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平成26年第1回定例会(第5号) 本文 開催日: 2014-03-26
平成26年第1回定例会(第5号) 名簿 開催日: 2014-03-26

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  1. 泉南市議会 2014-03-26
    平成26年第1回定例会(第5号) 本文 開催日: 2014-03-26


    取得元: 泉南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯議長(中尾広城君) おはようございます。ただいまから平成26年第1回泉南市議会定例会継続会を開議いたします。  直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。  これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において2番 古谷公俊議員、3番 谷 展和議員の両議員を指名いたします。  次に、日程第2、議案第1号 市道路線の認定についてから日程第6、議案第8号 泉南市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの以上5件について一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案5件について、総務産業常任委員長の報告を求めます。総務産業常任委員長 木下豊和議員。 2 ◯総務産業常任委員長(木下豊和君) 皆さん、おはようございます。ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において総務産業常任委員会に付託を受けました議案第1号 市道路線の認定について及び議案第3号 泉南市土地開発公社の解散に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてから議案第4号 泉南市附属機関に関する条例及び報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定についての2件、並びに議案第7号 泉南市消防賞じゆつ金支給条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第8号 泉南市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についての2件の計5件について、審査の概要と結果について御報告申し上げます。  審査の結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付いたしております本常任委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。  本常任委員会は、去る3月11日、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。  それでは、本委員会における各議案の審査の概要と結果について、順次御報告を申し上げます。  なお、本報告につきましては、委員長一任の了承のもと作成したものであり、委員の活発な質疑のうち、主要な部分についてのみ御報告を申し上げるものでございます。  まず、議案第1号 市道路線の認定について御報告申し上げます。  初めに、議決するに当たり審査資料だけでなく、実際に現場確認を行う必要があるのではないかとの問いに、今後、検討した中で対応していきたいとのことでした。  次に、今回14路線を認定することにより総道路延長数はどれくらいになるのかとの問いに、現在約210キロあり、今回の認定分が約1.7キロとなるので、約212キロになるとのことでした。  次に、今後の道路管理のあり方を示せとの問いに、昨年に路面性状調査を行い、その調査結果を1つの客観的指標として、今後の道路管理に活用していきたいとのことでした。  次に、いまだ帰属されていない道路について、地域住民からは引き取ってほしいとの声が上がっているが、その対応についてはどうするのかとの問いに、今回の対象となっている道路は全て都市計画法に基づいて開発されたものであるため、その他の道路については市道の認定基準に合致しなければ対象とはならず、底地についての問題が一番大きいとのことでした。  次に、道路を寄附してもらう場合、底地の問題があると思うが、市から積極的に働きかけは行っているのかとの問いに、直接市から働きかけるのは難しく、地域住民の方の協力が必要となってくるとのことでした。  次に、道路管理をするに当たり補修計画をつくる必要があるのではないかとの問いに、補修計画を作成するためには総延長212キロ全てを把握する必要があるため、非常に困難な作業であり、将来的には補修計画を作成する必要はあると考えているが、現状として難しいと考えているとのことでした。  次に、今回市道認定を提案している一番古い道路で昭和55年とあり、かなり経年劣化していると思われるが、管理の状況はどうなっているのかとの問いに、都市計画法に基づき行っていることから、実質的には市の維持管理となっているとのことでした。
     次に、今回、認定路線の道路に側溝はあるのかとの問いに、側溝は全てあるとのことでした。  次に、下水道工事が行われている中で掘削が行われるなどして、道路の補修された箇所はあるのかとの問いに、下水道工事により舗装がされ、新しくなっているものもあり、今後も工事の状況により全面舗装等が行われる場合があるとのことでした。  次に、古い分についてはもっと早い時期に市道認定の手続ができなかったのか、理由を示せとの問いに、ここ15年は開発が終わって建物が7割ぐらい建つと引き取りを行うという7割ルールを使わず、速やかに所有権を変えているが、それ以前は7割ルールによるタイムラグのため、所有権が開発業者のままになっている道路がたくさんあり、弁護士と相談を行っていたが、所有権の移転がうまく進まなかったものであるとのことでした。  次に、市道において事故が起きた場合、保険は有効なのかとの問いに、道路側に瑕疵がある場合については保険が適用されるが、事故を起こした方も一定の責任がある場合は負担割合を決め、それに基づき賠償保険が支払われるとのことでした。  次に、中之池西住宅内線の陥没についての状況を示せとの問いに、現場確認の上、何らかの危険な箇所があるのなら、今後対応していくとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号 泉南市土地開発公社の解散に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について御報告申し上げます。  初めに、土地開発公社公債費管理基金条例が関係する趣旨を示せとの問いに、本基金条例の設置目的は、償還財源を確保することにより公共施設の整備の促進を図るものであり、この基金を利用し土地開発公社に貸し付けすることにより施設整備促進が図られることで規定されたものであるとのことでした。  次に、土地開発公社が解散したことにより、今後、土地買収等の業務はどこで行われるのかとの問いに、事業担当課において当該する土地を基本的には単年度で購入していくとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号 泉南市附属機関に関する条例及び報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。  初めに、本条例の一部改正により設置された泉南市都市計画マスタープラン策定等委員会において改訂される都市計画マスタープランをどのように活用していくのかとの問いに、今後10年間の泉南市における土地利用の構想や建築物の制限などの方針を定めており、今回の改定により今まで開発できなかった、例えば業務施設や流通施設を誘致しようとする内容が記載されれば、地区計画や開発許可も規模の小さいものであれば可能となるとのことでした。  次に、委員会の開催回数は必要に応じてふやしていくのかとの問いに、おおむね5回を予定しているが、進捗状況に合わせてふやしていく可能性もあるとのことでした。  次に、マスタープランの策定後も委員会はこのまま10年間置かれるのかとの問いに、2年を任期とし、任期満了となれば新たに委嘱していくとのことでした。  次に、本市には現在40の附属機関があるが、その実態は委嘱されたまま機能していない機関が多く、整理を行う必要があるのではないかとの問いに、一度附属機関の見直しを行い、必要でないものは削除していきたいとのことでした。  次に、委員会の名称に「等」が入っている理由を示せとの問いに、「等」を入れておかなければ、策定で完結するため、進行管理も行うために「等」を入れているとのことでした。  次に、マスタープランの中に地区計画は包含できるのかとの問いに、最上位に総合計画があり、その中の都市計画土地利用等に関することをマスタープランで決めることにより、それを生かすまで開発に向けた具体の作業が地区計画であるとのことでした。  次に、マスタープランを策定することにより内陸部は活性化されるのかとの問いに、泉南インター周辺りんくうタウンの活性化及び土地利用について大きなテーマがあり、その2点を結ぶ泉佐野岩出線沿道市街化調整区域の土地利用、また砂川樫井線が延伸される沿道の市街化調整区域の土地利用等について検討する必要があり、マスタープラン策定の中で位置づけを行いたいとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号 泉南市消防賞じゆつ金支給条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。  初めに、賞じゅつ金の種類を示せとの問いに、殉職者特別賞じゅつ金殉職者賞じゅつ金障害者賞じゅつ金の以上3種類とのことでした。  次に、支給対象となるのは殉職された方になるのかとの問いに、生命の危険を顧みず職務を遂行し、殉職や障害を負った場合、特に功労が認められた方に、その勇敢な行為をたたえ弔意あるいは見舞いの意を表するため、遺族に対し共済金を支払うものとなっているとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号 泉南市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。  初めに、今後の処遇改善を示せとの問いに、今後、処遇改善についてはさまざまな形で発令されると予測しているので、その都度改善策について検討するとのことでした。  次に、現在の消防団員体制について問題はないのかとの問いに、現状で対応はできているとのことでした。  次に、自主防災組織の連携状況を示せとの問いに、地域によっては消防団員も自主防災会及び区単位での団体に加盟、協力、協働といった形で参画しており、今後もそのような機会を多く設け、啓発に努めていきたいとのことでした。  次に、消防団員の平均年齢を示せとの問いに、約61歳とのことでした。  次に、退職報償金について、30年以上の勤続年数では団長と団員にかなりの差額があり、縮めることはできないのかとの問いに、消防庁からの政令によるため、この内容で理解願いたいとのことでした。また、それぞれの役職に応じた退職金額は、退職時の階級からさかのぼって1年を超えた時点の階級が対象となるとのことでした。  次に、今回の退職金以外にも処遇改善はあるのかとの問いに、装備の改善や教育訓練の改善、また資格制度の改善などがあるとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  以上が本常任委員会に付託を受けました議案第1号 市道路線の認定について及び議案第3号 泉南市土地開発公社の解散に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてから議案第4号 泉南市附属機関に関する条例及び報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定についての2件、並びに議案第7号 泉南市消防賞じゆつ金支給条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第8号 泉南市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についての2件の計5件の審査の概要と結果でございます。  甚だ簡単ではございますが、本常任委員会に付託されました議案5件の審査結果について、私の御報告とさせていただきます。 3 ◯議長(中尾広城君) ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略し、これより本5件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────小山議員。 4 ◯1番(小山広明君) それでは、討論をさせていただきたいと思います。  議案第1号は、市道認定のものでございますが、側溝が下がっておる。どういうんでしょうか、没落という表現が正しいんでしょうか。そのことが本会議でも議論がありまして、委員長報告の中でもちょっと明確には報告がなされていないんですが、危険であれば何とかしたいという報告になっておるんですが、委員会の中でも議論があって、私も傍聴して聞かせていただきましたが、やっぱり明らかにあのまま引き取るというのは問題がある状況ですよね。  その後も私も見に行きましたけれども、市道として引き取るには、やはりちゃんといい状態にして引き取るべきことは当然であります。  委員会の議論の中でも市の担当の方が、敷地の中が下がっておるので、そこの協力も得ないといけないというような答弁があったんですが、側溝は上げれば済むだけの問題で、雨が降ると側溝が機能しないわけですね、そこに水がたまって。これは、反対はしませんけれども、ここはちゃんと早急に直して、市道としての整備をすることを意見を申し上げておきたいと思います。  あとは、議案第7号の消防賞じゅつ金についての問題ですが、これも賛成の立場で討論させていただきたいと思います。  消防団というのが大変重要な役割を示しておるわけですが、国の政令によって画一的にこういう改正が行われるわけですが、もう少しやっぱり市の実情に合った改正が必要じゃないか。議論の中でもありました、委員長報告の中でもありましたように、団長と一般団員の差が大き過ぎるんじゃないかというような質疑に対して、やはり政令にのっとってやっておるから御理解願いたいという、そういう答弁だったと思うんですが、消防団のない地域、自治体もあると思いますので、貴重な消防団があって、火災があれば仕事を放って駆けつける、そういう立場でありますので、その辺の待遇については、十分にしていくことが私は必要だと思いますので、その辺はもう少し実情に合った調査をして、議会にも市民にも報告をいただいて、消防団の自立に期するような、そういうことを今後もしていただきたいという意見を付しておきたいと思います。  以上、賛成討論で意見を付させていただきますので、よろしく御賛同いただければと思います。ありがとうございました。 5 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────以上で本5件に対する討論を終結いたします。  これより順次採決をいたします。  まず初めに、議案第1号 市道路線の認定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 6 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第1号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号 泉南市土地開発公社の解散に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 7 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第3号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号 泉南市附属機関に関する条例及び報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 8 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第4号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号 泉南市消防賞じゆつ金支給条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 9 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第7号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号 泉南市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 10 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第8号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程第7、議案第2号 泉佐野市に委託した休日診療事務の変更についてから日程第10、議案第32号 支払督促の申立てに係る訴えの提起についてまでの以上4件について一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案4件について、厚生文教常任委員長の報告を求めます。厚生文教常任委員長 堀口武視議員。 11 ◯厚生文教常任委員長(堀口武視君) おはようございます。ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において厚生文教常任委員会に付託を受けました議案第2号 泉佐野市に委託した休日診療事務の変更について及び議案第5号 泉南市社会教育委員に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第6号 泉南市乳幼児等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの2件並びに議案第32号 支払督促の申立てに係る訴えの提起についての計4件について、審査の概要と結果について報告を申し上げます。  審査の結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付しております本常任委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。  本常任委員会は、去る3月12日、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。  それでは、本委員会における審査の概要と結果について、順次御報告を申し上げます。  なお、本報告につきましては、委員長の一任の了承のもと作成したものであり、委員の活発な質疑のうち、主要な部分についてのみ御報告を申し上げるものであります。  まず、議案第2号 泉佐野市に委託した休日診療事務の変更について御報告申し上げます。  初めに、泉佐野市に委託している休日診療事務が変更されるとともに、現在ある場所からりんくうタウンに移転するとのことであるが、このことにより市民に対してどのようなメリットがあるのか示せとの問いに、泉佐野市にある現在の診療所より移転後のほうが面積が広くなるため、駐車場が55台駐車可能となり、道路に車があふれ出て駐車困難となるような現状の混乱はなくなるとのことでした。  次に、平成24年度の負担金の実績を今回の負担割合の変更に当てはめた場合どのようになるのかを示せとの問いに、平成24年度の実績は黒字であり、赤字の場合にのみ負担金が発生するため、負担割合を変更して当てはめても各市町村の負担は発生しないとのことでした。  次に、診療時間について詳細を示せとの問いに、診療時間は現在と変更なく、土曜日は18時から21時まで、日曜・祝日、年末年始は10時から12時と13時から17時までとのことでした。  次に、条例の改正前は「休日診療所の管理及び執行に関する」となっているのが、改正後は「休日診療に関する」と簡略化されているが、何か特別な意味があるのかとの問いに、名称を休日診療所から泉州南部初期急病センターと変更することに伴い、休日診療所という文言を整理する必要があったため、実際の内容が変わらないように集約したものであるとのことでした。  次に、泉州南部初期急病センターの開設に当たって建設費の負担がなかったのかとの問いに、泉州南部初期急病センターは大阪府地域医療再生計画に基づき整備を行ったもので、地域医療再生基金事業推進助成金で全額賄ったものであるとのことでした。  次に、近年の自治体別診療所利用人数を示せとの問いに、自治体別診療所利用人数については、平成22年度の実績では、泉佐野市が2,581名、泉南市が857名、熊取町897名、田尻町244名、阪南市が638名、岬町49名、その他府内332名、府外157名で5,755名とのことでした。  次に、今回の変更により負担割合が人口割と利用者割の各2分の1ずつから、人口割1割、利用者割9割に変更になるということであるが、負担が発生するのはどういう場合かとの問いに、休日診療所を開設するには、医師や看護師、薬剤師、また医薬品の確保が必要になるため、患者が来なくても運営経費は必要であり、通常の救急体制の休日診療所であれば赤字になることが普通であると考えるが、平成9年以降、特にインフルエンザ等の流行もあり毎年黒字になっているのが実態であるとのことでした。  さらに、診察時間の延長や医師を複数にするなどの体制強化を行えば、当然に赤字となることが予想されることから、診療報酬から開設経費を差し引き、赤字部分が発生した場合、その赤字について人口割と利用者割で割って計算することになるとのことでした。  次に、通常、医師の体制は小児科1名、内科1名と聞いているが、複数体制の場合は何名で診察をしているのかとの問いに、現状の診療所では通常小児科1名、内科1名の2名であるが、5月の連休や年末年始については1名増員し、3名体制をとっており、急病センターに移行する際も同じ形をとるとのことでした。  