泉南市議会 2010-03-19
平成22年度予算審査特別委員会(第4号) 本文 開催日: 2010-03-19
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総括質問
午前10時 再開
◯竹田委員長 おはようございます。前回の議事を継続し、直ちに会議を開きます。
それでは、市長が出席されておりますので、これより市長に対しまして
総括質問を行いたいと思います。
なお、市長に対する質問については、昨日まで各委員から款別に質疑をされた内容の重複は避け、特に市長の政治的な判断や考え方に限っての質問といたしますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、市長に対する質問等はございませんか。
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◯森委員 おはようございます。トップでございますので、他愛もない雑駁な質問になると思いますけれども、お許しをいただきたいと思います。
泉南市制が40周年を迎えられるということでございますけれども、私自身は余りそのことに感慨はございませんけども、その市制がしかれたころ、私は二十歳であったのかなあという程度で、めでたくもなく、めでたくもありというところでございます。
この予算書を毎年いただくようになって、私もこれで6冊目になるんだと思うんですけれども、40年間の変遷、節々は存じ上げませんけれども、この6年間、6年分の予算書において、泉南市の姿勢とか背景にそんなに大きな相違は見つからないように私は思っております。40年の流れもそうであったかどうかは、それは今言いましたように私には検証できませんけども、ただ、この予算書に40年たった今も色濃く残っておるのは、今さらながらではありますけども、6
カ町村合併の名残ではなかろうかと、私はそのように感じてなりません。市長はどうお感じになるか、お聞かせをいただきと思います。
財産区会計のみならず、総務における
地域コミュニティ関係の問題、それから教育でいえば
義務教育、就学前の教育施設の統廃合問題、民生でいえば同和政策等々、ほかにもいろいろ6
カ町村合併の名残をいまだに感じざるを得ないことがあろうかと思います。
泉南は、今後もこのある意味伝統的な
行政運営を継続していくのか、それともいわゆる旧村地域と新興地域の文化的な融合を図って、新基軸を打ち出しての都市計画で現状の打開を図っていくのか。都市化か
自然環境保護地帯としての存在意義を確かめるのか、あるいはまた別の考え方での展開があるとお考えなのか、まずはその辺の市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
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◯向井市長 おはようございます。
竹田委員長初め委員の皆様方には、連日にわたりまして
大変御苦労さんでございます。
それでは、森議員の御質問にお答え申し上げたいというふうに思います。
ことしが市制40周年ということで節目の年を迎えますが、旧の6カ町村の名残がまだあるのではないかということでございますけれども、私が泉南市に奉職したのが昭和48年でございまして、そのころからずうっと見ますと、そういう意識というのは相当──相当といいますか、ほとんどなくなってきてるんではないかなというふうに思います。もちろん新しく来られた方々と旧のまちの方々との融合ということについても、やはり年とともに融和しておりますし、また一体感というものも出てきているというふうに思います。
ただ、
区制度そのものが、33区ありますけども、非常に大きいところと非常に小さいところという非常にギャップもあるのも事実でございまして、また一方では自治会というものも相当あちこちでございまして、そのあたりについては今後の課題というふうに考えております。
それから、これからの施策ということでございますけども、自然保護のようなものを目指すのか、あるいは都市化を目指すのかということだと思いますけれども、
一般質問でもありましたように、これからの時代というのは、環境という面が非常に大切だというふうに考えておりまして、そういう意味では環境保全といいますか、そういうことを重きに考えなきゃいけない時代だというふうに思います。
一方で、当然市街化区域のエリアについては、都市施設というのがまだまだ十分ではありませんので、一方ではこれも行っていかなければいけないということはございますんで、もちろんエリアによって違いますけども、まちの住みやすさのための基盤、下水道を含めてですね、そういうものの整備を行っていく必要があるというふうに思います。
ただ、一方で本市の場合は丘陵部、山間部がございますんで、これらの
自然環境の保全と活用ということを考えていく必要があるというふうに考えております。
それから、全般的には先ほど言いましたようにエコの時代を迎えておりますので、市としてもそういう分野に大きく寄与していかなければいけないというふうに考えているところでございますので、御理解いただきたいと思います。
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◯森委員 それでは、今回は選挙の関係で
骨格予算ということでございますけれども、本委員会でも
骨格予算についての議論も幾つかあったかのように思います。
骨格予算というのは、法令上の概念はないものであります。
ただ、編成権のある市長が編成をされたこの予算が、
骨格予算を意識された上での予算を組まれたのでありましょうから、市長が、これが
骨格予算だと言えば
骨格予算になるわけですけれども、意識された上で取り組まれたのでありましょうから、一応その
骨格予算としての市長の趣旨を御説明いただきたいと思います。
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◯向井市長 今回は
市長選挙が間近にあるということで
骨格予算にさしていただいております。もちろん
義務的経費については、
通年予算を組ましていただいております。これは当然、
義務的経費でございますんで、選挙にかかわらず必要な経費ということで組み込ましていただいております。それから、
事業系予算については、6月補正に予定をしているものも相当ございます。
今回、当初で上げさしていただいたというのは、いわゆる継続して事業を行っているものというのがベースでございます。そして、一定の目標、期限のあるもの、そういうもので継続のものということで、骨格の中に組み入れをさしていただいております。
基本的にはそういう考え方で編成をさしていただいたというふうに考えておりまして、6月送りと当初との差という問題もいろいろ御意見あろうかというふうに思いますけども、私といたしましては、当初でやはり組むべきものであるという判断のもとに編成をさしていただいたものでございます。
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◯森委員 財政でございますけれども、22年度のこの予算は、いわゆる政権交代の大盤振る舞いといいますか、言い方を悪くすればばらまきといいますか──が交付税や臨財債にあらわれていますんで、泉南市財政もこの22年度はその影響といいますか恩恵をこうむって、辛抱すれば一時的にはしのげるのではないかと私は思います。
ただ、23年度以降は、今ももう既に政権の基盤が揺らいでいますので、政府が景気対策を打てるかどうかも全くわからないと。不安定な政権の影響を受けて、言ったら失礼ですけども、脆弱な基盤の泉南市財政も全くどうなるかわからないというところが正直なところではなかろうかと思うんですけれども、今でさえ苦しい財政運営がますます難しくなると思われます。
その点はいかがお考えかということと、どうすればいいかということと、私は幼稚園の2園化というのは、やがて財政に反映する、いわゆる好手、よい手であったと判断をしております。さらに今思えば、今だから言えるんですけども、1園化のほうがより効率的であったかと考えております。
しかし、この程度の規模、行革の政策では、当然詰めろにはなり得ません。次の一手もさらなる好手が求められると思いますけども、御思案はありますでしょうか。
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◯向井市長 財政問題は、私としても一番気にとめているところでございまして、今年度につきましては、さらなる5%シーリングをかけさしていただいたのと、それから
事業別予算、それと徹底した見直し等で、何とか新たな繰りかえ運用なしで予算が組めたということでございます。
政権がかわりまして、今の政権も地方主権と、こういうふうにおっしゃっておられますんで、やはり地方を大切にする、地方の意見を聞く、こういうスタンスだというふうに思いますので、全国の市町村、それぞれ非常に厳しい状況に置かれているわけでございますんで、これらの状況をやっぱり中央にしっかりとお伝えをして、地方の実情に合ったような
予算配分──税源配分6対4を例えば当面5対5にするというようなこととか、そういうことをやっていかないと、地方はもうもたなくなっていくんではないかというふうに思います。
今年度はそういう形で何とか組むことができたというのが正直なところでございまして、次年度以降、国の政策にもかかわってくるんですけれども、さらなる新たな
行財政改革のプランをお示しをさしていただきたいというふうに考えますし、それから民でやれるものはできるだけもう民でお願いしていくというふうにさらにその点に踏み込んでいきたいというふうに考えております。
今回の幼稚園2園化あるいは小学校の統廃合、その他ですね、保育所の
民営化等で相当な効果を生んできているわけでございますけども、それだけで果たしていいのかという御指摘もいただきました。当然、今連結決算でございますんで、一般会計、普通会計以外の特別会計においても、トータルとして切り込みをしていかなければいけないというふうに考えております。
具体のことにつきましては、また改めてお示しをさしていただきたいというふうに考えております。
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◯森委員 行革のお話も出ておりますんで、行革でございますけれども、私も行革が始まって途中から参加をさしていただいておるわけでございますけれども、ぞうきんを絞り切っていない印象がぬぐえません。もう一度緩めない、徹底してやるということを確認していただきたいと思います。
前にも
一般質問等で申し上げたことがございますけれども、やってもやっても成果が見えない、いわゆる行革疲れというものが感じられますので、当然ひとときの休息は必要ではございますけれども、休息をとった後は再び不断の努力に戻る、この姿勢を引き続き職員の皆さんにも御理解をいただいて浸透させていかなければならないと思いますが、行革について改めて市長の見解をお聞かせください。
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◯向井市長 決意のほどをということでございます。ずうっとやってきまして、50数億の効果を生んできたのも事実でございます。
ただ、一方でそういういろんな国の三位一体改革等新たな地方負担がふえてきたということの中で、なかなかそれをもこなした上でプラスになってるかといいますと、それを吸収するのが精いっぱいというのが現状だったというふうに思います。
したがって、これからも国もああいう借金漬けになっておりますから厳しいことが予想されますんで、それらも踏まえてさらなる改革を進めていかなければいけない。新たなプランもことし当然つくるわけでございますんで、そのプランに沿って
1つ1つしっかりと実現をしていくと、積み残しをしないようにしていくという覚悟を持って私もやっていきたいというふうに思いますし、庁内的にも対職員に対してもその辺の改めての徹底とそれから自己意識の向上、こういうことをしっかりと植えつけさしたいというふうに考えております。
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◯森委員 初めにも申し上げましたけども、やはり財政の上でも、いずれ財政にはね返ってくるためにも、地域といいますか、活性化がどうしても必要になってくるわけでございますけれども、今のところ、失礼ですが、初めに申し上げたとおり、やはりいろんな意味で地域間の溝があるような感じがいたしまして、要するに機能的に市全体が活性化を目指すというところにはまだ至っていないように思っております。
地域の活性化というのは、個人の活力に頼るべきところが大きいわけでございますけれども、私もことし市役所を卒業される方々と同年でございますけれども、市長はまだまだ年長でございますし、先輩の議員さんの皆さん方も異様に元気でいらっしゃいますし、経験と知識と技能を持った方々を埋もれさせないで地域を支える立場に回っていただくということが、教育の議論のときにもあったかと思いますけども、市役所を離れられると、あるいは学校現場を離れられると、全く知らん顔されてる人が多いということもあるというふうにお聞きをしておりますんで、そういうふうな潜在的な活力、能力を持った方々を機能させる方策というのを講じるのは、これは行政の仕事である。
そして、これはそんなに予算の要らないことであります。ただ、知恵と熱意が要る仕事でございますんで、私もともどもに頑張りたいと思いますので、そういう地域の活力化に市役所もおつき合いを願いたいと思いますけれども、その点の活力化についての市長の御意見を承りたいと思います。
