言って出ていっておられる方もおられます。だからこそ期待している部分、
市長に期待している部分というのは当然ありますし、僕らが応援できる部分は、しっかりと自民党としても応援をしていかなあかんという思いはあります。
でも、何といっても都市間競争に打ち勝てるこの行政システムといいますか、体制をしっかりとつくっていっていただきたいなというふうに要望をいたしまして、私の
質問を終わります。
21
◯澁谷委員長 ほかはありますか。
22 ◯金子
委員 先ほどからいろいろ
委員から御指摘あったように、確かに
泉南市の
財政というのは厳しいところにあるかなというふうには思うんですが、
財政、家計においても企業においても行政においても、詰まるところ共通するものは一緒やと思うんです。
単純にはキャッシュのインを大きくして、アウトのほうを小さくすると。そうする場合、インとアウトで何をすべきかというのは、整理すると企業にしても行政にしてもやる、要は項目というのは同じようなことになってくると思います。
アウトは、単純に無駄遣いの削減なので、各実施する
事業の経済的合理性とか妥当性、企業とは違うので、また違う観点での整理の仕方があるとは思うんですが、基本的には無駄な
事業は削減する。
きのう堀口
委員の御指摘のあったように、これは1つ小さいことですけれども、入札に関しましても、もし経済的合理性が働いていないんでしたら、それが働くような形にすると、それも費用削減の1つになるのかなとは思うんですが、そういうことをする。
インのほうは、
市長が先ほどおっしゃっているように、企業だと売掛金の確実な回収ということで、
税収のほうの徴税率を上げる、これも当然やらなければいけないことだなと思います。
そういうふうにインのほうも取れるものは、
委員長、すみません、言い方がちょっと悪いですが、取るべきもの、いただくものはきっちりいただく、この
努力は絶対に必要やと思うんですが、堀口
委員がたびたびおっしゃっていたように、成長戦略という話じゃないですが、パイ自体を大きくする、その施策が重要かなと。言うのはやすいんですが、これが非常に難しいと。
私も企業に籍を置いているときに、いわゆるリストラということに、コストカットという形は比較的やりやすいというか、手をつけやすいんですが、結局はそのインカムのほうをふやす、成長戦略というのが、どれだけこれを打ち出すのが難しいかというのは、若年の私でも多少は知っているつもりなので、今
市長がいろいろやられているアナゴの養殖から砂栽培、それからいろいろと26号線のバザールからりんくう公園のもの、非常に御苦労されていろいろチャレンジされていて、私は非常に賛同しますし、私も一緒にそこに夢を見られるなと思っていますので、協力をさせていただけるところは、前向きに協力させていただきたいなと思っています。
そういうふうに
努力されているので、これ以上もっともっとというのは、私がこれやといういいアイデアを出せないところで、ちょっとむちゃぶりのところはあるかもしれないんですが。
とは言うても、堀口
委員がおっしゃっているように、ベースのほうも大きくするという施策は当然継続して考えていかなければいけないことだと思いますので、ぜひともそのふやすと、無駄なものは減らすということで、この第6次行政
改革のほうで、また
事業のほうも厳しいとは思うんですが、いろいろな兼ね合いがあって難しいとは思うんですが、抜本的な見直しで、大胆な昔の民主党のあれではないですが、
事業仕分けではないですが、多少は厳しい目で、そういうものもしていただかなければいけないかなというふうに、私は個人的には感じております。
では、先ほどそのパイを広げる案の1つに、観光産業のほう、これを盛んにさせて、ここに
泉南市のほうに人の流れをつくる、それによって地元の産業に関しましても、いろいろと相乗効果でプラスに持っていくという、この発想も非常に必要やと思いますので、ぜひとも成功する形で進めていただければなと思うんです。
それとあわせて1つ、私も製造業等にかかわっておりますので、経済振興の一環で地場産業の育成、交流というのも強く進めていただきたいなと。
先ほど、堀口
委員もおっしゃったように、企業誘致、これもぜひとも雇用の創出ということで、人口増にもなりますので、ぜひとも企業のほうの誘致、これも御尽力いただきたいなと思っておるんですが、それにあわせまして、この
泉南からどんどんと新しい産業とは言わないですが、できるなら新産業、もしくは当然既存の産業でもいいんですが、スタート
アップがどんどんと巣立っていくような、そんな地になればいいなと個人的には、前々からちょっと夢を持っています。
