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平成21年第4回定例会(第5号) 本文 開催日: 2009-12-22
平成21年第4回定例会(第5号) 名簿 開催日: 2009-12-22

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  1. 泉南市議会 2009-12-22
    平成21年第4回定例会(第5号) 本文 開催日: 2009-12-22


    取得元: 泉南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯議長(堀口武視君) ただいまから平成21年第4回泉南市議会定例会継続会を開議いたします。  直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。  これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において9番 大森和夫議員、10番 小山広明議員の両議員を指名いたします。  次に、日程第2、議案第1号 動産の買入れについて及び日程第3、議案第2号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についての以上2件を一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案2件について、総務文教常任委員会委員長の報告を求めます。総務文教常任委員会委員長 成田政彦君。 2 ◯総務文教常任委員長成田政彦君) おはようございます。ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより本定例会において総務文教常任委員会に付託を受けました議案第1号 動産の買入れについて及び議案第2号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定の以上2件につきまして、その審査の概要並びに結果の御報告を申し上げます。  なお、審査結果につきましては、本日皆様方のお手元に御配付いたしております本常任委員会審査報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。  本常任委員会は、去る12月14日、委員並びに関係理事者の出席のもと開催し、慎重なる審査を行いました。  それでは、本委員会における各議案の審査の概要並びに結果について、順次御報告を申し上げます。  まず初めに、議案第1号 動産の買入れについてについての審査の概要と結果について御報告を申し上げます。  初めに、水槽つき消防ポンプ自動車買い入れについて、入札における予定価格及び事前公表された最低価格を示せとの問いに、予定価格は2,869万9,650円、最低制限価格については、物品の買い入れということで設定はしていないとのことでした。  次に、今回の落札率は93.59%となっているが、このことに関する担当の評価を示せとの問いに、最低入札価格最高入札価格の差が332万円あり、十分な企業努力がなされた結果の入札価格であったと判断しているとのことでした。  次に、今回の入札は7社が参入しているが、近畿圏でどの程度の会社のうちどのくらいの会社が参入したのかを示せとの問いに、本市に登録されている参入可能な7社全社が参加したとのことでした。  次に、消防自動車設置基準を示せとの問いに、6万人につき4台、6万人を超える分については1台であり、本市の場合は消防自動車は5台とのことでした。  次に、消防ポンプ自動車の国の設置基準は5台であるが、本市の設置状況を示せとの問いに、本市の現有数は4台であり、不足分の1台については、予備ポンプ車で対応しているとのことでした。  次に、安心・安全のまちづくりの観点から、整備指針に沿って、不足部分の1台については、予備ポンプ車での対応ではなく、新たに設置する必要があると考えるが、今後の設置予定を示せとの問いに、現在は予備ポンプ車での対応が可能であるため、今後の設置は検討していない。ただし、今後の消防の広域化により消防力のレベルアップが図れるため、対応を考えていくとのことでした。  次に、消防自動車について、仮にメーカーが変わった場合において、操作系の違いにより消防隊員が戸惑うことはないのかとの問いに、仕様書において各メーカーとも同等のものを納品することになっており、また隊員においては、訓練を事前に行っている点から、戸惑い等はないものと考えるとのことでした。  次に、消防自動車の廃棄について、法に基づき解体処分等を行っているのか、または子どもたちなどが利用する施設、あるいは老人福祉施設などに売却等を行い再活用してもらっているのかとの問いに、廃車処理後の悪用防止の観点から解体等による永久登録抹消を行っているとのことでした。
     次に、狭い路地が多い本市の状況を考えた場合、小型消防自動車購入計画はないのかとの問いに、現在、軽四貨物自動車を可搬積載車として活用を行い、消火栓を利用し、小さな路地でも対応が可能とのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  続いて、議案第2号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についての審査の概要並びに結果について御報告を申し上げます。  初めに、昨年の公務災害の件数とその実態について示せとの問いに、平成20年度については6件の公務災害があり、実態例として保育士による子どもをかばった際の転倒、清掃課職員によるごみ収集作業中における足の挫傷などの例があるとのことでした。  次に、公務災害が起こらないよう、職場づくりにどのような努力をしているのかとの問いに、毎年開催している労働安全委員会において産業医の意見も含めて公務災害の防止に努めているとのことでした。  次に、いわゆる心の病について近年ふえていると聞くが、現在の本市の状況を示せとの問いに、今年度から産業医2名のうち1名を精神科医にお願いしており、心のケアに努めているとのことでした。  次に、心の病により公務災害が認定される場合はあるのかとの問いに、公務災害については府の認定審査会により認定され、他市における過酷な労働条件パワーハラスメントによる公務災害の事例は聞いているが、今現在本市においては、心の病による公務災害の事例はないとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  以上が本常任委員会に付託を受けました議案第1号 動産の買入れについて並びに議案第2号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についての審査についての経過と結果でございます。  甚だ簡単でございますが、本常任委員会に付託されました議案2件の審査結果について私の報告とさせていただきます。 3 ◯議長(堀口武視君) ただいまの委員長の報告に対し、一括して質疑を行います。質疑はありませんか。────小山議員。 4 ◯10番(小山広明君) 今、委員長から御報告いただきました中で、いろいろ今まで再利用しておったけども、最近は永久登録抹消だというような御報告がありました。これは日本で廃車にするというんですか、そういう消防車の場合に、外国へ寄贈しておったというようなことが随分長かったと思うんですが、この永久登録抹消するというのは、何か悪用されないようにということもちょっと報告にあったと思うんですが、その辺はちょっと私そのままそうですなというようには受け取れないんです。やっぱり悪用されないようにはいろいろ手だてをすればいいんで、せっかくこういう資源を大事にせないかんというときには、NOxなんかの規定で使えないということは、機能的にはそない関係ないと思うんで、やはり有効に使うべきだと思うので、その辺の議論は議会の側からなかったのかどうかですね。  行政の説明で、はい、そうですかというだけでは、僕は議論が不十分だと思いますんで、その辺のもう少し突っ込んだ議論があったんであれば、御説明をいただきたいと思います。 5 ◯議長(堀口武視君) 成田総務文教常任委員長。 6 ◯総務文教常任委員長成田政彦君) ただいまの質問にお答えいたします。  この問題の質疑については、ここに書かれたとおり、廃棄後のことについてはどのように利用されているかと、そういう質疑だけでありました。  以上であります。 7 ◯議長(堀口武視君) ほかにありませんか。────小山議員。 8 ◯10番(小山広明君) そう突っ込んだ議論がなかったということでありますが、行政の説明だけで、はい、そうですかというんでは、議会なり委員会の役割は、私は市民に対しても果たしてないと思うので、もう少しは行政の説明に対して、切り込んだ調査をした上での質疑をしていただきたいと思うんで、希望だけ申し上げておきます。 9 ◯議長(堀口武視君) ほかにございませんか。────以上で委員長の報告に対する質疑を終結いたします。  これより本2件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。  以上で本2件に対する討論を終結いたします。  これより議案第1号及び議案第2号の以上2件について一括して採決いたします。  本2件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  お諮りいたします。本2件は、委員長の報告のとおり、いずれも原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 10 ◯議長(堀口武視君) 御異議なしと認めます。よって本2件は、いずれも原案のとおり可決されました。  次に、日程第4、議案第3号 泉南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第5、議案第4号 泉南市後期高齢者医療に関する条例及び泉南市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についての以上2件を一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案2件について、厚生消防常任委員会委員長の報告を求めます。厚生消防常任委員会委員長 森 裕文君。 