次に、急病センター内でのインフルエンザ等の感染症対策はどのようなものかとの問いに、入り口を2つに設けており、内部も仕切りをして感染症に対応できる形になっているとのことでした。  次に、人口割が1割、利用者割が9割となることから、人口、利用者数とも多い泉佐野市が負担が重くなるという内容であるのか、という問いに、現状から比べると、利用者数の負担がふえること、また人口比率からしても泉佐野市が一番多くなると想定されるが、その年度ごとの変動や、インフルエンザ等の流行地域の偏りなどのケースも考えられるため、利用者の実態に応じて負担をしていくことになるとのことでした。  次に、急病センターの設置は法的に義務づけられて設置しているのか、任意で設置しているのかとの問いに、大阪府地域医療再生計画で、各圏域で1次救急、2次救急、救急医療体制の再構築など具体的な施策の充実について記載されており、それに基づいて設置しているものであり、法的な記載がないため、法的義務ではなく、計画に基づくものであるとのことでした。  次に、泉州地域の診療体制について示せとの問いに、小児については1次救急として岸和田に北部小児急病センターがあり、南部には小児も含めた急病センターの整備が必要ということで今回整備されたとのことでした。さらに、入院などを要する重症の方のために2次救急の指定病院があり、月曜日から日曜日まで輪番で担当病院が指定されており、個人で行く場合でも、消防から担当の病院を教えてもらえるようになっているとのことでした。  そのほか、泉南市内にも土・日に診療している病院があるように、各自治体内で休日や夜間の診療を行っている病院があり、それらを含めて泉州地域の住民に対する救急医療体制をとっている状況であるとのことでした。  次に、平成26年度の予算は各市町村ではどのように計上しているのかとの問いに、泉佐野市は他市町から休日診療事務を受託するため予算を確保しているが、本市を含めた2市3町は、年度が終わってからの清算となるため、平成27年度以降に予算化していく予定であるとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号 泉南市社会教育委員に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。  初めに、委員の職務内容、活動実態を示せとの問いに、社会教育に関しては教育委員会に助言をするという職務で、年二、三回の会議と、委員としての研修会への参加などをしているとのことでした。  次に、委員の定数は25名以内であるが、現在は11名委嘱されており、過不足はないのかとの問いに、社会教育の各分野を現在の11名の方々で網羅できていると考えているとのことでした。  次に、社会教育、社会教育団体、社会教育指導者とはどのようなことを指すのか具体的に示せとの問いに、社会教育とは学校教育を除く教育活動であり、主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動を指し、その中には体育及びレクリエーションの活動を含むという定義となっている。また、社会教育団体とは、体育協会や青年団協議会、文化協会などがそれに当たり、社会教育指導者としては社会教育活動について熱心にリーダーシップを発揮して活動していると考えているとのことでした。  次に、委員のメンバー構成について、年齢層が高く、定数が25名以内であるならば、もっと年齢層や分野を幅広くしてさまざまな問題の経験者や今日的な問題に対応できる方々を人選することはできないのかとの問いに、それぞれの分野で知識の豊かな方、経験を積んでおられる方々を委嘱しているため、年齢が高くなっていると考える。また、委員の年齢や分野等に規定はないので、次の人選に当たっては、今回の意見を踏まえ実施していきたいとのことでした。  次に、本市の社会教育に関する計画が未策定であると考えるが、委員の委嘱基準を市独自で決定していく立場となったことを受けて、社会教育に関する計画を策定してはどうかとの問いに、各年度ごとの社会教育に関する基本方針を定めて社会教育委員会議を示しているが、社会教育に関する総合的な計画は未策定である。第5次総合計画の中で策定していくとうたっていることから、今後、委員にも意見をもらいながら着手していくことになるとのことでした。  同じく社会教育に関する計画について、委員にも意見をとのことだが、今後ますますふえていく高齢者がどのように生きがいを見つけていくのか、障害者がどのように自立し、社会参画を果たしていくのかも社会教育の1つであると考えていることから、そういう当事者が社会教育委員に入っていないことについてどう考えるのかとの問いに、計画の策定のため審議会を置いて高齢者や障害者の団体の方々にも入っていただくのか、社会教育委員に諮問をして計画を策定していくのか、未定のため、今後検討していきたいとのことでした。  次に、条例の一部を改正について、社会教育法の内容をそのまま条例に変えただけという考え方では、自立性、自主性がないのではとの問いに、本条例改正は、社会教育のあり方を規定するものではなく、社会教育委員を委嘱する基準を定めるものであり、結果的には社会教育法の内容そのままとなったが、内容が適当であるかどうかについては、教育委員会として十分検討したものであるとのことでした。また、実際の委嘱については、一定の内規があり、その中で市独自のものを加味して運用していくとのことでした。
     以上で質疑を終結し、討論に入りました。  討論では、賛成討論として、社会教育法で位置づけていたものを各自治体で定めることになったのは、地域に合った実効性のある社会教育を願ってのことと考えており、泉南市に合った社会教育はどうあるべきかということをもっと市民にも知らせ、議会でも議論した中で、条例改正していくべきであると考える。議会は条例の制定に関してふさわしい議論の場であることから、議会との連携のあり方についても積極的に考えてもらいたいとの意見を付して賛成するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決しました。  次に、議案第6号 泉南市乳幼児等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。  初めに、今回の条例改正については、3市3町の福祉担当部局で足並みをそろえるということと、広域の動きとして連携していくやり方では全然意味が違うと考えるが、その点に関しての見解を述べよとの問いに、3市3町で医療費助成の対象を引き上げることについては、事務方の意見もあるが、どちらかというと政治主導で決定したところであり、特に子どもの医療や妊産婦問題のように、特に医師会と非常に関係が深い内容については、自治体ごとにまちまちであると医師会も混乱することもあり、さらに施策の中でも特に医療の分野は地域格差がないほうがよいと考えるため、可能な限り3市3町で同じ水準にしていこうとしたものであるとのことでした。  次に、提案理由には小学3年から中学3年と書いてあるが、条例では9歳と15歳となっていることについて、何らかの理由で中学3年生で16歳、17歳ということもあり得るが、この場合は対象となるのかとの問いに、条例に記載のとおり、15歳に達した日以降の最初の3月31日までの間にある者ということであり、対象外であるとのことでした。  次に、大阪府内の乳幼児等医療費の現状を示せとの問いに、平成25年10月現在、通院については政令指定都市を含め府内33市の中、就学前までが17市、小学校2年生までが1市、小学校3年生までが7市、小学校卒業までが4市、中学校卒業までが4市となっており、中学校卒業までの4市は、大阪市、堺市、吹田市、箕面市であるとのことでした。さらに、入院については、就学前が2市、小学3年生までが2市、小学校卒業までが12市、中学校卒業までが17市とのことでした。  次に、2月の大阪府議会で乳幼児等医療費助成の対象歳児を引き上げると答弁していると聞くが、そうなれば、市としても対象の歳児を引き上げるのかとの問いに、確かに府議会で知事が答弁しているが、平成26年度中に検討するということであり、正式決定ではないため、今後決定された段階で検討することになるとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りました。  討論では、賛成討論として、子どもの教育は社会が責任を持つということが憲法にもうたわれている。そういう点で、子どもの入院や通院に十分な社会的支援をすることは当然であり、大阪府や国の施策待ちではなく、自治体が先導して子どもたちの命や学ぶ権利を守るために、もう少し通院についても助成をすべきであるという意見を付して賛成するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決しました。  次に、議案第32号 支払督促の申立てに係る訴えの提起について御報告を申し上げます。  初めに、異議申し立ての内容について詳細を示せとの問いに、佐野簡易裁判所に申し立てている額は残現金158万円で、利息等を合わせて248万7,960円となっており、当該者から平成26年2月20日付で話し合いを希望するとの異議申し立てがあり、その内容は月額金5,000円の分納を希望するものであったとのことでした。  次に、話し合いを希望しているのになぜ訴訟となったのか、その経緯と具体的な返済額を示せとの問いに、当該者はもともと市内で被災し、平成7年5月10日に災害援護資金の貸し付けをしたもので、3年間の返還猶予期間を経て、実際の償還予定は平成10年5月から平成17年5月までであったが、償還予定の直前、平成10年3月に泉佐野市に転出しており、返済期間には一切返済がなかったとのことでした。  電話や訪問による督促を重ねた結果、貸し付けより10年目の平成17年12月27日に初めて3万円が返済され、事情を聴取した上で分納誓約をするに至ったが、分納誓約を履行せず、2回目の返済は平成19年3月27日の2万円であった。  その後、同様の繰り返しで、平成23年6月30日に5,000円の返済と、改めて月額5,000円の分納誓約をしたが、その誓約も履行していない状況であり、最終の返済は平成24年6月29日の5,000円で、これまでの合計返済回数は14回、返済金額は12万円とのことでした。  この状況を踏まえ、信頼関係も途絶え、悪質であると判断したため、裁判手続に入ったものであるとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りました。  討論では、反対討論として、地震で自宅が半壊するという大きな苦しみの中、借りた貸付金であり、払いたいけれど払えなかったということが推察され、信頼関係が崩れたというが、一方的な態度にしか見えない。追加議案として上がってくるような内容ではなく、もっと早い段階で議員に対して情報を出していれば、当該者に行政と違う立場で聞き取りを行い、判断することが可能であった点から反対するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決しました。  以上が本常任委員会に付託を受けました議案第2号 泉佐野市に委託した休日診療事務の変更について及び議案第5号 泉南市社会教育委員に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第6号 泉南市乳幼児等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの2件並びに議案第32号 支払督促の申立てに係る訴えの提起についての計4件についての審査の概要と結果でございます。  甚だ簡単ではございますが、本常任委員会に付託されました議案4件の審査結果について、私の報告とさせていただきます。 12 ◯議長(中尾広城君) ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略し、これより本4件について一括して討論を行います。討論はありませんか。  〔小山広明君「議長、議事進行で」と呼ぶ〕 13 ◯議長(中尾広城君) 小山議員。 14 ◯1番(小山広明君) 文書をこうして配っていただいて、文章を追いながら話を聞いておったんですが、ちょっと読み間違いが若干、何カ所かあるんですが、この場合には言葉で言ったことが正式な報告になると思うのですが、その取り扱いについてはどうされるのか、ちょっとお願いいたしたいと思います。二、三カ所あったんです。チェックはしておったんですが。 15 ◯議長(中尾広城君) 小山議員、私、議長に御一任いただきましたら、しかるべく対処させていただきますので、よろしくお願いいたします。  小山議員。 16 ◯1番(小山広明君) それでは、反対討論の部分から申し上げていきたいと思います。  32号の支払の督促の申立てに係る訴えの提起について、反対の立場で討論させていただきます。  委員会でも申し上げさせていただいたんですが、市から配られた、いわゆる議案書とは別にわかりやすくまとめた資料があって、それに基づいて私は当事者に会いたいと思って訪ねたのですが、見当たらなかったわけですね。そうしたら、南という住所が抜けておったということで、委員会までに私はその当事者に会うことができなかったわけです。その後、委員会が終わりまして、当事者にもお会いしてまいりました。  それで、悪質だということでこういう訴訟をしたということを言われておるんですが、私が会った限りでは、とても悪質という印象は持ちませんでした。本人もぜんそくと心臓の病気を持っておるし、奥さんもなかなか病気がちだということで、新しい家を建てておるよということも聞いたんですが、子どもさんの家に入っていらっしゃるということで、会った感じも大変生活がしんどいだろうなという感じは持ちました。  それで、1万円で分割で払うようにという話を市のほうからいただいたようですが、とても1万は払えないので5,000円にしてほしいと言ったようでありますが、それも聞いた感じでは5,000円もしんどいような状態ですよね。だけど、1万円ということに対して5,000円という無理な返事をしたんだけれども、それは聞き入れてもらえなかったというようなことを言っておられます。  地震で被災して、そういう援助を受けておられるわけですから、考えても大変しんどいだろうなあという感じは持ちますし、そういうことで、もしこれを訴訟しても、相手がお金を払う能力がなければ、結局お金は取れないわけですよね。今回も弁護士費用もたくさんかかりますし、またこれは着手金だと思いますが、これが最終まで決定していけばもっとお金が逆にかかるわけですよね。だから、本人は5,000円払いたいというわけですから、払う意思があるということは明らかだと思います。  そういうことで、やはり生活をする、生活費があるわけですから、生活費に踏み込んで取るということは、これは普通のお金を借りた関係でもできないわけですから、ましてや公の泉南市が相手の立場に立って、払える範囲で払っていただくという対応をするのが、私はこういう事業の性格から言えば当然だと思います。  そういう点で、こういうものを悪質だというようなことで議会に提案する。そして、説明資料もそうやって、相手の権利にかかわることなのに、住所が間違って記載されておるわけですね。私はそのために向こうにも行っておりますし、それだけでは証明にならないと思うので、郵便局でも確認のための郵送、800円出して確認をしたわけですね。そういうのはやはり慎重に、こういう場合にはするべきものが、こういう住所の違うものが概要の説明書になかったという単なるケアミスみたいなものですけれども、そういうところに、ある意味で象徴的に真剣に被災者の立場に立っていないということがあらわれておると私は思うわけであります。  そういう点で、こういう提起をして、その方もこんな提起されても、いずれにしても話し合いをしなければならないんでしょうと、だからこんなことをしてもどうなのかなということを本人も言っておられました。やはり話し合いで円満にその人の生活がちゃんと成り立つようにして、再生をしていくようなことをするのが、私は行政の役割であると思います。  この説明書でも10年間放置しておったような報告なんですよね。異常ですよね。10年間も放置して、辛抱し切れないから提訴だと。10年間一体何をしておったのかということも問われるわけですね。ちゃんとして払う意思があるわけですから、おくれても払っておるわけですから、ちゃんとね、相手の立場に立った対応をするというのが私は大事であるということで反対討論にしますので、議員の皆さんもそういうしんどい被災者の立場に立って御判断をぜひよろしくお願いしたいと思います。  このままやっても具体的な成果というのは僕は望めないと思いますよ、この問題はね。ということでよろしくお願いしたいと思います。  議案第2号、賛成の立場で討論をしていきたいと思います。  これは休日診療事務ということでの提案でありますが、なかなかこういう議案の改正が市民にわかりにくいと思うんですね。私たち議員でもなかなかわかりにくいわけですから、もう少しこういう制度について終始徹底するのに、市民がわかるような説明の工夫をしてもらいたいという意見を付しておきたいと思います。  続いて、議案第5号でございますが、泉南市社会教育委員に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論させていただきます。  これは、法律のひな形をそのまま条例の内容にしているわけですが、実際の条例にこういうものを位置づけしなさいということなんですが、全く泉南市の条例になったというだけで、独自な泉南市の社会教育、家庭教育、または学識経験者による委員の位置づけにしても、泉南市独特なそういう社会教育問題があると思うんですよね。そういうものをやはり具体的に泉南市の実態に合わせて条例を制定していくというのが、私はその趣旨だと思います。  この趣旨の中にも、地域の主体性というようなことも書かれておるわけであります。しかも条例というのは、理事者が提案するというのではなしに、議会が条例を制定していくということからいえば、市民にも議会にもその内容をよく周知をして、議会みずからがこの条例の議論をきちっとした上で制定していくというためには、もう少しこの辺の中身を市民にわかる形で説明をいただきたいという意見を付しておきたいと思います。  次に、議案第6号の乳幼児等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、これは委員長報告の中にもあったように、子どもさんの義務教育は国の責任でということでなっておるわけでありますから、病気したり入院したりすれば、その教育権が侵されるわけでありますので、もちろん健康な子どもたちよりも病気をしてしまう、そういう子どもたちについては、社会的に手当てをしていくというのは当然ではないでしょうか。でなければ、子どもの教育を受ける権利というのは保証されないわけでありますから、今入院だけがこういうように改正をされておりますが、通院をきちっとやれば入院に至るものも少なくなるわけでありますから、入院・通院についてもちゃんと手当てをするべきだと思います。  条例の中に議論がありましたが、一方では、学年で表記されておるものがあるんですが、小学校3年から中学3年と書いてあるんですが、当然病気をすれば、留年するわけですね。その場合には対象外ですよというようなことが説明されました。  しかし、小学校3年から中学3年という表記があるわけですから、やはり年齢で切ってしまうというのはどうなんでしょうか。やはり病気して留年した方にもこういうことがきちっと対応するようにすることは当然であります。  これがもし議会主導でこの条例の議論がされておるならば、私は小学3年、中学3年までという内容になったんだろうと思います。これも行政のあり方がここで問われると思います。一日も早く乳幼児、また子どもたちの医療については充実していくべきだという意見を付して賛成をしていきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 17 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────和気議員。 18 ◯8番(和気信子君) 議案第6号、泉南市乳幼児等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、日本共産党を代表して賛成討論を行います。  どこに生まれ育っても、子どもの命と健康は同じように守られるべきです。全国では中学を卒業までは当たり前、高校卒業まで助成が広がっています。国連子どもの権利条約の趣旨にもうたわれているように、生まれた地域や親の経済力による格差をなくし、全ての子どもが同じ水準で医療助成が受けられることが重要です。  子育て支援では、少子化対策を含め、国の責任において子どもを産み育てやすい社会の実現を目指し、子育て支援施策として義務教育修了までの医療費助成制度の確立を図るべきだと考えています。  そうした中で、今回、乳幼児及び児童の保健の向上に資するためとして泉南市の子どもの医療費助成が2014年4月から入院助成が小学3年生から中学校3年生まで拡充される条例の制定は、子育て中の父母にとっては願ってもない大変うれしいことです。  子ども医療費助成については、通院が2011年7月から5歳児未満から小学校就学前まで拡充され、入院が2013年7月から小学校3年生まで引き上げられました。さらに、今回入院が4月から中学校3年生までと、長年の親御さんの要望を受け入れ、市長はこの数年間で医療助成を拡充されていることを評価いたします。相乗効果のあらわれで近隣市町も拡充され、うれしく思います。  子ども医療費助成制度の水準は、財政状況等により都道府県、地方自治体間の格差が広がっています。その中で、全国の自治体が独自の財源で拡充を図っている現状であります。入院助成が就学前までだった4市町村が一斉に拡充し、府の助成基準が上回りました。府は全国水準より低く、いまだ通院は2歳児までの助成で全国ワースト1の状況で、ちなみに2歳までの通院助成は3府県のみです。  昨年、府議会の決算委員会で我が党の宮原議員の乳幼児医療費拡充の質問に、知事は検討を指示していると答弁、今議会で2015年から拡充を表明しています。年度途中から府が対象年齢を上げれば、各市町村の年齢枠を引き上げることができます。そのときは率先して引き上げをお願いいたします。  お母さんたちは、給料前などは子どもの虫歯の治療を後回ししたり、学童期はよくけがをするのだが、すぐに受診できない、通院助成を拡充してほしいとの願いを強く持っています。また、通院・入院の一部自己負担の軽減も父母の願いです。  住んでいる自治体によって医療の格差があってはなりません。府や国に中学校卒業まで医療費助成を拡充することを引き続き要望していただくとともに、当市において通院助成を一日も早い時期に中学校卒業まで拡充していただきたく意見を述べまして、賛成の討論といたします。 