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◯向井市長 特に、今は市役所だけで何事もやるという時代ではありませんで、地域あるいは人との協働ということが言われておりまして、泉南市の場合も、いろんな各種団体の方々を含めて活発に活動されておられる団体がたくさんございます。それと、定年で退職された元気な高齢者──高齢者と言えるんかどうかわかりませんが、退職された方々がたくさんいらっしゃいます。そういう方々の今までの経験とか、あるいは知識、技術、ノウハウ、そういうものを活用さしていただくというのは、非常に大事だというふうに思います。
私も
シルバーパワーの活用ということを言っているわけでございまして、これについては、具体的にそういう方々に担っていただけるような仕掛けを考えていかなければいけないというふうに考えております。
これは
シルバー人材センターの方々ともお話もさしていただいておるところでございますけども、我々はまだまだ元気なんだということで、地域に役立ちたいという声がたくさんございますんで、そういういろんな方々のお声を聞いて、まちの活性化につながるような施策というものをつくり上げていきたいというふうに考えているところでございます。
やっぱり市民力というのが問われているんかなというふうに思いますんで、そういう方々との連携あるいは協働ということがこれから大事だというふうに思いますんで、その辺は十分心して
行政運営に当たりたいと思います。
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◯森委員 ありがとうございました。
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◯竹田委員長 ほかに。
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◯角谷委員 おはようございます。それでは、質問させていただきます。
私は、今の泉南市は、不況の中、税収も落ち込んでこれから大変な時代に入っていくというふうに思うわけでありますが、問題は行革をやって歳出を切り詰めて、そして何とか乗り越えるんだというやり方にも限度があると思うんですね。
そこで、お聞きしたいのは、要は
りんくうタウンもほぼ100%の契約が終えようとしておるわけでありまして、問題は、
りんくうタウンの進出企業が内陸部に対して余り影響を与えていない。当初は、これにかなり期待した部分もあるわけでありまして、期待をし、そこから得る税収、雇用というものを当然考えたわけでありますが、それがなかなか
理想どおりは行っていないということであります。
今後、こういうりんくうの雇用も含めて、下請、
関連企業を内陸部に誘致する必要があるんではないかなというふうに思いますが、どうでしょうかということが1点。
それと、もう1つは、やはり税収を上げる方法を考えなければいけないということでは、
まちづくりを考えなければいけないと思うんですね。市長は、現状の泉南市、中でも内陸部についてどのようにごらんになられておるのか。同時に、将来どのようなまちにしなければいけないと考えておられるのか、お答えを願いたい。
また、
広域行政がやっぱり行革にもなると思うんですね。これは以前から何度も提案をしたり質問をさせていただいたりしておりますが、改めて市長は広域というものについてどのように考えておられるのか、お聞きをしたいというふうに思います。
それと、
まちづくりの中で、
一般質問でも福祉にやさしいまち泉南というような御提案もさしていただきましたが、改めて私は泉南のまちをこれから活性化するには、また特徴づけるには、教育を外して考えられないと思うんですね。そこで、
まちづくりと教育について、市長はどのように考えておられるのか、お聞きをしたいというふうに、とりあえず。
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◯向井市長 まず、産業のことでございますけども、
りんくうタウンは今91%ぐらいの立地率ということで、あとわずかになってまいりました。
商工会の皆さんも
りんくうタウンの企業とのいろんな異
業種マッチングを含めてされておられまして、
物づくり展というのもされておられまして、そこで新たな企業同士の何か新しいものができないかという相談、研究もされておられます。
そういう意味では、確かに
りんくうタウンと内陸部の企業というのは、非常に今までは関係的にはそんなに濃くなかった。業種も違うというのもあったんですけれども、最近、商工会を中心にそういう方面に非常に力を入れておられますし、またそういう動きも出てきております。
したがって、今りんくうは非常に活況を呈してるという状況だというふうに思いますが、それが内陸部まで波及していないのも現状でございます。したがって、それを内陸部に波及させる仕掛けというものが必要だというふうに思います。
そういう意味で、市民全体がまちの商工業を中心に活性化するための基本となるべきような条例をつくるというのが
1つベースとしてあるというふうに思いますんで、私もそれを
一般質問でも申し上げたところでございます。
だけど、条例をつくったから活性化するかというたら、そうじゃなくて、それをベースにさまざまな活動をしていかなければいけないというのも事実でございますんで、りんくうはおおむね埋まってきたということでございますので、あと御指摘ありました内陸部ですね、このあたりとの関連づけ、あるいは新しい
関連企業の誘致ということについて、商工団体とも十分協議しながら考えていかなきゃいけない。
今りんくうには一部優遇条例が適用されているわけでございますが、内陸部にはありません。したがって、りんくうがもうほぼ埋まれば、あの条例は一応近い将来廃止してもいいんじゃないかというふうに思ってますんで、それにかわる今度は内陸部へのそういうインセンティブをつけるような仕掛けというのも必要ではないかなというふうに考えておるところでございまして、商業と工業の部分がありますんで、両方ということでなかなか難しい問題もありますけれども、いずれにしても商工会でもいろいろお考えのところは聞いておりますんで、十分連携をとりながら、この内陸部の活性化に向けての施策展開とういうのをやっていきたいというふうに思います。
それから、
広域行政でございますけども、私はもともと
広域行政あるいは合併推進という派でございましたんで、そのことについてはもうそのとおりでございます。
今、やっておりますのは──といいますか、これから当面やろうというのは、地方分権の中のいわゆる広域対応、1つのまちではできないけども、数市が集まれば権限を受けられるということについて、横の連携をとって、その権限移譲を受けていこうということが1つ。
それから、
ごみ行政にありますような、ああいう供給処理にかかわる分で広域化ができないかということ、あるいは広域的な協定ですね。もしどこかの炉がパンクした場合には、お互いによそできちっとそれを受けとめると。これは防災の観点からも必要だということで、そういう協定を結ぶとか、あるいはいわゆる施設的に広域使用あるいは
広域連携の中で、特に医療なんかはそうなんですけども、お互いに協働しながら1つの拠点をつくっていくということ。これは、病院では産科を泉佐野に我々も参画して1つ周産
期センターというのをつくったというのが実績としてあるわけですね。
ああいうやり方とか、いろんなことが考えられるというふうに思いますから、それらについては角谷議員とも考え方は同じかなというふうに思いますんで、これからも近隣とは友好的に、そしていろんなことを協議しながら
広域連携できる分は
広域連携でやっていくという考えのもとに進めていきたいと考えております。
それから、教育と
まちづくりということでございますけども、教育というのは非常に大切ですし、私の立場からいえば、施設的にはかなり老朽化してるというのも御指摘いただいたとおりでございまして、これらについては緊急に改修しなければいけない分、あるいは中長期的にやらなければいけない分、それから耐震化についても目標を掲げて、26年度100%ということでやっておりますし、芝生化についても先般東小学校で完成をいたしましたんで、これらについて順次進めていくというふうにしたい。
それから、
まちづくりの予算については、おおむね骨格はでき上がってきたというふうに思います。あと残っておりますのは、バリアフリーとか砂川駅前とか、課題はありますけども、例えば道路そのものはおおむねりんくうタッチも4本できましすし、府県間道路も進んでおりますから、さまざまな投資額というのは一般的に言うと減っていくと。それを教育、こういうところにシフトしていくということが大事だというふうに考えておりますので、もう既に予算的にはそういう傾向になっておりますけども、さらに今後そういう教育施設の整備あるいは教育内容の充実ということを図っていきたいと考えております。
私は、これは教育の中身になりますんで、教育委員会でお考えのことになるわけでございますが、防災教育とか環境教育とか、そういうものも取り組んでいっていただきたいという願いを持っておりますんで、そういうことも含めて教育委員会とも十分意見交換をしながら進めていきたいと考えております。
以上です。
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◯角谷委員 まず、りんくうでありますが、我々市民は、関空に対する期待もありました。同時に先輩方が努力をされ、行政も努力をされて
りんくうタウンができたわけであります。大変な期待をしたんですが、問題はこの内陸部とりんくうがつながりがないといいますかね。確かに、信達樽井線はできます。しかし、問題はやっぱり歩いて行けるような、もっと身近に行けるような、これは樽井区もそうでありますし、商工会からも提案があったと思いますが、なかなかできていない。こういうことが大事ではないかなというのが1点。
それと、もう1つは、りんくうで働いておられる人もより泉南内陸部を知っていただくという意味では、樽井駅の海側からおりる改札口ですね、こういうのもやっぱりこれから仕掛けとして大いに必要ではないかなと。
りんくうタウンを生かす意味でも、そういうものが必要ではないかと思います。それについてどうなのかということ。
それと、もう1つは、これから泉南市は、確かに教育もそうでありますし、農業もそうであります。もう一方、観光というものをやっぱり外すわけにいかないなと。金熊寺の梅もありますし、それぞれが事業をやっている。例えば市場区において、本陣を中心にいろんなもの、仕掛けもやっております。市場の歴史を語る会とかいろんなものもやっております。それは観光につながると思います。
そういう意味では、市長は観光行政についてどのように考えておられるのか、それと泉南の観光について市長はどう見ておられるのか、お聞きをしたい。
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◯向井市長 まず、樽井駅の海側の件でございますが、これはかねてから要望もございましたし、我々のほうでも計画そのものはつくっております。海側に改札口を設けてりんくうまで──車を通すかどうかというのはありますけども、幅員によってそれは変わってきますけども、東洋クロスと自動車学校との間ですね、あのあたり。水路もあるんですけども、そこを活用してりんくうまでという計画は持っております。
以前、自動車学校とも協議をしたことがございまして、自動車学校も基本的に協力するということでございました。ただ、自動車学校としてはレイアウトを一部変えなきゃいけないという問題がありまして、海側に財産区の土地があるんですけど、そこを貸してほしいと。そうすれば、直接りんくうの周回道路に出れるということがありまして、そういう提案が向こうからありまして、財産区とも協議したんですけども、当時としてはなかなか了解が得られなかったという部分がございました。
そういうことでちょっと頓挫してる状況にはございますが、計画そのものは我々も持っておりますし、必要性も感じております。そんなにお金がかかる話ではございませんので、これらについても改めてもう一度、信樽で一応歩道橋ができますけども、あれはあれとして検討をしてまいりたいと考えております。
それから、観光については、私も非常に大事だということで、泉南市も大阪ミュージアムに70数件の登録をして、府下最大の登録もさしていただきました。そして、
りんくうタウンにも近々タッチパネルのDVDのものを置くということでPRをしたいというふうに思います。
それから、観光協会がまだありませんので、これを商工会の皆さんとも協議をしながら、泉南市の観光協会というようなものを立ち上げていきたいというふうに考えております。
それと、熊野街道については、今度も熊野街道ルネッサンスという散策とシンポジウムがありますけれども、非常に熱心に取り組んでいただいてる団体もございますんで、熊野街道を1つの観光ルートとして今後もこれを活用さしていただきたいというふうに思っております。
それから、泉南市は花が非常に有名なまちでもありますから、いわゆる花のまち泉南、こういうものも売り出していきたいというふうに考えておりまして、きれいなまちにしていくと。泉南市の切り花は、ラン──デンドロビュームを初め、全国に出荷もされておりますので、そういうブランドに育ちつつございますから、そういうものもしっかりと育成をしていきたいというふうに思いますし、農業公園を中心にそういう基盤ができておりますんで、あれをいかに活用していくかということだと思いますから、特に私もこの観光というものに力を入れていきたいというふうに考えておりまして、何とか行政組織の中でも観光という名前をどこかに出したいなというふうに考えております。