このスタート
アップというのは、なかなか育成というのは難しいとは思います。現在、点ではいろいろ制度として、インフラとしてはあるんやなとは思いますが、創業支援のための助成から始まって、今、相談から始まって、法制度的にもハード的にもソフト的にも、点としてはいろいろ制度はあるんやなと。
私はいろんな他市とか、いろんなところの例を見ていまして、難しいなと思うのは、点ではインフラはそろっていると。ではそれでスタート
アップが育っていくかというと、それだけで育っていることはまずないなと。
ですので、これは難しいことなんですが、1つはその制度が基本にあって、新しい産業と言うたんですが、1つ例でいいますと、例えば福岡市であったりとか、北九州、つくば、国を越えれば、
皆さんよく御存じのシリコンバレーから、中国でいうと深セン、国でいうとイスラエルとかエストニア、こういうところはIT産業もIoT産業というものが育っているところだと思います。
各それぞれの地域も、その産業が興隆したというバックボーン、背景が違うので一概にはいえないんですが、ただ1つ共通していえるのは、よくいわれますのがエコシステムというか、そこにその産業が共生するための環境がどこも育っているかなというふうに私も思います。
中国の深センなんかは、あそこは国策で政府のほうが、かなり政治形態も違いますしあれなんですが、かなり国の強制力が働いて人工的につくられたようなものですが、ただそれ以外のところは、民間のほうで研究機関と企業、そして投資家等が有機的に結合してエコシステムを形成して育っていっているなと。そういうものが……
23
◯澁谷委員長 金子
委員、すみません、ちょっと
質問をまとめていただけますか。
質問ですので。
24 ◯金子
委員 そういうものがエンジンとなって育っているようなものかなと。
ですので、この
泉南にもスタート
アップが育つような、そういうインフラ整備も必要やと思いますが、その一環として、エコシステムが根づくような施策というほうも考えていただければなと思います。
難しいと思うんですが、研究機関、企業、そして投資家というのが、これは
泉南市を介して根づくような仕組みづくりをつくっていただければいいなというふうに考えております。
きのうの
質問で、少し気になったことがあったんですが、この
泉南市のほうで
予算のほうを見ていましても、情報システム関連に関する投資というか、
予算に関しまして見ていますと、基本的にはインフラというんですかね、コストカットであったりインフラ的な投資が多いかなと。
単純に行政システムのほうの
利用料であったり、行政から指定されているようなシステムの
利用料であったり、セキュリティソフトがどうとかという、そういうインフラ的な費用やと思いますので、これは省庁の中の今の業務の改善するような形、業務を改善できるような形の投資であったり、この
泉南市にある地域の課題を解決に向けて、提案までは難しいとは思うんですが、そういう課題に対してそういう先進技術を用いて取り組めるような、そういう企画ができるような人材が必要じゃないかと。
今、企業を見ていましても肩書で、CIOというのは昔、もう大分これは定着していると思うんですが、CIOから始まりまして、最近はCTOからCDO、CDOもデータ
マネジメントとデジタル
マネジメント、この2種類がありますが、CDO、それでCSO、いろいろとこの……
25
◯澁谷委員長 金子
委員、すみません、少しまとめて
お願いできませんか。
26 ◯金子
委員 ちょっと待ってくださいね。こういうふうに企業での肩書がふえているというのは、結局は今の現代社会の中において、このIoTとかITというのは、技術に関しての比重が非常に強くなっていると、これ抜きではもうどんな産業においても成り立たないという形になってくると思いますので、この行政においても、そういう視点から政策の途を進められるような人材が必要やなと思いますので、これは堀口
委員の先ほど副
市長という形では、同じような意味合いかもしれないんですが、それの専門に当たるような人員が1人、これもコストがかかると思います。思うんですが、1人いると、例えば1,000万かかったとしても、それに対してのコストカットが1,000万以上のリターンが得られる可能性というのは非常に大きいと思いますので、そういうことも視点に入れて、ぜひとも取り組んでいただければなというふうに思います。
ですので、
市長としまして、この情報に関しての
マネジメントからセキュリティから全てにおいて、