19 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────以上で本4件に対する討論を終結いたします。  これより順次採決をいたします。  まず初めに、議案第2号 泉佐野市に委託した休日診療事務の変更についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 20 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第2号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号 泉南市社会教育委員に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 21 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第5号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号 泉南市乳幼児等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 22 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第6号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第32号 支払督促の申立てに係る訴えの提起についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 23 ◯議長(中尾広城君) 起立多数であります。よって議案第32号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程11、議案第9号 平成25年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第6号)から日程第15、議案第33号 平成25年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第7号)までの以上5件を一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案5件について、平成25年度予算審査特別委員長の報告を求めます。平成25年度予算審査特別委員長 堀口武視議員。 24 ◯平成25年度予算審査特別委員長(堀口武視君) 先ほど読み間違いがあったようでございますけれども、委員長報告は皆さん方のお手元に報告書を配付するように改革してますから、それを見て間違ってたら、その報告どおり議事録に載せていただきますから、よろしくお願い申し上げます。  それでは、ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において平成25年度予算審査特別委員会に付託を受けました議案第9号 平成25年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第6号)から議案第12号 平成25年度大阪府泉南市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)までの以上4件及び議案第33号 平成25年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第7号)の計5件について、審査の概要と結果について御報告申し上げます。  審査の結果につきましては、本日、皆様方のお手元に御配付いたしております本特別委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。  本特別委員会は、去る3月13日及び20日の2日間にわたり、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、慎重に審査を行いました。  それでは、本委員会における各議案の審査の概要と結果について、順次御報告を申し上げます。  なお、本報告につきましては、委員長一任の了承のもと作成したものであり、委員の活発な質疑のうち、主要な部分についてのみ御報告を申し上げるものであります。  初めに、議案第9号 平成25年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第6号)について御報告申し上げます。  まず、歳入部分での質疑について御報告申し上げます。  初めに、地方交付税について、当初予算と今回の補正予算に差額が生じた理由を示せとの問いに、普通交付税は4月以降に報告される各市町村の基礎数値をもとに算定されることから、当初予算と今回の補正予算に差額が出たものであるとのことでした。  次に、基本財産500万円及び残余財産収入3,315万円の内容を示せとの問いに、基本財産は市から公社に出資したものであり、残余財産収入は、公社が先行取得した土地を市が買い戻す際に発生する事務費及び保有地の有効活用による収入を蓄積したものであり、土地開発公社の定款第28条に基づき、残余財産を市に帰属させるものであるとのことでした。  次に、ふるさと泉南応援寄附金238万円の内容を示せとの問いに、寄附金は1件100万円程度の寄附が2件見込まれており、多くの方から寄附が寄せられているが、さらに寄附が集まるよう努力したいとのことでした。  続いて、歳出部分での質疑について御報告申し上げます。  初めに、保健センター費における工事請負費の工事内容を示せとの問いに、工事内容は空調設備、給水・給湯設備、ガス設備等の改修であり、主な内訳は、電気工事に202万4,400円、機械の修繕に220万5,000円、空調設備に2,178万7,500円を支出するものであるとのことでした。  次に、火葬場設計委託料34万3,000円の内容を示せとの問いに、平成26年1月に火葬場設計委託に係る指名競争入札を行ったが、ポンプ場の設置に必要なボーリング調査用の重機が間に合わず、年度内では業務ができず不調となったことから次年度の執行となり、消費税増税分を計上するものであるとのことでした。  次に、火葬場整備事業に係るアドバイザリー業務委託料111万9,000円の内容を示せとの問いに、年度内の執行が不可能となったことから、消費税増税分と平成26年度の設計業務委託者等技術者単価の改正による増額補正を行うものであるとのことでした。  さらに、アドバイザリー契約の内容を示せとの問いに、最適事業手法の調査及び事業化の手続を委託するもので、具体的には、デザインビルドの事業者募集要領作成業務、ホームアドバイザリー業務、設計の監修、炉メーカーの選定要領作成業務、基本設計の策定業務、都市計画決定資料作成、敷地境界確定業務などがあるとのことでした。  次に、火葬場建設に当たり、経済的にメリットがあるとの理由から随意契約をしているが、随意契約はやむを得ない場合を除き、すべきではないと考えるが、市の考えを示せとの問いに、基本計画の策定段階で業者を募集する際に、アドバイザリー業務の実績を持つことを参加資格として審査し、現在の業者を選定したものである。設計業務のうち、基本設計は市で責任を持ち、実施設計及び建設は事業者が責任を持つことで、発注者側と事業者側のバランスがとれると考えるとのことでした。  次に、清掃費において、リサイクル率を上げるための今後の課題を示せとの問いに、今後の取り組みについて、古着の回収の周知徹底を図るとともに、事業系ごみの排出業者について、分別、リサイクルの徹底を図っていきたいとのことでした。
     次に、ため池改修費の増額内容を示せとの問いに、牧野地区にある入野池の改修工事であり、取水施設をスライドゲート形式に改修し、底樋管を管更生工法により補強対策する計画をしていたが、詳細な調査や設計を実施したところ、底樋管は管更生工法による補強対策が適さなかったため、推進工法による新たな底樋管を設置する必要が生じ工事費を増額するものであるとのことでした。  次に、農免農道整備事業負担金1,125万円の内容を示せとの問いに、平成25年度の農村漁村地域整備交付金について国庫補助金の再配分が行われ、本市においても工事費4,500万円のうち、市負担分25%の1,125万円を補正計上し、繰り越しを行うものであるとのことでした。  次に、商業振興補助金22万2,000円の内容を示せとの問いに、本補助金は樽井駅前通りのすずらん灯の電気代の半分を市が補助しているものであるが、樽井区及び樽井商業会から会員数が減少し電気代の半分を負担することが難しいとの要望があったため、20%を樽井商業会から負担し、残りの30%に当たる約22万円を樽井地区財産区から支出するものであるとのことでした。  次に、消防事業における退職報償金165万円の内容を示せとの問いに、退職者の内訳については、定年退職者が3名、依願退職者が6名とのことでした。  次に、各小学校整備工事費及び監理委託料の内容を示せとの問いに、東小学校の耐震補強に1,350万円、一丘小学校の耐震補強に5,308万円、新家東小学校の耐震補強に1億1,643万円を計上し、3工事に係る工事監理委託料として419万円を計上するものであるとのことでした。  次に、学校施設の耐震補強工事のブレースの入れ方について、子どもたちが教育を受ける環境に配慮した工法を採用しているのかとの問いに、汎用性の高い工法を採用しているが、学習環境の維持及び景観等も配慮した上で、学校運営等に支障がないような工法で工事を行っているとのことでした。  次に、空調設備の設置場所を示せとの問いに、泉南中学校は2階、信達中学校は1階及び2階、西信達中学校は2階、一丘中学校は2階から4階の8教室に設置する予定であるとのことでした。  次に、空調設備は夏休みまでに設置できるかとの問いに、子どもたちの安全と学校運営に支障を来さないよう十分配慮した上で、低階層に設置する学校については工期の前倒しを目指したいとのことでした。  次に、空調設備が2階に設置された場合、車椅子の児童など障害を持つ児童への対応をどのように考えているのかとの問いに、障害を持つ児童に対しては一番近い場所に設置するなど、状況に合わせた空調整備を考えているとのことでした。  次に、小学校施設保全整備工事請負費4,541万4,000円の内容を示せとの問いに、東小学校のトイレ1カ所を全面改修するために1,230万円、一丘小学校のトイレ3カ所を全面改修するために3,311万4,000円を計上するものであるとのことでした。  次に、今回の補正予算において東小学校と一丘小学校のトイレ改修予算が計上されているが、新家東小学校のトイレ改修予算はどうなっているのかとの問いに、新家東小学校耐震補強工事1億1,643万円の中に、1階から4階までの4カ所のトイレについて福祉対応の洋式化トイレとして部分改修を予定しているとのことでした。  次に、トイレの改修について、未改修のトイレはどの程度あるのかとの問いに、中学校においては一丘中学校となっており、小学校においては、来年度において一丘、東、新家東小学校のトイレを改修する予定であり、鳴滝、樽井、西信達小学校は既に改修しているため、残りの4校については、施設保全の修繕費等の中で洋式化を進めている状態であるが、部分改修ができれば実施していきたいとのことでした。  次に、トイレを改修する中で、福祉対応トイレをどの程度配置されているのかとの問いに、全ての小・中学校には配置できていないが、少なくとも改修する際には福祉対応トイレを考えており、今年度においても福祉対応トイレの増設を予定しているとのことでした。  次に、体育館施設耐震化工事請負費について、体育館は構造的に不安定な建物であるが、耐震工事によりどの程度の耐震レベルを確保できるのかとの問いに、体育館は、平成24年度に実施した耐震診断において、本耐震工事により耐震性能を得られると判断されているとのことでした。  次に、公共施設整備基金の平成26年度における使途を示せとの問いに、使途については、地域経済活性化雇用創出臨時交付金を原資としていることから地方の単独事業へ優先的に充当し、鳴滝第二保育所整備事業や子ども支援センターの移転先である旧信達保育所の改修事業等に充当する予定であるとのことでした。  次に、繰越明許費の農免農道整備事業の内容と工事の進捗状況を示せとの問いに、総事業費は5億2,000万円、工期は平成21年度から平成28年度であり、延長1.3キロ、幅員7メーターとなっている。用地買収については平成25年度に全て完了し、現在は延長400メーター部分を工事しているが、当初の工期内には完了する予定であるとのことでした。  次に、樽井駅・新家駅周辺整備事業における新家駅海側改札口周辺の駐輪場について、JRとの話し合いの経過を示せとの問いに、JRの担当者との話し合いでは、JRの用地を市で買い取るか、または借地で駐輪場として整備してはどうかという協議を進めていたが、現在、JRの土地は資材置き場となっており、今後もJRにおいて有効利用にする計画もあると聞くが、担当課において、JRの土地以外に駐輪場として利用できる土地を探しているとのことでした。  次に、庁舎耐震改修工事にかかわって、庁舎の耐震診断について、診断時期及び診断結果を示せとの問いに、平成24年12月に耐震診断が実施され、本庁舎は補強前のIs値が最小で0.32、最大で0.42であり、補強後は最小で0.79、最大で0.80となる予定であり、庁舎は、当初3階建ての設計を2階建てでとどめていること、表側に2カ所、裏側に1カ所のブレースを入れることで耐震性を満たすことになるとのことでした。  次に、「泉南市庁舎A棟耐震改修工事の改修方法に対する意見書(案)」について、社印がなく、(案)がつく理由を示せとの問いに、耐震補強工事中に一部施工不備が発見されたため、工事監理者に対し意見を求めたものであるが、意見書の作成については委託業務外のため、正式な形式では提出されなかったものと理解しているとのことでした。  次に、社印がなく、(案)がついた意見書はどの程度信頼できるのかとの問いに、意見書の内容については、構造設計一級建築士及び耐震の判定委員をされている方の意見であるため、非常に信頼性は高いと考えているとのことでした。  次に、耐震診断、耐震設計、工事の監理もされている葵総合計画の保証はとれないのかとの問いに、委託業務外となるため保証を求めることは困難であるとのことでした。  次に、意見書(案)には「平面から下部は外観調査対象外である」と書かれているが、対象外という意味を示せとの問いに、通常の耐震診断は地中ばりを堀り上げて外観調査はせず、それ以外のはりを調査し低減率を見るものであり、対象外とは調査する必要がないという意味であるとのことでした。  次に、第三者機関に検証を依頼する時期を示せとの問いに、一部不備が発見されたのは剛性も強い地中ばり部分であり、仮に不備があっても全体に影響を与えるものではなく、仮にブレースを補強することとなった場合でも、ブレースを大きくすることはなく、入れる場所をふやす対応となる可能性から見ても、工事を中断する理由にはならないと考える。また、工事を中断することによる労働者の方や市民に対して迷惑をかけることとなるため、耐震工事は続行するとともに、第三者機関への検証依頼を早急に行いたいと考えるとのことでした。  次に、再調査をした結果、一部に不備が発見された場合、当時の施工業者が修繕を行うとのことであるが、建設後50年がたっている現在、施工業者には責任がなく、市が責任を持つべきと考えるが、施工業者が修繕することになった経過を説明せよとの問いに、50年前の施工業者に法的に瑕疵担保はないが、社会的な信用性や責任の観点から、施工業者は17カ所について掘削し、調査を行うものであるとのことでした。  次に、耐震補強工事をストップした場合のデメリットを示せとの問いに、1番目に、耐震性能が低い状態が続くこと。2番目に、鉄筋はほとんど組み終わり、アンカーも全部打った状態になっているため、コンクリートを打たずこのまま放置すると、さびが発生する。3番目に、掘削したままでは埋め戻しができず、駐車場が使用できない。4番目には、違約金が発生する。5番目に、ブレースの処置及び保管の問題などが考えられるとのことでした。  次に、本庁舎は避難場所及び災害対策本部を設置する場所であるため、このまま工事を続けることに疑問を感じるが、市の見解を示せとの問いに、かぶり部分に一部施工不良はあったが、構造計算そのものには直接影響はなく、鉄筋を保護するかぶり部分をつくれば問題はなく、主筋は所定位置に入っていることから、構造上に問題はないと考えているとのことでした。  次に、ホームページの指定避難場所の掲載について、廃園となった幼稚園がいまだ掲載されるなど、最新情報が掲載されていない状況であるが、危機管理に対する市の考えを示せとの問いに、避難所の位置づけは、地域防災計画の改定の中で見直しを行う予定であり、ホームページについては、わかりやすい情報提供に努めたいとのことでした。  なお、質疑を終結した後、本議案の採決に当たっては、理事者より提出されている資料については不十分であるとの意見があったことにより、調整の結果、議案審査を延期するとの結論により、平成26年度予算審査特別委員会の終了後に開催することとなり、議事延期の手続を行いました。  その後、3月20日に再度委員会を開催し、理事者より提出された「泉南市A棟庁舎耐震改修工事の施工方法等における意見書」をもとに説明を受け、資料に対する質疑を行いました。  なお、今回の理事者に対する質疑については、質疑を終結した後の質疑であるが、議案審査を行う上で必要不可欠であるとの委員長判断により、特例として行ったものでありますので、その点、御報告を申し上げます。  初めに、既に配付されている「泉南市庁舎A棟耐震改修工事の改修方法についての意見書(案)」との関係を説明せよとの問いに、意見書(案)は平成25年12月24日に葵総合計画が作成したものであり、全日本コンサルタント株式会社による「泉南市A棟庁舎耐震改修工事の施工方法等による意見書」には、葵総合設計の意見書に対する見解として、「意見書(案)に記載される見解については、おおむね妥当である」との意見が書かれていることから、双方はおおむね同じ見解であったとのことでした。  次に、全日本コンサルタントにおける意見書が作成された過程を説明せよとの問いに、早急な第三者評価を必要としたことから大阪府建築士会会長が現場を調査し、意見書を作成したものであるが、公正な判断を得るため、さらに大阪府建築物耐震の評価委員会に評価を依頼したものであるとのことでした。  次に、耐震補強工事は評価結果に従い工事を進めるべきであると考えるが、なぜ工事を進めるのかとの問いに、庁舎は構造上に全く問題がなく、当時の施工業者による不備も構造物の強度に影響するものではない。また、不備が発見された場合においても、コンクリート等を打設することで補強されるため問題はないことから、工事は続行するものであるとのことでした。  次に、意見書(案)について、「鉄筋にひび割れや腐食が見られる」と指摘があったが、問題はないのかとの問いに、主筋については表面的なさびはあったが腐食はなく、フープ筋については2カ所腐食があったが、別の鉄筋に溶接して補修しているとのことでした。  次に、工事を続行することは不可能との評価結果が出た場合の対応を示せとの問いに、評価結果に従うとのことでした。  次に、未調査部分を掘削した結果について、議会への情報公開に対する市の見解を示せとの問いに、所管の委員長と相談しながら情報公開していきたいとのことでした。  次に、議会の審議のあり方について、スムーズな委員会を運営するためには、迅速な資料提供と十分な情報公開が必要であると考えるが、市の見解を示せとの問いに、できるだけわかりやすく丁寧な説明をしていきたいとのことでした。  以上で質疑を終結し、本議案に対し大森和夫委員から、泉南地区農免農道整備事業負担金に関する予算に対して、削減する修正案が提出されました。  本修正案の質疑として、基幹農道に関する予算を削減する理由を示せとの問いに、多額の予算を支出することや環境破壊につながること、また道路整備に係る予算を農業経営に支出すべきであること、そして不要不急の大型公共事業であることから削減するものであるとのことでした。  次に、確定された地方交付税を減額するとのことであるが、減額分はどうするのかとの問いに、泉南地区農免農道整備事業負担金に関連する予算を削除するものであり、それ以上のことは答えられず、問題はないとのことでした。  以上で修正案に対する質疑を終結し、討論に入りました。  本修正案に対する討論として、賛成討論として、基幹農道事業における全体構想は中断されているため、本予算を削除する修正案に賛成するとのことでした。  続いて、原案に対する討論に入りました。  原案に対する討論では、反対討論として、小学校トイレの耐震化、体育館の耐震化、樽井駅・新家駅の周辺道路整備、庁舎の耐震化などに係る予算については評価できるが、農免農道整備事業に関する予算が含まれているため反対するとの討論がありました。  次に、賛成討論として、庁舎の耐震改修工事について、市民の納得が得られるように慎重に進めていただきたいという意見を付して賛成するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決に入りました。  まず、修正案については、採決の結果、賛成少数で否決されました。  続いて、原案については、採決の結果、賛成多数で可決されました。  なお、谷 展和委員からは、原案について、「現在施工中の泉南市庁舎耐震改修工事を中断したうえで、当該耐震改修工事が適正なものであることを確認するため、信頼のおける第三者機関に調査を依頼し、その調査結果をすべて議会に情報開示するとともに、その説明責任を果たすこと。以上のことにより、適正さが担保されるまでは、当該耐震改修工事予算の執行を凍結すること。」との附帯決議が提出されました。  附帯決議に対する質疑として、附帯決議を提出するのであれば、なぜ修正案を提出しなかったのか、との質問があったが、修正案を提出するか附帯決議を提出するかは議員個人の問題等によるものであることから、委員長判断により、附帯決議とは直接関係のない質問であるため取り扱わない旨の宣告をし、質疑を終結しました。  また、附帯決議について討論はなく、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  なお、昨日、本委員会において可決した附帯決議にのっとり、理事者が第三者機関に依頼し実施した評価書が提出されておりますので、議長と調整した結果、本日、参考資料としてお手元に配付しておりますので、御参照をいただきたいと思います。  