11 ◯厚生消防常任委員長(森 裕文君) ただいま議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより本定例会において厚生消防常任委員会に付託を受けました議案第3号 泉南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第4号 泉南市後期高齢者医療に関する条例及び泉南市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についての以上2件につきまして、その審査の概要並びに結果について御報告を申し上げます。  なお、審査結果につきましては、本日皆様方のお手元に御配付いたしております本常任委員会審査結果報告書のとおりでございますので、御参照いただきますようお願いいたします。  本常任委員会は、去る12月15日、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、慎重なる審査を行いました。  それでは、本委員会における各議案の審査の概要並びに結果について順次御報告を申し上げます。  まず初めに、議案第3号 泉南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、審査の概要と結果について御報告申し上げます。  初めに、本条例改正の趣旨を示せとの問いに、主なものとして、地方税法の改正により上場株式に係る譲渡損失の金額と申告分離課税を行った上場株式に係る配当所得とで損益通算ができる特例が創設されたことから、本条例で引用する部分の規定の整備を行うものであるとのことでした。  次に、上場株式に係る配当所得申告方法について、総合課税申告分離課税のいずれかの選択制へと改正されるが、その内容を示せとの問いに、まず総合課税については、他の所得と合算して累進税率により課税するものであり、申告分離課税については、他の所得と区分をし、その税率でもって課税され、また損益通算繰越控除の適用を受けることができるとのことでした。  次に、申告分離課税において、損益通算が適用になるとのことであるが、その適用条件を示せとの問いに、従来は、株式を譲渡し損失が出た場合は配当所得との通算ができなかったが、今回、平成21年以後の確定申告から、配当所得について申告分離課税を選択した場合、株式の譲渡損失があるときは、その譲渡損失配当所得とを損益通算することができるとのことであり、このことから配当所得に係る所得額が減少するものであるとのことでした。  次に、申告分離課税において繰越控除適用条件を示せとの問いに、配当所得上場株式等に係る譲渡損失との損益通算をしてもなお控除し切れない金額については、確定申告により翌年以降3年間にわたり繰越控除ができるものであるとのことでした。  次に、株式の譲渡損失となった方にとっては、申告分離課税を選択することは有利な方法だと考えるが、市として実態把握はしているのかとの問いに、今回の改正については来年からの確定申告が対象であり、現時点においては推計すらできないとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号 泉南市後期高齢者医療に関する条例及び泉南市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、審査の概要と結果について御報告申し上げます。  初めに、後期高齢者医療条例介護保険条例は制度が別のものであるが、今回1つにまとめて提案している理由を示せとの問いに、今回の改正内容は、延滞金の利率の軽減について、従来の1カ月から3カ月へ期間を延長するものであり、それぞれの条例とも改正の内容は同じであるので、1つの議案として提案をしているとのことでした。  次に、延滞金の税率及び滞納件数を示せとの問いに、税率については年率14.6%から7.3%へ軽減するものであり、また後期高齢者医療における滞納件数については、11月30日現在で61件であり、介護保険については、7月28日現在で135件とのことでした。  次に、延滞金の税率が14.6%から7.3%へ軽減することにより、その軽減分の負担については市で持つものなのかとの問いに、負担については市で持つものと考えており、また20年度決算において、後期高齢者医療及び介護保険いずれも延滞金を徴収した例はなく、大きな影響はないとのことでした。  次に、市として延滞金を徴収できていない理由を示せとの問いに、滞納対策において、延滞金の徴収よりも保険運営の財源であり、公平負担の観点からも保険料を納付いただくという方針であるとのことであり、その中で滞納理由、状況等悪質な場合においては、延滞金の徴収を行っているとのことでした。  次に、後期高齢者医療及び介護保険納付方法については、年金からの特別徴収普通徴収があるが、それぞれの構成割合を示すとともに、特別徴収において滞納となる場合はあるのかとの問いに、後期高齢者医療については、20年度決算において、特別徴収は67%、普通徴収は33%とのことであり、介護保険については、特別徴収は87%、普通徴収は13%であるとのことでした。また、特別徴収については、年金からの天引きであるため滞納はないとのことでした。  次に、保険料の滞納については、現下の経済社会状況を考えると今後増加することが予測されることから、今回の改正に至ったのかとの問いに、景気の低迷、雇用不安等経済情勢が続く中、保険料の滞納については今後増加するものと考えており、現在においても年金収入が年間18万円以下の方は普通徴収であり、また将来的に収入が激減し生活困窮を余儀なくされる方に対しても、市として国の制度を受け、延滞金の軽減措置を延長するものであるとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  以上が本常任委員会に付託を受けました議案第3号 泉南市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第4号 泉南市後期高齢者医療に関する条例及び泉南市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についての以上2件につきまして、議案の審査の経過と結果でございます。  甚だ簡単でございますが、私の報告とさせていただきます。どうもありがとうございました。 12 ◯議長(堀口武視君) ただいまの委員長の報告に対し、一括して質疑を行います。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。  以上で委員長の報告に対する質疑を終結いたします。  これより本2件について一括して討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。  以上で本2件に対する討論を終結いたします。  これより議案第3号及び議案第4号の以上2件について一括して採決いたします。  本2件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  お諮りいたします。本2件は、委員長の報告のとおり、いずれも原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 13 ◯議長(堀口武視君) 御異議なしと認めます。よって本2件は、いずれも原案のとおり可決されました。  次に、日程第6、議案第5号 平成21年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第5号)から日程第12、議案第11号 平成21年度泉南市水道事業会計補正予算(第2号)までの以上7件を一括議題といたします。  ただいま一括上程いたしました議案7件について、平成21年度予算審査特別委員会委員長の報告を求めます。平成21年度予算審査特別委員会委員長 小山広明議員。 14 ◯平成21年度予算審査特別委員長小山広明君) おはようございます。それでは、議長より報告の旨の指名を受けましたので、これより今定例会において本特別委員会に付託を受けました議案第5号 平成21年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第5号)から議案第11号 平成21年度泉南市水道事業会計補正予算(第2号)までの以上7件につきまして、その審査の概要並びに結果の報告を申し上げたいと思います。  なお、審査の結果につきましては、本日皆様方のお手元に御配付しております本特別委員会審査結果報告書のとおりでございますので、御参照いただければと思います。  さて、本特別委員会に付託されました議案7件につきましては、12月16日及び17日の2日間にわたり、委員並びに市長以下関係理事者の出席のもと開催し、慎重なる、また熱心なる審査を行いました。  初めに、全般的な審議の内容について御報告をさしていただきたいと思っております。今回の委員会は、理事者の側にも役職名と名前をまず名乗っていただいて審査を進めてまいりました。中には照れくさい感じで役職名を言わないような方もおられましたけれども、やはり役職名を言う中で自覚を持っていただくということでお願いしたわけであります。  また、委員からは、梶本委員がまず初めに質問に立ちまして、体育館の修繕費の件で、指定管理者に対する管理のあり方について質問をされ、梶本教育長からは、完全な形で引き継いでいくんだという基本的なことが述べられております。  続いて、真砂委員からは、国の補助金や公金のあり方について、市がどれぐらい自由に裁量できるのかというようなことについて質問がありまして、本来的には市が自主的に考え、そのことを申請して受けるということですから、趣旨からいえば市の自由度が高いという答弁がありましたけれども、実際には従来の国の指導に従ったという感を答弁からは受けました。そういう中で、泉南中学校のトイレの改善などが課題となっておりましたが、こういう交付金や補助金、そういうものが使えなかったのかというような問題提起もなされました。  続いて、松本委員からは、幼稚園問題での市民・住民説明会でのあり方が実績の数字を踏まえながら議論をされまして、教育長も、十分ではないけれども、議会の経過なども踏まえながら勘案して2園化を進めておるということで、今後も市民の理解を求めるために努力をしていきたいと、そういうようなことが言われたわけであります。  