泉南市においてどういうふうに取り組んでいくかという、そういう考えがありましたら、ぜひともこの先の展望をお聞かせいただければと思います。
あと最後もう1つ、PFIに関してなんですが、確かに
財政が苦しい中で、非常に有効な手法の1つだと思いますが、このPFIもいろいろ事例を見ていますと、前、南議員がおっしゃっていたような橋のPFIから給食から
学校から、もう本当に病院から非常に数多くのPFIがあると思います。
ただ、その数に応じて、その
事業内容もばらばらですので、PFIと一くくりでいうても、その中でもいろいろな手法で使っていると思いますが、それぞれに応じた形のPFIでぜひとも聞かせていただきたいと思うんですが、これは私は2つポイントがあるかなと思うんですが、どういう形でのPFIで
事業を任せた場合に、その
事業者に対しての評価というのが非常に難しいかなと思います。
この評価と、それとその
事業者自体に収益が上がらないと当然手が挙がりませんので、ここの収益の担保というのは、今回のりんくう公園に関しまして、指定管理のような形で業務委託料というのが、今の時点では発生しないように考えているというふうにおっしゃっていましたので、そうなると
事業者が自力で全て稼がないといけない形になると思うんですが、そこら辺もそういう、前に
質問をさせていただいたと思うんですが、そういう
事業量が、業績が見込めないような形で今回このりんくう公園のほうというのは、PFIに投げることができるのかということと、リスクをとるとしたら、どの程度までのリスクというのが行政として、これはファイナンスというか、お金に関してのことですが、どこまでがとれるかなというふうに判断されておるのか、そこら辺ももしお考えがあるんでしたら教えていただきたいと思います。よろしく
お願いします。
27
◯竹中市長 まず、入札の件でございますけれども、基本的には、行政は入札で物品等の購入あるいは工事とかですね。ただ、入札でも、市からの委託業務等の中には、ほとんどが人件費というのが結構あるわけです。そのほとんどが人件費というものに関しましては、最低限、ある一定のどういうんですかね、安ければいいというものじゃなしに、ある一定の経費を負担しないことには、安全性やとか、それから内容の密度、それについての担保ができないという意味で、以前のプール事故のときの業務改善の
計画の中にも、それはうたわれてございました。
それに基づいて、そういう一定安全性を
確保するということが絶対必要なものについては、単純に入札というわけにはいかないということで、
事業を進めておるところでございます。そういうものについては、総合設計だとかあるいはプロポーザルだとか、そういう形でするというのを前提とさせていただいてございます。
それから、
徴収率ですけれども、おっしゃるとおり、
徴収率、極力上げていきたいというふうに思いますし、当然そのパイをふやすという中には、単純にほかの
税収をふやすと。ほかの種類の税を新たな税を考えるということだけじゃなしに、やはり先ほどから言いましたように、まちの中の
活性化、経済が伸びてくれば自然とそのパイが大きくなっていくと。
それから、こういうのもパイを大きくするというのは、一朝一夕にできるものではないというふうに思っていますので、徐々にそういうのを進めていきたいなというふうには思っております。
それから、観光もですけれども、観光についても先ほどから言いましたように、今、関空が非常ににぎやかになってございますので、この関空のパワーをこちらに呼ぶといいますか、関空のインバウンドのお客さんをこちらにたくさん来ていただいて、あるいはインバウンドのお客さんだけじゃなしに、国内の需要も来ていただいて、この
泉南に来ていただいて、そういう観光産業の
活性化、ひいては
泉南市内の経済の発展というのを進めていきたいなというふうに思っております。
企業誘致ですけれども、
泉南市の場合は、企業団地等がありませんので、りんくうタウンの中の企業は、ほとんどもういっぱいになりました。あと残っているのは、ホテル用地として誘致しようとしている、その土地だけしか今現在は残っておらないわけでございます。
そこにあとホテルが来れば、うちのりんくうタウンの中としては終わり。そこからあとは、都市
計画マスタープランの中に、今現在泉佐野岩出線沿いが、一応企業が誘致された場合、地区
計画を使って、企業の進出ができるような土地としての位置づけをさせていただいてございます。そういうところに企業が来ていただけるんであれば、そういう誘致はどんどん進めていきたいなと。