次に、議案第10号 平成25年度大阪府泉南市樽井地区財産区会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。  初めに、財産区会計は、住民の福祉の増進を図り、財産区の公共事業に充てるための予算であるが、樽井商業会へ補助金として交付する理由を示せとの問いに、樽井駅前商店街は不特定多数の方が通行することや防犯に効果があること、また商業の振興にも資することから、おおむね支出目的に該当することから樽井財産区から補助することになったとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りました。  討論では、賛成討論として、樽井地区財産区会計の事業内容を市民に理解できるようにしていただきたい。また、市のかかわりをふやし事業効果を上げていただきたいとの意見を付して賛成するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号 平成25年度大阪府泉南市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について御報告申し上げます。  初めに、今回の増額補正の内容を示せとの問いに、徴収料による収入件数の増加に伴い、徴収委託料の不足が生じたことに伴う増額補正で行うもの、また流域下水道建設負担金事業について、国の交付金の増額に伴い、大阪府の流域下水道の施設整備事業費が増額されたため、市の負担金を増額するものであり、さらに公債費において、利子の償還額の確定に伴い、市債の利子の償還金の減額を行うなど、以上の内容を勘案した結果、増額補正を行うものであるとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りました。  討論では、賛成討論として、議案内容の説明については、専門用語を用いずわかりやすい説明をしていただきたいという意見を付して賛成するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決しました。  次に、議案第12号 平成25年度泉南市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について御報告申し上げます。  初めに、システム改修事業における増額補正の内容を示せとの問いに、4月1日から始まる消費税増税において、介護サービス事業者に実質的な負担が生じないよう増税分を補填するという介護報酬に係る制度改正があり、改修内容としては、南大阪電子計算センターにシステム改修を委託するものであるとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決しました。  次に、議案第33号 平成25年度泉南市一般会計補正予算(第7号)について御報告申し上げます。  初めに、議案書の補足資料の住所に誤りはないのかとの問いに、議案書の補足資料の住所には誤りがあり、議案書に記載の住所は間違いはないとのことでした。  討論では、反対討論として、裁判に至るまで十分な対応をすべきであることから反対するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  以上が本特別委員会に付託を受けました議案第9号 平成25年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第6号)から議案第12号 平成25年度泉南市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)までの以上4件及び議案第33号 平成25年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第7号)の計5件について、審査の概要と結果でございます。  甚だ簡単ではございますが、本特別委員会に付託されました議案5件の審査結果について、私の報告とさせていただきます。どうもありがとうございました。 25 ◯議長(中尾広城君) ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略します。  〔大森和夫君「議長」と呼ぶ〕 26 ◯議長(中尾広城君) 大森議員。 27 ◯7番(大森和夫君) この際、動議を提出いたします。ただいま議題となっております議案第9号については、修正するとともに、これを議題とされんことを望みます。  〔「賛成」の声あり〕 28 ◯議長(中尾広城君) ただいま大森和夫議員から議案第9号については、一部を修正するとともに、これを議題とされたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。  議員提出議案第3号 議案第9号 平成25年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第6号)に対する修正動議を議題といたします。  修正案を配付させます。  〔修正案配付〕 29 ◯議長(中尾広城君) 本件に対し、提出者を代表して、大森和夫議員から提案理由並びに趣旨の説明を求めます。大森和夫議員。 30 ◯7番(大森和夫君) 今回、補正予算が提出されまして、たくさんの評価できる部分もありますが、率直に言いまして学校の耐震化、それから施設の問題、老朽化問題、この市役所の耐震化問題につきましても、率直に言って、他市に比べれば遅く、もっと早く改修しなければならないものが放置されてきたという問題があります。  その理由は、不要不急な無駄な大型公共事業などを優先してきて財政難になって、こういう市民生活にかかわるものが削られてきたというふうに考えております。その1つの原因が農免道路であり、今回補正予算で計上されていますので、これを削除することを提案いたします。  農免道路といいますのは、大阪府緑資源公団とともに市が農業振興を理由にいたしまして、別所から六尾の泉南市の山間部の部分の山を切り開いて基幹農道を建設すると。これは建設費53億円、うち泉南市の負担が11億円で、この返済のために泉南市は10数年間にわたって毎年8,000万前後の借金を返済しているということで、これが財政難の1つになっています。  その後、道路の建設用地にオオタカ、希少鳥類と言われるものですけれども、巣が見つかり、1.3キロ未満が未完成のままで建設が中断されていました。その間に基幹農道自体を進めてきました大阪府緑資源公団というのは、財政難とか、その道路づくりの必要性などがないということで解散させられ、泉南市が今度は農免道路という形で国や府なんかの支援を受けて、25%の泉南市の負担でやっていくと。  この農免道路については大体5億5,000万円。泉南市の負担は4分の1、1億3,000万円の負担でやっていくというもので、やはり泉南市の財政に負担をかけ、それが市民の暮らしを守る予算が削られているというものになっていると思ってます。  具体的な中身については修正動議の提案の資料を出してますので、ごらんください。  歳出部分、まず3ページですけれども、農業水産業費として1,125万円を削減します。この歳出の削減に伴って、歳入部分の2ページを見ていただきたいと思います。地方交付税、市債の部分を削ります。さっきの報告にもありましたように、この修正案が可決した場合、歳入の地方交付税の分をどうするんだろう、国からも一旦こういう形でおりてきているものをどうするんかということで質問いただきました。  問題は、これをつくる上で財政とも相談して問題がないということでお答えしたんですけれども、その後詳しく財政のほうに聞くと、これについては年度末に錯誤という形で、この農免道路の分として地方交付税を通してもらった分を錯誤として返済する、返すという場合と、国との話し合いで来年度の予算でその分を減らしてもらうと、そういう2つの方法、どちらかの方法で返済するということを聞いています。市債については、これが可決すれば組まないということで、歳入について問題がないということであります。  あと、それに伴って5ページ、6ページ、歳入の部分とか、それから起債に関する限度額なんかの変更がありますので、それについて書き加えたものがこの修正動議の中身となっています。  ぜひ皆さん御賛同のほうよろしくお願い申し上げます。 31 ◯議長(中尾広城君) ただいまの提出者の説明に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。────小山議員。 32 ◯1番(小山広明君) 今、大森さんのほうから修正する内容の御説明がありました。  農業に対する助成というのは、具体的には農業土木と言うんですか、そういう事業に多く充てられて、実質的な農業者が農業経営といいますか、農業の産業をやっていくことには、直接なかなか予算が振り向けられておらないということの典型的な1つの事業が、この基幹農道事業だと思うんですよね。  これで果たして農業者がそのことで農業経営が成り立っていくということに具体的になるのかという説明もほとんどこういう事業にはありませんし、実際的には火葬場建設にある意味で役立っているというんですか、そういうふうに機能しているわけですが、そういう点での農業者に対する支援事業としては、この基幹農道の持つ意味みたいなものを客観的に御説明いただければと思います。  それと、私、24日にちょっと用事あって大阪府議会を傍聴したわけですが、そのときに大阪府議会ではこの修正案については、修正の趣旨を述べまして、そしてあとの数字については議長に一任をするというような扱いをしておるわけですね。今回泉南市の議会の場合にはこういう形で、議案書としては修正する数字だけが示されるわけですね。この部分は、大阪府議会においては後で議長が取りまとめますということで終わったんですよ。だから、そういう点ではやっぱり議会の議論が本当に実質的に議論ができる議論の仕方を大阪府議会はしておるんですけどね。  私は泉南市も議会のこういう修正議論というのは、そういうようにしていくべきじゃないかなということを思うので、このややこしい、議員のほうから交付税を減額するのはどうするんかとか、いわゆる財政の専門家でなければ仕組みがわからないような質疑があって、提案者もなかなか事前に相談したらいいよと言っておりましたというような答弁をされておったこともあわせますと、そういう議会の修正案の出し方についても、実際出されて御苦労もあったと思うんですけれども、そういう点での御意見もお聞かせをいただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 33 ◯議長(中尾広城君) 大森議員。 34 ◯7番(大森和夫君) 農業振興については、やっぱりどんどん支援していくべきだというふうには考えています。特に後継者不足の問題とか、それから自給率が引き下がっている問題とか、それから海外から安全の心配な食料品が入ってくるようなことを考えますと、やっぱり安心して地元のものを食べられると。  それから、環境を守る上でも、水田なんかがあればダムのかわりになるとかいうことで、農業振興もどんどん行うことが必要だというふうに思っています。
     決して、全て道路が悪いとかということは考えていませんけれども、基幹農道全体を見ますと、泉南市の場合は、ここまで山を切り開いてつくる必要があるのかと。50数億円もかけてやる必要があるのかという疑問はあると思うんです。  泉南市でも、一度この基幹農道の予算については、基幹農道で崖崩れがあった後、議会全体で視察に行って、これはちょっとこのまま進めていったら問題じゃないかということで、一度補正予算を否決したこともありましたし、そういうトータルな目で見る必要があると思うんです。  もちろん地元の農家の方からは、引き続き農免道路、基幹農道をやってほしいという署名なども集まって、議会にも提出されたことがありましたけれども、一遍やってしまうと、なかなか中止はできないものであるだけに、全体のことを考えながら、ここではオオタカという希少鳥類ですね、本当に日本で数羽ですか、しかいないようなものが見つかったというようなときにはとめてしまうわけですから、そういうことを深く議会の議員として長期的に広い視野で判断していけば、やっぱり必要やないと。  この時点になってからもまだ反対するのかという御意見あるかもしれませんけれども、やっぱりここが財政難の原因になってきていますし、農業振興のあり方の基本を考える上では、やっぱり反対すべきだという判断でさせてもらいました。  それと、細かな数字のことは、議員が質問されて答えられたらいいと思います。常任委員会のときに質問されまして、中身は本当に複雑なもんで、わかっておっても答えられへんということが、本人はわかっておってもちゃんと説明でけへんという部分があるので、細かい数字についての質問は、いろいろ困るんですけれども、この間の常任委員会の質問は、ごく普通に、どうするんだと。交付税をもろているのにどうするんだと、僕もそういうことをもっときっちり考えておけば、事前に聞けたのになというふうに思いましたので、それはいろんなパターンがあるんですけれども、府議会でそんなふうにしているというふうに言うてもらえれば、政策的な判断は議員が判断して、後のことは理事者の人とか担当する人は大変やと思うけれども、そういうふうにしてもうたらいいんじゃないかと思います。  それと、先ほど大阪府緑資源公団というふうに言いましたけれども、大阪府というのは削除してもらって。国の施設なんで、それは取ってもらうようにお願いいたします。 35 ◯議長(中尾広城君) ほかに────小山議員。 36 ◯1番(小山広明君) 農業振興を道路も一概には否定をしない。それはそうなんでしょうけれども、実際今の農業振興の実態がそういう農業土木に大きな予算のウエートが占められておって、農業者の真の振興がないと言われておりまして、私もそう思っておるんですが、そういう点での提案者の基幹農道をストップして、委員長報告にもちゃんとありますように、真の農業振興になるようなものにしていくべきだというのも委員長報告の中には報告されておりますから、そういう点でのあり方について御答弁いただいたらなと思っておりました。  それと、大阪府から来られた池上さんもおられて、大阪府の議会の実態はよくおわかりだと思いますが、私も初めて聞いて、あっと思ったんですが、そういう政治家にふさわしい議論がされておるわけですよね。交付税の仕組みがどうなっておるかとか、そんなことは行政のプロの専門家でないとなかなかその仕組みというのは一朝一夕にのみ込めないわけですからね。  だから、基幹農道予算を廃止すると。それだけなんですよ、大阪府の議論はね。それで議会で採決をして決まれば、その後の数字については、仕組みについて文字の文言とかは議長に一任くださいという形で終わっておるんで、こういういいことは利用して、どんどん議会がそういう修正をしていけるような仕組みにしていく必要があると思うんですね。大変、委員会の質疑を聞いて、行政が出す議案と同じようなレベルで質疑がされておったので、それはとてもできないものだと思いますよ。  そういう点でもう少し、その点での実際出されて苦労された大森さん、何回もこれまでも出しておりますが、いつもこういう数字の議案が出ておりますから、そういう政治家が力を発揮できるような提案の仕方ということで、その辺に踏み込んで再度御答弁いただければと思います。 37 ◯議長(中尾広城君) 大森議員。 38 ◯7番(大森和夫君) 先ほど言うたとおりですけれども、数字のことは、討論するかどうかとか、質問するかどうかとか、提案の中に入れるかどうかというのは議論したらいいと思いますけれども、提案者は、数字のことはやっぱり頭に入れてある程度は提案しておかなあかんし、この間も常任委員会で質問されたような程度のことは、正直言うて僕自身は、答えられなかったことは恥ずかしかったなと、自分の不明を恥じましたけれども、政策論議を第一優先にするということで、やっぱり控えたほうがいいかな、控えるべきだというふうに思いますけれどもね。  以上です。 39 ◯議長(中尾広城君) 堀口議員。 40 ◯18番(堀口武視君) 今の修正案、基幹農道について、農業振興論の是非が議論されているんですけれども、私はこの農業振興については、基幹農道、例えば六尾の圃場整備あるいは別所地区の圃場整備、この基幹農道があったからこそできているんです。  このことは、私は農業の後継者不足が今危ぶまれておりますけれども、例えば私の地元の六尾地区にすれば、圃場整備ができたから、若い子も農業しようか、以前のようなトラクターも入らない、軽四も入らないような農地では、若い子は農業しないですよ。そのために圃場整備ができて若い子が農業を継いでいこうかという雰囲気が出てきております。このことが農業振興に役立たない基幹農道だと、こう言われるんですけれども、私は十分そのことに寄与していると思います。  それから、もう既に御存じのように市民の里から新家の高野まで残り1.3キロなんですね。これをここでとめて、基幹農道をとめて、何が意義があるのか。  私は逆にあなた方が反対してきたおかげで、もともと国の事業で緑資源機構がやってきた基幹農道づくりですけれども、国がやっている間は市の負担が10%で済んだんですね。今度府営になってから、多分市の負担が25%ですかね、上がっているんですね。逆にもっとスムーズに進めておけば、この基幹農道はもう既に市の負担が大変少ない中で完成されていると、このように思うんですけれども、その辺お答えをいただきたいと思います。 41 ◯議長(中尾広城君) 大森議員。 42 ◯7番(大森和夫君) 圃場整備事業については、共産党は反対していないと。堀口さん自身は、基幹農道がなければそれもできなかったということかもしれませんけれども、あともう1つ、市の10%の負担で済んだというふうなこともおっしゃってましたけれども、やっぱり泉南市のこの危機的な──危機的というか、財政難を理由にして幾つか市民生活にかかわる予算が削られてみたり、学校の大規模改修、建てかえとか、この市役所も50年間建てかえもせずにずっとこられたというようなことの財政難の原因をきっちり見るべきだと思うんですよ。  身の丈に合った財政を組まなあかんし、その場合に基幹農道が本当に必要だったのか。あれは泉南市から河内長野までずっと続いていますけれども、多くのところができるだけ財政負担を少なくするために、旧来ある旧道を使ったりとかというようなことを主にしているというふうに思っています。  泉南市のようにこうやって、ががっと、本当に山をがあっと削って、議会も一編は否決せなあかんような環境破壊のやり方、オオタカにも影響があるような、そういう大きな金額を組んでやる必要はないと。そういうお金があれば、例えばタマネギのためそういう価格補償をしてあげるとか、それから後継者がやる場合には支度金みたいなものを出すとか、そういうふうなやり方も僕はあると思うんですよ。  堀口さんは、いや、基幹農道も後継者のことに役立ったというのも、それは全部それを否定はしませんけれども、僕らの考え方としては、そういうやり方よりも直接経営を応援することが、その予算は、基幹農道の分じゃなくて、そういう農免道路の分じゃなくて、そういう部分のやり方をすればできたんじゃないかというふうには思って、提案させてもらってます。 43 ◯議長(中尾広城君) 堀口議員。 44 ◯18番(堀口武視君) 財政難だから、例えばほかの事業に振り分けろという議論は、私は、じゃ農家の農業振興には振り分けなくていいのかと。私はやっぱり日本の原点は農業施策から始まらなきゃいけないと思っているし、一次産業から始まらなきゃいけないと思っていますから、その辺の考え方は、私はどうもおかしいと思います。  じゃ、今ここまで9割までできてきた基幹農道をあとの1割を切ってやめさせて、この事業効果はというのは出てこないわけですね。その辺は大森議員、どのように考えておられるんですか。 45 ◯議長(中尾広城君) 大森議員。 46 ◯7番(大森和夫君) 財政難やから、農業施策なんか削ってええというようなことは全く思ってませんし、一番初めに言うたように、自給率の問題とか、環境問題とか、それから食と安全、食の問題ですから、農業こそ応援すべきやと。今言うたのは、道路づくりよりも経営をと言うただけで農業を財政難を理由にして削ることについては、一番反対しているということです。そこは誤解がないようにしてほしいと思います。  今回についても、オオタカが見つかったりとか、それから地主さんとの農免道路の売買で結局繰り越しにせなあかん形で、期間が延びて、予定の年度よりもおくれて農免道路を建設してますけれども、市のほうにどんな被害の影響がありますかというようなことも質問してましたけれども、特別今、農免道路ができてないからといって困っているというところはないという答えでした。  今も言うたように、別に今ある旧道を使えれば何とか道路も行けますし、岩出のほうに行くには立派な道路もできていますし、そういう道路を利用すれば行けると思います。9割もできたから、今さらとめるのか、無駄じゃないかとおっしゃるかもしれませんけれども、やっぱりもともとの根本としてはつくるべきではなかったし、現在とめても支障がないということの判断の上でこういう提案をして、今とめても問題はないと。それどころか、農業の振興のあり方というのがはっきりしていいというふうに思っています。  道路型の、道路を支援する型よりも経営する型に変えるということの、明らかなそういうことになっていいというふうに思っています。 47 ◯議長(中尾広城君) 堀口議員。 48 ◯18番(堀口武視君) これは大森議員もよく御存じの上だと思うんですけれども、あの山間部、特に信達から新家のほうにかけての農家の大きな要望で始まった事業ですね。その要望書も議員のもとにも届いているはずですよね。  私の言うのは、今、泉南市域の山間部のほうは、市域面積から見れば約50%を占めています。その中に基幹農道が1本通ることに、どうしてあなた方が反対するのか。私はその辺がわからないし、今も言いましたように9割ができていて、あと真ん中だけできなかった。こういう道路は今後道路として効果を発揮しますか。だから、その辺の事業効果のことをお尋ねしているんで、その辺はどう考えているんですか。 49 ◯議長(中尾広城君) 大森議員。 50 ◯7番(大森和夫君) 農免道路の部分の整備が進んでいませんけれども、今ある旧道を使えば、大回りになりますけれども、六尾から別所までちゃんと行けるわけですよ。  それに今の泉南市の財政状況を考えれば、やっぱり続けることはないと。それは今回も1,250万という金額ですけれども、やっぱり費用対効果を考えなあかんと思うんですよ。何を優先すべきなのかということも含めてトータルに考えれば、やめるべきだと思いますし、それから農家の皆さんにも道路ではなく、ほかの形での経営を応援するような予算の組み方とか予算の説明とかすれば、何が何でも農免道路をつくってくれというふうにはならないと思う。  