続いて、井原委員が質問に立ちまして、泉南済生会病院の跡地の汚染の問題について議論がされました。その中で、おそれがあるという調査結果のものも踏まえまして、行政は安全であることを前提に進めておることに不安を持つ、そういう意見が示されました。  次は、谷委員が質問に立ちまして、26年度に幼保一元化を行うという時期は示されましたが、果たしてそのことはできるのかというような不安を持つ質疑もなされました。そういう中で教育長は、新園の分にゆとりのある内容を盛り込んで、幼保も可能性としてはそのようなことも考えていきたいというような答弁があったわけであります。  続いて、北出委員からは、幼児教育のあり方について理念的な質疑がありまして、みずからの体験を通して、子どもたちが虫などをさわるのを怖がったり嫌がったりする今の傾向を問題提起されました。そういう中で行政も、具体的にトカゲを飼えば、トカゲは虫を食べるわけであります。ということで、そういうところから命というものを子どもたちが考えるようになったという報告があったという答弁もなされました。  続いて、和気委員が、幼稚園の新園で保育を考えるというのであれば、その辺の位置づけはどうかという議論がありまして、市長も、一丘は一応幼稚園の充実をさしていく、そして新園のほうに可能性としては保育所をつくっていく可能性があるのではないか。しかし、まだそのことはきっちり決まっておらないのでという答弁がありました。  そして、最後に私も、委員長でありましたが、委員席に移動しまして、原副委員長のもとに質疑をさしていただきました。私は、今回の質疑を聞いておっても、実施設計がまだ完成しておらないのになぜこの工事予算を急ぐのかという質問をさしていただきました。  来年4月には市長選挙があるわけでありますし、議会の意見も大きく分かれておる、こういう状況の中で、私は今この工事予算を出してきたのは一体どういう意図があるのかというようなことを質問さしていただきました。  それに対しては教育長のほうから、22年度の幼稚園の2園化に向けて努力をしておるんだと、また実施設計については、早い段階で答えていきたいという答弁で、答弁としてはそれで完結かと念を押したわけでありますが、完結でありますということでしたので、そのことを基本に委員会としては判断していきたいと、そういうふうな全体的な議論をさしていただいたところであります。  それでは、本特別委員会における各議案の審査の概要を申し上げていきたいと思いますが、ここで私ちょっと都合で退席したいと思いますので、あと原副委員長のほうにこの後の報告をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  〔予算審査特別委員長 小山広明君退場〕 15 ◯議長(堀口武視君) ただいま会議規則第39条のもとに委員長の報告を求めておりましたけども、委員長が報告を退席しましたので、かわって副委員長の報告を求めます。原 憂子議員。 16 ◯平成21年度予算審査特別副委員長(原 憂子君) 委員長が議場に戻られるまで代読のみさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  まず初めに、議案第5号 平成21年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第5号)について御報告申し上げます。  初めに、歳入において、地域活性化・公共投資臨時交付金の性質を説明せよとの問いに、国の平成21年度補正予算による追加公共事業に係る地方負担の軽減を図るもので、地方負担額の9割相当額を臨時交付金として交付されるものであるとのことでした。  次に、安心こども基金事業補助金の内容を示せとの問いに、国の平成20年度第2次補正予算による子育て支援サービスの緊急整備として、新型インフルエンザ感染防止対策関連事業の活用が可能であるため、子どもたちの安心・安全を守るために、幼稚園や保育所へより有効で有能な機種の除菌及び加湿つき空気清浄機の購入を予定しているとのことでした。  次に、基金繰入金について、1,497万1,000円増額補正されているが、その内容について示せとの問いに、内訳として、幼・小・中の耐震化工事に合計27万1,000円、そして新設幼稚園用地の旧済生会泉南病院解体工事費に1,470万円を一般財源として充当するものであるとのことでした。  次に、歳出について、指定管理者事業である体育館の修繕費として浄化槽の改修費85万円が計上されているが、この修繕額は妥当かとの問いに、体育館は昭和54年の建築物であり、現在まで幾度か改修を行ってきたが、今回大阪府から改善指導により、調整ポンプ及びフロートスイッチの取りかえ工事などを行う予定であるとのことでした。  また、火災報知機の改修予定を示せとの問いに、法律に抵触しないよう、早急に平成22年度予算に計上を予定しているとのことでした。  次に、就園奨励費補助金294万6,000円が計上されているが、これは公立と私立のどちらによるものかとの問いに、私立への補助金であるとのことでした。  次に、旧済生会泉南病院の解体工事費5,500万円が計上されているが、議会に対し仕様書の提出もなく、議論に耐えられないと考えるが、新設幼稚園を平成23年度に開園する意思はあるのかとの問いに、全庁的組織において打ち合わせを行っており、仕様書の内容については、既設の建築物の現地調査を行い、内装仕上げ材及び外溝撤去工事などの把握を行ったものである。そして、積算単価については、国土交通省の建築工事の請負基準などにより積算をし、焼却炉の処分方法については、ダイオキシン類対策特別措置法及び廃棄物処理法等の関係法令に基づき、特別管理産業廃棄物として処理するとのことでした。  次に、解体後の土壌調査について、ダイオキシン対策など適正な処理はされるのかとの問いに、既に大阪府において土壌調査を実施しているため、改めて土壌調査を行う予定はないとのことでした。  次に、平成18年に大阪府が行った土壌調査は、土壌汚染対策法及び大阪府の生活環境の保全に関する条例を参考に土壌調査を実施したとあるが、当該調査についてどのように評価するのかとの問いに、土壌汚染対策法、大阪府の生活環境に関する条例を根拠として行われたものであり、3,000平方メートル以上の土地の形質変更に該当するものであるが、有害物質を扱う特定工場などには該当せず、病院が扱う有害物質は限られており、水銀、弗素、硼素等が考えられる。今回の調査では揮発性有機物質及び重金属類、全項目にわたって実施されており、評価できるものであると判断したとのことでした。  また、別角度から土壌調査について専門家に問い合わせたところ、土壌汚染対策法に基づく調査は、土壌汚染のおそれがない、土壌汚染のおそれが少ない、土壌汚染のおそれがある、この3つに分けて調査をするとあるが、平成18年の調査では、土壌汚染のおそれについての分析判断が記載されていないとの指摘があったが、これについてどう考えるかとの問いに、土壌汚染のおそれについては、焼却炉周辺についてダイオキシンがあるのではと危惧したが、5カ所の等量混合調査を行った結果、環境基準に比べると非常に低い濃度であり、汚染のおそれは極力少ないとのことでした。  また、PCBについては、過去にPCBを含んだ変圧器が建物内部に保管されていたが、既に撤去されているとのことだが、PCBが破損等により建物内部に漏えいしていないか、また担当課が目視で調査を行いPCBはなかったとあるが、果たして目視調査で信頼できるのかとの問いに、PCBの管理台帳で確認したところ、PCBを含有した変圧器は大阪府が既に搬出しており、現在はPCBの処分待ちであり、その変圧器のあった箇所には、PCBを含んでいない1994年製の変圧器が設置されている。その設置箇所周辺のコンクリート床を調査したが、粘度の高い油成分であるPCBは、何年か経過しても痕跡がつくが、調査時に全く痕跡は見られなかったとのことでした。  次に、新設幼稚園用地の周辺には変電所があるが、高圧線の影響被害はないかとの問いに、電磁波による健康被害については、世界保健機構などの研究結果を総合的に判断し、その結果は、居住環境レベルの電磁波による健康への有害な影響は認められないとなっており、また、この土地は病院であったことから判断しても、被害があるものなら処理済みであると思慮するが、万全を期し、撤去工事後において、関西電力に電磁波の測定を依頼するとのことでした。  次に、一丘幼稚園の大規模改造図面(案)について、駐車場の規模に対する考え、園児が増加した場合はどうするのか説明せよとの問いに、当該幼稚園は、12クラスで200名が定員であり、3歳児1クラス、4歳児3クラス、5歳児3クラス、預かり保育1クラスを予定しておるため増築は考えていない。駐車場については、通常は幼稚園敷地の10台で対応し、行事などの場合は40台分のスペースのある一丘小学校を使用する。また、職員については、施設内に駐車場は用意していないとのことでした。  次に、耐震補強工事について、工事完了後に窓がないことが判明するなど、設計段階での計画の甘さがうかがえるが、設計書の仕様書を提出するなど議会においての議論が必要ではないかとの問いに、工事の概要が決定次第、提出を予定しているとのことでした。  次に、新設幼稚園及び一丘幼稚園改修工事における財源内訳を示せとの問いに、まず新設幼稚園について、本体工事及び工事管理費に係る4億8,900万円の財源内訳として、国庫補助金が9,592万8,000円、起債が2億9,480万円、一般財源が9,827万2,000円である。  また、一丘幼稚園については、大規模改修に係る1億5,300万円の財源内訳として、安全・安心な学校づくり交付金が4,727万1,000円、公共投資臨時交付金が4,905万6,000円、起債が5,660万円、一般財源が7万3,000円となっているとのことでした。  次に、新設幼稚園及び一丘幼稚園の改修工事における起債の償還計画を示せとの問いに、今回は工事計画の前倒しによる補正予算債の発行を予定しており、これは後日100%交付税措置が可能であり、公的資金による起債では、毎年3,000万円ずつ20年間の償還となるとのことでした。  次に、今回の補正予算では、教育施設の耐震化事業として、小学校に1億2,262万8,000円、中学校に1億8,828万円、幼稚園に1億5,300万円の事業費の増額が計上されているが、これについては、財源について有利な政策展開が可能であるため、今回増額補正を行ったものであると考えるが、その有利な財源の内容について示せとの問いに、今回の小・中の教育施設の耐震化事業については、平成22年実施予定だったものを前倒ししたものであり、できるだけ事業を早く実施したいということもあり、また幼稚園も含めて地域活性化・公共投資臨時交付金として約1億2,100万円の交付が受けられる、また地方債についても約1億2,000万円について全額交付税算入があり、一般財源が少なくて済むということで今回補正予算計上したものであるとのことでした。  次に、新設幼稚園については、本年度当初予算に実施設計予算が計上されているが、この実施設計はいつでき上がるのかとの問いに、新設幼稚園の実施設計の委託期間は平成21年7月14日から平成22年3月15日となっており、平成22年3月15日までかかるとのことでした。  また、その設計の内容は、幼保一元化に対応できる設計になっているかとの問いに、新設幼稚園の設計については、将来一元化に対応できるようなゆとりのある設計になっているとのことでした。