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◯角谷委員 広域行政でありますが、これは過去において何度も具体的な対案を出して、質問をさせていただいたんでありますが、私はこれから大事であろうなというふうに思います。
そういう意味では、先ほどの病院の話も今の現状は理解はしておりますが、また私、個人的には、済生会泉南病院の山側は、何か予定は聞いておりますが、まだ空き地としてあるわけですね。そういう意味では、まだいまだにしつこいようですが、阪南市立病院と合体すれば200床以上の病床ができるわけですから、しかも済生会でやれば、実にお金もかからないという思いもあります。そういう意味では、もし機会があれば、このことも阪南市と協議をいただければなというふうに思います。
それと、もう1点、これは余計な質問かもわかりませんが、以前市長とは考え方は違いましたが、合併問題であります。市長は今現状、合併についてどのように考えておられるのか、お聞かせを願いたいというふうに思います。
それと、最後になりますが、私は議員と市長の関係、議員は間違いなく、市の発展及び市民の生活向上のために、日夜選ばれた人間として全員が全力を挙げておるわけであります。そういう意味では、ただ単にきつい、厳しい質問をするだけではなしに、具体的な対案を持って質問することもあるわけであります。それが議員が言うからなかなか受け入れられないとかいうんではなしに、ぜひいいものは勇気を持って受け入れる姿勢が必要ではないかなというふうに思うんですが、どう考えておられるのか。これが最後であります。
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◯向井市長 まず、阪南病院との関係でございますけども、この前、自民党政権の最後のほうの補正で地域医療再生事業ということで、100億円、全国10カ所という予算が通ったわけですね。そのときに、市立病院、岸和田はちょっと置いて、貝塚、泉佐野、阪南、この3つがその100億円の中に乗って、施設の更新あるいは最新機器、あるいは役割分担を決めてやろうということになりました。
私もオブザーバーで出席しておったわけでございますけども、ただ政権がかわりまして、その100億円がストップになりました。25億か30億が天になりまして、それで今やろうというふうにしているわけでございまして、当時からいいますと、かなり後退せざるを得ないということになっております。
その中で、阪南病院についてはダウンサイジングしたいと。要するにベッド数を減らしたいというお話があります。なかなか一緒にやろうという話にはなっておりません。ただ、ベッド数を減らしたいという話がありましたので、できればそれを済生会のほうで受け持ちをさしてくれないかという話も持っていっております。
これは最終的にはまだまだ決着していないわけでありますが、済生会として、じゃ仮にそれを受け入れるとすれば何をするのかというのがないと、なかなか議論になりませんので、済生会にも働きかけをして、病院にも働きかけをして、あるいは大阪府済生会、これは大阪支部長は知事なんですけどね、梶本前副知事がそこの副におられますんで、お話もさしていただいて、済生会病院の拡充ということをお願いいたしておるということでございます。まだちょっと方向性は見えておりませんが、そういう働きかけは常にやっているところでございます。
今回は、山手のほう一部ですね、3,000平米ぐらいで済生会のほうが地域密着型サービス事業というのをやりますんで、それが3,000平米ぐらい山手に増築されるというふうに聞いております。
それから、合併の問題でありますけども、先般も知事といろいろお話ししましたけども、大阪府と大阪市と1つにしたいというお話でございまして、そのとき意見申し上げたのは、私もかつて大阪市役所に勤めておりましたんで、大阪市と大阪府とのあつれきとか、それから行政のダブり、無駄というものが相当あるというのは十分わかってますと。だから、大阪府と大阪市を一緒にするというか、1つになるというのは賛成ですというのを申し上げました。
ただ、方法としてはいろんな方法があるんで、これはやっぱり十分議論しなきゃいけない課題ですということを申し上げたわけでありますけども、そういうことから、流れからして、やっぱり地方分権の時代ということになれば、今の基礎的自治体、私とこですと約6万6,000、これでいいのかというのは常に持っております。やはりもう少し大きな規模、20万あるいは30万というぐらいに将来的にはしないと、なかなか本当の意味での分権を担うだけの体力あるいは財力その他が備わっていかないというふうに考えておりますから、基本的には、それが合併になるんかどうか、広域連合になるんかわかりませんが、方向性としては、私はそういう方向性、今でも考え方は変わっておりません。
それから、議員と市、市長といいますか、その関係のお話でございますが、当然議員さんからもいろんな御提案がございます。これは要望であったり、
一般質問であったり、あるいは提案であったりということだというふうに思います。我々のほうは、基本的に真摯に受けとめて、実現できるものかどうかという吟味はさしていただいておりまして、当然よい御提案であり、しかも実現できるものについては、実現もさしていただいているところでございます。
ですから、今後ともこの泉南市を発展させ、住みよいまちにしたいという願いは、市長であれ、議員であれ、職員であれ、市民であれ、皆さん同じだというふうに思いますので、そういう御提案については十分我々のほうで真摯に受けとめさしていただいて、検討をさしていただいて、実現できるものは実現さしていきたいというふうに思います。
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◯角谷委員 ありがとうございました。
21 ◯成田委員 向井市政はことしで16年、行革を始めて12年ということですから、これは市政に対する、どうこの16年間の評価、及び何事も政治には光と影があると思うんですけど、まずそのことについてお伺いいたしたい。
また、私は
一般質問で、佐野の新田谷市長のことを聞いたら、佐野と泉南は違うと、こういうことを言われたんで、再度、佐野と泉南はどこが違うのか。
そして、16年前の借金、486億から今510億あるんですけど、行革では50億円減らしたと言うんですけど、これは市民の、よく知っておるように、行革によって福祉、教育の切り捨てと、それと職員の給与のカット、これによって50億円を削減してきたんですけど、その効果は経常収支比率、行革で95を目指すと言ったけれど、これは全く可能性はないという点についてどういうふうに考えとるのか。
それから、もう1つ、今日の借金財政の基本的な原因は、新田谷市長も言うとるんですけどね、国の関空バブルにはじけて税収が減ったと。それに佐野の市政はやり過ぎて、それで赤字になったと。これは泉南も当てはめたらそのとおりだと思うんですけど、その点について、今日の税収の基本的な欠陥は、りんくう、空港優先で、当時の平島市政のときは、りんくうと両方入れて55億の税収があるということで、600億円の空港関連投資をしてきたと。
市長は、今インフラがついたと言っとるんですけど、しかしそれが今日の財政を非常に厳しくしとると。特にりんくう、空港からの収入は、今28億円でしょう。当初の大体半分ですわ。もう収入から見たら、新田谷さんが言っとるように、もう既にそれは借金が克服できとったと。しかし、それができてないのは、そこに大きな原因があるということを言うとるんですけど、この辺についてあなたの反省はあるのか。
あなたの場合は、反省がないんやな、聞いとると。もう
まちづくりとインフラ、それやったらいいんじゃないかという気はするんですけど、まず16年間の反省、この間100億の、多くの借金をつくって、職員と市民に負担を押しつけてきたことについてはどう考えとるんやと。その点、私は財政の基本的な今のこの困難性はどこから来とるかということについてお伺いしたいと思う。
2つ目は、新幼稚園問題と幼稚園の公立化の問題であります。
私は、住民の福祉優先、これが地方自治法の第1条であります。それから、児童福祉法では、公教育については公立が基本ということははっきり言っております。私は、財政が困難だからといって、いわゆる子どもたちに犠牲を押しつける、こういう公教育の放棄はあってはならないと思うんです。僕は子どもたちについて、やっぱり公立が責任を持つということが、この基本があってこそ泉南市は成り立つ、税も皆納めるんだと思います。さっき言うように、すべて民営だと。しかし、民営やって、その収入がどこへ行くんやという、こういう問題もあるんですが、その点、公教育としての責任はどうするんやと、この点をひとつお伺いしたいと思います。
それから、教育行政の問題であります。目の前に泉中があるんですけどね、暗い建物になっとるんですけど、市長は今まで大型公共事業をやったと、もうその借金はこれからなくなっていくと、だからこれから教育と。それは本末転倒じゃありませんか。本来、子どものこと、高齢者のこと、それから障がい者のこと、こういうことをやっぱり政治家は優先してやっていくということが、私は一番大事だと思いますよ。
だから、今例えば耐震化の問題でもあれでしょう、5年前はゼロだったんやね。ほとんどやってないと。それが国の補助がついたということで、今やっとると言うんですけど、これはもう完全に立ちおくれたということです。
それで、教育行政では、例えば改修の問題、西信中学校、それから泉南中学校、50年も経過してるけど、今教育の荒廃については、物すごく、議員さんもそうだし、市民もそうだし、学校を見とっても、パイプは切れそうだし、それから学校の、この間指摘したんですけどね、マット、黒板、それから教室は板で張って、机は泥で、これで今から教育やると。遅いん違いますか。もっと早くやること、こんなことはね。そういう点で、教育のおくれの責任はどうするんやということをお伺いしたい。
それから、不況と雇用破壊です。さっき角谷議員さんがおっしゃったんですけど、今期の雇用のお金はたった180万ですわ。これで何をするねん、この不況と雇用破壊の中で。内陸部の崩壊は最もひどいとこがあるんですけど、不況と雇用破壊については、予算ではもっとあらわすべきじゃないかと私は思うんですけど、その点について。
そして、最後に福祉の問題であります。市長のさっき答弁を聞いとったら、
まちづくりのことはのうのうと語るんだけど、福祉、教育というのはほとんど出てこない。
1つ簡単なことですけど、去年削減した障がい者タクシー、こんなん250万ですわね。100人足らずですけど、この人たちのこんな程度でも切るということでしょう。ヤクルトも切るというんだから、今、雇用破壊の中で本当に困っている、そういう人たちをどうするかということをあなた言葉で語りなさいよ、今度の選挙で。そういうことは全然出てこない。あなた出てこないわ。そういうことは全然聞いてないふりしとるか知らんけど。
以上、福祉と教育の心と言っとるんですけどね、僕、泉中を見て質問しとるんや。泉中のあのぼろぼろになった……。
以上です。
22
◯向井市長 過去の成果と、光と影ということでございますが、何事にも光と影というのはつきまとうのも事実だというふうに思います。
泉南市がやってきた行政といいますのは、やはりまちが便利で住みやすいまち、そしていろんなものが充足できるまちということを目指してやってきたわけですね。それが相当進んだのも事実でございます。
ですから、泉佐野との違いということも言われましたけども、泉佐野は、よその市のことですから余り言う立場にはございませんけれども、違いといえば、泉南市はインフラにしても必要なインフラ整備をきっちりとやってきたと。だから、都市計画道路もそうですし、それから下水道普及率にしても、お隣よりかなり高いわけでありまして、そういう手法の違いというのはあるんかなというふうに思っております。
それから、行革をやってきたけれども、その効果はということでございますが、先ほども言いましたように、50数億の効果を生んできた、平成8年の行革大綱から他市に先駆けていち早く取り組んできたというのも事実でございます。もう泉南市は再建団体に入る、入るというふうにその当時らか言われておりましたけども、何とか行革を行うことによってそれらをクリアしてきたというのも事実でございますから、そういう意味では大きな効果があったというふうに思っております。その中で、必要な施策なり事業というのを展開してきたということでございます。
経常収支比率が今100ちょい超えているわけでございますが、これはもともと泉南市の場合いろんなことを直営で、清掃にしても、あるいは幼稚園も9園、それから保育所もたくさんあって、そういう意味での人件費の比率というのは非常に高かったのも事実でございますから、他の分野についてはかなり切り込みをしたところでございますけども、やっぱりこの人件費総額を抑えていかないと、なかなか行革の効果が出ないということでございます。
したがって、退職者に対して補充はもう非常に限定的にやりまして、もう相当職員も減らしました。それから、民でできるものは民でお願いをするという形でやってまいりまして、毎年度の当初予算でごらんいただけたかというふうに思いますが、人件費総額については着実にマイナスになってきているということでございます。
過渡期でございますから、経常収支は若干上がったり下がったりしますけども、今後着実に減らしていけるというふうに考えております。
それから、空港関連税収、当時の予測55億から28億になったということでございますけども、当初は予測した時点というのは非常にバブル期であったかというふうに思います。地価も高騰していた時代ということでございますから、そういう数字がはじき出された。これは泉南市だけではなくて、周辺もそうだというふうに思いますが、それが現実には今は28億ぐらいということになっておりますから、当然それに見合ったような