いろんな農家の方にも要望がありますから、今も言ったような価格補償の問題からTPPの問題から、それから後継者不足、新しく入れるところには支度金を回してほしいとか、いろんな要望があります。  今は泉南市のほうは、こういう基幹農道、農免道路をしますよというふうに言うているから、ここまで来ているからそれはもう引き続きしてほしいという要望が出てくるのは当然やと思いますしね。それが悪いというふうには僕も思いませんけれども、いや、違う形でもっと農家の方と話し合いすれば、僕は農免道路よりもこんなことしてほしい、あんなことしてほしいということが出てくるというふうに思っていますので、やめることについては問題ないというふうに思っています。  〔森 裕文君「議長」と呼ぶ〕 51 ◯議長(中尾広城君) 森議員。 52 ◯16番(森 裕文君) 私が申し上げているのは、地方独自の財源である地方交付税について、どういう考えを持っているのかということを聞いているんです。  泉南市に足らない財源、必要な財源、財源不足を国が算定する地方独自の財源ですよ、これは。それを泉南市は受け取っておるわけでしょう。それをこんな簡単に、押したり引いたり、引っ込めたり出したりできるものだとお考えですか。そのことを言うているんですよ。都合で返します、そんなこと、世の中通じますか。 53 ◯議長(中尾広城君) 大森議員。 54 ◯7番(大森和夫君) 2人がかりで何か批判しているというお話がありましたけれども、いや、もう全然そんなつもりは全くなくて、小山さんから予算が府議会ではなかったよということがあって、僕にどう思いますかというふうにあったので、僕の感想を述べただけです。  そのときに、数字については、もちろん質問者の方は一遍質問して、2度目は質問なかったですから、それはもうある程度納得してもうたんやと思いますけれども、でもそのときに思ったのは、答えられへんかったことは僕の不明であるというふうに言うたとおりで、何も質問者を責めたりはしていませんので、その辺は誤解のないようにしていただきたいというふうに思います。  それで、別に交付税を否定しているんじゃなくて、この問題は農免道路を否定しているわけであって、それの歳出を削ったら歳入にも影響するから、その分を、地方交付税全部削るなんて、要らんとか言うているんじゃなくて、農免道路にかかわる部分の予算は、もしか可決した場合に、その基幹農道としていただいている分については返すということになりますよというだけの説明であって、別に地方交付税を否定したり、無駄遣いせえとか、そんなつもりは全くありませんので、その点は誤解のないようにしていただきたいと思います。 55 ◯議長(中尾広城君) 森議員 56 ◯16番(森 裕文君) いや、誤解も何もしていませんけれども、この地方独自の重要な財源である地方交付税というものをそんなに簡単に、要りませんからお返ししますということが通じるとお思いですかと私は言っているんです。 57 ◯議長(中尾広城君) 大森議員。 58 ◯7番(大森和夫君) 交付税が大きく削られてきたのは、小泉さんのときに三位一体の改革と言って削られましたけれども、そういうときについても、もちろん市長らももちろん反対やとおっしゃったし、共産党としても反対だというふうに言いましたし、そんな地方交付税を否定したりとかなくてもええとか、安っぽいもんと思うことは一切ありません。  だから、これは何度も言うように、農免道路の予算を削減すると。地方交付税のことについては言うたら歳入にかかわるものやから、農免道路としていただいているものについては、それは返すと。無駄遣いせずに返して利用してもらう。そら、金額については削除した分、また来年度には違う形でもらうとか、そういう交渉すればいいと思いますよ。できるかどうかわかりません。そういうふうにすればいいと思います。何も僕は無駄遣いしろとか、簡単なものや、要らんものやとかいうふうには全く思ってません。  今の森さんの発言、質問を聞いてそんなふうに思いました。別にそんな軽く思ってないし、返すんやったら、その分減らした分ふやしてくれという交渉をしてもええと思っているぐらいで、軽く考えていませんので、その点はよろしくお願いいたします。 59 ◯議長(中尾広城君) 森議員 60 ◯16番(森 裕文君) いや、全然質問に答えてない。返しますということが国に通じますかと聞いているんです。これで返して、今後この交付税の算定に泉南市は決めたものを返してくる、そういうことを国が考えた場合に今後影響がないとは言えませんよ。 61 ◯議長(中尾広城君) 大森議員。 62 ◯7番(大森和夫君) あるかないか、思うか思わんかという議論は、余り正確でないというふうに思います。僕が事務局に聞いたので言うと、錯誤という形で削除もできるし、それからどう言うんかな、減った分来年度の相殺で済むことであって、例えばそういう変更があったから国が交付税を減らすとか、そんなこと自体、国としてそんなことをやるということは許されへん問題で、地方の自主性をどない考えているんかと。そら、いろんな場合に政策の変更はありますよ。  使わなかった分を取り込んで返せへんと言うんやったら、何やと、国がそんなところにお金も出されへんというのならわかりますけれども、そうじゃない。そら、議会の中で議論を経て、こういう場合だってあるわけでしょう。  それを理由に国が交付税払えへんなんて言うたら、それこそ市を挙げて反対すべきことであって、だから、そういうことがあると思うからやめろというふうなことは、議論が逆転していて、農免道路がだめだということで、地方交付税も否定してないし、そういう議論なんで、その辺は誤解しないようにと言っても誤解してないとおっしゃるので、どう説明していいかわかりませんけれども、それ以上のことはありませんので、よろしくお願いいたします。 63 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────以上で議員提出議案第3号に対する質疑を終結いたします。  会議の途中ですが、午後1時40分まで休憩いたします。       午後0時 8分 休憩       午後1時40分 再開 64 ◯議長(中尾広城君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより修正案及び原案について順次討論を行います。  まず初めに、議員提出議案第3号 大森和夫議員外3名から提出されました修正案について討論を行います。討論はありませんか。────小山議員。 65 ◯1番(小山広明君) 皆さん、こんにちは。大森和夫議員から出されておりまする2013年度大阪府泉南市一般会計補正予算に対する修正動議の案に賛成の立場で討論させていただきたいと思います。  いろいろ議論がありましたけれども、基幹農道が計画され、9割までできておるというような議論もありました。あれがあったことで圃場整備が設置されておるということも明らかになって、いわゆる圃場整備は基幹農道と関係なくできる構造になっていないわけですね。いわゆるセットにして、圃場整備を要望するのであれば、基幹農道がセットになっておるというところが悩ましいところでありますよね。  これは、農業予算がそういう土木事業に大きな予算が割かれて、圃場整備という農業者が直接農業をやっていくことに対する事業がそういう土木事業にくっついておるというところに、本当の農業者のための施策になっておらないというところが明らかになったと思うわけであります。  泉南市のほうの基幹農道は、山間部にああいう形で通っておりますけれども、泉南市を過ぎますと、泉佐野1つ考えても、ほとんど新しい事業は全くなされておらないわけですよね。道路も本当に昔ながらの道路。だから、ある意味で河内長野から泉南の終点まで、六尾まで基幹農道を計画されておりますけれども、実質的にやっておるのは、この近辺では泉南市だけではないんでしょうか。  そういうことからすれば、泉南市が農民の立場に立つならば、圃場整備をきちっとする整備を要求して、圃場整備するだけでよかったんじゃないでしょうか。そういうことが、やはり初めの段階の中からも議論されるべきだったと思います。  あれが全部開通したところで、泉南市としては9割でしょうけれども、河内長野からの全体的な基幹農道はほとんど完成しておらないわけでありますから、9割できて1割のためにとめるのはどうかという議論をするのであれば、やっぱり基幹農道というのは全体が貫通しての泉南市の効果になるわけでありますから、それは実際はほとんど不可能でしょう。そうであるならば、現在の勇気を持って、この基幹農道をとめるという判断を私は泉南市議会がすべきだと思います。  かつては、これ一事不再議からいえば、泉南市は基幹農道をとめておるわけですね、1回、議会の中で。私は勇気ある決断だということをそのときも言ったつもりでありますけれども、その後、巻き返しといいますか、そういう推進をする側の力によって、今、基幹農道がまた進められておるわけですよね。  だから、こういう一旦始まった公共事業というのは、なかなかとめられない構造になっておるわけですね、これは皆さんもよく御存じだと思います。だから、とめるとなると莫大な影響が出るという構造の中で、一旦始めたものは最後まで貫通してやらざるを得ないようになっております。  しかし、先ほど言ったように、ほとんど全体的に基幹農道はできておらないわけでありますから、そういう点ではこの事業というのは、速やかにとめる決断を政治が行わなければ、いつまでもずるずると引きずってしまうわけであります。  そして、真にこれだけの予算があれば、本当に農業者が求める農業政策に振り向けろという組みかえを我々議会がやってくためにも、この基幹農道の予算を否決することは、議会の大きな将来に対する私は責任だと思いますので、ぜひ御賛同いただければと思います。  それで、先ほども言いましたように、議会が細かい、行政が出すのと同じような形の議案を提案するというのは、議会の特徴をきちっとつかんだ上で、提案のしやすいやり方も議会では考えていく必要があると思います。  私も議論の中で紹介させていただきましたように、大阪府議会は趣旨を言って、それに賛同を得た場合には、後は細かいそういう事務的なことについては、議長に一任という形で合理的にやっておるわけであります。我々は大阪府の中の泉南市でありますので、そういういいことは倣って、議員がどんどん、こういう修正が理念、政策を中心にできるようにしていくことも申し添えて、賛成討論にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 66 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────以上で議員提出議案第3号に対する討論を終結いたします。  次に、原案について討論を行います。討論はありませんか。────大森議員。 67 ◯7番(大森和夫君) 平成25年度大阪府泉南市一般会計補正予算に対する反対討論を行います。  この補正予算の内容は、市民の長年の要望でありました新家駅の右側の改札口設置、残念ながら5月からの開設になりますが、これはJR等の都合なのでいたし方ない問題でありまして、実現することもできました。  防災対策についても、小・中学校の耐震化、全て完了ですね。体育館、それから市役所の耐震化もできると。市役所については、50年前のああいう工事の不備が見つかりまして、防災、耐震化工事もストップになるかもしれないという事態の直前まで行きましたけれども、市の職員の皆さんの奮闘、努力もありまして、引き続き問題なく進めることができると。  教育についても、小学校のトイレ、耐震化と一緒に改善する部分もできる。エアコンも設置され、一部ですけれども、夏休み前にもできるものがある。  このように見ますと、素直に言いまして評価すべき点も多く、市の努力にも敬意を表したいと思いますが、率直に言って、少なくない市民も議員も、例えば防災対策にしましても、市役所なら何でもっと早く建てかえできなかったのかとかという問題あります。小学校、中学校の教育施設につきましても、近隣を見ましても、もう建てかえすべき50年以上たった小学校、中学校が残されている状況とか、エアコンも中3の部分しかつかないとかという部分が、やっぱり市民にはなぜなんだという気持ちは多くあると思います。  耐震化も、避難施設となっている公民館などの耐震化はこれからということで、これが市民や議員の少なくない皆さんの率直な感想ではないでしょうか。こういうおくれがなぜ起こったのか。いろんな政策上のことはありますけれども、やっぱり無駄な不要不急の大型公共事業を進めてきて、財政難を理由にしてこういう予算が削られてきたということは、否定できない事実だと思います。  今回、これに関して言えば、基幹農道にかかわる農免道路の予算が含まれていまして、これがやっぱり財政難の原因の1つであるということで、これを含めている予算案には、いろいろ評価すべき点があっても賛成できないということで、反対いたします。  皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。 68 ◯議長(中尾広城君) ほかに。(小山広明君「議長、議事進行で」と呼ぶ)小山議員。 69 ◯1番(小山広明君) これ、修正案には僕、賛成討論させていただいたんですが、本予算の討論は、この修正案の結果が出てからすべきじゃないかと思うんですね。でないと、修正案がまだ決まっていないのに、それと連動した本予算を一括して討論するというのは、委員会でちょっと矛盾が起きたことで、一部そういう声もあったんですが、まず修正案がどうなるかによって本予算が変わるわけでしょう。可決するか否決するか、どっちかによって。  だから、僕は本予算に対する討論をしたいと思っておるんですが、修正案が結論出ていない中で、討論は私の場合ちょっとやりにくいんですが、その辺の取り扱いを調整して、わかるように説明いただきたいと思います。 70 ◯議長(中尾広城君) 小山議員に申し上げますが、この議事の進行の仕方につきましては、慣例どおり行っておりますので、一括してということで、順次討論をしていただいて、その順次討論に関しましては、議員個人の判断にお任せいたしますので、否決されてからとかということではなくて、一括して順次しておりますので、その辺御理解していただきたいと思います。小山議員。 71 ◯1番(小山広明君) 討論するんだけど、僕は修正案の結論が出ないと、原案に討論できないんですよ。 72 ◯議長(中尾広城君) どうぞ討論してください。 73 ◯1番(小山広明君) いいんですか。その矛盾はそちらが責任持ってくださいね。私はその結論が出ていないことを前提に──でないとできないんですよ、正直。 74 ◯議長(中尾広城君) 小山議員、していただいて結構ですので、どうぞ。小山議員。 75 ◯1番(小山広明君) だから、その責任はそっち持ってくださいね。そうでしょう。修正案が通るかどうかで変わるわけでしょう、原案は。  原案に対して討論をさせていただくんですが、私はこの原案に対する修正案で意見を述べたわけですね。その結論が出ないと、原案というのはないんですよ、ある意味で、その結論が出ない限り。例えば、修正案が可決したら…… 76 ◯議長(中尾広城君) 小山議員、討論してください。
    77 ◯1番(小山広明君) だから、修正案が可決したら原案は変わるでしょう。可決したら、原案の中からその修正部分が削除されるわけじゃないですか。それはわかるでしょう。削除されたら、出された原案と違うじゃないですか。そのことをもって、僕、どっちになるかわからないのに、どっちになるかを想定して討論せなあかんわけでしょう。これ、おかしいでしょう。これでいいんですか。やっていいんだったらやりますよ、もちろん。 78 ◯議長(中尾広城君) 小山議員、やってください。 79 ◯1番(小山広明君) どういう理屈でやっていいのか、ちょっと説明してください。  例えば、今修正案出ておるわけですよ。まだ採決していないわけですよ。修正案が可決したら、原案は変わるでしょう。  修正案が通ったら賛成しますよ、もちろん。修正案が可決されたらね、反対せなあかんわけですな、あっちは、はっきり言えば。 80 ◯議長(中尾広城君) 小山議員、討論してください。 81 ◯1番(小山広明君) ちょっとこれは矛盾すると思いますよ。  じゃ、異例なことだと思いますが、私は修正案が委員会の状況を見て、否決されるという前提で原案に対して討論をさせていただきますと、そういうことで了承をいただくんであればやります。ということでよろしくお願いします。  私は、今説明したように、修正案には賛成討論をさせていただきました。しかし、委員会の状況からいえば、それが委員会は否決をされておるわけですね。その状況からいえば、本会議でも、この後、採決がされると思いますが、修正案が否決されるという前提に立って、私は原案に討論をしていきたいと思います。原案には賛成であります。(「おかしいわ」の声あり)  いや、おかしいんだったら、おかしいと、さっきからやめてくれとか言ってくださいよ。そういうことなんですよ。それは理由を言うてくださいよ、どういう意味でやめてくれと言うのか。(発言する者あり)  だから言っている。修正案が可決されるか否決されるかによって、原案の内容が変わるじゃないですかと言うておるんですよ。 82 ◯議長(中尾広城君) 小山議員、討論してください。討論してください。 83 ◯1番(小山広明君) だから、ちょっとそれは矛盾しますよ。だから、そういうことで、先ほど言いましたように、委員会の状況を踏まえて、大変こういうイレギュラーな討論になるわけですが、基幹農道の予算が削除された形での原案に賛成をしますと、そういうことです。(発言する者あり)  だから、それは理由を言ってくださいよ。あかんとかいいとか言っただけでは、市民もわからないじゃないですか。だから、そういう点で今回の場合には骨格予算でありますから、いわゆる政策予算というのは入ってないから、判断を……(堀口武視君「補正予算や」と呼ぶ)あっ、補正か。ごめんなさい。ちょっと間違っていました。今回は、向井市長の政策が入った補正予算の審議であります。  それで、予算委員会の中でも大変議論になりました庁舎の耐震事業ですね。これが、今の耐震補強をやるために、既存の建物の取りつけ部分を調査したら、全てのところに不備が見つかったと。鉄筋とコンクリートの関係では、基礎部分で一部かぶりがないということが明らかになって、これは補強すれば、今の耐震補強には影響がないという市側の説明であります。  しかし、全部に見つかったということで、耐振補強のしない部分についても同じであるようなことが予想されて、50年前に建設をされた業者がみずから調査をすると。調査した結果、恐らく補強工事をすることになるのではないかと思います。  これはこれで私は理解するわけですが、1つ私が気になるのはジャンカという部分ですね。このジャンカも全て見つかったということでありますから、見たところにそういうコンクリートとバラスと砂がうまくブレンド、まざって、鉄筋と一体になって、鉄筋コンクリート構造をしっかりさすわけですね。  しかし、それが固まっていないというところが見つかって、しかも基礎部分ですね。ここだけがジャンカがあるとは考えられずに、裏のほうにもあるかわからないし、地中ばりの中にもあるかもわからない。こういうジャンカという問題は、看過することはできないんじゃないでしょうか。これで一体にコンクリート構造物が強固にならないわけですから、そういうものも含めて、やはりやった業者が全部を調査する中で、そのことを踏まえて、私は今の耐震補強をすべきだと思いますね。そういう基礎部分にそういう欠陥があるわけですから。  図面上は、データは同じですから、誰がやっても同じ結果が出ると思いますが、図面どおり工事がされていないということが、コンクリート構造物の特徴ですよね。そういうものがそういう形で明らかになった限りにおいては、やはりきちっとした調査をして、その上で耐震補強をすべきだと思います。  市のほうは、そのことで第三者機関にこのまま耐震工事をやってもいいよというお墨つきをもらったということで、きょう朝も私のほうに説明がありました。このことは、委員個人個人が了解しましたか、了解しませんかという話ではなしに、委員会を改めて開いて、ちゃんと議論をして、そして議会が責任持って委員会では附帯決議を上げたわけですから、委員会として市民の前にどう責任をとるのかということをちゃんとしないと、議員個人個人に行政が当たって説明をして、了解をしますか、どうかという性質のものではないと思いますね。  私は、その説明を受けたときにそのことは申し上げました。こういう第三者評価が、24日に建設士会の委員会が開かれてあったということはわかりました。了解するかせんかについては、委員会を開いてほかの委員とも議論しながら、了解するかどうかというのはすべきだということを申し上げました。  この後、この原案に関連して、原案が終わりますと、委員会では附帯決議も提案されて、これは可決しておるわけでありますから、きょうの最終本会議までに第三者の結論が出るということでありましたけれども、市の説明によれば、そういうものがきちっとできてから対応すればいいという問題ですから、あの附帯決議というのは、ある意味で実質的には市の進め方を了解するという内容であると、私は理解しておるわけですね。  だから、そういう点で慎重に、この問題については、先ほどのジャンカの問題も含めて、市民にも十分知られておるわけでありますから、十分議会にも市民にも理解された中で進めることを意見として申し上げておきたいと思います。  それと、委員会の中でちょっと議論で気になったのが、太陽光発電の補助事業の問題ですね。今年度は50の予定について78の申込者があったけれども、50しか出していないということなんですが。国は申込者に全部補助金を出しておるような感じです。  これは補助金を出しても、設置した人は、むしろ電気代が要らないだけじゃなしに、収入がふえる事業的性格ですね。だから、当然収入がふえれば、市の税収もふえるし、社会的にはこの太陽光を利用して発電ができるわけでありますから、この補助事業というのは、申込者に全て出してあげていい事業だと思いますね。  だから、やったことによって利益を生み出すわけですから、そういうふうなことも、骨格予算で来年度予算にも出ておりまして、同じ金額が計上されておりましたけれども、こういうものについても新しい事業の中では、私はこういうものについては、申請者に全て補助金を出すようにすべきだという意見を付して賛成をしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 84 ◯議長(中尾広城君) 小山さん、その太陽光のやつは補正には載っていないということです。 