     次に、幼保一元化の場所が未定であれば、新設幼稚園の設計や一丘幼稚園の改修工事について、例えば給食室の配置等による影響が生じると考えるが、どのように考えているのかとの問いに、新設幼稚園は、スクールランチなど配膳室を検討しており、給食室にも耐えられるようスペースの確保を行い、対応する予定であるとのことでした。  次に、広域母子医療センター運営事業負担金の増額が計上されているが、これは少子化による影響と関係があるのかとの問いに、本事業の運営は近隣4市3町で維持しており、赤字負担は人口割1割、分娩数件数割9割となっているため、収入減に伴い分担金はふえるという仕組みであるとのことでした。  次に、土地開発公社経営安定化補助金で700万円の減額補正が計上されているが、この内容について示せとの問いに、これは利子補給金として一般会計に計上しているものであり、当初予算で1億7,020万円計上していたが、金利が下がったことなどにより、補助金の執行が1億6,320万円の見通しとなったため、700万円の減額補正を行うものであるとのことでした。  〔予算審査特別委員長 小山広明君入場〕 17 ◯議長(堀口武視君) 委員長が入ったから委員長にかわってもらいます。 18 ◯平成21年度予算審査特別副委員長(原 憂子君) そしたら、委員長と交代させていただきます。 19 ◯議長(堀口武視君) 小山委員長。 20 ◯平成21年度予算審査特別委員長小山広明君) 原副委員長、御苦労さんでした。ありがとうございました。  次に、公共施設整備基金費を448万5,000円増額補正しているが、その内容について示してくださいということに対して、1つは、狐池財産区公共用地の売却収入の2分の1である138万5,000円を一般会計に繰り入れ、この基金に積み上げたものであります。もう1つは、りんくうタウンにおける公共施設の企業局からの引き継ぎの負担金310万円があり、これを合わせて基金のほうに積み立てて計上したとのことでありました。  次に、退職手当が2億2,600万円増額補正されていますが、これについて退職手当債の発行はどうなっているのかという質問に対して、これはすべて一般財源で賄い、退職手当債の増額補正は今回計上していないとのことでありました。  次に、給与費明細書の中で職員手当が1億4,499万9,000円増額されている。これは、退職手当が2億2,602万円増額されてあるが、期末・勤勉手当の減額があり、職員手当の増額が緩和されているものだと考える。退職者が何名増加したか等、その内容について示してくださいという問いに対して、今回11月30日に行った人事院勧告に基づく条例改定により、期末・勤勉手当の減額補正を計上したものである。また、今回は退職手当の増額補正も行っており、その内容としては、定年前早期退職者8名分約2億512万円、自己都合退職者2名分2,089万6,000円の補正となっているとのことでした。  次に、留守家庭児童会指導員賃金170万円が減額されているが、その内容を示せとの質問に、今年度から任期つき職員の配置体制が変更になり、開始時間が午後1時15分と30分遅くなったが、通常のアルバイトによる対応はせず、任期つき職員の勤務日数を25日間増加することで対応したためであるとのことでありました。  以上で質疑は終結し、本議案に対し和気信子委員ほか2名からは、一丘幼稚園大規模改造工事1億5,300万円に関連する予算及び旧泉南病院施設解体工事5,550万円に関連する予算について削除する旨の修正動議が出されました。  本修正案に対する質疑では、一丘幼稚園の関連予算には、大規模改修工事と耐震化事業にかかわる予算も含まれているが、耐震化事業にも反対なのかとの問いに、本当に必要な耐震化であれば、設計を含め有効でしっかりとした計画をすべきと考えるとのことでした。  以上で修正案について質疑を終結し、修正案、原案について討論を行いました。  まず、修正案に賛成の討論として、真砂委員より、今回の幼稚園関係の補正予算は、建築費などの部分が具体化する第一歩の予算の計上と位置づけられる。長らく議論された幼稚園問題にはさまざまな問題があり、地元からも反対意見がある。平成23年度に9園を2園化することについて、教育委員会の判断は誤っている。教育問題審議会の答申は9園存続であり、また当時の教育委員会の方針は、各中学校区に1園で4園存続となっていた。教育委員会の立場とすれば、厳しい財政事情があるにしても、組織として答申の結果、また教育委員会の方針を堅持するという強い意思表示をするべきである。  そのような中で、公の教育が大切だといいながら、本当に教育委員会が汗をかかずに、児童数が減少しているため幼稚園を減らすということに問題がすりかえられている。また、平成23年度に2園化を実施すると言いながら、設計図書や仕様書が示されておらず、幼保一元化についても実施場所など必要なことが決められていない。  このような状態で、原案どおり補正予算を承認し、事業を実施した場合、後に事態が変わるようなことになると、泉南市民、保護者、子どもが不幸になると考える。ここは時期をおくらしてでも事業を拙速に実施するべきではないと思うので、本修正案に賛成するとの討論がありました。  続いて、原案に対する討論では、松本委員より反対討論として、一丘幼稚園の大規模改造工事関連予算と旧泉南病院解体工事予算は、幼稚園を9園廃止、2園化にする準備であるが、この計画の中止を求める請願書や東幼稚園の存続を求める要望書が提出されるなど、市民は納得しておらず、財政難を理由にしたこの幼稚園再構築計画は、幼児教育を無視しているものである。また、説明会においても不十分であり、教育問題審議会の答申から見ても納得いくものではない。一丘幼稚園大規模改造計画においては、設計図面には駐車場スペースに問題があり、また平成26年度実施予定の幼保一元化の設計図など具体性が示されていないことから、子どもたちを守っていく立場から、公しかできない幼稚園の大切さを考えていくべきである観点から反対するとの討論がありました。  次に、賛成討論として、井原委員より、今回の補正予算の特徴は、泉南市の将来を決する補正予算が教育関係に計上されていることである。地域活性化・公共投資臨時交付金事業を活用した小学校、中学校の体育館・校舎の耐震補強工事の予算が計上されていることは、評価に値する。  また、幼稚園費においても、耐震化事業として一丘幼稚園整備工事予算の計上と、同じく新設幼稚園建設事業で旧済生会泉南病院施設の解体工事費が計上されている。これらの予算は、平成23年度スタート予定の幼稚園再構築での大事な位置づけがなされるものである。  従来、教育問題審議会やサン愛プランと、今、置かれた幼稚園の就学前教育のあり方について検討し、説明会を通じ進められてきた就学前教育の改革が1つの形になってできる予算である。特に、公立幼稚園の就園率の減少が見られる中、小学校入学前の5歳児教育では、公立幼稚園への期待が高まっているのが現状である。これを機に新しい2園では、今までになかった新しい就学前教育の機能の発揮を願うものである。  1つは、3歳児保育の実施、また多様な自然体験や生活体験の実施、さらに預かり保育の実現、また新築、大規模改修の安心・安全な教育環境、そして養護教員の配置、食育を含めた体づくり、またバス通園による安全な通園環境などが実施されることを楽しみにしている。公教育が私学に負けないプライドと責任を持ち、幼稚園運営に当たることを願い賛成するという討論がありました。  次に、賛成討論として北出委員より、今回の補正予算の焦点は、幼稚園問題に集約される。泉南市の公立幼稚園教諭から話を聞くと、公立幼稚園の先行きを懸念していて、何とか2園として公教育を立ち上げたいという意見があった。  また、今の泉南市の行財政改革においては、他市よりも高い水準にある施設の人件費について縮減しなければならない状況にあるため、幼稚園においても2園化は実施しなければならないと考える。また、現在、幼稚園では3歳児保育、預かり保育が実施されていないので、これらについては保護者の要望も多いものであるため、そういったことを取り入れた幼稚園の再編をしていただきたい。  安全については、バス通学が一番安全である。また、地域教育については、泉南市全体で地域教育を求めるべきだと考える。今回、教育関係の事業の前倒しは、地域活性化・公共投資臨時交付金等を活用するためのものである。以上の理由から賛成するとの討論がありました。  以上で修正案及び原案に対する討論を終結し、採決に入りましたが、まず初めに、議案第5号に対する修正案については、採決の結果、賛成は和気、松本、真砂議員、反対は井原、原、梶本、北出議員で、修正案については否決されました。  次に、原案については、採決の結果、同じような状況の中で賛成多数で可決をいたしました。  次に、議案第6号 平成21年度大阪府泉南市狐池財産区会計補正予算(第1号)の審査の概要を報告いたします。  まず初めに、売却した土地の面積と単価を示せとの問いに、404.88平米、約122坪で、金額については277万円であるとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号 平成21年度大阪府泉南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についての審査では、質疑、討論ともなく、採決の結果、全会一致で原案どおり可決されました。  