行政運営をしていかないといけないということで、できるだけスリムな自治体を目指して頑張ってきたところでございます。
それから、反省はないのかということでございますが、泉南市がやってきたのは、成田議員はすぐに大型公共事業、無駄な公共事業と言うんですけれども、あいぴあなんかもそういう言い方をするんですけども……(成田委員「あいぴあは違う」と呼ぶ)いやいや言うてる人がおるんですよ。おたく──おたくの話はいいとして、我々は必要な施策をやってきたということでございます、基本的にですね。
ただ、集中したというのは確かにあります。これは空港関連事業でさまざまな助成制度もありましたし、一部大阪府からの負担金も取れたという時代でありましたから、これを契機にという部分はあったかというふうに思います。
確かに集中したというのはありますけれども、そのかわり泉南市としてなかなかでき得なかったものが着実にでき上がってきているという成果もあるわけでございますので、一概にそれが間違っていたということではないというふうに私は思っております。
それから、幼稚園問題でありますけども、公教育で担うということでございますが、我々は幼児教育を公教育でしっかりと担いたいということで、今回さまざまな保護者のニーズも取り入れた公立幼稚園にするということで2園化をさしていただくわけでございます。
9園ということでございますけども、9園では園児数が非常に少ない中で、そういう保護者ニーズを満たしていくというのは、なかなかこれは困難なことでありますから、それにかわって、確かに2園化はいたしますが、そのかわり充実した保育内容にするということでございますから、公教育でしっかりと幼児教育の責任を果たすということについては、何ら変更はございません。
それから、教育施設の問題でありますけども、確かに建設後相当年数がたっておるわけでございますから、老朽化が進んできているというのも事実でございますから、これについては我々年次的に改善改修を行っていって、教育環境の充実に今後とも努めていきたいと考えております。
それから、耐震については、当初は10%ぐらいで高石が1けただったというふうにたしか思いますが、非常に低位に位置しておったんですけども、最近はぐっと順位が上がってまいりまして、今年度末、21年度末で47%ぐらいになってまいりました。23年度を含めますと、もう50をかなり超えてくると。加速度的に今後は上がっていくということでございますんで、これは着実に進めていきたいと考えております。
それから、雇用予算が少ないということでございますが、雇用といいますか、商工予算が少ないということだというふうに思いますけども、6月補正に送っている分もございますんで、骨格の当初としては少ない数字になっている。ただ、肉づけは6月に行っていくということでございます。
それから、福祉の問題でございますけども、もう相当以前から個人給付から施策へと転換を宣言いたしまして、そういう形で充実をしてきております。特に高齢者福祉については、泉南市は安全・安心というのが全国的にも非常に高い位置にランクされておりまして、これは老後のいろんな施設介護を含めて整っているということでございますから、そういう面での安心度は非常に高いというふうに考えております。全国比較をしていただきたいと思います。
今回も小規模特養をつくって、そしてさらに充実をするというふうにしておりますし、小規模の居宅介護サービスも充実するということで、一段と充実をするということでございます。
それから、障がい者福祉についても、デイセンターの運営を中心に他市では類を見ない充実した重度加算も行っておりますし、そういう意味では福祉に手厚いまちだというふうな評価を、これはそういう通っておられる方々の保護者からもいただいてるところでございまして、最近泉南市から他市へ移られた方の御意見もお聞きしておりますが、他市に移って改めて泉南市の福祉の高さというものを知ったという御意見もいただいておりますので、今後ともそういう福祉関係については充実をしてまいりたいというふうに考えております。
今回、砂高跡に佐野の支援学校がこちらに移ってくるということもございますし、先般も知事に、移ってくる以上は大阪一あるいは日本一の支援学校にしてくれということをお願いしたところでございまして、そういう意味で福祉という分野については、今後とも充実をさせていきたいと考えております。
以上です。
23 ◯成田委員 市長の答弁からは、例えば教育の今後のあり方とか、それから不況と雇用の問題、そういう問題については何も見えてこないんですわ。
確かにインフラやったとかそんなことばっかり言うけどね、インフラの問題について私ども日本共産党は、空港の600億円の財政のとき、砂川駅前が600億円、最初。これについて我々は、こんな財政破壊は許さない。それが百何十億になって、今30億になりましたけど、それからあいぴあも最初150億でしたかな。1,500の席を設ける。そんなん財政悪化、それは60億にしたし、我々は泉南市の財政に対しては、我が党はごっついあなた方の計画したやつに対しては、市民に合った身の丈のサイズにしようということで、徹底してやってきたんですわ。これね、佐野みたいに例えば文化ホール300億とか、そんなもんつくっとったら、今ごろ──私どもは積極的に財政問題も身の丈に合ったことを主張してきましたわ。僕はそういう姿勢ですよ。
それと、もう1つ、佐野の新田谷さんが言うとるんや。新田谷さんは9年間で130億の財政を削減したと。うちは12年間で50億でしょう。それで、何が決定的に違うか。借金もある。病院ですわ。泉南市は市民の健康までも佐野の市民病院に預けとるんや、これ基本的には。
確かにインフラ、道路をつくったと言うけど、270億円かけて病院つくって、あそこも病院経営が大変だろうと思うけど、しかし市民から見たら、やっぱり自分の命を預けるところがあるという、こういう点の考え方。市長は確かに信達樽井線をつくったと言うけど、市民的感覚から見たら、道路か、それとも市民病院かというたら、だれが考えてもそんなん市民病院がいいと言うに決まってますわ、そんなこと。
だから、そういう点のインフラと言うけど、600億もかけて今日の財政負担をもたらしてきたこの根本的な原因について、やっぱりやり過ぎたんや。この市長も言うとるんですけど、身の丈に合ってなかった、これが今日まで苦しめとるんやと、これを大いに反省せなあかんということ。
もう1つ言っとるのは、これは国の航空行政ですわね。90港つくって──これはインフレ空港や。そういう点で空港からも税収が入ってこれんけど、こういう点についても、あなた批判ないんですわ。空港から何でこういう、今財政がこんなに入ってこないというあなたの批判もないし、その財政的に困難に陥ってきた問題について、どこに反省があるかというのは、あなた一言も聞こえてこないねん。
経常収支が95以下の問題、扶助率が高いとかいう問題もあるんですけどね、そういう基本的な問題について、なぜ今日の時点で──ここに書いてあるでしょう。何でもランキングを挙げるの嫌なんだけどね、僕。債務負担行為では20年度決算では大阪府で高いほうから4位ですわ。積立金残高も30位でしょう。将来にわたる実質的な財政負担は6位、土地開発公社保有量は3位、地方債残高は11位ということで、これはあれですよ、もうここ五、六年全然変わってないわ。全然変わってないねん。
何でこういう50億も削減しながら、こういうのがあるのかというね。それで、今言っとったら、今後やることは幼稚園の切り捨てでしょう。公立保育園の切り捨てでしょう。将来、学校も切り捨てるかようわからんけど、こればっかりや。値上げで、こんなことやったら、ぐうっと市民を締めていくようなことばっかりやっとったら、これではやっぱり財政負担を解決することにはならない。
今日、市民1人当たり87万ですわ、借金の負担。11年前は71万だから、市民負担も市長に聞く。市民の負担額はさらに17万、あんたふやしたんや。このことについて、もう一遍聞くわ。どう考えてるのか。
それから、不況と雇用破壊の問題ですけど、これはそら、りんくうと内陸部の差というのは、もう歴然としとると。その点で、シャッター街ありますわな。駅前の、投資の問題じゃないけど、この180万円でどう──商業振興のやつもちょっとですわな。800万ですわ、商業振興。たしか予算見た、僕。これで、これがずうっと続いてるんや、そういうこと。
そのことでお金をかけてって、そんなにお金たくさんかけるかどうか知らんけど、この姿勢がどうかと僕言うとるんですわ。そういう内陸部に対するものと雇用、これは結局において税収を上げるでしょう、これ。こういうことは、市民の生活を豊かにしたら、これは税収を上げる。商売人さんが豊かになったら税収を上げるねん。
そこにもっとすべきだと僕は思うんですけど、ひとつ反省なきとこに発展なしと僕は思うんですけど、今後とも公立幼稚園の2園化と、それから公立保育園の全部廃止、そういうことでまた職員さんの生活を切り詰めとる。職員さんは今から13年前に比べたら20%──80%の生活ですよ、市長。ローンの問題とか、深刻ですわ、これ。
そういう職員さんも市民ですよ。僕思うよ。職員は切ったらええということになるけど、僕は職員さんも我慢して一生懸命やっとるか知らんですけど、なかなか成果が見えないということで、1つはこれ以上職員の給料を削減するのかということはどう考えられとるのか。僕はその点をひとつお伺いしたいと思います。
以上です。
24
◯向井市長 あいぴあは、私になりまして大規模なホールをやめました。1ヘクタールの中にホールと福祉センターという計画でしたけども、これは成田議員と近い考えですけども、それはもう財政的にももたないということで、ホールはやめました。そして、福祉センター一本で行って、そのかわりちょっとゆとりのある施設にしようということで、立派なものができたという経緯があります。
砂川駅前については、再開発ということで準備をしておりましたけども、駅前型から郊外型というような流れ、また出店キーテナントがなかなか難しい状況に社会変化がありましたので、再開発方式はやめようということで、役割分担を決めまして、市のほうは都市計画道路の整備、それと駅前広場の整備を市がやると。残った土地の整備については民間でやっていただこうということで整理をいたしまして、この前の都市計画変更になったところでございますんで、我々もその先を見ながら縮小すべきは縮小してきておるということでございます。
それから、財政的な収入減ということでございますが、関空の話も出ましたけども、関空については、今も私も声高に言っておりますのは、やっぱり原点に戻らなきゃいけない。いわゆる伊丹を廃止すべきということを申し上げておりまして、議会でも決議をしていただいておりますんで、また知事も一生懸命伊丹廃止ということをおっしゃっていただいてますんで、もっと声を上げていかなきゃいけないということでございまして、先般の9市4町の会議でも、もっと泉州から声を上げていこうということの意思統一ができたということでございますんで、今後ともやっぱり関空を国際ハブ空港にしていくということに集中して、これは行政だけではなくて、それぞれの議会あるいは経済団体も含めて声を上げていただきたいということを申し上げているわけでございますんで、一緒に頑張っていきたいと思います。
それから、土地開発公社のいわゆる債務負担行為の残でございますが、一時120億ぐらいありましたけれども、事業化、特に信達樽井線を事業化することによって20億余り減らしました。さらに、健全化ということで毎年減らしていっておりまして、そういう意味では将来負担比率が今後下がってくるということになります。それだけそこへ投資をしていかなければ、買い戻しをしていかなければいけませんので、一般会計はさらに厳しいという状況にはなりますけども、これを吸収して予算を組んでいかなければいけないということでございます。
今年度も、公社の買い戻しも含んだ形で新たな繰りかえ運用なしに予算を組んだということでございますんで、できるだけ今後全体としての債務を減らしていく、そういう
行政運営を行っていきたいと思います。
それから、職員の給与についてどうかということでございますが、この点については私どもも職員組合に削減の提示をいたしております。既に昨年から行っているわけでございまして、今お話し合い中ということでございます。職員の皆様にはそういう厳しい局面になろうかというふうに思いますけども、やはり我々この行政に携わっている者からまずそういう範を示して、それで行革に取り組むと、一生懸命取り組むという姿勢を示すという意味も含めて提案をさしていただいてるところでございます。
以上です。
25 ◯成田委員 市長の話からは反省という言葉は1つも出てこなかったんですけど、16年間の問題、それから行革の問題で、やっぱり16年間して今期選挙があるんですから、一定の自分に対しての厳しい反省ということがなかったらね。そうでしょう。公共料金の値上げと市民負担と、そういうことがこの4年間特にきつかったですわ。
そのことについて、不況と雇用破壊の中でどうだったということの反省は、私は今後、幼稚園、保育所、この問題については、市民的批判がかなり出てくると思うんです。例えば幼稚園の廃園なんかについても、樽井とか東で6,000名でしょう。私どもがやったやつが4,000名以上あるから、大体1万名以上の市民の方はこれに批判的だという、僕はやはり市民の批判は相当きついと、保育所についても。それは全然あなたの中に見えないというのか、見えてないんでしょうな、恐らく。
それは市長選の結果になるかどうかわからないですけど、そういう点と、もう1つは、公共料金の問題についてですわ。これ最後にお伺いしたいんですけど、水道料金の問題、それから保育料、国保、こういう問題について、今後も4年に1回で市民に転嫁していくのか。解決方法、これはあなたの住民負担を今後強めていくという、不況と雇用の中でこういうことを続けていくのか。それをひとつお伺いしたいと思います。