85 ◯1番(小山広明君) 今年度予算でね。 86 ◯議長(中尾広城君) 今は補正予算の討論ですよ。 87 ◯1番(小山広明君) うん、わかるけど、今年度予算の執行で。 88 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────以上で原案に対する討論を終結いたします。  これより議員提出議案第3号及び原案について順次採決いたします。  まず初めに、議員提出議案第3号 大森和夫議員外3名から提出されました修正案について起立により採決いたします。  お諮りいたします。本修正案に賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 89 ◯議長(中尾広城君) 起立少数であります。よって議員提出議案第3号は、否決されました。  修正案否決でありますので、これより原案について採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件につきましては、委員長の報告のとおり、原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 90 ◯議長(中尾広城君) 起立多数であります。よって議案第9号は、原案のとおり可決されました。  これより議案第9号 平成25年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第6号)を除く議案第10号から議案第12号までの以上3件及び議案第33号の計4件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────小山議員。 91 ◯1番(小山広明君) 議案第10号に賛成の立場で討論させていただきます。  これは、樽井地区財産区会計補正予算であります。これは、地方自治法に位置づけられた特別区ということで設置されておるわけでありますが、このことの設置されている制度が、市の議会とも連携しながら樽井財産区の予算については、この泉南市議会を通して成立をしていく性格のものであります。  樽井財産区には多くの財産もあって運用しておるわけですが、これを本当に市民のために機能させていくためには、この泉南市と特別区の関係をもっと有機的に市民にわかりやすくしていく必要があると思います。泉南市は財政難ということで、いろいろ事業も制約される中で、樽井財産区はそういう心配はないわけですね、財政的に。だから、そのことが回り回れば泉南市全体の整備にもつながっていくわけでありますから、この辺の財産区を持つ泉南市としては、市民のかかわりなども、事業効果も含めて広く市民に説明をしていくべきだということを付して、賛成をしておきたいと思います。  次に、議案第11号の下水道事業特別会計補正予算についてでございますが、これも今回は下水道料金が増収になって、その分の委託のための費用の増額でありますけれども、下水道会計というのは、100%市の一般会計から赤字分を補填している会計なんですね。特別会計というのは、その会計で独立して運用するという中で、ただ1つ泉南市ではこの下水道会計のみ、赤字分を100%補填しておる事業なんです。このことによって、私たちは下水道会計が今の状態でやっていいのかどうかという判断がなかなかできにくい構造にあるわけです。  下水道事業というのは、今の流域的な処理方式だけではなしに、さまざまな個別の合併処理浄化槽からいろんなスタイルがあるわけであります。財政事情から言っても、泉南市は、この流域型の下水道処理方式は限界というか、壁に突き当たって、ほとんどいつ完成するかということが示せない状態であるわけです。  これも下水道会計の抜本的な見直しをして、速やかに下水道処理ができるようなことにしていくという意見を付して、賛成をしておきたいと思います。  それと33号、これは反対です。裁判の問題ですからね。先ほど私、討論で反対をさせていただいたわけですが、これは弁護士に対する支払いの補正予算でありますが、本案で私は、これは話し合いをして、こういう10年近くもほっといて裁判にかけても、相手に支払う能力がなければ意味をなさないものでありますね。相手は支払う意思があって、わざわざこういう提起をしたときに5,000円払いたいということを言ったようでありますが、それを拒否してこういう形に持っていくということは、やはり問題ですよね。  効果の面で、それが泉南市の裁判による提起が実現して、いわゆる損得の問題で得をするのであればいざ知らず、そういうことが、私も会った限りにおいては、ほとんど不可能でないかなという判断をしました。  そういう点では、粘り強く相手の生活も再建する形で返済をしていただくというようにすべきだということで反対をさせていただきますので、よろしくお願いします。  以上です。 92 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────以上で本4件に対する討論を終結いたします。  まず、議案第10号 平成25年度大阪府泉南市樽井地区財産区会計補正予算(第1号)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 93 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第10号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号 平成25年度大阪府泉南市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 94 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第11号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号 平成25年度大阪府泉南市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 95 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第12号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第33号 平成25年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第7号)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 96 ◯議長(中尾広城君) 起立多数であります。よって議案第33号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程第16、議案第13号 平成26年度大阪府泉南市一般会計予算から日程第34、議案第31号 平成26年度泉南市水道事業会計予算までの以上19件を一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました、平成26年度泉南市各会計予算19件について、平成26年度予算審査特別委員長から報告を求めます。平成26年度予算審査特別委員長 南 良徳議員。 97 ◯平成26年度予算審査特別委員長(南 良徳君) ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において本特別委員会に付託を受けました平成26年度大阪府泉南市一般会計予算を初めとする各会計予算19件の審査につきまして、概要並びに結果の御報告を申し上げます。  なお、審査結果につきましては、本日皆様方のお手元に御配付いたしております審査結果報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。  さて、本特別委員会の審査は、去る3月14日から19日までの4日間にわたり、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、各分野において慎重なる審査を行いました。  なお、審査に当たっては、各委員から熱心な質疑が行われ、その質疑の報告は会議録として提出させていただくこととなっておりますが、事務整理の都合上、本日この場に提出することはできませんので、会議録の調製、製本ができ次第、後日速やかに皆様方のお手元に御配付させていただきます。その点あらかじめ御了承賜りたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。  つきましては、ただいま私が皆様方に御了承をいただいたことを踏まえ、私からの審査報告は、各会計予算に対する討論及び採決の部分のみの御報告とさせていただきますので、その点御理解のほどよろしくお願い申し上げます。  それでは、以上の点を踏まえて、これより御報告させていただきます。  なお、本報告書につきましては、委員長一任の了承のもと作成したものであり、主な部分についてのみ御報告を申し上げるものであります。  初めに、討論のあった会計でございますが、一般会計、国民健康保険事業特別会計、下水道事業特別会計、公共用地取得事業特別会計、水道事業会計の以上5件について討論がありました。  まず、一般会計の討論及び採決について御報告を申し上げます。  討論では、反対討論として、1点目は、公債費は30億円、市債は300億円を超え、借金を返済していく市民の負担は変わっておらず、土地開発公社については、極めて高い負担を市民に与えることとなる。基幹農道に係る高い借金返済は、庁舎や給食センターの建てかえが先延ばしされている原因となっている。  2点目は、市営住宅の家賃滞納は最長で8年、市営駐車場の料金滞納は最長で3年、居住者の約15%が滞納している状況である。家賃及び駐車料金を納めている方々と同じ公平・公正な対応をし、この問題を早急に解決すべきである。  以上の点から反対するとのことでした。  次に、賛成討論として、平成26年度予算は前年度に比べ減額となる厳しい状況において、市民の視点に立った目標を掲げられた予算編成を評価する。  福祉事業においては、乳幼児等医療費助成では、通院についてはさらなる拡充を要望するが、入院については中学3年生まで拡充されたこと、妊産婦健診の拡充、小・中学校の健康診断に「モアレ検査」を導入されたことを高く評価する。  また、75歳からの肺炎球菌ワクチン接種を70歳から接種できるよう拡充されたこと、認知症キャラバンメイト・サポート養成等における実績を引き続き実施されるよう要望する。  教育においては、小・中学校の耐震化は本年度に全て完了し、トイレ等の改修や中学校3年生及び特別教室への空調設置を評価するものであるが、小・中学校の全教室への空調設置や中学校給食においてもさらなる努力を要望する。  防災・減災においては、ハザードマップの配布や自主防災組織も組織率が約49%となったこと、地域防災啓発活動にも力を注がれており、今後も安心・安全に暮らせるまちづくりを要望する。  最後に、創意工夫及び努力しながら財政健全化に取り組まれ、市民福祉の向上に邁進され、安心・安全を届けられることを要請して、賛成するとのことでした。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、国民健康保険事業特別会計の討論及び採決について御報告申し上げます。  討論では、反対討論として、医療費の値上げに関する予算が計上されているため、反対するとのことでした。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、下水道事業特別会計の討論及び採決について御報告申し上げます。  討論では、反対討論として、消費税増税分が使用料に転嫁されるため、反対するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
     次に、公共用地取得事業特別会計の討論及び採決について御報告申し上げます。  討論では、反対討論として、土地開発公社の借金返済は市民への大きな負担となるため、反対するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、水道事業会計の討論及び採決について御報告申し上げます。  討論では、反対討論として、消費税増税分が使用料に転嫁されること、また使用料から職員の退職手当を負担する水道事業会計には反対するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。  なお、その他の14件の各会計予算につきましては、いずれも討論なく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  以上、甚だ簡単ではございますが、本特別委員会に付託を受けました平成26年度大阪府泉南市各会計予算19件に対する審査並びに結果についての私の報告といたします。 98 ◯議長(中尾広城君) ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略し、まず初めに、議案第13号 平成26年度大阪府泉南市一般会計予算について討論を行います。討論はありませんか。────成田議員。 99 ◯14番(成田政彦君) 日本共産党泉南市会議員団を代表し、議案第13号、2014年度泉南市一般会計予算に対する反対討論を行います。  さて先日、社会保障と税の一体改革に関する政府広報が新聞折り込みで一斉に配られました。4月からの消費税増税を正当化する広告です。増収分は全て社会保障のために使う、所得の低い方に対策を行うと述べていますが、果たしてそうでしょうか。増収分5兆円のうち4兆2,000億については、他の税金などによる財源を消費税に置きかえるだけです。さらに、2,000億円は増税による物価上昇で消えます。新たに社会保障に回るとしている財源は、わずか5,000億に過ぎません。  安倍内閣は、70歳になった人の患者負担を4月から順次2倍へ、1割から2割にします。年金支給額も昨年の10月に引き続き4月にさらに減らし、2015年までに2.5%引き下げます。介護保険も、要支援向けの訪問介護と通所介護も保険給付から外す制度創設以来の大改悪となります。  政府は、低所得者や子育て世代に1万円の給付金を支給すると言いますが、給付は1回だけです。消費税増税による負担は毎日です。国民全体で8兆円、民間のみずほ総研の試算で年収300万円未満の世帯で年間約5万7,000円という大きな負担増を減らすには、ほど遠い対策です。低所得者や子育て世代の負担増を心配するなら、政府は消費税増税そのものをやめるべきです。  今、地方自治体に求められているのは、このような国民いじめの政治から、地方自治法第1条に示される住民の福祉の増進を進めることではないでしょうか。  それでは、反対討論を行います。  まず最初に、評価すべきことを述べます。  その第1は、乳幼児医療など制度の助成です。入院費を中3まで拡充しました。ただし、通院分も中3まで求められます。  その第2は、妊産婦健診公費負担の拡充です。  その第3は、成人用肺災球菌予防ワクチン制度を拡充したことです。  その第4は、子ども支援センター整備です。ただし、給食施設を改修すべきです。また、心理判定員を配置し、作業療法士を含めて正職員にすることを求めます。  次に、反対理由です。  反対の理由の第1は、解散した土地開発公社関係の借金返済は、元金、利息を入れて2014年から2043年まで30年間に約91億円に及ぶ膨大な借金返済がことしから始まることです。ことしは3億8,000万円を返済します。  市長もことしの予算編成でこう述べています。土地開発公社を解散することにしました。今後は、この起債の償還財源の確保に向けたさらなる取り組みが必要でありますと、まさにことしの予算はそのとおりです。  ことしは繰入金として10億円支出する予定です。そのうち、借金返済のための公債費管理基金は、前年度比3億円増を支出し、市債の償還に充てます。ちなみに、ことしの土地開発公社の借金返済額と信達樽井線の借金返済額2億6,000万を合わせると6億8,000万となります。今年度の公債費27億9,000万の実に24%を占めています。さらに、公債費で含まれていない基幹農道の借金7,800万円を入れると7億5,000万となります。途方もない借金を返すために市民の税金が使われます。  しかも、その状態は、市の土地開発公社借金返済計画では、開発公社の借金返済は今後30年続き、30年後の2043年の市の公債費は、ことし以上の29億円であります。同じく30年後、2043年の市債残高は30年間で50億円減りますが、しかし249億円残ります。これでは、今すぐしなければならない小学校、中学校、給食センター、庁舎などの大規模改修と建てかえは、おくれるばかりであります。  ちなみに、泉南市より遅く建てられた貝塚市役所は、建てかえる計画となっています。  党議員団は、膨大な借金返済が市民生活に大きな影響を及ぼすとして、無駄な同和・空港優先の大型公共工事に一貫して反対してきましたが、それを無視して進めてきた結果が現実のものとなっています。ことしの予算も、未来ある子どもたちと市民の命と暮らしを守る防災拠点である庁舎の建てかえと大規模改修には真剣に向き合ってこなかった予算であります。  その第2は、公正・公平な市政です。市長は、ことしの予算編成の中で、使用料及び手数料等についても受益者負担の適正化の観点から見て、必要性を検討し、確実な徴収を目指すと言いながら、市営住宅の滞納額は2012年で1,613万円、320世帯中65世帯、最高81カ月、7年7カ月滞納しています。市営住宅は、家賃を支払わなくても住むことができるのでしょうか。  ちなみに、市営住宅の家賃は平均1万4,000円、最低5,000円です。生活保護家庭の方は、滞納はゼロです。府営住宅や都市再生機構住宅では、年金10万円で家賃を1カ月1万円から5万円を支払っています。このような人たちは、市営住宅の滞納をどう思うでしょうか。ことしの市営住宅の現年度使用料総額は3,862万円です。滞納総額は、実にその44%に当たる額です。  ちなみに、ことしの市税収入は88億円と予定されていますが、その44%に値する額は約35億円です。いかに大きな額が滞納されているかということがわかります。こんなことを放置して、市民の皆さんはまともに市税を払う気になるでしょうか。  さらに、市営住宅つき駐車場使用料の滞納額はどうでしょうか。2012年決算で25世帯、141万6,100円になります。最高51カ月、4年3カ月、15万円の滞納です。ちなみに、市営住宅使用料の現年度分は475万円です。実に2割に当たる総額が滞納額になります。  しかも、市営住宅管理条例41条の3で、市長は、駐車場の使用承認取り消しまたは停止を次のように定めています。駐車場使用料を3カ月以上滞納したときと定めています。このような条例違反を放置してきた無責任な市の態度は許されません。  私は、滞納問題を過去何度も本会議などで指摘し、改善を求めてきたが、一向に改善されていません。これが市民に公正・公平な姿勢と言えるでしょうか。  ちなみに、市は25年度12月追加補正では、阪神・淡路大震災の災害援護資金の貸付金の滞納者に対し、滞納金248万円を返せと訴訟を起こし、訴訟費用29万円を予算化しています。  片方でこんなことをしながら、もう一方で滞納がまかり通っている。こんな不公平・不公正な市政を認めることはできません。  さらに、今でも総合相談事業で4事業に3人の相談員を置いています。人権協会に1,000万の予算で委託しています。ちなみに人権相談に限っていえば1年間12件。これも廃止し、ふれあいセンターでするのではなく、今後は市庁舎で幅広い市民相談をすべきではないでしょうか。  その3は、保育行政です。ことしから浜保育所に指定管理者制度を導入し、鳴滝第二保育所を認定こども園、信達保育所も認定こども園としての運用を目指しています。  指定管理者制度から民営化は行革の一部であって、人件費削減が主な目的です。10年前の保育所運営費は10億8,900万ありますが、ことしは6億5,000万、10年前の60%です。次々と保育所を民営化の名のもとに市民の財産を売り渡してきました。削減したお金はどこに使われたんでしょうか。福祉に使われたのでしょうか。そうではありません。巨額な借金返済に使われたんです。  また、認定こども園については、待機児童対策の1つとして政府は広げようとしてます。しかし、これは市が実質保育の責任を放棄するものです。なぜならば、この認定こども園は、保護者と施設が直接契約する制度であります。認定こども園は、市が一切タッチしません。これでは、今でも保育所の設置運営に関する最低基準は低く、その改善が強く求められています。さらに、低い基準を切り下げ、保育の格差を生み出すだけです。自治体の責任を後退させ、保育への企業参入の拡大、基準緩和、保育格差の拡大など、公的保育制度を根幹から解体するものとして反対であります。  その4は教育です。ことしの予算は骨格予算と言いわけしていますが、実態はことしも教育予算は例年どおり低い予算です。教育予算を年度別に比較すると、2013年度は15億円、2012年度は17億円、2011年度は17億円です。しかし、10年前の22億円と比較すれば、ことしは70%弱です。義務教育は無料であるという憲法で保障されている就学援助費のうち、修学旅行費は実際の費用5万6,000円の7割しか支給されていません。残り1万6,800円は自己負担です。  さらに、給食費も同じく7割しか支給されていません。ことしの給食費は、消費税負担として月額3,400円から3,600円が100円値上げとなります。大阪府下で修学旅行費や給食費を7割しか支給していないのは、泉南市ぐらいです。  さらに、司書配置の予算が国の交付金の中に含まれているのにもかかわらず、司書配置に使わず、他の予算に流用しています。本来の目的のために使わずに他に流用するなどは、借金財政の行き着くところに来た最たるものです。  教育備品購入費はどうでしょうか。11年前の2003年では、小・中学校で3,058万、2014年度は1,299万円です。11年前と比較して41%。これでは、教師がまともに子どもたちに教育することができません。怒りを覚えます。我が党としては、教育にお金を使うべきだと強く求めてきましたが、現状では指摘したとおりになりました。もっと教育にお金を使うべきではないでしょうか。  築55年以上経過した泉南中学、西信達中学、築40年以上経過し、使用に耐えない給食センターはすぐ建てかえるべきです。子どもたちを泣かせてはいけません。借金の多い泉佐野市さえ、小・中学校の建てかえ、大規模改修はされました。未来ある子どもたちを泣かせてはいけません。  以上、反対討論とします。 