次に、議案第8号 平成21年度大阪府泉南市下水道事業特別会計補正予算(第2号)の審査の概要を報告いたします。  初めに、ポンプ場整備点検委託料の減額理由を示せとの問いに、中部ポンプ場と大里川排水機場の委託による落札減であり、委託業者は株式会社ダイイチで、平成20年度から3年間の長期契約を行っているとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案どおり可決いたしました。  次に、議案第9号 平成21年度大阪府泉南市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についての審査では、質疑、討論もなく、採決の結果、全会一致で原案どおり可決されました。  次に、議案第10号 平成21年度大阪府泉南市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)の審査の概要を報告いたします。  まず初めに、後期高齢者医療保険基盤安定負担金の減額について、その内容を示せとの問いに、本負担金は保険料の軽減分を補てんするもので、10月20日を基準日として金額が確定したことから減額に至ったとのことでした。  次に、当該事業における超勤手当が110万円と大きく減額されているが、特段の事業内容に変更があったのかとの問いには、本医療制度は平成20年度の開始から、経過とともに業務の流れが確定し、減額に至ったとのことでした。  以上で質疑を終結し、討論に入りましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号 平成21年度大阪府泉南市水道事業会計補正予算(第2号)についての審査では、質疑、討論もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決されました。  以上が本特別委員会に付託を受けました議案第5号 平成21年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第5号)から議案第11……(谷 外嗣君「議長」と呼ぶ) 21 ◯議長(堀口武視君) 小山委員長ちょっと待ってください。谷議員、何か。 22 ◯14番(谷 外嗣君) 先ほど委員長報告の中で、賛否の名前を挙げました。その中に5対3という数字も名前も挙げました。その中に私もいたはずなんですが、名前が抜けております。これはどういうことでしょう。 23 ◯議長(堀口武視君) 委員長、その辺。 24 ◯平成21年度予算審査特別委員長小山広明君) 大変申しわけございません。初めに言った修正案の採決の結果の中で、賛成が和気、松本、真砂氏と言いました。それで、反対が井原、北出、梶本、原の4名しか名前を申し上げませんでした。大変申しわけありません。谷議員も修正案には反対をされたということで訂正をさしていただきます。大変申しわけございません。 25 ◯議長(堀口武視君) 委員長、名前を挙げるときは十分注意してください。 26 ◯平成21年度予算審査特別委員長小山広明君) はい。以上が本特別委員会に付託を受けました議案第5号 平成21年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第5号)から議案第11号 平成21年度泉南市水道事業会計補正予算(第2号)までの以上7件につきまして、審査の概要並びに結果でございます。  甚だ簡単ではございますが、私の報告とさせていただきます。ありがとうございました。 27 ◯議長(堀口武視君) 質疑に入る前に小山委員長にちょっと申し上げておきます。今回、会議規則第39条の規定の中では、委員会の報告は委員長ということになっております。やむを得ない場合の事項ということで副委員長の報告を認めましたけれども、今後委員長としてもう少し責任のある形で対応をお願いしたいと、このように思っております。  ただいまの委員長の報告に対し、一括して質疑を行います。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。  以上で委員長の報告に対する質疑を終結いたします。  これより本7件について一括して討論を行います。討論はありませんか。  〔和気信子君「議長、動議」と呼ぶ〕 28 ◯議長(堀口武視君) ただいま和気信子議員ほか4名から、議案第5号については一部を修正するとともに、これを議題とされたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。  議員提出議案第16号 議案第5号に対する修正動議を議題といたします。  修正案を配付さします。  本件に対し、提出者を代表して和気信子議員から提案理由並びに趣旨の説明を求めます。和気信子議員。 29 ◯3番(和気信子君) 日本共産党議員団を代表し、修正案に対する提案理由を述べます。  平成21年度大阪府泉南市一般会計補正予算の一丘幼稚園改修費と旧済生会病院跡地の整備費については、9園を廃止して新たに2園を建設することを前提にした予算であることを指摘しておきます。  まず、提案理由の第1は、9園廃止の真の理由は借金返済のためです。長年にわたって空港、同和優先の大型公共事業によってつくられ、またその後、信達樽井線、農業公園、基幹農道などの借金返済のために、幼稚園をつぶして新たな財源を捻出しようとするものです。  2008年度に改定された集中改革プランには、2011年度には一般会計の収支は2億円の実質赤字となるとして、それを改善すると称して、人件費1億8,000万円を2011年までに幼稚園を統合して捻出しようとしています。教育委員会は、園児が将来減るから統合しなければならないと9園廃止の理由を述べていますが、それは財政難を理由に子どもたちを犠牲にする言いわけにすぎません。  第2の理由は、今幼稚園を9園廃止しても財政効果は低いということです。市は、9園廃止の効果額は2018年までの9年間で7億9,000万あると言いますが、集中改革プランでは、2007年度より新たに鳴滝第二小の大規模改修、耐震化5カ年計画、一丘幼稚園改修、新幼稚園新築費で総額11億円以上の借金をし、その借金返済は2014年より毎年6,000万円以上の返済が20年以上続きます。このことは、9園廃止の効果額は借金返済で消えていくことになります。まるでカードローンを返済しながら借金をするというアリ地獄の状況と言っても過言ではありません。  なぜこのようなことが起こるのかは、この13年間、行革と言いながら一方では、信達樽井線で37億円、農業公園で12億円、基幹農道で10億円、合計59億円も借金しているからです。この3つの大型公共事業の借金返済を毎年3億円もしなければならないからです。その財源の捻出のために、とても耐震化の予算まで回っていません。その結果、長年にわたって耐震化や大規模改修が放置されてきました。これが現実ではないでしょうか。  第3の理由は、2010年度の園児募集は、今年度と比較して53名減少しています。とりわけ、9園廃止後の対象園児・4歳児の保護者の皆さんの中に、市の幼稚園計画に不安が広がっているからではないでしょうか。  廃園計画が始まってから2年間、市の説明会では、9園廃止、2園化と一方的な説明を繰り返すばかりか、少人数の教育の難しさを強調しています。そして、市内の2カ所のマンモス幼稚園にバス通園させるなど、私立の幼稚園と何ら変わらない計画です。公的教育として、子どもたちに責任を持った教育はどうなるのか。  また、幼保一元化にしても、保護者のニーズにこたえるための具体的な計画や内容も全く示されていません。就学前教育の全体の将来像が見えてきません。もう一度教育審議会の答申を見直すと同時に、公教育として地域に根差した幼稚園教育が求められます。  第4の理由は、今回出された一丘幼稚園の大規模改修設計図は、30年前の設計図に急遽色分けをして議会に示すなど、全く説明に値するものではありません。保育室、配膳室の配置などを見ても、泉南市のすばらしい幼稚園教育が保障されるものとは思われません。さらに、駐車場増設計画がないなど、一丘団地内の交通安全事情を無視した乱暴な計画です。  また、大規模改修と耐震を一緒にした予算もおかしな話です。鳴滝第二小は、先に耐震化をし、その後大規模改修と別々に予算を組んでいます。なぜ一丘幼稚園はそうしないのか、疑問です。  また、新幼稚園建設予定の済生会病院跡地の整備費で、浄化槽と焼却場跡地については、安全であろうという調査で、市独自の調査をしていません。これで園児の健康を守ることはできるのでしょうか。  それでは、修正案の中身を説明させていただきます。皆さんにお配りしていただいております。ごらんいただきたいと思います。  まず、平成21年度大阪府泉南市一般会計補正予算(第5号)についての修正案であります。  次のとおり修正をさしていただきます。1ページです。第1条第1項中、7億2,387万2,000円を5億1,537万2,000円に、215億6,457万7,000円を213億5,607万7,000円にそれぞれ修正する。  第2条中、第2表地方債補正を別紙のとおり修正する。  次、2ページ目をお開きください。次に、歳入歳出予算補正についての歳入部分であります。  国庫支出金、原案金額4億51万8,000円から9,632万7,000円を減額し、修正後の金額を3億419万1,000円とします。  次に、繰入金、原案金額1,635万6,000円から1,477万3,000円を減額し、修正後の金額を158万3,000円といたします。  次に、市債であります。市債の原案金額は1億5,780万円ですが、9,740万円を減額し、修正後の金額が6,040万円になります。  歳入合計額、原案金額7億2,387万2,000円から2億850万円を減額し、修正後の金額を5億1,537万2,000円とさしていただきます。  次に、3ページ、歳出のところであります。  教育費のところで、原案金額の5億502万8,000円から2億850万円を減額し、修正後の金額を2億9,652万8,000円とします。  歳出合計額は、原案金額7億2,387万2,000円から2億850万円を減額し、修正後の金額を5億1,537万2,000円とさしていただきます。  次に、4ページでありますが、4ページの地方債につきましては、限度額が3億3,540万円となっておりますが、そこから1億5,780万円を減額し、限度額の修正額といたしまして2億3,800万とさしていただきます。  