それから、教育行政で最後に聞きたいんですけど、大規模改修とか改修には非常にお金がかかりますわね。だから、政策の選択だと僕は思うんです。先ほど葬祭場とかいろんなことを市長はお約束するんですけど、私はやっぱりまず子どもたちを優先すると。まず、小学校、中学校の改修、これを優先的にするということがやっぱり基本ではないか。
それから、ちょっと市長は言わなかったけど、障がい者タクシーのことについては復活も何も言わなかったんですけど、やっぱりそういう点に、福祉の心の問題が市長のどこにあるか知らないんですけど、その点、まず市政の基本はどこにあるのか、私はもう一度そこをお伺いしたいと思います。
26
◯向井市長 幼稚園の反対の署名、私も応対をさしていただきました。東地区と樽井地区ですね。意見交換も若干さしていただきました。そのときも2園化の必要性ということも話をさしていただきました。
ですから、そういう来られた方々に対しても、私の考え、もちろん市の考え、あるいは教育長も一緒でございましたんで、市教委の考え方というものをきちっと話をさしていただいたつもりでございます。
それから、公共料金の問題でございますけども、一応4年に1回、上げる、上げないは別にしてチェックをしていくと。受益と負担という考え方で4年に1回のルールを決めましょうということで、これは我々も、それから議会側も、そういう一定のルール化についてはお話もさしていただいて、議会側も一定の御理解をいただいた上で4年に1回のチェックということになっておりますので、今後とも4年に1回のチェックをさしていただいて、上げるかどうかというのは別にして、そういうチェックをさしていただきたいと思います。
それから、教育の問題でございますけども、もう何回もお答え申し上げておりますように、確かに古くなっている建物が多いということもございますんで、順次改修をしていかなければいけない、そういう観点に立って教育委員会でその優先順位をつくっていただいて、それにのっとって事業化をしていくというふうに取り組んでいきたいというふうに考えております。
同様に、福祉も個人給付から施策へという転換のもとで、やっぱりこれから特に高齢者福祉というのは大切でございますから、そういう面で今回も充実をしていくという施策を取り入れておりますけども、そういう観点の中で福祉の充実ということについて努めていきたいと考えております。
以上です。
27
◯竹田委員長 ほかに。
28 ◯中尾委員 おはようございます。そしたら、ちょっとやらしていただきます。
まず、泉佐野市が早期健全化団体に認定されまして、財政健全化計画を策定しないといけない事態というのは、どなたも周知のことやと思いますけども、そのことをかんがみまして、本市の財政状況に対するお考えといいますか、その辺を最初にお聞かせいただきたいと思います。
29
◯向井市長 泉佐野は、御承知のとおり早期健全化団体ということで、12月議会ですか、それの改善策を議決いただいたということでございます。相当長い期間かかるというふうにもお聞きをいたしております。
振り返って泉南市の場合どうかということだというふうに思いますが、先ほども申し上げましたように、平成8年の行革大綱以降、ずうっと切れ目なく行革を推進してきました。内部改革はもちろんでございますが、当然一部市民負担の増というのもあったというふうに思いますけども、ただ今日まで4指標については一定クリアしているというのが現実でございます。
ただ、今後まだまだ厳しい状況が想定されますんで、また新たな
行財政改革プランをつくって、それにのっとってきっちりとやっていかないと、早期健全化団体になる可能性というのも否定できないわけでございますから、そうならないように万全の策を講じていきたいというふうに考えております。
30 ◯中尾委員 本当に気を引き締めて我々もしっかりチェックしてまいりたいと思いますし、またお願いしたいと思うんですけども、いろいろと勉強さしていただきますといいますか、資料請求もさしていただきますと、15年以上同じ部署、同じ課でずっと勤続されてる職員さんが結構いらっしゃるという実態がわかりまして、やはり職員数の削減等も市長の方針の中でも555名でしたですか、されるというふうなお考えもお持ちですけれども、やはりもっともっと庁舎というか、外も中も含めてそういう機構改革的に人員の配置であるとか、職員さん自身のスキルアップとか、やはり部署でのそういう活性化ということも含めて、そういうことをもっともっとそういう面では手をつけていけるんではないかというふうに思いますけれども、そういうことに対してはいかがでしょうか。
31
◯向井市長 555名というのは達成できました。次の目標をまた掲げます。もっと減らします。そういう定員管理計画のもとに人事運営を行っていきたい。
それから、人事異動等については、確かに専門職的なとこもありますんで、長い方もいらっしゃるというふうに思いますけども、基本的には定期的に数年ごとにいろんなところを勉強していただくという形での異動というのを基本に据えております。
また、最近は自己申告制度も設けておりますんで、私はこういう仕事をしたいと。なる、ならない別ですよ。しかし、私は今ここにおるけども、こういう仕事をしたい、こういうことをしたいんだというふうなことも申告できるようにしておりますんで、そういうものの活用といいますか、適材適所ということも踏まえて人事異動については考えているところでございますんで、いずれにしても職場自体が活性化しないといけませんから、余りマンネリ化しないように人事の循環というものも行っていっておりますが、今後ともそういうことに十分配慮しながら人事行政を進めていきたいと考えております。
32 ◯中尾委員 市長おっしゃるとおりやとは思うんですけども、ただ職員さんの中には、やはり同じ部署でおるほうが楽やとか、やっぱりそこでのなれといいますか、長いがゆえにチェックされない、指摘もされないという方も実際はいらっしゃると思いますので、そういう面では割と手をつけにくいところかもわかりませんけれども、そういうものがいろいろと調べさしていただく中で見え隠れするところがありますので、そういうところには、いっときは大胆に手もつけていただきたいなというふうに思うんですけども、もう一回そういうことに関してお願いします。
33
◯向井市長 人事を行う場合、要するにゼネラリストを求めるのか、スペシャリストを求めるのかという、大きく2つあるわけですね。特に専門職的なもの、技術的な分野はそうだというふうに思いますし、例えば税でありますとか、やっぱり一定の知識なり経過がわかっていないと、なかなか効果が生まれない、生みにくいという部署もありますんで、その辺のちょっと仕分けが難しいところなんですね。
ですから、大きな都市、例えば政令指定都市なんかに行きますと、どちらかというとスペシャリストタイプが多いんですけども、こういう小さな市とかということであれば、やっぱりいろんなことを知っていないと、という部分がありますから、ゼネラリストを求めるというのがあるというふうに思います。
ですから、その辺のバランス、職種内容によって変わってくるかなというふうに思いますんで、いたずらに余り早くローテーションで変えていきますと、過去の経緯がわからないとか、あるいはなかなか相手との──相手というのは市民ですね。そういう方々との信頼関係というものもなかなか難しい面も出てくるかというふうに思いますんで、その両方に配慮しながら十分この人事配置ということを考えていきたいと思います。
34 ◯中尾委員 あとは、区における事務委託料の件で、ちょっと具体に出さしていただくとあれなんですけども、一丘区においては今現在、区長さんがいらっしゃらない不在の状態で、今、市当局も入っていただいて一生懸命再生に向けて頑張っていただいているという状況でありますけれども、やはり事務委託料といいましても、僕的にはやっぱり公金やというふうに思いますので、その辺をきちっとクリアにする、収支報告もきちっとさせるということが大事じゃないかというふうに思いますので、そのこともきちっとすることによって、33区もありますから、33区のうちの1区が1つ大きな問題となって市に対して投げかけたというふうにもとらえていただくことが大事やと思いますし、またそれをほかの32区にも徹底して、そういうことも税金で賄われてる公金であるという、そういう大事さというのをもう一度市当局のほうからまた言うていただきたいなというふうに思いますので、そのことについての御意見をお願いします。
35
◯向井市長 当然、事務委託料ですから、その辺の使途というのはきっちりと明らかにすべきだというふうに考えております。
残念ながら一丘区については、本来は住民自治ですから、住民できちっとそのあたりの仕組みといいますかね、つくっていただかなきゃいけないわけでありますが、残念ながら約1年こういう状況になったままということでございますんで、早急に収拾をしていただかなきゃいけないというふうに思っております。
市としてもいろんなアドバイス的なことはさしていただくわけでございますが、これはあくまでも市が余り介入すべき問題でもないというふうに思いますんで、その辺のところは十分その立場を自覚しながら、できるだけ円満に解決できるようにまた相談に乗らしていただきたいというふうに思います。
36 ◯中尾委員 よろしくお願いします。
それから、このたび泉中のトイレの改修を初め、各小・中学校の消火栓の改修でありますが、火災報知機の整備等に対しまして予算をつけていただきまして、ありがとうございます。このこともきのうまでの予算委員会でいろいろと意見も出たところなんですけども、この施工前、施工後に関して、生徒に指導というよりは、先生自身が生徒の輪の中に入ってしっかりと対話するといいますか、その物に対するありがた味というか、大事さというものをきっちりと子どもと対話していただく環境づくりといいますか、それをまた父兄にもお知らせしていただいて、御家庭でも対話できるそういう環境づくりということを、これは教育委員会の所管でありますけれども、市長としてのお立場からも、できれば、例えばですけども、中学生の輪の中に入ってちょっと話ししていただくだとか、そういう温かいような、上からの指導ではなくて、対話というような形の環境づくりというのが大事だと思うんですけども、そういうことについてはいかがお考えでしょうか。
37
◯向井市長 私もトイレの現状を見さしていただいて、本来壊れるはずのないところが壊れていたりというのもありまして、校長先生に何でこんなとこ壊れるんですかという質問もしたんですけれども、要は今回改修をいたしますけれども、きれいになったということで、後の問題はやっぱり維持管理、大事に使うということ、それから適切な管理をするということが一番大事だというように思います。
これは
一般質問でもそういう御指摘があったかというふうに思いますが、そのとこをやらないと、せっかく整備しても、また破損されるということがあってはならないというように思いますから、これは当然、教育委員会中心に学校あるいはPTA、生徒、このあたりでしっかりと議論して大切に使っていただくということの徹底をお願いをしたいというふうに思います。
それから、2つ目のはよくわからなかったんですが、輪の中に入るのは、先生なのか市長という意味なのかよくわかりませんが、市長は余りそういう教育現場に入るというのは好ましくないと私は思っておりますから、これはあくまでも教育委員会にお任せをすべきだと。そういう法律になっておりますから、そういうことでございます。
38 ◯中尾委員 例えばの話であって──例えばというか、法的にだめだからということではなくて、例えばたまたま生徒がそこでもしょっちゅう表へ出てるわけですから、たまに声をかけていただくレベルの中で、どうやしっかり勉強してるかとか、トイレ大事に使うてくれなあかんでみたいな、そういう声かけみたいな形でしていただくのが、また人間味があっていいんかなというような思いでちょっと言わせていただいたんでありますけども、またそのこともお願いしたいと思います。
それから、あと新幼稚園建設に伴う土壌調査の件で、このことも今までも議論も出されてきたとこなんですけども、やはり改めてこれだけいろんな議員さんからもいろいろ意見もいただいてるところでありますから、きちっとした形で再度予算も伴った上での調査というのを早急にしていただいて、また6月議会で専決でも構いませんし、そういう形にしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
39
◯向井市長 これは土壌汚染対策法に基づいて適切に処理するということでございまして、一応大阪府ではいろんな形の調査もしていただいておりまして、我々としても信頼をしているわけでございます。今、撤去工事を行っておりますかから、その状況については、私どもの環境部局も十分注視しながら、現場のほうの確認もしながら工事をしていただいてるということでございまして、法律によって健康被害が生ずるおそれがあると認められた場合には、当然いろんな対策を講じなきゃいけないということでございますが、その辺の状況については、今の解体状況も含めて、私どもの専門技術者もおりますので、そういう職員に調査をさして、大丈夫なのかどうかという一定の判断をさしていただきたいというふうに思っております。
40 ◯中尾委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。
それから、先ほどから市長、やっぱり高齢者に対しては大変手厚く施策もさせていただいてるというふうにも言われておりました。また、過日、札幌のほうでグループホーム火災等がありまして、うちの消防としては本当に素早い対応で、6施設のほうにも行っていただいて、いろいろお話も聞かしていただいたところですけども、やはりこういうことがまた我が市でも起こらないとも限らないということも考えますと、そういう高齢者施策に関しては、そういう思いはお持ちでありますから、市長としてのお考えをお願いしたいと思います。