100 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────岡田議員。 101 ◯5番(岡田好子君) 平成26年度泉南市一般会計予算案に公明党を代表しまして賛成の立場で討論いたします。  団塊世代の高齢化が迫り、少子・高齢化という人口学的要因に加え、少しずつ景気回復してはいますが、まだ経済の停滞、さらに4月からの消費税引き上げと、幾つもの厳しい条件が重なるなど、経済再生が急がれます。  また、5月18日には市長選も予定されている中での平成26年度泉南市一般会計予算案、骨格予算であります。市としましても、行財政改革に取り組み、効果を上げてはきましたが、歳入の大幅な減少と歳出の増加により、財政改革に一層力を入れざるを得ません。  財政早期健全化宣言も継続中で、健全化宣言後3年目となる平成24年度普通会計予算は約4億円の黒字決算となりましたが、経常収支比率は94.3%で前年より2.3ポイント悪化。第三セクター等改革推進債を活用し、土地開発公社解散、これからの起債への取り組みなど、重要課題が山積されていますが、行財政改革実施計画の最終年度となる平成26年度目標達成に向け努力されています。  予算案の内容では、前年度の予算額より減額と苦しい中、市民の視点に立つことを前提として目標を掲げられていることは、うれしく思います。人件費、扶助費、公債費、物件費が増額の中、補助費の大幅な減額。  まず、未来ある子どもに関して、乳幼児等医療費助成の拡充、入院に関しては、昨年7月より小学校3年生までにとしていただきましたが、時をあけることなく、中学校3年生までと大きく拡充していただきました。通院に関しても、今後さらに拡充していただきますように改めて要望をいたします。  また、新しい命と母を守り応援する妊産婦健診の拡充、小・中学校健康診断にモアレ検査の導入に関しても高く評価するものであります。  小・中学校耐震化も本年度全施設100%達成となり、さらにトイレ等の改修や、中学3年生と特別教室への空調設置につきましても評価いたしますが、小・中学校全教室への空調設置、また中学校給食におきましても、さらに御努力いただきますようにお願いいたします。  防災・減災につきましても、いよいよハザードマップも配布していただきます。自主防災組織も15団体、組織率約49%となりました。地域防災啓発活動にも力を入れていただいております。市民の命を守る使命のもと、これからも安心・安全に暮らせるまちづくりをお願いいたします。  次に、今、死因第3位となった肺炎から高齢者の方々の命を守る肺炎球菌ワクチン接種を75歳からを70歳からにと拡充していただきました。福祉事業に関しても、認知症キャラバンメイト・サポートの養成等、今までのすばらしい実績を引き続きされますようお願いいたします。  結びに、さらなる創意工夫と努力で財政健全化に取り組まれ、市民の皆様の福祉の向上に邁進され、一層安心・安全を届けられますことを要請しまして、本案に賛成する意見を申し上げます。  各委員の御賛同をよろしくお願いいたします。 102 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────小山議員。 103 ◯1番(小山広明君) 議案第13号に賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。  市長選挙を前にした骨格予算ということでありますから、市民の声を踏まえた予算については、市長選挙後の6月議会にされるのではないかと思っております。  今回の一般会計の中でも注目するのは、先ほどちょっと補正予算の中でも申し上げましたが、太陽光パネルの事業でございます。泉南市は事業予定を大幅に超えて、50件の予定が78件ということが議論の中でも示されておりました。この補助金は、つけた人がもうかる事業ですよね。だから、当然もうかれば市にも税収が入ってくるわけであります。しかし、泉南市は2万を超える世帯数の中でわずか50件。しかも、公共施設の屋上もあいておるわけですね。そこから平等に太陽が降り注いでおる。それを電気エネルギーとして活用することは当然でありますし、そのための施策を国も進めておるわけであります。  市民の方から抽せんに漏れたということを聞きまして、その方は、市の抽せんには漏れましたが、国の制度はちゃんと12万円受けておるわけですよね。国はいわゆる青天井で、申込者には全て施策をしておるわけですね。そのことは、利益を生み出すわけでありますから、そういう点では泉南市中がある意味で発電所的な位置づけになっておるわけですし、こういう自然エネルギーというのは、自然豊かなこういう地方こそ、いわゆる効率がいいというのか、利用するものが多くあるわけですね。  こういうことは、泉南市は特徴的に、今回は昨年度と同じ額しか計上されておりませんけれども、これはやはりもっともっと拡大をして、せめて公共施設の屋上については、100%こういう太陽光パネルを設置すべきではないでしょうか。  このように私たちは自然豊かな泉南市に住んでおる中で、山間部の樹木を利用したバイオマスとか、それから風とか小水力発電とか、さまざまな電源といいますか、電源を起こすもとがいっぱいなわけであります。  こういうようなことを中心に強力に進めていけば、泉南市が今抱えているいろんな負の問題についても、一挙に解決の方向に私は向かって行くんじゃないかなと思います。そういうものを感じさせる今回の一般会計の中の太陽光パネルの事業というのは、やっぱり注目をしてますます拡大をしていくべきだと思います。  また、下水道会計には、100%補填するのを続けておるわけですけれども、これはきちっと独立採算制にして、本当にこのまま下水道事業を進めていいのかどうかを財政面からも判断できるような構造に私はすべきだと思いますね。  そういう点で一般会計からの下水道の補填はやめて、下水道が本当に自立をして、泉南市民のためにいち早く下水道整備がなされるためにはどういう方法があるのかというようなことも考えるためにも、一般会計からの繰り出しというのはやめるべきであると思っています。  そんなことを意見として申し上げ、一般会計に賛成をしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 104 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────以上で本件に対する討論を終結いたします。  これより議案第13号 平成26年度大阪府泉南市一般会計予算について採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 105 ◯議長(中尾広城君) 起立多数であります。よって議案第13号は、原案のとおり可決されました。  次に、ただいま採決いたしました議案第13号、一般会計予算を除く議案第14号から議案第31号までの以上18件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────松本議員。 106 ◯15番(松本雪美君) 議案第25号、2014年度大阪府泉南市国民健康保険事業特別会計予算について反対討論をいたします。  国民健康保険税は、昨年、2013年度、限度額58万円を3年間で、2014、2015、2016年で段階的に引き上げられます。それが決まりました。資産割を廃止するとして、1億5,000万円を補うためだとしての引き上げであります。日本共産党議員団は、資産がなくなっても所得のある人の多くは値上げになり、特に固定資産のない人は、資産割廃止の恩恵も受けず、所得があれば値上げだけが押しつけられる、こんなことになると指摘をしてまいりました。  2014年度は61万円、2015年度は64万円、2016年度は67万円への引き上げであります。ちなみに2014年度国家予算の中では、国民健康保険料の賦課限度額を81万円まで引き上げることができると示されていることを伝えておきます。  さて、保険税が上がったばかりなのに、2014年度から70歳から74歳までの人たちが医者にかかったとき、医療費が2倍に、1割から2割負担になります。今まで元気で医者にかかることも少なかったのに、70歳を超えるころには医者通いもふえて、医療費負担が増大していきます。年金の支給額も毎年減額され、わずかな年金だけで生活している高齢者にとっては、医者に行くにもお金がなく、高齢者の医療受診抑制が起こり、病気はどんどん重症化するのではないか、命の重みが軽視され胸が痛みます。  さらに、泉南市では、国民健康保険の加入者の75%は、所得が200万円以下の世帯です。そのうち100万円以下は70%もあります。こんな状況のもとに滞納世帯は加入者の1割、1,000世帯もあり、短期保険証や資格証明書と置きかえられていきます。さらに、預貯金までが調査され、差し押さえもされています。  2014年度から引き上げられた国民健康保険税の市民負担増の中身には、一例を挙げると、収入で200万円、給与所得で122万円、年金収入の所得80万円で、1人世帯では2016年度には年間1万9,000円も値上がります。保険税は1年で20万1,200円、2人世帯のときは年間24万円が引き上げられます。  これでは、年金収入所得の80万円の人たちは、1割以上の保険税が課せられていきます。こんな高い国民健康保険税の負担の上に、70歳から74歳までの高齢者の医療費の2倍の引き上げが含まれているこの国民健康保険事業特別会計予算には反対をしたいと思います。  以上、反対討論です。  2つ目は、議案26号、2014年度大阪府泉南市下水道事業特別会計予算についての反対討論をいたします。  下水道の普及率は52.8%。借金残高は2012年度で128億7,600万円という大変な額です。現在、馬場地区を認可区域として工事を進めておりますが、2014年度中には馬場地区を終わらせて、やっと2015年度からは国道26号線より山側の牧野地区のほうへ布設を始めると報告がありました。  2014年度は骨格予算ということですが、この予算では、0.6キロ、新設管布設に2億999万円しか予算化されておりません。下水道料金は、府下では33市中7番目に高い料金になっている上に、消費税3%が上乗せをされるということで、市民の負担増額は総額で1,453万円となります。市民生活を守る上からも、市民負担増にならない特別の施策を求めるものであります。  以上の理由で反対をいたします。  3つ目は、議案第31号、2014年度大阪府泉南市水道事業会計予算に反対討論をいたします。  水道事業会計予算には、1点目は2014年度に市では9人の退職者があるうち、4人が水道に在籍をしていた期間があるとして、1,315万円が一般会計に繰り出されております。党議員団は1,315万円の退職金の繰出金は、水道料金の引き上げにつながるとして、これまでも一貫して反対をしてきたところであります。  2点目は、2014年度から消費税3%分が市民が支払う水道料金に上乗せされることが含まれております。日本共産党議員団は、4,187万円が住民負担増となることが明らかになったこの水道事業会計予算には反対です。  かつて15年前に消費税が導入されたときに、市民負担を軽減するために、市は消費税分を肩がわりしてきた時期もありました。前回の値上げで泉南市の水道料金は、大阪府下33市中、一番高い水道料金になっており、せめても市民生活を守る温かい施策として、消費税分を減免する制度があってもいいのではないでしょうか。  さて、30年間には必ず東南海・南海地震が起こると言われておりますが、水道管の耐震化も迫られております。今回の予算審議の中で、耐震化率は現在17%、64キロメートル完工済みとのことであります。水道管は全体で370キロメートルもあり、40年から50年前の布設管が多いということで、毎年2キロから3キロメートルしか工事ができないということも議論の中で明らかになっています。安全な飲料水を確保するには、安全な耐震管布設の課題が残されていることを指摘しておきたいと思います。  さらに、水道会計は、2014年度末には5,900万円の黒字であったと言いますが、47億円の起債借金残高があります。  これらの借金の原因には、1つ目にはりんくうタウンの開発で水道水の供給量を過大に見込んだ結果、水道料金を回収することができなかったこと。  2つ目には、現在、童子畑地区の簡易水道を撤去し、本管布設し、接続も完了しています。さらに、今後は葛地区に本管布設と接続工事も残されております。必要な水道工事であっても、水道会計には大きな財政負担となることは間違いありません。水道料金にはね上がっても、水道会計にははね上がることのないように、市からの繰り入れをするなど対応をして高い水道料金をより高くすることのないように、一般会計からの繰り入れ措置などを強く要望したいと思います。  もう1つ加えて言うなら、今後災害が起こったときのために自己水確保がどれだけ必要であるかは、阪神、東日本大震災でも明らかになりました。六尾浄水場が廃止されたことは、非常に残念でならない思いをしております。  これらのことを主張し、26年度水道会計予算に対して反対の討論といたします。 107 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────小山議員。 108 ◯1番(小山広明君) じゃ、賛成の立場で下水道会計に討論させていただきます。
     骨格ですから、やっぱり将来の方向としては、このやり方では完遂できないわけですから、そういう意見を申して賛成をしておきたいと思います。  下水道は、実質的にはほとんどとまっておる状態でございますよね。そういう点で、やっぱり方法を考えていかないといけないというのは当然でありまして、これは市民の理解を得て、やはり転換をしていかなければならない。転換をすれば、市民がつけたいところから下水道整備ができるわけでありますし、現在でも個別の合併処理浄化槽は設置をしている家庭が大変多いわけですね。  これが今、不安定な民間が維持管理をしておるわけですが、もっとこれは市が責任を持って管理をするように、一体的に管理をする。今のやり方と一緒に二重行政、三重行政じゃないですけれども、汚水処理については、双子川のくみ取りしたものを処理しておるものも含めて、一体的にしていくことが必要だろうと思います。  そういう意味で、やはりこういう姿勢も出てきますし、水質管理もちゃんと責任持っていけるということで、こういう部分については、民間ではなしに公が全責任を持ってやるということが私は大事だと思います。そういう意見を付して、賛成しておきたいと思っております。  続いて議案第31号でございますが、水道会計。これもずっとこれまでも言っておりますが、100%泉南市の自己水で水道事業をやっていくことが必要であります。大阪を1つの水源にして配給していくというのは、やっぱりいろいろな問題から言っても無理でありますし、そうしなければならない市町村は仕方ないとしても、泉南市は半分近いところが山間部ですから、いわゆる水は自分でつくり出しておるわけですよね。  これを市民のために有効に活用し、また災害時には他の市町村を助けていくという機能もするわけでありますし、泉南市は現に1日1万トン近い水を取っておったんですね。これが1年や2年じゃなしに、20年近くも許可水量の2,850トンをはるかに超えて取水して、泉南市民がそれで生きてきたわけですよね。  市長も就任されて20年と言いますけれども、このある意味で違法に取水をしてきた期間も20年なんですよ。だから、もう実際的に弊害がないことは実証済みなんですよね。もうあとは交渉力ですよね。  どこに大きな水利権という強大なものがあるのかどうかは具体的には示されませんでしたけれども、とにかく水利権は強力なんだということで議論がとまってしまっておるわけなんですが、人間がやっているわけですから、ちゃんと条理を尽くして交渉をして、泉南の金熊寺川なり、新家川もありますし、いっぱい川はあるわけですから、そういうものを泉南市の水道水源としてやっていけば、これは安いか高いかということよりも、安全でおいしい水を安定的に供給していくということでは、私はまた別な議論が要るんじゃないかなと思いますので、この水道事業については、抜本的な自己水を拡大していくということをしていくべきだという意見を付して、賛成をしておきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 109 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────成田議員。 110 ◯14番(成田政彦君) 公共用地取得特別会計に対する反対討論を行います。  このような大きな借金返済は、市民生活に大きな負担を与えるものとして反対します。  以上。 111 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────以上で本18件に対する討論を終結いたします。  これより議案第13号、一般会計予算を除く他の各会計予算18件について、まず反対討論のありました議案から順次採決いたします。  まず初めに、議案第25号 平成26年度大阪府泉南市国民健康保険事業特別会計予算について採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件につきましては、委員長の報告のとおり、原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 112 ◯議長(中尾広城君) 起立多数であります。よって議案第25号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号 平成26年度大阪府泉南市下水道事業特別会計予算について採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件につきましては、委員長の報告のとおり、原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 113 ◯議長(中尾広城君) 起立多数であります。よって議案第26号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号 平成26年度大阪府泉南市公共用地取得事業特別会計予算について採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件につきましては、委員長の報告のとおり、原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 114 ◯議長(中尾広城君) 起立多数であります。よって議案第30号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第31号 平成26年度泉南市水道事業会計予算について採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件につきましては、委員長の報告のとおり、原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 115 ◯議長(中尾広城君) 起立多数であります。よって議案第31号は、原案のとおり可決されました。  次に、ただいま採決いたしました4件の会計を除く議案第14号、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第27号、議案第28号、議案第29号の以上14件の各会計予算について、これより一括して採決いたします。  本14件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  お諮りいたします。本14件については、委員長の報告のとおり、いずれも原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 116 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第14号、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第27号、議案第28号、議案第29号の各会計予算14件ついては、いずれも原案のとおり可決されました。  次に、日程第35、議案第34号 平成26年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。  ただいま上程いたしました議案1件について、平成26年度予算審査特別委員長から報告を求めます。平成26年度予算審査特別委員長 南 良徳議員。 117 ◯平成26年度予算審査特別委員長(南 良徳君) ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において本特別委員会に付託を受けました議案第34号 平成26年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)につきまして、その審査の概要並びに結果を御報告申し上げます。  なお、審査結果につきましては、本日皆さま方のお手元に御配付いたしております本特別委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。  さて、本特別委員会に付託されました議案1件につきましては、去る3月19日、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、審査を行います。  それでは、本特別委員会における議案の審査の概要を申し上げます。  なお、本報告書につきましては、委員長一任の了承のもと作成したものであります。  それでは、審査の内容でございますが、本議案につきましては、質疑、討論ともになく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  以上が本特別委員会に付託を受けました議案第34号 平成26年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)につきまして、その審査の結果の報告でございます。  甚だ簡単ではございますが、本特別委員会に付託されました議案1件の審査結果について、私の報告とさせて頂きます。 118 ◯議長(中尾広城君) ただいまの委員長の報告に対する質疑については、これを省略し、討論を行います。討論はありませんか。────小山議員。 119 ◯1番(小山広明君) 議案第34号、平成26年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第1号)に賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。  