ただ、以前にも申し上げましたように、今現在は、りんくうタウンの中だけ企業が進出した場合の優遇措置をさせていただいてございますけれども、これも内陸部のほうにも進展していかなければならないんじゃないかということは、今考えております。今後それは検討していきたいというふうに思っております。
それから、情報システムの件につきましては、ちょっと私も勉強不足でございまして、その辺の内容は余り詳しくございませんので、またこれからちょっと勉強はさせていただきたいなというふうに思います。
それから、PFIですけれども、PFI、いろんな形でのPFIを今やられておりますので、りんくうタウンにつきましては公園の
事業ですので、PFIで公園、通常の公園をつくるという感覚であれば、採算性はほとんど出ないというふうに思います。ただ、いろんな店舗やとかスポーツ施設だとか、そういうものの運営をする場所、土地をただで使って運営ができる場所が提供されたというふうに見ていただけるのであれば、十分に採算がとれるんじゃないかなというふうに私は思っております。
したがいまして、あそこの土地代をいただくということは考えておりませんし、市から運営委託料を払うということも前提としては考えておりません。民間の力だけで独立採算でやっていただきたいというふうに思っています。
そのためには、ホテルとうまいこと融合したような公園をつくっていかないと採算性が非常に難しいんじゃないかということで、大阪府としっかりと連携しながら、公園整備を進めていきたいというふうに思っております。
28 ◯金子
委員 ありがとうございました。
まず、入札なんですけれども、いわゆるプロポーザルという形で、金額だけじゃなくて、その
事業者の質から、その実施
事業に対しての人の担保ということが必要ということはよくわかりました。
じゃ、1点御
質問なんですが、現在のプロポーザルの評価というのがあると思うんですが、これは、評価する評価
委員から評価内容からというのは妥当だと考えられているかと聞くと、そうだとはおっしゃるとは思うんですが、これに対しては見直しとかというのがかかるようなことというんですか、ほぼ定期的にチェックをかけるとか、第三者機関からこの評価内容に関して勧告というか、評価意見をもらうとか、そういうことというのを定期的にこれから実施されるとか、実施されたような実績があるのかということです。
それから、26号線沿いに企業誘致ということなんですが、こちらは、企業誘致で大体
泉南市は、こういう産業を育てていきたいので、こういう産業をターゲットとして、ある程度ちょっと人的に集積を図るようなお考えがあるのか、それとももう雑多にとりあえず場所を提供して、そこに手を挙げていただいた企業に制限じゃないですが、統一性なく入っていただくというようなことを考えておられるのかが2点です。
3点は、PFI、さっきおっしゃっていたスポーツクラブとか飲食という形なんですが、これはPFIの受託業者というのは、1つの形としては、もしかすると土地を持っていまして、そこに他の
事業者に対してのテナント会社というか、それの賃貸収入を取るような管理会社になるような形もあり得るのか、
市長がおっしゃっているのは、そのPFI業者自身が建物を建てて、レストランとかジムも運営する、そこの運営も兼ねるような形も想定に入れられているのか、そこだけ教えていただけますか。
29
◯竹中市長 まず、プロポーザルですけれども、プロポーザルをやった場合の選定
委員会を設置をしております。その都度です。その中でどういうところにどういう評価点をつけるというのは審査しております。
事業の内容によって、その見る視点というんですかね、項目は変わってきます。それに合わせて
事業の種別に合わせて、どういう見方をするかというのは決めて、そこでの採点をしていただく。
プロポーザルでやった場合、その
事業の内容、特に
事業者によって、いろんな提案がありますので、その提案の内容をどういう評価をするかというのは、その
事業の内容によって種別、いろいろありますので、それに一番適したやり方というので、選定
委員会で決めていただいております。
それから、企業誘致の業種ですけれども、特にどういう業種を求めるということは、我々としては提案しておりません。ただ、関空が近いということもあって、輸出入の産業なんかが来やすいんではないかという思いはあります。りんくうタウンの中にも、かなり関空を使って
事業をされているところというのはたくさん来られていますので、
泉南市としては、関空が近くにあり、しかも高速もすぐ近くにあります。
第二阪和で和歌山・大阪間の交通が非常に利便性が高いということもあって、その辺の利便性を見ての企業が来ていただけたらというふうに思っておりますが、特にどの業種という思いはございません。