次に、5ページをあけてください。次は歳入部分であります。  国庫支出金の中の地域活性化・公共投資臨時交付金の原案金額は1億2,104万6,000円でありますが、そこから4,905万6,000円を減額し、修正後の金額を7,199万円とさせていただきます。  次に、学校教育設備整備費等補助金については、原案金額が2億2,149万1,000円ですが、そこから4,727万1,000円を減額し、修正後の金額を1億7,422万円とさしていただきます。  次に、繰入金であります。公共施設整備基金繰入金を原案金額は1,497万1,000円でありますが、そこから1,477万3,000円を減額し、修正後の金額を19万8,000円とさしていただきます。  次に、市債であります。学校教育施設等整備事業債の原案金額は1億5,780万円であります。減額といたしまして9,740万円とさせていただき、修正後の金額が6,040万円となります。  次に、6ページであります。歳出部分でありますが、教育費の中の委託料につきまして、原案金額は300万円であります。修正金額が管理委託料を300万円減額さしていただき、修正後は0円です。  次に、工事請負費、これは原案金額は一丘幼稚園整備工事費1億5,000万円でありますが、これにつきましても1億5,000万円減額さしていただき、修正後は0円です。  次に、新設幼稚園建設事業についての中の役務費、原案金額は100万円であります。浄化槽清掃料の100万円を減額さしていただき、修正後は0円といたします。  工事請負費の原案金額は5,450万円であります。施設解体工事費の5,450万円を修正減額さしていただきます。修正後の金額は0円となります。  以上であります。これをもって減額修正の提案といたします。どうぞ御賛同をよろしくお願いいたします。 30 ◯議長(堀口武視君) ただいまの提出者の説明に対し、質疑を行います。質疑はありませんか。────森議員。 31 ◯11番(森 裕文君) 1点だけ提出者に確認をさしていただきたいと思います。  この議論はもうかれこれ1年以上になると思いますけれども、十分とは言えませんけれども、機会あるごとに尽くされてきたような気がいたしますので、私もこの際ある一定の方向性をここで決着をつけるといいますか、出すころ合いではないかということは感じております。  そこで、この修正の御趣旨は、2園化の工程をとめるということにあると思うんですけれども、それであるならば、この2園化の工程をここで一たんとめて、その後に何をお考えになっているのか。9園存続ということなのでしょうか、あるいは幼保も含めた再構築ということをお考えなのでしょうか。ただ、この2園化をとめるということはよくわかりますけれども、その後の構想についてはいかがお考えなのか。いろいろ御意見があるようですので、私は確認しているだけのことでございます。 32 ◯議長(堀口武視君) 和気議員。 33 ◯3番(和気信子君) 森議員のほうから質問がありましたので、お答えしたいと思います。  2園化を今回とめるための修正案じゃないかというふうにおっしゃっておられましたが、これはずっと議論をされていく中で、財政論から発展をしていろんな形で幼児教育のあり方を考え、答申もいろいろ受けております。
     その中で、一定もちろん地域からも、9園の地域幼児教育は大事やということでいろんな御意見もあります。まだまだ審議が必要じゃないかなというふうに私は思っています。2園化絶対反対とかそういうことではなく、泉南市全体の幼児教育のあり方の議論がまだ不十分だというふうに思っています。  それと、教育長は教育のことを本当に考えてされるかというふうに思いますが、それが財政論という形から来て、効果額とかという形に来てるということ自身が、この辺は別問題として考えるべきであり、それと答申の中でも4園、1中学校に1つ必要やという形で述べられております。  そういう議論もされてない中、そしてまた幼保一元化という泉南市の幼児教育の大事な部分とか、そういうことも本当に中途半端な形で全体をくくる中では、将来この幼稚園教育はどこに行くのか全然わからない中で、同じ投資をするならば、本当に納得し、必要な投資をして、生きた形の幼児教育に財源をすべきやというふうに思っていますので、これは絶対反対とか、これやというふうに決めたことではなく、これから議論をして、しっかりと将来の泉南市の幼児教育をまだまだ考えるべきやというふうに思っています。  今、早過ぎるというふうに思っています。お金がおりてくるからぱっとするんじゃなくて、しっかりと考えて、これから30年、100年やっぱり大事にしていくようなことを、まだ議論の途中やというふうに思っております。  以上です。 34 ◯議長(堀口武視君) 森議員。 35 ◯11番(森 裕文君) おっしゃるとおり、この議論は財政から始まっておるということは私も承知をしておりますし、それを否定するものでもございません。ただ、今教育委員会が出しております2園化という案は、ある程度具体性を持ったものであります。計画に問題があったり準備に問題があったり、説明不足であったりということは私も十分認めるところでありますけれども、それにしましてももう1年以上こういう議論をしてきて、教育委員会も及び腰ながらある程度習熟しつつある状況にあると思うんです。  それに対して反対される方々の御意見は、それぞれに拝聴に値するものでありますけれども、計画としてまとまったものがないように私は思いますので、この際御提案ですけれども、この2園化に対する具体の案、対抗案というものをお示しになった上で議論をしなければ、この議論はいつまでたってもかみ合わないし、平行線をたどることになりますので、それであるならここで1つの方向性として示すべきであるというふうに私は思います。 36 ◯議長(堀口武視君) 和気議員。 37 ◯3番(和気信子君) ちょっと大きな提案、本当は私が提案したいぐらいなんですけども、でもそういった形で、今回は一丘幼稚園の大規模改修を含めて2園化のための予算ということでありますし、そういった中で、そのおっしゃられる審議会の中でも、4園という基本的なのもありますし、地域の中では、地域に根差した、いい、教育長もすごく褒められていました、地域に残す幼稚園、泉南市の誇る幼稚園、歩いて行ける幼稚園ということを誇りにも思ってるということもありました。  ですから、財政論からいく具体計画の部分と教育論からいく具体的な幼稚園教育のそういう計画とそれぞれ違ってきますから、やはりそういうことも議論した上で計画は出すべきやというふうに思っております。これから議論していくことが大事かなというふうに思っております。  以上です。 38 ◯議長(堀口武視君) ほかにありませんか。────以上で議員提出議案第16号に対する質疑を終結いたします。  これより修正案及び原案について順次討論を行います。  まず初めに、議員提出議案第16号、和気信子議員ほか4名から提出されました修正案について討論を行います。討論はありませんか。────小山議員。 39 ◯10番(小山広明君) 今、和気議員のほうから丁寧な提案の説明もなされまして、また森議員からの質疑の中でも、よりその中身が深まったのではないかと思います。  しかし、これは本来的には、今は実施設計を発注中でありますから、具体的なものはないわけですね。そういう中でなぜ、本来的には来年度出す予定で進められてきたと思います。しかし、国の臨時的な財政措置に乗って前倒しをして出したという性格です。このことを言えば、本来こういう予算は長い計画を立ててやってきたわけですから、当然財源手当を来年度出すのは、我々は無理だと思っておりますけども、行政はきちっとあるはずですね。  だから、これは委員会の議論でありましたように、この財源は臨時的なものでありますし、かなり市が主体的に使えるということで、それを財政難でなかなか整備ができなかったことに優先をして、使って上程するべきものでしょう。これは象徴的なのは、お金がないという問題で泉南中学校のトイレは、本当にもうトイレとは言えない、ああいう中で子どもたちを学ばしておることは、これはもうだれかれ言わずに大きな責任でしょう、議会も行政も。そういうことにこそ緊急なこの財源を使うことにだれも反対しないはずであります。  振り返れば、この問題は、新設幼稚園はある宗教団体に寄附をしてもらうんだと。それから、また旧の8つのなくなる幼稚園については売却をするんだと。そういう大きな意味では財源の裏づけの中で進められてきたものが、ともにこれは全部なくなったわけですね。だから、来年出そうとしてもその財源の裏づけがないわけですから、やはりこういう段階に出してくる。しかも、この問題は恐らくこれからの採決を考えても、もう議会は真っ二つでしょう。賛成する人の中にも心苦しい人が絶対おると思いますね。  そういう状況の中で、これだけ大事なものを、しかも来年は市長選挙が予定されとるんですね、これは避けられないわけですから。この選挙を通して市民の意思を問うというのは当たり前のことであって、もしここで議会が決めてしまえば、たとえわずかな差でも通れば行政は進めるでしょう。  しかし、市長選挙において結果が違ったらどうなるんですか、これ。混乱以外の何物でもないですね。しかも、行政は決めたと言うておるにもかかわらず、東幼稚園や樽井からは膨大な反対署名が上がっとるわけですね。  こんなものを議会の権限だけで進めるというようなことはできないでしょう。これは賛成、反対抜きに、やはり市長選という絶好の市民の信を問う機会を待って、我々はそのことを踏まえて議会として判断すべきではないかと思います。  私は、その1点でも、今回こういう市長選の直前にこの上程を出してきた市長の政治感覚というのは、私はわかりません。しかも、これは補正でしょう。本予算で出すというもともとの計画まで前倒しという表現で出してくると。これは本当に私は、議会の中にそういう対抗状況を無理やりつくり出しとると、私はそう思います。  そういう点で、賛成をしようとしとる人には大変申しわけないですけども、賛成しても反対しても私はこの問題は採決を避けるべきだと、そのように思います。そして、私たちは、来る市長選挙にきちっと議員も襟を正して、その結果を受けて、議会議員として態度を決定して、本当に市民のために、本当に幼児教育はどうあるべきかということを冷静に議論すべきだと思います。  もともと2園でやりたいと言った市長が、予算が否決されるようになったときに幼保一元化なんていう、そういうものを出してきたことから混乱が起きとるわけですけどね。