41
◯向井市長 当然、安全・安心というのが第一でございますので、よその市で起こったということについては、我が市に照らしてチェックを入れる、あるいは指導をする、点検をするということが非常に大事だというふうに考えておりますから、今回の事案を教訓として、泉南市でもそういうグループホームはたくさんありますから、そういうところの安全面でのチェックということについては、消防を通じてきちっとさせていただきたいと考えております。
42 ◯中尾委員 それと、これは泉南市の施策じゃないと言われたらそれまでなんですけども、いわゆるTUBEのライブの件なんですけど、いろいろと調べさしていただきますと、TUBEさんも結成、デビューして25周年のメモリアルライブというふうに聞いておりますし、やはり日本全国でも5カ所のうちの1カ所、この我が泉南市で開催していただける。今まで大阪圏内でいいますと、例えば舞洲でありますとか南港でありますとか、そういうところがライブのメッカであったんですが、あえて泉南のサザンビーチでされるということについては、やはり大変意義深いことでもありますし、うちも40周年というとこら辺に乗っていただいたということは、ありがたいなというふうに思います。
先行して4月25日からチケットの前売り発売もされるというふうに聞いておりますから、知ってる方は当然知ってる話で、やはり近畿圏といいますか、2府5県ぐらいのファンの方々は、たくさんの方が来場されるというふうにも思っております。また、このライブのテーマも、環境、また子どもということをテーマにもされておるようでありますし、海辺での清掃活動でありますとか、そういうのも積極的にするというようなことも、何か資料によりますとありましたので、そういう面で市としても積極的にかかわっていただいて、市の地産地消のものであるとか、泉南市のごみ袋を持って清掃していただくみたいなことも積極的にしていただきたい。
また、PRもしていただくことによって、やはりアーチストでありますので、そういうメモリアル的な、例えばDVDなんかも、それは市が要請しなくても、恐らくそのTUBEさん自身がまたつくられるかもわからないというふうにも思いますので、その辺のことについてちょっとお願いしたいんですけど。
43
◯向井市長 TUBEの来演については、ちょっとチラシにも書かしていただいたところ反響がありまして、お電話をいただいて、TUBEの大ファンやと。あちこちであるのを皆行ってますと。新家の女性の方でしたけども、この前はハワイのホノルルまで行ってきました。今度、泉南であるということを聞いて、本当に夢のようですというふうに大変喜んでおられまして、何かお手伝いすることがあればボランティアでさしていただきたいというようなお話もいただきました。
非常に関心が高いというふうに思いますんで、TUBEのコンサートはコンサートとして、我々はやっぱり商工会とかそういうところとタイアップして、その周辺で泉南の物産、あるいは漁業組合さんも一緒になって、そういう物産の販売とか展示とか、そういうこともやり、また御指摘あったようなエコの部分ですね、これらについても組み入れた形で、たくさんの方が来られるわけでございますから、にぎわいと活気は当然出てくるわけでございますから、それをTUBEだけに吸収されるんではなくて、地元市としてやっぱりプラスになるような、そういうことを一緒に考えていきたい。それはそういうお話をいただいたとき、我々のほうも注文はつけさしていただいたところでございます。
44 ◯中尾委員 ぜひよろしくお願いいたします。
それでは最後に、泉南市における、先ほども出ておりましたけども、雇用に対する考え方といいますか、やはり最近は新卒の方でもなかなか就職が難しいとか、特に中途で30歳、また40歳代でもなかなか就職がおぼつかないという方々がたくさんいらっしゃいますし、泉南市はイオンさんが来て、また関空があって、
りんくうタウンがあってという状況でありますけども、いまひとつそういうとこら辺からのいろんな情報というのがあるようでないのかなというか、余り感じられないところがございますので、市長としてこれからどういうふうな方策といいますか、政策を打っていかれるのか、あればお願いします。
45
◯向井市長 雇用については、毎年泉南市、それから商工会、阪南も今一緒に合同面接会等をやってまして、その中で一定の成果は出ているわけでございます。ただ、厳しい状況には違いありませんので、さまざまなそういう雇用の情報というものを我々のほうはキッャチをして、ハローワークとの関係もありますけども、そういうチャンスをうまくとらえるような形、こういうものをつくっていかなきゃいけないというふうに思っております。
イオンなんかも結構入れかわりも多いというふうにも聞いてますんで、そういうチャンスをとらえて、できるだけ地元雇用というのはしょっちゅう申し上げております。企業側もやっぱり交通費を考えると、できるだけ近くで雇ったほうが経費節減にもなるというお話でございますんで、できるだけ泉南市あるいはその周辺で雇用していただくように、今後とも働きかけをしてまいりたいと考えております。
46
◯竹田委員長 ほかに。
47 ◯南委員 まず、今回の予算編成の基本方針の中で1点ちょっと気にかかるところがありますので、確認をしたいんですが、いわゆる受益者負担の見直しという形をとられてます。
確かに、どんどんこういった形で受益者負担も根づいてきたというのも変な言い方なんですが、御理解をいただいてきたというのも実態でございますが、私、今回の予算の中で、各款の光熱水費の指摘をさせていただきました。それについての節減等、一部検討されているという御答弁もありましたが、その辺の節減についてさらに考えていく中で、1つはLED器具を使うとか、あるいは太陽光、あるいは雨水とか、そういったものも取り入れていってはということも言わしていただきました。
その中で、特に太陽光とか、風力も含めてですが、言っていきますと、初期投資でどうしてもとまってしまう。確かに、中長期的に見れば、年間例えば5,000万ということで10年で5億と、こういう計算はできるんですが、じゃ今その初期投資の予算がないというところで、どうしても私はとまってしまってんのかなと思うんですが、その辺について市長のお考えをお聞きいたします。
それから、
まちづくりなんですが、先ほど御答弁の中で観光誘致ということも市長言われました。あるいはまた、観光も非常に大事だと、こういう御答弁がございましたが、これが今お考えになられているエコシティー構想につながっているのかなと、私はそういう理解をしておりますが、その辺市長のほうでどうなのか、お答えをいただきたい。
それと、特に観光ということで考えていくと、この予算の中で指摘はさしていただいたので、予算金額は50数万円でしたっけ、いつもこの程度で華やいで大阪とか南大阪のキャンペーンでの協議会への参加、そういった程度の部分しか出てこないんですね。
私は自分で考えているのは、例えば今、泉南市をどんなまちにしていくという中で、例えば花を取り入れるならば、時間があれば私、花マップでもつくりたいなと思うんですが、今方々で桜を植えていっていただいてますね。例えば、今、議長の、市民の里も桜を植えたとお聞きしてますし、例えば樫井川のアドプトリバー、そして今度また、グリーンベルトにオオシマザクラという形で桜をどんどん植えていっておられます。
ただ、それをここにあいてるから桜を植えようやとかいうことでなくて、全体的な1つの泉南市の花のまちというコンセプトでもって、今までである、もちろんフジであり、ツツジであり、アジサイであり、いろんな四季折々の花がある中で、そういった季節要因も含めて、じゃこんな花をここに植えてもらおうという全体的な、そういう考え方の中でマップづくりをするとかいうようなことが、私は1つの
まちづくりの中でいいんじゃないかと思いますが、市長はどういうお考えか。
それから、農業公園は、何人かの委員さんからも御指摘ございました。私も一定の、農業公園については観光農園的にしてはどうか。既にチューリップ、コスモス初め、今度はバラのほうとか、花、花、花という、これも花で来てるんですけども、もう少し変えて、いろんな、炭焼きができるとか、工房も含めて、民間でも十分運営できていくような形の施設にできないのかなあというふうに思うんですが、この農業公園について、市長は今後どういうふうにお考えになっておられるか、お聞きをしたい。
こういうふうなトータルの話をしていくと、どうしても所管が2つ、3つにわたってくるということで、いろんな行革を進めていく中で、その辺の縦割り行政の弊害といいますか、当然観光と農園ということになりますと、商工なり、また農水なりという課を渡っていくと。以前は大きな事業については、プロジェクトチームとかつくって対応してきましたけれども、本市においてもこれから行革をしていく中で、機構改革についてはどういうお考えを持っておられるのか。
それから、いろんな形で市長も常々おっしゃってますが、市民参加というのがある意味私は根づいてきたのかなと。ABC委員会から、あるいはいろんな形で市民団体もございます。どうしても何というんか、イベントのほうに力が入ってしまうというのか、今の実態はそういう形じゃないかなと。もう少し違った形で参加していただくということを考えていかないといけないし、そこにはやはり人づくりというのが出てくると思います。
そうなってきますと、皆さんがその中でまさに生涯学習をされて、非常に頑張っておられる方もたくさん私も存じておりますけども、その辺についてはどうなのか、市長のお考え。
それから、コミュニティビジネスについてはどういう考え方を持っておられるか。
それから、いつも出てまいります学校施設なんですが、市長は道路あるいは下水道、そういったインフラに力を入れていただいて今日まで来ておりますが、それについては私は評価をしております。やはりこれは何十年先には、あの道ができててよかったねという時代が必ず来ると私は確信をしております。
ただ、この予算の厳しい中で、先ほど成田さんもこの前の学校を見て云々という話がありましたが、今後、箱物と言えるかどうか、学校を年次的に大規模改修をしていく必要がある。建てかえということになりますと、今耐震化を進めている中で、すべての建てかえは無理かもわかりませんが、そういった大規模改修をしていく中で、どうしても教育委員会は財政の問題でつき当たってくる。当然、限られた予算ですから、すべて言われているとおりにいかないと思いますが、教育委員会のほうで年次的な計画を立てて、それについてまさに肉づけ面である財政を市長もその年次計画について支援していくという形をとっていただきたいと思いますが、その辺についてのお考えをお聞きしたい。
以上です。
48
◯向井市長 まず、クリーンエネルギーの導入でございますけども、泉南市も太陽光発電については、新しい老人集会場とか、そういうところにも導入をしていっております。グリーンニューディール政策、国のほうもそういうものに力を入れていこうということでございましたけれども、この前の事業仕分けでちょっとトーンダウンされたようでございますけれども、やっぱりこういうものはもっと助成制度を含めて国のほうが積極的な対応をしていかないと、なかなか初期投資がおっしゃるように相当要りますんで、民間ベースでは厳しいんかなと。
最近は、最初から組み込んだ家が販売されてますけども、そういうところはいいんですけども、既存の住宅にこれを導入しようと思えば、屋根の耐力の面も含めて、やっぱりチェックをしなきゃいけないという部分がございますから、そういう意味では最初からの仕掛けというのが大事ではないかなというふうに思いますので、我々も当然努力をしないといけませんけれども、国の施策として力を入れていただくように、今後とも要望してまいりたいと考えております。
それから、観光については、先ほども申し上げましたように、これからといいますか、今までも重視はしておったんですが、さらに力を入れないといけない。大阪ミュージアムに74件ですかね、登録されて、最近、私も毎朝駅前を通って来ますのでわかるんですけれども、ハイキング姿の方というのは結構ふえているように思います、以前に比べてですね。やはりそういう情報をつかんで回ろうという方が多いんじゃないかなというふうに思いますんで、そういう意味ではミュージアムに最多の登録をしたというのは正解だというふうに思いますし、また追加の機会があれば、さらに発掘をしてふやしていきたいというふうに考えております。
それと、観光協会ですね。これの設立を目指していきたいというふうに考えております。
それと、観光とエコとどうかということでございますが、もちろん関連する部分もあるんですけれども、また異質の部分もございますんで、エコはエコで一つの系統的な施策をつくり上げていかなきゃいけないというふうに思っております。もちろん、グリーンツーリズムのような観光とエコと一緒にしたような対応も当然あるわけでございますんで、これらについても融合できるところは融合さしていくというふうにしたいと思います。
それから、農業公園をもっと広い意味でということ、例えば工房とか炭焼きとかというお話がございますが、御承知のとおり、あそこは農業公園として認可をいただいて整備したところでございまして、基本的には公園ということでございます。今はチューリップとコスモス、ラベンダー、それからフジの花、シバザクラ、それから桜ですね、こういうものがあるわけでございますが、次は今ちょっと打診のあるバラ──イングリッシュローズですね──ということでございまして、そのバラ園が来ますと、当然バラガーデンあるいは販売所、カフェレストラン、こういうものがついてくるというふうに思いますんで、ただ単に見るだけでなくて、あそこで憩えるような施設になってくるんじゃないかなというふうに思います。