それと、PFIの関係ですけれども、この間からの提案をいただいている中には、オリックスも来てございます。オリックスさんの場合は、建物を建てて、それを賃貸で貸すというやり方をされると思います。ほかには直接そこで
事業をやろうというメーカーもありました。
というところで、どちらの形態をとりましても、我々としては一切の維持管理委託料は支払わずに、地代をいただかずに独立採算でやっていただきたいというふうに考えております。
30
◯澁谷委員長 金子
委員、よろしいですか。
以上で
質問はいいですか。
31 ◯山本
委員 すみません、最後、私から
質問をさせていただきます。端的にということで。
もう
財政難ということで、
泉南市、これからやっぱりキーワードは選択と集中かなというふうに思います。入りも出もどちらも選択して集中してやっていく必要があるかというふうに思うんですけれども、出の部分は
FMであったりとか、これからいろいろ
事業自体の見直しをしていただけると思うんですが、僕は入りの部分で
質問をします。
入りの部分では、消極的な活動としては、先ほど言った未回収分の税金の徴収とか、そういうものがあると思うんですけれども、積極的なやっぱり活動として、これから夢の話ですね、希望の話として、やっぱり切っていくだけでは限界があると。新しいところはどこをとっていくのかというところで、今もいろんな話があったんですけれども、この
予算書を見る中では、20代の若手議員の一人としては、余り希望が見出せなかったんですね。なので、
市長の中で、ここにはもう選択と集中で思いっきり投資をしてやっていきたいというところがあれば、具体的なビジョンがやっぱり欲しい。
国内外の
集客事業にしても、今確かにりんくうタウンをやっていますけれども、どうやってインバウンドをこの
泉南市に持ってくるのかというところのビジョンまで描いていなければ、こういった積極的な活動というのは、結局は一過性のものになってしまって、継続性のないというか、活動になってしまうので、何とか点と点になっているものを線で結ぶようなビジョンがあれば、最後に教えてください。
32
◯竹中市長 確かに余りここに重点的にという配分はしておりません。というよりも、それすらできないような
財政状況になっているということかというふうには思いますけれども、ただ、極力お金を使わずに、市の
一般財源を使わずにできるような
事業展開を考えていきたい。
その結果としてりんくうタウンであったり第二阪和の
事業、これは前の副
市長にはよく言われたんですけれども、他人のふんどしで相撲をとっているような
事業ばかりやっていると言われたんですが、まさにそういう
事業の展開を進めていきたいなというふうに思っています。
それと、平成27年から始めました地方創生の
事業、あれも今までは100%の
交付金でやっておりましたけれども、そういうのには、もう積極的に取り組んできたわけでございます。
今回のこの
予算には入っていませんけれども、先ほど堀口
委員の
質問にもありましたけれども、アナゴの養殖やとか砂栽培、これはまたことしも続けていきますけれども、ここに入っていないのは、先ほども言いましたように、地方創生、今先に入れておくと補助対象にならないということで、今回は一部しか入れておりません。残りは新たに交付決定が出た後に、また改めて
予算化をさせていただくというつもりで、そういうところには投資をしていきたいなというふうには考えてございます。
33 ◯山本
委員 私の意見で終えたいと思いますけれども、
市民の
皆さんに、これからの
泉南市の話をするときに、
財政が悪いと、きのうも眞塚参事が話をされていましたけれども、
財政が悪いという
説明責任と、やっぱり
市民の
皆さんにも、これからの住んでいく
泉南市に展望がなければ、やっぱり何もできないほどやばいんですという話だけでは、出て行ってしまうと思うんですね。
なので、ここに関して、ないものから生み出していくのがやっぱり行政の仕事であり、議会もそこに協力してやっていく仕事ではあると思うので、どうかそこだけは諦めずにやっていただきたいなと思いますし、我々もそこは協力していくので、ぜひとも知恵を出し合いながらやっていただきたいというふうに要望して終わりたいと思います。
34
◯澁谷委員長 以上で
市長に対する
総括質問を終結いたします。
(
総括質問終了)
──────────────────────
◎ 討論、採決
35
◯澁谷委員長 これより各会計
予算について順次討論、採決を行います。