そのことで市の基本姿勢は崩れとるんですよ、もう。しかも、今まだ2園化にこだわっている。この議会の意思を無視した向井市政のあり方がすべて今日の混乱状態を起こしておるということで、この際、市長よりも権限のある議会がきちっと決着をつけないと私は大変なことになると思います。  森さんも決着をつけないかんということを言われたわけですから、やはり決着をつけるためにはこの問題は先送りをして、静かに市長選を待つということの御判断をぜひ各議員の皆さんにはよろしくお願いしたいと思います。私たちも子どものことを考えるのはみんな同じですから、やっぱりこういうことで争いたくはないと思いますので、よろしくお願いします。 40 ◯議長(堀口武視君) 小山議員、それは修正案に賛成討論や。さっき反対と言うた。 41 ◯10番(小山広明君) あ、そうですか。いつも反対しとるんで、賛成と言いにくかったんですが、訂正して、これは修正案に賛成の立場で討論さしていただきましたので、よろしくお願いします。 42 ◯議長(堀口武視君) ほかにありませんか。────以上で議員提出議案第16号に対する討論を終結いたします。  これより議員提出議案第16号及び原案について順次採決いたします。  まず初めに、議員提出議案第16号、和気信子議員ほか4名から提出されました修正案について起立により採決いたします。  お諮りいたします。本修正案に賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 43 ◯議長(堀口武視君) 起立少数であります。よって議員提出議案第16号の修正案は、否決されました。  修正案否決でありますので、これより原案について採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  お諮りいたします。本件につきましては、委員長の報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 44 ◯議長(堀口武視君) 起立多数であります。よって議案第5号は、原案のとおり可決されました。  次に、ただいま採決いたしました議案第5号を除くその他の議案6件について、これより一括して討論を行います。討論はありませんか。────討論なしと認めます。  本6件に対する討論を終結いたします。  本6件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  お諮りいたします。本6件は、委員長の報告のとおり、いずれも原案可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 45 ◯議長(堀口武視君) 御異議なしと認めます。よって本6件は、いずれも原案のとおり可決されました。  次に、日程第13、議員提出議案第14号 食の安全・安心と食料自給率向上政策を求める意見書を議題といたします。  本件に対し、提出者を代表して大森和夫議員から提案理由並びに趣旨の説明を求めます。大森和夫議員。 46 ◯9番(大森和夫君) 議員提出議案第14号、案文を朗読して提案にかえます。皆さんの御賛同よろしくお願いいたします。     食の安全・安心と食料自給率     向上政策を求める意見書(案)  世界の飢餓人口が10億人を超える食糧危機や 地球温暖化問題の解決は、今や待ったなしの課題 になっている。  しかし、これまでの貿易自由化と食料の輸入依 存政策によって日本の食料自給率はカロリーベー スで41%となり、穀物の国際価格高騰や穀物輸 出国の輸出規制の影響を直接受けている。さらに、 アメリカ産牛肉の輸入条件違反やO-157の感 染が繰り返されたり、必要もない外国産米の輸入 による汚染米事件や中国の餃子問題など輸入食品 によって引き起こされる食の安全を脅かす事件は、 国民の食料の多くを輸入に依存していることの危 うさを示している。  あわせて、食料の多くを外国に依存し、大量の 燃料を使ってCO2をはき出しながら運んでくる ことは、フードマイレージの異常な高さにも表れ ているように地球温暖化対策にとっても有害であ る。  今こそ国内の農林水産業生産を拡大し、食料自 給率を向上させる政策への切り替えが必要である。 今やそれが圧倒的な国民の世論でもある。そのた めにも農林水産物の再生産ができる価格保障・所 得補償制度の確立、貿易自由化交渉はやめ、食糧 主権を尊重した貿易ルールを確立することが必要 である。  私たちは、世界中から食料を買いあさっている 日本が食料自給率を向上させることは、世界の食 料危機や地球温暖化などの解決にも大きく貢献す ることを確信している。  よって、国及び政府に対し、次の措置を講じら れるよう強く要望する。           記 1.食料自給率を向上させるため、国内農林水産  物生産を拡大すること。米をはじめ農林水産物  の生産費をまかなう価格保障・所得補償制度を  実現すること。 2.食の安全・安心のため食料衛生監視員の増員  など検査体制を強化すること。加工品を含め食  品の原料原産地や添加物等の表示を徹底するこ  と。 3.汚染米事件の原因にもなった不要な外国産米  (ミニマムアクセス米)の輸入は止めること。 4.日本農業をつぶす日米FTA・日豪EPA、  WTO交渉などこれ以上の農林水産物貿易自由  化交渉はやめること。 5.産直や地産地消を支援するためなど都市近郊  農業や地域農業を維持・発展させること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書 を提出する。  平成21年12月22日
                    泉南市議会  皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。 47 ◯議長(堀口武視君) ただいまの提出者の説明に対し、これより質疑を行います。  本件については、質疑の通告はありません。質疑はありませんか。────北出議員。 48 ◯18番(北出寧啓君) 簡単に質問さしていただきます。  グローバルなレベルで見れば、日本は輸出立国としてしかやっていけないという、資源がないというのが基本で、その結果、自動車メーカー等大規模な輸出ということで、それが為替レートに反映するわけですね。大幅な黒字というのが円高・ドル安ということで緩和さしていくという流れがあって、その結果、農産物の高騰というのが起こってくるというのが基本的な枠組みなんですね。  これは、日本が輸出立国としてやっていく上で、不可避的な症状であります。この点をどんなふうに考えられているのか、日本の将来ですね。そこと関連してきますので、もちろん食料自給率を高めることは、今後の世界食糧危機ということで待ったなしだとは私も考えておりますが、日本の輸出立国としてのメカニズムはそうさせられないという現状の中で、どういう政策を持たれてるのか。  それから、この構造不況の中で、安いもの、安いものへ消費者は走っているわけですよね。この中で価格保障・所得補償制度の財源をどのよう担保するのか、具体的な枠組みをちょっと説明していただきたい。  日米FTAとかそういった問題はいろいろ議論になって、農業危機を加速させることではありますけれども、それが前述さしてもらったように、輸出立国という日本の構造から規定されることであって、その問題との相関性の中でこの問題は協議していかなきゃならないと。そのことについてどうお考えになってるのか。よろしくお願いいたします。 49 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 50 ◯9番(大森和夫君) 北出議員もおっしゃったように、この食料自給率、飢餓の問題というのは世界的な問題なんですよね。あなた自身がおっしゃったように、待ったなしの問題なんです。これをいかにやっていくかということが今議論されてて、これは世界を初めとする大問題なんですよね。  資源化の問題ですけども、米でいえば減反しなければ十分米はできるんですよ。資源がないとかいう問題じゃないんじゃないですか。未耕作地の問題、未利用地の問題、いかにしてこれを利用していくかです。資源があるなしの問題ではないというふうに思います。  それと、価格保障をどうするか。戸別補償ですね、農家に対するね。これはさきの選挙で民主党さんも、それから共産党も、今選挙の結果を受けて、自民党さんでも農家の戸別をどうやって応援していって、それで継続して跡継ぎができるようにしていくか。それから、本当にこの自給率が低くて困ってる状況を解決しようかということを一生懸命皆考えてるんですよ。それは財源をどうやって持ってくるかということもみんな含めて、各政党はいろんな考えを持ってます。  共産党の意見ばっかり言うことはできませんけども、共産党はそれなりに財源政策を持ってるし、民主党さんも財源政策を持ってます。自民党もそうやって今、きょうも毎日新聞に書いてましたけども、石破さんですか、あの人、テレビにしょっちゅう出てこの問題を発言しててすごい人気やと言うてましたわ。今はこういうことを一番みんな議論して、知恵を出し合ってる問題だというふうに思います。  それと、安いから買うからどうなんだということなんですよね。だからこそ国の保障が必要なんですよね。グローバルとかおっしゃいますけども、日本は輸出大国で仕方がない云々みたいなことをおっしゃるけども、今多くの方がおっしゃってるのは、こういう輸出優先の体質も変えていってやれへんかったらあかんという議論が始まってるとこだというふうに思うんですよ。  もしか北出さんが輸入して日本の自給率が低くて当たり前と、もしか思ってられるんでしたら──私はそうは思いませんけど、もしか思ってられるんでしたら、今議論になってる輸出大国のあり方を見直すと。資源がないからというて国民──日本には農業にも資源がありますし、人間という資源がありますよ。そういう輸出優先の方は人間という資源さえ大事にしてない、そんなことが問題になってますけども。そういうあり方も改めて北出さんには考え直してもらって、輸出優先じゃなくて農業、自給率、こういうのを大事にする、そういう国に変えていく必要があるんじゃないかと思います。  以上です。 51 ◯議長(堀口武視君) 北出議員。 52 ◯18番(北出寧啓君) 私の真意がおわかりいただけないみたいんで……。