ただ、法的にいろいろ制限がある中でございますんで、特に建物を建てる場合には、その許認可ですね、これは泉南市と大阪府が一体になってうまくやっていかないと難しい面がありますんで、そういう体制を組んだ中で、どういうものが考えられるのかということを議論をしてまいりたいと考えております。
それから、機構改革の件でございますけども、特に観光という面、当面観光という名前を出すというふうにはしたいというふうに考えております。実態が伴うのかという議論もありますけども、まずは姿勢として、そういう観光というところを名づけた課というものをあわせ持つようなところを考えたいというふうに思っております。いずれ1つの柱にはしていかなきゃいけないというふうには思っております。
それから、そういう観光とか、あるいはまちのにぎわい、活性化ということになりますと、人づくり、生涯学習との関連というのも当然出てまいりますから、今、活発に泉南市の生涯学習の会もありますし、案内人の会もあります。また、その他の会もありますんで、そういう方々が非常に熱心に取り組んでいただいておりますから、そういう方々と行政との連携ですね、あるいは地域との連携、こういうことでその枠を広げていくような形をとっていく必要があるというふうに考えておりますので、今後ともそういう観光あるいはにぎわいづくりに関する、生涯学習に関する人づくりということについて連携を深めて、我々行政でなすべきことは行っていきたいと思っております。
コミュニティビジネスとの話でございますが、これからの時代でございますから、当然そういうチャンスというものもあるというふうにも思いますし、一定の需要といいますか、そういうものも起こってくるというふうに考えておりますので、これについてはまだこれからということだというふうに思いますので、そういう情勢──もちろん、進出といいますか、対応される方々というものも出てくるというふうに思いますので、これはそういう方々の育成なり見守りということを中心に考えていきたいと思っております。
それから、学校教育施設に対する財政的支援ということでございますが、これは先ほど来から出ておりますように、今回トイレとか応急的に改修するわけでございますけども、1つは耐震化の100%、それからもう1つは大規模改修ですね、これが必要だというふうに考えておりまして、
一般質問でも教育委員会が御答弁しましたように、学校全体としての優先順位を持った整備計画というものをきちっとつくっていただくと。それにのっとって着実に年次的に改善をしていくというふうにしないといけないというふうに思いますので、その点は教育委員会にもしっかりと対応をしていただくようにお願いをしていきたいというふうに思っております。
以上です。
49 ◯南委員 ありがとうございます。
このミュージアムについて、先般ちょっと大阪市内で会合がございまして、私も参加さしていただきました。次年度、22年度は泉州、今までは南河内やったと思いますが、全体の中で今度は力を入れていくということで、橋下さんの出しておられる、あれは何でしたっけ、小冊子があるんですが、あそこはフジの花の表紙と、あと、この近辺の阪南、泉佐野のそういったミュージアム登録のマップもついている分、市長ももうごらんになっていると思いますが、出しております。
そういったことで、先ほど御答弁いただけなかったんですが、花のまちであれば、いわゆる点、線、面ですね。だから、私、桜を一例にとって申し上げたんですけども、ばらばらにここにあそこにというんじゃなくて、泉南市の桜としてそういった名所づくりになっていけばいいなと、そういったことで申し上げたのと、それと種類ですね。特にいろんな形の花があるんで、農業公園の花も含めて全体的な構想をつくってはどうかというお話ですね。それについて再度御答弁いただきたい。
それから、機構改革、私は別にこの観光と商工にとらまえて言ったんではなくて、行革の中で、もう何年前ですか、10年ぐらい前、かなり大幅な機構改革をした時期がございました。それによっていろんな形での効果もあらわれてきているというふうに私は思っておりますが、そういうことも含めて、今回のこのたまたま観光と商工ということで申し上げた、それに特化して言っているんではなくて、行革の中での機構改革をどうされるかということ。その辺も再度御答弁をいただきたい。
50
◯向井市長 先ほどちょっと答弁が漏れました。花のまち。私はこれ、ぜひ泉南を花の名所にしたいという思いを持っております。その素材はたくさんあると思うんですね。ですから、今は点といいますか、去年になっているかというふうに思いますけども、これは行政はもちろんでございますが、各種団体、民間、アドプトロードを含めて協力いただけると思います。御承知のとおり、先般も俵池公園のほうはライオンズクラブさんが桜を植えていただいた。林野組合さんが市民の里周辺で梅と桜を植えていただいている。今度、砂川樫井線の片木アルミから駅のほうに向かっては、青藍会さんがシダレザクラを植えていただくと。アドプト道路で管理もしていただけるということでございますし、臨海道路はオオシマザクラを中心に植えて行くということ。
もともと砂川は桜がたくさんあったところですし、農業公園でもシダレザクラも植えておりますし、そういう面では、拠点的にはかなり充実してきているというふうに思います。
今度はそれを言われたように点と点をいかにつなぐかということ。それから、それがまたやがて面にということだというふうに思いますから、ぜひとも泉南には本当にさまざまな、草花も含めてたくさんありますんで、花のまちというのを1つの売りにしていきたいなというふうに考えておりますんで、積極的に対応していくということと、それからいろんな市民とか市民団体にも協力をいただいて連携を深めて、そういう
まちづくりに参画をしていただくという形にしていきたいと思っております。
それから、機構改革でございますけども、当然行革の一環でもございますし、またこれから職員数をさらに減らしていくという中で、できるだけ効率的なスリムな機構にしていかなきゃいけないというふうに考えておりますんで、この機構改革については常々取り組んでいるというか考えているところでございます。
この前にかなり大胆な機構改革をしたということもあって、今は大規模なというところは、来年4月からというのはございませんけれども、いずれまた、もう一度大きくくくるという形の機構改革をしなきゃいけないというふうには考えております。
51
◯竹田委員長 ほかに。
52 ◯河部副委員長 今回、22年度予算ということで、非常に緊張感を持った議論をさせていただきました。今回から
一般質問についてはネット中継ということで、市民の方も御家庭にいながら見られるようになりました。この予算委員会も、今後ぜひそうしたネットによって配信がされて、こういったそれぞれに返ってくる予算について、真剣な議論がされてるということが配信されることを非常に望んでおりますので、そういうことを今後も議論していただきたいと思います。
そういう大事な予算でございますけども、1つだけせっかくの機会ですので、市長にお伺いをしたいと思います。
今回は、予算のあらましにも書いておりますように、
骨格予算ということで組まれておると書いてます。当然、4月に
市長選挙がございますので、新規事業なりそういうものが省かれた中で予算編成がされているということだと思います。
ただ、今回のこの22年度予算の中には、幼稚園の新園の建設費が含まれております。私自身は、幼稚園の2園化には反対しているわけではございません。20年に出されました泉南市の幼稚園再編計画、これについても2園にするということで何度となく議論させていただきまして、泉南市全体のこれからの就学前施設なり子育て支援という意味でのあり方というものも、十分この間議会としては議論さしてもらったのかなというふうにも思っておりますし、昨年には幼保一元化施設についての方針も出されました。
ただ、これについては非常に残念なのが、実際に幼保一元の施設か実施されるのは平成26年あたりというようなことも年数としては出されておりますけども、私は今回の2園も含めて、幼保一元についてはセットでやっぱりいくべきじゃなかったのか。そうじゃないと、今現在、就学前の子どもさんをお持ちの家庭については、選択肢が余りにも少な過ぎるんではないかなということも、これまでの中で申し上げております。
そうした意味も含めて、今回
骨格予算であるにもかかわらず、継続事業ということで新園の建設費が盛り込まれました。並びに、そういった就学前の支援に対する政策についても、非常に枠が狭い中での計画が、これだけが先行しているという現状も含めて、改めて市長として、当然教育委員会から上がっている予算ではあると思いますけども、最終的な決定なりそうしたものを決めるのは市長であると思いますので、その辺についてのお考えを聞かせていただきたいと思います。
53
◯向井市長 幼保一元化については、現在の制度としてはあるのはあるわけなんですが、なかなか他市も含めてやっておられるところについては、必ずしも円滑に行っていないという部分もあるというふうに聞いております。政府もこの23年度に新しいそういう幼保一元化の法的整備も含めて結論を出すと、こういうふうにおっしゃっておるわけですね。ですから、文科省と厚労省に分かれている組織も、できれば例えば子ども局とか、そういう形で一本にできるような形のこともお考えというふうにも聞いておりますから、まずそれを見きわめる必要があると。そのもとで、それが法的にも、あるいはいろんな補助メニュー、整備メニューにしても出てくるというふうに思いますから、それを見た上で泉南市のほうは対応するほうがよりベターではないかというふうに考えております。
したがって、遅いじゃないかというふうなお話もあろうかというふうに思いますが、それを見た上で我々としても、その新しい制度にのっとった幼保一元化ということを目指していきたい。公で1つ、民で1つということを申し上げておりますけども、民は民の立場ですから別として、公のほうはそういう形で進んでいきたいというふうに考えております。
それから、予算との関係でございますが、この問題については相当議論を以前からしていただいて、全協初めさまざまな所管の委員会を含めてしていただいて、2園化ということについては、おおむねコンセンサスをいただいたというふうに思っております。その上で、その2園の1つである新園については、大阪府から用地をまず提供いただいたという行動も起こしました。それが実現したと。ただ、建物はつぶさなきゃいけないということがありましたので、昨年12月議会で新園をつくるという前提で、旧の施設の解体工事費を議決をいただいたということでございます。
一方、同時期、12月にもう1つの1園である一丘幼稚園の改築ですね、耐震化を含めた改築も予算をちょうだいしたということがございまして、そういう意味で2園化ということについては、一応レールに乗っているというふうに理解をいたしております。
したがって、新園については、新年度予算で建設費を計上するという判断をしたところでございます。そして、計画どおり23年度から新園で受け入れるということで、これはもう私、市長として強い思い、それから強い姿勢でこの実現に努めたいという意味で予算化をさしていただいたところでございます。
54 ◯河部副委員長 ありがとうございます。
今、市長の考え方をお伺いさせていただいたんですけども、この間、幼稚園の問題については、議会なり、また市民並びに保護者の方々にも、教育長は、十分説明をし理解を得てきたということもこの間の答弁でございました。
ただ、私も回数が多い、少ないというのはもう議論しませんけども、ただその中で出ていた問題で、私的にはまだまだ送迎の問題であるとか、いろんな幼稚園の機能も含めた保護者の不安というものは、まだぬぐい切れていないのではないかなというふうにも思っております。そういう意味では、今回4月には
市長選挙もあるということでの骨格でありますので、その信を問うた中での、自信を持った新園計画というものを出されてもよかったのではないかなというふうにも思っております。
そういう意味では、今回市長としてこの予算を出したという答弁もございましたけれども、4月に
市長選挙が行われる中で、なぜこの時期にこれが出たのかなということについては、一定どうなのなかという思いはございます。そういう意味では、細かな点になりますけども、ほかにもさまざまな継続して行われてきている事業、特に私は教育の予算というのは、与える対象が子どもたちですので、非常に気になる点もございます。
そういう意味で、きのう少し議論させてもらいましたけども、各小学校において配置をされております安全員の方の事業ですね。これについては、財政という理由も含めて新年度からなくなる。小学校の門についてはオートロック化がされていくということになるわけですが、こういったわずかな予算ですけども、地域コミュニティが非常に広がりを見せていくような事業がなくなっていく一方、そうした建物自体が合理化をされて地域から姿を消していくというようなことになるわけですけども、その点について、本当に予算の使い方というんですか、そういった面について市長としてどのように考えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。
55
◯向井市長 新園の予算化については、先ほど申し上げたとおり、計画どおり23年度からやるという姿勢で、私の判断で予算化をいたしました。
それから、オートロック化については、これは大阪府の施策として続けてこられた助成がなくなるということになりました。我々は続けてくれという要望をしたんですけども、大阪府としては切るという中で、今後その大阪府で措置をしていただいていた分がなくなって、それを市の予算でカバーするということについてはやはり非常に厳しいという中で、他市でもやっておりますが、オートロックにして児童・生徒の安全を守るということにしたわけでございます。