委員長の報告を聞いても、聞いておる人にとっては一体どういう内容かというのが全くわからないので、もうちょっと報告には工夫をいただきたいと思いますね。せっかく委員会付託というすばらしい制度なんですから、中身について、やっぱり市民も聞いておるわけですからよろしく。  これは平成25年10月に発生した市道童子畑堀河線ののり面崩落に対する被害箇所のボーリング調査に係る委託料を新規計上したというふうに行政の説明があるわけなんですが、10月に崩落があって、なぜこの補正予算で今ごろ上がってくるのかですよね。  説明を聞いても、国に出向いたら、補助金をくれと言ったら、まず調査をしなさいと。それは当たり前ですよね。それぐらいのことが敏速にやれないのかと思いますよね。心配ですよ、これからいろいろな災害があるときに、こんな悠長なことをして、市民が使っておるし、あそこは大阪府も肝いりで、わいわい村をつくったわけでしょう。ある意味で広く大阪府民が利用する幹線道路ですよ。そうでしょう、あそこしかないわけですから。  そういうところが、10月から、10、11、12、1、2、3、半年もやって、やっと調査のボーリングの予算を上げてくるという、こういうあり方で果たしていいんでしょうか。  私も早速現場へ行って見ましたけれども、すぐに何か対応せなあかんと思いました。全くいまだにされていないわけですから、いや、あそこは危険ですよということで部長あたりも言っていますけれども、やはりある意味でそういう災害時の対応の予行練習と言ったらちょっと問題があるかもわかりませんが、これからの緊急な、泉南市が壊滅状態になることもあり得るわけですから、そのときにどう泉南市行政が市民のために動くのかということが試されておるし、そのことをうかがわせる案件だと僕は思いますよね。やっぱり議会が委員会を挙げて、議会を挙げて、あそこを調査すれば、恐らく今のこういう対応については、怒り心頭するような内容じゃないでしょうか。  そういう点で、担当委員会の委員長なり委員は、この辺をやっぱり考えていただいて、市民に信頼され、災害時には緊急に、機敏に対応する泉南市の体質を、この状況を踏まえてやはり構築をしていかないといけないという意見を付して、賛成をいたします。  これは災害の関係の予算ですからね、否決をすれば市長の不信任みたいな内容の問題ですので、賛成せざるを得ないわけですが、余りにも対応が遅過ぎるという意見を言って賛成をしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 120 ◯議長(中尾広城君) ほかに。────以上で本件に対する討論を終結いたします。  これより議案第34号を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 121 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議案第34号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程第36、議員提出議案第1号 大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の早期全面解決を求める意見書についてを議題といたします。  本件に関し、提出者を代表して、大森和夫議員から提案理由並びに趣旨の説明を求めます。大森和夫議員。 122 ◯7番(大森和夫君) 案文を朗読して提案いたします。    大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟    の早期全面解決を求める意見書(案)  昨年12月25日、大阪高等裁判所(山下郁夫裁判 長)は、第2陣控訴審において、第1陣地裁判決、 第2陣地裁判決に続いて、三度、国の規制権限不 行使の責任を認め、原告ら被害者を救済する判決 を言い渡した。  泉南アスベスト国家賠償請求訴訟には、118名 の与野党の国会議員から「泉南アスベスト被害の 早期全面解決を求めるアピール」への賛同が寄せ られ、判決当日には全野党の国会議員が連名で、 翌日には自由民主党・公明党のアスベスト問題の 責任者が直接厚生労働大臣に面談して、さらに、 地元泉南市と阪南市の市長・議長も、上告断念を 含む早期解決の決断を国に要請した。泉南アスベ スト国家賠償請求訴訟の早期全面解決は、世論は もとより、政治においても多くの支持を得ている。  ところが、国は、原告ら被害者の切実な願いと 広範な世論を踏みにじり、最高裁に上訴(上告受 理申立)した。  平成18年5月の第1陣訴訟の提訴以来、すでに 13名の原告が死亡し、生存原告らの多くも病状の 悪化に苦しんでいる。「命あるうちの解決」は、 文字どおり原告らの待ったなしの切実な願いであ る。国には、最高裁の判断を待つのではなく、自 らの政治決断による早期の全面解決が求められて いる。  よって、本市議会は、国及び政府に対し、泉南 アスベスト国家賠償請求訴訟の早期全面解決を求 めるものである。併せて、国には、すべてのアス ベスト被害の救済とこれ以上のアスベスト被害者 を発生させない万全な規制や対策の強化を求める ものである。
     以上、地方自治法第99条の規定により意見書を 提出する。  平成26年3月26日                 泉南市議会  皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。 123 ◯議長(中尾広城君) ただいまの提出者の説明に対し、これより質疑を行います。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。  以上で本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。  以上で本件に対する討論を終結いたします。  これより議員提出議案第1号を採決いたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 124 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって議員提出議案第1号は、原案のとおり可決されました。  次に、日程第37、議員提出議案第2号 消費税率引き上げの中止を求める意見書についてを議題といたします。  本件に関し、提出者を代表して、松本雪美議員から提案理由並びに趣旨の説明を求めます。松本議員。 125 ◯15番(松本雪美君) 議員提出議案第2号、消費税率引き上げの中止を求める意見書について、案文を朗読して提案にかえます。  消費税率引き上げの中止を求める意見書(案)  安倍内閣は、株価の値上がりや急激な円安で景 気が上向いているといっているが、豊かになって いるのは大企業や富裕層だけであり、私たち市民 の暮らしは、電気・ガス・ガソリンなどの物価高、 収入減、社会保障の改悪の三重苦で大変になるば かりである。  実際、労働者の賃金は、この10年間で、年間45 万円も下がり、年収200万円以下の人が1,000万人 以上となっている。高齢者も年金が下がり続け、 中小零細企業の経営も行き詰まり、倒産・廃業の 危機にさらされている。  政府は「決まったことだ」と言って、消費税を 2014年4月から8%への引き上げを強行し、2015 年10月からの10%への引き上げにも道を開こうと している。消費税率が引き上げられれば、景気は ますます冷え込み、地域経済を根本から壊すこと になる。また、自治体の財源として入ってくる地 方消費税交付金よりも建設事業費など公共事業に かかる消費税の負担増で市財政へのマイナス要素 が予測される。  消費税は社会保障財源に充てるといいながら、 年金制度の改悪や医療費負担増など社会保障制度 改悪を強行するのは許されないことである。  消費税は年収の少ない人ほど負担の重い不公平 税制であり、世論調査では、国民の半数以上が 「消費税率の引き上げ」に反対している。  消費税率を引き上げなくても財源確保の道はあ る。富裕層への課税強化や大企業への法人税の減 税を中止し、所得に応じた税負担こそ公平な税制 度である。  さらに、無駄な大型公共事業を中止し、米軍へ の思いやり予算を削り、政党助成金を廃止するこ とで財源確保することができる。  よって、国及び政府に対し国民の暮らしを破壊 し、地域経済を危機におとし入れる消費税率の引 き上げを中止することを強く求めるものである。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を 提出する。  平成26年3月26日                 泉南市議会  以上、御賛同をよろしくお願い申し上げます。 126 ◯議長(中尾広城君) ただいまの提出者の説明に対し、これより質疑を行います。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。  以上で本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。  以上で本件に対する討論を終結いたします。  これより議員提出議案第2号を採決いたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」「異議あり」の声あり〕 127 ◯議長(中尾広城君) ただいまの議長の宣告に対し、御異議がありますので、本件については起立により採決いたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 128 ◯議長(中尾広城君) 起立少数であります。よって議員提出議案第2号は、否決されました。  ただいま可決されました意見書につきましては、送付先等、その取り扱いは議長に御一任願います。  次に、日程第38、閉会中の継続調査を議題といたします。  各常任委員長及び議会運営委員長から、各所管事務の調査のため、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。各委員長からの申し出のとおり、所管事務の調査について閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 129 ◯議長(中尾広城君) 御異議なしと認めます。よって各委員長のからの申し出のとおり、所管事務の調査について閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。  この際、3月31日付をもって副市長を退職されます竹中勇人副市長から、挨拶のため発言を求めておりますので、これを許可いたします。竹中副市長。 130 ◯副市長(竹中勇人君) 議長の御配慮により、このような機会をいただきましたことに感謝を申し上げます。  私は、泉南市役所に奉職以来38年、泉南市の繁栄、発展を願って微力ながら行政の推進に努めてまいりました。昨年4月からは1年間、副市長という大役を仰せつかりましたが、任期途中ですが、一身上の都合により3月末日をもって退任させていただくこととなりました。  思い返しますと、昭和51年4月に採用辞令をいただいてから、当時は事業部という今の都市整備部でございますが、砂川樫井線や中小路岡田樽井線、市場岡田線、近畿自動車道関連の道路事業、それから中央都市下水路などの事業に携わってまいりました。  人事課では、人事管理システムや給与管理システム、その後は給与振り込みの制度化にも携わってまいりました。他市では給与振り込みが、当初はせいぜい60%ぐらいの職員が振り込みをするという状況でございましたが、本市の場合は、一番当初から80%を超える状況で非常に高い振り込みの率をさせていただきました。  その後、南大阪湾岸南部流域下水道組合の設立に携わりました。初期運転から、当初は活性汚泥が全くない状態でございますけれども、自前の活性汚泥を徐々につくりまして、定常運転までこぎつけたものでございます。  それから、その後、環境整備課におきましては、環境家計簿のエクセル版を作成いたしました。このエクセル版も全国的に非常に高い評価を受けまして、市町村のみならず都道府県からの問い合わせもいただいたということもございました。  それから、政策推進課におきましては、3市2町の合併協議を担当いたします合併担当課長としてこの業務に携わりました。結果といたしましては、御承知のとおり住民投票で合併協議会が解散することになりましたけれども、その当時の携わった業務につきましては、広く市全体の業務を担当させていただきました。それが非常に自分にとっては大きな勉強になったと感謝している次第でございます。  それから、最近では砂川小学校でのプール事故がございました。亡くなられた児童の御冥福をお祈り申し上げますとともに、今後このような事故が二度と起こらないように業務改善を行ってまいりました。その際には関係する各課の職員が一丸となって取り組み、職員のネットワークによるすばらしい業務の遂行が見られました。今後も、このような職員の力を合わせた取り組みを大事にしていってほしいと願っております。  最後に、38年間お世話になりました泉南市市民の皆様、市議会議員の皆様、そして幾多の困難や喜びも共有してまいりました職員の皆さんに改めて御礼申し上げますとともに、皆様方の今後の繁栄と御活躍を祈念申し上げ、退任に当たっての御挨拶とさせていただきます。  どうも長い間ありがとうございました。 131 ◯議長(中尾広城君) 次に、来る5月21日をもって市長を退任されます向井通彦市長から、挨拶のため発言を求めておりますので、これを許可いたします。向井通彦市長。 132 ◯市長(向井通彦君) 貴重な時間をおかりいたしまして、まだ任期は2カ月弱ございますが、本会議は最後ということでございますので、議会の議員の皆様、また市民の皆様に退任の御挨拶をさせていただきたいと存じます。  私がちょうど泉南市に御縁をいただいて引っ越してまいりましたのが昭和45年、ちょうど大阪万博の年でございました。まだまだ特に都市の基盤整備が未熟な時代でございまして、なかなか車で来るのも、大阪から来るのが大変な状況でございました。  そこから約3年間、大阪市役所に引き続き勤めておりましたけれども、技術者不足ということもございまして、当時の市長を初め、取り持っていただいた方々からお勧めをいただいて、この泉南市役所に昭和48年4月1日からお世話になったところでございます。  大阪市役所で13年、それから泉南市職員としては21年間、特に事業部を中心に市長公室、それから最終の1年1カ月間は助役という形で勤めさせていただきました。  特に事業部が非常に長かったわけでございまして、この間、やはり自分の住んでいるまちを少しでもよくしたいという思いから、先ほども言いました都市基盤の整備を中心に職務に励んできたところでございます。  当時の技術職員というのは、専門職、本当の意味の専門の技術職というのはごくごくわずかで、事務職の方が見よう見まねで技術の仕事もされていたという時代でございました。  それで、何とかしっかりと泉南市の技術力を高めていかなければいけないということで、まず泉南市職員技術研究会というのを立ち上げまして、そして仕事の終わった後、月に1回勉強会をし、そしてさまざまな活動をしてまいりました。特に大阪府から見れば、当時の泉南市の技術力というのは非常に弱い状況でございまして、上から目線で見られているというような状況でございましたけれども、これを何としても払拭し、同等あるいはそれ以上にしたいということで、皆さんとともに頑張ってきたわけでございます。  この間2回にわたりまして、泉南市職員技術研究会の論文集も発刊をさせていただきました。先ほど竹中副市長もそういうお話をされましたけれども、ここの議場におる中では、竹中副市長あるいは土井都市整備部長、それから根来上下水道部長なんかと一緒に活動をしてきて、そしていろんな論文も発表をいたしましたし、技術力、それから各資格も取るようにということで、一級建築士であるとか、その他のさまざまな国家資格も取ったということで、大阪府から見た泉南市の技術力というのは、大幅に見直しをされたということがございました。  そういうこともあり、事業部が忙しくならなければ、事業部が一生懸命働かないと泉南市はよくならないということでハッパをかけて、この職員時代やってきたわけでございます。  そのような中で、助役1年1カ月のときに市長選挙が行われました。前平島市長が急逝された後を受けて、推挙される形で立候補させていただきました。  泉南市で生まれ育ったわけではございません。また、泉南市で1軒の親戚もございません。そういう中での戦いということで、大変厳しい選挙ではございました。そのような者を泉南市民の皆さんがどういうふうに評価していただけるのか、受け入れていただけるのかどうかという不安もございましたけれども、さすがは泉南市民の皆さん方でございました。しっかりと御支持をいただいて初当選をさせていただきました。  やはり最低3期ぐらいやらないと、なかなか自分の思っていることができないと言われているわけでございます。幸いにも3年、4年、あるいは3期、4期、5期というふうに務めさせていただきました。  特に弱かった道路整備については、細かいことはこの前一般質問でそういう時間を与えていただきまして申し述べましたので割愛させていただきますが、海山方向の4本の道路について、完成あるいは部分的な竣工でございますが、整備をすることができました。
     信達樽井線については、昭和61年にりんくうまでの延伸、それから幅員20メーターで都市計画変更をさせていただきまして、りんくうまで開通したのが平成22年10月1日でございました。できるだけ早くということでございましたけれども、それでも24年かかっております。  また、今月23日に開通式を迎えました泉南岩出線につきましては、平成3年の都市計画決定でございました。それから23年たってようやく、一部暫定2車ではございますが、残っておりました葛畑工区の開通式を迎えることができました。やはりこれだけの長い年月がかかるというのが道路であるということを、よくお考えをいただきたいというふうに思います。  また、りんくうにおきましては、不振が続いておりましたけれども、イオンモールの進出ということのお話がございましたときに、瞬間的に賛成をさせていただきました。そして、それを契機に企業立地が進み、現在では全て100%の企業立地に至るまでになりました。  また、山手の農業公園につきましては、きょうはチューリップのネクタイをしておりますが、チューリップ畑を運営しておりましたけれども、イギリスのバラ園の進出のお話がございまして、これも積極的に誘致活動をさせていただき、昨年グランドオープンを迎えたところでございまして、これから大きな観光資源として育っていくものというふうに考えております。  また、南部処理場におきましては、環境ISOと言われる14001の認証を下水道施設では全国で初めて取得をいたしました。これは下水道協会誌や、あるいは環境雑誌にも投稿、紹介をされましたし、それから下水道協会誌の海外版でも紹介をされて、全世界に発信をされたところでございます。先駆的なことをさまざまな形で、やれるものはやってまいったところでございます。  この20年間において、一定こういう事業の節目を迎えておりますのと、それから長年の懸案であった土地開発公社の解散もできたということもございますし、またさまざまな施策、5期目に公約いたしましたこともほぼ完了を見ることができたということを契機に、退任をさせていただくことにいたしました。  もちろん継続事業もたくさん残っております。これらについての道筋についてはつけているつもりでございますので、今後の市長にお任せをしたいというふうに考えております。  いずれにいたしましても、この20年間、健康で議会の皆様方にも、また市民の皆様方にも、御迷惑をおかけすることなく務められたということが何よりでございます。心から皆様方に対しまして御礼を申し上げたいというふうに思います。  結びに、泉南市の今後のますますの御発展と、また泉南市議会の発展、そして議員各位の皆様方のますますの御活躍を祈念申し上げまして、20年間のお礼とさせていただきます。本当にありがとうございました。 133 ◯議長(中尾広城君) それでは、このたび5月21日をもって市長を退任されます向井通彦市長に対し、議会を代表して一言お礼の言葉を申し上げます。  向井市長におかれましては、平成6年、平島仁三郎前市長の急逝により、市長の補佐役である助役として泉南市政に熱意と情熱を注ぎ、手腕を振っておられたあなたが、市民・議会の要望に応えられ市長に就任されて以来はや20年、連続5期という大阪府下でも長期にわたる市長在任期間となりました。  その間、卓越した識見・能力・指導力を発揮され、市民生活に直結したさまざまな施策を実施するとともに、行財政改革に取り組むことにより、本市の進むべき道を的確に示され、市民が安心して快適な生活を送ることができるまちづくりを進められてきました。  また、その活動は、市内とどまらず大阪府市長会会長、全国市長会副会長を歴任され、全国各地で行われる会合や要請活動に参加された際には、泉南市を全国的にアピールするなど、本市発展にさまざまな角度から御貢献をいただきました。ここに改めて御礼を申し上げたいと思います。  市長退任後も、立場が変わりますが、泉南市発展のため、なお一層の御支援・御指導のほどお願いを申し上げます。  任期につきましては、5月21日までと残すところあと2カ月程度となっておりますが、健康に留意され、残りの期間、職務に精励されることを望むものであります。  次に、3月31日付をもって副市長を退職されます竹中勇人副市長に対し、一言申し上げます。  竹中勇人副市長におかれましては、1年という短い在任期間ではありましたが、20年にわたる向井市政の最後の1年という大変重要な期間を向井市長の補佐役として、本市発展のため御尽力をいただきました。ここに改めて御礼を申し上げます。  さらに、今回定年あるいは勇退される職員の皆様方には、公務員として長年にわたり職務に取り組まれ、市民福祉の向上に御尽力をいただきましたことに心から感謝を申し上げます。  皆様におかれましては、今後とも健康には十分御留意され、本市行政並びに議会に対し、一層の御指導と御協力をいただきますようお願い申し上げます。  これをもちまして平成26年第1回泉南市議会定例会を閉会いたします。大変御苦労さまでございました。       午後3時36分 閉会                   (了) 署 名 議 員  大阪府泉南市議会議長   中 尾 広 城  大阪府泉南市議会議員   古 谷 公 俊  大阪府泉南市議会議員   谷   展 和 © Sennan City, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...