前回、私が言わしてもらってるのは、構造の中で日本の給与体系を上げることなんだろうというふうに以前言わしていただいたんですけれども、要するにイタリアとかスウェーデンとか、結局輸出が過度に超過してない国というのは、当然為替レートがそんなに変動しないから、農業生産物もそれなりの適正な価格で売買されるわけですね。  だから、その辺の問題は内需に転嫁しなけりゃならない。旧来、90年代はそれが土木建築にばっかり行ったんで、それを教育や福祉へ転換させて内需を拡大して、そういう方向の中で日本人全体の総所得を高めるという形にしなければいけない。  輸出立国で輸出が過度になって、為替レートで減額されて、さらに利益の大半がアメリカの国債購入とかに持っていかれて、二重、三重に日本の貧困というのは生じている。当然、転換させなきゃいけない。だから、その転換させる枠組みを提示してもらった上で、こういう形を示していただかなければ、大きな枠組みの政策の中での提示を求めているというわけであります。  この間も日米軍事同盟の話がありましたけれども、日本がそこで補完されているということでなかなか言えないという外交上の問題、これを議論するのはどうかというのは、非常に深刻な、日本はアンビバレンツな状況に常に置かれているんで、軍事でも経済でも。どう選択するかというのは、白か黒かの話じゃないんですね。その矛盾の中で、何がより現在的に妥当なのか、適正なのかということを検討していかなきゃならないということであります。  そういう点で、客観的に具体的に全体の枠を示しながら、個々の政策を提示していただきたいといったのが私の真意でございます。お間違えにならないようにお願いいたします。  経済的な輸出立国を転換させる意味で、そしたら例えばどうしたらいいか。農業従事者と通常の会社、企業への従事者との割合とかいろいろ含めて難しい問題があります。それを整理して提起していただきたいということでございます。 53 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 54 ◯9番(大森和夫君) 私たちは政治家であって、今こういう国民の中で、市民の中で安心して日本の食べ物が食べれないという状況があるんですよ。輸出品にしても、中国のギョーザの事件とか、汚染米が入ってきたり、それから米の問題とか、牛肉でもああいう危険部位が入ってきて大きな問題になってるんですよ。こういう問題をどう解決するかというのが政治家の仕事であって、我々が考えることだというふうに思います。  どうしたらええんかということを述べろというふうに言いますけども、それは言うたように、共産党の考えもあるし、民主党の考えもある、自民党の考えもあるわけですよ。それを1つ1つ、僕ら共産党の考えをこの場で皆さんに押しつける気持ちはありませんので、そういうことは言いませんけども、各政党それなりにみんなそういう問題について、輸出立国で、それが理由になって海外から安心できる食べ物がない、この状況をどうやって変えるか。そのために輸出立国の今のあり方、経済のあり方をどうするかということをみんなが知恵を出して総選挙で訴えて票も得たりして、それを実現するために努力していってるんですよ。そういう時代に輸出立国を変えるようなそういう枠組みを示さん限り納得でけへんというのは、僕はそれは間違いと思いますわ。  今、大事なことは、ここの表題にあるように、輸出立国をどうするかというふうなことを議論してるんじゃないんですよ。食の安全・安心をどうするか、自給率向上をどうするか、まずそれについて皆さんの、変えていきましょうと、そういう声を国に伝えましょうと。もしかそういう輸出立国を変えるということが障害になって、それが共産党や自民党や民主党の意見がばらばらでまとめられへんねやったら、早くまとめてくれと、できることからしていってくれというふうなことも含めて、国に早くしてくださいということを訴えていくんですよ。  そやなかったら日本の農業も日本の大地もだめになりますよと、そういう趣旨のことなので、輸出立国をどうするかとか、レートをどうするのとか、それが何とかわからんかったら、そういう嫌がらせみたいな質問して、それに答えへんかったら次前へ進まへんというようなことは、ちょっと趣旨に反してるといつも思うんですよ。もうちょっと真摯にこの問題に──この問題はあなたがおっしゃったように世界的な問題でしょう。各政党がマニフェストで挙げてる問題ですよ。 55 ◯議長(堀口武視君) 以上で本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論を行います。  本件については、討論の通告はありません。討論はありませんか。────討論なしと認めます。  以上で本件に対する討論を終結いたします。  これより議員提出議案第14号を採決いたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」「異議あり」の声あり〕 56 ◯議長(堀口武視君) ただいまの議長の宣告に対し、御異議がありますので、本件については起立により採決いたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 57 ◯議長(堀口武視君) 起立少数であります。よって議員提出議案第14号は、否決されました。  次に、日程第14、議員提出議案第15号 ヒブワクチンの早期定期予防接種化を求める意見書を議題といたします。  本件に対し、提出者を代表して和気信子議員から提案理由並びに趣旨の説明を求めます。和気信子議員。 58 ◯3番(和気信子君) 議員提出議案第15号、ヒブワクチンの早期定期予防接種化を求める意見書について、案文を読み上げて提案とさせていただきます。     ヒブワクチンの早期定期予防     接種化を求める意見書(案)  ヒブ(Hib=ヘモフィルスインフルエンザ菌 b型)は乳幼児の細菌性髄膜炎の原因になる細菌 である。  細菌性髄膜炎は、非常に予後の悪い疾患であり、 迅速な治療にもかかわらず、約5%が死亡し、約 15%~20%に水頭症、難聴、脳性まひ、精神 遅滞等の後遺症が残ってしまう恐ろしい病気であ る。日本では小児細菌性髄膜炎の約6割はヒブが 原因で起こっており、その患者数は、日本外来小 児学会によると、5歳未満の子どもで全国に少な くても年間600人以上に上る。  また、細菌性髄膜炎は発症後の治療には限界が あり、罹患前の予防が非常に有効である。近年で は、抗菌薬に対するヒブの耐性化が急速に進んで おり、ヒブ感染症がさらに難治化する傾向にある。 また、ヒブは飛沫感染により伝播することから、 早期保育など乳幼児における集団生活の増加によ り、子どもたちがヒブ感染症に遭遇する危険性も 高まっている。  ヒブは、ワクチン接種により効果的に予防する 事が可能であり、アメリカではいち早く1990 年にヒブワクチンを導入し、インフルエンザ菌に よる感染症は99%減少している。WHOは、1 998年にその有効性と安全性を評価し、全ての 国に対して、ヒブワクチンの定期接種を勧告し、 現在はすでに110カ国以上で接種されている。  わが国においては、ヒブワクチンが2007年 1月に承認されたが、任意接種のため患者の費用 が最大4回の接種で約3万円と負担が大きく、ワ クチンの導入には未だ高い壁がある。ヒブワクチ ンは国内の細菌性髄膜炎の多くを防ぐことができ るとともに、医療費の削減に貢献する度合いが極 めて高いことから、細菌性髄膜炎の予防に関する 早期定期予防接種化が急がれる。  よって、国及び政府に対し、速やかにヒブによ る細菌性髄膜炎を予防接種法による定期接種対象 疾患(一類疾病)に位置づけることを強く要望す る。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書 を提出する。  平成21年12月22日                 泉南市議会  御賛同よろしくお願いいたします。 59 ◯議長(堀口武視君) ただいまの提出者の説明に対し、これより質疑を行います。  本件については、質疑の通告はありません。質疑はありませんか。────質疑なしと認めます。  以上で本件に対する質疑を終結いたします。  これより討論を行います。  本件については、討論の通告はありません。討論はありませんか。────討論なしと認めます。  以上で本件に対する討論を終結いたします。  これより議員提出議案第15号を採決いたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 60 ◯議長(堀口武視君) 御異議なしと認めます。よって議員提出議案第15号は、原案のとおり可決されました。  ただいま可決されました意見書については、送付先等、その取り扱いは議長に御一任願います。  次に、日程第15、閉会中の継続調査を議題といたします。
     各常任委員長、議会運営委員長及び各特別委員長から、各所管事務の調査のため、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申し出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり、所管事務の調査について閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 61 ◯議長(堀口武視君) 御異議なしと認めます。よって各委員長からの申し出のとおり、所管事務の調査について閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。  以上で本日の日程は全部終了し、本定例会に提出されました案件はすべて審議が終了いたしました。連日にわたり慎重なる御審議を賜りましてまことにありがとうございます。  議員及び理事者各位におかれましては、健康に留意され、御家族ともども幸多き新年を迎えられますようお祈り申し上げます。  これをもちまして平成21年第4回泉南市議会定例会を閉会いたします。どうもお疲れさまでございました。      午前11時58分 閉会                   (了) 署 名 議 員  大阪府泉南市議会議長   堀 口 武 視  大阪府泉南市議会議員   大 森 和 夫  大阪府泉南市議会議員   小 山 広 明 © Sennan City, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...