まず初めに、議案第21号「平成29年度大阪府
泉南市一般会計
予算」について討論を行います。討論はありませんか。
36
◯和気委員 平成29年度
泉南市一般会計の反対討論を行います。
歳入歳出総額は256億5,640万円と前年度
予算と比較して約22億8,100万円が9.8%の増額というふうになっています。
予算案の
あらましでは、平成22年10月、
財政早期健全化宣言、身を切る
改革は、その後に平成27年度においては、
実質収支は約2億4,000万円という形で、6年連続の黒字という決算というふうになっていますけれども、
退職手当債の発行や基金の取り崩しなどで黒字となっている経済収支が5年連続で、これは悪化となっています。
そういったことで、今まで
公共料金の値上げとか職員の給料カットなどで
財源をつくってきていますし、第5次
行財政改革実施
計画、これは平成29年度までとなっています。また、今後さらなる
市民負担となる、この
改革を進めなければならない
状況というのを危惧しております。
土地開発公社による借金の返済や、また泉州東部区域の農用地総合
整備事業、こういった形の償還金、これについては年間7,800万9,000円ということですけれども、こうした償還金がどんどん増額している
状況であります。
こういった中で、
市税収入をふやすことが不可欠というふうにありますけれども、
滞納繰越金が当たり前のように計上されていますし、税の
公平性からいけば、払える税額にして、また
利用料などに滞納をなくす、こういった形の回収できる体制をつくるべきだというふうに考えます。
また、子育て支援については、子ども医療助成、これは中
学校まで拡充したことは評価をいたします。しかしながら、今後完全無料という
市長の公約でもありますので、窓口負担最高額2,500円についても、これは助成し、高校卒業までの拡充をこれは願います。
また、
学校教育においては、
学校のあり方を今いろいろ議論されていますけれども、中
学校1校、小
学校1校という、こういうことに対しては、
学校統廃合
計画、これについては撤回すべきだというふうに考えます。
さらに、小中一貫校の
計画は、メリットばかり
説明の中でいろいろと強調されてきましたけれども、デメリットの解決方法に確信が持てない
状況であれば、これは見直すべきだというふうに考えます。
また、
泉南中学校は、もう建てかえ
計画も進められていますし、実施するようになりました。次は60年経過している
老朽化した西信達中
学校の建てかえ
計画を立てなければならない時期だというふうに思いますので、しっかりとこの辺は
計画を立てるべきだというふうに考えます。
また、府下で最もおくれている
泉南市だけが就学援助費の修学旅行費8割、給食費7割の
状況ですけれども、これも本当に子育て支援、そして
泉南市の若者が安心して住み続けられ、勉強、学力も上げられるということは、大事な部分でありますので、これは早急に全額支給すべきだというふうに考えます。
また、エアコン設置、中
学校1・2年生、今度設置されるということで、また小
学校にウオータークーラーを設置されることについては、生徒や保護者の
皆さんは喜ばれています。また、今後小
学校への全教室にエアコン設置、これはこれから要望としておきます。
また、住宅リフォーム制度、これについても耐震化、そして
泉南市の中で、小中、商売の方、業者の方が安心して仕事ができる、こういったことがやっぱり熊取町だとか近隣でも実施されていますので、こういうことは
予算をつけるべきだというふうに思います。
また、JR和泉砂川駅整備、この整備も進められていることは大事なことでありますが、生活道路の適正な維持管理のことも、ぜひ
予算の中では増額するべきだというふうに考えます。
また、マイナンバー漏えい対策については、強化されるということでありましたので、しっかりとこれは強化を今後も求めていきます。
それから、
市長が夢の実現に向けての
計画、いろいろ先ほども熱く語られておりましたけれども、りんくう公園の
整備事業は、これは語られておりましたけれども、
市長の思いとかは全く反映できない
状況でありますし、またいろいろ
市民の公園というふうに言っていますので、こういった意見も出されない中で、丸投げ状態の中で、企業に丸投げしたことで、後から意見じゃなくて、丸投げされるということであれば、これは成功すればいいですけれども、失敗すれば市のリスク、
財政にも影響があるというふうにお聞きしていますので、これはリスクを伴うものになりかねません。