ですから、人で守るのか機械で守るのかということだというふうに思いますけども、できるだけ効率的に安全を確保する、できると、代替措置としてそういう予算化について、私としても認めたということでございます。
56
◯竹田委員長 以上で市長に対する
総括質問を終結いたします。
質疑の途中ですが、午後1時30分まで休憩いたします。
午後0時11分 休憩
午後1時30分 再開
◎ 討論、採決
57
◯竹田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより各会計について討論、採決を行います。
58 ◯成田委員 修正動議を出したいと思います。
59
◯竹田委員長 ただいま成田政彦委員ほか2名から議案第15号 平成22年度大阪府泉南市一般会計予算に対し修正動議が提出され、動議は成立いたしました。
これより議案第15号に対する修正案について、その案文を配付いたします。
〔修正案配付〕
60
◯竹田委員長 それでは、提出者を代表して成田政彦委員から趣旨説明を願います。
61 ◯成田委員 議案第15号、平成22年度大阪府泉南市一般会計予算の一部を次のとおり修正する。第1条第1項中「19,016,000千円」を「18,527,000千円」に修正する。
第3条中「第3表 地方債」を別紙のとおり修正する。
お手元の5ページ、平成22年度大阪府泉南市一般会計予算説明書修正意見書、まず歳出であります。歳出は款9教育費、項4幼稚園費、目幼稚園整備費から4億8,900万を減額いたします。また、歳入については、4ページの款地方交付税、項地方交付税、目地方交付税から減額9,827万2,000円、同14国庫支出金、項国庫補助金、5教育補助金の学校教育設備整備費等補助金9,592万8,000円減、それから款20市債、項1市債、目2教育費、節学校教育施設等整備事業債2億9,480万を減額するものです。
御審議、よろしくお願いいたします。
62
◯竹田委員長 ただいまの提出者に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。
これより修正案及び議案第15号の原案について順次討論を行います。
まず、議案第15号に対する修正案について討論を行います。討論はありませんか。
63 ◯大森委員 今回の予算は、
市長選挙前の
骨格予算にもかかわらず、新幼稚園の予算が入っています。これは
市長選挙で市長がかわる場合、政策も変わることがあるので、経常的な予算以外は予算化しないというルールを破るものです。
教育委員会は、保護者や市民の声を十分聞かずに、幼稚園の全園廃止計画を既に決定したかのように説明してきました。このことを追及すると、教育委員会が決めた、教育委員会の方針は変わらないと開き直っています。すべてこのようなやり方で既成事実を積み重ねるような形で進めてきました。その究極的なやり方が、今回の
骨格予算での幼稚園予算の計上ではないでしょうか。
充実した新幼稚園をつくると言いますが、設計図書は配付されただけで、議会の説明もありません。教育委員会や市は、子どものために十分自信があるのなら、堂々と適切な段階を踏んで進める必要があります。一方的なやり方、最も教育的でないやり方でこのような予算計上を認めるわけにはまいりません。
そういう意味でこの予算に賛成いたします。
64
◯竹田委員長 委員に申し上げます。傍聴の希望がございます。許可いたしたいと思いますが、よろしいですか。
〔「異議なし」の声あり〕
65
◯竹田委員長 それでは、許可いたします。
ほかに。────以上で修正案に対する討論を終結いたします。
次に、原案に対する討論を行います。討論はありませんか。
66 ◯大森委員 今回の予算ですけども、どのように財政再建を進めていくのかということが問われてると思います。しかし、
総括質問でもあったように、結局は市民と職員にその負担を押しつけるものとなっています。市長は、我が党の不要不急な公共事業の優先が借金をつくり、その借金の返済が財政難となり、福祉や教育の予算が削られてると指摘したことに対し、光と影があると、福祉や教育予算を減らすことを合理化するような答弁を行いました。泉南市の将来を担う子どもたちや高齢者を初め弱者に光が当てられない市政は、指摘があったように本末転倒と言わざるを得ません。
一方、光を当ててきた公共事業はどうなってるでしょうか。例えば、借金を進める上で後年度負担という形で借金をつくってまいりました。後年度負担は、確かに大きな事業をする場合、財政がない市にとっては大変利用しやすいものでありますが、結構、将来の見通しを見誤ると、膨大な借金がふえてまいります。信達樽井線でも、財政難の中、建設を進めてきましたが、当時はその返済については別枠、別腹と言って、潤沢な税収が
りんくうタウンから入ってくるという予測のもとに進めてまいりました。
しかし、本予算委員会でも明らかになったように、イオン関連の法人市民税は1億1,000万から3,000万も減少しています。実に4分の1の減少であります。このツケは必ず市民や子どもたちに覆いかぶさってきます。このような十分な見通しのないやり方を進めていけば、泉南市の財政は解決することがありません。
この問題が端的にあらわれたのが、土地開発公社の経営ではないでしょうか。事業をする当てもない土地を買い、事業もしないまま塩漬け用地をふやしてきました。120億円を超えるような借金ができ、その利子は毎年5,000万以上にもなりました。今、市は必死になってその処理を進めていますが、結局その負担は一般会計にかぶさるものであって、処理は進んでいますが、解決には及んでいません。この土地を全部民間に売ったとしても4分の1の価値しかなく、4分の3は損切りとなると言われています。
このような土地開発公社のような手法を進めていってはなりません。しかし、先ほど言ったような信達樽井線も同じではないでしょうか。専決処分という形で進めてまいりました。
幼稚園のことも同じやり方ではないでしょうか。既成事実を積み重ねていくやり方、財政問題が議論になっていきました。新設幼稚園や一丘幼稚園の改修費をどうやって捻出するのか。それが議会でも大問題になっていました。そのときに市が出してきた案は、ほんみちにその新設幼稚園をやってもらうと、それによって市の財政負担をなくすというものでありました。
これについては、結局ほんみちのほうからできないというふうな話があってつぶれましたが、このことについても全く説明がされていません。議会である議員が本会議であのほんみちの件はどうなったかという質問に対して、やっとそれは中止になったと言うだけで、なぜこの件がつぶれたのか、きっちりした説明責任も果たしていません。本委員会でもこの話が中止になった理由は何かと問いますと、教育長は議会の反対があったと言い、副市長は議会の反対はなかったと言い、この点でも見解は統一されていません。説明責任が果たされてないだけではなく、見解もばらばらになっています。
幼稚園問題はこういう財政問題だけではなく、保護者や子どもを切り捨てるものであります。少人数の子どもはコミュニケーション能力が欠けると、こんなことを言って少人数の幼稚園をつぶそうとしてきました。このような予算を含んだ本予算に反対します。皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。
67
◯竹田委員長 ほかに。
68 ◯南委員 平成22年度泉南市一般会計予算案に賛成の立場で討論をいたします。
本議会に提案されている平成22年度予算案は、現下の厳しい社会経済情勢を反映して、新年度においてはさらなる市税収入の落ち込みが見込まれるなど、非常に厳しい財政状況の中で、地域主権と財政健全化の両立を図る上で極めて重要な予算であるとの的確な認識のもと、これまで以上に不断の
行財政改革を推進していくという予算編成方針による決意を持って編成されたものであります。
予算案の内容を見れば、前年度に引き続き
事業別予算の制度を活用して、市民に対する行政サービスの水準を低下させることなく、これまで以上の経費の見直しを行い、選択と集中により限られた財源を適切に配分しているものと評価するものであります。
新年度予算案は、いわゆる
骨格予算として編成されたものであり、歳出予算については、新年度における
行政運営に必要となる経常的な経費、市民生活に欠かすことのできない経費を中心とする内容であります。したがいまして、新たな施策、事業等の展開につきましては、4月の
市長選挙後に編成されるいわゆる肉づけ予算に期待するものであります。
その中で、本年1月に議会の総意として提言された市立教育施設、特に学校施設に係る改修については一定の経費が計上されていることは、予算編成の過程において議会の意見を反映したものであり、評価に値するものであります。
予算編成方針にある不断の
行財政改革の推進の具体策としては、新年度からの信達保育所の完全民営化に係る経費が計上されております。また、一般会計予算案と公共用地取得事業の特別会計予算案に計上されている土地開発公社の経営健全化のための経費は、本市の財政課題の1つに真摯に取り組むものであり、将来の泉南市民に負担を先送りすることなく、着実な執行を望むものであります。
平成21年度予算から引き続き計上されている公立幼稚園の再構築に係る経費については、平成23年春からの2園化を目指すものであり、公立幼稚園として将来に持続可能で確かな保育教育を目指すものとして期待するものであります。
一方、歳入面におきましては、財源の根幹をなす市税の徴収に全力で取り組むべく、引き続き税の納入及び収集の利便性を図るため、コンビニエンスストアでの収集委託業務の実施や、税収納率の向上を目指したインターネットを利用した官庁オークションの実施など、さまざまな取り組みがなされています。
また、市税以外の保育料や住宅使用料等においても徴収率を向上するべく、あらゆる工夫、法的手法等を駆使し、歳入増を図る取り組みがなされていることを評価したいと思います。
なお、本予算執行に当たりましては、現下の財政状況を勘案し、より一層
行財政改革を進めるとともに、向井市長を先頭に全職員が一丸となって財政健全化に取り組まれますことを要請し、賛成討論といたします。
御賛同をよろしくお願いいたします。
69
◯竹田委員長 ほかに。────以上で原案に対する討論を終結いたします。
これより修正案及び原案について順次採決いたします。
まず初めに、議案第15号に対する成田政彦委員外2名から提出されました修正案について、起立により採決いたします。
お諮りいたします。本修正案に賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
70
◯竹田委員長 起立の結果、可否同数であります。
ただいま報告いたしましたとおり、可否同数であります。よって本件につきましては、委員会条例第17条第1項の規定により、委員長において可否を裁決いたします。
本件については、委員長は否決することに裁決いたします。
よって、議案第15号に対する修正案については、否決されました。
修正案否決でございますので、これより原案について採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
71
◯竹田委員長 起立の結果、可否同数であります。
ただいま報告いたしましたとおり、可否同数であります。よって本件につきましては、委員会条例第17条第1項の規定により、委員長において可否を裁決いたします。
本件については、委員長は可決することに裁決いたします。
続きまして、議案第16号 平成22年度大阪府泉南市樽井地区財産区会計予算から議案第34号 平成22年度泉南市水道事業会計予算までの以上19件について一括して討論を行います。討論はありませんか。
72 ◯成田委員 議案第32号に対して反対討論をいたしたいと思います。
この後期高齢者医療につきましては、民主党政府によって公約で廃止ということになっておるのに、残念ながら引き延ばしとなりました。その結果、ことしは5%の値上げとなり、1人当たりの保険料平均額は年額10万4,667円、軽減措置後は8万728円で、現行7万633円の5.0%アップとなっております。
この医療制度は、75歳以上の高齢者を医療差別するなど、大変過酷な医療制度であります。この値上げを私どもは認めることができません。よって反対いたすものであります。
以上です。
73
◯竹田委員長 ほかに。────これよりただいま討論のありました各会計予算のうち、反対討論のありました議案から順次採決いたします。
まず初めに、議案第32号 平成22年度大阪府泉南市後期高齢者医療事業特別会計予算を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
74
◯竹田委員長 起立多数であります。よって議案第32号は、原案のとおり可決されました。
ただいま採決いたしました議案第32号を除くその他の議案18件について一括して採決いたします。
お諮りいたします。本18件については、いずれも原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
75
◯竹田委員長 御異議なしと認めます。よって本18件については、いずれも原案のとおり可決されました。
以上で本特別委員会に付託を受けました平成22年度泉南市各会計予算20件についての審査を終結いたします。
連日にわたり慎重なる御審議を賜りまして、まことにありがとうございました。これをもちまして平成22年度予算審査特別委員会を閉会いたします。
なお、本会議における委員会の報告につきましては、委員長に御一任をいただきますようお願いいたします。
どうも御苦労さまでした。ありがとうございました。
午後1時52分 閉会
(了)
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