また、山手の地域においては、URの一丘団地から店が撤退するなどの住民、本当に大変困っている
状況で、山手は疲弊しています。
泉南市に住み続けられるように、本当に市内から住民が転居しなくても済むように、内陸部の
活性化、商業誘致など、いろんな形で住みやすいところにすべきだというふうに、力を入れていただきたいというふうに思います。
次に、部落問題など、あらゆる差別をなくす、こういった今議論をされておりますけれども、これについては、多様な差別に適用するというような文言にもなってきておりますので、こういったような条例の見直し、条例の文言を変えるなどの、こういったことを提案をいたします。
それから、
FMについてですけれども、40年で40%削減等は、40年後の人口推移だけで今
計画を立てられておりますけれども、こういう
考え方じゃなくて、本当に
公共施設のあり方、災害時の避難場所、コミュニティの大事な部分、こういったこと、社会
状況の変化、
市民の要望もしっかりと聞きながら、今現在見ますと
説明会参加者、すごい少ない
状況の中で、これは地域住民の意見をしっかりと聞き重視して考えていくべき、見直していくべきだというふうに考えます。
それから最後になりますが、市が今まで進めてきた
幼稚園の2園化、そして
保育所の民営化、指定管理制度の導入とかで、しっかりと
財政が大変やということで、生み出すためにということでしてきたことの中で、効果額という形でずっと示されてきておりましたけれども、これは借金返済に回ってきている現状であります。
また、旧
幼稚園跡地、土地開発の当初の売却などは一向に進んでいない
状況でありますので、大型関連
事業、農業公園の借金が今でも
市民への負担となって押しつけるような
状況であります。こういったことから、こういった
予算でありますので、意見を述べて反対討論といたします。
以上です。
37
◯澁谷委員長 ほかに。
38
◯森委員 非常に残念です。
市長も認められておりますように、このような大変追い詰められた
財政状況の中にあって、そこから脱出しようという意欲の発露もこの
予算書には見えない。その
予算編成に取り組む態度も改まっていない。今、ここでこの機会を逃して、議会がチェックをかけなければ、またこのままこの
縮小路線が続いていってしまう。
市民の
皆さんには御迷惑をかけて大変申しわけございませんが、あえて議会はここでこの
縮小路線に待ったをかけるべきだと思います。反対します。
39
◯澁谷委員長 ほかに。
40 ◯山本
委員 今回の平成29年度一般会計
予算に反対です。
大きな理由としましては、ごみ収集
事業の収集補助業務委託です。
まず、今回のプロポーザル実施内容、昨年の特別
委員会の経緯があるにもかかわらず、受託者選定要件は、環境の保全を図る活動を行う、
泉南市に所在を置くNPO法人という、極めて限定的です。参加資格を満たすNPOは12団体、そのうちごみ収集関連業務の実績を持った団体は実質1つしかありません。
選定方法において、
公平性、公共性、競争性が欠けた内容になっていることに不信感を持たざるを得ません。
また、特別
委員会から端を発して当該団体自体の透明性にも疑問があり、既得権益化しているのではないかと言わざるを得ない箇所もあります。
以上の理由から、ごみ収集
事業の収集補助業務委託が含まれる本
予算に賛成することはできません。
市議会は、二元代表制のもと、
市長、その他の執行機関と対等な機関として、緊張関係を保持して
市政運営に関する監視、チェックをしていかなければいけません。一議員である私もその一端を重く背負っています。
もちろん議会、私も、質の向上、
改革スピリットに力を入れていかなければならない、それを前提に置いた上で、特にこの今回の
予算、是々非々、既得権益の打破というスタンスで市政に臨む会派としても、多角的視点から多方面に情報収集を行いましたが、考えた結果、政治で何よりも損なってはならない公正性、透明性、信頼性の観点で、決して妥協するものではなく、反対せざるを得ないという結論に至りました。
41
◯澁谷委員長 ほかに。
42 ◯堀口
委員 反対です。
自民党・創生会として会派を代表いたしまして、今回の
泉南市一般会計
予算案に反対の立場から討論をさせていただきます。
これまでの議論と重複する部分が多々あるため、時間の都合上、その辺は省いて討論を行います。
泉南市では、
財政難を理由に選択と集中が行われてきました。行政として当然の行動であり、そんな中でも
市民生活に必要不可欠な、また次世代に向けた新たな
事業を展開していく、その姿勢については一定評価をしております。
もちろんその成果をどう出していくか、成果の上がる
事業ができたのかどうかも、検証をしっかりと後々やっていく必要があるかと思います。
しかしながら、そういった
努力の向こう側で、プロポーザルを初めとする公共調達等にまつわる事案について、競争性、
公平性、公正性への
泉南市に対する多くの疑問点、問題点が噴出し、前の期の
泉南市議会においては98条・百条
委員会が設置をされ指摘をされてきたわけであります。
改選後の市議会においても、本会議における我が会派の南議員や私、大阪維新の会の原口議員など、多くの議員が、随意契約にかかわる問題点を指摘する中、今般の
予算委員会の答弁の中で、これらの反省を踏まえてという言葉とともに、これまでと何ら変わりない姿勢を理事者側が示したことに、我が自民党といたしましても、また我が会派といたしましても、幹事長が常々おっしゃっておりますけれども、是々非々の観点から鑑みても、到底受け入れられるものではありません。
今般の
予算案について反対をすることは、議員として、また党として、会派として大きな決断であり、断腸の思いでありますが、現在の地方自治制度上、
市民の代表として二元代表制の一翼を担う私たちが、おかしいことはおかしいと声を上げざるを得ません。
改めて我が会派の総意として、反対を申し上げることを表明し、討論といたします。御清聴ありがとうございました。
43
◯澁谷委員長 よろしいですか。────以上で本件に対する討論を終結いたします。
これより議案第21号「平成29年度大阪府
泉南市一般会計
予算」を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の
委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
44
◯澁谷委員長 起立少数であります。よって議案第21号は、否決されました。
会議の途中ですが、午後1時30分まで休憩いたします。
午後0時 3分 休憩
午後1時56分 再開
45
◯澁谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第22号「平成29年度大阪府
泉南市樽井地区財産区会計
予算」から議案第39号「平成29年度
泉南市水道
事業会計
予算」までの以上18件について討論を省略し、これより一括して採決をいたします。
お諮りいたします。本18件について賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
46
◯澁谷委員長 起立少数であります。よって以上の18件の
予算については否決されました。
以上で本特別
委員会に付託を受けました平成29年度
泉南市各会計
予算19件の審査は終了いたしました。
続いて、議案第40号「平成29年度大阪府
泉南市一般会計補正
予算(第1号)」を議題とし、質疑を行います。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。
以上で本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。
以上で本件に対する討論を終結いたします。
これより議案第40号を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに御異議はありませんか。
〔「異議あり」の声あり〕
47
◯澁谷委員長 ただいまの
委員長の宣告に対し、御異議がありますので、本件については、起立により採決をいたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の
委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
48
◯澁谷委員長 起立少数であります。よって議案第40号は、否決されました。
以上で本特別
委員会に付託を受けました平成29年度
泉南市各会計
予算19件及び補正
予算1件の計20件の議案の審査を終結いたします。
連日にわたり慎重なる御審議を賜りまして、まことにありがとうございました。
なお、本会議における
委員長の報告につきましては、私に御一任をいただきますよう
お願いいたします。
これをもちまして、平成29年度
予算審査特別
委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
午後1時58分 閉会
(了)
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